約 135,422 件
https://w.atwiki.jp/hashima995/pages/18.html
ハシマヒストリー 随時更新募集中 ※fire wall以外のプレイヤー(差し金、一般リスナー、他配信者)の名前は伏せてください 2024.2.?? 某掲示板で発掘される この時点でトキシラズは既に養殖カンストしていた 2024.3.4 有名配信者Aに取り上げられハシラの魔術師として話題になる (命名は某掲示板にて) 2024.3.12 有名配信者Aが難波船ドンブラコ干潮でハシマ戦法に挑戦し、さらに話題になる 2024.5.10 live 570 アラマキ砦にて最高評価995を達成 2024.6.3 チャンネル登録から2週間経過しないとコメントできないようになる 2024.6.17 live 606 すじこジャンクション跡にて最高評価995を達成 2024.7.5 fire wall爆誕 2024.7.18 収益化に成功 初スパチャはのらからの3200円、他なし + 3200円の現場 2024.7.21 どんぴこ養殖中に同じくカンストラン中のストリーマーT氏とマッチング、995軍団がなぜか謝罪のスパチャとキャリー参加に訪れるという事態に発展 2024.7.22 メンバーシップを設定、金額は強気の¥490/月 特典は暴言スタンプのうえ使いまわしやんけ頭使えボケ 同日に名誉信者ののらが加入、他信者はスルー 現在はのらしかおらんか + のら加入の現場 2024.7.31 ムニエールにてのらとホモラン中にストリーマーM氏と遭遇、相変わらずの奇行を披露し、M氏側の視点から「何してんのあのひと」「誰?この◯にまくってるバカ」などの金言を賜る 他には観葉植物氏がフレンド登録からの即粛清で世界最速記録を樹立 2024.8.15? ハ、イドラ使いルフレット登場突如は、いしんに舞い降りた濃いめのおもちゃにスレッドが歓喜 2024.8.16? 喜び組あずき氏、FWの策略により粛正 配信開始直前にブロック処理をしたらしく、しばらく声を震わせ大きなため息混じりの配信スタートとなった 2024.8.27 ゆりちゃんことウリリンがスパチャ貫通技を使用して配信でひと暴れ、のらにチクチク言葉を遺して去ったものの、かなり深刻なハシマ依存であることを自らアピールしてしまいサブ垢証拠消し逃亡 2024.8.28 配信のアイデンティティでもあったハルちゃんご尊顔アイコンを変更、クマさん商会(無断使用)→ホリコン差し金コントローラー 尊師に倣ってのらマラもアイコンを変更 2024.8.31 夏の終わりにポイカンジョー金バッヂ所持AT氏降臨、ハシマキャリーという神々の悪趣味なお遊びをお戯れ 2024.9.4 ハシマニューフレンズD氏参入、銀バッヂキャリーをおねだりし、ハシマも終始ご機嫌でプレイ、この巧みなおじさん扱いには既視感しかない その他満を持して投げられた鉄球のスパチャ800円により、2000円男がいよいよ窮地に立たされる 2024.9.12 暴言系配信者が次々と落城する中、漸く自身の苦境に気付いたのかついにアーカイブを1週間分のみ残して5年間に及んだ暴言配信の歴史を一挙抹消、しかし誰得ロックマンワールドはなぜか健在 2024.9.17 コメント不可期間が2週間から4週間に延長される これで新規リスナーの更なる締め出し&コメントにのらしかおらん状態が悪化 ハシマ曰く「ファンなら2週間でも4週間でも待てる」らしいが、6月から続いている2週間規制の間にハシマの望むようなファンが誰一人として現れなかった時点で… 2024.9.18 なんと、先日のコメント不可期間延長からわずか1日、不可期間が4週間から8週間に延長されてしまった 4週間の時点で厳しすぎるのに、8週間は新規リスナー完全シャットアウトである もう最初からコメント不可にするかのらとプライベートでやれよ 2024.9.19 live696にて、チャット欄でリスナーR氏が話を振ったことにより、本wikiに対して「知ってるよ」と発言。 詳細は事件ページを参照。 なおR氏はこの後粛清された。 ごめんごめぇ〜ん(手ポンッ)
https://w.atwiki.jp/niconico2nd/pages/33.html
アカウント新規登録―ログイン ◆EWpuMhDvxM ここはどこだろう。 ただ何もなく、ただ広がっている。そんな場所だ。 例えるならば、それは闇。 しかし、視界だけは妙にはっきりしていた。 周りには、見たこともない人達が集まっている。 いや、"人"と呼ぶべきかどうか分からない存在もいくつか見られる。 とりあえず、俺はこれを夢だと仮定し、考えるのを止めた。 ひとつだけ分かったのは、この場に俺の知る者は一人もいないことだけだった。 と、その時。 いつの間にか前に人が立っていた。 空間に浮かび上がるようにはっきりと、二人の姿が見える。 一人は、どこにでもいそうな普通の日本人の中年男性。少々分厚い唇が特徴的だ。 俺は、この人をどこかで見たことがある気がする。 しかし、それが誰なのか思い出すことはできなかった。 もう一人は、黒い全身タイツを纏っている。 顔も隠れてしまっていて見えないが、どう見ても女性の体付きではない。 よく目を凝らして見ると、タイツの真ん中、胸から腰にかけて文字が書かれていた。 恐らく、『Foo』と。 そんな二人の姿は他の人にも見えているようで、みんな好き勝手に騒いでいる。 「静かに」 男が、よく通る声で言った。辺りが一瞬で静まり返る。全員の目が、声の主の姿を捉えた。 男は静かになったことを確かめると、再びゆっくりと口を開いた。 「これからあなた達には殺し合いをしてもらいます」 誰も、一言も発さなかった。 いや、できなかった。 なぜなら、彼の言葉を瞬時に理解することなんて、誰もできなかったから。 「ん?分からなかったですか。もう一度言うからよく聞いていて下さいよ。 これからあなた達には、殺し合いをしてもらいます」 何度言われたって分かるものか。 分かりたくもなかった。 殺し合い?そんな非現実的なことがあってたまるか。 というか、なぜ?もしかしてテレビか何かのドッキリか?それにしてはなんて悪趣味な企画だろう。 そうか。夢だ。 さっき自分でそういうことにしたじゃないか。 よし、なら今すぐ覚まそう。うん。 ・・・・・・どうやって? 「ああ、自己紹介が遅れましたね。