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青嵐 性別 ♂ 身長 180と少し/体重 割と重い 髪の色 爽やかな青色に紫が少し/目の色 ソーダ色 一人称 俺/二人称 お前、名前呼び捨て 結種 ジンベエザメ 構成属性 水、炎、風 水竜宮王子雨月の護衛。と言いながらも竜宮には襲撃者なんて居ないし来ないので サボってお菓子を食べたり巨大クラゲの背中で昼寝していることが多い。 髪は短いが何房か跳ねている部分がある。お菓子を持っているのがデフォルト。 大雑把な性格で、飄々としているように見えるが熱い部分も持ち合わせている。 戦い好きな面もあり、焦熱とはよく手合わせをする仲である。 ただ、そのときは属性の相性も考慮して素手で戦うようだ。 雨月の幼なじみであり、とても小さい頃から一緒に過ごしてきた。 雨月の自信の無さの原因を知っていて、且つ自分のせいだとも思っているらしい。 いつも駄菓子を買ってきて差し入れしているのは彼。高級なお菓子は水蓮が差し入れしている。 性格の違い、方向性の違いから水蓮と対立することもあるが大体はくだらない原因で 言い合いを始めるので当の雨月に呆れられて収まることがほとんど。 (例:今日の雨月様のおやつは何にするか) どちらにせよ、2人とも雨月を思う気持ちは同じである。 戦闘のセンスは良く、大きな結晶の形をした大剣「青鮫」を振り回して戦う。 水蓮が補佐に付いていない時は防御系の技も身につけようとしていたが、防御主体の水蓮が居る今は 完全に雨月を任せて自分はフルアタで突っ込むスタイルを取るようになった。 なんだかんだで背中を任せ合っている2人と言えるだろう。 お菓子好きなこともあり甘いものが好きだが、あんこは嫌いらしい。 好きな物はみたらし団子。みたらしが垂れないように竜力でコートしてあるものが特にお気に入り。 「あのさぁ…夏の間だけ距離おいて接さねぇ?」 「えーっと なんかごめん」
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STAGEは全部で23 難易度はノーマル・ハード・リアルディザスターの3つ リアルディザスター解禁条件は、「称号50以上獲得」ではないかと思われます。 プロローグ ひどい1日/南米アギラス山 STAGE01 大地震発生/STORMアジト STAGE02 崩れゆく街/ブルーリッジ市街地 STAGE03 暗闇と炎/地下鉄~市街地 STAGE04 炎の竜巻/ウエストパーク STAGE05 橋の上の死闘/ビッグブリッジ STAGE06 津波来襲/ブリッジ~市街地 STAGE07 空の襲撃者/ブルーリッジ市街地 STAGE8 STAGE9 STAGE10 STAGE11 STAGE12 STAGE13 STAGE14 STAGE15 STAGE16 STAGE17 STAGE18 STAGE19 STAGE20 STAGE21 STAGE22 STAGE23 時系列 午前07時06分 ブルーリッジ市 FBI支局 レイ、オルソンに会う 午前08時12分 STORMアジト レイ、アジトに突入 午前08時33分 廃ビル 地震発生 午前08時58分 ブルーリッジ市郊外 核弾頭廃棄施設 午前09時27分 ロザリア山 地熱発電所跡 大佐到着 午前09時50分 ホワイトハウス 大統領執務室 大統領と大佐の通信 午前10時03分 ブルーリッジ市沿岸部 津波襲来 午前10時22分 ブルーリッジ市 市街地 地下鉄線路へダイブ 午前11時07分 ハイランドパーク レイ漂着 午後01時08分 ロザリア山 地熱発電所跡 ロザリア山噴火 午後01時32分 ロザリア山 地熱発電所跡 溶岩&火砕流発生 午後02時12分 ロザリア山 南部高地 レイ火砕流に巻き込まれる 午後02時31分 ホワイトハウス 大統領執務室 ニュースを見る大統領 午後02時55分 ロザリア山 南部高地 レイ意識を取り戻す 午後04時45分 ロザリア山 南部高地 レイとアイリスの会話 午後06時12分 キャンベル川 ラハール発生 午後07時28分 空軍 輸送機 レイとオルソンの会話 午前01時58分 ホワイトハウス 大統領執務室送金を催促する大佐 午前02時10分 ベインズヴィル パラシュート降下直後 午前04時55分 ポートアレックス ハリケーン 午前06時03分 ポートアレックス南海上 ラストシーン
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作者:◆EHFtm42Ck2 【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 【8】 【9】 【10】 【11】 【12】 【13】 【14】【15】【16】【17】【18】 『終わりにするよ、美希。お前の弟、なんとかしてくる(キリッ)』 とかいう言葉でかっこよく締めてみた私だったが、その直後に睡魔の激しい猛攻にさらされ、あえなく敗北してしまっ た。そして今。目を覚ましてみればアナログ時計はなんともきれいなLの字型。夜中の3時、良い子はねんねする時間…… ではない。良い子にしてればお母さんの手作りホットケーキにありつけるほうの3時だ。 さて昨夜寝付いたのが何時なのかはこの際置いておくとして、だ。基本的に私は規則正しい朝型の生活を送っていると 自負している。休みの日でも遅くとも午前10時までには起きておかないとその日一日中鬱になるタイプに属する人間だ。 そんな折り目正しい私があろうことか昼、むしろ夕方にさしかかろうかというような時間まで惰眠を貪ってしまったのだ。 ああ、鬱だ。もう今日一日なんにもしたくない。もういっそ死んでしまうか……と平時の私ならきっとこうぼやいて ベッドの上で体育座りでもするのだろうが、流石に今はそんな悠長な時間の無駄遣いをしていられる時ではない。それ くらいの空気は読める男だ。その昔、『神宮寺秀祐は有言実行が服を着て歩いているような男』とさえ言われたこの私だ。 『終わりにするよ、美希。お前の弟、なんとかしてくる(キリッ)』 などとキメキメで言ったそばから、昼過ぎまで寝ちゃったので今日はお店お休み♪(テヘッ)では道理に合わない。 名がすたるというものだ。やると言ったからには必ずやり遂げる。有言実行とはそういうことなのだ。 だがしかしである。よくよく考えてみればだ。これまでにおいて発生した牧島との遭遇は、まったくの偶然(を装った 牧島の故意もあり得るが)か、牧島のほうからの接近によって起きたものであって、私のほうから彼に接触を持つという ことはなかった。理由は説明するまでもなく単純で、接触しようにも方法がないからだ。連絡先を知っているわけでなく、 まして住所などもっての他。彼は私を監視でもしているかのように私の行き先に現れるが、もちろん私には彼の行き先や 居場所を探知できるような能力もない。 ……手詰まりじゃないか。『終わりにす(以下略)』などとかっこつけてみた結果がこの体たらく。もう少し状況を把 握してからかっこつけるべきだったかもしれない。牧島の本来の狙いが私なのだから適当に外をブラブラしていれば 襲撃されるだろう、という推測も、今となっては望み薄な気がした。昨日一日で状況は大きく変化している。比留間博士 があの場に現れるという奇天烈な事態は、私だけでなく牧島にとっても衝撃だったことは想像に難くない。 完全に推測の域を出ないが、牧島のバックに誰かいるという前提自体、牧島に刷り込まれたブラフだったのではないだ ろうか。あるいはブラフでなかったとしたら、それは牧島の一種の思いこみ、なのかもしれない。 まあなんでもいいが、とにかくこちらから何かしかける手段がないことはどうにもしがたい。だがどうにもしがたい ことをただ座って考えていても結局どうにもならないしできない。考えてみれば朝も昼も飯を食べていないのだ。なんだ 道理で腹が空いてるわけだ。なにか簡単なものでも、そう思って腰を浮かせたのとほぼ同時だった。 「うん? メールか? ああでもこの着信音は確か……」 どこぞから電子音が響いた。もちろんすぐに自分の携帯だとわかったが、なぜか耳慣れない着信音。そのちょっとした 違和感の理由は、メールを開いてみてからわかった。 『夜見坂の付属施設に襲撃あり。襲撃者は戦闘用改造生物が多数、その他は現在不明。 特務部門の支援見込めず。施設深部への侵入が確認された場合、秘密保持のため施設を爆破する』 ERDOに関連してなにか緊急の連絡がある場合に発信されるメールの着信音は、それとわかるように普通のメールと 違う着信音に設定していた。このメールの内容はまさしくそれに分類されるもので間違いない。ちなみにこのメールは 研究部門内の情報処理課から、各研究チームのチームリーダークラスに送信されることになっている。