約 1,476,020 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1823.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1347543135/ 優希「インターハイも終わって、ぶちょーも引退してしまったから寂しくなったじぇ」トンッ 和「……それだけじゃないんですけどね」トンッ 咲「部長はもう卒業だもんね」トンッ 和「ええ、しかし一気に二人減ると寂しく感じますね……」 咲「うん……」 優希「京太郎は、来年度から共学になる阿知賀にいくんだったっけか」 咲「阿知賀って和ちゃんのいた学校の高等部だよね?」 和「はい、穏乃や憧も夏以来連絡とってないので詳しくはわかりませんが」 優希「むむむ……」 和「もうすぐ春休みですね……染谷先輩もお店の手伝いで部活にあまりこれないらしいです」 優希「むう……暇だし京太郎に電話してみるか」 てるるる 京太郎「もしもし?」 優希「京太郎か?私、優希様だじぇ」 京太郎「お前が電話かけてくるなんてめずらしいな」 優希「ふふん、そちらは私がいなくて寂しかろう?だからかけ……」 「なになに?彼女サンからの電話ー?」 「へー、恋人とかいたんですね!」 京太郎「ちょ、うるせえ、ちげーよ!」 優希「ぁ……」 京太郎「ワリ、周りがちょっとうるさいけど気にしないでくれ」 優希「いや、元気そうで、なにより…だ……ところで、今どこにいるんだ?」 京太郎「ん?今は阿知賀の麻雀部にいるけども……」 優希「そ、そうか……」 「須賀さんの恋人私気になります!」 京太郎「おい、ちげーっての」 京太郎「ったく……そっちはどうだ?」 優希「ま、まぁ……ぼちぼち……じゃ、またいつか掛け直す!」 和「どうでした?」 優希「女の子と、仲良くしてた……」 和「そうでしたか」 優希「む~……」 和「まぁ、親の都合での転校は仕方のないことです」 優希「のどちゃん……」 優希「そうだ、この春休みに奈良まで行ってそいつらの顔を拝んでやるじぇ!」 咲「は、話が飛躍してるけど……」 優希「私は奈良へ旅立つ!」 和「待ってください」 優希「じょ!?」 和「まったく、旅費はどうするんですか……」 優希「お、お小遣いで……」 和「往復で何万円かかると思ってるんですか」 優希「う……うぐ……」 和「それに泊まる場所とかも決めないといけないでしょう?」 優希「京太郎の家に泊まるとか……」 和「はぁ……仕方ないです、私もついて行きます」 優希「本当か!?」 和「私も穏乃や憧、玄さんに会いたいですからね」 咲「わ、私はお留守番してるね…迷子になりそうだし」 優希「咲ちゃんはいかんのか?」 咲「うん、私はいいよ」 優希「よっし、電車に乗り込むじょー!」 和「そんなにはしゃがなくても……」 優希「ふんふ~ん♪」 優希「……」ウトウト 優希「すぅ……」 優希「ついたじょ!」 和「やっぱりあの時と変わってませんね……」 優希「で、のどちゃんはどこに宿をとったんだじょ?」 和「宿は……松実館にしときました」 優希「ほほう……」 和「今の時間ならまだ部活やってると思いますから、そっち見に行きますか」 優希「おうともよ!」 和「阿知賀学院……」 優希(京太郎……) 和「麻雀部は……ここですね」 優希「やってるみたいだじぇー」 和「そうですね」 優希「よ~し……た~の~も~!!」バァーン 玄「うひゃっ!?」ビクッ 穏乃「おおう!?」 優希「京太郎を出さんかー!」 和「ちょ、優希……」 京太郎「……」ポカーン 憧「お、スガくんの彼女が登場?」 優希「おい犬、人様に迷惑かけてないだろうなー」 京太郎「こいつ彼女ちゃいます!それと俺は犬じゃないだろ!」 優希(ッ……)ズキ 憧「へー」ニヤニヤ 京太郎「……ニヤニヤしないでください」 憧「えーだってー」ニヤニヤ 玄「憧ちゃん、須賀君いじめちゃダメだよ……」 和「……驚きました、すっかり溶け込んでますね」 京太郎「まぁ、ほとんど雑用なんだけどな俺は」 穏乃「いえいえ、今まで女しかいなかったんで助かりますよ」 京太郎「ハハハ……ありがとうございます……」 優希「……」 京太郎「それと来るならちゃんと言ってくれてもよかったのに……」 和「須賀くんに連絡いってなかったんですか?」 憧「ぁ……忘れてた☆」 京太郎「ひでえ!」 優希「……」 優希(仲、よさそうだじぇ……) 和「まぁ、せっかくここまできたんですから打ちましょう」 穏乃「和が打つなら私はいる!」 灼「じゃ、私は見てるね」 和「優希、はいりましょう」 優希「……おう!」 和「ツモ、3000、6000」 優希「くぁぁ~……のどちゃんはやっぱ強いじょ……」 和「優希が甘いだけです」 優希「ガ~ン……」 穏乃「和は相変わらず強いけど……片岡さんも東場の爆発力とんでもないですね!」 優希「ふっ、私はそれが取り柄だからな……」 穏乃「もう一回、いいですか?」 優希「かかってこい!」 灼「じゃ、今度は私も」 玄「わたしも入りたいなー」 わいわい 和(ついてきてよかったですね……ん) 和「須賀君はやらないんですか?」 京太郎「あぁ、今はそんな気分じゃなくてな」 和「はぁ」 京太郎「ところで和、泊まるところはどこなんだ?」 和「え、松実館ですけど……」 京太郎「だよな……そこしかないもんな……」 和「……?」 憧「あー、スガくんあそこに一時的だけど泊まらせてもらってるんだっけ?」 京太郎「あぁ、実家は改修工事のせいでなー」 和「い、いつまで!?」 京太郎「春休みが終わる頃には工事も終わるとか言ってたけど……」 和「そ、そうでしたか」 和「やましいこととかしてませんよね?美人姉妹に」 京太郎「へっ?」 京太郎「お世話にはなってるけど流石にそんなことはしねーよ」 和「そうですか……」ジトー 京太郎「してないですよ?」 和「まぁいいです」 憧「あらあら……」 和「ハッ!?」 和「違います!これは違いますから!」 憧「ふーむふむ、なるほどー」 和「あぁぁぁぁ……」 京太郎「と、もうこんな時間か……」 京太郎「玄さん、熱中してるのはいいんですけど時間大丈夫ですか?」 玄「あー、そろそろ帰らないと!!」 灼「じゃ、今日はここまでだね」 穏乃「はーい」 玄「和ちゃん、うちに泊まるんでしょ?」 和「あ、はいそうですね……」 優希「おう、もう終わりか」 玄「ではみなさんまた明日であります!」 和「帰り道はいつも二人で……」ジトー 京太郎「タスケテー」 玄「?」 優希(……) 和「優希、どうしたんですか?」 優希「へ?なんでもないじょ」 和「なんか元気ないように見えましたけど……」 京太郎「やっぱり長野じゃないと落ち着かないのか?ん?」 優希「こんのバカ犬!私がそんな子供なわけないだろうが!」 京太郎「おーこわ……」 優希「がるる……」 和「相変わらずですね、この二人は」 玄「見てて和んじゃうね」 和「ですね」 玄「ただいまー」 和「ここも変わってないですね、あの頃をおもいだしますよ」 玄「ふふ、たしかに」 宥「玄ちゃんおかえりー……」 玄「ただいまお姉ちゃん、今日泊まる二人もいるよー」 宥「うん、ではこちらへ……」 優希「おー、うまいじょ!」ガツガツ 和「……食べすぎないでくださいよ」 玄「す、すごい食べっぷり……」 優希「腹八分で止めるから大丈夫だじぇー!」 玄「は、ははは……」 優希「ごちそうさま!」 和「おいしかったですね」 優希「もうここに住みたいくらいだじぇー」 和「もう、そんな無理があること言って……」 優希「まぁいいじゃないかー!」 和「……そうですね」 優希「さてさて、お次は風呂か……」 優希「のどぱいを拝めそうじゃ……ふひひひひ」ワキワキ 和「……」スッ 優希「冗談です」 カポーン 優希「ふひー…長旅だったから疲れたじぇ……」 和「でも、こういうのも悪くはないですね」 優希「そうだな……あいつの楽しそうな顔も見れたし……ぐすっ」 和「……優希?」 優希「な、なんでもないじぇ」 優希(そうだ、私なんかが邪魔してはいけない) 優希(あいつだって楽しそうにしてた、これで……いいんだよな) 優希「逆上せちゃうから先にあがるじぇ」 和「はい」 優希(諦めなきゃ、いけないよね……) 私は草原に突っ立っていた。 そして私の周りには、二人の子供と一人の――― 優希「ん、夢か……というか何時の間に寝て……」 優希「……トイレ」 和「すぅ……すぅ……」 優希「うう……まだ夜は冷えるなぁ」 優希「ん、ここは……」 優希(……見てもバチは当たらないよね?)スー 京太郎「ぐー」 優希(……) 優希(やっぱり私がここにくることは京太郎にとって邪魔なんじゃないだろうか) 優希(……)グッ 優希(甘えるのは、これで最後にしよう) 優希「だから、一度くらいは許してください」 優希(……) 優希「……んっ」 優希「ごめんね」 優希「さて、部屋に戻って寝ないと……」 優希(おやすみなさい) 咲「あ、和ちゃん、優希ちゃん旅行はどうだった?」 優希「おう、楽しかったじぇ!」 和「ええ、みんな元気にしてたのでよかった」 咲「京ちゃんはどうだった?」 優希「……楽しそうにしてたじぇ」 咲「……そっか」 優希「でも、踏ん切りはついたから大丈夫だじぇ」 優希「私、プロになった後アイツに想いを伝えようと思う」 和「応援しますよ」 咲「私も応援するよ!」 優希「ありがとうみんな」 優希(その時にはもう手遅れかもしれないけれど私は信じたい――――そう思った) カン!
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/1173.html
104 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/03(火) 14 43 35 ID Opp9qLJs 【8マス目】 ライダー「あ、次私たちの番ですね」 とーか「……何故50㎞走るのがそんなにすぐ終わるんですの?」 ライダー「私の騎乗スキルはA+です」 とーか「……説明それだけですの?」 ライダー「それだけです」 衣「よいではないかとーか!さぁ振るぞ~」ヨタヨタ ふじのん(あぁ…今すぐ抱きしめたい♪) 衣「えいっ!」 コロコロ 衣「5だ!行くぞ!」 【13マス目】 とーか「……何もありませんわね…」 ライダー「いえ…何か気配を感じます…」 ???「グルルルルル…」 ふじのん「な、何ですかこの唸り声みたいな…?」 衣「な、何なのだ…?」 セイバーライオン「ガオォーッ!!!」 4人「えぇーーーっ!!?」 105 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/03(火) 18 56 12 ID Opp9qLJs 【9マス目】 ひたぎ「……蛇を自分たちの身代わりに落とし穴に落とすなんて…なんて非人道的な…」 撫子「ふ~んだ♪撫子の蛇をどう扱おうと撫子の勝手だも~ん♪」 ひたぎ「それは自分の子供に虐待しといて開き直る親の発想と同じね」 撫子「何とでも言えば~?」 ファサリナ「……撫子さん…もうキャラの原型が残ってませんね…」 ユフィ「全くです…私もあれくらいしないといけないんでしょうか…?」 C.C.「お前も大概だと思うがな」 上条「というか俺たちの番だ、早くサイコロ振って行こうぜ」 C.C.「そうしたいのは山々だが…」 黒子「セイバーさん、口に餡子がついてましてよ」 セイバー「さっきお雑煮を食べましたからね」 黒子「何杯?」 セイバー「100杯ですが何か?」 黒子「そんなに食べては、食堂に着いても士郎さんの料理が食べられないのでは?」 セイバー「ご心配なく、シロウの料理は別腹です」 黒子「士郎さんの料理をデザートみたいに言わないでいただけます?」 C.C.「…サイコロを振る奴があっちで口喧嘩をしている」 上条「じゃあもういいよ、俺がf」 C.C.「馬鹿言うな、不幸王のお前がサイコロを振っていい訳がない」 上条「ですよね~」 C.C.「おいお前ら!いい加減にサイコロを振れ!」 ひたぎ「……そうね…どうせこのすごろくで決着するんだから…」 撫子「今ここで争うのも無駄だね…」 ひたぎ「それじゃあ同時に振りましょうか?どうせ私たちの後に振るのも今振るのも一緒でしょ?」 撫子「そうだね、そうしよう」 ひたぎ「どりゃあぁぁーーーッ!!!」ブン 撫子「うりゃあぁぁーーーッ!!!」ブン ファサリナ「2人が普段は絶対に上げない雄叫びを!?」 ユフィ「何が何でもこの勝負に勝とうという気持ちが伝わってきますね…」 上条「て言うかやっぱり投げられんじゃねーか…」 ゴロゴロゴロ ピタ ひたぎ「…6」 撫子「…5…ぐっ…!」 ひたぎ「それじゃお先に~♪」 C.C.「おいさっさと行くぞチビツイン」 黒子「誰がチビツインですの!?」 上条「え~と…それじゃあまた…」 撫子「……ッ!…」ギリ ファサリナ「え、え~と…た、楽しく行きましょう!ね?」 ユフィ「そ、そうそう…これは所詮お遊びだから!」 セイバー「いいえ…これは戦争です」 撫子「…セイバーさんの言うとおりだよ…これは戦争なんだよ…」 セイバー「絶対に勝ちましょう、ナデコ」 撫子「無論だよ…」 ファサ&ユフィ(……怖い) 106 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/03(火) 19 08 00 ID Opp9qLJs 【13マス目】 ひたぎ「何かしらあれ?」 C.C.「コロちゃんが何かとじゃれ合ってるように見えるが…」 黒子「……何だか憎らしい顔してますの…」 上条「…それはお前だけじゃねぇ?」 衣「おおシーちゃんたち!見てくれ、セイバーライオンだ!」 セイバーライオン「ガオガオ!」 C.C.「うん…ライオンなのかこれ…?」 衣「ライオンだ」 ひたぎ「……そう…」 【しばらく後】 セイバー「………」 セイバーライオン「………」 衣「やっぱりそっくりだな~」 ファサリナ「…何なんですかあれ?」 ライダー「わかりません…突然襲ってきたと思ったのですが…彼女に懐いてしまいまして…」 とーか「害がないなら構わないのですが…」 ふじのん「コロちゃんがかわいければそれでいいんです~♪動物と戯れる姿もまたキュートで♪」 ユフィ「……やはり私のキャラチェンジはまだまだですね…」 撫子「どうでもいいから早く行こ」 一同(ガンスルー!?) 107 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/03(火) 20 40 45 ID ToR7IpSg 上条「……なあ」 C.C.「何だボーヤ?」 上条「考えてみりゃセイバーって水面に立てるんだから、蛇を身代わりにしなくてもクリア出来たんじゃn」ビターン C.C.「……ボーヤがマスに張り付いたな」 黒子「マス全体がトリモチですのね……踏み込まなくて正解ですの」 ひたぎ「ええ。 でも、困った事になったわ」 黒子「あら、俯せに張り付いた類人猿の窒息死の危機なんてどうでもいいでしょうに」 ひたぎ「このマス、私達のマスの一つ手前なのよ」 一同「…………」 C.C.「置いて行くか?」 ひたぎ「駄目よ。 身代わり要因が居なくなるし、千石さん達にトリモチ避けの足場を残して行くのも癪じゃない」 黒子「全く、世話の焼ける猿ですわね……ふんっ!!」ベリベリ 【チームB 上条を回収中】 108 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/03(火) 21 16 12 ID Opp9qLJs 【14マス目】 セイバー「……あの…」 撫子「な~にセイバーさん?」 セイバー「考えてみれば私は湖の精霊の加護があるのですから、蛇を身代わりにする必要h」ビタン ファサリナ「ちょ、セイバーさん!?」 ユフィ「これは…トリモチですか…?」 