約 96,102 件
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備考 ===== ===== 内のテキストはステージシナリオの概略であり、ゲーム中にテキストとして登場しない 会話画面の ホ はホビィ コはコペリア 大は大佐 艦は艦長 通は通信士 敵は敵兵士 兵は一般兵士 主は主人公3人共通のセリフをさす 「」が連続したら前の「」と同じ人物のセリフとする 実際にサンプル完成後、長いと感じたテキストはカットする Stage00 ===================================================== 記念祭のオールドファイター航空ショーに参加する予定だった「主人公」は 主人公機の、訓練飛行を行っていた。 そんな中、連合軍の戦艦「リュウセイ」の救難信号をキャッチ なぞの戦力に襲われていた「リュウセイ」を救出する。 なぞの戦力はヒューマノイド武装組織「ハイヒューマン」であった。 その後主人公は、艦長の願いをきき、この戦闘で、艦載機を失っていたリュウセイの戦力として合流する。 ボス、大型無人攻撃機 パンツァードール ===================================================== Stage01 ===================================================== ヒューマノイド武装組織が 宇宙でのハイヒューマンの動きに呼応し地上部隊を展開 戦艦「リュウセイ」はこれらの制圧のため地上へと向かった ===================================================== ステージ前会話画面 ホ 「ココがアースエイトですね」 「ナツカしい」 通 「新型機のパイロットさん リュウセイ号へようこそ」 ホ 「ああコレはコレはごテイネイに」 「ホビィとモウします」 「コノタビはワタシのようなキュウガタマシンを」 「ダイジなニンムにツカッてイタダいてアリガトウございます」 通 「うふふ」 「はじめまして私はオペレーターの●●です。」 「パイロットさんへのオペレートを担当します。宜しくね」 ホ 「コチラこそ」 通 「本艦はまもなく作戦空域に到着します」 「その前に今回の任務について簡単に説明しますね」 ホ 「はい」 通 「では」 「現在、この惑星はハイヒューマンからの宣戦布告を受け」 「彼らの宇宙艦隊が接近しています。」 「またこれに呼応する武装組織が地上部隊を展開しました」 「我々の主力部隊は防衛のため、上空に集結中です。」 「主力部隊は敵宇宙艦隊と地上からの弾道ミサイルによる挟撃を警戒しています」 「本艦はこれより敵の地上部隊に対する威力偵察を行い」 「対宙弾道ミサイル兵器を発見した場合、これの撃破を目指します」 艦 「敵はテロリストの地上部隊、言うなれば旧式兵器を使う素人集団だ」 「君の機体ならば作戦は容易のはずだ、しかし油断はするなよ」 ホ 「リョウカイしました」 ボス前会話画面 ホ 「アレは・・・」 通 「移動要塞オーグモを確認しました。弾道ミサイルの配備を確認!!」 艦 「偽装されているが最新の対宙攻撃兵器だ・・・」 「テロリストが手に入れられる代物ではない」 「攻撃を開始するぞ」 ボス 地上要塞「オーグモ」 Stage02 ===================================================== 地上部隊を制圧した頃 ハイヒューマンの宇宙艦隊がついに アースエイト宙域に到着した 迎撃に加わったリュウセイが見たものは ハイヒューマンの新型高機動機に翻弄される 連合艦隊の姿であった ===================================================== ステージ前会話画面 通 「リュウセイ号、大気圏を脱出しました」 「主力艦隊との合流ポイントへ向かいます」 ホ 「ソラからウチュウまでトべるなんて」 「サイキンのセンカンのシンポにはツいてイケマセン」 兵 「キグナスからリュウセイへ」 「キグナスからリュウセイへ」 兵 「我々は現在敵艦隊との交戦を開始している」 「合流を中止せよ」 「貴艦は遊撃隊として近隣部隊の援護に回れ」 「健闘を祈る」 艦 「敵艦隊の動きが予想以上に早かったのか」 ホ 「あ カンチョウさん あれを」 ~新型機発見~ 艦 「グリフォン……完成していたとは」 「これ以上敵に勢いを与えるわけにはいかない」 「まずはあれを落とすぞ」 ボス前会話画面 通 「目標の射程圏内に入ります」 艦 「行くぞ」 ボス 新型高機動機「グリフォン」 Stage03 ===================================================== 敵の第一波を退けることに成功した連合軍だったが 被害は大きく、残された高機動機はリュウセイの「主人公機」だけとなった 奪取された惑星破壊兵器は今回の戦いでは使用されなかった 惑星破壊兵器には反物質エネルギー充填が必要であり 奇襲を用いての短期決着を望んでいたハイヒューマンはこれを温存したのであった 惑星破壊兵器が奪取されて1週間、 予想される起動エネルギー充填完了までの残り時間は72時間 それより前にこれを破壊しなければならない リュウセイは惑星ハイドラへと向かうのだった ===================================================== ステージ前会話画面 艦 「リュウセイからキグナスへ」 「敵の最新高機動機の撃破し」 「付近の敵戦力を撃退した」 「本艦は戦闘の継続が可能である」 「次の目標の指示を受けたい」 兵 「キグナスからリュウセイへ」 兵 「敵戦力の数が多く本宙域での挽回は不可能だと考える」 「惑星ハイドラの防衛部隊まで参加している」 「星間輸送路を使い 惑星ハイドラへ向かえ」 ~星間輸送路~ 宇宙の高速道路みたいなの。 ボス前会話画面 ボス 大型戦艦「レオ」 Stage04 ===================================================== 星間輸送路を突破しついに 惑星ハイドラ宙域まで到達したリュウセイ ハイヒューマンの迎撃部隊を突破し 惑星ハイドラの軍事基地エリアへの突入を目指すのだった ===================================================== ステージ前会話画面 ボス前会話画面 ボス 惑星防衛システム「プラネットキーパー」 Stage05 ===================================================== 惑星ハイドラの軍事基地に辿りついたリュウセイ 最深部に封印されている 惑星破壊兵器搭載の無人高機動機「スコルージ」 起動される前に破壊せねばならない ===================================================== ステージ前会話画面 ボス前会話画面 ボス 無人高機動機「スコルージ」 充填形態 Stage06 ===================================================== 善戦も空しく「スコルージ」のエネルギー充填は完了 スコルージの放つ惑星破壊兵器によりハイドラは消滅した スコルージの次の攻撃目標は惑星アースエイト 母船を破壊された「主人公機」は単身スコルージの破壊を試みる ===================================================== ステージ前会話画面 なし ボス前会話画面 ボス 無人高機動機「スコルージ」 攻撃形態
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【クラス】 ライダー 【外見】 軍用飛行服を纏った男性。 こちらに向けて敬礼をしている。 +霊基再臨LV1 ゴーグル付きの帽子が頭に追加。 より飛行機乗りらしい姿となった。 +霊基再臨LV3 背景に自身の愛機が鎮座。 本人にはさしたる変化はない。 +最終再臨 愛機のコクピット内にて、本気かつ冷静な表情で力強く操縦桿を握る。 ただいま絶賛急降下中。搭載された爆弾の投下時間まで、残り……。 【真名】 +第8節:疾走する魂クリアで開放 江草隆繁 【性別】 男性 【属性】 秩序・悪 【ステータス】 筋力:B 耐久:D 敏捷:B 魔力:D 幸運:B 宝具:B 【クラス別スキル】 対魔力:E 自身の弱体耐性をアップ。 魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。 騎乗:A 自身のクイックカードの性能をアップ。 乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。 だがライダーの場合、この効果は生物ではなく非生物に対するものへと極端に振り切れている。 【固有スキル】 カリスマ:D 味方全体の攻撃力をアップ[Lv.1~](3T) 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 カリスマは稀有な才能で、一軍のリーダーとしては破格の人望である。 ↓強化後 飛空士のカリスマ:A 味方全体の攻撃力をアップ[Lv.1~]↑(3T)&自身を除く味方全体の[ライダー]の攻撃力をアップ[Lv.1~](3T) 神とも称されたライダーの腕前は、自身が率いる隊員達の士気や実力を一気に底上げする。 騎馬隊であろうと戦車乗りであろうと、彼の美技を目にした者は、蒼天を自由に飛び回る夢を見るであろう。 矢避けの加護:B+ 自身に回避状態を付与(3回)&自身の防御力アップ[Lv.1~](3T) 飛び道具に対する防御。 狙撃手を視界に納めている限り、どのような投擲武装だろうと肉眼で捉え、対処できる。 このスキルはライダーが愛機に乗っている状態でのみ発動する。 エース・パイロット:EX 自身のクリティカル威力をアップ[Lv.1~](1T)&スターを大量獲得 類い稀なる操縦技術の才能によって生まれたスキル。彼の場合は当然、急降下爆撃の腕前によるものである。 また彼は、あるノンフィクション作家が執筆した第二次大戦の航空戦史にて、輝かしい功績を残した急降下爆撃のエース7人のトップとされている。 【宝具】 +『???』:第8節:疾走する魂クリアで開放 『江草隊(えぐさたい)』 ランク:B 種別:対艦宝具 種類:Buster 自身に必中状態を付与(1T)+敵単体に超強力な攻撃[Lv.1~]&やけど付与(6T)〈オーバーチャージで効果UP〉 【マテリアル】 +キャラクター詳細 第二次世界大戦中に枢軸国のエース・パイロットとして名を馳せ、敵国から怖れられた男。 常に冷静沈着。そしてリアリスト。いかなる状況下においても決して挫けぬ精神力を持つ。 空飛ぶ神は、ここにいた。 +絆LV1で開放 身長/体重:166cm前後/不明 出典:史実 地域:日本 属性:秩序・悪 性別:男性 「……戦争中の軍人など、おしなべて悪だろう」 +絆LV2で開放 旧海軍に所属していた広島県出身の軍人。 当初は艦上攻撃機搭乗員であったが、やがて艦上爆撃機に転科。 過酷極まりない訓練を続けた末に、遂に眠っていた才能が開花。 後に「太平洋戦争中に行われた最良の航空攻撃である」とまでに評価された戦果を挙げるエースが誕生した。 +絆LV3で開放 第一航空艦隊、通称・南雲機動部隊に所属する空母蒼龍の艦爆隊長に着任した彼は、真珠湾攻撃に向けて猛特訓を積む。 そしてその真珠湾攻撃を皮切りに、様々な戦場で敵艦を次々に破壊していく。やがてついたあだ名は〝艦上爆撃機の神〟。 自身の愛機〝九九式艦上爆撃機〟によって成し遂げられた急降下爆撃の成功確率は、なんと最大で87%。まさに脅威のスコアである。 また敵艦のみならず、酒にも強かった。その強さたるや機動部隊一、連合艦隊一と呼ばれるほどで、悪酔いもしなかったという。 +絆LV4で開放 『江草隊』 ランク:B 種別:対艦宝具 敵艦の破壊に特化した宝具。江草隆繁が磨いた技術の結晶である。 まず「『江草隊』、トツレ」と合図を行うと、自身が率いた隊のファントムが出現。 それらと共に一斉に急降下をすると、狙った箇所へと一点集中の爆撃を行う。 狙いを定める速度、反撃を避けながらの急降下、爆撃後の完全離脱。 この難度の高い三つの工程を、江草達はさも当然のようにやってのける。 『九九式艦上爆撃機』 サーヴァントとして現界した際の彼の愛機である。 これに搭乗していた時期に最も大きな戦果を叩き出していた。 +絆LV5で開放 神とまで言われた江草だったが、戦争も末期になると運命が流転する。 彼は新鋭機〝銀河〟に搭乗することになったのだが、この爆撃機は不良箇所が多く、操縦の難度も極めて高かったのである。 そんなじゃじゃ馬に乗って戦闘を行う羽目になった彼は、サイパン島西沖の米空母群へと急降下爆撃を開始。 しかし既に制空権を手中に収め、更には高性能レーダーと近接信管を装備していた米艦隊による対空砲火は苛烈にして凄絶。 結果、江草を含めた8機の〝銀河〟は全て撃墜され、江草も散華。享年34歳。あまりにも若すぎる死であった。 なお彼の墓は、高知市筆山霊苑に建てられている。 +???クリアで開放 【絆礼装】 +絆LV10で開放 特異点に戻る