研究部門内だけ というところがミソであり、ERDOのダメなところだと思うのだが、これについて語ると一日が終わってしまうので控える としよう。 いずれにせよだ。牧島という男は実は本当に素直でわかりやすい人間なのかもしれない。こちらから接触する手段が ないと嘆いてみれば、こうして目立つ行動を起こしてくれる。 ……どうしてか私は襲撃者が牧島だとあっさり断言してしまっている。もちろん根拠なんてものはない。ただメールの 文面を見た瞬間から、間違いなく彼だとそう確信してしまったのだからしかたがない。 私はわかっている。終わりが近いことを。終わらせるべきなのだということを。そのつもりでいる。 だから彼もわかっている。それを望んでいる。私の描く終わりと、彼の望む終わりの形はきっと異なるのだろうけど。 だから彼は呼んでいる。必ず私がわかるように、決して私が逃げられないように、ERDOという組織を媒介にして。 だから私も応えなければならない。チェンジリング・デイという災禍の日に縛られ続ける自分に、そして彼に、引導を 渡すために。 ……よし。出陣の掛け声といこう。今度こそかっこよく決まりそうだ。 「終わりにするよ、美希。お前の弟、なんとかしてくる」 眼鏡をくいっと押し上げながらキメてみたものの、朝昼の仕事を取り上げられてご立腹の胃袋がブー垂れる音が同時に 響いたせいで、なんとも締まらない出陣声明となった。とりあえず、腹ごしらえはしっかりしておくとしよう。 つづく 登場キャラクター ドクトルJ 比留間慎也 上へ
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下条支部長の支部日誌より抜粋 整理ナンバー201206141921 中間報告書 23日2130時、田場支部を襲撃した“量産型特殊AAS”2体から情報を得る。 襲撃者は崑崙会と武神製薬に雇われていたもの。 24日全日、下条及び九重隊員、武神製薬の調査。 ドミニオンの関与が疑われる。 AASや兵器を用いた悪魔憑き狩りを行っているようす。 24日午後、緋島隊員、壇子三兄弟の身辺調査。 ターゲットのたまり場を発見。 25日全日、保坂隊員、プレイヤーキラーの調査。 正体は探れず。 これまでの行動からイベントへの妨害ではない模様。 悪魔憑きに加えAASも加わっている。 25日、下条隊員、UDの調査結果を受け取りに本部。 UDの調査結果、主成分に能力魔結晶のかけらが含まれていることが判明。 ミッドナイト・レイブ中にUDの取引が行われるとの情報あり。 26日全日、下条隊員、プレイヤーキラーの調査。 これまでのミッドナイト・レイブより3人の容疑者に絞り込み。 ケンザブロウ・ジョンズ:AAS、武神製薬に所属していた傭兵。 アヤノ・ヒダカ:悪魔憑き、過去にセラフィムと敵対。 ラーク(仮名):鳥のヴィシャス属性悪魔憑き。 26日1450時、九重隊員、ショッピングセンターにてラークと思われる鳩を発見、接触はせず。 26日1630時、緋島隊員、遊園地にてケンザブロウ・ジョンズと思われる着ぐるみを発見、接触はせず。 26日1810時、保坂隊員、港にてアヤノ・ヒダカと接触、戦闘を避け逃走。 アヤノ・ヒダカ以外にAASと鳥の悪魔憑きがいた模様。 「虹色の髪の奴によろしくな」と言われる、詳細不明。 27日1900時、ソウルマスターによるミッドナイト・レイブ開始。 1900時、下条及び九重隊員、港にて所属不明船舶を発見、海上警察と共に乗り込む。 所属不明船舶より能力魔結晶のかけらを発見。 船員より、2100時に取引が行われると証言。 1900時、緋島及び保坂隊員、駅前にて他のミッドナイト・レイブ参加者(ケンザブロウ・ジョンズ含む)と接触。 1945時、緋島及び保坂隊員、公園にて壇子三兄弟の一人と接触。 他のミッドナイト・レイブ参加者の元にこれを追い込む。
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ファイター Fighter 武器の種別よりも多くの戦い方がある。多くのファイターが血まみれの戦場で味方と綿密に協力して戦うことを学ぶ一方で、他の者たちはその日勝つための手段として、奇妙で難解な、まったく意地の悪い、不名誉な戦闘の型を選択する。以下に示すものは、まさに英雄と悪党によって等しく実践される、少数派の戦法である。 喧嘩屋(アーキタイプ) Brawler すべての乱闘はファイターにとって非常に身近なものだが、あたかも引き寄せるかのように乱闘をもたらすファイターもいる。喧嘩屋はいかなる種族と社会の中のどこでも見ることができる。喧嘩屋は居酒屋の用心棒、地元の犯罪組織の殺し屋、男爵の護衛階級における激しやすい新兵として雇われている。喧嘩屋の面と向かっての態度は彼らの戦術と同じぐらい力強いものだ。 近接制御(変則)/Close Control:2レベルにおいて、喧嘩屋は敵を戦場中力尽くで引き回すことに熟練する。喧嘩屋は突き飛ばし、引きずり、位置ずらしの戦技判定に+1のボーナスを得る。喧嘩屋は同様に突き飛ばし、引きずり、位置ずらしの戦技で攻撃されるときに、CMDに対し+1のボーナスを得る。これらのボーナスは2レベル以降4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で18レベルの+5)。 この能力は鎧修練1と置き換える。 近接戦闘員(変則)/Close Combatant:3レベルにおいて、喧嘩屋は近距離武器グループの武器を用いた攻撃において、攻撃ロールに+1のボーナスとダメージ・ロールに+3のボーナスを得る。これらのボーナスはいずれも、3レベル以降4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で19レベルの攻撃ロールに+5とダメージ・ロールに+7)。 この能力は武器修練1、2と置き換える。 威嚇する姿勢(変則)/Menacing Stance:7レベルにおいて、喧嘩屋はその敵を悩まし、注意をそらすようになる。喧嘩屋に隣接している間、敵は攻撃ロールに-1のペナルティと精神集中判定に-4のペナルティを受ける。これらのペナルティは7レベル以降4レベルごとに1ずつ増加する(最大で19レベルの攻撃ロールに-4と精神集中判定に-7)。もし喧嘩屋が気絶状態、幻惑状態、無防備状態、朦朧状態、よろめき状態であるならば、そのクリーチャーがこれらのペナルティを得ることはない。この能力は鎧修練2、3、4および鎧体得と置き換える。 逃走阻止(変則)/No Escape:9レベルにおいて、喧嘩屋の威嚇する姿勢の範囲から離れようと5フィート・ステップしたり、撤退アクションで離れたりすることは喧嘩屋から機会攻撃を誘発するようになる。この能力は武器修練3、4と置き換える。 《足止め》:13レベル時に、喧嘩屋はたとえ《迎え討ち》の特技を持っていなくても、ボーナス特技として《足止め》を得る。喧嘩屋がすでに《足止め》特技を持っている場合、代わりに他の任意の戦闘特技を修得することができる。加えて《足止め》特技を使うとき、戦技判定に自らのファイター・レベルの1/2に等しいボーナスを得る。 武器体得(変則):喧嘩屋はこの能力で近距離武器を選択しなくてはならない。 剣闘士(アーキタイプ) Gladiator たいていの戦士はそれぞれの戦闘で生と死とのせめぎ合いの中、やむなく戦う。しかし栄光と観衆の称賛のために戦う者もいる。剣闘士は狡猾な戦士と最高の演者を兼ね備え、生と死の理解は剣の刃の上だけでなく聴衆の声援や野次で平衡を保つ。 技能:剣闘士はクラス技能として〈芸能:お笑い、演劇、舞踏〉【魅】を得る。 武器と防具の習熟:剣闘士は重装鎧およびタワー・シールドに習熟していない。その代わりにボーナス特技として、1レベルで《演武武器体得》特技を得る。このボーナス特技はファイターが1レベルで得るボーナス特技とは別に加えられる。さらに、段階的な鎧を使っている剣闘士は、2つあるいは3つの部分鎧を身につけている際に1組の全身鎧を身につけていると見なされ+1の鎧ボーナスを得る。しかしもし部品が入り混ざっている場合、+5%の秘術呪文失敗確率を被る。 ボーナス特技:剣闘士はボーナス特技として戦闘特技もしくは演武特技を選択して修得することができる。 名声(変則)/Fame:2レベルにおいて剣闘士は演武を始めるとき、常に少なくとも1勝利ポイントから始めることができるようになる。もし剣闘士がすでに勝利ポイントを持っているならば、追加の1勝利ポイントを得る。10レベルにおいて、剣闘士は少なくとも2勝利ポイントで始めることができるようになる。もしすでに勝利ポイントを持っているならば、彼は追加の2勝利ポイントを得る。