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みがきずな 主な用途 銀の錬金ランプ 奇跡の錬金ツボ バレットハンマー ウェスタンレイピア シャドウエッジ ぎんのむねあて 師団長のグリーブ 師団長のかぶと お花の浮いた噴水・銀 月球儀
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いきて【登録タグ GUMI い たーP 曲】 作詞:たーPlus 作曲:たーP 編曲:たーP 唄:GUMI 曲紹介 僕らの想いが、届きますように 今、日本は大変な状況です。メディアを通じてしか分からない現状に歯痒さすらおぼえます。僕に出来ることはこれぐらいしかないけれど、この曲を聞いてくれた人が元気になってくれたり、何かしらのアクションを起こしてくれれば嬉しいです。(作者コメ転載) #prayforjapan この曲を「東北地方太平洋沖地震」の被災者たちへ捧ぐ。 歌詞 今日も朝は来た 涙はもう枯れ果てた 大切な人たちや いろんなものを亡くしたけど 「なんで僕だけ生きているの? ひとりで、僕だけ、ここに立ってるの?」 それは生きるためでしょう 生きて、語り継ぐためでしょう だから、生きて、生きて・・・ 明日は、どうなるか分からないけれど きっとまた朝はやってくるから あなたのためにある明日だよ 逃げ出さないで、明日を信じて、 強く、ほら強く、 「生きて」 コメント 涙腺崩壊です・・・。生きられることに感謝したくなりました。 -- なつぐみ (2011-03-15 21 27 28) すっごい良い曲…。これからは冗談でも死にたいなんて言いません! -- ゆゆか (2011-03-15 21 38 09) ストレートですよね、いい曲。 -- 名無しさん (2011-03-16 00 03 23) およよ・・・(´θ`,)生きまっっっっす!!!!! -- ぴよこ (2011-03-16 08 17 34) 「なんで僕だけが生きているの?」 じゃなく、「なんで僕だけ生きているの?」じゃないでしょうか…? -- MIA (2011-03-16 14 52 52) 涙腺がヤバい。生まれてきたのだから、もっと長い長い人生を歩んでいってほしい。生きて。 -- 名無しさん (2011-03-16 18 09 50) 生きているのは素晴らしい事ですよね。 -- あい (2011-03-16 21 07 22) ↑いや、「なんで僕だけが生きているの?」が正しいと思うんですが。。。 -- 名無しさん (2011-03-17 20 07 52) すごいよね。ボカロって 有名な作曲家でも思いつかない歌を作って 今のままじゃ、こんな事はしないと思う。自分の命を守る為に、ただ必死になって。こんな曲を作ろうなんて こんな状態でやるなんて絶対にないと思う。もし、テレビでなにか励ます企画があったら、この曲をぜひ流してほしい。そして、思ってほしい。『死んでしまった人の分まで、精一杯生きよう』って。 -- 名無しさん (2011-03-17 21 07 27) この歌やばい好きです…涙腺崩壊しそう…っ 心にずがんってきました -- 名無しさん (2011-03-20 06 42 25) 諦めないで生きて -- 名無しさん (2011-03-22 16 44 34) いい曲です!!泣けました!生きてくださいーーーー!!! -- まい (2011-03-30 12 15 07) ひたすら優しい歌。素晴らしい。 -- 名無しさん (2011-04-01 01 24 50) いい曲 -- 綾乃 (2011-04-01 10 43 06) 諦めずに精一杯生きようって思いました…!!とても心に響きます(;ω;`)頑張れ日本!! -- 星羅 (2011-04-01 11 40 58) 友達が・・・宮城出身なので余計に・・・(泣) -- 名無しさん (2011-04-01 13 55 33) 聞いてて涙腺しちゃいました。優しくて生きることがわかる・・・「何で僕だけ生きているの? 一人でぼくだけここにたっているの?」いきて死んでしまった&行方不明、なくなったかたの分まで生きて精一杯生きてほしい・・・、歌にすごくこめられていて 密かに日本を応援したくなりましたがんばって、日本 -- 麻里亜 (2011-05-09 01 12 18) 涙腺崩壊しました(´;ω;`)今までちょっとした事で『死にたい』何て思ってました自分が本当に情けないとバカじゃないのって思いました。 -- 朔 (2011-06-19 11 09 13) 聴くたびに心に響きます( p_q)エ-ン感動泣き -- 名無しさん (2011-11-14 02 39 39) 聞いた瞬間歌も始まってないのに涙が・・・・福島県民として震災を語り継ごうと思いました -- ラッカナ (2012-02-27 23 25 22) 涙腺崩壊寸前です。生きることの大切さを改めて理解しました。 -- 泣き虫 (2012-03-22 06 47 35) なんで私だけ生きてるの?本当に思いました。大切な家族と友達を失って何も残ってなくて。死のうと思ったこともありました。だけど。震災を語り継ぐために生きます。 -- nanami (2012-05-22 13 39 44) 心響く! -- 空色の明日 (2013-07-28 21 22 15) とても感動します。ボカロの歌詞って、他の歌よりも、凄い意味深で、色んな事を教えてくれますよね。簡単に死にたいなんて思っちゃ駄目ですね。 -- ひなち (2014-08-04 20 15 05) すごい良い曲。スイスより。 -- Mizuho (2015-12-19 19 10 22) 涙腺崩壊。メッチャ良い曲 -- 朱遠 (2016-01-22 18 27 14) 名前 コメント
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きずぐすり 3P No.120 ☆ ◆ M0 サマナーのHPを3P回復する。 『どこにでも売っている市販のきず薬』 解説 入手方法 ブースターパック…1st
