約 1,243 件
https://w.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/1269.html
第1 渡嘉敷島の巻(2) 5 比嘉(安里)喜順 集団自決当時29歳、元渡嘉敷村の駐在巡査、赤松大尉の指示を村民に伝達する立場にあった。一貫して《赤松命令説》を否定する人物である。(Ⅱ) (1) 『週刊朝日1970年8月21日号「集団自決の島-沖縄・慶良間』(甲B20) 「艦砲に撃たれて、防衛隊員は戦意を失墜し大あわてでした。住民が集結したら、防衛隊員が『こりゃだめだ。捕虜になるより死んだ方がいい』と言い出したのです。そこで村長をはじめとする村役場の幹部5、6人が自決の相談をして、部隊へ1人を走らせたのです。わたしは傍らでそれを見ていたからよく覚えています。連絡が部隊に着くか着かないうちに、一角で米軍の機関銃がパンパンと鳴りはじめ、防衛隊員が手榴弾をかかえて家族とともに自決をしはじめたのです。早まったことをしたなと思いましたがもう手のつけようがなかった」 と証言した。(甲B20p22) (2) 『潮「集団自決を追って」』(星雅彦)【昭和46年11月発行】(甲B17) 作家星雅彦が証言をまとめたものである。 「3月27日夕方、西山の谷間の陣地で赤松隊長に会った安里巡査は、これからどうしたらよいかわからないので、軍のほうでなんとか保護する方法はないものか、どこか安全地帯はないものか、と相談を持ちかけたところ、赤松隊長は、次のようにいった。『軍は最後の一兵まで戦って島を死守するつもりだから、住民は一カ所に避難していたほうがよい。場所は軍陣地の北側の西山盆地がいいだろう』(安里証言・甲B17p208) 「およそ千人が西山盆地に集まった。集団の一角に、村長を中心にして、郵便局長や校長や助役や巡査や防衛隊の幹部らが集まってなにやらしきりに協議していた。『これからどうするかという意見を出し合ったが、話合っていくうちに、玉砕するほかはない、という結論になってしまった。しぜんに、玉砕ということになって、その恐怖感から逃げられなくなった』(安里らの証言・p210) そこで気丈な古波蔵村長は、具体的にどういうふうにするか、と話を進展させた。あれこれ意見がでたが、結局、みんなが死ぬにしては、手榴弾が足りないということになった。一人の防衛隊が、『友軍の爆薬貯蔵庫から、手榴弾を取ってきましょうか』と申し出たことから、それに一決して、不断から親しく兵隊と接触している防衛隊3人が出掛けることになった。(甲B17p210) 「『・・・どうせ死ぬならみんないっしょのほうがいい』とウシの弟の防衛隊が話しているとき、安里巡査がきて、『手榴弾が爆発するときは手にしっかり握っていたほうがよい』と助言した。それからまもなくして古波蔵村長がみんなの中央に立って、『敵に取り囲まれたてもう逃げられないから、玉砕しなければならない。大和魂をもって天皇陛下万歳をとなえ、笑って死のう』と、声をふるわせながらいった。 急にしーんと静まり返った。・・・遠くで誰かが『発火用意、打て!』と叫ぶと同時に、ぱあーん、ぱあーんと、続いて手榴弾の炸裂音が聞こえた。」(甲B17p211) 「村の指導者たちやその家族や防衛隊の幾人かは、そろって無事で、その集団にまじっていた。みんなひどく興奮していて、狂人のようになっていた。村長は狂ったように逆上して『女子供は足手まといになるから殺してしまえ。早く軍から機関銃を借りてこい!』と叫んだ。その意志を素直に受けて、防衛隊長の屋比久孟祥と役場の兵事主任の新城真順は、集団より先がけて日本軍陣地に駆け込み、『足手まといになる住民を撃ち殺すから、機関銃を貸して欲しい』と願い出て、赤松隊長から『そんな武器は持ち合わせていない』とどなりつけられた(安里、伊礼蓉子らの証言。その点、古波蔵村長は米軍に決死の戦闘を挑むつもりだったと、異議を申し立てている)。」(甲B17p212) 「阿波連の青年たちがワイワイ騒ぎ立てながら走ってきた。血の気のない顔で、彼らは何やら奇声をあげ、まだ生きている人を探し出しては、持っている棍棒で撲殺するのだった。その中の金城重明(現牧師)という16歳の少年がウシの側へ寄ってきた。学校で成績がよいと評判の少年だった。彼は立ち止まった。と、いきなり直径10センチぐらいの棍棒を振り上げ、「まだ生きているのか!」と叫び、妹を抱き押さえて後込みしている長女の頭へたたきつけた。・・・。」(甲B17p213) (3) 『ある神話の背景』(甲B18) 恩納河原へ行く前に分散していた村民を集めた理由について(甲B18p123~) 「私は地理がわからないので、赤松大尉を探すのに一日かかったわけです。私が、渡嘉敷島へ来てから赤松隊長に会ったのもその日が初めてですからね。」(甲B18p123) 「自決の日が!?」 「はい。二十二日に島へ着いて、二十三日がもう空襲ですから。そういうわけで(赤松)隊長さんに会った時はもう敵がぐるりと取り巻いておるでしょう。だから部落民をどうするか相談したんですよ。あの頃の考えとしては、日本人として捕虜になるのはいかんし、また、捕虜になる可能性はありましたからね。そしたら隊長さんの言われるには、我々は今のところは、最後まで(闘って)死んでもいいから、あんたたちは非戦闘員だから、最後まで生きて、生きられる限り生きてくれ。只、作戦の都合があって邪魔になるといけないから、部隊の近くのどこかに避難させておいてくれ、ということだったです。 しかし今は、砲煙弾雨の中で、部隊も今から陣地構築するところだし、何が何だかわからないせっぱつまった緊急事態のときですから、そうとしか処置できなったわけです。」 「それで恩納河原が比較的安全な場所だということになった訳ですか」 「私としては比較的安全な場所と思ったわけです、しかも友軍のいるところとそう離れていませんし」 「すると恩納河原へ避難せよという場所の指定はなかったんですか?」 「場所の指定はないですね。思い思いに避難小屋を作ってあったんですよ。」 「住民は恩納河原に集まれ、といわれた、ということになっているんですが」 「いや各々自分の思い思いのままの避難小屋という立派な小屋を作ってあったですよ。敵はもう上陸してくる。とにかく山の中で一応かくれておこうと、避難させたわけですよ。隊長も、生きられるまでは生きてくれ、そういう趣旨のもとに、部隊の隣のところに、状況を見ながら……そういうことだったですがね。戦争のどさくさにまぎれて、皆、あの時、おしつけなかったですからね。集めたら、こういう結果になってしまって、村長以下、皆、幹部もね、捕虜になるよりは死んだ方がいい、その時、私は生かすために、ここ迄苦労して、避難して来たのにね。雨の中を皆、つれて来たのに……敵もおらんのに、どうして死ぬことができるか、とわしは反対(したんです)……生かすために連れて来た、隊長もそういうお考えで、こっちに、近くで静かにしているように、戦闘の邪魔になるからですね。そういうこと、言うたわけですよね。 しかし皆、艦砲や飛行機からうちまくる弾の下で、群集心理で半狂乱になっていますからね。恐怖に駆られて……この戦争にあった人でないと(この恐怖は)わからんでしょう。だから、しいて死ぬという、自決しようという、部隊が最後だということの○○(一語不明)を受けて、死のうという。私は今のままなら死ねないなあ、と言ったんですがね。」 「村の主だった方はあの狭い沢の中で死ぬということについて相談をなさったんですか」 「はい、その人たちは、もう半狂乱になって、恐怖に駆られて、もうこれは当然、捕虜になるよりは死んだ方がましだということになって、日本人だという精神じゃっていって、やむを得なかったですね。ことに離島であって、離島になればなるほど、そういう精神が鞏固ですよ。私はあく迄生きるために来たんだから、しいてあれなら、アメリカ兵が来て、一人でも会って戦闘でもして(から死のうと思ったのです)、部隊がもう最後という時に、一人は部隊のレンラクに出た筈ですよ。その時に、敵の手榴弾、艦砲と共に手榴弾投げた音があったんですよ。それをもう友軍の最後だ、斬り込み総攻撃だと思って、ああなってしまったわけですよ」 「重大決定をなさろうとしていらした時はどういう方々がいらっしゃいましたか」 「自決する時ですか」 「はい」 「村長とか防衛隊の何人か、役場関係の人もおったと思いますが」 「それで、どうしても死ぬということに……」 「ええ、どうしても死ぬという意見が強かったもんで、わしはサジ投げて……わしはどうしても死ぬ前にアメリカに対抗してでなければ死ぬ気なかったです。それだけははっきりしています」 「レンラク員を部隊に出しました。その時に突然、友軍とアメリカ軍の射撃があったわけですが、それをもう部落の人は、友軍の最後の総攻撃だと思い違いしてですね、ひどかったもんですからね。死にたい死にたいということで……」 「きっかりと万歳を三唱なさったという説もありますが」 「とにかく、一たんは万歳といったわけです」 「それは誰かが万歳を主唱したという訳ではないんですね。なんとなく……」 「ええ、なんとなくやったわけじゃないですかねえ」(~甲B18p127) 「友軍の近くにいれば心強いというのはあの当時の誰もが持っていた気持だと」安里氏はいう。(甲B18p127)。 「自決の後はどうされましたか」 「重傷者は置いてですね。それから友軍の機関銃でも借りて、死のうということになって、残って歩ける人たちは行ったです。ところが部隊は、今うちこまれるから、危険だから……又、部隊だって機関銃かすわけはないですよ。その時に皆集まって、がやがやするもんだから、敵の探知器に知られて、ひどくうちこまれたですよ。それからはもう、皆死ぬ気持がなくなったわけですよ。今まで死のうとしたんですけど」 「第二玉砕場には、それからいらしたわけですね。」 「はいはい」(甲B18p127) 当時の赤松隊の状況を、『ある神話の背景』(甲B18)は、一隊員の証言を引きながら、次のように記載している。 「かりに、あの時、自決命令、出したとしても、とても、伝令が、あの場所まで辿りつけなかったんじゃないかな。皆稜線の上にへばりついていて、伏せながらも、まだ一糎でも体低くしようとして、木の枝なんかでお腹の下掘ってた状態ですからね。向こうも、整然と集まってたわけじゃないでしょうし。平和な時に、考えて、数百米離れたところにある、小学校の校庭で、整然と並んでいる生徒に何かを伝えに行くような訳にはいきませんからな」(甲B18p129) (4) 『沖縄県警察史第二巻(昭和前編)』(沖縄県警察本部)【平成5年3月発行】(甲B16) 「安里巡査は、住民の避難誘導について相談する為に赤松隊長に会い『これから戦争が始まるが、私たちにとっては初めてのことである。それで部落の住民はどうしたら良いかと右往左往している。このままでは捕虜になってしまうので、どうしたらいいのか』と相談した。すると赤松隊長は、『私たちもいまから陣地構築を始めるところだから、住民はできるだけ部隊の邪魔にならないように、どこか静かで安全な場所に避難し、しばらく情勢を見ていてはどうか』と助言してくれた。私はそれだけの相談ができたので、すぐ部落に引き返した。 赤松部隊から帰って村長や村の主だった人たちを集めて相談し、『なるべく今晩中に安全な場所を探してそこに避難しよう』と言った。・・・全員が軍の側がいいと言うことに決まり避難する事になった。」(甲B16p773~774) 「私は住民の命を守るために赤松大尉とも相談して、住民を避難誘導させたが、住民は平常心を失っていた。・・・集まった防衛隊員たちが、『もうこの戦争はだめだから、このまま敵の手にかかって死ぬより潔く自分達の手で家族一緒に死んだ方がいい』と言い出して、村の主だった人たちが集まって玉砕を決行しようという事になった。 私は住民を玉砕させる為にそこまで連れてきたのではないし、戦争は今始まったばかりだから玉砕することを当局としては認めるわけにはいかないと言った。しかし、当時の教育は『生きて虜囚の辱めを受けず』だったので、言っても聞かなかった。そこで、『じゃあそれを決行するのはまだ早いから、一応部隊長の所に連絡を取ってからその返事を待って、それからでも遅くはないのではないか』と言って部隊長の所へ伝令を出した。だがその伝令が帰って来ないうちに住民が避難している近くに迫撃砲か何かが落ちて、急に撃ち合いが激しくなった。 そしたら住民は友軍の総攻撃が始まったものと勘違いして、方々で『天皇陛下万歳、天皇陛下万歳』と始まった。その時、防衛隊員は全員が敵に遭遇した時の武器として手榴弾を持っていたと思う。その手榴弾を使って玉砕したが、幸か不幸かこの手榴弾は不発弾が多く玉砕できない人たちがいた。」(甲B16p774~775) 「玉砕できなかった人たちが集まって、友軍の陣地に行って機関銃を借りて自決しようと言うことになって、自分たちで歩ける者は一緒に友軍の陣地に行ったが、友軍はそれを貸すはずがない。そこでガヤガヤしているうちにまた迫撃砲が撃ち込まれ、多くの人たちがやられた。その時友軍に、『危険だから向こうに行け』と言われて、元の場所に帰ってきた。」(甲B16p775) 「玉砕してから恩納河原の避難小屋に集まり避難生活が始まった。食糧を探すのに必死だった。・・・赤松隊長は、『私たちは兵隊で戦って死ねばいいが、皆さんは生きられるだけ生きてください』と言って、自分たちの味噌や米を住民に分けてあげたりしていたこともあった。」(甲B16p775~776) (5) 『光の泉「沖縄・渡嘉敷島の集団自決戦後51年目の証言」』【1996年7月】(甲B43) 《赤松命令説》を明確に否定する証言をしている。 「米軍上陸の3月27日、比嘉(安里)は、ぐるりと米軍が取り囲んだ状況で、まず、赤松大尉に会うことだと考え、村民をどうしたらよいかを赤松大尉に相談した。赤松大尉は、これに対し、『我々は今、海から揚がって陣地構築を急いでおるところですから、作戦の邪魔にならない、部隊近くの安全な所に避難させておったらいいでしょう。我々は死んでもいいから最後まで戦う。あなたたち非戦闘員は生きられる限り生きてくれ』と言われました。 私たちも部隊の近くは安全ですから『じゃあ、そうしましょう』と、あちこちの避難小屋を歩きながら、部隊近くに集まるように伝令しました。」(甲B43p45上段~下段)。 ※ 住民が部隊近くに集まるようになった経緯が詳細に証言されている。「村民をどうしたらよいか」という「相談」に対する話し合いが、「命令」「強制」「誘導」等抽象的な「評価」としてではなく、その具体的な話の中身が「事実」として生々しく証言されている。「我々は死んでもいいから最後まで戦う。あなたたち非戦闘員は生きられる限り生きてくれ」という言葉には、どこにも強制性はない。 また、その後の経緯についても詳しく証言している。 「私は地理が分かりませんが、地元の人はよく知っております、どの部隊がどこにいるか、どこが一番安全か。村長さんも村民に伝え、それは人から人へと自然に伝わっていったんです。大雨の中、一晩かかって思い思いに集まったところが、玉砕の場所になったわけです。谷と谷の間のちょっとした広場でした。」(甲B43p45下段)。 「私は支那事変での戦争体験がありましたから少しは落ち着いておられましたが、離島の人たちには初めての戦争でしょう。心の動揺を来したと思うんです。村長さんも、防衛隊(現地召集兵、家族と一緒に戦っていた)も捕虜になるよりは自決したほうがましと、村の幹部がそういう意見になってしまったんです。それで私は村の幹部に言うたです。『戦争は今から始まる。まだ、敵も見ていないし、自決するためにみんなを集めたわけではない。生かすためにみんなを連れてきた。交戦もしていないのに、どうして早まったことをするんだ。死ぬのはまだ早い。』と、私も村の指導者ですから、自分ひとり死なないとは言えない。しかし、敵と交戦もしないうちに死ぬつもりはなかった。」(甲B43p45下段) 「皆、艦砲と飛行機から撃ちまくる弾の下で、半狂乱になっていますからね。どうしても死ぬ、死にたいという。日本人の精神じゃ、と言って。私もいつまでも一人我を通すわけにはいかず、『それなら、あんたたちに任そう』とサジを投げてしまって、側に退いて状況を見ておったわけです。私は部隊に報告する義務がありますからね。」(甲B43p46上段)。 ※ この後すぐに手榴弾による集団自決が始まるわけであるが、「不発が多くて死んだのは何名かでしょう」(甲B43p46上段)。その後、機関銃を借りにいって赤松隊長に断わられたことが証言されている。これは、「集団自決命令」とは相容れない行動である。 「それから友軍の機関銃でも借りて死のうと、生き残って歩ける者は部隊の陣地へ押し掛けていったんです。私もついていきましたが、向こうでも止められたですよ。部隊だって機関銃を貸すわけではないです。」(甲B43p46上段) 自決の報告を聞いた赤松大尉は、「早まったことをしてくれた」と言われた(甲B4346p下段)。 赤松大尉の人間性についても言及されている。 「部隊の食糧倉庫が海岸ばたにありました。そこに米が積んでありましたが、赤松さんは、その米を民間と軍とに半分分けしたんですよ。防衛隊も皆手伝って、私が立ち会って分配したんです。自分の食糧もないときに。『部隊は最後まで頑張る。あなたがたは、このあるだけを食べて、あとは蘇鉄でも食べて生きられるだけ生きなさい』となったわけです。」(甲B43p46下段~)。 そして、赤松大尉が命令を出していないと断言している。 「赤松さんは命令を出してもいない。命令を出せる時期でもなかった。海から揚がって、すぐ陣地構築、それで精一杯でしたから。赤松さんは非常に申し分のない人格者でした。」(甲B43p48上段)。 なお、赤松大尉は、これに関して、『ある神話の背景』で、次のとおり述べている(甲B18p103) 「安里さんの記憶では、西山の複廓陣地へ移ってから私を捜して来られたということになっているようですが、私はどうしても、旭沢で安里さんに会っているような気がしてならないんです。勿論、私の記憶違いかも知れませんが、複廓陣地へ移ってからは、村民の方と殆ど接触がなかったように思いましてね。 そこで初めて村の人の話が出たんです。 安里さんは、要するに私のところへ情報を聞きに来られた。敵はいつ上がるんだ。どこへ逃げたらいいんだ。もっともな質問です。しかし、私も正確には答えられない。 上陸は多分、明日だ。部隊はこれから、西山の方へ移って、そこへ陣地を作るつもりだから、と答えた。住民は-私は前にも申し上げたように、自分自身は今頃は出撃して死んでいる筈だったから、住民対策は誰かがやってくれると思って、実は殆ど考えたことがなかった。弱りました。 しかし、部隊が西山へ行くんだから、そちらも、近くの谷へ移ったらどうですか、と安里さんに言った。深い意味があった訳じゃありませんが、それが自然のなり行きだったような気がするんです。まあ陣地が作れる程度の所があれば、その陰に住民が隠れる、という感じでした。」 (6)『沖縄戦ショーダウン』(1~13)(上原正稔・訳注)【平成8年6月】(甲B44) 比嘉喜順さんに会って事件を聞くと、 「その通りです。世間の誤解をといて下さい」 と言う。 「赤松嘉次さんは人間の鑑です。渡嘉敷の住民のために一人で泥をかぶり、一切、弁明することなくこの世を去ったのです。私は本当に気の毒だと思います。家族のためにも本当のことを世間にお知らせください」(6・1段目) (7)『沖縄戦集団自決をめぐる歴史教科書の虚妄』(曽野綾子著)【平成15年9月発行】(甲B4) 安里喜順の証言が、再びまとめられている。内容的には、『ある神話の背景』(甲B18)と同内容である。 (8) 小括 安里巡査は、《赤松命令説》の有無を判断するにあたり、「知念朝睦」と並ぶ最重要証人である。安里は、《赤松命令説》を完全に否定する。証言も一切ぶれていない。 同じく両名が重要証人であるとの認識を抱いている曽野綾子は、次のような感想を述べている。 「その時に私は驚いたのだが、知念元副官と言い、安里元巡査といい、鍵を握る人物が現存していて、少しも面会を拒否していないのに、取材のために会いにきた沖縄側のジャーナリストは1人もなく、私より前に取材にきたのは『週刊朝日』の中西記者だけだという事実だった。ついでに言うと、大江氏も渡嘉敷島にさえ取材に来てはいなかった。当時渡嘉敷島には民宿が一軒しかなかったが、私が当然のように大江氏の名前を出しても宿の人はぽかんとしていた。」(甲B18・2枚目第3段)。
https://w.atwiki.jp/darehage/pages/15.html
アチーブメント 世界中のマウントを集めまくって,羨望のレアマウントをゲットだぜ! 概要 Leading the Cavalry (50 マウント達成) Mountain o Mounts (100 マウント達成) 実装当時は 85 頭付近から先のマゾさが著しく、他のアチーブから頭一つ分抜けていた感があるが、メカ鳥の種族制限が無くなったり (+7)、The Argent Champion による新マウント (+14) のおかげで、レアマウントを狙う必要が無くなったため、時間さえかければ着実に取れるようになった。ただし、膨大な時間が必要であることに変わりはない。 概要 [#e9d71927] 基本 [#l0178ff2] Daily 一覧 [#sbc502f4] 主要都市 rep マウント [#j1f0e0fe] 簡単かどうかはともかく運は不要!なもの [#q876f6ef] PvP マウント [#sa305b63] その他の Reputation [#s38d6e8f] Argent Tournament [#sb17a342] 騎馬 [#p83a9056] Daily の流れ [#x997bff4] アチーブメント [#sffb5e09] レアドロップ [#r77882df] Classic [#hb242404] TBC [#y8cffb37] WotLK [#a4422df6] イベント [#bb41af52] クラス専用 [#e0f003b9] プロフェッション専用 [#l997af74] TCG [#c1d8186b] 履歴 基本 全マウントに関する情報は こちらの表 で網羅されている WarcraftMounts.com で自分のマウントを管理できる。(私の例) rep が Exalted だと全ての買い物が 20% 引きになる (下記は 20% 引き後の値段) Livestock にて毎回違うマウントを呼び出せるようにできる 遅いマウントや乗りたくないものを事前に除外しておくこともできる Key 設定の Smart Mount に普段使っているマウント用のキーを割り当てると、Fly / Ground を自動判別してランダムで呼び出してくれる Daily 一覧 特定の daily でのみ上げることができる rep や特殊な通貨で買えるものは、数を稼げるものの一定の時間がかかるため、前倒ししてコツコツやると良いだろう。 Netherwing (Exalted) +6 Sha tari Skyguard (Exalted) +5 Sons of Hodir (Revered) +1, (Exalted) +1 The Oracles (Revered) +1 Argent Tournament (1025x Champion s Seal) +14 Tol Barad (Exalted) +2 主要都市 rep マウント 5 都市にあるマウントは、自分の出身地以外は rep を Exalted にしないと買うことができない。今ではこの achievement を狙う人は避けて通れない Argent Tournament の daily でこれらが上がっていくため、まだ Exalted でなくても放置していて問題ないが、個別に上げたい場合は各種の City Tabard が使える。Argent Tournament で追加されたこれらの Tabard は 50 CS もしていたが、Cataclysm から 10 Silver で普通に買えるようになった。 7頭 Stormwind (Exalted) 272G (Stormwind Tabard) Brown Horse Chestnut Mare Pinto Swift Brown Steed Swift Palomino Swift White Steed Black Stallion (注意 これだけ Menethil Harbor) 6頭 Exodar (Exalted) 264G (Exodar Tabard) Brown Elekk Gray Elekk Purple Elekk Great Blue Elekk Great Green Elekk Great Purple Elekk 7頭 Darnassus (Exalted) 264G (Darnassus Tabard) Spotted Frostsaber Striped Dawnsaber (注意 Horde とバランスを取るため Patch 3.2 で追加) Striped Frostsaber Striped Nightsaber Swift Frostsaber Swift Mistsaber Swift Stormsaber 7台 Gnomeragan Exiles (Exalted) 272G (Gnomeregan Tabard) Blue Mechanostrider Green Mechanostrider Red Mechanostrider Unpainted Mechanostrider Swift Green Mechanostrider Swift White Mechanostrider Swift Yellow Mechanostrider 6頭 Ironforge (Exalted) 264G (Ironforge Tabard) Brown Ram Gray Ram White Ram Swift Brown Ram Swift Gray Ram Swift White Ram 簡単かどうかはともかく運は不要!なもの 3匹 AQ (Temple of Ahn Qiraj) (Zone drop) この raid zone でしか乗れないマウント。1st Boss までのザコを Starship Troopers したら ins reset の繰り返しでファーム。赤以外の三色はすぐ、赤も数時間で出るだろう。DPS + Healer の 2 man で十分やれるが、アチーブ を取りに行くと称して Raid を企画してもいいだろう Yellow Qiraji Battle Tank 11~18% Blue Qiraji Battle Tank 11~15% Green Qiraji Battle Tank 11~15% Red Qiraji Battle Tank 1.2~2% 1頭 Bronze Drake Culling of Stratholme の Time attack 成功時に 100% drop 7羽 Vanilla Gryphons (1100G) 3.1.2 より Mei も売るようになった。rep は無いので一律この値段 Ebon Gryphon Golden Gryphon Snowy Gryphon Swift Blue Gryphon Swift Green Gryphon Swift Purple Gryphon Swift Red Gryphon 1台 Mekgineer s Chopper (14000G 前後) Engineer が作る乗り物で 乗るのに Engineer スキル不要。Mining があれば材料費 1/3 は自分で用意できる。NPC 売りの材料費 12500G (1000*8 + 3000 + 1500 Rep Discount は存在しない模様) は固定費として必須。 12x Titansteel Bar (36x Titanium Bar + 12x Eternal Fire + 12x Eternal Earth + 12x Eternal Shadow + 12x 20h CD) + 40x Handful of Cobalt Bolts (80x Cobalt Bar) + 2x Arctic Fur 4頭 Mei Francis (18200G) Kirin Tor を Exalted にしてから買うほうが圧倒的にお得。Tabard を着て Random Heroic に通っているとすぐ上がる。 Armored Brown Bear (600G (Exalted)) Armored Snowy Gryphon (1600G (Exalted)) Traveler s Tundra Mammoth (16000G (Exalted)) Wooly Mammoth (200 heroism) PvP マウント 6頭 BG マウント 以前はマークで買っていたが今は全部 honor になった Black Battlestrider (2,000 HP) Black War Ram (2,000 HP) Black War Steed (2,000 HP) Black War Elekk (2,000 HP) Black War Tiger (2,000 HP) Stormpike Battle Charger (2,000 HP) 2頭 Halaa マウント Battle Token 170 個。Halaa 周辺で PvP を行い、1 honorble kill で 1 個得られる。乱戦になると 170 個などあっというまだが、相手がいることが稀な今はかなり難しい。敵陣営に知り合いがいたら、時間をあわせてギルド戦などのイベントに持ち込んでもいいかもしれない Research Token 35 個。