約 1,001,257 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/9270.html
前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 幕間その六「父と師匠」 二面凶悪怪獣アシュラン 登場 「ピッギャ――ゴオオオウ!」 「イヤァーッ!」 M78ワールドのある惑星の衛星上で、宇宙怪獣に真紅の戦士が立ち向かっていた。 怪獣は鬼のような形相の人型怪獣であるが、肉体の両面にそれぞれ赤い顔と青い顔を持った、 表裏の概念がない非常に特異な体型をしている。その名は凶悪宇宙怪獣アシュラン。高い力と頭脳を 兼ね備えた恐るべき大怪獣である。 そして真紅の戦士は、獅子座L77星の王子であった宇宙空手の達人、猛き戦士のウルトラマンレオだ! レオはここの惑星で、暴力に物を言わせて好き放題に星の住民たちを苦しめていたアシュランを発見し、 衛星に追い詰めて一対一の勝負をしているところなのであった。 「デイッ! イヤァッ!」 レオの十八番、宇宙空手の手刀や蹴りがうなりを上げてアシュランに決まっていく。だがアシュランは 前後を頻繁に入れ替えることで受けるダメージを分散するので、なかなか倒れない。 「ピッギャ――ゴオオオウ!」 そして隙を見て両目からの怪光線を発射する! 「イヤァッ!」 レオはバク転で怪光線を回避するが、アシュランは続けざまに口から火炎放射を繰り出して追撃。 レオはアシュランの後方に回り込んでいって火炎から逃れようとするものの、そうするとアシュランの 反対側の顔から火炎が放たれる。 アシュランはただ破壊力のある怪獣ではない。前後の顔が360度をカバーする、全方位に 隙のない堅牢さを誇るのだ。この特性には、さしもの一流の戦士レオも苦戦を強いられる。 「ウゥッ!」 火炎攻撃でダメージを負うレオの様子を、遠くの衛星の大地からウルトラマンメビウスが目撃した。 彼は今回、レオとともにこの周辺の宙域に派遣されてきたのだ。 『レオ兄さん!』 思わず救援に駆けつけようと身を乗り出したメビウスだが、その肩をウルトラセブンが掴んで制止する。 『待て、メビウス。アシュランは狡猾な怪獣だ。ウルトラ戦士が複数になったら、すぐにでも 逃げ出してしまうだろう』 『ですがセブン兄さん、いくらレオ兄さんでも、一人でアシュランには……!』 アシュランは並みのウルトラ戦士の力をもはるかに超える大怪獣だ。事実、かつてレオは 別個体のアシュランと戦ったことがあるが、その時は彼だけでは全く勝ち目がなく、ジャックの 助力を得て初めて倒すことが出来たのだった。 だが狼狽えるメビウスに、セブンは言い聞かす。 『レオを信じて、見ていろ』 その言葉に応えるかのように、追い詰められつつあったレオの動きが変わる。彼の反撃だ! 「デェイッ!」 右腕に赤い輝きを発生させると、光球に変化させて素早く投げつけた! レオの光線技、エネルギー光球だ! 「ピッギャ――ゴオオオウ!」 エネルギー光球は見事アシュランの赤い面の命中。それの引き起こす爆発が、アシュランに 無視できぬ大きな負傷を与えた。 アシュランは青い面を前にして負傷部分を隠すが、その時にレオが走り、跳躍! 「ダァッ!」 アシュランの頭上を跳び越えて赤い面の方に回り込み、鋭い拳の突きをお見舞いした。 「ピッギャ――ゴオオオウ!」 負傷した顔面を殴られ、アシュランも耐えられずに動きが止まる。そこにレオは連続ハイキックを 入れていき、アシュランをきりきり回転させる。 アシュランがグロッキー状態になったところで、レオが再び高く跳んだ! 「イヤァーッ!」 アシュランの真上できりもみ回転し、足が赤熱化するとそのまま急降下! かつてセブンの 課した特訓の元に開発した、きりもみキック! 回転キックは無抵抗のアシュランの脳天に突き刺さった。前後に顔を持つアシュランも 頭上だけはお留守であった。 「ピッギャ――ゴオオオウ!!」 アシュランは両方の口から黄色い血をダラダラと垂れ流し、バッタリと倒れて大爆発。 こうしてまた一つ、宇宙の悪が散って命ある星が守られたのだった。 『レオ兄さーん!』 レオがアシュランを討ち取ると、メビウスとセブンが彼の元へ駆けつける。 『お見事でした、レオ兄さん! あのアシュランを一人でやっつけるなんて!』 『うむ、また一段と腕を上げたな、レオ』 肩を叩いて健闘を称えるセブンに、レオは笑って答える。 『情けないところを見せたら、またあなたにどやされてしまいますからね。昔のあなたは、 それはもう厳しかった』 『ははは、言うようになったじゃないか』 互いが地球を守っていた時代を思い出して朗らかに笑い合うレオとセブン。 と、その時に、セブンが不意に顔を上げた。 『む……』 『どうしました、セブン兄さん?』 メビウスが尋ねると、セブンは宇宙の彼方を見つめたままつぶやいた。 『今、確かにゼロの気配が……ゼロの光の波動が感じられた』 『えッ!?』 驚くメビウス。しかしその声音は、前回ゼロの気配の消失を聞いた時とは異なる、喜びの響きだ。 レオもまた告げる。 『俺も感じました、ゼロの光を。セブン兄さんの言葉の通り、ゼロは再び立ち上がったようですね』 実はこの瞬間が、バルキー星人の前に絶体絶命だった才人が復活したゼロに変身した瞬間であった。 二人の戦士、ゼロの父と師匠はそれを感じ取ったのだった。 メビウスが嬉々としてうなずく。 『ゼロがよみがえった……! これでもう安心ですね!』 『ああ。私はこの時が来るのを信じていた』 と言うセブンを、レオが茶化す。 『そう言う割には、ずっと心配そうだったじゃないですか。どこかそわそわとしていて』 『むッ。レオ、お前こそ弟子の安否が気にかかってたように見えたぞ』 咎めるようなセブンの言葉だが、口調は明るい。こんなことを言い合えるのも、二人が 安心し切ったからであり、また二人の仲の良さがあるからこそだ。 『それはまぁ、ゼロは手塩にかけて鍛え上げた弟子ですからね。気にもなります。全く、あんなに 手を焼かされた奴もいない。修行中は、本当にはねっかえりの強い奴でしたからね』 『そう言うお前にも、私は何度も手を焼かされたものだがな』 『あれ、そうでしたっけ? すいませんが、よく覚えてませんね』 今では偉大なウルトラ戦士のレオも、恩師のセブンの前だとありし日の若々しい青年のような態度だ。 メビウスは何だかそれが新鮮に感じられた。 『それはともかく、ゼロは立派な戦士に育ってくれました。今手合わせをしたら、俺も勝てるかどうか 自信がありません。さすがはあなたの息子だけあります、セブン兄さん』 『ゼロが立派になってくれたのも、お前のお陰だ、レオ。お前に託して正解だった。感謝している』 この星系の恒星の光が差し込む中、向かい合って言葉を交わすセブンとレオ。その様子は、 かつて二人が地球の平和を守ることを誓い合った時の構図によく似ていた。 その様を目の当たりにしたメビウスは、二人の間の固く熱い絆を自身も感じて、感動を覚えていた。 『……しかし、ゼロが復活したからといって安心ばかりしていられない。怪獣の被害はまだ続いてるし、 マイナスエネルギーの原因も未だ不明だ。私たちの戦いは、まだまだこれからと言える』 『はい。師匠として、ゼロには俺も負けていられません』 『僕も頑張ります! ゼロが向こうの宇宙で頑張ってるように、この宇宙の平和をこの手で 守ってみせます!』 セブンの言葉に、レオとメビウスはそれぞれ気概を表明した。セブンはそれに固くうなずく。 『うむ! では私たちの力を必要としてるところへと向かおう! デュワッ!』 三人の戦士が衛星の大地を蹴って宇宙に飛び立ち、またはるかな戦いの旅路へと戻っていったのだった。 前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔
https://w.atwiki.jp/byakumu2/pages/2371.html
セシル=ヴァルガー データ製作:シャアペン 人間 女 25歳 12月4日生、いて座、O型、身長168cm、体重54kg 一人称 私 二人称 お前。名前を特定する場合は呼び捨て R女学園 1-Ⅱ 担任 所属:コングロマリット 主任 家族構成 不明 コングロマリットの主任を勤める女性。 鬼言集やローザ=ヴィアルらがかつて所属していた某国の傭兵部隊に所属していた過去があり、その中でも隊長格の役目を持っていた人物であった。傭兵時代は恐るべき統率力を持ちながらも戦場では踊るように敵を倒していたことから『硝煙の踊り子』と呼ばれ恐れられていたという。 そんな経験を買われて、コングロマリットの主任として迎えられている。 SRC島では普段は教師をしており、担当教科は化学。 性格は真面目。普段の口数は多いほうで、戦闘教官のような口調で話す。 また、傭兵の心得というものを事あるごとに口にする。その心得のほとんどは鬼言集に徹底的に教え込んでいる。 能力者だがあまり能力には頼っておらず、もっぱら自身の鍛えぬいた身体能力で戦うことが多い。傭兵時代は大量の銃やグレネードを携行して突撃するスタイルで戦っていたが、コングロマリットの主任として所属するようになってからは高周波ブレードによる近接戦闘もこなせるように訓練したという。 彼女の能力は身体能力強化という単純なものだが、余程切迫しない限りは使わない。 能力を使用した場合は高周波ブレードでの戦い主体に切り替え、舞うようにブレードでの技を繰り出していく。フェイティアは所持していない。 セシルの方針としては部下には生存を第一に考えるよう教育し、クライアントの裏切りに対しては絶対に許さず、裏切った場合はクライアントの抹殺も選択肢に入れるよう教育している。訓練自体は厳しいものの、集団でのチームワークを重視する教育を主体とする、それなりには尊敬されるタイプの上官であるといえる。 なお、彼女の部隊はチームワーク重視の方針からか、様々な戦闘スタイルの兵士が集まる部隊となっている。 データ セシル=ヴァルガー セシル, 女性, 人間, AAAA, 170 特殊能力 援護攻撃Lv2, 1 切り払いLv4, 1, Lv5, 21, Lv6, 30, Lv7, 41, Lv8, 53 149, 152, 154, 149, 175, 161, 強気 SP, 60, 突撃, 1, 加速, 1, 集中, 13, 熱血, 21, ひらめき, 32, 覚醒, 44 SRCS_CecilValger.bmp, -.mid # 万能タイプのリアル系。最初から援護攻撃を2回できる # かなり強い セシル=ヴァルガー セシル=ヴァルガー, (人間(セシル=ヴァルガー専用)), 1, 2 陸, 4, M, 5500, 150 特殊能力 性別=女性 3700, 180, 700, 95 BABA, SRCS_CecilValgerU.bmp チャフグレネード, 0, 1, 2, +20, 2, -, -, AAAA, +20, 無実P撹L4限機 フラッシュグレネード, 0, 1, 2, +20, 2, -, -, AAAA, +20, 無実P光盲 フリーズグレネード, 800, 1, 2, +20, 2, -, -, AAAA, +10, 無実P冷凍 ベレッタM92, 1000, 1, 2, +5, 15, -, -, AABA, -5, P銃 高周波ブレード, 1200, 1, 1, +5, -, -, -, AAAA, +5, 武(!能力開放) 高周波ブレード(開放), 1300, 1, 1, +5, -, -, -, AAAA, +10, 武(能力開放) レミントンM870, 1300, 1, 3, +10, 6, -, -, AABA, -5, 銃散 ハンドグレネード, 1500, 1, 2, +5, 2, -, -, AABA, +5, 実P爆 パンツァーファウスト, 1700, 2, 2, -10, 1, -, -, AABA, +0, P実爆 ブレードダンス, 2000, 1, 1, +0, -, 60, 120, AAAA, +10, 武(能力開放) === 能力開放, 付加Lv5="能力開放=非表示" 付加Lv5="運動性強化Lv2=非表示" 付加Lv5="攻撃属性=夢" 再行動, 0, -, 30, 120, (!