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登録日:2011/01/30(日) 02 31 07 更新日:2024/06/24 Mon 00 31 51NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 04年夏アニメ 04年春アニメ AT-X CG GANTZ GONZO SF ● おっぱい この漫画が遅い! すげえ!BLAME!だ!! わんぴーす! アニメ エロ オッパイ ガンツ ギスギスシーン多し ギョーン グロ ザンボット3 ネギだけで十分ですよ パチンコ化 フェラチオ フジテレビ ヤングジャンプ 二宮和也 伏線丸投げ ←作者自認 伏線放置 佐藤信介 奥浩哉 宇宙人 実写化 松山ケンイチ 死亡フラグのオンパレード(笑) 渡辺雄介 漫画 絵本 週刊ヤングジャンプ 陰毛 集英社 鬱展開 黒い集英社 てめえ達の命は、 無くなりまJた。 新Jい命を どう使おうと 私の勝手です。 『GANTZ』(ガンツ)は週刊ヤングジャンプで連載されていた漫画作品。また、それに登場する球体のこと。 2004年にアニメ、2011年に実写映画が公開された。 原稿がCGで作られており、作者曰く「3D漫画」。 しかしその分製作時間が多くかかるらしく、掲載誌が週刊ヤングジャンプであるのに隔週連載となっている。 更にCGを駆使するため大ゴマがとても多く、掲載P数自体は他の掲載作品と全く変わらないために、必然的に話の進行速度が遅くなっている。 2009年10月に最終章には入ったものの、今まで以上に展開が間延びしているため、悪い意味で完結まであと何年かかるのかと危惧されていた。 最終的に2013年6月に完結を迎える事となった。 また、最終回近くの1年程は3週間に1話の連載ペースになった。 後に本編前日談である小説『GANTZ/MINUS』、岸本恵を主軸とした小説『GANTZ/EXA』、別チームの活躍を描いた『GANTZ G』、江戸時代が舞台の『GANTZ E』など様々なスピンオフ作品が存在する。 ●ストーリー 主人公である玄野計と加藤勝は些細なきっかけで命を落としてしまう。 しかし次の瞬間、彼らはマンションの一室にいた。部屋の中央には謎の大きな黒い球。 その「ガンツ」と呼ばれる球に星人を「やっつける」ように指示され、別の場所へと転送されていく…… ●登場人物 ○玄野 計 主人公。スポーツにも勉強にも関心がなく、特に優れた面がある訳でもない平凡な高校生。あだ名は「昼行灯」。 ○加藤 勝 玄野計の小学校時代の同級生で親友。正義感の強い心優しい少年で、たとえ星人であろうとも殺生を嫌う。 ○西 丈一郎 ガンツの秘密を知っている中学二年生。性格は屈折しており、一貫して冷徹。ミッションにおいては星人の撃破や仲間の援護よりも、まず自分が生き残る事を優先する。スーツがオシャカになった人。 ○岸本 恵 初期のヒロイン。自殺未遂にもかかわらず部屋に転送された為、2人存在する事になった。 巨乳。初登場が全裸だったことは有名。 原作では陰毛まで描写されていた。 アニメでは流石に陰毛は映っていなかったが、おっぱいが丸出しなのは変わらず、玄野(と視聴者)を勃起させた。 ○桜丘 聖 玄野の初体験の相手となったド巨乳エロエロお姉さん。 ( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい! 本編では名前非公開。 ○和泉 紫音 転校生。長身でイケメン、成績も運動神経も抜群と非の打ち所がない。元部屋の住人で、開放された過去を持つ。 ○小島 多恵 中盤以降のヒロイン。 玄野の同級生で、玄野が罰ゲームで告白したのをきっかけに付き合い始める。 西くん程ではないが、彼女も連載が続くにつれて顔が端正になっていった。 他の女性キャラに比べておっぱいは控えめだが、玄野にフェラチオをしてごっくんまでするシーンが描かれている。 ○風 大左衛門 博多から来た八極拳の使い手。外見はオッサンにしか見えないが、一応高校生である。 ○坂田 研三 桜井に超能力を伝授した人物。ミッション毎にイメージが異なる。 ○桜井 弘斗 中学生。坂田に伝授された超能力を駆使して戦う。 もうチェリーではない。 ○下平 レイカ アイドル。中盤以降のもう一人のヒロイン。 ミッションを通して玄野に惹かれていく。 ○鈴木 良一 心優しい性格のおっちゃん。玄野を信頼し共に戦う。 ○稲葉 光輝 デザイナー。玄野をリーダーとが認めず、自分がボスだと言い張るなど口は達者だがミッションにおいてはヘタレ。 ●アイテム 武器は殆どがSF映画に出てくる丸みを帯びた形となっている。 詳しくはこちらを参照。 ○Xガン ハンディサイズの銃。太い円筒形の本体にグリップをつけたような形状。 撃った対象を内部から爆発させることができる。生体に使うと、命中部分が破裂する。着弾してから効果が発現するまで数秒のタイムラグがある。 ○Yガン 標的を捕獲・転送するための武器であり、殺傷機能を持たない。三つの砲身がYの字状に配置された特徴的な外観を持つ。障害物等に当たると落ちてしまうので使う場所に注意が必要になる。 ○Xショットガン Xガンに長い砲身とスコープ、ストックを追加した構造になっており、外観は戦闘用ショットガンのような形をしている 通常のXガンより威力と精度が高く、射程距離は1km以上に及ぶ。 ○コントローラー 使用者の姿を不可視状態にでき、敵の位置を表示するレーダーや制限時間表示、戦闘のエリア表示ができる。 リストバンドのように手首に装着可能。西君は常時使用している。ビビりとか言わない。 それでわ、追記・修正をJてくだちい。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 意味不な終わりかただった -- 名無しさん (2013-07-01 01 58 28) 多分、最後は人間同士で戦わせるつもりだったんじゃないかな。西も実は生きてて、宇宙人のシステムを乗っ取っていた・・・って感じで。でも途中で作者が力尽きたのでは? -- 名無しさん (2013-09-18 15 07 23) フツーにザンボットやりたかっただけじゃね -- 名無しさん (2013-09-18 15 43 12) 黒い玉を取り巻くシチュエーションを長くやりすぎたよな、途中でそこからカタストロフの前兆みたいな体でテコ入れを図るべきだったと思う -- 名無しさん (2014-04-14 11 11 53) 「予想できない展開」がウリだったはずが「作者が何も考えてないだけ」ってのが話数を重ねるごとにどんどん暴かれていってファンとしては悲しかった。 -- 名無しさん (2014-04-14 14 08 19) ↑吸血鬼はマジで何のために出てきたのか分からんかった -- 名無しさん (2014-04-14 14 29 11) ジャンプ系は「売れたら連載引き延ばす」為に、作者が用意したラストをあっさりボツにするから、売れた作品ほどグダグダなもんが多い。これはその典型。…アンチ的発言でスマン。 -- 名無しさん (2014-08-10 16 06 47) 映画版もラストが意味不だったな… -- 名無しさん (2014-10-25 20 45 23) ↑2ジャンプ系で終わり方が綺麗だった漫画って何があったっけ?ナルト、暗殺、遊戯王くらいか。ヤングジャンプは特に酷い印象がある -- 名無しさん (2016-03-26 16 29 10) GANTZ Oめっちゃ楽しみ -- 名無しさん (2016-05-15 18 23 02) Oは超能力者二人と吸血鬼、風をいなかったことにして初見さんにも分かりやすいようにしてるんかね。何故か稲葉も消されたけど -- 名無しさん (2016-09-28 22 57 26) ↑風のあの大迫力の肉弾戦が好きだった俺としては悲しひ… -- 名無しさん (2016-11-04 00 08 45) 映画版は(原作に比べりゃだけど)風呂敷きれいに畳んだ方だよな。西くん復活して10分で死んだけど -- 名無しさん (2020-03-12 22 13 20) 吸血鬼意味わからんかった -- 名無しさん (2020-04-30 20 02 31) 『いぬやしき』で「ネットでクソマンガ認定されてるぜ」「アマゾンとか2ちゃんとかでみんなボロクソ言ってんじゃん」と言わせているあたり作者も気にしている気がする -- 名無しさん (2020-08-22 15 55 57) 今連載中の「E]がなかなか先に進まないから「変なマンガだなぁ」と思っていたら…もともとそういう作風だったのか… -- 名無しさん (2020-11-13 01 23 46) 言われてみると吸血鬼とか弟とかピンと来なかったな。リアルというかドラマチックなことが無い生々しさ? -- 名無しさん (2021-07-31 00 30 59) なんか急にGANTZのキャラの項目が増えてきたけど、ガラケー時代にあったたえちゃんの項目復活させて欲しいとなる -- 名無しさん (2023-01-08 01 05 35) 作者がギーツをこれのパクリみたいに言うツイートしてからちょっとだけ嫌いになった -- 名無しさん (2024-02-12 20 38 46) 「黒い集英社」に該当する作品であるのに、どうしてそれがタグ一覧に入らない? -- 名無しさん (2024-04-28 11 01 40) ↑作者への失望に共感 -- 名無しさん (2024-04-28 11 02 43) 名前 コメント
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国内版 ここを編集 記録 5 43 23 追記回数 5690 Player でぃ~ TASVideosページ - TASVideosStatus - 転載元 - 分割リンク - マイリスト mylist/15369342 備考 Movieファイル 解説
