約 97,643 件
https://w.atwiki.jp/mcmilitary/pages/22.html
概要 美欄社会主義人民共和国(びらんしゃかいしゅぎじんみんきょうわこく 英:Socialist People's Republic of Biran) 1821年にサルコ山脈西方で共産党を結党し1850年に鳳凰門で初代国家主席「劉恩景」によっって建国宣言がされる。 政治 政治体制は民族主義的共有体制で、共有南瓜党の一党独裁である。 党内は中央委員会常務委員会(九人組)によって政策方針がきまる。 党中央委員会 | ├人民代表会 ├各地域共産党 ├高等人民警察 ├軍事委員会 ├美蘭社会主義人民共和国国務院 └人民裁判院 歴史 1821年 サルコ山脈西方に美蘭共産党を結成。ルテニアから支援を受ける。 1823年 美蘭民国内の左派組織を集合し北東部で演習や訓練を行い人民革命解放軍の初期組織を結成する。 1824年 第12回美蘭国民議会が開催され共産党を非合法政党へ指定 1827年 山城大統共和国の美蘭地域への進出が激化 1828年 北東部に山城共和国は現地に行政府を設立する。 1831年 北東部に山城共和国は傀儡政権を樹立する。それに対向するために北美蘭反ファシズム戦線を結成 1832年 北東部でパルチザン活動を開始。国民党との一時的和解で国共合作が実現 1837年 山城共和国が本格的侵攻を開始沿岸部を制圧 1840年~1843年 大陸中央部まで進行してきた山城共和国は国民党を失脚させ傀儡政権を樹立 1844年 桜花国が支援する美蘭国民党が南部方面から進撃を開始。共産党はルテニアへ支援を要請 1845年 ルテニアからの機甲部隊の支援などもあり北部地域を勢力下へ。南は桜花国保護、北はルテニアが保護 1846年 美蘭内戦が勃発。東洋自由主義諸国が支援する国民党とルテニアが支援をする我が党でルテニア国内の国内闘争が開始される 1848年 桜花国・ルテニア以外の国が撤退 1850年 桜花国の撤退。これにより国民党も敗退。桜花国へ亡命し亡命政府を設立 1851年 サドフルメテラエの***川での分割を提案。これ以上の戦闘をお互いが望まないのが幸いし***川以北を美蘭側国家、以南が桜花国側国家と別れた。 1852年 合議制を採って統治をしていた美蘭と独裁体制を採っていたルテニアとの間に険悪感が生まれ「美蘭=ルテニア紛争」が起こる 1853年 国内の不農作地などを工業用地として使用し国内の工業力を増強 1854年 順調に工業力を増強し師団の機械化を進める。東洋自由主義諸国が「東洋同盟」を設立。 1859年 ルテニア国内で体制が変化し当国との関係が改善の方向へ向かう。東西の情勢の変化にルテニアと共同で「ヴォルゴグラード協力機構」を結成 1867年 国内の師団の機械化が全師団において完了 1870年 サドフルメテラエ国境を越境「メテラエ紛争」が勃発。 1871年 南方軍区より1個軍団を派兵。 1872年 南西軍区より機甲2個師団が派兵 1873年 南サドフルメテラエの民兵組織が***川を渡河するも機甲軍団で撃退 1874年 ****教徒による国際義勇兵組織が参戦、国内の****教徒が暴動を開始するも弾圧 1876年 紛争は現状維持の状態で***川を境にすることで講話をした 1877年 海軍が***大湾の桜花国・ノルドランド王国の連合艦隊を打ち砕くために艦隊強化計画を上申。 1878年 第1次海軍強化案が認可 軍事 建国当初は民兵のみで編成されていたが今では東方方面に於ける一大軍事国家となる。 ルテニアとの関係改善により陸軍の装甲部隊は強化される。 海軍は外洋進出を目指す我が国を遮るものを打ち砕くために強化を実施している 陸軍 最近まで人海戦術を基本としてきた軍であったが今では近代化も進み各国の脅威になりつつある。 陸軍でありながら大型揚陸艦とそれに付随する護衛艦(砲艦)を所有する。海軍とは予算の取り合いでうまく行っていない。 海軍 第二次世界大戦後山城共和国の賠償艦を基礎として設立された海軍である。 近年まで海軍は陸軍や戦略軍の補完勢力としてミサイルや海軍歩兵など海軍がするべき物以外のものを主眼に整備されてきた。 GATO発足後、西は桜農同盟を主軸としたGATO軍を東はまほろば帝国ややしま連邦を主軸としたGATO軍(東洋同盟諸国軍)と言った海上戦力の長けた国家と闘う事になる可能性をはらみ始めてきた。 東には山城共和国からの賠償艦と少数の近代艦があったものの数で劣る上に質でも劣っていた。西では桜花国とノルドランドの大艦隊がメショク大湾から外海へ出る2海峡を封鎖している。 故に両方面における海軍の優越を目指すために海軍計画で艦艇の調達を行う。 艦名 艦種 概要 隻数 状態 水國型軽空母 軽航空母艦 京國型を建造するノウハウを得るために建造されたトランポリン発艦装置(スキージャンプ式)を装備した軽空母 1隻 練習艦 粟國型軽空母 軽航空母艦 京國型を建造するノウハウを得るために建造されたカタパルトを2基装備した軽空母 1隻 練習艦 京國型航空母艦 航空母艦 メショク大湾を強行突破した後の外洋航空基地として使用される航空母艦。対潜哨戒機などの大型固定翼機を運用するために2基のカタパルトを持っている。 2隻 現役 倪國型航空母艦 航空母艦 京國型で得た技術を活かし制作された原子力航空母艦。外洋基地としての利点を最大限活かすために全発艦装備をカタパルトとしている。 1隻 現役 玄國型航空母艦 航空母艦 倪國型を元に効率化及び量産化に向けて制作された航空母艦カタパルトが1基減っているのが特徴 4隻 予定 龍祭型ミサイル戦艦 ミサイル戦艦 第二次世界大戦で山城共和国から賠償艦として受け取った艦。現実の戦艦大和に酷似している 1隻 現役 D53-1型駆逐艦 汎用駆逐艦 12隻 現役 D53-2型駆逐艦 汎用駆逐艦 8隻 予定 D54-1型駆逐艦 汎用駆逐艦 8隻 現役 防空軍 戦略軍 人民軍警察
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/951.html
325 :ひゅうが:2012/03/22(木) 19 37 11 ネタ――「憂鬱21世紀 vs 全島(中○)世界」 ――西暦20XX年 「異世界」「ゲート」付近 「妙なことになったものだな。」 「はい。本当に妙なことになっていますね。」 男の横で微妙な表情を浮かべている女性の苦笑に、かつて嶋田繁太郎と呼ばれていた男は同様の態度でそれに答えた。 普段はよく知られたキャリアウーマンじみた装束ではなく、また私的な空間で着用しているゆったりした古代ギリシア風のそれでもない。 彼女は、この「中央統合戦闘指揮室」に相応しい紺色の常勤服とキャップをかぶっていた。 そのこと自体が彼女やその周囲の変化を象徴しているようなものだった。 「10年前までは想像もできませんでした…」 「それは、我々も同様ですよ。」 大日本帝国海軍 連合艦隊司令長官 神崎博之大将は眼前の光景が出現した理由を思考の隅から反芻していた。 「我々はてっきりあなた方がその『信仰』のために我々に戦いを挑んでくるのではないかとばかり思っていました。今のあの『革命的』な連中同様に」 「昔のままなら、私もその片棒を担いでいたかもしれませんね。」 女性は肩をすくめた。 実年齢よりはるかに若く見えるのは、彼女の一族の特色なのかもしれないというほど女性は若く見えた。 「力なき正義は無力、正義なき力は暴力。まさにそうです。 そしてそれを私たちは身にしみて知るまで分からなかった。理解しようともしなかった。」 懺悔するように首を振る女性。 本心からの行動なのだろうが、どうもこういった仕草は苦手だ、と神崎は思う。 「閣下。懺悔はまたいつでもできます。今は、悲嘆ではなく行動の時なのです。 ル・ガル・ナードラ自由ローリダ政府臨時大統領閣下!!」 今、この「ゲート」沖合に集結した大小300隻近い巨大な海洋打撃艦隊も、そしてその後方から出師の途についている「奪還」船団もまったくそれを期待している。 それを知らない彼女ではなかった。 「・・・そうですね。」 ナードラは泣き笑いのような表情で顔を上げた。 「訓示をお願いいたします。閣下。」 神崎は言った。 この戦艦「大和」を持ち出したからには、帝国は本気だ。 だからこそ欧州のかつての枢軸国も戦力の大半を拠出したのだし、これだけの規模の軍勢を揃えることができた。 海には虎の子の原子力空母群を含む空母8、戦艦を含む大型水上戦闘艦28、汎用戦闘艦152と戦略原潜を含む潜水艦隊が。 空には大型超音速爆撃機200以上を含む戦闘用航空機2800機が。 陸には長大な北米境界線を喰い破るために作り上げられたあわせて200万を超える巨大な戦車軍団が用意されている。 そして、「異世界」から脱出してきた人々を訓練し統合した30万名がこれに加わっていた。 彼らは「国連軍」の名の下に「敵」に対し断固たる反攻を行おうとしている。 それには、旗印たる彼女の「声」が必要だった 。 ――大中華世界人民共和国を名乗る「世界帝国」に支配された異世界。 この冗談のような状況が確認されたのは、この5年ほど前と、21世紀もその最初の10年が過ぎた頃となる。 日本列島のはるか沖合と大西洋上に出現した巨大な鏡面のような「ゲート」の向こうに放たれた偵察部隊は、断末魔の声を上げるスロリアという名の巨大な島を確認した。 その上では、赤い星と「八一」という妙なマークをつけた戦車や航空機がまるで第1次世界大戦中のような装備を持った人々を蹂躙していた。 調査の結果、それらの大軍勢の主の名が判明した時世界は驚愕した。 326 :ひゅうが:2012/03/22(木) 19 37 47 「21世紀の中華人民共和国」。それが彼らの名だった。 奇妙な平行世界からその「異世界」へと渡ってきた彼らは、主にその胃袋を満たし、次にその旺盛すぎる国威を全世界に発散させることに熱中していたのだ。 15億というあまりにも巨大な人口を手当たり次第に世界中に送り込み、現地をなし崩し的に自国領にくみこみつつ軍事力の行使を躊躇わない。 民族浄化、組織的な強制同化政策、そしてすさまじいまでの他民族排斥。 その所業は彼らの強大な軍事力もあってまったく掣肘されることはないようだった。 そして既に「転移」から10年が経過していた彼らは、もうひとつの軍事国家に挑戦しつつあったのだ。 その標的となったのは、唯一神キズラサを信じ、「中共」と同様の悪名で知られたローリダ共和国。 初手から2メガトン級水爆つきの核ミサイルを発射した容赦ない殲滅戦は観測隊の眼前でひとつの国家、民族が「殲滅」される様子を人々の前に突きつけていたのである。 彼らが占領したかの世界の7割近い空間は「共産主義」の名を借りた強権的な支配のただなかに置かれていた。 議論の末、接触が持たれたが二つの世界は歴史という面で大きな食い違いを見せる。 彼らにすれば、経済的に追い抜きいざ復讐戦を行おうとしたところで自国ごと異世界へ送られた「敵国」が「悪いナチスの末裔」と一緒にいるのだ。これほど分かりやすい敵はいない。 一方の日本やドイツなども、尊大かつまるでこの世のすべてが自分のものであると信じ切っている者とは共存ができない。 かくして――いくつかの段階を置き二つの世界は不幸な衝突に至る。 一方は総戦力3000万を超える「超大国」。もう一方は神ならぬ人々によってチートの限りを尽くされ、21世紀を迎えた日英独といった「列強諸国」。 足掛け2年にも及ぶ史上初の「世界間軍事衝突」はこうして開始されたのであった。
https://w.atwiki.jp/ljksscenario/pages/152.html
