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ヘタレですが叩き台程度のつもりで書いてみました。 上級の方、添削よろです。 -- (名無しさん) 2009-05-05 23 29 55 アルビオンはシールド持ち -- (アンヘル狂) 2009-05-05 23 31 58 ご指摘ありがとうございました。 -- (名無しさん) 2009-05-06 00 34 29 トリトンの項 唯一の全体強化号令持ち テメーはシーパンサーを怒らせた -- (名無しさん) 2009-05-06 02 55 21 こちらも全体修正。主に窮屈なところ。 以前の文はコメントアウト。 -- (名無しさん) 2009-05-15 08 58 15
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暗礁宙域秘匿航路 マップ一覧へ マップ詳細 種類 宇宙 作戦名 暗礁宙域捜索作戦 出現 デラーズ紛争編のみ 解説 ジオン軍残党アナベル・ガトーは、地球連邦軍の新型ガンダムを奪取し宇宙へ逃亡した。ジョン・コーウェン将軍の命を受け、ガンダムを追うアルビオン隊。デラーズ・フリートに参加したシーマ・ガラハウは、本拠地に接近したアルビオンを撃退すべくリリー・マルレーン単艦で出撃する。それと時を同じくして、全地球圏にエギーユ・デラーズの宣戦布告が響き渡る。「地球連邦軍、並びにジオン公国の戦士に告ぐ。我々はデラーズ・フリート!」 地形 備考 マップ 宇宙 100% ・中央に障害物×1・障害物を取り囲むようにデブリ帯 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (map_secretroute.gif) 地上 0% 砂漠 0% 森林 0% 冷地 0% 水中 0% 曲 優勢 DENDROBIUM 通常 MEN OF DESTINY 劣勢 陽動作戦 特殊部隊 連邦軍 機体番号 キャラクター メカ 武装A 武装B カスタム 備考 隊長機 サウス・バニング(UC,Ver.2) ジム・カスタム ジム・ライフル シールド(ジム・スナイパーII) 強化炸裂弾 2番機 アルファ・A・ベイト(Ver.1) ジム・カスタム ジム・ライフル シールド(ジム・スナイパーII) 3番機 ベルナルド・モンシア(Ver.1) ジム・カスタム ジム・ライフル シールド(ジム・スナイパーII) 高度格闘プログラム 4番機 チャップ・アデル(Ver.1) ジム・キャノンII ジム・ライフル シールド(ジム・コマンド) 5番機 チャック・キース(UC) ジム・キャノンII ジム・ライフル シールド(ジム・コマンド) 衝撃波 艦長 ニナ・パープルトン アルビオン 部隊名 暗礁宙域捜索隊(アルビオン隊) 出展 機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY(第8話 策謀の宙域) ジオン軍 機体番号 キャラクター メカ 武装A 武装B カスタム 備考 隊長機 シーマ・ガラハウ(UC) ゲルググM/CG ビーム・ライフル(ゲルググM) シールド(ゲルググM) PT仕様ではない 2番機 一般兵 ゲルググM MMP-80マシンガン スパイク・シールド(ゲルググM) 3番機 一般兵 ゲルググM MMP-80マシンガン スパイク・シールド(ゲルググM) 4番機 一般兵 ゲルググM MMP-80マシンガン スパイク・シールド(ゲルググM) 5番機 一般兵 ゲルググM MMP-80マシンガン スパイク・シールド(ゲルググM) 艦長 デトローフ・コッセル リリー・マルレーン 部隊名 シーマ艦隊 出展 機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY(第8話 策謀の宙域) CPU部隊 連邦軍 機体番号 キャラクター メカ 武装A 武装B カスタム 備考 隊長機 アルファ・A・ベイト(Ver.1) ジム・カスタム ジム・ライフル シールド(ジム・スナイパーII) 2番機 ベルナルド・モンシア(Ver.1) ジム・カスタム ジム・ライフル シールド(ジム・スナイパーII) 3番機 チャップ・アデル(Ver.1) ジム・キャノンII ジム・ライフル シールド(ジム・コマンド) 4番機 チャック・キース(UC) ジム・キャノンII ジム・ライフル シールド(ジム・コマンド) 5番機 コウ・ウラキ(R,Ver.1) ガンダム試作1号機(宙間強制出撃) ビーム・ライフル(ガンダム試作1号機) シールド(ガンダム試作1号機) 艦長 サウス・バニング(UC,Ver.2) アルビオン 部隊名 暗礁宙域捜索隊(アルビオン隊) 出展 機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY(第8話 策謀の宙域) ジオン軍 機体番号 キャラクター メカ 武装A 武装B カスタム 備考 隊長機 一般兵 ゲルググM MMP-80マシンガン(後期型) スパイク・シールド(ゲルググM) 2番機 一般兵 ゲルググM MMP-80マシンガン(後期型) スパイク・シールド(ゲルググM) 3番機 一般兵 ゲルググM MMP-80マシンガン(後期型) スパイク・シールド(ゲルググM) 4番機 一般兵 ゲルググM MMP-80マシンガン(後期型) スパイク・シールド(ゲルググM) 5番機 一般兵 ゲルググM MMP-80マシンガン(後期型) スパイク・シールド(ゲルググM) 艦長 シーマ・ガラハウ(UC) リリー・マルレーン 部隊名 シーマ艦隊 出展 機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY(第8話 策謀の宙域)
