約 2,967,080 件
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/7326.html
478 名前:NPCさん[] 投稿日:2012/05/02(水) 23 16 55.59 ID LAJBWHBx なんとなく、国王が敵国のスパイだと背景表で振ったからと、妨害プレイしだしたキチガイを思い出した。 「ダイスで決まったことは絶対!」と自分が何で責められているかも理解できて無そうだった。 480 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/02(水) 23 21 38.98 ID ??? 478 他キャラの背景表を勝手に振らないでください>< 494 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/03(木) 00 54 24.34 ID ??? 本来の推奨プレイはどういうものなんだろうな >国王が敵国のスパイ 495 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/03(木) 00 57 49.11 ID ??? 破壊工作をしようとするも、大臣に諌められ、なんだかんだで善政を敷いている 498 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/03(木) 01 09 56.62 ID ??? 本来の推奨プレイは、使命の「宮廷のキャラとライバルになる」だろ フレーバーを生かすなら 人質にとられてる家族の救出作戦シナリオとか 関係改善の努力で過去の因縁を調べて解消するシナリオとか 499 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/05/03(木) 01 28 44.09 ID ??? それを「民」や「民の声」を浪費して、 他人の行動には(ルールではそれぞれのクラスの権限が規定されてるが、それを逸脱したフレーバーの国王権限で) ケチつけてセッション失敗するために全力でとりかかり 最初は面白がってた他の宮廷メンバー全員と対立して PCとPLの区別をつけろと言われても聞く耳持たず ロールプレイで「暗君には退場してもらおうか」となったら 「俺は、ちゃんとルール通りプレイしてるのに何故受け入れない!」とPL発言で返すとか 疲れたというか、憑かれているとしか 迷宮キングダムみたいな、ルール通りに遊べばある程度の楽しみは保障されてるシステムでも 困は、問題を起こせるんだなと。 スレ324
https://w.atwiki.jp/marowiki001/pages/1224.html
目次 【時事】ニュースお兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ Oniichan dakedo Ai sae Areba Kankeinai yo ne! おにあい RSSお兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ Oniichan dakedo Ai sae Areba Kankeinai yo ne! おにあい 口コミお兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ Oniichan dakedo Ai sae Areba Kankeinai yo ne! おにあい 【参考】ブックマーク 関連項目 タグ 最終更新日時 【時事】 ニュース お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 『のんのん』『よう実』『リゼロ』…コミックアライブ人気作の1巻が無料で読める! - 電撃オンライン 【投票】【SILVER LINK.】制作アニメ人... - アキバ総研 「SILVER LINK.」おすすめアニメ・映画まとめ【2021年版】|『のんのんびより』『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』などの制作作品を紹介! - アニメイトタイムズ 8・9月は「MF文庫J」読書強化!キャンペーン100冊以上が「角川文庫・ラノベ 読み放題」に追加! - PR TIMES 『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』最終回アフレコ現場からメインキャストコメントが到着 - おたくま経済新聞 「おにあい」展 ジーストア大阪ANNEXで開催 特別グッズも販売 - アニメ!アニメ!Anime Anime 「おにあい」が人気のお米「あきたこまち」とコラボ “あきここまち”発売決定 - アニメ!アニメ!Anime Anime 10月アニメ「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」アフレコ囲み取材レポート - おたくま経済新聞 おにあいやジョジョ! 秋アニメの萌えと燃えを厳選【その3】 (1/5) - ASCII.jp 14歳・木戸衣吹さんをヒロイン声優に抜擢 TVアニメ「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」 - アニメ!アニメ!Anime Anime Oniichan dakedo Ai sae Areba Kankeinai yo ne! gnewプラグインエラー「Oniichan dakedo Ai sae Areba Kankeinai yo ne!」は見つからないか、接続エラーです。 おにあい 愛媛 お城下クリーンアップ活動(あいテレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』ファイルーズあいさんが出会いの重力を心と身体で感じる「ジョジョという作品に惹かれるのは、運命だった」 - アニメイトタイムズ イスラエルの超天才が警告する気候変動の大災厄(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 3歳の歌姫 ののちゃんが、あいみょんを歌う番組に疑問の声があがったわけ/2021人気記事BEST5 - ニフティニュース 交通安全呼び掛け、メッセージ入りオリジナル「八ッ橋」配る 京都・京丹波(京都新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 誰もが悩む「出生前診断」。高齢出産のリスクに対する杉山家の考え方は?【杉山愛さん46歳出産記】(with online) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 早大ア式蹴球部 田中雄大主将×須藤友介副将×田部井悠副将(後編) サッカーインカレ直前特集『Seize the day』〜1を積み上げろ〜 - スポーツナビ - スポーツナビ Mステ『ウルトラ SUPER LIVE』出演アーティスト第2弾解禁!超豪華クリスマスSPメドレーも発表 - テレ朝POST Switch『PUI PUI モルカー Let’s!モルカーパーティー!』収録されるミニゲームや登場するモルカーなどの最新情報が公開 - ファミ通.com リアルな動物の生態×主人公の成長ストーリー。新感覚の小学校低学年向け読み物『ふわふわフレンズ きみがくれたまほう』 - PR TIMES あいみょん武道館に「SONGS」が密着、舞台裏の素顔に迫る - 音楽ナタリー PC/タブレット市場、2021Q4から出荷台数が急速に落ち込む~IDC - iPhone Mania 一般男性と結婚して驚いた美人女優ランキング! 2位は志田未来、3位は新川優愛。1位は、2021年明け早々に結婚を発表、世間に衝撃を与えた主演級女優! - ネタとぴ パーパーとEverybody「DX」初登場の感想を語る、あいなぷぅが珍しく緊張(お笑いナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 高橋文哉、浜辺美波主演の月10「ドクターホワイト」に出演 若手研修医の愛されキャラ(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース あいみょん超え確実の「西宮出身のスターの卵」最強清純派女優とは? - Business Journal 飲食店や農家の助け合いに『支えあい自販機』登場 ギョーザ、パン、果物も… 「畑違い」の企業が設置(NBS長野放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース アニメ「鬼滅の刃」声優一覧 TVアニメ&劇場版出演の全キャスト131人を網羅 | インタビュー・特集 | ABEMA TIMES - ABEMA TIMES 愛媛県庁/オミクロン株の発生に備えた本県の対応方針に関する記者発表の要旨について - pref.ehime.jp 黒田瑞貴、「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」で、セオリーを無視した敵ボスに憤死(Impress Watch) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【愛しのオムライスを求めて】第1弾 「食堂もりしげ」欲張りさんも大満足なあいがけオムライス | 街ニュース - week.co.jp 「ユニバーサル岡田元会長」のユーチューブ作戦 長男との和解の手助けで「1億円プレゼント」(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース あいとへいわ展イベント「おてだまの会」を開催します/裾野市 - 裾野市 女性の頭から足まで12匹の子ヒヒたちがびっしり! 歩きにくそうな姿に「あいされてる」「お母さんみたい」の声(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 愛子さま20歳に 母になる前の雅子さま…笑顔が美しく輝いた瞬間《意外すぎるニットベスト姿、ご婚儀のローブデコルテ秘話》(文春オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース おいでやす小田『IPPONグランプリ』初出場の緊張で“胃痛” 大喜利の猛者に囲まれ奮闘【コメントあり】(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 6頭の野生のトラと遭遇 極めて稀な光景にネット上で羨望の的に(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 老人ホーム紹介業の株式会社あいらいふ、会社分割(吸収分割)による株式会社メディカルリソースの「探しっくす」事業承継に関するお知らせ - PR TIMES パーパー「ケンミンSHOW」初登場、絶品モンブランにあいなぷぅ大喜び - お笑いナタリー 甘くてほくほく。あったらうれしいすき間おかず「さつまいもの甘煮」(レタスクラブ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース あいみょんの“卑猥な歌詞”にお茶の間から悲鳴! 今週の嫌われ女ランキング - まいじつ クレジットカードを20枚持つ筆者が教える!超お得な使い分け術(ウォーカープラス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ゲムマ2021秋】開場10分で完売する人気ゲームも!『タイガー&ドラゴン』や『シャークインパクト』など、ゲームマーケット2021秋で見つけたオススメゲーム5選(ファミ通.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース マリエ、過去の摂食障害を告白 「焼売の皮もはいで食べていた」(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 好みの味を使いたい分だけ!みんなの「ドレッシングレシピ」が簡単&アレンジ上手でした(kufura) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【日本シリーズ】つば九郎シリーズ初登場で爆笑フリップ芸さく裂(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース あいみょん、メジャーデビュー5周年キャンペーンの実施が決定 (2021年11月23日) - エキサイトニュース つば九郎〝キレキレ〟沢村賞・山本、真中元監督、木下都議ネタぶっこみ!(東スポWeb) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 入院治療中の西川史子、“憧れのトップスター”からお見舞いプレゼントに感激 「夢を見ている少女の気持ちに」(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 原田愛、浮気騒動3回の夫・原田龍二に「不穏な動きはいまのところない」。夫「死ぬまで執行猶予中」です。エッセー『別れない理由』出版を記念し、いい夫婦の日に永遠の愛誓う - PR TIMES 縁もゆかりもない「本屋」を救った!? 小説家が書店の社長に(Lmaga.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース NiziU、今夜オンエアの『Mステ』で“おはしダンス”が話題の新曲「Chopstick」をパフォーマンス(THE FIRST TIMES) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 広報あいしょう2021年12月号カラー版/愛荘町 - 愛荘町 ご飯が進む!シャキッとジューシー「豚こまとれんこんの甘辛炒め」【もあいかすみ ラクウマレシピ】(8760 by postseven) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『冨永愛 美をつくる食事』12月1日発売! - PR TIMES やっぱり さつあい が大事!? 埼玉栄高校男子バスケットボール部を取材! 「New Stars」#23(11月14日放送分) - 文化放送 あいみょん、ミラーレイチェル智恵監督のMV「ハート」公開(Rolling Stone Japan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース あいみょん新曲「ハート」清野菜名&坂口健太郎出演ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』主題歌に - Fashion Press 菊地亜美、“5歳年上”夫の誕生日にランチデート 思い出レストランでの仲良しショットで「最高の夫でありパパ」(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 英語学習アプリに追加搭載:【あい・キャン英語 X englider】に「あい・キャン英語/プレミアムドリル」が仲間入り!小学&中学の新教科書から単語や表現を精選!(民間... - PR TIMES hello, popup in SOGO YOKOHAMA「アイにあいに」そごう横浜店にてポップアップストアオープン - PR TIMES 『鬼滅の刃』の煉獄さんや炭治郎は逮捕されるの? 廃刀令後に日本刀を持ち歩くとどうなるのか(田上嘉一) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 無学年進級式テキスト「あい・キャン」シリーズに「あい・キャン英語/プレミアムドリル」が新刊で仲間入り!小学&中学の新教科書から単語や表現を精選!(主に民間教育業界向け/学習塾・学童など) - PR TIMES Amazon Prime Video、テレビ版「鬼滅の刃」無限列車編が追加!『シドニアの騎士 あいつむぐほし』など10月配信開始(PHILE WEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 花守ゆみりさんお誕生日記念!一番好きなキャラは? 3位「かぐや様」早坂愛、2位「ゆるキャン△」なでしこ、1位は…<21年版> - アニメ!アニメ!Anime Anime 第5回あいづわかまつ地域福祉を考えるフォーラムを開催します - city.aizuwakamatsu.fukushima.jp 夜道で痴漢にあい婚約者にやつあたりしたら…“心無い言葉”を吐かれ絶望 | 女子SPA! - 女子SPA! 米津玄師が初首位 星野源は? 音楽アーティスト人気ランキング - 日経クロストレンド 元小学校長が防災本出版 姫路市内1500カ所の地盤分析もとに - 神戸新聞 徳山病院に「あい保育園」 職場復帰応援 10月オープン - 株式会社新周南新聞社 《鬼滅の刃》禰豆子役の鬼頭明里(26)が善逸風金髪イケメン声優(27)と“合いカギ半同棲”「2人の呼吸は合ってます」 - 文春オンライン ドラマ「お耳に合いましたら。」 ポッドキャスト連動の狙い - 日経クロストレンド 『DQウォーク』おにこんぼう登場&ギガンテス出現終了! メガモンの出現状況は?【電撃DQW日記#1002】 - 電撃オンライン [共同リリース]たにあい糖尿病・在宅クリニック、株式会社メディアコンテンツファクトリーが新型コロナワクチン運用のためのDX化共同プロジェクトを推進し、当院での接種率897.4%を実現 - PR TIMES TVアニメ『鬼滅の刃』遊郭編、新情報発表で高まる期待 堕姫を演じるのは誰に?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『JOIN ALIVE 2021』出演アーティスト全34組が発表 初日のヘッドライナーにあいみょん - http //spice.eplus.jp/ 伊藤万理華主演ドラマ「お耳に合いましたら。」OPを花澤香菜、EDをにしな×パソコン音楽クラブが担当(コメントあり) - ナタリー 【完結編の予習】「シドニアの騎士」これまでのストーリー&SF設定をおさらい! 奇居子、恋の三角関係、15m差の愛… - アニメ!アニメ!Anime Anime 「そこに愛はあるんか?」 アイフルがCMで「愛」を問い続ける理由 - J-CASTニュース 「Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~」女王の命令で青年5人が人間界に!愛著を集められるのか!?第1話先行カット - アニメ!アニメ!Anime Anime 『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』最終回アフレコ現場からメインキャストコメントが到着 - おたくま経済新聞 「おにあい」 声優陣のサイン入り台本などが当たるイラストコンテスト - アニメ!アニメ!Anime Anime 「おにあい」展 ジーストア大阪ANNEXで開催 特別グッズも販売 - アニメ!アニメ!Anime Anime 「おにあい」が人気のお米「あきたこまち」とコラボ “あきここまち”発売決定 - アニメ!アニメ!Anime Anime 10月アニメ「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」アフレコ囲み取材レポート - おたくま経済新聞 おにあいやジョジョ! 秋アニメの萌えと燃えを厳選【その3】 (1/5) - ASCII.jp 14歳・木戸衣吹さんをヒロイン声優に抜擢 TVアニメ「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」 - アニメ!アニメ!Anime Anime RSS お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ #gnews plugin Error gnewsは1ページに3つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 Oniichan dakedo Ai sae Areba Kankeinai yo ne! #gnews plugin Error gnewsは1ページに3つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 おにあい #gnews plugin Error gnewsは1ページに3つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 口コミ お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ #bf Oniichan dakedo Ai sae Areba Kankeinai yo ne! #bf おにあい #bf 【参考】 ブックマーク サイト名 関連度 備考 Wikipedia ★★ 関連項目 項目名 関連度 備考 参考/鈴木大輔 ★★★★ 原作 参考/閏月戈 ★★★ イラスト 参考/MF文庫J ★★★ レーベル 参考/川口敬一郎 ★★★ 監督 参考/ふでやすかずゆき ★★★ シリーズ構成 参考/閏月戈 ★★★ キャラクター原案 参考/川村幸祐 ★★★ キャラクターデザイン 総作画監督 参考/千葉崇洋 ★★★ プロップデザイン 参考/滝本祥子 ★★★ 参考/鈴木寿枝 ★★★ 色彩設定 参考/椋本豊 ★★★ 美術監督 参考/飯田里樹 ★★★ 音響監督 参考/吉武将人 ★★★ 編集 参考/林コージロー ★★★ 撮影監督 参考/伊藤善之 ★★★ 音楽プロデューサー 参考/斎藤滋 ★★★ プロデューサー 参考/安藤高弘 ★★★ 音楽 参考/伊藤誠 ★★★ プロデューサー 参考/斎藤滋 ★★★ 参考/津田好久 ★★★ 参考/細川修 ★★★ 参考/石塚正俊 ★★★ 参考/立崎孝史 ★★★ 参考/岩浅健太郎 ★★★ 参考/金子逸人 ★★★ 参考/和田洋介 ★★★ 参考/南寛将 ★★★ 参考/田部谷昌宏 ★★★ アニメプロデューサー 参考/メディアファクトリー ★★★ 製作 参考/ランティス ★★★ 音楽制作 参考/SILVERLINK. ★★★ アニメ制作 参考/ダックスプロダクション ★★★ 参考/コスパ ★★★ 参考/博報堂DYメディアパートナーズ ★★★ 参考/AT-X ★★★ 放送局 参考/ソニー・ミュージックコミュニケーションズ ★★★ 参考/ニコニコ動画 ★★ 配信 一挙 タグ 作品 最終更新日時 2013-03-20 冒頭へ
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3060.html
