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もみじ 性別 女 年齢 10 所属 蒼き国 髪 混じり気のない純粋な蒼色。地面につくほどのロング。 瞳の色 翡翠/鬼眼になると瞳が蒼、白眼の部分が黒に染まる 一人称 アタシ 搭乗機 蒼覇 鬼士『蒼覇』に搭乗する人間の少女。 古くより続く霊媒師の家系に生を受ける。 生まれながらに強大な霊力を有していたため、その身辺に度々強力な悪霊を引き寄せ続けていた。 そのため親族より疎まれ続け、2歳になる頃には、母親と共に実家から追い出されている。 母親だけは唯一、もみじを心から愛しており、追い出されて以降は田舎の寺で二人だけの生活を送っていた。 数年前に偶然、『蒼覇』と共に眠っていた“蒼き王”に出会う。 以降、もみじともみじの母親、そして“蒼き王”の三人で暮らしていたが、間もなく母親が病気で他界。 現在は“蒼き王”と、その後、現代に目覚め、蒼き王に合流した『斬角』と『射箕』の計四人で暮らしている。 家事全般が得意。 明るい性格で、年相応のやんちゃな振舞いをする。 一方、思考力や判断力(特に戦闘時)は年齢以上のものであり、時折、『蒼き王』を感心させることも。 戦うことに対して全く怖れを抱いておらず、むしろ楽しんですらいる。 その強大な霊力を抑えるため、物心がついた頃には、母親の指導のもと、霊媒の修業を始めていた。 お陰で現在では、ほぼ自由に霊力をコントロールし、霊媒を行うことが出来る。 もみじの霊媒能力はかなり特殊で、彼女は強大な霊力でもって、自分に降霊させた霊の『意思』だけを抑えることが出来る。 通常、霊媒師が自分自身に降霊した場合―――完全にそうだとは言えないが―――霊に自分の身体を預けることになる。 すなわち、霊に自分の身体のコントロールを任せることになるのである。 そうして初めて、霊の記憶を外部に伝えたり、霊の持つ能力を発揮することが出来ると言える。 しかし、もみじは降霊後、意識や身体のコントロールは“もみじ”のままに、霊の記憶や能力を読み取ったり発揮することが可能なのである。 『蒼覇』に搭乗し戦闘を行う際、もみじは自分自身に、『霊媒師でありながら名の通った剣豪でもあった母親』の霊を降霊させる。 意識は“もみじ”のまま、彼女は母親の持つ剣術を発揮して、戦闘に挑む。
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登録日:2010/06/12 Sat 11 25 41 更新日:2022/10/31 Mon 09 12 36NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 DT DUEL_TERMINAL バウンス ミスト・バレー 不遇 遊戯王 遊戯王OCG 遊戯王OCGデッキテーマ項目 霞の谷 風属性 DUEL TERMINALにて登場したカード群。 漢字では霞の谷。 ここでは主にストーリーに関して記す。 主体は『バウンス』。 風の力で吹き飛ばすイメージだろう。 属性は風、種族は鳥獣と雷が主。 ストーリー上ではX−セイバー、氷結界、フレムベルらとともにA・ O・Jの開発を行っていた原住種族の一つ。 姿は主に鳥やハーピィのような鳥人型のもので構成されている。 【RISE OF DESTINY】 《霞(かすみ)の谷(たに)の大怪鳥》 星6/風属性/鳥獣族/攻2400/守1400 このカードが手札から墓地に送られた時、このカードをデッキに加えてシャッフルする。 ミスト・バレーに生息している巨大怪鳥。幼怪鳥や見張り番のイラストに姿が確認できる。 ハンデス・手札コスト使用へ反応して、己を墓地からデッキに戻す効果自体は大変ミスト・バレーっぽいのだが、こいつがデッキに戻ってもそれをほとんど生かしようがないのがあまりに厳しい。 さらにDTでのミスト・バレーカテゴリ化以前の登場のため、名前が霞の谷(ミスト・バレー)ではなく霞(かすみ)の谷(たに)となってしまっており、カテゴリサポートを受けられない点もかなりきつい。 《王神鳥シムルグ》でデッキから引っ張り出すこともできるのだが、特殊召喚の競合対象が《風帝ライザー》《トラファスフィア》《神禽王アレクトール》などと多すぎるので、使うなら《スワローズ・ネスト》のリクルート対象を絶やさないためのピンポイント起用でワンチャンといったところか。 以下DUEL TERMINALでの活動。 【第一弾】 《霞の谷の雷鳥》 星3/風属性/雷族/攻1100/守 700 フィールド上に表側表示で存在するこのカードが手札に戻った時、 このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したターン、このカードは攻撃できない。 フィールドからバウンスされると即座に特殊召喚し直される、という変わったモンスター。 この段階で悪用できような気配が漂うが、実際後述する巨神鳥との無限ループパーミッションコンボが非常に強力。 《霞の谷の祈祷師》 チューナー(効果モンスター) 星3/風属性/鳥獣族/攻1200/守1200 1ターンに1度、このカード以外の自分フィールド上のモンスター1体を手札に戻して発動できる。 このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで500ポイントアップする。 自陣の1体バウンスを対価に攻撃力を上げる効果を持つ。 上げてようやく1700程度では流石に不安が残り、かつターンを跨ぐと打点が戻ってしまうので起動コストでバウンスできる部分に意義を見出したい。 《霞の谷の戦士》 チューナー(効果モンスター) 星4/風属性/鳥獣族/攻1700/守 300 このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、 このカードとの戦闘で破壊されなかった相手モンスターを ダメージステップ終了時に持ち主の手札に戻す。 交戦時に相手が戦闘破壊されないままならバウンスできる。素の打点が1700とそこそこなのも大きい。 《ミスト・ウォーム》 シンクロ・効果モンスター 星9/風属性/雷族/攻2500/守1500 チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上 (1):このカードがS召喚に成功した場合、 相手フィールドのカードを3枚まで対象として発動する。その相手のカードを持ち主の手札に戻す。 ミスト・バレーの深い霧を徘徊する巨大怪生物。巨神鳥をも凌ぐ同地域内での最大兵威とされるが、しかしワーム・魔轟神との相次ぐ戦乱で大半が犠牲になったという。 古参シンクロモンスターの1体であり、効果は今でも通れば強力だが……いかんせん比較対象があまりにも悪すぎた。 《A・O・J クラウソラス》 通常モンスター 星6/闇属性/機械族/攻2300/守1200 霞の谷に生息するモンスター、クラウソラスをモチーフに開発された対外敵用戦闘兵器。 上空からの奇襲で敵を翻弄する。 A・O・Jのバニラ機械鳥。原型となった「クラウソラス」に関しては後述。 ストーリーは特になし。 【第二弾】 《霞の谷の見張り番》 通常モンスター 星4/風属性/魔法使い族/攻1500/守1900 霞の谷を代々見張り続ける、見張り番一族の末裔。 谷で起こる出来事は、どんな些細な事も見逃さない。 リクルーターラインかつ守備高めのバニラ。鳥獣族ではないことも相まって、どちらかといえばガスタあたりにいてもおかしくない感じのモンスター。というかガスタが地域としてミスト・バレーに含まれている。 レベル4・風属性・魔法使い族という組み合わせはこいつ以外存在しないのでその点では希少。 《霞の谷の風使い》 チューナー(効果モンスター) 星2/風属性/鳥獣族/攻 400/守 800 1ターンに1度、お互いの手札が5枚以上の場合に発動できる。 お互いのプレイヤーは手札が4枚になるように手札を墓地へ送る。 限定条件下で相互ハンデスを執行できるが、条件の「お互いに手札5枚以上」はどちからがメタポでも使わないと正直狙いにくい。 この効果を使って、かつ大怪鳥でもうまく捨てれば実に美しい流れではあるのだが……。 《ミスト・コンドル》 効果モンスター 星4/風属性/鳥獣族/攻1400/守 400 このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する 「ミスト・バレー」と名のついたモンスター1体を持ち主の手札に戻し、手札から特殊召喚できる。 この方法で特殊召喚したこのカードの攻撃力は1700になる。 ミスト・バレーに生息しているらしい野良コンドル。 競合相手が多く採用の旨味を見出しにくいポジションだが、雷鳥と組んで《超雷龍-サンダー・ドラゴン》を無理なく出せる点はこいつならではの利点。 ワームが侵攻してきたため警備を強化した模様。 もしくは偵察・斥候が原住種族におけるミスト・バレーの役割か? 【第三弾】 《霞の谷の幼怪鳥》 チューナー・効果モンスター 星2/風属性/鳥獣族/攻 400/守 600 (1):このカードが手札から墓地へ送られた時に発動できる。 このカードを特殊召喚する。 「大怪鳥」の雛。しかし効果は圧倒的にこちらの方が強い 一見面白そうな動きが可能っぽいが、実際に発動できるのが「手札から墓地へ送られた時」なのでタイミングを逃がす危険があり、思ったより対応カードが少ない。 《霞の谷の執行者》 星5/風属性/雷族/攻2100/守1600 このカードが召喚に成功した時、 フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻す。 ミスト・バレー戦士団No.2。団長ことNo.1は雷神鬼さんの方であり、よく似たこいつとは別人らしい。 効果は全体魔法・罠バウンスとまあまあ強いが表側表示限定。どちらかと言えばセルフバウンス向けのカード。リビデでリリース確保してアドバンス召喚したりすると無駄がない。 タイトルが反撃のジャスティスとあるように原住種族は攻勢に出た模様。 ミスト・バレーも執行者と物々しいカードが登場。 【第四弾】 《霞の谷のファルコン》 星4/風属性/鳥獣族/攻2000/守1200 このカードは、このカード以外の自分フィールド上のカード1枚を 手札に戻さなければ攻撃宣言できない。 デメリットアタッカーの皮を被ったメリット効果を持つミスト・バレーの主力。個別項目参照。 《霞の谷の巨神鳥》 星7/風属性/鳥獣族/攻2700/守2000 このカードの効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。 (1):魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、 自分フィールドの「ミスト・バレー」カード1枚を対象として発動できる。 その自分の「ミスト・バレー」カードを持ち主の手札に戻し、その発動を無効にし破壊する。 成長した雷鳥と思われる存在。ライダー同様のチェーン内発動制限こそあるが、極めて高い制圧力を有するミスト・バレーの切り札。 《ユニオン・キャリアー》が存命していた頃は、デッキから雷鳥を引っ張り出してこいつでバウンスする連携が猛威を振るっていたという……。 《霞の谷の雷神鬼》 シンクロ・効果モンスター 星7/風属性/雷族/攻2600/守2400 チューナー+チューナー以外の「ミスト・バレー」と名のついたモンスター1体以上 1ターンに1度、このカード以外の自分フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。 選択した自分のカードを持ち主の手札に戻し、 このカードの攻撃力をエンドフェイズ時まで500ポイントアップする。 この効果は相手ターンでも発動できる。 ミスト・バレー戦士団No.1。しかし穏健派であるが故の疑念を魔轟神レイヴンに突かれ、結果ミスト・バレー全体の離反へ繋がってしまったという。 疑念の根幹となるのはA・O・Jのジェネクス運用に関してだが、そもそものジェネクス自体が謎の多い種族であり未だ不鮮明な点は多い。 バウンス能力は大変便利で破壊されそうなカードを退避させる、あるいは《安全地帯》《ビッグバン・シュート》などを相手を対象にした上で戻す変則除去にも使える。 魔轟神復活に対してなのか強力なカードが登場。 もしかしたら復活した魔轟神と最も近い所にいたのかもしれない。 【第五弾】 新規カードなし 今回以降ミスト・バレーはDTから姿を消す。 インフォメーションによると原住種族間で裏切りがあったらしい。 後にMG3にてミスト・バレーがA・O・Jの敵を捕らえ利用するやり方に異を唱え離反したと判明した。 精神汚染のイラストから、この裏切りには魔轟神が関与している可能性もある。 原住種族においての役割等については登場したカードもすくなく、復活もしていないのでよくわかっていない。 後に霞の谷のピンチに同じ霞の谷にあると言われる竜の渓谷よりドラグニティが現れる。 【STORM OF RAGNAROK】 《霞の谷の神風》 フィールド魔法 自分フィールド上に表側表示で存在する風属性モンスターが手札に戻った場合、 自分のデッキからレベル4以下の風属性モンスター1体を特殊召喚する事ができる。 この効果は1ターンに1度しか使用できない。 風属性のバウンスに反応して、下級風属性のリクルートを行うフィールド魔法。設定的には創星神の嘆きが戦乱に呼応して発生する現象らしい。 こいつ単体では便利ではあってもそこまでではなかったが、他力本願鰻やボム・フェネクスに悪用されたことで一時期規制を喰らう。 【ORDER OF CHAOS】 《霞の谷の祭壇》 フィールド魔法 風属性モンスターがカードの効果によって破壊され自分の墓地へ送られた時、 自分の手札・デッキから風属性・レベル3以下のモンスター1体を特殊召喚できる。 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。 この効果は1ターンに1度しか使用できない。 第二のミスト・バレーと名がつくフィールド魔法。神風が暴れたせいからか効果そのものは控えめ。 イラストをよーく見るとウィンダが祈りを捧げているのが見える。 設定面ではDT世界の第二次最終決戦に関わる重要地点。トレミスとウロボロスがここで死闘を演じ、そして創星神の角と宝玉がそこには見える。 【JUDGEMENT OF THE LIGHT】 《霞鳥クラウソラス》 シンクロ・効果モンスター 星3/風属性/鳥獣族/攻 0/守2300 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在する モンスター1体を選択して発動できる。 ターン終了時まで選択したモンスターの攻撃力を0にし、その効果を無効にする。 《A・O・J クラウソラス》の原型になったと思われる鳥。 【関連勢力】 『ドラグニティ』 ミスト・バレーモンスターに入れ替わりで霞の谷に現れた。 こちらも風属性で統一されている。 細マッチョや爽やか系の多かったミスト・バレーと比べるとずいぶん逞しい連中。 『ガスタ』 地続きのミストバレー湿地帯に古くから住む種族。 やはり風属性で統一されている。 ガスタの鳥と共に戦う戦闘術は、ミスト・バレーから受け継いだものであると公式で紹介されている。 環境において 統一テーマとしての【ミスト・バレー】としての力はさほどではなく、個別の優良カードが他のデッキに出張するということのほうが多かった。 特に《霧の谷の戦士》はレベル4で扱いやすいチューナーが長い間登場しなかったので、出張要員として様々なデッキに投入されていた。 ほかは《霧の谷のファルコン》が【セルフ・バウンス】に投入されていたなどがある。 総じて、縁の下の力持ち的な役割に努めてきたのだが、ペンデュラム召喚の登場と扱いやすいスケール8Pカードの出現で一変することとなった。 《霧の谷の巨神鳥》 レベル7 ATK/2700 DEF/2000 魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時に発動することができる。 自分フィールドに表側表示で存在する「ミスト・バレー」と名のついたカード1枚を手札に戻し、その発動を無効にし破壊する。 以前からも【忍者】に出張し活躍していたカードである。高い攻撃力と、自身も含む「ミスト・バレー」をバウンスしてあらゆるカード発動を無効化できる強力な効果を持っている。 ただし、最上級モンスターゆえに重く、【忍者】においても無効化は単発になりがちと、環境トップに食い込むほどのパワーはなかった。 しかしペンデュラム召喚と組み合わせれば、自身をバウンスしても簡単に展開しなおすことができ、しかも相手のフィールドに関わらずに、複数体をまとめて出すことさえ可能となった。 言い換えれば、《神の宣告》を内蔵したモンスターをノーコストで展開できるということである。これの強力さは語るまでもなく、単品価格は高騰を辿っている。 新マスタールール以降はペンデュラム召喚が下火になってしまったものの、《王神鳥シムルグ》や「ふわんだりぃず」このカードを出しやすいカードやテーマが増加し、環境常連の立場は揺らいでいない。 更に《ユニオン・キャリアー》が禁止になる前は、あちらの効果により《霞の谷の雷鳥》共々立たせて無限にカウンターすることが容易になっていた。 環境の変化でマイナーなカードが一躍トップレアに上り詰めることもあるという、OCGのおもしろさを語る一枚であると言えるだろう。 1ターンに一度、アニヲタ上にいるwiki籠り一人を社会に戻し、この項目を追記・修正することができる △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 雷神鬼はAOJの味方(同じフィールド)に居たからカタストルを効果でバウンスしたのが雷神鬼のイラストの真相だとか。因みに魔轟神から負の念を増大されただけで不信感は霞の谷全体にあったとか。 -- 名無しさん (2014-01-03 09 19 45) ガッチャ!楽しいデュエルでしたね… -- 名無しさん (2014-01-03 09 30 38) 戦ったら雷神鬼が死ぬほど強い…リビデとデモチェ安全地獄にピリカ経由のスフィアードとか凄く硬くてヤバかった -- 名無しさん (2014-03-24 16 35 04) まさか投売りされていた巨神鳥がここまで環境上位に来るとは誰が予想しただろうか -- 名無しさん (2015-06-21 15 49 48) 元々はカタストルと同じ攻撃力でバウンスしたから500高い設定なのかもね -- 名無しさん (2018-04-22 03 36 21) ユニオン・キャリアーと王神鳥シムルグ登場でクッソ強くなったよなあ -- 名無しさん (2020-09-15 13 37 28) 名前 コメント