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名前:縁籐きずな(えんどう きずな) 所属:夜宴派(元の所属は『隠形派』と呼ばれる暗躍系派閥の一員) 性別:女 年齢:15 性格:非常に根暗で陰気だが無駄に行動力がある 外見:艶のない黒の長髪を真ん中分け。肌が死人のように青白い 魔装:白襦袢、蝋燭を立てた頭巾。いわゆる丑の刻参りの衣装そのもの 願い:好きな人とその彼女が末永く幸せにいられますように 魔法:『友情絶対☆不滅宣言-ウラミハラサデオクベキカ-』 対象を手元の類似物に"見立て"、動きや状態を強制同期させる魔法。 藁人形を特定人物に見立てて動きを封じたり遠くの大きな藁人形を手元の小さな藁人形で見立てて遠隔操作したり。 五感も同期可能。なお硬度などの性質も見立てた対象と同じになるため、 例えば人間に見立てた藁人形を捻り切って殺害、といったことはできない。人間を捩じ切る腕力がない限りは。 属性:呪 行動傾向:周到な準備と情報さえ持てば、エルダー級にも立ち向かうガッツはある 基本戦術:五寸釘で動きを停めた後に巨大藁人形でまったり撲殺 うわさ1:懸想していた彼の心を射止めたのが彼女の親友だったので、友情を選び身を引いて応援することにしたらしい。 うわさ2:なのに願いを込めて見たら何故か呪い系の能力になっちゃったわー(棒) うわさ3:実は親友も魔法少女だったらしい。 解説 "黒いバン"を襲撃した西呉 真央を更に襲撃した夜宴派所属の遠隔呪殺型魔法少女。 大饗いとりの手先である黒いバンが市内に展開したのをいちはやく察知し、マークしていた手練達の一人。 固有魔法である丑の刻参りは『祭壇』の設営や拠点の確保など多くの前準備を要する分強力であり、 相手がエルダー級でなければ、そして佐々木 真言による助太刀がなければほぼ無敵だった。 藁人形を用いた呪いは相手を確実に拘束し、使い魔を使った攻撃は相手を一歩的に殴り殺せる。 また市内数カ所に配置した使い魔を経由することで魔力の出どころも隠蔽するなど容易周到さでも群を抜いている。 ただしエルダー級に常識は通用しなかったようで、あっさりと居場所を突き止めて強襲してきた西呉真央に敗北。 原型を留めないほどに虐殺され、のちの楽園派と隠形派のいざこざの発端となった。1
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名前:縁籐きずな(えんどう きずな) 所属:夜宴派(元の所属は『隠形派』と呼ばれる暗躍系派閥の一員) 性別:女 年齢:15 性格:非常に根暗で陰気だが無駄に行動力がある 外見:艶のない黒の長髪を真ん中分け。肌が死人のように青白い 魔装:白襦袢、蝋燭を立てた頭巾。いわゆる丑の刻参りの衣装そのもの 願い:好きな人とその彼女が末永く幸せにいられますように 魔法:『友情絶対☆不滅宣言-ウラミハラサデオクベキカ-』 対象を手元の類似物に"見立て"、動きや状態を強制同期させる魔法。 藁人形を特定人物に見立てて動きを封じたり遠くの大きな藁人形を手元の小さな藁人形で見立てて遠隔操作したり。 五感も同期可能。なお硬度などの性質も見立てた対象と同じになるため、 例えば人間に見立てた藁人形を捻り切って殺害、といったことはできない。人間を捩じ切る腕力がない限りは。 属性:呪 行動傾向:周到な準備と情報さえ持てば、エルダー級にも立ち向かうガッツはある 基本戦術:五寸釘で動きを停めた後に巨大藁人形でまったり撲殺 うわさ1:懸想していた彼の心を射止めたのが彼女の親友だったので、友情を選び身を引いて応援することにしたらしい。 うわさ2:なのに願いを込めて見たら何故か呪い系の能力になっちゃったわー(棒) うわさ3:実は親友も魔法少女だったらしい。 解説 "黒いバン"を襲撃した西呉 真央を更に襲撃した夜宴派所属の遠隔呪殺型魔法少女。 大饗いとりの手先である黒いバンが市内に展開したのをいちはやく察知し、マークしていた手練達の一人。 固有魔法である丑の刻参りは『祭壇』の設営や拠点の確保など多くの前準備を要する分強力であり、 相手がエルダー級でなければ、そして佐々木 真言による助太刀がなければほぼ無敵だった。 藁人形を用いた呪いは相手を確実に拘束し、使い魔を使った攻撃は相手を一歩的に殴り殺せる。 また市内数カ所に配置した使い魔を経由することで魔力の出どころも隠蔽するなど容易周到さでも群を抜いている。 ただしエルダー級に常識は通用しなかったようで、あっさりと居場所を突き止めて強襲してきた西呉真央に敗北。 原型を留めないほどに虐殺され、のちの楽園派と隠形派のいざこざの発端となった。1
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ある日、人生のどん底という名の深い谷へと落ちてしまう。 何日も何週間も何ヶ月も何年も歯を喰いしばり、流れる血、遠のきそうな意識に耐え崖をただ、ただ登り続けた。 それを登りきった時、そこにはどんな素晴らしい景色が待ってるのだろう? 太一宅へ行った翌日の朝。いつものように登校し、いつものように教室に入る。 進が自分の席に座ろうとすると 「ん…?」 椅子に針が天井を向いた画鋲が幾つも置いてあった。ふーっと息を吐き、画鋲を退けようとすると、一人の少女が近づいてきた。 「ひどい!誰?進君の椅子に画鋲置いた人!?」 見田村だった。教室中に響く声で叫ぶが反応する者はいなかった。 「いっつも、いっつもこんなことして…恥ずかしくないの?そこの3人!」 見田村が指差した先には先日、進に暴力を振るい、めーりんの命を奪おうとした3人組だった。 指を指されたものの、その顔には幾分か余裕があった。 「…なんのことだよ?俺たちがやったっていう証拠でもあんのかよ?」 その反論に見田村は言葉が詰まる。証拠は…確かにない。それでも、こんな陰湿なことを行うのは3人組以外には思い浮かばない。 ここで食い下がる訳にはいかなかった。進が虐められ易い環境を作っていたのは…見て見ぬふり続けていた、他でもない自分だったのだから。 「だ、だれか…この3人が画鋲置いた所見た人いる…?」 そう訊くが、教室の誰も反応しない。しかも、ただの無反応とは言い難い白々しさがあった。 一瞬、見田村や進、3人組みの方をチラと一目見た後にある者は我関せずと読書に耽り、ある者は終わってない宿題に筆を戻し、ある者はトランプを再開した。 どうしようもない空気に見田村は下唇を噛んだ。 「ほら見ろ、誰も、知らなねぇじゃねぇか。」 クラス中の無関心。これ程までに強力な盾は他になかった。なす術なく、俯き、ポツリとつぶやく。 「…みんな…卑怯だよ…」 その言葉に、何人かは見田村の方を向いた。 「…みんな…ずるいよ…自分には関係ないからってだんまり?進君はいっつも殴られて…こんな風に虐められて…それを黙って許してるのは、みんななんだよ!」 徐々に語気が強まる。見田村は過去の自分を断ち切った。…このままではダメなのだ。 「いいよ!みんなが無視するなら、私だけでも守るから!私はもうこんなの嫌だ!」 その悲痛な心の叫び声が…届いていた者がいた。 「…見田村、オレは…もう、進はいじめない…いや、誰もいじめない。」 そう言いながら二人の方へ近づいてきた。 「…え?」 半ば、泣き出しそうな表情で、その声の主の方を振り向く。―――大将だった。 「た、大将…?」 主犯格だった一人の男の言葉に戸惑うクラスメート達。一方の彼の目には、迷いなど微塵にすら感じられない。 「今までのオレは最低だった…この場でもう一度しっかり謝る。…進、すまなかった。この通りだ!」 昨日同様に謝罪する大将。その突然の行動に更に教室がざわめき始めた。 そして、一人の少年が立ち上がる。 「オレ…見てた!そこの3人が朝早く来て、進の席に画鋲置いてたんだ!」 その1人の発言を契機に、何人ものクラスメートが「僕も」、「私も」と続いた。 大将はよく理解していた。進に個人的に謝罪するだけでは何も解決しないということを。 だから、この場ではっきりと自分の意志を表したのだ。 これだけの証人がいる。最早、3人組の不利は明らかだった。 「…お前ら…頼む!これからは進を虐めるのはもう止めてくれ…」 今度は3人組に懇願する。