能力開放) # P武器の多さが特徴。武装は豊富だが、射程はそれほどでもない # アビリティで能力者になり、運動性が10上がり、近接戦闘能力が強化される セシル=ヴァルガー(硝煙の踊り子) セシル=ヴァルガー, (人間(セシル=ヴァルガー専用)), 1, 2 陸, 4, M, 5500, 150 特殊能力 性別=女性 戦闘アニメ=セシル=ヴァルガー 3700, 180, 700, 95 BABA, SRCS_CecilValgerU.bmp チャフグレネード, 0, 1, 2, +20, 2, -, -, AAAA, +20, 無実P撹L4限機 フラッシュグレネード, 0, 1, 2, +20, 2, -, -, AAAA, +20, 無実P光盲 フリーズグレネード, 800, 1, 2, +20, 2, -, -, AAAA, +10, 無実P冷凍 ベレッタM92, 1000, 1, 2, +5, 15, -, -, AABA, -5, P銃 レミントンM870, 1300, 1, 3, +10, 6, -, -, AABA, -5, 銃散 ナパームグレネード, 1300, 1, 2, +5, 2, -, -, AA-A, +5, 実P火 AK-47, 1400, 2, 4, +0, 5, -, -, AABA, -5, 銃連L5 ハンドグレネード, 1500, 1, 2, +5, 2, -, -, AABA, +5, 実P爆 S W-M29, 1600, 1, 4, +0, 6, -, -, AABA, -5, 銃 ガンスリングダンス, 2200, 1, 3, +0, 2, -, 120, AABA, +10, 斉(能力開放) === 能力開放, 付加Lv5="能力開放=非表示" 付加Lv5="運動性強化Lv2=非表示" 付加Lv5="攻撃属性=夢" 再行動, 0, -, 30, 120, (!能力開放) # 過去『硝煙の踊り子』と呼ばれていた頃のセシル # 完全なガンナーとなっている # 気力なしで攻撃力1600を使えるのが最大の利点 メッセ セシル=ヴァルガー 回避, その程度か。止まって見えるぞ 回避, 遅すぎる。それでは当たらん 回避, それでは、かわせと言っているようなものだぞ? 回避, 私にそんな手は通用しない 回避, そんな程度で立ち向かうのか。悪いが、お前は私の敵ですらない 回避, それでよく今まで生き残ってこられたものだな 回避, 状況判断が甘い。ついでに反応も遅い ダメージ小, 当てただけで喜ぶなよ? ダメージ小, この程度では、私が出る必要もなかったか? ダメージ小, 軽傷だ。構わず任務を続行する ダメージ小, お前程度の腕の兵士などごまんといたからな。何の脅威もない ダメージ中, 少しはやるようだが、まだ甘い ダメージ中, 無傷では終われないか ダメージ中, 手傷を負うことはある。だが、致命傷は食らわん ダメージ中, これで私を追い詰めたことにはならんぞ? ダメージ大, 不覚だな。もらってはいけない傷を負った ダメージ大, 致命傷を負うとは…… ダメージ大, 私もまだ甘いか ダメージ大, ちっ、撤退を考える必要があるな ダメージ大, まだ死ぬわけにはいかない。私も傭兵だ。死んではならんのだ 破壊, 限界か。離脱する 破壊, これ以上の戦闘続行は不可能、戦線より離脱する 射程外, 戦術の基本は知っているか 射程外, この程度はできて当然、そういうことだろう? 射程外, この手持ちではそうそう遠くの敵までは対処できんな 攻撃, 今でも敵を選べる立場にはない。示された敵と戦うだけだ 攻撃, 今はただ、誰かの力となるだけだ 攻撃, 傭兵はクライアントの裏切りを許してはならない。そのようなことを認めれば、傭兵はなめられ、さらにぞんざいに扱われるだけだ 攻撃, 傭兵に善悪はない。傭兵の前にいるのは、敵とそうでない者の2種類しかない 攻撃, 生き残れない傭兵は傭兵失格だ。誰かのために死ぬ傭兵など傭兵ではないし、ただ戦死するだけの傭兵は弱い傭兵だ 攻撃, クライアントとの契約は絶対だ。クライアントが裏切らない限りは、秘密と命令を守る義務がある 攻撃, 傭兵は味方は選べても敵は選べない。敵にしたくない者がいるなら、それを敵にするクライアントとは契約しないことだ 攻撃, 傭兵を繋ぐものは金銭のみだ。義理人情で動くような傭兵は、傭兵失格だ 攻撃, 傭兵は思想を持ってはならない。思想は特定の敵味方を決めるもの。故に、持ってはならないのだ 攻撃, 傭兵は歯車に非ず。傭兵は燃料に非ず。傭兵はただの補助だ 攻撃, 報酬以上の仕事をしないのが傭兵だ。傭兵は慈善事業ではない 攻撃, 傭兵は敵のことを詳しく知る必要はない。敵を知ったところでどうにもならんし、知って情が移ると倒せなくなるからだ 攻撃, 傭兵の敵はクライアントが示す敵と裏切ったクライアントだけだ。それ以外は敵にしてはならない 攻撃, 傭兵同士が敵味方になることはよくあることだ。だから、敵は顔を見ないで倒せ 攻撃(対鬼言集), お前か、集。だが、私も敵を選べる立場ではないからな 攻撃(対鬼言集), 敢えて詮索はしない。お前がどう生きようが、咎めるつもりはない 攻撃(対鬼言集), お前は集じゃない。敵だ 攻撃(対ローザ=ヴィアル), お前か、ローザ。だが、私も敵を選べる立場ではないからな 攻撃(対ローザ=ヴィアル), 敢えて詮索はしない。お前がどう生きようが、咎めるつもりはない 攻撃(対ローザ=ヴィアル), お前はローザじゃない。敵だ 攻撃(対カイン=サヴィアル), まだ生きていたのか、カイン。今度こそ裏切りの代償を払わせなければな 攻撃(対カイン=サヴィアル), カイン、お前が所属している組織など関係ない。お前は、私を裏切ったから敵にするだけのことだ 攻撃(対カイン=サヴィアル), カイン、お前を唯一の例外にするわけにはいかない。裏切ったクライアントは抹殺する。時効はない 攻撃(対殺戮之道胡蝶), お前には戦場も日常生活の場も似合わん。虐殺しか知らん狂人など、どこにいても使い物にならん 攻撃(対殺戮之道胡蝶), お前の考えはテロリストにも劣る。何の信念もない武力行使など、ただの虐殺に過ぎん 攻撃(対殺戮之道胡蝶), 命のやり取りをしているのはお前だけではないということだ。私であれ、戦場で命のやり取りをしていたのだ 攻撃(対エウヘニオ=セラトロ), 傭兵時代にお前達とは何度と事を構えたことがある。勝手の知らん敵ではない 攻撃(対エウヘニオ=セラトロ), 根っからのテロリストのようだな。故に、私としても組みやすい相手だ 攻撃(対エウヘニオ=セラトロ), お前程度を殺したところでファナティカに打撃がないことは百も承知だ。私が無策でいると思ったのか? 攻撃(対コルネリオ=セラトロ), 傭兵時代にお前達とは何度と事を構えたことがある。勝手の知らん敵ではない 攻撃(対コルネリオ=セラトロ), テロ組織など総じて長生きしないものだ。沈むと分かっている泥船にしがみついて、何を求める? 攻撃(対コルネリオ=セラトロ), 今回はお前達を壊滅させるという依頼だ。いつぞや、あるテロ組織を壊滅させたように、再起不能にしてやる 攻撃(対朧月星宿), お前のことは傭兵として尊敬していた。こうして相対することになろうとはな 攻撃(対朧月星宿), これでも『硝煙の踊り子』と呼ばれたことのある身だ。簡単にはやられん 攻撃(対朧月星宿), 能力者は兵士にはなれても兵器にはなれない。ただ殺戮のみを求める兵器では意味がない。自我のある兵士でなければならない 攻撃(対戸次繁), お前のような勝手ばかりを嬉々として行う人間は傭兵には向かん。テロリストが関の山だ 攻撃(対戸次繁), 正直お前のような奴を部下にしなくてよかったと思っている。戦場は、一人の勝手が部隊を全滅させることがあるからな 攻撃(対戸次繁), お前ごときに食われてはやれないな。お前には、兵士としての基本を叩き込む必要がある 攻撃(対テオバルト=ジーン), その目の良さが命取りだ。見えれば見えるほど、見えるものしか追わなくなる 攻撃(対テオバルト=ジーン), スナイパーは姿を見られた時点で死んだようなもの。私の間合いに入った時点で、終わりということだ 攻撃(対貶姫), 悪いが斬られてやる道理はない。撃たれてもらう 攻撃(対貶姫), そんな詰めの甘さでは戦場では生き残れん。敵は確実に殺し、戦意は確実に奪う。それができて当然だ 攻撃(対貶姫), 隠れていようが位置は予測できる。ステルス迷彩を使う兵士と戦った経験があるのでな ブレードダンス, さぁ、私と一緒に踊ろう ブレードダンス, この踊りを最後まで見た時、お前は私に切り刻まれている ブレードダンス, かつて『硝煙の踊り子』と呼ばれた私の踊り、ブレードに変えても劣らぬことを証明してやる ブレードダンス, 優雅に、そして華麗に舞おう。代金は、お前の命だ ガンスリングダンス, さぁ、私と一緒に踊ろう ガンスリングダンス, この踊りを最後まで見た時、お前は蜂の巣にされている ガンスリングダンス, お前に『硝煙の踊り子』と呼ばれる所以を見せてやる ガンスリングダンス, 優雅に、そして華麗に舞おう。代金は、お前の命だ サポートアタック, 私も続こう サポートアタック, 援護する。タイミングは任せろ サポートアタック, 仕留め損なったか。私が仕留める サポートアタック(工藤俊一), 傭兵として振舞え、工藤。とりあえず援護するぞ サポートアタック(工藤俊一), 工藤、援護するぞ サポートアタック(工藤俊一), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(アーロン=ワトソン), 代表、不用意に前に出ないでいただきたいです サポートアタック(アーロン=ワトソン), さすがは代表、見事な手並みです。私も続きます サポートアタック(アーロン=ワトソン), 後詰めは任せていただきたいものですね サポートアタック(アルマンド=ベラルディーノ), スタンドプレイを多用するな、アルマンド サポートアタック(アルマンド=ベラルディーノ), アルマンド、お前の独断専行は見過ごさん。私が支援する サポートアタック(アルマンド=ベラルディーノ), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(ゾイーク=アンブロジウス), 協調を乱すな、ゾイーク老。戦場では協調を乱した人間から死んでいくぞ サポートアタック(ゾイーク=アンブロジウス), ゾイーク老、ここは私を頼ってもらうぞ サポートアタック(ゾイーク=アンブロジウス), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(セリア=グヴェルヴァ), セリア、無理はするな。こいつは私が引き受ける サポートアタック(セリア=グヴェルヴァ), 直接戦闘は私のような人間に任せてもらうぞ、セリア サポートアタック(セリア=グヴェルヴァ), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(パオ=ロン), パオ、傭兵は生き残らなければならない。その手助けならば、私は惜しまない サポートアタック(パオ=ロン), 仕事に私情を挟むな、パオ。私の指示に従え サポートアタック(パオ=ロン), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(文倉耀), 文倉、衛生兵がここまで出張るとはな。まぁいいか、援護する サポートアタック(文倉耀), 文倉、力量を弁えて行動しろ。援護しておくぞ サポートアタック(文倉耀), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(金崎朱音), 金崎、力は手足となるまで使いこなせ。ここは援護しておくぞ サポートアタック(金崎朱音), 手数が一撃の重みを圧倒することもある。