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ここは? 例の小説の解読を頑張ってみるページ。どんどん加筆してくれ。 あと、あくまで粗筋なので、批判とかはしないであげてね? 第一話 登場人物:カー坊(新)、ファルリア(新) 学園都市でトップの成績を誇るカー坊。彼女はとっても暇していた。 しかし、仲間であるファルリアに「魔術」の存在を明かされ、特に不安を覚えなかった。 第二話 登場人物:メイラル(新)、誰か(新・ファルコン) カー坊をじっと見つめるメイラル。目的は不明。 そしてそのころ、自らの氷魔術の出来栄えを確かめるものがいた。 まだまだ満足行くレベルではないらしいが。 * 第三話 登場人物:カー坊、ファルコン、首都(新) 敵? 唐突に現れた敵を相手に、超電磁砲・氷の氷柱などを使って戦うファルコン。 新技、雷の斧を使い難なく撃破したところに、カー坊・首都が現れる。 首都が敵を解析したところ、敵の本拠地が明らかになった。 * 第四話 登場人物:カー坊、ファルコン、希望の羽(新)、メイラル 本拠地に向かったカー坊達。敵の迎撃に遭うが、希望の羽の蝶技(よくわからない)により撃破。 そのまま黒幕のいるところに向かうが、その直前、メイラルが現れる。 どうやら転生前からカー坊を知っているらしい彼は、戦いに協力することを申し出る。 そして、メイラルを加えた4人は、黒幕のいる部屋へと到着し、突撃する。 * 第五話 登場人物:カー坊、ファルリア、ファルコン、希望の羽、メイラル 黒幕1(新) 罪により左腕が無いことが明かされたファルリア。別に本編とは全く関係ないが。 そして黒幕1との戦いが始まる。 そして2行で終わる。 とりあえず不平和にはならなかったようだ。 * 第六話 登場人物:カー坊、ファルコン、希望の羽、首都、メイラル、フドラ(新) 黒幕1のアジトから出たカー坊達。しかしそこにフドラと名乗る男が現れる。 フドラによって起きた過去の悲劇を心配するメイラル。しかし、フドラはそれを打ち消すように「裏切りたいんだ。もうあんな実験はしたくは無い。」と告げる。そしてそれに同調するメイラルもまた、フドラと同じ立場だったのである。 そして、種族軍隊を招集したカー坊達はフドラに告げられた研究所へと向かうことになる。 * 第七話 登場人物:ファルコン、フィンブル(新)、アウディ(新) 敵1 一方、フィンブル、アウディ、そしてカー坊達から別れたファルコンは廃墟にて敵と交戦状態に入る。 戦いが始まって間もなく、「気体睡眠薬」によってアウディとファルコンは戦闘不能に陥ってしまう。 彼らは病院へ向かい、秋水の治療を受けることになる。 そして、一人になった、と思われたフィンブルは、不敵な笑みを浮かべていたのだ。 * 第八話 登場人物:フィンブル、グロース(新)、秋水 敵1 一人と思われたフィンブルにはなんとグロースという仲間がいた。 フィンブルは少しだけ「気体睡眠薬」を吸ってしまったが、戦う。 しかし、そこで敵1の両腕が光に包まれる。 なんと敵1には気体を操る能力を持っていたのだ。 その瞬間倒れこむフィンブル。 敵1はこれでデスラー砲を封じたと思っていた。 しかし、グロースが「甘いです。」というと、 フィンブルは気合でデスラー砲を撃ったのだ。 敵1を倒したことを確認すると、フィンブルは病院に向かう。 グロースは「気体睡眠薬」を吸ってしまったフィンブルを気遣う。 そして秋水にフィンブルを託したグロースは廃墟まで向かう。 * 第九話 登場人物:グロース、ナハト(新)、カー坊 敵? もう一度廃墟へと戻るグロース。彼はそこにやってきていたナハトとと共同戦線を張ることになるが、そこにまた敵が現れ、彼らは一度撤退することになる。 しかし、そこに現れた人物を見て彼らは驚愕し、戦慄する。なぜならその人物は恐れられている人物だったからである。 一方、研究所の制圧を完了したカー坊達は、応援に向かうために廃墟へと向かっていた。 そこにいる意外な人物のことなど思いもせずに。 * 第十話 登場人物:カー坊、神鬼、ダークネスセブン 敵? カー坊達が廃墟へとたどり着いた時、すでにそこには神鬼がいた。さらにもう一人、ダークネスセブンが現れる。 彼らがそれぞれの必殺技で敵を抹殺しようとするところに、なぜかカー坊は加勢をする。 結局カー坊が敵を両断するのだが、ともかく敵を倒すことに成功する。 しかしそこに敵に操られたマリオ達スマブラーズが現れる。 そしてその中にはなぜかファルコンの姿も… * 第十一話 登場人物:カー坊、神鬼、ダークネスセブン、希望の羽、ファルコン 敵2 操られたスマブラーズ、神鬼とダークネスセブンは協力してスマブラーズの動きを止めるが、ジャンプしたファルコンにだけは、避けられてしまう。そこで希望の羽が現れ、長い詠唱呪文を唱え、『捕縛の闇』を使用して、ファルコンを捕らえようとするが、やっぱり避けられてしまう。 仕方なくカー坊は時間を稼ぐ為にファルコンを言葉で止めようとする。 しかし、洗脳されたファルコンに刺されてしまう。 それでもカー坊はファルコンを信じて、思いを伝える。 * 第十二話 登場人物:カー坊、神鬼、希望の羽、ファルコン、ヴィント(新) 敵2 負傷していても、笑みを浮かべ続けるカー坊。 そこでヴィントが現れ、洗脳機械を操作していたのだ。 そして機械をOFFにすると、機械を叩き斬り、破壊して洗脳を解く。 我に帰ったファルコン、目の前には負傷したカー坊。 敵2が特殊なことをしていたために、徐々にカー坊は動けなくなっていく。 そこで希望の羽が『全種波動砲攻撃』によって敵2を巻き込んだ。 不死身なカー坊は死なない。しかし、こればかりは死んでしまうかもしれない・・・。 * 第十三話 登場人物:カー坊、希望の羽、ファルコン、秋水 倒れたカー坊を魔術で病院に運ぶファルコンと希望の羽。他のスマブラーズ達は希望の羽の指示により平穏な道を歩む。 そこで医者(と思われる)秋水と出会う。 どうやらファルコンは病院で洗脳されてしまったらしい、恐らく無抵抗で。 ファルコンは希望を持ち、カー坊を託す。 希望の羽もカー坊が死なないことを祈る。 * 第十四話 登場人物:ファルコン、声2(ユール 新)、声3(フラリー 新)、秋水 それから数ヶ月が過ぎるが、カー坊は依然目覚めない。 ファルコンはそれを見て、償いとして、自らを撃つ。 魔術でトンネルまで移動し、城まで歩いてきたとき、ファルコンの体力に限界が来る。 ファルコンの血の痕を辿ってきた、ユールとフラリーは倒れているファルコン見つけると、魔術で病院まで連れ戻す。秋水にファルコンを託し、ユールとフラリーは城へと戻る・・・。 * 第十五話 登場人物:ユール、フラリー、希望の羽、コロッセオ(新) 偽軍人 戻ってきたユールとフラリーの前に軍人が現れる。 魔術でユールとフラリーは廃墟に逃げ込むが、追ってくる軍人。 戦おうとしたその時、希望の羽が現れ、その軍人が偽者だということを告げる。 その瞬間、その偽軍人の肩がスパッと切断される。 なんと現れたのは本物の軍人、コロッセオ元帥だった。 コロッセオ元帥は偽者を倒すとすぐに帰っていった。 そんなコロッセオを見て、強さに驚くユールとフラリー。 ユールとフラリーは隠れた種族の一員らしい。 2人は希望の羽に自己紹介をすると、希望の羽は告げたのだ。 ファルコンさんを見つけた経緯とかを話してもらいましょうか、と。 * 第十六話 登場人物:カー坊、ユール、フラリー、希望の羽、秋水 一方でカー坊は目を覚ます。 いきなり現れたユール、フラリー、希望の羽の3人。 カー坊がいきなり目覚めたことに感動もなしに3人はファルコンが自傷していたことなどを話す。 秋水も加わり、話をする。 カー坊は自らのせいでファルコンに責任を負わせてしまったことに不安を覚える・・・ * 第十七話 登場人物:カー坊、ヴァイア、ファルオン カー坊はファルコンのことを気に留める。 そしていつのまにか現れたヴァイアに視線を向けるカー坊。 いきなり現れたことに驚きもせず、カー坊はヴァイア、そしてさらに後方にいたファルオンと話をする。 首都達を戦争に巻き込みたくないカー坊達。 話がある程度つくと、ヴァイアはとある場所で演奏しつつも歌っていた。 その音色を聞き入るものは誰もいない。 * 第十八話 登場人物:ヴァイア、フラア(誰か2)、フラル ヴァイアの演奏していた歌を頼りに来た、フラアとフラル。 この2人は音楽について聞きたいらしい。 しかしヴァイアは立ち去ってほしいようで、自然を荒らされたくないので、立ち去るか、記憶抹消のどちらかを選ぶように促す。 その言葉にフラアとフラルは恐怖で怯えるのだが・・・? * 第十九話 登場人物:ヴァイア、ファルオン、フラア、フラル ヴァイアは退去を促すのだが、フラアは戦争が怖くないかを聞く。 ヴァイアは戦争を怖くはないが、戦場には出ない、と言う。 そしていきなり現れるファルオン。 ファルオンによって、ヴァイアの体が弱いことを知る。 フラアとフラルは一旦立ち去ろうとしたが不安を覚えて、立ち止まる。 しかしヴァイアが警告を促したので2人は立ち去る。 そしてファルオンとヴァイアの2人もそこを立ち去る・・・。 * 第二十話 登場人物:カー坊、雪風(新) 一方で雪風は病院に視線を向けていて、カー坊の病室へと向かう。 どうやら雪風は祖先の夢を見るようだ。 それは祖先の目覚めの前兆。 雪風とカー坊は不安を覚えるのであった。 第一部完 * 第二十一話 登場人物:雪風、ゆきや(新 声) 敵3 雪風は祖先の目覚めを待ち、それまで眠ることにした。 しかし祖先「ゆきや」は目覚めを待ってはいなかった。 そして現れる敵3。 敵3はゆきやの目覚めを待っていたようだ。 しかし、ゆきやは激昂し、敵3を一瞬で倒す。 雪風の封印の解除方法はゆきやには分からない・・・。 * 第二十二話 登場人物:カー坊、ファルコン、ゆきや、秋水 敵4 ファルコンは「その自然がある場所」にいた。 ファルコンがそこで見つけたのは雪風・・・ではなくゆきやだった。 突如現れる敵4。 一瞬でそれを倒すゆきや、しかしファルコンは巻き添えを食らってしまう。 カー坊と秋水はファルコンを運ぶ・・・。 * 第二十三話 登場人物:カー坊、ゆきや、秋水 病院の広々とした場所でゆきやは雪風が封印されてしまったことを話す。 カー坊の見解ではそれは魂を捕縛する術。 雪風の魂を戻すため、ゆきやを催眠魔術で眠らせるカー坊。 そして同時にカー坊は自分がいつ自我を忘れてしまうかを恐れていた・・・。 * 第二十四話 登場人物:カー坊(名前なし)、ファルコン、ゆきや、雪風 敵4 ゆきやの夢の中、そこには捕まった雪風と倒したはずの敵4がいた。 (ここからズンWiki解読班の必死な解読の結果の見解) どうやら敵4は倒される前に魂をゆきやに送っていたようだ。 敵4を倒そうとするゆきや、しかし攻撃はことごとくかわされてしまう。 そこで雷が飛んでくる。敵4はそれを回避するが、追尾性能により仕方なく受け止める。 現れたのはファルコン、どうやらゆきやの夢に入ってきたようだ。 敵4はゆきやを殺そうとするが、そこで後ろからの全種波動砲攻撃。 撃ったのはもちろん彼女だ。 * 第二十五話 登場人物:秋水、首里(新)、首都、ダークブラスター(新) 秋水はゆきやが目覚めたことにより、乙女の武器を持つ彼女、首里も目覚めるのではないかと不安を覚える。 その不安は的中、首里が目覚める。 久々の目覚めに首里は外の世界へ行きたいと要望。連れて行く秋水。 そこで出会った首都。さらにもう1人現れる。 敵かと思いきやダークブラスターだった。 秋水は希望を考えずに病室に向かう。 * 第二十六話 登場人物:カー坊、雪風、ゆきや、秋水、首里、首都 とある病室、雪風は目覚める。 どうやら雪風の魂の救出は成功したようだ。 そして神の分離で二人に分裂させる予定らしい。 そこで首里、首都、秋水達が入ってくる。 どうやら首里は特殊な力を持っていたので長い間眠り続けていたのだ。 首都が「凄いよねー。」と話をしていた時だった。 いきなりカー坊が「莫迦。」と言いはじめる。 いきなりの発言に首都は疑問を浮かべる。 しかしそれでもカー坊は話を続ける、どうやら怖い物がほとんどないらしい、逆に言えば少しあるらしい。 でっていう。 * 第二十七話 登場人物:カー坊、首都、首里、ファルコン 怪我が完治して目覚めるファルコン。 どうやら大丈夫のようだ。 しかし神の分離は失敗すると死んでしまう。 カー坊達は不安を覚える。 それから数日、手術は成功したようだ! * 第二十八話 登場人物:カー坊、雪風、ゆきや、ファルコン、首里 数日ぶりの再会となる雪風とゆきや。 そこでゆきやは知り合い(?)の首里と久しぶりに出会う。 首里は久しぶりの世界の変わりように驚きを隠せない。 (当然なのだが)廃墟があることをカー坊から聞いて驚く。 どうやら過去に破壊やらを行った人物がいるらしい・・・ * 第二十九話 登場人物:カー坊、ファルコン、ゆきや、ヴァイア ふとヴァイアのことを思い出すファルコン。 どうやらどこを探してもいないらしい。 手分け探すカー坊達。 と、ここでファルコンが手が紅く染まったヴァイアを見つける。 そこでヴァイアは自らを刺して命を落とす。 ファルコンはヴァイア(だったモノ)をカー坊に託し、ファルオンの元へと向かう・・・。 * 第三十話 登場人物:ファルオン、ファルコン ファルオンは雨の中、傘をささずに歩いていた。 呼び止めるファルコン。そして、ヴァイアが自害したことを告げる。 ファルオンはその事を諦めていた。そして亡霊で現れることを恐れていた・・・ * 第三十一話 登場人物:ファルオン、ファルコン ファルオンは辛い視線を向ける・・・。 ヴァイアは健康体を羨ましがっていた。 ファルオンはヴァイアはきっと希望を託したかったのだろうと告げる。 そしてファルオンの体を蝕む毒の事実。解毒剤なしでは死んでしまうらしい・・・ * 第三十二話 登場人物:ファルオン、ファルコン、ルイ(新) (ここからずっと首都高の脳内意☆味☆不☆明のターン(通常の10倍意味不明) ファルオンはいつかヴァイアを置いて死んでしまうだろうということをファルコンに言う。 しかしヴァイアは既に死んでいる。 そこでルイが現れる。 ファルオンはルイと話をすると、食事を食べるため、魔術で去っていった・・・ * 第三十三話 登場人物:ファルオン、ファルコン、ルイ 敵5 残ったルイとファルコンはファルオンとヴァイアの話をする。 そして一方でファルオンの後ろには敵5が現れる。 一瞬で敵5の後ろに回りこむファルオン。 生かしておくので伝言を頼むというファルオン。 敵5は何がなにやら分からない。 なんとファルオンは爆死するらしい。 敵5はそれを聞いて根が優しいのか、生きろと告げて去っていく・・・。 * 第三十四話 登場人物:ヴァイア、ファルオン、秋水、カー坊(喋らないけど) ファルオンは解毒剤を飲まなかった為に吐血し始める。 倒れこむファルオンの元に(死んだはずの)ヴァイアが現れる。 ヴァイアは魔術で種族本部に戻り、医療班の秋水にファルオンを託す。 秋水は医療を始める・・・。 カー坊はそれを見て不安を覚える・・・。 * 第三十五話 登場人物:カー坊、ヴァイア、首都、秋水 (直前まで不安を持っていたはずなのに) 不安のない視線を向けるカー坊。 ヴァイアはファルオンを襲う毒が何なのかカー坊に聞く。 カー坊は答えたくないが、彼の身に何が起きているのかを言う。 そう、 毒が回っているのだ。(知ってる) カー坊は首都に秋水に毒の分析をしてもらうよう頼む。 秋水は解毒を飲ませるらしい。(恐らく解毒剤や解毒薬ではない) 首都の話によると、ヴァイアは健康体で復活したようだ。 * 第三十六話 登場人物:カー坊、ファルコン、ヴァイア、マスターハンド(新) どうやらヴァイアは神の技術で復活したようだ。 カー坊はそこで、神がタブー(スマブラX参照)よりも強いことをヴァイアに告げる。 ヴァイアはそれを聞いて、それをスマブラーズに言ったのかを聞く。 どうやら今から言いに行くところだったらしい。 タイミングよく現れたファルコンと共にスマブラ寮のマスターハンドの元へと向かい、その事を告げる・・・。 * 第三十七話 登場人物:カー坊、ファルコン、ルイージ、マリオ、希望の羽 いきなり現れたマリオは口を挟む。 カー坊はマリオ達に神と戦うことをやめてほしいと言うが、 マリオは神の見習いの希望の羽と仮想空間(中で戦っても死なない)で戦うことになる。 * 第三十八話 登場人物:カー坊、マリオ、ルイージ、希望の羽、カビ助(新 ???) 希望の羽は氷のツララやら炎でマリオに攻撃する。 それを受け止めるマリオだが、そこにカビ助が現れる。 結局マリオは希望の羽の全力で一瞬にして負けてしまう。 やがて通常の空間に戻るマリオ達。 このカビ助が第三部への鍵を握っているのだ。 第二部完 * 第三十九話 登場人物:カー坊、ファルコン 実験者(新) とある一室でまたもやファルコンは捕まってしまった。 どうやら有能すぎる実験者に睡眠で眠らされて捕獲されてしまったらしい。 ファルコンで100人目の実験・・・。 一体どうなるのか。 一方でカー坊はある施設へ向かっていたが、その時に大爆発が起こる・・・。 * 第四十話 登場人物:カー坊、ファルコン 科学者(恐らく39話の実験者と同じ)、科学者(新) カー坊が施設に辿り着くと、そこには倒れた科学者と我を忘れているファルコン。 カー坊は『捕縛の風』でファルコンを見事捕まえる。 そこに現れる新たな科学者。 ファルコンを操っているわけではなく、実験しているらしい。 それを聞くと何故かカー坊は笑みを浮かべ、呪縛を解除。 光が発生して大爆発が発生する。 カー坊はそれを防ぐ。ファルコンも無傷で我を忘れて笑っている。 やがてファルコンは槍(恐らく雷)でカー坊を攻撃、カー坊は負傷してしまう。 我を忘れたファルコンに戻るように訴えるカー坊。 そこにある人物が現れて・・・!? * 第四十一話 登場人物:カー坊、ファルコン、声(新) 科学者 現れたのは科学者。 科学者はカー坊に悲痛の記憶を思い出させる。 カー坊は絶叫する。 一方、ファルコンは別世界の空間で死のうとしていた。 そこに「諦めるなよ!」という熱い声。 それはファルコンを正気に戻させた。 そして、カー坊の過去の記憶は戻り!? * 第四十二話 登場人物:カー坊、ファルコン、ヴィル・カー坊、ダークブラスター、ヴィント 科学者 過去の記憶が蘇り、暴走するカー坊。 そして笑みを浮かべる科学者。 カー坊と戦うファルコンだが、カー坊の槍のようなもので負傷を負ってしまう。 と、そこでヴィル・カー坊、ダークブラスターやヴィントが現れて、 ヴィルはカー坊を連れ、ダークブラスターやヴィントはファルコンを連れ、去っていく。 * 第四十三話 登場人物:ファルコン、秋水、ヴァイア 病院で目覚めたファルコンは、ヴァイアからファルオンが一命を取り留めたことを聞き、安堵する。 しかしそこに秋水がファルコンにに、カー坊が暴れだした理由が、過去を思い出さされたからであることを告げる。秋水曰く、カー坊は昔、破壊の神のような者であったらしい。そしてその過去は封印されていたのだが、科学者がその記憶を開放してしまったがために、カー坊は暴れだしてしまったのだそうだ。その解放を行った科学者は厳重注意のみで解放した、とも。驚くファルコン。さらにファルコンは、ヴァイアが何故ここにいるのか、そして気を失う前、誰が自らを抱えてくれたのか、考える。 もっとも、それは知っている者にしか知らない事実なのかもしれない。 * 第四十四話(最終話) 登場人物:カー坊、ファルコン、秋水、ダークブラスター、神鬼、ダークネスセブン、豹雷(新) いきなりドアを開けて来たのは洗脳されたカー坊。 ファルコンはカー坊を正気に戻すために最後の決戦に挑む…。 感動(?)の最終話!!