彼らは酷く狼狽した。何せ、かつて率先して進を殴っていた張本人が進の虐めを止めるように頼んだのだ。 いや、3人どころではない。和解した進と、大将本人を除く全員がそのまさかの展開に呑まれていた。 やがて1人が何とかして、口を動かした。 「な、…何だよ!今頃奇麗ごと並べてよ…自分だけ許されようなんて汚ねぇぞ!」 それに残りの二人も続いた。 「見損なった!男が一度したことを覆すなんてねえよ!」 「それでも大将かよ!」 大将は黙って俯くしかなかった。事実、傍から見れば彼らの言い分も一理あるように感じてしまうだろうから。そうする他なかった。 「お前らの言う通りだ…オレは…卑怯な人間かもしれねぇ…だけどな!もう、オレと進はもう友達なんだ!進を虐めたいなら…オレを好きなだけ虐めろ!」 そこには気迫があった。友を守ろういう強く、固い意志が。3人組は圧倒され、一歩退いた。 「く、くそ!もうお前なんて大将じゃねぇ!いくぞ!」 「え?あ、ああ。」 「おい、待てよ!」 そう吐き捨て、3人組はどこかへ去ってしまった。教室は静寂に包まれる。 「見田村さん…大将…あり…がと…」 断片を丁寧に、慎重に繋ぎ合わせるように進は呟く。 「…私は、もうこんな見て見ぬふりは嫌だっただけよ…それより、今まで何も出来ずにごめんなさい。」 見田村は心苦しい表情を浮かべていた。そう、彼女には自覚があった。傍観だけしかしてこなかった自分にも罪があることに。 だから、闘った。今までは今度は自分が虐めの対象になることを恐れた。だが、それは何と愚かなことだったのか! この目の前の心優しい少年を助けたい。ただ、その一心だった。 「…進、もうお前は一人じゃねぇ。オレがいる、見田村がいる、みんながいる。守るから。オレ達全員で。だからよ…一人で全部背負い込むな。」 太一は全て捨てた。己の罪を許し、救ってくれた新しき友の為に。それは、進への罪滅ぼしでもあり、感謝の表れでもあった。 すると、誰からともなく進へと集まり始めた。 「今まで、ゴメン。」とか、「これからは友達だよ。」という声が聞こえてくる。中には泣きながら謝る子もいた。 生まれ変わったのは進、見田村、大将だけではない。クラス全体が変わろうとしていた。或いは、あの3人組も何か感じるものがあったのかもしれない。 人は変われる。省み、願い、行動すれば、きっと変われる。 変われないと思い込むのは、自分で壁を作ってしまってるだけのことだ。 虐めはなくなり、誰もが溶け込み、自然と笑い合える。そんな陽だまりのような温かさがこの日を境に、このクラスに生まれたことを追記しておこう。 ―――3週間後の6月某日、夕刻――― 1組の少年少女が並んで下校している。 少年の方はぼけーっとしていたが、少女はそわそわして落ち着かないようだった。先程から急に立ち止まったり溜息をつく。 何か言いたげだが、なかなか決心がつかない仕草を見せる。 「じゃあ、僕こっちだから…またね。」 不幸かな、ここでお別れだ。このままでは…伝えられない。少女は最後の勇気を振り絞った。 「す、す……進君!!」 瞬間、進は足を止め、振り返った。 「どうしたの?」 「いや、あのね…そのね…」 呼び止めたはいいが、今度は俯いて指をもじもじ絡ませる作業が始まった。 「え?何?」 進は見田村の元へ歩み始める。 「えっとね…うんと…き、きょ、きょきょ、今日さ、…まままま、祭り、い、行かない?」 声が完全に裏返っていた。 「…おまつ…り?」 「あ、いや、べべ、別に一緒に行きたいとかそういうのじゃなくて…ちが…そうなんなんだけど、そそそ、その…つまり…何と言うか…」 早口で捲くし立てるが、最後の方は口を魚のようにパクパクと動かすのみで、ほとんど消え入る声でしか言えず、言葉にすらなっていなかった。 「お祭りかあ~…久しぶりだなあ…いいよ、行こっか。」 実に呆気なかった。見田村の苦悩に釣り合わない程の簡潔で明確な返答だった。 「え?ホ、ホント!?」 「うん、ホントのホントだよ…あ、めーりんも連れてってもいい?お祭りなんて初めてだし驚くだろうなあ。見田村さんもさくやを連れて来てよ!きっと2人とも喜ぶよ。」 …何やら、雲行きが怪しくなってきた。 「……さ…さくやね…分かったわ。」 まぁ、ゆっくり位は構わないだろうと思った次の瞬間、乙女の淡い希望は見事に崩れ落ちてしまうこととなってしまう。 「あ、そうだ!大将も呼んでいい?」 …………めげるな、見田村!……… ―――某神社――― 今日はここで祭りが催されている。祭りの名は禊祭り(みそぎまつり)。 その名の通りその昔、身に宿る罪や穢れを清めるという願いの下、この地域で行われるようになったそうだ。 今は、そんな意味を知る者も減ってしまったが、奇しくも罪を認め、償い始めた少年・少女達が今年は多く参加することとなった。 賑やかな喧騒の中、二人の少年と少女、そして3匹のゆっくりという一風変わった一行が歩いていた。 その一行の紅一点は、口をへの字に曲げ、そっぽを向いてる。 「…見田村さん、どうして怒ってるんだろ?…」 訳が分からず、大将にこっそりと訊いてみる。大将は、進と見田村を一度ずつ見比べると繭を顰めた。 「…お前のせいじゃないのか…?」 「…ん?…どうして…?」 進が乙女心を理解するには、まだ幼過ぎたようだ。 一方のゆっくり達は目を輝かせていた。 そこら中から誘うように漂ってくる食べ物の臭い。愉快な笛、太鼓の音色。 子供たちの和気藹々とした笑い声。金魚掬いや射的等の見たことのない楽しそうな遊び場。 ここは、7色に煌めく輝石がぎっしりと詰まった宝箱のようだった。 「JAO、JAOOOOO!!」 ある物に目が留まり、めーりんが叫ぶ。 「ん、どうしたの?」 肩に乗ったパートナーの視線の先にはお面屋があった。 アニメのキャラ、ヒーロー物、動物、更にはゆっくりなど多種様々な種類の仮面が置いてあった。 とても物欲しそうな視線をお面に注いでいる。 その様子をくすりと笑い、進が連れの二人を呼び止めた。 「あ、二人ともごめん。めーりんがお面屋に行きたいみたいなんだけど…寄ってもいいかな?」 「オレは構わないが…」 二人はちらっと見田村の方を見る。 「別にいいんじゃない?」 相変わらずの表情でぶっきらぼうに答えた。その反応に苦笑いを浮かべ、ありがとうと答えると進は一足先にお面屋に向かった。 残された大将は静かに口を開いた。 「…見田村、もっと素直になれよ。」 その言葉に見田村は敏感になった。 「な、ななな、何のことかしら?」 「本当は進と二人っきりで行きたかったんだろ?悪いな、お邪魔して。」 「わ、私は別に…大勢でいた方が楽しいし…」 はぐらかす様にしゃべる。が、ゆっくり達にも指摘された。 「おじょうさま、うそはいけませんよ。」 「うー♪うそはだめ~」 特にさくやはいつかのいやらしい笑みを浮かべていた。その追い討ちに見田村はみるみる内に赤みを帯び始めた。 「な、何よ!みんなして…」 反論しようと試みるがもう、言葉が出てこなかった。 「進はさ、『誰もが幸せになる』ってスタンスなんだよ。」 冷かしから急に掴み所のない話に変わり不審に思った。 「…いきなり、何の話よ…?」 「いいから聞け。あいつは、そのために自分が犠牲になることを厭わない。