約 1,257 件
https://w.atwiki.jp/kirakira_dangerous/pages/82.html
一八八八年、秋、某日、夜、倫敦(ロンドン)、ホワイトチャペル、路地裏。 深く白い霧と、重く黒い噴煙に包まれた、欲望の都の暗部。 「ハッ……ハッ……ハ、ハハッ、ハハハハハハハハハハハッ!!」 ――――人が死んでいた。 否、否、それはいささか不足した表現となるだろう。 厳密に言うなれば、人が殺されていた(・・・・・・・・)。 元も顔立ちも、年齢も、性別すらも判別不能なほどに顔面をグチャグチャに破壊された死体が、ロンドンの路地に転がっている。 殺人である。 殺人鬼による殺人である。 嗚呼、嗚呼、語るに及ばず。 十九世紀におけるロンドンの殺人鬼と言えば、もはや挙がる名はひとつしかあるまい。 死体を無遠慮に踏みつけ、ナイフを片手に哄笑するこの男こそ、正体不明の伝説的殺人鬼、切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)――――――――ではない(・・・・)。 そして同時に、それもまた否である(・・・・・・・・・) 「これでッ! これで……これでッ!」 興奮気味に、男は月に吠える。 暗雲の奥で淡く輝く三日月が、男と死体を嘲笑っている。 「――――――――俺が、二代目ジャック・ザ・リッパー(・・・・・・・・・・・・・・)だッ!!!」 嗚呼、その通り! これこそ今宵の真実! 転がる死体は、真なるロンドンの恐怖! 地獄より来たりし娼婦殺し! 永遠なる正体不明の正体! ジャック・ザ・リッパーの通り名でロンドン中を震え上がらせた、世界で最も有名な殺人鬼のその末路! であればそれを下したこの男こそ、初代(・・)ジャック・ザ・リッパーを乗り越えることでその名を簒奪した新たなる恐怖! 殺人鬼は闇に消え、闇より再び現れる。 継承された恐怖の通り名は、どこまでも冒涜的にロンドンの路地裏に響いていく。 「アンタの大ファンだったよ! ずっと! アンタみたいになりたかった……だから、こうして夢が叶ったんだ! 夢は叶う! 必ず!」 興奮気味にまくし立てる“二代目”の言葉に、返される言葉はない。 そそくさと鼠が脇を抜け、黒猫が興味無さげに尾を振ってそれを眺めるのみ。 けれども、今はそれだけのオーディエンスで十分だった。 やがてロンドン中が……否、世界が! この新たなるジャック・ザ・リッパーに怯え叫ぶオーディエンスとなるのだから! 「クフッ、フフ、ハハハハハ……いやぁそれにしても、まさかアンタの正体が――――」 ……そして、次の瞬間。 嗤う“二代目”の胸から、 槍の、 穂先、 貫いて、 鮮血、 呆然、 吐血と、 驚愕。 「――――あっ……がっ……?」 槍が引き抜かれて――――糸が切れたように、男は力なく倒れ込む。 「――――――――ご苦労さん。お前さんの腕前は永遠に語り継がれるだろうさ……この私、三代目ジャック・ザ・リッパー(・・・・・・・・・・・・・・)の先代としてな」 重なる死体を、やはり彼は足蹴にした。 闇に消え、闇より現れた恐怖の名は、再び闇に消えて闇より現れ――――銃声。 「ふん、なら俺は“四代目”か、ガッ!?」 「ハッハァー! これで俺様が“五代目”のジャック・ザ・リッ」 「パァン! こんなチンピラにその名前はやれないねっ! アタシが“六代目”としてちゃあんとジャック・ザ・リッパーを、をを、お、おおおおおおおおお」 「ほっほっほ……この毒は特別製での。“七代目”ジャック・ザ・リッパーのワシにかかればこの……ウゲーッ!?!!?!?」 「この、狂人どもめ……! なにが“七代目”だッ! ロンドンはお前らの遊び場じゃないんだぞ! それをあぱっ」 「……飛んで、“九代目”になるのか? これは……む。なっ、き、貴様、それは……! や、やめてくれ! なんでもする! なんでもするから……!」 「ダメだね。さてこれで私が“十代目”ジャック・ザ・リッパーとして……」 ――――こうして。 切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)の名は、永遠に霧の中へと消えていくことになる。 ――――――――――――――――――本当に? ◆ ◆ ◆ 現代、某月、某日、朝、東京、マンションの一室、キッチン。 ピピピ、と鳴り響く目覚まし時計はとっくのとうにノックアウト。 窓から差し込む陽光を全身で浴び、鼻歌交じりにエプロンを着付け、片手で卵を割ってフライパンに放り込む。 熱した油がパチパチと音を立て、透明だった白身をその名の通りのカラーリングに変えていく。 スリッパのつま先で床をトントン、リズムを取って。 同時にチン、と音を立てたのはトースター。パンを吐き出し、香ばしい匂いがキッチンを包む。 さぁ、パンが焼けたのだからメインディッシュも急がなくては。 なんにせよ、目玉焼きは片面焼き(サニーサイドアップ)に限る。なにせ半熟以外に人権など無いのだ。 黄身が固まりきらないうちに火を止めて、トーストの上に目玉焼きを滑らせて、事前に淹れておいたコーヒーをカップに注いで。 最後に冷蔵庫から醤油を取り出して、これで最高にゴキゲンな朝食の完成。 当初に比べて冷蔵庫の食品も随分減ってしまったが、まぁまるまる四日も持ったのだから十分過ぎるぐらいだろう。 ――――波佐見(ハサミ)・ペーパーストンはそんなことを考えながら、やはり上機嫌なまま朝食を食卓に並べた。 エプロンをつけたままなのはご愛敬。別に見る人がいるわけでもない。むしろわざわざエプロンをしたことを褒めて欲しい。 波佐見の体にはいささか大きなエプロンは随分と使い込まれていて、このエプロンの持ち主が料理好きだったことを伺わせる。 探偵だった母譲りの性分か、波佐見はこうしたちょっとしたコトやモノから人物の人となりに想いを馳せるのが好きだった。 そんなことを考えながら、彼女は優雅に新聞を開く。 使い込まれた古新聞。……の、ように見えるけれど。 『“一八八八代目”ジャック・ザ・リッパー、未だに足取り掴めず!』 『当代ジャック・ザ・リッパー、その名(タイトル)の保有期間は三年目に突入。決定的な正体は掴めず』 『キリ番だからかな。結構みんな遠慮してるんじゃねえか。でも、俺はやるよ。俺の魔人能力『ジェット突き』は神速の突き攻撃。次のジャック・ザ・リッパーは俺しかないって思ってる(殺人鬼・男性)』 その新聞に載った記事は、ジャック・ザ・リッパーにまつわるものばかり。 それも、“一八八八代目(・・・・・・)”なる者の名が並ぶ。 記事に目を通しながら、波佐見はコーヒーをひと啜り。 「うん、ひとまず安泰かな……う、にが」 当然のようにノンシュガーの苦みが口中に広がり、若干顔をしかめた。 食器の配置などから察するに家主はノンシュガー派だったようだが、実のところ波佐見は甘党である。 家主の生活スタイルは尊重する主義だが、たまには主義を崩すことも考えるべきか……そんなことを考えつつ、トーストで口直し。 すると、足元からワンとひと鳴き。 テーブルの下に視線を向けてみれば、不機嫌そうに唸るコーギー犬の顔。自然と波佐見の表情が緩んだ。 新聞を畳んで丁寧に置いて、テーブルの下に体を入れる。 頭を撫でようと手を伸ばせば、ぐるると警戒の声色。苦笑でまた頬が緩む。 「どうした犬丸くん。中々慣れてくれないね」 犬丸、と呼ばれたコーギーはやはり唸り声を上げたまま、ジリジリと後退した。 嫌われたものだ、とさらに苦笑。 それで少し悪戯心を起こし――――波佐見は掛け声と共に、手を軽く振った。 「――――――――じゃーんけーん(・・・・・・・)」 ……それは、誰もが知る子供の遊び。 グー、チョキ、パーの三つ巴。掛け声と共に手を出して勝敗を決める、初歩的な遊び。 「ぽんっ!」 出した手はパー。 それに呼応するように、犬丸は“おすわり”の姿勢を取る。 幾度か試してみてわかったのだが――――これは彼なりの“グー”であるらしい。 「よしぽんっ!」 続いてチョキを出せば、犬丸は四肢を投げだして床に張り付く。パー。 「ぽんっ!」 そして最後にグーを出せば、ひょいと前足を持ち上げて立ち上がるちんちん(・・・・)でチョキ。 ……をすれば、テーブルの下なので犬丸は頭をテーブルにぶつけ、ぎゃんと鳴き声をあげて転げまわった。 「ははっ、犬丸は真面目だなぁ!」 からからと笑って、波佐見は転がる犬丸を撫でまわした。 三戦三勝――――この利口なコーギーは、テーブルの下で立ち上がれば頭をぶつけるということはわかっていたはずだ。 それでも、犬丸は立ち上がった。 否、立ち上がってしまった(・・・・・・・・・・)。 本人の意志とは、どこまでも無関係に。 犬の愛撫もほどほどに、波佐見はトーストと目玉焼きを平らげ、コーヒーとの格闘を再開する。 諦めて砂糖を入れるべきか、それとも意地を張ってこのまま飲み干すべきか。 そんな些細なことに思考を巡らせる穏やかで優雅な朝―――――――― 「――――――――――――――――――――。」 ――――――――その終わりを告げる、静かな人の気配。 波佐見はスッと視線を玄関へと向け、音も無く席を立ち――――銃声。六度。 続けて六度の銃撃音が響き、扉の鍵が破壊される。 蹴破られる扉。轟音。飛び込む人影。 ハンチング。トレンチ。男性。大柄。手には刀。 それは弾丸のように飛び込み、刀を下段に構えたまま滑るように家の中へと侵入する。 対して波佐見は慌てず騒がず、飲みかけのコーヒーをマグカップごと投擲――――斬撃。マグカップ真っ二つ。暗褐色の液体が床にぶちまけられる。 侵入者の足が止まった。構えは再び下段。ハンチングの下から、油断なく波佐見を睨む。犬丸が怯えるように吠えた。 「……いらっしゃい。過激なノックだったね」 「――――貴様に対してならば穏やかすぎるぐらいだろう、“一八八八代目”ジャック・ザ・リッパー」 呼ばれた名に、波佐見はニィと口の端を吊り上げる。 そして、構える。 拳を構え、足を開き、腰を落とす。 英国伝統式護身格闘術、バリツの構え。 「どちらかにとっての最期だ。私のことはご存知みたいだし、そちらのことを伺っても?」 「……シャーロキアン探偵クラブ所属、剣(つるぎ)竹刀(しない)。愛する女を貴様に殺された、一匹の復讐鬼だ」 「ああ、どうりで……私の『献身的な新聞社(アズ・ユー・ライク・イット)』の探知網に引っかからないわけだ。場所はどうやって?」 「初歩的なことだよ、殺人鬼。探偵は足で犯人を捜す。……それから、『献身的な新聞社(アズ・ユー・ライク・イット)』は貴様のものではない。我らシャーロキアン探偵クラブの管理する遺物(アーティファクト)だ」 「昔に母さんが盗み出して、私が成人した日にプレゼントしてくれた。今は私の物だよ」 「親子揃って、戯言を……ッ!」 ――――シャーロキアン探偵クラブ。 かの名探偵、シャーロック・ホームズの意志を継承し――――“悪と謎を追跡し続ける”ことを誓う、探偵たちの同盟組織。 その刺客。 ……かつては、波佐見の母もそこに所属する探偵だった。 ひょんなことから“一八八七代目”ジャック・ザ・リッパーであった父と恋に落ち、組織を裏切ったりもしたが――――まぁ、些細なことだろう。 その際に母が組織から盗み出した魔人装備こそ、この『献身的な新聞社(アズ・ユー・ライク・イット)』と呼ばれる古新聞。 かつてある魔人記者が出版したこの新聞は、所有者の望む情報を毎日二度に渡ってお届けする。 「『献身的な新聞社(アズ・ユー・ライク・イット)』の能力で襲撃者を察知し、逃げ隠れてきたのだろう。父である先代を殺害して以来、三年……当代のジャック・ザ・リッパーは随分と臆病だな」 その条件として、“求める情報の所有者が、その情報を発信したいと思っている”必要がある。 ……けれど、波佐見を……その名を狙う連中は、大概の場合発信の意志を持っている。 それは新たにジャック・ザ・リッパーの名を継ぐことを世界に発信したい殺人鬼であり、その捕縛を以て遺族たちへの償いとしたい探偵や警官であり。 あるいは組織的に動く追跡者であれば、その時点で“情報をグループ内に発信”するために掲載基準を満たす。 彼らの襲撃予定は詳細に記載され、波佐見はその度に悠々と逃げ延びてきた。 故に波佐見を狙うのであれば、それは単騎でなくてはならぬ。 故に波佐見を狙うのであれば、それは誰にも知られぬことを覚悟せねばならぬ。 故に波佐見を狙うのであれば、それは仕損じた時に後に続く者を用意できぬ。 そして、故にこの剣竹刀という男は――――この孤独な復讐を誰にも伝える気がないために、波佐見の探知網を見事に回避してのけている。 「武人じゃあないからね。私は殺人鬼だ。……まぁ、殺人が好きってわけでもないけれど」 「……なら、なぜ鞘子を殺した……!」 「鞘子……鞘子……ああ、もしかしてあのハッカーのお姉さんかな? あの人は面白い生活スタイルだったねぇ。