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何処とも知れない場所にある、誰からの干渉も受ける事が無い建物。 その建物の中は時間の流れすら外とは違っており、いつから建っているのか、誰が建てたのか、 どのような目的で建てられたのかすら不明であった。ただ、建物の中には何百人もの人間が住んでいた形跡だけがある。 生きるのに必要な物は全て建物の中にあった。水も電気もガスも通っており、食料は新鮮な物がいくらでも貯蔵庫にあった。 服は利用者にぴったりの物がクローゼットに用意されており、ベッドメイキングもいつの間にか整っている。 街からそう離れていない場所に建っているにも関わらず誰も近寄らないこの怪しい建物を、 たまたま迷い込んだ男は大変気に入った。彼の欲望を満たすには、この建物はぴったりだった。 建物の近くには広場があり、いつでもあらゆる種類のゆっくりを見つける事が出来た。 その点こそが彼がそれなりに幸福だった生活を捨ててまでこの建物に移住した決定的な理由だった。 早速ナタは最初の『恋人』―――眠っているゆっくりれいむを捕まえてきて建物内に連れ込んだ。 「ゆ!!ここはどこ!!?みんなどこにいったの!!?」 れいむが目を覚ましたのは、建物の中の一室だった。 「やあ、おはようれいむ。ここは僕の家だよ。ゆっくりしていってくれ」 「わかったよ!!!ありがとうおにいさん!!!ゆっくりしていくからね!!!」 「どういたしまして。それじゃあ早速ゆっくりしようか」 「ゆっ?」 体を傾げるれいむにゆっくりと歩み寄り、その体を抱え上げて部屋にあるベッドまで連れて行く。 「ゆ!!ふかふかだよ!!!ゆっくりできるね!!!」 「ああ、そうだねれいむ。可愛いよ……」 そう言うと男は突然れいむにキスをした。 「んむっ!んむむむむむむ……!!」 れいむは突然の事に目を白黒させ、体全体を揺すって抵抗している。 だが、仔犬にも劣る運動能力のれいむがどんなに暴れても男の行為を止める事は到底適わない。 「んむーっ!!んむーっ!!っぷは!!いきなりなにするの!!ゆっくりやめてね!!!」 「ふふふ……そうやって抵抗して見せるのも可愛いよれいむ。もっと抵抗して鳴いて見せてくれ」 一分ほどで口を離し、れいむの耳元(?)でそう囁くと、今度はれいむの体全体をゆっくりを手で丹念に撫で回していく。 「ゆーっ!!きもちわるいよ!!ゆっくりはなしてね!!!」 「もう離さないよれいむ。ここは君と僕が愛を語らう部屋なんだからさぁ」 「やめてよおおおおお!!!もうやだおうちかえる!!!おにいさんとはゆっくりできないよ!!!」 「何て可愛く鳴くんだれいむ。ここを触るとどう鳴くのかな?」 恍惚とした表情でそう言うと、男はれいむの口よりやや下辺りを揉み始めた。 「ああ、柔らかい……れいむ、君のここは柔らかくて弾力があって最高の揉み心地だよ」 「そんなこといってもゆるしてあげないよ!!!きもちわるいからはやくはなしてね!!!」 「まあそう言わずに」 「さっさとはなし……んむ!!んーっ!んーっ!!」 顎を揉みながら再びれいむに口付ける。今度は口内に舌を差し込み、舐め回している。 「んむむむむむー!!ん゛ー!ん゛ー!!」 れいむは男の舌を押し出そうと抵抗するが、男の舌はその動きに合わせて絡みつき、口内を蹂躙していく。 5分ほど口内の戦いが続いた頃、れいむの抵抗が弱くなり、目が空ろになって小さく痙攣し始めて漸く男は口を離す。 「もう体力が持たないか……仕方ない、本当はもっとゆっくりしたかったけど、今日はこの位でやめておくよ」 「ゆっ……ゆっ……」 「聞こえてないのかな?まあいいや。食事はそこに置いておくから。ゆっくりしていってね!」 それだけ言って男はさっさと部屋を後にする。残されたれいむは一時間ほどで調子を取り戻し、床に置かれた食事を食べた。 「やあれいむ。ゆっくりしてるかい?」 翌朝男がれいむの部屋に入ると、れいむは部屋の隅から男を睨んでいた。 「ゆっ……ゆっくりできないよ!!おにいさんとはゆっくりできないよ!!はやくここからだしてね!!!」 「そうかそうか。まあその内出してあげるよ。じゃあ朝食の前にゆっくりしようか」 「ゆっ!!やめてはなして!!ゆっくりさせてよ!!!」 「させてやるとも。そんなに急かすなんて可愛い奴め」 そう言って男はれいむの口を塞ぐ。今度は初っ端から舌を差し込み、撫で回している。 「んむむむー!!んー!んんー!!むー!!」 前日の事を覚えているのか、より激しく抵抗するれいむ。 男の舌を噛み切ろうとしているが、顎の力が弱く歯も無いれいむに噛まれた所で、男にとっては何とも無いようだ。 いや、むしろ気持ち良さそうに目を細めている。そうしたねっとりとしたキスの後で、男は言う。 「ふぅっ……二日目でもう積極的になるなんて、れいむは本当に可愛いなぁ」 「ちがうもん!!おにいさんなんてきらいだもん!!ゆっくりはなしてね!!!」 「またまたそんな事言って。そら、今度はここだ」 そう言ってれいむを仰向けにし、自分は寝そべってれいむの体の底を舐め始める。 「ゆふぅ!!?や、やめておにいさん!!ゆっくりやめてね!!!きもちわるいよ!!!」 「れいむの底とても美味しいなりぃ」 そう言いながらレロレロと夢中でれいむの底を舐めほぐす。唾液で底がふやけてきたのを確認すると、 「じゃあそろそろ指行ってみようか」 「ゆぐぐぐ!!?やめてえええ!!はなしてえええ!!!」」 唾液でほぐれた底を指が数往復して、ゆっくりと指を差し込んだ。 しっかりと濡れて弾力が増しているおかげで皮が破れる事も無く、体内に向かってズブズブと沈んでいく。 その感触を指で楽しみながら、少しずつ体内に指を埋め込んでいく。 「ほら、分かるかいれいむ?人差し指が根元まで埋まったよ」 「い゛だい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!ぬ゛い゛でぐだざい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 「ああ分かったよ。ゆっくりと抜くからね」 言葉通りにゆっくりと指を引き抜き始める。指が動く度に 「ゆ゛っ!!!い゛ぎっ!!!ぐっ!!!」 と激しく吼えるがお構い無しだ。そして中ほどまで指を抜いたかと思うと、穴周辺を舐めながらまた差し込む。 「ゆ゛ぎぎぎぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!ぬ゛い゛で!!ぬ゛い゛でえ゛え゛え゛え゛え゛!!!!」 「そう焦るなよ。力抜かないと余計に痛い……ん、もう危ないか」 そう呟くと、男は一気に指を引き抜いた。それまでの丁寧な気遣いのようなものは微塵も見られない手つきだ。 「っっっっっ!!!!ゆ゛ぎぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!」 白目を剥いて絶叫すると、そのままコロリと転がって動かなくなる。 完全に意識を失っており、時々ビクリと痙攣して声を漏らす。 「じゃあ、朝食は昨日と同じように置いておくからね。また明日。ゆっくり休んでね!」 失神したれいむをそのままにして部屋を出る男。その人差し指には赤みの強い餡子がべっとりと付着していた。 「おっはようさんれいむ!ゆっくりしてるか~い!?」 妙にテンション高めな男が部屋に入ると、れいむはぼんやりとした目でのろのろと男の方を向く。 前日の食事は半分以上残っていた。 「駄目じゃないかれいむ、ちゃんと食べないと。好き嫌いするとゆっくりできないぞ?」 「……れいむ、おうち、かえりたいよ……おうちにかえしてよ……」 「あはは、何言ってるんだいれいむ。ここが君のお家だろ?冗談が下手なんだなぁれいむは」 「ちがうよ……ここは、ゆっくりできないよ……おうちじゃないよ……」 「ああそうか。僕が来るのが遅かったからそんな意地悪を言うんだね?ごめんよれいむ。今日からは夜も来るよ」 「ちが……ちがうよ……」 呟くれいむの言葉を無視して、男はれいむを抱きかかえる。 「とりあえずご飯を食べないと。ほら、食べさせてあげるから」 「やめて!ちゅーはいやだ!ちゅーはいやだよお!!はなして!!」 「ああ何だ。思ったより元気じゃないか。これならちゃんと食べればまたゆっくりできるね」 安心した男は皿に盛られているエサを口に含み、よく咀嚼してれいむの口に流し込む。 「う゛ぶっ!!……ぶぶぶぶぶぶぶっ!!!」 「んっ……ふっふいはへへいっへへ」 嫌がるれいむの口に強引に食べ物を入れ、舌で押し込んで無理矢理飲み込ませる。 それを数回繰り返して皿を空にした。 「げほっ!!ごっほっ!!おええええええええっほ!!」 「はいれいむ、ご馳走様は?」 「ぉえっ!えっ!……はぁっはぁっ……」 「こらこら。ご馳走様を言わないと駄目じゃないかれいむ?」 男が射抜くような目でれいむを見つめると、怯えたように 「ご……ごちそう……さまで…した」 「はいよく言えました。ああ本当にれいむ可愛いよれいむ!今日もゆっくりしようね!!」 そう叫んでれいむを抱きしめ、ベッドにダイブする。 「い、いやだ……いやだよおおおおおおおお!!!もういたいのやだ!!気持ちわるいのやだああああああああ!!!」 「大丈夫大丈夫。気持ち悪くなんかないって」 「あああああああああ!!!やめてください!!!はなしてくださいいいいいいいいいいいいい!!!」 「そんなに怖がらなくても平気だよ。いつもみたいに優しくするからさ」 「やめてええええええええええええ!!ゆっくりさせてくださいいいいいいいいいいいい!!!」 「うーん、これはちょっとおしおきしないと駄目かもなぁ」 泣き叫んで抵抗するれいむを押さえ込み、口を口で塞ぎつつ体の底を指で擦る。その動きは前日よりも大分激しい。 「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!!」 充血した目を見開いて泣き叫ぶれいむ。その叫び声は男の口の中に消えていったが、涙はベッドを激しく濡らした。 暫くすると、体の底からじっとりとした体液が滲み出てきた。男はそれを確認すると、口を離して 「ほられいむ。気持ち悪くなんてなかっただろ?」 「ひっぐ……うっぐ……!ゆ゛っぐり゛……でぎな゛い゛よ゛お゛……!!」 「ああごめんごめん。待っててな今ゆっくりさせてあげるから」 そう言って、指を体の底に沈める。前日よりも幾分スムーズに沈み込んだ。 「ほら分かるかれいむ?中まで湿ってるよ。昨日よりもっとゆっくりできてるだろ?」 「やだやだやだああああああああ!!!い゛だい゛!!ぬ゛い゛でえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 「そんな事無いだろう。まあいいか。その内正直になるだろう」 一人で納得して指を抜き差しする。前日のような赤っぽい餡子の代わりに、粘性の高い液体が指に付着している。 「ほられいむれいむ。交尾してる訳でもないのにこんなになったぞ。やっぱりゆっくりできてるじゃないか」 「でぎでな゛い゛……じぇん゛じぇん゛ゆ゛っぐり゛でぎでな゛い゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!」 「そうかい?ああそうか。これじゃ物足りないのか。よし分かった。それじゃこいつを使えば……」 男は一旦れいむから離れ、下穿きを降ろした。 れいむは始めて見たそれに対して普通のゆっくりの様に好奇心を示さずに、ただ震え上がった。 「はいそれじゃいくよ。力抜いた方がゆっくりできるよ」 「やべでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!ゆるじでぐださい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 「そーれっ」 「…………………………………………………………………………………………………………っっっっっっ!!!!」 掛け声と共に底に開いている穴に一気にそれを沈めた。 れいむは全身を仰け反らせて硬直させ、声も出せずに完全に白目を剥いて涎と涙を垂れ流している。 「っはあ……れいむって見た目通り小さくて柔らかで弾力があるんだな。それに温かい。最高だよれいむ」 「…………ぎゅっ…………がっ…………ごぉぉっ………………ぶっぐ………………!!」 男は声にならない呻き声を上げるれいむを見て満足そうな笑みを浮かべる。そして 「それじゃそろそろ動くよ。ゆっ、くりっ、してっ、いって、ねっ!」 「ぎゅっ!!がっ!!ゆ゛っ!!ばっ!!びょっ!!おごっ!!」 独特の掛け声を上げながらリズムよく腰を前後させる。れいむは半ば意識が失せた状態で声を上げ続けた。 「ゆっ、くり、くりくり、くりっくりっと。そろそろ出るよー。そーれケフィア」 そう言った直後、れいむの体が激しく痙攣し出す。声も出さずに凄まじい勢いで痙攣し続ける。 やがて目や口や底に開いた穴からどぷどぷと餡子が漏れ出る。 「おっほ!自分から動くなんてやっぱり積極的だなれいむ!ゆっくりしてくれて嬉しいよ!そらおかわり!」 振動に刺激され更にケフィアを放出する。痙攣はその激しさを増し、餡子が漏れ出る勢いも増大している。 一分ほど経過すると、びちゃびちゃと零れ落ちていた餡子は収まり、ぺらぺらの皮になったれいむと男だけが残った。 零れ落ちた餡子からは湯気が立ち上っている。 「あーあ。ゆっくりし過ぎて壊れちゃったか。後で補充しておこう。っとその前に飯にしよう」 シーツで適当に体を拭き、汚れもそのままに服を着てさっさと部屋を出る。 掃除などしなくとも、次にこの部屋に入る頃には綺麗に片付いているので何も問題は無い。 ふと耳を澄ますと、どこかの部屋でゆっくりが大声で泣き叫びドアを叩く音が聞こえる。 男はニヤリと笑い早く食って行ってあげないと、と呟いて早足に食堂へ向かった。 数十匹のゆっくり達以外に、この館の中に住む者は居ない。誰も彼らの邪魔をしない。 ここは彼とゆっくり達の閉ざされた楽園。理想の箱庭。至高のゆっくりハウスなのだ。 ENDING No.1 -NORMAL END- 作:ミコスリ=ハン このSSに感想を付ける