粉 10 個で 1 個になる。こちらはただの mob kill で、Kurenai の Talbuk をやっていれば 50個/h と結構簡単に貯まる。同時に得られる Warbeads も Kurenai か Consortium の rep grind に使えるためお得 粉 は全部で 350 個必要だが、100 個までしか一度に持てないため、Halaa が自陣になっているときを見計らって、こまめに Research Token に変換しておこう。敵陣になっていたら爆撃が必要だが、solo でやろうと思わないように。no damage からやると 40~50 分かかる。また、パーティで行くなら爆撃より普通に PvE したほうが早いだろう Dark Riding Talbuk (70 + 15) Dark War Talbuk (100 + 20) 1頭 Wintergrasp マウント Black War Mammoth (300 shard) 2頭 Tol Barad マウント Spectral Steed / Spectral Wolf (165 TBC) Drake of the West Wind (200 TBC) その他の Reputation 1頭 Wintersaber Trainers Reins of the Winterspring Frostsaber (80G) Classic 時代は 420 時間かかったそうな。まさに「選ばれた人」しか出来ないような恐ろしい量の RRQ グラインドだが、今はかなり nurf されてぬるくなった。ボチボチやっても 5 日ぐらいで終わる。 Frostsaber Provisions 250 rep (最初から), Winterfall Intrusion 250 rep (Neutral 1500 から), Rampaging Giants 350 rep (Honored から) の 3 つの RRQ がある このマップ の青い導線を参考に、quester からすぐ南西で Provisions の肉を狩る。また南西に行って Intrusion を狩る。Ursa は南側の稜線に一杯沸くので滅多に不足しないが、Shaman は慢性的に不足している。少し上の浅い cave にも named と一緒に沸いてることがあるので注意しよう。そこからさらに道沿いを南西に行って崖下の Giants を狩って quester に戻る。これの繰り返し いずれも競合のせいで repop 待ちになると途端に効率が落ちる。Provisions や Intrusion は帰り道でも狩れるため、枯れていたら途中であってもそのまま先に進もう。Intrusion は Den Watcher だけ食べ残す人がいるが、repop を妨げる害獣だし Timbermaw Hold も 20 入るので殲滅しておこう。ただ、Provisions 以外は kill quest のため条件が揃っていれば Provisions より短時間でこなせる半面、競合がいるとすぐ枯れるため移動時間が無駄になるリスクがある。Pal など特別に速いクラスはこの 3 つを回すのが効率が良いが、その他は Provisions だけを回してもさほど効率に影響がない気がする。数回時間を計って rep/分を出してみても良いかもしれない Neutral 0 - 1500 Provisions (1500/250 = 6 往復) 約 1 時間 @ 10 分 Neutral 1500 - 3000 Provisions + Intrusion (1500/500 = 3 往復) 約 1 時間 @ 15 分 Honored 0 - 12000 Provisions + Intrusion + Giants (12000/850 = 約 15 往復) 約 4~5 時間 @ 15~20 分 Revered 0 - 21000 Provisions + Intrusion + Giants (21000/850 = 約 25 往復) 約 6~8 時間 @ 15~20 分 合計 15 時間 大半を移動に費やしていたが、Cataclysm から Fly mount が使えるようになったので相当簡単になっているはず。むしろ湧き待ちのほうが長いかもしれない 1頭 Cenarion Expedition (1600G) 一気に上げることができる。Rep グラインド方法 Cenarion War Hippogryph 5頭 Sha tari Skyguard (800G) Daily コツコツタイプ。 Blue Riding Nether Ray Green Riding Nether Ray Purple Riding Nether Ray Red Riding Nether Ray Silver Riding Nether Ray 6頭 Netherwing (1000G) Daily コツコツタイプ。 Exalted 達成で 1 個貰える。それ以外は Drake Dealer Hurlunk から 200G で買える Azure Netherwing Drake Cobalt Netherwing Drake Onyx Netherwing Drake Purple Netherwing Drake Veridian Netherwing Drake Violet Netherwing Drake 8頭 Kurenai (544G) 一気に上げることができる。Rep グラインド方法 Cobalt Riding Talbuk Silver Riding Talbuk Tan Riding Talbuk White Riding Talbuk Cobalt War Talbuk Silver War Talbuk Tan War Talbuk White War Talbuk 1頭 Wyrmrest Accord Reins of the Red Drake (1600G) rep tabard を着て Heroic に通うとすぐ Exalted になる 2頭 Sons of Hodir Reins of the Ice Mammoth (200G) Reins of the Grand Ice Mammoth (8000G) Daily 5 種で最短 27 日で Exalted にすることができる。Shoulder enchant を買えるようにするためにも、ここの Daily は必須 Argent Tournament Icecrown 北の Argent Tournament の daily でもらえる通貨 Champion s Seal によって買えるマウントが 14 個も追加されたため、この achievement がかなり楽になった。一日 12 ~ 13 seal 稼げるとして 3 か月弱 でコンプする。時間当たりの Gold も悪くない。 騎馬 Argent Tournament をスムーズにやるにはまず別ゲーに慣れる必要がある。西側のコンプレックスから始まるチュートリアルでちゃんと基本的なことを習得できるようになっているので問題ない。これを面倒くさがると 1 日で得られる seal の量が 2 つも減るため、無視するという選択肢は無いだろう。 The Grand Melee (Valiant s Seal) Among the Champions (Champion s Seal) Battle Before The Citadel (Champion s Seal) 4 の Defend を 3 回使って緑色にしておく。以後、緑を維持 話せるギリギリの位置で話しかけてすぐ距離をとり開始すると同時に 2 の Shield-Breaker を連打 3 の Charge を連打し相手の Defend を 1 個はがす Charge の勢いでそのまま相手を通過し半円を描いて相手の方向へ向きながら 4 の Defend でリフレッシュしておく 相手の Defend が赤くなったり無い状態で Melee レンジで止まり 1 の Thrust を連打して DPS 黄色になったら離れて 3 の Charge を連打、以上これの繰り返し 適宜 4 を押して Defend をリフレッシュするのも忘れずに。いつの間にか Defend が無い場合はこれを忘れている 戦闘が終わって馬の HP が減っていたら 5 の Refresh-Mount でヒールする Charge が一番ダメージが大きいので最優先で Daily の流れ 通しで約 40 分程度かかる。 東側 A Blade Fit For A Champion カエルに化けさせられた女性を助ける #show Warts-B-Gone Lip Balm /use Warts-B-Gone Lip Balm /target Lake Frog /kiss Lake Frog /cleartarget A Valiant s Field Training Icecrown の平地にパックになっている Converted Hero を AE などで 10 匹処理する At The Enemy s Gates Footman, Scout, Lieutenant は騎馬で殺す。 Breakfast Of Champion 大穴の周囲にある盛り雪で太鼓を使うとミミズが出てくるので狩る。Dwarfはハズレなので出てきても放置で。 The Light s Mercy 北の島で Kalu ak の死体に本を使って成仏させる。 You ve Really Done It This Time, Kul 西側 Battle Before The Citadel 一番きつい騎馬戦。一番西のゲートに 2 固定が広くて簡単。コウモリの鬱陶しさは異常。Aggro ったら最優先で潰すべき。 Among the Champions 敷地内にあるグランドで騎馬戦 4 回。 Taking Battle To The Enemy すぐ西側にいる humanoid を狩ってキーを拾い、檻を開放。 これらには Champion s Writ か Champion s Purse を選択できる。Writ は各 City rep をあげるためのものなので必要になることは無いだろう。Purse には 10G と Seal が入っている。 Threat From Above group quest。tank や dps はソロでも平気かもしれないが healer は難しい。その辺の人やギル面と一緒にやったほうがいいだろう。gs が 6000 弱の holy priest でギリギリ。取り巻きが投げてくる爆弾をよける必要があるため、広めの山の斜面でぐるぐるカイトするといいだろう。 Exalted The Fate Of The Fallen このへん の地面に落ちている Crystal を 6 個拾って黄 name の NPC に relic を使用 Exalted Drottinn Hrothgar このへん で horn を使って Hrothgar を召還 マウント一覧 Patch 3.1 Darnassian Nightsaber (100 Champion s Seal) Exodar Elekk (100 Champion s Seal) Gnomeregan Mechanostrider (100 Champion s Seal) Ironforge Ram (100 Champion s Seal) Stormwind Steed (100 Champion s Seal) Argent Hippogryph (150 Champion s Seal) Patch 3.1.2 Great Red Elekk (5 Champion s Seal + 400G) Swift Gray Steed (5 Champion s Seal + 400G) Swift Moonsaber (5 Champion s Seal + 400G) Swift Violet Ram (5 Champion s Seal + 400G) Turbostrider (5 Champion s Seal + 400G) Patch 3.2 Argent Warhorse (100 Champion s Seal) Quel dorei Steed (100 Champion s Seal) (The Silver Covenant - Exalted) Patch 3.2 Silver Covenant Hippogryph (150 Champion s Seal) (The Silver Covenant - Exalted) アチーブメント Leading the Cavalry Albino Drake マウント 50 個達成。Azeroth と Outland の中盤で貰えているはず For The Alliance! Black War Bear 比較的簡単。Pug でもやれる What A Long, Strange Trip It s Been Violet Proto-Drake その名のとおりである (;´Д`) クリスマスやハロウィンなどの World Event のメタ・メタ・アチーブメント。スケジュールを確認して、余裕のあるときに早めに必ず潰しておこう。こういうコツコツが最後の一石に効いてくる。逃すと来年なので気をつけよう。 Bloodbathed Frostbrood Vanquisher Icebound Frostbrood Vanquisher Ironbound Proto-Drake Mimiron s Head Rusted Proto-Drake Blue Dragonhawk Crusader s White Warhorse Swift Alliance Steed 5man Glory of the Hero - Red Proto-Drake 10man Glory of the Raider - Plagued Proto-Drake 10man The Twilight Zone - Black Drake 25man Heroic Glory of the Raider - Black Proto-Drake 25man Heroic The Twilight Zone - Twilight Drake レアドロップ 運に頼らないグラインド系全てが終わってからは、運だめし・一攫千金ということで下記のような激レア系を狙うのもありかもしれない。Baron の骨馬は ソロが可能 だが、それでもドロップレートはおおむね 1% 前後。EQ1 のあの頃を思い出す… 「あれが好きだった」というのなら止めはしないが、これをあてにして皮算用するのは正直現実的ではないだろう。 Classic Deathcharger s Reins 1% Baron Riverdare @ Stratholme (Lv60 5Man) ヒーラーでも簡単に solo できる 正面玄関 (Living) から入り、Magistrate Barthilas から 鍵 を取ることによって、より楽な入り口 (Undead) から入れるようになる。下記は tips Undead から入って北へ。円状に配置されている 緑色の 3 箇所 にいる中 boss (Nerub, Anastari, Maleki) と、その中にいる雑魚を kill すると Baron への 格子状のゲート が上がる。(経路例) この場所 にいるブタ 20 匹ぐらいを全部殺すと、ドアがあいて Gorger が出てくる。中に突っ込んで内側へ pull して kill すると、長ったらしい script を省略できる。そのためブタの最後の 1 匹はドアの前付近で kill するようにしよう。あとは奥にいる Baron を kill してパカ ・x・ ……何事も無かったかのようにゾーンから出て Instance Reset - 以下 100 回ほど繰り返し ( ´艸`) 本気で取りにいくことを考えている人以外で、AD rep がまだ Exalted でない人は、相当な rep boost になるため、この trinket を装備しておくのを忘れずに。壊した人は南東の教会のわきのテントにいる ドワ子 から貰える ZG のラプターと虎 Geared な Lv80 でもソロは無理。最低二人は必要だろう。3 日リセットなので目的を同じにした友達と回すといいだろう。長期戦となるため duo が最適と思われる Swift Razzashi Raptor 0.9% Bloodlord Mandokir @ Zul Gurub Swift Zullian Tiger 0.7% High Priest Thekal @ Zul Gurub Cataclysm にて、インスタンスとしての ZG は消滅したので、取得不可能になった TBC Reins of Raven Lord 1% Anzu @ Heroic-Sethekk Hall 呼び出すのに Druid 必須。熊タンクな人がソロで通ってた。別アカの 80 熊でけん引するという荒業もあり。なんせかっこいいからね! Swift White Hawkstrider 3% Kael thas Sunstrider @ Heroic-Magister Terrace この中で一番マシなレートだがソロはまだまだ無理っぽい Fiery Warhorse s Rein 0.7% Attumen the Hurtsman @ Karazhan あれだけ行ってて一度しか見たことない… Ashes of Al ar 1.6% Kael thas Sunstrider @ Tempest Keep Eye かなり前に 9 人でやれたが今ならもっと少なくてもやれそう。いまだにこれを超える派手なマウントは無い。 WotLK Time-Lost Proto-Drake Rare Elite からの 100% drop だが、pop がかなり Rare っぽいのと、広い範囲をroamしてるので、pop 場所での長時間のキャンプとなる Blue Proto-Drake 1.1% Heroic Utgarde Pinnacle Grand Black War Mammoth VoA 各ボス 1% Blue Drake 0.4% The Eye of Eternity (Normal) Azure Drake 0.7% The Eye of Eternity (Heroic) White Polar Bear 0.9% Gretta the Arbiter の Daily の報酬からのレアマウント Green Proto-Drake 2% Reveared で買えるようになる Mysterious Egg からレアマウントが出る。買ってから孵るまで 6 日かかる。敵対勢力の Frenzyheart Tribe を上げていて achievement にこだわる人はむしろそちらを Exalted にしてからのほうが良いだろう。(理由) Sea Turtle Onyxian Drake Swift Razzashi Raptor Swift Zulian Tiger イベント 狙いに行くのはまずもって無理な類。 Hallow s End Headless Horseman s Mount Brewfest Great Brewfest Kodo Swift Brewfest Ram Love is in the Air Big Love Rocket クラス専用 2 Paladin Warhorse Charger 2 Warlock Felseed Dreadsteed 2 Death Knight Acherus Deathcharger Winged Steed of the Ebon Blade プロフェッション専用 2 Engineering Flying Machine Control Turbo-Charged Flying Machine Control 3 Tailoring Flying Carpet Magnificent Flying Carpet Frosty Flying Carpet (3.3.3 で追加) 2 Archaeology (Cataclysm で追加) (こちらで詳解) Fossilized Raptor Ultramarine Qiraji Battle Tank TCG もはやなにも語るまい…w Riding Turtle Big Battle Bear Magic Rooster Egg 下記 2 点はコード 1 つで 2 種のマウントとしてカウントされるらしい。Tiger の値段はヤバイが、Rocket の方はまだ安いので、2 個としてカウントされるのであればそれほど悪くないかも Reins of the Spectral Tiger - Reins of the Swift Spectral Tiger X-51 Nether-Rocket - X-51 Nether-Rocket X-TREME 履歴 2009/01/20 初稿 2010/12/07 Defense of the Ancients (Fro/A) ギルドページが閉鎖したのでこちらに移動
https://w.atwiki.jp/moedra/pages/266.html
カッ・・・カキッ・・・ガッ・・・ 町の片隅に佇む小さな小屋の前の広場に、断続的な金属音が響き渡っている。 岩肌に押し当てたノミにハンマーを叩きつける度に、砕けた細かな岩の破片がキラキラと辺りに飛び散った。 照りつける太陽の暑さに滲み出した玉のような汗を拭いながら、ハンマーを振るう手にさらに力を込める。 「はは・・・今日も精が出るじゃないか、ルイス」 不意に背後からかけられたその声に、俺は作業の手を止めると静かに後ろを振り向いた。 「何か用かい?グレッグ」 背後に立っていたのは、俺よりも3歳ほど年上の友人だった。 年が違うのに幼馴染というのもおかしな話だが、実際の所この小さな町では彼ほど親しい友人は数少ない。 「あんまり根詰めると日射病で倒れちまうぞ。ほら、こいつでも飲めよ」 そう言うと、グレッグは手にしていた冷たい水の入ったコップを俺の前へと差し出した。 「ああ、ありがとう」 グレッグから受け取った水をグイッと飲み干す間、彼は興味深そうに辺りを見回していた。 いや正確には、広場の周りにずらりと立ち並んでいる俺の作品を、だ。 「全く、お前の才能には毎度驚かされるよ。ノミとハンマーさえありゃ、どんな複雑な石像も作っちまうときた」 「それだけじゃ足りないさ。鋸や鑢だっているし、それに満足のいくものを創ろうと思ったら時間だって・・・」 「ふ~ん・・・それで、今までその"満足のいくもの"ってやつはできたことがあるのか?」 傍目にはまるで生きているかのような躍動感のある虎や猪の石像を眺め回しながら、少し意地悪な笑みを浮かべたグレッグが疑い深げに尋ねてくる。 「まさか・・・本当に満足のいくものができたら、俺はもうこんな仕事は辞めてるさ。でもこいつだけは・・・」 俺はそこまで言うと、今までノミを打ち込んでいた目の前の巨大な岩の塊に視線を戻した。 「どうしても自分で納得のいく作品に仕上げたいんだ」 「こいつはまたやけに馬鹿でかい岩だな。今度はマンモスでも創るつもりか?」 「そうじゃない。俺が創りたいのはドラゴンさ。巨大で威厳に満ち満ちた、美しいドラゴンを創り上げたいんだ」 それを聞くと、グレッグは呆れたとばかりに両手を左右に広げていた。 「ドラゴンならお前の親父さんも創ってただろう?尤も、できた途端に親父さんは行方不明になっちまったが」 グレッグの言葉に、俺は親父が家を出ていった日の記憶を思い出していた。 "あのドラゴンはまだ最後の仕上げが残ってる。だから、まだ売るんじゃないぞ" それが、俺が聞いた親父の最後の言葉だった。 親父の作ったドラゴンの石像はそれから1年程はこの広場に置かれたままになっていたものの、収入源のなくなった俺達家族には親父の残した石像を少しずつ売って金に変えていくしか生活の方法がなかったのだ。 やがて最後に残っていたドラゴンにも買い手がついてしまい、結局親父の石像は未完成のまま売れてしまった。 「その話はよしてくれ・・・親父は多分、もうここには帰ってこないだろうから・・・」 「ああ、悪かったよ。だが体には気をつけろよ。お前はもう独り身なんだからな」 声を出して返事をする代わりに後ろ手を振ると、グレッグの気配が少しずつ背後から遠のいていく。 そして自分だけの静かな時間を取り戻すと、俺は再びノミに向かって小振りのハンマーを振り上げていた。 それから3週間、俺は寝食の間も惜しんで巨大な岩の塊を彫り続けた。 これまでにも特に気合を入れて石像を創る時は早朝と深夜に2度の食事を摂る以外は雨の日も雪の日もひたすら創作に打ち込んだことが何度かあったのだが、今回だけは何かが違うような気がする。 それはもしかしたら、親父の作ったドラゴンの石像を超えたい、それ以上の意匠を凝らしたいという意志というのか、ある種の競争心の表れだったのかもしれない。 長くくねらせた首の周りに滑らかな鱗を彫り込む時も、背後に小さくまとめた太い尾に力強い筋肉を形作る時も、そして背から生えた1対の大きな翼の翼膜を磨くときも、俺はまるで命を吹き込むかのように魂を込め続けた。 大きく見開かれた2つの竜眼が創造主である俺の姿を鋭く睨みつけ、躊躇いがちに小さく開けられたドラゴンの顎の端からは研ぎ澄まされた刃のような湾曲した牙がいくつも覗いている。 「おお、こいつは凄いな!」 最後の仕上げにと両手の指先から生えたドラゴンの爪を鑢で磨いていると、いつものように差し入れの冷たい水を手にしたグレッグが背後で感嘆の声を上げたのが聞こえた。 「そう褒めるなよ。これでもまだ、やっと親父に追いついたってところさ」 「まだやり残しが残ってるっていうのか?石像のことは俺にはよくわからんが、もう十分な出来じゃないか」 グレッグの言葉に、俺は磨き終わった鋭い竜爪にフッと息を吹きかけると9割9分完成した作品を見上げていた。 確かに、素人目ではなく子供の頃から多くの石像を見てきた俺から見てもこのドラゴンにはもう手を加える所がまるで見当たらない。 だがそれは、親父が最後に創ったあのドラゴンの石像にも同じことが言えるだろう。 「確かにそうなんだが・・・何かこう、足りないんだよ・・・」 「ふぅん・・・そんなもんかね・・・まぁ、本物のドラゴンに比べたら物足りないってのもわかる気はするがな」 「え・・・?」 それを聞くと、俺は思わず勢いよくグレッグの方を振り向いた。 「グレッグ・・・今何て言った?」 「ん?ああ、気を悪くしたなら謝るよ。別にお前の石像を貶したわけじゃないんだ」 「そうじゃない。石像は本物には敵わないって言ったよな?」 グレッグは別段俺に険悪な雰囲気が無いことを見て取ったのか、おずおずと先程の言葉を認めていた。 「あ、ああ・・・それがどうかしたのか?」 「わかったんだよ・・・親父が、あのドラゴンの石像に何をやり残したのか」 俺はそれだけ言うと、ここ数週間は食事と寝る時以外にはほとんど足を踏み入れることのなかった自分の家へと取って返していた。 その後ろを、怪訝そうな顔を浮かべたグレッグが一緒についてくる。 「お、おいルイス、一体どうしたっていうんだ?お前の親父さんがどうかしたのか?」 「きっと親父は、あの石像に命を吹き込もうとしたんだ。そしてその方法を探しに、家を出ていったんだと思う」 「そんな馬鹿な。幾らなんでも、石像に命を吹き込む方法なんてあるわけないだろ?」 グレッグの言葉を内心では認めつつも、俺はかつて親父が使っていた書斎に入ると部屋の隅にある使い古された埃っぽい書棚の中をゴソゴソと漁り始めた。 「親父に聞いたことがあるんだ。この地方には、昔から不思議な力を宿した黒い石があって・・・」 「そいつを使えば、石に命を吹き込むこともできるってのか?」 「ああ・・・多分な・・・」 もちろんそんな確証はなかったものの、俺はグレッグの言葉に小さく頷いていた。 「あった・・・これだよ」 やがておぼろげな記憶を頼りに書棚の中から数冊の本を抜き取ると、それらをベッドの上にボンと放り出す。 超大国 ルミナスの興亡 歴史評論家 J.オーガス著 知られざる歴史の素顔 冒険家 I.ウィルシュ著 世界の呪われた宝飾品100選 宝石商 M.エリー著 今、我が人生を振り返り 竜獣学者 I.V.ウィリアム著・・・ 「おいおい、こりゃまた随分と古い本を引っ張り出してきたもんだな」 「まあいいから読んでみてくれ。どの本にもほんの触り程度だけど、黒曜石に似た黒い水晶の話題があるんだ」 「最初の記録は1274年か・・・確かに550年以上も前からそういう石があったことは確かなようだが・・・」 グレッグは手早く何冊かの本を読み終えると、俺もどこか心の内で引っかかっていたことをズバリと言い当てた。 「用途が胡散臭過ぎやしないか?例外もあるが、ほとんどがドラゴンや人間に呪いをかけるために使われてる」 「た、確かにそうだけど、要は使い方の問題だろ?善良な使い方をすれば問題はないはずだ」 「まぁ・・・百歩譲ってそうだったとしても、その石の在り処ってやつはわかっているのか?」 グレッグの言葉に、俺は思わず口を噤んでしまっていた。 もちろん、そんなこと分かるはずがない。 もしかしたらこの近くに例の石が産出する場所でもあるのかもしれないが、親父はそれを探しに行ったきり戻ってこないのだ。 この石自体がかなり貴重なものであることも考えると、採取に危険が伴う場所にあるのかもしれない。 「なぁルイス・・・叶えられなかった親父さんの夢を引き継ぎたい気持ちはわかるが、こんなのは夢物語だよ」 グレッグはそれだけいうと、俺の肩をポンと叩いて家から出て行ってしまった。 