約 78,268 件
https://w.atwiki.jp/animerowa/pages/119.html
野原みさえ 「クレヨンしんちゃん」に登場するキャラ。CVはならはしみき。 野原ひろしの妻で、野原しんのすけの母親。いたって普通の専業主婦。 ロワ参加者や感想スレ住人の間で、おばさんおばさん連呼され続けてきたが、 実は「永遠の29歳」であるという衝撃の事実が判明し、ロワそのものを震撼させた。 【能力】 遅刻すれすれのしんのすけを自転車で幼稚園に物凄いスピードで送り届けることができる。 また拳骨や、両こめかみに中指だけ突き出した拳骨を押し付け、ぐりぐりする躾をよくしんのすけに行う。 でも一般人なので、たいしたことはない。 一人称は「私」 【関連人物への一人称】 野原しんのすけ→しんのすけ 野原ひろし→あなた ぶりぶりざえもん→ぶりぶりざえもん?(しんのすけ作のキャラクターという認識) 井尻又兵衛由俊→ 【本編での動向】 スモールライトで10分の1サイズになったところを、ガッツに保護?された。 自称「魔法少女リリカルみさリン」。この名前はアニメでも何度か登場しているので、本人お気に入りのネーミングなのだろう。 小さくなったところを北条沙都子に潰されそうになるが、間一髪のところでガッツに助けられる。 襲撃者である沙都子を更に殺そうとしたガッツを、元にサイズに戻った彼女は「みさりんキック」で制止、沙都子を保護する事に。 なぜか、ガッツも彼女には頭が上がらないようだった。 その後、ゲインとキャスカの戦闘に遭遇し、ガッツとキャスカを再会させる仲介役の役割をさりげなく果たすことになった。 しかし、フェイトとルイズの戦闘の影響で、ホテルは倒壊。彼女は自らの命を犠牲にしてゲインを救った。 瓦礫に埋もれ致命傷を負いながらも彼女は、息子であるしんのすけの事をゲインに託し、ゲインが看取られながら永遠の眠りに落ちていった。 支給品はスモールライト、バルディッシュ。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/2551.html
学園都市が最強の超能力者・一方通行は焦燥に満ちた思考で考察を続けていた。 全ての始まりはいつの間にやら渡されていたデイバック、その中に入っていた一枚の紙であった。 殺し合いの参加者が記載されたその紙は、一方通行から平常心を奪い取るには充分すぎた。 打ち止め(ラストオーダー)。 彼が命を賭けて守りたいと思う、大切な大切な少女。 その名が名簿に記されていた。 寸前までこの殺し合いを下らないとすら考えていた思考は、一瞬で沸騰し一種のパニック状態にまで陥る。 打ち止めが、今の自分同様に爆薬の詰まった首輪を装着され、こんな狂った殺し合いに参加させられている。 そう考えただけで一方通行は安直の選択肢を選び取りそうになっていた。 安直な選択肢―――すなわち、打ち止めを除いた参加者の排除。 第一位の能力をもってすれば余りに容易い、だが今の彼には到底選択できない行為。 『悪党』として戦い続けた一方通行は、その『悪党』という幻想さえも、とある男にぶち殺された。 その男は先の教室にて自分と同様に拘束されていた。 男は言った。 お前が決めろ、と。 傲慢だろうと何だろうが、お前自身が胸を張れるものを自分で選んでみろ、と。 男の言葉が一方通行の中で繰り返し響いていた。 自分は打ち止めを守りたい。 だが、その為に全ての参加者を惨殺するのか。 打ち止めのオリジナルたる存在・御坂美琴すらも殺害して、打ち止めを救出するのか。 それは正しいのか、どうなのか。 他に何か道はないのか。 自分はどうしたいのか。 木霊する男の声に押されるようにして、学園都市第一位の怪物は考える。 考えて、考えて、考えて―――そして、彼は聞いた。 『あ、あー、ゴホン。えー、えー、ちゃんと動いてるかな、コレ?』 市街地に響き渡る、その声を。 『えー、では……俺の名はヴァッシュ・ザ・スタンピード! お前らご存知のヒューマノイド・タイフーン様だ! 俺は今、D-8の市民館にいる! この俺の首が欲しい奴、腕に自信がある奴は市民館に集まりやがれ! 相手になってやるぜ、ヒャッハー!!』 おそらくは、有事の際に緊急の放送やサイレンを鳴らす為に使用されるスピーカー。 市街地の各所に設置されたそれから溢れ出る、馬鹿の声。 頭のネジでもぶっ飛んじゃないかと思ってしまう、間の抜けた内容の放送であった。 (なンだァ、この放送は) ポカンと口を開けた一方通行は、思わず放送の内容を大真面目に再考してしまう。 だが、結論は変わらず放送の主は馬鹿だという事で考察は終わる。 ヴァッシュ・ザ・スタンピード? ヒューマノイド・タイフーン? 俺の首が欲しい奴、腕に自信がある奴は集まれ? 殺し合いという現状を理解しているのかと、問い掛けてしまいたくなる程だ。 ハァ、と一方通行の口から大きな溜め息が零れる。 「……もののついでだ、一瞬で終わらせてやるよ。ヒューマノイド・タイフーンよォ」 そして、一方通行は視線を前に向け、歩き始める。 一方通行の視線の先には、六階建て程の縦長の建物があった。 外界との仕切りとしてあるガラス戸の横には、木製の板に黒字で市民館と書かれた看板が一つ。 その建物は偶然にも、先程の放送者が語っていた市民館と呼ばれる建物であった。 別段、一方通行が開始位置から移動をした訳ではない。 開始位置の目と鼻の先に、その建物があったのだ。 (打ち止めの害になりそうな奴はひとまず潰す。後の事はその後で考えりゃあ良い) 先までの苦悩の選択については結論を出さずに保留とする。 まずは危険人物の排除。それは結果として打ち止めを守護する事にも繋がる。 そう考えた一方通行は欠片の迷いも見せずに市街地へと踏み込んだ。 デイバックから取り出すは黒塗りの拳銃。 一方通行にも見覚えのあるその拳銃は、学園都市の裏にて共闘態勢にあった男が愛用していたもの。 一方通行は第一位の能力を使用せず、拳銃一つでヒューマノイド・タイフーンを撃退しようとしていた。 第一位の能力も使用可能ではあるものの、時間制限がある以上無駄遣いはできない。 何が起きるか、後に自分がどんな選択をするか、一方通行自身も分かっていないのが現状だ。 慎重すぎる事に不利益は生じない。 静寂が支配する室内にカツン、カツンと、現代風の杖と床とがぶつかり合う音が響く。 入って直ぐの所にあった案内板によると、放送室は三階にあるとの事。 一方通行は其処へ真っ直ぐに向かう。 上手くいけば放送真っ最中の奴と遭遇できるかもしれない。 そして、数分ばかりの歩行の末に、一方通行は放送室と看板が備えられた部屋へと辿り着いた。 僅かに開いた扉から顔を覗かせる一方通行。 そこには、放送だというのに身振り手振りを交えて演説をする馬鹿がいた。 ド派手な赤色のコートに身を包み、鮮やかな『黒色』の髪を左右に振って言葉を飛ばす男。 あれが先の放送者の正体らしい。 (どォやら、マジで頭の弱い奴みたいだな) 一人で盛り上がる放送者にそんな評価を下して、一方通行は扉の間から拳銃を突き出す。 銃口が狙う先には放送者の右脚。その脚部へと一方通行は拳銃を向けた。 冷静に、逡巡もせずに一方通行は引き金を引く。 オートマチックの拳銃はそれだけで撃鉄を起こし、構造内の銃弾を叩く。 弾丸が音速を越えて発射された。 「のわぁ!?」 だが、放送者―――ヴァッシュ・ザ・スタンピードと名乗っていた男は、情けない声を出しながらもその弾丸を回避せしめた。 弾丸はそのまま直進し、放送機器にめり込み小さな火花を散らせた。 三下と断じていた男が見せた予想外の回避に、一方通行の眉が上がる。 「お、思ったよりも来るのが早いね。と、えーと……ゴホン、不意打ちとはなかなか味な真似を。だが、その程度でこのヒューマノイドタイフーンが打ち取れると思ったか! って、タイムタイム! 決めゼリフを言ってる時は攻撃しないお約束では!?」 仰々しく言葉を吐くヴァッシュに構わず、一方通行は続けて拳銃を連射する。 演技くさい態度は何処へやら、涙目で狭い放送室内を逃げ回るヴァッシュ・ザ・スタンピード。 五発ほど放たれた弾丸は、それでもやはりヴァッシュの身体に命中する事はなかった。 硝煙漂わせる拳銃を片手に一方通行はヴァッシュを睨む。 その眉は怪訝に歪んでいた。 「……てめェ、何のつもりだ」 思わず一方通行は問い詰める。 この至近距離から銃弾を回避せしめた反射神経、狭い室内で弾丸を避けきった身のこなし、後方からの不意打ちにすら反応した察知力。 その情けない振る舞いに反して男の対応は異常と評するに値するものであった。 だが、だからこそ、一方通行は疑問に思う。 何故、この男は欠片の戦意すら持たないのか。 あれだけの身のこなしだ。杖付きの男など、拳銃を持っていようと楽に撃退できるだけの実力はあるだろう。 しかし、眼前のヴァッシュという男は反撃に移ろうとすらしなかった。 わざわざあんな放送を垂れ流して参加者を呼び寄せたにも関わらず、その行動には戦意すら見えない。 意図が読めなかった。 何故、コイツはあんな放送をしてまで参加者を呼び出し、そのくせ戦おうとしないのか。 参加者の集結が目的? それはない。あんな放送を聞いて集まるのは血気盛んな危険人物か、余程の世話好きだけだ。 参加者を集める事が目的ならば、他の手段を選択した方がマシだ。 それにあの放送を聞けば、集結した参加者の殆どがヴァッシュを危険な人物だと思うだろう。 まさに自分がそうだったのだ。 殺し合いに乗った参加者は当然として、危険人物を排除していこうと行動する世話好きすら、敵に回す。 そんな事をして、コイツに何のメリットがあるのか。 自殺願望でも持っているのではないかと、考えてしまう程だ。 「答えろ」 一方通行の言葉にヴァッシュは薄ら笑みを浮かべていたが、誤魔化しきれないと分かると同時に笑みを引っ込めた。 変わりに観念したという様子で両手を上げ、話を始める。 飄々とした振る舞いで、飄々とした口調で、ヴァッシュは一方通行へと語り掛ける。 「うーん、そこまで深く考えてた訳でもないんだけどね。ちょっと参加者の方々を集めたかったんだよ」 ヴァッシュの返答に一方通行の眉が吊り上がる。 その動機は自分も考察した。だが明らかに効率的ではない。 「なら、あの放送の内容はなんなんだ。あれじゃあ、てめェの命狙うバカしか集まんねェぞ」 そう言う一方通行は、やはり眼前の男の真意を計れずにいた。 先程思った通り本当に頭の足りないバカなのか、それとも―――と、疑惑がよぎる。 まさか、という予感が一方通行の脳裏をよぎっていた。 「ま、そうだろうね」 「……てめェは自殺志願者か何かか? そんな真似してどォなるっつうんだ」 「いや、俺が危ない人達集めて逃げ回ってれば周りの人も少しは安全になるかなーって思ってさ」 ヴァッシュの返答に一方通行は今度こそ訳が分からなくなる。 この男は何を言ってるのだ。全くもって理解できない。 自分を餌に危険人物を引き付ける? 危険人物に追われる自分はどうするつもりだ? 「…………ハァ……?」 「もしかしたら俺が逃げ回ってる間に誰かが首輪の解除法を判明させるかもしれないじゃん。そうすれば殺し合いをする理由も無くなるんだしさ。こんな怖い殺し合いなんてしなくて済むでしょ」 思わず零れた素っ頓狂な声にヴァッシュは尚も理解不能な言葉を返す。 思わず一方通行は頭を抱える。 首輪の解除を見ず知らずの他人に任せて、自分は危険人物達から逃げ回る? 首輪が解除できたら万々歳。なら、解除が出来なかったらどうするつもりなのか。 タイムリミットの72時間まで逃げ続けて、それで首輪を爆発されて死ぬのか? 他人に全ての運命を任せて、自分は命懸けの鬼ごっこを行うつもりだったというのか。 訳が分からない。 コイツは一体なんなのだ。 「それに―――」 と、愕然の一方通行へヴァッシュが更なる声を掛けようとした瞬間、事態が変わる。 放送室の壁が唐突に六つばかりに割れて、細切れの瓦礫となって崩れ落ちる。 そこから三人目の登場人物が乱入をしてきた。 ◇ その時、佐倉杏子は放送室の隣室に身を置いていた。 そこは物置のような倉庫で、杏子は扉の側に胡座を欠いて座り込む。 右手に持った菓子パンをかじりながら、扉から聞こえてくる声に耳を傾けていた。 