バカだろ?みんなの幸せを願うあまりに、自分の幸せをいつの間にか忘れちゃってるんだよ。」 「……………」 見田村は黙り込んでしまった。 「あいつは今、いい顔してるぜ。だけど、まだ気づいてないんだろうな。そのことに。」 見田村の瞳には進むがめーりんにお面を取って渡そうとしている光景が映されていた。 「お前が進に教えてやれ。…オレにその役目は重すぎるわ。」 「……………」 その無言をどう受け取ったのか。それ以上、大将は言及するのを止めた。 「JAOOOOOOOOO!!」 眼前に広がる大量のお面にめーりんは興奮仕切りだった。 「めーりん、どれがいい?好きなの1つ選んでいいよ。」 「JAOOOO…」 1つだけという言葉にめーりんは甚だ悩んだ。どれもこれも素敵な面ばかり。可愛いものもあればカッコいいものある。 この中からたった1つに絞り込むのはそれなりに決断力を要する作業だ。 「んー。これなんてどう?」 進が取り出したのはリスのお面だった。 「JAOOOO!?JAOOOO…」 確かにキュートなのだが…めーりんは思う。かっこよく、強そうなお面が欲しいと。 「うーん。気に入らなかったか…」 次のお面を探しにかかった進を余所に、めーりんは1つの面に心を奪われた。 これは…そう、仮面○イダーのマスクだった。 「JAOOOOOOOO!!!」 肩でぴょんと跳ねるめーりん。…そうだ、あのマスクは進と毎週テレビで見ているかっこいいお兄さんが被っているマスク。 あのマスクを着けると、お兄さんは超人的な力を得て、それにより悪の組織と闘う事が可能となるのだ。 めーりんは、その華麗かつアクロバティックなアクションを脳裏に再生させた。 これは…絶対に手に入れなければ… 「JAO、JAO!!」 「ん?欲しいのあった?」 「JAOOOOO!」 懸命にあれが欲しいと訴えた。 「ええっと…あ、これかな?仮面○イダーのやつ。」 見事に正解を一発で言い当てた。 「JAO、JAOO!!」 ついつい興奮し、加減できずに暴れてしまうめーりんに進はバランスを崩してしまった。 「うわ!ちょ、ちょっと、もう…跳ねすぎだよ~。…すいませーん。これください。」 早速購入し、めーりんに被せる。 「JAOOOOO!!」 心なしかたくましく見えた。仮面の効果だろうか? と、ここで後の2人と2匹が合流した。 「うー!あなただれ?すごくつよそう!」 「JAOOOOO!!」 「そのこえ…めーりんのこえですわ!」 「うー!か、かっこいい!!」 さくやとふらんはめーりんをほめたたえ、めーりんはしゃんと胸を張った。 こういう類の面は、子供だけでなくゆっくりの基準でも強さの象徴らしかった。 「…全く、男子とかゆっくりってなんで、こーゆーの好きなんだろう?」 少女が眉をひそめ、皮肉っぽく言う。 「まぁ、そう言わないで…見田村さんも被ってみる?」 「もう、バカ言わないでよ!」 そう拒否するもあまりに突拍子でおかしな誘いだった為か、思わず吹き出してしまう。 「あ、やっと笑ってくれた。」 「…え…?」 その真意を測りかね、即座に返すことができなかった。 「見田村さん、今日ずっとつまらなさそうだったからさ…よかったなあって…」 見田村ははっとした。自分が不貞腐れている間も、ずっとこちらを気にしていたのだ。 …大将の言う通りだ。進は皆の幸せを願っている。それを彼の望みなら…彼の幸せは、誰もが幸せになることじゃないか。 …バカらしい。何てバカらしい。自分が楽しめば、進も楽しくなる。それだけのことだ。 だったら、楽しもう。みんなで。 「ほら、ボケーっとしてないで次の店に行きましょ!」 見田村は笑った。偽りも無ければ、屈託も無い眩しい笑顔で。 一行が向かったのは投矢屋だった。3投して、合計得点に応じたお菓子の景品が出る遊戯だ。 「えい!…あーだめだ…」 「くそ…これ、案外、難しいな…」 「うー…あたらないよ~…」 「はい、残念。まとめて参加賞のガムだよ。」 皆、苦戦していた。矢が真っ直ぐ飛ばず、ひょろひょろと力なく落下したり、見当違いな所に刺さったりと、得点が全く伸びない。 しかし、そんな中、獲物を狙う肉食動物の如く目鋭く尖らせた者がいた。 「…おじょうさま…わたくしもさんかしてもよろしいですか?」 見田村は、さくやからいつもとは違う雰囲気を感じ取っていた。 何かこう…表面はあくまでクールを装っているのに…その仮面の下では内なる闘志が熱く燃え滾っているような… 圧倒された見田村は、短く『ええ』としか返答することができなかった。 「お、そのゆっくりも参加するのかい?まあ、頑張れや。はい、3投だよ。」 店のオヤジが、手がないのにどうやって挑戦するつもりなのか、と言いたげにクスクスと笑った。余程、滑稽に思えたのだろう。 だが、次の瞬間。オヤジの顔が…いや、場の空気が一変した。 さくやは矢を丁寧に口に咥えると、目を閉じて精神を研ぎ澄まし、集中する。そして突如、カッと目を見開くと反動をつけ投じた。 また、その一閃はまるで何者かに導かれるかのように、真っ直ぐな軌道を辿ると、最後にはボーガンの如く的に突き刺さった。 ど真ん中の最高得点、100点を貫いていた。 それでもさくやは、彼らに圧倒される暇さえも与えてくれない。 続けて2投、3投が放たれた。すると、今度は中央から数センチ離れた点に刺さる。 「あれ…こ、これは…」 そう、よく見て、3点を結ぶと…なんと、正三角形が浮かび上がってくるのだ。 なんと言う神業。さくやの正確無比な精度にそこに居た者達は皆、その場で固まってしまった。 まるで、時が止まってしまったかのように。動くことはおろか、呼吸すら許されなかった。 何秒…いや、何分、何十分という時間が経ったのかもしれないが…暫くして、誰からともなく拍手が巻き起こり、そして時は動き出す… 「うー♪ぱちぱち!さくや、すごい!ぜんぶまんなか!」 「JAOOOOO!!JAOOOO!!」 「さくやは投矢の天才だね!凄いや!…僕なんか全然当らなかったのになあ。」 「…おい、見田村、さくやってこんな特技あったのか?」 「…私も驚いたわ…野生の時には、群れ一番のハンターだと言ってたけど…まさかこんな腕前だったなんて…」 驚嘆、賛美が次々と渦巻いた。 「た、たいしたことはありませんわ!しばらくぶりで、うでがにぶるのはいやですわ!」 さくやの顔から鋭さが消えると、照れるのを誤魔化すように謙遜し始めた。 「お前さん、凄い腕前だな。おめでとさん。これは景品だよ。ったく…300点満点出されるとはなー。」 お菓子が詰まったバラエティパック。それも3袋分もあった。 「…こんなにもらっていいのでしょうか?」 「遠慮はいらん。本当は1袋だけなんだが…あんな余興見せてもらったんじゃあ、割に合わんよ。その友達にも分けてやってくれ。」 「あ、ありがとうですわ!」 「うー♪おじさんはゆっくりできるひと♪」 「JAOOOOO!!」 3匹は口々にお礼を述べる。 その後も一行はこの日を楽しんだ。 綿飴、たこ焼き、ベビーカステラなど食を満喫したり 金魚掬いの最中、めーりんが水中に落下してしまったのをみんなで笑ったり 投げ輪でふらんが、玩具の剣を手に入れたのを褒めたり 笑顔が絶えない、本当に幸せな1日だった。 