約 78,142 件
https://w.atwiki.jp/orily/pages/1072.html
アルコイリス 歪曲の羽根持つ襲撃者 作者:貴重なタンパク源 等級 ラージ級(ヴァナルガンド分派特型) 特性 次元移動による透過、曲がる弾道、マギリフレクター 主な生物の特徴 クジャク 基本情報 特型ヒュージ『ヴァナルガンド』の分派とされるクジャク型ヒュージ。 「オリジンバレット」24話から登場。ガーデン周辺を彷徨きまわっては厄介な能力を用いて逃亡する不可解な行動を繰り返し、時には反撃を行いリリィ達を翻弄した。 コードネームはスペイン語で「虹」を意味する。 能力 「次元歪曲による空間移動」を主な能力とする。その場に居るはずに見えて実体は別の空間に逃げ込んでおり、翼の目玉模様を起点に空間を歪ませる事であらゆる攻撃を透過させてしまう。 次元移動にはタイムラグが存在するものの、搭載されたマギリフレクターを展開することでその弱点を補っている。 この歪曲能力は万能ではなく、空間歪曲点を通じて自らが行う攻撃も歪曲し狙いが定まらないデメリットにもなっている。現実的ではないがこの空間の隙間を正確に攻撃できれば攻撃は吸い込まれるように命中する。 + 再登場時 「オリジンバレット」33話での再登場 後にこのヒュージの偵察行動はギガント級ヒュージヨルムンガンド襲来の下見として派遣されたと推測された。 ヨルムンガンド配下としても再生個体が登場。ダークフルードと共に庭常朱鷺女をはじめとしたリリィと交戦する。 上記個体より非常に攻撃的な気質を持ち、空間歪曲による圧倒的な防御能力と無差別砲火によってリリィ達を苦しめた。 駆け付けたLGラグランジュ?の救援により空間歪曲器官を破壊され、最終的に他のヒュージ共々討伐された。 作品紹介・関連リンク 25話https //www.pixiv.net/novel/show.php?id=19206881 26話https //www.pixiv.net/novel/show.php?id=19504791 27話https //www.pixiv.net/novel/show.php?id=19611955 28話https //www.pixiv.net/novel/show.php?id=19787418 LGオリジンバレット 交戦したレギオン。
https://w.atwiki.jp/holyland4/pages/474.html
相利共生 パルプには神足先輩が闇討ちをするような人だとは思えません。 だけど、大納言先輩を襲った謎の襲撃者は、顔こそ見えなかったものの背格好や声は神足先輩そのものでした。 やはり犯人は神足先輩? でも、そんなはずは……。 パルプの脳ミソは茹でミソになりそうです。 ルミノマンシー(光占い)も、相変わらず意味不明。 宙に光るシンボルの暗示は『メイド』『オカマ』『探偵』……。 「あっ、迷ド探偵さんのことだ!(オカマ……?)」 そんなわけで<忘却の影>と戦う前に、たまきさんと話をしてみました。 「なるほどですぅ~。何かコソコソ調べてると思ったら、パルプちゃんも犯人探ししてたですかぁ~」 「はい。でも、もう誰が犯人かさっぱりわからなくて困ってるんです」 「う~ん、たまきはその頃の記憶がないけど、神足さんの背格好そっくりに変装するのは無理だから犯人じゃないですぅ~」 「疑ってごめんなさい」 「お互い様ですぅ~。実はまだパルプちゃんがマタンキじゃないかと少し疑ってますぅ~」 「オカマじゃないですよぉ」 「口ではどうとでも言えるですぅ~。誠意を見せてもらえなきゃ信用できないですぅ~」 なんと狡猾な探偵術でしょう! この『誠意』とは『性器』の意味に他なりません! 未成年に性器を見せろと言えば淫行罪で即お縄ですが、この表現なら向こうが一方的に見せてきたと言い逃れが可能です! 「えっでもそれは……」 「怪しいですぅ~。女の子同士なら拒否する理由はないですぅ~」 「そっそれじゃあ……」 システムメッセージ[たまきはパルプを信用しました] 「たまきの推理では、襲撃犯はコピー能力者ですぅ~。宇多津泡沫や天奈瑞が怪しいですぅ~」 「でも、その二人はアリバイが確認できたんです。宇多津さんは自宅で寝てたし、天奈会長は生徒会の仕事中でした」 「だったらコピー能力を隠し持ってる人がいるですぅ~」 「つまり必殺技を使ってない人が犯人……?」 「いくつも能力を持った人もたまにいるから、そうとは言い切れないですぅ~」 「じゃあどうやって調べたらいいんでしょう?」 「たまきにもわからないですぅ~。でも、マタンキ探しを手伝ってくれたら、もっと推理してもいいですぅ~」 「わかりました。ばっちり捜索します!」 このような経緯で、パルプは怪盗マタンキを追うことになったのです。
https://w.atwiki.jp/ragadoon/pages/1337.html
The Wheel Runs to Deadline 日時 2020/8/15(土)(終了) 場所:Discord レギュレーション 追加経験点 15 今回はBTFセッションとなる。BTFパスを使用。使用する居住区は「アキルノ・シェルター」となる。 それ以外は 《BBQ》メインページ を参照 トレーラー 拠点の建設が終了し、敵を監視する準備は整った。 あとは人員を集め、施設を稼働させるだけだ。 だが、油断してはならない。いまだ人類は、破滅へと走る火の車なのだから。 それを後押しするかのように、新たな敵は舞い降りる。 『英雄武装RPG コード レイヤード』 《BBQ》第3話 「The Wheel Runs to Deadline」 ──その力で、火の粉を払え。 ハンドアウト 本シナリオは全員が以下の共通ハンドアウトを使用する。 稲沢 疾、イフちゃん、坂東 昏男、メランジェ、ルーン コネクション:ベクターの群れ 関係:任意 感情:任意 分野:ベクター 危険なエンフォーサー ヘロストラトスへの対策として建設された監視拠点、アキルノ見張り台。何らかの理由でここを訪れたキミたちは、ベクターの襲撃に巻き込まれることになる。 +エンフォーサー ヘロストラトス エンフォーサー ヘロストラトス 1話にて、大規模なシェルターやヘイヴンを狙って襲撃していた放火魔。 火を放ち、燃え上がるのを確認したらすぐに次の標的を目指して移動するという行動パターンを持つ。 このため撤収がやたら早く、襲撃を受けてからの対処が困難なことから、レギオンは対ヘロストラトス監視拠点としてアキルノ・シェルターを建設した。 報告 エンフォーサー ヘロストラトスを監視するための拠点であるアキルノ・シェルター稼働のための人員を募集した結果、稲沢 疾、レガリア イフちゃん、神風 空寂(イフちゃんの宿主)、坂東 昏男、メランジェの3人と1丁と1頭が到着。建設の準備中に救助されていたルーンも加わり、この拠点についての説明を受けていたところでワイバーンの襲撃を受ける。 調査の結果、エンフォーサー ルイスにより送り込まれた刺客であることが判明したため、一行は討伐のために西方の山中にあるルイスの研究所へと向かった。 しかし、これは陽動であり、一行がルイスと交戦している間に新たな敵がアキルノ・シェルターへと移動中であったため、撤退したルイスの追撃を断念して帰還。襲撃者である自走式車輪型ベクター カシャドラムと交戦し、撃破したのであった。 なお、アキルノ・シェルターでの防衛線の構築およびレイヤードの帰還が迅速であったことにより、被害は皆無であった。 ルイスは「ヘロストラトスの協力者」を自称し、アキルノ・シェルターの役割も把握した上で襲撃させていた。ただし、それ以上の情報はなく、本人の意図などは不明なままである。
https://w.atwiki.jp/eb_tw3/pages/892.html
重要参考人殺害阻止 重要参考人殺害阻止とは2012年1月18日ころから登場し始めた依頼群。 懲罰騎士団に重要参考人として保護されている人物がマスカレイドによって殺害されるというエンディングを阻止するためエンドブレイカーが動いた事柄。 呼称は依頼内容からサイト独自につけたもの。 概要 懲罰騎士団の仕事は、警察内部の腐敗や犯罪を捜査し断罪する調査機関である。 その懲罰騎士団の担当官が秘密裏に保護していたとある事件の参考人が殺されるというエンディングを見た。調査中の貴族領主や豪商の悪事に関する証人らしいのだが、この人物を殺すのがマスカレイドだというのだ。 事件隠蔽のための口封じなのか、殺害の動機は不明だが、マスカレイドが関わっているとなると放置するわけには行かない。しかし、この参考人はいったいどこにいるのだろうか。 エンドブレイカーはこのエンディングを阻止するために懲罰騎士団の担当官に接触するのだった。 該当のシナリオ 前触れもなく登場した懲罰騎士団が調査している事件の参考人殺害事件のシナリオ。 参考人が保護されている場所はエンディングでは特定できておらず、懲罰騎士団の担当官に接触して割り出す必要がある。 ちなみにこの参考人がどんな事件の参考人なのかはわかっていない。 難易度は「普通」。 秘密の小部屋 ヨハンソンが知っている。 どっちにするの、キーパーソン?! 殺し屋と石頭犯罪課として対処。襲撃者を殺したこと。情報漏えいの指摘に対して怒りを覚えている模様。 大好きなのは酒! と女ァ! あと博打ィ!! 夜の街にて「……話に不審な点はあるが、悪意はないようだな。」。彼の独断で作戦は実行されたため報告されたかどうかは不明。 血塗れの花弁犯罪課として対処。 事件の口封じの為……? Wheel of Fortune犯罪課として対処。 騎士様、酒はほどほどに 老騎士の涙 知り得ること犯罪課として対処。 灰色の瞳が護るもの犯罪課として対処。懲罰騎士団内の内通者について忠告している。 『燈火』の責務 暗闇に沈む少女 老婆と青年 貧困街の不穏 予知と治安維持活動 → 犯罪計画屋 → 犯罪計画屋モスキートの怒り → 懲罰騎士団襲撃事件 →→ 懲罰騎士団長の危機 → 懲罰騎士団長との会談 → 海賊島の海賊たちの襲来 → ラッドシティの終焉 貧困街 予知と治安維持活動貧困街のマスカレイド 懲罰騎士団 懲罰騎士団襲撃事件 → 重要参考人殺害阻止 → 懲罰騎士団長の危機 →懲罰騎士団長との会談 関連項目 紫煙群塔ラッドシティ Ep4:ラッドシティ編での出来事 ラッドシティ編主要登場人物
