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『小ネタ三本』 16KB 虐待 パロディ 実験 駆除 ドスまりさ 現代 15作目まして、おはようございます。キャンセルあきです ※1 小ネタ集なので、短いお話が三本あります。 ※2 普段使っているVAIOがタイマー発動で修理に出たため、一部変換がおかしいかもしれません。 三点リーダーも。 ※3 人間による犯罪の描写があります! ゆっくり小ネタ集 キャンセルあき ■ぱちゅの考え休むに似たり 玄翁とまな板と赤青のランプ、そして砂糖とスパイスと素敵なもので出来た、 ピタゴラスイッチな機械が置いてある。 「田中さんちの盆栽がゆっくりに倒された! 容疑ゆはれいむ、ありす、まりさ、ぱちゅりーの四つだ! 自作のゆっくり用嘘発見器で、ゆっくり尋問してやるぜ、ヒャッハー!」 「「「「そんなのぜんぜんゆっくりできないよ(のぜ)(わ)!」」」」 まな板の上のゆっくりが嘘をつくと、何故かハンマーが振り下ろされる仕組みである。 理屈は分からないけれどとにかくそういうことですから。 設定は作品次第ですから。 以上、説明終り。 「まずはれいむ、君に決めた! 尋問台に乗せてっと・・・・・・」 「やべでね、れいむはれいむだよ、ゆっくりしていってね!」 「そんなもん、見れば分かるんだよ! ところでれいむお前、昨日田中さんの家に忍び込んで、盆栽を倒してしまっただろう?」 「ゆ? あのぼんさいさんくそまずかったけれど、れいむはしのびこんだりしてない――」 ばん! れいむは振り下ろされたハンマーにつぶされた。 「もっ・・・・・・ゆ・・・・・・」 「ゆわあああああああ、れいむがあああああ!」 「とかいはじゃないわあああああ!」 「むっきゅううエレエレエレエレ」 「まったく、真ん中に居れば素直に即死できたのによ」 お兄さんはぱちゅりーにオレンジジュースを掛けた。 犯ゆんを探すまでは、容疑ゆ達に死んでもらっては困るのだ。 「次はまりさにでもするか」 「ゆゆゆゆ。まりさおそらをとんでるみたい!」 「まりさああああああっ!」 「あんしんするのぜ、ありす。れいむはしょせんこのなかでいちっばんっのこものだったのぜ。 これがおわったら、まりさといっしょにずっとゆっくりしようなのぜえ!」 「まりさ・・・・・・」 まりさはまな板に自ら乗った。 「さあ、くるのぜ! むれのえいゆん、れみりゃにもかったことのある――」 ばん! まりさはハンマーにつぶされた。 「お、今度は即死だな」 「まりさあああああっ! すっきりーさせてくれるまえにえいえんにゆっくりするなんてえええ!」 「エレエレエレエレエレエレエレエレ」 お兄さんはぱちゅりーにオレンジジュースをかけつつ、ありすをとりあげた。 「つぎはれいぱーにしよう」 「おそらをとんでるみたい! いやあ、まないたさんのうえはとかいはじゃない! かっぺむかつくわああ!」 「げほ、けほっ! そこまでよ! このさいっばんには、ちめいてきなけっかんがあるわ!」 「おお、やっとそこに気がついたか!」 「あたりまえよ! だってこのさいばん――」 ぱちゅりーは一呼吸置いて胸を張った。 「――"べんごゆん"がいないのだから! ありすはぱちゅりーがべんごしてみせるわ!」 「ぱちゅりー、さっすがもりのけんじゃね! たよりにしてるわ!」 「ああ、コイツ等馬鹿なんだなあ・・・・・・」 ドライアイスがあったら溶けるんじゃないか? という程度に生ぬるい視線を送って、お兄さんはありすを死線の上に立たせた。 「ああ、そんじゃあぱちゅりー、このれいぱーが田中さんちに忍び込んでないって分かるように、 存分に弁護してくれや」 「むきゅ、まずはありすがれいぱーじゃないってことからせつめいするわ! しょうこは、ありすのとなりにすんでる、れいむとまりさのおちびちゃんよ。 このあいだありすとおちびちゃんは、いちにちいっしょにいたわ! でもおちびちゃんはぶじだった! これは、ありすがれいぱーじゃないっていうしょうこだわ!」 「そそそそそそそそうよ! だってありすあのこにはさきっちょしかいれてない――」 ばん! ありすはハンマーにつぶされた。 「とぎゃいびゃぅっ!」 つぶされる瞬間にありすのぺにぺにから辞世の精子餡が迸り、ぱちゅりーに顔射されてぱちゅりーにんっしん! 「むっきゃあああああっ! ありすうううぅぅぅ! エレエレ『ドボドボ』エレエレ『ドボドボ』」 茎の生えたぱちゅりーの吐くりーむに合せてオレンジジュースをかけるお兄さん。 最早ルーチンワークだ。 「さて、最後はげろ袋だが」 「お・・・・・・おちびちゃんがうまれるまでゆっくりまってくれないかしら?」 「ダメ、絶対」 「むっきゅあああああっ!」 ぱちゅりーは審問台――もとい死刑台に乗せられた。 「一応言っておくけど、田中さんちに入ってないって証明できなければつぶすし」 「むきゅきゅきゅきゅきゅきゅ・・・・・・」 「嘘ついても玄翁でつぶされるから、そこのところ注意な」 「ぱぱぱ、ぱちゅは・・・・・・ぱちゅはかんがえたのだけど――」 ばん! ぱちゅりーはハンマーにつぶされた。 「何も考えてない。駄目だこりゃ」 後日、近所の野球少年が田中さんちに自首して、れいむは倒れた盆栽を軽くかじっただけだった ということが分かったが、この件に関して、ほぼ無実の野良ゆっくり四つをつぶしたお兄さんは、 「良かった、ゆっくりごときに倒された可愛そうな盆栽は無かったんだな」 と、答えたそうな。 おわり。 ■おうさまりさはロバ ゆっくり帝国の逆襲 ゆっくりぷれいす、ちょっと沈没。 局地的土木お兄さんのヒャッハーによって、ドスまりさが占拠したプレハブだけ床上30cmに浸水。 まりさ、浮く。 「まりさああああっ! でいぶもおぼうしにのせてねええええっ!」 「はああああ!? じょうっだんじゃないのぜえええ! まりさだっていっぱいいっぱいなのぜええ!」 「でいぶっ! どげじゃぅよおお! あんござん、とげでいがないっでえええええっ!」 「はははははっ! いいきみなのぜ! まりさがおおすぎるっていったのに、たくっさんおちびちゃんをつくったのはだれなのぜ? れいむなのぜ! おうちでこそだてをしていたのに、まりさににたおちびちゃんだけをいじめたのはだれなのぜ? れいむなのぜ! まりさをはたらきにいかせたのに、ごはんさんむーしゃむーしゃしただけななのはだれなのぜ? れいむなのぜ! "どうつき"になったからって、おなじれいむにまでごはんさんをあげなくなったのはだれなのぜ? れいむなのぜ! おちびちゃんたちがれみりゃにおそわれたとき、ひとりだけにげかえったのはだれなのぜ? れいむなのぜ! まりさがえっとうっ! のじゅんびをはじめたのに、おうちでねていたのはだれなのぜ? れいむなのぜ! どすがにんげんさんのゆっくりぷれいすをもらいにいこうといったとき、まりさははんたいしたのに、 ひとりだけさんっせいっして、こんな・・・・・・こんなことになったのはだれのせいなのぜ? れいむなのぜ! だから、だからいま、まりさがみすてるのは・・・・・・・れいむなのぜええええええええええええ!」 もはや番のでいぶは返事をできる形を残していなかった。 徐々に水が染み込んでゆくお帽子が、段々と沈んでゆくのをあんよに感じながら、まりさは狂ったように 笑い続けていた。 口が沈みきってしまうまで、ずっと笑い続けていた。 ドス、沈む。 「みんなああ! どすのおぼうしのうえにのってねええっ!」 「どす、こんなにたくさんのおみずさんは、ゆっくりできないよ!」 「どすだったら、ゆっくりしないではやくみずさんをなんとかしてね!」 「そんなあ! いくらどすだからって、こんなにたいりょうのみずをどうにかできるわけないでしょお!」 巨大なドスの上に避難できたのは、大人ゆっくりだけだった。 赤ゆっくり達はうんうん体操中、子ゆっくりたちはすーぱーむーしゃむーしゃたいむだったので、 ドスの警告に対して、 「ゆ? にゃんにゃの? れいみゅたちゆっくちちてるよ?」 「そんなにさけぶなんて、どすはゆっくりしてないね!」 とだけ返して、屋内に侵入してきた濁流に飲まれていった。 「ありすのとかいはなおちびちゃんがあああっ!」 「しずかにゆっくりしてねー。おちびちゃんはまたつくればいいんだねー、わかれよー」 「な、なにいってるの!? とかいはじゃないわ!」 「うるさいよー。こーでぃねいとなんていって、いしっころをならべるだけのがきがいなくなって、 ちぇんはせいせいしたんだねー」 「この・・・・・・いなかものがあああ!」 「ありすがやっぱりれいぱーになったんだねー。わかってたよおおおおお!」 ありすがちぇんにおそいかかり、たちまち二体の争いが始まったが、場所がドスのお帽子の上だ。 「ふたりともやめてね! どすのあたまのうえでけんかしたりしたら――」 「とかいばっ! ごぼごぼごぼ」 「わきゃらにゃ! ごぼごぼごぼ」 当然の結果として、二体はおちびちゃんたちの後を追うことになった。 「どぼじでそとははれてるのに、おうちのなかがかわさんになってるのおお!? ぱちゅりー、どすにおしえてよおおお!」 ドスは頭上の参謀を呼んだが、群れの賢者(笑)はとうの昔にストレスでエレ死していた。 どぼん。どぼん。 濁った水に饅頭の落ちる音がして、ドスの頭がまた軽くなった。 落ちたのはれいむとありす。近くでお帽子に乗って耐えていたまりさが水没したため、 ゆっくりを失ったことでの衝動的な自殺である。 「どすううううっ! さっさとみずさんをおいだせえええっ! れいむはしんぐるまざーなんだよ!」 「れいむのおちびちゃんはもうゆっくりしちゃったでしょ! しっかりしてよ、れいむ!」 「どす! どすすぱーくをうつのぜ! みずさんをどすすぱーくでせいっさいっするのぜええ!」 「どすすぱーくさんでみずさんはせいさいできないよ! それに、まりさはおりてよね!」 「むきゅ! ぱちゅがみんなたすかるちえをさずけてあげるわ・・・・・・だからぱちゅをゆっくりさせてええええっ!」 「たすかるほうほうがあるなら、ゆっくりしないでどすにおしえてよおおおっ!」 「もうだめだわ、せめてさいごにすっきりーを・・・・・・んほおおおぉぉぉぉぉ!」 「ありすうぅぅぅ!? とかいは! とかいはをわすれちゃだめだあああっ!」 ああ、だめだ。 ゆっさゆっさと揺れ始めた自分のお帽子をさめた目で見ながら、ドスは、あんよをぐずぐずに 溶かしつつある水よりも、もっと禍々しいものが餡子の中に入ってくるのを感じていた。 ゆっくりへの諦念と、ゆっくりと対極にある敵意を。 「んほおおぉぉぉぉ! さいごにたのしみましょおおおおぉぉぉ!」 「ゆわあああっ! ありすちかづかないでね、そっちのまりさにいってね!」 「みんな・・・・・・どすもすぐいくからね」 ぐらり。ぼちゃぼちゃぼちゃぼちゃ。 ドスがお帽子を傾ける。それで誰も居なくなった。 ドスは、しばらくの間自分が溶けてなくなる瞬間を待っていたが、やがてそんな死に方すら 用意されていないことに気づく。 れいむ、まりさ、ぱちゅりー、ありす、ちぇん。 餡子もクリームもチョコレートも溶かしつくした水はすでに飽和し、ドスの体を溶かさなくなって いるのだ。 それどころか、皮の解けたドスのあんよから、水に溶けこんだ群れのゆっくりたちの記憶が 流れ込んでくる。 ごはんさんをむーしゃむーしゃさせてほしかった。 もっとすっきりーさせてほしかった。 すてきなこーでぃねいとを褒め称えられたかった。 おうちでゆっくりすーやすーやさせてほしたかった。 ドスにゆっくりさせてほしかった。 ドス、どうしてゆっくりさせてくれなかった? ドス、ゆっくりさせろ。 ドス・・・・・・。 ゆっくりさせろ、ゆっくりさせろ。その思考だけが流れ込んでくる。 「そうか、ドスはみんなをゆっくりさせるためだけの、モノだったんだね」 諦めとともに、ドスは額に生えたキノコを口に含んだ。 ――そういえばみんな、どすには"ゆっくりしていってね"って、いわなかったな。 言葉と一緒に飲み込まれたドススパークは、ドスの体を内側から吹き飛ばした。 「たーまやー。汚い花火だなー」 即席のスーパー堤防の上に立つ土木お兄さんは、ドススパークで吹っ飛ぶプレハブ小屋を見ていた。 「でーも良かったのかな? あのプーレハブ小屋とまわりの畑って、たーしか町長の持ち物じゃ? あ――だーから良いのか。普段から『ゆっくりをつぶすために犠牲を惜しむ者なぞおらん!』とか 顔真っ赤にして吹いちゃってる奴だーしねー」 十五分で河の流れを変えて小屋を水没させた必殺のスコップ"ゆンボル"は、綺麗に土を払われて、 表面に描かれたゆうかにゃんの絵を誇らしげに見せている。 「こーぼねー・・・・・・」 「あ、ゆゆこさんごめんねー。今日ばっかりはお仕事無いや」 「こぼねー」 「作戦指揮はホラ、あーの敬語のお兄さんですからさー。文句はそっちに言ってくださいよー」 責任転嫁をする土木お兄さん。ゆっくりを奴隷ではなく相棒として扱うゆっくり対策課の中でも、 一際ゆっくりに対する立場が弱いようだ。 そして、濁流に食料のゆっくりたちを奪われた形になる銀バッジのゆゆこは、 『あら、あのお兄さんの指揮だったのかしら。だったら土木お兄さんの相棒がこのゆっくり界随一の 美食家たるわたし、ゆっくりゆゆこであることなんて百も承知でしょうから、私がドスを食べ損ねて 意気消沈していることなんてお見通しのはず。今度あったらきっとこの埋め合わせとして、珍味な 希少種をプレゼントしてくれるに違いないわ!』 との意味をこめて、 「こーぼね!」 とつぶやいた。 おわり。 ■美容ゆっくり・ありす 暗い箱の中で出番を待つありすは、自らの美しさに満足していた。 上流で都会派なありす同士の間に生まれた純潔のありすに誇りを持っていることはもちろんだが、 育ち方だって、他の凡百なるゆっくりたちとは訳が違うのだ。 彼女は生まれた時、すでに勝利者であった。 母の額に生った茎――そこに実った数多の姉妹達の中で、もっとも美しく都会派であったがゆえに ありすは残され、生れ落ちた直後には茎の全てがありすの物となった。 それからも、ありすが望めば上質のあまあまが、ありすの美を損なわない量を計算されて与えられた。 共に最上級の美ゆっくりである両親からは、常に賞賛と、クリームの流動を助けるマッサージをかねた すーりすーりを受け、寝る場所は都会派なふかふかの中。 当然の事ながら、彼女のうんうんやしーしーは全て側仕えの奴隷達が片付け、ありすは触れたことは おろか、そのにおいを嗅いだ事すらほとんど無い。 まさに美の為に生まれ、美の為に育った都会派の中の都会派。 それが、このゆっくりありすであった。 ありすはずっと、両親から一つの教えを受けていた。 ありすは、美を求める人間のもとへゆき、ありす自身の美を分け与えるために存在するのだ、と。 なんというゆっくりしたとかいはだろう! ありすはその言葉を聞いた瞬間、これ以上無い誇らしさが体中のクリームを震えさせるのを感じた。 人間の力は強大ながら、ゆっくりの足りない"いなかもの"であることは、ありすの高潔なクリームに 伝わっている重要な情報だ。 その人間が、ありすの美を必要としている! これはまさに、ゆっくりの、いやありすの"美"による人間への大勝利ではないか! 人間を力では無く都会派な美によって屈服させたこと。 それがありすの存在によってなされる事には、ある種運命的なものを感じさせた。 暗闇に一筋の光が走る。ありすを丁重に収めた箱が開きつつあるのだが、その光は、ゆっくりと人間、 双方の未来を明るく照らし出す、美と都会派の光であるようにも思えた。 徐々に、明るさに慣れた目が、人間の輪郭をハッキリとさせてゆく。 人間に対して下す最初の挨拶――ありすは、それを行う角度すら、何度も練習して完璧なものとしていた。 「にんげんさん。とかいはなありすが――」 そしてありすが見たものは、人間さんがありすの顔に当てた包丁の輝きだった。 「――ゆっくりさせてあげても『だんっ!』よくっ・・・・・・て・・・・・・・よ?」 染み一つ無く滑らかな顔面がべろリと前に垂れた。が、両目も前半分が切断されて、 まな板の上にころりと転がったので、ありすがソレを見ることはかなわなかった。 「お客様、それでは続いて、ゆっくりありすのフェイスクリームによるパックを行いますね」 「うふふ、お願いします」 白衣のエステティシャンは、三十路のOLの顔に乗せた蒸しタオルをのけて、 切り立てほやほやのありすのデスマスクを乗せた。 サイズを正確に計算されて育てられたありすの顔は、OLの目と口が丁度穴からのぞける。 「足を揃えてこちらにどうぞ・・・・・・」 「よっと・・・・・・なんかにゅるにゅるするわね」 「顔を剥がしたありすの中に入れたんです。ご存知のとおり、ゆっくりは中に入ったものを全部 中身へと変換してしまいますから、古い角質を安全に、肌を痛めることなく取り除くことが出来ます」 「うーん、衛生面とか大丈夫なの?」 「もちろん! 当社の専属契約を交わした加工所で、無菌状態のまま、ロボットに育てさせたものですから。 今ちょっと動いたでしょう? 栄養状態がとても良いので、顔を切り落としても半日は生きていられるんです!」 「あー、なんか足がすっきりしてきた気がするわ」 他にもエステティシャンは、ありすがコラーゲン豊富な餌を与えられていたので、クリームもコラーゲンが 豊富で、デスマスクを用いたフェイスパックには肌の美容効果が期待できること。 ありすは赤ゆっくりの時から『人間の美に役立つ』と教えて育てているので、ゆっくり特有の 思い込みによる効果があると××大学の準教授補佐代行が太鼓判を押そうか迷っていたこと。 このような美容ゆっくりは毎日千体近くも量産されていて、ノウハウが確立されているために、 このような一回15000円のコースでも使えるようになってきたこと。 など、様々な売り文句を並べていたが、当のOLさんは夢見心地の中、今日の婚活パーティーで 年収1000万の男を引っ掛ける方法だけを考えていたので、全く聞いていなかった。 OLさんのちょっと水虫が居る脚をむき出しのクリームに突っ込まれたまま、思い出したように 痙攣している美容ありすが話を聞いていたかどうか。 それは、誰にも分からない。 おわり。 あとがき もう10年以上経ちますから時効でしょうけれど、中学校三年生のとき 「ぺにぺにを風に打たせたら気持ち良くないか?」と思いついたので、 夜中三時の農道を自転車で全力疾走しつつ出してみました。 "扇風機に当てればよい"事に気づいたのは、高校に入ってからでした。 おわり。 ■以下、wiki収録過去作品 * anko2416 れありてぃ ~希少種の希少性~ * anko2398 電車を待ちながら * anko2298 どうする? * anko2016 熱中症には気をつけよう * anko1972 春、その季節は * anko1910 そして何かが動き始めた * anko1835 その台詞は言わせない4 * anko1728 そして何かが軽くなった * anko1666 春のとくっばんっ!編 * anko1659 越冬のススメ * anko1570 証言ゆ達 * anko1521 その台詞は言わせない3 * anko1508 その台詞は言わせない2 * anko1481 その台詞は言わせない