祭りも終焉に近づき、進たちはくじ引きで手に入れた小さな線香花火のセットで遊ぶことにした。 会場から少し離れた公園へと移動する。 「ええっと…あ、ちょうど6本だね。」 「うー…?それ、なに?」 得体の知れない棒をまじまじと見つめる3匹。 「さあて、なんでしょう。手にとってからのお楽しみです。」 もったいないぶるようににっこりとする見田村。ゆっくり達は、教えてくれと喚き散らすが尽くはぐらかした。 「おーい、戻ってきたぞー!」 コンビニへライターを購入しに行った大将が帰ってきた。 「あ、ご苦労様。じゃあ、始めましょうか。めーりん、さくやはこっちを咥えて。」 まだ怪訝な顔を浮かべている。 「…よし、全員持ったな。じゃあ1人ずつ火点けていくぞ。」 まずは、大将が自身の花火に着火する。 「JA、JAOOOO!?」 「うー?…うー♪」 「…きれいでございますわ…」 流星の闇の中に一輪の花が、金色に美しく、咲き誇った。 それは、夢か現か。実に幻想的だった。 「ふふ、すごいでしょ。ふらん、棒の先を近づけてみて。」 「うー?…わかった…」 戸惑いつつもゆっくりとその閃光に近づける。 「うー!うーうー♪」 火が移り、もう一輪咲いた。今度はスカイブルー。空のキャンパスは純粋で何者も拒まぬ。 「わくしも、わたくしも!」 普段大人しく、控えめなさくやもその美しさの心が奪われた。 次なる花は銀白色に照り輝いた。金とは対となり、控えめではあるがその優雅さが劣ることはない。 「じゃあ、私もつけよっと。」 次なる花は妖しき紫。見る者全てを魅了し狂わせる神秘さ故、古きから禁忌とされた。 「JAOOOOO!」 次なる花は鮮明な紅。その見た目通りの燃え盛る激しさと、えも言えぬ優しさとが同居している。 「よし、僕も…」 最後の花は穏やかなる緑。決して自らの存在を強調せず、全ての色を調和し引き立たせた。 6色の花が音色を奏で、見事なセクステットを生み出した。 幻じゃなく、見事な音の重なり合い。ほら…耳を澄ませば、聞こえてくる。 この、6人の世界での演奏が。 ―――あ、――― 誰からともなく声が発せられた瞬間、金色の閃光が弱まった。 「JAOO!?」 「うー!がんばって!ゆっくりしていってね、はなびさん!」 めーりんとふらんが必死に希うがみるみる内に花は枯れてゆく。 パチ…パチ、パチ…パチ……パチ…… と、次々に同じように花が枯れ始めてしまう。 空、銀、紫、紅、…そして緑。今、最後の灯火が失せた。 「JAOOOOOOOO…」 「…きえちゃいましたわ…」 「うー…おわりなんてやだ…」 3匹は、先刻までの光景が嘘のように消え去ってしまったことに酷く落胆し、涙を溜めてしまう。 「はぁ、終わっち…まったな…」 「…いっつも思うのよね。いつまでも続いて、終わらないで。って、私も小さい頃、泣きじゃくってた記憶ありもの。」 3人の方も感傷に浸っていた。 「でもさ、終わりがあるから、余計綺麗に感じるんじゃないかな…」 2人は無言で、その刹那性を肯定した。だが、めーりんはとうとう涙を流し、泣き喚いてしまった。 「JAOOOO!、JAOOOOO!!」 「めーりん、げんきだしてくださいませ…でないと、わたくしまで…」 「うー…うー…めーりん、泣かないで…」 その幼気な励まし合いは…昔の自分たちを見ているようで… と、進がめーりんの傍により抱きしめた。 「めーりん、花火はね、僕たちの為に頑張ってくれたんだよ。」 そっと、撫でる様に話し掛ける。 「……JAO……?」 「めーりんは、花火見てどう思った?とっても綺麗でゆっくりできたでしょ?」 「JAO…JAOOO!」 「花火は、一瞬だけど…閃光のように美しく、力強く生きた。」 「JAO…?」 「だから、花火は誇りに思ってるよ。自分の生きがいを以って命を終えたんだもん。」 「JAOOO!」 「だけど、いつまでもめーりんが泣いてたら、花火さんも悲しくなっちゃうよ。『めーりんを幸せに出来なかった』ってね。」 めーりんは慌てた。それは困るという具合に。 「JAO、JAOOO、JAOOOO!!」 「よし、だったら、涙拭いて元気出さなきゃね!」 そっとハンカチを取り出し、めーりんの涙を拭き取る。 このやり取りを見守っている2人は、心が自ずから温まってゆくのを感じた。 「…進君って想像豊かっていうか…発想がメルヘンね。」 「進はきっと良いオヤジになるだろーなー。」 そう言いながら、チラっと見田村の方を見遣る。 「い、やだ、もう!良いお父さんだなんて…困るわ!」 いきなり大将の頭を突いた。 「ゲホッ、ゲホッ!…なんでお前が困るんだよ…」 「え?あ、いや…だって…ほら…その…あ、あれよ、あれ!」 しまったと言わんばかりに顔が真っ赤になる見田村。今にも噴火する勢いだ。 つい、先日まで虐めを受けていた進。 こんなにも明るい未来が待っていたとは誰が予想出来たであろうか? これは奇跡…否、奇跡なんかじゃない。進自身、その周りの少年達の努力と歩み寄りの結果だった。 いや、その前に進の心が開くように導いた不思議な生き物のお陰でもある。 いずれにせよ、ここにいる者たちの幸せは、過去と決別し手を合わせ、掴み取ったのだ。 ~続く~ 遅れて申し訳ありません。最近筆が進まなくて… 新作ですね、陰ながらいつも読んでます。読んだ後に気分が良くなる物語、このシリーズ好きだなぁ。ゆっくり自分のペースで書くといいと思いませう。 -- ine (2008-12-12 14 59 53) あと少しで終了だと思うと寂しくなりますね。ひもなしさんの納得のいくところまであせらずゆっくりと練りこんでください。楽しみにしています。 -- 名無しさん (2008-12-12 18 12 20) 幸せって素晴らしいw -- 名無しさん (2008-12-13 18 50 07) うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!(勢いだけでも伝わるとうれしいです・・・口下手なもんで) -- 名無しさん (2011-04-27 19 37 27) 名前 コメント
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きずな④~陽~ 柔らかい春の日差しが少しずつ強く変わり、生命が青々と輝き始める5月の始め。 「JAOOOO!!」 一匹の子めーりんがひらひらはさはさ舞う蝶を追いかけ回している。ちょうど鬼ごっこのようで微笑ましい。 そんな光景を少年、進が見守っている。 「ほら、めーりん、頑張って!」 進の声援がこだまする。だが、めーりんの頑張りも虚しく蝶は空の彼方へ去って行った。 「JAOOO…」 残念そうな顔をして、トボトボと進むが座っているベンチに戻ってくる。 「あー。めーりん、惜しかったね…」 と、めーりんの頭を撫でて慰める。 「今度は、滑り台で遊ぼっか!」 「JAOOOO!!」 父親の説得のお陰で母親の反対をなんとか押し切り一緒に生活することになった進とめーりん。 それから十日程経つが、その仲はどんどん良くなってゆく。 平日は進は学校に行かなくてはならないため、夕方まではそれぞれバラバラにであるが、進は放課後すぐに帰宅し、めーりんとゆっくり遊ぶ。 これが日課となっているのだ。 今日は休日。