東京湾。ギリギリ聖杯戦争の舞台と言える大平洋側の境界線に何かが出現した。 (ゴボゴボという水の音) ────『それ』はハワイ、カウアイ島沿岸より流れ着いた物だった。 (ゴボゴボという水の音) この再現されたる東京にあり得ぬものだった。 なぜならば『それ』は今も『とある財団』が米軍と共同して『封印』されていなければならないからだ。 (ゴボゴボという水の音) ならば『コレ』は参加者なのだろう。しかし参加『者』と呼んでよいものか。参加物といってもいいのでは無いか? (ゴボゴボという水の音) ゴボゴボという水底で何かがもがくような音を出しながら東京湾へと近づく。 (ゴボゴボという水の音) 途中にある船を次々と沈めて現れた物は陸へと近づく。悲鳴を出す者を網にかけ次々と沈めていく。 (ゴボゴボという水の音) オブジェクトクラス:Keter。対人類敵性的異常存在。『それ』は遂に東京湾へ到達した。 これの通った道に船も生存者もいないのは言うまでも無い。 ▼ ▼ ▼ 『それ』は自分達に陸を歩く足が無い事に気づいた。あらゆる船を沈める機関と器官を有しているが、陸での活動は出来ない。 そして気が付く────自分達はそもそもこの場所にいないはずであると。 それを理解することで『それ』は参加者となり、そしてその瞬間、『それ』は機関に令呪を宿すと同時に、『それ』を触媒にして英霊が召喚される。 しかし、『それ』に英霊は必要無い。 なぜなら『それ』は英霊に成れなかった物だから、逆に英霊としなかった人々を殺めるようになった鋼の祟神である。 そして今、『それ』に必要なのは陸地を歩く足、沈める剛力である。 故にその英霊を召喚した瞬間、令呪を用いた。 「ワレトトモニシズメ」 『それ』は令呪を一画消費して英霊の存在を己へ取り込むというもの。 『それ』は聖杯戦争の知識は有していないが、内蔵された令呪と召喚された者の機能を正確に把握していた。 英霊を取り込むことでサーヴァントという陸上での活動が可能な「戦闘員」を手に入れ、同時に『それ』が英霊の機能を手にした物になると『それ』は想定していた。 だが、『それ』は英霊と呼ばれる存在の魂の純度、硬度、強度、密度を完全に読違えていたのである。 かつて聖杯大と呼ばれる戦い戦で己の存在とサーヴァントを融合させた例が二つある。 一つは己の肉体に英霊を降臨させるケース。しかし、これは憑依させる側の魂が何物にも染まっていない純粋な魂だったから出来た芸当だ。 今回の召喚者の魂はもはや汚染と言えるほど染まりきっている。従って召喚した側が耐えられない。例えその肉が鋼鉄で、条理を超えた性能を発揮できるのだとしても。 故に『それ』が為すべきはもう一つの例。己の存在を英霊の魂に刻み込む方法だった。しかし、もはや後の祭。『それ』は内側より圧壊、いや吸収され始める。 「(ボゴボゴという音)……マダッ……ダ……」 『それ』は諦めなかった。朽ちゆくマスター……世界を沈めるSCP-1264は最後の令呪を使う。 ▼ ▼ ▼ 東京湾に女が浮かび上がった。コンクリが舗装された岸に登りゲホゲホと咳き込む。 「召喚されたら海の底とは嫌がらせか!」 ビチャビチャと海水を滴らせながら上陸した女はサーヴァントだった。 召喚された彼女はいきなり水中に放り込まれて溺死するところだったのである。 彼女の名は長門級戦艦『長門』。日本海軍の象徴として存在した戦艦長門、その擬人化した姿である。 何故こんな所に召喚されたか。そして何故マスターの気配がしないのか。 召喚された瞬間、何か細工されたような気がする。 「狂化が付与されているのは私をバーサーカーを呼ぼうとしたのか? 悪いが狂うような沈み方はしていないぞ。今しそうになったが」 鋼鉄の軍艦が狂戦士になるのはよほどの事が無い限りあり得ない。 自分の場合、恐らくは巡り合わせの悪さとその最期がバーサーカー適性になりうると評価されたのだろうか。 まぁ、戦いの中で沈めなかったのは不服だが、それで狂戦士の扱いを受けるのは遺憾である。 「その点も踏まえて提督(マスター)にはきちんと文句を言ってやらねばならんな」 無事に〝上陸した〟彼女は歩き出す。 ▼ ▼ ▼ 彼女は知らない。既にマスターは彼女に取り込まれこの世に無く、自身が魔力生成機関を内蔵させられたデミ・サーヴァントであることを。 彼女は知らない。マスターであったSCP-1264が最後の令呪で『私になれ』と命令して融合した事を。 つまりそれは彼女、戦艦長門が行き着く先が■■■■■■■■である事に他ならない。 【サーヴァント】 【クラス】 バーサク・アーチャー 【真名】 戦艦『長門』 【出典】 艦隊これくしょん(一部SCP-Foundation) 【属性】 混沌・狂(秩序・悪) 【パラメーター】 筋力:A→E→D 耐久:A+→EX→A+ 敏捷:A→E→C 魔力:C→E→C 幸運:E 宝具:E (→は宝具『没落の果てにある光』使用回数による変化) 【クラススキル】 (→は宝具『没落の果てにある光』使用回数による変化) 狂化:E-→C→A バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えにステータスを上げるスキル。 Eランクでは痛みを感じない程度。 Cランクで理性を失う代わりに全能力が1ランクアップする。 Aランクでさらに全能力が1ランクアップするが生存者(特に一般人)を見つけ次第全てを破壊する。 単独行動:- マスターと融合したデミ・サーヴァントであるため自ら魔力を生成する。 【保有スキル】 (→は宝具『没落の果てにある光』使用回数による変化) 無冠の武芸:- 様々な理由から、認められることになかった艤装の技量。長門のスキル。 砲、雷、機銃のスキルランクを1ランク下げ、属性を真逆にする。 戦艦:A+++→× 人化して現界した戦艦の英霊に与えられるスキル。 水上における攻撃・防御・敏捷に大きく補正がかかる。 深海棲艦:×→×→EX 沈没後の船が怨念を纏って海を封鎖するようになった艦に与えられるスキル。SCP-1264と融合したことにより得たスキル。 あらゆる船への攻撃性と潜水能力を獲得し、砲撃への命中率に上昇補正が入る。 また有機物、もしくは艦、艦の材料資源を吸収することでに再生・魔力生成する。50年後のSCP-1264にはわずかな腐食と損害のみしか残っていない。 【宝具】 『陸奥と長門は日本の誇り』(ビッグセブン) ランク:E 種別:対軍宝具 レンジ:自分 最大捕捉:- かつて世界最高の戦艦として名を馳せた長門の雷名を示す宝具。 連合艦隊を展開し、信奉する日本国民の数だけステータスが上昇する。 ────はずなのだが、狂化されて召喚されているためこの宝具は封印されている。 『海の古強者は死せず』(オールド・ネイビー・ネバー・ダイ) ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:自分 最大捕捉:- 如何なる傷を負おうと水爆以下の火力に2回耐える宝具。 ────らしいが狂化されて召喚されているためこの宝具は封印されている。 『没落の果てにある光』(オペレーション・クロスロード) ランク:E 種別:対軍宝具 レンジ:100 最大捕捉:1~50 戦闘不能、もしくは中破以上のダメージを負った時に自動的に発動する宝具。 最大2回まで発動。致命傷を重傷状態へと軽減し、一定距離まで核熱と魔の汚染毒を周囲に散布する。 なお、この宝具で発生する汚染毒によって怪獣王なる生命体が発生するリスクが生じる。 『SCP-1264 よみがえった残骸』(リザレクテド・リッケージ) ランク:E 種別:対艦宝具 レンジ:自分 最大捕捉:- 『没落の果てにある光』を2回使用後に発動する宝具。 本来ならばクロスロード作戦で沈没していくだけの彼女が令呪による命令とマスターと融合したことで生じた第2の可能性を示す宝具。 スキル『深海棲艦』、『狂化』のランクを大幅に上昇させ、武器の14cm単装砲が6門に増えて、空母、潜水艦、駆逐艦の能力を獲得する。 また彼女に殺された生き物は変質してナマコやデトリタスのようなものへ変容していく。 【weapon】 41cm連装砲2基 14cm単装砲 零式水上偵察機 14cm単装砲5門(第四宝具発動後) Mk14魚雷(第四宝具発動後) 対人漁網(第四宝具発動後) 【人物背景】 大日本帝国海軍の戦艦『長門』が擬人化した艦娘という存在(転生、船霊の受肉など諸説ある) 武人然とした人物。 「なんだろう? 記憶の彼方にある、あの光景は? 敵味方の艦たち、そしてあの巨大な光…。疲れているのか…な、提督。」 戦艦としての長門は建造後から終戦まで世界最強の戦艦の一角であり、ビッグ7と呼ばれた大戦艦。 帝国海軍の連合艦隊旗艦として長らく帝國海軍の象徴となるもその栄光から没落への一途をたどる非業の艦である。 戦艦として最高の戦力を有しながら戦闘の機会に全く恵まれず、旗艦の座を降ろされた後の戦場に彼女の居場所はほとんどなく終戦を迎える。 終戦後は中破したまま核実験に参加し、2度の水爆に耐えるも7月29日。誰も知らない間に沈没した。 この時の耐久性の高さが日本の造船技術力の高さを示し、同時にその損壊の激しさが水爆の恐ろしさを世界に知らしめたのだ。 皮肉なことに彼女がサーヴァントとして呼ばれる全盛期は戦っていない時と廃棄され沈む時だったのである。 今回の聖杯戦争において令呪で『SCP-1264になっていく』ためバーサク化している。 【サーヴァントとしての願い】 不明 【マスター】 SCP-1264 【マスターとしての願い】 ワレトトモニシズメ 【人物背景】 CP-1264は一度遺棄された戦艦や有機分泌物によって一緒に接着された漂流物やがらくたの集合体です。 SCP-1264の本体は1946年にビキニ環礁実験の一環として、対象船として使用された5隻の第二次世界大戦時代の軍艦で作られています。 SCP-1264を構成する以下の船は試験後に沈没したことを確認されています。 USSサラトガ(CV-3):レキシントン級空母 長門 - 長門級戦艦 プリンツオイゲン - アドミラル・ヒッパー級重巡洋艦 USS ラムソン(DD-367):マハン級駆逐艦 USS アポゴン(SS-308):バラオ級潜水艦 多数の給油艦(YO-160) SCP-1264の中枢部分は、デッキにいくつかの巨大なジブクレーンを備え付けた空母で構成されます。 その他の船は硬化した分泌物で中央に固定されています。また、すべての船は艦橋が取り外されています。 その他のがらくたは、船舶間のスペースを埋めるために取り付けられており、SCP-1264の総質量の12%を占めています。 SCP-1264は、様々な大砲、魚雷、対空砲、そして爆雷で武装されています。 しかし、動作するのは一部であり、残りは作動しないか、動かすための資源が不足しています。 SCP-1264は、潜水艇としてほとんど水中で活動しています。水上では最大31ノットの速度で航行可能です。 【方針】 このサーヴァントがSCP-1264として運用されることはありません。 しかし、SCP-1264の存在は精神面・能力面において表現されており、このデミ・サーヴァントもまたKeterと評価して問題ありません。 マスターのSCP-1264は一部がサーヴァントに吸収され、一部の残骸が東京湾の底に転がっています。 【捕捉】 クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0(CC BY-SA)に従い、 SCP FoundationにおいてLurkD氏が創作されたSCP-1264のキャラクターを二次使用させて頂きました。 ttp //ja.scp-wiki.net/scp-1264 候補作投下順 Back 速水奏&アサシン Next ディーン・ウィンチェスター&アーチャー
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2732.html