直前まで聞こえていた放送は、何発かの銃声の後に途切れてしまった。 だが、乱入者(おそらくは襲撃者でもあるのだろう)が放送室の扉を開けてくれたお蔭で、防音の筈の部屋から会話を聞く事ができる。 襲撃者とヴァッシュという男は何かを話していた。 あれだけの銃撃から生存したという事は悪運が強いのか、それとも単純にそれだけの実力者なのか、はたまた襲撃者が素人だったのか。 杏子には判断が付かないが、襲撃者が戦闘する気を無くしたというのは確かなようだ。 余りに乱暴な登場をした襲撃者も、今は大人しくヴァッシュと会話を行っている。 (何だよ、勢い良く入ってきた割には甘い奴だな) 襲撃者に対してそんな感想を抱きながら、杏子は菓子パンをかじった。 佐倉杏子は迷っていた。 突然始まった殺し合い、首輪にて命を握られてる現状。 自分は生き残る為に殺し合いに乗るべきなのか、否か。 心の大半は他者を蹴落とし生き残れと叫んでいる。 でも、心の片隅に残った良心は愛と勇気が勝つハッピーな物語を描けと言っている。 どちらが自分の本心なのかは、杏子にも分かっていた。 だが、素直にその道を選択する事ができない。 彼女はある結末の末にこの殺し合いの場へと辿り着いたからだ。 愛と勇気が勝つ物語を描こうとして、結局は絶望に満ち満ちた結末を迎えた、その記憶。 杏子はしっかりと覚えていた。 あの時の失意を、あの時の諦念を、あの時の絶望を、しっかりと覚えている。 だから、杏子は安直に自身の道を選択する事ができないでいた。 居るのが分かっている参加者とも接触せず、隣室の薄暗い部屋で一人様子を伺っていた。 「……てめェは自殺志願者か何かか? そんな真似してどォなるっつうんだ」 襲撃者の声が聞こえてくる。 あの放送の目的が何だったのか、ヴァッシュへと問い質してるようだ。 杏子も襲撃者と同じ疑問を感じていた。 周囲に自分の存在を知らせて、挑発とも恫喝とも取れる放送を流す。 放送の主であるヴァッシュにメリットがあるようには思えなかった。 「いや俺が危ない人達集めて逃げ回ってれば、周りの人も少しは安全になるかなーって思ってさ」 「…………ハァ……?」 (…………はあ……?) 続く言葉に杏子は襲撃者とまるで同じ言葉を胸中で零していた。 くわえていた菓子パンが床へと転げ落ちる。 杏子はズイと扉に耳を寄せ、ヴァッシュの言葉が良く聞こえるようにした。 更に聞こえてきた言葉はとんでもないものであった。 「もしかしたら俺が逃げ回ってる間に誰かが首輪の解除法を判明させるかもしれないじゃん。そうすれば殺し合いをする理由も無くなるんだしさ。こんな怖い殺し合いなんてしなくて済むでしょ」 聞いて、ああコイツは馬鹿なんだと、断定する。 この脳内お花畑野郎は何も分かっちゃいない。 他人の為に動くなんて、馬鹿のする事だ。 ましてや命懸けで害敵を引きつけて周囲の安全を確保するなんて、狂気の沙汰。 世の中というものを何も理解していない、まるで子どもの戯言のように中身の無い行動だ。 人生は自分だけのもの。 自分の為に生きて自業自得で全てを終わらせれば良い。 佐倉杏子は他人の為に『力』を振るった結末を、その無残で残酷な結末を、経験し知っている。 だから無性に腹が立った。 何時ぞやの新米魔法少女をも遥かに上回る利他的な思考に、憤りを感じる。 憤りに任せて、杏子は魔法少女へと変身した。 身体の調子に問題はない。 ソウルジェムも全くの穢れの無い状態へと戻っている。 寸前までは瀕死の重体だった筈だが、これもあの兵藤とやらが何かを施したのだろう。 手に馴染んだ多節槍を構え、暗闇の中で放送室と物置とを隔絶させる壁を睨む。 スウ、と小さく息を吸い、杏子は得物を振るった。 防音作用が備わった壁が、まるでケーキか何かのように切り裂かれる。 崩れ落ちる壁の間から杏子は獲物たる男を見つけ出した。 放送機器の直ぐ側に立つ男。こいつがおそらくヴァッシュ・ザ・スタンピード。 標的の発見に、杏子は口角を獰猛に吊り上げて床を蹴った。 ◇ 落下する瓦礫の合間から飛び出したのは、フリルの付いたファンシーなドレスに身を包んだ少女であった。 少女は髪の毛からブーツまで赤色で、ド派手の一言。 少女の手中には、身の丈と同等の長槍があった。 壁を細断したのはあの長槍なのだろう。かなりの切れ味を有しているように見える。 赤色の少女は一方通行に見向きもせず、同様の赤色で全身を染めたヴァッシュへと突っ込んでいく。 その動作は相当なもの。 『肉体強化』のレベル4程度の能力者だろうかと考えながら、一方通行は赤色の少女へと銃口を向ける。 ヴァッシュを助ける為にではない。少女が自分の方へと転進してきた際に対処する為だ。 一方通行は冷淡の瞳で変転する場を見つめていた。 アホのような絵空事を口にした男がこの突然の窮地にどう対処するのか、それを一方通行は見極めたかったのだ。 そして、そんな一方通行の視界の中で、一方的な勝負は開始された。 瞬く間に距離を詰め、手中の長槍を躊躇いなく振るう少女。 振るわれた長槍が柄を幾数にも分裂させる。 鎖により一繋ぎにされたそれは、言うなれば多節槍と呼ぶに相応しい武器であった。 少女の手の動きに合わせて鎖が動き、ヴァッシュの前方を覆い尽くす。 点ではなく面単位で殺到する鎖の壁に、さしもの一方通行も打つ手は無いかと予想した。 レベル4相当の『肉体強化』に加えて、多節棍という見慣れぬ武器を完全に使いこなす技量。 能力を使用せねば自分も手を焼くだろうと、一方通行は分析していた。 そんな敵を前に、ヴァッシュは軽い調子で動いた。 鎖の壁が直撃する寸前で、一歩だけ横に歩く。 ただ、それだけ。 ただそれだけで、ヴァッシュは幾重にもなって迫る鎖の全てを回避した。 銃弾を受けて火花を散らしていた放送機器が、鎖の一撃に今度こそ沈黙する。 ヴァッシュの近くにあった床や壁が、鎖の乱舞に破砕されていく。 少女の攻撃は一瞬で放送室を破壊し、だが標的の男は破壊の最中で無傷であった。 「なっ……!?」 少女とヴァッシュの視線がぶつかる。 少女は明確な驚きを表情に宿して、ヴァッシュは完全な余裕を表情に宿して、対面した。 静寂が場を占める。 少女が驚愕から回復し、武器を振るったのはその一瞬後であった。 多節を連結させて一本の長槍へと戻し、横薙ぎに振るう。 その横薙ぎもまた高速の一撃。 あまりの速度に穂先が欠き消え、狭い室内に烈風を巻き起こす。 だが、ヴァッシュのを捉えるには至らない。 上体を沈みこませてその一撃を易々と回避したヴァッシュは少女の後方へと回り込み、羽交い締めにして地面へと組み伏せる。 悪態を付いてもがく少女だったが、ヴァッシュの固めはビクともしなかった。 「―――それに、君みたいな悪い人を倒そうって人も集まるかと思ってね」 会話の続きを一方通行へと飛ばしながら、ヴァッシュはにこりと微笑んだ。 勝負は本当に、一方的に終了した。 「……そォかよ」 拳銃をズボンと腰の間へと差し込みながら、一方通行は気だるげに頭を掻いた。 眼前の男が何者なのか、結局のところ一方通行は理解できなかった。 ただ何となく気付いた。 コイツは『善人』なんだと。 「ちっ、何なんだよ、お前……」 「何てことはないよ。ただのガンマンさ」 組み伏せられた少女が、悔し紛れに悪態を吐く。 そんな少女へと笑顔を向けてヴァッシュが返す。 ヴァッシュは襲撃してきた少女を殺害しようとしない。 自分が襲撃した際など戦おうとすらしなかった。 自分の命を狙った相手であれど決して殺害しようとしない。 悪人だろうがなんだろうが、全てを救おうとする姿勢。 一方通行はそんな男の姿を知っている。 その男とヴァッシュの姿が僅かに重なって見えた。 少しの間一方通行は、少女とヴァッシュを見つめていた。 そして、視線を逸らし、二人に背を向けて歩き出す。 「行っちゃうのかい?」 「……あァ、探し出さなくちゃいけねェ奴がいる」 「なら、俺も探すよ。一人より二人、二人より三人だ」 「おい。もしかしてそれアタシも頭数に入ってないか?」 「あ、バレた?」 「ふざけんな!」 「……必要ねェよ。お前はお前でやる事をやれ」 背中へ投げられる言葉を振り向かずに聞き、振り向かずに返答する。 一方通行の心に巣喰っていた迷いは、既に何処かへと消えていた。 「そっか。あ、でも名前くらいは教えてくれても良いんじゃない? 探し人と、君のさ」 「……俺は一方通行。探してンのは打ち止め(ラストオーダー)っつうチビのクソガキだ」 「OK。見掛けたら君の事を伝えとくよ。アクセラレータ」 ヴァッシュの言葉に一方通行は無言で答え、今度こそ二人の前から立ち去った。 場に残されるのはヴァッシュと、ヴァッシュに組み伏せられている少女―――佐倉杏子のみ。 立ち去った一方通行を見詰めるヴァッシュを、杏子は首を回して観察する。 正直、何が起きたのかも分からなかった。 気付けば男の姿が視界から消え、羽交い締めにされていた。 幾ら暴れどうんともすんとも言わない。 魔法少女として遥かに上昇した身体能力をもってしても、まるで動く事ができない。 これは敗北だった。 紛れもない敗北。 どんな強力な魔女が相手でも此処まで一方的に負けた事はない。 「どう、落ち着いた?」 「こんな状態で落ち着くもクソもねぇだろ。早くどきなよ」 「ヤダ。どいたら襲い掛かってきそうだし」 完全に抑え込まれた状態で、やはり杏子は苛立ちを覚える。 その軽薄な態度からは想像もできないような実力者。だが、甘ちゃんで夢見がちな希望を追い求めるいけ好かない男。 「こんな時なんだからさ。少しは親睦を深めようよ。ツンツンしてても辛いだけだって」 ムカつく、と杏子は正直に感じた。 自らの安全も考えず、危険人物を呼び寄せてそれを一手に引き受けようとした男。 滅私の行為をまるで躊躇いなく選択した男。 本気で戦闘を仕掛けた自分に対して、何事もなかったかのように語り掛けてくる男。 まるで聖人君子を気取っているかのような行動に、杏子は苛立ちを覚える。 「アンタ、うざいよ」 「わお辛辣。ま、よろしくね。槍使いさん」 「……何だよ、よろしくって」 ヴァッシュの言葉に杏子は嫌な予感を感じた。 この馬鹿が、また何か馬鹿な事を言い出しそうな、そんな予感。 「え? 一緒に行動しようかと思ったんだけど」 ヴァッシュは逆に『何でそんな当たり前の事を聞くの?』といった風で杏子へと返答する。 「はあ? ふざけんな、アタシはアンタを襲ったんだぞ! 何でそんな奴と行動しようとすんだよ!」 ヴァッシュの答えに、思わず杏子は大声を上げていた。 「だって君をほっとく訳にもいかないじゃん。何だかんだで君も悪い子には見えないしさ、一緒に行動しようよ」 頭が痛くなる。 この馬鹿は何処までお人好しなんだ。 襲撃をしてきた当人さえとも手を組もうとする考えの無さ。 どれだけお気楽な人生を送ればこんな能天気になれるのか、本気で杏子は知りたくなった。 「俺はヴァッシュ。ヴァッシュ・ザ・スタンピードだ。君は?」 何処までもマイペースにお人好しを貫くヴァッシュへと、杏子は無言を貫いた。 その様子に、ヴァッシュは苦笑と共に肩をすくめ、そして唐突に杏子の拘束を解く。 戸惑う杏子の正面へ回り込んで、右手を差し出した。 「……アンタ、やっぱりうざいよ」 「つれないねえ」 駄々をこねる子どもを見るかのような暖かい表情に、杏子の苛立ちは増加していった。 差し出された右手を完全に無視して、杏子は大きく溜め息を吐く。 面倒な奴に捕まってしまったという思いが、知らずの内に溜め息となっていた。 ヴァッシュへと背中を向け、だが逃げられないだろう事を察知して、床に胡座をかく。 デイバックから菓子パンを取り出し、苛立たしげにかじりつく。 そんな杏子にヴァッシュは再び肩をすくめて、次いでその隣へと座り込む。 両足をのびのびと伸ばして座り、右手をデイバックへと突っ込む。 数秒後、取りだされたのは一本のホットドッグであった。 「お腹減ってるなら、これも食べる?」 そう言い差し出された右手を杏子は視界の端で捉える。 湯気立つホットドッグ。 とある科学都市の露店にて売られていたそれは、値段は張るがそれに見合うだけの味があり、学生にも定評がある。 鼻孔をくすぐる香りのみでも、空腹の魔法少女を注目させるには充分だった。 数秒の逡巡の末に、杏子はホットドッグを無言で奪い取る。 ヴァッシュも惚れ惚れするようなハンドスピードに俊敏性であった。 