わた・・・いや、おいらは西村ひろゆきと言います。 こちらはおいらのお手伝いをしてくれるFooさん」 無言でただ頭を下げる全身タイツの男、Fooさん。彼の手にはなぜかリコーダーが握られている。 「では、簡単に説明しますね」 ひろゆきはコホン、と咳払いをひとつするとこう言った。 「おいらが用意した会場で、最後の一人になるまでみなさんに殺し合ってもらいます。 残った一人が優勝です。その人はきちんと元の世界に帰してあげますからね。 さらに、どんな願いでもひとつだけ叶えてあげます。 お金持ちにもなれるし、死んだ人を生き返らせたりもできます。おいらは優しいですからね。 ただし、一日に一人も死亡者が出なかった場合は全員殺します。 六時間ごとに会場に時報を流すから、その時一緒に死亡者と禁止エリアを知らせるので聞き逃さないように。 禁止エリアに入ってしまった人もアウトなので気をつけて。 ・・・・・・これもニコニコ動画の未来のためですから頑張って下さい」 ああ、この悪夢はいつになったら覚めるんだろうか。 昨日も深夜までネットをやっていたのが悪かったのだろうか。 きっと俺は今、熟睡しているんだ。だからまだ目覚めなくて・・・・・・ 「くだらないわね」 混乱した頭を落ち着かせようと必死になっている俺のすぐそばで声がした。 顔を向けるとそこには、まだ表情に幼さを残した少女が、凛とした態度で立っていた。 「何だって?お嬢さん」 「くだらない、と言ったのよ。殺し合いを眺めるのが趣味だなんてね。この外道。 にこにこどうが?が何かは知らないけど、最高に悪趣味だわ」 ひろゆきは動揺する素振りは見せなかった。 ただ静かに、どこからか取り出した銃を少女の頭の位置に合わせ、引き金を引いた。 当たるわけないと思った。 少なくとも、少女の隣に立つ瀟洒な従者はそう疑わなかった。 カリスマと呼ばれ、永遠に紅い幼き月と恐れられた彼女が当たるわけがない――と。 しかし、 パン。 ごく軽い音。 その音と共に、小さな鉛球が少女の頭のちょうど真ん中を貫通していた。 糸を失った操り人形のように、少女はそのまま崩れ落ちる。 「・・・・・・・・・・・・え?」 それっきりピクリとも動かず、誰が見ても彼女が死んでいることは明らかだった。 「お、お嬢様あああああああああああああああああ!!!」 叫ぶことしかできない従者。 何が起こったかも分からず、立ち尽くすことしかできない他の人達。 「貴様・・・・・・お嬢様に何をした!?」 激昂し、ひろゆきに迫る従者。 しかしひろゆきは表情ひとつ変えずに、ごく当たり前のことのように言った。 「何って、銃で撃ったんですよ。見た通りです」 「お嬢様がそんなことでっ・・・・・・!」 「ああ、ここでは彼女のような大きな力を持っている者に制限をかけていますから。 やっぱり勝負は平等でなくてはいけませんからね。もちろん、あなたも例外ではありません」 なんてことだ。 彼女達のような、人ならざる力を持った者が参加しているという事実を嘆いているわけではない。 そんな人ならざる力を持った者ですら逆らえないこの現実を嘆いているのだ。 「彼女は、"削除"されたんです。 これからのニコニコ動画には不必要な存在だと判断し」「ふざけるなああああああああああ!!!」 ひろゆきの声は、ほぼ悲鳴と化した従者の声に掻き消された。 彼女がそして叫ぶのとほぼ同時。 「こいつは殺さないと駄目だああああああああああああああ!!!」 背後に立っていたスーツ姿の男が、ひろゆきに向かって発砲した。 「止めるんだ松田さん!」 知り合いだろうか、同じくスーツ姿の若い男が止めるのも聞かず、ひたすら撃ち続けている。 適当に撃ったのかと思ったが、弾は一直線に心臓に向かっていた。 「そうだ、これも試してみようと思ってたんだ」 しかしそんなこと気にも留めない様子で、ひろゆきは隣に立つFooさんに何かを伝えている。 そして納得したように頷くFooさん。 彼は持っていたリコーダーに口を付けると、おぼつかない手つきでそれを吹いた。 ぴろろ~、と気の抜ける音が響く。 次の瞬間。 「うわあああああああああああああああああ!!!!」 「いやあああああああああああああああああああああああああ!!!!」 爆発音の直後現れたのは、首から上が飛び散った、先ほど発砲した男の死体だった。 今まで呆然としていた周りの人達もようやくこれを現実だと理解したのか、そこら中から悲鳴が上がる。 ひろゆきの体にはかすり傷ひとつ付いておらず、男の放った弾丸は全て足元に散らばっていた。 ・・・・・・現実?いや、ありえない。 首が爆発するなんてありえない!人が死ぬなんてありえないっ!! 現実が夢を打ち砕く事もある。 だとしたら、夢が現実を打ち砕く事があっても良い筈だ。そうだろう? しかし顔に付いた男の血は生暖かく、残酷過ぎる現実を目の前に突きつけてきていた。 「とまあ、このように反抗する人は首輪を爆発させます。これ、無理矢理外そうなんて思わないこと。 センサーが付いているので勝手に爆発します。そこはしっかり守ってもらいたいですね。 その男のようになりたくないなら」 この場にいる全員の首には金属性の首輪が付けられている。 いつから付いていたかは分からない。気付いた時には既にあったのだ。 ――無理矢理外すと爆発する―― その言葉が頭の中で反芻され、触れることすら躊躇われる。 ・・・これで、逃げることは完全にに不可能になったわけだ。 「みなさんが今持っている道具や武器は、後から全て没収します。でも安心して下さい。 サバイバルに最低限必要なものはデイパックに入れて支給するし、 全員に三つまで、特別な支給品をランダムで配ろうと思います。 ラッキーな人は強力な武器や、便利な道具が入ってるかもしれません。 でも当然ハズレもあるので、その人は自力で頑張って下さい」 説明が終わると、不自然なほど急に激しい眠気が襲ってきた。 目の前の光景を黒で塗り潰していくように、視界を闇が侵食する。 そして意識はどんどん遠のいて・・・・・・あれ?おかしいな・・・・ここは夢で・・・・・・ 「現実から目を背けてはいけませんよ」 急に耳元で声がした気がした。 いや、確かに聞こえた。 「ねえ? 1000」 俺は、意識を呼び戻そうと必死に重い目蓋を開く。 薄っすらと開いた目に映ったのは、ひろゆきの姿だった。 ひろゆきは、ここで初めて表情を変えて見せた。 醜悪な笑顔だった。 「ゆっくりしねw」 俺の意識は、そこで途切れ―― バトルロワイヤル、開幕。 ≪主催≫ 西村ひろゆき@現実 Fooさん@現実 (ニコニコの運営が関わっているようです) ≪参加者≫ 1000@現実 十六夜咲夜@東方Project 夜神月@DEATHNOTE 【レミリア・スカーレット@東方Project 死亡確認】 【松田桃太@DEATHNOTE 死亡確認】
