約 66,491 件
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/5105.html
川端達夫〔言葉で検索〕 川端達夫 ● 川端達夫 民主党 衆議院議員 【川端達夫と東レ労組】 大津いじめ事件 / ソフトバンク / 東レ ■ チョンチョンチョン5~Yahoo!ファイナンス 東レ掲示板より 「二階堂ドットコム(2012.7.22)」より 電通の成田会長と同様に韓国から勲章を授与された東レの飯田元会長に頭があがらない川端総務大臣からプラチナバンドを付与されたりIP電話サービス事業で特例措置を受けたりしているソフトバンク。 政治家がこの事件を解決(特に民主党)させるのは難しいと思います。 この事件、犯人の生徒の実名が解るまで相当時間がかかりました。 真相は…滋賀県教育委員会の人間が政治家に揉み消し工作を頼んだからです。 前市長に圧力をかけ、現在の大津市市長越直美に事件の捜索を中止させたのもその政治家です。 滋賀1区出身で総務大臣の川端達夫です。 越市長を大津市長に推薦したのが川端氏ですから、越直美市長も断れなかったと思います。 事件当時…川端氏は文科省大臣でもありました。 この川端氏と越市長、滋賀県教育委員会や滋賀県警本部を操っているのが… 『東レ』元会長で日韓経済協会会長でもある、飯島英胤氏です。 【滋賀県】 ■ 滋賀県は北・下朝鮮のアジト??? 「二階堂ドットコム(2012.7.13)」より 孫社長のために太陽光発電電力の固定価格買取制度を実現させたバ韓前首相が6250万円を献金していた北朝鮮の出先機関「市民の党」から献金を受けていた嘉田県知事と、滋賀県1区の川端議員まで加勢して隠蔽を図った大津いじめ事件。嘉田県知事はソフトバンクが乗っ取りを企む関西電力を叩きまくる一方でSBメガソーラーに擦り寄り、総務大臣だった川端議員はSBに900メガヘルツ帯のプラチナバンドを付与していましたね。事件の主犯格少年の母親が会長を務める地域団体は朝鮮繋がりの部落解放同盟とズブズブですから、子会社オーマイニュース経由で北朝鮮に送金していたSBは滋賀県ではウケがいいのでしょう。SBを隠れ蓑に日本全国を網羅するプラチナバンドを手にした北・下朝鮮は軍事力を駆使しなくても、通信網と電力網を押さえてスマートグリッドでまとめてしまえば日本を制圧したも同然ですよね。あとは電波を駆使して韓国電通が竹島・対馬・慰安婦問題の洗脳活動にいそしむのでしょうか。 ■ 川端達夫も極左・同和にカネもらってた/滋賀県自体が”終わってる県” 「二階堂ドットコム(2012.7.11)」より 890 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2012/07/10(火) 23 33 44.20 ID iyblL4MZ0 あと川端さんよおwww おめえさんの事務所費、労組のUIゼンセン同盟の滋賀県支部が出してんだけどwww これどうなってんだ?wwwおめえさん、いくらなんでもこいつはやべえだろwwww 資金管理団体 川友政治研究会 平成22年分 http //www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/content... (24/56) なあ、なあ、どうなってんだあ?www大臣さんよおwwwww ■ 川端達夫と東レ労組 「mukofungoj ĉiuloke(2010.1.13)」より 川端達夫文部科学相の政治団体・達友会が、実際には家賃を支払っていないのに多額の事務所経費を計上していた問題が報じられた。この事務所経費について川端は「家賃や光熱費は払っていないが、電話代や郵便代などがかかる」と、いけしゃあしゃあといいわけにもならないタワゴトを吐いている。 東レは三井系化学メーカーとして名だたる大企業である。そして東レ労組はいまでこそあの大ゼンセン傘下の有力組合となっているが、もともとは旧同盟傘下の化繊系労組として知られてきた。「民主的労働運動」というカンバンをかかげて「左翼労働運動」に対抗し、労使協調のユニオンショップで職場をしめつける路線にあった組合である。 ■ 川端達夫文部科学相はニューハーフがお好き? 「カナダde日本語(2009.9.0)」より まあ、政治家や国家議員は、キャバクラやクラブで遊んではいけないという法律もないし、2003年から2007年にかけての過去のことではあるけれども、国民の税金からなる政党交付金を民主党が禁止している「酒を伴う飲食費」に支出していたのは、許されることではない。 .
https://w.atwiki.jp/djdao/pages/21.html
(part7より) 480 名前:爆音で名前が聞こえません[sage] 投稿日:2008/07/22(火) 22 01 35 ID 3qAvThcJ0 【購入品名】 PEE 【所要期間】 ★★★☆☆ FPI。 6月11日入金 7月18日発送メール後今日7月22日到着 サンワボタン不足だったため1ヶ月以上経ったけど仕方ない。 【 ボタン 】 ★★★★★ 分解してないからマイクロスイッチの種類はわからないけど今まで使ってた専コンと比べてかなりAC寄り ほんの少しACより硬い気がするけど自分的にはちょうどいい感じ 【 皿 】 ★★★☆☆ 重さはACより軽い。表面ツルツルだけどそんなに滑らない。 ただプレイしてて回すとへこむ。そのおかげで小指が金属部分でこすれてちょっと痛い。何か対策をしたいところ。 あと、回す方向が逆な気がする・・。例えば選曲画面で手前に回すと上にいく。これって仕様? 【 騒音 】 ★★★★☆ アケコンよりは静か。CS>AC寄りであんまり経験ないけどACと同じくらいに感じる 【 メンテ 】 ☆☆☆☆☆ いじって直せなくなるのが嫌なので分解してません 【 備考 】 ★★★★★ 梱包もしっかりしてて破損箇所はなし。アクリル内のゴミも気にならない程度 【 総評 】 ★★★★☆ やはりサンワ待ちだったため1ヶ月以上かかってしまった。今注文すればこんなにはかからないはず。 皿逆回転が仕様なのか不良なのか気になる。 (part6より) 383 名前:331です[] 投稿日:2008/06/16(月) 20 11 25 ID Z4MeEBQc0 【購入品名】 PEE 【所要期間】 ★★★★★ 支払方法 郵便振り込み 入金から到着までに掛かった日数 6/2日入金 6/16到着 【 ボタン 】 ★★★★★ ボタンに関しては全く問題ないです。交換しなくてもいけます。 専コンと比べると、DAOコンの方がダントツに性能いいです。 ゲーセンでプレイしてるみたいです。 【 皿 】 ★★★★★ こちらも全く問題ないです。正常に作動してます。凹みも改善されてます。 【 騒音 】 ★★★★☆ ボタンがカチャカチャなので少しうるさいですが、私はそんなに気になりません。 【 メンテ 】 ★★★★★ メンテの必要はないかと思います。念のためにマイクロスイッチを備えていますが、使うことはないと思います。 【 備考 】 ★★★★★ 本体に擦り傷がありますが、全然気になりません。 【 総評 】 ★★★★★ このDAOコンは文句なしです。 どこも不備がなく、正常作動なので最高です。 私的に、これは買っても損はしないと思います。 (part5より) 956 名前:爆音で名前が聞こえません[sage] 投稿日:2008/06/06(金) 13 54 59 ID PTfid9xa0 折角だからテンプレ書きます 【購入品名】 PEE(1P) 【所要期間】 ★★★★☆ 1stPI経由 5/15注文 皿不具合改善版 オプション、カスタムなし 注文後1週間で皿改善の為80日かかると言われたが入金から22日で到着 【 ボタン 】 オムロン0.98N(デフォルト)★★☆☆☆ 即、オムロン0.49Nに交換:★★★★☆ 【. 皿 】 ★★★★★ 皿対策されていて不具合は全くなし ACであんまりやらないけどACの感覚とかわらない気がする 【 騒音 】 ★★☆☆☆ 今まで使ってたのが対策済み専コンだったから オムロン0.49Nに交換してもやっぱりうるさい 【 メンテ 】 ★★★★☆ マイクロスイッチ交換は初めてだったけど簡単すぎる 裏蓋のねじが多すぎwwwwwwwwwwwwwwwwww 【 備考 】 割れ、傷なし ワックス?の匂いがちょっとしたが気にならない 置く場所に困る 裏蓋がちょっと割れやすそう 【 総評 】 ★★★★★ 突っ込むところがなさすぎてワロタ 新バージョンが出るらしいけどPEEで十分だわ 不具合ほぼ潰せてるからもう買いだと思う( ^ω^) 964 名前:爆音で名前が聞こえません[sage] 投稿日:2008/06/06(金) 23 27 17 ID UjTzGnOS0 PEE到着したのでレポします~ 【購入品名】 PEE(1P) 【所要期間】 ★★★★★ 5/26注文、&5/27日入金確認。FP経由。6/6朝到着。 1~2ヵ月かかるのかと思ってたら約10日で到着。 【 ボタン 】 ★★★★★ 音:専コンは「ポコポコ」だがPEEは「パチパチ」で叩いていて気持ちいい。 感触:ほぼACと同じです。ただデフォのスイッチはACのよりやや硬く感じた。 【 皿 】 ★★★★★ 暴発する等の不具合は無し。 ACよりも軽い感じがする。 【 騒音 】 ★☆☆☆☆ 今まで専コン(改造済み)を使っておりそれと比較するとかなりうるさいです。 やっぱこれは仕方ないのか^^; 【 メンテ 】 交換スイッチを用意していないため特にやってないです。 【 備考 】 ダンボールから出した瞬間にシンナー臭かったけどそれ以降は無臭でした。 大きな傷はないけど細かい傷は多少あります。 ③の画像の矢印の位置のネジがはずれてたんだが仕様なのか・・? いくら回しても閉まらない( A`) 【 総評 】 ★★★★☆ 専コンと比べると当たり前だがかなり完成度が高いです。満足。 あとなんと言っても皿とボタンが光るのがアツい。 不満があるとすればボタンの硬さぐらいかな?