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唯「さぁ、息つく間もなく第2ラウンド!気になる2ラウンド目の料理は・・・?」 律「これは杏仁豆腐・・・いや、これは・・・」 唯「杏仁牛脂!寒天のかわりに火を通した牛脂をあしらったそれはまさしく白い悪魔!」 律「恐ろしい料理を考えましたね。しかし救いがないわけではありません」 唯「と、言いますと?」 律「確かにアレは牛脂料理です、しかしそれを浸しているシロップ・・・!」 唯「えー、情報によりますと砂糖にライムジュース、ミントを入れて煮込んだものだとか・・・はっ!」 律「そう、このシロップこそがカンダタに与えられた一本の糸・・・突破口・・・ これをうまく使って口内をさっぱりさせたものが勝つ・・・!」 観客「ざわざわ」 唯「さぁ、勝利の女神が微笑むのは一体誰だ!混戦必死の第2ラウンド、スタートです!」 唯「おぉっとゼッケン3中野梓が早速動く!こ、これは・・・!」 律「およそ考えられる最悪のパターンですね」 梓「ん・・・ごくごく・・・ぷはぁっ」 唯「飲んだぁ!シロップをごくごくと飲み干した!」 律「これで彼女はもう後がなくなりました。どう巻き返すかが見ものですね」 唯「と、ここで秋山澪!猛攻がとまらない!あっという間に牛脂を飲み込んでいく!」 律「無茶な戦法です。しかしお見事!」 唯「澪、牛脂5つを平らげ単独トップに踊り出る!」 律「ゼッケン2琴吹紬、負けじと食べ進めて3つ目を飲み込んだ!」 唯「さぁ第2ラウンドは波乱の展開!真鍋和、平沢憂が2つ目を平らげたぁ!」 律「一方で中野梓、若王子いちご、全くスプーンが進まない!」 唯「このまま決着を見ることになるのでしょうか?」 律「おっとここで中野梓の猛ラッシュ!一気に3つを口の中へ入れた!」 唯「がんばれあずにゃん!しかし今にもえずきそう!」 観客「のーめのーめ!」 唯「今、観客席がひとつになりました!会場を埋め尽くす飲めコールに中野梓は・・・」 梓「うぅ・・・ごっくん」 観客「うおおおぉおお!」 唯「応えた!飲み込みました!」 律「さぁ、間もなくタイムアップですね」 唯「ここからは現在2つの平沢憂、真鍋和、いまだ0の若王子いちごの戦いです!」 律「実質憂と和の一騎討ちではないでしょうか」 唯「若王子いちごの奇跡の追い上げにも期待したいところです!」 観客「いちごぉおお!!」 律「おや、これは・・・!?」 唯「動いたのは平沢憂!牛脂を1つ、瞬きの速さでペロリだぁ!」 観客「うおぉおお!!」 唯「ここでタイムアップ!平沢憂、ギリギリのところで第3ラウンド進出!」 観客「うぃいいいい!!」 唯「脱落した二人の様子はどうですか?鈴木さ~ん!」 律「あぁ、そういえば佐々木さんいたんだ」 純「鈴木です!二人の脱落者にインタビューしたいと思います!」 和「残念だわ。じゃあ私帰るね」 いちご「もうヤダ」 純「だそうです!放送席お返しします!」 唯「素晴らしい戦いでした!さぁどんどん参りましょう第3ラウンド!」 律「休みなしの連戦、出場者も疲労の色を隠せませんね!」 唯「第三ラウンドメニューは果たして・・・?」 律「和、中ときましたから次は洋ですね」 唯「これは・・・これは何ということでしょう! 第3ラウンド、気になる料理は何と・・・牛脂バーガー!」 律「厚切りの牛脂と牛脂の間に牛脂が挟まってますね。料理と呼ぶにはあまりにもナンセンスです」 唯「しかしそこは鉄人!ちゃんとレタスを1枚挟んで味にアクセントを加えています! さぁ、第3ラウンドは特別ルール!牛脂バーガーを食べた順から二人早抜けとなります!」 律「恐ろしい戦いになりそうですね・・・」 唯「決勝ラウンドへの切符を手にするのはわずか二名!さぁ、第3ラウンドスタートです!」 観客「おごえぇえええ!!」 ???「おごえぇえええ!!」 唯「おおっと!場内がえずきで騒然となる!」 律「このラウンド・・・恐ろしい展開になるでしょう!」 唯「えずいたのは・・・澪、紬、梓の3人だぁ!」 律「むしろえずかなかった憂ちゃんが素晴らしいですね」 唯「これは一体どういうことなのでしょうか?」 律「簡単なことです。今まで彼女たちが胃に入れた牛脂の数はいくつですか?」 唯「え~・・・秋山澪、何と11個!琴吹紬10個が続き、中野梓が7個! そして平沢憂・・・7個です!秋山澪に比べて4つも少ない!」 律「そう、この勝負3ラウンドまではワースト1、2にならなければ負けることはない! 無理に詰め込む必要はないのです。一定のペースで最低限の牛脂を食べればいい。 いわば第2ラウンドまでは牛脂チキンレースだったのです!」 観客「ざわざわ」 唯「し、しかしあずにゃん・・・中野梓も同じ7個です!これは一体・・・?」 律「言ったでしょう。一定のペースで最低限の数を食べ進めたものが勝つ。 第2ラウンド、梓の戦いを思い出してみればいいのです!」 唯「3つ一気にほお張って・・・はっ!」 律「気付いたようですね。3つも一気に牛脂を入れられたら、人体にはある現象が起こります、それは」 唯「・・・胃がビックリする!!」 律「そう、今梓の胃はビックリしている!」 梓「おごえぇええ」 憂「ふふ、見抜かれちゃった。でも私の優位は変わらないよっ♪」 唯「さぁ、お忘れでしょうかこの大会のルール!えずいた数だけ、生の牛脂を食していただきます!」 澪「うっ・・うっ・・・」 紬「うぐっ・・・」 梓「おg・・・んっ・・・」 唯「出場者一様に口を押さえてえずきを抑えている!さながら地獄絵図のような展開であります! その中でただ一人、順調に食べ進める平沢憂!彼女は頭脳プレーでここまでの戦いを一人だけ優位に進めてきました!」 律「おや、またしても彼女の策が動き出したようですよ?」 唯「絞る!絞る!平沢憂、大きめの牛脂から出る脂をコップに絞っている!」 観客「!?」 律「考えましたね。天下二分の計ならぬ牛脂二分の計、ですか」 唯「これは一体どういうことでしょう?」 律「つまり、滴る脂をあらかじめ絞って、残りの筋だけを食べる! あとはジュースでも飲むように脂を飲めばいいのです!」 唯「な・・・なんと!」 唯「・・・えっ?こ、ここで審議委員会から物言いが入りました!」 律「審議委員会から!?」 唯「決勝ラウンドは取り止め、この第3ラウンドで最初に食べ終えた者を優勝者とします!」 観客「ざわざわ」 律「やむをえないでしょうね。彼女の独走を止められる者はもう残ってないでしょうから」 唯「さぁ平沢憂、ビクトリーロードをひた走る!」 律「もう牛脂のスジを食べましたね。あとは脂を飲み干すだけです」 観客「ワーワー」 唯「さぁ、優勝者決まりました!最初に牛脂バーガーを食べ終えたのは・・・?」 観客「ざわざわ」 唯「・・・秋山澪!!」 観客「うおぉおおおお!!」 唯「これはなんとも意外な展開!優勝したのは秋山澪!」 律「いえ、むしろこれは当然の結果かもしれません」 唯「どういうことでしょうか?」 律「思い出してください。彼女は第一ラウンドで生の牛脂を食べたあと、一気に5つも牛脂を食べた」 唯「はい、あれには驚かされましたが・・・」 律「同様に一気に3つ牛脂を食べた梓はどうなりましたか?」 唯「胃がビックリ・・・はっ!」 律「そう、澪はその倍の6個を食べたのにえずかなかった!」 観客「ざわざわ」 唯「りっちゃん先生!それは一体どうして・・・?」 律「胃がビックリというのは言ってみれば胃痙攣だ! 普段から緊張しぃの澪は胃痙攣なんか慣れっこだったんだよ!」 観客「ざわざわざわざわ」 唯「何ということでしょう・・・彼女は、澪ちゃんは胃痙攣の申し子だったということですか!」 律「そういうことになりますね」 観客「うおぉおおおお!!」 唯「さぁ、優勝者を称えましょう!」 観客「いっけいれん!いっけいれん!」 観客「いっけいれん!いっけいれん!」 唯「あれ?でも第三ラウンドで少しえずいてましたよね?」 律「胃痙攣慣れしている彼女のすごいところは耐久力よりむしろ回復力ですね。 えずきから立ち直るスピードは常人の数倍ともいわれます!」 唯「なるほど、それで一時的にえずきはしたものの奇跡的な逆転劇を見せたわけですね!」 観客「いっけいれん!いっけいれん!」 こうして、第一回全日本牛脂大食い選手権は幕を閉じたのでした。 鳴り止まぬファンファーレの中で、花束を受け取る澪ちゃんはとても素敵でした。 皆に祝福される中、トロフィーと優勝商品の贈呈です。 唯「優勝商品として琴吹牧場から牛脂一年分が贈られます!」 澪「・・・おごぇえええ!!」 おしまい 終わりです くだらないスレでごめんね 保守させちゃってごめんね おやすみなさい 戻る
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「ふたば系ゆっくりいじめ 221 FFR/コメントログ」 吹いたwwwww -- 2010-05-14 17 49 31 正義の味方がこないな事してええのんか… -- 2010-06-07 18 05 35 おいおいwwwディケイドwwwww -- 2010-07-17 01 15 19 イクサは爆誕じゃなくて爆現なんだぜ…ルギア爆誕とは違うんだぜ… -- 2010-07-21 15 22 55 ああ…ライダー四天王のうち三人も…ダディヤナザンはなんで来てないんだ -- 2010-07-21 15 24 47 四天王つってもネタライダー四天王だけどな -- 2010-08-29 22 38 46 なぜケンジャキがいるwwwワロタw -- 2010-11-03 19 34 34 草加ェ…ゆっくりにまでたっくんへの悪感情を刷り込まなくても… というか意味ないだろそれwww -- 2011-01-10 17 37 08 前半ストレスがゲージを振り切った -- 2011-02-10 23 07 08 ライダーw -- 2011-11-13 02 37 21 鳴滝「ゆっくり世界まで・・・おのれディケイドッ!!」 -- 2012-05-17 19 01 34 3匹の子まりさを殺してやりたかった・・・ -- 2012-05-19 01 34 59 ディケイド無双www -- 2013-10-31 21 40 22 なんか色々とカオスですね -- 2014-01-09 22 17 37 デヘヘヘヘヘヘッ・・・・最高ダネェ・・・・ゲスどもをづぶしで虐待するのは最高ダゼェ、、、 -- 2014-04-15 21 39 14 鳴滝『おのれディケイド、この世界・・・は壊れていいや』 -- 2014-07-31 03 44 00 なんていう俺得 -- 2014-11-08 20 39 04 ライダーと糞にも劣るゆっくりを共演させるのはやめてください いやまじで -- 2015-02-17 00 16 17 著作権大丈夫か?・・・・・ -- 2015-08-13 01 48 13 三匹の子まりさを潰してほしかった、、、 -- 2016-09-19 02 05 11
