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ゲームについての企画ほ募集します。 ゲームについての楽しい企画を考えて投稿してください。 採用する場合もありますので、気軽にドシドシ応募してください。 よろしくお願いします。 たとえば ゲームしりとり などなど 名前 コメント
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峠山 凹 更新日:2019/12/20 Fri 14 28 42 タグ一覧 創作注意事項 ネタやパロディOK! 各種創作に自由に使ってOK! カラーや服装のアレンジもご自由に。 (むしろ描いていただけるととても嬉しいです) 目次 プロフィール セリフ 人物像 容貌・服装 人間関係 女児符号 各作品での活躍登場作品名 関連人物家族 アナザー 関連イラスト 描いていただいたイラスト 山上下のTwitterアカウント プロフィール 愛称 凹 本名 峠山凹(たおやまヘコ) 年齢 9歳くらい 誕生日 2月11日 身長 138cm(耳は含まない) 体重 ノートパソコン5台分 一人称 ワタシ 二人称 キミ 好きなもの 体を動かすこと、甘いお菓子 嫌いなもの 邪魔をされること 趣味 スイーツめぐり、トレーニング セリフ ※凹はセリフの語尾をカタカナにして話す。 「フフフ、小さいからって甘く見てると痛い目見るゾ」 「きゃーーー!のじゃ猫ちゃん齧るのやめテ」 「もう、お兄ちゃん煩いヨ…」 人物像 一人の科学者によって生み出された生体兵器の少女。 すばしっこく人間より頑丈で怪力の持ち主。 普段は兄の研究を手伝っており、生体兵器の調整や自身の能力の向上にむけてトレーニングをしている。 そんな彼女だが、他の女児と遊んだり街へ出かけて大好きなスイーツを食べたりと女児らしい一面も。 兵器として生まれたが本人は破壊を楽しんでいる訳ではなく、女児だけの平和な世界を望む為に活動するのだ。 眠る時は培養層の中ですやすやプカプカと眠っている。 容貌・服装 全体的にカラフルな見た目をしておりネズミのような耳と尻尾が生えている三つ編み。 オッドアイは見たものを記憶しスクリーンのように映し出せる。 手足の緑色部分は形状変化が可能。 空中や水中などを翼や鰭に変化させ移動したり日常だけでなく戦闘での武器にする事も。 人間関係 のじゃロリ猫ちゃんとはト○とジ○リーのような仲である。 女児符号 女児符号 なし 各作品での活躍 登場作品名 関連人物 家族 峠山 左右太(兄) アナザー ??? 関連イラスト imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ここに画像のURL) 描いていただいたイラスト imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ここに画像のURL)
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(友達) 目次 (友達)目次創作注意事項 概要 プロフィール 人物像 容貌・服装 さいしょのおはなしプロフィール 人物像 容貌・服装 つづきのおはなしプロフィール 人物像 容貌・服装 プロフィール 人物像 容貌・服装 さいごのおはなし 更新日:2020/05/08 Fri 10 51 50 タグ一覧 創作注意事項 ネタやパロディOK 各種創作に使用されるときは相談して下さると嬉しいです カラーや服装のアレンジ不可で 概要 プロフィール 愛称 ナツメグ 本名 夏目恵 種族 人間 年齢 八歳くらい 一人称 あたし 二人称 あなた 好きなもの 友達と遊ぶこと。お母さん。 嫌いなもの 一人でいる事。百足。 趣味 読書。庭いじり花壇いじり 人物像 読書や花が大好きな女の子。 周りに人がいないと落ち着かないらしく、誰かの側にいる事が多い。 お母さんが大好きで、いつかお母さんみたいに優しくて賢くて頼れる大人の人になりたいと思っている。 以外と好奇心旺盛で、森の奥に一人で入っていったりもする。 容貌・服装 茶髪をビーズの髪留めで二つ結びにしている。 目の色は髪と同じ明るい茶色。 服装は黄色やオレンジ色の物が多い。 少しばかり大きすぎるくらいの兎の髪飾りは、親友から貰った物。 さいしょのおはなし 昔々、ある所に、夏目恵と言う名前の女の子がおりました。 恵は植物が大好きなお母さんと動物を癒すのが大得意なお父さんと三人で、幸せに暮らしていました。 ある日この家族は、近くの森にピクニックに行きました。恵は、森の奥がフェンスで行けなくなっている事に気づきました。 どうしてこんな場所にフェンスがあるんだろうと疑問に思い、近くに寄ってみると、フェンスの向こう側に一人の女の子が立っていました。 「あなたは誰?」 「わたしはアナスターシャだよ。友達はナーシャって呼ぶけど。そういうあなたは?」 「あたしは恵。友達からはナツメグって呼ばれてるの」 「恵ちゃん、帰るわよ。まぁ、どうしてそんなに葉っぱがついてるの?」 「どこに行ってたんだ?森の奥じゃないだろう?あそこは危険だって注意したんだから」 「お母さん、お父さん、友達が出来たの!お願い!またここに連れてきて!」 恵はお父さんの言いつけを守るどころか、森の奥に友達まで作って帰っていきました。 それからと言うもの、恵は度々あの山に行きたいとねだり、そこに行くと親の目を盗んでずっと森の奥のあの子と話していました。 「いつかフェンス越しじゃなくて、ちゃんと会ってお話ししたいな」 「奇遇だね!わたしもそう思ってたの!」 「それでね、渡したいものがあるんだ」 「え?本当?実は私もなの!」 