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<シーケンス確認> ★ プラスミドの配列を確認する PCR 1.プラスミド調整 Milli Q 5 μl プラスミド 1 μl(0.2 μgくらい) total 6 μl ※テンプレート量は50~70 fmolが目安。プラスミド量が適性ならばシーケンス解析時の最初のピークが20 min前後で現れる。濃度が濃すぎると30 minくらいになる(らしい)。 2.プレヒート処理(PCR産物で行う際は必要ない) サーマルサイクラー使用 96℃ 1 min 1 cycle 25℃ ∞ でプレヒート。終了後、軽く遠心して水滴を落とす。 3. PCR用サンプル調整(??要確認??) Master mix (on ice) 2μl 5×Sequence buffer 1μl Primer (1.6 pmol/μl) 1μl ×サンプル数分(+α) を作製し、先ほどのプラスミドMix(6μl)に4μlずつ分注する。これでトータル10μl。 4. dideoxy 伸長反応 96℃ 5 min 1 cycle 96℃ 30sec 50℃ 15sec 60℃ 2~4 min 35 cycle(30cycleでも多分大丈夫) 15℃ ∞ でPCRを行う。 精製 1.エタ沈 3M CH3COONa 1μl 100mM EDTA 1μl Glycogen (-20℃保存) 0.5 μl ×サンプル数分(+α) を調整。1.5mlエッペンに2.5μlずつ分注。 伸長反応液10μlを加える。これでトータル12.5μl。 2. 20℃ 100% EtOH 30μlを加え、ボルテックス後、遠心(15000rpm, 30 min)。 ※ここの工程は1 min以内に行う。 3. 上清をピペットマンで除去 4. wash×2 -20℃ 70% EtOH 100μlを加え(混ぜない)、遠心(15000rpm, 2 min)。上清をピペットマンで除去。を、全部で二回やる。 5. バキューム乾燥遠心3~5 min ※乾燥遠心機は温度が上がらないように、Drying Rateは必ずLowにする。高温厳禁。引き出しの中で10~15 min静置でもいいらしい? 6. sample loading solution 25μlに溶かす。ペレットがなくなるまでピペッティング。根性。 ※ボルテックス 1 min、その後軽くピペッティング、、、でもいけるという噂あり 7. サンプルプレート(白で半透明の底がとがった96穴プレート)のレーン(例 1-A, 1-B, 1-C, 1-D, 1-E, 1-F, 1-G, 1-H のように一回で横一列使用)にサンプル25μlアプライ。ブランクにはsample loading solution 25μlをアプライ。 8. サンプルの上にミネラルオイル(BECHMAN COULTER MINERAL OIL)を一滴滴下。側面に沿わせるようにする。ブランクにも一応やっておく。 9. バッファープレート(底が平らで透明なプレート)のサンプルに対応するレーンにバッファー(4℃保存のCEQ SEPARATION BUFFER BECHMAN COULTER)を8分目まで滴下。 遺伝子解析システムCEQ 8000 (Beckman Coulter) にて配列解析。 http //www.beckmancoulter.com/literature/Bioresearch/390218aa.pdf
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培地の組成 LBA寒天培地の作製 SOB液体培地の作製 SOC液体培地の作製 【培地の組成】 LB (ml) 1000ml Tripton-Pepton 10g Yeast Extract 5g NaCl 5g 2N NaOH 500ul YT (ml) 1000ml Tripton-Pepton 8g Yeast Extract 5g NaCl 5g 2N NaOH 500ul 2*YT 1000ml Tripton-Pepton 16g Yeast Extract 10g NaCl 5g 2N NaOH 500ul 寒天培地 1000ml Bacto Agar 15g 1%Glucose培地 1000ml 2M Glucose 27.8ml 20%Glucose 50ml 【LBA寒天培地プレートの作製】 ★ アンピシリン耐性のLB寒天培地プレートを作製する Bacto trypton 6 g Yeast extract 3 g NaCl 3 g 5N NaOH 120 ul ミリQで600 mlまでメスアップ(スターラーバー入りの三角フラスコに移す) ↓ Agar Powder 9 gを加える ↓ オートクレーブ ↓ 手で触れる温度くらいまで冷ました後Ampicilin(100 mg/ml) 600 ulを加えて撹拌 (グルコースを入れる場合もこのタイミング。通常1%) ↓ プレートにデカントで分注 ↓ 乾燥するまでベンチ内に静置(クリーンベンチのUVはオフにしておく) ↓ 4℃で保存 【SOB液体培地の作製】 Bacto trypton1.6 g Bacto yeast extract0.4 g NaCl0.04 g 250 mM KCl800 ul 2 N NaOH40 ul milliQで80 mlにメスアップし、オートクレーブ。 使用直前に、以下の試薬を無菌的に加える。 1 M MgCl2800 ul 1 M MgSO4800 ul 【SOC液体培地の作製】 培地の調製 Bacto trypton 2 g Yeast extract 0.5 g NaCl 0.05 g 5N NaOH 20 ul ミリQで100 mlまでメスアップ(三角フラスコに移す) ↓ オートクレーブ ↓ 手で触れる温度くらいまで冷ました後、以下の試薬を無菌的に加える 1M MgCl2 1 ml 1M MgSO4 1 ml 2M Glucose 1 ml ↓ ベンチ内でエッペンに1 mlずつ分注。-80℃にて保存。
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<コロニーPCR> 2×Go taq master mix 全量×1/2 ul プライマー1 ul プライマー2 ul ミリQ ul total コロニー数(+α)×20 ulになるように調製する ↓ 8連チューブに20 ulずつ分注する ↓ LBAプレートを一枚用意する ↓ 前日のプレートから白コロニーを爪楊枝でつつき、Go taq溶液に植える 同時にLBAプレートにも植える(マスタープレートの作製) ↓ プレートは37℃でo/n培養 8連チューブはPCRにかける 条件 94℃ 3 min 94℃ 30 sec 55℃ 30 sec 30サイクル 72℃ min 72℃ 3 min 15℃ ∞ <確認泳動> ★ 増幅したDNA断片を電気泳動し、サイズを確認する アガロース0.4 gを軽量し、TAEバッファー40 ulを加えて電子レンジで温めて溶かす ↓ しばらく冷ました後エチジウムブロマイド(EtBr、発がん物質、取り扱い注意)を4 ul加える ↓ 型に入れて固める ↓ PCR産物を各5 ulアプライして電気泳動する(120V、25 min) ↓ UVランプをあてて確認する <少量培養> ★ 目的のプラスミドを保持していると思われる大腸菌を再培養して増やす クリーンベンチ内で LB試験管培地 4 ml Ampicilin 4 ul を調製し、そこにレプリカプレートから大腸菌を植菌する(今回は前日作製した大元のプレートからつつく) ↓ 37℃、o/n培養 <ミニプレ>Wizard Plus SV Minipreps DNA Purification System (Promega) ★ 培養した大腸菌からプラスミドを抽出し精製する 培養液をエッペンにアプライ、15,000rpm、3min遠心、上清除去 ↓ Cell Resuspension Solution(赤)250μl アプライ、ボルテックスなどで懸濁 ↓ Cell Lysis Solution(緑) 250μlアプライ、穏やかに3~4回転倒Mix ↓ 室温5minインキュベート ↓ Alkaline Protease Solution(青小)10μlアプライ、穏やかに3~4回転倒Mix ↓ 室温5minインキュベート ↓ Neutralization Solution(青大)350μlアプライ、穏やかに3~4回転倒Mix ↓ 15,000rpm、10min遠心 ↓ 上清をカラムにアプライ ↓ 15,000rpm、1min遠心、スルー除去 ↓ Column Wash Solution(黒)750μlアプライ ↓ 15,000rpm、1min遠心、スルー除去 ↓ Column Wash Solution(黒)250μlアプライ ↓ 15,000rpm、1min遠心、スルー除去 ↓ 15,000rpm、3minカラ遠心 ↓ スピンカラムを新しいエッペンにセットし、Nuclease Free Water 30μlアプライ、1min静置 ↓ 15,000rpm、1min遠心、スルー回収 ↓ 30℃保存
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更新履歴 @wikiのwikiモードでは #recent(数字) と入力することで、wikiのページ更新履歴を表示することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_117_ja.html たとえば、#recent(20)と入力すると以下のように表示されます。 取得中です。
