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前ページ次ページZONE OF ZERO あれからルイズは簡単に医師の問診を受け、問題なしと診断され、朝食前には退室できることとなった。 しかし仮に問診ではなく魔法まで用いた精密検査をしていたなら、大騒ぎになっていた事だろう。 ジェフティのコア、そしてADAと融合したルイズの体内はかなり変質しており、 半OF人間と言っても過言ではないくらいなのだ。 しかし現状、ルイズはそこまで事態の深刻さは把握していなかった。 医務室で彼女の使い魔を名乗る声、「ADA」から、恐らくは自身の有用さについて 説明を受けたが、正直半分も理解する事は出来なかった。 理解できたのは、ADAに実体が無い事。 現状、殆ど何も出来ないという事。 つまりは役立たずであるという事。 ルイズが自らの中で下した結論を率直に告げると、ADAは沈黙した。どうやら拗ねてしまったらしい。 その後、医師と入れ替わるように件の儀式の監督教師であったコルベール師が病室に入って来た。 考えるまでも無く使い魔に関する件だろう。 ルイズは心底不安気に左手のルーンを見せて、ADAの事を説明した。 「――と、言う訳なのですが……」 「……ふぅむ。これは全く前例の無い事象だね」 しきりに首をひねるコルベールだったが、ルイズよりは思考が柔軟そうであると判断したADAが声を発した後、状況は一変した。 最初は飛び上がるほどに驚き、警戒を露わにしていたコルベールだったが、 ADAと言葉を交わすにつれ次第にその声には熱が篭り、最後には感極まって叫びだした。 「素晴らしい! 全く以って信じられん!! いや実に素晴らしい!!」 どうやら彼はADAの意味不明の言語を多少なりとも理解できているようだ。 ルイズにはさっぱり理解出来ず、半ば置いてけぼりな感が漂っていたのだが、 とりあえずコルベール師はADAを使い魔と認めてくれたらしいと判断し、その点だけは心底安堵した。 そして実際にコルベールはルイズの使い魔を十二分に評価し、太鼓判を押してくれたのだった。 始祖ブリミルと女王陛下に祈りを奉げ、朝食を摂ろうとして、ルイズは視界の端に妙なものを認めた。 それは数字だった。中空にぼんやりと蒼く輝く数字が、幾つも浮かび上がっている。幾つかは何となく覚えのある数字だ。 疲れているのか、或いは寝ぼけているのかと目をこすってみても、数字は変わらずに浮かび上がったままだ。 その数字の存在にはルイズ以外の誰も気付いていないらしい。 腑に落ちないながらも、気にしない事にして、改めて食事の為にナイフとフォークを取り、鶏肉を切り分けて口へ運んだ。 そして良く噛んで飲み込んだ瞬間、浮かんでいた数字の幾つかが、僅かに上昇した。 「――え?」 そこでようやくルイズはその覚えのある数字が何を表すものかに、思い至った。 それはルイズの身長、体重、スリーサイズといった身体的なデータだった。 特にアルファベット一文字で言えばBの数値は、あまりに切ないものであったため、逆に深く記憶してしまっていたのだ。 しばし呆然としていたルイズだが、すぐに心当たりには思い至った。 「ちょっとADA! これ貴女の仕業ね!?」 『はい。その通りですが、何か問題でも?』 ADAに悪気があった訳ではない。 その朝っぱらから豪勢に過ぎる食事に健康を損なう可能性を見て取ったADAは、 自己診断によって得たバイタルデータをルイズの網膜に直接投射して、常時、健康状態を把握できるようにしたのだ。 ルイズには理解できなかったが、身長や体重スリーサイズ以外にも、 血圧や体脂肪、血糖値や合計摂取カロリーに至るまで、実に完璧に網羅されていた。 「余計なお世話よ! 今すぐ消しなさい!!」 公共の場で、いきなり大声で叫びだした(ように見えた)ことにルイズが気付くのは、5秒後のことであった。 結局、いつもより朝食を軽めに済ませたルイズは、教室の中、不機嫌そのものの顔つきで、自分の机についていた。 事情を知らない周囲の生徒は、ルイズの左手に浮かぶルーンを見ると、 何やらひどく痛ましそうな顔をして周囲の者とひそひそと囁き合った。 「無事だったのか……」とか、 「気の毒だが、今度こそクビだな……」とか、 「もうあの爆発は見れないのか……」とか聞こえてくる。 いつもなら真っ先にからかいの声を上げる、ツェルプストーやかぜっぴきまでが、遠巻きに、気遣うように見守っていた。 ぶっちゃけ余計にムカついた。 だが、誤解を解こうとルイズ席を立ちかけたところで、教員がやって来た。 女性教員のシュヴルーズは、ひととおり新入生の使い魔を見て成功を称えると、 一人誰も従えていない(ように見える)ルイズに声をかけた。 「それから、ええと、ミス・ヴァリエール? 貴女に関してはミスタ・コルベールから話を伺っています。 随分風変わりな使い魔を召喚したようですね? ミスタが教員室で大層興奮なさっていましたよ」 「――え」 それを聞いた周囲の生徒が騒ぎ出す。 「失敗じゃなかったんですか!?」 「ゼロのルイズが一体どんな使い魔を喚び出したっていうんだ?」 「でも使い魔のルーンは……」 ルイズの召喚の儀式には皆、立ち会っている。 あの、あまりにも膨大なエネルギーが何なのかはわからなくとも、『とんでもないモノだ』という事くらいわかる。 儀式が失敗でないというなら、一体、彼女は何を呼び出したというのか……? やにわに騒がしくなった教室に、シュヴルーズ師が魔法で場を沈静させる。 「はいはい、もう授業の時間ですよ。彼女の使い魔に関しては私も良く存じ上げませんが、 姿は見えずとも確かに存在するようです。 興味があるなら、後で個人的にミス・ヴァリエールに尋ねてごらんなさい。では――」 そして授業が始まった。 錬金の実技に指名され、周囲の反対の声を黙殺してルイズが 壇上に進むと、突如ADAの声が脳内で聞こえてきた。 『警告。成功率ほぼ0パーセント。貴女の魔力には他者のそれとは異なる要素が見受けられます。 原因が特定できるまで、正規の魔法を行使すべきではありません』 無論それで止まるルイズではない。ADAの台詞の中に何か引っかかる部分があったような気はしたが、 自分の得体の知れない使い魔にまで駄目出しを出されて、ルイズは更にヒートアップした。 そして教壇の上、殆どの生徒が避難するのを尻目に、 ルイズは杖を掲げ、拳大の石ころに向け、詠唱を開始した。 その瞬間、閃光が教室を埋め尽くし――そして収束した。 生徒達が恐れ、そして既に慣れてしまっていた爆発は、いつまでたってもやって来ない。 恐る恐ると、生徒が少しずつ机の下や教室の外から戻ってくる。 ――そして見た。 詠唱の姿勢のまま硬直したルイズの左手のルーンが蒼く輝き、紫電を放っているのを。 やがて発光と放電は徐々に弱まり、収まった。 シュヴルーズ師はどうやら閃光のショックで気を失っているようだ。 ルイズを含め、誰にとっても想定外の現象に静まり返る中、突如、不思議な響きを持つ可憐な声が聞こえてきた。 『対象の完全消滅を確認。昇華でも転移でもありません。原因――特定出来ませんでした』 「だ、誰だ!?」 立て続けに起こる怪現象に一部を除き、再度パニックを起こす生徒達。 そこでルイズが我に返り、自分の使い魔を問い質す。 「……ADA? あんたが何かやったの?」 『ベクタートラップによる圧縮空間を生成。爆発の衝撃を封じ込めました』 またも意味不明の言葉だったが、今回は前半はともかく、後半は理解できた。 と、そこでルイズは、生徒達が左手に話しかける自分に、怪訝な目を向けているのに気がついた。 しかし、どうしたものかと考えるまでもなく、左手が光り、ADAが周囲に聞こえるように声を発した。 『おはようございます。私は当メイジルイズの使い魔、独立型戦闘支援ユニットADAです』 ――――新たな技能『シールド』を取得しました。 前ページ次ページZONE OF ZERO
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side nocchi 2月14日。いよいよ学園祭当日。 昨日の前夜祭が終わった後、あたしたちは一度だけ中田先生と合わせをした。 その時の感じだと好感触。きっとお客さんを巻き込んで楽しめるだろう。 おとといあたしが帰ってからゆかちゃんとあ~ちゃんに何があったのかは分からない。 だけど、明らかに変わっていた。うまく説明できないけど、凄くいい感じに仕上がっていた。 「のっち、おはよっ!」 いつものことながら晴れやかな笑顔のゆかちゃん。今日もさわやかだねぇ。 いつもよりも歩いてる姿から軽やかな感じを受けた。 日差しを受けたゆかちゃんのサラサラな長い髪の毛がキラキラしてる。眩しい。 後ろから走って来たあ~ちゃん。 「おはよー!」 あたしの前でピタリと止まる。ふわりと甘い香りがした。 いつも以上にはつらつとした表情を見せるあ~ちゃん。楽しみにしてたんだね。 「ほら!早く行かにゃあもうすぐ開店時関よ!」 しまった!模擬店のオープン時間が迫ってる。 歌の出番は午後イチだけどそれまではウェイトレスをやらなきゃいけない。 あ~ちゃんはあたしとゆかちゃんの手をぎゅっと握ると猛ダッシュした。 足が速いあ~ちゃんにはついていくのでも精一杯。必死で後についていかなきゃ行けない。 でも、あたしはそれをイヤだと思う事は無いし、むしろ あたし今青春してる! とか思う。 その瞬間があたしにとっての最高で、そのまま時間を止めたくなってしまう。 だけど、時間は確実に流れていくから、あたしはその瞬間を網膜に、脳に、強く焼き付ける。 「大本、西脇、樫野!遅い!!」 いきなり中田先生のお叱り。 教室に飛び込むと、雰囲気はすでに立派なディスコ。 あたしがお茶を吹いたあの暗幕もバッチリ貼ってあった。 飲み物などのセッティングももうすべて終わっていて、後は中田先生とあたしたちの頑張り次第。 ターンテーブルもセットされていて、そこには緊張でガチガチの中田先生の姿があった。 「あ~ちゃん、のっち、これ着けて。」 ゆかちゃんにエプロンを差し出されて急いで着けた。若干丈が短かったけど、まぁ我慢。 「午前中はあんまり気張らんと頑張ろう!」 「おー!」 あ~ちゃんのかけ声であたしたちはそれぞれの持ち場についた。 時間がやって来た。2日間だけディスコへと変貌する教室。ギラギラの照明のスイッチが入る。 開店時間が来ると同時にドアが開いた。中田先生が挑発的なビートを刻み始める。 待っていたお客さん達がなだれ込む。結構忙しそう。これはガンバらにゃいけんね。 お客さんは自由に踊りまくっていた。飲み物のオーダーも多かった。 午後は踊るのに、午前中だけでへとへとになりそうなくらい動いた。 中田先生は、ワケわかんないおっきいサングラスかけて、すごい怪しかった。 でも、いつものなんだか頼りない感じが無くて、カッコ良く、上手くやっていた。 そして、午前の部が終了。昼休みは生徒の昼食時間があるので、一時的にBGMだけの時間になる。 あたしたちの向かいの教室では、バレンタインに絡めてカフェなんかもやっていた。 チョコを大々的に売ってる。そういえば今年も二人にはチョコあげたいなぁ。 あたしはそのカフェに入って散々悩んだあげく、ゆかちゃんには苦みが強めのビターを、 あ~ちゃんにはミルク多めのスイートを買った。 午後のあたしたちのパフォーマンスが終わったらプレゼントしよう。 約束の時間。あたしたちはそれぞれ昼食をとって、教室に集まった。 3人それぞれお互いに制服を整えた。 ゆかちゃんは髪の毛を後ろで結って、あ~ちゃんは髪にお気に入りのコサージュをつけていた。 最高の姿をお客さんに見せるためだ。あんなに遅くまで毎日練習した。 いじめかと思うような水野先生の気合いの入った指導にも頑張ってついていった。 高校生活の最後に最高のステージを三人で作りたい。それだけだ。 二人もきっと同じ気持ちだと思う。 「緊張する。」 ゆかちゃんがポツリと呟いた。あ~ちゃんが笑う。 「じゃ、気合い入れよう。 いい?大丈夫、こんなに頑張ったんじゃけぇ。頑張るぞっ!」 「おぅ!」 あたしとゆかちゃんはテンション高く返事した。なんか大丈夫そう。不思議な安心感に包まれた。 「準備いいか?」 中田先生がこっちに来た。先生はすっかり慣れて来たみたいでさっきの緊張は消えたようだ。 「はい。」 先生はあたしたち一人づつの目をゆっくりと見た。 「うん。お前らが頑張ってたのはわかってるし、もし本番でミスしても俺はなにも文句無い。 変な頼みを引き受けてくれてありがとう。感謝してる。」 中田先生が笑った。同士を見るような目暖かくて優しい目。 あたしたちは手をつなぐと、目を閉じてステージに立った。 ギラギラの照明に目が眩むけど、確かにステージを強く踏みしめた。 目をゆっくりと開ける。そこにはずっと想像の中だけにあったお客さん達の顔があった。 <side kashiyuka 目の前に広がるお客さん達の笑顔。期待に満ちた表情の小さい子供もいてあたしは嬉しくなった。 あ~ちゃんが繋いだ手をほどくと、マイクのスイッチを入れた。深呼吸が聞こえた。 「みなさん、こんにちはー!早速ですが自己紹介します。西脇綾香、あ~ちゃんです!」 あ~ちゃんが笑ってこっちを見る。あたしの番だ。目線のバトンを受け取った。 「樫野有香、かしゆかです!」 今度はあたしがのっちにバトンを渡す。のっちは変な顔で笑った。 「大本彩乃、の... のっちです!」 うわ、噛んだ。お客さんから笑いが起きる。まぁのっちらしいしOKか。 そして、あ~ちゃんがびしっと締める。 「短い時間ではありますがよろしくお願いします!」 あたしは中田先生の方を見た。 目が合った気がした。サングラスで目が見えないから分からないけど、たしかにニッと笑った。 先生に対する絶対的な信頼があったから、こんな提案を受け入れて、今ここに立っている。 あたしは先生をいじり続けたから伝わってるか分からないけど、本気で感謝してる。 大好きで、大切で、他の何にも変えられない二人と一緒に最後の学園祭をやらせてくれたこと。 この日のために何日も寝ないでパソコンに向かってくれた事。 最高の先生、お願いしますよ。 あ~ちゃんは、何事かを話し続けていた。お客さんの反応も上々。 ミニライブのMCのような物だから、あ~ちゃんにはうってつけの仕事のように思う。 あ~ちゃんがあたしとのっちに目配せする。中田先生はもうゴーサインを出していた。 「では聞いてください。チョコレイト・ディスコ」 キラキラしたイントロが流れ始める。多幸感に溢れたメロディー。 あたしたちの高校生活もすごくキラキラしてたんだろうなぁ。この曲に何か近い物を感じた。 そして、歌が入る。二人とも楽しそうな表情。 サビの振り付けが可愛い。手をくるくる動かしてピョンピョン跳ねる。 一番が終わった頃から、隣のカフェからカップル客が入ってくるようになった。 この曲の歌詞の内容がバレンタインだから反応するのもまぁ当たり前かな。 終盤に差し掛かると、あ~ちゃんがお客さんを煽り始めた。 「みんな、一緒におどってくださーい!」 あ~ちゃんの呼びかけに答えるようにお客さんが手を動かしだす。 ♪~チョコレイト・ディスコ 教室中にいる人たちでサビを大合唱。みんな踊りながら歌ってる。嬉しそうに。 お客さんの表情が鮮明に分かるほど強い照明。お客さんの笑顔が輝いてる。サイコー。 曲が終わっても、あたし達がはけても、まだ会場は盛り上がっていた。 最高のステージで、最高のメンバーで、最高のパフォーマンスを見せた事。 間違いなくあたしの高校生活で一番最高の思い出になった。 ステージを降りたあたしたちは一昨日と同じように言葉も無く寄り添った。 「写真撮ろう。」 あたしが何故急にそんなことを言ったのかは自分でもよくわからない。 でも、その時間をただそのまま流してしまうのがもったいなくて、 その瞬間を切り取ってずっと心の奥深くにしまっておきたいと思ったんだ。 その時の写真の中のあたし達の笑顔はこの3年間が凝縮されて詰まっていた。 最高の一枚。二人とも、ありがとう。