セイバー「とりもち…何ですかそれは?」 ユフィ「大丈夫なんですか?トリモチとは…とりあえず引っ付いてしまうものです」 セイバー「成程…確かに引っ付いて動きにくい…ところで、モチというからには食べられるのですか?」 ファサリナ「いえ…それは食べるものではないので…」 セイバー「むぅ…そうですか…」シュン ファサ&ユフィ(トリモチに引っ付いたまま落ち込んでる…) 撫子「まさかまだこんなトラップマスがあるなんて…これからは蛇たちに偵察させるようにしないと…」 ファサ&ユフィ(こっちはこっちで蛇を使い潰す気だ…) セイバー「あ、それと話を戻しますが、何故蛇を身代わりに?」 撫子「う~ん…セイバーさんの加護のこと忘れてた♪」 セイバー「そうですか。実は私もです」 撫子「とにかくあの文房具女に勝つことばかり考えてたから~♪」 セイバー「私もクロコより先にシロウのご飯を食べることばかり考えていたので」 ファサ&ユフィ(しかもそのままお喋り始めた!?) 109 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/03(火) 23 03 33 ID Opp9qLJs 【15マス目】 ジュージュー ひたぎ「それにしてもあれよね…リレーネタって個人で書くネタと違って、何となく不安になるわね」 ジュージュー 黒子「不安…と言いますと?」 ジュージュー ひたぎ「自分が書き込んだ後、数時間も誰の書き込みがないのって…何か不安にならない?」 ジュージュー C.C.「ああ…ひょっとしてもうこのリレー…自分以外の書き手は飽きてしまったんじゃないか…とかか?」 ジュージュー ひたぎ「それも1つ。他にも自分の書き込みで、他の書き手が書いてたネタを潰してしまったんじゃないか…とかもね」 ジュージュー C.C.「或いは別のネタがあるのに、リレーネタ中で書き込めない…なんて考えてる書き手もいるかもな」 ジュージュー 黒子「……この書き手さん、そんなこと考えて書き込んでましたの?」 ジュージュー ひたぎ「らしいわね…」 ジュージュー C.C.「愚かな奴だ…」 ジュージュー 黒子「……うるさいし、臭いますわね…この音と臭い、何とかなりませんの?」 ひたぎ「無理でしょ」 C.C.「なんせ人間の頭が焼かれているのだからな」 上条「」ジュージュー 【チームの誰かが次の番まで焼き土下座しなければパスされる】 110 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/03(火) 23 50 00 ID ToR7IpSg ~~7マス目~~ 律「お、アタシらの番か」ガシャッ ムギ「今回は引き分けね」チャキッ 美琴「ゾンビ25体ずつ、全部ヘッドショットって……」 小萌「と、とにかく早く行きましょう!! でないと……」 バサカ「■■■■■■■■■■――――!!!」 裏イリヤ「あははは、やっちゃえバーサーカー!!」 小萌「あの大乱闘に巻き込まれるですぅ!!」 美琴「う、それは遠慮願いたいわね……」律「じゃあ振るぜ! よっと」 ムギ「あら、ボーナスサイコロもあるのね。 えいっ」 ドン、ゴロゴロ…… 律「4、か」 ムギ「こっちは3よ」 美琴「合計7なら上出来じゃない? さあ、こっから一気に挽回よ!」 小萌「ごー、ですぅ!!」 【チームD 14マス目(トリモチ)へ】 111 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/04(水) 00 04 05 ID c0NX.6sU 【8マス目】 かじゅ「♪カラフル☆ハッピー☆マテリアルGO!」 小萌「こ、これは…」 ムギ「かじゅさん…キャラ変えました?」 美琴「どうしたんですか、これ?」 あずにゃん「実はかくかくしかじかで」 律「あー…かじゅさんの中の人はネギまでブレイクしたのか…」 小萌「プリシラちゃん、カメラを持って何をしてるんですか?」 プリシラ「ここを通った久から『こんな光景普段見れないから録画しといて』って渡された。もし、桃子ちゃんがこっちに来ることになったらそっちにも流出するんじゃないかな」 唯「かじゅさん、可愛いよー!」 かじゅ「♪カラフル☆ハッピーマテリアルGO! 君にきっと会えるね(いっそ殺せ)」 【実は小林ゆうの該当組における彼女のソロパートって案外少ない。あいぽんやほっちゃん、石毛佐和と同組だったから仕方ないね】 113 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/04(水) 00 09 10 ID c0NX.6sU 新春死者スレ大双六大会状況まとめ チーム編成(手番の早い順) Aチーム 衣、とーか、ふじのん、ライダー Bチーム ひたぎ、C.C.、黒子、当麻 Cチーム セイバー、撫子、ユフィ、ファサリナ Dチーム 律、ムギ、美琴、小萌 Eチーム 唯、あずにゃん、かじゅ、プリシラ Fチーム 筆頭、幸村、利根川、会長、真宵、神原 Gチーム 影イリヤ、バサカ Hチーム 部長、アーニャ、海原、妹F、インデックス 現在地(チーム名は分かりやすく各チーム代表者で) 6 筆頭 7 影イリヤ 10 唯・律(14へ移動中) 11 部長 13 衣 14 セイバー 15 ひたぎ マスまとめ 1マス目:振出に戻る 2マス目:3マス進む 3マス目:カラオケマス 4マス目:ずぶ濡れ 5マス目:グルメマス(お雑煮100杯) 6マス目:クイズマス(バーターは誰?) 7マス目:バトルマス(ゾンビ50匹・全部ヘッドショットで出目が1~3の追加ダイス) 8マス目:スポーツマス(エアロバイク50㎞) 9マス目:墨汁落とし穴 10マス目:カラオケマス 11マス目 幸の薄い人に金ダライ 12マス目 ? 13マス目 セイバーライオン 14マス目 トリモチ 15マス目 焼き土下座 現状 律チーム 14へ移動中 次番 唯チーム 114 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/04(水) 00 38 30 ID 5US.Prz6 【10マス目】 唯「かじゅさん凄いよ!ノリノリだったね!」 かじゅ「モモ…私は一体どうなってしまったんだろうな…」 プリシラ(いい画が撮れたー♪) 唯「よーし、わたしも歌っちゃうぞー!」 あずにゃん「唯先輩!」(サイコロを渡す) 唯「あ、忘れてた。ごめんあずにゃ~ん」(頬で頬をすりすり) あずにゃん「す、すみません!わたしそういうんじゃないんです!」 唯「ほへ?いままで喜んでたのに…」 あずにゃん「そういうことになったんです!…遺憾ながら」 プリシラ「良く分からないからさっさと振っちゃお。ゆみちゃんが体育座りしてるし」 唯「んじゃいくよーそーれ!」 6 唯「おー、いい目が出たよ、あずにゃん!」 あずにゃん「凄い、一気にトップじゃないですか!」 【16マス目】 あずにゃん「アレ?T字路?」 唯「ねー、正面の壁になんか書いてあるよー?」 プリシラ「えーとなになに?『左を向け』?」 唯「え、なになに?」 (左を向く) ならばっっ!鉄球だー!(右側から鉄球が飛ぶ) プリシラ「おわっっと?!」 かじゅ「大丈夫か、プリシラ?!」 プリシラ「き、鍛えてるからね…」 唯「左の壁に張り紙してあるよ?えーと『後ろを向け』」チラッ あずにゃん「唯先輩!」 (唯の頭をがっちりキープ) かじゅ「…振りかえらず後ろ歩きをしろということか」 プリシラ「陰険な罠だねー」 16マス目:陰険な罠 唯チーム、クリアー 次番:部長チーム(11マス目) 115 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/04(水) 00 55 29 ID c0NX.6sU 【6マス目】 筆頭「GO!」 …ドンコロコロコロ 幸村「5でござる!」 神原「なかなか調子がいいではないか」 【11マス目】 ガァン 筆頭「おい爺さん!生きてるか!?」 真宵「猛攻さん、気を確かに持ってください」 利根川「老人に金ダライはきついだろう…」 幸村「容赦がないでござる…」 久「これはなんとなく読めたわね」 アーニャ「私は利根川だと思った」 117 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/04(水) 01 43 47 ID 5US.Prz6 【7マス目】 影イリヤ「結構かかったじゃない。でもヘッドショットしなかったのは駄目駄目ね」 バサカ「■■■…」 影イリヤ「…でもこれからは快進撃よ!振っちゃえ、バーサーカー!」 バサカ「■■■■■■■ー!」 ゴンッッ!(サイコロを地面にたたきつける) 影イリヤ「手はず通り良く出来たわね。…5?上出来じゃない」 【12マス目】 直行。20マス目へ直行できます。ただし直行した場合死にます。 影イリヤ「脅してるの?この御三家が一つ、アインツベルン家のイリヤを! いいわ、踏みつぶしてあげようじゃない。バーサーカー!直行よ!」 バサカ「■■■■■■■■■―――!!!!」 かちっ チュドォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!(キノコ雲が舞い上がる) 影イリヤ「なんなの、コレ?!直行コースに踏み入れた途端に…! …舐めた真似してくれるじゃない!でもバーサーカーには13の命があるんだから! すぐに復活して直行よ、バーサーカー!」 バサカ「■■■■■■■■■―――!!!!」 カチッ ギュイイイイイイイィィィィィィィィン!(重力波によって押し潰されるバサカ) 影イリヤ「重力兵器?!どこからそんなもの調達して来たのよ?! 舐めた真似(以下略」 バサカ「「■■■■■■■■■―――!!!!」 カチッ(以下略 【20マス目】 影イリヤ「ハァハァハァ…なんてトラップ×6なの…バーサーカーの命を6つも奪うなんて… でもダントツトップに立ったわ!やったぁ!」 バサカ「…」 (バサカ残機7) 118 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/04(水) 03 09 26 ID D29WWc0s ■実行委員会本部 チュドォォォォオオオン デュオ「…おい、アレはなんだ」 ヒイロ「どうやら作動できたようだな」 刹那「GN地雷。やはり用意しておいてよかった」 デュオ「そうじゃなくて!なんであんなもん仕込んでおいた?!」 ヒイロ「刹那を責めるな、デュオ。アレは通ったら死ぬと明記してある通路だ」 デュオ「だからってそういうトラップを仕掛けるな!」 ギュイイイイイイイイイン デュオ「おい…」 刹那「GNインパクトガン、開発済みだったのか」 ヒイロ「あぁアレのオリジナルを装備したMSはトライアルで大敗したいわく有りのモノだが 威力は保証できる」 刹那「ミノフスキー粒子をGN粒子で代用するというアイディア、さすがだな」 ヒイロ「着想を与えたお前のおかげだ。しかしアレをガンダムと判断できた刹那の眼力は素晴らしい」 刹那「MSA-120。どんなに姿を変えようとも、それがガンダムである限り俺を欺くことはできない」 デュオ「…突っ込んでもツッコミ足りねぇよ!」 119 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/04(水) 04 20 39 ID 5obd0SPc 17マス目を【妨害マス】と勝手に決定ー 【内容】 そのマスに止まったチームは他のチームを指定する。 指定されたチームは次のサイコロの出目が1~3になります。 120 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/04(水) 05 04 09 ID c0NX.6sU 【11マス目】 部長「さって、ダイスロール」 コロコロコロ アーニャ「…4」 【15マス目】 黒子「あらごきげんよう」 ひたぎ「こんなところで奇遇ね」 C.C.「まあゆっくりしていけ」 当麻「(絶賛焼き土下座中)」 部長「焼き土下座かあ~」チラッ アーニャ「耐久焼き土下座…」チラッ インデックス「焼き土下座だよね」チラッ 海原「えっ」 海原「うおおおおお(絶賛焼き土下座)」 妹F「がんばって、終わったらふーふーしたり、火傷を舐めて上げるから、とミサカは甘い声で囁きます」
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/2190.html
静かな森の中をひたすら歩き続ける。 どこへ向かうというわけではない。気まぐれと思いつきと暇つぶしを実行するための材料、ゆっくり探しだ。 用が無いときは嫌というほど目にしている気がするが、いざ探してみるとなかなか見つからない。 たまたま出くわさないだけで何が原因だというわけではないのだろうが、そうなると諦めがつかず余計に厄介だ。 「なんでこういう時に限って・・・」 ブツブツと文句をたれながら歩いていると、少し先の茂みがガサゴソと動くのが見えた。 「ゆっくりしていってね!」 すかさず茂みが動いたあたりに向かって思いっきり叫ぶ。すると・・・ 「「ゆっくりしていってね!」」 「「「ゆっきゅりしていっちぇにぇ!」」」 ビンゴ!元気な返事とともに茂みから飛び出してきたのはれいむ種とまりさ種で構成されたポピュラーなゆっくり一家。 親であろう成体のれいむとまりさが一匹ずつに、赤ゆっくりが三匹。子供の内訳はれいむ二匹にまりさ一匹。 思ったより子供の数が少なかったが、この際仕方ない。これ以上探し回るのはごめんだ。 「ゆ!おにいさんはゆっくりできるひと?」 「もちろんゆっくりできるよ。その証拠にお菓子をあげよう」 「ゆ!おかち!?」 「れいむあまあまたべちゃーい」 「さっさとおかちをもってくるんだじぇ!じじい!」 「はいはい。ほら」 鞄からクッキーを取り出してゆっくり達の前にばら撒いてやる。 昨日テレビの裏から出てきたもので消費期限を見たら一年以上前だった。 「「む~しゃ♪む~しゃ♪しあわせ~♪」」 「「「む~ちゃ♪む~ちゃ♪ちあわちぇ~♪」」」 潰してぇ。いや、いかん。 落ち着け。ここでこいつらを殺したらまた探し直しじゃないか。 自分を抑えて我に返る。しかしこのままもっとよこせだとか言われ日には自制できる自信がないので先手を打つ。 「ところで最近おもしろい遊びを思い付いたんだ。お兄さんと一緒に遊ばないかい?」 「ゆ?おにいしゃんあしょんでくれるの?」 「れいみゅもあしょびたーい」 「しかたないからまりしゃしゃまがあしょんでやるんだじぇ。かんしゃしゅるんだじぇ」 「というわけだけどいいかな?」 一応親ゆっくりに訊ねてみる。 「いいよ!れいむのちびちゃんたちのかわいさにおにいさんもめろめろだね!」 「せいぜいまりさのこどもたちをよろこばせるんだぜ!」 「それじゃあみんなを遊び場まで連れて行くからこの籠の中に入ってくれ。少し狭いけどすぐに着くから我慢してね」 正直わざわざ運ぶのは面倒くさいが、ゆっくりの足に付き合っていたら日が暮れてしまうので仕方ない。 こうしてゆっくり達を籠に放り込んでいく。少し狭いとは言ったものの、それなりに大きい籠なので 底に親ゆっくりを並べて入れて、その上に赤ゆっくりを置けば全員問題なく収納できた。 五匹のゆっくりが入った籠を背負って歩き続ける。 籠の中のゆっくり達は楽しそうな声で何して遊ぶんだろう、楽しみだねと語り合っていた。 よほど期待しているのか歌まで歌い始めた。ここまで無警戒なのもどうかと思うがおかげで手荒な真似をせずに済んだから 責めちゃいけないな。警戒されるようなら無理矢理掻っ攫うしかなかったのだから素直に付いてきてくれたのはありがたい。 嫌がるゆっくりを無理矢理・・・っていうのは趣味じゃないし。 たどり着いたのは崖のてっぺんだ。