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アルビオンの聖都ロンディニウム、ハヴィランド宮殿内で始まった貴族会議は紛糾していた。 トリステインを攻めることに関しては、出席している貴族の意見は肯定で一致している。 問題はどうやってである。 沈黙を保っていた神聖皇帝クロムウェルは喧騒が一段落付いたところで、 おもむろに立ち上がると自らの考えを言ってのけた。 「親善訪問の際に、こちらの艦隊の内、一隻を故意に落とし、トリステイン側の先制攻撃と見せかけ、 その後こちらの艦隊の全力をもってトリステインの艦隊を殲滅する。もちろん落とすのは老朽化した船だ。いかがかな、この計画は?」 良くも悪くも体面を重視する貴族では思いつかない作戦だ。 不可侵条約を締結した相手に、だまし討ちをかけるなどというのは。 会議の円卓に集う貴族の内半数ほどが拍手と賛成の声を上げる。 賛成の意を示した者たちはクロムウェルに追従する者たち。レコン・キスタの創成期から彼に従っている者が多い。 「しかしそれでは条約を破ることになる。アルビオンが条約破りの恥じをさらすことどうするおつもりか?」 クロムウェルから見て最も遠い位置に座っている貴族が立ち上がりクロムウェルに疑問を投げ掛けた。 他の貴族議員とは違い、アルビオン軍の軍服を着ている。階級章は将軍位。 アルビオン陸軍の代表として会議に出席しているホーキンス将軍である。 彼らは王家を倒したとはいえ、貴族なのだ。貴族には貴族の誇りがある。 ホーキンスも名誉のない戦いなど望んではいない。 「言ったではないか、トリステインが先制攻撃をかけたことにすると。戦には不明な点が数多く起こる。 勝てば良いのだよ。トリステインなど腐った杖のようなものだ、力を加えればすぐに折れる」 言い切ってから円卓をぐるりと見回すクロムウェル。 これまで王軍との数々の戦いを勝ってきたからこそ、言える台詞だ。 勝ち進んできたからこそ、クロムウェルは皇帝と見なされている。 ホーキンスは言葉に詰まった。手の平を握り締める。 軍人だからこそホーキンスは戦争に勝つことの難しさを知っている。 今まで常勝を保ってきたクロムウェルに言われると反論できない。 唯一大きな損害を出したニューカッスル攻城戦も勝利には違いないのだ。 何も言わなくなったホーキンスを眺め、クロムウェルは内心ほくそ笑んだ。 勝っている限り、自分に逆らう貴族はいない。そして自分に負けはない。 他に反論を述べる貴族はいない。けれど貴族議員の表情には何かしら不満が感じられる。 やはり貴族の誇りからこの作戦に拒否感があるのだ。後もう一押しが必要だろう。 「それとも諸君はいたずらに開戦を遅らせ、ゲルマニアの参戦を招くつもりかね。 ゲルマニアは敵ながら強大だ。特に地上戦力は特筆すべきものがある」 トリステインとゲルマニアは違う。トリステインとゲルマニアの同盟が成った今、時間を掛けている余裕はなくなった。 もたもたすれば膠着状態に陥ってしまう。それを回避する為のだまし討ちである。 同盟さえなければ不可侵条約など結ばず、トリステインを飲み込んでやれたろうに。 クロムウェルは更に強い口調で言った。もはや誰も反論できまい。 「皆、この計画でよろしいか。ならば詳細を詰めようではないか。降下地点は予定通りタルブ。 艦隊司令長官は誰が良いかな? トリステイン侵攻軍総司令官は?」 クロムウェルは貴族議員に聞いているわけではない。芝居がかった仕草でクロムウェルは貴族議員一人一人を見回した。 皇帝として貴族に命令を下す時。この瞬間がクロムウェルはたまらなく好きだ。 元はただの一司教に過ぎない自分が並み居る貴族に命令を下し平伏させる、この瞬間が。 「ふむ、ならばホーキンス将軍、トリステイン侵攻軍総司令官とアルビオン艦隊司令長官の大役、君に預けよう」 最も作戦に反感をもっているだろうホーキンス将軍にあえて司令官を任せる。 クロムウェル流の意趣返しだ。とは言ってもホーキンスは有能な軍人である。必ずや作戦を成功させるだろう。 ワルドがいたのなら、建前の指揮官を腹心から任命し、指揮自体は彼に行わせたのだが。 ワルドにはもはや帰るべき故郷はない。故に裏切りの心配はない。 「おお、ホーキンス将軍なら、適役ですな」 「全く彼ならば安心だ」 周りの貴族からクロムウェルの選択を持て囃す声がかけられた。 それらには任命されなかったという安心感と、ホーキンスの能力に対する信頼が込められている。 「……トリステイン侵攻軍総司令官及びアルビオン艦隊司令長官の役目、ありがたく承ります」 ホーキンスはクロムウェルの命令を受け入れた。 彼はアルビオンの軍人だ。アルビオンの総司令官の命令には従わなくてはならない。 どれだけ険悪感をもった作戦であろうと、指揮官となったのなら全力を尽くすまでだ。 「では議会は閉会とする。レコン・キスタに栄光あれ」 「「レコン・キスタに栄光あれ」」 何重にも重なった声。クロムウェルに続いて唱和する貴族たち。 クロムウェルが秘書のシェフィールドを引き連れて真っ先に会議室から退出すると、他の貴族も各々会議室から出て行く。 ただ一人、ホーキンスだけが椅子に座ったまま残っている。両手を組み合わせたまま机の上に置いて。一つ溜息をついた。 レコン・キスタに身を置いたことを、ホーキンスは今では正しい行動だったかどうか分からない。 ハヴィランド宮殿の各所に掲げられたトリコロールのレコン・キスタ旗を、三匹の竜が絡み合うアルビオン旗に見てしまうことがある。 ニューカッスルで全滅した王軍には彼の友人もいた。友人は最後までアルビオンの王族を信じ仕え死んでいった。 ならば自分はどうなのだ、ホーキンスは自問する。王族との共倒れを嫌ったホーキンスはレコン・キスタに付いた。 しかしレコン・キスタにアルビオンの王族のように信じられるものがあるのか。 もしアルビオンの王軍に残っていたら、もっと誇りをもって生きていけただろうか。 けれど、全ては遅い。ホーキンスは神聖アルビオン共和国の、そしてレコン・キスタの軍人なのだから。 「よく来てくれた、ミス・サウスゴータ」 フーケは神聖皇帝の私室に足を運んだ。歓迎の言葉を口にするクロムウェル。 しかしフーケはクロムウェルに見られぬよう顔をしかめた。 貴族名を呼ばれたためだ。だが面と向かって訂正するわけにもいかない。 クロムウェルはアルビオンの皇帝、フーケは一介の雇われメイジ。立場が違う。 「君を呼んだのは、今回のトリステイン侵攻軍に君も加わって欲しいからだ。」 フーケはいきなりの命令に面喰らった。フーケの系統は土。 艦隊の船に乗っていても大したことは出来ないし、竜も操れない。 地上戦ではゴーレムで戦えるかも知れないが、あまり気が進まない。 そんなフーケの思いを汲み取ったのかクロムウェルは安心させるように付け足した。 「心配しないでくれ。何も空中戦に加わってくれとは言わない。彼に指示を出して欲しいのだ」 そう言ってクロムウェルは部屋の隅を杖で示した。