約 66,492 件
https://w.atwiki.jp/ffdqbr3rd/pages/946.html
第137話:復讐者 アグリアスは必死の形相で森の中を彷徨っていた。 時折――普段の彼女からは考えられぬことだが――、木の根や草に足を取られてはバランスを崩し、手や足に擦り傷を作る。 疲れのせいではない。夜という時のせいでもない。 瞳を覆う闇と、死神のように後を追いつづける気配のせいだ。 さて、話は数時間前に遡る。 焔色の髪を持つ男・サラマンダーとの戦いは、完全な膠着状態に陥っていた。 双方ともに一歩も退かず、隙を見せない。例え千日の時を掛けても決着はつかぬだろう。 二人がそのことをうすうす悟り始めた――その時、異変が訪れた。 「ぐぁっ!?」 サラマンダーが突然のけぞり、構えを崩す。 あまりに唐突だったので、対峙するアグリアスも剣を振るうことを忘れてしまったほどだ。 だが我に返り、今が絶好のチャンスだと気付くと、勝負を終わらせようと一気に間合いを詰めた。 それが失敗だった。 「うっ!」 風を切る音と共に、何かが深々とアグリアスの肩を貫く。 同時に、緑あふれる森が、新月の夜空にも似た闇色に染められた。 (これは――?) 木々の輪郭さえ判別しがたい、半ば閉ざされた視界の向こうで、サラマンダーとは別の薄ら寒くなるような気配を見つける。 「久しぶりだな、アグリアス・オークスよ」 男の声が森に木霊した。聞き覚えのある、そして二度と聞くことのないはずの声だった。 「貴様は……ッ!」 「私の目的はラムザ一人と言いたいが…… 奴に組した者を見逃すわけにもいかぬし、ここで朽ちる気もない。 死んでいった仲間たちのためにも、我が妹ミルウーダのためにも、な」 「ウィーグラフッ!」 バカな。ルカヴィと融合し、魂さえも闇に飲まれ、魔人ベリアスとして滅びたはずの男が…… どうしてここにいる? いや、それ以前になぜ生きている? 幾つもの疑問が頭に浮かぶが、答えを考えている暇はない。 重要なのは、奴が自分を殺すつもりであるらしいという事実だけだ。 「くっ……勝負は預けるぞ!」 矢の飛んできた方向の反対へ飛び退りながら、サラマンダーに向けて言い放つ。 舌打ちの音が聞こえたが、追撃はなかった。恐らく彼も視界を奪われているのだろう。ウィーグラフの放った矢によって。 「邪魔が入ったな……次は仕留める、必ずだ」 サラマンダーの捨て台詞を背に、アグリアスは走り出した。 ――そうして、今に至る。彼女は未だに逃げ続けている。 森の中を。暗闇の中を。ずっとついて回る、凍るような殺気の中を。 (私をなぶり殺しにするつもりか……) 日が沈んだことはわかっている。闇が濃くなったことに気付く前に、放送が流れた。 当たり前だが、とうに体力は尽き果て、走るどころか歩くこともおぼつかない。 つまり殺そうと思えば、いつでも奴は自分を仕留められるはずなのだ。 それをしないということは、限界までなぶってから殺すつもりか、あるいは―― (あるいは、私はエサなのか?) ふと、そんな考えが脳裏に閃く。 広間でのラムザと自分のやり取りは、ウィーグラフも見ていただろう。 『向こうで落ち合おう』 あの時、彼は確かにそう言った。もしあのラムザが幻影などではない、本物のラムザであるなら―― (ラムザは私を探しているはずだ……私を餌にラムザをおびき寄せる、それが、奴の狙いか) 冗談ではない。だが、この状況では打つ手もない。 アビリティを付け替えて暗闇を回復しようにも、気付かれたら一巻の終わりだ。 (焦るな……機を待とう) チャンスは必ず訪れる。今の彼女には、そう信じるしかなかった。 【サラマンダー(暗闇) 所持品:ジ・アベンジャー(爪)、他は不明 第一行動方針:暗闇が治るまでどこかで待機 第二行動方針:参加者を殺して勝ち残る(ジタンたちも?)】 【現在位置:岬の洞窟入口近辺→移動】 【アグリアス(暗闇+疲労) 所持品:クロスクレイモア、ビームウィップ、もう一つは不明 第一行動方針:逃げながら反撃の機会を窺う 第二行動方針:生き延びる】 【ウィーグラフ 所持品:暗闇の弓矢、残りは不明 第一行動方針:ラムザとその仲間を殺す(ラムザが最優先) 第二行動方針:生き延びる、手段は選ばない】 【現在位置:岬の洞窟入口近辺→北へ】
https://w.atwiki.jp/sin-changerowa/pages/109.html
空っぽ、全部空っぽだった。 何もなかった、私には。 あの人に、出会うまでは―― ♡♡♡♡ タブレットを操作し、入れ替わっている肉体のプロフィールを確認する。セーラー服を着ていた所から察していたが、自らと同じ高校生らしい。 「……ヤマギシ、ユカコ」 山岸由花子。杜王町、ぶどうヶ丘高校の一年生。 別に名前や通う学校の情報などどうでも良かった。それより目を引いたのが―― 「ヒロセコウイチを、愛している」 広瀬康一、同じ高校に通う男子。彼の詳細なプロフィールを書かれていないが、山岸由花子が彼を深く愛している事実が延々と書かれていた。 それこそ、彼の為なら手段を選ばない、殺人すら厭わない、なんて記述も。 「……だから、この身体なのね」 だがその文章に少女は恐れるも、怒りしなかった。 何故?答えは簡単。 「私と、同じ」 自らも、愛する人間の為ならば『何だってやる』のだから。 ♡♡♡♡♡♡♡♡ 地面に置いたデイパックを、髪の毛を扱い持ち上げる。これは自分自身と山岸由花子の相違点。 「便利ね」 『スタンド』なる力。今までに触れたことのない、漫画の様な異能力。山岸由花子は『ラブ・デラックス』というスタンドを持っているらしい。髪の毛を自由自在に操れる。