約 108,551 件
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/1148.html
まとめてもう一度読んだけどやっぱり気持ちのいい締め方だった -- (としあき) 2013-02-10 03 38 43 旅人のパーカーの仕掛けに唸らせられた。どこか陰鬱とした空気感の中、最後の前向きともとれるめ締め方は読了後のカタルシスを与えてくれる。鳥人にはバーのマスターが似合う。相方のハーピーも短い中でしっかりキャラ付けされていて良かった。 -- (名無しさん) 2013-02-10 15 34 35 とりあえずやる気と気力があれば異世界では生きていけるようで。生きていればそのうち考えも変わることもあるだろう -- (名無しさん) 2013-02-10 16 05 04 気ままな旅の途中でふと気づく人生っていいね -- (名無しさん) 2014-07-17 22 13 23 しんみりとした空気に味のある話でした。種族や国とかではなくどんな人生を歩んできたか歩むのかの違いは旅情にも似ていますね -- (名無しさん) 2016-02-07 17 23 20
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4844.html
「不幸の一日」 今日はこの作品一、不幸な青年月梨不幸の一日を紹介しよう 不幸「ふぁ…。もう朝か…」 まず彼の一日は、目を覚まし… 不幸「起きようk…ってGKBR!?」 天文学的確率で、彼の口めがけて落ちてきたGKBRを… 不幸「危なっ…!」 避けるところから始まる 不幸「とりあえず朝食だね…」 今現在家にいるのは不幸だけだ。それには深刻な理由があったり、ただ出かけているだけだったりするのだが、そういう重い話はまたの機会に 不幸「さて、パンでも焼くかな…。消費期限は…切れてるし!」 見るとパンの消費期限は切れていた 不幸「仕方ない、買いに行こう…」 そう言って着替え近くのコンビニまで向かう不幸 不幸「あー本当運が悪いな…」 不幸が歩いていると頭上を一羽の鳩が飛んでいた。その鳩が… 不幸の頭に向かって糞を落とした! 不幸「おっと!」 それを避ける不幸 不幸「全く…。あの鳩僕に恨みでもあるのかな…」 そして不幸はコンビニ前の廃ビルまでたどり着く 不幸「ここいろいろ危ないから近づきたくないんだよね…。と、言ってもここ通らないとコンビニに行けないし…」 仕方なく廃ビルの横を通る不幸。すると… …ガタガタ ビルの上にあった鉄骨が物凄い勢いで、不幸の頭に向かって崩れ落ちてきた。当たれば確実に死ぬだろう 不幸「うわっ!?」 それをひらりと避ける不幸 不幸「今のは洒落になんないレベルだよ…。何か取り憑いてるのか…?」 そんなこんなで無事(?)にコンビニに到着する不幸。とりあえずメロンパンを買って帰ることにした 不幸「財布は…大丈夫だ。ちゃんとある。前回は落として大変だったから、今回はしっかりしまっておいたしね…」 会計を済まし、帰路につく不幸 不幸「今度こそ無事に帰れたら良いな…。…!?」 ドンッ! 不幸が何かにぶつかった 不幸「危ないな…。今度はいったいなんなんd……! …で、ですか?」 不幸はそこでやってしまった、僕って本当不運だな、と感じていた 「おい、てめぇ…。ぶつかっておいて何だとは何だ?」 「責任取れんのかよ、おい」 「絶対折れたな、こりゃ。治療費いくらだろうな?」 不幸は三人グループの不良…2ch風に言うならばDQN…のリーダーらしき人にぶつかってしまったのだ 不幸「すみませんでした…。お腹が減っていたものでつい…。ごめんなさい、許してください」 一応謝ってみる不幸だったが… 「てめぇなぁ…。『ごめん』や『すみません』で済むなら警察はいらねーんだよ」 「出せるんだよな、治療費。あんな生意気な口きいたんだからな」 やはり無駄だった。そして、袋小路まで連れて行かれてしまった 不幸「…はは、本当アンラッキーだな…」 「今すぐ金払えや。それとも殴られなきゃわかんねーか?」 不良の一人が不幸の胸倉を掴み、言う 不幸「本当すみません。先程朝食を購入したばかりでして。殆どお金が残っていないのです」 「やはり殴られねーと分からないみたいだな」 そういって胸倉を掴んでいた不良が不幸に殴りかかる。が… 不幸「…」 それをいとも簡単に避けてしまった 「てめっ…! 避けんじゃねぇ!」 もう一度殴りかかるが、避けてしまう。何回やっても当たらない 「くそっ! 生意気な! おい、こいつ押さえとけ!」 「おう」 指示され、グループの中で一番がたいのいい男が不幸を羽負い締めにし、先程の胸倉男が殴りかかる! 不幸「危な…ッ!」 だが、不幸はそれすらも避けてしまう 「てめぇ、避けんじゃねえって言ってんだろ! 第一てめぇは羽負い締めにされていた! 避けられるはずが無いだろ!」 不幸「すみません…。僕、何かと不運でして。町を歩くたびにあらゆる災難が僕に降り注ぐんです。 だから、攻撃がどの方向に向かうか、どのタイミングで避ければいいか、避け方はどうか…とか、そういうのが脊髄に染み付いてるんです…」 「わけわかんねぇこと言ってんじゃねぇ!」 そう言って思い切り殴りかかるが、やはり避けてしまう。さらにその拳は勢い余って羽負い締めしてた大男に当たった 「っ…ぁ…てめぇ、誰殴ってやがる…」 「し、仕方ねぇだろ! こいつが避けたんだから!」 不幸への羽負い締めは解け、大男と胸倉男が仲間割れを始める 「てめぇら落ち着け。こいつはこう言ってるが、そんなのハッタリに決まってる。さすがに俺のコイツは避けれねぇだろ」 そういった不良グループのリーダーの手からは何か不思議なエネルギーが溢れていた 不幸「いったい何をする気です?」 「こうするのさ!」 リーダーの手から謎のエネルギーが大量に発射され、不幸が砂煙に包まれる 不幸「うわぁあぁぁああああああ!!!」 「こいつが俺の契約都市伝説、『波動』だ。これだけの波動を受けて唯で済んだやつはいねえ。終わったな」 リーダーがそう言い、勝利を確信する。が、砂煙が晴れると… 不幸「ふ、フフフフフフ…」 無傷の不幸が立っていた 「「「!!?」」」 「てめぇ、何で無傷なんだ! あれは見えねぇ攻撃だぞ! 避けれるはずない!」 不幸「フフフ…駄目じゃないですか…“僕の死体も確認してないのに勝利を確信した”ら…。 それは僕の『生存フラグ』であると同時に、貴方達の『負けフラグ』でもあるんですから…フフフ」 「何訳のわかんねぇことを…! まさかてめぇも!?」 「そう、そのまさかですよ。今のは僕の『一級フラグ建設士』の能力です…。ところで、さっきも言いましたが僕って最高に不幸でしてね… 世界中を探せばもしかしたら僕より不幸な人も居るかも知れませんが…。学校町では5位以内に入れるほどの不幸を自負しているんです。 だって、僕の不幸は…」 袋小路の上のベニヤ板達が倒壊し始める 「てめぇ、何言って…」 複数のベニヤ板が不幸に向かって降り注ぐ。それを不幸がひらりと避ける 「! まにあわねぇ!」 「うわっ!」 「がはっ…」 不幸の傍にいた不良たちは、複数のベニヤ板の下敷きになった 不幸「自分だけでなく、他人も…敵味方問わず。大切な人も、赤の他人も、大好きな人も、大嫌いな人も。近くにいるだけで、巻き込んでしまうんですから…」 そのままさっさと家に向かう不幸。もちろんその間も不幸が降り注ぎ、それを避け続けていった 不幸の不運はまだまだ続く。寝ていても、起きていても。立っていても、座っていても。動いていても、止まっていても… 続く…
https://w.atwiki.jp/rowarowa/pages/218.html
レボリューション ◆1yqnHVqBO6 「これで5人だ」 絶望、 そのさらに先の虚無。闇。 それを目の当たりにしても心が折れぬ人間など―――― 咆哮。それは王というよりも野獣に似ていた。 今の今まで倒れ伏していた幼き雷帝、 ゼオンが身体中の力を掻き集め、立ち上がる。 「ノール、水流をあの子とミツルの周りに展開させるんだ!」 来栖がゼオンの復活を予測していたかのような自然さで ノールに指示を出す。 「オーケー!」 水がゼオン達の周りを龍のようにとぐろ巻く。 「魔本をよこせ少年!」 高ぶった心はそのままに。 王として相応しい修羅の心を十二分に備える ゼオンはそれが正しい指示として来栖に魔本を投げ渡す。 その速度。まさに豪速球。 だがそれを空中で見事にキャッチした七原が来栖へとそのまま放る。 魔本を手に持った来須圭悟。 叫ぶ。ゼオンと同じように。 咆哮する。 最高の。雷の術を。 ミツルの電撃と同じタイミングで。 ――ジガディラス・ウル・ザケルガ ―― 水流が。雷を纏い、水龍へと変わる。 まるで、ゼオンの弟である彼の『あの術』のような強大さを持って。 まだだ、まだ。 誰も諦めていない。 ありったけの巨大な龍が一つの電磁石となり。 それをノールがチャンの周囲へと動かし。体内磁石を狂わせる。 風水によって築かれた異能を弾く結界は解かれ。 チャンの身体能力もまた、半減する。 針の穴よりも小さい勝機が見え始めた。 「ハハッ」 来栖が朗らかにカラカラ笑う。 ――つまり君の“願い”は正義の味方になりたいってことでいいんだよね!? 短い間の同行者の言葉が来栖の脳裏をよぎる。 それに今ならなんと応えるだろうか。 決まっている。 未来日記所有者4thたる来須圭悟は確信できる。 「俺の“願い”はやっぱ」 そしてチャンは気づいている。 誰の指示でこれを成したのか。 「ああいう奴をボコることなんだよな」 来須圭悟は。 仮面ライダーナイトにカードを―― 仮面ライダーオルタナティブ・ゼロに意志を―― 「なんで俺が会うまともな奴はいつもテロ系なんだろうなあ」 大地を。チャンが蹴る。 重点的に強化された脚力。 それが産み出す速度は誰であろうと反応はできない。 「まあいいさ。やっちまえ、“革命家ども”」 ――託す。 チャンの残る左腕が手刀の形を取り、 来須圭悟を両断する。 そして、攻撃地点が誰にでも読めていたのなら。 後手での対応は可能。 残る戦士。 仮面ライダーナイトサバイブ、龍騎、ローゼンメイデン、オルタナティブ・ゼロが チャンを打倒せんと雪崩のように攻撃を繰り出す。 先陣を切るのは予期せぬだろう大幅な強化を果たした秋山蓮。 まだそのスペックはチャンに悟られてはいない。 闘いの決着を遅らせる理由はない。 己が分身を幾つも作り出し、チャンへと斬りかかる。 「着地点を観測した。その程度のことで私を倒せると?」 今の状況は互角にも程遠い。 魔神、魔王、魔怪、そのどれもが彼を形容するには慎ましすぎるのだから。 数多くの分身による全ての攻撃を チャンはただ一つの動作で薙ぎ払う。 それはただの回し蹴り。 だが、仮面ライダーの力すら付与された その足が産み出す威力と余波はいかなるものをも寄せ付けない。 秋山の後に続くのは七原とカントリーマン。 魔界の大剣を完全に使いこなすに足るスペックを得た七原が 天高く飛び上がり、天空ごと突き刺すかのように チャンの頭頂へ落下速度を乗せて突き刺そうとする。 チャンの脚はまだ回し蹴りから戻されていない。 