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973 :earth:2011/12/11(日) 19 37 35 アメリカの動きについてのネタです。 平成日本は並行世界の覇権国家である日本帝国と平成世界の覇者であるアメリカ合衆国という二つの有力国を 味方にしていた。このため在日日本帝国軍、在日米軍の2つが共存するという事態になっていた。 「帝国本国と直結する時空ゲートがある以上、日本列島、最低限ゲート周辺は守りを固めなければならない」 日本帝国政府は時空ゲートの死守を掲げていた。 だがそれは有力な海軍国家が日本列島に陣取ることに他ならず、平成世界のアメリカは神経を尖らせていた。 ホワイトハウスやペンタゴンでは連日会議が開かれて、帝国への対策に頭を痛めていた。 「昭和世界の日本帝国軍は、総数では我が軍よりも少数です。しかしその質は侮れません。 戦えば我が軍の勝利は揺るぎませんが、引き換えに我が軍も大きな打撃を受け、我が国の世界戦略に悪影響が生じます」 「むむむ……」 アメリカ政府高官は軍人の報告を聞いて頭を抱えた。 自国に再び挑戦できる海洋国家の出現は彼らにとって大きな痛手だった。加えて現在、アメリカは経済的に苦境に 立たされている。中国が日本帝国軍の反撃で大打撃を受けて政情と経済がさらに悪化したことも経済の低迷に拍車を掛けた。 現状では軍事費の増大は避けたいというのがアメリカ政府の本音だった。 「だが必要以上に日本帝国の影響力が拡大するのは好ましくない。 ただでさえ日本帝国の姿を見て、鼻息を荒くする者もいる。日本人が再び自立すれば面倒なことになる」 「我々は前世紀の太平洋戦争の歴史を繰り返す愚は犯したくない」 彼らは日本を侮っては居ない。むしろ日本が太平洋におけるライバルとして復活することを恐れていた。 「とりあえずこの世界の日本と、昭和世界の日本が本格的に手を組む事態は避けなければならない」 「マスコミを使った離間工作は必要でしょう。CIAを使って日本政府への工作も進めます」 「あとは日本帝国との関係強化だ。彼らが欲しているゲートの安全確保が成されれば妥協の余地もある」 「それにあの並行世界は人口も少なく、資源地帯としての価値も高い。日本帝国と友好関係を樹立する価値はある。 たとえ、並行世界の合衆国を滅ぼした国であってもだ」 超大国アメリカは色々な陰謀と並行して日本帝国との関係構築を進める。 990 :ひゅうが:2011/12/11(日) 20 16 13 ――西暦20XX(昭和XX)年8月 日本帝国 相模湾 「それでは、皆さま、前方をご覧ください!・・・連合艦隊第1艦隊の受閲艦艇群です! 先頭は、先ごろ改装が完了した戦艦『大和』!! 上空を通過しますのは、厚木基地所属の超音速「戦略」攻撃機『天山』編隊です!!」 親閲部隊の旗艦をつとめる超大型空母「大鳳」の艦上から歓声が起こる。 基準排水量8万トンを超える巨大な空母の艦上では、第1種軍装に身を包んだ帝国の国家元首と、それに説明をする嶋田首相の姿が見える。 それを取り巻くように、一般から公募された観客と、各国の軍人が甲板には並んでいた。 甲板に係留された最新鋭の超音速ステルス戦闘機「陣風」や多目的攻撃機「惑星」を前に記念写真を撮る家族連れも多い。 しかし、その中にあって顔色が悪い人々がいた。 「おい見ろよ・・・F23のような高性能機が量産されて艦載化されてるぞ・・・」 「最大速度はマッハ3.5以上か――どこのSR71だよ。」 「おい、今上空を通ったのって・・・」 「デルタ無尾翼で最大搭載量25トン・・・戦略爆撃機なみか。一機あたり12発の超音速対艦ミサイルを搭載して対艦攻撃?対艦弾道弾搭載も可能?――悪夢だ。」 「しかもB2もどき安価に量産して100機以上も保有か。哨戒機という名の攻撃機だぞこれは――」 男たちは、観艦式に招待された「向こうの世界」の米軍軍人たちである。 それを知ってか、周囲の目は厳しい。 それがこちらの日本人たちの向こうの米国への見方だった。 それはそうだろう。誰だって、祖国に核を投下した挙句さんざんやりたい放題をしている国に好感を抱くはずがない。 「続きまして、対弾道弾迎撃演習に移ります!想定状況は上空から落下してくる対艦弾道弾16発と、500キロ彼方から発射された対艦ミサイル780発が全方位から五月雨式に飛来するものです!なお、特別にレーザー砲には着色を施してあります。本来はレーザー砲は一発あたり200ミリ秒の照射でありますが――」 「戦術レーザー砲が標準装備?何の冗談だ?」 「弾頭は高速機動?対艦弾道弾?・・・ズムウォルト級でも対応できるか?」 「無理だな・・・それにあのアンテナ見てみろ。あれはアクティブステルスだ。早い話、この巨大空母もそれを取り巻くあの2万トン級超大型イージス巡洋艦も、冗談のような巨大戦艦も・・・ステルス艦ってことだ。」 「しかもこれを惜しげもなく公開・・・か。これが原潜などの秘密兵器になったら――」 男たちの顔が土気色になる。 「大統領に伝えよう。――軍事的オプションを利用した解決は、日本帝国海軍に限っても不可能です・・・と。」 彼らの視界の隅で、技術供与が為されると知って無邪気に喜ぶ旧自衛隊の将官たちを、男たちは殺意をこめて睨みつけた。
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2013年7月 時点での情報です 艦隊これくしょん これから始める人向け 攻略情報 動画 便利なツール・ソフトウェア 艦これ豆知識(攻略以外の情報) 雑学(史実、慰霊碑etc) リンク(攻略サイト、ニュースサイトetc) これから始める人向け 登録の手順について 艦隊これくしょんを始めたい人へ 登録の手順~序盤の注意点など 攻略情報 初心者向け 艦これのすゝめ~任務編~【小ネタ】 任務、オススメデイリークエストについて 艦これのすゝめ~出撃編~【小ネタ】 艦隊編成~出撃前の注意点、戦闘の解説 艦これのすゝめ~遠征編~【小ネタ】 遠征の説明、オススメ遠征について 艦これのすゝめ~工廠編~【小ネタ】 建造、近代化改修と補助アイテムについて 新規プレイで効率よく進めたい人へのまとめ記事 序盤~2-4の難関海域クリアまでの攻略のコツ。オススメの建造レシピなど 錄藻戰るな然徒 艦これ、始めマス 画面に表示されている数値の意味や役割などを解説。気になった時に見ると良いかもしれない 小ネタ 遠征大成功サイクルを作ろう にくにくやさい 遠征大成功を維持するための解説。図説アリ 各ステージ 動画で観る2-4クリア 他2-4関連まとめ 4-4ルート考察まとめ レシピ 初心者向け艦これ開発建造レシピまとめ オススメ建造レシピ一覧画像 流星改がサクサク作れる!? 新艦載機レシピ 他装備関連 20回試行した結果など。画像アリ 流星改がサクサク出るレシピを試してみた―2013年7月22日 画像アリ レシピ検証(動画) 戦艦主砲検証 燃10/弾300/鋼250/ボ10 対潜装備検証 燃10/弾30/鋼10/ボ10 艦載機開発検証 燃30/弾60/鋼10/ボ110 動画 BGM 艦隊これくしょんBGM集 母港、工廠、出撃、昼戦、夜戦BGM etc イベントボス戦BGM イベントボス戦BGM 艦隊これくしょん 【FM音源版】 轟沈台詞集 ニコニコ動画/艦娘100名最期の言葉 【音声付き再編】 轟沈(ロスト)時の台詞付き艦娘の最期紹介 MMD 【MMD】連装砲ちゃん【モデル配布あり】 シュレディンガイガーのこねこ。連装砲ちゃん、駆逐艦「島風」出演。MMDモデル配布 パーフェクトぜかまし MMDモデル配布(背中の雷装完備) 便利なツール・ソフトウェア タイマー 艦これタイマー(仮)まとめページ 遠征・ドックの時間管理に便利なソフトウェア。艦娘画像の取り込み機能なども有り スクリーンショット 艦これきゃぷちゃ キャプチャ範囲自動設定。名前表示部分をカットして保存可。オススメ(*1) WinShot 加工・印刷まで一括処理できる画面キャプチャ Gyazo 選択範囲をwebにアップロード Awesome Screenshot Google Chrome拡張機能。注釈を入れたり、撮影画像をTwitterやFacebookでシェアもできる Snipping Toolでスクリーンキャプチャ Windows Vita,7に付属しているキャプチャソフトの使い方 その他 書字方向変換 「!すでのな」といった右横書きなどが簡単に作れる モールス符号へ変換 モールス信号←→和文の変換が可能 モールス符号 (モールス信号)《一覧》 モールス信号の和文、欧文の記号・符号 艦これ豆知識(攻略以外の情報) 声優 艦これの声優って一人何役?表作ってみたんだが―2013年07月08日 画像アリ 艦娘声優まとめ特集―2013年07月04日 文字のみ イラストレーター 艦娘絵師まとめ―2013年07月05日 コメント欄に最新版 名前の由来、出身地etc 艦船名由来地図 名前の由来。艦これに出ていない艦船も含む 地元にゆかりのある艦娘を育てようぜ! 地元艦についての雑談。造船所の紹介 艦娘出身地 地図つくってみた(改訂版) 建造された場所の情報。Fullsizeで原寸大表示。やや重い 統計 20万人突破!ユーザー数推移グラフ更新したよー―2013年07月19日 設定、考察 なぜなに艦これ その1「いっこうせん」って何? 赤城の台詞に出てくる一航戦(第一航空戦隊)についての解説 なぜなに艦これ その2「空母」って強かったの? 飛行機の誕生~空母が海戦の主軸になるまでの経緯の解説 なぜなに艦これ その3「超弩級戦艦」ってどんな戦艦? 弩級の語源となった艦の解説、超弩級戦艦についての解説 艦娘豆知識 他豆知識まとめ 「青葉」の腕の模様について 史実で楽しむ古鷹&青葉 「古鷹」の目と戦没までの経緯、「青葉」の経歴について 史実を元にした艦娘設定の細かさとは? 同型艦にも関わらず声優、イラストレーターが異なる艦娘についての解説 大将とか元帥って現実でなれたもんなの? 他豆知識まとめ 艦攻と艦爆の違いについて簡単な解説。利点と欠点 ネタ ALL999レシピでこんなのが出来たんだがww 他画像ネタ ネタ画像など 雑学(史実、慰霊碑etc) 戦時中の食べ物・飲物 『写真週報』にみる昭和の世相 戦時下の人々の食生活について写真を交えて紹介 キリン歴史ミュージアム 昭和15年~23年(1940~1948) 戦時中のビール事情について 「おはようとくしま」戦中・戦後の食卓 戦時中に食卓に上っていたとされる代用食の再現 キッズ平和ステーション 戦中、戦後の食糧事情 慰霊碑 連合艦隊 戦艦を始めとする艦艇の紹介、戦没後の慰霊碑。写真アリ 慰霊碑リスト 東公園佐世保東山海軍墓地。簡単な紹介、写真アリ その他 Wikipedia/縦書きと横書き 縦書き→右横書き(右から左に読む)→左横書きになった経緯など オススメの軍艦映画教えろください 他豆知識まとめ リンク(攻略サイト、ニュースサイトetc) 公式 DMM公式コミュニティ 公式コミュニティ 艦隊これくしょん -艦隊これ- 公式4コマ漫画。漫画:桃井涼太 攻略サイト 艦隊これくしょん -艦これ- 攻略 Wiki* 艦隊これくしょん~艦これ~ 攻略wiki 2chスレまとめ レシピデータを参考にするならこちら (新)艦隊これくしょん ~艦これ~ 攻略&2chまとめwiki 「艦これ」特設Q A 攻略情報、軍事知識面の纏めを行うサイト データベース艦これ! 艦娘のドロップ、建造レシピの確率などを投稿からデータベース化しよう!というサイト その他 艦これ速報 艦これに関する記事まとめ 艦これまとめ速報~かん速~ 艦これに関する記事まとめ