単純だが扱いやすく、人間の殺害も確かに遥かに簡単になるだろう。 「いいセンスね、『ラブ・デラックス』」 利用できるものは何でも利用する。それがポリシーな以上『ラブ・デラックス』の力は非常に使い勝手がいい。複数人を相手にした際でも普段の何倍も楽に対処出来るだろう。 「……嗚呼、センパイ。待ってて」 殺し合い。愛しのセンパイにしばらく会うことができない事は辛いが、かなりのチャンスだと解釈。 エンムという女……もしくは男が語るには、願いを叶えてくれるらしい。かといってセンパイの心が欲しい、なんて言っても洗脳でもされて心にもない言葉を呟くセンパイが手に入るだけ。それはそれで構わないが、望むのは―― 「センパイに擦り寄る奴等の排除」 魘夢やその裏に居る人間の事は知らないが、殺し合いなんて催しを開いた上身体を入れ替えるなんて芸等もしている。対象を排除する事なんて容易い事だろう。 ここはアカデミ高校ではない、人を殺しても許されるどころか、人殺しが推奨されている場。変に頭を使い人の目を盗んだ殺害をする必要もなければ、証拠隠滅なんてものいらない。ただ殺して殺して殺せば、エンムの元へと辿り着ける。 「……今の所、イージーモードね」 だが油断してはならない。殺し合いなんてものを行う以上、皆が反抗的なものではつまらない。必ず、自らと同じように殺しに積極的な人間が居るだろう。その上自らに与えられたこの身体、そして能力。『スタンド』という力は、他の人間も持っている可能性がある。それに『スタンド』が髪を操る力を差す言葉というわけではないだろう。あらゆる異能力を相手にする覚悟も持っておかなければならない。 それでも、大丈夫だ。 「……愛は無敵だ」 偶然か、山岸由花子も発したその言葉。 愛が、愛こそがこの世で最も強い力。彼女達はそう、信じている。 ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ センパイ、センパイ。 私に“全て”をくれた。 私の空っぽを、埋め尽くした。 センパイ、ああ愛しのセンパイ。 待っていてください。 この場所を乗り越えて。 私はあなたと、永遠に 一緒。 ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ 精神に在る少女の名は、アイシ・アヤノ。 アカデミ高校。自らの邪魔になる人物は容赦無く排除し、たちまち学内を恐怖に陥れる。 ただ、場所が移っただけだ。 新たにYandereのSimulatorが始まるだけ。 【アイシ・アヤノ@Yandere Simulator】 [身体]:山岸由花子@ジョジョの奇妙な冒険Part4 ダイヤモンドは砕けない [状態]:健康 [装備]: [道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3 [思考・状況]基本方針:優勝し、センパイだけとの永遠を望む。 1:異能力に注意。 2:センパイ……♡ [備考] ※スタンドはゲーム内でのイースターエッグにて扱っていた為難なく扱えます。 70 ヤンデレの女の子が参加してて眠れないシンチェンジロワぎゃーーーっ! 投下順に読む 72 ドワーフの息子、ドワーフになる GANE START アイシ・アヤノ 本編05 井の中の獣、大海を知りとて
https://w.atwiki.jp/mhd2ch/pages/233.html
投稿日 2012年9月10日 22 06 メンバー Nobutuna、SEVEN、Mr.Sido、Ash ゲーム ボンバーマンポータブル 主な登録タグ 爆弾男、ゴールデンNobutuna公、MHD外伝、P899、ロボ綱 次 【MHD】爆弾男携帯用~2発目~【外伝】 As「名前どうするの?」No「おはようございまーす」 BMD、ボンバーマンどうでしょう SE「爆弾なんてちゃらちなもんはいらねえ(・◇・´)」 ミスターがグループを作り、Nobutuna達がグループ(みた)に入る。 1P みた、2P Ash、3P SEV・・・、4P P899 ボンバーマンポータブルを買ったばかりらしく、詳細はミスターにも分かっていない。 ミスター白ボン。SEVEN黒ボン。Ash赤ボン、Nobutuna青ボンとなる。SEVENが緑ボンを要求するが、結局緑はなかった。 最初のステージは丸太。歩行スピードも速い。 操作は十字キー。これに気付かなかったAshは慌てる。 5 24、Ash、自分で蹴った爆弾が後ろから追われてあわてる。 Nobutuna2連勝。SE「許せねーわあの青ミソボン」 Ash、ミスターの爆弾に上から攻められ死亡。 SEVEN、自分の爆弾で退路を絶ってしまい死亡。 Nobutunaがストレート勝ち。No「ゴミ共がぁ!(`∀´)」 優勝したことによって色が金色に変わる。よって、ゴールデンNobutuna公爆誕。 Ash、トイレに向かい動画から離れる。 Ashがいない間に設定され、Ashがギリギリ戻る。 遅さに慌てるが、これが通常である。 ミスター、自分の爆弾の火力を忘れ、爆風に巻き込まれる。 Nobutuna、爆弾を蹴るが爆弾の火力が大きすぎて死亡。SEVENが初勝利を挙げる。 Ash、どくろをNobutunaに擦り付ける。 Nobutuna、Ashを執拗に狙う。 SEVEN、上に爆弾を置くが、Nobutunaの爆弾で動けなくなり、さらにそこにミスターの蹴ってきた爆弾に挟み撃ちにされ死亡。SE「やめんかー!(・◇・;)」 ミスターの火力から逃げ切れずAshが死亡、ミスター初勝利を挙げる。 どくろの話に夢中になっていたAshがNobutunaの爆弾で死亡。 