ならば必然、揚げられた脚は踏みしめるように勢いよく降ろし。 開いた左拳を大剣に沿えて、急激に回転させることで 接地えネールギーを分散。剣の軌道を逸らす。 「馬鹿の一つ覚えのように上からの攻撃か。温すぎる」 そして背後からはカントリーマンが新たに斬りかかる。 それにも対応しようとチャンが 足を動かそうとして。 動かない。 正確には動きが鈍い。 脚が深く埋まる地中は泥濘を超えて沼のようなネバつきを持っている。 何故、一箇所だけ土がこのようになっているのかとチャンは眉を上げる。 「来栖がただ殺されるためだけにそこにいると思ったのかい?」 膨大な電気を込められ続けた水流を周囲に蠢かせ。 ノールが我が意を得たりと大粒の汗を浮かべつつも 彼には似合わない獰猛さを秘めた表情で微笑む。 「始めから来栖に誘導されていたんだよ。 ボクが細工した場所へね」 チャンの反応が。ついに遅れる。 如何なる力を持つ脚であろうとも、いやだからこそ。 足場の悪さが決定的な要因となる 城戸真司に託された龍騎の力と、 霧島美穂によって生かされた命を携え。 ドラグセイバーはついにチャンの右腕を切り飛ばし。 奇跡の執刀、ついにチャンの体に致命傷を負わせる。 そして、 喪った命への悲しみを堪え、 七原は叫ぶ。闘いをともにした戦友に。 「場は整ったぜ」 周囲に散乱していた支給品。 真紅はそこから彼女の持ち物を見つけた。 懐中時計。 真紅の力を元に物の持つ時間を ほんの少し巻き戻せることができる時計。 「右ストレートパンチだ。やってやれ」 ソレを用いて、 真紅は英雄になろうとしていた男が使った銃を復元させる。 「相棒!!」 狙いを定めて。 真紅は捕鯨銃を撃つ。 右腕は先ほど切り飛ばされた右半身のまま、カントリーマンを退けるには時間が足りない。 左腕は残っているが地面に突き刺さった大剣が進路を邪魔している。 どけるにはこれも時間がない。 ならば、いっそ両方向をこの両脚で。却下だ。 着地したところを狙われるが必然。 チャンに残された防御手段は左腕のみ。 左腕に想波をコーティングしてもなお、 強大な一撃を防ぎきるには能わず。 左の掌を突き破り、腕の中。深く深くへと銛がうたれる。 好機。 ついに好機がやってきた。 七原はすぐさま距離を取り、真紅の側へ戻り。 秋山、カントリーマンも最大の一撃を繰り出すためのカードを取り出す。 ――FINAL VENT―― ――FINAL VENT―― チャンの今の武器はその両脚のみと言っていい。 ならば、狙うべきは上空からの圧倒的な攻撃。 同じ高さからの攻撃は片脚をスイッチすることで、いくらでも対応できるだろう。 だが高高度からの攻撃にはどうしても脚だけで迎えうつには限度がある。 引き脚。引き手。 伸ばされた手脚は威力を放った後、改めて元の位置に戻さなければ 再び十全の威力を発揮することができないのは人体の理。 頂点をも超えた武ですらそれから完全に逃れること、叶わない。 龍騎は空高く飛び。 ミラーモンスターの火炎を推進力に チャンへと一個の槍のように突撃する。 カードの効果が明確に現れる直前。 ナイトサバイブもまた空高く飛び。 バイクへと変形したミラーモンスターと共に マントに漆黒のミサイルへと姿を変える。 「準備は。聞かなくてもOKだよな!?」 空高く飛び上がるのは仮面ライダーオルタナティブ・ゼロとて同じ。 背に負うのは宿敵のローザミスティカの力を借りた真紅。 「当然。だから」 七原からそっと離れて。 真紅はあらん限りの薔薇の花弁の嵐を七原の背へと送り。 推進力とする。 「やりとげなさい……相棒!!」 本来なら持たぬはずのオルタナティブ・ゼロの蹴り技。 だが今、友の力を借りてここに成されるのならば。 付けるべき名はただ一つ。 ――RIDER KICK―― 三方向からの同時攻撃。 これを迎え討つには今のチャンには些か心もとないか。 いや、これはただの“劣勢”。 乗り越えようと奮起するに相応しい障害が 最強の前にようやく現れただけに過ぎない。 「楽しい。楽しいぞ諸君!!」 チャンは渾身の力をこめた蹴り技でそれら 全てを一度に退けんとする。 瞬間。チャンの身体中に雷を伴った水龍が巻きつかれる。 チャンの動きが止まる。 「もう、限界なんだ」 ノールが、ミツルが、ゼオンが膝を付きながらも。 チャンを睨みつける。 「全力をくらえ」 そして三人のライダーの攻撃が、 チャンを。 「見事也! 戯れではなしに私の本気を真っ向から引き出すとは。 無双の孤独を耐え忍び続けた甲斐があったというもの!」 両の手が使えなくなろうとも。 奥の手が使えないことには決してならない。 言葉遊びにすらならない道理。 ――天地開闢 有為転変―― 封印魔法、発動。 ありとあらゆる周囲の想波がチャンへと集められていく。 八卦鏡の助けがないとしても、 産み出される威力は会場丸ごと滅ぼすことすら可能だろう。 破壊が、周囲のエリアごと彼らを包み。 断とうとする。 それでも退かない防人の全力攻撃。 三人の仮面ライダーの同時攻撃。 余波が周囲一帯を吹き飛ばして彼らはまだ攻撃を打ち砕かれてはいない。 「膝を屈することを良しとはせず。 立ち向かい続けるか勇者達よ!」 チャンは喝采する。 まだ誰も諦めてはいない。 最強を倒すことを。 “願い”へ、未来へ進むことを彼らは諦めてはいない。 だから、 「受けて死ね」 力を使い果たしたミツルは既に変身が解かれ。 普段の姿に戻っている。 それでも。 彼は闘い続ける。 ――エターナル・エンド―― ミツルの封印魔法も加わり。 エネルギーのせめぎ合いはさらに激化する。 チャンのベルトにあるデッキはとうに壊れ。 仮面ライダーの意匠は消え失せている。 残るは己の鍛錬のみで辿りついた想波の闘法たる悟りのみ。 そして、チャンの攻撃はついに破られ。 仮面ライダー達の攻撃がチャンを打ち砕く。 ハズだったのに。 カントリーマンが手駒にした不死人達に守られていた朧が。 度重なる精神への負担に耐え切れず心を無くした者が。 あまりの衝撃に眼を醒まし。 起き上がり、戦場を破幻の瞳で見つめる。 破幻の瞳があらゆる異能から身を守り。 彼女の諦めが全てを台無しにする。 諦めが。 勇者達を殺す。 変身が解かれた仮面ライダー達はそのまま落下し地面を転がる。 立っているのはぶつかり合いにより、 インペラーのデッキを壊されていたチャンのみ。 だが仮面ライダーの運命であるミラーモンスターの襲来はない。 ミラーモンスターの乱入ごと消し飛ばす苛烈なる激突。決闘。 それを最悪の形で邪魔されたチャンは特に動じることもなく 一足飛び出朧の眼の前へと現れる。 「やめろ!」 カントリーマンの懇願にも似た制止の声も虚しく。 チャンはあっさりと朧を蹴り飛ばす。 全ての水を使い果たしてしまい。 合体すら解かれてしまったノールに 内蔵の全てが壊された朧が肉の弾丸となり。 体内からから突き出た骨がノールの身体中を突き刺す。 死体となって崩れ落ちるノールと朧を尻目に 異能殺しの軛から解放されたゼオンが真っ先にチャンへと突進する。 魔本を用いての術ブースト。 それに頼ることはできない。 側にいたノールは死に、 ミツルも疲弊で動くこともできずただチャンを睨みつけている。 心の力をありったけ振り絞った術で己の体を強化し、 チャンへと殴りかかる。 だが、消耗が。ダメージが大きすぎた。 「まだだ。俺は! 俺はガッシュを殺した貴様を必ず殺す!」 復讐の念すべてをこめての攻撃をチャンは足裏で受け止める。 「ガッシュ?」 チャンがゼオンの怒りを目の当たりにして言う。 「誰だそれは?」 それはただの言葉。 ブラフである可能性も十分にあった。 だが、ゼオンは。 王の素質と資質を十二分に兼ね備えたゼオンは理解してしまう。 その言葉に、嘘はないと。 ゼオンの眼から光が喪われる。 己の徒労を知り。力が抜ける。 そして、 諦めてしまったゼオンの体をチャンの足裏が拳ごと押し返し。 踏み潰す。 真っ赤な血の塊となった三人。 地面を転がっていた七原達はようやく立ち上がる。 疲労の影を隠しきれなくとも。七原は憤り、叫ぶ。 「どうしてだ! どうしてそんなことができる!?」 七原に眼を向けたチャンは先の中断された 問答の続きであるかのように嘲笑う。 「無意味だからだ。 幾億の“願い”も、信念も。 その全てが虚でしかないだからだ。 死ねば、裏切られれば全てが無へと変わる」 チャンは七原達の方へと歩き出す。 握る拳がなくとも溢れんばかりの闘気が対峙する者達へ突き刺さる。 「だから私は想うのだよ。 闘争だけが実。 “願い”のためであろうと復讐のためだろうと、 それによって突き動かされた戦士の織り成す闘争は」 そこにあるのは空虚な最強に残されたほんの少しの郷愁か。 チャンは続ける。 「闘争だけは。真実で在り続けると」 恐らくは、これがチャンの心。 これに真っ向から触れた者は既に死した勇者ワタルだけだろう。 たしかな重みを持った言葉。 受け止めるには殺意もなく、真摯過ぎて、灼かれそうなその想い。 ある意味で潰されそうな純粋さ。常人は触れることすら厭うであろうソレ。 だが、今の彼らは違う。 カントリーマンは言う。 「『私』の中には生きている。 医師としての『私』が救った命が、『私』達を救おうとした際の言葉を憶えている。 『生きろ』。 旅人として殺し合うことしかしてこなかった『俺』はその言葉で、 医者として行動してきたこの世界での『私』が救われたように想えた」 秋山は言う。 「アンタの願うソレは。求めるソレは。 真実じゃない。ただの地獄だ。 闘い続けなければ生き残れない。 それは確かだ。だが…………」 秋山は確信をこめて告げる。 「殺しあい続けなければ生き残れない“願い”は。 きっとそんなに多くないんだ。 殺し合いを産むほどの“願い”は。 そんなにあっていいものじゃない」 何を言われようともチャンは動じない。 ただ自らと闘ってくれるだろう者達へ歩み寄るだけ。 「良い意志を感じる」 そして、間合いに入り。 チャンは攻撃へと移る。 「だが。意味はないがね」 最大の好機を逃したがゆえの脱力は 秋山とカントリーマンの力を、意志を疲労以上に奪っている。 体が。チャンに立ち向かう力を与えてくれない。 「お前達もまた、諦め。ここで死ぬのだから」 前蹴りが秋山へ繰り出される。 それを七原が前に出て庇う。 ただ一人、欠片たりとも諦めておらず。 体を動かす力を持っていた七原が大剣で受け止める。 受け止めきれなかった衝撃が。 オルタナティブ・ゼロのデッキをついに壊す。 仮面ライダーの運命が七原を襲う。 ミラーモンスター、サイコローグが現れ、七原へと襲いかかる。 七原が、喰われようとする。 「お前は本当に諦めないんだな。七原」 それを阻むのは、 七原と真紅の生き様を短い間だが共有した 仮面ライダーナイト、秋山蓮。 サイコローグの腕が、秋山蓮を貫く。 「一度殺したらもう戻れない、か」 清々しい顔で 秋山は、最期の言葉を遺そうとする。 「それでも、同じ道を歩むことはできるんだな」 そして、渾身の力でサイコローグの首を跳ね飛ばし。 秋山蓮が最後にその眼に映すのは。 親友のデッキを受け継いだ男の姿。 「願わくば……俺のナイトを受け継ぐ者も。 