あの時出会った親衛隊の一人、長剣を腰に着けた、仮面の戦士が立っている。 フーケはますます困惑した。あの戦士に指示を出す? どういうことだ。 「彼はいわゆるメイジ殺しという奴でね。加えて狂戦士なのだ。あの仮面で人格を抑え操っているのだよ」 クロムウェルはまるで自分のことのように自慢げに語る。無意識にだろうが声も大きくなっている。 メイジ殺し、そして狂戦士。メイジであるフーケにとって不吉な単語だ。しかしたかだか平民の戦士一人に何が出来る。 メイジ殺しと言っても所詮一対一の場合だけだろう。 「……戦士一人に何が出来るのでしょう?」 フーケの疑いの心に気付いたのか、はたまた最初は自分もそう思っていたのか、クロムウェルは機嫌を崩すことなく答える。 「疑っておるようだな。それも仕方がない。しかし、彼は強いぞ。べらぼうに強いぞ」 クロムウェルは笑うように語った後、フーケに近くに来るように言うと指にはめた指輪をフーケに渡した。 「これは?」 「彼の仮面と対になるものだ。仮面を着けている者は指輪をはめている者の命令に従う。 此度の戦争では彼を上手く使ってくれ。そうそう、彼を動かすときは決して、離れてはいけないよ。敵ばかりの状況なら別だがね」 眼を細く開き悪魔のような表情でクロムウェルは言った。 ここまでクロムウェルが言うからには断る訳にもいかない。 フーケは仕方なくアルビオン艦隊に乗り込むことに同意する。 「承知しました」 試しにフーケは戦士に向けて一つの命令をする。来い、と。戦士は無言でフーケの前に立つ。 仮面の穴から戦士の瞳が見えた。深い深い闇の色をしている。戦士はこの瞳でどんな光景を見てきたのだろう。 そんなことを思いつつフーケは部屋を出る。付いて来い、と戦士に命じて。 フーケと戦士のいなくなった皇帝の私室。クロムウェルは横に立つ黒いコートの女性に声をかけた。 「ミス・シェフィールド本当に良いのでしょうか? 彼を行かせてしまって」 クロムウェルとてあの戦士がいくら強くても、伝説のガンダールヴに符号するような働きができるとは思っていない。 だがあの戦士を見ているともしや、と言った考えが浮かぶのも事実だ。 しかしそれとは関係なしに戦士を戦場に出せ、とクロムウェルに命じたのはシェフィールドだ。 クロムウェルはそもそもシェフィールドの命ある人形に過ぎない。シェフィールドの得体の知れぬ力に怯えつつ、 彼は権力のためにシェフィールドに従っている 「彼は生来の狂戦士。戦いを与えなければ、殺人への渇望からいずれ仮面の呪縛を打ち破ります。 人間離れした精神力、そして身体能力。彼こそまさに狂戦士ですわ」 シェフィールドと呼ばれた女性は妖艶な笑みを浮かべた。 普通の人間ならば強力なマジックアイテムである仮面から逃れることなど出来ない。 しかしあの戦士は違う。いつか呪縛から逃れるかも知れない。 従えにくいものを従えることは、まったくもって楽しい。 額に刻まれたミョズニトニルンのルーンを光らせながら、シェフィールドは口元に笑みを浮かべた。
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死霊術士 死霊を呼び出し操る、忌むべき禁呪使いです。 彼らの言う死霊とは「オブリビオン」の事であり、言うまでもなく極めて危険な魔法体系です。 出身世界 ダークセイヴァー ジョブ修正 ジョブ POW SPD WIZ 世界 ユーベルコード 死霊術士 2(1) 6(3) 12(6) ダークセイヴァー リザレクト・オブリビオン
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「……妙だな」 「は? 如何なされましたか?」 副官の問いにも答えず、老士官は眼下の戦況に思いを巡らせる。 大砲を迂回し側面から奇襲しようとした鉄砲隊は敵の妨害を受け、これと交戦中。 敵の規模から見るに、用心の為に配した部隊ではないだろう。 そもそも数で劣っているトリステイン軍が戦力を割く筈がない。 なら、こちらの動きが分かっているとしか考えられない。 しかしアルビオン軍が誇る竜騎士を相手にして、 竜やグリフォンを偵察に回す余裕が彼等にあるとは思えない。 それに艦船にしてもトリステイン艦隊は壊滅状態だ。 他の所から船を引っ張ってくる時間も無い。 だが、起こり得ない事も起きるのが戦争の常だと彼は知っていた。 「念の為、竜騎士隊を周辺の空域の捜索に当たらせろ」 「はっ!」 老士官の指示を受け、副官が靴を鳴らして敬礼を取る。 それを眺めながら、やはり堅苦しい挨拶は慣れないものだなと彼は苦笑いを浮かべた。 「怯むな! 進め!」 塹壕に隠れたモット伯が上げる勇ましい声も砲声に掻き消される。 トリステイン側の砲が沈黙すると、今度はアルビオン軍が一斉に反攻に打って出た。 塹壕諸共に兵士を吹き飛ばす砲撃と、その生き残りを狩りたてる鉄砲隊の突撃は、 見る間に拮抗していた戦況を覆し、その天秤をアルビオン側へと傾けていく。 否、そもそもがこれが本来の戦力差なのだ。 いかに魔法が精神力で発動する力だとしても、 人の意思が傷付いた肉体を奮い立たせようとも、 実際の物量差を埋めるには至らない。 アニエスは悔しげに唇を噛み締めながら剣を抜いた。 銃も大砲も使えないのなら、これで戦うより他にない。 果たして傷付いた脚でどれだけ戦えるのか、 それでも指揮官が戦って見せねば兵士は動かないだろう。 「突撃ィィーー!!」 雄叫びを上げて敵陣に斬りかかるアニエスに、兵士達も剣を手にし後に続く。 一直線に突撃してくる敵軍を前に、アルビオン軍に僅かな動揺が生まれる。 しかし、それは容易く嘲笑に取って代わられた。 まるで鴨撃ちも同然。向こうから出てきてくれるなら好都合。 そう言わんばかりにアニエス達へと銃口が向けられる。 その刹那。砲声が鳴り響く戦場に、犬の遠吠えが響き渡った。 心臓を鷲掴みされたような恐怖がアルビオンの兵士達の間を駆け抜ける。 狙いを定めようとした手は雪山に放り出されたかの如く震え、 眩暈にも似た感覚が彼等の視界を著しく乱す。 平常を失ったまま放たれた弾丸は、アニエス達を避けるかのように彼方に消えた。 慌てて弾を込めなおそうとするも火薬や弾を取りこぼす有様。 戦意は瞬く間に潰え、その悉くがアニエス達の剣の露となって散り逝く。 彼等はアニエス達に負けたのではない、心の奥底に眠る“バオー”の恐怖に負けたのだ。 敵の銃と弾薬を奪い、アニエスは更に攻勢を続ける。 