ミスターがアイテムを獲ろうとしたが、爆風に巻き込まれ死亡。同時期SEVENも自分の蹴った爆弾で死亡。Nobutunaの勝利。 ボンバーマンにすっかりはまった一同。 14 08、AshとSEVENの一騎打ちになるが、SEVENの勝利。 説明書を読んでなかったミスター。 SEVEN、挟み撃ちに遭ってまともに動けなくなる。 挟み撃ちされまくった結果、Ashが復活する。 Ashの爆風に巻き込まれNobutuna死亡。Ashが初勝利を挙げた。 ミスター、アイテムを取ろうとしたら壁にはさまれ死亡。As「欲に目がくらんだ者が死んでいくんだよ!」 Ash、ラインボムを設置。上手く使いこなし2勝目を挙げた。 NobutunaとAsh、爆風を把握できず死亡。SEVENが3勝目を挙げリーチ。 Nobutuna、爆風が消える間際に爆風にさわり、最初に死亡。 ミスター爆弾を把握できず死亡。SEVENが優勝する。 Nobutunaが青ボンに戻り、SEVENが金色に輝く。 次は矢印パネルのステージ。 SEVEN、Ashを倒して復活するが、復活したその場の爆風に巻き込まれ瞬殺。 ミスターまたしても自爆してしまい、Nobutunaが1勝。 SEVEN、地雷を上手く使う。 AshとSEVEN、地雷の爆風に巻き込まれたが、Nobutunaが復活し、2勝目を挙げた。 SEVENとミスターの場所がシャッフルし、SEVENが白(みた)を見て操作していた。 Ashの蹴ってきた爆弾でNobutuna死亡。 ミスター、Nobutunaの放った爆弾で気絶し、青い爆風に触れてしまい死亡。SEVENが1勝目を挙げた。 32 45、ミスター復活できたのに挟み撃ちで死亡。 NobutunaとSEVENの一騎打ち。矢印で動きまくる爆弾に対処できなかったNobutunaが死亡。SEVENが2連覇した。 2連覇しても金色のまんまだった。 関連項目 モンハンどうでしょう2ndSシリーズ
https://w.atwiki.jp/rowacross/pages/177.html
あらすじ 劣勢に追い込まれたかがみチームだったがクズみんの奮戦により ラノ長門、暗黒長門を次々と蹴散らした。 そしてクズみんと同じくカオスロワ出身の真・長門との戦いが始まると思いきや 真・長門に仕事先から緊急に仕事が入り、真・長門が試合を棄権したのであった・・・ 6/「ていうかロクな試合やってないよな。」 こなた「仕方ないよ。元々続くか続かないか曖昧な企画だったしさ。」 6/「それはさておき始めるか。」 こなた「実はこれで最終回です」 6/「早いなもう最終回か。」 こなた「gdgdで終わりそうです。」 くずみんvsアニ長門 こなた『かがみんが先に飛び出しました!!それに対して長門は後へ飛び退きました!!』 アニ長門「・・・・・・。」 くずみん「何をブツブツ・・・・・・」 こなた『あれは・・・長門さんは呪文を唱えている!』 くずみん「そんな時間なんて与えるわけないでしょ!!」 アニ長門「もう遅い。」 くずみん「しまった・・・体が動かない・・・」 アニ長門「当該対象の絶対座標軸よりの移動を封鎖。」 6/『動きを封じたのか・・・でもその技は長門の身体にかなり負担がかかるぜ・・・』 こなた『長門が動かなくなったかがみに近づいていきます。止めをさすつもりでしょうか?」 アニ長門「貴方の勝率は皆無。降伏を推奨する。」 くずみん(長門の身体から熱気が・・・?なるほど動きを封じるのはかなり負担がかかると見たわ。) 「だが断る。グフゥ!!」 こなた『長門がかがみんに降伏を促した!!だが、かがみんがそれを断った瞬間腹パンが入った!!」 アニ長門「どうする・・・?」 くずみん(あいつの身体が限界に達するまで耐えてようと思ったけど、かなりキツいっていうか無理・・・そうだ!!いいこと考えた!!) アニ長門「降伏しないなら、貴方には痛い目みてもらわないと・・・」 くずみん「あっ!!ハルヒがアーカードに襲われてる!!」 アニ長門「・・・!?」 くずみん「かかったな!!アホがっ!!」 こなた『自分の命を賭した長門の策の前に対しかがみんはハッタリで対抗!! 見事に長門さんは騙されて拘束を解いてしまった!!かがみんがアニ長門に襲い掛かるっ!!』 6/『あいつ・・・本当にクズだな・・・』 アニ長門「・・・」 くずみん「呪文なんて言わせるもんですか!!」 こなた『かがみんは長門にのしかかりさらに呪文を唱えさせまいと片方の手で長門の口をふさぐ!!』 6/『チェックメイトだな・・・』 アニ長門「むぐぅ・・・・・・」 くずみん「さて、どうかわいがってやろ」 ???「そこまでしてしてもらえないかしらね。」 こなた『長門さんがかがみんに手にかかろうとした時!!何者かがかがみんの頭を掴んで壁に叩きつけた!!』 6/『あいつは・・・朝倉!!!』 くずみん「ガハッ・・・何すんのよ・・・」 カオス朝倉「愛しの長門さんをこれ以上汚せはしないわよ。」 くずみん「この・・・ガチレズが・・・・・・」 カオス朝倉「貴方に言われたくないわね・・・じゃあとどめね。」 くずみん「ぎゃああああぁぁああぁあぁぁあ」 6/『朝倉が壁にかがみの頭を叩きつけた後そのまま壁に擦り付けはじめたぞ!!!」 こなた『あれは・・・まさか・・・」 6/『何っー!!知っているのかこなた!!」 こなた『うむ。あれは某女吸血鬼が使用したと言われる通称もみじおろし!!! その技をやられた相手は顔がほとんどなくなった状態で死んだという・・・」 6/『このままじゃグロい光景になりかねん。止めるぞ!!』 こなた『そして他者介入により長門チームの敗北とします。』 かがみチーム○―●長門チーム カオス朝倉「ごめんね。私のせいで試合負けちゃって。でも大丈夫みたいで本当によかった・・・」 アニ長門「感謝する。」 カオス朝倉「ズギューン!!!」 こなた「というわけで結論は・・・」 6/「くずみんは女相手には強いということか?」 こなた「まあどうでもいいけどね。ただ私はカオスかがみんが痛い目にあってくれればどうでも・・・」 6/「そのために開かれたのか・・・。」 不死身かがみ&主催長門「出番ない・・・」 END