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706: yukikaze :2017/03/27(月) 00 47 30 遅くなりましたが投下します。 日露戦争史 第3章 第一次日本海海戦 この時代。水上艦艇による通商破壊作戦と言うものはごくありふれたものであった。 理由の第一は、索敵能力が未だ見張り員による目視が主流であったことから、よほどの数的劣勢が生じない限り、水上艦艇が敵海域内においても行動する自由が大きかったこと。 第二に、水上艦艇による攻撃を食い止めるには、最低でも同種艦艇でなければ困難であり、水上艦艇が暴れまわれるだけのハードルが低かったこと。 そして最後に、通商破壊用の艦艇が暴れまわれば暴れまわる程、敵の経済が混乱に陥り、敵側は主力艦艇を対策として使わざるを得ず、結果的に味方主力艦艇の行動の自由を増やしてくれるのである。 アレクセーエフが、装甲巡洋艦を主力とするウラジオ艦隊に対して通商破壊作戦を命じたのは、軍事的には当然の帰結であった。 そして日本海軍も、ロシア側の意図するところを十分に理解していた。 あくまで大陸を主戦場とする彼らにとって、大陸との間の兵站線構築は絶対条件であった。 そしてそれに失敗すればどうなるのか。 考えるまでもない。日本は国際社会から「ロシアに負けた」と見なされ、日清戦争後の清と同じ立場に立たされることになるであろう。 維新の生き残りというべき上層部からすれば「あの世であいつらにあわせる顔がない」心境であり、だからこそ、大久保や大隈と言った生き残りたちは「日本が独立を維持できるか奴隷になるかの分かれ道である」と、この戦争が、明治維新から続く苦難の最期の関門であると国民に訴えている。 一部のメディアが『大祖国戦争』と名付けたのも、そう的外れではなかったのだ。 もっとも・・・と、西郷小兵衛中将は、内心溜息を吐く。 権兵衛の言いたいことはよくわかるが、少しは現場の苦労も理解してはもらえんだろうかと。 そりゃあ自分だって『遠賀』事件の一件は我慢ができない。 あの一件で無残に殺された海軍の仲間達の敵を討ちたいという気持ちは人一倍強いし、ウラジオ艦隊を撃滅することで、世界から「日本侮りがたし」とアピールしないといけないことも分かる。 しかし・・・子供のお使いではあるまいし、「即刻沈めて来い」と言われて、さっさと沈められるのならば苦労はしないのだ。 確かに額面上で言えば、こちらの方が上である。 こちらは、主力戦艦と比べると砲の大きさはやや小ぶりではあるとはいえ、それでも装甲巡洋艦よりは強力な巡洋戦艦2隻と装甲巡洋艦2隻を有しているのに対して、向こうは装甲巡洋艦3隻に防護巡洋艦1隻である。 双方同じ技量で正面からぶつかれば、まあ負ける要素はない。 だが、問題は、その前提条件を達成するには、彼の率いる艦隊は力量不足であるということであった。 日清戦争以降の急激な軍備拡張により、確かに日本海軍の戦力は、ロシア太平洋艦隊とも互角に戦えるだけの戦力を構築することに成功していた。 しかし、こうした急激な艦隊拡張は、人員不足という厄介な問題を生み出すことになった。 たった10年で、艦隊の規模が日清戦争前の3倍近くなったということを考えれば、人事担当者が発狂寸前にまで追い詰められたことが理解できるであろう。 事実、陸海軍は、軍備拡大による士官不足に直面したことで、予備役将校訓練課程を帝大や私大に設立し後方部門を彼らに任せることで兵科将校を確保しようと躍起になっていた。(実際にはそれですら不足で予備役将校訓練課程を受けたものが、即席教育で兵科将校になるパターンもあった。海軍の場合は、海軍予備員制度の発展解消であったおかげで、まだ混乱は少なかったものの、陸軍においては「どうしろというのだ」と、頭を抱えることになる) 707: yukikaze :2017/03/27(月) 00 48 13 こうした事態に、陸軍は、史実のヒットラーユーゲント方式を使うことによって、迅速な戦力化を図ることと、各部隊に大火力を保持させることで「多少の用兵の硬直化なんか、大火力で相手を吹き飛ばせば何とかなるんだよ」という、実に漢らしい回答でねじ伏せてはいた(無論、日清戦争に従軍した面子から言わせれば「あの時の練達した面子がいればまだ苦労はなかったのに」であったが)が、技術職と言っていい海軍においてはそうもいかなかった。 結果的に海軍は、主力部隊である第一艦隊と第二艦隊においては、実戦にも対応できるだけの人材を確保するのことが間に合ったのだが、戦時急造艦隊と言っていい第三艦隊においては、新兵と予備役兵の混在という、技量で言えば一段下の状況であった。 特に、「ロシアに編入されてはかなわん」ということで、大枚をはたいてチリから購入した『筑波』『生駒』(史実スィフトシェア級)については、英国から回航して直に艦隊に編入されるという状況であり、艦の乗組員ですら、艦を動かすのに精いっぱいという有様であった。 にも拘らず、彼らがウラジオ艦隊追跡に派遣されたのは、ひとえに『遠賀』事件の影響であった。 この事件により、ロシアの無法ぶりが全世界に宣伝されたのは良かったのだが、同時にウラジオ艦隊は『情け容赦のない海賊集団』というイメージが喧伝されてしまい、政府や海軍に対して『一刻も早く沈めろ』という圧力が、世論から沸き起こったいたのだ。 政府や海軍もそれを無視するわけにはいかず、直ちに討伐艦隊を編成することになったのだが、彼らを確実に沈めるには、それこそ第一艦隊や第二艦隊で網を張る必要があり、そしてそれは太平洋艦隊をフリーハンドにすることに繋がるために不可能であった。 故に海軍としては、第二艦隊から装甲巡洋艦2隻を臨時的に第三艦隊に貸与すると共に、練度未熟であること承知の上で、筑波型2隻を加えることで、ウラジオ艦隊に圧力をかけさせ、彼らをウラジオに封じ込めようと考えていたのであった。 もっとも、西郷にしてみれば、この海軍上層部の見積もりは、いささか楽観的すぎると思っていた。 あの偉大な大兄や大久保さんですら「大衆というのは、ないごて『理』がわからんとか」と、本気で嘆いたように、大衆の、ややもすると感情的に動きがちな部分は、とにかく厄介なものである。 目論み通りウラジオ艦隊をウラジオに封鎖しても、今度は「それだけの兵力があるのなら何故とっとと沈めない」という風に暴走するのが目に見えていた。 更に言えば、ウラジオ艦隊がすごすごと逃げてくれればいいが、活発に動いてこちらを翻弄した場合、それこそどう暴発するかわからない。 自分の家に投石がある位ならばかわいいものだが、無責任に煽り立てることで、政府の戦争指導にまで影響が及ぶことになったら目も当てられない。 まったく・・・権兵衛に平八郎の奴、太平洋艦隊の勢力に捉われすぎているんじゃねえのか。 確かに戦艦7隻、装甲巡洋艦1隻、防護巡洋艦8隻というのは、なかなかの勢力だが、こっちは第一艦隊に戦艦8隻、第二艦隊にも装甲巡洋艦8隻、防護巡洋艦も、吉野型が第一と第二を併せて8隻、石狩型も6隻筑後型も船団護衛除いても6隻いるのだ。 つまり、こちらが求めていた、第二艦隊の装甲巡洋艦4隻を差し引いたところで何の影響もないはずなのである。にも拘らず、海軍の決定は、装甲巡洋艦2隻と筑波型巡洋戦艦の2隻であった。 畜生。どこの馬鹿野郎が仕組んだのか知らないが、それを抑えられなかった権兵衛達も情けない。 海軍幕僚部の中には「第三艦隊の連中も塩気を浴びれば背筋も伸びるでしょう」なんて発言しやがった野郎もいるようだからな。軽薄な小笠原辺りが言っていそうだな。 糞。急拡大したことのツケか。最近ではあんなお調子者ですら「猫の手も借りたい」台所事情のせいでそれなりの職につけざるを得ないんだが。 どこかでかきちんと整理しないと、ロシアの連中を笑えんくなるぞ。 708: yukikaze :2017/03/27(月) 00 48 51 西郷のこの推測は当たらずと言えども遠からずであった。 海軍上層部としては、ロシア太平洋艦隊を確実に抑える為には、第一艦隊と第二艦隊を以て対応するのが確実であり、これらの兵力を他所に転用するのを極度に嫌っていた。 故に、山本としても、そうした声を無視することは不可能であり、「西郷の力量に賭ける」と、半ば自分を無理矢理納得させつつ、第三艦隊による対応を決定したのであった。 後に『山本も東郷も、西郷の権威を恐れて冷遇した』と、言われる羽目になるのだが、少なくとも彼ら両名は、西郷に対して隔意を抱いたことは一度もない。 もっとも、西郷の「兵や下士官には慈父の如き存在だが、士官に対しては厳しい」態度に対して、隔意を抱いている士官が一定数いるのも事実であったのだが。(西郷が連合艦隊司令長官に選ばれなかったのも、こうした点が要因になったのと、もう一つは『参謀いらず』と言うほど、作戦立案能力を有しており参謀層が『西郷中将が司令長官になったら、自分達は単なる補佐役』という事態を嫌っていたというのも根底にあった。あくまで全体の和を重視した山本は、それこそ土下座してまで西郷に了解を得たのだが反面、「そんなバカどもの我儘に捉われて、一番戦の上手い小兵衛どんを登用せんとは、おはんは戦を舐めているのか」と、大久保の逆鱗に触れ、相当の不興を買う羽目になっていた) まあいい・・・。西郷は、双眼鏡を下しながら一人ごちた。 幕僚部の若手連中が進めていた『護送船団方式』とやらを採用できたのは不幸中の幸いだった。 当初は『そんなの採算は取れない』と不平満々だった商人連中も、ウラジオ艦隊の無法ぶりを聞いて、一も二もなく受け入れることになったからな。 石狩型1隻に、筑後型3隻の3個護衛隊だったか。一部の連中は『商船護衛などに』と湧き上がっていたが、商船が安全に運航できるようにするのが海軍の役目なんだ。 ネルソンのトラファルガーを夢見るのは勝手だが、海軍国家だったオランダがイギリスに負けて没落したのは、やつらの大商船団がイギリス海軍の妨害によって、まともに運行できなくなったからだ。 マハンに影響を受けるのは結構だが、艦隊決戦は『手段に過ぎない』ことを言い聞かせんとな。 西郷が、そう思いながらも、今後の対応を協議しようと、船内に入ろうとした刹那、見張り員から、耳を疑うような報告を聞くことになる。 ――右舷に艦影見ゆ。ウラジオ艦隊です その瞬間、西郷は思わずこう呟いたとされる。 「あいつら、何を考えているんだ?」 西郷から「何を考えているんだ?」という言葉が聞こえたならば、彼は嘲笑してこう答えたであろう。 「猿の艦隊を翻弄する以外何があるのだ?」 