約 66,494 件
https://w.atwiki.jp/debugo/pages/181.html
119:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 46 45.19 環八紺 500円でも 買い手無し さあみなさん御一緒に\(^o^)/かんはちこん!ごひゃくえんでも!かいてなし! 123:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 48 09.27 バーボンてかんはちだと思ってたのΣ(^o^) 128:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 50 07.87 123 ちょ本当れすね バーボンマジで日本人じゃない>< 129:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 50 53.85 かんはち \(^o^\) (/^o^)/ かんはち 133:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 52 11.87 バーボンまたやらかした かんはち/(^o^)\ 134:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 52 27.84 かんはち>< 力抜けそう 135:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 52 57.33 真っ赤になってかんはちバーボン逃走\(^o^)/ 138:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 53 41.70 かんはちなんてさすがに日本人ではないれすね>< わかっていましたけど 140:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 54 40.83 かんはちオモローすぐる>< きっと今でもなんて読むのかわからないんれすよ 143:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 55 04.26 140 今必死に調べてるのかも\(^o^)/ 142:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 54 58.37 バーボン読み方調べに行ったの。゚(゚^Д^゚)゚。 そのまま戻らなくていいれすよ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 言い訳 144:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 55 39.50 自分もかんはちって読んでました/(^o^)\ はちの方がエイトってわかりやすいので 152:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 57 05.76 読み方それぞれ自由でいいのでは エイト=八で八はそもそもハチって読むのが普通れすし 158:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 58 02.30 自分もかんはちって読んでたけど実生活には支障きたさないしどうでもいいれす 145:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 56 06.96 おかしな言い訳キター>< 150:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 56 52.27 言い訳がアフォすぐる>< 160:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 58 28.60 自分もハチと読んでた自演>< 161:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 16 58 51.21 自分もbyハエ 169:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 17 01 34.87 しかも自分もかんはちって読んでましたが出て来るまで多少の時間が。゚(゚^Д^゚)゚。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 言い訳2 170:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 17 01 41.39 ゆとり教育の弊害れすかね かんはち読み 172:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 17 02 06.94 ゆとり教育に擦り付けキタ━━━━━━><*━━━━━━!!!! 183:名無し戦隊ナノレンジャー! :sage:2013/06/01(土) 17 04 47.89 バーボンはゆとり世代じゃないれしょ><
https://w.atwiki.jp/legends/pages/1146.html
…焼け焦げた匂いが、辺り一面に漂う パレードは消滅し、ピンクの子豚の着ぐるみは…真黒に、焼け焦げていた 表面も、中も、全て ステーキを通り越して、黒こげだ 「…さて、と」 青年は、再び走り出す 将門が感じた、バカデカイ力とやらの発生源は東区 「はないちもんめ」の少女からの連絡があったのも、東区 …とりあえず、どちらを先に確認すべきか 青年が、そんな事を考えていると 「……っ!おい!」 「あ……!」 …「はないちもんめ」の少女を見つけた! 能力で支配下に置いているのだろうか、黒いパレードをいくつか連れて …そして、怪我をしている 青年は急いで、少女に駆け寄った 「大丈夫か?」 「平気よ…」 背中から失血している 大してひどい怪我ではないようだが、放っておく訳にも行かない ざっと、辺りを見回す …そこの路地なら、大丈夫そうか 「こっち来い。怪我、手当てしてやるから」 そう言いながら、ごそり、ポケットからそれを取り出す さんざ、能力を使ってきた後だが…さすがは都市伝説。異常はなさそうだ 「…それは?」 「蝦蟇の油。昨日、あいつから渡されたんだよ」 たいした量ではないが…この少女の怪我なら、この量でも問題ないだろう 少女と一緒に路地に入る ……よし、やっぱり、深い傷じゃない 「染みるらしいから。我慢しろよ」 「………っ!」 蓋を開け、中身を少量指にとって、少女の傷口に擦り込む 黒服の言葉通り、かなり染みるのだろう 少女の口から、かすかに苦悶の声が漏れた …しかし、その直後 傷は、その痕すら残さず消滅する 「どうだ?」 「…痛みは、もうないわ」 染みてる感触が残ってるけど、と少女は呟く なら、大丈夫そうか …蝦蟇の油も、まだ半分以上残っている これ以上、使う事にならないといいのだが 「っと、それと……ほら」 「?」 ばさり 上に羽織っていた上着を、かけてやる 浴衣を着ていた少女 背後から帯ごと切られたのだろう、浴衣もまともに切れている状態ではない 上着くらいは、かけてやるべきだろう 「それと、住む所、なくなったんだって?」 「………えぇ、それはもう、ものの見事に」 誰の仕業かは知らないけど、と 少女は、やや不機嫌に呟く …しかし、寝泊りできる所、って言ってもなぁ、と青年は考え込む この青年、中学三年の時に家出して以来、実家には寄り付いていない ずっと、友人や「首塚」組織の仲間の家を渡り歩いたり、拠点で寝泊りしてきていた …この少女は、「首塚」の一員ではない そんな彼女を、「首塚」の拠点などに招いていいものか… (……まぁ、いいか) …この少女は、「組織」ではないのだ ならば、問題はないだろう ……もしかしたら、「首塚」の仲間になってくれるかもしれない それに …この少女は、あの黒服の契約者という点で、青年にとっては、既に仲間に近い存在なのだ 「この戦いが終わったら、タダで寝泊りできる場所、教えてやるよ」 「……わかったわ」 頷く少女 まずは、生き延びる事だ 今、一番重要なのは、それ …それ以外のことは、この戦いが終わってから、考えればいい 「動けるか?」 「…動けるけど…あんた、よく息切れ一つ起こしてないわね…」 「体力には自信があるねな」 こちとら、高校時代は授業がない時はバイト三昧 高校を卒業してからも、いくつものバイトを掛け持ちして…さらに、人に害なす都市伝説退治で稼いで来ている身だ 正直、休む暇などなかった事が多く、体力だけは無駄についた 一日中駆け回りでもすれば流石にきついが…この程度なら、問題ない 「さ、行こうぜ」 「えぇ」 …一体でも多く、パレードを潰す 黒服の助けになる為に 青年は少女と共に、再びパレードを探して歩き出した to be …? 前ページ次ページ連載 - 首塚
