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富竹駅 電略 トミ 駅名標 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 概要 路線名になっている駅で富竹線(学園都市線)の最初に開業した駅。 開業当初は特急くそみそが停車するなど主要駅であったが、くそみその水樹線経由化と隣の分岐駅[[鷹花 ../鷹花駅]]開業により当駅の地位は低下しつつある。 これに対し住民側が激怒、危うく戦争に発展する寸前だったが「わかとりライナー」の運行により和解した。 学園都市線の快速は遅い!とよく言われるが富竹駅を通過にできないのは特急停車時代の名残りである。 富竹線系 運転区間 快速わかとりライナー 原巳浜〜日野 0.5本 快速 創聖川〜南千秋 0.5本 普通(杉田直通) 原巳浜〜杉田 0.5本 普通 原巳浜〜南千秋 1本 乗り場案内 乗り場 路線名・行き先 備考 1番線 富竹線 鷹花・南千秋方面 2番線 富竹線 原巳浜・創聖川方面 配線図 誕生時:2面3線→OVA02:2面2線に縮小 名所・ランドマーク 富竹工業団地 富竹貨物駅 路線・隣の駅 ● [[富竹線 ../富竹線]] ■ 快速わかとりライナー・ ■ 快速 [[原巳浜駅 ../原巳浜駅]] ← 富竹駅 → [[鷹花駅 ../鷹花駅]] ■ 普通(各駅停車) [[西宮北駅 ../西宮北駅]] ← 富竹駅 → 鷹花駅 元ネタ 富竹★フラッシュ(ひぐらしのなく頃に) 富竹ジロウ(ひぐらしのなく頃に)
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千秋は忙しい。 親にくっついていつも家事を「お手伝い」している殊勝なクラスメイトもいるかもしれないが、父母不在の南家においてはそれくらいのことはすでに「やらなければいけない」ことになっている。 小学生にできることなんて限られてはいるものの、おかずを買いにスーパーに出かけたり、洗濯機をまわしてベランダに干したりといったことを毎日繰り返しているのを近所の奥さんが見たら、感動で涙を流すかもしれない。 しかしそんなエラい千秋は、自分で自分をエラいと思ったことはほとんどない。 千秋は、上の姉であるところの春香をとても尊敬している。 掃除洗濯に限らず、おいしいご飯だってつくれるし、家計簿だってつけられる。 その上、救いがたいバカやろうである下の姉こと夏奈をびしっとしつけることだってできるのだ。 いつかは春香のようになりたいと純粋に願っているからこそ、千秋は自分などまだまだオコチャマなのだと認識せざるを得ないのである。 そして今日もまた、少しでも春香に近づくために小学校から帰ると同時に床の掃除などをしている。 千秋は、いつも忙しいのだ。 「ふう……」 やっと掃除も終わり。 思ったより時間がかかった。お客を待たせるなんて申し訳ない。 リビングに戻ると、こたつに入った一人の男がお茶をずずと飲んでいる。 「おつかれさま」 さわやかな感じのするこの藤岡という男は、夏奈のクラスメイトである。 掃除の手伝いを申し出た彼に、ここにいるように言ったのは千秋だ。 お客に家事を手伝わせるなんてダメ、という春香の教えである。 よりによって夏奈に惚れているらしいこのサッカー好きを、しかし千秋は憎からず思っている。 「座る?」 「ん」 てこてこと歩み寄り、藤岡の広げた両足の間に体を納める。 ぽす、と大きな胸に頭を預ける。 千秋は、藤岡にこうして座椅子になってもらうのがとても好きだ。 