https://w.atwiki.jp/hayate_tcg/pages/32.html
c=コモン r=レア s=スーパーレア B=Bカード C=Cカード S=Sカード A=Aカード プロモーションカード表 No.(P) rare 種類 キャラ サブタイトル 01 c B ナギ 水着お嬢様 02 c B マリア 水着マリア 03 c B ヒナギク 水着生徒会長 04 c C ナギ 三千院家の人々 05 c C ナギ 一日店長 06 c C ナギ 読書するお嬢様 07 c C ヒナギク 読書する生徒会長 08 c C ナギ 一日でじこ 09 c C ハヤテ 三千院家のスケート 10 c C ナギ ブラックパーティー 11 c C ヒナギク ホワイトパーティー 12 s B 咲夜 ゆめまくら 13 s B ナギ 水着お嬢様 14 s C マリア お約束? 15 s B ヒナギク 半分男の子 16 c B マリア マリアさんのおくりもの 17 c C ナギ お嬢様が私にくれたもの 18 c C ヒナギク 死亡フラグ 19 c C ナギ 一日でじこ 20 c C ナギ 大人ドレス 21 c B ナギ 丸くなるお嬢様 22 c B ヒナギク 気晴らし 23 c A ナギ Aキャラナギ 24 c C ナギ お嬢様型MMS 25 r B ナギ 悩めるお嬢様 26 c B ヒナギク 星を見るひと 27 s B ヒナギク 1位の人 28 s B ナギ くつろぎタイム 29 s B ヒナギク 共に夜景を 30 s C 伊澄 プロジェクト伊澄 31 s C マリア たまには屋敷の外へ 32 s C 歩 ちょっと伊豆半島まで 33 s C 咲夜 マスターシェフIII 34 s C ハヤテ 遭難? 35 s C ナギ あわあわタイム 36 c C ハヤテ 記念撮影 37 c C ナギ 本日の主役 38 c C マリア 休憩中 39 c C 歩 出張仕事 40 c C ヒナギク ダンスパートナー 41 c C 泉 襲撃者 42 c C アテネ 来賓 43 c B ナギ The Hikikomori Princess 44 r C マリア マリアさんのおくりもの 45 r C ナギ お嬢様が私にくれたもの 46 s A ナギ Aキャラナギ 47 s A マリア Aキャラマリア 48 s B ナギ マルチドライバー 49 s B ヒナギク 水着生徒会長 50 s B ナギ リラックス 51 s C ヒナギク お約束 52 s S ナギ 浮き輪まかせ 53 s C ヒナギク 火の玉ガール 54 c B ハヤテ 天然さんB 55 c C ナギ 部屋の前 56 c A マリア Aキャラマリア 57 c C 歩 35点 58 c B ヒナギク Hクイック 59 c B 泉 文学の味 60 c B アテネ あの頃と同じ紅茶 ※P-19は表記ではP-16となっています
https://w.atwiki.jp/filinion/pages/389.html
【25巻】 概要 ・敵の本拠地が判明したので、襲撃の準備をしていたら、逆に襲撃を受けたでござる、の巻 起フェイズ ①アディール、第二課課長(眼鏡、中間管理職タイプ)に会いな行く。 ・『悪夢の二日間』で負傷し、現在休職中 ・『サーシャ君の手がかりはまだ見つかりませんか』→失踪について、誘拐説、逃亡説、監禁説、敢えて姿を現さない説などあるが、全て推測。 『・・・迷惑をかけるのは、私の役なのに』 『そんな事はありませんよ、アディールさん。私は課長時代に、迷惑と思った事はありません。・・・困った事はありますが』 『・・・退任届を出したのは、本当かい?』 『サーシャさんは、課長代理を立派にこなしていました。今の私が復帰しても、その穴は埋められませんよ』 →足を引きずり、お茶を入れる 『ひき止めろ、とでも言われましたか?』 『いいや、理由を教えてもらいたい』 『ふさわしい人物が既にいますから』→意味深に笑う 『私が!?』 『責任感、行動力、決断力があり、自分以外のために戦える、立派な事ですよ』 『・・・悪い冗談だ』 『立ち位置が代わるだけで、見えてくるものが変わる事があります。貴女はそういう時期に来てきます』 『考えておく。・・・もし課長になったら、課長権限であんたを第二課に呼び戻すよ』 『それは困るよ、アディール君』←上司時代によく言っていた台詞。笑い会う二人 133:拾郎 2021/09/13 (Mon) 16 20 41 起フェイズ② 第二課長の部屋から退出したアディール。 ↑『法王庁による神界の霧との戦闘で負傷した関係者及び市民の治療施設』である事が分かる アディールを待ち構えていたのは、共に死せる都に突入した異端審問官クロービス。 『よお、今日もたんまり巻き上げられに来たのかい』 『・・・逆だろ、あんたが私にカモられるんだ』 →カードで賭け勝負しながら、雑談 ・クロービス、負傷の後遺症で腕が上がらない。 カードを持つ、カードを捲る、ダイスを振る、という動作がリハビリ。 ・テーブルの端には、酒の注がれたグラスが7つ。 死せる都で死亡した異端審問官と同じ数 →負けた方が、黙礼し、飲んでいく。 →共に生き延びた者同士の弔いの所作 ・アディール、『課長に推薦された』事を話す →『何一つ結果を出していない自分に自信がない』 クロービス『一つ言える事は』『俺に聞くな、自分で判断出来ないから、命令してもらう立場でいたんだぜ』 ・アディールの異端審問印、緊急召集振動 『負けの分は、ツケにしといてやるよ』 立ち去ろうとするアディールに 『・・・アディール、俺は自分で決断する事から逃げてきたけどな。あの廃都の底で、お前を行かせるために、あの場所に残った事は、俺自身が決めたぜ。迷いなくな。同時に今の俺の誇りだ』 『・・・貸しから3000引いといてやるよ、 134:拾郎 2021/09/15 (Wed) 16 07 55 131、132 『サーシャ失踪した事による動揺・後悔』 を引きずるアディールが、一線を引いた仲間のアドバイスにより、 『今、前に進むべき動機』 を確認・再認識するシーン ・主人公が鬱々モードのまま長期戦闘に入ると、話のテンポが悪くなるので、ブースト ・清書の時の注意 第二課課長、クロービスともに、独自の語り口でアディールの背中をおす←決して押しつけっぽくならない様に注意 135:拾郎 2021/09/18 (Sat) 22 17 30 【25巻】 承フェイズ ①街中の日常 ・大通りを歩く、旅人姿の三人。 待ち合わせの時間と場所を話した後、個別行動。 そのうちの一人、旅用該当を外す→『垢抜けないおのぼりの田舎娘』 物珍しげに、露店商や出店を彷徨く→場所を見失う ・声をかける聖冠騎士団ロカイ 『もしかしてですが、お手伝い出来る事はありますか?』 少女、連れと待ち合わせの前に、『どうしても欲しいもの』があるという→あるお店の名前 ロカイ『よろしければ、ご案内しましょう』 少女、お礼を言いつつ、身の上話『地元は土田舎だが、嫌いではない→都会も好きではないが憧れはある』『』今日は仕事の手伝いに来て、僅かな自由行動の間に迷った』『大きな街に来る事は滅多にないので、不安だったが、親切な人に会えてよかった→都会も悪くないかも』 目的のお店 小物店『この間来た時に、凄くいいと思って、お金を貯めて・・』→目的の指輪的な何かだが、足りない→ロカイが出す 『そこまでして頂く訳には・・・』『今度来た際に、還して頂ければ』『・・ありがとう』はにかむ ・店を出て、待ち合わせの時間まで後わずか。 『近道しましょうか』 ロカイ『では、お連れの方にもよろしくお伝えください』 少女『いいえ、伝える必要はないわ。・・・貴方も一緒に』 手を翳す→ロカイ、意識昏倒 『魔、魔女、・・・まさか、神界の・・・霧』 136:拾郎 2021/09/25 (Sat) 14 14 49 【25巻】 承フェイズ ②街中の日常・その2 ・街中の大衆食堂 一人の男がテーブルに座り食事中。 普通の食事風景だが、食事の姿勢やナイフとフォークの使い方に品がある。 男が食事を食べ終わる頃には、他の客、店の従業員がいつの間にかにいなくなっている。 ただ一人、男の会い向かいのテーブルに座っていた黒コート姿の男=第七課課長代行 ベルンを除いて。 「それで」「食後のお茶は君が運んでくれるのかな、異端審問官?」 「その通りだ」右手を上げるベルン 建物外部からの射撃により、男の隣のテーブルのポットが割れ、飛沫が男の頬にかかる。 「これで、満足か?‘神界の霧’?」ベルン、コートの内側より銃剣を取り出し、男に向ける 「やれやれ、ここの食事は最高なのに」 「食材は並みでも、調理方法と味付けの工夫で、高い位置でバランスを保っている」 「今の時代でも創意工夫により新しい価値を持つものは生まれている」 「私は、‘黄昏の時代’を回顧する訳ではない。・・・破壊は空しいだけだ」 「ただ、嫌いなだけだよ。・・・法王庁と、異端審問官が」 「動くな!」ベルン、発砲。弾丸が男の眉間を掠る 窓より飛び込んだ、第七課異端審問官、素早く男を押さえつけ、拘束。 「話はゆっくり聞いてやる。我々のやり方でな」 「同行願おうか。・・・神界の霧‘王弟’陛下殿」 137:拾郎 2021/09/25 (Sat) 14 34 00 承フェイズ ②後編 王弟、ベルン達第七課により拘束状態のまま、大聖堂へ連行される。 大聖堂の大門を通過した後、 ベルン「ヨルツヘルム王家の人間で、大聖堂にて異端審問を受けるのは、貴様が初めてだ」 「それは名誉なことだ。