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――PM11 45……。 「えっ、えっ、えっ? か、河川敷にいるよ?」 目で見たまんまの情報を口にする女性がいた。 陰気、と言う言葉は彼女の為にある、と思うしかない程、見た目の雰囲気が暗かった。その上、幸も薄そうだ。今まで生きていて、胸を張ってよかったと言える事が10個もないようなオーラだ。 化粧にもオシャレにも頓着した事が、生涯の内に一度としてなさそうな、日陰者の具現のような女。顔立ちだけは、服に拘り然るべき化粧をすれば、相当変わるであろうに、実に惜しい。 名を、『東山コベニ』と言った。御年20歳。デビルハンターの仕事を辞し、ブラック・バイトを仕方がなかったって奴だと言う形でバックれ、現在無職である。 そもそも、何故自分は此処にいるのか、コベニは理解してなかった。 自らに全く責も因もなく、ただただ不幸、それだけの理由で世界の全てから切り離され、拒絶されてしまった女性だった。 正直な話、元居た世界で何が起こって、その起こった事が原因で何がどう進展したのか、コベニは全然理解していないのだ。 気付いたら、デンジと言う名の少年は、記憶の中のチェンソー姿の超人をずっと兇悪かつ凶暴に、そして強そうな姿に進化させたような姿の悪魔になっていた。 気付いたら、マキマと言う名の女性が、思い描いて実現させようとしている世界の姿を、岸辺と言う名前の五十男に説明された。 何が何だか、解らない。コベニからすれば、一日の間に百年分、世界中の社会情勢が一気に加速したような感覚であった。理解が追いつく筈もない。 ただ、間違いなく言える事があったとすれば、自分はもう、あの部屋から一生出る事がないのだろうと言う実感だった。 コンクリートの打ちっぱなし、エアコンもなく、天井はないから電気配線やダクト、排水パイプが剥き出しで、置いてある調度品は、 今日日のアイパッドと大差ないインチ数のブラウン管テレビと一人用の椅子のみ。其処が、先程までコベニが居た部屋なのだった。 地下階である故にジメジメしていて、湿気も強く、その上地下鉄からも近いのかたまに音もうるさい。 洗濯物なんて部屋干しでしか出来ないだろうし、そもそも洗濯機もないのにどうやって洗濯するのだろうと言う疑問が先に来る。 酷い場所だった。倉庫の方がまだマシなのではないかと、比較するべき対象が思い浮かばない位だった。 だが最早、コベニとデンジ、岸辺の居場所はあそこしかないのだ。文字通りの千里眼、彼女の正体を考えれば納得の地獄耳。マキマの恐るべき知覚範囲から逃れるには、あんな場所しかなかった。 箱詰めに縁がある女性だった。永遠の悪魔の腹の中に閉じ込められた事をコベニは思い出していたが、状況はアレと同じか、それ以上に最悪だ。 あの時はデンジを差し出せば、と言う最低限の希望があったが、マキマの件はそれがない。姿を見せれば、殺しに来る。完全な詰みだ。 希望も前途も夢もない、そんな場所で体育座りして塞ぎ込んでいる内に、眠気の方が先に来て、眠ってしまい――。 起きたら、この場所にいた。河川敷を通る鉄道の高架下で、周りを見渡すと、荒川土手と言う名前の付いた看板が目に入った。東京都の荒川であるらしい。足立や葛飾、板橋など多くの23区を流域とする河川だ。 「っ……!!」 コベニは青ざめた顔で辺りを見渡す。 そもそもコベニらがどうして、あんな狭いコンクリの打ちっぱなしの部屋にいたのかと言うと、外に出ていればマキマに居場所を特定されて殺されるからに他ならない。 そんな理由があったから、あんな場所で身を縮こまらせていたと言うのに、これでは何の意味もない。しかも見ると、デンジも岸辺も周りにいない。 完全に、殺してくれの意思を言外に表明している以外の何物でもなかろう。こう言う時にテンパるのが、コベニの弱点であった。 仕事の性質上早死になんて当たり前、戦闘で命を落とすのもそうだが悪魔の要求する代償を支払えずに亡くなるなんて事も当たり前。 岸辺のように五十近くまで現役を貫けられるのが、デビルハンターとしては奇跡の領域なのだ。 そんな過酷な職業を選んでいながら、今までコベニが生き延びられてきたのは、実力以上にラッキーの面が大きい。死にかけた局面も多々あったが、その分水嶺を常に、ラッキーと、なりふり構わぬ土下座と謝罪で切り抜けてきた。 今回はもう、それは通用しない。 実際の役職の高さの面でも、実力の面でも、マキマと言う女性は雲の上の住人だった。コベニが彼女と話す機会は絶無に近かったと言っても良い。 それでも、解る。あの女性は此方に謝意も誠意も一切通用しない。コベニの謝罪など、蟻の命乞いでしかないだろう。踏み潰した所で何の感慨もわかないし、そもそも命乞いが聞こえているのかすら解らないのであるから。無慈悲に、コベニを蹴散らす事など容易に想像がつく。 「どーしょ、どーしょ……!!」 マキマが何処からか現れてくるんじゃ、と言う不安から、上下左右に忙しなく頭を動かすコベニの様子は、誰がどう見たって不審者のそれであった。 普通に歩いてくるのか、それとも頭上から降りてくるのか。解らないが、神出鬼没な彼女の事だ。何なら、川の底からぬぅーっと…… ――突然のフラッシュ!! 「わぁっ……!!」 何も光源に類する物がないにも関わらず、目の前で流れる夜の荒川の上空十m辺りで、音と熱とを伴わぬ、光の奔流が爆発した。 反射的に体を蹲らせるコベニ。目を瞑るのが遅れたせいか、網膜が光に焼かれ、凄まじくチカチカしていた。 「お? あ? ん? お、オマエか? オマエ、俺を呼んだな? 呼びやヶったな?」 違う――、男の声。マキマではない。いや、だからと言って彼女の配下じゃないとは限らない。 岸辺から聞いたが、今の彼女には、手足とも言うべき都合の良い『イヌ』が何人もいると言うじゃないか。もしかしたら、それなのかも知れない。 「呼んでないですウウウゥゥゥ……!!」 蹲った体勢から、流れるような動作で土下座へと移行するコベニ。 「はん?」 「私なんか殺しても何も面白くないし、昨日菓子パンとかしか食べてないから絶対食べてもおいしくないですからあああぁぁぁ……みの、みみ、見逃してくださいい悪魔さん魔人さんんんんんぅぅぅぅ……」 プライドの欠片もへったくれもない、渾身の命乞いを受け、目の前にいるであろう推定悪魔ないし魔人は何を思っているのか。 「へ、ははは、ハハ、ハハハ。お、オ、オマエ。俺が何なのか、言ってみな? オン?」 その人物は、やや吃音が入っているらしかった。何なのか、と言われても解らない。 「強い悪魔の方ですうううううう」 なのでコベニは強いと言う事を強調して媚びた。 「ひ、ハハ。あ、あ、く、悪魔か。聞こえ方は、悪い感じはし、ねぇが……。や、やっぱダメだわ」 「ひぃん……」 「お、お、俺に殺されたくないんだろ? ないよな? あとついでに、あく? まじ? そいつらからも殺されたくないから、頼りもしたいんだろ? したいよな?」 「はいいいいいいぃぃぃぃぃ」 何とか助かりそうだ、と。視力が回復したコベニが顔を上げて―― 「なら、なら、俺の事をよ、親しみと尊敬を込めて――」 その姿を、見た。 「――『ヱドロ』さんって呼べよおおおおオオォオオォォオオオオォォォオオオォォォン!?!!!?!?!?!??!?!?」 荒川の水面に、如何なる力を用いてか、男は浮いていた。いや、水面に立っている。靴底からそれ以上、沈んでいない。 『FAIT』と刻まれたはちがねを巻き、茶色のマントを羽織る金髪の男で、その双眸は光を当てた高純度のルビーのように赤く光り輝いていた。 ヱドロを名乗る男は、獰猛な笑みを浮かべてコベニの方を見ている。二十代にも十代後半にも見える。若い男性の顔であった。 彼の、ヱドロの人となりについてはコベニは全然解らないが、アクしかない程、個性の強そうな男なのは、間違いなさそうであった。 「え、え、え? え……エドロ、さん?」 「ヱ!! 次間違ったら死、死な?」 「ひいいぃ……」 発音を訂正する英語教師だ。巻き舌っぽく言えば良いのか、とコベニは思った。 「え、エ……ヱ……ヱドロさん……?」 「へ、ヘハ、ヘハーァハハハ!!!!!!! お、オマエ、合格!!」 笑みを強めてヱドロが叫んだ。嬉しそうな感じが、声にも表れている。 水面を歩きながら、ヱドロは此方に近づいて行く。少し身構えるが、あれ?、とコベニは思いなおす。 少し落ち着いた瞬間、頭の中に、異物とも言うべき情報が、まるで既に学習済みの知識のように堂々と居座っている事に気づいたからだ。 界聖杯(ユグドラシル)、聖杯戦争、サーヴァント、宝具……。明らかに初めて聞く単語の数々なのに、自分はその意味を知っている。 そして、ヱドロの方を見ると、彼を指し示す奇妙な文字列が、網膜に浮かび上がってくるのだ。 その文字列から判断するに、岸に上がったヱドロのクラスはセイバーで、彼こそが、コベニのサーヴァントであるらしかった。 「せ、セイバー?」 「俺のクラス、って奴か? メイジってクラス、ね、ねぇらしいからよ? このクラスになった」 辺りを見渡しながら、徐々に此方に近づいて行くヱドロ。 「お、オイイィ?」 「は、ハイ……?」 「お、お、お姫様は……此処が、ハウスなンですか?」 「え、えーっと……」 この世界の東京には先程やって来たばかりなので、この世界で何をして過ごせば良いのか、コベニは解らない。 なので、頭の中で思い浮かべられる記憶を探してみるが……ない。如何やら彼女は、この世界では流浪の民、ホームレスであるらしかった。 「多分……?」 「マジか? 悪いけどよ、俺、ど、どっかのワンコロメイジみてぇによ? 河川敷なんかに住むような品のない真似、出来ねンだわ」 「でも、家ないし……」 「探せばいいだろ?」 「はい?」 そう言ってヱドロは高架下から出、土手を登っていく。 彼に慌てて付いて行くと、「お、良い感じのもの、あるじゃん?」とヱドロが呟くのを聞いた。 目線の先には、首都高の高架橋の下、その道路に面した場所にある駐車場付きのコンビニエンスストアがあった。 降りて行き、その敷地内に足を踏み入れるヱドロ。コンビニの中に入る、のではなく。駐車場に止められている、赤い車体が特徴的な大型バイクへと近づいて行くではないか。 これでもコベニも車の免許を持っている為、排気量位の知識は頭に入っている。750㏄は超えているだろう。その上車体は艶やかで、雨染みも水垢もない。手入れも良くしているらしかった。 「乗れよ」 「えっ」 予想外の言葉に間抜けな反応のコベニ。 「ひ、人の……」 「い、良いバイクじゃねぇか。これお姫様のなんじゃないか?」 なんか昔似たような会話を交わした事がある気がするのをコベニは思い出したが、あの時は自分の車なのに他人が所有権を主張していた筈だった。 「鍵……」 「こまけぇんだよおおおおおオオォオオォオオオオォオオォン!?!!!!?!!??? 乗れ!!」 いきなりキレ始めたヱドロは無理やりコベニの襟を掴み、猫のように持ち上げ、バイクの席どころか荷物を入れる為のリヤボックスの上に座らせてしまう。 其処は座らせる所じゃないと突っ込むよりも早く、ヱドロはシートに座る。勿論キーがない為エンジンスタートすら出来ないが――。 何の力を用いたのか、バイクは特有の、腹に来るような排気音をマフラーから放出し始めたではないか。……そして、防犯の為の、不正な手段でエンジンを始動させた時になるブザー音も、我を主張し始めた。 異変に気付いた、バイクのオーナーが慌ててコンビニエンスストアから飛び出してくるのと、凄まじい速度でヱドロの駆るバイクが駐車場から出て行ったのは、殆ど同時であった。 肝心のコベニは、前のめりになりながらヱドロの首に手をまわし、脚に力を込めてリヤボックスにしがみついて、涙目になりながら振り落とされないように頑張っていた。 「すっぜ、引っ越し……」 ハンドグリップを勢いよく握りながらそう静かに呟くヱドロ。スピードメーターの針は、180kmを振り切っていた。 「すっぜ、殺戮……」 道交法上日本のどの公道私道でも出しては行けない速度でバイクをぶっ飛ばしていながら、次々と邪魔となる車を神業染みたドリフトで回避して行く。 「ひいいいいいぃぃいいいぃぃぃ!?」と、耳元でコベニが情けない声を上げて、振り落とされないようにしがみ付いてくる。 「――獲っぜ……、界聖杯(ユグドラシル)……!!」 その勢いのまま、ヱドロは高速道路を利用する為のインターチェンジに移動する。 「ヘエッヘヘヘヘ、ヘヘヘハハハハハハハハハ――――――――――――――――――――――――――――――ッ!!!!!!!!」 狂った哄笑を上げながら、ヱドロは料金所のETC車専用入り口に突っ込み、そのまま高速道路へと乱入。 速度超過の故に赤く光るオービスが、彼とコベニを真っ赤に照らす。それは、これからの彼らの前途を象徴する、血のようにも見えたりも、見えなかったりもした。 【クラス】 セイバー 【真名】 ヱドロ@メイジの転生録 【ステータス】 筋力B 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運B 宝具C 【属性】 混沌・善 【クラススキル】 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 騎乗:D+ 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。特にバイクが上手い 【保有スキル】 メイジ:EX ― † 前 世 覚 醒 せ よ † ― Mystic Aurapower Generating Evolseed、これらの頭文字を合わせてメイジである。 前世で振るっていた異能に覚醒した者であり、現代の科学利器の力に頼る事なくして、超常の力を発現させる者。 メイジだからと言って、魔術のような能力を振るう訳ではなく、異能によっては、自己の身体に変異を起こして肉弾戦を試みる者もいる。 