夢物語か・・・確かに、その通りかもしれない。 だがもしほんの1%でも実現の可能性があるのだとしたら、俺は自分の創ったあの巨竜が自らの意思で動く様を見てみたい。 そんな悶々とした気分をついに振り払うことができず、俺はその日いつもより早めに床に就いていた。 それから2ヶ月後、俺は相変わらず創り上げたドラゴンの石像を見上げてはまるで空を飛ぶ鳥に憧れる子供のような心境で叶わぬ夢を思い描いていた。 「まだ諦めきれないのか?」 背後から聞こえてきたグレッグの言葉にも、小さく頷く以外の反応を示す気になれない。 「お前、あれから全く何も創らなくなっちまったじゃないか。このままじゃ、そのドラゴンもまた売れちまうぞ」 「この石像は売らないよ、グレッグ。金に困ったら、また新しい物を創るさ・・・」 それを聞くと、グレッグはいつかもそうしたようにまた両手を広げて呆れてしまったらしかった。 「ふぅ・・・頑固な奴だな・・・それはそうと、町で古物展が開かれてるんだが、気分転換に行ってみないか?」 「古物展・・・?」 「旅の行商人が来てるのさ。何でも、各地で寄せ集めた骨董品を売ってるんだそうだ」 古物展か・・・まあ、流石にそんな所で探し物が見つかるとは思えないが、グレッグの言う通り俺には気分転換が必要なことは確かなようだ。 「そうだな・・・ここ最近ロクに買い物にも出かけたことがなかったし、たまには羽を伸ばすとするか」 「ハハ・・・よく言うよ。俺から見たら、お前なんて毎日羽を伸ばしっぱなしに見えるんだがな」 そんなやり取りに久し振りにグレッグと大声で笑い合うと、俺は古物展が開かれているという町の中央部に向かって彼とともに歩き出していた。 しばらくグレッグと談笑しながら町の中央部へと近づいていくと、噂の古物展とやらは思いの外多くの人々で賑わっているようだった。 とはいっても、ほとんどの人は普段お目にかかることのできない貴重な品々や一風変わった芸術品を眺めにやってきているだけなのだろう。 その証拠に目の前には黒山の人だかりができてはいるものの、立ち並んだ露店の行商人達の顔にはあまり明るい表情は窺えない。 「へえ・・・随分と面白そうじゃないか」 グレッグも古物展のことは人伝にでも聞いたのか、今初めてこの喧騒を目の当たりにしたといった様子だった。 俺はグレッグとともに人込みの中へと体を滑り込ませると、いくつも並んだ露店の品物に目を通していった。 いかにも歴史を感じさせるような古めかしい雰囲気を醸し出す陶器や、どこかで見たことがあるような画風の絵画などが、所狭しと行商人達の前に並んでいる。 中でも宝飾品を取り扱っているようなところではグレッグに気付かれないように誤魔化しながらもそれなりに注意深く品定めをしてみたものの、やはり目当ての物がそう簡単に見つかるはずもない。 やがて長い長い露店の列を一通り全部見て回ると、大勢の人々の間を歩いたせいか俺とグレッグはお互いにすっかり疲れ切ってしまっていた。 「ふぅ~・・・なかなか楽しかったよグレッグ・・・もう、帰ろうか」 「そうだな・・・久々にどっぷり疲れちまった。まあ、いい気分転換にはなっただろ?」 「ああ、まあな・・・」 来た時と同じように再び人込みの中を縫うようにして露店の列を抜けると、俺は1度だけいまだ賑わいを見せる古物展の様子を振り返ってみた。 とその時、最初来た時は気がつかなかった小さな露店が1つだけ、他の行商人達のテントに隠れるように店を出しているのが目に入る。 「あ・・・グレッグ、待ってくれ。まだ見てない店が1つあるぞ」 「ん?何だ、またあそこに戻ろうっていうのか?俺はもう疲れちまったから、行きたいなら1人で行ってこいよ」 「じゃあ、グレッグは先に帰っててくれ。俺もすぐに帰るよ」 そう言うと、グレッグは右手を軽く上げただけでそのまま家の方へと歩いていってしまった。 さてと・・・例の黒い石が見つかる可能性はほとんど期待できないだろうが、あの小さな店だけ見ないで帰るのは何となくもったいないような気がする。 俺はグレッグの姿が見えなくなると、疲労の溜まった足に力を込めて他に比べるとやや見劣りしてしまうその小さな露店へと向かった。 「いらっしゃい兄ちゃん、わざわざあっしの店を見にきてくれるなんて嬉しいねぇ」 店に近づくと、それまであまり客がいなかったのか中年の店主が気さくに俺に声をかけてきた。 「どうしてあんただけ、こんな目立たない所に店を出してるんだ?」 「へへ・・・なぁに、うちらの世界にもちょいと上下関係ってものがね・・・つまり、あっしは下っ端なんでさ」 「ふぅん・・・置いてる品物が少ないからかい?」 俺はそう言いながら、台の上に置かれている品物を1つ1つ見ていった。 「まぁ、そんなところで・・・あ、でも扱ってる品物は確かな物ですよ」 「ん・・・これは・・・?」 そんな何気ない店主とのやり取りの最中に、俺は無造作に台の上に置かれていた1本の樫の杖に目を止めていた。 2尺程度の短い杖で一見すると樫の木を無造作に切り出しただけの杖に見えるものの、確かに長い年月を感じさせる不思議な存在感を全身から放っている。 しかもよく見てみると、俺は柄に比べて少し丸い膨らみを持った杖の先端に美しく輝く直径5センチほどの小さな黒い石がはめ込まれていることに気がついた。 「ああ、その杖はいわゆる曰くつきの品でね・・・ここ数百年の間に、次々と持ち主が変わってるんだそうでさ」 「どうして?そんなに頻繁に売られるほど貴重なものなのかい?」 「違いますよ。そいつの持ち主は大抵早死にするらしくて・・・あっしも本当は早いとこ手放したいんですがね」 持ち主が早死にする杖だって・・・? そう言えば以前に読んだウィルシュって人が書いた本の中に、体を石に変えられたドラゴンの話があったはずだ。 そのドラゴンは例の黒い石を埋め込んだ杖で石化の呪いをかけられはしたものの、呪いをかけた人物もドラゴンの逆襲にあって命を落とし、杖はそれから数百年間ずっと行方知れずなのだという。 確かにそれと知る者が見なければ、こんな杖などどこにでもあるくだらない安物に見えてしまうことだろう。 でももしかしたら・・・この古ぼけた杖がその話に出てくる失われた杖なんじゃないだろうか・・・? だとすれば、この杖の先端に埋め込まれている小さな石こそが正に、俺が、そして親父が探し求めていた目的の石なのかもしれない。 「この杖、幾らだい?」 頭の中で突拍子もない1つの仮説が出来上がった次の瞬間、俺は店主に杖の値段を尋ねてしまっていた。 「へっ・・・その杖を買ってくださるんですかい?それでしたら、銅貨2枚も頂ければ十分でさ!」 「払うよ」 そう答えてポケットの中に手を突っ込むと、もう残り少なくなった生活費の中から銅貨を2枚取り出す。 「へへ・・・毎度あり!」 不気味な杖を手放すことができた喜びか、それとも初めて品物が売れた喜びなのか、嬉しそうに破顔した店主を残して俺は胸の高鳴りを押さえながら家路へとついていた。 しばらく行くと途中で腰を休めていたのか、それとも俺が来るのを待っていたのか、グレッグが道端に座り込んで夕焼けに染まり始めた空を見上げていた。 「結構遅かったな、ルイス・・・何だ、杖なんか買ってきたのか?」 「ああ、銅貨2枚だと・・・安いもんさ」 それを聞くと、妙な買い物をした俺に向かってグレッグが意地悪げに唇の端を吊り上げる。 「今度の作品の参考にでもする気か?例えば杖をついた老人の石像とか・・・」 「からかうなよ。ちょっとした好奇心の問題さ」 俺はそこまで言うとまだ何か言いたそうなグレッグから逃げるように自分の家へと入っていった。 とりあえずドラゴンの石像にこの杖の効果を試すのは、日が暮れてからの方がいいだろう。 それまでに、この石のことをもう少し詳しく調べてみる必要がある。 親父の書斎になら、他にも石のことを書いた本があるに違いない。 いつにも増して質素な夕食もそこそこに薄暗くなった書斎へと駆け込むと、俺はゆらゆらと揺れるランプの灯かりを頼りに再びもう使われなくなった書棚を漁り始めていた。 日暮れ前の黄昏の時間など、すぐに過ぎ去るだろう。 やがて首尾よくそれらしい本をいくつか掘り当てると、俺は親父のベッドに寝そべって夢中で本のページをめくり続けた。 空を朱に染めていた太陽が西の稜線の向こうに身を潜め、いよいよ待ちに待った夜が訪れた。 あのドラゴンの石像に、この杖を試す時がやってきたのだ。 夜を待つ間に読んだ数冊の本によると、この黒い石は人間の思念のようなものを吸収して増幅し、自在に放出することができるという特性があるらしい。 そして石に触れて念じたことが石に吸収されると、黒曜石にも似た漆黒の石が雪のように白くなるのだという。 俺は流石にこの石の真贋に関しては半信半疑だったものの、石の像に命を吹き込みたいと願った俺の手の内で杖の石が真っ白に変色した時には思わず驚きと喜びで飛び上がりそうになったものだった。 これでこの杖が例のドラゴンを石化した杖かどうかは別としても、石が本物であることは証明されたことになる。 俺は杖を持ったままそっと家を抜け出すと、辺りに誰もいないことを確認してドラゴンの像の前までやってきた。 空を見上げれば細い三日月の淡い光が像の顔を照らしていて、まるで今にも動き出しそうな雰囲気を放っている。 いや・・・このドラゴンは、もうすぐ本当に動き出すはずなのだ。 俺は微動だにしない石の巨竜に向けて杖を振り翳すと、心の内で強く願い事を念じた。 シュウウウ・・・ 水が蒸発するような低い音とともに杖の先に埋め込まれた真っ白な石が少しずつ元の色を取り戻し始め、淡い光の粒が石像に向かって降り注いでいく。 そしてその非現実的な光景が終わりを迎えると、ドラゴンの石像が突然その長い首を俺の眼前に突き出した。 「グルルル・・・!」 「うわああ!」 例えそれがどんなに事前に予想できていた光景だとしても、いざ実際に現実離れした事態が突然起こった時、人は誰しも驚きの声を上げる。 今の俺の置かれていた状況が、正にそうだったに違いない。 あれほどこのドラゴンが自分の意思で動くところを想像していたというのに、俺はたった今までただの石だったはずのドラゴンに突然唸り声を上げられて尻餅をついてしまっていた。 「グル・・・ルルル・・・」 「あ・・・ああ・・・」 俺・・・殺されるのか・・・? じっくりと目の前の人間を品定めするような鋭い視線とともに、低く抑えた声がドラゴンの口から漏れている。 だが落ち着いてその眼をよく見てみると、俺に対する殺気のようなものは全くと言っていいほど感じられない。 石の色そのままの黒ずんだ灰色のドラゴンとじっと目を合わせたまま、俺はゆっくりと地面から立ち上がった。 そして平静さを保つために数歩だけ後退さると、恐る恐るドラゴンに声をかけてみる。 「お、お前・・・俺のことがわかるのか・・・?」 「クルル・・・」 ゆっくりと頷きながらドラゴンが上げたのは、先程までの唸りとは異なるまるで甘えるようなトーンの高い声。 どうやら、このドラゴンは俺に創られたということは理解しているらしい。 そしてそれはつまり、人間の言葉をも理解しているということになる。 「さ、触ってもいいかい・・・?」 そんな俺の問に答えるかのように、ドラゴンがそっと首を前に伸ばして来た。 その全身を覆った細かな鱗は、一見すると確かに石そのもののような無機質なものに見える。 だがとても石とは思えぬ程しなやかに動くその体は、まるで柔らかな皮膚にでも覆われているかのようだった。 静かに眼前に差し出されたドラゴンの鼻先にゆっくりと手を伸ばし、その不思議な感触を味わおうと細長い顔をそっと撫で上げてみる。 スリッ・・・ 「う、うあああっ・・・!」 だがドラゴンの体に手を触れた途端、俺は一瞬にして全身から力が抜けてその場に崩れ落ちてしまっていた。 「あ・・・あぅ・・・」 何だ・・・これは・・・? 突如として全身を襲った謎の凄まじい倦怠感に、声すらもが上手く出てこない。 まるで息継ぎなしで100メートルを全力で泳ぎ切った後のような後を引く疲労感が、体中に重い鉛のようにのしかかっていた。 「グル・・・?」 当のドラゴンも何が起こったのか分からないといった様子で、不安げな表情を浮かべながら倒れ込んだ俺を覗き込んでいる。 だがややあって倒れた主を助け起こそうとでもしたのか、ドラゴンがその大きな手でそっと俺の腕を掴んできた。 グッ・・・ 「う・・・ああ・・・ぁ・・・」 やがて熱くも冷たくもない不思議な感触の手が肌に触れた瞬間、再び耐え難い息苦しさがドラゴンに掴まれた腕から全身に広がっていく。 ドラゴンも流石に異常を感じたのか、俺のか細い呻き声を聞き取ると慌てて掴んだ腕を離していた。 「はぁ・・・はぁ・・・あ・・・はぁ・・・」 まるで、このドラゴンに生気を吸い取られたかのようだ。 今のほんの1分足らずの間に、5歳か10歳は歳を取ってしまったかのような錯覚さえ覚えてしまう。 だがその時、俺はドラゴンが踏み締めていた地面の短い草が茶色く枯れてしまっていたのに気がついた。 まさかこのドラゴンは・・・その身に触れた生物の命を吸い取ってしまうのだろうか・・・? もしそうだとしたら、これは大変なことになる。 取り敢えず明日にでも、グレッグにこのことを相談した方がいいだろう。 多分小言の1つも聞かされるかもしれないが、このままこのドラゴンを放置しておくわけにはいかない。 幸いにもこのドラゴンは創造主である俺の言うことは聞いてくれるようなので、今晩はあまり目立たぬように家の前で静かに寝ていてもらうとしよう・・・ 俺は杖を拾って相変わらずどうしてよいかわからずに困惑気味だったドラゴンをそっと家の前まで連れてくると、朝までそこでじっとしているように言いつけて家の中へと入っていった。 つづく
https://w.atwiki.jp/moedra/pages/143.html
ペロッ・・・ペロッ・・・ 「う・・・ん・・・」 瞼越しに突き刺さる陽光の眩しさとザラザラした湿った物に顔を擦り上げられる感触に、僕は手放していた意識の糸を探り当てていた。 とても暖かい・・・まるで極上の羽布団に包まっているかのようだ。 ペロッペロッ・・・ 再び顔を擦り上げられ、僕はゆっくりと目を開けてみた。 目の前に巨大なドラゴンの顔が見え、大きな舌が僕の頬を駆け上がっていく。 「ん・・・な、何してるの・・・?」 僕が起きたのに気がついたのか、ドラゴンは舐めるのをやめると少しだけ僕から顔を離した。 その眼に、とても心配そうな輝きが宿っている。 下を見ればドラゴンの柔らかくて暖かい腹が僕の体に絶え間なく擦りつけられていて、僕は氷点下の砂漠の夜を裸で過ごしたというのに全く寒さを感じずに済んでいた。 「僕を・・・心配してくれたの・・・?」 少年から投げかけられた率直な疑問に、私は素直にコクリと頷くしかなかった。 「グルル・・・」 初めは自分の命が心配で少年を助けようとしていただけのはずだったのに、私はいつのまにか本当にこの少年の身を案じるようになっていたのだ。 それはこの少年が、私にとっても初めての交尾の相手だったからなのかも知れない。 人間などに・・・そんな考えは、もう捨てることにしよう。 「ありがとう・・・昨日のあれ・・・とっても気持ちよかったよ」 その少年の一言に、私は思わず耳を疑った。 昨日あれだけの目に遭って、彼は私のことを恐れたり恨んだりはしていないのだろうか? 「もしよかったら・・・これからもドラゴンさんに僕と一緒に暮らしてほしいな・・・だめかい?」 さらに予想を覆すことを言われ、私は一瞬戸惑った後に激しく顎を横に振った。 「よかった・・・それじゃあ、村へ行こうよ。この岩地からだったら、今日中には着けるはずだよ」 少年はそう言いながら起き上がって乾いた服を着ると、どうしてよいかわからず呆然としていた私の背中へと登り始めた。 そして何とか背の上へと辿り着き、私の首へ愛しげに抱きついてくる。 「村へ着いたら、美味しいものをいっぱい食べさせてあげるからね・・・」 まるで寝言か何かのようにそっと呟いて、少年は私の背中で再び眠ってしまった。 「ふう・・・まるで体よく使われているような気がするが・・・それも案外悪くはないな・・・」 少年が落ちないように尻尾で固定すると、私は高く昇った太陽に背を向けた。 目を凝らせば西の地平線の彼方に、まるで豆粒のように人間達の居住地が見える。 容赦なく照りつける灼熱の太陽が恨めしかったが、ようやく目的地が見えてきたことに私は黙って歩き始めた。 足の沈む砂丘を乗り越え砂を叩きつける熱風に耐えながら、私はようやく少年のいう村の近くまでやってきた。 空を見上げれば、相変わらず盛んに燃える太陽がすでに西に傾きかけている。 少年はすでに目を覚ましていて、私の上に跨りながら徐々に近づいてくる村の様子を感慨深げに見つめていた。 「グ・・・グル・・・」 それにしても疲れた・・・ 少年と出遭ってからというもの、昼の間は休まず砂漠を歩き続けた疲労が私の手足を蝕み始めている。 彼の前で弱った姿など見せたくはなかったが、私はつい荒い息とともに小さな唸り声を漏らしてしまった。 「大丈夫?僕、降りた方がいい?」 情けないことだ。今度は私の方が少年に心配される番だというのか。 私はまだ折れずに残っていた気力で首を横に振ると、後少し、後少しと足を前に出し続けた。 「わあ、着いたぞ」 疎らに建てられた人間達の居住区を前にして、少年が大声で叫んだ。 村の中央には大きな井戸が掘られていて、そこからコンコンと澄んだ水が湧き出している。 村をグルリと囲むように樹木もいくつか生えていて、そこはまるで人工のオアシスのようだった。 「おーい!」 少年の呼びかけに、井戸の周りで水を汲んでいた数人の人間達がこちらを振り向く。 彼らは私の姿を見て一瞬恐れの表情を浮かべたものの、背中に乗っている少年の姿を見て警戒を緩めた。 「おお、帰ってきたのか!・・・荷物はどうしたんだ?それに、そのドラゴンは・・・」 「僕のラクダが逃げちゃってさ・・・困ってたところを、このドラゴンさんに助けてもらったんだよ」 違う・・・少年のラクダを逃がしてしまったのはこの私だ。 それに少なからず恐ろしい目にも遭ったというのに、それをおくびにも出さないとは・・・ 「そうか・・・それで、この後どうするんだ?」 「僕と一緒に暮らしてくれることになったんだ。とってもおとなしい性格だし、いいでしょ?」 「あ、ああ・・・そりゃ構わないが・・・」 そう言ってもらえるととても助かる。 大勢の人間達の興味深げな視線にさらされて、私は少しだけ頭を低めた。 夜になって、私は少年の家の中で蹲っていた。 彼の両親はすでに他界し、少年は時折村で採れる作物や香辛料を隣の国へ売りに行って生計を立てているらしい。 その荷物や諸々の持ち物をラクダとともに失ってしまったのは、少年にとっては相当な損失だったことだろう。 だが彼は私を責めるどころか、ともに暮らしてほしいとまで言ってくれたのだ。 しかも村人達のお陰で、私は数日振りに満腹になるまで羊の肉を食べさせてもらった。 「ドラゴンさん・・・もう寝てる?」 人間に対する感謝でむにゃむにゃと睡魔を咀嚼していた時、私は少年に呼びかけられて首をもたげた。 見れば、少年が大きなベッドの上で横になりながら私の方へと顔を向けている。 だがその体には何も服を身に着けておらず、普段は上からかけるであろう寝具の類いも全てベッドの脇へと押しやられていた。 「グル・・・?」 家の中にいるとはいえ、室温を上げるような熱源は何も見当たらない。 寒くはないのかと首を傾げていると、少年が私に向かって手招きをしている。 「一緒に寝ようよ。ドラゴンさんも、寒いでしょ?」 それはとても裸で言う言葉ではないはずなのだが、私はそれで少年の意図を察していた。 のそりと起き上がり、少年の横たわるベッドヘそろそろと近づいていく。 そしてそっとベッドの上へと攀じ登ると、私は少年の体をフサフサした腹の毛皮で包み込んだ。 「ああ・・・」 心底気持ちよさそうに、少年が息を漏らす。 初めは遠慮がちだったが、体の中にほんのりとした熱が篭り始めると、私はガバッと少年の体に抱きついていた。 柔らかなベッドの上でドラゴンの巨体にのしかかられ、僕は肺の中の息を全て吐き出した。 だが、別に苦しくはない。 温もりを纏った布と毛皮に挟みつけられる感触が、少しずつ快感へと変換されていく。 「お、お願い・・・ぐりぐりしてぇ・・・」 あまりの気持ちよさに恍惚の表情を浮かべながらドラゴンにお願いすると、ドラゴンは言われるままに体を左右に揺すり始めた。 グリ・・・グリグリグリ・・・ 適度な体重と肌触りのよい体毛で覆われた腹にすり潰され、硬い鱗に覆われたドラゴンの脇の辺りを両手でギュッと抱き締める。 そしてどちらからともなく、僕達はお互いにお互いを求め合った。 ジュル・・・ 僕の皮膚とドラゴンの体毛とが擦れ合う乾いた音の中に、不意に飛び込んできた粘着質な水音。 固く屹立した僕のペニスと愛液に潤ったドラゴンの秘所は、半ば必然的に再度の結合を果たしていた。 だがまたあの快感を味わえると身を縮めた僕の顔を、ドラゴンが心配そうに覗き込む。 「大丈夫・・・僕は大丈夫だよ・・・」 ドラゴンを安心させるようにそう呟くと、僕はドラゴンの蒼い瞳に優しげな光が宿ったのが見て取れた。 チュプッ・・・ヌチュ・・・ 私は前のように理性を失わないよう己を抑えながらも、膣に咥え込んだ少年の肉棒をゆっくりと締め上げた。 「はぁぁ・・・」 幸せの中で感じる快感に、少年が喘ぎを漏らす。 「グゥ・・・」 私の秘所も先程の快楽の記憶を蘇らせたのか、喜びに満ちた戦慄きで少年を歓迎していた。 チュルル・・・ズチュッ・・・グチュ・・・ 腰を動かす度に、少年が身動ぎする度に、そしてお互いが呼吸をする度に、肉棒と膣壁が愛液を纏って擦れ合う。 目の前の無力な少年を一方的に責めているという感覚が、私の中で高揚感となって弾けようとしていた。 「い、いいよぉ・・・も、もう僕・・・限界・・・」 ブシュッという音とともに、少年が先に果ててしまう。 だが膣の中に放たれた彼の熱い滾りが刺激となって、私も一気に絶頂の手前まで押し上げられた。 「ウグ・・・オォ・・・グルォォォォ!!」 射精後の余韻に少年の肉棒がビクンと跳ね、それが私へのとどめとなった。 爪を立てぬように気遣いながらも少年の体を力強く掻き抱き、体中に飛散する快楽の波動にブルブルと震える。 「ああっ・・・は・・・ぁ・・・」 深夜の閨に、少年の弱々しい声が響き渡った。 熱く燃え上がったお互いの体は寝具などなくても寒さを感じぬほどに火照り、素晴らしい伴侶を手に入れたという多幸感が背筋を焚きつけていく。 静かだが激しい少年との行為が終わると、私達は結合したまま抱き合って朝まで眠った。 「起きて、ドラゴンさん・・・」 翌朝、私はユサユサと体を揺すられる感覚と少年の声に目を覚ました。 目を開けると、少年が私の重い体をどけようと必死になっている。 私が慌てて体を浮かせると、少年はのそのそとベッドから這い出していった。 服を着た少年の後について外に出てみると、澄み渡った空に赤い太陽が顔を出している。 そして眩しげに空を見上げた私に向かって、少年が言いにくそうにおずおずと口を開いた。 「ドラゴンさん、昨日の今日で悪いんだけど・・・隣の国まで僕を運んでくれないかな・・・?」 確かに、少年のラクダを奪ってしまったのは私だ。 だからその代わりに私が少年を運ぶのは構わない。 だがあのオアシスに辿りつくまでにも、最低でも2日はかかるのだ。 その後どのくらい歩かなければならないのかは分からないが、少なくとも往復で1週間以上はかかってしまうことだろう。 私は昨夜の幸福を噛み締めると、少年に向かってコクンと大きく頷いた。 「ありがとう!」 パッと顔を輝かせて、少年が商売に使う作物を採りに畑の方へと走っていく。 その間、私は静かにその場に蹲って少年の準備が整うのを待っていた。 しばらくすると、少年は大きな麻袋をいくつか手に持って戻ってきた。 そしてそれを抱えたまま、私の背中へと登っていく。 「じゃあ、行こうか」 丸みを帯びた背中の上にちょこんと跨り、少年が元気よく声を上げる。 その声に後押しされ、私は意を決すると長い尻尾で少年の体をグルリと絡め取った。 「あ・・・何するの?」 突然のことに少年が不安げな声を漏らすが、そのまま畳んでいた翼を大きく広げる。 空を飛ぶことがわかり、少年が荷物を離さぬように自らの体に括り付けて私の首へと抱きついた。 バサァッ! 大きな羽ばたきとともに、ドラゴンの体が宙に浮いた。 僕を乗せているせいなのか初めは少しフラフラとしていたが、それにもすぐに慣れた様子で晴れ渡った空へ真っ黒なドラゴンの体が舞い上がる。 「うわあ・・・」 見る見る内に村が小さくなり、美しい曲線を描く砂丘の稜線が眼下に広がった。 「グオオオオオオオオオン!」 そしてまるで喜びを表現するかのように大きく咆哮を上げると、ドラゴンが東へ向かって翼を羽ばたく。 バサッバサッバサッ・・・ 速い・・・まるで風のようだ。 目まぐるしく流れていく眼下の景色に、僕は空を飛んでいるという実感とともに胸を躍らせた。 ほんの1時間程飛んだだけで、初めてこのドラゴンと出遭ったあのオアシスを飛び越えてしまう。 「すごい!すごいよドラゴンさん!」 嬉しそうにはしゃぐ少年の声に、私は胸を張って飛び続けた。 心の通った者とともに空を飛ぶことがこれほどまでに清々しいことだとは・・・ 更に1時間程飛び続けると、やがて大きな町が見えてきた。 石造りの建物、砂で覆われた道路、黄みがかった布で身を包んだ大勢の人間達。 どこを見ても淡い黄色で覆い尽くされた世界ではあったが、少年にとっては重要な生活拠点の1つなのだろう。 私は人目につかぬように町から少し離れた所にある岩陰に少年を降ろすと、小さく唸り声を上げた。 「グルル・・・」 「うん、ドラゴンさんはここで待ってて。夕方頃には戻ってくるから」 そう言うと、少年は両手一杯に商売道具を抱えて町へと駆け出していった。 あの小さな村から約150キロ・・・ ラクダに揺られて歩き続けたとしても、砂漠では4、5日はかかる距離だろう。 少年は生きるために、いつもこんな所まで厳しい砂漠を乗り越えてやってきていたのだろうか。 そう考えると、私は少年の身の上がとても気の毒に思えた。 岩陰から少しだけ首を突き出して町の様子を窺うと、大勢の人々が行き交う通りの中に風呂敷を広げて品物を売る少年の姿が見える。 「あんな少年が・・・逞しいものだな・・・」 私は疲れた翼を休めるためにそっと日陰に蹲ると、静かに少年の帰りを待つことにした。 「ただいま・・・ドラゴンさん?」 「グ・・・グル?」 少年の呼びかけに、私はハッと目を覚まして辺りを見回した。 空はすでに真っ赤な夕焼けに染まっており、少年が両手に金貨の詰まった袋を持って私の前に立っている。 どうやら、いつのまにか眠ってしまっていたようだ。 背に乗りやすいように身を低くしてやると、少年が嬉しげに私の背中を攀じ登ってくる。 そして朝と同じようにその小さな体を尻尾で固定してやると、私は西に向かって飛び立った。 上空で吹く風は地上の砂嵐にも似た烈風とは違い、なんとも涼く感じられた。 いや、もしかしたらこの胸の内に湧き上がる幸福感がそう感じさせているのかもしれない。 少しずつ地平線の向こうに沈んでいく太陽を追いかけるように飛んでいると、村に着くまでの2時間近い時間などあっという間に過ぎ去ってしまった。 村人達を驚かせぬように少年の家の前に静かに着地すると、少年が慣れた様子で私の背から滑り降りていく。 やれやれ・・・すっかり乗りこなされてしまったものだな・・・ 苦笑にも似た鼻息を噴き出すと、私は少年に続いて家の中に入っていった。 それからというもの、少年は毎日のように町へ出稼ぎに行くようになった。 今までは10日に1度程度しか家の中で夜を過ごすことはできなかったが、ドラゴンのお陰で町から日帰りすることができるようになったからだ。 そして夜になると、彼らはどちらからともなくその身を暖め合い、忘我の楽しみに身を委ねるのだ。 だが・・・蜜月の時が長くは続かないように、当のドラゴンすらもが忘れ去っていた命の契約の期限が訪れようとしていた。 初めて少年と出遭ってから数年後、私はいつものように彼を町へと送り届けると、すっかり私の昼寝の場と化した岩陰で至福の一時に浸っていた。 「う・・・?」 だが昼を過ぎてしばらく経った時、私は胸に妙な違和感を感じていた。 一瞬ポッと胸の内が暖かくなったような感触があり、ほんのりと淡い光が輝いてすぐに消えていく。 「これは・・・そうか・・・もうあれから3年も経つというのか・・・」 命の契約の終了・・・それは、長く心を1つにしてきた少年と決別しなければならないということを意味していた。 すっかり薄暗くなった砂漠の空を村へ帰る途中、少年が私に話しかけてきた。 「ねえドラゴンさん、今日さ、ちょっと不思議なことがあったんだ」 「グル・・・?」 それが何なのか私にはすでにわかっていたものの、私はあえてとぼけた振りをして少年の言葉を待った。 「お昼頃に、何か急に胸の辺りが暖かくなったんだ。それに、淡い光みたいなのも見えた気がしたんだ」 そう・・・この少年は何も知らないのだ。 命の契約すらも、少年が気絶している間に私が勝手に結んだのだから。 私は胸がギュッと締めつけられるような感覚を味わいながら、少年の村へと急いだ。 夜になって、僕はドラゴンをベッドに誘うために声をかけた。 だが深い眠りに入ってしまっているのか、僕の呼びかけにも全く反応する様子がない。 仕方ない・・・毎日毎日砂漠の空を飛び回って、ドラゴンも流石に疲れてしまったのだろう。 僕は潔く諦めると、いそいそと服を着て数年振りにかけるであろう布団に包まった。 いつもと違う夜の過ごし方に僕はなかなか寝つけなかったものの、それでもやがて睡魔に打ち負かされてしまう。 「ふわぁ・・・」 そして大きな欠伸とともに、僕は夢の世界へと落ちていった。 少年が完全に寝静まったのを確認すると、私はそっと体を起こした。 試練が終わった以上、私は里へ帰らなくてはならない。 だが足音を立てないように静かに入り口へと向かいながらも、何度も少年の方を振り返ってしまう。 