普段は家の中や庭で遊ぶのだが、今日は思い切って公園で遊ぶことにした。そして今に至る、 めーりんを抱え、滑り台に登ると一緒に滑る。 「JAOOO~~♪」 滑る速度こそ大したことはないが、切る風がとても心地良い。めーりんは生まれてから経験したことのない遊具での遊びに目を輝かせていた。 「JAO!JAOO!!」 「え?もう一回滑りたいの?よし、じゃあ、のぼろっか。」 「JAOOO!!」 どうやら滑り台を大変気に入ったらしい。 (久しぶりに公園に来たけど…公園ってこんなに楽しかったんだなあ…) 遊具は成長した進にとっては小さいものが多く不釣合いではある。だが、かつてとは違い懐かしさとめーりんの笑顔がそこにはあった。 当時とは比較できぬ楽しさが溢れているのだ。 「じゃあ、次は…ブランコに乗ってみよっか。」 「JAOOOO!!」 「はは、次はシーソーだ!!」 「JAO、JAOOO!!」 夢中になって遊んでいる時程、時が経つのは早く感じる。そんな経験はないだろうか? 時間とは本来、最も客観的な単位である筈なのに。私達人間はどうしても主観的に考えてしまう。 ―5:30― 周辺が暗くなり始め、鐘がその楽しかった時の終わりを告げる。何事にもいつかは終焉が訪れる。 「むぅ…もうこんな時間か…めーりん、そろそろ帰ろっか。」 「JAOO…」 めーりんの鳴き声も名残惜しげである。 「ほらっ、そんな悲しい顔しないで。また、今度遊びにいこっ!ね?」 「JAOOOO!JAOOOO!!」 絶対だよ!絶対だよ!!そう言いたいのだろうか?ぴょんぴょん跳ねる。 進は伸びをするようにして空を見上げる。 「ほら、めーりん見て!綺麗な夕焼けだよ!」 「JAOOOOOOOOO!!!」 一対の人間とゆっくりが黄昏に染まる。一歩前には燃え盛る炎、一歩後には神秘的な闇。 何気ない日常の情景である筈だが、初心に帰り心を無とすると有無を言わせない美が確かに存在した。 「明日も楽しくなるといいなあ…」 「JAOOOOO!!」 二人は会話に華を咲かせた。 めーりんは言葉は確かに話せない。それでも、お互いの言わんとすることは分かる。…完璧に理解できる訳ではない。それでも心は繋がっていた。 会話を楽しんでいると、とうとう家に着いた。 「ただいまー!」 玄関へと入ると父親が凄い勢いで進むの元に来る。その迫力に進とめーりんはたじろいだ。 「進~~~~~~~~~~~~!!!」 「ど、どど、どうしたの、父さん…?…びっくりした~…」 父親は興奮したと平謝りして色を正す。 「ふっふっふ…実はな、めーりんにプレゼントがあるんだよ。」 父親は早く見せてあげたいが焦らすのもいいかもしれんとニヤニヤ顔を浮かべていた。 「プレゼント?え~何、何?」 「JAOOO?」 進もめーりんも興味津々といった感じだ。父親は咳払い一つして二人をなだめる。 「まあ、待て待て。お前の部屋に置いてあること…よし、手を洗ったらついてきなさい。」 「はーい!」 「JAOOO!」 二人は早くプレゼントなるものを見たいと言わんとばかりに洗面所へと駆けて行った。 ゆっくりは多少の水は大丈夫だがあまり長時間浸かっていると皮がふやけてしまう。 めーりんをお風呂に入れたさいぶよぶよになってしまい乾燥するのに3時間掛かってしまった。 その経験から、水にはそう頻繁には触れさせまいと思い、濡れたタオルでめーりんの体をふいてやる。 「…これでよしっと…父さーん、早く見せてー!!」 「よし、ちゃんと洗ったな。ついて来なさい。」 プレゼントは何だろうか?お菓子だろうか?それとも玩具だろうか?二人はwktkしながら父親の背中に従う。 (やれやれ…なんか最近さらに暗くて物事に対して関心がなかったというのにな…) 平生、無口で物腰が落ち着いている。悪く言えば暗く、関心が薄く子供らしくない。 子供はやはりこれ位感情豊かでないといけないと思う父親だった。 それに…近頃、特に進の表情が浮かないように感じていた。上手く表現出来ないが…進にどこか暗い影がさすのだ。 悩みでもあるのか…?…だが、なかなか聞き出せない。と父親なりに心配していた。 それが、めーりんと出会った日以降、まるで別人のような笑顔を見せるようになってきている。 これは間違いなく良い傾向だと父親は確信していた。 (めーりんには感謝しないといけないな。) 父親がそう思いふけっている内に進の部屋にたどり着く。 「さあ、今見せるぞ…じっくりとみなさい。」 ドアが開き…明かりがパァとつくと…そこには ―――小屋があった――― 木材で出来た小屋だった。いや、まだ体長10cm程しかない子めーりんにとってはお城のような大きさに感じることだろう。 「うわぁ…凄い、これ!めーりんの家?」 進が感嘆をもらす。その一方で、めーりんは目の前にあるとても大きくゆっくりできそうな家に心を奪われていた。 「JAOOOOOOOOO!!」 その咆哮で喜びの意を全面に表現する。 「どうだ?なかなか凄いだろ?」 父親は得意げに続ける。 「ゆっくりの飼い方って本読んでたら、ゆっくり達には家に帰りたい…懐郷性みたいなもんが強いらしいんだ。それで、家がないとストレスが溜まるって書いてあってな。父さんが気合入れて作ったんだぞ。」 何故か腕をまくって拳を作りぎこちないウインクまでする。 進はただ、ただ感動するばかりだった。 「これ、父さんが作ったの?凄いや!!父さん、こんな立派なもの作れるなんて知らなかった~。今度、僕にも教えてよ~!」 「はっはっは!!こう見えてもガキん頃は”木工の魔術師”と言われたもんだ。今の仕事に就いてなきゃ、大工やりたかった位だ。じゃあ、めーりんが大きくなったら一緒に増築するか?」 「うん!約束だよ!!」 父親の意外な特技を知り、ちょっぴり尊敬の眼差しを送る進。父親は息子のその念に頗る満足そうだ。 「JAOOOOOO!!」 二人に取り残された気がしためーりんは、二人に自分の存在を知らせるように鳴きながら跳ねる。 「おお、めーりん、すまん。…よし、じゃあ早速入ってみるか?」 「JAOOOOOOOOOO!!!」 その元気の良い返事に父親はまた満足感を得る。 「よし、じゃあ扉を開けるぞ。」 ドアが開かれるとめーりんはすぐさま中へ入る。その中は…実に広かった。 「JAOOOOOOO!!」 めーりんは感動した。家が出来たことに。そして…そう、ここは…まるで… (おかあさん…おとうさん…おねえちゃん…) この小屋はまるで、かつて家族で共に暮らしたような空間だった。と、突然、めーりんの頬に雫が垂れた。 その涙は喜びなのか…或いは悲しみなのか…それは定かではない。 ふと小屋の外を見る。そこには進の笑顔が映る。その屈託のなさを見ると、めーりんはまた先ほどまでの笑顔に戻った。 めーりんにも過去はある。どんな過去があるかは分からないがまだ赤ゆっくりと変わらない大きさで一人でいる所を察すると少なくとも、それはとても楽しいとは言えないものだろう。 (いまは…やさしくてだいすきなすすむがいるもん!…かなしくなんて…ないよ…) そう言い聞かせる。…だが、その過去はまだ幼いめーりんが一人で背負いきれる程軽くはないようだ。 (…はなしたい…わたしのこと…すすむにはなしたい…) おしゃべりできたらどんなに素敵なことだろう。慰めてもらえればどんなに幸せなことだろう。