https://w.atwiki.jp/legends/pages/1357.html
マッドガッサーと愉快な仲間たち・似非関西弁女編 02 (小ネタ集その13より) あちこちを紅く染める夥しい血痕の中、倒れ伏す半裸の少女の姿 風呂の脱衣所でその光景を目にした女は――呆れたように溜息を吐いた 「大丈夫かいな、いい加減見慣れたらどやねん」 「………………くけ?」 うっすらと目を開けた爆発する携帯電話の契約者は、自分を抱き起こしている似非関西弁女の顔を不思議そうに見詰める 「自分の身体ぐらい見慣れんと、風呂はおろかトイレだってあかんやろ。どないすんねん」 「……けけ……見ないようにして頑張る」 「トイレはともかく風呂は危ないやろ。それになぁ」 爆発する携帯電話の手を取り、本人の薄く可愛らしい膨らみに触れさせる 「………………けけっ」 ぷし、と音を立てて鼻血が噴き出す 「まともに身体も洗えないやん。もうしゃあないなぁ」 そう言うと似非関西弁女はタオルを使って目隠しすると、鼻血で染まった半脱ぎの服をてきぱきと脱がしていく 「け、けけ? 見えないが……不安」 「自分で出来ないんやし、しゃあないやん。ほれココ座ってなー。頭と顔は後で自分で洗いや」 目隠し状態の貧乳少女が、おずおずと風呂場のプラスチック椅子に腰掛ける 「さて……マリー、今日の晩飯大盛りにしたるさかい、脱衣所の前で耳澄ましとるアホ連中ちょっと片付けといてなー」 「ちょ、待て!? 俺達の知的探究心を妨害する気……いやちょっとごめん痛い痛いっ!?」 「足掴むな引き摺るなちょ段差おぐっ!?」 なにやら二人ほど男の声が遠ざかっていく 「見たいなら正面切って堂々来んかい。そんなんでハーレムとか作っても何にもできんとちゃんうかなー」 「くけ……俺、男だよな?」 「そんなん気にするヤツが女体化ガスとか使うかいな。ほれ、まず腕上げてなー」 泡立てたスポンジを手に、腕から腋にかけてを丁寧に擦り洗っていく 「……く、くすぐったい」 「自分でやらんとそう感じるかもしれんけどなー。ほい、次は首から背中やるでー」 鼻歌混じりにスポンジを滑らせていく似非関西弁女 「ま、前は自分で……」 「それやとまた鼻血噴いてまうやんか。ちゃんと慣れるまでは大人しくしときぃな」 「……くけ」 * 湯上りでほかほかになった爆発する携帯電話の契約者 着替えを済ませて洗面台で髪と顔を洗い、ドライヤーで髪を乾かしながら丁寧にブラッシングされている 「慣れるまでは手伝ったるさかい、気軽に声掛けたってな?」 「あれー、お風呂入れたの?」 ふと通り掛ったスパニッシュフライの契約者 「目隠ししてやっとなー。洗ったったのはウチやけど」 「……なんか、どんどんお母さん属性ついてるよね」 「ははは、年増的な意味で言っとんのやったら張っ倒すで♪」 「んな自爆的発言はしないわよ、お互い二十代でしょ? 単に面倒見が良いって事」 その言葉に、似非関西弁女はぽりぽりと頬を掻く 「うーん、そないな風に見られとんのか……なんか女として自信無くしてきそうやわ」 「男から見たら、お姉さん属性ってところじゃない? 受けは良いかもよ? ……ところで」 スパニッシュフライの契約者は、ちょこんと座って髪を梳かれている爆発する携帯電話の契約者を見て、どこかむずむずとしたような表情を浮かべる 「服や下着もちゃんと用意しないとね?」 TS大好きモードに入った顔を見て、逃げ出そうとした爆発する携帯電話の契約者だが、髪を梳いていた似非関西弁女にすぐホールドされる 「いつもと同じような格好だと多分バレるでー、実戦派の連中は勘が良いやろうしな。大変やろうけど頑張ろうな?」 爆発する携帯電話の契約者は、女体化ガスの被害者達に心の底から謝りたい気持ちで一杯になっていたという 終われ 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1920.html
あ、ありのまま出合った男について話すよ! わ、私はガーゴイル女と入れ替わって侍女に変装していた。 誰も気付かない完璧な変装だったさ。 でも、ゲルマニアから来たその卑しい成り上がりは私の事をあっさり見抜いた。 私を知ってる者が手を回したとかそんな感じじゃあない! あの目。時々お父様が見せるような冷やかさが、私に向けられたんだ! だがその男は、手下だったナイフに操られて裸で踊らされていた哀れな私からナイフを取り上げ、上着を着せた。 やっと体が自由になった私が我に返る前にそいつはそのまま、こ、この私を抱き上げて部屋を出たんだ… 他の連中は手をこまねいていたり生意気にも面白がってただけだったのに、迷う素振りも見せなかった。 少し長めの黒髪と微妙な光の加減で抱きかかえられている間そいつの顔を見ることは出来なかった。 余り嗅ぎ慣れない匂いがして、さっきまでの状況のせいで落ち着かなかった私はすぐに調子を取り戻す事が出来なかった。 「運が良かったじゃないか! 私に恩が売れて。ガリアの王女であるこの私にさ!」 後から考えると、自分でも不思議に思う位に私は声を張り上げていた。 「私は義理堅いからねぇ、例えお前がゲルマニアの成り上がりでも例はしてやるさ」 そいつの部屋まで行き、下ろされてからやっと私はそれだけ言った。 放されてすぐ、私の頭脳はもう動き出してたんだ。 こいつもゲルマニアの下賎な成り上がりどもの一人。 どうせコネ欲しさにやったんだろうけど、そうはいかないよ! ちょっとした手土産一つ持たせてあしらってやる。 私はそいつが被せた上着で体を隠しながら笑みを浮かべていた。 なのに、そいつは妙に爽やかな笑みを浮かべてこう返してきた。 「必要ありません」 私は耳を疑った。この私のせっかくの申し出になんてな奴! 「なんだって? まさかとは思うけど、王女であるこの私の礼がいらないって言ったのかい?」 聞き返すと、そいつは頷いて肯定した。 侮辱に手が震えるのがわかった。こうまではっきりと申し出を拒否されたのは初めてのことだ。 コイツは、この生意気なゲルマニア貴族にまで…!城の連中と同じように私の礼になんて何の価値もないとでも思っているの!? そいつも多分、私の手が震えていた事には気付いていたはずだけど、顔に浮かんだ笑みは不敵で、どこか優しげだった。 「貴方を助けたのは…僕が貴族を目指しているからです。僕は貴方があんな真似をする人ではないと知っていた。だから助けました」 「はんっ、だから礼はいらないって? とんだ大馬鹿者だね!」 挑発するように言っても、まるで堪えた様子がない。 ガーゴイル娘の方が、無表情な分ましじゃないか! 腹立たしい気持が胸で渦巻いていく。そいつは一度体を洗い流してすっきりされてはどうかとか、そんな提案と侍女達を呼ぶよう言ってある事を私に教えて、背中を向けた。 「では僕は失礼します」 「待て、家名位聞いておいてあげようじゃないか」 私は、そいつを呼び止めていた。 このままにしておくとやられっぱなしなようで気分が悪い…! あのガーゴイル娘やメイド達で遊んだ位じゃ早々晴れそうに無い位に私の機嫌は悪かった。 