忙しいおしごとが終わったあとの、いちばんのリフレッシュ。 なんでかわからないけれど、藤岡のがっしりした体にもたれるとすごく落ち着くのだ。 「はあ……」 「ん、疲れた?」 「少しな」 首を左右に倒すと、骨がこき、こき、と鳴る。 小学生の身分で生意気な、と思われるかもしれないが、毎日毎日家事をこなしているとどうしても疲れるものである。 夏奈が手伝ってくれればラクにもなるのだろうが、そんなことをあいつに期待できるわけもない。 右手を左の肩に伸ばして押してみると、こりこりに筋肉が固まっている。 あとでストレッチでもしなきゃな、と思うと、不意に藤岡の手が千秋の肩に伸びた。 「うひゃ!」 妙に甲高い声を出してしまった。 「おい! いきなり何するんだバカやろう!」 「マッサージ。疲れてるときにはこれが一番」 「そ、そんなのいいよ。年寄りじゃあるまいし」 「いいからいいから。女の子だけに仕事させて、男が何もしないってのはナシでしょ?」 ぎゅう、と藤岡の指が、千秋の肩を力強く押す。 確かに少し疲れて重くなっていた肩に、痛いのとくすぐったいのがないまぜになった力が加わって……なんというか、かなり気持ちいい。 あふ、と変な息を吐いてしまう。 「力抜いて」 優しくて小さな声。 催眠術にでもかけられたみたいに、言われるまま体から勝手に力が抜ける。 強すぎず弱すぎず、絶妙な力加減で固くなっている部分を刺激される。 自然と息が深呼吸に近くなる。 ぐりぐり。ぐりぐり。力が入った二本の親指で、肩の筋肉がほぐされていく。 揉むというよりは、思い切り押す感じ。指圧というものだろうか。 「強すぎない?」 「ん……平気だ。もう少し強く……」 「これくらい?」 ぎゅうう。 「ん!」 不意に力が強くなって、チリチリとした痛みが肩を抜ける。 痛いのだが、不愉快ではなくむしろ心地いい。 少し痛いくらいが自分にちょうどいいみたいだと思った。 「ん……うう。ああ、それくらい……気持ちいいぞ……」 「うん」 ぎゅ、ぎゅ、と肩から背中にかけて指をすべらせる。 特に肩甲骨のあたり。ぐりぐり指を押し込んで、重点的に指圧される。 重く、少し痛かった感覚が、すうっとひいていく。 「やっぱり、すごくこってる。チアキちゃん、仕事がんばってるんだね」 「そりゃ……あふ! やらなきゃいけないから……」 「偉い偉い」 優しい声で褒められると、なんだかすごく照れくさい。 背骨を親指と人差し指ではさまれて、ぐぐっと力をこめて押し込まれる。 背筋に沿って、背中から首まで移動していく。 首の付け根のあたりで、親指と人差し指の力がひときわ強くなって、またぐりぐりと押し込まれた。ふだん特に疲れがたまって、自分で叩いているところだ。 自分でやると大して効果があるようには思えなかったが、他の人間にしてもらうと心地よく、すごく効いている気がする。 「藤岡も……う、ふ。……なかなかうまいもんじゃないか」 「いつも部活でストレッチしてるからね。親にもたまにやってるから、結構得意だよ」 得意げな藤岡の言葉に納得する。 重労働な家事のあと、こうしていつもマッサージしてもらえるとしたらどんなにやる気が出るだろう。 されるのは初めてだったけれど、これはかなり悪くない。 ハルカ姉さまと私で二人分、今度カナにやらせよう。 普段あれだけ私たちに迷惑かけてるんだから、これくらいやってもらってもバチはあたらないだろう。 そんなことを考えながらも、気持ちよさで頭がぽーっとしてくる。クセになりそうだ。 肩に触れる親指に力が入る。ぎしぎしと軋むような音がしていた部分が、徐々にやわらかくなっていくのがわかる。 