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らき☆すた らきすた 監督:山本寛(第1~4話)、武本康弘(第5~24話) 原作・構成協力・キャラクター原案:美水かがみ シリーズ構成:待田堂子 キャラクターデザイン・総作画監督:堀口悠紀子 アニメーション制作:京都アニメーション オープニング テーマ曲:「もってけ!セーラーふく」作詞 畑亜貴 作曲・編曲 神前暁 歌 泉こなた(平野綾)、柊かがみ(加藤英美里)、柊つかさ(福原香織)、高良みゆき(遠藤綾) エンディング ある日のカラオケボックス(第1~12話) 話数 曲名 歌手 作詞 作曲 歌 1 宇宙鉄人キョーダイン ささきいさおこおろぎ 73 石ノ森章太郎 菊池俊輔 泉こなた(平野綾) 2 勝利だ!アクマイザー3 水木一郎こおろぎ 73 渡辺宙明 3 それが、愛でしょう 下川みくに SIN 4 セーラー服と機関銃 薬師丸ひろ子 来生えつこ 来生たかお 柊かがみ(加藤英美里) 5 CHA-LA HEAD-CHA-LA 影山ヒロノブ 森雪之丞 清岡千穂 泉こなた(平野綾) 6 バレンタイン・キッス 国生さゆり 秋元康 瀬井広明 柊つかさ(福原香織)泉こなた(平野綾) 7 地上の星 中島みゆき 高良みゆき(遠藤綾) 8 モンキー・マジック ゴダイゴ 奈良橋陽子 タケカワユキヒデ 泉こなた(平野綾) 9 木枯しに抱かれて 小泉今日子 高見沢俊彦 10 I m proud 華原朋美 小室哲哉 柊かがみ(加藤英美里) 11 ドラえもんのうた 大杉久美子 楠部工ばばすすむ 菊池俊輔 柊つかさ(福原香織)高良みゆき(遠藤綾) 12 行け!ゴッドマン(アカペラ) 水木一郎 藤公之介 山下毅雄 泉こなた(平野綾) 負けないで ZARD 坂井泉水 織田哲郎 泉こなた(平野綾)柊かがみ(加藤英美里) 「らき☆すた」OP主題歌 もってけ!セーラーふく [Maxi] 『らき☆すた』EDテーマエンディングテーマ集~ある日のカラオケボックス~ 「らき☆すた」2クール目エンディング集「白石みのるの男のララバイ」 三十路岬 2007年 作品名:ら
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作詞:なつめ千秋 作曲:なつめ千秋 編曲:なつめ千秋 歌:初音ミクDark 翻譯:kyroslee 電結他與白日夢 在黑暗的房間裏 突然迴轉起來的我的世界 沒有任何要領 僅是感到無聊 期待 而浮而沉 即使沒有得到任何人的理解 在只是不斷的重複之中 找到了 其實即使此刻亦想要破壞這骯髒的現實 但為何我會依然什麼都不去做呢 如此沒有改變時光快將流逝 不知不覺之間就忘記了啊 在狹獈的狹獈的內心一角 盡是不想被人知道的事 在不為人察覺的的地方此刻亦 一直一直躲藏下去 過去僅此一次的告白 僅在我年輕時暗地裏 開花結果 若有着不知曉言語或是一切的我在的話 那麼我的那份感情又該以怎樣的形式去傳達呢 即使列舉出怎樣的語句亦是錯誤 不知不覺間我察覺到了啊 惡魔 7th 淚水 兩難局面 話劇 掌心 秘密 上午六時 記憶 黑貓 意識 茶花 令人感到慰藉的音樂消失了 其實即使此刻亦想要破壞這骯髒的現實 但為何我會依然什麼都不去做呢 如此沒有改變時光快將流逝 不知不覺之間就忘記了 若有着不知曉言語或是一切的我在的話 那麼我的那份感情又該以怎樣的形式去傳達呢 即使列舉出怎樣的語句亦是錯誤 不知不覺間我察覺到了啊 曲名的「テレキャスター(Telecaster)」是知名的電結他品牌,這裏直接翻譯成「電結他」。
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作詞:なつめ千秋 作曲:なつめ千秋 編曲:なつめ千秋 歌:GUMI 翻譯:唐傘小僧(如有不正請指教) 意圖逃離 意圖放棄 愛惜己身勝於任何人 口口聲聲說是爲了大家 卻無意間傷害到了別人 然這也全為命數 只得永遠遵從 絕不會落淚的 這樣說著移開視線 直到能夠閃耀生輝 成為眾矢之的 我並未選擇這種生存方式 畢竟沒有人會喜歡 行事冷酷的人 有限時光之中短暫 相遇的奇跡 若連它也要深深沉落 那便滅掉這重光亮吧 意圖逃離 意圖放棄 愛惜己身勝於任何人 口口聲聲說是爲了大家 卻無意間傷害到了別人 從手心之中掉落 些許的菖蒲花蕾 絕不會綻放的 這樣說著移開視線 「請讓我一個人待著」 為層層妒意所牽絆 因而墮落的愚蠢世界 幾近滅亡般 被妒怨恨情侵犯著 深陷于條條框框中 失去了自由主義的點滴 沒有了個性還能夠創造出什麽? 不論晴天 還是雨天 都會甚於任何人地厭惡你 每逢月亮支配夜空 都會懼怕于某不明之物 只是徒有其表的手法 意識到這點時已被其扼住脖頸 沒有人會來阻止的 因而放棄了掙扎 無處可歸的漂泊感 給我帶來的苦楚 為其所擾迎來早晨 卻不可能得出答案 痛苦只是告訴我 這顆心仍舊活著 縱使一人獨處 也絕不落淚 意圖逃離 意圖放棄 愛惜己身勝於任何人 口口聲聲說是爲了大家 卻無意間傷害到了別人 從手心之中掉落 些許的菖蒲花蕾 絕不會綻放的 這樣說著移開視線 「請讓我一個人待著」