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selector infected N.A.R.A.K.U ◆fhD3y9RNl2 散開しろ、と岸波白野が叫んだ。 サーヴァント達は各々マスターを抱え跳躍する。その場に留まる者はいない。 直後、大岩の如き巨大な脚が天より降り注いだ。 「うっ……わああぁぁっ!」 「っとぉ!」 神の雷かと思わせる巨大なキックは地盤を砕き、アースクエイク・シコめいた局所的な地震を引き起こす。 物理現象として発生した衝撃波でウェイバーが吹っ飛び、デッドプールが受け止めた。 「冗談でしょ、アレ……キャスターだわ……!」 凛は白野が抱え、その白野をしっぽで確保し、エリザが槍を地面に突き立てて震動をやり過ごす。 天高く舞い、そして着地した。ただそれだけで宝具に匹敵する巨大な破壊を引き起こした。 大魔王――否。鬼眼王バーン。 見上げるほどに巨大な魔獣と化したキャスターの姿がそこにあった。 「ランサーは消えたか。さもあらんな、余をここまで追い込んだのだから。 余も長くは持つまい。貴様らには黄泉路への道連れになってもらおうか……!」 巨人が仄暗いオーラをまとう。可視化するほど膨大な魔力の放散現象だ。 これだけの巨体にこれだけの魔力が漲っているならば、その四肢の一撃は生半な宝具など軽く凌駕する威力。 誰もが絶望的な闘いを――否、虐殺を予感した、その時。 「待ちなさい、キャスター。ルーラーの名において、停戦を命じます」 荘厳な旗を手に、ルーラーが立ち塞がった。 「ルーラー……聖杯戦争の裁定者、か。ならば余のこの姿も知っていような。貴様も諸共に砕いてくれようか」 「私達はあなたに自害を命じる事も出来ます。お忘れなきよう」 聖処女を踏み潰そうと脚を振り上げたバーンだが、その宣告はさすがに無視できない。 ルーラーの腕に輝く令呪はサーヴァントにとって絶対の強制力を持つ。 「忌々しい聖女よ。余の最期の戦にすら水を差そうというか」 「それは貴方次第です、キャスター。 貴方が我々裁定者にまで牙を剥くというのなら、私は私に与えられた役割に従って貴方を排除します。 ですが……貴方にまだ、聖杯戦争を続行する心算があるのなら、私は干渉致しません」 「な、何言ってるんだ。ルーラーがアイツを放っておくっていうのか?」 ルーラーの感情を排した声に噛み付いたのはウェイバー・ベルベット。 おそらくこの場で最も常識的な感性を持った魔術師だ。 「これだけ派手に暴れておいてペナルティを科さないってのはおかしいだろ!」 「キャスターにはまだ闘う意志がある。常軌を逸しているとはいえ、あの状態はあくまでキャスターが自らの宝具を使用した結果に過ぎません。 であるならば、聖杯戦争の裁定者として、私はその意志を否定する事は出来ない」 噛み付いてきたウェイバーに一瞥すら向けず、ルーラーはバーンのみを見据えていた。 ジャンヌ・ダルクとカレン・オルテンシアは、もちろんバーンが使用した宝具の正体を理解している。 『究極の超魔・鬼眼王(アルティメット・ボディ・オブ・バーン)』。己の肉体を魔獣と化す、使えば二度と元には戻れぬ禁断の宝具。 大魔王バーンと言えども、クー・フーリンとの戦闘によって深手を負った今ならば、あれだけの巨体を維持する魔力をそう長くは生成できないこともわかっている。 遠からずバーンは消滅する。それはもう決定づけられているのだ。 「キャスターの消滅はもはや不可避でしょう。 ですが、既に未来が潰えているとしても、まだ存在しているサーヴァントの敗北を私が確定させてはならないのです。 それでは『処罰』ではなく『処刑』となってしまう」 ルーラーとは、あくまで聖杯戦争を阻害する不確定要素を是正する装置でしかない。 特定のサーヴァントを意図的に脱落させることは、その領分を逸脱した行為になる。 今のバーンはマンションを崩壊させたという過失はあれど、突き詰めてみれば『己の宝具を開放しただけ』に過ぎない。 ルーラーが即刻自害を強制するほどのイレギュラーには該当しないのだ。 「それに、まだキャスターの敗北は決まった訳じゃない」 誰にも聞こえないほど小さな声で、カレンが小さく付け加える。 大魔王バーンは、確かに遠からず消滅する。だがそれはまだ『確定した』結果ではない。 可能不可能は置くとして、仮にバーンがこの場にいる裁定者二名以外を全て打ち破り、己のマスター同様に自身に取り込めばどうなるだろうか。 岸波白野、ウェイバー・ベルベット、そして十にも満たない幼子とはいえ、隔絶した才と血統を有する遠坂凛。 いずれ劣らぬ強者たる三騎のサーヴァント。彼らとマスターを繋ぐ純粋魔力結晶たる令呪。 これら全てを魔力に変換して己が糧とすれば、バーンは莫大な魔力を保有することになる。 クー・フーリンが消滅した今なら魔槍の呪いはなく、破壊された心臓の再生が可能かもしれない。 そして更に、足立透を解放して令呪を使わせ、自らの誇りの象徴たる宝具をバーン自身の意志で破棄すれば。 あるいはバーンは、醜き魔獣の姿を捨て去り自身本来の肉体に回帰することも可能――かも、しれない。 「ま、仮定の話だけれどね」 通常、英雄の振るう宝具を外部の力で破壊することは困難である。 神秘性を帯びないただの鉄柱とて、擬似的な宝具属性を与えられれば、星に鍛えられた神造兵装と打ち合うことすら可能となるほどだ。 が、宝具の主が自らの意志で宝具を破壊しようとした時は別。 宝具が『英霊そのもの』ではなく『英霊の所有物』である以上、所有権を放棄すれば破壊が可能となるのは道理である。 もちろん、これは『宝具の破壊が可能である』、というだけだ。 バーンのようにほぼ一体化した状態で無理に宝具を破壊すれば、そのまま自壊したって何らおかしくはない。 命を投げ出すには分の悪い賭けだ。だが、今のバーンにとっては紛れもなく死中の活。 そしてバーンにまだ一縷の希望が残されている以上、ルーラーがその芽を摘み取ることは許されない。 「では、聖女よ。余がそこにいるマスターとサーヴァント達だけを狙うのなら、手出しはせぬのだな」 「誓いましょう」 バーンにとっても、このルーラーの通告は無視できるものではなかった。 全てを破壊すると決意しても、サーヴァントである以上抗えないのがルーラーの持つ令呪だ。 作成した陣地の機能が完全に停止させられた事から考えても、ルーラーの令呪には絶対的な強制力があるのは明らか。 自害を命じられればバーンの意志とは関係なく実行してしまうだろう。 そうなれば大魔王の矜持など、どこにも残せはしない。無駄死という他ない無為な結末だ。 ルーラーと直接対峙する愚は、魔獣と化した今となっても避けるべきである。 唯一対抗可能であるのは同じ令呪だが、その令呪を宿すマスターたる足立は鬼眼王の内部に取り込んでいる。 そしてバーンは足立に自由を許す気はない。足立は一度バーンの意に反し令呪を使用している。 生存を度外視して魔力を吸い上げている今、令呪を使わせれば間違いなくバーンの仇になる行動をするからだ。 「よかろう、ならば退がって見届けるがいい。この大魔王の最後の戦を!」 「いいえ、まだですキャスター。我々は貴方を黙認するという訳ではありません。 マンションを倒壊させ、NPCの生活を著しく混乱させた以上、貴方には何らかの処分を下さなければならない」 「ほう、ではどうする。こうしているだけで死に近づく余からさらに魔力を、時間を簒奪するか?」 これが難しいところだった。 今のバーンにペナルティを課すといっても、既に致命的と言える損傷を負い、魔力も刻一刻と減り続けるという瀬戸際の状態。 どのような命令であれ、それが最後の一押しとなってバーンの敗北を決定づけては意味が無い。 ならば。ルーラーが令呪を行使するべき対象は、バーンではなく。 「ランサー、バーサーカー、アサシン……そして、もう一騎のバーサーカーに通告します」 エリザベート、デッドプール、ニンジャスレイヤー――そして、規格外の魔力を察知し戦場に留まっていた黒崎一護。 彼ら四騎に、ルーラーが篭手を外し令呪の刻まれた素肌を翳す。 「あなた達にキャスターと闘う意志があるのなら、ルーラー――ジャンヌ・ダルクの名において、令呪の加護を与えます」 バーンと干戈を交えるサーヴァント達に、令呪で失った魔力を補填する。 万全の状態になった複数のサーヴァントが、絶命寸前の大魔王を迎え撃つ――これでようやく公平に近くなる。 もちろん、通告を受けたサーヴァント達に従う義理などない。放っておけばバーンは自滅するのだから。 もはや闘う必要などない、逃げ回ればいい。それで勝手にバーンは死ぬ。 が――。 それには、誰かの犠牲が不可欠となる。ただでさえエリザベートやニンジャスレイヤーは多大に消耗した状態だ。 散開して撤退を図っても、バーンが誰か一人に狙いを絞り攻撃してきたら、凌ぎ切れるものではない。 機動性に秀でたライダーならば振り切ることも可能だろう。だが、ここには移動用の宝具を持つサーヴァントはいない。 必然、凛達が選べる選択肢は一つ――バーンの魔力が尽きて消滅するまで耐え忍ぶしかないのだ。 「了承する。令呪を使うがよい、ルーラー=サン」 真っ先に承諾したのはアサシン、ニンジャスレイヤー。 彼の行動原理は全てのニンジャを殺すこと。 わけても野原しんのすけ殺害の元凶である大魔王バーンを許す道理は、ニンジャスレイヤーの中には存在しない。 彼が望むのは自らの手でバーンを爆発四散させ、インガオホーの真理を刻みつける事だ。 魔力切れで眠るように消え去るなど許せはしない。 「――――――――」 次に動いたのは、仮面をかぶった白いバーサーカー。 バーサーカーは突如このエリアに現れ、最初に接触した凛達には見向きもせずキャスターの陣地に突入していった。 狂った英霊が目的を語るはずもない。凛達は彼が何のためにここに来たのかは知らず、またクー・フーリンが彼によって討たれたこともわからない。 戦場からやや離れビルの屋上で、バーサーカーはしばしの間、魔獣となったバーンと令呪を示すルーラーを見つめていた。 だが、凛達が何らかのアクションを起こす前に彼は身を翻す。 ルーラーの提案に乗る価値はないと本能で判断したか、あるいはマスターの指示によるものか。 いずれにせよバーサーカーは戦場からの離脱を選択し、実行した。その姿は瞬く間に夜闇に消え去る。 「アサシンは同意し、バーサーカーは拒絶した。あなた達はどうするのかしら?」 「どうって言われても……」 カレンに水を向けらたウェイバー、だが即答はできなかった。 ここに集った面々の中で、ある意味最も戦う理由がないのが彼とデッドプールだ。 ニンジャスレイヤーのようにマスターを殺された訳ではなく、凛のようにサーヴァントを殺された訳でもなく、白野とエリザベートのように仲間がいる訳でもない。 極論、彼とデッドプールはここで撤退したって構わない。いや、勝ち残る事を第一とするなら迷わずそうすべきなのだ。 どうせバーンは放っておけば死ぬし、ニンジャスレイヤーや凛が彼を迎え撃って相打ちとなるならそれこそ漁師がカチグミ。 その――はずなのだ。 「やるっきゃないんじゃねーの、ウェイバーちゃん。 俺ちゃん達だけ逃げるっつっても、足止めするのがマスターのいないニンジャとズタボロのアイドルじゃあすぐに蹴散らされちまうよ」 「バーサーカー……やれるのか?」 「どうかなぁ。ビームブッパ担当がいないのが厳しい話だが……多分あいつ、逃がしちゃくれないぜ。 ま、一発殴って99秒耐えたら勝ちってルールなら初めてじゃないしな。何とかなるんじゃない?」 「なんでそんな適当なんだ……ああ、もう、わかったよ! ルーラー、こっちも同意だ!」 ウェイバーがヤケクソ気味に承諾し、残るはランサー、エリザベート・バートリー。 竜の娘は敬愛するマスターに視線で問い掛ける。打てば響くように青年は頷いた。 岸波白野。この場の誰よりも戦闘経験豊富なマスターは、撤退が困難であると判断していた。 ここにいるのはいずれ劣らぬ強力なサーヴァント達であるが、対する鬼眼王バーンはさらに規格外だ。 それこそ五体のサーヴァントが同時にかかりでもしない限り――それでも、敗北の可能性のほうが大きいかもしれない。 味方がバラバラの状態では一騎ずつ鏖殺されるだけだ。ならばルーラーの後押しを得て、一つの集団となって数十秒か数分かを耐え凌ぎ、バーンの魔力切れによる消滅を狙うしかない。 その時、バーンがこれ以上待てぬと拳を振り上げた。 ――ルーラー、令呪を! 「受諾しました。では……ルーラー、ジャンヌ・ダルクの名において、この場に集う全サーヴァントに命じます! かつてキャスターであった魔獣を打倒せよ!」 この命令が、会戦の狼煙となった。 ▲ ▼ ▲ それはとても戦闘とは呼べなかった。 大自然の暴虐に逃げ惑う無力な生物。 鬼眼王とサーヴァント達の間にはそれだけの溝があったのだ。 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 赤黒のニンジャがカラテ・シャウトと共にスリケンを投げる! 赤黒のヒーロー?がカラテ・シャウトを真似して手裏剣を投げる! 射線が交差するよう放たれた攻撃は、しかし巨大な魔獣には蚊に刺されたに等しい。 防御すら必要とせず、カンカンと体表面で刃が弾かれる。 「うへぇ。フェイズシフト装甲ってやつ? いいなあ、VPS装甲装備すれば俺ちゃん2Pカラーに変更できちゃう?」 「訳わかんない事言ってないでどきなさいよ! 邪魔よ!」 ニンジャとヒーローが稼いだ時間で、竜の娘は宝具開放の準備を終えていた。 槍をマイクに見立て、エリザのジャイアニックな――個性的な――超音波で対象を破壊する宝具、『竜鳴雷声(キレンツ・サカーニィ)』。 『Ah───────────ッッッッ!!!』 先ほど、老バーンを相手にも使った宝具だ。 しかし今度は威力が違う。ルーラーによって補填された魔力を存分に注ぎ込む。 大気が振るえ、地面がめくれ上がるほどに強力な破壊振動波が鬼眼王の巨体を包み込む! 「これで……!」 見守る凛が白野の手を握る。クー・フーリンを失った彼女にできる事は少ない。 せいぜい、エリザに魔力を供給する白野をサポートする事――要は使わない魔力を融通するだけだ。 白野一人では成し得ない莫大な魔力を燃料として放たれたエリザの宝具は、通常時の倍の出力にも達しただろう。 それが直撃したのだ、さすがに痛手くらいは――と期待した白野だが。 「……なるほど、理解した。今この場で余を傷つけ得るのはランサー、お前一人という事だな」 鬼眼王、健在である。 破壊振動が伝播しやすい硬度の高い皮膚には幾筋も亀裂が走っているが、どれも表皮だけに留まっている。 『究極の超魔・鬼眼王(アルティメット・ボディ・オブ・バーン)』の種別は対神宝具。すなわち自身を擬似的に神の領域にまで押し上げる宝具。 皮は斬れても肉と骨まで達していない。対人宝具である『竜鳴雷声(キレンツ・サカーニィ)』には、それが限界であった。 「ならば、お前を殺せば余の勝利は動かぬという訳だ!」 バーンが再び動き出す。白野が慌ててエリザに退避を命じ、ウェイバーもデッドプールにそのサポートを命じた。 デッドプールは強力な再生能力があるが、火力に劣る。対人戦なら問題ないが、バーンのような大物が相手では純粋に力不足だ。 エリザが所有するもう一つの宝具、『鮮血魔嬢(バートリ・エルジェーベト)』。 『監禁城チェイテ』を召喚、巨大なアンプとして使うこの宝具は、宝具使用の直前に自身が受けたダメージを呪いとして相手に返す能力がある。 エリザが大きなダメージを受け、その呪いをバーンに返せば勝機はある――のだが、白野は考えるまでもなくこの案を捨てていた。 今のバーンから一撃もらうだけでも致命傷なのは疑いなく、宝具を使うどころではない。 つまりは『竜鳴雷声(キレンツ・サカーニィ)』こそが唯一有効なカードであり、エリザこそがこのチームの生命線だと敵味方の誰もが認識していた。 「っ、やばっ……!」 ニンジャスレイヤーとデッドプールが嵐のように攻撃を加えるが、バーンには通じない。 それをわかっているからこそバーンは彼らの存在を無視し、執拗にエリザを追って攻撃を加える。 「ここは俺に任せてお前は先に行け!」 あわや踏み潰されかけたエリザ、しかし飛び込んできたデッドプールが彼女を突き飛ばす。 「ちょっとあんた!?」 「実は俺、戦争が終わったらお前にプロポーズを申し込もうと……花束も買ってあr」 デッドプールは台詞の途中で踏み潰された。 足元で感触の消えたデッドプールに関心を失くし、バーンは次なる獲物を品定めする。 「まず、一つ……」 「バーサーカー=サン!」」 デッドプールを踏み付けた脚を駆け上がり、ニンジャスレイヤーがバーンの本体へジャンプキック! しかしそのスピードはライク・ア・ギューホ! バーンが振り上げた腕に容易く撃墜された! 「グワーッ!」 「愚か者め。マスターのおらぬ貴様など相手にならんわ!」 ニンジャスレイヤーが大地に叩き付けられ血反吐を吐く。 これこそ、この混成チーム最大の弱点。ニンジャスレイヤーが戦力として機能していないのだ。 単独行動スキルによって消滅は免れても、魔力を供給されないままでは戦力は極端に落ちる。 ニンジャスレイヤーのカラテは今、通常時の半分にまで落ち込んでいた。 ルーラーから貰い受けた令呪を以ってしてなお、このディスアドバンテージは払拭しきれない。 (((グググ……情けない! フジキド、儂に換わるのだ! このままでは死んだら終わりぞ!))) (((黙れナラク! これは俺のイクサだ!))) 不甲斐ないフジキドをニューロンの同居人、ナラクが叱責する。 実際フジキドはこのイクサで囮以上の意味を果たせていなかった。 全身全霊を込めたスリケンはバーンの皮膚にも1mmも食い込む事叶わず、アワレな弱敵として半ば無視されている。 全身の魔力をかき集めれば、数十秒は本来の能力を発揮できるだろう。 しかし、その短い時間でバーンを倒しきれなければ、爆発四散するのはニンジャスレイヤーである! このままではジリー・プアー(徐々に不利)! しかしニンジャスレイヤーには、フジキドにはただ闘う以外の選択肢なし! 「死ねい、ランサー!」 「ドーモ、キガンオー=サン。デッドプールです!」 ブザマに這いつくばるニンジャスレイヤーを無視し、バーンはエリザへとケリ・キックを放つ。 その巨人の足首を襲う衝撃! それをもたらしたのは――ブッダ! 死んだはずのデッドプール! 再生を終え、アイサツ直後のアンブッシュ! 実際有効である。 「貴様は……!」 「ふう、死ぬかと思ったぜ。死亡確認するまでがデュエルの鉄則だって集英社のお友達から聞かなかったのか?」 「オゴーッ!」 そのときマスターであるウェイバーは瞬間的に魔力を搾り取られたために激しく嘔吐していたが、誰も気遣う余裕はない。 デッドプールは両手になんか固い棒っぽいものを掴み、嵐のように殴る! 決してダメージは通っていない。が、片足立ちの軸足のバランスを崩すには十分だ。エリザを襲う蹴りも狙いが逸れた。 「ヌゥーッ!?」 巨体が傾ぐ。両手を地面に叩きつけ、受け身を取る。それだけで地震が起こる。 その隙にエリザは退避、鬼眼王から距離を取った。 鬼眼王のあまりの強度に折れ曲がった二本のゲージを放り捨て、デッドプールも続く。 「デタラメすぎるわ、こんなのどうすればいいのよ!」 