布団のかけ方が特徴的で……」 「――――――――所詮は殺人狂いに違いなしか。いい。今ここで、断つ。……鞘子の仇――――ッ!」 裂帛の気合い。 竹刀が刀を下段に構えたまま、滑り出す。 彼の魔人能力『剣道三倍弾』は、弾丸を己に打ち込むことで剣道の実力を一時的に三倍に引き上げる異能である。 それを既に、五度の重ね掛け。六度の銃声はそのために。一発は、扉を開けるために。 即ち現在の彼の剣道力は、三の五乗で二四三倍。 並の魔人剣士二四三人分の剣道力を以て、二四三倍の歩法を繰り出している。 波佐見は無手。 彼女がバリツの達人という情報は既に掴めている。 けれど、剣道三倍段――――剣術は徒手格闘の三倍に匹敵する。 「じゃん」 即ちさらに三をかけ、七二九倍の実力差があると言っていい。 「けん」 それだけの差があるならば、間違いなく白兵戦では竹刀に分があるはずで―――― 「ぽんっ!」 対して波佐見は、なんのけなしに両手でチョキを繰り出し――――――――同時に竹刀の手が開き、彼は刀を取り落とした。 「…………ッ!?」 ありえない。 戦闘中に刀を手放すなど、ありえるはずがない。 ならばこれは、彼女の魔人能力。 しかし、どのように? 一体どのような能力で、竹刀は刀を取り落としている? 「――――私の魔人能力『操り忍形』は、糸を絡めた相手を自在に動かすことができる――――」 「……欺瞞! ならば俺は踏み込めるはずがない! 貴様の能力はそこまで都合のいいものではない!」 「お見事。流石は探偵さんだ」 「どこまでもふざけてくれる……!」 刀を拾う――――余裕は、ない。 高まった剣道力はそのままだ。ただ、剣がないだけだ。 歩法はまだ生きている。再び滑り出す。当然、竹刀は探偵としてバリツも修めている。 フットワークで相手をかく乱し、テムズ式ストレートパンチを繰り出し―――――――― 「じゃんけん、ぽんっ!」 ――――――――繰り出された波佐見のカウンターパンチに、どうしてか人差し指を突き出してしまい、指が派手な音を立てて折れた。 「ぐ、がぁぁぁぁぁ……!」 かち合う拳と拳。であるはずだったもの。 それがどうだ。 竹刀の拳は人差し指と親指が起き上がり、人差し指は波佐見の拳に破壊された。 「おっ、“カッコいいチョキ”派閥か。……中指も行く予定だったんだけど」 「き、貴様……貴様の能力は……!」 呻きながら、必死にファイティングポーズを取る。 負けられない。 死んだ恋人のためにも、剣竹刀は負けられない。 だと言うのに。 だと、言うのにッ! 「うん。御明察の通り、私の魔人能力『不竦(スクマズ)』は――――相手をジャンケンで負かすだけの、単純な能力だ」 この単純な能力が、突破できない――――――――! 「じゃんけんぽん、っと」 必死に取ったファイティングポーズすら、彼女が繰り出す“チョキ”の前ではただの平手(パー)に変換される。されてしまう。 動揺した隙に距離を詰められ、足払いで転倒させられる。 手をついて、受け身を取って、起き上がり「ぽんっ!」――――市内の手が握り拳(グー)に。手が付けない。咄嗟に受け身が取れない。 「はい、じゃあおしまいっ」 そのまま距離を詰められ、襟首を掴まれ――――ぽい、と無造作に。 竹刀の体はベランダへと放り投げられ、窓をブチ割って外へ。 体が柵を超えて外へ。 ここは高層マンション(・・・・・・・)だ。高い。落ちれば、死。 咄嗟に手すりを掴む。直後に理解できる。死ぬ。 今、波佐見がチョキを繰り出すだけで――――竹刀は自らこの手すりを離し、落ちて死ぬ。 「かたき討ち、か……まぁ、残念だったね。調査能力はよかったみたいだけど、私の能力まで解き明かしてから来るべきだった」 「――――はっ、は、ははっ!」 「……発狂したかな。ここも引き払わないとな……まあ、潮時だったけど……」 「――――――――弱いな、ジャック・ザ・リッパー!!!」 竹刀は、叫んだ。 「…………なに?」 「こうして俺を倒して、また逃げるのか! また闇へと帰るのか! それでジャック・ザ・リッパー? その名を? ははっ、笑わせる!」 叫ぶ。嗤う。 そこに意味があるのか、本人にもわからない。 「――――――――今この街では、数多の殺人鬼が集っている!」 「……それが?」 「逃げるのか、“一八八八代目”。……殺人鬼の頂点が、決まろうとしているぞ。その催しから背を向けるのか、ジャック・ザ・リッパー」 「…………繰り返すけど、私は武人ではないよ。頂点とか、そういうのに興味は――――」 「――――――――であれば、“一八八七代目”も、その前も、大したことのない人物だったのだろう。倫敦の切り裂き魔も、堕ちたものだ、とな」 「……………………………………………」 「地獄で待っているぞ、ジャック・ザ・リッパー。忘れるな。俺たちは、必ずお前を――――――――」 「…………ぽんっ」 刃(チョキ)。 切り裂きジャックの刃物は、命の綱を断ち切った。 それから――――――――数刻後、この部屋には警察の立ち入りが入る。 高層マンションから落下死。 部屋の中には成人男性と高校生の親子の死体(・・・・・・・・・・・・・・)と、コーギー犬の死体(・・・・・・・・)が発見される。 犯人は不明。 目下捜索中。 ――――――――東京に、霧の街の悪夢が潜む。
https://w.atwiki.jp/nekomimi-mirror/pages/714.html
~ボインボイン物語 第四話~ 街の中心へと入っていくと、ところどころに酒瓶を持って地面に腰掛けている男のシロクマたちが見えた。ますます、テレビで見たようなロシアの北国に似た印象だ。 明らかに酔っ払っていそうな、そういった輩達と視線を合わせぬよう気をつけながら、ミツコはユーリの腕を引いて、雪の積もった道を歩いてゆく。 相変わらずフラフラとしていて気分も悪そうで、ガガーリンはああ言ったが、寧ろ居ない方がマシなのではと思える状態だ。 大体、こんな隙の塊のような状態では、襲ってくれと言ってくれているような状態ではないか。これでは現代日本でも危ない。 どんなことになるか、この街の治安次第であるが、少なくともミツコには、このシロクマたちの町が、彼女の故郷よりも治安が良い場所には思えなかった。 町の中心へと歩いてゆくほどに、なんとなく頭の隅に不安を感じながらも、彼女は周囲を見回して、宿屋か食堂はないものかと探す。 そういった場所なら、その他必要なものを仕入れるための店も、ガガーリンのための厩の場所も教えてもらえるだろう。 そう目星をつけて町の中にそれらを探すのだが、やはり土地勘が全くない場所では、それも骨の折れる作業だった。 誰かに話しかけて道を尋ねようにも、ヒト奴隷の話しをちゃんと聞いてくれる相手も中々見つからなかった。 ユーリが話しかけてくれれば受け答えぐらいしてくれるのだろうが、なにせ二日酔いで喋ることすら辛そうな状態である。役には立たない。 倒れそうなトカゲの腕を引き、目的の宿屋も食堂も見つからないまま、ろくに返事もしてくれない相手へと道を尋ねる作業に、彼女もいい加減に嫌気が刺してきたところだった。 だが、それをやめるわけにもいかず、彼女は道を通りかかった若いシロクマの男へと目を向ける。この町で若い男を見たのは、そのシロクマが最初だった。 若い男たちは町を離れているのか、ここで出会うのは女か子供か飲んだくれのオヤジだけであったが、これなら少しは違うリアクションが得られそうだ。 地面に積もる雪を踏みしめながら、ミツコはそのシロクマへと歩み寄り、声をかける。 「すみません、長旅でご主人様にも疲れが溜まっていて、どこか宿屋の場所を教えて頂けないでしょうか?」 ミツコが尋ねると、若いシロクマは少し驚いたように無言で目を見開き、そして彼女の首筋へと視線を向けた。 シロクマたちと話していて、時折彼らの視線が自分の首へと向くのをミツコも感じていたが、それが何を意味するかはイマイチ理解しかねた。 何度かユーリに尋ねたものの、今の彼がそれに答えてくれるはずもなく、苦しげにうめくばかりだ。 若いシロクマは、何か考えるように顎に手を当てたあと、懐からクシャクシャになった紙切れを一枚取り出し、一緒に取り出したペンで、簡素な地図を描いてくれる。 ここまで何度も無視されたり素っ気ない返事で去られた身としては、わざわざそんな手間をかけてくれる事が信じられず、ミツコは思わず固まってしまったほどだ。 数瞬の間リアクションも取れずに呆気に取られ、差し出された地図を受け取りながら、ようやく御礼の言葉を述べる。 「あ、わざわざありがとうございます」 「いいよいいよ。他の人達はどうせ無視するだろうし。みんな他所の人と接する機会が少ないからね。道中は気をつけてね」 なんだ、いい人もいるではないか。ミツコは少し安心した様子で、若いシロクマにお辞儀をすると、倒れそうになっているユーリの肩を支え、地図に示された場所を目指す。 その後ろで、あの若いシロクマが走りだす音が聞こえた。いきなり何をそんなに急いでいるのかと、不思議そうにミツコが振り返るが、曲がり角を曲がったのか、その姿はすでに見えなくなっていた。 ともかく、受け取った地図を頼りに進むほかない。この見知らぬ地で、他に頼れるような情報もなかった。 手描きの地図は簡素なものであるが、曲がり角の位置をきちんと示してあるため、迷うことなく町を歩くことができた。 地図に示されている場所は、町の端の方にあるようで、二人はそこへと向けて歩く。二日酔いで倒れそうになっているユーリを連れているのだから、それにも時間がかかった。 随分とガガーリンを待たせてしまっている。このままでは悪いなと、ミツコは僅かに表情を暗くして、未だ青い顔をしているユーリを見つめた。 復活にはまだまだかかりそうだ。ため息を吐きながら、ミツコは歩みを進めた。 雪を踏みしめながら歩き続け、幾度か曲がり角を通過して、二人が目的地へ着く頃には、しばらくの時間が経過していた。 しかし、ミツコは辿り着いた先にあった建物を見つめ、怪訝な表情を浮かべる。期待していた宿屋にしては、随分と薄汚れ、壊れかけのように見えた。 さすがに不信感を覚え、ミツコは手元の地図を何度も眺め、自分が通ってきた道と比べるが、しかしここは地図の通りの場所であった。 宿屋があると説明された町のはずれにあったのは、壊れかけた石造りの建物だだった。確かに元々は宿屋であったのかもしれないが、外観を見る限りでは、今も使い物になるとは思えない状態である。 騙されたのだろうかと疑念を覚えながらも、万が一という場合を考えて、ミツコはその建物へと向かった。 案外、古風な外観がウリで、中身は普通の宿屋になっているのかもしれない。そう希望を持ちながら、薄汚れた取っ手を握り、木が腐って耳障りな音を立てるドアを開けた。 部屋の中は暗くて、おおよそ営業中には見えなかった。もう少し中をよく見ようと、ミツコが一歩踏み出し、建物の中へと入る。その瞬間であった。 ――ひゅっ 異質な音が響く。ミツコにしてみれば全く不意打ちであったが、幾度となく繰り返して覚えた動きを、その身体が無意識のうちに再現していた。 流れるような動きで半歩後ろに下がる。すると、彼女の鼻先を掠めるように、白く太い腕が通過した。 まるで相手を捕まえようとしているかのような手つきであるが、その動きは随分と配慮に欠け、まともに喰らえば骨の一本や二本では済みそうにない。 「ちっ」 その腕を避けると、暗闇から小さな舌打ちが聞こえた。なるほど、そこで待っていたらしい。獲物がやってくるのを。 だとすれば、さてどうするべきであろうか。相手の人数によっては、二日酔いのユーリを担いで逃げ切るのも難しい。 ミツコはユーリを庇うように寄り添いながら、建物から離れ、周囲を警戒する。るとまず、あの寂れた建物から3人のシロクマの男が歩み出た。 その中の一人は、先程ここへの地図を描いてくれたあのシロクマの若者だ。なるほど、あの時目をつけて、仲間の待ち伏せている場所へと案内したわけだ。 ようやくまともなシロクマに会えたと思ったのにと、ミツコは忌々しげな表情を浮かべる。 だが、3人と言うのは幸いだ。それならばギリギリ逃げられなくもない人数だ。 「すぐ逃げるわよ……。人通りの多い場所へ行けば大丈夫でしょう」 「お、おう……。くぅ、こういう時に限ってなぁ……。お前のせいだかんな……」 「恨み言なら後にしてよ。もう」 さすがにこの状況で無気力に項垂れてはいられず、ユーリが苦しげな声で恨み言を漏らす。ヒトを所有しているだけで、羨望と嫉妬の眼差しを受けるのは世の常だ。 まして、この時期に町に残っている若者、つまり職にあぶれた者たちからすれば、今の生活を劇的に変える金のなる木である。しかもまだ首輪をしてないとなれば、欲を押さえられなくて当然だ。 ユーリは、面倒な事になったぞと顔を顰めながら、ミツコに手を引かれて、真後ろへと振り返る。 だが、そう上手くもいかないようだった。 