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/5167.html
【名前】 キョウリョクセッチャクザイ邪面 【読み方】 きょうりょくせっちゃくざいじゃめん 【声】 矢野正明 【登場作品】 魔進戦隊キラメイジャー 【登場話】 エピソード27「大ピンチランナー」 【所属】 ヨドンヘイム/ヨドン軍 【分類】 邪面師/兄弟邪面師 【素体スーツの色】 黒 【手袋/マント/ブーツの色】 黒/黒(裏地は赤)/黒 【邪面】 接着剤→物と物を強力にくっつける地球の合成商品 【担当邪面獣】 邪面獣キョウリョクセッチャクザイシェルガ 【作戦名】 地獄強力接着剤作戦 【一口メモ】 ベチャットたちに地面をあらかじめ掃除させておけば、より強力にしっかり接着できます 【モチーフ】 接着剤、接着剤のチューブ 【詳細】 ベチャットが地球の合成商品「強力接着剤」を模した邪面をかぶって昇格した邪面師。 エピソード20に登場したセッチャクザイ邪面とカラーリング以外は瓜二つの姿をしているが、それもそのはずでこの邪面師はセッチャクザイ邪面の弟である。 キャップを外すことで強力な接着剤を出し物体同士を接着する効果も兄同様。 作戦名も「地獄強力接着剤作戦」と兄とほぼ同じと二番煎じ感の強い邪面師だが、名前の通り接着強度は兄を上回るようで、 本人もセッチャクザイ邪面のことを「ひ弱な兄」と発言しており、仲のいい兄弟ではなかった模様。またか、と言ってはいけない。 ひたすら人間と物体をくっつけ苦しめ、その行いを「愛のキューピッド」としてあざ笑っていた兄に対し、彼は自分を「地獄の処刑人」とし、 人間と地面をくっつけ動けなくする作戦を実行する。 キョウリョクセッチャクザイ邪面はヨドンナの作戦のサポートで送り込まれたようで、彼女の「人間が諦める限界を見極める」という考えのもと、スクラッチ社(ゲキレンジャーに登場した瀬奈のスポンサー)が開発したサポートギアを、 一定の速度で走り続けない限り爆発する爆弾に作り変えることで瀬奈が諦めて走るのをやめ爆弾が起動する様子をチェックしようという悪趣味な作戦のサポートを担う。 ターゲットは陸上選手である瀬奈一人。 他のメンバーを足止めするべく、ベチャットに公園の広場の地面を予め掃除させることで接着剤がより強い効果を発揮するよう、前もって準備をしておくなど用意周到な一面を見せ、 モニター中の瀬奈のサポートギアが爆弾に変わり、それを彼女が外そうとした瞬間ベルトの留め具へ接着剤を発射して接着しはずれないようにしてしまう。 焦る瀬奈を知り目に自信は掃除させていたベチャットを倒して油断していたキラメイジャー達へ強力接着剤を発射し、全員を地面に接着することに成功。 そのまま満足に動けない充瑠達を痛めつけ勝ち誇っていたが、戦況を変えるべく呼び出されたキラフルゴーアローをも接着剤を浴びせて自転車にくっつけてしまいパワーアップは失敗してしまう。 そこへスクラッチ社所属の真咲ナツメが現れ助けを求めてきたため、彼女もターゲットにして接着剤を連射したが全てかわされてしまい驚いているすきに、 なつめがくっついた自転車ごとキラフルゴーアローを充瑠の元に運んだため彼ら全員ゴーキラメイジャーへと強化変身。 そして時雨らからキラメンタルを受け取ったゴーキラメイレッドが発射したスパークリングフェニックスをかわしきれず、無数の矢に貫かれ爆散した。 これによって瀬奈に取り付けられていたサポートギアも外せるようになり、真咲美希の通信機越しのジャン語を交えた指示を受け、監視カメラに映らない暗がりで外れたサポートギアを爆発させた瀬奈は命拾いすることになる。 邪面師の撃破後、ガルザとヨドンナが撤退したことでクランチュラによって邪面獣キョウリョクセッチャクザイシェルガが送り込まれた。 【余談】 黒ベースの素体はキンコ邪面の流用。 ラグビー邪面→フリーザー邪面→リセットボタン邪面→スミカエ邪面→キンコ邪面→キョウリョクセッチャクザイ邪面と使われた後、ゴルフ邪面の素体へと用いられた。 邪面は兄であるセッチャクザイ邪面をリペイントしたもの。
https://w.atwiki.jp/mbmr/pages/300.html
彼女たちから離れないトゥエンティーナイン ◆John.ZZqWo 双葉杏の頭上にハンマーが振り下ろされた。 ぐしゃりと、その小さな頭が形を崩す。けれど、かつてそうであったようにハンマーは繰り返し振り下ろされる。 怒りをこめて。何度も叩きつけて、崩し、原型がなくなるまでハンマーは振り下ろされる。 ほどなく、元の表情もわからぬほどに頭部は破壊されてしまうが、しかし今回はそこで終わることはなくまだハンマーは振り下ろされる。 平らな胸に、肩に、腹に、足に――まるで滅多打ちのようにハンマーは何度も何度も振り下ろされる。 ちぎれた腕が机の下に転がり、そして、双葉杏はただの土くれへと戻った。 @ 「もう気はすんだかしら?」 背後からかけられた声に双葉杏の肩がびくりと揺れる。 振り返ればそこにいたのは同行者である相川千夏であった。 ここはキャンプ場の中にあった陶芸体験教室で、そして双葉杏がさっきまで熱心に叩き潰していたのは彼女の姿を模した人形であった。 「ん、んー……まぁね。まったく、困るよね。こういう……肖像権の侵害ってやつ」 「意外と難しい言葉を知っているのね。なんというか、こう……あなたはそういうことは全部プロデューサー任せな印象があったわ」 「杏は不労所得に関しては一家言あるからね。楽して儲ける方法に関しては猛勉強してるんだから」 「それは本末転倒な……いえ、そんなことはいいとして――」 どうしてこんなものがここにあって、それに心当たりはあるのか? と相川千夏は尋ねた。 これはかなり不可解なことだ。しかし、聞かれた双葉杏はあっさりと答える。 「決まってんじゃん。きらりだよ。こんなことするの。それ以外ないじゃん?」 「諸星きらり、か」 相川千夏は少し思案して、なるほどと頷いた。 「合点がいったわ。