「こんな時こそ『こんな事もあろうかと』って言ってもいいんだぜ、ウェイバーちゃん」 「……ハッ、ハァーッ……! こ、のバカ……!」 エリザが毒づく。呼吸すら辛そうなウェイバーを含め、その問いに答える者はいない。 否、唯一サーヴァントを持たない凛だけが、答えを知っていた。 絶望的といえる戦況を打開する一手。それは確かに、この手の中にある。 しかしその選択は凛に取ってやすやすと受け入れていいものではない。 何故ならそれは―― ――凛。 「白野?」 凛と繋がる白野にはわかる。凛が何を考えているのか。 欠けているピースを埋める。足りない戦力を整える。 ランサーに――クー・フーリンに代わるサーヴァントを、用意する。 「……アサシン」 今この場には、サーヴァントと契約していないマスターが一人いる。それが遠坂凜。 今この場には、マスターと契約していないサーヴァントが一騎いる。それがニンジャスレイヤー。 アサシンがマスターを失ったというのは、ウェイバーから聞いた。その復讐のためにバーンを付け狙っているというのも。 凛とニンジャスレイヤーの双方が望めば、契約は問題なく結ばれるだろう。 「あんな、奴と……!」 だが、しかし。凛に取ってニンジャスレイヤーとは、ただのサーヴァントではない。 相棒であるランサー、クー・フーリンの死の遠因となった、云わば仇の一人。 あの時ニンジャスレイヤーさえ襲ってこなければ、クー・フーリンは命を落とさずに済んだかもしれない。 その怒りが、最善の手段とわかっていてなお凛の決断を押し留める。 ここで簡単にニンジャスレイヤーを受け入れるのは、クー・フーリンに対する裏切りではないか。 合理性を重視する魔術師らしからぬ感情論だ。しかし今の未熟な遠坂凛では、父・時臣のように内心と行動を切り離す事はまだできない。 白野はそれを察しているからこそ、凛に強制はできない。 選択は、己の意志でなさなければならないのだ。 「スゥーッ! ハァーッ!」 「おいニンジャ、お前邪魔だから引っ込んでろよ」 「グワーッ!?」 チャドー呼吸を使用しようやく立ち上がったニンジャスレイヤー、しかしデッドプールが放ったケリが再度彼を打ち倒した。 デッドプールからすれば手を抜きに抜いたケリ。しかしニンジャスレイヤーは避けられなかった。 「バーサーカー=サン!?」 驚きの声を無視し、デッドプールはバーンに向かい走って行く。 エリザもまた、デッドプールの行動を何ら咎める事なくニンジャスレイヤーの横をすり抜けていく。 それは事実上の戦力外通告。ニンジャスレイヤーがいても邪魔になるだけだと判断されたのだ。 (((何たる……何たるブザマ! あのような道化に良いようにあしらわれるとは!))) ニューロンの中でがなり立てるナラクに反論する気さえ起きなかった。 今のニンジャスレイヤーは、弱い。このザマでどのような顔をしてニンジャ殺すべしなどと言えるのか。 ニンジャスレイヤーとてわかってはいるのだ、どうすればこの事態を打開できるのか。 瞳を巡らし、遠坂凛を見る。向こうもニンジャスレイヤーを見ていた。 遠坂凛と契約し、魔力供給を受ける。そうすればニンジャスレイヤーは全力を発揮できる。 これこそがただ一つの最適解だ。 (((だが……言える訳がない。ランサー=サンは俺が殺したも同然。仇が手を借すなどと、どの面を下げて……!))) しかし、二人の間には溝がある。ランサーという埋められない溝が。 この溝を飛び越える事など、ネオサイタマの死神といえども―― 「腹から声出せよ、ニンジャ。いつまでも腑抜けてんじゃねえっての!」 バーンと闘いながら、デッドプールが叫んだ。それは叱咤だった。 かつて己が受けた絶望を他人に与えた、その矛盾と向き合わなければいけない恐怖に囚われるニンジャスレイヤーを、叱りつけていた。 (((フジキドよ、奴の言っている事は間違っておらん))) (((ナラク……!?))) ニンジャスレイヤーは驚愕した。 全ニンジャ殺害を標榜するこの呪われたニンジャが、他のニンジャを肯定した……!? (((闘うべき敵を誤るでない。今、成すべきはキャスター=サンをスレイする事。内なる怯懦に囚われ正しき選択を成さぬなど愚の骨頂!))) (((俺が、恐れているというのか! ナラク!))) (((違うと言えるのか? あの無力な小娘の瞳に怯え、闘いに逃げたお前が!))) (((……う、ウヌーッ!))) (((闘えぬというなら代われ、フジキド! 儂がお前に代わってあの娘と契約し、キャスター=サンをスレイしてやろう!))) デッドプールだけでなく、ナラクでさえもフジキドの弱さを糾弾する。 そう、これは弱さだ。マルノウチ・スゴイタカイビルで捨て去ったはずの、ただのサラリマンだったフジキド・ケンジの弱い心。 全てのニンジャを殺すと決めた。そのためには、己の弱さすらもスレイしなければならない――! 「Wasshoi!」 ニンジャスレイヤーは跳んだ。 鬼眼王バーンは狂った傭兵が押し留めると信じて。 着地した先は、遠坂凛の眼前。 「アサシンッ……!」 「ランサー=サンのマスターよ。私と契約せよ」 言葉少なに、目的を告げる。凛の視線は当然、怒りと憎悪を込めらたれたもの。 ニンジャスレイヤーはその視線を受け止める。目を逸らさない。 トチノキ、しんのすけとさほど齢の変わらない幼子。 しかしその瞳には覚悟がある。闘う覚悟が。 並々ならぬ敵――その敵を、フジキドは主とせねばならない。 「……随分都合のいい話ね。自分のマスターが死んだから私に鞍替えしようっていうの?」 「その通りだ。私は何としてもあのキャスター=サンを殺さねばならん。しかし今の私にその力はない。故にオヌシの力を借りたいのだ」 ナラクは沈黙している。常のナラクならば他人を頼るフジキドを激しく責めただろう。 しかし今はこうするしか道がないのだと、フジキド以上に理解しているのだ。 「オヌシが私を憎んでいる事は理解している。私もオヌシに許されようとは思っておらん。 だが……今は、そこを曲げて、頼む。私に力を貸してくれ」 ニンジャスレイヤーはオジギした。 十歳にもならない幼女相手に頭を下げる――それはどれだけの覚悟を必要としただろうか。まして、相手はニンジャスレイヤーを憎んでいるのだから。 「あなた……」 クー・フーリンとの別れを経て、凛は彼らサーヴァントにも確かな心があると理解していた。 だからこそ、ニンジャスレイヤーにも譲れぬ思いがあり、その思いを果たすために凛との契約を必要としているのだとわかる。 そんな彼を従えられるのならば、確かな凛の力となるだろう。 「……そうね。私だってここで死ぬ訳にはいかない」 凛はランサーを、クー・フーリンを最強の槍だと認めた。 ならば自分も、その槍に見合うべき最強のマスターたらねばならない。 一時の感情によって勝機を逸するような愚を、犯してはならない――! 「白野」 見上げた青年は微笑み、頷く。 その選択を肯定する、というように。 心は決まった。後は、行動するだけだ。 「アサシン。この私、遠坂凛の剣となるべき意志はある? あるのなら、あなたの真名を以て私に誓いなさい」 「……感謝する。私の名はニンジャスレイヤー。全てのニンジャを殺す者なり!」 マスターとサーヴァント、両者の同意により契約は滞り無く為される。 その様を見届けたルーラーは目を細める。また一つ、勝利を目指す意志が形となり、新たな可能性が生まれた。 ニンジャスレイヤーの身体に燃料となる魔力が吹き込まれていく。乾ききった砂に水が染み込むように肉体隅々まで行き渡る。 主なきサーヴァントが課される強烈な魔力負担も消えて、ついにニンジャスレイヤーはあらゆる枷から解き放たれた。 「ヌウゥゥゥ……!」 ニンジャスレイヤーは今、かつてない力を感じている。 しんのすけとは比較にならない潤沢な魔力。活力とともに一抹の寂しさを覚え――しかし感傷を振り切る。 成すべきは一つ。キャスター=サンをスレイするのみ。 (((フジキドよ、活路は一つ! ランサーの小娘を利用すべし!))) (((利用? どうやってだナラク!))) (((あの娘のジツはコッポ・ニンジャのコッポ・ドーに近い! 振動波を送り込んで体内から敵を破壊するジツの前には鎧など意味を成さぬ!))) (((……承知!))) ナラクとの交信。今やフジキド・ケンジとナラク・ニンジャはかつてないほどシンクロしている。 ナラクが何を言いたいのかもすぐに察した。勝利の糸口を掴んだニンジャスレイヤーは、マスターとなった凛に念話を繋ぐ。 (トオサカ=サン、ランサー=サンのマスターに伝えよ。私が奴に傷を穿つ。その弱点目掛け宝具を使え……と!) (どういう……いえ、わかった。信じるわ) この状況で伝えるからには余程勝算があるか、あるいはもはやそれ以外に手がないかの二択だ。 そして凛はアサシンにヤバレカバレ・アトモスフィアはないと判断! 信ずるに足る策なのだと、信じると決めた。 遅滞なくランサーのマスターに策が伝わる。よほど機転が利くのか、青年は委細承知とばかりに軽く頷いて了承の意を返してきた。 デッドプールは今も好き勝手に暴れている。破壊と再生を繰り返す度ウェイバーが倒れたり吐いたりしているものの、まだ余力は残っていそうだ。 (((フジキド! 儂の力を使え!))) (((断る、ナラク! 貴様と代わる気はない!))) (((そうではない、フジキド! 儂の力をお前が使うのだ!))) (((何……!?))) (((このカラテなら我らが宝具……すなわち儂の力を存分に振るえよう! 奴をスレイせよ、フジキド!))) (((私の邪魔をする気はないのだな?))) (((知れたこと! 全てのニンジャをスレイするが儂の悲願! 今ならば手強きあのキャスター=サンをも屠れよう!))) (((……よかろう! 力を貸せ、ナラク!))) ナラクの意志を確認したニンジャスレイヤーは、凛の前に屈みこんだ。 少女と目線を合わせ、問う。 「トオサカ=サン、宝具を開放する許可を」 「許可するわ、アサシン。キャスターを倒して」 「承知……!」 立ち上がったニンジャスレイヤーは連続バック転を決め、バーンから距離を取る。 それが何らかの攻撃の予備動作と見たバーンは、エリザを視界に収めつつ片腕をニンジャスレイヤーに向けた。 「スゥーッ! ハァーッ! スゥーッ! ハァーッ! スゥーッ! ハァーッ!」 チャドー呼吸。血中カラテ濃度が急上昇する。 チャドー。フーリンカザン。チャドー。フーリンカザン。 (((征くぞ、ナラク!))) (((任せよ、フジキド!))) フジキドは固く瞳を閉じ――開く! 「「覚悟するがいい、キャスター=サン!」」 一人にして二人。 ニンジャスレイヤーとナラクの声が、重なって冬木市の夜空に響く! ナラクの力を引き出したニンジャスレイヤーのその目は、片方が黒く片方がセンコめいた赤い光を放つ! 「それが貴様の宝具か、アサシン!」 外見上の変化は瞳孔が収縮した瞳と、黒い炎をまとっているに過ぎない。しかし――圧倒的なプレッシャーを感じる。 タイプとしてはバーンの真の肉体のようなものだ。ニンジャスレイヤーの内に潜む真の姿が、すなわちこれなのだ。 「なるほど……余に比肩しうる魔をその影に潜ませていたか!」 「もはや語る舌なし。キャスター=サン、オヌシを殺す!」 一陣の風と化し、ニンジャスレイヤーが駆ける。 影すら残さない、先ほどまでとは段違いのスピード。 長い助走を得て――跳ぶ。 「イヤーッ!」 ドラゴンニンジャ・クランに継承される伝説の暗黒カラテ技、ドラゴン・トビゲリ! ドラゴン! 天翔ける竜の如き飛び蹴り! バーンはとっさに腕を上げてガード! ゴウランガ! 鬼眼王の巨体が揺れた! 鍛え上げたカラテ・キックは、宝具の一撃にすら見劣りしない! 「ムウーッ!」 「ええい、小賢しいわ!」 未だ空中にあるニンジャスレイヤーへ、バーンのもう片方の腕が叩き付けられる! 「足元がお留守だぜ」 その時! ちょろちょろと動き回っていたデッドプールが爆弾の設置を終えていた! 一斉に起爆された爆弾は、鬼眼王の超重量を支え悲鳴を上げていた地面を崩落させる! 「む、おおッ!?」 「ドーモ、バーサーカー=サン」 態勢を立て直したニンジャスレイヤーが着地する。 バーンは逆に姿勢を崩され、瞬時に動くことは不可能。 今こそ、勝機! ――インストラクション・ワン! 思い出すのは、師たるドラゴン・ゲンドーソー。 そのインストラクション。 ――百発のスリケンで倒せぬ相手だからといって、一発の力に頼ってはならぬ!一千発のスリケンを投げるのだ! (((ハイ、センセイ!))) ドラゴン・ゲンドーソーの眼差しを今一度思い出す。 インストラクションの一つ一つがニンジャスレイヤーの血肉となっている。 「イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ!」 投げる。投げる。投げる。投げる。 目にも留まらぬスピードで、ニンジャスレイヤーはスリケンを投げ放ち続ける! 狙いは一点、鬼眼王の右腕。 先ほど『竜鳴雷声(キレンツ・サカーニィ)』をガードし、最も甚大な損傷を与えられた部分。 「ははあ、なるほど。じゃあ俺ちゃんも乗るしかない、このビッグウェーブに」 ニンジャスレイヤーの狙いを察したデッドプールも、どこからか取り出したマシンガンの火線を集中させた。 数十、数百――数千に達する刃と銃弾が少しずつバーンの表皮を削り取る! 「小賢しい……!」 業を煮やしたバーンがガードを上げ、拳を握る。 いくら受けようとこの程度、ダメージにはならないと判断したのだ。 その油断――慢心こそ、フジキドが待っていたもの! 「イイイイヤアアアァァーーーッ!」 アフリカ投げ槍戦士のごとく上体を捻った中腰姿勢。ここから放たれるスリケンは通常のスリケンとは段違いの威力を誇る。 チャドーの大技――ツヨイ・スリケン! あらわになったバーンの本体目掛け、一直線に向かっていく! だが、しかし! 天より打ち下ろされるバーンの拳! いかにツヨイ・スリケンといえども質量が違いすぎる。燃え尽きた炭のようにスリケンが砕かれた! ガードを上げたのはバーンの誘いだ! 全霊を込めた一撃を防がれたニンジャスレイヤーは隙だらけ! 「死ねい、アサシン!」 バーンのキャノンボール・ケリ! 当たればニンジャスレイヤーは間違いなく爆発四散! デッドプールが持っていたゲージをニンジャスレイヤーに投げつけた! 「グワーッ!?」 吹っ飛ぶニンジャスレイヤー! 直後、その場所を踏み砕くバーンのビッグフット! 一命は取り留めたものの、硬くて重いゲージの直撃は実際痛い! 「一発だけなら誤射かもしれない。まあなんだ、怒るなよな?」 「ええい、バーサーカー! 貴様は邪魔ばかりしおって!」 「そりゃあ、ほら。俺ちゃん勇者じゃないけどこれでも正義のヒーロー()だからね」 怒れるバーンの四肢がデッドプールを襲う。転がり回って回避。 前転を繰り返し態勢を立て直したニンジャスレイヤーが、デッドプールに向けてスリケンを投擲! デッドプールが吹き飛ぶ。あわやバーンの脚を回避! 「イヤーッ!」 「グワーッ!」 シャウトを上げておきながら、デッドプールにスリケンは直撃していない。 わざとゲージに当たるように投げたニンジャスレイヤーの奥ゆかしさ! 「遊んでおるのか貴様らッ!」 そのじゃれあいのようなやりとりに憤慨したのはバーンだ。 大魔王最後の戦というのに、このようなふざけた輩が相手などと! 激甚な怒りに身を任せ、バーンが狂乱した! 「急ぐと死ぬ。ミヤモト・マサシの言葉だぜ!」 そろそろ底を尽きかけている魔力と、破壊衝動を抑えられなくなるバッドステータス【凶暴化】の影響で、バーンはこの時、エリザの存在を忘却した。 わざとバーンを挑発するように動いたニンジャスレイヤーとデッドプールの目論見は、見事成功した。 「グオオォォォーーーーーッ!」 振り上げた拳。 『竜鳴雷声(キレンツ・サカーニィ)』、無数のスリケンと銃弾を浴びた小さく、しかし確かな亀裂。 その僅かな隙間目掛け――エリザベート・バートリー、竜の娘が疾風のように飛び込んだ。 ――令呪を以って命じる! ランサー、キャスターを倒せ! 岸波白野の戦術眼により、ここぞとばかりに放たれた令呪がその突撃をさらに加速させる。 我を失ったバーンの本能に任せた攻撃など、容易くその軌道を読み取れる。 寸分の狂いなく、バーンの傷に潜り込むエリザの槍の穂先。 「任せなさい、子ブタ!」 全ての条件はクリアされた。 エリザの保有するありったけの魔力、令呪によるブースト効果、戦友クー・フーリンから託された思い――その全てを一つにして放つ! 『Ah─────────────────────ッッッッ!!!』 雷雲を呼ぶ竜の吐息。解き放たれる破壊振動の波。 本来その威力を削ぐべき鬼眼王の装甲は、既に槍の外にある。 かつて大魔王バーンは勇者との決戦である逸話を残した。 それは、勇者の剣に心臓を貫かれ、そこに直接雷撃を落とす事による体内殲滅効果。 つい数分前にランサーから受けた心臓破壊の槍もこれだ。 いかに強固な皮膚を誇ろうとも、体内で炸裂する攻撃には大魔王といえども大きなダメージを受ける! 「■■■■■■■■■■――――ッッ!! 言葉にならない、獣と化した大魔王の咆哮。 しかしそれは紛れもなく苦悶の叫び。効いているのだ! 「やったか!?」 その時! デッドプールが言ってはいけない一言を漏らす。 「いやでも、ここは言わないとダメだろ? ほら、様式美とかあるじゃん?」 「何を言っているのかわからぬ、バーサーカー=サン。しかし……好機!」 エリザの全力全開の宝具を受け、バーンはかつてないほどのダメージを受けている。スレイするならば今しかない! 「スゥーッ! ハァーッ! スゥーッ! ハァーッ! ……Wasshoi!」 短くチャドー呼吸。体内のカラテを練り上げる。 繰り出すは二度目のドラゴン・トビゲリ! ドラゴン! かつて竜の騎士によって葬られた大魔王は、此度もやはり竜の娘と竜の蹴りによって、打ち破られる! 「…………オオオォォォォアアアアァァァァーーーーーーーーッ!」 しかし! その時! 大魔王バーンは左腕を高く掲げ、自らの右肩の付け根に振り下ろした! アブナイ! ヤバレカバレのスーサイド!? 否! 否! 本能に呑み込まれたとはいえ、仮にも大魔王を名乗る者! 死地にありて活路を見出すのは、正義に生きる者の特権ではない! 巨獣の爪が自らの腕を切り落とす! その腕にはエリザが槍を突き刺していた。バーンは自らの腕を捨てる事で、超音波による蹂躙を遮断したのだ! そしてバーンは斬り落とした腕を蹴り飛ばす。デッドプールのいる場所へ。 「Ah――――ぁッ!?」 「あー、やっぱこれって俺ちゃんのせい? ですよね」 エリザも巻き込まれ、デッドプール諸共に吹き飛ばされていく。 残ったのはバーンに向かってくる、飛び蹴りのモーションに入りもはや中断の効かないニンジャスレイヤー! 鬼眼王のカウンター・パンチ! 「グワーーーッ!?」 ニンジャスレイヤーが凛と白野の元へ吹き飛ばされてきた。 ドラゴン・トビゲリで威力を削いでなお、ニンジャスレイヤーは爆発四散寸前まで追い込まれる! ウカツにも反撃を予想していなかったニンジャスレイヤーの意識はニューロンの奥底へ沈められた! 血塗れになって転がるニンジャスレイヤー。 極度の魔力放出により膝を突くエリザ。 立ち上がったが代わりにウェイバーが這いつくばったデッドプール。 掴みかけた勝利は、一瞬にして幻と消えた。 「……嘘」 凛が呆然と呟く。 