この能力は武勇と置き換える。 壊れざるもの(アーキタイプ) Unbreakable 壊れざるものは不屈の意志を持つファイターであり、阻止することはできず、ひとたび心を決めたのならなだめることもできない。壊れざるものは果たすべきことのためならばいかなる試練にでも耐える。その心が目標に向かって定められたなら、どれほど多くのものが試みようとも、何ものも彼が目標を達成することを阻むことはできない。壊れざるものは巨大な破壊者であり、自らの能力にこの上なく自信を持つ熱狂者である。 武器と防具の習熟:壊れざるものはタワー・シールドに習熟していない。 へこたれない/Tough as Nails:壊れざるものはボーナス特技として《持久力》と《不屈の闘志》を得る。この能力はファイターの1レベルのボーナス特技と置き換える。 ひるまない(変則)/Unflinching:2レベルにおいて、壊れざるものは[精神作用]効果に対する意志セーヴに+1のボーナスを得る。このボーナスは2レベル以降の4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で18レベルの+5)。この能力は武勇と置き換える。 《蘇る英雄》(変則):5レベルにおいて、壊れざるものがまだ修得していないならばボーナス特技として《蘇る英雄》特技を得る。壊れざるものがすでにこの特技を修得している場合、この特技の代わりに任意の戦闘特技から選択することができる。加えて、彼は5レベル以降4レベルごとに、追加で1日に1回(最大で17レベルの4回)この特技を使用することができる。この能力は武器修練1と置き換える。 《耐え忍ぶ英雄》(変則):9レベルにおいて、壊れざるものがまだ修得していないならばボーナス特技として《耐え忍ぶ英雄》特技を得る。壊れざるものがすでにこの特技を修得している場合、この特技の代わりに任意の戦闘特技から選択することができる。加えて、彼は9レベル以降4レベルごとに、追加で1日に1回(最大で17レベルの3回)この特技を使用することができる。この能力は武器修練2と置き換える。 素早い回復(変則)/Quick Recovery:11レベルにおいて、壊れざるものは15分だけ休養するか、治癒呪文ないし治癒効果が適用されると疲労状態から回復するようになる。この能力は鎧修練3と置き換える。 屈強(変則)/Stalwart:13レベルにおいて、壊れざるものはセーヴに成功しても部分的な効果を持つ呪文や擬似呪文能力に対して、意志セーヴもしくは頑健セーヴに成功すればこれらの効果に全く影響されなくなる。この能力は武器修練3と置き換える。 無限の持久力(変則)/Unlimited Endurance:15レベルにおいて、壊れざるものが過労状態になったとき、代わりに疲労状態の影響を被るだけで済む。しかしこの状態を実際の疲労状態に軽減するために1時間の休養が必要となる。この能力は鎧修練4と置き換える。 奇跡的な回復(変則)/Miraculous Recovery:17レベルにおいて、壊れざるものは継続している効果から回復するために行うセーヴィング・スローにおいて、2回ロールしてより良い方を選択することができるようになる。この能力は武器修練4と置き換える。 壊れざる心(変則)/Unbreakable Mind:20レベルにおいて、壊れざるものは甘い言葉や魔法で心を揺さぶられることがほとんどなくなる。彼は[精神作用]効果に完全耐性を得る。この能力は武器体得と置き換える。 素手戦士(アーキタイプ) Unarmed Fighter すべてのファイターが世界で彼らの目標を成し遂げるために武器を必要とするわけではない。素手戦士は武器を拾い上げることもあるが、そのようなときでもモンク武器を好む。彼らをモンクと間違える人たちさえいるが、これらの戦士は気を練らずに戦いに加わり、その代わりにまず匹敵することのできない頑強な忍耐力を持つ。 武器と防具の習熟:素手戦士は中装鎧、重装鎧、盾に習熟していない。素手戦士は特殊なモンク用武器を含めて、すべてのモンク用武器に習熟している。 素手スタイル/Unarmed Style:1レベルにおいて、素手戦士は《素手打撃強化》特技と、ボーナス特技としてスタイル特技(第3章参照)からいずれか1つを獲得する。素手戦士は選択したスタイル特技の前提条件を全て満たす必要はないが、素手戦士はその特技を得るまで、《エレメンタルの拳》特技の追加の使用方法を得るスタイル特技を修得することはできない。この能力は1レベルのボーナス特技と置き換える。 厳しい修練(変則)/Harsh Training:2レベルにおいて、素手戦士は過労状態、疲労状態、よろめき状態や一時的な能力値ペナルティを起こす効果に対するセーヴィング・スローに+1のボーナスを得る。このボーナスは2レベル以降4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で18レベルの+5)。この能力は武勇と置き換える。 タフガイ(変則)/Tough Guy:3レベルにおいて、素手戦士は非致傷ダメージや自らが組みつかれている間に受けたダメージに対して、自らのファイター・レベルの半分に等しいダメージ減少/-を得る。この能力は鎧修練1と置き換える。 武器修練(変則):5レベルにおいて、素手戦士はモンク用と肉体武器グループの武器における、攻撃ロールとダメージ・ロールに+1のボーナスを得る。5レベル以降4レベルごとに、このボーナスは+1ずつ向上する(最大で17レベルの+4)。この能力は武器修練1、2、3、4と置き換える。 巧妙なレスラー(変則)/Clever Wrestler:7レベルにおいて、素手戦士は組みつきを行っている間に【敏捷力】や攻撃ロールにペナルティを受けず、敵を押さえ込んでいる間もACにその【敏捷力】ボーナスを維持する。素手戦士は組みつき状態の時でも、たとえ敵が《組みつき強化》特技やつかみ能力を持っていたとしても、彼に組みつきを試みるクリーチャーに対してであっても機会攻撃を行うことができる。この能力は鎧修練2と置き換える。 裏投げ(変則)/Trick Throw:8レベルにおいて、素手戦士は素手攻撃を使用して敵の足払いに成功した際、機会攻撃を誘発しない割り込みアクションとして、(敵が伏せ状態になる前に)そのクリーチャーに対して裏技の戦技を試みることができる。この能力は8レベルのボーナス特技と置き換える。(第3刷更新) 組落とし(変則)/Takedown:12レベルにおいて、もし素手戦士が引きずりの戦技に成功した場合、彼は機会攻撃を誘発しない即行アクションとして、同じ目標に対して足払いの戦技を試みることができる。15レベルにおいて、彼は組みつき判定に成功した後にこの試みを行うことができる。この能力は12レベルのボーナス特技と置き換える。(第3刷更新) 目つぶし(変則)/Eye Gouge:13レベルにおいて、もし素手戦士が素手打撃でクリティカル・ヒットが確定するか組みつき状態で彼のターンを始めたなら、機会攻撃を誘発しない即行アクションとして、目標を盲目状態にする裏技の戦技を試みることができる。1サイズ以上大きいサイズ分類の目標はこの効果を受けない。この能力は武器修練3と置き換える。 予想外の拳(変則)/Sucker Punch:17レベルにおいて、素手戦士はACに【敏捷力】ボーナスを加えられない状態や組みつき判定で押さえ込まれた状態にしたクリーチャーを攻撃する際、即行アクションとしてその目標に対して裏技あるいは足払いの戦技を試みることができる。この能力は鎧修練4と置き換える。 完全なる強靭(変則)/Sheer Toughness:19レベル時に、素手戦士は非致傷ダメージと過労状態、疲労状態、よろめき状態に完全耐性を得る。この能力は鎧体得と置き換える。 武器体得(変則):この能力は素手攻撃のみに適用される。 戦術家(アーキタイプ) Tactician 多くのファイターが近接攻撃と遠隔攻撃の基本に注力する間に、戦場におけるより大きな構想を見渡すように訓練された者達がいる。これらのファイターは圧倒するであろう単なる凶暴な力と武器の技の挑戦に打ち勝つために、自らの訓練と戦術的な洞察力を使いこなす。 武器と防具の習熟:戦術家は重装鎧およびタワー・シールドに習熟していない。 戦略的訓練(変則)/Strategic Training:戦術家はそれぞれのレベルで通常の2+【知力】修正値ではなく、4+自らの【知力】修正値に等しい技能ポイントを得る。さらに、〈交渉〉【魅】、〈言語学〉【知】、〈真意看破〉【判】、〈知識:貴族〉【知】、〈知識:地理〉【知】が戦術家のクラス技能となる。この能力は1レベル時に得るボーナス・ファイター戦闘特技と置き換える。 