約 1,476,169 件
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1876.html
779 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/15(木) 22 11 34 ID DzWwJfc6 インデックス「…随分静かなんだよ」 C.C.「…確かにそうだな…ひょっとしてもう終わったのか?」 衣「………」 インデックス「むぅ~…せっかく私の知識が活かせる機会かもと思ったのに…」 C.C.「だったら最初からついていけばよかったじゃないか」 衣「………」 インデックス「C.C.が一緒に留守番って言ったんだよ!」 C.C.「ん?そうだったか?…よく覚えてないな…」 衣「………」 インデックス「 765の台詞をよく見るんだよ!!」 C.C.「あ~…確かに言ってるな…でもまあいいじゃないか」 衣「………」 インデックス「何がいいのかな!?」 C.C.「コロちゃんと一緒に麻雀して楽しかっただろ?なぁコロちゃん?」 衣「…衣は楽しかった」 インデックス「うっ…確かに楽しかったんだよ…」 C.C.「ならもういいじゃないかそれで…後は歓迎会をするだけだろ?このまま合流してしまおう」 衣「………」 インデックス「でもご馳走はどうするのかな?」 C.C.「その場で作ってもらえばいいだろ。厨房があるのは食堂だけじゃないんだし」 衣「…なあシーちゃん」 C.C.「ん?」 衣「何故衣はシーちゃんに抱っこされているんだ?」 C.C.「そんなの決まっているだろう。コロちゃんは私のぬいぐるみだからだ」 衣「衣はぬいぐるみではない!!何度言えば分かるんだ!?」 C.C.「…そうだな…訂正しよう。コロちゃんは私のぬいぐるみの代替品だ」 衣「大して変わっていないではないか!!衣を物扱いするなと言っているんだ!!」 C.C.「『抱っコロモ』…ぷっ…」 衣「何を訳の分からないことを言って笑っている!?いい加減に下ろせ~!!」ジタバタ 780 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/15(木) 22 12 29 ID DzWwJfc6 インデックス「それにしても結構遠いんだよ…疲れてきたかも…」 C.C.「まあ徒歩だしな…私たちは別に身体能力に優れたキャラでもないし…」 衣「衣はすごく楽だ~♪」 C.C.「なんだ。結局抱っこが気に入ってるんじゃないか」 衣「い、いや違うぞ!決してそういう訳では…」 ?「待て」 C.C.「ん?」 衣「ん?」 インデックス「ん?」 ?「そんなに急いで何処へ行こうとしている?」 衣「第二安土城というところだが…お前は誰だ?」 ?「私か?私は…」 C.C.「『あらやだ、出番無さそう蓮』という悲しい名前の魔術師だ」 荒耶「違うッ!!!『荒耶宗蓮』だッ!!!」 C.C.「どっちでもいいよそんなの」 荒耶「よくないッ!!!まっっったくよくない!!!」 C.C.「まあ気軽に『あらやん』と呼んでやれ」 衣「分かった、あらやんだな」 荒耶「うむ…まあそれなら…」 遠藤「いいのかよ…」 衣「それで、お前は誰だ?」 遠藤「いやいやいや!お前俺の顔は知ってるはずだろ!?」 衣「え?ん~~~~~と…」 C.C.「そいつは遠藤…全裸でいる事に情熱を捧げている変態だ…」 遠藤「違うッ!!好きで全裸な訳じゃねぇ!!そもそも誰のせいでこんなことになってると思ってやがるッ!!」 C.C.「誰のせいって…投票の結果だしなぁ…」 遠藤「その投票だってたったの一票だろうがッ!!しかも投票始めた本人のッ!!」 C.C.「それに対して反対票も入らなかったんだから仕方ないだろ…今も牢屋に居るのも、誰もそのことに不満を持ってない証拠だ」 遠藤「ぐぅ!何で俺がこんな目に…」 C.C.「みんなお前には無関心なんだよ。いい加減その現実を受け入れろ」 781 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/15(木) 22 13 05 ID DzWwJfc6 衣「ああぁ!!思い出した!!お前とーかの首輪を爆破させた奴だろ!!」 遠藤「やっと思い出したか…別に俺自身が吹っ飛ばした訳じゃねーんだが…」 C.C.「まあ仕方ないさ。なんせあれから二年以上経ってるような気がするんだからな」 インデックス「気がするというか事実なんだよ…」 荒耶「まあ話の中では、まだ一日と少ししか経っていないんだがな…」 衣「よくもとーかを殺したな!!…あれ?でも何でお前たち牢屋の中に居るんだ?」 遠藤「今更それを聞くのかよ…」 荒耶「元々は我々も主催者側の人間ということで、そこにいるインデックスのように現世とここを行き来していたのだが…」 遠藤「今じゃ完全にこっちの住人だ…」 衣「?…どういうことだ?」 C.C.「要するにこいつらももう死んでるってことだ」 衣「え?そうなのか?…ということは主催者側の人間は、死んだらここに閉じ込められるのか?」 インデックス「ええッ!?それじゃ私も死んだらここにッ!?そんなの嫌なんだよ!!」 C.C.「いやそうじゃない。こいつらがここに閉じ込められてるのは、主催側とかは全く関係ない」 衣「え?そうなのか?」 C.C.「ああ、基本ここは皆平等というスタンスだからな…表向きは…」 衣「ん?最後なんて言ったんだ?」 C.C.「いや何でもない…こいつらが閉じ込められてるのは、それぞれこの死者スレで悪さをしたからだ」 遠藤「俺は何もしてねーよッ!!」 C.C.「ほう…?全裸で外を歩き回るのは悪さではないと…?」 遠藤「俺はちゃんと服を着てたっつーの!!」 C.C.「それを誰も信じてないんだからそこに居るんだろ?諦めろ」 遠藤「だったらせめて今着る服をよこせよ!!」 C.C.「何故お前にそんな施しをしなければならない?一生…というのは変だが全裸でいろ」 遠藤「うぅ…畜生…」 荒耶「まあ、何度も言うが…物好きな書き手も居るかもしれないぞ」 遠藤「またそれかよ…」 782 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/15(木) 22 13 38 ID DzWwJfc6 衣「それで、あらやんは何をしたんだ?」 荒耶「ふふふ…聞きたいか?私の武勇伝を聞きたいか?」 C.C.「いやどうでもいい。じゃあな」 インデックス「さよならなんだよ」 衣「え?もう行くのか?」 荒耶「ちょ、ちょっと待って!!行かないで!!」 C.C.「先を急いでいるんだが…」 荒耶「別にいいじゃな~い!話くらい聞いてくれたって~!!」 C.C.「…お前自分のキャラが安定してないって気付いてるか?」 荒耶「気付いてる。だからどうした?」 C.C.「開き直るのか…大体何で私たちに声をかけたんだ?」 荒耶「数少ない出番を得る為だ…出番の為なら何だってやる…私はここでのキャラをそうすると決めた」 C.C.「おいおい…」 荒耶「だから聞いて!私とここでおしゃべりして下さいお願いします!!」 衣「…なぁシーちゃん…別に聞いてやるくらいいいのではないか?」 C.C.「聞いてもつまらない話だぞ…」 衣「構わん。それに私は友達が欲しいんだ」 C.C.「こんな奴と友達になる気か?正気かコロちゃん?こいつは現世で…」 衣「過去がどうであろうと、今のこいつは面白そうな奴だ。私はこいつとも友達になりたい」 荒耶「ありがとう!ありがとう天江衣!」 衣「あっ、お前とは友達になる気はないぞ。衣はお前が嫌いだ」 遠藤「いや別にいいし…」 783 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/15(木) 22 14 20 ID DzWwJfc6 衣「それで?何であらやんはここに閉じ込められてるんだ?」 荒耶「うむ…実はな… 説明中(詳しくは>>689~>>695を読んでね♪) …という訳なのだ」 衣「あらやんは悪い奴だ!!衣はお前とは友達にはならない!!」 荒耶「ええぇぇぇーーーーッ!!!!??」 C.C.「まあ当然の結果だな」 衣「行くぞ!シーちゃん、インデックス!」 C.C.「そうだな」 インデックス「今度こそさよならなんだよ」 荒耶「あっ、待ってコロちゃん…」 衣「気安く呼ぶな!この悪者!!」 荒耶「ガ―――――――ンッ!!!!!!!」 遠藤「いや口でガーンとか言うなよ…」 C.C.「自業自得だ、そこで反省してろ」 遠藤「………行っちまったな」 荒耶「うぅ…くそぅ…天江衣と友達になれれば、風紀委員に進言してここを出られると思ったのに…」 遠藤「そんな考えだったのかよ…でも俺よりマシだろ?お前はラジオの時には出られるんだから…」 荒耶「……それもそうだな…お前はずっとこのままかもしれないし…」 遠藤「……人に言われるとムカつくな…」
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/991.html