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Z-コンピテントセル作製法 Zymo-Reserach社が販売しているコンピテントセル作製キットを用いた作製法。 容易にE.coliのコンピが作製でき、しかも作製されたコンピはインキュベーション時間が2~5分と短時間で、ヒートショック・キュアリング不要。 ただし、キットは高いので節約しましょう。 【参考URL】 http //www.zymoresearch.com/zrc/pdf/T3001i.pdf (Zymo-Reserach)[英語PDF] 〔全体の流れ〕 元菌培養 → コンピテントセル作製 → コンピテンシーチェック 〔ラボデータ〕 コンピ作製データ コメント 元菌培養 【所要時間】 2日 【試薬・器具】 ・M9プレート ・4mL LB培地 【注意点】 ・プレートは抗生物質耐性がないので、くれぐれもコンタミには注意しましょう ・使用するプレートは直前に作製することを推奨 * * * * * * * * * 1. 最小培地プレート (M9プレート) に元菌(-80℃保存)をストリーキング →→ 37℃ O/N ※コンピテンシーが比較的高くなりやすい菌は、代わりにLBプレートなどでもOK 2. ストリーキングしたプレートからシングルコロニーを選択し、4mL LB培地に植菌 →→ 37℃, 200rpm O/N (~16h) ※SOB培地 50mL をこの段階で調製しておく。 ▲ページTOP コンピテントセル作製 【所要時間】 数時間 ~ 数日 (SOB培養温度・菌種に依存 下記のデータを参考に) 【試薬・器具】 ・Z-competent cell kit (2×Wash Buffer, 2×Competent Buffer, Delution Buffer) ・SOB培地 50mL ・15mL ファルコンチューブ 数本 ・1.5mL エッペンチューブ 50本程度 (※ 1×Competent Buffer量 [通常5mL] を100ulで割った本数) 【注意点】 ・高いコンピテンシーを得るためには、SOB培養後からいかに温度を与えないかによります ・可能な限り全操作を0℃付近の環境で素早く行いましょう ・ただし、依然として抗生物質が存在しない環境下での作業になるのでコンタミには十分注意すること * * * * * * * * * 1. 前日から前培養してあった元菌をSOB培地 50mL に加える →→ 18~26℃, 200rpm ※ 培養温度が高いほどO.D.上昇は早いがコンピテンシーは低い傾向 ※ 菌が弱い場合などは、O.D.が0.4に到達するのに3日ほどかかることもある 2. O.D.= 0.4~0.6 のとき培養終了し、氷上で十分に冷却 (10min以上) ※ 早く冷やすためには少しアイスボックスに水を加える 3. 冷却後、培地を 0~4℃、3000~3700rpm, 10min 遠心 ※ 遠心中に 4 の Wash Buffer, Competent Buffer を調製しておくこと 4. Z-competent cell キット の溶液を使って、次の2つの試薬を調製。 1× Wash Buffer 5 mL (以下 WB) 【組成】 ・2× Wash Buffer 2.5 mL (キット) ・Delution Buffer 2.5 mL (キット) 1× Competent Buffer 5 mL (以下 CB) 【組成】 ・2× Competent Buffer 2.5 mL (キット) ・Delution Buffer 2.5 mL (キット) ※どちらの溶液も氷上で十分に冷却しておくこと 5. 遠心終了した3の培地の上清を速やかに除去し、ペレットを WB 5mLで穏やかにピペッティング再懸濁(On Iceで) 6. 5の懸濁溶液を再度、0~4℃、3000~3700rpm, 10min 遠心 ※ 遠心中に8で使う液体窒素を用意しておきましょう 7. 上清を速やかに完全に除去し、ペレットを CB 5mL で穏やかにピペッティング再懸濁(On Iceで) 8. オートクレーブ済み 1.5mLチューブを 50本+α 程度用意し、7の再懸濁溶液を100ulずつ分注。分注したエッペンはすぐに液体窒素で10min以上凍結。 ※ 分注の際はコンタミに十分気をつける ※ 液体窒素による凍結は「コールドショック」と呼ばれる過程でコンピテンシーの向上に影響する(ただしZ-コンピでは不要・・・?) 9. 凍結したエッペンは、液体窒素から引き上げたのち融解しないよう速やかに-80℃保存 ▲ページTOP コンピテンシーチェック 【所要時間】 1日 【試薬・器具】 ・LBAプレート 数枚 (通常はLBA) ・テストプラスミド (pBR322 , pUC118 , pUC19 .etc) 【注意点】 ・予想されるコンピテンシーに応じて適宜プラスミド量のオーダーを増減すること。 * * * * * * * * * 1. 作製したZ-コンピを用いて、テストプラスミドを下記の量でトランスフォーメーションする ●105 プレート テストプラスミド 10pg ●106 プレート テストプラスミド 1pg ●107 プレート テストプラスミド 100fg (=0.1pg) ●0 プレート (コンタミチェック) テストプラスミドを入れずにコンピのみをプレーティング ※ コンピテンシーが高い自信があったら、105プレートは無くてもOK 2. 一晩37℃培養したあと、各プレートに形成されたコロニー数を数える → 106プレートに100個生えたら、コンピテンシーは 106 × 100 = 108 → 0プレートにはコロニーが生えてはいけない (生えたらコンタミしてる) ※コンピテンシーは『プラスミド使用量1μg あたり形成されるコロニー数 cfu/μg 』で表されます ▲ページTOP コンピ作製データ 菌 プレート 培養温度 SOB培養時間 コンピテンシー 10x 元菌 作成日 作製者 HB2151 LB 26℃ 6時間 4 コンピ? 2011.04 荒川 HB2151 LB 18℃ 18時間 8.6 HB2151元菌(2008) 2011.10 藤田 DH5α LB 26℃ 10時間 4 コンピ? 2011.04 荒川 ▲ページTOP コメント 名前 コメント ▲ページTOP 【ストリーキング】 シングルコロニーへの分離。 また、薬剤耐性遺伝子やF因子など、特定の遺伝子を保持した菌体の選抜。 ( XL10-Gold→Kmr、BL21(DE3)pLysS→Cmr、TG-1の最小培地選択、など。) 白金耳に菌体をつけ、目的に応じた寒天培地に広げて植菌する。 ↓ 37℃にて培養、o/n
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更新日時 2012-06-04 14 59 05 (Mon) 問題1 全身性エリテマトーデスの分類基準項目に含まれるものを2つ選べ。 (1) 抗カルジオリピン抗体陽性 (2) 幻覚・妄想 (3) 相対的リンパ球増加 (4) 低補体血症 (5) Raynaud現象 +... 解答 1、2 解説 中山と朝倉で調べたけど、どちらも診断には「分類基準」を使うと書いてあり、 別の「診断基準」が存在するという記載は見つけることができなかった。 国試レベルでは混乱するだけだからあまり深く考えない方がいいかも。 実際は1997年のACR分類基準が診断に使われてて、それに11項目ある、て認識でいいと思います 問題2 SLEでステロイド処方中の患者が項部硬直、発熱、外転神経麻痺。 まず行う検査はどれか a血液培養 b脳脊髄液検査 c脳波 d頭部CT e頭部血管造影 +... 解答 d 解説 まずは髄膜炎を疑います。 bやる前にdで占拠病変のていど=脳浮腫があるかを見てからbです。 出題当時は厚労省はbが答えとしたそうですがバッシングから その後dも正解とするとなった問題。いかに厚労省が適当か分かります! 問題3 次の文を読み、(1)~(3)の問いに答えよ。 24歳の女性。4週前に海水浴に行き、日焼けをしてから微熱と全身倦怠感とを自覚し、数日前から顔面と下腿とにむくみが出現した。 全身倦怠感とむくみとを主訴に来院した。 顔面と下肢の浮腫、前頭部の脱毛、頚部と腋窩とに無痛性の小豆大のリンパ節を数個触知、両手指の凍傷様の皮疹とを認める。 尿検査で尿蛋白(3+)、血尿陽性。血液検査で、汎血球減少(赤血球350万、白血球2,500、血小板9万)、 総蛋白5.0g/dl、アルブミン2.1g/dl。抗核抗体640倍(基準20以下)。 (1)この疾患でみられるのはどれか。2つ選べ。 a鞍 鼻 b蝶形紅斑 c口腔潰瘍 d陰部潰瘍 e皮膚硬化 (2)この疾患の活動性の判定に有用なのはどれか。2つ選べ。 aCRP bリウマトイド因子 c抗DNA抗体 d血清補体価 e血清γ-グロブリン (3)この疾患にみられる病態で治療に対する反応性が乏しいのはどれか。2つ選べ。 a関節炎 b胸膜炎 c心内膜炎 d中枢神経病変 eネフローゼ症候群 出典:95H1~3(一部改変) +... 解答 (1)bc (2)cd (3)de 解説 診断:SLE (1) 蛋白尿、血尿に加え日焼け後の全身状態の悪化、更に前頭部脱毛、皮疹、汎血球減少(白血球・リンパ球・血小板減少症)抗核抗体陽性よりSLEが考えられる。 SLEは種々の合併症がみられうるが、皮疹、粘膜症状としては顔面の蝶形紅斑と無痛性口腔、鼻、咽頭の潰瘍が重要となる。 (2) SLEの活動性の判定に用いられる所見としては、通常は血清補体価、抗ds-DNA抗体価、血球数(赤血球、白血球、血小板数)によって行われる。 (3) SLEでは種々の合併症がみられ、それぞれに対し消炎鎮痛剤、ステロイド剤、免疫抑制剤が用いられる。 特に反応が不良な合併症としては、中枢神経系の合併症と、腎不全がある。 実際にSLE固有の病変で死亡が起こる場合は、 1番の原因がネフローゼ症候群→腎不全、2番の原因が中枢神経系の病変によるものである。 (1) ×a鞍鼻はWegener肉芽腫等でみられる。 ○bSLEで顔面に蝶形紅斑がしばしばみられる。 ○c口腔内潰瘍はアフタ性口内炎やベーチェット病と異なり無痛性でより大きく,患者自身は訴えないことが多い。硬口蓋に好発する。 ×d陰部潰瘍はベーチェット病でみられる。ベーチェット病の陰部潰瘍は有痛性である。 ×e皮膚の硬化は全身性強皮症でみられる。 (2) ×aCRPは必ずしも活動性の判定に有用ではない。 ×bリウマトイド因子は関節リウマチの活動性の判定に用いる。 ○cSLE活動期には抗DNA抗体価は上昇する。 ○dSLEの活動期には血清補体価は減少する。 ×e血清γ-グロブリンは必ずしも活動性の判定に有用なほど敏感な検査ではない。 (3) ×a関節炎に対する反応性は比較的よい。 ×b胸膜炎もステロイドに比較的よく反応する。 ×c心内膜炎もステロイドに比較的よく反応し,最近ではあまりみられなくなった。 ○d中枢神経病変はステロイドに対する反応も悪いことが多い。したがってSLE固有の病変での死亡原因の2位を占めている。 ○e腎不全はSLE固有の病変の死因のトップを占めている。 