セイバーはメイジと呼ばれる存在の中でも特級の実力と能力を持ち、一般のメイジは勿論、彼らの中でも特に抜きんでた実力の持ち主のメイジであっても、彼我の実力差に絶対的な隔たりがある程。 セイバーがメイジとして発揮出来る能力は、因果・運命の操作と調律、と言う神霊の振るう権能に等しいそれ。 相手の潜在能力を強制的に引き出させる事は勿論、通常絶対に入り込む事が出来ない時空間の狭間への移動も可能。 但し、能力で操作・調律可能な限界は不明で、聖杯戦争にサーヴァントとして呼ばれた現在では、能力の使用には魔力が必要となっている。 またこの能力の故に、サーヴァントのステータスは意味がなく、現在のセイバーのステータスは、この能力を使わなかった場合の素の状態である。能力を用い、此処から際限なくステータスを上げる事が可能。 精神汚染(兇):B+ 戦場において発揮される異常な精神性。マスターを含めあらゆる対象との正常な意思疎通が困難となり暴走する。 残虐性が強化され、敵を殺しつくすか己が死ぬまで戦い続ける。同ランクまでの精神攻撃を無効化する。 【宝具】 『宿命装具・調停狂剣(アーティファクト・ガドリグゼラム)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補足:4 セイバーが振るうとされる、メイジの武器であるアーティファクト。それが宝具となったもの。 工具箱のようなものから十徳ナイフのように様々な形状の刃が飛び出している、と言う奇形のような武器であり、この、どうやってそもそも扱えば良いのかと言う武器を、 セイバーはいとも簡単に振るう事が出来る。相手の防御力を無効化する性質を秘めており、宝具としてはそれだけだが、それ故に、メイジとしての能力で強化された暴力的なステータス、 それによって跳ね上がった威力の一撃を直に叩き込まれるので、一撃一撃がカスっただけで大ダメージと換言しても良いレベルとなる。 【weapon】 【人物背景】 絶対者、調停者、因果運命の調律者、因果歪曲の調律者。 その強さを呼び表す通り名を無数に持ち、そしてその実力通りの強さを誇る狂いメイジ。 その前歴も、前世も一切不明であり、唯一解っている事は、並のメイジなど話にもならない程の純粋な身体能力と、神の権能に等しい能力を持っていると言う事だけである。 【サーヴァントとしての願い】 ない。ただ、何かの役に立つかもしれないので、聖杯としての願いを叶える機能そのものが欲しい。 【マスター】 東山コベニ@チェンソーマン 【マスターとしての願い】 手に入るなら、家族から切り離された、普通の生活が欲しい 【weapon】 【能力・技能】 身体能力: デビルハンターとして稼いでいた経験がある為か、身体能力が高い。……と言うより、高すぎる。 契約している悪魔の影響か、それとも素の能力なのか解らないが、人智を遥かに超えた悪魔及びその契約者を相手に、普通に立ち向かっているばかりか、 相手の身体の部位を持っていた包丁で斬り落とせるなど、人を止めた領域に片足を突っ込んでいる。尤も、引っ込み思案であがり症の為か、覚悟が決まってないとベストのパフォーマンスは発揮できない。 契約悪魔・???: 詳細不明。公安所属のデビルハンターであった以上、何らかの悪魔と契約していたようだが、恥ずかしいからその正体を内緒にしていた。 【人物背景】 嘗て公安所属のデビルハンター部隊に属していた、デビルハンターの一人。 風俗かデビルハンターのどちらかの二択で後者を選び、余りにも頭のおかし過ぎる仕事(と言うよりコベニの所属していた職場だけが突出しておかしかっただけ)だったので辞職。 その後類稀な運の悪さでブラックバイトに就職し、色々あってバックれて現在無職である。 デンジがマキマを倒す為に部屋を出て行ったその後、入れ違いで聖杯戦争の舞台にやって来てしまったらしい。ロールはホームレス。ヱドロくんが住まい探しを頑張ってます。 【方針】 帰りたい……。
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84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/26(木) 15 17 30.04 ID KIdabiJeO [6/24] 男に女装させてみたかなみさん 女「ここをこうしてこうして……よし、出来た」 男「……」 女「なかなか可愛いじゃないの、タカシ」 男「可愛い訳あるかぁ! なんで俺女装なんかさせられてんの!?」 女「私が興味あったんだから、あんたが被験者になるのはとーぜんよ」 男「突然呼び出して人に女の格好させた理由がそれかいっ」 女「そうよ。あんたは私のおもちゃなんだから」 男「おもちゃになった覚えはねぇ。帰るぞ」 女「えっ、その格好のままで?」 男「着替えてからに決まってるだろ!!」 女「あら、そう。残念ね」 男「全っ然残念じゃねぇ……」スル 女「あ、待った。着替える前に写真撮らせなさいよ」 男「嫌だよ! 死んでも撮らせるか!」 女「じゃあ、あと五分で網膜と記憶に焼き付けるから、それまで我慢なさい」 男「……まぁ、記録に残らないだけマシか。早くしろよ」 女「うん……」ジーッ 男「ハァ……」 女「……んふふ」ニコ~ 男「何ニヤニヤしてやがる」 女「ううん、ただ単に可愛いなぁと思っただけ」ツンツン 男「お前、変な趣味に目覚めちゃいないだろうな……」 その後、物陰待機していた友ちゃんに写真を撮られていたことを知り、愕然とするタカシであった…。 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/26(木) 15 38 47.61 ID KIdabiJeO [7/24] 男に女装させてみたちなみさん 女「……」パフパフ 男「あの、ちなみさん。まだすか?」 女「うるさい……気が散る……黙って……」 男「はい……」 女「……出来た……はい、鏡……」 男「うわ、これが俺かよ。化粧とかそれっぽくなってんのが逆にムカつくわ」 女「……遊びに行く約束破った……タカシが悪いんだからね……」ポカポカ 男「だからって女装はないんじゃ……」 女「……自業自得……タカシはここまでしないと……反省しない……」 男「そりゃ今回のことは俺が悪かったけどさ」 女「……なんか……私より可愛くなってる気がする……」 男「ねーよ。いやマジで勘弁して」 女「……タカシに……嫉妬する日がこようとは……」 男「お前それ、自分で勝手に女装させて勝手に言ってるだけだからな?」 女「……許せない……罰としてタカシは……その格好で一緒にお出かけすること……」 男「しねーよ!?」 女「……しかし……すでにタカシの服は……どこかへ隠されている……」 男「え?(キョロキョロ)……うわマジだ。こいつ何しやがる」 女「……さぁ……私の要求を呑むのだ……タカシ……」ニヤリ 男「くっ……この悪魔めが」 その後、出かけた先でタカシだけナンパされて余計にむくれるちなみさんであった…。 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/26(木) 16 01 44.60 ID KIdabiJeO [8/24] 男に女装させてみたかつみさん 男「入っていいぞ……」 女「ん。どれどれ?」ガチャッ 男「……」 女「ぎゃははははっ、なんだよタカシ。お前けっこう女の格好似合うじゃん」 男「超屈辱的だ。いっそ死にたいぜ……」 女「まぁまぁ、ただの罰ゲームなんだから深く思い悩むな」 男「うぅ……こんな姿、他の奴には見せられねぇよ」 女「しょうがねぇ、そこまで言うなら家の中だけで許してやっから」 男「本当だろうなぁ? 映像に残したり、写真撮ったりするのも禁止だぞ?」 女「俺は今だけ楽しけりゃそれでいいんだよ!」 男「わーったよ、信用するよ……けど、よくこんなフリフリの服すぐに用意できたな」 女「え? あー、っと……う、うちの母ちゃんが昔買ってきてよぉ」 男「あぁ、なるほど。つまりこれはお前の所有物なのか」 女「ち、ちげーよ!! 私が自分でそんなフリフリした服買う訳ないだろ!?」 男「別にそういうつもりで言ったんじゃないけど……もしかして本当は、自分で買ったのか」 女「……うるせぇな。私が女っぽい服買っちゃ悪いかよ」 男「ならこれは、俺が着るよりかつみが着た方がいいだろ」 女「だから似合わないんだってば。私みたいに線が太いのが着たら、せっかくの可愛い服が台無しだ」 男「そうか? むしろ骨太でも線が隠れるから、お前向きだと思うけど」 女「……そう、かな?」 男「本当は着てみたいから買ったんだろ? 素直になれよ」 女「その格好で格好つけても全然締まらないな」 男「うるせぇ、自覚しとるわ」 その後、フリフリキラキラした服をタカシに着させられ、真っ赤になりながら満更でもなさそうなかつみさんであった…。 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/26(木) 17 08 58.90 ID KIdabiJeO [9/24] 男に女装させてみたお嬢 女「なんて素敵なのかしら! よく似合っていてよ、タカシ」 男「……あの、これは?」 女「私、以前から宝塚に興味がありましたの。ですからタカ シも、私に協力して然るべきではありませんこと?」 男「ヅカと女装は180度違うからな!? あっちは男装だから!」 女「そんな細かいことを気にしていては始まりませんわよ?」 男「俺から言わせりゃ始まる前にすでに終わってる気分だけどな!」 女「さて、タカシの着付けも終わったことですし、そろそろ本番と参りましょうか」 男「本番? まだなんかやんのか……?」 女「そう。私の本命は女装に非ず。これを見て瞠目なさい!」バッ 男「それは……黒タキシード?」 女「そうですわ! これを着て出かけるのが私の最終目標でしたの!」フンス 男「じゃあ一人でやれよ! 俺を巻き込むな!」 女「あら、私先ほど、『宝塚に興味がある』と仰いましたわよね? 男型一人で宝塚を演出出来ると、思っておいでなのかしら?」 男「……まさか、自分がその格好したいがために俺に女装を強要したのか?」 女「もちろんですわ!」 男「お前馬鹿だろ! いや、誰がなんと言おうと俺がお前を馬鹿だと呼んでやるよ!」 女「なんですって!? タカシのクセに私を馬鹿呼ばわりなんて、生意気ですわ!」 その後、自宅から勝手に父のタキシードを持ち出したのがバレて、大目玉を食らうお嬢であった…。 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/26(木) 17 51 58.43 ID KIdabiJeO [10/24] 男に女装させてみた纏さん 女「……ふむ、これでよいかの」 男「……げぇ」 女「主、なかなか和装が似合うておるではないか。白粉も肌に映えておる」 男「こんなん俺じゃねぇ……ゲロゲロだぜ」 女「ほほほ、儂に借りた本を汚したからじゃ。次からは気をつけねば、女装では済まさぬぞ」 男「はぁ……けどやっぱり和服って通気性良くないな。よく毎日こんなん着てられるわ」 女「慣れじゃよ、慣れ。儂は主のような軟弱者と違うて、鍛えられておるからの」 男「あっちい~……」パタパタ 女「これ。大和撫子たる者が、胸元をさらけ出すような真似をするでない」 男「俺は大和撫子じゃねぇし。立派な日本男児だし」 女「主のどこが日本男児なんじゃか。よし、良い機会じゃ。主のその怠惰な心根、儂が正してくれよう」 男「いいよそこまでしなくて。早くいつもの格好に戻らせてくれ」 女「ぐだぐだ言うでない。背筋はしゃんと伸ばさぬか!」ピシッ 男「いてっ……」 その後、纏さんの大和撫子講座は一時間ほど続き、帰るころにはすっかりしゃなしゃなしたタカシの姿が見られたそうな…。
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糖尿病 出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 糖尿病(とうにょうびょう、Diabetes Mellitus DM)は、糖代謝の異常によって起こるとされ、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が病的に高まることによって、様々な特徴的な合併症をきたす危険性のある病気である。一定以上の高血糖では尿中にもブドウ糖が漏出し尿が甘くなる(尿糖)ため糖尿病の名が付けられた(Diabetes=尿、Mellitus=甘い)。ここでは1999年に日本糖尿病学会によって分類された病因による分類である「1型糖尿病」「2型糖尿病」等を用いて説明する。かつては「インスリン依存性糖尿病(IDDM)」「インスリン非依存性糖尿病(NIDDM)」等に分類されていた。これは治療法からみた分類法で1985年に日本糖尿病学会によって分類された。 なお、腎臓での再吸収障害のため尿糖の出る腎性糖尿は別の疾患である。東洋医学では消渇と呼ばれる 血液中のブドウ糖濃度(血糖値、血糖)は、正常では常に一定範囲内に調節されている。これは、ブドウ糖が脳をはじめとした各器官の主要なエネルギー源となるのに対し、一方で組織の糖化ストレスをもたらす有害物質として働くからである。血糖が上昇したときの調節能力(耐糖能)が弱くなり、血糖値が病的に高まった状態(または、高まることのある状態)を糖尿病と言う。 名前のとおり、血糖が高まる結果、尿中に糖が排出されることになる。しかし尿中に糖が排出されること自体は大きな問題ではなく、糖が利用できない細胞レベルでの飢餓による糖尿病性昏睡や持続的な高血糖による慢性変性である糖尿病慢性期合併症が問題となる。一番多いといわれる2型糖尿病では糖尿病慢性期合併症の予防が最も重要視されている。合併症は治療が困難なものが多く、他の生活習慣病と同じように予防が重要視されている。予防を行うためには早期発見と治療効果判定が不可欠であり、それを目的とした糖尿病の検査が多数存在し、それらを総合的に判断し、治療するという戦略がとられている。 治療の目的は1型糖尿病、妊娠糖尿病、2型糖尿病といった病型で大きく異なる。 最も頻度の多い2型糖尿病を念頭に説明する。1型糖尿病は自己免疫性疾患であり、病態の発症は異なる。 耐糖能の低下はインスリン作用が不足することによって起こる。インスリン作用は、血中にインスリンが必要なだけ分泌されることと、血中からインスリンが必要なだけ消費されることの、両方が必要である。血中にインスリンを分泌するのは膵臓にあるランゲルハンス島の内分泌細胞であり、血中のインスリンを消費するのは肝臓や脂肪、筋肉等である。従って膵臓での分泌や、脂肪筋組織での消費に問題が起こると糖尿病になる。