恐るべきは三騎のサーヴァント、最良の戦術を以ってしても倒しきれない大魔王の底力か。 ――まだ、終わってない。令呪を使うんだ。 手を繋ぐ白野に促され、凛は令呪の存在を意識する。 あと二画の令呪。一画は使う余裕がある。 ニンジャスレイヤーに駆け寄り、意識の有無を確かめた。 「アサシン、令呪を使うわ。もう一度今の作戦を」 凛の言葉は、ニンジャスレイヤーによって遮られた。 仰向けになり、ゆっくりと目を開いたその眼光は――センコめいた光を放つ、煮え滾るマグマ! 「情けなや、フジキド……この上は儂自ら手を下すしかあるまいな……!」 ニンジャスレイヤーの喉から漏れる声。 それは、先程までのニンジャスレイヤーの声とは決定的に違う。 確執を乗り越えともに戦うと決意させた、フジキド・ケンジではない――全てのニンジャ殺戮を望む、ナラク・ニンジャ! 「小娘よ、冥土の土産に覚えておくがよい。理不尽は道理を殺すのだ」 伸ばされる腕。黒い血が滴り、破れた装束を再形成していく。 (令呪を――ダメ、声が――出ない――) 喉首を締め上げられ、凛の意識は瞬時に遠くなる。 異変を察した白野が駆け寄ってくる。しかし凛は視線で彼を制した。 持っていたアゾット剣に一瞬、己の魔力を通し――彼に投げ渡した。 「これぞ、インガオホー也……!」 「忍」「殺」のメンポの奥から硫黄の蒸気が漏れる。 凛はその姿に、大きく口を開けた野獣の姿を――否。どこまでも深く底のない、深淵の奈落を幻視した。 (――ラン、サー――) 闘うと決めたのに。 ランサーに恥じないマスターになると誓ったのに。 岸波白野と闘うと約束したのに。 負けて、しまった。 (――悔しい) 闇が、全てを呑み込んだ。 ▲ ▼ ▲ 岸波白野の目前で、一体何が起きたのか。 頭で理解していても、事実を納得するまでには至らない。 遠坂凛の小さな身体が消えて、五色に輝く魔力の光となって、立ち上がった赤黒のニンジャの、硫黄の煙立ち昇る鋼鉄のメンポに吸い込まれた。 それは一体――何を意味するのか。 「ググ……グ……ようやく……だ。ようやく……儂の……時が来た!」 殺戮者のエントリーだ! 感慨深げに呟くはニンジャスレイヤー――否、ナラク・ニンジャ。 バーンの攻撃によって意識をニューロンの海に拡散させたフジキド・ケンジに代わり、肉体を支配したのだ。 ナラクはそのまま遠坂凛との契約を破棄――しかし魂を食らった事により莫大な魔力を得て、遂にナラク・ニンジャは自由を得た。 「忍」「殺」の二文字を象るメンポから地獄の蒸気が溢れ出す。 血に濡れたニンジャ装束が燃え上がる。一瞬の後、ニンジャスレイヤーの全身の傷は強引に焼き塞がれていた。 「ドーモ、キャスター=サン……」 目を見開く。そこにあるのはセンコのごとく赤く小さい両の瞳! それを見たウェイバーが、ヒッと魂の奥底より湧き上がってきた恐怖に身を竦める。 「……ナラク・ニンジャです」 「貴様、一体……?」 「イイイイヤアアアァァーーーーッ!」 突如、底知れぬ暗黒の気を放ち始めたアサシンを前に、さしもの大魔王も怪訝そうな表情を見せる。 そこにすかさず飛来する、黒い炎にコーティングされたスリケン! バーンはとっさにガードを上げる! 「む……これは!」 「サツバツ!」 防いだとはいえ、そのスリケンの威力は先程までとは比べ物にならなかった。 スリケンは刀身半ばまで鬼眼王の皮膚に食い込ませていた。その傷口を黒い炎が焼く。鬼眼王は怒りに吠えた。 「Oh……ニンジャの血は、きっと鉄と硫黄で出来ていた……」 もはやナラクの目にはバーンしか、バーンの目にはナラクしか映らない。 突如戦闘から放り出されたデッドプールは、ウェイバーの肩を叩き恐怖を和らげてやりながら独りごちた。 形としては突如力を増したニンジャスレイヤーに救われた彼だが、感謝など述べる余裕がない。 共に戦っていたエリザは呆然としている白野を支えていた。 「あいつ、何なの……?」 「やればできるじゃねーか……ってもんじゃねえな。本当にやっちまったのか、ニンジャ」 デッドプールは他人事のように――実際他人事であるが――静かに呟く。 奴は選択した。それが奴自身の意志であれなんであれ、もう戻れはしない。 今だとばかりにウェイバーから魔力を拝借し、傷の修復にかかる。 何せ――敵が一人増えたのだ。万全にしておいて損はない。 「グオオオォォォォーーーーーッ!」 「グググ……足りぬ、足りぬ……!」 大地を割り、海を破り、空を裂く。 バーンが繰り出す攻撃はどれもが一撃必殺の威力。 しかしナラクはそのことごとくを避ける。避ける。避ける! 「どれだけ力があろうと……どれだけ巨体であろうと……!」 砲弾のような爪先をブリッジして躱す。 大地を背にしてバランスを確保し、寝そべった態勢から背筋で飛び起きる。 その反動を利用し、頭上を通り過ぎていった鬼眼王の膝裏へスリケンを連射! 「グワーッ!?」 「カラテが足りぬ! 奥ゆかしさが足りぬ!」 今のバーンは全身から魔力を放出し続けているに等しい。 ソウルを感知する力を持つナラクにとって、その攻撃の予備動作を読み取る事などベイビー・サブミッション! また、バーンは肉体の圧倒的スペックと膨大な魔力を誇るが故に、純粋なカラテを練り上げていない。 ナラクは、多種多様なジツを操るニンジャ達を、己の肉体と不浄の炎のみでスレイし続けてきた。 ただ肉体の強度のみを頼りに何の技巧もなく振るわれるカラテなど、目を瞑っていても避けられる。 「ぐっ……しかし、貴様もマスターを失っているはず! それだけの力、いつまでも発揮できるものか!」 そう、ニンジャスレイヤーはマスターたる遠坂凛を自ら殺害した。 再びはぐれサーヴァントになったニンジャスレイヤーもまた、魔力の供給源を失いタイムリミットが設けられたたも同然。 凛の魂を喰って膨大な魔力を得たとて、マスター不在とナラク自身の二重消費によって瞬く間に使い尽くしてしまうだろう。 「ググ……吠えるでないわこわっぱが。当然わかっておる……故にこうするのだ!」 ナラクがバーンへと跳びかかった。 バーンは反射的に、正面から来る打球を打ち返す。 巨大な拳がナラクを襲う。ナラクは身を捻る。しかし躱しきれない! 「グワーッ! グググ……ウカツ! かかりおったわ!」 ニンジャスレイヤーは、ナラク・ニンジャを開放する事によってステータスとスキルが変動する。 アサシンとして特性たる気配遮断が弱体化する代わり、戦闘者として有用なスキルである戦闘続行が上昇するのだ。 そしてここで、戦闘続行のスキルが仕事をした。 バーンの一撃を喰らいながらもナラクの動きは鈍らず、一撃を放った直後で硬直した鬼眼王の隙を突くのだ。 「イヤーッ!」 ニンジャ装束の袖口からまっすぐ伸びる赤黒い線。それは自身の血液から生成した鎖! 先端は鋭いスリケンが付いている。鬼眼王に突き刺さる。バーンはそれを防げない。 鎖はバーンの表皮に突き刺さる! そしてナラクはその鎖を強く引いて跳び、一瞬でバーンの身体へと取り付いた! 「グワーッ! き、貴様まさか……!」 「グググ……貴様のマスターは……頂いてゆく!」 ナラクは数度の交錯を経て、バーンのソウルを念入りに検分した。 そして発見したのだ。巨大な鬼眼王のボディの内、一点だけ、色の違うソウルが発されている場所を。 それはすなわち――マスターたる足立=サン! 「イイイイヤアアアァァーーーーッ!」 足立が囚われている箇所に肉薄したナラクは、身体から滴る赤黒い血を両手で拭い取る。 その手は瞬く間に轟々と燃える黒い炎に包まれ、水が冷えて氷になるように、炎が一つの形を得る。 ブラスナックルめいた黒鉄の指輪、その先端には幾つもの鋭利な刃が生えている。アブナイ! そして――右ストレート! 左ストレート! 右! 左! 右! 左! 右! 左! 右! 左! 秒間百発にも達しようという流星の如き拳がバーンのボディに突き刺さる! 「グワーッ!」 エッジを生やしたブラスナックルがバーンの表皮を削る、削る! たまらずバーンがナラクに掌を叩き付ける! しかしナラクは瞬時にジャンプ。間一髪で掌を回避! 「グググ……もう遅いわ!」 宙に舞いながらナラクは再び鎖を射出。 ブラスナックルによって剥き出しにされたバーンの肉体に鎖が潜り込み――ブッダ! 引き抜かれた時には足立が鎖に巻き取られていた! 足立を手中に収めたナラク・ニンジャは、バーンの肩を蹴って即座に離脱した。 「貴様ーッ! 逃さぬぞーッ!」 「ググググ……オロカなり、キャスター=サン。もはや勝敗は決したのだ」 バーンは狂乱の勢いのままに追いかけてくる。 が、ナラクは巧みに鎖を操って、自分とバーンの間にエリザベートとデッドプールを置くように跳んだ。 バーンの目にはそれがナラクの独断だとは理解できない。 故にバーンは、ナラクへの道を阻む二騎のサーヴァントに攻撃を仕掛ける。 「おいおい、こっち来んなよ。MPKかっつーの」 「邪魔だ!」 バーンの足が振り下ろされる。デッドプールは慌てて横転。エリザも何とか回避する。 しかしナラクの目論見通り、バーンの足は一瞬止まってしまった。 その一瞬の間に、ナラクは残るカラテを両足に注ぎ、かなりの距離を稼いでいた。 弾丸のように疾駆しながら、ナラクは足立の顔を掴んで無理やり視線を合わさせる。 「足立=サンよ。令呪を使い、キャスター=サンとの契約を破棄せよ。さもなくば貴様は死ぬ」 「あ……う……」 極度の魔力消耗で朦朧としている足立が、間近にあるナラク・ニンジャの溶鉱炉の如き眼光に震え上がる。 笑っているのか泣き出しそうなのか。ニンジャリアリティショック罹患者特有の、一見しただけでは判別しがたいそのアワレな表情は実際失禁寸前。 「儂が手を下すのではないぞ。このままでは貴様はキャスター=サンにカラテを吸い尽くされて死ぬ。 助かりたいのなら方法は一つ。キャスター=サンを切り捨て、この儂と新たに契約を結ぶのだ!」 これこそが、ニンジャスレイヤー――否、ナラク・ニンジャの計略。 遠坂凛はマスターとして優秀ではあれど、彼女のランサーを殺す遠因となったニンジャスレイヤーに決して心を許さないであろう。 彼女は岸波白野と仮契約した身。サーヴァントを失っても消滅を免れるのなら、それは実質サーヴァントをレッサーヤクザめいた鉄砲玉として使えるという事に他ならない。 仮にエリザベートとニンジャスレイヤーの二騎が最後まで残った場合、凛は躊躇いなくニンジャスレイヤーに自害を命じるはずだ。 マスターが二人とサーヴァントが一人残る。それでもサーヴァントが一騎しかいない以上、聖杯は彼らの手に落ちる。 ニンジャスレイヤーにとっては負い目のあるマスターであっても、ナラクにとっては殺すべき敵に過ぎなかった。 仮にフジキドがキャスターをスレイできていたとしても、いずれナラクは凛に牙を剥いていただろう。 「オヌシを救える者はもはや儂以外にはおらぬ。 キャスター=サンはオヌシをジョルリ人形めいたカラテ・ジェネレーターとして利用するのみ。 オヌシらと敵対していたこわっぱ共は当然オヌシを生かしておく気はなかろう。ルーラーの小娘に頼ったとて救われるはずもない」 故に、ナラクは凛ではなく足立に目をつけた。 足立はバーンの他に仲間と呼べる者がおらず、ニンジャスレイヤーによって徹底的に恐怖と痛みを刷り込まれた。 もはや一人で歩くこともままならず、四面楚歌の状況。キャスターですらもはや味方ではない。 足立の命運はまさにロウソク・ビフォア・ザ・ウィンド。 「このまま枯死するまでキャスター=サンにカラテを吸われ続けるか、それとも儂と契約し生き長らえるか。さあ、選べ!」 ここまで足立を傷めつけたニンジャスレイヤーに従う事は、屈辱である。 しかし、足立には――戦士でもなく魔術師でもない、『力を持ったただの人間』である足立には――命を捨ててでも貫き通す信念など、ない。 身動き一つ言葉一つ発せないバーンの支配下から脱したと思ったら、今度はニンジャスレイヤーだ。 しかし一つ確実な事もある。それは、今もこの身を苛む盛大な魔力の流出を止められるという事だ。 数分後に訪れる確実な死か、屈辱を呑んで得る負け犬の生か。 奈落の底のようなナラクの瞳に覗き込まれ、足立の心はついに折れた。 「わ……わかった。お前と契約……する……!」 「足立ィィ――!」 足を止めたナラクに追いつくバーン。 しかし、ナラクの言通り。勝敗は既に決していたのだった。 単に足立というマスターを確保するだけならばバーンを自害させれば良い。 しかし、ナラクは云わばニンジャスレイヤーの始祖――己の手でニンジャを惨殺する事に愉悦を覚える狂人である。 ニンジャは必ず手ずから殺す。事にこのキャスターはアーチ・ニンジャ級、いやそれ以上の力を持つ大物である。 故にナラクは契約の解除に留める。絶望に堕ちたバーンを、自らの手で屠り去るために。 「れ、令呪を以って命じる……キャスター、お前との契約を破棄する……! そ、そして……アサシン、お前と契約する……!」 方向性を与えられた令呪はすぐさま発動、契約を履行する。 その時――足立からバーンに供給されていた魔力が、今度こそ途絶えた。 そしてマスターを持たぬサーヴァントとなったバーンは、巨体を維持するための魔力も全て自分で賄わなくてはならなくなった。 スイッチを落とされたように巨人の進撃が止まる。 「ガ……!」 「ググググ……苦しかろうな、キャスタ=サン。案ずるでない、儂がカイシャクしてやろう」 足を踏み出す力さえ失ったバーンの前に、ナラクが立つ。 単独行動スキルを持たないバーンには、マスター不在の上に鬼眼王状態を維持する負担は想像を絶するものだ。 対するナラクは対照的に、新たな魔力供給先を得て全身に力が漲っている。 遠坂凛の魂を食って得た魔力は既に半分ほど消費してしまったものの、まだまだ尽きてはいない。 ここに、形成は逆転した。 「イヤーッ!」 「グワーッ!」 ナラクが身を捻り、二本のスリケンを投げ放つ! 先ほどまでは表皮で弾けていたそのスリケンは、今度はやすやすとに突き立つ! バーンの剥き出しの上半身目掛け、ナラクが跳んだ! 溢れ出る血液が不浄の炎となって燃え盛り、ナラクの全身に宿る! ナラクがバーンの頭上少し上に刺さったスリケンを掴む! その姿はまさに垂直の壁に張り付くニンジャの如し! 「あ……アサシン……!」 「ヌウウウゥゥゥー!」 ナラクが両足に黒い炎を集める! 両腕でスリケンをがっちりとホールドし、両足を空中に振り上げた! バーンは背後に位置するナラクが何をしようとしているか理解した。が、反撃の手立てがない! 腕一本動かす魔力すら、今のバーンにはもうないのだ! 「イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ!」 「グワーッ! グワーッ! グワーッ! グワーッ! グワーッ! グワーッ! グワーッ!」 ゴウランガ! 機関砲のように繰り出される無慈悲なるストンピング重点! 黒炎まとう豪脚がバーンの後頭部から背中、脊髄にかけて何度も何度も何度も何度も蹴り降ろされる! 「イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ!」 「グワーッ! グワーッ! グワーッ! ……余が……こ、この大魔王が……グワーッ!」 ニンジャ殺すべし! ニンジャ殺すべし! 絶対の殺意をガソリンに繰り出されるナラクの足刀は、バーンの残り一つとなった心臓に容赦無い負荷を与え続ける! 魔力切れでの消滅など許さない。この身、この意志でニンジャを殺す。 砕き、引き裂き、八つ裂きにする。それがナラク――全てのニンジャを殺す者! 「サツバツ!」 骨という骨、内臓という内臓をミンチにし終え、頃合と見たナラクがバーンの背中を足場に跳んだ。 身を捻り縦方向に宙返り、高速で回転する。不浄の炎をまき散らす黒い竜巻となる! 「イイイイイイイヤアァァァァァァーーーッ!」 「グワアアアアアアァァーーーーーーーッ!」 ナラクは全身のカラテと遠心力、さらに不浄の炎を足先に集約し、ギロチンのように振り下ろした! これこそは暗黒ジュー・ジツのヒサツ・ワザ! バーニング・カカト・フォール! 灼熱を帯びた強烈なかかと落としがバーンの脳天に叩き込まれた! 武器ではなく、宝具でもなく。ただ己の五体を以って凶器と成すカラテの真髄! オリハルコンの武器さえ受け止める大魔王の肉体が砕ける! さらにナラクはありったけのカラテを不浄の炎へと変換し、バーンの体内で炸裂させた! 魔力とも暗黒闘気とも違う不浄の炎がバーンのボディを駆け巡り灼き尽くす! 「負ける……この……余が……!?」 「ニンジャ! 殺すべし!」 ナラクが、跳んだ。着地する赤黒のニンジャ。 その孤影を際立たせるように――そびえ立つ魔獣の巨躯が、弾ける! 「ヌウウウウアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」 猛烈な爆発が、黒く染まり始めた空を朱に照らす――大魔王バーン、爆発四散! 不浄の炎はバーンの四肢を灰と変え、ついに最後の心臓をも焼却させた! 本体を失った鬼眼王の巨体は霞と消えていく。 ぼとり、と何かが落ちてきた。それは苦悶に顔を歪め、屈辱に呑み込まれた大魔王の頭部。 終末をもたらす巨人は――奈落の底から湧き出た劫火に灼き尽くされた。 静まり返った戦場にナラクの哄笑が響き渡る。それは血に酔い、殺戮を愉しむ狂人の笑みだった。 「キャス、ター……」 「ググググ……フジキドよ、喜ぶが良い。仇は討ってやったぞ」 裏切られ自らも裏切ったバーンの無惨な最期を目の当たりにし、足立が呆然と呟く。 ナラクはそんな彼を一顧だにせず、足を踏み出した。 その先にいるのは満身創痍のエリザベート、デッドプール。そして彼らが護る岸波白野、ウェイバー・ベルベット。 「キャスター=サンの次は貴様らよ、道化と小娘」 ナラク・ニンジャは、フジキド・ケンジとは違う。 一時共闘したとはいえ彼らに気を許す訳はなく、バーンを打倒した以上次に牙を剥くのは当然、残っていた彼らとなる。 「うーん、俺ちゃんそろそろポケモンセンター行って寝たいんだけど。ダメ?」 「あんた、一体何がしたいのよ! キャスターと戦ったと思ったら凛を……殺して、結局キャスターを殺して! 今度は私達って訳!?」 ナラクは答える代わりにスリケンを生成した。 エリザもデッドプールも、ルーラーに与えられた令呪の魔力はバーンとの戦いでほぼ使いきっていた。 凛という最上級の霊媒を喰ったナラクこそが今この場で最も多くの魔力を保有している。 キャスター撃破で消費した分を差し引いてもなお、まだナラクが勝る。 「ニンジャ殺すべし。例外はない。ニンジャ殺すべし!」 不浄の炎をまとったスリケンが乱射される。 エリザとデッドプールがそれぞれのマスターを庇った。その一瞬の隙でナラクには十分。 瞬時にワン・インチ距離にまで踏み込んだナラク、その伸ばされた指先は実際刃のように鋭い。 ブッダ! ヌキテがエリザの心臓を貫く! 「ウヌッ!? これは……貴様か、フジキド!」 しかし! エリザをスレイせしめるはずのナラクの手刀は、ナラクのもう片方の拳が叩き付けられた事によって軌道を変えた! よく見れば、燃え盛っていた黒き炎も消えている。 (((やめろ、ナラク!))) ニューロンの奥からフジキド・ケンジの意志がナラクを打った! 凛の魂を横取りして肉体の主導権を得たナラク。 だが、バーン撃破のためにその魔力を大量に消費した事によって、フジキドの肉体への支配力が弱まったのだ! 