垂直に切り立った崖はとても高く、下を見れば目が眩むまさに断崖絶壁だが それ故に見晴らしは最高だった。崖の下にはさっきまでいた森が広がり、それほど遠くない場所に広い川が流れている。 崖っぷちに籠を下ろし、ゆっくり達を出してやる。 「ほーら、ついたぞー」 「ゆ! ここどこ?」 「ゆゆ!たきゃーい」 「おちびちゃん!あまりまえにでちゃだめだよ!おちちゃうよ!」 「しゅごいよみゃみゃ!もりしゃんがちっちゃくみえるよ!」 「みりょ!ひとがごみのようだじぇ!」 初めて見る絶景にゆっくり達は思い思いの感想を述べる。 早速鞄から今日の本題を取り出しゆっくり達に説明を始める。 「それじゃあ遊びについて説明するよ。みんなにはこの崖からジャンプしてもらうんだ」 「そんなことしたらしんじゃうよ!そんなこともわからないの?ばかなの?しぬの?」 「わかってるって。だからみんなにはこのパラシュートを付けてもらうんだ」 「ゆ?ぱらしゅーと?」 「そう。これを付けてると高い所から落ちても平気になって空を飛ぶような気分を楽しめるんだ」 「おしょらをとべるの?」 「おもしろそー」 「さっさとそにょぱりゃしゅーとをよこすんだぜ!」 空を飛べると聞いて一気に食いついてきた。早速始めるとしよう。 「それじゃあ一人ずつ飛ぶから順番を決めるよ。まず子供たちが先でお母さんたちがその後。いいよね?」 「わかったよ。れいむたちはおかあさんだからちびちゃんたちにさきをゆずるよ」 「それじゃあ次は子供たちの順番だね。最初はこのれいむでその次にこのれいむ。まりさは最後だ」 「どぼじでまりしゃがしゃいごなんだじぇぇぇぇぇ!!!」 「さっきじじぃって呼んだからに決まってんだろうが糞饅頭。つかお前さっきから際立ってむかつくんだよ」 なんて声に出したりはしない。 どうにかこうにか赤まりさをなだめすかしてパラシュートの取り付け作業に入る。 まずは一番手の赤れいむ。ゆっくりサイズのお手製小型パラシュートを頭頂部の髪の毛に取り付けてやる。 「さて、こっちは準備完了だ。れいむ。心の準備はいいかい?」 「ばっちりだよ!」 「じゃあいくぞ!せーの・・・そいやぁ!」 崖に向かって思いっきり赤れいむを投げる。 赤れいむはしばらく弧を描いて飛んだ後、空気抵抗によりゆっくりと落下していった。 「ゆゆー♪れいみゅおしょらをとんでるよー♪」 大成功だ。赤れいむは風に乗ってゆっくりと崖を離れていく。 「すごーい。れいむおそらをとんでるよー」 「かっこいー」 「おにぇーちゃんいいなー」 「れいみゅ!れいみゅがとばにゃきゃまりしゃのばんがこないんだよ!はやくしちぇね!」 「だってさ。次いくよれいむ」 「ゆ!ゆっきゅりわかっちゃよ」 先ほどの赤れいむと同じ要領でパラシュートを付けてやる。 「準備はいいかい?」 「ゆっきゅりじゅんびできちゃよ!」 「それじゃあ・・・そいやぁ!」 まるでデジャヴを見ているかのように、先の赤ゆっくりと同じ様に風に乗っていく。 と思いきや突如強風が吹き荒れ、それに煽られたパラシュートはあれよあれよというまに明後日の方向に飛んでいく。 「ゆゆ!れいむすごーい。あんなとおくまでとんでるよ」 ゆっくり達は呑気なことを言ってるがパラシュートは川のほうに向って飛んでいく。 吸い寄せられるかのように川に向って飛んで行き、とうとう着水した。 赤れいむを付けたままのはずのパラシュートがそのまま流されていく。これでは赤れいむはとっくに水を吸って崩れているだろう。 ゆっくり達が騒ぎ出すんじゃないかと心配したが、見ると呑気に自分の番を楽しみにしている。 どうやら川のあたりが見えていないようだ。心おきなく次に執りかかれる。 「お待たせ!じゃあ次はまりさの番だね」 「ゆ!さっさとぱりゃしゅーとをちゅけるんだじぇ!」 「はいはい。でもまりさ。まりさの場合は帽子が邪魔で頭にパラシュートを付けられないんだ」 「どぼぢでぇぇぇぇぇ!!!」 「大丈夫だよ。帽子をとればいいんだ」 「しょんにゃこちょできるわけないでしょぉぉぉぉぉぉ!!おぼうしがないとゆっきゅりできにゃいんだよぉぉぉぉ!!!」 「じゃあこうしよう。お母さんにまりさの帽子を預かっててもらうんだ。これなら安心だろ?」 「ゆ!おきゃーしゃんがあずかってくれりゅにゃりゃあんしんだにぇ!」 「そういうことだ。まりさの帽子預かっててくれるか?」 「まりさがぱらしゅーとするためだからね。おかーさんがゆっくりあずかるよ!」 問題解決。早速まりさの頭にパラシュートを取り付ける。 「それじゃあ逝くぞまりさ!あーゆーれでぃ?」 「いえー!」 「おーけー・・・そいやぁ!」 三度目。今度は突風も吹かずにまりさはふわふわと空を飛んでいく。 と、そんなまりさに背後から近づく影が一つ。 「あー、あれは・・・」 「うー♪うー♪」 「「れ・・・れみりゃだぁぁぁぁぁぁ!!!!」」 これは珍しい。夜行性のれみりゃがこんな真昼間から出現するとは。 小さな羽でぱたぱたと羽ばたくれみりゃは少しずつ赤まりさに近づいていく。 「ばでぃざぁぁぁぁぁ!!にげでぇぇぇぇぇぇ!!!」 「れみでゃはぢびじゃんにぢがづぐなぁぁぁぁ!!!」 親ゆっくりは崖の端ぎりぎりから半狂乱になって叫ぶが声が届いている様子はない。 そうこうしているうちにれみりゃが赤まりさを捕まえてしまった。 「ゆ? れ・・・れみりゃぁぁぁぁぁ!!!???」 「うー♪あまあまいただきまーす♪」 「ゆぁぁぁぁぁ!!!はなちぇぇぇぇぇ!!!まりしゃはおいちくにゃいんだじぇぇぇぇぇ!!!」 「そんなことないどー♪あまあまとってもおいしいどー♪」 「ゆ・・・ぐぁ・・・。もっど・・・ゆっくち・・・ちたかっ・・・」 結局、赤まりさはれみりゃのお腹の中に収まってしまった。 元々赤ゆっくりが補食種から逃れること自体困難なのに、逃げ場がない空中で捕まってしまったのではどうしようもない。 れみりゃは赤まりさを残さず食べるとどこかに行ってしまった。 「ゆう・・・れいむのおちびちゃん・・・」 「れいむ、しっかりして。しんじゃったれいむのぶんもまりさたちがゆっくりしよう?」 足元では親まりさが親れいむのことを必死に慰めていた。 こいつらはもう素直に飛んではくれないだろう。この辺が潮時だ。 「ゆ゛っ・・・!?」 「ゆげっ・・・!?」 右手でれいむの髪を、左手でまりさの髪を鷲掴みにし崖に向かって突き出す。 「ゲームオーバーだね。君たちはもう必要ないから死んでもらうよ」 「どぉゆうごどぉぉぉぉぉ!!??」 「どうゆうことって言った通りの意味だよ。どうせ君たちもうパラシュートはやってくれないだろ?」 「あだりまえだぁぁぁぁ!!!」 「じゃあこれでおしまい。嫌がってるのに無理矢理飛ばすってのは面白くないからね。もうパラシュートは意味がないんだ」 「いみがないならごろざなぐでもいいでじょぉぉぉぉぉ!!!」 「そんなことないさ。君たちが死ねば早く家族そろってゆっくりすることができるんだよ?あっちでね」 「どぉゆうごどだぁぁぁぁぁぁ!!!」 「まず赤まりさはすでにあっちに逝ってるだろ?あと君たちは気づいてなかったみたいだけど二番目の赤れいむは川に落ちたんだよ」 「ゆ゛っ!?うぞをづぐなぁぁぁぁぁ!!!!」 「本当さ。今頃お魚さんの餌になってるよ。そして最初に飛んだ赤れいむも近いうちに後を追ってくるからね。これで一家勢ぞろいさ」 「でいぶがあどをおっでぐるっでどういうごどぉぉぉぉ!!!??」 「簡単さ。あんな小さな子が一人で生きていけるわけないだろう?。そう遠くないうちにれみりゃなり野犬なりに食べられちゃうさ。 まぁそれを言ったら他の赤ゆっくり達も無事に飛び終わったところで同じことになってたんだけどね。 こんな広い森で探せるわけないじゃないか。今の今までそんなことにも気付かなかったのかい?」 「ふざげんなぁぁぁぁ!!くぞじじぃぃぃぃぃ!!!」 親ゆっくり達は自暴自棄になって喚き散らし、ひとしきり手の中でもがいた後おとなしくなった。 もう正気ではいられないのか、虚空を見つめてブツブツとうわ言を呟いている。 これではもう遊べないし気持ち悪いからさっさと捨ててしまおう。ポイッとな。 ひゅ~~~~~~~~・・・・・・ 二匹のゆっくりの姿がどんどん小さくなっていって、とうとう点になってしまった。 「さて、帰るか」 夕飯何にしよ・・・。 おまけ 「たちゅけてぇぇぇぇぇぇ!!!」 静かな森の中で、一匹の赤れいむの叫び声が響いていた。 赤れいむの頭に取り付けられたパラシュートは木の枝に引っかかり、赤れいむは宙づりの状態になっていた。 叫び声に気づいた付近に住む大人まりさが駆け付ける。 「ゆ!?ど、どうしたんだぜ!?」 「たしゅけてぇぇぇ!おりょしてぇぇぇぇ!!」 「わかったぜ!いまたすけるんだぜ!!」 まりさは木の幹に思いっきり体当たりをした。木を揺らして赤れいむを落とすつもりなのだろう。 しかし赤れいむが引っ掛かった木はなかなか大きく、ゆっくり程度の体当たりではびくともしなかった。 「だめだぜ・・・まりさじゃどうにもできないんだぜ・・・」 「しょんにゃぁぁぁ!たしゅけてぇぇぇ!!」 「ちょっとまってるんだぜ!いまどすをよんでくるんだぜ!!」 「ゆ・・・どす?」 「そうなんだぜ!どすならこんなきなんかひとひねりなんだぜ!」 こうしてまりさは群れの長たるドスを呼んでくることとなった。 しばらくするとどこからか地響きが聞こえてきて、それはだんだんと赤れいむに近付いてきた。 そしてドスは姿を現した。普通のゆっくりを何百匹も積み上げたかのような巨体を持つドスまりさ。 ドスは赤れいむを安心させるために声をかける。 「ドスが来たからにはもう安心だよ。今助けるから待っててね!」 「さすがどすだぜ!たよりになるんだぜ!」 しかし赤れいむが引っ掛かっていた場所はドスの巨体でも届かなかった。 そこでドスは先ほどのまりさが行ったように木に体当たりを仕掛けて赤れいむを落とすことにした。 落ちた赤れいむが潰れないように、赤れいむの真下に大人ゆっくり達を密集させてクッションにする。 そして幹を挟んだ反対側でドスが気合いを入れる。 「それじゃあいくよ!せーの・・・そいやぁ!」 ドーーーーーーーーーーン!!! 轟音とともに木が大きく揺れる。と思いきや・・・ 「た・・・たおれるぅぅぅぅぅ!!!」 「ゆあああああぁぁぁぁぁ!!!」 「ゆぶぇ!!」 「げぶぅ!!!」 「ぐぎぇ!」 ドス渾身の体当たりは木を揺らすどころか思いっきりへし折ってしまった。 木は赤れいむの方向に向かって倒れ、赤れいむはおろかクッションとなっていたゆっくり達も潰してしまった。 こうしてゆっくり一家はその日のうちに家族全員が揃うことができたのだった。 ちなみにその後例のドスは同族殺しとして群れの信用を失い、ほどなくして群れは解体したという。 おしまい 【あとがき】 初投稿なのでお見苦しいところが多々あったかもしれませんがご容赦ください。 赤ゆっくりのしゃべり方が思ったよりめんどくさかった・・・。 それはそうと皆さんもテレビやたんすの裏からクッキーとかポテチとか出てきたりしますよね。え?ない?
https://w.atwiki.jp/sakiyuriyuri/pages/45.html
516 名前: ◆UOt7nIgRfU [sage] 投稿日:2009/05/26(火) 00 52 56 ID 6icOgJ9B 『絆』 「のどちゃんは私の嫁だからなっ!」 あぁ…ゆーきのいつもの癖が始まりましたね。あの子の性格からすると 本気なのかネタなのか、周りはかき回されてしまうのが唯一の救い ですけれど…… 「のどちゃんのどちゃん、今年は咲ちゃんも居るから夢が叶うじょ!」 そう言って笑いかけてくる明るさに、混ぜこぜになるような複雑な気持ちが 沸き起こる。確かにゆーきとしては私は『親友』という括り。 今は宮永さんも居るし、あの子なりに気を回してくれているのも分かる。 だけど―――。宮永さんが現れたからと言って、それまでの想いを 安易に消してしまうのも何か違うような……そんなモヤモヤした思いに 囚われる時間が増えてきているのも事実。 「……のどちゃん? 何か思い詰めてる顔してるじぇ…」 「…え、あ、あぁ…だっ、大丈夫です……何でもありません」 「何でもないってことはないじょ。のどちゃんがそんな顔する時はいっつも ひとりで何か抱え込んでる時だけだじぇ!」 無垢な瞳で覗き込んでくるゆーき。伊達に長年連れ添ってる訳では ないんですね……全て見透かされてる…… 緑が濃い土手の上を蒼い風が走っていく。舗装された道の先、 軽い足取りで5mほど駈けたゆーきが私の方に向き直る。 「…のどちゃんは惚れっぽいからなー。麻雀に興じる咲ちゃんに 骨抜きなのは見てるだけで分かるじょ」 「な……っ そ、骨抜きだなんて、そんな……」 だめだ。発する言葉と正反対に、頬に血流が集まっていくのが分かる。 どうしようもごまかせず、進む足が止まってしまった。 「咲ちゃんが居ようと居まいと、のどちゃんは私の嫁! だけど無意味な 争いをするほど優希ちゃんは愚かじゃないじぇ!」 「……?」 「咲ちゃんも嫁にしちゃえばいいんだじょ♪」 「……それは、どうなんですか?」 「不可能はない! 咲ちゃんだってタコスの血族にしちゃえば問題なし なんだじぇ!」 天に向かってテイクアウトしたタコスを掲げるゆーきの姿は、何故だか とても頼もしく、雄大に見えたものです。 「………負けないじょ」 「えっ?」 吹き付ける風で聞こえづらかったけど、確かに耳に届いた決意の声。 いつも天真爛漫・天衣無縫なゆーきが心に定めた想い…… それがどれほどのものなのかは、今はまだ計り兼ねるけれど、 確実に彼女の中で膨らんでいる。私は…その想いを無碍にするほど 冷酷ではないけれども……気持ちが分かっただけでも今日という日に 意味はあったと思う… 「のどちゃん、絶対に…清澄のこのメンバーで全国に行こうじぇ!」 「もちろん、そのつもりです。中学校の頃からの夢…ゆーきと一緒に 叶えるこのチャンス、逃す訳には…」 わたしがそう伝えると、ゆーきは本当に嬉しそうに笑い、小走りで 駆け寄ってきた。 「のどちゃんの夢、私と師匠で叶えてみせるじぇ!」 腰に据え付けられた長い猫のぬいぐるみを外し、私の目の前に 抱え上げ、左右に軽く振った。 …初めてゆーきと話し込んだあの日が思い起こされる。 あの時からの夢に手が届く今なればこそ、私は全てを出せる。 共に歩んできたゆーきとの絆、それに部長やまこさん…そして、宮永さんと 一丸となれば、叶えられない事はない。強くそう感じられる。 「ん。やっぱのどちゃんはその自信いっぱいの顔でなきゃダメだじぇ!」 「…うん。ゆーきが傍にいてくれれば、恐れるものなんてありません」 「お~? それはプロポーズと受け取るじょ?」 「そう思ってくれても構いませんよ。だって私はゆーきの嫁、でしょ?」 「………っ! め、面と向かって言われると照れるじょ…」 そう呟いて、腰ねこで顔を隠すゆーきのその姿が面白くて、つい笑いが こみ上げてきた。 そう。私にはゆーきがいる。宮永さんもいる。これほど心強いことはない。 互いを支え合って、夢の実現を果たさなくては… 時は満ちた。夏を感じる青い空を仰ぎ、深まった絆を強く強く 胸に刻もう。そして、目指すべく舞台へと――――! ーENDー
https://w.atwiki.jp/hyakukami/pages/1220.html
依頼主 ヘイムダル 出現条件 ヘイムダル第一進化後 クリア条件 以下の神様の親密度を上げるヘイムダル 親密度55 成功報酬 ニシンの酢漬け甘酸っぱい酢に漬けたニシンの盛り合わせ。ディナーの前菜にどうぞ。 依頼時 ボクって疑り深いのかな?キミからもう1回ちゃんと、ボクのこと信頼してるって聞きたいんだ。会いに来てね。 クリア時 うん、やっぱり。キミならもう1回言ってくれると思ったよ。はい、これお土産。冒険の役に立つんじゃない?