478 :yukikaze:2014/11/02(日) 00 32 50 では投下。何というか微妙な出来に・・・ 戦後夢幻会ネタSS――「誇り未だ失わず」 1950年9月。 対馬は塗炭の苦しみにあえいでいた。 6月に始まった半島での争いが瞬く間に拡大したことを、島民たちは対岸の火事であると認識していた。 彼らにしてみれば、数年前に終わった戦争の記憶が生々しかったことから、わざわざ積極的に戦争を起こす連中に好き好んで付き合おうとは思っていなかったし、更にそれが事あるごとに戦勝国であると気取り、自分達の漁業の邪魔ばかりする連中が当事者なのだからそれこそ「馬鹿同士殺し合っていろ」と冷たい評価になるのも無理はなかった。 だがそれも、8月9日の釜山陥落で終わりを告げた。 勇ましい事を言いながら、いの一番に逃げてきた南の大統領がずうずうしくも対馬に居座るだけでなく、勝手に対馬を自分達の領土にしてのけたのである。 それだけでも島民の憤懣を掻き立てるのに十分であったが、この大統領が北への徹底抗戦をするべく、島の男子たちを強制的に徴兵したり、島の物資を根こそぎ収奪するなどするに至り島の住民たちがいつ暴発してもおかしくない状況になる。 彼の大統領からすれば『日帝三十五年の恨みからすればこれ位の事は当然』なのだが、彼らの民族的気質からは許容されても、統治者としては愚行以外の何物でもなかった。 もっとも、この大統領は、島民が立ち上がるよりも前に、形勢不利なことに敏感だった大統領護衛師団によって島から叩き出されたのだが、新たに島の支配者になった、かつてはゴロツキであったこの師団長は、大統領以上に暴虐な統治を繰り広げることになる。 後世対馬の住民が、対馬奪還時にこの護衛師団に苛烈な報復を行う遠因になるのだが、しかしこの時はまだ、護衛師団の面々は自分達の運命を予期することはなく、いつもの如く乱暴狼藉を楽しんでいた。 『こちらサクラ。キキョウ状況送れ』 『こちらキキョウ。目標の排除完了』 『サクラ了解』 短いやり取りの後、対馬沿岸部にある監視所の一つに静けさが舞い戻っていた。 床には何体かの物体が横たわっていたが、監視所にいる男にとっては何ら価値を見いだせなかった。 そう。男にとってこの中にいる者は狩るだけの存在でしかないのだ。 勿論、顔や体に無数のあざを生じさせながら、部屋の隅で毛布にくるまりガタガタと震える女性達は保護すべき対象ではあるのだが。 男は部屋の周囲を見渡し、つまらなさそうに鼻を鳴らす。 監視所と銘打っているが、そこには通信機材も地図もなく、まともな監視所とはとても言えない代物であった。 大方、北の命令を受けて慌てて作ったのだろうが、それはあくまで名目上の物でしかなく、実質は警邏と称して島々を略奪して回るゴロツキ連中が、自らの快楽の場として利用しているだけにすぎないのだろう。 所詮は、自らの力で近代化する能力も意思もない癖に、プライドだけは異常に高く、そして相手が弱ったと見るや裏切ることしか能のない連中だけあった。 479 :yukikaze:2014/11/02(日) 00 33 22 「フン」 男はもう一度鼻を鳴らす。 まあ連中にはそろそろ自分達の愚行のツケを払わせるべきであろう。 都合の悪い事を忘れるのは連中の特技のようだが、そうは問屋が卸さない。 髪の毛をつかんで引きずり倒し、眼を開けさせ思い出させてやろう。 怒った時の日本人がどれほど恐ろしいのかということを。 連中が二度と馬鹿な妄想を抱けないほど徹底的なまでに。 だからこそ、呉鎮守府第101特別陸戦隊の生き残りである自分達は志願してこの地にいるのだ。 沖縄で勇敢に散っていった仲間たちに顔向けができるように。 「ここの制圧は終了だ。次に向かうぞ。ああ。女性たちには十分な手当を行え。やむを得なかったとはいえ、ここまで救出が遅れた俺達に出来るせめてもの償いだ」 男の命令に、残りの男達も深くうなずく。 軍人は民間人を命に代えても救出する。 その大原則を破るつもりなど彼らにはさらさらなかった。 仮に破った場合、宜野湾で横たわっている連合艦隊の英雄達に泥を塗ることになる。 すすり泣きながら手当を受け、感謝の言葉を発する女性たちの声を背に、男は監視所から外に出る。 海から吹く潮風が、先程から嗅がされていた生臭い其れを吹き流し、男はようやく不快な気分から脱することになる。 「隊長。あれを・・・」 一人の部下が、小声で海原を指さす。 普通の者なら何も見えないだろうが、夜間訓練を施されている男達には手に取るように分かった。 「早かったな。当然か。彼女にとっても我慢が出来ないだろうしな」 遥か沖縄で、今なお一人で戦っているとされる戦艦大和。 ならば日本海軍で唯一の稼働戦艦であり、『日本の誇り』と称された彼女が、今の状況を黙っている筈がないのである。 「残念だったな半島の連中」 男は低く笑う。彼らの無知と愚かさに。 「『日本の誇り』を怒らせた報いを味わうがいい」 この日、対馬に、戦艦長門を旗艦とする対馬奪還艦隊が襲来。 コマンドによる奇襲で総司令部が壊滅し、右往左往する対馬防衛師団を嘲笑うように、警察予備隊1個管区隊が上陸。わずか3日で対馬の開放を宣言するに至る。 1945年の敗戦以降、爪牙を失いながらも誇りを胸に抱き続けた英雄達が、再び舞い戻った瞬間であった。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1191.html
309 :しん:2012/06/28(木) 00 05 52 では投稿します。転載等は自由です。 夢幻会ーwikipedia 夢幻会は日本の政治結社。日本の振興・発展を目的とする秘密結社であり、 日本の政治・軍事・官僚界に多数会員がいると思われる(組織の項を参照)が、 生存者については非公開である為、会員数は不明である。 但し、総合戦略研究所・枢密院に多数会員が存在することは夢幻会自身も認めている。 1.沿革 具体的な設立者・活動起源は判然としないが、幕末のいわゆる草莽崛起の志士の一部が発祥である模様。 明治維新後、維新の元勲による庇護と黙認の下で議会政治を補佐する政治結社として組織化された。 当初は、官僚・軍人の中堅・若手が中心であったが、日露戦争頃から指導者層にも浸透し始め、 第一次世界恐慌後は日本の政治・権力の中心的役割を占めるようになり、現在に至る。 2.組織 夢幻会の公表によると、「会合」と呼ばれる最高意思決定機関が存在し、 その下に政治・陸軍・海軍・大蔵・内務・農商・鉄道・教育・科学・産業など(他にもある?)の分会が存在する。 これは省庁の構成とほぼ同じであり、また分会の数からもその浸透振りが伺える。 会員は何れかの分会に属し、会員間の地位は互いに平等であるとのこと。 分会の長は概ね世間一般での地位に準じており、その役目は分会内の取りまとめが中心である。 ちなみに分会の長が「会合」メンバーとなることが多い。 「会合」メンバーは時代や議題による増減はあるが、30人を超えることはない模様[要出典]。 但し、政治・大蔵・内務・陸軍・海軍は常任で、特に陸軍・海軍は複数名が常任であり[要出典]、 やや軍事色の強い組織であると言える[要出典]。 また「会合」メンバー間の地位は原則平等であるが、メンバーの中から取り纏め役(議長?裁定者?) が1名選ばれ、取り纏め役による最終決定には全員が従うルールとなっている。 3.入会資格・条件 一切公表されていない為、不明である。 「会合」メンバーが一本釣りで勧誘する、ある日突然分会に招待される、神祇院の秘法による、 密勅で選ばれる言った話はあるが、どれも噂の域を出ない。 310 :しん:2012/06/28(木) 00 07 06 4.会員 4.1.会員規則 入会・退会の手続きや会員規則・会費といった世間一般の組織に関することは、 一切公表されていない為、不明である。 秘密結社のイメージでありがちな、シンボル・秘密の符丁・入会儀式・会員衣装は 公式には一切ないとのみ公表されている(非公式ではあると言うことか?)。 70数年の歴史にも関わらず、極一部を除き(会員の項参照)、会員であることを公言した者が知られていない事から、 『沈黙の掟』に類する規則があり[要出典]、『血の粛清』があると思われる[要出典]。 4.2.会員 4.2.1.「会合」メンバー(1945年4月現在) 1945年4月、内閣総理大臣嶋田繁太郎伯爵は夢幻会の存在を認め、その組織と「会合」メンバーを公表した。 その時公表されたメンバー※は次の通り 総理大臣 嶋田繁太郎元帥伯爵 大蔵大臣 辻正信 内務大臣 阿部信行 陸軍大臣 東条英機大将 前総理大臣 近衛文麿公爵 海軍軍令部総長 古賀峯一大将 連合艦隊参謀長 草鹿龍之介中将 陸軍参謀総長 杉山元大将 陸軍省次官 富永恭次中将 元海軍軍令部総長 伏見宮博恭王元帥 総合戦略研究所所員 閑院宮春仁王少将 三菱財閥総帥 岩崎小弥太男爵 倉崎重工業社長 倉崎潤一郎 日本銀行理事 一万田尚登 ※他にも存在する可能性がある 4.2.2.故人(1945年4月現在。公表された者のみ。) 内務卿 大久保利通公爵 ※ 総理大臣 伊藤博文公爵 ※ 総理大臣 山県有朋公爵 ※ 総理大臣 西園寺公望公爵 ※ 総理大臣 桂太郎公爵 海軍元帥 東郷平八郎伯爵 陸軍大将 明石元次郎男爵 海軍大将 大角岑生男爵 海軍大将 加藤寛治 ※は維新の元勲であり、庇護者としての性格が強い 5.夢幻会の功績 5.1.夢幻会が公式に認めたもの 第一次世界大戦参戦 関東大震災後の帝都大改造 第一次、第二次五カ年計画の制定 ロンドン・ワシントン軍縮条約の交渉 第一次世界恐慌及び銀市場暴落への介入 第二次世界大戦参戦 冬戦争での義勇軍派遣 ロンドン休戦協定 近衛内閣下での全決定 嶋田内閣下での全決定 5.2.通説で関与している可能性が高いもの 憲法制定、第一次下関条約、日英同盟、朝鮮保護国化、アナスタシア皇女救出 シベリア出兵、普通選挙法制定 5.3.一部の学者・研究者が関与を主張しているもの[要出典] 明治維新、西南戦争、ロシア革命、関東大震災、ルーズベルト大統領引退、大西洋大津波、 アメリカ風邪流行、張学良暗殺、アメリカ合衆国崩壊、メキシコ第二革命、スターリン失脚 以上です。 311 :しん:2012/06/28(木) 00 13 32 「会合」メンバーの ①陸軍省次官 富永恭次中将 ②総合戦略研究所所員 閑院宮春仁王少将 ③日本銀行理事 一万田尚登 この3人は想像です。 ①③は本文中に具体的な名前がなかったこと、 ②は本文中で皇族方々が出席となっていたこと 以上のことと、夢幻会に入れそうな史実でのアクの濃さで選びました。
https://w.atwiki.jp/nuconuco/pages/133.html
箱庭観通第2シーズンに登場するキャラクター紹介である。第1シーズンの登場人物についてはこちらを参照。 人類革新連盟関連 人民解放軍陸軍 王子軒(ワン・ズーシェン) 王大人(ワン・ターレン)の異名を持つ陸軍大将。 前回の北海道戦争の真の黒幕と言える秘密結社「紅龍会」に所属する。軍内でも屈指のタカ派の人物で、諜報部を使ってユーク極東軍に扶桑軍事侵攻をするよう画策した狡猾な人物。 元関東軍の祖父を持つ残留扶桑兵の末裔であり、扶桑人・中国人のハーフ。扶桑人名は「源川博司」。 その思想は現代の大東亜共栄圏である「[[人類革新連盟]]」の設立であり、欧米に対抗できるアジア人の共同体を目指していた。 劉武鄭(リィウ・ウージャン) 元ユークトバニア連邦共和国キタイスク自治共和国陸軍中将。現人民解放軍陸軍北部戦区大将。 古くから実質ユークの傀儡政権と化した満州地方(*1)を解放した英雄として親しまれているが、当のユークから北海道戦争を引き起こしたテロリストとして指名手配されている。 「紅龍会」の創設者にして人類革新連盟の真の支配者。旧中国共産党政権を追放し東アジア情勢を混乱に陥らせた張本人。 羅龍強(ラオ・ロンチャン) 人民解放軍陸軍中将にして第17機甲軍団の司令官。ユーク時代の名前はウラジミール・ドラゴヴィチ。 性格は残忍かつ戦いを求める戦闘狂そのものであり、ユーク随一の戦闘狂を自負するニコラエフ中将でさえ「あいつは俺と似ているが節操がない」と言わしめている。事実、北海道戦争後に除隊した理由は「さらなる闘争」を求めてであり、この後も中国共産党や人格連など所属を度々乗り換えている。 戦闘狂でもあるが知略にも長けた謀将としての一面もあり、共産党上層部壊滅後はそれぞれの軍閥の上層部を謀殺しており、劉武鄭が中国全土を最小限の被害で掌握できたのも彼の謀略あってこそである。 ニコラエフ同様戦場に出ることを好み、彼直属の戦車隊は赤いペガサスの部隊章が特徴的なことから「赤兎馬部隊」の異名で恐れられている。又、第17軍団は機甲部隊中心とした機動部隊であることから「快速軍団」と呼ばれている。 経歴 元ユークトバニア極東軍管区第6戦車連隊の大佐を務めていた経験があるが、北海道戦争の終戦を契機に除隊し人民解放軍にヘッドハンティングされる。その後満洲戦争で元同胞達に対して虐殺と悪名高い「海蘭泡の戦い(*2)」をはじめユーク極東軍を破竹の勢いで撃破していった。満洲戦争後の軍閥間の紛争では北京の防衛を担当していたが、旧共産党に未来がないと見切りをつけ劉武鄭に乗り換えて共産党幹部を拘束し処刑、混乱する中国全土を調略によって瞬く間に掌握する。 人民解放軍海軍 楊菲菲(ヤオ・フェイフェイ) 人民解放軍中将。北海艦隊の司令長官で、満身創痍であったユーク極東艦隊及び太平洋艦隊にとどめを刺した張本人。