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秋 「なぁ、夏奈。聞きたいことがあるんだが」 夏 「おぉ? 何でも聞きなさい。この偉大な姉に!」 秋 「子供って、どうやったらできるんだ?」 夏 「え…!? う、あ……うーん…」 秋 「なんだ? 知らないのか? …ならいいよ、お前に聞いた私が馬鹿だった」 夏 「し、知ってるよ! 馬鹿にすんな! ……ただ、説明がちょっと難しいというか…」 秋 「知ってるなら教えろよ」 夏 「えーと…簡単に言うとだな…」 秋 「ふんふん…」 夏 「…男の子がもってる液体が…女の子の体に入ると、子供の元が出来るんだよ…」 秋 「なるほど…」 ――学校―― 秋 「あ~、なんか喉渇いたな」 マコ 「南! おれの牛乳飲むか!? ほら!」 秋 「あんまり好き嫌いしてると身長伸びないぞ」 マコ 「遠慮するなって! ほら、ほら! ……あっ」 強く掴みすぎて、ストロー口から牛乳がいきおいよく噴出。千秋の顔面に命中。千秋の顔中白い液体でドロドロ。 マコ 「ご、ごめん…! ワザとじゃないよ!」 千秋、頬についた白い液体掬いをペロリと舐める。 秋 「馬鹿野郎、気を付け……あ…」 マコ 「ど、どうした? 南?」 秋 「……子供できちゃう……」 マコ 「……え…?」 次(アドバイス)へ→ 名前 コメント 5スレ目 保管庫 小ネタ 系氏
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文化祭準備週間(キャラ紹介) 錆色スクールライフ /姫乃 ルカ 綾音 寿 言いなりサディスティック /京介 ルカ 慎也 誠 まひろ 雅巳 妄想メランコリー /美羽 慎也 + 歩 若菜 みのり ここはシャングリラ /千秋 サツキ + 真澄 雪子 理科室サボタージュ /隼人 青葉 伊織 文化祭前日 すれ違いのスタートライン /全員 涙色のテレフォンコール /全員 文化祭一日目 (六学年対抗演劇コンテスト バンドライブ) メイド・イン・嫉妬心 /全員 お騒がせハッピートリガー /隼人 ストレートに受け止めて /みのり + 青葉 プリンス・シンドローム /琉香 舞台裏のシンデレラ /姫乃 文化祭二日目 (大学自治会主催ミスター&ミス乙和コン 総合芸術音楽祭一日目) 【入場者:S女勢】 つまりシンプルな日常 /サツキ + 全員 相手違いのアバンチュール /若菜 + 美羽 ドリーマー達の杞憂 真澄 /まひろ カナリアの夢 /雪子 千秋 誘惑アンビバレンス /雅巳 伊織 文化祭三日目 (高等部生徒会主催宝探し 総合芸術音楽祭二日目 後夜祭) 【入場者:S女勢】 セブンティーン入り乱れ /全員 ファンタスティック修羅場 /みのり 若菜 君に届いてハートマーク /千秋 雪子 + 伊織 雅巳 仲直りのシャンメリー /京介 綾音 コールドフィッシュの本音 /青葉 サツキ 強がりペシミスティック /若菜 歩 君だけのスケープゴート /慎也 美羽 あなたとワルツを 琉香 /姫乃 ノーリスク・ノーリターン /隼人 あのひとサウダージ /寿 生徒会スパイラル /誠 後日談 空回ったらハッピーエンド /全員
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みなみけ シリーズもの 冬はいつのまにやら、夏(仮 (続きモノ)(ナツキ×トウマ)( 微エロ ) (1), (2), (3) おかしなこと (シュウイチ×千秋 吉野)( エロあり ) 二人の…… (小ネタ) 超微エロ・チアキ編(その1) (夏奈×千秋)(小ネタ)( 超微エロ ) mk氏 作者別 保管庫
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転送された千秋達はまるで研究所のような部屋にいた。 「まずは何から話せばいいのかな。」 「まずはお前のことだ、馬鹿野郎。」 マスオの問いに千秋が厳しい声で答える。 「お前は前の戦いで死んだ。しかもお前はあの時、世界の崩壊を望んだはずだ。なんで私達に力を貸そうとする?」 千秋の知るマスオは、テラカオスを使って世界を滅ぼそうとした。そして、それを阻止した一人が千秋なのである。 「じゃあ、まずは僕のことから話そうか。」 マスオは少し間をおいた後、淡々と話を始めた。 「テラカオスを倒すために僕とアナゴ君、そして荒木君をはじめとする多くの人々が改造された。 そして、アナゴ君は若本の、荒木君は吸血鬼、そして僕はTASの力を得た。だけどそこにある問題が発生した。」 マスオは自分の手を見つめている。 「アナゴ君は補完された若本の魂を、荒木君は補完された吸血鬼達を媒体とし、全ての能力を発揮することができた。 だけど僕にはフグ田マスオしかない。つまり、力を発揮する為に使える媒体が僕自身しかなかったんだ。 だけどフグ田マスオだけでは到底TASの力は使えない。最悪の場合、TASに体を乗っ取られる。」 マスオは後ろにある人間大のカプセルに振り返った。 「だからあのカプセルに本来の力の半分と僕、つまり世界を滅ぼさずにこの戦いと家族の死を乗り越えるつもりだった意識を封印した。 迷いは拳を鈍らせる。多分、だからもう一人の僕は僕を封印したんだ。それほど彼は世界を滅ぼしたかったんだ。」 マスオは息を吐き出す。 「それが僕の正体さ。じゃあ、本題に入っていいかい?」 あまりのことで話についてこれない一同の沈黙を了解と取ったのか、マスオは話を続けた。 ある一人の科学者がいた。 彼はある時、謎の意識集合体を発見し、それをテラカオスと名づけた。 しかしあるときその科学者は、共に研究していた一人の男に後ろから心臓を撃たれた。 その男はその意識集合体を召喚し、その力で世界を征服しようとした。 それが最初の戦いの黒幕である、アドルフ・ヒトラーである。 しかしそこで一つの誤算が生じた。 その科学者は生きていた。 ヒトラーは後ろを向いた男の右側、つまり心臓と反対の場所を撃ったのである。 その後、彼はヒトラーがテラカオスを出現させた場合そのテラカオスを横取りしようとした。 結局ヒトラーの企みは阻止されたが、彼はテラカオスを諦めることができず、別の人物にカオスロワをするように仕向けつづけた。 「だけど彼はいつの間にか『テラカオスを呼び出し、世界を支配しする。』のではなく、『殺し合いを見たい。』と願う様になったんだ。」 