いや、これは俺には過ぎた――」 羨望混じりの言葉。最後までは述べられず。 カードデッキを握り締めたまま、膝をつき。 秋山蓮もまた、死ぬ。 倒れ伏していく者達の命が。 意志が、“願い”が、七原の心を震わせて。 人知れず引き継ぎを終えていたハルワタートを呼び寄せ。 ハルワタートに選ばれ。 闘志が“願い”のインストールを終わらせ。 破裂しそうな程の数多の“願い”が七原の脚を、更に前へと動かす。 生身で。一振りの大剣を手に。 チャンへと挑む。 「愚行なり。革命家、七原秋也よ」 けれども。 どれほどの意志が宿ろうと、“願い”が宿ろうとも。 それはチャンの攻撃が 七原の胴体を突き破る妨げにはなってくれない。 だが。だが、それでも。 「アンタは死んだら意味がないって言うけどさ」 七原は大量の血を吐き出しながら、 力の抜けた手から大剣を落としながらもチャンを見つめる。 「俺は知っているんだ。 短い間しか一緒にはいられなかったけど。 悲しい別れもたくさんあったけど。 少ししかわかり合うことが出来なかったとしても。 俺は知っている」 意志が七原の手に銃を握らせ。 チャンの顔へと狙いを定める。 零れ落ちる命を。必死に繋ぎとめながら。 震える手で。 「死んだんじゃない。 みんな生きていたんだ! ここでも! どこでも! 命が続くまで、必死に!! 未来の為に生きてきたんだ!!」 だから。 七原は血まみれの顔で笑みを浮かべる。 「アンタもたしかにここで生きていたって憶えてやる。 背負ってやる。そして、一緒に死んでやる。 けど未来に繋げてやる」 震える手を鼓舞して七原は引き金を振り絞る。 チャンは動くことができない。 七原の胴体を貫いている脚を抜くことも。 地面に置かれている脚を動かすこともできない。 彼の体を渾身の力でカントリーマンが羽交い締めにしているから。 「さようならだ。最強」 虚闇のような銃口を目の前にし、 チャンは笑みを浮かべた。 銃声が虚無に響く。 その笑みの意味を知ることは誰にもできないだろう。 ………………………………………………………………………………………………。 暗い。寒い。砂のように生命が零れていくのを七原は感じていた。 視界は闇で覆われて。体の先から熱が喪われていって。 側にいるハルワタートが教える。 次の防人を。 ――いや、俺1分も防人やった気が全くしないんだけども。 まあ、いっか。チクショウ。いや、チクショウじゃないか。 ああ、でもやっぱりやっぱりコンチクショウ。 チャンにはカッコつけたけどまだまだ生きてえよ俺―― けれども、 自分の頭が小さな小さな膝の上にあることだけはわかった。 ――よかった。 どこに吹き飛ばされたんだと思ってたけど無事だったんだな―― 友の無事を知り、七原は安堵する。 押し寄せる悲しみと無念を抱きながら。 ――ごめん。ごめんな典子。俺、帰ることできないみたいだ。 すまない、すまないノブ。俺、約束破っちまったよ。 川田。俺、俺。お前みたいに戦えたのかな?―― 顔に雨があたる。 温かい。そしてとても優しい雨が。 大粒で、なのに、不思議なほどにささやかな雨が。 ――悲しませちゃったよな。 でも、でもさ。俺は伝えたいんだ。お前に―― 必死に七原が真紅の顔があるであろう所へ手を伸ばす。 小さな手がそれを強く強く握りしめる。 「俺、最期に――――」 言葉が出ない。 出るのはもう、血だけで。 ヒュウヒュウとした呼吸音だけが七原の口から流れる。 引き継ぎの時間がやってくる。 七原の体を雨ではない水が包み、砕き、溶かす。 そして、ハルワタートの口へと吸い込まれる。 七原秋也もまた、革命の志半ばで死ぬ。 だが。 新たな防人、真紅が彼の“願い”、知識を全て受け継ぐ。 “願い”は、七原の意志はローザミスティカに刻まれた。 ――俺、最期にさ。 良い友だちを守ることができて。 本当に良かった―― 七原秋也との消えない絆とともに。 【猿谷甚一@銀齢の果て 死亡確認】 【来須圭悟@未来日記 死亡確認】 【朧@バジリスク~甲賀忍法帖~ 死亡確認】 【ノール@waqwaq 死亡確認】 【ゼオン・ベル@金色のガッシュ!! 死亡確認】 【秋山蓮@仮面ライダー龍騎 死亡確認】 【チャン@ブレイブ・ストーリー~新説~ 死亡確認】 【七原秋也@バトルロワイアル 死亡確認】 【残り 28名】 レボリューション(上) 投下順 レボリューション(続) レボリューション(上) 時系列順 レボリューション(続) レボリューション(上) 真紅 レボリューション(続) ミツル カントリーマン 秋山蓮 GAME OVER 七原秋也 GAME OVER 来須圭悟 GAME OVER ノール GAME OVER 朧 GAME OVER ゼオン・ベル GAME OVER 猿谷甚一 GAME OVER チャン GAME OVER
https://w.atwiki.jp/mistchronicle_lobi/pages/370.html
第九章第九章「序幕」 9-1死の砂漠入口「砂漠の入口」 9-2ゴーレム出没地「傷だらけの信徒」 9-3サボテン群生地「呆れ返り」 9-5亡者の交差点「指摘」 9-6亡者の間道「目覚めし者」 9-7亡者の道「奇妙な感情」 9-8亡者の転生「傀儡」 9-9サドラク郊外「排除」 9-10サドラク城入口「魔法戦」 第九章「終幕」 第九章 第九章「序幕」 転移門を開いてアリン達を砂漠へ送った後、以前に訪れたことのある場所へやって来たーー チョコ キュ〜?(シフォン様、どうしてまたここに来たの〜?) シフォン 魔人と戦った時、アイツらの使ってた魔法系統って、この世界のと違ってたのよね…森の心にかかってた魔法もその系統だったから、森の心を見つけた場所を調べてみようと思って チョコ キュ、キュ〜(そっかあ、魔人達の動きも探れるかもね〜) シフォン そういうこと今度は待ち伏せをされないように、こっちから奇襲をかけられるようにしたいのよ チョコ キュ〜 草木が生い茂っていた場所は、今や跡形もなくなり、砂に埋もれている…そこでシフォンが感知魔法を唱えると… シフォン どういうこと!? チョコ キュ〜? シフォン この辺りは…守護者の息吹で満ちてる…この地の守護者といえば…砂嵐の蠍王アシラね… チョコ キュ〜…(チョコは何も感知できないな〜) シフォン そうね、感知魔法には反応するけど、何というか、生命反応は感じられない…?ワタシもこういうのは初めて… シフォン 守護者の影響で、魔人の捜索も難しいみたい…先にアリン達を探して、守護者があっちの砂漠にいないことを教えてあげよっか チョコがアリンの匂いを追跡し、シフォン達はアリンに合流しに行くーー 9-1死の砂漠入口「砂漠の入口」 発生している砂嵐の影響で、シフォン達は空を飛んで移動することを諦め、防衛結界を張りながら歩いて進んで行ったーー チョコ キュ、キュ〜(砂嵐って怖いね〜、アリン様達、大丈夫かなあ) シフォン まあ、どっかに避難くらいはできてるんじゃない? シフォン ヴァンパイアがさすがに砂嵐では死にはしないでしょせいぜいミイラになるくらいで、今と大して変わらないんじゃない? チョコ キュ!キュ〜(シフォン様、誰かいるみたいだよ〜) シフォン とりあえず行ってみよっか 9-2ゴーレム出没地「傷だらけの信徒」 砂嵐の中を彷徨う聖光教団の部隊を発見する…人数から察するに、どうやら本隊とはぐれた様子ーー シフォン フン、アリンじゃなかったか…こんな砂嵐の中にいるバカはアイツくらいかと思ったけど ディノ なんでまたヴァンパイアが!?ペペッ…砂が口に入った… シフォン なに?また例によってアリンと会ったことがある奴? ディノ あのヴァンパイアの仲間か!?会いたかったら自分で探すのだ!ああっ、砂が目に入った…イテテテテ シフォン なにコイツ、ドジッ娘ってやつ?…違うかま、勝手に頑張って砂嵐から生き延びてちょうだい ディノ 待て!そんな簡単には行かせないんだからね! シフォン なに?やる気? ディノ もぷ……ペペッ…もぴろん! 9-3サボテン群生地「呆れ返り」 チョコ キュ〜、キュ〜(こんな砂嵐の中で戦おうとするなんて、変な人たちだね〜) シフォン ホント、何考えてんのかしら…理解できないわ シフォン それに、この砂嵐にしたって、魔人達が何かしら関わってる気がするのよね ロッド そこのヴァンパイア!…ペペッ…と、止まれ!…ポポッ… シフォン 何なのよコイツらは……砂が口に入るなら、無理に叫ぶのやめたら? ロッド こんなで状態であろうとも…ププッ…自分の担当する防衛ラインは…パパッ…守らなければならない!…ピピッ… シフォン パピパピ言いながらカッコつけないでよだったら何でアリンは捕まえてないの? ロッド 一時は捕まえたが……ブゥ〜ッ…砂嵐が来て…逃げたのだ…ポフゥ〜… シフォン もしかして、隠れる場所が見つけられなくて、ワタシ達に八つ当たり? ロッド あばばばば シフォン なに?図星だった?残念、相手が悪かったわね シフォン この程度でワタシに喧嘩売るなんて身の程知らずだね ロッド クッ…フェアじゃないぞ…砂嵐の影響さえなければ…ペペッ…魔法なんて怖くないのに…プスッ… シフォン ほう、魔法なんて?聞き捨てならないわねぇ ロッド 本当だぞ…聖光の使徒は…ウポ…嘘はつかないのだ… シフォン もっと痛い目に合わせないといけないかな? ロッド ほら…魔法をもう一発…ペペッ…撃って来いよ シフォン やってやろうじゃないその自信がどっから湧いて来るのか知りたいわ シフォンは強力な魔法の詠唱を始める…ロッドは盾を前に構えるーー ロッド みよ!魔法反ぴゃっ!…ペペッ…しまった…ちゃんと言えないと発動しないのに!ちょ、ちょっと待って!もう一回! シフォン 付き合いきれないわよ!ほら、喰らいなさい!! ロッド アベベベベベベベベ ロッドは悲痛な叫びをあげながら、砂の上を転げ回って体についた火を消しているーー シフォン 今度からは、マスクでも着用しといたら? シフォンはあきれ返りながら、その場を立ち去って行ったーー 9-5亡者の交差点「指摘」 シフォン 砂嵐…ますます酷くなってるわね…このままだと視界もなくなるかも… シフォン達は防衛結界を張っているが、砂で視界が遮られることを心配しているーー チョコ キュ〜?キュ〜(避難する場所を探す〜?アリン様達もそこにいるかも知れないし) シフォン そうね、近くに建物なんてないみたいだから、地下に何かないか探ってみよっか シフォンは日傘を砂に刺して、感知魔法を発動するーー シフォン あったあった!よし、行こ!チョコ チョコ キュ〜 ジェンダ やっと見つけた!私の部下を、悲惨な目に合わせてくれたみたいだな シフォン達が振り向くと、聖騎士の女性が寄ってくる…その聖騎士の体には砂は一切かからず、何かに護られている様子ーー シフォン ほ〜、砂嵐の影響を受けないのね…聖人級?珍しい人間に出会っったわね ジェンダ 物知りなヴァンパイアねそう、私は生まれながらにして聖光の加護を受けてる人類を脅かす邪悪なる者を滅するのが私の使命!