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❖❖現在、存在する機関、条約となります❖❖ ❖❖ココに明記されているモノが国際的に正式承認されているものです❖❖ ◎過去に存在したものはコチラ(過去に存在した条約・機関)にて確認できます◎ 国際機関 国際連盟 ※加盟国は国際連盟詳細ページ参照 国際連盟憲章 大日本帝國、神聖アルビオン帝国、イギリス帝国、ケンダリ王国、桔梗国、環州共和国、スティルウェル諸島共和国 連合国(United Nations) ※加盟国は連合国詳細ページ参照 反帝和平国際会議 ※加盟国は反帝和平国際会議詳細ページ参照 軍事的条約・協定 ルゥシア雄武社会主義連邦国家 ルゥシア列島社会主義共同体、雄武人民共和国 中盧基本条約及び通商条約,中盧友好同盟相互援助条約 中華人民共和国 ルゥシア列島社会主義共同体 桔梗国、フランク=マルセイエーズ帝国の軍事同盟に関する条約 桔梗国、フランク=マルセイエーズ帝国 世界枢軸条約 アンゴラ帝国、インド=イスラーム帝国、韓綴大帝国、 クルフュルスト統一帝国、神聖アルビオン帝国、ルフトバッフェ帝国 インターナショナル 中華人民共和国 ソヴィエト社会主義連邦共和国 ドイツ民主共和国 エジプト共和国 ルゥシア列島社会主義共同体 ヴェトナム社会主義共和国 日本連邦共和国(東方共和国、坂東国、琉球人民政府以上三政府を包括) 朝鮮人民共和国政府 アプヴェーア・レイジア相互防衛条約 アプヴェーア社会人民共和国、レイジア・キングダム 日本連邦共和国 東方共和国、坂東国、琉球人民政府 北大西洋条約機構 バスク王国 カナダ 神帝国 神聖アルビオン帝国 クルフュルスト統一帝国 ルフトバッフェ帝国 ルクレール共和国 イタリア共和国 アメリカ合衆国 フィラディリア合衆国 通商・友好的条約・協定 中印基本条約及び通商条約 中華人民共和国 インド=イスラーム帝国 中埃建交連合公報 中華人民共和国 エジプト・アラブ共和国 中雄建交連合公報 中華人民共和国 雄武人民共和国 中伊建交公報 中華人民共和国 イタリア共和国 中里建交連合公報 中華人民共和国 リヴァンテミュール人民民主共和国 中和建交公報 中華人民共和国 極東和民国 中赫建交連合公報 中華人民共和国 フレデリカ公国 中徳建交連合公報 中華人民共和国 ドイツ民主共和国 連合国四理事国とフレデリカ公国の共同声明 インド=イスラーム帝国 中華人民共和国 アメリカ合衆国 イタリア共和国 フレデリカ公国 中蕃建交連合公報 中華人民共和国 赤道ヴァンバータニア政府 カナダ・フィラディリア友好条約 カナダ国 フィラディリア合衆国 中阿基本条約(中国・アルビオン) 中華人民共和国 神聖アルビオン帝国 中巴友好条約(中国・ブラジリア) 中華人民共和国 グレート・ブラジリア 中羅建交連合公報(中国・ルクレール) 中華人民共和国 ルクレール共和国 神聖アルビオン帝国とフレデリカ公国との間の基本的友好関係に関する条約 神聖アルビオン帝国 フレデリカ公国 中非共同宣言 中華人民共和国 フィラディリア合衆国 ルクレール・フィラディリア友好条約 ルクレール共和国 フィラディリア合衆国 中伊建交聯合公報 中華人民共和国 イラン=アゼリー人民共和国 ルゥシア・ブラジリア友好条約 ルゥシア列島社会主義共同体 グレート・ブラジリア カナダ・中央アジア民主連合外交全権友好条約 カナダ国 中央アジア民主連合国 ルクレール・中亜友好条約 ルクレール共和国 中央アジア民主連合国 朝中基本条約 朝鮮人民共和国 中華人民共和国 中華人民共和国と日本連邦共和国との間の平和友好条約 中華人民共和国 日本連邦共和国 特殊条約 ミラノ講和条約 中華人民共和国 ルゥシア列島社会主義共同体 ソビエト社会主義共和国連邦 イギリス帝国 ルヨナルオ号事件の解決に関する中華人民共和国並びに大日本帝国共同宣言 中華人民共和国 大日本帝国 その他国際関係に関係する国内法 中華人民共和国領海及び隣接区法 中華人民共和国
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ルンガ沖 マップ一覧へ マップ詳細 種類 宇宙 作戦名 出現 デラーズ紛争編のみ 解説 フォンブラウンでGP01フルバーニアンを受領し、観艦式の行われるコンペイトウへ向かうアルビオン。だがその途中、デラーズフリートに合流しようとしていたチベを発見する。フルバーニアンは、新型の兵装ロング・ライフルを使い応戦する。 地形 備考 マップ 宇宙 100% ・大型隕石×2 地上 0% 砂漠 0% 森林 0% 冷地 0% 水中 0% 曲 優勢 通常 劣勢 特殊部隊 連邦軍 (両雄激突) 機体番号 キャラクター メカ 武装A 武装B カスタム 備考 隊長機 サウス・バニング(R) ジム・カスタム ジム・ライフル シールド(ジム・コマンド) 強化炸裂弾 2番機 アルファ・A・ベイト(Ver.1) ジム・カスタム ジム・ライフル シールド(ジム・コマンド) ??? 3番機 ベルナルド・モンシア(Ver.1) ジム・カスタム ジム・ライフル シールド(ジム・コマンド) 高度格闘プログラム 4番機 チャップ・アデル(Ver.1) ジム・キャノンII ジム・ライフル シールド(ジム・コマンド) ??? 5番機 コウ・ウラキ(R,Ver.2) ガンダム試作1号機Fb ロング・ライフル(ガンダム試作1号機Fb) なし 外部ジェネレーター 艦長 ニナ・パープルトン アルビオン 部隊名 アルビオン隊 出展 機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY(CDシネマ ルンガ沖砲撃戦) ジオン軍 (両雄激突) 機体番号 キャラクター メカ 武装A 武装B カスタム 備考 隊長機 一般兵 ドラッツェ なし なし ??? 2番機 一般兵 リック・ドムII ジャイアント・バズ(リック・ドムII) なし ??? 3番機 一般兵 リック・ドムII ジャイアント・バズ(リック・ドムII) なし ??? 4番機 一般兵 ザクII後期型 ザク・バズーカ なし ??? 