それ位、ウラジオ艦隊の『臨時』司令長官である、セミョーノフ大佐は、やる気満々であった。 もっとも、やる気があったのは、セミョーノフと一部の士官位で、大多数は「どうしてこうなった」と自分の運命を呪っていたのだが。 ではなぜこうなったのか、かいつまんで説明しよう。 まず、セミョーノフが指揮を執っている理由である。 これは簡単で、本来の司令長官であるイェーセン少将が旅順に留まっていたからであり、そして彼が留まっていたのは、極東総督府において、イェーセンが果たして自分達の謀略に賛同するか自信が持てず、それよりも野心溢れるウラジオ艦隊の参謀長のセミョーノフの方が確実であると判断されたからであった。 事実、『遠賀』事件の真相を知らされたイェーセンは、自分の艦隊が謀略の一端に加担させられたことに本気で腹を立て、太平洋艦隊司令長官であるマカロフ共々、総督府に怒鳴り込みに行ったがもはや後の祭りであった。 709: yukikaze :2017/03/27(月) 00 49 21 では「通商破壊作戦を命じられたのになぜ日本の追撃艦隊に接近しているのか?」である。 常識的に考えれば愚行と断じられても仕方がない。 相手は、戦艦2隻、装甲巡洋艦2隻、防護巡洋艦3隻であり、数の上ではロシア側が劣勢なのである。 実際、ロシア側においても、この接敵を無謀として諌めた士官もいた。 だが、セミョーノフは敢えて『会戦』という選択肢を選んでいる。 ロシアの戦史公刊では『セミョーノフの無謀な功名心故』と罵倒されることになるこの決心は、しかしながら、セミョーノフからすれば十分以上に勝ち目のあるものであった。 何故か? 彼は、日本海軍の練度は、自分達以下であると判断していたからである。 もっともそれは、白人優位説とかそういったものではない。純粋に、艦隊の急拡大に練度が追いついていないという推測から算出したものであった。 彼にしてみれば、日本海軍は「身なりは整っているが、実際には、剣も碌に震えぬ訓練不足の徴収兵」でしかなく、練度充分な自分達ならば、相手を翻弄することも困難ではないと考えていた。 更に言えば、セミョーノフが重視したのは『数的劣勢の自分達が数的優勢の敵艦隊を翻弄した』という事実であった。極論からすれば敵艦の撃沈すら不要であった。 ロシアのウラジオ艦隊の精強さを敵に見せつけることで、敵の戦意を大幅低下し、こちらの士気を上げる。 その上で通商破壊作戦を行えば、さらに効率的に戦争を遂行することが可能になる。 セミョーノフのこの主張には、懐疑的だった面々も反論できないものがあった。 少なくともこの臨時司令長官の論理に反対するには、それを上回るだけの材料を以てついでに言えば、『遠賀』事件で、少なくない数の将兵が、艦隊司令部に不信感を抱いているという事実を払しょくさせるには、こうしたアピールを行う必要があるのも事実であった。 無論、その納得は積極的なものではなく、しぶしぶながらのものであったのだが。 それでも、会戦から15分後まではセミョーノフの思い通りであった。 功名心は強いが同時に馬鹿でもないこの指揮官は、命中率がそうでもない7,000m付近を保ちながら、敵艦隊の鼻づらを抑えつつ、砲撃を加えたのである。 それに対し、日本海軍はウラジオ艦隊の機動に全くついていくことができず(『富士』と『浅間』はともかく、他の艦が艦隊としての連携を取るのに精いっぱいの練度でしかなかった)、一方的に撃たれるがままであった。 当初はセミョーノフに懐疑的だった面々も、自分達の目の前で日本艦隊が翻弄され、おまけに二番艦の砲撃が、敵戦艦の艦橋に直撃して、敵戦艦が迷走しだした光景を見れば、士気が一気に高揚するのも無理はなく、艦隊のあちこちで『ウラー』の叫び声が木霊することになる。 一方、日本側の士気は加速度的に落ちていた。 何しろ一方的に撃たれるままの状態であり、2番艦の『生駒』が直撃弾を受けて、艦隊から離脱。 『筑波』も、左舷中間砲に砲弾を受けて爆発するなど、完全に劣勢であったからだ。 それでも西郷は、終始無言であり、避退を具申する参謀を無言で黙らせると、見張り員に対して「あの一番艦の動きを知らせよ」と、命じることになる。 後に西郷曰く『人生でこれ以上ない程分の悪い賭け』と言わしめることになる賭けが始まるのは会戦が開始されて20分後のことであった。 敵が高速機動で反航戦に持ち込もうとする刹那、日本側は強引に右舷への回頭を開始。 旗艦である『筑波』が集中砲火を浴びる危険性を無視して、強引に6,000mにまで近づいての同航戦に持ち込んだのである。 西郷にとって『分の悪い賭け』なのは、旗艦に敵弾が集中するのもさることながら、敵将が逃げ出した場合、こちらの判定負けに終わることであった。 実際、西郷は、敵将がいつ進路を東から北へと変針するか気が気ではなかったとされる。 710: yukikaze :2017/03/27(月) 00 49 54 もっとも、この時の西郷の賭けは、皮肉にもセミョーノフの成功によって勝つことになる。 セミョーノフ自身は、西郷の意図を理解し、適当なところで砲撃を切り上げて、ウラジオへの帰還を考えていたのだが、なまじ上手くいきすぎていたために、周囲の士気高揚が想像以上に高まっておりセミョーノフとしても、切り上げるタイミングを失してしまったのである。 そして『筑波』に砲撃を集中させてしまったが故に、彼女を中破に追い込むも、フリーになった『富士』や『浅間』、それに吉野型防護巡洋艦である『吉野』『淀』の猛射を受け、『グロモボーイ』『リューリク』『ボガトィーリ』が次々に被弾。『ボガトィーリ』は火災により炎上するなど、砲撃を切り上げるどころか、完全な殴り合いに持ち込まれる羽目になったのである。 それでもロシア側は、『筑波』が中破し、砲撃も衰えていた事で、残りの装甲巡洋艦2隻を片付けて勝利に導こうとしたのだが、それも艦橋からの被弾にようやく立ち直り、後方から猛烈な勢いで戦線に復帰した『生駒』の砲弾が、『リューリク』に直撃するまでであった。(『ボガトィーリ』は既に避退) この『リューリク』の大破により、流れは一気に日本側に傾き、『富士』中破と引き換えに、『富士』と『浅間』は共同で『グロモボーイ』を撃沈。それを見た『ロシア』も逃走を図ろうとするも、既に5,000mを切った段階での『筑波』との殴り合いによって機関室を破壊され、最後の意地で『筑波』の前部主砲塔を歪ませるも、自沈のやむなきに至ることになる。 こうして、後に『第一次日本海海戦』と名付けられる海戦により、日本海軍はウラジオ艦隊を早期に撃滅することに成功するが、その一方で『筑波』『生駒』『富士』が中破(『筑波』は人によっては大破)という大損害を受け、第三艦隊は半年以上使えないという状況に追い込まれることになる。 海軍幕僚部や連合艦隊においては『西郷中将は戦力を消耗させたか』と、批判の声が上がることになり、ロシアでも『ウラジオ艦隊壊滅は問題だが、それでも数の上で優勢な敵の艦隊を消耗させたから、こちらの 勝利だ』という声が沸き起こったものの、伊東や東郷はそう言った声に対して「おはんらが指揮していれば負けちょったが」と、言下に切り捨て、明治天皇やマスコミにも「これで日本の船は、堂々と日本海を渡れることになりました」と、日本海の安全を宣言している。 実際、主力を失ったウラジオ艦隊は、残っているのは補助巡洋艦のレーナと水雷艇だけであり、これ以降全くと言っていいほど活動はしておらず、日本海軍はその宣言通りに、博多及び舞鶴からの大船団を出撃させ、各国マスコミに喧伝することになる。 日本海軍は、第三艦隊を半壊させる損害を払いながらも、大陸への兵站線構築に成功したのであった。 なお、最後に一つのエピソードを付け加えよう。 海に投げ出されたウラジオ艦隊の将兵達に対し、西郷が命じたのは『海の男の誇りを以て救助せよ』であった。各艦から異論反論が殺到するものの、西郷は『我らは誇り高き海の男である。その誇りを自ら汚すことなかれ。あの男達のように惨めになりたいか』という厳命の元に、悔し涙を流しつつ救助することになる。 当初は、戦々恐々だったウラジオ艦隊の乗組員も、自分達が『遠賀』乗組員と違い、虐殺されず、救助されたことに安堵の表情を浮かべることになるのだが、一部の士官はこの事に「白人だから当たり前」と、増長する態度をとった。 怒りに震える日本海軍の将兵に、不穏な空気を悟ったロシア海軍の将兵も身構える中、西郷は、増長した士官に対し『我々は海の男だ。肌の色も関係なく海の男の仁義を守る。だが貴様らは海の男ではない。 ただの盗賊だ。忘れるな。貴様らは海の男の誇りを自らの手で汚したのだ。貴様らは一生海の男を名乗れん』 と、言うや否や、士官の襟章をむしり取って投げ捨てている。 襟章を投げ捨てられた士官は、自らがどのように見られているかを今更ながらに悟って茫然と座り込み、殺気立っていたロシアの将兵も、肩を落とし泣きだす者も出ることになる。 この出来事は世界中に宣伝されることになり『サムライの誇り』として、日本軍の好意を高めることになる。 711: yukikaze :2017/03/27(月) 01 01 17 投下終了。史実よりも大分早くウラジオ艦隊追撃戦を行っています。 作中にもあるように『普通なら第二艦隊の装甲巡洋艦部隊出すだろ』なのですが、練度不十分な第三艦隊を出さざるをえなかったのは、それだけロシア太平洋艦隊に恐れを抱いていたからでもありました。 その点では、ウラジオ艦隊の通商破壊作戦というプランは、軍事的には妥当なプランでした。 東郷よりもわずかに年長な西郷が、連合艦隊司令長官ではなく第三艦隊司令長官という理由は、本文のとおり。大多数からは好かれているんですけど、士官としての役目を果たしていない面子には非常に厳しかったので、一定数の士官からは嫌われていたんですわ。 しかもそう言うのに限って、海軍の急拡大の影響で中堅どころに居座る羽目になる有様。 何ともめんどくさい話です。 ついでにいえば、第三艦隊を早期に戦力化するには、闘志とカリスマのある西郷じゃなきゃ無理という点と、国際法においては東郷が一日の長があり、列強との戦争である以上、国際法上微妙な問題が発生した時、東郷なら現場で対応できると、山本が判断した点があります。 (実際、西郷が何の異論も示さずに受け入れたのは、当人も自覚していたから) もっとも、山本も東郷も、大久保から「何を考えているのか」と不興を蒙り(史実でも東郷は大久保に留学を頼むも「平八郎はおしゃべりだから」と拒絶され、西郷に頼んで留学しています) 史実よりも彼ら二人は政治的権能を有することはありませんでした。