それから彼はテラカオスが世界を滅ぼし、殺し合いを終わらせない為にある保健をかけた。 それが喜緑江美里 の行った様々な改造や洗脳、死者の蘇生である。 彼はそのやり方や施設を彼女に提供し、殺し合いの消滅を阻止しようとした。 「彼は主催者にそれらの情報を与える時、ある暗示をかけた。 それは死んだ時自分に辿り着く記憶を全て消すようにしたんだ。 だけど彼はある一つの誤算を生んだ。 それが僕、もう一人が残した人格だったんだ。 僕は死なずに人格を受け継いでいる。つまり、僕は主催時のときの記憶を持っていたんだ。」 「ちょっとまて。」 マスオの言葉を式が遮った。 「その科学者は一体誰だ?いくらなんでも科学者の名前は知っているんだろ。」 「彼の名前は木原マサキ。参加者の転送や支給品の入ったバックに利用されている、次元連結定理システムを作った張本人さ。」 マスオは一人の冥王の名前を口にした。 【二日目・午前2時15分/どこかの地下研究所(禁止エリア)内】 【フグ田マスオ @サザエさん】 [状態]健康、フグTAマSオ、第五期とは別人格 、首輪なし [装備]不明 [道具]全自動卵割り機、卵かけご飯、その他不明 [思考]基本 元主催者としてこの戦いを終わらる 1 木原マサキを探す 2 協力者を探す 3 びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛! ※本来の体を持っています 【両儀式@空の境界】 [状態]:健康、首輪なし [装備]:刀、果物ナイフ、手鏡 [道具]:支給品一式 [思考]基本:仲間を探す 1 とりあえず千秋たちと行動する 2 木原マサキを探す? 【遠坂凛@Fate/stay night】 [状態]健康、首輪なし [装備]拳銃 [道具]支給品一式、他不明 [思考]基本 殺し合いを止めさせる 1 千秋、アンデルセン、冬馬、式、相介と行動 2 木原マサキを探す? 3 アーチャーは見つけ次第捕まえて(死なない程度に)殴ッ血KILL!!! 【南冬馬@みなみけ】 [状態]健康、少年物の服、首輪なし、疲労(中) [装備]チェーンソー、ワルサー [道具]食料一式、その他不明、トウマ(@スパロボ)のデイパック [思考]基本 殺し合いには乗らない 1 千秋、アンデルセン、凛、式、相介と行動 2 木原マサキを探す? 【相良相介@フルメタル・パニック!】 [状態]健康 、首輪なし [装備]ポンタ君スーツ(ラムダ・付き)、ショットガン [道具]食料一式 [思考]基本 殺し合いには乗らずに仲間とかなめを探す。 1 千秋、アンデルセン、冬馬、凛、式と行動 2 木原マサキを探す? 3 ふも、ふもっふ。 【南千秋@みなみけ】 [状態]:健康、光龍に変身可能、言峰に嫌悪感 、首輪なし、疲労(中)、アンデルセンが心配、マスオに若干困惑 [装備]:拳銃(スパイダーマからルート) [道具]:支給品一式×2 [思考]基本:殺し合いを終わらせて罪を償う 1:アンデルセン・・・。 2:木原マサキを探す? 3:言峰死ね。 ※言峰の言葉を信じていませんが、信頼出来る者からおなじことを言われたら信じるかもしれません。 ※一応マスオの話を信じました。また、式からアーチャーの特徴を聞きました。 ――クックックッ……。 ――――ハッハッハッハッハッハッハッ……。 ――――アーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!! 【???/???】 【木原マサキ@冥王計画ゼオライマー】 [状態]不明 [装備]不明 [道具]不明 [思考]基本 殺し合いを静観し楽しむ
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千秋ちゃんが娘だった場合のそんな一幕。 ――――― それは日曜日の昼下がりのことだった。 『ノックアウト!』 家族サービスと称して娘と一緒に遊べるゲーム。 今日は世代の壁を越えてリリースされている対戦格闘ゲームをしていた。 しかし、無常にも僕の使うキャラがゆっくりと崩れるように倒れていくばかりの非情な現実が待っていた――。 「パパ……弱すぎ」 僕との対戦に飽きたのか、欠伸をしながら今度は携帯ゲームのスイッチを入れる愛娘・千秋。 ソファに体育座りしながら最新作の狩猟型RPG・モノクマハンター、通称モノハンに興味がシフトしたのだった。 『10年早いんだよぉ!』 ゲームの中のキャラクターにまで僕を馬鹿にしているように聞こえた。 そんな負け犬の僕は一人寂しく据え置きのゲーム機とテレビの電源を落とす。 続いて二台のアーケードスティックを所定の箱に入れてテーブルを元の状態に戻す。 父親としての威厳まで BREAK!! されつつある昨今。 そんな僕に残された道はたった一つしかなかった。 「響子すわぁぁぁ~ん!!」 妻に泣きついて、代わりに娘をギャフンと言わせてもらうことだった――。 ~ ゲーマーと遊ぼう! ~ 「そんな大声を出さなくても聞こえているわ」 隣の書斎にいる響子さんまで僕に目をくれず、過去に依頼された案件のファイリングをするのであった。 なんかもう、この家のヒエラルキーで僕が最下層にいるんじゃないかと確信めいたものができた。 「うぅ、今日も千秋にコテンパンにされたよぉー」 「いつものことでしょう?」 「このままだと僕の言うことを聞かなくなって、そのうち"パパが入った後のお風呂に入りたくなーい"とか"パパの下着と一緒に私の服を洗濯しないでー"言ってくるんだよ!?」 「大袈裟ね……」 何だか某ガキ大将にいじめられて狸型ロボットに泣きつく少年の構図とすごく似ているような気がするが、敢えて無視する。 「それにしてもあの娘の成長も目を見張るものがあるわね」 「えっ、ゲーマーとして日々進化していることに?」 