聖光の裁きを受けよ! シフォン ハハッ、邪悪なる者って…初対面の少女に対して、めちゃくちゃ言うわね シフォンに敗北し、呆然とする聖騎士ジェンダーー ジェンダ まさか…聖光に勝る…魔物がいる…? シフォンはそのまま立ち去ろうと思っていたが、ふと足を止めて尋ねるーー シフォン ちょっと聞きたいんだけど、なんで魔物を消滅させるのが自分の使命だと思うの? ジェンダ 何…? シフォン アンタの考えを聞かせてよ ジェンダ 聖光が存在する意義は、悪に対抗するため私は生まれつき聖光の加護を受けているのだから… シフォン なら、人類に邪悪と断じられた魔物達の…存在する意義って何?何のために生まれて来たの? ジェンダ それは…考えたことがなかった…けど、放っておけば罪のない人々が命を失う! シフォン でも逆に魔族から見たら、アンタは罪のない者を殺す虐殺者よね? ジェンダ 違う…私は… シフォン 何が違うの?アンタ達の…正義と称する軍隊と、魔族のやること、どう違うの? ジェンダ 違う!私たちは人類を守るために… シフォン 教団の仲間すら守れてないじゃないこんなところで油売ってないで仲間を砂嵐から避難させなくていいの?アンタは聖光に護られてても、他の人は違うんでしょ? ジェンダ う……………… シフォン 聖光の加護と言ったって、大げさなものじゃなくて、それは結局、能力の一つに過ぎないって事じゃないの?その力を使って自分の好きなようにやってるだけでしょ シフォン 正義とは何の関係もないのよ! ジェンダ 違う…違う…そうじゃ…そうじゃない… シフォン 素直に認めたら?力さえあれば好き放題できる、そんな風に生きていたいんでしょ? ジェンダ ま、惑わされないぞ……!私を…聖光から遠ざける企みだろう… シフォン まあ、どう取ってくれても構わないわよワタシはただ、正義という甘い言葉を笠に着て、私欲を満たす人間が気に食わないだけ ジェンダは沈黙する……これまでの自分の行いを振り返り、シフォンの言う通り私欲を満たす為でなかったか、自問自答するーー 9-6亡者の間道「目覚めし者」 レイラ もうやめなさい!…ペペッ…ジェンダ様へのこれ以上の暴言…許さないわよ! シフォン ふーん、ワタシをどうやって止めるつもり? レイラ すぐに教えてやるわよ…コホッ… ジェンダ レイラ!もういい、私たちだけでは勝ち目はない… レイラ そんな…ジェンダ様らしくないです…コホッ ジェンダ 彼女の話も…一理ある気もする…魔物に対して私たちは執拗すぎたのかも知れない… シフォン ふーん、それなりに考える頭は持ってるのね ジェンダ それで… ジェンダはシフォンの前に立ち、目を真っ直ぐに見て言ったーー ジェンダ 君にお願いしたい聖光教団の部隊を、安全な場所へ導いて欲しい レイラ ジェンダ様…何故…魔物に強力を求めるなど…コホッ シフォン それはずいぶん虫のいい話じゃない? ジェンダ その通りだ…けど…今は皆を助けるには、君の助けを借りるしかない シフォン アタシにとっては難しいことじゃないけど、そもそも助ける理由がないわね ジェンダ それもその通りだ…けど…お願いします!これが終わったら、何でも君の言う事を聞こう…人類に害の及ばない事であれば…何でもする! レイラ コホッコホッ…駄目です…ジェンダ様… ジェンダ レイラ、もう決めたんだ…これ以上何も言うな シフォン そんな約束しちゃっていいわけ?もしワタシが死ねと言ったらどうするの? ジェンダ 聖光の名にかけて誓う…たとえ命の代償であったとしても、必ず約束は守る! シフォンはジェンダの真直ぐな眼差しを受け、少し驚いて目を逸らしたーー シフォン ……わかったわよ自分で言い出したんだから、後で文句言わないでよね? 9-7亡者の道「奇妙な感情」 シフォンが魔法で探知した地下洞窟へ導かれ、聖光教団は砂嵐から脱出することができた… ジェンダ 助けてくれてありがとう…君がいなければ…多くの兵士が命を失ってたかも知れない シフォン …………………… シフォンは困ったような顔で黙って考え事をしている…無反応のシフォンに向かってジェンだが言うーー ジェンダ さあ、何をすればいい!?私はもう覚悟はできている! シフォン う〜ん、まだ思いつかない……後で思いついたら、言いに来るわ 立ち去ろうとするシフォンを慌てて呼び止めるーー ジェンダ ま、待って!情けなど無用だ! シフォン いいから、決定権はワタシにあるのアンタは大人しく待ってればいいのよ ジェンダ ……了解した シフォン じゃあね!もうついて来ないでよ!ワタシ達は、敵同士なんだから… その場を立ち去った後、チョコはシフォンに尋ねるーー チョコ キュ、キュ〜?(シフォン様、どうして困った顔してるの〜?) シフォン 他人のために自分の命を捨てるなんて…ワタシにはよくわからない…死んだら何もなくなるのよ?あんな人間がいるなんて…) チョコ キュ〜(チョコもわからない〜) シフォン アリンならわかるのかな…アイツはヴァンパイアらしくなくて、逆に人間に似てるような気がする… 突然、洞窟の奥から大きな振動が伝わって来るーー シフォン この洞窟に何かいるみたいね…見に行かないと 洞窟の中に建てられた、古びた神殿が目に入る…そこには戦いのあった形跡が残っているーー シフォン ……運がいいわね偶然だけど、魔人の痕跡を見つけられるなんて… 突然、何者かが襲い掛かって来る…その人間達は意志を失った目をしているーー シフォン 魔人ってホント、人を操るのが好きなのね悪趣味だわ シフォンは敵を撃退した後、魔力感知を行うーー シフォン 操られてからまだそれほど時間はたってない…今度こそ逃さないわよ チョコ キュ!キュ〜(シフォン様!アリン様の匂いも感じるよ〜) シフォン あ、ホント?探す手間が省けたわね、行こ! 9-8亡者の転生「傀儡」 突然、暗闇から長槍が飛んできてシフォンを襲う…間一髪でかわすシフォンーー シャデリ 魔人様の命令…侵入者は排除せよ… チョコ キュ〜! シフォン フン…不意打ちが失敗して残念だったわね 魔人に操られた男は、再び長槍を構えるーー シフォン まだやる気?さっさと諦めなさいよ! 9-9サドラク郊外「排除」 洞窟の奥へ向かう途中、魔人に操られた者達が次々と襲い掛かって来る…シフォンは殺さないように撃退を続けていたが、次第にイライラが募っていくーー シフォン あ〜もう!きりが無いわね…魔人を逃したくないのに シフォン達の目の前に結界が出現し、先へ進むことができなくなるーー シフォン 結界!?誰の仕業よ!? シフォンが結界に向かって魔法攻撃を放つが、結界はビクともせずに攻撃を反射したーー シフォン む…これほど強力な結界を張るには、近くで術者が詠唱を継続する必要があるはず…チョコ!術者を探すよ! チョコ キュ〜! チョコが匂いを追跡し、術者を見つけ出した…術者の足元には魔法陣が展開されているーー シフォン コイツが魔人の支配術を拡散してるみたいね…あの魔法陣を消せば、他の操られてる人間も解放できるはず マルビス 脅威が迫っている…防御せよ…… チョコ キュ〜、キュ〜!(チョコが周りの人を引き付けるから、シフォン様はあの敵に専念して〜!) チョコは高周波の声を発しながら周りの人間を引き連れて飛んで行ったーー シフォン チョコ、ありがと!こっちは任せて! 司祭を倒し、魔法陣を解除することに成功する…操られていた人々は気を失い、地面に倒れていくーー シフォン 機械のように、決まった命令を実行させてたみたいね…操っていた魔人はもうここにはいない…?まさかすでに目的を達してる…? マルビス き…君は…魔族!?なぜ…助けてくれたのですか? 司祭は倒れた体をゆっくりと起こし、シフォンに尋ねるーー シフォン ワタシは魔人の敵って事だけ言っておくわ時間が無いから、知ってる事を話して! マルビス わ…わかりました… マルビス ここは、古の正義の神を信奉する神殿…また、守護者様の住処でもあります…我々はひっそりとここで暮らしていて、その存在を知るのは砂漠の民でもごく一部でした… マルビス ですが…少し前に一人の人間がやって来て、正義の神殿の試練を受けたいと言いました…試練は古より伝わる伝統で、挑戦者を拒むことはできません… シフォン 待って!それは長髪の剣士? マルビス はい、知ってるのですか?あの剣士は…試練を突破し、守護者様の住処へ…守護者様は倒されて、砂と化してしまった…… シフォン 砂に………!!なるほど…外で吹き荒れてる砂嵐は、守護者そのものだったのね マルビス その後のことは…思い出そうとすると…頭が…何も思い出せない… シフォン その剣士は一人で来てたの?誰か連れていなかった? マルビス いいえ、ひとりで来ていました シフォン 魔人と剣士は仲間ではない…剣士は守護者を倒す…魔人の目的は…? マルビス ハッ!!守護者様が神器を守っていたのです!神器を奪いにやって来たのでは!? シフォン …そういう事か!神器の場所を早く教えて! 司祭の示した、『神の冠』の置かれている場所へ大急ぎで向かうーー 9-10サドラク城入口「魔法戦」 シフォンが神の冠のある場所に近付くと、奥からアリンと何者かが離している声が聞こえてくるーー シフォン アリンの声…話している相手は…魔神ね シフォンは移動しながら手に火炎弾を発現させ、奇襲をかける用意をするーー アシンドラ レオニアの言ってたヴァンパイアの妹の方だったら、もう少しは楽しませてくれるのかねえ? シフォンは石室に飛び込み、魔人の声のする方へすぐさま火炎弾を放ったーー シフォン ワタシを呼んだ? アシンドラ ほう…なかなかの火炎を扱うじゃないかけど簡単には喰らわないよ? アシンドラは瞬時に魔法壁を展開して防御していた…シフォンは少し驚いたが、表情には出さないーー シフォン ちょっと探りを入れてみた程度のものよ?これくらいでやられてたら拍子抜けしちゃうわ アシンドラ ハハッ…小生意気なガキだねえようやく面白くなってきたじゃないか シフォンがアリン方へ目をやると、普段の喧しい態度と違って沈んだ表情をしているが、とりあえず無事であることを確認し、魔人の方に向き直ったーー シフォン フン…ワタシがガキならアンタはおばさんでしょ?ねえ、魔人のおばさん? アシンドラ ハハッ…面白い、実に面白い…その減らず口からでる悲鳴を聞いてみたいもんだねえ! シフォン やれるもんならやってみなさいよワタシはおばさんの悲鳴なんか聞きたくもないけどねまあ、我慢してあげるわよ 強大な魔法の応酬が始まるーー シフォンとアシンドラは空中で戦いを繰り広げるが、すぐには勝負はつかない様子…シフォンが下の祭壇に目をやると…そこにはもう神の冠はなかったーー シフォン 神器…アンタが盗ったの? アシンドラ 違うねえ、私が持ってたなら、神器の力を使って既にお前を殺してるさ シフォン 間に合わなかったか…… アシンドラ ハハッ…どっちにしろ一緒さ!お前らは全員ここで死ぬんだからね! アシンドラとの戦闘は続いている…シフォンの見立てでは、魔法の威力は同等、しかし魔力の総量は魔人の方が多い…シフォンは長期戦になれば分が悪いと考えるーー アシンドラ このままだとジリ貧になっていくんじゃないかい?だが逃さないよ! シフォン 誰が逃げるって? シフォンは強化魔法を使って、自身の身体能力を向上させたーー アシンドラ 魔道士が格闘でもするつもりかい?