朝になって突然私が消えていたら、少年は何と思うことだろう。 今の私のように、身が引き裂かれるような深い悲しみに暮れてしまうのだろうか・・・? 「許してくれ・・・」 ボソリとそう呟くと、私は家の扉をキィッと押し開けた。 そして誰もいない真っ暗な村の中をしばらくとぼとぼと歩き回った後、躊躇いがちに翼を広げる。 バサァッ、バサァッ・・・ 聞き慣れた翼の音が耳に入り、僕はゆっくりと目を開けた。 開いた扉の隙間から、淡い月明かりが入り込んできている。 そして、さっきまで床で寝ていたドラゴンの姿が忽然と消えていた。 「まさか・・・」 僕は嫌な予感がしてベッドから這い出すと、寝巻き姿のままで冷たい風の吹く家の外へと飛び出していた。 反射的に空を見上げると、大きな満月の中に空を飛ぶドラゴンの影が重なっている。 「そんな・・・待って!待ってよ、ドラゴンさん!」 あのドラゴンが僕を置いてどこかへ行ってしまう。 突然のことに、僕は大声で叫びながらドラゴンの後を追って走り出していた。 「お願い、待って・・・うあっ!」 柔らかい砂に足を取られて転び、僕は四つん這いになって飛び去っていくドラゴンの後ろ姿を見つめながら泣きじゃくった。 「どうして・・・僕のことが嫌いになったの?戻ってきてよぉ・・・うわああああああああん・・・」 背後から微かに聞こえる少年の悲痛な声に、私は目から涙が零れ落ちるのを感じていた。 済まない、許してくれと、何度も何度も心の中で少年に詫びる。 だがやがて愛する者と別れる悲しみに耐え切れなくなって、私は初めて少年を介抱したあの大きな岩場の陰へと着地した。 「う・・・うぅ・・・済まぬ少年よ・・・私は・・・帰らねばならぬのだ・・・」 だがどうしても、私は再び飛び上がろうという力が湧いてはこなかった。 私は彼の人生をただ滅茶苦茶に掻き回してしまっただけではないのだろうか? 私だって、本当はあの少年と離れ離れになどなりたくはないのだ。 「一体、私はどうすればよいのだ・・・うう・・・」 里に帰らなければという思いと少年と離れたくないという思いが葛藤し、私は頭を抱えて蹲ったまま泣いていた。 「う・・・ぬ・・・ここは?」 砂粒を含んだ風が体に叩き付けられる感触に、私は目を覚ました。 どうやら、私は結局ここを離れることができずにあのまま眠ってしまっていたらしい。 あの少年は一体どうなったのだろうか? 私は力強く空へと飛び上がると、少年の様子を見るために村へと引き返した。 「ん・・・どうしたというのだ?」 徐々に近づいてきた村へと目を向けると、村の真ん中で人々が集まっているのが見える。 その人々の輪の中央に、あの少年が倒れているのが目に入った。 「ま、まさか・・・!」 私は村人達が驚くのも構わずドオンという音とともに勢いよく着地すると、私を避けた人ごみの間を縫って少年へと近づいた。 まだ生きてはいるようだが、小さな体が寒さにブルブルと震えている。 私のせいで、寝巻き姿のまま一晩中外に出ていたというのか? 「グルオオオオ!」 私は大きく声を上げて周りにいた村人達を退かせると、すっかり冷え切ってしまった少年の体を尻尾で絡め取って少年の家の中へと飛び込んだ。 そしてまるで破り取るように寝巻きを脱がせ、ベッドの上へと少年を横たえる。 「済まぬ・・・私のせいでお前をこのような目に遭わせてしまって・・・」 そう呟きながら少年の上にガバッと覆い被さり、私は懸命に体を揺すった。 毛皮と厚い皮膚越しにも、少年の体の冷たさが伝わってくるようだ。 「う・・・ぅ・・・」 全身をグッタリと弛緩させた少年の口から、呻き声が漏れてくる。 家の入り口から大勢の村人達が覗いている中、私はただひたすらに少年を暖め続けた。 「あ・・・ド、ドラゴンさん・・・?」 昼過ぎ頃になって、少年はようやく目を開けた。 どうやら、凍死の危機は脱することができたらしい。 「ひどいよドラゴンさん・・・いきなりいなくなっちゃうんだもの・・・」 まだ目に涙の跡を残したままそう言った少年の顔を、思い切り舐め上げてやる。 何度も、何度も、私は少年の頬に残った塩辛い悲しみの結晶を舐め続けていた。 もう里へ戻るつもりなどない。一生、ここで暮らそう。 少年の成長を見守りながら、人間達の中でともに生きよう。 そう固く心に決め、私は少しだけ体を浮かせた。 そして入り口の方をギッと睨みつけ、中の様子を窺っていた村人達を追い返す。 「ありがとう・・・昨日の夜の分、まだだったね・・・」 そう言った少年の小さな肉棒が、喜びにそそり立っている。 私はそれを快く受け入れると、少年の胸にスリスリと顎を擦りつけてこの上もない幸福感に浸っていた。 完 感想 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/armysentai/pages/52.html
268 名前:軍事板から6月18日特別企画(1/8)[sage] 投稿日:2008/06/18(水) 21 42 22 ID TPXHVzNf ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <こんにちは、軍事板です ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ <馬です ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <ところで今日が何の日かみなさん知ってますか? ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ <辻ちゃんの誕生日の次の日 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <そうです。ののたんおめでとう! ・・・じゃなくって ミ∧ 1815年にワーテルローの戦いがあった日です。../ ・ |ミ (_)' |ミ <ナポレオンの天下が終わった日でもあるな。 269 名前:軍事板から6月18日特別企画(2/8)[sage] 投稿日:2008/06/18(水) 21 43 08 ID TPXHVzNf ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <ではここに至るまでの過程を簡単に振り返ってみましょう。 人権などの啓蒙思想が広まった18世紀後半に至っても ミ∧ フランスではブルボン王朝の絶対君主制が続いていました。../ ・ |ミ (_)' |ミ <そしてついに民衆は立ち上った。 ,,,,,,,,,,,,,,, 世に言うフランス革命だ [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <オスカル様がバスチーユの露となったりフェルゼン様がマリーアントワネットといい仲になったり ミ∧ ラ・セーヌの星がよくわからないけどなんか戦ってたりした時代です。../ ・ |ミ (_)' |ミ <創作がずいぶん混じってるが、それだけ激動の時代だったということだ。 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <さて、ヨーロッパはこの革命で大混乱に陥ります。 イギリスやオーストリアなど王制を維持する国は革命運動が自国に広がらないように介入を始めますし フランス国内でも王制を支持する人たちによる反乱もあり、できたばかりの革命政府は危機的な状態でした。 270 名前:軍事板から6月18日特別企画(3/8)[sage] 投稿日:2008/06/18(水) 21 43 52 ID TPXHVzNf ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <ここで一人の英雄がフランス軍に現われます。 | ┃彡 , -.―――--.、 | ┃彡 ,イ,,i、リ,,リ,,ノノ,,;;;;;;ヽ | ┃ .i;}' ナポレオン "ミ;;;; } | ┃ |} ,,..、_、 , _,,,.. |;;; | | ┃彡 |} ,_tュ,〈 ヒ''tュ_ i;;;;| | ┃ | ー' | ` - ト'{ | ┃ .「| イ_i _ 、 }〉} _________ | ┃彡 `{| _;;iill|||;|||llii;;, .!-' /ガラッ!! | ┃ | ='" | <余の辞書に不可能の文字はない | ┃ i゙ 、_ ゙,,, ,, ' { \ | ┃ 丿\  ̄ ̄ _,,-"ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ┃ 彡'" ̄ヽ \、_;;,..-" _,i`ー- | ┃ ヽ、oヽ/ \ /o/ | ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ <よりにもよってそのAA使うか 271 名前:軍事板から6月18日特別企画(4/8)[sage] 投稿日:2008/06/18(水) 21 45 10 ID TPXHVzNf ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <ナポレオンは各地で敵対勢力を撃破。 民衆の絶大な支持の下、革命政権のトップに上り詰め ミ∧ 1804年、ついに皇帝に即位します。../ ・ |ミ (_)' |ミ <絶対王政を倒した民衆側の英雄が皇帝になってしまうのだから皮肉なものだ ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <さて、権力を完全に掌握したナポレオンはナポレオン戦争と呼ばれる戦争に突入していきます。 ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ <この時のフランスにとって周りは全て敵のような状態だが、民衆を味方にしたナポレオンは 周辺国が貴族の私兵のような軍隊ばかりのなか、国民軍とも呼べる強力な軍隊を持っていた。 ,,,,,,,,,,,,,,, 砲兵を機動的に使うという当時としては画期的な戦術も無視できない。 [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <圧倒的じゃないか我が軍は、ですね。 272 名前:軍事板から6月18日特別企画(5/8)[sage] 投稿日:2008/06/18(水) 21 46 48 ID TPXHVzNf ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <フランスはトラファルガー海戦で敗れイギリスへの上陸こそできなかったものの アウステルリッツの戦いでロシア、オーストリアの連合軍を破り イエナの戦い・アウエルシュタットの戦いでプロイセン軍に勝つなどまさに無敵! ミ∧ ヨーロッパ中央部では敵対勢力はほぼいないような状態になりました。../ ・ |ミ (_)' |ミ <パリの凱旋門は、このアウステルリッツの戦いの勝利を記念して建てられたものだ。 ,,,,,,,,,,,,,,, これらの戦いの後、神聖ローマ帝国は解体されるなどヨーロッパの枠組みも大きく変わっていった。 [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <そして、ヨーロッパ中央を制覇したナポレオンは1812年次の標的、ロシアへと侵攻します。 ここまで連戦連勝だったナポレオンは、思ってもみなかった敵に遭遇します。 冬将軍です。 o ,. -一; 、 ,. 。 ミ;; ;,. _,.; ゙ミ 'ο 。 ゚ , r( ´・ω・) o ツィー=ニ彡' ο ~'l つとノ ,. ゚ ..,, ;;;u‐―u' __ _ , .,._,o ,、,. , _.,, ※シベリアさんごめんなさい 273 名前:軍事板から6月18日特別企画(6/8)[sage] 投稿日:2008/06/18(水) 21 48 57 ID TPXHVzNf [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <もちろん寒さだけにナポレオンが負けたわけではなく ロシアが行った徹底した焦土戦術が補給を軽視したナポレオン軍を苦しめぬいたということも無視できません。 補給の尽きたフランス軍は主力だった騎兵の馬や、大砲を轢かせていた馬までも食料にして飢えをしのいだと言われています。 ミ∧ もちろん、戦えるような状態ではありません。../ ・ |ミ (_)' |ミ <食料は別にしても、飼い葉が無くては馬は維持できないからな ,,,,,,,,,,,,,,, ひどい話だ [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <そしてついに60万ものフランス軍は文字通り全滅します。 ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ <生き延びたのは2万ほどだという。補給戦が地味でありながらいかに重要かを伝える戦訓だな ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <これはフランスにとって大打撃でした。兵力だけなら何とかなったのかもしれませんが 半ば神話じみた存在にまでなっていたナポレオンが無敵ではないう情報が ミ∧ 周辺国の反フランスの動きに火をつけたことが致命的でした。 ../ ・ |ミ (_)' |ミ <特にドイツでその動きが大きく、1813年にライプツィヒの戦いに敗れたフランスはついにドイツから手を引かざるをえなくなった。 274 名前:軍事板から6月18日特別企画(7/8)[sage] 投稿日:2008/06/18(水) 21 49 55 ID TPXHVzNf ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <さらにイギリスやオーストリアなどの連合軍はフランスを追い詰め 1814年3月ついにパリは陥落し、4月にはナポレオンは退位させられエルバ島に ミ∧ 事実上の島流しにされてしまいます。 ../ ・ |ミ (_)' |ミ <この後フランスではフランス革命で放逐されたはずのブルボン王朝の系統から ,,,,,,,,,,,,,,, ルイ18世が王として即位し、王制が復古された。 [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <このころ、フランスをどうするかということで列強が行ったのが「ウィーン会議」です。 しかしこれは「会議は踊る、されど進まず」などと揶揄されるように ミ∧ 実質的なものはほとんど何も得られないひどいものでした。 ../ ・ |ミ (_)' |ミ <ルイ18世の治世も民衆の支持を集められなかった。そして人々は一人の英雄を待望する。 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <そう、その英雄の名はナポレオンです。 逮捕に向かった軍勢が次々にナポレオンの指揮下に入るほどに フランスの民衆はナポレオンを待ち望んでいたのです。 275 名前:軍事板から6月18日特別企画(8/8)[sage] 投稿日:2008/06/18(水) 21 52 20 ID TPXHVzNf ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <そしてナポレオンは1815年3月にはパリに戻り帝位に返り咲きます。 もちろんウィーン会議で踊っているだけだった列強がこの動きを無視できるはずがありません。 ミ∧ すぐに新たにフランス包囲網が敷かれます。 ../ ・ |ミ (_)' |ミ <また新たな戦争の予感だな ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <というところで、次回に続きます。 ミ∧ 多分明日か明後日くらいに・・・ ../ ・ |ミ (_)' |ミ <つまり、まとめきれなかった、とそういうことだな。 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <そういう細かいことを気にしちゃダメ! 以上軍事板でした。今日出てる板のみなさん、がんばってくださいね! 469 名前:軍事板から6月18日特別企画後編(1/12)[sage] 投稿日:2008/06/20(金) 17 56 32 ID 1M380ipr ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <こんにちは、軍事板です ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ <馬です ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <予定より遅くなってごめんなさい。 ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ <18日特別企画なのにもう20日だからな ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <せめて19日のうちにはと思ったんですが・・・ ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ <謝ってばかりでもアレだから、始めようか 470 名前:軍事板から6月18日特別企画後編(1/12)[sage] 投稿日:2008/06/20(金) 17 57 07 ID 1M380ipr [|,,,,,★,,|] それでは前回の続きです。 i ld,,゚ヮ゚ノ <まだの方は、こちらを先に読んでください。http //etc7.2ch.net/test/read.cgi/vote/1213629148/268-275 さて、民衆の支持を集めたナポレオンはエルバ島から帰還、再び皇帝の座に返り咲きます。 ミ∧ これを快く思わないヨーロッパ諸国はただちに第7次対仏同盟を結成しました。 ../ ・ |ミ (_)' |ミ <この同盟の参加国はイギリス、プロイセン、ロシア、オーストリア、スウェーデン、オランダ ,,,,,,,,,,,,,,, そしてライン同盟の諸国。早い話が周りは全部敵だな。 [|,,,,,★,,| i ld,,゚ヮ゚ノ <この同盟軍がフランスに向けて送った総兵力は75万とも言われます。 これに対してナポレオンが民衆の支持すら失うほどの徴兵を行って何とか集めた兵力は約60万人。 ミ∧ 広いフランス各地の守備隊に多くをとられてしまうため、実際に野戦に投入できる戦力は20万人ほどでしかありません。../ ・ |ミ (_)' |ミ <このままぶつかっても勝ち目は無い。しかし、ナポレオンにもチャンスはあった。 同盟軍の大部隊の多くはまだフランスから遠く離れたところでフランスに向けて進軍を続けている途中だ。 もし同盟軍が合流をする前に同盟軍の、特に主力と呼ばれる部隊を各個撃破してしまえば ,,,,,,,,,,,,,,,. この戦闘に勝つことも、ひいては微妙なパワーバランスの上に成り立っている対仏同盟を突き崩すことも可能だ。 [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <そして同盟軍の中でも主力といえるウェリントン公率いるイギリス・オランダ軍と、 ブリュッヘル元帥率いるプロイセン軍がベルギーにいました。 ナポレオンはここに攻撃をしかけることを決意し、ベルギーへと向かいます。 471 名前:軍事板から6月18日特別企画後編(3/12)[sage] 投稿日:2008/06/20(金) 17 58 23 ID 1M380ipr ,,,,,,,,,,,,,,,. [|,,,,,★,,|] ベルギーに入ったナポレオン軍は6月15日、ブリュッセルの南にあるシャルルロワに入ります。 i ld,,゚ヮ゚ノ <この時の両軍の位置関係はこうなります。 地名のブリュッセルと人名のブリュッヘルを間違いやすいので注意してください。 ・【ブリュッセル】 │▽イギリス軍(ウェリントン公) │ │ .(約50km)│ │ │ │ フランス軍▲.│ (約30km) ▽プロイセン軍 (ナポレオン) ・――――――――・ (ブリュッヘル) ,,,,,,,,,,,,,,,. 【シャルルロワ】 【ナミュール】 [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <兵力はフランス軍12万4千に対し、イギリス軍9万5千、プロイセン軍12万です。 実際の地図はこちらです。 http //maps.google.com/maps?ie=UTF8 ll=50.687758,4.614258 spn=0.760406,2.384033 z=9 472 名前:軍事板から6月18日特別企画後編(4/12)[sage] 投稿日:2008/06/20(金) 18 00 22 ID 1M380ipr ,,,,,,,,,,,,,,,. [|,,,,,★,,|] ここでフランス軍は隊を分け、イギリス軍が待つブリュッセル方面と i ld,,゚ヮ゚ノ <プロイセン軍が待つナミュール方面へと進撃させます。 ナポレオン自身はこの時プロイセンと戦う方を選びました。 ミ∧ ../ ・ |ミ <そしてついに6月16日、リニーでプロイセン軍と、カトルブラでイギリス軍とぶつかった。(_)' |ミ ,,,,,,,,,,,,,,,. [|,,,,,★,,|] <フランス軍はリニーでの戦いでプロイセン軍に勝利します。 i ld,,゚ヮ゚ノ プロイセン軍は指揮官ブリュッヘル元帥が重症を負うなど大打撃を受け、退却を余儀なくされました。 しかし、ここでフランス軍にとって痛恨のミスが発生しました。 ミ∧ ../ ・ |ミ <プロイセン軍が東に逃げると思ったわけだ。(_)' |ミ ,,,,,,,,,,,,,,,. 実際、参謀長のグナイゼナウはライン方面に撤退するつもりでした。 [|,,,,,★,,|] <ナポレオンはプロイセン軍を追撃し、もしイギリス軍と合流する動きを見せれば阻止できる程度の3万を派遣したのです。 i ld,,゚ヮ゚ノ しかし、フランス軍が現地に着いた時には、プロイセン軍は既にイギリス軍との合流のために北上したあとだったのです。 ミ∧ ../ ・ |ミ <この時点で東へ別働隊を派遣した意図は完全に失敗した。(_)' |ミ 再合流の命令も届かなかったこの部隊は、ナポレオン軍の約1/3の兵力を持ったまま無意味な存在になってしまった。 473 名前:軍事板から6月18日特別企画後編(5/12)[sage] 投稿日:2008/06/20(金) 18 01 13 ID 1M380ipr ,,,,,,,,,,,,,,,. [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <一方、カトルブラの戦闘ではウェリントン公の巧妙な戦いの前にフランス軍は苦戦していましたが リニーでの戦いでフランス軍が勝ったことを知ったウェリントン公は ミ∧ フランス軍に包囲されることを避けるために撤退します。 ../ ・ |ミ (_)' |ミ <慎重なウェリントン公らしい選択だな。 ,,,,,,,,,,,,,,,. [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <ウェリントン公はブリュッセル南方にあるラ・ベル・アリアンス、後に近郊の村の名前から英語でウォータールー、 ミ∧ フランス語でワーテルローと呼ばれる地点でプロイセン軍の到着を待つことにしました。 ../ ・ |ミ (_)' |ミ <ここでウェリントン公は付近の建物を接収し拠点として使うことにした。 特に右翼にあるウーグモンの館はちょっとした城とよべるほどの作りで ,,,,,,,,,,,,,,,. これが後にフランス軍を苦しめることになった。 [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <そしてついに6月18日、北上してきたフランス軍を 迎え撃つことになったのです。 474 名前:軍事板から6月18日特別企画後編(6/12)[sage] 投稿日:2008/06/20(金) 18 02 00 ID 1M380ipr ,,,,,,,,,,,,,,,. [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <両軍の配置図です。 実際は両軍の前線は横に長い隊列ができています。 イギリス軍のウーグモンなどの名前は拠点として利用されている建物です。 【イギリス軍】 ▽ウェリントン公 ウーグモン ラ・エイ・サント パプロット ▽ ▽ ▽ ←▽ 【プロイセン軍】 ▲ ▲ ▲ ▲ナポレオン (皇帝近衛隊) 【フランス軍】 475 名前:軍事板から6月18日特別企画後編(7/12)[sage] 投稿日:2008/06/20(金) 18 02 52 ID 1M380ipr ,,,,,,,,,,,,,,,. [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <さて、ナポレオンはこの日、決戦の開始を早朝ではなく昼まで遅らせています。 前夜からの雨で地面がぬかるみ、フランス軍が得意とした大砲の野戦運用が 難しかったからとも言われていますが、理由はどうであれプロイセン軍の到着を待つ ミ∧ ウェリントン公に貴重な時間を与えてしまったことだけは間違いのないことでした。../ ・ |ミ (_)' |ミ <そして戦闘が始まった。 ,,,,,,,,,,,,,,,. [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <戦闘は拠点となっている農場の攻防から始まりました。 特にウーグモンの館は強力で、フランス軍はなかなか攻め落とすことができません。 ミ∧ 元々中央突破のための陽動としての攻撃だったはずが、前線の兵士の多くが参加する大規模なものになってしまっていました。../ ・ |ミ (_)' |ミ <拠点を落とすことはできなかったものの、フランス軍にとって戦況は優勢に推移した。 ,,,,,,,,,,,,,,,. そして午後に入りウェリントン公は全軍を稜線の後に下がらせた。 [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <これを見たフランス軍、特にネイ元帥はイギリス軍が退却を始めていると判断し 歩兵の集結も待たずに騎兵に突撃を命じます。 これは結果的に大規模な騎兵突撃になりました。 476 名前:軍事板から6月18日特別企画後編(8/12)[sage] 投稿日:2008/06/20(金) 18 03 36 ID 1M380ipr ,,,,,,,,,,,,,,,. [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <しかし、ウェリントン公に退却の意思はありません。 ミ∧ 自身の軍勢を20個の方陣として組み、騎兵突撃に耐え抜きます。../ ・ |ミ (_)' |ミ <方陣は日本ではあまり馴染みのない陣形だが、銃剣で武装した歩兵隊が 四角形の形に陣形を組み、あらゆる方向からの攻撃に対応できるようにした守備的な陣形だ。 ,,,,,,,,,,,,,,,. 特に騎兵突撃に対して有効なものとして知られている。 [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <ネイ元帥率いる騎馬隊は、この陣地の中に護衛の歩兵もなく突っ込んでしまったのです。 いかに精強なフランス軍とはいえ、これには損害を積み重ねるばかりでした。突撃は失敗に終わります。 ミ∧ そしてフランス軍にとって、もう一つの重大な問題が発生します。../ ・ |ミ (_)' |ミ <プロイセン軍の部隊が到着し始めたのだ。 ,,,,,,,,,,,,,,,. [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <ナポレオンは、これに対し予備兵力のほとんどを振り向けることになりました。 前線からの増援要請に応えたくても予備兵力はもう無いのです。 477 名前:軍事板から6月18日特別企画後編(9/11)[ナンバーミスったよママン] 投稿日:2008/06/20(金) 18 07 42 ID 1M380ipr ,,,,,,,,,,,,,,,. [|,,,,,★,,|] 夕暮れが近くなり、フランス軍は拠点の一つラ・エイ・サントを落とすことについに成功しました。 i ld,,゚ヮ゚ノ <ここでナポレオンは勝利を確信したと言います。 ミ∧ ../ ・ |ミ この時ウェリントン公は「ブリュッヘルか夜を」と言ったと伝えられている。(_)' |ミ <プロイセン軍との合流ができるか、当時は戦闘ができなかった夜までもたなければ ,,,,,,,,,,,,,,, 自分は終わりだという絶望的な言葉だな。 [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <そしてついに最後の切り札とも言うべき皇帝近衛隊に突撃を命令します。 ミ∧ ../ ・ |ミ これはプロイセン軍が迫っている中、非常に危険な賭けだった。(_)' |ミ <最後の予備兵力とも言えるこの部隊を使ってしまえば戦線の崩壊を止めることは誰にもできなくなる。 ,,,,,,,,,,,,,,,. しかし、この戦いに勝つ最大のチャンスだったとも言える。 [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <しかし、ウェリントン公はついにこの攻撃を耐え切り、逆襲に転じたのです。 ミ∧ ../ ・ |ミ 無敵の近衛隊の攻撃が失敗した。(_)' |ミ <これは既にプロイセン軍の猛攻を受けつつあったフランス軍の士気を崩壊させるには十分だった。 イギリス軍の、そしてプロイセン軍の総攻撃にさらされたフランス軍はこれに耐えることはできなかった。 フランスは敗れたのだ。 478 名前:軍事板から6月18日特別企画後編(10/11)[sage] 投稿日:2008/06/20(金) 18 08 30 ID 1M380ipr ,,,,,,,,,,,,,,,. [|,,,,,★,,|] この戦いの後、ナポレオンはフランスに戻ることはできましたが6月22日に皇帝を退位し i ld,,゚ヮ゚ノ <いわゆる100日天下、そしてナポレオンの栄光は終わりました。 ミ∧ その後イギリスに逮捕され、南大西洋の孤島セントヘレナで生涯を終えることになります。../ ・ |ミ (_)' |ミ <もう一方の主役ウェリントン公は名声を得、後にイギリス首相に選ばれた。 ウェリントン公爵家は現在も存在する名家だが、その初代ということにもなった。 ,,,,,,,,,,,,,,,. ニュージーランドの首都ウェリントンは彼に敬意を表して付けられた名前だ。 [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <フランスはナポレオンの長男がナポレオン2世として帝位を引き継ぎますが短期間で退位し ルイ18世が王として帰還します。 ミ∧ フランス革命の後の混乱はこうしてひとまず落ち着きます。../ ・ |ミ (_)' |ミ <この後も色々あるのだが、それはもう別の話だな。 479 名前:軍事板から6月18日特別企画後編(11/11)[sage] 投稿日:2008/06/20(金) 18 09 02 ID 1M380ipr ,,,,,,,,,,,,,,,. [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <というわけで、ワーテルローの戦い、終わりです。 ミ∧ ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。../ ・ |ミ (_)' |ミ <通説に沿った形でまとめたつもりだが、異論は多いと思う。 ,,,,,,,,,,,,,,,. そのあたりは許してくれ。 [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <以上、軍事板でした。◆全板トナメ・他板交流所 軍事板総司令部20◆http //hobby11.2ch.net/test/read.cgi/army/1213084424/ついしん ,,,,,,,,,,,,,,,. [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <ラシのお誘い待ってます。 ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ <元々票は無いからにぎやかしだけだけど