だが、そんな願望をめーりんは打ち消す。 (ううん…めーりんはすすむといっしょにいるだけでとってもしあわせなんだよ!) そして、いつものように鳴き、進に喜びを表す。進も父もそれを見て微笑む。 …過去に、一体何があったのだろうか? ~続く~ 以上ひもなしでした。 次回から話が重くなりますので…ご注意ください。 余談ですがこういうSSを書いている思うんです。人間は傲慢だと。 目の構造は蛸の方が優れている。体の大きさは象の方が圧倒的に強い。 ただ脳と手先が他の生き物より発達したというだけであるのに私達は地球のトップだと勘違いしている。 だから、生き物を”飼う”という表現がなんだか都合の良い言葉に感じてしまうんですね。 進君には使って欲しくないと思う今日この頃です。 乙です。確かにねぇ。人間は弱い者を虐げ、征服し、誰にもトップの座に近づけないようにしている気がする。これは逆に言うとトップの座を脅かされるのが恐怖だから故なのかもしれませんが。SSの方も良かったです。めーりんと進くんとの交流。小屋ができた時のうれしさが伝わってきました -- 名無しさん (2008-10-18 01 54 19) 人にもよりますね -- 個人差はありますが… (2010-06-12 02 11 15) お母さんが空気だったな、完璧に -- 名無しさん (2010-07-21 22 58 43) 名前 コメント
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名前:縁籐きずな(えんどう きずな) 所属:夜宴派(元の所属は『隠形派』と呼ばれる暗躍系派閥の一員) 性別:女 年齢:15 性格:非常に根暗で陰気だが無駄に行動力がある 外見:艶のない黒の長髪を真ん中分け。肌が死人のように青白い 魔装:白襦袢、蝋燭を立てた頭巾。いわゆる丑の刻参りの衣装そのもの 願い:好きな人とその彼女が末永く幸せにいられますように 魔法:『友情絶対☆不滅宣言-ウラミハラサデオクベキカ-』 対象を手元の類似物に"見立て"、動きや状態を強制同期させる魔法。 藁人形を特定人物に見立てて動きを封じたり遠くの大きな藁人形を手元の小さな藁人形で見立てて遠隔操作したり。 五感も同期可能。なお硬度などの性質も見立てた対象と同じになるため、 例えば人間に見立てた藁人形を捻り切って殺害、といったことはできない。人間を捩じ切る腕力がない限りは。 属性:呪 行動傾向:周到な準備と情報さえ持てば、エルダー級にも立ち向かうガッツはある 基本戦術:五寸釘で動きを停めた後に巨大藁人形でまったり撲殺 うわさ1:懸想していた彼の心を射止めたのが彼女の親友だったので、友情を選び身を引いて応援することにしたらしい。 うわさ2:なのに願いを込めて見たら何故か呪い系の能力になっちゃったわー(棒) うわさ3:実は親友も魔法少女だったらしい。 解説 "黒いバン"を襲撃した西呉 真央を更に襲撃した夜宴派所属の遠隔呪殺型魔法少女。 大饗いとりの手先である黒いバンが市内に展開したのをいちはやく察知し、マークしていた手練達の一人。 固有魔法である丑の刻参りは『祭壇』の設営や拠点の確保など多くの前準備を要する分強力であり、 相手がエルダー級?でなければ、そして佐々木 真言による助太刀がなければほぼ無敵だった。 藁人形を用いた呪いは相手を確実に拘束し、使い魔を使った攻撃は相手を一歩的に殴り殺せる。 また市内数カ所に配置した使い魔を経由することで魔力の出どころも隠蔽するなど容易周到さでも群を抜いている。 ただしエルダー級に常識は通用しなかったようで、あっさりと居場所を突き止めて強襲してきた西呉真央に敗北。 原型を留めないほどに虐殺され、のちの楽園派と隠形派のいざこざの発端となった。
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丘の上の公園に風が吹いていた。 そこにいると僕は幸せが永遠に続くと感じていた。 でも、そんなことは夢のように消えてしまって、後になると全てが幻のように思える。 あのときに話したことは毎日少しづつ忘れていって、 つないだ手のひらに残された温度も確実に冷えていく。 覚えているのは彼女の笑った顔だけだ。 僕たちはどうすればいいんだろう。 忘れていくことの積み重ねの中で、どんな大人になれば 幸せだと感じることができるのだろう。 駐輪場に自転車をとめて鍵をかける。 それまで受けていた風のせいですっかり顔が硬直してしまった。 手袋をしているのに、指先の感覚はすっかりマヒしてる。 10歳にも満たないような男の子がが親の手を力いっぱい引っ張り 市営体育館に隣接されている温水プールへと走っていった。 それをぼんやり眺めながら また丘の上に向かって歩き出した。 市営体育館の裏には小さな丘があり、てっぺんには小さな公園があった。 芝が敷き詰められた丘を登りきると、彼女がベンチに座って待っていた。 ここは 僕が人から逃げる為の場所だった。 そこは 彼女が一人になる為の場所だった。 人が苦手な僕と、一人が好きな君。 いつの間にか、寄り添って歩き いつしかそこは僕たちが放課後に待ち合わせをする場所になった。 「補習がちょっと長引いたんだ」僕は遅れた言い訳をして隣に座った。 「受験生だから仕方ないよ」彼女は風のせいですっかり赤くなった頬を向けて言った。 彼女はひとつ年下だ。 僕が来年大学生になって、この街から出て行ったら遠距離恋愛が始まる。 でも僕は、多分 僕たちは そんな不確かなものを信じられずにいた。 電話代とか、交通費とか、 きっと今まで考えなかったようなハードルが僕たちの前に立ちはだかるだろう。 それでも僕はきっとバイトをしたり節約したりして、彼女と会おうとするんだろう。 短い電話で言い足りないことは、メールで話せばいい。 それとは反対に、僕は新しい生活や出会いで変わってしまう自分も想像できた。 そして、そのうち彼女の声も姿も揺らいでいくのだろう・・・ 彼女は家の事情で、卒業後は就職することが決まっていた。 大学生になり、これからも青春が永遠に続いていくように感じている僕とは違い、 彼女にとってはこの瞬間がすべてだった。 そのときに感じたことを口にして、キスをして、泣きたいときに泣いて、笑う。 そうしていなければ、その先にある何かに向かっていくことも、 今を楽しむこともできなかった。 だから、彼女の中に後回しという言葉はない。 すべてが 全力 で、すべてが 儚い。 1月になって受験も佳境に差し掛かったころ、 僕たちは卒業前に湖を巡る観光遊覧船に乗ろうと話し合った。 この時期は観光客も少なく、桟橋に着くと僕たち以外に乗客は見当たらなかった。 貸切となった白い遊覧船に乗ると、湖を渡る冷たい風が顔に吹きつけた。 船が動き出すと、さっきまでいた陸地があっという間に遠くなっていく。 彼女は制服の上に紺色のコートを羽織って、 口元が隠れるくらい厳重に白いマフラーを巻いていた。 湖面を走る風は想像以上に冷たくて、顔の細胞ひとつひとつを刺すようだ。 ここに17年も住んでいるのに、遊覧船に乗ったのがはじめてなんておかしいね。 彼女がそう言うと、僕もうなずいた。 