https://w.atwiki.jp/doroboumama/pages/3331.html
91 :名無しの心子知らず:2009/06/05(金) 00 52 29ID G1/N4JCN 先週遭った泥(結果として)未遂。 月末にバザーがあるので不用品を園で回収していて、我が家で 使っていない食器が沢山あったんだけどあまりの量の多さに 1日数セットくらいしか持っていけなかった。 毎日回収所に来る私を見てクラスのバザー係のAさんに 「毎日持ってくるの大変でしょ?良かったらうちで車出してあげるよ」と言われて 最初は遠慮したんだけどお願いすることに。 で、家に取りに来てくれたのがAさんとBさん(どっちもクラスのバザー係) いろいろ端折るけど要するにバザーに出す予定の無かった食器持ってかれたorz 祖母が買ってくれたウェッジウッドのお皿とか義妹の結婚式でもらった ティファニーのカップとか。 二人が帰った後に気づいて慌てて連絡したけど二人とも 「知らないけど協力はする」と。 バザーの責任者のCさんにも顛末を話し、 「もしこういうものがバザーに出されたら教えてほしい」と 写真つきメールを送っておいた。 で、事態が動いたのが週明け。 Cさんに呼ばれてバザー提供品のある部屋に行くと見覚えのある箱と知らない男性。 後にA旦那さんと発覚。 どうやらAさんが我が家から盗んだ食器を車のトランクに隠す→週末家族ドライブ →事故る→人に怪我は無いがトランクベコベコ→中身確認→何だこれ? →多数の食器やらオモチャやら出るわ出るわ段ボール数箱→A自爆後実家へ逃走 →元々が誰のものなのかもわからず途方にくれたA旦那さん園に相談 →責任者ってことでCさん登場→私から相談されていた食器発見→現在に至る Aさんはそのままバザー終了まで隠しておいて 「安く買えちゃったわミャハ」とやろうとしたらしい。 バレそうになったらBさんに擦り付けるつもりだったそうで・・・ その辺かなり派手に自爆したらしくA旦那憔悴してた。 幸い中身は無事だったけど箱が少し凹んでたorz 他の品は元々バザー用に出されたものをチョコチョコ盗っていたみたいなので そのまま戻したらしい。 92 :名無しの心子知らず:2009/06/05(金) 00 54 47ID 4lZxgwdx 91 超乙 しかし未遂ではなく結果的に戻ってきただけで 窃盗の被害には遭っているぞ 93 :名無しの心子知らず:2009/06/05(金) 01 14 02ID woGqxP+M うん、未遂ではないね。 事故がなければAの目論見通り、完全犯罪が成立していた訳だし悪質だよ。 95 :名無しの心子知らず:2009/06/05(金) 02 21 22ID pfITXI6r なんとも神様は見てるって感じの顛末だな 今後のA夫婦の行き先はAの実家がどう出るかが重要だけどどうなんだろう 実家は知ってるんだろうか 96 :名無しの心子知らず:2009/06/05(金) 04 55 33ID 5TdYGDZ3 Bさんは気付かなかったのか 116 :91:2009/06/05(金) 10 27 16ID G1/N4JCN おはようございます。食器盗まれて戻ってきた 91です。 食器は一応分けておきました。 リビングにバザー用の食器を山積みにしておいて話の流れで 「納戸がスッキリした」と言ったので残す食器もそこにあると思った模様。 それに二人とも子が年少からの付き合いで(今年年長なんで三年目突入)、 子と何回かお邪魔した程度の付き合いがあったから油断していたというか 気を許していたというか。 私が二人にお茶を出している間に Aさんが持参のダンボール箱に梱包→BさんがAさんの車に運ぶ という流れだったのでどっちがやったかもハッキリしていなかったし 当事者でもあったのでBさんには報告。 Bさんは 「Aさんが作ったダンボールをひたすら運んでいたので中身は確認していなかった。 結果としてAさんの泥行為を手伝ってしまった。申し訳ない」 と丁寧な謝罪をされてしまってこっちも恐縮。 Aさんの所は今朝はおばあさんが園に連れて来ていてその方からもお詫びされた。 一番謝ってほしい人からはなんにもナシ。 Aさんは三年連続バザー係やってたんでひょっとしたら余罪があるかも? とCさんが言ってた。 とりあえず今はバザーの成功を! Aさんがいない分の色々がほかの人にかぶって大変らしい。 そんな感じです。 119 :名無しの心子知らず:2009/06/05(金) 10 43 09ID qStvBop2 91 乙。 こういう報告読んでると、本当に「普通」の人だと思ってた人から盗まれるから怖いよね。 次のお話→133
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1065.html