頭を左右から鷲掴みにされる。両手の指でぐぐ、と力を加えられると、未体験の快感に鳥肌が立つ。 「う、うー……ああー……」 「頭も結構気持ちいいでしょ」 「こめかみが、こめかみが」 こめかみに当てられた小指の刺激がたまらず、思わず体がふるえる。 頭のてっぺんと後頭部に加えられる圧力が心地いい。男の子らしくごつごつした手の感覚。 ぐぐ。ぎゅ。ぎゅ。わしわし。 シャンプーをするように、わっしゃわっしゃと頭全体を軽くかき混ぜられる。 普段触らない場所だからか感覚が敏感になっていて、触れられているだけで気持ちよくなってくる。 「藤岡は、……ん、マッサージ師の素質があるな」 「はは。そう?」 「私専用座椅子、兼、私専用マッサージ師に任命する」 「ありがと。それじゃあもうちょっとがんばるね」 頭からまた肩へ、そのまま手が下がってふたたび背中を刺激される。 ぐぐ。ぎゅうう。 重いものを持つことが多いからか背中は特に疲れていたようで、背骨の脇のくぼんだところをぎゅうっと押されると、 「いっ! ……いたた……」 「あ、ごめん。強かった?」 ちょうどツボにぶつかったようだ。確かに痛かったのだが、 「い、いや、いい。そのままの強さで……っ!」 「え? ……う、うん」 少しとまどった様子の藤岡だったが、言われるまま背中のツボをピンポイントで刺激する。 千秋にとっては生まれて初めてといっていい不思議な感覚で、少し強すぎるくらいの痛みと快感の波は筆舌に尽くしがたい。 背中全体がキューっとなったかと思うと、じわじわと快感の波が広がっていって、体からあらゆる重さがなくなったかのような錯覚を覚える。 「う! ……うー、はあ……」 「お客さん、相当お疲れのようですねえ」 千秋の素直な反応が面白いのか、藤岡は楽しそうな顔をしている。 少しの恥ずかしさと悔しさを感じつつも、バカやろうと言ってやる気力もなくなってしまうほどにとろけきっていて、されるがままだ。 ……わわ。 油断してたら口からよだれが垂れてきた。慌てて袖で拭った。 全身の指圧がひととおり終わって、気のせいではないほど体が軽くなったのを感じていると、両手で軽く肩と頭をとんとんと叩かれる。 床屋さんでよくやってもらうアレだ。叩かれているはずなのに不思議と気持ちよくなる。 長いこと快感に身を浸していたせいか、なんだか眠くなってきた。 体と一緒に頭の中までほぐされたと感じる。目の焦点が定まらなくて、意識がとろとろの飴のようになる。 「そろそろ仕上げ。……よっと」 「あー……」 すっかりとろけきった意識の中で、両脇に藤岡の腕が差し込まれるのを感じる。少し体が持ち上げられる。 「なんだー……?」 「これで最後。ちょっときついよ」 ぐい。背中に少し強い刺激。膝が当てられたようだ。 と、そのまま膝を支点にして、上半身を思い切り後ろに倒された。 「あ……っ!」 ぱきぽきぱき、と背骨が派手な音を立てる。 ゆるんだ体を半ば無理やり引き伸ばされて、勝手に呼吸が止まる。 むしろ苦痛のはずなのに、どうしてかとんでもなく気持ちいい。 「~~~~っ……! あ、ああー……!」 「もうちょっと……」 思い切りのけぞって背骨が最後に小さくぽき、と鳴ると、脇に差し込まれた腕から力がぬけて、ゆっくりもとの体勢に戻された。 全身から完全に力が抜けて……というより力が入らなくて、藤岡の体に倒れこんだ。 「おつかれさま」 ぽんぽんと肩をたたかれた。どうやらおしまいのようだ。 運動したあとみたいに、息が荒くなっている。 しかしそれと違うのは、すっかり体が軽くなっていて、頭がふわふわすることだ。 