フェイフェイダヨー 軍に上がる前に勉強したため日本語を喋ることができるネー。なお日本語を喋ると某魚雷艇運び屋漫画のですだよ姉ちゃんのような片言になるヨ。しかし同郷人との会話は普通に北京語で話しているので変な片言はしないんダヨー。 中有戦争では、未だに戦力としては整っていたユーク太平洋艦隊をパブロヴナとメドヴェージェフ不在とはいえ、航空兵力運用の第一人者であるザハルチェンコ率いる残存艦隊相手に、規模の小さい兵力で拮抗し、朝鮮戦争ではユーク極東軍とコリア連合艦隊相手に寡兵で連勝、ウラジオストク・ペトロパブロフスク基地と並んで難攻不落と謳われた釜山基地を損害ゼロで陥落させたことから、「無敵の名将」「戦場の覇王」「国士無双」と言われる。彼女が率いる艦隊は一度の敗北もないことから「常勝艦隊」とも。 戦略及び戦術作戦立案能力、用兵能力は中国海軍最強を誇り、所謂「武人」の意識が欠落している為逃走する事に一切躊躇わず、補給線を重要視し、時に奇計・妙計の限りをつくして質量共に劣る北海艦隊を何度も救出してきた。 戦機を計ることにとても長けており、また、膨大な情報から有用な部分を抜き出し活用する分析能力も高く、傍から見れば不透明な情報源の中で的確な判断を下しているなど、もはや神業としか思えない手腕で艦隊を指揮し、そして勝利を掴んできた。 その実力から如月提督やパブロヴナと並ぶ第三の天才とまで言われている。 反面私生活は自堕落的であり、現政権に不満を持っていても特に行動することはなく、地位や名誉にも無頓着であったことから、長物扱いされていた。 能力面のモデルはヤン・ウェンリー提督ではなくブルース・アッシュビー提督(*3)。 [[扶中戦争]]での活躍(予定) 戦争序盤はユーク太平洋・極東両艦隊の抑えとして九州攻略戦には登場しない。 劉長龍(リィウ・チャンロン) 人民解放軍大佐。空母「北京」艦長にして海軍航空隊の司令長官。 菲菲曰く「艦隊運用の名人」。菲菲の作戦がほとんど常に完璧な成果をあげえたのは、菲菲の立案した戦術に艦隊が一糸乱れず従ったからであり、影の功労者として知られている。 また航空戦術にも精通しており、敵を翻弄したのちに防御が薄くなったところを一気に火力を集中投下し瓦解させることを得意とする。 王志強(ワン・ヂーチャン) 人民解放軍少将。北海艦隊主席幕僚長及び副司令官で楊菲菲を補佐する。素行不良の問題児が多い楊菲菲艦隊のお目付役を務めた。 秀才型の軍人で独創的な戦略・戦術の持ち主ではないが高い実務処理能力と緻密さに裏付けされた判断力の持ち主である。しかし、菲菲自身は参謀いらずだったために、彼女の苦手とする緻密な作業管理を必要とする索敵計画の立案を行なったりして彼女を支えた。 鳳敏(フェン・ミン) 人民解放軍少将。オセアニア外洋小艦隊の司令長官。元菲菲幕僚団の参謀長官で年も近いことから姉妹のように仲が良い。辺鄙な海域の司令長官という一見すれば左遷としか思えないような異動であるが、彼女に課せられた真の任務はオセアニア方面におけるオーシア・中央ユージア連合王国の動向を秘密裏に探ることであり「艦隊の頭脳」と言われた彼女が適任だということで配属された。 紅美鈴(ホン・メイリン) 人民解放軍中将。東南アジア外洋艦隊の司令長官であり、人民解放軍きっての苦労人。 水雷科上がりの提督で、駆逐艦「広州」の砲術長から艦長を経て東南アジア外洋艦隊の司令長官となった。 戦闘のスタイルは、速攻性と機動性を重視する電撃戦を好み、「非常識」とも「芸術的」とも評される 不規則な艦隊運動で敵を翻弄する。無謀と呼ばれる艦隊運動を可能とする要因としては「部下との厚い信頼関係」であり、東南アジア外洋艦隊所属の将兵のほとんどは中有戦争〜朝鮮戦争を共に戦い抜いた者ばかりである。 ゲリラ戦術や偽装戦術を得意としている。中有戦争ではボロジノフ率いる第10駆逐艦師団を相手取り偽装戦術や撤退戦術を駆使してしつこい追撃をかわし続けた。彼曰く「PLAN(*4)のペテン師野郎」。 安同北(アン・トンベイ) 人民解放軍大将。連合艦隊直属艦隊の司令長官であり中国海軍総司令部作戦参謀長も兼任している。楊菲菲とは同期。中の人曰く強くなりすぎた中国海軍の大幅なデバフ要素。 海軍士官学校を首席で卒業したエリートであるが非常に尊大で傲慢な性格をしており、何かにつけて相手を見下した態度で接する。 艦隊指揮能力はお世辞にも高いとは言えず並の下であり、そんな彼が総司令官職につけたのも軍内での激しい出世競争を勝ち抜くだけの強かさを持っているためである。しかし前述した通り艦隊司令官としての資質は一切なく、軍内政争を勝ち抜いた強かさは戦闘には一切反映されない。 菲菲評「上司のごますりと自己保身の天才」。 なお、名前の由来は銀河英雄伝説の同盟を間接的に崩壊に追い込んだあの人で、日本語で音読みすれば何となくモデルになった人物が思い浮かぶはずである。だいぶ無理があることは理解している 曹浩然(ツァオ・ハオラン) 人民解放軍海軍中将で海軍直轄第2艦隊所属。菲菲の元上司であり元北海艦隊司令長官。 経験に裏打ちされた広い視野と、戦闘海域の地形や環境をも利用する程の戦術家で、ユークとの戦闘では将帥の多くを手玉にとって戦った。 この事は中有戦争で良く現れており、兵力差と兵の質からして劣勢でありながらも、海域の特性を利用した防御陣地を構築したり、果てはユーク軍の前衛艦の機関部や武装のみを破壊して漂流させ、盾にすると言う方法を用いるなど粘り強い戦い防御戦に徹することを得意とする。 劉高衢(リィウ・ガオシィー) 人民解放軍海軍中将東海艦隊司令長官。 歴戦の経験に基づく老練の提督。士官学校出身ではない一兵卒から大規模艦隊の司令長官に上り詰めた天才で、戦術レベルは菲菲に次ぐ用兵能力を発揮する。 現場に長くいすぎたせいか、戦略家というよりは戦術家であり、長年の経験に裏付けされた重厚な戦術を得意としていた。 孫汀洲(スン・ティンゾゥ) 人民解放軍海軍中将南海艦隊司令長官。 性格は厳格で誇り高いが、他者に対しては好々爺として接することが多い。若年者に対しても、きちんと接する器量の持ち主で、菲菲にとっても数少ない理解者であり、中国軍(*5)の将兵から尊敬されている。 艦隊の運用は剛柔のバランスが取れた用兵家である。ゲリラ戦術や偽装戦術を得意としており、とりわけ退却戦が得意である。 仁有鎭(ジン・ヨウチン) 人民解放軍海軍少将。北海艦隊所属で、菲菲幕僚団の一人。 第三次朝鮮戦争では人民解放軍朝鮮義勇艦隊の司令官として参戦し高麗海軍を苦戦させた。扶中戦争では中将に昇格し朝鮮人民義勇艦隊の司令長官として中国・九州攻略方面艦隊に属する。 劉汉娜(リィウ・ハンナ) 人民解放軍海軍少将。菲菲幕僚団の一人。菲菲の薫陶を受けており、戦術の天才である菲菲のような飛び抜けた能力は持っていないが冷静な判断力と適切な指揮能力によって人材を統率する持ち主。 扶中戦争では中国・九州方面攻略艦隊として高句麗海軍と連合艦隊を編成し対馬・壱岐の攻略を担当する。 林朱尼(リン・ジューニー) 人民解放軍海軍少将。菲菲幕僚団の一人。上記の2人とは海軍士官学校の同期。 戦術指揮能力は非常に優れており、逃げるフリと逃げ足を活かした囮役や足止めなどゲリラ的な指揮を得意とする。士官学校時代のシミュレーションの頃から敗軍の再編と抵抗において抜きん出ており、「彼女が指揮をすると、敗軍のうごきが急に精彩をおびるのが不思議」とまで語られている。 扶中戦争では「人民解放軍海軍 朝鮮人民義勇艦隊」の前衛部隊として参戦する。 姜暁岩(シャン・シァオヤン) 空母北京の戦闘航空団のエースパイロット。 初陣となる中有戦争で乱戦の中ユーク軍機を7機撃墜しており、続く第二次朝鮮戦争ではコレーエツ自治共和国空軍機を26機も撃墜するなど非凡な才能を誇る。 人民解放軍空軍 ユークトバニア関連 元北方艦隊及び新極東艦隊関連 オルガ・パブロヴナ 「常勝の天才」とまで謳われたユーク海軍きっての鬼才。 実直かつ曲がったことが人一倍嫌いな性格。偏見無しに真っ正面から人と向き合う小気味よい人物でもある。 行動的で自己主張をはっきりと行うため、不敵な態度もあって幼少の頃から敵を作りやすく喧嘩沙汰は絶えなかった。学校では主席だったものの成績などに価値を見出さず、現実での行動力や結果を出す手腕を重視するタイプの人間だった。 物事の核心を突き、躊躇無く物言う性分に加えて両親が元ノーメンクラツーラかつオルガリヒの関係者であること、さらに軍事上での才幹も相まって貴族や将校達から「生意気な銀髪の小娘」とやっかまれたが、それらを振り払う実力を持ち合わせユーク海軍将兵の畏敬と忠誠を一身に集める。 理知的で客観的、強い意志に基づく言動が見られる反面、時として感情を優先させる傾向があり、精神的に脆い面も見せている。 海軍大将→海軍上級大将→海軍元帥。北海道戦争で受けた負傷を理由に現在は一線を退き、ユーク太平洋艦隊の名誉教授を務めていた。 しかし、アジア方面の情勢悪化に伴い新設されたユーク極東艦隊の司令長官に再び任命されている。 長い間前線から離れていたが超人的な艦隊指揮能力は依然健在で、人革連北海艦隊に睨みを効かせている。 扶桑皇国とは一度刃を交えたが、再び国交が正常化した現在は扶桑海軍の主要人物と交友を持っており、親善訪問という名の観光や太平洋艦隊士官学校の卒業演習科目として海軍演習に何度か参加している。 演習に参加する度扶桑海軍の再建の速さや頑強さに驚いており、生石中将をはじめ新生扶桑海軍を高く評価している。 アンナ・カディロヴナ 北海道戦争にて戦死したカディロフ提督の孫娘。パブロヴナと同期であり唯一無二の親友。温和な性格で、時として苛烈になりがちなパブロヴナを諫言できる数少ない人物。海軍中将。 バルト海艦隊総司令長官を勤めていたが、人革連との戦争を契機にパブロヴナの幕僚長官に任命された。 海軍学校時代のあだ名は「ミセス・パーフェクト」で、人格だけでなく戦闘能力、軍事的指揮力にも大変優れている。その手腕は彼女と対峙した人物から「まるでパブロヴナ提督がもう一人いるようだ」と評されている。 アンドレイ・ボロジノフ 海軍少将で第1駆逐艦師団提督。追撃戦に定評がある猛将で、数々の潰走する敵艦隊を壊滅してきたことから「行動する破壊衝動」と恐れられている。 また、第1駆逐艦師団のロゴマークはライオンに跨った漆黒の騎士が描かれているため「チョールヌィ・ルィーツェリア・フロート」と非公式の愛称がある。 北海道戦争後は壊滅した極東艦隊の穴埋めとしてしばらく赴任することに。 イーゴリ・プーシキン 海軍少将で第10巡洋艦師団司令長官。麾下の艦隊の並外れた機動力から「ウラガーン・プーシキン」の異名で畏れられており、「プーシキンに追いつける艦なし」とまで言われている。 対峙した艦隊の体勢が整う前に怒濤のスピードで肉迫し、苛烈な先制攻撃を加えることで相手の出鼻をくじいて勝利をもぎ取ることを得意としている。 ゲオルギー・チューホフ 海軍少将でプーシキンとは海軍士官学校の同期で親友同士。第1水雷戦隊司令長官。階級が下の者でも丁寧に接するなど人柄がよくプーシキンと並んで「北方艦隊の双璧」と呼ばれている。 攻守における高水準でこなすバランスと、あらゆる状況における沈着さを評価されており、「もしパブロヴナがいなければ彼が北方艦隊の総司令長官になっていたであろう」と評されている。 太平洋艦隊関連 ウラジミール・メドヴェージェフ ユーク海軍のドクトリンを大きく変えた第一人者で「生きる伝説」といわれた老練の提督。海軍大将。 水に例えられる柔軟自在な艦隊運用に定評があり、彼のモットーである「臨機応変」は教え子のパブロヴナに引き継がれている。 北海道戦争後に査問委員会に太平洋艦隊の損失について問われるも、これまでの功績とクーデター政権と関わりがなかったこと、人革連海軍が大きくなりすぎたこと、そして現場の将兵の懇願によって司令長官職を続けることになった。 ニコライ・ザハルチェンコ 「ユーク海軍航空戦の第一人者」と呼ばれる太平洋艦隊航空参謀長でメドヴェージェフの片腕的存在。海軍中将。 航空戦術以外にも機動防御に定評があり、圧倒的な数の敵に対しても必要最低限の兵力で巧みに攻撃を防ぐことから「鉄壁」の異名を持つ。 アルトゥール・ブラーギン ザハルチェンコ艦隊こと第2航空艦隊の防空部隊の司令官で階級は准将。パブロヴナの命の恩人。 