つまり彼女はつい先ほどまでこの場所にいたってことね」 「はぁっ!? それってどういうこと?」 まるでカートゥーンに出てくるいたずらねずみのように双葉杏は首を振って周囲を警戒する。そんなに彼女は諸星きらりのことを苦手としているのだろうか? ともかくとして、相川千夏はどうしてそう考えたのか、その根拠を冷静に語った。 「あの水族館で合流した岡崎泰葉と喜多日菜子。彼女らはもうないわけだけど、その前に彼女らからこれまでの顛末は聞いたわよね? その中で諸星きらりはこの殺しあいが始まった当初、北東の灯台に近い位地にいて小関麗奈と古賀小春と出会っている。 そしてその後、藤原肇や岡崎泰葉らと合流を果たし、水族館へ集合する約束を交わして小関麗奈たちを迎えにまた北東に戻った」 うんうん、と双葉杏は頷く。適当といい加減とメンドクサイをモットーとする彼女だが記憶力はすこぶるよい。 「けれど、それは果たせず彼女は代わりに別の集団と遭遇する。そして彼女らに白坂小梅を預け、病院で合流するという約束を交わして戻ろうとした。 そしてその途中でちょうど水族館から離れた藤原肇と出会い、これも偶然通りかかった渋谷凛に約束の件を託し、自分は藤原肇に同行した。 ここで問題なのだけど、これまでの彼女の動向の中でキャンプ場に立ち寄って粘土細工を作る時間があったかしら?」 双葉杏の顔が白くなる。問いに対する答えが彼女の中で出ていることは明白だった。 「だとすると、彼女は藤原肇と同行したというその後にここに来たというのが妥当よね。 それに藤原さんの趣味は陶芸だったと記憶しているわ。ここに来て、彼女を趣味に触れ合わすことで慰めようとしたと考えられるんじゃないかしら?」 推論を聞き終えた双葉杏はごくりと一度喉を鳴らしてから言葉を発した。 「そ、そうだね……多分それであってるんじゃないかなって杏も思うよ。でもそれって、つまりはやっぱり……」 再びそわそわとし始める双葉杏に相川千夏はふぅと小さなため息をつく。 「その点は安心してもいいわ。外に張ってあるテントを全部覗いてきたけれど彼女も藤原さんもいなかった。もう移動した後みたいよ。 ひょっとすれば入れ違いになったのかもしれないわね。藤原さんのコンディションが回復すれば、水族館に戻るというのはやはり妥当だし……」 そこで相川千夏はふむと頷く。 「その場合、いや、そうでなくとも彼女たちはこの後流れる放送で水族館で起きたことを知るのだろうけど、その場合、彼女らはどう動くのかしらね?」 そう聞いてみるが、しかし双葉杏の答えは「そんなことわからない」とそっけないものだった。 ここに残されていた人形がなんらかのサインになっているかもしれない。そう考えてのかまかけでもあったわけだが、そういう様子は伺えない。 「……まぁ、出会うことがあったらそれはそれで前に言ったように適当な理由をでっちあげて彼女らを騙し、殺してしまえばいいだけよね」 双葉杏は無言で頷く。その心情は曖昧だ。 「ねぇ、諸星きらりはあなたには心を許すと考えていてもいいのよね?」 これがどういった意味の発言なのか。それは考えるまでもない。確かに理解し、双葉杏は期待通りの答えを返した。 「そうだね。きらりは杏が人を殺してるなんて、たとえバラしたって信じないと思うよ。だから………、……………簡単だよ」 しかし、「殺すのは」とは彼女ははっきり言葉にしなかった。 「そう。それを聞いて安心したわ。彼女、大きくて力があるものね。万が一とっくみあいにでもなったら勝てそうもないと思ってたから」 相川千夏は笑みを浮かべながら言う。けれど冗談ではない。諸星きらりの伝説の中には「収録スタジオの天井に穴を開けた」というものがある。 新曲の収録中にテンションの上がった諸星きらりがジャンプして頭突きで天井に穴を開けてしまったのだ。 万が一でもなく、身体能力で彼女に勝てるアイドルはここにはいないだろう。 「その時はあなたにまたお願いしてもいいのかしら? さっきのように協力してさっさと始末する」 「そうだね……マズいことになりそうだったらまたさっさと始末しないとだね」 双葉杏の言葉は歯切れが悪い。そして水族館で見せた不遜さはなく、まるで見た目どおりの子供のようでもあった。 どうやらいじめすぎたか。自分の中につまらない感情が芽生えていることに気づいて相川千夏は唇を噛んだ。 「でも、出会わなければそれにこしたことはないわよね。どこかで勝手に死んでくれたのならそのほうが気は楽だわ」 その言葉は慰めになりえただろうか。それは言った本人にもわからない。ただ、わかるのは彼女の声がわずかに上ずり掠れていたことだけだ。 彼女はその言葉を最後に部屋を出ようと踵を返し、しかし扉の前でもう一度振り返った。 「放送までに食事をとって、その後はここでまた次の放送まで休息をとるつもりだけど……ところで、あなたはコーヒーは飲める?」 双葉杏はうなだれていた頭を上げて、ふるふると振る。 「杏、苦いのはキライだよ」 「“ミルクに砂糖は3つ”だったらどう?」 「炭酸なしのジュースのほうがいいかな。なかったら水でも我慢するけど」 「……そう。わかった。用意してあげるから待ってなさい」 それだけ言葉を交わし、今度こそ相川千夏は扉をくぐって部屋を出た。 @ 陶芸体験教室の隣の部屋は受付と売店になっている。(正確にはこの部屋の奥に体験教室がある)なので、食料を探すのには困らない。 なにもなかったら、支給された冷たい食料を食べるしかなかったが、ここにはポットもレンジもあるので夕食はそれなりのものがとれるだろう。 相川千夏は棚に並んだ食料品をひとつひとつ物色し、そしてその途中で大きなため息を吐いた。 「“ミルクに砂糖は3つ”……ですって? 私、なに考えてるのかしら」 彼女の手にはインスタントのコーヒーが握られている。今はひとりで飲むためのものだ。 安物で普段飲んでいるものとは比べ物にならないが、コーヒーであることは変わりない。こんな場所で贅沢は言えないのだからこれは仕方ない。 コーヒーを飲むという行為は相川千夏にとってテンションを平静に整えるのに必要な行為だ。そして、ふたりで飲むというのは―― 「――これは、休息が必要ね。意外と重症だわ」 相川千夏は物色を再会しながら時計を見る。早く放送を聞き終え、この疲弊した意識を手放してしまいたかった。 