『あるれいむの一生 いつまでもその笑顔を』 23KB 虐待 不運 姉妹 赤ゆ 自然界 現代 作、長月 おかげさまで50作目です ※俺設定注意 ※キ●ガイ人間注意 ※作、長月です れいむは幸せだった。 優しくて頼もしいつがいのまりさ。かわいらしいおちびちゃん。そしてゲスなどいない群れの仲間達。 ささやかだけど皆がいつも笑ってられるゆっくりプレイス。 いつまでもこのみんなとゆっくりしていたい。いつまでもこの笑顔を見ていたい。 そうれいむは思っていた。 あるれいむの一生 いつまでもその笑顔を その日れいむは悪夢を見た。 れいむ達の群れにゆっくりできない人間が来る夢だ。 ゆっくりできない人間達によりゆっくりプレイスは全部壊され まりさと苦労して二人で作ったおうちも 長のぱちゅりーも、親友のありすも、群れのみんなも、 全てなくなってしまう。 そしてれいむ自身もゆっくりできない人間に捕まり、ゆっくりできない目に合わされ続ける。 そんな夢だった。 「・・・れいむおきるんだぜ・・・れいむ。」 朝起きるとそこにあったのはつがいのまりさの顔だった。 「ゆめ・・だったの?」 ほっとするれいむ。ここはれいむのおうち。怖い人間などどこにもいない。 「だいじょうぶなのぜ?ずいぶんうなされてたみたいだけど。」 「うん・・・ちょっとわるいゆめさんみちゃって・・・」 そう言いながらチラリと横目でおちびちゃんを見るれいむ。 すぅすぅと寝息を立てて2匹の子ゆっくり達。目に入れても痛くない自分達の愛の結晶だ。 良かった。この子たちが無事で。夢の中ではおちびちゃんも一緒にゆっくりできない人間に捕まったのだから。 それにしても不安だ。これが正夢にならないか。最近はこの山へ人間さんの乗った大きなすぃーも良く来るし。 「そんなかおしてんじゃないんだぜ。おかあさんがそんなゆっくりできないかおしてちゃおちびちゃんもふあんがるんだぜ。」 「まりさ・・・」 「だいじょうぶ!!れいむはまりさがまもるんだぜ!!たとえあいてがれみりゃだろうがれいぱーだろうがにんげんさんだろうがぶっとばしてやるんだぜ!!だかられいむはおちびちゃんとゆっくりすることだけかんがえてればいいんだぜ!!」 そう言ってまりさはれいむにすーりすりしてくれた。 ああなんて頼もしいんだろう。本当にこのまりさと一緒になってよかった。 「ありがとうまりさ。れいむ、まりさといっしょにゆっくりできてしあわせだよ。」 れいむは幸せを噛み締める。 「じゃあおちびちゃんおこしてあさごはんにするんだぜ!!」 「うん。そうだね。」 子供達を起こすれいむ。こうしてれいむの一日が始まった。 「それじゃあ、いってくるんだぜ!!」 「うん。きをつけていってきてね。」 れいむは狩りにいくまりさを見送る。 「さてと・・・こんどはおとびちゃんをがっこうにいかせないとね。」 今度は子供達を群れの広場にある「がっこう」へ送り届ける。 「じゃあおちびちゃんたち。おさのいうことちゃんときいてたくさんおべんきょうしてね。」 「「ゆっきゅりりきゃいしたよ!!!」」 この「がっこう」は週2回程度、長ぱちゅりーが教師役をやっている所で群れの子ゆっくりなら誰でも通うことができる。 ここで群れの掟やゆっくりとして必要な一般常識などを学ぶのだ。 こうした教育の成果なのかこの群れにはゲスやれいぱー、でいぶが皆無と言っていいほどいない。 「あっ、ありす!!ゆっくりしてってね!!」 「あられいむじゃない。こちらこそゆっくりしてってね!!」 帰り道れいむは親友のありすに出会った。どうやらありすも自分の子ゆっくりを「がっこう」に送り届けた帰りらしい。 このありすとれいむは子ゆっくりの時からのつきあいで、つがいのまりさとも幼馴染だった。昔は群れで一番強くてかっこよかったまりさとどっちがずっと一緒にゆっくりするかよくけんかしたものである。 結局まりさはれいむをつがいとして選び、ありすは他のゆっくりとつがいになったのだが2匹の交友はいまだに続いている。 普通こういった三角関係になると人間でも友情にひびが入ってぎくしゃくしそうだが2匹の友情は変わらない。 「そういえばこのまえおしえてあげたおようふくかんせいした?」 「きょうにでもかんっせいっさせてまりさにプレゼントするよていだよ。」 ありすにはこの前干草で作ったお洋服(実際は靴下に近いが)の作り方を教わった。ありすはこの群れ一番の編み物上手なのだ。 「そう・・まりさといつまでもゆっくりしてね。」 「ありす・・・」 れいむは胸が熱くなる。本当はありすもまりさが好きなはずなのに。にも関わらずそのまりさの為んのお洋服の作り方を親身になって教えてくれるなんて。 「ありがとうありす・・・ほんとうにありがとう・・・」 「もう、なにないてるのよ!!わたしたちともだちなんだからとうぜんでしょ!!」 そういって笑ってくれるありすを見て本当にありすと友達で良かったとれいむは思った。 夕方れいむは広場へ行った。「がっこう」へ行っていた子供達を迎えに行く為だ。 広場には十数匹の子ゆっくりと長ぱちゅりー、そしておそらく教材として使われたらしい小石や草などが転がっていた。 「おさ、ゆっくりしてってね!!」 「むきゅ、れいむ。ゆっくりしてってね!!おちびちゃんをむかえにきたのね。」 「おちびちゃんはきょうもいいこにしてた?」 「ええ、とっても。みんなれいむたちのおちびちゃんくらいゆうしゅうだとぱちゅもらくなんだけどね。」 「もう・・・そんなにおだてないでよ・・」 照れるれいむ。ぱちゅりーのいうことはお世辞ではない。 親の欲目なしにれいむの子供達は優秀で次の長は2匹のどちらかだろうと群れではもっぱらの評判だ。 賢くて思いやりがあってゆっくりしたおちびちゃん。こんなおちびちゃんを持てて本当に自分は幸せだ。 「ようれいむ。おちびちゃんのでむかえ、ごくろうさまなのぜ。」 家に帰る途中狩りから帰ってきたまりさと出会った。帽子がぱんぱんに膨らんでいる所を見ると今日も大漁だったのだろう。 「あっまりさ!!かりからかえってきたんだね。」 「おとーしゃん!!」 子れいむと子まりさはまりさに駆け寄る。 「きょうは、おちびちゃんたちのすきなのいちごさんがとれたんだぜ。」 「ゆわーい。まりしゃ、のいちごだいしゅきなのじぇ!!」 「おとうしゃんはほんとにかりがじょーずなんだね!!」 仲睦まじい父子。微笑ましい光景にれいむの顔もほころぶ。 「さぁいっしょにかえるんだぜ。まりさもうおなかがペコちゃんなんだぜ。」 夕暮れの中一家は家路を跳ねていく。れいむも一緒だ。 後で出来上がったお洋服をまりさにプレゼントしよう。きっとまりさも喜んでくれるはず・・・ あれ・・・ その時れいむはある違和感に囚われた。 あれ・・・・?この光景 前に一度・・・いや何度も どこかで見たことある・・・? 「どうしたんだぜ?れいむ。きゅうにたちどまったりして。」 「おきゃーしゃんどうしたのじぇ?」 「おかおがゆっくりしてにゃいよ?」 突然立ち止まったれいむを家族達が心配そうに見つめる。しかしれいむの違和感はとまらない。 何だろう、この感覚は。 何か大切なことを忘れているようで・・・ でも思い出したくないような・・・・ 「れいむ!!どうしたんだぜれいむ!!」 「おきゃーしゃんしっかりして!!」 まりさ達の声がどんどん遠くなり、視界がどんどん暗くなる。 ああそうか 全部・・・思い出した・・・ 「おはよう、れいむ。」 どす黒い暗闇の中、誰かの声がした。 目を開ければそこには悪夢が広がっていた。 れいむの前のテーブル一杯に並べられたピンポン玉大の「ソレ」は絶え間なく怨嗟の声を上げている。 「たしゅけて・・・おねがい・・・たしゅけて・・・」 「おきゃーしゃん・・・どうじでまりしゃをたしゅけてくれないのじぇ・・・」 「しにゃせて・・・・おねがい・・もう・・しにゃ・・せて・・・」 「ゆげつ・・・ぐりゅゆ・・・・ゆげっべっべっ・・・」 皆うわ言のように「助けて。」「死なせて」と言いつづける「ソレ」達。中には完全に狂ってしまっている者もいる。 ある者は全身にその小さな体にこれでもかと裁縫針を刺され剣山の様になり ある者は全身蝿たたきで叩かれた後にラー油をかけられ激痛に身を焼かれながら火ぶくれのようになり ある者はホットプレートで黒焦げになるまで焼かれているため良く見ないとどちらが顔でどちらが背中なのか分からない。 ゆっくり達の悪夢を具現化したらこうなるだろう。そんな光景がれいむの眼前には広がっている。 ここはれいむがいた群れではない。どこかの家の地下室だ。 「おはよう、れいむ。いい夢見れたかい。」 その横でさわやかな、だがどこか寒気のする笑顔のお兄さんが立っている。 そうだ・・・れいむはこのお兄さんに捕まったんだ・・・ あんよがじくじくと痛む。お兄さんにあんよを焼かれたからだ。 頭がずきずき痛む。お兄さんに髪の毛を無理やり引き抜かれ、ボルトを何本もねじ込まれたせいで。 心がじわじわ壊死したように痛い。あのお兄さんの言葉で。 「よし。れいむが起きたところで始めようか。今日もよろしく頼むよ、れいむ。」 同好会のレクレーションでも始めるように言うお兄さん。キャリー付きの赤ゆの乗ったテーブルを片付け新しいテーブルを出している。 知らない人が見たらただの爽やかな好青年に見えることだろう。 しかしれいむは知っている。 このお兄さんの正体を。そしてこのお兄さんがこれから何をしようとしているかを。 「さて。寝起きにいきなりで悪いけどおちびちゃんを作ってもらおうか。これがないと始まらないしね。」 そう言ってお兄さんは奥から透明な箱を抱えてやってくる。それには1匹のゆっくりが入っている。 「ずっきりだぁああああ!!!ずっきりざぜろぉおおおおお!!!」 目を充血させ全身からぬめぬめした粘液を出しながらそのゆっくりは、れいぱーのようにそそりたったぺにぺにをガラスケースにニチャニチャとこすり付けている。 れいむの愛するつがいのまりさ・・・いやまりさだったものだ。 まりさはお兄さんに薬を打たれてから変わってしまった。優しくて頼もしかったまりさから、れいぱーありすのようにすっきりーしか考えないおぞましいゆっくりに。 「愛する2匹のご対面だ。全く妬けちゃうねホント。」 まりさをれいむの入った箱へ放り込む。れいむのやめてと言う声などおかまいなしだ。 「ずっぎりぃいい・・ずっきりぃいいいいいい!!!」 目をらんらんと輝かせて襲ってくるまりさ。絶え間なく粘液を体から吹き出してるため動くたびにニチャニチャと不快な音がする。 れいむはあんよを焼かれていて逃げられない。そもそも狭い箱の中に逃げ場などない。 「いやぁああああ!!!!やめてぇまりさ!!!ゆっくりしてぇえええ!!!」 身をよじりなんとかまりさに正気を取り戻させようと叫ぶれいむ。 愛のないすっきりなどけがわらしくて気持ち悪いだけだ。ましてや出来るおちびちゃんの運命を考えればとてもつくろうとは思わない。 「ははっ。無駄だよ。バイゆグラを普通の100倍以上の濃度で打ったからね。完全に中枢餡が破壊されてもうまりさはすっきり以外のことは考えられないよ。」 「ずっきりぃいいいいいいい!!!!」 「ああ・・・ああ・・」 しかし現実は無慈悲でれいむの思いなど少しも汲み取ろうとなどしない。 抵抗、空しくにはれいむの額には植物型にんっしんっの茎に5匹の実ゆっくりがなっていた。 内訳はれいむ3匹まりさ2匹。皆ゆっくりした表情だ。 「よし上手くできたね。産まれてくるのが楽しみだ。出産促進剤を打てば5分ぐらいでできるかな。」 「ずっぎりぃいいいい!!!もっとずっきりざぜろぉおおお!!!」 「ああ・・・」 れいむはただ泣くしかない。もう優しいまりさはいないことに。 そして額の子供達の運命に。 「ゆんゃぁああああやべちぇえええええ!!!!」 地下室に赤れいむの声が響き渡る。 「こらこら暴れるとおめめがえぐれちゃうぞ。まぁ暴れなくてもえぐるけどね。」 原因は一目瞭然、明白だ。お兄さんが自分の目をえぐろうとするから。 お兄さんはあえてひと思いに目をえぐろうとしない。弄ぶようにピンセットで赤れいむの目をつまみ続ける。 「ほーら。これでおしまいっと。」 プチッ 「ゆんゃぁああああ!!!いじゃいいいいいいいい!!!!」 「さーて。次は誰の番かな。君かな。それともそこのれいむかな?」 次は誰をアマギリしようか品定めするお兄さん。まるでおもちゃを買ってもらう子供のように楽しそうだ。 「やべちぇぇえええええ!!!」 「なんじぇそんなことするにょおおおお!!!!おかぁしゃんたしゅけてぇえええ!!!!」 恐慌状態で泣き叫ぶ赤ゆ達。母に助けを求める者もいるがあんよを焼かれ透明な箱に入っているれいむにはどうしようもない。 「やべてぇえええええ!!!!!おにいさん!!!おちびちゃんいじめないでぇええええ!!!」 せいぜいお兄さんにむかって懇願するくらいだ。 「うーん。そこまで言うんなら『じぶんたちはいきるかちのないうんうんいかのくそまんじゅうです。うまれてごめんなさい』って10秒以内に100回言えたらおめめえぐるの許してあげるよ。」 「どぼじでぞんにゃこといわにゃいといけないのぉおおお!!!」 「まりしゃ。うんうんじゃにゃいんらじぇえええ!!!」 当然反発する赤ゆっくり達。そんな自分の存在価値を揺るがすようなとこなど誰も言いたくないのだ。 「あっ、そう。ならおめめをえぐるだけだよ。死ぬほど痛いだろうけど我慢してね。」 「ゆびぃ」 赤ゆっくり達はちらりと横を見る。目をえぐられた赤れいむを。 「・・・いじゃい・・・いじゃいよ・・・」 目をえぐられたショックでピクピクと小刻みに痙攣しており、目には黒い餡子の見える穴が空いている。 自分もこうなるなんて。考えただけでもぞっとする。 「れ・・れいみゅは・・・」 「うん?何?聞こえないよ。」 赤れいむの目をえぐったピンセットをカチカチと動かすお兄さん。それだけで赤ゆ達には十分脅しになった。 「れ・・・れいみゅたちはうんうんでしゅう!!!」 「うみゃれてごみぇんなしゃいいいいい!!!」 「ブーッ。時間切れ。おめめえぐりまーす。」 お兄さんはそばにいた赤まりさを捕まえた。 「ゆびぃ!!!やめちぇえええええ!!!!」 なんとか逃げようと体をブリブリと動かすが赤ゆの力で逃げられるはずもない。 「ゆ・・ゆ・・ゆっきゅりしにゃいでにげるにょ!!!」 他の赤ゆ達はなんとか逃げようとする。しかし今いるのはテーブルの上なのだ。赤ゆにとっては断崖絶壁の崖に等しい。 「ゆんやぁああああたきゃいいいいいい!!!!」 赤ゆ達の逃亡劇は1メートルもせずに幕を閉じた。 「いじゃいいいいいいいい!!!!」 「やべてぇえええええええええ!!!!」 そして待っているのはお兄さんによる地獄のアマギリショーだ。 「おねがいやべてぇええええええええ!!!!!」 どんどん光を失っていく子供達にれいむはただ叫ぶことしかできない。 本当は分かっている。こんなことしてもお兄さんはけして自分達を許しはしないだろう。 しかし何かせずにはいられない。れいむにとって子供はそう簡単に諦められるほど軽くはないのだから。 本当はお兄さんにとって赤ゆっくりの存在は二の次で、れいむの泣き叫ぶ顔が見たいだけなのだがそれをれいむは知らない。 30分後 「ああ・・・どうして・・・うう・・・」 透明な箱の中で泣き崩れるれいむ。 その前には目を失い、髪を毟られ、あにゃるにこれでもかと言わんばかりにつまようじが突き刺された赤ゆ達の無残な死体が転がっている。 みんなお兄さんがやられたのだ。 「よし、まりさ。今日は君に決めた。」 そんななかでまだかろうじて生きている赤まりさをお兄さんは手に取り プス 「ゆぶぃ!!!」 なにやら薬剤を注射した。 「ゆびぃ?ゆべ・・・ゆぶ・・・・」 赤まりさはしばらく苦しそうに痙攣していたがじきに動かなくなった。 実は先程お兄さんが注射した薬は餡子凝固剤という薬でゆっくりを動けなくする薬なのだ。 「さーて、みんな。新しいお友達とゆっくり仲良くしてってね。」 お兄さんは先程横に運んでいたテーブルに赤まりさを並べる。数十匹の今日のように虐待された赤ゆと共に。 このゆっくり達はお兄さんの虐待コレクション。毎日虐待するごとに1匹ずつ増やしている。 餡子凝固剤を投与されたゆっくりは動くことができず、飢え死にすることもなく、餡子を吐いて死ぬこともできない。 「いじゃい・・・いじゃいよ・・・もう・・・ゆっくりさせて・・」 「しね・・・まりしゃをゆっきゅり・・しゃせないやつは・・みんにゃ・・・みんにゃ・・・しね・・・しね・・・」 「おきゃーしゃん・・・どうじで・・・どうじで・・れいみゅをたしゅけてくれないの・・・」 できるのはただひたすら怨嗟の声を上げ続けることだけである。 「おちびちゃん・・・ごめん・・・ごめんね・・・」 そしてれいむもまた己の無力さに涙を流すしかできなかった。 「おいおい。れいむそんなに泣くなよ。今日は預かっていた君のおちびちゃんに会わせてあげるから。」 「・・・ほんと・・・?」 絶望しかなかったれいむの瞳に少しだけ光が戻る。 「ホントホント。待ってて。隣の部屋で待たせてるから。」 そう言うとお兄さんは隣の部屋へ行ってしまった。 ここに連れてこられた時おちびちゃんとは離れ離れにされてしまいそれ以来会っていない。 一度おちびちゃんはどうしてるかお兄さんに聞いたとき 「大丈夫。僕はおちびちゃん達には手を出してないよ。神に誓ってもいい。」 とは言ったのでほっとしたがやはり会いたいことには変わりない。 本来子供を差別するような事をしてはいけないのだろうが、やはりれいむにとって一番思い入れがあるのはあの2匹だ。 おちびちゃん達さえ幸せでいてくれるのなら自分はどんなゆっくりできないことにも耐えられる。 あの子達はれいむの最後の希望であり、まだれいむとまりさが幸せだった頃の象徴なのだから。 「はい。ごたいめーん。」 その時お兄さんが隣の部屋から二つの透明な箱を持ってきた。 「・・・・・なに・・これ・・・?」 思わずれいむはつぶやいてしまう。 「何これって・・・もう忘れちゃったの?餡子脳にも程があるぞ。君のおちびちゃん達だよ。」 「ゆげぴぎゃおうぅゆふげぎゃ!!!」 「ゆひひ・・・ゆげづふぇえええええ!!!!」 そこにいたのはソフトボール大の2匹のはげ饅頭が狂ったように頭を振っている。 ほんの少しぽつぽつ残る髪でかろうじて右の箱に入ってるのがれいむ種、左がまりさ種だと分かる。 どちらも目の下に大きなくまがあり、充血した眼球をグリングリンと動かし、口は半開きでよだれを垂らしながら奇声を上げていた。 「お・・おにいさん・・おちびちゃんに・・・おちびちゃんになにをしたの!!?」 「おいおい、人聞きのわるい言い方はやめてくれよ。僕は何もしていないよ。・・まぁ、ちょっとこの子達の餌に混ぜただけさ。特製のハッピーパウダーって奴をね。」 「はっぴー・・・ぱうだー・・?」 言葉の意味が分からずきょとんとするれいむ。 野生のれいむは知らぬことだがハッピーパウダーとはゆっくりにとって麻薬のようなもので、多幸感でゆっくりできる代わりに幻覚、被害妄想といった副作用もあり、最後は廃ゆんになる恐ろしいものだ。 「うん。僕の調合した効果10倍ぐらいある奴。面白かったよ。いきなりケタケタ笑い出したと思ったら『りぐるがわいてきたぁああ!!』とか言いながら頭ガンガン箱にぶつけてたんだ。副作用なのか髪がどんどん抜け落ちるし。ちなみに箱が2つに分けてあるのは一緒に入れておくとどっちか死ぬまでけんかし始めちゃうからだよ。全く困ったもんだね」 無邪気に笑うお兄さん。しかしれいむにはその邪気のない笑いがこの上なく恐ろしく思えた。 「一番笑えたのは自分のお飾りをビリビリに破り始めた時かな。暴れまわって脱げた帽子やリボンを『れみりゃはしねぇえええ!!』とかいいながら攻撃し始めたんだよね。しかも後で正気に戻ったとき『どぼじでおぼうしさんやぶれてるのぉおお!!』だの『りぼんさんいじわるしないでなおってね!!ぺーろぺろ』とか言ってさ。挙句の果てに『だれがこんなひどいことを・・!!』とか言って泣き出すんだもん。下手な芸人の100倍面白かったよ。」 「・・・・・・・」 れいむは呆然と2匹の奇声を上げるはげ饅頭を見続ける。 「お・・・おちびちゃん・・・」 「ゆびひひひ・・・ゆぎいひゃふふう!!!」 「ゆげっげっげっひっ・・・ゆぎゃひっひひふぅひひぃ!!!」 れいむの声など耳を貸さずひたすら狂った笑い声を上げ続ける子れいむ達。 大好きなお母さんへといつもお花をプレゼントしてくれた子れいむ。 いつかこの群れの長になってお母さんをゆっくりさせてあげると言っていた子まりさ。 れいむの自慢だったおちびちゃんはもういない。 いるのは気が狂って自分の母親もわからなくなった廃ゆんだけだ。 まりさもゆっくりできないれいぱーもどきになってしまった。 もうれいむには 何もない。 夢も 希望も 未来も 何ひとつ。 「まぁ最近じゃパウダー決めすぎちゃったせいか、頭ぶつけすぎたせいか知らないけど完全にいかれちゃって見ての通りってわけさ。ああ、約束どおり僕は手を出してないよ。そこのとこお忘れなく。」 「・・・どうして・・・」 「ん?なんだい。」 「どうして・・・どうしてこんなことするの・・・・・・なんで・・・なんで・・・れいむたちなにかわるいことしたの・・・?したのなら・・・あやまるよ・・・だから・・・・だからもうゆるしてよ・・・」 最後の希望までなくなりれいむの心は完全に折れてしまった。 ボロボロとしゃくりあげるれいむ。零れ落ちた涙がポツポツと音を立てる。 「れいむ・・・君は勘違いをしてるよ。」 そんなれいむにお兄さんは優しく語りかける。 「ゆ・・・かん・・ちがい?」 「僕は君が憎いわけでも、ゆっくりが嫌いってわけでもない。むしろ愛しているんだ。」 「なにを・・・なにをいってるの・・・?」 お兄さんはじっとれいむを見つめている。れいむはその見つめる目が怖い。 一点の曇りもない様で、濁りきったドブ川のようで 聖母のごとくに優しいようで、一点の慈悲もない冷血漢のようで 無邪気な子供のようで、希代の猟奇殺人鬼のようで その相反する二つが同時に存在するその目が怖い。 「僕はゆっくりが好きなんだ。君達の愚かさな所も、脆弱な所も、身勝手な所も、身の程知らずな所も、みすぼらしい所も、生ゴミ以下な所も・・・そんなゆっくりが大好きなんだ。」 ゆっくりとれいむを手に取るお兄さん。そのしぐさは愛おしそうですらある。 「なにいってるの・・・おにいさん・・・わからない・・・わからないよ・・・」 「こらこら、れいむ。そうやって人と人との価値観の違いをわからないの一言で済ませちゃいけないぞ。分かり合えない先にあるものは偏見、差別、戦争といった悲しいことばかりなんだから。れいむには知って欲しいんだ。僕が何を考えているかを。何を感じてるかを。」 れいむには分からない。お兄さんが何を言っているのか。 いやむしろ分かりたくないし、分かってはいけない様な気さえする。 「僕がゆっくりを潰すときどれほど快感なのか、ゆっくりの叫びを聞くとどれくらい興奮するか、そしてゆっくりの絶望する顔をどれほど渇望しているのか・・みんなみんな知って欲しいんだよ。」 れいむは分からない。このお兄さんが何を考えているのか。 ただ一つ分かるのはお兄さんはもう駄目なんだということだ。 「・・わからない・・・わからないよぉおおおお!!!!!!!」 れいむはあらん限りの声で叫ぶ。 叫ばずにはいられない。これ以上お兄さんと話していたら頭がおかしくなりそうだ。 「ふーっ。