ヴァッシュは苦笑を浮かべながら、杏子を見詰める。 「……うめぇ」 「そうかい。そりゃ何よりだ」 魔法少女・佐倉杏子は、ヴァッシュをただの世間知らずの脳内花畑野郎と断定した。 杏子は知る由もないだろうが、その断定はまるで間違っていた。 ヴァッシュは誰よりも知っている。 人間の醜悪さを、人間の残虐性を、人間の利己的な思考を、誰よりも深く理解している。 知り、理解し、それでも彼は自身の信念を曲げなかったのだ。 荒廃の砂の惑星を歩き続け、人類と人外の種との間に存在した大きな溝を繋いでいった男。 それが、ヴァッシュ・ザ・スタンピード。 最強のガンマンにして、一世紀半にも及ぶ因縁に終結をもたらした男である。 魔法少女は知るだろう。 横に座る男の内面を、陽気な外面の内に潜むほの暗い虚を、この殺し合いを通して知っていくだろう。 それは何処までも他人を思う男の、だが言ってしまえばそれしか知らない男の、悲しき生き様。 そんな生き様を垣間見た時、魔法少女は何を思うのか。 「ねえ、名前は」 「教えるかよ、箒頭」 赤色の男と赤色の少女が並んで座り込む。 殺し合いの場で、時間は緩やかに流れていく。 二人のバトルロワイアルが、始まった。 【一日目/深夜/D-8・市街地・市民館】 【ヴァッシュ・ザ・スタンピード@トライガン・マキシマム】 [状態]健康、黒髪化 [装備]なし [道具]基本支給品一式、ランダム支給品×1~3 [思考] 0:殺し合いを止める。誰も死なせない 1:眼前の少女と行動。ひとまず市民館に集まってきた参加者に対処する 2:打ち止めを探し、一方通行のことを知らせる [備考] ※原作終了後から参加しています ※参加者名簿を確認していません 【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]健康、魔法少女状態 [装備]ソウルジェム(穢れ無し)、杏子の多節槍@魔法少女まどか☆マギカ [道具]基本支給品一式、ランダム支給品×1~3 [思考] 0:殺し合いに乗る? 乗らない? 1:ヴァッシュがウザい。マジでウザい。 [備考] ※オクタヴィア戦・自爆の直前から参加しています ◇ 学園都市が誇る怪物が夜の市街地を闊歩する。 ある一人の少女を救う為、ただそれだけの為に不格好な歩みを進める。 彼は既に決心していた。 自分はあの胸糞悪いじじいの言いなりにはならない。 殺し合いになど乗らずに、打ち止めを救ってみせる。 そう、決心していた。 其処に大きな理由はない。 ただ、何となく大丈夫だと感じていた。 最初の教室にて見掛けた『ヒーロー』。 自分を二度も打ち破り、その度に大きな切っ掛けを作り出してくれた男。 そして、先程の『善人』。 無謀な選択を無謀と思わずに、迷いなく行動できる男。 この場には『善人』が、『ヒーロー』がいる。 ならば、絶望なんてしなくても良いのかもしれない。 一万人の妹達を救い出した『ヒーロー』ならば、あれだけの行動を当然のように行える『善人』ならば、この殺し合いをぶち壊す事だってできるのかもしれない。 (奴らがどう動くかは分からねェし、俺には関係のない事だ。俺は、俺のやるべき事をする) 一方通行は邪悪な笑みを浮かべて夜空を見上げる。 真ん丸の満月が空には浮かんでいた。 何処かでこの殺し合いを観戦しているであろう兵藤へと警告を飛ばしながら、一方通行が道を進む。 その胸中には、理由も無い自信で溢れていた。 科学の生み出した怪物が、ただ一人の少女を救う為だけに、バトルロワイアルへと参戦する。 【一日目/深夜/D-8・市街地】 【一方通行@とある魔術の禁書目録】 [状態]健康 [装備]一方通行の杖@とある魔術の禁書目録 [道具]基本支給品一式、ランダム支給品×1~3 [思考] 0:打ち止めを探し、守る。 1:周辺を探索し、打ち止めを探す [備考] ※原作22巻終了後から参加しています ◇ 誰かが言った。 希望と絶望は差し引きゼロで成り立っていると。 一方通行は上条当麻とヴァッシュ・ザ・スタンピードという存在に希望を見て、己の行く道を選択した。 だが、この希望は果たして真実なのか。 この希望は一方通行の願望が作り出した幻想ではないのか。 この希望の果てには―――同等の絶望が待ち受けているのではないか。 希望。 それは、絶望と相反の位置に存在する一つの概念。 それは、人を惑わす魔法の言葉。 希望の末に待ち受ける未来は如何なるものか。 それは学園都市最強の怪物にも、希望を追い求めた魔法少女にも、人と人外の種とを繋いだガンマンにも、分からない。 混沌の殺戮劇は粛々と続いていく。 Back 炎のさだめ 時系列順で読む Next もう何も怖くない……そう考えてた時期が私にもありました Back 炎のさだめ 投下順で読む Next もう何も怖くない……そう考えてた時期が私にもありました GAME START 一方通行 Next 飛んで火に入る夏の虫 GAME START ヴァッシュ・ザ・スタンピード Next GAME START 佐倉杏子 Next
https://w.atwiki.jp/kachyofugetsu/pages/25.html
1.襲撃されないために 休戦札(深夜休戦札含む)の活用 襲撃は深夜に多い。自動で午前2時から午前7時の間休戦となる深夜休戦札と、その前を4時間休戦札を使用して守るのがお勧め。 深夜休戦札は、画面左上、自分のアイコンの近くにある【状態】の所から買える。1日深夜休戦札が120丁銀、30日深夜休戦札が1800丁銀となっており、30日の方がかなりお得。 資源を多く貯めてる人は日中も休戦札や同盟員に声をかけておくなどの対策をしておくと良い。 城レベルアップ 自らの城をレベルアップすれば、当然狙われにくくなる。特に兵のレベルアップが出来る3の倍数(現時点では城レベル27)が、大きな目安となる。 ログイン率をあげよう 襲撃者は、攻撃する前に相手やその周りの同盟員の事をよく観察していている。 同盟が活発に動いていれば、襲撃を受けにくくなる。 ログイン率を高め活発に行動して、自分や周りの襲撃を未然に防ぐと共に、周りの仲間達と連携、楽しく交流して同盟を盛り上げて行きましょう。 2.迎撃 味方の城が攻められている時 まずは味方の城に防衛に入ること。相手が上位兵であっても防衛に主力が固まればダメージを与えられる。と同時に、攻めてきてる相手の城に攻撃を仕掛ける。 この二手に別れて迎撃体制を整えれば、相手も引き返すか、あるいは大きなダメージを与えられる。 相手の城が近くに飛んできている時 攻撃までの時間が短く防衛が間に合わない、また、複数の城が狙われている可能性が高い。 この場合は、防衛に入るより相手の城に直接攻撃を仕掛けるのが有効。相手の主兵力が出ている隙を狙い打ちしよう。 迎撃時の注意点 迎撃する際、こちらも主力が出払う為、その隙を狙われる事がある。 味方が迎撃に出たら、その味方の城に防衛兵を入れよう。 複数人で4部隊以上入れるのが理想。 こういった対策や、迎撃の連携が取れるようになると、襲撃する方も諦め、また狙われにくくなる。 休戦札を貼れない状況で攻撃を受ける場合 何らかの事情で休戦札を貼れない、味方の援護もなく負けそうな時は、兵を隠す、逃がす、を実行。 兵を隠すのは、城内の詰所に伏兵を。 兵を逃がすのは、どこか適当な引退城等に対して個人集結をしかけ、出せるだけの兵を出す。 実際に出兵する必要はなく、集結をしかけ、城外待機状態にすれば良い。 兵がいないと何も出来なくなるので、なるべく被害を減らそう。
https://w.atwiki.jp/bbsc/pages/81.html
ユーリ&ファラ編メインイベント サブイベント イベントライブラリ ユーリ&ファラ編 村から一人で飛び出してきたファラと 強引にパートナーにされたユーリの物語。 ―自由都市連合ダイン所属― メインイベント GPは難易度ノーマル時の数値 ユーリルート:おせっかい 〜 相棒(パートナー)ファラルート:泥棒 〜 相棒(パートナー) |発生場所 首都シャイロック 戦闘 (ユーリ選択時)ファラ GP100 3ライフマッチ (ファラ選択時)ユーリ GP100 3ライフマッチ 泥棒呼ばわり 〜 ユグドラシルバトルへ 〜 お尋ね者? |発生場所 シャイロック闘技場 戦闘 ジュディス&リタ GP100 3ライフマッチ 相棒(パートナー)探しの理由 〜 ひと休み |発生場所 ゲライオン遺跡 戦闘 クレス&クラトス GP200 3ライフマッチ 待ち伏せ |発生場所 港町ビフレスト 戦闘 なし 八つ当たり 〜 請負人(コントラクター) |発生場所 港町ビフレスト 戦闘 セネル GP600 3ライフマッチ ユーリの仕事 〜 世界樹の力 |発生場所 港町ビフレスト 戦闘 シング&コハク GP500 3ライフマッチ 前回大会の噂 〜 ベルザンディフラッグ |発生場所 港町ビフレスト 戦闘 カイウス&マオ GP750・800 3ライフマッチ 容疑者ユーリ 〜 クラッシュアース!! |発生場所 海上 戦闘 (ユーリ>"プレイヤー"キャラ選択時)ロイド・フィリア・ルーク GP950・900・950 ポイントバトル (ファラ>"パートナー"キャラ選択時)コレット・コングマン・ティア GP900・950・900 ポイントバトル ※元々ファラで操作していてユーリを選ぶとファラになるので注意。()内を読んで選ぶように。 金髪の襲撃者 |発生場所 森(精霊闘技島) 戦闘 ダオス GP900 3ライフマッチ ※ ファラ一人で対戦 抵抗 〜 ウルズフラッグ粉砕 |発生場所 森(精霊闘技島) 戦闘 ダオス GP1400 3ライフマッチ 正義と悪 〜 世界樹神殿へ |発生場所 精霊闘技場 戦闘 チェスター&アーチェ GP1200 3ライフマッチ 精霊集め |発生場所 世界樹神殿 戦闘 なし 以下4つのイベントはセーブロードを使えば、一週目で回収できる。 が、戦闘がめんどくさいため2週目以降をお勧めする。 協力者 〜イフリート回収 ※この4つは順不同 |発生場所 ルクソール山・火口付近 戦闘 リヒター GP1800 3ライフマッチ (このフラッグを最初に回ったか否かで「協力者」のスキット内容が少し変化する) (このフラッグを最後に回ったか否かで「イフリート回収」のスキット内容が少し変化する) テイトス渓谷 〜 シルフ回収 ※この4つは順不同 |発生場所 テイトス渓谷 戦闘 スタン GP2050 3ライフマッチ (このフラッグを最初、途中、最後に回ったかで「シルフ回収」のスキット内容が少し変化する) ゲライオン焦野 〜 ノーム回収 ※この4つは順不同 |発生場所 ゲライオン焦野 戦闘 バルバトス GP2200 3ライフマッチ (このフラッグを最初、途中、最後に回ったかで「ノーム回収」のスキット内容が少し変化する) アム瀑布 〜 ウンディーネ回収 ※この4つは順不同 |発生場所 アム瀑布 戦闘 ユーリ&ファラ GP1600 3ライフマッチ (このフラッグを最初、途中、最後に回ったかで「ウンディーネ回収」のスキット内容が少し変化する) 裏切り 〜 ダミーフラッグ |発生場所 草原(ダイン) 戦闘 アッシュ GP2650 3ライフマッチ 世界樹の間へ |発生場所 精霊闘技場 戦闘 なし 3年前… ~ 凶暴な男 〜 傷ついた世界樹 〜 大いなる実り |発生場所 世界樹神殿 戦闘 ダオス GP2800 3ライフマッチ ダオス・融合体 〜 お祭りの歌 |発生場所 世界樹神殿 戦闘 ダオス GP3000 3ライフマッチ サブイベント 急がば回れ……じゃない!? 〜 笑顔 |発生時期 「精霊集め」後 発生場所 森(精霊闘技島) 戦闘 プレセア GP1000 3ライフマッチ 防犯システム 〜 ユーリの溜息 |発生時期 「相棒(パートナー)」後~ 発生場所 ソーディアン研究所 戦闘 ハロルド&ナナリー GP600 3ライフマッチ 人生いろいろ |発生時期 「待ち伏せ」後~ 発生場所 首都シャイロック 戦闘 なし イベントライブラリ 以下53個で100%の模様。 イベント名 備考 ユーリルート:おせっかい ファラルート:泥棒 相棒(パートナー) 泥棒呼ばわり ユグドラシルバトルへ お尋ね者? 相棒(パートナー)探しの理由 ひと休み 待ち伏せ 八つ当たり 請負人(コントラクター) ユーリの仕事 世界樹の力 前回大会の噂 ベルザンティフラッグ 容疑者ユーリ クラッシュアース!! 金髪の襲撃者 抵抗 ウルズフラッグ粉砕 正義と悪 世界樹神殿へ 精霊集め 協力者(初回収) メインイベント参照 協力者(回収済み) (回収済み)とは「他の精霊を回収したことがある」ということを指す模様 イフリート回収(回収ラスト) メインイベント参照 イフリート回収(回収途中) メインイベント参照 テイトス渓谷 シルフ回収(初回収) メインイベント参照 シルフ回収(回収ラスト) メインイベント参照 シルフ回収(回収途中) メインイベント参照 ゲライオン焦野 ノーム回収(初回収) メインイベント参照 ノーム回収(回収ラスト) メインイベント参照 ノーム回収(回収途中) メインイベント参照 アム瀑布 ウンディーネ回収(初回収) メインイベント参照 ウンディーネ回収(回収ラスト) メインイベント参照 ウンディーネ回収(回収途中) メインイベント参照 裏切り ダミーフラッグ 世界樹の間へ 三年前…… 凶暴な男 傷ついた世界樹 大いなる実り ダオス・融合体 お祭りの歌 急がば回れ……じゃない!? サブイベ:プレセア 笑顔 サブイベ:プレセア 防犯システム サブイベ:ハロルド・ナナリー ユーリの溜息 サブイベ:ハロルド・ナナリー 人生いろいろ サブイベ:ハロルド・ナナリー
