約 1,257 件
https://w.atwiki.jp/support00/pages/743.html
要点・評価 L:ヴィクトリー登場 = { t:名称 = ヴィクトリー登場(イベント) t:要点 = ピンク髪,パイロットスーツ,航空眼鏡,航空時計,白いマフラー t:周辺環境 = 芥試作機から飛び降りて空中でサイベリアンに乗り換えるヴィクトリー t:評価 = なし t:特殊 = { *ヴィクトリー登場のイベントカテゴリ = ,,,藩国イベント。 *ヴィクトリー登場の位置づけ = ,,,{特殊イベント,自動イベント}。 *ヴィクトリー登場の内容 = ,,,ヴィクトリー・タキガワがアイドレス世界に出現する。 } t:→次のアイドレス = ヴィクトリー・タキガワ(ACE),セプテントリオンの大規模侵攻(強制イベント),かのものの影(強制イベント),帝國軍建設(強制イベント),芥辺境藩国への守り(イベント) } 芥試作機(蒼天)は継承 #08/10/29 藩国サイト移転のためアドレスの変更をしました。(旧ページURL:http //www.geocities.jp/akuta5121/event.html#shisakuki) #HQ継承についてはイグドラシルをご参照ください 設定文 ヴィクトリー・タキガワ。 ピンクの髪をした少年。ピンクの髪とは加藤屋(狩谷と加藤)の血統を受け継ぐものであり、遠い昔の約束が今も果たされている証拠でもある。 タキガワ一族の一人で、小カトー・タキガワの子供。 まだまだ発展途上中のチビだが、見たら誰もが好きにならずにおれない人物で14歳。いつも小カトーゆずりの航空眼鏡と航空時計を身に着けている。 なぜか5感の多くが閉じており、ESPで見聞きしたり会話したりしている。 ダンシングドールの登場人物であり、GPO青の章に登場する田島順一の相棒。 タイムガール・レイカと違って、時間跳躍ができず、青より守備範囲が広い(初対面の女性に、お前は俺が守るくらいいう)のがヴィクトリー。 3歳児ですでにその片鱗があり、絢爛世界崩壊に心を痛めるプレイヤーを慰めた後「絢爛世界は崩壊していないのではないか?」との推理を披露していた。 過去、セプテントリオンがこの人物を抹殺するために、先祖である瀧川陽平と小カトー・タキガワの暗殺を企てたこともある(この時間犯罪を食い止めるため、プレイヤーたちは儀式魔術「絢爛舞踏祭」にて、セプテントリオンと決死の攻防を繰り広げた)また、最近の調査でヴィクトリーを狙っているのはセプテントリオンだけでなく、全てのリン・オーマであることも判明。 リン・オーマにとってのヴィクトリーは、レイカと同じく無敵な存在であり、直接戦えばヴィクトリーは必ず勝利する。 そのため、ヴィクトリーは直接対決しなくて済む時間犯罪で、リン・オーマに繰り返し命を狙われて(存在をなくそうとされて)いる。 儀式魔術アイドレスの前に起こった、謎の多い【アプローの涙事件】はまとめると、ヴィクトリーが生まれるという未来に続く絢爛世界を無くそうとする時間犯罪であった。 タキガワ一族の伝統ともいってもいいぐらいの航空機乗りであり、その腕は一級。 その証拠に、飛行中の戦闘機:蒼天からI=D:サイベリアンへ空中で飛び降りて乗り移る。などという芸当を平気でこなすほど。 パイロットスーツに身を包み、白いマフラーをなびかせる彼を見ていると「出来ないことなど、何もないのではないか」と思わせる。 現在、アイドレス内で絢爛世界の崩壊及び、小カトー戦死の報が流れているが、ヴィクトリーはイグドラシルより登場する。 なんらかの時間犯罪が関係しているようだが、詳細は不明。 ただ、ヴィクトリーの推理を正しいとするなら、何らかの形で絢爛世界は無事である可能性がある。 また、先祖である瀧川陽平がストライダー兎に子孫が絶えないように祝詞を受けているが、そのことが関係しているかどうかも不明である。 参考資料 世界の謎萌え追い隊@Hiki Return to Gunparade (りたーんとぅがんぱれーど) 大儀式魔術アイドレス 小笠原ゲーム:ヴィクトリーの出現 第2回 星見司の塔 踏破結果 謎視点での アプロー以降アイドレスのまとめ 小笠原ゲーム:クレールさんとヴィクトリー(お祭りにて) ? 7月の芝村さんとの質疑応答 (文章:双海環) SS 本当に青い、雲一つない青空の中で、彼は何もない空間に身を躍らせた。 この青空を機体名としている空色の戦闘機が遠ざかっていく。 それは、彼と同じ名前を持っていた少年のために建造された戦闘機であった。 空を、落ちる。 彼の下にあるのは森だ。 落ち続ければ、死ぬ。 彼はその知覚を一点へと向け続けていた。 航空眼鏡に覆われた目で、真っ直ぐと見据える。 (文章:歩露) その日の空は、染み一つない快晴だった。 眼下には地平線まで続く森の緑。 果てなく遠い青と緑の交わる先へと、泳ぐように踊るように、空を切って蒼天は飛んでゆく。 奇麗だねえ。コクピットから見える世界をその瞳に移しながら、ゲドーは心の中で呟いた。 こんなに奇麗な世界は、ビクトリーくんの心にはどう映ってるんだろうねえ? それはきっと、自分には分からない。けれど、美しく映っているのだろうと、それだけは確信を持っていえる。 つまりはビクトリーとは、そういう人物だった。 「さ~てさて、そろそろ予定してた位置だけど、準備はい~かい?」 「いつでも平気さ。そっちこそ、緊張してるんじゃないの?」 一回り以上も下の子供に言われたら立つ瀬がないねえ、と心の中で呟く。だが不思議と、不快にはならなかった。 だから、自然と苦笑が浮かんできた。 「少しは信頼してくれても大丈夫だよん」 「そっか、ごめん」 ヴィクトリーが笑ったのだろう念が帰ってくると、後ろでがさごそと物音がし始めた。 首だけを振り向けてみる。 ヴィクトリーがシートベルトをはずし、父親と同じ航空眼鏡をかけているのが見えた。 「似合ってるねえ。そのゴーグル」 空へと飛び込んでいくヴィクトリーの為に速度と高度を徐々に落としながら、ゲドーは笑って言った。 「ありがと」 微笑んだ念を返すと、ヴィクトリーはコックピットのハッチを空けた。 途端に、猛然と風が飛び込んでくる。 少しでも気を抜けば吹き飛ばされそうな風圧に、ヴィクトリーは進んで自らの身を任せた。 それは、飛び降りるというよりも、身を躍らせるという方がゲドーの目には自然に見えた。 空と遊び、風と戯れ、全てを楽しんでいる。そんな気がしたのだった。 悪戯をしてまわるような風から逃れるように、ハッチを再び閉じる。 数秒もしない内にどんどんと小さくなってゆくヴィクトリーを見送りながら、ゲドーは笑って呟いた。 「ぐっどらっく。ビクトリー君」 /*/ (文章・小鳥遊) 「チビに似てる」 「タキーに似てるわ・・・」 「・・・不思議な人・・・」 「カッコよかったよ!」 「なんかちょっと可愛い」 (ははっ・・・) * 芥辺境藩国の海は・・・お世辞にもキレイとは言えない。 度重なる戦争。それに伴う兵器の大量生産。燃料需要の増加による燃料採掘場の建設など。環境汚染ってや~よね~・・・ まぁ、資源が少ないのはしょうがないのだ。それが土地柄、お国柄と言うものなのだろう。その代わりと言っては何だが、芥辺境藩国には多くの燃料が眠っている。それで「おあいこ」だろう。 * 彼が飛び立つちょっと前 汚い海でも、結構遊びに来る人もいる。 ここは芥辺境藩国のグレテル港・・・のはずれ。人混みも無く閑散としている。 遠くの海で船の汽笛が鳴る。「ぼぇ~~~~~」という気の抜けた音が鳴るたびに、チビは「お船だよ!?」と瀧川に逐一報告しては楽しそうに笑う。 「そうだな~・・・」 ぼけ~~~~っと海辺に釣り糸を垂らしている瀧川。 「瀧川、引いてるよ?」 吉田は針にエサをつけながら、瀧川の浮きには目もつけずに言い当てる。 「え?マジかよ!!」 慌てて竿を引くがもう遅い。魚はスルスルと逃げていく。 「・・・タキー。もぅ。へたくそなんだから・・・」 「グハァ!」 誰に言うともなくボソリと萌がつぶやく。タキーのハートがなんだかちょっぴり傷ついた。 汽笛が鳴る 「ぼえぇ~~~~。お船!」 「うん、そうだね。お船さんだね。ぼえ~~~~」 月子はニコリと微笑んで頷き、自分も一緒にモノマネをする。 瀧川はチョイチョイと針にエサを取り付ける。しかし、もう残り少ない。 「チビ、あっち行ってエサをゲットして来い!」 「えさ?」 「ああ、アッチの岩の裏とか水溜りにいっぱいいるから取ってきてくれ」 「うん!」 「あ、チビくん?」 チビは元気に返事をしてさっさと行ってしまう。「あ、」と瀧川が声をかけようとする。月子が慌てて後を追う。瀧川に軽く手を振って笑って見せた。 * 30mほど先にある離れの岩場。岩の窪みにいくつもの水溜りができている。 「チビくん、ここは危ないからあんまり走っちゃダメだよ。ね?」 「は~い!」 元気よくお返事した。水溜りに手を突っ込んでエサの探索を始める。 「・・・・・・」 風が吹く。冷たい風が吹く。背筋に寒気が走る。身を震えさせ、カーディガンを身に寄せる。 「寒いなぁ・・・・・・」 誰にとも無くつぶやいて、泣きそうな顔になる。 「お茶飲む?」 月子はいきなり聞こえた吉田の声に驚く。スカウト独特の歩法なのか、吉田自身の特徴と言うべきなのか。この少女は気配が掴みづらい。 「うん。ありがとう。もらおうかな」 またニコリと笑う。吉田は嬉しそうに愛用の水筒を取り出す。少し無骨なデザインの使い古された水筒だ。 「あ・・・!!」 水筒のフタを取ろうとしたが手が滑る。カロロンと言う音と共にフタが水筒の口で踊る。慌てて手を伸ばすが、フタは軽いステップで吉田の手を避け、自由な空へ躍り出る 吉田はフタを追って手を走らせる。水筒が傾き、お茶が少しこぼれた。しかし、その手にはフタが握られている。 月子は感心した表情で軽く拍手をする。吉田は照れくさそうに笑って、お茶を入れる。 「はい!」 「ん。ありがと・・・」 二人は防波堤にちょこんと座る。熱いお茶がのどを通る。ポカポカと体が温まる。 だが、痛みを感じる。生傷にぬるま湯をかける様なそんな感覚だ。癒えぬ傷。 また冷たい風が吹く。吉田が子猫のように身を寄せてきた。触れている部分だけだがポカポカと温かい。 (あなたは一人じゃない)いつか見た夢がそう語りかける。 それにしても子供と言うのは元気なものだ。この寒さでもヘッチャらなのだから。 チビがこっちに駆け寄ってくる 「いっぱい取れた」 握っていた両手を開くと大量のゴカイが蠢いている。 月子は驚いて立ち上がる。ポンと吉田の帽子にぶつかる。風に流されて帽子が飛んでいく ** ピンク髪の少年は航空時計を眺める (大分遅れてしまったかな?) 少年はそう思いポリポリと頭を掻く。 ボスンと何かがぶつかり。視界が闇色になる。少年は落ち着いた仕草でそれを取り除く (帽子?) 「待て~~」 女の子の声が聞こえる ** 「遥ちゃん待ってよ~」 月子は息を切らせながら遥を追いかける。走ったのは久しぶりな気がする。 「まって~」 後ろからチビもついてくる。 やっとの思いで追いつくと、遥はパイロットスーツを着た同い年くらいの少年と向かい合って硬直している。 少年はこの辺りでも見た事がない。キレイなピンク色の髪をしている。染めたのではなくて地毛なのだろう。サラサラと風になびいている。異国の人だろうか?始めて見た 少年は何も言わず、吉田の頭に帽子を投げてよこす。輪投げのわっかのようにスッポリと吉田の頭に納まる。 (こういうのは得意なんだ) 頭の中に声が響いた。吉田にも聞こえたのか慌てて月子のそばによる。月子は呼吸を整える。体温が少し上がる。頬がほんのりと赤く色つく。 「帽子、ありがとうございます」 少年は少し淋しげな顔をしたあとふと笑う。もうあの声は響かない。 少年はつつと近寄り、つま先立ちして首に巻いていた白いマフラーで月子の汗を拭う。グっと目尻を拭われる。するとほんの少しだけ涙が流れた。 「え、あれ?」 心が軽くなった気がする。少年は見た目に似合わぬ深さを備えた笑みを浮かべる。 ズシンズシンと重厚な機械音が響いてくる。音の主は芥辺境藩国独自I=Dのコトラ。伏せ状態で駆け寄ってくる。 「でっかいトラさんの乗り物だ~!」 チビのテンションが上がる。 『お迎えにあがりました。早く乗って下さい、この天然スケコマシが~~!!』 拡声器からなんか変な声が響く。チビと遥はびっくりして月子の後ろに隠れる。 少年は少し渋い顔をしてから目線を合わせて肩をすくめる。コクピットへジャンプすると、スルスルと吸い込まれるようにシートへ着座する。 少年が、さよならと手を振るとコクピットのドアが閉まる。 コトラが吼えた。風になり颯爽と駆けて行く。さっきとはまるで違う、動きが別物だ。 チビは月子の後ろから姿を出して手を振る。月子も手を振る。不思議な少年だった。 「ありがとう・・・・・・」 コトラが点となり見えなくなっていく。それでも点を見続ける。もう会うことはできないのだろうか?ふとそう思った。 *** 「急いでくださいよ。もう時間が無いんですから」 (わかってるよ、遅れた分は取り戻して見せるさ) 「とりあえず飛行場へ向かってください。急ぎで」 (ああ、OKだ!!) 操縦桿を強く握るとまたコトラが加速する。 急ぎ飛行場へ向かう。 /*/ 突然一機のサイベリアンを整備して指定されたポイントに運ぶ様連絡があっのは今朝方のことだ。 なにせ急な話。一体何が起きているかは詳しくは知らなかった。 だが、そうだ。確か地上班の手伝いという事だった。 "地上班”と言うからには空にも当然誰かがいるのだ、辺境は共和国唯一の航空国家であるのだから。 ――背後でにわかに歓声が上がった。 振り向と皆の視線の先は空。 見上げると曇りの無い青磁のような空の中に一際青い”二つの点”が浮かんでいた。 点の片方は今しがた浮上したサイベリアン、すさまじい速度で近づいてくるもう片方はおそらく蒼天だ ――カラーリングが常のものとは異なるが晴型にあそこまでの推力は無いだろうから。 推力比のせいでその巨体の割りに羽の様に軽い蒼天を隙も弱々しいところも一切無く操っている。見事な操縦だった。 そうして見ている内に何故か蒼天は緩やかに高度と速度を落としていく。 お互いに近づいていく。軌道が殆ど交差するよう様になる。 二機が上下にすれ違う、その瞬間――蒼天から突如として何かがが飛び出したのが見えた。 驚く間も無かった。 飛行服が見える。 ピンク色の髪が見える。 航空眼鏡が見える。 飛び出した何かは、少年だった。 (――何をする気だ!?) 明らかな自殺行為、に見える。 しかし飛び出した少年に危機感の色は見えない。むしろ風を楽しんでいる気配すら有る。 いや――その姿はあたかもその少年自身が風のような、生きた風のような、風が人の形になっているかのような、そんな有様だった。 ……突然の曲芸劇は時間にすれば一瞬だったのだろうか。 飛び出した少年はそのまま開いたサイベリアンのコクピットに滑り込み、 蒼天は何事も無かったかのように飛んで行ってしまった。 結局いま何があったのか解らないまま、へたり込んだままの彼に声が掛かった。 「サイベリアンに飛び乗ったの。あのヴィクトリー・タキガワですよ」 声を掛けたのは同じ工場のの整備員だった。 嬉しそうとも。誇らしげともつかない表情だ。 なので――それは疑問の答えでは無かったが――黙る事にした。 そうですか、と生返事をするに止めた。 今日はあの少年ための一日だったのだろう、と納得することにした。 帰り道もなんだか皆が空を見つめていたので、彼もとりあえずそれに倣うことにした。なんだか良い気分が移って来たようだった。 そうして空を見つめながら。一瞬だけの、あの少年の印象を反芻する事にした。 あの離れ業を可能にする技量・度胸。奇抜な容姿。 いやそれより何よりも――。 なんだか、なんだかあの微笑する青空の様に、人好きのする雰囲気の少年だったな、と。 /*/ (文章:青色珊瑚) イラスト 芥試作機から飛び降りて空中でサイベリアンに乗り換えるヴィクトリー #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 (イラスト:吉備津五十一:双海環) 芥試作機から飛び降りて空中でサイベリアンに乗り換えるヴィクトリー(コマ割り版) #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 (イラスト:吉備津五十一:那限逢真・三影) 青空とヴィクトリー (イラスト:霧原涼) ※試作機・蒼天のイラストのカラーリングが量産機である蒼天・晴型のものになっていますが、これは量産機の設定にある空気抵抗を減衰させる塗料を試用しているためです。 ※もちろん、本当は技族の霧原涼君が塗り間違えました。ドジッ子です。 本人のコメント: 霧原涼 「き、昨日の夜藩王さまと摂政さまが…なかなか放してくれなくて。」(深読み推奨) 霧原涼のPL「多分、麻雀に付き合ってたんだと思います(言い訳)」 荒川真介(藩王)「てか、麻雀かなり弱いよ私」 霧原涼「ぼ、僕もスーチ○パイくらいしか遊んだコト無いです…」 歩露(たまたま居合わせた)「小学生が脱衣麻雀やるな」 霧原涼「ええー!ス○ファミソフトは年齢制限ないはずなのに!!(がーん)」 注:(今時の小学生はSFCで遊びません) 真相は謎と言うことで。
https://w.atwiki.jp/clockgrail/pages/75.html
まことのことばはうしなはれ 雲はちぎれてそらをとぶ ああかがやきの四月の底を はぎしり燃えてゆききする おれはひとりの修羅なのだ 宮沢賢治「春と修羅」 「今まで剣道で覚えたことはすべて忘れてください! まだ腕に頼って振っています!」 ある剣道の道場で、剣道着を着た少女が隅に位置し素振りをしている。 その少女に対し、白の小袖に黒の袴を着た一人の女性が叱咤しながら肩や足に蟇肌竹刀を叩きつけている。 「まだ肩や腕に力みが出ています! 身体の芯で振るのです! 足で振るのです!」 女性の叱咤は激しさを増す。 「全くなっていません! 肚の内で撃つのです!」 その言葉に憤然とした少女は、女性に対し面を打ち込んだ。 「こうですか⁉」 瞬間、少女の身体は一転し、床に背中から叩きつけられた。手にしていた竹刀はいつの間にか女性の手の中にある。 「今のはまずまずです」 女性は少女を投げる前に空中に放った竹刀を片手で取りながら言った。 周囲がざわめく。おい、見たか? 無刀取りだ。本物は初めて見た。 周りの道場生には驚きの出来事だが、少女たち二人にとっては当然のことだった。 なぜなら指導をつけていた女性こそ、日本剣術史においても柳生一族においても屈指の剣聖とされる柳生連也斎厳包その人なのだから。 この東京でサーヴァント、アサシンとして召喚された彼女は、自身のマスターである少女、七月刹那に頼まれて稽古をつけていたのだ。 「不思議ですね。本来感情のままに剣を振るうと力みが生じ太刀筋が乱れるものですが、なぜか貴女は激情に身を任せた方が無駄な力が抜け、剣が冴える」 立ち上がる刹那に竹刀を返し、連也は微笑んだ。 「次は斬釘の打ちです。私の打ちを見て、続いてください」 連也は顔を引き締め、竹刀を緩やかに振り上げ、正中線から外れた右膝への軌道を正確に直線に振り下ろした。 再び周囲がどよめく。おい、見えたか。いや、分からない。 剣を上げ、振り下ろす。ただそれだけの動きが現代剣道のそれとあまりにも異質なため、目にした映像を脳が解析できず、結果見えなくなっているのだ。 連也に続き、刹那が同様の動きで、竹刀を振り上げ、振り下ろす。 三度目のざわめき。刹那は完璧とは言えないが、それでも道場生には同様の異質さを感じさせるほどに動きができていたのだ。 「先ほどで骨をつかんだようですがまだまだです! 右足の軸を意識して撃つのです! また力みが出ています!」 その後、袈裟、足切りなどの基礎の振りに無形の位、雷刀、影の太刀などの基礎の構え。正眼からの歩法「立帆の位」、「浮沈の位」。参学円之太刀、九箇之太刀の型稽古。 叱責を受けながらたっぷり12時間の稽古を終え、夜になる頃ロールとして与えられたアパートの自室に二人は戻った。 「牛炊作ったよ。稽古の事前に牛筋下処理して炊飯器で煮込んでおいたの。食べてみて」 刹那は炊飯器から米を茶碗によそい、その中に鍋の汁を注ぎ葱を散らして連也に箸と一緒に差し出した。 連也がそれを一口すすると、芳醇な牛のうまみが口中を満たした。 「この透き通った汁。牛筋という食材でこうも臭みを取り去り、旨味のみを引き出しているとは。見事です」 「うん、この作り方は初めてだけど上手くいったね」 同じく牛炊をすすり、刹那は満足げにうなずく。 「何と、初めてとは。驚きです」 「牛筋余ってるから明日は同じ作り方でポトフにしよっと」 刹那は一気に牛炊をかきこんだ。 「ところで、これから聖杯戦争についてですが、ご相談よろしいでしょうか。我が主」 刹那は牛炊の二杯目をよそい、改めて連也に向き合った。 「そこなんだけど、無理言って新陰流を教えてもらっているけど、どう? 私の感じ」 「そうですね。筋は悪くありません。何より没入の境地に入れるのが素晴らしい。このまま一週間も続ければ付け焼刃としては上等なものになるでしょう」 刹那の顔がぱあぁっと明るくなった。 「ですが、心構えはまだなっていません。まだ己のみ生きようとする執着があります」 「それって、悪いこと?」 「勝ちたい、生き残りたいというのは欲。敵の裏をかきたいというのもまた欲。その欲心、囚われこそが平常心を失わせ、剣を歪めます。剣者の戦いにおける勝敗生死は常に紙一重の差。故に生命に執着しない心構えが必要なのですが……」 連也は一つ息を吐いた。 「この聖杯戦争ではそうもいきませんか」 刹那は牛炊を一口すする。 「師匠は何回か刺客から襲われた記録があるけど、そういう囚われから自由だったってこと?」 「それは……難しいものです。私とて剣を極めたいという囚われ、欲心から終生逃れられなかったのですから。 それに今の私には欲があります。人生を賭して磨き、極めたこの技。使う機会も乏しくまたその必要もないと思っていましたが、サーヴァントの身になってどの程度通ずるかわが身を賭して試したいという思いが芽生えています」 連也は自分に対する昂りを感じ取っていた。 「なによりの大欲は主、貴女を生きて元の世界へ貸すことです」 そう言って連也は刹那を見つめる。 「……私だって死にたくないよ」 刹那は茶碗と箸をテーブルに置いた。 「だけどこの東京に召喚された以上、行われるのはただ一人が生き残る生存競争。聖杯戦争に逃げても乗っても待っているのは死しかない地獄しかないのなら、私は先に進む。そして必ず生き残る」 「そのために貴女は人を斬れますか?」 「――私は斬れるよ」 刹那は力みも高揚も不安感もなくさらりといった。その言葉で連也は息をのんだ。 いくらマスターとはいえ平和に生きた15歳の少女が本当の覚悟など出来ないものだ。 だが、彼女は違う。生き残るためなら人を斬るその決意がひしひしと伝わってくる。 思えばマスターである七月刹那という少女は没入の境地に剣術八戒の心を消さぬまま無心ならざる心持で容易く入ってきていた。 この聖杯戦争という場においても日常生活を保っていた。 そして今の言葉。この普通の少女が経験するにしては異常すぎる環境に適応しすぎている。否、喜びさえ感じている。 「――なるべくそのような事態が訪れないよう尽力しましょう。貴女は一度人を斬ってしまえば人が変わってしまいかねません」 それを言うのが連也にとって精いっぱいの思いやりであった。 実際聖杯戦争でマスター同士のやり取りで、相手を斬らざるを得ない事態は発生するだろう。 だからこそ、刹那という少女がそのままであること、手を汚さないことは、連也にとって望ましいことであった。 ◇◇ 夜中、閑静な住宅街に規則正しい音が鳴り響いている。それは木を打つ音だ。 「ねえ、お父さん。あの子まだ続けているわ」 「立ち木打ちって剣道の稽古だろ? いいじゃないか、集中できるものがあるっていうのは」 「あの子は度が過ぎているのよ。この前も――」 二人が話している最中、突然立ち木打ちの音が途絶えた。 「……刹那!」 慌てて女性は庭につながるドアを開け、外に飛び出る。 その先には荒い息をはき、地面に倒れている刹那の姿があった。近くにある打ち込み用の木からは煙が出ている。 「なんであんたはそこまでやるの⁉ いくら好きだからだって変よ!」 抱き起こす母親に向かい、刹那はつぶやいた。 「……分かんない……」 そうして刹那の意識は闇に溶けた。 刹那が気付くと、そこは暗闇の中だった。少し目が慣れると、自分の部屋と分かった。 手探りで蛍光灯のスイッチ紐を引き、点灯させる。体を眺めるとパジャマに着替えさせられていた。 刹那は自分の手をじっと見つめる。ごつごつと剣だこだらけの己の掌を。 「何でこんなにできてしまうんだろ……」 刹那自身も分からない。なぜ自分はここまでやるのか、やれてしまうのか。 別に他に集中できる物事はある。その中で剣術が一番好みだから。それだけでなぜ気を失うまで何時間でも没頭できるのだろう。 人を斬りたいわけじゃない。そこまで倫理観がぶっ飛んでるわけじゃない。 ただ、一度始めればどんな物事でも満足するまで没頭できたことがない。 「……師匠が欲しいなあ……」 欲しいのは剣道じゃなくて、剣術の師だ。剣道では部活の剣道五段の顧問がいるが、剣術家は近所にいない。 そこで示現流の稽古の立ち木打ちは、独学でもある程度いけるというので家で行っていた。 「……いや、おかしいよね私。別に人を斬りたいわけじゃないのに……」 現代で人を斬れる技なんて必要ないし、本当に行ったら殺人だ。 なのになぜ、それを求めてしまうのか。刹那には分からなかった。 二階にある自分の部屋を降り、庭の倉庫に足音を立てずに向かう。 こんなどうしようもない思いの時、刹那は倉庫にある先祖代々伝わる刀を眺めに行くのだ。 倉庫は月明りで照らされ、入るのに何はなかった。 刹那は中で日本刀を取り、一気に抜き放つ。 刀身を眺める。相変わらず美しい。親によると銘はないようだが、だからこそ普通の刀匠でも極めればここまでの領域にたどり着けることを刹那はうらやましいと思う。 刹那は自分に才能があるとは思っていない。ただ生まれ落ちたときくっついてきた異常な集中力でできないことを何時間でも続けて無理やり克服してきたと思っている。 先ほど剣の修行のやりすぎで気絶するほどの没入がなければ、自分はなにものにもなれない。そう思いこの剣と自分を照らし合わせる。 一つの極みにたどり着きたい。満足できるまで没頭したい。なにものかになれる程に集中できる何かを見つけたい。 気分が落ち着いた刹那が刀を収めると、刀が元あった場所に懐中時計と手紙が一枚あった。 文面は「全てが叶う願望器があるならば、君はそれに何を願う」。 刹那は怪訝に思いながら、一つの願いを思い、懐中時計を手にした。 もしも、この世が真剣勝負の場であれば―― いかりのにがさまた青さ 四月の気層のひかりの底を つばきし はぎしりゆききする おれはひとりの修羅なのだ 宮沢賢治「春と修羅」 【CLASS】 アサシン 【真名】 柳生連也斎厳包 【ステータス】 筋力B 耐久D 敏捷A++ 魔力E 幸運C 宝具A 【属性】 中立・中庸 【クラススキル】 気配遮断:- アサシンのクラスが持つ共通スキルだが、このサーヴァントが持つ気配遮断はそれらのどれにも該当しない。 【保有スキル】 新陰流:A++ しんかげりゅう。 柳生新陰流の奥義を修めている。 十才の頃から剣術の修行を始め、父・利厳から一切の相伝免許を受けて道統を継いだ。 本スキルをAランク以上で有するアサシンは、剣の技のみならず、精神攻撃への耐性をも有している。 参禅を必須とする新陰流の達人は、惑わず、迷わない。 無刀取り:A+ 剣聖・上泉信綱が考案し、柳生石舟斎が解明した奥義。 たとえ刀を持たずとも、新陰流の達人は武装した相手に勝つという。 アサシンは座った状態で刀を奪う坐奪刀法技を導入している。 武の求道:B 地位も名誉も富も女も無視して、ただ一心に武を磨いた者たちに付与されるスキルの一つ。 アサシンは刀剣を持つ限り、戦闘能力が向上し、精神攻撃に対する耐性をある程度獲得する。 水月:A+ 柳生新陰流に於ける極意の一つ。心境山中湖面の月影の如し。 極まったアサシンのそれは、気配心気を断ち天地自然の中に溶けて同化する。 対魔力:C 魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。 大魔術・儀礼呪法のような大掛かりなものは防げないはずだが、 剣聖は妖術魔術をしばしば一閃する。 【宝具】 『転(まろばし)』 ランク:A 種別:対人奥義 レンジ:0~10 最大捕捉:1人 敵のあらゆる動きに因って、自らの動きを敵に捉えさせず、転化の動きを為す。 アサシンが求めた剣の極意。あらゆる敵、武具、技への対応を可能にする。 意より先に躰が無心に反応し、後より乗りて先に勝つ。 【Weapon】 『籠釣瓶』 名工・肥後守秦光代の作である佩刀。 銘は籠で編まれた釣瓶のように水をも漏らさぬ切れ味を意味する。 アサシンの技量を以ってすればその銘の通り流水をも分つほど。 『風鎮切光代』 別名を「鬼の包丁」。 肥後守秦光代が六度に渡る打ち直しの果てに完成させた脇差。 四つに重ねた風鎮を一度に両断した切れ味からその銘を付けられた。 【人物背景】 寛永2年(1625年)尾張藩剣術指南役柳生利厳(兵庫助)と、その室である島清興(左近)の末娘・珠との間に生まれる。 10歳の時に剣術の修行を始め、その才能は早くから表れ、弱冠13歳の時に父・利厳から習った口述をまとめた武芸書(通称『御秘書』)を残している。 18歳の頃、次期尾張藩主・光友の剣術指南役を務める兄・利方の推薦を受け、光友に御目見を果たす。厳包が江戸に到着すると、その日の内に光友は厳包に柳生流と一刀流の剣士30名と試合するように命じ、厳包はことごとくこれを打ち破ったという。 新陰流においてははじめに学ぶ勢法(型)である「三学円太刀」と「九箇」について、初心者が習得しやすいように、いったん上段に振り上げてから行う「高揚勢(取り上げ使いともいう)」という使い方を考案し参学円之太刀の一手「一刀両断」を現在の「合撃打ち」の型に変更した。 また、転(まろばし)を「大転(おおまろばし)」小刀を使った「小転(こまろばし)」に分けて制定した。 生涯女犯と伝えられているがそれも同然。実は女性だった。 遺言状に「沐浴決して無用。着服のまま乗物に入れ焼き申す可く候」とある。最後まで性を秘密にしたまま世を去ったのだ。 【外見・性格】 茶筅髷をポニーテールに変え、月代は剃っていない。中世的な美形。地声も低めで一見して女性とは判明しがたい。 武芸者の倫理と人間の倫理が併存しており、対人戦の結果としての殺人には何の感慨も覚えないが、非道、外道は決して許しはしない。 生前は剣の求道、己自身を極める事のみに修練を重ね生涯を終えたが、サーヴァントの身になってその業がいかなるものか試したい欲が芽生えている。 【身長・体重】 165cm・58kg 【聖杯への願い】 マスターを無事に元の世界へ帰す。 【マスターへの態度】 剣の弟子で今生において使えるべき主。聖杯戦争になじみすぎていることに何やら不安を感じる。 【名前】 七月刹那/Nanatsuki setsuna 【性別】 女性 【年齢】 15 【属性】 中立・中庸 【外見・性格】 紅い髪を腰まで伸ばしており、うなじと髪先で束ねている。 性格はさっぱりと明るく、余計なことに悩まないタイプ。 集中力が異常にあり、他人から気味が悪いといわれることもしばしば。 そのため他人事にはあまり口出ししないが、自分が筋が違うと感じたときははっきり言う。 とはいえ、あまり人付き合いが良いとは言えず、物事を行わない普段はアンニュイな雰囲気。 剣道全国大会2位。学年成績7位と文武両道だが、資質が飛びぬけて優れているわけではなく、極度の集中力による没頭でそこまでなった。 なお、聖杯戦争では生き残ることに集中しているため、普段よりテンションが高い。 召喚時に家にある日本刀が持ち込まれた。先祖代々からの刀で銘は不明ながら切れ味鋭い凡匠の名刀。 【身長・体重】 162cm・55kg 【魔術回路・特性】 質:C 量:C 特性:収束 【魔術・異能】 起源『収束』により下手に考えて動く、作るより感じるままに動いた方が全てが一点に収斂されよい動き、創造になる。 また、集中力が尋常ではなく、他人が止めなければ同じ作業を何時間でもぶっ続けで行える。いわゆる超集中状態、ゾーンにもたやすく入れる。 召喚時に与えられた固有魔術は例えるなら収束魔術。全ての能力、太刀は斬る一点に強化、収束し、自分自身の存在を対象の存在に叩きつけて粉砕する。 【備考・設定】 生まれながらにして起源に限りなく近い人間。起源『収束』により得られた集中力は他人から浮いていて、わざと手を抜き他人と歩調を合わせることを強要されてきた。 剣道は自分の全てを刹那の瞬間に収束できることから一番好んでいたが、それでも集中のあまり尿を漏らしながら剣を振りつづける姿は異常とみなされた。 それらのことに苛立ちを覚える日々だった。世間一般に言う情熱とは異なるこの感覚は何なのか。なぜ自分はあるがままに生きられないのか。 そんな中、喚ばれた聖杯戦争という場は生き残ることに思う存分集中でき、死の恐怖はあるがそれ以上に思うままにふるまえることに喜びを感じている。 【聖杯への願い】 生き残る。邪魔するなら――斬る。 【サーヴァントへの態度】 信頼できる剣の師匠。気味悪がれた異常な集中力にも肯定的なため好感。
https://w.atwiki.jp/minasava/pages/192.html
聖杯戦争 1日目 知らぬ間に、手にはべっとりと汗を掻いていた。 目の前には夕焼けの色に染まった教会の扉。初めて入るその場所に士郎は緊張していた。 なぜなら士郎にとって教会は避けるべき場所の一つであったからだ。だが今日、ここに入らなければ行けない用事があった。 深い深呼吸のあと、意を決して重厚な扉のドアノブを回した。 ここ、冬木に怪しげな事件が舞い降りた。 五日ほど前の明け方、路上に三人の学生が昏倒状態で発見された。三人とも、真面目な男子学生で夜遊びするような輩ではなかった。 そこで本人たちに問うと、そのときの記憶がほとんどっていうほど飛んでいたため、わからないとのことだったらしい。 ……ここで事件が終わっていれば、季節はずれの怪談話として、人々の記憶から風化していくのだっただろう。 しかし、事件は被害者に増大という形で進展した。発生から次の日、ほぼ被害者の数はほぼ一、五倍で発見された。さらに日がたつにますます増えていき、当初の何倍にも膨れ上がった。 おかげで、藤ねえはこの五日間、衛宮邸に足を踏み入れていない。 警察も、この不可解な事件にどう対応したかわからず、集団帰宅や早期帰宅を呼びかけたり、見回りを強化したりすることしかできなかった。 やがて事件は不穏な怪しさを帯びて行った。 曰く、大陸の魑魅魍魎がこの冬木に巣くっている。 曰く、その化生は若い男の精気を求め、夜な夜な男を誑かす。 どれもバカらしく悪い冗談にしか思えなかったが、士郎は否定できずにいた。なぜなら自分の養父は魔法使い――――正確には魔術師だがであったためである。 だがそれが化生でなく、特殊な術式を持った魔術師であったならば、それに気づくことが出来るのは魔術使いである自分だけではないのか。そんな思いから士郎はこの事件の調査に乗り出した。 最初の被害者である三人が暈けていた記憶中で、どの学生も一人の女性に出会ったらしい。間違いなくこの事件に大きく絡んでいるだろう。 その女性を捜すために士郎はその学生たちが住んでいる冬木教会の近郊にねらいをつけた。 「その聞き込みの一環に訪れたんだがなあ」 荘厳で静寂。その重苦しい空気を何とかしょうと呟いた言葉は見事にかき消された。 二列に分かれた長椅子は幾重にも並び、懺悔と祈りの染みこんだ白い壁は士郎を圧迫した。 士郎の脳裏に、紅そまった死の世界が蘇る。胸をぎゅっと押さえながら士郎は 改めて思ってしまった。ここは自分はいていられないと。 「何の用かね。教会の仕事が混みっているから、用がある早くしてもらいたいのだが」 声のする方に目を遣ると一人の神父が立っていた。張り付いた見せかけのだけの微笑浮かべた神父はゆっくりと祭壇へと近づいていく。 士郎はその男を見た瞬間、漠然とこいつとは分かり合うことはありえないだろうと感じた。 「ア、アンタは……」 「あんた、か。年長者に対する礼儀がなっていないな。まぁいい。私は言峰、言峰綺礼だ。 で、少年。何の用だと聞いていている」 士郎は素早く用件を伝える。教会で、さらにこの男と長居はしたくなかった。 「えっと、五日前にこの写真の学生をどこかで見かけませんでしたか?」 言峰という男の言葉で、口調を改めたと思われるのは癪ではあった。 だが士郎は神父と初対面であったし、人にものを尋ねるのならそれ相応の態度を示さなければいけないと感じた。 神父は写真を受け取り、ふむと頷いた。 「見かけていないな。…………五日前か。すると少年は男子学生連続昏倒事件の犯人を追っているのか。 でなければ、教会にこんな事を尋ねに来る酔狂者はいるまい。 だが、やめておきたまえ、この事件は不気味すぎる。下手な殺人鬼を相手にするよりも危険だぞ。 それにな少年。モノを尋ねるときは、自分から名乗りべきものだぞ」 「む、衛宮士郎です。別にそれほど深い追いなんてしません。ただ周りの人が苦しんでいるのに 自分だけなにもできないのがいやなだけです。 では、これで失礼します」 とんだ無駄足だったなと思いながら、一礼して出て行こうとしたが、顔あげた先には 固まった言峰綺礼の顔があった。 「えみや、衛宮……だと」 見開かれた目をみると本当に驚いているようだった。士郎は出て行くタイミングを逸してしまった。 「あの、どうかしました」 「いや、なんでもない。ではな衛宮士郎。最後に神父として忠告だ。 忘れてはいけない『何か』を見るという行為は『何か』に見られることと同義であることを」 士郎は言峰綺礼の不吉な予言を背中で聞きながら教会を後にした。 「ダメか。今度は新都の方へ言ってみようかな」 教会を出たあとも何軒か聞き込みをしてみたが、 それらしい情報は得られなかった。ふと辺りを見渡せばすっかり暗くなってしまった。 今日は桜も家の用事で来られないといっていたし、 藤ねえもおそらく来られないから簡単も物ですまそうなどと考えながら帰途につこうとした。 瞬間 うふ、ふふふふふふ 響き渡る艶やかな笑い声はどこからか聞こえてくる。 「!」 思わず士郎はばっと振り返った。 ……………………………………………………………………。 が、そこにあるのは沈黙と民家から漏れる仄かな光。そして粘つくような濃い闇しかなかった。 汗を拭い、再び坂を下ろうとする。 『忘れてはいけない『何か』を見るという行為は『何か』に見られることと同義であることを』 脳裏にあの神父の声が蘇った。 士郎は知らず知らずの内に後を振り返えていた。 ……………………………………………………………………。 頭をふるう。それはきっと神父が言った悪い冗談だ。と士郎は腹から履き上がってくる不安共々、不吉な予言を押し殺した。 足早に、教会の近くの坂を降りていく。 …………… ………………………………… …………………。 降りていきながら、士郎から汗がさっと引いていった。自分の足音だけしか聞こえないのだ。どう考えても静かすぎる。その静けさは生き物の吐息が聞こえる森の静けさとは異質な荒野の静けさに近い。 その瞬間、士郎は全速力で、走り出し――――――――― 「ちょっと、坊や。どこ行くの?」 ―――しかし、その一言と肩にある掌の感触が、士郎の体を硬直させた。 それは振り向いてはいけない。そんな本能の制止を振り払いながら、士郎はギチギチと首を後に向ける。そこには、楽しそうに笑った女性がいた。 「どうしたの? 固まっちゃって。あ、もしかして綺麗すぎて吃驚しちゃったかな? うふ、かわいい子だなぁ。 あ、でもけっこう年喰ってそうだなとか思ったら、お姉さん、特別に爪切りもとい指斬りしてあげるわぁ。ふふ」 まるで、久々に会った知人と話すような気軽さで現れた女は尋常でない色香を纏っていた。 黄金律とも言える整った顔立ちに、薄い紫の長い髪を簪で持ち上げてそこから見られる白磁のような首筋は思わず触れてしまいそうなる。 目を下に向けると金の刺繍の入った鮮やかな紅いチャイナドレス。 大きく入ったスリットから覗く太股は見る者をその場にひざまつかせる相応しい魔力を秘めていた。 士郎はこの女と知り合いではなかったが、何者であるかは判断することが出来た。 「むー、少しは喋りなさいよぉ。あなたが私を捜しているから、わざわざ出てきたのに」 その女はぶすうとほっぺを膨らませながら、柳眉逆立てた。しかしその可愛らしい行動とは裏腹に纏った魔力は士郎のような三流魔術師でもわかってしまう。 まるで、その女の周りが魔力のせいで歪んでいるようにみえるのだ。 あれほどの魔力を人型に詰め込められるものなのか。明らかに人が持ってはいけない魔の領域到達していた。 それは神話の世界で人々を蹂躙し、英雄と雌雄賭けて戦うような怪物。 ――――曰く魑魅魍魎は若い男の精気を求め、夜な夜な男を誑かす。 そんな与太話が現実味を帯びてくる。目の前にいる女はおそらくこの事件の犯人。このままでは殺される。士郎はそう確信した。 わざわざ女が自分の姿を晒したということは、生きたまま返さず、 もしくはそれに準ずる行為するということだ。頭をフル回転させる。武器はだた一つだけあった。 「どうして俺が捜しているって知ったんだ?」 「うふふふ、喋れるじゃなーい。えーとボク、風水って知っている? トイレを綺麗にすればうんぬんかんぬんの運が上がる。 あれ。あれって別に運に限ったじゃないのよぉ。要するに」 その女の注意を反らしながら、こっそり右ポケットに、お目当てのものを捜す。 「歪曲でもない土地。つまり普通の地脈をね。魔術的な物の配置で、マナの操作し意図的に自分好みの歪曲を作り出す代物なの。凄いでしょ」 指先に、ヒンヤリとした感触。おそらく柄の部分だろう。こっそりとたぐい寄せる。 「此処一帯に作った歪曲を利用して、情報操作と情報収集の陣を組んでいるの」 一、二、三回。親指と人差し指が上下した。ようやく武器が士郎の掌に収まる。 「まあ他にいろいろ効果はあるけど、内緒よぉ。そういうわけでボクが捜していることわかったのよぉ。――――で、ボクは何をしているのかな」 「!」 士郎の体がビックと飛び跳ねる。武器を出そうとした矢先に掛けられた声だった。 この女を欺くのは不可能だったようだ。 「ふーん、日常品に、何かしらの……強化、強化の魔術を付加しただけみたいねぇ。これで、ボクはどうするつもりだったのかな? これじゃ私はもちろん一般の魔術師も倒せないなぁ。うふ」 士郎の手にあったものをさっと引ったくり、女は手の中で遊ばした。 「んん? この出っ張り何かしら」 カチッと音と共に、世界は一変し、辺りは一瞬光に包まれた。 しめた、と思いながら、士郎は目を開け一気に走っていく。士郎の武器として持参したのは魔力で光を強化した懐中電灯だった。強化された懐中電灯はスタングレネードに匹敵する光量を発した。 運悪く電灯を望み込むようにスイッチをいれたあの女は光の強さに目を回しているだろう。これこそが士郎の狙いだった。 半人前である士郎が成熟した魔術師に勝てるはずがない。ならば生存率を上げる工夫をすればいい。 どこにでもある日常品に、簡単な魔術。持っていても警戒されないだろうし、逆に先ほどの女のように油断するかもしれない。 士郎は一心不乱に走っていく。目指すはあの教会だ。この距離だと家は遠すぎるし、逆に自分がどこに住んでいるのかバレてしまう。教会ならば恐らくそれだけで結界の役目をはたしてくれそうだ。 だが、それはあくまで希望的観測にすぎない。しかし、この絶望的な状況に生まれたわずかな可能性を捨てきれるほど士郎はあきらめの良い男ではなかった。 やばい、やばい。 止まってしまえば一巻の終わりだ。 そんな警告に似た焦燥がガソリンとなって、ただ足を速く回し続けた。 あれは、指一つで自分を殺させる生き物だ。 ならば、逃げ続けるしかない。 走る。全神経を足だけに集中させるかのようにただ、ただ速く走った。 「はぁ、はぁ、っく。はあ」 あ、見えた。体の中から、歓声が起こる。冬木の教会まで、あと数百メートルもない。 鼓動を激しく打ちすぎて心臓が飛び出そうな感覚に襲われながらも、士郎はラストスパートを掛けようと、右足に力を入れた。 ぼっと。 「はぁ、はぁ、え?」 世界が傾いた。一瞬何が起こったのか理解できなかったが、顔にかかった鮮血でわかった。ああ、自分の足が切れただけなのだ。 その女が、目の前に現れた。目の錯覚なのか女が何人もいて士郎を囲むようにしている。 その女達は士郎を見るとにぃぃと嗤った。 「ああああああああああああああああああああああ」 呆然と立ちつくす少年にゆっくり、女が後から優しく抱きついた。 「もう、変な事するから、ヒック、シャックリが止、ヒック、まらないじゃん。むう、あ姉さん、罰として幻術の刑にします。しばらく苦しんでなさい」 女は楽しそうに、少年も耳元で囁いた。 「随分と楽しそうだな。キャスター」 そんな冷めた声が、教会の扉の方から聞こえた。キャスターと呼ばれた女は、玩具を取り上げられた子供のように顔を歪ませながら、忌々しく叫ぶ。 「教会の監督役が……! 何の用よ。今は聖杯戦争中よね」 「こちらとしても、こんな事で出向きたくわないがね。だが、教会の前で、そうもいかん。 それに此処はな、聖杯戦争中は不可侵地区だぞ。本来ならマスターに罰則を与えてもおかしくない場所だ。貴様マスターは、何を……………ああ、成る程な。その魔力量を見ればわかる。貴様、マスターを傀儡してしまったな」 「さー、どうかしら。もしかしたら、ヒック、違うかもしれないなぁ」 「まあ、どちらでも良い。その少年の身柄を返したまえ」 綺礼は、手を前に突き出していう。 「ふふ、取ってみなさい」 「元よりそのつもりだ」 神父は片腕を水平に上げる。そして、神父の纏う空気がガラリと変わった。 殺すためだけのモノになるかのように、瞳には一縷の情もなく、殺意しか浮かび上がってこないように見えた。 槍のような殺意がキャスターに注がれた。しかしキャスターはほくそ笑んでいた。 洗礼詠唱か、それとも、黒鍵か。どちらにしてもキャスターは負ける気がしなかった。 前者は相性においては最悪だが、こちらは魔術の雄。神父が組み立てた術式に介入し、 逆に反撃に転じることだってできる。 後者は魔術に特化している『キャスター』のクラスであるため突破口かもしれないが、 このキャスターにとっては弱点ですらなかった。生前は敵と派手に打ち合ったこともあった。 神父の片腕から赤い燐光が上がり、莫大な魔力が迸った。 その魔力は術式に組み立てことなく、神父の体の中に入っていく。 身体強化か。そう思った瞬間。 「え」 目の前に神父がいた。ヤツがやってのけたのは、洗礼詠唱でも、黒鍵でも、まして代行者が使う怪しげな体術でもなかった。 それは中国拳法――八極拳の震脚。 接近戦で、絶大な威力を最大限発揮するために編み出された歩法。さらに『強化』された肉体を持ってすれば、 あの程度の距離などなきに等しい。 少年を抱いていたキャスターの手首が神父に捕まった。人間の頭蓋骨を叩き割ることのできるほどの腕力をもつ キャスターが腕を引っ張り、 そこから体勢を崩させようとするが、神父はビクともせず、絶技を繰り出された。 名は六大開・頂肘 綺麗に決まった一撃が胸に槍を突かれたような激痛を走らせた。破れかぶれになりながらも、 崩れ落ちる体に鞭を打ち蹴りを繰り出す。が、そこに神父は居ていなかった。 居たのは先ほど神父が立っていた場所だった。恐らく技を決めた瞬間、少年を拾い上げ震脚で離れたのであろう。 「起きたまえ。エミヤシロウ。今は寝ているような場合ではないぞ」 軽い痛みがほほを伝う。士郎を幻術から救ったのは、 さも面倒臭さ気な低い声だった。ぼやけた視界一面現れたのは言峰綺礼の顔だった。 「ギャー!? テメェ何してやがる」 「フン、助けておかれておいて何という言い草だな」 その一言で士郎は状況を理解する。 「あの女は!?」 「ここよぉ。ボクちゃん」 地面に仰向けになっている女が手を挙げ、ふりふりと振ってみせた。 「フ、落としたと思っていたのだがな――――――衰えたな」 「いいえ、卑下する必要はないわぁ。けどここはもう私の庭。防御手段なんていくらでもあるわよ。それよりもぉ」 女は足を勢いよく地面を叩きつけた。何かが砕ける大きなくぐもった音が響き渡り、 見ればそこには小さなクレーターができていた。 「ふふ、うふふふ。騙された神父さん。まさか八極拳の使い手とは。改めてお相手してもらいたいわねぇ」 「――――禍々しさが増したぞ。キャスター。怪力か。やはり貴様は正規の英霊ではないな。 そのあり方は亡霊や魔物に近いな」 そう言いながら、言峰はキャスターの方に向き直る。左手には獣の鉤爪のように黒鍵が握られていた。 「エミヤシロウ、生きたいか? どんなことがあっても」 視線を変えずに言峰は、士郎だけに聞こえるように問うた。 そんなの当たり前だと頷く。 「よろしい。ではこれから言うことを実行してもらう。これを見たまえ」 言峰は右手から黒鍵を出す動作をしながら、器用にかみ切れを士郎の前に落とす。 キャスターに気づかれないようしながら、士郎は紙を拾った。そこには、不可思議な図面と呪文が書かれていた。 「…………俺、召喚なんかしたことないぞ」 「この召喚は普通の召喚とは違う。必要なのは覚悟だ。それさえあれば大雑把であろうがいささか誤りがあろうが、構わん。ただ、急げよ。教会の書斎。 机の近くに赤色の筆がある。それを使いたまえ。その間、私がアレの足止めをする。 といっても今の私なら十分も持てばいい方だ。 だが、その間は絶対に死守しよう。 ―――――頼んだぞ」 終。掲示板使いぬくっ。なんどもエラー出してしまった。