「感謝しな。ガリアの王女に名前を覚えてもらえるなんて、名誉な事なんだよ?」 「ローマ」 「ローマ? お前に似合いの奇妙な名前だね!」 「最近つけた名前ですからね。分割統治されていた領地を買い戻した折りに、少し名前を変えたんです」 「分割統治?」 眉を顰めた私を子供にモノを教えるような口調でローマは説明する。 古くから受け継いでいた領地があったが、当主不在で受け継ぐ者が長い間決まらなかったので周囲の貴族達が少しずつ少しずつ、切り取っていた。 自分が継ぐ権利を有していると知ったので、愛想良くしながら裏では今も奪い返した領地を狙っている彼らと争っていることなど…少しだけ、コイツも周囲が全く油断なら無い状況を抱えているんだと知って本当にちょっとだけ親近感を覚えた。 「当主不在の間に領地を切り取られてしまいました。今買い戻すか奪い返すかしている所なんですよ」 ローマはそう言って姿を消した。 私は帰途の間、そいつの事を考えていた。 とりあえず、父上に話してみようかしら? 無作法をしてゲルマニアの田舎モノ如きに舐められるわけにもいくまい。 「お前達もそう思うだろう?」 怯えながら返事をする召使達で暇つぶしをしようとイザベラは目を向けたが、気が乗らずそのまま眠りについた。 馬車の中は揺れるし、普段眠っているベッドと比べれば天と地ほどの硬さ…数時間後目覚めたイザベラはそれを思い出し、寝違えて痛む首を抱えて泣いた。 * イザベラと別れて暫くしてから、ローマ…ジョルノは懐からナイフを取り出した。 園遊会は既に終わり、片づけをする召使たちの間をすり抜けて目立たぬようにジョルノはアルトーワ伯の屋敷を後にしていた。 ジョルノの馬車まではまだ少しある。 「ここは良い国ですね。市場としても、アンタが手に入る位に運もいいようだ」 別れたばかりのガリア王女を躍らせていたナイフにジョルノは話しかける。 「人を操る能力を持つインテリジェンスナイフ。アンタには僕を手伝ってもらう」 「報「あの人に引き渡せば、報酬分は稼げそうだな」このどS野郎!」 「野郎? 僕の事はボス、と呼んでください」 「偽名か」 「いいえ。夢の職業ですよ」 黒い金でゲルマニアの土地と貴族の地位を買い取ったジョルノは爽やかな笑みを浮かべた。 それに危険な臭いを感じたのか、ナイフがその能力を発揮してジョルノの意識を一瞬にして乗っ取る…と同時にナイフはアリに姿を変えられて地面に落ちた。 手から離れたお陰で意識を取り戻したジョルノは、アリを拾い上げて光り輝くような爽やかな笑みを浮かべた。 何処かへ行こうとするアリを拾い上げ、少し力を込めながらジョルノは囁く。 「アンタには既に呪いをかけた。それを抑えているのは僕の意思だから僕を乗っ取るとアンタは呪いが発動してアリになる…理解したかな?」 本当はゴールドエクスペリエンスで与えた生命エネルギーを意識を奪われるギリギリで発現させただけだが、こう言った方が懲りるとジョルノは考えていた。 アリに与えられた生命エネルギーが解除され、ナイフは元の姿を取り戻す。 先ほどと変わらぬ実戦にも耐え得るであろう肉厚のナイフが現れる…ただし、ガクブルしながら。 「よ、よくわかったぜ。ボス」 「ベネ」 震える声の物分りの良さに満足したようにジョルノは言う。 「アンタを退屈させるような真似はしない。それだけは約束しましょう」 「あ、ああ。俺としちゃそれが一番だが…よくわかったな?」 訝しむナイフに、ジョルノは返事を返さずただ爽やかな佇まいだけを保っていた。 そのままジョルノは深い青に染まった馬車に乗り込む。 馬車には、既にテファが乗り込んで待っていた。 「ジョルノ、お疲れ様」 「ありがとう。お待たせしてすみません」 殊勝な顔を見せるジョルノにテファは首を振る。 ジョルノはそれを見ながら向かい側の席へと腰掛けてテファの言葉を待つ。 「ううん、ジョルノは良い事をしたんですもの。聞いたわ!王女様を助けたって」 「あぁ、そんなこともありましたね。じゃあそろそろ、亀を迎えに行きましょうか」 今回の旅の収穫などを話しながら、二人はガリアを後にした。 紅茶を淹れ、お土産にと頂いてきたお菓子と一緒にしてティータイムを楽しむ時間的余裕さえあった。 その時、穏やかな午後の日差しが車窓から入り込み、ジョルノの腰に差されたナイフが痛々しく光を反射した。 「ボス、鳥が来るぜ」 「ああ」 テファに届かない微かな声にジョルノは返事をした。 それから程なくして足に小さな筒を提げた鳥が2羽。馬車の周りをとびはじめる。ジョルノは窓を開けた。 鳥はすぐに窓から馬車内へと侵入する、そして親に擦り寄る幼子のようにジョルノの手にとまり、頭を指に擦り付ける。 テファが歓声をあげた。ジョルノは鳥の足についた筒を開き、テファに一羽渡す。 礼を言うテファに首を振って、ジョルノは中に入っていた手紙を読んだ。 「すいません。さっき亀を迎えに行くって言いましたが、あれは嘘でした」 「え?」 「寄り道します」 ポルナレフを迎えに行くのはまだ少し先のことになりそうだ。
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/2526.html
「今日もお昼はコロネ~♪」 「わあ、ゆきちゃんのお弁当今日もおいしそう~」 「ふふ、つかささんのお弁当もとってもおいしそうですよ?」 とある日の昼休み。 私たちはいつものように四人で集まって昼食を取っている。 こなたはいつものようにコロネを、私とつかさはつかさの手作り弁当を、みゆきは豪華なブルジョワ弁当を食べている。 「ゆきちゃん、この卵焼きは今日の自信作なんだけど…。よかったら食べてみてくれない?」 「えっ、いいんですか?」 「もちろんだよ~。はい、あ~~~ん…」 「あ~~、ん。あっ、程よい甘さですごくおいしいですね」 「うわあ、良かった。ゆきちゃんに褒めて貰えると、すっごく嬉しいよ~♪」 我が妹とみゆきは、何やら通常とは違う感じで友情を育んでいる。 しかし、こんなことを恥ずかしげもなく出来るとは…天然コンビ恐るべし。 「つかさとみゆきさんのやり取りはいつ見ても萌えるね~♪」 一方こなたは、コロネをはむはむと食べながらご満悦のご様子。 本当に小動物みたいな食べ方するわね…。 そんなことを考えていると、唐突に私の中である疑問が鎌首をもたげた。 「ん?どったのかがみ?さっきから私の方を見て…ってうお!チョコが垂れて来たー!」 「………」 チョコを必死で舐めるこなたをじーーーっと見つめる私。 もっと詳しく言えば私の視線は、こなたの口元に注がれている。 そう、あの摩訶不思議な猫口にだ。 (あの口は一体どうなっているんだろ…?) こなたの猫みたいな口。 あれは普通に考えておかしくないだろうか? 人間の口があんな形になるなんてありえないはずだ。 でも、確かに猫のような口を持ったこなたがここにいる。 「………」 やばい、考えてたら確かめたくなってきた。 こなたはどうしたの?って感じで小首を傾げてこっちを見ている。 すると、自分の好奇心と戦いながらもこなたから視線を外せない私に対し、こなたは何かに気付いたようにはっとした顔をし、ニヨニヨと笑みを浮かべ始めた。 「ふっふ~ん、かがみんてばさっきから私に熱い視線を送っちゃって~。何かフラグ立てちゃったカナ?」 こなたが私のほうに擦り寄ってくる。 いつもなら真っ赤になって突っ込むところだが、今はそんな場合じゃない。 (こ、こなたの口が目の前に…!) もう私には我慢できそうにない。 私の手は理性による制御から逃れ、ゆっくりとこなたの顔に向かっていく。 「かがみ?いつものツンデレがないけど、本当にどしたの?」 こなたが何か言っているが、私の耳にはもう届いていない。 自らの全神経は、こなたの口と指先に集中している。 そして、ついに…。 「かがみ~~~…んっ!?」 ちゅぷ、と。 私の指がこなたの口内に侵入した。 (う~ん、意外と中は普通ね。温かくて柔らかいけど、形とかはおかしくないみたいだし…) 「!!!???」 くにゅくにゅと、こなたの口の中で指を動かして探索を続ける。 