既に彼女は気付いていた。これは彼の声ではない。 ただ命じられるがままに吼えるだけの鳴き声。 そこには胸を締め付けるような悲しみも怒りも感じられない。 恐らく被害が出なければ敵も気付き始めるだろう。 ……その前に可能な限り敵を叩く。 あるかどうかも分からない活路だが彼女はそれに賭けたのだ。 アルビオン軍の地上部隊に混乱が広がっていく。 さながら小石を投げ入れた水面に浮かぶ波紋にも似た光景。 “ニューカッスル城の怪物”が現れたのだと、 口々に悲鳴にも似た声を上げて兵士達の統制は崩壊した。 その場から逃げ出す者、蹲る者、僅かな物音にさえ恐怖を感じる者。 反応こそ様々だが、そこにあるのは純粋な“バオー”への恐怖。 もはやこうなってしまえば歴戦の指揮官だろうと収拾は付けられない。 楔の如く左翼に打ち込まれたアルビオン軍の先鋒が、 亀裂が走ったかのように次々と打ち砕かれていく。 「ワルド子爵! ワルド子爵はどこに居られるか!?」 慌てた様子で船員が『レキシントン』艦内を駆けずり回る。 こんな時だけは異常とも言えるこの艦の図体の大きさが癇に障る。 まだアルビオン軍が優勢にあるとはいえ、余裕ぶっていられる状況ではない。 嘘か誠か“ニューカッスル城の怪物”は一匹で一軍に匹敵するとも言われている。 話半分だとしても、それが脅威である事に違いはない。 そこに兵士たちの恐慌が加わればアルビオン軍とて壊滅しかねない。 だからこそ一刻も早くワルド子爵を探し出し、 “ニューカッスル城の怪物”を仕留めてもらわねば……。 ワルド子爵の姿を彼が見つけたのは『レキシントン』の甲板上だった。 自身の風竜に背を預け、未だに飛び立つ気配さえ見せぬ彼に船員は苛立ちを隠せない。 先程のは臆病風に吹かれたのを誤魔化す為の虚言か。 当の怪物が出たというのに平然としている彼の態度に船員は落胆した。 所詮はトリステインの裏切り者。信用に足るような人物ではなかったという事か。 ギシリと歯を噛み鳴らしながら、彼はワルド子爵に手を伸ばそうとした。 「おい、さっさと出撃しろと……」 見れば、突き出した腕はワルド子爵ではなく地面へと向かっていた。 体勢が崩れるのにも似た違和感に気付いた時には、 彼の半身は肩口から滑り落ちて血溜まりを形成していた。 「黙っていろと言ったはずだがな」 聞き遂げる者もない言葉を口にしながらワルドは再び戦場に意識を傾ける。 この咆哮は決して奴の物ではない。 世界を揺るがせるような奴の恐怖を微塵も感じ取れない。 ならば、これはアルビオン軍を混乱させるだけの偽り。 だが何故そのような手段を取る? 実際に奴を戦線に投入すれば済む話だ。 それとも此処に奴がいないとでも言うのか? 有り得ないとワルドは頭を振った。 あれだけの戦力をトリステインが手放す筈がない。 負けられぬ一戦ならばこそ確実に使ってくる。 ……それに、ここにはルイズがいる。 奴は必ずルイズを守る。 たとえ自分の命がどれほどの危機に晒されようとも、 自身の命を捨てる事さえも厭わない。 その光景を嫌というほど、この目に焼き付けた。 だからこそ奴は必ずここにいると確信できる。 ルイズと奴は忌々しいほどに繋がっている。 それは断ち切れぬ運命にも等しい。 だが、それをここで終焉とする為に彼はここにいる。 自らの手で“バオー”を討ち取る事で…。 高らかに吼え続ける数頭の犬。 その隣を伝令達が吉報を手に駆け抜けていく。 「上手くいきましたな」 「ですが二度、三度とはいかないでしょう」 齎された情報に耳を傾けながらマザリーニとアンリエッタは言葉を交わす。 やはり“彼”の残した爪痕は今もアルビオン兵達の胸に深々と刻まれていた。 ただの犬の鳴き声は数百の砲門に匹敵する戦果を上げていた。 浮き足立つアルビオン軍を叩くのなら今をおいて他にない。 それが分かっている筈なのに右翼の主力は動く気配を見せない。 敵の侵攻を左翼が防ぎ、右翼がその側面を突けばアルビオン地上軍を駆逐できるだろう。 だが彼等は王女の護衛を最優先とし、その場を離れようとはしない。 それが自己弁護じみた物だと理解して、アンリエッタは苛立たしげに呟いた。 「これでは何の為に義勇兵は戦っているのですか! 彼等を見殺しにして…それで勝利だと言い張るのですか!?」 「人は誰かの思うように動かせる物ではありません。 それは王家の威光がどれほどの物であろうと、それは変わりません」 まるで彼等を肯定するかのような言い草に、アンリエッタがキッと視線を向ける。 睨みつけるかのような眼差しを受けてもマザリーニは動じない。 彼女とて子供ではない。人は奇麗事だけでは生きていけない。 アンリエッタの意向を汲み取ったとしても、わざわざ危険に飛び込もうとはしない。 ……何故だろう? 私とルイズ、どこにそれほどの違いがあるのだろうか。 一度として私は王女として生まれた事を恵まれていると感じた事はない。 窮屈で形式にばかり拘り、愛する者に想いを告げる事さえ許されず、 信じられる者など宮廷のどこにも存在しなかった。 誰かが私を讃えようとも心が満たされる事もない。 それに比べてルイズはどれほど恵まれている事か。 魔法が使えない? その程度の事がどうしたというのか。 彼女には命を懸けて戦ってくれる使い魔が、親友達がいる。 命令されたのではなく自分の意思で彼女を守ろうとしてくれる。 時には盾に、時には暖かい温もりとなって彼女を包む。 周りを冷たい城壁に覆われた私には眩しく映る光景。 分かってる。私は……ルイズに嫉妬している。 王女の座なんて欲しくなかった。 私はただ一人の少女として幸せになりたかっただけ。 友人に囲まれて、平凡な日々を当たり前のように過ごしたかった。 そんな些細な願いさえも始祖は聞き届けてはくれなかったのだ。 「どうしたんだ? 連中、急に手を休めて……ティータイムって訳じゃなさそうですがね」 「見当は付くけどね。今の内に脱出しないと次はない」 不思議そうに首を傾げるニコラに、ギーシュが深刻そうな面持ちで答える。 今のは犬の鳴き声だったけど彼のじゃない。 そもそも彼はコルベール先生の所で眠り続けている。 恐らくは姫殿下が用意した策なのだろう。 だが、この混乱もしばらくすれば収まってしまう。 彼がいないと気付かれれば同じ手は二度と通用しない。 弾痕だらけの木に凭れ掛かっていた背を起こし、 ギーシュは錬金した鏡で敵の様子を窺う。 見れば相手の数は五人程度。 