https://w.atwiki.jp/arcanaheart3/pages/233.html
概要 基本戦術・立ち回り アルカナ選択 キャラクター対策vsヴァイス vsえこ vsはぁと vs冴姫 vs神依 vsこのは vs舞織 vs美凰 vsリリカ vsリーゼロッテ vs頼子 vsきら vsフィオナ vsペトラ vsゼニア vsエルザ vsクラリーチェ vsキャサリン vsドロシー vsアンジェリア vsあかね vsなずな vsシャルラッハロート 概要 基本戦術・立ち回り アルカナ選択 キャラクター対策 vsヴァイス 【立ち回り】 バカ正直に技同士をぶつけ合うとまず勝てないので、 手を出すときはヴァイスが地上~低空か高空のときに絞ると良い。 (ヴァイスJCを良い位置関係で出され、さらにノーゲージで拾い直されることを避けるため) 地上では、5Cを振ってくれるようなら4D(4GC)でスカしてコンボが入るが、 B系で止める相手にはハイジャンプガードなどでまず状況をつくるようにする。 通常技jc→5D→JBの連係に対しては対空5Bが機能しないので、 2C相殺やアルカナ固有技を狙うか、ヴィルくぐりで仕切り直すのが安定。 vsえこ 【立ち回り】 空中戦を挑むとJE特攻に勝てない(こちらもJEで相殺できるが後が続かない)。 一方地上で迎え撃つ場合、あからさまなめくりでなければ5Bで落とせる。 ただ地対地になると、えこの2Bと2Cに対して非常に相性が悪い。 基本的には4GCから空イディナかAウラガで対抗できるが、 他のキャラに比べてGCをかけるタイミングもかなり重要。 【起き攻め】 ジャンプからの攻めは、めくりも含めてすべてお城で返される。誘ってスカすのが基本。 vsはぁと 【立ち回り】 地上・空中ともに技では勝てる要素がないため、移動だけで状況をつくるしかない。 ただリーチは標準以下なので、JCやウラガを差し込む余地はある。 ホーミングでのJBぶっこみを脊髄5Bで返そうとするのは止めたほうが良い(ミス時の被害が甚大)。 はーとふるぱんち系(対空必殺技)は4Dなどでスカすのが容易なので、 相手のクセを読んで空振りを誘うことができればリターン大。 vs冴姫 【立ち回り】 ジャンプ攻撃はJC先端でさえクラウ・ソラスの射程内、 Aウラガを振りたい距離は2Cのスライディングで潜られて大ダメージ、 あからさまなスラを読んでBパルを合わせるも姿勢が低すぎてスカ→反撃と、 立ち回り&起き攻めの相性が非常に悪い。 クラウもヴィルやバクステではスカせないので、 きちんとガードした後にHCフォローを狙って5Bを差し込みたい。 ホーミングJBぶっこみに対しては、はぁと同様5B対空を狙うのは危険。ガードかヴィルくぐりで。 【ヴィールヒチャンス】 ブリューナクはヴィル→Cパルで一方的に返せる。 「とりあえず出しとけ」的な相手なら、狙ってEFCコンボまで持っていきたい。 【特記事項】 クラウ→リアのSCは、しゃがみガードしてるとリアを食らうので注意。 vs神依 【立ち回り】 空中戦はキツい。技の相性的にヴィルくぐりがかなり有効に働く。 地上戦ではAウラガを差し込みやすい(5B・5Cの刀部分も殴れる)。 【ヴィールヒチャンス】 吐切に対しては、意外と2発とも安定してくぐれる。 予備動作が大きいので、5Cなどから連係してきたら GCせずともくぐってCパル→EFCコンボを決めていける。 vsこのは 【立ち回り】 ホーミングJBぶっこみやJEでのまとわりつきを返しづらく、ラッシュの起点にされ易い。 5Bでは返せないので、直接行くなら2C相殺→5A5Bを狙う。 【ヴィールヒチャンス】 起き上がりに安易に手裏剣を重ねてくるようなら、CヴィルCパルで突っ込む。 距離が足りない場合は「Cヴィル→236Cズラし押しA+B」で Cパルを出かかりキャンセルしてタレアを出すと、 タレア部分でも手裏剣をくぐれるので届くことがある。 【特記事項】 滝登りをスカしたとき、5Bや6Bから地上コンボを狙うとスカる。2B始動が無難。 百分身をガードした後も出されたときの距離によって間合いが変化するので、 追うようにステップ→6Bor2Bからコンボがオススメ。 vs舞織 【立ち回り】 空中で触れそうなときに長い相殺判定を持つJEを振っておくと、 姉妹もろともまとめて殴ってくれることが多い。 ジャンプの低いゼニアにとってはA桜花の舞(対空ヒモ)が意外と脅威なので、意識しておきたい。 【ヴィールヒチャンス】 地上で召喚系の必殺技にヴィルを合わせたときは、Cパルで突っ込むとけっこう潰せる。 (縦姉はくぐるし、妹は「Cパル1段目で舞織殴る→2段目出始めで妹相殺→2段目が舞織にヒット」となりやすい。 横姉は上半身無敵でスカすか、かなりの割合で相殺する。) 【特記事項】 超姉の1段目を地上ガードした場合は「前ジャンプ→5D→JB(orJC)」から大ダメージを見込めるが、 ゼニアはジャンプが低いので、反応が遅れると跳びかかりに2段目がヒットしやすい。 練習と場数を踏んで確実に反応できるようにしておきたい。 vs美凰 【立ち回り】 ジャンプ攻撃全般(とりわけJE)が強く、空中でかち合うとJE相殺以外では太刀打ちできない。 しかし地上で迎え撃つ場合、わりとアバウトなタイミングの5Bでも相殺以上の結果になりやすい。 とくに2Cでの相殺迎撃を狙うと、JA・JEのような地上ヒットしにくい技はスカって着地の隙に2Cが入り、 JB・JCには相殺からの2Aや投げがかなりの安定行動となる。 【ヴィールヒチャンス】 白虎(絶招歩法)はCパルで相殺か、ヴィル中にスカし→Cパルヒットになる。 EFC入れ込みはやや危険だが、Cパル単体でもそれなりに減る。 双掌打(6C)はヴィル&全派生でもスカせず、被カウンターでエラいことになるので、 あからさまに警戒されるようならジャンプ→ホーミングや低空ダッシュを使っていく。 vsリリカ 【立ち回り】 JB・JEでのぶっこみとJAの牽制バラ撒きが脅威。 地上で何の気なしに出される2Bがほとんど潰せないのも地味にイヤ。 とにかく向こうの機動力がハンパではないので、的を絞らせないようどんどん動きつつ 単位時間あたりに広範囲をカバーできる攻撃 (空イディナや加速JEぶっこみ、相殺を想定してのAヴィルCパル)で牽制していく。 ただ、あちらの主要ダメージソースはJA・JEのひっかけなので、 とくに下から突き上げられそうな状況では無理な攻撃は控えたい。 【ヴィールヒチャンス】 超ジェノ暗転中に動けるようなら、暗転中入力のAヴィルでスカしてコンボが入る。 でかいのも狙えるが避けた後の距離がマチマチなので、安定するなら2B始動で。 vsリーゼロッテ 【立ち回り】 高空からの人形出しを攻撃の起点にされることが多いが、ヴィルくぐりでかなりかく乱できる。 (「ゼニア-リーゼ-人形」の形になると、人形の攻撃をほとんど活かせない) また、あえて上空で出させて、ホーミング加速JEの出始めで人形相殺→本体を叩きつけるという荒業も一応可能。 ただ、人形がいなくても本体の攻撃判定(とくにカバン)が意外に強く、 ソロで普通に立ち回られてしまうことも少なくない。 リーゼ自身が頻繁に使う6B→JB(中段)の連係は、6GC→レバー入れ投げか4GC→低空イディナで早めに返したい。 【特記事項】 初手を本体に当てられる(ガードでも良い)なら、 「タルチ(人形ダメージ)→EFC→加速JE→etc.」などで一気に攻勢に出ることもできる。 コンボ中のタレアドールは、8発目(タレアッパー)で人形にダメージを与えられるので便利。 vs頼子 【立ち回り】 未強化でもけっこうキツい。2A擦りは地味にイヤ。 こちらのジャンプ行動は、3AやC突進で普通に落とされる。 6Cや2E〆のコンボから儀式を出されたときは、 その場空中受け身からタルチでコマンド妨害&反撃に行ける場合が多い。 逆に、エリアル叩きつけなどから空中で通常儀式をされたら、 こちらはエリダで暗転させてコマンド入力の妨害&強化突進潰しの仕込みができる。 【特記事項】 突進の性能の高さに苦労するが、イディナが相殺無視ということで、 あらかじめ置いておければ一方的に勝てる。 空中イディナを溜めながら様子を見て、もし赤以上がヒットすればかなりおいしい。 例え強化突進でも、例えばA突(下段)→B突(中段)の派生であれば A突に4GC→最速空中イディナで相打ち以上を狙える。 エリダ強化中であれば段数の多いコンボも決められ、 儀式の有効時間削り+大ダメージで一石二鳥。 vsきら 【立ち回り】 真上からのJE(ボディプレス)が天敵。 空中後ろDでスカせればベストだが、事故ったときのリスクは計り知れない。 明らかなめくりはヴィルでくぐり、それ以外はガード後の読み合いで対応するのが無難。 前方へのリーチはないに等しいので、できれば早めのバックジャンプJCなどで牽制&迎撃しておきたい。 【特記事項】 起き攻めでのコーラカル重ねはかぎりなく正解に近い。vsきら様的に。 vsフィオナ 【立ち回り】 空中ではJA・JB、地上では2B・5Bが脅威。出し合って勝てる通常技がない。 JCは低い位置まで判定があり、Cパル1段目の足元にめり込むこともある。 【ヴィールヒチャンス】 ロンゴミニアト&ゲイボルグをCパルで潰せるが直接出されることはない技なので、 GC後の攻防の選択肢として覚えておくと良い。 割り込みで2Bを擦ってくる場合はAヴィルBパルで潰せるが、 とっさにコマンドを入力できないときはCタルナでもスカせる。 (ガードやジャンプキャンセルで様子見された場合でも崩しやすいので、意外と悪くない。) 【特記事項】 回避できる状況で地上エクスカリバーを出された場合、 ガード→2C(2)→Aウラガ>追加(※すべてダウン追い打ち) ガード→4GC→タルチ(→EFCコンボ) 4Dスカし→5C→タレア などが確定反撃として決まる。 4Dスカしは、暗転中にレバー後ろ+Dを押しっぱなしにしておくだけで良い。 vsペトラ 【立ち回り】 空中戦は分が悪く、読み負けたときの被害が甚大。 跳弾によるシューティングモードはタルチを匂わせて回転率を下げ、 なるべく空中からの牽制を意識させたうえでヴィルで近づいていく。 初手のチャンスは、近距離での空中交差時。 下からはJA、上からは置きぎみのJBで相手の技を潰していける。 やっかいなdodge(避け)対策だが、ゼニアは地上投げの間合いが非常に狭く 立ち回りからでは分かっていても投げられないことが多いため、 基本的にはスカすかガードしていくしかない。 (至近距離でガードした場合は、どの派生でもAウラガが確定反撃になる。) 3回食らったら負けるので、避けの使用頻度チェックは対ペトラ戦での最重要項目。 【起き攻め】 避け対策は必須。基本的にはアルカナ技を重ねておくことで、 最悪でも相打ちに持ち込めるようにしておく。 裏周りが狙える状況ならそれがベストだが、 避け状態に重ねるように技を出すと背中向きのまま派生攻撃を食らいやすいので、 必ず空振りや未派生を視認してから技を重ねること。 【ヴィールヒチャンス】 空中αは基本的にくぐれる。地上αは基本的にムリ(Cパル相殺経由で突っ込みきれる場合もある)。 くぐっただけでは反撃は確定しないが、 下からJAで突き上げたり、5B対空や空ガ不行動を迫ることができる。 避け派生は、下段をBパル、中・上段をCパルで潰せる。 が、派生前のヴィルを下段で潰されることも多く、対策としては不安要素が多い。 【特記事項】 乱舞後のβ´(斜め下への跳弾)は非常にやっかいな軌道で飛ぶが、重ねが甘ければ2C相殺で消せる。 vsゼニア 【立ち回り】 同キャラは4 6で不利(キリッ ジャンプからの攻めを食らったときの被ダメージは恐ろしいが、 対空行動自体は5Bや2C相殺、ヴィルくぐりが有効に機能する。 他には2A・2Bもばら撒いておき、Cパルぶっこみを丹念に牽制しておきたい。 【ヴィールヒチャンス】 Aウラガ連打にはCパルで割り込んできっちりEFCコンボを。 【特記事項】 Aウラガ連打には6GC→Aウラガのほか、Bタルナでの割り込みなども狙える。 vsエルザ 【立ち回り】 地対地では勝てない。反面空中戦では、ゼニアにしては珍しく勝算が高い。 ただし調子に乗って飛び回ると地上4Cで待たれるので、ホーミング制動は慎重に。 (もっとも4Cは大振りなので、加速ぶっこみで荒らしに行くのも悪くはない) コムニオ連係はガードに専念。 一度ガードできれば、2A・2Bなどに4GC空中イディナで切り返せる可能性は高い。 vsクラリーチェ 【立ち回り】 向こうのジャンプが圧倒的に高く、下に強い技を持ち、爪による牽制まである。 ということで空中戦には無理に付き合わず、 ヴィルくぐりを多用しながら奇襲ぶっこみのチャンスを待つ形になる。 何とか接近したとして、初手で崩せなかった場合は4Cの恐怖に怯えることになるが、 通常ジャンプぐらいの高さからJBでしつこく付きまとえば、 意外と多くの技をスカすor潰すことができる。 (高く跳びすぎると上りJAなどで切り返される) vsキャサリン 【立ち回り】 単純にジャンプ攻撃がキツい(返せる状況もあるが安定せず、ミスの被害が甚大)。 地上から対空を意識するなら上りJA、厳しいならヴィルくぐりで仕切り直し。 JCの打点調節がデリケートなことに付け込んで 思い切った2B(着地狙い)に一発を賭けるのも悪くない。 【起き攻め】 各種パル(とくにCパル)の重ねがなかなか強い。 リターンを考えるとJC重ねがベターだが、発生の関係から重ねづらく「ぽかぽか」の餌食になりやすい。 また、ステップ5A5Bの繰り返しが固めとしては非常に優秀なので、 これで相手のクセを探りつつ、できるだけ各種GC行動やラリアットに対抗していきたい。 上りJ6B(→空中イディナやタルチなど)がしゃがみに当たるので、 おとなしくなったら2B6B(→6Dからのコンボ)と使い分けて崩す。 ただ、イディナ〆は状況が悪いので、あえてコンボにせず下りJCを重ねて固め続けてもいい。 (タイミングは非常にシビアだが、「上りJ6B中段→下りJC→5A5B~」でコンボも可能) vsドロシー 【立ち回り】 高空からトランプでクルージングされているだけでもやっかい。 「低空ダッシュ→レバー前+Dでのホーミング」がトランプ対策として面白い動きをするので、 あまりにワンパターンなバラ撒きしかしない相手にはこれで触っていく。 地上では、まず警戒すべきはシャッフル系での切り返しだが、 これらは範囲外からAウラガを当てられることもあり、リスクは相応に負わせられる。 意外とやっかいなのが2Cで、発生が7Fと早いわりに射程がAウラガなみにあり、 ガードしてもほぼ五分。連打されるだけで追いやられてしまう。 6GCが一般的なアルカナなら、できるだけ6GC→Aウラガを当てておきたい。 vsアンジェリア 【起き攻め】 突進の相殺対策として、ホーミングや2Bなどから 直接イディナをぶっ放しておくのもある程度は必要。 【特記事項】 GC突撃を出されたら、5Aを連打すると大抵潰せる。2Aではダメ。 超マーリンは一見バレバレだが、じつはまとまったダメージでの反撃がとても難しい。 マーリンのみ……○ガード後タレア(安定)、ガード直後6GC/4Dスカし→5B始動コンボ ×ガード直後4GCからの攻撃(4GC着地→Bウラガが届くものの効率が悪すぎる) 星まで派生………○ガード後ステップ×2/Aヴィル×2→2B始動コンボ(すべて最速、かなり安定) ガード後タレア/6GC/4Dスカし→星の暗転で停止、ステップ→5B始動コンボ(やや難) ×ガード直後4GC/6GC押しっぱなし(下をくぐって離れてしまう) なお、アンジェが画面端で星まで出してきたときは諦めたほうが無難。 vsあかね 【立ち回り】 あかねのしゃがみ技は全般的に比較的低姿勢かつリーチが長く、Aウラガが牽制としてほとんど機能しない。 全技にわたってまんべんなく判定負けしているため、どうしてもガード重視の立ち回りになる。 そういうパワーバランスに甘えて、もし連係を5Cまで出してくるような相手なら、 4D(4GC)からしっかりコンボを決めておきたい。 【特記事項】 向こうの2E対空は非常に優秀だが、攻撃判定が高い位置に出るので、JEなら相殺を取れる可能性が高い。 vsなずな 【立ち回り】 こちらが得意とするJC先端は、向こうにとっても対空2Bに最適な間合い。 カチ合うとまず負けるので、空中から触りたいならホーミングで高空に移動し、JBを真上に落とすようにする。 一度触ってしまえばラッシュで一気に持っていけるが、 投げを食らうと即セットプレイへと持ち込まれ、警戒してジャンプを混ぜると2Bを差し込まれる。 相手の癖を見切れない状態では、Aウラガ多めのほうが比較的安全。 【ヴィールヒチャンス】 5Cをくぐれる。固め中に間合いを離そうとして出してくる相手には、 5B→4GCなどからCヴィルCパル→EFCで大ダメージが見込める。 一方、遠距離で動物を出すときにもCパルを差し込みたくなるが、 狼は意外と発生が早くヴィルが潰されてしまう。 vsシャルラッハロート 【立ち回り】 5Cをヴィルでくぐれないため、地上に張り付いてもあまりチャンスはない。 思い切ってジャンプし、対空牽制のタイミングを計っているシャルに あえてホーミング加速JCによるぶっこみ(を軸としたフェイント)を仕掛けたほうが、 じつはいろいろ打開策が見えてくる。 【起き攻め】 Cパル重ねが強力。GCされても潰し切れることが多い。 2A暴れが地味にウザいので、できるだけ4GC空中イディナで丁寧に捌いておきたい。 【特記事項】 樹シャルを代表とする「5C→アルカナ技」の連係は、多数のアルカナで 「5Cに6GC→若干遅らせてCヴィルCパル(→EFCコンボ)」による反撃が可能。 .
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/244.html
幸せの赤い翼 第4話――おもちゃの国は秘密がいっぱい!?(それぞれの戦い~後編)―― 「恐竜さん、こっちよ!」 熱帯雨林では、濃い植生によって日光が遮られ下草が生長しにくい。恐竜を始めとする大型動物にとって、移動するに適した地形であった。 しかし、山火事などの理由で十分な日射が得られた場合、ジャングルと呼ばれる低木、蔓植物の豊富な歩きにくい密林となる。 祈里を追って密林に足を踏み入れた恐竜のおもちゃは、棘のような低木に傷付けられ苦しそうに唸る。 キュアパインは、障害となる木々を払いながら、恐竜を広い場所へと誘導する。 やがて、少し開けた場所を見つける。池の周りに広がった草むら。 丸く開けたその場所は、パインと恐竜のためにあつらえた、闘技場のようにも見えた。 ドスン、ドスン、ドスン 地響きを上げながら、恐竜のおもちゃはパインに迫る。ここから先は、また狭い密林が続く。 キュアパインは足を止め、決意の表情で対峙する。 「グルルル――!」 肉体を傷付けられたと勘違いして怒っているのか、あるいは、助けられたと知ってプライドが傷付き逆上しているのか、 恐竜はこれまでにない勢いでパインに攻撃を仕掛ける。 てっきり噛み付いてくるかと思いきや、重量のある頭を、まるでハンマーのように振り回す。 虚を突かれたパインは回避しきれず、頭突きの直撃を受けてしまう。まるでゴムボールのように弾け飛び、背後の樹に叩き付けられて苦しげに咽る。 「速い! ナケワメーケの攻撃よりも、もっと……」 (恐竜さんの強さを甘く見ていた)と思う。サイズは一般的なナケワメーケと大差ない。 特殊能力を持たない分だけ、与し易いと考えたのだが……。 爬虫類である恐竜は、想像していたよりずっと速く、力も強かった。 もちろん、本当にそうであったのか、そのような想像で作られたのかはわからない。いずれにしても、目の前の相手は、ナケワメーケに勝るとも劣らない強敵だった。 『幸せの赤い翼――おもちゃの国は秘密がいっぱい!?(それぞれの戦い~後編)――』 (なんとか、傷付けないように押さえ込まなくちゃ……) ブオン、ブオン 風を切る轟音を響かせながら、恐竜の爪が襲いかかる。もはや、足としては機能しないほど退化した矮小な前肢。 それは、二足歩行でバランスを取るための進化でもあった。短く、振り回しやすい鉤爪は、獲物を切り裂くには最適の武器となりうるのだ。 右、左と、恐るべき速度で連撃で振るわれる。パインはかろうじてその攻撃を回避した。 なりふり構わず戦っていいのなら、もっと楽に避けられただろう。前肢をかいくぐって、反撃だって当てられただろう。 だけど、大切にされたことのない恐竜のおもちゃだと知ってしまった。もはやパインにとっては、人間不信に陥っている、救うべき患畜にしか見えなくなっていた。 (どうしたらいいの? お父さん……) 祈里の父親である正は、腕のいい獣医だ。病気や怪我で凶暴になった、牛や馬の診察だって恐れずに行ってきた。 人間である正と大型動物との力の差は、プリキュアである自分と恐竜の差より大きいはず。 (恐れず、脅えず、毅然として、愛情を持って接するのよね?) 恐竜はパインに突進する。頭を低く突き出して、体当たりをかけて来る。 ここで退いちゃダメだと、パインも全力で受け止める。 力と力のぶつかり合い。そして、想いと想いのぶつかり合いでもあった。 「お願い、止まって!!」 力では劣らないとしても、体重と、地面を捉える足場が違いすぎる。 パインは足を滑らせてバランスを崩す。まるで車に轢かれるかのように、後方へと恐竜に押し込まれていく。 ズプリ その時、異変が起きた。 恐竜の押し出す力が、突然に止まる。パインの足が膝まで沈む。 よく見れば、恐竜も後肢の付け根から先が、すっかりぬかるみにはまっていた。 (これは……。まさか、底なし沼!?) ズプリ、ズプリ 恐竜は死に物狂いでもがき、その都度、身体を深く、深く、沼の中に沈めていく。 あっという間に胴から下を飲み込まれ、前肢と首だけを辛うじて残す。 「ダメッ! 動けば動くほど呑み込まれていくだけよ!」 ズボボッっと、パインもまた腿まで沈んでいく。 パインの心が恐怖に塗り潰されていく。いや、恐竜が一緒でなければ、とっくに悲鳴を上げていただろう。 自然の罠の宝庫たる密林にあって、一際恐れられる危険水域。力学の通じないこの魔境では、プリキュアの技も力も跳躍力も、その全てが意味を成さない。 いかに強靭な肉体を持っていても、沼の底で呼吸ができるわけでもない。 怖い、と思った。これまでの、どんな強敵のどんな攻撃よりも、恐ろしいと思った。 ゆっくり、ゆっくりと沈んでいくのは、なまじ痛みも苦しみもない分だけ、かえって恐ろしいと感じた。 (しっかり、しっかりして! あきらめちゃダメよ!) 誰に言い聞かせているのか? と自分に問いかける。 その時、更に深く恐竜が沈みこんだ。もう、さっきまでの威勢はどこにもなく、ただ恐怖の唸り声を上げる。 (決まっている! ここには、わたししかいないんだから!) 恐竜が脅えるほどに、パインの心には勇気が漲ってくる。どうすればいい? どうすればここから抜け出せる? ふと目に入る、生木の枝。さっきの戦いで折れて、ここまで飛んできたのだろう。底なし沼に沈みもせずに、プカプカと浮いている。 (溺れる者は藁にもすがるっていうけど、こんな小枝じゃ……) 「違うッ! そうじゃない!」 枝が沈まない一番の理由は、軽いからじゃない。 沈むまいと、垂直に立とうとしている自分や恐竜が、最も沈みやすい状態なんだ。 足という小さな面に、全ての体重をかけて潜ろうとしているのと同じ。浮きたいのなら、小枝のように圧力がかかる面積を大きくしてやればいい。 一か八か、パインは沼に顔を付ける。水泳のポーズを取り、そこから這うようにして岸に向う。 思った通り、横たえた身体はそれ以上沈むことがなかった。 「待っててね! すぐに引き上げてあげるから!」 “プリキュア・キック” 岸に上がったパインは、近くにある中で一番大きな木を叩き折る。 それをロープ代わりにして、恐竜を引き上げようとする。 恐竜は懸命に前肢で木を掴もうとする。しかし、細く短い前肢は、恐竜の巨体を支えるにはあまりにも脆弱過ぎた。 パインの懸命の救助も空しく、恐竜はついに完全に沼に水没した。 (そんな……そんな……そんなことって!) そこから先は、勝手に身体が動いた。 底なしと言っても、本当に底が無いわけじゃない。ただ、深いだけだ。 (だから――底を這って進んで、恐竜さんを引きずり上げる!) 可能かどうかなんて考えなかった。ただ、少しでも希望があるならそれに賭けるしかない。 ハインは沼の中、と言うより泥の中を懸命に進み―― ――やがて、その底で意識を失った。 ―――――――――――――――― ―――――――――――― ―――――――― ―――― 「……ここは? わたし、どうしたんだっけ?」 「グルルル――」 生臭い息がパインにかかる。ザラっとした舌が頬を掠める。 「恐竜さん……無事だったの? どうして!?」 「グルル」 再びパインを舐める、真っ赤で細い舌。どうやらパインに付いた泥を舐め取ろうとしているらしい。 「もう、くすぐったいよ! わたしなら大丈夫だから」 「グルルル」 「キ――!」 「そう、そうだったの。ありがとう、ティラノちゃん」 キルンの通訳によると、沼の底は恐竜にはそれほど深くなく、落ち着いて足を伸ばせば歩くことができたらしい。 それでパインを引き上げて、介抱していたらしい。 いくら足が付くとはいっても、泥の沼は土に埋もれたのと同じくらいの抵抗力を持つ。そこを強引に突破した力は、やはり最強の竜の名に相応しかった。 「わたしが介抱されちゃうなんて、あべこべね」 「グルルル」 恐竜は嬉しそうに唸り、パインを背に乗せて歩き出した。状況を忘れて、パインはしばし太古の森の散策を楽しむ。 無邪気に笑い、歓声を上げる。 まるで小さい子供が、初めておもちゃを持って遊びに出かける時のように―― キングの采配が振り下ろされる。中央に位置する、二体のポーンが進み出る。チェスにおける戦闘開始の合図だ。 せつなはリンクルンをかざして迎え撃つ。チェンジのかけ声と共に、身体が眩い閃光に包まれる。 そして舞い降りる、赤い闘衣を纏った戦士。伝説のプリキュア。 真っ赤なハートは――幸せの証! 熟れたて――フレッシュ! “キュアパッション” ありえない布陣。考えられないハンディキャップ。 十六対一の絶望的な状況でありながら、少女に臆する様子はない。 後手に回った遅れを物ともせず、疾風を纏って戦場を駆ける。 中盤を制する者はゲームを制する。キングが中央のポーンを進めたのは、攻撃区域を広げるため。 たった二体の移動。それだけで、攻撃の核となるビショップとクイーンの道を開き、盤上の大半の空間を射程に収めたのだ。 「そのまま包囲、殲滅せよ!」 「できる、ものならね!」 一閃! 続けて、二閃! パッションに触れることも叶わず、ポーンの身体が崩れ落ちる。 「両翼のポーンよ、挟み込め!」 左右三体づつのポーンが、パッションを囲むように移動する。いわゆる鶴翼の陣。 V字型に包囲網を狭めていく代表的な戦術だ。 「ハアッ!」 パッションは迷わず左翼に突撃する。右翼との距離を稼ぎ、各個撃破を狙う。 突き二発、蹴り技一発で打ち破り、残る右の三体を迎え撃つ。 一陣を退けた直後。新たなる布陣に備えた矢先。隙ありと見て、ビショップがパッションの側面から襲いかかる。 「あなたの動きは、一度見せてもらったわ」 身体を捻ってビショップの攻撃をやり過ごす。刹那、背筋の一点が総毛立つ。 直感に従ってその場で跳躍する。その直下を、耳をつんざくような破砕音を立てながら黒い塊が駆け抜ける。 “ルーク”の駒。車輪に刃の付いた、一人用の馬車。古代における戦車(チャリオット)。 「甘いわ! 小娘!!」 キングが叫ぶ。もう一台、十字の軌跡を描いて新たなる戦車が迫る。 パッションの着地にタイミングを合わせ、無防備となる一瞬を捉えて体当たりを仕掛けた。 「っ――くぅ……」 鈍い音が響き、二転、三転とパッションは地面を転がる。力の流れに逆らわず、ダメージを最小に抑える。 両腕が痺れ、ズキンと痛みが走る。なんとか間に合った十字ブロック。直撃なら、パッションとて致命傷になっていたかもしれない。 荒い息を吐く少女に、キングは勝ち誇って降伏を促す。 「ここから先はなぶり殺しとなるぞ。諦めて我が軍門に下るがいい」 「生憎ね、私はもう――決して駒にはならないわ」 「そんなに死に急ぎたいなら、私が息の根を止めて差し上げましょう」 パッションの返答をキングへの侮辱と判断し、クイーンが進み出る。 既に、チェスの必勝の布陣は完成しており、盤の端に追い詰められた彼女に逃げ場はなかった。 「貴様を捕らえて、子供たちへの復讐戦の尖兵にしてくれるわ」 「――今、なんと言ったの?」 「鼓膜でも破れたか? 貴様を、子供たちを血祭りにする道具にしてやるのだ」 「そう――ありがとう。これで、本気になれそうよ」 パッションの纏う空気が変わる。静かなる怒りが身を焦がし、突き刺すような殺気となって迸る。 しかし、絶対的優位を疑わないチェスたちは、その変化に気がつかなかった。 キングは二ッと笑って、巨大な戦斧を采配に振るう。 剣を抜いたクイーンがパッションを狙う。 その両脇を固めるように、二台の戦車が突撃する。 両隅に控えていた、二体のビショップが対角線上に襲いかかる。 複雑に円を描きなら、二騎のナイトが高々と跳躍し、ランスを突き立てる。 攻撃が命中する刹那、ユラリ、とパッションの身体が揺らぐ。そして、次の瞬間には姿を消した。 クイーンの刃が空を斬り、ルークの戦車が何もない戦場を駆け抜ける。ビショップの棍とナイトの槍が、目標を失ってぶつかり会う。 突然消えたパッションは、盤の中央、六体のポーンの中央に居た。クイーンたちが振り返るより早く、ポーンは崩れ落ちて駒に戻っていく。 体重を消して、一瞬の内にトップスピードに乗せる。神技と呼べるイースの体術。 キングが言葉を失う。辛うじて、彼だけがその動きを視界に捉えていた。 「おのれ! 俺の戦車で蹴散らしてくれる!!」 「無駄よ、もう勝負は付いたわ」 パッションの忠告を無視し、二台の戦車が突進する。その車輪が走行中に外れ、転倒し、大破してルークの駒に戻った。 「まさか、さっき通り過ぎた時に、細工を加えていたというの?」 「ただ、力任せに殴っただけよ。モノを壊すのは昔から得意なの」 パッションがクイーンの質問に答える。同時に、二騎のナイトが崩れ落ちた。 「おのれ……」 「某に!」 「お任せを!」 駒が減って、閑散とした戦場。それこそが長距離移動を武器とする、ビショップの最も好む戦場であった。 盤は縦横よりも斜めに長い。クイーンを例外にして、機動力で最速の駒が疾走する。 「さっきは油断したが、某が遅れを取ることなど有り得ぬ!」 「そうして、ムキになって単独行動を取る。戦場では命取りね」 パッションは盤を丸く使い、二体を誘導する。軌道の重なる瞬間に死角に回り込み、たった二発の攻撃でビショップを駒に戻した。 「クイーンの名に懸けて、貴女だけは刺し違えてでも私が倒す!」 全ての駒の特性を持つ、最強にして最速の駒。クイーンは機動戦を想定し、パッションまでの最速のルートを頭に描く。 そして、全速力で駆け出そうとした時だった。 「どこに行くつもり?」 「まさか、そんな……」 遠くに居たはずのパッションが、突然目の前に現れる。吐息すら感じ取れる程の距離。真紅の瞳がクイーンを射抜く。 しかし、それだけだった。不敵にも、攻撃してくる様子もない。 我に返ったクイーンが剣を構え、必殺の一撃を振り下ろす。 絶対の自信を持って放った斬撃。インパクトの瞬間まで、パッションは回避行動は取らなかった。それにも関わらず、手には何の感触も伝わってこない。 背後に殺気を感じた。それはそうだ。前に居ないなら上か後ろに決まっている。 問題は、どうやって移動したかだ。クイーンは敗北を感じながら、最後の問いを口にした。 「この世界に、そんな歩法があるなんて聞いたことがない」 「あなたの知らない世界よ。おもちゃなんて存在しない、悲しい世界の悲しい技術なのだから」 そして、クイーンも静かに崩れ落ち、駒へと戻っていった。 「壊すには惜しい力だな、小娘。いや、キュアパッションよ。改めて問う。ワシの配下にならぬか?」 「お断りよ。私は、あなたたちの企みを決して許しはしない」 「ならば、排除するのみ!」 キングの巨大な戦斧が地面に叩きつけられる。それだけで、地を割り衝撃波となってパッションに襲いかかる。 再びパッションは疾風となって、キングの背後に回る。しかし―― 「甘いわっ!」 「なっ!!」 キングの戦斧が横薙ぎに振るわれる。まるで、予測していたかのように。 紙一重で下がって回避する。それでも風圧でバランスを崩すほどの、凄まじい威力を伴った攻撃だった。 「チェスの点数化ルールを知っておるか? ナイトで四点、ルークで五点、クイーンで六点。キングは無限大よ!」 「幻想で作り上げたこの世界では、それが力に反映されるってわけね」 キングは超重量の戦斧を、まるで小枝のように軽々と振り回す。 動きはそれほど速くはないが、直感で先読みされて反撃のタイミングも掴めない。 「これが王の力だ。畏怖し、跪くがいい。頭が高いわっ!」 たちまち防戦一方に追い込まれる。当てられないが、当たることもない。 その均衡が崩れる。連戦により疲労していたパッションが、地面の亀裂に足を取られて転倒する。 「止めだっ!!」 キングが初めて戦斧を両手に持つ。渾身の一撃が、動けなくなったパッションに襲いかかる。 人は死の危機に瀕した時、過去の思い出が走馬灯のように駆け巡るという。 パッションの脳裏に、過去の記憶が甦る。 イースだった頃、傷付けてしまった子がいた。崩れ落ちる瓦礫から、助けてあげた兄妹がいた。 コンサートを見に来てくれた子がいた。イースであることを知って、それでも受け入れて、応援してくれた子がいた。 大切なおもちゃを失って、泣いていた子がいた。 (負けられない。あの子たちの笑顔を、もう一度見るために。そして――私も一緒に笑うために!) パッションの身体が赤い閃光を発し、迫り来る戦斧をすり抜ける。 突然標的を失って、キングは周囲を見回した。 「奴はどこだ!? 一体、何が起きたのだ!!」 「私なら、ここよ」 キングの居場所よりも遥か後方で、パッションは静かに立っていた。 先程とはまるで違う、柔らかで穏やかな印象。その表情が、キングの問いに答え、再び戦士の気迫を纏う。 ただし、殺気ではなく、熱く燃え上がる闘志で! (ありがとう、アカルン。忘れていたわ。プリキュアは、みんなの幸せを願う、愛の力で戦うのよね) “キー” 「行くわよ! アカルン!!」 普段は封印している、キュアパッションの真の戦闘能力。アカルンとの共闘。コラボレーションではなく、ユニゾン。 防御はアカルンが受け持ち、パッションは攻撃に専念する。 キングの攻撃のことごくを瞬間移動にて回避し、華麗に攻撃を決めていく。 戦斧を転送にて奪い、そのまま城の一角にぶつけて塔の一部を切断する。それを更に盤上に転送させる。 「馬鹿な……そんな馬鹿な……」 「チェックメイトよ!」 キングの頭上に、不可避の巨大な建築物が落下する。憐れな悲鳴を地響きで打ち消し、ここにチェス戦は終結を迎えた。 第5話 幸せの赤い翼――おもちゃの国は秘密がいっぱい!?(トイマジン急襲)――へ続く
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/1080.html
「恐竜さん、こっちよ!」 熱帯雨林では、濃い植生によって日光が遮られ下草が生長しにくい。恐竜を始めとする大型動物にとって、移動するに適した地形であった。 しかし、山火事などの理由で十分な日射が得られた場合、ジャングルと呼ばれる低木、蔓植物の豊富な歩きにくい密林となる。 祈里を追って密林に足を踏み入れた恐竜のおもちゃは、棘のような低木に傷付けられ苦しそうに唸る。 キュアパインは、障害となる木々を払いながら、恐竜を広い場所へと誘導する。 やがて、少し開けた場所を見つける。池の周りに広がった草むら。 丸く開けたその場所は、パインと恐竜のためにあつらえた、闘技場のようにも見えた。 ドスン、ドスン、ドスン 地響きを上げながら、恐竜のおもちゃはパインに迫る。ここから先は、また狭い密林が続く。 キュアパインは足を止め、決意の表情で対峙する。 「グルルル――――!」 肉体を傷付けられたと勘違いして怒っているのか、あるいは、助けられたと知ってプライドが傷付き逆上しているのか、 恐竜はこれまでにない勢いでパインに攻撃を仕掛ける。 てっきり噛み付いてくるかと思いきや、重量のある頭を、まるでハンマーのように振り回す。 虚を突かれたパインは回避しきれず、頭突きの直撃を受けてしまう。まるでゴムボールのように弾け飛び、背後の樹に叩き付けられて苦しげに咽る。 「速い! ナケワメーケの攻撃よりも、もっと……」 (恐竜さんの強さを甘く見ていた)と思う。サイズは一般的なナケワメーケと大差ない。 特殊能力を持たない分だけ、与し易いと考えたのだが……。 爬虫類である恐竜は、想像していたよりずっと速く、力も強かった。 もちろん、本当にそうであったのか、そのような想像で作られたのかはわからない。いずれにしても、目の前の相手は、ナケワメーケに勝るとも劣らない強敵だった。 『幸せの赤い翼――――おもちゃの国は秘密がいっぱい!?(それぞれの戦い~後編)――――』 (なんとか、傷付けないように押さえ込まなくちゃ……) ブオン、ブオン 風を切る轟音を響かせながら、恐竜の爪が襲いかかる。もはや、足としては機能しないほど退化した矮小な前肢。 それは、二足歩行でバランスを取るための進化でもあった。短く、振り回しやすい鉤爪は、獲物を切り裂くには最適の武器となりうるのだ。 右、左と、恐るべき速度で連撃で振るわれる。パインはかろうじてその攻撃を回避した。 なりふり構わず戦っていいのなら、もっと楽に避けられただろう。前肢をかいくぐって、反撃だって当てられただろう。 だけど、大切にされたことのない恐竜のおもちゃだと知ってしまった。もはやパインにとっては、人間不信に陥っている、救うべき患畜にしか見えなくなっていた。 (どうしたらいいの? お父さん……) 祈里の父親である正は、腕のいい獣医だ。病気や怪我で凶暴になった、牛や馬の診察だって恐れずに行ってきた。 人間である正と大型動物との力の差は、プリキュアである自分と恐竜の差より大きいはず。 (恐れず、脅えず、毅然として、愛情を持って接するんだよね?) 恐竜はパインに突進する。頭を低く突き出して、体当たりをかけて来る。 ここで退いちゃダメだと、パインも全力で受け止める。 力と力のぶつかり合い。そして、想いと想いのぶつかり合いでもあった。 「お願い、止まって!!」 力では劣らないとしても、体重と、地面を捉える足場が違いすぎる。 パインは足を滑らせてバランスを崩す。まるで車に轢かれるかのように、後方へと恐竜に押し込まれていく。 ズプリ その時、異変が起きた。 恐竜の押し出す力が、突然に止まる。パインの足が膝まで沈む。 よく見れば、恐竜も後肢の付け根から先が、すっかりぬかるみにはまっていた。 (これは……。まさか、底なし沼!?) ズプリ、ズプリ 恐竜は死に物狂いでもがき、その都度、身体を深く、深く、沼の中に沈めていく。 あっという間に胴から下を飲み込まれ、前肢と首だけを辛うじて残す。 「ダメッ! 動けば動くほど呑み込まれていくだけよ!」 ズボボッっと、パインもまた腿まで沈んでいく。 パインの心が恐怖に塗り潰されていく。いや、恐竜が一緒でなければ、とっくに悲鳴を上げていただろう。 自然の罠の宝庫たる密林にあって、一際恐れられる危険水域。力学の通じないこの魔境では、プリキュアの技も力も跳躍力も、その全てが意味を成さない。 いかに強靭な肉体を持っていても、沼の底で呼吸ができるわけでもない。 怖い、と思った。これまでの、どんな強敵のどんな攻撃よりも、恐ろしいと思った。 ゆっくり、ゆっくりと沈んでいくのは、なまじ痛みも苦しみもない分だけ、かえって恐ろしいと感じた。 (しっかり、しっかりして! あきらめちゃダメよ!) 誰に言い聞かせているのか? と自分に問いかける。 その時、更に深く恐竜が沈みこんだ。もう、さっきまでの威勢はどこにもなく、ただ恐怖の唸り声を上げる。 (決まっている! ここには、わたししかいないんだから!) 恐竜が脅えるほどに、パインの心には勇気が漲ってくる。どうすればいい? どうすればここから抜け出せる? ふと目に入る、生木の枝。さっきの戦いで折れて、ここまで飛んできたのだろう。底なし沼に沈みもせずに、プカプカと浮いている。 (溺れる者は藁にもすがるっていうけど、こんな小枝じゃ……) 「違うッ! そうじゃない!」 枝が沈まない一番の理由は、軽いからじゃない。 沈むまいと、垂直に立とうとしている自分や恐竜が、最も沈みやすい状態なんだ。 足という小さな面に、全ての体重をかけて潜ろうとしているのと同じ。浮きたいのなら、小枝のように圧力がかかる面積を大きくしてやればいい。 一か八か、パインは沼に顔を付ける。水泳のポーズを取り、そこから這うようにして岸に向う。 思った通り、横たえた身体はそれ以上沈むことがなかった。 「待っててね! すぐに引き上げてあげるから!」 “プリキュア・キック” 岸に上がったパインは、近くにある中で一番大きな木を叩き折る。 それをロープ代わりにして、恐竜を引き上げようとする。 恐竜は懸命に前肢で木を掴もうとする。だけど、細く短い前肢は、恐竜の巨体を支えるにはあまりにも脆弱過ぎた。 パインの懸命の救助も空しく、恐竜はついに完全に沼に水没した。 (そんな……そんな……そんなことって!) そこから先は、勝手に身体が動いた。 底なしと言っても、本当に底が無いわけじゃない。ただ、深いだけだ。 (だから――――底を這って進んで、恐竜さんを引きずり上げる!) 可能かどうかなんて考えなかった。ただ、少しでも希望があるならそれに賭けるしかない。 ハインは沼の中、と言うより泥の中を懸命に進み―――― ――――やがて、その底で意識を失った。 ―――――――――――――――― ―――――――――――― ―――――――― ―――― 「……ここは? わたし、どうしたんだっけ?」 「グルルル――――」 生臭い息がパインにかかる。ザラっとした舌が頬を掠める。 「恐竜さん……無事だったの? どうして!?」 「グルル」 再びパインを舐める、真っ赤で細い舌。どうやらパインに付いた泥を舐め取ろうとしているらしい。 「もう、くすぐったいよ! わたしなら大丈夫だから」 「グルルル」 「キ――!」 「そう、そうだったの。ありがとう、ティラノちゃん」 キルンの通訳によると、沼の底は恐竜にはそれほど深くなく、落ち着いて足を伸ばせば歩くことができたらしい。 それでパインを引き上げて、介抱していたらしい。 いくら足が付くとはいっても、泥の沼は土に埋もれたのと同じくらいの抵抗力を持つ。そこを強引に突破した力は、やはり最強の竜の名に相応しかった。 「わたしが介抱されちゃうなんて、あべこべね」 「グルルル」 恐竜は嬉しそうに唸り、パインを背に乗せて歩き出した。状況を忘れて、パインはしばし太古の森の散策を楽しむ。 無邪気に笑い、歓声を上げる。 まるで小さい子供が、初めておもちゃを持って遊びに出かける時のように―――― キングの采配が振り下ろされる。中央に位置する、二体のポーンが進み出る。チェスにおける戦闘開始の合図だ。 せつなはリンクルンをかざして迎え撃つ。チェンジのかけ声と共に、身体が眩い閃光に包まれる。 そして舞い降りる、赤い闘衣を纏った戦士。伝説のプリキュア。 真っ赤なハートは――――幸せの証! 熟れたて――――フレッシュ! “キュアパッション” ありえない布陣。考えられないハンディキャップ。 十六対一の絶望的な状況でありながら、少女に臆する様子はない。 後手に回った遅れを物ともせず、疾風を纏って戦場を駆ける。 中盤を制する者はゲームを制する。キングが中央のポーンを進めたのは、攻撃区域を広げるため。 たった二体の移動。それだけで、攻撃の核となるビショップとクイーンの道を開き、盤上の大半の空間を射程に収めたのだ。 「そのまま包囲、殲滅せよ!」 「できる、ものならね!」 一閃! 