https://w.atwiki.jp/kyoutarouherlame/pages/56.html
58 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/11/26(木) 00 40 40 ID BJltqY2t 優希「咲ちゃん!今日は犬休みなのか?」 咲「え?そういえばまだ来てないね。 でも学校には来てたよ?」 優希「むむ!あのバカ犬はサボリか? うちはサンマはしないから今日は暇に なりそうだじぇ…」 部長「インフルエンザ流行ってるらしいわよ?知ってる? インフルエンザには注射が いいんですって!」 咲(へえ…そーなんだ) 優希「私はインフルエンザなんかに負けないじぇ!」 部長「まあ今日はもうあがりにしましょ お疲れ様。」 咲優希「お疲れ様でした!」 優希「咲ちゃん!たまには二人で街行って 服でも見ながらタコス食べようじぇ!」 咲「優希ちゃんと二人なんて初めてだね! じゃあ遊び行こっか!」 優希「行くじぇ!」 優希「のどちゃんがいないと寂しいか?」 咲「え?うーんちょっとさみしいかも!」 優希「のどちゃんと咲ちゃんはなんか恋人みたいで うらやましいじぇ!」 咲「///優希ちゃん何言ってるのww」 優希「私も恋人ほしいじぇ…」 咲「でも京ちゃんと優希ちゃんだって仲良くみえるよ?」 優希「何言ってますか?咲ちゃん! というか知らないのか?京太郎は 合同合宿のあとから龍門渕の お子様とわけありだじぇ!」 咲(え?全然知らないよぉ…) 咲「衣ちゃんと…その………付き合ってるの?」 優希「衣ってハイテーか?違うじぇ!もうひとりの小さい子だじぇ! ほら!京太郎合宿んときにハギヨシさんと 一緒の部屋だから龍門渕と仲良くなったんだじぇ!」 咲「へえーなんか幼なじみが遠くに行くみたいで 寂しいやら嬉しいやら…」 優希「最初はノッポと気があって仲良くしてたみたいだけど 京太郎が一目惚れして口説き落としたらしいじぇ! 私の犬が欲情しちゃってなんか 申し訳ないないじぇ…!」 咲「まあ京ちゃんは中学の時も 少しだけモテ期あったからね… なんか憎めないキャラがうけてたのかな?」 優希「正直私は犬と仲良くしてたけど 恋愛感情は皆無だったから なんともないじぇ!それより咲ちゃんは 実際のところ京太郎のこと好きなのか?」 咲「うーん…どうだろう?小さいときから 一緒だからなんか逆によくわからないや! でも多分好きではなかった…かな? 男の子としては!」 優希「そうなのか!まあ私の嫁は のどちゃんとタコス…………それと…」 優希「それから特別に咲ちゃんも嫁にしてあげるじぇ!」 咲「私お嫁さん?wwありがとw」 優希「正直…咲ちゃんがのどちゃんとばっか 仲良くしてたから寂しかったじぇ! 私は二人みたいに麻雀うまくないけど もっと咲ちゃんとも仲良くしたいじぇ!」 咲(あれ…?なんだろうこの感じ… 原村さんみたいな感じがする…) 咲「え?あっ…ご、ごめんね優希ちゃん… 私は優希ちゃんも大好きだよ! じゃあ優希ちゃんは私の旦那さんだね!」 優希(咲ちゃんが嫁でも普通旦那とは言わないじぇ…!でも天然さんは どことなくかわいいじぇ…!) 優希「萌ー…」 咲「え?」 優希「何でもないじぇ…!………お?咲ちゃん咲ちゃん!犬がその小さい子と 散歩してるじぇ!………犬のくせに デレデレしててなんかムカつくじぇ!」 咲「なんかちょっと気になるね! ちょっとつけてみよっか!」 京太郎「さてと…どこ行きますか?」 一「僕なんだかお腹減ったや!須賀君 なんか食べにいこうよ!」 京太郎「スタバどうですか?交差点からすぐですよ!」 一「ごめん…僕コーヒーはちょっと… それより11月なのに暑いから アイスが食べたいや!須賀君ここらへんにある?」 京太郎「たしかデパート入ればありますよ!じゃあ行きましょうか!」 一「…」 京太郎「あ…もしかしてデパートとかの 人混み嫌でしたか?それじゃあほかのところ探しましょうか!」 一「ち…ちがうんだ!男の人とこういうところきたことないからなんていうか… 恥ずかしいんだ///」 京太郎「そんなはだけた格好なのに恥ずかしいんですか?ww」 一「かっからかわないでよ///」 京太郎「冗談ですよ!そりゃじゃあ行きましょうか、お姫様」 一「え?なに…?」 京太郎「結構込んでますからこうやって しないとはぐれちゃいますよ!」 一「…………須賀君の手…あったかい」 京太郎「なんか恥ずかしいですねw」 一「ねえ…須賀君、僕もっとずっと須賀君と一緒にいたい!」 京太郎「僕はずっと一緒ですよ!」 一「違うんだ!…そうじゃなくて…」 京太郎「?」 一「とーかも須賀君をちょっとだけ認めてくれてるんだ…言いたいことわかる?」 京太郎「いや俺ちょっとバカだからよくわかんないです」 一「と……とーかん家で一緒に暮らそうよ…!とーかも見習いとしてハギヨシさんに鍛えてもらって、使用人としてなら置いてくれるって言ってるんだ!」 京太郎「どどどど…どーせーですか?」 一「学校は龍門渕に行けばいいし 麻雀部にだっていれるし…どうかな? 急だからビックリしたと思うけど、今回は とーかに甘えたいんだ!」 京太郎「…………清澄をやめなきゃ無理です…よね?」 一「…うん」 京太郎「…ちょっとすぐには答え出せないかもしれません…」 一「そ…そうだよね急にじゃ難しいよね でも僕は本気なんだ、須賀君」 京太郎「今日は楽しかったっす! あの話…もうちょっと考えでもっていいですか?」 一「うん!僕は気長に待つよ! でもとーかは短気だから気が変わっちゃう前によろしくね!じゃバイバイ!」 京太郎「あ!もう遅いですしもっとおくってきますよ!」 一「とーかとハギヨシさんが迎えに来てくれるから大丈夫だよ!じゃあおやすみ!」 京太郎「そーですか…じゃあおやすみなさい!」 とーか「わたくしが短気だなんて 失礼極まりないですわね! ところで大丈夫そうですの?」 一「多分来てくれるよ、多分」 とーか「清澄を倒すためにはあの男が 必要でしてよ!一、なんだか本気のようですが ミイラとりがミイラになったのかしら?」 一「…僕は須賀君はいい人だと思うから心が痛む」 とーか「ハギヨシ!本当にあの男のことを 清澄の大将は好きですの?」 ハギヨシ「はいとーかお嬢様、私にはそのように見えました」 とーか「一、わたくしたち全国に行くチャンスは冬選抜とインターハイ予選の2回しか ございませんのよ?」 一「…分かってるよでも」 とーか「もしかして一、本当に恋していらっしゃいますの?」 一「……分からないんだ、僕にはとーかがいたのに………だから余計分からないんだ」 京太郎(今日、麻雀部に相談しよう…) 咲「ぁ!京ちゃん、おはよ!」 京太郎「ぉ…おはよお、あのさ、咲…」 咲「ん?どうしたの?」 京「いや、やっぱあとででいいや…」 咲「えー?京ちゃんいいかけたらちゃんと言おうよ…!」 京「…いや、麻雀部で話すよ」 咲「ふーん…」 咲「あれー?麻雀部今日も少ないね…」 優季「インフルエンザは怖いじぇ…!」 優季「…あ!バカ犬ー!なんで昨日休んだんだ!!」 京「あーごめんごめん、昨日はちょっと用事で…」 優「部活より大切な用事なのか?」 京「まあ…一応…」 優「嘘だじぇ!私は咲ちゃんと一緒に京太郎が街をでれでれして ぶらつくの見たじぇ!」 咲「…」 京「…それでさ、俺…」 咲「?」 京「俺、龍門渕に引き抜きにあったんだ…」 咲「京ちゃんが?ww」 優季「冗談はやめろー!!全然笑えないじぇ」 京太郎「………昨日見たならもう知ってるよな? 本当は、俺、国広さんに誘われたんだ…だから… ……っておい!咲泣くなよ…!」 咲「え?泣いてな…」(あれ?なんで私泣いてるの?) 優季「咲ちゃんを泣かすなんて許せないじぇ!!!このバカ犬ー!!!」 京「…とにかくそういうことなんだ…まあ、麻雀部俺居なくなっても 関係ないしな…!」 咲「関係なくない!京ちゃんとずっと一緒だったのに… いきなりこんな唐突にこんなことになったら… 私どうしたらいいかわからないよ…!」 京「……ごめん」 咲「京ちゃんのバカ…」 京「……ごめん」 優(なんだかんだいって咲ちゃんは京太郎のこと…) 優「その話取り消して来い!」 京「……ごめん」 優「…」 京「そういうことだから…俺そろそろ行くな!じゃあ…」 京(はあ…なんか重たい感じになっちゃったな…… でももう決めたんだ!) 京(あ!とーかさんだ!) 京「おーい!とーかさん、国広さー…」 とーか「一?まだぐずぐずしていらっしゃるの? もういい加減腹くくりなさいませ!」 一「……やっぱり、やめない?」 とーか「…何をおっしゃいますの?あの清澄の大将のせいで 衣が『もう満足したから大会には出ないんだ!』なんてほざきだしましたのよ!」 一「…でも……」 とーか「わたくし達はそうなると4人しかいなくなりますのよ? でも清澄も大将さえいなくなれば4人!わたくし達にはそれでも 不本意ながら予備は用意できますのよ?」 一「……」 とーか「一?まさかやっぱり本当にあの男のこと…」 一「……」 京(お…おい!なんの冗談だよ…!俺と咲がなんで関係あるんだよ! それにこれって国広さん、俺のこと好きじゃなかったのか?) 一「……あ…須賀君……」 京「今の話、残念ながら聞いちゃいました」 一「…」 とーか「それじゃあ仕方ありませんわね」 とーか「残念ながら転入手続きなんてすぐ済んでしまいますのよ?」 一「…」 京「あの…どうして俺なんですか?俺がこっちに来てメリットあるんですか?」 とーか「大有りですわ!あなたのところの大将のおかげで 衣は満足したようですけど、わたくしの立場が奪われてしまいましたのよ? あなたのところの大将は、あなたのことが好きでいらっしゃるようですけど、 あなたがいなくなれば、どうなると思いますの?」 京「俺がいなくなったってかんけいな…」 とーか「関係ない…ですの?全く女心を分かっていない下衆が一に近づくなんて 心底呆れますわ!」 一「とーか!もうやめてよ!」 京「国広さん、国広さんは僕のことを最初からだましてたんですか…?」 一「…いや、僕は……」 とーか「わたくしはそのつもりでしても、どうやら一は本気のようですわね? あなたがここに来れば、宮永さんを裏切ることに、あなたが向こうに残れば 一を裏切ることになりますわ?さあどうするのですか?」 京「…ふ…」 とーか「…ふ?」 京「ふざけんじゃねぇ!!!!!」 とーか一「…」 京「国広さんには悪いけど、俺は清澄に残る! 国広さん、いい夢みさせてくれてありがとうございました。 でも俺、やっぱり清澄のみんなとバカやってたいんで」 とーか「あ…あなた!一を裏切りますの??わたくしが許しませんわよ?」 一「とーか…僕、もういいんだ、というか僕が悪い、本当にごめんね、須賀君… 本当に……ご…めん」 京(咲には俺がいなくなったら和たちはいるかもしれない、でも照さんやおばさん達が いなくなる悲しみをあいつに与えたらいけないんだ!) 京「清澄に負けたぐらいでそんな卑怯な手を使うとは思いませんでしたよ、 とーかさん。あなたには本当に呆れました、ではもう会うこともないでしょう。 それでわ…!」 とーか「ちょ!待ちなさい!!!!」 一「とーか、ごめん、僕、本気だったのかもしれないや…ごめんね。上手くいかなくて。」 とーか「…はじめ!」 京「ゼェゼェハァハァ……咲!!!!」 咲「京ちゃん!どうしたのそんなに汗かいて?龍門渕のところ行ってきたんだよね…?」 京「咲!ごめん!!!本当にごめん!!!俺知らなかったよ!」 咲「ちょっ!京ちゃん!何すんの?!!?くっつかないでよ///恥ずかしいよぉ…」 京「咲、俺がいなくなったら淋しいだろ?」 咲「…はぁ?」 京「だって、咲、俺のこと…俺のことが…す…きなんだろ?」 咲「…はぁ?京ちゃん何言ってるの?失恋でもして頭おかしくなったの?」 京「…失恋したのはほんとうかなwでも頭はおかしくなってないぜ!お姫様」 咲「ちょw京ちゃんキモイ!」 優季「あーバカ犬が今度は咲ちゃんを襲ってるじぇ!!このバカ犬ー! さっさと龍門渕にでも行ってしまえー!」 京「それが、その話なしになったわw」 咲優季「え?」 京「俺、やっぱみんなとバカやってたいし!色々あってなw」 咲「京ちゃん…」 優季(やっぱり咲ちゃんは京太郎のこと…!) 優季「咲ちゃん!恋ってのは自分では案外気付かないものなんだじぇ?」 咲「?」 優季「つまり!咲ちゃんは無自覚だけど、京太郎に恋してるのだ!!!」 咲「え?!!?ちょwやめてよ!優季ちゃんまで!」 京「咲俺も好きだぜー!笑」 咲「京ちゃん!!やめてっててば///」 部長「騒がしいと思って起きたら、久しぶりの面子ね?須賀君。 んじゃ、立ち話もなんだから早速打ちますか!」 京「はい!」 咲(やっぱ京ちゃんといるとなんか落ち着くな…!) 京「そういえば和がいねーな?どうしたんだ?」 咲「原村さんはインフルエンザだって!あと染谷先輩も…!」 京「和も風邪引くんだなぁ…!」 和「…そう。だめだったんですか。それでは仕方ありませんね…」 ハギヨシ「ええ。申し訳ございません、和お嬢様、龍門渕透華が少し 失敗をいたしまして…」 和「そうですか。とても残念です…。」 和(宮永さん…宮永さん…宮永さぁぁぁぁん…!須賀君さえ…須賀くんさえいなければ!!) 完了
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/184.html
58 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/11/26(木) 00 40 40 ID BJltqY2t 優希「咲ちゃん!今日は犬休みなのか?」 咲「え?そういえばまだ来てないね。 でも学校には来てたよ?」 優希「むむ!あのバカ犬はサボリか? うちはサンマはしないから今日は暇に なりそうだじぇ…」 部長「インフルエンザ流行ってるらしいわよ?知ってる? インフルエンザには注射が いいんですって!」 咲(へえ…そーなんだ) 優希「私はインフルエンザなんかに負けないじぇ!」 部長「まあ今日はもうあがりにしましょ お疲れ様。」 咲優希「お疲れ様でした!」 優希「咲ちゃん!たまには二人で街行って 服でも見ながらタコス食べようじぇ!」 咲「優希ちゃんと二人なんて初めてだね! じゃあ遊び行こっか!」 優希「行くじぇ!」 優希「のどちゃんがいないと寂しいか?」 咲「え?うーんちょっとさみしいかも!」 優希「のどちゃんと咲ちゃんはなんか恋人みたいで うらやましいじぇ!」 咲「///優希ちゃん何言ってるのww」 優希「私も恋人ほしいじぇ…」 咲「でも京ちゃんと優希ちゃんだって仲良くみえるよ?」 優希「何言ってますか?咲ちゃん! というか知らないのか?京太郎は 合同合宿のあとから龍門渕の お子様とわけありだじぇ!」 咲(え?全然知らないよぉ…) 咲「衣ちゃんと…その………付き合ってるの?」 優希「衣ってハイテーか?違うじぇ!もうひとりの小さい子だじぇ! ほら!京太郎合宿んときにハギヨシさんと 一緒の部屋だから龍門渕と仲良くなったんだじぇ!」 咲「へえーなんか幼なじみが遠くに行くみたいで 寂しいやら嬉しいやら…」 優希「最初はノッポと気があって仲良くしてたみたいだけど 京太郎が一目惚れして口説き落としたらしいじぇ! 私の犬が欲情しちゃってなんか 申し訳ないないじぇ…!」 咲「まあ京ちゃんは中学の時も 少しだけモテ期あったからね… なんか憎めないキャラがうけてたのかな?」 優希「正直私は犬と仲良くしてたけど 恋愛感情は皆無だったから なんともないじぇ!それより咲ちゃんは 実際のところ京太郎のこと好きなのか?」 咲「うーん…どうだろう?小さいときから 一緒だからなんか逆によくわからないや! でも多分好きではなかった…かな? 男の子としては!」 優希「そうなのか!まあ私の嫁は のどちゃんとタコス…………それと…」 優希「それから特別に咲ちゃんも嫁にしてあげるじぇ!」 咲「私お嫁さん?wwありがとw」 優希「正直…咲ちゃんがのどちゃんとばっか 仲良くしてたから寂しかったじぇ! 私は二人みたいに麻雀うまくないけど もっと咲ちゃんとも仲良くしたいじぇ!」 咲(あれ…?なんだろうこの感じ… 原村さんみたいな感じがする…) 咲「え?あっ…ご、ごめんね優希ちゃん… 私は優希ちゃんも大好きだよ! じゃあ優希ちゃんは私の旦那さんだね!」 