「まだいたのね……ッ」 二人が通ってきた道を塞ぐように、今度は六人のシロクマが現れる。どれも若く力強い男たちだ。ヒトの女と、二日酔いに苦しむトカゲの二人では、9人のシロクマなど到底対処できる相手には思えない。 ユーリは半ば諦めの入ったような表情を浮かべながらそのシロクマたちを眺め、そして最後にミツコの顔へと視線を向けた。 怖くて泣きそうな顔を浮かべていたら、せめて優しい言葉でもかけてやらなくては。 頭でも撫でて安心させてやろうと、ユーリはそう考えていた。だが、彼女の表情は予想もしていなかったものであった。 「上等じゃないの……。ここなら隠す必要もないでしょうしね」 そう言い放つミツコの表情は、まるで楽しい遊びを前にした子供のように、ワクワクしているというか、生き生きとしたものだった。 予想もつかないミツコの反応にギョッとするのもつかの間、その耳元に「すぐ終わらせるわ」と優しげな声で囁かれる。 そしてそれに反応する間も与えずに、ミツコは身に纏う毛布をはためかせながら走り出していた。標的は、あの建物の前にいる3人のシロクマのうちの一匹だ。 その眼の前まで迫ったところで、体にまとう毛布を外し、投げる。シロクマは目の前の視界を塞がれ、ミツコはそうやってできた死角を利用して、跳躍した。 ユーリは唖然としてその跳躍を見つめていた。白いワンピースが風に揺れ、その瑞々しい肢体が跳ねる。 ミツコは逆立ちするような体勢でシロクマの頭に着地する。そして、両足を広げて振り回し、その勢いで身体を大きく回転させた。 ――ゴキッ 生々しい音が響く。誰一人動くこともできないまま、ミツコのその仕草を見ていた。 彼女はシロクマの頭を蹴って跳躍し、少し離れた場所へと着地する。その後ろで、あらぬ方向へ首の曲がった巨体が、どさりと崩れ落ちた。 ミツコは、その桜色の唇に淡い笑みを浮かべながら、残りのシロクマたちへと振り返る。いつもと同じ、整った笑顔を浮かべているはずなのに、今はその笑みがひどく冷たかった。 「凄いのね。ただ首の骨を折っただけなのに、まるでコンクリートの柱をねじ切るみたいな手応えだった。すぐ終わると思ったけど、3分は要りそうだわ」 ヒトであれば、すれ違いざまに絶命させることも容易であったが、このシロクマというのは特別に頑丈らしかった。戦意を喪失させるのにも時間が必要だ。 ミツコは、次の標的に狙いを定めると、わざと大きく音を立てて駆け寄る。こうして印象づけた方が、早く戦意を喪失させられる。 だが、相手のシロクマたちも、食い繋ぐために必死なのだ。そう簡単に諦めてはくれなかった。 ある者は雄叫びを上げて、ある者は耳を伏せて恐怖を表しながらも自らにムチを打って、ある者は歯を食いしばりながら、ミツコへと狙いを定める。 あっさりと折れてくれないのは厄介であったが、しかし総じて冷静さを失っていることはありがたい。 我を忘れて突進してくる敵ほど御し易いものはない。彼女自身も、戦闘中こそ冷静になれと、父親から叩き込まれたものだ。 ミツコはまず、自分に向かって突進してくるシロクマたちのうち、最も近い位置にいる一人に狙いを定めた。 おそらく種族の特性として怪力を持っているのだろう。巨体にしては動きが早いが、しかし筋力で強引に身体を動かしているだけで、あまりにも直線的である。 彼女はニヤリと笑みを浮かべると、その細い体を揺らしてシロクマの懐へと飛び込む。避けるわけでも逃げるわけでもなく、意表を付いた行動に、その巨体が硬直する。 その硬直した体を、ミツコの細腕が持ち上げていた。いや、持ち上げたというよりも、その身体の向かう力の方向をずらし、投げたのだ。 その勢いに任せて、シロクマの顔面が地面へと叩きつけられる。何か水っぽい果物が弾けるような音が響き、石造りの道路には生暖かい血が伝い、湯気が立っていた。 「あなた達の身体がもう少し柔ければ他にやりようもあるけど、中途半端な事をして反撃されるのも嫌なのよ。悪いわね」 あっという間に二人もの仲間が、物言わぬ屍とかして地面に倒れている。それもヒトの女によってだ。 シロクマたちは明らかに狼狽した様子でミツコを見ている。先程の勢いも早々に削がれてしまったらしい。 その恐怖に満ちた視線を受け止めながら、ミツコは優しく笑みを浮かべ、まるで日常会話のように何気ない口調で話す。戦いの時こそ、冷静にならねばならぬという父の教えを、彼女は忠実に守っていた。 そして、次なる標的を見定めるように、シロクマたちの姿を見つめながら、一歩前に踏み出す。 すでにミツコの優位は確定したものとなり、彼女が近づけば、それだけシロクマたちが後ずさりする。 このまま逃げてくれれば楽なのだが、逃亡を促すような優しさを見せては、逆に士気を回復される。我を忘れて逃亡するまで、一人ずつ派手に倒すのが得策だろう。 立って入るのだが、足が震えてまともに動くこともできないでいる一人へと狙いを定め、ミツコは足に力を込める。 タンっ、と軽い音を響かせて彼女の身体が跳ねた。彼女の扱う特別な歩法は、人体をまるで小鳥のように軽やかに移動させた。 そして、強く握った拳を振りかぶると、がら空きとなった相手の腹部へと向けて、彼女はそれを叩きつける。 もちろん、それもただの殴打などではなかった。彼女の小さな拳でただ殴るだけでは、到底ダメージなど与えられない。 肉体の全ての体重、全ての加速を拳に乗せ、相手を貫くのだ。ミツコの拳がシロクマの腹へと叩きつけられた瞬間、辺りに響いたのは破裂音であった。 拳から与えられた衝撃は、分厚い筋肉を貫通し、その身体の内部に多大なダメージを与える。 今度は口から血を吐き、腹部から響く想像を絶する痛みに悲鳴をあげながら、どさりとその身体が地面に倒れる。 すでにこれで3人目だ。そろそろ一人や二人逃げてもよさそうであったが、そうもいかなかったらしい。 背後から駆け寄ってくる足音を感じ、ミツコは身をかがめる。その直後、その頭上を握り拳が通過した。もはやヒトを生け捕りにするという目的も忘れてしまったらしい。 ミツコは低くした姿勢から、ハイヒールの先端で、相手の胸元を射貫くように蹴り上げる。そのシロクマは一瞬だけ大きく痙攣すると、白目を向いて倒れた。 ミツコの放った一撃は、相手の心臓を貫くように衝撃を与え、一撃でその動きを停止させていた。 「なんで……ッ、ヒトが、こんなに……!!?」 シロクマのうちの一人が、息も絶え絶えに叫んだ。当然の疑問であろうことは、ミツコにも分かる。 本来であれば説明する必要もないのだろうが、今はユーリも見ていた。これからも同行させてもらうつもりなのだから、説明の一つもしておいたほうが良かろう。 「忍……、と言って理解できるかしら? 私はその家系に生まれて、父さんの英才教育を受けてきたわ。要するに、強くなるための訓練を受けてきたってことよ」 彼女はそうやって説明したつもりであるが、やはり憔悴しきったシロクマたちにしてみれば、理解しろというのも無理な話である。 彼らは未だ、逃げ出しもしないし、戦いの構えを解いてもいなかった。ただ、さらに隙が増えて御し易くなただけだ。 物分りが悪い相手は嫌なものだ。勝てぬと分かったら全力で生き残る方法を模索するのが普通だ。それをできぬ愚鈍は、訓練すら乗り切れずに命を落とす。 ミツコは小さくため息を吐くと、その豊満な胸を揺らしながら、ふらりと動く。落ち葉が風に舞うような軽やかな動きは、とても常人に見切れるものではない。 固まった場所にいた四人の首筋に、次々と手刀を浴びせ、その呼吸器に深刻なダメージを与える。 一瞬の間に、四人のシロクマがその喉元を押さえながら倒れた。 そして、最後に残った一人へと、彼女は視線を向ける。意識して最後まで手を出さずにいたそのシロクマは、彼女らへとここへの地図を渡した、あの若者だ。 ミツコは、特別な歩法などは使わず、普通に歩いてそのシロクマの若者へと近づく。 健康的な褐色の肌と美しい金髪の髪を持つ美女が、瑞々しい肢体を魅せつけるようなワンピース姿で歩み寄ってくるのだが、それを見るシロクマの青年には、その姿が悪魔にしか見えなかった。 「今度は、本当の宿屋まで案内してくれるかしら?」 もはや立っていられずに、地面に尻餅をつく青年へと、ミツコが問いかける。あれだけのものを見せられたあとで、選択の余地などあるはずがなかった。 恐怖に裏返った声で、彼が「はいぃいっ!」と返事をする。ミツコは満足気に頷くと、先程投げ捨てた毛布を拾い上げ、冷えた身体を包み、呆然と立ち尽くしているユーリへと声をかける。 「案内してくれるって。行きましょ?」 「お、俺酒をやめる……! 幻覚見るほど末期になってるなんて知らなかったんだ……!」 彼にとっても、今目の前で起こった光景は、到底信じられるようなものではなく、ユーリもシロクマたち同様に狼狽した様子で、禁酒の宣言を行っていた。 男というのは、どうしてこう突然の出来事に弱いのか。ミツコは白い息を吐きながら肩をすくめた。 「とにかく、行きましょうよ。身体が冷えちゃって、何か温かいものが……へくちん!」 「大丈夫か……? 厩を手配したらさっさと飯にするか」 可愛らしくくしゃみをするミツコを見て、少し安堵したように笑いながら、ユーリは言うと、道に横たわるシロクマたちから意識して視線を背け、宿屋へと案内してくれるシロクマの青年の背中を、ミツコと二人追いかけた。 続く
https://w.atwiki.jp/ssfate/pages/267.html
No.6015 佐々木小次郎(速) 前のサーヴァント:名も無き狂信者 次のサーヴァント:グリム=リーパー データ 関連項目 登場歴 データ ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:アサシン ┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:佐々木小次郎 【コスト】:10 【属性】:中立・善 ┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:E(10) 【耐】:E(10) 【敏】:E(10) 【魔】:E(10) 【運】:A(50) 【宝】:- ┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【特徴】:亡霊(無銘) 【貯蔵魔力】:100/100 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ -‐━-- / ≠=‐---- ......... __ ^ヘ ヽ .______ ///} / ー----― \ ) / / 八/ } \ }/.......\// ../≧=--r-‐ヘ\ 丶 (} ^ー /}/ /} . } } . .... ∠... /ハ / 」 . / ̄〕/^ }//≦.] /} . 勹瓜㌃ヾ/ r ㌻Y / ; / { { //′ _/}八 \ \ _/ / 〈/′ {r弖三三二ニ=- _ _ __,, .. 小 \ . ┌┷=ニ二三三三二ニ=- _/ { { } ヽ √ ̄ \三三三三三三三人 √ ≪⌒\ -=ニ二三三三 / , /ヘ }} 〈 \ ′}三三三 イ ; // \涖レ ヘ }/ //三三三/ ; ┃{ {ー=≠爿==⇒ 八 /三三三 } ! ┃ \〃 ⅲ\ 7〔^ 〈三三二ニく _{___ ::. 丶 ^㌻ \{ { Ⅵ三二ニ=---=ニニ=- _ ∵∴. ー┸‐=ァ━┴━ ミ三二ニニニ=- __弖 ̄ ∵∴: / ___ 三二ニニニニニニニ ∵∴: .: / \三三二二ニ二三三二 ∵∴:: / \  ̄}三 _三≧=-- ∵∴:. \ノ 三 _ 三=_ 代理AA:ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人) ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【クラススキル】 ◆気配遮断:× (種別:体術 タイプ:常時) [[アサシン]]は正当な暗殺者でない為、このスキルを保有していない。 【】 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【固有スキル】 ◆燕跨ぎ (種別:体術/技術 タイプ:任意) 対人歩法。最大捕捉1人。 燕へと追い縋る為の超速度疾走。 初動から通常時の最高速度を叩き出し、空中を含めたあらゆる足場・状況・肉体酷使に適応する人外絶技。 加速に加速を重ねることで、最終的には“どこまでも”早くなることが可能になる。 【】 ◆無拍子 (種別:剣術 タイプ:任意) 対人魔剣。最大捕捉1人。 速さの極致で放つ剣。完全なる無の一閃。 刀を振る瞬間が正真正銘「零」と化す、一心一意の副産物。 物理的に結果だけを生み出すその一撃は、あらゆる障害を無視して断つ魔剣へと昇華された。 