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/529.html
728 :上書き第4話 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/12(月) 19 53 37 ID laI97l2T マズイ、絶対にマズイ! まだ女子トイレ内にいる俺を見ながら固まっている島村。 状況を理解し切れていないのか、微動だにしない体に反し目がきょろきょろとしている。 それがせめてもの救いだった、この場で悲鳴でもあげられようものならその瞬間俺の高校生活は幕を閉じる。 軽蔑の眼差しを常に受けながら無視され続け、友達も思い出もないまま俺の青春が終わる。 そんな情景を思い浮かべて思わず身震いしてしまう。 絶対にそれだけは免れなければならない、俺はその一心で島村の左腕を掴む、加奈によって上書きされた右腕で。 痛みは先程より若干増しているが、それどころではない。 「えっ!?」 一瞬周りに誰もいない事を確認すると、驚く島村と顔を合わせないように前を向き、俺は掴んだ手を引っ張る。 とにかく今はこの場を去った方がいいだろう、島村が事を理解しない内に。 「ちょっと、どこ行くんですか?」 島村の言葉を完全無視して強引に連れて行く、人気のなさそうな場所へと。 729 :上書き第4話 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/12(月) 19 54 52 ID laI97l2T 早走りさせる事数十秒、俺と島村は体育館裏にいる。 人気のない場所で体育館裏というのもベタだが、ここより安全なところはそうないだろう。 とりあえずここなら誤解を解く前に叫ばれても誰にも聞こえない。 息切れしたのか、胸を押さえて俯いている島村。 表情が読み取れない事に不安を覚えつつ、その思いを振り払う。 今は一刻も早く説明をしなければならない時だ。 「島村…」 返事はない、というより出来ない様子だ。 どうやら無意識の内にかなり走らせてしまったらしい。 僅かに覗く島村の眼鏡の縁が光っているのが妙に気になりつつ、もう一度呼び掛けようとした。 しかし、俺の声は突如顔を上げた島村の言葉に遮られる。 「…変態………」 思い切り胸に突き刺さった。 まだ肩で呼吸している島村のまじまじと俺を見つめる、もとい睨む目線がかなり痛かった。 何となく驚いた、俺は島村とはほとんど面識はないが、結構おとなしめの子だろ思ってた…そりゃ昨日は突然叫び出したりしたけど、それを入れたって信じられなかった。 島村が、こんな相手への尊厳をまるでなくしたかのような視線を送れるなんて事が…。 こんな対応をされるなら、まだ泣きながら発狂された方が何倍もマシだと思った。 しかし、もっと驚いたのはこの後だ。 「なんですね、沢崎くんって」 突然島村が笑顔になったのだ。 さっきまで幻滅したと言わんばかりの表情だったのに、突然手の平を返したように明るくなった。 何が何だか分からないが、とりあえず島村の言葉は否定しなければならない。 「ち、違うんだ島村っ!」 「何の前触れもなく女子トイレから出てきた男のどこが変態じゃないんですかね?」 こいつ…昼飯前までは散々俺にペコペコ頭下げてたくせに、急に偉そうになっていやがる。 いや、俺が悪いからなんとも言えないんだけれどもさ…。 最初こそ暗かったものの、島村は今はくすくす笑っている…女子トイレから出てきた男がそんなに可笑しいのか? 「これにはなぁ、色々と訳があってだなぁ…」 「訳ってどんな訳です?相当な理由でないと私は納得しませんよ?」 730 :上書き第4話 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/12(月) 19 55 39 ID laI97l2T 試すように俺の顔を見つめてくる島村…俺の考えを読み取ろうとするかのようにジッと視線を外そうとしない。 困ったな…素直にそう思った。 本当の事は口が裂けても言えないし、かと言って相当な理由なんて即興で思いつくはずがない。 女子トイレから出てきて許されるのは小学校低学年がいいところだ。 声変わりもした男臭い高校生が女子トイレから出てきて正当化される理由って………? 先生から何かしらの罰で掃除してたってのは先生に訊けばすぐバレるし、落し物したって言ったって俺は今ペンの類を持ち合わせていない。 妙な予感がしてなんてのはどうだ!………いや、変態プラス電波ってレッテルを貼られてしまう。 女子トイレのタイルを急に舐めたくなって…って落ち着け俺! どんどんおかしい方向に行っている事にいい加減気付け、とにかく…とにかく………。 「やっぱり、理由もなく女子トイレに入ったって訳ですね」 俺が押し黙っているところを島村が追い討ちをかけてくる。 何故だか楽しそうにしているのが腹が立つ…でも、言い逃れは出来ない。 「いや…その………」 「見苦しい言い訳は結構」 ビシッと俺の事を指差す島村、完全に形勢逆転してしまったな…始めっから不利な状態だったけど…。 「私、言い訳する人は好きじゃありませんね。素直に謝ればとりあえずは誰にも言いませんよ?」 言い訳うんぬん以前に女子トイレから出てくるような男を好きになる女なんて天然記念物並の希少な存在だろ、と思ったが口には出さなかった。 ”とりあえずは”というのが引っ掛かったが、今は謝罪する他ない。 「す、すまないっ!」 プライドは捨て自分より小さな少女の前に跪き、土下座をする。 頭を地面に擦り付けないのはちっぽけな意地だ。 「謝ったって事は、認めるんですね?”入りたくて女子トイレに入った”って事を」 一瞬反論しようとしたが寸でのところで思い止まった。 今は感情的になってはいけないと必死に自分に言い聞かせる。 この場はもう島村が主導権を握ったと言っても過言じゃない。 「返事は!?」 「…は、はい………」 生まれて今までで多分一番の屈辱だったと思う。 別に男尊女卑の気なんてないけど、やっぱり女に頭を下げるのは抵抗のある事だ。 それでもこれで許してもらえるなら…と思っている自分が悔しい。 731 :上書き第4話 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/12(月) 19 56 26 ID laI97l2T 「はぁ…まさか沢崎くんがそんな事する人だったとは…」 わざとらしく溜息をつく島村、頭は下げたままの状態だからはっきりと表情は読み取れない。 「いつまで土下座してるつもりですか?」 許しの印かと思い頭を上げようとすると、後頭部に衝撃が奔った。 思い切りのある力に今度は地面に擦り付けられてしまう。 何事かと思って視線だけを見上げると…一瞬信じられなかった。 あんなに謙虚な態度の…まぁ俺がそう思っていただけかもしれないが、その島村が俺の頭を靴で踏みつけているのだ。 「誰がやめていいと言ったんです?」 もう俺は島村の事が分からなくなっていた…それは確かに島村の事は昨日の事があるまでは名前しか知らなかった。 特に関わりがあった訳でもないから何とも言えないのだが、土下座した人間を踏みつけられるような女が同じクラスにいた事が信じられない。 「ま、それは冗談として…」 呆気に取られている俺をよそに、島村の足の力が緩む。 何となく未だに不安で島村の顔を伺っていると、手を微妙に上げる動作をしてきた。 どうやら、これで本当に許してもらえたようだ…と思ったのは俺だけだった。 「じゃあ、俺はこれで」 「待って下さい」 立ち上がって即座にこの場を立ち去りたかった俺の動きを言葉で制す島村。 丁寧語だが俺には明らかに命令口調に聞こえる、勝手にそう脳内変換されてしまう。 俺のこいつに対しての印象はどうやら180度変わってしまったらしい。 「本当に謝罪の意があるなら、態度で示すべきだと思いませんか?」 「だから土下座したんじゃ…」 「別に沢崎くんが土下座したからといって私が得をした訳ではありません」 「そりゃそうだけど…」 物凄く嫌な予感がした。 こういう時、大抵パターンは決まっている…でも、まさか島村に限って…有り得るな。 心の中を絶望感が支配する中、予想通りの事を島村は口にした。 「これからしばらくは私はご主人様、沢崎くんは奴隷ね」 笑顔で肩を叩きながらまた試すような視線を送る島崎。 逆らったら皆にバラすとか言うんだろうな…ある意味もう終わったと言っていいな…。 「”しばらくは”って、いつまでだよ?」 「私が満足するまでです」 当然といえば当然の返答…まぁ島村が満足すれば俺の高校生活はとりあえずは安泰になるんだ…安く思おう…。 こんな事考えるなんて、きっともう感覚が麻痺してしまったんだろうな。 732 :上書き第4話 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/12(月) 19 57 08 ID laI97l2T 「分かったよ…」 「それじゃ早速、一つ目の注文」 「もうかよ…」 意気消沈する俺…でも覚悟は出来ている、どんな理不尽な要望でも了承する覚悟はある!…女子トイレ入る以外ならな。 「一歩こっちに来て下さい」 腕組をしながら命令する島村に、情けないほどげっそりとした俺は渋々一歩前進する。 ぶたれるのかな…なんて暗い想像をしていた。 「まずは”首輪”を付けないといけませんね…」 そう言った瞬間、島崎は俺の首を掴んで思い切り引き寄せてきた。 あまりの勢いに、倒れそうになる俺を島村が支えたかと思うと、首元にひんやりとした感覚が奔った。 変態と言われた時よりも…軽蔑の眼差しを送られた時よりも…踏みつけられた時よりも…多分一番驚いた。 島崎が俺の首元に自分の唇をつけてきていたのだから。 抵抗する気力も起きない…というかどこから抵抗したらいいのか分からなかった。 俺が想定していた光景とはあまりにもかけ離れている、何の脈絡もないこの行動に俺は何も言えずにいた。 茫然自失の俺を置いてきぼりにしひたすら首元を蹂躙している島村。 永遠にも感じられた何十秒の後、ようやく島村は唇を離した。 「これで良しっ!」 満足そうにさっきまで繋がっていた部位を見つめてくる島村。 心なしか、濡れているその部位から唾液の香りまで漂ってきそうだ。 ようやく意識を取り戻した俺は、同時に恐怖を覚えた。 「おまっ、まさかつけたのか!?」 頼むから否定して欲しかった…そんな俺の期待虚しく、島村は笑顔で言い放つ。 「勿論、くっきりとキスマークついてますよ」 その言葉を聞いた瞬間、最悪の未来像が俺の頭の中を駆け巡った。 「さ、これで第一の命令はお終い。第二の命令は一緒に保健室にくる事です」 そう言って島村は最初とは逆に俺の腕を掴み引っ張った。 しかし、そんな事は今の俺にはどうでもいい事だった…頭の中にはもう最悪の想像しか浮かばない。 (もしこいつが、加奈に見つかったら………俺は…)
https://w.atwiki.jp/tsvip/pages/242.html