問題4 17歳女性。右膝関節痛を主訴に来院した。 <現病歴> 前日夕方より、右膝関節に違和感を認めていた。 違和感は今朝になっても収まらず、正午頃から明確な痛みになったため、14時来院。 <既往歴> 小児期から原因不明の発熱を繰り返していた。 また、8歳時、急性腹症にて開腹手術となったが原因不明で閉腹。そのまま治癒したことがある。 12歳時にも同様の腹症があったが、そのときは経過観察で軽快している。 <家族歴> 叔母が同様の症状である。 <現症> 身長154cm。体重52kg。体温37.2℃。脈拍88/分,整。血圧124/88mmHg。意識は晴明。 <検査所見> 血液所見:赤沈88mm/h。赤血球350万。Hb9.2g/dl。Ht32%。白血球25000。血小板15万。 血清生化学所見:総蛋白6.9g/dl。アルブミン4.8g/dl。尿素窒素18mg/dl。Cr1.0mg/dl 自己抗体:検出されず。 問1 この患者の血清で高値が予想される検査結果はどれか。 a)フェリチン b)フィブリノゲン c)トランスアミナーゼ d)アルドステロン e)リウマチ因子 問2 適切な治療薬はどれか。 a)副腎皮質ステロイド b)抗菌薬 c)PG製剤 d)NSAIDs e)メトトレキサート 問3 今後、経過を注視すべき臓器はどれか。 a)肺 b)心臓 c)肝臓 d)腎臓 e)脳 出典:スレ9 218氏(身長、体重などは95H1-3を参考。) +... 解答 問1:b) 問2:d) 問3:d) 解説 教科書等に載っていないため、イレギュラーかもしれませんが、まず疾患の解説、その後に本症例の解説をします。 <本症例の診断> 家族性地中海熱(疑い) 家族性地中海熱とはは感染や自己免疫に基づかない炎症を反復する疾患群=自己炎症疾患(autoinflammatorydiseases)の一種です。 自己炎症疾患とは全身性の炎症を繰り返す疾患群で,多くは発熱が見られ,関節・皮膚・腸・目などに炎症を伴います。 「自己炎症」とは,炎症を自己増幅させる機転が強く働く状態のことで、狭義には遺伝性周期熱症候群のことだと理解されており、 その代表が家族性地中海熱です。自己免疫疾患とは違い、自己抗体は基本的に検出されません。 <遺伝> 家族性地中海熱はMEFV遺伝子に異常が見られ、常染色体劣性遺伝を来します。 <症状> 小児期からの再発性発熱(初発・唯一の症状であることも) 腹痛(急性腹症様であるが、回復しても原因がわからないことが多い。) 関節痛(破壊性で、腰や膝に多い。1カ所に限局し、24時間以内に高熱を来すことがある。) 前駆症状(発作の起こる患部の不快感の他、前進的不快感が起こることもある。) 急性偏側性熱性胸膜炎 心膜炎 アミロイドーシス(AAアミロイドーシスであり、腎に沈着し、腎不全に至ることが多い。) <検査所見> 一般的な炎症所見。 赤沈の亢進、白血球上昇。 その他、フィブリノゲンの上昇。 <診断最小基準> 発熱に加え以下の主症状の1つ以上及び以下の副症状の1つが認められる場合,もしくは発熱に加え2つの副症状 が認められる場合である. ○主症状 発熱、腹痛、胸痛、関節痛、発疹 ○副症状 赤血球沈降速度の上昇 白血球増加 血清フィブリノーゲン濃度の上昇 <治療> NSAIDs <参考サイト> 参考 <本症例について> 本症例は小児期からの原因不明の発熱、腹痛、そして現症の膝関節痛を来しています。 検査結果を見ても、赤沈の亢進と白血球の増加が見られています。 そのため、診断基準を当てはめたいところですが、正確に言えば本症例は体温が37.2℃と「高熱」といえるところまで発熱していません。 しかし、「関節痛は24時間以内に非常な高熱を認めることがある」そうで、発症から2時間の現時点ではまだ上昇していない状態、 これから上昇する可能性が高い、ということで、家族性地中海熱を「想定させる」問題にしました。 なお、家族歴として叔母に同様の症状として出題させていただきました。 各問の解答は、これまでの解説で明らかになっているとは思いますが、 問1:検査所見として血清フィブリノゲン上昇が見られます。 問2:治療はNSAIDsです。 問3:腎不全に注意しなくてはなりません。 出題者コメント 自己炎症症候群については、うちの大学の膠原病の先生が、「そろそろ国試に出るかも」と仰って、卒試にも問題を出してきました。 その先生は国試の分析を結構細かくされている先生なので、その言葉を信じて今回問題を作ってみました。 なにぶん過去に出題されたことのない疾患なので、ひょっとしたら問題文におかしな場所があるかもしれませんがご容赦ください。 ご指摘くださるとうれしいです。 とりあえず、この問題はきっかけと言うことで、参考サイトなどで疾患を大まかに勉強していただけると問題を作った甲斐があるというものでしょうか。 問題5 シェーグレン症候群による合併症として正しいものはどれか?全て選べ。 a遠位尿細管アシドーシス b慢性甲状腺炎 c間質性肺炎 d原発性胆汁性肝硬変 eSLE +... 解答 abcde 解説 シェーグレン症候群の腺外型の症例では、それぞれの罹患臓器に対応した症状がみられる。 合併することが多いのは、間質性腎炎に基づく遠位尿細管性アシドーシス、慢性甲状腺炎、間質性肺炎、 原発性胆汁性肝硬変症などである。本症では薬物アレルギーも起こすことが多い。 シェーグレン症候群の治療(腺外型の一部について) ステロイドの適応となるのは、腺外型の一部、たとえば進行性の間質性肺炎、腎炎など。 ステロイドの適応のうち、間質性肺炎、遠位尿細管アシドーシスなどの内臓病変を伴う場合には、 プレドニゾロン⇒⇒換算で30mg前後が、またその他の場合では15mg/日前後の比較的少量で十分な効果がみられることが多い。 TVでも少量のステロイド使用が強調されていた。 問題6 若年の男に発症ピークを認めるのはどれか?一つ選べ。 A. WG B. AS C. MPA D. DM/PM E. リウマチ熱 出典:スレ19 66氏 +... 解答 B 解説 Eは男女差あまりなし 問題7 つぎのうちGoodpasture症候群の治療として適当なものを3つ選びなさい。 a. 副腎皮質ステロイド b.NSAIDs c.血漿交換 d.PGE e.免疫抑制剤 出典:スレ20 284氏 +... 解答 ace 問題8 次のうち正しい組合せはどれか。2つ選べ。 a.T細胞:C3bレセプター b.B細胞:遅延型アレルギー c.NK細胞:表面免疫グロブリン d.樹状細胞:抗原提示 e.ヘルパーT細胞:MHCクラスⅡ抗原 出典:106回スレ1 219氏 +... 解答 de 解説 ×a.C3レセプターは補体第三成分(C3)に対する受容体。補体活性化により生じたC3フラグメントは白血球に発現しているC3受容体に作用する。 これらには,C3b受容体(CR1),iC3b受容体(CR3,CR4)およびC3d受容体(CR2)がある。 CR1とCR3は主に単球やマクロファージに発現しており,抗原抗体補体複合体の貪食による生体内排除(オプソニン作用)に機能する。 CR2はB細胞に発現しており,B細胞受容体の機能を補足して抗原認識を高める。 ×b.遅延型アレルギーは抗原特異的T細胞によって起こる細胞性免疫反応である。 この反応は抗体によって起こる他の反応(Ⅰ~Ⅲ型)よりも時間を要し,抗原刺激の24~72時間後に発現する。 抗原が抗原提示細胞に取り込まれ処理された後,細胞膜上のMHCクラスⅡ上にペプチドとして提示される。 そのペプチドとMHCクラスⅡ分子の複合体を認識したCD4T細胞(Th1細胞:ヘルパーT細胞1)が, インターフェロンγ(IFN-γ),腫瘍壊死因子β(TNF-β),インターロイキン3(IL-3), 顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)などのサイトカインを放出する。 それらサイトカインにより,マクロファージをはじめとする貪食細胞の遊走,活性化および血管透過性の亢進が起こり,炎症が生じる。 各過程に時間がかかるため,現象の完成に時間を要する。 また,細胞性傷害により組織傷害を来すCD8T細胞が作用する場合もある。ツベルクリン反応は本反応の代表である。 ×c.:NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、癌細胞やウイルスに感染した細胞に対して傷害活性を発揮するリンパ系の細胞。 T細胞のように抗原を特異的に認識して機能するのではなく,ウイルス感染などによって MHCクラスⅡ分子の発現量が低下した細胞を殺す。 一方、表面免疫グロブリンは、B細胞表面に存在する免疫グロブリン。 B細胞の抗原受容体として機能する。成熟B細胞には,同じ特異性を有するsIgMとsIgDの両方が発現している。 血清中の免疫グロブリン(抗体)とほぼ同じ構造であるが,C末端側に細胞膜貫通領域と短い細胞内領域を有する。 ○d.ヘルパーT細胞は樹状細胞,マクロファージ,B細胞などのMHCクラス 分子を発現する細胞によってのみ抗原を提示される。 ○e.B細胞の抗体生産を補助したり,炎症反応において細胞性免疫を亢進させる一群のサイトカインを生産するCD4陽性のT細胞。Thと略記する。 T細胞受容体は抗原提示細胞上のMHCクラスⅡ分子と抗原の複合体を認識し,この際にCD4はMHCクラスⅡ分子に結合する。 抗原は細胞外から貪食などによって取り込まれ,リソソーム系で分解されて生じたペプチドが, MIICと呼ばれる小胞内でMHCクラスⅡ分子と複合体を形成する。 抗原認識時には,さらにT細胞上のCD28に抗原提示細胞上のB7ファミリー分子が結合することが必要である。 ヘルパーT細胞は生産するサイトカインによってTh1とTh2の2つの亜群に分類される。 Th1細胞はインターロイキン2(IL-2)やインターフェロンγ(IFN-γ)を生産して細胞性免疫を亢進させ, Th2細胞はIL-4,IL-5,IL-6などを生産してB細胞の抗体産生を補助し,主として液性免疫を司る。 問題9 76歳の男性.原発性肺癌で抗癌療法を受けている. 白血球650(桿状核好中球3%,分葉核好中球10%,好酸球2%,単球3%,リンパ球82%). 急性感染症を起こしやすいのはどれか. 2つ選べ. a サイトメガロウイルス b クリプトコッカス c マイコプラズマ d 肺炎球菌 e 緑膿菌 出典:92E10 +... 解答 d、e(正解率51%) 解説 好中球激減だから 問題10 好酸球が0になる疾患は!