不意を打てば勝てない数ではないが、 相手は自分達の位置を完全に把握している。 言うなれば完全にギーシュ達は追い込まれていた。 奇襲にこそ成功したものの一発撃てば三倍の弾丸が返ってくる戦力差に、 落とした皿が割れるかのようにギーシュの率いる別働隊は分断された。 気付けばニコラと二人、本隊から引き離され森の木々を盾にしながら戦っていた。 「囮としてワルキューレを二体出す。 それに銃撃が集中したら続けて僕達も飛び出す。 再装填が終わる前に、連中を片付けるんだ」 「……ヤバイ橋を渡る事になりますぜ」 「橋があるだけまだマシさ」 ギーシュが造花の杖を振るう。 舞い落ちた花弁が地面に吸い込まれ、その場に二体の青銅の戦乙女が出現した。 再びギーシュが杖を振るうとワルキューレは敵の前へと躍り出た。 アルビオン兵の口から漏れた小さな悲鳴を銃声が塗り潰していく。 雨粒のように降り注いだ弾丸が青銅の身体を次々と穿つ。 続いてギーシュ達も遮蔽物から飛び出す。 だが、そこに待っていたのは側面から迫り来る、別のアルビオン兵達だった。 正面にばかり気を配っていたせいか、反応が遅れたギーシュ達に向けられる銃口。 豪雨にも似た弾丸が押し寄せてくる様を想像し、不意にギーシュは瞳を閉じた。 願わくば痛みを感じる間もなく終わってくれる事を願いながら、彼はその瞬間を待った。 しかし、銃声の代わりに響き渡ったのは兵士達の断末魔だった。 咄嗟に目を見開いた彼の前でアルビオン兵達が倒されていく。 彼等に襲い掛かっているのは、手に剣や槍などの雑多な武器を持った平民だった。 その統一性のない服装は、それだけで彼等が軍人ではない事を伝える。 銃を持った兵達も平民達の数の前に容易く押し潰され、次々と槍に貫かれていく。 何が起きたのか分からないまま呆然とする彼等の上を、一隻の船が通り抜けた。 「船影を確認! 現在、船籍の確認中です!」 「バカな! トリステイン艦隊は壊滅した筈だぞ!」 慌てて駆け込む伝令にジョンストンは困惑の声を上げた。 艦隊司令が取り乱すなどあってはならないが、 それも致し方ない事なのかも知れないとボーウッドは思う。 自分達の手で確実に潰した筈の敵が出てきたのだ。 生き残りがいたとは思えないが余所から来たとも思えない。 同時に左翼で敵の増援が出現したという情報が艦橋を揺るがす。 まさかゲルマニア…いや、ガリアやロマリアという可能性も否定できない。 ボーウッドが固唾を呑んで戦況を見守る中、伝令が艦橋に新たな情報を齎した。 「船籍確認できました! トリステイン王国所属……交易船『マリー・ガラント』号です!」 突如、真上に現れた船影にトリステイン軍全体に動揺が走った。 よもや交易船が戦争に参加するなどと判る筈も無い。 あれは一体何処の所属の船だ?と騒ぎ立てる最中、『マリー・ガラント』は旗を掲げた。 だが、それはトリステイン王国の旗ではない。 「伯爵! 敵船が頭上に!」 「落ち着け。あれは確かにアルビオンの旗だが敵ではない」 詰め寄る兵に、モット伯は落ち着いた様子で答えた。 掲げられた紋章は赤地に横たわる三匹の竜。 それが示すのは『神聖アルビオン共和国』ではない。 既に失われた『アルビオン王国』の国旗。 「彼等は……友軍だ」 船に掲げられた旗の意味を余す所なく理解してモット伯は告げた。 「……どうしても行くんですか?」 「ええ。私には最期まで見届ける義務がありますから」 シエスタの問い変えに振り返りもせずコルベールは答えた。 彼が去ってしばらく後、コルベールは再び立ち上がった。 ……成すべき事は判っている。 この世界を愛した彼だからこそ破滅の引き金を引かせる訳にはいかない。 彼の行動を見届け、そして自分の手で幕を引こう。 犯した罪は決して償われる事はない。 人々を焼殺した呪わしい力も失われない。 ……その全てを含めて今の自分なのだ。 だからこそ背負っていこう。 彼がその身に宿した“力”と同じ様に。 過去に縛られるのではなく受け入れていこう。 そして踏み出そう、あの時から止まってしまった時間をもう一度。 「でもここからタルブなんて…」 「いえ、問題ありません」 コルベールが小屋の扉に手を掛けて両側に開く。 それを目にした瞬間、シエスタの両目が大きく見開かれた。 そこにあったのは彼女の実家で眠っていた『竜の羽衣』。 長い時を経て、戦場を駆け抜けた“竜”が目覚めようとしていた…。
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ホーム 著作者データベース検索サービス チェビオP検索 50音順 サ行 §サ行/50音順/チェビオP検索 ■呼称の頭文字のフリガナが「サ」から始まる作曲者 ささのあP|user/38819689 ■呼称の頭文字のフリガナが「シ」から始まる作曲者 「チェビオP 頭文字サ行シ」をタグに含むページは1つもありません。 ■呼称の頭文字のフリガナが「ス」から始まる作曲者 「チェビオP 頭文字サ行ス」をタグに含むページは1つもありません。 ■呼称の頭文字のフリガナが「セ」から始まる作曲者 「チェビオP 頭文字サ行セ」をタグに含むページは1つもありません。 ■呼称の頭文字のフリガナが「ソ」から始まる作曲者 「チェビオP 頭文字サ行ソ」をタグに含むページは1つもありません。
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前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ 三八〇 体力点二を失う。 君はアンリエッタ王女に向かって、高位の≪土≫系統の魔法使いにもできぬ≪錬金≫をお見せしようと口上を述べると、術を使って、 大理石製の卓の上に金塊と宝石の小さな山を作り出す。 王女は眼を丸くして 「まあ! なにもないところから財宝を?」と驚きの声を上げる。 ルイズはおっかなびっくりとした手つきで金貨を一枚つまみ上げ、 「……幻? でも、ちゃんと感触があるわね」と言いながら首をかしげる。 ルイズとアンリエッタが、突然現れた宝の山を本物だと確信した頃合を見計らって、君は術を解き幻影の財宝を消滅させ、もう一度ふたりを驚かせる。 「すごい……こんな魔法の使えるメイジは、ハルケギニアのどこを探しても見つかりませんわ。ルイズの使い魔さんは、 本当に遥かな異国のメイジなのですね」 アンリエッタはそう言って、君を畏敬のまなざしで見つめる。三一四へ。 