春は出会いの季節と言いますね 通学路である河の畔には、季節の花が咲く桜並木があります まぁ、そんな事はどうでもよろしい ぺーっぺっぺっぺっぺっぺ 女性経験の無い男子が女体化してしまうと言うのはこの世界では結構有名な事だ しかしその可能性は絶対ではなく、30%にも満たないとか そんな訳で彼女すら居ない俺も幸か不幸か男のまま高校一年という節目を越えた 春休みという休息時間を経て今日から高校二年となる訳だ 春は出会いの季節といいますが 学校が始まると思うと、軽く鬱が入る 確かに勉強が大切だと言うのは解っているが 大して将来に希望も望みも無い状態でただ漠然と『将来の為』と言われてもな この感覚は………そう、マラソンに似ているな 何か目的の為に走るとういう訳でもなく『ゴールする為に走る』と言うのは凄くダルい それと、皆から遅れてゴールするやつに対しての拍手。アレは無い 自然と出る拍手ならまだ救いようはあるが、先生とかが強制するともう駄目だ 完全に上から目線の拍手をされても困るだろ。泣くだろ 本来教師に向けられる筈の憎しみっぽい感情まで自分に降りかかるんだ 教師を恨んでも妙に恩着せがましいことを言う それはもう不登校を促進してる感じだよな とま長々と不満を書いてきたが、小中高とマラソンの無い学校だったけどな ぺっぺっぺっぺっぺー というか、何だ?この音は 後ろから近付いてきてるような……… ベスンッ 腰の辺りに熱い衝撃 身体が少し浮いて3Mほど飛んだ 「あ………」 女の子の声と、機械音 スクーターに跨った女の子がこちらを見ている 銀色の髪が美しい 何処か無表情そうな印象を与える顔は結構可愛かった 手に持ったヘルメットをくるくると回している 制服が俺の通う高校だ。校章の色は俺と同じく2年の色 しかし、こんな娘は見たこと無いな そしてスクーターの免許って2年の始業式までに取れたっけ?あれ? まぁその辺は何かあったんだろうな。大人の都合的な作者の都合が 作者?何言ってるんだ?俺 「…………」 スクーターから降りた彼女は口元に手を当て、何かを考えている 手押しで俺のいない路肩へと移動し、跨る そしてフルフェイスのヘルメットを被り、なにやらの操作 手間取っているらしく何度か同じことをしていた そして……… ペーっぺっぺっぺっぺっぺ……… 「………ほったらかしかい!」 「あ、生きてた……」という声が聞こえたような気もする 「普通に轢き逃げじゃね?それ」 始業式で眠くなるような有り難いお言葉を承った後、2年C組の教室の机に居る 話してる相手は小学校の頃からの付き合いであり、女体化現象を共に乗り切った友である 名前は………えーっと、A君で良いや 「何だよ!何でだよ!俺の名前は柳生 小宇宙(ヤギュウ コスモ)だよ!」 あーもー、勝手に名乗ってんじゃねぇよKY野郎 最近流行ってるしイニシャルもあってるからKY野郎で良いだろもう。無駄に格好良い名前しやがって 「何だこれ?俺一応友達だよな?」 「あー……うん」 「自信なさそうに返答すんなよ!」 「KYー、静かにしろー」 いつの間にか遣ってきていた先生まで呼び始めた。去年と一緒の人だ 多少涙目になりながらも席へ戻っていく そして見た目にも凄く気だるそうに先生が言った 「あー、新しい学年にあがったことだし、まず転校生を紹介する」 相変わらず前後の文に脈絡を感じられない 転校生、という言葉に周りがざわめき始めた 特にもったいぶる事も無く扉は開かれる …………多少なり予感はあったことだが、今朝の轢き逃げ美少女が其処に居た 「…………えーっと、これなんてギャルゲ?」 「初対面で惹かれるならまだしも、轢かれるギャルゲはねーよ」 時間は飛んで、彼女………自己紹介で聞くところの、河原 桜(カワハラ サクラ)とやらが転校してきて1ヶ月になる それは学校が始まって1ヶ月ということでもある 申し遅れたが、俺の名前は篠崎 聖(シノザキ セイ) 別に覚えなくても良い それはそうと、この1ヶ月で俺が彼女に対して抱いた印象は一つ コイツは、『変な奴』だ 俺が言うな、と自分で自分にツッコミを禁じえない言葉だな まず、コイツは体育という科目に絶対でない バレーだろうがサッカーだろうがいつもセーラー服姿で片隅に立っている 虚弱体質………って訳じゃないよな 次に会話をしてることが珍しい 正に台詞が原稿用紙一行分を超えないとでも言おうか 他にも色々あるのだが割愛しよう。どうせ似たり寄ったりで変だしな 何よりも極めつけ そんな変な奴なのに学級委員長を遣っている 授業の始まりの号令をするときの声が男子に見事なまでに好評だ 孤高の華、というか、妙に近寄りがたい雰囲気を持っている為でもあるのだろう 根暗とは別の、無口という表現が似合いすぎる ……………ま、男って基本Mだからね。仕方ないよね と言う訳で同性と話してる事すら珍しい彼女が男子と仲良く接するかというと答えはNoな訳で 出来れば初対面の時の人身事故への謝罪が欲しいなーなんていう俺のささやかな望みが叶う筈も無い訳だ 「…………ふぅ」 彼女について、色々と箇条書きにしたメモ帳を閉じる 「よぅ、ストーカー」 「誰がだ」 鬼の首を取ったかのように、柳生が話しかけてきた 先日不注意でこのメモ帳を見られていらいストーカーと呼ばれている …………あながち間違ってもいないかもしれんね 「お前が女の子に興味持つなんて初めての事だし、俺協力しちゃうよ?」 中学校の三年間と高校一年 この思春期真っ只中の男女が共に過ごし、女体化という現象の不安も後押しして最も空気が色めく4年間 それらを渦中に入ることなく眺めてきた経験から来る法則がある 男女間の出来事に第三者が介入すると、決まってややこしくなる それは恋愛然り喧嘩然り 何故かと問われれば、その介入する奴等が何処か面白がってる節があるからだろう 今俺の目の前にいる柳生何とか君の様に しかし、理由無く女の子に声をかけられるほど場馴れもしていない 轢かれた事も1ヶ月前の話で、今更言うのもちょっと 等と見事なヘタレっぷりを演じている始末だ 多分今後も同じだろう そう思っていた ……………思っていた? うん、過去形になるな 何故ならば、俺は今彼女に対しての関係が変化するかどうかの瀬戸際 かなり重大な局面に直面している。シャレじゃないぞ。韻を踏んだだけだ 「ふあっ………」 端を発せば俺が忘れ物をしたのがこの状況に遭遇する理由だといえる 下校の途中で引き返し、オレンジ色の校舎に少し心躍らせながら教室へと向かった そして教室の扉が半開きになっているのを怪しんで覗き込んでみれば 「………んっ」 この有様、と言う訳だ つまりは彼女―――この場合指すのは河原桜の事だ――が、俺の机で自慰行為に耽っていた 忘れていた体操服の匂いを顔に押し当て、女子として大切な部分を角に擦り付けていた その表情は快感に溺れる危うい色気があり、声を出さないよう我慢している為か顔は赤かった もしかしたら夕日に照らされてそう見えるだけかもしれないが。普段の彼女の表情とは違った 一心不乱に行為に耽り、周りへの集中が散漫になっている 俺、明日からあの机で集中できるかな……… 「あっ…………!」 押し当てていた体操服を胸に当て、今までより少し大きい声が漏れた 背筋が伸び、少し身体が痙攣したようにも見える かと思えば体中が弛緩した様に机へともたれかかる 「……………」 身体に力が戻り、今の行為の後始末を始める 膝の辺りまで落とされていた純白の下着をちゃんと穿き、乱れた衣服を直す 持参していたハンカチで少し湿り気を帯びた机の角や体操服を拭いていた どちらかといえば春に近い気候なのに彼女の額には汗が浮かんでいた …………んー、どうした物だろう 彼女が帰るまで見つからないように男子トイレに潜み、15分後にようやく帰る事が出来た そして次の日 「ん~………」 「よ、どうした?」 「あ~……」 「無視は立派なイジメだと思う」 昨日も確認したが、何か自分が信じられない 彼女は何事も無かったかのように過ごしている いっそ昨日のあれは幻想、夢、幻の類だったとか ………現実逃避してもな ちゃんと体操服は持ち帰った訳だし、その際に少し………まぁ、顔に当てていた証として、涎の跡も見つけてしまったし (…………別人、とか) それも無いな。あんな人物を他に知らん というか、別人が学校に来てまでやる理由が思いつかん 本人に直接確認できれば良いんだが……… (昨日、オナニーしてました? ………なんて、訊ける訳ねーよな) …………因みにこの自問自答を朝から繰り返し、いつの間にか昼休み 授業、聞いてねぇなぁ 「河原、この器具返しといて貰えるか?」 「解りました」 今日も勤勉に学級委員長としての任を果たしている ……………あ、そだ 「手伝おうか?」 あ、何か露骨に驚いてる 教室から少し離れた所で彼女に声をかけた 先程の授業で使ったらしい………いや、何せ放心状態だったもので、覚えてないんだ とにかく機械っぽいものを入れたダンボールを三段重ねにして運んでいる 「良いです」 「良い?じゃあOKな訳ね」 ムリヤリ解釈して、上の二つのダンボールを持つ かなり重いな 彼女から不満の色が漏れていた 「手伝わなくても結構、という意味です」 「結構、ということは、こっちの意思で行動して良いんだよな?」 屁理屈ならお手の物だ なんたって屁理屈だからな。筋の通ってない理屈だからな 彼女は頬を膨らませんばかりの勢いだ 「性格、悪いんですね」 「まぁ良く言われる」 居心地が悪いというのが伝わってくる 無感情な娘かと思ったが、中々どうして素直だな。マイナス方面に その居心地の悪さが親しくない異性に対してなのか、昨日の行為が理由なのか………さて、どっちかね とか考えてる間に目的の教室についた 「…………」 「…………」 会話が無い まぁ考えてみれば入学して一ヶ月、会話という会話も無い訳だしな 回りくどく言う必要も無いか 「昨日、さ」 昨日という単語に、彼女の体が少し強張った うーん、やっぱりこの娘本人だったのか? 「昨日の放課後、学校に居たんだよね、俺」 その言葉で全てを悟ったように彼女はこっちを見た その表情は一見いつもと同じに見えた が、動揺の極みに達した為に表情をどうすれば良いのか分からないといった感じだと理解した 「………み、見ました、ですか?」 分かりやすい動揺だな。それとも普段からこんな口調か? とりあえず頷いておいた 「―――――っ!!」 羞恥の所為か少し顔が赤くなっている …………可愛いな などと思っていると腕をとられ、引っ張っていかれた そして廊下を少し行った所の扉の鍵を片手で器用に開けた 連れ込まれる瞬間に、「用具室2」のプレートを確認できた 確か、文化祭や体育祭の時とかの特別な道具をしまっている教室だったな 勿論普段は鍵が掛かっているが 「…………で、何なんだ?これは」 薄暗いが一応窓もあるので、真っ暗という訳ではない 行き成り手を引かれ、バランスを崩した 「うわぁ?」 妙な疑問形になりながら、彼女に覆いかぶさる形で布団の様に敷かれたマットの上に 不思議と埃はたたない 体制で言えば、俺が彼女を襲っているような……体位で言えば正常位。何言ってんだ?俺 「何のつもりか聞いておこうか」 「こうするつもりだったんでしょう?どうせ」 珍しく感情の篭った声と目線 含まれる感情は侮蔑とか嘲笑とかそういった類 ただ俺個人に向けられたのではなく、“男”という生き物に対して向けられている 「まさか真面目な委員長様が、こんな人だったとはー」(限りなく棒読み) 「………」 彼女の両手が俺の頭を捕らえ、見た目に反して強い力が働く 俺と彼女の距離が縮まっていく 彼女は一際強い感情を込めた視線を送った跡、目を瞑った 涙が溜まっているように見えたのは気のせいではあるまい 今迄距離を保つ為に支えていた腕を崩し、距離が0になる ガツーン、と擬音が聞こえそうなほどに強力な頭突きを喰らわせた 「ふぇっ!?」 乱れた衣服を整え、用具室2の鍵を閉めた 頭突きの反動でまだ頭痛い 「どうしてですか」 不満でもなんでもなく、純粋な疑問を伴って質問された 何が?なんて聞き返す程野暮でもない 「こっちにも選ぶ権利ってもんがある。この痴女」 「ち、ちじょ!?」 「それに君みたいな幼児体型に誘惑されてもねぇ?」 「幼児体型!?」 今迄のキャラが崩壊しそうな声を出している いや、実際は危なかったんだけどさ。色々と 「これでも幼児体型と言えますか!?」 逆上したふうな彼女は俺の腕を取り……アレ、デジャヴ 手の平に柔らかな感触 端的に言えば、腕を胸に押し付けた 意地か自棄かは知らんが、何か色々と大丈夫かな …………あ、大丈夫じゃないからこその暴走か 「さぁ、どうなんです?」 人の腕を胸に当てて勝ち誇るな 此処でうろたえるのも負けな気がしたので、掌に当たる物体を揉んでやる 想いの他柔らかで、クラスでも上位の大きさに値する膨らみが形を変える ロリ巨乳とでも言おうか?マニアは歓喜だな 「?!」 彼女のほうは更にうろたえて、胸を揉みしだく俺の腕を引き離した 信じられない、といった面持ちの彼女と勝ち誇る俺 女の武器は万能ではない。シチュエーションが揃ってこその武器だと柳生が言ってた気がする 「うわぁ………」 噂をすれば影とでも言おうか 聖闘士っぽい名前こと柳生小宇宙が其処に居た 場所から見て、胸辺りののくだりは見られていたんだろう 「………知らなかったよ、君達が其処まで発展していたとは」 自分の中で何かが解決したようだ 特に意味も無く制服のネクタイを直し、180度ターン 「不純物共がぁーー!!」 涙声になりながら去って行った …………誤解、解いとくか 鉄拳制裁における平和的指導によって、一応誤解だということを照明した 「で、君は何であんな事?」 「………」 大方エロ漫画でも読みすぎた?弱みを握られて陵辱されるタイプの 女子は男子より進んでるらしいからなぁ……そういうの 「それに、何だ。純潔は好きな人に捧げた方が……」 俺は真面目に何の話をしてるんだろうな…… 「…………大丈夫ですよ」 「え?」 「私ならもう、汚れていますから………」 そういった彼女の瞳には………哀愁、憎悪、憤激、その他諸々の強い感情がごちゃ混ぜになっているように見えた 不思議と俺には、普段の無感情な彼女より、感情を表に出したそんな彼女の方が可愛く思えてしまった そして彼女は身を翻し、この場から去って………行く途中で、俺は声をかけた 「あーそうそう。自慰行為は教室に誰も居なくなってから30分~65分までの間がベストだ」 「…………経験者ですか?」 「いや、縦笛舐めの常習犯から聞いた話だ」 彼女が少し笑った気がした ~続く~