5番機 一般兵 ザクII後期型 ザク・バズーカ なし 強化炸裂弾 艦長 一般兵 チベ(緑) 部隊名 デラーズ艦隊 出展 機動戦士ガンダム 0083(CDシネマ ルンガ沖砲撃戦) CPU部隊 連邦軍 (両雄激突) 機体番号 キャラクター メカ 武装A 武装B カスタム 備考 隊長機 コウ・ウラキ(R,Ver.2) ガンダム試作1号機Fb ロング・ライフル(ガンダム試作1号機Fb) ??? ??? 2番機 アルファ・A・ベイト(Ver.1) ジム・カスタム ジム・ライフル シールド(ジム・コマンド) ??? 3番機 ベルナルド・モンシア(Ver.1) ジム・カスタム ジム・ライフル シールド(ジム・コマンド) ??? 4番機 チャップ・アデル(Ver.1) ジム・キャノンII ジム・ライフル シールド(ジム・コマンド) ??? 5番機 チャック・キース(UC) ジム・キャノンII ジム・ライフル シールド(ジム・コマンド) ??? 艦長 ??? アルビオン 部隊名 アルビオン隊 出展 機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY(CDシネマ ルンガ沖砲撃戦) ジオン軍 機体番号 キャラクター メカ 武装A 武装B カスタム 備考 隊長機 2番機 3番機 4番機 5番機 艦長
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前ページ次ページ超1級歴史資料~ルイズの日記~ 結婚式当日 アルビオン軍が攻めてきた! しかも不可侵条約を汚い謀略で破って! 突然の奇襲によりトリステインの艦隊は壊滅したそうだ。 しかし、アルビオンの侵略を予想していたBALLSはアルビオンに対抗すべく、ひそかに空中戦艦を建造していたりした。1日で。 B A L L S が 一 晩 で や っ て く れ ま し た 。 ナニモノですかコイツラは。おでれーた。 私の船はヴァリエール壱号から108号まで作られた。名前がぞんざいなのはそれらが1日で作られてしまったからに他ならない。 私は1日でトリステイン1の船持ちになってしまった。 アルビオンの宣戦布告から知らせが学園に届くまで1日しかなかったので、107隻しか作れなかったそうだ。どんだけ~~~ しかし大砲は火薬が用意できなかったので積んでいないので、1号以外はほとんど空飛ぶカカシにしかならないそうだ。 ナニソレ?片手落ちどころか両手落ちじゃない!? ので、大砲がないので体当たりを唯一の武器にするそうです。正気デスカ? 大砲を撃たれながら、船尾のブースターからぷらずま火を吹き出させて突っ込んでいくヴァリエール艦隊。 乗員はいないので、操縦はほとんどBALLSまかせです。 アルビオン軍は一斉に砲撃を仕掛け撃ち落そうとする。その中にはいつか見たミサイルも含まれていた。 何隻かは届かずに蜂の巣になって墜落していくが、それでも数はこちらの方が倍以上多い。 私のヴァリエール艦隊は108隻まであるぞ。 アルビオンの軍艦に突き刺さる急造の新品の戦艦。 そして溢れ出すヴァリエール戦艦の中身、速乾性のコンクリートとか接着剤でどろどろのヤツだ。アルビオンの戦艦に汚らしく張り付く。 大きく破壊された挙句、自重が倍以上になってバランスを崩して落ちていく戦艦。 戦艦からぽろぽろ落ちるように脱出していく豆粒のようなBALLSたち。 アルビオンの不可侵条約破りもアレだが、そのことがマトモに思えるぐらいのかなりアレな狂気の沙汰だった。 アルビオンの貴族たちは不満たらたら脱出している。 虚無も伝説もクソもない、力押しの物量作戦の勝利だった。 始祖の祈祷書と水のルビーからわかった爆破の呪文。私の属性は虚無だった。 いっちょ使おうと思ったけど、目の前にはもう敵艦がいなかった。 地上では浮き足立つどころか恐慌状態のアルビオンに、トリステイン軍が突撃をかけている真っ最中だった。あそこには撃てないわよね………。 なんだろうかこのむなしさは。戦争っていつもむなしいものよね。 後日、魔法学園の裏山が1日で丸ごと消えたと騒ぎになっていた。 ひょっとしてヴァリエール艦隊の原材料は・・・・・・ 1週間後 戦争勝利!! 姫様は王女から女王へと昇進された。 あと、その大戦果を理由にゲルマニア皇帝との結婚も取り消しになった。 ゲルマニカの皇帝は何故か前よりも乗り気で婚姻を進めたがっていたらしいが。何故だろう?皇帝も嫁がほしいのだろうか? 姫様もとい女王陛下は私を大公やシュバリエに叙したかったらしいのだが、戦争に乱入した時の私は軍属じゃなく学生だったのでお流れになるらしい。 あの船を弾丸がわりにしてバキバキ叩きつける戦法は、トリステイン貴族の船乗りからも不評だったらしいし。 空に対する敬意も、船に対する愛情もないからとのこと。そりゃそーだ私は飛んだことないし、船は乗るものでなく逃げ込む所だったし。 お父様も娘を甘やかさないでくださいと、言っておられたそうだ。後が怖いな。 代わりに何か要求はありますか、と聞かれたのでまず始祖の祈祷書の件を頼んだ。なんか読めたのでもうちょっと貸してほしい。 そう言うとなぜか女王直属の女官に任命され、直筆の書状を頂いた。 あと、ヴァリエール艦隊の残りを30隻ほど引き取ってもらった。 学園の私の部屋はもう物でいっぱいで船なんて入らないし、急造だからトイレも武器もないし、接着剤臭い。 乗り込む水兵もあてがないし、捨てるのはゴミ分別が難しいので、ある程度改造させて軍艦にするから有効に使ってほしい、と。 姫様は引きつった顔をしていた。なんで? それと裏山がなくなったことの学園長の処分をちょっとだけ待ってくれるように頼んだ。すぐに裏山を作らせますから。 更に引きつる姫様。 ルイズは本当~に昔から変わった子だったわね、とのお褒めの言葉を頂いた。褒められていないような気がする。 BALLSなら………BALLSならやってくれるっ! 3日後 魔法学園の裏山が3日で再生した。おでれーた。 できるんじゃないかと思っていたが、マジですごいよBALLS。 見る見るうちに土を盛られて山ができて、もりもり木が植えられていくのは、スゴイを通り越してアホな光景だった。 