優希(咲ちゃんが嫁でも普通旦那とは言わないじぇ…!でも天然さんは どことなくかわいいじぇ…!) 優希「萌ー…」 咲「え?」 優希「何でもないじぇ…!………お?咲ちゃん咲ちゃん!犬がその小さい子と 散歩してるじぇ!………犬のくせに デレデレしててなんかムカつくじぇ!」 咲「なんかちょっと気になるね! ちょっとつけてみよっか!」 京太郎「さてと…どこ行きますか?」 一「僕なんだかお腹減ったや!須賀君 なんか食べにいこうよ!」 京太郎「スタバどうですか?交差点からすぐですよ!」 一「ごめん…僕コーヒーはちょっと… それより11月なのに暑いから アイスが食べたいや!須賀君ここらへんにある?」 京太郎「たしかデパート入ればありますよ!じゃあ行きましょうか!」 一「…」 京太郎「あ…もしかしてデパートとかの 人混み嫌でしたか?それじゃあほかのところ探しましょうか!」 一「ち…ちがうんだ!男の人とこういうところきたことないからなんていうか… 恥ずかしいんだ///」 京太郎「そんなはだけた格好なのに恥ずかしいんですか?ww」 一「かっからかわないでよ///」 京太郎「冗談ですよ!そりゃじゃあ行きましょうか、お姫様」 一「え?なに…?」 京太郎「結構込んでますからこうやって しないとはぐれちゃいますよ!」 一「…………須賀君の手…あったかい」 京太郎「なんか恥ずかしいですねw」 一「ねえ…須賀君、僕もっとずっと須賀君と一緒にいたい!」 京太郎「僕はずっと一緒ですよ!」 一「違うんだ!…そうじゃなくて…」 京太郎「?」 一「とーかも須賀君をちょっとだけ認めてくれてるんだ…言いたいことわかる?」 京太郎「いや俺ちょっとバカだからよくわかんないです」 一「と……とーかん家で一緒に暮らそうよ…!とーかも見習いとしてハギヨシさんに鍛えてもらって、使用人としてなら置いてくれるって言ってるんだ!」 京太郎「どどどど…どーせーですか?」 一「学校は龍門渕に行けばいいし 麻雀部にだっていれるし…どうかな? 急だからビックリしたと思うけど、今回は とーかに甘えたいんだ!」 京太郎「…………清澄をやめなきゃ無理です…よね?」 一「…うん」 京太郎「…ちょっとすぐには答え出せないかもしれません…」 一「そ…そうだよね急にじゃ難しいよね でも僕は本気なんだ、須賀君」 京太郎「今日は楽しかったっす! あの話…もうちょっと考えでもっていいですか?」 一「うん!僕は気長に待つよ! でもとーかは短気だから気が変わっちゃう前によろしくね!じゃバイバイ!」 京太郎「あ!もう遅いですしもっとおくってきますよ!」 一「とーかとハギヨシさんが迎えに来てくれるから大丈夫だよ!じゃあおやすみ!」 京太郎「そーですか…じゃあおやすみなさい!」 とーか「わたくしが短気だなんて 失礼極まりないですわね! ところで大丈夫そうですの?」 一「多分来てくれるよ、多分」 とーか「清澄を倒すためにはあの男が 必要でしてよ!一、なんだか本気のようですが ミイラとりがミイラになったのかしら?」 一「…僕は須賀君はいい人だと思うから心が痛む」 とーか「ハギヨシ!本当にあの男のことを 清澄の大将は好きですの?」 ハギヨシ「はいとーかお嬢様、私にはそのように見えました」 とーか「一、わたくしたち全国に行くチャンスは冬選抜とインターハイ予選の2回しか ございませんのよ?」 一「…分かってるよでも」 とーか「もしかして一、本当に恋していらっしゃいますの?」 一「……分からないんだ、僕にはとーかがいたのに………だから余計分からないんだ」 京太郎(今日、麻雀部に相談しよう…) 咲「ぁ!京ちゃん、おはよ!」 京太郎「ぉ…おはよお、あのさ、咲…」 咲「ん?どうしたの?」 京「いや、やっぱあとででいいや…」 咲「えー?京ちゃんいいかけたらちゃんと言おうよ…!」 京「…いや、麻雀部で話すよ」 咲「ふーん…」 咲「あれー?麻雀部今日も少ないね…」 優季「インフルエンザは怖いじぇ…!」 優季「…あ!バカ犬ー!なんで昨日休んだんだ!!」 京「あーごめんごめん、昨日はちょっと用事で…」 優「部活より大切な用事なのか?」 京「まあ…一応…」 優「嘘だじぇ!私は咲ちゃんと一緒に京太郎が街をでれでれして ぶらつくの見たじぇ!」 咲「…」 京「…それでさ、俺…」 咲「?」 京「俺、龍門渕に引き抜きにあったんだ…」 咲「京ちゃんが?ww」 優季「冗談はやめろー!!全然笑えないじぇ」 京太郎「………昨日見たならもう知ってるよな? 本当は、俺、国広さんに誘われたんだ…だから… ……っておい!咲泣くなよ…!」 咲「え?泣いてな…」(あれ?なんで私泣いてるの?) 優季「咲ちゃんを泣かすなんて許せないじぇ!!!このバカ犬ー!!!」 京「…とにかくそういうことなんだ…まあ、麻雀部俺居なくなっても 関係ないしな…!」 咲「関係なくない!京ちゃんとずっと一緒だったのに… いきなりこんな唐突にこんなことになったら… 私どうしたらいいかわからないよ…!」 京「……ごめん」 咲「京ちゃんのバカ…」 京「……ごめん」 優(なんだかんだいって咲ちゃんは京太郎のこと…) 優「その話取り消して来い!」 京「……ごめん」 優「…」 京「そういうことだから…俺そろそろ行くな!じゃあ…」 京(はあ…なんか重たい感じになっちゃったな…… でももう決めたんだ!) 京(あ!とーかさんだ!) 京「おーい!とーかさん、国広さー…」 とーか「一?まだぐずぐずしていらっしゃるの? もういい加減腹くくりなさいませ!」 一「……やっぱり、やめない?」 とーか「…何をおっしゃいますの?あの清澄の大将のせいで 衣が『もう満足したから大会には出ないんだ!』なんてほざきだしましたのよ!」 一「…でも……」 とーか「わたくし達はそうなると4人しかいなくなりますのよ? でも清澄も大将さえいなくなれば4人!わたくし達にはそれでも 不本意ながら予備は用意できますのよ?」 一「……」 とーか「一?まさかやっぱり本当にあの男のこと…」 一「……」 京(お…おい!なんの冗談だよ…!俺と咲がなんで関係あるんだよ! それにこれって国広さん、俺のこと好きじゃなかったのか?) 一「……あ…須賀君……」 京「今の話、残念ながら聞いちゃいました」 一「…」 とーか「それじゃあ仕方ありませんわね」 とーか「残念ながら転入手続きなんてすぐ済んでしまいますのよ?」 一「…」 京「あの…どうして俺なんですか?俺がこっちに来てメリットあるんですか?」 とーか「大有りですわ!あなたのところの大将のおかげで 衣は満足したようですけど、わたくしの立場が奪われてしまいましたのよ? あなたのところの大将は、あなたのことが好きでいらっしゃるようですけど、 あなたがいなくなれば、どうなると思いますの?」 京「俺がいなくなったってかんけいな…」 とーか「関係ない…ですの?全く女心を分かっていない下衆が一に近づくなんて 心底呆れますわ!」 一「とーか!もうやめてよ!」 京「国広さん、国広さんは僕のことを最初からだましてたんですか…?」 一「…いや、僕は……」 とーか「わたくしはそのつもりでしても、どうやら一は本気のようですわね? あなたがここに来れば、宮永さんを裏切ることに、あなたが向こうに残れば 一を裏切ることになりますわ?さあどうするのですか?」 京「…ふ…」 とーか「…ふ?」 京「ふざけんじゃねぇ!!!!!」 とーか一「…」 京「国広さんには悪いけど、俺は清澄に残る! 国広さん、いい夢みさせてくれてありがとうございました。 でも俺、やっぱり清澄のみんなとバカやってたいんで」 とーか「あ…あなた!一を裏切りますの??わたくしが許しませんわよ?」 一「とーか…僕、もういいんだ、というか僕が悪い、本当にごめんね、須賀君… 本当に……ご…めん」 京(咲には俺がいなくなったら和たちはいるかもしれない、でも照さんやおばさん達が いなくなる悲しみをあいつに与えたらいけないんだ!) 京「清澄に負けたぐらいでそんな卑怯な手を使うとは思いませんでしたよ、 とーかさん。あなたには本当に呆れました、ではもう会うこともないでしょう。 それでわ…!」 とーか「ちょ!待ちなさい!!!!」 一「とーか、ごめん、僕、本気だったのかもしれないや…ごめんね。上手くいかなくて。」 とーか「…はじめ!」 京「ゼェゼェハァハァ……咲!!!!」 咲「京ちゃん!どうしたのそんなに汗かいて?龍門渕のところ行ってきたんだよね…?」 京「咲!ごめん!!!本当にごめん!!!俺知らなかったよ!」 咲「ちょっ!京ちゃん!何すんの?!!?くっつかないでよ///恥ずかしいよぉ…」 京「咲、俺がいなくなったら淋しいだろ?」 咲「…はぁ?」 京「だって、咲、俺のこと…俺のことが…す…きなんだろ?」 咲「…はぁ?京ちゃん何言ってるの?失恋でもして頭おかしくなったの?」 京「…失恋したのはほんとうかなwでも頭はおかしくなってないぜ!お姫様」 咲「ちょw京ちゃんキモイ!」 優季「あーバカ犬が今度は咲ちゃんを襲ってるじぇ!!このバカ犬ー! さっさと龍門渕にでも行ってしまえー!」 京「それが、その話なしになったわw」 咲優季「え?」 京「俺、やっぱみんなとバカやってたいし!色々あってなw」 咲「京ちゃん…」 優季(やっぱり咲ちゃんは京太郎のこと…!) 優季「咲ちゃん!恋ってのは自分では案外気付かないものなんだじぇ?」 咲「?」 優季「つまり!咲ちゃんは無自覚だけど、京太郎に恋してるのだ!!!」 咲「え?!!?ちょwやめてよ!優季ちゃんまで!」 京「咲俺も好きだぜー!笑」 咲「京ちゃん!!やめてっててば///」 部長「騒がしいと思って起きたら、久しぶりの面子ね?須賀君。 んじゃ、立ち話もなんだから早速打ちますか!」 京「はい!」 咲(やっぱ京ちゃんといるとなんか落ち着くな…!) 京「そういえば和がいねーな?どうしたんだ?」 咲「原村さんはインフルエンザだって!あと染谷先輩も…!」 京「和も風邪引くんだなぁ…!」 和「…そう。だめだったんですか。それでは仕方ありませんね…」 ハギヨシ「ええ。申し訳ございません、和お嬢様、龍門渕透華が少し 失敗をいたしまして…」 和「そうですか。とても残念です…。」 和(宮永さん…宮永さん…宮永さぁぁぁぁん…!須賀君さえ…須賀くんさえいなければ!!) 完了 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2656.html
『にょーびにょーびしゅるよ!!』 29KB 虐待 観察 不運 自業自得 仲違い 嫉妬 飾り 引越し 家族崩壊 同族殺し 野良ゆ 姉妹 赤ゆ ゲス 現代 虐待人間 独自設定 原点に戻るつもりがまた変な方向に…。by天然あき 俺設定あり 展開がおかしいのは仕様です。 天然おにいさんが出ますが間接的な虐待しかしません。 天然あき 「さて、と…」 男が昔金魚を飼う際に親戚から貰った壷型の大きな、鯉も入りそうな位のサイズの水槽を物置から取り出す。 男はそれを見て、野良猫に食われないように試行錯誤した昔を思い出す。 「おっと懐かしむ前にちゃっちゃと整理しないとな」 男が物置から取り出したのは物置を整理しようと考えたからだ。 「そろそろ皆帰って来るしな」 海外に行っている家族が年末に向けてここに戻ってくるのだ。 家の管理を任された身としてはちゃんとした所を見せなければならない、と男は奮起する。 「前は登山用具見つけるのにも結構時間かかっちゃたから今度はもっとちゃんと整理しとかないとな」 登山用具を見付けるのに家中探し回った事を教訓に、男は整理整頓をしっかりする事を心に誓う。 「それじゃ軽く水洗いっと…」 男はそう言ってホースで壷の中に水を注ぎ出す。 すると、 「遊びに来てやったぞー! 土産の人参あるから入れろー!!」 「いい加減人参やめろっつってんだろ!!!」 冬だというのにランニングにジャージのスボンという出で立ちで従姉妹がアポもなく勝手にまた来たようだ。 男もそれなりに親しい間柄だから無遠慮に言う。 壷に水を注ぐのをやめて玄関の方へ向かって行った。 「ていうか来るなら先に連絡しろ!!」 「いーじゃねえか、お前の親父からも面倒みてくれって頼まれてんだから。こんな親戚思いな従姉妹を持って幸せだなお前」 「毎度毎度見合い話からの逃走場所にされちゃ迷惑なんだよこっちは!!台風来た時ずっと家で寝込んでたの忘れたか!?俺の方が面倒みてどうすんだよ!!」 「うっさい黙れ!!」 「もはや口論する気もねえなてめえ!?」 どうやら会話に花が咲いているようだ。 すると、 「ここはなかなかにゆっくりできそうだね。さすがまりさはめのつけどころがちがうんだぜ!!」 「おちょおしゃんちゅぎょーい!!」 「とっちぇもゆっきゅりしちぇりゅんだじぇ!!」 一方その頃、男が従姉妹との口論から戦闘に発展している間、庭に侵入して来るゆっくりが数匹。 あまりにも典型的なまりさとれいむの家族だ。 面白みも何もない。どうやら親はまりさだけのようだ。 他のゆっくりの平均よりも大きめなサイズの親まりさの帽子にまりさ五匹、れいむ四匹の種類に分かれた赤ゆっくりが乗っている。 「それじゃさっそくゆっくりできるおうちへはいるんだぜ!!」 「「「えい、えい、ゆー!!」」」 人間がすぐ近くにいるにも関わらず甲高い声で乗っ取り計画するゆっくり達。 本来の家主のいる位置からは何か破砕音が聞こえてくるがきっと気のせいだ。 「好き嫌いすんな!!」 「じゃあお前が食え!!」 「俺は肉食系なんだよ!!あんな橙色の固形物なんざ食えるかあ!!!あとマズイから嫌い」 「一秒もかからずに矛盾した事言ってんじゃねえ!!!」 ………どうやらしばらくこちらに来そうにないようだ。 「ゆゆう!?おきゃあしゃんとっちぇもゆっきゅちしちゃちゅぼしゃんだよ!!」 「なかなかゆっくりしてるんだぜ!! まりさたちのたからものにするんだぜ!!!」 一方、壷を発見したゆっくり一家。 どうやらお気に入りのようだ。 「ゆわあああああゆっきゅちちちぇりゅよおお!!」 「にんげんにはもっちゃいにゃいんだじぇ!!」 「ゆゆ!まりしゃはなきゃをちらべちぇみりゅよ!!」 「まりしゃもいきゅよ!!」 「まっちぇにぇ!まりしゃもいきゅんだじぇ!!」 「まけにゃいよ!!」 「ゆわあああおいちぇかにゃいでえ゛え゛!!?」 好奇心旺盛な子まりさ四匹が壷の中に飛び込んでいく。 すると、 「ゆきゃああああああちゅべぢゃいよおおおお!!?」 「ゆゆ!!?」 中から悲鳴が聞こえてきた。 「だいじょうびゅ!?いまおにぇいちゃんがたしゅけりゅきゃらにぇ!!」 「おもちろちょうじゃね!れいみゅもいきゅよ!!」 「まっちぇね!ひちょりじあぶにゃいよ!!」 「ゆわーんまっちぇおいちぇきゃにゃいでー!!?」 「れいみゅはきゅーりゅにいきゅよ!」 その声に連れられて赤れいむ達も壷の中に入っていく。 「まっでねおちびじゃん!!あぶないんだぜ!!!」 親まりさがそう叫ぶも時既に遅く、子ゆっくり九匹は全て壷の中に入ってしまった。 「ちゅべちゃい゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」 「ゆんやあ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「たちゅけちぇおきゃあしゃあ゛あ゛あ゛あ゛ん!!?」 「もうやじゃあ゛あ゛あ゛!!? おうちきゃえりゅううう!!!」 「ちにぇええええええ!!! まりしゃをゆっきゅちちゃちぇにゃいちゅぼはゆっきゅちちにゅんだじぇえええええ!!!」 「にゃんでおみじゅさんがありゅのおおおおおお!!?」 「ゆぴいいいいいいいい!!?」 中から聞こえる我が子の阿鼻叫喚。 壷の中にはゆっくりの数多い天敵の一つの水が張ってあるのだから無理はない。 それを聞いた親まりさは、 「まってるんだぜ!!いまおとうさんがたすけるんだぜ!!!」 そう言って親まりさは壷に体当たりする。だがそんな程度で壊される程この壷は安物ではない。 ずっしりとした重量は安定しており、この親まりさの体当たりでは揺れる事さえしなかった。 「ゆゆう゛う゛う゛!!?やせがまんじないでざっざとじぬんだぜえ゛え゛え゛!!!」 親まりさは何度も何度も無駄な体当たりをする。 勿論壷はビクともしない。 「ゆひぃ…ゆひぃ…どうじでだおれないんだぜぇ…」 壷が倒れるよりも親まりさが諦める方が早かったようだ。 