覚醒したフジキドは、肉体をナラクが動かしている事を知り、すぐさま反撃を開始したのだ。 (((フジキドよ、なぜ邪魔をする!?))) ナラクは一旦距離を取りつつ、精神チャノマへと意識をダイブさせた。 そこにはフートンの上にアグラを組んでチャドー呼吸を繰り返すフジキド・ケンジの姿があった! (((ナラク! 何故……何故、あの娘を殺した! あの娘は俺を信じてくれたのだぞ!))) {(((何を言うか、フジキド! あの娘がお前を受け入れたとでも思っているのか!? 否、否! 我らの命はあの娘に握られたも同然! キャスター=サンを排除すれば次は我らがスレイされるのは明らかだった! 故に儂がその裏を掻いたのだ!)))} (((だとしても! ならば何故、それを俺に伝えなかった!? 契約を破棄すれば、殺す必要はなかったはずだ!))) {(((グググ……血迷ったか、フジキド! 全てのニンジャを殺さねば聖杯は手に入らぬ! あの小娘は他のマスターと通じていた! であればいずれあの娘はお前を切り捨てただろう! その前に殺さねばならなかったのだ! 足立なるサンシタの方が、あの小娘よりどれほど扱いやすいかわからぬのか!)))} ニューロンの奥底で、肉体の支配権を賭けた壮絶な綱引きが行われる。 その様を好機と見たエリザが槍を突き込もうとするが、デッドプールによって止められた。 「ちょっと、なんで止めるのよ!」 「もうちょい待ちなって。多分、今のアイツには……下手に手出ししない方がいい」 狂気に侵された者、デッドプール。 だからこそわかる。今、ニンジャスレイヤーの肉体の中で、理性と狂気が激しくせめぎ合っていることを。 横槍を入れればその均衡が一気に崩れ、完全に狂気に呑み込まれるかもしれない。それを危惧しているのだ。 (((忘れたかフジキド! ニンジャによって殺された妻子の恨み……そして、お前の弱さ故に救えなかったあの無力なマスターを!))) (((忘れるものか! 忘れられるものか! 憎い……ニンジャが憎い! しんのすけを殺したキャスター=サンと、アサシン=サンが憎い!))) {(((ならばフジキド、儂に従え! 敵を殺し味方を殺し、滅尽滅相あらゆる敵を殺し尽くすのだ! 聖杯を手に入れればオヌシの死したマスターも、あるいは救えるかもしれんのだぞ!)))} (((……! しんのすけを……!?))) {(((そうだ! 小癪なニンジャの仕組んだ偽りではない、本物の家族の元へあの小僧を帰してやることさえ可能なのだ! だというのにフジキド、お前は本来のマスターではない小娘に心を許したか!? オロカにもほどがある!))) (((ナラク……!))) {(((いい加減に理解せよフジキド! 真の意味でお前の仲間と言えるのは、この儂だけだということを! いずれ殺すべき者を信用するな! ニンジャを殺せ! 人間性など捨てよ! 憎悪を、殺意を思い出せ!)))} (((ヌ……ヌウゥゥゥ……!))) ナラクがやった事――それを果たして責められるのだろうか? フジキドがこの場で凛と契約を結んだのは、バーンをスレイするために必要だったからだ。 決して、凛を護るためではない。ランサーを失ったからとて、フジキドが代わりに彼女を護る道理などない。 そう――ニンジャスレイヤーのマスターは、野原しんのすけただ一人。 しんのすけが最期に抱いたその無念、その絶望を、決して忘れてはならない。 誰よりもその痛みを知るニンジャスレイヤーだけは――我が子を亡くした父親であるフジキド・ケンジだけは、絶対に。 しんのすけはフジキドのように望んで修羅道に堕ちた訳ではない。選択の余地すらなくこの地獄に落とされたのだ。 こんなマッポーの世で死ぬべき存在ではない――絶対に! ならばニンジャスレイヤーが、フジキド・ケンジが成すべきは全ニンジャの殺害と聖杯の獲得であり。 遠坂凜を護る事では、ない。 (((道を誤るなフジキド! お前が闘う理由は何だ!?))) (((それは……しんのすけの無念を晴らす事……いや……しんのすけを、家族の元へ……!))) {(((ならば! ならば! ニンジャを殺せ、フジキド・ケンジ! 敵も味方も全てを殺せ! 殺して殺して殺し殺し殺し殺し殺し殺し殺し尽くした先にしか、あの小僧の魂に安息は訪れんのだ!)))} (((……ナラクッ! 俺は……ッ!!))) フラッシュバック――フユコ。トチノキ。無残に命を散らす罪無き人々。 フラッシュバック――しんのすけ。愛する父親に裏切られ、絶望に顔を歪める五歳児。 フラッシュバック――無力を呪うサラリマン。力を求める弱者。 フラッシュバック――ニンジャ殺戮を叫ぶ呪われたソウル。求めた強き力。 フラッシュバック。 ――――オラ、知ってるゾ! おじさん、忍者でしょ!? ――――ニンジャだぞー!ニンジャだぞー! フジキド・ケンジのニューロンの奥底で、二つの声が重なって響く。 『ニンジャスレイヤー』は固く目を閉じた。 「…………スゥーッ! ハァーッ! スゥーッ! ハァーッ! スゥーッ! ハァーッ! スゥーッ! ハァーッ! スゥーッ! ハァーッ! 」 全身全霊を込めたチャドー呼吸! ナラクによって支配されたフジキド・ケンジの肉体の支配権が、徐々に揺らぐ! (((やめい! フジキド! 何故儂を拒む!? 敵が、ニンジャが、目の前にいるのだぞ!))) (((フーリンカザン、チャドー、フーリンカザン、チャドー……!))) (((狂ったか、フジキド!))) (((ナラクよ、俺はお前の操り人形ではない! 俺が殺すべき敵は俺が決める! 俺の意志で殺すのだ!))) そして、『ニンジャスレイヤー』の目が見開かれる。 その目にはもはやセンコめいた炎はなく……鋭く引き絞られた、フジキド・ケンジの眼差し! オスモウカップ・イン・ニューロンに勝利したフジキドが、肉体の支配権を取り戻したのだ! 「……イヤーッ!」 ニンジャスレイヤーはスリケンを構え――放つ! しかしその矛先はエリザでもデッドプールでもない。命尽き果て、消滅しかけている大魔王の頭部! スリケンが突き立つ。大魔王の残滓が粉微塵に砕け散る。 その瞬間――かつて世界を手中に収め、神々すらも凌駕すると謳われた暗黒の大魔王は、完全にこの世界から消滅した。サヨナラ! ニンジャスレイヤーのインガオホーはここに果たされた! 「Wasshoi!」 そしてニンジャスレイヤーは跳んだ。 対峙する敵、見届けた裁定者、打ち破った怨敵。 その全てを放り出し、しかし新たなマスターとなった男だけは捕まえて。 明日をも見えぬ黒の帳の中へ、赤黒のニンジャ装束は瞬く間に消えていく。 残された者達はそれを呆然と眺めている事しかできなかった。 「退いた……?」 「らしいな。難儀なやつだなぁ、あいつも」 デッドプールが腰を下ろす。(外見上)元気なのは彼だけだ。 ウェイバーはデッドプールが再生するために持っていった魔力の消耗が激しく、四つん這いになって肩を激しく上下に動く。ほとんど瀕死状態。 エリザにもさしたるダメージはないが、宝具を繰り返し使用したため顔色は青い。 そして何より―― 「子ブタ……」 岸波白野は、黙して立ち尽くしていた。 盟友、遠坂凛が数分前までは確かにそこにいたという証。 彼女が残したたった一つの形見――アゾット剣を握り締めて。 背後からゆっくりと二つの足音が近づいてくる。白野が振り向くと、そこにはルーラーとカレンがいた。 「終わったようね。どうするのルーラー、『元』キャスターのマスターを追って令呪を剥奪する?」 「……いえ、止めておきます。今となってはキャスターとマスター、どちらが主導で魂喰いを行ったかは不明です。 この上まだ彼とアサシンがルール違反を行うようなら、その時改めて出向きましょう」 ルーラーの表情からは感情が読み取れず、内心どう思っているかは白野にはわからない。 マスターを殺したアサシンの行いを咎めていない以上、あれはルール違反ではないのだ。 戦争においては裏切りなど珍しくもない。白野が経験した月の聖杯戦争とは違うのだ。 「そう。じゃあもうここに用はないし、引き上げましょうか」 カレンは懐から透明な水晶を取り出した。 それは白野も知っている。アリーナから校舎に戻るための道具、リターンクリスタルだ。 ここでの役目は果たしたと、裁定者達は引き上げようとしている。 待て、ダメだ。まだ、あなた達には聞きたいことがある。そう声を上げようとするが、手の中のアゾット剣の重さがどうしても情動と判断能力を鈍らせる。 遠坂凛は死んだ。呆気なく、希望もなく。春先の雪のように消えてしまった。 絆を育み、いつかその前に立ち塞がると約束した、戦友。彼女はもういない。もう――出会う事はない。 ランサーから託されたものを、護る事は出来なかった。 喪失感はあまり感じない。それは衝撃の大きさに心が麻痺しているだけなのだと冷静に考える自分がいる。 おそらくこのしばし後、精神の痛みは現実の物となって襲ってくるのだろう。 それを思うと膝が震え、逃げ出してしまいたくなる。 それでも――それでも、まだ。 ――敗北を、認められない。 ―――――――――――――――― ・ルーラー達を見送る ・ルーラー達を呼び止める ―――――――――――――――― 白野は顔を上げて、選択した。 ▲ ▼ ▲ 戦場より数十キロは離れたビルの上で、ニンジャスレイヤーは停止した。 ここは周辺で最も高いビルの屋上、その奥まった一画だ。 気温は高いとは言えないが、空調や通信設備などの建造物が立ち並んでいるため風は遮られる。 何より外からの見通しが悪い。この時間なら、ここに潜伏していればまず発見されることはあるまい。 抱えていた足立を放り出す。 強引な魔力供給、そしてサーヴァント変更という死地を潜った足立の顔色は泥人形めいて土気色だ。 しかしニンジャスレイヤーは、新たなマスターの体調を一切考慮せず要件のみを切り出した。 「足立=サン、一つ忠告しておく。令呪で私を縛れるとは思わぬことだ」 「な、何……?」 「オヌシも見たであろう。私の中には『私でない者』が棲んでいる。 仮に令呪で私に服従を強制したとて、私は縛れても『私でない者』までは縛れない。 令呪が複数あるなら話は別だが、今のオヌシにあるのは一画だけだ。 もし令呪を使えば、今度こそ我らはオヌシを殺す。およそ考えつく最も惨たらしい方法で苦しめ抜いた後にな」 ニンジャスレイヤーの内に潜むもう一人の存在――ナラク。 足立には詳しく話してはいないが、先ほどの顛末を見た後では足立もさすがに察していた。 このアサシンはおそらく二重人格者だ。言うなればペルソナが意志を持ち宿主に干渉しているようなもの。 残る一画の令呪でニンジャスレイヤーとその影に潜む者を一度に支配するのは不可能であると、このサーヴァントは言っているのだ。 無論、その言葉が正しいとは限らない。ニンジャスレイヤーは信用ならない足立に脅しをかけているだけかもしれない。 だが真偽を確かめるには、足立は自らの命を天秤にかけねばならない。容易く判断できる事ではなかった。 「オヌシはただ隠れているだけでよい。私は私で独自に動く。オヌシの仕事は私に魔力を供給する事、ただそれだけだ」 「へ……なんだよ、結局お前もキャスターと同じ事させる訳?」 「致し方あるまい。キャスター=サンは実際強敵であった。奴が敗れたのはオヌシが足を引っ張ったからだ。 奇っ怪なジツを使うようだが、私はキャスター=サンの轍は踏まん。オヌシには何も期待せぬ」 ニンジャスレイヤーが足立と結ぶ絆は『信頼』ではなかった。 生きていたいなら協力しろという、脅迫にも近いそれは『利害の一致』でしかない。 屈辱と思いつつも、足立にはそれを受け入れるしかなかった。もはや足立にはこの狂人しか味方はいないのだ。 キャスターは既に亡く、上司である堂島はNPCに過ぎない。ランサーとバーサーカーのマスターには仲間の仇として付け狙われるだろう。 頼れるのは、自分の脚を完膚なきまでに破壊したこの憎き――そして恐ろしきニンジャだけ。 「ほんっと……世の中クソだな。夢も希望もありゃしない」 「そう思うのなら今すぐセプクするが良い。カイシャクはしてやろう。 尤も、命惜しさにキャスター=サンを裏切ったオヌシにそれほどの気概があるとは思えぬがな」 ニンジャスレイヤーはどこまでも酷薄だ。足立は護るべきマスターではなく、生きた魔力供給炉でしかない。 詰まる所はキャスターと同じ。道具として扱うのみ。 足立の両膝関節は完全に粉砕してある。ペルソナ・ジツを使おうとも、このビルを降りる事すら困難であろう。 これでは人質と大差ない。が、逆らえばすぐさまニンジャスレイヤーは自分を始末するだろうとも、足立は理解していた。 単独行動スキルを持つこのアサシンならマスター不在でも短時間なら存在していられる。 もし不興を買えば、あの幼女と同じように魂を貪られて死ぬだけだ。 どうにもならない状況にむしろ馬鹿馬鹿しさを覚え、足立は笑った。 悲惨としか言い表せない己の境遇を受け入れ――立ち向かうのではない――開き直った者の笑みだった。 ――いいさ、せいぜい利用するといい。僕だってお前を利用するだけだからな。 少なくとも、ニンジャスレイヤーが自分を必要としている内は殺される事はない。 もし彼が全てのサーヴァントをスレイできれば、自分も自動的に優勝するのだ。命があっただけでも僥倖だと思うしかない。 キャスターの大規模なルール違反により、足立もルーラーに目をつけられたはずだ。 しばらくの間は、ニンジャスレイヤーの言う通りにするしかないだろう。 「はいはい、わかりましたよ。大人しくしてればいいんだろ……くしゅっ! って言ってもさあ、ここにずっといろってのは無理だろ。寒いし、腹減ったし、何より足が痛いんだよ」 「食料、防寒具などの物資を集めてくる。ここより潜伏しやすそうな場所も探しておく。しばらくはおとなしくしておれ」 「でも仕事はどうすんだよ。僕、一応刑事なんだけど」 「この際、表の身分は気にせずとも良かろう。 キャスター=サンがマンションを破壊したおかげで、オヌシは死体も残らず粉砕されたものとして扱われるはずだ。 あの場にいたマスター達には知られたかもしれぬが、どうせその足では満足に動けぬ。どうでも変わらん」 赤黒装束のニンジャは立ち上がり、ウェイバーから貸与された携帯電話を握り潰した。 どうせこの電話はもう使われる事はないのだ。敵と繋がる要素などもう必要ない。 鉄くずを放り捨てたと同時、ニンジャスレイヤーは屋上から身を躍らせた。 (((…………))) ニューロンの奥に引っ込んだナラクは何も言わない。 が――消えた訳ではない。今後も隙あらばフジキドの精神を乗っ取り、暴れ回ろうとするだろう。 だがそうはさせない。殺すのは己の意志でだ。 必要なのはナラクの力、知恵、経験だ。ナラクの意志は求めていない。 「ウェイバー=サン、バーサーカー=サン、ランサー=サン、ランサー=サンのマスター=サン……」 ニンジャスレイヤーは選択した。 ナラクが指し示す通り――しかし己の意志で、全ニンジャを殺戮し尽くす事を。 自らの意志ではなく、しかし自らの手で命を落とした遠坂凛の瞳を思い出し――しかし記憶の底に封じ込める。 一時背中を預けた相手といえど例外はない。 そして、彼らよりも何よりも、ニンジャスレイヤーが自らの手でスレイせねばならない敵もいる。 「アサシン=サン。キャスター=サンは死んだ……次は、オヌシだ」 バーンは葬った。が、これはフジキドがインガオホーを果たしたとするには半分足りない。 アサシンは、フジキド・ケンジがフジキド・ケンジの意志のままスレイせねば、本当に復讐が成ったとは言えないのだ。 「ニンジャ殺すべし。アサシン=サン殺すべし……!」 故にアサシン――ベルク・カッツェだけは、必ずこの手で縊り殺す。そう誓う。 殺意を呪詛のように振り撒きながら、ニンジャスレイヤーは闇を切り裂いて駆ける。 其は黒よりも暗い影。ネオサイタマの死神に安息の時間など訪れない。 走れ! ニンジャスレイヤー! 走れ! ▲ ▼ ▲ これにて、大魔王バーンを中心とした一連のイクサは終了となる。 神々の時代を終わらせ、魔の時代をもたらした絶対強者でさえも生き残れない。 ここは神も悪魔も降り立たぬ荒野。 強き者だけが真実となり、語り継がれる者となる。 【キャスター(大魔王バーン)@DRAGON QUEST -ダイの大冒険- 死亡】 【遠坂凛@Fate/Zero 死亡】 【B-4/高層マンション跡地/一日目/夜】 【ルーラー(ジャンヌ・ダルク)@Fate/Apocrypha】 [状態]:健康 [装備]:聖旗 [道具]:??? [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争の恙ない進行。 0. …………。 [備考] ※カレンと同様にリターンクリスタルを持っているかは不明。 ※Apocryphaと違い誰かの身体に憑依しているわけではないため、霊体化などに関する制約はありません。 ※カッツェに対するペナルティとして令呪の剥奪を決定しました。後に何らかの形でれんげに対して執行します。 ※バーンに対するペナルティとして令呪を使いました。足立へのペナルティは一旦保留としました。 ※バーンに対するペナルティとして、エリザ・デッドプール・ニンジャスレイヤーに一画ずつ令呪を使用し回復させました。 【カレン・オルテンシア@Fate/hollow ataraxia】 [状態]:健康 [令呪]:不明 [装備]:マグダラの聖骸布 [道具]:リターンクリスタル(無駄遣いしても問題ない程度の個数、もしくは使用回数)、??? [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争の恙ない進行時々趣味。 1. ルーラーの裁定者としての仮面を剥がしてみたい。 [備考] ※聖杯が望むのは偽りの聖杯戦争、繰り返す四日間ではないようです。 そのため、時間遡行に関する能力には制限がかかり、万一に備えてその状況を解決しうるカレンが監督役に選ばれたようです。他に理由があるのかは不明。 【岸波白野@Fate/EXTRA CCC】 [状態]:健康、強い喪失感 [令呪]:残り二画 [装備]:アゾット剣 [道具]:携帯端末機 [所持金] 普通の学生程度 [思考・状況] 基本行動方針:「 」(CCC本編での自分のサーヴァント)の記憶を取り戻したい。 1. 護れなかった……。 2. ルーラーたちにアークセルの事を――? 3. 狙撃とライダー(鏡子)を警戒。 4. 聖杯戦争を見極める。 5. 自分は、あのアーチャーを知っている───? [備考] ※遠坂凛と同盟を結びました。 ※エリザベートとある程度まで、遠坂凛と最後までいたしました。その事に罪悪感に似た感情を懐いています。 ※遠坂凛とパスを通し、魔力の融通が可能となりました。またそれにより、遠坂凛の記憶の一部と同調しました。 ※クー・フーリン、ジャンヌ・ダルクのパラメーターを確認済み。クー・フーリンの宝具、スキルを確認済み。 ※アーチャー(エミヤ)の遠距離狙撃による攻撃を受けましたが、姿は確認できませんでした。 ※アーチャー(エミヤ)が行った「剣を矢として放つ攻撃」、およびランサーから聞いたアーチャーの特徴に、どこか既視感を感じています。 しかしこれにより「 」がアーチャー(無銘)だと決まったわけではありません。 ※足立透と大魔王バーンの人相と住所を聞きました。 