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2070.html
触れ合わせた唇から熱を感じる。 彼の膝の上で向かい合い甘えるように擦り寄らせてくる身体を強引に寄せると少女は全身を震わせる。 そんな少女の姿に気を良くした少年はその小さな唇をついばむように食む。 息を忘れ、時間を忘れ、唇を重ねあう。 互いの体温にやられ、少し汗ばんだ制服の上からでも、うらわかき二人の情念はすでに重なり合っていた。 「んっ…」 さすがに限界がきたのか苦しそうに、そして残念そうに少女が唇を離す。 呼吸を整えながら少年を見つめる少女の目はどこかうっとりとしていて、これから起こることへの期待を覗かせている。 「まだちゅーだけなのに、激しすぎるじょ……きょおたろぉ……」 瑞々しい頬をまるで若い桃のようにうっすらと赤らませながら少しだけ目を座らせ、スねるように京太郎を非難する。 しかしその音色にはまったく嫌味はない。 「馬鹿、こんなもんでネをあげんな。これからもっと激しいことするんだぜ?」 「あう、あんまり激しくするとあたし、死んじゃうじょ…」 身体を前のめりで寄せながら少年の胸元に頭を摺り寄せながら「いやいや」と頭を振らせる少女。 その姿はまるで幼い子犬のように愛らしい。 そんな少女の首もとを撫でると、うれしそうに小さく喉を鳴らした。 「ほら、今日は寝させないぜ」 「あうー、きょうたろお」 抱き合い、唇を重ね、まぐわいながら地面に倒れる二人。 互いの舌を味わうように絡ませあう二人は、まごうことなき馬鹿ップルである。 最初は意識などしていなかった。 須賀京太郎という男は今も昔も性癖的には至って普通の高校生男子である。 出っ張りも凹凸もない片岡優希の身体なんて色気もないとまさに眼中の外だったし 人並み以上に性欲旺盛な京太郎なら、すぐ周りに原村和という若さが はちきれんばかりのわがままボディを持つ美少女がいれば、当然そちらに目がいく。 もちろん、たゆんたゆんと揺れる和の乳を見ながら鼻の下を伸ばす京太郎を見ながら 優希が内心穏やかではなかったのは言うまでもないわけだが 京太郎と優希の関係は最初のうちは「同じ部活の仲間」以上でも以下でもなくなんら特別なものでもなかった その一方で美少女に囲まれた生活を送りながらも、京太郎は色恋沙汰など自分に縁がないとも確信していた。 男性を魅了するたわわな谷間を持つ和と幼馴染という同じく男の夢とも言うべき羨ましい属性を持つ咲が キマシ状態で自分の隣で毎日ヘブンヘブンするという悪夢もあって 自分に迫ってくる優希のアプローチだって冗談か何かにしか思っていなかった。 優希からすれば、実は照れを隠した必死のアプローチだったのだとしても。 照れ隠しの裏の本気を見抜けないのは悪い男の性である。 幼馴染とクラブメイトが隣で愛を深めている間にこの鈍感な朴念仁が、少女の行動に隠れた真の想いを知り、 彼女の魅力に気づくまでには少しばかりの時間と幾度の迂回を重ねるわけだが、それはここでは割愛する。 ともかく、色々あって二人は恋人で、毎日身体を求め合う関係、というわけだ。 親がともに出かけており、今は京太郎の家に二人きり。 そうなると十代の若く、青い欲望は膨らみ、滾るもの。 二人は湿った音が部屋中響き渡るのも気にせず舌と唾液を絡ませ、 その味と温もりを重ねあい互いの制服を中に手を滑り込ませながら互いの肌に直接触れる。 京太郎の手は優希の小さな背中を包み込むように伸び優希は京太郎の意外なほど引き締まった胸元のたくましさにうっとりとする。 唾液の味は恋人同士でしか味合えない甘い味に変わっており京太郎はいつものように「なんでタコスばっかり食ってるのに こいつの唾液ってこんな甘いんだろうなあ」とぼんやりと熱にやられた頭で考える。 と、そんなことを考えていると、優希はひょいと身体を反転させ、いつもとは違う優希が上の体勢に変える。 それと同時に、驚く京太郎を横目に普段は最後は優希に飲ませている二人の唾液を京太郎の喉下に送り込む。 (ん、熱い……) 優希の小さな口内から送られてくる二人の唾液喉を通る熱を持ったそれは、身体を包みこむような温かさを持っており その初めての感触を無心で味わうと、自分の身体の上の少女を抱き寄せ、その額に再び小さくキスをする。 「で、どういう風の吹き回しだ?わざわざこんな体勢になって」 額にキスをされ、嬉しそうに乱れた制服の胸元に顔を埋める少女に、京太郎は声をかける。 すると優希が、身体を起こし、その小さな体重を少年の腰の上に預けると 「いつもやられっぱなしだもん。今日はあたしの魅力で京太郎を骨抜きにしてやるんだじぇー」 と悪戯そうな笑みを浮かべ、京太郎の制服のボタンに手をかける。 と、威勢よく手をかけたものの 「ありゃ、うー。なかなか脱げないんだじぇ」 といった風に、その手つきはどうにもつたなくそんな優希の様子に、内心「やれやれ」と呆れながら 少年の下半身はすでにこれから起こることへの期待感に鎌首をもたげさせるのだった。 高校生男子としては細めの腰周りに、しかし恥ずかしくない程度には引き締まったお腹。 制服のシャツのボタンを外した優希は、いとし恋人の肌蹴た胸元に擦り寄る。 「ふふふー、今日は京太郎をあたしの美技の虜にしてやるんだじぇ?」 そう言いながら腰をくねらせるが、どうにも色気が足りない。 「はいはい」と苦笑しながら頭を撫でるが、当の優希はそれが不満なようで 林檎のように少し赤らんだ頬を膨らましたあと 「ちぇっ、また子ども扱いして。ちっこいからってなめてると痛い目みるじぇー」 と、愛撫を始める。 男子のそれとしてはやはり細い、しかし少女のそれに比べれば若干肉付きのいい首元と そのくびれの周りを、まるで恋人の証をマーキングように可愛く音を立てて口付けまた慈しむように舌を這わす。 「んっ」 思わず吐息を漏らす京太郎。 そんな京太郎に対して、愛撫を止めず、今度は首元から下へと向かう。 子犬が飼い主の頬を舐めるように、優希はちろちろと京太郎の胸元を愛撫し始める。 「きょうたろうのむね、女の子みたいだじぇ…」 汚れが少ない乳輪、まだ立ち上がっていない乳首。 自分がそうするように優希は手も使って京太郎の胸を丹念に、優しく、愛撫する。 初心者だからか巧くはない、しかしそれゆえのくすぐったさが甘ったるい幼い行為。 しかしその感覚は普段は「する」側で、「される」ことがあまりない京太郎には非常に刺激的なものだった。 そんな恋人を見て、嬉しそうに優希が上目遣いで京太郎の瞳を見る。 「男も胸で感じるんだなー」 「か、感じてねえよ」 「むー、うそつきめー」 「う、うるさい!」 恥ずかしさからか、顔を赤くしながら優希の髪を片手でくしゃくしゃと撫でる京太郎。 突然の京太郎の反撃を受けながらも、めげない優希は。 「なら、これならどうだじぇ!」 胸を唇で強く吸いながら、小さく立ち上がり始めた頂上を八重歯で噛む。 これまでの舌によるやんわりとした刺激から、突然加わった強い刺激に京太郎は思わず高い声を上げる。 「いっ、つ……!」 痛みと甘さが共存するこの感じ。 京太郎も優希に対してよく使う愛撫だ。 「ふふー、やっぱり感じてるぅ。」 うれしそうににやっと笑う優希。 右の胸を手で揉みしだきながら、左の胸を唇で味わう。 (まったく、どこでこんなことを覚えたのか。) まあ、俺が覚えさせたんだけど、と頭の中で自分でツッコミを入れながら そろそろ次へ……とばかりに優希の小さなお尻に、じわりと熱を孕みはじめた自分のそれを服越しにすりつける。 「ん…はっ。きょうたろう、おっきくなってきた?」 「ああ、そろそろ」 「うん…」 自分の臀部で小さく主張する目標へと再び舌を這わせていく優希。 胸元からお腹へ、お腹から臍を経由して、ズボンの下からでも膨らみを見せるそこを目指し、たどり着く。 「あはっ、やっぱり、おっきくなってぅ…」 目をうっとりと据わらせ、子供をあやすように、それを手で撫でる。 そんな恋人の小さな手の感触に、京太郎は軽く息の温度を上げるのだった。 (なんか、これだけでイっちゃいそうだ…) 思った以上の刺激に興奮を隠せない。 しかし、せっかくのエッチなのにこれでイってしまうのはちょっともったいない。 京太郎は自分のベルトを自らで外し、優希の耳元に語りかける 「なあ、これ、口でしてもらえるか」 「…うん」 主に命じられた人形のように、普段の彼女からじゃ想像できないほどしおらしくなった優希は ズボンのホックに手をかけ、ファスナーを下ろす。恋人のそれを、口を使って愛撫する行為。 口でするのはあまり多くはないほうだが、かといって優希はフェラチオが嫌いということはない。 スキンシップ馬鹿な優希にとって、むしろ恋人の熱く滾ったそれも大好きで 触れたり擦ったりはむしろ大歓迎なくらいだ。しかし── (きょうたろう、いつもえっち激しいから疲れちゃってあんまりできないんだじぇ…) 野生的にリードするタイプの京太郎のセックスは優希の小柄の身体には割と大変なようで いつも優希はいつも奉仕できずじまいで倒れて終わってしまう。 しかし今回は恋人への直接の「ご奉仕」 (……きょうたろうの、おっきい) 割と久々に対面する恋人のそれに、優希は自分の秘部を密かに湿らせた。 ぴちゃり、ぴちゃりとミルクをなめるような水音が部屋に響き渡る しかし、もちろんそれはミルクをなめる音ではない。 少女が愛しい恋人の熱くたぎったペニスを舌で味わっている音だ。 「んっ、ちゅ……どう、きょうたろう…」 「ああ、すごくいいぞ」 上目遣いの問いに頬を撫でて答えると、優希はまた嬉しそうに愛撫を再開する 膨らんだ棒の部分に、亀頭と皮を繋ぐ裏スジ。 露出した溝に、透明な液体を先走らせる先端。 まるで電熱棒のように熱くなったそれに口付けながら、舌で味わう。 ぴちゃ、ぴちゃっ、ぴちゃ… 小さめの口にはとうてい入りきらないそれだが、その分愛情溢れる愛撫でカバーする。 両手でそっと包みながら、一見グロテスクなそれに舌を這わせ続ける優希。 京太郎もまた、そんな優希の必死の愛撫に睾丸でせり上げるマグマをぐつぐつと煮えたぎらせるのだった。 (でも、なんかものたりないかも…) ここは野生派。「される」だけじゃ収まらない。 一心不乱な恋人に対して、今度は京太郎が悪戯っぽい笑みを浮かべる。 「ゆう、き……ちょっとお尻向けてみろ」 「っ……こう…?きょうたろぉ……」 恋人の要求に素直に答え、その臀部を京太郎に向ける優希。 すると京太郎は待っていたかのようにスカートをめくり上げ 白にリボンと控えめなレースをあしらった少女らしい下着越しに唇を押し付け、わずかに歯を立てながら… 「ひゃうん!」 攻めたてた。
https://w.atwiki.jp/animerowa/pages/531.html
共有 ◆/1XIgPEeCM ようやく希望の光が見えてきた、そんな時、それを握り潰すかの如くあの糞忌々しい声が辺りに響き渡る。 『おめでとう! ついに1日目の終了だ』 可能ならば、思わず耳を塞ぎたくなるほど不愉快な声だ。 だが、そんなことはできない。この首輪がある限り、禁止エリアの聞き逃しは死に関わるからだ。それは百も承知なのだが……。 俺は湧き上がる怒りを抑えるため、持っていた受話器を強く握り締めた。ミシリ、と受話器が小さな悲鳴を上げる。 そんな俺をお構いなしに放送は進み、大勢の死者の名が告げられる。 そしてその中には……。 「う、嘘……そんな、ことって……」 ストレイト・クーガーと、高町なのは。その二人の名が呼ばれたからか、園崎は強い動揺を見せる。その瞳や唇は、ぶるぶると震えていた。 ……またか。またなのか。俺はもう、うんざりだった。誰かが悲しむのは見たくなかった。 俺はその二人がどんな人物なのか、はっきりとは知らない。 だが少なくとも園崎にとって二人は、特にクーガーという男の存在は、短時間の間にとても大きなものになっていたのだと思う。 「園崎……」 俺は、そんな彼女になんと声をかけたら良いのか分からなかった。下手な慰めは、逆効果になることも有り得るしな……。 「ぐっ……うぷっ」 園崎は突然手で口を押さえ、その場に膝を付き、嘔吐し始めた。 「み、魅音殿!?」 「お、おい、大丈夫か?」 俺とトウカさんは思わず崩れ落ちた園崎に駆け寄った。 一体急にどうしたんだ。泣くとかならまだしも、このような例は見たことがないぞ。 ……ひょっとするとこれはアレだろうか? 精神的なストレスから引き起こされた嘔吐。そう考えるのが妥当だろう。 知っている人が次々と死んでいく。いつ誰かに殺されてもおかしくない状況。あのギガゾンビの不快な声。自分が全く知らない世界。 これだけの要素が集まれば、このような症状が表れても無理もないことかもしれなかった。 俺は嘔吐が治まってきた頃合いを見計らって、園崎に声をかけた。 「……園崎、少し休んだ方がいい。トウカさんは園崎についててあげてください。 