非凡な作戦実行能力を有する戦術家であり、守勢下での艦隊指揮において高い力量を示すことが多いが、攻勢面でもしばしば並々ならぬ能力を示し、天海提督をして「良将」とたたえしめた。 特に難局での強さには定評があり、北海道戦争では同数どころか1.5倍の兵力を相手にしても、間違いなく長時間にわたり戦線を維持できるであろうとされる。その評価ゆえ、北海道戦争以降常に全軍の最後衛に配され、旗艦の背中を守り続けることとなった。 その他 アナスタシア 元ユーク海軍のエースパイロット。北海道戦争の遠因となった張本人であるが、秘密裏クーデター政権の悪事が暴露されてからマーシャルノフ大統領復帰後に恩赦された。 現在は軍から離れて駐在武官兼扶桑皇国との関係修繕を図る親善大使を務めている。 前戦争の経歴からGRU(参謀本部情報局)に目に留まり退役後はGRUケースオフィサー兼GRUスペツナズ小隊長として暗躍、第2シーズンでは人革連の動向を扶桑に教えている。 おまけ 第××回扶桑海軍総合大演習・ユークサイド 戦いの行く末はもう見えているのに、扶桑も中々粘りますね うん、前の戦争からよくもここまで立ち上がったものね まぁパブロヴナ提督が得意とする搦手もあまり使えないし勢力も扶桑と同等、更にこちらの大半は士官候補生ということを鑑みてもあの頑強さには驚きます …どうやら私は試合形式の戦闘は苦手みたいね(苦笑) ふふっ、戦場の指揮官として大いに優れているということですよ しかしこのままだと我が軍の損害も無視できないものになるね… 敵の正面防衛線を突破 敵艦隊潰走していきます。提督、どうなされます? (前の大戦で扶桑側の提督は軒並み戦死しているから、あの状態で艦隊を立て直すのは難しいはず…。これなら実戦経験のない彼らでも対応が可能か)戦列を組み直す。各艦隊に紡錘陣形を執るよう伝達して 中央突破をなさるつもりですね うん、その通り。第1及び第2訓練戦隊に追撃させて、私たちは出来る限り支援に徹する いよいよ総仕上げですね 生石提督か、中々面白い人物だった。第1及び第2訓練戦隊、全艦最大船速、敵を食い破れ。第4訓練巡洋艦師団及び第5訓練水雷戦隊は敵本隊に揺動をかけつつ輸送船団に接近しろ。敵が食いついてきたら戦艦部隊で十字砲火を、逃げるのであれば先に輸送船団を攻撃し燃料切れを狙う 扶桑艦隊殿部隊が分離。西へ転進…いえ、転進180度!! …は? なん...だと...? 続いて扶桑艦隊本隊進路変更、目標は…我が軍の補給船団と思われます! …してやられた、奴らはこの混乱に乗じて私たちの補給船団を各個撃破するつもりだ。中央突破を逆手に取られてしまった バカな、ありえん。演習でこんな常識外れな… 狼狽えるなフェドセーエフ上級士官候補生。分艦隊を以て囮部隊を扶撃し敵の本隊を追う ダメです、さらに敵本隊から艦艇数隻が離れ我々を遮る形で布陣しています ...! 敵艦隊正面捕捉。返り討ちにしてやれ そんな数で一体何ができるというのだ!なぶり倒してやる! ダメだ、スモーク、チャフ・フレア・ECMをありったけばら撒かれて捕捉もままならない! 4号艦大破! こちら2号艦、すまない撃沈判定をもらった… 3号艦レーダーに被弾、ダメだ照準が定まらない! なんつー艦隊機動だ!? あんな動きは前の戦争でも見たことがないぞ! 見事に一杯食わされましたね うん、今回の演習は指揮官による戦闘シミュレーションのつもりだったんだけど、相手はどうやらこのまま勝たせてくれないみたいね。相手が本気だというならば、こちらも全力で挑まねば無作法というもの (いつになく本気の顔だ。こんなオルガ見るの久しぶり…) この際補給船団は諦める。先手を取られてしまったが、敵が補給船団を囲う前に私たちも撃滅し本隊に行動不能になるまで攻撃を加えて。兵力差はこちらが上よ。四方から絶え間ない攻撃を加えれば必ず綻びができる。燃料が心許ないがそれは相手も同じはず。このまま短期決戦を仕掛ける 酷い陣形だな、これではまるで消耗戦だ あの頑強な防衛陣は崩すことができたものの、今度は遁走か。まったくきりがないですね 相手は初めから真正面から対決するつもりはなかったみたいね そろそろ潮時ではないでしょうか。これ以上戦ってもお互い損害が増えるだけですし。…それに、ほら制限時間も やっぱりそう思う? …悔しいとお思いですか? そんなことはないけど、もう少し勝ちたかったかな 戦力的にこちらが優位に立ちつつ相手の弾薬・燃料を枯渇させるまで戦ったのです。試合の判定はどうであれ、これ以上のお望みは些か贅沢かと わかっている。しかし扶桑の補給船団を制限時間内に潰しきれなかったのは手痛いな。…生石提督か、まさか現代でセキバハラ・ウォーのシマヅ・ウォリアーの再現を見せられるとは中々やるじゃない 「捨て肝」というやつですね。演習とはいえあれを実現するにはここの高い能力と、…そして指揮官への強い信頼がないとできないですね うん、今回はなかなか面白い戦闘だった。生石提督に電文を送って。「貴官の勇戦に敬意を表す。再会の日まで壮健なれ。」と 後に20XY年第××会海軍大演習と呼ばれる一連の模擬戦闘訓練は、当初の予想を覆す扶桑軍側の勝利で幕を閉じた。 補給船団を壊滅させられたことでユーク側が継戦ができないとの判定であった。 しかし扶桑側も序盤の戦闘の影響で艦艇の燃料や弾薬が尽き掛けていたことで継戦能力が危うかったことや、遅滞戦術で各部隊が各個撃破されたため終盤は戦力的にユーク側が優勢だったこと、さらに試合終了間際には扶桑輸送船団が封殺される陣形をユークがとっていたことから、あと20分時間が設けられていたら試合は違った形になったであろうと後世の歴史家は予想している。 それを踏まえて計算に入れた生石中将をパブロヴナ提督は高く評価しており、試合終了後に両者は健闘を称えた。 なお今回の演習で実演した生石提督の戦術は来年度から反則とされた おまけ その2 中華サイド 中々面白い試合だったネー というより提督、お忍びできたのに随分と楽しんでいらっしゃりますね。視察というよりかはもはや観光… そんなことはないよ。それにしてもあの生石中将だったカナ。これまでノーマークだったけどあのパブロヴナ大将相手によくぞここまで戦場を掻き回したものネ はい、まさかこれほどまでの人材とは予想できませんでした 彼らを相手にうちの海軍はどこまでやれるのカナー …まさか上は本気で扶桑と戦争するつもりなんですかね そのつもりらしいヨ。現にオーシアはエルジアと不和で太平洋への影響を弱めているし、近いうちに戦争でも起きるんじゃないカナ そしてオーシアが戦争している隙に「曙光工程」を発動すると そういうコト しかし視察をすればするほど本当に勝てるのか分からなくてなってきますね。最悪ユークの参戦も考えられる 勝機はゼロじゃないネ。確かに私たち人民解放軍は周りの超大国と比べて弱兵かもしれない。しかしそんなことは戦術・戦略次第でどうとでも変わってくる 織田の尾張兵がいい例ですね まあ尾張=弱兵説は諸説あるけどネ それはともかく、この後も情報分析を続行しますか? そうだネ、引き続き生石提督の情報をかき集めて。戦術・戦略思想から性格、海軍士官学校の成績、経歴、家族構成、交友関係、金銭関係、思想、信念、全て分かりうる情報は手段を選ばず集めてちょうだい。あと、扶桑軍上級幹部に私たちのシンパはどれくらいいる? 海軍だけでも3名ほどはおります それだけいれば十分ネ。それぞれの艦隊の提督に怪しまれないように接触して現扶桑軍の弱みを握らせテ 了解しました
https://w.atwiki.jp/maikuragunzibu/pages/980.html
国旗 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像の名前) 概要 国名 Penpen帝国 主義 帝国主義 スローガン Penpen皇国の荒廃、この戦争にあり 略号 ppe 元首 Penpen皇帝 人口 約14.2億人 首都 帝都penpen 通貨 pen(ペン) Penpen内閣府から国民の皆様へのお知らせ 2024年6月初旬、アザラシ人民民主主義共和国の陸軍が国境付近まで後退しました 現在、帝国軍の兵力見直しを行っています。その一環で陸軍・海軍の兵力を減少させます。 気象庁からのお知らせ 異常気象により、住宅火災が起きています。警戒を。 Penpen陸軍省・海軍省からのお知らせ 海軍省からのお知らせ📢第1護衛艦隊群をアザラシ人民民主主義共和国近海に派遣しました。 陸軍省からのお知らせ📢第一〜第四師団を動員したことにより、アザラシ陸軍を国境まで後退させました。 空軍省からのお知らせ📢領空侵犯機に対してのスクランブルは今月だけで500回を超えました。また、アザラシ軍機によるミサイル攻撃が増加しています。 政治 元首・大臣リスト 人物名 国家元首 Penpen皇帝(ぺんぺん こうてい) 内閣総理大臣 藤原 駿介(ふじわらの しゅんすけ) 官房長官 望月 瀬名(もちづき せな) 内閣特命担当大臣 望月 瀬名(もちづき せな) 内閣府改造担当大臣 斎藤 駿之介(さいとう しゅんのすけ) 国防大臣 motti(もっちー) 陸軍大臣 新Penpen皇太子(しんぺんぺん こうたいし) 海軍大臣 不在 経済担当大臣 藤原 Seasea(ふじわらの しーしー) 文部科学大臣 Tonatona(となとな) 外務大臣 藤原 Sea(ふじわらの しー) 国土交通大臣 吉田 照澄(よしだ てるずみ) 警視局長 安藤 繁雄(あんどう しげお) 国家治安維持局長 Penpen皇帝(ぺんぺん こうてい) 各省庁 省庁名 担当大臣 内閣府 藤原駿介第10代内閣総理大臣、望月瀬名官房長官、斎藤駿之介内閣府改造担当大臣 経済産業省 藤原Seasea経済担当大臣 文部科学省 Tonatona文部科学大臣 外務省 藤原Sea外務大臣 国土交通省 吉田照澄国土交通大臣 国防総省 motti国防大臣 陸軍省 新Penpen陸軍大臣 海軍省 藤原駿介第10代内閣総理大臣 警視局 安藤繁雄第9代警視局長 宮内庁 Penpen皇帝 国家治安維持局 Penpen皇帝 最近可決された法案 月日 法案名 2月4日 国家総動員法 同日 国内総生産率維持法 2月7日 国家治安維持法 同日 軍事予算削減案、道路拡張案 2月8日 列強国対策軍事作戦案 2月11日 帝国軍強化案、帝国軍兵士増加案、人口増加策 6月13日 軍事費増加のための増税案 6月16日 国家総動員令(法)の撤廃 6月17日 熱中症の警戒が必要なときに気象庁から出される熱中症警戒アラートの提案を承諾 同日 スパイ 潜伏兵対策案 6月24日 アザラシ人民民主主義共和国に対する戦闘停止案 9月13日 陸軍・海軍増強案 10月2日 国家存亡の危機における緊急政策案 2024年6月11日 アザラシ軍急襲への対処決定案 同日 陸軍・海軍削減案 Penpen帝国緊急事態発表システム(PEAL) 我が国Penpen帝国が緊急事態(危機的状況)に陥った際に国民の皆様に即時発表するシステムのことを、PEAL(Penpen Emargency ALart)と言います。緊急事態レベル2以上になった際、テレビやスマートフォンなどの画面が自動的に切り替わります。 現在の発表状況 緊急事態レベル 1 現在、アザラシ軍による急襲が起きていますが、守備隊が国境まで押し込みました。しかし、ミサイル発射が多くみられるため警戒を。 Penpen帝国緊急事態発生システム(PEAL) 緊急事態レベル 緊急事態レベル1 戦闘状況開始の発表(他国がこちらに戦闘を仕掛け、陸軍・海軍が出動した際に発表されます) 緊急事態レベル2 戦闘激化による危機的状況(陸軍・海軍が、他国(敵国)の上陸部隊又は艦隊との戦闘が激化し陸軍・海軍に甚大な被害が起こった際に発表されます) 緊急事態レベル3 戦争開始による国家の存亡に関わる状況(戦闘状態の激化状態が3日間以上続いた場合に発表されます。) 緊急事態レベル4 国家非常事態宣言(陸軍・海軍が他国(敵国)に惨敗した際に発表されます。この非常事態宣言が出された際、国が滅亡する可能性が非常に高いです。) 熱中症警戒アラート 我が国Penpen帝国気象庁が熱中症の警戒が必要とされるときに国民の皆様に即時発表するシステムを熱中症警戒アラートと呼称します。熱中症警戒アラート指定地域は、外出禁止となります。 現在の発表状況 現在発表されていません。 