金崎、私がそれを見せる サポートアタック(金崎朱音), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(エルダー=ヴァイスヴィント), エルダー、使えるものは自分の手足となるまで使いこなせ。その手助けであれば、いくらでもしてやる サポートアタック(エルダー=ヴァイスヴィント), エルダー、傭兵の心得に従い仕事をこなせ。とりあえず続くぞ サポートアタック(エルダー=ヴァイスヴィント), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(シェナ=エルシア), シェナ、敵の接近を許すな。ここは、私が支える サポートアタック(シェナ=エルシア), シェナ、常に狙撃した後を考えろ。その後の味方のフォローまでな サポートアタック(シェナ=エルシア), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(田桐徹), 田桐、私のいた傭兵部隊であれば、お前も苦労はしなかったのだろうがな。まぁいいか、援護するぞ サポートアタック(田桐徹), 田桐、よくやった。あとは私がお前のペースを引き継ぐ サポートアタック(田桐徹), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(エミリア=モントリヒト), エミリア、傭兵が真っ当でないと思うのはお前の経験の悪さだ。ほら、援護するぞ サポートアタック(エミリア=モントリヒト), エミリア、諜報担当がむやみに前に出るな。援護しておくから下がれ サポートアタック(エミリア=モントリヒト), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(アルバロ=カーノ), アルバロ、お前でなければ成せないこともある、気にするな。後詰めは任せてもらうぞ サポートアタック(アルバロ=カーノ), 私一人が舞台に立つわけではない。お前も必要なのだ、アルバロ サポートアタック(アルバロ=カーノ), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(鈴井二夫), お前の性格は破綻する人間と紙一重の位置にあるからな。それはそれとして、援護しておくぞ サポートアタック(鈴井二夫), たまにはお前の功績を取ってもよいと思うぞ、鈴井。援護するぞ サポートアタック(鈴井二夫), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(鈴井貴子), 鈴井、お前は下がっていてくれ。ここから先は、私が攻撃を仕掛ける サポートアタック(鈴井貴子), 守るものがあるならば、それを守れ。この先は、守るもののない人間がすることだ サポートアタック(鈴井貴子), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(相賀乱雲), 傭兵に感情は不要とは言わん。だが、必要以上の感情は邪魔になる。とりあえず、援護しておくぞ サポートアタック(相賀乱雲), 私が傭兵部隊にいた頃からお前の噂は聞いていた。その通りに正確無比だ。故に、こちらも援護しやすいというものだ サポートアタック(相賀乱雲), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(鬼言集), 集、連携のタイミングはまだ覚えているな? サポートアタック(鬼言集), いいだろう。私がお前に続くぞ、集 サポートアタック(鬼言集), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う サポートアタック(ローザ=ヴィアル), ローザ、まだ一歩遅れている サポートアタック(ローザ=ヴィアル), 昔のようにやるぞ、ローザ サポートアタック(ローザ=ヴィアル), 息を合わせるぞ。敵が崩れている隙を狙う # メッセ内に大量の傭兵の心得をねじ込んでいます
https://w.atwiki.jp/shinatuki/pages/108.html
少女は意識を取り戻した。しかし柔らかく暖かい誰かの手の温もりにまどろみから抜け出せずにいた。だがそれも僅かなもの。 その腕に抱いたはずの小さな温もりがないのだ。気だるく動かすのも億劫な体を何とか起こし、それを探そうと試みた。そんな彼女を側に座っていた誰かが優しく嗜める。 毛布に包まれてスヤスヤと寝息を立てて眠る子狐を優しく少女に抱かせる。彼女は見た。目にも鮮やかな紅い髪の女性を。そして意識は再び闇の中へと消えていった。 「美鈴、レミィが呼んでいるわ。この娘と子狐は私が見ておくから」 軽くノックをしながらパチュリーが部屋の中へ入ってきた。 「あ、はい。わざわざどうしたんです? 珍しいですね、小悪魔にでも任せればいいじゃないですか」 「知らないわよ。何処かへ行ったきりだし……いいから早く咲夜の暴走を止めてきて」 「暴走って、何をしているんですか?」 「オムツ持ってはしゃいでいるの。訳が分からないわ」 「そうなんですか。ところでパチュリー様、哺乳瓶持ってないですか?」 「持っているわけないでしょう……そういえば咲夜がおむつと一緒に持っていたわね」 「それでは鎮圧ついでに哺乳瓶を回収してきます。パチュリー様、後のことよろしくお願いしますね」 「ええ、所で一緒に来た妖精コンビはどうしているの?」 「チルノと大妖精ですか? メイドの妖精たちと遊んでいますよ」 「そう、わかったわ。また串刺しにならないように気をつけてね」 「あははは、善処します」 美鈴はパチュリーに少女と子狐の世話を任せると大きく息を吸い込み、レミリアの部屋へ向かった。 「お嬢様、ハァハァ」 「うーうー」 レミリアの自室では絶賛咲夜が暴走中であった。 「ほーらお嬢様、私の胸の谷間で温めたミルクですよー」 それは真実か否か。それは兎も角、オムツを穿かされたレミリアは、うーうー言いながら必死に咲夜に抵抗していた。ここで哺乳瓶を口にしたらカリスマがどうという問題でなくなる。 「はい、咲夜さん、自重しましょうねぇ~」 「め、めーりんッ! うーうー♪」 レミリアに萌えすぎた咲夜はこっそり部屋に入った美鈴の姿に気付けず、彼女の奇襲を受けることになる。 ドムっという鈍い音と共に崩れ落ちる咲夜。それでも意識を失わないのは、今のレミリアの姿を一秒でも長くその眼に焼き付けたいという愛が強いからだ。 「め、美鈴、やってくれるわね」 涙目になり、うーうー言いながら美鈴にギュッと抱きつくレミリアの姿を心底羨ましそうに眺めながら捨て台詞を吐く瀟洒なはずのメイド。 「レミリアお嬢様も泣かない。換えの下着を持ってきましたからオムツを脱ぎましょうね」 レミリアはコクリと小さく、そして可愛らしく頷くとベッドの上に横になった。 そして咲夜は目にしてしまった。美鈴の神業ともいえるオムツ換えテクニックを! 「は、速いッ!」 それは10秒にも満たない速度、しかもベッドのシーツは一切汚れず、且つ、オムツからドロワーズに換えられるレミリアを一切不快な思いをさせないのだ! 「ぱ、パーフェクトね美鈴……正直負けたわ」 レベルが違いすぎる。咲夜は負けを認めざるを得ない。褒められて満更でもない美鈴は照れながらも答えた。 「いやぁ~久しぶりだったんですけどね。伊達に百年以上もお嬢様のオムツを換えていないですよ」 「そんな謙遜しなくてもって百年ッ!?」 ちょっとしたカミングアウト。これに慌てたのは他でもないレミリアだ。 「美鈴! 何言っているのよ! そ、そんなにオムツしてないじゃない!」 「そうでしたっけ? でもおねしょが直らなくて寝る時だけずっとしていたじゃないですか」 懐かしいなぁと穏やかな顔で過去を懐かしむ美鈴。対照的に顔を真っ赤に染めて大声を立てるレミリア。 そんな彼女達を眺めながら咲夜はふと疑問に思ったことを口にした。 「妹様……フランドールお嬢様はどうだったの?」 「ああ、フランドールお嬢様ね。オムツが取れるのはレミリアお嬢様より早かったけど癇癪とかがすごくて手が物凄くかかったんですよね」 今ではいい思い出ですよと語る美鈴。そんな彼女の手を咲夜はガシっと握り締める。 「貴方とはいいお酒が飲めそうね。今夜お酒を飲みながらじっくりとお話を聞かせてもらえないかしら」 「だ、ダメー! ダメよ美鈴! それ以上口にしたらダメッ! クビよクビッ!」 「チッ」 「そこ舌打ちしないッ! いいから美鈴ッ! クッキー焼いてきなさい! これは命令よッ! さっさと行きなさーい!」 「お嬢様、クッキーでしたら私が焼きますよ」 美鈴にクッキーを作れと命じるレミリアにそれは私の仕事だと告げる咲夜。だが彼女はブンブンと首を横に振る。 「やだー! めーりんのお菓子が食べたいのー!」 「全く、レミリアお嬢様も我侭ですね。でもクッキーかぁ……百年ぶりくらいかな?」 封印すべき過去の話とは言え、昔のことを思い出し、美鈴に菓子を作るように命じたのだ。美鈴も美鈴で、久しぶりと呟きながらもその表情は嬉しそうだ。 それは咲夜にとっては初耳だった。自身が紅魔館に来る以前にある程度美鈴がレミリアの世話をしていたことは予測できていたが、まるで今の自分の様にレミリアの世話をしていたことがあるとは想像にもしていなかった。 「あ、咲夜さん。久しぶりなので作るの手伝って貰えません?」 「え、ええ。それはいいけど……」 「レミリアお嬢様、クッキーが焼き上がるまでいい子で待っていて下さいね?」 「は~い♪」 「ん? 咲夜さんどうかしましたか?」 「……クッキーを作る時でいいからちょっと色々聞かせてもらっていいかしら?」 「別に構いませんよ。さぁ行きましょうか。あ、そうだった。この哺乳瓶を借りますね」 「いいわよ」 「では咲夜さん、先に厨房に行っておいて下さい」 一足先にレミリアの部屋から退いた彼女を見送ったレミリアは嬉しそうに呟いた。 「めーりんのくっきー♪ うーうー♪」 咲夜は美鈴にちょっと嫉妬した。 それにしてもレミリアがカリスマを取り戻すのには今しばらくの時間が必要になりそうだ。 草木も眠る丑三つ時、甘くて香ばしい匂いが紅魔館に漂う。思い思いに仕事をしていた妖精たちは手を止めその香りの元を思い浮かべる。 いつもと違うけどおいしそうな匂い。今日のお菓子はクッキーね。妖精たちは語り合う。懐かしい香りに心を弾ませる。 それは当然少女の寝ている部屋にも薄っすらと忍び込み、彼女のお腹を擽る。くぅ~という可愛らしい音と共に彼女は目を覚ました。 「お腹が空いたわ」 ベッドから体を起こし、その匂いの元を探ってはみるものの食べ物はその部屋には見当たらない。唯一口に含めそうなものはといえば、柔らかそうな布に包れて幸せそうに眠る子狐の横に無造作に置かれた哺乳瓶に残っているミルクだけだ。 「きつねさん、あなたはお腹一杯なのね」 優しく、子狐を抱きかかえると、よろよろと危なげな足取りで部屋を出て行く。 扉を開ければそこには先ほどにも増して香ばしい匂いが漂っている。スンスンと可愛らしく匂いを嗅ぐとフラフラと匂いの元へと歩みだした。 傍から見ればとても危なっかしい。当然その姿をみた美鈴は声をかけずにはいられなかった。 「あ、起きたんだね。それにしても危なっかしいなぁ」 「ふぇ? あ、おはようございます?」 まるで友人にでも話しかけるかのように声をかけてくる美鈴の姿に、少女は返事を返しながらも頭に疑問符を浮かべていた。 「えーと……」 「こんばんは。初めましてでいいのかな? 私は紅美鈴。ここの門番をやっているよ」 「あ、初めまして。私はマエリベリー・ハーン。親しい人はメリーって呼びます」 「そう、じゃぁメリーさん、そんなに気張らなくていいよ。調子はどうだい?」 「そ、そう……なの? あ、あの、ここはどこ? それと……」 「まぁ落ち着いて。その事を踏まえてお嬢様が、貴方にお話がしたいそうです」 「話って?」 メリーが質問を美鈴に投げかけたその時、彼女のお腹がまたしても可愛らしくも大きな音で空腹を訴えたのだ。 「あ、えっと……これは……」 「あはは、お腹が空いたんだね。それで足元が覚束無いんだ。お嬢様の部屋にはお菓子があるからね?」 美鈴はそういうと羞恥心から顔を紅くしているメリーを抱きかかえる。