膵臓でのインスリンの分泌は血糖値に応じてランゲルハンス島から分泌され、肝臓等各組織でのインスリンの消費はグリコーゲンの合成や脂肪の合成、タンパク同化を促している。 これらのバランスが崩れることで2型糖尿病は発症するといわれている。 血糖値が高いということが直接、生体にとって不利となることは短期的には少ない。血糖値が高いということがタンパク質の糖化を起こし、糖尿病慢性期合併症を引き起こすという可能性は示唆されているが、これらは2型糖尿病が発症し10年などかなり長い時間が経過してから起こることである。一般的に2型糖尿病は高血圧と同様、自覚症状はほとんどない。多飲、多尿というものは相当進行してからでないと出現はしない。血糖値が高いということは検査値の異常以外何も示さないように思える。しかし、血糖値が高い理由が別の病態を示していることもあり注意が必要である。 血糖値が高いということは、血液中にエネルギー源がたくさんある状態という意味にもなるが、エネルギーが必要なのに細胞がグルコースを取り込むこむことができない状態でも起こりえる。グルコースは細胞内に入り初めてATPとなりエネルギーと変わる。グルコースを細胞内に取り込むのに必要なのがインスリンと呼ばれるホルモンである。糖尿病の患者はインスリンが不足することで細胞内が飢餓の状態となり、意識障害など全身状態が悪化することが知られている。これが糖尿病性昏睡と言われる病態であり、患者は著しい高血糖を示しているが飢餓の病態となっている。また、この軽症例としてシックデイという病態も知られており、インスリンを導入しているような2型糖尿病の患者では気をつけなければならないところである。これらは糖尿病の数少ない自覚症状とも考えられる。 糖尿病慢性期合併症は基本的には血糖のコントロールをしていれば発症を遅らせることはできる病態である。発症してしまうと、心筋梗塞や腎不全など命に関わる合併症が出現しなくても生体は予備能がかなり低下してしまい、日常生活に支障をきたすこともある。例えば、糖尿病性網膜症では前増殖期以降になると低血糖による高血圧で網膜剥離を誘発することもあるため運動ができなくなり、糖尿病性腎症でも運動を行うと尿蛋白が増え、腎臓に負担がかかることから禁止される。合併症が生じてから、あわてて糖尿病自体の治療をしようと考えても、血糖値の変動で合併症が生じえるような全身状態になってしまうと、強化インスリン療法など強力な治療は行えなくなっている。 世界保健機関 (WHO) によると、2006年の時点で世界には少なくとも 1億7100万人の糖尿病患者がいるという。患者数は急増しており、2030年までにこの数は倍増すると推定されている。糖尿病患者は世界中にいるが、先進国ほど(2型の)患者数が多い。しかしもっとも増加率の高い地域はアジアとアフリカになるとみられており、2030年までに患者数が最多になると考えられている。発展途上国の糖尿病は、都市化とライフスタイルの変化にともなって増加する傾向があり、食生活の「西欧化」と関連している可能性がある。このことから糖尿病には(食事など)環境の変化が大きくかかわってくると考えられる。 国内の食事事情は糖を使った食品や炭水化物が非常に多く、そのような食事を繰り返すことにより食後高血糖とインスリン分泌過多を繰り返すことによるインスリン抵抗性となり、インスリンの効きが悪くなり高血糖を維持、尿に糖が排出されることが分かっている。また食後高血糖とインスリン分泌過多を繰り返すことにより、膵臓のランゲルハンス島β細胞が少しずつ死滅し、インスリン分泌能力が低下する。尿糖は血糖値がおよそ180mg/dlを越えると尿に排出されるが、実際に食後血糖値の測定を行うと300mg/dlを越える人も多く、中には500mg/dlを越える人もいることが分かっている。 先進国において、糖尿病は 10大(あるいは5大)疾病となっており、他の国でもその影響は増加しつつある。米国を例にとると、北米における糖尿病比率は、少なくともここ20年間は増加を続けている。2005年には、米国だけでおよそ 2080万人の糖尿病患者がいた。全米糖尿病協会(American Diabetes Association) によると、620万人の人々がまだ診断を受けておらず、糖尿病予備軍は4100万人に達する。 日本国内の患者数は、この40年間で約3万人から700万人程度にまで膨れ上がってきており、境界型糖尿病(糖尿病予備軍)を含めると2000万人に及ぶとも言われる。厚生労働省発表によると、2006年11月時点の調査データから、日本国内で糖尿病の疑いが強い人は推計820万人であった。厚生労働省の2006年の人口動態統計(vital statistics)によれば、全国の死亡率の都道府県ワースト1位は1993年から14年連続で徳島県である(10万人当たり19.5人、ちなみに最低は愛知県で7.5人)。 特定の疾患等による死亡率で10年以上継続して、同一の県が1位であるのは他にあまり例を見ない(他の地域的な高率としては、精神医療の分野において、秋田県が1995年から2006年まで12年連続自殺率1位であることなどが挙げられる。秋田県の自殺率、すなわち人口10万人当たりの自殺者数は42.7人で、全国平均は23.7人である)。糖尿病は生活習慣病の一種であるだけに、治療型から保健指導型の予防医療への転換を図らない限り、その死亡率を劇的に下げることは容易でない。徳島県は医療機関数・医師数などが全国平均よりも高い県であるだけに、徳島県医師会や医療機関、徳島県その他行政機関及び地域住民の糖尿病予防に対する知識と意識の低さが、毎年、要因として指摘され続けているが、少なくとも統計上の結果としては、ほとんど改善されていない。徳島県は2005年11月に「糖尿病緊急事態宣言」を宣言したが、数値の上では何ら結果を出さず、かえって10万人当たりの死亡率は前年の18.0人から19.5人にまで悪化した。全国初の20人越えも視野に入り、死亡率最低の愛知県と比べ3倍にも達する勢いで、更に増加傾向にある。特定の疾患の地域間格差としては極めて異例といえる。また徳島県では肥満という要素でも、20歳以上の男性の37.2%が肥満であり、全国平均の28.4%を大きく上回っていて、糖尿病予備軍としての肥満の若者の存在は更に将来の展望を厳しいものにしている。 なお、なお厚生労働省の2007年の人口動態統計(vital statistics)(概数)によれば、徳島県はワースト1位を15年ぶりに脱し、平均14.2人(人口10万人当たり死亡率)ワースト6位になった(全国平均は11.1人) 糖尿病の四大原因は、加齢、遺伝、肥満、運動不足と言われているが、徳島県に限らず、公共交通機関が少ないマイカー頼みの地方社会が死亡率が高い傾向がある。 2006年は、徳島県を筆頭に、2位鹿児島県(14.2人)、3位福島県(14.1人)、4位鳥取県(13.7人)、5位青森県(13.6人)がワースト5であり、逆に東京都(9.9人)の他、岐阜県(9.5人)、長崎県(9.5人)、大分県(9.5人)、宮崎県(9.3人)、滋賀県(9.1 人)、埼玉県(8.9人)、奈良県(8.5人)、神奈川県(8.4人)、愛知県(7.5人)の10都県が10万人当たりの死亡率が10人を下回る。際立った地域格差が見られるのも糖尿病死亡率の特徴で、死亡率の低い地域に九州の高齢者が多い地域も入っていることから、加齢や遺伝以外にも、食習慣や運動習慣が大きく影響することは以前より指摘されている。 世界糖尿病デー 上述の通り、現在、糖尿病を世界の成人人口の約5~6%が抱えており、その数は増加の一途を辿っている。また糖尿病による死者数は、後天性免疫不全症候群(AIDS)による死者数に匹敵し、糖尿病関連死亡は、AIDSのそれを超えると推計している。このような状況を踏まえ国際連合は、国際糖尿病連合(IDF)が要請してきた「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を2006年12月20日に国連総会で採択し、インスリンの発見者であるバンティング博士の誕生日である11月14日を「世界糖尿病デー」に指定した。日本でも、2007年11月14日には東京タワーや鎌倉大仏、通天閣などを「世界糖尿病デー」のシンボルカラーである青にライトアップし、糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発活動が展開された。 なお、国連が「世界○○デー」と疾患名を冠した啓発の日を設けたのは、12月1日の「世界エイズデー」に続き「世界糖尿病デー」が2つ目である。 糖尿病は、耐糖能が低下する機序(メカニズム)によって1型糖尿病と2型糖尿病に分けられる。また近年、境界型糖尿病も重要視されている。それぞれの病型によって原因は異なると考えられている。一言に糖尿病といっても多種多様な病気を含んでいて、本来症候群とでもいうべき疾患群である。糖尿病患者のほとんどを占める1型、2型の原因については確定的なことは何も分かっていない。ここでは提唱されている仮説について分類と合わせて述べていく。1型と2型を除いたほとんどの糖尿病については原因が明らかなことが多い。 === 1型糖尿病 === 1型糖尿病(いちがたとうにょうびょう)(ICD-10 E10)は「インスリン依存型糖尿病」ともいい、膵臓のランゲルハンス島でインスリンを分泌しているβ細胞が死滅する病気である。ほとんどの患者が20歳までに発症することから昔は小児糖尿病とも呼ばれていた。しかし、20歳を過ぎて発症する例も少なくない。血糖を下げるホルモンであるインスリンの分泌が極度に低下するか、ほとんど分泌されなくなるため血中の糖が異常に増加する。20世紀前半にインスリンが治療応用されるまでは、極度の食事制限を要する致死的疾患の一つであった。血中に自らの膵細胞を攻撃する自己抗体が認められるものを1A型(自己免疫性)、ないものを1B型(特発性)とする。飲み薬は無効で、患者はかならず注射薬であるインスリンを常に携帯し、毎日自分で注射しなくてはならない。インスリンを注射しなければ、容易に生命の危険に陥る。また、1型糖尿病のなかでも、特に20歳を過ぎてから発症する「劇症1型糖尿病」という数日間でインスリンが枯渇するさらに危険な病もある。診断の基準としては抗GAD抗体、抗IA2抗体が陽性かどうかが重要である。2型と違い遺伝素因は少ないとされている。生活習慣病である2型とは違い、1型は生活習慣病ではない。また1型糖尿病では甲状腺疾患を合併しやすいことが知られているため女性では注意が必要である。(社)日本糖尿病協会では小児糖尿病生活指導講習会(糖尿病サマーキャンプ)を支部などを通じて毎年開催している。 ====1型糖尿病の原因==== 自己免疫の異常が重要な要因の一つと考えられている。しかし、自己免疫系はそれ自体が不明な部分を多く残すため、1型糖尿病の発症メカニズムも正確には明らかではない。 一方、1型糖尿病の一部には自己抗体が証明されず、膵臓にも炎症細胞の浸潤が証明されないものもある。これはあきらかに自己免疫性とは言えないものである。アジア、アフリカ人に多いとされるこの病型の原因についてはほとんど不明である。 === 2型糖尿病 === 2型糖尿病(にがたとうにょうびょう)(ICD-10 E11)は「インスリン非依存型糖尿病」ともいい、インスリン分泌低下と感受性低下の二つを原因とする糖尿病である。欧米では感受性低下(インスリン抵抗性が高い状態)のほうが原因として強い影響をしめすが、日本では膵臓のインスリン分泌能低下も重要な原因である。少なくとも初期には、前者では太った糖尿病、後者ではやせた糖尿病となる。遺伝的因子と生活習慣がからみあって発症する生活習慣病。糖尿病全体の9割を占める。基本的には除外診断によって診断していく。気をつけるべき点としては2型にみえる1型糖尿病が存在するということである。SPIDDM(slowly progressive IDDM)と言われるものがある。1型にしては30~50歳で発症と発症年齢が高く、臨床像は2型そのものだが徐々にインスリン依存状態に陥っていく。こういった患者は抗GAD抗体が持続陽性となっており、検査をしないと1型とわからない。SU剤が一時期効果あったかのようにみえることもあるが基本的に1型糖尿病であるのでSU剤は進行を進める作用となるので注意が必要である。 ====2型糖尿病の原因==== 2型糖尿病の原因についても明らかではない。主な病態が「インスリン抵抗性」と「インスリン分泌低下」の二つであり、それぞれに原因が提唱されている。大筋を言うと、遺伝的に糖尿病になりやすい体質の人が、糖尿病になりやすいような生活習慣を送ることによって2型糖尿病になると考えられている。そのような生活習慣とはどのようなものかについては意見の食い違いがある。遺伝的な原因としては、東アジア人種において[[KCNQ2]]遺伝子上の塩基配列の個人間の違いが2型糖尿病の引き金となる比較的確かな証拠が得られている === 妊娠糖尿病=== 妊娠糖尿病は、妊娠中のみ血糖値が異常となる症状をいう。疾病及び関連保健問題の国際統計分類|ICD-10 O24.4、O24.9。 妊娠中は、hPLやエストロゲン、プロゲストロンなどの妊娠中に増加するホルモンにより、耐糖能が悪化しがちであることによる。一般には、出産後に改善する。一方、もともと糖尿病患者が妊娠した場合は、糖尿病合併妊娠と呼ばれる。とは言え、もともと糖尿病であったかどうかを完全に確認できているわけではなく、妊娠糖尿病で発症し、分娩後もそのまま糖尿病が治らないこともままある。基本的に食事療法が行われるが、改善しない場合、後述の胎児へのリスクもあり、また飲み薬は催奇形性の懸念があるためインスリン注射療法を行うことになる。胎児への影響があるため、通常時より厳格な管理を必要とし、六分食やインスリン持続皮下注 (CSII) などを行うこともある。 妊娠糖尿病では先天異常のリスクが高まるが、妊娠初期から正常血糖を保っていれば、通常の妊娠と同等である。早産も多く、羊水過多、妊娠高血圧症候群の頻度も高いハイリスク妊娠のひとつである。妊娠糖尿病では巨大児になりやすいため、難産になりやすい。また妊娠糖尿病では中枢神経系よりも身体の発育が良いので、出産のときに頭が通っても肩が通らない肩甲難産になりやすい。そのため、分娩が長引く場合は帝王切開が良い。 治療 概要としては以下のとおりである。 糖尿病の治療は病因、または重症度(進行度)によって異なる。2型糖尿病初期において最も重要なのは食事療法と運動療法である 食事療法、運動療法でコントロールがつかない場合は経口血糖降下薬、インスリンといった薬物を使用する 治療効果判定は血糖値に準ずるパラメータで行うこととなっている。治療する目的は糖尿病の各種合併症を防ぐことである