続けて、二閃! パッションに触れることも叶わず、ポーンの身体が崩れ落ちる。 「両翼のポーンよ、挟み込め!」 左右三体づつのポーンが、パッションを囲むように移動する。いわゆる鶴翼の陣。 V字型に包囲網を狭めていく代表的な戦術だ。 「ハアッ!」 パッションは迷わず左翼に突撃する。右翼との距離を稼ぎ、各個撃破を狙う。 突き二発、蹴り技一発で打ち破り、残る右の三体を迎え撃つ。 一陣を退けた直後。新たなる布陣に備えた矢先。隙ありと見て、ビショップがパッションの側面から襲いかかる。 「あなたの動きは、一度見せてもらったわ」 身体を捻ってビショップの攻撃をやり過ごす。刹那、背筋の一点が総毛立つ。 直感に従ってその場で跳躍する。その直下を、耳をつんざくような破砕音を立てながら黒い塊が駆け抜ける。 “ルーク”の駒。車輪に刃の付いた、一人用の馬車。古代における戦車(チャリオット)。 「甘いわ! 小娘!!」 キングが叫ぶ。もう一台、十字の軌跡を描いて新たなる戦車が迫る。 パッションの着地にタイミングを合わせ、無防備となる一瞬を捉えて体当たりを仕掛けた。 「っ――――くぅ……」 鈍い音が響き、二転、三転とパッションは地面を転がる。力の流れに逆らわず、ダメージを最小に抑える。 両腕が痺れ、ズキンと痛みが走る。辛うじて間に合った十字ブロック。直撃なら、パッションとて致命傷になっていたかもしれない。 荒い息を吐く少女に、キングは勝ち誇って降伏を促す。 「ここから先はなぶり殺しとなるぞ。諦めて我が軍門に下るがいい」 「生憎ね、私はもう――――決して駒にはならないわ」 「そんなに死に急ぎたいなら、私が息の根を止めて差し上げましょう」 パッションの返答をキングへの侮辱と判断し、クイーンが進み出る。 既に、チェスの必勝の布陣は完成しており、盤の端に追い詰められた彼女に逃げ場はなかった。 「貴様を捕らえて、子供たちへの復讐戦の尖兵にしてくれるわ」 「――――今、なんと言ったの?」 「鼓膜でも破れたか? 貴様を、子供たちを血祭りにする道具にしてやるのだ」 「そう――――ありがとう。これで、本気になれそうよ」 パッションの纏う空気が変わる。静かなる怒りが身を焦がし、突き刺すような殺気となって迸る。 しかし、絶対的優位を疑わないチェスたちは、その変化に気がつかなかった。 キングは二ッと笑って、巨大な戦斧を采配に振るう。 剣を抜いたクイーンがパッションを狙う。 その両脇を固めるように、二台の戦車が突撃する。 両隅に控えていた、二体のビショップが対角線上に襲いかかる。 複雑に円を描きなら、二騎のナイトが高々と跳躍し、ランスを突き立てる。 攻撃が命中する刹那、ユラリ、とパッションの身体が揺らぐ。そして、次の瞬間には姿を消した。 クイーンの刃が空を斬り、ルークの戦車が何もない戦場を駆け抜ける。ビショップの棍とナイトの槍が、目標を失ってぶつかり会う。 突然消えたパッションは、盤の中央、六体のポーンの中央に居た。クイーンたちが振り返るより早く、ポーンは崩れ落ちて駒に戻っていく。 体重を消して、一瞬の内にトップスピードに乗せる。神技と呼べるイースの体術。 キングが言葉を失う。辛うじて、彼だけがその動きを視界に捉えていた。 「おのれ! 俺の戦車で蹴散らしてくれる!!」 「無駄よ、もう勝負は付いたわ」 パッションの忠告を無視し、二台の戦車が突進する。その車輪が走行中に外れ、転倒し、大破してルークの駒に戻った。 「まさか、さっき通り過ぎた時に、細工を加えていたというの?」 「ただ、力任せに殴っただけよ。モノを壊すのは昔から得意なの」 パッションがクイーンの質問に答える。同時に、二騎のナイトが崩れ落ちた。 「おのれ……」 「某に!」 「お任せを!」 駒が減って、閑散とした戦場。それこそが長距離移動を武器とする、ビショップの最も好む戦場であった。 盤は縦横よりも斜めに長い。クイーンを例外にして、機動力で最速の駒が疾走する。 「さっきは油断したが、某が遅れを取ることなど有り得ぬ!」 「そうして、ムキになって単独行動を取る。戦場では致命的ね」 パッションは盤を丸く使い、二体を誘導する。軌道の重なる瞬間に死角に回り込み、たった二発の攻撃でビショップを駒に戻した。 「クイーンの名に懸けて、貴女だけは刺し違えてでも私が倒す!」 全ての駒の特性を持つ、最強にして最速の駒。クイーンは機動戦を想定し、パッションまでの最速のルートを頭に描く。 そして、全速力で駆け出そうとした時だった。 「どこに行くつもり?」 「まさか、そんな……」 遠くに居たはずのパッションが、突然目の前に現れる。吐息すら感じ取れる程の距離。真紅の瞳がクイーンを射抜く。 しかし、それだけだった。不敵にも、攻撃してくる様子もない。 我に返ったクイーンが剣を構え、必殺の一撃を振り下ろす。 絶対の自信を持って放った斬撃。インパクトの瞬間まで、パッションは回避行動は取らなかった。それにも関わらず、手には何の感触も伝わってこない。 背後に殺気を感じた。それはそうだ。前に居ないなら上か後ろに決まっている。 問題は、どうやって移動したかだ。クイーンは敗北を感じながら、最後の問いを口にした。 「この世界に、そんな歩法があるなんて聞いたことがない」 「この世界ではないからよ。おもちゃなんて存在しない、悲しい世界の悲しい技術なのだから」 そして、クイーンも静かに崩れ落ち、駒へと戻っていった。 「壊すには惜しい力だな、小娘。いや、キュアパッションよ。改めて問う。ワシの配下にならぬか?」 「お断りよ。私は、あなたたちの企みを決して許しはしない」 「ならば、排除するのみ!」 キングの巨大な戦斧が地面に叩きつけられる。それだけで、地を割り衝撃波となってパッションに襲いかかる。 再びパッションは疾風となって、キングの背後に回る。しかし―――― 「甘いわっ!」 「なっ!!」 キングの戦斧が横薙ぎに振るわれる。まるで、予測していたかのように。 紙一重で下がって回避する。それでも風圧でバランスを崩すほどの、凄まじい威力を伴った攻撃だった。 「チェスの点数化ルールを知っておるか? ナイトで四点、ルークで五点、クイーンで六点。キングは無限大よ!」 「幻想で作り上げたこの世界では、それが力に反映されるってわけね」 キングは超重量の戦斧を、まるで小枝のように軽々と振り回す。 動きはそれほど速くはないが、直感で先読みされて反撃のタイミングも掴めない。 「これが王の力だ。畏怖し、跪くがいい。頭が高いわっ!」 たちまち防戦一方に追い込まれる。当てられないが、当たることもない。 その均衡が崩れる。連戦により疲労していたパッションが、地面の亀裂に足を取られて転倒する。 「止めだっ!!」 キングが初めて戦斧を両手に持つ。渾身の一撃が、動けなくなったパッションに襲いかかる。 人は死の危機に瀕した時、過去の思い出が走馬灯のように駆け巡るという。 パッションの脳裏に、過去の記憶が甦る。 イースだった頃、傷付けてしまった子がいた。崩れ落ちる瓦礫から、助けてあげた兄妹がいた。 コンサートを見に来てくれた子がいた。イースであることを知って、それでも受け入れて、応援してくれた子がいた。 大切なおもちゃを失って、泣いていた子がいた。 (負けられない。あの子たちの笑顔を、もう一度見るために。そして――――私も一緒に笑うために!) パッションの身体が赤い閃光を発し、迫り来る戦斧をすり抜ける。 突然標的を失って、キングは周囲を見回した。 「何が……、一体何が起きたのだ!!」 「私なら、ここよ」 キングの居場所よりも遥か後方で、パッションは静かに立っていた。 先程とはまるで違う、柔らかで穏やかな印象。その表情が、キングの問いに答え、再び戦士の気迫を纏う。 ただし、殺気ではなく、熱く燃え上がる闘志で! (ありがとう、アカルン。忘れていたわ。プリキュアは、みんなの幸せを願う、愛の力で戦うのよね) “キー” 「行くわよ! アカルン!!」 普段は封印している、キュアパッションの真の戦闘能力。アカルンとの共闘。コラボレーションではなく、ユニゾン。 防御はアカルンが受け持ち、パッションは攻撃に専念する。 キングの攻撃のことごくを瞬間移動にて回避し、華麗に攻撃を決めていく。 戦斧を転送にて奪い、そのまま城の一角にぶつけて塔の一部を切断する。それを更に盤上に転送させる。 「馬鹿な……そんな馬鹿な……」 「チェックメイトよ!」 キングの頭上に、不可避の巨大な建築物が落下する。憐れな悲鳴を地響きで打ち消し、ここにチェス戦は終結を迎えた。 新-823へ
https://w.atwiki.jp/naniwaarms/pages/586.html
<流用部品> 散歩好き:https //www29.atwiki.jp/feg2/sp/pages/600.html (作:久珂あゆみさん) 摂政:https //www65.atwiki.jp/sougohankoku/sp/pages/112.html (作:月松堂さん) 法の司:https //www8.atwiki.jp/howlingdog/pages/89.html (作:鷺坂祐介さん) 法の執行者の紋章:https //www39.atwiki.jp/nowinthenorth/pages/162.html (作:青狸さん) 猫と犬の前足が重なった腕輪:http //0ranger.webspace.ne.jp/bbs/0ranger_tree_r_80.html (作:城華一郎さん) 急げ馬よ:https //www23.atwiki.jp/kinoutun/pages/609.html (作:はるさん) 長距離走の訓練(藩国独自職業:軽歩兵):http //privatter.net/p/2643913 (キルケさん作) 部品構造 部品構造 大部品 暮里あづま RD 244 評価値 13大部品 個人情報 RD 16 評価値 6部品 性別不明? 部品 朝は苦手 部品 スイーツ作り 部品 もふもふ大好き 大部品 散歩好き RD 12 評価値 6部品 散歩とは 部品 散歩好きと呼ばれるまで 大部品 散歩の楽しみ方 RD 5 評価値 3部品 風景を眺める 部品 季節を感じる 部品 人とのふれあい 部品 抜け道探し 部品 日常の変化に気付く 大部品 散歩に適した服装 RD 3 評価値 2部品 歩きやすい靴 部品 帽子 部品 汗をかいてもいい服 大部品 散歩に持っていく推奨アイテム RD 1 評価値 0部品 散歩に何をもっていけばいい? 大部品 散歩中の挨拶(技術) RD 1 評価値 0部品 散歩中の挨拶の効果 大部品 経歴 RD 31 評価値 8大部品 摂政 RD 8 評価値 5部品 着用制限 大部品 摂政が持つ基本的な能力 RD 4 評価値 3部品 忠誠と輔弼の義務 部品 外交戦能力 部品 外見への影響 部品 協調行為への適正 大部品 摂政が使う所有物と立ち居振る舞い RD 3 評価値 2部品 官服 部品 扇子 部品 立ち姿 部品 藩王不在の国の摂政として 部品 蛇神の巫女 部品 砲兵団の長 部品 出仕経験 大部品 法の司 RD 18 評価値 7大部品 法の司長 RD 7 評価値 4部品 必須資格:2級 部品 臨時昇級 部品 処理権限 部品 任期 部品 選出方法 部品 任命規則:プレイヤー 部品 任命規則:設定国民 大部品 上位裁定者 RD 2 評価値 1部品 必要資格:3級以上 部品 業務内容 大部品 一般作業者 RD 2 評価値 1部品 必要資格:無級~4級 部品 作業内容 部品 作業場所:大法院内作業施設 部品 指示・報告の規則 部品 作業時間の順守 部品 不正行為の厳しい取り締まり 部品 作業水準の保持 部品 起家・栄達:法の司 部品 藩国内での役割 部品 視察という名の散歩 大部品 所持品 RD 10 評価値 5大部品 蛇の指輪2 RD 4 評価値 3部品 素材 部品 フォルム 部品 銀の聖別 部品 蛇の指輪2の持つ力 大部品 猫と犬の前足が重なった腕輪 RD 2 評価値 1部品 犬猫共同戦線の記念品 部品 着用効果 大部品 法の執行者の紋章 RD 4 評価値 3部品 大法院から贈られた指輪 部品 国民からの尊敬 部品 法執行時の判定修正 部品 遵守の証 大部品 軽歩兵 RD 128 評価値 11部品 軽歩兵の概要 大部品 軽歩兵の着任者の経歴 RD 2 評価値 1部品 豊富な実戦経験 部品 選抜学科試験 大部品 偵察兵としての低物理域対応訓練 RD 6 評価値 4部品 狼煙 部品 サバイバル技術 部品 音を使った情報伝達 部品 訓練内容の詳細 部品 特殊部隊員仕込みの近接格闘訓練 部品 手旗信号 大部品 情報伝達手段 RD 4 評価値 3部品 偵察任務での無線技術の活用 部品 暗号技術 部品 無線通信の欠点 部品 作戦活動中に行う無線封鎖の意義 大部品 鍛え抜かれた肉体 RD 32 評価値 8部品 トレーニング時の熱中症対策 部品 バランスの良い食生活 部品 スポーツ科学的アプローチ 大部品 長距離走の訓練 RD 29 評価値 8大部品 筋力トレーニング RD 5 評価値 3部品 筋トレの重要性 部品 怪我の予防 部品 フロントランジ 部品 腹筋・背筋 部品 腕立て伏せ 大部品 トレーニング前の準備 RD 2 評価値 1部品 準備運動の効果と重要性 部品 良好なコンディションを保つ 大部品 トレーニング方法 RD 5 評価値 3部品 インターバル走 部品 レペティション 部品 ペース走 部品 ジョグ 部品 ビルドアップ走 大部品 フォーム RD 6 評価値 4部品 正しいフォームの重要性について 部品 正しい姿勢を保つ練習 部品 足の出し方 部品 使う筋肉 部品 腕の振り方 部品 呼吸の仕方 大部品 走る際気を付けること RD 3 評価値 2部品 ペース配分 部品 ランナーズハイ 部品 クールダウン 大部品 道具 RD 5 評価値 3部品 靴 部品 帽子 部品 ワセリン 部品 動きやすい服 大部品 女性用 RD 1 評価値 0部品 スポーツブラ 大部品 食事 RD 3 評価値 2部品 走る前の食事 部品 水分の取り方 部品 エイド 大部品 特殊部隊員 RD 1 評価値 0部品 特殊部隊員の意義 大部品 偵察兵(ナニワ版) RD 51 評価値 9大部品 偵察兵 RD 45 評価値 9大部品 歩兵 RD 40 評価値 9大部品 軍隊における歩兵の役割 RD 20 評価値 7部品 歩兵に期待される役割 大部品 治安維持 RD 2 評価値 1部品 治安維持とは 部品 警備、巡回 大部品 対テロリスト戦 RD 2 評価値 1部品 対テロリスト戦とは 部品 爆発物処理 大部品 人命救助 RD 2 評価値 1部品 人命救助とは 部品 応急処置 大部品 市街地戦闘 RD 1 評価値 0部品 市街地戦闘とは 大部品 閉所、屋内戦 RD 3 評価値 2部品 閉所、屋内戦とは 部品 クリアリングとカバーリング 部品 近接格闘 大部品 歩兵による塹壕戦 RD 2 評価値 1部品 歩兵による塹壕戦とは 部品 戦場での塹壕構築 大部品 復興支援 RD 2 評価値 1部品 復興支援とは 部品 土木作業 大部品 不殺制圧 RD 1 評価値 0部品 不殺制圧とは 大部品 空挺降下 RD 1 評価値 0部品 空挺降下とは 大部品 避難誘導 RD 3 評価値 2部品 避難誘導とは 部品 役割分担 部品 避難訓練の実施 大部品 歩兵としての事前準備 RD 4 評価値 3大部品 装備品の点検チェック RD 2 評価値 1部品 万全な装備状態の維持 部品 銃火器の分解整備 大部品 ブリーフィング RD 2 評価値 1部品 指揮系統の確認 部品 作戦目的の優先順位 大部品 仲間との連携 RD 8 評価値 5部品 ハンドサイン 部品 集団戦における連携の重要性 大部品 基本教練 RD 6 評価値 4部品 基本教練の意義 部品 基本姿勢 部品 執銃時の動作 部品 礼式 部品 整列 部品 行進間動作 大部品 格闘術訓練 RD 5 評価値 3部品 格闘術の訓練概要 部品 人体の急所についての知識 部品 徒手格闘 部品 ナイフ術 部品 銃剣の使い方 大部品 銃撃戦 RD 3 評価値 2部品 歩兵にとっての射撃 部品 射撃の訓練 部品 射撃姿勢 大部品 偵察 RD 5 評価値 3部品 偵察とは 部品 偵察を行う意義 部品 偵察任務での手法 部品 収集すべき情報 部品 偵察兵として要求される能力 大部品 偵察の国ナニワアームズ RD 6 評価値 4部品 ナニワアームズにおける偵察兵 部品 無線技術と暗号技術 大部品 行軍訓練 RD 4 評価値 3部品 悪天候時の訓練 部品 悪路対応訓練 部品 山岳行軍トレーニング 部品 完全装備での実施 大部品 軽歩兵の装備 RD 22 評価値 7部品 シンプルで選び抜かれた装備品 大部品 偵察兵、特殊部隊員と共通の武装 RD 9 評価値 5部品 武装の流用 大部品 歩兵用装備 RD 8 評価値 5大部品 歩兵戦用 RD 3 評価値 2部品 アサルトライフル 部品 手榴弾 部品 ファイティングナイフ 大部品 補給用 RD 2 評価値 1部品 携帯食と水 部品 救急キット 大部品 工作、サバイバル用 RD 2 評価値 1部品 サバイバルナイフ 部品 携帯スコップ 大部品 対装甲兵器用 RD 1 評価値 0部品 対戦車ロケット 部品 防水加工処置 部品 野戦服のバリエーション 大部品 ナニワ印の双眼鏡 RD 9 評価値 5大部品 高品質レンズ RD 2 評価値 1部品 グラスディザート産の原材料 部品 ナニワのガラス職人の技術力 部品 貸与 大部品 軍用双眼鏡 RD 6 評価値 4部品 双眼鏡 部品 レティクル 部品 ラバーコーティング 部品 光の損失の低減の工夫 部品 衝撃保護テスト 部品 双眼鏡の防水加工 部品 偵察任務での装備 大部品 FO RD 6 評価値 4部品 FOってどんな職業なのか 大部品 着弾観測 RD 3 評価値 2部品 着弾観測とは 部品 空間認識能力 部品 暗算 大部品 他兵科との連携訓練 RD 2 評価値 1部品 砲兵との連携 部品 航空機による爆撃の支援 大部品 隠蔽技術 RD 3 評価値 2部品 隠蔽技術とは 部品 偽装の訓練 部品 迷彩を施す 大部品 砲兵(ナニワ版) RD 33 評価値 8部品 ナニワの砲兵の歴史 部品 砲兵になるには 大部品 ナニワの砲兵に必要なこと RD 6 評価値 4部品 必要な資格・試験 部品 野戦砲兵と防空砲兵 部品 チームワークが大事 部品 歩兵との連携強化 部品 射弾観測との連携 部品 射撃精度の向上研究 部品 砲兵の人数制限 大部品 砲兵陣地 RD 4 評価値 3部品 射撃指揮所 部品 バリケードの設置 部品 砲列の隠蔽 部品 予備陣地の構築 部品 攻城砲の運用訓練 部品 通信機器が使えない場合の伝達手段 大部品 戦術 RD 6 評価値 4部品 砲兵戦術 部品 間接射撃 部品 準備砲撃 部品 集中射撃 部品 弾幕射撃 部品 SOS射撃 大部品 砲撃のための観測 RD 4 評価値 3部品 対砲迫レーダ観測 部品 音響観測 部品 閃光観測 部品 気象データの反映 大部品 砲兵専用装備 RD 8 評価値 5大部品 車両 RD 4 評価値 3部品 多連装ロケット砲 部品 自走榴弾砲 部品 突撃砲 部品 トラック 大部品 非車両 RD 2 評価値 1部品 迫撃砲 部品 レールガン 大部品 装備品 RD 2 評価値 1部品 ヘッドセット(防音用) 部品 喉当てマイク 大部品 急げ馬よ RD 16 評価値 6大部品 要点 RD 2 評価値 1部品 急げ馬よのあらまし 部品 急げ馬よの取得条件 大部品 馬術 RD 8 評価値 5部品 馬と心を通わせる 部品 乗り降り練習 部品 騎乗姿勢 部品 歩法の習得 部品 常歩 部品 速歩 部品 駈歩 部品 襲歩 大部品 長距離移動訓練 RD 5 評価値 3部品 長距離移動計画 部品 地図を読む 部品 越境の準備 部品 休憩・補給 部品 馬と野営 大部品 陸路移動 RD 1 評価値 0部品 急げ馬よの陸路移動効果 大部品 ダウジング(技術) RD 10 評価値 5部品 ダウジングとは 部品 歴史 部品 効果 部品 使用する道具 部品 経験と忍耐 大部品 探索方法 RD 4 評価値 3部品 基本 部品 Y型・L字型のロッドを使用する場合 部品 振り子を使う場合 部品 地図上での探索 部品 向き不向き 部品定義 部品 性別不明? ピドポーションを飲む事3回。 小柄な体格、短い髪にしゃべり方もあいまって女性になっても気がついてもらえない事多数。 本人もいまさら女性扱いされるのも恥かしいので特に指摘する事もない。 部品 朝は苦手 朝は苦手で出来るだけ長く寝ていたい派。 でも、朝御飯をしっかり食べないとちゃんと働けないのも分かっているのでちゃんと起きる。 部品 スイーツ作り 甘ったるいものは苦手だが、スイーツは好き。 ケーキよりはムースやゼリーがすき。食べるのも好きだが好みの味になかなか出会えないので自分で作る事の方が多い。 焼き菓子も出来るよ! 部品 もふもふ大好き にゃんこもわんこも大好き。もふもふは癒し。 最近は蛇神様や怪獣さんを見てもふもふが無くてもかわいいものはかわいいと思うようになった。 部品 散歩とは 自宅や滞在している場所の周辺を、とりとめもなく、ぶらぶらと歩くことを言う。 目的は気晴らしや、健康のため、ペットの世話など様々である。 部品 散歩好きと呼ばれるまで ただ数度散歩をしただけで散歩好きとは呼ばれない。 頻繁に散歩をし習慣となってそれを楽しんでいる者を散歩好きと呼ぶ。 部品 風景を眺める 普段通らない道を通り、新しい風景を楽しむというものも散歩の魅力の一つである。 観光などで知らない土地にいったときなどもこれにあてはまる。 部品 季節を感じる 散歩中、道端に生えている草花のうつろい。同じ時間帯でも変わる日の長さ。そして気温の変化。 散歩は季節を感じるのにぴったりである。 部品 人とのふれあい 散歩の良い所はご近所づきあいが増えることだろう。 すれ違うたび挨拶をしお互い顔を覚えることで交流が増える。 部品 抜け道探し よく知ったご近所といえど通ったことのない小道、入ったことのない商店などあるかもしれない。 散歩しながらそういう場所を開拓し自分の行動範囲を広げていく。 部品 日常の変化に気付く 日課のように散歩をしていると 日常に変化があったとき気付きやすくなる。 あそこに引っ越してきた人がいる、とか新しいパン屋さんが出来てるなど そういう違いを探すのも楽しみの一つだろう 部品 歩きやすい靴 歩きやすい靴とは自分にサイズのあった、底のしっかりした靴で、おもにスニーカーなどをさす。 自分にあった靴を選ぶことで靴擦れなどを起さずにすむ。 また歩きやすい靴は疲労軽減効果もある。 部品 帽子 頭部にかぶるもので、頭部を物理的に保護し、また、強い日差しや熱中症からも守ってくれる。 最近はUVカット加工がされているものもある。 部品 汗をかいてもいい服 オシャレ着などではない、普段着に近いもの もしくは運動する前提で汗をかいて汚れてもよく、動きやすい服装のこと。 部品 散歩に何をもっていけばいい? 散歩場所がもしご近所でも 外出するのに何があるかはわからない。 時間や場所、季節にあわせて持っていくアイテムを決めよう。 迷ったときのための地図がわりや他者との連絡手段のために携帯(気になることを調べる辞書代わりにもなる) ペットボトルや水筒など 飲み物の入ったもの。 ぱっと必要になったとき使える程度の金銭 汗をぬぐうタオル 万歩計 部品 散歩中の挨拶の効果 相手にその時と状況、関係性にあった言葉で挨拶をする。 朝なら「おはようございます!」 昼なら「こんにちは!」 さわやかに挨拶できればお互いにすがすがしい気分になれるぞ! 部品 着用制限 この大部品には着用制限があり、にゃんにゃん共和国およびわんわん帝国にて藩王の承認を得た摂政しか着ることができない。 部品 忠誠と輔弼の義務 摂政は摂政の持つ全ての権利を有し、藩王に忠誠と輔弼の義務を持つ 。国を支え、藩王がなす、あるいはなされざるべきことについて進言する。 部品 外交戦能力 摂政は他国との交渉、外交の席において高い能力を誇る。藩王の指示、意向のもとで各々がなすべきことを藩王が求める範疇で実行するために動くことになる。 部品 外見への影響 藩国摂政、という肩書きは望むと望まざるとに関わらずそのなり手の見た目にも良い影響を与える。それは他国との交渉の席においても同じように発揮され、国を良い方向へ導く助けとなる。 部品 協調行為への適正 藩王、官僚、国民、それぞれとの間に仲立ちとして存在する摂政は誰かと共に物事を行うことに長けており、何らかの行為に協調する、という場面においては無類の力を発揮する。 部品 官服 摂政としての礼服。国によって色や仕立てが異なる。一例として国の紋章が背中に大写しになっていることもあれば内側にポケットが充実していてモノが入れられたりする。 部品 扇子 官服ともどの使われる手持ち品。畳んで叩くといい音がする。骨や紙、装飾や飾りひもなど国によって特色が出る。扇いで使う汗っかきもいるが大体空調で済ませているのか公の席では見ない。 部品 立ち姿 国際的には藩王の後ろに控えて助言を行う、差し紙を入れるといった場面が多いが国内においては藩王の名のもとに政策や国民に伝えるべきことを放送するなど出番については国によって様々である。 部品 藩王不在の国の摂政として 長く藩王が不在であったナニワアームズ商藩国で摂政を務めて、この国を眺めてきた。 貧しい国だと思う。己の力不足も痛感する。 が、懸命に生きている自分の国の国民を誇りに思う。 部品 蛇神の巫女 ナニワアームズ商藩国に蛇神様を召還した張本人。 本人的にはいろいろとご相談できればなーと思ってお手紙書いたら、すべてを解決して蛇神様は颯爽と去っていった後だった。 その後もなんだかんだで蛇神様とは仲良くしていただいている。 部品 砲兵団の長 暮里藍実の助言をヒントに、それまで砲兵のいなかったナニワアームズ商藩国に摂政直轄の試験部隊として砲兵団を結成した。 国として砲兵が編成に組み込まれた今でも直属砲兵団を組織しており、藩国部隊とは別に独自で砲兵を展開する権限を持つ。 部品 出仕経験 吏族4級、護民官3級、参謀5級、星見司3級、法官5級、法の司3級とすべての資格を所持しておりすべてに出仕経験があるが 法の司として活動していた時期が一番長い。 また宰相府にある金庫番としても初期から活動している。 部品 必須資格:2級 法の司長に任命・選任されるためには法の司2級が必須になる。これは上位裁定者の中でも裁定に関する知識、公平性、作業の正確さ等、上位裁定者をまとめるに値すると認められなければならないためである。 部品 臨時昇級 法の司長は選任された段階で法の司1級の臨時昇級を受ける。これは法の司長としての職務権限が及ぼす影響を鑑みた上での処置であり、法の司長ではなくなった瞬間に本来の階級に降級される。 部品 処理権限 法の司長の処理権限は、上位裁定者間で要相談となった案件について法の司長としての判断を行えるものであったり、また自身でも裁定判断が困難な案件について正確な情報を宰相に報告し、大法院としての裁定判断を述べた上で最終裁定を仰ぐこととができるものであったりと裁定に関しての最高権限を持つ。また上位裁定者、一般作業者の作業態度や作業内容によって、大法院への出仕可否を宰相へと上奏できるといった人事権限も有する。 部品 任期 法の司長は任期が定められており、プレイヤーが法の司長を務める場合、そのターン毎に選任されることになる。将来、プレイヤーから設定国民へと法の司長が移譲される場合はその任期は3年である。 部品 選出方法 法の司長は法の司2級による互選によって選出される。その後、法の司3級による罷免投票を一度だけ行うことができ、法の司3級の人数の3分の2以上が罷免とした場合、別の人物を新たに選出しなければならない。 部品 任命規則:プレイヤー ターン毎にプレイヤーにより法の司長が選出されるが、同じプレイヤーが法の司長に任命された場合、ターンをまたいで任命されることができる。ただし、その任命が適切でないと宰相により判断された場合はその限りではない。 部品 任命規則:設定国民 将来、設定国民により法の司長が選出されるようになった場合、「共和国」「帝国」「天領」の各所属の法の司2級から任命されることになる。任命に際して、前期と同じ所属の人物を任命することはできず、必ず別所属の人物を任命しなければならない。また、これは所属による公平性が失われないように、7回の選出の中で各所属最低2回は任命しなければならない。 部品 必要資格:3級以上 一般作業者よりも難しい裁定案件を取り扱ったり、一般作業者が行う前の準備作業を行ったり、作業内容が高度になるため、上位裁定者は法の司3級以上で構成されている。 部品 業務内容 上位裁定者の業務内容は、一般作業者が作業を行うための準備作業、一般作業者への作業指示、一般作業者からの案件についての質問や相談に対する返答などの作業をスムーズに行うものや、一般作業者では対応が難しい案件の裁定、宰相への上奏相談といった上位者作業がある。 部品 必要資格:無級~4級 大法院の一般作業者は初めて出仕を行う法の司補から、起家を受けた初心者である法の司5級、一定のクオリティで作業ができる4級で構成されている。 部品 作業内容 一般作業者は2人1組で作業を行い、上位裁定者より準備されている案件内容について、裁定テンプレートより合致するテンプレートを選び、内容を転記して所定の書式に変換することである。裁定テンプレートには、罰則の種類、罰則内容、罰則の結果が記載されており、合致テンプレートを選ぶことに誰でも客観的な裁定を行うことができ、またペアでクロスチェックを行うことで、上位者への引き渡しも簡単にできるようになっている。 部品 作業場所:大法院内作業施設 一番の公平性を求められる罰則裁定作業は宰相府にある大法院内の作業施設で行われる。特定の藩国で作業を行うと、その藩国の情勢により、裁定結果が左右される危険性があるため、どこの藩国でもない天領を有している宰相府が適任であるためである。それ以外の業務については、基本的には各藩国の大法院内で業務を執り行っているが、より公平性が求められる場合は大法院本部で業務が執り行われる。 部品 指示・報告の規則 指示については、上位作業者には法の司長が、一般作業者には上位裁定者がといったように、必ず上位者より指示が出され、下位者からのまた聞きといった形で指示を出すことは絶対にない。報告についても一人で抱え込まずにすぐ上位者に報告し、相談することが義務付けられている。これは業務効率もあるが、客観的な判断を行うためにも必要不可欠であるためである。 部品 作業時間の順守 業務を行う時は必ず作業時間を決めて、その時間までに終わらせることが厳守されている。膨大な量の裁定を行うためにも作業時間を厳密に管理して効率的な処理を行うことはもちろん、時間を区切ることで一人で裁定判断を抱え込まないようにするためである。作業初心者のフォローが主な意味ではあるが、作業時間の水増しなどの不正行為を厳しく取り締まる意味でも、必ず上位者が下位者の作業時間管理を行っており、時間通りに作業を終わらせることも上位者の業務の一つとなっている。 部品 不正行為の厳しい取り締まり 法を取り扱う性質上、不正行為については厳しく罰せられる。故意に裁定結果を優位なものにしたり、作業時間を水増ししたり、あからさまに作業の邪魔をする者がいれば、大法院から追放され二度と出仕を行うことはできず、不正な方法で自藩国のルール違反を隠そうとすれば藩国取り潰しの罰則が下る。 部品 作業水準の保持 公平性や業務効率を高い水準で維持するためにも、作業の高い質を維持することが求められている。作業時間の順守や不正行為の取り締まりはもちろん、しっかりと業務を行っているものについては起家・栄達などの昇級や相応の対価の支払いなど、様々な方法を取り入れて作業水準の保持を行っている。 部品 起家・栄達:法の司 初心者ながらしっかりと作業をこなすものができた者には法の司補から法の司5級への起家、一定水準で作業を行えているものには4級への栄達はもちろんのこと、上位者としても問題ない働きであると上位裁定者より認められる者には宰相と相談の上、上位裁定者として3級の昇級が行われる。ただ、起家については能力がある者であったとしても、最初の級は5級からのスタートとなる。 部品 藩国内での役割 法の司の藩国内での役割は、国内の法の順守・施行を監督し、違法があれば法に則り正しく罰則をとり、法に関する相談があれば真摯に相談に乗り対応を行うといった、藩国の運営を支える柱となることである。 部品 視察という名の散歩 よく国内を散歩している。 おじーちゃん、おばーちゃんのいるところがすき。 怪獣さんとお話するのも好き。 猫士さんの後ろをついて行って普段は通らない脇道を発見するのも好き。 部品 素材 この指輪の素材には銀が使われている。 宝石等もついてはおらず、非常にシンプルなつくりとなっているが逆にそこが飽きのこないデザインとなっている。 部品 フォルム 指にはめると小さな蛇が指をくるりと一周するようなデザインとなっている。 が、もともとは蛇をモチーフに作ったのではなかったらしい・・・? 部品 銀の聖別 この指輪に使用されている銀は、特別に大神官により聖別が施されているため基本的に量産ができなくなっている。 部品 蛇の指輪2の持つ力 蛇神様の加護が宿っているため見ているとちょっと元気になったり、いっちょやったろかーとやる気が出たりする。 部品 犬猫共同戦線の記念品 A世界での出来事だが、イベント116で、にゃんにゃん共和国天領を共同戦線の結果、撃退した、その記念品として獲得権利が得られたものである。 部品 着用効果 犬猫共同戦線という大作戦を成功させた結果、腕輪として身につけておくと、誰かと一緒に何かを行うための同調に対するプラスの効果がある。 部品 大法院から贈られた指輪 大きな紋章の付いた指輪。大法院における臨時裁定に参加した法の司に贈られたもので、PCが保有しているマジックアイテムである。指輪なので、両手の指のどれか1本に1つしか付けられない。 部品 国民からの尊敬 着用していると、国民から尊敬の目で見られる。ただし、これは「大法院」という組織に所属していること、各種裁定作業に真摯に取り組んだ姿勢、法の司として正しく法を遵守しようとするあり方に対しての尊敬である。着用者本人が同様の尊敬を受けるためには、当人の振る舞いの清廉さが求められる。 部品 法執行時の判定修正 この指輪を法執行時に用いることで、判定に修正が得られる。つまり、大法院所属であることの身分保障の役割を果たし、法執行をスムーズに実施するために用いられるのだ。 もちろん大法院の権威をかさに着て横暴を働くような者に対しては、必ず裁きの時が訪れるだろう。 部品 遵守の証 大法院による臨時裁定は、作業者の招集から量刑判断に至るまでプレイヤーたちによって行われた。彼ら法の司にとって法の遵守は絶対であり、不正の看過はあってはならないこととされる。彼らの不正は必ず吏族が見つけ出す。彼らの不平等には必ず護民官が異議を唱える。彼らは他機関の能力と気質を信じるが故に己の職責を全うすることを誓い、長い戦いに身を投じた。この指輪は彼らが最後まで法を遵守した証であり、彼らの誇りである。 部品 軽歩兵の概要 軽歩兵とは前線での偵察任務やFO(前進観測員であるForward Observerの略)、ロードランナーとしての役割を期待されて設けられたナニワアームズ商藩国の兵科である。 部品 豊富な実戦経験 偵察の国であるナニワアームズにおいて、軽歩兵は選りすぐりの精鋭が選抜されており、全員、偵察兵や特殊部隊員として優れた成績や成果を出したベテラン揃いである。 部品 選抜学科試験 砲兵や航空機との共同任務が多く、実戦経験だけでなく専門知識も要求される為、学科試験もパスしなければ実戦には参加できない。 部品 狼煙 居場所が暴露されてしまう点と伝達できる情報量に限りがあるという欠点はあるが、低物理域では数少ない長距離間の情報伝達手段であり、非常事態の伝達には特に有効。 部品 サバイバル技術 道具を持たない状態で自然の中に放り出されても、即席で狩猟道具を作成したり、狩りを行う等の大自然の中で生き抜く為の技術と知識。 部品 音を使った情報伝達 角笛や法螺貝等の楽器を鳴らす事で音による情報伝達を行う。相手にも音そのものは聞こえてしまうという欠点はあるが、予め符丁を決めておく事で伝達内容の隠蔽は可能。 部品 訓練内容の詳細 オーマの絶技による物理域シフトや低物理域での作戦活動など、過去の戦訓から低物理域での活動を視野に入れた訓練が行われた。主に古くから伝わる生活の知恵や道具を活用する事で多少の効率は悪くとも最低限の活動を可能とする。 部品 特殊部隊員仕込みの近接格闘訓練 低物理域での戦闘を想定したナイフコンバットや軍隊格闘術を駆使するCQC(Close Quarters Combat 近接格闘)の訓練では治安維持活動等にも参加したベテランの特殊部隊員からなる教導隊がそのノウハウを伝授した。 部品 手旗信号 旗を用いて遠方に情報を伝える。 モールス符号などを活用する事で詳細な情報伝達が可能である。 また視覚を使った情報伝達なので双眼鏡や望遠鏡等の遠くを見る為の道具と併用する事で 距離を延ばすことも可能。 部品 偵察任務での無線技術の活用 軍事行動中に複数の部隊が別々に分かれて行動する際に連絡する為に良く活用される方法。 電波を用いて情報の送受信を行う無線機やトランシーバーを各部隊が所持して連絡を取り合う。 部品 暗号技術 無線による通信は常に通信傍受による情報漏洩のリスクが伴う。その為、情報漏洩を防ぐ為の暗号技術は無線と不可分なものであり、偵察の国であるナニワアームズでは長年、磨き上がられてきた。 部品 無線通信の欠点 無線による情報伝達は離れた部隊間でのやり取りに便利だが、 電波を飛ばすという手法である為、受信相手を選ぶ事が出来ない。 その為、無線通信の内容を敵に傍受されたり、発信源を特定される事で位置がばれる危険性もある。 部品 作戦活動中に行う無線封鎖の意義 無線通信の欠点を考慮し、秘密裡に行う作戦行動中は無線封鎖を行い、 無線による通信を制限して隠密性を高める事がある。 部品 トレーニング時の熱中症対策 トレーニング時にはターバンや帽子等で頭への直射日光を防ぐ。また細目に水分を摂取する事で熱中症対策を行った。 部品 バランスの良い食生活 病院の医師や管理栄養士の協力の元、藩国軍の食堂では栄養バランスに考慮したメニューが安価で提供され、兵士達の間では好評を得ている。 部品 スポーツ科学的アプローチ スポーツ、中でも陸上競技においては走る事は基本中の基本であり、最も研究が進んでいる分野であると言える。 そこで走行フォームや効率の良い筋力トレーニング、高地トレーニング等を取り入れると共に病院の医師の監修の元に過度な負荷による四肢の故障などが起こらない様に配慮した訓練プログラムが作成された。 部品 筋トレの重要性 ランナーに太い筋肉は必要ないと考えられがちだが、長時間良いフォームを保つためには筋力トレーニングが必要不可欠である。 部品 怪我の予防 走るのに適切な姿勢を保つ他、継続的に筋力トレーニングを行うことで基礎体力がつき、怪我の予防にもつながる。 部品 フロントランジ 太腿、ハムストリングス、大殿筋を中心に鍛える。この際上体をまっすぐ保つことで、全身の筋力を強化できる。 部品 腹筋・背筋 ゆっくりと行うことで体幹の筋肉が鍛えられ、適切な姿勢を保つことができるようになる。大きく息を吸って吐きながら行うこと。 部品 腕立て伏せ 腕をしっかりと振るために腕・肩の筋力を鍛える。きつくて続かない女性などは最初は膝をついた上状態で行っても良い。 部品 準備運動の効果と重要性 怪我を防ぐ、体をあたためる等の効果がある。トレーニングの効果にも差が出るため丁寧に行うこと。全身の筋肉を気持ちいいくらいの強度でよく伸ばし、ほぐす。 部品 良好なコンディションを保つ 疲労を溜めないことがランナーには重要である。すなわち、睡眠時間を十分に取りトレーニング後は整理体操等をかかさず行うこと。 部品 インターバル走 数本の疾走区間の間に小休憩を挟む練習方。非常に効果が高いが疲労もたまるため、終わったらしっかりと休憩をとること。 部品 レペティション インターバル走より1本1本の強度を高め、休憩を長くとるトレーニング。効果としてはインターバルと同じ。 部品 ペース走 一定のペースで走るトレーニング。トラックなど決まった距離を延々同じペースで刻むことで適切なペースを体に教え込む。 部品 ジョグ 一キロ5分以上のペースでゆっくりと長い距離を走りこむ。もっとも手軽で一般的な練習方法。毎日継続するのが大事。 部品 ビルドアップ走 最初はゆっくり、徐々にペースをあげていき、ラストでラップを刻みゴールするという練習方法。疲労の溜まり方もマイルドで効果が高い。 部品 正しいフォームの重要性について 長距離を走る際正しいフォームを保つことはスピードを上げるだけでなく怪我の予防にも繋がり、疲労度にも大きく影響する。 部品 正しい姿勢を保つ練習 走る際は真上から頭を吊られているような感覚で少し顎を引き、背筋を伸ばし、腹筋にやや力をこめるイメージで。視線はまっすぐ前へ。 部品 足の出し方 走る際の足は一本の線の上を走るような感覚でまっすぐ前に出す。普段から線の上を走って感覚を掴むと良い。 部品 使う筋肉 小さい筋肉(足首、すねなど)を酷使すると故障の元になる。太腿や尻などのなるべく大きな筋肉を使い、体幹を意識して体を動かすこと。 部品 腕の振り方 小指と薬指を軽く握り、真後ろに引く。腕をしっかりと振ることで余計なエネルギーの流出を抑えることができる。 部品 呼吸の仕方 ペースによって呼吸を変える。スローペースで走る時には4回吸って4回吐く。ミドルペースの際には基本の2回吸って2回吐く。更にスピードを上げる場合は2回吸って1回吐くと良い。 部品 ペース配分 走る距離によってペース配分を考えながら走る。長距離を走る場合は10キロ過ぎあたりで気持ち良くなってペースがあがりがちだがぐっと堪えること。 部品 ランナーズハイ 走ることによって脳内物質が出てテンションがあがり、疲労を感じにくくなる。しかし疲労は確実に蓄積するため、惑わされず冷静さとペースを保つことが必要となる。 部品 クールダウン 長距離を走った後は筋肉がダメージを受けているため、ゆっくりと整理体操や軽いジョギングをして筋肉をほぐすこと。 部品 靴 基本的に紐靴。履き比べて自分の足に合ったものを選ぶこと。また、長距離を走る前に履きならしておくのが望ましい。 部品 帽子 つばの広いキャップが良い。風で飛ばないようなサイズのものを選ぶこと。太陽光をさえぎる他、汗が目に入るのを防ぐ。小雨の際にも役に立つ。 部品 ワセリン 服と肌が触れる部分などに塗ることで長距離走った際の擦れを予防できる。下着と肌の境目あたりにも塗っておくと良い。 部品 動きやすい服 気温に適したもの、また、肌に擦れても痛くない素材を選ぶこと。また、男性は下半身にスパッツ状のものをちゃくようすると息子が擦れにくい。 部品 スポーツブラ 女性は必須。ワイヤー入りの下着で長距離を走るのは厳禁である。すこしきつめのものを選ぶと胸の形が崩れにくい。 部品 走る前の食事 穀物など炭水化物をしっかりととること。極端に炭水化物の量を増やして準備することをカーボローディングと言う。 部品 水分の取り方 水分は少量をこまめに摂取することで脱水を防ぐことができる。汗で失われるナトリウムを補充できるものが良い。 部品 エイド 30キロ以上の長距離を走ると体内の糖が不足しエネルギー不足に陥るため、水分と同じようにラムネやブドウ糖を途中でかじると良い。 部品 特殊部隊員の意義 その柔軟さから様々な任務に動員される歩兵の中でも特に対テロ作戦や人質救出作戦などの困難な任務に挑む為に特化された兵科である。 部品 歩兵に期待される役割 歩兵は個々の火力は低いものの、その動員し易さや柔軟性の高さから通常戦闘だけでなく、 治安維持や災害救助、復興支援など様々な場面で動員された。 その結果、ニューワールドの数多くの動乱では多様な役割を果たして存在感を示し続けた。 部品 治安維持とは 情勢不安やテロリズム等により、国内での犯罪や暴動が発生する事を未然に防ぐ為に 不殺で対象を制圧できる歩兵にとって重要な役割の1つである。 部品 警備、巡回 重要施設への不審者の潜入を防いだり、往来で犯罪行為やテロに及ぶ事を未然に防ぐ為に警備や巡回は重要である。 どうしても平時は単調な任務になりやすい為、担当者には使命感や集中力、忍耐力が要求される。 部品 対テロリスト戦とは 過去の事例を振り返っても、市街地等で暗躍するテロリストへの対応に 歩兵部隊が要求される事が多く、テロリスト達の工作への対処に奔走した。 部品 爆発物処理 ニューワールドにおけるテロとの戦いでは度々テロリストが爆発物を設置してテロに及ぶ事が多かった。 その為、爆発物の処理が要求される事も多かった。 部品 人命救助とは 自然災害や人災などの様々な理由により発生した災害に巻き込まれた民間人を 2次災害を起こす事無く救助する際に弛まぬ鍛錬による優れた基礎体力と 明確な指揮系統と団体行動に慣れている事は役に立つ。 また全員が応急処置の心得を持つ点でも災害時の初動の活動で救える命も多い。 部品 応急処置 戦場では当然負傷する機会も多く、応急処置が出来るかどうかは生死を分ける事もある重要なスキルである。 また人命救助の際にも救助して直ぐに応急処置を行う事で本格的な治療を受けるまでの繋ぎとする事で大きく生存率を向上させる事が出来る。 部品 市街地戦闘とは 不幸にも人々の生活の基盤である市街地での戦闘が発生する事もある。 その際、戦車やI=Dと言った兵器での戦闘では生活基盤への被害も無視できないものになりかねず、 また入り組んだ地形から思うように部隊が展開できない事も多い。 一方で歩兵はサイズの関係から閉所や屋内の戦闘にも対応でき、施設への損壊も極力抑える事が出来る。 部品 閉所、屋内戦とは 屋内での戦闘では死角が多く、 不意打ちを受けやすい為、仲間と連携してお互いの死角をカバーしながらクリアリングする事で 潜伏している敵を炙り出す事が重要となる。 また近接距離で交戦に入る事も多く、ナイフや軍隊格闘術を用いたCQC(近接格闘)が役に立つ事も多い。 部品 クリアリングとカバーリング 市街地や屋内での作戦行動では入り組んだ地形から死角が多く発生しやすく、 どこに敵が潜んでいるか分からない。 そこで怪しい場所に敵が潜んでいないか確認する作業の事をクリアリングと言い、 1人ではどうしても生じる死角を他のメンバーがフォローする事でカバーリングを行う事も重要である。 部品 近接格闘 主にナイフや軍隊格闘術を用いた近接戦闘技術であり、CQC(Close Quarters Combat)とも呼ばれる。 市街地や屋内等の入り組んだ地形での不意の遭遇戦や迂闊に発砲すると味方へ跳弾する恐れがある閉所での戦いで活躍する技術である。 