【D-5・キャンプ場/一日目 夕方】 【相川千夏】 【装備:チャイナドレス(桜色)、ステアーGB(18/19)】 【所持品:基本支給品一式×1、ストロベリー・ボム×7】 【状態:左手に負傷(手当ての上、長手袋で擬装)】 【思考・行動】 基本方針:生き残り、プロデューサーに想いを伝える。生還後、再びステージに立つ。 1:杏と行動。次の放送まで様子を見、放送後は更に次の放送まで睡眠をとる。 2:6時間おきに行動(対象の捜索と殺害)と休憩とを繰り返す。 3:杏に対して……? 【双葉杏】 【装備:なし】 【所持品:基本支給品一式x2、ネイルハンマー、シグアームズ GSR(8/8)、.45ACP弾x24 不明支給品(杏)x0-1、不明支給品(莉嘉)x0-1】 【状態:健康】 【思考・行動】 基本方針:印税生活のためにも死なない。そのために殺して生き残る。 1:千夏と行動。放送を聞いたらしばらくは休みたい。 2:人は人、私は私。 3:じゃあ、きらりは……? 前:彼女たちにとって無残で悪趣味なトゥエンティーエイト 投下順に読む 次:ヴィーナスシンドローム 前:彼女たちにとって無残で悪趣味なトゥエンティーエイト 時系列順に読む 次:Twilight Sky 前:人は人、私は私 双葉杏 次:ヒトコロスイッチ 相川千夏 ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/epicofbattleroyale/pages/473.html
「フォーヴィズム。野獣派ともいうな。写実主義に対抗してできたジャンルだ」 床が反転しネオンカラーに光る。僕が屈折し壁に突き刺さる。 「色とか形とかを描く人の好き勝手にやろう、というやつだ」 視界がバグってあてにならない今、バーサーカーを受け入れるしかない。下手に移動もできないし。 「キュビズムは簡単に説明すると、いろいろな角度からの視点を一つの画面に収めるってやつ」 アーチャーの声が聞こえる。狂った美術館の中に。 「いや狂ってはいない。極めて理知的な試みなんだ。作品は奇天烈に見えるけどな」 僕は芸術に疎く、ゲルニカとか見てもよくわからないという感想しか出てこない。 「でも、「なんだかすごい」というのは感じるだろ?」 それはわかる。全然理解できないが、好きになりはする。 「別にそれでいいんだ。解説とか分類とかは偉い人がやってくれるさ」 視覚がばらばらになったところで。 バーサーカーからの追撃がいつまで経ってもない。 薄々気づいてしまったが、暇である。やることがない。 「誰も怪我してないわよね。どうすればいいのこれ」 「大丈夫だ。でも一応気構えておいてくれ」 「自分がどんな顔してるのかもわからないわよ」 バーサーカーに巻き込まれている今、最も危険なのは二人目の敵が現れることだ。 無防備にも程がある体勢になっているので、対処のしようがない。 「ねえ、あなた、なんかしてくれないの。手持ち無沙汰なんだけど」 「鉄とガラスという新しい素材の利用大胆な形態高度な技術の要請そして自然のメカニズムとの調和や革命の理念を志向しているという点でロシア・アヴァンギャルドの象徴的作品とされている」 「駄目だわこれ」 「キュビズムとフォーヴィズムはよく対照的に語られる運動だ。理知的なキュビズムと直感的なフォーヴィズム。特徴的なデッサンと、特徴的な色使い」 「絵画が統一するためには人物や静物の固有色は無視され描かなければいけない色彩を描く赤なら赤の特質を表現するためにデフォルメを施しマチエールが生まれるそれらはすべて」 「そういうのはどうでもいいんだ。芸術幻霊に、芸術なんて関係ない」 「画家自身が持っている統一原理のもとに働き色彩の統一的原理或いは色彩を利用した独自の一定の秩序を持つ統一的原理を探求したものと考えられ」 「悪趣味という、時々作品に向けられる評価がある。趣味に悪いも何もないとは思っちゃいるが、その言葉で表現したくなるものもあるのは確かだ」 「赤青黄色などの原色に近い鮮烈な色彩によって描かれる彼の作品からはステンドグラス独特の表現方法の影響が色濃く見られるモチーフとしては初期は」 「このバーサーカーなんかはそれだな」 アーチャーは吐き捨てる。 「幻霊として融合されるには、食い合わせが悪かった」 「貧しい人々の姿を描いていたが次第にキリストや聖書の逸話へと題材とした作品へと変化していき今日のフランスで」 真名判明 バーサーカーの芸術幻霊 真名 キュビズム・フォーヴィズム 「ちょっと、くっちゃべってないでなんとかしなさいよ」 「だから、俺達は話すことができているんだ。バーサーカーは、聴覚まで乱すわけではない」 つまり。 「音になれるって、まあ、チートコードみたいなものだ」 乱された視覚による認識の世界から脱出し、聴覚による認識の世界へと移動したアーチャーはバーサーカーを始末する。 絵に音は描かれないから。 「キュビズムとフォーヴィズムは物の表現の仕方であり、決してただの絵の描き方ではないんだが、この幻霊に関してはそういうものだったんだろう」 これまで出会った塔&青騎士、ロゼッタ・ガイド、ニケちゃんはなんというか、テンションが高かった。融合したことに前向きだった。 それと比較すると彼は、いや彼なのかもわからないが、可哀想だと感じた。 「気分が悪いな」 まあ、ばらばらになった美術館を見るのは少し楽しかったけど。ちょっと酔ったな。 +現状見取り図 マスター 藤丸立香 芸術のアーチャー エロイカ 芸術のキャスター ミロのヴィーナス セイバーの芸術幻霊 アーチャーの芸術幻霊 ランサーの芸術幻霊 塔&青騎士 撃破 ライダーの芸術幻霊 サモトラケのニケ キャスターの芸術幻霊 ロゼッタ・ガイド 撃破 アサシンの芸術幻霊 バーサーカーの芸術幻霊 キュビズム・フォーヴィズム 撃破 BACK TOP NEXT l07 超美術館空間 ルーヴル l09
https://w.atwiki.jp/chaosdrama2nd/pages/558.html