【ランサー(エリザベート・バートリー)@Fate/EXTRA CCC】 [状態]:ダメージ(中)、魔力消費(中) [装備]:監獄城チェイテ [道具]:なし [思考・状況] 基本行動方針:岸波白野に協力し、少しでも贖罪を。 0. 元気出しなさいよ、子ブタ。 1.アサシン(ニンジャスレイヤー)は許さない。 [備考] ※岸波白野、遠坂凛と、ある程度までいたしました。そのため、遠坂凛と仮契約が結ばれました。 ※アーチャー(エミヤ)の遠距離狙撃による襲撃を受けましたが、姿は確認できませんでした。 ※カフェテラスのサンドイッチを食したことにより、インスピレーションが湧きました。彼女の手料理に何か変化がある……かもしれません。 【ウェイバー・ベルベット@Fate/zero】 [状態]魔力消費(極大)、心労(大)、嘔吐 [令呪]残り二画 [装備]デッドプール手作りバット [道具]仕事道具 [所持金]通勤に困らない程度 [思考・状況] 基本行動方針:現状把握を優先したい 0.オゴーッ!オゴゴーッ! ……え? 終わったの? 1.バーサーカーの対応を最優先でどうにかするが、これ以上、令呪を使用するのは…… 2.バーサーカーはやっぱり理解できない 3.アサシン(ニンジャスレイヤー)に不信感 [備考] ※勤務先の英会話教室は月海原学園の近くにあります。 ※シャア・アズナブルの名前はTVか新聞のどちらかで知っていたようです。 ※バーサーカー(デッドプール)の情報により、シャアがマスターだと聞かされましたが半信半疑です。 ※午前の授業を欠勤しました。他のNPCが代わりに授業を行いました。 ※野原しんのすけ組について把握しました。 ※アサシンからキャスター(大魔王バーン)とそのマスター(足立)、あくまのめだま・きめんどうし・オーク・マドハンド・うごくせきぞうの外見・能力を聞きました(じんめんちょうについては知りません) また、B-4倉庫の一件がきめんどうしをニンジャが倒したときの話だと理解しました。 ※キャスター(大魔王バーン)の『陣地構成』を『魔力を元に使い魔(モンスター)の量産を行う場所を生成する』であると推察しています。 また、『時間が経てば経つほど陣地が強固になる』というキャスターの性質上、時間経過によってさらに強靭なモンスターが生み出されるのではとも考えています。 結果としてキャスター(大魔王バーン)を『できる限り早いうちに倒す・陣地を崩す必要がある存在』と認識しました。 ※アサシン(ベルク・カッツェ)の外見と能力をニンジャスレイヤーから聞きました。 ※ランサー(クーフーリン)が。令呪で「日が変わるまでにキャスター、足立透を殺さなければ自害」という命令がされていることを知りました ※足立透とキャスターの陣地の住所を聞きました。 ※バーサーカーから『モンスターを倒せば魔力が回復する』と聞きましたが半信半疑です。 ※放送を聞き逃しました 【バーサーカー(デッドプール)@X-MEN】 [状態]魔力消費(中)、再生中 [装備]ライフゲージとスパコンゲージ(曲がった) [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針: 一応優勝狙いなんだけどウェイバーたんがなぁー 0.汚いなさすがニンジャきたない 1.吐いてるウェイバーちゃんもカワイイな! [備考] ※真玉橋孝一組、シャア・アズナブル組、野原しんのすけ組を把握しました。 ※『機動戦士ガンダム』のファンらしいですが、真相は不明です。嘘の可能性も。 ※『クレヨンしんちゃん』を知っているようです。 ※モンスターを倒したので魔力が回復しました。本人が気づいているかどうかは不明です。 ※悪魔の目玉はその場のノリ(地の文を読んだ結果)話しかけてからブチ殺しました。 しかし宝具の性質と彼の性格上話しかけた理由を後々の話で覚えてない可能性は高いです。 ※作中特定の人物を示唆するような発言をしましたが実際に知っているかどうかは不明です。 ※放送を聞き逃しました。 【C-5 /ビルの屋上/1日目 夜】 【足立透@ペルソナ4 THE ANIMATION】 [状態]魔力消費(絶大)、両膝破壊、身体の至る所に裂傷 [令呪]残り一画 [装備]なし [道具]なし [所持金]刑事としての給金(総額は不明) [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を手に入れる。死にたくない。 0.世の中クソにもほどがあるだろ……もうどうにでもなれ [備考] ※アサシン(ニンジャスレイヤー)と再契約しました。 【アサシン(ニンジャスレイヤー)@ニンジャスレイヤー】 [状態]魔力消耗(大)、ダメージ(中) [装備]なし [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:しんのすけを弔うためにアサシン=サン(ベルク・カッツェ)殺すべし。聖杯の力でしんのすけを……? 0.アサシン=サン(ベルク・カッツェ)殺すべし! 1.足立の生存に必要な物資を手に入れる。 2.足立をもっと安全な場所に移す。 3.バーサーカー=サン(デッドプール)、ランサー=サン(エリザベート)……彼らもスレイするのみ。 [備考] ※放送を聞き逃しています。 ※ウェイバーから借りていたNPCの携帯電話を破壊しました。 ※足立透と再契約しました。 【B-6/市街地/1日目 夜】 【バーサーカー(黒崎一護)@BLEACH】 [状態]疲労(中)、魔力消費(大) [装備]斬魄刀 [道具]不明 [所持金]無し [思考・状況] 基本行動方針:美遊を守る 1.速やかに美遊の元へ戻る [備考] ※エミヤの霊圧を認識しました ※ランサーを殺害したため、令呪の強制力は消えました。 ※ルーラーの提案を拒否したため、令呪による回復を受けていません。 BACK NEXT 120 勇者よ―― 投下順 122 『主はまたつむじ風の中からヨブに答えられた』 127 籠を出た鳥の行方は? 時系列順 123 現実なのに夢のよう BACK 登場キャラ:追跡表 NEXT 116-b 凛として散る戦士の如く バーサーカー(黒崎一護) 128 少女時代「Not Alone」 遠坂凜 GAME OVER 岸波白野&ランサー(エリザベート・バートリー) 140 Fly into the night ウェイバー・ベルベット&バーサーカー(デッドプール) 140 Fly into the night アサシン(ニンジャスレイヤー) 138 フー・キルド・ニンジャスレイヤー? 足立透 138 フー・キルド・ニンジャスレイヤー? キャスター(大魔王バーン) GAME OVER ルーラー(ジャンヌ・ダルク) 140 Fly into the night カレン・オルテンシア 140 Fly into the night ▲上へ
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分岐 名前 Rank 切断 破砕 貫通 非物理 スキル(備考) ◇││ クロガネ大剣型 1 53 72 0 --- スタミナ↑小 合成 50fc 黒鉄x1 ジュラルミンx1 備考 初期装備 自動販売機・よろず屋:600fc │├◇││ クロガネ大剣型 改 1 60 80 0 --- スタミナ↑小 強化 500fc 複合コア序x1 │││◇││ クロガネ大剣型 修 2 66 89 0 --- スタミナ↑小 強化 500fc 低密度複合コアx1 │││├◇││ ノコギリへ 2 52 121 0 --- 生存本能 強化 550fc ポリカーボネートx1 鬼牙x1 鬼面尾x2 │││◇││ クロガネ大剣型 新 3 87 117 0 ― スタミナ↑小 強化 2600fc 低密度複合コアx2 │││◇││ クロガネ大剣乃断 4 129 174 0 --- 溜め動作速度UP スタミナ↑小 強化 3500fc 黒鉄x1 軟鉄x1 夜叉小瓦x3 │││◇││ クロガネ大剣乃断 改 5 143 193 0 --- 溜め動作速度UP スタミナ↑小 強化 10000fc 高密度複合コアx1 │││◇││ クロガネ大剣乃断 修 6 166 224 0 --- 溜め動作速度UP スタミナ↑小 強化 11000fc 高密度複合コアx1 │││◇││││ クロガネ大剣乃砕 7 212 285 0 --- 溜め動作速度UP 近接攻撃ST消費↓ スタミナ↑中 合成 28000fc 黒鋼x1 ジュラルミン鋼x1 龍種ヒレx2 騎士鎧x5 魔狼赤髪x3 強化 23000fc 黒鋼x1 ジュラルミン鋼x1 龍種ヒレx3 炎鬼兜x1 虚神筋繊維x3 │││◇││ クロガネ大剣乃砕 改 8 223 301 0 --- 溜め動作速度UP 近接攻撃ST消費↓ スタミナ↑中 強化 18000fc 超密度複合コアx2 │││◇││ クロガネ大剣乃砕 修 9 250 338 0 --- 溜め動作速度UP 近接攻撃ST消費↓ スタミナ↑中 強化 18000fc 極密度複合コアx3 │││◇││ クロガネ大剣乃砕 新 10 282 380 0 --- 溜め動作速度UP 近接攻撃ST消費↓ スタミナ↑中 強化 18000fc 極密度複合コアx3 │││◆│ ※最終段階クロガネ大剣乃壊 11 303 409 0 --- 溜め動作速度UP 近接攻撃ST消費↓ 【B】近接攻撃力↑ スタミナ↑中 強化 23000fc 黒曜鉄x1 龍種大鋭鱗x4 龍種大鋭ヒレx3 夜叉硬手甲x3 魔狼灼髪x5 │◇│ シロガネ大剣型 3 97 131 0 --- 全力攻撃 アスリート 強化 4100fc 低密度感応波受容体x1 │◇│ シロガネ大剣型 改 4 116 157 0 --- 全力攻撃 アスリート 強化 1400fc 高密度複合コアx1 │◇│ シロガネ大剣型 修 5 143 193 0 --- 全力攻撃 アスリート 強化 9000fc 高密度複合コアx1 │◇│ シロガネ大剣弐型 6 175 237 0 --- 捕喰時体力回復 全力攻撃 アスリート 強化 11500fc 高密度感応波受容体x1 │◇│ シロガネ大剣弐型 改 7 197 266 0 --- 捕喰時体力回復 全力攻撃 アスリート 強化 18000fc 超密度複合コアx1 │◇│ シロガネ大剣参型 8 231 311 0 --- 捕喰時体力回復 JGST回復 全力攻撃 アスリート 強化 23000fc 超密度感応波受容体x1 │◇│ シロガネ大剣参型 改 9 250 338 0 --- 捕喰時体力回復 JGST回復 全力攻撃 アスリート 強化 18000fc 極密度複合コアx1 │◇│ シロガネ大剣参型 修 10 282 380 0 --- 捕喰時体力回復 JGST回復 全力攻撃 アスリート 強化 18000fc 極密度複合コアx1 │◆ ※最終段階シロガネ大剣極型 11 303 409 0 --- 捕喰時体力回復 JGST回復 全力攻撃 アスリート 強化 23000fc 超密度感応波受容体x2 魔神眼晶x1 竜帝手甲x4 虚兵刺突刃x3 雷騎鬼面盾x2
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属性 名称 ヨミ レア度 最大Lv 召喚コスト 初期能力 能力MAX 単位能力 成長傾向 奥義 売却価格 備考 攻 防 攻 防 攻 防 攻 防 名称 効果 光 無双・管狐 ムソウ・クダギツネ ★★ 30 1 1105 1120 3300 3600 3300 3600 早熟 早熟 - - 300 光 無双・黄風怪 ムソウ・コウフウカイ ★★ 30 2 1550 1900 ?? ?? ?? ?? ?? ?? - - 450 【イベント】深山路の天狗 光 無双・猫又 ムソウ・ネコマタ ★★ 30 2 1200 1150 3800 4300 1900 2150 平均 晩成 - - 450 光 黄風怪・亜種 コウフウカイ・アシュ ★★ 30 3 1250 1600 ?? ?? ?? ?? ?? ?? 封幻術 幻攻↓ 450 【イベント】深山路の天狗-廻連鳥居 光 無双・セコ ムソウ・セコ ★★ 30 4 1600 1530 4200 4700 1050 1175 平均 晩成 - - 750 光 無双・脱衣婆 ムソウ・ダツエバ ★★ 30 4 1900 1500 3500 3800 875 950 早熟 早熟 - - 900 【イベント】狂乱の酒呑童子-狂鬼の洞窟 光 無双・白焔車 ムソウ・ハクエンシャ ★★ 30 4 1250 1270 4700 4750 1175 1187 平均 早熟 - - 600 光 無双・煌扇 ムソウ・キラセン ★★ 30 5 1700 1600 4300 5200 860 1040 平均 早熟 光壁祈願 光防↑1 900 光 無双・精霊風 ムソウ・ショウロウカゼ ★★ 30 5 2500 2900 ?? ?? ?? ?? ?? ?? - - 900 【イベント】深山路の天狗 光 精霊風・亜種 ショウロウカゼ・アシュ ★★ 30 6 2200 2600 ?? ?? ?? ?? ?? ?? 光壁術 光防↑2 900 【イベント】深山路の天狗-廻連鳥居 光 無双・ショウダ ムソウ・ショウダ ★★ 30 6 2900 2300 4700 4500 783 750 平均 平均 封闇祈願 闇攻↓1 900 【イベント】狂乱の酒呑童子-狂鬼の洞窟 光 無双・白手牛鬼 ムソウ・シロテギュウキ ★★ 30 6 2000 1700 4900 4500 816 750 早熟 早熟 光壁術 光防↑2 1050 光 無双・白煙土グモ ムソウ・ハクエンツチグモ ★★ 30 7 1900 2150 5000 5700 714 814 平均 平均 - - 1225 光 無双・白骨鬼 ムソウ・ハッコツキ ★★ 30 8 2450 2050 5600 5600 700 700 平均 平均 - - 1200 光 無双・鬼眼 ムソウ・キガン ★★ 30 9 2400 2200 5400 5200 600 577 平均 平均 - - 1500 【イベント】大神戦第2弾 光 無双・白尾虎 ムソウ・シロオドラ ★★ 30 9 2600 2300 5900 6000 655 666 平均 平均 - - 1500 【イベント】大神戦第2弾 光 無双・青猪 ムソウ・アオイノシシ ★★ 30 10 2300 2100 5200 4000 520 400 平均 平均 封幻祈願 幻攻↓1 1500 【イベント】神域の聖獣 光 無双・竜鯉 ムソウ・リョウリ ★★ 30 10 1950 1650 5450 4950 545 495 平均 平均 閃光祈願 光攻↑1 1500 【イベント】狂乱の酒呑童子-真実の洞窟 光 無双・鬼熊 ムソウ・オニクマ ★★ 30 11 2700 1700 5700 5200 518 472 平均 平均 封闇術 闇攻↓2 1650 【イベント】神域の聖獣 光 無双・白炎漢 ムソウ・ハクエンカン ★★ 30 11 2700 2500 5300 5500 481 500 平均 平均 - - 1650 【イベント】大神戦第3弾 光 無双・骨入道 ムソウ・コツニュウドウ ★★ 30 14 2300 2100 6000 5150 428 367 平均 平均 - - 2250 光 無双・岩男 ムソウ・イワオトコ ★★ 30 18 3000 3300 5700 6900 316 383 平均 平均 - - 2550 【イベント】狂乱の酒呑童子-真実の洞窟 光 無双・犀 ムソウ・サイ ★★ 30 19 3000 3600 ?? ?? ?? ?? ?? ?? - - 3000 【イベント】深山路の天狗-ドロップ式神コンプリート 光 無双・依白神 ムソウ・ヨリシロガミ ★★ 30 120 1010 1010 1200 1200 10 10 平均 平均 - - 300
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悪魔は様々な解釈のされ方がなされるため、作品によっては別の種族で登場することもある例として真1・真2とデビルサマナー・ソウルハッカーズの悪魔種族をメインに記載 大種族 神族 神話の主神クラスが属する大種族、一般的な神のイメージ 例:魔神、女神、秘神、威霊、狂神、天津神、神霊 鬼神族 神ではあるが荒々しいものたちがここに分類される 例:天魔、破壊神、地母神、鬼神、国津神、邪神、死神 魔族 神の敵対者たちが属する大種族 例:幻魔、妖魔、妖精、夜魔、魔王 飛天族 一神教の天使が属する大種族 例:セラフ、大天使、天使、堕天使 龍族 龍・蛇系の悪魔が属する大種族、自然の意思を表す 例:龍神、龍王、邪龍 鳥族 鳥系の悪魔が属する大種族、魂の運び手としての面もある 例:霊鳥、妖鳥、凶鳥 獣族 獣系の悪魔が属する大種族、様々な側面を持つ 例:神獣、聖獣、魔獣、珍獣、妖獣 鬼族 人型妖怪は主にここに分類される、強い闘争本能を持つ 例:闘鬼、妖鬼、地霊、鬼女、邪鬼 精霊 自然の具現化のような存在、自意識は薄い 例:精霊、御霊 邪霊 無念を残した残留思念たち 例:幽鬼、悪霊、屍鬼、外道、怪異 樹霊 植物系の悪魔が属する大種族、大地の意思の体現者 例:神樹、妖樹 虫族 虫系の悪魔が属する大種族 例:妖虫 人 人間たちが属する大種族 例:獣人、メシア教徒、ガイア教徒、超人、英雄、猛将 その他・分類不能 電霊電子の悪魔、コンピューター関係に滅法強い モアイ氏<この世界では電霊は超が三つぐらい付くレベルで希少種です。存在自体知らない人も多いレベルで。 造魔人間によって作られた全く新しい悪魔たち、デモノイドも分類としてはここ マシン人間に製造された機械たち、アナザバイブルでのみ仲魔になるマシンと悪魔が合体したマシン獣(機獣)も存在する 魔人正体不明、すべての枠に収まらない特殊な存在 種族別アライメント表 各種族がL-N-D及びL-N-Cのどの分類に属しているかを表した分類表 作品毎で微妙に異なる部分もあるが、以下表は真4及びSJをベースとした \ LAW NEUTRAL CHAOS LIGHT 大天使天津神女神霊鳥神樹神霊 魔神神獣聖獣幻魔秘神 破壊神地母神国津神龍神鬼神威霊 NEUTRAL 天使妖鳥妖魔天女 妖精魔獣地霊龍王珍獣 堕天使妖鬼鬼女夜魔 DARK 邪神凶鳥妖樹マシン 死神妖獣邪鬼妖虫屍鬼狂神 魔王邪龍悪霊外道幽鬼 特殊 精霊 / 御霊 / 魔人 / 英傑 / 造魔 / 電霊 アライメント Law-NEUTRAL-Chaos軸法にどの程度従うか、ルール裁定者側が基本的にLaw Light-NEUTRAL-Dark軸利他的かどうか、Darkは邪悪で破滅的 種族スキル デビルサバイバーシリーズで登場した種族毎に設定されたスキル 参考用に概要だけ記載 EXTRA=追加行動 破壊神修羅の業:1T中3度目の行動が可能になる(通常は2度目の行動まで) 修羅の宿命:+EXTRAも付きやすい 女神女神の慈愛:選択した味方チームのHPを大きく回復し、状態異常も治す 女神の恩寵:強化版 魔神魔力覚醒:MPを使用するスキルの効果が1.5倍 魔力開眼:+更に全員のスキルのMP消費が常に3/4に(このスキルのMP消費も3/4) 邪神混沌の波動:スキル射程が延長、自チームにEXTRAが発生しない攻撃時の行動遅延が大きい 混沌の息吹:強化版 龍王龍胴絞め:隣接した敵の移動力を1に、追撃時のバトルでは先に行動しやすい 龍胴固め:+攻撃を受けても行動順の遅延なし、さらに相手の初期EXTRAを消滅する 邪龍邪念の波動:スキル射程が延長されるが、自チームにEXTRAが発生しない、攻撃時の行動順遅延が大きい 邪念流動:マップコマンドとして使用するとさらにスキル射程が延長される 天使天使の血杯:HP消費でMP回復、Lv依存 天使の聖痕:強化版 霊鳥飛翔:障害物を無視した移動が出来る、移動力強化(累積×)飛行移動 飛翔天駆:強化版 堕天使いけにえの盟約:倒した相手のLvに応じ、チーム全員のHPとMPを回復 堕天の烙印:+マップスキルとして使用すると敵チームのMPを奪う効果 神獣瞬転の舞:選択した味方チームと位置を交換する 瞬転の舞踏:強化版 魔獣獣の跳躍:移動+攻撃した後も移動できる(累積×) 跳躍自在:EXTRAターンに逃走が可能を追加 妖獣妖気迅雷:使用の直後のみ高移動力を発揮、バトルで先に行動しやすい 妖光一閃:強化版 幻魔夢幻の具足:障害物を無視した移動ができる。移動による行動順の遅延が少ない浮遊移動 真・夢幻の具足:+マップスキルとして使用すると味方チームの隣マスに移動が可能 妖精おまじない:選択したチームのHPが回復、まれに良い追加効果。射程3 妖精の粉:3マス以内にいる、全ての味方チームのHPが回復し、加えてまれに良い追加効果 HPが完全回復する クリティカル率が大幅に上昇する 行動順にボーナス 魔王覇王の盟約:ダメージを与えると自チームのMPを回復。攻撃相手チームの行動順に遅延を起こす 覇王の密約:+マップスキルとして使用後は、行動終了まで吸収・回復効果3倍使用追加効果は、自動効果スキルである「勝利の~」にも適用される 鬼神鬼神双手:戦闘モード終了後、もう一度攻撃を仕掛けることが可能 鬼神無双:+マップスキル再使用可能 闘鬼凶化:使用直後のバトル中チーム全員の物理攻撃が最初の1回のみクリティカル 大凶化:使用直後のバトル中チーム全員の物理攻撃のクリティカル率が上昇。バトル行動毎にクリティカル率が100%から徐々に低下 邪鬼呪縛:選択した敵チームの次回行動時の移動力1 邪念呪縛:+行動順を1つ遅らせる 鬼女献身:選択チームのHPを回復 慈母の献身:+さらに行動順を1つ早める 幽鬼霊障:選択した敵チームの射程1+移動力低下 憑依:+状態異常・回復不能を与える 魔人夢幻の住人:使用すると、再移動・再攻撃・魔人以外の再行動が可能になる 異界の住人:強化版 英雄英雄の印:自チームの受けるダメージを軽減 英雄の証:強化版 精霊と御霊は未所持