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前 この主人公はまさに障害者的思考です 「ふう・・・結構歩くな・・・」 先日のゆっくり一家が教えてくれた方向へひたすら歩き続ける男と犬。 「ワォン!!」 カツオはまだ元気一杯のようだが男は歩き続けでバテ始めていた。 歩く途中ゆっくりを見つけては、群れの位置を聞いた。知っていた者は皆ほぼ同じ方向にドスの群れがあると言っていたのでこの方向で間違いはないだろう。 男はよくあんな饅頭なんかがこんな距離を移動できたなと感心していた。 さらにそのまま歩き続けると、突然カツオが吠えた。 しっぽを激しく振っており、やけに嬉しそうだ。 「もしかしてゆっくりの匂いか?」 「ワォン!!!」 「でかしたぞカツオ。案内してくれ」 急いでカツオの案内する方向へ向かう男。 ひたすら歩くと、ゆっくりの群れが見えてきた。 森が少し開けた広場のような所に40匹を越える大小のゆっくり達が楽しそうにゆっくりしていた。 男は皆殺しにしたい気持ちを抑えて近くにいたゆっくりに大してフレンドリーに声をかけた。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆゆ!?ゆっくりしていってね!ようこそだよ人間さん!ここは人間さんに貸してもらったまりさたちのゆっくりプレイスだよ!ゆっくりしていってね!」 やけにゆっくりは歓迎してくれると男は感じた。男は鬱陶しいと感じる。 この辺の人間はゆっくりに危害を加えたりする人はいないだけでなく、人間とうまく共存関係を築いている。そんなゆっくりに手を出せばそれは 町と町との対立に繋がりかねないのだがこの男の思考にそんな発想は浮かんでこない。 「きっとこいつらは・・・気づいてると思うんだ(ボソ)」 まりさの声に釣られてほかの広場にいたゆっくりが大量に男の周りに集まってきた。 「「「「「「ゆっくりしていってね人間さん」」」」」 「「「ゆっくりできそうな犬さんだね」」」 「しっぽがもふもふだよ ゆっくりしていってね」 ゆっくりに歓迎されるという人生上初めて経験に男は少々動揺するも冷静に目的「物」の行方を質問する。 「あ・・・ああ・・ゆっくりしていってね・・。ところでお前ら、全身火傷を負って禿げた子饅頭二匹を連れた赤饅頭を知らないかい?れいむのことな?」 ゆっくりのことを饅頭と何度も言ったり、匹を使ったりとゆっくりにとって不快になる言動を連発する男。 ゆっくり達はお互い顔を見合わせる。何かこの人間さん変じゃない・・・?かと。 男は目に映るゆっくりはみなゆっくり出来なくさせたいところだが、今の第一に優先すべきことはあのれいむ一家の確保である。 「ゆ?もしかしてあのれいむのことかな?」 一匹のまりさが思い出したように声を上げる。 まりさは「変な人間さんだなあ」と思ったが、今まで人間に理不尽な暴力などをされていないので大して警戒せずれいむの事を伝えた。 「知っているのか!?」 良くてれいむの目撃情報程度だと思っていた男は思わず驚きと喜びに声を荒げる。 「この前倒れてたところを運ばれてきたれいむたちだね!ゆっくり知っているよ」 「案内してくれるかな?」 「すぐそこだよ!ゆっくり着いてきてね!」 「ありがとう!お前ら饅頭すげー使えるな。これお土産だ!遠慮しないで食え食え。ゆっくりできっぞ」 男は大きな麻袋をひっくり返すと。ビー玉サイズのスナックのようなものを大量に撒き散らす。 「ゆ?これにゃーに?おいちいにょ?」 小さなれいむが質問してくる。 「ああ。うまいぞ。ゆっくりできるから残さず食ってくれ」 「ゆわーい!!」 ゆっくりたちは大量巻かれた餌に飛びついた。 バグバグバグバグ・・・・ 「「「「しあわせー(しぇー)」」」」 「それじゃお前らこれやるから案内してくれよ」 まりさ、れいむ、ありすに食べ物を与え、れいむのところまで案内させる。 この先ほどから男がゆっくりに与えている食べ物の正体はゆっくりコロリ(遅効性)である。 味はゆっくりが好みそうな味付けであり、巣まで持ち帰って一家で食べてもらうことを念頭に作ってある。 体内に入った毒は決して体外へ排出されずにその身体を蝕む。 その具体的な症状として身体の急激な発熱とそれに伴う激しい頭痛、全身の肌に夥しい発疹、そして全身火傷を負っているような激しい痛みに襲われる。 摂取してから2〜4日程度で発症する。(食べ多量に依存) その症状は中和剤を摂取しない限り生涯煩わされることになる。 発症すればゆっくりはまともな生活を送ることができなくなり、食べ物を調達できなくなることによる衰弱死がまっている。 なお発症すると餡子は硬化され、痛みによる嘔吐感により、嘔吐しようとしても餡子はなかなか吐けない。 薬の効果はゆっくりを直接殺しはしないが、その薬の二次的作用でゆっくりは死んでしまう。 駆除よりも虐待向であるかもしれない。 決してゆっくりを楽には殺さないというすさまじい悪意がぎっしりと込められた薬を案内されている最中も最高の笑顔で男は振りまく。 巣と思われる穴から大小問わず大量に出てくるゆっくり達や、その事を聞きつけてわざわざ遠くからくるゆっくり達はその餌(毒)を貪る。 「おにーさんありがとう!」 「ゆっくりしてるね!おにーさん!」 「とってもとかいはね!」 ゆっくりはみな男に対してお礼を言う。それを聞いて男は笑顔のまま口の端を釣りあげる。しかしゆっくりはそれには気がつかない。 「ゆっくり着いたよ!あの穴にれいむがいるよ!」 「ありがとう。助かったよ。ゆっくりしていってね!」 穴からあのれいむの子と思わる子供が見える。毛がうっすらと生えているはいるが、遠くから見ればハゲ饅頭そのものである。 カツオもウォン!といって反応しているからおそらく間違いないだろう。 どうやら昼寝しているようで、まだこちらには気付いていない。好都合。 ゆっくり達にお礼をし、急いでその穴に向かい、穴の中へ屈んで入る。 中では一家が呑気そうに「ゆー ゆー 」と寝息を立てながら昼寝している。 (おや・・あの時潰れそこなった実ゆが赤ゆっくりになってるな・・) 男は直感的にその赤ゆが蔦についていた実ゆであると感じた。 赤れいむのサイズはピンポン玉よりも少し大き目であった。 すばやく用意したゆっくり用のさるぐつわを装着し、次いで子れいむ、子まりさ、に同様の処置を施す。 赤れいむはさるぐつわもできないほどのサイズなので、小さな小物入れの袋に詰め、それを懐へしまう。 それかられいむ、子れいむ、子まりさをさきほどまで餌(毒)を入れていた麻袋に一匹ずつ詰め込む。 詰め込まれる時も呑気な顔をして寝ているゆっくり達に男はイライラを感じる。 子れいむを掴んで袋に詰めようとするとき 「ゅー ゅー むにゃ うん・・ うん ・・」 プリ・・・プリプリプリ・・・・ プリプリと子れいむがうんうんをしだした。 ビキ!!男の頭に青筋が浮かぶ。 男は音を立てるべきではないと知ってはいるが、この子れいむの行為とその時の表情があまりにもイライラしたので洞の壁に投げつけた。 ドン「ゅ!!!!」 壁から落ちた子れいむは仰向けに地面に落下する。その時、子れいむが男の顔をしっかりと目視する。 (ゆ・・・・あ・・・あのときの・・・人間さん!!!!!!!!!!!) 「ゅー!!ゅー!!!ゅー!!」 子れいむはさるぐつわを付けられてまともに声をあげる事できない。しかしそれでも声を必死にあげようとする。家族に危険を伝えようと懸命にしている。 「ゅー!!!ゅー!!」 男は黙らせるために子れいむの顔の口を中心に拳を何度も落とす。一応殺さないように加減はする。 ズン!!「ゅ!!」 ドグ!!「ゅ!!」 ズン!!「!!!!!!」 子れいむは気絶するまで殴られ続けた。プルプルと振動し、しーしーとうんうんをたれながす子れいむ。 気絶した子れいむとまだ閉まっていない家族を麻袋へ詰める。 「ふぅ・・よし帰るか」 目的を達成した男は洞の外へ出て、帰ろうとする。 その時 「ちょっとまってね人間さん」 太い声が聞こえそちらを向く男。そこにはドスが居た。 あれほど大きな物体がこんな近くにいたら気がつかないわけがない。 これがゆっくりしていない者には決してドスの姿が見ることができないというステルス能力と呼ばれる能力である。 「れいむにいったい何のようなの?れいむは今治療中だよ。れいむをどこに持っていくつもりなの?」 あからさまに警戒されている態度を示す。この群れのゆっくりたちは疑うことを知らない奴は多かったが、ドスは違うようだ。 男は無言、何も答えない。理由は至ってシンプル。ゆっくりごときの質問に答える必要はないから。 ドスはそんな態度の男にイライラを感じた。歯を噛みしめギシギシと鳴らす。 「ほんとは・・・れいむの子供たちに怪我負わせたのっておにいさんでしょ?」 静かだが、ドスの声には怒りがこもっている。 気がつくと周りには比較的大き目なゆっくり達はぎっしりと男を囲いこんでいた。 「ゆっくり答えてもらうよ!あれはおにーさんがやったんでしょ?」 男はゆっくりの質問に一切答えるつもりはない。ひたすら無言でいる。答えたら負けだと思っている。 「みんな・・・れいむたちを取り戻したら 人間さんを捕まえて群れの外まで追い出すよ」 「りょうかいだぜドス!」 「れいむ達にまかせてね!」 「都会派じゃない人間さんはゆっくり死んでね」 ドスの発言に一斉にいきり立つゆっくり達。 「カツオ!帰るぞ。もたもたしてると家に着くのが夜になっちまう。」 男はまるでゆっくり達の事など気が付いていないような態度をとり、そう言って男とカツオは帰り道の方向にいるゆっくりを楽々と飛び越え、突っ走った。 「ゆゆゆゆゆゆゆ!!!!!!?」 男とカツオはゆっくりには出せない速度でその場から立ち去った。 ドスだけなら人間に追いつけたかもしれないがまわりにゆっくりがいるため跳ねて移動することができない。 「卑怯だよ!もどってきてね!!!れいむを離してね!!!」 男は無視する。目的は達成したので長いする気はない。どうせ、数日たてば先ほどの毒が回り始め、近いうちにこの群れは死者の山ができるだろう。 ゆっくりコロリはかなり強力であるし、その解毒剤はかなり値がはる。それを何百匹分も用意すれば大金である。 この辺りの人間もいくら群れと仲がいいからといっても、あんな饅頭のために大金は使わないだろう。 気が向いたら友人と群れの残党を狩るのもいいかもしれない。そんなことを考えながら男はひたすら走る。 「追うよ!みんな急いで!!」 急いでその後を負うゆっくり達。 しかし、ゆっくりから見る人間はすでに豆粒ほどなっており、到底追いつける距離ではなくなった。 「ゆああああ・・・ゆあああああ・・・・・」 男は群れから逃げ切った。 ガラガラガラ(扉を開ける音) 「ゆぅ・・」 その声を聞いてまりさはため息をついた。その音はゆっくりできない音である。 まりさは透明なケースに詰められた後、押入れに入れられているので、真っ暗である。故に音に対しては敏感になっている。 男は帰ってきたらまりさを蠅叩きで気絶するまで叩くことを習慣としていた。 その際まりさに対して、 「すぐにお前の家族を捕まえてゆっくり出来なくしてやるよ」 と毎回言う。その都度まりさは嫌な気分になる。 適度に虐待したあと男はまりさをケースに詰め、ゆっくりできない食べ物を与えまりさをケースごと押入れにしまう。 そしてまりさの所へ男の足音が近づく。 「ゆぅ・・・またあいつがくるよ・・・ゆっくりできないよ・・・れいむ・・・おちびちゃん」 ガラッ・・・ 一日ぶりに見る明かりである。まりさは男の顔を見つめる。 (今日の人間さんの顔は・・・なんか変だよ・・・ゆっくりできない・・) 「ゆぅ・・・にんげんさん・・まりさを自由にしてほしいよ・・・こんなのゆっくりできないよ」 男は毎回まりさの言葉を無視する。それもいつものことである。 「よろこべよ饅頭・・お前の家族・・・見つけたぞ・・・」 「ゆ゛っ!!!!!?」 その場で男は麻袋の中身を取り出し、放り投げる。 そこにはさるぐつわをされ言葉を発することのできない大きなゆっくり一匹と小さなゆっくり二匹が床に転がっている。 そこに転がっているのはまりさの・・・れいむと・・・おちびちゃんたちであった。 「でいぶ!!!!!おちびちゃんたち!!!!?」 男はれいむと子ゆっくりのさるぐつわを外し、懐にしまった袋から赤れいむを取り出す。 赤れいむは長時間の拘束により、ぐったりしている。しかし死んではいないようだ。 暗闇の中ひたすら逢いたいと、会ってゆっくりしたいと願ったれいむとおちびちゃんたちが目の前にいた。 そして、無事に生まれ落ちる事をひたすら願った赤ゆっくりもいた。 「でいぶぅ・・・・よ゙がっだ・・・無事だったんだねえ・・・」 「ゆ゙ゔゔゔ・・・・・まりざぁ・・・ごめ゙ん・・づがま゙っぢゃっだよ゙お゙ぉぉ・・・」 れいむはまりさを見た途端泣きだす。 「誰がゆっくりしていいっつったよ!」 男はそう怒鳴ると、子まりさを持ち上げ、顔から床に投げつける。同じように子れいむも投げつける。 バシン!!「ゆびゅ!!!!」「ゆぶ!!!」 うつぶせになりながら二匹の子ゆっくりのまわりには水たまりができた。子ゆっくりたちは過去に同じことをされたのを思い出していた。 その時、とっても痛くて怖くて・・・トラウマというべき事を思い出し、その恐怖のあまりしーしーを漏らしていた。 「ゆ゙ああああああああああ!!!おちびちゃん!!!」 「どぼじでごん゙な゙ごどずる゙の゙おおおおおおおおおおお!?」 「たっのしいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 男は親ゆっくりの問いかけには答えない。 「いじゃい・・・・よぉ・・・・」 うつぶせになった子れいむから声が漏れる。男は子れいむを掴みその表情を見る。 子れいむは怒りの籠った目を男に向ける。恐怖に必死に耐えながら口を開く。 「どうして・・・こんなことするの・・・もうやじゃよ・・・人間さんもこんな・・痛い事されたらいやでしょ・・・」 その表情を見て男は笑みを浮かべる。 「まだまだ元気いっぱいだああああ!!!!」 子れいむは今まで見たことのない高さまで持ち上げられ、怒りを忘れ恐怖がその餡子を支配する。 「たじゅげでおがあじゃあああああああああああああああ「オラア!!」」ブン!! バァン!!!!!「ゆ゙っ!!」 さっきよりも強く叩きつける。痛くて声も上げられない子れいむ。中枢餡に強い衝撃を受けブルブルと震えている。 「ゆあああああああああ!!!でいぶのおぢびぢゃんがあああああああああああ!!!!!?」 「お願いします人間さん!やめてあげてください!!」 男は無視する。 さらに子れいむと子まりさを何度も交互に床に叩きつける。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛」 痙攣する子饅頭×2 「いやー いい汗かいたなあああ そうだ、この前まりさに噛まれた礼してなかったね。ん〜〜どうしようかな まあとりあえず饅頭逃げないようにしまうか」 そう言って男は小さな透明ケースの中に赤れいむを投げこみ蓋をする。次に親ゆっくり達も大きな透明ケースに入れ同様に蓋をする。 「ゅ!」 赤れいむはその衝撃で目を覚ます。 「かわいくないれいみゅちゃん呑気におねんねしてたんでちゅか。それにしてもほんとにかわいくないね〜」 「ゆ・・・ゅぅぅぅぅぅ・・・・おきゃーしゃーんこわいよおおおおおおおおおおおおおお」 突然見たこともない大きく怖そうな生き物に可愛くないと言われ泣きだす。 赤れいむは生まれて間もないが、その持前の明るさでたくさん親れいむとれいむの姉たちをゆっくりさせてきた。 そんな自慢の赤れいむが可愛くないなどと言われては親れいむは我慢がならない。 「れいむはれいむの自慢のおちびちゃんだよ!ぷんぷん、ゆっくり訂正してね!」 親れいむは必死に訂正を求める。 男は無視し、子まりさと子れいむをじっと見る。 「この前あれだけやったのにまだまだ子まりさと子れいむは元気そうだな。んじゃ今日はこいつらでいってみるか♪」 「「ゆ?」」 男はゆっくりたち一家を台所へ持っていく。 それから火を起こし、鉄板をその上に固定し、加熱する。ついでに夕飯の米も炊く。最初のターゲットは白目をむいている子ゆっくり達だ。 親ゆっくりと赤れいむが入ってるケースを鉄板がよく見える位置に固定する。 それから桶に水を張り、そこに塩水とトウガラシの粉末と砂糖を入れる。 そして白目をむいている子れいむと子まりさを掴んでその桶に沈める。 子ゆっくり達は最初は反応がないが、すぐにその身体を激しくクネクネと掴まれた手から逃れるように動かし始めた。 男はそれらを桶から引き揚げて台にのせる。 「ゆびいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!いじゃいよおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」 「目がああああ!!!目があああああああああああああああ!!!!!!!!!じみ゙る゙よ゙おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 意識が覚醒し、痛みにのたうち回る子ゆっくり達を見て男は嬉しそうな顔をした。そして熱せられている鉄板に油をひく。 「それっ!すーぱーちゅっきりたいむだゾ!」 子れいむと子まりさをそれぞれ片手で掴み、その底部を熱した鉄板に押し付ける。 じゅじゅうううううううううううううううううううう!!! 「ぴぎぃいいいいいいいいいい!!!!!!」「やめじぇええええええええええええええええ!!!!!」 「ゆぅぅぅ 人間しゃんやめちぇにぇ!ゆっくちできないよ!しょんなこちょしゅる人間しゃんはゆっくちちね!」 「ゆあああああああ!!!!おちびちゃああああああああああああああああん!!!!?おにーさん!やめてあげてね!!やめてあげてね!!」 「俺がちゅっきりできなくなりゅからやじゃ。ゆっくちりかいしちぇにぇ!」 子れいむと子まりさはあまりに痛みのあまり必死にそれから逃れるべくジャンプしようとする。それを男の手が阻む。 がっちりと押さえつけられた子ゆっくりたちは鉄板から逃げだすことができない。 「やめでえええええええええええええ!!!おがあああーざん!!!!おがあああああーざん!!!!!!!」 「おねええちゃああああああああん!!」 30秒しっかりと押し付けられた子ゆっくり達の底部は焦げて固くなり跳ねることができなくなった。 「おちびちゃああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!?」 「おーほっほ・・焼き過ぎちゃったかなー 」 未だ悲鳴を上げる子れいむと子まりさ。 「まだまだ楽しませてくれよー・・さてと」 「「ゆぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」」 男は鉄板の中央付近で焼かれているゆっくりを掴み鉄板の端のあたりに移動させる。その際チラッと子ゆっくり達の底部見てみる。 底部はカリっと茶色に焼けて実に美味しそうな感じに焼けていた。 「おにーしゃんおにゃかへってりゅよんだよ?ゆっくちりかいしちぇにぇ!」 男はゆっくりが焼かれているのと同じ鉄板の中央に肉や野菜を置き、焼く。 ゆっくりを焼きながら、夕飯の調理もする。 「おねがいじばず・・・おちびちゃんを助けてあげてください・・・・」 ムシャムシャバグバグ・・・ 「とってもゆっくりできるおちびちゃんなんです・・・・でいぶだぢのだいぜづなおちびちゃんな゙んでず・・・」 「ゴクゴク・・・うめえええ・・・」 「どぼじでお゙ばな゙じぎい゙でぐれな゙い゙の゙おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!?」 「あじゅいよぉ・・・・・・あじゅい・・・おきゃーしゃんたしゅけちぇ・・・・」 男は子ゆっくり達の様子を見ながら食事をとった。 その行為は男をとてもゆっくりさせるようで自然とお酒も進んだ。それから食事が終わるまで1時間近くかかった。 「あーうめえな。ゆっくりを焼きながら食べるご飯ってのはさ」 「・・・・・・・・ゆ゙・・・・・ゆ゙っ・・・・ゆ゙・・・・」 もう子れいむも子まりさもまともな声は発していない。とうに意識を失い、痙攣していた。 それを見せつけられた赤れいむはあまりのショックにより餡子を吐き、気絶している。 身体の三分の一が炭と化した子ゆっくりを親の入っているケースに投げ入れる。 「もうそのゴミいらないからあげるよ。」 「ゆぅぅぅ・・・おちびちゃん・・・・おちびちゃん・・・・ゆっくりしてね・・・」 「ゆ゛っ(ビクビク)・・・ゆ゛っ(ビクビク)・・・・・ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・・」 男はゆっくりを台所からさきほどいた部屋に戻し、押入れにしまう。 その際親ゆっくりがいるケースにはゆっくりコロリ(遅効性)を餌として与える。この餌は毒もあるが、甘みがあり、カロリーもある。 赤れいむにはそれは与えずに炊いた白米の残りを少しだけ。 「じゃあな饅頭。また明日かわいがってあげりゅよ」 「ゆぅぅぅぅ・・・・おちびちゃん・・・・おちびちゃあん・・・しっかりしてぇ・・・・」 その夜、親れいむと親まりさはゆんゆんと泣いた。涙が枯れるまで泣いた。 あれだけ可愛くてゆっくりさせてくれる子どもたちがこんな痛々しい姿になってしまった。なんでこんな目に自分たちが合うのだろう。 ゆっくりしたかっただけなのに。ただそれだけなのに・・・・そんな事を考え、結局親ゆっくりはその日眠ることができなかった。 そして次の日男により親は知らされることとなる。 子れいむと子まりさは長時間焼かれ、重度の障害を負ったことを。 子ゆっくり達は餡子に重大な損傷を受け、意識が戻ったのが、炭化した部分はもとより、焼かれていない部分の身体も動かせなくなり、喋ることも困難になっていた。 俗に言う寝たきりゆっくりである。 再起不能になった我が子を泣きながら見つめる親ゆっくりと赤れいむ。それを見ながら大笑いする男。 「ただでさえゆっくりなんてゴミ以下なのに寝たきりゆっくりなんて・・・・ププププププ・・・ククククク・・・ 存在してて恥ずかしくないわけこいつら・・・・・クックックククク・・・・ヒヒヒヒッヒヒヒヒヒッヒーーーーー!!!」 「ゆぅぅぅぅぅ・・・・・おちびちゃん・・・・守ってあげられなくてごべんでぇええええええ・・・・・」 「おちびちゃんをこんなふうにしたのは人間さんだよ・・・・絶対許さないよ・・・・・・ゆっくり・・・死んでね・・・・・・」 「おねーしゃん・・・・・おねーしゃん・・・・・・ゆ・・・ゆぅ・・・ゆええええええええええええん、ゆえええええええええええん」 「ククククククク・・・・・別に許してもらおうなんて思ってないよ。それとも許してくださいってお願いしてほしいわけ?・・・・プププププ・・・ さーて今日も元気にスーパーちゅっきりタイムだゾ!」 れいむとまりさ、寝たきり子れいむと子まりさを笑いながら蠅叩きで叩く。 もう十分すっきりしたから殺してしまってもいいやと思っている男の一撃は手加減がまったくなく、一撃を受けるごとに肌が抉れ、餡子が飛び出す。 叩く行為に飽きた男は親まりさに馬乗りになった後、素手で何度も殴りつける。親れいむにも同じことをする。 その行為にも飽きた男は子れいむと子まりさを家にある柱に適度な強さ何度も何度もで投げつける。 だがその際、子ゆっくりらは悲鳴をあげない。あげられない。なぜなら子ゆっくり達はもう壊れているから。 その様子をケースの中から見ていた赤れいむ。最初は「やめちぇー!!」とか「れーみゅおこりゅよ?」言っていたがはゆんゆんと泣くだけだった。 次の日、赤れいむを除く一家は大量に与えたゆっくりコロリの毒により激しい痛みに襲われる。 全身に夥しい発疹ができ、大量の脂汗が浮かべ「ゆぎぎぎぎっぎぎぎ」と苦しみ食いしばる顔と、その姿は加害当事者である男をも引かせた。 その姿に男はいい気味だとかひどいとかすっきりそういう感想はなく、ただキモイ、それだけであった。 「うへえ・・・きめえ・・・・」 男はその日のうちに赤れいむを除く一家を近所のおじさんの肥溜に落とす。 「ゆぎぎ・・・くざいよ・・・・おちびちゃんだけでも・・・たずげでね・・・・」 「ゅ・・・・ゅ・・・・」 寝たきり子ゆっくりたちもさすがにこの匂いは辛いらしく、声を必死に上げようとする。 男は無言で近くにあった棒を使ってまず子れいむを沈める。沈むことにより汚物が子れいむの口に流れ込む。子れいむはそのあまりの味と匂いに顔をしかめた。 気にせず肥溜の奥深くまで沈め、残った家族にも同じことをする。 そして残ったのは彼らの最後の一粒種である赤れいむだけであった。 もう赤れいむを守ってあげる存在はいない。 「おきゃーしゃーーん おちょーしゃーん!!!こわいよおおおおお!!!ゆえええええええええええん!!!!」 天涯孤独の身となった赤れいむ。だがそんなことで泣いている暇はない。 次の男のターゲットはこのれいむなのだから。 「お前の家族はみんなう○こちゃんになっちゃったよ。汚いねえ。