いつも眠たそうな眼を見開き、白黒させている様子が目に入ったが今はそれどころではない。 この神秘を一刻も早く解明しなければ…! 「ふああっ、んにゃあ…かがみ、ん。やめえ…うにゅ!?」 (ん?これは…) 私の指が何かを捉えた。 それの正体を突き止めるべく、私はそれに指を絡ませ、形を確かめるように撫で上げた。 その次の瞬間。 「そ、それは舌らよお…んっ!?んにゃあああああっ!」 こなたが小さな体を震わせ、大きな声で叫んだ。 こなたの体から力が抜け、私にしな垂れかかって来る。 普段からは考えられないほど顔は上気し、荒い息を吐いている。 私はその様子を見届けると、ちゅぽん、とこなたの口から手を離した。 (こなた…まさか今のでイッちゃったのかしら?ふむ、あの口は中の作りは普通だけど、通常より遥かに感じやすいのかもしれないわね…) 顔を真っ赤にしたつかさやみゆきはもちろん、クラス中の人々から見られていることに気付かない私は、自らの実験結果に考察を加えていた。 *** (あ~~~~~…昼間はマズったなあ…) 放課後、私は自分のクラスで頭を抱えていた。 あの後トランス状態から戻った私は、自分のやったことを省み、耐え切れなくなって逃げ出した。 一応こなたには謝り倒して許してもらったが、あの恥ずかしい出来事は間違いなくお互いに黒歴史だ。 それにしても、何故私はあんな行動を…? いくらこなたが不思議に満ちているからといっても、さすがにやり過ぎたと思う。 「かがみ~ん!約束通り今日は付き合ってもらうからね~♪」 ゴチャゴチャと考えていると、こなたが教室に入ってきた。 謝り倒した時に、「今日は買い物でも何でも付き合うから」と言ったのだ。 こなたとの買い物(どうせアキバだろうけど)は吝かではないどころかむしろうれし…、くなんてないんだからね! …おっと、変な思考が混ざってしまった。 こなたとの買い物は構わないが、やはり昼間のことがあるので意識してしまう。 (どことなくこなたも落ち着きがないし、顔もちょっと赤いのよね………ん?) そのとき私の目に止まったのは、いつもこなたの頭の上でみょん、と自己主張しているあのアホ毛だ。 今は本人と同じように落ち着きがなくクルクルと動いている。 私はその不可思議な物体をじーーーっと見つめてみた。 (あれは、一体どうなってるんだろう…?) 不意にそんな疑問が脳裏によぎる。 あのアホ毛はこなたの機嫌のバロメーター的役割を担っており、前々からその構造には興味を持っていたのだ。 (いや待て、昼間の失敗を思い出せ柊かがみ!ここは我慢の時よ…!) 理性を総動員し、確かめたいという欲求を抑えにかかる。 しかし、 「かがみ、早く行こうよ。電車逃しちゃうよ~…んにゃっ!?」 こなたが近寄ってきたために眼前に現れたアホ毛を、私は反射的に掴んでしまっていた。 「ふにゃああ~…♪」 掴んでしまったものはしょうがない、と素早く割り切った私はさっそくそれを撫で上げてみた。 するとこなたは、またもや目をとろんとさせて私に擦り寄ってきた。 (さっきとは違うタイプの『気持ちいい』みたいだけど、もしかしてこのアホ毛には神経が通ってんのか?) 猫のように甘えてくるこなたを尻目に、私は冷静に考察を行っていた。 …はずだった。 「かがみい…はむっ」 「!!??!?ちょ、ちょっとこなた…!?」 「ん……ちゅっ」 「あ、やめなさ…ん…」 そう、私は冷静だったはずなのだ。 こなたが私の耳を甘噛みする、というイレギュラーさえなければ…。 「ふふっ、やられてばっかなんて私の性に合わないんだよね~。これでおあいこだよ、かがみん♪」 すっかり腰が抜けてしまった私を前にして、こなたはくふふと笑っている。 きっと私の顔は今、表現できないレベルで真っ赤になっているだろう。 …だが、そんなことはどうでもいい。 こなたの行動によって理性が粉々に打ち砕かれた今、私の脳内にあるのはこれまで感じたこなたへの多くの疑問だけだ。 どうしてこなたはあんなに小さいのか? どうしてこなたはいつも眠そうな瞳なのか? どうしてこなたはあんなに可愛いのか? どうしてこなたはあんなに感じやすいのか、というかこなたが一番感じるのはどこなのか? 確かめる必要がある。 それも性急に。 しかしこなたへの疑問は尽きない。 どうやったら全ての疑問を解決することができるだろうか…? 「って、そんなの簡単じゃない♪こなたの全身を隈なく隅々まで調査すれば万事解決!というわけでこーなたあああああ♪」 「突然復活したと思ったらいきなり暴走!?ちょっ、服脱がさないで!あ、そこダメ全部ダメ!ん、あっ…うにゃあああああああああああああああああああ!?」 …何かよく覚えてないけど、こなたはとても甘くて美味しかったです。←結論 コメントフォーム 名前 コメント GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-04-16 21 17 48) 笑 -- 名無しさん (2011-05-10 07 09 15) こなたはミステリアスな少女 -- 名無しさん (2011-05-05 08 46 00) 面白かった!GJJK!! -- 名無しさん (2009-07-27 22 02 15) 受けたW かがみのこなた学はまだまだ発展しそうです。 作者に拍手! -- 名有りさん (2009-07-15 22 16 33) とても甘くて美味しかったwwwGJ! -- 名無しさん (2009-05-30 21 38 49) >確かめる必要がある。 >それも性急に。 本当に「性」急すぐるw 暴走かがみんに翻弄されるこなたんがいいのです。GJ! -- 名無しさん (2009-05-22 20 19 28) やっぱ暴走かがみに受けこなたはいいですね〜。GJ! …みゆきさんの扱いがましになってる(笑) -- 名無しさん (2009-05-20 23 23 07)
https://w.atwiki.jp/okieroparo/pages/317.html
1-955-960 アベモモ 「どうしたの、らしくないね!」 急に後ろから声をかけられて、阿部は驚いて振り返った。さっき全員仲間たちは 帰ったはずなのに……。 音を立てないように部室のドアを開けて入ってきたのは、よく見知った人物だった。 ユニフォームの字が歪んで見えるほど、豊かに盛り上がった胸の持ち主。怒ると 誰より怖い両手を持つ女監督、百枝だった。 「監督…」 一人室内に残り、ぼんやりとしていた阿部は彼女の言うことが良く分からなかった。 「らしくないって、どーゆー事っすか?」 「今日の練習、ぜんぜん身が入ってなかったね。ああいう事してると怪我するよ」 すばりと見抜かれて、阿部はさっと視線を逸らした。 「………別にそんなつもりはないですけど」 「嘘だね!」 にこっと微笑みを浮かべた百枝だが、目は笑っていない。真剣そのものの目に 阿部はこれ以上議論する気が失せた。さっさと帰ってしまおうと、まだ片づけていな かった荷物をバッグに入れ始める。百枝と視線を合わせなくてもすむように床にしゃ がみ込むようにして作業していると、ばさりと目の前に布が落ちてきた。 見慣れたユニフォーム。だがどこか甘い香りの漂う……。 「!?」 それの意味する事に気がついて、阿部がぎょっと息を呑んだ。通常自分たちは この下にアンダーを着るけれど、監督はどうしているのか。かっと顔が熱くなり、 脈拍が早くなる。 まさか、まさか着ていないなんてことは…。 「な、な、何考えてんですかっ」 顔を上げられなくなり、床を睨み付けるようにしていると、百枝が近づいてくるのが 分かった。ズボンを穿いた足が目の前に見える。 「ふーん、こっち見ないわけね」 楽しげに笑うと、百枝はさらに行動を開始した。シュッという衣擦れの音。僅かに 金属の擦れ合う音がして、ぱさり…と。 阿部の目の前にズボンが落ちた。瑞々しい女の脚は、鹿のようにすっきりしている。 「……!!!」 間近で見る女の脚に、思わず飛び退かずにはいられない。飛び退いた拍子に背中 をロッカーにぶつけ、尻餅をついた。 「痛ってェ…」 「あら、大丈夫?」 