軍事 Penpen帝国陸軍 兵力 約9000万 主力部隊 ペンペン皇帝直属部隊(近衛師団)第一師団〜第三師団 特殊作戦部隊P.A.T 普通部隊第一師団〜第七師団 Penpen帝国親衛隊 Penpen帝国陸軍特殊作戦群 主力兵器 M4A1 100式小銃(フルオート、バースト可) 50式自動小銃(親衛隊のみ使用) P K PK305機関銃(通常部隊が主に使用) p225自動拳銃 p452リボルバー(親衛隊、近衛師団専用) HK419(特殊部隊P.A.T専用) P K Pen42k小銃(通常部隊、帝国親衛隊専用) Penpen帝国海軍 兵力 約8300万 主力部隊 通商破壊駆逐艦隊 連合艦隊 第一護衛艦隊〜第六護衛艦隊 海軍海兵隊 海軍特殊救助隊 海軍特殊工作部隊 海上警備隊 空母特殊作戦群 主力兵器 penpen1式対艦・対空ミサイル penpen89式対艦ミサイル 3式Sea-sparow(対空ミサイル) P K PH405(海兵隊専用小銃) penpen3式艦対地ミサイル penpen1式改対艦ミサイル penpen24式エア対空ミサイル penpen90式対潜ミサイル 哨戒ヘリ 戦闘機 PH-12K Pu-37s P-40(新ステレス機) PH-35K(対潜ヘリコプター) F-35P 基地 第一通商破壊艦隊基地 Penpen帝国空軍 兵力 約6500万 主力部隊 アグレッサー部隊 陸軍・海軍支援戦闘隊 陸上支援ヘリ部隊 第一降下特殊作戦群〜第三降下特殊作戦群 Penpen皇帝直属近衛師団 ミサイル特殊攻撃隊 主力戦闘機 F-36P F-15P Pu-37s Pu-31 F-35P 主力ヘリコプター Apache-64P PH-12K(兵士輸送用) PH-35K Apache-01P 主力武器 100式機関銃 HK419 所属・締結同盟 無し その他リンク YouTubeチャンネル Twitter↓ https //twitter.com/penpen_teikoku?t=gkf2qzeURP_GkE4NEsr_ug&s=09 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2334.html
843 :第三帝国:2014/03/21(金) 21 58 57 衝号抜きの太平洋戦争~第23章「日本に征けぬ海はなし」 日英同盟が再度締結された結果、 太平洋だけでなく大西洋でも英国海軍の総力を挙げた通商破壊が開始。 英国が保有する潜水艦の全てが一斉にアメリカ東海岸、カリブ海、南米航路に襲い掛かった。 日本の呂号のように隔絶した性能を有していたわけではないが、それでも数が相応に多いため、と言うのは。 史実英国の潜水艦保有数は第二次世界大戦直前で57隻。 その任務は通商破壊ではなくドイツ水上艦艇並びにUボートの監視、攻撃であった。 しかし、それで戦間中Uボートを実に32隻も沈め、終戦時には合計170隻もの潜水艦を保有し、 アメリカに次ぐ世界第二位の潜水艦保有国へとなっていた(参考:歴史群像欧州戦史シリーズ『大西洋戦争』P108) (※生産した数だけならドイツがダントツ、しかしそれ以上に沈められた) 史実と違いドイツと停戦、さらにはアメリカのカナダ侵攻を受け、 英国の開き直り外交でドイツと正式に講和をするなど随分と歴史は変わっており、 それより前には辻ーんの暗躍で世界恐慌の影響をモロに受けて軍備が遅れるなど散々な眼にあっていたが、 それでもなお、ドイツがロシアの赤熊と全力で殴り合っている間、 苦しい台所情勢ながらも軍事力の整備はコツコツと行ってきたため気づけば、 日本、イギリス、アメリカ、ドイツの順で世界第二位の潜水艦保有国へとなっていた。 日本は和風XXI型の呂号を大量生産しているから当然である。 ドイツはソ連と殴り合っているいるため最近ヒトラー総統が将来は海軍増強を考えているとはいえ、 当面は海軍整備は後回しであり、英国との戦争が終わってから相変わらず冷や飯を食らっている最中である。 アメリカはと言えばヘッジホッグに対潜誘導魚雷、 対潜哨戒機、ソノブイ等と万全の装備を以って待ち構えている日本海軍を前に消耗を続けており、 幸運の女神に愛されているのか良く分からない「アルバコア」の例を除けば虐殺に等しい損害を受けていた。 なお西海岸における海軍拠点であるサンディエゴが原爆で吹き飛ばされてから、修理補給にも支障を出していた事実を記す。 結果、大西洋でも多数の潜水艦が動き回ったせいでアメリカの保有船舶を減らして、海運業者の胃壁に穴をあけることに成功した。 水上艦艇もまた通商破壊に参加した。 戦艦『プリンス・オブ・ウェールズ』 戦艦『レパルス』 空母『アーク・ロイヤル』 空母『イラストリアス』 戦艦2空母2で構成され通称『Z部隊』 と命名された艦隊はパナマ運河を破壊されたため南米を通過する航路を狙って通商破壊を開始。 844 :第三帝国:2014/03/21(金) 21 59 32 昼は艦載機で偵察、空襲を仕掛けて、 夜に戦艦による夜戦で船団に打撃を与え、 船団がバラバラになったところを潜水艦が落ち武者狩りを実施、戦果を挙げた。 アメリカ側は対抗しようにも護衛艦に戦艦に対抗しろというのが無理で、 護衛空母による空襲も搭載機数が限られている上に『F4F』では何とか間に合った、 グリフォンエンジン搭載型の『スピットファイア』に対抗するのは難しく落とされる始末である。 さらに嫌らしいのは、フォークランド諸島というこれまで特に注目されなかった島で、 俄かに飛行艇、仮装巡洋艦、潜水艦がたむろい、南米大陸経由の航路に痛打を与えていた。 なお、憂鬱世界では『プリンス・オブ・ウェールズ』の建造が遅れたせいで、 対独戦で碌に活躍できなかった鬱憤をここで晴らすことになる。 (参考第15話:KGV級戦艦は完成が遅れ気味であり、 2番艦であるプリンス・オブ・ウェールズが海に浮かぶのは当分先。 ドイツのビスマルクに対抗するために設計を変更した3番艦は、設計変更の影響で建造がさらに遅れていた。 戦艦でさえ遅れているのだから、空母の建造はさらに遅れておりイラストリアス級3番艦が完成するのは来年に持ち越し、であった。 巡洋艦以下の艦艇は連邦諸国に負担させ、何とか整備を進めている。) 外交面でも英国は活発的に活動している。 香港に亡命した中華民国の高官から手に入れた第二次満州事変の真実を全世界に公表。 鉄道爆破が中華民国の自作自演である事実から友人の選択を誤ったと痛烈に皮肉を交えて非難。 さらにドイツとは講和を締結したので、 通常の交易を再開すると称して『レーベレヒト・マース』を筆頭にドイツの艦隊型駆逐艦の購入を開始。 イタリアからは完成したばかりの空母『アキラ』、ヴィジー・フランスからは元イギリスの戦艦『クイーンエリザベス』 『ヴァリアント』を購入すると宣言して、その大胆さに夢幻会も含めて世界は驚いた。 (※参考外伝2話:「フランスは……イギリス人の戦艦を引き上げて再就役させましたが、長くは使えないでしょう」 フランスは人間魚雷で大破・着底していた英海軍の戦艦クイーンエリザベスとヴァリアントを改装し、この2隻を高速戦艦として再就役させていた。 基準排水量34500トンという艦体に8門の38センチ砲、連装10基の13センチ両用砲を搭載し、 さらに最高速力25ノットを誇る有力な戦艦の一番艦は『復讐』の意味を持つ『ルバンシュ』の名前を、 二番艦には『鉄槌』の意味を持つ『マルテル』という名前を与えられていた。このことから、 フランスが如何にイギリスを憎んでいるかがうかがい知れる。尤も無理に無理を重ねたため、10年程度しか持たないのではないかと考えられたが。) アメリカは抗議したがドイツ、 イタリアは「海軍力で勝るイギリスに仕方が無く従った(棒)」と言い。 ヴィジー・フランスは日本に一方的にボコられているアメリカの不甲斐無さをなじった。 そして今後も船舶の委託建造を申し込むことなり、 イギリスは船舶の建造において欧州大陸の生産力がそっくり味方についた。 なお、史実では味方に沈められたがこちらでは生き残った『レーベレヒト・マース』だが、 イギリスに売却されたというエピソードから後世『艦これ』で英国使用に改めた改二では、 朝は味気が無いオートミール、昼はウナギゼリー、 夜はギトギトのフィッシュ&チップスと見事なメシマズな嫁になった上に、 差し出す飲み物はなぜか塩入りココアでタッチすれば、 提督のロリコン的発想を皮肉を交えて罵倒し、提督×ヤギを妄想する腐女子と英国面に悪落ちキャラとして描かれる。 845 :第三帝国:2014/03/21(金) 22 00 48 英国の外交攻勢はとまらない。 またどうせ今後インドを支配してゆくことは無理、 と判断した英国は代価として資源提供、国債購入などを条件に、 ガンジーに対して書面を以って完全なる独立を約束したため荒れたインド情勢は安定。 これにより、インドの資源がフルに活動できるようになり戦争資源が英国、日本へ送られることになる。 日本に対しては東洋艦隊が日本海軍の傘下に入りアラスカまで派遣。 陸軍もインド兵を乗せた輸送船団ごと指揮下に入れるなど大胆極まりない手を打ち続けた。 なお、その理由は 「ここで意地を張ってもどうせ東洋艦隊に主力艦がいないし、陸軍もインド兵なら日本側に指揮権を預けてしまえ」 と開き直ったためである。 日本としてはここまでやられると、 拳を下ろせざるを得なく、また兵力不足を一部でも緩和するなど、 実利に適っているため断れることが出来なく、実に嫌らしい手であると夢幻会では評価した。 さらに、相互に国債を購入し合う提案。 極め付きはより同盟を強固なものとするために英国王室と皇室との間に縁談を結べないか打診。 流石にロンドンで交渉していた吉田茂が慌てたがロマノフのアナスタシナ皇女の例があると指摘され沈黙する。 (参考本編38話: 「……だとすれば、縁談しか方法がないか」 ハリファックスは渋い顔で呟いた。 「夢幻会の重鎮である伏見宮家には、12歳の男子がいる。 それにロマノフの血を引く男子もいる。殿下たちの嫁ぎ先は十分ある」 「ですが、それは国民感情が許さないのでは?」 「判っている……有効な方法であるが、それがネックだな。 下手に日本人に王族を嫁がせるなどと言ったら反政府運動が起きかねない」) 南米、中米とは再度足並みをそろえてアメリカに対する禁輸措置を実施、 珈琲豆、そしてゴムの供給はアメリカの裏庭とも言えるキューバを除けば停止してしまう。 史実と違い下手に南米に深入りしたせいで恨みを買いすぎたアメリカの報いを受けることになる。 だが、アメリカ軍が丸ごと殴りかかってきたものゆえに、 カナダの戦況は思わしくなく1月中旬にはモントリオール、バンクーバ、オタワを放棄。 さらに数日後にはケベックを放棄してハリファックスに立てこもった。 このため最悪、海を渡りニューファンアイランド島まで後退し春~夏に本国艦隊が全力で反撃することを予定した。 (※増援の陸軍を運ぶ輸送船の見繕いなどに最低数ヶ月の準備期間が必要) そしてアメリカのカナダ侵攻、日英同盟の再結成に対して日本は行動を起こす。 具体的には再び連合艦隊、そしてアラスカの『富嶽』を動かし、西海岸沿いに侵攻するアメリカ軍、 並びに西海岸全域で艦隊丸ごと通商破壊と『富嶽』の爆撃で暴れ回るというもので「あ号作戦」と命名された。 しかし、先の海戦で傷ついた艦が多く、補充と補給の兼ね合いから実施日は3月~4月となる。 ただし既に『富嶽』による鉄道、ダム、など少数でも戦果を挙げられる対象に嫌がらせの爆撃をしている。 機雷の散布も西海岸だけでなく、五大湖にも投下しており訓練空母の『ウルヴァリン』が搭乗員ごと湖の底に沈んだ。 「あ号作戦」では、 アメリカ本土に近づくこともあって艦載機の大半を戦闘機の『烈風改』で固めていき、 空母『大鳳』には世界初のジェット戦闘機である『疾風』を乗せて制空権を磐石なものとする予定だ。 846 :第三帝国:2014/03/21(金) 22 02 21 44年にジェットとかチート乙、 といえるが整備員、並びに搭乗員の教育にはかなり無茶を強いている。 数も『大鳳』一隻分しか確保できず、艦載機全体の補充もかなり厳しいものだ。 「せめて夏になればもっと『疾風』を配備できるのだが」 とは嶋田の言葉である。 夏になれば十分に教育され、数を揃えた『疾風』が揃うだけでなく、 空母『雲龍』を筆頭に、各種艦船が実戦配備されるはずであるからであり、 秋以降は『大鳳』型2番艦『白鳳』に超甲巡の『北岳』『穂高』が実戦配備される予定だ。 