最低だわ」 男は赤れいむに手を伸ばす。 この赤れいむにゆっくりした生活が訪れることは未来永劫決してないだろう。 虐待SSって書くの難しいですね。 次回はもっとしっかりした文章を書いてみたいと思います。 by洗脳君 このSSに感想をつける 選択肢 投票 しあわせー! 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『ぼーきゃくろくっおん』 21KB 虐待 制裁 家族崩壊 同族殺し 飼いゆ 現代 虐待人間 某アニメ映画のパロディではありません 注意: 某映画とは一切関係はありません(録音というか録画だし) ゆっくりが変なところで高スペックです(ネタってことで勘弁して下さい) 『ぼーきゃくろくっおん』 「ゆわああああぁぁぁぁぁぁ!?」 「どぼじでぇぇぇぇぇ!?」 とある住宅の一室にて突如響き渡るゆっくりの悲鳴。 その悲鳴を聞きつけた飼い主の青年が何事かと現場に駆け付けた。 「なんだなんだ?どうしたってんだ?まりさ、れいむ」 そこには二匹のゆっくりが大粒の涙を流しながら絶叫していた。 そして二匹の目の前には大量の餡子がぶちまけられている。 「お、おにーさぁぁぁん!れいむの・・・・・・れいむのおちびちゃんがぁぁぁ!」 「ん?ひょっとしてその餡子、お前らのチビか?」 よく見ると飛び散った餡子の中心には黒いとんがり帽子がちょこんと置いてあるのが確認できた。 この帽子が無ければ、飛び散った餡子が潰れた赤まりさのものであるとはわからなかっただろう。 「こいつは酷いな・・・・・・一体何があったんだ?事故ってレベルじゃねぇだろコレ」 この餡子のぶちまけられっぷりからして、躓いて転んだとか、どっかから落ちた程度では説明はつかない。 それほど酷い状態だった。 「わがらないんだぜぇぇ!まりざだちのしらないあいだに、おちびちゃんがいなくなって・・・・・・!」 「それで・・・・・・ゆぐっ・・・・・・どこにいったのか、さがしにいってもみつからないから、もどっでぎだら・・・・・・おちびちゃんが、おちびちゃんが・・・・・・えいっえんにゆっくりしてたんだよぉぉ!!」 ただ事ではないと判断した青年はただちに室内に異常が無いかを確認しはじめた。 そしてすぐに異常らしきものを発見する。窓の一つが開いているのだ。 「こりゃあ、別のゆっくりの仕業かもしれんなぁ・・・・・・」 家に侵入したゲスゆっくりか、捕食種ゆっくりなどの仕業ではないかと青年は判断した。 「ゆ、ゆるさないんだぜぇ・・・・・・!おちびちゃんをころしたゲスはただじゃおかないんだぜぇ!!」 まりさは歯をギリギリとさせ、怒りの表情を浮かべていた。 「ただじゃおかないって・・・・・・犯人を見つけたらどうするつもりなんだ?」 「きまってるのぜ!ふくっしゅうなのぜ!おちびちゃんがうけたいたみをはんっにんにもあじあわせてやるんだぜ!!」 まりさの穏やかではない発言に青年は思わず眉をしかめる。 「・・・・・・まりさよ、復讐なんて虚しいだけだぞ? チビが死んじまったのは悲しいことだが、いつまでも過去にこだわってたら明るい未来なんてやってこない。 これは悲しい事故だと諦めて、また新しい子供でも作ってゆっくりした方がお前らの為ってもんだろ?」 青年は死んだ子供のことは忘れろという。 一見、冷酷なことを言っているようにも聞こえるかもしれない。 だが相手はゆっくりである。ゆっくりは本人にとって都合の悪い記憶は忘却する性質を持つという。 子供を殺された怒りの感情も時が経ち、新しい子供でも作ればすぐに忘れてしまえるだろう。 だから、一時の感情に身を任せて復讐などというゆっくりできないことに時間を費やしたところでただの徒労にしかならない。 そう青年は思ったのだが・・・・・・ 「はぁぁぁぁぁぁぁ!!?なにいってるんだぜぇぇぇ!?」 「そんなことできるわけがないでしょぉぉぉ!?」 冷却期間が足りないのだろう。そんなことを容認できるゆっくり達ではなかった。 ゆっくりと言えども子供を失った悲しみはそう簡単には忘れられないのだろう。 「はんっにんをみつけて!かおのかたちがわからなくなるまでボッコボコにしてやるんだぜ!」 「それだけじゃすまさないよ!おめめだってくりぬいて、めのまえでむーしゃむーしゃしてあげるんだよ!」 「あんよさんだってズタズタにしてやるんだぜぇ!うごけなくしてゆっくりといたぶってやるんだぜ!」 「いくらごめんなさいしたって、ぜっったいゆるしてなんかあげないんだよ!ゆっくりしていってね!えいっえんでいいよ!ゆぎぎ!」 「えいっえんにゆっくりさせるなんてなまぬるいんだぜ! はんっごろしにしたあとオレンジジュースさんをかけてまたはんっごろしにしてやるのぜ! えいっえんのくるしみをあじあわせてやるんだぜー!ゆがー!」 怒りで頭(といっても頭しかないのだが)に血が上っているのだろう。 ゆっくりらしからぬ物騒な発言を繰り広げている。 そんな飼いゆ達の姿に青年は溜息をついた。今は何を言っても無駄だろう。 「はぁ・・・・・・わかった。そんなに言うなら犯人探しを手伝ってやろう」 「ゆゆ!?そんなことできるの!?」 「まあな。・・・・・・実はこの部屋にビデオカメラを設置しておいたんだ。 これを再生してやれば事の顛末がわかるはずだ」 元々はゆっくりの生態を観察するために青年が設置しておいたものだ。 まさかこんなことになるとは夢にも思わなかったに違いない。 「ゆ?びでおかめらさんって?」 「ああ、ビデオカメラってのはだな・・・・・・」 ゆっくり達にもわかるようビデオカメラが何なのかを説明した後、録画した内容を観るためにビデオをモニターにセットする。 「さて、これで準備はOKな訳だが・・・・・・最後にもう一度だけ確認する。 本当にいいんだな?やめるなら今しかないぞ」 これを見れば犯人はわかるだろう。 だが、それと同時に自分たちが可愛がっていたおちびちゃんの死に様を見せられるということでもあるのだ。 それは両親にとっては辛いことである。 「ゆぅ・・・・・・おにーさん。まりさたちは、もう、きめたんだぜ。 そうしなきゃ、みらいにむけてゆっくりなんてできないんだぜ」 「れいむたちはみらいをゆっくりするためにも、かこのせいっさんをしなくちゃならないんだよ!」 二匹のゆっくりはキリッとした表情で青年を見つめていた。 どうやら二匹の決意は固いようだ。 「そうか・・・・・・お前らがそう決めたんなら、もう止めはしないさ」 青年はビデオを再生させる。 「それじゃあ始めようか・・・・・・その嘆きを再生する」 『ゆぅ~ぴぃ・・・・・・ゆぅ~ぴぃ・・・・・・』 モニターにはついさっきまで寝床でゆっくりと眠っていた赤まりさの姿が映っていた。 「ゆぅぅ・・・・・・ほんとうに、おちびちゃんがうつてるよ!おちびちゃん!ゆっくりしていってね!」 「れいむ、さっきも説明したがこれは過去の映像だ。チビが生き返ったわけじゃない」 「ゆ、ゆぅ、わかってるよ・・・・・・」 それでも叫ばずにはいられなかった。それほどまでに我が子は大切な宝物だったのだ。 『ゆぅ~ぴぃ・・・・・・ゆぅ~ぴぃ・・・・・・』 『ゆゆ~ん、まりさはもうたべられないんだぜぇ。むにゃむにゃ・・・・・・』 『ゆう、ゆう、れいむ、かわいくってごめんね~・・・・・・ゆぅ、ゆぅ・・・・・・』 ぐっすりと眠っている赤まりさの後ろにはまりさとれいむも眠っていた。 幸せそうに眠る3匹の寝顔をみているとこれから恐ろしい惨劇が待ち構えているなど想像もつかないだろう。 だが、それは唐突にやってきた。 画面外から大きな「手」がぬっと現れたのだ。 そしてその「手」は赤まりさの帽子を摘みあげた。 「ゆゆっ!?なにするんだぜ!おちびちゃんのおぼうしをかえすんだぜ!」 映像を見ていたまりさが叫ぶがこれは過去の映像である。 何を言ったところで起こってしまった出来事は変えられない。 「こいつがおちびちゃんをころしたはんっにんなの?」 しかし、予想に反して「手」はこれ以上赤まりさには手を出さなかった。 「手」は赤まりさから取り上げた帽子を寝床の近くにあるピンポン玉の上に乗せたのだ。 このピンポン玉は赤まりさの玩具として青年が用意したもので、赤まりさにとっては大切な宝物になっていた。 その後「手」は眠っているれいむの頬を人差し指でツンツンと突き始めた。 『・・・・・・ゆぅ?なんなの?れいむまだねむいよ・・・・・・』 れいむが覚醒し始めると「手」はまりさを同様に起こし始めた。 『・・・・・・なんなのぜ?まりさはすーぱーすーやすーやたいむなのぜ・・・・・・』 まりさも覚醒したようだ。 二匹はまだ寝ぼけているようで自分たちを起こした「手」には気がついていないようだ。 そして「手」は何をするわけでもなく画面外へと引っこんでしまった。 おかしい。 この映像を見ていたまりさとれいむは自分の体から嫌な汗が流れていることに気がついた。 なぜだろう?わからない。 ただ、ここから先の映像は見てはいけない。 そんな漠然とした思いが二匹の頭の中で警鐘としてガンガンと鳴り響いていた。 それがなぜなのかは全くわからない二匹はこの状況に困惑していた。 と、その時である。 『ゆゆっ!?なんだかゆっくりしてないゆっくりがいるよ!!』 突如、映像内のれいむが叫び声を上げた。 『ゆっ!ほんとうなのぜ!しかもなまいきにもおちびちゃんのベッドさんをどくっせんしてるのぜ!』 ゆっくりしていないゆっくり。 ゆっくりの世界では見た目が汚いゆっくりなどはこのように呼ばれることがある。 特に飾りのないゆっくりがよく言われることが多い。 そう、この映像の両親が言っている「ゆっくりしていないゆっくり」とは、先ほど「手」によって帽子を取られた赤まりさのことだ。 ゆっくりは飾りによって個体の認識をしているという。 だから帽子が取られた赤まりさは両親に自分の子供であると認識されなかったのだ。 「ゆっ!?ゆっ!?な、なにいってるんだぜ!?そのゆっくりはおちびちゃんなのぜ!」 「そ、そうだよ、とってもゆっくりとしたれいむのおちびちゃんだよ!?」 だが、映像を見ている両親は帽子の無い赤まりさをちゃんと自分の子供であると認識していた。 映像内の両親はそれができていないのに、同一のゆっくりでこの認識の違いは何故なのか? それは帽子を取られるところを実際に目撃しているかいないかの違いが、認識の違いにつながったのである。 いくらゆっくりといえど、目の前で飾りをとる場面を見ていれば個体認識はできるのだ。 『おちびちゃんのベッドさんをうばうなんてとんでもないゲスだね!』 『おい!おきるのぜ!このゲス!』 まりさが赤まりさに体当たりを喰らわせる。 『ゆぴ!?・・・・・・ゆ、ゆぅ?』 気持ちよく眠っていたところを突然、突き飛ばされた赤まりさは一体何が起こったのか理解できていなかった。 『ここはれいむのかわいいおちびちゃんのベッドさんだよ! ゆっくりしてないゆっくりはゆっくりしないでゆっくりきえてね!』 『ゆぅ~?なにいっちぇるの?まりちゃはまりちゃだよ?』 『はぁぁぁぁぁぁ!!?なにいってるのぜ!?おちびちゃんはあそこにいるでしょぉぉ!?』 『そうだよ!おちびちゃんはベッドさんをとられてかなしんでるんだよ!ゆっくりしないであやまってね!』 どうやら二匹は帽子を乗せたピンポン玉を自分の子供として認識しているらしい。 これも飾りで個体認識をするゆっくりの特性だった。 『なにいっちぇるのぉぉぉ!?まりちゃがまりちゃだよ!おきゃーしゃん!』 『だれがおまえみたいなきたないゲスのおかあさんだぁぁ!』 『しかもおちびちゃんのなまえまでかたってるのぜ!』 『ゆぅぅぅ!?おちょーしゃんもなにいっちぇるのぉぉぉ!?』 あんなに優しかった両親から罵声を浴びせられ困惑し涙目の赤まりさ。 その時、赤まりさは自分の帽子が乗せられたピンポン玉を発見する。 『ゆゆ?どうちてまりちゃのおぼうちがこんなとこりょにあるにょ?ゆっくちかえしちぇね!』 赤まりさはピンポン玉に近づき帽子を取ろうとした、その瞬間。 ドン! まりさの体当たりを受け、赤まりさは思いっきり吹っ飛ばされた。 そして赤まりさは顔面を床に激しく打ちつけられた。 『ゆ、ゆぴぃ?・・・・・・きゃわいい、まりちゃのきゃおが・・・・・・い、いちゃい?』 赤まりさは突如受けた攻撃に何が起こったのか理解できていなかった。 だが、その攻撃を繰り出したまりさは怒り心頭で顔を醜く歪ませていた。 『こいつ・・・・・・おちびちゃんのおぼうしをうばおうとしたのぜ・・・・・・』 『ベッドさんだけでもずうずうしいのに・・・・・・おぼうしにまでてをだすなんて・・・・・・』 飾りはゆっくりにとって命の次に大事なものだ。 もし他ゆんがそれに手をだそうものならどうなるのか。 ピキピキピキィィィィィィィィィィィィ!!! 『とんっでもないゲスなのぜぇぇ!!!ぷくぅぅ!!』 『もうおんこうなれいむもかんにんぶくろのおがきれたよっ!!!ぷくぅぅ!!』 『ゆぴぃぃぃ!?お、おちょーしゃん!おきゃーしゃん!どうちておこっちぇるのぉぉぉ!?』 体をぷくーっと膨らませ、ゆっくり最大の威嚇行為を赤まりさに向けている。 もはや両親の怒りは有頂天に達していた。 『『ゆっくりできないゲスはせいっさいするよ!!!』』 『ゆ、ゆ、ゆ・・・・・っ!ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』 こうして、両親による恐ろしい制裁がはじまった。 「や、やめろぉぉぉぉぉぉ!!!」 「やめてねぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 映像をみていた両親が叫び出す。 もはや変えられぬ過去の映像であるとしても叫ばずにはいられなかったのだ。 それほどまでに凄惨な制裁だったのである。 『ゆんやぁぁぁぁ!ゆんやぁぁぁぁああああ!!』 二匹掛りで執拗に体当たりを喰らわせている。 『やべちぇぇぇぇ!!まりちゃのかぎゃやくおうぎょんのかみのきぇぎゃぁぁぁ!!』 れいむが髪をブチブチと引き抜いている。 『いじゃいぃぃぃぃ!!おべべ!まりちゃのおべべぇぇぇ!!』 まりさが右目をくり抜き、空いた右目の空洞を舌でグリグリと穿っている。 『ぼう、やべちぇ、いちゃい、いちゃいよぉぉ、ゆんやぁ・・・・・・』 これだけ痛めつけられていながら、赤まりさは死ななかった。 二匹が殺さないよう適度に手を抜いているのだ。 『ゆげら!ゆげら!どう?いたいのぜ?いたいのぜぇぇ?』 『ゆげげ!でもゆっくりなんてさせてあげないよ?もっともっとくるしんでね!』 ゆっくりはゆっくりしていないものを見下す事が多い。 それは他者を見下すことで自分がよりゆっくりした存在であると認識する為である。 そしてその嘲りの感情は、時として暴力となって対象に襲いかかる。 それが今の状況だ。これは、もはや制裁などではなかった。 「うわぁ、流石の俺でもこれは引くわぁ・・・・・・ん?どうしたおまえら?」 二匹のゆっくりはもう映像を見ていられなかった。 目をつぶり、プルプルと震えながらこの真実から目を避けていた。 「おいおい、お前ら。過去の清算するんだろ?あんなにキリッとした顔でいってたじゃないか。 だからちゃんと見てないとダメだろ。おっ!なんかまた出てきたぞ。みてみろ」 「ゆ、ゆぅ?」 恐ろしい虐待が行われている最中。 画面外から再びあの「手」が現れたのだ。 その「手」はピンポン玉の上の帽子を摘みあげると画面外へと消えていった。 しかし、映像内の両親はそれに気付いていない。 赤まりさをいたぶることに夢中になっていたからだ。 『れいむ、そろそろふぃにっしゅにするのぜ。アレをひさしぶりにやってみたいのぜ!』 『ゆぅ?アレなの?ゆふふ、そうだね、ひさしぶりにやってみようね!』 そう言うと、れいむは頭が低くなるよう体をへにゃりと縮ませた。 まりさは息絶え絶えの赤まりさを口に咥えるとれいむの頭に乗り上がった。 『いくよ?まりさ』 『じゅんびおーけーだぜ!れいむ』 『ゆ、ゆぴぃ・・・・・・な、なに、ちゅるにょ?やめちぇね、やめちぇね・・・・・・』 れいむはまりさを頭の上に乗せたまま勢いよく伸びあがった。 『のーびのーび!』 そしてその伸びが最大になった瞬間、まりさはれいむの頭を踏み台に、遥か上空へと飛びあがる。 「ゆ、ゆげぇぇぇぇ!あ、あのわざはー!?」 「知っているのかー?まりさー!ってお前の映像なんだから当たり前か」 まりさを打ち上げた後、れいむはその場で仰向けに倒れこみ、あんよをプリン!と持ち上げる。 一方、上空へ打ち上げられたまりさは口に咥えていた赤まりさを腹の上に乗せ、そのままクルリと回転し、赤まりさが下になる体制のまま一気に下降しはじめる。 まりさの真下にはあんよを持ち上げたれいむがニヤニヤとした笑みを浮かべて待ち構えている。 『ゆっくりしてないゲスは・・・・・・っ!ぷくぅぅぅ!』 『ゆっくりしねぇぇぇぇぇ!』 『ゆぴぃぃぃぃ!た、たしゅけちぇ・・・・・・っ!』 『『ゆっくりほうかいのふぃなーれ!!』』 グシャアアアアアア!!! ぷくぅっと膨れた状態で下降してきたまりさの腹とれいむの持ち上げていたあんよが勢いよく衝突する。 そしてその間に挟まれていた赤まりさは衝突のショックでグチャグチャに潰されてしまった。 『ぷしゅるるるぅぅ~、ゆへへ!きまったのぜ!』 口の中から息を吐きながられいむのあんよから飛び退くまりさ。 『やったね!まりさ!』 れいむもむくりと起き上がる。 その際、あんよの上に残っていた潰された赤まりさがべちゃりと地面に落ちた。 「ゆ、あ、あ、あ・・・・・・」 「ど、どぼじで・・・・・・こんな、ことに・・・・・・」 「すっげぇなぁ、お前ら。無駄にスペック高すぎ」 赤まりさが自分たちによって殺される映像を見せられ、二匹はただ涙を流して呆然とするしかなかった。 『ゆ!そうだぜ!おちびちゃん!ベッドさんをどくっせんしてたゲスはやっつけたんだぜ!』 ゲスの制裁に夢中になり忘れていた自分の子供のことを思い出したようだ。 『ゆゆ?おちびちゃん?』 だが、どこを見渡しても赤まりさの姿は見えなかった。 目の前で潰れているのだが、いまの二匹にはそれがわからない。 『ゆぅ・・・・・・どこいっちゃったのぜ、おちびちゃん』 『ひょっとして、ゲスがせいっさいされるところをみるのがこわくなっちゃったのかも。 それでどこかにかくれちゃったんだよ』 『ゆゆ!おちびちゃんにはすこししげきがつよすぎたのかもしれないのぜ』 『ゆもう!ゆっくりやりすぎだよ!まりさ!』 自分もノリノリで制裁していたのを棚に上げてぷんぷんと頬を膨らませてまりさに注意をするれいむ。 『ごめんごめんなのぜ。きっととなりのおへやにでもいるのぜ。いっしょにむかえにいってあげるのぜ!』 『そうだね、こわがってるおちびちゃんにすーりすーりしてあんしんさせてあげようね!』 そう言いながら二匹は部屋から出ていった。 その直後、画面外から三度「手」が現れ、先ほど奪っていった赤まりさの帽子を潰された餡子の上に乗せ、画面外に消えていった。 しばらくした後、 『ゆぅ、おちびちゃんいないね』 『まったく、どこへいったのぜ』 二匹が部屋に戻ってきた。 こうして話は冒頭へと繋がるのだった。 「さて。これで犯人はわかった訳だが・・・・・・。 お前ら、犯人が見つかったらどうしてやるんだっけ?なんか言ってたよなぁ」 「ゆ!ゆ!し、しらないのぜ。まりさ、なんにもいってないのぜ!」 「れいむもしらないよ!それにおちびちゃんがしんだのは!かなしいじこだったんだよ! だかられいむ、なんにもわるいことしてないよ!」 あそこまで悪意に満ちた言動で子供を殺しておいて、この言い分である。 青年は肩をすくめ、軽く溜息をついた。 「お前らが、数分前に言った自分の発言もすぐ忘れるような餡子脳だってのはわかった。 ・・・・・・だが、そんなこともあろうかとお前らの発言もきっちり収録しておいたのさ」 ビデオはその後のことも録画し続けていた。 つまり、二匹が犯人を見つけて復讐を誓う場面もしっかりと録画されていたのである。 「えぇ~と確かここらへんだったな。ピッピッピッと・・・・・・」 リモコンを操作し、映像を問題のシーンまで進める。 『はんっにんをみつけて!かおのかたちがわからなくなるまでボッコボコにしてやるんだぜ!』 「・・・・・・だ、そうだが」 「「ゆ!?ゆ!?」」 「しかし、言った本人達が犯人だったということは、制裁の執行人がいなくなってしまうなぁ」 「そ、そうだよ!だから・・・・・・!」 「わかった。そういうことなら、僭越ながらこの俺が代わりに制裁を実行してやろうじゃないか!」 「「ゆゆっ!?」」 青年はそう言うとまりさの顔面を思いっきり殴りつけた。 「ふん!」 ドゴっ! 「ゆべぇぇぇ!?い、いだいぃぃぃぃぃ!!!」 「な、なにするのぉぉぉ!?おにーさぁぁぁん!!」 「お前もだよ。そら!」 れいむも同様に顔面を殴りつける。 「いだぁぁぁぁぁぁあああ!!」 ドゴ!バゴ!ベシ!ガスガス! 「ゆ、ゆべ!や、やべっ!やべ・・・・・・でっ!」 「いだ、いだい!いだいよぉぉぉ!ゆんやぁぁ!!」 その後、青年はまりさが言ったように顔の形が変わるまで殴り続けた。 「さてさて、お次は何をするんだっけかな?」 『それだけじゃすまさないよ!おめめだってくりぬいて、めのまえでむーしゃむーしゃしてあげるんだよ!』 「りょーかい♪とりあえず片目をくり抜いてやんよ」 ドスっ! 「ゆぎゃあああああああ!ば、ばりざのほうせきのようなおめめがぁぁ!!」 スボっ! 「ゆんぎゃああああああ!でいぶのよぞらにかがやくこうせいのようなおめめがぁあああ!!」 二匹は赤まりさと同じように右目を抉りとられ、あまりの痛みに辺りをのたうち回った。 「もっちもっち!お前らの目玉、白玉団子みたいでうめぇな。 もう片方は後で食ってやるから、とりあえず次いってみよう」 『あんよさんだってズタズタにしてやるんだぜぇ!うごけなくしてゆっくりといたぶってやるんだぜ!』 「次は足か。よっしゃ、このよく切れるカッタ―でズッタズタにしてやろうじゃないか」 ザク! 「ゆぎぃぃぃぃ!ばりざのがもじかのようなあんよさんがぁぁぁあ!!」 「ザックザクに耕してやるよ!」 ザク!ザク!ザク! 「や、やべでっ!ご、ごべんだざい!ごべんだざいぃぃぃ!あやばりばずがらっ!ゆるじでぐだざぁぁぁ」 『いくらごめんなさいしたって、ぜっったいゆるしてなんかあげないんだよ!』 