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第478話:姦客責(カンキャクセキ) 作:◆E1UswHhuQc (ボール……?) 行き着いた考えに疑問を持ち、おそるおそる視線をふたたび正面へと向ける。 と。 「え……?」 それは赤い軌道を描きながら、ボールのように転がっていく。 それはこちらの足下まで転がり、赤い液体をまき散らしながら止まった。そっと拾う。重い。 それはこちらに掴まれた後も、暗闇の中でもよく映える赤をぽたぽたと垂らしている。 それは、 ・ ・ ・ ○<アスタリスク>・5 介入する。 実行。 終了。 ・ ・ ・ 「はあああああああっ!」 だがその思考は、憎悪に満ちた男の叫びによって遮られた。 反射的に声の方へと頭を上げ、しかしすぐに目をそらす――刹那。 その一瞬に目に入った光景が、網膜に焼きついた。 憎悪と殺意で振るわれた刃が宮野の頭頂部から股間までを一気に ・ ・ ・ ○<アスタリスク>・6 介入する。 実行。 終了。 ・ ・ ・ ──すべて投げ出してやめてしまいたい。 ここに放り込まれた直後抱いた思いが、ふたたび脳裏をよぎった。 「はあああああああっ!」 だがその思考は、憎悪に満ちた男の叫びによって遮られた。 反射的にそちらを見て、不思議なことが起きた。 宮野の首が肩の上から落ち、点々と床を転がって足元に ・ ・ ・ ○<アスタリスク>・7 介入する。 実行。 終了。 ・ ・ ・ 「く──」 宮野の指先から放たれる不気味な光が魔法陣を描き、そこから黒い触手が顔を出す。だが遅い。 「はあああああああっ!」 咆哮と共に、すべての不快感を叩きつけるような刃が、横薙ぎに振るわれた。 斬られた感触すらない。 達人の技でもって切断された頭部が宙を飛び、一瞬だけ茉衣子と目が合い ・ ・ ・ ○<インターセプタ>・3 <自動干渉機>、もう一度だけ。 ・ ・ ・ (ボール……?) 行き着いた考えに疑問を持ち、おそるおそる視線をふたたび正面へと向ける。 と。 「え……?」 それは赤い軌道を描きながら、ボールのように転がっていく。 それはこちらの足下まで転がり、赤い液体をまき散らしながら止まった。そっと拾う。重い。 それはこちらに掴まれた後も、暗闇の中でもよく映える赤をぽたぽたと垂らしている。 それは、 ・ ・ ・ ○<インターセプタ>・4 <自動干渉機>が正常に作動しない。 やはりわたしは造られた存在で、<自動干渉機>も同じなのだろう。 ならば。 わたしが彼らを『助けたい』と思う気持ちも、造り物なのだろうか。 そうだとしたら―― 「わたしがそれをやることに、何の意味があるのです?」 「あなたはそれを成したいのでしょう? <インターセプタ>」 「その欲求が造り物だとしても、ですか? “イマジネーター”さん」 「そんなことが、あなたの世界を妨げる理由になるの?」 「わたしの……世界?」 「そう。あなたの心はあなたの世界。心こそが、たった一つの真実」 「それすらもが造り物なのですよ?」 「造り物なのは当然のことでしょう。造られなければ、存在し得ない。同じ造られた物に真作と贋作の区別もない。それはどれもが等価で、当人にとっては真実なのだから」 「……私は――」 助けたいと、思います。 例え偽者でも、わたしの世界のあの二人を、助けたいと思います。 <年表干渉者>として。 例え死んでしまっても、助けたいと思います。 ・ ・ ・ ○<アスタリスク>・8 終了する。 実行。 終了。 ・ ・ ・ 繰り返し映る、彼の死。 視点が変わっても、時間が変わっても、場所が変わっても、宮野秀策の死は変わらない。 何度も映った。夢の中で宮野の死亡がリプレイされる。 正常でない<自動干渉機>による干渉が、本来残らないはずの記憶として残る。 夢として。 夢として残った記憶が連鎖的に夢を作る。悪夢を作る。 宮野が死んだ悪夢が繰り返される。 (ああ――) 首を斬られた。胸を斬られた。触手ごと斬られた。 (い――や……あ――) 袈裟懸けに斬られた。逆袈裟に斬られた。頭頂から両断された。胴体を薙ぎ払われた。 (ああああああああああああ) 両腕を落とされ両脚を断たれ眼球を抉り大腸を引き摺りだし心臓を斬り破り脊髄を砕かれ脳髄を掻き回された。 (ああああああああああああ!!) 殺されたのは宮野秀策。白衣の。厄介な。班長。 殺すのは黒衣の騎士。名前? アシュラム。怖い。黒。薙刀。恐怖。死。 何で死ぬ? 主。騎士の主。女。怖い。命令で。試す。試して。試された。死んだ。 (あ……あ……あぁ…………!) 何で試された? 頼み。救って欲しい。相良宗介。千鳥かなめ。吸血鬼。しずく。しずく? (あ……あなたが……あなたさえ……!) 夢が――覚める。 起き上がろうとして、足に力を込めた。磨耗した感覚が床の存在を足に伝えるのを確認して、膝を曲げる。 床に寝ていたらしい。脱力した腕に力を入れて、肘から順に起こしていく。 背中の触感が消えた。起き上がってきているらしい。 重力による枷を億劫に感じながら、無理矢理に起き上がった。 湿った黒髪が顔にかかる。暗い視界が狭められた。 暗闇のような視界の中に、宮野は居ない。彼の声も響かない。 悪夢は――醒めない。 息をついた。闇を祓うかのように呼気が流れる。 放置されたロッキングチェアが、暗闇の重さにキィィと軋んだ。 思考が停まる。動きが停まる。 傍らにいる彼女を――彼女の生きている様を見たくなく、顔を俯かせたまま胸中で呟く。 (あなたさえ、いなければ) その思考の正しさを、噛み締める。彼女が来なければ、宮野は死ななかった。 しずくが、来なければ。 「茉衣子さん!」 嬉々とした声音が、耳に響く。 見たくもないものが視界に入った。しずく。宮野秀策の死因。 あなたがこなければ。 視線を合わせるようにして、それは言ってきた。何が嬉しいのか、やや大きな声量で、 「体、大丈夫ですか? 痛いとか寒いとかありませんか? ここには暖房設備がないので、移動しないとどうしようもないんですけど、大丈夫ですか? 一応体は拭かせてもらったんですけど……あっ、すいません! 起きたばっかりなのに、いろいろ言っちゃって。まだ落ち着いてませんよね」 煩わしい。 視線を逸らす。と、それが何かを持っていることに気付いた。 反射的に手を伸ばし、奪い取る。 「あっ、すいません。返しますね、エンブリオさん」 何を言っている。 これは宮野のものだ。返すというならば宮野に返せ。 アナタガコナケレバ生きていたはずの、宮野に返せ。 『よお、気分はどうだ?』 暗鬱とした感情が、渦を巻いている。 顔をあげた。こちらを覗き込むように見ている顔がある。 何で笑顔を浮かべている。何で生きている。彼は死んだというのに。何でアナタは。 十字架を握る手に力を込め、光明寺茉衣子は感情を吐き出した。 「アナタ、ガ、コナ、ケレバ」 がつりと。 響いた音と感触は、爽快なものだった。 【E-5/小屋内部/1日目・17 30頃】 【光明寺茉衣子】 [状態]:腹部に打撲(行動に支障はきたさない程度)。疲労。やや体温低下。生乾き。 精神的に相当なダメージ。両手と服の一部に血が付着。 [装備]:なし [道具]:デイパック(支給品一式・パン6食分・水2000ml) [思考]:死ねばいいのに。 【しずく】 [状態]:右腕半壊(自動修復中・残り1時間)。 激しく動いたため全体的にかなり機能低下中(徐々に回復) 精神的にかなりのダメージ。 [装備]:ラジオ(兵長・力の使いすぎで一時意識停止状態。数時間で復帰) [道具]:デイパック(支給品一式・パン6食分・水2000ml) [思考]:茉衣子は大丈夫だろうか ※『クラヤミ』に続きます。 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第477話 第478話 第479話 第474話 時系列順 第458話 第474話 しずく - 第474話 光明寺茉衣子 第507話 第474話 兵長 第507話 第474話 エンブリオ 第507話 第477話 インターセプタ 第572話
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紅葉に蹴り飛ばされた人面犬が、ジェット機の如きスピードで飛び込んで来た事により、室内は滅茶苦茶な有様になっていた。 家具は倒れて硝子は割れ、それらの残骸が彼方此方に飛び散っているので、床には足の踏場が殆どない。 しかし、そんな爆心地宛らの光景も、紅蓮の美女――紅葉が一歩でも立ち入れば、漂う埃臭さがたちまちに消え去り、桃源郷へと変化しているかのようであった。 存在するだけで場の雰囲気すらも変える美貌は、まさに魔性のそれである。 紅葉は、裸足同然の脚装備であるにも関わらず、家具の破片が散らばった室内を平然と歩いていた。 一方、音石明は、超常の存在である彼女とは違って、靴を履いていても破片を踏むのが痛いのか、随分と歩きにくそうな様子で進んでいる。 二人は破壊された部屋を強引に通り過ぎた。 そこからまた、古びた廊下を歩き進む。 暫くすると、襖によって封じられた部屋が見えてきた。 閉じられた襖の大きさと枚数から、中が大広間となっていることが窺い知れた。 襖の四メートル手前で、二人は立ち止まる。 「あの中に居ますわね」 と、紅葉。 「巨大な気配が一つと、それに助けを求めにやって来たヤツらの気配が幾つかですわ」 心なしか、声の調子が普段よりも低くなっている。 硝子細工のように美しい瞳に宿る眼光は、普段のおちゃらけたそれではなく、鏃の先端のような冷たい鋭さを持っていた。 屋敷に入った際に感じた閉塞感に対し、少しも表情を変えなかった彼女が、これほどまでの態度を見せるとは――成る程。 襖の向こうにいる巨大な何かは、そんな態度を取るのに相応しい相手だと言うわけか。 「助けを求めにやって来たヤツらはともかく、求められている方はちょっとばかし厄介な相手になるかもしれませんわね。全員が連携を組めば、尚更厄介です」 そんな事を言い出す紅葉に、音石は驚いた。 まさか彼女が、そんな弱気な判断を下すとは……。 普段の言動からは、予想もつかなかった発言である。 聖杯戦争の初陣が、紅葉のテンションに何らかの影響を与えているのだろうか? 「嗚呼、面倒ですわ。面倒ですわ。面倒ですわ。見覚えの無いもののけがうじゃうじゃと――実に面倒な相手ですわ」 溜息を吐きつつ、「やれやれです」とでも言いたげな顔で、紅葉は顔を左右に振った。 次いで、彼女はギターと琴のハーフのような珍妙なビジュアルをした楽器を、手元にアポートする。 それは紅葉の宝具の一つ――先ほど巨女を爆殺する為に使った物である。 「ですから」 白金を磨き上げて作ったかのような美しさを持つ指を、楽器の弦に添えた。 「襖を開けずに――相手の土俵に上がらずに、ここから攻撃を仕掛けますわッ!!」 白金が、弦を高速で横切る。 その瞬間。 ズガァーーンッ!!!――と、文字で表せばこんな風になる音が響いた。 まるで、二トントラック同士の衝突を、音で表現しているかのようである。 聴き心地が良いとは、お世辞にも言えない、聞く者の鼓膜を破壊する為だけに演奏されているかのような、暴力的な曲であった。 慎重さなんて微塵も見受けられない大雑把すぎる攻撃は、床板を剥がし、壁を崩しながら進んで行き、全ての襖をふっ飛ばして大広間へと飛び込んだ。 音の嵐は室内を蹂躙し、破壊する。 当然、紅葉は嵐の突撃を一度で終わらせるつもりは無い。 二度、三度、四度……弦を弾き鳴らし、室内に大音響を叩き込んだ。 十秒にも満たない演奏を終え、紅葉は楽器の弦から指を離した。 音の来襲を受けた大広間は、埃や煙がもうもうと上がっている。 やがて煙が晴れ始めると、室内の様子が見えるようになってきた。 畳は剥がれ、壁は穴まみれになっている。 部屋のあちこちには、気味の悪い日本人形や身体中に針が生えた蛞蝓と云った化物の類が幾つか転がっていた。 彼らはみな音の直撃を受けており、腕は外れ、体の内容物が溢れ出て、と大ダメージを負っている。 これでは、紅葉との戦闘はおろか、この場から逃げ出すことすら出来ないだろう。 この惨憺たる光景に、音石は驚愕すると同時に、敵が戦闘不能に陥ったことに安心していた。 しかし、埃煙が完全に晴れた途端、彼は更に大きく目を見開き、驚くこととなる。 大広間の中央に、山があった。 宇宙の闇を切り取って貼り付けているかのように真っ黒な山であった。 紅葉の演奏を受けても尚屹立しているそれは、まさに『動かざること山の如し』そのままである。 だが、暫くすると、それの正体が山ではないことを音石と紅葉は悟った。 「なんだありゃ。ヘビか?」 「そのようですわね」 それは正確に言えば、頭にあたる部分を覆い隠すようにしてとぐろを巻き、山のようになっている大蛇であった。 よく見てみると、表面が黒い鱗でびっしりと覆われている――これで、先ほど紅葉が放った音の嵐を防いだのだろう。 この大蛇が、紅葉の言う巨大な何かの正体であるのは明白である。 頭にあたる部分を隠すようにとぐろを巻いているのは、音の攻撃からそこを守る為なのだろうか? その時、音の嵐が止んだことを悟ったのか、大蛇は動き出し、とぐろを解き始めた。 瞬間――残像が出来るほどの速度で、大蛇に向かって駆け出す紅葉。 どうやら、大蛇がとぐろを解こうとしている隙にさらなる攻撃を与え、完全に倒すつもりらしい。 走って近づくのは、遠距離からでは攻撃が効かなかったと見て、近距離からより強力な攻撃を行う為だろう。 敵の隙を突くとは卑怯に見える行為だが、それを言うならさっきの演奏攻撃からしてそもそも卑怯である。 けれども、紅葉のマスターである音石は、そういう卑怯だとか不意打ちだとか騙し討ちだとかを好む傾向にある男だったので、紅葉が取った行動に、そのような感想を抱くことはなかった。 強いて文句があるとすれば、『さっきから紅葉ばっかり活躍していて、オレは良いところを全然見せられてねーよなァ』ぐらいだ。 しかし、ここで変にでしゃばって紅葉の邪魔になり、後で痛い目を見るのも嫌なので、ここは静観しておくことにする。 聖杯戦争のマスターとしては、これ以上なく妥当な行動選択であった。 ゼロコンマ一秒で大蛇との距離を詰めた紅葉は、移動の勢いを乗せたパンチを放った。 キャスターらしからぬ肉体攻撃である。 そして、その攻撃は奏功した。 功を奏し、破壊音を奏でた。 紅葉のパンチを受けた大蛇の鱗は、空手の達人が拳を振り下ろした瓦のように罅割れ、砕けたのである。 当然の結果だ。 広範囲を対象とした演奏攻撃ならまだしも、第六天魔王の因子を受け継ぎし者から直々に叩き込まれた拳を防げるものなど、この世にそうそう居まい。 確かな手応えと共に、紅葉は鱗の奥の肉から腕を引き抜いた。 ずぶり――と、生々しい音が響く。 一方、大蛇のとぐろ山の内部からは、痛みに悶えるような声が上がった。 と同時に、紅葉の頰を空が叩く。 蛇の尾が真横から凄まじい勢いで、壁や床板を巻き込みながら迫って来ていたのである。 