「ダイジョーブとか、そーゆーモンダイじゃなくてっ。なんでっ」 服脱いでんですか、とは言えない阿部だった。脱いでいるのが勘違いだったら、 あまりにも恥ずかしすぎる。だがそんな事はお見通しの百枝は、一層楽しげに 爆弾を落として見せた。 「あら、だって振られたんでしょ?」 ちゃんと裏は取ってあるわよ〜と、からからと笑われるのに、阿部は垂れた眦を 精一杯あげて見せた。いくら監督とはいえここまでプライバシーに立ち入られる 筋合いはないはずだ。怒りのままに百枝を睨み付けてしまって 「うあっ!」 慌てて顔を背けた。 ボルドー色のレース。胸元は思いの外日焼けしてなくて、白いままで。レースに 覆われた豊かな胸ははち切れんばかりのボリュームで、重力に逆らうように 見事な紡錘形を保っている。 くびれた腰とむっちりした太もも。肌色を引き立てる、上とお揃いの色の下着。 一瞬しか見ていないのに、ばっちりと脳に焼き付いてしまいそうだった。 「な、な、な…」 なんてカッコしてんだ、襲われてェのか、アンタ。高校生の男にそんなん見せ たらやべえだろ、ふつー! ずくんと疼く腰が正直すぎて、途方に暮れたくなる。 なのに百枝はどこまでも楽しそうだった。 「阿部くんはー、振られたから練習に身が入らないのよねー。だ、か、ら」 床に座り込んだ阿部の前に、百枝が膝を付く。 「運動してスッキリしましょっ」 …………どこかで見た事のある笑顔で、百枝は明るく言ってのけたのだった。 「本当は志賀先生がいれば、もっと違う方法を教えてくれたんだろうけどねー。 今日は研修で出張してて戻らないらしいの」 百枝は布地の上から熱くなり始めた場所を撫で上げ始めた。固い布越しに与え られる刺激はもどかしくて焦れったいのに、気持ちいい。右手で下から擦りあげ られて握られる。 「く…っ」 「心は体に引きずられるからね、またその逆もアリってことで」 体がスッキリすれば精神的にも落ち着くだろうと言いたいらしい。 蠱惑的に唇を舐めあげて、百枝がそっと下腹部に息を吹きかける。若い雄は 簡単にいきり立ち、百枝の手の中でびくびくと身を振るわせた。 「こうすると気持ちいいでしょ。生でするともっと気持ちいいんだよ」 裏側から先端にかけて強めに擦られる。厚い布地が邪魔だった。 「自分で出してごらん」 誘う百枝の声に浮かされるようにして阿部は前をくつろげた。下着を押し上げる 自身に百枝が手を伸ばす。ユニフォームよりは格段に薄い布は、より鋭敏に 快楽を拾わせてくれた。 「ああ、ほら。もうイっちゃうね」 「う、くっ」 下着の上から先ほどと同じように擦りあげられて、阿部はどろりとした体液を 放出していた。下着に付いた多量の体液がぬるぬると新たな快楽を呼び覚ます。 「結構多いね。田島君じゃないけど、もう少し出しといた方がいいかな」 下着に滲む染みを見ながら、百枝は冷静に分析した。そして器用な指で布の 割れ目を探し当て、白濁をたっぷりとまとわりつかせた阿部を外気に触れさせた。 「んーー」 ぴちゃっ、と濡れた舌が汚れを舐め取っていく。滑らかな皮膚を楽しむように 百枝はじっくりと舌を這わせた。ヒクつく先は無視して幹を下から舐めあげる。 その度ひくひくと小さな口が震え、残りが溢れ出した。 「かんと、く…っ」 ねっとり絡む舌だけでは満足できない。もっと奥まで突き込みたい。阿部の願いが 通じたのか、一通り舐め終えた百枝は一気に喉奥まで深く咥えこんだ。 「んく…んっ」 ちゅく、ちゅるっと啜り込む、いやらしい水音が響く。長い黒髪が阿部の脚に絡み つき、床へと広がるのが非現実的だった。あの監督が、半裸で自分の股間に 顔を埋めている。頬を窪ませて、奉仕してくれるなんてありえない。そう思うのに、 凄まじい快感が現実だと知らしめてくる。 濡れた粘膜が包み、よく動く舌が根本を擽る。時折当たる歯は痛い筈なのに、 強い悦びをもたらした。 もう、我慢出来そうもない。 阿部は百枝の頭に手をかけるとぐっと己の股間に押しつけた。何度か腰を突き上げる。 「すげェ、イイ…監督ッ」 根本まで含まれ強めに吸い上げられて、耐えきれず阿部は二度目の精を放った。 「は、あ、はあ…っ」 続けざまの放出に、息が上がる。肩で息をする阿部に、百枝はずるりと咥えていた ものを引き出した。口の端に滴る唾液と体液を手の甲で拭いながら、笑う。 「もう少し楽しみたかったのにしょうがないなぁ」 膝で立ち、片手を床に付いて口を拭う様は、まるで雌ライオンが舌舐めずりをして いるようだった。
https://w.atwiki.jp/morochin/pages/73.html
誰か×ティエリア誰かのMS視点 ヴァーチェが「とうとうラブホにされた」と泣いていたのは、ついこの間の事だった。 笑うに笑えなかったのは、明日は我が身だったからだろう。 でも、泣き言ながらヴァーチェが嬉しそうだったのも確かだ。 俺の主人とティエリア・アーデが付き合い始めた日、俺もその場所にいた。 俺の目の前で、どらともなく抱き合いキスしたのを見届けて、俺はあの日、 感涙にむせび泣いた。 主人のそれまでの日々を、俺はあれこれと思い浮かべずにはいられなかったのだ。 今振り返っても、甲斐甲斐しい努力だった。 あまりに哀愁漂う背中を何度見てきただろう。 業務連絡さえ無視され、 無視じゃなければ嫌味三昧。 呼んでも返事が無いなんてざら。 ほっぺを叩かれた日もあった。 急所に蹴りも入れられていた。 鳩尾に拳を何度食らっていただろう。 まあ、それは早急すぎた主人の性欲が悪いと言えなくも無いけどな。 でも、主人は本当にティエリア・アーデが好きなんだってことは、 俺が一番よく知っている。 でなきゃ、ヴァーチェには悪いが、あの俺たち以上の冷徹マシーンは落せないだろう。 思い出すなあ… あの日の、二人だけの結婚式。 ティエリア・アーデを懐に抱いて、主人は何度も何度も、確かめるようにキスしていた。 でも、突然、思い出したようにどっかに行っちまって。 独り取り残されたティエリア・アーデは凄く寂しそうだった。 唇に何度も触れて、じーっと主人の姿を見送って、待ってた。 波際から海の音がして、髪が揺れて、信じられないくらい、奴の背中が小さく感じた。 俺でさえ、心配でしょうがなかったくらいだ。 しばらくして戻ってきた主人は、なんかひらひら、ずるずるしたレースの塊を持ってきて、 それをやつの頭からかぶせた。 真っ白いレースが、夜の月に映えていた。 花嫁って言ってたな。 やっと付き合い始めたばっかりなのになって呆れたけれど、でも、二人とも幸せそうだった。 白いベールを改めてすくい上げて、主人は、ティエリア・アーデにもう一度、 その日で一番長いキスをしたんだ。 ぴちゃぴちゃって鳴ってる音は激しかったけれど、 パイロット・スーツを来て、殺人兵器の前で結婚式なんてなあって思ったけれど、 でも俺も、ついていたならチャペルみたいな鐘を鳴らしてやりたかったくらいだ。 俺だって、ヴァーチェに負けないくらい主人が好きだ。 あの日から、主人は一番大切な伴侶を手にいれたんだ。 ある日。俺はトレミーで待機していた。主人は仕事で、地上に三日間ばかりの単身赴任。 そんな時だった。ティエリア・アーデが、こっそりと俺の所にやってきたのは。 スーツも着ずに、普段着のままでひょこりと現れたやつは、寂しげな瞳で俺を見詰めた。 ああ、そっか… 俺たち留守番だもんなあ。 確かヴァーチェの奴が入れ替わりで戻ってきてたから、実質一週間は主人と会ってないのか。 電力がまわって、俺のコクピットのハッチが開く。そこに、ティエリア・アーデが 心細そうに登ってくる。 仕方ねえなあ、と俺は見て見ぬ振りをした。 本来なら主人以外が乗る所じゃねえけど…今回ばかりは許してやるか。 コクピット自体は、ガンダムならどれでも作りは変わりない。 それでも、ぎこちなくあちこちに触れて、主人の名残を捜すようにあちこちに擦り寄る ティエリア・アーデは、なんだか飼い主を亡くした猫のようだった。 たまに零れる主人の名前が切ない。 それが湿り気を帯びて、瞳を揺らすから余計だった。 愛されてんなあ…主人。 …何やってんだよ。 