どうやら刺激が強すぎたようだね。発狂されてもつまらないし今日のところはここでお開きとしよう。」 プスッ そう言うとお兄さんは注射器をれいむに打ち込んだ。 「おやすみ、れいむ。良い夢を。」 意識が暗転する前れいむが見たもの。 それはお兄さんのさわやかな、それでいて全てを飲み込んでしまいそうなどす黒い笑顔だった。 「・・・れいむおきるんだぜ・・・れいむ。」 目を覚ますとそこにあったのはつがいのまりさの顔だった。 「ゆめ・・だったの?」 ほっとするれいむ。ここはれいむのおうち。怖い人間などどこにもいない。 「だいじょうぶなのぜ?ずいぶんうなされてたみたいだけど。」 「うん・・・ちょっとわるいゆめさんみちゃって・・・」 そうか。あれは夢だったんだ。 何か大切なことを忘れてるような気がするけれど。 「そんなかおしてんじゃないんだぜ。おかあさんがそんなゆっくりできないかおしてちゃおちびちゃんもふあんがるんだぜ。」 「まりさ・・・」 「だいじょうぶ!!れいむはまりさがまもるんだぜ!!たとえあいてがれみりゃだろうがれいぱーだろうがにんげんさんだろうがぶっとばしてやるんだぜ!!だかられいむはおちびちゃんとゆっくりすることだけかんがえてればいいんだぜ!!」 そう言ってまりさはれいむにすーりすりしてくれた。 ああなんて頼もしいんだろう。本当にこのまりさと一緒になってよかった。 今日もれいむにはゆっくりした幸せな一日が始まるんだ。 今日だけじゃない。明日も明後日もずっと。 「ありがとうまりさ。れいむ、まりさといっしょにゆっくりできてしあわせだよ。」 れいむはにっこりと微笑んだ。 れいむは今日も夢を見続ける。 もうないゆっくりプレイスで。もういない群れの仲間達と。もういない家族と。 幸せなゆっくりした夢を。 「ふふっ。いい顔してるよ・・れいむ。」 僕はれいむの寝顔を見ながらつぶやく。 このれいむ、近くの森が工事により住む場所を失ったゆっくりだ。そこから命からがら逃げ出したところを一家まとめて捕まえた。 れいむのいた群れは今は存在しない。今は跡形もなく更地にされ工事現場になっている。仲間達も今頃はこの世にいないだろう。 「ありがとうまりさ・・・れいむ、まりさといっしょにゆっくりできてしあわせだよ・・・」 微笑みながらつぶやくれいむ。夢の中のまだ幸せだった頃のまりさに言っているのだろう。 先程れいむに注射中身にはゆっくり用睡眠薬の他に胡蝶夢丸というゆっくり専用の良い夢を見られる薬を入れておいたのでそのせいだ。 僕はれいむのこの寝ている時の笑顔が大好きだ。 もう自分たちのゆっくりプレイスなどありはしないのに もう一緒にゆっくりできる仲間など居ないのに もう僕の欲望のままに虐待され続け、飽きればゴミのように捨てられる未来しかないないというのに そんな事など気づかず夢の中で仮そめのゆっくりを信じて疑わない 愚かで、惨めで、哀れで、滑稽な そんなれいむの笑顔が僕は大好きなのだ。 明日はどうやってこの笑顔を泣き叫ぶ顔に変えようか。明日はどうやってこの顔を絶望に染めようか。 考えただけでもぞくぞくする。 後書き いい夢見た後の虚しさは異常。いっそ悪夢のほうがまだマシ。それが今回のテーマです。 純粋悪お兄さん登場。最初イメージとしてはネウロの絶対悪ことシックスを若くした感じにしようかと思いましたがどうもしっくりいかず、めだかボックスの球磨川禊みたいになっちゃいました。ある意味前に書いた偽善お姉さんと似て対極にある存在ですね。 長月も本作で50作品を迎えました。これからもご贔屓よろしくお願いします。 ご意見、ご感想、ご要望は感想用掲示板(長月用スレ)でおねがいします。URLは下にある通りです。 ふたば系ゆっくりSS感想用掲示板(長月用スレ) http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274852907/ 今まで書いた作品はこちらに http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/393.html 面白かった、ゆっくりできた、と言う方は下のゆっくりできたよ!!ボタンを押していただければ幸いです。 挿絵:
https://w.atwiki.jp/hutaba_ranking/pages/241.html
『ぼーきゃくろくっおん』 21KB 虐待 制裁 家族崩壊 同族殺し 飼いゆ 現代 虐待人間 某アニメ映画のパロディではありません 注意: 某映画とは一切関係はありません(録音というか録画だし) ゆっくりが変なところで高スペックです(ネタってことで勘弁して下さい) 『ぼーきゃくろくっおん』 「ゆわああああぁぁぁぁぁぁ!?」 「どぼじでぇぇぇぇぇ!?」 とある住宅の一室にて突如響き渡るゆっくりの悲鳴。 その悲鳴を聞きつけた飼い主の青年が何事かと現場に駆け付けた。 「なんだなんだ?どうしたってんだ?まりさ、れいむ」 そこには二匹のゆっくりが大粒の涙を流しながら絶叫していた。 そして二匹の目の前には大量の餡子がぶちまけられている。 「お、おにーさぁぁぁん!れいむの・・・・・・れいむのおちびちゃんがぁぁぁ!」 「ん?ひょっとしてその餡子、お前らのチビか?」 よく見ると飛び散った餡子の中心には黒いとんがり帽子がちょこんと置いてあるのが確認できた。 この帽子が無ければ、飛び散った餡子が潰れた赤まりさのものであるとはわからなかっただろう。 「こいつは酷いな・・・・・・一体何があったんだ?事故ってレベルじゃねぇだろコレ」 この餡子のぶちまけられっぷりからして、躓いて転んだとか、どっかから落ちた程度では説明はつかない。 それほど酷い状態だった。 「わがらないんだぜぇぇ!まりざだちのしらないあいだに、おちびちゃんがいなくなって・・・・・・!」 「それで・・・・・・ゆぐっ・・・・・・どこにいったのか、さがしにいってもみつからないから、もどっでぎだら・・・・・・おちびちゃんが、おちびちゃんが・・・・・・えいっえんにゆっくりしてたんだよぉぉ!!」 ただ事ではないと判断した青年はただちに室内に異常が無いかを確認しはじめた。 そしてすぐに異常らしきものを発見する。窓の一つが開いているのだ。 「こりゃあ、別のゆっくりの仕業かもしれんなぁ・・・・・・」 家に侵入したゲスゆっくりか、捕食種ゆっくりなどの仕業ではないかと青年は判断した。 「ゆ、ゆるさないんだぜぇ・・・・・・!おちびちゃんをころしたゲスはただじゃおかないんだぜぇ!!」 まりさは歯をギリギリとさせ、怒りの表情を浮かべていた。 「ただじゃおかないって・・・・・・犯人を見つけたらどうするつもりなんだ?」 「きまってるのぜ!ふくっしゅうなのぜ!おちびちゃんがうけたいたみをはんっにんにもあじあわせてやるんだぜ!!」 まりさの穏やかではない発言に青年は思わず眉をしかめる。 「・・・・・・まりさよ、復讐なんて虚しいだけだぞ? チビが死んじまったのは悲しいことだが、いつまでも過去にこだわってたら明るい未来なんてやってこない。 これは悲しい事故だと諦めて、また新しい子供でも作ってゆっくりした方がお前らの為ってもんだろ?」 青年は死んだ子供のことは忘れろという。 一見、冷酷なことを言っているようにも聞こえるかもしれない。 だが相手はゆっくりである。ゆっくりは本人にとって都合の悪い記憶は忘却する性質を持つという。 子供を殺された怒りの感情も時が経ち、新しい子供でも作ればすぐに忘れてしまえるだろう。 だから、一時の感情に身を任せて復讐などというゆっくりできないことに時間を費やしたところでただの徒労にしかならない。 そう青年は思ったのだが・・・・・・ 「はぁぁぁぁぁぁぁ!!?なにいってるんだぜぇぇぇ!?」 「そんなことできるわけがないでしょぉぉぉ!?」 冷却期間が足りないのだろう。そんなことを容認できるゆっくり達ではなかった。 ゆっくりと言えども子供を失った悲しみはそう簡単には忘れられないのだろう。 「はんっにんをみつけて!かおのかたちがわからなくなるまでボッコボコにしてやるんだぜ!」 「それだけじゃすまさないよ!おめめだってくりぬいて、めのまえでむーしゃむーしゃしてあげるんだよ!」 「あんよさんだってズタズタにしてやるんだぜぇ!うごけなくしてゆっくりといたぶってやるんだぜ!」 「いくらごめんなさいしたって、ぜっったいゆるしてなんかあげないんだよ!ゆっくりしていってね!えいっえんでいいよ!ゆぎぎ!」 「えいっえんにゆっくりさせるなんてなまぬるいんだぜ! はんっごろしにしたあとオレンジジュースさんをかけてまたはんっごろしにしてやるのぜ! えいっえんのくるしみをあじあわせてやるんだぜー!ゆがー!」 怒りで頭(といっても頭しかないのだが)に血が上っているのだろう。 ゆっくりらしからぬ物騒な発言を繰り広げている。 そんな飼いゆ達の姿に青年は溜息をついた。今は何を言っても無駄だろう。 「はぁ・・・・・・わかった。そんなに言うなら犯人探しを手伝ってやろう」 「ゆゆ!?そんなことできるの!?」 「まあな。・・・・・・実はこの部屋にビデオカメラを設置しておいたんだ。 これを再生してやれば事の顛末がわかるはずだ」 元々はゆっくりの生態を観察するために青年が設置しておいたものだ。 まさかこんなことになるとは夢にも思わなかったに違いない。 「ゆ?びでおかめらさんって?」 「ああ、ビデオカメラってのはだな・・・・・・」 ゆっくり達にもわかるようビデオカメラが何なのかを説明した後、録画した内容を観るためにビデオをモニターにセットする。 「さて、これで準備はOKな訳だが・・・・・・最後にもう一度だけ確認する。 本当にいいんだな?やめるなら今しかないぞ」 これを見れば犯人はわかるだろう。 だが、それと同時に自分たちが可愛がっていたおちびちゃんの死に様を見せられるということでもあるのだ。 それは両親にとっては辛いことである。 「ゆぅ・・・・・・おにーさん。まりさたちは、もう、きめたんだぜ。 そうしなきゃ、みらいにむけてゆっくりなんてできないんだぜ」 「れいむたちはみらいをゆっくりするためにも、かこのせいっさんをしなくちゃならないんだよ!」 二匹のゆっくりはキリッとした表情で青年を見つめていた。 どうやら二匹の決意は固いようだ。 「そうか・・・・・・お前らがそう決めたんなら、もう止めはしないさ」 青年はビデオを再生させる。 「それじゃあ始めようか・・・・・・その嘆きを再生する」 『ゆぅ~ぴぃ・・・・・・ゆぅ~ぴぃ・・・・・・』 モニターにはついさっきまで寝床でゆっくりと眠っていた赤まりさの姿が映っていた。 「ゆぅぅ・・・・・・ほんとうに、おちびちゃんがうつてるよ!おちびちゃん!ゆっくりしていってね!」 「れいむ、さっきも説明したがこれは過去の映像だ。チビが生き返ったわけじゃない」 「ゆ、ゆぅ、わかってるよ・・・・・・」 それでも叫ばずにはいられなかった。それほどまでに我が子は大切な宝物だったのだ。 『ゆぅ~ぴぃ・・・・・・ゆぅ~ぴぃ・・・・・・』 『ゆゆ~ん、まりさはもうたべられないんだぜぇ。むにゃむにゃ・・・・・・』 『ゆう、ゆう、れいむ、かわいくってごめんね~・・・・・・ゆぅ、ゆぅ・・・・・・』 ぐっすりと眠っている赤まりさの後ろにはまりさとれいむも眠っていた。 幸せそうに眠る3匹の寝顔をみているとこれから恐ろしい惨劇が待ち構えているなど想像もつかないだろう。 だが、それは唐突にやってきた。 画面外から大きな「手」がぬっと現れたのだ。 そしてその「手」は赤まりさの帽子を摘みあげた。 「ゆゆっ!?なにするんだぜ!おちびちゃんのおぼうしをかえすんだぜ!」 映像を見ていたまりさが叫ぶがこれは過去の映像である。 何を言ったところで起こってしまった出来事は変えられない。 「こいつがおちびちゃんをころしたはんっにんなの?」 しかし、予想に反して「手」はこれ以上赤まりさには手を出さなかった。 「手」は赤まりさから取り上げた帽子を寝床の近くにあるピンポン玉の上に乗せたのだ。 このピンポン玉は赤まりさの玩具として青年が用意したもので、赤まりさにとっては大切な宝物になっていた。 その後「手」は眠っているれいむの頬を人差し指でツンツンと突き始めた。 『・・・・・・ゆぅ?なんなの?れいむまだねむいよ・・・・・・』 れいむが覚醒し始めると「手」はまりさを同様に起こし始めた。 『・・・・・・なんなのぜ?まりさはすーぱーすーやすーやたいむなのぜ・・・・・・』 まりさも覚醒したようだ。 二匹はまだ寝ぼけているようで自分たちを起こした「手」には気がついていないようだ。 そして「手」は何をするわけでもなく画面外へと引っこんでしまった。 おかしい。 この映像を見ていたまりさとれいむは自分の体から嫌な汗が流れていることに気がついた。 なぜだろう?わからない。 ただ、ここから先の映像は見てはいけない。 そんな漠然とした思いが二匹の頭の中で警鐘としてガンガンと鳴り響いていた。 それがなぜなのかは全くわからない二匹はこの状況に困惑していた。 と、その時である。 『ゆゆっ!?なんだかゆっくりしてないゆっくりがいるよ!!』 突如、映像内のれいむが叫び声を上げた。 『ゆっ!ほんとうなのぜ!しかもなまいきにもおちびちゃんのベッドさんをどくっせんしてるのぜ!』 ゆっくりしていないゆっくり。 ゆっくりの世界では見た目が汚いゆっくりなどはこのように呼ばれることがある。 特に飾りのないゆっくりがよく言われることが多い。 そう、この映像の両親が言っている「ゆっくりしていないゆっくり」とは、先ほど「手」によって帽子を取られた赤まりさのことだ。 ゆっくりは飾りによって個体の認識をしているという。 だから帽子が取られた赤まりさは両親に自分の子供であると認識されなかったのだ。 「ゆっ!?ゆっ!?な、なにいってるんだぜ!?そのゆっくりはおちびちゃんなのぜ!」 「そ、そうだよ、とってもゆっくりとしたれいむのおちびちゃんだよ!?」 だが、映像を見ている両親は帽子の無い赤まりさをちゃんと自分の子供であると認識していた。 映像内の両親はそれができていないのに、同一のゆっくりでこの認識の違いは何故なのか? それは帽子を取られるところを実際に目撃しているかいないかの違いが、認識の違いにつながったのである。 いくらゆっくりといえど、目の前で飾りをとる場面を見ていれば個体認識はできるのだ。 『おちびちゃんのベッドさんをうばうなんてとんでもないゲスだね!』 『おい!おきるのぜ!このゲス!』 まりさが赤まりさに体当たりを喰らわせる。 『ゆぴ!?・・・・・・ゆ、ゆぅ?』 気持ちよく眠っていたところを突然、突き飛ばされた赤まりさは一体何が起こったのか理解できていなかった。 『ここはれいむのかわいいおちびちゃんのベッドさんだよ! ゆっくりしてないゆっくりはゆっくりしないでゆっくりきえてね!』 『ゆぅ~?なにいっちぇるの?まりちゃはまりちゃだよ?』 『はぁぁぁぁぁぁ!!?なにいってるのぜ!?おちびちゃんはあそこにいるでしょぉぉ!?』 『そうだよ!おちびちゃんはベッドさんをとられてかなしんでるんだよ!ゆっくりしないであやまってね!』 どうやら二匹は帽子を乗せたピンポン玉を自分の子供として認識しているらしい。 これも飾りで個体認識をするゆっくりの特性だった。 『なにいっちぇるのぉぉぉ!?まりちゃがまりちゃだよ!おきゃーしゃん!』 『だれがおまえみたいなきたないゲスのおかあさんだぁぁ!』 『しかもおちびちゃんのなまえまでかたってるのぜ!』 『ゆぅぅぅ!?おちょーしゃんもなにいっちぇるのぉぉぉ!?』 あんなに優しかった両親から罵声を浴びせられ困惑し涙目の赤まりさ。 その時、赤まりさは自分の帽子が乗せられたピンポン玉を発見する。 『ゆゆ?どうちてまりちゃのおぼうちがこんなとこりょにあるにょ?ゆっくちかえしちぇね!』 赤まりさはピンポン玉に近づき帽子を取ろうとした、その瞬間。 ドン! まりさの体当たりを受け、赤まりさは思いっきり吹っ飛ばされた。 そして赤まりさは顔面を床に激しく打ちつけられた。 『ゆ、ゆぴぃ?・・・・・・きゃわいい、まりちゃのきゃおが・・・・・・い、いちゃい?』 赤まりさは突如受けた攻撃に何が起こったのか理解できていなかった。 だが、その攻撃を繰り出したまりさは怒り心頭で顔を醜く歪ませていた。 『こいつ・・・・・・おちびちゃんのおぼうしをうばおうとしたのぜ・・・・・・』 『ベッドさんだけでもずうずうしいのに・・・・・・おぼうしにまでてをだすなんて・・・・・・』 飾りはゆっくりにとって命の次に大事なものだ。 もし他ゆんがそれに手をだそうものならどうなるのか。 ピキピキピキィィィィィィィィィィィィ!!! 『とんっでもないゲスなのぜぇぇ!!!ぷくぅぅ!!』 『もうおんこうなれいむもかんにんぶくろのおがきれたよっ!!!ぷくぅぅ!!』 『ゆぴぃぃぃ!?お、おちょーしゃん!おきゃーしゃん!どうちておこっちぇるのぉぉぉ!?』 体をぷくーっと膨らませ、ゆっくり最大の威嚇行為を赤まりさに向けている。 もはや両親の怒りは有頂天に達していた。 『『ゆっくりできないゲスはせいっさいするよ!!!』』 『ゆ、ゆ、ゆ・・・・・っ!ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』 こうして、両親による恐ろしい制裁がはじまった。 「や、やめろぉぉぉぉぉぉ!!!」 「やめてねぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 映像をみていた両親が叫び出す。 もはや変えられぬ過去の映像であるとしても叫ばずにはいられなかったのだ。 それほどまでに凄惨な制裁だったのである。 『ゆんやぁぁぁぁ!ゆんやぁぁぁぁああああ!!』 二匹掛りで執拗に体当たりを喰らわせている。 『やべちぇぇぇぇ!!まりちゃのかぎゃやくおうぎょんのかみのきぇぎゃぁぁぁ!!』 れいむが髪をブチブチと引き抜いている。 『いじゃいぃぃぃぃ!!おべべ!まりちゃのおべべぇぇぇ!!』 まりさが右目をくり抜き、空いた右目の空洞を舌でグリグリと穿っている。 『ぼう、やべちぇ、いちゃい、いちゃいよぉぉ、ゆんやぁ・・・・・・』 これだけ痛めつけられていながら、赤まりさは死ななかった。 二匹が殺さないよう適度に手を抜いているのだ。 『ゆげら!ゆげら!どう?いたいのぜ?いたいのぜぇぇ?』 『ゆげげ!でもゆっくりなんてさせてあげないよ?もっともっとくるしんでね!』 ゆっくりはゆっくりしていないものを見下す事が多い。 それは他者を見下すことで自分がよりゆっくりした存在であると認識する為である。 そしてその嘲りの感情は、時として暴力となって対象に襲いかかる。 それが今の状況だ。これは、もはや制裁などではなかった。 「うわぁ、流石の俺でもこれは引くわぁ・・・・・・ん?どうしたおまえら?」 二匹のゆっくりはもう映像を見ていられなかった。 目をつぶり、プルプルと震えながらこの真実から目を避けていた。 「おいおい、お前ら。過去の清算するんだろ?あんなにキリッとした顔でいってたじゃないか。 だからちゃんと見てないとダメだろ。おっ!なんかまた出てきたぞ。みてみろ」 「ゆ、ゆぅ?」 恐ろしい虐待が行われている最中。 画面外から再びあの「手」が現れたのだ。 その「手」はピンポン玉の上の帽子を摘みあげると画面外へと消えていった。 しかし、映像内の両親はそれに気付いていない。 赤まりさをいたぶることに夢中になっていたからだ。 『れいむ、そろそろふぃにっしゅにするのぜ。アレをひさしぶりにやってみたいのぜ!』 『ゆぅ?アレなの?ゆふふ、そうだね、ひさしぶりにやってみようね!』 そう言うと、れいむは頭が低くなるよう体をへにゃりと縮ませた。 まりさは息絶え絶えの赤まりさを口に咥えるとれいむの頭に乗り上がった。 『いくよ?まりさ』 『じゅんびおーけーだぜ!れいむ』 『ゆ、ゆぴぃ・・・・・・な、なに、ちゅるにょ?やめちぇね、やめちぇね・・・・・・』 れいむはまりさを頭の上に乗せたまま勢いよく伸びあがった。 『のーびのーび!』 そしてその伸びが最大になった瞬間、まりさはれいむの頭を踏み台に、遥か上空へと飛びあがる。 「ゆ、ゆげぇぇぇぇ!あ、あのわざはー!?」 「知っているのかー?まりさー!ってお前の映像なんだから当たり前か」 まりさを打ち上げた後、れいむはその場で仰向けに倒れこみ、あんよをプリン!と持ち上げる。 一方、上空へ打ち上げられたまりさは口に咥えていた赤まりさを腹の上に乗せ、そのままクルリと回転し、赤まりさが下になる体制のまま一気に下降しはじめる。 まりさの真下にはあんよを持ち上げたれいむがニヤニヤとした笑みを浮かべて待ち構えている。 『ゆっくりしてないゲスは・・・・・・っ!ぷくぅぅぅ!』 『ゆっくりしねぇぇぇぇぇ!』 『ゆぴぃぃぃぃ!た、たしゅけちぇ・・・・・・っ!』 『『ゆっくりほうかいのふぃなーれ!!』』 グシャアアアアアア!!! ぷくぅっと膨れた状態で下降してきたまりさの腹とれいむの持ち上げていたあんよが勢いよく衝突する。 そしてその間に挟まれていた赤まりさは衝突のショックでグチャグチャに潰されてしまった。 『ぷしゅるるるぅぅ~、ゆへへ!きまったのぜ!』 口の中から息を吐きながられいむのあんよから飛び退くまりさ。 『やったね!まりさ!』 れいむもむくりと起き上がる。 その際、あんよの上に残っていた潰された赤まりさがべちゃりと地面に落ちた。 「ゆ、あ、あ、あ・・・・・・」 「ど、どぼじで・・・・・・こんな、ことに・・・・・・」 「すっげぇなぁ、お前ら。無駄にスペック高すぎ」 赤まりさが自分たちによって殺される映像を見せられ、二匹はただ涙を流して呆然とするしかなかった。 『ゆ!そうだぜ!おちびちゃん!ベッドさんをどくっせんしてたゲスはやっつけたんだぜ!』 ゲスの制裁に夢中になり忘れていた自分の子供のことを思い出したようだ。 『ゆゆ?おちびちゃん?』 だが、どこを見渡しても赤まりさの姿は見えなかった。 目の前で潰れているのだが、いまの二匹にはそれがわからない。 『ゆぅ・・・・・・どこいっちゃったのぜ、おちびちゃん』 『ひょっとして、ゲスがせいっさいされるところをみるのがこわくなっちゃったのかも。 それでどこかにかくれちゃったんだよ』 『ゆゆ!おちびちゃんにはすこししげきがつよすぎたのかもしれないのぜ』 『ゆもう!ゆっくりやりすぎだよ!まりさ!』 自分もノリノリで制裁していたのを棚に上げてぷんぷんと頬を膨らませてまりさに注意をするれいむ。 『ごめんごめんなのぜ。きっととなりのおへやにでもいるのぜ。いっしょにむかえにいってあげるのぜ!』 『そうだね、こわがってるおちびちゃんにすーりすーりしてあんしんさせてあげようね!』 そう言いながら二匹は部屋から出ていった。 その直後、画面外から三度「手」が現れ、先ほど奪っていった赤まりさの帽子を潰された餡子の上に乗せ、画面外に消えていった。 しばらくした後、 『ゆぅ、おちびちゃんいないね』 『まったく、どこへいったのぜ』 二匹が部屋に戻ってきた。 こうして話は冒頭へと繋がるのだった。 「さて。これで犯人はわかった訳だが・・・・・・。 お前ら、犯人が見つかったらどうしてやるんだっけ?なんか言ってたよなぁ」 「ゆ!ゆ!し、しらないのぜ。まりさ、なんにもいってないのぜ!」 「れいむもしらないよ!それにおちびちゃんがしんだのは!かなしいじこだったんだよ! だかられいむ、なんにもわるいことしてないよ!」 あそこまで悪意に満ちた言動で子供を殺しておいて、この言い分である。 青年は肩をすくめ、軽く溜息をついた。 