「痛みに任せての攻撃ですか。雑すぎでしょう」 感じた覚えの無い強大な気配を発していたから少し警戒しましたけど、実際は全然大した事ないですわね――と。 紅葉はひょいとバックステップする。 彼女の鼻先を、黒の風が通り過ぎていった。 攻撃が空ぶった勢いでとぐろが完全に解き終わったらしく、大蛇の頭は完全に姿を現した。 否――姿を現したのは大蛇の頭ではない。 本来蛇の大顎があるべき位置には、女の上半身があった。 ただの女の上半身ではない。 それには左右それぞれ三本、計六本の腕が生えていた。 仏教知識をほんの少しでも齧っている者がその姿を見れば、阿修羅を連想しただろう。 疑いようの無い化物である、 かつて妖怪や鬼の一団を率いていた紅葉であっても、その化物には見覚えがなかった。 外見の要所要所と雰囲気から、辛うじて、それが日本生まれのものであると見受けられる程度である。 (そう言えば、これまでに出会った化物達も、見覚えのないヤツらばかりでしたわね……) 彼女がそれらに見覚えが無いのも当たり前であった。 何せ、この屋敷を巣食う化物たちは、現代に噂される怪異なのである。 平安を生きた紅葉が、それらに見覚えがあるわけがない。 しかし、彼女はそれらに『見覚え』がなくとも、それらを『知って』はいた。 紅葉が聖杯から与えられた知識には、現代の怪異譚までちゃんと含まれていたのだから。 (最初に出会った頭デッカチは……特徴からして『巨頭オ』に出てくる奇形の人間でしょうね。人面犬は人面犬。巨女は……特徴的な鳴き声をあげていましたし、『八尺様』とかいうヤツでしょう。部屋の片隅に転がっている、毛虫と蛞蝓の合成獣みたいなのは――) 今更ながら、自分が倒したものたちが何だったかを復習する紅葉。 どれも皆、ほんのちょっぴりでもオカルト知識があれば、誰でもその名に辿り着けるもの――よく噂される、有名どころばかりであった。 (――そしてこの女蛇は……『姦姦蛇螺』ですかしら?) 姦姦蛇螺。 それは主にインターネット上の情報掲示板で語られ、噂される怪異。 蛇の下半身と、六本の腕を持つ女。 民を守る巫女であったが、民に裏切られ、憤怒と怨念の存在へと堕ちた者。 その悍ましい見た目から分かる通り、非常に邪悪な怪物である。 噂曰く、下半身の蛇の部分を見た者に、解除不能の呪いを与えるとか。 (それにしては、この真っ黒な下半身を見ても、私に何か呪いがかかっているようには思えませんがね) 閉塞感に似た違和感はあるが、それはこの屋敷に入ってからずっと感じていた雰囲気みたいなものであり、呪いとは言い難い。 続いてほんの一瞬、紅葉は音石がいる方向を振り向く。 スタンド使いであるものの、体は一般人のそれであり、魔術師のように魔術や呪術への耐性があるわけではない彼は、しかし、姦姦蛇螺の下半身を見ても、体や精神に何か不調が生じているようではなかった。 呪いを受けているようには見えない。 明らかになった女蛇の外見の醜悪さに、少しばかりビビっているだけである。 (超常の存在がサーヴァントとして召喚される際は、霊器という器に縛られる都合上、生前よりも低いスペックになるんでしたっけ? それと同じように、館の作成者に生み出されたであろうこの姦姦蛇螺は、スペックダウンを起こし、伝承にある呪いの力を失っているのでしょうか?) 紅葉の推測は大体当たっていた。 噂を司るバーサーカー――フォークロアによって生み出された姦姦蛇螺だが、噂の中でそれが登場するのは、こんな館の中ではなく、鬱蒼とした森や山の中である。 伝承とは異なるフィールドに配置された事により、大幅なスペックダウンを起こしているのだ。 【おいおい、紅葉。大丈夫なのか?】 念話で音石が語りかけてきた。 姦姦蛇螺の神々しくも恐ろしい外見には、怖いものなしのギタリストでも畏怖を感じるのだろうか。 【大丈夫大丈夫。こんな英霊(サーヴァント)未満の幻霊(アーバンレジェンド)、私が本気を出さずとも、十六進法の三十二ビートで瞬殺ですわよ】 【だけどよォ〜〜〜〜……】 【シャーラップ!】 野次に対し、紅葉は叫んだ。 【マスターは一々口出しせずに、私の後ろでコソコソしながら、『冷凍ちりめんじゃこ』で自分の身を必死に守っていればよろしいんですのよ!】 【『レッド・ホット・チリペッパー』って言ってんだろがッ!】 【それにですね――】 音石の文句に取り合わず、紅葉は半人半蛇の化物を指差す。 【既に決着は付いているようなものなんですのよ】 瞬間。 姦姦蛇螺の下半身の、先ほど紅葉が拳を突き刺した部分がボンッ! と、ポップコーンのように膨張し、破裂した。 「!?」 飛び散る己の下半身の一部分を眼にし、姦姦蛇螺は深淵へと繋がっているかのように禍々しき双眸に驚愕の色を浮かべた。 何が起きたか分からない――とでも言いたげな風である。 それは音石も同じらしく、最初は目を見開いて驚愕していたが、暫くすると、 「さっきのアレと同じじゃねぇか……」 と呟いた。 彼の言う『さっきのアレ』とは、前編で紅葉が行なった音の攻撃で、巨女の身に起きていた爆発である。 「その通り」 首の上だけ振り向いた紅葉は、音石の驚き顔が余程滑稽だったのか、悪戯っぽい笑みを浮かべた。 「外側から音を流してもあの鱗が邪魔でしたからね。だけど、鱗を突き破って内側から放った音なら、威力は百二十パーセント通じるはずでしょう?」 なので、先ほど拳を突っ込んだ時、ついでに『魔力放出』の破壊音波を流し込んでいたという訳だ。 音の爆弾による破壊はその一回だけに留まらず、紅葉が腕を突っ込んだポイントから、音波のように伝播して行く。 じわじわと破壊され、砂像のように崩れ落ち行く姦姦蛇螺の下半身に、紅葉と音石は勝利を確信した。 だがしかし。 破壊が蛇の下半身から女の上半身へと到達する直前――予想だにしない事態が起きた。 姦姦蛇螺の上半身と下半身が分かれたのだ。 破壊され行く蛇の下半身に別れを告げた女の上半身は、音の破壊から無事に逃れる。 六本の腕を駆使して行われた軽やかな着地に、紅葉たちは蜘蛛のイメージを見た。 そして一瞬後――上半身だけになった姦姦蛇螺は、F1マシンの如き高速で駆け出した。 「はぁ!? 高速で動く女の上半身って……そりゃもうテケテケじゃねぇですの!」 そんな突っ込みを叫ぶも、姦姦蛇螺が上半身だけになるのが全くおかしい話ではない事を、他ならぬ紅葉が理解していた。 そもそも、原典とも言える話の中では、姦姦蛇螺は女の上半身と蛇の下半身がセットで揃った姿で登場しておらず、女の上半身だけの姿でしか登場していないのだ。 その姿は『巫女』と呼ばれ、本来の姦姦蛇螺と同一でありながら異なるものとされており、姦姦蛇螺がこの姿を取るのは、遊戯感覚で出現する時だけなのだ。 けれども、遊戯感覚で出現する時の姿だからと言って、その力を甘く見るべきではない事は、今しがたそれが見せている機動力の高さを見れば、誰でも理解出来るだろう。 水の中に生きる魚が水の中で本領を発揮するように、サバンナに生息するチーターがサバンナの環境下で一番速く走れるように、噂の中の存在である姦姦蛇螺が噂に登場した際の姿を取り、その結果身体のパーツが欠けようと何ら支障がないのは、当然の理屈なのであった。 こちらに迫り来る巫女に宝具の楽器で対処しようとするも、弾いている暇がない事を悟った紅葉は、ノータイムで用意できる攻撃手段である拳を構えた。 姦姦蛇螺の鱗ですら殴り砕いた拳だ――何も身に纏っていない状態のものがその一撃を食らえば、いとも容易く絶命するに違いない。 石のように固く握り締められた鬼人の手が閃く。 しかし、その一撃が巫女を絶命させる事は無かった。 上半身だけになり、節足動物のように床を高速で疾駆しているそれは、紅葉の拳を回避したのだ。 どころか、カウンターのようにして、六つの拳で殴りかかってきたではないか! 六方向から飛んで来た攻撃には流石の紅葉も『マズい』と思ったらしく、みっともない転がり方であるものの、なんとか回避に成功する。 けれども、避けられたからと言ってそこで攻撃を止める巫女ではない。 それは一切速度を緩めずに、紅葉に向かってまた飛びかかってきた。 紅葉はまた避ける。 巫女がまたまた迫る。 紅葉はまたまた避ける。 巫女がまたまたまた迫る。 紅葉はまたまたまた避ける。 巫女がまたまたまたまた………… 一瞬の隙間もない攻撃と回避の連続だった。 (あっちは六本でこっちは二本――文字通り攻撃の手数が違いすぎますわ。オマケに、小さくなって小回りが効くようになった所為か、こちらの攻撃は回避される始末……せめて、楽器を取り出して弾ける暇があれば良いんですけど) 紅葉がそんな事を考えていると、彼女の視界の端に、何かが雷のような速度でやって来た。 新たな敵かと思った紅葉だが、そうでは無い。 雷のような速度でやって来たのは、雷であった。 雷のスタンド――『レッド・ホット・チリペッパー』だった。 (なっ!?) 紅葉は絶句した。 音石が『レッド・ホット・チリペッパー』を顕現させ、室内に入れたのは、回避に回ってばかりの紅葉の加勢をする為なのだろうが、紅葉でさえスピード戦で苦戦している巫女相手に、紅葉よりも弱い『レッド・ホット・チリペッパー』が立ち向かった所で、一蹴されるだけである――現在の巫女に、蹴りをする脚などないのだけれど。 そんな紅葉の考えを知ってか知らずか、音石はやけに自信満々な顔をしていた。 「オレはさっきから不思議に思ってたんだけどよォ〜〜、この化物はどうしてわざわざとぐろを解いてまで、いかにも弱点な丸裸の上半身を晒したんだ?」 『レッド・ホット・チリペッパー』のの本体は、歌うように語る。 「紅葉。お前とそいつのバトルを見て、その答えは分かったぜ。そいつは『視覚を確保する為』にとぐろを解いたんだ。とぐろを巻いた状態じゃあ、オレ達の姿が見えなくて、大雑把な攻撃しか出来ねえからよォ〜〜。そんな攻撃じゃあ、確実性に欠けるよなァ〜〜〜〜?」 彼が言葉を続ける間も、巫女は紅葉への何度目かの接近を行なっている。 「だから、下半身を失うも、とぐろから脱出し、視覚がはっきりとしている今、そいつは正確にお前へと向かい、攻撃を仕掛けているんだろうさ」 「だったらよォ」 「急に目が見えなくなったら、どうなるんだろうなァ〜〜〜〜ッ!?」 言って、音石はギターを荒々しく、しかし、整ったメロディが出るように弾き鳴らした。 それと同時に、彼のスタンドが爆発した。 いや、違う。 爆発しているかと見紛うほどに激しく発光したのだ! 赤き雷獣が持つスタンドパワーから変換された電光は、室内を埋め尽くす。 スタンドが成長する以前は搦め手頼りの戦法を多く使っていた音石にとって、このような目くらましは息をするように簡単にできる行為だった。 「███ █――!?」 突如発生した閃光を、六本の腕を壁にして防ごうとする巫女だが、それより光の方が速いのは物理法則的に絶対に覆しようのない事だった。 結果、網膜が光に貫かれ、巫女の視覚は一時的ではあるものの著しく低下した。 視界が突如真っ白に包まれた事に魂消た巫女は、動きを止め、軽い混乱状態に陥った。 一方、紅葉はというと、パートナーである音石が何をするかを完全に読んでおり、事前に瞼を閉じていたので視力減退を負わなかった――などという事はなく、普通に網膜を焼かれ、失明に近いレベルで目が見えなくなっていた。 「はあ〜……」 と、深い溜息を吐く紅葉。 「なに自信満々に語って、私の目を潰しちゃってくれてるんですの、マスター。やっぱり、貴方はトークに向いていませんわね」 しかし。 しかし、だ。 音を支配し、音を操る紅葉にとって。 音で相手の位置を把握でき、音で広範囲を大雑把に攻撃できる紅葉にとって。 視覚を失った事など、些細な事なのだ。 『ニヤリ』というオノマトペがこれ以上なく似合う笑みを口元に浮かべながら、紅葉はゆっくりと、実に余裕を持った動作で楽器を取り出した。 それは琴のようでありギターのようでもあるという実に不恰好な楽器だが、今の彼女が持つと、それは連続殺人鬼が持つ凶器のようにおどろおどろしいオーラを纏っているようにさえ見えた。 紅葉は、慣れた手つきで弦に指を添えた。 そして、未だに視力が回復せず、光が網膜を貫いた衝撃でのたうち回っている巫女に向かって一言。 「鬼さんこちら、手の鳴る方へ――って、あらあら……これは私が言っちゃ駄目な台詞ですわね」 手ではなく、弦楽器の鳴る音が部屋に響いた。 ▲▼▲▼▲▼▲ 閉塞感のような息苦しさがすっかり無くなった屋敷の玄関から出ると、紅葉たちが散らかした巨頭人間たちの遺体は、綺麗さっぱり消え失せていた。 霊的な召喚物であるのだから、絶命してしばらくすれば跡を残さずに消え去るのは当たり前である。 「うーん、まだ視界が少しボヤけてますわ……」 「寧ろ、こんな短時間で少しボヤける程度まで回復しているお前の視力にオレは驚きだぜ。話には聞いてたが、サーヴァントの回復能力ってかなり高いんだな」 「まあ、そもそも、マスターがあの時事前に注意の一つでもしていれば、視力の完全回復を待つ羽目にならなかったんですけどね。念話で伝えようとか思わなかったんですの?」 「あの時はそんな事をする暇がなかっただろうが」 「その割には、やけに長い前口上を喋っていた気がしますわね?」 『魅力』の『魅』の字に『鬼』を入れたのは誰だろうか。 その人物を探し出し、「なぜ『魅力』の『魅』の字に『鬼』を入れているのか?」と問えば、「紅玉の如き美しさを誇る紅葉が、鬼だったからだ」と答えるに違いない。 一つの字の起源に関わっているのではと思わざるを得ない程に魅力的な顔に、紅葉は不機嫌そうな表情を浮かべていた。 折角の美貌が台無しである。 それを見て、これ以上この話題を続けるのは拙いと考えた音石は話題を変える事にした。 「ところで、この屋敷にB級ホラー映画に出て来そうな化物たちを放ったのは結局誰なんだろうな」 「……知りませんわよ。少なくとも妖精を放っているキャスターや、死霊の魂を集めているキャスターではないと思いますがね」 「ただ」――と、紅葉は台詞を付け加えた。 「これはほぼ当たっていると思われる予想ですけど、この館を作ったサーヴァント――おそらく、クラスはキャスターでしょうか――は、怪談や都市伝説の類を従える能力を持っていますわ」 屋敷の中で見た、都市伝説上の存在である化物達の姿を思い出しながら紅葉は語った。 「怪談や都市伝説を従えるだぁ? そんな奴がサーヴァントにいるのかよ」 「さあ。それはよく知りませんけど……怪談の噺家とかがサーヴァントになっていれば、あり得ない能力ではありませんわね」 実際には語り手ではなく、語られる話そのものがサーヴァントとなっているのだが、流石にそんな突飛な発想を思いつけるほど紅葉は人間離れしていないようである。 「そんな能力を持つ奴が居るってのは、まあ、分かった。けどよぉ――んじゃあ、そいつがこんな屋敷に化物達を詰め込んだのはどうしてなんだろうな」 「それこそ本当に分かりませんわよ。屋敷内に魔力をプールしていて、それの護衛を化物達にさせていたってわけでもありませんしね。