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/5445.html
前ページ次ページゼロのロリカード アーカードが例によって、銀縁メガネで棺桶に腰掛けて足を組みつつ本を読んでいる。 『イーヴァルディの勇者』。学術書などではなく、たまたま目にとまっただけの本。 特筆すべき点はない、よくある物語だがそれも暇潰しであった。 ノックなしに扉が開く、入ってきたのは部屋の主であるルイズである。 しかしルイズはその場から動かなかった、何かにとり憑かれたように虚ろな瞳でアーカードを見つめていた。 「どうした?ルイズ、ボーッと突っ立って・・・」 「ん・・・・・・うん・・・なんかアーカードを見たら、よく・・わかんないけど・・・・・・」 そう言ってルイズは立ったまま俯く。 アーカードは疑問符を浮かべた、ルイズが何を言ってるのか意味がわからない。 「んんっ・・・」 ルイズが艶っぽい声をあげ、体を震えさせた。下に向けていた顔をゆっくりとあげる。 「・・・・・・?」 「ふふっ」 いきなりルイズが笑った。目をトロンとさせて、ゆったりと歩を進め距離を詰めてくる。 アーカードの中で何かピンとくるものがあった。そう、前にもこのような有様を見せた事があった。 「ねぇ、アーカード。あなたはわたしの従僕よね?」 「・・・・・・んむ」 ルイズがアーカードの肩にしだれかかってくる。アーカードの手を取り本を閉じさせ、ぎゅっと握り締める。 「なら他の子と仲良くするのはもうやめて?ご主人さまだけを見てくれないとイヤ・・・」 アーカードは確信する、惚れ薬だ。何故かまたどこかでルイズは惚れ薬を飲んできたのだ。 どうしたもんかと、黙っているアーカードの目をルイズは艶やかな瞳で見つめる。 「また前みたく、愛してほしいの・・・・・・」 「ん~む」 「もしかして・・・女の子同士はイヤになったの?でも女の喜びを教えてくれたのはアーカードじゃない」 アーカードは一度だけ嘆息をつく、そして少し大きめの声で言った。 「そうだな・・・とりあえず、外にいる二人さっさと入って来い」 暫しの間の後、扉が開く。 「い・・・いやぁ・・・・・・邪魔しちゃ悪いかと思って。別に後学の為に覗こうとか、そんなことは思ってないよ。ハハ・・ハハッハ」 「私は別に・・その・・・」 乾いた笑いをしながら頭を掻きつつ入ってきたのはギーシュ、そして顔を赤くしているモンモランシーであった。 「なんでルイズに飲ませた?」 アーカードは単刀直入にモンモランシーに聞いた。惚れ薬なんて作るのは、目の前のモンモランシーくらいなものだ。 「べっ、別に私が飲ませたわけじゃないのよ!ルイズがいきなり現れたと思ったら、突然飲んじゃうんだものワイン」 アーカードはモンモランシーを疑わしげに半眼で見つめ、いまいち事情の飲み込めないギーシュは首を傾げていた。 「いきなりルイズが僕の持ってきたワインを飲んだのは間違いないよ、それで・・・何が起こってるんだい?」 「さっ、説明せい」 アーカードの妙な迫力にモンモランシーは素直に話し始める。 要約するとこうだ。ギーシュの浮気癖にモンモランシーは辟易し、堪忍袋の緒を緩めていた。 結果、惚れ薬を作る目処が立ったのでつい使ってしまいたくなった。ワインに入れて飲まそうとするも、突然現れたルイズがそれを飲んでしまった。 万年発情期のギーシュが惚れ薬を飲んでも誰も違和感は抱かないだろうが、堅物であるルイズがいきなり変貌したら誰もが訝しむ。 少し悩んだあと、さすがにやばいと思ったモンモランシーはルイズの後を追った。ギーシュもわけがわからないまま、とりあえずそれについていった。 夜だったとはいえ広場からルイズの部屋まで、他の誰とも会わなかったのは奇跡としか言いようがない。結局、部屋にいたアーカードを見て発動してしまった。 そして部屋からいかがわしい会話が聞こえてきたので、とりあえず邪魔するのもアレだったし、二人ともそういうお年頃だった所為か、盗み聞きをしようとしていた次第である。 「なぁルイズ、ちょっと答えて欲しいんだが・・・」 「愛しのルイズって呼んでくれなきゃヤダ」 ギーシュとモンモランシーは唖然と見つめている、あのルイズがここまで変わるのかと。 「モ・・・モンモランシー、君はあのルイズがここまで変わってしまうシロモノを僕に飲ませようと・・・・・・」 ギーシュはゾッとした、これほどの効果なのだから禁制品になるのも頷ける。アーカードは特に気にせず続けた。 「なぁ愛しのルイズ、どうしてワインを飲んだのか教えてくれないか?」 ルイズはフフッと無垢な笑顔を向けたあと、次にムスッと何かが気に入らないような顔になる。 「もうすぐ夏休みでしょ?それで実は姫さまから夏期休暇中にお仕事頼まれたの。でも実家に帰ってくるようにも言われてたの。 それで私が事情があるから帰れません、って言ったの。そしたら理由を聞かれて・・・・・・。 でもそれはゼロ機関としてのお手伝いだから、もちろん家族にだって言えないでしょ?」 「ゼロ機関?」 ギーシュがルイズの言葉に疑問を返すと、アーカードが人差し指を唇に当てて「しっ」と、話の腰を折るなと注意する。 ギーシュとモンモランシーはよくわからないまま、ルイズの話は続けられる。 「そしたら、そしたらね?わたしに男ができたんじゃないかって言うの。それを隠しているんじゃないのかって。 わたしにはアーカードしかいないのにひどいよね?それでムカムカしてたの、それでたまたま目の前にあったワインを飲んだの」 「そうか、ありがとうルイズ」 「撫でて」 「ん?」 「いい子いい子して」 アーカードは何も言わず、膝枕してルイズを頭を撫でてあげる。 「どれくらいで効果は切れる?また一日か?」 「それが・・・その・・」 モンモランシーは言い淀む。 「前にあなたに渡した試作品と違ってこれは完成品で・・・効果は個人差があって・・・・・・その・・・」 「歯切れが悪いな」 「・・・・・・早ければ1ヶ月くらいで、遅ければ・・・1年くらい・・」 アーカードは溜息をつく。そんな悠長に待っていられるわけがない。 「いくらなんでもそれは長すぎる、解除薬は作れないのか?」 詳細はわからないが、アンリエッタ女王からの密命をルイズは受けているのだ。 内容次第でもあるが、夏期休暇までに治らないと十中八九任務どころの話ではないだろう。 「それが・・・秘薬はもう売り切れてて、しかも次回入荷も絶望的らしくて。ラグドリアン湖に住む水の精霊の涙だけど、連絡が取れなくなったらしいの」 ラグドリアン湖、ウェールズの記憶にある。ガリアとの国境付近に存在する広大な湖。誓約の水精霊、その涙。 「モンモランシー、君は解除薬が作れないものを僕に飲まそうと・・・・・・!?」 「だってあなたが浮気するからじゃない!」 「僕は永久の奉仕者だ!浮気なんてするわけないじゃないか!」 「してたじゃない!ケティって子と!」 「だからあれは――――」 「ストップ」 モンモランシーとギーシュの言い争いを、アーカードは制す。 「水の精霊と連絡を取るにはどうすればいい?」 「え?普通の人には無理よ。代々交渉役がいて、昔は私の家系もそうだったんだけど今は・・・・・・」 そこまで言って、モンモランシーはハッとした顔になる。頭に血が上っていて余計なことまで口走ってしまった。 時既に遅し、アーカードは自分を見てニヤ~ッと笑っていた。 「なるほど、昔は交渉役だったわけか」 「い・・・今は無理よ!それに私は昔に一度会ったくらいで――――」 「明日出発する、諸々準備しておけ」 モンモランシーはガックリと肩を落とし観念する。 「なぁに、僕もついていくから大丈夫さモンモランシー」 「あなたじゃ頼りにならないわよ、よわっちいし」 「モンモランシーとばっかりイチャイチャして・・・・・・わたしのことなんてどうでもいいんだわ」 頭を撫でられたまま、ルイズが突然口を開く。 「イチャイチャしてるわけじゃない」 「じゃぁなんで、わたしを放っておくの?」 「それはな、放置プレイだからだ」 アーカードは少し考えてからそう答えた。 「ほうちぷれい?」 「そうだ、精神的距離を置くことで、相手をより愛おしく感じることが出来るようになる」 「でもさびしいよ・・・・・・アーカード」 「私もつらい、だが二人の為なんだ」 アーカードは巧みにルイズを説き伏せる。 「うん、わかった。二人のためなら、さびしいけど我慢する」 「よしよし、明日は早いから寝るといい」 そう言うとルイズはすごすごと、ベッドへと潜り込む。アーカードはモンモランシー達へと目をやった。 「それじゃ、また明日」 大きな溜息を吐いてモンモランシーは部屋から出て行き、ギーシュもそれに続いた。 「一緒に寝てくれないの?」 ルイズが布団から顔半分だして、せつなげに言った。放置プレイに早くも耐えられなくなったようであった。 「本を読んでいた途中だからな、一区切りつくまでは寝ない」 「わたしにも読んで、じゃないと寝ないもん」 「しょうがないな」 アーカードは穏やかに笑って、ベッドへと一緒に入ってやる。 読んでいるとすぐルイズは寝入ってしまいそうになるが、それでも健気に睡魔と闘って耐えようとしていた。 そんな主の可愛い様子に、たまにはこういうのも悪くないなと思いつつ、夜は更けていった。 ◇ 「襲撃者ってのはいつくるんだろうねえ・・・」 ギーシュがぼやく。ラグドリアン湖で無事水の精霊と連絡を取ることができた。 しかし水の精霊の涙を提供してもらうかわりに、襲撃者の撃退を条件として出されたのである。 ルイズは先ほどまで喚いていたのだが、既に陽も落ちていて辺りは暗い。今は疲れも相まってか、木にもたれかかってスヤスヤと寝息を立てている。 ギーシュは楽観視していた。アーカードの強さは身をもって知っている。 オーク鬼を殲滅した時の破格の強さも目にしている、タルブの決戦で大活躍した話も知っている。 よっぽどの相手ではない限り、アーカードが負けることはない。だからこそ自分達は安全だと、半ば確信していた。 一方モンモランシーは気が気ではなかった。自分が前に出るわけではない、アーカードが襲撃者と戦う手筈である。 だがもしもアーカードが負けてしまったら、役立たずのギーシュなんかすぐにやられて、自分にも火の粉が降りかかる。 下手したら命のやり取りになりかねない。極々一般的な学院生活を送っていたモンモランシーにとって、今の事態は異常としか言えなかった。 (むっ・・・・・・) アーカードのセンサーが反応する、吸血鬼の鋭敏な感覚による索敵範囲に何者かが引っ掛かった。 「来た」 アーカードはスッと立ち上がる、デルフリンガーを背負って周囲を窺った。 モンモランシーはいよいよもって覚悟を決めようとするも、現実感のない不思議な心境でいた。 ギーシュも敵の出現に、多少なりと緊張しているようだった。 「ルイズを頼んだぞ」 「・・ぁ・・・あぁ、任せたまえ」 アーカードは一気に飛び上がり、周囲の森の中で特に高い木のてっぺんに立った。 吸血鬼の目は夜でも関係ない。むしろ夜の方が良く見えるくらいである。 「ん~・・・?」 アーカードは唸る、目を細めてさらに凝視する。 (あれは・・ふむぅ・・・・・・はてさて、どうするか) アーカードは考える、襲撃者の姿を捉えて。暫く考えた後、アーカードは頭の帽子を取った。 コートと上着を脱いでネクタイをはずし、その上からシュヴァリエのマントを羽織る。 髪を後ろでアップにまとめてポニーテールにした後、最後にマフラーをくるくると巻いて口元を隠した。 普段のアーカードの面影は薄れ、一見しては誰なのかわからない。 デルフリンガーを右手に持って肩に担いだアーカードはマフラーの下で静かに笑い、闇夜の空へと躍り出た。 前ページ次ページゼロのロリカード