358 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/06(火) 03 42 08 ID bWFjF.Ww 部長「最近退屈なのよね…」 エツァリ「ボクにそう言われましても」 部長「なんとなく新しい刺激がほしい、というか」 エツァリ「…気がきいて料理も麻雀もうまい人がいるじゃないですか」 部長「おいしい料理も食べ続けると飽きる、というか。贅沢な悩みなんだけどね」 エツァリ「じゃあ、どんな珍味がいいんですか」 部長「なんというか鉄板カップルを崩したい気分なのよね」 エツァリ「はぁ…随分と変わった趣味ですね」 部長「NTRって一番興奮しない?」 エツァリ「コメントは控えます。えーと、鉄板というとキャスターさんと田井中さんとかですか?」 部長「あの二人は仲いいし想像妊娠まで発展しているけど、お互い想い人がいるんでしょ?」 エツァリ(キャスターさんはともかく田井中さんにそんな人いたかなぁ…) 部長「ユフィちゃんと枢木くん、両義さんと黒桐くん、咲と和。みんな片方は御存命中なのよねぇ」 エツァリ「寝取った様子を教えるのが趣味なんですか?!」 部長「それも面白そうだけどね」 部長「あ、そうだ!ほらなんだっけ、あの子」 エツァリ「なんです?」 部長「ほら、やたらと電気飛ばす」 エツァリ「 彼 女 だ け は 駄 目 で す ! 」 部長「あら、なんで?条件に見合うようなカップルなんてそれくらいしか…」 エツァリ「上条当麻と彼女はそんな関係じゃありません!第一、彼女はまだ恋愛なんて早いですよ!中学生ですよ?!」 部長(ニヤニヤ) エツァリ「な、なんです?!」 部長「いや、いい暇つぶしになったわ。ありがとう」 エツァリ「い、いえ…」 終わる 359 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/06(火) 10 10 36 ID eut2wEf2 死者スレ限定でのカップルも多いなw「どうしてこうなった」的な化学変化を起こしてるのもあるが。 360 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/06(火) 21 59 00 ID vQTJ6vr2 359 キャス律の事かーーー!! 361 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/10(土) 07 33 57 ID n70WzKLk キャスター「私達の関係が化学変化だなんて言った人、ちょっとついてきなさい。りっちゃんの可愛さをよーくその目に焼き付けてやるわ」 律「ちょっ…えっ?何する気ですかっていうかどこにつれていくんですかああぁぁ」
https://w.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/1562.html
「航空自衛隊を元気にする10の提言」×3 田母神俊雄 平成15年7月 航空自衛隊を元気にする10の提言 パートI 6 あれでいいんだ同好会 防衛庁設置法と自衛隊法は防衛2法と呼ばれ、予算成立等に伴うこれらの改正については戦後の55年体制下でいつも与野党の対立法案であった。このため自衛隊において各種事故や事案が発生すると、某野党などはここぞとばかり自衛隊を攻撃し一部マスコミもこれに同調してきたのではないかと思う。残念ながら我が国においては今なお自衛隊が国民の財産として十分には認知されていない。部隊等においてはこのため事故防止に格別の努力をし、隊員指導を強化してきた。その結果25万人の人員を抱える自衛隊の各種事故率は25万の人口を持つ市や郡に比較して圧倒的に低い状態に抑えられている。犯罪白書によれば、千人あたりの日本国民全体の刑法犯は平成11年から13年まで22.9、25.7、28.1であるが、自衛隊の刑法犯は、4.0、4.4、4.9とその約6分の1である。しかも25万人の平均年齢は35.1歳と若く、20歳そこそこの若者を数多く抱えた組織であるのにである。高校等において全く先生の言うことをきかなかった者が自衛隊に入って数ヶ月もすると礼儀正しい立派な社会人になるのを見るにつけ自衛隊は素晴らしい教育機関であると思う。 にもかかわらず一民間人が起こしても何の話題にもならないような事故でさえも自衛隊員が起こした場合、マスコミ等で激しく叩かれる場合がある。しかも10年以上も前に自衛隊を辞めて民間人になっている人あるいは昔自衛隊に数ヶ月勤務しただけの人の不祥事についても元自衛官などと報道される場合もあり、それ自体は確かに事実ではあるが、なんとなく不自然さやある種の意図を感じざるを得ない。 しかしこのようなことが長期間繰り返されると、われわれ幹部自衛官の心の中にも萎縮が起り、空幕やメジャーコマンド司令部等においてさえ、事故はゼロにはならないことを忘れ、隷下部隊等が起こした事故、あるいは事故に対する許せる範囲の対応のまずささえ責めたくなる。しかし私はこれを統率上絶対にやってはいけないと思う。私自身それをやってしまった場面に何度か出くわしたが、それによって空自内の団結を損なうこと著しいものがあると痛感した記憶がある。事実その事故が起きても相変わらず空自の事故は少ないし、隷下部隊等の対応もまずまずの合格点であると思っていた。しかしながら外から責められているという事実をもって誰かを悪者にしないといけないような雰囲気が充満していた気がする。問題を起こしたことが問題なのである。「どうしてこんな事故を起こしたんだ。だから俺達の仕事が増えて大変だ。そうでなくても忙しいのに。」という気持ちはよくわかる。しかしここは気持ちを切り替えて隷下部隊を護ることを考えなければならない。それをやらなければ部隊の上級司令部に対する信頼は失われてしまうし、何か理由があって自衛隊を攻撃している人達の思う壺である。自衛隊員がやる気をなくすことが無上の快楽である人たちに迎合しては国益を失ってしまう。よく自衛隊に対する信頼が失われたとか、警察に対する信頼が失われたとか報道されることがあるが、今までわが国においては自衛隊に対する信頼も警察に対する信頼も失われたことは一度もないと私は思う。国民は自分の生命等がもし真に危険にさらされたならば、信頼が失われたと報道されているときでさえきっと自衛隊や警察に助けを求めたであろうと思うからである。どこかの国の軍や警察とは我が国の自衛隊や警察は違うのだ。 従ってこのような場合上級司令部等は隷下部隊等を護る発言をすることが大切である。事故を起こしたことは謝罪するにしても、少なくともそれに対する隷下部隊等の対応については「あれでいいんだ」と言わなければならない。これまでの私の経験ではあれでいいんだと言えない程のまずい対応は経験したことがない。空自の部隊長等になる人はそれなりの能力も常識も備えており、それなりの対応をしていると思って間違いない。よく調べもせずに「いったい何をやっているんだ」などとゆめゆめ言うなかれ。万が一あれでよくなかった場合は上司が責任を取るのだ。しかし「あれでいいんだ」と言わなければ、その責任を部下たちに取らせることになる。幕僚等が指揮官に迷惑をかけてはいけないという気持ちはよくわかる。しかしそのための予防線として初めから隷下部隊の対応のまずさを強調するようでは、決して部隊は精強にはなり得ない。幕僚は指揮官も部隊も両方護る責任がある。隷下部隊の対応はいつでも合格点であることを信じよう。みんなであれでいいんだと言おう。私は自称、航空自衛隊の「あれでいいんだ同好会」の会長である。 (引用者注)太字は引用者による 目次に戻る
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2284.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1357998646/ 和「…というと?」 咲「うーん、何て言うかいつもの京ちゃんじゃないみたい」 タコス「京太郎がおかしいのはいつもの事だじぇ」 ワカメ「随分な言い草じゃのお」 久「いつもとはどう違うの?私が見る限りは変わりないと思うけど」 咲「なんかよそよそしいって言うか…私を避けているような…」 タコス「なにぃ!?あいつ咲ちゃんをいじめてるのか!?」 咲「いや、いじめられてる訳じゃないけど」 和「何か隠し事をしてるのではないでしょうか?」 咲「隠し事?」 和「宮永さんに何か隠し事をしているから態度がよそよそしくなったりするのではないかと思います」 久「そうね、それも宮永さんに知られたら困る事」 咲「そんな…京ちゃんが私に隠し事…?それも知られたら困るような…?」 ワカメ「考えすぎじゃないんか?」 久「そうかもね、でも一番長く一緒にいる宮永さんがそう感じるって言ってるんだから何かあると思わない?」 ワカメ「そりゃそうじゃけど…」 タコス「京太郎の癖に隠し事とは生意気だじぇ!」 咲「でも京ちゃんが私に何を隠してるんだろう…?」 久「そうねえ…例えば恋人ができた、とかね」 咲タコス「!?」 咲「きょ、京ちゃんに恋人なんて…出来るわけないです!」 タコス「そうだじぇ!そんなことあるわけないじぇ!」 久「例えばの話よ、でも須加くんだって青春真っ盛りの高校生なんだから恋人がいてもおかしくは無いんじゃない?」 咲「そりゃそうですけど…でも…」 和「直接聞いてみたらどうですか?」 咲「ええ?」 和「直接須加くんに会って聞いてみたらどうでしょう」 咲「でも…私は今避けられてるし…」 タコス「私もいくじぇ!」 咲「優希ちゃん!?」 優希「犬の癖にご主人様に隠し事なんて許せん!会って問いただしてやるじぇ!」 優希「ほら!咲ちゃん早く!」 咲「うわっ!待って優希ちゃん!」 タッタッタ 久「行っちゃったわね…」 ワカメ「何も無ければいいんじゃが…」 教室 京太郎 ポチポチ 優希「京太郎!いるか!?」 京太郎「うわっ!?なんだなんだ!?」サッ 京太郎「ってなんだ優希かよ、それに咲まで…」 咲「…京ちゃん」 京太郎「な、なんだよ…」 咲「私に何を隠してるの?」 京太郎「えっ!?」ギクッ 咲「最近京ちゃんおかしいよ…何かよそよそしいし私を避けるし…一体何を隠してるっていうの…?」 京太郎「別に隠し事なんかしてねえよ…」 咲「じゃあ何であんな態度を取るの?何で私を避けるの?」 京太郎「…」 咲「まさか… 恋人でも出来たの…?」 京太郎「…」 咲「ねえ京ちゃん!何で答えてくれないの!」 京太郎「…うるせーな」 咲「え?」 京太郎「別に俺に恋人ができようがお前には関係無いだろ!何で教えなきゃなんねーんだよ!」 咲「だって…私は…」 タコス「言い過ぎだじぇ!京太郎!」 京太郎「…ちっ!」 タコス「どこにいくんだじぇ!咲ちゃんに謝れ!」 京太郎「てめーに指図される覚えはねーよ」 タコス「京太郎…」 京太郎「じゃあな」 咲「京ちゃん…」グスン タコス「どうしちゃったんだじぇあいつ…」 部室 咲「…」 タコス「…」 久「何があったかは大体予想できるけど…一応聞いてみてもいいかしら…?」 タコス「咲ちゃんが京太郎に怒鳴られたんだじぇ…」 ワカメ「いや、そうじゃのうてそこまでの経緯を聞きたいんじゃが…」 タコス「実は…」 五分後 久「なるほどね、つまり私の言ったこどが大体現実となっていたと…」 咲「…はい」 タコス「あいつちょっとおかしかったじぇ…」 和「それでもわかりませんね…」 久「何が?」 