《Alter・Zeit(アルター・ツァイト)/》 アイコン ゲスト(緑) 年齢 外見20程度 性別 女性ベース 出身 不明 種族 アンドロイド・型番『Alter』オリジナル 身長/体重 161/※黒く塗りつぶされている※ 誕生日/血液型 製造日不明/人工の為何でも輸血可能 特技 あやとりは楽しい 趣味 って何? 容姿 緑髪のゴスロリの女 性格 落ち着きがある/未知の事柄に興味津々 癖 糸があればあやとりしてる 好きな人 ちょっと興味ないかな 好きな物 すき焼きのしらたき・機械のパーツ・過去 嫌いな人 どうでもいいかな・・・ 嫌いな物 悪趣味な黄金色 3サイズ 中ぐらい/普通/普通 武器 BattleStyle Physical参照 能力 Incerta・Tempus 二つ名 再構築されし可能性の分岐 近頃の悩み 知識量が足りない 本質 空気・無・探究心 Profile 虚空の神の手により、存在しているがいないも同然だった『 』が再構築された者。 アンドロイド・型番『Alter』のオリジナルであり、戦闘を目的に作られている。 容姿は緑髪のゴスロリ、少々目つきが悪く、いつも半目。 過去が好きであり、どういったものを見てきたのかに対して強い好奇心を持つ。 それだけでなく、全体的に知識が不足しており、未知に大しては強い探究心を持っている。 不足している理由は虚空の神の手によって再構築された際に抜け落ちたのが理由である。 再構築される以前の記憶は殆ど無いが、虚空の神の姿はしっかりと記憶している。 BattleStyle Physical アンドロイドらしく、体に多数の兵器が組み込まれている。 状況に応じ、その兵器を使い分け、戦う。 身体能力もかなり高く、戦闘センスは相当なもの。 加えて能力「Incerta・Tempus」はその兵器と相性が良く、能力自体も強い為に総合して戦闘能力は高い。 武装『右腕』 指先:(文字通り)ハンドガン、指の数×銃口、よって同時に五回射撃可能、威力は余り無いが癖が無く使いやすい。 掌:ミサイル、単純な高火力兵器、一発ずつしか撃てない、再装填には自らの余剰エネルギーを使って生成する為に時間がかかる。 武装『左腕』 掌:プラズマ砲、チャージ式で段階に応じて威力等が変化、まんまカービィのプラズマ、チャージは意外と隙が多いがビーム兵器に次ぐ威力。 手首(中折れ式):高エネルギービーム兵器、スペースガン寄りの外観をしてる、一発逆転の可能性がある威力、当たれば強い。 能力『Incerta・Tempus』 その能力は時間の逆行、確定している時間を逆さに再生し、可能性を不確実なものへと分岐させる。 対象は範囲指定で自分だけでなく他人、更に『技』も逆行させる事が可能、世界全体を逆行する事もできる、がそれは消耗が激しい。 逆行した場合の記憶の引継ぎは自分のみで、他人は逆行した事も分からずその時の状態にまで戻される。 発動は念じるだけであり、効果は『範囲指定』のものである為に発動までのラグで対象に範囲外に出られると効果が発揮されない。 ので、動き回る相手には偏差で発動する事が好ましい、能力の視認性は全く無いので相手からはどこからどこまでが『範囲』なのか見る事はできない。 能力の使用方法は自らの技を『逆行』させて同じ範囲を再び走らせる他に、生命の危機を感じた場合めいいっぱい自分の時を『逆行』させて数日前まで戻る事もある。 Skill 身体能力『S』 流石は戦闘目的、と言ったところか、かなりの身体能力を誇る。 兵器及び能力を使用せずに素手で猛獣を倒せる程度には強い。 兵器適正『A+』 自らの兵器の使い方を理解し、より良く使う為の技術と知識。 狙いがぶれずに、落ち着いて標的を狙うだけの技がある。 手先の器用さ『A』 あやとりがかなり上手で、その影響か手先が器用。 適当なパーツがあれば組み合わせて何かを作れたりもする。 未知への興味『S+』 未知の事柄に対する強い興味と好奇心。 かなりの怖いもの知らず。 痛みに弱い『D-』 戦闘経験がリセットされ、その影響によって戦闘経験のデータも消失。 それにより『痛み』そのものの経験もロクに積めず、痛みに非常に脆い。 強い痛みは尚更で、部位が欠損するほど強い一撃を食らおうものならば戦意を失うほど。 関連ページ 関連イラスト 容姿 + ... #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 キャラクター紹介?|キャラクター紹介 【ゲスト】? コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3957.html
“僕”は一体、何度死を体験しているのだろう 呪われた願いを唱えては、死せる身体を捨てて別の宿に乗り換える そうやって“私”は今まで生きてきた 生者であって死者である―――そのような歪んだ存在が“儂”だ けれど、そうして生きている内に、“俺”が元はどんな人間だったのか忘れてしまっていた 男だったのか、女だったのか、 幼かったのか、老いていたのか、 何時、何処で、どのように生まれ、育ったのか、 親は、兄弟姉妹は、友人は、恋人や配偶者はいたのか、そもそもヒトだったのか、 最 初 に 殺 め た の は 誰 か “我”は何人を殺し、何人に憑いたのか 今となっては、その答えは何処にも在りはしない だから、一つ目標を立ててみた 生きる為の、ほんの小さな目標 それは――――――――――――― † † † † † † ある町の繁華街 人々で賑わうその一角の、人気の無い場所で、少女が歩いていた 気味の悪いほど真っ紅なワンピースを着た少女 楽しげに鼻歌を歌って、とことこと歩いていると 「お嬢ちゃん、もしかして迷子?」 己にかけられたらしい言葉にそっと振り向く 心配そうな表情で見ていたのは、前髪で右目だけ隠れている少年だった 「お母さん、何処にいるか分かる? 探してあげようか?」 微笑みかけて、す、と手を差し伸べる 少女も無邪気に笑って、小さな手でその手を取った 小さく頷くと、少年は彼女の手を引いて歩き出した 直後、ごがっ!!と鈍い音が響いて、少年の身体は崩れ落ちる 「ちょっと目を離した隙に・・・何をやってらしたんですか?」 現れたのは、円形の飾りがついた棒を構えた、青い髪の少女 頭を摩りながら起き上がる少年を、強い怒気をこめて睨みつけていた 「その子はどうしたんです? 迷子ですか?ナンパですか?」 「前者!勿論前者だよ!?」 どうやら、カップルの痴話喧嘩らしい 青い髪の少女は怒鳴り、黒い髪の少年は平謝り そんな光景を見て、少女は、にっこりと微笑んだ 「――――――――避けろミナワ!!」 「っえ!?」 ばっ、と少年が、ミナワと呼ばれた青い髪の少女の身体を跳ね除けた ミナワが尻餅をつくと同時に、彼女と少年がいた場所に両刃の剣が振り下ろされる 薄っすらと血に濡れたその剣の持ち主は、 「・・・ちぇ、バレちゃったよ」 真っ紅なワンピースを着た少女だった 「ご、ご主人様!」 