・・・王家の末席に生まれながら、‘巨神’と適合する素質を持たなかった私にとっては」 「だが、お気遣いは無用だ。・・・私は、さらに大きな栄誉を手に入れるのだから」 王弟薄く、笑う →大聖堂封印倉庫に保管されていた、ベルン達が回収した棺桶( 121参照)が、内側からはじけ飛ぶ。 中から飛び出した、女性型戦闘用自動人形が、高速起動にて、王弟の元に参上 「感謝する、君たち第七課には」 自動人形、登場時に、ベルン以外の第七課審問官を切り伏せる。 「君たちが、私と‘彼女’を招きいれてくれた事により、‘内側’で精神結合が可能になった」 銃剣を構えるベルンに対し、堂々と宣言する 「穢(けが)れよ、‘湖畔の英霊’」 自動人形、銃剣より放たれた弾丸を、王弟の眼前で切飛ばし、逆にベルンを銃剣ごと切り伏せる。 「さあ、午後のお茶の時間まで、一仕事をするとしよう」 大聖堂へと向かう王弟 →倒れたベルン、意識を失う前に異端審問印を口で噛み締める →緊急召集信号発動( 133のアディ―ルのシーンに繋がる) 138:拾郎 2021/09/25 (Sat) 14 38 37 承フェイズ ③街中、大通り 騒ぎが起きる大聖堂とは、反対方向へ歩いていく人影 → 135で登場した三人組の最後の一人 整理用:潜入した‘神界の霧’の殴り込み三人衆 ・一人目:田舎娘風の魔女(精神操作系) ・二人目:人形使いの王弟陛下(湖畔の英霊を操作) ・三人目:正体・能力は現時点では不明 139:拾郎 2021/10/01 (Fri) 19 27 44 転フェイズ ① 王弟&湖畔の英霊、無双 ・先制襲撃された第七課、意地をみせる 121 の人たち ・コイン使いの人、気絶から覚醒→利き腕ごと切断させている事に気づく 『ああ、封印弾を発動させて返り射ち、だったな』 周りを見ると、湖畔の英霊に食らいついている審問官もいるが、長くは持たなそう。→湖畔の英霊、圧倒的反応速度。 王弟『君たちは、湖畔の英霊を単なる自動人形と思っていたようだが』 『精神リンクにより、その真の能力を発揮する』 『私のように、意識をせずに意識をする、事が出来ればな』 流血具合から、自分の命が長くは無いことを悟る 『どうせ最後なら・・・』 逆腕で、普通のコインを投擲→力尽き、倒れる コイン、湖畔の英霊の脇を抜け、王弟の頬を掠める ポイント ・湖畔の英霊の圧倒的能力 →まだ、底は見えない感 ・攻略のヒント→AF以外には反応が遅れる? ・第七課の『やられっぷり』、踏み込めば面白いかも。 ・王弟の過去シーン(湖畔の英霊との因縁)、いずれ挿入するかも。 140:拾郎 2021/10/13 (Wed) 19 11 29 転フェイズ② ・ロカイ、荒れ果てた『花園』で庭園作業。 雑草を刈り、虫を駆除し、植木を剪定。 田舎娘、ロカイの傍らで微笑む 『後、少しね』 ・↑は、『花園の魔女』に囚われたロカイの見ている幻影。 設定 花園の魔女 ・魔女本人を守ろうとする贄を選定。 ・贄に幻影を見せる事で、魔女を守る『蔦と棘』が魔女を中心に展開 ・魔女に危害を加えようとする意識に反応し、贄は花園を荒らす要因と判断、『蔦と棘』が襲いかかる ・贄の守ろうとする気持ちが強いほど、『蔦と棘』の防御攻撃力、効果範囲は上昇。 ・贄が善良、純粋であるほど、威力は高い。 ・『つまり、単純馬鹿で使命感だけは高いアホが贄になった今の状況は最悪ってことだ。 裏路地の一角を飲み込むほど発達した『蔦と棘』。 聖冠騎士団と、十一課審問官が取り囲んでいる ・十一課の海賊っぽい審問官。錨型AFを振りかざし、パワー攻撃。 ・同じくロビン・フッド的な審問官。超遠距離&蔦の隙間を通す精密射撃。 いずれも、蔦に阻まれ、蔦がより巨大化。ダメージを負う二人 『こちらの攻撃に反応している』 『攻撃に、な』 ・花園の魔女 『無駄よ、私には守ってくれる人がいるもの』 棘の中心で、棒立ち状態のロカイに腕を回す 『ふふ、言い度胸だね』 棘の隙間をから十一課元暗殺者審問官登場 『僕はね、殺意や敵意なんていくらでもコントロールできるんだ。今この瞬間も、君に危害を与える気はないよ』 『ただ、忠告にきたんだ』 『君が捉えたそこの男は、あの女のお気に入りだ』 『あの、アディール・ノウのね』 ・棘が切り裂かれ、アディール登場。 『お気に入りなんかじゃない、身内みたいなものよ』 『身内だからこそ、不始末にカタをつけないとね』 続く 『 141:拾郎 2021/10/17 (Sun) 14 17 36 起フェイズ③ ‘三人目’の襲撃 ・第四課、‘現課長のサーシャ’、護衛の第四課審問官数人を引き連れ、異端審問印による緊急召集振動を受け、大聖堂へ急ぐ ・振動の変化により、『重傷者の人数』が分かり、焦る‘現サーシャ’ ・行く手を塞ぐ、‘三人目の襲撃者’=長身・瘦せ型の女 ・「どいていただけないでしょうか?、私の力(癒しの奇跡‘が必要とされています」 「・・・だから、邪魔をする」 →超速で襲撃、‘現サーシャ’を守ろうとした第四課審問官達を引き裂く →戦闘スタイル:ナイフ二刀流・高速移動 ・‘現サーシャ’に歩み寄る襲撃者、サーシャは緊迫した表情だが怯えてはいない「それ以上、近寄らないでください」 →襲撃者の足元に槍が突き刺さる 「聞こえなかったのかい?これ以上は立ち入り禁止だ」→第十二課課長フランク・ラパート登場 ・フランク「昨日の酒が抜けていないんでね。‘見なかった事’にしてもらえると、助かるんだが」現サーシャ「・・・感謝致します」→倒れている第四課審問官に奇跡能力‘癒し’と‘羽衣’を使用。自身にも‘羽衣’をかけ、大聖堂へ向かう ・襲撃者対フランク:スピードでは襲撃者有利だが、フランクの戦闘経験により致命傷は与えられないが、フランクの攻撃も襲撃者に当たらない」 →「‘狂戦士’とは何度も戦ったが、強化はされてはいないようだな。・・・面白い」→フランク、鎧を解除、高速戦に付き合う 「その程度で我を捉えられると思うてか。・・・愚か者め」襲撃者、超高速でフランクへ突進。フランクの脇腹にナイフが突き刺さる→が、「・・・捉えたぜ」、渾身の一撃 →壁に激突した襲撃者に、脇腹を抑えながらフランクが近づく。「ああ、そういう事・・・」→襲撃者の体型が‘獣人’へと変化 →‘獣人’さらなる速度でフランクに襲いかかる →「それならこちらも、遠慮なく手の内をさらそうか」 →フランクの顔に浮かび上がる‘十字の紋章’ 転フェイズに続く 142:拾郎 2021/10/20 (Wed) 22 06 51 【25巻・間章】 ・王弟の回想 『才能は、持ち合わせていない弟だった』 『厳密には、ヨルツヘルム王家に相応しい才能、を』 『 巨神 への適合性』 『 片割れ が全部持っていった時点で、俺は落ちこぼれだ』 →コールドスリープからの蘇生、もしくは試験管ベイビー誕生のイメージ ・『誰も俺に興味を示さない』 『俺も誰にも興味がない』 『 遊び場 は、いつも一人だ』 死せる都クルア・セルアの封鎖エリアに入り込む子供 『寂しさを感じた事はない。俺の遊び相手は、直ぐに出来たから』 → 顔のない長身の人影 が、子供と遊び、成長に連れて戦闘訓練をする 『俺たちは、いつも繋がっていた』 → 人影 が 湖畔の英霊 王位に必要な巨神との精神リンクの才能はなかったが、湖畔の英霊との精神リンクは天性の才能を持っていた、という皮肉 143:拾郎 2021/10/24 (Sun) 16 11 08 【25巻】 転フェイズ① 獣の対決 ・‘獣人’と化した三人目と、‘三頭四腕’形態のフランク・ラパードの高速対決 ・スピードは‘獣人’が上、攻撃力はフランクが上、連続攻撃を叩きこめばフランクの勝ちだが、‘獣人’には身体ダメージの再生能力がある←終フェイズのポイント ・カウンターを狙うフランクだが、 141の経験上、‘獣人’も警戒 ・フランク、自身の意識を‘鷹頭’に集中。‘獣人’の動きを‘見切る’事で、大ダメージを与える。 ・吹き飛びながらも‘獣人’の回想シーン 元は、‘神界の霧’の実験体。 失敗作として処分される寸前に脱走したか、廃棄されたのか記憶は曖昧。 以来、人目を遮るように森の中で野生児生活。 孤独に生きてきたが、ある日‘王弟’と出会う。 『巷を荒らす‘山犬’退治、と聞いていたが・・・」 『お前も一人か?』 『なら、今日から‘俺たち’になろう』 孤独を分かち合う事で、王弟の仲間になる。 ~回想シーン終了~ ・フランク、追い打ちをかけようとするが、‘獣人’逃亡 ・大ダメージ状態で高速移動のため、再生が間に合わない ・『逃げた!?いや・・・』『どこへ向かおうとしているんだ?』 144:拾郎 2021/11/14 (Sun) 18 56 27 転フェイズ② 花園の魔女 #183;家屋を覆う『茨と蔦』が増殖を続ける →離れた建物の屋根から見下ろしていたマディン、部下の審問官に指示『現時刻で包囲網より撤収する。閉鎖地区を第三区画まで広げる』 →海賊審問官『へいへい。また‘アレ’を持って移動かい』 →ロビン #183;フッド審問官『 #183; #183; #183;中の連中はよろしいですか?』 →マディン『言ったはずだ。犠牲は最小にすませる』 #183;『茨と蔦』の内側 →倒れた暗殺者審問官を煽る魔女 『お分かりかしら、貴方は捨て石にされたのよ』→暗殺者、倒れながらも礫を投げるが、潰され、動かなくなる →アディール、魔女の攻撃を捌きながらも、核となっているロカイに近づく。 魔女『無駄よ、愛しの彼は私のモノだもの、 #183; #183; #183;これからもずっと』 →アディール『欲しけりゃ持ってけ、ただ、そのまえに』 →AF能力開放、『言いたいことは言わせてもらう!』『お前には、やるべき事があるだろう!』 →一撃→ロカイ覚醒 #183;アディール、更に魔女へ追撃→魔女『それだけで!私の力はそれだけではないわ!』 →倒れていたはずの暗殺者が、背後から一撃 『やっぱり、マディンは最高だ。