ニューカッスルの時は地面の底の作業だったから良く見えなかったが、見ていると正直スゴイ。 山の一面に張り付いて蟻みたいにうごめいてるのは全部BALLSなんだろう。 生えている木は『ばいおてくろのじー』で培養した『養殖もの』らしい。 原生林と比べると質は落ちるものの、地面の保水力はなかなかの物であるらしい。 ただ、見栄えだけで元の生態系ではないので、度々手を入れ管理する必要がある庭みたいなものなので、多様はオススメできないとのこと。 オスマン曰く、直せばいいというもんじゃなかろう、とのこと。ごもっとも。 コルベール曰く、イィ!スバラシイィ!!とのこと。最近研究で倒れすぎて壊れてる。そのクネクネしたポージングをやめても当分嫁は来そうに無い。 グランパ曰く、旧式のOVERS-SYSTEMか………どこの誰が介入を、とのこと。また出たその名前。ソレってナニサマ? 一応お咎めはなし。 ところで山の頂上におまけで立てられた天文台はいったいなんなんだろう? 前ページ次ページ超1級歴史資料~ルイズの日記~
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前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ 空を飛ぶ竜の背で感じる風は一時も休まることなく頬を叩き髪をなびかせる。 目に入りそうになった髪の一筋をかき上げたキュルケは指の間から見えるひときわ大きな雲の中におぼろげに光る何かを見つけた。 髪に当てた手をそのままに目をこらしていると、それは横に広がる輪郭を雲の中に映していき、なんの支えも無く宙に浮くその姿を見せていく。 「見つけたわ。あれ」 それこそがアルビオン。霧のベールをまとうが故に白の国とも呼ばれる浮遊大陸である。 その大陸にそびえる山に積もった万年雪が日の光を照り返し、まるで自らの内から発していたかのように輝いていたのだ。 キュルケが見たものと同じ光を見たタバサが、自らの使い魔である風竜の耳元で囁くと、それは翼を大きく羽ばたかせ首をアルビオンに向けた。 アルビオンの周りを囲む雲が後ろに流れるたびに、それまで淡い影だった大陸は徐々にはっきりとした輪郭と色を得ていく。 「ギーシュ、出番よ」 「ふふん。ぼくのヴェルダンデにまかせたまえ」 シルフィードの背に乗りラ・ロシェールから飛び立ったものの、キュルケ達はルイズがアルビオンのどこに行ったかは全くわからない。 それを見つけるための決め手こそギーシュの使い魔ジャイアントモールのヴェルダンデなのだ。 「さあ、頼むよ。ヴェルダンデ」 ギーシュが使い魔に命令する、と言うより麗しい女性のように頼まれたヴェルダンデは鼻を少し上げて左右に振り始めた。 モグラは元々嗅覚に優れた動物である。ジャイアントモールの嗅覚はさらに優れており、地中深くにある宝石を探し出し、嗅ぎ分けることすらできる。 それならヴェルダンデの嗅覚を使って水のルビーを見つければ、それをつけたルイズも見つけることができる。 ギーシュはそうラ・ロシェールでヴェルダンデと再会した後に蕩々と語ったのだ。 「ふんふん、なるほど」 「どう?ルイズはどこにいるの?」 ギーシュはさらさらの髪をかき上げ、ふっと鼻で笑うと答えた。 「わからない、だってさ」 「タバサ、ちょっと宙返りして。余計なもの捨てるから」 それを聞いたタバサは全く躊躇することなく真顔で頷く。 「わ、わ、わー、ちょっと待ってくれたまえ」 ギーシュの必死の叫びに何か思うことがあるのか、タバサはシルフィードの傾きかけた体を水平に戻す。 ただ、後ろを向いてギーシュを見る目は一見いつもと変わらないものであったが、被告人の言葉を聞く冷酷な裁判官のようでもあった。 「いいかね。いくらヴェルダンデの鼻が優れていると言ってもアルビオン全部の宝石の臭いが分かるほどじゃないんだ」 「それで?」 キュルケの二つ名は微熱。 だが、その言葉は吹雪よりも冷たい響きを秘めていた。 ──つまらないことだったら落とす とでも言いたげに。 「アルビオン全部はムリだけど見える範囲くらいなら十分嗅ぎ分けられる。それでも目で探すよりはずっと早いし確実なはずさ」 ギーシュはさらに説明を続ける。 ここで落とされたらメイジといえどもたまったものではない。 フライやレビテーションの魔法を使うにも限界はあるのだ。 「だからアルビオン上空をくまなく飛んで欲しい。必ず見つかる。いや、見つけてみせる」 「それしかないわね」 もう一度アルビオンを見たキュルケは溜息を一つついた。 ヴェルダンデが現れた時にはアルビオンが見つかればすぐにわかるというように聞かされていたのに随分と話が違ってしまった。 だからといってキュルケはここでルイズ探しをやめる気はない。 それどころか絶対に見つける気でいた。 「あなたが起きていればもっと別の方法もあったかも知れないわね」 キュルケは胸に抱いていたフェレットのユーノの背を毛並みに沿って撫でる。 まだ死んではいない。 しかし血を流しすぎた白い獣からは温かさよりも冷たを感じる。 「思ったとおりにはいかないものね」 シルフィードが雲の中に滑り込んだ。 視界が一瞬だけ白く覆われ、すぐに晴れる。 雲を抜けるとその下にはもうアルビオンの大地が広がっていた。 ──思ったとおりにはいかない まさしくその通りだ。 キュルケとギーシュは竜に乗り慣れていない。 タバサもシルフィードの主人ではあるものの未だ竜の乗り手として熟練しているとは言いがたい。 特に移動するアルビオンまでの航路の知識は船乗りには及ばないし、フネとの速度差も実感してはいなかった。 故に彼女らが思ってもいないことが起こっていた。 窓の外を見るルイズの目に映るいくつもの雲は流れては消え、また消えては流れる。 だが、それは瞳に映るのみで心は全く違う二つのものを見ていた。 1つは彼女の婚約者、ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド。 手を引かれてラ・ロシェールの港に走っていくのはまるでおとぎ話の1シーンのようでもあり、夢のようでもあった。 彼がいればこの任務を必ず果たせると確信できる。 それに彼は魔法も満足に使えない自分のことを覚えていてくれたし、結婚まで申し込んでくれた。 