これだから最近の若い奴は… アシンドラが重力魔法を唱える…シフォンの体が急激に重くなり、動きが鈍るーー アシンドラ 魔法での戦いを放棄したのはお前だからね悪く思わないでくれよ? シフォン ……この程度の重力……まだ動けるわよ アシンドラ 動けるから何だい?魔法を避けるだけの余裕はあるのかい? シフォンは真っ直ぐに足に向けて飛んでいく…結界を張り、魔法攻撃に耐えていたが、結界の耐久が限界に達しようとしているーー アシンドラ ハハッ!死ぬがいい! シフォンの結界がついに破壊されるが、まだアシンドラとは距離がある…無防備な状態のシフォンへ、アシンドラが魔法を放つーー アシンドラ もう終わりだよ!喰らえ!交雷滅! アシンドラの杖先から交錯する雷光が放たれ、シフォンに直撃するーー アシンドラ ハハッ!どうだ!私の方が強い! シフォンは歯を食いしばり、なおも突進を続けるーー アシンドラ そんな状態でまだやるつもりかい?とどめをさしてやるよ! シフォン これで…終わりよ…闇影!!! シフォンの体が影に変わり、一瞬で魔人の背後に現れるーー アシンドラ 何を…!?だからって… シフォン 黙……れ…… アシンドラを後ろから羽交い締めにして、首筋に牙を刺し込むーー 第九章「終幕」 地を吸われた魔人は力を失い落下していく…シフォンは吸血により傷がみるみる回復していったーー シフォン 魔人達の中には強い奴もいるのね…ひとりですべての魔人の相手をするのは厳しいかも… シフォン それにしても、さっきの作戦が成功してよかったわ…失敗してたら…… シフォン ま、いっか、とにかく勝ったんだしさて、またアリンの命を助けてあげられたし、今度こそ感謝の言葉を聞けるのかしら? シフォンは期待を胸にアリンのもとへ降り立ったが、その反応はシフォンの想像とは違っていたーー
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2187.html
ウサギのナミダ ACT 1-36 ◆ ゲームセンターに歓声が轟いた。 ハイスピードバニーの勝利。 その勝利にギャラリーの誰もが沸いている。 人間も神姫も、ティアの勝利を賞賛する。 美緒と仲間たちも、抱き合って喜んだ。 三強さえも、その勝利にガッツポーズを取っている。 筐体からフィールドの表示が消え、次のプレイを待機する頃になっても、歓声がやむことはなかった。 ■ 暗闇に、真横に一筋の光が射す。 それは太さを増し、やがて闇は光に取って代わる。 眩しい。 瞳が光量の調節を終えると、今いる場所を認識する。 ゲームセンターの筐体の上。 アクセスポッドが開いたところ。 まわりにたくさんの人がいる、みたい。 大きな歓声が聞こえてくるから、そう思った。 周囲の風景はぼやけていて、よくわからなかった。 「……泣いて……いるのか? ティア……」 「……はい」 わたしはまた泣いてしまっていた。 涙がぽろぽろとこぼれるけれど。 わたしはしずくが溢れるままにしていた。 「……泣くな……」 「いいんです……もう、これで……自分のために泣くのは……最後だから……」 わたしの胸に、様々な想いが去来する。 わたしのことを、許してくれた仲間たちとのこと。 電脳空間を飛び越して、聞こえてきたマスターの声。 わたしの名を呼んでくれた仲間たち。 今ここにいることの、幸せを噛みしめる。 たくさんの嬉しさと、いくばくかの寂寥が、わたしの心を包んでいる。 流れ出る涙は止めようもない。 でも、いやな涙じゃない。 いまのわたしの幸せと希望と、かつての友への別れに流す涙だったから。 「だめだ……泣くな……」 でもなぜか、マスターはわたしが泣くことを許してくれない。 不可解な気持ちがして、わたしは訊いた。 「なぜ、ですか? 泣いちゃ、だめなんですか?」 「お前が……泣いてたら……」 マスターの声が大きく震えた。 「俺が、泣けないだろ……っ」 わたしは思わず振り向いた。 びっくりした。 マスターが……あのマスターが、大粒の涙を流して、口を手で押さえながら、泣いてる。 筐体の上に置かれた左手は、強く握られていて、指の隙間から血がにじんでいる。 わたしの涙なんて、どこかに行ってしまった。 とても心配になった。 わたしは、マスターの手にそっと触れる。 「ど、どうしたんですか。どこか苦しいですか。大丈夫ですか」 わたしは何をしゃべっているんだろう。 こんな時に、どうしたらいいかなんて、さっぱりわからない。 気が動転している。 マスターは、指の隙間から押し出すように声を出して、言った。 「……心配した……もう、帰って、来ないかと……思った…… 不安でっ……押しつぶされるかと…… お前……帰ってきて……驚いてっ……俺の神姫だって……嬉しくて…… 気持ちが……もうっ……ぐちゃぐちゃで……わけわかんね……」 マスターも自分の気持ちがわからないのなら、わたしにも分かるわけなかった。 でも、わたしのこと、心配してくれたのは、わかった。 だからわたしは、マスターの握り拳にもたれかかって。 「わたしは、ここにいます。ここにいますよ?」 「……うん」 「ずっと、一緒ですから。もうどこかに行ったりしませんから。」 「……うん」 「だから、もう泣かないで下さい」 マスターはそれでも泣きやむ様子はなくて。 だけど、わたしのために泣いてくれることを少し嬉しく思ったりした。 ◆ 人には、その時どきにおいて、役割があると思う。 その時の菜々子は痛切にそう感じていた。 隣で、感極まって泣き出してしまった遠野を、どんなにか慰めたかっただろう。 でも、彼女はその役目をティアに任せた。 それが適任だとも思ったが、理由はもう一つある。 筐体の向こうにいる最低男を見張らなくてはならなかったのだ。 勝負に負けたからといって、井山がティアを諦めるとは思えなかった。 懸命に戦った二人のために、菜々子が出来ることをする。 あの夜の誓いは今も続いていた。 はたして、井山は肉付きのいい巨体を揺らして、立ち上がった。 「こ、こんなの、インチキだっ!」 歓声に消されそうになりながらも、井山の声はなんとかギャラリーに届いた。 菜々子は、絶対零度の視線で、井山を射る。 「なにがインチキだっていうの」 菜々子の口をつく言葉は、ブリザードのように厳しい。 聞いた者が凍死しそうに冷ややかな声に、歓声も徐々になりを潜める。 井山はそれでも口答えした。 「だ、だってそうだろ! 傷が治るのに、いつまでだって戦えるのに、クロコダイルが負けるなんてありえないんだ! ジャッジがおかしいか、インチキしたに決まってるじゃないかっ!」 「いいえ。何もおかしくないし、ジャッジも正確よ。 バトルロンドの勝敗は、残りのヒットポイントで決まる訳じゃない。 その神姫が行動不能とジャッジAIが判断すれば、そこで勝敗は決定する」 つまりはノックアウトである。 どんなに装備が健在でも、神姫の弱点であるCSCが破壊されたと判断されれば、勝敗はそこで決する。 井山の言い方で、クロコダイルは不死身のように思っていたが、「ダメージが回復する」以上の効果を持っているわけではない。 だから、ティアの『ライトニング・アクセル』が直撃した時点で、ジャッジAIはクロコダイルを行動不可と判断し、ティアの勝利を宣言したのだ。 観客は、菜々子の言葉に納得したようにざわめいた。 だが、井山はさらに言い募る。 「そ、それだけじゃないぞ! アケミちゃんの装備はレギュレーション違反じゃないか! あんなの、イリーガルも同然だ!」 「ウィルス撒いたり、チートプログラムを使ったりしておいて、相手の神姫をイリーガル扱い? 呆れるわね」 観客からブーイングが上がる。 井山は頭に血を上らせ、顔を真っ赤にして怒鳴った。 「うるさい、うるさいっ!! だ、だいたい、クロコダイルがいけないんだ! こいつがっ……弱いから!!」 アクセスポッドに手を突っ込むと、自分の醜悪な神姫を引きずり出す。 いけない。 菜々子は直感的に思い、井山の方へ飛び出した。 井山がクロコダイルを握った手を振り上げ、そのまま彼女を思いきり床に叩きつけた。 そして、井山はクロコダイルを踏みつけようと足を振り上げる。 菜々子はそこに滑り込んだ。 クロコダイルをかばうように、地面に伏せる。 次の瞬間、井山の足が肩口に落ちてきた。 「あぐっ……!」 井山の体重の乗った蹴りが直撃し、思わず声を上げる。 肩が激しく痛む。 こんな風に神姫を踏みつけるつもりだったのか。 菜々子は戦慄する。 自分が割って入らなかったら、クロコダイルはみんなの前で、粉々に踏みつぶされていただろう。 信じられない。 自分の神姫を、躊躇なく踏みつぶそうとするなんて。 「あんた……っ!」 菜々子が顔を上げ、井山を睨みつけた。 その時、大きな影が視界を遮った。 次の瞬間、井山の丸い顔に拳が食い込んで、その巨体は数メートルも吹っ飛んだ。 大城だった。 彼が井山の顔面に渾身のストレートをぶち込んだのだ。 「このクズ野郎……いい加減にしやがれ……!」 その声に、ギャラリーの多くが震え上がった。 それほどにドスの利いた、殺気に満ちた声だった。 さすがの井山も、床に這いつくばったまま、恐怖に目を見開いている。 「テメェは……神姫オーナーの資格すらねぇ! 出て行け……二度と遠野とティアの前に……俺たちの前に姿を現すな……!」 地獄の底から響いてくるような声だった。 かつて名うてのヤンキーだったという噂は本当らしい。声に百戦錬磨の迫力がある。 それでも井山は身体を起こし、大城を睨んだ。 「え、えらそうに……だ、だいたい、アケミちゃんはボクが風俗の店から助け出したんだ! もともとボクの神姫なんだ! それを盗んだ奴の仲間のくせに……低脳なヤンキーが、キミにも痛い目見せてやるぞ!」 「ほう、どんな目を見せてくれるのかね?」 「え?」 その声は大城とはまったく違う方向から聞こえてきた。 菜々子は声の方を向く。 大城も声の方、井山の背後を見た。 そこには三人の男が立っている。 一人はスーツを着た男性。 あとの二人は……警察の制服を着ていた。 スーツ姿の男は、内ポケットから革の手帳を出し、開いた。 「警察庁MMS公安だ。続きは署で聞かせてもらおうか」 「け、けいさつ……」 井山はその太った体躯に似合わず、俊敏な動きで立ち上がり、駆け出そうとした。 しかし、二人の警官が、それより早く井山を捕らえ、羽交い締めにする。 「井山淳一、MMS保護法違反、窃盗、不正アクセス防止法違反、サイバーテロ容疑、ついでにストーカー防止法違反の容疑で逮捕する」 「くそっ! はなせ、はなせっ! ボ、ボクは何も悪くないっ!」 「大人しくしろ。お前の容疑にはすべて証拠があがってる。雑誌社の連中も、神姫風俗通いの仲間も、みんな自供したぞ。 それから、まだ余罪があるようだからな。きっちり絞ってやる」 警官の一人が、ついに井山に手錠をかけた。 それでも井山は暴れていたが、訓練された警察官にかなうはずもない。 井山は早々にゲームセンターから引っ立てられていった。 あっという間の出来事に、その場にいた誰もが言葉を失った。 残った私服の刑事は、ゆっくりと警察手帳をしまう。 そして、カウンターの方を向くと敬礼した。 「ご協力、ありがとうございました」 「いえいえ、ご苦労様でした」 そう返答したのは、あの童顔の店長だった。 