俗にお姫様抱っこと呼ばれる抱え方だ。 「め、美鈴さん!?」 「危なっかしいからこうさせて貰うよ」 目を丸くして驚くメリーにどうってことないと笑いながらレミリアの下へ連れて行く美鈴。メリーが降ろしてと頼むも彼女は笑ってばかりで取り合わなかった。 そんな事をしている間にレミリアの部屋の前へと着いてしまった。当然その扉は閉まっている。扉を開けるには、常識的に考えれば抱えているメリーを降ろさねばらない。 しかし美鈴はそうしなかった。その理由を尋ねたら彼女はきっとこう答えるだろう。『めんどい』と。 つまり彼女はメリーを抱えたまま扉を開けたのだ。その方法は『脚』だ。スリットから伸びる美鈴の美しい脚、それがスッとドアノブに伸び、起用に回す。そしてそのままゆっくりと押し開ける。 「ちょっと美鈴! はしたないでしょ!」 メリーを抱えた美鈴に浴びせられたのは咲夜の咎める声。それを彼女は笑って誤魔化す。 一方の椅子に腰掛け思慮深げにしているポーズを取っていたレミリアはそんな美鈴の姿を見ると目を見開いて大きな声で怒鳴るのだ。 「あー!? 何抱っこしているの! いいなー、その子ばっかりずるいッ!」 「お嬢様?」 「うー? コホンッ。美鈴、その子をそこに座らせなさいな」 レミリア=(イコール)カリスマ。まるで何も無かったかのように振舞う。 「ようこそ、紅魔館へ」 「紅魔館?」 「そう、この館の名前よ。聞き覚えはないかしら? まぁその辺りも含めてお茶でも飲みながら話をするさね」 レミリアが咲夜の名を呼ぶといつの間にかメリーと彼女の目の前に紅茶の入ったカップが置かれていたのだ。ちなみに『咲夜さん、私のは?』という美鈴の声は無視された。 それだけではない。テーブルの上には花の生けられた花瓶しか置いていないのにそれがクッキーの盛られた皿に変わっていたのだ。 「こ、これって……」 「ちょっとした座興ね。あの時と全て同じでは詰まらないでしょう?」 「あの時?」 「そう、そこからね。一つ聞くわ。メリーにとって私は初めましてかしら? それとも久しぶり?」 「何を言っているの? それに私の名前をどうして……」 「私はその狐は知らない。貴方も咲夜を知らない。だけど私は貴方を知っている。それで、貴方は私を知っているの?」 もはやそこには先ほどの幼さなど微塵もなかった。全てを見通すかのようなその目には見るものに威圧感を覚えさせるレミリアの姿があった。 彼女の問いにメリーはすぐに返答でない。 「答えられない?」 「ご、ごめんなさい」 その口調は問い詰めるでもなく、怒るわけでもない。何かその様子を楽しんでいるように感じられる。 「いいのよ。だって怪我をしているんだもの。具合はどうかしら?」 レミリアに言われようやく頭に包帯が巻かれていることに気付いた。思わず手を頭にやる。もはや痛みなど感じない。 「ふーん。その様子だと包帯を外してもよさそうね」 「あーお嬢様?」 「美鈴、どうしたの?」 「傷跡が完全に無くなるまではそのままに、メリーさんも傷にあんまり触らないでね」 「そうなの? そんなことより紅茶はどう? まともに淹れた咲夜の紅茶は美味しいんだから」 砂糖を混ぜ、グルグルと紅茶をかき回す。レミリアもメリーの様子を見ながら自らの紅茶に砂糖を落とした。 「ほら、クッキーも食べなさいよ」 レミリアに促され紅茶を口に含む。そしてクッキーを齧る。 「どう? 美味しいでしょう」 「そうね。レミリアさんは食べないの?」 レミリアの名前は彼女の口から自然とこぼれた。それを見届けるとレミリアは不敵に笑う。 「貴方は私の名前を知っている……そしてこの館も」 「え、ええ」 「改めて言うわ。久しぶりね、メリー」 「そ、そうね」 何かを思い出したのか、ソワソワと落ち着きがない。 「わ、私は」 「落ち着きなさいな。慌てても何も答えは出ないわ」 レミリアは紅茶を啜りながら静かに諭す。 「何年ぶりかしらね?」 「あ、その……」 「私達にとっては数百年振りであり一月振りでもある。理解できて?」 その問いには首を横に振らざるを得ない。レミリアはそんな彼女の様子に落胆するでも咎めるでもなく、まるで理解できなくて当然とでも言うような口調で尚も話を続ける。 「この美鈴の焼いたクッキー……貴方はここで食べるのは二度目であり初めてでもある」 「言っていることが分からないわ」 「そうよね。では話を変えましょう。貴方は誰なの?」 「私はマエリベリー・ハーン。貴方と会うのは二度目のはずよ」 「ふーん……そうなんだ。私はレミリア・スカーレットよ」 レミリアは一体何を言わんとしているのか。その真意はメリーだけではなく、その場にいる咲夜や美鈴にさえも分からない。全てを見通すのはレミリア、彼女ただ一人。 「所でそれは何?」 レミリアの指差すもの。それは彼女の腕に抱かれた子狐だ。 口を開いて何か言葉を発しようと試みるも上手くいかない。メリーはその子狐が愛すべき、守るべき大切な『家族』であると心で感じていた。なのにその子狐がなぜ家族なのか、守らねばならないのか頭では理解できない。 「答えられないの?」 それは恥ずべきことに覚えた。大切な存在なのにその名も知らないことが非常に辛く、悲しくなってきた。レミリアの問いに、彼女は俯いて黙りこくってしまう。 「知っているよ。その子狐」 メリーは驚いて顔を上げ、レミリアの顔を見詰める。しかしレミリアは彼女が言葉を発するよりも先に言葉を紡ぎ、それを遮る。 「でも教えて上げない」 「どうして!?」 声を少し荒げて問うもレミリアは一切動じない。 「貴方は知らないのでしょう? だったら知るべきではないの。だってその子は貴方とは出会わない。貴方は未来であり過去である」 レミリアはクスクスとからかうかのように笑い、尚も言葉を紡いだ。 「ここでメリーに問題です。貴方がここに来た原因は何でしょうか? さぁ答えなさい」 「え? あの時のように夢……夢を見ているのかしら?」 「ぶぶー、残念。当たりではずれよ」 「当たりではずれって……答えは何なの?」 「それはね……うん、紅茶のお代わりはどう?」 「いらないわ。それよりも答えを教えて」 「ねーねー美鈴、今度は貴方がお茶を淹れて!」 「畏まりました」 美鈴は恭しくお辞儀をするとその部屋から出て行った。メイド服さえ着ればメイドそのものと言っても過言ではない、慣れた仕草であった。 レミリアはそんな彼女の様子を見届けると話を続ける。 「夢は過去や願望を映すもの、貴方は始めて幻想郷に来た時に、懐かしさを覚えていて?」 「いいえ、とっても新鮮だったわ。正直言って、こんな世界がこの世に存在するとは夢にも思わなかったわ。あ、でも夢で見たのよね」 「そう、この幻想郷はこの世界に確かに存在する」 「では私は神隠しにあったとでも言うの?」 「神隠し! 貴方がそれを言うの!? ククッ、あははっ!」 面白いと言葉に出す代わりに腹を抱えて笑い転げる。だがメリーはそんな彼女の様子に頬をプゥッと膨らませて不平を言う。 「もう、急に笑っちゃって……私、何か面白いことを言ったの?」 「だって、主犯が、ぷぷッ、か、神隠し、あはっ」 「お嬢様、そんなに笑ってどうなされたんです? 紅茶が入りましたよ」 部屋に戻った美鈴が紅茶を新たに注ぐ。それを口に含み、ようやく笑いが収まったようだ。美鈴はメリーに一声掛けると彼女のカップにも新たに紅茶を注いだ。 「あー面白かった。えーと何処まで話をしたっけ?」 「幻想郷はこの世に確かに存在する、と言う所までお話になられました」 レミリアの傍らに立つ咲夜が彼女に小さく耳打ちをする。 「あーそうだった。幻想郷は確かに存在する。うん、あの時の貴方は夢を見ていた。過去のね」 「過去……?」 「厳密に言えばあの時の貴方にとって今も過去、過去の夢。でも今は違う。今の貴方は過去の未来の幻影」 「よく言っている意味が分からないわ。……私の前世はこの幻想郷で暮らしていた人ってことかしら?」 「そうであり、そうでない。あの時ならばそれで大よそ正解だったけれどね」 「今は違うと?」 「そう、今の貴方は現(うつつ)であり幻。そこにいてそこにいない」 「もっと分かりやすく言ってもらえない?」 「理解する必要はないの。いえ、理解してはいけないの。だってそれは幻想郷を滅ぼしてしまう」 「どうして?」 「今はただ黙って聞きなさい。八雲紫。彼女は幻想郷の要、いえそのものよ。幻想郷は八雲紫に始まり八雲紫に終わる。博霊の巫女以上に不可侵的な存在よ。でも今の貴方は知らないわよね」 彼女は一人云々うなり、納得していた。 「蓬莱の薬を服用していなければ、妖怪といえども不老不死とはいかない。果てのない話とはいえ、いつか力は衰える。操る程度が見える程度になったりね」 「ちょっといい? 貴方の話は蓮子と違って抽象的過ぎて分からないわ」 メリーの問いにレミリアはとても良い笑顔を浮かべて答える。 「うん、だってそれが目的だもの」 「真実を語って、真実を理解させないのが目的?」 「御名答、だってこんな曖昧で混沌とした言葉遣いは、あな……いえ、紫の性分よ。私はただ真似て遊んでいるだけ」 「貴方にとって私は遊び相手?」 「メリー、それは違うわ。私は運命を知っているだけ。全ての行き着く先が見えているの」 「それって面白くないわよ。だって犯人が分かっている推理小説を読んでいるようなものでしょう?」 「それは少し違うよワトソン君。読み終わった推理小説を読むのと同じ感覚よ」 「何も知らない登場人物の行動を、全てを知る神の様な視点で眺めるっていうの? 悪趣味じゃないかしら」 「あらそう?」 「知らないことが分かっていくのが楽しいんじゃない」 「それも一理あるわね。咲夜はどう?」 「え? 私ですか? そうですね」 突然話を振られた咲夜は指を唇に当てて少し悩みながら答えた。 「そのような本を読まないからわかりません」 第⑨話 かりすまれみりあ、うー♪ 前へ 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/kakootcg/pages/13.html
始める まず一礼。 互いにサイドボードの枚数を宣言し相手に確認してもらう。直接確認してもらってもいいし、相手の目の前で数えてもよい。(※1) 自分のデッキをシャッフルしたら、互いにデッキを交換し相手のデッキをシャッフルする。どのようなシャッフルの仕方でも構いませんが、カードを折ったり曲げたりしてしまうようなシャッフルの仕方は極力避けましょう。積み込み行為は厳禁です。 自分のデッキから6枚カードを引き 自分の前に置く。(※2) ジャンケンなりダイスなりコイントスなりで先攻・後攻を決める。 自分の前に置いたカードを手札とし、そのカードを確認する。どのようなような手札で始めても構いませんが、「手札にジュエルが1枚も無い場合」もしくは「手札が気に入らない場合」に一度デッキをシャッフルした上で3回まで引き直すことができます。(※3) 互いにo.k.であれば先攻から開始する。 ※1 相手のサイドボードを確認するときは決して表にしないこと。 ※2 裏向きのまま置いて下さい。 この場合は下から引く事も適正ですが、下から○枚・上から○枚は不可です。 ※3 初手を引き直すを参照。
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/351.html