「大丈夫だ、お前は?」 「はい、何とか・・・それより」 「恋人同士、かと思ったのに・・・契約者と、その都市伝説なの?」 「安心しろお嬢ちゃん、俺達は自他共に認める熱々ラブラブカップルだ」 「れ、れれれれれ裂邪ぁ!?///」 「へぇ、この町の子供は随分おかしな恋を抱くのね」 顔を赤らめるミナワを抱き寄せながら、少年――裂邪は、少女を睨んだ 「で、カップルならどうするってんだ?」 「特にどうするってこともないんだけど、折角なら片割れの死に逝く姿を片割れに見せたいじゃない 私、そういうのが大好きなの」 「悪趣味なロリ・・・いや、“ロリじゃない”な、妙な違和感がある どうでもいいが、俺は俺の幸せな時間をぶっ壊されんのが大嫌いなんだ」 裂邪は腰に巻いたベルトをシャツの中から露出させ、金色のパスを取り出す ミナワも、円状の飾りにシャボンの膜を張った 「あれ? 子供に武器を向けるの?」 「貴方も武器を持ってますし、それに・・・その服、貴方の血じゃありませんよね?」 「あ、これもバレてた? 凄いねお姉ちゃん達」 「いい加減にしろよロリもどき」 「酷い呼び方ね・・・そうだ、名前考えてなかったなぁ」 ひらひらと血塗れのワンピースを揺らしながら、少女は考える 数秒後、彼女は不気味な笑顔を浮かべ、切っ先を裂邪達に向けて言い放った 「・・・私の名前は、ナユタ。地獄でたくさん教えてあげてね?」 ...続 前ページ次ページ連載 - 那由多斬
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/3853.html
《Alter・Zeit(アルター・ツァイト)/》 アイコン ゲスト(緑) 年齢 外見20程度 性別 女性ベース 出身 不明 種族 アンドロイド・型番『Alter』オリジナル 身長/体重 161/※黒く塗りつぶされている※ 誕生日/血液型 製造日不明/人工の為何でも輸血可能 特技 あやとりは楽しい 趣味 って何? 容姿 緑髪のゴスロリの女 性格 落ち着きがある/未知の事柄に興味津々 癖 糸があればあやとりしてる 好きな人 ちょっと興味ないかな 好きな物 すき焼きのしらたき・機械のパーツ・過去 嫌いな人 どうでもいいかな・・・ 嫌いな物 悪趣味な黄金色 3サイズ 中ぐらい/普通/普通 武器 BattleStyle Physical参照 能力 Incerta・Tempus 二つ名 再構築されし可能性の分岐 近頃の悩み 知識量が足りない 本質 空気・無・探究心 Profile 虚空の神の手により、存在しているがいないも同然だった『 』が再構築された者。 アンドロイド・型番『Alter』のオリジナルであり、戦闘を目的に作られている。 容姿は緑髪のゴスロリ、少々目つきが悪く、いつも半目。 過去が好きであり、どういったものを見てきたのかに対して強い好奇心を持つ。 それだけでなく、全体的に知識が不足しており、未知に大しては強い探究心を持っている。 不足している理由は虚空の神の手によって再構築された際に抜け落ちたのが理由である。 再構築される以前の記憶は殆ど無いが、虚空の神の姿はしっかりと記憶している。 BattleStyle Physical アンドロイドらしく、体に多数の兵器が組み込まれている。 状況に応じ、その兵器を使い分け、戦う。 身体能力もかなり高く、戦闘センスは相当なもの。 加えて能力「Incerta・Tempus」はその兵器と相性が良く、能力自体も強い為に総合して戦闘能力は高い。 武装『右腕』 指先:(文字通り)ハンドガン、指の数×銃口、よって同時に五回射撃可能、威力は余り無いが癖が無く使いやすい。 掌:ミサイル、単純な高火力兵器、一発ずつしか撃てない、再装填には自らの余剰エネルギーを使って生成する為に時間がかかる。 武装『左腕』 掌:プラズマ砲、チャージ式で段階に応じて威力等が変化、まんまカービィのプラズマ、チャージは意外と隙が多いがビーム兵器に次ぐ威力。 手首(中折れ式):高エネルギービーム兵器、スペースガン寄りの外観をしてる、一発逆転の可能性がある威力、当たれば強い。 能力『Incerta・Tempus』 その能力は時間の逆行、確定している時間を逆さに再生し、可能性を不確実なものへと分岐させる。 対象は範囲指定で自分だけでなく他人、更に『技』も逆行させる事が可能、世界全体を逆行する事もできる、がそれは消耗が激しい。 逆行した場合の記憶の引継ぎは自分のみで、他人は逆行した事も分からずその時の状態にまで戻される。 発動は念じるだけであり、効果は『範囲指定』のものである為に発動までのラグで対象に範囲外に出られると効果が発揮されない。 ので、動き回る相手には偏差で発動する事が好ましい、能力の視認性は全く無いので相手からはどこからどこまでが『範囲』なのか見る事はできない。 能力の使用方法は自らの技を『逆行』させて同じ範囲を再び走らせる他に、生命の危機を感じた場合めいいっぱい自分の時を『逆行』させて数日前まで戻る事もある。 Skill 身体能力『S』 流石は戦闘目的、と言ったところか、かなりの身体能力を誇る。 兵器及び能力を使用せずに素手で猛獣を倒せる程度には強い。 兵器適正『A+』 自らの兵器の使い方を理解し、より良く使う為の技術と知識。 狙いがぶれずに、落ち着いて標的を狙うだけの技がある。 手先の器用さ『A』 あやとりがかなり上手で、その影響か手先が器用。 適当なパーツがあれば組み合わせて何かを作れたりもする。 未知への興味『S+』 未知の事柄に対する強い興味と好奇心。 かなりの怖いもの知らず。 痛みに弱い『D-』 戦闘経験がリセットされ、その影響によって戦闘経験のデータも消失。 それにより『痛み』そのものの経験もロクに積めず、痛みに非常に脆い。 強い痛みは尚更で、部位が欠損するほど強い一撃を食らおうものならば戦意を失うほど。 BGCOLOR(silver) 関連ページ 関連イラスト 容姿 + ... #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 キャラクター紹介|キャラクター紹介 【ゲスト】 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/tetsudoutetsuzin/pages/13.html