全て選べ。 aストレス b腸チフス cクッシング d麻疹 eツツガムシ 出典: +... 解答 正解:abcde 解説 好酸球減少を示す疾患 (1)急性感染症(腸チフス、麻疹、ツツガムシ病) (2)急性心筋梗塞 (3)ストレス、副腎皮質ホルモン、Cushing症候群 問題11 SLEってなんで汎血球減少になるん? 出典 106スレ 834氏 +... 解答 解答: 解説 抗RBC、WBC,PLT抗体が出るから 全身エリテマトーデス(SLE)では多彩な自己抗体の産生に伴い,抗赤血球抗体によるAIHAが発症することがある. AIHAでは,血中ハプトグロビン低下,間接ビリルビン上昇,網状赤血球増加が認められる. AIHAを合併したSLEでは血小板減少を合併しやすく(Evans症候群),IgM型抗カルジオリピン抗体高値を呈することがある. 問題12 好酸球が増加するのはどれか.3つ選べ. a Addison病 b Hodgkin病 c 薬剤性肝障害 d ツツガムシ病 e ストレス 出典106スレ11 133氏、139氏 +... 解答 正解:abc 解説 ○a ○b 結構有名みたいですね(私は理由を説明できませんが) ○c アレルギー型はもちろん、胆汁うっ滞型でも好酸球は上昇するみたいです ×d ツツガムシ病(Bush typhus)の病原体である、O. tsutsugamushi は、リケッチアです。寄生虫ではありません! ×e コルチゾールが増えるからでしょう 好酸球増加を示す疾患 ABCPLOと覚える。 A:アレルギー性疾患(気管支喘息・薬剤過敏症(I型アレルギー)) A:Addison病………(クッシングの逆だから好中球下がって好酸球上がるのはわかる) B:Blood(血液)疾患(CML、Hodgkinリンパ腫、慢性好酸球性白血病) C:Collagen(膠原病)疾患(結節性多発動脈炎、アレルギー性肉芽腫性血管炎) P:Parasite(寄生虫)疾患 LO:Loffler症候群(好酸球性肺炎) 好酸球減少を示す疾患 (1)急性感染症(腸チフス、麻疹、ツツガムシ病) (2)急性心筋梗塞 (3)ストレス、副腎皮質ホルモン、Cushing症候群 好塩基球増加(好塩基球200/mm3以上) (1)血液疾患…………CML、その他の骨髄増殖性疾患 (2)その他……………急性感染症、悪性腫瘍、梅毒 問題13 Schoenlein-Henoch(シェーンライン-ヘノッホ)紫斑病SHP(アレルギー性紫斑病allergicpurpura)は アレルギーの種類として何型に相当するか? a.1型 b.2型 c.3型 d.4型 e.5型 出典106スレ12 42氏 +... 解答 正解:c 解説 ITPは、自己免疫性溶血性貧血と並んで、2型アレルギー。 SHPは、免疫複合体を介した3型アレルギー反応による血管障害と考えられるため, アレルギー性紫斑病あるいはアナフィラキシー様紫斑病anaphylactoid purpuraともいう. 3型はDr.Kの語呂にクリオグロブリン血症を加えて 「シェー 散々 楽 すれば カビ生えた クリと ケツから 糸が たくさん」 3型 SHP RA SLE 過敏性肺炎 クリオ 血清病 AGN 多発性動脈炎 と憶えよう。 問題14 健常人において加齢と共に出現頻度が高くなるのはどれか?2つ a) 抗リン脂質抗体 b) リウマトイド因子 c) 抗セントロメア抗体 d) 抗核抗体 e) 抗ミトコンドリア抗体 出典106スレ15 ??氏 +... 解答 正解:b,d 解説 これも解説不要の知識問題ということで勘弁して下さい 問題15 昨年の模試より B細胞の膜受容体である免疫グロブリンはどれ?2つ a) IgG b) IgA c) IgM d) IgD e) IgE 出典106スレ15 ??氏 +... 解答 正解:c,d 解説 IgMとDはナイーブBに結合していて、それからクラススイッチなんか起こして 残りの分泌型免疫グロブリンを産生するそうです 問題16 重症筋無力症について正しいものを選べ。1つ a 初発症状としては呼吸筋障害が最も多い b コリン作動性クリーゼには抗コリンエステラーゼ薬を投与する c 眼筋型の抗アセチルコリン受容体抗体の陽性率は90%以上である d テンシロン静注の効果持続は約5分と短い e 胸腺摘出術により臨床症状は通常1週間以内に著明に改善する 出典106スレ16 ??氏 +... 解答 正解:d 解説 aは基本症状は易疲労性や脱力ですね bは禁忌肢と言えると思います cは昨日の問題でチラッと出ましたけど、一応80%だそうですが忘れて下さい dは正解です。エドロホニウム(テンシロン)は5分と作用が短いから抗コリンエステラーゼ試験は成り立つわけですね eも忘れてもらって結構ですが、オペ後でもステロイドを使ったりと症状改善には数ヶ月~数年かかるそうです まあ、1週間は早すぎるわって思えたらおkです MG患者に比較的急速に脱力,呼吸困難が見られた場合には,次の2つの病態を考える. 1.Myasthenic crisis:抗コリンエステラーゼ剤不足 2.Cholinergic crisis:抗コリンエステラーゼ剤過剰 両者の鑑別には,テンシロン(短時間型の抗ChE剤)を投与して,症状が改善すれば1,改善しなければ2を考える. 処置:1では,気管挿管,レスピレーターによる呼吸管理+抗ChE剤投与. 2では,アトロピンの投与(静注)が有用.ただし,本例のように呼吸不全に陥れば気管挿管,レスピレーターによる呼吸管理を第1に行う. ※但し、1,2ともにクリーゼが出た場合は、抗コリンエステラーゼ薬は中止する。 問題17 ベーチェット病の副症状5つ 出典106スレ17 ??氏 +... 解答 解説 神経・血管・腸管ベーチェットの3つしか知らんわ 副症状 1変形や硬直を伴わない関節炎 2副睾丸炎 3回盲部潰瘍で代表される消化器病変 4血管病変 5中等度以上の中枢神経病変 Behcet病(ベーチェット病)(まとめ) 1.再発性前房蓄膿、非肉芽腫性のぶどう膜炎(前眼部型) 網膜血管炎、浸出性網脈絡膜炎の病像を示す後眼部型がある。 2.症状:結節性紅斑様皮疹、血栓性静脈炎、口腔内アフタ、 針反応(皮膚の過敏状態を調べる検査で注射部位に一致し、小嚢胞が生じる反応のこと)、 眼症状、外陰部潰瘍 3.治療:ステロイド点眼薬、免疫抑制剤の全身投与。 針反応:皮膚に針(21ゲージの太さの針を使用)を刺した24~48時間後に紅斑、丘疹または嚢胞を生じるものでBehcet病(ベーチェット病)の診断に際して用いられ、特異度が高い。 ベーチェット病の皮膚症状は、「結節性紅斑」が有名。 その他の検査:炎症反応(赤沈亢進、CRP陽性、白血球数増加) HLA-B51陽性 IgD陽性も参考になる 問題18 第103E45 [臨床] 48歳の女性。主婦。咳と息切れとを主訴に8月中旬に来院した。 3週前から乾性の咳と階段を上る際の息切れとが出現した。 近医で抗菌薬の投与を受けたが改善せず、さらに症状は悪化している。 喫煙歴はない。白血球 5,200(好中球52%、好酸球 3%、好塩基球 1%、単球6%、リンパ球 38%)。 IgG 2,300mg/dl(基準960~1,960)。ツベルクリン反応陰性。 この検査所見に直接関与する細胞はどれか。2つ選べ。 a.マスト細胞 b.類上皮細胞 c.Tリンパ球 d.Bリンパ球 e.マクロファージ 出典106スレ18 ??氏 +... 解答 正解:c.d 解説 この問題ですが医学評論社では悪性リンパ腫、メディックメディアでは過敏性肺臓炎と診断されています。 どっちを信じたらよいか教えてください。 過敏性肺臓炎だと。 悪性リンパ腫と診断するならそれなりの検査をしないと 説得力ないよね、全くの否定はむりだけどさ。 8月中旬に来院 IgG2,300mg/dl。ツベルクリン反応陰性 Tリンパ球Bリンパ球関与 ↓ 素直に考えて過敏性肺臓炎。 そもそも悪性リンパ腫の診断に必要なデータが全然足りないんだが、医学評論社はどんな解説をしてるんだ? 問題19 若年性特発性関節炎について誤っているものはどれか。 a 成人の関節リウマチと成因は同じである。 b リウマトイド因子は陰性のことが多い。 c 虹彩炎や心外膜炎が見られる。 d 全身型をStill病という。 e 第一選択薬はステロイドである。 出典106スレ22 ??氏 +... 解答 正解:e 解説 ○c 若年性特発性関節炎では虹彩炎や心外膜炎が見られる。 リウマチ熱では心筋炎(50%)や心内膜炎が見られる。 ○d全身型をStill病という。 ×e第1選択はNSAIDs、金製剤、D-ペニシラミン、スルファラジン。MTX少量間欠投与。 全身症状が激しく、虹彩毛様体炎で失明の恐れがある場合は、ステロイド投与。 問題20 血管性浮腫について正しいやつ3つ 96H62 a 強いかゆみを起こす b 皮膚に膨疹を起こす c 腹痛や下痢を起こす d 喉頭浮腫を起こす e フロセミドが有効である +... 解答 正解:bcd 解説 問題21 コルヒチンを治療に用いない疾患はどれか。 a ベーチェット病 b sweet病 c 強皮症 d 痛風 e 成人Still病 +... 解答 正解:e 解説 コルヒチンは、sweet病に適応だよ。 新しい皮膚科学より: NSAIDs,ヨードカリ,コルヒチンの内服。ステロイド内服 は劇的に回復させる。 コルヒチンは好中球の遊走を抑える薬だからね。 sweet病=好中球性皮膚症だから有効なんだ。 問題22 慢性GVHDの標的臓器となりにくいのはどれか。[102G29] a 肺 b 心臓 c 肝臓 d 皮膚 e 唾液腺 +... 解答 正解:b 解説 GVHD:graft-versus-host disease(移植片対宿主病) 〔概念〕GVHD(graft-versus-host disease:移植片対宿主病)とは臓器移植の拒絶反応とはまったく逆の免疫応答で, 拒絶されることなく宿主に生着しえた移植片由来Tリンパ球(免疫力を担当)が宿主を攻撃する病態で, 骨髄移植後と輸血後とがある。輸血後GVHDでは宿主の骨髄も標的臓器となるため予後はきわめて不良である。 急性GVHD 移植後1~2週以内に発症し,発熱,皮疹(小紅斑・丘疹が生じやがて紅皮症~TEN様),消化器症状(下痢),肝機能障害(黄疸)を主な症状とする. 発熱はしばしば他の症状に先行してみられるが,感染症との鑑別は困難である. 重症なGVHDはDIC・敗血症を起こし致死的となるので早期対応が必要である. 