「………」 呼んだって主人はこねえけど、でも、ちゃんとあんたを愛してるよ。 俺は知ってる。主人の端末にみっしり押し込まれたあんたの写真を。 特にお気に入りだったのは、あんたの寝顔だよ。あんたが知らないあんただ。 主人がぼけーっとした顔で眠るあんたを見守ってた時にさ、あんたが無意識に 主人を呼んだんだって。 幸せそうに胸に擦り寄って、かわいらしく微笑んだんだってさ。 他にも数え切れないくらいある。 なにせ俺にまでその映像をつもうとしたくらいだ。トレミーの連中にばれるからやらねえだけで。 できるなら、多分主人はこのコクピットをあんただらけにすると思う。 大事なあんたを、毎回見てから出撃するんだぜ? 振り返ってもらえない時から、変わってない。 俺が人間だったら何度おでん屋台で愚痴聞いて励まして酒奢って自宅までよろよろ運搬しただろう って思うくらいの愛情を、主人はちゃーんとあんたに注いでるよ。 「…」 かちゃんと外されたベルトの音に、俺はぎょっとした。 するりとその細い足を曝け出して、奴はシートに深々と腰を落ち着けなおした。 え゛… ちょっと待て。それは止めろ。やるなら主人のベッドに行け! 脱ぎ落されたズボンが虚しく床に落ちる。 ティエリア・アーデの指が、そろそろと自分自身のそこに触れた。 「あ…ぁん」 たくし上げられたシャツの下で、乳首を摘んでくにくにといじる。 片手で大きく広げた足の間を弄って、ちゅぷちゅぷと徐々に水音を響かせ始める。 ぎゃーっ! 勘弁してくれ! 俺は叫んだ。けれど、声になんてなる筈も無い。 くねくねと身悶える様が実にいやらしい。 「あんっ あ…う」 唇を噛み締めて快楽に酔う、というよりは、なんか…さがしてるみたいだ。 「…っぅ」 擦る動きを続ける指は、時々、何かを思い出したように探り方を変えていた。 撫で上げるのも、こねくり回すのも、ひとつひとつ確かめているようだ。 指先のひとつひとつまで、ぴんと張り詰めて、動いている。 主人のやり方を真似てるんだと、俺は理解した。 上気していく体と同じに、いやらしい粘着液はどんどん溢れてくる。 ああ…俺が錆びる… シミが付く… なんだよもう! 怒れねーじゃねーか! 「―――」 俺も呼びてーよ。どうにかしろよ主人。 いくらなんでもこんなマークいらねーだろー!? うわあぁぁ。出てきた。いっぱい出てきた。つーかイクのか? その前に防水シート敷いてくれー! 「はあぁぁぁぁん…っ」 「…ティエリア…」 へ? 声に、俺もティエリア・アーデも止まった。 うわ…本当にきた。 何で来るんだよ…あんた地球だろ、今。どんな受信機積んでんだよ、ウチの主人。 「ティエリア」 「あ…」 突然に現れた主人に、ティエリア・アーデは呆然とした後、はっと気付いて 全身を抱くように小さく縮こまった。 反応しまくりつんつんな火照った体も、俺を汚す体液も(泣)隠しよう無いもんなあ。 あ、主人、もう勃ってる。 「ティエリア」 「すっ、すまない、こんな…その、」 混乱して、もうどうしようもないって感じだ。 シートで小さくなってふるふるしてる姿なんざ、お仕置きを待ってる子供みたいだ。 こら主人、見蕩れてるな。 あ、やっぱ早く気付け。俺を汚すコイツの股から垂れてるものに気付いてくれ! 「もう、しないから、こんなつもりじゃ」 「…」 怯える体を、主人が優しく抱きしめる。 おお。これで股間が反応してなきゃ100点だろうになあ。 「怒ってない」 「…ふ」 「ごめん…ティエリア」 全身で抱き締められて、ティエリア・アーデは今度こそ泣き出してしまった。 我慢してたものが噴出したのか、それこそ、今まで見たこともない顔で主人に必死に縋ってる。 長かったんだなあ、一週間。今までなんにも知らなかったからなあ。 主人も、よく頑張ったよな。さ、そのまま二人して部屋に…って、 …おい、ここで押し倒すなよ。 キスは許すよ。でもここ、コクピットだよ。あんたらの命掛けて戦う場所だよ。 つーか、俺、ガンダムなんだけど… もはや俺に出来る事は、ヴァーチェと同じ、空調を回すことだけだった。 ぐちゅぐちゅずちゅずちゅうるせーよ。あんたら、ほんと股間処理はベッドでやれよ! はあぁ~、虚しい… これで俺もラブホのベッド… わざと冷房掛けてやろうかこの野郎。 心で泣きながら、俺は必死で空調を回し続けた。 ふざけんなよほんと… あー…明日ヴァーチェにグチろう。 「あっ あっ あっ」 「ティエリア…」 「うぅ…ん」 グチって、それから、安心しろって言ってやろう。 少なくとも、ティエリア・アーデは幸せだからな。 なにせウチの御主人が、世界で一番愛してるんだ。それだけは確かだ。 いいよな。殺人兵器が幸せ願ったって。 俺の主人は、股間は我慢弱いけど世界一の男だからな。
https://w.atwiki.jp/kubo-zemi/pages/2569.html
トップページ 新聞論評 新聞論評 2013 新聞論評 20130311 This Page updated 2013-03-11 11 32 11 (Mon) 2013年3月11日 締切 新聞論評 学籍番号 201214013 氏名 高井慎 1.新聞情報 見出し 街角にアベノミクス効果 販売や受注、改善相次ぐ 発行日 2013年3月9日 新聞社 日本経済新聞 朝刊 面数 第5面 2.要約 街角景気にアベノミクス効果が浸透してきた。内閣府が8日にまとめた2月の景気ウォッチャー調査では、株高を背景に小売店の売上が増え、円安でメーカーの受注が改善したという声が相次いだ(91文字) 3.論評 今の日本は、物価を上げることにより景気を良くしようと考えている。しかし、私はそんな理論道理には行かないと思います。給料が減額している中で物価を上げても物の消費は増えることは無いだろうし寧ろ、物価が高くなったことにより物の消費は逆に減ると思う。近年では、物価が下がり始めていて商品単価は下がっているし商品は売れている。総売り上げは減っていても、売上げ数は増えている状況です。今の消費者は購買行動が変わってきておりその結果、価格が低下している。将来、物価が上がったとして、今のうちに物を買っておいたとしてもすぐに景気が良くなるわけでもないしその影響がでるのは5年ぐらい後になると思う。なので、結果的に私たちの生活はどんどん苦しくなる一方である。(322文字) 4.コメント 高井君,コメントです。 この論評は以下の記事からのコピペですね。2度とこのようなことをしないこと。 http //jp.reuters.com/article/vcJPboj/idJPTYE90A05C20130111 やり直してください。 -- (dj-kubo) 2013-03-09 13 53 13 高井君, 以下,コメントです。 ・再提出,ご苦労様。でも,これもアウトですね・・・。 ・書いていることが教科書的なことなのであながち間違ってはないけど,自分の論評ではないです。 ・論評は基本的に常体(なになにだ。なになにである。)でかきましょう。 ・これも,Yahoo知恵袋での回答を修正しただけのもので,オリジナリティのある論評にはなってないですね。http //detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14102437794 の kazemmeteさん の回答の表現や見た目を修正しただけです。 ・難しいのかもしれませんが,自分の考えを書くことが大切なのです。人の意見を参考にするのはいいですが,出所をきちんと明示した上で,自分はどう思うということを素直に述べる姿勢を持つことが必要です。 -- (dj-kubo) 2013-03-11 10 13 09 高井君,論評ご苦労さま。3度目の正直と信じていいですよね? ・こんな感じで,まずは自分の考えを持つことが大切です。 ・論理的にはそうなるかなぁというところもありますが,そこはこれから勉強して経済に対する知識を増やしていけばいいと思います。 ・1か所だけ「です。」が残ってますが,これもよくなりました。 ・3段落程度の構成をとれるようになるとなお良いです。 ・これからも頑張ってください。 -- (dj-kubo) 2013-03-11 11 37 26 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2936.html