快感の余韻が全身にゆっくり染み渡っていく感覚がして、天国があるならきっとこんな感じに違いないと思う。 名残惜しかったが、これ以上されると本当に頭がどうにかなってしまいそうだった。 なんとか体をひねって、藤岡の体にぎゅっとしがみついた。 驚いた顔をした藤岡はすぐに小さく笑って、頭を優しく撫でてくれた。 「あー……ふじおかぁ……」 眠くてたまらない頭でありがとう、を言おうとしたとき、廊下に続くドアが開いた。 春香と夏奈が買い物袋を持ったまま、ひきつった顔で固まっていて。 藤岡はなんだかビビったような顔をしていて。 「……」 「……」 「……あの、これはそういうんじゃなくて」 春香と夏奈が顔を赤くして、そのくせ怒ったような、妙な威圧感を発している。 藤岡はなんか怖がってるみたいだし、なんなんだ。 まあいい。お礼は言わなくちゃいけない。 うるんだ瞳で藤岡を見上げて、 「ありがとぉ……きもちよかった……」 どさ。ごろん。 夏奈の手から買い物袋が落ちる。リンゴが一つ転がる。 その顔が見たこともないほど赤くなって、 「な……なにチアキにヘンなことしてるんだよッ! このエロ番長ォォォ!!」 「い、いや南ッ!! 誤解……へぶ!!」 見事なドロップキックが藤岡の顔に炸裂した。 何を怒っているんだ。さっぱりわからない。 「ふ、藤岡くん、信じてたのに……っ!」 頭を押さえてごろごろ床を転がる藤岡に、春香まで憤懣やるかたない声を上げる。 顔は真っ赤で目じりに涙までためて、しかし握り締めた拳は決して開こうとしない、千秋が知る中でもかなり上位のお怒りモードである。 二人とも一体どうしたんだ。 私はただ、マッサージしてもらっただけなのに。 思うものの、もはや千秋に余裕はない。 まどろみに誘う睡魔との格闘もむなしく、こてん、と床に頭を落としてすうすうと寝息をたてはじめた。 そうだ。藤岡は晩ごはん、食べていくんだろうか。 たまにはお行儀悪く、藤岡に座椅子になってもらって食べるのも悪くない。 ハルカ姉さまと、藤岡と、ついでにカナのバカと、みんなで食べるごはんはきっとおいしい。 後ろで巻き起こる喧騒をよそに、千秋はくすくすと楽しい夢に笑うのだった。 南家は、今日も平和である。 おまけ 935 名前 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/07/22(水) 23 37 40 ID 9oB7KHlW 921 千秋「この間藤岡に色々(肩とか腰とか)揉んでもらったんだ。 あれはすごくきもちよかったぞ」 吉野&内田&マコト「「「 (゚д゚)(゚д゚)(゚д゚)」」」 後日談でさらに誤解が広まるというパターンですねわかります 名前 コメント 10-914氏 10スレ目 保管庫
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「ハルカ姉さま、あの男はいったい何者なんでしょうか?」 私の言う『あの男』……それはハルカ姉さまの先輩が連れてきた謎の男。 しかも、その男を置いて自分はさっさと帰ってしまった。 「あの人はバレー部の部長さんで、保坂先輩って言うの。 ……まぁ、速水先輩が何で家に連れて来たのかは知らないけど――」 その保坂とやらが何のために家に連れてこられたかは、ハルカ姉さまにも分からないのか……。 リビングでは、さっきからカナと賑やかに何か話している。 カナと話しが合うって事はバカ野郎? いや、しかし馬鹿にバレー部の部長が務まるものだろうか? 考えれば考える程、私の中で保坂は謎につ包まれていった。 