和「何故恋人がいることを秘密にしていたのでしょうか」 久「恥ずかしかったんじゃなくて?」 和「恥ずかしいだけなら宮永さんを避けたりしませんよ」 ワカメ「たしかにそうじゃのお…」 咲「あの…」 久「あら、どうしたの?」 咲「京ちゃんは多分私に知られたら困るような人と付き合ってるんだと思います…」 ワカメ「何故そうおもったんじゃ?」 咲「京ちゃんがあんな風に怒鳴ったのは初めてだからです」 ワカメ「???それだけか?」 咲「はい」 久「なるほどね」 ワカメ「いやさっぱりわからん」 和「強がり…ですか?」 ワカメ「は?」 和「須加くんは宮永さんとの関係が壊れるのを恐れていたんだと思います。」 ワカメ「お前らは何の話をしとるんじゃ…」 久「つまりこういうことね。」 久「須加くんは最近ある人と付き合いはじめて、その人との関係を宮永さんにしられたら 宮永さんとの関係が壊れてしまう。だから最近宮永さんを避けていた。 しかしついに宮永さんに態度がおかしい事に気付かれてしまい、問いただされる。 須加くんはバレまいと必死に強がって宮永さんを怒鳴った」 咲「はい、その通りです」 ワカメ「そんなアホな…」 和「それにしてもそこまでして知られたくない相手とはどんな方なんでしょうか?」 久「宮永さん、検討はついてるの?」 咲「はい、京ちゃんといったらあの人しかいません」 タコス「あいつか…京太郎の趣味悪すぎだじぇ…」 咲「いくよ!優希ちゃん!」 タコス「おう!咲ちゃん!」 咲タコス「くたばれハギヨシィィィィィィ!!!」 透華自宅 透華「あらハギヨシ、何か聞こえません?」 ハギヨシ「はい?」 ハギヨシ「そう言えば先程から徐々に音が大きくなっているような…」 「ハギヨシィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!」 SP「非常事態です!何者かがこの屋敷に潜入しました!ってぐはぁぁっ!!」 ハギヨシ「!?大丈夫ですか!?」 SP「それよりも…侵入者が!」 ハギヨシ「はっ!?」 咲タコス「見つけたぞハギヨシィィィ!!!」 ハギヨシ「あなた方は清澄高校の…私に何のようです?」 タコス「しらばっくれるんじゃないじぇ!さっさと京太郎を返せ!」 咲「お願いです!京ちゃんを…いつもの京ちゃんを返してください!」 ハギヨシ「どう言う事ですか?」 タコス「そのまんまだじぇ!さっさと返せ!」 ハギヨシ「私そのような方存じ上げておりませんが」 咲タコス「!?」 咲「だったら京ちゃんは…」 京太郎「良い加減にしろよ咲」 咲「京ちゃん!」 タコス「おいお前知らないんじゃなかったのか!」 ハギヨシ「いや、今初めてあったんですけど」 京太郎「ここの家の人の麻雀の対戦相手として俺の恋人が呼ばれてな…付き添いで来たんだよ…」 京太郎「さあ来てくれ、照」 照「…」 咲「お姉ちゃん!?」 照「久しぶりだね…咲…」 咲「なんでお姉ちゃんがここに…」 照「…」 咲「待って、それじゃあ京ちゃんの恋人って…お姉ちゃんなの…?」 京太郎「…そう言ってるじゃないか」 咲「なんで…なんで…」 京太郎「お前は俺の恋人が知りたかったんだろ?これで満足じゃないか」 咲「違うよ…こんな…」 照「…」 京太郎「何も違わねえよ」 タコス「良い加減にしろよ馬鹿京太郎!!」 ドンッ 京太郎「!?」 京太郎「優希てめえ!何すんだよ!!」 タコス「お前は本当は咲ちゃんの事が大好きなはずだろ!付き合う奴間違えてるじぇ!」 京太郎「なっ!!」 京太郎「何を言いやがるてめえ!」 タコス「好きじゃないなら何故咲ちゃんにこの事を話さなかった! お前は咲ちゃんとの関係が壊れるのを恐れて隠していたじゃないか!」 京太郎「うるせえ!うるせえ!」 タコス「お前は誰よりも咲ちゃんが好きなはずだろ!!」 京太郎「うるせえんだよおおお!!!」 照「京太郎落ち着いて、私が話す」 京太郎「何だよ照…」 照「咲、聞いて…」 咲「お姉ちゃん…」 照「京太郎は私が不良に絡まれていた所を助けてくれたんだ」 照「別に私は護身術を身につけてるし別に平気だったんだがこいつは聞かずに不良の中に飛び込んでいったんだ」 照「結局ボコボコにされたけど私だけには手を出すなってずっと言ってたのが聞いたみたいで不良はそのまま帰っていった」 照「私は何故体を張ってまでこんな事をするんだって聞いた。そしたらこいつ何ていったと思う?」 咲「…?」 照「こいつはこう言ったよ「アンタ俺の幼馴染に似ててさ。俺が守ってやらなきゃいけない気がしたんだ。」ってな」 咲「京ちゃん…」 京太郎「…」 照「そしたら私はいつの間にか恋に落ちてたんだよ、こいつに」 照「いつの間にかこんな関係にまでなってしまっていた」 照「だけどもうそれも終わりにしようと思う」 京太郎「おい、照…」 照「別れよう京太郎」 照「私はお前が守らなければならない幼馴染ではないんだよ」 京太郎「でも…俺はお前の事…!」 照「私はお前と付き合えて嬉しかった。その思い出だけでもう十分幸せだよ」 京太郎「…!!」 照「それにお前五分に一回は咲からメールきてないか携帯確認してて正直引いた。待ち受けも咲の写真だし」 咲「京ちゃん…」 京太郎「おまっ!余計なことを 」 照「それだけ好きな咲を守ってやってくれよ。そして幸せにしろ。絶対だぞ」 京太郎「…ああ」 照「咲、今の話を聞いて分かったと思うけどこいつはお前の事が一番好きなんだ。それも引くぐらいな」 咲「うん」 照「こいつはお前の事を幸せにできる。元恋人の私が言うんだ。間違いない」 照「幸せになれよお前ら」 京太郎「…」 咲「…」 京太郎「咲、話がある。ちょっといいか」 咲「うん、もちろん」 京太郎「ずっと前から好きだった。付き合ってくれ」 咲「こちらこそよろしくお願いします」 カン
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/1071.html
686 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/01(木) 19 26 31 ID tftAS2AQ ひたぎ「近頃寒くなって来たわね…」 C.C.「もう12月だしな…いよいよ冬本番か…」 アーチャー「…どうでもいいが、君達はいつまでここにいる気だ?」 ひたぎ「とりあえず次の本編投下までかしら…」 C.C.「それまでは『控え室』には誰も来ないだろうしな…」 アーチャー「だが場所を空けていいのか?」 ひたぎ「別にかまわないわよ」 C.C.「一応張り紙をしてあるしな」 アーチャー「張り紙?」 ―――死者スレ控え室前――― レイ「む?」 勝手に入った人は殺します。 ひたぎウィッチ レイ「………別に戻る気はないが…完全にこの部屋はあいつらの私物化しているな…」 律「ふんふ~ん♪…あっ!」 レイ「むっ!」 687 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/01(木) 19 27 05 ID tftAS2AQ ―――食堂――― ひたぎ「それにここはいるだけで結構楽しいしね」 アーチャー「楽しい?」 C.C.「例えば”あれ”とか…」 黒子「貴方は一体いつまでここにいるんですの!?もうご飯は食べ終わったのでしょう!?」 セイバー「しかし、シロウは私のマスターであり、私はサーヴァントです。マスターの身を守 る為にもそばを離れる訳にはいきません」 黒子「今更!?今更そんな話を持ってくるんですの!?そんな恰好しておいて守るとか言われても説得力がありませんの!」 セイバー「なっ!?べ、別に好きでこんな恰好をしている訳では…それに戦闘の時はちゃんと騎士甲冑に切り替えられます!問題ありません!」 黒子「ここでは戦闘になるようなことなど滅多にありませんの!だから大丈夫ですの!」 セイバー「そういった油断が一番危険なのです!とにかく私はここを動く気はありません!」 士郎「まあまあ二人とも…」 ひたぎ「…本当に見てて飽きないわ」 C.C.「何とか衛宮を連れ出して二人きりになりたい白井と、そうはさせまいと適当な理由を考えるセイバー…実に面白い」 アーチャー「…いい性格をしているな」 ひたぎ「他にも”あれ”とか…」 インデックス「とうま!早くご飯を持ってくるんだよ!」グーギュルルルル 上条「どんだけ腹空かしてんだお前は!?」 美琴「あんたいい加減にしなさいよ!さっさと本編に帰りなさいよ!」 インデックス「ふん!うるさいんだよ短髪!本編まではまだ二日もあるんだよ!それまで食べられるだけ食べてやるんだよ!」 美琴「短髪って呼ぶな!私には御坂美琴っていう名前があるって言ってんでしょーが!」 インデックス「その名前覚えにくいかも!」 上条「お前完全記憶能力はどうした!?」 C.C.「…あれも見てて笑ってしまう」 ひたぎ「どうやったらあんなに食べられるのかしら?本当に謎だわ…」 アーチャー「分からん…」 688 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/01(木) 19 28 15 ID tftAS2AQ ひたぎ「それに『控え室』でシーちゃんとずっと二人きりでいると、どこぞの腐女子や童貞君が変な妄想をするかもしれないと思ったのよ」 C.C.「うむ…別に私達はそんな関係ではないんだがな…」 ひたぎ「そうよね…ただ一緒にお風呂に入って体の洗いっこをしたり…」 C.C.「一緒の布団で寝てお互いを抱き枕にしているだけなのにな…」 アーチャー「………それを聞いて私は何と言えばいいんだ?」 ひたぎ「それよりそろそろ鍋の準備をした方がいいんじゃない?」 アーチャー「…無理やり話題を変えたな…そうだな…何鍋をご所望かな?」 ひたぎ「私は当然カニ鍋よ…どこぞのツンデレキャラは食べにくいからダメとか言ってたけど、はっきり言って人生を損してるわね…あんなにおいしい物を食べないなんて…人生を楽しみたいなら宇宙人とかを探す前にカニを食べなさいと言ってやりたいわ…」 アーチャー「何の話をしている?」 C.C.「全く関係のない別作品の話だろ…」 アーチャー「C.C.は何がいいんだ?」 C.C.「ピザ」 アーチャー「予想はしていたが…私は鍋の話をしているんだが?」 C.C.「私はピザさえあればそれでいい」 アーチャー「…聞くだけ無駄だったか」 ―――その頃――― レイ「………」ボロッ 律「………あれー?」 キャスター「どうしたのりっちゃん?」 律「あ、キャスターさん…何かこの男すごく弱くなってるんですよ…」 キャスター「え?…こ、これは…!」 律「え?な、何ですか?」 キャスター「これは魔術『空気キャラ噛ませ犬化』の痕跡!何故こんな魔術が…!?」 律「ってその魔術名が何ですか!?」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4640.html