部品 歩兵による塹壕戦とは 塹壕を掘ったり、土嚢を積んだり、柵を張り巡らす事で容易に敵勢力が突破できない防衛線を構築し、 拠点防衛や主力部隊が到着するまで遅延行動を行う。 部品 戦場での塹壕構築 敵の銃撃や砲撃から身を守る為に自身が身を潜めれる溝をスコップで掘り、 相手陣地側には相手の動きを妨害する為に鉄条網を張り巡らせたり、土嚢を積み上げる。 歩兵にとって重要な仕事の1つである。 部品 復興支援とは 度々、様々な厄災に見舞われたニューワールドでは、生き残った国民達の為に少しでも早く生活基盤を復旧させる事は 国民の生死に直結する重要な任務であった。 部品 土木作業 塹壕作成等から更に一歩進めて、ニューワールドにおける歩兵には人命救助や復興支援の為に 土木工事を行える事も求められるようになった。 部品 不殺制圧とは ゴム弾や鳥もち、放水ホース等の非殺傷兵器や白兵戦闘で暴徒などを殺害せずに鎮圧する。 ある意味、高過ぎない火力だからこそ可能な任務であり、実際に幾つかの事件の被害拡大を食い止める事に一役買っていた。 部品 空挺降下とは 徒歩の為に移動速度がどうしても遅い歩兵を遠隔地まで迅速に展開させる為の方法の1つが 航空機やヘリによる兵の輸送と空挺降下による地上への歩兵の迅速な展開である。 当然、パラシュート操作をはじめとした高所から安全に落下する為の訓練が必要であり、 これらの訓練を必須としている藩国も多い。 部品 避難誘導とは 災害発生時には民間人を避難場所までスムーズに誘導する避難誘導は民間人の被害を出さない為の重要な任務である。 避難経路の安全確保やどうしても遅れがちな負傷者や子供、老人などのフォロー、 混雑を発生させないように交通整理を行う等、必要とされる作業は多い。 部品 役割分担 大勢の民間人の避難誘導では対象となる人数が多くなる事から一人で全てを賄う事は不可能である。 その為、避難誘導を担当する部隊間での役割分担がスムーズな避難誘導には欠かせない。 部品 避難訓練の実施 定期的に自藩国の様々なシチュエーションでの避難誘導を実施し、注意するポイントや役割分担等の確認、各員の連携の強化を図る。 部品 万全な装備状態の維持 自分に支給された武器、特に銃火器の整備状況は自身の生死を賭けた戦いでの生命線となる。 その為、歩兵は銃火器の分解整備は訓練で叩き込まれており、作戦には必ず万全の整備状況で挑むよう心掛けてる。 部品 銃火器の分解整備 歩兵における基本スキルの1つであり、銃火器を扱うのであれば、どの国の軍隊でも必須技能と言える。 銃器をパーツ毎に分解し、汚れを落としたり、劣化している箇所が無いか等の点検を行い、再び組み立てて動作確認を行う。 部品 指揮系統の確認 戦場における軍隊では指揮系統の明確化は様々な兵科に分かれた複数の部隊を有機的に連携させる上で重要である。 指揮系統が統一されずに幾つもの命令が飛び交う事態は避ける必要があり、有事の際の指揮系統をしっかりと確認する。 部品 作戦目的の優先順位 作戦行動中は常時、司令部と連絡が取れるとは限らない。また作戦の目的や目標が複数ある事も少ない。 その為、事前に作戦目的の優先順位を明確にしておく事で部隊内の認識を統一すると共に非常時に孤立した際にも各隊が現場の判断でぶれずに行動できる。 部品 ハンドサイン 意思伝達が可能な距離は短いものの、道具が不要であり、目立ちにくい事から隠密行動時には意外と重宝された。 部品 集団戦における連携の重要性 数の利を活かした集団戦が主体となる歩兵にとって部隊内の連携と部隊間の連携は共に最も重要な要素と言える。 特に近年は様々な兵科の部隊が連携して作戦行動を実施する事で戦力を効果的に運用する為、重要性は増すばかりである。 部品 基本教練の意義 基本的には個人と部隊を訓練して諸制式に習熟させることであり、また部隊としての規律、団結を強化して作戦行動の基礎を作ることを目指している。 部品 基本姿勢 気を付けに始まる不動の姿勢と呼ばれる基本姿勢から始まり、右向け右、左向け左、回れ右、敬礼、休め等、統一された動作を身に着ける。 これが出来なければ、何も始まらない。 部品 執銃時の動作 小銃を装備した状態での基本動作の訓練。 基本動作の控え銃から始まり、下げ銃、担え銃、捧げ銃などの動作を身に着ける。 部品 礼式 特に敬礼の動作について取り仕切る物。 敬礼は相手への敬意を示す物であり、非常に重要な姿勢である。 挙手の敬礼や捧げ銃の敬礼など、装備、状況や国、軍によっても異なる。 部品 整列 基準を定めた上で部隊を縦隊、もしくは横隊に並べること。 部隊教練の基礎であり、整列時の位置、間隔も厳しくチェックされる。 部品 行進間動作 整列した状態からの前進を基本とした部隊教練。 歩幅や腕の動作、部隊の整列なども規定され、その上で各種号令に伴う動作を寸分乃狂いなく行えるようにならなくてはならない。 部品 格闘術の訓練概要 軍人が使用する格闘技であり、敵の速やかな無力化を目的としている。 軍人になる者が格闘技の経験があるとは限らない為、未経験者でも短期間で習得できる技術となっている。 もちろん、訓練は防具や寸止めなど、安全性を確保して行われる。 部品 人体の急所についての知識 速やかに相手を無力化するために、人体の急所に対する攻撃が基本となる。 顔面の感覚器や中枢神経や内臓の集中する胴体、骨格の関節等に加え、窒息や出血等の有効な使用が主となる。 部品 徒手格闘 武器を持たない無手の状況での技術。 パンチやキックなどの打撃技、敵への反撃を含む受け技、組み付いての締め技や投げ技、基本の技を身に着ける。 部品 ナイフ術 刺突や切断、柄を用いた打撃や圧迫など、ナイフを使用した格闘術を身に着ける。 多目的に利用できるナイフは基本装備に含まれることも多い。 部品 銃剣の使い方 銃剣と呼ばれる、小銃の先に取り付ける刃物を用いた格闘術。 刺突、切りつけ、銃床を用いた打撃のほかに、銃全体を利用した打撃など応用技も多い。 銃剣を使用時には出来るだけ銃身に負担をかけない使用を求められるが、多少なりとも銃身にダメージを負う事が多い。 部品 歩兵にとっての射撃 アサルトライフルをメイン武器とする歩兵における最も基本的な攻撃手段である。 火線を集中させる事で相手の進軍を阻み、阻止線を張る事は重要な作戦行動である。 射撃訓練はもとより、常に万全な状態で射撃が行えるように銃の分解整備の練習も基本科目である。 部品 射撃の訓練 主に拳銃、自動小銃、軽機関銃など個人で携行可能な小火器を用いた射撃を行う為の訓練。 使用火器の違いや、標的との距離、気象、地形、弾種等を考慮して照準を統制する技術も含まれる。 部品 射撃姿勢 射撃を行う際の基本となる姿勢。 立ったままの射撃「立射」と伏せた状態での射撃「伏射」に大別され、さらに細かく分類される。 基本的かつ重要な技術であり、これが身について居なければ狙ったところに当てるのは難しい。 部品 偵察とは 偵察とは軍隊の本隊から先行し、作戦対象の情報収集を行い、本隊にその結果を報告する事である。 収集する情報としては敵軍の状況や作戦エリアの地形情報、味方部隊が砲撃や爆撃を行った際の攻撃の成果等がある。 また潜んでいる敵軍を発見する際にも偵察が行われる。 部品 偵察を行う意義 例えば軍隊を1人の人間に見立てた場合、 偵察部隊は目であり、偵察とは対象を見据え、よく観察する事と言える。 偵察を行わないという事は喧嘩相手の目の前で目を閉じて喧嘩に挑むようなものである。 相手をしっかりと見据え、相手がどんな方法で何を狙った行動を取ろうとしているかを把握する事が重要である。 部品 偵察任務での手法 大きく分けると3つの手法が考えられる。 1つは歩兵を用いて、相手に気付かれないように徒歩で接近し、潜みながら相手の情報を取得する。 もう1つは航空機を用いて上空から地形情報や敵軍の場所、展開具合等を調べる方法。 そして最後はある程度の武力を用いて敵軍を強襲し、その反応から情報を収集する威力偵察である。 部品 収集すべき情報 主に敵軍を対象とした偵察で重要とされる情報は 規模、行動、位置、部隊、時間、装備の5つと言われており、 報告の際にはこれらを簡潔に伝える事が重要である。 部品 偵察兵として要求される能力 要求される能力や技術としては まず優れた視力、任務先の地形情報を地図から読み取る知識と想像力、少しでも多くの情報を得る為の観察力。 次に徒歩での活動がメインとなる為、持久力や頑健な足腰。 そして相手に気取られずに行動する為の隠蔽や暗号の技術等が考えられる。 また偵察対象に関する知識も有用である。 例えば同じ野営地の様子を目にしても軍事知識の有無によって見えてくるものが変わってくる。 部品 ナニワアームズにおける偵察兵 アイドレス初期において藩王が偵察で活躍した事を発端として、 ナニワアームズでは偵察兵が軍隊における花形職となったのである。 部品 無線技術と暗号技術 無線機は本部隊との連絡を取る手段であり、偵察とは切り離せない重要な機器であるが、 基本的に敵軍にも傍受される懸念がある。 その為、報告内容が漏洩しないように暗号化する為の技術は重要であり、 機械に強いナニワアームズでも当然ながら重視され、偵察技術と共に磨き上げられてきた技術である。 部品 悪天候時の訓練 作戦は常に晴天の状況で行われるわけではない。 天候の急変や、あえて悪天候時を選んで行動することも考えられる。 悪天候下でも問題なく移動できるよう、荒天時にも訓練を行う。 部品 悪路対応訓練 常に舗装された道路がある状況で作戦を行っている訳ではない。 すでに舗装も崩れたような状況や、足元の悪い所を迅速に移動することも必要となる。 そのような状況でも、安定して移動できる用に訓練を行っている。 部品 山岳行軍トレーニング 徒歩で複雑な地形を走破するための訓練。 起伏に富み障害物の多い道なき道も走破し移動できる必要がある。 また山岳の訓練は強い足腰を効果もある。 部品 完全装備での実施 実際の作戦時を想定し、完全装備で訓練は行われる。 完全装備時の重量は内容にもよるが非常に重く、その状態で十分なパフォーマンスが発揮できねばならない。 部品 シンプルで選び抜かれた装備品 迷彩色の野戦服、望遠鏡(フィールドスコープ)、砲撃要請や情報伝達用の通信機器に地図、あとはサバイバルキットと野外活動を想定した装備になっています。 部品 武装の流用 軽歩兵のFOとしての主任務が前線での戦闘よりも観測である為、特に専用の武装は用意されず偵察兵や特殊部隊員で使い慣れた信頼性の高い堅実な武装がチョイスされている。 部品 アサルトライフル 歩兵の主力兵装である自動小銃のこと。 中距離である300~400m先の相手を狙撃できる精度を誇り、 射程や反動、フルオート射撃が可能等のバランスが良い武器である。 部品 手榴弾 アサルトライフルと並ぶ歩兵の基本的な兵装である。 手の平サイズの小型爆弾で投擲する事で攻撃対象付近で爆発させる事で攻撃する。 またワイヤー等と組み合わせる事で即席のトラップを作成する事も出来る。 、炸薬による爆発で破片をばら撒いて周囲の敵を攻撃する破片手榴弾だけでなく、他にも幾つかの種類が存在する。 爆発時の閃光と爆音で対象を殺す事なく行動不能にするスタングレネード、煙を発生させる煙幕等が有名である。 部品 ファイティングナイフ 近接格闘時に用いる事が出来るナイフである。 またアサルトライフルに装着する事で銃剣としても機能するように設計されている。 部品 携帯食と水 作戦行動を行う為に必要な栄養やカロリー、水分を確保する事は重要であり、 携帯しやすさと日持ちするものが選ばれる。 なお大抵は味の方は二の次だったりする。その為、味を誤魔化す為のカレー粉が重用されたりする。 部品 救急キット 応急処置を行う為に傷薬や包帯等の各種医療用具がコンパクトに収められている。 主な用具としては止血帯、包帯、ダクトテープ、経鼻エアウェイ、外科用ゴム手袋、ガーゼ等がある。 これらをポーチに収納して携帯する。 部品 サバイバルナイフ 軍事行動中の不測の事態による遭難などの際に 生存する為に必要な機能を付与した頑丈なナイフの事である。 と言ってもハイテク機能がある訳ではなく、 ハンマー代わりに使えるように柄の部分を頑丈にしてあるとか 刃の背に鋸状の刃が付いているとか釣り糸や釣り針、マッチ等を収納するスペースがあると言ったレベルである。 部品 携帯スコップ 塹壕を掘ったり、土木作業を行う為に必要になる装備である。 携帯しやすい様に頑丈ながらも軽量化が図られている。 また塹壕戦等では非常時の武器(鈍器)として使われる事もある。 部品 対戦車ロケット 戦車やI=D等の装甲を持つ対象に打撃を与えれる使い捨ての兵装である。 単騎では左程有用性は無いが、部隊の数を活かした飽和攻撃はI=Dや戦車にとっても無視できない火力となる。 部品 防水加工処置 激しい野外活動での使用が前提となっている為、各種装備品は防水加工が施されており、また耐衝撃性・耐水性に優れた携帯しやすいものが選ばれている。 部品 野戦服のバリエーション 寒冷地や砂漠、市街地に密林と様々な場所での活動が考えられる為、それぞれ場所に合わせた迷彩や処理を施された野戦服が用意されている。 この辺は元々砂漠という過酷な環境下での生活をしてきただけに環境に合わせた衣服の機能性には注意が払われている。 部品 グラスディザート産の原材料 グラスディザートで取れる純白の砂はほぼ100%の石英からなり、非常に良質なガラスの原材料となる。環境保全の観点から大量生産は不可能だが、その分、非常にクリアな視界を得れるレンズを製造できる。 部品 ナニワのガラス職人の技術力 グラスディザート近辺の宿場町では古くからガラス職人が様々なガラス工芸を作成し、観光土産として販売しており、見た目の美しさから美術品的な価値があるものもある。そんなナニワのガラス職人の腕利きに頼み込んで製造されたレンズの品質と精度は折り紙付きの性能を誇る。 部品 貸与 ナニワアームズでは特に重要な任務に従事する偵察兵には製造に様々な手間が掛かる為、数に限りがある特別製のナニワ印の双眼鏡が貸与される。つまり双眼鏡の貸与は任務の重要性と共に部隊員への期待の表れでもある。また貸与するという事は生還し無事返却して欲しいという願掛け的なニュアンスも含まれる。 部品 双眼鏡 両眼それぞれに対物レンズ、接眼レンズを用意する事で立体的に遠方のものを拡大して観測できるようにした光学機器。 偵察の際には離れた場所から対象を観察出来る事から重宝される。 部品 レティクル 双眼鏡を覗いた時に見える目盛り。 対象物の大きさを目盛りで測る事で対象物までの距離か対象物の大きさの どちらか一方が分かれば他方を計算で算出できる。 偵察時の観測では重要な機能と言える。 部品 ラバーコーティング 全面をラバーコーティングする事で滑り止めと耐衝撃を向上させている。 これにより激しい運動にも耐え、また汗ばんだ手で取り扱っても落とす心配が無い。 部品 光の損失の低減の工夫 多層膜コーティングをレンズやプリズムに施すと共に鏡筒内部につや消し塗装を行う事で光の損失を抑える。 これにより双眼鏡を覗いた時に明るい視界を確保できるように工夫している。 部品 衝撃保護テスト 軍事行動時の厳しい環境下での使用を想定した耐衝撃テストを実施し、 それらをパスした軍用規格を満たす耐衝撃性能を誇る。 部品 双眼鏡の防水加工 本体内部に窒素ガスを充填させる事で双眼鏡の防水機能を獲得させている。 雨天や水辺での作戦行動でも故障する心配をせずに活動できる。 部品 偵察任務での装備 偵察で必要になる主要な装備品としては 双眼鏡、地図、軍用カメラ、無線機、迷彩服に携帯食や水、自衛の為の銃器等が考えられる。 偵察任務では相手に発見されないように入り組んだ地形を進む事が多い為、 行動の妨げにならないように装備を整理・固定する必要がある。 また風景に紛れ込みやすいように顔や肌にペイントをしたり、 銃器等を汚して光を反射しないようにするといった工夫も効果的である。 部品 FOってどんな職業なのか 正式名称は前進観測員(Forward Observer)といい、前線に出て遠方への攻撃(砲兵やI=Dによる砲撃や航空機の爆撃)を効果的にする為の各種情報を取得して本隊に伝える役割を担っている。 部品 着弾観測とは 大砲を用いた超遠距離攻撃を行った際に 砲弾が目標地点からどのぐらいの位置に着弾したか、 またその際の効果を観測して砲兵部隊に報告する。 これにより次の砲撃の精度を高める事が出来る。 部品 空間認識能力 着弾観測の際には着弾地点が地図上の目標地点からどのぐらいズレたかを 素早く正確に把握する事が重要である。 その為、地図から地形を読み取り、実際の風景と照らし合わせる能力は重要である。 そこでナニワアームズでは偵察訓練では地形をスケッチする時間を設けて、 素早く的確なスケッチを行う訓練と共に空間認識能力を鍛えるカリキュラムを採用している。 部品 暗算 レティクルによる目標までの距離や大きさの算出に暗算が出来るとスムーズに任務をこなす事が出来る。 商隊を発祥とするナニワアームズ商藩国では暗算の重要性は認識されており、一般教養レベルで可能である。 部品 砲兵との連携 目標地点の情報の適切な伝達及び、砲撃の結果の報告の訓練を行うと共に砲兵と連携した軍事行動を取る際の注意点の確認や問題点の洗い出し、対策の検討を行った。 部品 航空機による爆撃の支援 航空機からも分かる爆撃地点の指定方法や連携の取り方などの確認を実地訓練で行った。また航空機と陸戦兵器との違いを確認し、適切な対処方法を打ち合わせした。 部品 隠蔽技術とは 偵察を行う際に相手に気取られない様に行動する為に様々な工夫を行う必要がある。 ナニワアームズではこれらの技術を磨く為に実地訓練は偵察側、警戒側に分かれて交互に役割を入れ替えて行われる。 これにより各々の立場での見方や考え方を育てると同時に互いに切磋琢磨して日夜技術を磨いている。 部品 偽装の訓練 歩兵が身を隠す、あるいは歩兵以外の兵器等を敵の目から隠す為の技術の訓練。 銃などを用いた敵の先制攻撃から身を守る上での、数少ない手段の一つであり生存性に大きく影響する。 部品 迷彩を施す 迷彩服の着用など、視認性を下げる為の技術。 装備や人間の肌など光沢のある物は塗料や、現地では泥などを用いて光沢を隠したりする。 部品 ナニワの砲兵の歴史 ナニワアームズ商藩国での砲兵の歴史はあまり長くはなく、比較的新しい職業である。 元は偵察兵からI=Dの砲撃等をサポートするためにFOが派生し、そこから暮里藍実の助言をヒントに摂政直轄の試験部隊として結成したのが始まりだといわれている。 そういった小規模の部隊ではあったが、数度運用された結果の戦果は非常に大きく、FOや偵察パイロット等ナニワ独自の職業とも相性が良いと判断された為、正式に藩国部隊として組み込まれた。 部品 砲兵になるには 元は摂政直轄の試験部隊であったため、FOや特殊部隊員 、偵察兵や名パイロット達から摂政が独自に選び抜いた者が砲兵の職に就いた。 その名残で藩国軍に所属していきなり砲兵に配属されるものは居らず、いずれかの職業で経験をつんで一定の成績を残したものだけが砲兵への道に進むのが通例となっている。 部品 必要な資格・試験 配属される部署によって必要な資格は異なるが、全体的に危険な銃器を取り扱う兵科のため、 砲兵隊に所属する為には特別な銃器取扱および火器取扱についてを勉強し、資格試験にクリアしなければいけない。 また気象観測を行う場合も気象予報士の、自走砲を運用するためには特殊車両の運転免許の取得も必要となる。 部品 野戦砲兵と防空砲兵 野戦砲兵は主に対地攻撃・対艦攻撃を行い、火力戦闘部隊として大量の火力を随時随所に集中して、広い地域を制圧する。 防空砲兵は敵航空機やミサイル等の飛行物体や空爆への対空攻撃を行うと共に対空情報の収集活動も行う。迅速な展開、砲撃、陣地変換が欠かせない。 部品 チームワークが大事 いくら観測情報が正確であっても指定された場所へ命中させる事ができなければ意味はない。 ひとつの火砲を動かすには各種装備によって異なるが、だいたい3~10名必要で他の兵科よりも特にチームワークが求められる。 集団行動に向いていないものはそもそも砲兵にはなれない。 部品 歩兵との連携強化 砲兵指揮官達は前線からの砲撃計画変更に臨機に対応できるよう、歩兵部隊との連携を密にするために作戦の総合的なレクチャーを繰り返し受け、自分達が支援する部隊をよく把握できるように努めている。 部品 射弾観測との連携 砲兵隊員自身も観測は行うが、航空機やFOからの攻撃目標に関する観測結果は砲撃の効果を最大限引き出すためには非常に重要な情報である。 実践でスムーズに連携できるよう普段から十分に訓練を行っている。 部品 射撃精度の向上研究 大量の砲を運用し、集中放火を浴びせたとしても射撃精度が低ければ弾着は拡散して砲弾が無駄になるだけなので、日夜研究が行われている。 もちろん誘導装置などの性能アップも研究されている。 部品 砲兵の人数制限 一言で「砲兵」といっても一人では何も出来ず、きちんと運用を行うには纏まった人数が必要なため10人一組での編成が定められている。 部品 射撃指揮所 前進観測班からの報告を元に射撃諸元の算出、修正を行い砲撃の指示を出す指揮所。 状況に応じて、何処にどのような射撃を行うかコントロールする役割も持つ。 部品 バリケードの設置 陣地に対する直接攻撃の障害となるようにバリケードを設置する。 土嚢や鉄条網なども使用され、いざと言う時の敵の進撃を遅らせることが出来る。 部品 砲列の隠蔽 火砲の位置を迷彩や地形を活用して隠すことで、相手に悟られないようにする。 火砲の被害を軽減し、継続した支援、反撃を行う為である。 部品 予備陣地の構築 発射元を特定され反撃を受けることも考慮に入っている。 砲兵は支援の要であり、相手も其処を狙ってくることが予測される為である。 そのため、速やかに火砲の移動を行い支援を継続する為に余裕があれば複数の陣地を構築しておくのが望ましい。 部品 攻城砲の運用訓練 攻城砲とは要塞や砲台等を攻撃するための大口径の大砲のこと。長砲身のカノン砲や大口径の榴弾砲などが該当する。 運用・運搬が困難なため最近では航空機による爆撃にとって変わられる事が多いがナニワではいざという時の為に一通り取り扱えるように訓練されている。 部品 通信機器が使えない場合の伝達手段 観測所から砲側まで有線の野戦電話を設営できる様になるまでは、視覚信号に頼るか、伝令を走らせるか、前線から点々と連絡要員を置いてメモを手渡しするか、といった手段が用いられる。 部品 砲兵戦術 攻勢に際してはまず大規模な準備砲撃があり、その後に弾幕射撃に守られた歩兵や戦車の突撃があり、突破後に機動展開する。 支援射撃で敵部隊を壊滅、無力化、または制圧して前線の歩兵部隊を火力支援することもある。 部品 間接射撃 FOや偵察航空機等、敵が見渡せる位置にいる友軍からの情報を得て、直接に敵を狙えない位置から砲兵が砲撃を行うこと。 観測員からの情報で射撃することで、精度を維持しながら射撃距離を大きく取ることができ、より多くの砲を目標に指向できる。 また敵から見えないように砲兵を配置することが出来れば反撃されて損害が出ることもない。 部品 準備砲撃 塹壕戦などで突撃を行う前に、敵の塹壕や機関銃陣地、地雷原を破壊するために行う砲撃。 ちんたらやっていると敵に対し攻撃地点を特定される危険が高いため、するとなったら短時間、集中して行うのが一般的。 部品 集中射撃 特定の目標に対する射撃であり、一点に砲撃が集中される。集中砲火ともいう。 前進観測者の情報を元に常に弾道修正も行われる。 部品 弾幕射撃 特定の地点を狙うのではなく、敵のあらゆる行動を妨害、無力化することを目的とし、戦線に対して横一列に並んだ砲撃を加える射撃のこと。 部品 SOS射撃 予め設定された防衛線前方の区域を敵の攻撃の兆候をつかんだ段階で即時、盲目射撃する射撃法のこと。 「大量の砲弾を消費する」「撃った弾丸の殆んどが無駄」になるので、まぁそう言うのもあるんだよという程度で実際に発令される事はほぼない。 部品 対砲迫レーダ観測 対砲迫レーダによって敵の砲弾の弾道を精密に測定し、発射地点を特定する。 敵の射撃以前に観測用のレーダー波を放射すれば、自ら対砲迫レーダの位置を教えてしまう危険があるため、通常は敵の初弾発射後に観測が開始される。 部品 音響観測 音源標定とも呼ばれ、複数の集音マイクを広い範囲に事前配置して分析装置と有線接続する。昼夜の別なく敵の初弾発射音からその発射位置を直ちに特定できるため、非常に有効であるが配置には手間が掛かる。 部品 閃光観測 敵の発射炎や発射煙を観測して発射位置を特定する。 遠距離射撃が主体となった戦闘ではあまり発生しないが、双眼鏡等の観測機器の性能が向上している事もあり、観測訓練の一環として取り入れられている。 部品 気象データの反映 火砲は気象条件によって着弾地点が大きく変化するため、射撃に先立って随時、温度・湿度・気圧や風向・風速などの気象観測が行われる。 風向・風速の観測には小さなバルーンやラジオゾンデによって観測されるが、バルーンは目視で、ラジオゾンデは追跡レーダーによって追跡される恐れがあり、敵側に砲兵の射撃準備が察知されるため、使用には配慮が求められる。 部品 多連装ロケット砲 個々の命中精度が通常の大砲に比べて低くなる傾向にあるロケット弾を、同時に多数発射することで効果的に運用でき、全弾発射後はコンテナを入れ替えて再び発射可能となる。 自走発射機、指揮装置、予備弾薬車で構成されている。砲兵が扱う兵器としては一番大型になる。 風の影響を受けやすく、着弾点がずれやすい、発射時の轟音や煙によって、発射場所が露呈しやすい、全弾発射後の再装填に時間がかかる、車体重量が重いので空輸には向かない等色々な制約があるが威力はピカ一。 部品 自走榴弾砲 155~203mm程度の口径の砲を備えていて、射程は15~25kmくらい。 目標地域に存在する部隊や陣地への打撃が目的でこれ自体には突破力はなく、また打ち合いも想定されていないので装甲は薄い。 速やかに陣地転換出来る様にトラック等による牽引ではなく、自力走行できるようになっている。 部品 突撃砲 歩兵の直接支援を目的として考案された自走砲の一種。 正面切っての機甲戦闘ではなく、威力偵察や歩兵と共に前進して直接照準で目標を破壊することを目的に使用される。 部品 トラック 自走砲以外のレールガンや迫撃砲を運搬、牽引するためのトラック。 砲兵だけに限らず、FOなどの人員の移動にも使用される 部品 迫撃砲 射程が短く、大型火砲と比べれは命中精度は劣るが、分解搬送が簡単で、文字通り敵に肉迫して放列を敷くことができる。 砲身も極力薄くするなどして運用者の負担が軽くなるように設計されている。 使用される砲弾は、通常の榴弾のほかに炸薬のない演習弾、発煙弾、照明弾など。 部品 レールガン その名の通りレールのように直線的な砲。 巨大なバッテリーが砲内に電磁レールを形成して実体弾を投射する。 音もなく、煙もないが衝撃波がものすごい。 誘導砲弾(スマート砲弾)装備で射程距離20km。 時間がかかるが分解して運搬しやすくする事も出来る。 部品 ヘッドセット(防音用) 砲撃音や射撃音等の耳に有害な衝撃音を瞬時にカットし聴覚を保護する防音保護具。 また独自の周音機能により、周囲音は増幅して再生し、会話や指示、号令等はもちろん離れた微弱な可聴音まで聴取可能で逆に有害な高騒音は減衰する。 長時間耳につけていても痛くならないよう、工夫が施されている。 部品 喉当てマイク 咽喉マイクとは喉仏付近の振動を直接拾って音に変える特殊マイクのこと。 喉元に密着させて音声を拾うので、通常よりもノイズが少なくはっきりとした明瞭な音を発する事ができる。 砲撃時や風が強いといった状況でも、周囲の騒音を拾わずに拡声できる。 部品 急げ馬よのあらまし 馬を走らせ、短期間で長距離移動するための技術。はいよーシルバー! 馬を所有していない場合は貸し馬屋にレンタルしたりするらしい。 部品 急げ馬よの取得条件 馬術の習得及び、馬での長距離移動訓練を年四回は行っていること。 なお、越境及び交通法規は各国のルールを事前に調査し、遵守すること。 部品 馬と心を通わせる テレパシーというわけではなく、馬との信頼関係を築く練習。 背筋を伸ばし、力を抜いて余裕を持つことで、馬に不安を与えないように心がける。 部品 乗り降り練習 まず馬に乗るための練習。馬の左側から鐙に片足を掛けて跨がる方法から、飛び乗りまで練習する。 降り方は乗り方を逆順で行う。 部品 騎乗姿勢 鞍の相性知り、跨がり方を覚え、正しい姿勢で騎乗するための訓練。 速さに応じて姿勢を変える必要があるので注意。 部品 歩法の習得 歩法とは馬術における、馬の歩き方、走り方のことである。 常歩、速歩、駈歩、襲歩が基本歩法とされ、それぞれに訓練を行う。 部品 常歩 なみあし。歩きの状態。常に二本ないし三本の肢が地面について体重を支えている状態。 正しい姿勢で発進や停止、曲がり方なども覚えよう。 部品 速歩 はやあし。二本の肢をペアで着地、離地する走り方で、速度は常歩の二倍程度。 強く上下に揺れるため、動きに合わせて鐙に立つ、鞍に座るを繰り返して衝撃を軽減したりする。 部品 駈歩 かけあし。速度は速歩のおよそ1.7倍ぐらいか。 三肢で接地しているタイミングと、四肢が地面を離れているタイミングがある。 パカラッパカラッといった感じか。 ゆったりと前後に揺れる。 部品 襲歩 しゅうほ。全速力の走り。後肢と前肢の着地点をなるべく離し、脊椎のバネを利用して歩幅を伸ばし疾走する。 速度は駈歩の三倍にも達する。 部品 長距離移動計画 連休のお父さんには必須の計画能力。 地図を広げ、目的地に辿り着くルートを導き、適切な時間に適切な道を進む計画を立てることが重要。 部品 地図を読む 道路地図を読み解く力。これがなければそもそも長距離移動は諦めるべきだろう。 ルートを検索するだけでなく、休憩の予定も立てよう。 部品 越境の準備 移動に於いて国を越えることもあるだろう。国が変わればルールも変わる。 各国のルールに従い、越境できる様、事前の予習と準備をしよう。 部品 休憩・補給 事前に予定を立て、所定の場所で人と馬の休息と補給を行う。 日を跨ぐのであれば馬小屋のある宿の確保も忘れてはならない。 部品 馬と野営 やむなく野営することもあるだろう。 野営をするのであれば、馬をきちんと繋いでおくこと。 もちろん、世話と手入れを忘れてはいけない。 部品 急げ馬よの陸路移動効果 急げ馬よは、具体的には陸路に限り一航路分の移動を可能とする技術である。 緊急事態があれば即座に現場に急行することが可能となる。 馬を保有する必要が無いのは前述の通り。 部品 ダウジングとは 地下水や貴金属の鉱脈など地表に現れていない物を、棒や振り子などの道具を用いその動きによって探す技術。 部品 歴史 大昔から存在する技術で使う道具や探索方法なども様々な形に発展してきたが、木の枝を使い生活に必要な水を探すことがその原型であると言われている。 部品 効果 昔から地下水の探索が一般的だが、今では地下水以外にも油田やレアメタル、鉱物、遺失物を探す場合にも使用される。 地雷の探知に使用された例もある。 部品 使用する道具 振り子状のもの、もしくはY字やL字型の棒状のものを使うのが一般的で材質は問わない。どの道具を選択するのかは好みと相性次第。 部品 経験と忍耐 ダウジングは道具さえあれば誰でも始める事ができるが、結果を得るには忍耐が必要不可欠となっている。 初めは、幾度も失敗することを覚悟して、ロッドや振り子の動きが意図する意味を的確に読み取るために経験をつんでいく必要がある。 何をダウジングするにしても、それを発見しようとする強い意思を持ち、集中し、探索物を発見するまでその思いを持続する強い精神力が必要。 部品 基本 歩きながら探索する方法が一般的。 何も無いところからスタートしてもよいが、効率が悪いのであらかじめ捜索範囲に当たりをつけて探す方がよい。 部品 Y型・L字型のロッドを使用する場合 見つけたいものを思い浮かべながら、ロッドを進行方向に向けた状態でゆるく握り捜索範囲内を歩く。 目的物に近づけばロッドの先端が動き、その反応で目的の物への方角と距離を判断する。 ロッドの動きをどの様に判断するかは探索者本人の経験に基づく。 部品 振り子を使う場合 紐や鎖の先に石や宝石などをつけ、垂らした状態で捜索を行う。 目的物に近づけば先端の石や宝石等が上下または左右方向に揺れるのでその振れ幅で捜索の方向を修正する。 目的地に近づくと円を描くように回転する動きに変化する。 部品 地図上での探索 振り子を使う場合、現地で歩かずに地図上で探索する方法も存在する。 まず、広範囲を地図を用意し、反応した箇所があれば次はその場所の地図を用意する。 そして少しづつ地図の範囲を狭くしていき、最終的な目的地まで絞り込む。 部品 向き不向き ダウジングで探せるものには人によって向き不向きがあり、水脈の発見率は高いが鉱脈はさっぱりだったり、狭い範囲の失せ物探しが得意でも水脈は鉱脈など広い範囲での探索はできないなど人によって得意分野は代わってくる。 何でも探せると謳っている場合は詐欺の可能性が高いの要注意。
https://w.atwiki.jp/elysion_tenku/pages/78.html
スキル一覧 キャラクターが使用するスキルの一覧です。 まだまだ途中です。 ◆HP回復系 癒しの手 SP2 軽い怪我を治療する アグネス(1) アダム(4) ニコス(4) ダコタ(1) ラナ(4) リュウ(1) 癒しの祈り SP8 怪我を治療する アグネス(24) ダコタ(24) ラナ(30) アイラ(39) 完治の祈り SP20 怪我を完全に治療する アグネス(38) ダコタ(46) アイラ(54) マッサージ SP2 ちょっとした体のトラブルを治療する アヤ(9) ディーノ(9) 応急処置 SP3 戦場でできるだけの手当を行う ディーノ(36) マーガレット(14) リオ(27) アヤ(36) プラセボ SP2 偽薬を投与して治療する マーガレット(1) 回復結界 SP20 味方を回復する結界を張る アンナ(42) 仕事後の一杯 SP36 条(48) 大いなる福音 アグネス(56) ニコス() ◆状態異常回復 毒気払い SP3 毒を中和する アイラ(10) 解毒処置 SP2 解毒の処置を行う マーガレット(24) 浄化の願い SP6 毒を治療する アグネス(16) ラナ(27) 鎮痛処置 SP2 混乱状態を静める処置 マーガレット(7) カウンセリング SP2 メンバー同士の不和を静める マーガレット(17) 静穏の祈り SP6 仲間の不和を静める アグネス(7) ダコタ(7) リハビリテーション SP2 麻痺状態の解消に向けた治療 マーガレット() 大悟の願い SP6 恋に乱れた心を静める アグネス(17) 覚醒の印 SP6 眠った仲間を目覚めさせる アグネス(28) インディラ(22) リュウ(28) 耳掃除 SP28 耳をやさしく掃除することによって味方全体を眠りから回復させる アヤ(51) おいしくする魔法 SP24 おいしくするとっておきの魔法で味方全体のケンカを回復させる アヤ(47) ◆復活 反魂の祈り SP24 戦闘不能になった仲間を蘇らせることがある アグネス(38) こんなこともあろうかと SP16 犠牲者が出た場合に備えて用意される非常手段 ディーノ(40) 蘇生処置 SP マーガレット() 人工呼吸 SP50 マウストゥマウスで戦闘不能状態から蘇生を試みる マーガレット(60) ◆物理攻撃系スキル(単体) バックスタビング SP 敵の背後から突然襲い掛かる ディーノ(46) マチルダ(36) 二段突き SP2 すばやく二回突く単体攻撃 ルイス(1) ニコス(21) エンリケ(9) 条(9) ラナ(24) マチルダ(33) 三段突き SP6 すばやく三回突く単体攻撃 ルイス(21) エンリケ(42) ニコス(42) フェイタルストライク SP10 まれに一撃で敵を仕留める刺突技 アントニーノ(24) ディーノ(19) マチルダ(19)マーガレット(30) リオ(33) 居合斬り SP6 意表をつく抜刀で敵の不意を討つ攻撃 レジナルド(12) シャオホン(7) 虎徹(15) アンドレ(7) 気功斬 SP4 気の力で威力を増す単体攻撃 ルイス(21) エンリケ() 火炎撃 SP4 炎属性の斬撃スキル エミール(5) 地裂断 SP4 地属性の斬撃スキル エミール(8) 条(15) 怒涛斬 SP4 水属性の斬撃スキル エミール(10) 氷結刃 SP4 氷属性の斬撃スキル エミール(14) アイザック(30) 電光突 SP4 雷属性の斬撃スキル エミール(16) アイザック(21) 聖光閃 SP4 光属性の斬撃スキル アイラ(33) アダム(18) ニコス(18) ラナ(4) 暗黒旋 SP4 闇属性の斬撃スキル アダム(15) ニコス(15) シャオホン(17) 火炎連撃 SP8 炎属性の連続攻撃 エミール(25) 地裂連断 SP8 地属性の連続攻撃 エミール(27) 怒涛連斬 SP8 水属性の連続攻撃 エミール(29) 氷結連刃 SP8 氷属性の連続攻撃 エミール(32) 聖光連閃 SP8 聖属性の連続攻撃 ニコス() ラナ(33) アイラ(57) 暗黒連旋 SP8 闇属性の連続攻撃 ニコス() シャオホン(29) 岩砕き SP 地属性の打撃技 条(1) 張り手 SP2 横から相手の顔を殴る 雷鵬(5) けたぐり SP3 相手の足を蹴ってバランスを崩す 雷鵬(9) 下手投げ SP6 差手でつかんだ相手を投げる 雷鵬(18) 上手投げ SP10 相手の差手の上からつかんで投げる 雷鵬(27) ぶちかまし SP10 前頭部から突進する体当たり 雷鵬(30) ソニックウィップ SP4 神速の鞭で敵単体を攻撃 アントニーノ(6)、ディーノ(13)、マチルダ(9) 料理 SP2 食材や敵を料理する ディーノ(1) 雷鵬(1) アヤ(4) エフィ(12) 火闘拳 SP4 炎属性のパンチ攻撃 衣(6) 水月拳 SP4 水属性のパンチ攻撃 衣(9) 雷光拳 SP4 雷属性のパンチ攻撃 衣(12) 地鎖拳 SP4 地属性のパンチ攻撃 衣(18) 氷撃拳 SP4 氷属性のパンチ攻撃 衣(27) マウントパンチ SP12 馬乗りになって殴打する単純だが危険な攻撃 衣(33) 腕ひしぎ逆十字 SP14 敵の肘関節を破壊する 衣(36) 三点バースト SP8 一度に三発の銃弾を発射する攻撃 アイザック(25) ユイ(27?) リオ(19) エフィ(15) 一点突破 SP10 敵の一点を銃撃する攻撃 ユイ(30) 鉄鋼弾 SP 硬い装甲をも貫く特別製の弾丸で敵一体を貫く ユイ(48) ローキック SP3 敵の足にダメージを蓄積する単体攻撃 鬼丸(1) ファファ(1) 前蹴り SP4 敵との間を確保する当てやすい蹴り技 鬼丸(6) ロブ(1) 回し蹴り SP6 敵単体を攻撃する蹴り技 鬼丸(15) 上段膝蹴り SP 鬼丸(18) ブラジリアンハイキック SP6 軌道が変化するハイキック 鬼丸() 衣(30) 胴廻し回転蹴り SP 高威力高リスクな奇襲技 鬼丸() 虎撲 SP8 双掌で繰り出す掌打 ファファ(24) 猛虎堅爬山 SP12 謎に包まれた秘伝の拳 ファファ(33) 浸透剄 SP12 剄力を流し込んで敵を内側から破壊する技 ファファ(36) 気功弾 SP10 気の弾を打ち出し、離れた敵を攻撃する ファファ(39) ◆物理攻撃系スキル(全体) アローシャワー SP18 上方に何本もの矢を打ち上げ、相手の頭上に降らせる ルイス(42) アイラ(45) マチルダ(45) アイザック(47) ダコタ(43) エミール(43) 乱れ斬り SP ルイス(53) コメットレイン SP 魔力を引力に換え微細な隕石を降らせる リュシー(57) ◆魔法攻撃系スキル(単体) マジックアロー SP2 無属性の魔法の矢 リュシー(1) ナミ(1) インディラ(1) アルバ(4) ディバインライト SP4 聖なる光で敵単体を攻撃 アイラ(30) アグネス(27) ダコタ(27) スマッシュヒット SP8 キラーチューンで敵単体を攻撃 クララ(29) ◆魔法攻撃系スキル(全体) 火属性 ファイアーボール SP16 火球を爆発させて敵全体を攻撃 リュシー(20) ナミ() エミール() アルバ(25) 火炎結界 SP16 敵全体を炎の結界に封じる アンナ(28) 業火の歌 SP16 業火を呼び起こし攻撃する全体攻撃 マイア(40) 全面展開 SP14 敵を掃射する攻撃 ユイ(33) ストレイフ SP16 敵を激しく掃射する攻撃 ユイ(36) リオ(36) エフィ(25) アヤ() 水属性 メールストローム SP16 巨大な水流で敵全体を攻撃 ナミ(24) リュシー(46) アルバ(18) 降雨の歌 SP16 豪雨を呼び出し 敵全体を攻撃 ダコタ(34) マイア(27) 鉄砲水 SP16 岩盤から吹き出す水流で敵全体を攻撃する 条() 氷属性 アイスストーム SP16 荒れ狂う吹雪が敵全体を攻撃 リュシー(36) ナミ() エミール(47) 氷結結界 SP16 敵全体を氷の結界に封じる アンナ() 氷結の歌 SP16 寒波を呼び攻撃をする全体攻撃 マイア(30) 雷属性 帯電結界 SP16 敵全体を電気の結界に封じる アンナ(32) ライトニングボルト SP16 ほとばしる稲妻が敵全体を攻撃 リュシー(24) ナミ(52) エミール() アルバ(15) 招雷の歌 SP16 雷を呼び出し 敵全体を攻撃 ダコタ(38) マイア(37) 地属性 アースクエイク SP16 地震を呼び起こして敵全体を攻撃 ナミ(36) リュシー(46) アルバ(33) 地烈結界 SP16 アンナ() 落盤 SP16 崩落する岩盤で敵全体を攻撃する 条() 大崩落 SP 条() 光属性 法の裁き SP14 聖なる光で敵全体を攻撃 アグネス(34) ニコス() 邪気払い SP6 小さな邪気を払う光属性攻撃 アイラ(1) 呪返し SP8 呪いを払う光属性の全体攻撃 アイラ(24) 黄泉払い SP16 邪悪な力を退ける光属性の全体攻撃 アイラ(36) 掃除 SP10 不用品を処分する光属性の全体攻撃 ディーノ(24) アヤ(19) 大掃除 SP 不要品を根絶する光属性の全体攻撃 アヤ(33) ご主人様のお気に入り SP24 主人に好まれる強力な攻撃手段 アヤ(40) 破邪結界 SP16 敵全体を光の結界に封じる アンナ(39) 恩寵の光 SP22 聖なる光で敵全体を攻撃 ラナ(39) 闇属性 闇結界 SP16 敵全体を闇の結界に封じる アンナ(36) ナイトメア SP16 敵を精神的にさいなむ闇属性の全体攻撃 インディラ() ニコス() 切り札 SP アイザック(40) 無属性 エナジーブラスト SP16 魔力そのものを炸裂させて敵全体を攻撃 ナミ(40) アルバ(35) サモンインセクト SP16 昆虫の群れを呼び出し 敵全体を攻撃 ダコタ(28) スタンピード SP16 森の動物の暴走を誘発する全体攻撃 ダコタ(39) パワーシャウト SP8 パワフルな歌声で敵全体を攻撃 クララ(38) マイア() いつものあれ SP 主人に好まれるリーズナブルな攻撃 ディーノ(33) パワーゲイル SP16 剣気が一陣の暴風の如く吹き荒れる全体攻撃 ルイス(36) ワールウィンド SP20 剣気が一陣の旋風の如く吹き荒れる全体攻撃 ルイス(39) ◆Buff系 ○HP上昇 スキル名 消費SP スキル説明 習得者 祝福 SP4 仲間全員のHPが強化される アイラ(4) アグネス(4) ダコタ(4) アンナ(4) リュウ(4) 三戦立ち SP6 耐久力を向上させる構え ファファ(27) アジテーション SP2 ユイ(1) 鼓舞のダンス SP8 味方をあおって耐久力を引き出す クララ(25) アントニーノ(33) シャオホン(41) 雄たけび SP4 意図的に興奮状態になり 耐久力を一時的に増加させる エンリケ(12) 条(12) 気合溜め SP4 気合を込めて 普段より大きなダメージに耐える エンリケ(21) 条(21) ユイ() シモン() 連帯の歌 SP32 歌でチームの一体感を高め、痛みや疲れを忘れる ユイ(51) ○攻撃上昇 屠龍の構え SP3 攻撃力を向上させる構え ルイス(27) バーサーク SP10 興奮状態になり 攻撃力が上昇する ルイス(36) エンリケ(40) コールアンドレスポンス SP2 味方をあおって力を引き出す アントニーノ(13) クララ() パンプアップ SP4 筋肉を肥大させ 力を増大させる 雷鵬(12) エンリケ(18) 条(18) ルイス(55) シモン() 突撃のラッパ SP22 進軍ラッパを吹き鳴らす事で味方全体の強さを上昇させる ユイ(44) ○防御上昇 伏龍の構え SP3 防御に重点を置いた構え ルイス(15) エンリケ(3) ラナ(1) 鉄壁の構え SP6 鉄壁の構えで防御力を増大させる エンリケ(33) ルイス(50) ラナ(56) シモン() パリー SP2 敵の武器を払い 防御力を向上させる エンリケ(6) ラナ(13) ブロック SP5 敵の攻撃を受け止め 防御力を増大させる エンリケ(24) ニコス() 条() シモン() ストーンスキン SP3 魔力で防御力を向上させる リュシー(30) アルバ(13) エミール(43) シールド SP3 魔力で防御力を向上させる リュシー(7) ナミ() アルバ(1) ミラーイメージ SP4 術者の幻を作り出し 防御力をあげる インディラ(14) 身辺警護 SP3 味方の身辺を警戒し 防御力を高める ディーノ(30) アヤ(30) 欄擦衣 SP10 敵の攻撃を受け流す化勁 ファファ(30) 封魔の盾 SP アイラ(50) キャプテンシー SP10 エンリケ() シモン() ○素早さ上昇 ツバメ返し SP2 フェイント刀法で命中率を上げる ルイス(1) アイザック(4) ディーノ(4) マチルダ(4) ニコス(6) レジナルド(1) シャオホン(1) ナディア(1) 体術 SP8 とっさの危機に対応する アイザック(6) アントニーノ(1) マチルダ(13) リオ(8) ファファ(21) シャオホン(4) 体裁き SP4 敏捷性を高める武士の歩法 レジナルド(6) 虎徹(6) シャオホン(11) アンドレ(10) 八双の構え SP? 敵に素早く対応する構え ルイス(9) レジナルド(9) 神速突き SP? 特殊な踏みこみで命中力と威力の双方を向上させる ルイス(18) レジナルド(15) 上段受け SP5 敵の攻撃を捌く受け 鬼丸(6) ファファ(12) 下段払い SP5 敵の攻撃を捌く受け 鬼丸(12) ファファ(15) 廻し受け SP5 敵の攻撃を捌く受け 鬼丸(30) 心眼 SP10 心を研ぎ澄まし より素早い対応が可能になる ルイス(33) シャオホン(14) リオ(46) レジナルド(21) ナディア() 明鏡止水 SP6 心を研ぎ澄まし より素早い対応が可能になる マチルダ(30) リオ() シャオホン(29) ナディア() 分解清掃 SP4 メンテナンスを通じ、銃の動作速度を向上させる ユイ() リオ() アヤ() ○賢さ上昇 瞑想 SP2 心を静めて知力を高める エミール(1) インディラ() マイア(9) メイドは見ていた SP2 メイドは意外なところから知識を得る アヤ() トランス SP12 ひときわ深い瞑想をして魔力を高める リュシー(55) ナミ(55) アルバ(39) 一点読み SP6 限界まで知力を振り絞り、敵の手の内を読む エフィ(38) ○心の強さ上昇 聖句詠唱 SP2 術者の知恵を高める聖句 アイラ(15) ラナ(10) マジックシェル SP3 知恵を高め魔法防御力を向上させる リュシー(21) ナミ(22) エミール(51) マイア(16) 神の恩寵 SP12 神に愛でられ、大いなる英知をいただく アグネス(43) ○その他(武器追加効果buff) 退魔の手 SP3 武器に光の追加効果を与える アイラ(13) アダム(1) ニコス(1) 蛇毒刃 SP4 武器に毒の追加効果を与える アダム(12) ニコス(12) パワースマッシュ SP4 鈍器の威力を引き出す アグネス(11) ダコタ(11) リオ(9) リュウ(11) クイックドロー SP4 クロスボウをより効果的に使いこなす アイラ(6) リュシー(11) アイザック(3) アントニーノ(3) ディーノ(3) マチルダ(3) マーガレット(11) リオ(3) クララ() パワードロー SP4 より強く引き絞ることで弓に追加ダメージ アイザック(13) アイラ(27) アグネス(30)アントニーノ(27) クララ(31) マチルダ(27) ルイス(12) リュウ(30) ◆Debuff系 スキル名 消費SP スキル説明 習得者 ウィスパーボイス SP4 魅惑のささやきで敵単体を混乱させる ファファ(6) マーガレット(40) アグネス(46) マイア(1) ブラフ SP5 敵を委縮させるはったりを試みる アイザック(9)、マチルダ(7)、エンリケ(15) シャオホン(20) 戦慄の幻 SP? インディラ(27) 睡魔の幻 SP? 敵全体を眠りに誘う インディラ(12?) 不和の幻 SP10 敵に不和の種をまく幻を呼び出す インディラ(20) 金剛縛 SP4 法力で敵単体を麻痺させる アイラ(19) ジャグリング SP4 敵を幻惑させる投擲攻撃 アントニーノ(9) ラブリートーク SP1 萌トークで相手を魅了する ユイ(24) クララ(21) 挑発 SP10 敵全体を怒らせ、混乱させる アイザック(19)、ディーノ(27)、リオ(24) アヤ(27) エンリケ(50) シャオホン(23) ナディア(20) 営業スマイル SP1 魅惑の微笑で敵を混乱させる マーガレット(4) アヤ(1) 魅惑のダンス SP5 セクシーなダンスで敵単体を混乱させる アントニーノ(19) インディラ(24) クララ() 猫だまし SP6 相手の目前で手を打ち合わせ、麻痺状態にする 雷鵬(24) スリープ SP12 敵全体を眠らせる リュシー(4) ナミ(4) カース SP3 敵を呪い、力を衰弱させる リュシー(29) インディラ(30) ニコス(30) マイア(12) リュウ(27) ガスクラウド SP16 敵全体を毒ガスの雲が包む リュシー(32) ナミ() デスワード SP24 魔力で敵全体に死を強制する リュシー(40) ナミ(53) 眠りの歌 SP12 対象者を眠りに引き込む ダコタ(16) マイア(19) 威嚇射撃 SP5 銃のプレッシャーで敵を麻痺させる リオ(4) ユイ() エフィ() 麻酔措置 SP12 麻酔を投与して敵単体を眠らせる マーガレット(49) 白衣のテンプテーション SP 相手を魅了する官能的な振る舞い マーガレット(52) ジャミング SP24 敵全体を混乱させる妨害電波を発信する ユイ(41) ◆その他補助スキル ノック SP1 鍵をこじ開ける リュシー(14)、ナミ(15以下) オープンロック SP1 鍵をこじ開ける アントニーノ(4)、ディーノ(6)、マチルダ(1)、リオ(1) ナディア() トラップブレーク SP1 しかけられた罠を解除する。箱をあける際にも有効 マチルダ(24) ギャンブル SP1 ギャンブルに勝つための技術 アイザック(1) アンドレ(4) 森の恵み SP1 森についてのさまざまな専門知識 ダコタ(17) 鉱物知識 SP1 鉱物についての専門知識 条(6) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tmnanoha/pages/406.html