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- 種別 武力 智力 統率 スキル 武士 59 49 52 天下五剣 スキル詳細 天下五剣:【接近型】HP80%以上の敵から攻撃された時、被ダメージ80%減少、HP80%以下の敵に対し、普通攻撃ダメージがX%×残りMP+Y増加。被ダメ時、50%+1.0%×武力差の確率で相手MPをZ減少させる - Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 X 0.4 0.45 0.5 0.6 0.7 Y 600 700 800 900 1000 Z 50 55 60 70 80 宝具スキル スキル名 宝具 スキル効果 神鬼・極 瓶割刀 装備中宝具のATK20%上昇 備考 スキル説明が長くてわかりづらいので、以下に箇条書きするHP80%以上の敵からの攻撃を被ダメージ80%減少2017/10/16、敵HPを参照するのが正しい効果と告知あり。表記修正予定 HP80%以下の敵に対して、普通攻撃ダメージに残MPの倍率がかかり、固定ダメージが追加 被ダメ時、50%+武力差の確率で相手MPを減少させる(反撃ではなく、攻撃してきた相手のMPを減少させるだけ。攻撃可能範囲外の敵でもMPを減少させる) 初のMPダメージカウンターと敵HP依存の高倍率ダメージカット、MP比率と高い固定ダメージの普通攻撃を持つ 火力は通常攻撃しか上がらないため、必然的に編成はダブルアタック系かカウンター系になる 敵依存のダメージカットは低HPで敵を放置することが少ない対AI戦、特にギルクエなどで活躍する対人では競技場防御時1ターン目の敵の攻撃を抑える役割として機能する MP火力の比率は直江兼続に比べれば控えめだが、それでも十分に高い火力であるといえる オート戦闘の場合、普通攻撃のみを行う(副将に入れても同じ) 調整履歴 2017/10/19 HP80%以上で被ダメージ80%減少をHP80%以上の敵からのダメージを80%減少に表記修正 コメントを書き込む前に コメント欄での【煽り、叩き、晒し、荒らし】を禁止します。 URLの記述はご遠慮下さい。 wikiに掲載されている内容が【最新とは限りません】。気づいた点があれば、編集するか、コメント欄に情報をお願いします。 管理者への連絡はこちらにお願いします。 名前
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第59回登場キャラ 第59回登場キャラ 【PC】ダンゲロス子 一 四(にのまえ・あずま) 牛留めいろ 萩森 桔梗 埴井葦菜 【NPC】アンチ=ケイオン 食堂のオバちゃん 吹奏楽部 【PC】 ダンゲロス子 赤毛を後ろにまとめたお団子頭がトレードマークの元気娘。 喧嘩騒ぎをこよなく愛し、ひとたび学園で抗争が勃発すれば 鈍器片手に暴れまわる。 詳しい説明はこっちを見てくんねえ。 tp //www47.atwiki.jp/gldangerous/pages/31.html あと、信じられないかもしれないが本年度のミスダンゲロスである。 いや、ホントに。 能力技能:『火具槌(かぐつち)』 炎を産み出し、自在に操る魔人能力。 これを応用して炎を纏った護身術である炎堂流武術を駆使したり、 金属加工などに使用する。 ダンゲロス子の技、フレイムウィップやフレイムレインなどもこの能力を応用して使用される。 成功要素 「顔・外見」:【ミスダンゲロスで優勝するくらいの外見】【誰もが知ってる学園の問題児】 「言葉遣い」:【威圧的】【強引】 「能力・技能」:【火具槌】【喧嘩殺法】 「持ち物」:【使いこまれた鈍器】【工具】 一 四(にのまえ・あずま) 一族中の魔人率が99%を超える戦闘破壊家族、一家(にのまえけ)の一人。 常人には観測できない周囲の因子を分析して未来予知を行う魔人。一見クールな 頭脳派美少女だが、中身は結構熱くなりやすい。 運動は苦手。たまにはぱんつを履き忘れない日もある。 黒髪ロングの姫カット。貧乳。 一家の一族は頭が良さそうに見えても馬鹿な者が多い。 「不確定性原理が間違っているのは魔人物理学的に見て明らか!(キリッ)」 tp //0006.x0.to/oo/gif/otukare15.jpg [魔人能力]『超計算(メタ・カルキュレーション)』 世界に存在する全ての原子の位置と運動量を知る事ができれば、ありとあらゆる未来を 予知する事が出来る。と、強く認識した四があらゆる因果を計算し、未来を完全に予測 して看破する。 簡単に言うと超精密予知。その精度は近い未来、狭い範囲であればあるほど凄まじく正確。 成功要素 「顔・外見」:【ツンデレ美少女】【ぱんつはいてない】 「言葉遣い」:【自信家】【罵倒】 「能力・技能」:【超計算(メタ・カルキュレーション)[魔]】【観察力】 「持ち物」:【超ミニスカのブレザー制服】【難解な数学書】 牛留めいろ ●電子専門のコミュ力つかい。 ●女性。3年生。 ●白黒のパジャマ。牛型の枕を引きずっている。 ●ネットではあらゆる言葉を使いこなし、コミュ力が高い。しかし、リアルでは超毒舌。 魔人能力『件の退会迷宮』 ●牛留めいろの管理するコミュニティサイト「ミノタウロス」にその場で強制入会させる[1]。 ミノタウロスは電子的コミュ力に優れるめいろ(HN:くだん)のファンサイトと化しており、 対象は「くだん」の電子上の親友になる。 ●対象の個人情報の入手。また、電子上の親友として、裏から対象に干渉できる。 ※制約 ○めいろと「くだん」が同一人物であることはめいろのリアル友人しか知らない。 ○めいろ自身にリアルコミュ力は無いため、能力を使えるのは対象が電子機器でネットを使っている時のみである。 [1]:「ミノタウロス」を退会するには、千の適切な退会理由を選択し、最終的に「ともだちができない」を選択する必要がある。しかし、入会した時点で「くだん」と友人になるため、絶対に退会不可能。 成功要素 「顔・外見」:【影が薄い】【三白眼美人】 「言葉遣い」:【ネット用語】【ギャル文字】 「能力・技能」:【件の退会迷宮[魔]】【電子上のコミュ力】 「持ち物」:【iphone】【着崩れパジャマ】 萩森 桔梗 希望崎学園の1年生。典型的なお嬢様で、おっとりとした丁寧な口調で話す。 両親から過保護と言える程大事に育てられた為、色々と常識知らずで天然。 特に性知識はほぼ皆無である。真剣にコウノトリとか信じている、希望崎においては貴重な人材。 成績は優秀で先生受けも良く、交友関係は広い。好奇心が強く、割と動じない性格。 彼氏彼女の関係に憧れるが、お家柄そういった事に厳しいので、いつか白馬の王子様が現れて 何処かに連れて行ったりしてくれないかなぁと夢想したりする、悩み多き15歳。趣味は拷問。 魔人能力『鬼眼荒侭』 相手の目を見つめながらお願いをすると、それがどんな荒唐無稽なものでも 取り合えず叶えて上げたくなる気分にさせる能力。物理的・現実的に不可能なお願いは申し訳無さそうに断られる。 成功要素 「顔・外見」 【おかっぱ頭】【貧乳】 「言葉遣い」 【おっとり】【丁寧】 「能力・技能」 【鬼眼荒侭】【人体の知識】 「持ち物」 【学生カバン】【医療道具一式】 埴井葦菜 蜂使いの一族・埴井家の出身。七人の後継者候補の一人。 相棒はアシナガバチ。ペット用キャリーバッグに巣を入れ、いつも持ち歩いている。 スラリと長い脚が自慢で、そんな自分に誰もが羨望の眼差しを向けるべきだと思っている。 それゆえ、自分よりも目立っていて周りの注目を集める存在にとてつもない嫉妬心を抱いてしまう。 しかしながら彼女自身、己のそんな嫉妬深さを恥じており、直したいとも思っている。 三年生とのハルマゲドンの後、何故かアイドルとして祭り上げられてしまった。 後継者争いとアイドル活動の二足の草鞋の日々の中で、希望崎の様々な珍事件の解決にも駆り出されている。 その度にレズプレイする破目になったり、ファーストキスをビッチに奪われたり、変態の性欲処理をさせられたりと 毎度毎度酷い目に遭っているが、それでもめげずに頑張る健気な子なのである。 負けるな、アッシーナ! その調子でもっと汚れろ! 魔人能力:『アナフィラキシー・ハック』 蜂と一緒に暴れまわる的な技だったはずである。斧もゲットしたのでパワー倍増! 長々しいのはアレなので、積極的にはしょってみた。 成功要素 「顔・外見」:【八等身美少女】【アイドルの原石】 「言葉遣い」:【ツンデレ】【嫉妬深い】 「能力・技能」:【アナフィラキシー・ハック】【朗読】 「持ち物」:【無数の蜂】【アッシーナアックス】 【NPC】 アンチ=ケイオン 軽音楽部のライブには絶対に行かないことで有名な生徒。 ダンゲロス子をも手こずらせる強靭な意志でライブ参加を拒む。 食堂のオバちゃん 希望崎学園の食堂のおばちゃん。田舎風の太いそばを出してくれる。 その本格的な味にはダンゲロス子も大満足である。 吹奏楽部 軽音楽部のライブとは特に関係のない吹奏楽部。 ダンゲロス子によって壊滅した。
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キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード(化物語) --―‐-- "´ `` 、 , ´ 丶 , ', \ , ´ ', ヽ / ,.' . ,′ / ! , '., ,′. ,′ ,′ " / j .,ィ ト、 ', ', i! ,′ ,′, ' ./ ′ ./.} j ', i } i! ′ {. ,′ / ,' /,-j /‐ .∨i .j i! { v ./ /j / j/,.. V} ,′ i! ′ ', ./ ./ / ./ ,' イ,ィfi笊拆} /! i! ', .‘,./ ,.x斗云、厶イ ! 匁ツノ .j/ l. i! ', .∨弐{ihハ_ノ` ′ / ., |. i! ', ,. -‐∨ ‘,'ゞ "´ ', .ムイ.| i! ', .ゝ、 .∨ ∧ '., .、 j jノ.j ! i!. ', .\ ∨ ∧\ゝ、 ,' i. i!. ', ,.へ. `∨ ∧. ⌒ 、_,, -‐ フ" .,ィ' i ,.。s≦二ニ"ニ/ ∨ ∧ゝ、 `ー-‐'" / | ト 八ニニニニニ./ .∨ ∧ ≧s。 ,. ./! .i ', ー "´/ニニi'',. ,∨ ∧ ≧s.。. ' y .| .! ', i!./ニニ.|. ', / ∨ ∧.. ; ムイi j. ', /ニゝイニ.i. '/ .∨ . ∧.. ; ノ ! ./ヽ、_', /ニ7´/ j{ニi ', .∨ .∧ ; i / ` ミ、 j{ニ./. / .j{ニ.! ', ∨ ∧. ', j/ , ヽ j{ニ7 / . j{ニi ',. ', i\∧ ヽ _ -/'"´ } j{ニ7.../ .j{ニ!', '., ',.! ヽ '., ,.'´ }. j{ニ7../ .j{ニ|. ',. \. ',! ヽゝ / j{ }. j{ニ7 / /{ニニ{. '., \ -‐"´⌒` j{. } j{ニ7./ / 八ニム ゝ、 ヽ j{ } ./}. j{ニ.{// 寸ム、 `ヽ ハ \ }/ ムj /j{ニ!. マニム /, ', \ノニ7ニi. / |ニ|. マニム. /, , {、 ソイニ} / .|ニ| マニム. /, ! ヽ、 ,、 ./7 |ニ{. / |ニ| マニム /, ..! ヽ / !ムニ7.ノニヽ / /.|ニ| マニム /, i '., ./ニi′}, ニニニ.ハ. /. / !ニ! マニム /, i ,.、 ', ム/ニ7ニ7ニニニニハ// iニi マニム /, { ト、 ゝヽ ', {ニヽ、ニニニニニニ}. iニi マニム. /, ! |ニヽ .}ニハ } ゝニヽニニニニニ.j━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [部分編集] +案/その1/二枚看板 案/その1/二枚看板 キスショット L地面/鋼 L特性:プレッシャー:場に出た時、「素早さ」を下げる。 L持ち物:魔刀・心渡り:所有者が「亜人」の時、C+1 技*5:サウザンウェーブ/キングシールド/ギアソーサー/ドレインパンチ/シャドークロー/ 《能力値》 L体力:S/B L攻撃:B L防御:B L特攻:B L特防:B L素早さ:C 【スキル】 L【二枚看板】:C+2/発動時、体力以外の全能力値を「1」ランク上昇 L【ツートップ】:味方の「エース」が「瀕死」状態の時、自身に対し味方の「アシスト」が発動する L【金冠サイズ】:「吸血鬼」種の最大サイズである【固有種】、体力を「3」ランク上昇/HP+150 L【隠世の永世】:自身の体力が満タンの時、ダメージを半減する。/*0.5 L【隠世の刹那】:プレッシャーを与えた時、、専用・固有以外の防御貫通する。 L【隠世の境界】:味方が「強制交代」を受けたとき、自分が選択される/「強制交代」のデメリットを無効化 L【城のヌシ】:野生異名付与/ T終了時、HP1/6回復 L【シュバリエの君主】:「攻撃/速さ」のランクを「体力」で判定させる。/急所に当たった時、追加攻撃する。 L【ヌシの特権】:体力ランクを「1」ランク上昇させる 【専用】 L【至宝の鬼眼】:相手にプレッシャーを与えた時、T終了時に交代する。 プレッシャーを与えた相手に、中確率で「メロメロ」状態にする。 サウザンウェーブ/地面/物理/威力90/命中率100/相手は逃げたり、交代できなくなる。自分が場を離れると効果は消える。 キングシールド/鋼/変化/(優先度 +4)、そのターンの間、相手の攻撃技を受けない。 ギアソーサー/鋼/物理/威力50/命中率85/1ターンに2回連続で攻撃する。 ドレインパンチ/格闘/物理/威力75/命中率100/相手に与えたダメージの半分だけ自分のHPが回復する シャドークロー/ゴースト/物理/威力70/命中率100/急所に当たりやすい(C+1) くいころす/ゴースト/物理/威力90/命中率80/HPが半分以下の時、ダメージ*2.0、 戻る 【備考】 亜人城砦(僕ダン)ver.6から手持ち パクる・不採用・改造、全てGMの采配に任せます。 -案/その2/キラー 案/その1/キラー キスショット L地面/鋼 L特性:プレッシャー:場に出た時、「素早さ」を下げる。 L持ち物:魔刀:所有者が「亜人」の時、低確率で「まもる」等を貫通する。 技*5:サウザンウェーブ/キングシールド/ギアソーサー/ドレインパンチ/シャドークロー/ 《能力値》 L体力:S/B L攻撃:B L防御:B L特攻:B L特防:B L素早さ:C 【スキル】 L【エースキラーα】:「エース」の「防」「特防」の上昇を無視する/エースに対してD*1.5 L【アンブッシュ】:「キラー」発動時、相手の優先度を-1/1T L【金冠サイズ】:「吸血鬼」種の最大サイズである【固有種】、体力を「3」ランク上昇/HP+150 L【隠世の王道】:プレッシャーを与えた相手に、特性を「ノーガード」に変更。 L【隠世の誘惑】:プレッシャーを与えた時、中確率で「メロメロ」状態にする。 L【隠世の鉄血】:戦闘続行を確実に発生させる。 L【城のヌシ】:野生異名付与/ T終了時、HP1/6回復 L【シュバリエの君主】:「攻撃」のランクを「体力」で判定させる。/低確率で追加攻撃する。 L【ヌシの特権】:体力ランクを「1」ランク上昇させる L【戦闘続行】:低確率で「瀕死」になるダメージを受けても攻撃を行う/終了時に瀕死になる 【専用】 L【至宝の鬼眼】:相手にプレッシャーを与えた時、《役割》を発動/T終了時に交代する。 サウザンウェーブ/地面/物理/威力90/命中率100/相手は逃げたり、交代できなくなる。自分が場を離れると効果は消える。 キングシールド/鋼/変化/(優先度 +4)、そのターンの間、相手の攻撃技を受けない。 ギアソーサー/鋼/物理/威力50/命中率85/1ターンに2回連続で攻撃する。 ドレインパンチ/格闘/物理/威力75/命中率100/相手に与えたダメージの半分だけ自分のHPが回復する シャドークロー/ゴースト/物理/威力70/命中率100/急所に当たりやすい(C+1) くいころす/ゴースト/物理/威力90/命中率80/HPが半分以下の時、ダメージ*2.0、 《特性》ノーガード:お互いに技が命中率・回避率に関係なく必ず命中する。 戻る 【備考】 亜人城砦(僕ダン)ver.6から手持ちガンバス参考案 戻る