「だってさ。あきらメロン♪」 「ぁぁぁぁぁいぃ!?や、やべでねぇぇぇ!あんよさんっ!いだいいだいじないでぇぇぇぇ!!」 足をズタズタに切り裂かれた。これでもう逃げることもままならないだろう。 「ゆ゙、ゆ゙、ゆ゙」 「も、もう、ごろじ、で・・・・・・」 「ふぅ。流石にもう限界か。充分いためつけたことだし。そろそろ楽にしてやろうか。ん?」 『えいっえんにゆっくりさせるなんてなまぬるいんだぜ! はんっごろしにしたあとオレンジジュースさんをかけてまたはんっごろしにしてやるのぜ! えいっえんのくるしみをあじあわせてやるんだぜー!』 「ああ、残念。まだまだ許されないようだ。ちょっとまってろ。オレンジジュース持ってくるから」 そう言いながら、青年は部屋から出ていった。 「ゆ、ゆぅぅ・・・・・・ど、どぼじで、ごんなごどにぃ・・・・・・」 「あんなに、ゆっくりしてたのに・・・・・・どぼじで・・・・・・」 この二匹は元々野良ゆっくりだった。 それを今の青年に拾われて飼いゆっくりになった。 それから二匹はとてもゆっくりとした日々を過ごしてきたのだ。 「ひょ、ひょっとして・・・・・・おにーさんは、ぎゃくったいおにーさんだったの、ぜ?」 「ゆゆ!?あんなにやさしかった、おにーさんが・・・・・・」 青年は毎日おいしいものを食べさせてくれた。 いっしょに遊んでくれた。 子供を作ることも笑顔で許してくれた。 それなのに、自分たちは騙されていたというのか。 「き、きっと・・・・・・おにーさんはまりさたちを、だましてたのぜっ!」 「ぞ、ぞんな・・・・・・!し、しどい!」 世の中にはゆっくりを虐めて楽しむ虐待鬼威惨と呼ばれる人間がいる。 まりさは野良時代、そうした人間に殺された仲間をみたことがある。 「ゆ、ゆぐぅぅ!ぐ、ぐやじいのぜ・・・・・・! このまりざのめをもっでじでも、あのくぞにんげんのほんっしつがみぬけなかったなんで・・・・・・」 まりさは涙した。 自分がもっと用心していれば、こんなことにはならなかったのだと。 「そんなことはないぞ、まりさ。俺は別にこんなことしたくてやってる訳じゃない」 青年がオレンジジュースを持って帰ってきた。 「な、なにいってるのぜ!よくもそんなことをぬけっぬけとぉ!」 「冷静になって考えてみろよ。今こうしてお前らを制裁してるのは元々お前らが言い出したことじゃないか」 「ゆゆ!?」 「俺は復讐なんてやめようって最初に言ったぞ? そもそも、お前らがチビを殺したりしなければこんなことにならなかったんだ」 「ゆ、あ、あああ・・・・・・!」 青年はバシャバシャとオレンジジュースを二匹にかけてやる。 二匹のゆっくりの体がある程度再生されていく。 「俺は有言実行をモットーとしていてね。だからこれはお前らが言ったことは忠実に実行しているだけに過ぎない。 つまり、今のこの状況はお前らの自業自得ってことだな。ゆっくり理解できたかな?」 「ゆぐぅぅぅぅ!!」 勿論、青年の言っていることは詭弁だった。 そもそも赤まりさが眠っている間に帽子を奪い、ゆっくり達が家庭崩壊するよう仕向けたのはこの青年である。 まりさの言うとおり青年が二匹のゆっくりを拾ったのは虐めることが目的だった。 可愛がる反面、日常のあちこちに死亡フラグをばらまき、何時自滅するのか観察するのがこの青年のやり方だったのだ。 例え、今日の事件がなかったとしてもいずれは自滅に至っていただろう。 だが、ゆっくり相手にはこの程度の詭弁でも充分論破できてしまう。 「ゆぐっゆぐっ!ま、まりざがばがだったのぜぇぇ!」 「ゆ、ゆぅぅぅぅ!ご、ごべんねぇぇ、おちびちゃん!おかぁさんがもっどじっがりじでいればぁぁ」 単純なやつらだと青年は苦笑した。 こんな馬鹿なやつらはゆっくりの中でも珍しいんじゃないのかとも思った。 「さ、そういうわけだ。続きを始めよう。なに、心配するな。殺しはしないさ。 お前らは犯人を殺すとは言わなかったからな。 ・・・・・・ただし、死んだ方がマシだとは思うかもしれんがな。ジョワ、ジョワジョワジョワ!」 「ゆわぁぁぁぁぁ!がんべんぢでぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「も、もうやだぁぁぁ!おうちかえるぅぅぅぅぅ!!」 こうして、まりさとれいむへの制裁はいつまでも続くのであった。 <了> 前作: anko2106_プラント
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みなさんはゆっくりがおそれるゆっくりをどこまで知っているだろうか ゆっくりれみりゃ?メジャーですね ゆっくりふらん?それもメジャーですね れてぃ?ゆゆこ?それも比較的有名ですね ですが、ゆっくりがれみりゃ以上におそれるゆっくりがいます。 そいつの名は・・・・ 恐るべきゆっくり 「ゆ~~、ゆ~、ゆ~~~~~~!!!」 「「「ゆ~~、ゆ~、ゆ~~~~~!!!」」」 れいむ親子の音痴な歌がれいむ親子のお家に響き渡る。 ここはドスが治めるゆっくりの群れである。れいむ親子はドスの群れに所属するどこにでもいる ゆっくり家族であった。 夫のまりさは今は狩りにいっており、妻のれいむは子供たちとゆっくりできるお歌 の練習をしている。 「ゆっゆっゆ~~~~~~」 「「「ゆっゆっゆ~~~~~~」」」 雑音がようやくフィナーレを終え、れいむは子供たちを褒め称えた 「ゆ~~ん、さすがれいむとまりさのおちびちゃんだよ!! とてもゆっくりできるおうたさんだったよ!!」 「ゆん!!とうぜんだよ!!れいむはぷろのあーてぃすとなんだよ!!」 「れいみゅおねえちゃん、とてもおうちゃがうまっきゃったよ!! れいむのあきょがれだよ!!」 「さすがまりさのいもうとだよ!!」 家族はにぎやかにとてもゆっくりできたよと誉めたたえあった。 特に長女れいむはゆっくりからしたらとても歌がうまく、皆の歌姫であった。 群れのゆっくりからは将来の歌姫だよ!!と期待を寄せられていた。 「ゆっくりただいまだよ!!」 家族がわいわくと談話していると一家の大黒柱である親まりさが帰ってきた。 口は大きく膨らんでいる。どうやら今日は大漁だったようだ。 「「「ゆわ~い、おとうさんおかえりなさい!!!」」」 子ゆっくり達は父親の姿を見るや否や親まりさへと駆けて行った。 親れいむも夫であるまりさに微笑みで返した。 「おかえりなさいまりさ!!かりはじょうじょう?」 「もちろんだよ!!まりさはもりいちばんのかりうどさんなんだよ!!」 そうまりさが返答すると、口を大きく開け今日の狩りの成果を広げた。 出てきたのは食べられる山菜やキノコなどなどゆっくりから見れば御馳走の山だった。 「「「ゆわ~~い、ごちそうがいっぱいだよ!!」」」 大はしゃぎする子ゆっくり達。三匹とも美味しそうな御馳走に我先と駆けだしたが 親れいむが子供達を止めた。 「だめだよおちびちゃんたち!!ちゃんとわけてからね!!」 そういうと親れいむは均等になるように御馳走の山を分けて行った。子ゆっくり達も納得し、 率先して母の手伝いを始めた。実に微笑ましい光景であった。 そうこうしているうちに配分が終わり、一家はきれいに整列した。 「それじゃあおちびちゃんたち!!きょうもがんばってかりをしてきてくれたおとうさんに ゆっくりおれいをしてからいただきますをしようね!!」 「「「ゆ!!ゆっくりわかったよ!!」」」 子ゆっくり達は親まりさの方を向いた。 「「「おとうさん!!きょうもおいしいごはんをありがとう!! ゆっくりいただきます!!!」」」 「「ゆっくりいただきます。」」 親ゆっくりのいただきますを皮切りに御馳走の時間が始まった。 美味しそうな木の実にキノコ、山菜、どれもゆっくりにとっては御馳走であった。 ただ一つ、長女れいむのごはんに白い木の実があった。 「ゆ?」 長女れいむは今まで見た事もない白くて大きな木の実に気が付き父に聞いた 「おとうさん!!このしろいしろいさんはなぁ~に?」 「ゆ?それはね、おとうさんがにんげんさんからもらったごはんだよ!! むかしにね、それとおなじようなごはんがあったんだけどねもうどくがあったんだよ!! でもね、このしろいしろいさんはおとうさんがどくみをしたからだいじょうぶだよ!!」 長女れいむはそれを聞いて安心し、おそるおそる口に含んだ 「む~しゃ、む~しゃ・・・・・し、しあわせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!! ヘブンじょうたいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 長女れいむはあまりのおいしさに飛び跳ねながら叫んでいた。 「おちびちゃん!!おしょくじちゅうにおぎょうぎわるいことしちゃだめでしょ!!」 親れいむは長女をたしなめようとしたが、聞く耳持たずだった。 あまりに革命的なまでにおいしかったのだろう。 「ゆぅ~~、おねえちゃんだけじゅるい!!れいみゅもたべちゃいぃぃぃ!!」 妹れいむが駄々をこね始めた。だが、あの白い木の実はすでに長女が平らげてしまっていた。 親れいむはどうにかしてなだめようとしたが、耳に入る様子もなかった。 「しょうがないね!!あしたおとうさんがにんげんさんからまたもらってくるから がまんしてね!!」 親まりさがそういうと妹れいむはピタっと泣きやみ大喜びで跳ね始めた。 「ゆぅ~~、まりさも!!まりさも!!」 長女まりさも欲しがっていたようだ 「しょうがないね!!みんなの分をもらってくるよ!!」 「「「ゆわ~~い!!おとうさんだいすき!!」」」 子ゆっくり達は皆大喜びであった。 かくして一波乱食事は終わり、辺りを片づけた後皆床に着くことにした。 「それじゃあ、ゆっくりおやすみ!!」 「「「「ゆっくりおやすみなさい!!!」」」」 家族はそれぞれのベッドに健やかな眠りにつき始めた。 ベッドといっても枯れ葉や落ち葉を敷き詰めたものなのだが。 「ゆぴー、すぴー」 「しろいしろいさん・・・・れいむにたべられ・・・・」 「まってねぇ~~・・・・」 子ゆっくり達は皆幸せそうに寝ていた。 一方そのころ、とある暗い所で新しい命が誕生した。 「・・・・・・・」 ソレは辺りを見回し始めた。黒くて生暖かいものが辺りに敷き詰められていた。 否、自分が埋まっていたのだ。 ソレは本能的に分かっていた。ご飯だ。 ソレは生まれたばかりの小さな口を小さくあけ、少しずつ食べ始めた。 本当にほんの少しの量を何度も回数を分けながら食べて行く。 少しずつ食べて行くと腹はさすがに満たされ、ソレは生まれた所から少しずつ移動を始めた。 「・・・・・・・」 目の前にあるご飯をかき分けながら進むと自分と同じ生き物がいた。 ソレは本能的に分かった。あれは自分の姉妹だ。 ソレは少しづつ姉妹に近づいて行った。姉妹の方も気づいたらしく、自分の方へと寄ってきた。 少しずつ、少しずつ。 そしてお互いが頬ずりが出来る位近くにたどり着いた。 ソレと姉妹はさっそく信頼の頬ずりを始めた。 あまり空間がないのにも関わらず、姉妹は器用に頬ずりをしていく。 そして本能が呼びかける。子孫を残せと 姉妹の方も本能の呼びかけに答えたらしく、ゆっくりと後ろを向いた。 どうやら「受け」をやってくれるようだ ソレは姉妹と交尾を始めた… 1時間後、姉妹の腹は非常に大きく膨らんでいた。 ソレは交尾の成功に満足したのか少し眠りについた。 さらに数時間後、ソレは目が覚めると姉妹のお腹はさらに膨れ上がっていた もうそろそろ頃間であると本能が語り始めた。 ソレは姉妹にそろそろだという事を伝えると姉妹は適当な空間に生殖器を向けた。 姉妹は体に力を入れ始めた。必死に力を入れているのが見て分かるぐらいに顔を歪めていた。 そして ぼん!!ぼん!!ぼん!! 姉妹は空間目掛けて何かを自分の生殖器から射出した。 それは非常に早く何か良く分からなかったが白い物体にであるように見えた。 ぼん!!ぼん!!ぼん!! 姉妹はまだ射出を止めない。腹の中にそれだけ大量の物が詰まっていたのだろう、今だに止む気配がない 結局、射出が止まったのは100個ほど飛ばしてからだった。 朝、ゆっくり一家はゆっくりと目を覚ました。 とある一匹は除いて 「ゆ~ん・・おかあさん・・ぽんぽんさんがいたいよぉ・・・」 昨日しろい木の実のような物を食べてヘブン状態になったあの長女れいむだった。 翌朝起きるとお腹が痛く、食事もほとんど取れない状態になった。 「おねえちゃん、いたいいたいさんはやくなおってね・・・」 「れいむぅ・・・」「おちびちゃん・・・」 親まりさは狩りをお休みして長女れいむの看病したり、腹痛に効くお薬を飲ませても一向に 良くならなかった。 それどころか、痛みが少しずつ増してきているようだった。 「おかあさぁぁぁぁぁん、ぽんぽんがゆっくりいたくなってきたよぉぉぉぉぉぉ!!!」 娘の状態が一向に良くならないどころかますます悪化してきたことに親達は、このままではまずい と考えぱちゅりーの診療所に長女を連れていくことにした。 長女れいむは大きな葉っぱの上に横になり、両親はその両端を咥えゆっくりと運び始めた。 姉妹の子ゆっくり達は横について長女れいむを励まし続けていた。 「おねえちゃん!!もうすぐびょういんだからね!!」 「ゆっくりだいじょうだからね!!」 だがそんな励ましの声も今の長女には届かなかったようだ。 長女の顔色はますます青白くなっていき、呼吸は少しづつ小さくなっていった。 「ゆぅ・・・・ゆぅ・・・・」 必死に痛みに耐える長女。だが、その緊張した空気は突然の悲鳴に打ち砕かれた 「ゆぴぃ!!ゆぷぅ!!」 長女の苦しみ方が変わった。今までは痛みに耐えるような様子が尋常ではない痛みに苦しむものに かわったのだ。 「ゆぷぅ!!うbひfふsぅvfvふぃおwぇjjjねいぁj」 突如として発せられる解読不能な言語。これには両親はただ事ではないと悟り 歩みが自然と速くなっていた。 「jkhbtkぶjひlすぇrbふlうぇr・・・fykhうぇjkbち・・・・ふ」 病院に近づくにつれ、長女の叫びは少しづつ小さくなっていった。 駆けること30分、一家はどうにか群れ唯一の診療所にたどり着いた。 長女はぐったりとしており、両親は心配そうに戸を叩いた 「ぱちゅりー!!おちびちゃんがたいへんなの!!たすけてあげてね!!」 2,3度叩いた辺りでぱちゅりーが出てきた 「むきゅ!!こんなあさはやくからどうしたの?」 「おちびちゃんがたいへんなの!!はやくたすけてね!!」 ぱちゅりーは群れの中でも歌姫として有名な子れいむの身になにかあった事を理解し すぐに家の中に家族を招きいれ、容態を見た 長女の体は青白くなり、呼吸は停止しており、瞳孔も開ききっていた… 「むきゅ……、もうえいえんにゆっくりしちゃっているわ…」 ぱちゅりーは少し悩んだが、素直にそう告げた。 家族はそんな馬鹿なという顔でポカンとしていた。 「ぱちゅりー…なにいってるの…ぽんぽんがいたいだけでしんじゃうなんてそんなこと ないでしょ…」 親まりさはそうか細い声で喋った。 だが、ぱちゅりーは辛い現実を続けた 「残念だけど…もうえいえんにゆっくりしちゃってるわ…さわってみなさい…もうこんなにつめたいわ…」 信じられないような顔をしながら両親は頬ずりをした。とても冷たかった。 昨日あんなにゆっくりしていたのに…たった一日で…たった一日で皆に愛されていたおちびちゃんが …おちびちゃんが!! 「おちびちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」 「どぼじでごんなごどにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」 両親の叫びが残りの姉妹に全てを語っていた。 「しょんな…うしょだよね!!おねえちゃんがえいえんにゆっくちちちゃうわけないよね…」 「うそだぁぁぁぁ!!ばりざのいぼうどがじぬわげないんだぜ!!」 言葉ではそうはいっているものの、目には涙が溜まっていた。 姉妹はその場で耐えきれなくなり、両親と一緒に泣きだしてしまった。 「おねえぢゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」 「でいぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 家族はわんわんと泣きだしてしまった。 両親は頬ずりしながら泣き、姉妹はその場で両親以上に泣きだしてしまった。 あんになゆっくりしていたのに…死んだなんてうそだ… あんなに群れのみんなに愛されていたのに… あんなに(ゆっくり基準で)きれいなお歌を歌っていたのに… そんな思いが錯綜する中、あり得ないことが起こった。 むくっ… 死んだはずのれいむが体を起こしたのだ。 体を器用に動かし、何事もないように起き上がったのだ。 この光景にぱちゅりーは驚き、家族は喜んだ。 「ゆ?おぢびぢゃぁぁぁぁぁぁん!!いぎがえっだんだねぇぇぇぇぇ!!」 「よがっだよぉぉぉぉ!!よがっだよぉぉぉぉ!!」 「おねえぢゃんがいぎがえっだぁぁぁぁ!!」 「ゆぅゆぅ…ゆわ~~~ん!!」 家族は大喜びでれいむにすり寄り、さっそく頬ずりしはじめた。 だが、ぱちゅりーは見逃さなかった。 そう、れいむは間違いなく死んでいた。 瞳孔は完全に開いており、すでに死臭が漂い始めていた。 つまり、れいむは死んでいるはずなのになぜか起き上がったのだ。 家族はれいむが起き上がった=生き返ったとみなして大喜びのあまりその事実を完全に 見落としていた。 ぱちゅりーはあり得ない光景に目を丸くしてその様子を見守るしかなかった。 ぱちゅりーが見守っていると、一瞬ではあるがれいむの腹がふくらんだ。 「むきゅ!?な、なに!!」 れいむの腹から何かが出ようとしているように見えた。 れいむの腹は一瞬膨らんだらすぐしぼむを繰り返し、さすがの一家もただ事でないことに 気づいた。 「ゆうぅぅぅぅ!!どうしたのおちびちゃん!!」 「またぽんぽんいたいの?いたいの!?」 「おねえちゃん、ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!」 「こわいことしないでねぇぇぇぇぇ!!」 家族は皆恐慌状態に陥った。 そして一拍おいてれいむの腹が裂け、中から何かが出てきた。 それは…… とりあえず前半はここまで あとがき ここ最近書いていなかったせいか腕が落ちた気がします。 ですので一旦ここでとめて数日後に後半を挙げます。 作者 アイアンゆっくり 過去作 まりさの馬鹿 ゆっくり地縛霊 れいむ親子の場合 ゆっくりおしえてね!! 1~2 世界で一番短い虐待 ゆっくり地縛霊 まりさ達の場合 鬼斬 1~ 怪奇現象 ゆっくり自縛霊 ありすの場合 このSSに感想を付ける
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『ゆっくり性教育』 3KB 育児 飼いゆ スレ即興を編集したヤツ スレで完全即興で書いたものなので 誤植とかネタがアレとか、そんな文句言われてもしらねっす 『ゆっくり性教育』 D.O お姉さんは、とってもゆっくりした飼い主さん。 飼いゆっくりであるれいむとまりさが、おちびちゃんを作る事も許してくれたほどです。 れいむ達もつい先日、とうとう可愛い赤れいむと赤まりさの親になりました。やったね! ・・・ですが、れいむ達は、今とてもゆっくりできていませんでした。 「どうしておちびちゃんのまえで、すっきりーさせてくれないのぉぉおお!?」 『おちびちゃん達の教育に悪いでしょ!』 「すっきりーは、とってもゆっくりできるのぜぇええ!」 『子供の前でそんな事!トラウマになっちゃったらどうするの!?』 「「おちびちゃんたちが、ゆっくりできるすっきりーを、できなくなっちゃうぅぅうう!!」」 れいむ達とお姉さんで、おちびちゃん達の教育方針が食い違ってしまったためです。 その翌朝、お姉さんが目を覚ます前。 「ゆぅん、ゆっぴゃ~ん。れいみゅ、ぺにぺにしゃんがきもちぃぃよ~」 「たっちゃよ!まりしゃのぺにぺにしゃんがたっちゃよ~!」 れいむとまりさは、おちびちゃん達(生後3日)に、とても大事な性教育の真っ最中です。 お姉さんにはああ言われたものの、親はれいむ達なのですから。 「ゆふふ。すっきりーは、とってもたいせつなのぜ」 「おちびちゃん、つぎはただしいひとりすっきりーを・・・」 『きゃぁぁあああ!?おちびちゃん達に何教えてるのよぉぉおお!!』 それを見つけたお姉さん、大激怒。 「れいむもまりさも、すっきりーは、のーびのーびよりさきにおしえてもらったんだよ!」 「これでもおそすぎるくらいなのぜ!」 『信じられない!!変態!このエロゆっくり夫婦!』 「「どうぢでそんなこというのぉぉおお!?」」 当然、れいむ達の意見はお姉さんに理解してもらえませんでした・・・ 『まったく。ホントにしょうがないエロ親なんだから!』 「「ゆあぁぁぁああん!どぼぢでぇぇ・・・」」 お姉さんは幼い赤れいむと赤まりさを両親から奪い取ると、人差し指ですーりすーりしてあげます。 『あんな親の言う事聞いちゃだめよ。すーりすーり』 「「ちゅーりちゅーり、ちあわちぇ~・・・ちゅっきり!」」 『・・・へ?』 「「おぢびぢゃぁぁぁあああん!!」」 「「じゅっぎぢ…もっぢょ、ゆっぐぢ…しちゃ、かっちゃ・・・ぎゃぼ・・・」」 可愛い赤ゆ姉妹はお姉さんの指先すーりすーりで気持ち良くなってしまい、 そのまますっきりーして、お互いの精子餡を浴びてにんっしん。 細い茎を何本か額に生やしたかと思うと、そのまま黒く朽ちてしまいました。 「「おちびちゃんがずっぎりーじじゃっだぁぁあああ!!」」 『あれ?嘘?』 「おぢびぢゃんだぢ、ただしいすっぎりーが、わがらないのにぃぃいいい!!」 「だがら、ぢゃんどおじえないど、だめだっだのにぃいい!」 それは、悲しい悲しい事故でした。 ・・・あの悲劇から一週間後。 「おちびちゃん、これがひとりすっきりーだよ!」 ぴこすこぴこすこ・・・ゆっ!どぴゅっ! まりさは自分のお下げでぺにぺにを擦り上げると、満足げな表情で自分の精子餡を解放しました。 「「しゅごーい!ひとりしゅっきりーはゆっくちできりゅにぇ!」」 その目の前には、可愛い赤れいむと赤まりさが一匹づつ。 前のおちびちゃん達を悲しい事故で失った後に、 れいむとまりさが2回目のすっきりーで産んだ、可愛い可愛いおちびちゃん達です。 れいむ達も、今度こそはゆっくりと育て上げようと、やる気まんまんです。 もちろん、先ほどまりさがやっていた一人すっきり―も、 新たに産んだおちびちゃん達に、大事な技術を伝授するために行っているのです。 ゆっくりにとって、すっきりーとは単なる性行為にあらず。 命がけの行為であり、知識の結晶であり、技術である。 お姉さんはそれを、先日の赤ゆ達を襲った悲劇から学ばされたのでした。 もう、れいむ達を変態エロゆっくり扱いしようとは思っていません。 『私も・・・もっとゆっくりの事を勉強しないとね・・・』 お姉さんも、教えている内容が内容なので、複雑な心境ではありましたが、 愛する我が子たちに目一杯の愛情と教育を注ぐ両親の姿に、 温かい想いを感じずにはいられないのでした。 「じゃあおちびちゃん!こんどはさかだちして、べろさんをつかう『じぶんにがんしゃすっきりー』だよ!」 『・・・ねえ。そこまで必要なの・・・?』 「・・・・・・ひつようなのぜ」 『・・・・・・へぇ』 まだまだ、お互いを理解しあえるまでには時間がかかりそうです。