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※短編3部。つながりはありません。つながりはありません。 ※←これってパチュリーの通常弾幕に見えるよね。 【月とゆっくり】 1 人工衛星。 宇宙ステーションのようなものを想像するが、定義上はそんなに難しいものではない。 「惑星の周りを公転する、人間の手によって打ち上げられた物体」である。 つまりは、やかんであれカメラであれ、惑星の周りを回っていればいいのである。 それが、ゆっくりでも。 「や”め”でぇぇぇぇ!!!ぼどい”でぇぇぇぇ!!!」 とある村の一角に、不相応な『ロケット』が一台。大きさは、大人二人程の小さなものだ。 積載されているものが最低限なので、非常に簡素な見た目と構造になっている。 紅魔館のパチュリー氏の指導のもと、村のみんなで協力して作ったものだ。 材料には村にないものも多くあり、他の村や河童達の協力も得て、ようやく完成した。 「どぉぉじでぇぇ!!!どお”じでごんな”ごどずる”の”ぉぉぉぉ!!!」 今日は待ちに待った打ち上げ当日である。 風も雲もない、素人目でもわかる絶好の打ち上げ日和である。 村の人たちは、奇跡の瞬間を一目見ようと全員が打ち上げ台に集まっていた。 「ま”り”ざばま”だな”ん”も”じでな”い”よ”ぉぉぉぉ!!!」 …さっきからうるさいこいつだが、名をまりさという(らしい)。 (※、ひらがな明記をゆっくり種と定義させてください) 先ほど村のじいさん家に侵入を試みていたところを発見し、縛り付けた。 しかし縛り付けた先が、発射する予定の『ロケット』だった。 これはまずいと思って外そうとしたが、村人はこれを止めた。制裁である。 『ロケット』の打ち上げに支障をきたすのではないかと思い、パチュリー氏に相談したら 「饅頭ひとつぐらいの負荷なら問題ないわ」とのこと。 なかなかにやかましいまりさ。 しかし今、村人の関心のほとんどは魔理沙にはない。『ロケット』が気になってしょうがないのであった。 血の気のある者は黙らせようと手を出そうとするが、『ロケット』になにかあってはいけないと制止する。 日が高く昇り始め、発射予定時間を迎えようとしていた。 村長が、歳に似合わぬ高々とした声で、発射宣言を行う。 村の代表が、たいまつをもって『ロケット』へ近づく。 人々は物陰に隠れて、発射台を見つめる。 「ゆ”っ!お”に”い”ざん”!びを”ごっぢに”も”っでごな”い”でね”!」 再び騒ぎ出すまりさ。緊張感が台無しである。 代表が火を下ろす。予定まであと数十秒。ちょっとした気持ちで、代表はまりさに話しかけた。 「おい饅頭、これからお前は『宇宙』に行くんだ」 「うぢゅう?」涙声だ。 「あぁ、『宇宙』だ」 「どんなどご?」 「さぁな。空より広いらしい」 「ゆっぐりでぎる?」 「さぁな。ゆっくりしてこい。じゃあな」 下ろした火を導火線に近づける。火がついたのを確認すると、代表も物陰に飛び込んだ。 短くなる導火線。息を呑む観衆。視点はやがて導火線と本体のつなぎ目に収束し、 火が、消えた。 「びゅっ!!!」 ばしゅううううぅぅぅぅ!という音と共にロケットが飛び出す。 悲鳴は、一瞬でフェードアウトした。あっという間に最高速度に達したようだ。 村人は煙の中呆然と空を見上げている。 飛行機雲のような、まっすぐ伸びた煙は、『宇宙』へと伸びていった。 パチ、パチパチ、パチパチパチパチパチパチパチパチ!!! 拍手と歓声が村を包む。打ち上げは成功である。 (むきゅう、実際にロケットは宇宙に行ったのかしら) パチュリーは、打ち上げた後にそれを確認する手立てがないことを思い出した。 2 「こちらお兄さんA、着陸軌道に乗る事に成功、オーバー」 「こちらお兄さんB、着陸軌道に乗っていることを確認、あと5分後に着陸、オーバー」 『ゆっくりプレイスを求めてゆっくり達が宇宙に逃げた』との情報を聞きつけたお兄さんズは、 本気で宇宙を目指した。 果たして月でゆっくり達はゆっくりしているのだろうか、どんな風になっているのだろうか、 お兄さんが来たらどんな反応をするだろうか、どう虐待してやろうか… 全お兄さんが宇宙に旅立つわけにも行かないので、代表として俺、お兄さんAが旅立つことになった。 ガガ…「こちらお兄さんB、まもなく着陸、着陸準備せよ、オーバー」 「こちらお兄さんA、着陸準備了解、オーバー」 音もなく着陸。動作の停止が確認され次第、俺は宇宙船を下りる。 妖怪だから生身?いややっぱり宇宙服は必須。 あれが地球か。丸くて、まるでゆっくりのようだ。感慨深い。 しかしそうのんびりもしていられん。逃げたはずの月面ゆっくりを探し出さねば。 いた!ゆっくりだ! こいつら宇宙でもゆっくりしてやがる! まぁ落ち着け俺。まずは月面ゆっくりの観察だ。 こいつらは当たり前だが宇宙服もなんも身につけてない、地上となんら変わりない。 重力の影響も小さくて、地上より高くぽんぽん跳ねてやがる。 …ん?何かしゃべってるようだが…いかんせん聞き取れん。 観察してわかった。こいつらは話すときに互いの体をくっつけて、直接振動を伝えてる。 空気がない月だ、それなりに知恵も身につけたのだろう。 「ようゆっくり共、ゆっくりしてるか?」 ゆっくり達が俺の存在に気づく。宇宙服も着ているし、俺が誰かはわかっていないようだ。 「お前ら月でも生きれるんだな…ってそうか、聞こえてないのか」 さっき体をくっつけて話してたんだった。なら俺もそうでもしなけりゃ声は聞こえないのか。 「…!………!」 「……………!」 何か話しているようだが聞き取れるはずがない。 まずは怖がらせないようにゆっくりと近寄る。 動きと表情から、怯えている様子はない。興味津々、といったところだろうか。 大きめのれいむの頭に手をポンと置き、話しかける。 「ようゆっくり、ゆっくりしてるか?」 「ゆっくりしてるよ!おにいさんもゆっくりしていってね!!!」 お、お兄さんだってわかってる。でもお兄さんがどういう生き物かは知らないようだ。 そのまま手を下に回し、そっと抱き上げる。おぉ軽い軽い。 「おにいさんはゆっくりしにきたの?」 「いや、お前らを虐待しに来た。ところでお前ら仲間はどんだけいるんだ?」 「ぎゃくたい?なに言ってるのかわかんないよ! なかまはもっといっぱいいるよ!ここにいるのはれいむのかぞくだよ!」 「あぁそうかい。それを聞いて安心した」 「ゆ”っ!!!」 渾身の力をこめて握りつぶす。思ったより感覚は軽い。 餡子がスロー映像のように地面に落ちてゆく。おぉスペクタクルスペクタクル。 少し餡子が漏れただけのようだが動く気配はない。重力のせいか、地上のと比べて皮がやや薄かった。 「………!!!」 「…!…!………!」 子れいむ達がなにか叫んでやがる。あーあー聞こえない聞こえない。 端から聞く気もない。また一匹持ち上げる。こいつは試しに地上に持ち帰ってみよう。 さて、残りを徹底的に潰すとしよう。 「…………!……!!」 「……!!!」 「…………!…………!……………………!」 まぁ聞こえないわけで。しかもあいつら逃げるのに必死で仲間の声も聞けないだろうに。 となれば相当なパニック状態、さぞかし餡子はうまいのだろう。気になってしょうがない。 だが宇宙服を脱いでここで食うわけにもいかん。もう1匹連れてくか。 さっと追いつき、もう1匹も捕獲。 あとは迎えの宇宙船が来るまで、残った子供達と(一方的な)鬼ごっこ。 ゆっくり追いかけては踏み潰し、ゆっくり追いかけては握りつぶし。なんだか刺激が足りないが我慢我慢。 空間に漂う餡子がここまで汚いものだとは思わなかったね。視界が餡クズだらけだ。 そう思うと餡子が落ちる地上は素晴らしいと思えてくる。 ザザ、ザ「こちらお兄さんB、まもなく迎えの宇宙船が軌道に乗る、準備するように、オーバー」 「こちらお兄さんA、離陸準備了解、おみやげに1匹連れてくぜ、オーバー」 「こちらお兄さんB、そいつぁいいや、オーバー」 宇宙船に乗り込み、捕まえた子れいむ達をどサディスティックな目で眺めながら、地球へと帰還した。 3 まりさは、やけに冷静だった 見渡せば星空。いや、星空の元である隕石クズ。 他にはない青い大きな星、あそこに仲間達が住んでいるのだろうと、直感で感じた。 今、まりさは急降下している。 小さな星屑を蹴り飛ばし、青い星めがけて進んでいたら、ふと吸い込まれるような感覚に襲われた。 これでみんなのところに帰れる。あとはゆっくりしていればいい。 「……………………!!!」 ゆっくりしていってね!!!と言ったつもりだった。 しかしそれは誰にも、自分にすら聞こえていない。 もちろんまりさはそれを知っていた。だが言わずにはいられなかった。性である。 段々と速度があがっていく。星屑が瞬く間に視界を流れていく。 ふと、体が温かくなるのを感じた。冷たく寒い宇宙で、まりさが初めて感じた熱だった。 その熱は次第に、まりさの体を焼き始める。 「…………!!!……!!!」 もちろん何も聞こえない。ただ体が焼けていくことは感じた。 熱い、痛い、辛い、ゆっくりできない、涙も蒸発していく。 その饅頭は、地上に落ちることなく、燃え尽きた。 【あとがき】 どうもっす、タカアキです。 31スレ 120を見たら書かずにはいられなかった。 どうもうちのゆっくりは台詞が少ない。 このSSに感想を付ける
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「ふー」 家に帰ってきて一息、すこし休んだところで買ってきたものを台所の上に広げる。 今日買ってきたのは冷凍ちびゆっくり12個パック、甘さ控えめなもの。 生まれたてのあかちゃんを瞬間冷凍で凍らせもので加工所で売っている。 用途は主に食用だが、他の目的で買っていく人もいるかもしれない。 食べるにしてもなんにしても、まずは解凍する必要がある。 解凍は、真空パックされた袋を切り口をいれる。 中に空気が入ると中の発熱剤が反応してゆっくりと暖められていくのだ。 「…ゆー!」最初に目覚めたゆっくりが声をあげる。 「ゆー!」次に目覚めたのも同様に声を上げ、全員が目を覚ますと、 「「「「「ゆっくりー!!」」」」」みんなで声を揃えてお目覚めの挨拶をする。 「おかーさん!おなかすいたよ!!」 「ごはんにしてね!!」 「ゆー!ゆー!はやくしてね!!」 目を覚ますことなく袋づめされたゆっくりたちにとって、 今、目の前にいる自分物こそが母親である。 「おはよう、みんな!さっそくだけど、みんなこの穴の中にはいってね! はいったらご飯にしようね!!」 そう言って、ゆっくりたちの前に丁度同じぐらいの大きさの穴が開いた板を置く。 「ゆー♪ごはんだよー♪」 「ごっはん♪ごっはん♪」 「れいむがいちばんだよ!いっぱいちょうだいね!!」 「ずるいよ!!そこはれいむがはいろうとしていたとこだよ!!」 「ゆっくりしたけっかがそれだよ!ゲラゲラ!!」 「ゆー!!!もういいよ!!れいむはこっちのあなにするよ!!!」 こうして12匹のゆっくりは6×2個の穴にすっぽりと収まる。 すっぽりとはまりすぎて、あたまから入ったまま動けなくなるゆっくりもいるので 今のうちに直して全員上を向くようにしておく。 「さあ、ごはんだよ!