「でも……保坂先輩ってそっくりなのよね……お父さんに」 「えぇ?!!!!」 お父さんにそっくり?? でも、前に藤岡が来た時も同じ事を―――― 「あの、ハルカ姉さま? お父さんにそっくりなのは藤岡ではないんですか?」 「うん、雰囲気はね。――でも、見た目は保坂先輩にそっくりなの。 ……って言っても私の子供の時の記憶なんだけどね」 あれがお父さん? 私はどんな顔か再度確認するため、台所からリビングを覗き込む。 確かに少しカッコ良い様な気がする……そうか、私のお父さんはあんな感じなんだ。あれが…… 「だから……ん? あっ、千秋! そんなトコで見てないで助けてくれ。さっきからこいつ、『パパ、パパ』ってうるさいんだよ」 「こいつではない、PAPAと呼べ」 「……な? 気持ち悪いだろ? ――――って、千秋? お前、なにしてんの? こいつは藤岡じゃないんだぞ?」 私は藤岡にするように、保坂の前に座って寄りかかってみた。 藤岡よりも大きいけど、筋肉で体が硬い。とてもじゃ無いが座り心地が良いものではなかった。 でも……なんでだろう? こいつがお父さんに似ていると思うと、嫌な気はしないな。 「なるほど、姉と違って妹は甘えん坊なのだな。子供らしくて可愛いじゃないか」 「はぁ? 千秋が甘えん坊? お前、バカだろ」 「BAKAでは無い! PAPAと呼べ!!」 「はぁ……ダメだこいつ。千秋、こんな奴放っとけ」 「――――パパ……」 無意識に呟いてしまっていた。 別にこの男をお父さんと認めた訳でも無いし、そう思った訳でもない。 ただ……それでも一度でいいからその言葉を誰かに言ってみたかったんだ。 カナやハルカ姉さまと違って、私にはお父さんを『お父さん』や『パパ』と呼んだ記憶が無い。 だから、その言葉に憧れみたいな物を抱いていた。 「千秋? こいつは父親なんかじゃ――――」 「分かってるよ。だが、客がパパと呼べと言っているんだ。そう呼んでやるのが持成しだろ?」 名前 コメント 6-417氏 6スレ目 保管庫
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今日も今日とて、みなみけではいつもの光景が繰り広げられている。 「おい、藤岡」 「なんだい、南?」 「お前はいつから千秋だけじゃなく、冬馬にも藤岡椅子をするようになったんだ?」 「え?」 言われてから気が付いた。 そういえば、いつの間にやら冬馬も藤岡椅子に座っている機会が多くなった。 道理でさっきから千秋から痛い視線でこっちを見ていると思った。 「うーん、何でだろう。気が付いたらこうなってたな」 「ああ、オレもいつの間にかお前の膝に座ってた。座り心地がいいんだよな。藤岡椅子」 「そ、そうなんだ…」 自分の膝がどれくらい座り心地がいいかなんて、藤岡には分からない。 「おいカナ、さっきから何してるんだ?」 「見て分からないのか? 私はゴロゴロしてるんだ」 部屋の床をごろごろと転がるカナ。 「冬馬、藤岡、お前も一緒にやらないか?」 「うわ、こっちにくるなよな!」 ゴロゴロと転がってくるカナを足で追い払おうとする冬馬。 ちなみにこの間も冬馬は藤岡椅子に座ったままである。 まあ、藤岡は冬馬を男と見ているので、もぞもぞ動いたりしてもなんら反応を示さない。 これがもし、一般の男子だったらなら、冬馬の尻がある場所が即やばい事になっているかもしれないが。 「と~う~ま~」 「だから来るなって!」 「ちょ、暴れるなって冬馬。危ない」 迫るカナに追い返そうと暴れる冬馬。そして冬馬が座っている藤岡椅子。 当然のことなのだが、このような状況で暴れればお約束ともいえる事が起こる。 