◆ ◆ ◆ 「ほう」 ギルガメッシュの声に、紛れもなく喜色が混じった。 とるに足らぬと思っていた駄菓子の詰め合わせの袋の中に手を伸ばし、掴んでみたのがことの他、面白い味であった――そんな風な、声だった。美味というには足りぬ。珍味というには珍しくはない。だが、面白い。 「紆余はあれど、早々とそこに至ったのは、褒めてやってもよい――」 「……はい」 士郎は二刀を下げた姿勢のままで対峙し、突然、ギルガメッシュの前に出現した。 二人の御神の剣士をして捉え損ねた、神速を超えた神速。 それをたやすくこの高町士郎は行ってのけた。 まるで別人だった。 彼が別人となった理由。それは、極限まで鍛えられた戦闘意志の制御法に他ならない。 遥かな昔。侍達は刀を抜いた時点で、殺し殺される事を当然のように受け入れたという。それは武士としての心構えからではない。刀の柄を握った瞬間に、彼らは覚醒するのだ。 殺し合う為だけの肉体、生き残る為だけの頭脳に。 試合の前に気を引き締める、などというレベルの話ではない。彼らは刀を抜く事で脳の機能を切り替える。肉体を戦闘用に切り替えるのではない。脳が、肉体を戦闘用に作り変えるのだ。 かくして筋肉は生物が使用するべき方法ではない方法で活動し、血脈は血液の循環ルートを変えて呼吸さえさせなくなる。 これは、かつて御神の剣士たちも当たり前のように行っていたことだった。 刀を持ち、構えた時には彼らは他の剣豪たちと同様にまったく別の生物となっていたのだ。 本来、神速とはこの段階においてなお感覚を速めるために練り上げられた技法であった。 後代の御神流の者たちがこの制御法を失ったのは、時代が平和になったということ以上の理由はない。戦国の時代では当たり前のように死地を踏み越えねばならず、結果として精神は日常的に練磨され、時に魔性に接して打倒せねばならなかった。 まさに常在戦場という言葉どおりの戦慄の日々の中で培われた感覚が、平和な時代に残せるはずもない。 護りの剣である御神だけではなく、暗殺の剣流たる不破にして同然の有様だった。 もっというのなら、恐らく御神と祖を同じくする永禅不動八門の現存する使い手たちも、今となっては誰一人としてできないだろう。 二千余流にも達した剣術の達人とその命脈を繋ぐ者たちにしても、江戸期においては数瞬だけならまだしも完全にこの領域に至れた者はほとんどいなかったのに違いなく、現代ともなれば幾つかの流派にその形骸が残るのみである。 当たり前であったがゆえに技法と認識されることはなく失われたこれとは別に、意識して作られたより高度な神速が現存しているのは皮肉なことであるのかもしれない。 高町士郎は夜を疾り、刃を走らせる。 殺すために人間である心を捨てるのではなく、家族への愛を原動力に剣を振り、未来への希望を糧に必死となれた。 殺意や敵意は負の感情ではなかった。 愛情や信頼は正の感情ではなかった。 心の生み出す、一つの様相に過ぎない。 殺すために愛を捨てる意味がなく、愛するために殺意を捨てる意味もない。 愛で人を殺せるのなら。 憎しみで人を救えるだろう。 愛も憎しみも哀切も何もかもが肉体を制御するために必要だった。 その全てを賭ける意志、決定をこそ「覚悟」というのだ。 今の高町士郎は、まさに一個の怪物なのだ。 音をおいていく程の速さで距離を詰めて突きこんだ八景の切っ先が空を貫くのと同時に旋回して。 上段から打ち込まれる二つの神剣の刀身を叩いて逸らしてなお踏み込んで下段の蹴りを、 鼻先を掠めて、真上から剣が落ちた。 脚を振りぬけば、自らの勢いで切断していたのではないか、という位置への落下だった。 すでに何処かに隠していたというのではなく、虚空から武器、兵器を取り出すのを目撃していた士郎であったが、このタイミングでこの距離でのそれは完全に意想外だったらしく、消えたかの如き速度で回り込み。 腹部に、爆発的な衝撃を受けた。 それが、剣から手を離したギルガメッシュの左拳であったと認識したのは、吹き飛ばされたその百分の一秒の後だ。その二秒後に着地して膝をついたが、痛みに屈したというのではなく、短距離走のクラウチングスタートに似た姿勢だった。 続けての攻撃のために顔を上げて。 「――誇れ」 英雄王は、無手だった。 何も持たず、何もせず。 ただ突っ立ったままで。 笑っていた。 「遊びとはいえ、我が手ずから拳を振った相手は、神世の頃を含めて五人とおらんぞ。加減はしたが、我の拳であるのに違いない。お前が、そのことを誇ることを許す。未来永劫、世の終わり、輪廻の果てまで誇るがよい」 空気が――変わった。 ギルガメッシュの背後に波紋が浮かぶ。現実にはあり得ぬ現象であり、それを波紋と呼んでいいものかも解らなかったが、そのように見える何かだった。それらはすぐに姿を現したが、美由希は一瞥してそのまま座り込み、恭也をして呆然とさせた。 剣が。 刀が。 槍が。 矛が。 槌が。 鏃が。 ありとあらゆる、武器の形をしたナニカが現れた。 高町家の人間に武器の真贋をはかる知識、骨董への興味はほとんどない。ないが、それらが全て本物であるということは知れた。本物の、何かだ。 剣を超えた剣であり。 刀を超えた刀であり。 槍を超えた槍であり。 矛を超えた矛であり。 槌を超えた槌であり。 鏃を超えた鏃であり―― 先ほどまで彼の手にあった神剣と同等か、あるいはそれ以上の存在。 そしてそれらの全てを所有し、従える存在こそが。 英雄王。 ギルガメッシュ。 「お前のいるそこはな、古くは戦士と呼ばれる者ならば当たり前に至れた場所だ。 自分自身のために自分自身とそれ以上のものを背負える、人間以上へと進む道の途上よ。 神世の昔は、誰もが何かのために己の全てを賭けていた。 当世ではまるで見かけんが、その中ではお前は見所がある方だ。 だがな、勘違いするな。 それらの戦士の悉くを、足元に寄る雲霞の如く蹴散らかしていたのが、我だ。 自分自身を背負えることが最低限の戦士の条件だが、それの上に立つ英雄とは、自身のみならず目に映る全てのモノを背負う」 ならば。 透徹した眼差しで、世界の果てまでをも見通すこの男は―― ――この世の全てを、背負っている。 背負い込めたものの量が力になると、この男は言っていた。 それはつまり、世界の全てを背負うこの男以上の力を持つ者はいないということではないのか。 目を細めて自分を見る士郎へと、ギルガメッシュはまた笑いかけた。嘲笑に似ていた。 「言うまでもない」 「…………………」 「――さて、そろそろ、遊びは終わりだ。階(きざはし)の一段目とはいえ、人間以上の者へと踏み出したのならば、雑種なれども、確かに戦士には違いない。戦士ならば、我に挑むのも遊びとはすません。 全力を出すにはまったく値せぬが、この腐れた当世ではそこに至れただけで上出来というものか。 我の拳で打たれたことを誉れとせよ。 そして、死ね」 裁定は下った。 英雄王は、遊びをやめると告げた。 それはすでに、高町士郎は死んだということだった。 「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」 本来、これは闘いなどと到底呼べぬものだったのだ。 射出される宝剣、神剣、魔剣、妖刀、――ありとあらゆるそれらのモノは、その一つ一つが死の具現だ。当たれば死に、掠っても死に、かわしても次に打ち出されたモノにあたって死ぬ。 それを士郎は神速を超えた神速で回避し続けた。 戦場を幾度か巡った彼をしても、これほどのものは経験がなかった。たった一秒の生存が百年の生涯と等価の意味を持つ殺戮の領域。 さらに驚くべきは高町士郎か。一秒を二秒、二秒を三秒。三秒を四秒、……考えられる限りの言葉を尽くしても、そこに生き続けられているという事実を表現する術は多くない。 「しぶとい」 業を煮やした、というのではなく。 ただ鬱陶しくなったというような声をギルガメッシュは発した。 刹那だが、射出された剣の勢いが弱まった――と思えて。 士郎は踏み込んだ。 神速を超えた神速を、さらに超えた、命を削った踏み込みだ。 一身を刃と変えた、そのような打ち込みだ。 ――と。 落ちた。 剣が。 先ほど、眼前に落ちたのと同じものであるということを認識できたのは、その煌く意匠の色合いを覚えていたからだろうか。あるいは鈍い輝きを宿す刀身を目に焼き付けていたからか。 あと数歩で必殺の間合いへと至った、まさにその時に、それは先ほどよりも、さらにそれに数十倍する勢いで砂浜に落ちたのだ。 「父さん!」 叫ぶ息子の声を、士郎は頭上に聞いた。 吹き飛ばされ、彼は宙に舞っていたのだ。 ◆ ◆ ◆ 気が付けば、士郎は暗黒の世界にいた。 いや、つい数瞬前に背中に感じた衝撃を「熱い」と感じたことをかろうじて覚えている。全身を動かそうとしてはたせぬまとわりつく冷たい液体の正体にも気づいている。鼻から入り込んで味覚を侵す味を「辛い」と思ったのも忘れていない。 (海に落とされた) 上も下も解らない。 ただ、それだけが理解できた。 意識の断絶があったのは百分の一秒以下のことであったのだろうが、それだけの時間で彼は暗黒の中で何もかもを見失った。 どちらに向かって手を動かせばいいのか、脚を動かせばいいのか。 体力は冷たい水の中で失われ続けていた。 (早く戻らないと) 戻らないと。 恭也や美由希は、あの二人は自分が吹き飛ばされた瞬間にも戦いを挑んでいるのかもしれない。 いや、挑んでいるに違いない。 高町恭也と美由希の戦闘能力、資質はおよそ人の身に達せる極限に近いところにあり、特に美由希の資質は自分以上と思ってもいる。だが、それを知っていてなお、二人がかりであったとしても、士郎には二人がギルガメッシュに勝てるとは思えなかった。 人の領域を超えた今の自分をしてすら、このざまなのだ。 三人がかりであったとしても、勝機を拾うのは広大な砂浜の中に一粒の砂金を見出すのよりも難行だろう。 戻ったからといってどうすることもできるはずがない。 だが、それを知っていてなおも士郎は戻らなければならないと思っていた。 何故なら彼は、家族を背負っているから。 今の状況が彼の無謀の結果であるということは、重々と承知をしていることだが。 あの大英雄に勝つ術などまったくないのだが。 それでも、諦められない。 諦められるはずがなかったのだ。 (戻らないと) 腕を動かし続けて足掻いても、どうにもならない。士郎は自然と動きを止めていた。 まずはどちらが上かを確かめなくてはならない。 全てが暗黒で上も下も解らないこの状況は、まるで宇宙空間にも似ていた。 似ている――ということは、同じではないということであり。 違うということである。 浮力がある。 潮の流れもある。 浮力に任せて上に行けばいいはずだ、ということに気づくのに二秒かかった。 そのままだと潮の流れにもまれて遠い場所にもっていかれるのではないかということに考えが及ぶまで、もう一秒。 (駄目か) 諦めてはいない。 諦めたりなんかしない。 諦めることなどありはしないが。 状況は最悪だった。 夜の海の水は一秒ごとに彼の体力と熱を奪っていく。 ここから脱出するために必要な力も、搾り出せるのか解らない。 そのためにどっちに向いていけばいいのか、それすらも解らない。 (駄目なのか) そして、果たしてここから脱せたとして、この海から這いでることができたとして。 ギルガメッシュとどう戦えばいいのか―― 五体を武器として。 五情を力と変えた。 それでも及ばない。 それでもなお届かない。 おそらく、自分があと百人いて、百人がともに挑んだとして。 あの男は、一振りでことごとくを塵芥の如く蹴散らかすことができるのだろう。 それだけの力の差を感じた。 「戦士」の領域に達せたがために、改めて、本当の力の差というが実感できる。 あれには勝てない。 絶望も諦観もなく、そう思う。 あれは人間とか戦士とか、そういうのを超越した怪物だ。 怪物を倒す怪物なのだ。 そもそも、なんでそんなものに挑もうとしたのか? それは―― 『お父さん』 声がした。 (なのは) 幻聴だ。 現実であるはずがない。 決して聞こえるはずがない声だ。 だが、決して忘れてはならない声だ。 そうとも。 自分は家族を背負っている。 家族のために戦っている。 それは自分自身の選択と決断があってのものだ。 そのことを悔いたりなんかしない。 自分は家族を守るために修羅になると。 とっくに、そんなことは「覚悟」していたではないか―― と。 ――修羅では勝てぬ (?) 誰かの声が聞こえた、ような気がした。さっきのなのはの声よりも、ずっとはっきりしない声だったが。確かに聞こえたように思えた。刹那にも満たない時間だが、疑念が湧いた。 (――何故戦わなければならないのか――) 目的のためにするべきことは、まだ他にもあったはずではなかったのか。 ――それも、すぐに消え去ったが。 『お父さん』 なのはの声が聞こえる 『お父さん』 大丈夫だ。 『お父さん』 まだ、イケる……戦える。 『お父さん』 御神の剣士は、立てる力があるのなら。 『お父さん』 まだ刀を握ることができるのなら。 『お父さん』 (それは、戦えるということだ) 神速をかける/感覚を広げる。 神速ヲかけル/心臓を早める。 神速をカケる/脳に血を集め。 神速をかケル/全ての感覚を。 神速ヲカける/周りの時間を。 神速ヲカけル/とめてしまえ。 御神流の歩法の奥義である神速は、しかし本来は歩法とは関係がない技法である。 自分の感覚を早めるための精神集中法、というのが本来の姿だ。 脳の処理速度を上げることによって感覚は加速し、周辺の時間は遅延しているように感じる。 その感覚に合わせて、あるいは引きずられて肉体が加速する――というのが現在における御神流の神速の大まかな概要だ。 これは本来の、過去の侍たちの戦闘法に比して、肉体そのものはノーマルのままであり、ゆえに引き出せる速度というものも限界が低い。 感覚を広げ、加速させ、周辺の情報をより多くとりこみ、より優位なポジショニングを得るための技法なのだ。 脳の計算処理の上限は、身体のそれよりも遥かに高い。 ギルガメッシュとの戦いにおいて、最初はそちらを高めることによって限界を搾り出していた。 今は、 鼻血が出た。 限界の限界の限界の限界の限界の限界の、 ギリギリなどではない。 命の危険などもうどうでもいい。 ――――突っ走る。 自分の位置を確認するために広げられた感覚は冷たい海流の流れを掴み取っていく内に浮力の働きが微かに服を持ち上げようとしているのを察知したのでそちらにむかって体を動かして手を、 延ばした、時。 イツしかセカイは一変していた。 自分が何か黒い渦のような中にいるのだと士郎は気づいた。 竜巻のようなナニの中心に立っているのだと士郎は気づいた。 グルグルと回っているものは光る何かだったと士郎は気づいた。 それらは上の方から零れ落ちていくようにして、 伸ばした手の先に、ある。 ソレは、在る。 ナニかガ有る。 赤も青も白も。 そこからは全ての色が生まれて流れていく場所だった。 生まれた色たちは混ざり合って、下に流れるほどに黒くなってしまっていた。 それなのに、色たちが生まれてくるそこに在る/有るものは、白――いや、無色――虚無。 ナイものがアル 士郎の左/右手はソレへと伸びて、 思う。 (ココは、全てが生まれた場所だ――) ◆ ◆ ◆ 海上へと腕が出た。そのずっと真上に、丸い丸い、月がある。 ◆ ◆ ◆ 高町恭也は父が爆風に吹き飛ばされた、そう思ったまさにその瞬間に駆け出していた。 向かう先にいるのはギルガメッシュ――英雄王。 勝算などは欠片もなかった。 だが、そんなことは今の彼にとってはなんの問題にもならないことだ。肉体を動かすのは精神であり、精神を駆動させるのは魂だった。 その魂が彼に命じたのだ。 挑め――そして打ち砕けと。 神速に神速の重ねがけ、感覚を加速させる。周囲の時間は一気に遅延し始めた。 見える。 こちらに気づいたギルガメッシュは、ゆっくりと唇を動かしていた。 止まれ、と言ったのた。 おろか、と言ったのか。 そのどちらであったのかを判別する余裕はない。 視界に突然飛び込んだのは七つの剣。 いつ飛ばしたのか、それすらも解らずに体を捻り、 吹き飛んだ。 自分を囲むように剣は打ち込まれたのだと知ったのは、吹き飛ばされてからの受身をとって身を起こした時だ。 「恭ちゃん!」 「来るな」 駆け寄ってくる美由希を見もせずにそう鋭く投げかける恭也であったが、その視線の果てに一人立つギルガメッシュが、自分たちを見ていないことに気づいていた。 やつは――海を見ている。 (父さん……?) 恭也も美由希も、ギルガメッシュに倣うようにそちらへと眼を向けてしまう。 やがて、数分の時が経過する。 いつしか、風はやんでいた。 静寂とも言える夜だ。 月下の海の砂浜に、寄せ返す波。 黒い――海は黒く、闇の領域に見えた。 古代の人々は、海は異界へと繋がる場所なのだと信じていたという。 その果てにはある国では地平から暗黒へと流れ落ちる滝があると考えられ、またある国では神と魂の生まれては去り往く常世へがあると思われていた。 特にこの国では、多くのモノは海の彼方から訪れてきたものだった。 神々も。 文化も。 災いも。 何もかもが海の彼方より訪れるモノだったのだ。 恭也も美由希にも、理性と常識がある。あるのだが、それゆえにこそ古来より連綿と伝えられてきた想念を無視できなかったのかもしれない。 ――広く昏い海に対する畏怖を そして二人はまた知識として知っている。 原初の刻(とき)においては、生命すらも海より生じたのだと。 遥かなる異界への路であり、全ての母でもある海―― そこから、高町士郎は這い上がってきた。 いや。 「なん……だ?」 恭也は、思わず、呻くように呟いていた。 「……誰?」 美由希もまた、疑念を声にだしてしまっていた。 二人は、「それ」が士郎であるのかどうか、一瞬だが自信がもてなかったのだ。 ずぶ濡れになって海からあがる「それ」の姿は、間違いなく彼らのよくしるはずの高町士郎のものだ。 だが、違うのだ。 全てを飲み込む暗黒の深淵であるかの如き夜の海――その一部が人の形となって生まれ出でたかのような。 「それ」はそのような、人とはまったく違う怪物に見えたのだ。 「解せんな」 と、「それ」を見て、やはり怪物というべき男は呟いた。 眼を細めて、「それ」を見極めようとしている――ように、美由希には思えた。 いや。 「直結したようだが、そのような類の器とは思えん。まだ、そこの娘の方が近いだろうが……さりとて、我の見立てが誤っているはずもない――」 ギルガメッシュは、「それ」を知っていたのだ。 無言のままに指を差し向けたのは、試すためか見極め損ねたモノの排除のためか、三本の魔剣が虚空より現れて魔弾と化して「それ」に向けて射出された。 美由希も恭也にも叫ぶ暇すらない。 だが。 世にも美しい音を立て、光が夜を裂いた。 その光こそは「王の財宝」より撃ち出された魔剣であり、夜空に舞ったのは的であるはずの「それ」が手に持つ小太刀で弾き飛ばしたからであった。 ありえざる事態を二人の御神の剣士が把握するのに――いや、二人に解ったのは魔弾の射出と天に掲げられた黒い小太刀、そして夜空に舞った光から、「それ」がいかなる技をもってしてか、魔弾の投擲を逸らしたのだということだけである。 恐らくは音よりも速く撃ち出された魔弾を、回避するのならばまだしも人の手によって逸らすなどということはありえない。 いや、ありえないことなどはこの夜に何度となく起きている。 その中でも、これは最上の不可能なのだ。 だが、現に目の前でそれは起きたのだ。 恭也は驚く機能すら麻痺してしまった脳みそで考える。 (打ち込まれた剣のベクトルを、最高の角度とタイミングで逸らした――) 武術において、「機」だの「拍子」だのとと言われる概念がある。 ごく大雑把に言うとそれはタイミングと集中力をあわせた言葉であるが、通常の物理学の範囲内でおいてさえ、人は神秘とも言える現象を可能にできる。 中国武術の高手は自分の倍の体格の大男を打撃で吹き飛ばす。 合気道の名人は真正面からのストライカーの打撃を撥ね返すこともできる。 それらは単純な運動力学だけではなく、相手との位置関係、打ち込みにあわせて百分の一秒単位のタイミングを掴み取れて初めて可能な神技の領域だ。 全てはタイミングと角度の問題に集約される。 時に枝についた木の葉が銃弾を弾き飛ばすという事象があるというが―― 条件次第で、それは可能になるのだ。 高町士郎がたった今為し得たのは、それらの神技や偶然を超えた、奇跡の領域の技だった。 虚空より世にあるまじき宝剣を投擲するのは絶世の英雄王だ。 その射線を捉えることだけでもすでに人間には不可能の領域の技であり、身に迫る魔弾を打つなどは人生をどれほどに積み重ねようとも常人にはなし得ぬ大難事であろう。 ましてその刃に機を合わせて逸らすなどは、太古に活躍した半神の英雄ですらも果たしてできたかどうか。 夜空を切り裂いた光は遠く暗黒の彼方に消え、高町士郎は掲げた剣をぶら下げるようにおろした。 そして。 進んだ。 一歩。 二歩。 「いいだろう……」 その声は、恐ろしかった。 そうとしか言えなかった。 一切の形容を許さない、人間の想像を絶した何か。 その時、まさにこの瞬間に。 高町美由希と高町恭也は、真実の英雄王とであったのだ。 金色の王気をその身より発し、天地の全てをひれ伏さんとする絶対の覇者に。 「王の財宝」 声と共に、再び魔弾の射出が始まった。先ほどまでのそれの倍する数の刃が、同じく閃光の速度を以って高町士郎へと襲い掛かる。 そして。 それを士郎は回避した。 どう回避していたのかなど誰にも解らない。 ゆらりと揺れるだけで、ふわりと動くだけで、魔弾は通り過ぎていくのだ。 「父さん……」 美由希の声は、掠れていた。 彼女は自分の義父がいかなる領域に達したのか、ようやく悟ったのだった。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ (見える) 高町士郎は喜ぶでもなく焦るでもなく、ただ事実であることを簡潔に思う。 先ほどまでの、戦士の領域にある時でさえも光の線が走ってくるだけとしか認識できなかった英雄王の魔弾をはっきりと認知できる。 それは神速による時間感覚の遅延とは似て非なるものだった。 いや、あるいは異なるようでいてその延長にあるものだったのかもしれない。 士郎の視界には様々なものが見えていた。 それを「見えている」と視覚としての言葉で語っていいものかどうか。砂粒より細かい匂いの微粒子の動き、流れが「観え」る。砂浜をぬらす海によって冷えた温度の様相が「観え」る。 この世界を構築する、ありとあらゆる存在の流れとその様相が「観え」るのだ。 神速の神速の神速の神速の――その果てにあるところが、ここだった。 ギルガメッシュは見る場所が違うと言っていた。まず敵を見るよりも先に自分自身を見なければならないと言った。そして観た。自分自身のありようを知った。 だが、その先は? 自身を見た後に、敵を見た。あまりにも強大で強烈な存在だった。勝てないと解った。自分自身をどれだけ弄ろうとも到底至らない。 だが、その先は? ……暗黒の海の中で、高町士郎は多分、世界を見た。 あれは世界だったのだと、士郎は思う。世界ではなかったかもしれないが、あるいはその全てに繋がる何かだということは確信できた。 勿論、彼は知らない。 あれが〝根源〟とも言われる全てが生まれ出て、還り往く場所なのだと。 あそこに生きながら至ることをこそ、世の求道者たちは望んでいるのだと。 そこに至った時、高町士郎は知った。 己とは世界の一部であり。 世界とは己の一部なのだ。 個は全、全は個――言葉にすればありきたりのものでしかなかったが、真実とはそのようなものだった。 それを知識としてではなく、感覚として認知したこの瞬間に、高町士郎はこの境地にいた。 過去の剣聖と呼ばれた者たちをして、ようやく至れた場所に、高町士郎はいた。 今の高町士郎は世界の一部であった。 大地をどれほどに穿とうとも地球を割ることなどできはしない。 海の水をどれほどに汲み上げようとも大海が尽きることなどありえない。 どれほどの戦士だろうとも、あるいは覇者であろうとも、世界という単位の前にしては小さな個でしかなかった。 それはギルガメッシュだろうと同じだ。 今の士郎の目から見たら、確かに美由希や恭也に比してその圧倒的な存在感は強大ではあるが、それだけだった。 生も死も超克した、世界そのものと一つになった今の高町士郎にしてみれば、何を恐れることがあろうか。 今の彼には、どうすればギルガメッシュを殺せるのかが解る。 いや、より正しくには彼がギルガメッシュを殺そうとした意志が、その世界の法則となって結果を導くのだ。 押し寄せる魔弾などどれほどのこともない。 現に最初に弾き飛ばしたそれ以外は、彼のいた位置を通り過ぎて虚空の果てへと消え去っていた。 回避するだけでは英雄王へと近づくことすらできないが、それはまだその時ではないというだけのこと。 その時がくれば―― 突然、士郎の背後で黒い魔物が現れた。 「――――!?」 「――――!?」 美由希と恭也は声もなくそれを見た。 魔物と見えたのは、波濤だ。 それはまるで暗黒の怪物が立ち上がったかのようであった。 突如として生じたそれが、最初の魔剣が海に落ちた時の衝撃によるものであるということに、遂に二人は気づかなかった。 いや、二人だけでなくギルガメッシュですらもそのタイミングで波が現れるなどということは察知しえなかったのである。 「―――――!」 万分の一、億分の一あるか否かの、集中力の途切れというにはあまりにも儚い微かな刹那の刻。 本来、虚を突かれるなどということのない僅かな瞬間。 奇跡の如き――いや、それこそがまさに奇跡なのだろう。 高町士郎は波に押されるようにして――跳んだ。 ギルガメッシュの射撃も、それを弾き飛ばす拍子も、落ちた魔弾によって生じる波濤も。 それが、このタイミングで起きることも。 全てが士郎の認知の範囲内での、今の目的を果たすために起きるべくして起きたことだった。 世界の一部である士郎にとって、相手を殺すということは容易いことだ。 あるべき時に動き、あるべき場所に刃を打ち込めばいいだけのことだ。 全ての存在は、生まれた時より滅ぶことが宿命づけられている。 〝根源〟に直結した彼が望めば、全ての存在が滅ぶべき時間、死すべき急所を把握することができるのだ。 機会を計って相手の隙を突く、急所を突く、――言葉にすればそれだけのことであり、その究極ともいうべき技。 歴代の御神の剣士がかつて望み、微かにその糸口に辿り着くことしかできなかった領域。 斬、貫、徹、の先にある、ただ倒す相手を見定め、その刃を疾らせるだけで必ず命を奪う境地。 ―――閃――― 暗黒の波濤の後押しを得ての夜空への跳躍のさなか、士郎は確かに英雄王の体に走る死の線ともいうべきモノを観た。 そこをなぞれば、ギルガメッシュは死ぬ。そして、それは今や避けえぬ運命となった! 振り下ろされる八景の軌跡を阻むものなど最早ありえず、あらかじめそこに刃が入り込むのが決まっていたかのように、吸い込まれるかのように刃は閃く。 それが、森羅万象を貫く大原理であるかの如く――! だが、知るがいい、剣の聖者よ。 道理(ルール)は無理に蹴っ飛ばされる。 この世にはかつて、世界に挑み無理を押し通そうとした者たちがいたことを。 宿命に抗い、己を貫こうとした者たちがいたことを。 世界に対して我が侭を貫いた者たちがいたことを。 彼らこそ英雄(ヒーロー)。 ただ一つの個にして、巨大なる世界に対峙する魂の持ち主たち。 その頂点たる英雄王が、やわか世界の端末如きに、容易く遅れをとることなどありえないのだと――。 「――――――!?」 刃が届くまであと二メートルという場所で、士郎はありえざることに空中に固定された。 いつの間にか全身を縛り付けている――それは、鎖だ。 何処からか伸びて、絡み付いていた。 ――天の鎖(エルキドゥ)―― 彼はそれの名前を知らなかった。 かつて世界より生み出された抑止の使者にして、英雄王のただ一人の朋友。 定められた宿命に抗い、己の望みのままにギルガメッシュを助け、共に戦った――紛れもない英雄の名を。 その名を冠せられた宝具の銘を。 仮に道具であれど、エルキドゥの名を与えられたそれが、例え世界そのものが相手だろうと朋友の敵を見逃そうはずがない。 やがて。 ギルガメッシュは顔を上げた。 夜の中でなお鮮やかなその真紅の目は、黄昏よりも昏く、血の流れよりも赤い――。 口元は邪悪にも見える歪み――笑みが浮かんでいた。 そして。 その手にあるのは。 いつの間にかいつものライダースーツではなく、下半身を黄金の戦装束に、上半身を裸となっていた英雄王のその手にあるものは。 (――――――!?) 今の高町士郎は世界の一部だ。生も死も超克した存在のはずだ。 それなのに、その背筋が震えた。 あるはずのない戦慄が駆け抜けた。 大地をどれほどに穿とうとも地球を割ることなどできはしない。 海の水をどれほどに汲み上げようとも大海が尽きることなどありえない。 だが。 その手にあって、赤黒く捩れた剣のようなソレは―― それこそは、始まりにあって終末を作り出せしモノ。 天も次元も突破する、世界を切り裂く螺旋の力―― ――乖離剣エア 英雄王はそれを脇構えにも似た態勢から。 本来ありうるべくことではない、ただ一人の人間に向けて。 振りぬいた。 ◆ ◆ ◆ 散り散りになった鎖が、雨のように砂浜に散らばった。 ◆ ◆ ◆ ざくり、という足音が耳に届き、士郎の意識が戻った。 (……どうなった?) 背中に感じる乾いた砂の感触。赤い何かが視界に生じたかと思った瞬間に、全身を襲う衝撃を感じたのを覚えている。足は、動かない。両手にあるのは、それでも離さなかった愛刀・八景。 ざくり、という足音が近づいてくる。士郎は顔を上げようとしたが、それもできなかった。全身の筋肉がズタズタになっているような気がした。内部に意識を集中しようとしても、それすらできない。 ざくり、という足音が止まった。視界の昏さがやや濃くなった。自分を前にして立ち止まった英雄王がいるのだと理解できている。手にあるのは、多分、あの剣のようなナニカだ。 (結局、あの一撃で全てが終わったのか) 赤黒く捻れたそれが、果たして剣と呼ぶべきものであったのか、士郎にも解らない。 ただ、その真価は発揮されずして彼如きを相手にするには充分に過ぎたのは確かだ。 そう。 士郎には解っていた。 あの時の、あの、自分に向けられた魔風の衝撃などは、本来のアレの全力の威力からはほど遠いということを。 たかだか二メートルの距離を置いて固定されている相手へ本来のアレを向けたのならば、こんな程度のダメージではすまなかったはずだ。 こんな程度――恐らく筋肉のほとんどが傷み、骨という骨に亀裂が入っているが。 恐らくは本当のアレの全力であったのならば、自分などは塵芥と化して原型など留めず消滅していたに違いない。 手加減、というよりも。 ただ軽く撫でたというのが正解だろう。 あれは自分などのようなただの人間に向けて使うものではない。 ただ、世界の一部となった自分に対して使うのはアレしかなかった――のだろう。そう思う。 アレは世界を壊せるモノなのだ。 少なくともその概念によって、自分を動かしていたあの感覚は打ち崩された。しかし、不本意だったに違いあるまい。かの英雄王の矜持からしてみれば、人間如きを相手に対してのあれは、牛刀で鶏首を刎ねるよりもなお過剰な行為であったろう。 しかし。 あえてそれを行ったということは。 ただ粉砕するだけならば他の手段もあったろうに、こうして原型を留めたように打ち倒したのはどうしてか。 「……我を殺すと言ったな」 「はい」 かろうじて、声が出せた。全身は動かせず、くびから上だけはなんとか動く。これが意図した結果だとすれば絶妙の力加減だと思った。 「即答を許す。――いかなる理由を以って我に挑んだ?」 そう。 今のギルガメッシュは、それを聞くためだけに高町士郎を生かしていたのだった。 ただの愚昧ならば捨て置いただろう。 ただの戦士ならば、やはり殺しただろう。 生かそうと決めたのは、士郎が直結したからだ。 ――直結、とギルガメッシュは呼んでいたが、つまりは世界との強固な接続によって世界の一部と化したことをさしている。 世界の一部であるということは、世界の全てを生み出している〝 〟にも繋がるということである。 ただの数秒、数分の間だけそこに至るということは実は人類の歴史からすればそう珍しいことではない。 名人とも達人とも言われている者たちならば、日常的にそこに至れることも可能だ。 ただ、その感覚をあそこまで強烈に持ち、保持し続けることは聖人や仙人などのそれこそ選ばれた器を用意して生まれた者たちのみに可能なことなのである。 高町士郎は達人の領域にあれど、それほどの戦士とか人間とかを遥かに超越したところにまで至るような器ではない。 だが、常に例外がある。 時にあるのだ。 平凡な少女が大国の軍勢を打ち破る将となるような。 足手まといでしかなかった小物が戦場で鬼神の如き働きを見せるかのような。 歴史――世界そのものが、何かの意志を以っているかのように無名の人物を突き動かすのである。 先ほどまでの士郎がそうであったのは、まず間違いない。 ならば理由はあるはずだ。 世界が後押しして、この英雄王に立ち向かわせるほどの「理由」が――。 士郎はしばし逡巡したが、気力体力ともに尽きかけたこの状態でギルガメッシュの問いに抗えるはずもない。 一言。 「なのはの、ために」 と言った。
https://w.atwiki.jp/tanaka_mohs/pages/27.html
無名騎士藩国のGENZさんが作成したパイロット(共有版)を流用しています。 フィールド・エレメンツ・グローリーの久珂あゆみさんが作成した散歩好きを流用しています。 宰相府藩国のはるさんが作成した急げ馬よを流用しています。 フィールド・エレメンツ・グローリーのイクトさんが作成した複合双眼鏡を流用しています。 生産ルール対応での修正にともない、生徒会役員の部品「生徒会ソード」を修正。 生徒会役員の大部品構成変更に伴い、再修正・大部品追加。 インポート用定義データ 部品構造 大部品 田中申 RD 218 評価値 13部品 来歴 部品 性格 部品 見た目 大部品 南国人 RD 8 評価値 5大部品 南国人の身体的特徴 RD 3 評価値 2部品 金色の髪 部品 小麦色の肌 部品 健康的な肉体 部品 布地の少ない服装 部品 基本の職業適正 部品 封魔の民 部品 南国の狩猟採集生活 部品 南国人の習慣 大部品 生徒会役員 RD 26 評価値 8大部品 学生 RD 8 評価値 5部品 学生の概要 部品 初等教育過程の修了 部品 中等教育過程の受講 部品 指定学生服 部品 教科書 部品 通学カバン 部品 学生証 部品 学びの姿勢 大部品 生徒会役員の固有能力 RD 18 評価値 7大部品 生徒会役員の概要 RD 5 評価値 3部品 生徒会役員とはなにか 部品 生徒会腕章 部品 校内における人気 部品 学校全体を思う心 部品 生徒動員 大部品 生徒会役員の運動能力 RD 2 評価値 1部品 スポーツでの実績 部品 生徒会格闘術 大部品 生徒会の剣術能力 RD 2 評価値 1部品 生徒会ソード 部品 生徒会剣術 大部品 生徒会役員の統括能力 RD 4 評価値 3部品 校内委員会の統括 部品 校内イベントの企画・実行 部品 生徒からの要望対処 部品 生徒会のスケジュール管理能力 大部品 生徒会役員の知力 RD 2 評価値 1部品 優れた学力 部品 生徒会の判断 大部品 生徒会役員の社会的能力 RD 3 評価値 2部品 生徒会ディベート術 部品 生徒会OB人脈 部品 大人たちからの評価 大部品 医者(akiharu国版) RD 32 評価値 8大部品 医師(現代版)(職業) RD 16 評価値 6大部品 現代医の能力と技能 RD 10 評価値 5部品 人体への理解 部品 基礎医学の心得 部品 地域医療の実地実習経験 部品 清潔操作と基本的医療手技修得 部品 一次救命処置能力 部品 患者とのコミュニケーション能力 部品 臨床実習で得た臨床医としての能力 部品 共通試験・国家試験を合格する能力 部品 臨床研修で得た経験 部品 6年間の医学生生活 大部品 医師の心得 RD 6 評価値 4部品 医療関連ルールを遵守する 部品 生涯を人道に捧げる誓い 部品 患者へ尽力する誓い 部品 公平で公正な治療行う誓い 部品 人命尊重の誓い 部品 医師という職業への誓い 大部品 akiharu国の医師の特徴 RD 7 評価値 4部品 密林の豊富な生物資源の活用 部品 民間治療薬の備蓄と使用 部品 医師の薬学教育 部品 学校要塞における最新医療情報の共有 部品 医療の実践 部品 様々な種族の治療に対応した知識 部品 医師の制服 大部品 緊急医療用バッグ RD 9 評価値 5部品 緊急医療用バッグの概要 部品 携帯型感染症検査キット 部品 抗生物質 部品 経口補水液 部品 栄養剤 部品 創傷包帯資材 部品 縫合キット 部品 携帯無線機 部品 ガスマスク 大部品 変身ヒーロー(akiharu国版) RD 58 評価値 10大部品 変身ヒーロー(akiharu国版)の概要 RD 3 評価値 2部品 概要:akiharu国の変身ヒーローとは 部品 着用制限 部品 多種族で競い高められた能力 大部品 変身ヒーローの能力 RD 9 評価値 5部品 概要 大部品 ヒーロー変身! RD 3 評価値 2部品 変身能力 部品 変身による強化 部品 幸運の女神の微笑み 部品 みんなの応援 部品 経験蓄積による判断 部品 優れた直感 部品 窮地における集中力 部品 鍛えられた身体 大部品 変身ヒーローの治安維持 RD 3 評価値 2部品 不殺の拳 部品 治安維持行為 部品 平和の象徴 大部品 変身ヒーロー(akiharu国版)の歩兵戦闘行為 RD 3 評価値 2部品 白兵戦闘行為 部品 敵が多くとも負けず 部品 ヒーロー・アクション 大部品 変身ヒーロー(akiharu国版)の操縦行為 RD 3 評価値 2部品 I=Dのパイロット・コパイロット行為 部品 バイク操縦行為 部品 ヒーロー・マニューバ 大部品 ヒーロー・コンビネーション RD 7 評価値 4部品 ひとりなんかじゃない 部品 ヒーローは助け合い 部品 仲間の定義とは 部品 連携に言葉は無用 部品 放たれる合体技 部品 後方支援を受けて 部品 国是「みんななかよく」 大部品 ヒーローの社会的影響 RD 5 評価値 3部品 ヒーローは格好いい! 部品 むやみに暴力を振るわない 部品 強くあれ 部品 誰かの為に 部品 あの格好いいメカ超クール! 大部品 職業としての変身ヒーローの義務 RD 2 評価値 1部品 公的組織への所属 部品 私刑の禁止 大部品 ヒーローの心 RD 5 評価値 3大部品 ヒーローの正義心 RD 2 評価値 1部品 正義とは何かを考え続ける心 部品 力を振るうことの責任と悪について 部品 無謀ではない勇気 部品 諦めない心 部品 誰かのために伸ばす手 大部品 ヒーロー協会による訓練 RD 8 評価値 5部品 訓練の意味 部品 運動訓練 部品 I=D操縦訓練 部品 知恵の授業 部品 正義の授業 部品 バイク訓練 部品 合体技訓練 部品 卒業試験 大部品 マテリアライズ・スフィア RD 6 評価値 4部品 ヒーローの証 部品 個別認証 部品 開発秘話 部品 強化スーツ 部品 カスタマイズ機能 部品 コンパクト設計 大部品 ヒーローブレス RD 4 評価値 3部品 標準的な機能 部品 ヒーロー協会からの出動要請 部品 救援信号 部品 頑丈設計 大部品 勇敢なパイロット(阪製作版) RD 19 評価値 7部品 T17を生き抜いた証(着用制限) 大部品 I=D等操縦技術 RD 2 評価値 1部品 搭乗可能機体(I=D、RB、航空機) 部品 得意分野 大部品 宇宙艦船操舵技術 RD 1 評価値 0部品 搭乗可能機体(宇宙艦船) 大部品 勇敢に戦いぬいた過去 RD 3 評価値 2部品 強大な敵に立ち向かった者 部品 連戦にもめげない心 部品 死地から帰還した自信 大部品 パイロット(共有版) RD 12 評価値 6大部品 パイロット訓練による能力涵養 RD 6 評価値 4部品 戦闘訓練 部品 ブリーフィング 部品 パイロット準備過程の修了 部品 操縦経験 部品 能力の適正検査 部品 マニュアル把握 大部品 パイロットにおける一般任務 RD 6 評価値 4部品 編隊行動 部品 自機管理 部品 状況判断 部品 待機任務 部品 健康管理 部品 部隊行動基準 大部品 思考ルーチン RD 5 評価値 3部品 概要 部品 See-Think-Wonder 部品 前の考え・今の考え 部品 どうしてそう言えるの? 部品 信号色のマーカー 大部品 システム論的家族療法 RD 5 評価値 3部品 概要 部品 三種の神器 部品 円環的質問法 部品 肯定的意味づけ 部品 対抗逆説法 大部品 積極的傾聴 RD 2 評価値 1部品 積極的傾聴の概要 部品 トーキング・スティック 大部品 ナラティブ・セラピー RD 3 評価値 2部品 概要 部品 二重傾聴 部品 外在化 大部品 心理劇 RD 11 評価値 5部品 概要 部品 ストレート・ロール・プレイング 部品 ロール・リバーサル 部品 二重自我法 部品 補助いす法 部品 魔法のお店法 部品 再演 部品 未来投影法 部品 即時療法 部品 ビハインド・ザ・バック法 部品 消灯法 大部品 オープン・ダイアローグ RD 9 評価値 5部品 概要 部品 特徴 部品 対象 部品 リフレクティング・プロセス 部品 オートポイエーシス理論 大部品 詩学 RD 4 評価値 3部品 概要 部品 不確実性への耐性 部品 対話主義 部品 社会ネットワークのポリフォニー 大部品 当事者研究 RD 3 評価値 2部品 概要 部品 スタイル 部品 幻覚妄想大会 大部品 散歩好き RD 12 評価値 6部品 散歩とは 部品 散歩好きと呼ばれるまで 大部品 散歩の楽しみ方 RD 5 評価値 3部品 風景を眺める 部品 季節を感じる 部品 人とのふれあい 部品 抜け道探し 部品 日常の変化に気付く 大部品 散歩に適した服装 RD 3 評価値 2部品 歩きやすい靴 部品 帽子 部品 汗をかいてもいい服 大部品 散歩に持っていく推奨アイテム RD 1 評価値 0部品 散歩に何をもっていけばいい? 