僕の一番やりたい事を理解してくれる』 →茨と蔦、解除 #183;アディール、ロカイと暗殺者を抱え、マディンの元へ ロカイ『 #183; #183; #183;また借りが出来ましたね』 アディール『すぐに返してもらうわ』 145:拾郎 2022/01/08 (Sat) 16 01 25 花園の魔女続き 設定 ・花園の魔女は、自身に保護感情を抱く相手に幻覚を見せ苗床とし、能力を発動 ・能力は、蔦と茨。花園の魔女に向けられた敵意に自動反応し、攻撃する。 ・蔦と茨の効果範囲・攻撃力は、苗床となった人物の花園の魔女に対する保護意欲に比例する。 ・苗床となった対象者は、古式庭園を管理する幻覚を見る。花園の魔女に向けられた敵意は、庭園に茂る雑草や虫=排除する対象として映り、生体エネルギーを消費して、蔦と茨を発動。生体エネルギーを限界まで、消費すると苗床は死亡する 146:拾郎 2022/01/22 (Sat) 08 42 23 >144 【補足】 『花園の魔女』とのバトル 『敵意に自動反応して攻撃する蔦』の設定を上手く使って、戦闘の流れを描写したい ①アディールは、『ロカイを連れ戻す事が目的』、暗殺者は『直前まで殺意を圧し殺す訓練を積んでいる』ので、花園の魔女に近づけた。 ②アディールは、花園の魔女の挑発に乗り敵意を向けた為、暗殺者は、殺しの瞬間に開放した殺意が大きすぎたため、蔦による攻撃を受け、重症を負う ③倒したアディールに対し、花園の魔女が自身の過去を匂わせる事をポツリと独白。アディール、その姿に過去の自分を重ねる→得意な才能故、浮いてしまった。アディール、ゆらりと立ち上がる→『遊んでほしいなら、そう言えよ』 ④アディール対花園の魔女。アディールは負傷しているが、アディールに敵意は無いため、蔦は反応しない為、互角の戦い 鬱屈した思いを抱える相手を、全力を出させる→花園の魔女、次第に心の叫びを吐き出しながら戦闘→アディール、論破もしくは理解 『だから私は一人になるしかなかった!』 『逃げただけだろ』『だから、戦い続ける奴は返してもらう』 ⑤最終的には、花園の魔女は『殺意を捨て、使命感もしくはマディンへの忠誠心で動いた暗殺者』に止めを刺される 花園の魔女、僅かに満足してアディールに警告 『あなたの進む道は茨の道よ』 『茨は嫌いじゃない。冬にも強くて、キレイな花も咲くしな』 147:拾郎 2022/02/02 (Wed) 16 22 21 【25巻:結フェイズ①】 概要:王弟 ‘湖畔の英霊’との決着 ①王弟、第七課に続き、第八課も撃破。無双続く。 力押しでは、‘湖畔の英霊’は破れない ②第五課課長、探索系AF発動。 ‘湖畔の英霊’の空間認識機能に誤作動を試みる →効果範囲内では、B給AF以上には行動制限。 ③王弟、「この程度の事で・・・」 ‘湖畔の英霊’との接続を切断し、再接続を試みる →その瞬間を狙い、強襲 ④「昔から、私の役割でした。・・・誰かがやらかした事の後始末や、尻ぬぐいが」 細身に眼鏡、手には細剣型C級AF. 「足止めか、捨て石か。どちらでも構わないが、今引けば、もう少し長生きできる事は伝えておく」 「私もそうしたいのはやまやまですが。・・・本当に、困るんですよ。貴方にこれ以上、好きにさせるのは」 「では、仕方ないな」 再接続、完了。 `湖畔の英霊’の剣刃が煌く。 ⑤場面転換。 マディン率いる十二課が‘花園の魔女’との死闘を終えたアディール達を回収。 重傷ながらも、王弟が向かった先を懸念するアディール。 「・・・早く、援護に向かわないた」 「既に、適任者が向かっている」 ⑥「本当に、困るんですよ、・・・こういう事は」 細剣で、‘湖畔の英霊’の神速の一撃を受けとめるのは、‘元第二課課課長’ 132参照 「・・・貴様!」 「私には向いていないのに、こういう事は」 眼鏡が銀光を放つ。 「ですが、誰かの後始末は、嫌いではありません」 148:拾郎 2022/02/02 (Wed) 16 26 47 147補足 第二課課長について、 13のB案で。 ・中間管理職タイプの振り回される人 ・『こ、困るよ、アディール君』→保身というよりは、規則に忠実で真面目な人。板挟みになるがコミカルな描写。 ・アディールのやらかしに対して『勘弁して』という反応だが、後始末に奔走してくれる。 ・大聖伐発動後、第二課が襲撃されるイベントあり。『困るんだよ、・・・こういうのは』(シャキン)→実は超強い ・‘湖畔の英霊’と一対一という大事なシーン。今まで損な役割だった分、カッコいい描写にしてあげたい。 149:拾郎 2022/02/02 (Wed) 16 46 04 【25巻:結フェイズ②】 ⑦王弟 ‘湖畔の英霊’、元第二課課長を追い詰める。 第二課課長の剣撃は鋭く、‘湖畔の英霊’の裏を書き、攻勢に出る。 ⑧王弟、守勢に回りながらも回想。 「なんで俺は、ここまでやっているんだ」 →王位を継ぐ訳でもない。 勝手に遺伝子操作されて誕生し、勝手に‘失敗’扱いされた。 今の治世に不満があるわけでもない。 適当に過ごす‘仲間’もいる。 →「ああ、そうか」 アイツは、王位を継いだアイツは。 俺より重いものを背負っている。 何も背負わなかった俺より、はるかに重いものを背負っている。 初めてアイツを見たのは、クルア・セルラの『玉座』。 ただし、アイツはまだ胎児だった。 『王の素質』を持っていたアイツは、より素質を強化するために、『生まれる事』も許されなかった。 生まれた後も、『巨神の素質』を持つ代わりに『ヨルツヘルムの再建』を背負わされた。 あらゆる保護を受けられる代わりに、『法王庁の消滅』を義務づけられた。 『用なし』の俺に代わって。 もし、アイツと立場が逆だったら、俺は耐えられただとうか。 ヨルツヘルムの民の悲願を、背負えただろうか。 こう、考えることはできないか。 アイツは、俺に代わって、背負うものを背負ってくれたのだ、と。 だったら、俺が一度くらい、アイツの役にたってもいい。 ⑨‘湖畔の英霊’の一撃が、第二課課長の細剣を砕く。 「・・・だったら、俺が一度くらい、アイツの役にたってもいい、か」 150:拾郎 2022/02/02 (Wed) 16 56 36 【25巻:結フェイズ③】 ⑩「褒めておこう。生身の身体で‘湖畔の英霊’とここまで渡り合った者はいなかった」 「・・・困りますね、こういう事は」 袈裟懸けに切り伏せられる、第二課課長。 ⑩再び場面転換、マディン達に手当を受けているアディ―ル。 異端審問印が、第二課課長が重傷を負った事を告げる。(チャドの霊圧が・・・状態) 「クソッ、今すぐに向かう」 「言ったはずだ、アディール。‘適任者が向かっている’と」 ⑪「・・・最初に貴方が言った通りです。私の役目は、捨て石、・・・ただの時間稼ぎです」 片膝をついた第二課課長の後ろより人影が迫る 「本命は、貴方の相手の本命は」 「僕がお相手します」 穏やかな顔つきの好青年。 首から下げた異端審問印のNoは「1」 「第一課課長、プライム・タークがお相手します」 151:拾郎 2022/02/02 (Wed) 17 09 02 【25巻:結フェイズ④】 ⑫「・・・これが」 ‘湖畔の英霊’を高速起動させながら、王弟は呻く。 「・・・これが、‘裁きの右腕’プライム・タークか」 神速の銃捌き。 ‘湖畔の英霊’の後の先を確実にとる。 そして、プライム・ターク自身は行動を読ませない。 表情から、全身から。 殺気を、闘気を消し、確固たる使命感のみで動く。 「これが、プライム・タークか!」 ⑬王弟、全精神を集中し、‘最後の一撃’をプライム・タークに向け放つ。 プライムは、右手の銃を構え、引き金を引く。 -閃光ー -そして 「これが・・・」 王弟が見たものは。 プライム・タークの右腕に刻まれた‘紋章’ 伝承にて伝わる幻のAf。 AFを強化するAF。 すなわち、‘マトレイヤの紋章’ 「これが、・・・‘裁きの右腕’か」 王弟が倒れ、‘湖畔の英霊’が動きを止める。 152:拾郎 2022/02/03 (Thu) 15 40 09 【25巻・終フェイズ】 ①襲撃後の法王庁後始末 ・第五課に回収される‘湖畔の英霊’ →「いかなる才能の持ち主でも、今後使う事は不可能だろう」 「強化された‘黄昏の時代の民’だから使えた。」 「使用時の負荷に、使用者の精神が耐えられない」 「封印倉庫にて凍結する」 ・再開するアディールと第二課課長 「・・・嘘つきめ」 「一度きりです。・・・なにぶん、非常時でしたkら。本当に復帰できる体ではないんですよ」 「いいさ、今度は二課へ戻ってきてもらう。・・・課長命令でね」 「今なんとおっしゃいました、アディールさん?」 「決めたよ。 二課の課長業務を受諾する。だから、私を支えてもらいたい。 マディンも、フランクも、プライムも、課長だからこそ、出来る事をやっている。 アタシのやり方で、法王庁を変えていく」 「光栄です。・・・微力ですが全力を尽くします、アディール課長」 ②‘湖畔の英霊’との戦闘で負傷したベルン他第七課 第六課の応急処理 ベルン自身、重症を負った部下の手当をする。 「もう少しの辛抱だ。 ‘サーシャ’殿がこちらに向かっている。 ‘奇跡’により、すぐに治る」 「・・・それにしても遅い」 「遅すぎる」 異端審問印、‘第四課課長(サーシャ)’の反応が消えている。 ③路地裏で、フランク・ラパード(人間形態)が、佇む。 「・・・どういう事だ」 路地裏に横たわる遺体。 「畜生、どういう事だ」 下腹部を抉られた、第四課課長サーシャの遺体( 143の後、殺害された) 「どういう事だ!」 フランクの絶叫が、路地裏に響く。 ④街を抜け、荒野を抜け走っている‘獣人’ 口には‘サーシャの肉塊’を咥えている。 王弟のモノローグ -だったら、俺が一度くらい、アイツの役にたってもいい。 -俺からの最初で最後の贈り物だ -受け取ってくれ、探し求めた最後のピース ‐‘ベスティアの聖痕’を 走り続ける‘獣人’の傷が回復。 