「「うわあ~!」」 カナがもろに二人にぶつかった。 ちなみに今の状況は、藤岡が下敷きになり、冬馬が藤岡に抱き付いているようにも見えなくもない倒れ方をし、カナはぶつかった拍子にテーブルの足に頭をぶつけた。 「いっててて…」 「~~~~~!」 一人頭を押さえてのた打ち回るカナ。 藤岡も冬馬も気にも留めなかった。 と、言うより、気付いてもらえていなかった。 「大丈夫か、冬馬」 「なんとかな。藤岡は?」 「俺も大丈夫だ。それより…とりあえず、起きれないからどいて欲しいんだけど」 「え?」 冬馬はこのとき初めて、今の自分の状況を理化した。 事故とはいえ藤岡に抱きついている。 「うわ!」 咄嗟に冬馬は藤岡の上から飛びのいた。 「すまん、藤岡」 「そんな腫れ物に触るように飛びのかれたら、ちょっとショックだ」 「おい、お前達」 一人忘れ去られていたカナは不満そうな声を出した。 「いちゃつくのはいいんだけどさあ。そういうのは二人っきりの時にしてくれないか? 私の存在を綺麗にスルーするな」 「別に俺は、冬馬といちゃついて居ないけど。男同士でいちゃついたら変態じゃないか」 あんなに体が密着していたにもかかわらず、藤岡はまだ冬馬が女だと気付いていないようだ。 「おい、馬鹿野郎。そんなところに寝てたら邪魔だぞ」 「おお、誰かと思ったら千秋じゃないか。誤植でお前が最初から居る事になってたぞ」 「何訳分からない事いってるんだ、馬鹿野郎」 「やあ、お帰り千秋ちゃん」 「おお、来てたのか藤岡」 「オレもいるぞ」 「冬馬も来てたのか」 「カナに呼ばれてな。藤岡もそうだぞ」 「藤岡に迷惑をかけるな、馬鹿野郎!」 千秋は寝転がったままでいるカナにストンピングをした。 「あれ? なんで私が踏まれるんだ?」 「あら、藤岡君に冬馬、いらっしゃい」 「あ、お邪魔してます。ハルカさん」 どうやら千秋とハルカは買い物帰りのようだ。 「二人ともご飯食べていく?」 「はい、ご馳走になります」 「オレも兄貴達に連絡入れとかないと。ハルカー、電話借りるぞー」 「いいわよ~」 買った物を台所にもって行きながらハルカは返事をした。 この日が全ての始まりだと、誰も知る由も無い…… 次へ→ 名前 コメント 4-360氏 4スレ目 保管庫
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今日も今日とて、みなみけではいつもの光景が繰り広げられている。 「おい、藤岡」 「なんだい、南?」 「お前はいつから千秋だけじゃなく、冬馬にも藤岡椅子をするようになったんだ?」 「え?」 言われてから気が付いた。 そういえば、いつの間にやら冬馬も藤岡椅子に座っている機会が多くなった。 道理でさっきから千秋から痛い視線でこっちを見ていると思った。 「うーん、何でだろう。気が付いたらこうなってたな」 「ああ、オレもいつの間にかお前の膝に座ってた。座り心地がいいんだよな。藤岡椅子」 「そ、そうなんだ…」 自分の膝がどれくらい座り心地がいいかなんて、藤岡には分からない。 「おいカナ、さっきから何してるんだ?」 「見て分からないのか? 私はゴロゴロしてるんだ」 部屋の床をごろごろと転がるカナ。 「冬馬、藤岡、お前も一緒にやらないか?」 「うわ、こっちにくるなよな!」 ゴロゴロと転がってくるカナを足で追い払おうとする冬馬。 ちなみにこの間も冬馬は藤岡椅子に座ったままである。 まあ、藤岡は冬馬を男と見ているので、もぞもぞ動いたりしてもなんら反応を示さない。 