――お化け屋敷でも作りたかったのかもしれませんわ」 最後に紅葉はそう冗談めかして言ったが、それはかなり真相に近い答えであった。 この館の作り主は、ただ訪れた者を怖がらせ、恐怖に陥れる為に化物を生み出し、館の各所に配置したのである。 勿論、そんな狂人の事情を知らない音石たちは、暫く頭を捻るも、納得のいく答えを見つけることは出来なかった。 結局は、噂を操るキャスターには今後も気をつけよう、という結論が出て、此度の議論は幕を閉じたのである。 音石は手首に巻いた高級そうな腕時計に視線を落とした。 「そういや、此処に入ってから出てくるまでで、三十分もかからなかったんだな」 「そんなに短かったんですの? てっきり、十三日くらいかかってたかと思いましたわ」 「それは大袈裟すぎねぇか?」 「そういえば、外にタクシーを待たせていませんけど、ここからマスターの自宅までどうやって向かうつもりですの?」 「あー……。いくら此処に入る場面を見られたくねーからって、待たせてなかったのは失敗だったかもな……。電話で新しく呼ぶか……」 そんな事を喋りつつ、音石達は門を開き、屋敷の敷地外へと出て行った。 彼らが去って、敷地内に残されたのは至る所が破壊された廃墟だけであった。 【深山町 武家屋敷前/1日目 午前】 【音石明@ジョジョの奇妙な冒険Part4 ダイヤモンドは砕けない】 [状態]健康 、スタンドエネルギー消費(その辺から電力を吸収すればすぐに元に戻ります) [令呪]残り3画 [装備]こだわりのギター [道具]携帯電話、財布など [所持金]盗んだ現金(そこそこ)&盗んだ貴金属類(たっぷり・ただし換金手段のアテなし) [思考・状況] 基本行動方針:美味しいトコを掠め取りつつ聖杯戦争で勝利を。ついでに伝説開始 [備考] 1.討伐令には真面目に取り組まないが、チャンスがあれば美味しいとこだけ横取りを狙う 2.442プロのライブの時間に合わせて『路上ゲリラライブ』を決行する! そのための準備だ! まずは場所探し! 3.噂を操るキャスター(推定)には気を付ける。 ※深山町の片隅にアパートがあります。 ※バーサーカー(モードレッド)、セイバー(スルト)、アーチャー(ヴェルマ)の戦闘を途中から観戦していました。 セイバー(スルト)とアーチャー(ヴェルマ)主従の同盟を確認しました。 ※スタンド『レッド・ホット・チリ・ペッパー』は、バーサーカー(モードレッド)の赤雷の余波を少量吸収しました。 スタンドの色が黄色から赤へと変化し、僅かに神秘の力と魔力を纏っています。 ※噂を操るサーヴァントの存在(フォークロア)を把握しましたが、それの詳細にはいくつか誤解をしています。 【キャスター(紅葉)@史実(10世紀日本)】 [状態]健康、魔力消費(小)、視力低下(数分で治ります) [装備]紅葉琴(ギター型) [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:美味しいトコを掠め取りつつ聖杯戦争で勝利を [備考] 1.討伐令には真面目に取り組まないが、チャンスがあれば美味しいとこだけ横取りを狙う 2.442プロのライブの時間に合わせて『路上ゲリラライブ』を決行ですわ! そのための準備です! 3.噂を操るキャスター(推定)には気を付ける。 ※バーサーカー(モードレッド)、セイバー(スルト)、アーチャー(ヴェルマ)の戦闘を途中から観戦していました。 ※冬木市に死者の霊が居ないことに気付きました。何らかのキャスタークラスの干渉を疑っています。 ※キャスター(パトリキウス)が斥候に放った妖精たちの存在に気付いています。 1回に限り脅して支配権を強奪できると読んでいますが、実行すると確実にパトリキウスに察知され対策されます。 ※噂を操るサーヴァントの存在(フォークロア)を把握しましたが、それの詳細にはいくつか誤解をしています。 時系列順 Back Aestus Domus Aurea Next 小碓媛命は■をした 投下順 Back What two and two always makes up? Next 小碓媛命は■をした ←Back Character name Next→ Freaky Styley 音石明 硝子狩 キャスター(紅葉)
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#ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 歴史DR期 SH期以降 現在 スペック長所 短所 感覚使い易さ 応用し易さ 立ち回り方 補完法 対策 オススメセットタマフーダ キョウカフーダ 性格補正 味方ガウスト 意見、感想、議論その他 歴史 DRより初参戦。 爆弾を抱えて飛び続ける非常に物騒なトンボ。 目の中で虫のようなものが見えたらこいつのせいらしい。 ……現実的な話をすると、これは「飛蚊症」という生理現象。 基本的に老化に伴って起きるものなのでどうということはないのだが、稀に網膜剥離やブドウ膜炎など割とヤバいものが原因で起きたりする。 急激に視野が狭まった、目の痛み・赤みなどの異常を感じたらすぐさま眼科へ行くように。 DR期 今作同様秋にしかサーチ出来ないガウストとして登場。というわけでついた渾名が「秋茜」。 表記上ではランク6火上位となっているが実際はランク5特別粋に位置付けられていたため、フレイムジョー程の性能は無かった。 color(#CC0033){向こう}の方が重い筈なんだけど。 (更に書くとイフリーダス(本作ではフーダのみ登場)以下である) しかし通常粋含め序盤の時点で既に解禁されているランク5以上のガウストは少ないので、 もし捕獲出来ればまず即戦力になる。 ただ前述通りその中では弱い部類です。 ソナーLv.5以降こいつを手放して代わりにフレイムジョーを入れたハンターは多いと思われる。 もしくは一度も見かける事なく。 SH期以降 ずっと姿を消していたがこの中でSHとSGではDR同様季節限定が存在し、 こいつに代わるガウストが登場(しかも2種類)。 ここまでは良かったが性能(笑)は論外(爆)でしたよ。しかも color(#CC0033){こいつ}より酷い。%% 現在 本作ではバトルタイプや基本弾等の違いからフレイムジョーが比較対象から消えている。 というか今作、火のインセクトはこいつだけ。 サーチ時間、季節が限られている&フユウガウストな影響で運が悪いとLv16サーチでも出てくれない。エメランタンとプンプク氏ねよマジ CPUダイバー戦では最初のガウスハザードバトルを迎える前に登場。 しかしレベルはたったの6。 まさかPARでも使ったのか、GHCから貰えたのか、[[天猫 アマテラスオオマネコ]]inサーチのようにたまたま低レベルの個体をゲットできたのか。 名前「ぼまお」。GHCからの支給ガウストだと思われる。 図鑑には「古い計画に基づき巨大爆弾を抱えて今も飛び続ける」とあるが、その計画が何なのかは触れられなかった。 スペック 能力項 ランク、効果説明 備考 最大HP ★☆☆☆☆ 格闘攻撃 ★★★☆☆ 弾攻撃 ★★★★★ 掴み攻撃 ★★★☆☆ 格闘防御 ★☆☆☆☆ 弾防御 ★★★★☆ 移動速度 ★★★★★ 属性 火 基本弾 ばくだん バトルタイプ インセクト チェンジコスト 38 必殺コスト 50 必殺系統 遠距離 必殺属性 無 サーチスキル なし バトルスキル あいてへせんせいこうげき! 相手にダメージ。ダメージ量は相手の最大HPに応じる。この効果でトドメを刺す事は出来ない。 好物 オレンジ(くだもの、すこし) 主な固有名称 ぼまおとべきた ばんひでとぶたに ぼかすけとばづか どかあき ケンタのパートナーガウスト(ぼまお) 入手条件 サーチレベル10〜12でサーチ 9〜11月の間 長所 左右背後にもダッシュ攻撃が可能 移動速度が速く、動かす際のストレスが少ない 必殺が相性の影響を受けない為、決まれば安定したダメージを入れられる 最も軽いチェンジコストで先制攻撃効果を出せる 短所 格闘耐久が低く、相手のペースで近距離戦が展開されると厳しい場面が多い 必殺が遠距離なのでスタンを狙わないと決めるのが難しい 必殺で弱点を突けないので逆転勝ちは難しい 感覚 使い易さ ★★☆☆☆(考えを纏めつつ動けるのが理想) どの方向からでもダッシュ攻撃が出来るが、 格闘耐久は高くないので突っ込むにはリスクが高い。 かといって離れても基本弾が弾速の遅いばくだんなのでプラパピと比べると少し扱い辛い。 こいつに限った話ではないが、期間限定ガウスト系は基本的に慣れや工夫が要る。 応用し易さ ★★☆☆☆(無理してこいつと道を共にする必要は無い) 極々普通の先制火要員として扱うならこいつよりもギルガドランやフレイムジョーを選出した方がストレスフリー。 基本弾がばくだんと扱い辛いのに対し2匹はかえんだんなので余計に。 どうしてもというなら基本弾による遠距離スタンや全方向ダッシュ攻撃、 軽量先制効果を活かせる様な戦略の何れかが必要となる。 立ち回り方 (只今研究中…) 補完法 弱点は水。 ギルガドランやフレイムジョーと違って殴ろうが撃とうが困る事は殆ど無いという場面があまり無いので対策が甘いと特定の水要員で止まる事も。 特に弾防御が高く基本弾から必殺へ繋げられるウルティモノーズドランが辛い。 幸い殴る(or撃つ)だけならそこそこ通るので火力の高さを活かしてさっさと突破したい。 対策 CPU(ガウストバトルいくばい!) 先制攻撃持ちなのに先発。何故に… どくばりが有るので一応モウドクに注意。 モウドクに陥ってしまったらダイバーガンを撃ち込む等して回復迄の時間を稼ぐ事。 陥っている時に戦闘が終わるといくせいに参加出来なくなるからである。 CPU(オッス!) 多分こいつの為だけに対策する必要は無い。 何故にじゅうだんを選んだ…。 こおりブレスを当てたらさっさと殴って倒そう。 モタモタしてるとチェンジされて相手の先制攻撃効果の使用を許しかねない。 CPU(いくぞ虫ガウスト!) 結局最後まで先発というスキル潰しな配置。 お前使い方わかってないだろ…… しかしタマフーダがぎょらいになっている辺り一応反省はしている模様。 ただ格闘防御は終わりっ放しなのでとっととダルクドランなり鼻なり出して必殺技でお星様にしてやろう。 野生 ワイドショットをバラ撒いてるだけで色々何とかなる。 但し相手がばくだんを貯めて撃って来たら回避に専念するか硬直の短い弾で迎撃する事を勧める。 DSバトル 少ないチェンジコストから先制攻撃をバラ撒いてくる。 格闘防御が終わってるのでこおりブレスを蒔いて殴り飛ばせば無問題。 基本弾がこおりブレスではないがダルクドランなら上手く行き易い。 …本当にダルクドランで対処する場合はがんせきに注意。 オススメセット タマフーダ フーダ名 理由 いてつく猛吹雪 運悪く相手がキングソウルを抱えていた時用。最大貯めで相手を足止め出来るのでコレで時間稼ぎをし、ノロイが解けたらさっさと交代してしまおう。 空飛ぶせんぷう機 遠くの敵に対し有効。チェンジコストが軽くなるので先制ループを考えているなら候補。 キョウカフーダ フーダ名 理由 いんねんの炎獅子 遠距離戦が少し辛くなるが数値上では元から遠距離性能があるのでリスクは薄め。たんき、がんこ、きょうぼう限定。 邪にそまりし南の神 チェンジコストが軽くなるので先制攻撃効果が出し易くなる。ギルガドランやフレイムジョーに真似され難く、彼の個性になる戦略。れいせい、がんこ、きょうぼう限定。 性格補正 性格 理由 れいせい ★★★★★弾攻撃と移動速度が上がる。特に考えが無いなら。 味方ガウスト ガウスト名 理由 イクサリュウ ★★★★☆補完。格闘もある程度出来る。イケースの編成次第では先制攻撃連発も可能。 トンボマー ★☆☆☆☆同種のガウスト2匹以上の同時選出が可能なルールなら最軽量のチェンジコストで先制出来る事を利用して徒歩同士でガウストチェンジしまくって相手のHPを8割近く無理矢理削る事が出来る。が、その対象の最大HPが低い場合はそうするよりもこおりブレスで足止めして掴みまくった方が早い場合があり、そうでなかったとしても相手のイケースにキングソウルが1匹でも居た瞬間スキル効果で阻止され最悪1匹潰される危険性がある。そもそも同種2匹以上の同時選出が認められないルールなら諦めてイクサ、カイザーク、オウマーシカ、サボティーヤ、大波くんの中から2匹選んでイケースを構築するしかない。 ビッグウェーブ ★☆☆☆☆先制攻撃スキル持ちの水要員だが、どう軽くしても1周につき37(イクサなら1周32)も霊力を取られる事、元々のパラメータが欠け気味なのでこいつで先制ループが終わると此方が窮地に立たされ易い。 意見、感想、議論その他 半値 内容 すべてのコメントを見る