【】 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【weapon】 ◆無銘・刀 [[アサシン]]が使う二振りの刀。 燕を斬る為に必要な部位以外が削ぎ落とされており、彼女にとっての最適な形へと改造されている。 スマートかつ無骨な、一念のみの抜き身の刃。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ \/\ ____ \/\. ., ´/////////` 、 \/\._//////////////////,\ \/'//////////////////////\ /.//////////////////////////\ {/ {///////////////////////////\ 〃ニl,//////l,/{/////////////////,∧`` /{{ニニV////ト{ト } 、,//ト ////////////ト } . /.ニニニ{////,{b ッミ | \メ圷//////////,}.リ {.ニニ^ ー<\//,ト、 , ´¨¨ ,/////////,{ }.ニニ/´.ニニ⌒ ー- ___, ノ/////////「({ └-=ニニニニ.` 、 \ {\  ̄ `ヽ\「`ヽ「′ ` /ニニ. ‐- ー=.\ `′ニニニニニニ , ヽ ,iニニニニ / `゙ ..,,\ ー=ニニニ../{ { . / lニニニ.//. . /ニニ` 、 ニニニニ/ | | ,.ニ.|_ニ/ / /ニニニニニ} \ニニ./ l ト /ニニニ/ \ /ニニニニニニニニニニ./ | l \ __ /'ニニニ/ `ヽ /ニニニニニニニニニ/i | ! `¨¨¨´ / iニニニ/ . /´ , ニニニニニニニニ/ | ト ; . /ニ.lニニ./ / . iニニニニニニ. ゙´ | | \ _____ /ニニニニ/ . / |ニニニニ/、 | | `¨´  ̄ ̄ /ニニニニi_./ / .| __ ニ/ \. | ..、__ . /ニニニニ.{/ / |ニニニ, ニニ/⌒ l  ̄ .....‐-.... _ {/⌒ ー- } ./ ノニ/ニニ/ l ′ _/ / < _ ∠ __ノ_ l ‐- __ . _, く / . ヽ,///,}. 、 ノ´ ̄ ̄ ̄ ̄` 、 //_「( __,Z_ ,. {////! )\ _/ 「 ‐- ______,/_/___ _/ノ_ / { } _ノ` ー- ___________j,( \__ __ ___ __ __ / / .  ̄}. }′ . . . . \ \} } } } },} / / レ.i `゙ 、 . . . ヽ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ´ ,/ .l . __ \A____ .‘, \ . |_,,.. === ..,,_ { ‘,`ヽ . . .ノ} \ 「 ` } ', //‘, \ ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【解説】 小次郎シリーズ。燕を斬る為に「速さ」で真正面から挑んだNOUMIN。 かの鳥類の“速さ”に魅せられ。 それだけ。ただのそれだけで、彼女は全てを“それ”に捧げる。 ――――足りない。まだ足りない。あの燕には、到底追いつけない。 あれを越すには。あれを斬るには。まだ全然、これっぽっちも足りてはいない。 だから、速く。速く。速く、速く、速く。速く速く速く! 速く速く速くはやくはやくはやくはやく――――――!! …………そうして、ただ只管に。 速く在ることだけを求めた彼女は。 終に、光を置き去りにして。 燕を――――斬り裂いた。 僅かな軌跡も存在せず。 瞬きすらない、完全なる“零”。 名を冠せば――――在り方通りの、『無拍子』也。 【性格】 一見するとキツそうなクール系お姉さんだが、単に口数が少ないだけ。自己主張自体は普通にする。 無駄を無駄と完全に認識し、“燕を斬る=速く在る”こと以外を切り捨てていたため常識にも疎い。 「余計なものは、ただ重(おそ)くするだけだから。」 ――――と、これだけ見れば(燕を)殺戮マシーンにしか見えないが、 その根っこはかなり天然で脳筋なので人間味が無いわけではない。 「無駄口や要らない行動を取らないだけの野生児」と言えば近いだろうか。 また解説などから既に読みとれる通り、速くあることに並々ならぬ執着を抱いている。 良くも悪くも速度厨。唯一無二の錘。 マスターの命令には素直に従う方。 ただあんまりじっとさせると禁断症状が出る。制限しつつも自由に走らせるのが一番です。 本人も本人でマスター死んで退場だなんて速度と関係ない結果はお断りなので、その辺はちょっと気にする。 【聖杯への願い】 速さの証明。名だたる英雄たちへの挑戦。 【備考】 そもそも気付かれるより前に肉薄し斬り殺すが故の[[アサシン]]適性。 どこからどう見ても暗殺。 なんで「佐々木小次郎」が二刀流かって? 二つ持てば二倍当たる! とか多分そんなん。 どうやって宙を蹴っているのかという質問はNG。恐らく[[アサシン]]本人も理屈なんてわかってない。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 関連項目 佐々木小次郎(呪) 佐々木小次郎(網) 登場歴 【聖杯戦争】八百万の英霊よ、集え【募集鯖鱒】 8代目(愛媛編) 1( 325~) 2 3 4 5 【Fate】白野「ここは……どこだ?」【安価】(乱心) 1 2 3 4 ぽれんで聖杯戦争したい3 ◆iyJ02X80tgyMの雑談所 掌編 EXTRA/4. いつかの輝き( 562~565) 掌編 EXTRA/5. いつかの重み( 569~572)
https://w.atwiki.jp/bokusabakunpocket/pages/58.html
目次 コンラ略歴 人物 サーヴァントクラスステータス一覧 アサシン ランサー FGO召喚時台詞一覧コンラ(アサシン) コンラ ___ 、、 ____ マ ` ' ‐..、 .| `ヽ ./ ヽ ヽ . | ヽ / ヽ ヽ...| Y 皇 ___.'、 ヽl | 倒 帝 ,...r‐ ' ¨ ´ ` | .し .を ,....' _, 、--、 | .て ,.. ' , '_, -.、 __¨ヽ r.、 | / / f .} └‐' .'、 | `''、 \ . ̄ ¨ ' ‐ 、;;;__ l.r'} '、,___ノ .ィ‐‐_,、z、l-、, ', lヽ\___ ,....' ィl i ___._,.ィ.,r=云ヽ´` ヽ `'ヽ l .l 、、 ,...' , .-.ィ { 〉.,r====、 l .し' o } ヽ i r´__`'., ', , ' '´ . / ヽ ' ''' f しr.} `¨¨´ | l f‐,` .}V / , '/ 〉 ゝ-r' ., l i/ ゞ } .i ,' , .'.´ //.l / .ヘ `._ し'´ ./ i ' i メ ` ´ ./ゝ,._, .イ.、 ', ./ | 、、 '、 ヽ ./ .| l、 ',. ヽ', /`> _ イ _,、.vr、_, i - r ' ¨ .,¨´ ̄` 、 i/ _._l _, - ' ´ / , ' / /, r ' ¨ ' ‐.、 f ‐--, .i / / / // ヽ _______ , r '.イ´./l i .i ./ i ./ /イ \ / / ./ /.ハ‐--.V--‐.'..´ l_,.f、 - ‐‐t 'l ロ | .// f f .i./ '、'.‐i f i i l l 頂 ー | ./ l__l_,ゝ--〈 /Y_l / ,、r.' i i .l .く マ. .| .i l i.i マ.r‐.、 .l /i r'.r '´ i .i、 も | i i ゝヽ .マゝ‐'.f.ヘ'´, r,'ニ.i /、.', | .l i } ニニ .、 `、'‐'. ヘ' ',.'., // ゝ-' 略歴 人物 サーヴァント クラスステータス一覧 クラス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラススキル 保有スキル アサシン B+ B+ A++ B C A 気配遮断:A 魔境の叡智:A破壊工作:A戦闘続行:B神性:B ランサー A B A++ B C A 対魔力:B 原初のルーン(戦士):B魔境の叡智:A神性:B戦闘続行:B+対軍適正:B アサシン 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 属性 B+ B+ A++ B C A 中立・中庸 クラススキル 気配遮断:A+ 姉弟子の教えを忠実に実行する能力がある 固有スキル 魔境の叡智:A 所持している魔境スキルを3つ選んでその戦闘中使うことができるコンラは実に7つものスキルを抱えている 破壊工作:A 姉弟子の影響を受け、盤外戦術も実に巧みである 戦闘続行:B 往生際の悪さ、とにかく行き残ることに熱心である、重傷でも体の動く限り打開策を見出す 神性:B 女神ともされるオイフェと、半神クーフーリンの息子であり高い神性を獲得している 宝具 アーマーオブドラグーン悪竜の血鎧:B++ 歴史に残るレベルの悪竜を4人のパーティで屠り、その肉を喰らい血で喉を潤した、4人の英雄に共通する無敵の鎧、とはいえ弱点が無いわけではなく足の裏などに鎧で覆われていない部分が存在する。一定のダメージを常に軽減する鎧であり、これを貫けないものに彼と戦う資格は無い ゲイボルグ・シャドー投げ抉る死棘の槍:C++ オイフェ、アリシアと協力して作り出したゲイボルグレプリカ、一回り小さくし呪いは少なくなったが取り回しはよく投擲専用に近い扱い方をする ランサー 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 属性 A B A++ B C A 中立・中庸 クラススキル 対魔力:B 固有スキル 原初のルーン(戦士):B 失われたルーンを保持し、特に戦士に必要とされるルーンを一通り揃えている 魔境の叡智:A 所持している魔境スキルを3つ選んでその戦闘中使うことができるコンラは実に7つものスキルを抱えている 神性:B 女神ともされるオイフェと、半神クーフーリンの息子であり高い神性を獲得している 戦闘続行:B 往生際の悪さ、とにかく行き残ることに熱心である、重傷でも体の動く限り打開策を見出す 対軍適正:B 姉弟子に授けられた様々な対軍技術を数多く保有している 宝具 ゲイボルグ・シャドー投げ抉る死棘の槍:C++ オイフェ、アリシアと協力して作り出したゲイボルグレプリカ、一回り小さくし呪いは少なくなったが取り回しはよく投擲専用に近い扱い方をする アーマーオブドラグーン悪竜の血鎧:B++ 歴史に残るレベルの悪竜を4人のパーティで屠り、その肉を喰らい血で喉を潤した、4人の英雄に共通する無敵の鎧、とはいえ弱点が無いわけではなく足の裏などに鎧で覆われていない部分が存在する。一定のダメージを常に軽減する鎧であり、これを貫けないものに彼と戦う資格は無い ダン・スカー・ライトニング影の柱・戦士の坩堝:A 影の国の瘴気を圧縮された、影の国の柱、ある程度の大きさに圧縮可能で膨張もさせることができるがその分脆くもなる、驚くべき重量を誇り、不定であるが故の自由度も高い戦闘技術があって、初めて活かせるものである FGO召喚時台詞一覧 +... コンラ(アサシン) Grand summon 召喚 「サーヴァント、アサシン!櫟の賢者の弟弟子にして、影の女王の門下、勇者クーフーリンの息子! コンラ見参! ちょっと恥ずかしいかな、これ・・・?」 Synthesis 霊器再臨 1 「魔境の歩法は無間の如し・・・俺に距離は関係ない・・・!」 2 「ありがとね、マスター、敵の足止めくらいには役に立つよ!」 3 「この衣装・・・そうか、師匠たちも認めてくれてる・・・!」 4 「猛犬の息子、賢者の弟弟子・・・俺のすべてを預ける、マスター!」 絆 Lv1 「父さんほどじゃないけど、俺も影の国の戦士だ!遅れは取らない!」 Lv2 「師匠?うーん、教えてもらった技は、父さんに通じやすい技が多かったな今考えると・・・」 Lv3 「アリシア姉さんはすごいよ!俺はあの人にだけは勝てる気しないんだ!こういうこと言うと怒られちゃうんだけどね?」 Lv4 「マスター?少し下がったほうがいいよ、俺の攻撃は生者には必殺が多いから」 Lv5 「槍も、剣も、なんでも任せてよ!マスター!俺、頑張って覚えるからさ!」 好きなもの 「うーん、鍛錬も強敵も好きだよ?アリシア姐さんには身に合わないことはするなって言われるけどね?」 嫌いなもの 「特にない、かなぁ・・・あ、でも殺しに来る奴は、嫌いかな?たぶん・・・」 聖杯への願い 「母さんと父さんがもう少し仲良くしてくれると嬉しいな・・・師匠はこういうと機嫌が悪くなるんだけど・・・」 クーフーリン所持時 「父さん!また稽古つけてよ!俺、投げ槍も上手くなったんだぜ!」 スカサハ所持時 「師匠!シャドーの調子を見てよ!俺もっと役に立ちたいんだ!ねぇ!いいでしょう?」 アリシア所持時 「姐さん!またいろいろ教えてよ!俺の動き、もっと効率化できるはずなんだ!」 フェルグス所持時 「叔父さん?またお酒ばっかり飲んで!だめだよ!猪でも狩りに行こうよ!」 フェルディア所持時 「フェルディアさん!また狩りに行こうよ!マスターのためにもなるしさ!」 戦闘時台詞 スキル1 「ケルト戦士の心得その1!」 スキル2 「ケルト戦士の奥義その1!」 宝具 「知らないぞ! これはただの槍じゃない・・・! 影の女王の、櫟の賢者の 最後の奥義なんだからな!死にたくなければ!撃つ前に降伏しろ!!投げ抉る死棘の槍!(ゲイボルグ・シャドー)だから言っただろ・・・降伏しろ、って・・・」