「お前らが、数分前に言った自分の発言もすぐ忘れるような餡子脳だってのはわかった。 ・・・・・・だが、そんなこともあろうかとお前らの発言もきっちり収録しておいたのさ」 ビデオはその後のことも録画し続けていた。 つまり、二匹が犯人を見つけて復讐を誓う場面もしっかりと録画されていたのである。 「えぇ~と確かここらへんだったな。ピッピッピッと・・・・・・」 リモコンを操作し、映像を問題のシーンまで進める。 『はんっにんをみつけて!かおのかたちがわからなくなるまでボッコボコにしてやるんだぜ!』 「・・・・・・だ、そうだが」 「「ゆ!?ゆ!?」」 「しかし、言った本人達が犯人だったということは、制裁の執行人がいなくなってしまうなぁ」 「そ、そうだよ!だから・・・・・・!」 「わかった。そういうことなら、僭越ながらこの俺が代わりに制裁を実行してやろうじゃないか!」 「「ゆゆっ!?」」 青年はそう言うとまりさの顔面を思いっきり殴りつけた。 「ふん!」 ドゴっ! 「ゆべぇぇぇ!?い、いだいぃぃぃぃぃ!!!」 「な、なにするのぉぉぉ!?おにーさぁぁぁん!!」 「お前もだよ。そら!」 れいむも同様に顔面を殴りつける。 「いだぁぁぁぁぁぁあああ!!」 ドゴ!バゴ!ベシ!ガスガス! 「ゆ、ゆべ!や、やべっ!やべ・・・・・・でっ!」 「いだ、いだい!いだいよぉぉぉ!ゆんやぁぁ!!」 その後、青年はまりさが言ったように顔の形が変わるまで殴り続けた。 「さてさて、お次は何をするんだっけかな?」 『それだけじゃすまさないよ!おめめだってくりぬいて、めのまえでむーしゃむーしゃしてあげるんだよ!』 「りょーかい♪とりあえず片目をくり抜いてやんよ」 ドスっ! 「ゆぎゃあああああああ!ば、ばりざのほうせきのようなおめめがぁぁ!!」 スボっ! 「ゆんぎゃああああああ!でいぶのよぞらにかがやくこうせいのようなおめめがぁあああ!!」 二匹は赤まりさと同じように右目を抉りとられ、あまりの痛みに辺りをのたうち回った。 「もっちもっち!お前らの目玉、白玉団子みたいでうめぇな。 もう片方は後で食ってやるから、とりあえず次いってみよう」 『あんよさんだってズタズタにしてやるんだぜぇ!うごけなくしてゆっくりといたぶってやるんだぜ!』 「次は足か。よっしゃ、このよく切れるカッタ―でズッタズタにしてやろうじゃないか」 ザク! 「ゆぎぃぃぃぃ!ばりざのがもじかのようなあんよさんがぁぁぁあ!!」 「ザックザクに耕してやるよ!」 ザク!ザク!ザク! 「や、やべでっ!ご、ごべんだざい!ごべんだざいぃぃぃ!あやばりばずがらっ!ゆるじでぐだざぁぁぁ」 『いくらごめんなさいしたって、ぜっったいゆるしてなんかあげないんだよ!』 「だってさ。あきらメロン♪」 「ぁぁぁぁぁいぃ!?や、やべでねぇぇぇ!あんよさんっ!いだいいだいじないでぇぇぇぇ!!」 足をズタズタに切り裂かれた。これでもう逃げることもままならないだろう。 「ゆ゙、ゆ゙、ゆ゙」 「も、もう、ごろじ、で・・・・・・」 「ふぅ。流石にもう限界か。充分いためつけたことだし。そろそろ楽にしてやろうか。ん?」 『えいっえんにゆっくりさせるなんてなまぬるいんだぜ! はんっごろしにしたあとオレンジジュースさんをかけてまたはんっごろしにしてやるのぜ! えいっえんのくるしみをあじあわせてやるんだぜー!』 「ああ、残念。まだまだ許されないようだ。ちょっとまってろ。オレンジジュース持ってくるから」 そう言いながら、青年は部屋から出ていった。 「ゆ、ゆぅぅ・・・・・・ど、どぼじで、ごんなごどにぃ・・・・・・」 「あんなに、ゆっくりしてたのに・・・・・・どぼじで・・・・・・」 この二匹は元々野良ゆっくりだった。 それを今の青年に拾われて飼いゆっくりになった。 それから二匹はとてもゆっくりとした日々を過ごしてきたのだ。 「ひょ、ひょっとして・・・・・・おにーさんは、ぎゃくったいおにーさんだったの、ぜ?」 「ゆゆ!?あんなにやさしかった、おにーさんが・・・・・・」 青年は毎日おいしいものを食べさせてくれた。 いっしょに遊んでくれた。 子供を作ることも笑顔で許してくれた。 それなのに、自分たちは騙されていたというのか。 「き、きっと・・・・・・おにーさんはまりさたちを、だましてたのぜっ!」 「ぞ、ぞんな・・・・・・!し、しどい!」 世の中にはゆっくりを虐めて楽しむ虐待鬼威惨と呼ばれる人間がいる。 まりさは野良時代、そうした人間に殺された仲間をみたことがある。 「ゆ、ゆぐぅぅ!ぐ、ぐやじいのぜ・・・・・・! このまりざのめをもっでじでも、あのくぞにんげんのほんっしつがみぬけなかったなんで・・・・・・」 まりさは涙した。 自分がもっと用心していれば、こんなことにはならなかったのだと。 「そんなことはないぞ、まりさ。俺は別にこんなことしたくてやってる訳じゃない」 青年がオレンジジュースを持って帰ってきた。 「な、なにいってるのぜ!よくもそんなことをぬけっぬけとぉ!」 「冷静になって考えてみろよ。今こうしてお前らを制裁してるのは元々お前らが言い出したことじゃないか」 「ゆゆ!?」 「俺は復讐なんてやめようって最初に言ったぞ? そもそも、お前らがチビを殺したりしなければこんなことにならなかったんだ」 「ゆ、あ、あああ・・・・・・!」 青年はバシャバシャとオレンジジュースを二匹にかけてやる。 二匹のゆっくりの体がある程度再生されていく。 「俺は有言実行をモットーとしていてね。だからこれはお前らが言ったことは忠実に実行しているだけに過ぎない。 つまり、今のこの状況はお前らの自業自得ってことだな。ゆっくり理解できたかな?」 「ゆぐぅぅぅぅ!!」 勿論、青年の言っていることは詭弁だった。 そもそも赤まりさが眠っている間に帽子を奪い、ゆっくり達が家庭崩壊するよう仕向けたのはこの青年である。 まりさの言うとおり青年が二匹のゆっくりを拾ったのは虐めることが目的だった。 可愛がる反面、日常のあちこちに死亡フラグをばらまき、何時自滅するのか観察するのがこの青年のやり方だったのだ。 例え、今日の事件がなかったとしてもいずれは自滅に至っていただろう。 だが、ゆっくり相手にはこの程度の詭弁でも充分論破できてしまう。 「ゆぐっゆぐっ!ま、まりざがばがだったのぜぇぇ!」 「ゆ、ゆぅぅぅぅ!ご、ごべんねぇぇ、おちびちゃん!おかぁさんがもっどじっがりじでいればぁぁ」 単純なやつらだと青年は苦笑した。 こんな馬鹿なやつらはゆっくりの中でも珍しいんじゃないのかとも思った。 「さ、そういうわけだ。続きを始めよう。なに、心配するな。殺しはしないさ。 お前らは犯人を殺すとは言わなかったからな。 ・・・・・・ただし、死んだ方がマシだとは思うかもしれんがな。ジョワ、ジョワジョワジョワ!」 「ゆわぁぁぁぁぁ!がんべんぢでぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「も、もうやだぁぁぁ!おうちかえるぅぅぅぅぅ!!」 こうして、まりさとれいむへの制裁はいつまでも続くのであった。 <了> 前作: anko2106_プラント
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2288.html
追われるれいむ 30KB 虐待 自業自得 野良ゆ 虐待人間 十二作目です。 麦茶あき 逃げていた。 ただ逃げていた― れいむは逃げていた。自分の子供たちと一緒に。 逃げなければこちらが殺されることを理解しているから。 すでに番のまりさは死んでしまった。 今れいむに残されているのはまりさとの間にできた子ゆっくりたちのみ。 子れいむ、子まりさ、末っ子れいむである。 カラカラカラッッ・・・・・・・・ あの音だ。 あの音が近づいてくる。 自分たちをゆっくりできなくする恐ろしい音。 後ろを向くといた。 その音を出している元凶、人間だ。 あの人間から逃げなければ。 ゆっくり、ゆっくりするために。 れいむたちは必死で逃げた。 追われるれいむ 「おちびちゃんたちいいいいいいい!!はやくにげるよおおおおおおおおお!!!」 「「「ゆわああん!!きょわいよおおおお!!!こっちきょないでえええええええええええええ!!!!」」」 追ってくる人間から必死に逃げていたれいむ。 逃げても逃げてもその距離は変わらず追いかけられていた。 人間の方は歩いているだけ。 わざと距離を保ち続けている。 その手には何故か玄翁。 それを地面に擦れ引きづられていく。 この玄翁のせいで番のまりさは潰された。 何故このれいむたちが追いかけられているかと言うと、 この人間の家にお家宣言したからである。 窓を割り侵入し、部屋を荒らしてこの人間を奴隷扱いにした。 もちろんそんなことをすればどうなるかはお決まりだ。 番のまりさは死んで、今そんな状況になっているのだから。 れいむたちをすぐ殺さなかったのはそれではつまらないから人間はわざと逃がし、恐怖を与えながら追いかけているのである。 れいむたちはこの人間の家から逃げ出し住宅街を走っていた。 狭い場所を通っても先回りした人間がいる。 隠れようにも隠れそうな場所はなかった。 「なんできゃくれしょうなばしょがないにょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「ゆっくちしないでぇれーみゅたちをたしゅけちぇよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 そんな言葉が届いたのか目の前にゴミ捨て場が見えた。 そこにはれいむたちと仲がいいまりさとありす一家がいた。 どうやら家族で狩りの最中のようである。 「おちびちゃんたち、こうやってこのふくろさんをやぶるんだぜ」 「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」 「ゆふふ、ものおぼえがいいおちびちゃんたちね」 「「「「たすけてえええええええええええええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇ!!!!!」 「「「「ゆ???!!」」」」 まりさ一家が振り向いた先にはれいむ一家がいた。 ずっと走っていたせいか歯茎がむき出しで迫ってきた。 「ちょ、ちょっとれいむなんてかおしてるのよ!とかいはじゃないわ!!」 「なにがあったんだぜ??!」 「にんげんに・・ゆっくりできないにんげんからにげているんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「にんげんさん?」 「ゆ?もしかしてあれなんだぜ??」 まりさがおさげを指した先にはあの人間がいた。 れいむを見つけ玄翁を振り回している。 「ゆひいいいいいいいいいい!!!!もうきてるうううううううううううううう!!!!」 「「「きょわいよおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」 「なんだかゆっくりできないいなかものね」 「ゆふん、れいむまかせるんだぜ。まりさがあのにんげんをやっつけてやるんだぜ」 まりさは咥えていた木の枝を再び咥え直し、人間と対峙した。 「おいくそにんげん!!よくもともだちのれいむをいじめたんだぜ?!まりさがせいっさいしてやるからかくごするんだぜ!!!」 「「「おちょーしゃんかっこいいー!!」」」 「おちびちゃんたち、おとーさんのゆうしを・・・」 ドガッ!!・・・・バンッ!! 「「「ゆ??」」」 ありすたちは何が起こったか理解できなかった。 まりさが目の前で一瞬で消えたのだ。 どこに行ったか周りを見たらまりさが塀の壁にぶつかっていた。 「ま、まりさ・・・?」 「ゆべえ!!・・いだいいいい!!!!」 玄翁で殴られた痛みと塀の壁にぶつかった痛みで動けなかった。 人間はそんなまりさを玄翁で殴り続ける。 「ゆべ!!いだい!!やべ!!やめ!!ぎゃばっ!!!」 ガンッ!!ガンッ!!!ガンッ!!! 「やめてえええええええ!!!まりさが!!まりさがしんじゃううううううう!!!」 「おちょーしゃんをいじめりゅなぁぁ!!!」 「こにょくしょにんげん!!」 「ゆっくちちね!!!」 ぽふっぽふっ 子ゆっくりたちは自分の父親を救おうと人間の足に体当たりをするが、 そんな攻撃は人間の前では無意味だ。 子ゆっくりたちの体当たりを無視し、まりさを殴り続ける。 ガンッ!!!ガンッ!!!! 「あばぁ・・・・・・・・・・・やがべぇえ・・・」 殴られ続かれてまりさの体はもう潰れかかっていた。 眼球は飛び出し、餡子は飛び出て死に掛かっている。 最早助からない。 ガンッ!!! 最後の一撃でまりさの中枢餡が潰れてしまった。 まりさは「もっとゆっくりしたかった」とも言えずに殺された。 「まじざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」 「「「おぢょうじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛んん!!!!」」」 「まじざがあああ・・・!!れいむぅうう!!!どうして・・・・・・・・?・・・れいむ??」 ありすがれいむの方を振り向いたらいつの間にかいなくなっていた。 実はまりさが人間と対峙したときすでにれいむたちはいなくなっていた。 まりさたちにまかせ自分たちだけ逃げてしまったのだ。 「れいむおねーしゃんいにゃいよぉー??」 「ともだちのまりしゃもだわ!?」 「れいむううううううううううううう!!!!どこいって・・(ガンッ!!!)ゆぶぇ!!?」 「「「おきゃあああああああああしゃん??!!」」」 ニヤリと笑いながらありすを潰していく人間。 ありすはやめてと叫ぶがまりさと同じ結果になった。 子ゆっくりたちもである。 れいむは再び逃げ続ける。 このまま逃げても埒は明かない。 れいむは元々住んでいた公園に行くことにした。 そこには野良ゆっくりたちの群れがあり、きっとみんなならなんとかしてくれると思っていた。 ただれいいむたちは疲れていた。 走り続けていたせいで体に疲労が溜まってしまったのだ。 成体であるれいむならともかく子ゆっくりたちはいつ走れなくなってもおかしくはない。 やがて疲れたと言い止ってしまい、あの人間に殺されるだろう。 「おきゃー・・・しゃん・・・・・まりしゃ・・・」 「ゆっくち・・・・ゆっくち・・・」 「ちゅかれたああああ!!!!」 「ゆう・・・!!」 ―まずい、子供たちが駄々こねだした。 れいむはおちびちゃんたちをお口の中にいれ再び走ったが、思うように走れない。 中にいる子ゆっくりたちが外へ出ないよう口をしっかり閉じながら走るというのは予想以上に体力を使うからだ。 れいむは何か役くに立てそうなもの探した。 すると目の目にまりさがいた。 番を持っていない独身のまりさである。 「ゆ~ん♪きょうはいいゆっくりびよ「ばりざああああああああああああああああああ!!!!」ゆっ??!」 「そのおぼうしよこせえええええええええええええええええええええええええ!!!!」 「なんでそんなこと・・・ゆべあ!!!」 まりさはれいむの体当たりを喰らい帽子を外してしまった。 れいむはすかさずそれを捕り、中に子ゆっくりたちを入れた。 「ゆわーい♪ゆっくちできるじぇ!!」 「ふかふかだね!!」 「やっちょゆっくちできりゅよ!!」 れいむはおぼうしを被り再び走り出した。 「れいむううううううううう!!!まじざのおぼうじがえじゆばげ!!??」 まりさはあの人間に玄翁で潰された。 人間は逃げているれいむを見つめ追いかけた。 走るのに苦労しなくなったれいむだがまた問題が起こった。 子ゆっくりたちが腹を空かし始めたのである。 体力を消耗し、休憩中の子ゆっくりはゆっくりするために何か食べてゆっくりしたかった。 「おきゃーしゃん、おにゃかしちゃよ・・・」 「む~しゃむ~しゃしたいじぇ・・」 「くじゅおやああああああ!!!はやきゅれいみゅにごきゃんしゃんもっっちぇきょいいいいいいいいいい!!!!」 特に末っ子れいむが酷かった。 れいむはそんな子供たちのために何か食べさせてやろうと周りを見渡した。 母性(笑)というやつだろう。 すると目の前に都合よく狩りから帰る途中のちぇんを見つけた。 おぼうしの中には生ゴミが詰まっている。 「にゃ~ん♪きょうはいっぱいとれ「それよこせええええええええええええええええええええ!!!!」にゃ??!!」 ちぇんは突如現れたれいむにびっくりしてしまった。 しかもその顔はまりさ一家に見せたときよりも酷かった。 「こ、これはちぇんのなんだよー・・わかってねー・・」 「うるさいよ!!かわいそうなれいむにごはんさんをわたすのはだいゆちゅうのしんりなんだよおおおおおおお!!!?」 「わ、わからないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!!」 れいむはちぇんに体当たりし、おぼうしの中から食料を出した。 それを食べてまりさから奪ったおぼうしの中にいた子ゆっくりたちにも分けてやった。 「「「む~しゃむ~しゃ、しあわせええええええええええええ!!!!」」」 「ゆふん、おなかいっぱいだよ~」 「ちぇんのごはんさんがああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 「うんうんちてあげりゅよ!!しゅっきりー!!!」モリンッ! 「にゃあああああああああああああああ!!!!にゃんでちぇんのおぼうしさんでうんうんしちゃうのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 末っ子れいむがちぇんのおぼうしの中にうんうんをしてしまった。 れいむたちもそれを見てちぇんのおぼうしにうんうんした。 「ゆふー、きれいにうんうんできたよ!ありがたくおもってね!!!」 「「「おもっちぇね!!!」」」 「おもわないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 腹がいっぱいになり体力が回復したれいむは公園を目指し走り出した。 ちぇんはおぼうしに付いたうんうんを必死に取ろうとがんばっている。 「にゃあああん!!ちぇんのおぼうしさああああん!!うんうんくさいのはにゃがっ??!」 ちぇんは潰された。 またあの人間である。 人間は再びれいむを追った。 やっとのことで公園に着いたれいむは群れがあるところにすぐさま駆け込んだ。 群れのゆっくりは見知らぬゆっくりが来てざわめいていたが、 れいむがおぼうしを取るとすぐにれいむだとわかった。 「れいむ、まりさはどうしたんだぜ??」 「それにこのおぼうしはまりさのじゃないまりさのよ?なにがったの??」 「うしろふぁっく??」 「くわしいはなしはあとでするよ!!れいむはゆっくりできないにんげんからにげてきたんだよ!!!」 「ゆ??にんげんさん??」 「にんげんさんからにげてきたんだね、わかるよー」 「なんでにんげんさんからにげてるのよ」 「れいむたちをころそうとしてるからだよ!!あのじじいはれいむのまりさをころしたんだよ!!」 群れのゆっくりたちがざわめく。 「ま、まりさがやられたの??!」 「ゆ、ゆるせないんだぜ!!せいっさいしてやるんだぜ!!!」 「しかもれいむたちのおうちをかってにはいってきたんだよ!!!ゆるせないよ!!」 「ごくあくなんだぜ!!!」 「とってもいなかものだわ!!!」 「ごうかん!!」 「むきゅう!!みんなそこまでよ!!!!」 奥からぱちゅりーが現れた。 群れのゆっくりたちは「おさ!!」といいれいむのところに道を開けた。 「れいむ、きいていいかしら」 「なに??!」 「まりさはころされたのよね」 「そうだよ!!」 「なんでかしら」 「わかんないよ!!いきなりころされたんだよ!!!」 「むきゅ・・・・」 ぱちゅりーは少し考えて・・・・ 「れいむ、おうちにはいってきたといったわね」 「いったよ!!」 「れいむたちのおうちはここにあるはずよ」 「れいむたちがみつけたおうちなんだよ!!あのじじいはあとからやってきたのにれいむたちをむししてまりさをころしたんだよ!!!」 「むきゅう、すべてがってんがいったわ」 「れいむ、あなたにんげんさんのいえにおうちせんげんしたのよ」 「ゆっ??!」 「かってにしんにゅうしてきたあなたたちをしまつしたんでしょね」 「なにいってるのおおおおおおお!!!??あれはれいむたちがみつけたおうちなんだよおおおおおおおおおおおおおおおお???!!!」 「しょーだしょーだ!!!」 「れいみゅたちがみちゅけたにょに!!!」 「おちょーしゃんはやられちゃったんだじぇ!!!!」 れいむはぱちゅりーの言った事に激怒した。 子ゆっくりもれいむと同じく怒り出したが。 「だまりなさい!!!」 「「「「ゆっ???!!」」」」 「あなたたちがばかなまねをしたせいでまりさがしんだのよ、にんげんのいえにおうちせんげんしちゃいけないってあれほどいったのに・・・」 「はあああああああああああああああああ????!!れいむがみつけたんだかられいむのものにきまっているでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!??」 「おばか!!・・・・もういいわ、あなたたちはいますぐこのむれからでていってちょうだい」 「ゆえええええええええええええ????!!どぼじでえええええええええええええええええええええ???!!」 いきなり追放宣言されたれいむはわけがわからなかった。 「にんげんさんにおわれているんでしょ?だったらここにくるかのうせいだってあるわ。そのせいでむれがほろんだらどうするのよ!!!」 「そんなのむれのみんなでやっつければいいでしょおおおおおおおおおおおおおおおお???!!」 「ばかすぎるわ!!!そんなことしてみなさい!!すぐにかこうじょのにんげんさんがあらわれてむれはぜんめつよ!!!!」 「かこうじょはゆっくりできないいいいいいいいいいい!!!!」 「れいむうううううう!!!いますぐでていきなさい!!!」 「ちぇんたちをまきこまないでねええええええええええ!!!わかれよおおおおおおおおおおお!!!!」 「どぼじでぞんなごというのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」 群れのゆっくりたちにまで見捨てられてはもうれいむに行くあてはなかった。 れいむはそんな群れに嫌気を指しおぼうしに子ゆっくりたちをいれ群れを出て行った。 「そんなにいうならでていくよ!!このゆっくりなしいいいいいいいいい!!!!」 れいむはこうえんの広場に出て公園の外に行こうとした。 その時群れの方から悲鳴が聞こえたのである。 「ゆ??なに??」 れいむが振り返るとあの人間がいた。 玄翁をゆっくりたちに殴りつけ潰し、ダンボールを踏み潰し群れを蹂躙した。 潰すたびに人間は笑った。 その表情は三日月の笑みをし、楽しそうに殺している。 群れのゆっくりたちはなんとかやめさせようと止めようとしているが抵抗する間もなく殺されていった。 「やべでえええええええええええええええええええええええ!!!!れいむたちをころさないでえええええええええええええええええええ!!!!」 「まりざばだじにだぐないいいいいいいいいいいいいいいいいゆがばあああああああ!!!!」 「おちびちゃんはつぶさないでええええええええええええええ!!!!」 