タコスなんて、初めはそもそも知らなかった。 「京太郎!タコス食べに行くじょー!」 「あ?なんだよそれ」 「なんとタコスを知らんのか…?なんで生きてるの?」 「心底不思議そうに言われることかっ」 嫌いな味じゃなかったけどな。スパイスも効いてるし、合わせてあるレタスやトマトとのハーモニーが肉々しさをまろやかに仕立ててくれる。 そう言うと随分誇らしげに笑ってた気がする。別にお前の功績でも無いだろってのに。 「犬!タコス買ってこい!」 「誰が犬だ。買ってほしけりゃ金払えっての」 「うぐぐ…仕方ないじぇ。ほれ!」 「足りねーじゃん」 「半分食べていいから半額で頼んだっ」 「ったく…わかったよ」 買ってやれば笑顔だし、買えなけりゃそれはそれで「仕方ない」って笑顔だし。結局タコスが絡めば笑ってばっかだったしな。 半分にして渡して、ベンチで食べたこともあったか。 「それだとタコス力が半分にならねーの?」 「阿呆め、タコスは心の力!量じゃなくて質だ!いつどこで誰とどう食べるかが重要なんだじぇ」 「適当だなオイ」 結局作らされる羽目になったけど。 スパイスも買ってきたタコスシーニング。適当にひき肉を炒めてレタスとトマトを切って、市販のトルティーヤで巻いて。 正直肉もギトギトだし、作って時間が経ってレタスも変色するわトルティーヤが水でふやけるわ、ロクなもんじゃなかったけれど。 「ん…」 「…わり。俺だとそんなもんしか出来ないし、学食で買おうぜ。捨てていいからさ」 勝手に全部食べやがって。 「んぐ、んぐ…ごちそうさま」 「おいおい、別に無理しなくていいんだぞ?」 相変わらず、タコスが絡むと笑顔のままでさ。 「京太郎、美味しかった!」 「わたしはこの味が、大好きだじぇ!」 この味が、好きだとお前が言ったから。 去年の今日は、タコス記念日…なんてな。
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1779.html
382 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/30(金) 19 43 57 ID 9HQvghpg 上条「雑談しようぜ!」 C.C.「………」 戦場ヶ原「………」 C.C.「……は?」 戦場ヶ原「何を言っているの上条君?」 上条「あ、あれ…?思ってたのとリアクションが違う…」 C.C.「すまんがよく聞こえなかったのでな」 戦場ヶ原「もう一度言ってくれる?」 上条「いやだから…雑談しようぜ!」 戦場ヶ原「嫌よ」ダラー C.C.「面倒臭い」ダラー 上条「何で急にそんなだらけてんの!?」 C.C.「逆に聞くが、お前は何故急にそこまでテンションが上がってるんだ?」 上条「いや…だって順番的に今日は俺が言う番かなって…」 戦場ヶ原「別に毎日書き込みする必要はないのよ。ネタがある時だけでいいの」 上条「えっ?もうネタ無いの?」 C.C.「雑談しようと言いつつ話すネタがあるかどうかも知らないのか?」 上条「いや、ネタとしては2012年に公開される映画『傷物語』の話とk」 戦場ヶ原「却下」 上条「即答!?」 戦場ヶ原「だってあの話、私の出番なんてないんだもの。あれを見た人が『何で羽川さんがヒロインじゃないんだ?』という疑問を持つのが手に取るように分かるわ」 C.C.「まあ『猫物語 黒 』も合わせて読めば、その疑問はさらに深まるがな。この『物語シリーズ』、現在まで出番は羽川翼の方がずっと多いしな」 戦場ヶ原「当然、2012年1月から始まるアニメ『偽物語』の話も禁止よ」 上条「何でだよ?」 戦場ヶ原「だって、阿良々木君のロリコン疑惑がさらに深まるだけでなく、シスコンという変態属性まで明らかになるような話なのよ。他のキャラたちも濃すぎて、私が原作でも空気だということがバレてしまうわ」 上条「今お前が自分でバラしたけどな。今更だがメタ発言とネタバレ発言が多いな」 C.C.「まあ、原作でもこんな感じだし、問題ないんだろう」 383 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/30(金) 19 44 28 ID 9HQvghpg 戦場ヶ原「そんなことより…」 上条「ん?」 戦場ヶ原「 381は、『毒吐き代行』の初仕事ということでいいのかしら?」 上条「えっ?いや違うだろう。これお前自身が吐いた毒だろう」 C.C.「だが見様によっては、一方通行の参戦に投票した全ての住人に対する毒にも見えるし…」 戦場ヶ原「突き詰めれば、一方通行というキャラを生み出した鎌地先生への毒にも見えるわ」 上条「い、いや、そんなことはないはずだ!」 C.C.「だが実際、こうして見ると本当にどっちなのか分からんな」 戦場ヶ原「案外上手くいくのかもしれないわね、『毒吐き代行』」 上条「えっ!?上手くいくと思って始めたんじゃねーのかよ!?」 戦場ヶ原「そんな訳ないじゃない。死者スレの書き込み頻度が減ってるから、何か面白いことをしてみようと思って、ちょうど毒吐きスレが埋まってるのを見て、ノリで言ってみたのよ」 上条「ノリであんな問題発言したのかよ!!??マジで規制されたらどうする気だったんだ!?」 C.C.「まあ、その時はその時だ、と考えていたようだな」 上条「行き当たりばったりだな!!」 384 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/30(金) 19 44 59 ID 9HQvghpg 戦場ヶ原「それから、初めて私達の雑談が賞賛されたわね」 上条「あ、ああ…それはまあ喜んでいい……の…かな…?」 戦場ヶ原「自分が罵倒された雑談を賞賛されて喜ぶなんて…」 C.C.「やはりMだったのか…」 上条「いやだから喜んでいいのかどうか悩んでたじゃん!!!」 C.C.「しかしトリオと来たか…」 戦場ヶ原「『毒吐き代行組』より、『毒吐き代行トリオ』の方がいいかもしれないわね」 上条「まだ『死者スレ用語解説』に載るつもりなのかよ…」 C.C.「だが 379と 380はどうして同じ発言なんだ?」 戦場ヶ原「案外これ書いてる人の自演だったりして…」 上条「いや違うだろう!!ID全然違うじゃねーか!!!」 戦場ヶ原「そんなのごまかす方法いくらでもあるじゃない」 C.C.「パソコンと携帯を使い分けたり…違うIPアドレスを使ったり…」 上条「いやそんなことしてないからね!!絶対してないからね!!!」 C.C.「まあいくら弁明しても、やってない証拠などないがな」 戦場ヶ原「やった証拠もないけどね」 385 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/30(金) 19 45 27 ID 9HQvghpg C.C.「という訳で今日の雑談は終わりだ」 上条「あれ?昨日・一昨日より短くないか?」 戦場ヶ原「これを書いている人は今日忙しいのよ」 C.C.「今日買ってきた『鬼物語』の続きを読まねばならんそうだ」 上条「何で途中でやめてこんなSS書いてんの!?」 戦場ヶ原「まあ本当にネタが尽きたみたいだから、しばらくは書き込みはしないみただし…」 C.C.「ここは上条に落としてもらおう」 上条「はっ?」 C.C.「今日雑談しようと言ったのはお前だろう?」 戦場ヶ原「上手く落としてくれるのを期待してるわ」 上条「え、え~とそれじゃあ…いいぜ、てめぇらがこの書き込みをしてる人が自演したと思ってんなら、まずはその幻想をぶち殺す!!!!」 戦場ヶ原「私『ハガ○ン』ではグ○ード様が一番好きなのよ」 C.C.「ほう、そうなのか」 上条「聞けよお前ら!!!!」 C&戦「「だったらもっと上手く落とせよこンの三下がァァァァァァァ!!!!!!!」」 上条「あっ…はい……すみませんでした………」
https://w.atwiki.jp/iuioi/pages/31.html
明後日からハワイへキミエとお泊まりに向かって来ま~す。 四回目だがまだいったコトない所もいっぱいあるので 滅茶苦茶たのしみ(^ω^)わ~い そいや1週間ほど前誕生日だったのでキミエからは マークジェイコブス(Marc Jacobs)のボレロとアンスリウムを貰ったんだが何でだろ? 花言葉とかに意味がありますのかなぁ。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1369.html