https://w.atwiki.jp/ragadoon/pages/514.html
下条支部長の支部日誌より抜粋 整理ナンバー201206141921 中間報告書 23日2130時、田場支部を襲撃した“量産型特殊AAS”2体から情報を得る。 襲撃者は崑崙会と武神製薬に雇われていたもの。 24日全日、下条及び九重隊員、武神製薬の調査。 ドミニオンの関与が疑われる。 AASや兵器を用いた悪魔憑き狩りを行っているようす。 24日午後、緋島隊員、壇子三兄弟の身辺調査。 ターゲットのたまり場を発見。 25日全日、保坂隊員、プレイヤーキラーの調査。 正体は探れず。 これまでの行動からイベントへの妨害ではない模様。 悪魔憑きに加えAASも加わっている。 25日、下条隊員、UDの調査結果を受け取りに本部。 UDの調査結果、主成分に能力魔結晶のかけらが含まれていることが判明。 ミッドナイト・レイブ中にUDの取引が行われるとの情報あり。 26日全日、下条隊員、プレイヤーキラーの調査。 これまでのミッドナイト・レイブより3人の容疑者に絞り込み。 ケンザブロウ・ジョンズ:AAS、武神製薬に所属していた傭兵。 アヤノ・ヒダカ:悪魔憑き、過去にセラフィムと敵対。 ラーク(仮名):鳥のヴィシャス属性悪魔憑き。 26日1450時、九重隊員、ショッピングセンターにてラークと思われる鳩を発見、接触はせず。 26日1630時、緋島隊員、遊園地にてケンザブロウ・ジョンズと思われる着ぐるみを発見、接触はせず。 26日1810時、保坂隊員、港にてアヤノ・ヒダカと接触、戦闘を避け逃走。 アヤノ・ヒダカ以外にAASと鳥の悪魔憑きがいた模様。 「虹色の髪の奴によろしくな」と言われる、詳細不明。 27日1900時、ソウルマスターによるミッドナイト・レイブ開始。 1900時、下条及び九重隊員、港にて所属不明船舶を発見、海上警察と共に乗り込む。 所属不明船舶より能力魔結晶のかけらを発見。 船員より、2100時に取引が行われると証言。 1900時、緋島及び保坂隊員、駅前にて他のミッドナイト・レイブ参加者(ケンザブロウ・ジョンズ含む)と接触。 1945時、緋島及び保坂隊員、公園にて壇子三兄弟の一人と接触。 他のミッドナイト・レイブ参加者の元にこれを追い込む。
https://w.atwiki.jp/hazama/pages/1131.html
編集/ 20090718| 20090718/コメントログ| 20090725| 20090725/コメントログ| 20090815| 20090815/コメントログ| 20091024| 20091212| 20100206| 20100206/コメントログ| 20101002| 20110122| 20110416| 20110419/コメントログ| 20120114| 20120114/コメントログ| 20120211| 20120421| 20120616| 20120616-AeoliaSaga| 20120616-AeoliaSaga/コメントログ| 20120616/コメントログ| 20120728| 20120728-AeoliaSaga| 20121006| 20121006-AeoliaSaga| 20130302| 20130413| 20130420| 20130608| キャラクターズ| キャラクターズ/コメントログ| 風歌のガイドライン 風歌 第9話:こんとんのいるる家 ◆参加者 さるきど:ボストーク(ブル) ののの氏:フラッド(オデイラ) ダロ氏:ナイルス(オーランス) kon 氏 スロース(ブル) 【ログ】(地の季5週) ボストークの部下、後述筆記をする 俺様の名はボストーク、牛喰らいのボストークだ。 偉大なるブルの戦士様だぞ! 上の奴から報告書を書けといわれたぞ! むう、前回の記録がない。 …記憶を頼りに書いてみるか。 あれ?俺様字ィ書けたっけ?まぁいいや。 おいそこの!ちょっと俺様がしゃべる内容を報告書に書け! 上に出す文書だからな! 上から文句言われたら、お前を殺すからそのつもりで書け! え~とだな・・・ あれだよ、みんなでルナーの駐屯する村に攻め込んでったんだよ。 当然、混沌だわな。 そしたらお前ェフラッドの野郎が何か怪しげな儀式をやってる家を見つけたのよ。 俺様やスロースがわかんなかったのによく見つけたよな。 あいつ狂戦士の素質があるぜ! 村の防御が意外と固くてな、門を壊すのに往生したぜ。 ようやく門をこじ開けたと思ったら金ぴかの弱っちそうな奴が騎馬突撃して きやがってよう、ま、どうせ混沌の仲間なんだろうけど、見た目よりは 歯ごたえがあったな。 そいつらに手こずってる間によう、召還の儀式をやっていた家が、化け物に 変わりやがったのよ。いやぁ~さすがの俺様も気付かんかったわ、 まさか家そのものがフィーンドだったなんて。 それからはお前ェ、アレだよ、アビキョウカンだよ。 家の野郎が奴らの味方やら村人ごと皆殺しを始めやがってな、 まぁアレだな、混沌に味方する奴らはこうなるっつーいい見本だったよな。 ルナーの奴らもパニクって仲間割れしてたし、ちょっと訳わかんなかったな。 俺様も家に一斧ブチ込んだんがよう、力任せにぶん殴ったもんだから 手斧がブチ壊れちまった。 そしたらよう、なんと家が飛びやがったんだよな? どこにってお前ぇ、空にだよ。 あん?家が空飛んだなんて報告できねぇだと? さっきも言ったじゃねぇか、家がフィーンドだったんだとよ! 俺様が直接空飛んでたの見たんだから間違いねぇよ。 お前ぇがチャチャ入れっからどこまで話たかわかんねぇじゃねえか・・・ あーそうそう、部隊長だったオーランス野郎がな、空飛んでったんだよ。 何でお前ェ、オーランスが飛ぶのが普通で家が飛ぶのが不思議なんだよ。 そんで、シルフだかなんだか使ってスロースも一緒に飛んでったな。 しばらく空中で戦ってたんだけどな、豆ツブみたいでよく見えなかったな。 何しろ地上の敵から戦利品引っ剥がすのに夢中だったしな。 そしたら家が上から落っこちてきてな。 とどめを刺そうと家に飛びかかったら、やっぱりただの家だったんだよな。 誰だよ、家がフィーンドだって言った奴は!? あん?俺様が直接確認したわけじゃねえから知らねぇよ、そんな事。 いいか、その辺のところ、しっかり書いとけよ! いちおう上に出す報告書だからな! お前ェを信用してチェックなんかしねぇからよ! あん?一応目を通してくれ、だと? テメェ、俺様が字ィ読めねぇと思って馬鹿にしてんのか!? 【ログ】(地の季5週)だけどあまり記録が残ってなかったのでちょっと適当 扉を壊したはいいが、まだ相手の戦意は削がれてない。 で、しょうがないので殲滅戦。 相手に腕利きがいたけど、とにかくぶちのめすのに成功。 とにかく、召還儀式の場所に急ぐ(?)一行。 フラッドは霊話でオーランスのロードにコンタクトを試みるもガン無視。 で、召還場所にいくと、家が。 家と眼が合う一行。 見る見るうちに、家に手足は生えて立ち上がりはじめる。 阿鼻叫喚の地獄絵図。 逃げ惑う住民と襲撃者たち。 数ラウンド逃げていたが、別方面から襲撃していた奴らと合流して、へーベルハウスを倒すことを決意する。 が、とにかく硬い・でかいので、クリット以外にダメージが行かないことが判明。 襲撃者たちは以外に士気が高かったのか、あまり逃げ出さず、ちまちまと合流してくる。 なので、負傷退場者とか逃走者があっても、PC側の戦力的にはあまり減らない。 けど、とにかく相手にダメージを与えられている気がしない。 オーランスロードが飛行呪文で近接戦を決意。 が、1人でいくのは自殺行為なので、もう1人に飛行呪文をかけて二人でいくと宣言。 グレッソを使っていたスロースが一番近接ダメージが高かった。 非常に嫌そうな顔をするオーランスロード。 けど、背に腹は変えられないので、ロード+スロースで近接戦に突入。 みんなの呪文で強化されてたので、大被害もなくへーベルハウスを倒すことに成功。 召喚した奴を探したら、既に逃げてた。 ルナー側の生き残りに事情聴取したら、途中から合流した商人だといっていたが詳細不明。 名前はハックニック(?)。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/aicolor/pages/19.html
青嵐 性別 ♂ 身長 180と少し/体重 割と重い 髪の色 爽やかな青色に紫が少し/目の色 ソーダ色 一人称 俺/二人称 お前、名前呼び捨て 結種 ジンベエザメ 構成属性 水、炎、風 水竜宮王子雨月の護衛。と言いながらも竜宮には襲撃者なんて居ないし来ないので サボってお菓子を食べたり巨大クラゲの背中で昼寝していることが多い。 髪は短いが何房か跳ねている部分がある。お菓子を持っているのがデフォルト。 大雑把な性格で、飄々としているように見えるが熱い部分も持ち合わせている。 戦い好きな面もあり、焦熱とはよく手合わせをする仲である。 ただ、そのときは属性の相性も考慮して素手で戦うようだ。 雨月の幼なじみであり、とても小さい頃から一緒に過ごしてきた。 雨月の自信の無さの原因を知っていて、且つ自分のせいだとも思っているらしい。 いつも駄菓子を買ってきて差し入れしているのは彼。高級なお菓子は水蓮が差し入れしている。 性格の違い、方向性の違いから水蓮と対立することもあるが大体はくだらない原因で 言い合いを始めるので当の雨月に呆れられて収まることがほとんど。 (例:今日の雨月様のおやつは何にするか) どちらにせよ、2人とも雨月を思う気持ちは同じである。 戦闘のセンスは良く、大きな結晶の形をした大剣「青鮫」を振り回して戦う。 水蓮が補佐に付いていない時は防御系の技も身につけようとしていたが、防御主体の水蓮が居る今は 完全に雨月を任せて自分はフルアタで突っ込むスタイルを取るようになった。 なんだかんだで背中を任せ合っている2人と言えるだろう。 お菓子好きなこともあり甘いものが好きだが、あんこは嫌いらしい。 好きな物はみたらし団子。みたらしが垂れないように竜力でコートしてあるものが特にお気に入り。 「あのさぁ…夏の間だけ距離おいて接さねぇ?」 「えーっと なんかごめん」
https://w.atwiki.jp/disaster-doc/pages/17.html