「むきゅううううううううううううううううううううう!!!!!」 「おうちがああああ!!!おうちがああああああああああああああ!!!!!」 「いやじゃああああああああああああ!!!はにゃちてえええええええええゆび!?」 「ありしゅのいもうちょがああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 「やめるんだぜえええええええええええええ!!!いだい!!やべ!!ごめ!!ゆぶ!!」 「わがらな!!?」 「れいぷううううううううううう!!!!」 人間は次々とゆっくりを潰していった。 ぱちゅりーは逃げようとしたが掴まれて後ろから殴られようとしていた。 その時ぱちゅりーはその様子を見ていたれいむに気が付いた。 恨みの篭った目で睨み付け・・・・ 「このくそばかぐずでいぶうううううううううううううううう!!!!おばえのせいでむれがあああああああああ!!!もりのげんじゃのぱちゅがあああああああ!!!! (ガンッ!!!)ゆばっ!!?(ガンッ!!!)やべで??!(ガンッ!!!)ごべ??!(ガンッ!!!)むぎょ!!!(ガンッ!!!)ぶばあ??!!(ガンッ!!!)」 ぱちゅりーは中枢餡を潰され死んだ。 人間は向こうにいたれいむを見つめニヤリと笑い・・・こう言った。 イマカラソッチニイクヨ・・・・・・・・・ 「ゆひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 れいむは必死で逃げる。 公園を出て道という道を走り、逃げ続けた。 途中何匹かのゆっくりとすれ違ったが、後から来た人間にみな潰されていった。 「いだいいいいいいいいいいいいいい!!!!れいむなにもしでべ??!」 「きょわいいいいいいいいいい!!!!だれがだじゅ??!」 「なにもしてないのにいいいいいいいいいい!!!?まりさなにもしてないのにいいいいいいいいいいいいいいいい????!!」 「んぼおおあああああああああ!!!!もっどずっきり・・・・・」 道に歩いていた野良ゆっくりたちはわけもわからず死んでいった。 「ちがうううううううううう!!!でいぶのでいぶのせいじゃないいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 逃げながら潰されていくゆっくりたちを見る。 どれもこちらを睨んでいる様にしかれいむには見えなかった。 その時おぼうしが少し浮き、中から末っ子れいむが落ちてしまった。 「ゆ?おしょらちょんで・・・・・(ペチャっ!)ゆぴいい!!いちゃいいいい!!」 地面に落ちた衝撃で泣き出す末っ子れいむ。 痛みに耐え切れないのか必死で母親を呼ぶ。 「いじゃいいよおおおおおおおおおおお!!!おきゃああああしゃあああああああああああああああん!!!」 が、当のれいむには聞こえておらずそのまま行ってしまった。 「どぼしてええええええええ???!はやきゅきゃわいいいれいみゅをたしゅけろおおおおおこのくじゅおやああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 すでに時は遅し。 末っ子れいむが叫んだ後目の前が暗くなった。 恐る恐る振り返るとあの人間がいた。 玄翁片手で楽しそうだ。 末っ子れいむはあまりの恐怖でしーしーを漏らし、必死に助けを呼んだ。 「だれきゃあああああああああああああああああああああああ!!!!れいみゅをたしゅけろおおおおおおおおおおおおお!!! きゃわいいれいみゅがピンチにゃんだぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!! おきゃああしゃああああああああああああああん!!!はやきゅたしゅけてええええええええええええええ!!! もうくじゅにゃんていわにゃいからあああああああああああああああああ!!!! はやきゅ、はやきゅうううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!! はやきゅたしゅけろくずおやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 (ブチッ!!!) れいむには末っ子れいむが潰されたことは知らずに逃げていた。 だがたどり着いた場所は川である。 行き止まりになってしまい絶体絶命だった。 「かわさんがあってさきにすすめないよおお・・・」 その時おぼうしの中から子まりさと子れいむが出てきた。 「おきゃーしゃん、もうだいじょうびゅ??」 「それどころじゃないよ、かわさんがあってさきにすすめないんだよ」 「どぼじてきゃわさんがありゅのおおおおおお???!」 子れいむは目の前にある川に罵倒し始めた。 しかし、そんなことしても川は道を開けてくれたり干上がったりはしない。 ただ子まりさだけは何故か冷静でいた。 するとお飾りのおぼうしを脱ぎだし、川に置き子まりさは川に浮かんだ。 「ゆっくち~♪」 それを見たれいむたちは子まりさに自分たちも乗せてくれと言ったが、断られた。 そもそも子まりさのおぼうしでは乗っても沈んでしまうだけである。 だがれいむはあることに気づいた。 自分にはこれがあると。 それは奪い取ったまりさのおぼうしである。 れいむは近くにあった木の枝を拾い、以前番のまりさが子まりさに水上まりさのやり方を教えていたときを思い出し見よう見まねでやってみた。 見事おぼうしは浮き木の枝を使い子まりさの後に続いた。 「ゆふん、やっぱりれいむはてんっさいだよ」 「しゅごーい!!おきゃーしゃんういてりゅー!!」 子まりさと合流し、親子で楽しく笑いあう。 しかし何か大切なことを忘れている。 「れいみゅはああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ????!!」 れいむは子れいむの叫びに気づき岸の方を見た。 そこには置いてきぼりにされた子れいむが必死にこちらを呼んでいる。 「ゆわあああああああああああああ!!!?おちびちゃんをわすれてたよ!!!」 れいむは木の枝を使い岸に戻ろうとした。 後もう少し、後もう少しで岸にたどり着こうとしていた。 だが、れいむは何かに気づき急に反転し、子まりさの方へ引き返してしまった。 「お、おきゃあああしゃあああん???!!どぼじてええええええええええええええ!!!?? 「おちびちゃん!!にげるよ!!!」 子まりさもそのことに気づいた。 気づいていないのは子れいむだけである。 遠ざかっていくれいむと子まりさを必死に呼び戻そうと呼んだが二匹はそのまま向こうに行ってしまった。 「どぼじでええ・・・??!にゃんでれいみゅだけ・・・・???!!」 その時子れいむは気づいた。 後ろから来る圧倒的存在感に。 そこにはあの人間がおり、子れいむを見つめていた。 子れいむはようやく気づいた。 自分は見捨てられたんだと。 あの時れいむが引き返したのはこの人間がやってくることに気づいたからだ。 仮に子れいむを助けようとしてもすぐにやってきて川に沈められる危険性があったためれいむは子れいむを見捨てたのだ。 「あ・・・・・あ・・・・・・・・」 子れいむは自分が殺されることを理解していた。 人間は玄翁を振り上げ、子れいむを潰した。 潰されるまで子れいむは「助けて」と言ったがそんな言葉に耳を貸すわけでもなく潰された。 人間は川を航海中のれいむと子まりさを見つめニヤリと笑った。 れいむと子まりさはもう少しで川を渡るところだった。 二匹ともすでに子れいむは殺されたことは理解していた。 それでも子れいむのことは口にせず向こう岸に渡ろうとしていた。 「もうすこしだよ・・・・」 「ゆっ・・・・ゆっ・・・・・・・・ゆ??」 子まりさが何かに気づいた。 なんだかあんよが冷たい気がする。 何かと思い確かめてみたらお帽子に水が溜まっていた。 「おぼうしにおみじゅしゃんがあああああああああああああああああああああああ!!!!」 何故??!!と子まりさは思った。 確かに子まりさは水上まりさではないにしろまだおぼうしが溶けるには早かった。 子まりさの体が水に浸かり溺れていく。 体は水を吸って沈んでしまい、水の中に落ちた。 その時水の中に何かいるのが見えた。 にとりだ。 一匹のにとりが子まりさのおぼうしを破き、浸水させたのだ。 体を突かれ食われていく子まりさ。 必死にもがくが無駄だった。 その時にはすでに体は四散し、水に溶けていった。 何か言いたかったらしいが水の中なのでわからなかった。 「いやーうまかったねー」 「もういっぴきもたべようよ」 「みてきたけどあれ、れいむだったよ」 「えー??!まりさじゃないの??!」 「なんでまりさのおぼうしにのってるのさー??」 「まあいいや、きょうみあるのはまりさだけだし。むししよ」 「「「そーだねー」」」 ある意味れいむは命拾いしたのである。 れいむはやっとの思いで向こう岸に着いた。 途中、子まりさが沈んでしまったことに気づいたが自分にはどうすることもできなかった。 「まりさ・・・・おちびちゃん・・・・・・・・」 れいむは失った家族のことを思い浮かべていた。 まりさ、子まりさ、子れいむ、末っ子れいむ。 全て失ってしまった。 しかしまだ自分がいる。 なんとしてでも生き残り、あの人間に復讐するのだ。 「まっててねみんな・・・・・」 (ケタケタケタ・・・・・・・・・・・・・・・・・) 「いつかかならず・・・・・・・・」 (ケタケタケタ・・・・・・・・・・・・・・・) 「かたきをとるよ!!!」 (ケタケタケタ・・・・・・・・・・・・・・・) 眉毛をキリッとさせれいむは空を見上げた。 空にはまりさたちが微笑んでいるように見えたようだ。 「みんな・・・・・・・・・・」 (ケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタ・・・・・・・・・・・・・・・・・) 誰かが笑っている気がする。 れいむは後ろを振り向きその者に文句を言おうとした。 「さっきからうるさいよ!!だれがわらって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ッ!!!!」 だが言葉が止まってしまった。 れいむはその正体が信じれなかった。 こんな顔→(◎Д◎)し、汗としーしーを垂らしながら固まっていた。 目の前にいるものが信じられずに。 無理もない、何故ならそこにいるのは・・・・・・・ あの人間だったから。 「ゆわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!??」 れいむはわけがわからなかった。 何故ここにあの人間がいる?! 川を渡ったのにいつの間にかこちらにいた人間。 別になんら不思議ではない。 単にこの人間は橋を渡り、ここに着ただけに過ぎない。 なにせゆっくりが川を渡るスピードなぞ、ゆっくりが普通に這っているのとあまり変わらなかったのだ。 そのせいでこの人間は余裕で向こう岸に着いてしまっていた。 れいむはそれに気づかずにいつの間にか追いつかれていた。 「ゆっくりにげ・・・・・・!!」 れいむはこんな状況になっても逃げようとしたが、 人間に蹴られ10m先に飛ばされてしまった。 「おそらとんでゆばしっ??!」 コンクリの地面に顔から叩きつけられたれいむは余りの痛さに動けなかった。 その衝撃のせいで歯が何本か欠けている。 れいむは逃げようと這いつくばってでもこの場から逃げようとした。 しかし、人間はそれを許してはくれなかった。 玄翁を振り上げれいむを殴った。 ガンッ!! 「ゆがっ??!」 ガンッ!!ガンッ!!! 「ゆべ!!!ゆぎゃで!!」 ガンッ!!!ガンッ!!! (ケケケケケケケケケケケケケケケ・・・・・・・・!!!) 「ゆぎぃ!?ゆ、ゆがあああああああああああああああああああああああああ!!!!」 れいむは玄翁を叩きつけられる前にジャンプして逃げた。 力を振り絞り逃げようとする。 「ゆぎぃ・・・・!!ゆっくぎ・・・!!れいむは・・・・・ゆっくりするんだ・・・・・・!」 大した生命力である。 こんな状況になってでもゆっくりすることだけは考える餡子脳の性なのか。 その光景を見て人間はあることを思いついた。 れいむに近づき叩きつけるのではなく先ほどれいむを蹴飛ばしたようにれいむを殴った。 「ゆばっ??!おぞらどんでる???!!」 殴られた衝撃で飛んだれいむはまたもや地面とキスをした。 人間はまたれいむに近づき同じ様に殴る。 その衝撃でれいむの口から餡子が出てきた。 死の兆候である。 「ゆべばっ!!!いだいい!!いだいいいいいいいいいいいいい!!!!やだやだやだ!!!でいぶはゆぐびじだい!!!」 (ガンッ!!)「ゆがじば!!?・・・ゆぎぃ・・!!!ゆぐじ、ゆっくじぃぃいいいいいするううううううううう!!!してやるうううううううううううううう!!!」 (ガンッ!!!)「ゆぎゃら??!・・で、でいぶはおじびぢゃんとばじざといっじょに・・・・・ゆっぐりずるんだ・・・!!いぎで、いぎでゆゆっぐりいいいず・・」 (ガンッ!!!)「あぎゃあ??!・・くぞにんべんはじねええ!!・・・・ゆっぐぢできないにんげんはいばずぐじねええええええええ!!!!」 殴られ飛ばされてれいむの皮から餡子が出ている。 眼球は飛び出し、もみ上げの一本はいつの間にか取れてしまった。 人間は最後の一振りをれいむに叩きつけようとした。 その時。 「おばえにごろざれだみんばのぶんまでじねえええええええええええええええええええええええ!!!!」 そこで人間の動きが止まった。 れいむを見つめ何か考えている。 「・・・・??」 れいむは何故殴られなかったのかわからなかった。 すると人間は持っていた袋を開け、その中身をれいむの上に落とした。 ボトッ・・・ボトッ・・・ボトッ 中から出てきたのは餡子、カスタード、生クリーム、チョコだった。 れいむは落ちて来た物を必死に食べた。 「む~し゛ゃ!!む~し゛ゃ!!じあわぜえええええええええええええ!!!!」 れいむはきっとこの人間が自分のことを許してくれたのだと思っていた。 このあまあまはそのお詫びだろうと。 しかし、それは大きな間違いである。 れいむが餡子を食べているうちに中から赤い布が出てきた。 「ゆ??」 れいむは最初それが何なのかわからなかった。 だが見覚えがある。 餡子からかき出し姿を見せた赤い布の正体は真っ赤なリボンだった。 れいむはこのリボンのことをよく知っていた。 「おちびちゃんのおかざり・・・・??」 よく見ると周りにも見たことがあるお飾りが埋まっていた。 番のまりさのおぼうし、末っ子れいむのリボン、ゴミ捨て場にいたまりさとありす一家のお飾り、 うんうんをされたちぇんのおぼうし、おさぱちゅりーのおぼうしに群れのみんなのお飾り。 何故みんなのお飾りがここにあるのか一瞬理解できなかった。 だが気づいたしまった。 ここにある大量のあまあま、死んでいったみんなのお飾り。 れいむは顔を青ざめ答えにたどり着いてしまった。 これはみんなの中身だ。 「ゆべぇぇ!!?」 れいむは同族の中身を食べてしまったショックで自分の中身を吐き出してしまった。 この人間は潰していったゆっくりたちを律儀に袋に詰め込んでいたのだ。 逃げてばかりいたれいむはそんなことは知らなかった。 しかし今れいむはそんなことを考えている余裕はなかった。 死臭の匂いがするあまあまに埋もれているれいむはゆっくりできない匂いに苦しんでいた。 「ゆがあああああああああああ???!!ここはゆっくりできないいいいいい!!!だしてえええええええ!!!ここからだしてええええええええええ!!!」 人間はその様子を見て笑い出した。 もう思い残すことはないのか最後の一振りを掲げた。 逃げようとするれいむだがあまあまに足を捕られて動けなかった。 「ゆひいいいいいいいいいいい!!!いやだあああああああああああああああ!!!!ゆっくりしだいいいいい!!!ゆっくりずるんだあああああああああああああああああ!!!!!」 (ちね・・・・・・・・・・・) 「??!!」 人間の声ではない。 別の誰かだ。 れいむはこの声に聞き覚えがある。 その声の主はあまあまから聞こえてきた。 (れいみゅをゆっくちさせないくずはちね・・・・・・) 「おちびちゃん??!」 れいむは気づいた。そうだこれはおちびちゃんの声だ。 だが何故自分の子供が死ねと言ってくるかがわからなかった。 「おちびちゃん??!おかあさんにそんなひどいこといわないでね!!?」 (だまれ・・・・・・・このくず・・・) 「??!・・ぱ、ぱちゅりー・・・・??!」 ぱちゅりーの声まで聞こえた。 それに呼応して次々と声が聞こえてくる。 (しねえええ・・・・・・・・いますぐしねえええええええええ・・・・・・・・) (こっちにこい・・・・・・・ゆっくりできなくさせてやる・・・・・・・) (このいなかもの・・・・・・・よくも・・・・よくも・・・・・・・) (おまえのせいなんだよー・・・・・・・・・・・わかれよー・・・・・・・・・・・・・・) (くじゅちね・・・・・・くじゅはちねぇ・・・・・・・・) (もっとゆっくちしちゃかっちゃのに・・・・・・・・・) (すっきりしたかったのに・・・・・・・) (おまえのせいでむれが・・・・・・・・・・・・・・・・) (れいむたちかんけいなかったのに・・・・・・・・・・・・・) (ふざけるな・・・・・・・なにがゆっくりしたいだ・・・・・・・・・・・・・・・・・) (*1))))))) 「ゆええええええええええええええええええええええええええ????!!どぼじでそんなこというのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!??」 死んだ後もゆっくりの残留思念のようなものがれいむを死に追いやろうとする。 家族、群れのゆっくり、巻き込まれたゆっくりたちはれいむを許したりはしなかった。 人間はそれに答えてやろうかという思いで玄翁を叩き付けた。 が、さっきあまあまを食べたせいか、一撃では死ななかった。 「ゆべあ!!!いだいいい!!!ゆべでぜ!!!」 (*2))))))) 「いやだああ!!あっぢに!!いきたぐない!!!ゆばば!!!ゆべべ!!!」 最後の一振り。 高く、高く上げ振り下ろそうとした。 「やべで・・・・・・・・・・ゆっくり!!!ゆっくりしだいいい!!!ゆっくりじでただけなのにいいいいいいいいいい!!!でいぶはわるぐないいいい!!!わるいのはこのにんげんだああああああああああ!!!」 (おまえがにんげんをおこらせたんだ!!!) (くじゅおやはちね!!!!) (れいみゅをみしゅてたくじゅが!!!) (いましゅぐちね!!!) 「うるざいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!ゲスはいますぐきえろおおおおおおおおおおお!!!! だれがああああああああああああ!!!!でいぶをたすけろおおおおおおおおおおおおおおお!!!! ばりざああああああああああああああああああああああ!!!!くそちびいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!! ぱちゅりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!! なんでたすけにこないんだああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!?? でいぶがかわぞうなでいぶがピンチなんだぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!?」 「ケケケケケケケケケケケケ・・・・・・・・・!!」 「??!」 「ユックリデキナクナッテシネ♪」 「いやだ!!れいむはゆ・・(ブシュウッ・・・!!!) れいむはまだ生きていた。 中枢餡が壊れていていつ死んでもおかしくはない状態だがそれでも生きていた。 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・」 人間は地面に落ちているゆっくりの中身とれいむを袋に入れ詰め直し、 笑いながら自分の家へ帰っていった。 れいむは死ぬ最後まで苦しみ死臭の中で怨念たちの声を聞きながら死んでいった。 (な゛・・・・・ん・・で・・・?・・・・・・・・・・でい・・・・・・・ばるく・・・・・・・・・・・・・な・・・・・・・・) 最後までれいむは自分が犯した罪を理解しようとはしなかったようである。 あとがき 追われるって怖いよね 予想以上に容量が大きくなりすぎてしまったorz 法然しゃんが折れた「ぐんぐにる」の挿絵を描いてくれていたようです。ありがとうございます(喜) 餡庫には保管されてませんが画像だけはすでにわが手に 大切に保管しまーす 今まで書いたやつ 加工所本部 前編・後編 れいむその後 まりさその後 14番れいむのその後 れみぃと野良豆ゆっくり 前編・後編 あいつらの違い れいむはいい飼いゆっくりさ 折れた「ぐんぐにる」 ドスれいむ 挿絵:○○あき
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4660.html