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221 :第三帝国:2014/01/19(日) 20 40 59 衝号抜きの太平洋戦争~第20章「星二号作戦」 11月3日、明治節と政治的日程に合わせて日本は『星二号作戦』を発動。 アラスカから飛び立った三桁単位の三式弾道弾が一斉に五大湖のシカゴに飛翔し、着弾。 追撃不可能な弾道弾にアメリカは対抗する手段はなくすべての着弾を許してしまい、都市と工業地帯に損害を与え死傷者数万名を出すことになる。 V2ロケットことA4で弾頭の重量は1トン。 さらに発展したA10こと三式弾道弾はそれより弾頭の重量が増しているため威力は拡大する。 おまけに一度に三桁単位の数を投入したため絨毯爆撃に匹敵する被害をアメリカに与え、市民に初めて戦争というものを教えた。 呆然とするアメリカ市民であったが、日本は次の一手をさらに打つ。 高度1万という超高度にて最大819キロの速度で『富嶽』は西海岸の空に進入した。 まさかアラスカから爆撃機が飛んでくるとは思わずアメリカでは大騒ぎとなりすぐに迎撃機が飛んだが、 平均的な戦闘機よりも早く、超高度ではまともな迎撃ができず『富嶽』は悠々と太平洋艦隊の根拠地サンディエゴ上空に至る。 11月3日、現地時間、午前8時15分。 世界初の原子爆弾が高度500メートルで炸裂。 原始の炎がサンディエゴ上空に開放され、放射線と強烈な爆風が襲った。 コンクリート製のビルが一瞬で燃え、衝撃波で人々が吹き飛び、熱風で内臓まで黒こげなった死体が散乱する。 転生者がかつて広島の資料館で見たのと同じ光景がそこに展開され、サンディエゴはたった一発の爆弾で壊滅した。 市街だけでなく海軍工廠も衝撃波で被害を受け、 さらには時間が経つにつれて不調を訴える兵士や工員が続出。 つまりソフト、ハード面でサンディエゴの根拠地としての機能を消失しつつあった。 太平洋艦隊司令部も地上にいたニミッツ提督共々一瞬で黒焦げの死体になり、司令部組織は消滅。 救いがあるとすれば主力艦隊が数日前に出港したため、艦隊への被害は最小限に抑えられたことである。 だが、続けてワシントン州のバンクーバ。 東海岸のニューヨークに相次いで原子力爆弾が投下され壊滅的な被害を受ける。 バンクーバはかのリバティ型を建造しているカイザー造船所を有する都市で日本にとって重要目標の都市であった。 そして、ニューヨークは夢幻会でも良心の抵抗が強かったが、 海軍造船所を有し、かつアメリカに政治的インパクトを与えるために投下を決断した。 海でも日本は行動を起こした。 世界最強となりつつある海軍をアラスカから南下させ、 西海岸に空母機動部隊による鉄の暴風雨を起こし、あらゆる船団に港を破壊、通商航路をズタズタに引き裂いた。 戦艦 『長門』『陸奥』 『伊勢』『日向』 『鞍馬』『伊吹』 『金剛』『榛名』『比叡』 超甲巡 『富士』『新高』 空母 『隼鷹』『飛鷹』 『翔鶴』『瑞鶴』 『天城』『赤城』 『蒼龍』『飛龍』 『大鳳』 『紅鳳』『海鳳』『瑞鳳』『祥鳳』『龍鳳』『天鳳』『黒鳳』 『千代田』『千歳』『日進』 アラスカで船団護衛、対地支援に従事。 『大鷹』『雲鷹』『神鷹』『海鷹』『白鷹』『黒鷹』『紅鷹』『天鷹』 本土で修理中 『扶桑』『山城』(アラスカで) 沈没 『霧島』(ミッドウェーにて) 『冲鷹』(アラスカにて) 祥鳳型の『黒鳳』が1隻、大鷹型の『紅鷹』『天鷹』が2隻、 改装空母で『千代田』『千歳』『日進』の3隻が追加され空母の数は合計27隻まで膨らむ。 戦艦9 超甲巡2 空母27 222 :第三帝国:2014/01/19(日) 20 41 36 基本戦場で日本側が常に相手を上回る数の空母戦力を投入し続けていたおかげで、 被害を抑え結果ここまで数が膨らんだが、史実の工業力のことを考えると立派なものだ。 しかし量産している祥鳳型は搭載機50機程度の中型空母、大鷹型は30機程度の小型空母、 改装空母は基本中型空母止まりで、とにかく数を揃えることを優先したため艦船の数の割には艦載機数が少ない。 が、アングルド・デッキを備え『疾風』の運用を前提とした雲龍型空母は70~80機搭載可能で44年から随時完成する予定である。 (※本編では雲龍型空母なるものは登場しておりません。これは作者の妄想の代物です) 44年に完成する予定の大鳳型2番艦の『白鳳』、 続けて量産する祥鳳型、大鷹型、改装空母と合わせて44年度は14~16隻の空母が浮かぶ予定である。 他には呂号潜水艦が毎月3~4隻のペースで実戦配備されているため、11月までに40~60隻もの潜水艦が戦時中に加わっており、 数の暴力と性能差から撃沈スコアを月々50~60万トンをキープしており、アメリカの足を順調に引っ張っていた。 水中速度が20ノット近くまで出せる呂号は、この時代の平均的な潜水艦の性能を考えると間違いなくチートな代物だが、 日本側はそれでも満足せず排水量3000tで反応炉推進、原子力機関の伊四〇〇型潜水艦の研究と建造に邁進しつつありうまくいけば47~48年には1番艦が完成可能する予定だ。 (※作者の妄想です本編でも戦後編でもそうした話はありません) 話を戻そう。 とにかく数は力でありこれだけ数が揃うと運用できる艦載機は1000~1200機に及ぶ。 『大鷹』型はアラスカで活動しているため、西海岸で運用できる艦載機数は900~1000機程度になる。 対するアメリカは。 戦艦 『ワシントン』 『アラバマ』『マサチューセッツ』 『アイオワ』『ミズーリ』 空母 『エセックス』『ヨークタウンⅡ』『ホーネット』『イントレピッド』 『エンタープライズ』 『カウペンス』『モンテレー』『ラングレーⅡ』『カボット』 戦艦5 空母8 で日本と比較すればかなり見劣りするが、 問題はエセックス級空母の搭載機数が100機を数えているため、 インディペンデンス級空母4隻と合わせて700機の艦載機が運用可能だ。 しかも空母は『エンタープライズ』を除けばすべて戦時中に完成させた船でアメリカの底力が伺える。 だが、練度の点で相変わらずアメリカ側には不安の要素しか存在しない。 インディペンデンス級空母の『ラングレーⅡ』『カボット』は7月~8月にできたばかりで、 無理やり西海岸まで持ってきたはいいがギリギリ2~3ヶ月程度の練度ではとてもではないが百戦錬磨の日本海軍には不安しかない。 エセックス級空母『ホーネット』は5月にできたためまだましだが、 問題は『イントレピッド』は8月に完成したばかりで遥々南米大陸の南端を経由してやってきたはいいが、 練度の点で不安しかなく、用兵側としてもう2~3ヶ月の訓練を施したい所だが状況がそれを許さなかった。 春に続いて再度西海岸で艦隊丸ごと通商破壊に従事する日本海軍に、 またもや連続して10万トン単位でアメリカは損害を被り、市民から軍への批判が強まっていた。 アメリカ海軍はこれに強いジレンマを強いられた。 なぜなら現在の海軍なら練度こそ怪しいが数だけなら空母艦載機700機とこれまで以上に拡大されている。 しかも本土近海なら陸軍の支援が期待でき、タイミングを合わせれば合計1000~1200機の航空機による波状攻撃が実現可能だ。 結果、『陸軍の支援が受けられる範囲内でもしも日本軍が入り込んだら直ちに攻撃する』とアメリカ海軍は決めた。 一部で時期が早すぎるとの意見が、特に太平洋艦隊司令長官のニミッツ提督は消極的な反対意見を述べたが、 これまでの戦訓から中途半端な戦力では被害を被るばかりであったが、一種の飽和攻撃を行えばいいとの研究結果が出たのと、 西海岸でまたもやジャップが暴れる一方で、それなりに戦力を回復させたアメリカ海軍が何もできない状況に我慢できない人が多数派を占めた。 223 :第三帝国:2014/01/19(日) 20 42 12 さて、現状戦争の主導権を握っている日本海軍であったが、決して楽観視していたわけではない。 戦艦19 空母11 を開戦以来水底に沈めた連合艦隊であるが、 上記に記したように43年11月時点でアメリカは空母8が稼動しており艦載機は700機とむしろ増大傾向にあった。 アイオワ級戦艦建造計画 『ウィスコンシン』:1943年12月 『イリノイ』 :1945年末~46年中旬 『ケンタッキー』 :1945年末~46年中旬 モンタナ級戦艦建造計画 『モンタナ』 :44年末~45年中旬 『オハイオ』 :44年末~45年中旬 『メイン』 :45年~46年 『ニューハンプシャー』:46年~47年 『ルイジアナ』 :46年~47年 エセックス級空母建造計画 『フランクリン』 :43年11月 『バンガーヒル』 :43年11月 『ワスプⅡ』 :43年12月 『タイコンデロカ』 :44年1月 『ハンコック』 :44年3月 『ベニントン』 :44年7月 『シャングリラ』 :44年8月 『ランドルフ』 :44年10月 『ボノム・リシャール』:44年11月 インディペンデンス級軽空母建造計画 『バターン』 :1943年11月 『サン・ジャシント』 :1943年11月 以下1944年には6~8隻完成する予定。 ミッドウェー級航空母艦建造計画 『ミッドウェー』:45年3月 『ハワイ』 :45年10月 『ウェーク』 :46年4月 来年の3~4月には新規にエセックス級空母3~4隻が追加され、 インディペンデンス級軽空母も2~3隻、合計5~7隻もの空母が浮かぶ計算になる。 11月時点のものと合わせると13~15隻の空母機動部隊が出現する、 おまけにエセックス級は搭載機数が多いため練度はともかく数の上で日本側と互角かやや上になる。 止めに45年になればミッドウェー級空母まで完成するし、そのころになれば技術面での格差も完全に埋まる確立が高い。 (※ミッドウェー級の命名基準で2番艦がルーズベルトの名でないのは憂鬱世界では戦争を勝利に導いた偉大な大統領でないため) まさに「沈めたら増えます」を地で逝く。そして恐ろしいことにこれは史実基準だ。 ロング大統領と財界の人間がアラスカから弾道弾で攻撃されてもなお強気でいられるのはこれが原因である。 だからこそ、連合艦隊は再度西海岸へ進撃し、今のうちに打撃を与えるべく通商破壊を行いつつ太平洋艦隊を探していた。 224 :第三帝国:2014/01/19(日) 20 43 08 そして、日米双方の偵察機が同時に艦隊の姿を捉えその距離が200海里程度であったため、 至近距離の遭遇戦のようなものであったが小沢提督、ハルゼー提督の双方は引くつもりは更々なく剣を同時に抜き放った。 お互いが直援機が減ることを承知で、防御を選択せずある意味ノーガード戦法を選択したのは、 片や太平洋艦隊の撃破のため攻撃隊を甲板に上げていたのと、片やジャップにサンディエゴを吹き飛ばされ、 怒り心頭のハルゼーやはり甲板に攻撃隊を上げており、陸軍の支援が期待できた点が大きい。 午前12時45分。 アメリカ側の第1派350機は200~250機近くの『烈風改』の猛烈な歓迎を受けることになる。 最高速726キロの『烈風改』に『F6F』は性能差だけでなく、練度の差もあり続々と落とされてゆく。 だが、陸地から飛来してきた陸軍の『P51』『B25』『B24』の200機に及ぶ戦爆連合が乱入すると、 さすがの『烈風改』でも裁ききれず纏まった数の攻撃隊が護衛の血路を切り開き、日本の艦隊をその眼にする。 彼らは自分たちよりも遥かに巨大な艦隊に驚くが、さらに驚いたのは対空砲火が想像以上に正確無比であった点だ。 激しい対空砲火で墜落する機体が続出するが、ロケット弾や爆弾、魚雷を搭載した『F6F』『B25』が外環の駆逐艦に打撃を与え、 防空システムに穴を開けると、魚雷や爆弾を抱いた雷撃機、急降下爆撃機が輸形陣の奥深くに居座る空母にめがけて突撃する。 外環の駆逐艦を排除する被害極限戦法、さらに飽和攻撃の効果と相俟ってついに日本の空母に打撃を与えた。 目標となったのは排水量7万トンとその大きさが目立つ『大鳳』、 古くから正規空母として認知されていた『赤城』『天城』『蒼龍』『飛龍』の5隻であった。 『赤城』は魚雷1、爆弾2で中破。 『天城』は片舷に魚雷4を受け機関停止、 続けて爆弾2、魚雷1で大破、電気系統が停止し傾斜が止まらず総員退艦を命じる。 『蒼龍』には爆弾2、魚雷1で中破。 『飛龍』には爆弾3でやはり中破、航空機の発艦能力が消失する。 『大鳳』は魚雷を1もらったが、自慢の装甲を生かし爆弾をはじき続けた。 ところが1発の爆弾が装甲ではじき返され、信管は空中で起動し炸裂。 最悪なことにちょうど艦橋の上で爆発したせいで、電探や通信マストを打ち倒し艦橋要員を殺傷する。 『大鳳』は正規空母として最新の艦でかつ最新鋭の電探を装備していたため、 小沢提督はこの艦に将旗を掲げ、全艦隊の防空の指揮統制を行っていたが電探が爆風で損傷し、 指揮権を委譲しようにも通信マストもなぎ倒されたせいでできず、光学信号で委譲する旨を知らせるまで10分もの間空白の時間ができてしまった。 その間にただでさえ自分たちよりも数が多い攻撃隊を相手に苦戦していた直援機はバラバラに動いてしまい、 さらに最悪だったのは、アメリカ側の第2派が殴りかかってきたタイミングと合わさったことだ。 ハルゼーが送り込んだ200機の第2派、陸軍の『B17』『B24』延べ200機。 