「ゆうぅ…どうするんだぜ…このままじゃおちびちゃんがたいへんなんだぜ…」 親まりさを踏み台にして壷の中に侵入した赤ゆっくり達と違い、親まりさでは入れる高さまで跳ねれても手足がないの掴んで入る事は出来ず、結果的に壷の中に入れない。 と親まりさは言い訳しているが実際は中の様子がわからないから近づきたくないだけであった。 「喰らええええ!!!」 「その技は既に見切った!!!」 その時親まりさは人間の存在に気付いた。そうだ、人間を奴隷にして助けさせよう。 親まりさは自分の素晴らしい閃きを自画自賛しながら人間の方へ向かうことにした。 「おちびちゃんたち!!まりさはにんげんをどれいにしておちびちゃんたちをたすけさせるからちょっとまってるんだぜ!!」 「おちょおしゃんおいちぇきゃにゃいでえ゛え゛ぇ゛!!!」 「たちゅけちぇよおおおおお!!!」 「まりしゃをおいちぇきゅきゅじゅおやはゆっきゅちちちにゃいでにぇええええ!!!」 去っていく親まりさに思い思いの言葉をぶつける子ゆっくり達だった。 「まっててね!!れいむののこしたおちびちゃんはしなせないよ!!」 そうとも知らず親まりさは子供思いな自分に陶酔しながられいぱーに襲われた時に囮にして見捨てたれいむに誓ったのだった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「くそ…俺の3ゲージ技すら効かないなんて…」 「一度見たからな。俺に同じ技は二度通じない」 何故か家の前の道で闘いを繰り広げている二人。 偶然通り掛かった主婦やらに奇異の目で見られているのにも気にもせず、対峙する。 そこにのこのこやって来る親まりさ。 「そこのじじいども!!!まりさのはなしをきくんだぜ!!!」 親まりさは大声上げて命令する。 しかし、 「お、手頃なボール発見!!」 「ゆぴい゛い゛!!?」 従姉妹はそんな親まりさを見つけると同時に掴み、 「くらえ゛え゛え゛え゛え゛!!!」 「おぞらをとんでるみばい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」 男に向けて投擲した。 「のわ!?」 男はそれを身を捻らせ回避する。 その結果、 「べびゅう゛う゛!!?」 思い切り顔面から地面に突っ込み、アスファルトと強烈なキスを交わした。 そのキスのあまりの熱烈っぷりに目は潰れ、歯は全部叩き折れて、顔面はグチャグチャになっていた。 もはや話す事も出来ないだろう有様となってしまった。 「大丈夫かい!!?」 男が慌てて近付くが親まりさのあまりの惨状に顔を引き攣らせる。 男自身はそれ以上に酷い事を何度もしているのだがそれを男自身は気付いていない。 「お前何やってんだよ!!?」 顔の潰れた親まりさを抱き抱え、従姉妹を糾弾する。 基本害を為さない限りゆっくりであろうと殺す事を是としない男の性格を知っている従姉妹は男がマジ怒りなのにヤバイと感じていた。 そして従姉妹はばつが悪そうに鼻をかき、目を男から逸らしながら、 「いや、その…急にボールが来たもんだから…つい…」 「ボールじゃねえだろどう見ても!!!」 何だかズレた所を指摘する男。 その一方、 『ゆぎ…いだいんだぜ…』 親まりさはまだ生きていた。 ゆっくりとしての機能を殆ど失って野良として生きる事は不可能だろう。 「とりあえず治療しないと…」 男はそう言って親まりさを家の中へ運んでいく。 「ゆっくりってどう治すんだっけ…」 「確か水に溶いた小麦粉付けときゃ直るって聞いたぞ」 “なおる”に若干の違いはあるが男と従姉妹は一時的に闘いを中断して家へと入って行った。 その後、のっぺらぼうとなり、マジックペンで顔を描かれたまりさが男の家の前に放置される事になるのだがそれはまた別の話…。 こうして、壷の中にいる子ゆっくり達を助けれる者は何処にもいなくなったのだった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「きゅりゅちいよおおお!!?」 「いきぎゃできにゃいよおおおおおおおお!!?」 壷の中で阿鼻叫喚となる赤ゆっくり達。 男達は家の中に入ってしまい気付かない。 誰も助けに来ない中必死に跳ねる。 しかし子ゆっくり程度では壷からの脱出は出来ず、体力も限界を迎える。 「ゆぼおおお!!?」 しかし跳ねなければ水が口に入り、窒息してしまう。 あまり酸素を必要としないのがゆっくりなのだが思い込みが窮地へと追い込む。 このままでは体力が尽きて溺れ死ぬしかないと思ったその時、一匹の子まりさが閃いた。 「しょうだ!にょーびにょーびしゅればだいじょぶだね!!」 そう言って子まりさがのーびのーびする。 ゆっくりの楕円形から縦に延びるこれはゆっくりにはかっこよく見えたりゆっくりしてるように見えたりするらしい。 人間からすればクリオネの食事位ショッキングなものだ。実際これを見て愛で派をやめた人もいる位だ。 赤まりさはそれを行う事で顔を水面から出す事に成功した。 「これじぇゆっきゅりできりゅよ!!!」 自身満々に宣言する赤まりさ。 「ゆ!れいみゅもにょ~びにょ~びすりゅよ!!」 「まりしゃもしゅるんだじぇ!!」 それを見た他のゆっくり達もの~びの~びをし始める。 「やっちゃよ!!きょれじぇゆっきゅちできりゅんだじぇ!!」 「ゆっゆ~♪かしきょくてごめんにぇ~♪」 「あちょはおとうしゃんがたしゅけにくりゅまでゆっくりまてばいいんだにぇ!!」 ただ死ぬまでの時間が延びただけなのだが赤ゆっくり達は大舟に乗ったような気持ちでいた。 助け等来る訳無い事に気付く事もなく…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆぴいい…ちゅかれちゃよ…」 「よわねなんちぇゆっきゅちしちぇないよ!! いっしょにがんばりょうね!!」 「ゆう…ごめんなしゃいおにぇえちゃん…」 赤ゆっくり達が壷の中に入って10分が経過している。 どうやらゆっくりにとってのーびのーびは長時間やると苦痛になるようだ。 人間で言うならずっと背筋を伸ばして立ち泳ぎしているようなものなのかもしれない。 「おちょうしゃんはやきゅきちぇええええええ!!!」 「ゆっきゅりできにゃいよおおおおおおお!!?」 「ちゅかれたああああああああ!!!」 元々我慢弱い赤ゆっくり達にはそれは酷な事だった。 赤ゆっくり達が口々に不満を叫ぶ。 「がみゃんちてにぇ!! みょうすぐおちょうしゃんがたしゅけてくりぇるからにぇ!!!」 それを必死に長女のれいむが宥めている。 だが期待の親まりさは従姉妹の丁寧な治療で世にも珍しい髪と帽子の着いた汚い饅頭にクラスチェンジの真っ最中で助けに来る事は絶対にない。 「ゆやあああああああああ!!!もうおうちきゃえりゅうううううううう!!?」 ゆっくり出来ない水に長時間のの~びの~び、我が儘な赤ゆっくりにはもう限界だった。 「ゆっきゅりしちゃいいいいいいい!!?」 「きゅじゅおやああああ!!!ちゃっちゃとたしゅけにこいいいいいい!!!」 「まりしゃをゆっきゅちさせにゃいくじゅおやはゆっきゅりしないでしにぇええええええ!!!」 泣き言から恨み言へと変化していく。 流石にここまで来ると姉妹の垣根など関係ない。 ゆっくりのエゴのぶつかり合いになる。 「おちょうしゃんをわりゅきゅいっちゃゆっきゅりできにゃいよ!!!」 そんな中長女れいむは何とか場を纏めようとする。 しかし、 「うりゅちゃいよ!!やきゅたたじゅはだみゃっちぇちぇね!!!」 いない親まりさよりもいる長女れいむへと八つ当たりの矛先が変更される。 「だいちゃいおとうしゃんがおひっきょしなんかしようっていっちゃきゃらきょんなきょちょになっちゃんだよ!!!」 「しょうだよ!!だきゃらわりゅいのはあのきゅじゅおやだよ!!!」 「おやのくちぇにまりしゃをゆっきゅちさせりゃれにゃいとんでみょにゃいむにょうなんだじぇ!!!」 勝手に壷に入っていながら不遜な物言いをする四女まりさと五女れいむと六女まりさ。 「ゆううううう!!!みょうおきょっちゃよおおおおおおお!!!」 長女れいむが怒りの叫びを上げてぷくううううう!!!と頬を膨らまそうとして…、 「ぐげごぼぶぼお゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 水没した。当たり前だ。 の~びの~びしなければ沈んでしまうのにぷくーなんてすればの~びの~び状態を解除してしまうから水の中に入るのは当然だ。 の~びの~びしたままぷくーをするのは人間で言うなら大口を開けたまま頬を膨らませるようなもので、不可能でしかない。 「ゲラゲラゲラゲラゲラ!!! ぷくーやったらしじゅむのはとうじぇんなんだじぇ!!ばきゃにゃの!!?ちにゅの!!?」 長女れいむを嘲笑う四女まりさ。 姉妹の絆?何それ?美味しいの?って感じである。 「ゆごぼあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!わらう゛な゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 長女れいむがブチ切れる。 そしてバシャバシャ音を立てながら四女まりさに体当たりする。 「ゆんびょ!!?」 の~びの~び状態では反応も耐える事も出来ない。 跳ね飛ばされ、水の中に沈む四女まりさ。 すぐに起き上がって再びの~びの~びすれば大丈夫なのだが突然水の中に沈んだショックで四女まりさはパニックに陥った。 「ゆごぼがぼごぼお゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 溺れる四女まりさ。 このまま放っておけば間違いなく四女まりさは死ぬだろう。 だがそこまで考える余裕が長女れいむにあれば…の話だった…。 「そうめいにゃれいみゅをばきゃにしゅるばきゃないみょうとはゆっくりちないでちにぇえ゛え゛え゛え゛え゛!!!」 長女れいむの体当たりが四女まりさに放たれ、四女まりさは不様に転がっていく。 そしてそのまま、五女れいむへとぶつかっていった。 「ゆごべ!!?」 の~びの~び状態は耐久力が低くなる。 通常の状態で攻撃を受けるよりもダメージは深刻なのだ。 たった一撃での~びの~びをする余裕などなくなってしまう。 「ゆごぼお゛お゛お゛!!?」 連鎖的に溺れ出す五女れいむ。 だが誰も助けない。 今は我が身なのだ。 助ける余裕なんてある訳がない。 するとそんな中六女まりさが気付いた。 「そうだ!おぼうしにのりぇばだいじょうぶだじぇ!!」 「「「「!!!!?」」」」 六女まりさの言葉にまりさ種は光明を、れいむ種には驚愕を与えられた。 「さっそくやるんだじぇ!!」 帽子を水面に落とすまりさ。 水に浮くには被る方を上にしなければならない。 だがここで考えてほしい。 身体の半分以上が水に浸かった状況下で手足のないゆっくりがそれを行うのは至難の技だ。 口でそれをまだ幼い子まりさに出来る訳がない。 結果は勿論、 「ゆがごぼぉ!!?」 溺れるだけだった。六女まりさはこうして四女まりさと違って勝手に溺れだした。 それに万に一つ乗る事が成功出来ても…、 「ゆふん、まりしゃはのりぇちゃんだじぇ!!」 「おぼうじよごぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 「ゆ!?やめでねみじゅがはいっちぇきゅるんだじぇ!!?」 それを奪おうとする他のゆっくりの妨害で失敗して帽子自体駄目にしてしまうだけだった。 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ばりざのおぼうじがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「ゆごぼ!?たずげ!!?」 「そんなことはいいきゃらはやきゅれいみゅにおぼうしよきょしちぇね!!!」 「だめじゃよそりぇはれいみゅのじゃよ!!じゃましゅりくじゅはゆっきゅりちにぇ!!」 「ゆあ゛あ゛なんべガボゴボ!!?」 あっという間にまりさ種の帽子は奪い合いで破壊されてしまった。 「ガボ…!?」 「ゆ…」 帽子の奪い合いをしている間に溺れていた四女まりさと五女れいむが沈んでいく。 その他にも帽子に乗ろうとして失敗したまりさが溺れ死んでいく。 こうして四匹が死に、残ったまりさも自分の帽子が壊れたショックを隠しきれずにいた。 僅か一時間もしない間に四匹のゆっくりが死に、残ったのは長女れいむ、次女れいむ、三女まりさ、七女れいむ、末っ子まりさの五匹のみだった。 「ゆぴい…まりしゃのおびょうちぃ…」 末っ子まりさがぐずっている。 自分のアイデンティティが崩壊したのだ、無理はない。 だが、 「うるしゃいよ!だまりゃにゃいとせいしゃいすりゅよ!!」 「あんにゃゆっきゅりできにゃいおぼうちきょわれちぇとうじぇんだよ!!」 「ゆぴぃ!?」 次女れいむと七女れいむは末っ子まりさに怒声を浴びせる。 ゆっくり出来ないこの状況とついさっきのいさかいで互いにギスギスしていた。 水中じゃなきゃ殺し合いに発展していただろう。 「ゆううううううはやきゅたしゅけにこいくちょおやじい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 生き残った五匹の赤ゆっくりはのーびのーびしたまま帰って来ない親まりさを罵倒する。 もはやそれを止めるゆっくりはいない。 ギスギスした精神でのーびのーびしたゆっくりが精神を保つには他者を罵倒するしかなかった。 故に壷の中では親の罵倒が響き渡る。反響して尚更五月蝿くなってくる。 中での喧しさは相当なものであるがそれが外にもしっかり漏れており騒音なのだが…。 「お前の方がゆっくりに詳しいだろうから任せたんだが…何か明らかに違ってねえか?」 「ん?ああこいつ等元はこんなもんだよ」 家の中にいる男と従姉妹は小麦粉で顔面を塗り固められたまりさを見ており庭の騒ぎに気付いていない。 いや従姉妹の方は気付いているっぽいが声がゆっくりなので無視しているようだ。 「いや明らかにマジックペンで描かれたみたいな顔なんだが…」 「直したばっかだから馴染んでないんだよ。しばらくしたらよく見る間抜け顔に戻るよ」 「……お前俺を馬鹿だと思ってるだろ?」 「答える必要があるのかそれ?」 いつも通りの掛け合いが行われていたのだった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆぴいいいいいいちゅがれだあ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 「きゃわいいれいみゅをたしゅけりょくじゅおやああああああああ!!!」 「もうやじゃああああああああああああああ!!?」 泣き叫ぶ子ゆっくり達。 ただでさえ我慢弱いゆっくり、しかも子供だ。 そろそろ限界の筈だ。 「れいみゅねみゅきゅなっちぇ…ゆぴぃ…!?」 疲れて眠りかけた次女れいむがのーびのーびをやめて水中に沈む。 「ゆぴぃ!たじゅげ!?」 眠りかけた次女れいむの意識は回復するが溺れた事により焦ってドツボに嵌まっていく。 「ゆぴぃ!たじゅげぢぇ!!ガボゴボォ!!?」 人間は動揺していれば膝下程度の水位でも溺れ死ぬ。このゆっくり達もそれと似たようなものだった。 溺れる次女れいむ。それを助けようという姉妹はいない。 「ぢゅがれだ…」 助けなんて出来る訳がない。死体となったゆっくりの上に乗って凌ごうという発想すら出来ない餡子脳でも溺れるゆっくりに近付けば巻き込まれる事は理解出来ていた。 だがそんなものは溺れる側には関係ない。 「おねえじゃ!たしゅげ!!」 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛ばなじぇえ゛え゛え゛え゛!!?」 次女れいむが一番近くにいた長女れいむのおさげに噛み付いた。 のーびのーび中ではそれを支えきる事も次女れいむを押しのける事も出来ず次女れいむが苦しむ水中に引きずり込まれる。 「ゆごべ!!?はなぜぇ!!?」 長女れいむは次女れいむから逃げようと足掻くが傍目には一緒に溺れているようにしか見えない。 いや傍目でなくとも溺れているだけだった。 次女れいむは掴んだ藁を決して放さんと長女れいむのおさげに噛み付く。 もはや目的が助かる事ではなくおさげに噛み付く事になっている位だ。 