「だいじょうぶよ!おちびちゃんたちはありすがゆっくりまもるわ!」 「ゆっぐ・・・ゆぅ?で、でみょぉ・・・!」 「おちびちゃんはままをしんじられないの?ありすはとってもゆっくりしてるのよ!」 ゆっくりしている場合では無いのだが、ありすはあえて得意げに胸を張った。 その態度は我が子の死を前にした母親のものとは思えないほどに自信に満ち溢れ、ゆっくりしている。 彼女のそんな姿勢が子ども達にも確かに伝わったのか、彼女達はゆっくりと落ち着きを取り戻し始めた。 「ゆっぐ・・・みゃみゃー、ゆっきゅちー」 「おちびちゃん、ゆっくりしていってね!」 「「ゆっきゅちちていっちゃね!」」 「「「うっふいいえいっへへ」」」 こうして姉妹の死から立ち直った赤ありす達は弱々しいながらも笑みを浮かべる。 ありすはちょっとだけ以前より都会派になった我が子の元に這い寄って1匹ずつ頬ずりをして回った。 その後、彼女達が完全に落ち着きを取り戻したところでありすは静かに口を開いた。 「ゆっくりきいてね!ありすのあんよがいたいいたいだから、あしたはごはんさんをあつめにいけないの!」 「ゆぅ・・・ありしゅ、おにゃかぺこぺこでもがまんしゅるよ!」 「ゆっくりだいじょうぶよ!あしたはずっとゆっくりしちゃったおちびちゃんをたべるわ!」 その言葉を聞いた赤ありす達は、案の定騒然となった。 が、そうなることをあらかじめ想定していたありすはにっこり微笑むと、説明を続けた。 ずっとゆっくりしちゃった子を食べるのはその子のためでもあるということを。 「だからあしたはおちびちゃんをむーしゃむーしゃしようね?」 「ゆっくちりかいちたよ!」 「「「うっふひいひゃいひゃお」」」 もちろん、たった1回の説明で全員が納得したわけではない。 死んでしまった赤ありすの双子の姉妹、4つ目の禿げありすは最後まで片割れの亡骸を食することに抵抗感を示した。 それでもありすはその行為が死んだ赤ありすのためでもあることを説き続け、最終的に彼女も納得させた。 「あしたはままもずっとおうちでゆっくりするわ!だから・・・」 「「いっちょにゆっきゅちちようね!」」 「「「うっふいー」」」 ありす一家は薄暗い巣穴の中で、薄汚れた顔をほころばせる。 その笑顔は男性の家で暮らしていたときと比べても遜色のないとてもゆっくりしたものだった。 1匹の赤ありすの死が、彼女達を一回り成長させた。 翌朝、昼前に目を覚ましたありすはなるべく底部を刺激しないように跳ねながら、赤まりさの亡骸を子ども達の前へ運ぶ。 それからゆっくりと彼女の冥福を祈り、久しぶりの甘い食べ物を涙を流しながら食べ始める。 舌にじんわりと広がるその甘みは、この数日間のゆっくり出来ない暮らしで疲れきった心を少しだけ癒してくれる。 「「むーちゃむーちゃ、ちあわちぇー!」」 「「「ふーふぁふーふぁ、ひふぁあへー」」」 「むーしゃむーしゃ、しあわせー!」 あっという間に食事を終えた赤ありす達はお代わりを要求するが、ありすはそれを断った。 もう全て食べつくしたからではなく、彼女はもう少し先を見据えて巣に置くには精神衛生上よろしくない赤ありすの亡骸を残している。 そう、彼女が赤ありす達の要求を断ったのは翌日以降のことを考えてのことだった。 「おちびちゃんたち!す~りす~りしてあげるからゆっくりがまんしてね!」 「ゆぅ・・・ゆっきゅちりかいちちゃよ・・・」 「おかーしゃん、ゆっきゅちはやきゅしゅーりしゅーりちてね!」 「「「ふーひふーひひへえ」」」 そう言って笑顔で彼女に頬ずりをねだる子ども達の傍にゆっくり這いずっていくありす。 次は自分と急かす彼女達をなだめすかしながら、まずはとぐろを巻いた細長い長女ありすに頬ずりをする。 もっとも、そこが果たして頬と呼べるのかは定かではないが、彼女はまんざらでもなさそうに微笑んだ。 「す~りす~り・・・」 「うっふいー。ふーいふーい」 「おちびちゃん、とってもとかいてきね!」 もっと甘えたそうにありすを見る長女ありすに向かって最高の笑顔を向ける。 その頬かどうかも分からない場所の感触は、昔とは比べ物にならないほどざらざらしたものだった。 しかし、ありすの笑顔は本当にゆっくりしている。 「つぎはありすだよ!」 「うっひゅいー」 そう言って薄皮にされた次女の傍まで這って行くと、彼女を傷付けないように慎重に頬をこすりつける。 うっかり倒してしまわないように、彼女の薄すぎる皮に傷がつかないように。 あまり顔を動かすとその拍子に皮が破れるため、次女赤ありすは微笑を浮かべる程度だが、内心はとてもゆっくりしていた。 「す~りす~り・・・とかいはー!」 「ふーいふーい・・・」 「おかーしゃん、ゆっくちいしょいでね!」 ぴょんぴょんとその場で跳ねながらありすを急かすのは葛饅頭の末妹ありす。 一刻も早く彼女と頬ずりをしたいらしく、今にもこちらに跳ねてきそうな前傾姿勢をとっている。 そんな彼女を「とかいはなんだからゆっくりまってね!」と落ち着かせ、ありすは三女ありすの元へと跳ねてゆく。 ピザのように平たくなった彼女と頬ずりをするのは非常に困難。 「ゆぅ・・・しかたないわ。ぺ~ろぺ~ろするよ!」 「ひゅぅ?うっひゅいー・・・」 「ぺ~ろぺ~ろ・・・」 まともなゆっくりの形を保っていない彼女の表情からその心情をうかがうことは極めて困難。 けれど、思い込みではなく、母としての直感で彼女がゆっくり出来ていることを感じ取り、じっくりと彼女を舐め続ける。 彼女の全身をゆっくり舐め終えてから「ゆっくりー!」と声をかけたとき、三女赤ありすが微笑んだような気がした。 「ゆーーーーん!ちゅぎはありしゅだよ!」 「おちびちゃん、そこでゆっくりまっててね!」 三女を舐め終えたありすの元に跳ね寄ろうとする4つ目の赤ありすを言葉で制すると、彼女の元へと急ぐ。 そして姉達と同じようにじっくりと頬ずりをすると、二言三言言葉を交わして、末妹ありすのほうへと跳ねていった。 散々我慢させられた彼女は目にいっぱい涙を溜めて、ぐずぐずと嗚咽を漏らしている。 「おちびちゃん、ゆっくりまたせてごめんね!」 「ゆっぐ・・・ゆえーん・・・」 「またせちゃったからいっぱいすりすりしてあげるよ!す~りす~り!」 そう言ってありすは他の姉妹にした以上に力強く、しかし優しく彼女の透明な皮の頬ずりする。 すると、泣いた赤ゆがすぐ笑うという良く分からない慣用句の通りに彼女はにっこりと微笑み、小さな透明の体を思いっきり上下させて母に頬ずりを返した。 「ゆ~ん!おちびちゃん、とってもゆっくりしてるわ!」 「みゃみゃもゆっきゅちちてりゅうよ!」 「ありすのおちびちゃんはみんなとかいはね!」 葛饅頭の頬は本来の皮の頬のようなすべすべとした心地の良い感触をしてはいない。 男性の家にいた時ほどゆっくり出来ていないありすの頬にかつてのツヤも、ハリもない。 けれど、彼女達はその感触がとてもゆっくりしていると感じた。 「つぎはゆっくりおうたをうたうわ!」 「「ゆっきゅちうたうよ!」」 「「「うっふいー」」」 全員と頬ずりを終えたら次は皆でお歌。 ありすの行動には脈絡と言うものがなく、どこか忙しない。 それでも久しぶりに母と遊べる喜びから、それに対して文句を言う赤ありすは一匹もいなかった。 「ゆ~ゆ~♪」 「ゆっきゅち~♪」 「ゆんゆんゆ~♪」 「「「うーふー」」」 ありすに続いて彼女達は歌える範囲でそれぞれの歌いたいように歌う。 人間にとってはデタラメで下手糞で無秩序でも、彼女達にとってはとてもゆっくりできるもの。 みんな、どこか幸せそうな表情で、体を精一杯に揺らし、膨らませながら出来る限り大きな声で歌っている。 「ゆっくりーゆっくり~♪」 「ゆ~ゆ~ゆっきゅち~♪」 「ゆんゆん、ゆっきゅちー!」 「「「うっひゅいー」」」 久方ぶりの、本当に久しい幸せを噛み締めながらありすは思った。 きっといつかお兄さんが助けに来てくれる。だからそれまではありすが頑張らなきゃ、と。 4日目の朝、ありすは昼前に巣を出発し、昼過ぎには先日見つけたお花畑に到着した。 花畑の景色は先日と変わらない華やかさでありすを出迎え、彼女をゆっくりした気持ちにさせる。 が、ここでゆっくりしている場合じゃないと首を振り、ありすはせっせと草花を口に溜め込み始めた。 「おちびちゃんが・・・ゆっくりまってるよ!」 「ありすはとかいはのままなんだよ!」 「まっててね、おちびちゃんたち!」 器用に花をむしりながらその場にいない赤ゆっくり達に語りかけるありす。 ついでに花によって来た虫も口の中へといざない、器用に歯で噛み潰して動けなくした。 口の中に広がる苦味はあまりゆっくり出来たものではなかったが、子ども達のために我慢した。 「これだけあればじゅうぶんよ!」 大量の食料を含んで少し膨らんだありすは満足げにそう言うと巣に向かってぽいんぽいんと跳ねていく。 底部の皮は昨日1日ゆっくりしたことで痛みが取れ、先日の強行軍で少しだけ厚くなっていた。 おかげで日が暮れる前に巣に帰ることが出来た。 「おちびちゃん、ゆっくりただいま!」 「「おかーしゃん、ゆっきゅちおかえり!」」 「「「うっひゅいー」」」 巣に帰ったありすは子ども達とのスキンシップもそこそこに早速食事の準備を始めた。 子ども達はまともに食べられそうにない花や虫や葉っぱを赤ありすの亡骸の傍に置き、彼女のカスタードを舌で塗る。 「さあ、おちびちゃんたち!ゆっくりたべてね!」 「「ゆっきゅちたべりゅよ!」」 「「「ふーひゃふーひゃ・・・ひはあへー」」」 以前男性がパンにジャムを塗っていたのを思い出し、その真似をしただけだが、想像以上の成果を挙げた。 赤ありす達は皆ご飯を食べ終えるまで終始幸せそうな笑顔を浮かべ、食べ終えるや否や眠りについてしまった。 食後は体が重くて動けないので、満腹になると眠るのは彼女達の昔からの習慣である。 「ゆふふっ・・・おちびちゃんたち、とってもゆっくりしてるわ」 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・おきゃーしゃ~ん・・・」 「ゆっきゅち・・・」 どんなに異様な姿になっても、子ども達の寝顔はとても安らかでゆっくりしている。 ありすはそんな彼女達をゆっくりした気持ちで眺めながら、ゆっくりと夢の中へと旅立って行った。 「・・・きろ・・・す、おきろ・・・」 「ゆぅ~ん・・・?」 「ありす、起きろ。もう昼前だぞ?」 重いまぶたをゆっくりと持ち上げ、声の主の表情を伺うありす。 そこにはいつものように飼い主の男性の笑顔があった。 未だに眠たそうにしているありすを見て、少しおかしそうに笑っている。 「ゆぅ・・・おにーしゃん・・・」 「おちびどもはもう起きてるぞ?」 「でもぉ・・・ありす、もっとゆっくりねたいよぉ・・・」 そう言ってありすが再びまぶたを閉じようとすると、男性はすかさずでこピンを放つ。 その何気ない一撃はすでに成体とは言えどゆっくりの柔らかい皮にとってはかなり痛いもの。 あまりに痛さに思わず「ゆびゅん!?」と奇声を発してしまった。 「ゆうぅぅぅううう・・・おにーさん、なにずるの!?」 「起きないお前が悪い」 「だ、だってぇ・・・ありすとってもおつかれなのよ!」 ありすの抗議を聞き流しながら男性はいたずらっ子のような笑顔を浮かべた。 その表情を見たありすは軽くため息をつくと、ゆっくりと身を起こす。 人間の目には良く分からないが、寝転がっている状態から立ち上がったようなものらしい。 「よしよし。それじゃ、あっちのお部屋で遊ぼうか?」 「ゆっくりりかいしたわ!さあ、おちびちゃ・・・ゆぅ?」 「ちびどもはとっくにあっちで遊んでるよ」 すっと立ち上がった男性はありすのためにドアを開けると彼女を先に行かせる。 1人と1匹の向かう先はかつてはありすが、今は子ども達が元気良く遊ぶための遊具のたくさん置いている部屋。 飼い主の男性は遊具部屋と呼び、ありすはげんきにゆっくりするおへやと呼んでいる。 「ゆゆっ!おかーしゃんだ!」 「みゃみゃ!ゆっきゅちちていっちぇね!」 「おちびちゃん、まりさ!ゆ、ゆっくりしていってね!」 まりさの姿があり、赤ありす達は全員健康で、まりさそっくりの子ども達の姿もある。 部屋の隅では男性が本を読みながら音楽を聴いている。 その光景に驚き、戸惑いながらもありすは元気いっぱいにあの挨拶をした。 「「「おかーしゃん、ゆっくちちていってね!」」」 「「「「「「みゃみゃ、ゆっきゅちちていっちぇね!」」」」」」 「ありす、ゆっくりしていってね!」 そして、更に元気いっぱいの返事に圧倒される。 元気であることに違和感を覚えながら、恐る恐る彼女達の傍へと這って行く。 「ありす、どうしたの?」 「「おかーしゃん、どうちたの?」」 「みゃみゃ、どこかいちゃいの?」 彼女の奇行を見て心配そうに様子を伺う家族達の表情は少し悲しそうだ。 やがて、長女ありすが飛び出してきて、思いっきり彼女の頬に体当たりを仕掛ける。 その様子を見るに体当たりではなく、抱きしめるとかそういう類の行動なのだろう。 「みゃみゃー!ゆっきゅちちようね!」 「おちびちゃん・・・」 「いちゃいのいちゃいのしゃん、ありしゅのみゃみゃをゆっきゅちさせてあげちぇね!」 目にいっぱいの涙を浮かべて、長女ありすは母に頬ずりした。 その一生懸命な仕草からは、ありすへの確かな愛情が伝わってくる。 そんな彼女の優しさと柔らかい頬に触れているうちに、違和感はすっかり消え去ってしまっていた。 「ゆっくりだいじょうぶよ!」 「ほんちょうに?」 「ほんとうよ!おちびちゃんのおかげでとってもゆっくりできるわ!」 長女ありすを咥え、ぽんと頭の上に乗せると家族の元へ跳ねていくありす。 頭上の長女は「おしょらをとんでりゅみちゃーい!」と楽しそうにはしゃいでいる。 楽しそうな彼女を見ながら集まってきた姉妹達は、自分もして欲しいとありすにアピールを始めた。 「おちびちゃんたち、またせてごめんね!」 「おきゃーしゃん、まりしゃもたきゃいたきゃーい!」 「きょうはゆっくりあそびましょうね!」 そこにはとても幸せそうな家族の姿があった。 「・・・きろ・・・す、おきろ・・・」 「ゆぅ~ん・・・?」 「ありす、起きろ。ちんたらしてると潰すぞ」 重いまぶたをゆっくりと持ち上げ、巣の入り口を伺うありす。 そこにはあの忌々しいお面の男の姿があった。 お面の向こうの表情を伺うことが出来ないが、別に見たいとも思わない。 「ゆぅ・・・・・・」 「クソチビどもはもう外に引きずり出してるぞ?」 「ゆゆっ!おちびちゃんにひどいことしないでね、このいなかものぉ!?」 ありすは勢い良く巣を覗き込んでいる男に体当たりを仕掛ける。 が、彼はひょいと身を起こしてその一撃をかわすと、素早くありすの頭を押さえつけた。 そして、赤ありす達が監禁されている水槽の中へと彼女を放り投げる。 「さて、と・・・」 「ゆぅ・・・てれびさん?」 「ああ、お前達の大好きなビデオだ」 外でも見られるように色々準備するのは大変だったんだぜ、と男はおどけた声で言う。 彼から視線を離さず、睨みつけたままありすは彼の行動の意図を考えていた。 この男のことだ、まかり間違っても自分達をゆっくりさせるつもりなんてないだろう。 「察しが言いな。今から見せるのはな・・・お前が受けた苦しい訓練の映像だよ」 「ゆゆっ!?」 「いやさぁ、このまま簡単に1週間生き延びてもらってもつまらないだろ?」 ありすに語りかけながら準備を済ませた男は再生のボタンを押した。 『ゆ、ゆっくりりかいしたわ!ありすがこーせーすればおにーさんとまたいっしょにゆっくりできるのね!』 『お前の家族だが、赤ありすどもは子どもじゃなくて孫だから一時保護を受けている』 『ただぁし・・・君が訓練に根を上げると意思の弱いレイパーの子どもの子どもだからレイパー化のリスクありと見なされます』 『ゆっくりはやくはじめなさいよ!』 『んじゃ、ありす。この鏡を見ろ』 『ゆぅ?・・・ゆぐっ!?』 『ゆぎい゛ぃい゛ぃいぃ゛いい!い゛ぢゃいいい゛!?ぼうやべでえええええええ!?』 『んじゃ、止めるわ』 『こりゃガキ共も更正だな』 しばらくありすと画面の外の男のやり取りが続いたかと思うと、突然男がありすの髪を引っ張る。 そして、ありすが悲鳴を上げるや否や男は手を止めて部屋を出て行く。 ただそれだけの映像だったが、ただそれだけであったために恐ろしいほどの効果を発揮した。 「おぢびぢゃああああん!みぢゃだめえええええ!?」 ありすの叫びもむなしく、テレビから聞こえてくる大音量の会話は赤ありす達に全てを理解させてしまう。 呆然と画面を眺めていた赤ありす達の視線が、ゆっくりとありすの方に集まってゆく。 「みゃみゃ・・・ほんちょうなの?」 「どうぢぢぇ・・・あんにゃの、じぇんじぇんいちゃくないよ?」 「ひゃふぁ・・・」 母も辛く苦しい目に遭っている。 彼女達は五体満足の彼女を見てなおそう信じ続けていた。 自分達と同じように辛くても苦しくても耐えている。 信用ならない男の言葉であっても、そこだけは確かに信じていた。 その信頼を裏切られたことを知った8つの瞳がありすに向けられていた。 目の見えない三女ありすだけは状況が飲み込めずにおろおろしている。 「酷いよなぁ・・・お前達はあんな目に遭っていたの、こいつと来たら・・・」 「ゆううううううう!おにーざんはゆっぐりだばってでね!?」 「おお、怖い怖い」 面白半分に囃し立てる男に向かって怒鳴りつけるありす。 しかし、その必死な様子が子ども達により強い猜疑心を植えつけていることには気づいていない。 一方、男は全てを理解した上で面白おかしくありすをからかっていた。 「そんなことよりチビ共に言い訳しなくて良いのか?」 「ゆゆっ!?・・・お、おちびちゃん!ちがうのよ、ゆっくりきいてね!?」 「何が違うのかな~?」 「ゆうううう!ゆっくりだまってでいっでるでぢょおおおお!?」 男が横槍を入れるたびに脱線し、話が中々進まない。 やがて思うように説明が出来ないありすはしどろもどろになってしまい、泣き出してしまう。 子ども達はそんな母を白けた目で見つめていた。 「さ~てと、あと2日程度だからせいぜい頑張れよ~」 「ゆえーん!ほどぢでぞんなゆっぐぢでぎないおがおずるのおおおお!?」 想像以上の成果に満足した男はありす達を巣に戻すとスキップしながら立ち去った。 後には、家族の絆を失ってしまったありすと5匹の赤ありすだけが残された。 翌日、ありすはいつもよりずっと早くに狩りに出かけた。 理由は2つ。 1つは巣の中にいても全然ゆっくり出来ないから。 じっと自分の背中を見つめる子ども達の視線が、もごもごと動く彼女達の口が。 その全てが自分に対する呪詛のように思えて落ち着かない。 そしてもう1つは汚名返上のため。 以前、男性とお花畑に行ったときに蜜の多いお花を教えてもらっていた。 そのお花の花弁はさほど美味しくなかったけれど、蜜の方はとても甘くてゆっくり出来た。 だから、それを持ち帰って子ども達をゆっくりさせてあげることで信頼を取り戻そうと考えたのだ。 「たしかあのおはなさんは~・・・」 「ゆゆっ、みつけたわ!」 先日と同じようにお花畑に到着したありすは簡単にその花を見つけるとにっこりと微笑む。 それから、きょろきょろと辺りを見回して誰もいないことを確認すると、お花畑の中に腰を下ろした。 花の色彩と香りに囲まれて、巣に戻ってさえも叶わなくなってしまったゆっくりは堪能する。 「ゆ~ん、おはなさん!ゆっくりしていってね!」 「とってもとかいはなかおりね!ゆっくりできるわ!」 「ゆ~ゆ~♪ ゆっくり~♪」 ゆっくり出来る花に囲まれてありすはゆっくりとした時間を過ごした。 そして、初めてお花畑に来たときのように日が暮れるまでぐっすりと眠ってしまった。 「ゆゆっ!ゆっくりしすぎちゃったわ!?」 「ゆぅ・・・ごはんさんまだあつめてないのに・・・」 「たいようさん、もっとゆっくりしてね!」 空の暗さに驚き飛び上がったありすは急いで近くの花をかき集めると、せわしなく家路を急ぐ。 ちょっと遅くなってしまったけれど、甘い蜜を舐めればきっと許してくれるだろう。 これさえあればきっとまたおうちで存分にゆっくりできる。 そんな希望的観測に心躍らせながらありすが巣に戻ると・・・ 「ゆっきゅちおしょいよ!ぴゅんぴゅん!」 「「「ほひょ、ふひゃーほのー」」」 いきなり罵声を浴びせられた。 「おちびちゃんたち、ゆっくりごめんね!」 「ありしゅ、おなきゃしゅいちゃよ!」 「「「ひゅいはほー」」」 昨日のあの映像のことをよほど恨んでいるらしく、今までに無く激しい口調。 目尻がわずかに釣り上がった彼女達の目つきは鋭く、じっと見ていると思わず怯んでしまうそうになる。 が、ありすはゆっくり出来ない気持ちをぐっと抑えて巣の中の子ども達に満面の笑みを向けた。 「ゆぅ・・・おちびちゃんがいないわ」 そして、末妹ありすが巣の中にいないことにようやく気づいた。 きょろきょろと巣の中を見渡すが、他の赤ありすが数匹いるだけの狭い巣の中に彼女が隠れられるような場所はない。 ゆぅ、と体を傾けてしばらく考え込むと、やがて意を決して長女ありすに話しかけた。 「おちびちゃんがすくないよ。なにかあったの?」 「でふぇっはひょ」 「ゆゆっ!でていったなんて・・・どうしてとめなかったの!?」 思わずそんな事を口走ってしまったありすに4匹が冷めた目線を向ける。 あえて言葉にするならばお前のせいで歩けないんだよ、とでも言った所だろう。 視線の意味に気づいたありすは気圧されながらも何とか言葉を続ける。 「い、いつでていったの?」 「ちょっとみゃえだよ!」 「どうしてでていったの?」 「みゃみゃがおしょいかりゃだよ!」 ありすはお花畑でゆっくりしてしまったことを後悔した。 追いかけようかと外を見たが、もう辺りは真っ暗で、どこに言ったのかも見当がつかない。 下手をすれば自分が道に迷ってしまいかねない。 「ゆぅ・・・しかたないわ。おちびちゃんたち、ごはんにしましょ!」 視線を再び巣の中に戻すと、口の中の花を吐き出した。 ありすの一見非情にも思えるその判断は、生きていく上では間違いなく正解である。 しかし、赤ありす達がその事実を理解できるか、受け入れるかはまた別の問題。 「みゃみゃ・・・いもーちょをさがしゃないの?」 一番まともに喋ることのできる4つ目の赤ありすが尋ねた。 作り笑いを浮かべて花を配るありすの表情を子ども達はじっと見つめている。 どんな返事をするか、息を呑んで見守っている。 「さがさないわ!よるにおそとにでるのはあぶないもの!」 「でみょ、いもーちょが・・・」 「それにありすがかえってこれなかったらおちびちゃんたちもゆっくりできないよ!」 その後もあれこれと質問をしてきたが、それ以上は何も答えなかった。 やがて、大人しく諦めた子ども達に男性から教えてもらった蜜の吸い方を教え、夕食を終えた。 甘い蜜のおかげで少しはゆっくり出来たはずなのに、眠りにつくときまでありすは全然ゆっくり出来なかった。 翌日、唯一跳ねることの出来る4つ目の赤ありすが気になり、ありすは巣から離れることが出来なかった。 が、翌日になれば約束の1週間が来る。だからそれまでの辛抱だ。 そう自分に言い聞かせ、子ども達のゆっくり出来ない視線や言葉に耐えながら巣の中で過ごした。 更に翌朝。 「おい、ありす。お前ら、俺のペットにならないか」 何の前触れも無く現れた男は突拍子もない事を口にした。 流石のありすもその妄言には唖然として口を開けたまま固まってしまう。 が、すぐに気を取り直して、彼に抗議した。 「ありすはおにーさんとゆっくりするのよ!へんなこといわないでね!」 「ああ、お前の飼い主もうお前の事いらないって言ってるぞ」 「ゆゆっ!そんなのうそよ!?」 「いや、マジマジ。信じなくても良いけど、死ぬだけだぜ?」 いつものように嫌みったらしい声で喋りながら、ありすの子ども達を指差す。 赤ありす達はその動作に明らかに動揺し、怯えて見せるが彼はそんなことは一切に気も留めない。 「それとも何か?いつ戻ってくるかも分からない飼い主をそいつらと一緒に待つのか?」 「ゆぐっ・・・そ、それは・・・」 「もう一度聞くぞ?俺のペットになるか、それとも飼い主を待つか・・・さあ、どうする?」 その、展開も伏線も何もかも無視した突拍子もない選択にありすは・・・ 「あ、ありすのおにーさんはおにーさんだけよ!あんたなんて、おことわりよっ!?」→ありす虐待エンドレス0へ 「お、おにーさんのぺっとになるわ。でも、おちびちゃんのためなんだからねっ!?」→ありす虐待エンドレス『れいぱー』へ
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2768.html