STAGEは全部で23 難易度はノーマル・ハード・リアルディザスターの3つ リアルディザスター解禁条件は、「称号50以上獲得」ではないかと思われます。 プロローグ ひどい1日/南米アギラス山 STAGE01 大地震発生/STORMアジト STAGE02 崩れゆく街/ブルーリッジ市街地 STAGE03 暗闇と炎/地下鉄~市街地 STAGE04 炎の竜巻/ウエストパーク STAGE05 橋の上の死闘/ビッグブリッジ STAGE06 津波来襲/ブリッジ~市街地 STAGE07 空の襲撃者/ブルーリッジ市街地 STAGE8 STAGE9 STAGE10 STAGE11 STAGE12 STAGE13 STAGE14 STAGE15 STAGE16 STAGE17 STAGE18 STAGE19 STAGE20 STAGE21 STAGE22 STAGE23 時系列 午前07時06分 ブルーリッジ市 FBI支局 レイ、オルソンに会う 午前08時12分 STORMアジト レイ、アジトに突入 午前08時33分 廃ビル 地震発生 午前08時58分 ブルーリッジ市郊外 核弾頭廃棄施設 午前09時27分 ロザリア山 地熱発電所跡 大佐到着 午前09時50分 ホワイトハウス 大統領執務室 大統領と大佐の通信 午前10時03分 ブルーリッジ市沿岸部 津波襲来 午前10時22分 ブルーリッジ市 市街地 地下鉄線路へダイブ 午前11時07分 ハイランドパーク レイ漂着 午後01時08分 ロザリア山 地熱発電所跡 ロザリア山噴火 午後01時32分 ロザリア山 地熱発電所跡 溶岩&火砕流発生 午後02時12分 ロザリア山 南部高地 レイ火砕流に巻き込まれる 午後02時31分 ホワイトハウス 大統領執務室 ニュースを見る大統領 午後02時55分 ロザリア山 南部高地 レイ意識を取り戻す 午後04時45分 ロザリア山 南部高地 レイとアイリスの会話 午後06時12分 キャンベル川 ラハール発生 午後07時28分 空軍 輸送機 レイとオルソンの会話 午前01時58分 ホワイトハウス 大統領執務室送金を催促する大佐 午前02時10分 ベインズヴィル パラシュート降下直後 午前04時55分 ポートアレックス ハリケーン 午前06時03分 ポートアレックス南海上 ラストシーン
https://w.atwiki.jp/prdj/pages/1357.html
ファイター Fighter 武器の種別よりも多くの戦い方がある。多くのファイターが血まみれの戦場で味方と綿密に協力して戦うことを学ぶ一方で、他の者たちはその日勝つための手段として、奇妙で難解な、まったく意地の悪い、不名誉な戦闘の型を選択する。以下に示すものは、まさに英雄と悪党によって等しく実践される、少数派の戦法である。 喧嘩屋(アーキタイプ) Brawler すべての乱闘はファイターにとって非常に身近なものだが、あたかも引き寄せるかのように乱闘をもたらすファイターもいる。喧嘩屋はいかなる種族と社会の中のどこでも見ることができる。喧嘩屋は居酒屋の用心棒、地元の犯罪組織の殺し屋、男爵の護衛階級における激しやすい新兵として雇われている。喧嘩屋の面と向かっての態度は彼らの戦術と同じぐらい力強いものだ。 近接制御(変則)/Close Control:2レベルにおいて、喧嘩屋は敵を戦場中力尽くで引き回すことに熟練する。喧嘩屋は突き飛ばし、引きずり、位置ずらしの戦技判定に+1のボーナスを得る。喧嘩屋は同様に突き飛ばし、引きずり、位置ずらしの戦技で攻撃されるときに、CMDに対し+1のボーナスを得る。これらのボーナスは2レベル以降4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で18レベルの+5)。 この能力は鎧修練1と置き換える。 近接戦闘員(変則)/Close Combatant:3レベルにおいて、喧嘩屋は近距離武器グループの武器を用いた攻撃において、攻撃ロールに+1のボーナスとダメージ・ロールに+3のボーナスを得る。これらのボーナスはいずれも、3レベル以降4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で19レベルの攻撃ロールに+5とダメージ・ロールに+7)。 この能力は武器修練1、2と置き換える。 威嚇する姿勢(変則)/Menacing Stance:7レベルにおいて、喧嘩屋はその敵を悩まし、注意をそらすようになる。喧嘩屋に隣接している間、敵は攻撃ロールに-1のペナルティと精神集中判定に-4のペナルティを受ける。これらのペナルティは7レベル以降4レベルごとに1ずつ増加する(最大で19レベルの攻撃ロールに-4と精神集中判定に-7)。もし喧嘩屋が気絶状態、幻惑状態、無防備状態、朦朧状態、よろめき状態であるならば、そのクリーチャーがこれらのペナルティを得ることはない。この能力は鎧修練2、3、4および鎧体得と置き換える。 逃走阻止(変則)/No Escape:9レベルにおいて、喧嘩屋の威嚇する姿勢の範囲から離れようと5フィート・ステップしたり、撤退アクションで離れたりすることは喧嘩屋から機会攻撃を誘発するようになる。この能力は武器修練3、4と置き換える。 《足止め》:13レベル時に、喧嘩屋はたとえ《迎え討ち》の特技を持っていなくても、ボーナス特技として《足止め》を得る。喧嘩屋がすでに《足止め》特技を持っている場合、代わりに他の任意の戦闘特技を修得することができる。加えて《足止め》特技を使うとき、戦技判定に自らのファイター・レベルの1/2に等しいボーナスを得る。 武器体得(変則):喧嘩屋はこの能力で近距離武器を選択しなくてはならない。 剣闘士(アーキタイプ) Gladiator たいていの戦士はそれぞれの戦闘で生と死とのせめぎ合いの中、やむなく戦う。しかし栄光と観衆の称賛のために戦う者もいる。剣闘士は狡猾な戦士と最高の演者を兼ね備え、生と死の理解は剣の刃の上だけでなく聴衆の声援や野次で平衡を保つ。 技能:剣闘士はクラス技能として〈芸能:お笑い、演劇、舞踏〉【魅】を得る。 武器と防具の習熟:剣闘士は重装鎧およびタワー・シールドに習熟していない。その代わりにボーナス特技として、1レベルで《演武武器体得》特技を得る。このボーナス特技はファイターが1レベルで得るボーナス特技とは別に加えられる。さらに、段階的な鎧を使っている剣闘士は、2つあるいは3つの部分鎧を身につけている際に1組の全身鎧を身につけていると見なされ+1の鎧ボーナスを得る。しかしもし部品が入り混ざっている場合、+5%の秘術呪文失敗確率を被る。 ボーナス特技:剣闘士はボーナス特技として戦闘特技もしくは演武特技を選択して修得することができる。 名声(変則)/Fame:2レベルにおいて剣闘士は演武を始めるとき、常に少なくとも1勝利ポイントから始めることができるようになる。もし剣闘士がすでに勝利ポイントを持っているならば、追加の1勝利ポイントを得る。10レベルにおいて、剣闘士は少なくとも2勝利ポイントで始めることができるようになる。もしすでに勝利ポイントを持っているならば、彼は追加の2勝利ポイントを得る。この能力は武勇と置き換える。 壊れざるもの(アーキタイプ) Unbreakable 壊れざるものは不屈の意志を持つファイターであり、阻止することはできず、ひとたび心を決めたのならなだめることもできない。壊れざるものは果たすべきことのためならばいかなる試練にでも耐える。その心が目標に向かって定められたなら、どれほど多くのものが試みようとも、何ものも彼が目標を達成することを阻むことはできない。壊れざるものは巨大な破壊者であり、自らの能力にこの上なく自信を持つ熱狂者である。 武器と防具の習熟:壊れざるものはタワー・シールドに習熟していない。 へこたれない/Tough as Nails:壊れざるものはボーナス特技として《持久力》と《不屈の闘志》を得る。この能力はファイターの1レベルのボーナス特技と置き換える。 ひるまない(変則)/Unflinching:2レベルにおいて、壊れざるものは[精神作用]効果に対する意志セーヴに+1のボーナスを得る。このボーナスは2レベル以降の4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で18レベルの+5)。この能力は武勇と置き換える。 《蘇る英雄》(変則):5レベルにおいて、壊れざるものがまだ修得していないならばボーナス特技として《蘇る英雄》特技を得る。壊れざるものがすでにこの特技を修得している場合、この特技の代わりに任意の戦闘特技から選択することができる。加えて、彼は5レベル以降4レベルごとに、追加で1日に1回(最大で17レベルの4回)この特技を使用することができる。この能力は武器修練1と置き換える。 《耐え忍ぶ英雄》(変則):9レベルにおいて、壊れざるものがまだ修得していないならばボーナス特技として《耐え忍ぶ英雄》特技を得る。壊れざるものがすでにこの特技を修得している場合、この特技の代わりに任意の戦闘特技から選択することができる。加えて、彼は9レベル以降4レベルごとに、追加で1日に1回(最大で17レベルの3回)この特技を使用することができる。この能力は武器修練2と置き換える。 素早い回復(変則)/Quick Recovery:11レベルにおいて、壊れざるものは15分だけ休養するか、治癒呪文ないし治癒効果が適用されると疲労状態から回復するようになる。この能力は鎧修練3と置き換える。 屈強(変則)/Stalwart:13レベルにおいて、壊れざるものはセーヴに成功しても部分的な効果を持つ呪文や擬似呪文能力に対して、意志セーヴもしくは頑健セーヴに成功すればこれらの効果に全く影響されなくなる。この能力は武器修練3と置き換える。 無限の持久力(変則)/Unlimited Endurance:15レベルにおいて、壊れざるものが過労状態になったとき、代わりに疲労状態の影響を被るだけで済む。しかしこの状態を実際の疲労状態に軽減するために1時間の休養が必要となる。この能力は鎧修練4と置き換える。 奇跡的な回復(変則)/Miraculous Recovery:17レベルにおいて、壊れざるものは継続している効果から回復するために行うセーヴィング・スローにおいて、2回ロールしてより良い方を選択することができるようになる。この能力は武器修練4と置き換える。 壊れざる心(変則)/Unbreakable Mind:20レベルにおいて、壊れざるものは甘い言葉や魔法で心を揺さぶられることがほとんどなくなる。彼は[精神作用]効果に完全耐性を得る。この能力は武器体得と置き換える。 素手戦士(アーキタイプ) Unarmed Fighter すべてのファイターが世界で彼らの目標を成し遂げるために武器を必要とするわけではない。素手戦士は武器を拾い上げることもあるが、そのようなときでもモンク武器を好む。彼らをモンクと間違える人たちさえいるが、これらの戦士は気を練らずに戦いに加わり、その代わりにまず匹敵することのできない頑強な忍耐力を持つ。 武器と防具の習熟:素手戦士は中装鎧、重装鎧、盾に習熟していない。素手戦士は特殊なモンク用武器を含めて、すべてのモンク用武器に習熟している。 素手スタイル/Unarmed Style:1レベルにおいて、素手戦士は《素手打撃強化》特技と、ボーナス特技としてスタイル特技(第3章参照)からいずれか1つを獲得する。素手戦士は選択したスタイル特技の前提条件を全て満たす必要はないが、素手戦士はその特技を得るまで、《エレメンタルの拳》特技の追加の使用方法を得るスタイル特技を修得することはできない。この能力は1レベルのボーナス特技と置き換える。 厳しい修練(変則)/Harsh Training:2レベルにおいて、素手戦士は過労状態、疲労状態、よろめき状態や一時的な能力値ペナルティを起こす効果に対するセーヴィング・スローに+1のボーナスを得る。このボーナスは2レベル以降4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で18レベルの+5)。この能力は武勇と置き換える。 タフガイ(変則)/Tough Guy:3レベルにおいて、素手戦士は非致傷ダメージや自らが組みつかれている間に受けたダメージに対して、自らのファイター・レベルの半分に等しいダメージ減少/-を得る。この能力は鎧修練1と置き換える。 武器修練(変則):5レベルにおいて、素手戦士はモンク用と肉体武器グループの武器における、攻撃ロールとダメージ・ロールに+1のボーナスを得る。5レベル以降4レベルごとに、このボーナスは+1ずつ向上する(最大で17レベルの+4)。この能力は武器修練1、2、3、4と置き換える。 巧妙なレスラー(変則)/Clever Wrestler:7レベルにおいて、素手戦士は組みつきを行っている間に【敏捷力】や攻撃ロールにペナルティを受けず、敵を押さえ込んでいる間もACにその【敏捷力】ボーナスを維持する。素手戦士は組みつき状態の時でも、たとえ敵が《組みつき強化》特技やつかみ能力を持っていたとしても、彼に組みつきを試みるクリーチャーに対してであっても機会攻撃を行うことができる。