その時のことを思いだし、ルイズは頬を赤らめ、ほうと溜息をついた。 もう一つは彼女の使い魔、ユーノ・スクライア。 剣と魔法を操り、無数の傭兵の前に立つ彼の後ろ姿は自分よりもずっと年下なのにとても頼もしく見えた。 彼は今一番近くにいて欲しい人。 だけどその後ユーノは追いかけては来なかった。 その時のことを思いだしたルイズはレイジング・ハートを固く握りしめた。 (ユーノ、私はここよ。こっちよ) 声は届かなくても念話なら届くかも知れない。 届けば空を飛べるユーノなら必ず追いかけてくるはず。 (早く来て) ワルドの申し出にどう答えるか。 その答えはもう決まっていた。 だけど、どうしても言えずにいた。 ワルドの前に行こうとする足は止まり、答えを伝えようとすれば喉がつまる。 ──ユーノならきっと喜んでくれるわよね そうすればきっと答えられるような気がした。 ルイズは再び外を見る。 青い空が見えた。流れる白い雲が見えた。眼下には大地が見えた。 アルビオンはまだ見えなかった。 ユーノはどこにも見つからなかった。 これはシルフィードがアルビオンの大地に影を落としたのと同じ時刻のこと。 ルイズの乗るフネは未だアルビオンを離れた空にあった。 ヴェルダンデの鼻があるとはいえ、どこにいるかわからないルイズを見つけるにはアルビオン中を飛び回るしかない。 しかしシルフィードの背に乗り、空を飛ぶギーシュ達はルイズを見つける前に逆に見つけられていた。 「うわああ、来た、来た、来た!」 酷くうろたえてギーシュはちらちらと後ろを伺う。 「ちょっとは落ち着きなさい」 「そりゃそうだけど」 アルビオン大陸中央部に入ってからすぐの事だ。 たまたま後ろを見ていたギーシュは雲間に小さな影を見つけた。 何かと考えているうちにどんどん接近してくるそれを見続けていたギーシュは思わずそれはもう情けない顔──モンモランシーには見せなくない──をしてしまった。 それは風竜だったのだ。 ただの風竜ではない。背中に人を乗せている。つまりは竜騎士だ。 アルビオンはほとんどレコン・キスタの勢力下にあるという。 だったら、こんなところを飛んでいるのは間違いなくレコン・キスタ側の竜騎士だ。 杖を振りかざして「降りろ」と合図を送っているのが見えるほどに近づいたが、冗談ではない。 アルビオン王家に接触しようとしているトリステイン貴族が捕まってただですむはずがないではないか。 ルイズと一緒にいるワルドがレコン・キスタに着いていると予想されている今ならなおさらだ。 「もっとスピードは出ないのかい?このままじゃ追いつかれる」 「無理」 完結に答えたタバサの後ろでまたもギーシュは情けない声を上げる。 シルフィードも風竜ではあるがまだ子供。しかも、こちらは3人乗りで向こうは軽装の1人だけ。 どう見ても向こうの方が速い。 「ど、ど、ど、どうするんだよ」 追いつかれるのも時間の問題だ。 これ以上速度が上げられないシルフィードの下を村が通りすぎ、街道が通りすぎる。 草原を通り過ぎた後は森が広がっていた。 タバサは握りしめた杖の頭を上に向ける。 「私に考えがある」 タバサがあの時──学院で大砲を持ったゴーレムと戦った時──と同じように呟いた。 サウスゴータ地方に配属された竜騎士である彼はいつもの通り哨戒を続けていた。 すでに王国軍が一掃されたこの辺りの任務で退屈をしていた彼は、大あくびの途中で思いがけないものを見つけた。 こんなところを風竜が飛んでいたのだ。 しかもその背に乗っているのはレコン・キスタに参加しているとは思えないどこかの学生らしき人だ。 つまりは不審竜と不審者である。 ぴしゃりと頬を叩いて眠気を晴らした彼は手綱を操り、風竜の速度を上げ不審な風竜を追った。 近づいて合図を送るが速度をゆるめる気配はない。 それどころか速度を上げて逃げようとまでしたのだ。 当然彼も任務を果たすべく速度を上げて追う。 逃げられるはずがない。風竜の大きさもさることながら乗っている人数の差から考えても無駄なことだ。 そうしてサウスゴータ近くの森林上空まで来た時だ。 逃げる風竜の周囲にいくつかの光点が突如発生したのだ。 「なんだ?」 彼もメイジだ。 その光点が何かはすぐに知れた。 魔法で作られた火球がカーブを描きながら飛んでくる。 自動的に目標を追いかける火の魔法、フレイムボールだ。 「くっ」 この風竜は残念ながら使い魔ではないが彼も竜騎士になったばかりの新米ではない。 音に聞こえた無双ともうたわれるアルビオンの竜騎士なのだ。 普段の訓練通りにマジックアローを飛ばし、一つずつ火球にぶつけ相殺していく。 「やるな」 その火球の起こす爆発に彼はいささか舌を巻いた。 火球の速度、大きさから考えても腕の悪いメイジではない。 おそらくトライアングル以上のメイジだ。 爆風が晴れると逃げる風竜が急激に上昇を始めていた。 「これを狙っていたか」 上空には折り重なった分厚く、濃い雲があった。 「しっかり捕まって」 タバサはそうぽつりといつものように言うと、キュルケの返事も聞かずにシルフィードの首を真上と見まごうくらい高く上げた。 「ひっ」 後ろからのギーシュの悲鳴を聞きながらキュルケはシルフィードの背びれに両手でしっかりとしがみついた。 途端、目の前に厚すぎて灰色になった雲が迫る。 その分厚さにキュルケは目の中に雲が入ってくるような錯覚を覚えて思わず目をきつく閉じた。 それは手ばかりでなく足でもしがみついているギーシュや不思議な掴まり方をしているジャイアントモールのヴェルダンデも同じだった。 逃げ続ける風竜が雲の中に隠れても彼はまだ余裕があった。 相手の風竜を操る乗り手の腕は悪くない。いや、彼の所属する竜騎士団の中でも中の上には位置するだろう。 まるで風竜に言い聞かせるように自在に操っている様子から考えると、あの風竜は使い魔なのかも知れない。 だが、いかんせんあの風竜には荷物が多すぎたし、乗り手は空戦の経験に不足しているようだ。 分厚い雲に隠れるという発想はいいが、入り方がいかにもまずい。あれでは飛ぶ方向がはっきりわかってしまうではないか。 先ほどの魔法の応酬で距離は開いてしまったが追跡に問題はない。 彼もまた手綱を引いて竜の首を上げ、雲に飛び込んだ。 ──このままやつの頭を押さえる 視界が雲に覆われても焦りはなかった。むしろ余裕すらあった。 このような時には経験がものを言う。 その差を確信したが故に彼は目前にぼんやりとした竜の影を見つけた時、笑みさえその顔に浮かべた。 首の後ろをひんやりとしたものが掴んだ それが何かを確認する暇さえなく、突如無数の針に首を刺されたような痛みを感じた瞬間、彼の心と体は力を失い自らの竜の背に身を横たえた。 前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ