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3801.html
フェイト・テスタロッサ・ハラオウン 刈割/切通 初日/8時34分52秒 ―――ひっ ひぃ ひ ひぃ ひひっ ひ ぃ――― 乱れた耳障りな呼吸。 無意味に振り回される錆び付いた鍬。 血のような赤に染まった水、それに満たされた棚田。 フェイトは目を開けた。頭痛の余韻がまだ頭に残っている。自然と眉間に皺が寄り、思わず手で額を押さえた。 取り敢えずのところ、近くに屍人はいないようだ。 しばらく頭を休めてから、再び濃霧に包まれた山道の中をさまよい始める。 雨に濡れた砂利と泥を踏む度に、ぐじゅりと嫌な感触が足に伝わった。湿気で満ちた質量のある空気で、息が詰まりそうだ。 実際はそんなことないだろうが、これが夢なら今すぐ醒めてほしい。 疲労でいささか働かない思考回路の中、フェイトはそう思った。 目覚めてから夜が明けて現在に至るまでの数時間、フェイトは取り敢えず人がいる場所を目指して歩き続けた。 真夜中に起きた地震はかなり大きかった上に、爆音で流れたあのサイレン、赤い雨。現地でも必ず騒ぎになっているはずだろう。 そう考えて辿り着いた人里で、フェイトは予測の範疇を大きく超えた光景を見ることになった。 村には、屍のような姿に変異した現地の人々が、なんの疑問も抱いてないかのような振る舞いで『生活』していた。更に雨だけではなく、村の水という水が、血のような赤に染まっていた。 人間のフェイトからすると、その光景はさながら『地獄』に例えられるものに見えた。 そしてそのどこにも、フェイトの、人間の居場所などは無かった。 なぜ彼等がそうなって、なぜ全ての水が赤く染まったのか原因は分からない。 だが彼等はフェイトを見つけるやいなや攻撃を始め、その命を奪おうと追い回してきた。 現地人に対する攻撃を認められていない現状を考慮した上、ショックと恐怖の中で逃げることしかできず、フェイトは与えられた能力を頼りに人気の無い場所へ逃げてきたのだ。 それからは多発している不可解かつ厄介な現象を前に、原因の手掛かりに成り得るものを求めて歩き回った。 しかしここ数時間、そういったものはまるで見つかっていないし、その上正常な人間と思しき生存者達も見当たらなかった。 (ティアナとキャロも見あたらないし……二人ともどこにいるんだろう、無事ならいいんだけど) 無事だとしたらティアナもキャロも、既に村の外に行ってしまった場合もある。 いないようなら、その時は村から出て行き、都市部まで様子を見に行くしかない。 考えたくは無いが、この赤い水で満たされ、人々が異常な状態になる事象が、この地帯だけでなく、他の地域でも多発的に起きているという可能性もある。 (これが大規模に起きてないことを祈る……けど、私が無力であるうちは、あること無いこと考えてても仕方ない、か) 由緒ある局の執務官として、ライトニング隊長として情け無いが、魔法も使えないこの状況で、頼りになるのは仲間の、管理局からの救援だ。 現時点ではそれに望みを託すしかないだろう。 その中で自分のやるべきことと言えば、やはりキャロとティアナと合流して、無事にこの状況を切り抜けること。それと出来ればこの異変の原因を探ること。 いずれにせよ、異変の発端となった地震や、数時間前にも鳴り響いたサイレン、それに赤い雨や水、突然授かった超能力、変異した村人達は何かしらの関係があると考えていいだろう。 もしかしたら、管理局もまだ見ぬ地球に眠っていたロストロギアが発動したのか。その可能性も否めない。 (それで赤い水が現地人の変異の原因だとしたら、私も危ないのかな) 絶対にあってほしくないが考えられる中では一番有り得る可能性だ。 思わず頭の隅で、村人達と同じように目から血を流し、意味不明な言葉を呟きながら徘徊する自分を想像して、嫌悪感と静かな恐怖に気持ちが揺らぐ。 だがフェイトはあくまで自分がライトニングの隊長であることを思い返し、冷静を取り繕って手のひらを見た。 (私の身体にはまだ何も異変が無いみたいだけど……ん?) ふと、手のひらの向こう、深い霧に包まれた切通に目が行く。 そこに仰向けに倒れている誰かの姿が見えた。 変異した村人かと思いフェイトは警戒心を強めた。 目を瞑り、意識を倒れている誰かに向ける。 しかし視界は真っ暗なまま、何も映らない。気絶でもしているのだろうか。 そう思い、目を開けて能力を切る。 それから相手が人間であるという場合も考え、フェイトは身構えながら、倒れている人物近付いた。 近付いてみて、フェイトは思わず息を呑んだ。 倒れていたのは、肌が死体のように青白いわけではなく、目から血も流れていない、人間の若い男だった。 歳はフェイトと同じぐらいだろうか。 現代の日本では余り着られないような古風な服装、レースの編み込まれた白い長袖のシャツと、脚のラインが目立つ黒い長ズボン。 真ん中で綺麗に分けられた髪型に、割合整った顔立ちが特徴的だ。 しかしその目は固く閉じられており、微動だにしない。 「大丈夫ですか!?」 人間だと分かると、フェイトはすぐさま駆け寄って男に呼び掛けた。だが反応は無い。誰かに襲われたのだろうか、男は気絶しているようだ。 目立った外傷も無いことを確認して、フェイトは男の肩を掴んで軽く揺らした。 「聞こえてますか!?しっかりして下さい!」 揺らしながら呼び掛けていると、やがて男の眉間がピクリと動いた。眉を潜め、「うぅ……」と呻く。 (よかった、生きてる)とフェイトは安堵して、男の目覚めを待った。少ししてから男は薄目を開け、ゆっくりと瞳をフェイトに向けた。 「ん……誰、だ?」 切れ長の目を瞬かせて呟く男。それからフェイトの返答を待たずに、やや苦しげに表情を歪めながら、男は上体を起こした。 「大丈夫ですか?」とフェイトが恐る恐る聞くと、男は何も言わず軽く手を挙げて、フェイトを黙らせた。 「余所者……外国人か。日本語が分かるのか?」 男は後頭部を手で抑えながら立ち上がって、フェイトに振り返ると、怪訝そうに眉を潜めた。 「はい。もしかして、あの村の人達に襲われたんですか?」 男に聞き返しながらフェイトも立ち上がり、膝についた泥をはたき落とす。 男はフェイトの質問に「いや……」と否定して、呆然と間を空けてから、突然気付いたようにフェイトを見た。 「そうだ、髪が長くて黒い服を着た少女と緑の服を着た余所者の男を見なかったか!?」 いきなり慌て始めた男にフェイトは驚き、やや言葉に詰まりながらも「見てません」と答えた。 すると男は舌打ちをして、怒りを堪えるかのように右往左往し始めた。うろつきながら「あいつ絶対に許さないからな」などとも呟いている。 余程我慢ならないことがあったのか、男は歯を噛みしめ、悔しさを隠そうともせず態度の全面に表している。 「秘祭には美耶子が必要なのに……誑かして連れて行きやがって」 ひさい?みやこ? フェイトは男の様子と言動に引っかかりを覚え戸惑う。 みやこ、というのが黒い服を着た少女のことなのだろうか。幸運なことに、この男は少なからずなにか情報を持っているようだ。 しかしながら話そうにも、男は右往左往したまま完全に自分の世界に入り込んでしまっている。 とりあえずフェイトは、無理矢理にでも話の糸口を掴むために自分から名乗ることにした。 「私、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンって言います。日本に留学している大学生です」 留学で来た大学生というのは、勿論その場をやり切るための嘘だ。 男は苛立ちを表情に孕ませたまま、フェイトに向き直る。 「ん、フェイト……なんだって?」 海外の名前に聞き覚えが無いのだろう。男は変なものを見るような顔でフェイトに聞き返す。 「フェイトでいいです。あなたは?」 「……神代淳。この村を束ねる神代家の、次期党首だ」 (村を束ねる……) 淳の話が本当かどうかは分からない。しかし党首ならこの村について、それに伴いなにかこの異常について知っているかもしれない。 疲れているからか、そんな安直な望みが頭に浮かぶ。そもそも現地人という立場から何かを知っている可能性もある。 だが、まずは有力者の次期党首を自称する淳が、どうしてこんなところにいるのかという疑問から聞かなければ。 「神代さんはどうしてあそこに倒れていたんですか?村の人に襲われたわけじゃないんですよね?」 自分は査察官ではなく、執務官だ。 対人交渉に長けているわけではないが、せめて管理局の法を違反した者を取り調べる時のように、なるべく語調を柔らかくして話を探る。 しかし淳は眉を潜めて、鬱陶しそうに睨み返してきた。 「助けてもらったことは事実だし、それには礼を言うが、お前の質問に答えなければならない義理はないね」 威圧的に言葉を返す淳。気絶のダメージと疲労で気が立っているのだろうか、とフェイトは思いながら、対話を続けようと試みる。 「答える義理はなくとも、あんなところで一人で倒れているなんて危ないじゃないですか」 「ここは人間のいるべき場所じゃないのに危ないも糞もあるか」 だが淳の高圧的な態度は変わらない。 しかし、まるで何かを知っているかのような口振りだ。やはり現状の異変に関して、情報を持っているのだろうか。 このまま顔色を窺って聞き出すこともできるが、状況が状況なので、フェイトは早速聞きたい話を切り出した。 「人間のいるべき場所じゃないって……何か知ってるんですか?」 「なにがだ?」 「この状況について、です」 問いただすフェイトに、淳は小馬鹿にしたような笑みを浮かべて「さあな」とだけ言い放つ。 この時点で、先程からの上から目線な態度は淳の素なのだろう、とフェイトは理解した。 しかし同時に、淳の醸し出す『裕福で傲慢なお坊っちゃん』といった雰囲気の裏に、何かを隠していることをフェイトは確信していた。 「この村の有力者なんですよね?それにさっきも『ひさい』がどうとかって」 「そんなの、お前が知ったことじゃないだろ」 淳は話を強制的に切るように冷たく言い放つと、しびれを切らしたのか、フェイトを残しておもむろに歩き出した。 だがここで彼を逃すわけにはいかない。この事態を招いた何かについて、淳が何らかの情報を持っているだろうから。 立ち去る淳をフェイトは咄嗟に追いかけた。 「必要あります!」 「知るか、とにかく僕に答える義理は無い」 あくまで冷たくあしらうだけで、こちらに振り向きもしない。フェイトは思い切って足を踏み出し、淳の目の前に回り込んだ。 さすがに淳も、一瞬驚いた表情を見せて、足を止める。淳の切れ長の目を、フェイトは真正面から見つめた。 「私の、大事な仲間が巻き込まれてるんです……お願いします、なにか知っているなら教えて下さい」 突然のフェイトの挙動に、淳は言葉を詰まらせ、視線を泳がせる。これは行ける、そう思ってフェイトはもう一度「お願いします」と静かな声で頼んだ。 すると淳はフェイトの身体と顔の間で、何度か視線を往復させてから不適な笑みを浮かべた。 「ふん……仕方ないな。まぁ既に災厄は起こってしまったんだし、少しくらいは教えてやるよ」 「あ、ありがとうございます!」 淳に頭を下げ、やった、とフェイトは内心で喜んだ。どうやら探りは上手くいったようだ。 「来い」と言い、つかつかと先を行く淳の足取りに合わせて、フェイトもその後をついて行く。 実のところ淳はフェイトの美貌、そして育った胸や体つきに目を付けただけなのだが、フェイトにそれに気づく感性は無かった。 ――――――――――――――――― やがて林を歩いていると、前方の道が横たわる大量の土砂と倒れた樹木によって途切れていた。あの地震によって地面が崩れたのだろう。 しかし偶然にも途切れた道の左手に、フェイトの目線程の高さがある、石の積まれた生け垣のようなものが土砂から覗いており、その上を通っていけば向こう側の空間へと行けそうだった。 上ると、それは生け垣というより何かの台座のようだった。 土砂に一部飲み込まれた表面には少しだけ生け垣の上には例の赤い水が薄く張っている。 フェイトはそれを気持ち悪く思いながらも、2メートルほど先で途切れている生け垣をさっさと下りていく淳の後を追った。 生け垣を下りると、目の前には棚田が広がっていた。 深い霧で先は見えないが、棚田は全て石を積み上げて作られており、見たところ先の生け垣も棚田の一部だったようだ。 その棚田を飲み込んでいる崩れた土砂に、街灯を押し曲げられ、倒れかかっている。 田のいずれもが赤い水に満たされており、それらはまるで山伝いに上へと伸びる、無数の血の溜め池のようだった。 そんな異様な光景に、フェイトは恐れおののきつつも、その中を先導して歩く淳から話を聞いていた。 聞くところによると、淳はこの村の教会に向かっているようだ。そこは比較的安全らしく、避難して来ている人も少なからずいるらしい。 もしかしたらキャロやティアナもそこにいるかもしれない。日本奥地のこんな閉鎖的な村に、西洋宗教の教会があることに疑問を感じつつも、フェイトは望みを掛けてその教会を目指してついて行くことにした。 棚田を囲むように通っている広い道をゆっくりとしたペースで歩く二人。変異した村人の確かな気配を近くに感じたが、とりあえず今のところは自分達が気付かれるような位置にはいないようだ。 相変わらず深い靄に包まれた景色の中で、周囲を壁のように囲む山の稜線が巨大な影となって見える。 妙に閉鎖的な雰囲気が漂う場所だな。かつて日本に住んでいた経験があるにも関わらず、まるで知らない場所にいるかのような気分だ。 そうフェイトは思いながら周りを見渡していると、ふと棚田の中に立つ、木材を奇妙な形に組んだ案山子のようなものを見つけた。 しかし手袋や農夫の格好をしているわけでもなく、そもそも人の形をしていない。 更によく見て、フェイトは息を呑んだ。 犬だろうか、剥がされた獣の皮らしきものが無造作に縫い合わされ、組木の天辺にかぶせてある。 なぜ閑散とした棚田の中にそんな禍々しいものが立っているのか。そんな、組木を凝視するフェイトの様子に、淳が気付いた。 「あぁ、あれは眞魚字架だな」 組木を一瞥しながら、なんともないように淳は言った。 「マナ字架?」 「この羽生蛇村に古くからある眞魚教の象徴だ」 「マナ教……」 その名前を確かめるように、フェイトは呟いた。聞いたこともない宗教だ。教会と聞いたからにはキリスト教やそれに似た宗教かと思っていたが。 一応、マナ教という名前に注意をしつつも、フェイトは一番聞きたい情報を得るために、話を切り出した。 「……ところで、神代さんはどうしてあそこで倒れていたんですか?」 すると淳は恥じているのか、しばしの沈黙の後、やや言いにくそうにしてから答えた。 「妹と、緑色の服を着た男にやられたのさ」 「妹?それが、みやこっていう?」 「ああ」 誑かしやがって、という先程の言葉を思うに、その男に妹が教唆されて淳を襲ったということなのだろう。 「それでその……緑色の服を着た人というのは?」 「さあな。ただ、あの出で立ちは外部から、都市部から来た奴に違いないだろう。 秘祭を盗み見ていた上に美耶子を誑かしやがって」 淳の口から、また『ひさい』という言葉が飛び出した。フェイトはそれを糸口に、淳の知っている秘密を聞き出そうとした。 「その『ひさい』ってなんなんですか?」 すると淳は振り向き、フェイトを睨み付けて、即座に答えた。 「その名の通りだろ。一部の者以外に知られてはいけない祭、儀式だ。 だからもちろん、お前にその内容を教えることはできない」 その言葉から『ひさい』が『秘祭』と表記するだろうことは予想がついた。淳の様子や言動からしてそれは、村の中でもタブーな存在なのかもしれない。 みやこ、という淳の妹も何かしらの役割としてその儀式に必要な人物に違いない。 そう考えると淳が、秘祭を盗み見てみやこを連れて行った『緑色の服を着た男』に怒りを覚えるのも仕方がないと思える。 しかし、ふと推理して思った。 それがこの異変となんの関係があると言うのだろうか?あるとして、そこに一体どんな秘密があるのだろう。 疑問に思い、フェイトは即座に淳に質問を投げかけた。 「その秘祭、というのはなにかこの異変と関わりが?」 「あるさ。儀式が失敗したから、俺達は神である堕辰子の怒りに触れて、この異界に放り込まれたんだ」 「はい?」 思わず聞き返したフェイトに、淳は鬱陶しそうにため息を吐きながらも、同じことを繰り返した。 「だから儀式が失敗したから、俺達は異界に放り込まれたんだよ」 思わず足取りが止まりかけつつ、なんとか歩みを続けながらも、フェイトは口を開けたまま絶句した。 とりあえず、その儀式とやらとこの状況が直接的に関わりがあると淳が言っていることは分かった。しかし、神に『だたつし』、異界……話が突飛過ぎるが、淳に嘘を言っているような態度は無い。 混乱して口を噤んだフェイトの方に、淳は怪訝そうに目を細めて振り向いた。 「どうした?今度はだんまりか」 「いや……その」 色々聞きたいことはある、が、ありすぎて逆になにから聞けばいいのか分からないというのが、フェイトの心境だった。 「驚いたにしても、お前は表情が分かりやすいな。流石は外国人だ」 冷ややかに笑う淳を前に、フェイトのこんがらがった思考回路は徐々に解けていった。だたつしとは?ここが異界なのか?異界とはどういう意味なのか? 質問は多々あるが、先程の言葉をそのまま受け取るなら、淳は自分から、自分がこの状況の原因と関わっていると自ら白状したようなものだ。 本当にそれが原因なんだとしたら、その秘祭とやらは管理局で言う重犯罪に判定されかねない危険なことなのかもしれない。 それに原因が分かれば、この状況への打開策が見つかるかもしれない。なんとしても、その秘祭とやらの全容を知っておかなければ。 「……その儀式はなんのための儀式なんですか?」 「お前は俺の話を聞いていなかったのか?秘祭の内容は一切教えられない」 やはりそう簡単には教えてくれないだろう。歯がゆくて、苛立たしく拳を握り締める。もし魔法が使えたなら、局員を名乗って少々強引だとしても話を聞き出せるのに。 「じゃあ、だたつしってなんなんですか?なんて書くんですか?」 「ふん、それを知ってどうする?」 更に小馬鹿するように鼻で笑う淳に、流石のフェイトも語調が強くなる。 「知りたいから聞いているんです!」 「それが人に物を聞く態度か?」 フェイトの大声に反応し、淳も表情に冷たい怒りを見え隠れさせる。 しかしフェイトも、この期に及んで傲慢な態度をとり続ける淳に対し呆れにも近い苛立ちを覚えた。 「物を聞く態度って……こんな状況なのにどうしてそんなことを言えるんですか?」 幾分か感情を表情に出しながら、フェイトは言った。すると淳はあからさまに不快な顔をしながら「ちっ」と大きな舌打ちをして、何も言わずにフェイトから顔を背けて歩き始めた。 「ちょ、ちょっと!まだ話は……」 フェイトがその腕に掴みかかると、淳はその手を引き離そうと激しく抵抗した。 「うるさい!離せ外国人!」 「あなたこそ!どうして話してくれないんですか!?」 「何度も言ってるだろ!痴呆なのかお前は!?」 「痴呆って……」 雨に濡れた泥道の真ん中で堂々と掴み合い、大声で怒鳴る淳と、それに比べれば静かだが普段よりは荒げた声で言い返すフェイト。 淳に掴みかかりながら、こんな姿を局の仲間達に見られたらきっと呆れられ窘められるだろう、とフェイトは不意に思った。 だがそれも全ては、仲間達の元に戻ってからの話である。そのために、この男の持つ情報は必要不可欠なのだ。 「とにかく話を!」 「うるさい!」 淳が叫んだ、その直後だ。 ぱぁん どこからともなく甲高い、乾いた破裂音が聞こえてきた。ほぼ同時に、淳を掴んでいたフェイトの腕に何かが掠る。 即座に鋭い痛みが腕に走り、見ると服が切れ、裂けた皮膚から血が溢れ出していた。 淳とフェイトは途端に黙り、血相を変えて離れた。辺りを見渡すが人影は見当たらない。 あの音、服の切れ目から焼け焦げたような臭いがする。 (は、発砲……!?) 間違いない、誰かに銃器で狙われている。フェイトが腕を押さえていると、すぐ近くの茂みからがさがさと音がした。 即座に振り向く二人に、鉄の塊が向けられる。 「了 解…… 射 殺 し ます」 そう言って二人に拳銃を向けていたのは、目から血を流した蒼白の警官だった。 息を呑む二人に向けて、警官は容赦なく引き金を引いた。再び鳴り響く発砲音に二人は身を竦める。 放たれた弾丸は地面に着弾したらしく、足元から甲高い音が聞こえてきた。 「くそっ!!」 淳はそう言い捨てると、即座にその場から元来た道に向かって走り出した。 フェイトは、淳を追おうと駆け出しそうになった衝動を抑え、逆方向の道に目をやった。 (……仕方ない!) 淳から聞き出したいことは多々あったが、同方向に言ったらあの警官に追撃され兼ねない。 まずは命だ。二人とも安全に退避するため、警官を攪乱するためと、フェイトは淳とは逆方向へと駆け出した。 「待ち なさ あ ぁあ い」 警官は制止を呼び掛けながら、フェイトの背中に向かって発砲した。 飛んできた弾丸は、揺れ動くフェイトの金髪を結ぶリボンに当たり、それを引き裂いた。 広がる髪の毛も意に介さず、フェイトは全速力で走り続ける。 今の騒ぎで他の村人達にも気付かれた可能性がある。一刻も早くこの地から去りたかった。 途中、橋が崩落した堀があったが、勢いでそれを飛び越える。 着地してからも走り続け、傷付いた腕を庇いながらフェイトは思考した。 まだ淳の言ったこと全てが信用に足るかも分からないが、先の話を信じるとなると、今起きている異変は、この村に根付く土着信仰と何か深い関係にあるらしい。 近頃管理局を騒がせているレリックや戦闘機人が絡んでいるという可能性も無きにしも非ずだ。 だが、淳に会ったことでフェイトの行動方針は固まった。 一つは、淳の零したマナ教とやらの概要、秘祭や『だたつし』についての調査。また一つは緑色の服を着た男と『みやこ』との接触。 キャロとティアナや、他の生存者との合流は引き続き目指すとして、まずは淳の連れて行こうとした『教会』に向かいたい。 (でも、その教会って一体どこに……) 問題はそこだ。淳からは教会とやらの場所を聞いていないためにどうやって行けばいいのか全く分からない。 ただ漠然と、『ここの近くにある』とは言っていた気がする。それに淳が先導していた道はこの方向だったし、なんとかなるかもしれない。 (……でも取りあえずは、ここを離れなきゃ) こちらへと向けられる無数の意識達を、例の能力で確かに感じながら、フェイトは泥を蹴散らして道を駆け抜けて行った。
https://w.atwiki.jp/senshusucc/pages/256.html