ボーナス特技:戦術家は戦闘特技に加えて、ボーナス特技として《技能熟練》かチームワーク特技の中から任意の特技を選択することができる。 戦術的認識(変則)/Tactical Awareness:2レベルにおいて、戦術家はイニシアチブ判定に+1のボーナスを得る。このボーナスは2レベルの以降の4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で18レベルの+5)。この能力は武勇と置き換える。 戦術家(変則)/Tactician:5レベルにおいて、戦術家はキャヴァリアーのクラス特徴の同名の能力を得る。彼はこの能力を5レベル時に1日1回、5レベル以降の5レベルごとに追加で1回(最大で20レベルの4回)使うことができる。もし戦術家がキャヴァリアー・レベルを有するなら、1日の使用回数を決定する目的においてこれらのレベルは累積する。これにより戦術家はより高いボーナスを得ることができる。この能力は武器修練1と置き換える。 協力的な戦闘員(変則)/Cooperative Combatant:11レベルにおいて、戦術家は特殊攻撃として援護を行う際、【知力】ボーナスごとに1人の味方にその効果を及ぼすことができる。それぞれの味方への戦術家の援護は、彼はその味方が敵に対して行う次の攻撃に+2のボーナスを与えるか、その味方に敵が行う次の攻撃に対するACに+2のボーナスを与えるかを選択することができる。戦術家はそれぞれの味方に異なるボーナスを与えることができる。この能力は鎧修練3と置き換える。 戦闘洞察(変則)/Battle Insight:15レベルにおいて、戦術家は即行アクションとして、戦術家を見、その声を聞くことができる視線内の1人の味方が行う攻撃ロールに、戦術家の【知力】修正値を洞察ボーナスとして与えることができる。その味方は戦術家の次のターンの終わりまでこのボーナスを得る。戦術家はこの能力を1日に3+自らの【知力】修正値と同じ回数だけ使用することができる。この能力は鎧修練4と置き換える。 タワー・シールド専門家(アーキタイプ) Tower Shield Specialist ファイターの多くは小競り合いやダンジョンの通路の中で使うにはタワー・シールドはあまりにも大きくかさばると主張し、戦場の部隊にあつらえた道具であると信じている。タワー・シールド専門家は驚異的な技と信じ難い効果を持つ大きな盾を用い、それらの観念を否定する。彼らは見たところ不格好なこの盾を、敵を困惑させる器用な策略を行なうために使いこなす。 爆発障壁(変則)/Burst Barrier:2レベルにおいて、タワー・シールド専門家はタワー・シールドを使っている間、反応セーヴに+1のボーナスを得る。さらに爆発呪文および効果に対して、自らを彼の盾で遮ることができる。このボーナスは2レベル以降4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で18レベルの+5)。 この能力は武勇と置き換える。 タワー・シールド修練(変則)/Tower Shield Training:3レベルにおいて、タワー・シールド専門家は通常と同様に鎧修練を得るが、タワー・シールドを使用する間、防具による判定ペナルティは3だけ軽減し、彼の鎧が許す【敏捷力】ボーナス上限は2だけ増加する。この利益はそれ以降通常の鎧修練に従って4レベルごとに増加する。もしタワー・シールド専門家がタワー・シールドを使っていない場合、鎧修練の利益は通常のボーナスに戻る。 タワー・シールド専門家(変則)/Tower Shield Specialist:5レベルにおいて、タワー・シールド専門家はタワー・シールドを戦闘に使用するとき、盾の負担による攻撃ロールへの-2のペナルティを受けなくなる。この能力は武器修練1と置き換える。 タワー・シールド防御(変則)/Tower Shield Defense:9レベルにおいて、タワー・シールドを使う間、タワー・シールド専門家は接触攻撃に対しても自らの盾ボーナスを得る。この能力は武器修練2と置き換える。 割り込み置き換え(変則)/Immediate Repositioning:13レベルにおいて、タワー・シールド専門家は割り込みアクションとして、別の向きに自らのタワー・シールドを置き直すことができるが、この能力を攻撃に割り込んで使用することはできない。この能力は武器修練3と置き換える。 タワー・シールド身かわし(変則)/Tower Shield Evasion:16レベルにおいて、タワー・シールド専門家はタワー・シールドを使う間に、ローグのクラス能力と同様に機能する身かわし能力を得る。20レベルにおいて、シールド専門家はタワー・シールドを使う間に、ローグの上級の技と同様に、身かわし強化を得る。この能力は武器修練4と武器体得の両方と置き換える。 卑劣漢(アーキタイプ) Cad 戦闘において、ほとんどのファイターはある種の道徳観を持っている。敵が伏したときには蹴ってはならず、非常に差し迫った場合にのみその手の裏技を使用するように制限しなければならないと信じるものもいる。卑劣漢が自らにそのような制限を課すことはない。戦闘は勝つためにあり、敵に対して卑劣漢に優位を与えるものはなんであれ合法的な戦術である。それが勝利を導くならば、卑怯すぎる策などありはしないのだ。 武器と防具の習熟:卑劣漢は中装鎧、重装鎧、タワー・シールドに習熟していない。 技能:卑劣漢のクラス技能は〈隠密〉【敏】、〈軽業〉【敏】、〈脱出術〉【敏】、〈手先の早業〉【敏】、〈はったり〉【魅】である。 卑劣な技(変則)/Dirty Maneuvers:2レベルにおいて、卑劣漢は自らの敵をだまし、困惑させることに熟練する。卑劣漢は武器落とし、裏技、盗み取りの戦技判定に+1のボーナスを得る。卑劣漢は同様に武器落とし、裏技、盗み取りの戦技の攻撃を受けた時CMDへ+1のボーナスを得る。これらのボーナスは2レベル以降4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で18レベルの+5)。この能力は武勇と置き換える。 《代用武器の巧み》:3レベルにおいて、卑劣漢は《代用武器の巧み》の特技を得る。この能力は鎧修練1と置き換える。 仕返し(変則)/Payback:5レベルにおいて、卑劣漢は自らの次のターンの開始時までに彼を攻撃した、いかなるクリーチャーに対しても攻撃ロールとダメージ・ロールに+1のボーナスを得る。これらのボーナスは5レベル以降4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で17レベルの+4)。この能力は武器修練1、3、4と置き換える。 致命的な不意討ち(変則)/Deadly Surprise:7レベルにおいて、卑劣漢は武器や素手攻撃を使用してACに【敏捷力】ボーナスを加えられない敵に対して攻撃を命中させた際、攻撃の一部として割り込みアクションを使用して裏技の戦技を試みることができるようになる。この能力は鎧修練2と置き換える。 鋭利な椅子の脚(変則)/Razor-Sharp Chair Leg:9レベルにおいて、卑劣漢は即行アクションとして、代用の武器によって与えるダメージ種別を殴打、刺突、斬撃ダメージのいずれかに変更することができる。加えて、卑劣漢の持つ代用武器は19~20のクリティカル可能域と×2のクリティカル倍率を持つ。この能力は武器修練2と置き換える。 臆病な戦闘員(変則)/Craven Combatant:11レベルにおいて、防御的戦闘を行うか《攻防一体》を使用するか防御専念を行う間、卑劣漢は卑劣漢のファイター・レベルより4レベル以上高いローグかニンジャを除いては挟撃されることがなくなる。この能力は鎧修練3と置き換える。 周囲への悪戯(変則)/Sweeping Prank:13レベルにおいて、卑劣漢は標準アクションを使用して、手が届く隣接した2体の敵それぞれに対して独立した戦技判定を行い、裏技を使用することができるようになる。卑劣漢はそれぞれの敵に同じ裏技の戦技を使用しなくてはならない。17レベルにおいて、卑劣漢は全ラウンド・アクションとして2+卑劣漢の【敏捷力】ボーナス(もしあれば)と等しい数の敵に対して裏技を試みるために、この能力を使用することができる。この能力は武器修練3、4と置き換える。 油断ならない一撃(変則)/Treacherous Blow:15レベルにおいて、卑劣漢はクリティカル・ヒットが確定したときに、その攻撃の一部として割り込みアクションを使用して裏技の戦技を試みることができる。この能力は鎧修練4と置き換える。 