『そういう体質』 今日は4人でお出かけ。 取り敢えず朝の8時集合ということになったのだが、どういうことか…… 「あ~もう、どうしてよぉ!!」 6時にセットしたはずの目覚ましが鳴らず、既に時計の針は9時を指していた。 携帯を見ると、着信履歴が4件、メールが4件もきていた。 もちろんメールの中身は 『かがみどうしたの?』『かがみ返事しろぉ~』『時間過ぎたよぉ~』と、こなたからの 萌えるメールだった。 だがしかしだけれども、1つだけおかしなメールが…… 『かがみさん、今日は双子座と蠍座の相性が最高らしいです。 結婚式にはお呼びしますね。』 危うく携帯を叩きつけるところだった。 そんなことよりも、早く出かけなくちゃ。こなたに電話するのは移動中でもいいだろう。 寝ているつかさの背中に大量の氷を入れてから、急いで朝食を済ませて家を出る。 つかさがのたうち回りながら私についてきているのを確認した後、こなたに電話すると 少しご機嫌斜めな声で『早く来てね』と言って電話を切ってしまった。 あっちゃー、流石に待たせすぎたか…… 怒ってるって感じではなかったけど、後で機嫌とらないと。 「あれ? みゆき?」 待ち合わせの公園に到着すると、なぜかみゆきが公園の入口で中を覗きこみながら 夥しい量の鼻血を出していた。 「みゆき、こんなところで何してるのよ?」 「あ、かがみさんつかささん、おはようございます」 律儀に挨拶をして、頭を下げるみゆき。 頭を上げた拍子に飛んできた鼻血を、紙一重で避ける。 「実は、私も時間に遅れてしまったんです」 「あら、珍しいわね」 てっきり、私達がいない間にこなたに何かしら危害を加えてると思ったのに。 「朝の星座の相性占いのコーナーを見た後、なぜか気絶してしまいまして」 「こなちゃん待ちくたびれてるかなぁ」 思わず見惚れてしまうほどの、華麗なスルーを展開するつかさ。 公園の中に足を踏み入れた途端。リボンが吹き飛び、何かを叫びそうになったみたいだが…… 「いけませんつかささん!!」 綺麗な足払いでつかさを転ばせ、絶世の美しさを醸し出す4の地固めをかけるみゆき。 なぜそこまでする必要があるのかはわからない。それにしても美しい4の地固めだ。 「どうしたのよみゆき」 「静かに公園を覗き見てください」 つかさは本当に痛そうだ。声がまともに出ていない。 言われたとおりに、ゆっくりと公園の中を覗き見た。 「!!」 こなたがベンチで、すやすやと寝息をたてていた。 あほ毛のてっぺんと、鼻先にはちょうちょが止まり、隣では猫が丸くなっている。 網膜が焼ききれるかと思った。みゆきが鼻血を垂らしていた理由はこれか…… 「あれは……」 「女神ではありませんよ? 間違えてはいけません」 「間違えねーよ」 一瞬妖精かと思ったけど。 遠くから様子を見ていると、上空からすずめが何羽も降りてきた。 こなたの肩に止まったり、足の上で毛づくろいをしたりしている。 散歩途中だったのだろうコギーが、こなたのところにやってきて足に擦り寄っている。 飼い主らしい女性もやってきて、こなたのほっぺに自分のほっぺをすりすりさせている。ちょっと待て。 ともかく、なんだろうこの超平和空間。 もしかして世界中にこなたを設置したら、核兵器問題とかそういう争いごとが、全て解決されるんじゃないだろうか。 そしてそこに、1匹の犬がやってきて、こなたの足を掴み腰を振り始めた。やめろ。代われ。 「妖精ではありませんよ?」 「てかよく起きないわね……」 「マリア様ではありませんよ?」 「……」 「天使……」 「みゆきうるさい」 「申し訳ありません」 ――あれ? 私達何しに来たんだっけ? コメントフォーム 名前 コメント 赤座あかり -- 名無しさん (2015-01-07 19 21 46) やめろ。代われ じゃねーよww -- 名無し (2013-12-26 01 09 16) 人間がみんな萌え死んで平和になるんですねわかりますw -- 名無しさん (2011-05-08 21 37 54) …眠ってるこなたの周囲にさまざまな動物が集まって来そうだ。 手塚マンガみたいに。 -- 名無しさん (2011-05-02 03 28 26) つかさをもう少し優しく起こしてあげてw -- 名無しさん (2010-06-19 14 40 48) いぬ自重www -- 名無しさん (2008-08-03 17 13 31) のたうちまわってるwwwww -- 名無しさん (2008-07-23 13 35 38) やめろ。代われ。wwwwwwwwつか犬wwwwwwwwzw w -- 名無しさん (2008-03-29 19 51 28) すごく面白いです。続き待ってます -- サラダ二等兵 (2007-12-15 20 39 07)
https://w.atwiki.jp/booklove/pages/519.html
デリアは花捧げしたことあるの?ベンノに擦り寄っていったりしてたし、、 (2020-05-24 23 04 42) 7~8歳児に手を出す異常性格者と関係を持たされたなら、もっと擦れてるか病んでると思う。。。 勿論真相は不明だけど、雰囲気的にしてない気がする。 接待レベル(ベンノに対してした程度のもの)ならしてそうだけど。 (2020-05-25 20 39 44) 円盤の特典SSで、神殿長のふかふか布団に憧れているという記述があったらしい。買った人頼む。 (2020-06-19 11 00 38) イェニーさんの花捧げ= (2020-06-19 13 08 20) 途中で送ってしまった。フカフカ布団で眠る=花捧げと考えてイェニーを羨ましがってる (2020-06-19 13 09 37) どういうこと?花捧げ=強姦と気づいてないってこと? (2020-08-17 18 33 52) そもそも強姦というか、性的なことを知らないんじゃないかしら。