空は見ないで… | 赤城セン 空が青ではなく赤であるのでそれがかえって良い。 ヒラコーLOVE。 コンクリの鉄がはみ出してるのがいいです。 現代アートっぽい空がすばらしい ビルなどの窓など一つ一つ細かく描いていてすごいなと思いました。描いてある人なども立体的に描かれているところが良かった ビルの崩壊具合が、細かくて上手でした。 圧倒される感じ 絵に動きがあって良い ストーリー性がある たてものや人がうまくかかれていた。 建造物の細かいところまで描いていてすごかったです。 描きこみが細かくて良かったと思います。 画の内容は分らないが細かくよく画きこんでいる 見るなと言われたら見るねっ。煙の描き方がやや不自然。カケアミはもう少し細かく、方向を揃えると綺麗に見えます。あと、人物と建物の両方が目立っているので、絵を見るときにどこに視線を向ければ良いのか決めづらいです。建物は、もっと割窓があった方が崩壊してる感がでたかな。 軍隊モノ大好きです。ただ赤い服の人があんまり存在感がないように思います。 赤と緑で統一感があって見やすいです ヘリとかビルとかすごい凝ってると思います。人が今にも向かってきそうな感じがします。 建物に視線がいきます トイ-ストーリーのアーミーマンを思い出した 風邪の時はありがとう。僕は生きてます ミリタリー好きなので…。この画面から出てくるような兵達は人ではないのでしょうか?一人だけ軽装でいて印象的に座している赤赤の男は何者なのか気になります。序章であってクライマックスである印象を受けるのでゼヒ物語として読みたいです。 色づかい、ぬりが独特。上下で上手く分けられており、キャラクターの動きが際出っている。すごい 全体的な色合いもよく、画力が安定していて良いです。状況を見るに、もう少しビルが「今崩れている感」が出てても良いのでは。 とにかく細かく描いていて、画面の密度が濃ゆくていいです。空の炎も、あつ塗りでしていて燃え上っている感が出ていて良いと思います。 混沌具合が良くわかります。色も印象に残るのでいい選色だと思います ビルの壊れ具合が良いです。ヒビとか良いです。 人物が一人一人違う動きしていて、それでいて細かい所まで描き込まれていてちょっと感動。 爆炎もがんばると全体的にもっと締ると思う 焼けつく空が印象的… 人物が今にも動き出しそうだと思いました。 天を仰ぐ婆さん(14) | cybulski 鉛筆だけでの明暗の付け方が上手だと思いました。 独特な感じがいいと思いました。 内定おめでとうございます。 モノクロなのにすごい存在感感じました。 何か作者混とんとした精神世界を感じた…。 壁の左側の高さに疑問。暗さと明るさのコントラストがしっかり表現できてる。 内定おめでとう!! や、やめろ、そんな、目で俺を見るな…… ものすごく印象深い絵でした。この独特なタッチは素晴らしいと思います。 内定下さい。 逆さしてみてもいい作品です 逆さにして見たかったです。内定オヤです。 パット見。 ベク…なんとか的な。 コメントとの不一致が何とも。 怖い 内定おめでとうー!! デッサン画としての傑作品だった。 今までにみたことがないような不思議な印象ですね。 ちょっと不思議な感じがよかったです。 エンピツがよい 武士(もののふ)たちの休息。 | 木五倍子(きぶし) きれいな絵で好きです。 色えんぴつの色あいがきれいでした 色鉛筆を用いて色んな色が表現されていて良いと思います。 願わくば、女の子はもう少し大人の方が… 色えんぴつで、こんなにも繊細な絵が描けるなんてすごいです!! 普通にうまいです 色えんぴつはCGと違って温かくて良いですね。 色づかいがすごくキレイです! 色使いがめっちゃ上手ですね! 色がキレイ 色がキレイでした。色エン大好きです笑 色えんぴつのあったかさが出てました。 柔らかいのにはっきりした色鉛筆の色合いがとても印象的です。2人とも可愛いかつかっこいいですね^^ 光がさしている所とか、細かいところまで力が入りまくってて良い。 色のつかい方がスゴい 色づかいがきれい。 また来ました。(佐藤りんご) 色えんぴつだけでキレーだと思います。 色使いがいい びっくりしました(;O;)きれいすぎて…!色鉛筆ってこんなにキレイに表現できるんですね!色のかさね方など是非おそわりたいです…やばい(^q^) ロリ好きなので。色えんぴつがやわらかい感じ。のとまみ希望 ヒトメボレしました キャラもカワイくて色あざやかで好きです。 とにかく上手だと思いました。色使いが特に好きです。 色の使い方や、タッチがとても繊細で綺麗です。太陽の日射しの描き方が上手だと思います。 お団子がおいしそうです← うまい!普通に読んでみたい 色づかいがきれいで浴衣でアップの女の子にもえました。 色えんぴつであざやかで上手でした。 武士がメインではないようですが…文句なしにお上手ですね!ちょっとうちの姉を思い出しました…。塗り方とか。 色えんぴつがきれいです。ペンとかよりもすき。 相変らず上手いのう。 色鉛筆でここまで描けるのはとてもうらやましいです! キレイですね。団子おいしそう。美味でございます~~~(?) 色えんぴつな感じが好きです。光とか影の感じとか好きです。 色彩がきれい 表現するのがかなり上手。 色えんぴつでここまで描けるなんて!グラデーションも美しいです。光の入り方もきれいです。 色えんぴつでここまで着色できるのが本当にすごいと思います。 色のバランスもとても良く、きれいな作品だと思った。 きれいだし、かわいい。タッチと画材があってて、とても上手だと思います。 色の組み合わせがステキ!!目を引きます!せんぱいがちゃんと活動してるって、コタロウにちゃんと報告できてうれしいです。(佐藤) きれい 色がきれい 色えんぴつでの表現がきれい。24色なのに多くの色で描いているよう。 色使いがきれいですね。明るくあったかい雰囲気で好きです。女の子の肩が見えている辺りが。← 和服!! 色鉛筆の風味がとても素敵です。 色の使い方がきれい。表情がかわいい。 色がとてもきれいです オレンジ色が新鮮で目に止まりました。 もう何も言う必要がないです。 色彩がとてもきれいだった。 色えんぴつでここまできれいに大きく描けるなんてすごいです!! うまい。まじでうまい。 色がすごいキレイ!! 色エンピツとか、すごいです。うますぎです。 女の子がすごくかわいかったです。あと、色づかいがすごく好み。 色づかいが素晴らしいです。 絵のタッチがいいと思う。 何かを感じとった。 純粋に上手いと思った。 うますぎ!!プロ? 色エンピツでここまでの技量はすごいと思います。 光の表現がキレイ 色づかいがきれい。手とか体もうまい 色彩がいいです。 絵がとてもかわいい 色のぬり方が好きです。色えんぴつが優しくて好きです。 色えんぴつのぬり方がきれいです。 色えんぴつの使い方が凄く上手だと思います。欲しいです(卒直に)色えんぴつテクニック下さい(卒直に) 手前の女の子、特に口元がかわいい。 色鉛筆と修正ペンだけでここまで描けるなんてすごすぎです。色使いすごい綺麗です。 うおおおおお 鉛筆のあたたかみが最大限に引き出されています 色えんぴつの色づかいがすごいです。あと設定を表現できていていいと思います。 構図や絵のうまさはもちろんですが、黒を主線にしていないのは見習いたいです。 やわらかなタッチとやわらかい彩色が見事ですとしか言えません…ちょっとおてんばな女の子と寡黙な武士の組み合わせが印象的でした。このイラストも背景にある世界観と、2人の物語が気になります。 本当にすごいです。女の子かわいいですし、男の人もかっこいいです。ごちそうさまでした。 色あざやかな色彩がとても好きです。背景と比べて、人物のだいだいがすこし強すぎかも。 なんかもう…すごかったです! キャラ配置と彩色が上手い すごい侍さんが好みでした。色づかいもきれいでひきこまれました。 断トツ感が相変らずパネェと思います。オレンジ中心なのが、全体的に明るい印象を持たせていて好きです。団子になりたいなぁ―― あたたかい色合いきれいです。 暖色の割合が多く、若干目がチカチカしてしまいました。武士の人を冷たい色調にしたら対比が生まれてよかったかも。 なんかもう全て。 かきこみぱない。かげのかき方がすさまじい。 色えんぴつの色の混じり方が、やわらかくてきれいですね。元気が出る色です。 ウルグアイ | 三須照安 優勝はスペインだと思う 太ももが肉々しい ちょっとおっぱおがゆがんでるかな…と、左胸がちょっとふくらんでいるように見えない よく見るとひどい絵だなオイ。無論良い意味で。下着(?)とふとももの肉感がこだわりを感じる。物にまん中の影のつき方などが筋肉質とかわいいの、中間をいっていて良いでしょう。 女性の体の描き方がウツクシイです。体のラインがやわらかそうでイイす。 良いムネ!!肌の彩色を参考にしたいです!ちょっと筋肉質な女の子の太モモに目を奪われてしまいます。汗をかいているのもイイですよね! おっぱいおっぱい! こだわりを感じた…!|^0^|おいよいよー! 見事なまでに素晴らしいプロポーション 肉感がハンパない おっぱい!おっぱい! 下乳露出でも良かったのでは? おっぱい。 一番萌えた。 体のバランスが上手です! かわいい うちの妹を思い出しました すけすけちくび~~ カワイイ イラスト集下さい。 やくどう感あふれる姿がよく表現されていてきれいですね。 ムチムチかげんがいいと思った。もっとエロくしてくれ。はみちちがよかった。 上手い 色っぽい |^0^| にじ | ツボーイ 淡い色づかいが大好きです。もう少し濃くても良いですが… 絵柄が可愛らしいし、色も淡めで綺麗です。 柔な感じです。 君が描く女の子はいつもツリ目で可愛いんだが…この子は…う~ん、60点 めっちゃカワイイです。色えんぴつの感じと絵が合ってていいと思いました。 あどけない顔がいいと思いました。なごみました。 淡い色づかいがキレイ。 色がキレイにでてると思った。 かわいいです! 色えんぴつがキレイ。ジョウロとモエの組み合わせがステキ。 色鉛筆のやわらかいタッチと淡い彩色が良いと思った。 やわらかい色づかいが目を引きました。全体的に光を感じ、羨ましいかったです。 人間がしっかりと描けているし、色えんぴつ独特のあわい感じもあってふんいきも良くきれいです。少々表情がかたい気がするので、目の輝きをはっきりさせてもいいかもしれません。 色鉛筆の特色を生かしきれていると思う 色えんぴつのほんわかした感じがきれいでした。 毎回淡色を用いた作品がさわやかな雰囲気です。背景を描いてみては? やわらかいタッチが良い。かわいいですおいしいです シワと影が丁寧に描き込まれていてきれい。上の余白がちょっと残念かな このタッチの薄さにして、濃淡が出てる!ふしぎ! 影の部分とかがいい やわらかなシャボン玉がきれいです。 色鉛筆の柔らかい雰囲気と女の子の可愛さがぴったりで素敵だと思いました。 にじとキャラクターのファンタジーな感じがとても合っている。 某後藤○子さんの演じるメイドに似ていて良い 色鉛筆特有のふんわりした感じが絵の雰囲気とあっていて素敵でした!かわいいです ロリロリが好きなので。カーボン紙もったいない。 田村ゆかりちゃんで 髪の毛の描き方がやわらかくて好きです。色えんぴつの使い方かわいくて魅力的でした。 ふわっとした雰囲気が好きです カワイイです。色もやわらかい。 色えんぴついいですよね 淡い色使いがすてきだと思います。 色えんぴつなどの、やわらかい感じが良いと思う。 かわいい 淡い着色がすてきです。 色合いが好きです。さわやか! かわいくてメルヘンチックで、うちの息子が好きそうだと思いました。 もう少し色数があればよかったと思います。 色えんぴつの淡い色あいが、全体として、すごくきれいですね。 むっっっちゃかわいいです いやされました!! ふわふわしていてかわいい!! ふんわりした色彩がステキです。 かわいらしいです。 空気がすごく好きです ふんわりなかんじがよかったです。 かわいかったです。 密猟的なアレ | 大島あたり さすがあたり先生!パネェっす!!わき腹から尻にかけてのラインが素晴らしいです。矢がささっている(?)太ももに血を入れた方がよかったと思います。 お前はもー!よくやった!人物も男性のがっしり感をよく描けているし、配色も上手いと思います。服の方にやや不安を感じるので、「服を着た人物」のデッサンをやると良いと思います。背景の線がややしっかりしすぎていると思いました。「描かない」テクも必要なので、カラーの背景を観察してみて下さい。 顔が!!…… 上達してる!! 心配ないさァアアア 上手です。リアルでカッコイイ。 骨格がしっかりとしていて筋肉の流れが綺麗です。森の暗さの彩色がイイ感じだと思います。 どうして放っておいたんだ… 左の男の顔がなんとも。 毎回毎回この発想というかセンスというか、脱帽せざるを得ません。背景がしっかり描き込まれているのも凄いと思います。 みなさん虎のセクシーさについては言ってると思うので他のとこを。背景が主線をいれる所、いれない所の差をはっきり出していて「雑草感」がでててカッコイイです。奥ゆきを感じます。 人体のデッサンの安定感は素晴らしい。草の描き方が上手。 最高!人虎の腰!腰!あたりさんの描く人物には色気がにじみ出ているっ!最高! インパクトもさることながら、草などの背景が細かくて上手いと思います。 これはいいガチムチ。筋力の表現が上手いと思います 虎をもっとアップ目にすると、この絵の中では主役ととらえてもらえるのじゃないかと。 肩幅、背中~しりにかけてのラインが良し もっと反抗的、あるいは屈服した表情ならばなお良かった 背景が質感が出ていて巧みです。絵全体に雰囲気を出していて良い背景です。逆に人物が浮いてしまっているところが勿体ない、肌の色はもっと思いきって塗った方がカッコヨくなると思います。 この発想はなかった。ただようエロスと背徳感…。 うっそうとした森の中の暗さが出てていい色づかいです。虎かわいい。 イラストの描写がリアルでおもしろい 繊細で美しい シュールすぎる。 僕もトラと同じ体験がしたいです。草の感じがすごい 良いインパクト。これは非常に滾る トラがホモっぽい 絵が上手い。 不気味なかんじがよかった。 このトラを主人公にしたドラマができそうでおもしろかった。虎がとてもセクシー! 虎の男にいいようのない背徳感があってよかった。 未知とのそーぐう的な。 どう見ても人です。本当に(ry 人のような虎がおもしろかった 何かグロくてすごいです。 虎?人?うまくかいているので 虎の表情が素敵 シュールすぎ… 不思議!! 絵がものすごくかっこいい 水中 | 結賀志貴 正直このサイズで仕上げてきたこと自体すごいと思います。抽象画的な絵で「水の中」というテーマを上手く表現できていると思います。人物-動物の大きさに統一性がないと感じたので(同じ大きさで、というわけではないです)、遠近を意識すると良いと思います。あと、風景などは人物より薄めの色をとるといいかも。 水中の透明感が足りないのでごちゃごちゃとした印象を与えてしまっています。水泡や日光等の白~暖色で色彩を加えればより一枚の絵としてしまったと思います。また、海洋生物が多くいてにぎやかなのは良いです。もっと、欲を言えば描き込みを多くすればより、おもしろくなったと思います。 雰囲気が出てて良いと思います。 細かい所まで良く描けている。ストーリー性があり、見ていて楽しい。背景に濃淡があれば、さらに良い 全体に散らされた白い絵の具が良い味を出していますね。ただ、左の女性が少々ガタイ良いなと思います。肩ハバをもう少し小さくしても良いかもしれません。 タコにもう少し色を出してほしかった。 コピックと絵具を使っていて面白かった。人魚サンマジ美人。 水の中を緑などを使用しあざやかに表現していてよかったと思います。 バランスもよいと思いました。 コピックと絵具を上手く融合して使用していると感じました。 アワの表現だと思われる白い点々なのですが、少々汚く見える所があるので、面どうかも知れませんが、一つ一つ描いた方がいいと思いました。思いました。色彩感覚はいいと思います。バランスよく描かれていると思います。 一つの世界を切り出したようなロマンのある絵は大好きです。人はだの色も水の中だとこう見えるというのを意識して描けるともっといいと思います。 海の世界の広さが伝わります。右下の娘がかわいいな…。 奥の背景と手前の人魚の差がいい 親しみを感じる作品と思えました。 Her Story | 冴凪さやか キャラごとに雰囲気があって良いです。ステキです。同じような色が下の方にかたまってる気もしましたけど… コミスタおつです。カットインが良い 少し武器の描写が残念だった こういうカットインかっこいいと思います。 あざやかな色づかいに目を引きました。色のバランスもよく、きれいでした。 絵にいきおいが感じられてかこいいです。 カットインはロマン!次はこれを使ったゲーム作りですね、分かります。 勢いやキャラの表情はよし。単色のアニメぬりだけだと少し単調に感じられるのでグラデーションなど使ってもいいかも。 何とも言えない色彩に 様々な個性ゆたかなキャラがいて良いです。背景をもう少し考えても良いかと思います。 躍動感があるところ カットイン最高!!夫々のキャラがカッコイイ。 迫力があって良いです。 かっこいい作品だと思った。 山とか | 穂角 幻想的で意味不明な状況にひかれる 風景がきれい 遠近感が良い。 引き込まれる キレイです。 絵の構図がとても素晴らしいと思います。 こういう構図好きです^0^女の子がかわいい! 色使いがかなり上手で、遠近感がうまくとれてて芸術的ですね 女の子がかわいい 山の色のぬり方が好みでした。 いいね色とか デジタル?山の光りぐあいがすきです。 バアレスの良さ。 ぼやけた感じがきれい バックがすっごくキレーです! ぼかしの風景が写真の様で、不思議な雰囲気。 絵がキレイ 人物と背景とのコントラスト(?)が何とも言えません。人物にフォーカスした写真を見ているようです 描きたいイメージがしっかりと伝わってきてよかった。 背景の美しさが目をひいた 水彩が好き。空の色とか緑とかクリティカルヒット 風景が綺麗です。(特に山の稜線) 光の放射のように山々の輪郭がぼけ見せたい被写体がきわだっててGoodです。 表現がユニークだと思った。 他のとは違う独特雰囲気が、目についた。とてもきれいだと思う。 「むかし」を感じました。 不思議な感じです… あの場所にただずむ女の子が印象的。 絵画としての遠近法がとても良かった。 後ろの山がきれい。 すごいキレイな絵だと思いました。 山とか、空とか、淡いかんじがすてきです。 自分の田舎に似ていると思った。 美しいです。 髪の毛が良い ひきこまれる感じが良いと思います。 田舎良いですね。見てる分には。人物と背景が上手くあっていて見やすいです。色選びも上手い。ただ、画風のわりに線がきっちりしすぎていると思います。線なしでも良かったかも。色や線で区切るだけではなく、色の濃淡で分けることを覚えると、かなりよくなると思います。 背景すごいしっかりしてるし、色の濃淡の感じもリアリティがあると思います。 夏っぽくてイイねー。バイト5日ぐらい休みもらってこの子とのんびりしたい キレイ、タッチが独特でひきこまれる 空が変化に欠けるので濃淡をいれてもよかったかも。 かすみがかる山の色あいがとてもよく感じました。 背景の構図と色づかいが上手い 背景がきれいで、どこかなつかしい気持ちになりました。 SAIの無限の可能性に気づかされた。 山と空の境界がとてもきれい。空気遠近法を使うなら手前のものはもっとハッキリしっかり描き込むべきかな。 空や人物の透き通るようなきれいさがいいです。木の一本一本の枝や葉のつらなりをもっとしっかり描くとよいと思います。 ストリート | 結賀志貴 何気にエロティック要素もありますね。すばらしい。色を塗るときには、「線」よりも「面」を意識すると良いです。背景の方がわかりにくいので、女の子に合うような角度を考えて見てください。あと、「ペンキで塗った文字」のような部分は、きっちりふちどりするよりはある程度線を描くだけにした方がよいです。 後ろにあるネコに存在感があります。 7の絵とは印象、タッチが大きく違って面白い。文字のレタリングが雑なので時間をかけてみれば良いと思います。卒業生のVSSAという人の作品が良い参考になると思います。人物の陰影は、奇麗にしあがっていると思います。 看板(?)の猫の指の飛び出て具合がリアルでした。 背景に消失点が無いように思います。レンガに対しはり紙がだいぶズレていると思います。人物と背景のパースが合っていない。書き文字がパースにのっていないのでういて見える。 ダイタンな構図で迫力がある。右下のさびしい部分が気になるかも…。 キャラデザが色気を出しかつかっこいい、という基本をおさえていて良いです。背景がパースがおかしいので、意識してみるといいでしょう。 色んなタイプの絵を描けていて、表現力が高いなと思いました。ただ、壁等に立体感がなくのっぺりした感があるので、床や他のモノでカバーするのはどうでしょうか。レンガの汚れた感等はよく描けていると思うので、そののっぺり感をなんとかするだけで、もっといい絵になると思います。 手をしっかり描けば、良いと思います。絵柄は良いと思う。 常識の中の非常識 | 冴凪さやか アニメと同じようなデザインを、工夫していて良い。真ん中の後ろの方のキャラが怖そうなキャラで、作品としての雰囲気がでている。 メカと少女と冒険モノ | KIRI メカが良く描けていて、面白いです。 メカと少女がメインにきていて良っす!! 今からでも漫画描いちゃえばいいじゃない!ボヤけているものの、広大な荒野が感じられる。線と線が重なる部分が粗い。遠目だけでじっくり見ても、楽しめる作品を見てみたい。(才堂フシト) やっぱ機械系がうまいと思いました。影のつけ方もうまいと思います。 漫画が是非見てみたい。背景とマッチしていると思います。 少女の腹~腰のラインがとても好みな綺麗で流線形なので今後参考にしたいと思います。メカも動力となる機構をイメージしやすくて、これから壮大な物語が広がっていきそうでワクワクしました! 金属の質感が出ていてすごく良いと思います。背景のボカシ具合も絶妙ですね。 キャラ、ロボ共にデザインがキッパリスッキリとしているので一枚絵だけでもストーリーが生まれてきそうです。背景がちょっとぼやけすぎている気もしますが、その分キャラが目立っていいです。 機械の描き方が上手。 線がキレイになっているなと感じました。キャラが立っているので背景が遠景になっていても、それが味になっていて良いと思いました。 ロボットが上手だと思いました。 年々うまくなるネ! 影の配色が統一されてるところと背景のボヤけぶりが、全体にまとまりを出していて良いです。女の子の目尻やロボの腰など線が揺らいでいるところが見られるのでそこを綺麗にすると映えるのでは、と思います。 メカニックの女の子可愛いです!ロボのデザインも好き。 可愛く、色づかいが良い メカ良い!! 塗りがすごいです! メカが超かっこいいです!! かげがきれいでよかった。こんな名前のゲームがあったような… かげまで細かくて、とてもていねいですごいと思いました。 女の子がカワイイ イラストや絵の展示会のアンケート回収をしたことあるんですが、一般的に人気をあつめるのは、明るい、元気が出る、ハッピーな絵があるような気がします。今回も3番も1番人気をかナと思いつつ、個人的には、12番が1番細部にわたってながめました。人物、メカニック、くも(背景)とても上手だと思います。 バランスが、いいかな。 少女の服装 レトロでメカメカしいのがカッコイイです メカのデザインがいいと思う。 かわいいと思いました。ぜひ描いて下さい。まんが。 きれいな色だと思った。 色のつけかたがものすごくきれいだった
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/343.html
ページ:1 2 作品 ■▲▼ 森など破壊しちまえ 森など壊し尽くしちまえ 俺らの中に森の幻想がある限り 森など守れるわけがない 森は神秘で自然は偉大なんて そんなことを考えている限り 森など守れるわけがない なんならいっそのこと森などすべて 破壊尽くしちまった挙句 いよいよ森の幻想しかなくなったぞ という時に泣きながら 森を守っておけばよかったとか言いながら 軒先に木々を植えて ローン尽きの一軒家にも僕の心の休まる 場所ができたとか暢気に言いながら 老後でも送りやがれ 壊すべきは俺らの中の「森」の幻想だ くだらない神秘とか偉大さなんて感じている 間は何一つとして森のことなどわかっちゃいない ってこった 安易な人間様のご都合主義に合わせてカスタマイズ された緑の思想を森に押し売りしている奴等なんか とっとと死んでしまえ お前らが笑顔で「自然」に押し売りする緑の思想のせいで 今日もどこかで森は色あせていく お前らは森を守りたいんじゃなくてお前らの中にある 「森」の幻想を守りたいだけなんだと早く言っちまえよ 森など破壊し尽くしちまえ 849-850 名前:森など破壊しちまえ[] 投稿日:2006/04/30(日) 13 44 44 ID klb3+A4Y 【コメント】 418 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/10(水) 16 36 18 ID WLgsnIjn 849-850『森など破壊しちまえ』粗暴で屈折した、しかし純粋な森への愛を感じました。ご本人は意識されてないかも ですが、この「森」の連呼!! あんなに森を好き好き云っていた 847-848よりさらに多いんです実は。 さながら声を枯らしながら「ロックは死んだ」って歌うロッカー。ただ、森の幻想を否定する(この主張自体には 結構ハッとさせられるものが在ったんですが)割には、真実・現実の森については全く語ろうとしていない。 「俺」も幻想の森しか知らないからかもしれません。所詮私らには"軒先の木々"程度がお似合いってことなん でしょうね。そんな風に思い巡らせてちと切ない詩でございました。 ■▲▼ ミドリイロ 僕は緑色の頭をしていた 天然パーマで広がりを持った この髪の毛はどこまでも緑色だった 赤毛のアンが染髪に失敗したみたいな緑色 昔は緑色の頭をした人がたくさんいたらしいけど いろいろあって死んでしまったらしい 大人たちはそのことについては あまり多くを語らない きっと、おかしい頭の色だから 排除されてしまったに違いない あるとき誰かが緑色の頭の人は 希少価値だから大事にしようと言い出した たしかに周りにいた緑色の頭の仲間は この町では数人しかいなくなっていた 言い出したのはお金持ちのおじさんで 自分に余裕があるから人のことをやさしくできるらしい 僕らにお金を出したり 緑の頭の人が増える何かの作戦なんかを 考えたり、よく分からないことをしている それでもやさしいから 僕はお金持ちのおじさんの それが偽善とか自己満足の類でも 嬉しいと素直に思った 相変わらずお金のない人は 僕の緑の頭を笑ってる そしてお金のない人の多い町では まだまだ僕らの仲間は殺されているらしい とてもとてもかなしいこと 僕の髪の毛はミドリイロ 昔はそんな人はいっぱいいたらしい だけれどだいぶ仲間は減ってきた とてもかなしいとおもう とてもかなしいとおもう 851-852 名前:ミドリイロ[sage] 投稿日:2006/04/30(日) 14 06 29 ID F52ODF/K 【コメント】 418 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/10(水) 16 36 18 ID WLgsnIjn 851-852『ミドリイロ』2連以降に登場する「緑色の頭をした人」という記述は成功したとは思いません。 "人"と固定してしまうことで小さく限定されてしまった気がします。そこまできっぱりと擬"人"化しなくても 良かったんじゃないかなぁと。「いろいろあって死んでしまったらしい」「おかしい頭の色」などのぼやかし方は この作品にピッタリ。でもって赤毛のアンのくだりはクール! とてもかなしいとおもう×2の締めくくり方は淡々 とした作りの本作の内に在っても安易の謗りを免れないかなぁ。 ■▲▼ 畏怖 足を濡らす羊歯 朝靄の森の入り口は白濁として 湿った匂いがたちこめる おずおずと開きはじめた草花は 羊歯の葉に寄り添うように顔をのぞかせ しんなりと冷ややかに雫を垂らす 初夏の落葉樹の木々が淡い色を枝にのせる 数メートルほどの空き地にあった柿の木は それと気付かれることもなく硬くしまった蝋細工のような浅黄色の花をたわわにつけた 少し斜めになっている幹に竜のひげやら、苔やらがびっしりと生えている 剪定されることもなくのびやかに枝をはりめぐらせ 人の背をはるかに越えた (もろい柿の枝は木登りにはむかない) あの花が実となっても到底人の手に落ちることはない 秋にはさぞや、鳥の群れの口を潤すだろうと まばゆくなってきた朝日に手をかざしながら緑に溶けてしまいそうな花を見上げる かさかさと音が聞こえ なにかが枝の上を走り去るのが見えた 明け方にはられたらしい蜘蛛の巣をかきよせて 目当ての水場へと足を速める 腐土を踏みしめる音 眼を覚ました虫たちが足元に纏わりつくのを手で払う (人気のない森は わずらわしくはないがにぎやかだ) 鳥が鳴いた 水場はすぐだ こんもりとした森は、低い平地の山の半分を占めているだけで もう片方はすでに市街地になっていた 山頂を越えてしまえば、名前もしらない誰かの裏庭にでる 耳をすませば 街の音が聞こえる 先月、喰うに困った狸が民家の庭で捕まった 今もそこで鎖につながれて飼われているという この森の持ち主を知っている 知り合いがふらつくぐらいは大目に見てくれる老人だった 誰のものでもない厳かな森のふりをしながら ほんの少し苦い想いをかみしめて他人の森を歩き回る (稜線をはさんで対照的な姿を見せる森は舞台の書割のようだ) どちら側に観客席があるのだろうかと ちらと考えてしまうのは 傲慢さがすぎるせいか 夜 この森へ足を踏み入れる勇気はない 夜こそ森本来の時間であり、森は暗い星明りの中でゆっくりと深い息をつく 息を潜めて、道の片隅から夜の森を覗き込めば 何でもあって何でもなく全てでもある何かが待ち構えているのを感じないか? (人の理に沿わないものを畏怖せよ) そして私は 森が恐怖をもたらしてくれることに 深い安堵を覚えて眠りにつく 853-854 名前:畏怖[sage] 投稿日:2006/05/01(月) 09 59 05 ID /c8DWFA2 【コメント】 430 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/10(水) 22 04 35 ID WLgsnIjn 853-854『畏怖』大胆な場面切り替えに付いて行き難いものを感じますが、一つ一つの画の撮り方はいい味出してる なぁと思います。しかしタイトルと前半の 853から、よもや「片方はすでに市街地」「舞台の書割」が出て くるとはホントに予想だにしませんで、そこが俄然面白かったです。絵に描いた餅だと思っていたものが 手に取れてしまった感じ。さて、朝靄の中にあった他連から急に夜に転換した最終連、これ1つではチョット バランスとして朝に押され過ぎだと思うんですが如何でしょうか。 460 名前:リーフレイン ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2006/05/19(金) 10 52 40 ID eWth9XuB 畏怖書きました。。審査員のみなさま、ケアしてくださったみなさま、ありがとうございます。。 (なんか気力をどこかで使い果たしてしまったらしく。。) ◆WvShSU0mOgさん 丁寧な評ありがとうございました。夜のシーンは本当に失敗。。 ■▲▼ 人の森 人ごみは規則正しく繰り返され みんなどこかへ飲み込まれている 大気は騒がしく咽る ビルが何処までも続く 空の色なんて誰も見ない 止まる事のないこの街は とてもせっかちで 想像力は奪われる 心はどこかに消えてゆく みんな自分が大切で そりゃ人間なんて きっと誰だってそうだけど この街じゃ特に 自分の事ばかり考えている そんな風に見える あたしもまた 自分の事ばかり考えて 世界や貧困や汚染や 戦争や温暖化なんかより メールの返事を待っている 急ぎ足で歩いている 自分の事ばかり考える 855 名前:人の森[] 投稿日:2006/05/01(月) 21 37 16 ID JpRVb5+V 【コメント】 22 名前:はらだ将[] 投稿日:2006/05/08(月) 18 51 07 ID 4ekPzIjN 855 『人の森』 1点 「あたし」の声がとてもよく届いたので良かったです。 430 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/10(水) 22 04 35 ID WLgsnIjn 855『人の森』特に後半などで感じられる"ありがち感"をいい意味で裏切って、良く拝見すると言葉の選び方がキレイ なんですよね。ざわめき止まない人の森。こういうのもアリですいな。でも"森を守る"の"守る"は何処に、、 445 名前:霧都 ◆SNOW/oy/Uw [sage] 投稿日:2006/05/14(日) 05 58 07 ID Vf6mS618 855 『人の森』 都会に暮らす一女性の日常。非日常と対比させてるところ、平易な単語。 個人的にはとてもシンクロしやすい作品。 唯一、お題の「森を守る」との絡みが薄いのが残念。 森を守る=自分の日常を守るということなのは、とてもよく理解できるんだけど、そこから もう一歩の踏み込みを是非。 461 名前: ◆jipx.wAXvs [sage] 投稿日:2006/05/19(金) 22 55 44 ID 2UXLZw9A 人の森書きました。 準チャンプ(?)嬉しいです。 ◆WvShSU0mOgさん寸評&進行乙でした。 はらださん、霧都さん点数ありがとうございました。 