三一四 「ルイズ、わたくしは夢を見ているわけではありませんよね? この数日、よい報せが多すぎますもの。アルビオン反乱勢の脅威が近いうちに消えうせ、 それにともないゲルマニア皇帝との婚姻も、取りやめに。そのうえ、ウェールズさまが生き延びようと決意してくれただなんて! 祖国もわたくしも救われ、すべてがよいほうへと向かっていますわ。これも、始祖ブリミルのお導きでしょうか!」 アンリエッタはふたたび眼に涙を湛え、うっとりと陶酔したような表情でそう言うが、君とルイズはとまどい顔になる。 「姫さま、アルビオンの脅威が消えうせるというのは?」 ルイズが尋ねると、アンリエッタは君たちのほうを向いて微笑む。 「本当はまだ秘密なのですが、あなたたちにはお伝えしてもいいでしょう……」 そして、君たちが馬の背に揺られていたころ、トリスタニアの王宮ではなにがあったのかを話してくれる。 トリステインの南に位置する大国、ガリアの大使が王宮を訪れたのは、一昨日の朝のことであり、彼のもたらす報せを受けて、宮廷は驚愕につつまれた。 ガリア王ジョゼフがアルビオンの内乱への介入を決意し、トリステイン王国や帝政ゲルマニアをはじめとした諸国へ、打倒≪レコン・キスタ≫を 目的とする連合軍の結成をもちかけたからだ。 ハルケギニア最大の軍を有するガリア王国はこれまで、アルビオンの内乱への不干渉と中立を宣言し、トリステインなど諸国からの同盟締結の誘いも 無視してきた。 そのガリアが、手の平を返したように対≪レコン・キスタ≫の同盟を発起するなどおよそ信じがたいことであり、宮廷の重臣たちは耳を疑い、 なんらかの謀略ではなかろうかと勘繰った。 しかし、近々発足するであろう新生アルビオンの脅威にさらされているトリステインにとっては、この申し出は渡りに船であり、 天からの慈雨にも等しかった。 唐突な心変わりを見せたガリア王の真意は謎のままだったが、あまり公の場に姿を見せぬ変人――口さがない者たちのあいだでは、 狂人ともささやかれている――として有名な人物のため、ただの気まぐれだろうと片付けられた。 わずか一日の協議でガリアの提案は受け入れられ、アンリエッタは嬉々として快諾の旨を記した親書をしたためたという。 アルビオンを支配しトリステインを脅かす≪レコン・キスタ≫が倒されてしまえば、トリステインはゲルマニアと同盟を結ぶ必要もなくなる ――すなわち、王女が望まぬ政略結婚を強いられることもなくなるからだ。 すでにガリア軍は数万の兵をアルビオンに送り込むべく動員を開始しており、トリステインも数日中に連合軍の結成を発表し、 選りすぐりの精鋭部隊を参加させるということだ。 「わたくし……戦は嫌いです。ウェールズさまの身を案じ続けた日々で、その思いを新たにしました。 殿方はやれ勇気だ、名誉だなどと言って 戦場に出向いてしまいますが、後に残されるわたくしたち女子供がどれほど心配しているか、帰ってこなかったときにどれほど嘆き悲しむか、 そういった事々を考えてはくれません」 アンリエッタ王女は話を続ける。 「ですが、此度の出兵はトリステインとアルビオンの未来のためにどうしても必要なのです。ガリア一国でもアルビオンを解放するに足るだけの兵を 揃えられはするでしょうが、失礼ながらなにを考えているかわからない、あのジョゼフ陛下にアルビオンの命運を委ねるわけには参りません。 小国とはいえ伝統ある我がトリステインも、戦場で堂々と存在を示さねばならないのです。マザリーニ枢機卿は、アルビオンとガリア、 二大国に恩を売るまたとない機会だなどと言っていましたが」 じっと話を聞いていたルイズは顔を輝かせ、 「それでは、もうすぐ≪レコン・キスタ≫の謀叛人たちはしかるべき罰を受け、ウェールズ皇太子殿下はロンディニウムにお戻りになり、 新しきアルビオン王として冠を戴かれるのですね。ああ、なんて素晴らしいことでしょう!」と、 いくらか芝居がかった調子で言う。 事態は思いがけず、最善の方向へと向かっているようだ。 遠からず≪レコン・キスタ≫は壊滅し、トリステイン王国は救われ、ウェールズは失われたかと思われた王座につき、 いずれはアンリエッタと契りを交わすことになるだろう。 しかし、いくつか気がかりなこともある。 君はひとつ咳払いをすると、王女に訊きたいことがある、と言う。 「まあ、なんでしょう、使い魔さん?」 なにを質問する? 皇帝との婚約を破棄するそうだが、ゲルマニアとの関係は大丈夫なのか・四八へ ガリア王ジョゼフという人物は、信頼のおける相手なのか・一五〇へ トリステイン以外の各国は連合軍に加わるのか・八五へ 八五 「ガリアからの使者はトリステインやゲルマニアだけではなく、ロマリア連合皇国やクルデンホルフ大公国、ほかにもいくつかの国々に 遣わされているそうです。そのいずれの国もが、≪レコン・キスタ≫討伐の軍に参陣することは間違いない、と枢機卿は申していましたわ。 数十人しか派遣できない国もあるでしょう、ということですが」と、 王女の答えが返ってくる。 ハルケギニアの諸国にしてみればこれは、最強の大国ガリアを味方につけた確実に勝てる戦だ。 勝ち馬に乗って損はないと考えるのも当然であり、誘いを断ってもなんら益するところはない。 世界中を敵に回した≪レコン・キスタ≫の命運ははいまや風前の灯だが、彼らの非道なやり口を眼にした君の心に、同情の思いはない。 早く解放されたアルビオンに赴いて、ウェールズ皇太子――あの快活な青年にニューカッスルでの非礼を詫び、もう一度酒を酌み交わしながら 語り合いたいものだと、君は考える。 次は、ゲルマニア皇帝との婚約を一方的に解消して大丈夫なのかと問うか(四八へ)? それとも、ガリア王ジョゼフという人物は信頼できるのかと尋ねるか(一五〇へ)? 一五〇 アンリエッタはガリア王のことを、わずかに嫌悪混じりの声で語る。 「始祖ブリミルの末裔であり、遠縁とはいえわたくしたちの親戚でもあるお方を悪し様に言いたくはありませんが……」とささやくような声で言う。 「あまりよい話は聞きません。相当な変わった性格のお方だとか。政務を投げ出し、いつも私室に篭って奇妙な遊びに興じているそうです。 王位継承をめぐって実の弟を殺めた、それ以来心を病んでしまったといった、悪意に満ちた噂さえ流れているそうです。 もちろんわたくしは、そんな噂を信じてはいませんけれども。此度の≪レコン・キスタ≫征伐のための挙兵も、ジョゼフ陛下にとっては ただの思いつき、気まぐれなのかもしれません。