慢性GVHD 嚥下障害,口腔乾燥,涙腺障害,強皮症様皮膚,扁平苔癬,慢性閉塞性呼吸障害などが徐々に進行し,自己免疫疾患に類似した症状を呈する. 病変は多臓器に及び,移植後のQOLを悪化させる主因であり,生命予後に大きな影響を与える合併症である. 過去問で、慢性GVHDで扁平苔癬を選ばせる問題も出ている。 慢性GVHDの皮膚症状にはPUVA療法が有効である。 問題23 リウマトイド因子が陽性となるものはどれか、2つ選べ。 a 成人Still病 b 強直性脊椎炎 c 悪性関節リウマチ d Felty症候群 e 乾癬性関節炎 +... 解答 正解:cd 解説 ×a 成人Still病 はリウマトイド因子は陰性。 ×b HLA-B27関連脊椎関節炎HLA-B27-related spondyloarthritis HLA-B27の陽性率が高く脊椎の病変を伴うことの多い、強直性脊椎炎、ライター症候群、乾癬性関節炎、 炎症性腸疾患などのリウマチ性疾患の総称。 リウマトイド因子は陰性。 ○c 悪性関節リウマチはリウマトイド因子は強陽性。 ○d Felty症候群は、リウマトイド因子が陽性。 ×e 乾癬性関節炎の確定診断のポイントは、①リウマトイド因子は陰性、②遠位指節間関節が侵され,乾癬の皮疹と関節症状が併行することである. RA因子(RF)陰性の関節炎 = 強直性~、乾癬性~、Reiter症候群 これに加えて若年性特発性関節炎(JIA)とその亜種である成人Still病もRF(-)です Felty syn. = RA + WBC減少 + 脾腫 ※ 膠原病で汎血球減少をきたすもの(SLE、Felty)はこれくらい MRA ≒ RA + 血管炎 Felty症候群は、熱型としては 周期熱: 有熱期と無熱期が2、3日周期で規則的に繰り返される。 三日熱マラリア、四日熱マラリア、回帰熱、Felty症候群 のようだ。 Felty症候群は、イメージに残らなかったけど、 膠原病で汎血球減少をきたすもの(SLE、Felty)はこれくらい は分かりやすい。 問題24 [86B58改] 若年性関節リウマチ(若年性特発性関節炎)よりもリウマチ熱を示唆するのはどれか、2つ選べ。 a 指の関節炎 b リウマトイド疹 c 心内膜炎 d 虹彩炎 e 移動性関節炎 +... 解答 正解:ce 解説 若年性関節リウマチ(JRA)とリウマチ熱(RF)の鑑別 項目 若年性関節リウマチ リウマチ熱 ………………………………………………………………………………………………………… 乳児発病 あり なし 臨床経過 3ヶ月以上、慢性化 3ケ月以内に治癒 関節症状 初期は移動性でも固定性になる 移動性、一過性、大関節のみ 指関節などの小関節も 発症の型は 寡関節型、多関節型、全身型(Still病) 朝のこわばり、単関節炎、頚椎罹患 硬直、攣縮をきたす 発 疹 リウマトイド疹 輪状紅斑 心症状 心外膜炎 心筋炎、心内膜炎 ASO高値 少ない 多い 白血球増加 高度 軽度 リウマチ熱は、A群β型溶連菌感染に対する異常反応の結果として起こる膠原病の一型で、 主としてⅡ型アレルギー反応によると考えられている。 リウマチ性心疾患の合併が多く、心筋炎(50%)・心内膜炎を起こし僧帽弁が侵されることが多い。 心尖部の全収縮期雑音、拡張中期雑音(Carey Coombs雑音)。 若年性関節リウマチは、15歳以前に発症したRAでありピークは2~4歳と8~12歳。 成人のRAに比して全身症状が強い。リウマトイド因子の陽性率が低い。 心症状は心外膜炎を起こす。 なお、発疹は 若年性関節リウマチが、リウマトイド疹 リウマチ熱は、輪状紅斑であり、間違えやすいので要注意。 問題25 96H64 Weber-Christian病について正しいのはどれか。2つ選べ。 a.病理学的には脂肪織炎である b.四肢に有痛性の紅斑が生じる。 c.結膜炎を起こす。 d.仙腸関節炎を起こす。 e.コルヒチンが有効である。 +... 解答 正解:a,b 解説 10年に1回出る、ウェバークリスチャン病 忘れてもうた96回に出たんだが 多発性非対称性に皮下結節 有痛性脂肪織炎(有痛性の紅斑とは、結節性紅斑のことのようだ) 好中球浸潤 30歳以下の若い女性 治療はステロイドやNSAID 血管炎っぽかったら、ステロイド 地図状頭蓋や眼球突出は Hand-Schuller-Christian病 だった! なんか名前似てて混ざった! Weber-Christian病 〔概念〕脂肪織における脂肪融解を主徴とする疾患群のうちで,全身の脂肪織を系統的に侵し,その原因のなお不明のものをいう。 〔臨床症状〕 発熱と皮下硬結が2大主徴であるが,そのほかに全身倦怠感,関節痛,腹痛などを伴う。 発熱は皮疹と同時あるいはやや遅れて出現することが多く,朝低く夕に高い弛張熱の形をとる。 38~39℃もしくはそれ以上の高熱になることが多い。 皮下硬結は小豆大~手掌大もしくはそれ以上のものが生じ,腰臀部,下肢が好発部位であるが全身に出現する。 結節は皮膚と癒着し下床とは可動性を有する。 男女比は約1 2で女性に多く,男性では乳幼児期と青年期に,女性では20歳代と壮年期の発症が多い。 治療方針 (1)病勢悪化時は入院治療を原則とする。 (2)安静,発熱に対する対症療法,およびステロイド投与が一般的治療であるが,ステロイドに反応しない重症例では免疫抑制薬が用いられる。 (3)DICや感染症の合併に注意する。 問題26 101H24 78歳の男性。口腔内病変と四肢の皮疹とを主訴に来院した。3年前から両側頬粘膜に粘膜疹がある。 最近、四肢に皮疹が出現してきた。頬粘膜病変の写真(別冊No.6A)と皮膚病変の写真(別冊No.6B)とを別に示す。 最も考えられるのはどれか。 別冊画像(口腔内に白色線状角化局面、白色丘疹状角化局面、白色網状角化局面。 皮膚は暗紅褐色の扁平に隆起した丘疹)(正答率58.2%) a.白板症 b.扁平苔癬 c.Behcet病 d.尋常性天疱瘡 e.ヘルペス性歯肉口内炎 +... 解答 正解:b 解説 ×a白板症は、粘膜、皮膚粘膜移行部の白色角化局面をいう。皮膚病変はない。 ○b扁平苔癬は、口腔粘膜、口唇の白色角化局面と扁平に隆起する赤褐色丘疹。 ×c Behcet病は口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍。結節性紅斑。 ×d尋常性天疱瘡は口腔粘膜の難治性びらん。皮膚の水疱、びらん。 ×eヘルペス性歯肉口内炎は口腔内に小潰瘍が多発、高熱。 扁平苔癬の病因として、かつてはカラーフィルム現像液、脳代謝促進薬などが重要であったが、 最近は慢性GVHD、C型肝炎ウイルスが注目されている ←105回出題。 問題27 次の膠原病の中で、女性よりも男性に多い疾患を2つ選べ。 a 関節リウマチ b シェーグレン症候群 c 結節性多発動脈炎 d 全身性強皮症 e Reiter症候群 +... 解答 正解:ce 解説 さっき、コーシローの直前予想講座見たらやってましたー ライター症候群Reiter syndrome 泌尿生殖器ではクラミジア,消化管ではサルモネラ,赤痢菌,エルシニア, カンピロバクターによる感染に引き続き起こる関節炎,結膜炎,尿道炎を三徴(ライター三徴)とする症候群。 HLA-B27陽性者に多い。2~3の関節が非対称性に侵され,仙腸関節炎,脊椎炎,腱付着部炎を伴う。 手指,足趾のソーセージ様指は特徴的である。 ぶどう膜炎,心症状,膿漏性皮膚角化症などの皮膚粘膜症状を伴う。 男性に多い。 クラミジアにはテトラサイクリンが有効で,非ステロイド性抗炎症薬,副腎皮質ステロイド剤, スルファサラジン,免疫抑制薬などが試みられる。 問題28 結節性多発動脈炎について誤っているのはどれか。 a 高血圧が見られる。 b 網状皮斑が見られる。 c 紫斑が見られる。 d 血小板が減少する。 e CRPは強陽性である。 f 好酸球が上昇する。 g γグロブリンが上昇する。 h アルブミンが低下する。 i 男性に多い。 +... 解答 正解:d 解説 ちなみにPNではpltのみならずfibrinogenも上昇する さっき、コーシローが直前予想講座で言ってましたー ちなみに、三苫もセレクトで熱く語ってましたー 問題29 成人Still病の熱型は次のうちどれか?1つ選べ。 a稽留熱 b弛張熱 c間歇熱 d波状熱 e周期熱 +... 解答 正解:b弛張熱 解説 熱型について ●稽留熱: 日内変動1℃以内の高熱が持続。通常38℃以上。 重症肺炎、腸チフス極期、粟粒結核 ●弛張熱: 日内変動1℃以上で、37℃以下まで下がらない熱型。 Still病、敗血症、ウイルス感染、悪性腫瘍など ●間欠熱: 日内変動1℃以上で、37℃以下になる時期を有する熱型。 フィラリア症、マラリア発熱期、弛張熱と同様の疾患 ●波状熱: 有熱期と無熱期が不規則に繰り返される熱型。 ホジキンリンパ腫(Pel-Ebstein熱)、胆道閉鎖症、ブルセラ症、マラリア ●周期熱: 有熱期と無熱期が2、3日周期で規則的に繰り返される。 三日熱マラリア、四日熱マラリア、回帰熱、Felty症候群 問題30 25歳の男性。4日前から倦怠感が出現し、褐色尿と結膜の黄染に気付き来院した。腹痛はない。 最近の薬剤使用歴と海外渡航歴はない。2か月前歓楽街で女性と性交渉を持った。 血清生化学所見:総ビリルビン6.5mg/dl AST1,210単位、ALT1,328単位。 (1)この時点で陽性を示す可能性が高いのを2つ選べ。(「097A027」を改題) a IgM-HA抗体 b Hbs抗原 c HBE抗体 d HBs抗体 e IgM-HBc抗体 f HCV抗体 (2) この男性に対し、対症療法と保存的治療を行なったところ、2ヵ月後には劇症化することなく、 症状は軽快しつつある。 この時点で見られない物を2つ選べ。 a AST/ALT b HBe抗原 c HBe抗体 d HBs抗体 e IgG-HBc抗体 +... 解答 正解1.bce 2.bd 正解:e 解説 かな?何ヵ月後とか覚えてねえ 問題 出典: +... 解答 解説