甘いのに挑戦続くしてみたがこれはミサイルの疑問から思いついた。 玉城「ロケット飛ばせる中華とEUがなんで弾道ミサイル持ってねーの?」 玉城真一郎 ブリタニアファミリーの日本での拠点であるファミリー家長VVの屋敷に入り浸るダメニート。 最近では就職するかいっそ店でも開こうかと思い巡らせては食費の節約にVV宅で晩飯を喰う図々しい男は今日も今日とて晩飯と風呂に有りつくと 帰るどころか座敷に寝そべってテレビをつけていた。 「明後日まで生テレビ司会の権田原総一郎です 今夜はミサイル問題をテーマとしていますがさっそくですが大壁さん」 軍事評論家の大壁いさく氏に質問が飛ぶ。 「つい先日も中華連邦とEUがロケット発射実験を行いましたね?」 「はい」 「ロケットといえば大気圏外まで物を運ぶ宇宙開発になくてはならない技術ですので我が国含む列強の間で開発競争が激化していますが 衛星打ち上げ用の大型ロケットは兵器転用も可能です」 まあそうだろうなと何とはなしに玉城は同意した。 「EUが使う大型ロケットを使用した敵地後方への強襲輸送技術なんかもそうです」 権田原が説明したのはKMFのような陸戦兵器をロケットに搭載して敵地後方に送り込むEUの無茶苦茶な戦法。 初めて観たときは宇宙旅行できるんじゃね?と玉城は考えた物だ。 「そこでお聞きしたいのがこれは疑問を感じていらっしゃる方が多いかとは存じますが なぜ大国中華とEUに弾道ミサイルがないのか これについてどういった見解をお持ちですか?」 ほかに大型ロケット転用の兵器といえば代表的な物として弾道ミサイルがある。 これは多段式のロケットを用いて一度大気圏外まで本体を上昇させたあとに弾頭部に搭載した飛翔体を切り離して大気圏に再突入させ目標目掛けて放物線落下させるといった まあ簡単にいえばそんな代物。 玉城の残念な頭では打ち上げて敵に落とすといった程度の理解できないがそれもまた正解だ。 しかしこの弾道ミサイル技術を保有しているのは現代のロケットやミサイルの基礎となる奮進弾や推進機構を開発した技術超大国日本と 日本に遅れながらも開発したブリタニア 両国を猛追するオセアニアのたった三ヵ国だけ。 「そうですね まず第一に固体燃料の開発に手間取っていることがあげられるでしょう」 「お兄ちゃんど~ん!」 「ぐべっ!」 固体燃料ってなんだと説明を聞き入っているところを背中にから押し潰された。 腹這いで寝そべっていた玉城の背中にクララがダイブしてきたのだ。 小柄ながら女子高生 数十キロの体重が一点に掛かればダメージもデカイ。 「なにすんだーーっ!」 「図々しくもこんなところに寝そべってるお兄ちゃんが悪いんだよ このあいだルルお兄ちゃんに邪魔だって蹴り飛ばされてたのに学習力ないんじゃないの?」 自分の家じゃなくよそ様の家でやたらと態度がでかく図々しい玉城はこの家の人間になにをされても文句は言えない立場だというのを忘れている。 クララはそのまま玉城の背中でオンブバッタの子のようにして寝そべってしまった。 「重いんだよさっさとどけこのクソガキ」 「うわぁ 相変わらず口悪~いし顔もわるっ」 「よけいなお世話だバカ野郎!」 クララは梃子でも動かない。 両手で玉城の肩を掴み猫の子のように擦り付いている。 「おっぱい当たりまくりだぞ」 だからいやらしいことを言って退かせようとした玉城であったが。 「お兄ちゃんにだけ特別サービス クララちゃんのおっぱいを思う存分味わいなさい」 退かないばかりか胸部に力を入れて押し込み胸の膨らみを態と押し付けてくる。 「やめろよおい!」 クララは玉城真一郎の好みのタイプではない。 彼はコーネリアみたいな年上のお姉さまが好みなのだ。 妹属性のクララには荷が重い。 しかしそんな彼女も女子高生となり出るところも出てきたので多少彼の理性を揺さぶれるようになっていた。 巨乳には遠いが確かな膨らみを二つ背中に感じる。 (ううん やわらけェ) クララの白いブラウスの下には膨らみ始めた実がなっていて。 「そ それよりもテレビだテレビ」 だんだん理性が負けてクララを退かせることを諦めるより背中に擦り付けられる柔らかい膨らみを堪能したくなってきた玉城はテレビをみることで誤魔化した。 「次ぎに費用対効果でしょうね いくら長射程の弾道ミサイルを開発したところでミサイルだけで敵国との戦争に勝利することは不可能です あれは広範囲破壊兵器とセットになって初めてその真価を発揮できますのでこれを持たない中華やEUには莫大な費用を費やしてまで導入するメリットが無いのでしょう」 でもでも頭の悪い玉城には軍事評論家のお話しを聞いてもちっともわからない。 「な なあクララ 広範囲破壊兵器ってなんのことだ?」 そこで名門校に通うクララに聞いてみることにした。 柔らかいもののぬくもりにちょっとよろしくない心境になってきたのは内緒にして。 「広範囲破壊兵器ね~ 大量破壊兵器のことだよ」 「・・・・・タイリョウハカイヘイキッテナンデスカ?」 「ニュークリア バイオロジカル ケミカル」 「・・・・クララセンセイ ニホンゴデオネガイシマス」 「ねえお兄ちゃん本当に高校卒業したの?」 「なんだそのアホの子を見つけたみたいな言い方は!」 高校は卒業している。 成績良くないし低ランク高校だったが。 「まあいいや 原子力兵器と細菌 う~んお兄ちゃんには病原菌兵器といったほうがわかりやすいかな?それと化学兵器は毒ガスとかそういうの」 「毒ガスはわかるけど病原菌ってインフルエンザみたいなのか?あんなの兵器になるのかよ?」 「なるよ ボツリヌス菌 天然痘 炭疽菌 強毒性で人人感染を容易におこなえるよう改良したインフルエンザなんかもそう 感染力殺傷力ともに強力だから都市部でばらまけばその威力は絶大 風邪って人から人に移るよね?お兄ちゃんだって経験あるでしょ?」 「人に移されたことはあるな」 「うん じゃあそうやって簡単に移る風邪で致死率50%以上ならどうなると思う?東京やペンドラゴンでばらまかれたりしたら」 「感染者続出で学級閉鎖だ」 「50%の致死率なんだからそんなので済むわけないでしょ 東京とペンドラゴンには軽く1000万を超える人が住んでる 単純にその半分が死ぬと考えたらいいよ」 両都市を取り巻く経済圏を考えればさらに人口は多くなる。 「やべえなそれ」 「うんやばいよ でもま避難したり隔離されたり細菌兵器そのものの効力についても不確定要素が多いから実際の死者数はもっと少なくなるかもだけど」 それでもスペイン風邪や香港風邪での死者数を考えれば病原菌の力は馬鹿にできない。 「じゃあさ原子力兵器ってのは?」 「ちょっと説明しづらい」 「なんでだよ」 「説明はできるんだけどお兄ちゃんに話しても理解できないと思うから」 「お前やっぱりオレのことアホの子だと思ってんな!」 「思ってないってば でも核分裂とか物体消失とか話してもわからないでしょ?」 「?? ???」 「ほらわかってない それじゃあ簡単に説明するわ 原子力兵器っていうのはもの凄い威力の爆弾のこと」 「なんだそのテキトーな説明」 「実際には使われたことないし実験も非公開だから不明な点が多いの そして弾道ミサイルはこの原子力兵器と組み合わせることでもっとも強力な抑止力になりえる」 そこでクララは肩を掴んだ手に力を入れて体を少し前方へと持ち上げ玉城の肩越しにひょっこり頭を出してきた。 「じ じ じゃあ なな なんでEUは弾道ミサイルを開発できないんだ」 「専門家じゃないからよくわからないんで燃料と技術の問題としかいえないね~」 左肩に出した顔をぺたっとくっつけてくるクララに玉城の心拍数は増大中。 (か・・・顔が近い つーか顔くっついてんじゃねーかよ) 緊張からどもってしまう玉城にクララはす~りす~りと猫みたいに顔を擦り寄せていた。 その拍子に流れたさらさらの髪の毛が首にまとわりついて肌とすれぞわっと鳥肌が立ち興奮の度合いが増す。 