最後にドーリットル大佐率いる『B25』で編成された陸軍の雷撃部隊120機が侵入してきた。 中でも日本側が驚いたのは双発の攻撃機がまるで自分たちの陸攻隊と同じく超低空からに肉薄雷撃をしてきたことだ。 合計600機に及ぶ第2派はさらに外環の駆逐艦、巡洋艦を排除すると、 自らの損害に返りみず続々と爆弾や魚雷を投下し最大の戦果を挙げることに成功する。 炎上していたせいで攻撃が集中した『飛龍』に爆弾2、魚雷3が命中。 大破判定の被害を受け、連続して叩き込まれた爆弾と魚雷で火災が止まらず、後に総員退艦。 水平爆撃を回避していた『瑞鳳』に爆弾2が命中。 高度3000から落下した爆弾は艦内で炸裂し、甲板が捲れあがる。 発艦能力を完全に喪失したところで輸形陣の外環側にいたせいでドーリットル大佐の雷撃3を受けて、沈没。 『飛鷹』は魚雷2で舵を損傷し、回り続けることしかできない状況に陥る。 そこに爆弾1、魚雷4を叩き込まれて炎上、艦尾が持ち上がり海の底へ沈んだ。 『赤城』に爆弾2、魚雷1が追加に受けて大破。 『隼鷹』も爆弾2、魚雷1で中破判定の被害を受ける。 225 :第三帝国:2014/01/19(日) 20 44 56 連合艦隊にとって黄金よりも貴重な正規空母2隻、 さらに改装空母、軽空母を各1隻ずつの4隻の喪失などと手痛い損害を受けた。 無論ただでは済まさず対空砲火と直援機の活躍でアメリカ側に未帰還率5~6割の損害を強要した。 だが今回の戦訓で基地航空隊と連動して1000機単位で殴られればどうなるか? その事実に関係者はかみ締め、更なる防空システムの開発、イージスシステムの研究に邁進することになる。 一方、対するアメリカも苦難の時を過ごしていた。 日本側の第1派400機は『F6F』150機の歓迎を『烈風改』が逆に圧倒している間に、 ロケット弾、500キロ爆弾などで爆装した『烈風改』が外環の駆逐艦を手早く排除する。 が、対空砲火は『VT信管』こそなかったが、レーダーと連動していたため猛烈なものになっていた。 そのため翼を捥がれ墜落する機体、飛び散る破片で発動機が傷つきオイルを引き出して堕ちる機体、などと海鷲たちは苦難に見舞われた。 拡大を続ける空母機動部隊の影響で、日本側も全体の練度が低下していたが、 基本勝ち戦であったおかげで母艦ごと沈められるアメリカと違い、技量低下は致命的なものではない。 高度5メートルで肉薄雷撃、あるいは高度300まで引き付けて急降下爆撃を敢行する『流星』の群れは続々と魚雷と爆弾をたたきつけた。 目標は正規空母のエセックス級4隻。 先に『エセックス』は魚雷5、爆弾3を連続して受けて大破、機関停止。 必死の消火活動と排水作業を行うが火災が止まらず、すぐに総員退艦を伝達することに。 『ヨークタウンⅡ』は両舷から魚雷4を挟み込まれ、 立ち上がった水柱が消滅した時には明らかに大破判定の被害を受けているようで、 速度30ノットの足は完全に殺され、ノロノロと動いている間に爆弾2で炎上する。 『ホーネット』は魚雷1、爆弾2で済み。 続々と襲い掛かってくる『流星』の群れに対し的確な操艦で回避し続ける。 しかしそれでも爆弾1を追加で受けて、格納庫で炸裂したそれは飛行甲板を捲り上がらせる。 問題は『イントレピッド』である。 8月にできたばかり無理やり持ってきたためかなり技量に懸念があったが、 案の定というべきか、操艦の未熟さと稚拙な対空砲火と相俟って魚雷6、爆弾2を受ける。 ダメージコントロールの限界を超えていたため短期間で沈没してしまう。 すべてのエセックス級空母に黒煙を立ち上らせると、 次は宿敵の『エンタープライズ』さらにインディペンデンス級空母に狙いをつけた。 唯一戦前から正規空母として今日まで生き残った『エンタープライズ』は、 これまで散々空襲を受けた経験から巧みな操舵で魚雷と爆弾を回避し続けていたが、 魚雷2、爆弾1の被害を受けて中破判定の被害を蒙った。 が、軽空母の『ラングレーⅡ』は格納庫を突き抜け、機関室上の製パン室で炸裂。 800キロ徹甲弾の威力は絶大で、防御力が低い軽空母と技量の低さで一撃で大破。 嵐のような一撃が去った後には、軽空母3隻を除いて黒煙を噴出し傾斜するか沈没する光景がそこに存在した。 外環の艦隊型駆逐艦も500キロ爆弾で運悪く一撃轟沈する艦や、 ロケット弾が艦橋に直撃して指揮統制能力が低下し戦闘力を喪失した艦などひどい有様であった。 226 :第三帝国:2014/01/19(日) 20 45 31 そんな中、第2派300機が来襲。 無傷の戦艦郡が空母に寄り沿い、凶悪な対空砲火を浴びせ銀翼の海鷲たちに被害が続出するが、 損害にかまわず残った空母に肉薄し腹に抱えた魚雷、爆弾を思い思いに投下してゆく。 12ノット程度でのろのろと動いていた『ヨークタウンⅡ』は魚雷3、爆弾3で転覆。 『ホーネット』は魚雷9を避けるが、最後の1本で舵とスクリューを損傷したため速度低下。 舵も損傷したため、その場で回り続けるほかなく魚雷4、爆弾2でとうとう足が止まりゆっくりと沈み始めた。 『エンタープライズ』も必死に回避し続けるが爆弾2を追加で受けて大破判定の被害を蒙る。 既に大破していた軽空母『ラングレーⅡ』にいたっては足が完全に止まっていたせいで魚雷5、爆弾4と蛸殴りの憂き目に会い轟沈。 『カボット』は魚雷2、爆弾1で大破、後に艦を放棄する。 残る空母『カウペンス』『モンテレー』は攻撃が正規空母に集中したおかげで魚雷か爆弾のいずれか1発程度で済んだ。 沈没 空母 『エセックス』 『ヨークタウンⅡ』 『イントレピット』 軽空母 『ラングレーⅡ』 『カボット』 大破 『エンタープライズ』 正規空母がまたもや『エンタープライズ』を残して壊滅。 日本側の空母4を撃沈する戦果を挙げたとはいえ、開戦以来人的損害は甚大であり、 来年からはいよいよ各艦で定員割れを承知で人員を配備しなければ、とても間に合わない程追い込まれた。 太平洋艦隊司令長官のニミッツ提督が司令部丸ごと原始の炎で焼き払われたため、組織的にも壊滅的である。 アメリカ市民の犠牲もひどいものである。 3発の原爆、シカゴへの弾道ミサイルの乱れ撃ちで犠牲者は最終的に90~120万人にまでのぼる。 アメリカ市民社会では無能な大統領を糾弾する声が強まり、西海岸の議員は議会で講和について考えるように発言する。 世論の動きは戦争を終わらせる方向へ変わりつつあったが、大統領は違った。 アメリカの真の権力者である財界の人間がニューヨークで纏めて死亡したためロング大統領は初めて自由と権力を手にした。 そして、今後の行方に不安を隠せない陸軍総参謀長のジョージ・マーシャルは大統領のその眼に狂喜を宿しているのを見逃さなかった。 次話:第21章「1944年へ」:目次
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げすた グラ・バルカス帝国外務省に所属する官僚であり、シエリアの上司。肩書は、東部方面異界担当部長 冷酷な性格で、出世欲と権力欲が強く、部下に厳しい。 また、現地民に対する情が一切存在せず、帝国の版図拡大と支配地域安定の為の道具としか見ていない。「現地人の考えなどどうでも良い」と吐き捨て、ダラスの提案した同化政策にも賛意を示している。ただし、そうした施策を自身の出世の為に利用する旨を明言しており、差別意識が強いと言う点では共通するものの、私利私欲が混じる点で潔癖なダラスとは大きく異なる。 こうした方針から、上層部では「冷静に蛮族を滅ぼす男」と評され、支配地域の安定化に寄与していると評価されている。また、彼の命令によって多くの街が消されているが、大半は記録に残っていない。 更に、女性差別的な思想も持ち合わせているらしく、シエリアに関し「フン、これだから女は御しやすい」と呟く場面がある(*1)。 この他、「強い権力欲を持つ事は男らしい」と考えている模様。 初登場は、フォーク海峡海戦後の帝都ラグナ。 そこでシエリアに対し、「非協力的な捕虜を公開処刑する事」を命じる。彼女が「それでは蛮族と同じ土俵に立つ事になります」と抗議するも一蹴し、「これは皇帝陛下、帝王グラルークス様のお言葉だ」と言い、有無を言わせず処刑を実行させたものの、本当に皇帝の意向だったのかについては疑問符が付く。 この命令により、巡視船しきしまの乗員も公開処刑された。 その後、ムー侵攻直前にレイフォルに於いて日本国の外交官朝田との会談が行われ、対応したシエリアとダラスはその場で日本に関する情報を見せられた。これに脅威を覚えた二人は報告書を提出するが、ゲスタは報告書を改変。日本の実力をより低く思わせ、日本側の要求を全て削除するなど、全面的な改竄を行う(*2)。 しかし、こうした改竄を含む致命的な誤認識が最終的にグラ・バルカス帝国連合艦隊の大敗と、その後の外務省の多忙へと繋がって行った。 連合艦隊の敗北後、帝国の影響力の減退による現地民の反乱が危惧される事態となり、レイフォルを中心とする体制の強化が図られる事となる。その一環としてゲスタに白羽の矢が立ち、レイフォリアへ派遣された。 この際、シエリアとの会話で「文明レベルにそこまで(70年以上)の差などある訳が無い」「(ダラスの同化政策に対して)日本を警戒し過ぎている感がある」と話しており、更に「帝国の力を過小評価するな!」と彼女を𠮟責している。こうした発言から、この時点でも日本の実力を信じておらず、自国の敗北は有り得ないと思い込んでいる事が浮き彫りとなっている。 更に、自身の権力欲を一切隠さず「俺の出世の為に働け」とまで明言しており、シエリアに嫌悪感を抱かせた。 しかし、その直後から自衛隊によるレイフォル地区への攻撃が開始され、勤務しているレイフォリア総合基地ラルス・フィルマイナが空爆によって壊滅状態となる。 自国とは比較にならない日本の兵器の性能を直に目の当たりにし、自身の認識が致命的に間違っていた事を強制的に理解させられ、初めて死の恐怖を実感してパニックに陥ってしまう。 その後、基地からどうにか逃げ延びるとダイジェネラ山要塞の総司令本部へ避難した(*3)(*4)。 しかし、司令部へ入って来る情報は帝国軍が次々と敵に敗退していると言ったものばかりであった。この状況に堪りかね、各地の味方へ指示を飛ばしているランボールへ「本国へ撤退する方法は無いのか」と詰め寄る。状況を理解しているランボールはすぐに否定するも、この返答に癇癪を起こしたゲスタは、自身の立場とこれまでの実績を笠に着て散々に罵倒するが、一刻を争う状況下である事と所属の違いからゲスタの言う事を聞く必要も無い為、ランボールの部下に追い出された。 その夜、要塞内でシエリアとランボールの会話を偶然盗み聞きし、要塞がもう持たない事、シエリアを安全な場所へ移動する手段を手配している事を知ると、保身から自分も連れて行く様に命令する。ランボールは渋ったが、聞かれてしまった以上連れて行かない訳にもいかず、了承した。 ランボール自身は代わりの者に引き継がせるつもりだったが、それでは信用出来ないゲスタは帝国法の緊急避難法を適用させて彼自身に案内させた。これにより、ゲスタはシエリアと共にダイジェネラ山要塞から脱出に成功した(*5)。 関連項目 人物|グラ・バルカス帝国|シエリア|ダラス ※既存のコメントに返信する場合、返信したいコメントの左側にチェックを入れて下さい。 過去のコメント なんかシエリア庇う童貞どもが多いなあ。 - 名無しさん (2020-08-27 12 27 30) 実際、敵役ではあっても悪役じゃないから... - 名無しさん (2021-05-31 21 43 44) 自分のせいで自国が破滅一直線へ突き進んでいる現状を骨の髄まで思い知ってもらいたいなぁ。 - 名無しさん (2020-09-24 21 11 25) 「日本懲罰艦隊」の大惨敗で、一番慌てているのはこいつかもしれない。敗戦後にあの書類改ざんが発覚したら、まず間違いなく身の破滅だからな。 - 名無しさん (2020-09-26 08 56 56) 名前通りのゲス野郎でした - 名無しさん (2021-06-20 02 34 03) 最新話でこの期に及んでも日本との実力差を全く理解していないとは…。日本の事を上層部が過少評価する一因を作っているし、こいつこそが真の意味での戦犯と言っても過言では無い…か - 名無しさん (2021-06-20 09 31 04) 下のダラスも、上の帝都組も不十分とはいえ日本への最低限の危機感くらいは共有していたのに、このボンクラと来たら。 - 名無しさん (2021-06-20 12 19 32) 改ざんしたのは書類ではなく自分の頭だったのかもしれない - 名無しさん (2021-06-20 12 28 49) あれは、ただの虚勢ないし希望的観測じゃないのか? その可能性は充分ありそうだが。 - 名無しさん (2021-06-20 17 39 57) 本当にこいつが一番の戦犯だと思えてきた。こいつと同じ思考のダラス君はいま自国支配領を求めて3000千里中だしなw - 名無しさん (2021-06-25 08 39 07) ダラスの上司なんだから徒歩山越えを超えた、生身海越え逃亡ぐらいは試みて欲しい - 名無しさん (2021-06-20 11 52 37) ゲスタ・・・君のことは多分恐らくきっと忘れないと思わなくもない。 - begetamin (2021-06-20 17 42 22) それすぐに忘れるやつ - 名無しさん (2021-07-24 07 15 34) 「女性差別的な思考」というよりは「男尊女卑」の方が正確では? - 名無しさん (2021-06-26 19 50 21) そもそも日本はグ帝の侵略行為よりも日本国民向けに絶対にしきしまの処刑の責任者の処罰は絶対だからな。 - 名無しさん (2021-07-04 22 38 26) そろそろ、シエリアから、しきしま乗員の処刑の責任者の処罰の件をきかされろ。 - 名無しさん (2021-07-25 08 55 03) ダラスですらプライドを傷つけられながらも技術格差に危機感を感じてちゃんと上に報告書をあげてるのに、こいつ報告書を根底レベルから捻じ曲げるってかなりやべぇな。 - 名無しさん (2021-09-02 02 07 17) こいつ、おそらく登場人物の中で一番性格が悪いな。私利私欲の塊の上、イシュタムなみのサディストときている。 - 名無しさん (2021-12-27 23 02 25) 報告書の改変と捕虜の公開処刑命令と両方で処罰されるには、話がどう展開すればいい? - 名無しさん (2021-12-28 12 34 58) 簡単である。敗戦後、日本からの引き渡し要求に、最初は上も渋っていた。しかし書類改ざんが発覚し、すべてを失った上で日本に引き渡される。それがいい。 - 名無しさん (2021-12-28 17 49 33) 考えてみれば、日本でない方がいい。他の国に引き渡された方が、もっと早く悲惨な死を遂げるだろう。 - 名無しさん (2021-12-28 20 24 17) 6巻P53の事がありますので書類改竄は証拠十分です。あとはシエリアにボイスレコーダーなり小型カメラなり持たせた上で捕虜処刑の件の言質を取らせれば… - 名無しさん (2021-12-28 19 43 30) 公開処刑の件、日本も各国も責任者の処罰を望むだろうから、シエリアと一緒に裁判の場に引き出されるとか。 - 名無しさん (2021-12-29 12 59 18) 貴様らよりも、遙かに帝国に貢献してきた。 - 名無しさん (2022-02-02 07 06 21) お前が帝国を敗戦へ導いてるんだよな…ぁ - 名無しさん (2022-02-02 07 07 41) そろそろ、破滅の足音が近づいてきたな。この要塞で死亡ではなく、捕虜になって裁かれるほうが相応しいよ。 - 名無しさん (2022-02-02 10 03 20) コイツはシッカリ裁かれて欲しいよね。朝田が「念のため」証拠残してるから、大丈夫だと思うけど。 - 名無しさん (2022-02-04 22 03 03) 裁判でシエリアに責任を被せようとするのが目に見えるようだ - 名無しさん (2022-02-24 19 31 13) 【悲報】ナレ死 - 名無しさん (2022-04-04 00 19 20) ナレ死って、あまり重要でない人物ってことかな。シエリアより格下。 - 名無しさん (2022-04-04 16 18 30) ボーグもナレ死(ナレーションで簡単に死んだことが伝えられること)だったからまあ、扱いは悪い気はする。カストは死に至る要因とその前のみっともない命乞いあったからカタルシスあった。 - 名無しさん (2022-04-05 02 25 22) 今後、名前が出てくる事もなさそう。 - 名無しさん (2022-05-01 12 27 45) 「この傲慢で愚かな男は、遂に最後まで、自分の愚かさに気付くことは無かった。気付こうとすることも無かった。」以前のレミールのページみたいに悪役に対する敬意が全く感じられない主観的な物言い。以前に編集する前にも「愚かにも」とあったけど、今回は酷過ぎる。客観性の欠片も無い - 名無しさん (2022-05-02 00 49 37) なろう版では生存しそうな予感 - 名無しさん (2022-06-13 17 20 52) なろう版では落し前つけさせられそう - 名無しさん (2022-06-19 17 52 16) 良かった復活した。さあどんな最後かwktk - 名無しさん (2022-06-20 03 22 57) 今度は自分の目で目撃してまた足腰立たなくなりそう - 名無しさん (2022-06-20 07 17 04) まず間違いなく、本国で過去の悪事が発覚して、これ以上有り得ないほど不名誉な死を迎えるだろうな。こんなことなら、あの時戦死した方がましだったと、後悔する羽目になるだろう。 - 名無しさん (2022-06-20 17 14 05) 夢でブログ版の末路見て「あの時残っていれば~」って話が書籍の特典にあったら楽しい - 名無しさん (2022-09-03 14 07 13) ミ帝に捕まって、拷問→回復魔法→拷問みたいな刑罰になってほしいな。日本だと全く苦しくない絞首刑だし。 - 名無しさん (2022-07-18 23 58 00) 名前 ここを編集 〔最終更新日:2024年04月22日〕
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登録日:2021/08/29 Sun 18 49 46 更新日:2021/08/29 Sun 18 49 46 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 ZECO ゲーム コミックガム 打ち切り 打ち切り漫画 擬人化 漫画 軍艦 雪風 『Battleship Girl -鋼鉄少女-』は、台湾(中華民国)の漫画家である皇宇(ZECO)による漫画。略称は『BSG』。 【概要】 第二次世界大戦当時の世界各国の軍艦の戦いを擬人化した少女に置き換えて描いた作品。 原型は2009年に台湾の政府機関である中央研究院により発行された文化振興雑誌CCC創作集『Creative Comic Collection 日本時代的那些事特集号』に収載されたイラスト作品「陽炎少女 -丹陽-」である。この作品が日本の漫画の出版関係者の目にとまり、2011年に日本で漫画としてコミックガム誌上にて連載開始された。本伝、外伝シリーズ『BSG -北海のワルキューレ-』、本伝の続編に当たる『Battleship Girl -鋼鉄少女- 嵐』と連載を行っていたが、月刊コミックガムは2015年5月26日発売の同年7月号をもって一時休刊。連載中であった本作品も休載となっている。 2015年に鋼鉄少女のゲーム化を発表。2016年から2018年まで中国語版がサービスされていた。 ・Battleship Girl -鋼鉄少女- 雪風を主人公にして、史実におけるミッドウェー海戦やアリューシャン攻略までをなぞる。 ・BSG -北海のワルキューレ- シャルンホルストを主人公にしてヨーロッパを舞台に、西方電撃戦やヴェーザー演習作戦からチャンネルダッシュまでの史実をなぞる ・Battleship Girl -鋼鉄少女- 嵐 再び雪風を主人公にしてガダルカナル島の戦い等を描く。 【登場人物】 ※主に単行本冒頭のキャラ紹介を参考。声優はゲーム版のもの 大東日(だいとうじつ)軍 駆逐艦‧雪風(声:植田佳奈) 本作のヒロイン。茶髪のショートカット。ドジだけど運がよく、戦場では不死身。青嵐三番隊、ついで第二水雷戦隊に所属。 戦艦‧大和(声:佐藤利奈) 世界最大、かつ最強の戦艦。その存在は最高軍事機密。 重巡洋艦‧高雄(声:小清水亜美) 雪風たちの所属する青嵐三番隊の隊長。真面目すぎるが、頼りになるお姉さん。 駆逐艦‧野分 青嵐三番隊の仲間。貧乳がコンプレックス。口が悪い。 駆逐艦‧磯風(声:小清水亜美) 青嵐三番隊の仲間。スリムでおしゃれなのが自慢。 駆逐艦‧朝雲 南洋部隊の副隊長。 軽巡洋艦‧神通(声:福井裕佳梨) 川内型2番艦、第二水雷戦隊旗艦、南洋部隊の隊長だった。特訓が大好きなトラブルメーカーで雪風たちに水雷戦術を教導する。得意料理はカレー(のつもり) 空母‧飛龍(声:種田梨沙) 雪風たちの所属する海神基地で教師をしている。 戦艦‧武蔵 大和の妹。 戦艦‧長門(声:原田ひとみ) 先代の連合艦隊旗艦。 潜水艦‧伊168 極秘任務が多いので水上艦には顔が知られていない 空母‧隼鷹 元客船。磯風と同じくおしゃれなのが自慢。 重巡洋艦‧麻耶 高雄の妹。シスコン。 空母‧瑞鶴 姉の翔鶴と瓜二つの妹。 空母‧翔鶴 妹の瑞鶴と瓜二つの姉。 重巡洋艦‧鳥海(声:斎藤千和) 第八艦隊の指揮官。 飛行艇母艦‧秋津洲 セクハラが趣味。 巡洋戦艦‧天城 引退して港で働いている。 スターズ 戦艦‧ミズーリ(声:原田ひとみ) スターズ最強の火力を持つ。軽いノリのせいで失敗するタイプ。“作戦の壊し屋(オペレーション・クラッシャー)”の異名を持つ。 空母‧エンタープライズ(声:種田梨沙) いわゆる僕っ娘。 空母‧ヨークタウン(声:福井裕佳梨) 珊瑚海で片目とレキシントンを失って以来、復讐に燃える。 空母‧ホーネット 重巡洋艦‧ソルトレイクシティ ダッチハーバーの守備隊の隊長。愛称はソルト。 駆逐艦‧ベイリー(声:植田佳奈) ソルトレイクシティの部下。軽率な上司に振り回される苦労人。 空母‧サラトガ(声:村川梨衣) クィーンダム 戦艦‧フッド(声:斎藤千和) クィーンダムの女王。プライドが高く傲慢だが、実はスポンサーの顔色を伺う生活。 戦艦‧ウォースパイト(声:福井裕佳梨) フッドにメイド兼執事として仕えている。“老嬢(オールドレディ)”と呼ばれている。 空母‧グロリアス ドS ホランド 軽巡洋艦‧デ‧ロイテル(声:種田梨沙) 自国植民地に大東日が侵攻してきたため、仕方なく参戦。 アウスト 軽巡洋艦‧パース(声:加藤英美里) かなりの面倒くさがり。実は戦争も面倒。フッドが大好き。 フランク 戦艦‧ブリュターニュ ゲルマン 戦艦‧シャルンホルスト(声:加藤英美里) ゲルマンから同盟国の大東日への技術交流生としてやってきた巡洋戦艦。射撃が得意。愛称は「シャルン」。 戦艦‧ビスマルク(声:日笠陽子) ゲルマン軍の最高司令長官。 戦艦‧グナイゼナウ(声:加藤英美里) シャルンホルストの妹。 重巡洋艦‧ブリュッヒャー シャルンホルストの後輩で、大東日に行っている間に代わりを務めていた。 【余談】 ブラウザゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』(2013年)に多大な影響を与えた作品として知られる。 なお2017年ごろに原作者と版権元の出版社との間で著作権を巡る裁判が勃発。あおりを喰らってゲーム版も配信中止、予定されていた日本語版も日の目を見ずお蔵入りとなった。 追記修正するその覚悟こそ未来を開く― △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 出たのはあとだけど影響を与えた側なのか -- 名無しさん (2021-08-14 07 24 19) ↑「2011年に日本で漫画としてコミックガム誌上にて連載開始された」って書いてあるからゲームは後発でも大本のアイデアは先ってことだと思います -- 名無しさん (2021-08-14 08 21 18) 名前 コメント