花捧げを一緒に寝る(添い寝)程度の認識なんだろうねで。洗礼してそんな経ってない子供だったし。 (2020-08-17 18 48 38) 別に強姦とは限らないのでは……春を売らされてるけど、無理やりだと萎えるかもしらんし然るべき時には先達の手解きなりありそう。祝勝会の後騎士に与えられたのはまず商売女だろうし (2020-08-17 19 25 51) ベーゼヴァンスから一番寵愛を受けてるイェニーが花捧げさせられてる自分と好きな事を出来てるヴィルマ・ロジーナの境遇の差を憎んでたから、花捧げは不本意で事実上の強姦と言っていいかと。相手が若いフェルディナンドやカンフェルならともかく太ったオッサンとか最悪だし (2020-08-17 19 32 03) ただの夜伽。望まぬ場合は多いだろうけれど望んだ者もいるので必ずしも同意の物ではない。 (2020-08-17 20 39 24) ローゼマインがアレキサンドリアに移動してからもデリアはエーレンフェストの孤児院に居るのかな? (2022-06-16 23 00 44) ディルクがエーレンに居る限り強制力を持つ命令で無い限りエーレンに居ると思う。そのディルクはエーレンでメルヒオール神殿長の下で孤児院長か神官長を目指してる。 (2022-06-16 23 23 42) デリアの孤児院押し込みはマインが提案したけど、それに乗ったのはアウブ。あくまでアウブが定めた罰。養女だろうがお隣のアウブだろうが覆せない (2022-06-16 23 35 31) アウブ・エーレンの恩赦があれば別だけれど、そんなことしたらデリアに価値があると広まって変な奴に目を付けられることになる。ディルクもそれは望まないだろう。 (2022-06-17 08 07 27) 押しこめね。押し込みだと強盗の意味 (2022-06-17 08 43 57) 罰と言っても温情も入ってるからあれ以上はやる意味がないよね。 (2022-06-17 16 40 19) 少なくとも成人まではディルクと一緒にいられるってのはマインの凄い温情だよね。無罪放免で神殿から出て暮らすかどちらかを選べと言われても罰を受ける方を選んだと思う。 (2022-06-17 16 52 31) 神殿の事しか知らないデリアを神殿から出すってのは、むしろ押し込めより重い刑罰じゃね。要は追放。誰からの庇護も受けられず人間扱いもされずに野垂れ死にしろってことだぜ (2022-06-17 17 45 52) ああ済まん。言いたかったのは仮にどこかの貴族か商家の家に引き取られて暮らせる代わりに二度と神殿には出入りできない(ディルクに会えない)よりはってことだった。 (2022-06-17 19 16 24) 受け入れ先が無いからこそ神殿にいるのに、そこからも出されるってのはその先が貴族だろうが商家だろうが変わらずに野垂れ死にコースだと思うぞ。「人権」が発明されてない世界なんだから。 (2022-06-18 02 09 44) 赤子の段階で神殿に捨てられる(預けられるでは無い)から真の最終手段なのにそこから追い出された成人前の子供が生きていけるはずが無い。普通に共働きをしていたマインの家でさえ冬は生死を考えさせられる環境がエーレン。森に行けば1年中食い物があるダンケルとは全然違う。 (2022-06-18 10 03 01) そもそも死刑相当が恩赦で孤児院で生かされてるわけだからな。これ以上の待遇改善を望むのはおかしい (2022-06-21 10 23 14)
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/2695.html
38話 気付いてた「もう…戻れない」 「マダオとあのドSが死んだアルか…信じられないけど」 マダオと呼ぶ男とサド王子と呼ぶ真選組一番隊隊長の少年の死を、 神楽は放送で知る。実感が湧かなかったが、恐らく本当なのだろう。 「……」 無言で神楽は放送で呼ばれた名前を消して行く。 「長谷川泰三」「沖田総悟」の名前も横線を引いて消した。 「……銀ちゃんと新八は生きてるアルか……早く見付けよ……っていうか、 最近全く、他の参加者と会って無いネ……」 最初にエーリアルと言う狼と遭遇して――そいつも死んでしまったが――から随分と時間が経つが、 未だエーリアル以外の参加者と一切遭遇していない。はっきり言って寂しい。 「…飯食べてから行こ」 取り敢えず腹が減ったと、神楽はデイパックの中に入っている支給品の食糧品を取り出し食べ始めた。 …… 食事をした後、神楽は隠れていた民家を出て市街地を歩き始める。 「市役所にでも行ってみるアルか…ショッピングモールや学校も気になるけど」 そして何気無く次の行き先を市役所に決めた。 神楽の背中を見て、とある人物が手にした謎の物体のピンを引き抜く。 そして、それを中華風の格好の少女目掛けて投擲した。 「え――――」 それに神楽が気付いた時はもう手遅れ。 ドゴォォォォォン!!! 大きな爆発が巻き起こり、衝撃波が周囲の建物にもダメージを与えガラスを吹き飛ばす。 爆炎と煙で市街地の道路は覆われた。 「やりましたかね…?」 曲がり角から投擲主である少女が通りに出る。 吉良邑子はもうもうと煙があがる爆発現場にゆっくりと近付く。 奇妙な見た目からは想像もつかないような威力を、ジャスタウェイは邑子に見せ付けた。 「…この爆発で生きているとは思えないですが…」 「…おい」 邑子の耳に低い少女の声が届く。 その声の主を捜そうと周囲を見渡すが誰もいない。 「…てめぇ」 いや、いる。 いるではないか、ついさっきの少女。 だが、邑子はその可能性は考えていなかった。