これがもし、一般の男子だったらなら、冬馬の尻がある場所が即やばい事になっているかもしれないが。 「と~う~ま~」 「だから来るなって!」 「ちょ、暴れるなって冬馬。危ない」 迫るカナに追い返そうと暴れる冬馬。そして冬馬が座っている藤岡椅子。 当然のことなのだが、このような状況で暴れればお約束ともいえる事が起こる。 「「うわあ~!」」 カナがもろに二人にぶつかった。 ちなみに今の状況は、藤岡が下敷きになり、冬馬が藤岡に抱き付いているようにも見えなくもない倒れ方をし、カナはぶつかった拍子にテーブルの足に頭をぶつけた。 「いっててて…」 「~~~~~!」 一人頭を押さえてのた打ち回るカナ。 藤岡も冬馬も気にも留めなかった。 と、言うより、気付いてもらえていなかった。 「大丈夫か、冬馬」 「なんとかな。藤岡は?」 「俺も大丈夫だ。それより…とりあえず、起きれないからどいて欲しいんだけど」 「え?」 冬馬はこのとき初めて、今の自分の状況を理化した。 事故とはいえ藤岡に抱きついている。 「うわ!」 咄嗟に冬馬は藤岡の上から飛びのいた。 「すまん、藤岡」 「そんな腫れ物に触るように飛びのかれたら、ちょっとショックだ」 「おい、お前達」 一人忘れ去られていたカナは不満そうな声を出した。 「いちゃつくのはいいんだけどさあ。そういうのは二人っきりの時にしてくれないか? 私の存在を綺麗にスルーするな」 「別に俺は、冬馬といちゃついて居ないけど。男同士でいちゃついたら変態じゃないか」 あんなに体が密着していたにもかかわらず、藤岡はまだ冬馬が女だと気付いていないようだ。 「おい、馬鹿野郎。そんなところに寝てたら邪魔だぞ」 「おお、誰かと思ったら千秋じゃないか。誤植でお前が最初から居る事になってたぞ」 「何訳分からない事いってるんだ、馬鹿野郎」 「やあ、お帰り千秋ちゃん」 「おお、来てたのか藤岡」 「オレもいるぞ」 「冬馬も来てたのか」 「カナに呼ばれてな。藤岡もそうだぞ」 「藤岡に迷惑をかけるな、馬鹿野郎!」 千秋は寝転がったままでいるカナにストンピングをした。 「あれ? なんで私が踏まれるんだ?」 「あら、藤岡君に冬馬、いらっしゃい」 「あ、お邪魔してます。ハルカさん」 どうやら千秋とハルカは買い物帰りのようだ。 「二人ともご飯食べていく?」 「はい、ご馳走になります」 「オレも兄貴達に連絡入れとかないと。ハルカー、電話借りるぞー」 「いいわよ~」 買った物を台所にもって行きながらハルカは返事をした。 この日が全ての始まりだと、誰も知る由も無い……
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total - / t - / y - 東金千秋 タイトル 条件 手を抜くなよ 努力は認めるが ■ 練 習 ■ 昼 食 悪いな 昼食に誘って断られたとき 土岐蓬生 タイトル 条件 せっかく神戸におるんやし ほめてくれてもええんよ? ■ 練 習 ■ 昼 食 ごめんなぁ… 昼食に誘って断られたとき 芹沢 睦 タイトル 条件 アンサンブル 部長と副部長のご予定 ■ 練 習 ■ 昼 食 如月 律 タイトル 条件 新生活 ■ 練 習 ■ 昼 食 榊 大地 タイトル 条件 星奏オケ部の榊です ■ 練 習 ■ 昼 食 ▲ ※攻略情報など memo 東金千秋 土岐蓬生 芹沢 睦 如月 律 榊 大地