その下腹部にサーシャの証である‘ベスティアの聖痕’が浮かびあがる 26巻へ続く 153:拾郎 2022/02/03 (Thu) 15 55 19 【25巻・考察】 書いている内に、クソ長くなり、読み辛くなってしまった。 ざっくりまとめると ・ボス級能力者が3体襲来 ・新体制の課長格が迎撃(アディール、フランク・ラパード、マディン、プライム・ターク) ・撃退するが、現‘光の聖女サーシャ’が殺害され、サーシャの起こす`奇跡’の根源である‘ベスティアの聖痕’が奪われる。 という流れ。 奪われた‘ベスティアの聖痕’を巡る攻防が、最終決戦へ向けたシナリオフック。 154:拾郎 2022/02/03 (Thu) 16 09 38 【25巻・巻末人物設定】 ①第一課課長 プライム・ターク 初登場時の設定 38 ・容姿 神父服とガンホルダー。主人公感あり。 ・性格 『融通が効かないキールベイン』。職務には実直であり、使命感をもっているが、正直すぎて融通が効かない。 ・能力 巻末書き下ろしの通り。神速の銃捌きと『切り札』能力 今回再登場時の設定 ・容姿 神父服の上からコートを羽織る。『成長した主人公』あるいは『続編で再登場した主人公』感あり。 ・性格 クルア・セルアの任務失敗は、自身の未熟さ所以だと思っている。 第一課課長継承は、『自身の罰』を背負う覚悟から。 従来もっていた正義感・使命感が半暴走状態にある。 戦闘では、あらゆる感情を無とし、無意識化に刷り込まれた『使命感』だけで行動する。 ・能力 『裁きの右腕』 ‘神速の銃捌き’が由来と見せかけて、実は‘マトレイヤの紋章’の最初の使用者。 第一課の現状:共に生き残った、マディンが去り、後任の部下の補充もプライム自身が望まない為、現在はプライム一人で‘第一課’である。 155:拾郎 2022/02/04 (Fri) 18 06 41 【25巻・巻末人物設定】 ②十一課所属・元罪人審問官 初回登場時 立場『マディンに対して忠実な、元暗殺者=‘罪人’』 ①子供の頃から『何でもできる人』だった。周囲には『凄い』と言われ続け、いつの間にか否定する人がいなくなった。心に隙間が広がっていく。 ②『いいこと』が自分でも分からなくなった頃、『叱ってくれる人』に出会ったが、叱ってくれる人は程なくして死亡してしまう。心の隙間は決定的に広がり、塞げなくなる。 ③その後、『叱ってくれる人』の面影を求めて『悪いこと』をやり続ける。『悪いこと』の究極である『暗殺者』となるが、そこでも『天賦の才』『確実な死をもたらす者、 死神 だ』と協賛しかされない。 ④ある仕事でマディンと対峙し、互角に渡り合う。戦いの中、マディンが暗殺者の願いを『理解した』事で、暗殺者はマディンに対して投降。 ⑤マディンが『叱ってくれる人』の代役になった訳ではないが、『理解してくれた』事により、暗殺者の心の隙間は、ある程度満たされる。 罪人となった暗殺者は、『マディンに与えられる‘困難な任務’を遂行する事で → 達成感・満足感を満たされる』ので、‘罪人’の立場を受け入れている。 今回再登場時の設定 ・立場:十一課所属異端審問官。 マディンが十一課課長に就任した事で、元暗殺者も戦力を重視され昇格となる。 ・行動理由の変化 「マディンより与えられる任務を困難な遂行する事により得られる満足感」 →「‘花園の魔女’を倒す事は困難 → マディンを失望させたくない →マディンのため、自分のために行動する」 ・‘忠実な番犬’から‘賢い猟犬’へ、進化したイメージ。 マディンは、こういう‘クセ強罪人’達を飼いならし、心理状態をコントロールする事で十一課を掌握している、 物語で感動させるポイントは「人が変わる時」 元罪人は、徐々に悪いなりに「成長」していくキャラとして、あと一回、出番がある予定。 156:拾郎 2022/02/06 (Sun) 18 23 08 【人物:王弟・補足】 ・シナリオの裏回しとして、出してみたら都合のいいキャラでした。 ・現状に不満はない。廃嫡された身分を受け入れている。野心もない。という、フラットの状態から『法王庁への殴り込み』を実行。 ・その理由は『全部を背負った(背負わされた)兄妹に、何かしてやりたかったから』。ある意味、敵側の主人公感ある行動理由。 ・戦闘シーンでのプライム・タークとの対決の見せ場は、『湖畔の英霊VS裁きの右腕(マトレイヤの紋章)』は、後のライナス・バルグとイルドルフのオマージュ。 ・引き伸ばしも考えたけど、ある意味、『一回だけの完全燃焼』で良かったかな 157:拾郎 2022/02/11 (Fri) 18 35 21 【25巻・書き下ろし】 異端審問印を握る男の手。 『使命を果たしたようだな、プライム・タークよ』 異端審問印が伝えたのは、襲撃の撃退と、被害状況。 『敬虔な魂に、真の安らぎを。』 異端審問印を離した手が、振り下ろされた大斧を受け止める。 『そして、異端者に裁きを』 男の周囲には、狂戦士の死体の山。 山中を静かに歩み続ける男の視線の先には、山陰に隠れる様に佇む原種巨神『ヘルモーズ』 『立場が変わった時に、人の真価は試される。・・・『攻める』立場から『攻められる』立場になった卿達はどう動く?』 狂戦士達の攻撃の中、悠然と進み続ける。 『この異端審議長ヴァイユ・ホンフェッサーの裁きをどう受ける?』 158:拾郎 2022/02/11 (Fri) 18 41 36 【次巻予告】 ー激突ー 『・・・判決を告げる』 異端審議長(新世紀、最強) VS 『不可侵と言うものをお見せしよう』
https://w.atwiki.jp/deruta_sanbaka/pages/61.html
10090号「決議第178号に参加中の御坂は速やかに先頭配置につけっ!!」 15072号「まああの浦上とやらが逃げ回ったおかげで五和とオリジナルの接触時間が少し遅れました。とミサカはちょっとだけ裏切り者の肩を持ちます。」 16548号「緊急報告!!」 20000号「何ですか騒々しい。とミサカは16548号への不快感をあらわに・・・・・・」 16548号「それどころではありません!とミサカはあの暴食シスターが遊園地方面に向かっていることを緊急報告しますっ!!」 15072号「なぜあのシスターがオリジナルの位置を?とミサカは疑問符で頭がいっぱいになります。」 16548号「察するに肉食動物などの『捕食者のカン』ってやつでしょう。とミサカは発言します。」 かくて五和vsシスターズの幕が切って落とされるっ!! 五和「いったい全体、あなた方は何者ですか?」バッチィン!!!!五和の声と電撃音が交錯する。 10572号「シスターズです。あなたを行かせるわけには参りません!」バチバチバッチインンン!!!! 19人のシスターズは遊園地の外にでて五和を止めるべく入れ替わり立ち替わり電撃&サブマシンガンによる遅延作戦を展開していた。その連携は天草式顔負けであった。まあ一つの巨大な脳みたいなものだから当然だが。 ただし。 当初「殲滅作戦」という恐ろしげな名前だったのが電撃&狙撃をことごとくかわされた上、シスターズの2名を捻りつぶされた結果(ドンだけすごいんすか五和サン!)遅延作戦に変更を余儀なくされたのであった。 五和「全く、あの世間知らずな貧乳中学生に鉄槌を加えようときたら全く同じ顔した20人に襲撃されるとはシャレになりませんねえ。」口調がおかしいですよ五和サン! 20000号「襲撃者はあなたです。とミサカは冷静につっこませていただきます。」 五和「しかし、もうそれも終わりですっ!!!!」 シスターズ「「「「「「「「「「「「「「「「っ!!!!!!?????」」」」」」」」」」」」」」」」グシャッ!! 19人の戦士たちは息をのんだ。 体が動かない。 のみならず何か攻撃をされたわけでもないのに建物の上などで踏みつけられたようにうつぶせで自分たちが倒れていることに恐怖を通り越して疑問すら感じた。 「広域拘束術式。」五和は言う。 「不本意ながらちょこまか動き回ることになりましたからね。ついでに仕掛けをさせていただきました。見境無く動けなくする術なので市街地では本来御法度ですがあなた方の派手な動きで一般人もなし。感謝しますよ。」 この騒ぎの仲でも五和の表情は変わらない。 五和が去って暫くして拘束は解けた。 20000号「これからどうしましょう。とミサカはあの襲撃者に追いつくのはもはや不可能であると指摘します。」 10572号「大丈夫です。計算通りならオリジナルは今頃観覧車を降りている頃でしょう。とミサカは請け合います。一般人の多いところならあの襲撃者も無茶はしません。逆にお二人は人の多いところでの先頭に慣れてますから。とミサカは一安心します。」 10035号「きっ、緊急事態です。とミサカは慌てて報告します。」 20000号「今度は何ですか10035号?とミサカはもう何があっても驚かないぞと返事します。」 10035号「お二人の乗った観覧車が故障で停止してますっ!!!!」 シスターズ「「「「「「「「「「「「なっ、なんですってぇええええ!!??」」」」」」」」」」」」 驚かないと豪語していたシスターズも驚く報告であった。さらに報告が続く。 10035号「どうも上条さんとの時間を少しでも楽しみたいと思ったオリジナルがしでかしたようです。とミサカは報告します。」 一瞬の沈黙。 シスターズ「「「「「「「「「・・・・・・・あのおのろけ馬鹿オリジナルが・・・」」」」」」」」」もはやオリジナルのデレッぷりにあきれるしかないシスターズであった。 神裂「ステイル。何をしているのですか!?しゃきっとしなさいしゃきっと!!」 ステイル「はっ!す、すまない。」彼の手には噛みちぎられたカード。 ステイル「一応噛み切られないように最大限強化したはずなんだが。」 神裂「さっきの歯磨きが聞いているんでしょうきっと。……はっ!それどころではありません!!あの子を追いますよステイル!!」 ステイル「了解!」 二人は駆け出す。 シスターによる人肉食を防ぐために。 