「だいじょうぶよ!おちびちゃんたちはありすがゆっくりまもるわ!」 「ゆっぐ・・・ゆぅ?で、でみょぉ・・・!」 「おちびちゃんはままをしんじられないの?ありすはとってもゆっくりしてるのよ!」 ゆっくりしている場合では無いのだが、ありすはあえて得意げに胸を張った。 その態度は我が子の死を前にした母親のものとは思えないほどに自信に満ち溢れ、ゆっくりしている。 彼女のそんな姿勢が子ども達にも確かに伝わったのか、彼女達はゆっくりと落ち着きを取り戻し始めた。 「ゆっぐ・・・みゃみゃー、ゆっきゅちー」 「おちびちゃん、ゆっくりしていってね!」 「「ゆっきゅちちていっちゃね!」」 「「「うっふいいえいっへへ」」」 こうして姉妹の死から立ち直った赤ありす達は弱々しいながらも笑みを浮かべる。 ありすはちょっとだけ以前より都会派になった我が子の元に這い寄って1匹ずつ頬ずりをして回った。 その後、彼女達が完全に落ち着きを取り戻したところでありすは静かに口を開いた。 「ゆっくりきいてね!ありすのあんよがいたいいたいだから、あしたはごはんさんをあつめにいけないの!」 「ゆぅ・・・ありしゅ、おにゃかぺこぺこでもがまんしゅるよ!」 「ゆっくりだいじょうぶよ!あしたはずっとゆっくりしちゃったおちびちゃんをたべるわ!」 その言葉を聞いた赤ありす達は、案の定騒然となった。 が、そうなることをあらかじめ想定していたありすはにっこり微笑むと、説明を続けた。 ずっとゆっくりしちゃった子を食べるのはその子のためでもあるということを。 「だからあしたはおちびちゃんをむーしゃむーしゃしようね?」 「ゆっくちりかいちたよ!」 「「「うっふひいひゃいひゃお」」」 もちろん、たった1回の説明で全員が納得したわけではない。 死んでしまった赤ありすの双子の姉妹、4つ目の禿げありすは最後まで片割れの亡骸を食することに抵抗感を示した。 それでもありすはその行為が死んだ赤ありすのためでもあることを説き続け、最終的に彼女も納得させた。 「あしたはままもずっとおうちでゆっくりするわ!だから・・・」 「「いっちょにゆっきゅちちようね!」」 「「「うっふいー」」」 ありす一家は薄暗い巣穴の中で、薄汚れた顔をほころばせる。 その笑顔は男性の家で暮らしていたときと比べても遜色のないとてもゆっくりしたものだった。 1匹の赤ありすの死が、彼女達を一回り成長させた。 翌朝、昼前に目を覚ましたありすはなるべく底部を刺激しないように跳ねながら、赤まりさの亡骸を子ども達の前へ運ぶ。 それからゆっくりと彼女の冥福を祈り、久しぶりの甘い食べ物を涙を流しながら食べ始める。 舌にじんわりと広がるその甘みは、この数日間のゆっくり出来ない暮らしで疲れきった心を少しだけ癒してくれる。 「「むーちゃむーちゃ、ちあわちぇー!」」 「「「ふーふぁふーふぁ、ひふぁあへー」」」 「むーしゃむーしゃ、しあわせー!」 あっという間に食事を終えた赤ありす達はお代わりを要求するが、ありすはそれを断った。 もう全て食べつくしたからではなく、彼女はもう少し先を見据えて巣に置くには精神衛生上よろしくない赤ありすの亡骸を残している。 そう、彼女が赤ありす達の要求を断ったのは翌日以降のことを考えてのことだった。 「おちびちゃんたち!す~りす~りしてあげるからゆっくりがまんしてね!」 「ゆぅ・・・ゆっきゅちりかいちちゃよ・・・」 「おかーしゃん、ゆっきゅちはやきゅしゅーりしゅーりちてね!」 「「「ふーひふーひひへえ」」」 そう言って笑顔で彼女に頬ずりをねだる子ども達の傍にゆっくり這いずっていくありす。 次は自分と急かす彼女達をなだめすかしながら、まずはとぐろを巻いた細長い長女ありすに頬ずりをする。 もっとも、そこが果たして頬と呼べるのかは定かではないが、彼女はまんざらでもなさそうに微笑んだ。 「す~りす~り・・・」 「うっふいー。ふーいふーい」 「おちびちゃん、とってもとかいてきね!」 もっと甘えたそうにありすを見る長女ありすに向かって最高の笑顔を向ける。 その頬かどうかも分からない場所の感触は、昔とは比べ物にならないほどざらざらしたものだった。 しかし、ありすの笑顔は本当にゆっくりしている。 「つぎはありすだよ!」 「うっひゅいー」 そう言って薄皮にされた次女の傍まで這って行くと、彼女を傷付けないように慎重に頬をこすりつける。 うっかり倒してしまわないように、彼女の薄すぎる皮に傷がつかないように。 あまり顔を動かすとその拍子に皮が破れるため、次女赤ありすは微笑を浮かべる程度だが、内心はとてもゆっくりしていた。 「す~りす~り・・・とかいはー!」 「ふーいふーい・・・」 「おかーしゃん、ゆっくちいしょいでね!」 ぴょんぴょんとその場で跳ねながらありすを急かすのは葛饅頭の末妹ありす。 一刻も早く彼女と頬ずりをしたいらしく、今にもこちらに跳ねてきそうな前傾姿勢をとっている。 そんな彼女を「とかいはなんだからゆっくりまってね!」と落ち着かせ、ありすは三女ありすの元へと跳ねてゆく。 ピザのように平たくなった彼女と頬ずりをするのは非常に困難。 「ゆぅ・・・しかたないわ。ぺ~ろぺ~ろするよ!」 「ひゅぅ?うっひゅいー・・・」 「ぺ~ろぺ~ろ・・・」 まともなゆっくりの形を保っていない彼女の表情からその心情をうかがうことは極めて困難。 けれど、思い込みではなく、母としての直感で彼女がゆっくり出来ていることを感じ取り、じっくりと彼女を舐め続ける。 彼女の全身をゆっくり舐め終えてから「ゆっくりー!」と声をかけたとき、三女赤ありすが微笑んだような気がした。 「ゆーーーーん!ちゅぎはありしゅだよ!」 「おちびちゃん、そこでゆっくりまっててね!」 三女を舐め終えたありすの元に跳ね寄ろうとする4つ目の赤ありすを言葉で制すると、彼女の元へと急ぐ。 そして姉達と同じようにじっくりと頬ずりをすると、二言三言言葉を交わして、末妹ありすのほうへと跳ねていった。 散々我慢させられた彼女は目にいっぱい涙を溜めて、ぐずぐずと嗚咽を漏らしている。 「おちびちゃん、ゆっくりまたせてごめんね!」 「ゆっぐ・・・ゆえーん・・・」 「またせちゃったからいっぱいすりすりしてあげるよ!す~りす~り!」 そう言ってありすは他の姉妹にした以上に力強く、しかし優しく彼女の透明な皮の頬ずりする。 すると、泣いた赤ゆがすぐ笑うという良く分からない慣用句の通りに彼女はにっこりと微笑み、小さな透明の体を思いっきり上下させて母に頬ずりを返した。 「ゆ~ん!おちびちゃん、とってもゆっくりしてるわ!」 「みゃみゃもゆっきゅちちてりゅうよ!」 「ありすのおちびちゃんはみんなとかいはね!」 葛饅頭の頬は本来の皮の頬のようなすべすべとした心地の良い感触をしてはいない。 男性の家にいた時ほどゆっくり出来ていないありすの頬にかつてのツヤも、ハリもない。 けれど、彼女達はその感触がとてもゆっくりしていると感じた。 「つぎはゆっくりおうたをうたうわ!」 「「ゆっきゅちうたうよ!」」 「「「うっふいー」」」 全員と頬ずりを終えたら次は皆でお歌。 ありすの行動には脈絡と言うものがなく、どこか忙しない。 それでも久しぶりに母と遊べる喜びから、それに対して文句を言う赤ありすは一匹もいなかった。 「ゆ~ゆ~♪」 「ゆっきゅち~♪」 「ゆんゆんゆ~♪」 「「「うーふー」」」 ありすに続いて彼女達は歌える範囲でそれぞれの歌いたいように歌う。 人間にとってはデタラメで下手糞で無秩序でも、彼女達にとってはとてもゆっくりできるもの。 みんな、どこか幸せそうな表情で、体を精一杯に揺らし、膨らませながら出来る限り大きな声で歌っている。 「ゆっくりーゆっくり~♪」 「ゆ~ゆ~ゆっきゅち~♪」 「ゆんゆん、ゆっきゅちー!」 「「「うっひゅいー」」」 久方ぶりの、本当に久しい幸せを噛み締めながらありすは思った。 きっといつかお兄さんが助けに来てくれる。だからそれまではありすが頑張らなきゃ、と。 4日目の朝、ありすは昼前に巣を出発し、昼過ぎには先日見つけたお花畑に到着した。 花畑の景色は先日と変わらない華やかさでありすを出迎え、彼女をゆっくりした気持ちにさせる。 が、ここでゆっくりしている場合じゃないと首を振り、ありすはせっせと草花を口に溜め込み始めた。 「おちびちゃんが・・・ゆっくりまってるよ!」 「ありすはとかいはのままなんだよ!」 「まっててね、おちびちゃんたち!」 器用に花をむしりながらその場にいない赤ゆっくり達に語りかけるありす。 ついでに花によって来た虫も口の中へといざない、器用に歯で噛み潰して動けなくした。 口の中に広がる苦味はあまりゆっくり出来たものではなかったが、子ども達のために我慢した。 「これだけあればじゅうぶんよ!」 大量の食料を含んで少し膨らんだありすは満足げにそう言うと巣に向かってぽいんぽいんと跳ねていく。 底部の皮は昨日1日ゆっくりしたことで痛みが取れ、先日の強行軍で少しだけ厚くなっていた。 おかげで日が暮れる前に巣に帰ることが出来た。 「おちびちゃん、ゆっくりただいま!」 「「おかーしゃん、ゆっきゅちおかえり!」」 「「「うっひゅいー」」」 巣に帰ったありすは子ども達とのスキンシップもそこそこに早速食事の準備を始めた。 子ども達はまともに食べられそうにない花や虫や葉っぱを赤ありすの亡骸の傍に置き、彼女のカスタードを舌で塗る。 「さあ、おちびちゃんたち!ゆっくりたべてね!」 「「ゆっきゅちたべりゅよ!」」 「「「ふーひゃふーひゃ・・・ひはあへー」」」 以前男性がパンにジャムを塗っていたのを思い出し、その真似をしただけだが、想像以上の成果を挙げた。 赤ありす達は皆ご飯を食べ終えるまで終始幸せそうな笑顔を浮かべ、食べ終えるや否や眠りについてしまった。 食後は体が重くて動けないので、満腹になると眠るのは彼女達の昔からの習慣である。 「ゆふふっ・・・おちびちゃんたち、とってもゆっくりしてるわ」 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・おきゃーしゃ~ん・・・」 「ゆっきゅち・・・」 どんなに異様な姿になっても、子ども達の寝顔はとても安らかでゆっくりしている。 ありすはそんな彼女達をゆっくりした気持ちで眺めながら、ゆっくりと夢の中へと旅立って行った。 「・・・きろ・・・す、おきろ・・・」 「ゆぅ~ん・・・?」 「ありす、起きろ。もう昼前だぞ?」 重いまぶたをゆっくりと持ち上げ、声の主の表情を伺うありす。 そこにはいつものように飼い主の男性の笑顔があった。 未だに眠たそうにしているありすを見て、少しおかしそうに笑っている。 「ゆぅ・・・おにーしゃん・・・」 「おちびどもはもう起きてるぞ?」 「でもぉ・・・ありす、もっとゆっくりねたいよぉ・・・」 そう言ってありすが再びまぶたを閉じようとすると、男性はすかさずでこピンを放つ。 その何気ない一撃はすでに成体とは言えどゆっくりの柔らかい皮にとってはかなり痛いもの。 あまりに痛さに思わず「ゆびゅん!?」と奇声を発してしまった。 「ゆうぅぅぅううう・・・おにーさん、なにずるの!?」 「起きないお前が悪い」 「だ、だってぇ・・・ありすとってもおつかれなのよ!」 ありすの抗議を聞き流しながら男性はいたずらっ子のような笑顔を浮かべた。 その表情を見たありすは軽くため息をつくと、ゆっくりと身を起こす。 人間の目には良く分からないが、寝転がっている状態から立ち上がったようなものらしい。 「よしよし。それじゃ、あっちのお部屋で遊ぼうか?」 「ゆっくりりかいしたわ!さあ、おちびちゃ・・・ゆぅ?」 「ちびどもはとっくにあっちで遊んでるよ」 すっと立ち上がった男性はありすのためにドアを開けると彼女を先に行かせる。 1人と1匹の向かう先はかつてはありすが、今は子ども達が元気良く遊ぶための遊具のたくさん置いている部屋。 飼い主の男性は遊具部屋と呼び、ありすはげんきにゆっくりするおへやと呼んでいる。 「ゆゆっ!おかーしゃんだ!」 「みゃみゃ!ゆっきゅちちていっちぇね!」 「おちびちゃん、まりさ!ゆ、ゆっくりしていってね!」 まりさの姿があり、赤ありす達は全員健康で、まりさそっくりの子ども達の姿もある。 部屋の隅では男性が本を読みながら音楽を聴いている。 その光景に驚き、戸惑いながらもありすは元気いっぱいにあの挨拶をした。 「「「おかーしゃん、ゆっくちちていってね!」」」 「「「「「「みゃみゃ、ゆっきゅちちていっちぇね!」」」」」」 「ありす、ゆっくりしていってね!」 そして、更に元気いっぱいの返事に圧倒される。 元気であることに違和感を覚えながら、恐る恐る彼女達の傍へと這って行く。 「ありす、どうしたの?」 「「おかーしゃん、どうちたの?」」 「みゃみゃ、どこかいちゃいの?」 彼女の奇行を見て心配そうに様子を伺う家族達の表情は少し悲しそうだ。 やがて、長女ありすが飛び出してきて、思いっきり彼女の頬に体当たりを仕掛ける。 その様子を見るに体当たりではなく、抱きしめるとかそういう類の行動なのだろう。 「みゃみゃー!ゆっきゅちちようね!」 「おちびちゃん・・・」 「いちゃいのいちゃいのしゃん、ありしゅのみゃみゃをゆっきゅちさせてあげちぇね!」 目にいっぱいの涙を浮かべて、長女ありすは母に頬ずりした。 その一生懸命な仕草からは、ありすへの確かな愛情が伝わってくる。 そんな彼女の優しさと柔らかい頬に触れているうちに、違和感はすっかり消え去ってしまっていた。 「ゆっくりだいじょうぶよ!」 「ほんちょうに?」 「ほんとうよ!おちびちゃんのおかげでとってもゆっくりできるわ!」 長女ありすを咥え、ぽんと頭の上に乗せると家族の元へ跳ねていくありす。 頭上の長女は「おしょらをとんでりゅみちゃーい!」と楽しそうにはしゃいでいる。 楽しそうな彼女を見ながら集まってきた姉妹達は、自分もして欲しいとありすにアピールを始めた。 「おちびちゃんたち、またせてごめんね!」 「おきゃーしゃん、まりしゃもたきゃいたきゃーい!」 「きょうはゆっくりあそびましょうね!」 そこにはとても幸せそうな家族の姿があった。 「・・・きろ・・・す、おきろ・・・」 「ゆぅ~ん・・・?」 「ありす、起きろ。ちんたらしてると潰すぞ」 重いまぶたをゆっくりと持ち上げ、巣の入り口を伺うありす。 そこにはあの忌々しいお面の男の姿があった。 お面の向こうの表情を伺うことが出来ないが、別に見たいとも思わない。 「ゆぅ・・・・・・」 「クソチビどもはもう外に引きずり出してるぞ?」 「ゆゆっ!おちびちゃんにひどいことしないでね、このいなかものぉ!?」 ありすは勢い良く巣を覗き込んでいる男に体当たりを仕掛ける。 が、彼はひょいと身を起こしてその一撃をかわすと、素早くありすの頭を押さえつけた。 そして、赤ありす達が監禁されている水槽の中へと彼女を放り投げる。 「さて、と・・・」 「ゆぅ・・・てれびさん?」 「ああ、お前達の大好きなビデオだ」 外でも見られるように色々準備するのは大変だったんだぜ、と男はおどけた声で言う。 彼から視線を離さず、睨みつけたままありすは彼の行動の意図を考えていた。 この男のことだ、まかり間違っても自分達をゆっくりさせるつもりなんてないだろう。 「察しが言いな。今から見せるのはな・・・お前が受けた苦しい訓練の映像だよ」 「ゆゆっ!?」 「いやさぁ、このまま簡単に1週間生き延びてもらってもつまらないだろ?」 ありすに語りかけながら準備を済ませた男は再生のボタンを押した。 『ゆ、ゆっくりりかいしたわ!ありすがこーせーすればおにーさんとまたいっしょにゆっくりできるのね!』 『お前の家族だが、赤ありすどもは子どもじゃなくて孫だから一時保護を受けている』 『ただぁし・・・君が訓練に根を上げると意思の弱いレイパーの子どもの子どもだからレイパー化のリスクありと見なされます』 『ゆっくりはやくはじめなさいよ!』 『んじゃ、ありす。この鏡を見ろ』 『ゆぅ?・・・ゆぐっ!?』 『ゆぎい゛ぃい゛ぃいぃ゛いい!い゛ぢゃいいい゛!?ぼうやべでえええええええ!?』 『んじゃ、止めるわ』 『こりゃガキ共も更正だな』 しばらくありすと画面の外の男のやり取りが続いたかと思うと、突然男がありすの髪を引っ張る。 そして、ありすが悲鳴を上げるや否や男は手を止めて部屋を出て行く。 ただそれだけの映像だったが、ただそれだけであったために恐ろしいほどの効果を発揮した。 「おぢびぢゃああああん!みぢゃだめえええええ!?」 ありすの叫びもむなしく、テレビから聞こえてくる大音量の会話は赤ありす達に全てを理解させてしまう。 呆然と画面を眺めていた赤ありす達の視線が、ゆっくりとありすの方に集まってゆく。 「みゃみゃ・・・ほんちょうなの?」 「どうぢぢぇ・・・あんにゃの、じぇんじぇんいちゃくないよ?」 「ひゃふぁ・・・」 母も辛く苦しい目に遭っている。 彼女達は五体満足の彼女を見てなおそう信じ続けていた。 自分達と同じように辛くても苦しくても耐えている。 信用ならない男の言葉であっても、そこだけは確かに信じていた。 その信頼を裏切られたことを知った8つの瞳がありすに向けられていた。 目の見えない三女ありすだけは状況が飲み込めずにおろおろしている。 「酷いよなぁ・・・お前達はあんな目に遭っていたの、こいつと来たら・・・」 「ゆううううううう!おにーざんはゆっぐりだばってでね!?」 「おお、怖い怖い」 面白半分に囃し立てる男に向かって怒鳴りつけるありす。 しかし、その必死な様子が子ども達により強い猜疑心を植えつけていることには気づいていない。 一方、男は全てを理解した上で面白おかしくありすをからかっていた。 「そんなことよりチビ共に言い訳しなくて良いのか?」 「ゆゆっ!?・・・お、おちびちゃん!ちがうのよ、ゆっくりきいてね!?」 「何が違うのかな~?」 「ゆうううう!ゆっくりだまってでいっでるでぢょおおおお!?」 男が横槍を入れるたびに脱線し、話が中々進まない。 やがて思うように説明が出来ないありすはしどろもどろになってしまい、泣き出してしまう。 子ども達はそんな母を白けた目で見つめていた。 「さ~てと、あと2日程度だからせいぜい頑張れよ~」 「ゆえーん!ほどぢでぞんなゆっぐぢでぎないおがおずるのおおおお!?」 想像以上の成果に満足した男はありす達を巣に戻すとスキップしながら立ち去った。 後には、家族の絆を失ってしまったありすと5匹の赤ありすだけが残された。 翌日、ありすはいつもよりずっと早くに狩りに出かけた。 理由は2つ。 1つは巣の中にいても全然ゆっくり出来ないから。 じっと自分の背中を見つめる子ども達の視線が、もごもごと動く彼女達の口が。 その全てが自分に対する呪詛のように思えて落ち着かない。 そしてもう1つは汚名返上のため。 以前、男性とお花畑に行ったときに蜜の多いお花を教えてもらっていた。 そのお花の花弁はさほど美味しくなかったけれど、蜜の方はとても甘くてゆっくり出来た。 だから、それを持ち帰って子ども達をゆっくりさせてあげることで信頼を取り戻そうと考えたのだ。 「たしかあのおはなさんは~・・・」 「ゆゆっ、みつけたわ!」 先日と同じようにお花畑に到着したありすは簡単にその花を見つけるとにっこりと微笑む。 それから、きょろきょろと辺りを見回して誰もいないことを確認すると、お花畑の中に腰を下ろした。 花の色彩と香りに囲まれて、巣に戻ってさえも叶わなくなってしまったゆっくりは堪能する。 「ゆ~ん、おはなさん!ゆっくりしていってね!」 「とってもとかいはなかおりね!ゆっくりできるわ!」 「ゆ~ゆ~♪ ゆっくり~♪」 ゆっくり出来る花に囲まれてありすはゆっくりとした時間を過ごした。 そして、初めてお花畑に来たときのように日が暮れるまでぐっすりと眠ってしまった。 「ゆゆっ!ゆっくりしすぎちゃったわ!?」 「ゆぅ・・・ごはんさんまだあつめてないのに・・・」 「たいようさん、もっとゆっくりしてね!」 空の暗さに驚き飛び上がったありすは急いで近くの花をかき集めると、せわしなく家路を急ぐ。 ちょっと遅くなってしまったけれど、甘い蜜を舐めればきっと許してくれるだろう。 これさえあればきっとまたおうちで存分にゆっくりできる。 そんな希望的観測に心躍らせながらありすが巣に戻ると・・・ 「ゆっきゅちおしょいよ!ぴゅんぴゅん!」 「「「ほひょ、ふひゃーほのー」」」 いきなり罵声を浴びせられた。 「おちびちゃんたち、ゆっくりごめんね!」 「ありしゅ、おなきゃしゅいちゃよ!」 「「「ひゅいはほー」」」 昨日のあの映像のことをよほど恨んでいるらしく、今までに無く激しい口調。 目尻がわずかに釣り上がった彼女達の目つきは鋭く、じっと見ていると思わず怯んでしまうそうになる。 が、ありすはゆっくり出来ない気持ちをぐっと抑えて巣の中の子ども達に満面の笑みを向けた。 「ゆぅ・・・おちびちゃんがいないわ」 そして、末妹ありすが巣の中にいないことにようやく気づいた。 きょろきょろと巣の中を見渡すが、他の赤ありすが数匹いるだけの狭い巣の中に彼女が隠れられるような場所はない。 ゆぅ、と体を傾けてしばらく考え込むと、やがて意を決して長女ありすに話しかけた。 「おちびちゃんがすくないよ。なにかあったの?」 「でふぇっはひょ」 「ゆゆっ!でていったなんて・・・どうしてとめなかったの!?」 思わずそんな事を口走ってしまったありすに4匹が冷めた目線を向ける。 あえて言葉にするならばお前のせいで歩けないんだよ、とでも言った所だろう。 視線の意味に気づいたありすは気圧されながらも何とか言葉を続ける。 「い、いつでていったの?」 「ちょっとみゃえだよ!」 「どうしてでていったの?」 「みゃみゃがおしょいかりゃだよ!」 ありすはお花畑でゆっくりしてしまったことを後悔した。 追いかけようかと外を見たが、もう辺りは真っ暗で、どこに言ったのかも見当がつかない。 下手をすれば自分が道に迷ってしまいかねない。 「ゆぅ・・・しかたないわ。おちびちゃんたち、ごはんにしましょ!」 視線を再び巣の中に戻すと、口の中の花を吐き出した。 ありすの一見非情にも思えるその判断は、生きていく上では間違いなく正解である。 しかし、赤ありす達がその事実を理解できるか、受け入れるかはまた別の問題。 「みゃみゃ・・・いもーちょをさがしゃないの?」 一番まともに喋ることのできる4つ目の赤ありすが尋ねた。 作り笑いを浮かべて花を配るありすの表情を子ども達はじっと見つめている。 どんな返事をするか、息を呑んで見守っている。 「さがさないわ!よるにおそとにでるのはあぶないもの!」 「でみょ、いもーちょが・・・」 「それにありすがかえってこれなかったらおちびちゃんたちもゆっくりできないよ!」 その後もあれこれと質問をしてきたが、それ以上は何も答えなかった。 やがて、大人しく諦めた子ども達に男性から教えてもらった蜜の吸い方を教え、夕食を終えた。 甘い蜜のおかげで少しはゆっくり出来たはずなのに、眠りにつくときまでありすは全然ゆっくり出来なかった。 翌日、唯一跳ねることの出来る4つ目の赤ありすが気になり、ありすは巣から離れることが出来なかった。 が、翌日になれば約束の1週間が来る。だからそれまでの辛抱だ。 そう自分に言い聞かせ、子ども達のゆっくり出来ない視線や言葉に耐えながら巣の中で過ごした。 更に翌朝。 「おい、ありす。お前ら、俺のペットにならないか」 何の前触れも無く現れた男は突拍子もない事を口にした。 流石のありすもその妄言には唖然として口を開けたまま固まってしまう。 が、すぐに気を取り直して、彼に抗議した。 「ありすはおにーさんとゆっくりするのよ!へんなこといわないでね!」 「ああ、お前の飼い主もうお前の事いらないって言ってるぞ」 「ゆゆっ!そんなのうそよ!?」 「いや、マジマジ。信じなくても良いけど、死ぬだけだぜ?」 いつものように嫌みったらしい声で喋りながら、ありすの子ども達を指差す。 赤ありす達はその動作に明らかに動揺し、怯えて見せるが彼はそんなことは一切に気も留めない。 「それとも何か?いつ戻ってくるかも分からない飼い主をそいつらと一緒に待つのか?」 「ゆぐっ・・・そ、それは・・・」 「もう一度聞くぞ?俺のペットになるか、それとも飼い主を待つか・・・さあ、どうする?」 その、展開も伏線も何もかも無視した突拍子もない選択にありすは・・・ 「あ、ありすのおにーさんはおにーさんだけよ!あんたなんて、おことわりよっ!?」→ありす虐待エンドレス0へ 「お、おにーさんのぺっとになるわ。でも、おちびちゃんのためなんだからねっ!?」→ありす虐待エンドレス『れいぱー』へ?