究極の仕返し(変則)/Ultimate Payback:20レベルにおいて、卑劣漢が彼の次のターンの開始時までに彼を攻撃した敵に対して行う攻撃ロールがクリティカル可能状態となったなら、その攻撃は自動的にクリティカル・ヒットとして確定する。この能力は武器体得と置き換える。 鎧の達人(アーキタイプ) Armor Master 全てのファイターはその仕事における主となる2つの道具――武器と防具――を持つ。多くのファイターは避けることのできない優美で命を奪う武器の技術を磨き上げる。しかし「難攻不落の防護を通してでも素晴らしい攻撃は成し遂げられる」という格言の元に生きるものもいる。そのようなファイターにとっては、鎧と盾をうまく扱うことが別の日も戦えることを保証してくれるのだ。そして鎧の達人の卓越した防護を砕くことができない敵が意気消沈することこそが、その敵の最終的な敗北の最初の兆しとなる。 そらす盾(変則)/Deflective Shield:2レベルにおいて、鎧の達人は攻撃をそらすために自らの盾を使うことに専門化する。鎧の達人は自らの接触ACに+1のボーナスを得る。このボーナスは2レベル以降4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で20レベルの+6)。しかし鎧の達人が現在持っている盾によって提供されるこのボーナスは、鎧ボーナスと強化ボーナスの合計を超えることはできない。この能力は武勇と置き換える。 装甲防御(変則)/Armored Defense:5レベルにおいて、鎧の達人は軽装鎧を身に着けているならダメージ減少1/-を、中装鎧を身に着けているならダメージ減少2/-を、重装鎧を身に着けているならダメージ減少3/-を得る。19レベルにおいて、このダメージ減少は軽装鎧を身に着けた時にダメージ減少4/-、中装鎧を身に着けた時にダメージ減少8/-、重装鎧を身に着けた時にダメージ減少12/-に増加する。このダメージ減少はアダマンティンの鎧によって提供されたダメージ減少とは累積するが、他の種類のダメージ減少とは累積しない。このダメージ減少は鎧の達人が気絶状態、無防備状態、朦朧状態の時には適用されない。この能力は武器修練1、3と鎧体得と置き換える。 急所防御(変則)/Fortification:9レベルにおいて、鎧の達人は致命的な領域に対する損害から保護するために自らの鎧を使うことができるようになる。鎧の達人は自身が身につけるどんな鎧でも、それがライト・フォーティフィケイションの特殊能力を持つかのように扱う。13レベル時に、彼の鎧はモデレット・フォーティフィケイションの特殊能力を得る。急所防御は類似の特殊能力を持つどんな鎧の効果とも累積しない。鎧の達人は2つのフォーティフィケイションが重なった場合、より良い方の利益を得る。この能力は武器修練2、4と置き換える。 不滅(変則)/Indestructible:20レベルにおいて、鎧の達人が鎧を身に着けている間、クリティカル・ヒットと急所攻撃に完全耐性を得る。加えて、彼の鎧が壊れやすい鎧品質を持っていない限り、鎧を身につけている限り武器破壊されることはない。この能力は武器体得と置き換える。 雷鳴の襲撃者(アーキタイプ) Thunderstriker 雷鳴の襲撃者は独特な戦闘スタイルを取り入れる。両手で重い武器をつかみ、武器とバックラーで防御的な状態を切り替え、驚くべきスピードと力で盾と共に激しく襲いかかるのだ。 縛られた盾(変則)/Strapped Shield:3レベルにおいて、雷鳴の襲撃者はバックラーを身につけて両手で武器を使うときに、攻撃ロールに被るペナルティを受けなくなる。この能力は鎧修練1と置き換える。 堅きバックラー(変則)/Hardbuckler:7レベルにおいて、雷鳴の襲撃者はそれがライト・シールドであるかのように、バックラーで盾攻撃を行えるようになる。この能力は鎧修練2と置き換える。 はね飛ばす一撃(変則)/Knockback Smash:11レベルにおいて、雷鳴の襲撃者は自らのバックラーを攻撃に使うとき、攻撃ロールとダメージ・ロールの両方にバックラーの強化ボーナスに等しいボーナスを得る。この能力は鎧修練3と置き換える。 鉄床戦術(変則)/Hammer and Anvil:13レベルにおいて、雷鳴の襲撃者はバックラーを彼の利き手でない手で武器として使用するとき、二刀流で通常受けるペナルティの半分しか被らない。この能力は武器修練3と置き換える。 バックラー防御(変則)/Buckler Defense:15レベルにおいて、雷鳴の襲撃者は両手で武器をふるったりそれぞれの手に武器を持つときでさえ、バックラーを部分的に使用し続ける(その次のターンの開始時まで、盾ボーナスを失うことはない)。雷鳴の襲撃者はACに+1の盾ボーナスを得る。加えて自らが修得している、盾の使用を必要とするいかなる特技の利益も適用することができる。しかしこの間、雷鳴の襲撃者はその盾が与えるいかなる魔法の特性からも利益を得ることはない。この能力は鎧修練4と置き換える。 安定した一撃(変則)/Balanced Bashing:17レベルにおいて、雷鳴の襲撃者はバックラーを彼の利き手でない手の武器として使用するとき、もはや二刀流のペナルティを被らなくなる。この能力は武器修練4と置き換える。 バックラー防御強化(変則)/Improved Buckler Defense:19レベルにおいて、雷鳴の襲撃者は両手で戦うとき、バックラーによるACへの盾ボーナスを失わない。この能力は鎧体得と置き換える。 竜騎兵(アーキタイプ) Dragoon これら勇敢な槍騎兵は多くの軍隊の中で、先陣や遍歴の騎士として役割を果たす。彼らは天性の指揮官で騎乗突撃の達人である。 武器と防具の習熟:竜騎兵はタワー・シールドに習熟していない。 熟練した乗り手(変則)/Skilled Rider:1レベルにおいて、竜騎兵はボーナス特技として《騎乗戦闘》と《技能熟練:騎乗》特技の両方を得る。この能力は1レベルのファイター・ボーナス戦闘特技と置き換える。 槍修練(変則)/Spear Training:5レベルにおいて、竜騎兵は武器修練の対象の武器グループとして槍グループを選択しなくてはならない。槍を持った竜騎兵の武器修練のボーナスは5レベル以降4レベルごとに攻撃ロールに+1ずつ、ダメージ・ロールに+2ずつ増加する(最大で17レベルの攻撃ロールに+4とダメージ・ロールに+8)。竜騎兵がレベルを上昇させても、他の武器グループにおいて武器修練を得ることはない。 回転槍舞(変則)/Spinning Lance:7レベルにおいて、竜騎兵は自らのランスの槍頭を使用した攻撃を間合い内の敵に、ランスの石突き(クラブとして扱う)を使用した攻撃を隣接した敵に、交互に行なうことができる。双頭武器とは異なり、高品質のボーナスと魔法の特殊能力は槍の両端に適用され、それ以外の武器の特殊能力は刃のついた端にのみ適用される。この能力は鎧修練2と置き換える。 旗印(変則)/Banner:9レベルにおいて、竜騎兵は旗印を自らの槍に取り付けることができる。これはキャヴァリアーのクラス特徴と同様に働く。竜騎兵の旗印によってもたらされるボーナスは9レベル以降5レベルごとに+1ずつ増加する(最大で19レベルの+3)。この旗印の効果を決定する際、キャヴァリアー・レベルは竜騎兵レベルと累積するため、より良い旗印の利益を得ることができる。この能力は武器修練2、3、4と置き換える。 避けがたきランス(変則)/Piercing Lance:11レベルにおいて、標準アクションか突撃の一部として、騎乗した敵を攻撃している竜騎兵は1回は乗騎に対してもう1回は乗り手に対して、自らの最も高い基本攻撃ボーナスを使って2回の攻撃を行うことができるようになる。さらに、もし乗騎が攻撃され、その乗り手が《騎乗戦闘》特技で攻撃を無効化しようと試みる場合、竜騎兵の攻撃ロールは〈騎乗〉判定の攻撃を無効化する際のDCを算出する目的において4高いものと見なされる。この能力は鎧修練3と置き換える。 ランス跳躍(変則)/Leaping Lance:15レベルにおいて、竜騎兵と彼の乗騎は騎乗している間は〈軽業〉判定において鎧による判定ペナルティを被らなくなる。突撃するとき、竜騎兵は目標に向かって乗騎から跳躍することができる。10フィート跳躍するなら突撃による攻撃ロールとACへの修正は2倍となり、ランスのダメージや《騎乗戦闘》特技などを考慮する際にはまだ騎乗していたものと見なされる。この能力は鎧修練4と置き換える。 武器体得:竜騎兵はこの能力でランスを選択しなくてはならない。 