(投稿者:レナス) 「あー、今日は暇ですわねー・・・」 そう呟くメイドは足下のワモンの死骸を蹴りながら呟いた。 「どーしてワタクシがこの様な面倒事を成さねばならないのでしょうかねー?」 靴のヒールが非常に長く、鋭利な馬上槍の如き刃の踵で刺し続ける。 その様な靴では一本下駄以上に歩き難いものだが、彼女の場合は然したる問題も無かった。 四本の義手、というには彼女はちゃんとした自前の腕を持っている。 況してや義手というには余りにも大きく、長いその腕四つが足の代わりをし、彼女自身は宙に浮いている。 「―――このまま帰ってしまうのが一番ですわね」 『帰るなっ!!!』 嘯く彼女の頭を人形が思いっきり叩く。敢えて擬音を付けるのならば「スッパーーーン!!」である。 「痛いではありませんの!?」 『何が痛い、だ! 此方から何度も応答を呼び掛けても無視し続ける奴の言う事か、オディエット!!!』 私、怒ってます。を体現した人形から聞こえるクリープの声に怒声を浴びせ掛けるメード、オディエット。 彼女は今回の作戦で斥候(敵情視察)の任に就いており、こんな更地でのんびりしている立場では決して無い。 『他のメード達はどうしたっ? お前には部隊の供にして付いて行かせたはずだが』 「あの方達ですか? 彼女達でしたらばワタクシと反りが合わずに他所へ行かれましたわ。 何分ワタクシ、自身の行動理念に純粋でありますので。ほほほっ」 そう言って足下のワモンを踵でぐりぐりと刺し潰すオディエット。 先の頭を叩かれた事を根に持って、機嫌の悪さがそのまま足下の惨状に直結していた。 そして彼女の礼儀正しい返答とその行動に人形はげんなり。 『―――要するにお前は部隊の仲間と仲間割れをして飛び出していったと言う訳だな』 「それは誤解ですわ。単にお互いの意思疎通に齟齬が生じただけですのに・・・」 『それを仲間割れだと言うのに・・・。まぁ、良い。初めからお前のその性格に期待はしていなかった。 今何処に居る。見た所「G」の姿は見当たらないが、どの辺りの戦闘領域外だ?』 頬杖をついて非常に遺憾であると、態とらしい態度を無視してクリープの人形は周囲を見回して尋ねる。 元々連絡端末であるこの人形は力の消耗を増やせば遠隔操作も出来る。 無論、人形を持たせた当人からの報告が望ましいのだが、このメードは期待出来ない。 「此処は既に「G」が通った跡地ですわよ。大群が抜けて行った後はこの通り。雑草の一本もおっ立ってやしませんわ」 原型を完全に崩して潰し甲斐無くなったワモンを置いて、新たな死骸を漁りに義手である福腕で移動を始める。 この付けた腕はオディエットの操作系能力によって動かされている。 だがその腕で「G」に対抗する程の力もなく、自身の足で動くのが面倒な彼女の足となって使われていた。 『・・・・・・・・・何?』 そして人形が、クリープ自身が眉を寄せて彼女の言葉に息を呑んだ。 『それはつまり、今回の「G」の軍勢はもう其処には居ないと言う事だな・・・?』 「つまりも何も、こうして「G」が通り過ぎた場所でのんびりとさせて頂いているのですから、そうなのではなくて?」 サボっている事を包み隠す事なく述べる彼女の態度を他所に、クリープは即座に斥候部隊のリーダーに連絡を入れる。 『私だ。其方は今何処に居る?――――そうか、では最後尾を確認してくれ、・・・・そうだ、ああ、回り込んで―――』 何やら中空で微動だにしない人形から漏れ聞こえるクリープの声。 他の誰かと彼女の能力で話をしている様だが、オディエットは興味を持たずに新たな屍を見つけて足蹴にしていた。 『オディエット。お前が見た最後の群れが居なくなったのはどれ位前だ?』 「さぁ、どれ位でしたかしら? 十分以上も前の事など覚えておりませんわ」 唐突に問われた事を、一考する事なく返した。だがその返答にクリープが咎める処か沈黙する。 『――――ぅむ、そうか。オディエット、戦線に復帰して味方の援護が望ましいが君はそのまま帰還して構わない。 私はこれからやらねばならない事が出来たので連絡はこれで終わる。この人形はちゃんと基地に持って帰ってくれ、作るのも楽ではないのでな――では』 「ちょ―――っ?」 クリープは言うだけ言って勝手に通信を終わらせた。 力が抜けた人形は地面に落ち、オディエットが拾い上げて揺すってもうんともすんとも言わない。 「・・・何ですのよ、勝手に話し掛けて来たと思ったら勝手に話を終わらせるなんて失礼ではありませんの!?」 話し掛けてもまともな返答が期待出来ない態度を取っていた当人とは思えない発言である。 そのまま人形を叩き落とし、凶悪な踵で潰してしまう。 「ふんっ、ですの。このワタクシとお話がしたければ直接姿を現わす事ですわっ」 聞こえていないにも関わらずに嘯く彼女は、壊した人形を放置して勝手に帰還の途についた。 『セレネ、聞こえるか?』 「はい、良好です。但し周りが小五月蝿いので少し聞き取り辛いですが――」 大地を踏み抜き、発する柔の技で周囲の「G」を薙ぎ払う。セレネを中心とする直径10mが完全なる空白地帯が生み出された。 上空より迫るセンチピードの顎を躱し、大地を抉るその首筋に掌を添えて息を吸う。 「―――覇っ!!!!!」 全身の力、そしてメードとしてのエネルギーを発して押し出す。 強烈な圧力により、センチピードの上半身が大空を舞った。敢えて言うが、このセンチピードは上半身だけで30mはある巨体だ。 『・・・・相も変わらず普段の君の様子からは想像もつかぬ戦いっぷりだな』 「恐縮です―――わっ!!」 左右より迫ったウォーリアとマンティスを肘打ちと回し蹴りによって弾き飛ばす。 この間に攻撃をされてはいたが、まるで第三の目があるかの如き身のこなしで躱していた。 因みに回し蹴りの際に舞ったロングスカートの中身が外部に曝されないのは、彼女の高い技量ならではと言える。 「それで、今になってそちらから連絡が来たという事は良い知らせと受けて宜しいのですか?」 『ああ、此方としても嬉しい朗報だ。今回の「G」の規模が判明した。今一度戦線を下げて総攻撃に入る』 「了解致しました。向こう側のセンチピードはどうなりましたか? 視界が遮られているので此処からは確認が出来ません」 周りはセレネを食べようと群がる「G」が跳ね回っていて視界が大きく制限されている。 空を飛ぶにしても既に銃の弾薬は尽きており、センチピードを引き付け続けるには地上に降りて自身の戦い方で引き付けるしかない。 クリープの方もそれの意を汲み取り、一瞬の間をおいて口を再び開いた。 『問題無く処理した。増援にパトリシアを向かわせ、沈黙させた所を火炎放射器を持たせたメードに完全焼却させ。 あと数分もせずにそちらにも彼女が―――』 「ヘイッ! オマチドウサマネッ!!!」 『・・・もう来たようだな』 高らかに登場を宣言するパトリシアの姿が見える。 彼女が疾走して来たであろう道には「G」の屍が量産されており、『月光』の刃が神々しく天空を差していた。 「ズルイアルヨ、セレネ! ユーの所ニダケ大物が居ルナンテ、コレッテ反則アルネ!!」 『何処の方言だ、それは。元々おかしな言葉が更に陳腐になっているぞ』 「ソレダケ羨マシカッタと言ウ事ネ」 「何れにしましても、助力感謝致します」 こうした会話の合間にも群がる「G」を迎撃し続ける二人。 センチピードは得物が二つになった事で少々狙う対象を選ぶのに戸惑っていた。 そこを透かさずにパトリシアが躍り出て、その身体を二等分に分断。 「コレデ半分コネ! ドッチが沢山ノ「G」を倒セルカ競争ダネ!」 「私はそうした争い事は不得手ですので遠慮させて頂きます」 「モウッ! セレネはイッモツマラナイ!」 「恐縮です」 小型になったセンチピードが二体。 セレネとパトリシアはそれぞれに迫り、互いに獲物を引き付け合う。 『直ぐに火炎放射器を持ったメードが到着する。そいつを片付け次第、総攻撃に移るのであまり無茶はしないでくれ。以上だ』 「了解いたしましたっ」 「モーマンタイネ!」 それぞれが力強く返す。一人は己の拳で、そして一人はその光の剣で戦場を駆ける。 戦線の巻き返しまで、残り半刻ほど。 関連項目 アルトメリア領西部戦線 オディエット クリープ セレナ パトリシア 「G」一覧
https://w.atwiki.jp/gava92/pages/564.html
kureの24名人戦奮闘記 6級bリーグ 本戦3週目 第18~20局 24名人戦もいよいよ後半戦突入。が、この時点でもう上位獲得はほぼ見えてきた。1位を目指すつもりはない! 上位半分にはいればいいんだ! リーグ戦の対局自体がレーティング的にハイリスクローリターンなので最低限の対局で成績を収めたい処。 本戦第18局 開始日時:2010/03/06 21 25 50 表題:名人戦6級リーグb 本戦18 棋戦:名人戦対局室 戦型:角換わり・後手右玉 先手:-kagetora- (R662) 後手:kure90 (R1003) ▲7六歩 △8四歩 ▲7八金 △6二銀 ▲4八銀 △3四歩 ▲5八金 △3二金 ▲2二角成 △同 銀 ▲6八銀 △3三銀 ▲7七銀 △5二金 ▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲6八玉 △7四歩 ▲7九玉 △7三桂 ▲6六歩 △4四歩 ▲5六銀 △8一飛 ▲3六歩 △6二玉 ▲3七桂 △4二銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲9六歩 △9四歩 ▲2六歩 △4三銀 ▲2五歩 △3三桂 ▲2九飛 △3八角a ▲3九飛 △2七角成 ▲4五歩 △2八馬 ▲4九飛 △3八馬 ▲4七飛 △4五歩 ▲同 桂 △同 桂 ▲同 飛 △4四歩 ▲4七飛 △同 馬 ▲同 銀 △4九飛 ▲8八玉 △4六桂b ▲同 銀 △同飛成 ▲6八金右 △5四歩 ▲7五歩 △8五桂 ▲7四歩 △7七桂成 ▲同金右 △7四銀 ▲7五歩 △6三銀 ▲2四歩 △4八龍 ▲2三歩成 △同 金 ▲6八桂 △6九銀 ▲7九金 △5八銀成 ▲7八金引 △6八成銀 ▲同金上 △7六桂c ▲7七玉 △6八桂成 ▲同 金 △7六歩 ▲6七玉 △7九銀 ▲5八桂 △6八銀成 ▲同 玉 △5九金 ▲6七銀 △6九金打 ▲7八玉 △5八金 ▲8八玉 △5七金 ▲7八銀 △6八金引 ▲7四桂 △5三玉 ▲5八歩 △7八金 ▲同 玉 △5八龍 まで106手で後手の勝ち 本局は先手からの角換わり。一手得して先後が入れ替わる格好になった。 が、最近のkureは手番に関係なく角換わり将棋は右玉にすることが多く、勝率も極めて高い。 本局も右玉にしない理由がない。 a:角換わり腰掛け銀模様から後手右玉へ。引き飛車にして右玉はスキがなくなり、左右の桂も跳ねだして先手に圧力をかけて行く。 そのプレッサーに負けたか、先手も引き飛車にするが、とんだスキが生じてしまった。 角換わり将棋は常に角打ちのスキを警戒しなければならない。右玉ならその心配がほとんどないのだ。 b:スキをついて馬をつくり、飛車馬交換。右玉は角を渡しても全く怖くない。先手陣はスキだらけで飛車を打ち込んで後手さしやすくなった。 △4六桂がつながりの弱い金銀をとがめる好手。以下、▲同銀△同飛成として先手は角桂だけで攻め手がつくりにくい。 c:先手は右玉桂頭を攻めにきたが、この攻めは矢倉自身の玉頭のキズにもなり難しい処。 こちらから追われても1筋方面に広く逃げれるので右玉は安泰。 逆にココから先手矢倉を追い詰めにかかる。金銀を攻めて1枚ずつはがしていき、後手勝勢。 本戦第19局 開始日時:2010/03/06 21 56 59 表題:名人戦6級リーグb 本戦19 棋戦:名人戦対局室 戦型:居飛車穴熊・三間飛車 先手:kure90 (R1005) 後手:shoji-o (R747) ▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △3二飛 ▲2五歩 △3三角 ▲6八玉 △4二銀 ▲7八玉 △6二玉 ▲7七角 △9四歩 ▲8八玉 △9五歩 ▲9八香 △7二玉 ▲9九玉 △8二玉 ▲8八銀 △7二銀 ▲7九金 △5二金左 ▲5九金 △5四歩 ▲6九金右 △6四歩 ▲7八金右 △7四歩 ▲8六歩 △5三銀 ▲8七銀 △7三桂 ▲8八金上a △6五歩 ▲4六歩 △6三金 ▲4五歩 △3五歩 ▲2四歩b △同 歩 ▲4四歩 △同 銀 ▲4五歩 △5五銀 ▲5六歩 △同 銀 ▲3三角成 △同 桂 ▲2四飛 △4五桂 ▲2一飛成 △4二飛 ▲3三角 △4三飛 ▲1一角成 △5七桂成 ▲同 銀 △同銀成 ▲4四香 △5三飛 ▲4五桂 △5一飛 ▲4一香成 △5二飛 ▲5三歩 △同 金 ▲同桂成 △同 飛 ▲4四馬 △6三飛 ▲5一成香 △同 金 ▲同 龍 △6一香 ▲5三金 △同 飛 ▲同 馬 △8一金 ▲3二飛 △6二銀 ▲同 馬 △同 香 ▲同飛成 △7一角 ▲9三銀c △同 玉 ▲7一龍寄 △同 金 ▲同 龍 △8一銀打 ▲6二金 △8二飛 ▲同 龍 △同 銀 ▲7二金 △4二飛 ▲8二金 △同 玉 ▲6四角 △4八飛成 ▲7一銀 △同 玉 ▲7三角成 △7二金 ▲6三桂 △8一玉 ▲6一飛 まで109手で先手の勝ち 本局は後手三間飛車。