そのころ 打ち止め「真っ暗なのはやだよーっってミサカはミサカは言ってみたり。」 一方「しゃあねェだろうがよォ。」 結標「全く停電なんていやねえ。」 ショチトル「こうも暗いと、ねえ。お兄ちゃん。」 海原「と、いうより御坂さんたちはご無事でしょうか?って痛い!!」 ショチトル「この状況でまだ言うか?」 件の上琴空間では・。 上条「さすがに停電はまずいんじゃねえか。」 美琴「だってさーもうちょっとこうしていたいじゃん。」現在彼女は上条の左側にいる。 上条からの信頼もしくは愛のあかしなのだが、結果として電撃を防げないことになった。 美琴「それに暗いと町明かりがこう、…ロマンチックじゃない?」 上条「まあ確かにな。…さっきの続きでもするか?」 美琴「う、うん」チュッ 乗り込んでからというもの頂上を待たずしてのり付け中のお二人なのであった。 神裂「ステイル、急ぎなさいっ!」 ステイル「分かってるさっ!………っ!!神裂、危ない!!!」 神裂「っ!?うわっ!!」神裂は何かに足を引っ掛けそうになった。 神裂「危なかった、ステイル、感謝しますよ。ところでこれは……??」それは地面に倒れる、五和とインデックスであった。 インデックス「シ、刺激が強すぎなんだよぉ……」かろうじて意識はあるが目を回している。 五和「も、もう駄目ぇ………」こちらは何やらゴニョゴニョいって、気を失っている。 神裂「大丈夫ですか二人とも!?なぜこのようなことに?」 ステイル「フム、これが原因らしいな。」その手には五和の横に落ちていた『赤外線暗視装置付き望遠鏡』がある。 ステイル「これで何を見たんだろうね?」言うと彼は五和とインデックスが頭を向けて倒れていた方向へ望遠鏡を向ける。 ステイル「ちっ、暗くて見えやしない。えーっと……このボタンで暗視装置とやらが作動するのかな?……よいしょっと」カチッ 暗視装置が作動した。 と、同時に! ステイル「う、うーん……駄目だ、僕にも刺激がぁ……」 神裂「スッ、ステイル!?おのれ、ステイルまで気絶させるとはいかなる術か、この目で見てやるっ!!」言うが早いか彼女はステイルが見ていたものを望遠鏡で見る。 さすがの神裂氏もこの距離この暗さでは直視できないらしい。 神裂「っ!!!!!」その神裂もふらついた。しかし18歳にしては老けた精神年齢の賜物か、それとも聖人であることが幸いしてか彼女は倒れない。 そしてつぶやく。 神裂「あのバカップル、もはや見たものを気絶させるほどにまでなったのか………」 そう、そうなのである。 現在絶賛大人のキスを堪能中のご両人。 それを見たものはあまりの衝撃にその二人に近しい人間を気絶させるに足る破壊力(?)を有すに至っていた。 10572号「『愛は偉大なり』とはよく言ったものです。とミサカは感嘆します。」 20000号「我々はあの方をあきらめたはずなのに。とミサカは心中の苦悩を吐露いたします。」 10032号「………」バタッ 10035号「やはりこいつが一番最初にダウンか。とミサカはばっさりと切り捨てます。」 10842号「私の隣でも一人倒れているのですが。とミサカは打ち止めに何人倒れているかを尋ねます。」 20001号「ざっと1/3のミサカが倒れちゃってるよっ。ってミサカはミサカはネットワークを通じて流れてきたオリジナルの姿に頬を染めてみたり。」 結標「そういえば、この子にはネットワークが有ったのよね。」 一方「クソッ、目隠ししてもい目がねェじゃねェかよ。」 ショチトル「まあエツァリが見なかっただけ良かったとしよう。」 海原「皆さん何の話を!?ハッ!!まさかあの糞上条が御坂さんに何か!?」 一方「いまさら行っても間にあわねェよ。」 海原「うぎゃぁああああああ!!!!!!!!」 ショチトル「まだ言うかっ!?」ボコッドゴッ!! ショチトル「あの槍がない時のエツァリなんてちょろいもんさ。」 結標「……あの海原を瞬殺だなんて。」(*気絶しただけです。) 一方「やるなァ、コイツ。」何だかんだ言って一番現状を楽しんでる一方通行であった。 当麻「お前…いきなりすごいキスするな…。」 美琴「だって…当麻の味知りたかったんだもん!」 当麻「そんなことを力説されても…。」 美琴「当麻…私とこういうキス…イヤ…?」 当麻「そんなことない…とてもおいしかった…。」 美琴「よかった…私もおいしかった…だからもっと…して?」 当麻「喜んで…」 チュロレロレロ… 二人の時間はアツすぎる… 建宮「グハ!!」バタ 浦上「なんちゅうでぅぐでばは!!」ばた 二人のキスは強烈過ぎる…。 かくて二人のデートは終わる。 仲良く二人して歩いて行く二人だが……。
https://w.atwiki.jp/mobage_index/pages/64.html
開催期間 概要 システム 特効カード 期間指定ボーナス 達成報酬討伐報酬 日記報酬 ランキング報酬個人 組織 限定ショップ コラボ コメント 開催期間 2/20(水)18 00~ 2/26(火)15 00 概要 学園都市各地で『ゲート』が出現し、異世界『ブリテン』と通じてしまった。 ゲートを閉じて学園都市を元に戻すために、各地に散らばった『因子P』を集めつつ、 ブリテンからやってきたアーサーを倒そう! システム 襲撃者イベント 今回は襲撃者を倒した時に覚醒することがある 特効カード カード名 倍率 [第一型]ランスロット 攻3倍 [第一型]ガウェイン 攻3倍 [第一型]ガラハッド 攻3倍 [第一型]モードレッド 攻3倍 期間指定ボーナス 2/21 23 59まで 50000因子Pを集めると、バトルシード×5ゲット 2/23 23 59まで 500000因子Pを集めると、バトルシード×5ゲット 達成報酬 獲得因子P 報酬 獲得因子P 報酬 100 バトルシード×1 810000 Bパーツ×15 300 ヤシの実サイダー×1 1000000 バトルシード×4 1000 Bパーツ×5 1250000 R[妖精]スーパーチアリー×3 2000 N[妖精]チアリー×1 1600000 R[アーサー]アーサー・剣術の城 3500 バトルシード×1 2000000 R[アーサー]アーサー・技巧の場 5000 ヤシの実サイダー×1 2500000 R[アーサー]アーサー・魔法の派 7000 Bパーツ×5 3200000 ヤシの実サイダー×4 10000 拡散性MA用シリアルコード 4000000 Bパーツ×20 15000 R[アーサー]アーサー・剣術の城 5000000 R[アーサー]アーサー・剣術の城 22000 R[アーサー]アーサー・技巧の場 6500000 R[アーサー]アーサー・技巧の場 30000 R[アーサー]アーサー・魔法の派 8100000 R[アーサー]アーサー・魔法の派 39000 N[妖精]チアリー×3 10000000 HR[妖精]アルティメットチアリー×2 50000 ミリオンブースター 12500000 バトルシード×5 65000 バトルシード×2 15000000 ヤシの実サイダー×5 81000 ヤシの実サイダー×2 17500000 Bパーツ×30 100000 N[妖精]チアリー×4 20000000 HR[妖精]アルティメットチアリー×3 125000 R[アーサー]アーサー・剣術の城 25000000 R[アーサー]アーサー・剣術の城 160000 R[アーサー]アーサー・技巧の場 30000000 R[アーサー]アーサー・技巧の場 200000 R[アーサー]アーサー・魔法の派 35000000 R[アーサー]アーサー・魔法の派 250000 R[妖精]スーパーチアリー×1 40000000 HR[妖精]アルティメットチアリー×4 320000 Bパーツ×10 45000000 R[アーサー]アーサー・剣術の城 400000 バトルシード×3 50000000 R[アーサー]アーサー・技巧の場 500000 ヤシの実サイダー×3 55000000 R[アーサー]アーサー・魔法の派 650000 R[妖精]スーパーチアリー×2 60000000 HR[妖精]アルティメットチアリー×5 討伐報酬 発見者:レイドガチャメダル×1 一度でも攻撃:レイドガチャメダル×1 MVP(最大ダメージ):レイドガチャメダル×1 重複は可能なので一体に付き最大レイドガチャメダル×3 レイドガチャメダルはガチャページで回すことができる。 日記報酬 日記を書くと1000交流P入手。1日1回のみ。 ランキング報酬 個人 順位 カード ガチャメダル カツサンド スキルシード 1-10位 SR[知識の泉]インデックス×6、HR[vsアーサー]上条当麻×6 5枚 10個 50個 11-25位 SR[知識の泉]インデックス×4、HR[vsアーサー]上条当麻×6 5枚 5個 50個 26-50位 SR[知識の泉]インデックス×2、HR[vsアーサー]上条当麻×6 3枚 5個 40個 51-100位 SR[知識の泉]インデックス×1、HR[vsアーサー]上条当麻×6 3枚 4個 30個 101-250位 HR[vsアーサー]上条当麻×6 2枚 3個 20個 251-500位 HR[vsアーサー]上条当麻×4 2枚 3個 20個 501-1000位 HR[vsアーサー]上条当麻×2 1枚 2個 20個 1001-2500位 HR[vsアーサー]上条当麻×1 1枚 2個 15個 2501-5000位 -- 1枚 2個 15個 5001-10000位 -- -- 2個 10個 10001-25000位 -- -- 1個 10個 25001-50000位 -- -- -- 10個 50001-100000位 -- -- -- 5個 組織 順位 ガチャメダル ヤシの実 カツサンド 組織に寄付 1-3位 5枚 5個 5個 5000000CP 4-10位 3枚 4個 4個 3000000CP 11-30位 2枚 4個 4個 1000000CP 31-100位 1枚 3個 3個 500000CP 101-300位 1枚 2個 2個 300000CP 301-1000位 -- 1個 1個 100000CP 1001-3000位 -- 1個 1個 -- ※寄付は組織に直接追加される ※組織報酬を貰うには、2000因子P以上必要 限定ショップ バトルシード×13 1000モバコイン バトルシード×6 500モバコイン バトルシード 100モバコイン コラボ このイベントは拡散性ミリオンアーサーとのコラボイベントである。 それぞれのゲームで手に入るシリアルコードがもう片方のゲームで入力するとカードが手に入る。 頂点決戦→拡散性MA 10000因子Pを集めると手に入るシリアルコードを拡散性ミリオンアーサーで入力すると 禁書劇場版のキャラ3枚のカードが手に入る(※拡散性MAのカード) 受取 ~3/31(日)26 00 拡散性MA→頂点決戦 拡散性ミリオンアーサーのイベント(~3/2(土)15 00)で条件をクリアすると手に入るシリアルコードを頂点決戦で入力すると SR[コラボ]アーサー インデックス が手に入る 受取 ~3/3(日)23 59 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/260.html