大部品 散歩中の挨拶(技術) RD 1 評価値 0部品 散歩中の挨拶の効果 大部品 急げ馬よ RD 16 評価値 6大部品 要点 RD 2 評価値 1部品 急げ馬よのあらまし 部品 急げ馬よの取得条件 大部品 馬術 RD 8 評価値 5部品 馬と心を通わせる 部品 乗り降り練習 部品 騎乗姿勢 部品 歩法の習得 部品 常歩 部品 速歩 部品 駈歩 部品 襲歩 大部品 長距離移動訓練 RD 5 評価値 3部品 長距離移動計画 部品 地図を読む 部品 越境の準備 部品 休憩・補給 部品 馬と野営 大部品 陸路移動 RD 1 評価値 0部品 急げ馬よの陸路移動効果 大部品 複合双眼鏡 RD 6 評価値 4部品 概要 部品 所持制限 部品 偵察 部品 FO(Forward Observer) 部品 暗視 部品 熱源探知 部品定義 部品 来歴 国民の少ないほうが活躍の機会が多いだろうと思い、同じ職業を重ねているアルトピャーノかグローリーオブマージャンで迷った結果、akiharu国(A)に入国。 ターキッシュバンシリーズの開発にたずさわり、学校要塞では工学部の特別講師を勤めた。 部品 性格 昔はコミュニケーション能力に問題があったが、スーパーオペレーターを勤め、B世界で食料の配布した際、会話術を学んだことで改善された。 もともと薬嫌いだったが、シンデレラをしたとき、毒殺されそうになったことでさらに薬が嫌いになった。 ただし、薬を処方する医師や薬を服用する患者は嫌いではない。 最近はなるべく投薬を用いない精神科や心理カウンセラーの技術に興味を持っている。 部品 見た目 見た目が小さくかわいいため、幼い女の子と誤解されることが多い成人男子。 笑いをとるため、自ら女装をすることもあるが、化粧はしない。 化粧も薬に含むと認識している様子。 部品 金色の髪 南国人の髪は金色をしていて、さんさんと降り注ぐ日光を浴びて美しく輝く。 髪型にこれといった傾向はなく、皆思い思いのヘアスタイルをしている。 部品 小麦色の肌 降り注ぐ陽光で焼けたのか、南国人の肌は健康的な小麦色をしている。 これは布地の少ない服を好むせいもあるだろう。 部品 健康的な肉体 陽気な風土で育まれたためか、 南国人は他国よりも健康的な肉体をしていることが多い。 豊かな自然環境の中、元気いっぱいに暮らしている。 部品 布地の少ない服装 南国人は布地の少ない服装を好む。 他国人からすると目のやり場に困るという意見もあるが、暑いのだから仕方がない。 また、密林で動きやすい服装という一面もある。 部品 基本の職業適正 南国人は科学技術に強く、 そのためパイロットを目指すもの、 学生として知識を学ぶもの、医師をめざすもの、 あるいは薬品にとらわれてドラッガーになるものが多く、 また健康的な肉体を活かして歩兵になるものもいた。 部品 封魔の民 南国人は封印の民、あるいは封魔の民と自称し、古代遺跡のある土地に住んで封印が解けるのを防いでいる。 南国が密林なのも、魔を封じるための樹が生い茂っているからである。 南国人は先天的に魔法遺伝子が欠損しており、これによって変異を防いでいた。 部品 南国の狩猟採集生活 南国人はその豊かな動植物相から食料を得る技術に長けている。 生物資源を使って仕掛けを作り、野生動物を捕らえたりするのだ。 南国人には食べることで浄化し、その存在を受け継ぐという信仰が根付いていることが多い。 部品 南国人の習慣 南国人は森国人同様に自然の中に住み、親近感を持っている事が多い。 また、河などの水場が近い地域に住むため、その家は洪水対策されている。 部品 学生の概要 教育施設に在籍し、学問を学ぶもの。ニューワールドにおいては初等教育過程を修了し、中等教育過程にあるものを主に指し、戦闘に出向くのはその中でも後期中等教育過程を受けているものである。 部品 初等教育過程の修了 初等教育、即ち現実世界における小学校を卒業したことを示す。人知類は修了までに6年を要し、その他の知類は種族ごとの特性に従ってカリキュラムが組まれる。 部品 中等教育過程の受講 現実世界における中学校・高等学校で教育を受けていることを示す。それぞれのカリキュラムは人知類基準で3年を要す。学生のニューワールドでの戦闘参加は前期中等教育過程(中学校)修了を条件とする。 部品 指定学生服 学生が纏う服。学ラン、ブレザー、セーラー服など多種多彩で、在籍する学校によってそのデザインは異なる。学生のフォーマルウェアとしても扱われる。 部品 教科書 学校教育で使用される教科書各種。その教科・学年によって内容は異なる。各藩国の政府機関、あるいは各学校で内容の精査を受けた上で採用されている。 部品 通学カバン 教科書や筆記用具、お弁当などを詰めて学生が通学時に使うカバン。各学校の校則によって、指定デザインであったり、市販のカバンだったりと千差万別である。 部品 学生証 学生がその学校の生徒であることを示す身分証。学生割引・優待を行っている施設でサービスを受けるには、学生証の提示が必要となる。 部品 学びの姿勢 学生は未だ発展途上の存在であるが、成長途中であるがゆえに物事を吸収しやすい。あらゆる状況から学ぶ姿勢をもつことで、様々な事態に対応できるようになるだろう。 部品 生徒会役員とはなにか 生徒会役員とは、学校自治を司る生徒会を運営する学生のことである。生徒による選挙により選出されるため、優秀な能力・人格を求められた。 部品 生徒会腕章 選挙により選ばれた生徒会役員であることを示す証。その学校の代表者であることを内外に示すものであるため、物理的ではなく、概念的に重い代物。 部品 校内における人気 世間の選挙がそうであるように、生徒会選挙もまた人気投票のようになってしまう面が少なからず存在する。だが、生徒会役員は他の部活動との掛け持ちが事実上不可能であり、人気のみで遂行できる役職でもない。そのため、選ばれるのは必然的に人気と能力を兼ね備えた者たちとなるのだ。 部品 学校全体を思う心 目立った学力・スポーツ実績を挙げたわけでなく、容姿で人気を得たわけでもなく、それでも選挙で選ばれる生徒会役員がいる。これこそが人徳で選ばれた役員であり、理想的存在である。学生である以上、能力は学べばよく、また他の委員会の力を借りることもできる。他の生徒を、学校のことを大事に思える心こそがいちばん大事なのだ。 部品 生徒動員 生徒会役員は、その権限をもって、所属する学校の生徒を配下として動員し、統率することができる。これは生徒からの信任あってこその行為であり、みだりに使うことはできない。 部品 スポーツでの実績 選挙により選ばれる生徒会役員には、スポーツで実績を挙げた校内のスター選手も含まれる。しかし、運動部の活動と生徒会活動はなかなか両立できないため、部活動ではなく、校内スポーツ大会で活躍した生徒が主にこのカテゴリとなる。 部品 生徒会格闘術 校内の生徒自治運営活動を担当するのが生徒会役員であるが、不良生徒への対処や、校内への侵入者対処でやむを得ず武力による実力行使を必要とされる場面が存在する。その際に用いられるのがこの生徒会秘伝の格闘術である。その性質上相手を殺すことなく制圧することが求められ、また非力な役員でも勝利できるよう、相手の力を利用する技が多い。 部品 生徒会ソード 騎士が王から剣を拝領するように、生徒会役員は学校から剣を拝領する。そしてその任を離れる際に学校へと返却する。 学生が使うものであるため、実剣ではなく木剣である。 武器としての性能に見るところはないが、歴代の生徒会役員から受け継いだ重みが確かにそこにはあった。 部品 生徒会剣術 生徒会役員が武力を行使せざるを得ない場面、それも素手では学校を、生徒を守ることが出来ないと判断される場面ではじめて解禁される生徒会秘伝の剣術。普段はただの飾りと周囲に思われている生徒会ソードを抜剣し、これを用いて脅威を断つ。生徒会ソードは誇りの剣。それを戦闘に用いることの重みを忘れてはならない。 部品 校内委員会の統括 生徒会は校内各委員会を統括するものである。予算委員会により策定された校内予算を承認し、校内イベント実行委員会の出した計画が問題なく運営可能か判断し、その他の委員会についても適切に活動しているのか常に目を光らせている。 部品 校内イベントの企画・実行 生徒会は生徒からの要望(潜在的なものも含む)を汲み、校内イベントを企画することがある。イベントの規模によっては生徒会による直接運営ではなく、特別委員会を招集・組織することとなる。 部品 生徒からの要望対処 生徒会は生徒から寄せられた要望を適切に判断し、真摯に対処しなければならない。それが生徒間トラブルであれば各委員会を通して解決に向かい、学校側への陳情であれば粘り強く交渉にあたるのだ。 部品 生徒会のスケジュール管理能力 生徒会役員の仕事は激務だが、当然ながら学生生活と両立できねばならない。生徒会にばかり力を入れて、学業がおろそかになればたちまち役員は信任を失う。このため、生徒会役員には高いスケジュール管理能力が要される。 部品 優れた学力 選挙により選出される生徒会役員は定期テストの成績上位者であることが多く、またその優れた知性を学校自治に活かすことが求められる。 部品 生徒会の判断 生徒会役員には、学生たちの生活で日々移り変わる状況を適切に判断し、それに合わせた行動をするための判断力が求められる。鍛えられた判断力は校外でも通用し、必ずや状況打破の策を思いつくことであろう。 部品 生徒会ディベート術 生徒会役員はディベートに長けたものが多く、この話術は校内の問題対処や、学校側、あるいは他校との交渉に用いられる。学生の身でありながら生徒による自治権を保ち、行使するには、ハードなネゴシエーションができなければならない。 部品 生徒会OB人脈 生徒会OB・OGはその優れた能力から卒業後も活躍していることが多く、生徒会役員は場合によっては彼らの人脈を頼り、助けを求めることもできる。だが、これはあくまでも最後の手段。校外人脈の濫用は学校自治の原則を破ってしまうのだ。 部品 大人たちからの評価 生徒会役員は優秀かつ模範的な学生であるため、教師陣から信頼を得ており、またそれに留まらず校外の大人たちからも一目置かれる存在である。だがその評価に甘んじ、私利私欲を求めることなく、学校全体のために力を振るうことが生徒会役員には求められる。 部品 人体への理解 医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。 部品 基礎医学の心得 人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学を医師は学んでいる。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。 部品 地域医療の実地実習経験 医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。 部品 清潔操作と基本的医療手技修得 医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。 清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。 部品 一次救命処置能力 医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。 この基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。 救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。 C=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。 部品 患者とのコミュニケーション能力 医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。 このため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。 部品 臨床実習で得た臨床医としての能力 医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。 患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。 いわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。 部品 共通試験・国家試験を合格する能力 一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。 これに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。 部品 臨床研修で得た経験 一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。 臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。 部品 6年間の医学生生活 医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。 これは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、 同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。 なお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。 部品 医療関連ルールを遵守する 医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。 部品 生涯を人道に捧げる誓い 医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。 部品 患者へ尽力する誓い 医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。 部品 公平で公正な治療行う誓い 医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである。 部品 人命尊重の誓い 医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。 部品 医師という職業への誓い 医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。 部品 密林の豊富な生物資源の活用 akiharu国の密林に生息する動物や植物は精強で繁殖力の強さで知られている。国内ではその生物資源を活用した民間治療薬(薬草やきのこ等)が広く普及している。 akiharu国の医師はその民間治療薬の薬理活性や作用機序を解明するとともに、より安全で効果のある処方を研究し、広めている。 部品 民間治療薬の備蓄と使用 医薬品が不足した場合のことを鑑みて、民間で使用される薬草やきのこなどの民間治療薬やその処方の情報をまとめたり、備蓄している。軽微な怪我や病気はだいたいこれで治す。 部品 医師の薬学教育 akiharu国では民間治療薬が広く普及した為、この安全性を確保するべく、早急な薬学教育の普及が必要となった。 その為、学校要塞の医学部での薬学科目が充実された。薬学も基礎科目が同じかつ倫理感が必要となるので、医療関係として医師が把握することが望ましいとされたためである。 部品 学校要塞における最新医療情報の共有 学園要塞内の医学部の研究室においては、様々な医療研究が行われている。 akiharu国の医師免許を持つ者ならば、定期的に開催される学術発表会への参加や、大学図書館で論文の閲覧など自由に行え、最新の医療情報を共有できる。 部品 医療の実践 強力な生物が跋扈する密林を擁するakiharu国においては、常に国民の生傷が絶えない。医師たちは医療バッグを持って走り回り、片っ端から治療を行っているのでその現場対応能力は高い。 部品 様々な種族の治療に対応した知識 akiharu国には人間のみならず猫妖精やカマキリなどの種族が存在しており、この国の医師はそれぞれの種族の基本的な治療法を学園要塞で学び、実践によりその知識を深めていく。 部品 医師の制服 南国に置ける湿度と温度は深刻なもので、akiharu国の医師の制服は通気性の良い素材を使用した涼しさ全開のものになっている。 部品 緊急医療用バッグの概要 緊急医療用バッグは、戦場などにおいて緊急で治療行為を行う必要がある場合を鑑みて個人で持ち運べる必要最低限の治療アイテムを詰めたカバンである。 部品 携帯型感染症検査キット 血液検査を行い、感染症かどうかをチェックする簡易的な検査キット。万能ではないので医師の経験則との照らし合わせが必要とされる。 部品 抗生物質 体内に入り込んだ微生物や細菌の繁殖や機能を阻害する物質である。ウィルス感染が確認された患者に投与される。 部品 経口補水液 適切な分量の塩と砂糖が添加された飲料水である。重い脱水症状に陥った患者に使用される。清潔な水が用意できない場合などにも使われる。 部品 栄養剤 食事が十分に摂取できない患者の体力維持のために使用される経口経管栄養補助飲料である。食事が不可能な場合はカテーテルなどを使用して投与される。 部品 創傷包帯資材 小さなハサミと自己粘着性包帯とガーゼ。緊急で一時的に傷を塞ぐために使用される。適切な場所を圧迫するように処置すれば止血にも使える。 部品 縫合キット メス、ピンセット、持針器、縫合針、縫合糸、除菌シートなど基本的な外科治療の器具がセットになったキットである。使用においては感染症に気をつけること。 部品 携帯無線機 緊急時に連絡を受けるための小型の無線機。ソーラー発電充電器とセットでどこでも充電可能。出力は強くないので電波状況の良いところで使用すること。 部品 ガスマスク 周囲にガスやウィルス兵器が使用され、未だその影響が解消されていない状況下で、医師がその治療行為を行う場合に使用される防毒のためのマスク。一般に軍隊で使用されるものと同スペックである。 部品 概要:akiharu国の変身ヒーローとは akiharu国の変身ヒーローとは、akiharu国技術開発部によって開発された「マテリアライズ・スフィア」より発生する強化ヒーロースーツを纏い変身するヒーローたちである。 akiharu国変身ヒーロー協会の厳しい訓練を受け、能力的にも精神的にも成長して、卒業試験を合格できた者のみ、「マテリアライズ・スフィア」が支給され、変身ヒーローとして認められる。 彼らの目指すヒーロー像は一人ひとり異なる為、ヒーロー協会が開発した様々なオプション装備を目的に合わせ自由にカスタマイズしている。 したがって、一人として同じ姿のヒーローはいないが、自由と平和を愛する心はひとつ。彼らは日夜akiharu国を守っているのだ。 部品 着用制限 1.みんなを守る意思 2.平和を愛する心 3.ヒーローの正義心 4.変身できる者 5.ニューワールド全体の道徳観念に沿った善なる者 以上条件を満たした者だけが、変身ヒーローを名乗ることが出来る。 さらに、akiharu国民であること。また、akiharu国変身ヒーロー協会(国営組織)による6年以上のヒーロー訓練を受け、 卒業試験と人格テスト(面談と機械的心理テスト)に合格したもののみ取得できる。 人格テストでは、人を殺すのが正しい、平和だと信じているような危険思想を持つ者やサイコパスを除外する。 また、問題が発見された場合は、即座にマテリアル・スフィアの使用権限がなくなり、変身ヒーロー着用資格が停止される。 また、変身ヒーローは他の職と問題なく併用できる。そのほとんどの行動(上記の取得制限に抵触しない場合のみ)において力を発揮することができる。 これは、変身ヒーローの力が、変身による着用者自身の全般的基礎能力向上によるものである為である。 部品 多種族で競い高められた能力 人・猫・カマキリ、それぞれみんな違ってみんな良いだが、能力の差というものはある。 力強いカマキリに張り合って力で活躍するには相当な努力がいるだろう。 助ける相手より強くなりたい、そんな気持ちがヒーローたちの日々の訓練へ向ける情熱を高めている。 部品 概要 変身ヒーローが扱える一般的な行為や能力。 訓練やその精神性が生み出したもの。 もちろん、変身ヒーロー以外が使うことはできない。 部品 変身能力 変身するからこそ変身ヒーローである。 種族特性などの先天的理由、またはアイテムなどによる後天的理由で変身する者が変身ヒーローを名乗れる。 全身タイツに着替えるのも、立派な変身という扱いである。 ここでの変身にはドラッグ等による一時的肉体強化を含まない。 部品 変身による強化 変身ヒーローは変身することで、能力が全般的にアップする。体力、筋力はもちろん、感覚や器用さ、頭の回転まで速くなる。 これは日々の鍛錬の成果が、変身することで無意識に制限していた部分を超えて発揮される為である。 要するに火事場の馬鹿力を、変身をスイッチに意識的に引き出すことで、能力を向上しているのだ。 先天的変身の場合はこの論に必ずしも当てはまるわけではないが、少なからずこのような側面を持つだろう。 部品 幸運の女神の微笑み ヒーローには銃弾が当たらない…そんな場面を見たことがないだろうか。 変身したヒーローは統計学的に明らかに運がよくなることが多い。正義の行いによって幸運の女神が微笑むのか、身体能力向上の結果なのかは判明していない。 部品 みんなの応援 助けた子供がありがとうと言ってくれる。 周りの皆が頑張れと言ってくれる。それだけで体の底から力が湧き出して強くなる。なった気がするのだ。 部品 経験蓄積による判断 悪がどんなにはびころうと、 どんなに攻めてこようと、ヒーローも日々成長している。 以前戦った経験から敵の動きを推測し、的確に戦うのだ。 ヒーローに二度同じ戦法は通用しない。 部品 優れた直感 変身ヒーローは直感に優れる。 それは今までの訓練や経験が生み出す無意識の判断なのかもしれない。 ともあれ、思考より先に体が動き、それで危機を脱するということがヒーローには多い。 部品 窮地における集中力 窮地に陥ってからがヒーローは強い。 驚異的な集中力で、周囲の時間が鈍化しているようにも思える、と証言する。 これは不思議な技術を使っているわけではなく、火事場の馬鹿力や、 アスリートの「ゾーン」と呼ばれる現象が起きていると思われる。 部品 鍛えられた身体 変身ヒーローは厳しい訓練で身体能力が鍛えられている。 採石場で転がってくる大岩を避け続けたのかもしれないし、 教官にジープで追い回されたのかもしれない。 部品 不殺の拳 変身ヒーローは敵を不殺のまま捕縛し、とらえることができる。 日夜国の治安を守る変身ヒーローたちは、自分たちが捕まえた犯人が法の裁きを受け、更生することを願っている。 部品 治安維持行為 変身ヒーローは治安維持行為が可能である。ヒーローたちは一般人の目線から、日々国の治安を陰から守っているのだ。 部品 平和の象徴 変身ヒーローは平和の守り手、象徴である。 そのため、ヒーローが登場しただけで悪人は動揺したり、 あるいは優先攻撃対象をヒーローに切り替えたりする。 このことにより、その場の治安効果は上昇する。 部品 白兵戦闘行為 変身ヒーローは白兵戦闘行為が可能である。正々堂々姿を現して戦う、というヒーローの戦闘スタイルを貫く者は多い。 部品 敵が多くとも負けず 悪がどんなにはびころうと、ヒーローが怯むことはない。 敵がどんなに多くとも、一人相手に一度に攻めかかれる数は限定される。 それを利用し、ヒーローは白兵戦で着実に敵の群れを削り取っていくのだ。 部品 ヒーロー・アクション どんなヒーローも、固有のアクションパターンを持つ。 修行と訓練の果てに生み出されたこの連続技を、 総じてヒーロー・アクションと呼ぶ。 部品 I=Dのパイロット・コパイロット行為 akiharu国の変身ヒーローはI=Dのパイロット、コパイロット行為ができる。 変身ヒーローの資格を取得する際のヒーロー協会の訓練においてI=D操縦技術は修得が必須である。 部品 バイク操縦行為 akiharu国の変身ヒーローはバイクの操縦行為が可能。 変身ヒーローの資格を取得する際のヒーロー協会の訓練においてバイク操縦技術は修得が必須である。 つまるところ、akiharu国産バイク、バトルマンティスに搭乗できる能力である。 部品 ヒーロー・マニューバ 変身ヒーローは平和を守るための覚悟が決まっており、 そのためなら怖気づくことはない。 タイミングの難しいアクロバット操縦も、動揺することなくこなしてみせるのだ。 部品 ひとりなんかじゃない akiharu国の変身ヒーローの基準は厳しい。国民10万人に1人しか発生しないとも言われる。 だがそれでも、ひとりなんかじゃないのだ。 どんなときだって、仲間がそこにいるはずなのだ。 部品 ヒーローは助け合い ヒーローは単独でも強い。 だが仲間と連携したときの力は単純に人数倍したものよりも飛躍的に向上する。 これは信頼の生み出す力なのだ。 部品 仲間の定義とは ヒーローにとっての仲間とは、同じ変身ヒーローとは限らない。 それは学園都市で戦う番長かもしれないし、他国で銃を取った歩兵、 あるいはたまたま同じ機体に乗り合わせたパイロットかもしれない。 だが、職業や資格が仲間を定義するわけではない。 同じ目的、方向を向いて信頼できるかが重要なのだ。 部品 連携に言葉は無用 仲間と連携する際のヒーローに、長々と作戦を語る必要はない。 信頼できる仲間の動きを想定し、言葉なしに即興のコンビネーションを編み出すのだ。 部品 放たれる合体技 合体技。それは信頼できる仲間との連携攻撃である。 それは複数の攻撃の合成によるものかもしれないし、 コックピット内で操縦タイミングを完全一致させることで 生まれるアクロバットマニューバかもしれない。 ともあれ、1+1が2で終わらないことを彼らは実証することであろう。 部品 後方支援を受けて ヒーローの仲間は前線でともに戦うものだけではない。 装備を整備してくれるもの、怪我を治療してくれるもの、出撃準備を整えてくれるもの。 そういった仲間の思いを背負い、ヒーローは戦っているのだ。 部品 国是「みんななかよく」 akiharu国の国是である「みんななかよく」。akiharu国のヒーローの考え方の基本の一つである。 種族がばらばらであっても国は一つである。国は違っても共和国は一つである。そして帝国ともなかよくやっていきたい。 そんな風に分け隔てなく、助けの手を伸ばせる心。 そして、悪人だって捕まって法の裁きを受け、罪を償って更生すればなかよくできるかもしれない。 そう考えることができること。 部品 ヒーローは格好いい! 何と言っても、ヒーローは格好いい。 どんな強敵にも立ち向かい、試練に耐え、強敵に立ち向かう。 架空の物ですら子供たちに影響を与えるものだが、それが現実に存在すると成ればその影響は計り知れない。 部品 むやみに暴力を振るわない ヒーローは暴力を振るうから、社会に悪影響を与えるという者もいる。 だが、それは間違いではないにせよ、偏った見方である。 ヒーローは、自衛はするにせよ、自分の為だけには拳を振るわない。 先生やお母さんに怒られてむっとしようが、誰かに悪口を言われようが。 それを見れば、どんな子供だって、力はむやみに振るう物ではない事に気付くはずだ。 部品 強くあれ 当然だがヒーローは強い。強いから、他の者を護ることができる。 それを見た子供たちは、自分たちも強くなろうと努力することだろう。 部品 誰かの為に ヒーローは、何時も誰かのために何かをしている。 それこそが、ヒーローの格好良さの原点である。 だからこそ、ヒーローに憧れた子供たちもまた、誰かのために何かをするだろう。 部品 あの格好いいメカ超クール! ヒーローには格好いいガジェットがつきものである。 勿論、それを振るいたいという子供も居るだろうが、それがあったらいいな、作ってみたいなと思う子供だって居る。 ヒーローに憧れる子供は、何時しか技術者や科学者の卵になるかもしれないのだ。 部品 公的組織への所属 職業として変身ヒーロー保持者は各国の公的機関(政庁・警察・ヒーロー協会等)に届け出をして活動許可と所属の許可を得なければならない。 その際には身元調査の同意書及び住所・経歴などを書いた書類の提出が義務づけられている。 PCの場合は所属国の政府機関に認知されている扱いになる。 義務以上に、公的組織所属のメリットとして、情報の共有・警察組織や他のヒーローとの連携がしやすくなることがあげられる。 部品 私刑の禁止 私刑とは、法と刑罰権に基づくことなく、個人または集団により執行される私的な制裁、リンチのこと。 誰であっても、法律の定める手続きによらなければ、その生命もしくは自由を奪われ、または他の刑罰を科せられない。 変身ヒーローであるないにかかわらず私刑は禁止されている。 部品 正義とは何かを考え続ける心 ヒーローとは、何かのために誰かが犠牲になることを悲しいと感じ、それを防げないかと常に考え続ける存在。 助けを呼ぶ者の声を聞き逃さず、手を伸ばせる者。良心を大切にし、それが広まっていくことを是とする者。 各々が胸の内にある正義を大切にし、時には他人の正義に触れて、自分の正義を見つめなおすことが出来る者。 それが真のヒーローである。 部品 力を振るうことの責任と悪について ヒーローが力を振るうとき、そこに失われるものがあることを忘れてはならない。 この世界では数多く悲劇が起こり、その加害者にも大なり小なり納得できる理由が存在する。 なぜ悪なのか、悪だから倒さなければいけないのか。ヒーローはそれを考え、理解したうえで戦わないといけない。 でないと悪が救われない。悪は粉砕するものじゃなくて、救うものだ。 部品 無謀ではない勇気 強大な敵でも、逃げず臆せず立ち向かう。そんな勇気を持つ者がヒーローである。 しかし勇気と無謀は別である。一人では敵わない敵に無謀に突っ込むことは勇気ではない。 現代のヒーローには、強大な敵に対して、仲間や警察などと連携をとり対応していくことが求められている。 部品 諦めない心 圧倒的劣勢や一朝一夕に解けない問題でも、挫けず諦めずに挑み続ける心がヒーローには必要だ。 そんなヒーローがみんなの先頭に立つことによって、その背中を見る人々も諦めずにいられるだろう。 部品 誰かのために伸ばす手 ヒーローの手は、誰かを救うための手である。 救いを求める人達に手を伸ばし、 それが困難であろうと諦めることなく伸ばし続ける。 その心がヒーローをヒーローたらしめるのだ。 部品 訓練の意味 目的は「ヒーローになるための訓練」であるが、何事にも通じる基礎能力の向上と、 人格形成を非常に重視した授業内容となっている。 前者は、基礎体力及び判断能力・思考力の強化、仲間との信頼を育み、連携能力を高めるといったものであり、 後者は正義の授業はもちろん、一見関係ないI=D訓練及びバイク訓練においても、 機械や生物を愛する心を育むなどの副目標が掲げられている。 部品 運動訓練 ヒーローには戦うための体力と力が必要である。 ヒーロー協会では最新のトレーニング器具での強化訓練はもちろん、厳しい教官の下、転がる岩から逃げるなどの訓練授業が開催されている。 部品 I=D操縦訓練 巨大ロボを操ることはヒーローにとって必須の技術である。よってヒーロー協会でもI=Dの操縦訓練を行っている。 本職パイロットにも劣らぬ操縦技術を身に着けるだけでなく、ロボを愛する心を育み、他の乗組員と心を一つにするのだ。 部品 知恵の授業 ここでの知恵は、「知識」ではなく、「判断力」と言う意味での知恵である。ヒーローにはその場の機転で対処しなければならない場面が数多くある。 また、悪の口車にのらない、騙されないことも重要な課題である。 教官の言葉「諸君、我々の仕打ちに対して納得行かないことも多々あるだろう。 だがそれが世界の流れというものだ。ただ理不尽に対して暴力で抗うか、それとも別の道を探るか。 その答えが諸君の胸の内に芽生えていることを私は願っている」 部品 正義の授業 正義の心、言わずとしれた、ヒーローに最も大切なものである。 正義の授業では、「これ」と決めた正義ではなく、様々な実例を元に各々の正義を考え話し合う。そしてどうすればよかったのか考える心を身に着けるのだ。 教官の言葉「正義というものは、人それぞれ、星の数ほどある。誰の胸にも、君の胸にも宿っている。 誰かを傷つける悪を倒すことが正義か。大切な人々を守り抜くことが正義か。 力を振るうことには常に責任が伴う。正義とは何か。悪とは何か。常に考えてくれ」 部品 バイク訓練 本来は藩王の趣味で行われていたバイク訓練だが、ヒーロー専用バイク、バトルマンティスの開発によって、正式にカリキュラムに組み込まれた。 バトルマンティスは生きたバイクである。その為、通常のバイク操縦技術の訓練に加え、バトルマンティスと心を通わせる訓練も行われる。 部品 合体技訓練 様々なヒーローが存在するakiharu国、その為、他のヒーローとの連携は必須事項である。 お互いの長所を理解しあい、苦手なことをフォローしあう。そんな訓練の末に生み出されるのが合体技である。 部品 卒業試験 様々な訓練を耐え抜き、ヒーローに必要な心を学んだヒーロー候補生たちは、卒業試験に挑む。 身体能力と知恵、そして正義の心を試される試験に合格することで 一人前のヒーローと認定され、変身アイテムとしてヒーローの証であるマテリアライズ・スフィアを授与されるのだ。 部品 ヒーローの証 akiharu国の変身ヒーローとしての証であるマテリアライズ・スフィア。ヒーロー協会の卒業試験に合格した者のみ授与される。 また、ヒーローが悪事を働くなど、変身ヒーローとしてふさわしくない所業を行った場合、マテリアライズ・スフィアの機能は協会が凍結する。 このとき、マテリアライズ・スフィアは点滅し、そのヒーローがヒーロー権限を凍結されたことを示している。 なお、この変身アイテムは協会の会員証も兼ねており、偽造や複製を防ぐため、様々な技術が使われている。そのため、内部構造についてはブラックボックスとなっている。 部品 個別認証 マテリアライズ・スフィアには個別認証がされており、授与された個人以外では変身が不可能である。 また、他のオプションパーツもマテリアライズ・スフィアと連動して個別認証がされるようになっている。 部品 開発秘話 A世界ターン12末、そしてオフシーズン。変身ヒーローのアイドレスの開発がakiharu国技術部では始まっていた。 ただでさえTLO問題でピリピリしていた情勢下である。絶対にTLOにするわけにはいかない、と皆が頭を悩ませたが、一つだけ光明があった。 「変身」のワードとポーズに対応して強化スーツが全身を覆う、そんなヒーローが大量発生する世界が第6世界群の1つにある。 通称「カーリー・ザ・ライトニング」の世界。この世界で使用された技術を手本として開発は進められた。 そして完成したのが、強化スーツとその発生装置であるマテリアライズ・スフィアである。 部品 強化スーツ マテリアライズ・スフィアに内臓された強化スーツ。「変身」の掛け声やポーズをとることによってマテリアライズ・スフィアから取り出し、身にまとうことが出来る。 着用者の力を増幅するとともに、命を守ることを第一とした設計になっている。 部品 カスタマイズ機能 強化スーツの外見は個人が好きなようにカスタマイズできる。これはヒーローのやる気に直結する重要な機能である。 デザインの一例として、スペースシェリフ系、ライダー系、超人系などがある。またデザインが異なっても能力に優劣はない。 部品 コンパクト設計 変身アイテムは非常に小型であり、別売りのオプションと組み合わせることで、ベルトのバックルや腕時計、携帯電話などに偽装することができる。 むろんワンドやステッキ、コンパクトのような魔法少女系ヒロインのアイテムにすることもできる。 部品 標準的な機能 見た目はただのデジタル腕時計だが、時計機能のほかに地図アプリや通信アプリが入っている。ヒーロー協会や交友がある他のヒーローたちと無線通信が可能。 アプリ等は音声認識対応。また追加アプリをヒーロー協会で購入可能である。 オプションパーツのため、マテリアライズ・スフィアと連携して個人認証がはたらく。 部品 ヒーロー協会からの出動要請 警察の手に負えない事件が発生すると、ヒーロー協会に通報が入り、ヒーローたちに出動要請が入る。 事件の発生場所が伝えられ、すぐに近くのヒーローが駆け付けられるようになっている。 部品 救援信号 単独で事件に遭遇した時、ヒーローブレスのボタンを押すことによって救援信号が発せられる。近くにいるヒーローの元に届いて救援を呼ぶことが出来る。 akiharu国のヒーローは一人でない。仲間と協力することで速やかに事件解決し、被害を最小限にするのだ。 部品 頑丈設計 ヒーローブレスは過酷な戦闘の最中にも壊れないよう頑丈設計を第一に考えられている。また耐水性能が高く、水中でも機能する。 部品 T17を生き抜いた証(着用制限) このアイドレスはT17のリザルトアイドレス「勇敢なパイロット」を所持している者のみ着用できる。 T17で勇敢に戦った者であることの証である。 部品 搭乗可能機体(I=D、RB、航空機) 勇敢なパイロットは、I=D、RB、航空機に搭乗可能である。 システム3までの通常パイロットに比べ、RBにも搭乗可能である。 部品 得意分野 I=D、RB、航空機など、個人のテクニックが反映される機体ではその才能をいかんなく遺憾なく発揮できる。 部品 搭乗可能機体(宇宙艦船) 勇敢なパイロットは、宇宙艦船に搭乗可能である。 なお、宇宙艦船の場合は集団操舵のため個人技術によるアドバンテージはつかない。 部品 強大な敵に立ち向かった者 T17,FVBの宇宙観測センターで観測された「宇宙怪獣」と命名された巨大な敵。 莫大な数と強さを有する宇宙怪獣は三群に分かれてtera方面へ進軍してきた。 一方地上では魔力があふれ出し、大量のなりそこないが発生していた。 そして追い打ちをかけるようにダーク・サマーレルムの軍勢が現れ…。 T17、アイドレスプレイヤーは強大かつ多量の敵に臆することなく戦い抜いたのだ。 部品 連戦にもめげない心 激動のターン17、中でもE173~EV177の3方面作戦は、各軍転戦を重ね、強大な宇宙怪獣に立ち向かった。 また地上でもE176は地上のなりそこないに対応するため、共和国は4グループ、帝国は3グループの敵を掃討することとなったが、 これにダークサマーレルムの敵が出現。連戦を余儀なくされることとなった。 何度でも敵が増援を投入してくる、他の戦地に転戦する、戦場ではよくある光景である。 通常なら心がめげてしまいそうになるが、そんな状況でも希望を忘れず戦い続けた。 部品 死地から帰還した自信 T17の死と隣り合わせの戦場を駆け抜け、生還した事実は、何事にも代えがたい自信をアイドレスプレイヤーに与えるだろう。 部品 戦闘訓練 平時からの仮想敵との戦闘訓練により、想定可能な敵の構成・戦術への対応方法を学習している。 全てを網羅している訳では無いが、体系だてて学ぶことで、その延長として柔軟に対応することを目指す。 部品 ブリーフィング 作戦行動前に隊全体で行われる綿密な打ち合わせ。 戦況の確認であったり、作戦行動に求められる目標であったり内容は多岐にわたるが、 パイロットにとっては、全体の中で自分のすべきことを把握する重要な情報交換の場となる。 部品 パイロット準備過程の修了 パイロットとはエリートであり、訓練課程により、工学、航法、通信、法規など各種の知識を身に付け 戦場での活動はそれらに裏付けられていることが求められる。 また、実際の操縦技能は、初歩の操縦を訓練機により習熟した後、実機にて戦闘機動など実践に即した訓練が行われる。 部品 操縦経験 一般的にパイロットの技量とは、機体を操縦した時間に依存する。 特定の機体・機種に関し継続して訓練を行った時間の累積により一人前のパイロットと扱われ 訓練部隊に組み込まれてより5年間、第一線部隊で最低1年間従事することで1人前となる。 部品 能力の適正検査 基本的な作業能力に加え、機体操縦時のマルチタスク能力、会話への適切な対応といった検査に加え パイロット向けの検査、身体測定、血液検査、脳波測定、斜位測定、心電図、深視力、視野、精神内科の問診などが行われる 精神の形質について調査され、残虐性といった社会倫理に欠けると判断されたものは不適格とされる。 前科などの経歴も調査され、問題があるようであれば、これもまた不適格と判断される。 これら個人の資質を内外から徹底的に検査した後に、ベテランパイロットとの面接、実際のフライトでの最終的な適正が問われる。 これらの項目のためパイロット登用試験は狭き門となる。 部品 マニュアル把握 パイロットに多彩なマニュアルは付き物である。 随時更新されるマニュアルを把握し緊急時対応を行える事は パイロットの基本教養であり命を救う綱であるとともに 最大の武器の一つである。 部品 編隊行動 戦闘時に僚機と自機の位置を維持する技術。 集団で行動するための基本スキルであり、練度を見るための目安ともなる。 中距離での戦闘では統制射撃との組み合わせで威力を発揮する。 部品 自機管理 機体の消耗状況の把握に長ける能力。 戦闘中に機体の不調が発生することは即座に死を意味するため 自機の僅かな変調から起こりうる異常を予想する。 部品 状況判断 冷静な状況判断により、局所的な有利不利を察知する能力。 目まぐるしく変化する状況をつぶさに捉え、次の行動を決定するための 観察・整理を行うことで可能な限り自軍に有利な行動を選択する。 部品 待機任務 パイロットの任務の1つ、領空(領土、領宙)侵犯に対してスクランブル発進し、これを迎撃する。 違法に自国へ侵入を試みる軍隊・賊への牽制や哨戒、迎撃へ即時対応するための準備。 一方で、救難を求める対象への対応も含める。 シフト制により24時間対応可能。 部品 健康管理 パイロットは機体の1部品としての側面が強く、健康診断で問題がある場合即座に不適格として後方勤務となる。 そのため、常日頃より自身の健康管理に対する要求ハードルが高く設定される。 部品 部隊行動基準 軍隊の一員として、交戦に関する規律を明文化したもの。国際法規における交戦倫理にあたる条項を参考に 一般市民への攻撃禁止等の基本的な倫理を定めた内容。 敵国へ露見すると手の内を晒すこととなるため、自国の軍隊を管理する省庁と下部組織内においてのみ閲覧可能。 部品 概要 思考ルーチンとは思考をうながすツールのこと。思考を可視化したり、考える文化を作ったりできる。目標達成にふさわしいツールを使うことが大事である。 部品 See-Think-Wonder 画像やものを念入りに観察させるための思考ルーチン。まず解釈せず、見えるものだけを話す。実際に画像やものの中のものを指さすとよい。次に画像やものの中でどんなことが起こっていると思うかたずねる。その解釈をふまえて、画像やものが伝えている問題や概念でなにを疑問に思うかを問う。あいまいさや複雑さを持つ画像に向いている。 部品 前の考え・今の考え 学習の中でどのように考えたかをふり返るための思考ルーチン。新しいことを学んだとき、新しく理解したことや新しく持った意見・信念をあきらかにするため、学習をはじめたときどんな考えを持っていたかを思い出し、考えがどう変わったかを発表する。 部品 どうしてそう言えるの? 考えを掘り下げるための思考ルーチン。発言や主張、意見に対して、その根拠を問うことで、意見の裏でなにを考えていたかを引き出す。常時使うことで、根拠をもとに推論する態度を育てる。 部品 信号色のマーカー おかしいと思ったり疑問を持ったりする場所を気づくためのツール。本当かどうか正確かどうかが気になって「ちょっと待って!」赤信号と思うところに赤線を、「言いたいことはわかるけど……」黄信号と思うところを黄色の線を引く。多くの者が赤信号・黄信号とした範囲を書きとめ、その根拠をたずねる。赤信号・黄信号の確認が終わったら、疑わしいと思った箇所にどんな特徴があるか尋ね、その考えと理由を共有する。 部品 概要 家族をひとつのまとまったシステムとみなし、家族のメンバーの相互作用に重きをおく立場の家族療法。問題を抱えた誰かを探すのではなく、家族メンバーの相互関係を把握し、そのシステムに変化を生み出すことで個人の問題を解消していくことを目指す。問題や症状を訴える者のことを、家族の問題を代表して病気になった者という意味をこめてIP(identified patient、患者とみなされる者)と呼ぶ。患者や家族を「病気の原因」「治療すべき対象」と決めつける見方に抵抗があるため、システム論的家族療法は衰退し、家族を「回復過程に必要な力を秘めたパートナー」とみなす心理療法が生まれた。 部品 三種の神器 観察室、ワン・ウェイ・ミラー、ビデオカメラのこと。家族が面接している様子を専門家が観察するために用いられる。面接者と家族のやりとりに巻き込まれることなく、全体の状況を観察することができる。 部品 円環的質問法 家族間の行動の差異や家族の関係性をあきらかにする質問。たとえば「お父さんはお母さんの考えをどう思いますか」「娘さんを一番心配しているのは誰ですか」など。家族関係の相互作用を明らかにする目的でおこなわれる。複数の要因が円環的に連鎖し、相互に影響しあう円環認識論に基づく。 部品 肯定的意味づけ IPや家族の問題行動をその状況で「意味のあるもの」として肯定的に意味づけることで、家族全体のシステムの枠組みを変えていく手法。現状を問題視している家族は肯定されることに困惑し、固定化したシステムが変わるきっかけとなる。 部品 対抗逆説法 家族がおちいっている悪循環を解消する技法。症状の改善や家族行動の変化を求める家族に対し、「現状を維持するように」と逆説的なメッセージを送ることで、家族行動の悪循環を変え、家族システムの変化につなげる。 部品 積極的傾聴の概要 相手の発言に心から耳を傾け、その背後にある感情・立場に理解を示す聴き方。話している内容だけではなく、声の調子や視線・表情・姿勢など、言外の意味にも注意を払う。相手は問題を解決する能力を持っており、感情を整理すれば自分で対処できるという考えに基づく。積極的傾聴は、具体的な解決策を提案しないため、相手の信頼を失う恐れがあり、また相手の感情を唯一決定的なものと見なしてしまう恐れもある。 部品 トーキング・スティック 集団で積極的傾聴をおこなう際、不慣れな者の実践を手助けするルール。