刑事に敬礼を返しにこやかに笑う。 刑事はあっけに取られている観客たちを一瞥すると、菜々子の方に近づいてくる。 そして、菜々子の前でしゃがみ込むと、そこに落ちていた神姫……クロコダイルを拾い上げた。 「これは押収させてもらうよ。大事な証拠なんでね」 菜々子は何も言わず、カクカクと頷いていた。 刑事は、そのままきびすを返すと、ゲームセンターの自動ドアをくぐって去った。 菜々子、大城を含むギャラリー全員が、店長を見る。 店長は、右手に電話の受話器を持ち、左手で親指を立てた。 その童顔ににっか、と笑顔を浮かべる。 店長、グッジョブ。 その場にいた全員が、親指を立てるサインを返して頷いた。 □ 俺がその顛末を聞いたのは、ずっと後になってからだった。 その時は自分のことでいっぱいいっぱいで、気が付いたときには井山の姿が消えていた。 感情が溢れて押さえきれなかった俺の心も、ようやく感情の流出が収まってきていた。 相当みっともない顔をしていたと思う。 顔を拭おうと、ズボンのポケットからハンカチを出した。 握ったハンカチが血塗れになっていた。 「な、んだ、これ……?」 両手の拳を強く握りすぎたせいか、爪が食い込んで、そこから血が出ていたのだ。 さっき気が付いたが放置していた。 よく見れば、腕組みしていたシャツの袖も血に染まっているし、筐体の上にも点々と血痕が残っている。 とりあえず、手のひらの傷口を保護しないと。 俺はとりあえず涙だけハンカチで拭くと、それをどうやって両手に巻き付けようかと思案した。 絶対に無理だということに気が付く前に、俺の右肩に細い手が置かれた。 久住さんだ。 「ほら、遠野くん。手を出して」 優しい彼女の声に従う。 すると彼女は、きれいに畳まれたハンカチを取り出して、それを俺の右手に躊躇なく巻き付けた。 俺は一瞬動揺する。 白いハンカチに紅が滲む。 「ごめん……ハンカチ……」 「いいの、気にしないで」 久住さんはいつも優しい。 俺のハンカチを手に取ると、左手に巻いてくれた。 「俺……いつも君に、みっともないところばっかり、見せてる気がする」 「いいじゃない……かっこいいところばっかりじゃ、近寄りがたいもの」 「え?」 最後の方がよく聞き取れなかったのだが。 すると、久住さんはあわてて、 「な、なんでもないっ」 頬を赤くして、手を振った。 ……いつだったか、同じような彼女を見た気がする。 彼女の肩にいたミスティが、くすくすと笑っていた。 「遠野……」 真面目な顔をして、大城が呼んだ。 「どうする? 今日はやめておくか?」 それは大城の気遣い。 俺は周りを見わたした。 いまだに、俺の座る筐体をギャラリーが取り巻いている。 他の筐体でバトルするものもいない。 声を出す者もおらず、じっと俺たちを見守っている。 皆待っているのだ。 ティアと虎実の一戦を。 俺は目尻に残った涙を拭う。 手を降ろしたときには、もう心は決まっていた。 「ティア、行けるか?」 「マスターが戦いたいというのなら、いつでも」 ティアの返答に、俺は頷いた。 そして大城を真っ直ぐに見る。 「大城、虎実、待たせたな。……約束を果たそう」 「よっしゃぁ!!」 ギャラリーが沸いた。 大城が筐体の向こう側へと歩いていく。 その肩から、虎実が振り向いた。 真面目な顔をして、こくりと頷いた。 ◆ ついにこの時が来た。 虎実は長い間、この対戦が実現するのを望んでいた。 自分の納得のいく戦闘スタイルを身につけて、ティアに挑戦する。 それは、自らに課した枷。 エアバイクを乗り回すスタイルで、ティアと対戦するに足る実力を身につけようと努力した。 その結果、ランキングバトル一位という実績を得たのだ。 それがティアの対戦相手としてふさわしい実力なのかはわからない。 だが、すべてを彼女にぶつけてみたい。自分の技と実力を見てもらいたい。自分という存在を認めてもらいたい。 初めて憧れ、目標とした神姫の全力を、身を持って感じたい。 それができれば、勝敗なんてどうでも良かった。 そして試合の後に言いたいことがある。 長く言う機会を逸していた言葉。 すべてを出し切った試合の後なら、言える気がする。 友達になって欲しい、と。 ■ その約束は、マスターから聞かされていた。 嫌われているとばかり思っていた彼女からの、意外な言葉。そして約束。 もう一度、わたしとバトルがしたい、と虎実さんは言ったという。 マスターをバトルロンドに引き留めたのは、その約束だった。 わたしは虎実さんに感謝している。 もしマスターがわたしのために、と思って、バトルロンドをやめていたら、きっと後悔したと思う。バトルがしたいと思うマスターを見て、わたしは心を痛めたかも知れない。そう、アクアさんのように。 そんな虎実さんとの対戦は、全力でぶつかりたいと思う。 ずっと待っていてくれた虎実さんに、今のわたしを見てもらいたいと思う。 本当にマスターの神姫になったわたしを。 そして、試合の後、言わなくちゃ。 ありがとう、と。 そして、友達になれたら、いいと思う。 ◆ 沸き上がる歓声。 その盛り上がりは、このバトルロンドコーナー開設以来のことかも知れない。 対戦する神姫は、二人ともものすごく有名というわけではない。 だが、このゲームセンターを根城にしている神姫プレイヤーにとっては、どちらも強い印象の残る武装神姫であった。 かたや、かの全国チャンピオンとなったアーンヴァルを相手に好勝負を繰り広げた、オリジナルの兎型。 先ほどは、卑怯卑劣な神姫を正々堂々打ち破った。 その対戦相手は、あの三強を破って、いまやランキング一位に君臨するティグリース・タイプ。彼女のバイク技は特徴的で、本人の知らないところで多くのファンを獲得していた。 そんな二人の対戦である。 ゲーセンの常連にしてみれば、どんな有名神姫のバトルよりも、感慨深いカードだった。 ティアと虎実を呼ぶ声、声。 バトルの準備が終わり、もうすぐ始まろうとしている。 ミスティは菜々子の肩から叫んだ。 「二人とも、がんばれー!」 菜々子は不思議そうに彼女を見る。 「あら? ティアの応援じゃなくていいの?」 「勝敗なんて、関係ないバトルだもの。どっちが勝ったっていいのよ」 「なるほど……そうよね」 菜々子も笑顔になり、頷いた。 ミスティは思っている。 まったく、二人ともめんどくさいわね。友達になりたいなら、さっさとそう言えばいいじゃない。わたしみたいに。 まったく、不器用なんだから。 □ 俺はいつものように、アクセスポッドにティアを送り込む。 今日二度目だが、先ほどとは違い、妙にすがすがしい気分だ。 アクセスポッドの縁に手をかけて、ティアが俺を見た。 気遣わしげな表情。心配してるのか。 俺は微笑して、ティアに言った。 「最初から全力で行くぞ」 「はい!」 はきはきとしたティアの声に、もう影は感じられない。 虎実の約束に応えるのに、今ほどふさわしい状態はないだろう。 今のティアなら、間違いなく最高のパフォーマンスを発揮できる。 準備を終え、筐体の向こうに立つ相手を見る。 そこには、友がいた。 大城は不適に笑い、言う。 「……お前とバトルするのは二回目だ。前の対戦、覚えてっか?」 「よく覚えてる」 「あのときの俺たちとは違うぜ?」 「わかってる。……まさか俺たちがあのときと同じと思ってはいないだろう?」 「アホか。今までさんざん側でバトル見てきたんだ。ティアの進化はイヤと言うほど分かってらあ」 「ならば結構」 「今日は勝たせてもらう。手加減はしねーぞ?」 「当然だ。楽しいバトルにしよう」 「……楽しい?」 「そうさ」 これから、ティアと虎実は何度も手合わせできる。何度も勝つだろうし、何度も負けるだろう。 だが、それでいい。 命を賭けた一発勝負のバトルじゃなければ、戦いに意味がないなんて、思わない。 日々の対戦を楽しく、真剣にプレイすることこそ、俺の求めるバトルロンドだ。 そんな日々の積み重ねのその先に、俺の望むものがあるのだと思っている。 大城は、にかっと笑った。 「そうだな、楽しくやろうぜ」 「ああ。今日も、そしてこれからも」 「行くぜ、遠野! 俺たちの実力見せてやる!」 「よし、バトルスタートだ!」 俺たちは同時にスタートボタンを押す。 大型ディスプレイに対戦カードが表示される。 『ティア vs 虎実』 ギャラリーの歓声が、ひときわ高くなる。 ティアと虎実の名前を口々に叫んでいる。 ゲームセンターから追い出されたあの日が嘘のように遠く感じられる。 周りには信じられる仲間がいて。 思いを寄せる人は、俺の側にいて。 友達だと自惚れさせてほしい男は、俺の向かいに立ち。 そして、俺のただ一人の神姫は、いま約束の地を、全速力で駆け抜けている。 (ウサギのナミダ おわり) トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/haputea/pages/144.html
マリナ「刹那、昨日のお寺の夜は楽しかったわね」 刹那「ボタボタ。ああ。またいこうね。」 サジ「こっちなんかなんかい死のうと思ったことか…でも二人が幸せならいいよ。」 眼鏡「くっ…カミーユめ…」 ドタドタドタ スパァーーーーン!!! リボンズ「ハァハァ…で、どうだったんだい??刹那君。はあはあ。ボタボタ」 マリナ「あ、鼻血が。フキフキ」 お刹那家TVタイム マリナ「うっうっ、うわ~ん、シクシクシク」 刹那「世界は、世界は歪んでいる!(号泣)」 眼鏡「あの人達と動物になんの罪があるというのだ!ワナワナワナ」 ポニテ「僕、僕寄付してくるよ、グシグシ」 匙「平和なのに!戦争してないのに!おかしいよ!」 お刹那家ドキュメンタリー「多摩川 河川敷の物語」視聴 眼鏡「世界の歪みに武力介入してくる!」 刹、ポニテ、匙「「「まて!それは止めろガンダム持ち出してどうする気だ?」」」 眼鏡、刹那の羽交い締め 眼鏡「何かなさずにいられるかーっ!」ジタバタ マリナ「シクシクシク、ワーーー」 リボンズ「ウッウッグスシクシクシク」 リジェネ「グスン」 リボンズ「涙無しには見られないよ」 リジェネ「これだから人間というものは!」 リボンズ「ちょっと行ってくる」 リジェネ「何を、ちょ夜中だよ?」 リボンズ「ふふふふ」 翌日 リジェネ「世界恐慌持ち直し!?雇用情勢改善… アルミ資材末端価格の値上げリボンズ、なにを…」 眼鏡「下がっていてください、おじさん、にゃんこにわんこ達 GN圧縮粒子バーストモード!」 ブシドー「あの様な所行、人として決して許されるべきではない!」 マリナ、刹那、眼、ポ、匙「「「「ブシドーさん!」」」」 ミウミウ、ミャウミャウ、ク~ン、ワンワンブシドー両手一杯の仔猫子犬 ブシドー「捨てられていたこの子達を放っておけなかった。 なんとかならないだろうか?」 マリナ「そうねえ、昼は屋上のブシドー村なら皆元気に育つんじゃないかしら」 眼鏡「夜はまかせてくれ、こぬこ達ともふもふで寝られる」 ポニテ「僕も嫌いじゃないからねえ、犬の調教はまかせてよ」 匙「戦いがないなら動物も幸せじゃないとね」ナデナデ 刹那「いい話だけど、餌代俺だよな…」 マリナ「刹那、この子達がどうなってもいいの!?」 子供達「わ~い、仔猫に小犬だ!」