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前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ ソーサリー・ゼロ これまでのあらすじ 第一部「魔法使いの国」 君は、若く勇敢な魔法使いだ。 祖国アナランドを危機から救うべく、カーカバードの無法地帯を横断する旅を続けていた君だったが、ふと気がつくと周囲の光景は 一変していた。 そこは、ハルケギニア大陸のトリステイン王国と呼ばれる未知の土地であり、魔法を使える特別な血筋の者たちが王侯貴族として君臨し、 大多数の平民たちを支配しているという、奇妙な世界だったのだ。 君がこのハルケギニアにやって来たのは、ルイズという少女が執り行った、『≪使い魔≫召喚の儀式』が原因だった。 ルイズは大いに戸惑いながらも、とにかく君を≪使い魔≫にすることに決め、自分に対する忠誠を求めた。 今すぐカーカバードに戻る方法がないと知らされた君は、当面の庇護を得るために彼女に従うことに決めるが、自分が重大な任務を帯びた 魔法使いであることは、黙っておいた。 ルイズは、貴族の子弟のための学び舎『トリステイン魔法学院』の生徒であり、君も彼女の学業につきあわされることになる。 君の『ご主人様』であるルイズは、名門貴族の令嬢でありながら、どういうわけか魔法がまったく使えぬ劣等生であり、 心ない者たちから≪ゼロのルイズ≫という屈辱的な名で呼ばれていた。 ハルケギニアに召喚されてから七日目に、事件が起きた。 学院の教師コルベールが、解読の助けを求めて君に手渡した≪エルフの魔法書≫と呼ばれる書物が、≪土≫系統の魔法を操る正体不明の盗賊、 ≪土塊(つちくれ)のフーケ≫によって奪われたのだ。 森の中でフーケに追いついた君は、盗賊の正体が美しい女だと知るが、そこに思いもよらぬ乱入者が現れる。 かつて、君によって全滅させられたはずの『七大蛇』のうちの二匹、月大蛇と土大蛇が、君とフーケに向かって襲いかかってきたのだ。 さらには、ルイズと、彼女の同級生であるキュルケとタバサまでもが駆けつけ、激しい闘いの末、月大蛇は打ち滅ぼされ、土大蛇は逃走した。 学院に戻った君は、ルイズと学院長のオスマンに、自らの正体と≪諸王の冠≫奪回の任務について打ち明ける。 ふたりは大いに驚きながらも、君の話を信じ、君がカーカバードに帰還する方法を調べると、約束してくれた。 翌日の夜、学院で催された舞踏会から抜け出したルイズは、君のところへやって来て、必ず≪ゼロ≫から抜け出し、君より偉大な魔法使いに なってみせる、と宣言する。 君は、『ご主人様』のルイズや学院の人々、そして、この美しい世界に対して愛着を覚えるようになっていたが、自身の内側で起きている 恐るべき異変には気づいていなかった。 第二部「天空大陸アルビオン」 トリステインの王女アンリエッタが学院を訪れた日の夜、君とルイズはオスマン学院長の呼び出しを受ける。 オスマンが話すところによれば、彼の旧友であるリビングストン男爵という貴族が、遠く離れた二つの場所をつなげる≪門≫を作り出す魔法を 研究しているのだが、その≪門≫は、このハルケギニアと、君が居たカーカバードを結んでいるかもしれぬというのだ。 カーカバードへ戻れる望みが出てきたことを知った君は、男爵が住まうアルビオンに向かうが、その旅には『ご主人様』のルイズと、 かつて君を相手に決闘騒ぎを起こしたギーシュが、強引に同行してきた。 港町ラ・ロシェールで≪土塊のフーケ≫と再会した君は、彼女と力を合わせて水大蛇を倒すが、七大蛇がアルビオンに拠点を置いて、 何かを企んでいることを知る。 『白の国』の異名をもつアルビオンは、雲と霧に包まれて天空を漂う、驚異の地だった。 空飛ぶ船でアルビオンに降り立った君、ルイズ、ギーシュの三人は、リビングストン男爵の領地へ向かうが、アルビオンは国を二分しての 内乱に揺れており、男爵は行方知れずになっていた。 男爵を探してとある村に立ち寄った君たちは、そこで酸鼻きわまる虐殺を行っていた傭兵たちと出くわし、捕らえられてしまう。 君は、以前にオスマンから貰った、意思を持つ魔剣であるデルフリンガーの謎めいた力の助けを借りて、彼らの首領格であるメンヌヴィルを 討ち取り、残った傭兵たちは、突如現れた、アルビオン王国の皇太子ウェールズ率いる一隊によって、殲滅された。 君たちがアルビオンに来るにいたった事情を知らされたウェールズは、リビングストン男爵は貴族派と呼ばれる反乱軍によって捕らえられ、 むごたらしく殺されたと告げる。 ウェールズは、帰還の望みが絶たれたことを知らされて意気消沈する君を、ニューカッスルの城へと招いた。 追い詰められた王党派にとって最大の拠点であるその城には、男爵の遺品や書き置きが残されているかもしれぬのだ。 秘密の地下通路をたどってニューカッスルの城に入った君たちは、倉庫で男爵の日記を見いだすが、君の役に立つような記述は何もなかった。 ≪門≫の探索をあきらめてトリステインに戻ることに決めた君たちは、トリステインから派遣された大使、ワルド子爵と出会う。 婚約者であるルイズとの偶然の再会に喜ぶワルドだったが、その正体は、アルビオンの貴族派を背後から操る結社≪レコン・キスタ≫の 一員だった。 巨大なゴーレムがニューカッスルに襲来した混乱に乗じて、国王の命を奪い、ウェールズをも手にかけようとしたワルドだったが、その場に 君が立ちふさがる。 ルイズとデルフリンガーの助けもあって、どうにかワルドに打ち勝った君だったが、そこに火炎大蛇が現れ、ワルドは逃走する。 