棒を持っているひとりだけが話すという単純なルールである。棒を持っていない者は肯定も否定もせず、質問もせず聴く。そして棒を持っている者が言った内容を聴衆が説明し、理解してもらえたと納得した時点で次の者に棒を渡す。棒自体に特別な力があるわけではなく、誰が話すときかを示す、単なる目印のため、同じ役割が果たせるなら、棒以外の道具でもよい。対話を拒絶する相手には役に立たない。どちらかといえば、治療の現場より交渉や会議で使われることが多い。 部品 概要 言語とコミュニケーションが現実を構成するという社会構成主義の考えに基づく心理療法。クライエントの問題は、クライエント自身が作り出した物語(ナラティブ)の結果であり、そのナラティブに合わない体験を無視したり歪めたりすることによって生じると考える。調停や仲裁の現場では、ナラティブ・セラピーの技法をナラティブ・メディエーションと呼び、様々な対立の解決に利用されている。 部品 二重傾聴 ナラティブ・セラピーやナラティブ・メディエーションの技法のひとつ。どんな言述にも複数の解読案があり、物語には複数の物語があるという想定で取り組む聴き方である。凝り固まった状態では、たいていひとつの物語が優勢となっているため、語り手が焦点を当てている物語がもっともらしく聞こえる。二重傾聴で聴くと、話し手が相反する説明を積極的に除外していることがわかるし、傾聴者に聞いてほしい説明だけを語っていることがわかる。相手の発言に存在しないが暗示するもうひとつの物語(ユニークな成果)を示すことで解決に役立てる。 部品 外在化 ナラティブ・セラピーやナラティブ・メディエーションの技法のひとつ。「あなたが問題なのではなく、問題が問題だ」という考え方である。たとえばXさんが問題行動をしている場合、「Xさんの行動」と問題をXさんに内在化せず、「あのような行為」と当事者と問題を切り離し、当事者が行為の被害者であるかのように表現する。非難されるべきは「あのような行為」であり、Xさんではないとすることで問題のなすりつけあいを避けることができる。 部品 概要 過去に経験した出来事や将来の場面、内面の葛藤・課題などを演じる集団精神療法。サイコ・ドラマとも呼ばれる。クライエントがセラピストやアシスタントと共に演じる即興劇で、話の骨組みや主題は決めるが、台本や筋書きはない。認知・感情・行動が同時にかかわるため、学習効果が高いとされる。演者が自発的に演じ、その場面を現実だと信じることが肝要である。クライエントや観客にとって真に迫る演技とするためには、クライエントの意見を聴き、場面に合った小道具を置いたり、実際の人物に近い人に演じてもらう必要がある。 部品 ストレート・ロール・プレイング 治療的ロール・プレイングの基本となる一技法。クライエント自身が本人役を演じる。人は咄嗟の状況では普段の自分を演じてしまうことを利用し、問題の場面でのクライエントの普段の行動をセラピストや観客など利害関係のない第三者に見てもらい、客観的な意見や感想を聞く。また適切な行動をとれない状況や葛藤が生じる状況などを克服するため、同じ場面を何度も練習する場合も利用される。 部品 ロール・リバーサル 治療的ロール・プレイングの一技法。アシスタントがクライエント役を演じ、クライエントは相手役を演じる。役割交換とも呼ばれる。クライエントが普段の自分の行動を客観的に見るため、もしくは相手の立場から考えるために用いられる。また普段の自分より適切な行動を模範として演じてもらう場合にも利用される。演技の途中で役割を交換することを「スイッチング」と呼ぶ。 部品 二重自我法 治療的ロール・プレイングの一技法。アシスタントがクライエントのとなりにならび、そのクライエント自身としてクライエントと相互作用を行い、クライエントが自身の問題を評価することを援助する。 部品 補助いす法 治療的ロール・プレイングの一技法。他者との会話を恥ずかしがったり、たじろぐクライエントのために、小道具として「なんにでも変身でき会話もできる」という設定のいすを用意し、そのいすの後ろで、いすになりかわって、クライエントと相互作用しようとする技法。 部品 魔法のお店法 治療的ロール・プレイングの一技法。舞台設定が魔法のお店で、セラピストかアシスタントが店主の役をする。その店には、想像上の商品や理屈を超えた価値があふれている。それらは売り物ではないが、物々交換でなら手にすることができる。交換の際には、グループか個人の価値を代わりに差し出さなければならない。 部品 再演 治療的ロール・プレイングの一技法。リプレイングとも呼ばれる。クライエントがトラウマをともなう経験に打ち勝つことができるよう、ある経験を繰り返し演じること。繰り返すことで、使い古された行動様式を取り除くことができる。 部品 未来投影法 治療的ロール・プレイングの一技法。主役が未来の自分を思いのままに演じる。主役が未来のある時点を選び、主役が未来の生活を実感できるように、一緒に演じるアシスタントに説明しながら場面を作っていく。 部品 即時療法 治療的ロール・プレイングの一技法。場面がクライマックスで止められ、ただちにその場から主役を退出させる方法。強いストレスを受けた直後に中断することで症状の緩解をはかる。 部品 ビハインド・ザ・バック法 主役が集団から離脱する、治療的ロール・プレイングの一技法。主役が、物理的には部屋に残っているが、(幕の裏に身を隠したり、他の参加者に背中を向けたりして)心理的には部屋から出ている状態の間、他の参加者が場面や主役の行動について、できるかぎり誠実に話し合う。 部品 消灯法 部屋全宅を暗くし、明るい部屋であるかのように演技する、治療的ロール・プレイングの一技法。主役が観客に見られずに、つらい経験に耐えていけるようにするためにおこなわれる。また主役に孤独な経験をあたえるためにもおこなわれる。 部品 概要 依頼から24時間以内に、ふたり以上のスタッフからなる専門家チームがクライエント本人やその家族、他の重要な関係者(親戚・友人など)と一緒にミーティングをおこなうアプローチ。最初に依頼を受けたスタッフ(たいていは看護師)が責任者となる。ミーティングはできる限りクライエントの自宅でおこない、ひとつの部屋に車座になって座り、自由に意見を交換する。ミーティングの目的は、参加者が自分たちのおかれた状況を理解できるよう対話すること。ミーティングはクライエントにとって必要な頻度・回数で実施され、その間、同じチームが参加する。 部品 特徴 オープン・ダイアローグの特徴は、クライエント本人に一切の隠し事をしないこと、本人のいないところで本人についての重要な決定をせず、事前・事後に支援者だけで話し合いをしないことである。治療・投薬・入院などの医療的な介入は必ず全員で話し合って決める。また、参加者全員がリーダーであると意識し、お互いを信頼し合うこと、説得・詰問せず、結論に結びつけず、相手の言葉に必ず反応すること(対話すること)も重要である。誰も一方的に話をせず、さまざまな声が響きあうことから、オープン・ダイアローグのミーティングは波乗りにたとえられる。 部品 対象 オープン・ダイアローグは発症初期の精神疾患を主な対象としている。急性期(病気のなりはじめ)は他者からの影響に無防備であるため、このタイミングにオープン・ダイアローグをおこなうと効果が高いとされる。統合失調では入院治療期間の短縮、服薬を必要とした患者の減少、再発率の減少などのエヴィデンスがある。また、引きこもりに対しても適応事例があり、レンタルおねえさんのような異性の魅力で引きこもりを解消する方法と比べ、対話の参加者が多いため、人間関係のトラブルに発展しにくいとされる。 部品 リフレクティング・プロセス 当事者についての専門家の話し合いを、当事者やその家族に観察してもらう技法。当事者と専門家の間の相互性に重きをおいており、「本人の前で噂話をする」とたとえられている。クライエントは、観察される立場と観察する立場の両方を経験することとなり、その過程で自分の問題を外在化し、自分自身を客観視する機会を得ることができると考えられている。 部品 オートポイエーシス理論 神経生理学者によって提唱されたシステム論。結晶を例にした場合、これまでのシステム論では、結晶をシステム、溶液をシステムの環境として、結晶を自己組織化するシステムととられていた。オートポイエーシス理論では、結晶と溶液の界面で生ずる結晶生成のプロセスをシステムの構成要素として、生成プロセスの集合をシステム、結晶を生成プロセスから除去された廃棄物と考える。この理論を応用したものが社会システム論である。社会とは人間を環境として、コミュニケーションがコミュニケーションを自律的に再生産し続けるシステムであり、社会でのさまざまな事件や出来事が社会システムの廃棄物と考える。オープン・ダイアローグにおいては、参加メンバーがシステムで、対話が対話を再生産し続けることで、廃棄物として治癒が生成されると考える。 部品 概要 詩学とは、対面して診療をおこなう場面で、言葉づかいやコミュニケーションをどのようにすべきかという、実践についての理論のこと。 部品 不確実性への耐性 詩学の原則のひとつ。通常の診療では、初診の時点で診断と同時に、「どんな治療をするのか」「病状の見通しはどうか」といった内容が伝えられる。しかしオープン・ダイアローグでは、そのあたりをあいまいなままにする。最終的な結論が出されるまでは、このあいまいな状況に耐えながら、病気による恐怖や不安を支えていく。こうしたあいまさ、不確実性への不安を支えるのが、繰り返されるミーティングと継続的な対話である。ミーティング中にクライエント本人がいなくなったり、クライエントが自分で話したいことを決められなかったりなど、どのような応答があっても、対話の流れを操作せず、関心を示すことで対話が続くように配慮する。これによって、参加者はどんな考えも話しても安全であるという雰囲気を生んでいく。 部品 対話主義 詩学の原則のひとつ。言語とコミュニケーションが現実を構成するという社会構成主義の考えに基づく。言葉の意味は「人とのかかわり」から生まれるという考えである。対話主義の提唱者によれば、あらゆる対話は応答を求めており、「言語にとって応答の欠如ほど恐ろしいものはない」と指摘している。オープン・ダイアローグでは、患者の苦しみに声を与える言語は、対話から生まれると考える。 部品 社会ネットワークのポリフォニー 詩学の原則のひとつ。対話において中心的な立場を認めない、専門家も当事者も対等という考え方。専門家中心主義だけでなく、当事者中心主義への批判でもある。発話者ひとりひとりに独立した意識を認めるが、目標を定めて対話を操作する支配的な立場を認めないため、対話はつねに次の対話へと開かれた状態におかれる。 部品 概要 統合失調などを持った方々が、日常生活の中から当事者自身の抱える困りごとや関心事を研究テーマとして取り上げ、自発的に研究する一連の活動。当事者研究の実践を可能とする三つの要素は、仲間(気心の通じ合う関係)・語ること(言葉で語らないと病気で語ることになってしまう)・研究(目の前の現象を言葉で説明していこうとする取り組み)。あくまでも当事者が主人公であり、当事者自身から生まれてくる物語を楽しむことが重要とされる。健常者でも「チョコを食べすぎる」「SNSがやめられない」「忙しいときに友達からの電話を断れない」など身近なテーマで研究をおこなうことができる。 部品 スタイル 当事者研究は構造化された治療や支援の方法ではない。考え方や現実に向き合う態度を重視しているため、現場で試行錯誤しながらさまざまなスタイルが作られている。 部品 幻覚妄想大会 当事者研究の文化のひとつ。医療の現場では抑え込まれがちな妄想や幻覚を発表し、みんなで笑い飛ばす大会。存在を否定されてきた当事者を、病気になってもよいと肯定するねらいがある。 部品 散歩とは 自宅や滞在している場所の周辺を、とりとめもなく、ぶらぶらと歩くことを言う。 目的は気晴らしや、健康のため、ペットの世話など様々である。 部品 散歩好きと呼ばれるまで ただ数度散歩をしただけで散歩好きとは呼ばれない。 頻繁に散歩をし習慣となってそれを楽しんでいる者を散歩好きと呼ぶ。 部品 風景を眺める 普段通らない道を通り、新しい風景を楽しむというものも散歩の魅力の一つである。 観光などで知らない土地にいったときなどもこれにあてはまる。 部品 季節を感じる 散歩中、道端に生えている草花のうつろい。同じ時間帯でも変わる日の長さ。そして気温の変化。 散歩は季節を感じるのにぴったりである。 部品 人とのふれあい 散歩の良い所はご近所づきあいが増えることだろう。 すれ違うたび挨拶をしお互い顔を覚えることで交流が増える。 部品 抜け道探し よく知ったご近所といえど通ったことのない小道、入ったことのない商店などあるかもしれない。 散歩しながらそういう場所を開拓し自分の行動範囲を広げていく。 部品 日常の変化に気付く 日課のように散歩をしていると 日常に変化があったとき気付きやすくなる。 あそこに引っ越してきた人がいる、とか新しいパン屋さんが出来てるなど そういう違いを探すのも楽しみの一つだろう 部品 歩きやすい靴 歩きやすい靴とは自分にサイズのあった、底のしっかりした靴で、おもにスニーカーなどをさす。 自分にあった靴を選ぶことで靴擦れなどを起さずにすむ。 また歩きやすい靴は疲労軽減効果もある。 部品 帽子 頭部にかぶるもので、頭部を物理的に保護し、また、強い日差しや熱中症からも守ってくれる。 最近はUVカット加工がされているものもある。 部品 汗をかいてもいい服 オシャレ着などではない、普段着に近いもの もしくは運動する前提で汗をかいて汚れてもよく、動きやすい服装のこと。 部品 散歩に何をもっていけばいい? 散歩場所がもしご近所でも 外出するのに何があるかはわからない。 時間や場所、季節にあわせて持っていくアイテムを決めよう。 迷ったときのための地図がわりや他者との連絡手段のために携帯(気になることを調べる辞書代わりにもなる) ペットボトルや水筒など 飲み物の入ったもの。 ぱっと必要になったとき使える程度の金銭 汗をぬぐうタオル 万歩計 部品 散歩中の挨拶の効果 相手にその時と状況、関係性にあった言葉で挨拶をする。 朝なら「おはようございます!」 昼なら「こんにちは!」 さわやかに挨拶できればお互いにすがすがしい気分になれるぞ! 部品 急げ馬よのあらまし 馬を走らせ、短期間で長距離移動するための技術。はいよーシルバー! 馬を所有していない場合は貸し馬屋にレンタルしたりするらしい。 部品 急げ馬よの取得条件 馬術の習得及び、馬での長距離移動訓練を年四回は行っていること。 なお、越境及び交通法規は各国のルールを事前に調査し、遵守すること。 部品 馬と心を通わせる テレパシーというわけではなく、馬との信頼関係を築く練習。 背筋を伸ばし、力を抜いて余裕を持つことで、馬に不安を与えないように心がける。 部品 乗り降り練習 まず馬に乗るための練習。馬の左側から鐙に片足を掛けて跨がる方法から、飛び乗りまで練習する。 降り方は乗り方を逆順で行う。 部品 騎乗姿勢 鞍の相性知り、跨がり方を覚え、正しい姿勢で騎乗するための訓練。 速さに応じて姿勢を変える必要があるので注意。 部品 歩法の習得 歩法とは馬術における、馬の歩き方、走り方のことである。 常歩、速歩、駈歩、襲歩が基本歩法とされ、それぞれに訓練を行う。 部品 常歩 なみあし。歩きの状態。常に二本ないし三本の肢が地面について体重を支えている状態。 正しい姿勢で発進や停止、曲がり方なども覚えよう。 部品 速歩 はやあし。二本の肢をペアで着地、離地する走り方で、速度は常歩の二倍程度。 強く上下に揺れるため、動きに合わせて鐙に立つ、鞍に座るを繰り返して衝撃を軽減したりする。 部品 駈歩 かけあし。速度は速歩のおよそ1.7倍ぐらいか。 三肢で接地しているタイミングと、四肢が地面を離れているタイミングがある。 パカラッパカラッといった感じか。 ゆったりと前後に揺れる。 部品 襲歩 しゅうほ。全速力の走り。後肢と前肢の着地点をなるべく離し、脊椎のバネを利用して歩幅を伸ばし疾走する。 速度は駈歩の三倍にも達する。 部品 長距離移動計画 連休のお父さんには必須の計画能力。 地図を広げ、目的地に辿り着くルートを導き、適切な時間に適切な道を進む計画を立てることが重要。 部品 地図を読む 道路地図を読み解く力。これがなければそもそも長距離移動は諦めるべきだろう。 ルートを検索するだけでなく、休憩の予定も立てよう。 部品 越境の準備 移動に於いて国を越えることもあるだろう。国が変わればルールも変わる。 各国のルールに従い、越境できる様、事前の予習と準備をしよう。 部品 休憩・補給 事前に予定を立て、所定の場所で人と馬の休息と補給を行う。 日を跨ぐのであれば馬小屋のある宿の確保も忘れてはならない。 部品 馬と野営 やむなく野営することもあるだろう。 野営をするのであれば、馬をきちんと繋いでおくこと。 もちろん、世話と手入れを忘れてはいけない。 部品 急げ馬よの陸路移動効果 急げ馬よは、具体的には陸路に限り一航路分の移動を可能とする技術である。 緊急事態があれば即座に現場に急行することが可能となる。 馬を保有する必要が無いのは前述の通り。 部品 概要 迷宮競技会のB50到達リザルトで手に入れた双眼鏡である。普通の視界のほか暗視や熱源探知など多機能な双眼鏡であり、一般販売はされていない。 部品 所持制限 複合双眼鏡は迷宮競技会のB50リザルトアイテムとして入手したプレイヤーかその後の交換会で手に入れたプレイヤーのみが所持することができる。 部品 偵察 複合双眼鏡は高い倍率と様々な状況に対応した機能により利用者に高い偵察能力を与える。夜間でも暗視能力により視界を確保でき、また熱源感知により隠れている対象を発見する状況にも優れた性能を発揮する。 部品 FO(Forward Observer) 複合双眼鏡は砲撃の観測においても高い性能を発揮する。多機能による高い視界確保性能は夜間や悪天候下においても敵陣と着弾地点の観測を成功させ、砲撃能力を有効に機能させることができる。 部品 暗視 複合双眼鏡には暗視機能が組み込まれており、光源の確保が難しい状況下でも視界の確保を行うことができる。双眼鏡の望遠機能と合わせて夜間の偵察活動において高い性能を発揮する。 部品 熱源探知 複合双眼鏡には熱源探知機能が組み込まれており、生物や火器の温度を使った追跡・索敵に高い性能を発揮する。 提出書式 大部品 田中申 RD 218 評価値 13 -部品 来歴 -部品 性格 -部品 見た目 -大部品 南国人 RD 8 評価値 5 --大部品 南国人の身体的特徴 RD 3 評価値 2 ---部品 金色の髪 ---部品 小麦色の肌 ---部品 健康的な肉体 --部品 布地の少ない服装 --部品 基本の職業適正 --部品 封魔の民 --部品 南国の狩猟採集生活 --部品 南国人の習慣 -大部品 生徒会役員 RD 26 評価値 8 --大部品 学生 RD 8 評価値 5 ---部品 学生の概要 ---部品 初等教育過程の修了 ---部品 中等教育過程の受講 ---部品 指定学生服 ---部品 教科書 ---部品 通学カバン ---部品 学生証 ---部品 学びの姿勢 --大部品 生徒会役員の固有能力 RD 18 評価値 7 ---大部品 生徒会役員の概要 RD 5 評価値 3 ----部品 生徒会役員とはなにか ----部品 生徒会腕章 ----部品 校内における人気 ----部品 学校全体を思う心 ----部品 生徒動員 ---大部品 生徒会役員の運動能力 RD 2 評価値 1 ----部品 スポーツでの実績 ----部品 生徒会格闘術 ---大部品 生徒会の剣術能力 RD 2 評価値 1 ----部品 生徒会ソード ----部品 生徒会剣術 ---大部品 生徒会役員の統括能力 RD 4 評価値 3 ----部品 校内委員会の統括 ----部品 校内イベントの企画・実行 ----部品 生徒からの要望対処 ----部品 生徒会のスケジュール管理能力 ---大部品 生徒会役員の知力 RD 2 評価値 1 ----部品 優れた学力 ----部品 生徒会の判断 ---大部品 生徒会役員の社会的能力 RD 3 評価値 2 ----部品 生徒会ディベート術 ----部品 生徒会OB人脈 ----部品 大人たちからの評価 -大部品 医者(akiharu国版) RD 32 評価値 8 --大部品 医師(現代版)(職業) RD 16 評価値 6 ---大部品 現代医の能力と技能 RD 10 評価値 5 ----部品 人体への理解 ----部品 基礎医学の心得 ----部品 地域医療の実地実習経験 ----部品 清潔操作と基本的医療手技修得 ----部品 一次救命処置能力 ----部品 患者とのコミュニケーション能力 ----部品 臨床実習で得た臨床医としての能力 ----部品 共通試験・国家試験を合格する能力 ----部品 臨床研修で得た経験 ----部品 6年間の医学生生活 ---大部品 医師の心得 RD 6 評価値 4 ----部品 医療関連ルールを遵守する ----部品 生涯を人道に捧げる誓い ----部品 患者へ尽力する誓い ----部品 公平で公正な治療行う誓い ----部品 人命尊重の誓い ----部品 医師という職業への誓い --大部品 akiharu国の医師の特徴 RD 7 評価値 4 ---部品 密林の豊富な生物資源の活用 ---部品 民間治療薬の備蓄と使用 ---部品 医師の薬学教育 ---部品 学校要塞における最新医療情報の共有 ---部品 医療の実践 ---部品 様々な種族の治療に対応した知識 ---部品 医師の制服 --大部品 緊急医療用バッグ RD 9 評価値 5 ---部品 緊急医療用バッグの概要 ---部品 携帯型感染症検査キット ---部品 抗生物質 ---部品 経口補水液 ---部品 栄養剤 ---部品 創傷包帯資材 ---部品 縫合キット ---部品 携帯無線機 ---部品 ガスマスク -大部品 変身ヒーロー(akiharu国版) RD 58 評価値 10 --大部品 変身ヒーロー(akiharu国版)の概要 RD 3 評価値 2 ---部品 概要:akiharu国の変身ヒーローとは ---部品 着用制限 ---部品 多種族で競い高められた能力 --大部品 変身ヒーローの能力 RD 9 評価値 5 ---部品 概要 ---大部品 ヒーロー変身! RD 3 評価値 2 ----部品 変身能力 ----部品 変身による強化 ----部品 幸運の女神の微笑み ---部品 みんなの応援 ---部品 経験蓄積による判断 ---部品 優れた直感 ---部品 窮地における集中力 ---部品 鍛えられた身体 --大部品 変身ヒーローの治安維持 RD 3 評価値 2 ---部品 不殺の拳 ---部品 治安維持行為 ---部品 平和の象徴 --大部品 変身ヒーロー(akiharu国版)の歩兵戦闘行為 RD 3 評価値 2 ---部品 白兵戦闘行為 ---部品 敵が多くとも負けず ---部品 ヒーロー・アクション --大部品 変身ヒーロー(akiharu国版)の操縦行為 RD 3 評価値 2 ---部品 I=Dのパイロット・コパイロット行為 ---部品 バイク操縦行為 ---部品 ヒーロー・マニューバ --大部品 ヒーロー・コンビネーション RD 7 評価値 4 ---部品 ひとりなんかじゃない ---部品 ヒーローは助け合い ---部品 仲間の定義とは ---部品 連携に言葉は無用 ---部品 放たれる合体技 ---部品 後方支援を受けて ---部品 国是「みんななかよく」 --大部品 ヒーローの社会的影響 RD 5 評価値 3 ---部品 ヒーローは格好いい! ---部品 むやみに暴力を振るわない ---部品 強くあれ ---部品 誰かの為に ---部品 あの格好いいメカ超クール! --大部品 職業としての変身ヒーローの義務 RD 2 評価値 1 ---部品 公的組織への所属 ---部品 私刑の禁止 --大部品 ヒーローの心 RD 5 評価値 3 ---大部品 ヒーローの正義心 RD 2 評価値 1 ----部品 正義とは何かを考え続ける心 ----部品 力を振るうことの責任と悪について ---部品 無謀ではない勇気 ---部品 諦めない心 ---部品 誰かのために伸ばす手 --大部品 ヒーロー協会による訓練 RD 8 評価値 5 ---部品 訓練の意味 ---部品 運動訓練 ---部品 I=D操縦訓練 ---部品 知恵の授業 ---部品 正義の授業 ---部品 バイク訓練 ---部品 合体技訓練 ---部品 卒業試験 --大部品 マテリアライズ・スフィア RD 6 評価値 4 ---部品 ヒーローの証 ---部品 個別認証 ---部品 開発秘話 ---部品 強化スーツ ---部品 カスタマイズ機能 ---部品 コンパクト設計 --大部品 ヒーローブレス RD 4 評価値 3 ---部品 標準的な機能 ---部品 ヒーロー協会からの出動要請 ---部品 救援信号 ---部品 頑丈設計 -大部品 勇敢なパイロット(阪製作版) RD 19 評価値 7 --部品 T17を生き抜いた証(着用制限) --大部品 I=D等操縦技術 RD 2 評価値 1 ---部品 搭乗可能機体(I=D、RB、航空機) ---部品 得意分野 --大部品 宇宙艦船操舵技術 RD 1 評価値 0 ---部品 搭乗可能機体(宇宙艦船) --大部品 勇敢に戦いぬいた過去 RD 3 評価値 2 ---部品 強大な敵に立ち向かった者 ---部品 連戦にもめげない心 ---部品 死地から帰還した自信 --大部品 パイロット(共有版) RD 12 評価値 6 ---大部品 パイロット訓練による能力涵養 RD 6 評価値 4 ----部品 戦闘訓練 ----部品 ブリーフィング ----部品 パイロット準備過程の修了 ----部品 操縦経験 ----部品 能力の適正検査 ----部品 マニュアル把握 ---大部品 パイロットにおける一般任務 RD 6 評価値 4 ----部品 編隊行動 ----部品 自機管理 ----部品 状況判断 ----部品 待機任務 ----部品 健康管理 ----部品 部隊行動基準 -大部品 思考ルーチン RD 5 評価値 3 --部品 概要 --部品 See-Think-Wonder --部品 前の考え・今の考え --部品 どうしてそう言えるの? --部品 信号色のマーカー -大部品 システム論的家族療法 RD 5 評価値 3 --部品 概要 --部品 三種の神器 --部品 円環的質問法 --部品 肯定的意味づけ --部品 対抗逆説法 -大部品 積極的傾聴 RD 2 評価値 1 --部品 積極的傾聴の概要 --部品 トーキング・スティック -大部品 ナラティブ・セラピー RD 3 評価値 2 --部品 概要 --部品 二重傾聴 --部品 外在化 -大部品 心理劇 RD 11 評価値 5 --部品 概要 --部品 ストレート・ロール・プレイング --部品 ロール・リバーサル --部品 二重自我法 --部品 補助いす法 --部品 魔法のお店法 --部品 再演 --部品 未来投影法 --部品 即時療法 --部品 ビハインド・ザ・バック法 --部品 消灯法 -大部品 オープン・ダイアローグ RD 9 評価値 5 --部品 概要 --部品 特徴 --部品 対象 --部品 リフレクティング・プロセス --部品 オートポイエーシス理論 --大部品 詩学 RD 4 評価値 3 ---部品 概要 ---部品 不確実性への耐性 ---部品 対話主義 ---部品 社会ネットワークのポリフォニー -大部品 当事者研究 RD 3 評価値 2 --部品 概要 --部品 スタイル --部品 幻覚妄想大会 -大部品 散歩好き RD 12 評価値 6 --部品 散歩とは --部品 散歩好きと呼ばれるまで --大部品 散歩の楽しみ方 RD 5 評価値 3 ---部品 風景を眺める ---部品 季節を感じる ---部品 人とのふれあい ---部品 抜け道探し ---部品 日常の変化に気付く --大部品 散歩に適した服装 RD 3 評価値 2 ---部品 歩きやすい靴 ---部品 帽子 ---部品 汗をかいてもいい服 --大部品 散歩に持っていく推奨アイテム RD 1 評価値 0 ---部品 散歩に何をもっていけばいい? --大部品 散歩中の挨拶(技術) RD 1 評価値 0 ---部品 散歩中の挨拶の効果 -大部品 急げ馬よ RD 16 評価値 6 --大部品 要点 RD 2 評価値 1 ---部品 急げ馬よのあらまし ---部品 急げ馬よの取得条件 --大部品 馬術 RD 8 評価値 5 ---部品 馬と心を通わせる ---部品 乗り降り練習 ---部品 騎乗姿勢 ---部品 歩法の習得 ---部品 常歩 ---部品 速歩 ---部品 駈歩 ---部品 襲歩 --大部品 長距離移動訓練 RD 5 評価値 3 ---部品 長距離移動計画 ---部品 地図を読む ---部品 越境の準備 ---部品 休憩・補給 ---部品 馬と野営 --大部品 陸路移動 RD 1 評価値 0 ---部品 急げ馬よの陸路移動効果 -大部品 複合双眼鏡 RD 6 評価値 4 --部品 概要 --部品 所持制限 --部品 偵察 --部品 FO(Forward Observer) --部品 暗視 --部品 熱源探知 部品 来歴 国民の少ないほうが活躍の機会が多いだろうと思い、同じ職業を重ねているアルトピャーノかグローリーオブマージャンで迷った結果、akiharu国(A)に入国。 ターキッシュバンシリーズの開発にたずさわり、学校要塞では工学部の特別講師を勤めた。 部品 性格 昔はコミュニケーション能力に問題があったが、スーパーオペレーターを勤め、B世界で食料の配布した際、会話術を学んだことで改善された。 もともと薬嫌いだったが、シンデレラをしたとき、毒殺されそうになったことでさらに薬が嫌いになった。 ただし、薬を処方する医師や薬を服用する患者は嫌いではない。 最近はなるべく投薬を用いない精神科や心理カウンセラーの技術に興味を持っている。 部品 見た目 見た目が小さくかわいいため、幼い女の子と誤解されることが多い成人男子。 笑いをとるため、自ら女装をすることもあるが、化粧はしない。 化粧も薬に含むと認識している様子。 部品 金色の髪 南国人の髪は金色をしていて、さんさんと降り注ぐ日光を浴びて美しく輝く。 髪型にこれといった傾向はなく、皆思い思いのヘアスタイルをしている。 部品 小麦色の肌 降り注ぐ陽光で焼けたのか、南国人の肌は健康的な小麦色をしている。 これは布地の少ない服を好むせいもあるだろう。 部品 健康的な肉体 陽気な風土で育まれたためか、 南国人は他国よりも健康的な肉体をしていることが多い。 豊かな自然環境の中、元気いっぱいに暮らしている。 部品 布地の少ない服装 南国人は布地の少ない服装を好む。 他国人からすると目のやり場に困るという意見もあるが、暑いのだから仕方がない。 また、密林で動きやすい服装という一面もある。 部品 基本の職業適正 南国人は科学技術に強く、 そのためパイロットを目指すもの、 学生として知識を学ぶもの、医師をめざすもの、 あるいは薬品にとらわれてドラッガーになるものが多く、 また健康的な肉体を活かして歩兵になるものもいた。 部品 封魔の民 南国人は封印の民、あるいは封魔の民と自称し、古代遺跡のある土地に住んで封印が解けるのを防いでいる。 南国が密林なのも、魔を封じるための樹が生い茂っているからである。 南国人は先天的に魔法遺伝子が欠損しており、これによって変異を防いでいた。 部品 南国の狩猟採集生活 南国人はその豊かな動植物相から食料を得る技術に長けている。 生物資源を使って仕掛けを作り、野生動物を捕らえたりするのだ。 南国人には食べることで浄化し、その存在を受け継ぐという信仰が根付いていることが多い。 部品 南国人の習慣 南国人は森国人同様に自然の中に住み、親近感を持っている事が多い。 また、河などの水場が近い地域に住むため、その家は洪水対策されている。 部品 学生の概要 教育施設に在籍し、学問を学ぶもの。ニューワールドにおいては初等教育過程を修了し、中等教育過程にあるものを主に指し、戦闘に出向くのはその中でも後期中等教育過程を受けているものである。 部品 初等教育過程の修了 初等教育、即ち現実世界における小学校を卒業したことを示す。人知類は修了までに6年を要し、その他の知類は種族ごとの特性に従ってカリキュラムが組まれる。 部品 中等教育過程の受講 現実世界における中学校・高等学校で教育を受けていることを示す。それぞれのカリキュラムは人知類基準で3年を要す。学生のニューワールドでの戦闘参加は前期中等教育過程(中学校)修了を条件とする。 部品 指定学生服 学生が纏う服。学ラン、ブレザー、セーラー服など多種多彩で、在籍する学校によってそのデザインは異なる。学生のフォーマルウェアとしても扱われる。 部品 教科書 学校教育で使用される教科書各種。その教科・学年によって内容は異なる。各藩国の政府機関、あるいは各学校で内容の精査を受けた上で採用されている。 部品 通学カバン 教科書や筆記用具、お弁当などを詰めて学生が通学時に使うカバン。各学校の校則によって、指定デザインであったり、市販のカバンだったりと千差万別である。 部品 学生証 学生がその学校の生徒であることを示す身分証。学生割引・優待を行っている施設でサービスを受けるには、学生証の提示が必要となる。 部品 学びの姿勢 学生は未だ発展途上の存在であるが、成長途中であるがゆえに物事を吸収しやすい。あらゆる状況から学ぶ姿勢をもつことで、様々な事態に対応できるようになるだろう。 部品 生徒会役員とはなにか 生徒会役員とは、学校自治を司る生徒会を運営する学生のことである。生徒による選挙により選出されるため、優秀な能力・人格を求められた。 部品 生徒会腕章 選挙により選ばれた生徒会役員であることを示す証。その学校の代表者であることを内外に示すものであるため、物理的ではなく、概念的に重い代物。 部品 校内における人気 世間の選挙がそうであるように、生徒会選挙もまた人気投票のようになってしまう面が少なからず存在する。だが、生徒会役員は他の部活動との掛け持ちが事実上不可能であり、人気のみで遂行できる役職でもない。そのため、選ばれるのは必然的に人気と能力を兼ね備えた者たちとなるのだ。 部品 学校全体を思う心 目立った学力・スポーツ実績を挙げたわけでなく、容姿で人気を得たわけでもなく、それでも選挙で選ばれる生徒会役員がいる。これこそが人徳で選ばれた役員であり、理想的存在である。学生である以上、能力は学べばよく、また他の委員会の力を借りることもできる。他の生徒を、学校のことを大事に思える心こそがいちばん大事なのだ。 部品 生徒動員 生徒会役員は、その権限をもって、所属する学校の生徒を配下として動員し、統率することができる。これは生徒からの信任あってこその行為であり、みだりに使うことはできない。 部品 スポーツでの実績 選挙により選ばれる生徒会役員には、スポーツで実績を挙げた校内のスター選手も含まれる。しかし、運動部の活動と生徒会活動はなかなか両立できないため、部活動ではなく、校内スポーツ大会で活躍した生徒が主にこのカテゴリとなる。 部品 生徒会格闘術 校内の生徒自治運営活動を担当するのが生徒会役員であるが、不良生徒への対処や、校内への侵入者対処でやむを得ず武力による実力行使を必要とされる場面が存在する。その際に用いられるのがこの生徒会秘伝の格闘術である。その性質上相手を殺すことなく制圧することが求められ、また非力な役員でも勝利できるよう、相手の力を利用する技が多い。 部品 生徒会ソード 騎士が王から剣を拝領するように、生徒会役員は学校から剣を拝領する。そしてその任を離れる際に学校へと返却する。 学生が使うものであるため、実剣ではなく木剣である。 武器としての性能に見るところはないが、歴代の生徒会役員から受け継いだ重みが確かにそこにはあった。 部品 生徒会剣術 生徒会役員が武力を行使せざるを得ない場面、それも素手では学校を、生徒を守ることが出来ないと判断される場面ではじめて解禁される生徒会秘伝の剣術。普段はただの飾りと周囲に思われている生徒会ソードを抜剣し、これを用いて脅威を断つ。生徒会ソードは誇りの剣。それを戦闘に用いることの重みを忘れてはならない。 部品 校内委員会の統括 生徒会は校内各委員会を統括するものである。予算委員会により策定された校内予算を承認し、校内イベント実行委員会の出した計画が問題なく運営可能か判断し、その他の委員会についても適切に活動しているのか常に目を光らせている。 部品 校内イベントの企画・実行 生徒会は生徒からの要望(潜在的なものも含む)を汲み、校内イベントを企画することがある。イベントの規模によっては生徒会による直接運営ではなく、特別委員会を招集・組織することとなる。 部品 生徒からの要望対処 生徒会は生徒から寄せられた要望を適切に判断し、真摯に対処しなければならない。それが生徒間トラブルであれば各委員会を通して解決に向かい、学校側への陳情であれば粘り強く交渉にあたるのだ。 部品 生徒会のスケジュール管理能力 生徒会役員の仕事は激務だが、当然ながら学生生活と両立できねばならない。生徒会にばかり力を入れて、学業がおろそかになればたちまち役員は信任を失う。このため、生徒会役員には高いスケジュール管理能力が要される。 部品 優れた学力 選挙により選出される生徒会役員は定期テストの成績上位者であることが多く、またその優れた知性を学校自治に活かすことが求められる。 部品 生徒会の判断 生徒会役員には、学生たちの生活で日々移り変わる状況を適切に判断し、それに合わせた行動をするための判断力が求められる。鍛えられた判断力は校外でも通用し、必ずや状況打破の策を思いつくことであろう。 部品 生徒会ディベート術 生徒会役員はディベートに長けたものが多く、この話術は校内の問題対処や、学校側、あるいは他校との交渉に用いられる。学生の身でありながら生徒による自治権を保ち、行使するには、ハードなネゴシエーションができなければならない。 部品 生徒会OB人脈 生徒会OB・OGはその優れた能力から卒業後も活躍していることが多く、生徒会役員は場合によっては彼らの人脈を頼り、助けを求めることもできる。だが、これはあくまでも最後の手段。校外人脈の濫用は学校自治の原則を破ってしまうのだ。 部品 大人たちからの評価 生徒会役員は優秀かつ模範的な学生であるため、教師陣から信頼を得ており、またそれに留まらず校外の大人たちからも一目置かれる存在である。だがその評価に甘んじ、私利私欲を求めることなく、学校全体のために力を振るうことが生徒会役員には求められる。 部品 人体への理解 医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。 部品 基礎医学の心得 人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学を医師は学んでいる。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。 部品 地域医療の実地実習経験 医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。 部品 清潔操作と基本的医療手技修得 医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。 清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。 部品 一次救命処置能力 医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。 この基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。 救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。 C=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。 部品 患者とのコミュニケーション能力 医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。 このため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。 部品 臨床実習で得た臨床医としての能力 医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。 患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。 いわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。 部品 共通試験・国家試験を合格する能力 一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。 これに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。 部品 臨床研修で得た経験 一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。 臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。 部品 6年間の医学生生活 医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。 これは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、 同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。 なお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。 部品 医療関連ルールを遵守する 医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。 部品 生涯を人道に捧げる誓い 医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。 部品 患者へ尽力する誓い 医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。 部品 公平で公正な治療行う誓い 医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである。 部品 人命尊重の誓い 医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。 部品 医師という職業への誓い 医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。 部品 密林の豊富な生物資源の活用 akiharu国の密林に生息する動物や植物は精強で繁殖力の強さで知られている。国内ではその生物資源を活用した民間治療薬(薬草やきのこ等)が広く普及している。 akiharu国の医師はその民間治療薬の薬理活性や作用機序を解明するとともに、より安全で効果のある処方を研究し、広めている。 部品 民間治療薬の備蓄と使用 医薬品が不足した場合のことを鑑みて、民間で使用される薬草やきのこなどの民間治療薬やその処方の情報をまとめたり、備蓄している。軽微な怪我や病気はだいたいこれで治す。 部品 医師の薬学教育 akiharu国では民間治療薬が広く普及した為、この安全性を確保するべく、早急な薬学教育の普及が必要となった。 その為、学校要塞の医学部での薬学科目が充実された。薬学も基礎科目が同じかつ倫理感が必要となるので、医療関係として医師が把握することが望ましいとされたためである。 部品 学校要塞における最新医療情報の共有 学園要塞内の医学部の研究室においては、様々な医療研究が行われている。 akiharu国の医師免許を持つ者ならば、定期的に開催される学術発表会への参加や、大学図書館で論文の閲覧など自由に行え、最新の医療情報を共有できる。 部品 医療の実践 強力な生物が跋扈する密林を擁するakiharu国においては、常に国民の生傷が絶えない。医師たちは医療バッグを持って走り回り、片っ端から治療を行っているのでその現場対応能力は高い。 部品 様々な種族の治療に対応した知識 akiharu国には人間のみならず猫妖精やカマキリなどの種族が存在しており、この国の医師はそれぞれの種族の基本的な治療法を学園要塞で学び、実践によりその知識を深めていく。 部品 医師の制服 南国に置ける湿度と温度は深刻なもので、akiharu国の医師の制服は通気性の良い素材を使用した涼しさ全開のものになっている。 部品 緊急医療用バッグの概要 緊急医療用バッグは、戦場などにおいて緊急で治療行為を行う必要がある場合を鑑みて個人で持ち運べる必要最低限の治療アイテムを詰めたカバンである。 部品 携帯型感染症検査キット 血液検査を行い、感染症かどうかをチェックする簡易的な検査キット。万能ではないので医師の経験則との照らし合わせが必要とされる。 部品 抗生物質 体内に入り込んだ微生物や細菌の繁殖や機能を阻害する物質である。ウィルス感染が確認された患者に投与される。 部品 経口補水液 適切な分量の塩と砂糖が添加された飲料水である。重い脱水症状に陥った患者に使用される。清潔な水が用意できない場合などにも使われる。 部品 栄養剤 食事が十分に摂取できない患者の体力維持のために使用される経口経管栄養補助飲料である。食事が不可能な場合はカテーテルなどを使用して投与される。 部品 創傷包帯資材 小さなハサミと自己粘着性包帯とガーゼ。緊急で一時的に傷を塞ぐために使用される。適切な場所を圧迫するように処置すれば止血にも使える。 部品 縫合キット メス、ピンセット、持針器、縫合針、縫合糸、除菌シートなど基本的な外科治療の器具がセットになったキットである。使用においては感染症に気をつけること。 部品 携帯無線機 緊急時に連絡を受けるための小型の無線機。ソーラー発電充電器とセットでどこでも充電可能。出力は強くないので電波状況の良いところで使用すること。 部品 ガスマスク 周囲にガスやウィルス兵器が使用され、未だその影響が解消されていない状況下で、医師がその治療行為を行う場合に使用される防毒のためのマスク。一般に軍隊で使用されるものと同スペックである。 