三間を見せる相手にはすぐに飛車先を突きこして角を上がらせ石田に組ませない。 そういえば最近、石田流は全然相手にしていないな。石田に組み換えようとすればそのスキに穴熊へ潜るのだ。 もっとも石田にしなくても穴熊で戦うのだが。 a:三間飛車は四間飛車の藤井システムと違い、穴熊をとがめる急戦がやりづらい。 なのでたいていはあっさり熊らせてもらえるし、振り飛車も陣形を整える事が多いので、この銀冠穴熊まで組める。 居飛車がこの形になればあとはもう暴れまわるだけで、指しやすいはず。 b:4筋5筋をついていって角道をこじ開ける。 こちらから角交換してしまえば以下、2筋から飛車先も破れるので先手充分だ。 b図はすでに先手優勢。固めてしかけてさばいてドンの穴熊の理想展開だ。 c:こちらだけ一方的に竜馬を作って飛車をいじめながら暴れまくり。チクチクと美濃をくずしていき受け駒に窮した△7一角打の受けだが、 竜を逃げずに▲9三銀が寄せをにらんだ好手。△同香は▲7一竜から即詰みなので△同玉の一手。 それでも▲7一竜から守備駒との2枚換えで先手勝勢。 本戦第20局 開始日時:2010/03/06 22 24 40 表題:名人戦6級リーグb 本戦20 棋戦:名人戦対局室 戦型:相矢倉 先手:nobuarase (R745) 後手:kure90 (R1011) ▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲2六歩 △4二銀 ▲2五歩 △3三銀 ▲1六歩 △3二金 ▲7七銀 △4一玉 ▲6八玉 △5四歩 ▲5六歩 △7四歩 ▲5八金右 △3一角 ▲6七金 △7五歩a ▲同 歩 △同 角 ▲7六歩 △6四角 ▲6五歩 △5三角 ▲4八銀 △8五歩 ▲7八玉 △7二飛 ▲6六金 △7三銀 ▲6八金 △3一玉 ▲5七銀 △9四歩 ▲5五歩 △同 歩 ▲同 金 △5二金 ▲5四歩 △4二角 ▲6六銀右 △6四歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲同 金 △同 角 ▲6五歩 △7三角 ▲6一銀b △8二飛 ▲5二銀成 △同 飛 ▲6四金 △同 角 ▲同 歩 △5四飛 ▲6三歩成 △5九飛成 ▲6四角 △2二玉 ▲5七銀 △6七歩 ▲同 玉 △6五金c ▲9一角成 △5六銀 ▲同 銀 △同 金 ▲7八玉 △6七金打 ▲同 金 △6九銀 ▲7九玉 △5八銀成 まで78手で後手の勝ち 本局は相矢倉戦。後手矢倉番では急戦矢倉が好きなのだが、それを見越してか飛車先を突きこされ△3三銀と上げさせられた。 しかしこれも先手矢倉の理想型である▲4六銀・3七桂戦法が使えなくなるので、こちらもそう不満無し。 先手の狙いはこちらの急戦を無くしてからの早囲いだ。 a:最近、相矢倉戦になると先手後手にかかわらず早囲いをしてくる相手が多い。なんだろう、もっとゆっくり本流矢倉やろうぜ! 右四間風の仕掛けは封じられたのであまりやったことはないが、△7五歩から仕掛けてみた。 後手早囲いならスルーすることもあるが、先手番での早囲いとは図々しいので絶対に許しては成らない。 b:7筋からの仕掛けに何故か先手は矢倉をくずして金を繰り出してきた。まぁ、矢倉に組ませなかったので満足だが。 金銀交換してから▲6一銀の割り打ちをうっかりして先手優勢に。▲6二銀成~▲6四金には、b図まで角金交換から飛車を中央にさばきにいく。 後手の勝負手だ。先手は歩切れで玉型も悪く、角も使えていないのでなんとかなりそうか。 c:▲6四角と王手香取りを見せるがやや緩手だったか。手順に△8二玉と入って後手玉は相当固くなった。 攻め駒のない先手から早く迫る手がない。△6七歩と叩いてから△6五金がこの緩手を咎める好手になった。 角をとられては攻め駒が完全になくなるので、以下▲9一角成は自然なようだったが、△5六銀から一気の寄せになった。 kureの24名人戦奮闘記
https://w.atwiki.jp/mahabharatapotal/pages/673.html
第4-13章.第4-14章.第4-15章. 第4-14章. (キーチャカ=バダ・パルヴァ) ヴァイサンパヤナは言った、『プリター(クンティー)の息子たちである屈強な戦士たちは、このような変装をして、マツヤの都で10ヶ月を過ごした。そして、君主よ、ヤジュナセナの娘、ジャナメージャヤは、人に待たれるに値する身でありながら、スデーシュナを待ちながら、極度の不幸の中で日々を過ごしました。こうしてスデーシュナの居室に滞在していたパンチャラの王女は、その女性を喜ばせ、また居室の他の女性たちも喜ばせた。そして年が明けると、ヴィラータの軍の司令官であったキーチャカが、偶然にもドルパダの娘に出会った。キーチャカはカーマに悩まされ、天女のような輝きを放ち、女神のように大地を踏みしめているのを見て、彼女を手に入れたいと願った。ヴィラータの将軍は欲望の炎に燃え、スデーシュナ(妹)のところに来て、微笑みながらこう言った。この乙女は、新酒がその香りで人を惑わすように、その美しさで私を惑わします。教えてください、この女神のような美しさを持つ、優美で魅惑的な女性は誰なのですか、彼女は誰なのですか、どこから来たのですか。確かに、彼女は私の心を削り、私を服従させた。彼女以外に私の病を癒す薬はないように思える。ああ、あなたのこの美しい乙女は、女神のような美しさを持っているように私には見えます。確かに、彼女のような者はあなたに仕えるにはふさわしくない。彼女に私と私のものを支配させてください。私の広くて美しい宮殿を、様々な金の装飾品で飾り、たくさんの食べ物や飲み物で満たし、素晴らしい皿を置き、あらゆる種類の豊富なものを置き、象や馬や車を無数に置くように。そして、このようにスデシュナと相談し、キーチャカは王女ドラウパディーに行き、森のジャッカルのように獅子に声をかけ、勝ち誇った声でクリシュナにこれらの言葉を話した、 "美しいもの、あなたは誰と誰ですか?美しい顔の者よ、あなたはどこからヴィラータの都に来たのか?美しい女性よ、私にすべてを話してください。汝の美しさと優美さは第一級であり、汝の容貌の美しさは比類なきものである。汝の顔はその愛らしさにおいて、燦然と輝く月のように輝き続けている。汝、美しい眉の持ち主よ、汝の目は美しく、蓮の花びらのように大きい。美しい肢体の者よ、汝の言葉はまた、カッコウの鳴き声に似ている。汝、美しい腰の持ち主よ、汝のような美しさを持つ女性を、私はこの世で見たことがない。汝は、蓮の中に住処を持つラクシュミーそのものか、それとも汝は、ほっそりとした腰の者、ブティと呼ばれる者であるか。それとも、これらのうち、フリ、スリ、キルティ、カンティのどれであろうか。それともラーティのような美貌を持ち、愛の神の抱擁の中で戯れる者よ。最も美しい眉を持つ者よ、あなたは月の光のように美しく輝いている。汝の顔を見て、欲望の影響に屈しない者が、全世界にあろうか。汝のその顔は満月のようでさえあり、その天上の輝きは彼の輝く顔に似ており、その微笑みは彼の柔らかな光に似ており、その睫毛は彼の円盤のスポークのようである。美しく、よく発達し、比類のない優美さを備え、深く丸みを帯びて隙間のない汝の両胸は、確かに金の花輪で飾られるにふさわしい。その形は蓮の美しいつぼみに似ている。美しい眉毛の汝よ、この胸はカーマの鞭のようであり、汝は私を前へと促す、 汝の乳房の重さのためにわずかに前かがみになり、また汝の川のほとりのように広いその優美な腰を見て、不治の欲望の熱が、美しき乙女よ、私を痛烈に苦しめる。森の火事のように激しい欲望の炎が、あなたと結ばれたいという私の心の希望によって燃え上がり、私を激しく蝕んでいる。美しき汝よ、マンマータによって燃えさかる炎を鎮め給え。汝との結合は雨を帯びた雲であり、汝の身を委ねることは、雲が降らせる驟雨である。月に似た顔の汝よ、汝との結びつきの欲望によって研ぎ澄まされ、鋭くなったマンマータの獰猛で狂気じみた矢は、その衝動的な進路で私のこの心を貫き、その核心に突き刺さった。黒い瞳の貴婦人よ、その衝動的で残酷な刃は、私を我慢できないほど狂わせる。汝はこの窮状から私を救うべく、私に身を委ね、汝の抱擁で私を喜ばせるのだ。美しい花輪と衣を身にまとい、あらゆる装飾品で飾られ、汝、愛しい乙女よ、汝は我と存分に遊べ。発情期の象のような足取りの汝よ、今は幸福を得られなくても、汝には幸福を得る資格がある。比類なき幸福を汝のものとせよ。様々な種類の魅力的で美味しく芳醇なワインを飲み、汝の喜びのままに遊興しなさい。 汝、祝福された婦人よ、汝は殊勝な繁栄を得るであろう。汝のこの美貌と、汝の若さの盛りは、愛しい婦人よ、今や用無しである。このような愛らしさに包まれた、美しく貞淑な乙女よ、汝は使われずに横たわる優美な花輪のように輝かないからである。私はすべての古い妻を捨てる。甘い微笑みの汝よ、彼らを汝の奴隷としよう。そして私もまた、美しい乙女よ、あなたの奴隷としてあなたのそばにとどまり、あなたに従順でありましょう、最も美しい顔のあなたよ」。その言葉を聞いたドラウパディーはこう答えた。『スータの息子よ、髪を整えるという卑しい仕事に従事する、身分の低い女官である私を望むということは、あなたはその名誉に値しない者を望んでいるのです。私は他人の妻です。それゆえ、汝のこの行いは適切ではない。汝は道徳の戒めを思い出せ、すなわち、人は結婚した妻にのみ喜びを感じるべきであるという戒めを。それゆえ、汝はいかなる手段によっても姦淫に心を曲げるべきではない。不道徳な行いを慎むことは、善良な者の常なる修行である。無知に打ち勝ち、欲望の影響を受けた罪深い人間は、極度の悪名か恐ろしい災難に見舞われる」。 ヴァイサンパヤナは続けた、「このようにSairindhriによって、彼の感覚の制御を失い、欲望に打ち勝った邪悪なキーチャカは、姦淫の多くの悪を知っていたにもかかわらず、誰もが非難し、時には生命そのものの破壊につながる悪、 --そして、ドラウパディーに語りかけた。「美しい女性よ、優美な顔立ちの汝よ、汝のせいでマーンマータの力を受けている、甘い微笑みの汝よ、このように私を無視するのは勿体ない。臆病な者よ、もし今、汝が汝の影響下にあり、汝に美しく語りかける私を無視するならば、黒目の乙女よ、汝は後にそれを悔い改めなければならないだろう。優美な眉毛の汝よ、この王国全体の真の領主、ほっそりとした腰の女性よ、私自身である。この王国の民が生きているのは、私にかかっている。エネルギーと腕力において、私はこの世で比類ない。人の美しさ、若さ、繁栄、優れた享楽の所有において、私に匹敵する者はこの世にいない。殊勝な婦人よ、ここであらゆる欲望の対象、あらゆる贅沢と快適さを比類なく享受する力があるのに、汝が隷属を好むのはなぜか。美貌の者よ、私が授けるこの王国の女主人となり、私を受け入れ、美しき者よ、あらゆる優れた欲望の対象を享受しなさい」。ドルパダの貞淑な娘は、キーチャカにこのように咎めるように答えた。私は5人の夫に守られていることを知りなさい。あなたは私を手に入れることはできない。私の夫たちにはガンダルヴァがいる。怒った彼らは汝を殺すだろう。それゆえ、汝は己に破滅を持ち込むな。汝は人が踏み入れることのできない道を歩もうとしている。邪悪な者よ、汝は大海の一方の岸に立ち、他方の岸に渡ろうとする愚かな子供のようである。たとえ汝が大地の内奥に入り込もうとも、天空に舞い上がろうとも、大海の彼岸に駆け上がろうとも、汝は、あらゆる敵を粉砕することのできる、天空を駆ける神々の子孫の手から逃れることはできないだろう。キーチャカよ、なぜあなたは今日、病人が自分の存在を止めてくれる夜を望むように、執拗に私を求めるのか?なぜ汝は我を求めようとするのか、まるで母親の膝の上に横たわる幼子が月を捕まえたいと願うように。このように最愛の妻を求めるあなたには、地上にも天空にも逃げ場はない。キーチャカよ、汝には汝の善を求め、汝の生命を救うよう導く分別がないのか」。 第4-13章.第4-14章.第4-15章.