武器グループの拡張 武器グループは以下のように定義される(GMは記載されていない武器をこれらのグループに加えてもいいし、新たな武器グループを作成しても構わない): 弩:ダブル・クロスボウ、チューブ・アロー・シューター、ハンド・クロスボウ、ヘヴィ・クロスボウ、ヘヴィ・リピーティング・クロスボウ、ライト・クロスボウ、ライト・リピーティング・クロスボウ 斧:オーク・ダブル・アックス、グレートアックス、スローイング・アックス、ドワーヴン・ウォーアックス、ナックル・アックス、パタ、バトルアックス、バルディッシュ、ハンドアックス、フックト・アックス、ヘヴィ・ピック、マトック、ライト・ピック 近距離武器:アイアン・ブラシ、ウーシュウ・ダーツ、ウッデン・ステーク、オーメイ・ピアッサー、ガントレット、サップ、シゾール、素手打撃、スパイクト・アーマー、スパイクト・ガントレット、スパイクト・シールド、ダン・ボン、テッコウカギ、トンファ、バヨネット、パンチング・ダガー、ファイティング・ファン、ブラス・ナックル、ヘヴィ・シールド、マドゥ、メーレー・クラブ、ライト・シールド 大剣:エルヴン・カーヴ・ブレード、カタナ、グレートソード、グレート・テルビーチェ、コピシュ、サイス、シミター、ショーテル、セヴンブランチド・ソード、ダブル・ウォーキング・スティック・カタナ、ダブル・チキン・セイバー、チャクラム、ツーブレーデッド・ソード、テルビーチェ、テンプル・ソード、ナインリング・ブロードソード、ノダチ、バスタード・ソード、ファルカタ、ファルシオン、ロングソード 小剣:カマ、カランビット、クァドレンス、ククリ、グラディウス、シカ、シックル、ショート・ソード、スターナイフ、ソード・ケイン、ソードブレイカー・ダガー、バタフライ・ソード、バヨネット、ダガー、パタ、レイピア、ワキザシ 弓:コンポジット・ロングボウ、コンポジット・ショートボウ、ショートボウ、ロングボウ 双頭武器:オーク・ダブル・アックス、クオータースタッフ、ダイア・フレイル、ツーブレーデッド・ソード、ドワーヴン・アーグロシュ、ノーム・フックト・ハンマー 火器:全ての片手用火器、両手用火器、攻城火器 フレイル:ウィップ、ウルミ、キョケツ・ショゲ、クサリガマ、サンセツコン、スコーピオン・ウィップ、スパイクト・チェイン、ダイア・フレイル、ダブル・チェインド・カマ、チェイン・スピア、ナインセクション・ウィップ、ヌンチャク、フライング・ブレード、フレイル、ヘヴィ・フレイル、メテオ・ハンマー、モーニングスター ハンマー:アキリス、ウォーハンマー、クラブ、グレートクラブ、タイアハ、テツボウ、バトル・アスペルジラム、ヘヴィ・メイス、メーレー・クラブ、ライト・ハンマー、ライト・メイス、ワハイカ モンク:ウーシュウ・ダーツ、ウルミ、オーメイ・ピアッサー、カマ、キョケツ・ショゲ、クオータースタッフ、クサリガマ、サイ、サンセツコン、シャンガム、シャン・ゴウ、ジュッテ、シュリケン、素手打撃、セヴンブランチド・ソード、セスタス、タイガー・フォーク、ダブル・チェインド・カマ、ダブル・チキン・セイバー、ダン・ボン、トライポイント・ダブルエッジド・ソード、トンファ、ナインセクション・ウィップ、ナインリング・ブロードソード、ヌンチャク、バタフライ・ソード、ブラス・ナックル、ボウ・スタッフ、ファイティング・ファン、モンクス・スペード、ルンチュアン・タモ、ロープ・ダーツ 肉体武器:素手打撃と、尾、噛みつき、突き刺し、爪、翼などの全ての肉体武器 ポールアーム:ギザーム、グレイヴ、グレイヴギザーム、タイガー・フォーク、ナギナタ、ノダチ、バルディッシュ、ハルバード、ビル、フックト・ランス、ベク・ド・コルバン、マンキャッチャー、モンクス・スペード、ランサー、ルツェルン・ハンマー 槍:アメントゥム、シバット、ジャヴェリン、ショートスピア、スピア、タイガー・フォーク、トライデント、ハープーン、ピルム、ボア・スピア、ランス、ロングスピア 投擲武器:アトラトル、アメントゥム、ウーシュウ・ダーツ、クラブ、ケストロス、シバット(第3刷更新)、ジャヴェリン、シュリケン、ショートスピア、スターナイフ、スピア、スリング、スローイング・アックス、スローイング・シールド、ダーツ、ダガー、チャクラム、トライデント、ネット、ハープーン、ハーフリング・スリング・スタッフ、ブロウガン、ブーメラン、ポイズンド・サンド・チューブ、ボーラ、ライト・ハンマー、ラッソ、ロープ・ダーツ 攻城兵器:全ての攻城兵器
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苦虫を噛み潰したようなイザベラの表情。 騎士の報告を耳にした彼女の眉が釣り上がっていく。 頼りの東薔薇花壇警護騎士団は総力を挙げシャルロットの行方を探している。 だけど、そこにはイザベラの名前など出てこない。 彼女を守ろうとする動きを見せていない。 その場に跪く騎士がカステルモールの弁護をする。 「……恐れながら。これは決してイザベラ様の御身を軽んじてのものでは」 「どうだかね。案外いなくなった方が好都合だと思ってるんじゃない」 青く長い髪を振り回しイザベラは視線を外した。 カステルモールの判断は間違っていない。 わたしが狙いだとしたら、わざわざ警備が厳重な日を選んだりはしない。 平日の夜中にでも学院に忍び込めば殺すのも捕らえるのも容易だ。 それをこんな騒ぎを引き起こしてまで強行したとなると狙いは別にある。 だからこそ危険はないと踏んでシャルロットの安否を優先した。 感情を抜きにすれば納得できない内容ではない。 しかし彼女の心には大きなわだかまりが残っていた。 それはシャルロットに対する嫉妬だったのかもしれない。 あるいは自分を蔑ろにする花壇騎士たちへの苛立ちか。 彼女の表情の変化を察した騎士が弁明の言葉を重ねる。 「そのような事はございません。 我等はシャルロット姫と変わらぬ忠誠をイザベラ様に誓っております」 「口ではいくらでも言えるさ。 “わたしの為なら命を捨てられる”って言うなら、 その証拠を見せてもらおうじゃないか」 イザベラの吐き捨てるような言葉にギーシュは息を呑んだ。 彼女は遠回しに“自害して見せろ”と言ったのだ。 平然とそんな言葉を口にできるイザベラに、 ギーシュは襲撃者たちのものとは別の恐怖を感じた。 戯れで人の命を奪えるような残忍な性質。 見た目麗しい少女の内には、そんな怪物じみた狂気が潜んでいる。 ただ脅かすだけのイザベラの命令を騎士は黙って受け止める。 そして、しばしの沈黙の後に重々しく彼は口を開いた。 「今は御身をお守りする事が使命なればご容赦を。 無事リュティスに戻った暁には従者に命じて我が首を届けさせましょう」 「……冗談を本気に取らないでよね。 あんたが死んだところで、わたしが得する事なんて何一つ無いじゃないか」 言葉に篭められた騎士の本気を察したイザベラが命令を覆す。 何故そう簡単に命を捨てる事が出来るのか、 命よりも主命を是とする騎士の誇りを大事としたのか、 その理由がイザベラには分からない。 だから、騎士が返した言葉も何一つ理解できなかった。 「存じております。イザベラ様は心根の優しい御方ですので」 「は?」 「へ?」 間抜けな声を上げたのはイザベラとギーシュ。 二人は唖然とした顔で真面目に語る騎士の顔を覗く。 確信に満ちた面持ちを崩さない彼に、ギーシュは困惑を隠せない。 冷静に彼の言葉を反芻して答えを導き出す。 たとえば、今ここにいる彼女以外にイザベラって人がいるとか、 心根の優しいというのは口汚いスラングの一種で実は真逆の意味とか、 ガリア王国では王族の前では嘘しか言っちゃいけない決まりがあるとか、 とりあえず考えられる事を列挙して彼の言葉を全力でギーシュは否定する。 「ちょ、ちょっと待ちな。誰が優しいだって?」 「イザベラ様はシャルロット様を常にお気遣いなされておいでで。 今も自身の安否を差し置き、姫殿下の無事を確かめようと……」 「ただ現状を聞いただけじゃないか!」 必死に否定するイザベラに騎士は思い出に浸りながら続ける。 語るのはかつて彼女が起こした問題の数々。 しかし彼にとってはどれもがイザベラの美談。 「それに幼少の折には自室に篭りがちなシャルロット様を、 花壇騎士団の風竜を盗んでまで外に連れ出そうと」 「あれはあいつを脅かそうとしただけ! 高い所連れて行けば少しはびびるかと思ったんだよ!」 実際に怯えていたのはイザベラだけ。 ぎゃあぎゃあと喚く彼女の隣でシャルロットは自室と変わらず本を読み耽っていた。 完全に制御不能となった風竜に花壇騎士が決死の覚悟で飛び移り、 何とか無事に二人を地上に連れ戻す事に成功したのだ。 この一件以来、イザベラは騎士団の厩舎に近づく事を禁止された。 「苦しむ領民の為にミノタウロス退治に乗り出した時など心が打ち震えました」 「ただの冒険ごっこじゃないか!」 ついでに今度こそシャルロットを恐怖のどん底に叩き落そうと画策していた。 だが洞窟まで辿り着いてもシャルロットは一向に怖がる様子がなかった。 