悪気なくいつもみたく懐いてくるだけなのに体勢が手伝ってよくない感じだった。 「きっと弾道ミサイル用の固体燃料がそれだけ作るの難しいんだよ 液体燃料ロケットは弾道ミサイルに不向きだし生物化学兵器は使い勝手悪い EUや中華に原子力兵器はないし開発の目処も ふ~っ」 耳元で答えながら息を吹きかけてくる。 クララ本人は悪戯気分でも玉城にはたまったもんじゃない。 「ふああっ!な なな なにしてんだ!」 「耳にゴミが付いてたから吹き飛ばしてあげたんだけど なになに?ひょっとしてそんなクララちゃんに興奮しちゃったのー?」 「お お~お~乳臭いガキの分際でなにいってやがるんだかねェこのお子ちゃまは これだからガキは困るんだよなあちょっとしたことで勘違いすっから」 強がる玉城の暴言。 「うわっ ちょっとムカーってなっちゃった!」 これに怒ったクララは玉城の耳に齧り付いた。 「痛ってェェェェェーーーー!」 顔をくっつけられて首に髪がまとわりついて背中には柔らかい膨らみが押し付けられて耳に息まで吹きかけられて噛まれた。 (こ これで相手が年上のお姉さまだったらオレの理性は完全崩壊していた) 相手によって接し方を変えてくるクララは親しい相手には子供っぽいのでクララといえば子供のイメージがあり結果として助かったわけだ。 (クララ相手に欲情したら負けだよな~) 欲情していたのに認めない玉城はクララを背中に乗せたオンブバッタの体勢のまま明後日まで生テレビを視聴。 ミサイル談義に興じるのだった。 原作EUの弾道ミサイルモドキはどうなってるんだろ あんな技術あるならって思ったが燃料の関係で弾道ミサイルとしては使えんのかね? なにが原因であんなイミフな使い方をしてるんだ。 休日の弾道ミサイルはなにを燃料にしてんのかも気になる。 オズを読み返してからこちら休日の玉城×クララに嵌りすぎてつらい。 脱出の名手って以外うざいだけの玉城とギアス持ちの暗殺者クララのカプなんてよく思いつかれたもんだと脱帽。
https://w.atwiki.jp/doroboumama/pages/7669.html
塊紫水晶奥 245 :1/4:2011/08/06(土) 21 33 18.14 ID tb9+L54X 事件そのものは落ち着いたので投下。若干、オカルト寄りです。 前提として、私には歳の離れた兄が居る。 普段何してるか判らない飄々とした自由人。 たまにウチに遊びに来たら変な物を置き土産として置いて行く。 半年ほど前、玄関に磨かれていない紫色した水晶の塊を置いていった。 邪魔になるし、何か気持ち悪いので持って帰ってくれと抗議するのだが、 「いいから、いいから、何かいい事あるかもな♪」 と、取り合ってくれず、仕方なく靴箱の上でオブジェとなってました。 246 :2/4:2011/08/06(土) 21 34 12.27 ID tb9+L54X それが1ヶ月ほど前、無くなってました。 邪魔者でも、ウチから物が無くなるのは気味が悪いので、旦那とどうしようかと 相談してたら、兄が 「いいんじゃない?邪魔にされてたんだから、厄介払いだよ♪」 と、持って来た本人気にした風も無いので、旦那と相談し近所の仲良くして くださってる駐在さんの奥さんに相談だけにしておきました。 で数日前、娘の同級生Aちゃんが交通事故。両足骨折の重傷、幼稚園で この話を聞きママ友たちとお見舞いの段取りなどして帰りました。 247 :3/4:2011/08/06(土) 21 34 57.18 ID tb9+L54X その日の夕食時、旦那の好きなお酒を提げて兄がご飯を食べに来てました。 そこへ姑さんに伴われたAママが来ました。 曰く、ウチにお茶で集まった際、凄く惹かれてつい出来心で取ってしまったとの事。 手に入れて以来、魅入られたようにAちゃんと二人で眺めてしまうように なったそうです。 最近、Aちゃんが指切ったり、頭をぶつけたりと小さな怪我が多くなってきて 不安になってきてたところ、不気味な老人の出てくる夢を見る様になり、 事故の前日ニタニタ笑いながら、 「モロタ、アリガト、アリガト」 と、呟き消えて行ったそうです。 そのときAママのなかで何故か水晶と関係してると思ってしまったそうで、 姑さんに相談して謝りに来たとの事。 コチラとしてはキツネに摘まれたような話で、どこか他人事のようにAママと 姑さんの謝罪を受けてました。 248 :4/4:2011/08/06(土) 21 35 47.60 ID tb9+L54X しかし、Aママが件の水晶をカバンから出した途端、ウチの兄が血相かえて 飛んで来て、水晶を玄関からポイ! 「誘惑に負けたら、イカンよ。姑さんの言う事、ちゃんと、聞いて、暮らしなさい。」 普段ヘラヘラしている兄とは別人の顔で諭して、2人を帰してしまいました。 納得のいかなかった私が兄に問うた所、曰く、 ・ウチの娘に災厄が来るのがわかった。 ・阻止する為、水晶を置いた。 ・あの水晶は厄を吸い込むと、トウケ?のある人間には物凄く魅力的に見える とのこと。 ・人に厄を擦り付けるにはコレが一番。 ・まさか帰ってくるとは思わなかった。 ・あの姑さん、物凄くイイ人なんじゃないか? Aちゃんに災厄が起きたし、いつものホラ話と雰囲気違うし、私も信じてしまいました。 私自身が他のママ友にしていないので、盗った話は広がっておらず 近所はいたって平穏です。 盗み懸案は解決っぽいが、本気でウチの兄が何者か判らなくなってきた・・・orz 旦那と長男はますます兄を憧れの目で見るようになりました・・・orz おわりです。 249 :名無しの心子知らず:2011/08/06(土) 21 43 55.06 ID I8Rhp0fZ トウケというのは、盗気ということかな。 250 :名無しの心子知らず:2011/08/06(土) 21 44 45.43 ID yNqQ2vrf 放り出された水晶は何処へ?? 256 :名無しの心子知らず:2011/08/06(土) 21 54 01.92 ID TmVw6wYN 吸い込んだ厄はAちゃんに放出されたから、 またお守りとして玄関に飾っても良い気がするね また厄を吸い込んだらトウケ?のある人を炙りだしてくれるかもしれん 足貰われちゃったとしたら可哀想だと思うけれど、 A親子は二人で眺めていたってコトだから教育済みなんだろうか 兄ちゃんがポイしたんだし来客の厄を吸い込んで家人に放出する可能性が あるってことかな 257 :名無しの心子知らず:2011/08/06(土) 21 57 34.52 ID z7PnCID4 ・人に厄を擦り付けるにはコレが一番。 厄払いならまだ分るけど、人に擦り付けるってのがこわい。 盗みをするAには近づきたくないけど お兄さんにもお近づきになりたくないな 258 :4/4:2011/08/06(土) 21 57 48.87 ID tb9+L54X 250、256 兄が回収してました。いい材料になるそうです←何の??怖ぇよ! 261 :名無しの心子知らず:2011/08/06(土) 22 12 01.02 ID 6UbhmDUS いい材料 多分、お守り。 充電式の電池みたいなもんで、吸って放出に優れてるから。 まぁ・・・守る以外にも使えるけど。 268 :名無しの心子知らず:2011/08/06(土) 23 14 20.17 ID 6I3Cd28N にいちゃん呪いしか?凄い人だね Aさんの夢の中にでてきた老人、水晶の中の人かもしれない… 何にせよ泥は因果応報だな、A子ちゃんが回復すること祈ってるよ こりゃ本当に狐につままれたような出来事だ 276 :名無しの心子知らず:2011/08/07(日) 00 22 40.50 ID E3OPoJKr 投げ捨てたのは、また泥ママさんか魅入られる可能性が高かったからじゃないか? トウケが、盗気だとするならば、既に英才教育がなされていたって事か…… <魅力的に映る 273 いつも思うんだけど、『つつまれた違いじゃ無いかい』が一番良いと思うんだ。 次のお話→限定ゲーム女史(281)