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R 眼科 S 耳鼻咽喉科 T 整形外科 U 精神科 V 皮膚科 W 泌尿器科 X 放射線科 【R 眼科】 角膜上皮:バリアー、知覚 角膜実質:コラーゲン線維、プロテオグリカン 角膜内皮のNaポンプ作用により透明性維持、 浮腫防止、細胞数減少により水疱性角膜症 瞳孔径は20代で最大、瞳孔散大は頚部交感神経 ブドウ膜炎:両側の急激な視力障害 ブドウ膜:虹彩+毛様体+脈絡膜 視神経炎:中心暗点、ラケット状暗点、 眼球運動痛、急性、片側性 心因性視野障害:らせん状・管状視野狭窄 うっ血乳頭→Marriotte盲点の拡大 内圧亢進、網膜・脈絡膜炎による ラケット状暗点:慢性視神経炎で Marriotteと中心暗点が合体 Bjerrum暗点:緑内障でみられる、Marriotteが 中心部を避けて鼻側へ拡大 網膜裂孔→光視症、 結膜充血:表在性、アドレナリン点眼により消退 毛様充血:深在性、角膜実質炎、 虹彩毛様体炎(→羞明)、緑内障発作時 麻疹カタル期に眼脂:結膜、涙嚢、鼻涙管の炎症 牛眼:角膜の巨大化←先天性緑内障など 兎眼:閉眼不可による乾性角結膜炎 涙嚢:内眼角部 緑膿菌感染:コンタクト、外傷性 Goldmann三角鏡:隅角、網膜、硝子体を観察 Weber症候群:動眼神経麻痺+反対側の片麻痺 ランドルト環:10分=視力0.1、5分=0.2、1分=1.0 ステロイド:全身投与で白内障、 長期点眼で緑内障の可能性 老視:調節力の低下 近点=100÷(調節力+100/遠点距離) 調節力:1/近点-1/遠点 矯正視力の+:凸レンズ、遠視 調節性内斜視:遠視を矯正することで正常眼位 近視の場合は弱視になりにくい 眼脂: 新生児涙嚢炎:Hasner弁先天閉鎖による細菌感染 クラミジア結膜炎:トラコーマ、濾胞性 急性出血性結膜炎:エンテロウイルス、アポロ病 粘稠漿液性眼脂 外麦粒腫:Zeis腺(睫毛脂腺)とMoll腺(汗腺)の 急性発症 内麦粒腫:Meibom腺(瞼板腺)の急性化膿性炎症 内・外とも黄色ブ菌によるものが多い 霰粒腫:Meibom腺の肉芽腫性炎症、細菌性ではない クラミジア:結膜炎、細胞内Prowazek小体(封入体) 春季カタル:春から秋、石垣状の乳頭増殖、 若年男児に多い アレルギー性結膜炎:好酸球↑,抗ヒスタミン薬点眼 白内障の眼内レンズから水疱性角膜症の合併 ←角膜内皮細胞減少による、角膜浮腫,混濁,疼痛 Sjogren→びまん性表層角膜炎 日本人のブドウ膜炎:Behcet病、サルコイドーシス Vogt 小柳原田病 前房蓄膿:Behcet病 Vogt 小柳原田病:網膜造影で点状・斑状漏出点が 多数、色素脱失→夕焼け眼底 メラノサイトに対する自己免疫,若年女性,耳鳴り 頭痛(漿液性髄膜炎による)漿液性網膜剥離 トキソプラズマ→黄斑変性症 中心性漿液性脈絡網膜症:黄斑部の網膜剥離 →変視症、蛍光の漏出 網膜中心動脈閉塞は急速なのでレーザー治療無効 網膜静脈分岐閉塞症:上耳側静脈,硝子体出血 →硬性白斑:浮腫・出血の持続により フィブリン、脂質などが沈着 軟性白斑:網膜の虚血性変化による、 網膜中心静脈閉塞症:網膜全体の虚血 →血管新生緑内障 交感性眼炎:穿孔性眼外傷後の両眼性ブドウ膜炎 健常側にも視力障害・羞明など、 ステロイド、眼摘出 プールで感染:咽頭結膜炎(アデノ3,7):プール熱 流行性角結膜炎(アデノ8):アポロ熱、潜伏1~2日 急性出血性結膜炎:エンテロ70、コクサッキー 加齢黄斑変性:黄斑の蛍光漏出,貯留.蛍光ブロック 脈絡膜由来の新生血管からの出血 網膜色素変性:眼底に骨小体様色素沈着,ERG平坦化 輪状暗点→求心性視野障害、周辺がやられて夜盲 乳頭浮腫:原田病、炭酸ガス症、悪性高血圧症など 眼内レンズ:眼軸長と角膜屈折率から度数を決定 ERG:色素変性症、糖尿病、鉄錆症などで実施 開放隅角緑内障:乳頭上下の神経線維束欠損、 傍中心暗点(Bjerrum暗点)、鼻側から進行する エピネフリン投与→房水産生抑制 眼圧上昇→角膜浮腫 視神経管骨折:眉毛部外傷による、 直接対光反射の減弱・消失 開放術による減圧、ステロイド、グリセロール 新生児膿漏眼:淋菌による 【S 耳鼻咽喉科】 口腔内:咽頭・喉頭にも味蕾がある 上鼻甲介と鼻中隔の間の嗅裂にある嗅上皮で 嗅覚を感じ取る 末梢性めまい:回転性→回旋性の眼振 急性喉頭蓋炎→フル菌によるものが多い、呼吸困難 アデノイド増殖症:5~6歳、 上咽頭に発生して両側性の鼻閉、いびき 耳管隆起圧迫による滲出性中耳炎 睡眠時無呼吸からの夜尿症、右心負荷 上顎洞性後鼻孔ポリープ:一側性、やや女性に多い 急性扁桃炎:溶連、切開排膿、抗菌薬後に扁桃摘出 慢性扁桃炎:習慣性アンギーナ、埋没性扁桃に発生 ←扁桃摘出 鼻出血:篩骨動脈←内頸動脈、顎動脈←外頸動脈 臭鼻症:萎縮性鼻炎、思春期女性、 鼻内の出血、痂皮、悪臭、委縮 ABR:Ⅰ波は聴神経の伝導 機能性難聴:非器質性、聴性脳幹反応は正常 陰影聴取:一側耳に難聴がある場合に、健側で聴取 補充現象陽性:自記オージオグラムで 持続音の鋸歯状波の振幅減少 内耳性難聴で陽性 温水:注水側に眼振⇔冷水だと逆 頭位を30度上げて外側半規管を垂直にして検査 耳下腺→顔面神経 顎下腺:Wharton管,長い,粘稠のため唾石症が後発 先天性耳瘻孔:第1,2鰓弓由来で外耳に生じる 感染時に耳前部が発赤→膿汁排泄 耳せつ:軟骨部外耳道の毛嚢への化膿性感染、 中耳炎との鑑別が重要 夏に多い、発熱(-)、耳介牽引痛、膿性耳漏 急性中耳炎:インフル菌、肺炎球菌、 排膿により耳痛は軽快 滲出性中耳炎:鼓室内が陰圧になることで 滲出液が貯留、ティンパノでB,C型 中耳炎慢性化←緑膿菌感染、側頭骨気胞化不良、 糖尿病によって、鼓膜の穿孔 伝音障害が高度な場合は鼓室形成術 ティンパノメトリー A型:正常、感音性 As:耳硬化症 Ad:耳小骨連鎖離断 B:浸出性中耳炎、鼓膜癒着 C:耳管狭窄症 Willis錯聴:耳硬化症で 周りがうるさい方がよく聞こえる状態 耳硬化症:アブミ骨底の固着で伝音難聴、 閉塞感はない、アブミ骨手術 老人性難聴:内外有毛細胞の変性→高音域障害 特発性難聴:片側の感音性難聴、発作は一回きり Ⅷ神経症状がある、ステロイド、Vit薬、 血管拡張薬、高圧酸素により早期治療を行う 1ヶ月で治らなければ回復しない 騒音性難聴:C5-dip(4000Hz)⇔音響外傷は可逆的 前庭眼反射消失でRomberg現象(+) Carhart notch:2000Hz付近での骨導低下 ←耳硬化症で メニエール:低・中音域の障害、リクルート現象(+)、 温度眼振反応低下 Alport症候群:感音難聴(高音から傷害)、 血・蛋白尿、白内障、円錐角膜 アブミ骨筋反射:聴覚過敏を防止する 若年性上咽頭血管線維腫:思春期男性、易出血性、 鼻腔後方 正中頸嚢胞:舌骨体部と癒合しているので まとめて摘出 通年性アレルギー:減感作療法が有効、皮下注射 EBウイルス:上咽頭癌に関係 下咽頭癌:男は梨状陥凹、女は輪状軟骨後部 頸部リンパ節に転移しやすい、予後不良、 高分化型扁平上皮癌 喉頭癌:早期→放射線、中期→部分摘出 進行→全摘 聴神経腫で三叉神経に障害→角膜反射低下 頸部リンパ節へ転移:咽頭癌、声門上皮癌 白板症:白色斑点、上皮の棘状増殖、前癌病変 舌癌:顎下部への転移が多い 粘膜内→局所切除、粘膜下層→放射線 上顎癌:リンパ節転移は末期まで起こらない、 扁平上皮癌 吹き抜け骨折:下直筋の嵌頓によって眼球上転障害 上顎洞の骨欠損:乾酪性上顎洞炎、上顎癌、 術後性上顎嚢胞 急性声門下喉頭炎(仮性クループ):犬吠様咳嗽、 喘鳴、嗄声 声帯ポリープ:発声指導で治療 声帯前方から中央に好発 ポリープ様声帯:両側性、膜様部全体の浮腫、 低音化、呼吸困難 上皮真珠種:新生児の口腔内の上皮性停滞性嚢腫、 自然消失する 唾液腺混合腫瘍:多形腺腫、緩慢な腫大 Frey症候群:副交感神経と汗腺が誤って接続され 味覚刺激により耳前部の発赤・発汗 耳下腺の術後に生じる 【T 整形外科】 長軸成長:軟骨内骨化、 横径、頭蓋扁平骨、顔面骨の成長:膜性骨化 長管骨栄養:骨端骨幹端動脈と栄養動脈は 成長軟骨体があると吻合しない 2型コラーゲン:関節軟骨、加齢で束状化、不溶化 硝子様軟骨の菲薄化 細胞数、弾性線維、Ⅱ型コラ、プロテオ グリカンの量的変化はない 脛骨神経:下腿の屈筋、足関節の底屈 総腓骨神経:下腿の外側筋群、足関節の背屈 四頭筋:大腿直筋(股・屈)、外側広筋、 中間広筋、内側広筋(膝・伸) 上腕二頭:肘・屈、前腕回外、上腕外旋時の外転 痛風:夜間、アルコール、肉食で発作誘発 急性腰痛:股・膝関節を屈曲させた体位を取らせて 安静にする 重心:足底から55~56%の位置 Heberden結節:遠位指関節の変形性関節症 逃避跛行:患側下肢の疼痛による 小児股関節結核など 関節内骨折で関節液に脂肪滴が混じる 化膿性関節炎:関節液は血性、細胞成分↑、曳糸性↓ 曳糸性↓:痛風、RA、血友病 関節液粘度↑:外傷、変形性関節症、SLE、 筋力低下時のトレーニング: 1 等尺性運動、 2 自動介助、3 等張性抵抗、4 等運動性運動 偽痛風:ピロリン酸Ca結晶の沈着、膝関節、 偏光顕微鏡で結晶、線状・層状石灰化 変形性関節症を合併、高齢男性に多い Paget病:病的な骨吸収と骨破壊像、ALP↑↑ ALP↑:骨折、骨肉腫、転移性骨腫瘍、 くる病、骨軟化症 造骨細胞の活動により上昇、小児成長期に高い 人工膝関節(TKA):RA、高度の変形性膝関節症、 腫瘍の術後など 可動域0~130°、60歳以上に適応、感染後は禁忌 温熱療法が禁忌:急性炎症,知覚障害,局所血流不全 開放骨折=複雑骨折、6時間以内にデブリドマン、 その後に創外固定 Compartment症候群→筋膜減張切開 Colles骨折:手掌をついた転倒時、 手首のフォーク状変形 →Sudeck骨委縮、手根管症候群、長母趾伸筋断裂 骨折術後の急速な自発痛、運動痛 反射性交感神経ジストロフィー、 、浮腫、骨萎縮 関節面の転移があれば観血的治療 高齢者の転倒では大腿骨頚部、転子部骨折が最多 大腿頚部内側、舟状骨、距骨、脛骨中下3分の1 :血流が少ない 小児:骨折>脱臼、拘縮は起きにくい 若木骨折 小児上腕骨顆上骨折→内反肘、Volkmann拘縮 手をついた時、神経麻痺 上腕骨外顆骨折:偽関節になると外反肘 Volkmann:阻血性拘縮→ギプス除去、筋膜切開 橈骨神経:上腕骨骨幹部を巻きつくように走行 肘内障:橈骨骨頭が輪状靭帯から逸脱しかけた状態 Golden hour内なら一時的に創閉鎖 疲労骨折:骨折像と修復像が混在、思春期に多い、 疼痛はそんなにない 行軍骨折→中足骨、走者→脛骨近位3分の1 捻挫:靱帯損傷が多い、断裂があると関節不安定性 半月板断裂でロッキング現象: 屈曲位からの伸展不能→McMurrayテスト 前十字:前方引き出し(+)、Lackmanテスト 