そして長女れいむも次女れいむを押し退けるのが目的となっていた。 互いに本末転倒、手段が目的になっていた。 そして水中にずっといた饅頭の皮はそんな二匹の行動に付き合い切れる程頑丈ではなかった。 ブチリ、と長女れいむのおさげが次女れいむを支えきれずちぎれた。 「ゆぎゃび!!?」 「ゴボォ!!?」 おさげに全体重をかけていた次女れいむは勢いを殺しきれず尻餅をつくかのように水中を転がった。 それは次女れいむの動転した精神を更に追い詰めるものだった。 「ゆゴボガア゛ア゛!!?」 もはやゆっくりには程遠い、苦悶の表情を浮かべて必死に空気を求めようと足掻くがその方法すらわからなくなった次女れいむにはもう藁すら掴む事は出来なかった。 「ゴボォ…」 「もっとゆっくりしたかった」と言おうと次女れいむはしていたがそれはただの泡となり、衰弱した次女れいむでは「もっと」以降すら言えず目を限界にまで見開いてようやく生という苦しみから解放されたのだった。 動転したまま死んでいった次女れいむと比べて長女れいむはまだ冷静だった。あくまで比較して…だが。 『ゆっくりちないでにょーびにょーびするよ!!』 長女れいむはのーびのーびすれば何とかなる事を理解していた。だから即座にのーびのーびをした。横たわった状態で…。 「ゴボォ!!?」 これで大丈夫。そう思って口を開くと口の中に水が流れ込んでくる。 予想外の事態に混乱する長女れいむ。それと同時にあるものを見付けた。 『れいみゅのきゃわいいおしゃげがぁ!!?』 それはちぎれたおさげだった。次女れいむが転んだ拍子に放したようだ。 「おしゃべぇ!!?」 長女れいむは何もかもかなぐり捨てておさげを取ろうとする。 ゆっくりにとっておさげは手のようなものでありリボン程ではないが大事なアイデンティティなのである。 長女れいむは咄嗟に生きる事よりもおさげを取り戻す事を本能的に選んだのだった。 「おじゃげえ゛え゛え゛え゛!!!」 長女れいむはおさげを口でしっかりと捕まえる。 おさげを取り戻した安心感が長女れいむを包み込む。 そこまではいい。問題はその後だった。 「ユボォ!!?」 実際何の問題も解決していない。ただ勝手に長女れいむはおさげを口に挟んで安心しただけだ。 長女れいむは空気を求めて跳ねようとする。しかし、 『ゆぴぃ!!?』 長女れいむに走る鋭い痛み。 咄嗟に長女れいむはその痛みのする部位を見る。 『どおじちぇあんきょさんでちぇるのおおおおお!!?』 ぷくー、四女まりさへの体当たり。そしてさっきまでの行動、ただでさえ水を吸ってやわになった饅頭の餡体は既に限界を迎えていた。 『ゆぴいいいいいいいい!!?どうちちぇれいみゅのきゃらじゃうぎょかにゃいにょおおおおおおおおおおおお!!?』 そしてあんよも限界を迎えて行動不能になっていた。 『ぐるしいよ!!?だれぎゃゆっぐりじにゃいでぎゃわいいれいみゅをたじゅげろお゛お゛お゛お゛お゛お゛ゆぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?』 もう元に戻ることのないおさげを掴む為に自らの死を早めた長女れいむはゆっくりの名の通り水中でゆっくりと死んでいった。 しかしそのゆっくりは決して長女れいむに幸福にはならなかった。 こうして、残ったのは三匹。 三女まりさ、七女れいむ、末っ子まりさの三匹だ。 だがそれは単に生き残ってしまっただけであり幸福などでは決してなかった。 九匹の赤ゆっくりの命運は不用意に壷の中に入った時点で既に尽きていた。そこからはただ死に方の違いだけしかない。 そして六匹の息の根を止めた水という名の死神は既に三匹に牙を突き立てていた。 「ゆぎ!!?」 末っ子まりさに鋭い痛みが走る。 そして末っ子まりさの周囲がそれに呼応して黒く染まっていく。 「ゆ、ゆうううううううう!!?ど、どどどどどうちちぇまりちゃのあんきょしゃんもれちぇるにょおおおおおおお!!?」 末っ子まりさの表情が驚愕と恐怖の入り混じった顔に変わる。 末っ子まりさは訳がわからなかった。 暴れずにじっと辛いのを我慢して親の助けを待っていたのに痛みと共に中身の餡子が流出し始めたのだ。 末っ子まりさにわかる訳がない。のーびのーびしながら水面から何とか顔を出しているこの状態は人間でいえば立ち泳ぎ、いや爪先立ちして背伸びして何とか水面から口を出している状態に等しい。 そんな状態を長時間続けていればどうなるか? 足をつるかもしくはそれに近い状態になる。その結果が末っ子まりさの場合は皮が破れるというものだった。 こうなってしまえば手足のないゆっくりにはどうしようもない。のーびのーびしながらぺーろぺーろなんて真似は末っ子まりさには無理な芸当だ。 「でにゃいでにぇ!まりしゃのあんきょしゃんきょれいじょうでにゃいでにぇ!!」 末っ子まりさに出来る事はこれ以上中身が漏れないように懇願するだけだった。 だがそんな末っ子まりさの懇願を裏切るように他の部位からも痛みが走り、餡子が漏れ出していく。 「ゆぴゃあああああああどうちちぇえええええ!!?」 末っ子まりさは限界だった。 「ゆぴいいいいいいいたしゅげちぇえええええええ!!?」 末っ子まりさは助けを求める。 我が家のアイドルとして甘やかされてきた末っ子まりさは泣いたらいつも姉妹や親であるまりさが助けてくれた。 今度もそうしてくれるだろうと末っ子まりさは無意識に信じていた。だが、 「うるちゃいよ!!じびゅんでなんちょかちちぇね!!」 「だまっちぇね!じゃないとせいっしゃいすりゅよ!!」 生き残った二匹の姉はあっさりと末っ子まりさを見捨てた。 助けとは余裕のある者にしか出来ないのだ。 「ゆぎゃーん!!?」 まさかそんな乱暴な言葉が返ってくるなんて思いもしなかった末っ子まりさはショックを隠せない。 有り得ない、見捨てられる訳がない。何故なら自分は可愛いから。 そんなあまりにも根拠のない滑稽な思い込みを末っ子まりさはまるで物は下に落ちる位当たり前なものと信じていた。 「にゃにいっちぇるにょ!?きゃわいいまりしゃぎゃきょまっちぇりゅんだよ! !たしゅけりゅのぎゃとうじぇんでしょおおお!!!」 何かの間違いだと末っ子まりさは決め付け、生き残った二匹の姉に催促する。 末っ子まりさは気付いていない。それはゲスゆっくりが人間に対して使う「どれい」と同じものであると。いやもしかしたら気付いているのかもしれない。それが当然の事だと思っているだけで。 「にゃにいっちぇりゅの?ばきゃなの?しにゅの?」 「むしりょまりしゃのほうぎゃたしゅけてほしいきゅらいだよ!!だきゃらさっさとだまっちぇね!じゃなきゃったらしんじぇにぇ!!」 勿論二匹に末っ子まりさのルールは通じない。 助けてほしいのはむしろこっちだと言いたそうだった。 それは別段不思議ではない反応であったが末っ子まりさには到底信じられない反応だった。 「ふじゃけりゅなあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 末っ子まりさはもう我慢ならなかった。 怒りのあまりにブッツンして叫んだ。その結果、 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 今までのが比ではない激痛が末っ子まりさに走った。 末っ子まりさがブチ切れた結果身体の皮も切れてしまったようだ。 末っ子まりさに口よりも大きな傷が生まれてそこから末っ子まりさの中身が大量に放出されていく。 「ゆぎい゛ぃ゛!!?やべでね!!いじわりゅじないでにぇ!!!」 それを何とかしようとするがそれがむしろ中身の流出を多くしている事に末っ子まりさは気付かない。 そうこうしてる内に傷は広がっていき…遂に、末っ子まりさを二つに分けた。 「ゆごお゛お゛お゛お゛!!?」 奇声を上げて真っ二つになった末っ子まりさは水中に沈んでいく。 末っ子まりさの死因が餡子の流出による失餡か溺死かショック死かはもう誰にもわからなかった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ほいよ」 「お、待ってたぜ」 二つの丼を持ちながら男が居間のコタツでテレビを見ていた従姉妹に丼の一つを手渡す。 「ったくタダ飯ばっかり食いやがって…」 男はぶちぶち文句を言いながらコタツに入る。 「御礼に山の幸送っているだろうが」 「ほう、お前の近くの山は人参しか生えて来ないのか?」 「んな訳ないだろ。単なる嫌がらせだよ」 「さらりと言っても許さないからな…ってあれ?」 男はそこである事に気付いた。 「なあ、あそこにいたまりさはどうした?」 マジックペンで顔を描かれたのっぺらぼうまりさの姿が何処にもなかった。 「ん?ああ、あれなら玄関に捨てといた」 丼に盛られた豚肉をはむはむしながら従姉妹はあっさり答えた。 「ちょって待てやオイ!?」 「んだよ、人が折角美味い飯食って幸せに浸ってんだから邪魔すんなよ」 「そんなのはどうでもいいから何で捨ててきたのか答えろ!!」 男の怒声に従姉妹は不満げに答えた。 「何って何時までも置いとく訳にもいかねえだろが。ああいうのはちょっと情け見せると付け込んでくんだよ、庇を貸して母屋取られるってのと同じだよ。そこらへんドライに行かないとどっちにとってもろくでもない事にしかならないしな」 「で、本心は?」 「うざったいし何かむかついたから」 従姉妹ははむはむからむしゃむしゃに音を変えて豚肉を飲み込む。 どうやら従姉妹の中でこの話は終了のようだ。 「玄関に置いたんだな?」 「……………」 男の言葉に従姉妹は答えなかったが男はそれを了承と受け取り、頭を掻きながら玄関へ歩いていった。 男が玄関に出てまりさを探して辺りを見回すがまりさの姿は何処にもなかった。 一瞬従姉妹が嘘ついたかと思ったが男は思い直す。 男の知る限り従姉妹はすぐわかる嘘しかつかない。もしすぐわかるような嘘でないのならそれはこちらの事を思いやっての事である。 「そういうのは掘り返さない方がいいんだよな…」 男はそう判断して考える。 ここにまりさがいないという事は…、 「マジであれで治ったって事か?いやそんな訳ないよな…」 男は自分で呟いて即座に否定する。 そんな感じで考え事をしていた男の頭に冷たい感触が走る。 「ん?」 男が疑問に思い空を仰ぐとポツポツと雨が降り出していた。 「雨か…これじゃ外出るのも何だし飯も覚めちまうから後回しにすっか…」 男は勢いを段々と増していく雨にそう判断して家の中へと戻って行った。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― 男が家の中に戻ったのと同時刻。 そこに今や二匹のみとなった生き残りの三女まりさと七女れいむがいた。 二匹も雨の到来を理解していた。そしてそれは男よりも遥かに逼迫したものだった。 「ゆぎゃああああああああ!!?」 「とみゃれえええええええ!!?」 まりさとれいむは悲痛な叫びを上げる。 だが空から降る雨は止まるどころか勢いをどんどん増していく。 それは二匹に直接的なダメージとなると同時に水位を上げる事に繋がっていく。 まさに泣きっ面に蜂だ。 「ゆぴ…けふッ!?」 それに加えて今までに蓄積された疲れが苛んでいく。 もはやどうしようもない。 まさに八方ふさがりだ。 「もう…やじゃあ゛…ゆぷ…」 そんな言葉を最後に七女れいむは水の中へ沈んでいった。 「ゆひぃ…」 唯一の生き残りとなった三女まりさは雨で崩れていく身体に恐怖しながらも必死に口を水面から出す。 『まりじゃは…やっぎゅりすりゅんだ…』 もはや絶望しかないこの状況で三女まりさはただ意地だけで堪える。 「ゆぷ!?」 雨が水に当たった瞬間に跳ねた水が三女まりさの目に当たる。 その時慌ててしまい水を飲んでしまう。 「ゴホ!?ゲホ!?」 咳込む三女まりさ。だがそれでも三女まりさは諦めない。 「まりざは…ゆっぐりずるんだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 自分を奮い立たせるように叫ぶ三女まりさ。 だがその思いと裏腹に雨足は強くなっていき、いつしか三女まりさの声すら掻き消していったのだった…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「うわやっべやべ!!」 傘を片手に男は庭にやって来る。 掃除途中であったのを思い出して回収しに来たのだ。 外に出ていた壷を急ぎ物置にしまおうとする。 「あ、水入れっぱなしだったけ」 男は中に水が入ってるのに気付いて傘を肩に置いて壷を傾けて中の水を流す。 「やっぱり汚れてたんだな…」 変色した水を流しながら男は呟く。 何かの残骸や切れ端っぽいものもあったりはしたが男は早く戻りたい一心からか気付いていない。 「これでよし、と」 水を流し切ったのを確認して男は壷を物置に戻して家の中へ戻っていった。 こうして、九匹の赤ゆっくりが苦しみは誰にも気付かれず、九匹は誰にも気付かれず今まで死んでいったゆっくりと同じように男の住む庭の一部となったのだった…。 END あとがき また長くなっちまった…。 どうして俺の作る作品は無駄に長いんだ? まぁそれはさておき前回の作品の意見に答えさせていただきます。 というか前回のは「子供の無邪気さから来る虐待」を書きたかったのですが何故か書いていく内にどんどん変な方向になってしまった結果です。 大分カットしたのにあのザマです。誰か俺に構成力を下さい…。 ご意見ご感想の方は感想掲示板の方にお願いします。 それでは、今回このSSを読んで頂き誠にありがとうございました。 これまで作ったSS anko0379 おかざりがないとゆっくりできないよ! anko0400 きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ!! anko0436 れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!! anko0492 大好きだよ anko0548 おきゃあしゃんのおうちゃはゆっきゅちできりゅね! anko0624 元銀バッジまりさの末路 上 anko0649 元銀バッジまりさの末路 中 anko0741 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 上 anko0742 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 下 anko0780 おうちのなかでかわれなくてごめんね!! anko0789 元銀バッジまりさの末路 下 anko0864 あまあまおいてさっさとでてってね!! anko0918 雨の日はゆっくり遊ぼう anko0998 すっきりしたいわあああああ!! anko1037 元銀バッジまりさの末路 終の1 anko1038 元銀バッジまりさの末路 終の2 anko1067 切断マジック(?) anko1096 ゆっくり祭『どんど焼き』 anko1132 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その1 anko1154 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その2 anko1177 犬小屋と殺虫剤 anko1205 あみゃあみゃもっちぇきょいくちょじじい!! anko1286 ゆっくりをハサミで切るだけの話 anko1318 必然の死 anko1385 からだのしんからあったまろうね!! anko1412 しゃんはいとほーらいとその子供 anko1613 でいぶはかわいそう。 anko1642 でいぶはかわいくってかわいそうなんだよ!! anko1882 群れの壊滅理由 anko1883 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その3 anko1884 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その4(終) anko2397 これでふゆさんもだいじょうぶだね!! anko2543 ドスはゆっくりできるんだよ!! anko2557 ならゆっくりだけしてろ!! anko2599 甘いジュースと辛いうんうんのどっちがいい?