いっぱいおたべ!!」 そういって小麦粉をミルクで練っただけのものを与える。 かすかにミルクの甘味があるだけの塊だがゆっくりにとってはご馳走だ。 食べやすい大きさでちぎってゆっくり達の口にいれてやる。 「む~しゃ♪む~しゃ♪」「む~しゃ♪む~しゃ♪」 「む~しゃ♪む~しゃ♪」「む~しゃ♪む~しゃ♪」 「む~しゃ♪む~しゃ♪」「む~しゃ♪む~しゃ♪」 「む~しゃ♪む~しゃ♪」「む~しゃ♪む~しゃ♪」 「む~しゃ♪む~しゃ♪」「む~しゃ♪む~しゃ♪」 「む~しゃ♪む~しゃ♪」「む~しゃ♪む~しゃ♪」 「「「「「「しし♪♪あわせ~~~♪♪♪♪」」」」」 順番に口に入れてやることでゆっくりたちの輪唱が聞こえてくる。 「おいしいよ!もっとちょうだいね!!」 「もっと♪もっと♪」 「れいむにも~!!もっとたべたいよ!!!」 「はいはい、お腹一杯食べさせてあげてるからね。」 「やったー!!ゆっくりたべるよ!!!」 「「「「ゆっくりたべさせてね!!!!」」」」 ごはんを心行くまでたべたゆっくりたちはうとうととお昼寝を始める。 そろそろコンロに火をつけよう。 「はい、これデザートね!一人一個だよ」 産地直送のまだピクピクと動いているたこの足を、 ゆっくりたちが食べられるように一口だいに切り分ける。 「zz…ゆゆ!なにそれ!!はやくたべさせてね!!!!」 眠気をどこかに吹き飛ばし、目をきらきらとさせて期待のまなざしでこちらを見つめる12匹のゆっくりたち。 切ったたこの足をさっきと同じように順番に口に入れてやる。 「む~…むぐぅぅ!!」「む~…むぐぅぅ!!」 「む~…むぐぅぅ!!」「む~…むぐぅぅ!!」 「む~…むぐぅぅ!!」「む~…むぐぅぅ!!」 「む~…むぐぅぅ!!」「む~…むぐぅぅ!!」 「む~…むぐぅぅ!!」「む~…むぐぅぅ!!」 「む~…むぐぅぅ!!」「む~…むぐぅぅ!!」 先ほどと同じようにゆっくり味わおうとするゆっくりたちであったが今度はそうはいかない。 新鮮な蛸の足は吸盤がまだ生きていて、口の中に張り付いているのだ。 突然の出来事に驚いたゆっくり達は目を白黒させて、吐き出そうとしたり飲み込もうとしたりする。 だが強力な吸盤の力をゆっくり達どうにかすることは出来なかった。焦って吐いたり飲んだりを繰り返していたせいもあるかもしれない。 ゆっくり達がそうこうしているうちに、ゆっくり達が入っている穴もゆっくりと熱を帯びて行く。 やがてジューという音がするほど熱くなるが、蛸の相手に精一杯なゆっくり達は気づく余裕がなかった。 そんな中、ゆっくり達の一匹が異変に気づく。 それにつられて他のゆっくりも悲鳴をあげ始める。 ゆっくり達が入っている穴はどんどん熱くなるが、そこから逃げることは出来ない。 さっき心行くまでご飯を食べ、少し膨れたゆっくりたちは穴にすっぽりと嵌ってしまったのだ。 鉄で出来た板はどんどん熱をあげ、ゆっくり達の皮に焦げ目をつけていく。 最初は全力で悲鳴をあげていたゆっくり達も随分静かになってしまった。 そろそろいい頃合だ。太い針のような棒を使ってゆっくり達をひっくり返す。 まず、鉄板から剥すために穴に沿って焦げ目を削る。 次に、次に棒を下の方まで差しこんで、クルリとまわすようにひっくり返す。 ひっくり返したらしばらくそのまま。 ピクピクとした震えが止まったら丁度いい頃合。 同じ要領でもう一度ひっくり返す。 白目を向いて焼きあがっているゆっくり達が見えたら、はい!完成!! あとは、ソースやマヨネーズをお好みでどうぞ あとがき 後半はどうみても手抜きです本当にありがとうございました。 ゆっくりの台詞をひらがなで打っているとIMEがどんどんゆっくりになっていきます。 本当にありがとうございました。 このSSに感想を付ける
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伝言版 またまたしばらく留守にします。ごめんね -- ごっちん (2012-10-24 22 39 38) 名前 コメント 大剣用の装備作った(8/25) カフ: 食事カフⅡPA1 ● 武: ○ ○ ○ 頭:超絶のピアスⅥ Lv7 66 剛力珠 剛力珠 胴:ブレオFジャケット Lv7 149 集中珠G 集中珠G 剛力珠 腕:竜巻F篭手・黒 Lv7 123 剛力珠 剛力珠 ○ 腰:ブレオFフォールド Lv7 135 集中珠G 集中珠G 剛力珠 脚:ベルFXグリーヴ Lv6 150 剛力珠 剛力珠 防御力:623 火耐性:3 水耐性:5 雷耐性:8 氷耐性:2 龍耐性:3 発動スキル 攻撃力UP【大】,見切り+3,龍風圧無効,集中+2,絶倫,火事場力+2,高級耳栓,早食い,斬れ味レベル+1,砲術師 ベルFX レベル6まで終了!! 使用素材 所持個数 古龍種の鱗×50 101 古龍種の剛翼×3 5 古龍種の厚鱗×30 41 古龍種の上翼×25 29 古龍種の特上毛×15 15 舞雷竜の帯電鱗×10 10 舞雷竜の紫玉×10 10 古龍種の剛角×5 20 古龍種の尾×35 35 古龍種の上皮×25 25 古龍種の剛爪×15 14 舞雷竜の絶縁脂×10 10 舞雷竜の雷液×25 26 古龍種の堅殻×45 44 古龍種の血×35 15 古龍種の特濃血×5 3 【ブレオ】 生産 伝説の職人,祭典の思い出x10 Lv2 祭典の思い出x1,火竜の骨髄x1,のりこねバッタx3,鉄鉱石x5 Lv3 祭典の思い出x1,縞模様の皮x4,宝石券x2,大地の結晶x6 Lv4 祭典の思い出x1,眠鳥の橙毛x3,溶岩竜の牙x3,ドスヘラクレスx4 Lv5 祭典の思い出x1,宝石券x3,呑竜の牙x2,緋夕石x2 Lv6 祭典の思い出x1,ドスヘラクレスx5,燐蛍石x2,春夜鯉x2 Lv7 祭典の思い出x1,紅溶岩竜のヒレx5,呑竜の牙x5,たまご券x4 【ブレオF】 LV1 祭典の思い出x1,呑竜の酸液x2,棘竜の頭殻x2,猟団チケットx20 Lv2 祭典の思い出x1,氷狐竜の堅殻x2,舞雷竜の雷液x2,雷管石x1 Lv3 祭典の思い出x1,甲殻種の上晶石x5,鳥竜種の上皮x3,鳥竜種の牙x5 Lv4 祭典の思い出x1,マカライト鉱石x10,飛竜種の上翼x3,猟団チケットx20 Lv5 祭典の思い出x1,飛竜種の肝x10,草食種の堅殻x3,追加依頼達成証x5 Lv6 祭典の思い出x1,飛竜種の髄x10,鳥竜種の上皮x5,雷管石x1 Lv7 祭典の思い出x1,氷狐竜の堅殻x2,マカライト鉱石x20,飛竜種の上翼x6 ■匠無し剣士汎用 MHSX2 装備クリップ 剣士(女) 武器スロットなし SP剣士頭(古龍) Lv7 127 ■ 気短珠SP レアルFメイル・※ (パ) Lv7 123 ●●● 仙人珠, 剛力珠 レアルFアーム・※ (パ) Lv7 123 ●●● 剛力珠, 剛力珠, 剛力珠 レアルFコイル・※ (パ) Lv7 123 ●●● 剛力珠, 剛力珠, 剛力珠 レアルFフット・※ (パ) Lv7 123 ●○○ 剛力珠 服Pスロット2 ☆☆ 防御値 619 スロット ■1□0●10○2 火 4 水 4 雷 4 氷 4 龍 4 攻撃力UP【大】,見切り+3,龍風圧無効,高級耳栓,火事場力+2 ランナー,受け身,広域化+1,早食い 匠無しだけどそれなりの必要スキル 1.回避カフPB1、神足珠2入れると回避+1発動 2.捕獲珠G2個入れると捕獲名人発動 などSP珠もお好みでアレンジしてみてください ■剣士汎用レアルメインお勧め装備(最終形態) MHSX2 装備クリップ 剣士(女) 武器スロットなし フェロウバンダーF (他) Lv7 66 ●● 仙人珠 レアルFメイル・※ (パ) Lv7 123 ●●● 剛力珠, 剛力珠, 剛体珠 レアルFアーム・※ (パ) Lv7 123 ●●● 剛力珠, 剛力珠, 剛力珠 レアルFコイル・※ (パ) Lv7 123 ●●● 剛力珠, 剛力珠, 剛力珠 ベルFXグリーヴ (FX) Lv7 180 ●● 匠珠 服Pスロット2 ★★ 匠カフPA1 防御値 615 スロット ■0□0●13○0 火 5 水 7 雷 10 氷 4 龍 5 攻撃力UP【大】,見切り+3,龍風圧無効,高級耳栓,火事場力+2 ランナー,ダメージ回復速度+1,斬れ味レベル+1,回避性能+1,早食い
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前編から ―夜。 作戦はほぼ同時に開始された。 我が家へ帰るのに正門から入らない存在はいないでしょう? 「お姉様、はじめよ?」 「レミィ、こっちは問題ないわ。」 「はい、私も大丈夫です!」 …一呼吸おいて。 「…私たちの家を返してもらうわよ!」 「うん!」「ええ。」「はい!」 魔力を集中させ、具現化する。赤き槍。 ―神槍「スピア・ザ・グングニル」 宣言されたそれを門に向かって力任せにブン投げた。 ―数分前、紅魔館の門にて。 「屋敷はみんなで守りましょうね。」 今日も異常なし。毎日が平和で嬉しい限りだ。 門番の部下も増えて嬉しいし、これからもお嬢様や咲夜さんのために頑張ろう! 「「「「じゃおーん!!」」」」 「「「「「ゆっくりりかいしたよ!!」」」」 私の声にこたえてくれる部下達。 人数も沢山になり、門番のローテーションも前よりはきつくなくなった。 「私は一旦中に戻るけれど、何かあったら直ぐに呼んでね。」 実はこの時間が一番楽しみ。咲夜さんと一緒にゆっくりできるから。 美味しいお菓子に、飲み物。報告という名のおしゃべり。これが楽しみだから門番を頑張れる。 「「「「門番長!わかったよ!ゆっくりやすんできてね!!」」」」 部下の声を背中に鼻歌交じりで休憩室に向かった私。 ―現刻、門前。 大げさなほどに砂煙を巻き上げる着弾地点。 ソレが今回の会戦の狼煙となった。 門前に出来た巨大なクレーター。 「ただいま。何、ボッとしてるのかしら?」 館から急いで出てきた馴染みの顔に声をかける私。 緑の帽子に赤い髪。らしくなく目を吊り上げ、怒りをあらわにし 「…侵入者!ここは通さない!!」 おかえりなさいませ。を忘れた門番。 「お姉様、私に任せて?」 答える代わりに頭を撫でた。 「やったぁ!…美鈴、今日はイッパイ遊べるね!」 紅の大剣を具現化させ、美鈴に突っ込むフラン。 怯まずに迎え撃つ美鈴。 「…レミィ、急ぎましょう。」 言葉通り、ここは任せて館に入らせてもらうわよ。 「待て!!館に入ることは私が許さない!!」 フランを退けたら考えてあげる。…本気出さないと死ぬわよ?美鈴。 館に無事侵入出来たが、その惨状は目を覆いたくなるものだった。 饅頭が我が家を我が物顔で闊歩し、文字通り好き勝手にゆっくりしていた。 「おねえさんたち!私たちのお家にようこそ!!」 赤いリボン、霊夢を模したのであろうそれが声を出した。 その声に反応したのか、屋敷のいたるところから姿を見せる饅頭共。 100は居るであろうその蠢く床が一斉に声を上げる。 「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」 煩わしい事この上ない。…駆逐はパチェと小悪魔に任せ、私は私の部屋に向かう事にした。 … ……。 珍しく怖い顔をしている美鈴が、お姉様達を目でおって無念そうに吐き捨てた。 「くっ!中に進入されてしまった!!」 …あんなに必死になっちゃって…。…嬉しいな。いつもここで、こうやって私達の為に働いてくれてるんだ。 「…悪いが、貴女を倒して侵入者を追わせてもらう!」 鋭い眼光が私を射す。こうやって侵入者を牽制、威嚇してるんだ。 …うん、大歓迎だよ。今日は、夜が明けるまでいっぱい遊ぼうね、美鈴! 