かなりの大爆発を起こしたのに生きているとは思えなかったから。 しかし現実は時として常識を遥かに超える。 「何してくれとんじゃコラアアアアアアアア!!!!」 煙を掻き分け鬼の形相の中華風娘が飛び出してきた。 「う、そ――――!?」 何度も言うがかなりの大爆発だった。道路の舗装が抉れ、周囲の建物の窓ガラスが割れるぐらいの。 そんな中から爆発地点のすぐ近くにいたはずの人間が勢い良く飛び出してくるなど普通では考えられない。 少なくとも邑子の世界での常識では、だ。 ドォ――――。 怒りの力が合わさった渾身の殴打が邑子の左頬にヒットし、彼女は激しく回転しながら、 ゆうに三十メートルは吹き飛び、身体をアスファルトに擦りながら止まった。 「いきなり爆発物投げてきやがって殺す気かゴラァ!! そんなもんでこの神楽様を殺せるとか思ってんじゃねぇぞォォォ!! おい、聞いてんのか!! …………あれ…?」 激怒しながらずいずいと倒れた少女に近付いていた神楽だったが、その怒りは急速に消えていった。 怒りに任せて、全く力をセーブせず生身の人間を殴打してしまった。 神楽――夜兎族の力は、普通の人間の比では無い。 少女の首が有り得ない方向に曲がっていた。 殴った時の衝撃で首の骨が粉砕したのだ。 「……あ、あ……私……」 殺すつもりは無かった、精々、叩きのめす程度のつもりだったのに、殺してしまったのだ。 かつて、地球に密入国し、チンピラ集団の手先となっていた時も、吉原で同じ夜兎族の男と戦い我を失った時も、 今まで経験した数々の戦いの中でも相手を殺す事はしなかったのに。 殺したくは無かったのに。 「あああぁああああぁぁあああああ……!」 自分がしてしまった事の重みに耐えかね、神楽はその場で泣き崩れた。 【吉良邑子@自作キャラでバトルロワイアル:死亡】 【残り:15人】 【午前/E-3市街地】 【神楽@銀魂】 [状態]身体中に軽度のダメージ、大きな後悔 [装備]ナックルダスター [持物]基本支給品一式(食糧消費)、???(銃器) [思考・行動] 0:殺し合いには乗らない。万事屋メンバーを捜す。 1:……。 [備考] ※原作ラブチョリス編以降からの参戦です。 037:信じる事で憎しみを消して欲しい 目次順 038:失われた日々 028:単独? 孤独? どっちだろう 神楽 042:例え全て失っても 028:単独? 孤独? どっちだろう 吉良邑子 GAME OVER
https://w.atwiki.jp/millionbr/pages/199.html
Walther Groggy また、駄目だった。 どんなに探しても、亜美ちゃんを見つけることが出来ない。 疲れ果ててしまった私たちは、近くにあった長椅子に腰を下ろす。 そんな暇がないことは重々承知しているが、私も環ちゃんも、もう走る気力は残っていない。 ほんの少しだけ休息をとることにした。 見上げれば、僅かに雲が流れる静かな空。 焦ることしか出来ない私の気も知らないで、街は穏やかな空気に包まれている。 ここで殺し合いが行われているなんて想像もつかないような静けさ。 これが嘘だったらどれだけよかったことか。 空をじいっと眺めていると、かつての遠い記憶が浮かび上がってくる。 真ちゃんとサマーライブフェスを盛り上げたこと。 千鶴さんと巫女のお手伝いをしたこと。 そして……美也のこと。 いつものほほんとしていて、何を考えているかわからない不思議な子。 だけど、美也と一緒にいると、自然と心が温かくなった。 あんなに優しい子を平気な顔で殺してしまう人が劇場にいるなんて、未だに信じられない。 ……そっか。みんな死んじゃったんだ。 あまり実感が湧かなかったけれど、今改めて認識する。 あの時名前を呼ばれた12人には、もう二度と会えないのだと。 プロデューサー。貴方は今どこで何を思っているの……? 私たちを争わせて、狂わせて、その先に何を見ようとしているの……? ねえ、教えてよ……プロデューサー……。 「……ことは?」 ふと我に返る。 環ちゃんが心配そうに私の顔を覗き込んでいた。 「え? あ、ごめん。どうしたの?」 「ことは、どこか痛いの?」 「……? そんなことないよ。どうして?」 「だってことは、すごく辛そうだったから……」 ああ、こんな小さな子にまで気を遣わせて。 本当に駄目だな、私は。 「大丈夫。辛くなんてないよ」 精一杯の虚勢を張る。 私の弱さを悟られないように。 「嘘だ……だって、ひびきも、ふうかも、みんな苦しそうだよ……」 やめて。 「それに……いくや可奈ちゃんだって……」 そんな目で私を見ないで。 「たまき、もう嫌だよ……」 私だってもう嫌だよ。 これ以上私を苦しめないでよ。 ――そんなことは口が裂けても言えなかった。 だって私は優等生じゃなきゃいけないから。 「……大丈夫。みんなで力を合わせればきっとなんとかなるよ」 何の捻りもない、お利口さんな回答。 問題を先延ばしにして、結局何も解決しない。 「でも……」 「どんなに苦しくても、諦めなければきっとやり遂げられる。 環ちゃんの好きなヒーローだってそうでしょ?」 環ちゃんはヒーローが好きだ。 どんな逆境にも屈せず、力を合わせて悪に立ち向かうヒーローが。 「うん……」 「じゃあ、私たちも頑張ろうよ。大丈夫、私がついてるから、ね?」 そんな純粋な気持ちに付け込んで、私は環ちゃんの弱音を封殺している。 ……何をやっているんだろう、私は。 自分でも嫌気が差す。 「……そろそろ戻ろっか」 端末に目をやると、もうすぐ約束の時間が来ようとしていた。 これ以上の探索は無意味と判断した私は、響ちゃんたちとの合流を促す。 