「(人の)森から(自分を)守る」っていう拡大解釈がすっぽり当てはまるのが反省。 463 名前: ◆jipx.wAXvs [sage] 投稿日:2006/05/20(土) 08 35 13 ID kl1mCx/x 「(人の)森(から自分)を守る」です。汗 【得点】 1点 はらだ将:1点 【決選投票】 1点(準チャンプ作品) 霧都 ◆SNOW/oy/Uw:1点 ■▲▼ 星を登る ある日、DNAの雨が星に降り注ぎ、 星は生命でいっぱいになりました 宇宙のしずけさ 耳をすましたときにだけ 聞こえてくるX線星の電磁パルスのつぶやき ちりちりちり ジジジ ちりちりちり 星はそのようなことを好んでいたので 自らが放つようになったぬるく甘い腐敗臭を 恥ずかしい と思いました そこで焼き払うことを命じたのです 神経系は肥大化し 発火 火は燃え広がり、それは 星はしばらく痒みに耐えていると やがて 星に寄生し情報を取り込んだDNAの船団が次々に飛び立ち 海底の火山がいっせいに火を噴きます 砂漠に氷混じりの冷たい風が吹きます せいせいしたと思い、同時に星は 嫉妬しているのかもしれない この先、それは膨れ上がりそうで 昇ってきた月の影に怯えたように 山頂の小石がからりと転がり落ちます 856 名前:星を登る[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 16 30 43 ID Kknwubyr 【コメント】 430 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/10(水) 22 04 35 ID WLgsnIjn 856『星を登る』「それは」の行方が非常に気になり空白を追ってしまわずにはいられませんでした。ズッコイなぁ。 ID Kknwuby様の作風の主流が本作のようであるなら、是非とも他のも拝見したいなぁと思う程の心地の良い 文字列ス。特に前半・・・否、最後だって。掴めそうでいて、でも肝心な所ではぐらかす。悔しいけど離れられない。 ところで今回のお題がどこにも見出せなかったのは読み手の能力の低さ故なんでしょうか。切ない。 459 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [sage] 投稿日:2006/05/19(金) 05 31 24 ID jTE/lARH 星を登る、を書きました。 審査員のみなさま、ありがとうございます。 ◆WvShSU0mOgさん、おつかれさまでした。 ■▲▼ 菩提樹の誓い 森の端 広大な斜面にひときわ大きな 菩提樹が 沈思している 想い出したように 髪を震わせるように 空を見上げる 曇り空は やがて恵みの雨になるか カーテンを開くように 太陽の熱を打ち付け 森の成長を叱咤するか 菩提樹は沈思している 菩提樹は思った 森を守れ わが身を呈して 森を守れ わたしは大きく 森のはずれに育って わたしは森に 育てられた ならば 森を守るそれがわたしだ 菩提樹は 誓った 一番星が 光った 857 名前:菩提樹の誓い[] 投稿日:2006/05/03(水) 02 47 17 ID A44sZNKr 【コメント】 430 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/10(水) 22 04 35 ID WLgsnIjn 857『菩提樹の誓い』今回のお題に対する王道のような作品です。でも守り手を木そのものとしたのはちょっとした サプライズ。興味深かったです。よくよく拝見すると雰囲気もあるし比喩もキレてるし実はやり手っぽい雰囲気。 前半から思いますにこの中盤-後半、チョット持久力がないにも程がありませんかし。飽きちゃったのでしょうか。 やっつけ仕事にも程がありますよ旦那。むっさ勿体無いのでいつかリライトして無駄にしないで上げて欲しいです。 ■▲▼ 決断の刻 ハァ、、、ため息をつく彼は男盛りの40代 会社では、人当たりもよく仕事もできる人気ものの部長さん。 今日は部下の紹介で専門家に相談をしにやってきた。 「最近抜け毛が酷いんです」 一通り話を訊き終えると医師は色々カルテに書き込んで 『じゃあ、こっちへ来て下さい。とりあえず頭皮の状態をチェックしてみましょう』と促した。 診療台に横になり、「お願いします」と彼。 スコープが当てられる。そして、数秒後手は止められた。 『モニターを見てください』とは説明を始める医師。 『相当なダメージを受けていますね。一部では砂漠化も起こっていますし。このまま放って置くと近い将来最悪の状態になりかねませんね。』 「そうですか、、、」と俯く彼。 『頭皮の汚れも溜まってますし、そうとう微生物が繁殖して悪さしてますね』 俯いたままの彼に更に続ける 『ひとつお尋ねしますが、育毛剤やその類の物は使っていると診察で伺いましたがどの様なものをお使いですか?』 突然の質問に少し戸惑いながらも 「えっ、、と、通販で売ってた酸性雨Xっていう育毛剤と紫外線ライトを」 と、その途端、医師は矢継ぎ早に 『自分の身体に関わる大事なことなのに、試しもせずに買っちゃダメですよ!しかも、あなたが使われてるものは我々の学会でも有名な粗悪品です!今すぐ使用をやめてください!』 次々と告げられる事実に、彼は縋る様な表情で 「せ、先生、私はど、どうすれば、、、」 諭すように医師は言う。 『怒鳴ってしまってすみませんでした。でも、今の状態では元に戻すのは難しいと思われます。ですので、植毛をお勧めします』 「植毛、、、ですか?」びっくりした表情を浮かべるも、医師は続ける 『はい。そして、その後に頭皮の治療をしたいと思います。』 「因みにお幾らほどかかりますか?」気になるところである。 『個人差もありますが、地球さんの場合、相当な額がかかると思いますが、、、とりあえず、パンフレットをお渡ししておきますので、目を通されて、ご希望でしたらまた連絡をして下さい。』 診察も終わりパンフレットを鞄にしまうと彼は星を見上げ、ため息をひとつ、そして、思い出していた。 地球は青かった、と言われていたあの頃を。 858-859 名前:決断の刻[sage] 投稿日:2006/05/03(水) 04 36 27 ID 2Xv5UEnH 【コメント】 431 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/10(水) 22 21 54 ID WLgsnIjn 858-859『決断の刻』1連で具体的に"男盛りの40代"を描写なさっているので騙されました。「あー、砂漠化とハゲを かけたハゲの詩かぁ。ありがちだけどどんどん凝ってて面白いなぁ」位に思って読み進め、終盤で"地球さん"。 謀ったなー!と悔しい一本トラレタでした。確かに、地球についてだと感づかれたまま進行してくるより よっぽど破壊力があるんですよね。"お幾らほど"と自ら難しいところに突っ込んで行くのでハラハラしますが、 パンフレットでスマートに流して帰ってくる様には余裕が見て取れました。オチもしれっと。人気者の部長さん としての地球さんにとっては失礼だけど笑ってしまえる位"悲愴"な「森を守る」でした。 ■▲▼ 守人 森を守りたくば 空を守れ 見よ、あの変わり果てた靑の色を 空を守りたくば 大気を守れ その呼吸は 毒気を忘れるほど鈍麻したか 大気を守りたくば 海を守れ 自浄を繰り返す波の嘆きを 見まごうその目は節穴と化したか 海を守りたくば 川を守れ 聞け、淀み濁り 渇きつつある流れの嘆きを 川を守りたくば 水を守れ 汚水を生み出す その手その足の容易きを止めよ 水を守りたくば ―――― 「否。」 しかし守人(もりびと)は言う 「奢れる哀れな者達よ、 我々は 太古の昔より既に 森に守られている。」 860 名前:『守人』[sage] 投稿日:2006/05/03(水) 12 50 21 ID xSSWXLM2 【コメント】 431 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/10(水) 22 21 54 ID WLgsnIjn 860『守人』閉じきらない円環が螺旋して連なっていく、自然の連鎖‐リンク。面白い形態でした。落ちもキッチリ。 ただ、空←大気、大気←海、海←川・・・という隣接している関係性の中で、冒頭の「森を守りたくば 空を~」だけ 随分と距離のあるような。最初から"?"とちと入り辛いです。又、あのオチを入れるにはラストは森を守りたく ば―――まで回りきっていなければならなかったんじゃないでしょうか(水を語っているところで割り込むのは 不自然)。水を守りたくば、勿論森を守らなくちゃ―――あと1連分の挿入だったのに惜しいところです。 464 名前:カコ ◆kaco/250tg [sage] 投稿日:2006/05/21(日) 00 54 23 ID /cROCT37 審査員のみなさん、それから色々いろいろフォローして下さった 日雇い君さんや、◆WvShSU0mOgさん、ご苦労様でした。 『守人』書きました。 恥かし過ぎるので黙っていようと思ったのですが ◆WvShSU0mOgさんから丁寧なコメントを頂いたので、敢えて恥さらしをしておきます。 431 >あと1連分の挿入だったのに惜しいところです。 はい、仰る通りです…(泣き笑い)。連をを切り貼りして整頓したつもりが、 投稿してみたら、丸まる一連抜けていた、という本当に初歩的なミスをしてしまいました。 (ただ、それが抜けていなくても良くなっていたかどうかは自信はありませんが。。) それにしても、 色々な方からの評を頂くには、まだまだまだ時間がかかりそうです。 遅くなりましたが、とにかく どうもありがとうございましたm(__)m アルペジオさん、チャンプおめでとうございます♪ ■▲▼ GreenWar 「森が武装し、宣戦布告しました」 めざましテレビの大塚さんはいつになく真剣な顔つきで言っている 笑顔が売りの女子アナウンサーも顔が強張っている 中継画面に切り替わる ヘリコプターからの映像だ ライブらしい 当たり一面の森が映し出されていた なんだか森が黒ずんで見える パパパパパパ 小銃特有の短く連続的な銃声が響いている どうせアメリカ軍だろう 軍人さんも朝っぱらから大変だ 「今!えーアメリカ軍とイギリス軍がアマゾンの森に対して攻撃しています!」 ははーん イギリス軍も出てきたのか これはおおごとだ そのうち国連軍とかに発展するんだろう ドゥゥゥゥゥゥゥン ? 画面から妙な音がした なんだろう ああ 火があがっている そうか敵は森だものな 焼き払えばいいだけだろう 「イギリス軍が!えっ敵、敵?!敵の反撃を受けた模様です!」 森側の攻撃だったのか 火を起こしたら自分まで燃えてしまうと思うのだが なかなか森も思い切ったことをする 中継からスタジオに戻された もう占いコーナーの時間だが今日はお休みになるらしい 残念だ 「はい。今米軍、英軍とアマゾンとの戦闘をお伝えしました。大変な状況になっております。 それは日本もです。日本の激戦区は和歌山の・・」 プツーン― TVを消した だいたい想像がつく どうやら日本も戦争に巻き込まれたようだ しかも国内が戦地らしい これは太平洋戦争の末期でもなかった事だ めんどうくさいことになったなあ まだ新聞を取ってきてなかったので郵便受けにとりあえず行く 新聞と一緒に緑色の手紙があった 「×月○○日、△◇自衛隊駐屯地にて・・・」 あー俺もついに兵隊さんか 6-8 名前:GreenWar[sage] 投稿日:2006/05/03(水) 17 03 41 ID rK+8ycI2 【コメント】 22 名前:はらだ将[] 投稿日:2006/05/08(月) 18 51 07 ID 4ekPzIjN 6-8 『GreenWar』1点 omosirokatta。 431 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/10(水) 22 21 54 ID WLgsnIjn 本スレ 6-8『GreenWar』今回のお題から全く想像しなかったストーリー。凄い発想力だなぁとそれだけで尊敬ス。無理に 森に踏み込むことをせず、"めざましテレビ"という自分サイドに舞台を引き寄せちゃってますね。小沢民主党代表 バリのゴウワンです。その後も「国連軍"とか"に発展するんだろう」「占いコーナーの時間だが~」「めんどうくさいこと になったなあ」と全く背伸びをする気配すら見せません。何て自然体。でも森による火の使用とかこの背景自体とか は今回の投稿作品の中でも群を抜いてのハチャメチャぶりなんですけどね。そのギャップがユニークなのかも知れません。 もうちょっと森ならではの攻撃とか見たかったスとワイドショー好きの視聴者は思いました。 445 名前:霧都 ◆SNOW/oy/Uw [sage] 投稿日:2006/05/14(日) 05 58 07 ID Vf6mS618 6-8 『GreenWar』 いつか、こんな未来が来るかもしれない(私は別にそれでもいいかと思うけれど)。 詩にするより、小説にした方が面白い気がする内容。 いっそ、物語的な詩を書くスレで、再構築を狙って欲しいです。 特に、自衛隊に招集された、彼のその後に興味があります。 455 名前:soft ◆soft/e/9Do [sage] 投稿日:2006/05/16(火) 23 17 20 ID S9pkSAHW 結果出ましたか。 GreenWar書きました。 決勝まで残らせてもらってありがとう。 【得点】 1点 はらだ将:1点 【決選投票】 1点(準チャンプ作品) 霧都 ◆SNOW/oy/Uw:1点 ページ:1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/495.html
それいけ ゆうかさん 15KB 自然界のゆっくりの生態系のひとコマみたいな短編 ぬる虐め ゆうかスペック高め れいむとまりさは酷い目に それでもよろしければ楽しんでね ころころ転がって競争したり、姉妹や両親にすーりすーりしたり、 おっきなお父さんまりさに帽子のふちでたかーいたかーいして貰ったり、かくれんぼや鬼ごっこしたり、 背の低い雑草が生え揃ったその草原は、ゆっくりたちの絶好の遊び場。 今日も沢山の子ゆっくり姉妹が仲良く楽しく遊んでいた。 「ゆっゆぅ~ん、れいむのおちびちゃんたち。とてもゆっくりしているよー」 おかあさんれいむは、目を細めて上機嫌の子供たちを見守っている。 此の一家、最近になって麓の森から丘陵へ移り住んできた群れの一員である。 おかあさんれいむとおとうさんまりさ、そしてちびれいむとちびまりさが四匹ずつで計十匹の大家族。 おもいきっておひっこししてほんとうによかったよ。 おかうさんれいむは本当にそう思った。 以前住んでいた麓の広葉樹林は、狸や狐、蛇、犬、鳥、鼠などゆっくりの天敵が数多く棲息しており、常に気の休まる間もなかった。 ゆっくりの総数に比して余りにも少ない良質の餌場を巡ってゆっくり同士が絶えずいがみ合い、 棲むのに適した広い巣穴も滅多になく、梅雨や台風の度にゆっくりたちは壊滅的な打撃を受けていた。 そんな全然ゆっくり出来ない生活に嫌気がさしたれいむとまりさは、思い切って近くの丘陵へと移住して来たのだ。 八匹の子ゆっくりを連れてのお引越しは大変な冒険だったが、幸いにも一匹も欠ける事無く、新しいおうちへと辿り着いた。 ゆっくり一家を待ち受けていた其処は、期待にそぐわぬ素晴らしいゆっくりぷれいすだった。 外敵は少ないし、雨や風から身を守るのに適した大きな洞窟が無数にある。 岩場や表土が剥き出しの場所も多く、取れる食べ物がやや少ないのが唯一の不満だったが季節は春。 普段は苦い多年草の雑草なども、今の季節は青々とした若草も多く、贅沢を云わなければ充分食べられた。 「ゆんゆんゆゆ~ん」 「ゆっくちー」 子供たちの楽しげな歓声に、れいむとまりさは目を合わせてそっと微笑んだ。 「ゆうぅ~ん、れいむのおちびちゃんたち、かわいいよぉ」 体の大きなお母さんれいむには、体中に沢山の傷が在る。 その傷は全て子供たちを守ろうとして付いた云わば勲章。 だから子供たちは、皆、優しい両親に信頼をよせて、とても慕っていた。 幸せな家族の生活。きっと何時までも続くんだと皆が信じることができた。 沢山遊んだ後は、お気に入りの場所で一家揃って日向ぼっこ。 燦々と降り注ぐ陽光に皆、ご機嫌。ぽかぽか陽気がとても体に気持ちいい。 「ゆぅ、おなかすいたよぉ」 家族と一緒に日向ぼっこはとてもゆっくり出来るけど、其れで空腹が満たされる訳でもない。 ずっと遊んでいてお腹のへった長女れいむが、何か食べられる物はないかと周囲を見回した。 「ゆっ、ゆゆゆぅ?」 道の向こうからやってくるのは、見た事もない美しいゆっくりだった。 見事な緑の髪にお母さんよりも立派な躰。そして髪にとても大きくて美味しそうな花をつけていた。 「ゆゆっ!」 れいむは驚きの声を上げた。 なんて美味しそうなお花だろう。黄色くて大きくてまるでお日さまみたい。そうだ!食べさせて貰おう! ぽよんと道に飛び出した。一緒に気づいた一番下の可愛い妹も付いてくる。 「ゆっくりちぇいっちぇね!」 「ゆっくちー!」 冷やかな声で応える緑の髪のゆっくり。 「……はい、はい。ゆっくり」 れいむ姉妹は、ニコニコしながらその大きなゆっくりを見上げる。 「おいししょーなおはにゃさん。れいみゅにちょーだいね!」 「おはなちょらーいにぇ!」 ぴこぴこ 妹と一緒にもみあげを動かしさせながら微笑んで、精一杯の可愛さをあっ☆ぴーるする。 こうすればおかーさんは何時も目を細めて、れいむの云う事を何でも聞いてくれるのだ。 なのに、向日葵の飾りのゆっくりはチラッと横目で見ただけで、無視して通り過ぎようとした。 「まっちぇね!きゃわいいれいむにおはなさんむーしゃむーしゃさせてね!」 「させちぇね!」 慌てたれいむはご飯を逃がすまいと一生懸命、お花さんをつけたゆっくりの前に回り込む。 気づいたお母さんれいむも、おちびちゃんに応援の声を送っていた。 「ゆっ!?ゆうかはいじわるしないでおちびちゃんたちにさっさとおはなさんをあげてねっ!」 と、緑の髪のゆっくりは今度は微かに不快そうに眉根を寄せ、冷たく輝く紅い瞳で子れいむ姉妹を見下ろした。 「……ゆぅ」 何を考えているのか全く窺う事の出来ない物静かな紅い瞳にじっと見つめられ、 子れいむは心中に怯みを覚えたが、食欲がなけなしの勇気を後押ししたのか辛うじてその場に留まった。 「何で貴方にお花を上げないといけないの?」 「れいみゅ、きゃわいくっちぇごめんにぇ」 「ぎょめんにぇ」 精一杯、もみあげをぴこぴこ。れいむ姉妹はお花を貰おうと一生懸命。 「れいみゅきゃわいいでしょ?だきゃら……」 「全然、可愛くないわ」 「……ゆっ?」 まるで理屈になってないれいむの要求は、だが真正面から否定された。 冷たい声にれいむの体に動揺が走る。姉妹の揉み上げのぴこぴこ運動が止まった。 「お花のほうがずっと綺麗で可憐よ。いえ、比べるのが失礼ね。寧ろ貴方たちは『醜い』わ」 「ゆゆっ?」 「ゆいっ?」 れいむの体の芯がすっと冷える。今まで感じた事無いような寒さにも似た不快感が体を掛け抜けた。 今まで家族の暖かい愛情に包まれて育ってきたれいむ。こんな酷い言葉を今まで掛けられた事なんてなかった。 れいむの激しい動揺にも気づかないのか、或いは気づいていても如何でもいいのか。 緑の髪の綺麗なゆっくりは、冷酷な言葉をれいむに叩きつけ続ける。 「貴方は薄汚れて、そこら辺に幾らでも転がってる塵みたいなれいむの『幼虫』じゃない」 「ゆっ?」 「此の向日葵はとても綺麗なのに、如何して『醜い』『塵れいむ』の『幼虫』に上げなきゃいけないの?」 「……ゆっ」 「まったく意味が無いわ。馬鹿ね。死になさい」 「…………ゅ」 緑髪をしたゆっくりは、静かに酷い言葉を紡いでれいむ姉妹にそう言い聞かせた。 淡々とした口調には悪意も敵意も無く、ただ己の信じている事実をそのまま告げたと言う風情があった。 少なくともれいむの目の前にいる凄く綺麗な緑髪のゆっくりにとって、今告げた事は本音なのだろう。 多少なりとも感受性らしきものを持っていた子れいむは、相手の本音をそのまま感じ取ってしまった。 だから、凍りついた。物凄い悪意にぱくぱくと口を開いたまま何も云えなくなった。 とても綺麗で清潔で大きなゆっくりに、とても酷い言葉を掛けられて、子れいむの頭は真っ白になっていた。 近くで聞いていた両親や他の姉妹たちも同じだった。 「ゆっゆっゆっ……れいみゅがぎょみ?れいみゅはようちゅうしゃん?」 涙ぐんで、向日葵の髪飾りのゆっくりの言葉をそのまま繰り返す。 「ええ、貴方たちには全く価値が無い。貴方もあまあまとそこら辺の雑草を交換しないでしょう?」 むしろ優しいとさえ云える声で掛けられる酷い言葉。子れいむの全身に悪寒の震えが広がっていく。その震えはすぐに姉妹全員に伝染していった。 「理解したら道を開けてね?潰してもいいんだけど、『害虫』に触れるのも嫌だから自分でどいて頂戴」 「ゆっ、ゆうかはなにいってるの?!れいむのおちびちゃんはこんなにゆっくりしてるでしょおお!」 狼狽から立ち直った母れいむが、ゆうかに喰ってかかる。 父まりさも怒った口調でゆうかを攻撃する。 「ゆうかはみるめないの?ばかなの?しぬの?」 「まえにいたむれのありすもぱちゅりーもれいむのあかちゃんをみてとてもゆっくりしているねっていってくれたんだよっ!」 ゆうかはそんな両親に冷やかな視線を向けた。 「きっと褒める所のない汚い赤ちゃんだから、他に云いようがなかったんでしょうね」 「……ゆっ?!」 「ぱちゅりーもありすもこんな醜い取り柄のない子を見せられて、きっと困ったでしょうね」 「ゆぎぃっ?!」 「普通、綺麗なら綺麗、可愛いなら可愛いと伝えるもの。 赤ちゃんが、ゆっくりしているねですって。当たり前じゃない。ゆっくりなんですもの 取り柄がない赤ちゃんを褒める時は、取りあえずゆっくりしているねが無難なのよ。 ああ可笑しい。貴方、それを真に受けたの?」 「……ゆっぎぎぎぎぎ」 父まりさは歯軋りしたが、こんなに大きくて強そうなゆうかが相手では勝ち目がない。 悔しそうに睨み付けるのが精一杯だった。 「いじわるなゆうかはさっさとどっかいってね。ゆっくりできないよ!」 結局そう吐き捨てるのが精一杯だった。 「云われなくても……邪魔よ」 「ゆぴぃ!」 ゆうかに小突かれた長女れいむ、痛みに甲高い悲鳴を上げてころころ草むらへと転がっていく。 そこで母れいむが切れた。 「ゆがああ!もうかんべんできないよぉお!!いじわるなゆうがはじねぇえ!!」 母れいむは、歯を剥き出しにした鬼のような表情でゆうかへと飛び掛った。 「おきゃーしゃん!」 子供たちが顔を輝かせる。 そうだ。おかあさんがいた。あったかくてやさしくてとてもつよいおかーさん。 こんなゆっくりできないことをいうゆうかは、きっとおかーさんがせーさいしてくれるよ。 「とりけせぇえええ!!れいむのおちびちゃんはがいちゅうじゃないぃい!! とてもゆっくりとしたかわいいおちびちゃんだぁ!!」 ゆうかはちょっと力を溜めると、母れいむの突進に真正面から体当たりした。 どむっと云うおおよそゆっくり同士の体当たりでは発生しない激しい音と共に弾き飛ばされた母れいむは、 三メートルもごろごろ地面を転がると、切り株に当たって漸く止まった。 「ゆっ……ゆぐうう」 口の端から泡を吹き出し、完全に目を回している。 「れっ?……れいむぅううう!!」 顔面蒼白になったまりさが目を点にして叫んだ。 「……面倒ね」 緑の髪のゆっくりは心底面倒臭そうに溜息を洩らすと母れいむに近づいていく。 「やめちぇね?おきゃあしゃんをいじめにゃいでにぇ」 「まりちゃおきょっちぇるんじゃよ。ぷきゅー」 立ちはだかる子供たちの声を無視して緑の髪のゆっくりがふっと音も無く飛んだ。 重い音と共に母れいむの上に着地する。 ぶじゅッ!!ぽん! 子供たちが濁声で絶叫した。 「ゆぁあああ、なにじてるのぉおお??!!!」 「ゆびゃああっ!!おきゃあしゃあああんのおめめがぁああ?!」 「ゆびぃいい!きょわいいいい!!」 母れいむの右目は軽く飛び出し、口とまんまんとあにゃるから餡子が吹きだしていた。 「……ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 母れいむが重症のゆっくりに特有の例の痙攣を始める。 それでも緑の髪のゆっくりは随分と手加減していた。半日も経てば目も覚めて動けるようになるだろう。 長女れいむはあれほど陽気な顔をしていたのに、脅えた顔をして言葉を繰り返していた。 「……れいみゅはごみ……れいみゅはがいちゅう……」 よっぽどショックだったのだろう。まだぶつぶつと呟いている。 此れは此れで面白いので放置して、ゆうかは残った子供たちとまりさに視線を転じた。 「あっあっあっ」 恐ろしいゆうかに睨まれて、揃っておそろちーちーを盛大に噴出する子ゆっくり姉妹。 子れいむの一匹など、姉まりさのしーしを背中に浴びて己の体が溶けかけているのにも気づかず震えていた。 「おちょーしゃん。おきゃあしゃんがぁああ!」 「おちょーしゃん、たちゅけちぇええ ゆっくりできないよぉおお!」 「掛かってこないの?」 泣き叫ぶ子供たちを前に、ゆうかの明白な挑発にもまりさは動けない。 まりさは優しくて誠実だったけど臆病だった。そしてそれを自分でも知っていた。 自分より一回りも大きなれいむが一撃で叩き伏せられてしまったのだ。 まりさがゆうかに掛かっていても、かなう筈ないと諦めてしまっていた。 れいむや家族を愛しているのに、戦いたいと思うのに、まりさの体は竦んで動けない。 「そう……臆病者ね。なら、其処で見てなさい」 へたれまりさの目の前で、残った子供たちがゆうかに散々小突きまわされていく。 ピンポン玉のように転がりながら、甲高い悲鳴を上げ、助けを求め続ける子ゆっくりたち。 「ゆべっ!!……ゆびっ!!……」 「びぎぃ!!おとーしゃ……」 「いじゃ!おとーしゃん」 「ぴぽっ!ぱぽっ!」 「ゆげっ!!たちゅけちぇ!」 「ゆぼっ!!ゆっがああっ!!」 時々、軽く噛んだり、圧し掛かったり、揉み上げや帽子の一部を噛みちぎったりして、ゆうかは遊んでいる。 「へたれいむのおかーさんはぱちゅりーより弱いわ。くずまりさのおとーさんは臆病者で貴方たちを見捨てた。 両方、屑ね。屑の親もやっぱり屑なのね。」 ゆうかは言葉のメスを巧みに操りながら、子ゆっくりたちの心をずたずたに切り裂いていく。 「ゆぎぎぎぎっ!」 その光景を歯軋りしながら、まりさは見続けるしかなかった。 まりさの頬から溢れ出た涙が滴り落ちて地面へ大きな滲みを作っていく。 「おちょーしゃぁん!……みちぇないじぇたちゅけちぇ!」 最後までまりさは、動けなかった。 幸い、ゆうかはお腹が空いていなかったのか、気まぐれで慈悲を掛けたのか。一家の命までは取らなかった。 傾き始めたお日様が、西の山の稜線に差し掛かる頃、ようやく一家は解放された。 「ずびばぜんでじだぁああ、ゆるじでくだざい」 結局は散々痛めつけられた親まりさも、そして親れいむも、ぺたんぺたんと間抜けな擬音と共に土下座を繰り返している。 「次に見かけたら、殺すわよ」 緑の髪のゆっくりは退屈そうに呟くと、再び来た道をすーりすーりと這いずって去っていった。 残されたのは卑屈に命乞いをした両親を呆然として見つめる子れいむと子まりさだった。 「……ゆぅー……ゆっ……ゆぅ……」 親れいむと親まりさ。そして子れいむたちと子まりさは全身ボロボロとなり、心はそれ以上に痛めつけられていた。 体のあちこちに無惨な噛み跡が付いており、突き飛ばされた跡は紫色の無残な痣となってぱんぱんに腫れあがっている。 れいむの揉みあげは両方引き抜かれ、まりさの帽子は大穴が開き、子供たちの髪には所々十円禿の噛み跡が残っている。 痛みを堪えながら巣穴へずーりずーりと戻っていくゆっくり一家。 朝はあんなに楽しくてゆっくりしていたのに、どうして今はこんなに悲しくてゆっくり出来ない気持ちなんだろう。 「おきゃーしゃん……れいみゅはごみにゃの?」 「ちがうよぉ、れいむのおちびちゃんはせかいでいちばんゆっくりしたかわいいこだよぉ」 長女れいむのおどおどした問いかけに、母れいむは精一杯の愛情をこめたすーりすーりで応えた。 「ゆっゆっ?」 母れいむは懸命にすーりすーりを続けた。 お母さんの頬はとても暖かくて、柔らかくて、長女れいむはまるで凍ってしまった餡子が解けていくように感じた。 「ゆっくち、ゆっくちぃ」 笑いだす長女れいむ。他の二匹の子ゆっくりたちも心温まる光景にきゃっきゃっと機嫌を直した。 「おきゃーしゃん、まりしゃにも!まりしゃにもすーりすーりしちぇ!」 「れいみゅもしちぇ!」 ぽよんぽよん跳ねる可愛い子供たちの笑顔を見て、母れいむは胸の奥底がじんわりと暖かくなるのを感じた。 ああ、この子たちを守れるのは自分だけなんだ。自分が折れる訳にはいかない。 はやく辛い事は忘れて、楽しいことだけを記憶して生きていこう。 泣いた烏がもう笑うを地で行く感情の移り変わりの早さだが、そうでもないと野生のゆっくりは生きていけない。 良くも悪くも、其れがゆっくりの生き方だった。 「やめちぇね?まりちゃにいちゃいこちょしないじぇね?」 「ゆゆぅ、れいみゅおいしきゅないよ?ゆうかはこっちこないじぇね」 足を噛み砕かれ、逃げる事も目を逸らす事も出来なくなった子ゆっくりたちがゆうかの前でぶるぶる震えていた。 庭園で花に水をやり、害虫駆除を済ませ、土を耕したら、もう夕方に差し掛かっていた。 今日は此れから餌集めと巣の改築もする予定だったのに。 ゆうかは、遅めの昼御飯を摘まみながら、昼間のれいまり一家との出会いを思い返して微笑んだ。 うん。でも、道草は食ってしまったけれど、今日は美味しい子ゆっくりも五匹も手に入ったし悪くないかな。 「ゆんやぁあああ、きゅらいよぉおおお!!きょわいよぉおおお!!」 「ゆああっ!まりちゃ!はなしちぇね?れいみゅおこっちぇるよ?」 