逆にイザベラの方が薄暗い洞窟が醸し出す言いようのない空気に飲み込まれていた。 極上の餌の匂いに釣られたミノタウロスが塒から出てくるのと 彼女たちを追う花壇騎士団が到着したのは全くの同時だった。 激しい戦いの末、東薔薇花壇騎士団はミノタウロスを討ち取り、 村人たちの歓声を背に受けながら捕獲したイザベラを連れ首都リュティスの帰路に着いた。 尚、当時の領主は管理不行き届きとして、この件の責任を取らされて領地を没収された。 この事件以降、イザベラが各々の領内に入る時には関所から警戒の狼煙が上がるようになったという。 「さらには向学のため、難関といわれる魔法学院に入学し、 今度はトリステインとの親交を温めようと留学なさる。 そのような大器の持ち主であらせられるイザベラ様を、 どうして我々花壇騎士団が軽んじることなどできましょうか」 (ダメだ。まるで話が噛み合わってない) 感極まって今にも涙を流しそうな騎士を前に、 イザベラは諦めたように溜息をついた。 ひどく迷惑そうな顔を浮かべながらイザベラはようやく騎士の真意を理解した。 つまり、こいつは本気で私を根っからの善人と勘違いしているのだ。 だからこそ命を捨てるよりも自分が信じてもらえない方が辛く思えたのか。 見る目がないにも程がある。まあ、わたしの器の大きさを見抜いただけでもマシか。 人を信じず、人に信じられなかったイザベラには騎士の姿が奇異としか映らない。 彼女の周りにいたのは自分を利用する者と無視する者だけ。 だから、この時イザベラは騎士にかける言葉が見つからなかった。 信用はできても信頼できる誰かなど彼女の傍らにはいなかったのだから。 「まあ、勝手に解釈すればいいさ。 それよりもシャルロットを見つけたらすぐに知らせな。 絶対に安全な避難場所がある。わたしもそこに隠れるつもりさ」 自分の使い魔の能力を思い出しイザベラが騎士に告げる。 あの幽霊屋敷の中に隠れてしまえば決して見つかることはない。 今すぐにでもそうしたいのだが、あいにくとあの幽霊はここにはいない。 とりあえず見つけたら一発殴っておこうと心に決めるイザベラに、 騎士は首を傾げながらイザベラに問い返す。 「安全な場所? それは一体……」 「マジックアイテムの一種みたいなものだよ。 最近手に入れたばかりでね、面白いんでしばらくは遊び倒すつもりさ」 くっくと楽しげに笑みを漏らすイザベラに、 騎士は疑問を深めるも久方ぶりに見た彼女の笑顔にそれを忘れた。 あどけない笑みを浮かべる彼女は年相応の普通の少女のようだった。 その彼の傍で、不穏な笑みを見せるイザベラの姿に、 ギーシュは底知れぬ戦慄を覚えていた。 「……………」 不意に騎士の顔が険しいものへと変わった。 跪いた姿勢から立ち上がり何もない霧の中へと視線を移す。 その尋常でない様子にイザベラが問いかける。 「どうしたんだい?」 「……囲まれました。二、三人といったところでしょうが、 等間隔を置いて距離を詰めてきています。かなり手馴れた連中です。 御安心を。イザベラ様は一命に代えてもお守りします」 騎士の返答にギーシュの顔色は蒼白に変わった。 今度こそ本当に襲撃者がやってくるのだ、それも三人も。 さらに言うなら騎士は彼女を守るとは言ったが、 自分も守ってくれるとは一言も言っていない。 見捨てられる可能性だってあるし、 イザベラの考え方からすれば囮や盾に使われるかもしれない。 あたふたと慌てふためくギーシュの隣で、 イザベラは口元を釣り上がらせながら騎士に言った。 「さっそく機会が来たじゃないか」 「何のことでしょうか?」 「さっきの言葉、わたしに信じてもらいたいなら証明してみせな」 くいっと霧の向こう側を顎で彼女は指し示す。 そこにはこちらを伺っているであろう襲撃者たちがいる。 「わたしに楯突くバカな連中を蹴散らしてだ」 「は! 仰せのままに!」 快い返事と共に騎士は杖を構える。 杖の先を眺めながら騎士は自分に言い聞かせる。 この杖は自分の杖ではない。 そして命でさえ自分のものではない。 杖も命も仕えるべき御方に預けた者が騎士となるのだ。 だからこそ騎士は決して倒れない。 主の許可なくして死ぬことは許されない。 勝てと言われれば相手が千の軍勢であろうと必ず勝つ。 ―――それが騎士の誇りであり自分の誇りなのだと。
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「後は私に任せて、君は避難するといい。 ただ食堂の方はダメだ。さっき火の手が上がっているのが見えた。 別の塔がいい。そこで事態が収まるまで待つんだ、いいね?」 肩に手を当てた騎士の言葉に何度も何度もギーシュは頷く。 考える事を放棄し何の疑いもなく彼は指示に従った。 冷静さを欠いている自分よりも冷静な他人の言葉の方が信じられる。 そう判断してギーシュは騎士に頭を下げてその場を立ち去った。 何の疑いを持てなかった彼は気付かなかった。 その騎士の正体も、肩に付けられた血によく似た赤い塗料にも。 遠ざかっていくギーシュの背中を見ながら騎士は呟いた。 「君には生きて証言してもらわないと困るんですよ」 ギーシュが来た方向、イザベラたちがいる場所へと騎士は駆け出す。 遠ざかっていく二人を確認し、襲撃者はギーシュの後を追った。 走るギーシュより僅かに足取りは速く一歩ずつその距離を縮めていく。 彼の背中に追いついた襲撃者が懐の刃を取り出す。 しかし、その凶刃は振り下ろされる事はなかった。 ギーシュの肩に付いた目印、それを目にして彼は刃を納めた。 襲撃者が立ち去ろうとした瞬間、不意に誰かの大声が響いた。 「そこのアンタ!」 びくりと身体を震わせながらギーシュが視線を移す。 そこにいたのは見慣れぬ格好をした黒い髪の平民。 それがルイズの使い魔だと思い出して彼は安堵の溜息を漏らした。 しかし、こんな状況で魔法も使えない平民がよく無事でいられたものだ。 才人の強運に驚きながらも自分も似たようなものかとギーシュは苦笑いを浮かべる。 「君はミス・ヴァリエールの使い魔の……」 「ルイズを見かけなかったか!」 ギーシュの言葉を押し退けて才人は叫んだ。 平民らしからぬ態度にむっと眉を吊り上げるも、 彼の必死な表情にギーシュは黙って答えた。 何かただならぬ事態に発展している、そんな気がしたのだ。 「いや、僕は見ていないよ。彼女と逸れたのかい?」 「クソッ! どこ行っちまったんだアイツ!」 ギーシュの質問に答えず、才人は一人悪態をついた。 がむしゃらに学院内を走り回り、ようやく誰かに会えたっていうのに。 悔しげに奥歯を噛み締めながら再び走り出そうとする才人に、 慌ててギーシュはその背中を呼び止めた。 「待ちたまえ! まさかこの霧の中を探しに行くのか? 貴族である僕でさえ危ないのに、そんなの自殺行為じゃないか!」 「じゃあ黙って指咥えて待ってろってのかよ! ルイズが無事に帰ってくるって保障がどこにあるんだよ!」 ギーシュの忠告を才人の苛立った声が打ち消した。 背中を向けた彼の顔を、ギーシュは窺う事ができなかった。 ただ彼の背中が震えている事だけはハッキリと分かった。 怖くないわけがない。それでも才人は蛮勇を奮って立つ。 自分とは違う。平民と貴族だからでもない。 「何でそこまでして彼女を守ろうとするんだい? 君の主人だから、彼女の使い魔だからかい?」 「……違う。そんな理由なんかじゃねえ」 いきなり日本から異世界に呼び出されて使い魔になれなんて、 そんな事を言われたって納得できるはずがない。 エアコンもない部屋に、冷たくて固い石床に藁を敷いただけの寝床。 食事はパン一切れに野菜くずの浮いたスープ。 朝は早起きして指が切れそうな冷水で下着の洗濯。 何不自由ない生活から一転して、何もない生活を強いられている。 なのに、御主人様を敬えなんて笑い話もいい所だ。 「だけどアイツは女の子なんだよ。だから守ってやんなきゃ……」 そこまで言って才人は口を閉ざした。 胸の内にある気持ちに気付いてしまった今、 そんな言葉で誤魔化してしまうのは卑怯に思えた。 “ああ、畜生!”と髪を荒々しく掻き乱して、 きょとんとした表情のギーシュに才人は力強く答えた。 「一目惚れだよ! 悪いか! 初めて目が合った時から好きになっちまったんだ!」 都会では決して見ることのできない突き抜けた青空。 その下には陽を浴びて光り輝く桃みがかった綺麗な髪。 抱き締めたら壊れてしまうのではないかという繊細な体。 丸くて大きな彼女の澄んだ瞳に俺の姿が映り込む。 可愛かった。美しいとさえ思った。 世の中にはこんな素敵な女の子もいるのかと思った。 彼女を目にした瞬間、俺の世界は変わった。 ……まあ実際、世界は変わってたし世の中も俺の知ってる物じゃなかったけど。 平賀才人はルイズ・ド・ラ・ヴァリエールに心を奪われている。 