後十字:後方引き出し(+)、Saggingテスト 肩関節:前方脱臼が多い 脱臼:相対する関節面が完全に接触を失った状態 骨折:20度までの屈曲転移なら自然矯正される、 回旋は無理 踵骨骨折→骨萎縮、Bohler角の減少、歩行時の疼痛 膝蓋跳動→血性関節液の貯留←靱帯損傷による 膝蓋軟骨軟化症:若年、運動選手、屈曲時疼痛 (半月板損傷に類似)、膝くずれ Montegia骨折:尺骨骨折後に肘関節から 橈骨頭が前方に脱臼 バネ様固定:外傷性脱臼に特有 動揺関節:他動的に動かすと範囲を超えた可動性 L5 前脛骨筋、L5~S2 腓腹筋 先天性股関節脱臼:男女比1 7、開排制限 大転子が高位、腰椎前弯増強 →リーメンビューゲル装具:6か月以内 ⇔オーバーヘッド牽引:それ以降 乳児化膿性股関節炎:骨端線を貫通する 二頭:C5、腕橈骨筋腱:C6、三頭筋 C7 頚椎症性神経根症:神経圧迫試験(Spurling試験) で痛み、痺れ感、椎間孔の狭窄による 頸椎ヘルニア:20~40代の男性、C5/6が最多 腰椎ヘルニア:L4/5,次いでL5/S1 手術適応:膀胱直腸障害、下肢麻痺進行例 圧迫性脊髄麻痺に対しては観血的治療 強直性脊椎炎:虹彩毛様体炎、AR、A-Vブロック 仙腸骨関節炎、竹状脊椎 後十字靱帯硬化症OPLL:範囲が広いものは 後方から脊柱管拡大術 限局型:前方除圧固定術、主にC4~C6に多い 脊柱管狭窄症:中高年男性、前屈位で軽減、 間欠性跛行、アキレス反射減弱 腰椎ヘルニア手術適応:膀胱直腸障害、 下肢麻痺進行例 骨盤間欠牽引:椎間板内圧を下げる 慢性の経過:頚椎症性脊髄症とOPLL 下肢・会陰部の異常感覚、膀胱直腸障害:馬尾性 脊椎分離:椎弓根部下関節突起 →テリア犬の首断裂像 小児~思春期男子、スポーツ活動による、 進行するとすべり症に、L5が最多 前方すべりの方が多い、 先天性、加齢性のものもある 側弯←脳性麻痺、神経線維腫症、Duchenne、Marfan 80%は特発性 離断性骨軟骨炎:野球肘と膝、関節軟骨の 一部が遊離体 de Quervain病:橈骨茎状突起炎。腱鞘の狭窄で 長母指外転筋と短母趾伸筋が障害 Dupuytren拘縮:環・中・小指の順の頻度、両側性、 中年男性、手掌腱膜の瘢痕化をきたす、進行性 大腿骨頭壊死:特発性、ステロイド性、 アルコール性、初期は帯状硬化、骨頭輪郭不整、 変化は骨頭の前上方から 骨透瞭像=骨吸収 特発性骨壊死:透瞭像と骨硬化 Perthes病:年少児の方が予後が良い、骨頭陰影↑ 骨端核の扁平化、硬化、骨頭の阻血性壊死 (原因不明)、裂隙がやや拡大 骨頭すべり症:10~17歳、20~40%で両側性 2次性徴が遅れていることが多い、 骨頭が後内方へ滑る、 軟骨下骨の委縮:関節リウマチの所見 足底板の使用で荷重を外側へ 先天性内反足:男児に多い、内反・内転・尖足、 片側・両側は同数、距骨角↓ 徒手矯正後にギプス、Denis-Browne装具 化膿性骨髄炎:血行性、黄色ブが多い、 骨幹端部に多い 下肢、小児、長管骨、疼痛と腫脹、仮性麻痺など Brodie膿瘍:潜行的に経過する化膿性脊髄炎 初めから慢性に経過:Brodie、Garreの硬化性骨髄炎 結核性骨髄炎、骨梅毒 化膿性脊椎炎:椎体・椎間板を破壊、高齢、免疫↓ 7割が腰椎、発熱+疼痛、脊髄症状、黄ブによる 脊椎カリエス:Pott三徴:(亀背,冷膿瘍,脊椎麻痺) 結核性関節炎:股・膝関節に好発、単関節型 骨粗鬆症:血清は正常、単位当たりの骨量が減少 RA重症例で環軸椎亜脱臼、膝は内外反どちらもあり 神経根引き抜き損傷:椎間孔、横突起からの断裂 腕神経叢:C5~Th1根 手根管症候群:手の橈側に症状、明け方に強い、 母指球の委縮 手根部掌側叩打痛・放散痛(Tinel徴候),正中領域 Phalen test:手首屈曲位保持で症状増悪 上腕骨外顆骨折:二次的に尺骨神経障害 軟骨無形成症:近位型小肢、脊柱管狭窄、 O脚、骨折(-) 骨形成不全症、Marfan→常・優 骨Paget病:仙骨関節周囲の骨吸収、骨硬化像 骨肉腫:15歳前後,骨幹端部,大腿骨遠位,脛骨近位 骨の悪性腫瘍では最多、Paget病に続発 肺転移が多い、術前化学療法+広範切除術 Ewing肉腫:onion-peel shadow、虫食い状の 境界不明瞭な骨吸収象 腫瘍の骨転移は溶骨型が80%、前立腺癌では骨硬化 骨巨細胞腫:境界明瞭な透明巣 soap bubbled appearance(地図状骨破壊) 骨端から骨幹端部、20~30代 軟骨肉腫:皮質骨を破壊して軟部組織へ発育 内部に斑状石灰化 内軟骨腫:指節骨、中手骨、すりガラス状透瞭像 多発性のものは悪性化 骨軟骨腫:骨端線閉鎖後は増大しない、無痛性 硬膜内髄外腫瘍が65%:神経鞘腫、胸髄レベル クモ膜下腔の閉塞で蛋白細胞解離 胸郭出口症候群:腕神経叢、 鎖骨下動静脈が挟まれる、 【U 精神科】 気質:感情面での先天的な特性 乳幼児ではREM睡眠が5割⇔大人では2~3割 REM中:低振幅高頻度の脳波、睡眠前半には深睡眠 パペッツの情動回路: 海馬-脳弓-乳頭体-視床前核-帯状回 Pick病:滞続言語 ナルコレプシー:睡眠発作、入眠時幻覚 脱力発作(カタプレキシー)、睡眠麻痺(金縛り) 精神刺激薬(覚醒水準↑)、三環系(レム防止) ハロペリドール:ドパミン受容体斜断 抗統合失調症薬 シアナマイド:アセトアルデヒド脱水素酵素を阻害 症状精神病:脳の機能的変化、二次的 全身感染症、内分泌代謝障害、急性中毒、産褥期 言葉のサラダ:高度の滅裂思考 側頭葉てんかんで性格変化 嫉妬妄想←アルコール依存、認知症で 覚醒剤乱用で妄想・幻覚 Wechsler成人知能検査(WAIS):IQの算出 子供に認知療法は難しい→箱庭、遊戯療法 インターフェロン中にうつ症状が出たら中止 うつ病性格:執着気質→熱中、几帳面 メランコリー型:循環気質→明るく快活 秩序志向型 抗精神病薬:統合失調症に、ハロぺリ、リスペリ、 クロルプロマジン、オランザピン せん妄に対して抗精神病薬が第一 炭酸リチウム:躁病の第一 統合失調症:モノアミン神経伝達物質の異常 定型型抗精神病薬は陽性症状に対しては効く 陰性に対しては非定型(リスペリ、オランザ) 精神分析療法は禁忌 Alzheimer型認知症:女性に多い Balint症候群:両側側頭葉・後頭葉、 精神性注視麻痺・視覚失調・視覚性注視障害の3徴 症状精神病:ペラグラ、 SLE(せん妄)、甲状亢進(躁状態) 機能的変化のみで器質変化は伴わない 粘着気質→てんかん 電気痙攣療法:うつ病で希死念慮が持続、 薬物療法に反応しない場合に適応 躁鬱病と統合失調の合併は予後が良い ←循環気質 統合失調→電気痙攣療法 パニック障害→SSRI、三環系+抗不安 解離性障害:健忘、遁走、多重人格 老人の不眠は早朝覚醒 妄想性障害:中年以降、単一の持続する妄想 緊張病症候群:運動面での意思疎通障害、 昏迷・興奮 Asperger:人見知りしない ADHD:脳内ドパミン神経系の機能不全、 全体の2~7%、メチルフェ二デート Gilles de la Tourette症候群:運動性+音声チック ハロペリドール アルコール離脱症候群:痙攣、小動物幻視、 振戦せん妄に対してジアゼパム Liepmann現象:眼球圧迫で検者が暗示するものが 見える ハロぺリ、ジアゼパム、補液+VitB1補給 アルコール幻覚症:意識清明下での幻聴と 著明な不安 Korsakoff症候群:側頭葉の委縮 身体依存:モルヒネ、アルコール、 バルビツール酸系睡眠薬 覚醒剤←抗精神病薬で拮抗 【V 皮膚科】 デスモソーム:有棘細胞間 ⇔ヘミ:基底細胞と基底板の間 顆粒層:顆粒細胞内にケラトヒアリン顆粒 有棘層:有棘細胞、Langerhans細胞 (中にBirbeck顆粒)、 Merkel細胞(触覚受容体)、メラノサイト 基底層:基底細胞 基底~顆粒が6週間、角層で2週、爪母は表皮 角化に関係:トノフィラメント(張原細線維)、 ケラトヒアリン顆粒、デスモゾーム アポクリン腺:毛の生えている周囲に存在、 情緒刺激により発汗 Langerhans細胞:CD1a陽性、CD45陽性(骨髄由来)、 紫外線により減少 フェニルアラニンがチロジナーゼ↓を抑制 →フェニルケトン尿症で色素低下 チロシン→ドーパ→→メラニン メラノサイト:神経提由来 中・長波長紫外線(UVB、UVA)が真皮層に到達 線状皮膚萎縮症:スポーツでの過伸展、 ステロイド外用、急激な体重増加 粘膜疹:扁平苔癬、水痘、梅毒、カンジダ、 口腔粘膜に多い 皮膚掻痒:悪性リンパ、慢性腎不全、 胆汁うっ滞、寄生虫など 丹毒:β連菌の深部感染、顔面の境界明瞭な 浮腫性紅斑、圧痛(+) 膨疹:真皮の浮腫、痒み 真皮メラノサイト由来:青っぽい,太田母斑,蒙古斑 蒙古斑:1歳頃から消え始め5~6歳で完全に消失 cafe au lait斑:表皮基底層の限局性メラニン沈着 ケラトアカントーマ:噴火口状の角化性丘疹、 顔面に多い、自然退縮する 乳房外Paget病:高齢者の腋窩、外陰部、 明瞭な紅斑、湿疹と誤診する スポロトリコーシス:深在性真菌症、 ヨードカリ内服、イトラコナゾール 黒色表皮腫:頚部、腋窩、陰股部の色素沈着、 ザラザラ、胃癌・糖尿病の合併 Sweet病:先行感染後に浸出性多発性紅斑、アフタ、 結膜炎、WBC↑、好中球↑ Behcet病の急性型のような症状,MDS,白血病の合併 Leser-Trelat徴候:老人性疣贅・色素斑が 急速に多発、掻痒、悪性腫瘍合併 Darier徴候:皮疹部を擦ると膨疹を生じる、 肥満細胞腫に特徴的 Kobner徴候:健常皮膚に刺激を与えると 同一皮膚病変 扁平苔癬、尋常性乾癬(活性型vitD3外用) Nikolsky現象:皮疹の擦過で容易にびらん、 天疱瘡 、SSSS、TEN Auspiz:鱗屑除去で点状出血を起こす、乾癬 Tzanck試験:水疱内の細胞診で角質の 融解した細胞を認める 貼布試験:24~48時間後に確認、 剝離後20~30分後に検査する DLSTリンパ球刺激試験:薬剤を患者リンパ球に 添加して増殖能を検討 皮内試験:Ⅰ型アレルギー 伝染性膿痂疹:黄色ブドウ 乳児寄生菌性紅斑:カンジダ感染症 PUVAが有効:乾癬、白斑、掌蹠膿疱症、菌状息肉腫、 アトピー、円形脱毛症 放射線治療:皮膚リンパ管腫、ケロイド 単純性血管腫:色素レーザー(ダイレーザー)が第一、 アトピーの合併症:白内障,網膜剥離,伝染性軟属腫、 Kaposi水痘様発疹(ヘルペス感染による)、 伝染性膿痂疹 乳児脂漏性皮膚炎:生後3~6か月、 