この能力は鎧修練2と置き換える。 裏投げ(変則)/Trick Throw:8レベルにおいて、素手戦士は素手攻撃を使用して敵の足払いに成功した際、機会攻撃を誘発しない割り込みアクションとして、(敵が伏せ状態になる前に)そのクリーチャーに対して裏技の戦技を試みることができる。この能力は8レベルのボーナス特技と置き換える。(第3刷更新) 組落とし(変則)/Takedown:12レベルにおいて、もし素手戦士が引きずりの戦技に成功した場合、彼は機会攻撃を誘発しない即行アクションとして、同じ目標に対して足払いの戦技を試みることができる。15レベルにおいて、彼は組みつき判定に成功した後にこの試みを行うことができる。この能力は12レベルのボーナス特技と置き換える。(第3刷更新) 目つぶし(変則)/Eye Gouge:13レベルにおいて、もし素手戦士が素手打撃でクリティカル・ヒットが確定するか組みつき状態で彼のターンを始めたなら、機会攻撃を誘発しない即行アクションとして、目標を盲目状態にする裏技の戦技を試みることができる。1サイズ以上大きいサイズ分類の目標はこの効果を受けない。この能力は武器修練3と置き換える。 予想外の拳(変則)/Sucker Punch:17レベルにおいて、素手戦士はACに【敏捷力】ボーナスを加えられない状態や組みつき判定で押さえ込まれた状態にしたクリーチャーを攻撃する際、即行アクションとしてその目標に対して裏技あるいは足払いの戦技を試みることができる。この能力は鎧修練4と置き換える。 完全なる強靭(変則)/Sheer Toughness:19レベル時に、素手戦士は非致傷ダメージと過労状態、疲労状態、よろめき状態に完全耐性を得る。この能力は鎧体得と置き換える。 武器体得(変則):この能力は素手攻撃のみに適用される。 戦術家(アーキタイプ) Tactician 多くのファイターが近接攻撃と遠隔攻撃の基本に注力する間に、戦場におけるより大きな構想を見渡すように訓練された者達がいる。これらのファイターは圧倒するであろう単なる凶暴な力と武器の技の挑戦に打ち勝つために、自らの訓練と戦術的な洞察力を使いこなす。 武器と防具の習熟:戦術家は重装鎧およびタワー・シールドに習熟していない。 戦略的訓練(変則)/Strategic Training:戦術家はそれぞれのレベルで通常の2+【知力】修正値ではなく、4+自らの【知力】修正値に等しい技能ポイントを得る。さらに、〈交渉〉【魅】、〈言語学〉【知】、〈真意看破〉【判】、〈知識:貴族〉【知】、〈知識:地理〉【知】が戦術家のクラス技能となる。この能力は1レベル時に得るボーナス・ファイター戦闘特技と置き換える。 ボーナス特技:戦術家は戦闘特技に加えて、ボーナス特技として《技能熟練》かチームワーク特技の中から任意の特技を選択することができる。 戦術的認識(変則)/Tactical Awareness:2レベルにおいて、戦術家はイニシアチブ判定に+1のボーナスを得る。このボーナスは2レベルの以降の4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で18レベルの+5)。この能力は武勇と置き換える。 戦術家(変則)/Tactician:5レベルにおいて、戦術家はキャヴァリアーのクラス特徴の同名の能力を得る。彼はこの能力を5レベル時に1日1回、5レベル以降の5レベルごとに追加で1回(最大で20レベルの4回)使うことができる。もし戦術家がキャヴァリアー・レベルを有するなら、1日の使用回数を決定する目的においてこれらのレベルは累積する。これにより戦術家はより高いボーナスを得ることができる。この能力は武器修練1と置き換える。 協力的な戦闘員(変則)/Cooperative Combatant:11レベルにおいて、戦術家は特殊攻撃として援護を行う際、【知力】ボーナスごとに1人の味方にその効果を及ぼすことができる。それぞれの味方への戦術家の援護は、彼はその味方が敵に対して行う次の攻撃に+2のボーナスを与えるか、その味方に敵が行う次の攻撃に対するACに+2のボーナスを与えるかを選択することができる。戦術家はそれぞれの味方に異なるボーナスを与えることができる。この能力は鎧修練3と置き換える。 戦闘洞察(変則)/Battle Insight:15レベルにおいて、戦術家は即行アクションとして、戦術家を見、その声を聞くことができる視線内の1人の味方が行う攻撃ロールに、戦術家の【知力】修正値を洞察ボーナスとして与えることができる。その味方は戦術家の次のターンの終わりまでこのボーナスを得る。戦術家はこの能力を1日に3+自らの【知力】修正値と同じ回数だけ使用することができる。この能力は鎧修練4と置き換える。 タワー・シールド専門家(アーキタイプ) Tower Shield Specialist ファイターの多くは小競り合いやダンジョンの通路の中で使うにはタワー・シールドはあまりにも大きくかさばると主張し、戦場の部隊にあつらえた道具であると信じている。タワー・シールド専門家は驚異的な技と信じ難い効果を持つ大きな盾を用い、それらの観念を否定する。彼らは見たところ不格好なこの盾を、敵を困惑させる器用な策略を行なうために使いこなす。 爆発障壁(変則)/Burst Barrier:2レベルにおいて、タワー・シールド専門家はタワー・シールドを使っている間、反応セーヴに+1のボーナスを得る。さらに爆発呪文および効果に対して、自らを彼の盾で遮ることができる。このボーナスは2レベル以降4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で18レベルの+5)。 この能力は武勇と置き換える。 タワー・シールド修練(変則)/Tower Shield Training:3レベルにおいて、タワー・シールド専門家は通常と同様に鎧修練を得るが、タワー・シールドを使用する間、防具による判定ペナルティは3だけ軽減し、彼の鎧が許す【敏捷力】ボーナス上限は2だけ増加する。この利益はそれ以降通常の鎧修練に従って4レベルごとに増加する。もしタワー・シールド専門家がタワー・シールドを使っていない場合、鎧修練の利益は通常のボーナスに戻る。 タワー・シールド専門家(変則)/Tower Shield Specialist:5レベルにおいて、タワー・シールド専門家はタワー・シールドを戦闘に使用するとき、盾の負担による攻撃ロールへの-2のペナルティを受けなくなる。この能力は武器修練1と置き換える。 タワー・シールド防御(変則)/Tower Shield Defense:9レベルにおいて、タワー・シールドを使う間、タワー・シールド専門家は接触攻撃に対しても自らの盾ボーナスを得る。この能力は武器修練2と置き換える。 割り込み置き換え(変則)/Immediate Repositioning:13レベルにおいて、タワー・シールド専門家は割り込みアクションとして、別の向きに自らのタワー・シールドを置き直すことができるが、この能力を攻撃に割り込んで使用することはできない。この能力は武器修練3と置き換える。 タワー・シールド身かわし(変則)/Tower Shield Evasion:16レベルにおいて、タワー・シールド専門家はタワー・シールドを使う間に、ローグのクラス能力と同様に機能する身かわし能力を得る。20レベルにおいて、シールド専門家はタワー・シールドを使う間に、ローグの上級の技と同様に、身かわし強化を得る。この能力は武器修練4と武器体得の両方と置き換える。 卑劣漢(アーキタイプ) Cad 戦闘において、ほとんどのファイターはある種の道徳観を持っている。敵が伏したときには蹴ってはならず、非常に差し迫った場合にのみその手の裏技を使用するように制限しなければならないと信じるものもいる。卑劣漢が自らにそのような制限を課すことはない。戦闘は勝つためにあり、敵に対して卑劣漢に優位を与えるものはなんであれ合法的な戦術である。それが勝利を導くならば、卑怯すぎる策などありはしないのだ。 武器と防具の習熟:卑劣漢は中装鎧、重装鎧、タワー・シールドに習熟していない。 技能:卑劣漢のクラス技能は〈隠密〉【敏】、〈軽業〉【敏】、〈脱出術〉【敏】、〈手先の早業〉【敏】、〈はったり〉【魅】である。 卑劣な技(変則)/Dirty Maneuvers:2レベルにおいて、卑劣漢は自らの敵をだまし、困惑させることに熟練する。卑劣漢は武器落とし、裏技、盗み取りの戦技判定に+1のボーナスを得る。卑劣漢は同様に武器落とし、裏技、盗み取りの戦技の攻撃を受けた時CMDへ+1のボーナスを得る。これらのボーナスは2レベル以降4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で18レベルの+5)。この能力は武勇と置き換える。 《代用武器の巧み》:3レベルにおいて、卑劣漢は《代用武器の巧み》の特技を得る。この能力は鎧修練1と置き換える。 仕返し(変則)/Payback:5レベルにおいて、卑劣漢は自らの次のターンの開始時までに彼を攻撃した、いかなるクリーチャーに対しても攻撃ロールとダメージ・ロールに+1のボーナスを得る。これらのボーナスは5レベル以降4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で17レベルの+4)。この能力は武器修練1、3、4と置き換える。 致命的な不意討ち(変則)/Deadly Surprise:7レベルにおいて、卑劣漢は武器や素手攻撃を使用してACに【敏捷力】ボーナスを加えられない敵に対して攻撃を命中させた際、攻撃の一部として割り込みアクションを使用して裏技の戦技を試みることができるようになる。この能力は鎧修練2と置き換える。 鋭利な椅子の脚(変則)/Razor-Sharp Chair Leg:9レベルにおいて、卑劣漢は即行アクションとして、代用の武器によって与えるダメージ種別を殴打、刺突、斬撃ダメージのいずれかに変更することができる。加えて、卑劣漢の持つ代用武器は19~20のクリティカル可能域と×2のクリティカル倍率を持つ。この能力は武器修練2と置き換える。 臆病な戦闘員(変則)/Craven Combatant:11レベルにおいて、防御的戦闘を行うか《攻防一体》を使用するか防御専念を行う間、卑劣漢は卑劣漢のファイター・レベルより4レベル以上高いローグかニンジャを除いては挟撃されることがなくなる。この能力は鎧修練3と置き換える。 周囲への悪戯(変則)/Sweeping Prank:13レベルにおいて、卑劣漢は標準アクションを使用して、手が届く隣接した2体の敵それぞれに対して独立した戦技判定を行い、裏技を使用することができるようになる。卑劣漢はそれぞれの敵に同じ裏技の戦技を使用しなくてはならない。17レベルにおいて、卑劣漢は全ラウンド・アクションとして2+卑劣漢の【敏捷力】ボーナス(もしあれば)と等しい数の敵に対して裏技を試みるために、この能力を使用することができる。この能力は武器修練3、4と置き換える。 油断ならない一撃(変則)/Treacherous Blow:15レベルにおいて、卑劣漢はクリティカル・ヒットが確定したときに、その攻撃の一部として割り込みアクションを使用して裏技の戦技を試みることができる。この能力は鎧修練4と置き換える。 究極の仕返し(変則)/Ultimate Payback:20レベルにおいて、卑劣漢が彼の次のターンの開始時までに彼を攻撃した敵に対して行う攻撃ロールがクリティカル可能状態となったなら、その攻撃は自動的にクリティカル・ヒットとして確定する。この能力は武器体得と置き換える。 鎧の達人(アーキタイプ) Armor Master 全てのファイターはその仕事における主となる2つの道具――武器と防具――を持つ。多くのファイターは避けることのできない優美で命を奪う武器の技術を磨き上げる。しかし「難攻不落の防護を通してでも素晴らしい攻撃は成し遂げられる」という格言の元に生きるものもいる。そのようなファイターにとっては、鎧と盾をうまく扱うことが別の日も戦えることを保証してくれるのだ。