「門番長!わたしたちもかせいするよ!!」 「お空の上からなにか投げたのはおねえさんだね!!」 「「「仲間のかたきをとらせてね!!!」」」 不意に背後から声がした。お饅頭の癖に喋るへんてこな存在。門のすぐ脇にあった何十もの穴からゾロゾロと転がり出てきた。 「ほかの詰め所のみんなもゆっくり出てきてね!!しんにゅうしゃがきたよ!!」 「ふぁらんくすだよ!みんなゆっくりしないで陣をくんでね!!」 口に木の棒を咥え、数十匹がもたもたと密集陣形を組んでいた。 “それやったのお姉様だよ。”言葉に出すのは止めておいた。無視して空中へ浮かんだ。 「美鈴!お空で戦お?」 二人きりで遊びたいから。 「何で私の名前を…?」 不思議そうにする門番。 「いいから早く~。私が侵入者役で美鈴が門番役で決まりね!」 今日の遊びはこれで決まり。 「役も何も…。まあ、とにかく貴女を倒して残りの侵入者を追わせて貰います!」 “門番長、ゆっくりがんばってね!”“みんなでおうえんするよ!!” …気楽だね饅頭共。美鈴はね、こんなのを守る為に此処にいるんじゃないんだから! … ……。 「…リトル、それじゃあよろしく頼むわね。」 ホールに居たゆっくりの群れを一掃なされたパチュリー様は既にこの場にはおらず、念話でそう仰りました。 「はい!…でも、思ったよりイッパイ居ましたね。」 同意してくださったようで、そうね、とだけ答えてくださった後に念話は切れました。 これを後でお掃除するのはやっぱり私なんですよね。 それはいいとしまして、先ほどの一掃劇は本当にお見事でした。パチュリー様の魔法は本当に凄いです。 … 「パチェ、任せた。」 ホールに居たそれらを見て、怒り気味のレミリア様が仰いました。 「…面倒ね。」 対してパチュリー様は“任せた”と言われる前には既にスペル詠唱を始めていまして…。 本当にお二人は仲がよろしいのですね。二人の関係っていつ頃からなのでしょうか? こういう状況なら、パチュリー様が選択されるのはきっとあのスペルかな。…そうしたら私が出来る事って何だろう? 「はい、皆さん!甘いお菓子をお持ちしましたよ。」 “はい、どうぞ。”掛け声と共に轟く饅頭の群れの真ん中にクッキーを投げる私。 私に出来る事はきっとコレを足止めし、パチュリー様の御負担を少しでも軽減することなのだと思います。 …後でこっそり食べようとポケットに忍ばせておいたものがこんな形で役に立つなんて。 多分、この行動、無駄じゃないですよねパチュリー様?ちらりとそのお顔に目を向ける。 「「「「「ゆ!?」」」」」 「これはまりさのまえにおちてきたからまりさのだよ!!」 「ずるいよ!!みんなでわけようね!!!」 中心に向かって群れが固まる。 「…リトル、いい判断よ。」 間違いじゃなかったらしい。パチュリー様の負担を少しだけ減らせたようです。 パチュリー様の指先より放たれたソレはチラチラと淡く光りながら、ふわふわと中心の泥棒さんを模したお饅頭の前で静止しました。 「ゆ!!これなんだかゆっくりしてるね!!」 ふわふわキラキラのソレは、確かに私の目から見ても綺麗でした。それが内包する物が何であるかを知っている身ですらそう思えるのですから、お饅頭さんの反応は仕方が無いものだったのかもしれません。 レミリア様はその様子を見て、満足されて奥へ向かわれました。 パチュリー様は饅頭の群れに背を向け、レミリア様を目で追われていました。 私は、パチュリー様が放たれたソレに一つだけの弾を放ち、群れを観察しました。 「ゆ~♪ふわふわのキラキラさんと、お菓子さんがまりさによってきてくれてしあわせだよ!!」 パチン!と、私の魔力とパチュリー様の放ったソレがぶつかりました。 「ゆゆゆ!?ふわふわさんが消えちゃったよ!!」 はじけた後に残ったのは、薄っすらと白く見える気体だけでした。 ―金&水符「マーキュリポイズン」 1発だけ放たれたそれは、弾幕と呼べるものではないですが、足を止め言い争いをしている多数を亡き者にするには充分すぎました。 「ゆ!い、ぎ…でぎな!ぐるじぃぃぃ…!!!」 魔力精製された水銀毒が、お饅頭さんを蝕んでいるのが解ります。 気体を吸い込んだ固体は、白目をむき、先程食べたお菓子を自身の内容物と共に吐き出し、誰にでもなく助けを求めています。 「ゆ!なに?まりさ?どうしたの!?」 気体は徐々に徐々に広がりつつありまして、中心から離れないと、きっとこのお饅頭さんみたいになっちゃいます。 「ま、まりざぁぁ!!ゆっぐりしてよぉ!!ゆっぐり…?ゆ゛!ゆ゛……ゆべぇ…」 傍に寄ろうとした白赤饅頭も機能停止したようです。口を模した部分から内容物を吐き散らす様子を見て、この後の掃除の段取りを考える私。 …われに返った時には結界にとらわれてお饅頭さんの殆どが水銀中毒になり、絶命した後でした。 ボーッと考え事をしてしまうのが私の悪い癖だとパチュリー様によく注意されます。 「…リトル、図書室は任せたわ。私は館全体にこのタイプの結界を張ってくるわ。」 はい、咲夜さんと美鈴さんを救出したら、これで一網打尽にするのですね。このお饅頭たちは水銀毒が効果があるかどうかの見極めも完了されましたし。 …密室に気体毒を放って害物を駆除する製品って作ったら売れそうですね。 またも無駄なことを考えていたら、パチュリー様は既におらず、ホールのお饅頭が“可視できる”気体毒から逃れようと結界に顔をへばり付かせて逃れようと努力していました。 「もうやだぁぁ!ゆっくりでぎないよぉぉ!!おうぢがえるぅぅぅ!!!」 ゆっくりを亡き者にするために放たれた毒は、文字通りゆっくりと結界の中の空気に溶けていき、透明の空間をほんの僅かだけ白くさせながら少しずつ少しずつその領域を広めていきました。 「ここがあなた方のお家と御聞きしましたが?」 スマイルで御聞きしてみました。確かにそう仰られましたから。 「本当はれいむ゛のおうぢはもりのながなんでずぅぅ!だからかえらぜでぇぇ!」 涙や涎や汗で顔をグシャグシャにし、ホールを汚しながら私に向かい言葉を放ってきました。 体液を外に分泌させながら懇願してきて、きっと必死なのでしょう。ちょっとだけ可哀想に 「あ!白いふわふわさんがすぐ傍まできていますよ!」 思えません。館に許可無く侵入してきたものはすべて排除します。無断侵入者の排除失敗は過去から今にかけて、人間二人だけです。 「い゛や゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁああ゛ああぁ゛あ゛!!!ふわふわざん!!もっどゆっぐりしていっでよぉぉぉ!!!」 徐々に迫ってくる気体と私を交互に見て、お饅頭さんは叫びました。 「おねえざん!だすげでぇぇ!!ここからだじでぇぇぇ!!」 私は頷き、結界を手で押すふりをしながら笑顔で答えました。 「私も入れないみたいなので、そこでゆっくりしていってくださいね。」 「やだぁぁぁ!!ここでゆっぐりしだらゆっぐりしじゃうううう!!!」 よく解らない返答に私も困ってしまいます。 「息を止めてみたらどうでしょうか?頑張ればきっとふわふわさんも諦めて下さいますよ!」 笑顔で提案する私、ハッとした表情で私を見るお饅頭さん。 「ありがどうおねえざん!!」 言うや否や、息を止めるために大きく息を吸い込んでいました。長時間の無呼吸に備えるつもりなのでしょう。 やがて結界内に完全に充満したようで、私と話をしていた固体以外は全て動かなくなっていました。 目を閉じ、口も横一文字にする目の前の個体。 本当に私の言葉を信用しているのでしょうか?無生物が諦めるなどと本気で考えているのでしょうか? では、そろそろ図書室に向かいましょう。 「…ゆっくりしていってくださいね。」 明るくはっきりと、優しく囁いてあげました。 「ゆっくりしていって…!?あ゛ァぁぁ゛!おくちひらいじゃっだらゆっぐりでぎな…ゆ゛ゆ゛ゆ゛…ゆげぇ…。」 どうしてかこの言葉を聞くと個体差はあるものの返事を返してくれます。 目をパッチリ開き、高らかに宣言されるはずであったゆっくり発言は、音源の機能停止により最後まで言い切れなかったようです。 最後の一匹が中身を吐き出し絶命しましたので、一礼をした後に図書室に向かいました。 … ……。 「お帰りくださいまし。お嬢様は誰ともお会いしたくないと」 「嫌よ。」 仕える相手をすりかえられた従者の言葉が付き向けられたナイフよりも突き刺さる。 「では、無理にでもお帰りねがいますわ。」 向けられる殺意。空気の中から現れる無数のナイフ。 小さく舌打ちをした後、すべてを回避して見せた。天井に、床に、壁に突き刺さる銀。 回避しながらその様子を見て確信した。正気に戻せると。 (…この期に及んで弾幕で勝負を仕掛けてくるなんて。律儀なのか洗脳が不完全なのか。) 咲夜の能力を用いれば、並みの相手を殺すことなど造作でもない。 時を止め、銀の刃を、敵対者の心の臓に突き立てればいいだけなのだから。 「…咲夜、お前の運命は私の掌のなかだというのに。」 今回は私が目を覚まさせてあげる。まったく…、主人の手を煩わせるなんて、従者失格よ? …。 ……。 「ねえ美鈴。」 背後から、 「もう御仕舞?」 右手側から、 「今回も美鈴の負けだね!」 正面、 「敗者には、」 左方から、 「「「「罰ゲーム♪」」」」 四方からする悪魔の声。 「う…くっ…。」 地面に落下した私は全身を支配する痛みに顔をしかめた。痛みと疲労で声が出ない。 服もボロボロ、五体満足で生きている自分が不思議である。だが、それもここまでであろう。 「ねえ、美鈴?大丈夫?」 とどめを刺されるものと考えていたのにもかかわらず、可愛らしい顔、心配そうな瞳で私に問いかける悪魔。 (…なぜそんな顔で私をみるのですか?情けなど…) 言葉に出ない。出せない。完敗を喫した自分。…過去にもこんな事があった気がする。ダメージを受けずにすんでいたはずの頭部が痛む。 私が無事なのを確認すると、悪魔は胸を撫で下ろし私の部下達の方を向いた。 「じゃあ、美鈴が守っていたものぜーんぶ壊しちゃうからね。そしたら罰ゲームだね!」 ニコニコと私に向かって言い放った。遊びの延長のように。ダメ、守らなくては…。 私は門番、お嬢様とふら…様をお守りする…?ふら…? …頭が痛い。大事な事なのに思い出せない。大事な事のはずなのに…。 「門番長がやられたよ!ゆっくりにげるよ!!」 敵わぬと見るや、逃亡の算段をはじめる饅頭達。 「敵前逃亡は死罪(クビ)だってお姉様が言ってたよ?」 気が付けば目の前には門番長をやっつけた存在。 「それに、美鈴があんなに頑張ったのに逃げちゃうなんて…。ちょっと許せない。」 “だからみんな壊しちゃうよ。” 更に紅くなる目。その手を目の前に突き出し 「“ギュッ”てしてあげる。」 その手を、力強く握り締めた。 並んで逃げる饅頭の群れ後方のゆっくり達は 「ゆ!?よくわからないけど逃げるよ!」 「おいかけてこないんだねー!わからないどにげるよー!」 「はやく、うーぱ…」 弾けとんだ。パチンと乾いた音を立てて砕け散った。 「“ギュッ”てすると、お前達は壊れちゃうんだよ?」 悪魔は笑っていた。笑いながら何度もその可愛らしい手を開いては握った。 戦慄した饅頭の群れ。所々から乾いた音、水風船が割れた時の音。 目の前の仲間が消し飛ぶ。中身すら残らない。そこに何かあったことは弾けとんだ時の音のみが語る。 確かにいた。瞬きすらしていないのに、次の瞬間にはなくなっていた。 あの悪魔の言うとおり、手を閉じられると仲間が消えていく。 「どぼじで!?どぼじでごんなことす“パチン”」 何かを叫ぼうとした個体。爆ぜて消えた。 「ん?それはね、」 何を叫ぼうとしたのか、察した悪魔は手を止めて答えた。 