https://w.atwiki.jp/shienki/pages/179.html
382 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/10/28(水) 00 19 33 ID PVpdNNt6 ※hrmrさん中学時代 ~校内LAN~ のどっちさんが入室しました のどっち:―――さんが今日は欠席の為、私がこの卓に入ります のどっち:試験前の都合で、部室を使っての部活動は禁止となっていますが、私たちは各教室で出来ます のどっち:今年の全中開催まで残す所あと僅か、今出来るだけの練習を精一杯しましょう 酢だこ:わかったじぇ! 後輩萌え:はい、部長! マホマホ:はい、わかりました のどっち:それでは早速ですが、始めましょう ~試合開始~ ~試合終了~ のどっち:お疲れ様でした。それでは東場の牌譜の見直しから始めましょう 酢だこ:の、のどちゃんタンマだじぇ……強すぎ…… 後輩萌え:お疲れ様です。流石は部長です、まるでCPUのようなノータイム打ち、和了率の高さ、強い… マホマホ:……お疲れ様です。 のどっち:……わかりました。それでは少し休憩を挟みます。 のどっち:私は一度落ちてスコアを纏めてきますので、皆は適当に休んでいてください 後輩萌え:先輩、それでしたら私がやりまs のどっち:大丈夫ですよ、それでしたら今の対局を自分なりに考察していてください のどっちさんが退室しました 酢だこ:ふぇー、やっぱのどちゃん相手にネット麻雀は無理かー 酢だこ:途中でタコスも切れちゃったじぇ マホマホ:たまにソースが部室のキーボードについてるんですけど…… 酢だこ:それこそが我の戦いの証!!そう、名誉のくんs 酢だこさんが退室しました マホマホ:? 後輩萌え:あー今片岡先輩が凄い勢いで渡り廊下ダッシュしてた……後ろに原村先輩も マホマホ:鬼の説教コースですね、かわいそうに 後輩萌え:お前、本当に先輩の事苦手なのな マホマホ:苦手というか、わかりあえなさそうで。なんか別世界っていうか……麻雀に対する熱意が重い感じで、その上実力も桁違い、 後輩萌え:お前のコンプレックスの塊ってか マホマホ:別にそんなんじゃないです!それに何を考えてるかわからないですし 後輩萌え:ああ、それはあるかもしれn 酢だこさんが入室しました 酢だこ:よう、お前達!ただいまだじぇ!! マホマホ:……逃げ切れたんですね 後輩萌え:……何処から繋いでるんですか? 酢だこ:視聴覚室だじぇ!そんな事よりお前らのどちゃんの悪口を言ってるとはけしからん!! マホマホ:いえ、別に悪口なんて言ってh 酢だこ:ええい、言い訳無用!影でこそこそいってる奴に情けは無用!! マホマホ:………… 酢だこ:正面からぶつからずに、何が先輩後輩か!だじぇ!? 後輩萌え>マホマホ:珍しく片岡先輩がマトモな事を…… マホマホ>後輩萌え:というか入部して初めて見ました…… 酢だこ:それにだな、のどちゃんはおっぱいはわがままに育ってきたけど決して自分勝手なことはしないし、言わないんだじぇ 酢だこ:2年の時から爆発的に育ったおっぱいのように部長としても立派に育ち、下級生思いのいい先輩さんになろうとしてて 酢だこ:例えお前らが何を思っていても言葉にしてぶつければきっとその大きいおっぱいで受け止めてくr 酢だこさんが退室しました 後輩萌え:……………… マホマホ:……………… のどっちさんが入室しました のどっち:……申し訳ありませんが、優希に少し用事が出来てしまったようなので のどっち:今日の所はこのまま解散とさせていただきます のどっち:自主練という形で20:00以降にネット麻雀で部屋を用意しておきますので のどっち:参加する意思があるなら、またその時会いましょう のどっちさんが退室しました マホマホ:先輩 後輩萌え:何だ マホマホ:帰りますか 後輩萌え:そうだな マホがデレる前という誰得な話 そして終始きれいなhrmrさんという誰得n(ry
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1590.html
京「眠い…」 咲「京ちゃんどうしたの?」 京「いや昨日遅くまで起きててな…ふあぁ」 咲「どうせまたゲームでもしてたんでしょ?」 京「ああ…そんなとこかな」 咲「ダメだよ~夜更かしなんて体に悪いし」 京「………」 咲「京ちゃん?」 京「い、いやなんでもない」 咲「変なの…」 京(まさか夜中まで咲で抜いていたとは言えない…) 咲「京ちゃん聞いてる?」 京「あっ!ああ聞いてる聞いてる!」 咲「ホントに?さっきからぼーっとして大丈夫?」 京(くそっバツが悪すぎてまともに顔も見れないっ!) 咲「京ちゃん!」 京「はっ!ああ聞いてる聞いてる」 咲「もうっ」 京(あー最近のオカズといったら咲ばっかしだなぁ…一体どうしちまったんだ俺) 和「それロンです」 京「あ」 久「どうしたの須賀君ぼーっとして?」 優「どうせエッチなことでも考えてたんだじぇ」 京「なにっ!」 和「須賀君…最低です」 京「えっ!?」 まこ「まったくおんしは相変わらずだのお」 京「えええ」 咲「京ちゃん…やらしい」 京「咲まで!?」 久「まあ思春期の男子なんて頭ん中は年中ピンクだものね」 京「そんな…俺だっていつもそんなじゃあありませんよ」 久「へえいつもはね」 京「うっ…」 京「いやいや俺は今そんなこと考えてません!もっと重大なことを考えてたんです!」 久「じゃ何考えてたの?」 京「それは…その…なんていうか…こう…」 京(まずい何も思いつかない、そうだ!) 京「いやね!最近気になる子がいて!その子のことばっかし考えちゃうなーって!」 京「はっ」 久「へえ…」 まこ「ほお…」 和「…」 優「なにっ!」 咲「えええ!」 京(まずい…なんちゅうことを…) 久「その話詳しく聞きたいわねぇ」 久「一体誰が気になるのかしら?」 京「それはその…」 優「さっさと白状するんだじぇ!」 咲「うんうん!」 和(どうでもいい) まこ(どうでもよさそうな顔しとるな…和) 京「んあーええと…」 久「もしかしてここでは言えないのかしら?」 久「それとも…その子がここに居たりして…ふふふ」 京「!?」 京(部長もしかして気づいてる!?) 久(須賀君の考えてることなんてお見通しよ…どうせ咲でしょう?) 優「一体誰なんだじぇ!?言え!京太郎!」 咲(京ちゃんの気になる子ってやっぱり…)チラ 和「…」 京「ああっと!そうだそうだ!買い出し行かなきゃ!ちょっくら行ってきますわ!」 まこ「べつに今は買い出しするもんなんてないが…」 京「いやいや何があるかわかりませんから!」 咲「行っちゃった…」 久「ふふふ」 京「あー思わず飛び出してきたけど…どうすっかな…戻ったらまたなんか言われそうだ」 京「だいたいなんで最近咲のことばっかし気になるんだ!?ちょっと前までなんとも思わなかったのに!」 京「でもなんかいいんだよな咲…こう和にはない魅力が…」 京「もしかして俺、咲のこと…」 京「いやいや!そんなあいつはただの幼馴染みだし!」 京「くそっ…なんか戻りにくいなこのままふけるか」 235 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/09/10(火) 07 16 41 ID 9GLScRiE 咲(京ちゃんあのまま戻って来なかったな…) 咲(京ちゃんの気になる子かぁ…やっぱり和ちゃんだよね…) 咲(はぁ) 咲(あーあやっぱりおっきい子の方がいいよね…) 咲(京ちゃん…) 咲(ああもう!) 咲(私だって私だって努力してるもん!)グス 咲(京ちゃんのこと考えてたらなんか…ちょっとだけ…んっ!) 咲「眠い…」 京「なんだ咲も寝不足か?」 咲「ふあっ!きょ京ちゃん!?」 京「なんだよ…」 咲「なっ何でもないです…」 京「ふーん」 咲(結局止まんなくなって夜中まで…恥ずかしくて京ちゃんの顔見れないよぉ…) 京「…なあ咲」 咲「なっなに?」 京「いや咲は今気になる奴とかいねーの?」 咲「へ?なんで?」 京「なんか気になった」 咲「なにそれ…んーまあいないこともないけど」 京「ホントか!?誰なんだ!?」 咲「そんなの言うわけないじゃん!」 京「だよなぁ…」 咲(気になるっていうか好きな人なんだけど…言えるわけないよぉ…) 京(まさか咲にそんな奴が…一体どんな奴なんだ…) 京(くそっなんかモヤモヤするっ!やっぱり俺は咲のこと…) 咲「ねぇ京ちゃんの気になる子って和ちゃんのこと?」 京「へっ?なんで?」 咲「ううん、言わなくてもいいよ…わかってるから…」 京「お、おい何言って」 咲「ごめん変なこと言って先行くね!」 京「おい!咲!」 久「ふふふ」 まこ「何にやけとる気色悪い」 久「だってねぇ面白いと思わない?あの二人」 まこ「あー見てて飽きないこともないが、ちとイライラするのお」 久「でしょ?さっさと告っちゃったらいいのよ両想いなのに」 ガチャ 久「あら?」 咲「…両想い?京ちゃんが?和ちゃんと?」 久「え?咲?いや和じゃなくて…」 咲「ふえ」グス 咲「うあああああああん!」 久「あらー泣いちゃった」 まこ「あらーじゃないだろ」 咲「うっううん…わかってましたけど…わかってましたけど…でも…でもぉ…うっ…」 久「あのね咲、落ち着いて聞いてね?」 咲「うあああああああん!うっ…ひっく…京ちゃぁん!」 久「あちゃーダメだこりゃ」 ガチャ 京「うぃーす」 久「あ」 京「え」 京「おい咲!どうした!?何があった!!部長にいじめられたのか!?」 久「いやいや」 咲「ひっく…違うの…京ちゃんと和ちゃんが…うっ…うあああああああん!!」 京「なんなんだよ!?」 久「いやあ…それがね」 カクカクシカジカ 京「俺と和が両想いぃ!?」 和「そんなオカルト有り得ません」 京「うおっ和!」 優「どういうことなんだじぇ!?お前のせいか!!」 京「いやいや知らない知らない!」 咲「うあああああああん!」 久「須賀君と和が両想いだって勘違いしてるのよねぇ」 京「いやいや俺が好きなのは咲ですし」 咲「え」 優「え」 和「え」 久「あら」 まこ「ほお」 京「あ、あああああああ!!しまった!つい流れで!」 咲「京ちゃん…ホント?」 京「うっ…その…」 咲「うっうあああああああん!やっぱり違うんだ!!」 久「須賀君!こういうことはしっかりはっきり言う!ついでに抱きしめなさい!」 京「はっはい!…ってえええ!」 京(ええい!どうにでもなれ!) ガシッ 咲「ふえっ」 京「咲!俺が好きなのはな咲!お前だけだ!!」 咲「…うっ…うあああああああん!私もっ…私も京ちゃんが好きですうううう!」 久「ふーやれやれだわ」 まこ「やっとくっついたの」 和(…チッ) 優(の…のどちゃん…) 久「さてと!ちょっと私達は邪魔かしらね」 久「ほらほら皆出た出た!」 優和まこ「はーい」 咲「うっ…ひっく…京ちゃん…」 京「どうした?もう落ち着いたか?」 咲「うん…ごめんね…京ちゃんが和ちゃんと両想いだって思ったらなんだかすごい悲しくなって…」 京「相変わらず咲はドジだなぁ」 ナデナデ 咲「うう…ごめんなさい…」 京「いいよ、怒ってない…それだけ咲が俺のこと想ってくれてたんだよな」 咲「うん…京ちゃんのこと考えてると胸があっつくなってそれで…」 京「それで?」 咲「そ…その…ひ…一人で」 京「なんだよ」 咲「一人でしてました…」 京「…」 咲「きょ!京ちゃん!あのこれはなんていうか!しょうがないっていうか!」 京「咲、奇遇だな」 咲「?」 京「俺もだ」 バシーン! 京「いった!!」 咲「京ちゃんのバカ!エッチ!変態!」 久「やれやれ…先が思いやられるわ…」 カン!