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4503.html
『みつぎもの』 9KB いじめ 小ネタ 番い 赤ゆ 虐待人間 いつもの小ネタです。 「にんげんのおねーしゃ!ゆっくちしていっちぇね!」 私に向かって元気に挨拶する一匹の赤ゆっくり。 少し仰け反りぎみになりながら、何故か得意そうに眉毛を吊り上げる。 「おねーしゃんは、ゆっくちできるの 『グチャ!』 っじぇ゛?!」 興味津々といった顔で私に何かを語りかけてきたが、私はその笑顔の物体をサンダルで踏み潰した。 赤ゆっくりは汚らしい音と共に嗚咽を上げて、目玉と餡子を飛び出させた醜い姿で潰れた。 「ゆ…ぐぅ…おちびちゃ…」 「ゆぅぅ…ぐぐ…ぅぅぅ…」 その様子を見ていた二匹の親ゆっくりが、悔しそうに唇を噛みながら両目に涙を溜めてうつむいている。 こいつ等は私の家の庭に住み着いた元野良ゆっくり。 勝手に庭に侵入し、そこら中を汚しまわった糞ではあるが、今はこうして私の庭で暮らす事を許されている。 その代わり、この庭に住むに当たっていくつか条件を出しておいた。 それが先程の赤ゆっくり。 私と親ゆっくりで決めた「みつぎもの」である。 この二匹は、私が花壇の花の痛みを思い知らしてやる為に、半分ほどゆっくりの体を潰してしまった為にろくに這いずる事が出来なくなった。 そのせいでここから逃げ出す事も出来ず、ましてや自分で食料を集める事も出来なくなったのだ。 私も流石にやりすぎたと思い、この庭で暮らす事を認めてやったが、代わりに二匹には3日に一度自分達の子供を「みつぎもの」として私に差し出すように言っておいた。 当然二匹は猛反対したが、私が二匹の顔の皮を生きたまま剥いでやったら、その条件を呑むと約束した。 その後剥いだ皮を適当につけてやったが、二匹は私に対して大分恐れを抱いているようだった。 それから最初の「みつぎもの」の日がやってきた。 「ゆぅぅ…おちびちゃんをどうするつもりなんだぜ?りっぱな、かいゆっくりにしてくれるんだぜ?」 「とうぜんだよ!れいむたちのたからものだよ!くそに…おねーさんも、そのかわいらしさにめろめろだよ!!」 自慢の赤ゆっくりを私の前に連れてきた二匹は、自信たっぷりといった表情で私と赤ゆっくりを見比べながら、人を見下すような笑みを浮かべる。 一方連れてこられた赤ゆっくりは、不思議そうに首を傾げるような動作をして私を見上げる。 「ゆゆぅ?おとーしゃ、おかーしゃ、れーみゅ、かいゆっく 『グチャ!』 びゃ?!」 私なそんな赤ゆっくりを持ち上げると、親ゆっくりの目の前で勢い良く握りつぶした。 赤ゆっくりは頭を異常に膨らませてから爆発させると、親ゆっくりや私の手に餡子を撒き散らして息絶えた。 「ゆ?………ゆ、ゆっがぁぁぁぁぁぁ?!どーじでおちびちゃんが、じんでるんだぜぇぇぇぇ?!」 「ゆっびぃぃぃぃぃ?!でいぶにの、がわいいおちびちゃんがぁぁぁぁ?!どーじでこんなごどずるのぉぉぉぉぉ?!」 親ゆっくり達は突然の事態に頭がついてこなかったのか、両目を飛び出さんばかりに見開いてしばらく沈黙する。 そしてようやく状況が理解すると、不細工な顔でポロポロと涙を零しながら、びったんびったんとその場を飛び跳ね回る。 私はそんな二匹を思い切り蹴り上げると、ボールのように転がっていった黒帽子のゆっくりを足で踏みつけた。 「大声を出すなって言ってあるでしょ?解らないならもう一度潰れてみる?あのゴミ虫は貴方たちが私にくれたのよ?だからあのゴミ虫をどうしようと私のかってでしょ? そのくらいの事で、いちいち騒がないでよ!」 「ゆっびぃぃぃ!つぶれるのはいやぁぁぁぁ!おちびはごみじゃないぃぃ!どーじでこんなごどっずぅぅぅぅぅぶぶぅぅ?!」 私はまりさとか言う糞虫に優しく語りかけたのだが、糞虫は非常に物分りが悪く、大声で私に抗議してきた。 私はそんな糞虫の態度が気に入らなかったので、糞虫を踏みつけていた足に少しずつ体重をかけて糞虫を潰しにかかった。 糞虫は苦しそうに顔を歪めると、口と尻から餡子を垂らしてガタガタと震え始める。 「だから大声を出すなって言ってるのよ?やっとここまで動けるようになったのに、また前みたいに舌位しか動かせなくなりたいの?」 「ゆんぶ?!ぐぃぃぃ!ごべんばばいぃぃ!ごべんばばぐべぇぇ?!」 糞虫は私の足型に体をくぼませ、今にも体中の餡子を噴出しそうになっている。 私はそんな糞虫に強い口調で語りかける。 「今日から3日後に、またお前達の子供を私の所に持ってきなさい。嫌がったり大声を出したら、今度はその顔を半分くらい、治らないように潰してあげるからね?」 「ぶごぉぉぉ?!ぶげぇぇ!ごぼぉ!ごぼぉぉぉぉ!ぶんぶんぶん!!」 「それから、子供を作らなかった場合もお仕置きするからね。痛いのは嫌でしょ?それなら、どうすれば良いかわかるでしょ?」 「ぶっぎぃぃぃ!ごぉぉぉぉ!ゆっびきぃぃぃぃ!!」 私は糞虫の体に沈んだ足で、糞虫の中身をかき混ぜるかのようにグリグリと動かしながらゆっくりと話した。 糞虫は両目を血走らせ、涙と変な汁と小便を漏らし、私の問いかけに答えるかのような奇声を上げて気絶したのだった。 それから次のみつぎものの日 今度は小さな黒帽子を「みつぎもの」として、二匹の親は私の元にやってきた。 「こ、これがきょうの、みつぎものなんだぜ…ぜ!…とってもかわいい、おちびちゃんなんだ…ぜ!」 「そ、そうだよ!まりさにの、とーってもかわいい、ぷりてぃーなおちびちゃん…でしょ?」 二匹の親は私と目を合わせないようにしながら、何やら落ち着かない様子で「みつぎもの」を私に差し出した。 「みつぎもの」として差し出してきた黒帽子は、何故か小石の上に乗せられており、こいつ等が巣として使っている古びた犬小屋の中からは、 帽子を被ってない金髪の小さなゆっくりが、不安そうにこちらを見ていた。 「ゆ…ゆぅ…ど、どうしたんだぜ、おねーざん。このまえみたいに、ぐちゃっとこいつをつぶさないんだぜ?」 「そ、そうだよ!はやくぐちゃっとつぶしてね!そしたら、あんよさんがいたいいたいだよ!ゆっくりざまあみろだよ!」 二匹はそう言うと、冷や汗をダラダラと流しながら少し震え気味にニヤニヤと笑った。 私はこいつ等を何も考えてない糞虫だと思っていたが、私を罠にはめようという発想があったのだと少し感心した。 だが当然こんないい加減な罠にはまるはずも無い。 むしろ引っかかる者がいたら見てみたいものだ。 私は家に戻って新聞紙を数枚取ってくると、その内の一枚を丸めて「みつぎもの」として差し出された黒帽子をその上に乗せた。 そしてその周りに適当にちぎった新聞紙で散りばめ、マッチで火をつけた。 幸い今日は風もなく、この程度のゴミを燃やしても何の問題もないだろう。 「ゆっがぁぁぁぁぁ?!なにじでるのぜぇぇぇぇ?!どーぢておちびちゃんのおぼーしに、まっかなふぁいあーさんがついてるのぜぇぇぇ?!」 「たいへんだよ!おちびちゃんのおぼーしが、かじさんだよぉぉぉぉ!までぃざぁぁ!はやくけしてね!いますぐでいいよぉぉぉぉ!!」 「ゆ?!…ゆっぴぃぃぃぃ!なにありぇぇぇぇぇ?!まりちゃのおぼーち!どーなっちぇるのじぇぇぇぇぇ?!」 真っ赤な炎に包まれて少しずつ形を崩していく黒帽子。 一応親ゆっくりは、帽子が燃えているのを認識しているらしい。 どこかで火を見たことがあるのか、それとも受け継がれた記憶なのだろうか。 だが、小屋で様子を伺っていた金髪のゆっくりは、ぽかんと口を開けたまま無言で固まる。 そしてしばらくすると、帽子の異変に気がついたのか、小屋から勢いよく飛び出してきた。 「おぼーち!おぼーち!まりちゃのおともだち!まりちゃのあいでんてぃてぃー!まってるのじぇー!まりちゃがたすけるのじぇぇぇぇ!!」 小さな体を必死に弾ませ、燃えさかる帽子に向かって跳ねていく赤ゆっくり。 両目を見開いて涎を撒き散らしながら跳ねているが、恐らくこのままでは帽子にたどり着く前に帽子が消し炭になっているだろう。 私は手に取ったトングで帽子に跳ね寄る赤ゆっくりを捕獲すると、燃えさかる帽子がよく見えるように特等席に案内してやった。 「ゆっわぁぁぁ?!まりちゃ、おしょらをとんで、あっちゅぅぅぅぅいぃぃぃぃぃ?!」 『おちびちゃぁぁぁぁぁぁん?!』 帽子が燃えている様子をを直に見せてやろうと、火の真上に赤ゆっくりを持ってきてやったのだが、一瞬にして赤ゆっくりの髪の毛に火が引火してしまった。 赤ゆっくりは体をグネグネと動かして悶え苦しむが、火の勢いは少しも弱まらない。 涙や小便がだらしなくダラダラと溢れ出し、それがすぐに蒸発して周囲に甘い臭いを漂わせる。 二匹の親ゆっくりも、ポロポロと涙を零して赤ゆっくりの身を案じる振りをして見せるが、ギャーギャーと騒ぐだけで燃えさかる赤ゆっくりには近づこうともしない。 「おどーぢゃぁぁぁぁ?!おがーぢゃぁぁぁぁ?!だずげぇぢぇよぉぉぉぉ!どーじでなにもじでくれにゃいのぉぉぉぉぉ?!」 「おちびちゃぁぁぁぁぁん!まっでるんだぜぇぇぇ!いまだずけるよぉぉぉぉぉ!!」 「までぃざぁぁぁ!はやぐぅぅぅ!おちびちゃんが、もえでるでじょぉぉぉぉぉ?!」 涙目で親ゆっくりを見つめる赤ゆっくりだが、親ゆっくりは私を見てガタガタと震えるだけで何も行動を起こさない。 赤ゆっくりは暗い瞳で二匹の親を眺めながら、少しずつその身を黒く焦がしていく。 「ゆびび…おど……おが…がが…どーじ…で…ゆ…っぢ…ぢぢ…ゆぐぐ…うぅ………」 元気に叫んでいた赤ゆっくりだったが、髪の毛が全て燃え尽きてしまい、体の半分以上が黒こげになるにつれて、か細いうめき声をボソボソと呟くだけになってきた。 勢いよく体を震わせていたのも、今では時々ブルブルと震える程度に弱ってきた。 「ゆっぢ……ぢ………ゆ……ぢ………ゆ…ぢ…ぎぎ………ぢ………」 そして最後に涙を一粒ポロリと零すと、ガタガタと震える親ゆっくりを見つめながら動かなくなった。 親ゆっくり達はそんな赤ゆっくりを眺めながら、悔しそうに唇を噛み締めて何時までも泣いていた。 その後にこの二匹には騒いだ罰として、焼けた小石を1つずつ、尻穴から体内に入れておいた。 二匹は元気に踊り狂うと、大慌てで焼けた石を尻からひり出した。 その際に肛門周辺が真っ赤に焼け爛れ、しばらくの間排便が困難になっていたようだが、私に対しては絶対服従になった。 それからは、毎回素直に「みつぎもの」を献上するようになったが、大抵下を向いてポロポロと涙を零している。 一度子供を作らないで「みつぎもの」はないと言ってきた事もあったが、その時は無理やり交尾させて額から生えてきた茎を即毟り取ってやった。 その後で逆さにして底部の皮が破れる程布団たたきで叩いてやったら、しばらく動けなくなったが子作りは欠かさずやるようになった。 今では自分達が認識出来ないほど子供を作り、少しでも気を紛らわそうとしているようだが、私が時々間引きして、子供の数をゆっくり達が認識できる3匹以下に調整している。 最近では大分親ゆっくり達の体の調子が戻ってきているのだが、連日の「みつぎもの」の影響で精神が疲弊してきたのか、逃げ出すこともせずに庭で暮らしている。 「みつぎもの」の日は口と目を硬く閉じ、潰される我が子から目を背けて涙を流し、それ以外の日は嫌な事を必死に忘れようと、残された我が子と楽しそうに体を揺らして歌ったり昼寝をしている。 まあ、大声を上げてはしゃいでいれば、その度に私がお仕置きをしているのでこのゆっくり達はかなり大人しい。 いずれその内この親ゆっくり達は子供を作れなくなるだろうが、そうなったらコンポストというやつにしてみるのも良いかも知れない。 底辺を這いずるゴミ以下のゆっくり達が、私の花壇の花を駄目にした罪はまだまだ消えない。 「ゆゆぅ?ゆっくちしてい…」 グチャ!! 今日も庭に汚い餡子の花が咲いた。 完 徒然あき 挿絵:
https://w.atwiki.jp/gemewiki/pages/64.html
【もなちゃと/ちびちゃと】 黒幕の出し方 難易度:1 ◆方法◆ 「ೋೋೋೋೋೋ☠」このカッコのなかの文字をコピーして、 ちゃっとの発言欄に4回ペーストする。 そして、いつもどおり[OK]を押す。(エンタでもOK) そうすると、黒幕が出る。 2回や3回では、黒幕は出来ない。 黒幕をやると、ログの自分の名前のところにはなにも見えないが、スラッシュすると文字が浮き上がってくるのでばれ易いのが欠点。
https://w.atwiki.jp/yiyirys/pages/22.html
白銀君インタビューのインタビューコーナー にょろ<ようこそ。 白銀<どーも(´・ω・`) にょろ<何歳ですか? 白銀<13の中学1年(´・ω・`) にょろ<毎度聞きますがそれは「しろがね」ですか?「はくぎん」ですか? 白銀<しろがねのつもり(´・ω・`)b にょろ<なぜその名前に? 白銀<妹から付けられた。由来、ポケモンの白銀山らしい(´・ω・`) にょろ<ところでちびちゃとはいつからしてますか? 白銀<今年の6月ぐらいからですかね(´・ω・`) にょろ<タイピング早いですね^^喧嘩師ですか? 白銀<ぇ、違うよWWW オレタイプ遅いよWW にょろ<一時期ちゃっとに来てなかったみたいですが何かありましたか? 白銀<アク禁WWWW にょろ<ちびちゃとの友達は誰が居ますか? 白銀<にょろちゃん、、以下省略w にょろ<あなたのそのかっこいい顔を見せて頂きたいのですが・・・。 白銀<かっこよくないよ>< にょろ<僕のことってどう思います? 白銀<(´・ω・`)むっちゃ優しい人だぬ にょろ<白銀君は彼女居るのですか?リア充ですか・・・? 白銀<彼女はいるが、リア充と非リア充の真ん中ぐらいですかね(´・ω・`) にょろ<ご趣味は。 白銀<サッカー にょろ<将来の夢は? 白銀<医者とかほざく(´・ω・`) にょろ<ご協力ありがとうございますた。 白銀<どーも(´・ω・`)インタビューさんくす(´・ω・`)b 名前 コメント