https://w.atwiki.jp/konashin/pages/1908.html
「はぁ……」 夕暮れ時、他に人気の見えない公園のベンチに座って、岩崎みなみは一人悩んでいた。 みなみとて高校一年生という年頃の女の子、人には言えぬ悩み事も一つや二つは持っている。 だが、今彼女が抱えている悩みとは、彼女自身とは少し離れた場所にあった。 「聞いてみなみちゃん!今度の日曜日ね、シンお兄ちゃんと遊園地まで遊びに行くんだ! えへへ…今から楽しみだなあ。これってさ、私とお兄ちゃんのデートってことになるんだよね?」 「実は最近、アスカさんに私に日本史の勉強を教えてくれって頼まれているんです。 そ、それも私の家で…二人きりでして…ちょっと恥ずかしいけれど、でもやっぱり嬉しいです…」 「ゆたかと、みゆきさん……二人とも同じ人が好き。二人は、私にとっても大切な人…」 片や、近所に住む幼馴染であり、今までずっと姉のように慕って来た人。 片や、友達の少ない自分にとって、高校に入ることでようやく出来た仲良しの親友。 どちらもみなみにとっては掛け替えのない人達だった。 二人に好きな人が出来たと言うなら、みなみは出来る限りに彼女達のことを応援してあげたかった。 その二人が同時に、同じ男性を好きになったという事実さえ無ければ。 「シン……アスカ先輩」 みなみ自身も知らぬ仲では無い、その男性の顔が頭の中に浮かんで来る。 何処か遠い国からやって来た所をゆたかの親戚の家に引き取られ、今は皆と同じ陵桜学園に通っている少年。 陵桜学園に通う為に、その親戚の家に引っ越して来たゆたかとは同居人という関係でもあった。 その事実はみゆきにとっても内心穏やかでは無い状況であるらしく、普段は気にしない素振りを見せていても、時折みゆきが誰ともなくぼやいている姿をみなみは何度か目撃したことがあった。 そんなみゆきの気持ちは、みなみにもわからないでも無い。 みなみ自身、問題のシン・アスカという少年に対して、多少なりとも憧れの感情を抱いている人間の一人なのだから。 しかし、みなみまでシンに今以上の想いを抱いてしまえば、彼に好意を寄せるゆたかとみゆき、両方の気持ちを踏み躙ることになってしまう。 何よりもこの二人が同じ人を好きになってしまった以上、どんな結末を迎えるにしても、いつか誰かが傷付くことは避けようが無いのだ。 みなみの大切な人が、彼女達の憧れているあの人のせいで。 それを思うと、みなみの胸は締め付けられるような痛みを覚えて仕方が無かった。 「……はぁーっ…」 「何を溜息なんて吐いてるんだ?」 「!?」 突然掛けられた声によって、みなみは驚いて顔を見上げる。 この年頃の少年にしては少し長めの黒髪。空に広がる夕焼けよりも深い色をした、燃えるような赤い瞳。 整った顔立ちではある物の、どこか冷たさすら感じる印象を受ける容貌の、良く見知った男性。 先程までみなみが想いを馳せていたシン・アスカその人が、今、みなみの前に立っていた。 「あ、アスカ先輩…!」 「よう、みなみ。一体何をやってるんだ?もうこんな時間だし、こんな場所で女の子が一人でいたら危ない だろ」 「え…あ、ご、ごめんなさい…」 「…みなみ。お前、何か悩み事でもあるのか?もし良かったら、俺も相談に乗るけど…」 「……っ…!」 何気ない気持ちで言ったのだろうシンの一言に、一瞬みなみは言葉に詰まった。 シンの、自分を心配してくれる気持ちは素直に嬉しい。 だが、今ここでみなみが抱えている悩みとは、他ならぬ彼自身の存在に端を発する物だった。 果たして自分は、言うべきなのだろうか。 ゆたかとみゆきが彼に寄せている想いのことを。シン自身が、二人の存在をどのように意識しているのかという問い掛けを。 二人とシンの間に横たわっている問題について――自分はただの部外者であり、傍観者に過ぎない。 だが、それでもみなみは答えを知りたかった。 ゆたかとみゆきの友人として、そして目の前の少年に対して少なからぬ想いを抱く少女として。 「……先輩は」 「ん?」 「その…もしもの話なんですが」 彼の口から答えを聞くのは恐い。だが、それでもここで止まる訳にはいかない。 なけなしの勇気を振り絞って、みなみはシンの顔を見ながら口を開いた。 「もし…目の前に困っている人が二人いて、どちらか一人しか助けられないとしたら… 選ばれなかった人は深く傷付いてしまうとしたら……先輩は、どうしますか…?」 「みなみ…?お前、何を言って…」 「答えて下さい。お願いします、アスカ先輩」 真剣な表情で訴えるみなみの顔を見つめた後で、やがてシンは迷いの無い口調で答える。 「両方とも助ける方法を考える。…って、昔の俺だったら答えていただろうな」 「え……」 「みなみが言うような時、誰も傷付かない方法が必ずある筈だって、昔の俺は思っていたよ。 だけど、そんな物は無かったんだ。皆が幸せになれる世界なんてただの幻だって、俺は思い知らされた。 どんな力を手に入れても、俺は大切な人を誰一人として守ることが出来なかったんだ…」 「……アスカ先輩」 「みなみ。お前の質問に答えるんだったら、俺は今でもその二人を一緒に助けようとするだろうな。 例え無理だとわかっていても、きっとそうすると思う。 そして…また同じことを繰り返すんだ。 皆を助けようとして…だけど結局は、皆が一番傷付く道を…俺は選んじまうんだろうな…」 「…それが、わかってるなら」 みなみは立ち上がり、シンの言葉を遮るように言った。 震える拳を握り締めて、咎めるような視線で彼の顔を睨み付けながら、みなみは言葉を続ける。 「わかっているなら…そのどちらか一人を選んであげて下さい。 選ばれなかった人がどれだけ傷付いても…悲しい思いをしても…答えを出さないなんて卑怯です。 ……ゆたかと、みゆきさんは…先輩の答えを待ってるのに……そんなの、残酷です」 「みなみ…」 「…失礼します」 これ以上、シンの言葉を聞いていたくなかった。 シンが伸ばそうとした手を振り払って、みなみは逃げるようにその場から駆け出して行った。 ――世界は歌のように優しくはない。 それは確か、離れ離れになった友人が口にしていた言葉だったとシンは以前言っていた。 今のみなみには、その人物が何を思ってその言葉を口にしたのか、少しだけわかった気がした。 先程、シンの言葉を聞いていた時、みなみは不意に気付いてしまった。 どこか遠くを見ながら訥々と語る彼の目には、今みなみ達がいるこの場所を映し出してはいない。 彼が転校する前に暮らしていたというその時の世界に、未だにシンは囚われたままなのだということに。 今のシンには、ゆたかやみゆきの姿が見えていない。 例え二人の気持ちに気付いたとしても、シンは決して彼女達の想いを受け入れようとはしないだろう。 かつて大切な人を守れなかったと言う十字架の重さが、それを許さないとでも言う風に。 今こうしてシンが過去に縛られている限り、誰もシンの心に入ることは出来ないのだと、みなみにはわかってしまったのだ。 シンの抱えている思い出は、きっと自分が考えているよりも遥かに重い物なのだろうとは思う。 しかし、それでもシンにはゆたかとみゆきの気持ちを知っていて欲しかった。 そして彼自身の意思をはっきりと二人に伝えて欲しい。 例えどれほど辛い過去であったとしても、シンは今こうして、みなみ達の前に立っているのだから。 みなみにとって、ゆたかとみゆきは本当に大切な人だから、例えどのような答えであったとしても、せめて二人が納得出来るように、シン自身の嘘偽りのない気持ちを二人に示してあげて欲しかった。 そうでなければ――シンが二人の気持ちに応えてくれなければ。 みなみ自身が抱いているこの憧れの気持ちに、決着をつけることだって出来はしないだろうから。 「――残酷です。本当に…先輩は、残酷な人です……」 ただひたすらに走る中で、涙が一筋、みなみの頬を伝って流れた。 前 戻る 次
https://w.atwiki.jp/lord_of_vermilion/pages/2184.html
「こんばんは、良い夜ね」 その夜、月読命は自らの元を訪れた若者へ、高岩の上から振り向きもせず告げました。片目に朱の差したその若者の驚いた様子に、月読命はくすくすと笑います。 「あなたがここに来ることはわかっていたもの」 紅蓮の双眸を持つ皇と、その謀りを阻まんとする若者のことは、月読命にとって既に知るところでした。ならば、と期待する若者でしたが、ふわりと岩から降りた月読命は目を閉じて首をふりました。 「ごめんね。世の行く末なんかに興味はないの。だって私は、お月様だから」 私はそこに、ただ“在る”だけ――月読命は語ります。 「月光は狂気の引き金。象徴は幻惑と不安定。私が善き世のためにできることは、“何もしない”こと――」 だから弟で退屈を紛らわすのよ、と月読命は笑います。 「だからそういうことは姉様か、愚弟にでも頼んでちょうだい」 そう言った月読命がほんの少しだけ寂しげに見えたので、若者は月読命にある言葉を告げました。 すると、月読命は驚いた表情で振り返ります。 「…今のはちょっと嬉しかったから、少しだけ力を貸してあげる。“紅蓮の双眸”ってやつのことも、ちょっとは気になるしね。でも…」 月読命はそう続けながら、若者の口元にそっと人差し指を添えました。 「あんまりお姉さんをからかっちゃダメよ。でないと――本気にしちゃうんだから」 ~『紅蓮古事記』 其の拾壱の②~ 身長 見下ろす側よ 体重 死にたいの? 最高速度 月光のごとく 人の世 不干渉 弟 泳がせ中 姉 最近見かけない -- (名無しさん) 2016-04-19 00 13 26 3.5フレーバーです。 旅を続けてどれくらい経った頃か、朧雲に三日月の浮かぶ夜、杯を手にひとり物思いに耽る月読命へと、若者は声をかけました。 貴方と旅を続けてきたが、近頃の貴方は何か深い考え事をしているように見える、自分でよければ話してほしい――と。 そろそろ潮時かもね――月読命は、そうぽつりと呟くと、若者の方に向き直りました。 「――それじゃ、教えてあげちゃおっかな」 月読命は、杯を一気に傾けると、ふぅ… と桃色の吐息を夜空へと吐きました。そして、その“中”に手をのばすと、よいしょ、と何かを引き出しました。 それは、何度も読み込まれたようにぼろぼろになった、一冊の書でした。 「これは『紅蓮古事記』――歴史を紡ぐ者によって記された、神々のお話よ」 月読命が差しだしたそれを受け取ると、若者は時間をかけ、丁寧に目を通しました。 望まぬ婚儀から逃げ出した神の話や、あやしげな皇に進んで力を貸すことに決めた神の話など、そこには数多の神々にまつわる話が物語のようにつづられていました。 「これは、物語であり、神々の記録でもあるの――ある人に頼んで私が作らせた、ね」 なにゆえにそのような――若者の疑問に、にこりと笑って見せた後、月読命はいつになく真剣な面持ちで告げました。 「――“禍津神”を見つけるためよ」 月読命は語りました。 神々の系譜からいずれ生まれるとされ、世に災厄をもたらす“禍津神”についてのことを。そして、禍津神へと変じるのが何者であるかを特定すべく、長い時をかけ、神々を観測し続けたことを。 「驚いた? 私だって真面目になるときもあるのよ」 顔に出てしまったかと慌てる若者を見て、再び柔らかな面持ちに戻った月読命は、くすくすと愉快げに笑いました。若者は咳払いをひとつすると、月読命に、それは何者かわかったのか、と尋ねました。 「そうね…うん、特定したわ。禍津神の生まれる鍵となる物と、その所有者を――」 月読命は、月を見上げて言いました。 その鍵とは、「民を苦しみや、災いから守りたい」というある子の願いが込められた剣――それを、憎しみと、悲しみの心で振るう時、禍津神は生まれる。 月光に照らされてそう語る月読命の横顔は、とても悲しげに見えました。 その剣の持ち主は――月読命はそう口にし、 「――秘密かな。私はなんとかしてそれを防ぎたいの。言の葉は、口に出すと本当になっちゃうでしょう? あなたには関係ないこと話しちゃった、ごめんなさいね」 おどけた様子で片目を瞑って見せたと思うと、するりと宙へと飛び上がりました。 「そういうわけで、さよならね。