そして鎧の達人の卓越した防護を砕くことができない敵が意気消沈することこそが、その敵の最終的な敗北の最初の兆しとなる。 そらす盾(変則)/Deflective Shield:2レベルにおいて、鎧の達人は攻撃をそらすために自らの盾を使うことに専門化する。鎧の達人は自らの接触ACに+1のボーナスを得る。このボーナスは2レベル以降4レベルごとに+1ずつ増加する(最大で20レベルの+6)。しかし鎧の達人が現在持っている盾によって提供されるこのボーナスは、鎧ボーナスと強化ボーナスの合計を超えることはできない。この能力は武勇と置き換える。 装甲防御(変則)/Armored Defense:5レベルにおいて、鎧の達人は軽装鎧を身に着けているならダメージ減少1/-を、中装鎧を身に着けているならダメージ減少2/-を、重装鎧を身に着けているならダメージ減少3/-を得る。19レベルにおいて、このダメージ減少は軽装鎧を身に着けた時にダメージ減少4/-、中装鎧を身に着けた時にダメージ減少8/-、重装鎧を身に着けた時にダメージ減少12/-に増加する。このダメージ減少はアダマンティンの鎧によって提供されたダメージ減少とは累積するが、他の種類のダメージ減少とは累積しない。このダメージ減少は鎧の達人が気絶状態、無防備状態、朦朧状態の時には適用されない。この能力は武器修練1、3と鎧体得と置き換える。 急所防御(変則)/Fortification:9レベルにおいて、鎧の達人は致命的な領域に対する損害から保護するために自らの鎧を使うことができるようになる。鎧の達人は自身が身につけるどんな鎧でも、それがライト・フォーティフィケイションの特殊能力を持つかのように扱う。13レベル時に、彼の鎧はモデレット・フォーティフィケイションの特殊能力を得る。急所防御は類似の特殊能力を持つどんな鎧の効果とも累積しない。鎧の達人は2つのフォーティフィケイションが重なった場合、より良い方の利益を得る。この能力は武器修練2、4と置き換える。 不滅(変則)/Indestructible:20レベルにおいて、鎧の達人が鎧を身に着けている間、クリティカル・ヒットと急所攻撃に完全耐性を得る。加えて、彼の鎧が壊れやすい鎧品質を持っていない限り、鎧を身につけている限り武器破壊されることはない。この能力は武器体得と置き換える。 雷鳴の襲撃者(アーキタイプ) Thunderstriker 雷鳴の襲撃者は独特な戦闘スタイルを取り入れる。両手で重い武器をつかみ、武器とバックラーで防御的な状態を切り替え、驚くべきスピードと力で盾と共に激しく襲いかかるのだ。 縛られた盾(変則)/Strapped Shield:3レベルにおいて、雷鳴の襲撃者はバックラーを身につけて両手で武器を使うときに、攻撃ロールに被るペナルティを受けなくなる。この能力は鎧修練1と置き換える。 堅きバックラー(変則)/Hardbuckler:7レベルにおいて、雷鳴の襲撃者はそれがライト・シールドであるかのように、バックラーで盾攻撃を行えるようになる。この能力は鎧修練2と置き換える。 はね飛ばす一撃(変則)/Knockback Smash:11レベルにおいて、雷鳴の襲撃者は自らのバックラーを攻撃に使うとき、攻撃ロールとダメージ・ロールの両方にバックラーの強化ボーナスに等しいボーナスを得る。この能力は鎧修練3と置き換える。 鉄床戦術(変則)/Hammer and Anvil:13レベルにおいて、雷鳴の襲撃者はバックラーを彼の利き手でない手で武器として使用するとき、二刀流で通常受けるペナルティの半分しか被らない。この能力は武器修練3と置き換える。 バックラー防御(変則)/Buckler Defense:15レベルにおいて、雷鳴の襲撃者は両手で武器をふるったりそれぞれの手に武器を持つときでさえ、バックラーを部分的に使用し続ける(その次のターンの開始時まで、盾ボーナスを失うことはない)。雷鳴の襲撃者はACに+1の盾ボーナスを得る。加えて自らが修得している、盾の使用を必要とするいかなる特技の利益も適用することができる。しかしこの間、雷鳴の襲撃者はその盾が与えるいかなる魔法の特性からも利益を得ることはない。この能力は鎧修練4と置き換える。 安定した一撃(変則)/Balanced Bashing:17レベルにおいて、雷鳴の襲撃者はバックラーを彼の利き手でない手の武器として使用するとき、もはや二刀流のペナルティを被らなくなる。この能力は武器修練4と置き換える。 バックラー防御強化(変則)/Improved Buckler Defense:19レベルにおいて、雷鳴の襲撃者は両手で戦うとき、バックラーによるACへの盾ボーナスを失わない。この能力は鎧体得と置き換える。 竜騎兵(アーキタイプ) Dragoon これら勇敢な槍騎兵は多くの軍隊の中で、先陣や遍歴の騎士として役割を果たす。彼らは天性の指揮官で騎乗突撃の達人である。 武器と防具の習熟:竜騎兵はタワー・シールドに習熟していない。 熟練した乗り手(変則)/Skilled Rider:1レベルにおいて、竜騎兵はボーナス特技として《騎乗戦闘》と《技能熟練:騎乗》特技の両方を得る。この能力は1レベルのファイター・ボーナス戦闘特技と置き換える。 槍修練(変則)/Spear Training:5レベルにおいて、竜騎兵は武器修練の対象の武器グループとして槍グループを選択しなくてはならない。槍を持った竜騎兵の武器修練のボーナスは5レベル以降4レベルごとに攻撃ロールに+1ずつ、ダメージ・ロールに+2ずつ増加する(最大で17レベルの攻撃ロールに+4とダメージ・ロールに+8)。竜騎兵がレベルを上昇させても、他の武器グループにおいて武器修練を得ることはない。 回転槍舞(変則)/Spinning Lance:7レベルにおいて、竜騎兵は自らのランスの槍頭を使用した攻撃を間合い内の敵に、ランスの石突き(クラブとして扱う)を使用した攻撃を隣接した敵に、交互に行なうことができる。双頭武器とは異なり、高品質のボーナスと魔法の特殊能力は槍の両端に適用され、それ以外の武器の特殊能力は刃のついた端にのみ適用される。この能力は鎧修練2と置き換える。 旗印(変則)/Banner:9レベルにおいて、竜騎兵は旗印を自らの槍に取り付けることができる。これはキャヴァリアーのクラス特徴と同様に働く。竜騎兵の旗印によってもたらされるボーナスは9レベル以降5レベルごとに+1ずつ増加する(最大で19レベルの+3)。この旗印の効果を決定する際、キャヴァリアー・レベルは竜騎兵レベルと累積するため、より良い旗印の利益を得ることができる。この能力は武器修練2、3、4と置き換える。 避けがたきランス(変則)/Piercing Lance:11レベルにおいて、標準アクションか突撃の一部として、騎乗した敵を攻撃している竜騎兵は1回は乗騎に対してもう1回は乗り手に対して、自らの最も高い基本攻撃ボーナスを使って2回の攻撃を行うことができるようになる。さらに、もし乗騎が攻撃され、その乗り手が《騎乗戦闘》特技で攻撃を無効化しようと試みる場合、竜騎兵の攻撃ロールは〈騎乗〉判定の攻撃を無効化する際のDCを算出する目的において4高いものと見なされる。この能力は鎧修練3と置き換える。 ランス跳躍(変則)/Leaping Lance:15レベルにおいて、竜騎兵と彼の乗騎は騎乗している間は〈軽業〉判定において鎧による判定ペナルティを被らなくなる。突撃するとき、竜騎兵は目標に向かって乗騎から跳躍することができる。10フィート跳躍するなら突撃による攻撃ロールとACへの修正は2倍となり、ランスのダメージや《騎乗戦闘》特技などを考慮する際にはまだ騎乗していたものと見なされる。この能力は鎧修練4と置き換える。 武器体得:竜騎兵はこの能力でランスを選択しなくてはならない。 武器グループの拡張 武器グループは以下のように定義される(GMは記載されていない武器をこれらのグループに加えてもいいし、新たな武器グループを作成しても構わない): 弩:ダブル・クロスボウ、チューブ・アロー・シューター、ハンド・クロスボウ、ヘヴィ・クロスボウ、ヘヴィ・リピーティング・クロスボウ、ライト・クロスボウ、ライト・リピーティング・クロスボウ 斧:オーク・ダブル・アックス、グレートアックス、スローイング・アックス、ドワーヴン・ウォーアックス、ナックル・アックス、パタ、バトルアックス、バルディッシュ、ハンドアックス、フックト・アックス、ヘヴィ・ピック、マトック、ライト・ピック 近距離武器:アイアン・ブラシ、ウーシュウ・ダーツ、ウッデン・ステーク、オーメイ・ピアッサー、ガントレット、サップ、シゾール、素手打撃、スパイクト・アーマー、スパイクト・ガントレット、スパイクト・シールド、ダン・ボン、テッコウカギ、トンファ、バヨネット、パンチング・ダガー、ファイティング・ファン、ブラス・ナックル、ヘヴィ・シールド、マドゥ、メーレー・クラブ、ライト・シールド 大剣:エルヴン・カーヴ・ブレード、カタナ、グレートソード、グレート・テルビーチェ、コピシュ、サイス、シミター、ショーテル、セヴンブランチド・ソード、ダブル・ウォーキング・スティック・カタナ、ダブル・チキン・セイバー、チャクラム、ツーブレーデッド・ソード、テルビーチェ、テンプル・ソード、ナインリング・ブロードソード、ノダチ、バスタード・ソード、ファルカタ、ファルシオン、ロングソード 小剣:カマ、カランビット、クァドレンス、ククリ、グラディウス、シカ、シックル、ショート・ソード、スターナイフ、ソード・ケイン、ソードブレイカー・ダガー、バタフライ・ソード、バヨネット、ダガー、パタ、レイピア、ワキザシ 弓:コンポジット・ロングボウ、コンポジット・ショートボウ、ショートボウ、ロングボウ 双頭武器:オーク・ダブル・アックス、クオータースタッフ、ダイア・フレイル、ツーブレーデッド・ソード、ドワーヴン・アーグロシュ、ノーム・フックト・ハンマー 火器:全ての片手用火器、両手用火器、攻城火器 フレイル:ウィップ、ウルミ、キョケツ・ショゲ、クサリガマ、サンセツコン、スコーピオン・ウィップ、スパイクト・チェイン、ダイア・フレイル、ダブル・チェインド・カマ、チェイン・スピア、ナインセクション・ウィップ、ヌンチャク、フライング・ブレード、フレイル、ヘヴィ・フレイル、メテオ・ハンマー、モーニングスター ハンマー:アキリス、ウォーハンマー、クラブ、グレートクラブ、タイアハ、テツボウ、バトル・アスペルジラム、ヘヴィ・メイス、メーレー・クラブ、ライト・ハンマー、ライト・メイス、ワハイカ モンク:ウーシュウ・ダーツ、ウルミ、オーメイ・ピアッサー、カマ、キョケツ・ショゲ、クオータースタッフ、クサリガマ、サイ、サンセツコン、シャンガム、シャン・ゴウ、ジュッテ、シュリケン、素手打撃、セヴンブランチド・ソード、セスタス、タイガー・フォーク、ダブル・チェインド・カマ、ダブル・チキン・セイバー、ダン・ボン、トライポイント・ダブルエッジド・ソード、トンファ、ナインセクション・ウィップ、ナインリング・ブロードソード、ヌンチャク、バタフライ・ソード、ブラス・ナックル、ボウ・スタッフ、ファイティング・ファン、モンクス・スペード、ルンチュアン・タモ、ロープ・ダーツ 肉体武器:素手打撃と、尾、噛みつき、突き刺し、爪、翼などの全ての肉体武器 ポールアーム:ギザーム、グレイヴ、グレイヴギザーム、タイガー・フォーク、ナギナタ、ノダチ、バルディッシュ、ハルバード、ビル、フックト・ランス、ベク・ド・コルバン、マンキャッチャー、モンクス・スペード、ランサー、ルツェルン・ハンマー 槍:アメントゥム、シバット、ジャヴェリン、ショートスピア、スピア、タイガー・フォーク、トライデント、ハープーン、ピルム、ボア・スピア、ランス、ロングスピア 投擲武器:アトラトル、アメントゥム、ウーシュウ・ダーツ、クラブ、ケストロス、シバット(第3刷更新)、ジャヴェリン、シュリケン、ショートスピア、スターナイフ、スピア、スリング、スローイング・アックス、スローイング・シールド、ダーツ、ダガー、チャクラム、トライデント、ネット、ハープーン、ハーフリング・スリング・スタッフ、ブロウガン、ブーメラン、ポイズンド・サンド・チューブ、ボーラ、ライト・ハンマー、ラッソ、ロープ・ダーツ 攻城兵器:全ての攻城兵器