キャッキャッ 刹那「(俺はガンダムだ、破壊ではなく、変わる!)」握りこぶし クイクイ 刹那「ん?」 セツニャ「世話なら任せるニャ!」 マリリス「食べられちゃいそう……」 ハムドー「可愛いなぁ、子猫!」 ティエラビット「子猫程度なら何とかなる……」 アレルヤ「ソーマ」 ソーマ「えっ?」 アレルヤ「ソーマ」 ソーマ「な、何だ…?」 アレルヤ「呼んでみただけ」 ソーマ「用も無いのに呼ぶなっ!///」 ソーマ「はっ!……夢か……びっくりした…… くっ、たかが夢でもあんな奴に一瞬ときめいてしまうなんて!!」ダッ アレルヤ「あれ、どこ行くの?」 ソーマ「ちょっとマンションの階段を10往復してくる」 アレルヤ「気を付けてねー、ソーマ・ピーリス」 ソーマ「言われなくても分かっている(期待してない…もしかしたら ソーマと呼ばれるかも?なんて全然期待してなかったからな!!)」 アレルヤ「え?名前?ソーマピーリス・パーファシィでしょ?」 ソーマ「なんてな……いや、いくら何でもないな……タタタタタ」 刹那「カタカタ……」 マリナ「何を見ているの?」 刹那「んん~Vedaちゃんねる」 マリナ「何それ?」 刹那「色々な情報や妄想が繰り広げられる巨大な掲示板だよ」 マリナ「へぇ…凄いわねぇ」 刹那「で、その中のリンクでこれを見てたんだよ」 (ここのURL) マリナ「なぁに、これ?」 刹那「スレッド…まぁ、一つの話題の中のネタをまとめたものだよ。まとめWikiって言うんだ」 マリナ「刹那って物知りさんなのね。ナデナデ」 刹那「エヘヘ……でね、このネタが……」 マリナ「ふんふん……面白いね……泣けるわ……グスン」 刹那「……と、色々あるんだけど…どうも俺達に凄く似てるんだ…」 マリナ「単なる偶然じゃないかしら?ほら、自分に似た人が三人はいるって言うじゃない」 刹那「そうだよね……偶然だよね、うん」 マリナ「ね、ね、他にないの?」 刹那の頭に胸を乗せ、画面に食いつくマリナ。 刹那「うん、最近の常駐スレはね……」 リボンズ「……ふぅ、まとめの更新終了…」 リジェネ「お疲れ様」 リボンズ「ありがとう。しかし…彼らはネタの宝庫だね、フフフ」 リジェネ「全くだね」 夜…ポンデ獅子の悪夢で眠れない日々が続いていた刹那…。 だが、最近は眠れるようになってきた…。 何故なら…。 ポンデ獅子「なんで…」 刹那「zzzzzzz」 ポンデ獅子「なんで…!」 刹那「zzz…むにゃむにゃ…マリリ~ン…」 ポンデ獅子「寝てる時間に歌が聞こえるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!!」 マリナと子供達の歌『Tomorrow』が毎晩リピートで流れ続けてる為、 性欲の化身であるポンデ獅子は、力が出なくなっていた…。 リボンズ「これも刹マリの一つの形だね」 リジェネ「睡眠を妨げない歌声だから子守唄としても使えるほどのね」 …クスンクスン…スンクスン… マリナ(誰か、泣いてるの?) マリナは辺りを窺うが、誰も泣いてなどいない。皆静かに眠っている。 マリナ(…私の空耳かしら?) クスンスン…グシュ…スンスン… 空耳などではない。マリナは起きあがると、住人の寝顔を一人一人覗き込んだ。 マリナ(ビリーでも、匙君でもない。ティエリアもブシドーも違う…刹那でもないわ…) マリナは身震いした。有り得ない。しかし、確かに誰かが泣いているのだ。 マリナはベッドに逃げ込むと、愛する刹那の背中に強く、強くしがみついた。 クスンクスン…クスン…ススン… 泣き声が、近づいてくるように感じた。マリナはもはや恐怖で気が狂いそうだった。 何故刹那は起きてくれないのか。何故誰も、この不気味な音に気づかないのか。 マリナ「…刹那…刹那…ッ…!」 力の限り刹那の背を叩く。どうして刹那は目覚めてくれないの? クスン…クスン…スン……… 泣き声が、止んだ。そしてふいに強烈な臭気が辺りを包む。…血の臭いだ。 力の限り叫んだ。自分にこんな大声が出せるのかと思った。 「どうしたんだい?」 恐る恐る眼を開けると、床下から黄緑色の頭が覗いていた。 「花粉症は嫌だね。ティッシュが手放せないよ」 刹那は、気絶していた。 マリナ「花粉は辛いわね……はい」 リボンズ「ちーん」 お刹那さんはいっきに減点かな マリナ「………」 刹那「あ、あの…マリリン?」 マリリン「………刹那なんてもう知らない!ぷーーっ」 刹那「お、俺が何をしたんだぁぁぁあああ!?」 リボンズ「いらっしゃい」 リジェネ「待っていたよ」 サジ「あの、何で呼ばれたんですか?」 ビリー「しかも僕達二人だけなんて…」 リボンズ「君達に来てもらったのは今後についてだよ。 ずばり聞くけど、君達は彼女ができたらどういうカップルになりたい?」 サジビリ「はい?」 リジェネ「刹マリはほのぼのカップル、アレソマはオトメンとツンデレ娘 ライアニュは天然彼女に振り回される無惨男子、リヒクリはバカップル とまぁ、こんな風に色んな属性のカップルがいるわけさ」 リボンズ「それでだ。君達がカップルになった暁には 刹マリ、アレソマ、ライアニュ、リヒクリと被らない属性の カップルになってもらいたいのだよ、カプ厨としては」 サジ「それなら僕とルイスは純愛で行きます」 リボンズ「いいねぇ、純愛」 リジェネ「王道だよね、純愛」 リボンズ「しかも敵対関係で悲恋要素もあるからね、純愛」 リジェネ「切なくてキュンとくるよ、純愛」 ビリー「僕は大人の恋愛かな」 サジ「ぷっwww大人の恋愛とかwww」 ビリー「酷いよ!本気なのに笑うなんて酷い!!」 リジェネ「僕達は応援しているよ。頑張ってね。 おかしいなんて思ってないよ。うん、全然思ってない」 リボンズ「と言うか、君は本気で大人の恋愛をやらないとヤバイから。 死ぬ気で頑張って大人の恋愛を僕達に見せてくれ」 ビリー「がってん承知!」 ビリー「大人の恋愛って言ったらコレだよね」つ渡辺淳一の本 リボンズ、リジェネ「……………」ヒソヒソヒソ 《◎◎》可哀相な人を見る目 ビリー「なんだい、何がいけなかったんだーい!?」 沙慈「ビリーにはトライアングラーというこのスレ特有のネタがあるじゃない」 ビリー「嬉しいけど、あまり穏やかじゃないねぇ」 沙慈「nice boat.」 ビリー「おおお、穏やかじゃないね!」 数あるネタスレで一番幸せな喪神なのは間違いない。アニューも一番可愛いし、匙も報われるかも?だしね。 最近はよく死ぬ 鬱展開のに全くブレないし… ライル「俺の扱いについて」 つある時はロッリコン つ又ある時はアニューはリヴァイヴにヤンデレていて喪男。 匙「まだ幸せだろ?ん?天然で優しいなんて最高だろ、ボケが」 このスレのルイスはイノベーターに惚れ込んでいるから匙くんは… い、いや最近操られ気味ってことが発覚したじゃないか! きっとボンズリ様が匙ルイを盛り上げるため、悲恋にしようと仕組んだんだ! リボンズ「何だって?………ヒリング、調子に乗っているようだね…」 ヒリング「やっぱアンルイよねぇ」 リヴァイヴ「最近カワイソスな扱いだしね」 アレルヤ「マリー、繕いもの終わったよ」 ソーマ「む、そうか。御苦労」 アレルヤ「あ、今はソーマ・ピーリスなんだ」 ソーマ(……その態度の変わりようはなんだ!) アレルヤ「いやぁ、繕いものとか料理って楽しいよねぇ。 最近はマリナさんと一緒に勉強してるんだけど」 ソーマ「……ホントに女々しい奴だな……し、しかし……たまには私がやってもいいぞ?」 アレルヤ「うーん……いいや。マリーって微妙に手先不器用だったし」 ソーマ「ガーーーーーーーン!」 ソーマ「……マリナ姉様。私に裁縫を教えてください!」 マリナ「ど、どうしたのソーマちゃん?そんな鬼気迫る表情で……」 ソーマ「お願いします!どうか武士の情けと思って!」 ブシドー「む、呼んだか?」 マリナ「呼んでません」 ブシドー「そうか。ではイクぞ少年、トランザm」 マリナ「グ ラ ハ ム さ ん ?」 ブシドー「などとするわけないではないかハハハ!」 刹那「こやつめハハハ!」 マリナ「こほん。……それで、急にどうしたの?」 ソーマ「いえ別に。決して不器用と言われたのがショックとか、 マリーに出来ない事を私がやれば私の株アップとかは考えてはいません!」 マリナ「……………………」 喪神「でも、彼氏が自分より料理や編物が上手かったら嫌なんじゃないかな?」 アレルヤ「そうかな?でもマリ…ソーマ・ピーリスはそんな事気にしないよ。ね?」 ソーマ「え?あ、あぁ…うん……」 ライルが電車に乗りました ライル(あ~ぁ、混んでんなぁ~髪が乱れちまうぜ。…ん?あの髪の色はアニュー!?) ズイズイと人混みを押し退けて進むライル ライル「よぅアニュー、奇遇だな。今日はどうs…げぇ!孔明!?」 リヴァイヴ「…誰が孔明だ。しかし、まさか僕とアニューを間違えるとは」 ライル「…か、髪の色が…同じだからよ…」 リヴァイヴ「アニューも男を見る目がない。困ったものだ」 ライル「俺とアニューの愛は本物だ。絶対に別れたりしねぇ!」 リヴァイヴ「…まぁいい。リボンズの邪ポートの件は僕がなんとかしましょう」 ライル「……ありがとうございますお兄さん!あ、俺ここで降りるんで。じゃ!」 ~秋葉原~秋葉原~ リヴァイヴ(…しまった…乗り過ごした…) リボンズ「…リヴァイヴ、君はまたしても僕に刃向かうのかい?」 リヴァイヴ「フフッ、何をバカな。この僕自らが邪ポートに徹するということですよ」 リボンズ「期待してもいいのかな?」 リヴァイヴ「勿論。アニューをお嫁になんかいかせやしないよ。…ククク…」 リジェネ「…シスコン?」 リボンズ「シスコンに違いないね」 ライル「アニュー」 アニュー「なぁに?」 ライル「愛してるぜ」 アニュー「……………」←金目発動中 ライル「アニュー!どうしたアニュー!」 アニュー「…え?あ、ごめんなさい。ちょっとぼーっとしてて」 ヒリング「リヴァイヴって意外と意地悪よね」 リヴァイヴ「何か言ったか?」 ヒリング「別に~」 デヴァイン「私達にとってもアニューは可愛い妹だ」 ブリング「だから、簡単に遣る訳にはいかんな」 リヴァイヴ「だってリボンズと同じ顔だし」 リボンズ「…僕より君の方がかわいいと言いたいわけかい?」 リヴァイヴ「ヒリングって妹というより弟ってかんj…」 ばちこーん!!!! ヒリング「てめえ!今度言ったら許さないかんね!!」 刹那「あ~仕事面倒臭い。帰りたい(よ~し、今日も仕事頑張るぞ)」 幼あにゅ「りう゛ぁいう゛~待ってよ~」 幼りう゛ぁ「こっちだよ~あにゅー!早くおいで~」 幼あにゅ「待ってよ~…わぁ!ドサッ!」 幼りう゛ぁ「だ、大丈夫かい?あにゅー?」 幼あにゅ「うぅ~痛いよ~痛いよ~」 幼りう゛ぁ「よし、お兄ちゃんがおんぶしてあげよう。よしょ」 幼あにゅ「えへへ…ありがとうお兄ちゃん…」 リヴァイヴ「……なんだ、夢か…」 マリナ「刹那、先に先にイかないでーっ!」 刹那「ん?」 マリナ「刹那、鏡を見て、鏡」 刹那「あ、金目」直す マリナ「刹那、私を置いてどこかへいっちゃダメよ」 刹那「うん、わかってる」 マリナ「刹那、どこかへ行くなら私も一緒よ」ギュッ 刹那「(ガンダムだ)」 ブシドー「私もな」 眼鏡「僕もだ」 ポニテ「僕もだよ、穏やかじゃないねえ」 匙「連れてけよ、刹那」 リボンズ「僕もつれってってもらうよ、人の革新の彼方へ」 リジェネ「僕もね」 セツニャ「ウニャ!」 