私はその人物に会いに行かなやきゃならないの――だから、あなたとの旅も、もうおしまい」 月を背に、そう飄々と告げて去ろうとする月読命の表情は、月光の影となり、良く見えませんでした。 その背を、若者は大声で呼び止めました。 大切な仲間のことに関係の無いことなどない、自分にも何か手伝えることがあるはず――その真剣な物言いに、月読命は足を止め、肩越しに振り返りました。 「…あなたって、誰にでもそんなにお人よしなの? そういうのって、いつか身を滅ぼすわよ?」 胡乱げな瞳を浴びせられ苦笑いをする若者に、月読命は大きくため息をつくと 「…まぁ、そんな言葉で喜んじゃってる私が、言えた話じゃないけれどね」 そう言って微笑みました。 ~『紅蓮古事記』 其の拾壱の③~ 身長 見下ろす側よ 体重 お月様は浮いてるからね♡ 最高速度 月光のごとく 好むこと 人の秘密を知ること 好まないこと 人に秘密を知られること 日課 月見酒 四々九 -- (名無しさん) 2016-07-11 01 47 03 禍津神の生まれる鍵となる物とは、卑弥呼3.5のフレーバーに書かれた『苦災薙の剣』だと推察できる。 その場合、所有者はヤマトタケルを指す(黒モードのアビリティ名)。 -- (名無しさん) 2016-07-11 02 03 58 VRのフレーバーです。 あぁ? なんだよ。 なんで外に出ねぇのかだと? 決まってんだろ、月が出てるからだよ。 『お天道様が見てる』って言葉があんだろ? 誰も見てねぇようでも、空を見上げりゃいつでもどこでも太陽はちゃんと見てるから、悪いこたぁすんなっつー話だな。 だからよ、世の悪党どもは、「悪事働くなら太陽の出てない夜のうちに」ってなるわけだ。だがな、実際のところ「お天道様」より「お月様」のが――ヤベェから。 太陽は悪事が、みんなによ~く見えるように照らすだけ、恥ずかしい真似すんなよ~って咎めるだけだがよ、月はそんな甘ぇもんじゃねぇ。 夜更けってよ、暗くてちょっと離れるとよく見えねぇだろ? けど、月明かりってのは、自分がなんか手作業する分にはさして問題ねぇっつう、ちょ~~~ど誰にも見られねぇでコソコソ悪さしたくなる、ぜっつみょ~~~な明るさだろ?――あれな、わざとやってんだよ。 悪さしてるのを空の上でみつけても、なんも言わねぇで、じっとこっそり見てんだよ。そんでもって、後になって、一番いや~~なタイミングで、ネチネチと嫌がらせのようにそれを追及してきやがんだよ。満月みてぇな満面の笑みで。言い逃れなんて出来やしねぇ。なんてったってずぅぅぅぅぅっと見てたんだからな。 あれは悪事を止めようと夜を照らしてるんじゃなくて、あえて悪事をしたくなるような薄暗さにして、誘ってやがるのさ。クスクス笑いながらよ、なんかいい弱みはねぇもんか、こっそり覗き見するために宙天に居座ってんのさ。 俺だって、あいつが見てると知ってりゃあんな…あんな……………ぐぉおお!! 思い出しただけで恥ずかしいぃぃぃぃ!! あの陰険姉鬼! いっそ殺してくれぇええええええ――て、はぁ…はぁ………あぁ? 何の話をしてんだだと? 月の話じゃねぇのかって? だから、月の話だよ。 ───『紅蓮古事記』 編纂中に出会ったある男の話 -- (名無しさん) 2016-09-24 22 46 59 これもVRのやつ 身長 見下ろす側よ 体重 死にたいの? 最高速度 月光のごとく 趣味 監視 監視範囲 どこまでも 主な監視対象 スサノオ -- (名無しさん) 2016-09-24 22 47 52
https://w.atwiki.jp/sekoketi-mama/pages/370.html
(スレ113より) 209 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 16 39 27 ID SQP4N3G7 本当にせこい話でおかしな話だけどさっきの出来事。 ()は読み飛ばして大丈夫な蛇足部分です。 長いけど許してくだしぃ。 たまたま発見した公園で子供と遊んで、帰る時手を洗おうとすると水道がない。 珍しいなーと思いつつウェットティシューで子供と自分の手を拭き、 ゴミ箱を探すが設置されていなかったのでビニールに入れて ベビーカーにしまっていると知らないママさんに話かけられた。 手拭き忘れたから分けてくれないー?と言われ、 渡そうとウェットティシューを出したら残り一枚位しか入ってない感触。 多分一枚しかないですがどうぞと包装ごと渡すと え!?一枚じゃ足りないよ!新しいのないの!?と言われ、若干ムカつきながらも ないです、と笑顔で返して子供をベビーカーに載せていた。 (ベビーカーの真ん前で進行方向を塞ぎながらそのママさんは自分の手を念入りに拭き、 薄汚れたウェットティシューで子供の手をちゃちゃっと拭いた。 普通逆だろ、と思いながら二人が移動するのを待った。) ママさんは使用済みのウェットティシューを私に差し出し、 元はあなたのだからあなたが持ち帰ってねとにっこり。ありがとうの一言もない。 関わりたくないタイプの人だな( A`)と思いつつ、さっさと離れたかったので そのママさんが使ったウェットティシューをビニールに入れて公園を出た。 211 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 16 44 01 ID SQP4N3G7 用事を済ませ帰宅途中に買い忘れを思い出し、コンビニへ寄った。 (明日の夕方から遊びに来る夫の姪っ子二人と私の姪っ子二人の為に少女漫画誌を2種類×4冊を買う為。 ボロボロに読み込んで尚、雑誌を捨てるのを嫌がり、 毎月の雑誌は買って貰えなくなってしまい、単行本のみ購入となった姪っ子ズ。 付録が欲しいのに!と泣いた姪っ子ズへ我が家に来た時のお楽しみとして 少女漫画雑誌をプレゼントする事が恒例になっている。) 少女漫画誌をカゴ1に積みベビーカーに引っ掛け、 入りきらなかった分をカゴ2に入れて手で持ちながら食玩を選んでいると カゴにいきなりバサバサっとお菓子を入れられた。 驚いて振り返ると公園のママさんと子供1号、公園にはいなかった子供2号が。 今の行動を咎めると、ママさんは意外そうな顔をしながら ウェットティシュー足りなかった事のお詫びとしてお菓子を買えと正当な要求の様に言ってきた。 つい切れてしまい、バカ言ってんなババァと一言言って 山の様に突っ込まれた駄菓子をそれぞれ棚に戻した。 212 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 16 45 01 ID SQP4N3G7 近くの店員さんも手伝ってくれた。 (わざわざ新しいカゴを持ってきて、欲しい物はここに入れて 自分のママに買って貰いなーと言ってくれた。 けど、お構いなくーこちらの人が買ってくれる約束なんでー、とスルーして私のカゴに入れまくるママさんと子供2号。) 棚に戻しまくる私と親切な店員さん、しかし私のカゴに戻す子供2号とそのママさん。 何度も繰り返され面倒になったので突っ込まれた商品もそのまま会計に行った。 (親切な店員のお兄さんが商品後で戻すからハネて下さいと言ってくれたけど申し訳なくて全部買った) 会計を済ませベビーカーに商品の入った袋を(引っ掛けるのではなく)くくりつけ、 ムービーモードにした携帯片手にコンビニを出た。(ママさん親子は外に居た) 案の定強奪しようとするママさん、抵抗する私、録画が終わると110番に電話。 110番に電話しても慌てる素振りもなく、警察にどっちが悪いか判断して貰うと言っていた。 213 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 16 47 01 ID SQP4N3G7 警察が来ても堂々と自分の主張をして、 (昼間のママへの無礼の詫びとしてママさんが私に菓子購入を提案した、 漫画を何冊も買っているんだから(雑誌も貰うつもりだったらしい) ママさんの提案を受け入れたと思った、 なのに渡さないのはおかしい、詐欺にあたる!と言っていた。) まだママさんの話しか聞いていない警察の人は既に呆れ顔。 (ママさんが警察来た途端まくし立てた) 私が話そうにもママさんが騒ぐので、ママさん親子はパトカーの中へ入れられた。 私は事情を話し、ムービーを見せた。 様子を見にきてくれた先程の店員さんがわざわざ説明してくれ、 その話を受けて、店長さん?が防犯ビデオを提出してくれた。 このママさん、結局パトカーで連れ去られたけど何の罪になるんですかね? 子供が泣き出したので切り上げて帰らせて貰ったのですが…なんか気味が悪いです。 ちなみに公園の話は11時台の話、コンビニは16時位の話です。 217 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 16 48 39 ID u1bDzOwa 恐喝未遂…かな? 218 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 16 49 23 ID RwEPfi9b うわぁ・・・・呆れてものがいえない・・・ 真性の基地外ってそこら中にいるんだね。 209さん乙でした。 もうそこの公園行かない方がいいよ。 219 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 16 52 36 ID SQP4N3G7 支援?ありがとうございます。 規制はされなかったですが人大杉で時間かかってしまいました。 買った理由は店員さんにさらに手間をかけさせるのが申し訳なくて。 警察呼ぶと言えばどーせ逃げ出すだろうとたかをくくっていました… こんな下らない事で呼んでしまった警察の方にも申し訳ないです。 警察に証言なんて大事になるんだったらハネてもらうべきでした。 すみません。 227 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 17 21 39 ID 76kgfckA ざらっと読んだけど刑法罪にはならんね… せいぜい迷惑条例に基づいてkの説教くらいかと。 相手の旦那が真っ当な人なら詫びるだろうけど こんな基地外の旦那がマトモとは悪いけど思い難い。 これから注意して暮らしてね。 229 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 17 40 57 ID lx9NA2yA 227 えー 恐喝に該当しないか? 確か未遂もあるっしょ 230 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 17 42 00 ID 0X6CV3BX 227 「強奪しようとした」とあるから、強盗未遂か恐喝にはなるんじゃないかな? 231 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 17 42 24 ID PbtXBMkH 227 やってる事はたかりか強盗に相当しそうですな 強盗かな多分 強盗(ごうとう)とは、脅迫や実力行使などによって他人の物を無理矢理奪う犯罪。 あるいはその者をさす。刑法上処罰の対象となることがある。 とあるので無理やり奪う行為してるので犯罪ですかね 232 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 17 43 59 ID 1yDo0lHF 公園からつけてきたのかガクブル マジで基地外だよこれ 234 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 17 46 34 ID lx9NA2yA スマソ「YO☆KO☆SE!!」じゃなくて 強奪しようとしてたのね KOEEEEEEEEE 235 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 17 49 18 ID D0aRDptz まぁ、念のためにその公園付近とコンビニ付近は一人では歩かないことだね。 逆恨みされたらイヤん。