「ゲーマー、というより頭の回転力って言った方がいいかしら?」 「頭の回転力?」 響子さんらしからぬ抽象的な例えに思わず聞き返してしまう。 「さっきまであなた達がやっていた対戦ゲームを例に挙げると、フレームという理論に基づいて成り立つじゃない?」 「うん、そうだね。技が出るまでの"発生"や動作が終わった後の"硬化"が当てはまるよ」 「あの娘の場合、攻略本などに書いてあるその手の膨大な情報とかを全て記憶しているんでしょうね」 なるほど。 たまに熱心に読書している姿を見たことはあるけど、あれって攻略本のフレーム一覧表の中味を覚えていたのか。 「その理論に基づいて勝てるように思考して行動する……。一見単純な話に聞こえるんでしょうけど、あの娘の頭の中は常に二手・三手先の行動を考えているはずよ」 「だから"頭の回転力"って言ったのか……」 「膨大な情報を調べて記憶する"調査"と、相手の行動を思考する"推理"は探偵としての素質には申し分ない能力なのでしょうけど……」 「なにか問題があるの?」 「頭を働かせすぎて平常時の思考力が鈍くならないか心配なのよ」 確かに。 ゲームをしていない時の千秋ってボーッとしているような眠たそうな状態だしね。 「私もゲームに向けるエネルギーをもっと別の方向に向けたいと思っていたのよね。だから……」 「千秋にギャフンと言わせてくれるの!?」 「あくまで打ち負かすのではなく、視野を広げてもらうためよ」 「ありがとう、響子さん……!」 嬉しさのあまり、両手で握手してブンブンと振ってしまう。 「でも、あなたの抱える問題は誠君、あなた自身で解決することね」 「ぐふっ、わかったよ……。でも何で勝負するのさ?」 家にあるテレビゲームって響子さんは僕の隣で鑑賞するだけだったから、一度も遊んだことがないはず。 果たして勝算はあるの? 「その心配は無用よ。テレビゲームだけが遊び道具ではないわ」 そういって物置の鍵を取り出す響子さんだった――。 ―――――――――― MISSION 1 A crazy party ~ 狂宴への誘い ~ 娘をもてなせ → MISSION START CUSTMIZE ―――――――――― 物騒なナレーションみたいだけど、こっから先はR指定のゲームじゃないからね! 「千秋、今度はママと遊ばない?」 「ママと? ……っていうか、ナニそれ?」 リビングのソファでゴロゴロとモノハンを続けている千秋も訝しげにこちらを見る。 チェス、将棋、花札、オセロ、トランプ、ダイヤモンドゲーム等……。 物置で埃を被っていたテーブルゲームの一式を全部持ってきたのであった。 「パパとママが高校生の頃、同じ寮の皆と一緒に遊んでいた時の遊び道具一式だよ」 「でも私、遊び方を知らないよ?」 「最初にパパとママがデモンストレーションで遊ぶから、そこからルールを覚えなさい」 「うん、わかった」 「それじゃあ誠君、まずはトランプの七並べから始めましょう」 「いいよ。久しぶりだからお手柔らかにね」 「甘いわね、久しぶりだからこそ全力で行かせてもらうわ」 内なる闘志を隠すことなく最初からクライマックス宣言とは。 実はこういうこと一度はやってみたかったんじゃないのかな、響子さんは? そんなわけで七並べ、神経衰弱といったトランプ勝負。 花札のこいこい、オセロ・ダイヤモンドゲームを僕ら夫婦でルールを教えつつ対戦したのだった。 そして――。 「さて、オードブルは平らげたわ。……メインデッシュの方はどうかしらね?」 「いつでもいいよ!」 「あなたの無敗伝説に終止符を打ってあげるわ、千秋」 「ママの挑戦、受けてたつよ……!」 両者の目から火花がバチバチ炸裂している! ―――――――――― MISSION 2 The blood link ~ 血の邂逅 ~ 無敗の娘に鉄槌を下せ → MISSION START CUSTMIZE ―――――――――― 「誠君、コーヒーお願い。千秋には「パパ、オレンジジュース」……だ、そうよ?」 「はいはい」 前座の僕は給仕係と化したのであった。 やっぱり僕はこの家の大黒柱のはずなのに、ヒエラルキーは一番下のところにいるようだ。 今度、十神君あたりに父親の威厳を保つにはどうすればいいのか相談してみることにしよう――。 ――――― 「……うにゅぅ」 それは3戦目のオセロをしている時のことだった。 千秋が次の一手を考えて俯いているのかと思ったら、鼻提灯を浮かべていた。 首もカクンカクンと揺れている。 「……どうやら活動限界のようね。ここまでにしましょう」 「やだぁ、もっとママと、あそびたぃ……」 会話の途中でフラリと前のめりになり、そのまま顔をオセロ盤に落下するものだったから寸での所で両肩を掴んだ。 その後の千秋に何の反応もなく、代わりに規則正しい寝息が聞こえる。 「しばらくは起きなさそうね、部屋に運びましょう」 「そうだね」 そのままお姫様抱っこをするような形で千秋を子供部屋まで運び、ベッドに寝かせる。 響子さんが掛け布団を掛け、千秋の頭を撫でながら独白するようにつぶやいた。 「現段階で持久戦は不向きのようね……」 「そうかもしれないね。それと、初めて遊んだというには飲み込みが早かったよね」 「それはこの娘のセンス……というより"才能"の領域ってところかしら」 「逆転までには至らなかったけど、徐々に食いついていたのは明らかだったし」 「……妙に千秋の肩を持つわね。あれだけ"娘をギャフンと言わせたい"と言っていた癖に」 「やっぱり我が子が頑張っている姿を見ると、ついつい応援したくなっちゃうんだよね」 親の性(さが)、と言うべきだろう。 「響子さんは千秋とこういう形で遊んでみてどうだった?」 「最初は"娘の癖に生意気よ"って思っていたけれど、真剣な姿を見ていると何時か私を追い越す日が来るんじゃないかと思ったりもしたわ」 「子が親を超えることって、親からすれば嬉しい話なんだね。