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* そろそろ定着したかと思われますが、『町れいむ一家の四季』 秋編に突入です。まさかこんなに長く続くとは・・・。 * エロ書け、おまけ書けと色々あるとは思いますが、 そろそろ本筋を書いてしまわないと、完結するのか不安です。あくまでおまけはおまけなんで。 * 「台風ゆえに人は悲しまねばならぬ。台風ゆえに人は苦しまねばならぬ。ならば、台風などいらぬ!!!」 いえ、必要です。ということで台風編。 このテーマもリクエスト対応なんですが、台風の中でゆっくりが動き回るとか無理でしょ。一体どうしろと。 『台風さんでゆっくりしたいよ』 D.O 季節は秋。 といっても、まだまだ夏の暑さは尾を引いているので、秋らしさは見られない。 ムシムシとした湿気と、曇った空は、ゆっくりならずとも不快な天気であろう。 町のゆっくり達はおちつきなく、とてもゆっくりしていない。 ある者は路地裏にゴミ袋を運び込み、ある者は小石や板きれを植栽の中に押し込んでいる。 広場の公衆便所裏に住むれいむ一家も、今日はせっせとおうちの補強に精を出していた。 元々おうちと使っている木箱は、随分前からここに放置されている空箱の一つだが、 いかに状態がいいとはいえ、雨が降ったら中までびしょ濡れ。 今日は、劣化した買い物袋を屋根からはずし、公園で拾ってきたブルーシートをかぶせる作業にいそしんでいた。 「ゆーし。あおいぬのさんはきれいにかぶせたよ!つぎはいしさんをのせるよ!」 「ゆっくちりきゃいしちゃよ!」 元気な返事は長女れいむ。 「とっちぇもときゃいはなおうちになっちゃわ!」 キレイに整備されたおうちに感動の声をあげるのは次女ありす。 「でみょ、どうしていししゃんをいつもよりたくしゃんのせちゃの? おうちしゃんつぶれにゃい?」 疑問を母れいむにぶつけるのは、一番賢い末っ子れいむ。 「ゆぅ。それはね。もうすぐとってもこわいかぜさんがくるからなんだよ。」 「ゆゆっ!?かぜしゃん?ゆっくちしちぇないにょ?」 「そうだよ。ゆっくりしてないあめさんとかぜさんがくるんだよ。 いしさんがないと、おうちもとんでいっちゃうんだよ。」 「ゆーん。かぜしゃんはいなかものなのにぇ。」 「でも、どうしてもうすぐくるっちぇわかるにょ?」 「ゆゆーん。きょうは、おちびちゃんたちは、すーりすーりがゆっくりできないよね?」 「ゆぅ。おはだしゃんべたべたしちぇ、しゅーりしゅーりできにゃいよぉ。」 「すーりすーりがゆっくりしてないと、ゆっくりしてないあめさんとかぜさんがくるんだよ。」 「ゆゆーん!しゅぎょーい。おきゃーしゃんはなんでもしっちぇちぇ、とってもときゃいはにぇ!」 ちなみにゆっくりのお肌がベタベタになるのは、主に水浴びをしすぎた後か湿気が強い時である。 ゆっくりの肌が限界以上に水分を吸収している証拠で、 この状態で水滴などを浴びると、簡単にお肌がとけて穴があく。 水に脆い上、乾いている時の撥水性もなくなるわけだ。 水浴び後ならば日光浴でしっかり乾かすのでゆっくりできるのだが、 大雨の前の湿気は、太陽さんが出ていないのでいかんともしがたく、要は大変危険な状態だったりする。 「ゆゆーん。とってもとかいはなおうちになったわね!」 「とっちぇもゆっくちできるのじぇ!おうちしゃん、ゆっくちしちぇっちぇにぇ!」 「ゆーん、げんきなごあいさつだわ!さすがありすのおちびちゃんねぇ!ぺーろぺーろ」 「わかるよー!あめさんがきてもへいきなんだねー。」 最近れいむ一家にはお隣さんが2家族できた。 まあ、元々いくつも木箱が捨ててあったので、これまで町のゆっくりが集まらなかった方が不思議だが。 右隣は溺愛ありすと赤まりさ。 最近『みぼうじん』になったため、一粒種への溺愛っぷりは拍車がかかっている。 左隣は下膨れについた獣の爪痕が生々しい、戦士ちぇん。 本人いわく、かつて4匹の巨大な猫を相手に死闘を繰り広げたとのこと。 眉つば物であるが、知識も体力も結構あるので、割とゆっくりの間では信じてもらえている。 3つの木箱が便所裏の壁に並び、上にブルーシートがかけられていると、 ゆっくりとしては割といい感じのマンションといった風情であろう。 これだけのおうちならば、この晩にやってくる台風であろうと耐え抜くに違いない。 中のゆっくり達はともかく。 夕焼けは不気味に赤く染まり、町は不吉な空気に包まれ始めた・・・ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ゴロゴロゴロ・・・・パァァァアアアアアンン!!! 「ゆぴぃぃいいいいい!!きゃみなりしゃんきょわいのじぇぇぇえええ!!」 「だっ、だだだ、だいじょうぶよ、おちびちゃ『パァアアン』ゆひぃぃいい!」 「ゆーん。おきゃあしゃん、かぜじゃんゆっくちしちぇにゃいよぉ。おうちはこわれにゃい?」 「ゆん!だいじょうぶだよ、おちびち『ビュオオオオオ!バタバタバタッ』ゆぁぁあああ!あおいぬのさんもゆっくりしてね!」 「ゆぅぅぅ。いなかもにょなかぜしゃんにぇ・・・。」 「だいじょうぶだよー。いざとなったらちぇんがたすけるんだよー。」 「ちぇんおにぇーしゃんは、ゆっくちかっきょいーにぇ!」 パラッ・・・パラパラパラ、ザァァァァァァァァァァ・・・ 「ゆあーん。あめしゃんふっちぇきちゃよー。」 「だいじょうぶだよ。おちびちゃん。おうちはちゃんとつくったから、あめさんはいってこないよ。」 「ゆーん!やっちゃあ!おきゃーしゃんすぎょーい!」 とはいえ、やはり成体の3匹も不安なのであろう。 3つ並ぶ木箱の真ん中、れいむ一家のおうちのスペースに、3家族全員集まって身を寄せ合っている。 今夜は一睡もできなそうだ。 と、そのとき突然扉代わりに入口に垂れたブルーシートが勢いよく跳ねあげられ、一匹のまりさが駆け込んできた。 「ゆっひぃぃいいいいい!きゅうにあめさんがふって、しんじゃうかとおもったんだぜ!」 「ゆっ、ゆう?だいじょうぶ? きょうはあめさんもかぜさんもゆっくりしてないのに、おそとにいるなんて、どうしたの?」 「ゆーん。まりさはきょうもりさんからきたのぜ。まだおうちがないのぜ!とめてほしいのぜ!」 「「「ゆぅ・・・。」」」 まさか追い出すわけにもいかないが、れいむ達、成体3匹は露骨に嫌な顔をする。 町のゆっくりたちは、森に住むゆっくりには憧れているが、森から来たゆっくりにはいい印象がないのだ。 「な、なんなのぜ!まりさはげすのむれからおいだされて、おうちもないかわいそうなゆっくりなのぜ! あめさんがやむまでくらいいてもいいのぜ!」 「「「ゆぅ・・・。」」」 「ゆふーん。なかなかいいおうちなのぜ。ゆっ!こんなところにごはんさんがおちてるのぜ!むーしゃむーしゃ!」 「ゆあーん。まりしゃのゆっくちしちゃごはんしゃんがー。」 「なにするのぉぉおおお!ありすのかわいいおちびちゃんのごはんさんよ!このいなかものぉおお!」 「ゆへん!まりさはもりからきたばっかりなんだぜ!おなかがすいててかわいそうなんだぜ!ゆーん。こっちにもあるのぜ!」 「やめるんだよー。それはちぇんとれいむたちのあつめたごはんさんだよー。」 「またあつめればいいのぜ!けちけちすんなだぜ!むーしゃむーしゃ、しあわせー。」 れいむ達がつらい夜を乗り切るために集めた生ゴ・・・ゆっくりしたご飯さんがあっという間に無くなった。 「やめるんだよー。これいじょうはゆるさないよー。」 「ゆっへん!まりさはおなかいっぱいになったからすっきりーしたくなったんだぜ!れいむとすっきりーしてあげるのぜ!」 「ゆぇっ!?いいかげんにしてね!まりさみたいなゆっくりしてないゆっくりはいやだよ!」 「ゆえーん。まりしゃゆっくちしちぇにゃいにょー?」 「おちびちゃんのことじゃないのよぉぉおお!あっちのいなかもののまりさよ!」 「はやくまむまむをむけるんだぜ!すっきりーしたられいむたちはでていくのぜ! このおうちもかわいそうなまりさがつかってあげるのぜ!」 ひょっとすると、このまりさはゲスなのかもしれない。 さすがのれいむ達もここまで来ると我慢の限界であった。 「もうがまんしないよー。」 「いなかものはでていってね。」 「げすまりさはゆるさないよ!」 「かわいそうなまりさのことをげすなんてひどいのぜ!れいむたちこそげすなのぜ!まりさがせいさいしてやるのぜ!」 「3にんあいてにひとりでかてるとおもうのー?ばかなのー?」 「ゆふん!まりさはもりいちばんのゆっくりしたゆっくりなのぜ!まけるわけないのぜ!」 「ちぇんー。あのまりさ、そんなにつよいのかしら。」 「だいじょうぶだよー。けんかなら、ちぇんにおまかせだよー。」 「おうちのなかじゃせまいのぜ!おもてにでるのぜ!」 「「「・・・ゆぅ?」」」 ブルーシートの玄関から、お外に出ようとするまりさ。 「ゆふーん!おじけづいたのぜ?さっさとついて『ビュォオオオオオオオオ!!!』ゆあーん、まりさのおぼうしがー。」 当然お外の暴風と豪雨はまりさのお帽子に襲いかかり、一瞬で広場の彼方へと吹き飛ばしていった。 「おぼうしさんまってー。」 まりさは、豪雨の中を舞うお帽子を追いかけて行き、そして二度と戻っては来なかった。 「・・・わからないよー。」 「・・・あんないなかもの、はじめてよ。おちびちゃんはあんなのになっちゃだめよ。」 「ゆっくちわかっちゃのじぇ!まりしゃはときゃいはになるのじぇ!」 「むほぉぉおおおおお!おちびちゃんいいこねぇぇぇえええ!すっき「やめるんだよー。」ふぅ・・・。」 「ゆぅ。そんなことより、ごはんさんなくなっちゃったね。」 「「「「ゆあーん。ゆっくちしちゃごはんしゃんがー。」」」」 まあ相手は台風なので、今晩我慢すればご飯さん探しはまたできる。 「でも、ごはんさんだけですんでよかったよ。」 「だれもけがしなくてよかったよー。おちびちゃんたちもちょっとがまんしてねー。」 「「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!」」」」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 同時刻の町・コンビニ前。 台風の中でも普段と変わらず明るい店の明かりは、人間ならずとも安心させられる。 コンビニ前に設置された自販機の取り出し口からは、そんな明かりに引き寄せられた、ゆっくりれいむ親子の声が聞こえる。 「ゆーん。このはこさんは、あめさんがはいってこないからゆっくりできるよ!」 「「ゆっくちー。」」 「まえのおうちはこわれちゃったから、ここはれいむたちのあたらしいおうちだよ!ゆっくりしていってね!」 「「ここはれいみゅたちのおうちだよ!ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!」」 「ふあー。何とか雨が降る前に帰りたかったのにー。びしょびしょだわ。寒ぅ・・・。」 「ゆゆっ?」 「あ。もう自販機に、ぱちゅりー印のコーンスープ、入ってんのね。ちょっとはあったまるかしら。」 ちゃりん。ぴっ! ゴトンッ!ぐしゃっ! 「ゆぴぃぃいいいいぃぃぃぃ!ゆびぇ・・・。」 「おちびちゃぁぁぁぁああああん!」 「もっじょゆっぐじ・・・・。」 「おにぇえじゃぁぁあああん!ゆっぐぢしちぇぇぇぇえええ!」 「スープスー・・・うわっ!なんで餡子付いてんの!?」 「ゆああああああ!よくもおちびちゃんをぉぉおおお!ゆゆっ!どうしてでられないのぉぉおお!?」 「ゆっくりが入ってんの?内開きなんだから、入ったら出られるわけないじゃん。まったく、きちゃないなー。」 「おちびちゃんはきちゃなくないでしょぉぉおおおお!!」 「あ、店員さーん。これ交換してよ。まったく、今時ゆっくり防止もついてない自販機置いとかないでよねぇ。」 「どうも申し訳ございません。至急業者に清掃させますので。」 「そんな問題じゃないでしょ。口つけるのよ、こっちは・・・。」 「あー!濡れちまったよぉ!コーヒーコーヒー!『ピッ、ゴトンッ、ぐしゃり』うわっ!餡子付いてんじゃねーか!おい、店員!」 「おちびちゃんがぁぁぁあああああ!」 「申し訳ございませーん!」 「だから言ってんじゃん。あの自販機やばいって。」 ちなみに自販機の最近の主流は、腰の高さに取り出し口を設けるタイプか、取っ手を手元に引いて開けるタイプである。 ゆっくりは、基本的に押して開けることしかできないため、効果は高い。 一方隣の自販機の下。 別のれいむ一家が先ほどの光景を眺めていた。 「ゆーん。はこさんのなかにはいったりするから、ああなっちゃうんだよ。」 「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!」」 「ゆふーん。おちびちゃんたちはとってもゆっくりしてるよー。」 ちなみに、普段はあり得ない豪雨の中、水たまりは自販機の下まで届いてきており、もうそろそろこのれいむ一家を囲い込む。 明日には店員が、自販機周辺の掃除に頭を抱えそうだ。 どちらにしても、このコンビニ周辺のゆっくり達の未来は暗そうである。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 場面は再び公衆便所裏に戻る。 森まりさから解放されて、おうちの中は静寂を取り戻したかに見えたが・・・ びゅぉぉおおおお! ガガッ!ガァァァァッン! 「ゆぁぁ!?」 「ゆゆっ!?おきゃーしゃん!あめしゃんがおうちにはいっちぇきちぇるよ!」 「わかるよー!なにかがとんできて、おうちにあたったんだよー!」 「あおいぬのさんがはずれちゃったのね!このままだとおうちがとかいてきじゃなくなっちゃうわ!」 「なおすしかないんだねー。わかるよー。」 運悪く、風で飛んできたゴミが、おうちを直撃してしまったらしい。 無論その程度で木箱は破損しないが、おうち3棟に屋根としてかぶせてあったブルーシートが派手にずれ落ちてしまった。 雨もりはゆっくりできない。 「れいむとちぇんがぬのさんをはこんでもちあげるから、ありすはおうちのうえにのせてね!」 「おきゃーしゃん、がんばりゅんだじぇ!!」 「むほぉぉ(以下略)」 豪雨の中を飛び出す3匹。その体を雨は容赦なく蝕んでいく。 だが、なんとかれいむとちぇんはブルーシートを引きずって運び、おうちの上のありすに渡すことができた。 「ゆっくりしないでいそいでね!」 「まかせなさい!ありすがとかいはなやねさんをこーでぃねーとするわ!」 だが、ありすがシートを持ち上げようとしたその時・・・ ビュォォォオオオオオオオオオオ!!! ひと際強烈な風がシートと、その上にたっぷり溜まっていた雨水を持ち上げ、端っこを噛んでいたありすを包み込んだ。 びちゃり・・・ 「ゆひぃぃぃいいいいい!!!ぬのさんどいてぇぇぇぇえええ!」 「ありすー!わからないよぉぉおおお!」 「ありす、ゆっくりしてぇぇえええ!」 風がわずかにおさまり、シートがずるりとおうちにかぶさると同時に、ありすは力無くべちゃりと下に転がり落ちた。 「ゆあーん。おきゃあしゃんのおかおがぁぁ。」 「ありすのおかおがとけちゃったよー。わからないよー。」 「ありすのおかお、どうしちゃったの。いだいっ、いだいぃぃぃ・・・」 身じろぎすると、ありすの左目がぼろりと落ちる。 「ありすっ、おちついてね!」 「うあぁぁあ・・・。まりさがゆっくりしてるねっていってくれたおめめがぁ・・・ほっぺがぁ・・・。 ありすもうゆっくりできないよぉ。みないでぇ、みないでよぉ・・・。」 「しょんにゃことにゃいのじぇ!」 「おちびちゃん。」 「おきゃーしゃんはやさしくちぇとっちぇもゆっくちしちぇるのじぇ! きっとおかおもぺーろぺーろしゅればにゃおるのじぇ!」 「おちびちゃん・・・ゆぅ・・・すっきり・・・。」 「おちびちゃんのいうとおりだよー!ありすはゆっくりできるよー! おうちにはいってぺーろぺーろしようねー!」 * o + そのとき、再び強い風が吹いた。舞い上がる小さな黒いお帽子。 「ゆあーん、まりしゃのおぼうしがー。」 「ゆゆっ!おちびちゃんまって・・・」 「おぼうししゃん、まっちぇー。『びゅぉぉおおおお』ゆーん、おしょらとんでるみちゃいー。」 ころころころ、ぽちゃん。 まりさの姿は広場を囲むように作られた雨水溝に消え、二度と浮かんでくることはなかった。 「お・・おちびちゃ・・・」 雨水溝に向かって這っていくありす。その体はグズグズと崩れていき、飾りも落ちる。 しかし、それすら気にも留めず、ありすは赤まりさへと向かっていった。 「おち・・・ゆびぇ。」 ありすが修理してくれた屋根のおかげで、おうちは多少雨が振り込みつつも、ゆっくり出来るようになった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 同時刻の駅前商店街。 無論、深夜の現在、営業中の店など無く、アーケードに人影は見当たらない。人影以外は見当たるが。 アーケードには屋根があるため、通路全体が雨風から守られている。 そのため、おうちが雨で壊れたり、風で吹き飛ばされたりした近所のゆっくり達が、 避難所代わりに歩道に集まって身を寄せ合っている。 商店街の歩道いっぱいにゆっくりが敷き詰められた様は、まるで黒に赤や金で刺繍されたじゅうたんのようで、 夜に何も知らない通行者が見たら、地面がもぞもぞとうねっているかのようですらあり、はっきり言って怖い。 「おきゃーしゃん、あまあまたべちゃいよぉ。」 「がまんしてね。おちびちゃん。」 「すっきりー。」 「みゃみゃー。うんうんしゅるよ。」 「すっきりー。」 「すっきりー。」 「しょうがないからここでしてね。」 「しゅっきりー。」 「すっきりー。」 台風ではなくとも雨は恐怖の対象である。 とはいえ、たくさん集まればやはり心強い。 それに、ここにたどり着くまでにびしょ濡れにはなってしまっていても、 互いにぺーろぺーろして、みんなで身を寄せ合ってあたためあえば、ゆっくりできる。 実際、ここに集まってすーやすーやと寝息を立てているゆっくりたちは、とても安心してゆっくりしていた。 だが、台風のたびに行われるゆっくりの一斉避難は、当然人間さんもよく知るところである。 加えて言えば、通路にみっちり詰まって、ろくに身動きの取れないゆっくりたちが、 商店街の通路中にうんうんやしーしーをまき散らしていくことも、人間さんのよく知るところであった。 よって、台風の日には臨時でゆっくり清掃班が組織される。 「よーし、寝静まったな。儚井、ちゃっちゃと済ませるぞ。」 「はい。」 ニコニコゆっくりマークと『ゆっくり清掃』の文字が書かれた、青いタンクローリー。 春以外は基本的に使用されていないそれは、稀に別の季節にも活躍の場を与えられることがある。 たとえば台風の日の夜など・・・ 青い作業服を着た市の職員が、タンクからのびる吸引ホースを持ち、最初の一匹に吸引口を向けながら独りごちる。 「目を覚まさないでくれよ。それがお互い一番幸せなんだから。」 みゃみゃ・・・ゆっくちあったきゃいにぇ。 でも、おなきゃしゅいたから、あしたはいっぱいむーちゃむーち しゅぽん。 「班長、清掃完了しました。」 「よーし。かえってコーヒー飲もうや。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− れいむたちは、目の前で友ゆっくりを失い、さすがに落ち込んでいた。 普段は陽気なちぇんも少々大人しくなっている。 「さびしくなったよー。」 「ありしゅおにぇーしゃん・・・。」 「ゆぅ。みんなしっかりしてね。れいむたちはありすたちのぶんまでゆっくりしないとだめだよ。」 「しょーね。いつまでもおちこんでりゅのはときゃいはじゃないわ。」 ごそっ・・・ そのとき、玄関から物音がした。 「ゆゆっ!?ありす?」 玄関から入ってきたのは、無論ありすではなく、一匹の、ずぶ濡れの老猫であった。 「ゆ、ゆ、ゆ、ねこさんだぁぁぁああああ!!!」 「おきゃあしゃんきょわいぃぃいいいい!!!」 のっそりのっそりと、めんどくさそうに入ってくる老猫。 れいむ達の反応も無理はない。 猫達はゆっくりを好きこのんで食べるわけではないが、 気分しだいでじゃれついたり、おもちゃにすることは多い。 しかも被害にあうのは、虫に近いサイズの子ゆっくり以下。 ゆっくり側の心証は最悪である。 ぶるぶるぶるっ・・・ぶるぶるぶるぶるっ! おうちの中で遠慮なく毛についた水滴をはらう老猫。 「ゆぴぃぃぃいいいい!・・・・ゆっぐぢしじゃい・・・」 老猫が体を振って水気を飛ばすと、おちびちゃん達はびしょぬれになり虫の息となった。 「おちびちゃぁぁああああん!ぺーろぺーろするからゆっくりしてぇぇ!」 「ゆ・・・ゆっぐぢ・・・」 「そ、そうだよ。ちぇん!たすけてね!」 なにせちぇんは、猫4匹相手に戦って撃退したことがあるのだ。一匹くらいどうにか・・・ 「わ゛・・・わぎゃ・・・」 ちょろちょろちょろ・・・ぶりぶりっ・・・ ちぇんは、れいむ達に輪をかけてひどい怯え様であった。 顔面蒼白、口から泡を吐き、白目をむきながらうんうんとしーしーを垂れ流す姿は、常のちぇんではあり得ない。 