火炎大蛇が倒されたのち、ウェールズは君たちに、裏切り者のワルドにかわって、トリステイン大使の務めを果たしてほしいと頼む。 務めとは、かつてアンリエッタ王女がウェールズに宛てた恋文を、王女のもとへ持ち帰ることだった。 この恋文の存在が明らかになれば、締結直前にあるトリステインと帝政ゲルマニアの同盟は破棄され、トリステインは単独で、 ≪レコン・キスタ≫が主導する新生アルビオンの脅威に、立ち向かうことになってしまうのだという。 君たちに手紙を託したウェールズは、数日のうちに全軍による突撃を敢行し、名誉ある戦死を遂げるつもりだと言うが、ルイズはそれに反対し、 トリステインへの亡命を勧める。 ウェールズはルイズの意見に頑として耳を傾けなかったが、ついで説得に立った君の言葉に心を動かされ、たとえ卑怯者と呼ばれようとも 生き延びて、≪レコン・キスタ≫を苦しめてみせると告げた。 ウェールズと意気投合した君は、彼が語った噂話から、七大蛇が≪レコン・キスタ≫の頭目クロムウェルの忠実なしもべだと知る。 君たちはニューカッスルの城から脱出する難民船に便乗し、トリステインへの帰路につくが、その頃アルビオンでは大陸全土に、 奇妙な甲高い音が鳴り響いていた。 それは、二つの世界を隔てる壁が引き裂かれた音だった。 第三部「さまよえる冒険者」 トリステインに帰り着いた君たちは、アルビオンでの顛末とウェールズの決意をアンリエッタ王女に報告した。 アンリエッタは感謝の証として、ルイズに王家伝来の秘宝≪水のルビー≫を譲り、また、同じく国宝ではあるが、何も書かれていない頁が 連なるだけの書物≪始祖の祈祷書≫を預け、その調査を頼む。 アンリエッタは、大国ガリアを中心とした≪レコン・キスタ≫討伐のための諸国連合軍が結成され、トリステインもこれに参加することを、 君たちに伝える。 これによって、アルビオンの脅威は遠からず消滅することは確実なため、トリステインとゲルマニアの同盟締結は中止され、アンリエッタは、 ゲルマニア皇帝との望まぬ政略結婚をまぬがれることとなった。 学院に戻った君はタバサと言葉を交わし、彼女の家族が重い病に臥せっていると知り、近いうちにその者の治療に行くと約束した。 数日後、君は荷物持ちとして、ギーシュとその恋人モンモランシーとともに『北の山』へ行くことになったが、そこで土大蛇の襲撃を受ける。 土大蛇を倒した君だったが、深手を負ったギーシュを救うために、ブリム苺のしぼり汁を使い果たしてしまった。 この薬は、タバサの家族に試すはずの癒しの術を使うために、必要不可欠な物なのだ。 タルブの村の出身で、今は学院に奉公している少女シエスタの実家に、同じ薬があることが明らかになり、君、ルイズ、タバサ、キュルケ、 シエスタの五人は、タルブへと向かった。 シエスタの実家でブリム苺のしぼり汁を手に入れた君は、シエスタの曾祖父が、君と同じように≪タイタン≫の世界からハルケギニアに 迷い込んだ人物であることを知る。 君たちは、シエスタの曾祖父がくぐり抜けた≪門≫が存在するという洞窟を調べ、最深部にそれらしき場所を見出したが、そこに≪門≫はなかった。 洞窟の調査を終えた君たちがタルブに戻ると、そこに、生きた泥沼のような姿をした≪混沌≫の怪物が来襲する。 草木や家畜をむさぼり喰い、土や空気を汚染して、どんどん大きくなる≪混沌≫の怪物を前に、進退窮まる君たちだったが、ルイズが偶然開いた ≪始祖の祈祷書≫に現れた呪文を唱えると、まばゆい光が炸裂し、怪物は跡形もなく消滅した。 デルフリンガーによれば、ルイズが唱えた呪文は、伝説の失われた系統≪虚無≫のものであり、彼女は≪虚無≫の担い手なのだという。 ルイズが普通の≪四大系統≫の魔法を使えなかったのは、≪虚無≫を受け継いだ代償だったのだ。 タバサに連れられて、彼女の実家にやってきた君が見たものは、恐るべき毒に心を狂わされ、我が子を目にしておびえた声を上げる、 タバサの母親の姿だった。 タバサの母親に癒しの術をかけた結果は、完治には程遠いものだったが、それでも彼女は、恐怖や苦痛からは解放されたようだった。 タバサと、彼女の実家を管理する老執事は涙ながらに喜び、君は、タバサがガリア王家の出身であり、彼女とその両親は王位継承争いの 犠牲者だということを知らされた。 タルブから持ち帰ったブリム苺のしぼり汁は数に余裕があったため、君は次にルイズの姉を治療するべく、ルイズの実家である ラ・ヴァリエール公爵の屋敷へ行くが、そこで執事殺しの疑いをかけられ、屋敷の中を逃げ回ることになってしまった。 ルイズの姉カトレアは君の無実を信じ、部屋にかくまってくれるが、そこに今回の事件の黒幕である風大蛇が現れ、君たちに襲いかかる。 七大蛇の主人クロムウェルは、正体不明の兵器を用意していたが、それを妨げる手段を知るかもしれぬ君を危険な存在とみなし、 抹殺するべく土大蛇と風大蛇をさしむけてきたのだ。 風大蛇はルイズの母親によって倒され、怪物の放つ毒を吸って重態に陥ったカトレアも、君のかけた術によって救われたが、 癒しの術も、彼女の生まれつきの体質を改善するまでにはいたらなかった。 学院に戻った君は、≪虚無≫の絶大な力を恐れたルイズが、アンリエッタと相談した末、自分が≪虚無≫の担い手であることを絶対の 秘密とし、二度と≪虚無≫の術を使わぬと決めたことを知った。 ルイズやキュルケ、ギーシュたちと一緒になって、アルビオンに向かって出征するトリステインの軍勢を見物する君の内心は、 穏やかではなかった。 クロムウェルが用意しているという、この世界の常識を超えた恐るべき秘密の兵器とは、いったいなんなのだろうか? 一 夏の訪れを感じさせる陽射しを受け、額に汗をにじませながら、西の空を見上げる。 視界の遥か先を漂っているであろうアルビオン大陸の姿は、見えるはずもないが、雲と霧をまとって空に浮かぶ『白の国』の壮大な眺めは、 君の頭に刻み込まれている。 かの地では今、敵味方合わせて十万をゆうに越す大軍がぶつかり合い、火花を散らしているはずだ。 ハルケギニア諸国連合軍によるアルビオン遠征が始まって、二十日近くが経つが、トリステイン王国と魔法学院は平和そのものだ。 