https://w.atwiki.jp/daidaikou/pages/27.html
魂魄 妖夢 武器が6で全キャラ中1位(フランと同率)の妖夢。 棒状のアイテムを持った際に使える心抄斬の威力は凄まじく、 他にもゲーム中唯一のカウンター技を持っているなど、博麗大乱闘での強さが光る。 ステータスは全体的に高めだが、投擲が低くアイテム投げが苦手な点と、復帰が3のため人投げをされてしまう点には注意したい。 HP 拳 蹴 武 投 速 跳 防 復 210 4 4 6 2 4 5 5 3 必殺技 心抄斬(しんしょうざん) 棒状のアイテムを持ってダッシュ中にB(パンチ) 正面に向かって突進し斬りかかる、妖夢の代名詞とも言える強力な技。 その威力とリーチは下の画像を見てもらえば一目瞭然だ。 長いリーチを活かして、相手のパンチやキックが届かない間合いから狙っていくと良いだろう。 地上にいる相手には無類の強さを発揮する技だが、ジャンプキック等空中からの攻撃には弱いので気を付けたい。 なお、ここで紹介している威力とリーチは1つの例で、持ったアイテムによってその性能は若干変動する。 不動の構え(ふどうのかまえ) A(キック)(棒状アイテム所持時可) 目を閉じて構え、相手の攻撃に対しカウンターをする。 また、他のプレイヤーが投げた棒状アイテムを掴むことができる。 棒状アイテム所持時にはカウンター対象技が増え、更に飛んできたアイテムを跳ね返せるようにもなる。 この技があるため、妖夢は地上でキックが出せない(フィニッシュ攻撃を除く)点に注意しよう。 上手く相手の行動を読んでカウンターできれば、ダメージを与えるだけでなく、「動きが読まれている!」と動揺を誘える。 精神的に優位に立つためにも活用していきたい技だ。 ただし、読みが外れれば大きな隙を晒すことになってしまう。 妖夢は復帰が3で人投げをされてしまうため、最悪の場合場外に落とされて大ダメージを負う羽目になる。画面下部での乱用は禁物だ。 素手の場合と棒状アイテムを持っている場合のカウンター可能技は次の通り。 数が多く覚えるのは大変だが、把握できれば戦法に幅が出るのは間違いない。 素手の場合 カウンターできる必殺技 カウンターできない必殺技 昇天蹴幻想空想穴ミアズマスウィープ ※1人形舞奏妖鬼 -過-萃転操震の天石非想の剣スカーレットスキップ ※2キュっとしてドカーン ※3レーヴァテインソウルスカルプチュアバニシングディザイアー彩雲清風遊雅-バタフライスクロール-心抄斬憑依荼吉尼天飛翔毘沙門天悔悟の棒有難いお話(同心円状に広がる波紋部分) ※4江深淵の渡河花の傘カープボール応用編(アイテム攻撃)コンポティションインストレングスのびーるアーム 陰陽暗投ストリームレーザー人形転送アーティフルサクリファイス過去を刻む時計サラマンダーボール境界遊戯無尽無明の光難題「龍の頸の玉 -五色の弾丸-」国士無双の矢栄枯盛衰マインドエクスプロージョンスウィートポイズン死神の鎌向日葵開花前線ライジングフリーズアイスドロップカープボール応用編(アイテム投げ)もう歌しかきこえないオンバシラ・フロム・アバヴ洩矢の鉄の輪神風を呼ぶ星の儀式神の風 ※1 魔理沙側が連打しなかった場合無効化できる。魔理沙側が連打した場合は妖夢がダメージ。 ※2 スカーレットスキップには無敵時間がある。 ※3 キュっとしてドカーンは攻撃判定が2度発生する。どちらも素手でカウンターできる。 1段目をカウンターした場合、アイテムは破壊されない。2段目をカウンターした場合、アイテムは破壊される。 ※4 映姫の背面で行った場合は棒所持でもカウンター不可。 棒状アイテムを持っている場合 反射または無効化できる必殺技 無効化しきれずダメージを受ける必殺技 (注) 素手でカウンターできるものは含めない。ミアズマスウィープ ※5ストリームレーザー(1段階)アーティフルサクリファイス人形転送過去を刻む時計 ※6サラマンダーボール境界遊戯(反射したアイテムは妖夢の向いている方向に飛ぶ)難題「龍の頸の玉 -五色の弾丸-」国士無双の矢栄枯盛衰マインドエクスプロージョン死神の鎌(小町に対して画面下部にいる場合)向日葵開花前線(位置によっては無効化しきれない場合あり)もう歌しかきこえない(2段階)有難いお話(雷部分)ライジングフリーズカープボール応用編(アイテム投げ)スウィートポイズンオンバシラ・フロム・アバヴ神風を呼ぶ星の儀式 ※7ライスシャワー紅葉旋風 陰陽暗投ストリームレーザー(2段階以上)無尽無明の光ソユーズL1死神の鎌(小町に対して画面上部にいる場合)もう歌しかきこえない(1段階)アイスドロップ洩矢の鉄の輪 ※8神の風(吸い込みも無効化できない) ※5 魔理沙側が連打しなかった場合カウンターできる。魔理沙側が連打した場合は妖夢がダメージ。 ※6 過去を刻む時計は攻撃判定が2つあるため、位置によっては負ける。 ※7 反射した☆弾が早苗に当たると妖夢に信仰点が入るが、特に効果は無い。 ※8 壁に反射した輪が再度妖夢に命中する場合。 歩法心得(ほほうこころえ) 博麗大乱闘で木刀を持つ 木刀を持つことで速度と跳躍が1上がる。つまり木刀を持った妖夢は速度5の跳躍6となる。 木刀以外の棒状アイテムではこの効果は得られないので注意しよう。 なお、疾走永遠亭時に木刀を持ってもこの効果は得られない。 疾走永遠亭 速度4なのでそこそこの活躍が期待できるが、投擲が2と低いため速度差のある相手に先行されると厳しい。 序盤でいかに順位を落とさないかが勝負の鍵となるだろう。 また、疾走永遠亭の後に博麗大乱闘で妖夢を出場させる予定があれば、 できれば木刀、最悪でもそれ以外の棒状アイテムを持ったままゴールし、アイテムを持ち越すようにしたい。 同時に、相手も妖夢に棒状アイテムを渡さないよう妨害してくるはずなので注意が必要だ。 博麗大乱闘 開始時に棒状アイテムを持っているか否かで、取るべき行動は大きく変わってくる。 素手の場合、画面内に棒状アイテムがあればその確保が最優先事項だ。 もし最初に落ちてくるアイテムの中に棒状アイテムが無ければ、場のアイテムを全て場外に捨てて棒状アイテムが落ちてくるのを待とう。 先述の通り人投げで場外大ダメージをもらう可能性があるので、基本的に画面上部で戦うことを心がけたい。 地力はあるキャラなので、棒状アイテムに頼らずに1位を狙うくらいの気持ちで試合に臨もう。 棒状アイテムを持ってのスタートの場合、他のプレイヤーはまず妖夢から棒状アイテムを奪いたいと考えるので、 自ずと1対3の構図が出来上がる。3人を相手にどれだけ踏ん張れるか、腕の見せ所だ。 複数名から狙われている状況では、普段以上にリスクを抑えた立ち回りが要求される。 例えば目の前の相手に攻撃が当てられる場面でも、隙を作らないためにあえて攻撃をしないといった判断が求められるのだ。 出場キャラの組み合わせ次第では、一旦わざと棒状アイテムを手放してしまうのも手だ。 小町など広い範囲を攻撃できるキャラがいる場合、棒状アイテムをキープしつつ2人との接近戦をさばき、 かつ範囲攻撃にも気を配るのは非常に難しい。 そういった場合にあえて棒状アイテムを手放すことで自分に狙いが集まるのを避け、 邪魔なキャラを優先的に倒してから再び棒状アイテムが落ちてくるのを待つ、というのも立派な戦法の1つである。 博麗大乱闘における対妖夢 「棒状アイテムを持たせない」の一言に尽きる。 疾走永遠亭から棒状アイテムを持ち越された場合は、まず他のプレイヤーと協調して 妖夢の棒状アイテムを奪うことから始めよう。ここで上手く連係が取れないと妖夢の一人勝ちになりかねない。 役割分担も重要だ。2人が接近戦でプレッシャーを与え、1人が遠距離技あるいはアイテム投げでフォローしていこう。 カウンター技である不動の構えの存在も厄介なところだ。 幸い棒状アイテム以外はキャッチできないので、投擲の高いキャラでアイテム投げを絡めていくと戦いやすい。 できれば棒状アイテムを持っている場合に反射あるいは無効化できる技も把握しておきたい。 ステータスは全体的に高めなので、棒状アイテムを持っていない場合も油断はしないように。 復帰3で人投げが可能なため、場外に落とせるチャンスは絶対にものにしよう。 また、投擲が低いので遠くにいる分にはさほど脅威ではない。 その他 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hitokuzu/pages/40.html
コンセンサス一覧(是非やられたい:◎ やられてもよい:○ NG:×でご記入ください) [催淫]◎[爆乳]○[尿意]×[排便]×[産卵]○[ふたなり]○ [触手]◎[粘液]○[獣姦]◎[近親]○[輪姦]◎[寝取られ]○[純愛]○ その他推奨・NG事項:猟奇、グロ、後は色々修行中。合わなければ後々追加 キャラクター名:蓮見 沙由(はすみ さゆ) プレイヤー名:rouge レベル:10 総獲得経験点:2093 残り経験点:293 年齢:17 職業:学生 身長:158 体重:43 BWH:81/53/82 ワークス:暗殺者 肉体特徴:注目の的になるほど眉目秀麗 性格特徴:負けず嫌いで意地っ張り 能力値 ワークス 肉体 性格 初期 成長 合計 【体 力】+ 00 + 00 + 01 + 00 + 00 = 01 【運動力】+ 02 + 00 + 02 + 02 + 09 = 15+1 【知 力】+ 00 + 02 + 01 + 00 + 05 = 08+1 【魔 力】+ 01 + 01 + 00 + 00 + 00 = 02 【名声】0【刻印】2 【浸食】2 【HP】50/50 【MP】20/20 【IV】23 【SP】26 = 胸12 + 腰12 + 尻0 + 口0 + 心1 【ミアスマ】253 装備 ミアスマ 威力 分類 胸AP 腰AP 他AP 特記事項 ファントムエッジ | 40 | 3D6+02 | 白兵 | 00 | 00 | 00 |鍛造剣相当 暗殺者の装束 | 50 | 0D6+00 | ---- | 16 | 12 | 00 |クノイチスーツ相当 アヴォイド消費2に、トラップ突破+1d6 エッジ集結防御 | 15 | 0D6+00 | ---- | 0 | 00 | 08 |盾相当 ピンポイントガード | 10 | 0D6+00 | ---- | 6 | 00 | 00 |胸部追加装甲相当 魔瘴炉 | 20 | 0D6+00 | ---- | 0 | 00 | 00 |ソニックインパクト ネックレス | 40 | 0D6+00 | ---- | 00 | 00 | 00 |真紅の護符相当 知力+1、運動+1 暗殺者の知識 | 20 | 0D6+00 | ---- | 0 | 00 | 00 |盗賊七つ道具相当 サーチトラップ取得 高速歩法 | 20 | 0D6+00 | ---- | 0 | 00 | 00 |飛行靴相当 フライト取得 魔力の泉 | 10 | 0D6+00 | ---- | 00 | 00 | 00 |【MP】+1 直感 | 5 | 0D6+00 | ---- | 00 | 00 | 00 |1ペニーコイン相当 ブレスレット | 15 | 0D6+00 | ---- | 00 | 00 | 00 |HPを6d6点回復 何時でも使用可能 強迫観念 | 5 | 0D6+00 | ---- | 0 | 00 | 00 |プライドの崩壊 CPSP+1 パッシブ魔法修正| 00 | 0D6+00 | ---- | 00 | 00 | 00 | 合計|250 | 1D6+13 | ---- | 22 | 12 | 08 | 魔法 使用 分類 MP 射程 対象 メモ ハイド | 開幕 | なし | 04 | なし | 自身 |自身の運動と対象の知力で勝負を行う。