まあ、ちぇんの下膨れに残る傷跡が、猫との死闘によるものなどではなく、 赤ゆの頃に8匹いた姉妹が次々と子猫にじゃれ殺されたあげく、 飽きられて放置され、生き延びた際の古傷だということを知っている者であれば納得の姿ではあったが。 そんなちぇんを、毛づくろいしながらチラリと見る老猫。 ちぇんはこの老猫が、またあの時のように散々ちぇん達をじゃれ遊び、いたぶり殺すつもりなのではないかと想像した。 老猫の方は、これまたゆっくりと似たり寄ったりで、 ダンボールのおうちが飛ばされてしまい、緊急避難として目についた木箱に入ってきただけである。 目の前のゆっくり達は先客程度にしか思っていない。 「クフゥ・・・・クファ・・・・ム。」 おうちの隅っこに体を寄せてガタガタと震えるちぇんをしばらく眺めていた老猫は、 のそのそとちぇんに近づき、クンクンと匂いを嗅ぎ、興味なさげに大きく欠伸をした。 「わ、わぎゃらないよぉぉぉおおおおおおお!!!」 「ちぇん!まっでぇぇええええ!!!」 その瞬間、恐慌に陥ったちぇんは、ますます強まる暴風雨の中を飛び出していき、そして二度と戻ってこなかった。 「ちぇん・・・、ごわいよぉぉ。」 「「「おきゃあしゃぁん。きょわいよぉ・・・。」」」 「だれが、だずげでぇ・・・。」 老猫は、おうちの真ん中でのっそりと丸まって寝息を立て始めたが、 れいむ達はおうちの隅っこから動くこともできず、涙を流し、ガタガタと震えながら一夜を過ごしたのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 翌朝。 玄関から差し込む朝日によって目を覚まさせられたれいむは、 おうちの中に老猫も、3匹のおちびちゃんも誰もいないことに気がついた。 「ゆ、ゆゆっ!おちびちゃん!どこなのおちびちゃん・・・!」 大慌てでお外に飛び出すと、そこには3匹のおちびちゃんが、 ゆっくりとした表情で朝日を浴びている姿があった。 「おきゃーしゃん!おきちゃにょ!?」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!」 「あめしゃんもやんで、とっちぇもときゃいはなあさよ!」 「ゆ・・・ゆぅ、ゆっくぢぢでいっでねぇ。」 「どうちちゃにょ?おきゃーしゃん。」 「ゆぅん。ねこさんもおちびちゃんもおうちにいなかったから・・・」 「ゆーん。れいみゅがおきたときにはもういにゃかったよ。よかっちゃにぇ!」 「ゆぁーん!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってねぇ!」 「「「しゅーり、しゅーり、ちあわちぇー!」」」 「それじゃ、ゆっくりしたら、あさごはんさんをさがしにいこうね!」 「あのまりしゃがいなきゃものだったから、もうおなきゃぺーこぺーこだわ!」 「ゆーん!れいみゅもうしゅこし、たいようさんでぽーかぽーかしゅるよ!」 「ゆーん、すこしだけだよ。」 お腹がすいたと駄々をこねる次女ありすと末っ子れいむ。 日向ぼっこを楽しむ長女れいむ。 れいむは、様々な不幸を味わいながらも、なんとか台風を一家無傷で乗り切れたことでしあわせーだった。 ちなみに、台風の過ぎ去った早朝に目を覚ました老猫もまた、日向ぼっこを済ませて朝食を探しに出かけようとしていた。 日当たりの良い、れいむ一家のおうちの上から。 めちゃっ。 めんどくさそうにれいむ一家のおうちの屋根から下りた老猫は、気持ち悪いものを踏んだといわんばかりに前足を振りながら、 のそのそと歩いて行った。 後には、つぶれた長女れいむと、その姿を見て、笑顔のまま固まったれいむ親子が残された・・・。 このシリーズ、全体的に内容が(特にゆっくり殺害描写が)あっさり風味で、 サクサクと死んでいく感じなのは、意識してのものです。 町なんて加工所と大して変わんないんだよ、って感じが出したくて。 物足りなかったら申し訳ないです。 * o + # * o そもそも文章力自体が無いのは実力なので、そっちはご容赦ください。 それから、多くの絵師さんにD.Oをどろわで描いていただきまして、感謝感激です。 元はと言えば誰かの悪ノリで出されたムチャ設定から、 よくもまああんなエロい女性キャラを描いていただけたもんです。 これで、夜中にSSを書いている時の孤独感で涙を流さずに済みそうです。 ほんとうにありがとうございます。 おまけ 同日の深夜 ここは、虹浦町の隣、餡娘町の学校に校長として勤務する、倉塚邸。 「ふーむ。相当荒れとるな。」 校長宅は代々受け継がれた古風な和風邸宅だ。庭も広く、多くの木が植えられている。 暴風と豪雨にさらされる庭を眺めていた校長は、そのうち一本に視線を向ける。 「そろそろ、かな。」 塀づたいに雨風を避けつつその木までたどり着くと、 そこには一人のゆっくりが一糸まとわぬ姿で、犬用の首輪で木に固定され、立たされていた。 「・・・はぁ・・・んぅぅ・・・さむくて・・・こわいよぉ・・・」 「でも、気持ちいいんだろう?てんこ。」 「・・・だくさんぬれちゃった・・・とけちゃう・・・」 「ふむ。すこし肌が溶けてヌルヌルしとるな。」 「・・・あめさんじゃいや・・・せんせぇ・・・」 「んむ?」 「・・・せんせぇが・・・てんこをとかして・・・」 てんこは木の陰でわずかに雨にさらされながら、 その絹のように滑らかな臀部を突き上げるようにして、校長を誘う。 その肌は上気しはじめ、ぬらぬらと輝く肌とわずかに漂う白い湯気は、たとえようもなく艶めかしい。 「・・・せんせぇ・・・」 「何だ。」 「・・・てんこのこと・・・いやじゃない・・・?」 「どうして?」 「・・・えっちで・・・へんなことばかりするてんこ・・・わるいこだもん・・・」 「・・・私はそんなてんこが好きだから、妻に迎えたんだよ・・・。」 「ぁぁ・・・うれしぃ・・・」 校長とてんこはこの日、風雨の吹き荒れる中で一晩中互いを暖めあった・・・ 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 秋-1. 本作品 挿絵:嘆きあき
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野良ゆっくりNo.2 16KB 虐待-普通 愛で 自業自得 親子喧嘩 赤ゆ 子ゆ ゲス 現代 2話目です。引き続きお付き合いください。 最近ではとっても珍しい胎生妊娠の野良れいむを俺は飼いゆっくりとして迎えた。迎えたのはいいが速攻で2匹もガキを生みやがった。 その際スーツは良くわからない粘液でデロデロにされるし。二匹目の赤れいむは完全にゲスだし。当初の思惑とは少々ズレてきてちょっと鬱だ。 リビングに放置した、れいむ親子の事が気になるが二日続けて遅刻だけはなんとしても阻止しなければならないので俺はとにかく寝る事にした。 「むーちゃむーちゃ、おかーさんおいしいね。れいむとってもしあわせ~だよ。」 「おいしいねぇ。ほんとうにおいしいねぇ。こんど、おにーさんにちゃんと「ごちそうさま」いうんだよ」 「はーい!」 「む~ちゃむ~ちゃ、うっめ!これめっちゃうっめ!こんにゃにおいちいにょなら、れいむずっちょむ~ちゃむちゃできゅりゅよ!」 「れいむおいしいね~こんどおねーちゃんといっしょに、おにーさんに「ごちそうさま」いおうね~」 「へ?おにーさん?」 「そう、おにーさん」 「おにーさん?....っぷぷぷっ!おにーさんって、あのくじゅ?ひゃひゃひゃへへ...ひーひー...あのくじゅがおにーさん?れいにゅ、 おなかがよじれそうだよ!じょうだんはきゃおだけにしちぇいっちぇね!」 「れ...れいむ...。」 「おちびちゃん!!!なにいってるの!!このごはんさんは、やさしいおにーさんがくれたんだよ!いいかげんにしないとおこるわよ!」 「おきゃーしゃんなにいっちぇるの?あのくじゅは、とってもゆっくりしたれいにゅしゃまに「あまあま」さんをもっちぇくることしゅか、 のうがにゃい「どれい」だにょ!おきゃーしゃん、あちゃまだいじょぶにぇ?」 「このこはなんてこというんだい!」 ビシィ!!! 親のれいむは多少手加減して顔の横に付いている、おさげで悪態をついて収まらない末っ子のれいむを打ち据えた。末っ子のれいむは手加減 されたにも関わらずゴロゴロと転がった。大量の餌を食べて歪に変形させた体を数十センチ転がせてソファにぶつかって停止した。 「ゆぎゃああああ!!おきゃーしゃんがぶったぁああいぢゃいよおおう「ぎゃくったい」だよおお「いくじほうき」だにょおお!!! こんなくじゅおやなんかいらにゃいよ~」 「れいむ!!いいかげんになさい!こんどおにーさんのことをわるくいったら、おかーさんゆるさないよ!」 「れいむ...いまのは、れいむがわるいのよ。おかーさんにあやまってね、おねーちゃんもいっしょにあやまってあげるから」 「いやじゃぁ!れいみゅわるくないもん!」 「れいむ!!」と親のれいむは再度おさげを頭上高く振り上げた。 「れいむ、さぁおねーちゃんといっしょにあやまろう。」 「..う、うぐぅ....おねーしゃん....。」 「おかーさんごめんなさい。はい!れいむも!」 「....おきゃー.....ごめ....しゃい。」 「だめ、れいむ!ちゃんというのよ!」 「おきゃーしゃんごめんなしゃい!」 「ほら、できた。れいむはおりこうさんだね。おねーちゃんうれしいよ」 「れいにゅはいっちゅもおりゅこうしゃんだよ!」 すっかり機嫌をなおした末っ子のれいむは、再度食べかけのバウムクーヘンの傍に歩み寄って「れいにゅまだむ~ちゃむちゃするよ!」と 食事を再開しようとした。 だが、すでにバウムクーヘンは1/4ほど食べており、このペースだと到底一週間は持たない。その事を理解した親のれいむは2本のおさげを 器用に使って、残りのバウムクーヘンをゆっくりと持ち上げ自らの頭上に置いた。 「おちびちゃんたち~ごはんさんのじかんはもうおわりだよ。いまからおきゃーしゃんと「す~りすり」しようねぇ~」 「おかーさん、ちゃんとごはんさんたべた?れいむしんぱいだよ」 「おちびちゃん、おかーさんは、にかい「むーしゃむしゃ」すれば、おなかいっぱいだからだいじょうだよ。」 「ゆぅ...」 「れいむ、おかーさんと「す~りすり」するよ!おかーさんのほっぺは、とってもゆっくりできるね~」 「ゆぎゃあああああ!!!れいにゅの!れいにゅの「あまあま」しゃんをきゃえせ~!れーにゅはみゃだ「む~ちゃむちゃ」しゅりゅよっ!」 「れいむ、ごはんさんのじかんはもうおわり。おねーちゃんとゆっくり「す~りすり」しようねぇ」 「いやじゃぁあああ!れいにゅみゃだ「む~ちゃむちゃ」しゅるよ!はやぎゅかえしぇ!このきゅしょばばぁ!」 「れいむ!あんたってこはー!」 「れいむ!いいかげんにしないと、おねーちゃんれいむのこときらいになるよ!」 「...ゆうっぐ...ゆぅ.....れいみゅ....ゆっぐりりぎゃいしちゃよ....。」 「おかーさんのほっぺにすーりすり♪おきゃーしゃんのほっぺにしゅ~りしゅり♪」 「おちびちゃんのほっぺにすーりすり♪」 「おかーさんのほっぺはとってもゆっくりできるねーれいむ。」 「おきゃーしゃんはとくべちゅだよ!とってもゆっくりできゅるにょ!」 「あぁ..れいむのかわいいおちびちゃんたち....おかーさんとずっとゆっくりしようねぇ~」 「おかーさんだーいすき!おきゃーしゃんだーいちゅき~!」 大変な不幸に見舞われて一時はもう二度と安息の時を迎える事が出来ないのかもと覚悟を決めた親のれいむに、ゆん生最高の時間が訪れた。 ゆっくりにとって「ゆっくりする」という、たった一つの欲求が満たされた。親のれいむは、この時間が永遠に続けと心から願った。 「ゆぅ...おかーさん...」 「どうしたのれいむ?」 「れいむね「うんうん」がしたくなっちゃったの。」 「そうね、そろそろ「うんうん」したくなるじかんね。おかーさんも「うんうん」したくなっちゃった」 「さぁおちびちゃんたち、これから「おといれ」をおしえてあげるから、ゆっくりこっちにきてね。」 そう言うと親のれいむは赤ゆっくりを連れて「おといれ」となる箱の前に移動した。 「おちびちゃんたち「うんうん」は、この「はこ」のなかでするのよ。ぜったいにおそとで「うんうん」をしちゃだめだからね」 「はーい!」 「ひゃーい!」 「まずは、おかあさんが「おてほん」するね」 親のれいむは慣れた感じで箱の中に入り、そつなく排便を済まして箱から出てきた。 「さぁつぎは、おねえちゃんのばんだね」 「...おかーさん。とってもくさいよう。」 「そうね「うんうん」はとってもくさいね。でもがまんしてね、れいむ「うんうん」は、この「はこ」のなかよ」 「....はーい。」 「ゆんしょ!ゆんしょ!ゆぅぅんくさいよ。でもれいむがんばる。」 「ふぅ~ゆっくり「はこ」のなかにはいれたよ、おかーさん」 「はい、では「うんうん」しょうね~」 「うぅ~ん....すっきり~♪」 「はい、よくできました♪おねーちゃんはえらいね~」 「てへへ。」 「つぎは、おちびちゃんのばんだよ。ゆっくりおねーちゃんみたいにがんばろうね」 「......ちゅっきりいいいいいいい!!!」 「お・お・おちびちゃん!!!なんでそんなところで「うんうん」してるのぉ~?おかーさんのおはなしちゃんときいていたの~?!」 「しょんなくちゃいところで「うんうん」なんきゃできないじぇ!れいみゅはここで「うんうん」しゅるのじぇ!」 「おそとでしちゃだめって、おかーさんいったよね!いったよね!なんでいうこときけないの!」 「ゆえ~ん。またおきゃーしゃんがいじゅめる~!おきゃーしゃんは、れいみゅがきらいにゃんだ~!」 「きらいよ!おちびちゃんなんかきらいよ!おかーさんのいうことがきけない、おちびちゃんなんかだいっきらい!」 「ゆぇ?..ゆっゆっゆぇ~ん!こにょくしょばばぁー!れいみゅはこんにゃげしゅな、ははおやから「じりつ」しちぇりっぱなゆっくるに なるんだじぇぇ~!あちょでなきちゅいても、しらないするんだきゃらね~!」 「....おかーさん。ゆっくりおちついてね」 「ふーっ!ふーっ!ふー.....なんでこうなるのかしら。はっ!それよりはやく「うんうん」をなんとかしないと、おにーさんにおこられる」 「おかーさんは、ゆっくりおちついていてね「うんうん」はれいむがなんとかするから」 姉のれいむはそう言うと末っ子のれいむの「うんうん」を咥えて箱の中に投げ入れた。 「ゆわぁあああ。おねーしゃんきちゃな~い!れいみゅの「うんうん」たべてる~あたみゃだいじゅうぶにぇ?」 「....れ・れいむ.........れいむなんかだいっきらい!」 「ゆびぇ?にゃんで?にゃんできゅらいになっじゃうの~?どぼじでぇええええ!」 末っ子れいむは大好きだった姉のれいむに大嫌いと言われて、その場でジタバタと抑えきれない感情を体で表現していた。 「ゆえっ!ゆぇっ!ゆげえええ!ゆびええええ!ど~ぼ~ち~て~。ゆええええええん」 その激情は収まる事も知らずに数分間続いて最後は少量の餡を口から吐いて疲れて眠ってしまったようだ。 「どうしてこうなるのかしら。ぐすっ。」 「おかーさんなかないで、あしたれいむがゆっくり、れいむとおはなしするから」 「れいむ...あんたはいいこだよ。とってもゆっくりしているよ。ほんとうはおかーさんが、ゆっくりさせてあげなくちゃだめなのに、 すっかりおかーさんが、れいむにゆっくりさせてもらってるよ」 「おかーさん、あしたれいむに「おうた」をおしえてね。おやすみなさい」 「ゆっくりわかったわ、おやすみれいむ」 ~~~翌朝~~~ 「お~いお前ら~なんか面白い事になってんな」 「ゆゆっ!おにーさんおはようございます。」 「おはようございます。」 「おう!おはような!所でなにやってんだお前?」 「ゆう?なにってれいむ、おはようのごあいさつを」 「いや、そうじゃなくて。それだよそれ!お前の頭の上だよ」 「ゆううう?あたま?....ゆぅ!これはごはんさんだよ。れいむはちゃんとすこしづつごはんさんをたべるから、あたまのうえにごはんさん をおいてあるのよ」 「だからさぁ。頭の上の物を下ろしてよく見てみろよ。」 「ゆぅ?ゆっくりよくわからないけど、おろしてみるよ」 親のれいむが頭を前に傾け、頭上に載せたものをボタボタと床に落として見た。 「....ゆっ!ゆぅ~!!!!!」 親のれいむの頭上には1/4ほど食べたバウムクーヘンがあって、それが落ちてくるはずだったのに。実際落ちてきたのは。 残り半分ほどになったバウムクーヘンと数個の「うんうん」と醜くひょうたん型に肥え太った末っ子の赤ゆっくりだった。 「おお!お!おちびちゃああああああん!!なにしてくれてんのおおおおおおお!!!!」 「ゆぅ?うるしゃいくしょばばぁだにぇ。れいみゅはれいみゅは「じりつ」したゆっきゅりだから「かり」でみちゅけた「あまあま」しゃんを たべてただきぇだよ!うるしゃいくしょばばぁはゆっきゅりどっかいってね!この「あまあま」しゃんはれいみゅがみちゅけた「あまあま」 しゃんだからたべにゃいでね!」 親のれいむは今までとは違い渾身の力でおさげを振りぬいて末っ子のれいむを打ち飛ばした。 「あ・あ・あ・あんたってこはあああああああ!!!!」 「おかーさん!おかーさん!おちついてね!ゆっくりおちついてね!」 「ふーっ!ふーっ!ふぅー!」 「なぁれいむ、お前ができないのなら俺がコイツを潰してやろうか?」 親れいむは何も答えない。ただ打ち飛ばした末っ子のれいむを睨み付けている。 「よし、わかった。だが俺はもう行かなくてはならない。とりあえずお前らは約束どおり外だ」 「おにーさん、ゆっくりりかいしたよ。」 「その前にこの糞をなんとかしろ!」 「はい、わかりました。」 姉のれいむは素直に末っ子のした「うんうん」を嫌な顔一つせず口に咥えて箱の中に全部入れた。 「最初のガキはよくできてんなぁ」 「はい、このこはとってもゆっくりした、れいむのおちびちゃんなんです。ゆっくりかわいがってあげてください」 「おにーさん「すーりすり」だよ。」 「やめろバカ!くすぐったいなぁもう」 「ほら、餌と箱を持って外へ出ろ」 「ゆっくりりかいしたよ」 おにーさんから貰った残り半分となってしまったバウムクーヘンを頭に載せ「おといれ」と称された箱を咥えて、ゆっくり一家は外へ出た。 「お前ら庭だからと言ってそこらへんに糞すんなよ!あと水はこの皿に入れておくからな!」 「それと、このバカはとりあえずココに入れておくわ」 そう言うと俺は小さな水槽型の虫かごに末っ子のれいむを入れ、庭の足台の上に放置した。 「じゃあな!」 ガラガラ..ピシャ! 「ゆう...おにーさんいっちゃったね。おかーさん、おそとはさむいね」 「おちびちゃん、だいじょうぶよ、あそこがあたらしい「ゆっくりぷれいす」だよ。ゆっくりおみずさんを「ごーくごく」してから いきましょうね。」 「はい、おかーさん。れいむ「ごーくごく」するよ」 「おかーさんも「ごーくごく」するわね」 「ぷっひゃぁ。おみずさんおいしいね」 「おいしいおみずさんね、とってもゆっくりできるわ」 「さて、あたらしいおうちはどうかしら」 「うわぁああああ!ふかふかさんがいーっぱいだよ!ねーおかーさん!」 「ほんとにふかふかさんだねぇ。おかーさんはあたらしいおうちさんのなかを「こーでねいと」しているからおちびちゃんは、おそとで あそんでいなさい。」 「はーい!」 そう言うと姉のれいむは真っ先に末っ子のれいむの所に駆け寄った。 「ねぇ、れいむだいじょうぶ?」 「ゆぅっぐ、ゆぅっぐ!ゆぅ?....おねーしゃん!!」 「おねーしゃんだして!れいみゅをここからだして!!!」 「れいむ、どうしておかーさんのいうことがきけないの?なんでかってにごはんさんたべちゃったの?」 「あれはれいみゅがみちゅけた「あまあま」さんだよ!れいみゅはわるくないもん!」 「れいむ!まだそんなこといってるの!」 「うるしゃいなぁれいみゅは「じりつ」したんだにょ!」 「れいむのばかー!!もうしらない!」 「お..おねーしゃん...。」 姉のれいむは一人で庭を歩き始めた。初めて見る緑の絨毯を、初めて見る美味しそうな香りのする黄色いタンポポを、初めて見る綺麗な 淡いピンクのコスモスを。何もかも初めてだった。 姉のれいむは狭い庭を所狭しとポンポンと跳ねた。足元の小石に躓いて転がり泣き出しそうになった時、目の前を這って歩く緑の青虫さんに 心奪われて涙が引っ込んだ。そしてその青虫さんの真似をするかのように一緒になって「の~びのび」して這って歩いた。 生まれたばかりの小さな体をめいっぱい使って春の息吹を感じていた。 幸せだった...。 「あ~あ~。れいむもいっしょだったらもっとたのしいのになぁ~」 一方、末っ子のれいむの方は.... 「だじぇええええ!!ばやぐごごっがらだじぇええええ」 「れいみゅもおそとであそぶううううううう」 右へ左へと姉のれいむより二周りほど大きくなった体を小さな水槽型虫かごに打ち付けている。 「ひっへっはぁああああ。くしょうくしょう!」 今度は上下に跳ねて天井に体を打ち付けているが、天井には緑の網目になったカバーがしっかりと固定されておりびくともしない。 「あ!あんにゃところにおしょら!」 末っ子のれいむは見つけてしまった。天井の緑のカバーの中心に透明なプラスチックの小窓があることを 「ゆんしょ~!ゆんしょ~!」 目標を見つけた末っ子のれいむは一心不乱に小窓に頭を打ち付けていた。何度も何度も....そしてその時は訪れた。 「ゆんしょおおおおおおお!!!!」 パカンッ! とうとう天井の小窓が開いてしまったのだ。 「いにゃったあああああ!!れいみゅ「だっしゅつ」するよ!「じゆう」だよ!」 末っ子のれいむは全力で開かれた自由への扉に向かって跳ねた。 「ゆ?ゆっゆっゆぅううう?」 「にゃ...にゃ...にゃんんなのこりええええええ!!!!!!」 末っ子のれいむは自由を手に入れた.....そう.....顔から上だけだ。 家族の食料の半分近くを一人で食べてしまったせいで、その体型はすっかりひょうたんの様になってしまった末っ子のれいむ。 その小さな小窓から脱出出来たのは頭と顔だけであった。しかも勢い余って限界まで外に体が出てしまったせいで、すっかりと狭い小窓に 嵌まり込んでしまったのだ。 小窓から頭と顔だけを出して残りの体は無様にブラブラと揺れている。 