何よりも、ずっとここに留まっていたら、自分が何を言い出すかわからなかったから。 ◆ ◆ ◆ 決して口には出さない。 けれど、薄々勘付いている。 私たちじゃこの状況を打破することなんて出来ないって。 だって私たちはヒーローじゃないから。 人よりちょっと歌と踊りが上手いだけの無力な少女に過ぎないのだから。 この世に英雄なんていやしない。 【一日目/日中/A-2】 【田中琴葉】 [状態]健康 [装備]なし [所持品]支給品一式(救急箱一部使用)、ランダム支給品(0~1)、ワルサーP38(8/8)予備マガジン×3 [思考・行動] 基本:プロデューサーを探しつつ、他の皆とも合流する。 1:亜美を探し、説得する。そのために響、風花と合流する 2:激しい自己嫌悪と微かな諦念 【大神環】 [状態]体中に擦り傷(応急処置済み) [装備]なし [所持品]支給品一式、ランダム支給品(1~2) [思考・行動] 基本:みんなと一緒にいたい、いまはことはについてく。 1:あみを探したい 2:ことは、どうしちゃったの……? 悔しさも弱さも 時系列順に読む 空見て笑って 諦めず、進むだけ 投下順に読む The star desire 田中琴葉 大神環 ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/232.html
(737の続きという事で) 今日のジュドーは家でお休み。昨日の寒中水泳と、寝てる最中にプルsに布団を剥ぎ取られてしまったのが原因で ジュドーは風邪を引いてしまった。病原菌を、食っても病など患うことなど無い位の元気者が寝込んでしまったとあって 兄弟の間ではやれ、槍が降るとか宇宙が落ちてくるとか裏山の竹林からゾックが生えてくるなどといった からかい半分のちょっとした騒ぎになったが、それもほんの朝の一時の事で、皆出勤に通学にと瞬く間に散って行き、 家の中は静寂に満たされていた。 当のプルsは責任を感じ、ジュドーについて一日看病をするつもりでいたが、ジュドーと長兄等の強い説得によりしぶしぶ アルと共に学校に行った。今家にいるのはジュドーとロランの2人だけである。 ジュドー「はぁ~頭痛ぇ~喉も痛ぇ~ちょっと吐き気もするぅ、今何も食いたくねぇ~。」 ロラン「体温は・・・38度9部、これじゃ食欲も出ませんね。じゃぁ後でリンゴでも擦って持ってきますから食欲が沸いてきたら呼びなさい。」 ロラン、こういう時も大した物で体温計、氷嚢、水枕の病人三種の神器はもちろん、万年床の煎餅布団をひっぺがしてお客様用の羊毛布団も出して、朝食の用意の合間に ジュドーに宛がった。世間一般の主婦など顔無しである。 ジュドー「すまねぇ、ロラン兄貴、恩に着るぜ。あんたいい嫁さんになるぜ。」 ロラン「そういう台詞はちっとも誉め言葉じゃないですよ。ありがたく思うならさっさと治りなさい。」 ジュドー「へへ、そうだな、ならもうちょっと大人しく寝とくわ。」 風邪でヘロヘロでも減らず口の減らないジュドーであった。 ジュドーの通っている学園、中等部の教員室ではハマーンが電話の応対をしていた。 ハマーン「はい、今日はさぼりではなく感冒就寝による休み、はいわかりました。お大事に」 受話器を静かに置くハマーンの表情にはうっすらと妖しい笑みが浮かんでいた。 ハマーン「本日受け持ちの授業は全て午前中、いや午後にも一つあったか。ええい、この際ブッチだ!」 待って居れよジュドー。声にならない呟きをハマーンは口にした。 じゅどー「ウわ、何か今すげーブルっときた!」 昼過ぎになってジュドーもどうにか容態が回復に向かい、やっと食欲も出てきてので ロランに擦りリンゴを所望して、一皿さっと平らげた。 食後に服用した風邪薬が効き始め、心地よくまどろんできた丁度その時、言いえぬプレッシャーを感じ、ジュドーは目を開いた。 ジュドー「この感じ、まさかハマーン!?ちぃっこんな時に!」 しかしおかしい、このプレッシャーの感触はいつものハマーンじゃない。体中の毛穴が開き、冷たい汗が伝うのを感じ取りながらジュドーは思った。 だがその間に階段を勢い良く上がってくる音と、ロランが誰かを引きとめている声が耳に入っていた。 「ジュドー、看病に参ったぞ!ありがたく思え!」 ジュドーは悟った。先ほどの背筋に電気が走ったような悪寒はこれが原因か、と。 ぴきーん!! はっとするプルs。 プル「ねぇ今の!?」 プルツー「ジュドーが危ない!」 途端に席を立ち上がる二人。突然の事に教室内は騒然となった。 プルs「先生、具合が悪いので早退させてください!」 言うなり教師の返事も待たずに教室を飛び出していった。 「プぅールプルプルプルプルプルーッアンドプルツーっ!!」 その時ジュドーは・・・。 ジュドー「ちょっと待てハマーン、飯も食ってるし薬ものんだって、・・・そんなに桃缶開けて出されても俺、う、わ、分かった分かった食うよ食いますいただきます・・・もぐもぐ(略)ぐぇっぷ! あぁおいしゅうございましたって、あんた何だしてんの?それ注射器って、飲み薬より注射薬のほうが効く!?嫌だ、俺注射きらいやめてってわー、何するんだハマーン! ひとのパンツを剥くなぁ、まさか俺の尻に・・・その太いのを・・・ずぶっと・・・てか・・・ やめて~~~~~~~!!!」 ずぶ ジュドー「うう、か○さん、あたし、よごれちゃったよぅ。」 ハマーン「人聞きの悪いことを言うな臀部に注射されただけで(か○さんて、だれだ?)」 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ ジュドー・アーシタ ハマーン・カーン 風邪