だがそれでも、史実には見られなかったペースでの建造だ。 夢幻会でカレーを食べつつ後世の『艦これ』はどうなっているだろう、そしてそれが見れないのが残念である、 とまで雑談した後「だったら、自分たちで映画なりカードゲームなりで作ればいい!権力はこういう時に使うべきだ!」 と近衛文麿言い出し、夢幻会は久々にネタに盛り上がった。 近衛「カードゲームのルール、 各キャラのデザインは基本『艦これ』基準で行くとして、 問題は映画における主人公をどうするかだ、皆の忌憚無き意見を聞きたい」 伏見宮「ここはやはり連合艦隊旗艦の『長門』を自分は推薦する」 辻ーん「神戸生まれのお嬢様『熊野』を主人公として大蔵省は推薦する」 南雲「貴様は相変わらずお嬢様キャラ押しだな …海上保安庁として『阿賀野』を推薦するものだ、 大蔵大臣は『阿賀野』のあざといまでの声とあのおっぱいの良さをわからぬようだ」 古賀「戦艦派としては男は黙って戦艦、それも王道の『金剛』だろ。 英国との復縁という意味合いも兼ねて彼女を主人公にすべきである。 それより排水量13万トン、50口径51センチ3連装砲3基の『大和』をはよ!」 東条「陸軍としては陸海軍の団結を示すため『あきつ丸』を推薦する。 あるいは個人的にはキャプテン木曽、もしくは『響』を主人公にしたい」 近衛「……見事にバラバラだな、となれば」 辻ーん「ええ、そうですね。ここは中立的立場の嶋田さんに決めてもらいましょう」 一同「「「「「「総理、どうか嫁を主人公にしてください!!」」」」」」 嶋田「知るか!!」 そして嶋田の異を痛めさせた。 なお後に映画が公開されたさいのガチ提督勢の反応は以下のようであった。 山本五十六「あの、ご飯を一杯食べる子は可愛いな」 木村昌福「まったく、駆逐艦は最高だな!(霞を見つつ)」 田中頼三「まったく、水雷戦隊は最高だな!」 栗田健男「キマシタワー!!(大井、北上を見つつ)」 西村祥治「扶桑姉妹か、良いな」 激おこ多聞丸「ウチの飛龍に手を出すと……わかるな?」 嶋田繁太郎「帝国海軍オワタ」 話を戻そう。 日本のアラスカでの戦況も数が多いため、州都ジュノーを早期に放棄。 遅滞防御に努めている最中で、西海岸から英国陸軍と日本陸軍の増援を受けた上での反撃「い号作戦」は夏となるだろう。 春の「あ号作戦」でアメリカの伸びきった補給線を叩き潰し、 夏の「い号作戦」で侵攻してきたアメリカ軍の後方に増援を上陸、同時反撃でこれを包囲して殲滅する。 まさに壮大で夢物語でしかない内容であるが、制海権は日本側にあり、英国が参戦したことで必要な船舶は満たしていた。 そう、名実共に世界最強の海軍を有する日本に征けぬ海はなかった。 次話:第24章「反撃の日英同盟」:目次
https://w.atwiki.jp/pardei_lustalie/pages/164.html
星間文明統一機構(AOPƏ/オーパ) 基本情報 本部所在地 航空宇宙都市パルディステル 公用語 古典ツォルマ語 統治者のシステム名 星域管理システムTAEMF-01 統治者の称号 キューズトレーター 設立 宇宙新暦0年 貨幣 メッレ(*1)(成果ポイント消費方式) 星間文明統一機構(古典ツォルマ語:Atimnivan Orkəpo vīnt Porokicevelna vīnt ənletve. 同略称、AOPƏ/オーパ. 星間機構)は、かつて存在した軍事勢力。宇宙新暦0年、全知的存在の統一を最大目的として発足した。星間機構は独自の基準による自滅傾向のデータ化を推し進めており、それらの数値を根拠に対立文明への予防攻略を繰り返していた。旧暦時代(宇宙正暦)における大厄災の教訓から、指定レベルに応じた絶滅措置を講じている。そのため、世界中から忌み嫌われており、空前絶後の巨大悪、擁護できない存在として歴史の巨塔に刻まれた。 目次 名称 加盟圏 旗の意味 歴史近古代(宇宙正暦後期) 統治領域の変遷 技術 理念 活動内容各方面に対する予防侵略 断種と強制進化 際限なき選別 言語 機構管理最高評議会 選別内閣 実務機関 問題点 エピソードキューズトレーターとスワ族 関連記事 名称 古典ツォルマ語での正式名称は、Atimnivan Orkəpo vīnt Porokicevelna vīnt ənletve/アティムニヴァン・オルカポ・ヴィント・ポロキツェヴェルナ・ヴィント・アンレトヴェ、通称、AOPƏ(オーパ)という。 当時、唯一の権威(=星間機構)を強調する表現として、シンプルにアンレトヴェ・オルカポと呼ぶ流れもあった。日本語で直訳すると、『星の間の統治の正義の縦に強く持つことの命ずる場』となり、とてつもなく冗長かつ難解な名称となってしまう。 そのため、推奨される意訳としての『星間の文明の統一機構』が定着。それがやがて『星間文明統一機構』に変化し、『星間機構』と略されるようになった。 A vīnt B → BのA Atimnivan Orkəpo 統一機構 Porokicevelna 文明 ənletve 星間 加盟圏 現在のセクター・ツォルマリアにあたる領域に加えて、旧イドゥニア宇宙域のほぼ全てを統治していた。 旗の意味 これまでの資料から有力な説を取る場合、『汚れなき舗装道のために支払われた血の代償』と考えるのが自然とされる。 旗の中央に究極の統治者たるキューズトレーターを配置。当時代における完全秩序の証明としても機能し、制圧地域において広く掲げられた。 一方、抑圧される被支配種族にとっては恐怖以外の何物でもなく、地獄の象徴の如き印象を定着させてしまった。 「この旗を掲げる者を見た時、他者を害する意図があるものと心得えよ」(ヴァンス・フリートン) 歴史 近古代(宇宙正暦後期) ツォルマリア文明統一機構 ツォルマリア文明統一機構/歴史 統治領域の変遷 改暦以前(近古代)。長きにわたって続いた異種生命体との戦いはツォルマリア人類に大きな危機感を抱かせ、未曾有の技術革新を続けてきた歴史を持つ。これに伴い、緩やかな連帯に甘んじてきた各惑星の組合も統合され、政府は時を追う毎に全体主義的な様相を深めた。そして、宇宙正暦500年(宇宙新暦0年)。ツォルマリアを構成する諸星域は、ついに星間文明統一機構へと名を変え、純然たる闘争主義の時代を迎えた。新統一機構は、最高評議会による改暦宣言をもって宇宙新暦へ移行し、戦後、長らく断絶して久しかった異種文明圏(新ソルキア連合)への侵攻に踏み切った。第一次存続戦争の始まりである。この半世紀にわたる戦いの中で星間機構は新たにソルキア側の3星系を攻略。これをもってケルス・ニア、セーク・パルゾス、エレス・ニアを編入し、ツォルマリア人類の領域を6星系にまで広げた。かねてから予定されたソルキア民族に対する絶滅政策が実行される中、一気に入植人口を拡大させた星間機構特務遠征艦隊は、更なる領土的野心をもってイー・メラト、レオ・タイパル方面への進出を図ったのである。 同115年にケユラト・セクターへと進出。同135年に時のカルスナードを下すと、更に東域のジルナス星系(現在のウェトラム領)に進出し、ガルラ・リヴィスとのファースト・コンタクトを迎えた。ツォルマリア側はガルラ・リヴィスに対し、相互不可侵の締結を進める一方、ソルキアに対しては強度の軍事的威圧を継続し、前述の3星系を要塞化した。同150年に第二次存続戦争が勃発。特務遠征艦隊はソルキア文明圏の奥深くに侵攻したが、事象災害を伴う無差別爆撃に晒され、再び前述の3星系へと後退した。その後のデッドライン(軌道要塞線)においてソルキア側の追撃艦隊を牽制し、以後、1000年以上にわたる冷戦状態が続いたわけである。同185年にヴィ・アリストーレ星系を編入。この時点で更に遠方の文明圏を捕捉し、特務艦隊を差し向けた。同200年にエルカム文明圏への侵入を試みるも、失敗。ガルラ・リヴィスと同様の不可侵条約を結び、イドゥニア方面への侵略を優先した。 同250年に至ってフォフトレネヒト皇国を下し、以後、800年以上にわたる最盛期の時代を迎えたが、星間機構の暴力性に警戒を強めたガルラ・リヴィスの封鎖通告を受け、更なる軍拡へと傾いたのである。そうした経緯から、同300年に侵攻を開始。ウェトラム戦争の勃発をもって新たな闘争の時代を迎えた。この戦いの初動で、同345年、ジルナス星系の奪取に成功するが、旧暦時代から続く情報伝達の遅れもあり、東域での戦いは一進一退の苦戦を強いられた。この間も時の最高評議会は選別の圧政を強めていき、同627年に至っては占領各地においてレジスタンスによる反乱が頻発し始めたのである。同850年の段階では、キューズトレーターによる一極独裁体制となって久しかった。そして、同1210年。全国規模の内乱に突入すると、ソルキア連合艦隊が星間機構領内に侵攻。第三次存続戦争が勃発し、諸星系の鎮圧に追われていたツォルマリア艦隊を駆逐していった。同1245年に軌道要塞線が陥落。時のキューズトレーターは、一連の大敗をもって最後の選別に踏み切った。破竹の勢いで進撃を続けた連合艦隊は、同1265年、ツォルマリア本国を占領し、ここに星間文明統一機構の歴史は幕を閉じたのである。 技術 宇宙新暦50年時点で核融合デューテリウム推進、または反物質推進による恒星間航行が主流となっていた。同500年時点でバブルワープ航法の利用を確認。独力でのワームホール生成を可能とし、同600年時点においては重力ゲート航法の後継と思われる、ロマクト・ゲート航法の実用化も確認されている。これにより、置換座標のズレは残るものの、ワープ・ドライブを搭載しない宇宙船舶の跳躍も可能となった。しかし、開発の経緯に関しては同機構による情報統制が徹底されており、共立公暦を迎えて久しい今日でも完全な解明には至っていない。この一連の技術革新によってバブルレーンと総称される異次元空間の存在も確認され、星間機構は世界征服に向けた更なる研究を継続した。一方、量子テレポーテーションを主軸とする通信技術に関しては、光の速度を超えられない問題に直面。跳躍途上における交信も不可能であり、少なくない数の行方不明者を出した。そうした問題も同1244年、N.B.N.S(初期ビルド・ネットワーク)の実装をもって完全に克服されたが、この時点においては域内情勢の悪化を招いて久しく、本格的な軍事転用には至らなかった。遅漏技術の恩恵は、ツォルマリア本国のエリート層を中心に共有され、キメラ技術を始めとするバイオナノテクノロジーの発展に繋がった。 理念 星間機構は、過去人類が遺した全ての大罪を改めるべく、武力による世界平和の責任を全うする。 星間機構は、戦うことの美徳を肯定し、あらゆる種族を同化させるための隔離措置を断行する。 星間機構は、適者生存の理を肯定し、世界共立を実現させるための更なる進化を断行する。 星間機構は、現行世界の汚染を防ぐために必要な解脱措置を実行し、永遠不滅の理想郷を構築する。 星間機構は、宇宙進出を可能とする全ての知的存在に対し、武装解除を要求。我が方への帰順を命令する。 活動内容 各方面に対する予防侵略 多くの戦災を経験したツォルマリア人類にとって、力なき文明の存立は歴史上の如何なる記録にも存在しない。 よって、脅威となり得る文明を捕捉し、予防措置の対象として研究、攻略することを至上の命題とした。 断種と強制進化 星間機構の内政は苛烈を極めるもので、優秀な被征服民の遺伝子を操作し、ツォルマリア人としての道を歩ませる。基準に満たない不適合者は即座に断種され、生殖能力を持たない個体が増加した。それら消滅予定の動物は生きている間に奴隷として働かされ、或いは実験材料、ガス抜き要因として扱われた。このような政策を取るディストピアに基本的人権の概念などあるはずがなく、例え正規の市民であっても基準に満たなければ即座に処分された。強度の実験過程においてキメラ化した個体は星間機構における力の象徴となり、不平分子の殺戮に投じられた。 際限なき選別 社会持続の原則として、始めは何らかの重犯罪を犯した者を対象に定めていた。次に敵性種族、無能力者、低級労働者、貧困層と続いていき、体制に不満を持つ富裕層までも絶滅対象とされた。末期に至っては肉体を持つ者全てに絶滅措置が下り、これをもってキューズトレーターの機能に支障をきたしていることが判明したのである。