「はなちぇええええ!れいみゅをはなちぇええええ!!はーなーちぇーーーーー!!! どんなに暴れても末っ子のれいむの足には何も触れない。跳ねる事も壁を蹴る事もできない。できるのは口から暴言を際限なく吐き出す事と 親のれいむ譲りの顔の横に付いている、おさげをピコピコと可愛らしく動かす事だけだ。 そしていつの間にか日はとっぷりと落ち、暖かだった春の日差しは漆黒の闇の向こうへ行ってしまった。 「れいむ~そろそろさむくなってきたから、おうちにはいりなさ~い」 親のれいむが鈴の音のような綺麗な声で姉のれいむを呼んだ。 「は~い、ゆっくりもどるよ~」 「わぁ~おうちさんのなかはあったかだね、おかーさん」 「そうねぇあったかだねぇおちびちゃん。これもおにーさんがふかふかさんをいっぱいくれたからだよ」 「おにーさんありがとー」 「はい、よくできました。おにーさんありがとうね。ゆふふふふ♪」 「おかーさん...あれ..れいむ..。」 「あー。いいのよ!ああやってすこし「はんっせい」させないとだめよ!」 「...ゆぅ。....かわいそう。」 「さぁ、ごはんさんのじかんだよ。ゆっくりたべてね」 「ゆわーい。おかーさんもちゃんとたべてね!」 「はいはい、おかーさんはちょっとだけでおなかいっぱいだから、れいむはいっぱいたべてね」 「むーちゃむちゃ...しあわせえええええ!!」 「むーちゃむーちゃ.......でぃびゅもうおながいっばい!」 「あら?おちびちゃんもういいの?ごはんさん。」 「むごぅ、むご!でぃびゅおぐちいっばいだからだいじょびゅ」 「あらあら、そんなにほおばって。ゆふふふふふ♪」 「でいびゅ、おぞどでおみじゅしゃんにょんでくるね」 「くらいからきをつけるのよ~」 姉のれいむはチラチラと何度も振り返り、親のれいむの様子を伺いながら、まっ先に末っ子のれいむが居る水槽型虫かごに向かった。 「ゆんしょ!ゆんしょ!....のぼれない。」 「でいびゅ!でいびゅ!ぎごえる?」 「おねーしゃん!おねーしゃんなの?おねーしゃんたすけちぇ!れいみゅなんにもわるくないのにうごきぇないにょ」 「でいびゅ....おねーじゃんぞこにいげないよ」 「にゃんでえええ!!にゃんでたじゅけちぇくれないのおおおお!!!」 「でいびゅ、ぢゃんとぎいてね。いばがら「あまあま」じゃんををぞっちになげるがらぢゃんどだべてね」 「あまあまっ!あまあまっ!はやきゅしちぇね!れいみゅぐじゅはきゅらいだにょ!」 姉のれいむは口に含んだバウムクーヘンをプッっと末っ子のれいむの顔付近に飛ばした。見事バウムクーヘンの欠片は末っ子のれいむの 眼前に転がす事に成功したのだ。 「ゆわーい!あまあましゃんだー!...ゆ?ゆゆうゆゆゆゆ!おねーしゃんとどかにゃいよ~れいみゅうごきぇないのわきゃってるの?!」 すると不意に親のれいむの声が響いた。 「れいむ~だいじょうぶ~?はやくおうちにはいりなさ~い」 水を飲みに行くだけには随分と時間がかかる姉のれいむを心配して、親のれいむが声をかける。 「ゆゆっ!おかーさんがよんでいる!れいむ!ちゃんとたべるのよ」 そういい残すと姉のれいむはポンポンと跳ねて家の中に入ってしまった。 「ゆぅううううう!!!おねーしゃんのばきゃああああ!!」 仕方がなく末っ子のれいむは長い舌を使ってバウムクーヘンの欠片を手前に寄せようとした。だが、なかなかそれも上手くはいかない。 「ゆう。あまあましゃん、ゆっくちこっちにくるんだじぇ。そっちはだめなんだじぇ。だめだっちぇ!ゆ!ゆぅううううう!!にゃんで! にゃんでおちちゃうにょおおおおお!」 舌で一生懸命寄せようとしたが伸ばした舌で逆にバウムクーヘンの欠片を突付いてしまい無常にもバウムクーヘンの欠片は下に落ちてしまい 漆黒の闇に消えて行ってしまった。 「ゆぅーゆぅーゆぅー!!!ゆぎぇええええ!ゆぎゃあああああ!!」 末っ子のれいむは半ばヤケクソ気味でヒステリックに体を揺らして暴れたが、ただ空しいだけであった。 すると急に家の明かりが灯り、窓が開かれ、おにいさんが顔を出した。 「いよぉ小市民共!元気にやってるか?お!相変わらず愉快な事やってんな!おめーらは!」 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 多分お兄さんは愛でお兄さんでも虐待お兄さんでも無いんだねー。分かるよー。 なんか暇だからゆっくりでも観察しようと思った感じなんだろうねー。分かるよー。 -- 2013-06-18 15 22 29 更正の見込み無い末っ子をまだ潰して無くて、いちいち親れいむに許可を聞く時点で虐待お兄さんじゃないね -- 2011-07-14 20 58 49 良いお兄さんじゃないかw これだけ良いゆっくりだと何か和むなぁ… あ、末っ子ざまぁww -- 2011-01-13 20 08 18 母れいむは頭の良いゆっくりで、自分の立場もしっかり理解してるからな。姉妹でここまで差があるのは親(主に母れいむを孕ませたやつ)に備わってたであろうゲス因子と頭の悪さが余すところなく妹れいむに受け継がれた結果だろうな。そんで、姉にはゲス因子は全く受け継がれなかったと。 うん、まあ、あれだ。とりあえずれいにゅ死ね。 -- 2010-08-20 14 20 26 虐待鬼意参ではなく制裁お兄さんだな。 ゆっくりを甘やかさず、かといって見捨てずといった適切な距離間を保てる理想的な飼い主だと思う。 しかし母れいむと姉れいむはなんでこんなに性格が良いのだろう? -- 2010-08-05 14 04 58 あのお兄さんは絶対虐待お兄さんではないと思う。普通だったら餌とか水とかやらないし口ごたえしたら即刻虐待すると思う。 -- 2010-07-28 15 24 37 こうも見事にゲス度の差が出るか。これだから面白い -- 2010-07-12 00 19 06 お兄さんが、ゲス専門の虐待師だといいなあ -- 2010-06-21 19 33 59 差があるのが面白い -- 2010-06-06 22 54 57 妹れいにゅうっぜえええええええええええええええええ!!!! -- 2010-06-06 14 52 52
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ここはゆっくりが集まる森。 れいむ、まりさ、ぱちゅりー、ありす。 色んなゆっくりが平和に、仲良く暮らしていた。 ただ、ひとつの家族を除いて……。 「さっさとごはんをとりにいくんだぜ!!!」 親まりさがれいむに怒鳴りつける。 「でも、まいにちれいむばかりがかりにいってつかれるんだよ!たまにはやすませてね!!!」 れいむが抗議するのは当然である。 普通の家族は親が休んで子供を狩りに行かせるなんてことはないからだ。 「もっとおやをだいじにしないとだめでしょおおおおおおおお!!!」 そう言ってれいむを外に追い出す。 「ゆぅ…。まいにちかりにいくのはつかれるけど、みんなのためだよ…。」 「ゆ!れいむごはんをあつめてるの!とかいはなありすおねーさんにすこしわけてね!!」 「むきゅ!ちしきじんのぱちゅりーおねーさんにもすこしわけるのよ!!」 出てきたのはありすお姉さんとぱちゅりーお姉さん。 「もうすこしでかえるからそれまでまっててね!」 「けちはいなかものがすることよ!さっさとわけなさい!」 「むきゅ!れいむのくせにわがままいっちゃだめでしょ!」 お姉さん達に逆らえないれいむは、しぶしぶ集めていた食べ物を地面に置いた。 「それがとかいはのたいおうよ!ごほうびにぜんぶもらっていってあげるわ!!」 「どぼじでぞんなごどずるのおおおおおおおおおおおおお!?でいぶがいっじょうげんめいあづめだんだよおおおおおおおおお!!!!!?」 「またあつめればいいじゃない!これだからちしきじんじゃないこはいやなのよね!!!」 集めた食料を全て奪われて泣き叫ぶれいむ。 だが、そんなことは知らない顔をしてお姉さん達はどこかへ行った。 「ゆっ…これじゃまたおとうさんとおかあさんにおこられるよ…」 「どうしたんだぜ!そんなかなしいかおはれいむらしくないぜ!」 でてきたのはれいむの唯一の友達のまりさ。 「ちょっとごはんをおとしただけだよ!」 「それはこまったんだぜ!まりさもいっしょにごはんをあつめてやるんだぜ!」 お昼過ぎ。ようやく食料を集め終えてれいむは家に帰った。 「ゆっくりあつめてきたよ!おくれてごめんね!」 「おそすぎるんだぜ!もうとっくにみんなむ~しゃむ~しゃしたんだぜ!」 「そうだよ!わたしのかわいいおちびちゃんたちがあつめてくれたんだよ!」 親まりさと親れいむから事実を聞かされた。 ありすお姉さんとぱちゅりーお姉さんは、 れいむから奪った食料をさも自分が取ってきたかのように持ってきていたのだ。 「ゆゆ!そのごはんはさっきれいむがとってきたものだよ!」 「なにいってるの!れいむはずっとあそんでたんでしょ!おちびちゃんたちから聞いたよ!」 「うそをつくれいむはごはんをおいてそとにでるんだぜ!!!」 外に叩き出されるれいむ。 「ゆぅ…これじゃゆっくりできないよ…」 夜空の下で震えるれいむ。ご飯もろくに食べていないので余計に寂しさを感じる。 「ゆゆ?どうちたの?おしゃんぽちてりゅの?」 そこに子ありすが現れる。 「ゆぅ、そうだよ…。ありすはこんなところでなにをしているの?おかあさんは?」 「おかあさんはようじがあるからって!ありしゅはみゃみゃがきゃえってくりゅにょをみゃっていりゅんだよ!」 「それはおりこうさんだね!れいむおねえさんといっしょにあそんでゆっくりまとうね!」 「ゆっきゅりりきゃいしちゃよ!」 まるで妹が出来たかのように思い、少し幸せなれいむだった。 それと同時に、なぜこんな時間に子供を連れて、しかも一人にしているのかも疑問だったが、 餡子脳なのでそれほど気にはしなかった。 「おちびちゃんはなにをしてあそびたいのかな?」 「しゅっきりあしょびがちたいよ!」 「ゆぅ?それはどうやるの?」 「おねえしゃんはうちろをむいちぇにぇ!」 聞いたことのない遊びに少し戸惑いながらも言われたとおりに後ろを向く。 「おきゃあしゃんがね、こうすりゅとなかよくなりぇりゅって!!」 「やべでえええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」 予想通り(と言っても、れいむは予想していなかったが)子ありすにレイプされるれいむ。 まだ子供とはいえ、精力は他のゆっくりの5倍はあり、子ありすのそれは処ゆっくりのれいむにはきつすぎるものであった。 「きょわれりゅほ~ぢょあい~ちてみょ~、しゃんぶんのいち~もちゅた~わりゃにゃい~♪」 「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」 どこから覚えてきたのか、懐かしい曲を歌う子ありす。 「おちびちゃん!ちゃんとままのとかいはのあいをみてくれなきゃだめでしょ!!」 子ありすの親のありすがやって来た。 「あら、さすがままのこね。おしえなくてもりっぱにとかいはなあいができてるわ!!」 「みゃみゃ!おねーしゃんとあしょんでちゃよ!たのちきゃっちゃよ!」 「それはよかったわね。さぁ、はやくおうちにかえりましょ」 子ありすを頭に乗せて帰って行く親ありす。 自分より年下の子に抵抗出来なく犯されてしまったれいむ。 次の日の朝。 「ゆぐぅ…。ゆっくりかえったよ…」 「ゆゆ!いままでなにしてたんだぜ!れいむがにんっしんしてこどもがうまれそうなんだよ!」 「ゆぎぎぎぎ…もうすぐでうまれるよ…はやくあーんしてあかちゃんをうけとめるじゅんびをしてね…!」 「きこえたんだぜ!?はやくくちをあけるんだぜ!」 親に命令されて、赤ちゃんのクッションにするために口を大きく開くれいむ。 「もうずぐでうばれぶよおおおおおおおお!!!!」 ぶりぶりぶりぶりぶりぶりぶりぶり れいむの口は、親れいむから出た黒い物体で満たされた。 親れいむから出たのは、赤ちゃんではなくうんうんだった。 「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!でいぶど、でいぶのあがぢゃんがあああああああああああ!!!」 親れいむのうんうんを全身で浴び、しかも口にまで入って酷く慌てるれいむ。 「しずかにするんだぜ!ゆっくりできないくそやろうはゆっくりしっかくなんだぜ!!!」 親まりさの頭突きを喰らい、壁に激突するれいむ。 その拍子にれいむの赤ちゃんが全て潰される。 「ゆわあああああああああ!!!でいぶのずでぎなあがぢゃんがあああああああ!!!!!!!」 「そんなことしらないんだぜ!かってにつくってくるれいむがわるいんだぜ!!あやまるんだぜ!!!」 「ゆふぅ…うまれるきがしたけどそんなことなかったみたいだよ!それときたないれいむはどっかいってね!!!」 その時、外かられいむにとって見慣れたゆっくりがやってきた。 「あそびにきたんだ…………。れいむ、いったいどうしたんだぜ!」 れいむの唯一の友達であるまりさだった。 「ばりざぁ…。だじげで…でいぶを…でいぶは…」 「れいむになにをしたんだぜ!こんなゆっくりできないかぞくはおいてどこかへいこうね!!!」 「むきゅ!それはけんめいなはんだんじゃないわよ!」 「んほぉ…ともだちをおもうまりさをみてたらすこしこうふんしてきたわぁ…」 ありすお姉さんとぱちゅりーお姉さんがまりさの前に立ちはだかる。 「れいむをみすてたほうがけんめいなはんだんよ!」 ぱちゅりーお姉さんの言葉を聞き、ありすを見て体を震わせるまりさ。 このままれいむの味方をしてしまったらありすにレイプされてしまう。 ならばどうすれば自分は助かるのか、まりさの本能は分かっていた。 分かっていたが、れいむはまりさにとっても唯一の友達だった。 そんなに簡単に切れる仲ではない。究極の選択を目の前にしてまりさは悩んでいた。 「いいことをおしえてあげるわぁ、あなたのだいすきなれいむは、きのういなかものとこどもをつくっていたのよぉ」 「あたまについてるのをみればちしきじんじゃなくてもわかるわね!!」 事実を聞かされたまりさは、今まで信頼していた友達に裏切られたと感じていた。 お互い一人しかいない友達同士。それはゆっくりにとっては恋人同然だ。 「れいむはくずだぜ!こんなにきれいなおねえさんのわるぐちばっかいってたぜ!きのうだってむりやりまりさにごはんをあつめさせたんだぜ!!!」 「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおおおおお!!!どぼだぢでじょおおおおおおおおおおお!!!!!」 「こんなにきたないれいむはともだちじゃないんだぜ!かんちがいしてはずかしいね!くさいからしんでね!!!」 「ヴぁりずぁ…」 「もうおうちかえるぜ!」 そうまりさが言い残して帰ろうとしたが、お姉さん達はそうはさせなかった。 「せっかくここまできたんだからとかいはなおねえさんとすっきりしましょお~」 「やくそくがちがうぜ!まりさはおうちかえるんだぜ!!!」 「むきゅ!だれもれいむをみすてたらたすけるなんていってないわよ!」 「うぞづぎいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 れいむの目の前で唯一の友達だったまりさがありすお姉さんによって犯されている。 何度もれいむに助けを求めていたが、れいむはぱちゅりーお姉さんに掴まれて、助けることはできなかった。 しばらくして、ありすが満足した。 ありすの下にあるのは今にも死に絶えそうなまりさの姿。 「でいぶぅ…だ…じ…げ…」 「もうこのくずはいらないね!そとになげすてるぜ!」 そう親まりさは言い、まりさを掴んで外へ思いっきり投げつけた。 空中に舞うまりさとれいむは、ずっとお互いを見つめ合っていた。 そして、空中に舞っていたまりさは、木に激突してただの餡子になった。 嘘のような一時だった。 妹だと思っていた存在にレイプされてにんっしんして、うんうんを全身に浴び、唯一の友達に見捨てられた直後にその友達が犯され、目の前で殺された。 正に生き地獄だった。 れいむは、ただ呆然と宙を見つめていることしかできなかった。 そこに、聞き慣れない声がした。 「ゆっくりお菓子があるよ!食べたい人は集まってきてね!」 それは人間のお兄さんだった。 「ゆ!おかしだって!みんなでもらいにいくんだぜ!!!」 「きっととかいはなおかしがたくさんあるのよ!」 「むきゅ!だがしじゃなくておかしだからね!きっとこうきゅうよ!」 「ゆぅ…れいむはにんっしんしてるからうごけないよ…」 「あんしんするんだぜ!まりさがれいむの分までもらってくるよ!」 家族は、少し興奮気味にはしゃぐ。 「ちっ…集まったのは三匹だけか。ここらへんはゆっくりが少ないのかな」 「いいからあまあまをさっさとよこすんだぜ!」 「さいしんのりゅうこうのさいせんたんのとかいはなこうきゅうおかしをちょうだいね!」 「むきゅ!はやくよこすのがけんめいなはんだんよ!」 「まぁ、いいか。れみりゃの腹が膨れれば。」 「れみりゃ!!!そんなこと聞いてないよ!おうちかえるうううううううううううう!!!」 「とかいはなおかしはどぼじだのおおおおおおおおおお!!!!!?」 「このちしきじんなぱちゅりーさまをだまじだのねええええええええええ!!!」 「元気があっていいなぁ。れみりゃも満足するだろうな」 「「「いやあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!!!!」」」 叫ぶ三匹の足をナイフで切り付け、袋に入れてお兄さんは帰って行った。 「おなかがすいたよ!れいむはごはんをとりにいってきてね!!!」 親れいむがれいむに命令するが、れいむは何も言わない。 「きこえてないの!はやくごはんをとりにいってきてね!!!!」 うるさく叫ぶ親れいむに、れいむは近付く。 「やべでええええええええええええええ!!!!!」 「うっめ!うっめ!めっちゃうっめ!めがうっめ!まいうー!」 れいむが親れいむを食べる。 憎しみと空腹に任せ親れいむの全てを喰らい尽くす。 「しあわせー!」 親れいむの中にいた赤れいむごと食べ終えたれいむは、体を洗うために川へと向かった。 そこに、一人の老人がいた。 「おじいさんゆっくりしていってね!!!」 「あぁ、ゆっくりれいむか。ゆっくりしていってね」 「おじいさんこんなところで何してるの!?」 「いや、特に何も。ただの散歩じゃよ。ところで何で餡子塗れなんだい?」 「おかあさんにうんうんかけられたんだよ!れいむのあかちゃんをゆっくりできなくされたんだよ!おともだちを…」 「あぁ、それ以上言わなくて良いよ。どうだい、これから家に来ないかい?実はわしも一人で寂しいんじゃよ」 「いく!ゆっくりさせてね!!!」 「それじゃ、行こうか」 おわり 「むきゅ!いいおはなしだったわね!さいごにいいこがゆっくりできるのよ!」 飼い主のお兄さんの本棚から取り出した本を閉じて、子供の方へ振り向く親ぱちゅりー。 だが、子ぱちゅりー達にはその本は刺激が強すぎたのか、子ぱちゅりー達は泡を吹いて絶命していた。 「むきょああああああああ!!!おあっぢゅでぃーのずでぎなごどもだぢがあああああああああ!!!!」 親ぱちゅりーも、絶命するのは時間の問題だろう。 本当に終わり
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俺は以前から実ゆっくりを使ってヤリタイ実験があった・・・ そのためにわざわざ山奥まで行きにんっしんっ!したれいむ(でいぶ)を3匹ほど連れてきた 幸い1匹のゆっくりから5本ほど茎が生えていたので材料には事欠かない その日はわくわくしながら眠りについた 次の日 「ゆっくりしていってね!」 「くそどれいはゆっくりはやくごはんさんをたくさん持ってきてね!」 「くそじじいはあまあまをおちびちゃんのためにさっさとよこしてね!」 まー五月蝿い五月蝿い 爽やかな朝を阻害されたような気分だが我慢しよう 「分かったよ 今持ってくるからNE☆」と胡散臭い笑顔に棒読み口調でさっさとキッチンに行った ちょうど生ごみが溜まっていたのでコンポストとして活用した 腐ってるのもあるけどゆっくりだし、いいや 「おじさんだれなの?」とか言わないあたりこいつらは扱いやすいな… そう思ってる間にも 「うんめっ!めっちゃうめっ!!」 「幸せえええええええ!!」(幸せを頭の中で死遭わせと変換する) 「ゆっ!ゆっ!」 うぜぇ・・・・握りつぶしたくなるが我慢我慢、奴らが食っている間に準備は完了した 実験の開始DAAAA! まずは茎ごとゆっくりを採る! 合計したところ13個の茎が集まった 「でいぶのあ゛がぢゃああああん!!」 「じね゛ええええええ!ごどぐそに゛んげええええん!」 「うんめっ!うんめっ!・・・ゆ?ゆああああ゛あああ!お゛ぢびぢゃああああん!」 うむ!いい返事(?)だ! 1匹遅れた奴いたけど その茎の3本をそれぞれハバネロsoup、廃油、塩水(飽和水溶液)に入れ、あとの7本は冷蔵庫へシュウウウッ! 超exciting! ぎゃーぴー流石にうるさいので「最高にゆっくりしたおちびちゃんになるようにしているんだよ」と言ったら 「ゆ、てんさいのれいむはゆっくり理解したよ!」 「さすがはれいむのくそどれいだね!れいむのうんうん食べてもいいよ!」 「ゆっふふうう!おちびちゃんの美貌にひれ伏したんだね!」 途端に横柄になりやがった・・・1週間後にはどんな表情になるのか 俺は実ゆっくりと親ゆっくりの顔を記録するためにカメラを設置した 1週間後 素晴らしい結果が出た! ハバネロsoupにつけていたのは素晴らしい(虐待鬼威山目線で)表情で死んでいた 廃油につけていたのは全て欠ゆとなって生まれていたし、塩水は生まれたはいいが水の拒否反応がすさまじかった あとの10匹も有効活用したいところだ 「あ゛がぢゃあああん!ゆっぐりじでえええええ!」 「ゆっぐりじでいっでね!・・・どぼじでへんじしでぐれな゛いのおおおおお!!」 「お゛びず飲んでえええええ!」 続く 作者より 初めてssを書いてみました 中3なので駄文は生暖かい目で見つめてやってください、3話に分ける予定です 最後に・・・・ゆ虐は超exciting!