なんにせよ、アルビオンを蝕む礼儀知らずの謀叛人たちを成敗しようというのですから、 立派な行いには違いありません」と言う。 話題を変え、皇帝との婚約を破棄するそうだがゲルマニアとの関係は大丈夫なのかと尋ねるか(四八へ)、 トリステイン以外の諸国は連合軍に加わるのかどうかを尋ねるか(八五へ)。 四八 君の問いを聞いて最初に声を上げたのは、アンリエッタではなくルイズだ。 「そうです、姫さま! 婚約の解消は喜ばしいことですが、野蛮な成り上がりのゲルマニアのことです。侮辱されたと言いがかりをつけて、 トリステインを脅かすのではありませんか?」と言って、 心配そうな表情でアンリエッタを見つめる。 アルビオンからの侵攻の心配がなくなっても、大国であるゲルマニアと戦争になっては元も子もない。 バク地方の古い言い回しにいわく、『スナタ猫から隠れて、くびり藪に入る』だ! 「心配ありません、ルイズ・フランソワーズ」 アンリエッタはそう言うと、ゲルマニア皇帝にはなんらかの形で償いをしなければならぬだろうが、交渉で穏便に片付くであろう問題だ、と語る。 まだ正式な婚約の発表はなされておらぬので、皇帝の体面もそれほど傷つくことにはならぬのだ、と。 その言葉を聞いて、ルイズは小さく安堵の溜息をつき、君は胸を撫で下ろす。 「わたくしの結婚式はとうぶん先のこと、この≪始祖の祈祷書≫も宝物庫に逆戻りです」 アンリエッタは卓上に置かれた、古びた一冊の書物を指し示す。 革装丁の表紙は表紙はいたるところが擦り切れ、虫に食われ、ぼろぼろの有様だ。 その表紙に綴じられている百五十枚ほどの羊皮紙も、退色がひどい。 「≪始祖の祈祷書≫? これがあの、国宝の?」 ルイズが眼を丸くする。 「ええ、トリステイン王室の伝統では、王族の結婚式ではこの≪始祖の祈祷書≫が大きな役割を果たします。聞いたところによると、 貴族のなかから選ばれた巫女がこの本を手にして、式の詔(みことのり)を詠み上げるとか。……もっとも、なにも書かれていない本ですから、 ただのお飾りでしょうけれども」 アンリエッタはそう言って笑うと、そっと≪始祖の祈祷書を≫開き頁をめくるので、君とルイズは興味津々の様子でそれを覗き込む。 王女の言うとおり、退色した羊皮紙はどこを見ても文字ひとつ記されてはいない。 おそらく、その内容はどうでもよいことであり、王家に代々受け継がれてきたという歴史と伝統にこそ意味があるのだろう。 君たちが≪始祖の祈祷書≫に対する興味を失ったようなので、アンリエッタはその本を閉じようとするが、そのとき、ルイズが小さく驚きの声を上げる。 「えっ? なにか文字が…」 二八六へ。 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ
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シナリオ攻略 シナリオ クリア ボーナス CAPITAL ACE POINT CLEAR BREAK1 BREAK2 SECRET1 SECRET2 IMPACT 1位 2位 3位 13000 10000 10000 10000 10000 10000 +55 +45 +35 勝利条件 敵軍ユニットの全滅 敗北条件 マスターユニットが撃破もしくは自軍ユニットの全滅 攻略条件 BREAK TRIGGER マスターユニットがゲルズゲーを撃破 8ターン以内にHLVを撃破 CHALLENGE MISSION アスランはゲルズゲーを撃破できるか? 8ターン以内にアルビオンはHLVを撃破できるか? OVER IMPACT 5ターン以内に刹那がブシドーを撃破 初期配置 自軍 機体 パイロット(艦長) 出撃数 備考 ミネルバ タリア・グラディス 1 L M セイバーガンダム アスラン・ザラ 1 出撃済 ブレイズザクファントム(レイ機) レイ・ザ・バレル 1 出撃済 ガナーザクウォーリア(ルナマリア機) ルナマリア・ホーク 1 出撃済 敵軍 機体 パイロット(艦長) 出撃数 備考 ゲルズゲー 地球連合兵 1 XLサイズの特別仕様 ウィンダム 地球連合兵 6 ダガーL 地球連合兵 12 増援 1ターン経過、MAP下に出現 敵軍 機体 パイロット(艦長) 出撃数 備考 ダガーL 地球連合兵 3 2ターン経過、MAP上に出現 敵軍 機体 パイロット(艦長) 出撃数 備考 ダガーL 地球連合兵 3 3ターン経過、MAP下に出現 敵軍 機体 パイロット(艦長) 出撃数 備考 ダガーL 地球連合兵 3 4ターン経過、MAP上に出現 敵軍 機体 パイロット(艦長) 出撃数 備考 ダガーL 地球連合兵 3 5ターン経過、MAP右に出現 敵軍 機体 パイロット(艦長) 出撃数 備考 ウィンダム 地球連合兵 6 BREAK TRIGGER1 増援 MAP左右に出現 自軍 機体 パイロット(艦長) 出撃数 備考 アルビオン エイパー・シナプス 1 L ジム・カスタム アルファ・A・ベイト 1 出撃済 ジム・キャノンII チャップ・アデル 1 出撃済 M フォースインパルスガンダム シン・アスカ 1 MAP右に拡張出現 敵軍 機体 パイロット(艦長) 出撃数 備考 HLV アナベル・ガトー 1 ザクII(指揮官機) ノイエン・ビッター 1 性能が大幅強化。詳細は機体ページに記載 ドム・トローペン デラーズ・フリート兵 12 性能が強化。詳細は機体ページに記載 ザクキャノン デラーズ・フリート兵 6 性能が強化。詳細は機体ページに記載 ザクII デラーズ・フリート兵 8 性能が強化。