場所は……その中で待っていてください。俺は病院に電話をかけてから戻ります」 俺は手近にあった小さなビルを指差すと、そこで彼女を休ませるように促した。 「承知いたした。魅音殿、こちらへ……」 「…………」 トウカさんは園崎の手を引いてやり、その身を立たせた。 多少ふらついたものの、園崎は倒れることなく歩いていった。 「くそ……」 二人の後ろ姿を見送った後、俺は一人呟いた。 園崎の気持ちは痛いほど分かる。ここに来てから、それもほんの丸一日の間に何人かけがえの無い仲間を失ったことか。 さっきだって、長門の名前が呼ばれた。あいつが死ぬ瞬間も実際に見たさ。墓だって作った。 それでも長門の名前が呼ばれたのは幻聴か何かなんじゃないかって、そんな現実逃避的な考えが頭を過ぎったりもした。 だが、どう足掻こうともあいつらはもう帰ってこない。これは、書き換えようのない現実なのだ。 ……ちょっと待て。長門は死んだ。放送で名前も呼ばれた。 ということは、ハルヒも勿論そのことを知っているじゃないか。それなのに俺はあいつへの気遣いも無しに電話で……。 ああ、何をやっているんだ、馬鹿か俺は。焦るんじゃない。冷静になれ。いつものお前はそんなんじゃないだろう? ……どうやら俺は、自分でも気が付かない内に色々と追い詰められていたらしい。 俺は再び電話ボックスに入り、乱暴に受話器を取ると、病院の電話番号をプッシュした。 「……出ないな」 聞こえてくるのはプルルルル、という規則的且つ無機質な音だけだ。念のためもう一度かけなおしてみたが、結果は同じだった。 今現在病院に誰もいないとか、電話が鳴っているのに気付いていないとか、そういうのならまだいい。 一番あって欲しくないことは、病院で何かしらのトラブルがあり、そのせいで電話に出ることが不可能な状態になってしまっている、ということである。 病院にはセラスさん達が向かったはずだ。何事も無ければいいのだが……俺はどうしてか、嫌な予感がしてならなかった。 俺は仕方なく病院に映画館にかけた時と同じ留守電メッセージを残し、受話器を戻してから電話ボックスを出た。 ふと、嘗てホテルが建っていた方角を見る。俺には一つ気になることがあった。 先程園崎との情報交換で教えてもらったことなのだが、ホテルには元々セラスさん達の帰りを待っていた四人の人間……。 即ち、ガッツ、野原みさえ、ゲイン・ビジョウ、そして危険人物であったはずのキャスカが居たという。 内三人は先の放送で名前を呼ばれてしまったが、ゲインという人はまだ生きているらしい。 その人がどんな人物なのかは全く知らないが、常人ならばあの崩落に巻き込まれて、未だに瓦礫の下で生き残っているとは思えない。 彼は上手くホテルを脱出できたのだろうか? そんなことを考えながら、俺は二人が入って行ったビルへ向かった。 ビルの入り口を潜って少し歩いた所に、椅子に座らせられた園崎と、その彼女を不安そうに見つめるトウカさんの姿があった。 俺がやってきたことに気が付いたトウカさんは、こちらを振り向く。 「結局電話は繋がりませんでした。園崎の様子は?」 「幾分落ち着いたように見られる、が……」 俺は、下を向いている園崎の顔を見た。顔色が悪そうだ。 「大丈夫だよ、私は……」 そう言って、園崎はゆっくりと立ち上がった。 「じっとしてたって何も始まらないしさ。早く病院に行こうよ。『射手座の日』のことも考えなきゃいけないし……」 俯いていた顔を上げ、その表情に小さな微笑みをたたえて、明るめの声で園崎は言った。 でも、俺にはすぐに分かった。これはどう見ても空元気だ。 生きていると信じていた仲間が死んでしまった。本当に大切な仲間が死んでしまった。 だがそれでも、今は前を向いて歩いて行かなければならない。彼女はそう思っているのだろう。 だからこそ、ついつい一人で抱え込んでしまうのだ。まったく、こっちまで悲しくなってくるじゃねぇか。 「そ、そんな目で見ないでよ。本当に大丈夫だから……」 俺の哀れむような視線に気付いたのか、園崎は慌ててそう言った。 「魅音殿、あまり無理はなさるな。苦しい時は某にいつでも遠慮なく言ってくだされ」 「トウカさん……」 トウカさんが園崎に言った。そうだ、こいつは明らかに無理をしている。もう暫くの休息は必要だろう。 まあ、俺自身も無理をしていると言えばしているのだが。 「トウカさんの言う通りだ。お前には俺達がついている。俺達は、仲間なんだからよ」 「キョン……」 俺はつい、そんなことを言ってしまった。 正直、ちょっぴり気恥ずかしくなった。こういうセリフはやっぱりガラに合わんな……。 「ごめん、二人共……ありがとう……本当に、ありがとう……」 なんていう俺の思いを余所に、園崎は泣き崩れた。我慢していた分も溢れたらしい。トウカさんはそんな彼女を優しく抱き締めてあげた。 親切な人だな、と改めて思う。色々と世話の焼ける部分もあったりするが。こんな状況下で、彼女のような人に出会えて本当に良かった。 俺達は皆、苦境に曝されながらも、こうやって支え合って生きている。やっぱり仲間っていいもんだなと、俺はこの時確かに実感した。 瞬間、俺は俺の中に何かが込み上げてくるのを感じた。 あれ、おかしいな……。 いつしか俺の目からは、汗が流れていた。 【D-5/大通りに面したビル内/2日目・深夜】 【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱】 [状態]:疲労、全身各所に擦り傷、ギガゾンビと殺人者に怒り、強い決意 [装備]:バールのようなもの、スコップ [道具]:デイバッグと支給品一式×4(食料-1)、わすれろ草@ドラえもん、キートンの大学の名刺 ロープ、ノートパソコン [思考] 基本:殺し合いをする気はない、絶対に皆で帰る 1:もう暫くここで休みながら、落ち着く。 2:1の後、レジャービルへ行き、回答が留守電に入っていないかどうか調べる。 3:1の後、病院へ向かい、2が不可だった場合にセラスから直接射手座の英語スペルを聞く(戦力の分散は危険と考えている)。 4:掲示板が気になる。 5:長門の残してくれたメッセージを解読する。 6:トウカと共にトウカ、君島、しんのすけの知り合いを捜索する。 7:あれ? そういえばカズマってどこかで聞いたような…… [備考] ※キョンがノートパソコンから得た情報、その他考察は「ミステリックサイン」参照。 ※キョンがノートパソコンから得た情報、その他考察は「仲間を探して」参照。 【トウカ@うたわれるもの】 [状態]:疲労、左手に切り傷、全身各所に擦り傷、額にこぶ [装備]:斬鉄剣@ルパン三世 [道具]:支給品一式(食料-1)、出刃包丁(折れている)@ひぐらしのなく頃に、物干し竿(刀/折れている) @fate/stay night [思考] 基本:無用な殺生はしない。だが積極的に参加者を殺して回っている人間は別。 特にセイバーは出会うことがあれば必ず斬る。 1:もう暫くここで休む。 2:その後、病院へと向かう(戦力分散は愚行と考えている) 3:キョンと共に君島、しんのすけの知り合い及びエルルゥを捜索する。 4:エヴェンクルガの誇りにかけ、キョンと武、魅音を守り通す。 5:ハクオロへの忠義を貫き通すべく、エルルゥとアルルゥを見つけ次第守り通す。 【園崎魅音@ひぐらしのなく頃に】 [状態]:疲労(中)、右肩に銃創(弾は貫通、応急処置済、動作に支障有り)、クーガーの死による精神的ショック、空腹 [装備]:AK-47カラシニコフ(30/30)、AK-47用マガジン(30発×3) [道具]:支給品一式、スルメ二枚、表記なしの缶詰二缶、レジャー用の衣服数着(一部破れている) 、パチンコ [思考] 基本:バトルロワイアルの打倒 1:もう暫くここで休む。 2:その後、病院へ向かう(戦力の分散は危険と考えている) 3:「射手座の日」の暗号を解く。 4:沙都子を探して保護する。 5:武に謝りたい 6:圭一、レナ、クーガーの仇を取りたい(水銀燈、カレイドルビー、シグナムが対象)。 [備考] ※キョンがノートパソコンから得た情報、及びキョンの考察を聞きました。 時系列順で読む Back POLLUTION(後編) Next 峰不二子の陰謀 投下順で読む Back POLLUTION(後編) Next のこされたもの(相棒) 236 廃墟症候群 キョン 253 ひめられたもの(1) 236 廃墟症候群 トウカ 253 ひめられたもの(1) 236 廃墟症候群 園崎魅音 253 ひめられたもの(1)
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1549.html
256 名前:妹朝妹晩 ◆lnx8.6adM2 [sage] 投稿日:2012/06/29(金) 00 31 29.89 ID ZqEP/v7T そして────────夏の夜が来る。 帰宅して、時間を潰して、妹も手伝った夕飯を家族で囲んで、食べ終えたらまた時間を潰して。 合間に家族や妹との会話を挟みながらそんなルーチンを済ませた僕は、 明日は少し早いらしい両親の後、妹より先の順番で浴室にいた。 「・・・・・・」 夏の夜の、こもったような空気の中、シャワーの立てる水音が耳を叩く。 低い天井から投げられる光と、ツルリとした壁に囲まれた視界に、辺りを曇らす湯気はない。 風呂上りにはできるだけ汗を掻かずに済むよう、夏は水風呂に近い温さで浴びることにしていた。 「・・・・・・・・・」 ざっと頭髪を濡らし、シャンプーを塗りこんで頭皮を揉み、泡立て、一日分のケアをしてから十分にすすいで。 一旦シャワーを止め、自分の髪から体から零れ落ちる水滴を見詰める。 軽く頭を振ると、壁に叩きつけられた雫が弾けた。 一呼吸置いてから軽く顔を洗い、何となくさっぱりしたところでまたぬるま湯を止める。 世間では、風呂に入った時にどこから洗うかは色々とパターンがあるらしいが。 僕は(多分)オーソドックスに上から順に済ませる方だった。 ただ、もしも人と違う所があるとするなら。頭、顔ときて最後に。 体を洗う時だと思う。 「────────」 幾つか分けて置かれた石鹸の中から一つを取り、 表皮、正確には垢などを擦るためのネットに入ったそれを手の中で揉み、泡立てて肌に当てる。 ごしごしと。ごしごしと。 利き腕の右で握った石鹸を左腕に当て、肘から肩、手首の間を走らせて更に白い気泡を立てながら、 十分と思ったら肘やその裏、次に手首から先の手に。 引いては押して。 手相などの元になる~線、少しでも汚れの落ちにくい溝になりそうな部分を丹念に擦りたてながら、 指の先、爪の間までを意識して磨き上げる。 左腕が終わったら、石鹸を持ち替えて右腕に。 それが済めば位置を首に上げ、順番に下へと作業場所を落としていく。 首筋を赤くならない程度に擦り上げ、両肩を往復し、 自分ではそう生えていないと思う両脇をしっかりと立てた泡で包み、 体の前面は勿論、背中の方も交互に両手を伸ばして擦っていく。 最低でも、同じ場所を10回は擦るようにして。 「・・・・・・・・・」 他の場所の垢を十分に擦り、必死に立てた泡で一杯に包んで。 残された部分、自分の男性器と周辺を見下ろして手が止まる。 「どうなんだろう」 257 名前:妹朝妹晩 ◆lnx8.6adM2 [sage] 投稿日:2012/06/29(金) 00 34 31.02 ID ZqEP/v7T これが大きいのか小さいのか、形状が普通なのか、自分ではよく分からない。 無修正のAVなんかを見るほどネットにはハマってないし、 これから機会はあるだろうけど高校に上がって今まで、誰かと見せ合ったこともなかった。 男性の魅力か、それに直結する要素の一つではあるらしいけれど。 正直、よく分からなかった。 「・・・・・・」 それでも、洗う。 丹念に、入念に、丁寧に注意深く。 刺激よりも、ただ清潔にすることだけを考えて。 洗って。 洗って、洗って、洗って、洗って、洗って。 洗って、洗って、洗って、洗って、洗って、洗って、洗って、洗って、洗って、洗って、洗って、 洗って洗って洗って洗って洗って洗って洗って洗って洗って洗って洗って洗って────────流して。 もう一度、頭から水のようなお湯を被って、 汚れも泡も何もかもすっかり流されるだけの時間を置いてから、シャワーを止めて全身を見ていく。 一頻(しき)り確認をして、当たり前だが目立った汚れや洗い残しがないことを実感してから、 ようやく人心地がつけた。 「ふぅ・・・・・・はあ」 心なしか酸素の薄く感じられる空気で何度か呼吸をし、握り締めていた石鹸を戻して────────傍にあるスポンジを手に取る。 さっきまでの石鹸とネットのように強烈に垢を落とすのではなく、もっと細やかに柔らかく、肌の汚れを取る物。 掌より大きく厚いそれをぎゅっと握り、シャワーをかけて汚れを取りながら湯に馴染ませていく。 