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「狭間に見た夢」 羽付きあき ・理不尽物です ・第三者視点です ・いくつかの独自設定を盛り込んでありますご注意を ・視点がコロコロ変わります。ご注意を ・・・子れいむの眼下には煌びやかな街の光が映し出されていた。 イルミネーションが星の様にキラキラと輝き、車のライトが流れる光の河を形作っている。 「ゆゆーんちょっちぇもきらきらしちぇきれいぢゃね!」 感嘆の声を上げる子れいむ。 後ろを振り向けば、フカフカの毛布のベッド、より取り見取りのあまあまの数々。 おうたを歌うステージ。底部に履く「おようふくさん」は子れいむのお気に入りばかりを何十着も用意されていた。 そう、自分は金バッジゆっくりなのだ。 子れいむはクッキーやチョコレート、ケーキなどのあまあまを夢中になって食べた。 「む~しゃむ~しゃ!ちあわちぇー!」 口の周りはチョコやクリームだらけ、幸せだった。はじける様な笑顔を浮かべ、次はステージの上で体をくーねくーねと動かして「おうた」を歌う。 「ゆ~ん♪ゆゆ~ん♪ゆっきゅり~♪ゆっきゅりしちぇいっちぇ~ね~♪」 子れいむは今、幸せだった。 快適な「おうち」頬っぺたが落ちるほどの甘い「あまあま」ふわふわの「べっど」 そして飾りに輝く金バッジ。 「ゆふふ!おちびちゃんとってもゆっくりしてるね!」 「ゆゆ!おきゃあしゃん!ゆっくりしちぇいっちぇね!」 「ゆっくりしていってね!」 親れいむが声をかける。モチモチの小麦粉の肌にしっとりとした砂糖細工の髪、そして皺ひとつない飾りに輝く金バッジ。 子れいむ自慢の母親だ。 「おきゃあしゃんしゅーりしゅーり!」 「すーりすーり!おちびちゃんはこれからずっとゆっくりしたまいにちをおくるんだよ!」 「れいみゅちょっちぇもしあわちぇぢゃよ!」 「れいむもとってもしあわせだよ!」 ・・・子れいむはこれから、親れいむに見守られ育ち、同じ金バッジの番いのまりさと「ずっといっしょにゆっくり」して、かわいいかわいい子ゆっくり達を育み、笑顔いっぱいの「家族」と永遠にゆっくりするのだ。ずっと・・・きっとずっと・・・ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・・・不気味な音を立てた風がビュービューと流れていく。 風はまだあまり強くないが、空は鉛色に染まっており、夏のはずなのに不気味なほどの静寂さを醸し出していた。 そう、台風が近づいてきている。 と言っても、明後日やそこらの話だ。まだ雨も降っていないし、ただ曇っているだけである。 この街には曇り空がお似合いではないかと思う。 そう考えるのは私が街ゆっくりに焦点を当てているからだろうか・・・? いずれにせよ、街は相も変わらず寂しい、荒涼とした感じを醸し出している様に思えた。 羽付きが横を跳ねて追いついてきた。 「羽付き、もうすぐ台風だけど"おうち"に居なくていいのかい?」 「まだほんかくてきになるのはさきのはなしだぜ。それに」 「それに?」 「たいふうやふぶきみたいなひのまえは、まりさのおうちによくくるんだぜ。あぶれたゆっくりが・・・」 「じゃあ尚更戻った方がいいんじゃないか?」 「いまもどってるところなんだぜ」 「え?」 「このさきのろじうらにまりさのおうちがあるんだぜ」 私と羽付きは今にも落ちてきそうな曇天の下を歩く。 風はただ不気味に、そして寂しく音を立てて流れていくだけだった。 ・・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・ こじんまりとした路地裏に、ひと際立派なダンボール箱がある。 ビニールシートをかぶせ、大きさがバスケットボールサイズのゆっくりなら3~4体は入れそうな程の大きさだ。 「ここが羽付きの?」 「いつつめのおうちだぜ」 「五つ目?」 「そうだぜ。このきせつとつぜんあめとかがふってきたりとか、いらいをうけたところがとおかったりしたときになんこかおうちをてんざいさせてあるんだぜ」 「でも、勝手に住み着かれたりしないのか?」 「かってにすみついてもらったほうがけっこうなんだぜ。かってにおそうじをしたりしてくれるからわりかしべんりなんだぜ」 ・・・羽付きはどうやら全部で10個近くの「おうち」を持っていると言う。 街の各所に点在しているそれらを使って長丁場の依頼や地域ゆっくりの一時的な避難場所の提供等に羽付きは使っていると言う。 重要な所は普段は地域ゆっくりの住まいとして提供しており、それ以外の所は勝手に街ゆっくりに住み着かせていると言う。 街ゆっくりの最重要物資である食料等はおいていないので勝手に食い荒らされる心配は無いと言う。 また、羽付きがよく使用している「おうち」は食料も相当数貯めているが、南京錠を使った簡易的かつ堅牢な「きんこ」を作っており、破られる心配は無いと言う。 ・・・羽付きの「おうち」の前に二体のゆっくりがいる。 先客だろうか?パッと見た限り地域ゆっくりと言った感じではなさそうだ。 「先客がいるね」 「れいむのおやこかぜ・・・」 羽付きと私は少し近づいて様子を伺う。 バスケットボール大のれいむと、ソフトボールほどの子れいむ。合わせて二体の様だ。 風貌は汚く、ボロボロの飾りと砂糖細工の髪、いくつか擦り切れて駆けているリボンは街ゆっくりと言う事を否応なしに現していた。 煤や泥にまみれた小麦粉の皮は生傷だらけで、底部に近づくにつれ多くなっていく。底部も真っ黒くカチカチになっているようだ。 「ゆゆー!ちょっちぇもすてきなおうちがありゅよ!おきゃあしゃん!ここをおうちにしちゃいよ!」 「・・・ここはほかにすんでるゆっくりがいるよ。でもたいふうさんがどこかへいくまでちょっとだけやすませてもらおうね」 どうやら先ほどここを見つけたようだ。 恐らく食料も住処も持っていないれいむなのだろう。 こんな天気にまで外に出ていると言う事は「おうち」を探しながら食料をあてどなく探して街をふらついていたのだろう。 「じゃあ、なかでゆっくりやすもうね」 「ゆっくりわかっちゃよ!」 親れいむがビニールシートを捲った時に、羽付きが飛び出した。 「かってにはいってもらっちゃこまるんだぜ」 「「ゆゆ!?」」 驚くれいむ親子をしり目に羽付きが意にも介さず淡々としゃべる。 「ここはまりさのおうちなんだぜ。あまやどりならおうちのなかにまではいらなくてもこのろじうらならあめもかぜもはいらないんだぜ」 「ゆ!?れいみゅゆっくりやしゅみちゃいよ!いじわりゅしにゃいぢぇいれちぇね!」 「ゆゆう・・・しかたないよ・・・おちびちゃん・・・」 食らい下がる子れいむを宥める親れいむ。 グズっていた子れいむも親れいむが粘り強く宥めてようやく落ち着いた様だ。 「そこにすきまがあるからねるときはそこにすればいいぜ。あとこれからにんげんさんがくるけどべつにまりさやれいむたちにはなにもしないからほっといてもらってけっこうなんだぜ」 「ゆっくりわかったよ」 私が近付いて行くと、少しおびえた表情をした物の、そこまでの事だった。 ビールケースなどが積まれたその隙間に、すっぽりと体を押し込め、じっとしているれいむ親子を見ずに、羽付きは帽子の中から一口ゼリーやアーモンドチョコ等を取り出すと、黙々と食べ始めた。 「む~しゃむ~しゃ・・・」 「ゆうう・・・」 「おいししょうぢゃよ・・・」 それを見ていた親れいむが恐る恐る羽付きに話しかける。 「ま、まりさ!」 「なにかぜ?」 ・・・羽付きが目玉だけを動かしてれいむを見据える。 「その・・・ち、ちょっとだけでいいかられいむたちにもわけてほしいよ!」 羽付きの動きがとまった。それをYESと見たのか親れいむが捲し立てるように話す。 「れいむたちはゆっくりできないにんげんさんにおうちをこわされてからずっとゆっくりできないせいかつをしていえるんだよ!」 「だからなんだぜ?」 「ご、ごはんさんもあんまりたべられないでおちびちゃんもおなかをすかせてるよ!れいむがだめならせめておちびちゃんにごはんさんをちょうだいね!」 「いやにきまってるんだぜ」 「ゆ・・・ほんのちょっとでいいから・・・ち、ちょうだいね!」 「いやっていってるのがきこえないのかぜ!!」 「ゆぅ!?」 羽付きが声を荒げてどなりつけた。 ビクリと小麦粉の体を震わせてれいむがひるむ。 「まりさはじぶんがかわいそうとかいってだれかからなにかをもらおうとするゆっくりがだいっきらいなんだぜ!かわいそうなのはおまえのせいだぜ!じごうじとくのぐずになさけをかけてやるほどまりさもよゆうはないんだぜ!」 「ゆびぇえええん!きょわいよぉぉ!」 ・・・羽付きの声に驚いた子れいむが泣きだしている。 親れいむそれを見て子れいむに寄り添い、すーりすーりで宥めている。 「おちびちゃんだいじょうだよ!こわくないよ!すーりすーり!」 「ゆぇええええん!ゆびぇぇええええん!!」 羽付きはその光景を冷めた目で見ながら、帽子をかぶり直している。 「言いすぎじゃないか?」 「にんげんさんはあまいんだぜ。どこかのゆっくりのえさばをしらずにかりをしてるとかならまりさだってごはんさんはあげるけど、こんなやつらにやってたらきりがないんだぜ」 「悪いゆっくりには見えないけどなぁ」 「ゆっくりにいいわるいがあるとすればそれはかいゆっくりだけだぜ。まりさたちはまちゆっくり、そもそもがわるいというぜんていにいるんだぜ」 「しかし泣きやまなかったらうるさくって仕方がないんじゃないかい?」 私がれいむ親子に目を向ける。火がついた様に泣き喚く子れいむを必死になだめるれいむであったがあまり意味は無い様だ。 「ゆびぇええええん!おなかすいちゃよぉぉおおお!どぼじぢぇえええ!?れいみゅたちにゃにもわりゅきょちょしちぇにゃいにょにいいいい!きょんなにょっちぇないよおおおおお!」 「おちびちゃんゆっくりなきやんでね!すーりすーり!」 「どぼじじぇきんばっじのれいみゅちょおきゃあしゃんぎゃきょんなゆっきゅりきにゃいにょおおおおおお!?」 「おちびちゃん!きんばっじでもゆっくりできないときがあるんだよ!?」 「ゆえええええん!きんばっじさんはいつになっちゃらもらえりゅにょおおおお!?」 「おちびちゃんがゆっくりしたゆっくりになったらだよ!だからなきやんでね!ゆっくりしていってね!」 「ゆびえええええええええん!」 ・・・ダメだ。キリがない。 私はバッグの中から板チョコレートを取り出し、小さく割るとれいむ親子の方に投げつけた。 「ゆ?」 「ゆっく・・・ひっく・・・ゆゆぅ・・・?」 「お腹がすいてるから泣くんだよ。それ食べていいよ」 ・・・途端に親子れいむの顔が明るくなる。 何度も親れいむがお礼を言って、子れいむが貪る様に食べている。 「ゆっくりありがとうね!おにーさん!」 「はふっ!むしゃむしゃ!はぐっ!しあわしぇええええ!!おにーさんゆっきゅりありがちょう!」 「でも、あげるのはこれっきりだからね?」 「「ゆっくりわかったよ!」」 先ほどとは打って変わって明るくなったれいむ親子を見ると、私は再び羽付きの方へと歩んでいった。 「いただけないんだぜ。にんげんさん」 「いいじゃないか、うるくなくなっただけでもさ」 「・・・ゆぅ」 「それにしても金バッジとか言ってたね。あのれいむ親子」 「ふいてるだけだぜ。きっとほんとうのきんばっじならまちゆっくりになるはずないんだぜ・・・ほんとうにゆっくりしていれば・・・」 羽付きの表情が曇った。すぐに帽子の唾を下げたため表情が隠れてしまったが、何か嫌な事でも思い出したかのように私は見えた。 「おにーさん!ゆっくりしていってね!」 「ゆっくちしちぇいっちぇね!」 私が振り返るとそこにはれいむ親子が近付いていた。 「ああ、別にいいよ」 「おにーさんはとってもゆっくりできるね!」 「れいみゅきょんにゃおいしいあみゃあみゃをたべちゃのはじめちぇぢゃよ!」 「所で、さっき金バッジがどうのこうのって言ってたけど、れいむ達は金バッジだったのかい?」 「ゆぅ・・・」 ・・・れいむが口をもごもごとさせている。 半面、子れいむの方は明朗快活に答えている。 「そうぢゃよ!おきゃあしゃんはきんばっじのゆっきゅりだっちゃっちぇいっちぇちゃよ!だきゃられいみゅもきんばっじのゆっくりになりゅんぢゃよ!」 「ゆ・・・おちびちゃん・・・」 「きんばっじになればとっちぇもゆっきゅりできりゅんぢゃよ!れいみゅがあとちょっとおおきくなっちゃらおきゃあしゃんもきんばっじになっちぇゆっきゅりできりゅっちぇいっちぇちゃよ」 「へぇ・・・金バッジにねぇ」 「おにーさん・・・」 れいむの顔が焦りに陰る。 ・・・都合の良い方便に金バッジを使ったと言う事はありありとわかった。 羽付きもウンザリと言った顔をしている。 目をキラキラと輝かせて輝かしい未来を信じている子れいむに、私はこう言った。 「凄いね。きっと金バッジになれるよ・・・ゆっくりしたね」 「ゆ!おにーしゃんありがちょうね!」 「・・・おちびちゃん。ごはんさんをたべたらあんまりうごかないようにしようね。きょうはもうねようね」 「ゆ!?でみょ・・・」 「寝た方がいいよ、疲れてるんだろう?」 「ゆゆ!しょうじゃね!ゆっきゅりちゅーやちゅーやしゅりゅよ!」 「・・・じゃあ、しっかりれいむにくっついてね」 「ゆゆ!わかっちゃよ!」 ・・・この子れいむの信じている未来が来る事は、おそらく永遠にないだろう。 羽付きも怒りを込めて目でれいむを見ていた。 私も正直言ってkのれいむのしている事に感心しない。 何時かウソもばれる日が来るだろう。その時はどうするのだろうか・・・ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「すーやすーや・・・」 「ちゅーやちゅーや・・・」 15分もするとすぐにれいむ親子は小麦粉の皮を寄せ合って眠り始めた。 ・・・寝顔だけは金バッジ級だ。 「このれいむ親子はどうなるんだろうな・・・」 「さあ・・・まりさにはかんけいないことだぜ」 「この子れいむは金バッジを何かよく知らないで信じ込んでる節があるなぁ・・・かわいそうに」 「・・・きんばっじなんてあのれいむがおもってるほどいいものじゃないんだぜ」 「だろうね」 ・・・羽付きの顔が曇る。 きっと何かを思い出しているのだろう。 だがそれを聞く勇気は私には無かった。 そう考えていると、微かに遠くでゆっくりの悲鳴が聞こえた。「ゆんやあ」と それを聞いて羽付きが急いで「おうち」から飛び出す。 「すぐにここをはなれるんだぜ!」 「なんでだい?」 「かこうじょだぜ。いっせいほかくにきたんだぜ!」 「何だって!?」 「はやく!はやくいくんだぜ!」 「でももう表には・・・」 そう、私と一緒に居ても羽付きは「街ゆっくり」 見つかればつかまってしまうだろう。しかも、すぐそこまで来ている。 そう考えた私の考えを見抜く様に、羽付きが帽子の中から、ほんの少しだけ鈍く光る金色の丸い何かを取り出した。 「まりさはだいじょうぶだぜ!きんばっじをこうやってつけたら・・・」 「よかった!じゃあ・・・」 「はやくいくんだぜ!」 「ちょっとまって!れいむ達は!?」 「・・・ざんねんだけどおいていくんだぜ。それに、もうばっじのよびはないんだぜ」 「・・・!・・・しょうがないか」 ・・・私と羽付きは路地裏を一気に飛び出した。 表では袋に詰められて泣き叫び、苦しむ街ゆっくりがそこらかしこに現れている。 「 わがらないよぉぉぉ!!らんじゃまああああ!」 「むぎゅううう・・・!ぐるじぃぃ・・・えれえれ・・・!」 「どがいばっ!どがいばあああ!までぃざあああああ!」 「でいぶうううう!おぢびぢゃああああん!にげっ!にげるんだぜえええええ!」 棒の先にフックを付けた物を持ってゆっくりを引っかけて捕まえる加工所職員達。 路地裏から飛び出した、私と羽付きを一瞥するが、すぐに路地裏へと通り過ぎて行った。 あのれいむ達は・・・私と羽付きが振り返り、れいむ親子のいた場所を眺める。 未だすーやすーやと眠り続けていたれいむ親子だったが、表の騒音にようやく目覚めたようだ。 「ゆゆ!?」 「ゆぅ・・・おきゃあしゃんどうしちゃの・・・?」 「・・・そとのようすがおかしいよ!おちびちゃん!いますぐいどうするよ!」 「ゆ・・・ゆっくりかわっちゃよ!」 ・・・親れいむの只ならぬ様子に感ずいたのか、素直に言う事を聞いて隙間から飛び出すれいむ親子、だがその目前に、加工所職員がいた。 「ゆううううう!おちびちゃん!いそいでにげてねっ!」 「ゆ!ゆ!」 足元を掻い潜って逃げようと跳ねた親れいむの小麦粉の顔がゆがんだ。 その瞬間、凄まじい勢いで蹴っ飛ばされ、壁面に叩きつけられる。 「ゆげぇっ!」 「おぎゃあじゃああああああああん!?」 「おぢびぢゃ・・・にげ・・・ゆぐぇっ!」 跳ね寄る子れいむに逃げろと言う親れいむ、だが言葉半ばに加工所職員がれいむの底部辺りを思いっきり踏みつけた。 ゴボリと口か餡子が吐き出される。 「ゆげぼっ!ゆごぼっ!おぢびぢゃん・・・!おでがい・・・にげっ・・・ゆぐぉおっ!」 「おぎゃあじゃん!おぎゃあじゃああああん!ゆっぎゅりじじぇええええええ!」 親れいむが再び踏みつけを食らう。 勢いよく転がって、地面に這いつくばりながら、せき込み、餡子を吐き出した。 「ゆぐっ・・・!ゆげぇぇぇぇええええ…!ゆげぼっ・・・!ゆご・・・お”ぅ”げえ”え”え”え”え”・・・!」 ビチャビチャと餡子と砂糖水が吐瀉物のごとく口からダラダラと流れ出る。 「おきゃあしゃんをゆっきゅちいじめにゃいぢぇね!れいみゅおきょりゅよ!」 「ゆげっ・・・!げぇっ・・・!お、おぢびぢゃん・・・!」 ・・・加工所職員の目の前に立ち、大きく膨らみピコピコを激しくふって威嚇する子れいむ。 加工所職員がひきつった笑みを浮かべると、棒の柄で、子れいむを突こうとした。 その刹那、親れいむが背中を向けて子れいむをかばい、柄の棒での突きを受けた。 ゴチッと音がしてれいむの後部に棒の柄がめり込む。 「ゆぐっ・・・ゆぐぅぅぅっ!」 「おぎゃあじゃん!?」 「おぢびぢゃん・・・は・・・れいむ・・・が・・・まも・・・まもるよ・・・!」 加工所職員が棒の柄で何度も何度もれいむを突き続ける。 そのたびにれいむは屈んで子れいむを守り続けた。 「ゆぐっ!ゆがっ!ゆぎっ!」 「おぎゃあじゃんぼうやべぢぇ!おぎゃあじゃんすっぎょきゅいちゃがっちぇりゅよ!?」 「ゆっぐぅ!べいぎ・・・!だよ・・・!おぢびぢゃん・・・は・・・!れいぶが・・・れいぶが・・・!まもるがらねっ・・・!ゆぐぇっ!」 ・・何度突いても屈んで耐え続けるれいむに業を煮やしたのか、フックで引っかけると、こちらに引っ張ってこようとする。 「おぢびぢゃんっ・・・!れいぶのおぐぢのながにばいっでね・・・!ゆぎっ・・・!」 「ゆ!ゆっくりわかっちゃよ!」 ・・・ここからではそこまでしか見えなかった。 恐らくフックで引っ掛けられて袋に詰め込まれてしまったのだろう。 加工所職員が路地裏から出てきた時には、れいむ親子が入っていたであろう袋がグネグネと蠢いているのを私は見た。 あっという間に加工所の捕獲は終わった。 後に残ったのは隠れて無事だった子ゆっくり達や赤ゆっくり達の親ゆっくりを呼ぶ慟哭。 そして破壊された「おうち」の数々。 まだこの子ゆっくり達はまだマシな方だろう。 捕まったゆっくり達は明日までのゆん生なのだから・・・ 羽付きと私は、ただその光景を眺めている事しかできなかった。 ・・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・ 「ゆうー!」 「ゆゆ!」 子れいむ達の目の前に広がっていたのは、まさしく「ゆっくりプレイス」ともいうべきものだった。 どこかの大きなビルの上の階なのだろう。絶景が子れいむ達の眼下に広がっている。 あの後、親切な人間さんが子れいむ達を助け出してくれたのだ。 一目見て金バッジのゆっくりだとわかったと言う。 そしてけがをした親れいむを治療してくれた。 小麦粉を水で溶いた物をハケで塗ってくれて、すっかり子れいむを守るために受けた傷は治ってしまった。 すっかり元気になった親れいむを見て、何故か子れいむは涙が止まらなかった。 そんな子れいむを見て人間さんは、チョコレートをお皿一杯に持ってきてこう言ってくれた。 「お腹がすいてるから泣くんだよ・・・それ食べていいよ」 にっこりとほほ笑む人間さんを見て、お礼を言いながら、チョコレートをほおばった。今まで食べた事のない様な味だった。 ・・・そして子れいむ達は汚れを洗って綺麗にしてもらった後は「おようふく」を着せてもらったのだ。 「とっても似合ってるよ」 そうほほ笑む人間さんに親れいむと子れいむはこう言った 「「にんげんさん!ゆっくりありがとうね!!」」 そう、子れいむは今、幸せだった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「おぎゃあじゃああああああああああああん!!」 「おぢびぢゃんっ・・・!おぢびぢゃぁぁんっ・・・!」 ・・・捕まった後、れいむ親子はトラックに載せられ、「加工所」に入れられた。 餡子脳の奥深くに刻まれているのだ。加工所はとてもゆっくりできないものだと。 戦々恐々とする親子れいむは、せまくるしい籠の中に入れられ、一夜を明かした。 怖がりながらも小麦粉の皮を寄せ合って寝た。親れいむの温もりだけが子れいむを包み込む優しい祐樹だった。 ・・・それが最後の親れいむの温もりとなる事も知らずに そして今、籠から親れいむが引っ張り出されようとしている。 何とか食らいついていたが、とうとう引っ張り出されてしまった。 加工所の職員にピコピコを掴まれて連れて行かれる時に、親れいむはひたすら子れいむに語りかけていた。 「おちびちゃんっ!れいむがいなくなってもつよくてゆっくりしたゆっくりになってねっ!まけないでっ!まけないでねっ!おちびちゃんんんんんっ…!」 「おぎゃあじゃんっ!おぎゃあじゃんっ!!おぎゃあじゃあああああん!!」 ・・・そして、扉がバタンと大きく音を立てて閉められた。 子れいむは、それ以降親れいむを見ていない。 そして今子れいむは真っ暗やみの狭い狭い「箱」の中に居る。 何もない、本当に何もないところだ。 ・・・餌だけはほんの少しだけ毎日小さな窓からポロリと落ちてくる。 食にこまる事は無かった。だが子れいむは「しあわせー」と叫べない。親れいむがいないから・・・ 今日も子れいむは夢を見る。儚い夢だ。 あの羽根のついたまりさの横にいた人間さんが助けだしてくれる夢。 その中で、子れいむは全てを手に入れる。金バッジをくれて、あまあまも、親れいむも、「おようふく」も・・・ 淀みゆく空虚な思考の「ゆっくりプレイス」の中で、子れいむは今日も夢を見る。 たとえそれが叶う事のない夢だとしても ここには真っ暗で狭くて、冷たくて、本当に、何も、無い。 ・・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・ 夏の夕暮れが全てをオレンジ色に染め上げていく。 台風は去り、再び夏はうだるほどに太陽を照らしつける。 私は、夕暮れの街に居た。 あの後、羽付きは「おうち」を転々と変えて街にいる。 時にはバッジを付けて、時には「かざり」を変えて・・・ 少なくとも羽付きが捕まる事は無いだろう。 私はなぜかそう確信していた。 ・・・あの親子れいむの事を何故かよく思い出す。 金バッジの事を何も知らず、あるはずのない空虚な未来を信じていたあの子れいむは幸せだったのだろうか? 本当のあの親れいむは金バッジだったのだろうか・・・ 全てをする術はもうどこにも無かった。 日はまた沈み、また昇っていく。 昨日もまた、明日もまた・・・ あの子れいむにも親れいむにも太陽は光を照らし続けてくれるだろう。 きっと・・・ずっと・・・