マリリス「コクコク」 ハムドー「断固!行く!」 ティエラビット「コクコク……」 子供達「お出かけなら連れてってーっ!」わーv ミウミウ、ニャー、ワンワン!クークー、ブモー 刹那「随分増えたな…」 ライル「なぁアニュー、今夜は外食にするか。美味いパスタの店があるんだ」 アニュー「いいわね。嬉しいわライル」 ライル(よし、今夜こそキメるぜ!) リヴァイヴ「僕もご一緒しようかな。ちょうどパスタが食べたくてね」 ブリング「パスタか、楽しみだ」 ディヴァイン「ミートソース派とクリームソース派の対立があり得るな」 ヒリング「あたしはシーフード派なんだからね」 ライル「………」 ヒリング「おっさん、ピザも注文してもいいっしょ?」 リヴァイヴ「僕はイカ墨パスタとシーフードピザ」 ディヴァイン「私はエレガントパスタを」 ブリング「私はこだわりミートソースを」 ヒリング「ん~と、あたしはね~イカとブロッコリーのパスタとイカ墨ピザ。あとクリームソーダ」 ライル「…ハハ…もう給料の三分の一が消えた…アハハ…」 アニュー「あの、私も半分払うから。ね?」 リヴァイヴ「いやはや、美味しかったねぇ。ライル君、これからも妹を頼むよ」 イノベズ「「「アハハハハ!」」」 ライル「……という訳なんだよ。なあ、俺…泣いてもいいよな?」 アレルヤ「はは…ドンマイ録音(最近ウチに来るたびにコレだもんなぁ…) でもいいなあ~ウチはマリーに財布の紐握られてるし…」 ソーマ「当たり前だ!お前のセンスはいちいち最悪だからな!」 ライル「(そういえばたまに変な服着てたなコイツ……」 アレルヤ「……あんまりだよ…マリー(´・ω・`)」 アレルヤはマリーが好きであってソーマのことは何とも思ってないのか? アレルヤ「当たり前じゃないか。ソーマ・ピーリスも僕にとってマリーそのものなんだから…」 ソーマ「……べ、別に私は意地悪でE-57の給与を預かっているのではないぞ…! あまり無駄遣いをして欲しくないだけだ。 ////……決して将来の為にとか、そういう訳では無いからな…!!」 ポニテ「ふぅ…いいなぁ。僕もツンデレな彼女が欲しい…」 匙「ねぇ?殴っていいかなこいつ?」 リボンズ「まあまあ…ポニテ君。良ければ王留美を紹介しようか? スタイルも君好みだろうし、きっとツンデレの素養はあるよ」 リジェネ「…押し付けない、押し付けない(それに向こうが絶対嫌がるしねw」 ポニテ「ああいうのはタイプじゃないねぇ…」 リボンズ「………(少しこの男にも現実を分からせる必要があるね…」 モコ「…えっと…か、勘違いしないで下さい! 私、ポニテさんのこと、なんとも思ってないんですから!」 ポニテ「…グハッ!!」 クジョウ「ちょっと優しくしただけで勘違いするのよね。フン!せっ様の足下にも及ばないわ」 ポニテ「ひぎぃ!!…ピクピク…ピクピク…」 ブシドー「カタギリ、何を寝ている?行くぞ」 ポニテ「僕なんて……あ?うん、忘れてた。行こうか」 ライル「お?仮面のダンナとポニ次郎さんが出かけたぜ」 アニュー「………だって」 模型子「師匠と……?ま、まさか……禁断の関係では…きゃっ(はぁと」 アニュー「(腐と妄想の素質ありかしら?」 模型子「……って、冗談を言ってる場合じゃありませんっ。見張らないと!」 ブシドー「やはり…ケルディムが……」 ポニテ「狙撃用モデルライフルとか良いんじゃない?」 ガラッ 模型子「何の事なんでしょうか……あ!私達の模型店に入っていきましたよ!」 アニュー「ケルディム?狙撃?模型店……まさか……」 ガラッ ブシドー「……無念。デュナメスしかないとはな……」 ポニテ「最近危ないから、って売ってもくれなかったよ……まぁ、ジムスナイパーで我慢しようかな」 ブシドー「うむ。プレゼントは心だからな!」 ポニテ「ま。近所だからねぇ」 アニュー「……やっぱり…」 模型子「何がやっぱりですか?」 アニュー「明日、ライルの誕生日なのよ。それで…あの二人はプレゼントを…ありがとう…グスグス」 模型子「先輩……やっぱりポニテさんは友達思いですっ!」 ポニテ「それに…恩を売っとけば、いつか返してくれるだろうからねぇ」 ブシドー「……いつか天罰が下るぞ?」 マリナ「皆~ご飯ですよ~。」 刹那「おぉっ!今夜はマリリンのカレーか。美味そうだ。」 ブシドー「…むぅ。辛味汁かけ飯か。ハイカラだな。」 眼鏡「僕はカレーには少々煩い。頂きます。」 匙「へぇ~ちょっと意外だね。」 ポニテ「他に誰か、カレーにチーズを乗せる人はいるかい?……いないのかい。」 眼鏡「…おかわり。」つ 刹那・ブシドー「「…!?」」 マリナ「あら、珍しい。沢山食べてねティエリア。あなたは痩せすぎてるくらいなんだから」 眼鏡「……うん。」 刹那「(ま、負けてたまるかッ!)…ゴホッゴホッ!」 ポニテ「ひぃっ!ばっちぃ!」 マリナ「大丈夫、刹那?もっとゆっくり食べないと駄目よ?」 ブシドー(…もう少し甘くしてもらいたいぞ。マリナ…。)
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/32481.html
きょうせいれんあいしすてむ【登録タグ GUMI TESTMAN き 曲 鈴本キョウコ】 作詞:鈴本キョウコ 作曲:TESTMAN 編曲:TESTMAN 唄:GUMI 曲紹介 注意:このシステムは一度起動すると、二度と停止することが出来ません。 平素よりお世話になっております!恋するアナタに是非聴いて欲しい、ラブラブ・スイート・ラウドな一曲です!よろしければ是非!(作者コメより転載) PVのイラストを希桜氏が手掛ける。 歌詞 (PIAPROより転載) 部屋のドアを鍵でロックして 君の自由はアンダーコントロール 心、身体 私で染めて 君の理性を羽交い絞め 錆びて黒い包帯を巻いて 君の行動はアンダーコントロール 冷めた頬に血走った瞳 君の視線を独り占め(ハート) 青と赤のcontrast そそる香り キョウセイレンアイシステム発動 解除はできない 死ぬまで離さない 外に出たら何がしたいの? 私とデート?いい子だわ♪ 家にいたら何がしたいの? 一緒に寝る?素敵だわ! 灰に染まる君の瞳を 閉じさせてはkissをする 薄く開いた瞼の奥 宿る光 ダレノモノ? 言葉にならない思いの丈さえ 鎖で繋いで 誰にも渡さない 白く重い首輪を付けてあげる 思考が飛ぶのさえ赦せないの 嗚呼・・・ 「私のことを愛してくれない そんな君なら壊してしまおう 強制恋愛システム、発動 ほら、好きだって言ってよ・・・」 キョウセイレンアイシステム発動 解除はさせない 死んでも離さない 愛しているから仕方が無いのよ 気絶も離別も拒絶もしないで コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/suiki/pages/70.html
「よぉっしゃぁぁぁっ!!」 思わずガッツポーズをしてそう叫んだ私と、 「このバカ!」と言いながら軽く私の頭を小突く友達と、 何事だと振り返る先生と、 何この子と思いながら無視する人と、 苦笑しながらこっちに目を向ける永代君。 ちなみに、永代君の位置は私の右斜め前ちょっとである。 これ以上は近付けない。 いや、別に、特別な理由があるとかそういうのじゃなくて、ただ私の顔が真赤になるから。 ただ、それだけで 私はあなたに近付けない。 好きすぎて、好きすぎて、逆に・・。 まぁ、今はそんな事どうでも良いのだけれど。 そう、今、私が見ているのはクラス分け表(と永代君)である。 さらに言うと、3組の9番に書かれた「永代 英一」の文字と 同じく3組の38番に書かれた「春山 小浪」の文字である。 つまりは、そう、簡潔に言ってしまえば、永代君と同じクラスになれたと言う事で。 この中2の学校生活を十分エンジョイ出来そうな予感に胸を脹らませていると言う事で。 つまりは、ガッツポーズで叫ぶほど嬉しかったのだ。 そして嬉し涙も出て来そうな勢いで喜ぶ私の体は、不意に後ろから羽交い絞めにされた。 「こ~なみぃ~~・・嬉しいのは分かるケドさ、そんな羞恥心を顧みない行動とかやめて・・ほんと」 そして振り返ると、そう訴える由美がいた。 そして、その後ろではうんうん頷く茜がいて。 私はしぶしぶ「はぁ~い・・」と返事をした。
https://w.atwiki.jp/sss11/pages/77.html
【よみがな】 そらの ゆめか 【性別・種別】 女 ロボ 【元人物・モチーフ】 そらのゆめみ 【登場作品】 なし 【特徴】 一時期マスコットして登場した、コンパニオンロボ。 ツンデレで、悪く言えば口の悪い。 正式名称はSCR5500 SR/FL CAPELIIで、外見の設定年齢は17歳、ゆめみの後期型に当たる。 直立砲撃ガンビット「レジェンド」と言うライフルビットを持ち、長距離攻撃が可能で万引き犯を羽交い絞めにした経歴を持つ 普段は町の書店でレジ打ちや、本の整理を一人でこなす。 柄が悪い感じがあるが、やさしい面を持っていたする。 よく言う台詞は「プラネタリウムはいかがっすか?」であるが、これは別世界でコンパニオンロボをやっていた名残である。 尚、前期型のゆめみとは正反対で、突っ込み自愛がある。 planetarianAfter 〜もうひとつのゆめみ〜でのゆめか(現在廃盤 一人の少年がロボットに好意を持ってしまったために起こった悲劇と奇跡の物語。 この話はコンパニオンロボ時代のゆめかの話が描かれており、何故あんな性格になったのかという理由が書かれている。 【補足説明】 別の世界観として書きたかったため、突如生まれたキャラ、ほしのゆめみとは違うぶっきらぼうな性格は、ToHaertシリーズのキャラと絡んで居るためそうなったという、クロスオーバーではなくキャスティングに近い 【戦力】 未設定 【関連するページ】 キャラさ行
https://w.atwiki.jp/srdkanagawa/pages/158.html
第20回災害救助犬神奈川主催 IRO救助犬認定試験 開催のお知らせ ☆規定頭数に達したため、試験のお申し込みは締め切らせていただきました。 災害救助犬神奈川主催のIRO救助犬認定試験を以下の通り実施いたします。 日時 令和元年12月21日(土)、22日(日) 場所 長野県富士見高原 RDTA八ヶ岳トレーニングセンター 主催 災害救助犬神奈川 審査員 村瀬英博氏(IRO公認国際審査員) [試験内容] IPO-R国際救助犬規定に準じる。 広域→前段階試験/A段階試験/B段階試験/A、B各段階の単科目試験 瓦礫→前段階試験のみ [出場料] 前段階試験、単科目試験 各1万円 A段階、B段階試験 各1万2000円 [その他] 頭数制限がありますので、下記お申込み期間中、お電話での確認後、申し込みをお願いいたします。 お申し込み締切は11月25日(月)となっております。 締め切り前でも、規定頭数に達ししだい締め切りとさせていただきます。 見学は可能です。事前にお問い合せ、お申込みをお願いします。 災害救助犬神奈川公式サイト