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時間 死亡者名 殺害者名 死亡話 死因 凶器 場所 深夜 浜田奈々 桜井良和 002 青い空に舞散る 爆死 手榴弾 b-3 星川良太 賀茂雅史 006 時計塔の罪人 斬首 日本刀 a-2 大岩大祐 小野知加子 007 ざわ…ざわ…した結果がこれだよ! 射殺 イングラムM12 a-1 小池千夏 賀茂雅史 012 出会ってはいけない『モノ』 斬殺 バタフライナイフ a-2 荒井千秋 賀茂雅史 斬殺 バタフライナイフ 小野知加子 木下志保 014 断罪の交響曲 射殺 イングラムM12 a-1 二条直哉 木下志保 呪殺 ベルフェゴーレ 以上7名 残り22人 おまけ 名前 最後の言葉 浜田奈々 「……潰そう、このゲームを」 星川良太 「ぁ、やばーーーー!?」 大岩大祐 「ちくしょうっ…どうすりゃい」 小池千夏 荒井千秋 「ち、なつちゃん」 小野知加子 げぼっ。 二条直哉 「木下…この殺人者が!」 殺害数ランキング 順位 殺害者 殺害人数 被害者 スタンス 生死 1位 賀茂雅史 3人 星川良太、小池千夏、荒井千秋 マーダー(無差別) ○ 2位 木下志保 2人 小野知加子、二条直哉 悪人断罪 ○ 3位 桜井良和 1人 浜田奈々 マーダー(無差別) ○ 小野知加子 大岩大祐 生存優先 ○
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作詞:なつめ千秋 作曲:なつめ千秋 編曲:なつめ千秋 歌:GUMI 翻譯:kyroslee 多情善感的愛慕心 回想起來總是由你 來握着我的手呢 這是因為我很膽小吧 沉默寡言的你偶然會 將你的感情以言語告訴我 明明僅是如此我就會感到幸福 能展露笑容 今後也要一直彼此相愛之類的話 實在說不出口 我只有一個任性要求 在這最後一刻抱緊着你 對不起 對不起 我很懦弱 但即便如此我仍是喜歡着你啊 變得像蘋果一樣的紅呢 那在逗弄着我的你的臉 只是回想起來而已 為什麼呢 突然不禁流下眼淚啊 時光此刻 只將我拋棄了 開始流動 但我仍然對這份感情 有點依依不捨啊 長度留得剛好的 你的捲髮 在柔和的風中搖擺着 若然我忘記了這一切我話 心中的那根刺就會消失嗎...? 每當去想就會感到寂寞 痛苦得很啊 對不起 對不起 不得不說再見了 隨着流逝的季節 即使我倆能相遇 是因為神明的庇佑 即於我倆心中萌芽的 我們的思念是彼此交疊的呢 僅是如此 僅是如此就足夠了 我所心愛的人啊
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作詞:なつめ千秋 作曲:なつめ千秋 編曲:なつめ千秋 歌:GUMI 翻譯:弓野篤禎 你是人生中最喜歡的人 ——投稿者評論 甘甜病症 只有哪裡都不會有的幸福的話一定就會融化在夢一般的奇跡中了 我能肯定的只有你是人生中最喜歡的人了 之前打算有一天給你的禮物就扔掉了吧 想哭得像個傻瓜一樣 明明是自己決定的呀 細數著已聽不進去的歌思念你的日子雖然如此痛苦 但我仍無法想到要向著前方啊 我肯定又只是定著那些遵守不了的約定去看那還看不見的明天了 好想被在觸手可及的距離裡的甜美瞬間吸引住啊 雖然這是一場要奇怪起來一般光是嫉妒笨拙地耍起脾氣的拙劣的戀情 但我能肯定的只有你是人生中最喜歡的人了 「謝謝你」和「抱歉了」都根本沒傳達完呀 閉上眼睛現在我也能聽到你的聲音 綠色窗簾也好吃醋也好哼出的小曲也好都一直是我的寶物呀 悄悄藏進心中深處吧 別被別人注意到 我肯定光是做了些孩子氣的策略想把我心中的縫隙掩蓋過去了 好想被在觸手可及的距離裡的甜美瞬間吸引住啊 雖然這是一場淨用是為了你當借口膽怯地愛慕的拙劣的戀情 但我能肯定的只有你是人生中最喜歡的人了 到回想不出為止我會一直睡著的 我會一直睡著的…