『「餡子ンペ09」似非』 「ゆ~ん、ゆっくりしたあかちゃんだよぉ~」 れいむは額から生えている茎に実った赤ゆっくりを眺めつつ嬉しそうに呟いた。 「はやくあかちゃんとゆっくりしたいよ。あかちゃん!ゆっくりしないではやくうまれてね」 そう言ったのは番のまりさだ。 「そんなにあわてないでね。あかちゃんはもうすぐうまれてくるよ」 れいむの言う通り赤ゆっくりはもう生まれてもいい状態だ。今日明日にも生まれてくるだろう。 「あかちゃんがうまれたら……まりさはいっぱいあそびたいよ!あかちゃんとおいかけっこしたり……」 「れいむはね!れいむはね!いっぱいおはなししたいよ。おうたもいっしょにうたいたいよ!」 「あと…」 「あとはね…」 「「いっぱいすりすりしたいよ!!」」 2匹は幸せの絶頂にあった。結局今日は生まれなかった。2匹は少し残念そうな顔をして眠りについた。 「あかちゃん…もうすぐあえるね…」 「おとうさんだよ…まりさが…おとうさん…」 2匹の寝顔は幸せそうだった。 そして次の日、まりさが目覚めると3匹の赤ゆっくりが生まれていた。 「れいむ!れいむぅ!!おきてよ!!うまれたよ!!あかちゃんがうまれたよぉ!!」 まりさの声でれいむが目覚めた。2匹の目の前には赤れいむが2匹、赤まりさが1匹。れいむとまりさは嬉しそうに同時にこの言葉を発した。 「「あかちゃん!!ゆっくりしていってね!!」」 この言葉からゆっくりのゆん生が始まるのだ。赤ちゃんはどんな声をしているんだろう?ちゃんと挨拶言えるかな? れいむとまりさはわくわくしながら返事を待った。 「「「…………」」」 だが3匹の赤ゆっくりは何も喋ってくれなかった。 「ゆ?ゆゆ……?ど…どうしたの?ゆっくりしていってね!!」 「あかちゃん?おおきなこえでいってね!!ゆっくりしていってね!!」 れいむとまりさはもう1度挨拶した。 「「「…………」」」 3匹は何も答えてくれなかった。 「どぼじでぇぇぇ!!!??あかぢゃん!!!ゆっくりじでいっでね!!!」 「れいむとまりざのあかぢゃんなのにぃぃぃぃ!!!!ゆっぐりじでいっでね!!!!ゆっくりしていってね!!!!」 2匹は半狂乱になりながら繰り返し挨拶し続けた。それでも3匹は黙ったままだ。 「ゆがあぁぁぁ!!!!どぼじでなにもしゃべっでぐれないのぉぉぉ!!!??」 「あがぢゃんどうじだのぉぉ!!!??ゆっぐりでぎないの!!?どうじぢゃっだのぉぉぉ!!!!?」 挨拶を返してくれないことをゆっくりはとても嫌う。それが我が子であればなおさらだ。 「ゆぐっ…も…もじがじだらぁ……いやぁぁぁ!!!ぞんなのやだぁぁぁぁ!!!!」 れいむは3匹が永遠にゆっくりしてしまったのではないかと泣き崩れてしまった。 「れ…れいぶぅ!!そんなごど…そんなこどないよ!!!だって!!!だってあかちゃんものすごくゆっくりしたおかおだよぉぉ!!!!」 まりさの言う通り3匹の表情はとてもゆっくりしていた。真っ黒でつぶらでキラキラした瞳。そしてニッコリと微笑んだ口元。 これが永遠にゆっくりしてしまったゆっくりの顔のはずが無い。今存分にゆっくりしている顔だ。 「じゃ…じゃあ…どぼじでなにも…しゃべっでぐれないのぉ………」 「そ…それは…あ…あかちゃんだからだよ!!あかちゃんだからまだしゃべってくれないんだよ!!」 まりさは必死にれいむを慰めた。 「そ…そうだよね!!まだあかちゃんだもんね!!れいむ…びっくりしちゃったよ!!」 れいむの表情がコロッと変わった。いつの間にかれいむの額から生えていた茎が折れていた。 「ゆ!!そうだよ!!あかちゃんおなかがすいてたんだね!!いまあげるからね」 植物型妊娠で生まれた赤ゆっくりが食べる最初のご飯はこの茎だ。甘くてまろやかでとても美味しいのだ。ママの味といったところか。 「さぁあかちゃん!!いっぱいたべてね!!」 「とってもおいしいよ!!ゆっくりたべてね!!」 れいむとまりさは茎を食べやすい大きさに切り3匹の赤ゆっくりの前に並べた。 シュッ 「ゆ?なんのおと?…ゆぅ……あれ?」 「なに?どうしたの?……ゆぅぅ…なんだか…ねむくなってきた…よ…」 「ゆぅぅぅ……ゆぅ……」 「ゆぴぃ……ゆぴぃ…」 突然何かスプレーのような音がした。れいむとまりさは眠ってしまった。 「ゆ!!あれ?れいむ…ねちゃったんだ」 「ゆっくりおきるよ……ゆ!れいむ!!あかちゃんがごはんたべたよ!!」 れいむとまりさが目覚めると赤ゆっくりの前にあった茎が無くなっていた。 「ゆ~ん。あかちゃんがとってもゆっくりしたおかおだよぉ」 「すりすりしようね」 真っ黒でつぶらでキラキラした瞳。そしてニッコリと微笑んだ口元。赤ゆっくりの表情は実にゆっくりとしていた。 れいむとまりさは3匹のところへ行き親愛の印である頬擦りをした。 「す~りす~り。ゆゆ~ん。あかちゃんとってもやわらかくてゆっくりしてるね」 「あかちゃんとすりすりするととってもゆっくりできるよ」 気付けば辺りは薄暗い。れいむとまりさは赤ゆっくりにすりすりしながら再び眠りについた。 (おちょうしゃんといっぴゃいおいかけっこすりゅんだじぇ!) (おきゃあしゃんといっぴゃいおうちゃうちゃいちゃいよ!) (おきゃあしゃんといっぴゃいおはなちちたいよ!) (いっぴゃいしゅりしゅりしちゃいよ!! ) (ゆ?にゃんだかあっちゃかいよ) (にゃんだきゃおしょらをういちぇるみちゃい) (ゆ?あんよしゃん?) 3匹の赤ゆっくりが眠っていた。1匹の赤まりさがふるふると震えそして目をパッチリと開けた。 「ゆっくちうまれちゃよ!!まりちゃはまりちゃだよ!!」 その声に連鎖するように残りの2匹の赤れいむもふるふると震え目をパッチリと開けた。 「りぇいむはりぇいむだよ!!ゆっくちうみゃれちゃよ!!」 「れいみゅはれいみゅだよ!!ゆっくちちていっちぇね!!」 3匹はキョロキョロと辺りを見回した。まず目に入ったのは自分の姉妹。3匹はすぐ仲良くなった。 「まりちゃがしゃきにうまれちゃんだじぇ!だきゃらまりちゃがおにぇえちゃんだじぇ!」 「りぇいむはりぇいむだよ!ゆっくちよろちくにぇ!」 「おきゃあしゃんは?ゆぅ…おきゃあしゃんにあいちゃいにぇ!」 3匹は部屋中を見回した。すると少し先に大きなゆっくりが2匹。リボンを付けたゆっくりと帽子を被ったゆっくりだ。 「ゆぅ!!あしょこにいりゅよ!!」 「おきゃあしゃぁん!!おちょうしゃぁん!!」 「まりちゃがいちばんのりなんだじぇ!!」 3匹は一目散に駆けた。一番乗りは元々体力がある赤まりさだ。 「ゆ~んおきゃあしゃん!!おちょうしゃん!!ゆっくちちていっちぇね!!」 遅れて2匹の赤れいむもやってきた。 「りぇいむはりぇいむだよ!!おきゃあしゃん!!おちょうしゃん!!ゆっくちちていってにぇ!!」 「れいみゅはれいみゅだよ!!ゆっくりちていっちぇね!!」 ちょっとだけ間があいた後に大きな2匹のゆっくりが声を出した。 「「ゆっくりしていってね!」」 「「「ゆぅぅ!!ゆっくちちていっちぇにぇ!!」」」 赤ゆっくり達は生まれて初めての挨拶に喜び2匹の大きなゆっくりに飛び付いた。 「ゆ~ん。おきゃあしゃんやわりゃきゃくちぇきもちいいにぇ!」 「しゅ~りしゅ~り」 「ゆ~ん。ゆ、にゃんだきゃおにゃかしゅいてきちゃったよ!」 ポトッ 「ゆ?にゃに?」 何かが落ちる音がした。3匹は後ろを向いた。 「ゆぅぅ!!ごはんしゃん!!」 「おいちしょうだよ!」 「しゃっしょくたべりゅんだじぇ!!」 3本の緑色の茎が並べられていた。3匹は茎に齧り付いた。 「むーちゃむーちゃ。ゆぅ~ちあわちぇぇぇ!!」 「あみゃくちぇおいちいよ!しあわしぇぇ!!」 「むーちゃむーちゃ。へぶんじょうちゃい!!!」 生まれて初めての食事に舌鼓を打った。満腹になると目付きがトロンとなった。 「ゆぅ~。にゃんだきゃねみゅくなっちぇきちゃよ…」 「おにゃかいっぴゃいなんだじぇ……」 「ゆっくちおやちゅみすりゅよ……」 3匹はそのまま眠りに付いた。 *** 「どうだ?」 「完全に騙されちゃってますよ。疑おうともしない」 「やっぱ餡子脳だもんなぁ」 「実験は成功ってとこか」 「もう少し様子見ましょう。明日辺りにはもう何かしら気付きますよ」 「明日は手出しするのはやめとくか」 「それがいいですね」 *** そして次の日になった。 「ゆぅぅぅぅ!!!!どうじであいさつしてぐれないのぉぉ!!!?」 「どぼじでごはんたべないのぉぉぉ!!!!?」 れいむとまりさは泣き出していた。いくら挨拶しても赤ゆっくりが応えてくれない。ご飯を置いても食べようともしないのだ。 「あ…あがぢゃん!!ごはんだよ!!ごはんたべようね!!」 れいむは口移しでご飯を食べさせようとしたが赤ゆっくりは口を開けようとはしなかった。 「たべでよぉぉ!!!おいじいよ!!ごはんたべないどゆっぐりでぎないよぉぉ!!」 ご飯は赤ゆっくりの口の中に入ることなく床に落っこちた。 「どぼじでぇぇ!!!?きのうはたべでぐれだのにぃぃ!!!」 「あがぢゃん!!もじがじでゆっぐりでぎないの!!?ゆっぐりでぎないならそういっでぇぇ!!!」 だが赤ゆっくりの表情はゆっくりとしていた。真っ黒でつぶらでキラキラした瞳。そしてニッコリと微笑んだ口元。 どう見たってとってもゆっくりした表情だ。 「ぞ…そうだ!!おうただね!!おかあさんのおうたがききたいんだね!!!うたうよ!!うたうからゆっくりしてね!!」 れいむはお得意のお歌(笑)を歌い始めた。 「ゆ~。ゆっくりのひ~♪まったりのひ~♪」 音程バラバラで何処がどう上手いのか良く分からないがゆっくり視点では上手い部類らしい。 「ど…どう?ゆっくりできたでしょ!!あかちゃん!!ゆっくりしていってね!!!」 「「「…………」」」 反応は無い。 「ゆがああぁぁ!!!どぼじでなにもしゃべっでぐれないのぉぉ!!!?」 半狂乱になるれいむ。今度はまりさが何か閃いた。 「わかったよ!!あかちゃんはからだをうごかしたいんだよね!!……ゆ~ん!!ここまでおいでぇ!!!」 まりさは数歩駆けた。赤ちゃんはきっとおいかけっこがしたいんだよ。赤ちゃん早くここまできてね!! 「「「…………」」」 反応は無い。うんともすんとも言わない。微動だにしない。不気味な静けさが走った。 「ゆがぁぁぁぁ!!!!!どうじではじっでごないのぉぉぉ!!!!?」 まりさも半狂乱となった。そんな2匹にお構いなく赤ゆっくりの表情はゆっくりとしていた。 真っ黒でつぶらでキラキラした瞳。そしてニッコリと微笑んだ口元。さっきから何も変わらないとてもゆっくりした表情だ。 「これじゃいっじょにゆっぐりでぎないよぉぉ!!!おはなじじだいぃ!!いっじょにおうだうだいだがっだのにぃぃ!!!」 「わがらないよぉぉ!!!どうなっでるのぉぉぉ!!!?うごいでよぉぉ!!!」 2匹はゆっくりできていなかった。でも3匹の赤ゆっくりはゆっくりしていた。赤ゆっくりの表情はゆっくりとしていた。 真っ黒でつぶらでキラキラした瞳。そしてニッコリと微笑んだ口元。6つの瞳は真っ直ぐに2匹の方向を向いていた。 「ゆぎぎぎぃぃ!!!どぼじであがぢゃんはゆっぐりじでるのぉぉ!!!?」 「どぼじでゆっぐりじでるのぉぉ!!?でいぶだちはゆっぐりでぎないのにぃぃ!!!」 自分達がゆっくり出来てないのに赤ちゃん達はゆっくりしている。それがまず2匹にとって不思議だった。 元はといえば赤ちゃん達がご飯を食べない、喋ってくれない、動いてくれないから自分達が困っているというのに。 