徹底的に情報統制された社会において真実を知る者は次々と処刑されていき、選別内閣が緊急事態宣言を発した頃には全てが手遅れとなっていた。同1250年以降、全人類に憎悪を抱くキューズトレーターはこの世からの解脱を実行する時が来たのだと豪語し、一切の区別なく、あらゆる手段を講じて残る不平分子の抹殺に力を注いだ。 言語 統治領域における言語のばらつきは時の支配層にとって安全保障上の脅威でしかなかった。 そのため、古典ツォルマ語を公用語として、他言語の使用に著しい制限が加えられたという。 非公認言語の話者に対しては、一定の猶予期間を設けた上で厳しい教育措置を講じていた。 機構 管理最高評議会を頂点として、中央省庁にあたる各統括部が存在した。また、同評議会に協賛するための召集議会が名目上の立法権を共有。体制の長であるキューズトレーターとの直接対面は叶わないため、行政サイドからは管理行政執行官が列席し、必要な質疑応答を担った。司法権に関しては建前上、公平を期する必要があることから、星間機構において「絶対に間違えない」と評されるキューズトレーターの指導力に全てを委ねていた。以上の理由から星間機構に三権分立構造は存在せず、同評議会においても徐々に人の手が減るなど、宇宙新暦850年以降はキューズトレーターによる完璧な独裁制へと変化を遂げていった。 管理最高評議会 少なくとも、成立から800年頃までは人の役職者の存在が確認されている。しかし、それ以降の統治に関してはキューズトレーターによる一極体制となっており、地方レベルにおける名目上の選挙すらも存在しない有様であった。キューズトレーターに逆らうことは死を意味するため、誰も意見しないまま行政区画の分離が進行し、ありとあらゆる種類の情報がデータベースから削除されたのである。検閲を是とするキューズトレーターは、知る必要のない情報を異物と断定。健全な教育のためだと称して、市民の関心が外に向かないよう意図的に誘導した。それでも、キューズトレーターが実権を握る以前の情勢を知る者が一定数存在し、そうした「異物」に対してキューズトレーターの導き出した答えは「除去」以外の何も示されなかったのだという。 選別内閣 選別内閣は、キューズトレーター自らが選別した優秀な市民議員らで構成される。しかし、管理最高評議会とは別個の組織として独立するため、実態としては行政の半分にも満たぬ管轄権しか持たなかった。その理由は、軍事行動にリソースを割くキューズトレーターが自らのブラックアウトを防ぐために役割分担させた説が濃厚とされる。選別内閣を構成するエリート議員の中にはキューズトレーターに反意を抱く者も存在していたようだが、ついぞ彼女の暴走を止めることはできず、解き放たれたキメラによって尽く粛清されてしまった。 実務機関 星間機構の実務機関は大きく分けて5種類の組織のもとに成り立つ。 軍事統括部 広報統括部 外交統括部 産業統括部 環境統括部 問題点 キューズトレーターの機能に支障をきたして以降、それを止める仕組みが一つも存在せず、統治機構として致命的な欠陥を抱えていた。今日の市民社会においては考えられない出来事であり、間抜けの誹りを免れないだろう。しかし、そのような存在が実際に力を持ち、世界中に大戦の火種を遺した事実に関しては今後の統治哲学において一考の余地があるものと指摘された。現代で同じような体制を取る権威主義集団が現れた時、制裁を試みる国が出てきた場合に、どのような論理をもってその行動を止めることが出来るだろうか?共立公暦655年に成立したソルキア解釈によると、内政不干渉の原則とは、「自らの統治能力に責任を持つ」ことを前提として認められる。文明共立機構が定める評価基準に則り、審査対象となった勢力は人道上の懸念に対して有効なセーフティを提示しなければならない条項が明記された。 エピソード キューズトレーターとスワ族 今日の共立時代において、オブザーバーとしての立場に留められるレア恒星系スワ族連合の伝承では、『空人の星祭会議』の一柱と認知されて久しい。時のキューズトレーター自らが星海連合首領を名乗り、時の酋長に贈り物を授けた壁画の存在も確認された。この記録は、当時の星間機構(オーパ支配域)において唯一手荒な軍事侵攻を受けず、しかも一定の外交儀礼をもって保護された数少ない証拠として受け入れられた。その他、多くの種族が選別の振るいにかけられる中で、単純に脅威として認識されず、その時代における執行の優先対象とは見なされなかった説が濃厚とされる。そもそも壁中の表現として、星間艦隊の降臨に神の姿を見た(勘違いした)現地人側が星の歓迎と称する喜びの濁流(各地の防波堤を一斉に打ち砕き、大陸中を海水で洗い清めるとともに多くのものを神に捧げる。普通に破壊行為)とともに祈祷し、困惑したツォルマリア側の様子を勘案すると、大した理由もなく見過ごされ放免扱いとなった可能性についても指摘された。 関連記事 @Freeton2(執筆者) ルーゼリック・ワープ航法 航空宇宙都市パルディステル ツォルマリア文明統一機構 ツォルマリア星域連合直轄領 ソルキア諸星域首長国連合 共立世界の歴史
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/8404.html
502:弥次郎:2023/01/08(日) 00 25 05 HOST softbank060146109143.bbtec.net 憂鬱SRW 融合惑星 マブラヴ世界編SS「鋼鉄の裁定 -あるいは天空神の見定め-」3.5 C.E.世界 融合惑星 β世界 β世界主観1999年9月後半 15:44 朝鮮半島周辺南部海域 大洋連合海軍笠置型航空母艦「薬来」 急遽艦橋を離れ、別室に移動した柴島は信じられない報告を受け取っていた。 先ほどまで起こっていた、執拗なまでの米国艦隊へのBETAの攻撃。その理由が、判明してしまったのだ。 「間違いない、のか」 通信の先にいるのは、セオドア・ルーズベルトにいるスタッフだった。 艦載機として搭載されたヘリからパンテオンと共にセオドア・ルーズベルトに乗り移り、BETAへの対処などを行っていた彼ら。 彼らは、艦内において執拗なまでにBETAに追われる乗員を助け、負傷した彼らを治療することも行っていた。その中において、その事実に突き当たってしまったのだ。 『複数の人員において確認されました、ほぼ間違いないです。 簡易センサーではありますが、反応も確認されていました』 それは、と医療スタッフが硬い言葉で続ける。 『G元素です。グレイ・ナインやイレブンが確認されました』 そう、G元素。 ハイヴやカナダに落ちてきた落着ユニットの残骸から回収された、人類が手に入れた新元素。 その元素が、何と人間の体内から確認されたのだ。それも、最悪と言っていい形で。 セオドア・ルーズベルトにいるスタッフの操作により、多少荒いにしてもその画像が転送され共有された。 レントゲン写真のようなそれは、人の身体の一部を切り取っており、そして体内に明らかな人工物があることを映し出していた。 『G元素を封じ込めた容器が、確認されただけでも十数名以上の体内に確認されました。 事情を聴いたところ、健康診断において異常がみられ、外科手術を受けさせられたとのことです。 恐らくですが……』 「その際に体内にG元素を入れられた、か」 呻くように柴島はスタッフの言葉の先をつぶやく。 そう、確かに連合はG弾もしくはG元素の持ち込みがないかの調査を行った。 持ち込まれる物資、武器弾薬、戦術機、そして艦艇に隠されていないかの綿密な調査を行っていたのだ。 G元素のサンプルがあったからこそ、それを検知する検知器の開発は完了しており、それが大いに役立てられた。 しかし、その調査が行われたのはあくまでも物が対象だった。衣服までも徹底して調べたが、兵士たちまでは調べていなかったのだ。 そうであるがゆえに、検査を潜り抜けて、艦内にG元素を持ち込むことができたのだろう。 まさかそうまでしてもG元素を持ち込むとは、と今更ながらに後悔するが、どうにもならない。 『また、このG元素の容器の密封は完全ではありませんでした。 構造はまだ特定中ですが、時間経過により容器の密封が解除。そして体外にG元素が漏洩する仕組みと推測されます』 「個人個人に埋め込まれた量はおそらくは微量。しかし、それが多数の人間に及べばまとまった量を持ち込める……」 そうすれば、G元素に目敏く反応するというBETAの目にも留まることだろう。 その結果に生じることは一体何であろうか?想像する必要もない。 柴島の部下の梶原少佐が、青い顔で起こることを、そして実際に起こったことを述べる。 503:弥次郎:2023/01/08(日) 00 26 41 HOST softbank060146109143.bbtec.net 「そしてG元素に誘引され、BETAは集中的に米国からの派遣艦隊を、特にセオドア・ルーズベルトを攻撃する。 やがては撃沈に至り、ついでのように他の艦艇も攻撃を受けることになりますね」 ああ、と梶原の言葉を柴島は肯定する。 「いつ頃BETAが気が付いたのかは不明だが、奴らはこれらを手に入れるために一斉に襲い掛かった。 BETAに対して、これほど有効な誘蛾灯は存在しない。督戦していた潜水艦隊よりも優先したのも納得だ」 「提督、これはもしや……」 「ああ」 こんなことをした理由など、考えるまでもない。 米国が担当するエリアが存在する朝鮮半島東部方面の艦隊が崩壊すれば、それはかなり大きな作戦進行の躓きとなる。 同じく東部方面に展開している連合艦隊はその救援と収容、救助などに人員を割かれ、東部からの攻略の遅延あるいは戦力の分散につながる。 現場の兵士は、艦隊の兵士たちは必死に戦っていたのだし、そういう意図があったとは知りもしない。むしろ作戦の遅延を懸念するだろう。 何もなければたまたま米国艦隊が集中的に被害を受けた、と連合さえも判断していたのかもしれなかった。 だが、これを計画し、実行させた米国は自国の戦力さえも犠牲にしてまでも、艦隊一つを捨ててまでも邪魔をしたかったということだ。 「なんてことだ……」 事実が究明されたことによる喜びは全くない。 むしろ真逆だ。事実に突き当たってしまったことが、むしろ悪感情を招いてしまった。 こぶしを握り締めつつも、何とか冷静さを維持し、柴島はスタッフに問いかける。 「G元素の容器の取り出しは可能か?」 『場所さえ特定してしまえば、すぐにでも。 外部に漏れ出ないように該当の人員を隔離するだけでも、BETAの誘因は止められるでしょう』 「そうか。すまないが、早急に頼む」 何しろ、文字通り虫食いにされた米艦隊の能力は大幅に落ちている。 先ほども第二波の攻撃を受け、何とかしのぎ切ったばかりと聞く。 このままG元素で誘引してしまう人間を艦隊に置いていては、やがて防ぎきれなくなることは明白だ。 「それと、米国が兵士の引き渡しを要求してくるだろうが、絶対にしないでくれ。 米国からの人員が接触することも阻止してほしい。これほどのことをしてきたのだから、口封じをしてきてもおかしくない」 『もちろんです』 彼らは米国が細工を施して作戦を妨害したという事実の証拠となる。 この作戦完了後には、これを絶対に追求するように上申する。その強い意志が、柴島にはあった。 そして、彼は指示を出す。感情は強火の竈の如しだが、冷静さを失うことはなかった。 「梶原少佐、この事実はまだ伏せておけ。味方にも、人知れず協力してしまった彼らにもな。 下手に広めれば、作戦自体が滞ってしまう。米国への報復に走りかねない。 それと、少し早いかもしれないが、戦力の揚陸を急ぐ。BETAもそうだが、米国の妨害が入る前に行動するように参謀たちにも伝えてくれ」 「了解です」 怒りや憤りは、彼だけでなく、事実を知ってしまった人員に共通していた。 けれども、その感情を今ぶつけない理性だけは残っていた。 さりとて、許してやるつもりなどこれっぽっちもなかった。むしろ何倍何十倍にして報復することさえも厭わない。 (超えてはならないものを、越えたな……!) 指示を出し終え、しかし、憤懣やるせない柴島は、その思いを強くした。 この国家の垣根を超えた共同作戦は、もはやとんでもない爆弾となってしまったことを、意識しながらも。 504:弥次郎:2023/01/08(日) 00 27 13 HOST softbank060146109143.bbtec.net 以上、wiki転載はご自由に。 こういうことをやるよねって……