アルビオンにおける戦況について、宮廷からの発表はなく、人々の情報源はもっぱら、徴用された貨物船の水夫や荷役夫たちが持ち帰る土産話と、 貴族の将校たちが家族や恋人に宛てた手紙による。 君は学院とトリスタニアの町でこの大戦(おおいくさ)に関する噂を拾い集めたが、その多くは、万事が順調に進んでいることを示していた。 ──アルビオンへの進撃において、驚くべきことに、精強を謳われたアルビオン空軍の迎撃はなく、艦隊はまったくの無傷で上陸した。 ──連合軍は各地で快進撃を重ね、トリステイン軍は交通の要衝である古都シティ・オブ・サウスゴータを占領した。 ──主力をつとめるガリア軍は首都ロンディニウム攻略の準備にかかっており、もうすぐ≪レコン・キスタ≫は崩壊し、戦は終わるだろう。 噂を聞くかぎり、連合軍の勝利は揺るぎなきものと思えたが、君が本当に知りたいこと──ウェールズ皇太子の安否とクロムウェルの秘密兵器── に関する情報は、なにひとつ得られなかった。 『白の国』に上陸した連合軍はすぐさま、アルビオン王家の最後の生き残りであるウェールズの生死を確認すべく動いたが、 彼の足跡は、王党派最後の拠点ニューカッスルの城──今は瓦礫の山に変わっているそうだ──を最後にふっつりと途絶えており、 その行方は杳として知れぬという。 君は、アルビオンを発つ前夜にウェールズと交わした言葉を思い起こす。 「たとえ卑怯者のそしりを受けようとも、私は生きる」 「この命が続く限り、奴らの悪だくみを邪魔し続けてやるさ」 力強くそう言った皇太子が『名誉の戦死』を遂げたとは思えぬが、ならばなぜ、彼とその部下たちは連合軍と合流しておらぬのだろうか? また、ルイズの実家で風大蛇が語った、クロムウェルが準備しているという『百万の軍勢でも千フィートの城壁でも防げぬ、 まったく新しい武器』の存在も噂にあがらず、その実態は推測することもままならない。 追い詰められたクロムウェルにとって、起死回生の策となるであろう兵器は、結局のところ間に合わなかったのだろうか? それとも、連合軍を懐に引き寄せてから使って、一網打尽にするつもりなのだろうか? 君の不安はつのるばかりだが、アルビオンへ出向いて直接調べるわけにもいかない。 君の身分は、トリステイン魔法学院の生徒ルイズの≪使い魔≫にすぎぬのだから。 今日の授業は終わり、生徒たちは夕食までのあいだ、めいめいのやりかたで時間を潰している。 時間を潰さなければならぬのは、君も同じだ。 とくにルイズから言いつけられた用事があるわけでもなく、今の君は手持ち無沙汰なのだ。 これからどこに向かうべきかを考える。 マルトーやシエスタの居る調理場へ行けば、食糧や日用品を扱う出入りの商人から仕入れた、新しい噂を聞けるかもしれない。 噂といえば、ギーシュと話してみるのはどうだろう? 彼は武門の生まれであり、三人いる兄はいずれも、アルビオン遠征に参加しているらしい。 かの地の様子を記した手紙も、何通か受け取っているだろう。 授業が終わった直後に、東の広場へ向かっているところを見かけたので、そちらへ向かえば会えるはずだ。 そこまで考えたところで、君は唐突に、アルビオンから戻った直後にコルベールとかわした会話を思い出す。 コルベールは、君の左手に刻まれた≪ルーン≫の効果に興味を示し、人間のような知性をもつ生き物に≪ルーン≫が刻まれた例を 探してくれると言ったはずだが、あれから何の音沙汰もないままだ。 君は今の今までその事を忘れていた──考えてみれば、なんとも奇妙なことだ。 調べ物には何の進展もなかったのかもしれぬが、それでも彼の『研究室』を訪れるのは有意義だ。 彼のような学識豊かで誠実な人物と言葉をかわすというのは、悪くない時間の使いみちだろう。 どこへ行く? 調理場・二二二へ 『研究室』・一三六へ 東の広場・五三四へ ルイズの部屋・一二三へ 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ
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■亜空大作戦スラングル 制作進行 演出 41(内) ■超攻速ガルビオン 演出 9(山) ■関連タイトル 超攻速ガルビオン音楽集
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ビオレ・アマレット 初遭遇 初登場 国籍 出身地 性別 ハンドアウト アッサラーム 不明 女 生年 年齢 人種 身分 所属 肩書き 姓 不明 不明 アッサラーム人 不明 マムルーク 副団長 アマレット 面識 レベル 初期戦闘データ 初期一般データ 無し、または不明 無し、または不明 マムルークの副団長。綺麗でオマーンの騎士団で一番強い 人種がアッサラーム人 初登場がハンドアウト 国籍がアッサラーム 女性 姓がアマレット 所属がマムルーク 肩書きが副団長 頭文字が「ビ」の人物
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「いかりやビオランテ」ことMark Wolffへのインタビュー 元記事の掲載ページ(英語・18禁) Published September 14, 2006 マーク・ウォルフのことを聞いたことがないだって?君、一体どこから来たの?彼はたぶんここらで一番有名な男性モデルだよ!?甘いマスクに鋼の肉体の持ち主で、立派なイチモツを惜しげもなく披露する素敵なヤツさ。彼はウェブサイトの繋がりを利用して、自分のとこのモデルだけじゃなくって他サイトからもボディビルダーを発掘して、撮影させてもらったりするらしい。俺達はすごくラッキーなんだ。なんでかって?そりゃゲイ・デーモン(サイト名)のためだけにインタビューに応じてくれるからさ! 私:あなたはたぶんアダルト業界で一番有名な男性モデルだと思いますし、結構長い間その座に君臨していらっしゃいますよね。どれぐらいトレーニングを続けてらっしゃるんですか? ビオ:15歳からウチの地下室でトレーニングを始めたよ。ジムに17歳から通って、コンテストには22歳の時に初めて出たんだったかな。今は36歳だから…20年ぐらいになるね。 