さっきまで意固地になっていたけど、今日の二人を見てよくわかったよ」 「……父もそうだったのかしら?」 「えっ?」 「父も私の探偵の実力を見て嫉妬したりはしなかったのかしら? ……って、思ったの」 「それは……違うよ」 ゆるゆると首を横に振り、響子さんに諭すようにゆっくりと言う。 「"さすがは僕らの娘だ……!"って大喜びだよ。現に娘に超えられた父親の僕が言うんだから間違いない」 「フフッ……。経験者が言うのだから尚更説得力があるわね」 千秋の寝顔を二人で眺めながらそんなことを僕らは口にしていた。 「さて、と……。そろそろ夕飯の支度をしなくちゃ」 「その必要はないわよ」 「えっ、どうしてさ?」 夕飯の支度をしようと立ち上がろうとした僕に待ったをかける響子さん。 手首まで掴まれたけど、思い当たる節がなくて首をキョトンと傾げる。 「これから誠君は私の特訓に付き合ってもらうわ。だから夕飯の支度は不要よ」 「特訓だって? なんの?」 「さっきのテーブルゲームはあくまで私達の領域、ホームゲームだった。 私も千秋の領域であるテレビゲームでも勝負をしなきゃフェアじゃない。……ここまで言えばわかるわね?」 「えっ、響子さんテレビゲームしたいの?」 「あくまで母と娘のコミュニケーションのためよ。そういうことだから夕飯はデリバリーにしましょう」 「せっかく豪勢にしようと材料揃えたんだけどな……」 「それはまた次の機会にしましょう。さぁさぁ、善は急げってことで」 片手で僕をグイグイと部屋から押し出す響子さん。 器用にもう片方の手で携帯電話を操作して宅配ピザの注文をするのだった――。 ――――― 『えいっ、ファイヤー! アイスストーム! ダイアキュート! ブレインダムド!』 ゲーム初心者の響子さんのためにシンプルな操作で簡単に遊べる対戦パズルゲームをチョイスしたが、瞬く間にコツを覚えては連鎖を仕掛けてくるのであった。 もう僕の陣地には大量のお邪魔パズルがセットされ、なす術もなく撃沈するのであった。 「ほぁふぃひぃふわよ、ふぁふぉとぉふん」 「いや、ピザ食べながら喋ってもわからないから」 「……ん。弱すぎるわよ、誠君って言ったの。これでは特訓の意味にならないわ」 「グヌヌ……」 「千秋なら平気で私の8連鎖を10連鎖で返すようなことをしてくるはずよ。だから早く相殺して」 「それは無理だよ! 僕だって3、4連鎖するので精一杯なんだから」 ばたんきゅ~、という文字が浮かぶテレビ画面を眺めながらドリンクのウーロン茶を流し込む。 「……一つ聞くけどさ、響子さん。この体勢って特訓の意味があるの?」 「愚問ね。これくらい近ければお互いの思考なんて手に取るくらいわかるものじゃないかしら?」 二人掛けのソファに僕が胡坐を掻き、僕を椅子代わりにチョコンと座る響子さん。 僕の操作に支障をきたさないよう、腕は腰に回し、顎を右肩に乗せてゲームをしているけれど。 おかげさまで僕の視界左半分は響子さんの髪で覆われている。 いくら体を密着させたところで思考までリンクしているわけないでしょうに――。 「ほら、続けましょう」 「はーい」 また二人して黙々とパズルを積み上げる作業に戻るが、ふと響子さんにイタズラしたくなった。 男の性(さが)、と言うべきだろう。 操作そっちのけで右手をコントローラーから響子さんの太腿へ。 ツツゥーと指を這わせてみる。 「……! プレイヤーへの直接攻撃は禁止よ。ま・こ・と君?」 「……ふぉめんなふぁい」 すぐさまポーズ画面に切り替え、頬っぺたを抓ってくるじゃないか。 えぇい、まだだ。 まだ終わらんよ! 「今度こそ真面目に……っ!」 言い切るより先に唇を奪い、舌の先で割り込むように口腔へ侵入する。 そのまま歯茎を軽くなぞり、前歯を軽くノックする。 「んぅ、うっ、う、うぅん」 響子さんは驚いて目を見開いているが、抵抗の素振りはない。 返事はOKと受け取り、舌同士で螺旋を描くように絡める。 マルゲリータを食べていたことでチーズ、トマトソース、オリーブオイル、そして響子さん。 味覚が4つの味を捉え、ハーモニーを奏でる。 それは極上の甘露へと精製されていた。 「うっ、う……ぅんんっ!」 じゅっ、と音がするほど唾液を強く吸い上げたのを最後に、ゆっくりと響子さんの唇から離す。 僕らを繋いでいた唾液の糸も力なく垂れ下がり、プツリと切れた。 「……ふぅ、ごちそうさま」 「TPOを弁えなさい、バカ……」 プイッと僕から顔を背けるが、耳まで真っ赤な様子を見ると満更でもなさそうだ。 ……ちょっとだけ、我が家の大黒柱としての面目が戻ってきた気がした。 これに気をよくした僕はさらにオネダリしてみる。 「ねぇ、響子さん……」 おかわり、していいかな――。 耳元でそっと囁く。 「っ……! そういうのは私に勝ってから言いなさい」 「ホントにっ!?」 俄然、やる気が出てきたよ。 よーし、頑張って響子さんより早く8連鎖を組んで勝利してやろうじゃないか! 「……パパとママ、何してるの?」 「「あ」」 我が家の眠り姫もお目覚めになっていたとは。 まだ眠たそうに目をこすりながらも意識ははっきりしているようだ。 「こ、これは私と千秋がゲームするための特訓のためであってね……!」 「そ、そうだよ! ママがゲーム初心者だからパパが手取り足取り教えているんであってさ!」 「……だったら、なんでパパがママを抱っこしながらゲームする必要があるの?」 「これはそう、新しいフォーメーション"ユニゾン"よ」 「ユニゾン?」 「お互いの心と体を密着して意識を極限までシンクロさせる特訓なのよ。そうでしょ、誠君?」 「(僕に振らないでよ……!)そ、その通りだよ、こうすることでどんな強敵も62秒で倒せるんだから……!」 そんなドモる僕らを見て、千秋は溜め息を吐きながらピザの一切れを摘む。 そして最後に一言こう言った。 「パパとママが"アツアツ"だってわかった。……色んな意味でごちそうさま」 その後の数日間、僕らを見る目が冷ややかなモノになったと補足しておく。 もしかして、もう反抗期が来たのか――!? 完