「コインいっこ。…ゲームオーバーだからだよ。」 あくまでも遊びという姿勢の悪魔。侵入者から殲滅者へその役をかえた悪魔。笑い声が月の下に響き渡る。 跳ねながら逃げる。次々に数を減らしていく仲間。次は自分なのかもしれない恐怖は鞭となり、跳ねる力を搾り出してくれた。 「うー!うー!」 輸送隊のうーぱっく(羽つき箱ゆっくり)が見えた。あそこまで跳ねろ!逃げる。逃げてゆっくりする為に今は急げ! 「みんな早くのってね!うーぱっくはりりくじゅんびいそいでね!」 一番乗りでうーぱっくに飛び乗ったまりさ種は叫んだ。 100は居たであろう部隊も既に10となった今の有様。まりさは一跳ね毎に消えていく仲間を見守ることしか出来なかった。その後ろには歪な羽の悪魔。 怖いが仲間を見捨てるわけにはいかない。ギリギリまで離陸はさせない覚悟を決めるまりさ種。 5、4、3…。3匹だけだがうーぱっくに乗り込めた。今が潮時。 「もういいよ!とんでにげようね!」 「うー!!」 号令が出された。うーぱっくはその持てる力を使いこの空域から離脱しようと心に決めた。 「どぼじでぇぇ!!ふくたいぢょう!!まだれいむたちがのってないでしょぉぉぉ!!ゆっくりしていってよぉ“パチン”」 乗り遅れた饅頭たちは等しく砕けちった。 その様子を見届けた悪魔は私の方へ向き直り 「ね、美鈴。“ギュッ”てしてもいい?」 おねだりする様な顔で死刑宣告を言い渡しました。彼女が手を閉じればどうなるのか、見せ付けられた直後に。 未だに痛む頭。なのに、何故、何故私は 「…はい。」 この悪魔の言葉を拒否できないのだろう? …怖い。消えてしまったらどうなるのだろう…。何も残らないのかな…。お嬢様、咲夜さん…、ゴメンナサイ。 目を瞑り、その時が来るのを待つ私。 “ギュッ” 鼻腔をくすぐる甘い香り、小さな何かが私に抱きついて…。 「ねえ…。美鈴、まだ私の事思い出せないの?」 目の前のあく…、目の前の女の子は目に涙を浮かべ私を見つめていた。 …フラン様…。どうしてそんなお顔をされるのですか?私こまってしま…。あ! 「フラン、さま…?」 恐る恐るその名前を口にした。 「・・・!?めーりん!」 ああ・・・フラン様、泣かないでください。私、本当に何を…。 ―Spell Broken― →ゆっくり『ゆっくり思考改竄』 頭の中で“パリィン”と何かが割れるような音がし、痛みが走った。 「フラン様、申し訳ありませんでした…。」 先ほどまでの記憶が後悔を呼ぶ。何たる無礼をしてしまったのかと。 「じゃあ、めーりんには罰ゲーム。お姉様が戻ってくるまで抱っこして?」 ニコリと笑い、私に要求するフラン様。 「じゃあ、これで」 両の手をグリグリと合わせ、何かを潰すような動作をされるフラン様。 「?どうかされたのですか?」 疑問を口に出すと 「仕上げ。これで美鈴の負けだから罰の抱っこを断ることは出来ないよ。」 元から断る気なんかないですよ? 「はい、フラン様。では、今何が起きているのかお話してくださいね?」 うん!、そういって私に再度抱きつくフラン様。 私の幸せは、紅魔館に住まう方々の幸せを守る事。それと真逆の事をした償いは必ずいたします。 「うー!うー!」 「おってがきてないよ!にげきれたよ!」 「やったよ!これでゆっくりできるよ!!」 「おうちにかえってゆっくりし」 饅頭たちの周りの大気だけが突然重く重く収縮し、グシャリと音がして、空から何かの固まりがボチャンと音を立て湖に波紋を作った。爆ぜた中身、魚は喜んでそれらを口にした。大部分は水に溶け、消えうせた。 … ……。 「いい加減になさい、咲夜。」 息を荒げながらもなおも力を行使しナイフを投げるのをやめない咲夜。 それを難なく回避し、余裕そうに言葉を紡ぐ私。 「はぁ…!はぁ…!私が、お嬢様を守る…!この身が動かなくなる時まで!」 …嬉しさとイラつきが同時に去来する。 素直に嬉しい。こんなにも思われている事が。 そして許せない。私とすり替わった何者かが。 「貴女が…!どうやっても…!…回避できない攻撃を、思いついたわ!」 クロックアップする咲夜の世界。強力すぎる能力は生命を蝕む。 …よくない。こんな事で咲夜の生命を燃やさせたくない。ならば 「…やって御覧なさい。」 空気が重くなる。文字通りに。咲夜の時間調律が始まる前触れ。 突如空気の中から現れる銀刃の囲い。私の周囲全てを覆い尽くして此方にへと押し寄せる。 (ルール違反じゃないのかしら?弾幕的な意味で。) 冗談じゃないわ、回避できないわよ。こんなの。 … 押し寄せる刃が侵入者の肩に胸に、腕に太腿に突き刺さった。 「…ぐ、ふっ…!?」 彼女自身の体液で濡れた床に彼女が膝を付き、此方に手を伸ばす。 「…さく、や…いたい…。」 言葉を発して倒れた。腕は天に伸ばしたままで、目は虚空を見つめて、呼吸はしていないようだ。 「…!?勝った、の?」 正直言って、この技が回避されたら討つ術は無かった。 「…あ、れ?」 侵入者の最後が脳裏に焼きついて離れない。 (さく、や…いたい…) 何故、涙が?侵入者など過去に何度も葬って来たはずなのに…! どうして…?胸が苦しい…!頭が…! 気になって、彼女の顔を見る。生気は既に失せており、動き出す気配はない。 何も間違ってはいない、はず。自分はお嬢様をお守りして…。 “ガチャリ” 背後から音がした。 「さくや?しんにゅーしゃはやっつけた?」 私の主、だ。 「…あちらです。」 どうしても其方に目をやれない。どうしてなの? 「うー!こーまかんにしんにゅうしたらこうなるんだよ!!」 嬉しそうな声で侵入者の亡骸を蹴る我が主。 …蹴る? (さく、や…いたい…) 「…蹴 る な !!!」 叫んでいた。 「うー!さくやーごべんなざいぃぃ!!」 返される返答。…何故かしっくりこない。私が叱られるべきなのに。 亡骸から離れてトテトテと私の方に歩み寄る。血の滴った床をパシャパシャと音を立てながら。 頭が痛む…。痛くて仕方が無くて、膝を付く私。ベチョリと膝を覆う感覚。血。 何故か、床を汚したそれを指で救い上げて (『十六夜咲夜』なんてどうかしら?) 赤いそれを見つめる私。 「さくやー!おなかすいたー!!プリンー!!!」 (異端の子。いくらお前が人間に災いをもたらすとされている吸血鬼や悪魔を狩っても、人間は誰もお前を受け入れない。感謝しない。恐怖、畏怖する。) 何かがぼやけてきて…。 「さくやー!!さくやーー!!きいてるの!!れみぃはプリンがほしいのぉ!!」 (だけれど私は違う。…私の物になりなさい。名前の無い銀髪の狩人。) 「はい…お嬢様…。」 白昼夢?でも、この感覚は… 「はやぐじでー!!れみぃおなかペコペコだどー!!」 (…私の血を舐めなさい。) 止まらない…。どうかしている。頭に響く、懐かしい声。絶対に逆らうことの出来ない声。 指先に付いたそれを躊躇無く舐めとった。 「懐かしかった?」 …血溜りから声がした。 「うあー!うあー!!しんにゅうしゃがいきてたどぉぉ!!!!」 はい、生きていましたね。…お嬢様。 「咲夜、代えの服を用意なさい。ボロボロじゃない。」 「さくやー!はやくやっつけるんだどぉ!!」 ―パリィン 私は、答えました。簡潔に一言 「はい。お嬢様。」 と。 「ん。今は白い服って気分だったの。流石ね咲夜。」 お褒めの言葉、至極恐縮です。 「…?なにしてるんだど?」 お嬢様に、代えの服を用意させていただいたのですよ。 「見ての通りです。」 しれっと答えました。お嬢様の着付けの最中に声をかけないでくださいまし。 「なにしてるんだどぉぉ!!れみぃはこーまかんのあるじなんだ!!めいれいはぜったいなんだよ!!」 プンスカと擬音を立てながら抗議するそれ。 紅魔館の主が貴女?何をいっているのかしら? 「咲夜。それ口を塞いで縛って頂戴。一応、ね。…あ、殺しちゃダメよ。」 かしこまりました。…コロシテハダメナノデスネ。 「さくや?な、なにするんだど!?」 時は止めない。歩み寄る一歩毎に後悔を刻み込ませてやりたいから。 「しんにゅうしゃはあっちだど!?はやぐ!!」 はい。侵入者は 「私にお嬢様を傷つけさせてまだ言うか!!」 あなたでしょう。殺してはいけない枷が殺意を濃厚にする。 「こわいどぉ!ざくやー!だずげでぇ!」 煩わしい声。…聞きたくない。 その緩んだ頬に平手打ちをした。していた。手が勝手に。 パン! 「黙りなさい。」 「いあぁぁ!!いだい!!!」 パン! 「黙りなさい。」 「!やべでぇ」 パン! 「黙りなさい。」 「わかりまじだぁぁ!!」 パン! 「黙りなさい。」 「!?・・・!?」 黙ったソレの目の前にナイフを突きつけると、ビクリと反応した。 「口を開きなさい。」 頭を掴み、目を逸らさせない。 コクコクと頷き、口を開くソレ。 ナイフを口内に侵入させると流石にそれも 「ひゃべで!!なにずるのぉ!!」 恐ろしいのか声を上げた。 空いている手がないので頭を掴みあげている手の力を強める。 「黙りなさい。」 それは敵わないと悟ったのか震えて泣き出した。 泣き出して泣き出して、頬をぬらすそれを見て私は 「この舌がいけないの。」 ソレの舌を根元から切り捨てた。ボトリと音を立て、床に落ちるそれ。 「いはぃぃぃ!!へみぃのひははー!!」 頭を掴むのを緩めてやると、ソレは必死に落ちた舌を拾い上げようとしていたので 「目障りですので動かないでくださいまし。」 その落ちたものを踏み潰した。 「へみぃのへれがんとなひははー!!」 卒倒、気絶した。手間が省けて助かる。 縛り上げたソレを運んでお嬢様と外に出ると、美鈴とフラン様がなにやらお話をしていた。 「「あ!」」 二人同時に私とお嬢様に気がついて手を振っていた。 「お姉様!美鈴はもう大丈夫だよ!無事だよ!!」 「ええ。咲夜も無事よ。」 どさりと二人の目の前に、自称主を投げ落とした。 「…ふーん、コイツが私達の館で好き勝手してた奴の首謀者なんだ。…どうするの?壊していい?」 フラン様の目が真っ赤になる。美鈴がなだめてお嬢様の采配を待つように言い聞かせている。 どうするの、お姉様? 如何しますか、お嬢様? どうしましょう、レミリア様? 三人、三対の目がお嬢様を向く。 「…あー、紫、聞こえてるわよね?こっちは制圧終えたわよ!」 空に向かい叫ぶお嬢様。…あの妖怪が動く規模なの?今回の事件は? 空中にスキマが割れたのを確認し、お嬢様を見た後、私と美鈴でソレをスキマに投げ入れた。 …。 ……。 「…むきゅ。」 「…むぅ。」 二人は不機嫌だった。それはそうかもしれない。 「だって、咲夜も美鈴も無事に救い出せたから、つい勢いで。」 答えるのは私。Seizaさせられるのは、私を含め四人。 「…リトル。私すごーく頑張って館全体に結界を張ったわよ。」 「ご苦労様です、パチュリー様。私は図書室以外にも、屋敷内の全ての部屋を見て回って掃除していました。」 「ご苦労様、リトル。でも、私達を待たずに制圧報告って酷いわね。」 「はい、酷いです。でも、良しとしましょう、パチュリー様。あの言葉は待っていてくれたですから。」 Seizaを解く様に言われ立ち上がる私達。 パチュリーと小悪魔、私とフランが横一列に並び、二人に言った。 「「「「二人ともおかえりなさい!」」」」 美鈴も咲夜もその場で崩れて答えた。 「ただいまもどりました、お嬢様、妹様、パチュリー様、小悪魔。」 「ただいま帰りました、レミリア様、フラン様、パチュリー様、小悪魔さん。」 「さ、“家族”揃って紫の所に報告に戻るわよ。」 その言葉に呼応するかのように六人が横一列で通れる大きさの隙間が開いた。 “家族”その単語に反応したのはスキマだけじゃなくて 「お嬢様。」 咲夜。忠実な咲夜。