勝利した場合、奇襲を行う。 クイーンブロウ | 開幕 | なし | 01 | なし | 自身 |ターン中1か6のゾロ目があった場合、対象の防御力を無視。 トップスピード | 開幕 | なし | 02 | なし | 自身 |IV+【運動】、アヴォイド効果+1 ラッキーヒット*3 | 常時 | なし | 00 | なし | 自身 |最初のダイス目が1の場合、ダメージ+30 クリティカルヒット*3 | 常時 | なし | 00 | なし | 自身 |攻撃ダイスに[6]が2つ以上出た場合、達成値が[6]の数×9上昇。 マスターゲット | 能動 | 白兵 | 04 | なし | 範囲 |範囲攻撃 アヴォイド | 受動 | なし | 02 | なし | 自身 |【運動】分ダメージを軽減 CP×1d6達成値上昇可能 マジックインパクト | 能動 | 白射 | 01 | なし | 自身 |ダメージ+1d6 ツイスター | 補助 | なし | 02 | なし | 自身 |攻撃+2d6.相手よりIVが高くなければ使用不可 ガッツ | 直前 | なし | 03 | なし | 自身 |攻撃+1d6、突破判定+1d6にも使用可能。 アイスエンチャント | 補助 | 魔術 | 04 | あり | 単体 |武器威力+1d6 《氷》属性に もとよりの氷属性攻撃+2 ソニックインパクト | 能動 | 白射 | 06 | なし | 自身 |ダメージ+2d6 2回振って、好きな値を適応可能 クライシスアビリティ 使用 分類 CP 射程 対象 メモ ポテンシャル | 特殊 | 任意 | ?? | なし | 自身 |任意のCP数を消費し、その分だけ直後の判定のダイス数増加。 セービングレイス | 特殊 | 任意 | 01 | あり | 単体 |対象にダイスを振りなおさせる。 ラストシュート | 直前 | 任意 | 05 | あり | 自身 |攻撃ダイス+8d6。 インヴィシブル | 特殊 | なし | 03 | あり | 単体 |1度だけあらゆるダメージを0にする。 リカバリー | 特殊 | なし | 02 | あり | 単体 |BS解除 【水着】【妊娠】【ロスト】【淫乱症】は除く。 バリアブレイカー | 特殊 | 任意 | 02 | なし | 自身 |突破判定+4d6 クライシスアクト CP SP 所持条件 使用条件 視姦の檻 | 02 | 02 |SP24以上 |なし | 締め付ける名器 | 02 | 01 |SP23以下 |HPダメージ | 強制絶頂 | 03 | 02 |なし |HPダメージ |目標値15の判定有り。失敗時5ダメージ つけられた種 | 02 | 01 |なし |HPダメージ | 過敏な突起 | 01 | 01 |なし |胸AP/HPダメージ | 潮吹き | 02 | 01 |SP18以上 |HPダメージ | 淫らなる緊縛 | 03 | 01 |なし |拘束状態 | 後ろの処女 | 02 | 02 |使い捨て |HPダメージ | いぢめてください | 02 | 03 |魔物刻印*2 |なし | プライドの崩壊 | 02 | 02 |なし |なし | ※刻印 必要SP 所持条件 データ的効果 その他メモ(キャラクターの設定や経歴、成長履歴など): つややかな栗色の髪に、整った目鼻立ちの美貌。体のラインはスレンダーで均整が取れており、完成された人形のような印象を与える。 学園の高等部に所属しており、よく笑う友人の多い人気の有る少女ではあるものの、その実、彼女の事を深く知る人間は誰一人としていない。 そんな彼女は幼少の頃、海外旅行の際に事故で天涯孤独の身となり、自身も裏社会の人間に拾われたという過去をもつ。 しかし、天性の運動能力と判断力及び直感に目をつけた裏組織の人間は、彼女を暗殺者として育成。 あらゆる武器を使いこなし、どんな状況でも標的をしとめる暗殺者、『ファントムエッジ』として、闇社会で恐れられるまでに成長した。 暗殺者としての自分の技能には絶対の自信とプライドを持っており、そこだけが彼女のよりどころ。 本来の彼女は、無感動で寡黙。 学園での顔は、そのほうが怪しまれないから、というだけのただの演技である。 潜在的にさびしがりやな部分があり、裏の顔を知り、尚且つそれでも彼女に向き合うだけの度量が有る人間が居れば、彼女もまた変わるかもしれない。 現在、彼女の所属していた裏組織はヒロインと魔族の争いに巻き込まれる形で壊滅的な打撃を受け、現在彼女に指令を出す事すら出来ない状況となっている。 故に仕事のために潜入した学園に待機するという現状が動く事はないだろう。 沙由自身もその情報を手に入れてはいるが、動きようがないというのが現状だ。 ヒロインとしての力に目覚めたのは意外にも最近であり、この街にきてからである。 下級魔族程度に遅れはとっておらず、彼ら特有の術にも引っかかった事は泣く、性的には基本知識のみの無垢そのものといったところ。 衣装などの変質はなく、身体のいたるところから無色透明の鋭い刃、『ファントムエッジ』を生成する能力。 接近格闘戦においては無類の強さを誇る。 大抵の魔物には、これまで培ってきた身体能力だけで有無を言わさず勝利する事ができるものの、 魔力を使った戦闘に関しては初心者の部分が有り、魔族のやり口にも不慣れ。 『魔力を使わない』状態であれば、他のヒロインの追随を許さないほどの戦闘能力を誇るものの、肝心の魔力を使った場合の伸びしろが少ないともいえる。 初期:ハイド クリティカル ラッキー アヴォイド マスターゲット 2L:クリティカル 3L:クリティカル 4L:ラッキー 5L:ラッキー 6L:マジックインパクト 7L:ツイスター 8L:トップスピード 9L:ガッツ 10L:アイスエンチャント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/30668.html
登録日:2014/12/09 Tue 13 16 42 更新日:2021/05/19 Wed 19 52 24 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 境界線上のホライゾン 川上稔作品登場人物リンク 真田 真田教導院 筧・十蔵 筧・十蔵とは、境界線上のホライゾンに登場する人物である。 【所属】真田教導院 【役職】“要らずの十番” 【種族】人間 【宇名】“火縄” 真田教導院が“要らず”の十番。 今にも折れそうな程細い長身痩躯。ポケットに手を突っ込み口に火縄を咥えている。落ち着くとのこと。 「ごめんな」が半ば口癖で、無精な口下手だが意外と説教臭く後輩思い。仲間への配慮もけっこーする。 人前が苦手で慣れない交渉に臨んだ時は内心ヒヤヒヤしっぱなしだった。 わりかし小心者で大国や格上相手には表には出さないがビビりまくり。相手が現武蔵副長で“東国無双”の一人娘だったり人狼女王の娘の第五特務だったりで仕方ないといえば仕方ない。 出撃のたびに根津に形見代わりの針を渡しており、死亡フラグと言われるが生還するため針の数が大変なことになってきている。 無精気味のため海野や望月からの扱いは割と悪いが気遣いする仲。 ちなみに現在の真田十勇士は2代目にあたるのだが、彼の場合先代の「筧・十蔵」が真田に“要らず”が流れ着いた時既に他界していたため、襲名上の叔父である地竜の筧・虎秀に世話になったという。 “自分の死角から”“相手の死角へ”“死角にある物体をゼロ距離に射出する”→“死角送り”の転送系射撃術式の使い手。というより、後述の素養によりそれしかできない。条件さえ満たせば銀弾でも針でも管制制御の艦砲だろうが対象に出来る。 術式の発動条件に「彼自身も誰も射撃の瞬間を目撃してはならない」というものがある。なので先述の火縄とポケットをインした体勢が彼の射撃スタイル。臨戦態勢。 かなり強力な術式で、副長クラスの見切りとキチガイな反応速度を持つ二代等でもない限り、避けることも知覚することもままならず撃ち抜かれる。武蔵勢の一斉銃撃を全て撃ち落とすなど精度も数もかなりのもの。銀弾を使うことで異族に致命傷をあたえることも可能。術式の特性と合わせて人狼女王に「あなたの術式なら私に傷を与えることができるかもしれない」と言われた。 忍者としての体捌きも一流で、常に滑るような歩法で相手の背後に回ることで格上の副長・二代と互角に渡りあった。だが術式符で多少無理なドーピングをしていた模様。 神に対してシニカルであり感傷的。 神に愛された男。 元々彼は射撃の名手で、演習でもトップに立ち続けエリート街道を突き進む予定だった。 しかし本番ともいえる術式を用いた射撃が彼だけ何故か上手くいかない。全てが不発に終わってしまう。 一気に落ちこぼれに転落した彼は失意の内にその道を諦め、別の道を進もうとする。 何気なく投げた紙飛行機。ふと見るとそれが見当違いの所に着地しているのに気付く。 まさかと思った彼は先生に相談。曰く、 「神様は、誰にも君の射撃を見られたくないのかもしれない。君自身にさえね」 こうして“死角送り”の術式に辿り着いた彼は十本槍候補にまで登りつめ、後の“要らず”の一員となる。 作中でも例がないほどに神が個人に干渉していて、そのためか彼も神に頻繁に語りかけ身近に感じている様子。 “要らず”を要らずとしないため、後の真田のために奮闘。 二代と対峙したり滝川一益と肝を冷やしながら交渉したり蟹江城の戦いで活躍した。 蟹江城での戦闘では蟹江城の副砲を死角送りの対象にすることで正確な砲撃を叩き込む応用を見せた。 ミトツダイラは流体に快い空間である森の影響下で、筧と自分の間を包むような、見守るような大きな気配を察した。 筧の側について彼の死角から彼女を穿つ手伝いをする。ならばと、ミトツダイラは常に筧の死角を潰し続けることで、術式を不発にさせる。 その瞬間、ミトツダイラは見た。 筧が、銃を抜いている。左右の手に、彼は黒鉄の塊を掲げ、 「神様」 彼が呟いた。 「俺、頑張るよ」 窮地に陥った彼はついに懐から銃を抜く。 術式なしのそれは、しかし思わず息を詰めるほどの、あまりにも正確な射撃。 回避しやすいとかそういう次元ではなく、弾道が澄み過ぎていて一瞬吸い込まれそうになる見事なもの。 相対しているミトツダイラをして当たりに行きたくなる欲求を生んだ。 筧は退かず、打撃を織り混ぜながら近接で銀狼と撃ち合う。 「――頼まねえ!」 「……俺が!」 「俺がやるんだ……!」 決死の一撃を王賜剣で防がれ、突きを右胸に喰らい敗北した。 戦闘で砲撃等を行ったことで堰で作られたダムが決壊。放っておけば小田原城や下の市街が洪水となってしまう。 そこを戦場に選んだ責任として、筧と望月は水抜きを慣行する。 『御供いたします』 「じゃあ、お前の爆砕術式、くれるか?」 「……ハゲるかと思ったら、エクステなのな、これ」 『これでも女という区分の下にありますので。――半分で十分ですか』 『私の投擲先は、堰の裏側、水中にお願いいたします。 あと、上部側に不安定な石材がありますのでら筧様が逃げられる隙もあるかと』 「御供するって言ったのは何だよ一体」 『そういう覚悟があると示しただけです。単体でも大丈夫ですが?』 そーかい、と彼が右腕を振った。そして筧は、望月に言った。 「じゃあな」 『……は?』 『筧様……!?』 彼が、自分を投じたのだ。堰から離れた場所へと、だ。 「人形となら死ねるけど、女と死ぬような格好いい生き方してねーんだわ」 筧は口元に笑みを作って、帽子を更に目深に被った。 「やるか、神様」 筧は川原で目を覚ます。ダムの堰を壊した激流に飲まれ、流れついたのだ。 近くにいた子供と父親から街の安全を聞くと、彼は根津に渡す予定だった長針を子供に託す。夏休みにでも真田に行って、海野に渡してくれと。 立ち上がり歩くと、彼は中等部時代の教導院の中にいた。 背の高い少年が、長針を床に投げ捨てた。 すると時が止まったかのように筧以外の全てが静止する。 戸惑いながらも、伊佐と三好、大先生の声が遠くから聞こえ、廊下に出ようとする。 だが、彼は止まったままの少年に振り向く。 「おい! 今日、これから起きる事、忘れるなよ! 担任の池田先生、いい人だから絶対相談に行くんだぞ!」 「気付けよ! これ、廊下に刺して置くから、絶対気付けよ!」 「気付けばお前、格好よくなれっから! 将来、絶対、自分の事、信じて良かったって思えるようになるから、だから……!」 「来いよ! お前にしか出来ない事があるぜ……!」 背を向け、歩き出す。廊下の向こうで呼んでいる声があるのだ。 同時に鐘の音が響き始めた。 時間が進んだ。その事を確信して、彼は呟いた。 「神様」 帽子を目深に被り、彼は笑った。 「――有り難うよ」 …時は少し流れ、2学期初日の夜。西で本能寺の変と賤ヶ岳の戦いの同時開始というまさかの事態が起こっているのを横目に見つつ、真田の地で開かれていた夏祭りの最中。 祭りを仕切っていた巫女の海野は、北条から来た子供から「針」を渡され、思わず泣いてしまうも、「自分の戦い」に区切りがつき、もう降りてもいいのだということを納得するのだった…。 追記・修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] カッコいい人だよなあ -- 名無しさん (2014-12-09 20 40 01) 川上作品の死に際は誰も素敵。 -- 名無しさん (2014-12-09 21 02 57) ”要らず”の連中は本当に格好いい散りざまなんだよなぁ。全員が自分が成し遂げたことに満足していくからだろうけど -- か (2014-12-10 11 36 20) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/god14/pages/573.html