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基本行動でのゲージ増加量の比較表です。 背景が青色のものが平均より優れているもの、 背景が赤色のものが平均より劣っているものです。 キャラ順 "攻撃" 増加量順 "防御" 増加量順 "くらい" 増加量順 合計順 キャラ順 キャラ名 攻撃 防御 くらい 弱攻撃 強攻撃 弱ガード 強ガード 弱くらい 強くらい 浮かせ 叩き付け 小日向 楓 4 5 0 1 1 2 3 3 海堂 霰 1 2 2 3 3 4 4 5 黒鉄 錫 2 2 1 2 2 3 3 3 土井 千春 3 4 1 2 2 3 3 3 木咲 紅葉 2 3 1 2 2 3 3 3 天宮 ルシフェル 2 3 1 2 2 3 3 3 リリス 2 3 0 1 2 3 3 3 小日向 凛 4 5 0 1 1 2 3 3 海堂 霧 1 2 2 3 3 4 4 5 黒鉄 弓 2 3 1 2 2 3 3 3 土井 千秋 3 4 1 2 2 3 2 4 木咲 くるみ 2 3 1 2 2 3 3 3 ノア 2 3 1 2 2 3 3 3 アルモス・アリエッタ 3 4 1 2 2 3 4 5 カグツチ 0 1 0 1 1 2 3 3 ミズハノメ 1 2 2 3 2 3 4 5 金山彦神 2 3 1 2 2 3 3 3 ハニヤスヒメ 3 4 2 3 3 4 3 5 ククノチ 2 3 1 2 2 3 3 3 小日向 炎 2 3 0 1 1 2 3 3 イザナギ 2 3 1 2 2 3 3 3 白虎 4 5 1 2 2 3 3 3 白竜 黒竜 4 5 0 1 1 2 3 3 麒麟 4 5 0 1 1 2 3 3 マリア・ルイス 2 3 1 2 2 3 3 3 フラン 3 4 1 2 2 3 2 4 "攻撃" 増加量順 キャラ名 攻撃 防御 くらい 弱攻撃 強攻撃 弱ガード 強ガード 弱くらい 強くらい 浮かせ 叩き付け 白虎 4 5 1 2 2 3 3 3 小日向 楓 4 5 0 1 1 2 3 3 小日向 凛 4 5 0 1 1 2 3 3 白竜 黒竜 4 5 0 1 1 2 3 3 麒麟 4 5 0 1 1 2 3 3 ハニヤスヒメ 3 4 2 3 3 4 3 5 アルモス・アリエッタ 3 4 1 2 2 3 4 5 土井 千春 3 4 1 2 2 3 3 3 土井 千秋 3 4 1 2 2 3 2 4 フラン 3 4 1 2 2 3 2 4 木咲 紅葉 2 3 1 2 2 3 3 3 天宮 ルシフェル 2 3 1 2 2 3 3 3 黒鉄 弓 2 3 1 2 2 3 3 3 木咲 くるみ 2 3 1 2 2 3 3 3 ノア 2 3 1 2 2 3 3 3 金山彦神 2 3 1 2 2 3 3 3 ククノチ 2 3 1 2 2 3 3 3 イザナギ 2 3 1 2 2 3 3 3 マリア・ルイス 2 3 1 2 2 3 3 3 リリス 2 3 0 1 2 3 3 3 小日向 炎 2 3 0 1 1 2 3 3 黒鉄 錫 2 2 1 2 2 3 3 3 海堂 霰 1 2 2 3 3 4 4 5 海堂 霧 1 2 2 3 3 4 4 5 ミズハノメ 1 2 2 3 2 3 4 5 カグツチ 0 1 0 1 1 2 3 3 "防御" 増加量順 キャラ名 攻撃 防御 くらい 弱攻撃 強攻撃 弱ガード 強ガード 弱くらい 強くらい 浮かせ 叩き付け ハニヤスヒメ 3 4 2 3 3 4 3 5 海堂 霰 1 2 2 3 3 4 4 5 海堂 霧 1 2 2 3 3 4 4 5 ミズハノメ 1 2 2 3 2 3 4 5 白虎 4 5 1 2 2 3 3 3 アルモス・アリエッタ 3 4 1 2 2 3 4 5 土井 千春 3 4 1 2 2 3 3 3 土井 千秋 3 4 1 2 2 3 2 4 フラン 3 4 1 2 2 3 2 4 木咲 紅葉 2 3 1 2 2 3 3 3 天宮 ルシフェル 2 3 1 2 2 3 3 3 黒鉄 弓 2 3 1 2 2 3 3 3 木咲 くるみ 2 3 1 2 2 3 3 3 ノア 2 3 1 2 2 3 3 3 金山彦神 2 3 1 2 2 3 3 3 ククノチ 2 3 1 2 2 3 3 3 イザナギ 2 3 1 2 2 3 3 3 マリア・ルイス 2 3 1 2 2 3 3 3 黒鉄 錫 2 2 1 2 2 3 3 3 リリス 2 3 0 1 2 3 3 3 小日向 楓 4 5 0 1 1 2 3 3 小日向 凛 4 5 0 1 1 2 3 3 白竜 黒竜 4 5 0 1 1 2 3 3 麒麟 4 5 0 1 1 2 3 3 小日向 炎 2 3 0 1 1 2 3 3 カグツチ 0 1 0 1 1 2 3 3 "くらい" 増加量順 キャラ名 攻撃 防御 くらい 弱攻撃 強攻撃 弱ガード 強ガード 弱くらい 強くらい 浮かせ 叩き付け 海堂 霰 1 2 2 3 3 4 4 5 海堂 霧 1 2 2 3 3 4 4 5 ハニヤスヒメ 3 4 2 3 3 4 3 5 ミズハノメ 1 2 2 3 2 3 4 5 アルモス・アリエッタ 3 4 1 2 2 3 4 5 白虎 4 5 1 2 2 3 3 3 土井 千春 3 4 1 2 2 3 3 3 木咲 紅葉 2 3 1 2 2 3 3 3 天宮 ルシフェル 2 3 1 2 2 3 3 3 黒鉄 弓 2 3 1 2 2 3 3 3 木咲 くるみ 2 3 