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RED BOUNTY RED BOUNTY世界観I.P.M.C. フロンティア・ギャラクシー 巨大戦艦ドレッドノート 惑星アルコニア 惑星デザイア 惑星フォボス 惑星デザム キャラクタースリーアイズ 世界観 宇宙を蝕む圧倒的悪な存在「シャドウ」を殲滅し宇宙に平和を取り戻すために活動する多次元宇宙連合艦隊。 巨大戦艦ドレッドノートには数々の惑星から数多の種族がシャドウと戦う兵士として乗船している。 シャドウは様々な惑星に巣を作り、繁栄し文明を滅ぼす。中には上位種と言われる知性を持った「エルダー級」というシャドウが存在し、シャドウを含むその多くに多額の報酬金が懸けられている。シャドウはシャドウ独自のネットワークで通じ合っている。 種族は数百数十とあるが、その中でも最も適応力の高いとされる人間は数々の惑星に根付き、その地を故郷とし暮らしている者もいる。惑星に適応し特殊な力を得た人間は通常の人間と区別され、覚醒者(アウォーカー)と呼ばれる。 I.P.M.C. インペリアル・マギアテック・コーポレーションの略称。フロンティア統合し宇宙に平和を齎さんとする巨大な軍産複合体企業。 国家並みの巨大企業でフロンティアにおいてもその影響力は大きく他企業の追随を許さないほどの超越した技術力を有している。 フロンティア・ギャラクシー I.P.M.が設計したワームホールによって宇宙間の瞬間的移動を可能にしたワープゲートによって繋がれた銀河群のこと。主に「フロンティア」と略して呼ばれることが多い。 巨大戦艦ドレッドノート 数々の惑星から数多の種族がシャドウと戦う兵士として乗船している移動型都市。船は全長70㎞。ハンターたちが利用する施設が集まるゲートとストアの上下二層で構成されるロビーのほか 市民が生活する居住区 (市街地) 、海洋地区、農業地区などが存在する。 調査対象となっている惑星へ向かうための小型船を多数格納している。 惑星アルコニア 人とは言えない異形の生命体の二つの種族が住む惑星。ルツはそのうち後者に分類されるヴェルデ人。ヴェルデ人の特徴は腕が四本あること。体格は個体差があれど基本的に2mを優に超えた高い身長を持つ。肩から繋がる主腕とその下の副腕の二対の腕があるが、主に使われることの多い主腕の方が副腕よりも若干大きい傾向がある。 技術レベルは惑星アースに勝るとも劣らない同等レベルを有している。 惑星デザイア ドワーフのような小さな人間に似た種族フェリアが暮らす惑星。星外の種族に非常に友好的で好意的、物事を疑うことを知らない純真無垢な種族。ドレッドノートの兵舎などの軍事施設の建設させる条件として、フェリアの外的である害獣を討伐し安全な生活を提供する条約を結び、I.P.M.による開拓が進んでいる。 惑星フォボス 人型の機械生命体が住む惑星。惑星自体が一つの巨大機械生命体と言われ、惑星を母とし、神のように崇める宗教観念を持つ。すべてのエン人は母であるフォボスより生まれるため、フォボスにおいては地球のような親子は存在しない。誰もがフォボスの子であり、皆家族という思想が強い。 惑星デザム 一面の砂漠に覆われた惑星。元々知的生命体は存在しなかったが、I.P.M.が開拓し現在ではアウォーカーを中心に様々な種族が暮らしている。めっちゃ暑い。アイデムという非常に高い硬度で戦艦の建造などに使われる希少鉱石が発掘できるため、至る所に採掘基地が設置されている。 キャラクター スリーアイズ 名前:不明 登録名:ルツ 愛称:スリーアイズ 性別:雄 種族:ヴェルデ 年齢:不詳(経歴から考えて齢50~60は越えている) 懸賞金:500万セル CV:津田健次郎 イメージカラー:朱殷色 趣味:読書・古代の音楽鑑賞 嫌いなもの:一人の時間を邪魔するもの 使用武器:アルコニアンチタン製の高電圧溶断刀・アヴァロン社製9mm拳銃アレス 詳細: 惑星アルコニアの中でもかなり珍しい知性のあるヴェルデ種族の賢人。更にヴェルデの中でもより稀少な三つ目の眼を持つ稀少な存在。三つ眼のヴェルデはその三つ目の眼で過去・現在・未来の森羅万象を見通す力を持つという伝承があり、歴史的に見てもかなり稀少な存在。しかし実際の彼にそのような特異な能力はない。 恩人が彼に残したバイクの修理のために数々の惑星を旅し、修理に必要なパーツと資金を集めている。 ヴェルデ最大の特徴と呼べる四本腕の副腕を普段は隠している。理由は二脚二腕が周りに多いため、明らかに異形な自身の姿を周囲に怖がられないためだと言い、三つ目の眼にも眼帯を装着することで、少し身長の高い亜人と大差のない外見になっている。 500万セルもの懸賞金は、I.P.M.C.が所有する軍隊「ゲイツ師団」が惑星デザイアでの害獣殲滅作戦の遂行中、作戦地域に侵入したルツに攻撃し、ルツがそれに反撃したことで始まった戦いによって50人もの隊員の命を無傷で奪ったことからゲイツ師団によって懸けられたもの。
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831 :ひゅうが:2012/07/08(日) 03 52 17 ※ earth閣下が新作を投稿された嬉しさのあまり続きを考えていたらこんなのができてた。な…なにを(ry とりあえず悪乗りしたネタです。 銀欝伝ネタ――クロス悪乗りver 「彼らは来た」 ――宇宙暦796年10月1日 銀河系ペルセウス腕結節部 中央バルジ「グレートウォール」宙域「連合艦隊」 宇宙が白い。 ラインハルト・フォン・ローエングラムは溢れる星を胸いっぱいに吸い込むような気分になりながら微笑した。 この銀河帝国「統合軍」所属の機動要塞「フリードリヒ4世」の司令室は宇宙戦艦のそれと同様の全天モニターで構成されているため彼がかつて星をかけていた白い戦艦の乗り心地とほとんど変わるところはなかった。 何しろこの巨大戦艦ときたら、全長50キロを越える球体構造の後部にこれまた巨大な縮退エンジンを搭載したような怪物だ。 日本帝国が誇る三菱造機が作り上げた高性能縮退機関を贅沢にも6基(炉心は12基!)も連結したエンジンは快調に動作しており、速度はかつての高速戦艦に匹敵するかもしれない。 彼は上機嫌といってよかった。 「ご機嫌ですね。閣下。」 「そう見えるか?アンスバッハ艦長。」 「ええ。たいそう。」 ふむ。と若き司令官は思った。 「なら、この光景が理由だろうな。卿も思うだろう。『ごっつい』光景だと。」 確かに。と黒髪の男は苦笑した。 この旗艦を筆頭に、ラインハルトが率いる主力部隊は機動要塞25隻という結構な数だ。 うち10隻はここ数年で相次いで就役した新造艦だし、残りもかつては要塞だった経歴を持つ。 軍艦としては微妙という評価を受けがちではあるが、その分防御構造はいわゆる「完全防御」。諸外国のそれに引けを取るようなものではない。 それに、とラインハルトは思った。 建造途上で強奪され、同胞相撃つという悲惨な事態に至ったとはいえ実戦経験はあの日本人たちよりよほど自分たちの方が多い。 「銀河帝国臨時議会政府」と名付けられた中央官僚たちと辺境「革命軍」の寄りあい所帯に実務派かつ開明派な中小貴族や本当の意味での大貴族たちを加えたものとはいえ、10年ほど前までは同じ艦首をならべてイゼルローン回廊の彼方を見つめ続けてきたかつての「帝国軍」はその真価を発揮し得るはずだ。 だからこそ、徹底して実戦畑の提督といわれる自分がこの「陽動」の任を引き受けることになったのであるしそれを「政府」も分かっている。 「閣下。」 機動要塞を取り巻く大艦隊、それも総数60万隻に達する汎用戦闘艦――半数以上は銀河系内郭国家連合諸国からの無償貸与艦である――に思いを巡らせてようとしていた彼のもとに、参謀長が報告文に見える「ペーパー」を持ってきた。 この作戦に間に合わせるために義体化した人々の一人として実は立体映像であるそれを渡す仕草は堂に入っている。 「前衛艦隊の『ブラウンシュバイク』より報告。敵影見ゆ。数は52億ほど。グレートウォールを抜けてこちらへ向かいつつあります。」 「予定通りだな。」 ラインハルトは腕を組んで、そして解いた。 「ヤン提督らは敷設を終えていたな?」 くどいようだが。と彼は問う。 832 :ひゅうが:2012/07/08(日) 03 53 00 「はい。予定通り3度同文の連絡が入っています。ハロ外延部における相転移スレイブジェネレーターの敷設は完了。予定通り中央総軍に合流すると。」 「よし。」 彼は指揮席に自身用の高密度光ファイバーケーブルを置くと立ちあがった。 「銀河中心殴りこみ艦隊に至急電。『天岩戸(あまのいわと)開く』。敵は我々の陽動に引っ掛かったぞ!!宇宙怪獣どもに目にもの見せてやれ!!」 ――宇宙暦794年初頭…緊張状態にあった銀河でひとつの実験が行われた。 銀河帝国に対する反乱勢力が没落しつつあるフェザーン商人たちと謀って企てた新技術の実用化実験。 その名を「超重力爆弾」というそれの起爆実験は無残な失敗に終わった。 辺境宇宙に巨大な重力特異点を出現させた彼らは、その後焦って反乱をおこし銀河帝国を内乱状態に陥れた…はずだった。 しかし、彼らは気付いていなかった。銀河中心核近辺に眠る「かつての超文明の遺産」たちが胎動をはじめ、「銀河存続の脅威」への大攻勢を企てていたことを。 同年末、内乱への介入を検討し始めていた銀河系内郭国家連合は開拓中であったペルセウス腕辺境部で奇妙な「宇宙生物」に接触する。 同時期、内乱がこう着状態に陥っていた銀河帝国辺境部にも「それ」は現れていた。 そして…ワーストコンタクトを経て「それ」は人類に襲いかかったのである。 宇宙怪獣。そう名付けられた「奴ら」は何もかもが桁違いだった。 まず数が数万から最大で億を越える。しかも全長1キロを越えて生身で超光速航法を行えるような「生物」だ。 防衛線を構築した内郭の諸国家はともかくとして銀河帝国辺境部やフェザーンなどの混乱の中にある星系は宇宙怪獣により星を超新星化させられ次々にその大地を失っていった。 ここに至り、人類は休戦を選択。 事実上の列強諸国筆頭となる日本帝国からの無尽蔵ともいえる援助や戦力をもってある「緊急避難的な計画」を実行に移す… 総兵力400万隻以上の汎用戦闘艦と40隻に達する巨大な移動要塞(戦艦や航母だけで)群は、自由惑星同盟と銀河帝国が保有する戦力の大半と自国の3分の1の兵力を投入した囮と呼応し銀河中心核「いて座A星」への殴り込みを敢行する。 携えるは超大型大質量ダンパーたる巨大惑星とそれを取り巻く巨大空間破砕装置群。 波動関数収束・確率変動技術という禁忌すら投入してまで作り上げられた「破砕装置(バスターマシン)」を用い、銀河中心核ごと宇宙怪獣たちを蒸発させる。 そしてその作戦は今まさに佳境を迎えようとしていたのであった。 「人類の興廃、この一戦にあり!各員の奮励努力を期待する!!」 奇しくも同時刻、数千光年離れた銀河中心部において黒髪の総司令官が発していたのと同じ言葉をラインハルトは発した。 ネタ――「銀欝世界にトップ世界の宇宙怪獣がやってきたようです」 つづかない(笑)