ききかんはかい 双頭の鷲が対聖槍十三騎士団戦のために用意した聖遺物『罪姫・正義の柱』を利用して、対象の危機感(痛みなどの防衛システム諸々)を破壊する大魔術。 正式名称は不明。詠唱の原点は正教会聖歌の複合。 フォルカーの聖句が紡がれると鐘の音が響く。輪唱される複数人の祈りは重なり合い、鐘の音に反響して音叉のように夜を震わせる。 そして奪われた感覚の代わりに、奇妙な安らぎを感じさせるのだ。それはかつての黄金と水銀から味わったものと同種のもの、その手に抱かれて永劫の眠りにつきたいと狂おしく願いかけてしまう。質としてはかつての絶望なまでの恐怖と高揚とは正反対であるが、念の規模は黄金と水銀に匹敵する。 この世で最も慈悲深い死とは、痛みを感じる暇も無い断頭台。痛みが無ければ喜んで死を願う者が数割は確実に現れる。 これはそういうギロチンの呪い。 黒円卓の魔人達は他者を舐めきっているという危機感の欠落した在り方をしている。 元々シャンバラ・諏訪原市は黒円卓の渇望を黄金に錬成するための毒壺。そのため内面の病理が投影され、現象に具現されやすい特性を持っている。戦場とは人外も含め等しく死を共有する空間。 ならばこそ他者と同調しその心を引き出せるジークリンデが音叉となることで、諏訪原市に限り魔人達のエイヴィヒカイトによる鎧を剥ぐことができる。 通常の武器では傷一つ負わないという最大のアドバンテージを無効化する。理屈はある種の防衛本能を狂わせることで、術の行使を著しく下手くそにさせるというもの。 痛覚を遮断されたことで、痛みという代表的な防衛システムは意味をなくす。そして頭で危険を理解できても感情的にはどこか浮ついた状態なので、再生も上手くはいかない。仮に銃弾を頭や心臓にうけたのならば不死の魔人でも死んでしまう。 攻撃という点では一切劣化がないのだが、下手にパンチやキックなどを使えば、逆に自らのパワーに負けて自壊しかねない。 銃口を向けられても「銃弾如きを躱さねばならない」という面倒臭さに、身体の反応が遅れてしまう。 双頭の鷲は、この術でエイヴィヒカイトの鎧を剥ぎ取られ、さらに危機意識をも失った騎士団員に対し、それぞれの団員と因縁のある相手をぶつけて動揺を誘い、隙を突くという作戦を実行した。 実戦でも作戦は概ね成功はしていたといえるが、肝心の戦闘では元々臆病だったシュピーネに術の正体を見破られたことや、何より騎士団員の実力を見誤っていたことなどが原因で、誰一人として勝利することはできなかった。 ただしジークリンデの真の目的は黒円卓の運命を狂わせることで、滅びの運命を引き寄せること。実際彼女は螢ルートの未来で水銀が打倒されるところまでを予知した。 詠唱はフォルカー⇒ジェーン⇒アルフレート⇒鏡花⇒ジークリンデ⇒5人と言う流れ。 詠唱 フリストス・アネステ・エク・エクローン……ファナト・ファナトン・バーチサス 我ら死を以って死を滅ぼし、墓の王に定命の理を与える者なり ケティス・エンティス・マシ・ゾイン……ファナト・ファナトン・ハリサメノス 来たれ、ハリストスの前に伏し拝まん。 我が魂よ、何ぞ悶え泣き叫ぶや 我らを攻むる者 我らに楽しみを求めて言えり。今こそ、我が為に—― シオンの歌を歌えよ、アリルイヤ! これってある種の禹歩法じゃない?神咒でいうならエイヴィヒカイトという禹歩を崩す目というところだろ。 -- 名無しさん (2012-11-21 21 08 18) ウホホゥ!! -- 名無しさん (2012-11-23 01 01 17) ↑2 確かにその通りだな -- 名無しさん (2012-11-23 23 23 46) 某Wikiより情報量が少ないな -- 名無しさん (2012-11-25 02 22 39) もし、この方法の応用で変態の変態行為に対する警戒心なんかも破壊できるとしたら…ハッ!?マリィが危ない!! -- 名無し (2012-11-25 11 18 04) 『罪姫・正義の柱』を事象展開型で形成すればこんな感じの能力になるのかね? -- 名無しさん (2013-08-09 12 10 43) 因縁の相手をぶつけるよりドクガスでもぶちまけた方が良かったかもな。 -- 名無しさん (2013-08-09 12 31 47) たしか騎士団の直接打倒が目的じゃなくて、団員の運命を狂わせ滅びの因果を導くことが真の目的らしいからただ倒すだけなのは意味ないんじゃないの? -- 名無しさん (2013-08-09 12 58 54) つまり「只滅ぼすだけでは足りない、コイツらの全てを奪って苦しめてから殺す」って事か -- 名無しさん (2013-08-09 15 18 19) 「運命狂わせて騎士団全滅の運命引き寄せましょ」みたいな感じじゃないの? 間違ってたらごめん。というか双頭の鷲の人たちって因縁の相手と相対すること望んでる奴らが多いのに毒ガスまいても何の意味もないし -- 名無しさん (2013-08-09 15 32 17) ジークリンデは自分たちの行いの果てにニートが死亡する未来までを予知していたらしいけどな。回帰のことまで予知してたのかは知らんが -- 名無しさん (2013-08-09 19 01 25) 13人全員が倒れるための布石をうったみたいな感じか -- 名無しさん (2013-08-09 19 08 46) まぁ全てが水銀の掌の上だがな -- 名無しさん (2013-08-09 19 18 48) 回帰は見えてないらしい。だからこそ勝利宣言できたんだろうな…知らぬが仏 -- 名無しさん (2013-08-09 19 31 22) cs版の画像によれば見たのは蛍√系なのかな -- 名無しさん (2013-08-09 19 41 04) 波旬とか見てたらまさしく大勝利エンドだったのに。水銀フルボッコだし -- 名無しさん (2013-08-09 19 50 22) その代わり全生命消滅だがな -- 名無しさん (2013-08-09 20 00 42) ↑ジークリンデちゃんは気にしないんじゃね? -- 名無しさん (2013-08-09 20 04 15) というか何だ (∴)を幻視したりしたら、その瞬間に魂ごと吹き飛ぶんじゃね? -- 名無しさん (2013-08-09 20 15 49) 水銀「あれらの存在総ては私が女神に抱かれる為の舞台装置にすぎん」 -- 名無しさん (2013-08-09 20 31 56) ↑(∴)なんて最低なヤツだ -- 名無しさん (2013-08-09 20 36 39) ↑龍水「激しく同意」 -- 名無しさん (2013-08-28 11 35 47) 天狗道には言われたくなかろうw -- 名無しさん (2013-08-29 17 41 49) ↑*2 3 4 変態の皆様方はそれぞれ在るべき処にお帰りください -- 名無しさん (2013-08-31 21 54 50) ↑5(∴)<酷いよ!!あんまりだ!!哀れな彼等に僕が作ったカレーをご馳走してあげたい。 -- 名無しさん (2013-09-01 01 43 44) フォルカ<これが、ルサルカに捧げる愛なのですよ -- 名無しさん (2013-09-01 04 01 36) 交代詠唱って壺中聖櫃っぽい気がしてきたが、よく考えたらイザークはジークリンデの先輩だっけ? -- 名無しさん (2013-11-16 17 04 11) ↑ジークリンデはレーベンスボルンの実験データをパクった東側が作ったサイキックだぞ -- 名無しさん (2016-02-04 20 52 24) これの詠唱Amantes amentesには無かった気がするが俺が忘れてるだけ? -- 名無しさん (2016-02-04 22 34 54) ↑2 つまり技術的には兄妹、伯父姪とか言えん事もない -- 名無しさん (2016-02-05 00 12 55) ↑2 OTHERにあるよー -- 名無しさん (2016-02-06 14 37 08) ロリ螢に使ってヌキヌキポンしたい -- 名無しさん (2016-08-05 23 53 21) 危機意識と警戒心は違うから俺らが使えても意味ない気がするんだか、、、 -- 名無しさん (2017-06-25 01 36 54) もしかしてシュピーネさんってこれのおかげで滅茶苦茶かっこよくなれたんじゃないのか?戦いに置いて小物らしい邪魔な感情が消え去ったりして -- 名無しさん (2017-09-28 17 54 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/injectionmatome/pages/114.html
「ブリザード」 「フリーズ」+「ウインド」 氷に風の力を加え吹雪へと進化させた融合Venom。 フリーズとウインドを足して割らなかったような性能であり、氷の生成と風を操る力に加え、強烈な冷気の嵐を用いた攻撃が可能。 攻撃 B 耐久 C 俊敏 C 特異 A 特性 氷と風を操り吹雪を起こすことが可能。生成した氷を風の力で打ち出すような多彩な攻撃法。 欠点 メインとなる力が氷であるため高温に弱いのは変わっていない。 「ストーム」 「ウインド」+「スパイラル」 風に螺旋の力を加え嵐へと変化させた融合Venom。 純粋にウインドの強化形態と言うべき性能であり、特別新たな力などはないが、エレメント系としては異例で専用武器が存在し、風を取り込み圧縮した弾丸を放つ銃を持つ。 攻撃 B 耐久 D 俊敏 B 特異 B 特性 ウインドを強化しただけで特筆することは無い。 欠点 特性と同様である。 「ドリル」 「パイル」+「スパイラル」 全てを穿つ杭を回転させながら打ち出したら強いだろ、と当たり前のことを証明するように生まれた融合Venom。 両手両足に、パイルバンカーが装着されたロボのような装甲を展開する重装甲超火力のわかりやすい性能。 パイルバンカーは着脱式の使い捨てで再装填は不可能だが、両腕の装甲には再装填可能な小型版が装甲と一体化している。 攻撃 S 耐久 A 俊敏 E 特異 E 特性 説明不要の一撃必殺の超火力。 欠点 専用武器であるパイルバンカーがメインとなっていてそれを使い切ってしまえば性能が格段に落ちる。 「ムーンウォーカー」 「ラビット」+「グラビティ」 重力の力を得た兎が月面のような不可思議な挙動を行うようになった融合Venom。 自身にかかる重力を調節することが可能で月面のようにふわふわとした緩い挙動で攻撃を耐え、強力な重力とそれをものともしない強靭な脚力による必殺の蹴りを得意とする。 攻撃 A 耐久 D 俊敏 B 特異 A 特性 自身に対する重力操作。ラビット以上に強化された強靭な脚力。他者の重力操作の影響を受けない。 欠点 自身の重力しか操作できないため他人に触れてもその効果を与えることは出来ない。重力を操作して衝撃を逃がすことは出来るが耐久性自体は高くない。 「ガーディアン」 「ソルジャー」+「メタル」 戦士が強固な鎧を得て守護者としての力を得た融合Venom. 重装甲をものともしない筋力と俊敏性からなるバランスの取れた高い性能を発揮できるが、逆に言えばそれしか得たものは無い。 専用武器はグレートソードと壁盾で、重量はあるが軽々と扱うことが出来る。 攻撃 A 耐久 A 俊敏 B 特異 E 特性 ずば抜けた身体能力と装甲を持つ。 欠点 特殊な力も無ければ遠距離攻撃の手段も持たないため、装甲を貫通できる程の威力を持つ遠距離攻撃にはとても弱い。 「トリックスター」 「トリック」+「エア」 奇術師が大気を操る力を得て驚異的な機動力を得た融合Venom。 