十分に水分を含んだところで軽く絞り、 シャンプーやリンス類のボトル置き場から自分用のボディソープを出して塗り掛け、 奥まで吸ったタイミングで揉み込む。 すぐに泡が立ち始めたので、柔らかな面を肌へ当てた。 そうして、後は先程までの動作をもう一度、今度はゆっくりと優しく繰り返す。 腕を洗う。肘を洗う。手首を洗う。掌を洗う。手の甲を洗う。指を洗う。指先を洗う。爪を洗う。 首を洗う。肩を洗う。鎖骨を洗う。脇を洗う。背中を洗う。胸を洗う。腹を洗う。 尻を脚を、太腿を膝を、脛を脹脛を踝を足を、踵を指を爪を爪先を────────性器を洗う。 スポンジで擦るだけではなく、時には手にボディソープを乗せて、 広げた液を伸ばして馴染ませ、皮膚に直に塗りこんで。 僕は僕の肢体を洗う。 洗浄というよりも、儀式のように。 連日の猛暑と熱帯夜。 猛暑日なんて言葉が流行り、そして定着した夏という季節。 中でも昨年のそれから、僕のこの時期の入浴は長くなった。 原因は、ちゃんと綺麗にしておかないと熱帯夜では寝汗やそれによる臭いが気になるから。 家族にはそう説明しているし、嘘は、言っていない。 ただ、何でそれが気になるのかという、原因の原因を話してないだけで。 男子でも年頃の子にはそういうこともあると、理解されていた。 少なくとも両親────────妹以外には。 258 名前:妹朝妹晩 ◆lnx8.6adM2 [sage] 投稿日:2012/06/29(金) 00 37 50.61 ID ZqEP/v7T 「アニキー」 「!?」 急に、風呂場の外の扉が開く音がして。 妹が────────イスミが、水滴に濡れた扉一枚の向こうに、立っていた。 「どうした?」 当然ながら、浴室の扉は内外を見通せる作りにはなっていない。 だから、びくりと跳ねた僕の背中は見られてないはずで。 平静に努めて、なんとか普段の声で応じられた、と思う。 「いつもよりちょっと長い気がしたから見に来たんだぜ。のぼせたりしてないか?」 「大丈夫だよ。もう洗い終わって上がるところ。待たせた?」 必要がないので、風呂場の向こうの明かりは消えている。 水滴をつけた扉の曇りの先、ぼやけた明かりを受けた影が、ゆらゆらと揺れて首を振った。 「ん。別にアニキの好きに入ってくれていいけど、 アナシも『アニキの後に』早く入りたいからさ。そんだけ」 「悪いね。今出る」 「了解。けど相変わらずアニキは綺麗好きだな」 「・・・・・・ただでさえ朝も夜も暑いし、汗臭いのは嫌だからね」 「アタシはアニキのだったら『汗臭いのも好き』だぜ?」 「僕が気にするんだよ。・・・・・・ん、終わった」 最後にシャワーをさっと浴びて洗浄を終えた。 反転すると、妹が出て行く気配。 扉────正確には二つ折りになる戸────を引き、脱衣所のスペースに出てタオルを手に取る。 (・・・・・・) ちらりと、横にある洗濯籠に目を落として。 風呂場から漏れる薄明かりに照らされた中身の一番上、入る時に脱いだ僕の上着。 そこに何の変化もないことに、今日も安堵する。 そうして夏の夜が深まる。 静寂(しじま)の中で、熱と闇を上げながら。 259 名前:妹朝妹晩 ◆lnx8.6adM2 [sage] 投稿日:2012/06/29(金) 00 41 46.80 ID ZqEP/v7T ぴちゃぴちゃと、音がする。 真夜中の、とうに就寝の時間を迎えた部屋の中。 輝いた陽が熱だけを残して夜に呑まれた、 何処(どこ)をも見えない暗闇に、深夜にあるはずの静寂を破って水音が響く。 シャワーや雨のそれとは違い、小さくゆっくりとした、そして粘着質な液体の混ぜ音。 今日も夕方のニュースキャスターが声高に伝えた、記録的猛暑と熱帯夜の記録に入れられるだろう夏の晩。 夢幻に置いた意識を焙るような熱が、全身を舐めしゃぶる。 粘っこく、偏執的なまでに隙間なく僕を味わう人の舌。 真夏の夜気を思わせるこもった熱を吐き、はふはふと興奮で切れる呼気を漏らす唇から伸びた器官が、肢体を浚う。 つう、と糸を引いた唾液がまた一つ、僕に落ちて広がった。 「ああ、アニキ・・・・・・」 大きく服を乱された体の上から、熱情に焼けた声が落ちてくる。 やがて妹の手によって晒された肌の上に吐息が吹かれ、強く唇の感触が皮膚を這う。 吸い取るように唇がすぼめられて引っ張られると、次いで押し出された舌が兄の上を嘗め回した。 突くように触れさせた舌先を押し広げて回転させると一旦引き、口内に溜めた唾液をまぶして滴らせる。 「寝汗。取らないとな」 余った唾を啜り込む音が響くと、暗い声が静かに部屋の中を這った。 「暑いって、寝汗がひどいって言ってたし。 汗・・・かいたままだと、体に悪いからな。風邪引いたら、困るし。 アニキも困るよな?」 ごしごしと、腕で口を擦ってから呟きを漏らす。 言い終えた唇は、合わさると再び兄の上に戻った。 おそらくはまだ伸びきっていない手指が胸に添わされ、脚がこちらのものへと絡み合わされる。 「それで看病するのも、アタシは嫌じゃないけど。へへ」 兄の体に寄り添った妹が、ふぅふぅと荒い息吹を吹きかけてくる。 くすぐったさを押さえ込み、心臓と呼吸を落ち着かせるのが難しい。 「アニキのため」 「アニキのため」 先に垂らしていた唾液に、また舌が触れた。 舐めるようにして塗り広げ、その上からもう一度舌を乗せて、汚れを取るかのように擦っていく。 徐々に、下へ下へと向かいながら。 「・・・・・・んんっ」 時折、体越しに妹の震えが伝わり、 舌を出す口ではなく、股間の方からも粘った音が聞こえる。 「起きたら汗に濡れてないように。アニキが気持ちよく起きられるように」 薄い寝巻きの上をたくし上げられ、腰からはずり下ろされて。 普通ならどれだけ深く寝ていても起きるだろう、長く執拗な愛撫が続く。 (まだ終わらない、か) 心中で溜息が漏れた。 どうやら、今日も寝苦しい夜になりそうだ。 260 名前:妹朝妹晩 ◆lnx8.6adM2 [sage] 投稿日:2012/06/29(金) 00 45 52.74 ID ZqEP/v7T 切欠は、幾つか前の夏。 続く猛暑による熱帯の夜に襲われるあまり、 ふと『寝汗がひどい。寝苦しくて困る』と、妹の前で漏らしたことによる。 それを聞いた妹は────────イスミは、自分もそうだと同意した後に、 『何とかしようか?』と尋ねてきて。 『出来るなら』、と。まだ妹の異常を完全には把握していなかった、兄の油断が始まりだった。 それから、不思議と寝覚めの悪い、けれど途中で醒めることもないない眠りが続いて。 どんなに暑い夜も、何故か起きた時にはひどい寝汗をかくことがなかった。 それで一つ二つの夏が過ぎ、『盛られ続けた睡眠薬』に慣れと抵抗が出来て、 夜毎の悪夢、妹のしていることに気付けるようになったのが、ようやく去年のこと。 夏の間は毎日毎日、兄の布団に潜り込み、寝具と寝巻きを剥いで、晒した肌を舐めしゃぶる。 唾液を塗布し、舌を出して、緩慢にじっくりと、時間をかけて隅々まで。 垢を舐めるという妖怪のように、兄の身に浮かんだ汗を丹念に舌先で掬い取って。 味わい、飲み込み、熱された吐息を吹いて恍惚に酔う。 最初の覚醒が、薬の効果の抜けきらない金縛りに似た状態でなかったら、 気付いた時の反射的な反応だけで全ては────────少なくとも僕と妹の間の何かは、終わっていただろう。 それくらい、訳が分からなかった。 「頼まれたからな」 こんな呟きを聞かなければ。 「アニキに頼まれたんだから・・・・・・アニキのことを頼まれたんだから、ちゃんとやらないとな」 家の妹に、悪意はない。 兄のことを好きすぎるのも、『他人』に興味がないのも、きっと妹には自然で、意識さえ働かない行為なのだ。 だからきっと、これも同じ。 兄に頼まれたからやる。兄のために。それだけのために。 方法を指定されなかったから、最大限自分にとっても好いようにしているだけで。 そこに悪意はない。 あるのはただ、どうしてこの方法を選んだかの、行為の理由があるだけで。 好意という。 ただそれだけで。それほどの。 「好きだぜ、アニキ」 かふ、と。 熱中のあまりの酸欠を思わせる喘ぎを経て、妹が告げる。 「好きだよ。好きだ。 言えないけど────────アタシは、アニキのことが好き」 夜の告白を、妹は朝には続けない。 何故ならこれは告白ではなく、誰にも聞かせてはいない独白で、 僕が起きているなど、妹は思っていなかった。 「結婚とか、色々とできないけど。 それでも・・・・・・好き」 以前、聞かれたことがある。 『眠っている途中で目が覚めたりしてないか?』と。 妹としても、最初こそ切羽詰った上での暴走だったのかもしれないが、 後で冷静になって流石にマズイと思ったのだろう。 それは、そんなに張り詰めてしまうまで想いをひた隠しにしてきたということでもあるが。 普通は、死にかけてでもいない限り、毎夜こんなことをされていれば幾らなんでも起きるから。 何をどう調達して使ったのかは知らないが、 妹の盛った薬にも耐性のつくことが記してあったか、自分で調べでもしたのかもしれない。 261 名前:妹朝妹晩 ◆lnx8.6adM2 [sage] 投稿日:2012/06/29(金) 00 49 33.04 ID ZqEP/v7T いずれにせよ、妹も不安ではあったようで。 しかし。 その内心も、僕が一言、『そんなことはない』と否定して、それで終わるものだった。 「はっ・・・・・・はっ・・・・・・」 それ用の訓練でも受けた人間相手でもなければ狸寝入りをしたところで、 これだけ触れた上で色々とすれば反応で起きているかは分かる。 反射を抑えるなんて特殊な行為は、僕にはできない。 まして妹は腹芸の出来る性格でもなく、互いに化かし合いをしているのでもなければ、 とうに僕が起きていることに気付いていておかしくない。 なのに気付かない理由は一つ。 僕がそう言ったからだ。 「ああ。アニキの味がする」 つうっ、と。 右腕に触れた舌先が、手首までを滑った。 それから半端に開かれた掌で何度も何度も円を描き、 裏に回って手の甲に乗ると、れろれろとあちこちを走る。 それが終わると今度は先端へと駆け、中央に寄っている指を三本まとめて咥えてから、ゆっくりと吸い立てた。 「汗と、匂い。あんまりしないのが勿体ないな・・・・・・」 唾液を満たした口内でしばらく含み、浸るほどに湿ってから舌に乗せる。 中指から人差し指、最後に薬指という順番で舌先を走らせてから絡ませ、 汚れをこそぎ落とそうと慎重に引いていった。 時折、単にそうしたいのか甘噛みを含ませてから、ようやく解放。 後ろ手に持っていたタオルで余分を拭いて、すぐに小指、親指へと移った。 「アニキ。変に長く風呂に入るようになっちゃったし。体も、すげーよく洗ってるよな」 ちょうど右手が終わったところで。不意に、ぴたりと動きを止めて。 「気付かれてるのかな・・・・・・?」 闇の中で影としか見えない首を傾げ、そしてはっきりと横に振った。 「んなわけないか。起きてないって、アニキが言ったんだし」 そして先程をなぞるように左腕に舌を伸ばし、左手へ。 疑問は完全に処理したとばかりに、作業へ没頭する。 (本当に。怖いくらいだ) それだけのことで、妹の中の問答は終わっていた。 兄がそう言ったから、事実が違うはずはない。 疑念を挟む余地すらなく、不安も悩みも、もしもの可能性すらも、それで全てが終わっている。 正直、どうしてこうまで妹に好かれているのか、理由の分からない好意は恐ろしい。 だけど。 同じく理由の分からない信頼を『家族』から受けて、妹の行為を両親に話したり、 あるいは本人に問いただすことが、僕にはどうしてもできなかった。 妹の口にしたセリフ自体、単なる独り言で、こちらの反応をうかがっているのでもない。 262 名前:妹朝妹晩 ◆lnx8.6adM2 [sage] 投稿日:2012/06/29(金) 00 52 32.42 ID ZqEP/v7T おまけに。 「本当は起きてるなら、起きてるけどアタシには嘘を言った方が、 アニキには都合がいいってことだしな。 許してくれているなら、嬉しいけれど。 何か理由があって、アニキにはその方がいいなら、別にいいさ」 疑わないだけでなく、疑わずに騙されていてもいいとまであっては。 妹の、兄に対するには行き過ぎた行為も、 ほんの少し僕が耐えれば害にはならないと、信じるしかなかった。 妹の行動自体、『兄に頼まれて』初めてしたことで、今のところは夏に限定される。 機会さえあればすぐにでもこうしたい衝動を、妹は今までずっと抱えて、抑え込んできたはずで。 「アタシはアニキのことが好きだから。 アニキがいいなら、それでいいんだ。アタシはアニキの妹だからなっ」 誰にともなく主張して、妹は続ける。 ごそごそと。 ベッドのスプリングを軋ませる移動は、少し下がったところで止まって。 「射精(だ)したら、流石に汚れちまうもんな。 射精す時は、お嫁さんにするもんだし。 あーあ。アタシのも、どうせならアニキに破って欲しいもんだぜ」 兄の股間に吐息を吹いた。 「でもま、我慢我慢。・・・・・・・一生、我慢だぜ。んっ」 そのまま、触れるだけのキスを残して、足の方へと移っていく。 「好きだよ、アニキ」 「せめて夢では聞いて欲しいな」 家の妹の特徴、『兄が好き』。 それは愛より恋で、家族よりも遠くから。 何より問題なのは、万に一つ、いつか自制を越えた妹に来られた場合、 妹の強さとこの狂気に、抵抗できる気がしないこと。 毎朝毎朝、起こされる度のスキンシップと。 毎夜毎夜、眠る度のこの痴態。 僕の夏は────────よく眠れない。