「ゆがぁぁぁ!!!!ゆっぐりじでるんだっだらしゃべっでね!!!ゆっぐりじでいっでね!!!」 「そうだよ!!!ゆっぐりじでるんだったらちゃんどあいさつじようね!!!」 「「「…………」」」 やっぱり返事は無い。でも表情はそのまま。真っ黒でつぶらでキラキラした瞳。そしてニッコリと微笑んだ口元。もう何回目だ? 「ゆがぁぁぁぁぁ!!!どうじでぞんなにゆっぐりじでるのぉぉぉぉ!!!!!!??」 「もうおごったよ!!!!おとうさんがおしおぎずるよ!!!!」 相手が子であっても自分だけがゆっくり出来ないのは我慢できないようだ。まりさは赤ゆっくりに突進した。 「ま…まりざぁ!!だべぇぇ!!!!そんなごどじだらゆっくりでぎなぐなっぢゃうぅぅ!!!!」 れいむはまりさを止めようとしたがまりさは止まらず赤ゆっくりを突き飛ばした。 「ゆふぅ……ゆふぅ…いまならあやま……ゆ!!ゆぅぅぅぅ!!!!!」 まりさは呻いた。弾き飛ばされた3匹は少し先でバラバラに着地したが3匹ともゆっくりとした表情のままなのだ。 「まりざぁぁ!!!あがぢゃんがゆっぐりでぎ…」 「ゆがあぁぁぁぁぁぁぁ!!!どぼじでゆっぐりじでるんだぁぁぁ!!!!?」 まりさは赤れいむの所へ走った。そのまま突き飛ばしたが赤れいむは壁にぶつかりながらも表情はゆっくりとしたままだった。 「ゆぎぃぃぃ!!!!ゆっぐりでぎないげすはせいっさいだよ!!!!」 まりさは一心不乱に赤れいむを踏み潰した。 「いだいでじょ!!!いだいでじょ!!!あやまっでね!!!あやまっだらゆるじであげるよ!!!」 「…………」 「ゆぎゃああぁぁ!!!でいぶのあがぢゃんがぁぁぁ!!まりざぁぁぁ!!!いいかげんにじでね!!!」 「ゆぎぇっ!!!!」 れいむは潰される我が子に悲鳴を上げまりさに突進した。まりさは吹っ飛ばされた。 「まりざぁぁぁ!!!なにやっでるのぉぉぉ!!!!あがぢゃんがじんじゃうでじょぉぉぉ!!!」 「ゆぎっ!!で…でぼ……ゆ!!!ゆがああぁぁぁ!!!まだあんなかおじでるぅぅぅ!!!!」 あんなに痛めつけたはずなのに赤れいむの表情は全く変わらない。少しぺちゃんこになってるが表情はゆっくりしたままだ。 「どうなっでるのぉぉぉ!!!?どぼじでゆっぐりじでるのぉぉぉ!!!!?」 「ま…まりさ?」 まりさの慌て様にれいむが焦った。 「そのごおがじい!!!!どぼじでへいぎなのぉ!!!?ゆっぐりでぎないよぉぉぉ!!!」 「ゆ…ゆぅ?」 れいむは赤れいむを見た。普通あんなに痛めつけられたなら泣いたり苦痛に顔を歪ませているはずなのにゆっくりとした表情なのだ。 「な…なんで?ど…どうなっでるの?」 れいむも慌てだした。おかしい!!この子達はおかしすぎる!! 「こんなゆっぐりじでないゆっくりはまりざのおちびぢゃんじゃないよ!!!」 まりさはターゲットを赤まりさに変えた。赤まりさを突き飛ばし何度も何度も踏み潰した。 「ゆ………ゆ……」 れいむはその異様な光景に固まっていたが何度も踏み潰されている赤まりさの表情が全く変わらず微笑んだままなのに戦慄を覚えた。 「ゆぅぅぅ!!ごわいよぉぉ!!!!どぼじでわらっだままなのぉぉぉ!!!?」 「でいぶもやるんだよ!!!!あがぢゃんは……ごいづらが!!こいづらがどこかにかくじだんだよぉぉぉ!!!」 れいむも赤ゆっくりを攻撃し始めた。とにかく不気味でしょうがない。もう赤ちゃんがどうのとか関係無くなった。 「このっ!!!ごのっ!!!ごのぉぉぉ!!!」 「ゆっ!!ぐり!!でぎない!!げすは!!せいっさい!!だよ!!!この!!このぉ!!!」 れいむとまりさは何度も何度も3匹の赤ゆっくりを踏み潰した。 「じねぇ!!!ゆっぐりでぎないげすはゆっぐりじないでじねぇぇぇ!!!!」 「あがぢゃんのかだぎだぁぁ!!!じねぇぇぇ!!!」 何度も何度も突き飛ばした。 「ゆふぅ…ゆふぅ……」 「これで………かたぎは…とっだよ……」 自分達が知りうる攻撃は全て喰らわせた。流石にもう死んだだろう。2匹はそう思っていた。 「ゆぅぅぅ!!!!まだゆっぐりじでるぅぅぅ!!!!」 「どぼじでじなないのぉぉ!!?なんでわらっでるのぉぉぉ!!!?」 3匹はまだ表情を変えていなかった。何度も踏み潰されたせいで若干潰れておりボロボロだがそれでもまだゆっくりとした表情だ。 そして3匹の6つの瞳は真っ直ぐに2匹の方向を向いていた。 「ごっぢみるなぁぁぁ!!!ゆっぐりでぎないぃぃぃ!!!!」 「ごわいよぉぉぉぉ!!!!ごっぢみないでぇぇぇぇ!!!!」 れいむとまりさは3匹にじっと見つめられていた。濁りの無い真っ黒でつぶらな瞳が6つこちらをじっと見ているのだ。 「ごっぢみるなぁぁぁぁぁ!!!!!あっぢいげぇぇぇ!!!!」 まりさが1匹づつ遠くに弾き飛ばした。2匹は明後日の方向を向いたが1匹だけまだこちらを微笑みながら見つめていた。 「ゆぎゃぁぁぁぁ!!!!こ…ごわいよぉぉ!!!!ぼういやだぁぁぁ!!!!」 れいむはあまりの恐ろしさに成体ゆっくりにもかかわらずしーしーを漏らしていた。 「ごっぢみるなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!ゆぎぃぃぃぃぃぃ!!!」 まりさは怒り狂ってこちらを見つめていた赤ゆっくりをさらに痛めつけた。何度も踏み潰し髪の毛を咥えて遠くに投げ飛ばしたりした。 「ゆっぐりずるなぁぁぁぁ!!!!さっざとじねぇぇぇぇ!!!」 漸くその1匹も違う方向を向いてくれた。これでれいむとまりさを見つめる赤ゆっくりはいなくなった。 「ばりざぁぁぁ!!!ごわいよぉぉぉ!!!!でいぶをひどりにじないでぇぇぇ!!!」 れいむはまりさにしがみ付いた。 「でいぶぅぅぅ……まりざだって…こわがっだよぉ……」 2匹は隅っこで固まって宥め合っていた。結局その場所から一切動かずその日はそこで眠りについた。 多分ほとんどの読者の方はお気づきであろう。勿論3匹の赤ゆっくりはゆっくりではない。その正体は…ぬいぐるみである。 新製品開発計画でゆっくりのぬいぐるみを試作したのだ。様々な用途が期待されている。まずは純粋に人間の玩具として。 飼いゆっくりの玩具として。この他に野良ゆっくり避けに利用できる可能性がある。今回は野良ゆっくり避けに利用できるか調べているのだ。 まずぬいぐるみを本物のゆっくりと勘違いしてくれなければならない。そのためまずぬいぐるみの弾力や肌触りをゆっくりに近づけた。 さらに飾りは本物のゆっくりから採取したものだ。ゆっくりは飾りで個体を認識するという。ゆっくりが飾りを大事にするのはそこにある。 え?飾りを取られたゆっくりはどうなったのかって?さぁね。食料にされたか捨てられたか潰されたかのかもね。どうでもいいことだ。 一方れいむとまりさはペットショップから調達したものだ。少し前の銀バッジ試験に受からなかった落ちこぼれだ。 植物型妊娠させてから加工所内部の1室であるこの部屋に運ばれたのだ。透明な箱の中に入れられ観察されている。 赤ゆっくりは茎から落ちる直前にそっと加工所職員がハサミで切り落とし親ゆっくりとは別の箱の中に入れられている。 れいむとまりさが入っている箱には本物の赤ゆっくりの代わりに赤ゆっくりのぬいぐるみを3つ置いておいた。 ちなみに3匹の赤ゆっくりが入っている箱には成体ゆっくりのぬいぐるみが2つ置いてある。 実験では人間の姿は見せないようにしている。人間を見れば親がどうの子がどうのとゆっくりが五月蝿くなりそうだからだ。 では3匹の赤ゆっくりがいる箱の様子を覗いてみよう。 「おきゃあしゃぁぁん!!へんじちでよぉぉぉ!!!ゆっきゅりちていっちぇね!!ゆっきゅりちちぇいってにぇ!!」 「どびょじでへんじちちぇくれにゃいにょぉぉ!!!?りぇいみゅのこちょがきりゃいなにょぉぉ!!?」 「ゆっくちできにゃいよぉぉぉ!!!まりちゃにあいちゃちゅちてよぉぉぉ!!!」 生まれた次の日、こちらも早速問題が発生していた。親が返事してくれないのだ。 「もちかちてちんじゃっだのぉぉぉ!!!?やぢゃぁぁぁぁ!!!ゆぇぇぇぇん!!!」 「まぢゃおはなちちてにゃいよぉぉ!!おうちゃだっちぇまだなにょにぃぃぃ!!」 「まりちゃをひちょりにしにゃいでよぉぉぉ!!!ゆわぁぁぁぁん!!!!」 この様子を観察していた加工所職員は顔を見合わせた。今日は一切の介入はしないつもりなのだ。実はぬいぐるみには仕掛けがある。 内部にレコーダーが入っておりリモコン操作で音声が出るようになっているのだ。昨日は生まれたばかりだったので何回か返事をさせた。 だがこのままでは親を死んだと思い込んでしまい後の実験に支障をきたしそうだ。 「「ゆっくりしていってね!」」 仕方が無いので今だけリモコンを押した。とりあえずこれで親は死んでいないと分かってくれるだろう。 「ゆぅぅぅぅ!!!おきゃぁしゃぁん!!おちょうしゃぁん!!」 「ゆっくちしちぇいってにぇ!!ゆっくちしちぇいってにぇ!!」 「ゆぎゅっ……よきゃっちゃよぉ…こりぇでゆっくちできりゅよ!!」 赤ゆっくり達がぬいぐるみと頬擦りしている隙に箱の中に餌を入れた。この後は何が起きようとも絶対に介入しない。 「おきゃぁしゃん!!りぇいみゅはおうちゃがうたいちゃいよ!!」 「おちょうしゃん!!まりちゃはおちょうしゃんとおいかきぇっこしちゃいよ!!」 「れいみゅはね!れいみゅはね!おはなちがちたいよ!」 朝食後赤ゆっくり達は親ゆっくりと遊びたいとせがんだ。 「「…………」」 しかし返事は無い。そりゃそうだ。ぬいぐるみだもん。 「ゆ?ゆ?」 「おちょうしゃん!!おちょうしゃぁん!!」 「れいみゅはね……ゆ~おきゃあしゃんがだいちゅきだよ!!おきゃあしゃ……おきゃあしゃん?」 「「…………」」 何度問いかけても返事をしてくれない。 「おうちゃ!!おうちゃぁ!!うちゃってよぉぉ!!!れいみゅとうちゃおうよぉぉぉ!!」 「どびょじでこっちきちぇくりぇないにょぉぉ!!!?おいかきぇっこちようよぉぉぉ!!うぎょいちぇよぉぉ!!」 「にゃにかいっちぇよぉぉぉ!!!おはなちちちぇね!!れいみゅのこちょがきりゃいなのぉぉ!!?」 「「…………」」 返事は無い。微動だにしない。次第に赤ゆっくり達は泣き喚き出した。 「どびょじでうぢゃっでぐりぇないのぉぉぉ!!!!!?うぢゃいぢゃいぃぃ!!!