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自慢一覧 MXで交換三昧 不倫相手の旦那を殴り倒し、病院送りに(失明寸前) 面接で学歴詐称&不正行為 お馴染みらしいキセル行為 窃盗した鞄を使って約10万窃盗 [部分編集] MXで交換三昧 MXとは「WinMX」というファイル共有ソフトの略称を指します。日記の記事より、彼は日常的に違法アップロード、ダウンロードを繰り返していたことがわかります。 実際の記事(削除済み)「http //djinn.xrea.jp/diary%20oc.htm」「http //djinn.xrea.jp/diary%200307.html」 魚拓アドレス「http //s03.megalodon.jp/2008-1214-0806-26/djinn.xrea.jp/diary%20oc.html」「http //s04.megalodon.jp/2008-1213-1832-13/djinn.xrea.jp/diary%200307.html」 一部のみ引用 10月15日(火) なんと、WinMXでファミコン(NES)、ディスクシステム、スーファミ(SNES)のロムを コンプリートしちゃいました!!!! おおお、おそ、おそるヴェしWinMX!! 実は映画も10本手に入れちゃったんだぜ、コレが!! 待望の「PINGPONG(ピンポン)」も、「ロードオブザリング」も。 凄い、凄すぎるアイテムだぜ、WinMX・・・ 10月19日(土) 今日はMXで物凄い趣味の合う人にあった。 おれがIMを全員に出してる事から好感を持ってくれたらしく、 「きちんとIMくれる人に出会って嬉しい。最近は3.30のお陰でDOM天国だからね」 と言っておれの上げた量の何倍ものDLをさせてくれた。 そこから最近のMXユーザーのマナーについての見解が一致して盛り上がり、 向こうのリストからお笑い好きという共通の趣味を見つけた。 [部分編集] 不倫相手の旦那を殴り倒し、病院送りに 間違え易いですが、「変態スネークの彼女の不倫相手」ではなく「変態スネークが不倫している女の旦那」です。 実際の記事(削除済み)「http //djinn.xrea.jp/diary%20n.htm」 魚拓アドレス「http //s04.megalodon.jp/2008-1214-0907-49/djinn.xrea.jp/diary%20n.html」 一部のみ引用 11月17日(日) 今日、決闘があった。 彼女の夫から電話が有って、果し合いをする事になったからだ。 終わったデパートの前でやると言われたが、あそこには警備員が通るから パチンコ屋の裏にある、人目に付かない公園でやる事にした。 結果だけ言えば、向こうは鼻血を出して謝り、こちらは血も出ない余裕の勝利だった。 身長差、体重差が有るから、仕方なく色々えげつない手を使ったけど。 (中略) 見事もう弘美に手を出さないって約束させたし、一件落着ってトコかな。 おれも冷静なようで、実はいざ喧嘩ってなったら恐くて、かなり勇気を出していったんだぜ。 向こうには悟られてないようで、かなり恐れられてたままだったから良かった・・・。 11月18日(月) 弘美が余りにおれに傷がないことに驚いていた。 向こうはどうも悲惨な様子らしい。 ローキックを集中して打ったため、左足には青痣が出来、 拳は砕け左目は腫れ、顔もでこぼこで見れたモンじゃないと言う事らしかった。 (中略) 向こうはあれから、病院に行ったらしい。まさに、病院送りってやつだ。 おれの事を「喧嘩慣れしている」と言っていたらしいが、こちとら小学校以来の喧嘩だ。 格闘技も特に習ってない。趣味でそれ系の本をたくさん読んだ事があるだけだ。 だから昨日の勝利は正直嬉しかった。 方や病院送りで、もう片方はビーナスと愛し合っている。 完全におれの勝利だ。おれは彼女を守って、そして手に入れたんだ! 騎士だ!英雄だ!!ヒーローだ!バンザーイ!! 11月19日(火) どうやら彼女の夫は網膜剥離の恐れがあって今日眼科に言ったらしいが、 眼内出血だったらしい。・・・よかった。一生を台無しにするつもりはなかったからさ。 [部分編集] 面接で学歴詐称&不正行為 実際の記事(削除済み)「http //djinn.xrea.jp/diary_0504.html」 魚拓アドレス「http //s03.megalodon.jp/2008-1209-1606-50/djinn.xrea.jp/diary_0504.html」 一部のみ引用 ■ 4月28日(木) NTTに面接に行ってきた。 っていうか、おれは2ヶ月間なにをしてたんだ。……まあ、療養してたんだけど。 その前にNTTもNTTだよ。 書類送ってから返事が来るまで一ヶ月ってどうなの?こぺこぺぷぅε=(。・д・。)フー (中略) ん?なんでHP制作の技術しかないおれが、そんな難しそうなのに合格したかって? (`m´〃)うししし そこはこのピンク色の脳細胞を使ったに決まってるだろ。もちろん悪い方に。 まあ相手は天下のNTTさんだから、礼儀として学歴は詐称しておいた。 大学には4月に入って5月にやめたくせして「平成16年卒」とかね。 資格とかはちょっと面倒くさいことになりそうだからしなかったけど……(´・ω・`)ショボーン まず出だしはそんな感じでさ。( (ミ`エ´ミ)) ククク・・ (中略) そう、問題はExcelだ。 これはもう全くシステムが違いすぎる。 ちょっと触ってみたが、文字さえ消せない。ナニコレ?(・д・?) いちいちソフト消してからまた立ち上げたりして……もう見てらんない(;TーT)ニヤリ だが、この試験もパスした。 しかも、かなり最高得点に近い形で。 なにしたかって? ( ´_ゝ`)クックック (´▽`*)アハハ ヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆ ヾ(T∇T)ノ彡☆ギャハハ!!バンバン!! その試験官の挿しっぱなしのフロッピー、 中に答案入ってんだぜ!! あはははははははははははははははてめえら馬鹿じゃねえのかFuck nShit!! もろコピー&ちょっとできない振りして細部を間違いつつ日付を今日にして 名前を変えて保存。(そう言うのは憶えるの早い) んでテストは終了。おれ、満点近い(*´(00)`)ブヒ [部分編集] お馴染みらしいキセル行為 キセル行為とは、乗車駅と下車駅近くの切符を持ち、その中間を無賃で乗る不正乗車のことを指します。 実際の記事(削除済み)「http //djinn.xrea.jp/diary_0512.html」「http //djinn.xrea.jp/diary_0701.html」 魚拓アドレス「http //s02.megalodon.jp/2008-1209-1627-50/djinn.xrea.jp/diary_0512.html」「http //s04.megalodon.jp/2008-1209-1631-51/djinn.xrea.jp/diary_0701.html」 一部のみ引用 ■ 12月24日(土) CardWirthの友達と会うために岡山に行ってみました(*´∇`*) ハイペースにこなすオフ会に参上 マイペースな俺はタフガイだニャンチュウ とライムを決めてリスペクトされたところでいってみよー⊂(* ω )⊃ブーン まず今回も旅費は180円だったんだけど、時間は6時間も掛かった(T-T) ずっと寝てられるって訳でもないし、キセルも楽じゃないね。 まあ、以前は片道1万くらい出して旅行をしてたわけだから、文句はいいっこ無し。 ■ 1月12日(金) 例の如く180円(岐阜一区間)+190円(東京-新宿間)で東京までやってきた。 この方法、お金は安いが時間が掛かりすぎる。余裕で8時間は経過しているのだ。 [部分編集] 窃盗した鞄を使って約10万窃盗 実際の記事「http //djinn.xrea.jp/ore%20n%20100.html」 魚拓アドレス「http //s02.megalodon.jp/2008-1220-2311-24/djinn.xrea.jp/ore%20n%20100.html」 一部のみ引用 65. 今まで生きてきた中で一番の懺悔行為を話せる範囲でこっそりお話ください 盗んだバックでその店の物を10万円程度盗んだ事。
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QMA 理系学問 生物 ページ1 / 2 / 画像問題 / ニュースクイズ 問題文 答え 環境省が公表する『鳥類レッドリスト』に登録されている次の生物を、絶滅の危機の度合いが大きいものから順に選びなさい ヤンバルクイナ→オジロワシ→マナヅル→ウズラ 環境省が公表する『哺乳類レッドリスト』に登録されている次の生物を、絶滅の危機の度合いが大きいものから順に選びなさい イリオモテヤマネコ→アマミノクロウサギ→シナノホオヒゲコウモリ→エゾオコジョ 環境省の『両生類・爬虫類レッドリスト』に登録されている次の生物を、絶滅の度合いが大きいものから順に選びなさい アベサンショウウオ→アカイシサンショウウオ→トウキョウサンショウウオ→クロサンショウウオ 次の「馬の祖先」とされる動物を栄えた時代が古いものから順に選びなさい ヒラコテリウム→オロヒップス→エピヒップス→ミオヒップス→パラヒップス→メリキップス→プリオヒップス 次のアリを体長が大きい順に選びなさい クロオオアリ→サムライアリ→トビイロケアリ 次のアルファベットを順に選んで「心的外傷後ストレス障害」の略称にしなさい P→T→S→D 次の生き物を脚の本数が多い順に選びなさい 百足→烏賊→蜘蛛→山羊 次の海の生物を一般名の五十音順に選びなさい 海驢→海月→海鼠 次のオーストラリアに棲む鳥を、体の大きい順に選びなさい ダチョウ→エミュー→ヒクイドリ 次のオーストラリアの動物を体の大きい順に選びなさい カンガルー→ワラルー→ワラビー 次の化石人類を平均的な脳の容積が大きいものから順に選びなさい 新人→旧人→原人→猿人 次のカニの成長過程を生まれてからの順に選びなさい プレゾエア→ゾエア→メガロパ→稚ガニ 次の体の一部分を表す言葉を頭に近い順に選びなさい 項→頤→鳩尾→丹田→膕 次の体の一部を表す言葉を頭に近い順に選びなさい ぼんのくぼ→おとがい→ちゅうか→ほぞ→ひかがみ→きびす 次のカンガルーを体長の大きい順に選びなさい アカカンガルー→クロカンガルー→ネズミカンガルー 次の環境省が用いている動植物に関する用語を絶滅のおそれが大きい順に選びなさい 絶滅危惧種→危急種→希少種 次のクジラを体長が長い順に選びなさい シロナガスクジラ→マッコウクジラ→セミクジラ→ミンククジラ→ゴンドウクジラ 次のクラゲの幼生を成長する順に選びなさい プラヌラ→ポリプ→ストロビラ→エフィラ→メテフィラ 次の血液型の種類をはやく発見された順に選びなさい ABO式→Rh式→HLA→HPA 次の抗生物質を早く発見された順に選びなさい ペニシリン→カナマイシン→カスガマイシン 次の昆虫の分類を種類が多い順に選びなさい 甲虫目→ハチ目→バッタ目 次の昆虫を大きい順に選びなさい カブトムシ→クルマバッタ→アシナガアリ 次の植物に関するものを大きい順に選びなさい ココヤシの実→松ぼっくり→ヒマワリの種 次の植物の部分を通常、気孔の数が多い順に選びなさい 葉の裏側→葉の表側→茎 次の植物を五十音順に選びなさい 公孫樹→万年青→仙人掌→百日紅→蒲公英 次の精神分析学者を早く生まれた順に選びなさい ジグムント・フロイト→カール・グスタフ・ユング→ヘルマン・ロールシャッハ→エリック・エリクソン 次の生物地理区を範囲の面積が大きい順に選びなさい 旧北区→新北区→新熱帯区→東洋区→南極区 次の生物地理区を範囲の面積が大きい順に選びなさい エチオピア区→オーストラリア区→オセアニア区 次の生物の分類単位をくくりの大きいほうから順に選びなさい 界→門→目→科→属→種 次の生物の分類単位をくくりの大きいほうから順に選びなさい 網→目→属→種 次の生物分布の境界線を北から順に選びなさい 八田線→宮部線→ブラキストン線→渡瀬線 次の生物を1分間の脈拍数が多い順に選びなさい カナリア→ネズミ→ヒト→フナ→カメ 次の生物を脚の数が多い順に選びなさい ゲジ→ダンゴムシ→フジツボ→クモ 次の生物を一般に産卵数の多い順に選びなさい マンボウ→イセエビ→ザリガニ→ペンギン 次の生物を染色体の数が多い順に選びなさい エビ→アメリカザリガニ→コイ→ニワトリ→ウマ→チンパンジー→ヒト→ハツカネズミ→ミミズ→ヒキガエル 次の生物をより低い周波数の音が聞こえる順に選びなさい ヒト→ネコ→イルカ→コウモリ 次の絶滅した動物を最後に確認された年代が早い順に選びなさい ドードー→ブルーバック→オオウミガラス→クアッガ→ハワイクイナ→エゾオオカミ→リョコウバト 次の絶滅した鳥を最後に確認された年代が古い順に選びなさい ドードー→ジャイアントモア→エピオルニス→ワライフクロウ 次の手の甲にある感覚点を数が多いものから順に選びなさい 痛点→圧点→冷点→温点 次の動物園を飼育しているパンダの数が多い順に選びなさい アドベンチャーワールド→上野動物園→神戸市立王子動物園 次の動物を体の大きい順に選びなさい ヒグマ→カピバラ→コアラ 次の動物を体の大きい順に選びなさい マッコウクジラ→コビトカバ→アライグマ 次の動物をより高い音が聞こえるものから順に選びなさい イルカ→イヌ→ヒト 次の動物をより高い周波数の音が聞こえる順に選びなさい イルカ→ネコ→イヌ→ヒト 次の鳥を属している科の五十音順に選びなさい オシドリ→ウミネコ→カササギ→ニワトリ→メグロ 次の名前を魚のコノシロの呼び名の変化の順に選びなさい シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロ 次の名前を魚のスズキの呼び名の変化の順に選びなさい コッパ→セイゴ→フッコ→スズキ→オオタロウ 次の人間の体の部分を五十音順に選びなさい 咽頭→食道→肺臓 次の人間の体内の組織を小腸で吸収されたブドウ糖が肝臓に送られるまでに通過する順に選びなさい 柔毛→毛細血管→門脈 次の人間の体内の部分を口や鼻から入った空気が通過する順に選びなさい 気管→気管支→肺胞 次の人間の体毛を表す言葉を頭に近い場所に生えている順に選びなさい 眉毛→胸毛→脛毛 次の人間の骨を頭の方から順に選びなさい 前頭骨→口蓋骨→鎖骨→肋骨→寛骨→大腿骨→膝蓋骨→足根骨 次の人間の耳の中の部分を音の刺激が伝わる順に選びなさい 外耳道→鼓膜→耳小骨→うずまき管→聴神経 次の発光する生物を大きい順に選びなさい ホタルイカ→ゲンジボタル→ウミホタル 次の花を日本で主に咲く季節が春、夏、秋、冬の順になるように選びなさい サクラ→ヒマワリ→キク→ヤツデ 次の花を日本で主に咲く季節が春、夏、秋、冬の順になるように選びなさい チューリップ→アジサイ→コスモス→サザンカ 次の花を日本で主に咲く季節が春、夏、秋、冬の順になるように選びなさい アブラナ→アサガオ→ヒガンバナ→ヤツデ 次のハムスターを体の大きい順に選びなさい ゴールデンハムスター→ジャンガリアンハムスター→ロボロフスキーハムスター 次のビタミンの別名をA、B、C、Dの順になるように選びなさい レチノール→チアミン→アスコルビン酸→カルシフェロール 次のヒトの小腸の部分を消化した食物が通過する順に選びなさい 十二指腸→空腸→回腸 次のヒトの耳の中にある骨を音の震動を伝える順に選びなさい つち骨→きぬた骨→あぶみ骨 次のヒトの目の部分を外部から光が入って視神経に至るまでに通過する順に選びなさい 角膜→水晶体→ガラス体→網膜 次の病気を日本人の死亡原因に占める割合が上位のものから順に選びなさい ガン→心臓病→脳卒中 次の物質をpH(ペーハー)の値が小さい順に選びなさい 胃液→尿→血液→涙 次のヘビを体長が長い順に選びなさい アミメニシキヘビ→アナコンダ→ボア→アオダイショウ 次のペンギンの種類を標準的なサイズが大きい順に選びなさい コウテイペンギン→オウサマペンギン→マゼランペンギン→コガタペンギン 次のペンギンを標準的なサイズが大きいものから順に選びなさい コウテイペンギン→オウサマペンギン→マゼランペンギン→コガタペンギン 次の哺乳類を一般的な妊娠期間の長い順に選びなさい ゾウ→キリン→クジラ→ウシ→ヒグマ→ニホンザル→ブタ→イヌ→ウサギ→ハツカネズミ 次の文字列を順に選んで「MRSA」と略される細菌の名前にしなさい メチシリン→耐性→黄色→ブドウ球菌 次の文字列を順に選んで「ウェスティー」の愛称で親しまれている犬種の名前にしなさい ウェスト→ハイランド→ホワイト→テリア 次の文字列を順に選んで「シェルティー」の愛称で親しまれている犬種の名前にしなさい シェット→ランド→シープ→ドッグ