召喚だか契約だか知らないけれど、そんなチャチな物とは違う恋の魔法。 病気と言い換えてしまっても良いかも知れないが、 それでも今の平賀才人にとって一番大事なのはルイズだった。 臆面もなく言い放って、ようやく才人は我に返った。 次第に赤面していく自分の頬を照れくさそうに掻く。 その彼をギーシュは呆れとも感心ともつかない表情で見つめていた。 そこには多少なりとも羨望も混じっていたのかもしれない。 好きな女性の事をここまで強く想い行動できる才人に対して。 「じゃ……じゃあ俺もう行かないと」 「待ちたまえ!」 再び走り出そうとする才人をギーシュは呼び止める。 戸惑う彼の顔を眺めながら自身の造花の杖を取り出す。 “君、相当なバカだろ”という言葉は飲み込んで、 代わりにギーシュの口から紡ぎ出されるのは錬金の魔法。 地面に落ちた一片の花弁が大地から一本の剣を生み出す。 それを引き抜いてギーシュは才人に手渡した。 「急拵えだから大した物じゃないけれど無いよりはマシさ。 素手じゃ彼女どころか自分の身も守れないだろう?」 「あ……ありがとう。えっと……」 「ギーシュ。ギーシュ・ド・グラモン。名前を訊かれるのは今日で三度目だよ」 それも男ばかりに、と付け加えてギーシュは笑った。 つられて剣を手にした才人も笑いを浮かべる。 張り詰めていた彼等の態度は若干ではあるが余裕を取り戻していた。 手を振って去っていく才人を見送りながらギーシュも造花の杖を掲げる。 彼に付いていく勇気も理由もギーシュには無かった。 戦場で芽生えた小さな友情、それが潰えない事を始祖に祈るしかできなかった。 願わくば自分の剣が彼の命を救う一助とならん事を。 「それにしてもミス・ヴァリエールにあそこまで入れ込むなんて」 確かに外見だけなら、かなり良い線をいっているとは思うけど。 しかし、それを補って余りある性格の問題はどうにもならない。 ああ、そういえばついさっきまで一緒にいた少女も同様か。 それを知らない訳はないだろうに彼女を追いかける。 彼の事を竜に立ち向かう勇者というべきか、 それとも崖に向かって突撃していく愚か者というべきか。 少なくとも自分には決して真似はできない。 僕が付き合うなら、たとえば……。 ギーシュの顔色が瞬時に蒼褪めていく。 そこまで思い至ってようやく彼は思い出した。 今までは自分の身を守るのが精一杯で考えもしなかった。 だが才人との会話で余裕ができたギーシュの脳裏に二人の少女の姿が浮かぶ。 「モンモランシー! ケティ!」 彼女たちの名前を叫びながら才人の後を追うように彼も走り出す。 無事でいてくれと強く願いながら大声で彼女たちの名を呼ぶ。 才人が感じていた言いようのない不安がギーシュの胸を掻き乱す。 白い闇の中、少女たちの名を呼ぶ声だけが虚しく木霊していた。 その頃、学院を囲う外壁の端で2人の少女が身を寄せ合って座り込んでいた。 一人はルイズ達と同じマントを、もう一人は下級生を示す茶色のマントを羽織っていた。 時折響く悲鳴や魔法が生み出す轟音に身を震わせながら彼女たちは助けが来るまで互いの身の上話を交わす。 それは恐怖を誤魔化す為のものだったのかもしれない。 しかし、そこは女性同士。恋人の話題に触れると盛り上がった。 「格好いいんですけど少し頼りない所があると言うんでしょうか、 これは私がしっかりしないといけないなって思いまして」 「ええ、よく分かるわ。男って誰もが格好つけたがるもの……特にアイツの場合」 ふっ、と少し乾いた笑みを浮かべて先輩の女性が彼氏の姿を思い浮かべる。 その様子が面白かったのか、後輩の少女が楽しげにくすくす笑う。 そんな事を話しながら彼女たちはきっと同じ事を考えているのだろうなと察した。 少女趣味と思われるかもしれないけれど、きっと恋人が助けに来てくれると信じているのだ。 「貴女の彼氏が来てくれるといいわね、ケティ」 「はい、モンモランシー先輩も」 花開くような笑顔で交わされる言葉。 互いの彼氏の姿を想像しながら彼女たちは待ち人が来るのを願う。 よもや二人の待ち人が同一人物だとは思いもせずに。
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IS インフィニット・ストラトス TVアニメ『IS〈インフィニット・ストラトス〉』オリジナル・サウンドトラック IS〈インフィニット・ストラトス〉オリジナル・サウンドトラック(Amazon) 発売元・販売元 発売元:株式会社ランティス 販売元:バンダイビジュアル株式会社 発売日 2011.03.23 価格 2857円(税抜き) 内容 DISC1 The Battle of IS IS学園 篠ノ之箒 セシリア・オルコット 鳳鈴音 シャルル・デュノア ラウラ・ボーデヴィッヒ 織斑一夏 女子高ノリってやつか 好奇の目 女尊男卑 オペレーション IS Are you all set? 白式 ISの謎 ファースト幼なじみ セカンド幼なじみ イギリスより愛を込めて 一夏は天然? 明るい学園生活 なんでこんなことに… IS実習 二人の食卓 特別な気持ち シャルの過去 フランスより愛を込めて hostility VTシステム 暴走 ドイツより愛を込めて 楽しい特訓 臨海学校 急接近 一夏争奪戦! 一夏の決心 unknown special mission 襲撃者 傷心 DISC2 雪片弐型 白騎士 雪羅 対峙 紅椿 福音 零落白夜 戦う理由 STRAIGHT JET INSTRUMENTAL(TV ver.) SUPER∞STREAM(#1 ver.) 歌:篠ノ之箒(日笠陽子) SUPER∞STREAM(#2、3 ver.) 歌:篠ノ之箒(日笠陽子)/セシリア・コルコット(ゆかな) SUPER∞STREAM(#4、5 ver.) 歌:篠ノ之箒(日笠陽子)/セシリア・コルコット(ゆかな)/凰鈴音(下田麻美) SUPER∞STREAM(#6、7 ver.) 歌:篠ノ之箒(日笠陽子)/セシリア・コルコット(ゆかな)/凰鈴音(下田麻美)/シャルル・デュノア(花澤香菜) SUPER∞STREAM(#8〜 ver.) 歌:篠ノ之箒(日笠陽子)/セシリア・コルコット(ゆかな)/凰鈴音(下田麻美)/シャルル・デュノア(花澤香菜)/ラウラ・ボーデヴィッヒ(井上麻里奈) 備考 収録ミスにより回収:4月6日発売 TVアニメ『IS インフィニット・ストラトス 』オリジナルサウンドトラックをご購入いただいたお客様へ
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困ってる人 Pt.1 傭兵部隊評価:3レベル 場所:ライラ共和国内 BENFLED 雇用主:ライラ反乱軍(インディペンデント扱い) 敵対勢力:シュタイナー家 ミッションタイプ:襲撃 難易度:20 トン数制限:160 ライラ反乱軍 「こんにちは、司令官。我々の事はスカイアの独立民と呼んでくれ。我々は、現在クリタ家に対する最前線に配属されているシュタイナー家に雇われた数多くの部隊を代表している。 3023年、シュタイナー家は何世代ぶりかの新型メック「ハチェットマン」を開発し、全中心領域に衝撃を与えた。執政官はこの新型メックが我が国のメック連隊に新系統のメックを提供し、その強化に貢献するとしていた。 しかし、実際にはこのメックはほとんど執政官と恒星連邦の温情主義者たちに配給された。私たちスカイア民には何の役にも立っていない。ドラコ連合からの襲撃者によって日々ゆっくりと削られているのだ。 我々は執政官とディファイアンス・インダストリーが第19アークトゥラン警備隊に新型ハチェットマンの全中隊分を納入したと聞いた。 これは新しいメックで部隊を再整備する正当な理由のように聞こえるかもしれないが、そうではないと私は断言する。崩壊から数十年、第19部隊はライラ共和国軍に入隊した連邦の富裕層の甘やかされた息子や娘たちの捨て駒と化している。第19部隊が持つ輝かしい過去の遺産を利用して、自分たちの社会的地位をさらに高めながら、隊そのものを国が支援する場と化しているのだ。 一世紀以上ぶりに設計された新型メックとしてハチェットマンは、最前線で実際の敵と戦うために新しい装備を切望している我々への支援よりも、富裕層の親を宥める為の、ガキどもを喜ばせる駄目の餌となったのだ! もっといい方法があればいいのだが、これ以上の選択枝が無い。君たちの部隊で出来るだけ多くのハチェットマンを無力化し、我々が手に入れることが出来るようにしてほしい。 あからさまに同胞に手を出すことはできな?いが、クリタの侵略から身を守るためにあのメックがどうしても必要なのだ。 そこで、ハチェットマンを捕獲・入手し、真に必要とする人々へ渡るようあなた達の協力をお願いしたい。 どうか私たちを助けてくれないか?」 一連のストーリー達成報酬 星系地図