おきゃあじゃんとうぢゃいぢゃいのにぃぃぃ!!」 「おぢょうじゃぁぁん!!!!はちりょうよぉぉ!!!うごいぢぇね!!うごいぢぇぇぇ!!!」 「ゆぇぇぇぇん!!!おはなぢちちゃいぃぃ!!!れいみゅのこちょきりゃいになりゃないでよぉぉぉ!!!!」 「「…………」」 「「「ゆぇぇぇぇぇぇん!!!!むちちないでぇぇぇぇ!!!!」」」 3匹は必死に親を呼びかけた。顔をうずめて押し出そうともした。 「ゆっくちちていっちぇね!!ゆっくちしちぇいってにぇ!!」 「「…………」」 「ゆわぁぁぁぁあん!!!どびょじでむちちゅるのぉぉぉ!!!!ゆっくちでぎにゃいぃぃぃ!!!」 「おちょうしゃん!!まりちゃにいじわりゅちないでにぇ!!ゆぅぅぅぅぅ!!!!ゆぅぅぅぅ!!!うぎょいちぇね!!」 「…………」 「ゆぅぅぅぅぅ!!!!!うぎょいてよぉぉぉ!!!!はちってよぉぉぉ!!!まりぢゃど…あしょんでよぉぉぉ!!!」 「おはなじじでよぉぉぉ!!!なんでみょいいきゃらおはなちじようよぉぉぉ!!!」 「「…………」」 「ゆわぁぁぁぁん!!!ひぢょいよぉぉぉ!!!」 そのうち3匹は親から離れ3匹で遊び始めた。自分達が嫌われていると思ったのだ。 「ゆ……っきゅ……ゆぅぅ……」 「おきゃあしゃぁぁん……ゅぇぇ……ゅ…ゅ…」 「ゅ……ゅ……」 「「「ゆわぁぁぁぁぁぁん!!!!」」」 一番親に甘えたい時期だ。なのに親は全く相手にしてくれない。3匹で遊んでいてもやっぱり頭の中は親との楽しい一時を思い浮かべていた。 「おきゃぁしゃぁぁん!!」 時々赤ゆっくりが大きなぬいぐるみのもとへ走った。もしかしたら今から遊んでくれるかもしれないと淡い期待を抱いて。 「「…………」」 何度も何度も赤ゆっくりはやってきた。まだ微かに期待を抱いているのだ。だがその期待は悉く潰された。 「むぢぢないぢぇぇぇぇ!!!」 「ゆっくちぢようよぉぉぉ!!ゆっぐちぃぃぃぃ!!」 「ぎりゃいになりゃないでぇぇぇ!!いっじょにゆっぐぢぢようよぉぉぉ!!」 *** 「全く疑ってませんよ」 「ほとんど結果は出たな。まだ期間が余ってるけどここで終わりにしちゃうか?」 「もう1日だけ見てみましょうよ。まだ2日じゃないですか。それに少し面白いこと考えちゃいましたよ」 「何だ何だ?」 「実はですね……」 *** 「ゆ……ゆぅ……ゆ!!!いないよ!!!よ…よがっだぁ…」 「ま…まりさ?どうしたの?」 「みてよ!!れいむ!!!あのゆっくりできないこたちがいなくなったよ!!!」 「ほんとだ!!!よがっだよぉ…これで…ゆっくりできるね!!」 次の日れいむとまりさが目を覚ますと昨日散々痛めつけてもゆっくりしていたあの赤ゆっくり達が消えていた。 「れいむぅ……」 「まり……ゆぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 れいむはまりさを見て悲鳴を上げた。 「れ…れいむ?」 「どぼじでそごにいるのぉぉぉぉ!!!!ごわいよぉぉぉぉ!!!!」 「ど…どうしたの?ゆ…?ゆ…?」 「のっでる!!!まりざのおぼうじざんのうえにのっでるよぉぉ!!!!」 「ゆぎぃ!!!!うぞでじょぉぉぉ!!!!」 まりさの帽子の上に赤ゆっくりのぬいぐるみが2つ乗っかっていた。しかも新品のぬいぐるみだ。 「ゆぎぃぃぃぃ!!!!はなれでぇぇぇぇ!!!!はなれでよぉぉぉ!!!」 まりさは一心不乱に帽子を揺らした。だが離れる気配は無い。それもそのはずだ。糊でくっ付けているのだ。 「でいぶぅぅ!!!どっでぇぇぇ!!!ごれどっでよぉぉぉ!!!」 堪らずれいむに助けを乞うた。だがれいむは怖くて中々近づけなかった。 「みずでないでぇぇぇぇ!!!ごわいぃ!!どっでよぉぉぉ!!でいぶぅぅ!!!でいぶぅぅ!!!」 「ゆ…ゆ……ゆ…」 れいむは怖がりながらも1歩ずつ近付いた。 「ゆわぁぁぁぁ!!!はやぐぎでぇぇぇ!!はや……ゆ…ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 突然まりさが悲鳴を上げた。 「でいぶぅ!!!いる!!!いるよぉぉぉ!!!でいぶのおりぼんざんに…いるぅぅぅぅ!!!!」 れいむのリボンに赤ゆっくりのぬいぐるみが1つくっ付いていた。勿論糊付けしてある。 「う…うそでじょおぉぉ!!!!だっで!!だっできのうせいさいじだのにぃぃ!!!!」 れいむとまりさは何やら喚き散らしながら走り出した。そうすればぬいぐるみが離れてくれると思ったからだ。 「どれだぁ!!?とれだよね!!……ゆわぁぁぁ!!!どれでないよぉぉ!!!!」 「どぼじではなれでうれないのぉぉ!!!!あっぢいっでよぉぉ!!」 自分の事に精一杯で最早番のことを心配している余裕は無かった。 「おでがいだがらぼうじざんがらはなれでよぉぉぉ!!!」 「でいぶのおりぼんざん!!おりぼんざん!!ゆっぐりでぎなぐなるぅぅぅ!!!」 そのうち壁に頭をぶつけるようになった。こうすればぬいぐるみが離れてくれると思ったからだ。 「いだいぃぃ!!おでがいだがらあっぢにいっでね!!!ばりざのぼうじからはなれでよぉぉぉ!!!」 「おりぼんさんがらはなれでぇぇぇ!!!ぼういぢゃいのはやぢゃぁぁぁぁ!!!」 だがぬいぐるみは離れない。 「いやぁぁぁぁ!!!はなれでぇぇぇ!!!はなれ……ゆ…ゆあぁぁぁぁぁぁぁ………」 まりさが顔を真っ青にした。 「ゆあぁぁぁぁ!!!ごべんなざい!!ごべんなざい!!!」 まりさは急に謝り始めた。 「ど…どうじだの?…まりざ…まりざぁ…」 「ゆるじでぐだざいぃ!!ぎのうせいざいじですいばぜんでじだぁ!!!すいまぜんでじだぁぁぁぁ!!!!」 昨日まりさはこのぬいぐるみに何をしただろうか。蹴飛ばした。踏み潰した。投げ飛ばした。突き飛ばした。 その仕返しをされていると思ったのだ。だから今帽子の上にいる。まりさを踏み潰しているのだ。 「ごべんなざいぃ!!!ごべんなざいぃ!!ばりざがわるがっだでずぅぅ!!ゆるじでぐだざいぃぃ!!!ゆるじでぐだざいぃ!!!」 そのうちれいむもどういうことか理解したようだ。れいむもまりさと同じ事をこのぬいぐるみにしたのだ。 「ゆるじでぇぇぇ!!!でいぶをゆるじでよぉぉぉ!!!ごべんなざい!!ぎのういじわるじでごべんなざいぃぃぃぃ!!」 れいむとまりさはずっと謝り続けた。だがぬいぐるみはうんともすんとも言わない。微動だにしなかった。 「ゆぁぁぁぁ!!!」 まりさはついに帽子を脱ぎ捨てた。 「ゆぎゃぁぁぁぁ!!!そ…ぞんながおじないでぇぇぇぇ!!!」 真っ黒でつぶらでキラキラした瞳。そしてニッコリと微笑んだ口元。2つのぬいぐるみが帽子にちょこんとくっ付いていた。 2日前と全く同じ表情。何も変わっていない。微笑みながらまりさをじっと見つめていた。 「いやぁぁぁぁ!!!ゆるじでぇぇぇぇぇ!!ぼういやだぁぁぁ!!ごっぢみないでぇぇぇぇ!!!!」 まりさは帽子を遠くに投げ飛ばした。 「いやぁぁぁ!!ばりざぁぁ!!!!どっでぇぇぇ!!でいぶの!!でいぶのおりぼんざんもどっでよぉぉぉ!!!!」 れいむもリボンを外そうとした。が、自分ではリボンを外せない。 「ゆぎゃぁぁぁ!!!はやぐぅぅぅ!!!はやぐどっでぇぇぇぇ!!!」 まりさはれいむのリボンを取り外すと遠くに投げ飛ばした。 「ばりざぁ!!ばりざぁぁぁ…」 「でいぶぅぅ……」 2匹はぴったりとくっ付いてガクガク震えていた。 「ごわいよぉ……ごわいよぉぉ…ゆるじでぇ…」 「ゆぅぅぅ……ゆぅぅ……ぼう…いじわるじないでぇ…」 *** 「最高だったな!!こりゃ面白いわ」 「もう1日だけ延長しちゃいます?」 「これは実験だよ。個人的にやれよ」 「餓鬼の方はどうだった?」 「昨日と変わらずだよ。しくしく泣いて時々ぬいぐるみに近寄って…の繰り返し」 「じゃ、実験はここまでだな」 「予想以上でしたね。まさか本物と間違えてくれるなんてね」 「ここまで勘違いしてくれるなら駆除用じゃないぬいぐるみは少しゆっくりと差を付けた方がいいですね」 「飼いゆっくりが本物と間違えてしまうと色々問題が起きそうですね。で、具体的にどう差をつけるんですか?」 「例えば飾りの色を変えるとか…髪の毛の色を変えるとか…肌触りも変えたほうがいいですね」 「まりさの帽子が紫色だったり髪の毛が赤かったり…」 「そして"うふふ"って鳴くんですね。分かります」 「とりあえず実験は成功だ。報告書提出すれば終了だ」 「あの、奴らどうするんですか?」 「あぁ。ゆっくりか。そうだな…戻しておいてやれ」 「そうですね。実験に付き合ってくれたんですしやっぱり実の親子が一番ですよね」 「明日朝にでも一緒の箱に入れてやろう。それがいい」 ちゃっちゃと報告書を書き終え職員達は退社した。 「いっけね。忘れ物したわ」 1人の職員が忘れ物を取りに部屋に戻ってきた。 「ゆぅぅぅ……」 「あがぢゃぁん……ゆぅぅ……」 ゆっくり達の寝言が聞こえた。時刻はまだ夜8時にもなってないが辺りを暗くしたためかもう眠っているのだ。 彼はふと赤ゆっくり達が入っている箱の中を覗いた。 「ゆぅ………ゆぅ……」 「ゆ……ゆぅん……」 2匹は少し寂しそうな顔をして眠っていた。 「…ゆっく……おきゃ……しゃん…まっちぇぇ……ゆ…ぇぇ……」 1匹の赤れいむだけ涙を流しながら眠っていた。可哀相に、夢の中でも親のことを考えているようだ。 「……。少し可哀想だな」 少し気の毒に思った。彼は部屋の電気を消してからそっと赤れいむを掌に乗せた。非常口の蛍光灯だけが光っていた。 「ゆ?」 赤れいむが目を開けた。だが真っ暗で自分がどこにいるのか目の前に誰がいるのかさっぱり分からなかった。 「明日、お前達の本当のお母さんとお父さんに会わせてあげるよ」 優しい口調でそう囁くと赤れいむを元の場所に戻した。せめて良い夢くらいはみせてやろうと思ったのだ。 「ゆぅ?……おきゃあ…しゃん?………ゆぅ……ゆ……」 赤れいむはまどろんでいた。すぐに夢の世界に戻ってしまった。今のもどうせ夢の中のことなんだろう…。 *** 「ゆぅ……ゆっくち…おきりゅよ…」 次の日赤まりさが目覚めた。目の前には大きなゆっくりが2体。どうせ…今日も相手してくれないんだろうな。赤まりさはそう感じていた。 「ゆぅ……ごべん…な…ざい…」 「ゆるじでぇ……」 「ゆ!!!」 赤まりさは目を疑った。