詳細は機体ページに記載 シークレット CHALLENGE MISSION1達成時、MAP右に出現 敵軍 機体 パイロット(艦長) 出撃数 備考 イーゲル コレン・ナンダー 1 ゴッゾー ニューロ 3 BREAK TRIGGER2 増援 MAP右に出現 自軍 機体 パイロット(艦長) 出撃数 備考 M ダブルオーガンダム 刹那・F・セイエイ 1 MAP右に拡張出現 敵軍 機体 パイロット(艦長) 出撃数 備考 アヘッド・サキガケ ミスター・ブシドー 1 アヘッド・スマルトロン ソーマ・ピーリス 1 アヘッド バラック・ジニン 1 ジンクスIII(アロウズ型) アンドレイ・スミルノフ 1 ジンクスIII(アロウズ型) ルイス・ハレヴィ 1 ジンクスIII(アロウズ型) アロウズ兵 16 シークレット CHALLENGE MISSION2達成時、MAP右に出現 敵軍 機体 パイロット(艦長) 出撃数 備考 ベルティゴ カリス・ノーティラス 1 ベルティゴ ニューロ 3 OVER IMPACT 第3軍 機体 パイロット(艦長) 出撃数 備考 ミネルバ タリア・グラディス 1 L セイバーガンダム アスラン・ザラ 1 ブレイズザクファントム(レイ機) レイ・ザ・バレル 1 ガナーザクウォーリア(ルナマリア機) ルナマリア・ホーク 1 アルビオン エイパー・シナプス 1 L ジム・カスタム アルファ・A・ベイト 1 ジム・キャノンII チャップ・アデル 1 ダブルオーガンダム 刹那・F・セイエイ 1 フォースインパルスガンダム シン・アスカ 1 解説 ブレイク前 ブレイクトリガー1を達成するまでのあいだ、敵フェイズになるたびマップ中央を横切るようにローエングリンが撃ち込まれる。縦幅3マスの範囲に8000ダメージのMAP兵器扱い。ご丁寧にその3マス幅を囲むように飛行ユニットでも通行不能な岩が立っているため、考えなしにミネルバを前進させると身動きがとれなくなる。 1ターンごとにマップ左以外から次々と増援が湧いてくるが、射程5まで届く以外はたいしたことが無い。チャレンジにターン制限は無いため、ブレイク後に備えてテンションを高めるためにもおいしくいただこう。 また、増援を半端に生き残らせたままブレイク1を達成するとアルビオンが後ろからつつかれながら前進するハメになりかねない。もしそうなってしまったら艦載機のジム2機を囮にまわすと比較的ラク。 ゲルズゲーは陽電子リフレクター持ちで射撃戦には滅法強いが近距離武装が貧弱なので、アスランを削りに回す際は上下どちらかからサーベルでしかけよう。 フォースインパルスガンダムで触れられているが分離状態のインパルスが少しだけ出てくる、その後(BREAK1後)にいつの間にか合体&フォースシルエット装備状態で出てくる、シルエットフライヤーも同時に射出したのだろうか… BREAK TRIGGER1 ジオン残党は機体性能がやたらと高い上に圧倒的に数が多い。HP13000超えのザク等が陣形を敷く図は圧巻。中でもビッター少将のザクはガンダムを大きく上回る性能を誇る。それでもENが強化されていないのはスタッフの良心か。 HELLだとジオン残党軍の強さがさらに無茶苦茶なことになる。前座の地球軍どころか、ブレイク2のアロウズよりも一回り強い。特にビッター少将のザクはただでさえ強かったものが更に強くなっている。早急に撃破しよう。 原作再現でアルビオンの艦載機はベイトのジム・カスタムとアデルのジム・キャノンIIのみ。ヘタをするとアルビオンの通行妨害をしかねないので帰艦させよう。 ミネルバを前進させてタンホイザーで薙ぎ払って雑魚掃除をさせるのも手。 ブレイク2の条件になっているHLVだが、機体性能は低いためあっさり撃破可能。ただし周辺マスが岩と同様に飛行ユニットでも侵入できない地形になっている。 アルビオンはメガ粒子砲の射程ギリギリから狙えばブレイク2で包囲されることはない。 なおHLVは戦艦扱いのため、戦艦同士の支援攻撃を叩き込める。経験値がもったいないので自軍戦艦2機でアルビオンを支援しよう。 アスランが移動力UPを持っているので、ミネルバへの帰艦を繰り返してアルビオンを加速させることでターン制限に余裕を持たせられる。自軍マスターで再行動させればさらに余裕。 シークレット1のイーゲルは射程外から削ってしまおう。むしろ僚機のゴッゾーの方が危険か。性能は特別高くはないものの射程6まで届くため、単騎突出させていると集中砲火を食らう。 BREAK TRIGGER2 アロウズに囲まれるうえ、インパクト発生条件に関わるダブルオーとサキガケは出現後2ターンで接敵可能な距離。さらに2者の中間にシークレットが挟まる。 あいかわらず量産機にしては高い性能を持つアヘッド達だが、Iフィールド持ちなら安全に対処可能。逆にインパルス達は素で食らってしまうので削らせる際は注意。 シークレットのベルティゴは長射程と高めの回避率で厄介。被弾覚悟で早々に撃墜しよう。 OVER IMPACT 速攻でインパクトを起こすとそれまでのブレイク条件の関係でミネルバとアルビオンが厄介な位置に居ることも多い。さっさとピンポイント攻撃で削りきってセイバーを捕獲しよう。 出現敵が多いため、インパクトが発生する頃には複数機が超一撃になっていることが珍しくない。機体と武器にもよるが、超一撃のピンポイントアタックなら単機で落とすことも十分可能。 インパルスを捕獲で入手したい方はA3でどうぞ。
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[刺客との攻防]アルビオレ タイプ テクニック 必要コスモ 11 初期攻撃力/防御力 1990/1750 初期総パラメータ 3740 最大攻撃力/防御力 4975/4375 最大総パラメータ 9350 必殺技 反撃の鎖 効果 テクニックタイプの攻 中アップ 【解説】 ミロの急襲に反撃するアルビオレ。怯むことなく、黄金聖闘士を相手に堂々とした面持ちで戦いにのぞむ。 「さあ、かかってくるがいい!!」 [刺客との攻防]アルビオレ+ タイプ テクニック 必要コスモ 11 初期攻撃力/防御力 2388/2100 初期総パラメータ 4488 最大攻撃力/防御力 5970/5250 最大総パラメータ 11220 必殺技 反撃の鎖 効果 テクニックタイプの攻 中アップ MAX覚醒時 初期攻撃力/防御力 3384/2976 初期総パラメータ 6360 最大攻撃力/防御力 6966/6126 最大総パラメータ 13092 【解説】 ミロの急襲に反撃するアルビオレ。 白銀聖闘士の中でも、黄金聖闘士に匹敵する実力を持つアルビオレは、ミロと互角の戦いを繰り広げる。
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エリムの復讐 遂行地域 エルテネン - マンドリーの森 適正レベル 取得 22 / 遂行 23 報酬 経験値 111,600下級 疾走のスクロール(3) 関連クエスト --- 進行順序 1.NPCデムロと会ってクエスト獲得2.ケルビオン コレクターを倒し、その証をデムロに届けよ-ケルビオンの角(10)3.NPCデムロと会ってクエスト完了