第四十三話≪陽が昇る≫ 酒場のカウンター席に腰掛けながら、 シェパード種犬獣人の婦警・一色利香は、コップに入れたウーロン茶を口に注ぐ。 決して焼酎のウーロン茶割りなどでは無い。 喉が渇いたのだが基本支給品の水では少し味気無いため、 調理場の冷蔵庫の中に入っていたウーロン茶を飲んでいたのだ。 店主の許可など無いため窃盗に当たるかもしれないと、少し気が引けたが。 利香の隣では眼鏡を掛けたフリーカメラマン・富松憲秀が、見つけた週刊誌を読んでいる。 奥にある和室では、泥酔食道オヤジ・川田喜雄が未だに眠りこけていた。 随分イビキの音量は収まったようだが、起きる気配は無かった。 この酒場内に身を潜めてから、酒場内を探索したが、 武器になりそうな物は調理場にあった万能包丁ぐらいで、 役に立ちそうな物は見当たらなかった。 もっとも、酒場と民家が一体化したような建物にサブマシンガンやライフルといった強力な武器があるのは、 それはそれでおかしいが。 奥でイビキをかいて寝ている食道の主人風の中年男性は、アサルトライフルに長剣という、 非常に強力な武器を支給されていたが、 あくまでそれはあの男性の物。勝手に貰う訳にはいかない。 発見した万能包丁は、ロクな支給品が無かった憲秀が武器として装備した。 「それ、富松さんが撮った写真?」 利香が憲秀が開いている週刊誌のページに掲載された、 野鳥や野川の写真を指差して尋ねた。 写真の端には小さく「撮影:富松憲秀」と書かれている。 「ええ。これで生計を立ててます。家族を養える程度には稼いでますよ」 恥ずかしげに笑みをこぼしながら言う憲秀。 「写真、好きなんですか?」 「そうですね。父がよく写真を撮っていて、小さい頃からずっとそれを見てましたし、 それに、その瞬間の映像がずっと残るっていいな、と思うんですよ。写真って」 「あ~、何となく分かる気します」 実はあまりよく分かっていない利香。 憲秀も薄々その事は察知したのか、あまり話し込む事はしなかった。 「……もうすぐ、お昼ですね」 憲秀がカウンターの上に置いてある、基本支給品の時計を見ながら言う。 昼の12時になれば、この殺し合いの運営側からの放送がある。 ゲーム開始から最初の6時間。恐らく、いや間違い無く、犠牲者は出ているだろう。 そして、侵入すると首輪が作動するという、禁止エリアも発表される。 聞き逃す訳にはいかない大事な放送だと言う事は二人は理解していた。 「たった6時間なのに……すごく長く感じる」 「きっと、気のせいじゃ無いですよ……」 この6時間、自分達は襲撃される事も無く平穏に過ごす事が出来た。 しかし、それは自分達がたまたま、運が良かっただけの話。 襲撃者に襲われ、逃げ惑う羽目になった者、負傷した者、命を奪われた者もいるだろう。 一体何人が落命しているのだろうか。 とにかく、一色利香、富松憲秀、そして奥で眠っている川田喜雄の三人は、 最初の6時間を生き延びる事が出来そうだ。 だが、その次の6時間を生き延びる事が出来る保証は、どこにも無いし、 誰も保証する事など出来ない。 【一日目/昼前/B-3/酒場】 【一色利香】 [状態]:健康 [装備]:金槌 [所持品]:基本支給品一式、除草剤 [思考・行動] 基本:殺し合いからの脱出。殺し合いに乗っていない人々の救助。 1:放送を待つ。 2:富松さんと行動を共にする。 3:あの泥酔状態の中年男性(川田喜雄)が心配。 4:殺し合いに乗っている人に出くわしたら、まず説得。駄目なら戦う。 5:首輪を解除する手段を探す。 [備考] ※泥酔中年男性(川田喜雄)のデイパックの中身を確認しました。 【富松憲秀】 [状態]:健康 [装備]:万能包丁 [所持品]:基本支給品一式、ヨーヨー、セメダイン [思考・行動] 基本:殺し合いはしない。 1:放送を待つ。 2:一色さんと行動を共にする。 3:あの泥酔状態の中年男性(川田喜雄)が心配。 4:殺し合いに乗っている人に遭遇したら正当防衛の範囲での攻撃はやむを得ない。 [備考] ※泥酔中年男性(川田喜雄)のデイパックの中身を確認しました。 【川田喜雄】 [状態]:泥酔、爆睡中 [装備]:無し [所持品]:基本支給品一式、ツヴァイハンダー、ハーネルStG44(30/30)、ハーネルStG44の予備マガジン(30×10) [思考・行動] 基本:??? 1:爆睡中 [備考] ※泥酔しながら寝ているため揺さぶっても声を掛けても起きません。後どれくらいで起きるのかは不明です。 ※一色利香、富松憲秀の二人を認知していません。 ◆ 「あー、身体中が痛ぇ……特に首が痛ぇ。大丈夫か、陵華」 「何とか、ね……痛たたたた……骨が痛い……」 所変わってB-4の路上。フラフラと歩く二人の人影があった。 「まさかタイヤがパンクするなんてよー、ツイてねぇなぁホント。 手榴弾持った奴に襲われるしよー」 「愚痴言ってもしょうがないでしょ……でも、シートベルトしといて良かったわね。 してなかったら、もしかしたら死んでいたかも」 「だな……シートベルトの必要性を改めて認識したわ、俺」 つい一時間程前だろうか、B-8の豪邸で襲撃者の手榴弾による爆襲に遭った四宮勝憲、金ヶ崎陵華の二人は、 豪邸にあった高級車・S110型クラウンにて豪邸を脱出し、襲撃者の魔手から逃れた。 逃れたまでは良かったが、何の因果かB-4路上でクラウンの右前輪のタイヤがバースト。 制御不能に陥り進行方向左側の森林地帯の木に衝突、クラウンは大破してしまった。 その時、二人はシートベルトのおかげでどうにか一命を取り留めた。 陵華の言う通り、もしシートベルト未着用だったならば、衝撃でインパネ或いはフロントガラスに叩き付けられ、 最悪の場合即死、良くても大怪我は免れなかっただろう。 この事故は二人にシートベルトの必要性及び重要性を再認識させる事となった。 事故後二人は何とか大破したクラウンから這い出したが、数歩歩いた所で仲良く気絶。 約一時間程経過し、ようやく意識を取り戻したのだった。 時計を見れば、後40分程で昼の12時、第一回目の放送がある時刻になる。 死亡者の人数、氏名や入ると首輪が爆発すると言う禁止エリアの発表が行われるという大切な情報源なので、 その前に意識が戻ったのは良かったと二人は思った。 しかし、木に車のフロント部分が大破する程の勢いで衝突すれば流石に無傷では済まされない。 勝憲、陵華の二人共、身体中に軽度の打撲を負っていた。 動く分には問題無いが、かなり辛かった。 「とにかくよ……この先に酒場あるみてぇだからさ、そこ行って休もうぜ。 放送も聞かなきゃなんねぇし」 「そうね……」 二人はエリアB-3に存在する酒場に向かう事にした。 「……」 「……追って、来てはいない、みたい」 勝憲と陵華は後ろを振り返り、遠くを見つめる。 よく見れば、豪邸の方角から煙が上がっているのが見える。 恐らくあの爆撃のせいで火災が発生したのだろう。 あの襲撃者が追ってくるのでは無いかと心配したが、どうやらその気配は無いようだ。 「そう言えば、四宮さんが見た女の人って、どんな感じだった?」 陵華が勝憲に尋ねたのは、恐らく自分達を襲撃したと思われる、勝憲が目撃したという女性の事。 「ああ。緑色の長い髪でよ、綺麗なねーちゃんだったぜ。白いシャツと青っぽいスカート履いてたな。 何か、野球帽みてーの被ってたぜ」 「野球帽? ふーん……気をつけなきゃね」 「もう二度と会いたくねぇよ。手榴弾持ってる奴となんか戦いたくねぇっつの」 勝憲がうんざりといった感じで言う。 確かに、あんな威力の兵器を持つ敵とは出来る事なら二度と交戦したくは無いだろう。 「あー、歩きキツイなー」 「頑張ろ。四宮さん」 勝憲と陵華は、痛む身体に鞭を入れながら、エリアB-3の酒場を目指し歩みを進める。 【一日目/昼前/B-4道路】 【四宮勝憲】 [状態]:全身打撲(軽度)、B-4酒場へ移動中 [装備]:FN FAL(20/20) [所持品]:基本支給品一式、FN FALの予備マガジン(20×10) [思考・行動] 基本:殺し合いに乗る気は無いが、襲い掛かってくる奴は殺す。 1:B-4酒場へ向かう。 2:陵華と行動する。 3:麗雅と美琴の捜索。 4:あの緑髪の女(新藤真紀)には二度と会いたくない。 [備考] ※支給されたFN FALはセミオート限定モデルです。 ※緑髪の女(新藤真紀)の特徴を大まかに把握しました。 【金ヶ崎陵華】 [状態]:足に軽い擦り傷、全身打撲(軽度)、精神的疲労(中)、B-4酒場へ移動中 [装備]:コルトM1908”ベストポケット”(6/6) [所持品]:基本支給品一式、コルトM1908の予備マガジン(6×10)、カッターナイフ、ニンテンドーDS、 ニンテンドーDS用ゲームソフト(4)、調達した食糧及び飲料、牛刀包丁 [思考・行動] 基本:殺し合いからの脱出。 