https://w.atwiki.jp/morochin/pages/44.html
アレルヤ×ティエリア乗車後 ぞわぞわと背筋を撫で上げていくような快楽に、 ティエリアは必死で涙をこらえながら歩いていた。 素股に触れる布の、僅かに擦れる感触がまるで焦らす愛撫のようで。 それが、イった後の敏感な肌をやわやわと蹂躙していく。 特に、ペニスと乳首の敏感さは、自分でも呆れるほどだった。 思わず喘ぎ声が出そうで、ぷるぷると体が震える。 「アレルヤ…っ」 手を引く人物が、ゆっくりと振り返った。 「も… 歩けない…」 「そんな事言ったって」 「歩けない」 言った直後に、また、ぞわりと背がしなった。 太股が、痙攣するように震えていた。その刺激で、亀頭からじわりと滲むものがある。 ふるん、と腰が揺れる。奥に捻り込まれた布の感触は、排泄感を促すのみだ。 もっとちゃんと弄って欲しい。こんなぐちゅぐちゅにされたのに… また淫乱って言われる… ティエリアは絶望しながら、アレルヤの助けを待った。 「だってティエリア、声出したいでしょ?」 「…」 「思いっきり大きな声出して、アンアン言いたいんでしょ? 我慢してたから」 「そんなの…」 「いやらしい形だよ?」 「あぁんっ!」 つんつんと乳首を指でにじられて、ティエリアはアレルヤに縋るようにして嬌声を上げた。 「だめ…ここじゃ」 快感に身を震わせながら、それでもティエリアに理性は残っていた。 行き交う人々の、他人への無関心さだけが救いだ。 「何が、だめ?」 「……イカせて…」 「どこから?」 意地悪なアレルヤの笑みに、コイツ絶対性格が変わってる、と、 ティエリアは悔しくて唇を噛みしめた。 それでも、体は正直なのだ。きゅうっと、期待にお尻の奥が疼いた。 「アレルヤの、好きなとこ…」 それを言うのが、精一杯だった。 狭い個室は、長身の二人には狭すぎる空間だった。 それでも、服を脱げるだけマシなのかもしれない。 ティエリアは便器に座りこむと、大人しくズボンを脱いだ。 一度達したはずのペニスが半勃起しているのに、顔を真っ赤にして目をそむける。 言われてたくし上げたシャツから、熟れたニプルが二つ現れる。 それは硬くしこって、散々に擦りあげられた後の様にはしたなかった。 充血した色合いが、視界から誘っているようで惨めだった。 本当に、限界だった。空気が触れてさえあられもなく崩れてしまいそうだ。 「痴漢にこんなに感じるなんてね…」 「君も似たようなものじゃないか」 「欲しいってくにくにしてきたのティエリアじゃない」 「…っ 煩いっ」 思い返してみても恥辱である。身しらずの男に尻を弄ばれた挙句、 アレルヤにあんな… 「ティエリアって苛められたほうが感じてそう」 「そんな訳あるか…っ」 「じゃあ、これは、何?」 先程よりも上を向いたペニスから、じわりと液が滲んでいた。 そこを滑るアレルヤの指に、喉が悲鳴を飲み込む。 ぐじゅっと鳴ったのは、押し込められた精液まみれの布切れだろう。 「だいたいっ…なんで平気なんだ」 悔しくてアレルヤの股間を握ってみても、そこは平然としていた。 別の意味で悔しくて、ティアリアは瞳を潤ませてアレルヤを見た。 「平気じゃないよ。ハレルヤに代わってもらっただけ」 「?」 「暴れ狂ってて大変だよ。 早くコイツの中にぶち込んで声が枯れるまでアンアン言わせたいってさ」 「…貸せ」 耐えきれずに、ティエリアは震える手でアレルヤのジッパーを下ろすと、 飛び出してきたそれに口を這わせた。もう、泣きたくて仕方ない。 「んっ」 「インラン」 髪を撫でながら優しく三度目を言われて、ティエリアは すん と鼻を鳴らした。 我慢したのに、と、とうとう涙がこぼれてくる。 「なん…でっ」 「ティエリア…」 「ペニス、こんなにしたから…? おっぱい赤くしちゃったから?」 おしゃぶりするようにアレルヤを口にしながら、悔しいのか悲しいのかわからなくなってくる。 ずくずくと全部が疼く。もう嫌だこんな体! 「それとも」 きゅううんと奥が反応する。 アレルヤの手を、気が付けばティエリアは自分の奥に誘っていた。 ぐちゃぐちゃの布切れじゃ、切ないだけなのに… 「アレルヤのおしりなのに、ゆび、挿れさせちゃったから…?」 布ごと入り込んでくる指に、ティエリアは可能に限り足を広げて応えた。 どくどくと唇からアレルヤの興奮が伝わってくる。 早くおっきくなって… 片手でアレルヤのペニスを撫でさすり、片方で最奥をえぐる手を、甘えるように撫ぜる。 ごめんね、と、優しいアレルヤの声がした。 「こんな…いやらしい体、要らない…」 「そんな事言わないでよ。僕は好きだよ、かわいくて」 「おしりだってインランだし」 「…それは、仕方ないと思うよ。ティエリアなんだから」 「慰めになってない…」 ぐじゅっずぶっと卑猥な音が続いていた。 バックで突き上げられて、全裸のティエリアは腰を振りながらアレルヤの激しい責めに耐えた。 待ち続けた結合に、体が激しく上気する。 もう、インランでも何でもいい。 「これ…おわったら、座ってして…っ」 「うん…っ」 「あぁ、あんっ、あれるやぁ…っ」 「声、おっきいよ」 「吸ってっ」 何度射精したのかを、二人ともわかっていなかった。 ティエリアの全身が、艶やかに赤く染まっていた。 首筋や太股には、くっきりとしたキスマークが散らばっている。 我慢できずに自分自身を扱き、乳首を摘むティエリアの繊細な指を、アレルヤがたしなめる。 ずっずっとグラインドする熱塊に、ティエリアはうっとりとお尻をほころばせ迎え入れた。 アレルヤもそれに応え、思うままにそこを揉みしだき、中から抉る。 搾り出すような直腸の動きはまるでスタミナと持続力を試すミッションのようだ。 「アレルヤ…」 「足りない?」 「…っ もういっぱい…けど…もっとぉ…っ!」 怖いくらい素直なティエリアに、数時間後の地獄を予期しながらアレルヤは更に深く身を沈めた。 今日の快楽明日の悪夢。絶対不機嫌になるだろうティエリアに、でも今遠慮はやめておく。 というか、無理だ。気持ちよすぎる。 「アレルヤ… アレルヤ…」 「…中に入ってるよ。大丈夫」 結果、その後ハレルヤも出てきて、ティエリアは本当にブラックアウトして、 アレルヤが土下座しまくったのは三日後の事であった。 そして、二人の秘め事は、その後、トイレのお掃除おばちゃんたちの語り草になったという。
https://w.atwiki.jp/sakisama/pages/54.html
139を見て妄想した 優希×京太郎 ID pRii4AZk氏 第2局 238 243~ 244 359 ~362 触れ合わせた唇から熱を感じる。 彼の膝の上で向かい合い甘えるように擦り寄らせてくる身体を強引に寄せると 少女は全身を震わせる。 そんな少女の姿に気を良くした少年はその小さな唇をついばむように食む。 息を忘れ、時間を忘れ、唇を重ねあう。 互いの体温にやられ、少し汗ばんだ制服の上からでも、うらわかき二人の情念はすでに重なり合っていた。 「んっ…」 さすがに限界がきたのか 苦しそうに、そして残念そうに少女が唇を離す。 呼吸を整えながら少年を見つめる少女の目はどこかうっとりとしていて、これから起こることへの期待を覗かせている。 「まだちゅーだけなのに、激しすぎるじょ……きょおたろぉ……」 瑞々しい頬をまるで若い桃のようにうっすらと赤らませながら少しだけ目を座らせ、スねるように京太郎を非難する。 しかしその音色にはまったく嫌味はない。 「馬鹿、こんなもんでネをあげんな。これからもっと激しいことするんだぜ?」 「あう、あんまり激しくするとあたし、死んじゃうじょ…」 身体を前のめりで寄せながら少年の胸元に頭を摺り寄せながら「いやいや」と頭を振らせる少女。 その姿はまるで幼い子犬のように愛らしい。 そんな少女の首もとを撫でると、うれしそうに小さく喉を鳴らした。 「ほら、今日は寝させないぜ」 「あうー、きょうたろお」 抱き合い、唇を重ね、まぐわいながら地面に倒れる二人。 互いの舌を味わうように絡ませあう二人は、まごうことなき馬鹿ップルである。 最初は意識などしていなかった。 須賀京太郎という男は今も昔も性癖的には至って普通の高校生男子である。 出っ張りも凹凸もない片岡優希の身体なんて色気もないとまさに眼中の外だったし 人並み以上に性欲旺盛な京太郎なら、すぐ周りに原村和という若さがはちきれんばかりのわがままボディを持つ美少女がいれば、当然そちらに目がいく。 もちろん、たゆんたゆんと揺れる和の乳を見ながら鼻の下を伸ばす京太郎を見ながら優希が内心穏やかではなかったのは言うまでもないわけだが 京太郎と優希の関係は最初のうちは「同じ部活の仲間」以上でも以下でもなく なんら特別なものでもなかった その一方で美少女に囲まれた生活を送りながらも、京太郎は色恋沙汰など自分に縁がないとも確信していた。 男性を魅了するたわわな谷間を持つ和と幼馴染という同じく男の夢とも言うべき羨ましい属性を持つ咲が キマシ状態で自分の隣で毎日ヘブンヘブンするという悪夢もあって 自分に迫ってくる優希のアプローチだって冗談か何かにしか思っていなかった。 優希からすれば、実は照れを隠した必死のアプローチだったのだとしても。 照れ隠しの裏の本気を見抜けないのは悪い男の性である。 幼馴染とクラブメイトが隣で愛を深めている間に この鈍感な朴念仁が、少女の行動に隠れた真の想いを知り 彼女の魅力に気づくまでには少しばかりの時間と幾度の迂回を重ねるわけだが、それはここでは割愛する。 ともかく、色々あって二人は恋人で、毎日身体を求め合う関係、というわけだ。 親がともに出かけており、今は京太郎の家に二人きり。 そうなると十代の若く、青い欲望は膨らみ、滾るもの。 二人は湿った音が部屋中響き渡るのも気にせず舌と唾液を絡ませ、その味と温もりを重ねあい 互いの制服を中に手を滑り込ませながら互いの肌に直接触れる。 京太郎の手は優希の小さな背中を包み込むように伸び 優希は京太郎の意外なほど引き締まった胸元のたくましさにうっとりとする。 唾液の味は恋人同士でしか味合えない甘い味に変わっており 京太郎はいつものように「なんでタコスばっかり食ってるのにこいつの唾液ってこんな甘いんだろうなあ」とぼんやりと熱にやられた頭で考える。 と、そんなことを考えていると、優希はひょいと身体を反転させ、いつもとは違う優希が上の体勢に変える。 それと同時に、驚く京太郎を横目に普段は最後は優希に飲ませている二人の唾液を京太郎の喉下に送り込む。 (ん、熱い……) 優希の小さな口内から送られてくる二人の唾液 喉を通る熱を持ったそれは、身体を包みこむような温かさを持っており その初めての感触を無心で味わうと、自分の身体の上の少女を抱き寄せ、その額に再び小さくキスをする。 「で、どういう風の吹き回しだ?わざわざこんな体勢になって」 額にキスをされ、嬉しそうに乱れた制服の胸元に顔を埋める少女に、京太郎は声をかける。 すると優希が、身体を起こし、その小さな体重を少年の腰の上に預けると 「いつもやられっぱなしだもん。 今日はあたしの魅力で京太郎を骨抜きにしてやるんだじぇー」 と悪戯そうな笑みを浮かべ、京太郎の制服のボタンに手をかける。 と、威勢よく手をかけたものの 「ありゃ、うー。 なかなか脱げないんだじぇ」 といった風に、その手つきはどうにもつたなく そんな優希の様子に、内心「やれやれ」と呆れながら 少年の下半身はすでにこれから起こることへの期待感に鎌首をもたげさせるのだった。 高校生男子としては細めの腰周りに、しかし恥ずかしくない程度には引き締まったお腹。 制服のシャツのボタンを外した優希は、いとし恋人の肌蹴た胸元に擦り寄る。 「ふふふー、今日は京太郎をあたしの美技の虜にしてやるんだじぇ?」 そう言いながら腰をくねらせるが、どうにも色気が足りない。 「はいはい」と苦笑しながら頭を撫でるが、当の優希はそれが不満なようで 林檎のように少し赤らんだ頬を膨らましたあと 「ちぇっ、また子ども扱いして。 ちっこいからってなめてると痛い目みるじぇー」 と、愛撫を始める。 