1 2 2 3 3 3 ノア 2 3 1 2 2 3 3 3 金山彦神 2 3 1 2 2 3 3 3 ククノチ 2 3 1 2 2 3 3 3 イザナギ 2 3 1 2 2 3 3 3 マリア・ルイス 2 3 1 2 2 3 3 3 黒鉄 錫 2 2 1 2 2 3 3 3 リリス 2 3 0 1 2 3 3 3 土井 千秋 3 4 1 2 2 3 2 4 フラン 3 4 1 2 2 3 2 4 小日向 楓 4 5 0 1 1 2 3 3 小日向 凛 4 5 0 1 1 2 3 3 白竜 黒竜 4 5 0 1 1 2 3 3 麒麟 4 5 0 1 1 2 3 3 小日向 炎 2 3 0 1 1 2 3 3 カグツチ 0 1 0 1 1 2 3 3 合計順 キャラ名 攻撃 防御 くらい 合計 弱攻撃 強攻撃 弱ガード 強ガード 弱くらい 強くらい 浮かせ 叩き付け ハニヤスヒメ 3 4 2 3 3 4 3 5 27 海堂 霰 1 2 2 3 3 4 4 5 24 海堂 霧 1 2 2 3 3 4 4 5 24 アルモス・アリエッタ 3 4 1 2 2 3 4 5 24 白虎 4 5 1 2 2 3 3 3 23 ミズハノメ 1 2 2 3 2 3 4 5 22 土井 千春 3 4 1 2 2 3 3 3 21 土井 千秋 3 4 1 2 2 3 2 4 21 フラン 3 4 1 2 2 3 2 4 21 小日向 楓 4 5 0 1 1 2 3 3 19 小日向 凛 4 5 0 1 1 2 3 3 19 白竜 黒竜 4 5 0 1 1 2 3 3 19 麒麟 4 5 0 1 1 2 3 3 19 木咲 紅葉 2 3 1 2 2 3 3 3 19 天宮 ルシフェル 2 3 1 2 2 3 3 3 19 黒鉄 弓 2 3 1 2 2 3 3 3 19 木咲 くるみ 2 3 1 2 2 3 3 3 19 ノア 2 3 1 2 2 3 3 3 19 金山彦神 2 3 1 2 2 3 3 3 19 ククノチ 2 3 1 2 2 3 3 3 19 イザナギ 2 3 1 2 2 3 3 3 19 マリア・ルイス 2 3 1 2 2 3 3 3 19 黒鉄 錫 2 2 1 2 2 3 3 3 18 リリス 2 3 0 1 2 3 3 3 17 小日向 炎 2 3 0 1 1 2 3 3 15 カグツチ 0 1 0 1 1 2 3 3 11
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水族館編から 千秋の日記 一日立って足の痛みも少しマシになっていた。 ……とは言うものの立ってると痛いし、左足を引きずって歩くのがやっとだ。 今日は朝からハルカ姉さまは、友達や速水先輩達と忘年会をするらしく、 夕方まで家にはカナと私の二人だけだった。 「こんにちわー。」 午後1時、玄関から藤岡の声が聞こえ、私は急いで玄関に向かった。 タッタッタッタッタ…… 「おぉ、いらっしゃい。待ってたぞ!」 …そう言って藤岡を迎え入れたのはカナだった。 私はと言うと、足を引きずり壁に掴まりながら向かったので、遅れをとっていた。 …しかしどう言う事だ…?普段なら絶対コタツから出ないカナが、なぜあんなに急いで… …私は台所の柱に掴まり、カナと藤岡の様子を見ていた。 「あれ?どうしたの南。いつもなら絶対コタツに潜ってるのに。」 「…んっ!…あるんだろ?」 「…え?」 「手土産だよ!手土産!!…まさか手ぶらで来たのか?!」 「あ…あぁ、ケーキ持ってき……」 「やっほー!!」 カナは藤岡のケーキを奪い取ると、そのままコタツの中へ直行した。 …どうやら私の考えすぎだったらしい……私は玄関で立ちすくむ藤岡を家へ迎えた。 「悪いな。……あのバカ…とりあえず入れよ。」 「あっ…うん、お邪魔します。……足…まだ痛そうだね…大丈夫?」 「平気だよ、これくらい…とりあえずコタツにでも入ってろよ。私は夕飯の支度してるから。」 私は藤岡にそう言い残し、台所へ向かった。 足は痛いがハルカ姉さまのいない今、私が料理を作らなくてはいけないからだ。 …とは言っても、そばは茹でるだけだし…お寿司も頼んである。 作るのはせいぜいオードブル…唐揚げ程度だ。 「千秋ちゃん、その足じゃ立ってるのも大変でしょ?オレも手伝おうか?」 「大丈夫だよ。お客はそこに座ってろ。」 「そうそう!料理は千秋にまかせて、お前は私の暇つぶしの相手になれ!」 …そう言えば私がいなくなったら…カナと藤岡の二人っきりか…… 考えすぎと思っていても、やはり胸のどこかで二人の事が心配だ… …と言うか、私も台所で藤岡と二人っきりになるチャンスじゃないか!! 「ふ…藤岡。やっぱり手伝ってくれないか?」 「うん、わかったすぐ行くよ。」 「…ちょっと待て、私を一人にする気か!藤岡はココに残れ!」 「バカ野郎!お前は一人でテレビでも見てろ!!」 「なんだと……」 『プルルルルル……プルルルル…』 話の途中に電話が鳴ると、カナは渋々電話の元へ行った。 いつもは動かないのに……もしかしたら私の足を気遣ってくれたのかもしれない… 「はいモシモシ南です……なんだ、ハルカか。どうした?」 「あ、カナ?それがね…速水先輩が……」 「おーぃ!カナ!!こっちに来て一緒に焼肉パーティーに参加しないかー?」 「焼肉?!行く!すぐに行きます!!…はい、じゃあ。」 受話器を置くと、カナはこちらへ走ってきた。 「今から速水の所の焼肉パーティーに行くけど、お前たちもいくか?」 「…はぁ?せっかく唐揚げとか作ったのにか?」 「バカ、唐揚げより焼肉だろ!!」 「でも唐揚げがもったいないし、藤岡は面識も無いし足も痛い…私たちは遠慮しとくよ。」 「そっか、じゃあお前たちは唐揚げパーティーでも楽しんでおくんだな!