僕の暮らした街が、いつもとは違うアングルで遠くなったり近くなったりした。 「いろんなことを忘れない」と僕は誓った。 ほんとにそんな風に思えた。 時間はゆっくりと進んで、僕の心の中にひとつづつ刻み込むように思い出を積み重ねていった。 僕は東京にある第一志望の大学に受かった。 学生生活は順調に進んでいった。 誘われるままにサークルに入って、ほかの学生のように振る舞い、 いつのまにかどこにでもいるような若者になってしまった。 行きたくもない飲み会に参加して、つまらないことで笑い、 求められるまま下品な話をした。 子供のころのように自分を特別な存在のように感じることもなく、 ただ人と同じように見えることを意識して暮らした。 彼女とは毎日のように電話で話した。 メールも一日に何度も送った。 でも、ある日僕は彼女にメールを送ることができなくなった。 何を書けばいいのかまったくわからなくなった。 僕たちはいつのまにか何も共有してなくて、 いいことも悪いことも、全部が他人のようにすれ違っていた。 考えれば考えるほど、僕の中にある小さな彼女の居場所は狭くなり 最後はほとんど自然消滅みたいに、僕たちは連絡をとらなくなった。 彼女が自殺したのは、それから一ヶ月後のことだ。 誰もが笑う年頃だ。 くだらないコトで友人と笑いあう。 そんな人生で一番輝く季節に命を絶ってしまう。 やりきれないって言葉は、 きっとこういうときに使うんだと 僕は思った。 虚無感。 無力感。 本当に やりきれない。 そんな気持ちに整理をつけたり、 彼女のやったことをうまく忘れたりできるほど僕は大人ではなかった。 夏休みに帰省すると、まっすぐ彼女の自宅へ向かった。 彼女の母親の顔を見ると、自然と涙がこぼれてきた。 2階にある彼女の部屋に案内され、二人でしばらくその場に立ち尽くしていた。 部屋は彼女が生きていたころのままで、 窓に向かって置かれた机と、モスグリーンのカバーが掛けられたベッドが 主人の帰りを待っていた。 机の上には僕と撮った写真が立てかけてあり、 顔を寄せたふたりは兄妹のように見える。 遺書らしき物は遺されてなかったらしい。 心なしか彼女の母親は、ずいぶんふけてしまったように見えた。 この部屋は人に何かを強いる。 それは時間だったり、 後悔だったり、 彼女の思い出を持っている者が等しく背負う何かだ。 東京に戻ると、いつもどおりの生活が待っていた。 学校は新学期を迎えた高揚感の中に包まれていた。 僕は学食で会う友人たちのひとりひとりに、実家に帰省していたこと、 田舎の夏も暑かったことを話した。 どこに行っても、 彼女を失った悲しみや、 彼女がこの世で味わった悲しみや やりきれなさを相談する相手はいなかった。 仕方なく僕はひとりきりになって、彼女が死を選んだ理由を思った。 忘れる事など出来なかった。 忘れてしまえば、彼女がこの世に存在したことも否定するような気がした。 世の中には死んだほうがいいやつが山のようにいるのに、 どうして彼女が死ななければいけなかったんだろうかと考えた。 そして、なぜ自分は彼女を愛し続けることができなかったんだろうかと責め続けた。 人は一人では生きていけないはずなのに、 僕は大好きな人をあっさり遠くに押しやって、 それほど面白いとも思えない日常に身を任せてしまった。 そんな僕に、彼女の気持ちに触れる力はなかった。 その気持ちに触れることができれば、彼女が死なずにすんだんだ。 昼も夜もなく、曜日の感覚もなくなり、時間だけが過ぎていった。 風呂にも入らず、髭もそらずに布団にくるまっていた。 光の中にいたと思ったら暗闇にひき戻される。 その繰り返しの中で、彼女があちら側の世界で僕を呼んでいるような気がした。 彼女の胸の温かさを思い出した。 その場所こそ僕が帰る場所ではないだろうか。 充電器に挿しっぱなしの携帯の音が遠くで聞こえた。 彼女の母親からの電話だった。 翌日僕は飛行機に飛び乗って、田舎に帰ってきた。 彼女の自宅へ向かうバスの中でも、胸の鼓動が押さえられなかった。 遺書が見つかったのだ。 彼女の母親は 泣いていた。 涙なんて全て流しつくして、もう何も流れてないのに。 心が泣いていた。裂けた傷口のように とめどなく、とめどなく。 見てやってくれ。そう言ったきり、彼女の母親は 僕を迎えた玄関から動かなかった。 彼女のパソコンの中に保存されていた遺書は、 僕が到着するのを待っていたかのように、液晶ディスプレイに映し出されていた。 それは日記のような遺書だった。 7月15日 今日期末テストが終わった。数学はやっぱりできなかった。 意味のないものに費やす時間が最近特に苦痛だ。 難解な問題を証明してみせたり、二度と読まない外国語を理解することにどんな意味があるんだろう。 私は、本を読むのが好きだ。小説を書くのも好きだ。 誰にも言ってないけど、将来は小説を書いてみたいと思ってた。 このまま卒業して、就職して、誰か好きな人を見つけて結婚する。それはきっと私じゃない。 贅沢なことを考えてるのかな。彼から連絡がなくなって、だからかな。 多分、それでそんなこと思ってるんだよね。 でも、すごく幸せだってことも知ってもらいたい。 私はお父さんもお母さんも大好きで、二人の子供として生まれてきたことをすごく感謝している。 ほんとにそう思う。 でも私は気難しい性格を隠してお母さんたちに接してきて、 彼にも本当の私を一度も見せずにきたような気がする。 本当の私は物分りのいい女の子なんかではなくて、 すごくわがままで自分さえ幸せになればいいと思っている、そんな人間なんです。 私はこれから何をすればいいのか全然わからない。 ずっと先まで決められていることはあるのに、何一つワクワクしない。 それってすごく幸せで、不幸せな気がする。 その感じってわかってもらえるかな? もしかしたら、そのことをわかってくれるのは彼だけかもしれない。 この世で唯一私のことをわかってくれてたのは彼だから。 だから、彼が離れていってしまうのもわかっていたし、それでよかったんだって思う。 人はどんなときに死にたくなるのかって彼と話したことがあった。 そのときは雨の日とか雪の日とか寂しい天気のような気がしたけど、そうじゃないって今は言える。 私は、今日のような突き抜けた青空の下で死にたい。 17歳のきれいな体で、夏の太陽が支配している青空の下で死ぬ。それが私の望みです。 お父さんお母さん、ごめんなさい。 さようなら。 ありがとう。 その日も地平線の向こうまで青空が続いていた。 丘の上の公園に行くと、彼女がいつも待っていたベンチがそのままにあった。 そのベンチの右側に座って、街の中心部に広がるささやかな町並みを見つめた。 不思議と涙は出なかった。 届くはずのない彼女のそばに近づけたような気がしたからだ。 僕はこれから彼女が生きるはずだった人生を生きなければならない。 目を閉じると17歳の彼女が見えた。 僕はその笑顔を何度も思い出して、歳を重ねていく。 何十年もかけて忘れることを仕事として生きていく。 そして、自分が命を落とすときになって思うんだ。 結局忘れることができなかったと。 17歳の彼女に追いつくにはその日を待たなければならない。 その日を待って僕は生きる。そして今もこうして生きつづけている。