昨日一昨日と全く相手にしてくれなかった親が今日は何かを喋っているのだ。しかも動いている。 「りぇいみゅ!!りぇいみゅ!!おきりゅんだじぇ!!ゆっくちちないでおきりゅんだじぇ!!」 いつの間にか生まれたときのだぜ口調が戻っていた。赤まりさは大いに期待しているのだ。 「ど…どうちたの…」 「おにぇえちゃん…どうちたの?」 「ゆっくちちないでおみぇみぇをあけりゅんだじぇ!!おきゃあしゃんとおちょうしゃんがうぎょいてりゅんだじぇ!!」 「「ゆ!!」」 赤れいむ達はびっくりして目を覚ました。 「ゆぅ……ゆるじでぇ…」 「やべでぇぇ……ごないでぇ…」 れいむとまりさは悪夢にうなされているようだ。 「ゆ!!ほんちょうだよ!!」 「しょういえば!!ゆん!!れいみゅきにょうゆみぇをみちゃよ!!」 「ゆみぇ?」 「あちたになっちゃらほんちょうのおきゃあしゃんとおちょうしゃんにあわしぇてくりぇりゅって!!」 「ゆぉぉ!!じゃあありぇがまりちゃたちの!!」 「ほんちょうのおきゃあしゃんとおちょうしゃんなんだにぇ!!」 3匹は目をキラキラさせた。 「ゆぅ…なんのさわぎなの?」 「ゆわぁぁぁ!!……ゆ…ゆめ?」 3匹の声にれいむとまりさが目を覚ました。 「ゆ!!おみぇみぇがあいちゃよ!!」 「ゆゆゆぅ…」 「「「おきゃあしゃぁん!!!おちょうしゃぁん!!!ゆっくちちちぇいっちぇね!!!」」」 3匹は一斉にれいむとまりさの所へ駆けていった。 「ゆぅぅぅ!!!」 「ど…どぼじでぇぇぇ!!」 「「どぼじでうごいでるのぉぉ!!どぼじでごっぢぐるのぉぉ!!!!!」」 れいむとまりさにとっては悪夢再来といったところであった。しかも2匹は夢の中でもうなされていたのだ。 「ごっぢぐるなぁぁぁぁ!!!」 「でいぶはにげるよぉぉぉ!!!ごないでぇぇぇ!!!」 れいむとまりさは逃げ出した。 「ま…まっでよぉぉぉ!!!」 「ゆあ!!おいかきぇっきょだにぇ!!まりちゃがちゅかまえりゅんだじぇ!!」 「ゆぅ!!れいみゅもぎゃんばりゅよ!!」 3匹は追いかけっこだと勘違いしていた。 「まちゅんだじぇぇ!」 「おきゃあしゃんはりぇいみゅがちゅかまえりゅよ!」 「おちょうしゃんはれいみゅがちゅかみゃえるよ!」 3匹は笑顔だ。だがれいむとまりさにとってはその笑顔が何よりも恐ろしかった。そして赤ゆっくり特有の真っ黒でつぶらでキラキラした瞳。 れいむとまりさの脳裏にはあの微笑を湛えたぬいぐるみが浮かんでいた。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!ゆるじで!!!ゆるじでよぉぉお!!!」 「あやばっだのにぃぃ!!!いっばいあやばっだでじょぉぉぉお!!!」 れいむとまりさは3匹を潰そうとはしなかった。潰そうとしても潰れない。そんな事をしたらお仕置きされる。そう考えていたからだ。 「ゆぅ~んちゅかりぇたんだじぇ…」 赤ゆっくりの体力はすぐに無くなる。3匹はもう疲れきっていた。 「おきゃあしゃん!れいみゅちゅかれちゃったよ!こっちきちぇよ!しゅりしゅりしようよ!」 「りぇいみゅもつかりぇちゃった!やっぴゃりおきゃあしゃんとおちょうしゃんはしゅごいにぇ!」 3匹は笑顔でそう言った。 「ゆぁぁぁぁ!!!ぐるなぁぁぁぁ!!!ごっぢぐるなぁぁぁぁ!!」 「いやぁぁぁぁ!!!すりずりなんがじだぐないぃぃぃ!!!」 れいむとまりさの拒否反応に3匹は戸惑った。 「ゆ…にゃ…にゃにいっちぇるんだじぇ?」 赤まりさが少し近付いた。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!ぐるなぁぁぁ!!!」 「でいぶはにげるよぉぉぉ!!ぼうゆるじでぇぇえ!!!!」 れいむとまりさは再びパニックになり逃げ惑った。 「ゆぅぅぅぅぅ!!!しゅりしゅりしちゃいよぉぉぉ!!!」 「どびょじでれいみゅからにぎぇりゅのぉぉぉ!!!?いっちょにゆっくちちようよぉぉぉ!!!」 「もうはちりぇにゃいんだじぇぇ!!とみゃってよぉぉ!!」 *** 「早速あのぬいぐるみ、駆除に使ってみたいだってさ。駆除部門から注文来たよ」 「駆除部門ってそろそろ大規模に駆除するんですよね。実践投入ですか」 「そういえばどうですか?あの家族」 「それがなぁ…聞いてくれよ。親が子供を避けてるんだぜ」 「え?もしかしてぬいぐるみの方に情が移ってるんですか?」 「ひでぇ話だよな。自分の子供を避けるなんて」 「どうするよ?」 「あぁ。俺にいい考えがあるよ」 *** 「ゆぎぃぃぃぃ……い…いぢゃいよぉ……」 「でいぶの…ゆっぐりじだ…あんよじゃんがぁ…」 れいむとまりさは足を焼かれた。逃げ出さないようにじっくりと真っ黒になるまで焼かれたのだ。もうこれで動くことは出来ない。 「ゆ!おきゃあしゃん!!」 その声にれいむとまりさは目を見開いた。 「ゆぅ!あんにゃときょろにいりゅよ!」 「きゅうにいにゃくなっちゃからびっくりしちゃったんだじぇ」 れいむとまりさの目の前には3匹の赤ゆっくりがいた。 「おきゃあしゃん!!いっぴゃいしゅりしゅりしようにぇ!」 「こんどはおちょうしゃんのおぼうちしゃんのにゃかをたんきぇんしゅるんだじぇ!」 「おきゃあしゃん!!いっちょにうちゃおうにぇ!」 3匹はゆっくりと近付いてきた。 「ゆあぁぁぁぁ!!ゆぎぃぃぃぃぃぃ!!!うごいでぇ!!うごいでぇぇぇぇ!!あんよざん!!」 「いやぁぁぁぁ!!どぼじでぇぇぇ!!!でいぶわるいごどじでないのにぃぃ!!!」 れいむとまりさはもう生きた心地がしなかった。 「ゆぅん!ちゅかまえた!しゅ~りしゅ~り」 まずは赤れいむ。れいむに寄り添いすりすりと思う存分頬擦りをした。 「ゆひぃぃぃぃぃぃ……」 れいむは身の毛が弥立つ思いだった。 「おちょうしゃんのおぼうちしゃんはまりちゃよりもおおきいんだじぇ!」 赤まりさはまりさの帽子の中へ入った。 「ゆぎぇぇぇぇ……ゆわぁ……ゆあぁぁぁぁぁ…」 頭の上を何かがもぞもぞと蠢いている感覚がした。 「おきゃあしゃん!!れいみゅといっちょにうちゃおうにぇ!!ゅ~♪ゅゅ~♪」 「ゆひぃ!!ゆひぃっ!!」 「ゆん?おきゃあしゃん!!おうちゃだよ!!おうちゃ!!」 「ゆ……ゆ……」 もうれいむとまりさは限界だった。2匹の中で何かがぶっつりと切れる音がした。 「ゆきぇきぇきぇきぇきぇきぇきぇきぇきぇきぇきぇ!!!!!!!!!」 「ゆきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃ!!!!!!!!!」 *** 「お?良かったな。喜んでるじゃん」 「本当の子供に会えて良かったですね」 次の瞬間れいむとまりさは大量の餡子を吐き出していた。 終わり あとがき:このテーマは結構難しかったですね。最初に思いついたネタはまんまキリライターさんの絵でしたし。 「どうじでつむりにうんでくれなかったの!」→「おちびちゃんがぐれちゃったぁ!」っていうやつ。 自分はそれプラス「どうじでつむりにうまれてくれなかったの!」→「むちゃいわないでぇ!」 「なんでおねえちゃんはつむりじゃないの!」「なんでいもうとはつむりじゃないの!」etc で群れはつむりを生むために交尾しまくり。つむりじゃない子供は追い出されるか挨拶する前に殺す。 そして群れは滅びましたとさ。こんな感じ。 あの絵がもしコンペに出されてたら間違いなく優勝ですよ。 by エルダーあき 挿絵:儚いあき
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1774.html
358 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/06(火) 03 42 08 ID bWFjF.Ww 部長「最近退屈なのよね…」 エツァリ「ボクにそう言われましても」 部長「なんとなく新しい刺激がほしい、というか」 エツァリ「…気がきいて料理も麻雀もうまい人がいるじゃないですか」 部長「おいしい料理も食べ続けると飽きる、というか。贅沢な悩みなんだけどね」 エツァリ「じゃあ、どんな珍味がいいんですか」 部長「なんというか鉄板カップルを崩したい気分なのよね」 エツァリ「はぁ…随分と変わった趣味ですね」 部長「NTRって一番興奮しない?」 エツァリ「コメントは控えます。えーと、鉄板というとキャスターさんと田井中さんとかですか?」 部長「あの二人は仲いいし想像妊娠まで発展しているけど、お互い想い人がいるんでしょ?」 エツァリ(キャスターさんはともかく田井中さんにそんな人いたかなぁ…) 部長「ユフィちゃんと枢木くん、両義さんと黒桐くん、咲と和。みんな片方は御存命中なのよねぇ」 エツァリ「寝取った様子を教えるのが趣味なんですか?!」 部長「それも面白そうだけどね」 部長「あ、そうだ!ほらなんだっけ、あの子」 エツァリ「なんです?」 部長「ほら、やたらと電気飛ばす」 エツァリ「 彼 女 だ け は 駄 目 で す ! 」 部長「あら、なんで?条件に見合うようなカップルなんてそれくらいしか…」 エツァリ「上条当麻と彼女はそんな関係じゃありません!第一、彼女はまだ恋愛なんて早いですよ!中学生ですよ?!」 部長(ニヤニヤ) エツァリ「な、なんです?!」 部長「いや、いい暇つぶしになったわ。ありがとう」 エツァリ「い、いえ…」 終わる 359 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/06(火) 10 10 36 ID eut2wEf2 死者スレ限定でのカップルも多いなw「どうしてこうなった」的な化学変化を起こしてるのもあるが。 360 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/06(火) 21 59 00 ID vQTJ6vr2 359 キャス律の事かーーー!! 361 :名無しさんなんだじぇ:2011/09/10(土) 07 33 57 ID n70WzKLk キャスター「私達の関係が化学変化だなんて言った人、ちょっとついてきなさい。りっちゃんの可愛さをよーくその目に焼き付けてやるわ」 律「ちょっ…えっ?何する気ですかっていうかどこにつれていくんですかああぁぁ」