新たに自然発火や空中歩行、重力を無視して逆さに立つ、物体の転移など多彩な能力を得たが、残念な事に身体能力は最低限しか向上していない。 攻撃 A 耐久 E 俊敏 D 特異 A 特性 三次元歩法による高い機動力。新たに得た多彩な能力による豊富な手札。 欠点 身体能力は必要最低限しかなく、機動力は確保したが足が速くなった訳では無い。 「ドッペルゲンガー」 「シャドウ」+「トリック」 トリックの力で影に意思を持たせる力を得た融合Venom。 自分と同等の力を持つ影を操り低い戦闘力を数でカバーする他、影は武器に姿を変えることも可能で、変幻自在の攻撃を可能としあらゆる状況に対応できる。 攻撃 B 耐久 C 俊敏 B 特異 A 特性 自身の影を立体的に変化させ、自在に操ることが出来る。 欠点 影の方がVenom特性が扱える為どうしても本体が劣ってしまう。影の行動可能範囲は影を生み出す光源に左右され、夜のように光が弱い中では能力を活かせない。 「バイク」 「スチーム」+「バイシクル」 幼女に好評だったバイシクルがスチームの力で蒸気機関を手に入れバイクになった!(意味不明) 安心と信頼のバイクに変身できる機能が搭載され、自転車と違い自力で走れるようになったよやったね優城ちゃん! ネタ抜きにしてもその性能はHighVenomと同等だから侮れないがどう見てもネタ枠でしかない。 攻撃 B 耐久 C 俊敏 A 特異 A 特性 バイクになれる 欠点 バイクになる 「マッド」 「サンド」+「アクア」 砂と水を混ぜたら泥になったという当たり前の結果で生まれた融合Venom。 砂ではなく泥を操ることが出来るのだが、泥人形を生み出せるほどにその操作は自由であり、泥さえ作れればいくらでも操れるという驚異の能力を持つ。 攻撃 B 耐久 E 俊敏 D 特異 B 特性 泥の操作。高熱耐性。 欠点 装甲も泥であり、あってもなくても変わらないようなものであるため、直接戦闘は苦手としている。 「ガードナー」 「プラント」+「グロー」 植物を操る者に育てる力を与えた融合Venom。 植物は急成長などしないと言ったな?あれは嘘だ、と言わんばかりに驚異的な成長速度を与え種子を急成長させるだけでなく、己の意のままに成長の形状や度合いを変化させることが可能で、薔薇の鞭などは勿論、人間さえ捉えられるほどの巨大な食虫植物を生み出せる。 攻撃 B 耐久 C 俊敏 C 特異 B 特性 植物の急成長、進化を含めた操作。 欠点 急成長させられるとは言え、その元となる種子は必要となる。植物の為刃物などに弱いのはどうしようもない。 「ハザード」 「ギフト」+「ペイン」 猛毒と苦痛を混ぜ合わせた悪夢のような融合Venom。 使用者の肉体を触媒にしてVenomでさえ悶え苦しむ程に痛覚を高めた上で激痛を与える神経毒を生成するが、当然この毒は使用者にも作用する、更にこの毒は致死性は皆無で対象を苦しませる為だけに存在するものであり、量に関わらず摂取から48時間後に自然に解毒される。 攻撃 S 耐久 C 俊敏 C 特異 A 特性 Venomにも有効な神経毒の生成。それ以外の毒物への耐性。 欠点 身体能力は平均的だが、自身が生み出した毒によりまともに戦闘することさえ困難であり、いっそ死んでしまった方がマシな程の苦痛を解毒されるまでの48時間、変身を解除しても苦しみ続けることになる。 「バインド」 「ロック」+「チェーン」 鎖に鍵を付けて対象を拘束する力へと変化した融合Venom。 手錠や足枷といった拘束具が専用武器となり、対象の身体の自由を奪うことに特化している。 攻撃 D 耐久 C 俊敏 C 特異 D 特性 HighVenomさえ抜け出せない強力な拘束が可能。 欠点 拘束に特化したため攻撃性は低くなっている他、身体能力は平均的で敵を倒すだけの力を持たない。 「バーニング」 「フレイム」+「マグマ」 溶岩を炎で煮え滾らせ進化させた融合Venom。 フレイムとマグマを足して割らなかったような性能で、炎と溶岩の操作能力は失ったが装甲内で溶岩が煮え滾るかの如き驚異的な筋力と熱量を持つ。 攻撃 S 耐久 B 俊敏 D 特異 D 特性 拳一つでもトップクラスの威力を持つ。高熱耐性。低温耐性。 欠点 膨大な熱を放出できずに装甲内に貯め込むために使用者の肉体を焼いてしまう。凄まじい筋力だが俊敏性がとても落ちていて動きの早い相手を苦手としている。 「スナイパー」 「ガン」+「ゲイザー」 遥か遠方を見る眼に合わせ遠方を撃ち抜く力を得た融合Venom。 ガンを強化したような性能であるが、専用武器は高い強度を誇るVenomだろうと撃ち抜ける強力な弾丸を放つ狙撃銃のみである。 攻撃 A 耐久 E 俊敏 C 特異 D 特性 超視力を活かした超遠距離狙撃。 欠点 融合Venomでありながら直接的な戦闘はとても苦手であり、まともに勝負することが出来ない。 「スケート」 「ローラー」+「ソード」 ローラースケートではなくアイススケート用の装備を得た融合Venom。 氷上でなくても氷上のように移動でき、ローラーではなくブレードとなったことにより攻撃性が上昇している。 攻撃 B 耐久 D 俊敏 A 特異 D 特性 足場に囚われない安定した機動力。 欠点 ローラー同様技術までは与えない為、アイススケートが出来ない奴は使えない。
https://w.atwiki.jp/hirhir/pages/208.html
『キャットの拳』 静かだ。 周囲は罵声と悲鳴、絶叫で満ちていると言うのに、我が心は今までになく晴れやかである。 蒼穹の元、穏やかな風が心地よい。 だが、場を支配しているのは張り詰めた空気だった。 二つの人族の軍勢がぶつかり合う中、私と奴は微動だにせず対峙している。 巌のごとし灰色の肌、人間の胴数本分はあるであろう太い四肢、翼のごとき巨大な耳、岩盤すらも砕く白い牙。そして何よりも特徴的な、長い鼻。 それが奴の姿だ。この種族を初めて見た時から抱いてきた畏怖が再び私の中で形を取り始める。 奴と私の体格差は優に数百倍はあろうか。 その様はまるで、蟻が山に挑むがごとし。 されど、蟻には蟻の、私には私の戦い方がある。 さぁ。目にもの見せてくれようぞ。 なあ、友よ。 「……ぱぉぉぉぉぉんっ!」 おお、喜んでくれるか。そうだな。カルタゴで初めて出会った時から、いずれこうなるであろうことは分かっていた。 我らは武に生きる者。そこに種族の違いなど関係ない。 さぁ。さぁっ!! 行くぞ、今こそ、我が秘技の限りを尽くす時! 「にゃぁぁあぁぁっ!!!」 雄たけびとともに、私は突進した。 龍虎の対決。 いや、この場合適切ではないか。 何せ我が好敵手はゾウで。 私は猫なのだから。 ふわり。 その巨大な耳を羽ばたかせ、奴は浮いた、いや跳んだっ! 二本の後ろ足で立ち上がり、次いで飛び立ったのだ。我が跳躍力を持ってしても、後ろ足にしか届かない。それこそが奴の狙いだろう。 次いで、規格外の巨象の体が回転を始める。軸足とする後ろ足を連続的に入れ替えながら、私に回し蹴りを立て続けに見舞ったのだ! いい判断だ。だが猫の素早さを舐めて貰っては困るな! 私は攻撃をかいくぐりながら、奴の軸足へ肉薄。後ろ足で立ち上がった。 一歩。 両の前足を揃える。 二歩。 前足を、前に向ける。 三歩。 「しゃぁぁぁぁっ!」 口訣とともに両前足を奴の軸足に叩き込む! 奴の足が大きく後退する。だが浅い!? 亜音速は出たように思う。 その速度と質量の全てを、二本の前足、その肉球と言う狭い範囲から叩き込んだのだ。 それなのにこの程度とは! 軸足を薙ぎ払われた奴は、そのまま悠々と空高く飛び上がった。 やや広い間合いを取って着地すると構える。私も身構えた。 奴の長い鼻が地面から土を掴む。 何をする気であろうか?その疑問はすぐ氷解することとなった。 奴の鼻がこちらに向けられる。 「ブホォォォォッ!!」 ぬおぉぉぉぉぉっ!? 私は咄嗟に前足で岩盤を跳ね上げ、その下へ潜り込んだ。 直後。 轟音、衝撃、絶叫、悲鳴。それらがないまぜになった音が聞こえる。 嵐が収まったのを感じ取り、地上へ這い出た私は呆然となった。 奴から放射状に、地面が大きく削り取られ、後方のローマ兵たちまでもが数十人以上、肉片と化していたのだ。 鼻から噴きだした土砂にこれほどの威力があろうとは。 少なくとも攻撃力において、私の能力を遥かに超越した強敵であるのは疑いようもない。 だが……だが負けるわけにはいかん。奴らカルタゴ軍に、ローマを蹂躙させるわけにはいかぬ理由があるのだ。我が巫女のためにも。 さて。次は私の番だ。容易ならざろうと言う事は予感しておったが、手加減しては勝てない、どころか死力を尽くしても勝てるかどうか分からぬ相手ではな。 あれを使うか? だがどうやって隙を作るべきか。 まずは……少々攻め手を変えてみるか。 幸い、今は雲も少なく太陽の光は存分に降り注いでおる。 奴と目を合わせたまま、鍛え上げられた我が瞳孔を絞り込む。 徐々に……徐々に光の“波”が整い、揃っていく。 今! 「―――――っ!?」 奴が仰け反った! 滑るような歩法で歩みよりながら私は、全身を駆け巡る『雷』を束ねる。 私の目から放たれた光線は、まさしく光の速度で奴の眼球に飛び込み、そして目をくらませたのだ。達人が昼間に猫族と戦うのを忌避する理由である。 気配だけを頼りに薙ぎ払われた鼻をやすやすと避け、跳躍すると奴の下顎に肉球を一撃。 「にゃぁぁぁぁっ!」 掛け声と同時に、尻尾の先から頭まで束ねた『雷』を一気に流し込む。 びくっ! 効いたっ!? ならばこのまま――― と行かぬのが兵家の常。 ぐら……と奴は体を落としてきたのだ。これはたまらず下がるしかない。 中々そして隙だらけか、と言えばそうとも言えぬ。なんと奴はそのままごろり、と回転して、勢いで立ち上がってしまったのだから。 「ぱぉぉぉぉぉぉん!」 怒っているな。かなり頭に血が上っているか。猫相手の戦いを熟知しているのは間違いないが、ここまで手玉に取られた事はあるまい。 さてさて。この戦い、どう転ぶことやら。 我ら猫族は、長い間人の類を従えて来た。いや、今も我らこそがこの世の頂点であると信じる猫も多い。私としては、そろそろ頂点の座を人族に譲り渡して悠々自適に暮らすのがどうか、とも思うのであるが。 人族も最近、ようやく体系だった武術、そして仙術を編み出し始めているが、2本の手という便利なものがない我ら動物族は、より早い時期から優れた武術、妖術の類を磨いてきた。 無論神や魔と呼ばれる境地へとたどり着けるのは一握りの行者にすぎぬが、それらの秘儀を極め、山を砕き、海を割り、空を裂く程の力を持つ動物族は無数に存在する。 かく言う私もその一匹だ。 遥か東の地、中原にて蚩尤と呼ばれた王の一人である。広大な国を構え、数々の動物神や幾多の人族を従えておったが……とある神仙に敗北を喫し、流れ流れて西洋の地へ辿り着いた。かつての権勢はもはやなく、従者と言えるのは代々私に仕えてきた人間の巫女が一人だけ。 その巫女も、この地で婿を取った。まことにめでたい。めでたいついでに私は彼女へ暇を出した。私のような根なし草の猫一匹に振り回されるのは余りに不憫だからである。 が。ここで問題が発生した。戦乱である。 戦はいつの世も起きる。弱肉強食は自然界の摂理であるからこれは仕方があるまい。だが、あの英雄ハンニバルが37頭もの精鋭象と数万の人族を率いて、攻めてくる、となると話は変わる。 標的はローマ。我が巫女が終の棲家と定めし都市である。 気楽な一匹旅である。中原にでも戻ろうかと思っていたが、目的変更。私はたった一匹で、偉大な英雄の軍勢と戦う事を決意した。 そうそう。もうひとつ、奴らと戦う事を決意した理由が存在する。 ハンニバル―――バアルの恵み。そう呼ばれる人間に加護を与える神仙がいる。 この地において、まさしくバアルと呼ばれるその猫こそ、我が宿敵である。かつて中原の地において、黄龍と呼ばれし英雄。我が国を滅ぼしたあの恐るべき猫も、結局は時代の流れに抗えなかったらしい。 カルタゴに今も奴がいるのかどうかは知らぬ。が、もしいるのならば私は戦わなければならない身であった。バアルによって多くの物を失ったからだ。 そのまま大きく離れて着陸すると、今度は回転速度が速くなり……ぬぅ!? す、吸い込まれる……だと!? これは竜巻か! 奴自身が耳を利用し高速で上空へ空気を送りだすことで、周囲の空気を吸い取っているのだ!! 軽い物から宙を飛び始める。ぐぬう……っ! 砂が、石が、鏃が、しまいには人間まで! これら一つ一つがぶつかるだけでも致命傷である。だが、今肉薄して攻撃を仕掛けるのは論外だ。奴が疲れるまで待たねば。 だが、そうはいかないようだった。 雷雲……急激な気象変動により、上空で雷が鳴り出したのである。 嫌な予感がして、咄嗟に私は跳躍した。 雷光。 私が一瞬前までいたところに、雷が落ちたのだ! 雷を自在に操る仙人や魔術師は今まで何人も見てきたが、このような手法は初めてだ。