感情の起伏があまり無かった筈の咲夜。 「…嬉しい!」 こら、紫の所いくこの時に“ギュッ”って抱きついたら! ―マヨイガ 「…ご苦労様。それと、そういうのは異変が終わってからにしてほしいわ。」 異変が終わったら私も霊夢にしてもらうもん?…ソレは許さないけれど謝るわ。咲夜が急に、ね。 「あー!お姉様ズルイ!私も混ぜて!」 フラン、異変解決まだだって紫が! 「わ、私も嬉しかったです…!レミリアお嬢様!私も!」 美鈴、まともな子だと思っていたのに…。 「そ こ ま で よ !」 パチェの声で全員はなれる。どういうわけか、パチェのこの言葉を聞くと今行っている行為をやめなくてはいけない気分になる。 「…まあ、神社は直ぐに制圧の声が聞こえてくるでしょう。だから…」 続く言葉は理解できる。…もう一仕事してやりましょうか。 「ふん。永遠亭の増援、引き受けてやるわよ。…行くわよ、フラン!」 「うん!お姉様!」 咲夜と美鈴もそれに続こうとするが私の答えは 「…気持ちだけで充分よ。貴女達は休んでいなさい。」 パチェが代弁し 「リトル、貴女もよ。この二人の看病、任せたから。」 更に続ける。 不服ながらもそれを受け入れる三人。 「「「いってきます。」」」 「「「いってらっしゃいませ!」」」 … …… 異変は巫女救出成功により急速に収まった。永遠亭は大分苦戦したようだが、何とか制圧できた。 人間は疲労により衰弱しているものもいたが、死者はでなかった。永遠亭にはしばらく患者で溢れそうだが。 妖怪も未だ衰弱の激しい者もそうでない者も主の計らいにより、マヨイガに搬送され療養している。一つ屋根の下で過ごし、妖怪達も前よりも絆が深まった者や新たに親交が増えた者も居る。 「お姉様、おみそスープって美味しいね!」「フラン、納豆もかなりイケるわよ。試してみなさい。」 咲夜も九尾と親交が生まれたらしく、よくレシピ交換をしているようだ。我が家の料理のレパートリーが増える事はいい事なので特に口出しすることもあるまい。 「リトルちゃんって凄いな。あんなにあるパチュリーさんの御本の管理しているんだね。」「大ちゃんさんみたいに瞬間移動できたら便利だと思います。あ、今度、お屋敷にご招待しますね。」 どういう訳か、この二人は直ぐに仲良くなっていた。遠くでパチュリーがチルノに絵本を読んであげている図を見守る二人は和みながらお茶をすすっていた。 …その後、大妖精が小悪魔の紹介で紅魔館で短期のメイドのバイトを始めた。 ともかく、楽園の転覆は防がれた。奇跡的に物的被害のみで。 … ……。 めがさめた。じぶんはいったいどこにいるのだ? このまえはひまわりばたけでいじめられるゆめをみた。 ひどいゆめだったよ。はやくゆめからさめないとゆっくりできないね。 「ゆっくりしていってね!!」 おきまりのことばでめざめると、くうふくかんもいっしょになってめざめた。 みたこともないばしょ。あまい香りがへやをしはいしているこのばしょはひじょうにゆっくりできそうだ。 キョロキョロとまわりをさがすとこんがりきつね色のぱんみたいなのががおさらのうえにおいてあった。 すぐにそばによりそれを口のなかにしまいこんだ。 「むーしゃ、むーしゃ…。!!し、しあわせー!!!!」 それはいままでに食べたどのたべものよりもゆっくりできた。 たまねぎやにんじんがお肉とともにそとはカリカリなのになかがふわふわのおいしいものに入っていた。 「お目覚めですね。はじめまして。」 背後からの声に反応し、振り返るとそこには赤い髪をした女性がニコニコとした表情で立っていた。 「はじめまして!おねえさんはゆっくりできるひと!?」 表情から察するにゆっくりできることは間違いないその女性はコクンと頷く。 「ふふ…。それにしても、美味しそうに食べてくださいましたね。作った私としてもうれしいです。」 黒を基調とした服に、白のエプロン。その端を持って喜ぶ彼女を見て食べた自分も楽しい気分になってきた。 「お姉さん!おりょうりじょうずなんだね!ゆっくりできるよ!」 この“ゆっくり”をプレゼントしてくれたお姉さんには感謝の気持ちを伝えなければゆっくりの名が廃るというもの。 「本当ですか、嬉しいな♪…あの、よかったらもっと召し上がられますか?」 断る必要は無い。いまはお腹がすいているし、こんなご馳走はめったに食べられないから。 「ゆ!?本当にいいの!?いっぱいたべるよ!!」 答えると、お姉さんから羊皮紙とペンが出された。 「では、こちらにお名前をお願いできますか?…私、ドジだからお名前聞いても忘れちゃいそうで。」 恥ずかしそうに、舌をちょっとだけだして赤くなるお姉さん。 「ゆ?まりさはまりさだよ!」 口にペンをくわえ、器用に書きながら己が名前を紹介するまりさ。 「わたくしは、小悪魔と申します。まりさ様、契約書は預からせていただきますね。」 そこにはこうあった。 “出された料理は残さず食べます。” 簡単さ。こんなに美味しい料理なんだから。 三十分もすると、お腹も膨れてきた。多分、今日だけで1ヶ月分はゆっくりできる物を食べたであろう。 「ゆふぅ、もうお腹いっぱいだよ!こあくまお姉さん、ごちそうさ」 優しい小悪魔お姉さんに伝えると 「…契約は履行されませんでした。」 表情は無くなり、目が真っ赤になる小悪魔。恐るべき殺気を感じたまりさは直ぐに撤回した。 「…ごちそうさんばっかりでまだまだいけそうだよ…!」 ごちそうさまを言えるのは何時なのか、 「あっ!私ったら早とちりしちゃった♪直ぐにお替りお持ちしますね。」 笑顔が戻った小悪魔しか知らない。 黒白は目を白黒させながら小悪魔の運んでくるご馳走を平らげていったが、 「…うぷ…、ところ、で、このおりょうりの、お名前なんていうの?」 ふと、気になった。 「えーと、ですね」 いそいそとポケットからメモ帳をとりだし、笑顔で続ける小悪魔。 「初めに召し上がられたのが“紅魔館の主を偽った物”の姿揚げです。私、頑張りました。」 ゆ? 「その次は“ホールにて水銀中毒死した物”の混ぜ込みパンになります。アンチマジックで毒抜きはしっかりしてありますよ。」 何それ? 「その次は私のお友達作の“餡山”です。文字通り餡子の山、盛り合わせです。」 うん、甘かったよ?でも、それって 「で、これから召し上がって頂くのが“図書室にて本を汚していた物”の姿造りになります。」 もしかして? 「さあ、召し上がれ。」 銀の蓋が皿を覆っていた。“召し上がれ”その言葉と共にそれが消えうせて中身が見えた。 「…ゆ!?…お、おねえさん、これって…」 もしかして、 「はい。お察しの通りです。“ゆっくり”召し上がってくださいね。」 プレゼントされたのは“ゆっくり”だった。文字通り。二つの意味で。多分、いや確実に今まで食べたものも。 「ゆげぇぇぇ!!!みんなごべんねええええぇぇえぇえ!!!」 どんな目にあったか解らないが、このゆっくりは絶望しきった顔で虚空を見つめて鎮座していた。 「私の主を模したのでしょうか、コレは。」 コレと呼んだものを見つめ、小悪魔の表情は笑顔ではなくなっていた。 「ごれ、ばぢゅりぃだよぉぉ!!!なんでこ」 言葉を言い終える前に、いきなりテーブルの上にあったフォークでそれを、ゆぱちゅりーを滅多刺しにし始める小悪魔。 無表情の横顔、機械的に何度も何度も何度も何度も突き刺す動作。 ソレを乗せていた皿が割れても止めない。異常極まりないその行動に、まりさは恐怖した。そして思った。 “夢に出てきた緑髪の妖精さんと同じ目をしている”と。 「これは何ですか?」 いやだ、質問しないでくれ。ゆっくりさせてくれ。 「コレは何ですか?」 その目はやめてくれ。頬が痛んだ気がした。緑髪の女の子。思い切り蹴られた図がフラッシュバックする。 「じらない゛!そんなのじらないよぉぉぉ!」 割れた皿の破片が食い込み、フォークで刺された部分から中身をもらすソレ。あまりにも悲惨なかつての仲間の姿を見て思わず声に出してしまった。 「ぱぢゅりぃぃぃ!!おねえさん!どぼじで!どぼじでごんなごとするのぉぉ!!!!!!」 不意に頬が痛んだ。恐る恐る目をやると、先ほどぱちゅりーを滅多刺しにしたそれが自分の頬から生えていた。 生えたそれをみて夢の一部分を思い出した。無邪気な水色の子を笑顔で誘導する緑髪の妖精。まりさの頬に“盲人の死杖”を突き刺せと。 突き刺された部分が毒され痺れ、“まりさ、首から上だけだから刎ねられないよ”ってよく解らない事を思いながら意識を失ったんだっけ。 「パチュリー様は美しくて知的で、誰よりも本を愛されていて…。そのお名前すら麗しくて…。」 痛いのに叫べない。叫んではいけない。 目の前の存在が急にトリップしだして、ここに自分がいることが見えていないようで。このまま黙っていれば自分に注意が向かないかもしれないから。 様子を伺おうと目を其方に向けた。…目があってしまった。 「いやぁぁぁぁぁ!!!いだいぃぃぃ!!!!!!!」 真っ赤な目で此方を見下ろしたまま言葉を投げかけていた。口元は歪みきっていて優しさなど何処にも感じない。冷たくて火傷しそうなそんな目で。 「その名を呼ぶな。あなた如きが。その名を冠するな。まんじゅう如きが。」 口を開いた。ああ、おねえさんは自分で言ってたっけ。 「あくま!!おねえさんはあぐまだよ!!!」 その通りですけれど?優しい造り笑顔に戻ったそれは、まりさの頬に突き刺したフォークをえぐりこんだあと、力任せに引き抜いた。 そして 「契約の履行は確実にお願いしますね。」 かつての仲間をまりさの口の中に押し込んだ。 吐き出せ、仲間を食べたらゆっくり出来ないから。 「むーしゃ、むーしゃ、ごっくん!しあわどぼじでぇぇぇ!!!」 契約の強制力は饅頭の柔らかな意志を用意に粉砕し、履行させた。 「はい、いい食べっぷりでした。以上で朝御飯はおしまいです。」 ペコリとお辞儀をする小悪魔。 「ゆ゛っ…ごちそうさまぁぁぁ!!」 やっと開放される食卓。お皿を片付け、部屋から去る小悪魔。 「ゆぇぇぇん!!ばじゅりぃぃ!!びんなぁぁ!!ごべんねぇぇぇえ!!!」 残されたのはまりさだけ。磨り減った気力を回復させる為、ゆっくりしよう。 仲間だったとはいえ、それは確かに美味しかった。ゆっくり出来たから。 気力が回復したら、ココから逃げよう。ゆっくりプレイスを探してひっそりとゆっくりしよう。きっとほかのゆっくりにも再会できるよきっと。 コンコン。 「お昼ごはんをお持ちしました。」 笑顔の小悪魔は契約の羊皮紙をまりさの面前に突きつけた。 出された料理は全て食べなくてはいけない。 契約が切れるのはいつなのか。それは小悪魔にしかわからない。 変異種ゆまりさの意識はここで遠のいた。 変異種に与えられた最後の役割は、今回の異変に関わった者全てからの制裁。 ここで受けた傷は治され、明日、変異種まりさは永遠亭に搬送される予定。前よりちょっとだけ仲良くなった不死鳥と不死姫がお礼をしたいのだと言っている。殺されはしない。永遠亭には最高のお医者様がいるから。 そしてその後は別の場所に。 おしまい。 あとがき 前作読んでいませんと意味不すぎますね。 ごべんなざい。 フランちゃんの気がふれていません。どちらかというと私の気がふれています。 ごべんなざい。 ゆっくり以外の部分で甘みを出そうと努力をした結果がこれだよ。 ごべんなざいぃぃ! ゆっくりさせてください。お休みさんください。仕事さんは少し待っててね!! 関係無い事になりますが、幽香はお姉ちゃん属性maxだと思います。 以上、緑の日と昭和の日の区別の付かなかったY・Yでした。 このSSに感想をつける
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