皮脂成分の増加による、スキンケアが大事 貨幣状湿疹:下腿伸側に好発 湿疹:表皮細胞間浮腫(海綿状態) 紅皮症:皮膚T細胞リンパ腫、毛孔性紅色粃糠疹、 卸し金様の丘疹 血管性浮腫:膨疹、痒みは強くない、利尿薬は無効 尋常性天疱瘡:裂隙に多数の細胞成分、 デスモグレイン3か1+3、口腔内にもできる 落葉状天疱瘡:弛緩性小水疱、表皮の浅層に限局、 粘膜病変は稀、デスモ1のみ 類天疱瘡:表皮細胞と基底膜の間、 高齢者、内臓癌の合併 掌蹠膿疱症PPP:無菌性、紅斑を伴う、 胸・鎖・肋骨の異常骨化 病巣感染の原因→慢性扁桃炎の合併 壊疽性膿皮症:辺縁の隆起、消化管・血液疾患合併 扁平苔癬:不整形扁平な紅斑、 内部にWickman線条、炎症状角化症 薬剤誘発性、金属、C肝、骨髄移植などで生じる、 基底層の液状変性 乾癬性関節症:強直性脊椎炎、反応性関節炎 tuenover短縮による反応で基底膜が延長、 頭・肘・膝に好発 尋常性狼瘡:結核性、有棘細胞癌の前駆 Gibert薔薇色粃糠疹:母指頭大の紅斑落屑性局面 (ヘラルドパッチ)鱗屑を伴う淡紅色斑が多発、 クリスマスツリー状、若年女性、自然寛解する 成人の魚鱗癬では悪性腫瘍を疑う 局面性類乾癬から菌状息肉腫への移行 光線過敏:最小紅斑量(MED)測定 脂腺母斑:小児の頭頂部、基底細胞癌の合併 色素失調症:X優性、男児は死産、 四肢に紅斑・小水疱 輪状紅斑:リウマチ熱 常・優の皮膚疾患:尋常性魚鱗癬、von hippel、 結節性硬化症 脂漏性角化症:急速だと悪性腫瘍合併を疑う、 表皮内角質嚢腫、乳頭腫症、異型性(-) 基底細胞癌:皮膚癌の約1/2、顔面正中部、 日光に当たる所、遠隔転移は稀、予後良好 有棘細胞癌:物理的要因、淡紅色で表面顆粒状、 日光角化症、色素性乾皮、白板症、Bowen病から 悪臭、早期にリンパ節転移 日光角化症:老人性角化種 Bowen病:表皮内癌、慢性湿疹様、 ヒ素、日光、HPVが誘因、20%に内臓癌合併 ケロイド:ステロイド含有テープ、局注、外用 などの非観血的治療を行う 尋常性毛瘡:髭の細菌性難治性感染症 悪性黒色腫:部分切除は転移を促進するため禁忌 しみだし、衛星病巣 色が濃いほど悪性というものではない 爪床下にできて激痛:グロムス腫瘍、単発 菌状息肉腫:皮膚T細胞悪性リンパ腫、 紅斑期→扁平浸潤期→腫瘍期 表皮内に息肉症細胞、 Pautrier微小膿瘍:リンパ球の集簇 Sezary症候群:皮膚悪リンの一種、掻痒を伴う 紅皮症、脾腫、核が異常分葉したT細胞 (Sezary細胞) 晩発性皮膚ポルフィリン症:遮光、瀉血、禁酒 長期飲酒に伴う ペラグラ:地方病性紅斑、ニコチン酸欠乏、 (胃切除、アルコール中毒、イソニアジド) 皮膚露光部の紅斑、胃腸・神経症状、 カザールの首飾り 慢性円板性エリテマトーデス:鱗屑、 中央部が脱色、凍瘡様の瘢痕形成 皮膚筋炎:多形皮膚委縮(poikilo derma) 網状皮斑(livedo):動脈側での末梢血管循環不全 クリオグロブリン血症、SLE、結節性多発動脈炎 蜂巣炎:深部感染、疎結合織、黄ブ、連鎖、疼痛 壊死性筋膜炎への発展 皮膚腺病:結核性 硬結性紅斑:若年女性の下腿伸側、一部に硬結 結核性(アレルギー反応)、乾酪 単純疱疹:水疱細胞診でウイルス性多核巨細胞 Celsus禿瘡:人畜共通、毛髪脱落、白癬菌 (皮膚糸状菌) 疥癬:STD、夜間に掻痒、硫黄が効く 【W 泌尿器科】 FSH→セルトリ:精細管での精子形成・維持 LH→Leydig:テストステロン分泌 精巣:筋膜の代わりに白膜を持つ、 停留精巣:軸捻転、鼠径ヘルニアの合併 低出生体重児に多い、1~4歳で固定術、 半数以上が生後1年以内に自然下行 精巣上体炎:大腸菌、クラミジア、尿道から逆行性 両側性だと不妊の原因、精巣挙上で疼痛軽減 乏尿:400ml以下、無尿:100ml以下 急性腎皮質壊死:突然の無尿 Fanconi症候群:広範な近位尿細管障害 腎盂腎炎:膿尿、発熱、腹痛、CRP↑、赤沈↑ 膀胱炎:頻尿、排尿痛、 発熱はない 肉眼的血尿:IgA腎症、結石、感染、腫瘍、 シスチン尿症:常劣、 Na-塩基性アミノ酸共輸送体障害 尿路結石の手術適応:腎機能障害、結石が10mm以上、 難治性尿路感染症 急性前立腺炎:高熱、膿尿、 前立腺マッサージは菌血症になるから駄目 PSA:prostate specific antigen、前立腺特異抗原 前立腺生検:経直腸か経会陰 高分化型が3切片以内なら経過観察 前立腺癌:転移があれば抗男性ホルモン療法 三環系抗うつ薬による抗コリン作用 芳香族アミンはβ-グルクロニダーゼにより 分解され膀胱癌の原因 IVP:静脈性尿路造影、DIP:静注腎盂造影 カテーテル留置の合併症:膀胱結石、尿道皮膚瘻、 尿路感染 馬蹄鉄腎:尿管は腎の前面、背屈位で腹痛増強 腎瘻:低K、低Na、多尿 海綿腎:40~60代で発見、両側乳頭にブドウの 房状陰影、結石、感染 嚢胞腎:常優、脳動脈瘤、肝・膵嚢胞、 幼児型は常劣で重症 ポリチスチン1の異常→心血管系の合併症、高血圧 尿管瘤:重複尿管の上方腎盂からのもの (異所開口のやつ)、蛇頭像 尿道下裂:就学前に手術 シュウ酸Ca結石が多い、80% シスチン結石:尿のアルカリ化、D-ペニシラミン 投与で溶けやすくする、X線で淡く映る アセタゾラミド、ステロイド:燐酸塩の析出、 結石の原因 hCG-β↑:絨毛癌、奇形癌、胎児性癌 AFP↑:卵黄嚢腫瘍、奇形癌、胎児性癌 セミノーマ:頻度は最多、腫瘍マーカーに異常なし、 放射線がよく効く 精巣腫瘍:転移があれば化学療法 小児では卵黄嚢腫瘍、奇形腫が多い 膀胱憩室→二段排尿 尿路閉塞解除直後は多尿になる 神経因性膀胱:松傘状、VURを合併 腎動静脈瘻:腎腫瘍、腎損傷、先天性 淋菌:白血球内にグラム陰性双球菌 淋菌性尿道炎:前部尿道の炎症・狭窄 慢性前立腺炎により前立腺結石が促進 肺 骨 肝の順に前立腺癌転移 尿膜管腫瘍:腺癌、膀胱頂部に多い ⇔膀胱癌は膀胱底部に多い 腎杯から尿道までが移行上皮 肉柱:膀胱壁の辺縁不整 前立腺肥大症の第一:α1遮断薬 【X 放射線科】 電離放射線:物質透過時に物質をイオン化 X、α、β、γ、陽子、電子、中性子 非電離~:可視光、紫外線 早発障害:造血、粘膜、皮膚、造精、脱毛 晩発障害:白血病、癌、白内障、肺線維症 骨盤部X線:月経開始後10日以内 10days rule 放射線業務:赤血球、白血球を6か月毎 皮膚変化、白内障を3か月毎 線量限度:50mSv/年、100mSv/5年 Kerley 線:肺小葉間隔壁肥厚による、液体貯留 線維性変化が原因 A:上肺野、肺門から肺野への放射状陰影 B:肋骨横隔膜直上、肺水腫、肺線維症、 癌性リンパ管症 C:肺野の網状影(下肺野)、サルコ、塵肺症 両側肺びまん性粒状影:サルコ、肺胞微石症 粟粒結核、珪肺 X線透過性:キサンチン、尿酸、シスチン結石 不透過:リン酸、炭酸、シュウ酸結石→Ca 乳房撮影:モリブデン管を用いた低圧撮影 呼気で心陰影開大 骨膜反応(+):好酸球性肉芽腫、骨髄腫、骨膜炎 膵嚢胞腺癌・膵島腫瘍は腫瘍血管に富む 原発性硬化性胆管炎:数珠状所見 beak sign, spider-leg deformity:腎嚢胞 ナットクラッカー症候群:左腎静脈が大動脈と 上腸間膜動脈に圧排されて血尿 頭部:吸収期血腫・膠芽腫でリング状増強 交感神経に集積:131I-MIBG 心疾患:Tc-MIBI,Tl-Cl,Tc-PYP 肝硬変:flying bat sign、相対的左葉腫大 99Mo-99mTcジェネレータ: ラジオアイソトープカウ 67Gaクエン酸ガリウム:48~72時間後に撮像 3MeVにつき1cm治療可能 131Iはβ線を放出 上咽頭癌:外部照射が主体 照射でリンパ球から減少する 吸収線量:Gy=100rad リニアック=X線 高LET放射線は酸素効果の影響少ない 感受性:小腸>胃>下咽頭>≒食道≒直腸 放射線で治療:悪性リンパ、白血病、Wilms セミノーマ、髄芽細胞腫、神経芽細胞腫 Hodgkin:頸部、連続性進展 ⇔非Hodgkin:口蓋扁桃、非連続性 松果体腫は全身照射+全脳照射 ヨード:昆布、だし、うまみ成分 ストロンチウム:骨転移痛を緩和 子宮頸癌の放射線治療: 早発:悪心、船酔い様症状、皮膚発赤、WBC↓ 下痢、血便 晩発:血尿、慢性膀胱炎、皮膚炎、腸閉塞 内軟骨腫:境界明瞭な透明巣、中に点状の石灰化像 骨軟骨腫:茸状、台地状に突起 砂粒状石灰化:甲状腺乳頭腺癌の半数、乳癌 saddle bag sign:新生児胃破裂、 仰臥位でfootball sign 水腎症:排泄遅延あり、投与30分の撮影で 腎盂腎杯が造影されている (黒)空気 脂肪 水 筋・実質臓器 出血 骨・石灰化(白) MRIの造影:ガドリニウム製剤 RI急速注入:低侵襲、心大血管系の検査、 経時的血行動態 99mTcスズコロイド:造血骨髄と一致した分布 開創・浅在膿瘍:高エネルギー電子線を使用 深部:高エネルギーX線 ブラッグピーク:重粒子線と陽子線にある 131Iから出るβ線:飛距離が短く局所治療 温熱療法:S期細胞に効果大 膠芽腫以外の~芽腫には放射線が効く ALL:髄膜浸潤予防のために全脳照射+MTX髄注 術前照射:下咽頭癌、食道癌
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見渡す限り砂、砂、砂。 「あつー……喉渇いたー……ご主人様? ……いないのー?」 ここはいったいどこなのだろうか。 「うー……水ー」 口に出してみてもオアシスは現れない。それどころか喉が余計に渇いた気がする。 「ここどこ……お腹も空いた……」 とりあえず歩き始めてみたが、砂がまとわりついて歩きにくい。 「べとべとー……」 服が汗を吸い取って重くなる。このままでは体中の水分がなくなるのではないだろうか。 「むー……」 と、不意に体が軽くなる。 「おー、言ってみるものかもー」 てくてくてく……違和感。どうとは言えないのに何かが足りない違和感。 「……うそ」 見下ろすとそこには見慣れた二つの果実はなく、ただただ虚空。 「お、おお、お胸があああ!?」 「ハッ!!」 目が覚める。見慣れた天井。いつもの家。 「はぁ、はぁ、はぁ……はぁ……はぁ……ゆ、夢?」 起き上がり、胸を見る。 「……よ、よかったぁ~~」 両手からあふれることも気にせず、しっかりと大きさを確認する。考えてみれば馬鹿馬鹿しい夢だった。 「……そもそもドールは汗かかないし、ね」 頭ではありえないと分かっていても、胸から手を離すことができなかった。