男子のそれとしてはやはり細い、しかし少女のそれに比べれば若干肉付きのいい首元と そのくびれの周りを、まるで恋人の証をマーキングように可愛く音を立てて口付け また慈しむように舌を這わす。 「んっ」 思わず吐息を漏らす京太郎。 そんな京太郎に対して、愛撫を止めず、今度は首元から下へと向かう。 子犬が飼い主の頬を舐めるように、優希はちろちろと京太郎の胸元を愛撫し始める。 「きょうたろうのむね、女の子みたいだじぇ…」 汚れが少ない乳輪、まだ立ち上がっていない乳首。 自分がそうするように優希は手も使って京太郎の胸を丹念に、優しく、愛撫する。 初心者だからか巧くはない、しかしそれゆえのくすぐったさが甘ったるい幼い行為。 しかしその感覚は普段は「する」側で、「される」ことがあまりない京太郎には非常に刺激的なものだった。 そんな恋人を見て、嬉しそうに優希が上目遣いで京太郎の瞳を見る。 「男も胸で感じるんだなー」 「か、感じてねえよ」 「むー、うそつきめー」 「う、うるさい!」 恥ずかしさからか、顔を赤くしながら優希の髪を片手でくしゃくしゃと撫でる京太郎。 突然の京太郎の反撃を受けながらも、めげない優希は。 「なら、これならどうだじぇ!」 胸を唇で強く吸いながら、小さく立ち上がり始めた頂上を八重歯で噛む これまでの舌によるやんわりとした刺激から、突然加わった強い刺激に 京太郎は思わず高い声を上げる。 「いっ、つ……!」 痛みと甘さが共存するこの感じ。 京太郎も優希に対してよく使う愛撫だ。 「ふふー、やっぱり感じてるぅ。」 うれしそうににやっと笑う優希。 右の胸を手で揉みしだきながら、左の胸を唇で味わう。 (まったく、どこでこんなことを覚えたのか。) まあ、俺が覚えさせたんだけど、と頭の中で自分でツッコミを入れながら そろそろ次へ……とばかりに優希の小さなお尻に、じわりと熱を孕みはじめた自分のそれを服越しにすりつける。 「ん…はっ。きょうたろう、おっきくなってきた?」 「ああ、そろそろ」 「うん…」 自分の臀部で小さく主張する目標へと再び舌を這わせていく優希。 胸元からお腹へ、お腹から臍を経由して、ズボンの下からでも膨らみを見せるそこを目指し、たどり着く。 「あはっ、やっぱり、おっきくなってぅ…」 目をうっとりと据わらせ、子供をあやすように、それを手で撫でる。 そんな恋人の小さな手の感触に、京太郎は軽く息の温度を上げるのだった。 (なんか、これだけでイっちゃいそうだ…) 思った以上の刺激に興奮を隠せない。 しかし、せっかくのエッチなのにこれでイってしまうのはちょっともったいない。 京太郎は自分のベルトを自らで外し、優希の耳元に語りかける 「なあ、これ、口でしてもらえるか」 「…うん」 主に命じられた人形のように、普段の彼女からじゃ想像できないほどしおらしくなった優希は ズボンのホックに手をかけ、ファスナーを下ろす。 恋人のそれを、口を使って愛撫する行為。 口でするのはあまり多くはないほうだが、かといって優希はフェラチオが嫌いということはない。 スキンシップ馬鹿な優希にとって、むしろ恋人の熱く滾ったそれも大好きで 触れたり擦ったりはむしろ大歓迎なくらいだ。 しかし (きょうたろう、いつもえっち激しいから疲れちゃってあんまりできないんだじぇ…) 野生的にリードするタイプの京太郎のセックスは優希の小柄の身体には割と大変なようで いつも優希はいつも奉仕できずじまいで倒れて終わってしまう。 しかし今回は恋人への直接の「ご奉仕」 (……きょうたろうの、おっきい) 割と久々に対面する恋人のそれに、優希は自分の秘部を密かに湿らせた。 ぴちゃり、ぴちゃりとミルクをなめるような水音が部屋に響き渡る しかし、もちろんそれはミルクをなめる音ではない。 少女が愛しい恋人の熱くたぎったペニスを舌で味わっている音だ。 「んっ、ちゅ……どう、きょうたろう…」 「ああ、すごくいいぞ」 上目遣いの問いに頬を撫でて答えると、優希はまた嬉しそうに愛撫を再開する 膨らんだ棒の部分に、亀頭と皮を繋ぐ裏スジ。 露出した溝に、透明な液体を先走らせる先端。 まるで電熱棒のように熱くなったそれに口付けながら、舌で味わう。 ぴちゃ、ぴちゃっ、ぴちゃ… 小さめの口にはとうてい入りきらないそれだが、その分愛情溢れる愛撫でカバーする。 両手でそっと包みながら、一見グロテスクなそれに舌を這わせ続ける優希。 京太郎もまた、そんな優希の必死の愛撫に睾丸でせり上げるマグマをぐつぐつと煮えたぎらせるのだった。 (でも、なんかものたりないかも…) ここは野生派。「される」だけじゃ収まらない。 一心不乱な恋人に対して、今度は京太郎が悪戯っぽい笑みを浮かべる。 「ゆう、き……ちょっとお尻向けてみろ」 「っ……こう…?きょうたろぉ……」 恋人の要求に素直に答え、その臀部を京太郎に向ける優希。 すると京太郎は待っていたかのようにスカートをめくり上げ 白にリボンと控えめなレースをあしらった少女らしい下着越しに唇を押し付け、わずかに歯を立てながら… 「ひゃうん!」 攻めたてた。
https://w.atwiki.jp/mitudomoe_eroparo/pages/354.html
~ 約束(ひとは視点) ~ “ひとは! あんた私にバレンタインチョコ寄越しなさいよ!” <トントントン> 2月13日。今はみんなが寝静まった夜。 <トントントン> 板チョコを細かく包丁で切り、湯煎で溶け易いようにする。 ひとは「はぁー」 大きく嘆息する私。 みっちゃんに言われてチョコレートを作るなんて馬鹿みたいだ。 どうして私が……それに私にチョコレートを作らせる理由が酷いのだ。 女が男にチョコレートを上げるイベントって言うことが気に食わないらしい。 用は自分が食べたいのにもらえないって言うのが嫌ってことだ。 そんなの知ったことじゃない。 …………。 ひとは「はぁー」 もう一度、大きく嘆息する。 知ったことじゃない……はずなのに、今作ってるのは紛れもないみっちゃん用のチョコレート……。 実際のところ、言われたときに断ったのだから作る必要なんて無いし、作らないつもりだった。 でも、断ったときに文句を言いながらも一瞬見せた悲しそうな表情が目に焼きついてしまって……。 私にチョコレートをもらえない事じゃなく、食べられないことに悲しんだ可能性もあるけど。 って言うか後者に決まってる! 何を期待……い、いや、期待なんて最初からしてない! そんなことに期待するなんて無意味だし不必要だ! 頭を横に振り、意味不明な考えを否定している時、湯煎用のお湯が沸いた。 それと同時に思考が中断されチョコレートを作っている現実に戻る。 細かく刻んだチョコレートをボウルに入れ湯煎を始める。 ひとは「はぁー」 ……さっきから何度目になるだろうか? そんな自分に呆れて心の中でまた嘆息していた。 私は解けていくチョコレートを見ながら、また、なんとなしに考え事をする。 こんなことしてるからみっちゃんは太るんだ。……間食が多いのも原因だと思うけど。 甘やかしすぎなのだろう。いつも口では憎まれ口をたたいてはいるが、実際夕飯抜きとか滅多なことじゃしないし。 もっと厳しくしないといけないのかも知れない。このチョコレートだって―― ――いや、そんなことよりも考えなければいけない事があるんだ。 明日、絶対悩む。確実に悩む。今考えたところで結局は悩むだろうけど。 作っているチョコレート菓子を見ながら呟く。 ひとは「コレ、どうやって渡せばいいんだろう……」 そう言ってまた嘆息する私だった。 ~ 学校(みつば視点) ~ みつば「ふー…何とか…間に合った…わね! ふたばが…いなかったら…危なかったわ」 私は息を切らしながら、授業開始の5分前に昇降口にたどりついたことに安堵し呟く。 ひとは「ふたばがいると…事故率は…上がるけどね」 同じく息を切らしているひとは。文句を言いつつ、自分の腕に出来た擦り傷から出た血をポケットティッシュで拭き取っている。 さっきのひとはの意見には正直、同意できる。でも、今回は遅刻しそうになった原因がわかっている。 呼吸も整ってきたので、唾を飲み込んでから言葉を出す。 みつば「っていうか、あんたが寝坊したからこんな事になってるのよ! あんたもちょっとは反省しなさいよ!」 言ったとおり、珍しくひとはが寝坊して……結果、皆起きれずに急いで学校に走ってきたと言うわけ。 もちろん朝御飯も食べれずに出てきたから私の機嫌は最悪――――腹の虫の機嫌も悪いのは言うまでもないわね――――なのだ。 だからと言って、ひとはだって好きで寝坊したわけじゃないし、怪我している相手に言うことでもないのだけど……。 ひとははそんな私に一瞬怒ったような表情と悲しんだような表情が混ざったような微妙な顔を向けた。 その表情を見て、先ほど言った台詞が言い過ぎた様な気がして後悔していると、ひとはは呆れた表情に変えて嘆息した後言葉を続けた。 ひとは「……みっちゃんも足から血が出てるよ」 そう言われ足を見ると確かに少し膝から血が出ていた。 ふたば「二人ともごめんッス! 小生が近道のために生垣を突き抜けたからいけなかったんッス!」 そう、ふたばがいることで間に合った代償として、どこの家か分からないが生垣を貫通してきたのだ。 私とひとはは手を繋がれ引っ張られていたので共に擦り傷を負ったというわけだ。 漫画みたいな話だが事実。正直フィクションであってほしかったんだけど。 ひとは「うん、擦り傷で済んで奇跡だよ」 私とひとはは擦り傷だが、ふたばが無傷なのは納得いかない。まったく不公平な世の中よ! とりあえず教室に行かないと遅刻になってしまう。それだと“生垣を貫通”損なので、私は血を拭かず校舎に足を踏み入れたのだが―― 栗山「っ! 怪我人! 『ヒーリング・ローリング』!」 ――その選択は間違いであること知らせる、後ろからの栗山っちの声。 時既に遅し……授業間に合わないだろう。 そう諦めていたのだけど―― 宮下「お、三女じゃな、っ!」 ――突然の鬱陶しい介入により救われた。 私めがけて飛んできていた包帯は宮下の顔、腕、足――全身に巻きつき一瞬にして身動きを封じた。 宮下「むぅ! ううぅ~~!」 包帯で身動きを取れなくなった宮下が芋虫の如く暴れている。 口にも巻きついているため、うまく声も出せないようだ。 それが、少し前の私の未来だった状況だ……鳥肌ものだ。 栗山「外した!?」 っ! 安心してたけどよく考えたら、まだ私は怪我人だった。 追撃が私に来るかと思ったが、いつの間にかひとはが音も無く栗山先生に近づいていた。 そして廊下に放置されていた箒の柄を使いメガネを頭の上にずらした。 ひとは「大丈夫ですよ先生。命中してます。早く保健室へ」 栗山「え? あ、そうね急いで保健室で治療しないと!」 そういうと、宮下を引きずり保健室があるほうに走っていった。 流石はひとは……。 助けて貰えたことへの感謝と同時に、さっきひとはに酷い言葉を掛けてしまったことに罪悪感を感じる。 ひとは「……宮ローリングさん。たまには鬱陶しさが役に立つね」 みつば「せめて人間らしい苗字で呼んであげなさいよ」 前言撤回。 一応感謝はしておくが罪悪感を感じるほどこいつはいい奴じゃない! 教室に入ると微かだが美味しそうな香りがすることに気が付いた。 嗅覚に全身系を集中させる。……これは、甘い……香り……! チョコレートの香りだ! でもなんでチョコレート? ひとは「みっちゃん、どうかした?」 教室を入ったところで立ち止まっている私を気にしたのかひとはが話しかけてくる。 みつば「何だかチョコレートの香りがするのよ」 私の感じた事実を言ってやると、ひとははスンスンと鼻で空気を吸い込む。 ひとは「……全然そんな香りしないんだけど……」 みつば「するわよ! 私をなめないでね!」 胸を張って言ってやる。 ひとは「舐めると塩キャラメルの味がするらしいね」 そういうと“すぃ~”と音も無く自分の席へ向かっていく。 悔しいが、否定できないので反論できない。とりあえず、適当な悪態をつくことにした。 みつば「ぱっとお手軽に死ね!」<キーンコーンカーン……> 私の台詞とチャイムが重なり、同時に背後の教室の扉が開く。 矢部っち「はい、皆席についてー。今日はバレンタインだけどチョコ貰った男子は廊下に立たせるからそのつもりでね」 あ! なるほど、今日は2月14日。バレンタインデーだった。通りでチョコレートの香りがするわけだ。 …………。 結局ひとはは私にチョコを作ってくれなかった見たいね。 ま、まぁ別にいいんだけど。 もともと期待薄で頼んだことだし、断られたし作ってくれるわけ無いんだけど。 朝御飯が食べれなかったことに加え、この香りでお腹が空いて仕方が無い。 次の休み時間にでも杉崎が持ってきているであろう高級チョコでも奪おう。 ホワイトデー何か返さないといけないのは少し面倒だが背に腹はかえれない。