部品 概要:akiharu国の変身ヒーローとは akiharu国の変身ヒーローとは、akiharu国技術開発部によって開発された「マテリアライズ・スフィア」より発生する強化ヒーロースーツを纏い変身するヒーローたちである。 akiharu国変身ヒーロー協会の厳しい訓練を受け、能力的にも精神的にも成長して、卒業試験を合格できた者のみ、「マテリアライズ・スフィア」が支給され、変身ヒーローとして認められる。 彼らの目指すヒーロー像は一人ひとり異なる為、ヒーロー協会が開発した様々なオプション装備を目的に合わせ自由にカスタマイズしている。 したがって、一人として同じ姿のヒーローはいないが、自由と平和を愛する心はひとつ。彼らは日夜akiharu国を守っているのだ。 部品 着用制限 1.みんなを守る意思 2.平和を愛する心 3.ヒーローの正義心 4.変身できる者 5.ニューワールド全体の道徳観念に沿った善なる者 以上条件を満たした者だけが、変身ヒーローを名乗ることが出来る。 さらに、akiharu国民であること。また、akiharu国変身ヒーロー協会(国営組織)による6年以上のヒーロー訓練を受け、 卒業試験と人格テスト(面談と機械的心理テスト)に合格したもののみ取得できる。 人格テストでは、人を殺すのが正しい、平和だと信じているような危険思想を持つ者やサイコパスを除外する。 また、問題が発見された場合は、即座にマテリアル・スフィアの使用権限がなくなり、変身ヒーロー着用資格が停止される。 また、変身ヒーローは他の職と問題なく併用できる。そのほとんどの行動(上記の取得制限に抵触しない場合のみ)において力を発揮することができる。 これは、変身ヒーローの力が、変身による着用者自身の全般的基礎能力向上によるものである為である。 部品 多種族で競い高められた能力 人・猫・カマキリ、それぞれみんな違ってみんな良いだが、能力の差というものはある。 力強いカマキリに張り合って力で活躍するには相当な努力がいるだろう。 助ける相手より強くなりたい、そんな気持ちがヒーローたちの日々の訓練へ向ける情熱を高めている。 部品 概要 変身ヒーローが扱える一般的な行為や能力。 訓練やその精神性が生み出したもの。 もちろん、変身ヒーロー以外が使うことはできない。 部品 変身能力 変身するからこそ変身ヒーローである。 種族特性などの先天的理由、またはアイテムなどによる後天的理由で変身する者が変身ヒーローを名乗れる。 全身タイツに着替えるのも、立派な変身という扱いである。 ここでの変身にはドラッグ等による一時的肉体強化を含まない。 部品 変身による強化 変身ヒーローは変身することで、能力が全般的にアップする。体力、筋力はもちろん、感覚や器用さ、頭の回転まで速くなる。 これは日々の鍛錬の成果が、変身することで無意識に制限していた部分を超えて発揮される為である。 要するに火事場の馬鹿力を、変身をスイッチに意識的に引き出すことで、能力を向上しているのだ。 先天的変身の場合はこの論に必ずしも当てはまるわけではないが、少なからずこのような側面を持つだろう。 部品 幸運の女神の微笑み ヒーローには銃弾が当たらない…そんな場面を見たことがないだろうか。 変身したヒーローは統計学的に明らかに運がよくなることが多い。正義の行いによって幸運の女神が微笑むのか、身体能力向上の結果なのかは判明していない。 部品 みんなの応援 助けた子供がありがとうと言ってくれる。 周りの皆が頑張れと言ってくれる。それだけで体の底から力が湧き出して強くなる。なった気がするのだ。 部品 経験蓄積による判断 悪がどんなにはびころうと、 どんなに攻めてこようと、ヒーローも日々成長している。 以前戦った経験から敵の動きを推測し、的確に戦うのだ。 ヒーローに二度同じ戦法は通用しない。 部品 優れた直感 変身ヒーローは直感に優れる。 それは今までの訓練や経験が生み出す無意識の判断なのかもしれない。 ともあれ、思考より先に体が動き、それで危機を脱するということがヒーローには多い。 部品 窮地における集中力 窮地に陥ってからがヒーローは強い。 驚異的な集中力で、周囲の時間が鈍化しているようにも思える、と証言する。 これは不思議な技術を使っているわけではなく、火事場の馬鹿力や、 アスリートの「ゾーン」と呼ばれる現象が起きていると思われる。 部品 鍛えられた身体 変身ヒーローは厳しい訓練で身体能力が鍛えられている。 採石場で転がってくる大岩を避け続けたのかもしれないし、 教官にジープで追い回されたのかもしれない。 部品 不殺の拳 変身ヒーローは敵を不殺のまま捕縛し、とらえることができる。 日夜国の治安を守る変身ヒーローたちは、自分たちが捕まえた犯人が法の裁きを受け、更生することを願っている。 部品 治安維持行為 変身ヒーローは治安維持行為が可能である。ヒーローたちは一般人の目線から、日々国の治安を陰から守っているのだ。 部品 平和の象徴 変身ヒーローは平和の守り手、象徴である。 そのため、ヒーローが登場しただけで悪人は動揺したり、 あるいは優先攻撃対象をヒーローに切り替えたりする。 このことにより、その場の治安効果は上昇する。 部品 白兵戦闘行為 変身ヒーローは白兵戦闘行為が可能である。正々堂々姿を現して戦う、というヒーローの戦闘スタイルを貫く者は多い。 部品 敵が多くとも負けず 悪がどんなにはびころうと、ヒーローが怯むことはない。 敵がどんなに多くとも、一人相手に一度に攻めかかれる数は限定される。 それを利用し、ヒーローは白兵戦で着実に敵の群れを削り取っていくのだ。 部品 ヒーロー・アクション どんなヒーローも、固有のアクションパターンを持つ。 修行と訓練の果てに生み出されたこの連続技を、 総じてヒーロー・アクションと呼ぶ。 部品 I=Dのパイロット・コパイロット行為 akiharu国の変身ヒーローはI=Dのパイロット、コパイロット行為ができる。 変身ヒーローの資格を取得する際のヒーロー協会の訓練においてI=D操縦技術は修得が必須である。 部品 バイク操縦行為 akiharu国の変身ヒーローはバイクの操縦行為が可能。 変身ヒーローの資格を取得する際のヒーロー協会の訓練においてバイク操縦技術は修得が必須である。 つまるところ、akiharu国産バイク、バトルマンティスに搭乗できる能力である。 部品 ヒーロー・マニューバ 変身ヒーローは平和を守るための覚悟が決まっており、 そのためなら怖気づくことはない。 タイミングの難しいアクロバット操縦も、動揺することなくこなしてみせるのだ。 部品 ひとりなんかじゃない akiharu国の変身ヒーローの基準は厳しい。国民10万人に1人しか発生しないとも言われる。 だがそれでも、ひとりなんかじゃないのだ。 どんなときだって、仲間がそこにいるはずなのだ。 部品 ヒーローは助け合い ヒーローは単独でも強い。 だが仲間と連携したときの力は単純に人数倍したものよりも飛躍的に向上する。 これは信頼の生み出す力なのだ。 部品 仲間の定義とは ヒーローにとっての仲間とは、同じ変身ヒーローとは限らない。 それは学園都市で戦う番長かもしれないし、他国で銃を取った歩兵、 あるいはたまたま同じ機体に乗り合わせたパイロットかもしれない。 だが、職業や資格が仲間を定義するわけではない。 同じ目的、方向を向いて信頼できるかが重要なのだ。 部品 連携に言葉は無用 仲間と連携する際のヒーローに、長々と作戦を語る必要はない。 信頼できる仲間の動きを想定し、言葉なしに即興のコンビネーションを編み出すのだ。 部品 放たれる合体技 合体技。それは信頼できる仲間との連携攻撃である。 それは複数の攻撃の合成によるものかもしれないし、 コックピット内で操縦タイミングを完全一致させることで 生まれるアクロバットマニューバかもしれない。 ともあれ、1+1が2で終わらないことを彼らは実証することであろう。 部品 後方支援を受けて ヒーローの仲間は前線でともに戦うものだけではない。 装備を整備してくれるもの、怪我を治療してくれるもの、出撃準備を整えてくれるもの。 そういった仲間の思いを背負い、ヒーローは戦っているのだ。 部品 国是「みんななかよく」 akiharu国の国是である「みんななかよく」。akiharu国のヒーローの考え方の基本の一つである。 種族がばらばらであっても国は一つである。国は違っても共和国は一つである。そして帝国ともなかよくやっていきたい。 そんな風に分け隔てなく、助けの手を伸ばせる心。 そして、悪人だって捕まって法の裁きを受け、罪を償って更生すればなかよくできるかもしれない。 そう考えることができること。 部品 ヒーローは格好いい! 何と言っても、ヒーローは格好いい。 どんな強敵にも立ち向かい、試練に耐え、強敵に立ち向かう。 架空の物ですら子供たちに影響を与えるものだが、それが現実に存在すると成ればその影響は計り知れない。 部品 むやみに暴力を振るわない ヒーローは暴力を振るうから、社会に悪影響を与えるという者もいる。 だが、それは間違いではないにせよ、偏った見方である。 ヒーローは、自衛はするにせよ、自分の為だけには拳を振るわない。 先生やお母さんに怒られてむっとしようが、誰かに悪口を言われようが。 それを見れば、どんな子供だって、力はむやみに振るう物ではない事に気付くはずだ。 部品 強くあれ 当然だがヒーローは強い。強いから、他の者を護ることができる。 それを見た子供たちは、自分たちも強くなろうと努力することだろう。 部品 誰かの為に ヒーローは、何時も誰かのために何かをしている。 それこそが、ヒーローの格好良さの原点である。 だからこそ、ヒーローに憧れた子供たちもまた、誰かのために何かをするだろう。 部品 あの格好いいメカ超クール! ヒーローには格好いいガジェットがつきものである。 勿論、それを振るいたいという子供も居るだろうが、それがあったらいいな、作ってみたいなと思う子供だって居る。 ヒーローに憧れる子供は、何時しか技術者や科学者の卵になるかもしれないのだ。 部品 公的組織への所属 職業として変身ヒーロー保持者は各国の公的機関(政庁・警察・ヒーロー協会等)に届け出をして活動許可と所属の許可を得なければならない。 その際には身元調査の同意書及び住所・経歴などを書いた書類の提出が義務づけられている。 PCの場合は所属国の政府機関に認知されている扱いになる。 義務以上に、公的組織所属のメリットとして、情報の共有・警察組織や他のヒーローとの連携がしやすくなることがあげられる。 部品 私刑の禁止 私刑とは、法と刑罰権に基づくことなく、個人または集団により執行される私的な制裁、リンチのこと。 誰であっても、法律の定める手続きによらなければ、その生命もしくは自由を奪われ、または他の刑罰を科せられない。 変身ヒーローであるないにかかわらず私刑は禁止されている。 部品 正義とは何かを考え続ける心 ヒーローとは、何かのために誰かが犠牲になることを悲しいと感じ、それを防げないかと常に考え続ける存在。 助けを呼ぶ者の声を聞き逃さず、手を伸ばせる者。良心を大切にし、それが広まっていくことを是とする者。 各々が胸の内にある正義を大切にし、時には他人の正義に触れて、自分の正義を見つめなおすことが出来る者。 それが真のヒーローである。 部品 力を振るうことの責任と悪について ヒーローが力を振るうとき、そこに失われるものがあることを忘れてはならない。 この世界では数多く悲劇が起こり、その加害者にも大なり小なり納得できる理由が存在する。 なぜ悪なのか、悪だから倒さなければいけないのか。ヒーローはそれを考え、理解したうえで戦わないといけない。 でないと悪が救われない。悪は粉砕するものじゃなくて、救うものだ。 部品 無謀ではない勇気 強大な敵でも、逃げず臆せず立ち向かう。そんな勇気を持つ者がヒーローである。 しかし勇気と無謀は別である。一人では敵わない敵に無謀に突っ込むことは勇気ではない。 現代のヒーローには、強大な敵に対して、仲間や警察などと連携をとり対応していくことが求められている。 部品 諦めない心 圧倒的劣勢や一朝一夕に解けない問題でも、挫けず諦めずに挑み続ける心がヒーローには必要だ。 そんなヒーローがみんなの先頭に立つことによって、その背中を見る人々も諦めずにいられるだろう。 部品 誰かのために伸ばす手 ヒーローの手は、誰かを救うための手である。 救いを求める人達に手を伸ばし、 それが困難であろうと諦めることなく伸ばし続ける。 その心がヒーローをヒーローたらしめるのだ。 部品 訓練の意味 目的は「ヒーローになるための訓練」であるが、何事にも通じる基礎能力の向上と、 人格形成を非常に重視した授業内容となっている。 前者は、基礎体力及び判断能力・思考力の強化、仲間との信頼を育み、連携能力を高めるといったものであり、 後者は正義の授業はもちろん、一見関係ないI=D訓練及びバイク訓練においても、 機械や生物を愛する心を育むなどの副目標が掲げられている。 部品 運動訓練 ヒーローには戦うための体力と力が必要である。 ヒーロー協会では最新のトレーニング器具での強化訓練はもちろん、厳しい教官の下、転がる岩から逃げるなどの訓練授業が開催されている。 部品 I=D操縦訓練 巨大ロボを操ることはヒーローにとって必須の技術である。よってヒーロー協会でもI=Dの操縦訓練を行っている。 本職パイロットにも劣らぬ操縦技術を身に着けるだけでなく、ロボを愛する心を育み、他の乗組員と心を一つにするのだ。 部品 知恵の授業 ここでの知恵は、「知識」ではなく、「判断力」と言う意味での知恵である。ヒーローにはその場の機転で対処しなければならない場面が数多くある。 また、悪の口車にのらない、騙されないことも重要な課題である。 教官の言葉「諸君、我々の仕打ちに対して納得行かないことも多々あるだろう。 だがそれが世界の流れというものだ。ただ理不尽に対して暴力で抗うか、それとも別の道を探るか。 その答えが諸君の胸の内に芽生えていることを私は願っている」 部品 正義の授業 正義の心、言わずとしれた、ヒーローに最も大切なものである。 正義の授業では、「これ」と決めた正義ではなく、様々な実例を元に各々の正義を考え話し合う。そしてどうすればよかったのか考える心を身に着けるのだ。 教官の言葉「正義というものは、人それぞれ、星の数ほどある。誰の胸にも、君の胸にも宿っている。 誰かを傷つける悪を倒すことが正義か。大切な人々を守り抜くことが正義か。 力を振るうことには常に責任が伴う。正義とは何か。悪とは何か。常に考えてくれ」 部品 バイク訓練 本来は藩王の趣味で行われていたバイク訓練だが、ヒーロー専用バイク、バトルマンティスの開発によって、正式にカリキュラムに組み込まれた。 バトルマンティスは生きたバイクである。その為、通常のバイク操縦技術の訓練に加え、バトルマンティスと心を通わせる訓練も行われる。 部品 合体技訓練 様々なヒーローが存在するakiharu国、その為、他のヒーローとの連携は必須事項である。 お互いの長所を理解しあい、苦手なことをフォローしあう。そんな訓練の末に生み出されるのが合体技である。 部品 卒業試験 様々な訓練を耐え抜き、ヒーローに必要な心を学んだヒーロー候補生たちは、卒業試験に挑む。 身体能力と知恵、そして正義の心を試される試験に合格することで 一人前のヒーローと認定され、変身アイテムとしてヒーローの証であるマテリアライズ・スフィアを授与されるのだ。 部品 ヒーローの証 akiharu国の変身ヒーローとしての証であるマテリアライズ・スフィア。ヒーロー協会の卒業試験に合格した者のみ授与される。 また、ヒーローが悪事を働くなど、変身ヒーローとしてふさわしくない所業を行った場合、マテリアライズ・スフィアの機能は協会が凍結する。 このとき、マテリアライズ・スフィアは点滅し、そのヒーローがヒーロー権限を凍結されたことを示している。 なお、この変身アイテムは協会の会員証も兼ねており、偽造や複製を防ぐため、様々な技術が使われている。そのため、内部構造についてはブラックボックスとなっている。 部品 個別認証 マテリアライズ・スフィアには個別認証がされており、授与された個人以外では変身が不可能である。 また、他のオプションパーツもマテリアライズ・スフィアと連動して個別認証がされるようになっている。 部品 開発秘話 A世界ターン12末、そしてオフシーズン。変身ヒーローのアイドレスの開発がakiharu国技術部では始まっていた。 ただでさえTLO問題でピリピリしていた情勢下である。絶対にTLOにするわけにはいかない、と皆が頭を悩ませたが、一つだけ光明があった。 「変身」のワードとポーズに対応して強化スーツが全身を覆う、そんなヒーローが大量発生する世界が第6世界群の1つにある。 通称「カーリー・ザ・ライトニング」の世界。この世界で使用された技術を手本として開発は進められた。 そして完成したのが、強化スーツとその発生装置であるマテリアライズ・スフィアである。 部品 強化スーツ マテリアライズ・スフィアに内臓された強化スーツ。「変身」の掛け声やポーズをとることによってマテリアライズ・スフィアから取り出し、身にまとうことが出来る。 着用者の力を増幅するとともに、命を守ることを第一とした設計になっている。 部品 カスタマイズ機能 強化スーツの外見は個人が好きなようにカスタマイズできる。これはヒーローのやる気に直結する重要な機能である。 デザインの一例として、スペースシェリフ系、ライダー系、超人系などがある。またデザインが異なっても能力に優劣はない。 部品 コンパクト設計 変身アイテムは非常に小型であり、別売りのオプションと組み合わせることで、ベルトのバックルや腕時計、携帯電話などに偽装することができる。 むろんワンドやステッキ、コンパクトのような魔法少女系ヒロインのアイテムにすることもできる。 部品 標準的な機能 見た目はただのデジタル腕時計だが、時計機能のほかに地図アプリや通信アプリが入っている。ヒーロー協会や交友がある他のヒーローたちと無線通信が可能。 アプリ等は音声認識対応。また追加アプリをヒーロー協会で購入可能である。 オプションパーツのため、マテリアライズ・スフィアと連携して個人認証がはたらく。 部品 ヒーロー協会からの出動要請 警察の手に負えない事件が発生すると、ヒーロー協会に通報が入り、ヒーローたちに出動要請が入る。 事件の発生場所が伝えられ、すぐに近くのヒーローが駆け付けられるようになっている。 部品 救援信号 単独で事件に遭遇した時、ヒーローブレスのボタンを押すことによって救援信号が発せられる。近くにいるヒーローの元に届いて救援を呼ぶことが出来る。 akiharu国のヒーローは一人でない。仲間と協力することで速やかに事件解決し、被害を最小限にするのだ。 部品 頑丈設計 ヒーローブレスは過酷な戦闘の最中にも壊れないよう頑丈設計を第一に考えられている。また耐水性能が高く、水中でも機能する。 部品 T17を生き抜いた証(着用制限) このアイドレスはT17のリザルトアイドレス「勇敢なパイロット」を所持している者のみ着用できる。 T17で勇敢に戦った者であることの証である。 部品 搭乗可能機体(I=D、RB、航空機) 勇敢なパイロットは、I=D、RB、航空機に搭乗可能である。 システム3までの通常パイロットに比べ、RBにも搭乗可能である。 部品 得意分野 I=D、RB、航空機など、個人のテクニックが反映される機体ではその才能をいかんなく遺憾なく発揮できる。 部品 搭乗可能機体(宇宙艦船) 勇敢なパイロットは、宇宙艦船に搭乗可能である。 なお、宇宙艦船の場合は集団操舵のため個人技術によるアドバンテージはつかない。 部品 強大な敵に立ち向かった者 T17,FVBの宇宙観測センターで観測された「宇宙怪獣」と命名された巨大な敵。 莫大な数と強さを有する宇宙怪獣は三群に分かれてtera方面へ進軍してきた。 一方地上では魔力があふれ出し、大量のなりそこないが発生していた。 そして追い打ちをかけるようにダーク・サマーレルムの軍勢が現れ…。 T17、アイドレスプレイヤーは強大かつ多量の敵に臆することなく戦い抜いたのだ。 部品 連戦にもめげない心 激動のターン17、中でもE173~EV177の3方面作戦は、各軍転戦を重ね、強大な宇宙怪獣に立ち向かった。 また地上でもE176は地上のなりそこないに対応するため、共和国は4グループ、帝国は3グループの敵を掃討することとなったが、 これにダークサマーレルムの敵が出現。連戦を余儀なくされることとなった。 何度でも敵が増援を投入してくる、他の戦地に転戦する、戦場ではよくある光景である。 通常なら心がめげてしまいそうになるが、そんな状況でも希望を忘れず戦い続けた。 部品 死地から帰還した自信 T17の死と隣り合わせの戦場を駆け抜け、生還した事実は、何事にも代えがたい自信をアイドレスプレイヤーに与えるだろう。 部品 戦闘訓練 平時からの仮想敵との戦闘訓練により、想定可能な敵の構成・戦術への対応方法を学習している。 全てを網羅している訳では無いが、体系だてて学ぶことで、その延長として柔軟に対応することを目指す。 部品 ブリーフィング 作戦行動前に隊全体で行われる綿密な打ち合わせ。 戦況の確認であったり、作戦行動に求められる目標であったり内容は多岐にわたるが、 パイロットにとっては、全体の中で自分のすべきことを把握する重要な情報交換の場となる。 部品 パイロット準備過程の修了 パイロットとはエリートであり、訓練課程により、工学、航法、通信、法規など各種の知識を身に付け 戦場での活動はそれらに裏付けられていることが求められる。 また、実際の操縦技能は、初歩の操縦を訓練機により習熟した後、実機にて戦闘機動など実践に即した訓練が行われる。 部品 操縦経験 一般的にパイロットの技量とは、機体を操縦した時間に依存する。 特定の機体・機種に関し継続して訓練を行った時間の累積により一人前のパイロットと扱われ 訓練部隊に組み込まれてより5年間、第一線部隊で最低1年間従事することで1人前となる。 部品 能力の適正検査 基本的な作業能力に加え、機体操縦時のマルチタスク能力、会話への適切な対応といった検査に加え パイロット向けの検査、身体測定、血液検査、脳波測定、斜位測定、心電図、深視力、視野、精神内科の問診などが行われる 精神の形質について調査され、残虐性といった社会倫理に欠けると判断されたものは不適格とされる。 前科などの経歴も調査され、問題があるようであれば、これもまた不適格と判断される。 これら個人の資質を内外から徹底的に検査した後に、ベテランパイロットとの面接、実際のフライトでの最終的な適正が問われる。 これらの項目のためパイロット登用試験は狭き門となる。 部品 マニュアル把握 パイロットに多彩なマニュアルは付き物である。 随時更新されるマニュアルを把握し緊急時対応を行える事は パイロットの基本教養であり命を救う綱であるとともに 最大の武器の一つである。 部品 編隊行動 戦闘時に僚機と自機の位置を維持する技術。 集団で行動するための基本スキルであり、練度を見るための目安ともなる。 中距離での戦闘では統制射撃との組み合わせで威力を発揮する。 部品 自機管理 機体の消耗状況の把握に長ける能力。 戦闘中に機体の不調が発生することは即座に死を意味するため 自機の僅かな変調から起こりうる異常を予想する。 部品 状況判断 冷静な状況判断により、局所的な有利不利を察知する能力。 目まぐるしく変化する状況をつぶさに捉え、次の行動を決定するための 観察・整理を行うことで可能な限り自軍に有利な行動を選択する。 部品 待機任務 パイロットの任務の1つ、領空(領土、領宙)侵犯に対してスクランブル発進し、これを迎撃する。 違法に自国へ侵入を試みる軍隊・賊への牽制や哨戒、迎撃へ即時対応するための準備。 一方で、救難を求める対象への対応も含める。 シフト制により24時間対応可能。 部品 健康管理 パイロットは機体の1部品としての側面が強く、健康診断で問題がある場合即座に不適格として後方勤務となる。 そのため、常日頃より自身の健康管理に対する要求ハードルが高く設定される。 部品 部隊行動基準 軍隊の一員として、交戦に関する規律を明文化したもの。国際法規における交戦倫理にあたる条項を参考に 一般市民への攻撃禁止等の基本的な倫理を定めた内容。 敵国へ露見すると手の内を晒すこととなるため、自国の軍隊を管理する省庁と下部組織内においてのみ閲覧可能。 部品 概要 思考ルーチンとは思考をうながすツールのこと。思考を可視化したり、考える文化を作ったりできる。目標達成にふさわしいツールを使うことが大事である。 部品 See-Think-Wonder 画像やものを念入りに観察させるための思考ルーチン。まず解釈せず、見えるものだけを話す。実際に画像やものの中のものを指さすとよい。次に画像やものの中でどんなことが起こっていると思うかたずねる。その解釈をふまえて、画像やものが伝えている問題や概念でなにを疑問に思うかを問う。あいまいさや複雑さを持つ画像に向いている。 部品 前の考え・今の考え 学習の中でどのように考えたかをふり返るための思考ルーチン。新しいことを学んだとき、新しく理解したことや新しく持った意見・信念をあきらかにするため、学習をはじめたときどんな考えを持っていたかを思い出し、考えがどう変わったかを発表する。 部品 どうしてそう言えるの? 考えを掘り下げるための思考ルーチン。発言や主張、意見に対して、その根拠を問うことで、意見の裏でなにを考えていたかを引き出す。常時使うことで、根拠をもとに推論する態度を育てる。 部品 信号色のマーカー おかしいと思ったり疑問を持ったりする場所を気づくためのツール。本当かどうか正確かどうかが気になって「ちょっと待って!」赤信号と思うところに赤線を、「言いたいことはわかるけど……」黄信号と思うところを黄色の線を引く。多くの者が赤信号・黄信号とした範囲を書きとめ、その根拠をたずねる。赤信号・黄信号の確認が終わったら、疑わしいと思った箇所にどんな特徴があるか尋ね、その考えと理由を共有する。 部品 概要 家族をひとつのまとまったシステムとみなし、家族のメンバーの相互作用に重きをおく立場の家族療法。問題を抱えた誰かを探すのではなく、家族メンバーの相互関係を把握し、そのシステムに変化を生み出すことで個人の問題を解消していくことを目指す。問題や症状を訴える者のことを、家族の問題を代表して病気になった者という意味をこめてIP(identified patient、患者とみなされる者)と呼ぶ。患者や家族を「病気の原因」「治療すべき対象」と決めつける見方に抵抗があるため、システム論的家族療法は衰退し、家族を「回復過程に必要な力を秘めたパートナー」とみなす心理療法が生まれた。 部品 三種の神器 観察室、ワン・ウェイ・ミラー、ビデオカメラのこと。家族が面接している様子を専門家が観察するために用いられる。面接者と家族のやりとりに巻き込まれることなく、全体の状況を観察することができる。 部品 円環的質問法 家族間の行動の差異や家族の関係性をあきらかにする質問。たとえば「お父さんはお母さんの考えをどう思いますか」「娘さんを一番心配しているのは誰ですか」など。家族関係の相互作用を明らかにする目的でおこなわれる。複数の要因が円環的に連鎖し、相互に影響しあう円環認識論に基づく。 部品 肯定的意味づけ IPや家族の問題行動をその状況で「意味のあるもの」として肯定的に意味づけることで、家族全体のシステムの枠組みを変えていく手法。現状を問題視している家族は肯定されることに困惑し、固定化したシステムが変わるきっかけとなる。 部品 対抗逆説法 家族がおちいっている悪循環を解消する技法。症状の改善や家族行動の変化を求める家族に対し、「現状を維持するように」と逆説的なメッセージを送ることで、家族行動の悪循環を変え、家族システムの変化につなげる。 部品 積極的傾聴の概要 相手の発言に心から耳を傾け、その背後にある感情・立場に理解を示す聴き方。話している内容だけではなく、声の調子や視線・表情・姿勢など、言外の意味にも注意を払う。相手は問題を解決する能力を持っており、感情を整理すれば自分で対処できるという考えに基づく。積極的傾聴は、具体的な解決策を提案しないため、相手の信頼を失う恐れがあり、また相手の感情を唯一決定的なものと見なしてしまう恐れもある。 部品 トーキング・スティック 集団で積極的傾聴をおこなう際、不慣れな者の実践を手助けするルール。棒を持っているひとりだけが話すという単純なルールである。棒を持っていない者は肯定も否定もせず、質問もせず聴く。そして棒を持っている者が言った内容を聴衆が説明し、理解してもらえたと納得した時点で次の者に棒を渡す。棒自体に特別な力があるわけではなく、誰が話すときかを示す、単なる目印のため、同じ役割が果たせるなら、棒以外の道具でもよい。対話を拒絶する相手には役に立たない。どちらかといえば、治療の現場より交渉や会議で使われることが多い。 部品 概要 言語とコミュニケーションが現実を構成するという社会構成主義の考えに基づく心理療法。クライエントの問題は、クライエント自身が作り出した物語(ナラティブ)の結果であり、そのナラティブに合わない体験を無視したり歪めたりすることによって生じると考える。調停や仲裁の現場では、ナラティブ・セラピーの技法をナラティブ・メディエーションと呼び、様々な対立の解決に利用されている。 部品 二重傾聴 ナラティブ・セラピーやナラティブ・メディエーションの技法のひとつ。どんな言述にも複数の解読案があり、物語には複数の物語があるという想定で取り組む聴き方である。凝り固まった状態では、たいていひとつの物語が優勢となっているため、語り手が焦点を当てている物語がもっともらしく聞こえる。二重傾聴で聴くと、話し手が相反する説明を積極的に除外していることがわかるし、傾聴者に聞いてほしい説明だけを語っていることがわかる。相手の発言に存在しないが暗示するもうひとつの物語(ユニークな成果)を示すことで解決に役立てる。 部品 外在化 ナラティブ・セラピーやナラティブ・メディエーションの技法のひとつ。「あなたが問題なのではなく、問題が問題だ」という考え方である。たとえばXさんが問題行動をしている場合、「Xさんの行動」と問題をXさんに内在化せず、「あのような行為」と当事者と問題を切り離し、当事者が行為の被害者であるかのように表現する。非難されるべきは「あのような行為」であり、Xさんではないとすることで問題のなすりつけあいを避けることができる。 部品 概要 過去に経験した出来事や将来の場面、内面の葛藤・課題などを演じる集団精神療法。サイコ・ドラマとも呼ばれる。クライエントがセラピストやアシスタントと共に演じる即興劇で、話の骨組みや主題は決めるが、台本や筋書きはない。認知・感情・行動が同時にかかわるため、学習効果が高いとされる。演者が自発的に演じ、その場面を現実だと信じることが肝要である。クライエントや観客にとって真に迫る演技とするためには、クライエントの意見を聴き、場面に合った小道具を置いたり、実際の人物に近い人に演じてもらう必要がある。 部品 ストレート・ロール・プレイング 治療的ロール・プレイングの基本となる一技法。クライエント自身が本人役を演じる。人は咄嗟の状況では普段の自分を演じてしまうことを利用し、問題の場面でのクライエントの普段の行動をセラピストや観客など利害関係のない第三者に見てもらい、客観的な意見や感想を聞く。また適切な行動をとれない状況や葛藤が生じる状況などを克服するため、同じ場面を何度も練習する場合も利用される。 部品 ロール・リバーサル 治療的ロール・プレイングの一技法。アシスタントがクライエント役を演じ、クライエントは相手役を演じる。役割交換とも呼ばれる。クライエントが普段の自分の行動を客観的に見るため、もしくは相手の立場から考えるために用いられる。また普段の自分より適切な行動を模範として演じてもらう場合にも利用される。演技の途中で役割を交換することを「スイッチング」と呼ぶ。 部品 二重自我法 治療的ロール・プレイングの一技法。アシスタントがクライエントのとなりにならび、そのクライエント自身としてクライエントと相互作用を行い、クライエントが自身の問題を評価することを援助する。 部品 補助いす法 治療的ロール・プレイングの一技法。他者との会話を恥ずかしがったり、たじろぐクライエントのために、小道具として「なんにでも変身でき会話もできる」という設定のいすを用意し、そのいすの後ろで、いすになりかわって、クライエントと相互作用しようとする技法。 部品 魔法のお店法 治療的ロール・プレイングの一技法。舞台設定が魔法のお店で、セラピストかアシスタントが店主の役をする。その店には、想像上の商品や理屈を超えた価値があふれている。それらは売り物ではないが、物々交換でなら手にすることができる。交換の際には、グループか個人の価値を代わりに差し出さなければならない。 部品 再演 治療的ロール・プレイングの一技法。リプレイングとも呼ばれる。クライエントがトラウマをともなう経験に打ち勝つことができるよう、ある経験を繰り返し演じること。繰り返すことで、使い古された行動様式を取り除くことができる。 部品 未来投影法 治療的ロール・プレイングの一技法。主役が未来の自分を思いのままに演じる。主役が未来のある時点を選び、主役が未来の生活を実感できるように、一緒に演じるアシスタントに説明しながら場面を作っていく。 部品 即時療法 治療的ロール・プレイングの一技法。場面がクライマックスで止められ、ただちにその場から主役を退出させる方法。強いストレスを受けた直後に中断することで症状の緩解をはかる。 部品 ビハインド・ザ・バック法 主役が集団から離脱する、治療的ロール・プレイングの一技法。主役が、物理的には部屋に残っているが、(幕の裏に身を隠したり、他の参加者に背中を向けたりして)心理的には部屋から出ている状態の間、他の参加者が場面や主役の行動について、できるかぎり誠実に話し合う。 部品 消灯法 部屋全宅を暗くし、明るい部屋であるかのように演技する、治療的ロール・プレイングの一技法。主役が観客に見られずに、つらい経験に耐えていけるようにするためにおこなわれる。また主役に孤独な経験をあたえるためにもおこなわれる。 部品 概要 依頼から24時間以内に、ふたり以上のスタッフからなる専門家チームがクライエント本人やその家族、他の重要な関係者(親戚・友人など)と一緒にミーティングをおこなうアプローチ。最初に依頼を受けたスタッフ(たいていは看護師)が責任者となる。ミーティングはできる限りクライエントの自宅でおこない、ひとつの部屋に車座になって座り、自由に意見を交換する。ミーティングの目的は、参加者が自分たちのおかれた状況を理解できるよう対話すること。ミーティングはクライエントにとって必要な頻度・回数で実施され、その間、同じチームが参加する。 部品 特徴 オープン・ダイアローグの特徴は、クライエント本人に一切の隠し事をしないこと、本人のいないところで本人についての重要な決定をせず、事前・事後に支援者だけで話し合いをしないことである。治療・投薬・入院などの医療的な介入は必ず全員で話し合って決める。また、参加者全員がリーダーであると意識し、お互いを信頼し合うこと、説得・詰問せず、結論に結びつけず、相手の言葉に必ず反応すること(対話すること)も重要である。誰も一方的に話をせず、さまざまな声が響きあうことから、オープン・ダイアローグのミーティングは波乗りにたとえられる。 部品 対象 オープン・ダイアローグは発症初期の精神疾患を主な対象としている。急性期(病気のなりはじめ)は他者からの影響に無防備であるため、このタイミングにオープン・ダイアローグをおこなうと効果が高いとされる。統合失調では入院治療期間の短縮、服薬を必要とした患者の減少、再発率の減少などのエヴィデンスがある。また、引きこもりに対しても適応事例があり、レンタルおねえさんのような異性の魅力で引きこもりを解消する方法と比べ、対話の参加者が多いため、人間関係のトラブルに発展しにくいとされる。 部品 リフレクティング・プロセス 当事者についての専門家の話し合いを、当事者やその家族に観察してもらう技法。当事者と専門家の間の相互性に重きをおいており、「本人の前で噂話をする」とたとえられている。クライエントは、観察される立場と観察する立場の両方を経験することとなり、その過程で自分の問題を外在化し、自分自身を客観視する機会を得ることができると考えられている。 部品 オートポイエーシス理論 神経生理学者によって提唱されたシステム論。結晶を例にした場合、これまでのシステム論では、結晶をシステム、溶液をシステムの環境として、結晶を自己組織化するシステムととられていた。オートポイエーシス理論では、結晶と溶液の界面で生ずる結晶生成のプロセスをシステムの構成要素として、生成プロセスの集合をシステム、結晶を生成プロセスから除去された廃棄物と考える。この理論を応用したものが社会システム論である。社会とは人間を環境として、コミュニケーションがコミュニケーションを自律的に再生産し続けるシステムであり、社会でのさまざまな事件や出来事が社会システムの廃棄物と考える。オープン・ダイアローグにおいては、参加メンバーがシステムで、対話が対話を再生産し続けることで、廃棄物として治癒が生成されると考える。 部品 概要 詩学とは、対面して診療をおこなう場面で、言葉づかいやコミュニケーションをどのようにすべきかという、実践についての理論のこと。 部品 不確実性への耐性 詩学の原則のひとつ。通常の診療では、初診の時点で診断と同時に、「どんな治療をするのか」「病状の見通しはどうか」といった内容が伝えられる。しかしオープン・ダイアローグでは、そのあたりをあいまいなままにする。最終的な結論が出されるまでは、このあいまいな状況に耐えながら、病気による恐怖や不安を支えていく。こうしたあいまさ、不確実性への不安を支えるのが、繰り返されるミーティングと継続的な対話である。ミーティング中にクライエント本人がいなくなったり、クライエントが自分で話したいことを決められなかったりなど、どのような応答があっても、対話の流れを操作せず、関心を示すことで対話が続くように配慮する。これによって、参加者はどんな考えも話しても安全であるという雰囲気を生んでいく。 部品 対話主義 詩学の原則のひとつ。言語とコミュニケーションが現実を構成するという社会構成主義の考えに基づく。言葉の意味は「人とのかかわり」から生まれるという考えである。対話主義の提唱者によれば、あらゆる対話は応答を求めており、「言語にとって応答の欠如ほど恐ろしいものはない」と指摘している。オープン・ダイアローグでは、患者の苦しみに声を与える言語は、対話から生まれると考える。 部品 社会ネットワークのポリフォニー 詩学の原則のひとつ。対話において中心的な立場を認めない、専門家も当事者も対等という考え方。専門家中心主義だけでなく、当事者中心主義への批判でもある。発話者ひとりひとりに独立した意識を認めるが、目標を定めて対話を操作する支配的な立場を認めないため、対話はつねに次の対話へと開かれた状態におかれる。 部品 概要 統合失調などを持った方々が、日常生活の中から当事者自身の抱える困りごとや関心事を研究テーマとして取り上げ、自発的に研究する一連の活動。当事者研究の実践を可能とする三つの要素は、仲間(気心の通じ合う関係)・語ること(言葉で語らないと病気で語ることになってしまう)・研究(目の前の現象を言葉で説明していこうとする取り組み)。あくまでも当事者が主人公であり、当事者自身から生まれてくる物語を楽しむことが重要とされる。健常者でも「チョコを食べすぎる」「SNSがやめられない」「忙しいときに友達からの電話を断れない」など身近なテーマで研究をおこなうことができる。 部品 スタイル 当事者研究は構造化された治療や支援の方法ではない。考え方や現実に向き合う態度を重視しているため、現場で試行錯誤しながらさまざまなスタイルが作られている。 部品 幻覚妄想大会 当事者研究の文化のひとつ。医療の現場では抑え込まれがちな妄想や幻覚を発表し、みんなで笑い飛ばす大会。存在を否定されてきた当事者を、病気になってもよいと肯定するねらいがある。 部品 散歩とは 自宅や滞在している場所の周辺を、とりとめもなく、ぶらぶらと歩くことを言う。 目的は気晴らしや、健康のため、ペットの世話など様々である。 部品 散歩好きと呼ばれるまで ただ数度散歩をしただけで散歩好きとは呼ばれない。 頻繁に散歩をし習慣となってそれを楽しんでいる者を散歩好きと呼ぶ。 部品 風景を眺める 普段通らない道を通り、新しい風景を楽しむというものも散歩の魅力の一つである。 観光などで知らない土地にいったときなどもこれにあてはまる。 部品 季節を感じる 散歩中、道端に生えている草花のうつろい。同じ時間帯でも変わる日の長さ。そして気温の変化。 散歩は季節を感じるのにぴったりである。 部品 人とのふれあい 散歩の良い所はご近所づきあいが増えることだろう。 すれ違うたび挨拶をしお互い顔を覚えることで交流が増える。 部品 抜け道探し よく知ったご近所といえど通ったことのない小道、入ったことのない商店などあるかもしれない。 散歩しながらそういう場所を開拓し自分の行動範囲を広げていく。 部品 日常の変化に気付く 日課のように散歩をしていると 日常に変化があったとき気付きやすくなる。 あそこに引っ越してきた人がいる、とか新しいパン屋さんが出来てるなど そういう違いを探すのも楽しみの一つだろう 部品 歩きやすい靴 歩きやすい靴とは自分にサイズのあった、底のしっかりした靴で、おもにスニーカーなどをさす。 自分にあった靴を選ぶことで靴擦れなどを起さずにすむ。 また歩きやすい靴は疲労軽減効果もある。 部品 帽子 頭部にかぶるもので、頭部を物理的に保護し、また、強い日差しや熱中症からも守ってくれる。 最近はUVカット加工がされているものもある。 部品 汗をかいてもいい服 オシャレ着などではない、普段着に近いもの もしくは運動する前提で汗をかいて汚れてもよく、動きやすい服装のこと。 部品 散歩に何をもっていけばいい? 散歩場所がもしご近所でも 外出するのに何があるかはわからない。 時間や場所、季節にあわせて持っていくアイテムを決めよう。 ・迷ったときのための地図がわりや他者との連絡手段のために携帯(気になることを調べる辞書代わりにもなる) ・ペットボトルや水筒など 飲み物の入ったもの。 ・ぱっと必要になったとき使える程度の金銭 ・汗をぬぐうタオル ・万歩計 部品 散歩中の挨拶の効果 相手にその時と状況、関係性にあった言葉で挨拶をする。 朝なら「おはようございます!」 昼なら「こんにちは!」 さわやかに挨拶できればお互いにすがすがしい気分になれるぞ! 部品 急げ馬よのあらまし 馬を走らせ、短期間で長距離移動するための技術。はいよーシルバー! 馬を所有していない場合は貸し馬屋にレンタルしたりするらしい。 部品 急げ馬よの取得条件 馬術の習得及び、馬での長距離移動訓練を年四回は行っていること。 なお、越境及び交通法規は各国のルールを事前に調査し、遵守すること。 部品 馬と心を通わせる テレパシーというわけではなく、馬との信頼関係を築く練習。 背筋を伸ばし、力を抜いて余裕を持つことで、馬に不安を与えないように心がける。 部品 乗り降り練習 まず馬に乗るための練習。馬の左側から鐙に片足を掛けて跨がる方法から、飛び乗りまで練習する。 降り方は乗り方を逆順で行う。 部品 騎乗姿勢 鞍の相性知り、跨がり方を覚え、正しい姿勢で騎乗するための訓練。 速さに応じて姿勢を変える必要があるので注意。 部品 歩法の習得 歩法とは馬術における、馬の歩き方、走り方のことである。 常歩、速歩、駈歩、襲歩が基本歩法とされ、それぞれに訓練を行う。 部品 常歩 なみあし。歩きの状態。常に二本ないし三本の肢が地面について体重を支えている状態。 正しい姿勢で発進や停止、曲がり方なども覚えよう。 部品 速歩 はやあし。二本の肢をペアで着地、離地する走り方で、速度は常歩の二倍程度。 強く上下に揺れるため、動きに合わせて鐙に立つ、鞍に座るを繰り返して衝撃を軽減したりする。 部品 駈歩 かけあし。速度は速歩のおよそ1.7倍ぐらいか。 三肢で接地しているタイミングと、四肢が地面を離れているタイミングがある。 パカラッパカラッといった感じか。 ゆったりと前後に揺れる。 部品 襲歩 しゅうほ。全速力の走り。後肢と前肢の着地点をなるべく離し、脊椎のバネを利用して歩幅を伸ばし疾走する。 速度は駈歩の三倍にも達する。 部品 長距離移動計画 連休のお父さんには必須の計画能力。 地図を広げ、目的地に辿り着くルートを導き、適切な時間に適切な道を進む計画を立てることが重要。 部品 地図を読む 道路地図を読み解く力。これがなければそもそも長距離移動は諦めるべきだろう。 ルートを検索するだけでなく、休憩の予定も立てよう。 部品 越境の準備 移動に於いて国を越えることもあるだろう。国が変わればルールも変わる。 各国のルールに従い、越境できる様、事前の予習と準備をしよう。 部品 休憩・補給 事前に予定を立て、所定の場所で人と馬の休息と補給を行う。 日を跨ぐのであれば馬小屋のある宿の確保も忘れてはならない。 部品 馬と野営 やむなく野営することもあるだろう。 野営をするのであれば、馬をきちんと繋いでおくこと。 もちろん、世話と手入れを忘れてはいけない。 部品 急げ馬よの陸路移動効果 急げ馬よは、具体的には陸路に限り一航路分の移動を可能とする技術である。 緊急事態があれば即座に現場に急行することが可能となる。 馬を保有する必要が無いのは前述の通り。 部品 概要 迷宮競技会のB50到達リザルトで手に入れた双眼鏡である。普通の視界のほか暗視や熱源探知など多機能な双眼鏡であり、一般販売はされていない。 部品 所持制限 複合双眼鏡は迷宮競技会のB50リザルトアイテムとして入手したプレイヤーかその後の交換会で手に入れたプレイヤーのみが所持することができる。 部品 偵察 複合双眼鏡は高い倍率と様々な状況に対応した機能により利用者に高い偵察能力を与える。夜間でも暗視能力により視界を確保でき、また熱源感知により隠れている対象を発見する状況にも優れた性能を発揮する。 部品 FO(Forward Observer) 複合双眼鏡は砲撃の観測においても高い性能を発揮する。多機能による高い視界確保性能は夜間や悪天候下においても敵陣と着弾地点の観測を成功させ、砲撃能力を有効に機能させることができる。 部品 暗視 複合双眼鏡には暗視機能が組み込まれており、光源の確保が難しい状況下でも視界の確保を行うことができる。双眼鏡の望遠機能と合わせて夜間の偵察活動において高い性能を発揮する。 部品 熱源探知 複合双眼鏡には熱源探知機能が組み込まれており、生物や火器の温度を使った追跡・索敵に高い性能を発揮する。