1:B-4酒場へ向かう。 2:四宮さんと一緒に行動する。 [備考] ※緑髪の女(新藤真紀)の特徴を大まかに把握しました。 ◆ また所変わって、C-7の砂浜沿いの道路。 レッドカラーのLA4型ルーチェにもたれながら海を見つめているのは、 野球帽を被り、艶やかな緑色の髪を潮風になびかせる女性・新藤真紀。 一時間程前、四宮勝憲、金ヶ崎陵華のいる豪邸を手榴弾で爆襲した張本人である。 「……改めて見ると、海って綺麗ね……ここ最近、海なんて行ってなかったし」 浜辺に打ち寄せる波、太陽に照らされ輝く海原、果てしない水平線。 ここが殺し合いの舞台だと言う事を忘れそうな、美しい光景である。 「それにしても、車が手に入るなんて……ツイてるわね」 真紀がもたれかかっているルーチェは、元々は今遠方で黒煙を上げながら炎に包まれている 豪邸のガレージに駐車されていた物だった。 豪邸にて標的はガレージに駐車されていた車を使って逃走したのだが、 そのガレージの中を真紀が覗いてみると、そこにはもう一台の車――このLA4型ルーチェが駐車されていた。 ロックされていたが、ガレージ内の壁にキーが掛けられていたので、難なくロックを解除。 こうして移動能力を飛躍的に高められる車の入手に成功したのである。 ルーチェの入手後、取り逃がした標的を追撃する事も考えたが、 そこまで拘る事も無いと思い、標的が逃げて行った方向・西方面とは違う、北方面に車を走らせる事にした。 途中、綺麗な砂浜と海が見えたので、車を道路に停め海を眺めていたのだ。 ふと、真紀はデイパックから時計を取り出し、時刻を確認する。 後40分程で昼の12時になる。運営からの放送がある時刻だ。 「もう、ゲーム開始から6時間経つのね……」 この殺人ゲームが始まって6時間。一体今、何人が死に、何人が生き残っているのだろうか。 「……アイツの名前、呼ばれたら拍子抜けね。 べ、別に心配な訳じゃないんだからね!」 知人である狼警官・須牙襲禅の事を思い出す。 特に心配な訳では無いが、やはり安否は気になる所であった。 「ハァ……とにかく、放送はちゃんと聞いておかなきゃね……」 【一日目/午前/C-7浜辺沿いの幹線道路】 【新藤真紀】 [状態]:身体中に掠り傷及び軽度の打撲(応急処置済) [装備]:二六年式拳銃(6/6)、長谷川俊治の野球帽 [所持品]:基本支給品一式、9㎜×22R弾(32)、 サーベル、ラドムVIS-wz1934(5/8)、 ラドムの予備マガジン(8×9)、マークⅡ手榴弾(3) 、長谷川俊治の水と食糧(食糧1/5消費) [思考・行動] 基本:優勝を目指す。積極的に他参加者と戦う。 1:放送を待つ。 2:知人(須牙襲禅)とは出来れば会いたくない。 3:標的を逃がすようなヘマはしたくない。 ※B-3酒場内和室に川田喜雄が寝かされ、 脇に川田喜雄のデイパック(基本支給品一式、ツヴァイハンダー、ハーネルStG44(30/30)、ハーネルStG44の予備マガジン(30×10)入り)が置かれています。 ※B-4に大破した車が放置されています。 ※B-8豪邸は全焼しました。 Back 042幕間‐殺人狂‐ 時系列順で読む Next 044桂川八重の異変 Back 042幕間‐殺人狂‐ 投下順で読む Next 044桂川八重の異変 Back 024酔っ払い保護作戦 一色利香 Next 055惨劇の引き金はとても軽く Back 024酔っ払い保護作戦 富松憲秀 Next 055惨劇の引き金はとても軽く Back 024酔っ払い保護作戦 川田喜雄 Next 055惨劇の引き金はとても軽く Back 037高級車でGO! 四宮勝憲 Next 055惨劇の引き金はとても軽く Back 037高級車でGO! 金ヶ崎陵華 Next 055惨劇の引き金はとても軽く Back 037高級車でGO! 新藤真紀 Next 058騎士を演じた男
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/2092.html
探偵助手さとり7 彼は古明地探偵事務所の所長であるが、実際の捜査は助手の さとり頼みである。彼がすることといえば、精々が税金の支払い であったり、役所の手続きであったりするだけであり、後は依頼 者への応対を偶にする程度である。ここまで探偵らしくないと もはや、所長を首にしてアルバイトでも雇った方が、探偵事務所 の利益に成るような気がするが、ことはそう単純ではない。 -座っているだけで価値がある-そういう類いの役割を雑居ビルの 一室で彼は行っていた。 彼が探偵事務所の所長になる前は、彼はどちらかといえば、探偵の お世話になる方であった。勿論有り難く無い方でお世話になっており、 探偵やその依頼主の会社からは逃げ回っていた。つまり、友人の借金の 連帯保証人になり、夜逃げ状態であったのである。よく聞く話であり、 年上の人物からそういった類いの話を聞いた際には、連帯保証人には なってはいけないと、教訓も付け加えられるのであるが、生憎彼にそういった ことを教えた人物は、根保証については教えることを忘れたようである。 最近の法改正では無効になったのであるが、一昔前は限度額を設定しない 借金の連帯保証人を作ることができたので、友情を金で精算した友人が 逃亡した暁には彼に大きな借金が残っており、やむなく彼も夜逃げをする 羽目になってしまっていた。普段ならば頼ることのできる家族や親族が 居なかったことは、借金取りの取り立ての被害が及ばなかったことを 思えば、一家崩壊するよりかはまだましなのかも知れない。どちらも不幸 であることには変わりがないのであるが。 アパートに住んで短期の派遣をやっていた後に、ネットカフェ難民となり コンビニのアルバイトで食いつなぐこととなり、其処にも追い込みが掛けられた 後には治安の悪いドヤ街にて、彼は日雇いの労働者をやっていたが、 諦めの悪い債権業者はしつこく彼の居場所を探っていた。ここまで来ると もはや漫画やドラマに出演する、闇金業者の仕事であろう。 さて現代日本において法律上は、奴隷制度は撤廃されているのである が、人間を無理に働かせる場所が無くなった訳ではない。どこか 人里離れた山奥にある労働場所で、金属バットで武装 した監視役が見張れば、非効率ではあるものの奴隷的労働をさせることが できるのである。監督と労働者の信頼関係がゼロ処かマイナスに突入して いるため、どこぞの地下帝国のような単純労働しかさせることができない のであるが。 そういった場所は悪評が立つものであり、希望して行く人間なんぞいるはず も無い。ならばどうするのかという問いに対する答えの一つが、彼が 現在受けているように、複数で襲って車に詰め込むこと-要は誘拐である。 本来ならば工場に連れて行かれる肉牛のように、哀れ連行されてしまう 筈であった彼であるが、まさに連れ込む瞬間を目撃した者がいた。普通の 人間ならば百十番を掛けるか、逃げるかするのであるが、生憎その者は 凍りついたように微動だにしない。一方の襲撃者の方も中断するのではなく、 賽は投げられたとばかりに、小柄な女性であった目撃者を襲って連れ去ろうと するが、抱きかかえて連れていこうとした人物は皆、地面と熱い 接吻を交わすこととなった。 そうして表にいた人物が全員倒れる頃には、 車内で彼を押さえつけていた数名が仲間の異変に気づき、救助に 向かうが彼らも残らず転倒して、栄えある先任者の仲間入りを無事果たしていった。 動ける人物が軒並み居なくなったところで、彼女は車より細腕で彼を 引きずり出し、肩を貸してその場より離れていった。一方襲撃者の方も気絶した仲間を 回収して何とか逃げ出し、猛スピードで逃げている最中に、「偶然にも」近くの橋の 欄干を突き破って、一人残らず川の藻屑となるのであった。 意識が朦朧としている状態で、彼女に肩を借りながら何とか自分の家まで たどり着いた彼は、扉を開けると途端に気を失ってしまった。そのまま昼前に なると彼は全身の痛みと共に起き上がるが、途端に良いにおいが鼻を突く。 ワンルームしかない部屋の中を見回すと、彼女が料理を作っており、食欲が 沸いた彼は、そのままなし崩しに食事を取ることとした。 彼は彼女に助けて貰ったお礼を告げ、彼女に部屋の中からかき集めた 僅かなへそくりを渡したが、彼女は受け取ろうとはしない。それどころか 彼の今までの事情を知ってか、ある提案をしてきた。普通の人ならば怪しくて 受け入れることは無いのであるが、失うものが無い彼はその提案を受け入れた。 只より高い物はなく、悪魔との契約には細心の注意が必要である。童話では 登場人物は悪魔や魔神の契約の隙を突いたり、罠に嵌めて大きな対価を得るが、 その悪魔とて彼女の能力は持っていなかったであろう。無意識すら把握する 心を読む妖怪の前では、どんな策略とて無意味となり、本気の彼女を遮るには 物理的な力しか方法はない。 ところで自分に残された物は何も無いと彼は思っている。それはある意味で 正しいのであるが、ある意味で間違っている。彼が持っている物は借金だけで あるが、彼は今社会でどうにか生活している。-生きているだけで素晴らしい -というふわふわのメレンゲでできた言葉は、ホームドラマの中ではとても 良い言葉であるのだが、先ほどさとりが彼に言った殺し文句の中では、不穏な 響きを含ませる。特に今彼に見せているように、目と口元が笑っているが、服の 中に隠しているもう一つの目が彼を見つめて離さない時には。 -笑顔は攻撃本能の発露でもある-という言葉が浮かんでくるのであるが 今回は少し異なる。さとりは本当に彼を手に入れて嬉しかったのだから。 だからついつい嬉しくて、提案を受け入れて貰って手を握った時に 嬉しくて、 彼に催眠を掛けてしまいましたとさ。絶対に自分から離れないように。