じゃあな!!」 「あぁ、そうさせてもらうよ。」 そう言ってカナは出かけていった。 いつもなら勝手な行動に、文句の1つや2つ言うのだが…藤岡と二人になれるなら文句も無い。 それに唐揚げパーティーとか言ってたけど、この後お寿司も届くし… 1人分余分に届くので、久々にお寿司をお腹いっぱい食べれそうだ。私にとって良いこと尽くし! 「千秋ちゃん、ごめんね…本当は焼肉パーティー行きたかったんじゃ……」 「何言ってんだ、私は好きな人と二人きりで過ごせる方が全然楽しいよ。」 「…えっ?!」 「……え?」 …もしかして私は有頂天と言うやつになっていたのか? 何か…今、サラリと・・・とんでもない事を言った様な気が…… しかし藤岡はちゃんと聞いていなかった……と言う事も、真っ赤な顔を見る限りなさそうだ… 「オレも…好きな人と二人きりで過ごせて……その…嬉しいよ。」 なんだなんだ?!藤岡まで顔を恥ずかしい事を言い始めてたぞ… 二人して顔を真っ赤にして、恐ろしく恥ずかしい…… とりあえず唐揚げだ!唐揚げを作ると言ってこの場から脱出しよう…! 「それじゃあ…か、唐揚げを作……」 「千秋ちゃん。…その、キスとか…順番がバラバラになっちゃったけど…その……」 「……な、なんだよ…。」 「オレ、千秋ちゃんの事…すごく好きだから。」 私は思わず、普段閉じ気味の目を見開いて、生唾を飲み込んでしまった。 (お、落ち着け千秋!…これは数か月前にカナにも言った事……まだカナと同じ立場になっただけだ!) …と私は自分に言い聞かせてた。……そうでもしないと、自分の気持ちが暴走してしまいそうだった。 千秋の日記 私は藤岡の発言で、頭を整理するのに10秒程かかっていた。 とりあえず藤岡は真剣な様で、私の目をじっと見ている…。 私は恥ずかしくなって視線を逸らして、後ろを向いた。 「えっと…ちょっと待ってくれ。その、心の準備ってやつが…」 「うん。」 しばらく後ろを向いたまま私は考えていた。 確かに『オレ、千秋ちゃんの事…すごく好きだから。』…とは言われたが、 好きだからどうこうっ…て言われた訳じゃない。 好きにも色々あるんだ、私はハルカ姉さまも好きだし、内田や吉野も好きだ。 そりゃ藤岡が好きなのとは違うけど…でも同じ『好き』と言う言葉でくくられる。 つまりこの藤岡が言った『好き』も、私がハルカ姉さまや友達を思う『好き』なんじゃないだろうか? …なんて事だ!私の早とちりだったのか…だったら、この場合は難しく考えず… 『おお、私も藤岡の事好きだぞ!』…とか言っちゃえばいいんじゃないか…? そうだよ、これだ!これで行こう!私はそう決意し藤岡の方を向いた。 「藤…」 「千秋ちゃん!」 「な…なんだ…」 「その…上手く伝わらなかったみたいだから、改めて言うけど、千秋ちゃんの事本当に大好きだから… 千秋ちゃんと付き合いたいと言うか…恋人になってほしいんだ!」 「ちょ…もう少し時間をくれ…!」 私はそう言ってまた後ろを向いた。 …どうしたものか…これではさっきの考えは通らなくなってしまった…。 カナなの時とは違い、はっきりと『恋人』と言う言葉まで出てきてしまったし… ……あれ?じゃあ素直に私も好きと言えばいいんじゃないか? だって私も藤岡の事は好きだ。付き合いたいと思ってた。 その藤岡からこう言われたんだから、断る理由もないじゃないか。 どうしてこんな簡単なことに気付かなかったのか…私はそう思い、藤岡の方を向いた。 「えっと…恥ずかしいから一度しか言わないぞ。…ちゃんと聞けよ。」 「うん…。」 「…その……私も…藤岡の事…すごく好きだから……。」 「えっと、それは…」 「…あぁ、そうか。…なんて言うか……この好きは友達とかじゃなくて、特別な好きなんだ…。」 「…って事は…」 「もう!察しろよ!お…お前の恋人…彼女になってやるって事だよ!!」 なんだか最後は恥ずかしくなって、言い方がおかしくなったが… とりあえずハッキリ言ったし伝わっただろう…。 その後、しばらく二人とも顔を真っ赤にして、その場で黙ったまま立ちつくしていた。 「藤岡。…こういう場合はどうしたらいいんだ…?」 「…どうするんだろう。その、恋人とか初めてだから…ごめん。」 「…とりあえず…抱き合ってみるか?」 私はそう言って藤岡の腰に手をまわし、ひっついてみた。 すると藤岡は私の頭を胸に押しつける様に、私の頭を腕で包んだ。 「…藤岡。頭が痛い…もう少し優しく…。」 「あっ、ごめんね…。」 「まったく…私は彼女なんだから大事にしろよ。」 「…うん。」 その後、料理を作り終わり、私と藤岡は唐揚げをつまみテレビを見ながらお寿司を待っていた。 しかし3時になってもお寿司は届く事無く、唐揚げはすべて食べてしまった。 「これっぽっちじゃ足らないな…2時に予約したのに、何やってるんだ寿司屋め!」 「…確かに少し遅い気もするね。どうしたんだろう?」 「ちょっと電話してくる!」 そう言うと、立ち上がる前に藤岡は私を抱きかかえ、電話の元へ運んだ。 「もしもし、今日2時に予約した南ですけど…はぃ…昨日……えっ?!」 なんて事だ…寿司屋め…年末で忙しく、手違いで忘れていただと…… ふざけるな!もう二度とお前の店じゃ頼まなねーよ!! ……とでも言ってやりたがったが、なんだかもう怒る気力も無かった。 「…はぃ、いや…もう結構です。はい、キャンセルで…。」 私がそう言って電話を切り、溜息をついた姿を見て藤岡も気付いたらしい。 「…お寿司来ないって。」 「そっか…じゃあ何所か近くの店に食べに行こうか?」 「え?」 「付き合い始めての初デート。千秋ちゃん、お付き合いしてもらえますか?」 「…なんだその言い方…私はおなかがすいたんだ。さっさと行くぞ!」 災い転じて福となす…ってのはこの事か。 私は藤岡と一緒に御飯を食べに行くことになった。 次 謝罪文