以下の文章はN○R○様本人の論文からの引用である。 あのですね、実はもう僕はオタクではないんです。(^-^;;)・・・というのは、僕はもうオタクの領域はとっくに通り越して、言わば「鉄道趣味の鉄人」になっちゃっているんです。(^-^;;) それは、「鉄道趣味」の世界では「鉄道マニア」というのは鉄道趣味歴1~5年の人のことを「鉄道オタク」というのは鉄道趣味歴5~10年の人をいうんです。「マニア」はまだただ好きなだけで知識が備わってない人のこと、「オタク」は知識は備わっているが、それを応用することがまだ未熟な人のことです。「鉄道趣味」は年功序列式なのでね。知識と経験が備わらないと出来ない趣味なんです。だから、趣味というより限りなく博学に近いものなんです。 それなので、僕も鉄道趣味は物心がついた頃からやっていますので、今年で鉄道趣味歴25年目になりますが、鉄道趣味歴10年以上の人のことは「鉄道ファン」というんです。だからマニアでもオタクではなくて、簡単に言う「鉄道の鉄人」みたいなものなのでね。(^O^;;)それは理解してくださいね。それが「鉄道趣味」の特徴みたいなもので、一般の鉄道趣味の分からない人には、なかなか理解してもらいにくい面なのですがね。(^-^;) 「鉄道趣味」は主に「乗る」「撮る」「食べる」「見る」「遊ぶ」「模型」「メディア」の7つのジャンルで構成されていて、それが複雑に絡み合って構成されている複合趣味です。だから、ただ列車の撮影をしたり、駅弁を食べたりすることばかりが「鉄道趣味」ではないんです。旅行も地理・政治経済・文化・観光など、あらゆる面が入ってきます。これを総合的に客観的に見ることが出来なくてはならない。だから、オタクのままではダメというわけなんです。 僕は主に「撮る鉄」の鉄チャンです。全国各地を飛び回って列車撮影をしています。もちろん、乗りつぶしもね。でも、何でも「鉄道趣味」のジャンルは満遍なくやっていますよ。そうじゃなくちゃ、この趣味の全体像を知ることが出来ないですからね。(^-^)「鉄道趣味」とはそういう趣味なんです。(^-^;;)
https://w.atwiki.jp/divergence-eve/pages/118.html
ルクサンドラの最期 視聴者の度肝を抜いた捕食シーンで、おそらく無印ダイバにおいて最も印象深い場面の一つ。 ムック本『魂の解体新書 ダイバージェンス・イヴ』には、このシーンの絵コンテが収録されている。 写真と血糊の演出 手形状の血糊…運命を分断される暗示。みさき:変容体化の兆候 スサーナ:軍除隊 ルクサンドラ:死 キリ:現時点では何もなし ルクサンドラの顔の部分に滴る血液…彼女の死を示唆。 以下、絵コンテと演出を担当した、いまざきいつき氏のコメントより抜粋(引用元のサイトは現在閉鎖状態の模様) + ... ………えー、 今回はルクサンドラ死亡編という事で、その辺の事を書きましょう。 (そればかりに目が行くかもしれませんが、 今回登場したキャラクター達全てにとって色々あった話なんですがね) 当然賛否あって然るべき話で、その様に作りました。 シナリオには特に悪趣味な描写もありませんで、 “喰われた”ではなく“襲われた”レベルで流す事も充分可能、 他の演出家さんだったら多分、そうなされたと思います。 ただ、ボクとしては話の流れでただ“死にました”にしてしまっては ルクサンドラに申し訳なかったといいますか、 せっかく彼女が辛い目にあって死んでいくなら 皆さんにも同じようにそれを体験して頂きたかったと、ま、そういう事です。 その為にはいままでルクサンドラがあまり人間味をもって 描写されてきていなかった感があったので なんとかこの回のみでも成立させるべく、写真などの小道具を持ち込みました。 眼球の傷は昔から貯めてたネタでしたが、ここで使えば 少しなりとも“生の人”感が出るか、と使っちゃいました。 (またそのうち使うかも………) 目玉ギミックは#5に引き続き、我ながら自分らしいフェチぶり。 会話シーンなどで演出家としてのテーマはありましたが、 それとは別にボク個人が今回成功させたかった試みが“死”を描くという事でした。 アニメキャラだとか実写ドキュメンタリーだとかSFXであるとかを超えて、 キャラクターへの感情移入も無いまま見た人がそれを “人が殺されているシーン”だと認識させるフィルムになれば、との課題ありきの映像です。 他が多少未熟でもここを見せ切れば一応納得というか。直接グロテスクに見せれば良いっていうもんではなく、 (グロの見世物にするのは彼女の死に対して失礼だと思っていましたし) かといってオブラートにも包みたくない。 今回のコンテを描いた時は自分自身、人一人殺したような疲労感がありました。 随分凹んでましたよ。 そのイメージが映像になるまで持続するか不安でしたが、 いい音も付けて頂き、あとはリアクション待ちという状態にはなりましたかね。 多くの皆さんが今回のあのシーンを見て不快になられた事と思いますが、 それはグロ描写に関しての不快さというより“人の死ぬ様”を観た事による後味の悪さではないでしょうか? “死”を目にした時に人は色々考えるでしょう? その人の日常を思ったり、それがこんな事になってしまっているギャップを嘆いたり。 死体写真やスナッフビデオを見た時のような、ショックだけど考えさせられる何か、そんな映像に出来たら良いな、と。 説教じみたメッセージ性を持たせる気は無いですが、何か考えてもらいたい。 不快感の源を怒りにすり替えず、彼女の死を考える時間を持って頂けたらと思うのです。 皆様の貴重な人生の脳内占有時間を彼女への餞に少々拝借………。 ま、作ってるボクはただのクズ、人非人です。ゴメンナサイ。 血の表現についてはこだわりがあったので、 原画さんには申し訳なかったのですが、自分で描き直してしまいました。 この辺は完全に趣味の範囲ですね。 心が穢れている人間にしか描けない血があると思います。 健全な血じゃダメなんです。ボクら(…って誰だよ)。申し訳ない。 その分、穢れている方にはお楽しみ頂けたかと。 V編の修正には自分の意見も反映されています。 流血ジョボジョボは流石に自分でも引いたので見えないようにカメラを寄ってフレーム外にしてあったり。 血の涙は修正版ではただの涙に見えてしまうかも知れませんが あの時点では彼女は既に………。