ゆうかの口の中で必死に泣き叫び、互いを呼び合う子ゆっくり姉妹。 今は雪解けの季節。 どうせあの一家を殺しても、その縄張りが空けば別の若いゆっくりの番が移り住んで来る。 それならトラウマを植え付け、精々、自分に関わらないようにする方がまだ多少は効率がいい。 多分、無駄だろうけれど。 ゆうかはアンニュイな溜息を洩らした。 どれだけ言い聞かせて、痛い目に会っても、三日もすれば再び同じゆっくりが草原にやって来る。 三日前も、一週間前も、十日前も、ゆうかはゆっくりたちと同じようなやりとりを繰り返していた。 ゆっくりたちは、ゆうかの花を要求したり、花を食い荒らしたり、巣に乱入しておうち宣言したり、 その度に群れの数は減り、最初は七家族居たのが、今はあの一家だけで在る。 覚えていないのか、懲りないのか。本当に不可解な不思議饅頭である。 何で独り立ちしたばかりの若いゆっくりたちって、あんなに愚かなんだろう? 私も、一歳の時はあんなものだったのだろうか? それほど覚えている訳ではないが、もうちょっと慎重に行動していたような気がする。 或いは、辛いことを覚えていては生きていけないほど身も心も脆弱な生き物であるゆっくりが、 自分の身を守る為に発達させた自己欺瞞能力なのかもしれない。 「いじゃい、やめちぇ、ちゃべないじぇえええ」 「いぎぃっ れいみゅのあんよがぁあ」 舌先で子ゆっくりたち転がしたり甘噛みして、反応を見ながら獲物の恐怖と絶望の感情を楽しむ。 だけどそんなゆうかも、時々はほんのちょっと、ほんのちょっとだけ、 楽天的で能天気なゆっくりたちの生き方が羨ましくなったりもしていた。 私の本性も、ゆっくりということかな。 或いは、人間や妖怪も偶にはゆっくりしたいなんて考えたりするのかしら。 自分より遥かに高等な種族のことなど理解できるはずもないが、そんな想像をゆうかは良くする。 「ゆぎぃっ、ゆふっ、きゃらだぎゃ!れいみゅのきゃらだがどげでぎだぁあ!」 「だじでっ!ごごがらだじでぇ!まりちゃなんにもわりゅいことしちぇないのにぃ!」 腹の中で生きながら溶けていく子ゆっくりの踊り食いを堪能しながら、ゆうかは考える。 ゆっくり絶滅してくれないかなぁ……ああ、私もゆっくりか。 埒もない空想をしていても意味がない。やるべき事は多々在るのだ。 今日も此れから、餌を取り、ついでに肥料となる落ち葉や枯草を集めて廻らなければならない。 「やじゃあ、れいみゅ れいみゅ じにだぐないよぉお ゆんやぁああああ!」 「ゆっぐじぃ!まりちゃゆっぐぢじだいぃ!ゆっぐぢじだいぃいい!」 枝の剪定と巣の改築は、明日に回そう。 最近では、数年後の収穫を目指して庭園に木苺やグミの苗を庭園に植えていた。此れからますます忙しくなる。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 「……ゅ……っ……ゅ……」 お腹の中で最後までもがいていた末っ子れいむが、段々と言葉が不明瞭になり、体が弱々しく死の痙攣を始める。 子ゆっくりの断末魔の痙攣をお腹の中で楽しみながら、ゆうかは気合いを入れなおした。 さぁ、明日もゆっくり頑張ろう。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る このゆうかは優しいな。 害虫を救うなんてwww -- 2018-02-17 20 43 23 ↓バカ野郎。そこは大人しく花鳥風月、嘯風弄月だろ -- 2016-09-14 21 10 13 ↓ゆうかにゃんじゃねえよ。これはゆっくりゆうかだ。 ケツにスターダストレヴァリエ突っ込むぞ? -- 2015-02-01 23 14 10 ああああっぁぁぁぁぁぁんぁぁぁ!!! ゆうかにゃん! ゆうかにゃんの中に俺の赤ちゃんのもとが沢山出てるよぉぉぉぉっぬぉぉぉぉぉぉぉぉお! あーきもちい ゆうかにゃんのなかすっごくきもちい ドSゆうかにゃんハスハス ペロペロ クンカクンカ -- 2014-11-07 15 16 12 このゆうか飼いたい。 -- 2014-08-06 01 58 18 このゆうかは賢い。でもれみむやまりさにだって賢いのは少しでもいるはず。ゆっくりはゆっくり。希少種・通常種で分けるんじゃなく性格・知能で分けるべき -- 2014-02-15 00 02 04 ゆうかちょっとつきあってみないか? -- 2013-02-24 10 10 35 お持ち帰りしたいぐらい可愛いい(ゆうかを) -- 2012-07-28 00 55 58 ゆうか可愛いゆうか可愛いゆうか可愛いゆうか可愛いゆうか可愛いゆうか可愛いゆうか可愛いゆうか可愛いゆうか可愛いゆうか可愛い -- 2012-07-28 00 53 41 ちょっと花ちょーらいにぇしてくる。 -- 2011-11-26 06 59 11 あぁゆうか…抱きしめたい -- 2011-09-25 18 00 27 とりあえず俺は今日から君の農具だ。よろしくねゆうかりん。 -- 2011-08-27 14 18 58 ちょーらいにぇ! じゃねえよ。死ね! -- 2011-01-21 18 52 54 ほう・・・ -- 2010-10-27 20 28 19 ↓落ち着け。ゆうかにゃんではない。ただのゆうかだ。 -- 2010-09-23 17 33 16 おk、今分かった。俺このSS読むために生まれてきたんだわ ドSゆうかにゃん可愛いよぉぉおおおおおんほぉぉぉぉぉおおおお!!1! -- 2010-09-23 07 40 17 うほ!最高にQNQNすっきりできた!! この話めっちゃおもしろいわぁ 家族からの愛情しか知らない子れいむの 心を砕く所なんかほぼイキかけましたw -- 2010-09-04 18 34 00 ゆうかの知能レベルが人間並な件 -- 2010-08-25 19 07 11 親ならかわいいかわいいで子供の言うことをなんでも聞いてくれるだろうよ。だからって赤の他人もそうだと思うなカス饅頭 世間は子れいむ達の母親ではない。塵の手前勝手な要求などに答える義務なんかねえんだよ -- 2010-08-25 16 20 39 ハスキーな声・凛とした口調でサディスティックに罵るゆうかさんも素敵だ -- 2010-08-08 00 24 40
https://w.atwiki.jp/ofrr/pages/32.html
FTE攻略 FTE攻略コンバットスイーブ抵抗勢力への反撃 ゴーストタウン CASR(戦闘捜索救難)サマリア人の偉業 一人の落伍者もなく ローリング・サンダー地獄のハイウェイ 突破作戦 ラスト・スタンド前戦の戦い 最大の防御 高地 (DLC) 防衛線 (DLC) コンバットスイーブ 敵軍が支配する市街地を攻撃する ゴールド取得のための条件 ゴールド取得の為のポイント獲得の為には敵の"武器の貯蓄場所"を3つ全て潰す必要がある。 その上で、ある程度タイムボーナスを残した状態でクリアしなければならないため時間はあまりかけられない。(タイムボーナスの目安は3.0~2.5くらい?)武器貯蓄区はプレイするたびに敵と同じく場所が変わるが当然ある程度のパターンは決まっているため、何度もプレイして場所を覚える事。(建物の1階や、民家の裏庭などに配置されている。近づかないと位置が表示されない。)武器貯蓄自体は何度か銃弾を当てないと破壊することができない。破壊時に爆発は起きるもののそれ自体のダメージは小さい(or無い)ようだが、味方が食らうと吹き飛び オレンジ色になる程度の変なダメージ判定なのでそこは一応留意しておくこと。 敵のテクニカルがmap内に必ず一台配置される。強力な機銃、そして車なのにその場所で動かず待機。mapに赤い車で表示されているので排除しやすく分かりやすい。ただし近距離装備縛りだと射撃が当たりにくい時があるのでその時は十分警戒しよう。 ヘリが一定時間ごとに敵の居場所を一人だけ教えてくれる。敵陣の中に弾薬補充箱も用意されているのでmapごとに調べてみる事。地雷や手りゅう弾も補充できる処もある。 大事なのは備蓄場所の把握、そしてキャンペーンでも言われた通り、敵が多いうちは"安易に表通りに出ない"こと。家の裏口から侵入するようにすれば死角から集中砲火される確率は減るだろう。しかし壁だらけで視認性が良くないのは同時に不利にもなるので、そこは臨機応変で。 慣れればタイムボーナスは3.2ぐらいは確保できるようになる為ゴールドはどの兵科でも安定して取れるようになるだろう。 得点へのペナルテイとしては"味方が死んだ"り、"プレイヤーが死亡"したり、"チームキル"してしまった場合など。あまりにもタイムに余裕が無い場合を除いてはこのペナルテイはそれほど得点に響かないが、味方AI死亡が-1000なのに対しチームキルが-4000と4倍なのでそこは気を付けよう。一応味方AIを開幕に殺して装備を奪うことは可能。 兵科別攻略 お勧めは、やはり万能のライフル兵。高倍率スコープ(もしくはサーマルスコープ)による狙撃と腰だめ状態の射撃で遠距離から近距離まで幅広く対応できる。最適なB-MODは突撃訓練。コンバットスイーブでは接近戦の比率が高い為腰だめ強化とM203増量の効果は非常に最適。(榴弾兵のグレネード弾薬パックスキルを完全に食っちゃっているが。) 次点では擲弾兵か。グレネード弾薬パックで携帯できる爆発物の量がかなり増えるがライフル兵でもアサルトライフル二丁持ちして突撃訓練MODを付ければ似た事が出来ちゃったりする.....。もしくはデフォルトで持っている重突撃装備で打たれ強さを強化しよう。しかし、擲弾兵は高倍率スコープを装備出来ない兵科なので遠距離から撃ってくる敵に対処する場合は家や障害物に隠れながら接近する事。M1014(ショットガン)とMP5(サブマシンガン)は威力が低すぎるので縛りプレイを除いて非推奨(特にM1014)。土の壁一つ挟んだ形での敵との戦闘になるのでC4による壁爆破は地味に便利だったりする。壁がなくなるので回り道する手間が省ける。 偵察兵だと体力が低すぎるので接近戦には細心の注意が必要。味方との連携を強く意識しよう。M16かM4のアンロックを待ちたい所。慣れれば、一対一の状況ならMEC(M1911ピストル)でも対処可能。弾丸一発で抵抗勢力を殺せる。ステルススキルは効果を実感できないが、偵察兵は体力回復速度を上げることは出来ても体力の上限を上げるスキルはないので気休め程度に付けておいてもいいだろう。(他に有益なスキルもなさそうだし)サイレンサーはデメリットをあまり痛感しないので基本付けてていい。銃声の五月蠅さがかなり緩和され同時に敵に気づかれにくくなる。 自動小銃兵の場合はLMGの最高倍率のスコープがせいぜいマークスマンスコープなので少し痛手。「接近戦では旋回速度が遅いM249はお勧めできない。」と軍曹からも言われるが実際には旋回速度が遅いだけで接近戦にはそれほど弱くない。発射レートも良く腰だめ射撃も悪くなく一発当てれば勝利なのでそこは一長一短と言う所か。 M249が装弾数200発でゴリ押しする接近戦向けとすれば、MK48が装弾数100で少し低いレートで中距離での単発狙撃向けと言えるかもしれない。 抵抗勢力への反撃 【概要】 攻略1) 夕焼けを正面に受けながら戦闘を行うことになる。そのため日差しがとても邪魔になり敵を視認しにくくするのでそこは要注意。 物陰に隠れて太陽を避けるかもしくは何故か銃のサイトを覗いた時だけ太陽の眩しさは一応防げる模様。 他のFTEと比べてコンバットスイーブは簡単な部類だがゴーストタウンのマップの方が太陽の日差しが無いので簡単。ゲームを始めてまだ慣れないうちはこのマップは後回しでもいい。 Tips "安全を確保せよ"とmapに表示されている場合、まだその区域に敵が残っているという事。なのでその指示が消えたら次のエリアに進もう。 武器貯蓄ポイントは敵が全くいない場所には配置されない。つまり近くに必ず物資を守っている敵達がいるはず。 何回かプレイしていると敵が複数固まっている地域がある事に気が付くはず。グレネードを投げ込む良い機会だ。ついでに武器の貯蓄も破壊できればなおよい。ただしかなりの敵が固まっているので油断して撃ち殺されないように注意。 ゴーストタウン 【概要】 攻略1)特に書くことは無し。初めてのFTEならこれから始めても良いだろう。抵抗勢力への反撃よりも簡単なMapなので、様々な兵科で試してみて経験値を上げていこう。 CASR(戦闘捜索救難) 適地で捕らえられたパイロットを救出する サマリア人の偉業 【概要】 攻略1) 一人の落伍者もなく 【概要】 攻略1) もたもたしているとパイロットが殺されるのでなるべく急いでパイロットの元へ向かう事。墜落したヘリは距離に応じてパイロットと合流する前か、もしくは合流した後で破壊しよう。墜落現場には敵がいるので基本的にランチャーで遠距離から破壊。榴弾兵の強化されたランチャーなら届きやすいが、ライフル兵科の場合はちと困りもの。弾速落下の把握具合は何度も練習して習得しよう。距離200mぐらいがランチャーが届きやすい。 敵はパイロットの方に注意が向いているので背後からの奇襲で楽に対処可能。前作と同じく合流するまでパイロットは不死身の様子。ただし間違えてもパイロットを撃たないように。クイックコマンドメニューのボタンは照準近くの敵を赤い丸で示すので、参考にするように。 問題はパイロットとの合流後の脱出。前後からPLAの大群が無限沸き且つ大急ぎで殺到してくる。その為急いで脱出地点に向かわなければならない。パイロットと合流すると付近に敵の高機動車が三台出現する。その高機動車を運よくこちらから先にすぐ見つけられれば先制攻撃で排除できる。車上部の機銃を最優先で排除する事。敵は優先的に機銃を使用する傾向がある。ちなみに機銃係を殺されると何故か敵車両はパニックを起こしたかのようにその場をぐるぐる回り始める。 脱出地点へ向かう時に敵の大群に殺される場合敵を迂回するようにマップから味方に指示するしかない。PLAは相当しつこくこちらを追ってくるのでマップを見てチェックすること。パイロット二人はMP5が武装なうえにプレイヤーの舞台よりも足が遅いので基本的に無能な存在。すぐ死ぬ上にパイロット二人の体力がいつの間にか減っていることが分からないのでマップ画面からチェックするなりクイックコマンドで調べて確認するなりでパイロット二人の体力の減少を随時チェックしておくこと。 以上の理由からコンバットスイープよりも難易度は高い。Lv20のライフル兵か擲弾兵を選択しよう。(榴弾兵の場合、最初に遭遇したPLAが落とすことがある"QBZ95 M"を拾おう。正確性は友軍の物に比べると低いもののそれでもマークスマンスコープなので役に立つはずだ。)AIチームにはサーマルスコープ付きのライフル兵を選択しよう。榴弾兵ならグレネードランチャーの落下が緩いので比較的楽に当てられる。 対処方法を理解していればLv1の榴弾兵でもクリアできるが敵の挟み撃ちを食らうとすぐ死ぬので基本的に運要素が強い。敵が遠い場合無視してゴールまで逃げよう。当然脱出地点にも敵の大群はしつこく追ってくるのでそのつもりで。その上脱出地点まで敵に来られると掃討するまで脱出ヘリが出発できない。 Tips 第一目標はヘリの操縦士、副操縦士の救助。第二目標は墜落したヘリの破壊 墜落したヘリはハンドグレネード、グレネードランチャー、C4爆弾のいずれかで破壊可能。グレネードランチャーなら離れた所からでも破壊できて便利 脱出地点近くにPLA兵士がいると、ヘリが着陸せず脱出できない 墜落したヘリを破壊しておけば、操縦士の一人が死亡してもゴールドの取得は可能 PLAの高機動車を運転することは出来ない PLAの対戦車兵、狙撃兵は登場しない PLAの兵士は無限湧きする ローリング・サンダー 移動中の車列を的の奇襲から守る 地獄のハイウェイ 【概要】 攻略1) 突破作戦 【概要】 攻略1) 地獄のハイウェイよりもMapが短く単純。 ローリングサンダーの基本は何回もやって敵配置を覚える事。 車両よりも先行して移動し敵と交戦していこう。護衛対象の後ろから抵抗勢力がやってくることは無いので、前に進み過ぎて警告を受けない限りは大丈夫。敵と交戦し始めたら、指示された通り車両を停止させるように指示を出すこと。 ポイントが時間とともに減っていくが、車両を全車両とも生存させていればゴールドには十分のポイントが入るはず。護衛対象のハンビーよりも戦闘で傷ついた味方の治療を優先しよう。 ハンビーの乗員が銃撃などで死ぬこともあるが、あくまで車が破壊されなければ大丈夫らしい。 ラスト・スタンド 人民解放軍の波状攻撃から定位置を守り抜く 敵軍の構成は、 歩兵:最初から登場し、遠距離からこちらに向けて行軍してくる。 グループで固まっているので、SMAWかM203等の爆破ででまとめて始末するのが良い。 いつの間にかかなり距離を詰められてたり、敵のグループの中には側面に回ってこようとする者もいる。 どうやらウェーブ4程になると開始地点からかなり距離を詰めて接近してくるようだ。 敵歩兵は最終的に”主要エリア”と呼ばれるアメリカ国旗が建てられている建物の中に侵入し、そこを陣取って待機する。 アナウンスの警告にもあるが、この状態が一分程経過すると「基地が敵に制圧された」ことになり、ミッション失敗になる模様。(バトルフィールドにある陣取りのルールの様な物だと思っていただければ) 他にはおそらく特殊部隊を除いて敵車両には主要エリアを確保する能力はない模様。つまり敵に最後まで追い詰められた場合、最優先事項は「基地に侵入した敵歩兵を排除する」と言う事になる。 輸送ヘリ:ウェーブ1-2くらいから登場。 こちらにのろのろやって来て、上空を飛んでいく。攻撃はしてこなず、対空兵器で破壊することで戦闘支援のボーナスを一つ得ることができる。やってくる方向と時間は固定。つまりはインベーダーゲームで言うUFOみたいな存在。 これとは別に波の開始前に来る三機の輸送ヘリは敵の歩兵を降ろす無敵仕様。ロックオン出来ても破壊できないのでそのつもりで。 特殊部隊:1-3くらいから登場。 輸送ヘリが防衛場所に近い所へとのろのろやって来て、特殊部隊を降ろしていく。このヘリはSMAWでも撃墜することが可能で、撃墜出来れば特殊部隊を始末する手間が省ける。 ヘリの着陸する場所は決まっているが、もし着陸を許してしまうと特殊部隊による側面攻撃を受けることになる。 殺す優先順位は歩兵より少し上。余裕があれば着陸する前にヘリごと撃墜しておこう。 高機動車:敵軍のハンヴィーのようなもの。 車上部の銃座からの攻撃は敵歩兵よりも正確性が少し高くダメージも大きい。車なので行軍速度も速い。 SMAWを撃ち込んだ方が速いが、かなり近づかれた場合は銃座要員を銃弾でヘッドショットする等状況に応じて臨機応変に対応するように。 対戦車地雷を使うほどではないと思うが特殊部隊よりだいぶ優先順位は上。出来るだけ早く排除しよう。 APCや戦車もそうなのだが、敵車両は防衛陣地前で止まったり道路に沿って移動してから特定の場所で待機する移動パターンなので敵車両自体に基地の制圧能力は無いと思われる。よって追い詰められた時は車両排除は後回しでもよいかもしれない。 榴弾兵の持つスキルの中にダメージ強化の徹甲弾があり、一応これは高機動車を破壊できる程の威力にまで上げる事が可能。 軽装甲車:ウェーブの3くらいから登場。 いわゆるAPC。戦車と高機動車の中間の様な速さで移動する。本来は兵員の輸送に使われる物だがこのミッション中では搭乗員を降ろす機能はない模様。ただ銃撃してくる機能があるだけ。 装甲が堅く側面や尻部分だとSMAW一発で破壊できるが、正面だと二発かかる。 こいつの撃つ機銃は一撃で戦闘不能状態にするくらいの高威力なので早急に排除しよう。 戦車:ウェーブ4くらいから登場。 何故か主砲は使用せず銃座しか使用しない。 ウェーブ4でも二台くらいしか登場せず、行軍スピードは遅いがSMAWを三発か四発くらい撃ち込まないと破壊できない。 敵戦車破壊に注意を奪われて他の敵の側面攻撃を食らわないように。 ウェーブ4の開始前に予め対戦車地雷を進軍ルート上に仕掛けておくと良いだろう。 個人的に東から戦車やAPCが来ることが多いと思う。(前戦の戦いMAPでの場合) 攻撃ヘリ:ウェーブ4の2から登場。 特定の方角(南西と南東?)から飛んできて旋回しながら基地にやかましい爆撃を浴びせてくる。ヘリの爆撃の制度は高くないものの視界が酷く揺れるのでかなり迷惑。なるべく優先して破壊しておきたいが.....。 他の車両と同じく開始と共にすぐ現れるわけでは無いのでいつの間にか基地上空をくるくる旋回している事も。 スティンガーで狙う時には建物の上に登ってからヘリが遠距離に居る時に殺るのが一番だが、もし近づかれるとスティンガーを構えているときはプレイヤー側の旋回速度が遅くなっているのもあってロックオンにかなり苦労することになる。 二機登場し、一機目が落とされると続いて二機目が登場する。 ゴールド取得のための条件 恐らく2-3くらいの波まで耐えきれば必要スコアになるだろう。射撃班全員脱出ボーナスはもちろん欲しい所だが、班員の脱出が一人でも遅れれば脱出ヘリに乗りそびれる可能性さえある。 前戦の戦い 【概要】コンバットスイーブの抵抗勢力への反撃のMapの流用。高所に陣取りそこから見下ろす形で人民解放軍から防衛することになる。時間帯が昼なのか今回は太陽が眩しいという事はない。 攻略1 Mapから見て敵軍が来る方向は南が主で、次いで南東の丘と南西の道路沿い、ウェーブ2からたまに東から高機動車や装甲車が来る。丘の上の防衛所から下を見下ろすとそこから近い所に三件くらいの民家がある。ここを敵に陣取られてからしばらくすると、AI兵が撃たれ始めてじわじわダメージを受けるので、AIが死にそうになったら必要に応じて”後に続け”などで撤退させよう。 (不具合) 私のPS3の調子が悪いだけかもしれませんが、ウェーブが3くらいに進み始めるとウェーブ終了後の合間の休憩時間にAIがいう事を聞かなくなる事が起こる。こちらからの"後に続け"指示でも返事はするがAIが動こうとしない。でも時間経過で元に戻る?ようだ。ウェーブが始まるころには元に戻るらしい。ちゃんと指示を出した時は、その指示をAIが守っているがどうか一応確認しておくこと。 スティンガー取得不可能バグ。南にある三つの建物のうち、真ん中の建物の階段にはスティンガーがある。ここもウェーブが進むうちになぜかスティンガーの取得が出来なくなる。読み込み不良かどうか不明。この場合、南東にある建物の二階のスティンガーを拾いに行こう。 【実績「ヘリに乗れ!」ソロで取得の為の箇条書き】 MAXまでLvを上げたライフル兵か榴弾兵を選択。 ライフル兵なら敵兵士排除役として、榴弾兵なら敵車両の破壊役の役目を果たす。 サーマルだと覗いた時に背景と同化して丘が見づらくなる部分があるので、このMapならスナイパースコープでよい。 榴弾兵ならM203が主力になるので、スキルであらかじめ強化しておくこと。上手く立ち回る事が出来ればアーマー強化は必要ない。 AIに三方向で待機させる。南西、南側の入り口、南西の機関銃陣地近く。配置したら敵のいる方向にプレイヤーへの目印の意味合いも兼ねて制圧射撃の指示。AIはスナイパースコープかサーマル仕様の装備のライフル兵を選択しておいて、スキル選択で防御力を強化させておくこと。 防衛する基地内の構造も箇条書きで良いので覚えておく。 視界の確保や通行の邪魔になる壁や門は、敵が殺到してくる前にSMAWであらかじめ破壊しておこう。ただし階段が付いている建物自体は一部分が欠けるだけでほとんど効果は無く、外の階段が崩れて屋上に上がれなくなる建物もあるので場所によっては辞めておくこと。(南東のスティンガーのある建物はSMAWを撃ちこんでも階段が崩れないようだ) 防衛箇所の南には屋上に上がれる小さな民家が三か所あり、基本的にここに陣取ることになる。東からの軽装甲車やヘリに対処するため(ちょうど抽出用の緑のスモークが炊いてある方角)、南東の建物の屋上が基本防衛ポイントになると思う。ここは階段上がって二階にスティンガーもあるのでさらに都合が良い。AIは屋上に上手く移動しずらいので地表階に移動させよう。 歩兵にはグレネードランチャーで、まだ遠い場所にいる高機動車や軽装甲車はSMAWを打ち込む。敵歩兵に圧倒され始めたら、残ったSMAWをふもとの敵グループに撃ち込もう。 特殊部隊を乗せたヘリは余裕があれば排除する。ヘリ相手にスティンガーを取りに行きたいが、入手場所がそこから遠い場合、SMAWで破壊できれば上出来。 軽装甲車排除まではあまり問題ないだろう。問題はウェーブ3後半に近づき始めた頃。 この頃から温存しておいた戦闘支援を使用したり、波の開始前に緑のスモーク地点に近づいて救出ヘリを呼んでおいて敵の攻撃を分散させたり(救出ヘリ自体は無敵だが、東からの敵が近づいてくると逃げて行ってしまう)、制圧射撃中の味方が死にそうになったら”後に続け”で一時撤退させよう。 最終的な防衛ポイントは国旗のある弾薬補充地点なので、ここを優先的に守るように。ここを守れれば状況の立て直しは可能。 失敗する主な要因としては、エリア内に入ってきた敵車両の排除に夢中になり過ぎて侵入してきた他の敵歩兵に殺される事。 グループで固まった敵歩兵を接近戦で排除するにはグレネードランチャーの壁当てが一番効率的だろう。 攻撃ヘリにも妨害されるので、可能なら早いうちに一機だけでもスティンガーで撃墜しておくこと。 対戦車地雷を仕掛けるタイミングはウェーブ4開始前だと思う。 どう見ても基地が敵に圧倒されている絶望的状況でも、70%くらいの敵を殺せば敵は撤退し始める。自分が死んでも誰か仲間が一人でも生き残ってくれれば復活回数が許す限りリスポーンできるので自分やAIが死んでも決して諦めないこと。 後最後に脱出ヘリに乗るときは4-4が終わった直後、味方も全員移動させてヘリを待とう。アナウンスで5-1が始まったことを確認したら全員でヘリに乗る。それより前に乗ってしまうと解除されない模様。 情報によると、5-1以降からはウェーブ4と大して変わらない敵軍構成になるらしい。 最大の防御 【概要】キャンペーン5章の前方作戦基地バイパー?のようなMap。夜間なので、視認性が酷く悪い。サーマルスコープが無いとお話にならない。それでも基地の頭上に輝く月が眩しく少し邪魔。防衛の網目を縫って敵にいつの間にか施設内に入られていることが多く、全体的にゴールドを取るだけでもかなりきつい。 攻略1ゴールド達成メイン、再現可能かは不明 自分 擲弾兵(B-MODを上級爆薬訓練、特殊をグレネード弾薬パック、M4A1 AとIRとフラグを必ず所持) AI2 偵察兵 AI3、4 自動小銃兵 まず偵察兵をエリア2のすぐ隣の監視堀?に建物防衛を指示(これで偵察兵がいくらかエリア2方面の敵を狙撃してくれる) 自動小銃兵に主要エリアの建物防衛を指示(よくスティンガーに引っかかってるけど移動指示は恐らく不要) サブ武器を捨ててロケット砲を持つ 基本的にウェーブの始まりは敵が来る方向にロケット砲を撃ち掃討 エリア1に侵入の無線が来たらすぐにメイン防衛目標の建物の屋上に避難し、グレポンで敵を片付ける 避難時に敵がとても近くにいる場合は敵を足止めするためにフラグを投げて避難 高機動車が来たら機銃を撃たれないようにグレポンを数発撃ち込む(中の乗員は死なないため注意) 挟み撃ちにされ危険な場合はどちらかのエリアに迫撃砲支援を使用(迫撃砲で逆に危険になる場合もあるため基本的に支援は使わないのが吉) 2-3完了まで進めたらIRを投擲(すぐに呼ぶため) チームが全員生きていればゴールド達成するはずです 高地 (DLC) 【概要】 攻略1) 防衛線 (DLC) 【概要】 攻略(防衛線2人クリア) 兵種は人 擲弾x2 AI 偵察x2でプレイヤーは対戦車地雷追加を付ける Tips 地雷は切らさないようにWaveの終了時に残弾を確認して、減っていたら自殺して補充すること 脱出用ヘリは常に呼んでおくと攻撃ヘリの攻撃が分散される 境界ははっきりしないが、防衛エリアの端の方?に地雷を設置するとWaveの終わりに消えるので注意 地雷での防衛陣地 エリア1: 坂の上の建物横に対戦車地雷をまとめて植えておく エリア1側から来る車両はすべてここで地雷を踏ませ破壊する エリア2: 司令部前の丘の下あたりに対戦車地雷を分散して植える 司令部前は軽装甲車と戦車で進路が違うが、脱出ヘリを呼んでおくと戦車は引っかかり進行が止まるので軽装甲車の進路を多めに配置すること 戦車にヘリが押されて進行路が空いてしまうこともある 兵士の配置 一人はエリア2丘のジャベリン箱横の振り向きで弾薬補充できる位置で丘を越えてくる車両とヘリに専念する 丘を越えてくる車両は出現後すぐに撃破できるように常にサーチしておくこと 全破壊は無理なので、ハンビーが出ている間はハンビーを優先して撃破する 軽装甲車と戦車になったら、軽装甲車は足が速くて地雷にすぐ到達するので後回とし戦車を優先して破壊する 脱出ヘリを呼んでおくと戦車とハンビーの進路上に着陸するので、引っかかって対処がしやすい 輸送ヘリ、攻撃ヘリは仕事をさせると厄介なので車両より優先して破壊する これにAIを1人[後に続く]で回復係として後方に付ける [移動]や[防衛]などの指示をするとうろついて危険なので注意すること 出血もAIに直してもらうとジャベの構えを解かなくて楽になる もう一人は真ん中の3つ集まった弾薬箱近くで対歩兵に専念する 弾薬箱があるのでグレネードを乱射し歩兵を一掃する 戦闘ヘリが出るようになったら出現を監視し、ジャベリン担当へ報告する 余裕があればジャベリンで撃破してもよい こちらをリーダーにして迫撃支援を有効に使えるようにするとエリア1の歩兵掃討が楽になる 残りのAIは上記弾薬箱の崖上にある岩より高い場所、エリア外ぎりぎりに配置しておく 広範囲を見渡せるので敵影確認と稜線にいる歩兵をかなり倒してくれる これでWave5-1まで到達してクリアでゴールドになります マジで