私:筋骨隆々になるまで鍛え上げて、そこからなぜアダルト業界に入ることに? ビオ:アダルト業界に見いだされたのは10年前、カリフォルニアのベニスに住んでた時だよ。ゴールドジムでボディビルのコンテストに向けてトレーニングしてる時に、コルトマガジンのスカウトに声をかけられたんだ。6ヶ月後にジム・フレンチがコルトの仕事で僕を撮影した。そこからはもうとんとん拍子に事が進んだよ。僕の写真がコルトに載るや否や、有名なカメラマン達から凄い数のオファーが来たんだ。で、僕メインの雑誌があっという間に1冊できちゃった。 私:わぁ…40年代のハリウッド映画で、ウィスキーを飲んでる人に声かけて、スターを発掘するような話だ。ボディビルのコンテストで競うことに未練はありますか?またコンテストに出場する予定なんかはあるんでしょうか。 ビオ:10年間で15のコンテストに出たけど、プロになりたいって願望を抱いたことはなかったなぁ。ただ鍛えるのが好きでね。重量挙げはジュニア国際レベルまでいったよ。コンテストの規定重量は510.22ポンドで、そこまでは持ち上げられるようになりたいと思ってたんだ。それで、僕はそこからさらにプラスαを追及したいと感じてる。みんな「美的な意味での外見」に対して少しルーズすぎる。均整の取れたボディビルこそが全てなんだ。今は友達やモデルのコンテストに向けての準備・調整を手伝ったりしてる。 私:初めてのビデオ撮影はどんな感じでしたか? ビオ:ビデオ撮影はモデルをやるより難しくてね…。モデルをやる時に気にすべきことは、「いかにしてよく映るか」だけだ。でもプロデューサーの立場になると、気にすべきことがどんどん出てくる。いいモデル選び、場所探し、照明の加減、技術的なこと、それにモデルに「どういう趣旨の作品作りをするか」を確実に伝えること。でも3つ4つ作品を撮ったら多少は楽にやれるようになるよ。 私:サイト作りにはどれぐらい関わっているんですか? ビオ:いくつかの技術的なことを除いて全部だね。自分でモデルを撮ったり、満足いく撮影をしてくれるカメラマンと交渉したり、印刷業務をやったり、宣伝したり、オンラインで商業活動したり。サイトデザインまで自分でやったりしてね。何事も自分でやりたい完璧主義者なんだろうね。でもこの業界でやってくにはそうじゃないとダメなんだって気がしてる。自分の名前だけでもって責任を持ち、お客さんに払って頂いたお金に対して十分満足してもらえる価値のあるものを提供する。それは良いことだと思ってるよ。僕は必死になって細部までこだわり抜く傾向があるな。例えば僕の新しいサイトjockbutt.comに関してだけど、本当に最先端を行くサイトにしたくってさ。僕らの撮影するモデルの素晴らしいクオリティを余すことなく反映したいってね。グラフィックデザイナーと2ヵ月間サイトデザインに勤しみ、フォントの工夫に1週間費やしたよ。素晴らしいものにするためにね。これがいいことか悪いことかはわからないけど、サイトを「僕が素晴らしいと感じるサイトのあるべき姿」にしたいだけなんだ。お客さんは、こちらの努力に応えてくれるからやりがいがあるよ。多くの人が細部のこだわりに気付いてくれる。 私:そりゃ大変な仕事だ…。他所から見つけてきたモデル撮影にも直接関わっているんですか? ビオ:markwollf.comとmarkwolffvideo.comでのうちのモデル撮影の約半分。あとはこれまでに作ったカメラマン同士のネットワークから人を選ぶよ。僕が納得いく撮影をしてくれる人達さ。jockbutt.comでは、凄い量の写真が見られるんだけど、それはサンフランシスコを中心に活動してる僕のビジネスパートナーの一人、クランチが撮ったものさ。素晴らしいカメラマンだよ。月に1週間はうちの撮影に付き合ってくれる。 私:あなたはたくさんの雑誌の表紙を飾ってきました。お気に入りのものはありますか? ビオ:初めて表紙を飾ったMen s Workoutかな。どこにでも売ってる有名なフィットネス雑誌で、なおかつ部数の少ないアダルト雑誌と並べて置いてあるからってだけの理由なんだけどね(笑)。 私:Men at Playを含むいくつかのサイトのメンバーエリア(有料会員ページのこと)であなたを見ました。今は他サイトや他雑誌向けの仕事をしてるのか、それともほとんど自分の所有サイトでの仕事をしてるのかどちらなんでしょう? ビオ:僕を写したビデオは全部うちの会社経由だよ。雑誌のレイアウト以外は印刷権限は全部うちにある。サイトを始めたのは7年前だけど、それよりずっと前に自分の肖像権の重要性には気づいていたからね。僕が学んだちょっとした仕事の秘訣があるんだ。それはカメラマンとの契約・交渉は常に自分で直接やること。使っても使わなくてもいい「オマケ」をいくつか撮ってもらって、自分のアーカイブに入れる。これがまた貴重でね(笑)。今はさらに質の高い撮影セットを揃えて、ワールドクラスのカメラマンに撮影してもらわないと!なんて話してるとこさ。 私:ずばり、次に店頭に並ぶマーク・ウォルフ作品はなんでしょう? ビオ:単純に、これまでしてきたことを続けるだけさ。自分のウェブサイト全部をさらにでかくして、しばらくしたらサイトもメンバーエリアもデザインし直す。この秋にその作業をしようと思ってるとこさ。新しいウェブマスター・アフィリエイトプログラムなんかも企画してる。新しいコンテンツやバナーが満載、成果報酬広告のrevshareが50%。さらにいくつか新しいサイトを立ち上げて、来年の早い時期に始動させるつもりさ。常にせわしなく、やりたいことをやり続ける。インターネットやビデオのビジネスは普通とはちょっと違った力学で動いてる。それは何かって?それは1日として同じ日は無いってこと。そこが好きなんだよ。だからこそ毎日、明日を楽しみにして生きていくことができるんだ。 マーク・ウォルフのという人物の内面を少し覗き見て、みなさんがお楽しみ頂けたのなら幸いです。彼は確かに熱い男でした。彼はその驚異的な肉体や甘いマスク以上に素晴らしいものを内に秘めた男でした。そのことを知ることの、何と素晴らしいことでしょう…。
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