その言葉はどちらが言ったのか、あるいは二人同時に発したのか、分かりませんでしたが、二人はまたしても間違いを犯すのでした 会ってみる? 二人は初めてフェンスの中で会いました。二人は色々な話をし、色々な遊びをし、恵が帰る頃にはすっかり親友になっていました。 これ!贈り物! 恵は赤と黄色の石で出来たベルトを。アナスターシャは大きな兎の装飾がついた黄色の髪飾りを渡しました。 「今度、わたしの友達も連れてくるよ!」 「わぁ!楽しみだな!」 二人は幸せでした。 プロフィール 愛称 ローズマリー 本名 マリアンヌ・ロージィ 種族 小人 年齢 10歳程度 一人称 私 二人称 あんた 好きなもの 剣技 (砂糖菓子) 嫌いなもの 裁縫 (辛い物) 趣味 ちゃんばら 何かに文句を言う事 人物像 アナスターシャの友人の一人。体の小さい小人族。 本で読んだサムライや剣士に憧れを抱いており、拾ったまち針を相棒にしている。 体こそ小さいが勇猛果敢で無鉄砲、そして極度の見栄っ張り。本人は甘いお菓子が大好きな甘党だが、サムライは甘いものなど好かんという理由で隠している。 容貌・服装 真っ赤な髪を下ろしている。目も同じく赤。 白いワンピースを身にまとっている。 つづきのおはなし プロフィール imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ここに画像のURL) 愛称 セージ 本名 種族 年齢 一人称 二人称 好きなもの 嫌いなもの 趣味 人物像 容貌・服装 プロフィール imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ここに画像のURL) 愛称 タイム 本名 種族 年齢 一人称 二人称 好きなもの 嫌いなもの 趣味 人物像 容貌・服装 さいごのおはなし imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ここに画像のURL)
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それいけ!お天気娘ズ オリジナル女児 符号保持者 🌧雨宮 五月🌧 創作注意事項 小説イラスト等あらゆる創作で自由に使ってOK カラーや服装のアレンジ可 ネタやパロディOK 目次 概要🌧プロフィール 人物像 容貌・服装 趣味 女児符号🌧女児符号 『五月雨』 加速符号『????』 各作品での活躍🌧それいけ!お天気娘ズ それは、ひとつのありようで 関連人物🌧それいけ!お天気娘ズ 頂いたイラスト🌧 ライジングのTwitterアカウント 概要🌧 プロフィール 愛称 五月ちゃん 本名 雨宮 五月(あまみや さつき) 年齢 11歳 誕生日 5月5日 身長 141cm 体重 ??kg 一人称 私 二人称 〇〇さん、〇〇ちゃん 好きなもの 剣の修練、雨音、サイダー 嫌いなもの 不誠実な人、嘘をつく人 趣味 素振り 人物像 マジメ委員長系の女の子。 チャームポイントは大きなポニーテール。文武両道で自分の意見をはっきりと持ちつつも柔軟な対応ができる。ただのめり込むととことんハマってしまう上に負けず嫌いな性格なため遊びの賭け事とはいえムキになることも。 容貌・服装 母から譲り受けた紐でポニーテールにしており常に母と一緒にいる気持ちになれると本人は喜んでいる。 髪型は左右にピョンと跳ねており髪の毛の色は水色である。 お気に入りの服は津波Tシャツで両肩にリボンがついている。 スカートは水玉模様で水中の泡のようなイメージである。 趣味 趣味と実益を兼ねて彼女自身の家系由来の剣術「雨天神宮流剣術」の訓練をしている。彼女自身の腕は11歳ながらなかなかの腕前だが慢心せずに日々修練をしている。 女児符号🌧 女児符号 『五月雨』 『五月雨-さみだれ-』五月ちゃんが振るう二本の刀に雨の力を宿すもの。清らかな浄化の雨の力で相手を攻撃することができる。 また局地的に雨を降らせる効果もありその雨粒には治癒の力、浄化する力も込められており植物の育成などにも役に立つ。 加速符号『????』 現在未設定 各作品での活躍🌧 それいけ!お天気娘ズ 冒頭、ライジング-暁星 旭-が学校からの帰宅途中マーベラスマッドネスのチンピラに絡まれた際に突発的に覚醒した女児符号「暁天」を用いて撃退するところを目撃する。そこからライジングちゃんにコンタクトを取るようになり友人関係となる。 それは、ひとつのありようで 「3.一筋の、希望」にて青空学園近くの裏山にて牧場を作る際に他の女児たちと協力した。 関連人物🌧 それいけ!お天気娘ズ ライジング-暁星 旭- ☀️たまたま女児符号を発動しているのを目撃しそれが縁で友達になる 雷堂 セツカ ⚡️ぶっきらぼうな態度を叱っているがその様子はまるで夫婦 風祭 嵐華 🌪あまりのお金持ちっぷりに時々ついていけない時がある 雪光 兎羽 ☃️何考えてるのかわからないけど楽しそうにしてると思っている エクリプス-暁星 明- 🌑友達と同じ姿をしており衝撃を受けている 頂いたイラスト🌧 あどそん@ソルブレスタンプ着工/@Adoson_Flash
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『パンダのウインク』 更新日:2020/07/12 Sun 20 57 04 タグ一覧 月日は巡り、6月の中旬。 愛歩達は動物園に遊びに行く計画を実行していた。 みくもやに集合し、バスで動物園まで行く。 「みくもやに何時集合だったかね?」 仕事用のネクタイを締めながらお父さんが確認してきた。 「10時半だよ。あ、これ美味しい」 愛歩はベーコンエッグを乗せたトーストと野菜スープの朝食を急いでかきこんでいた。 「ごちそーさま!」 手を合わせて大きな声で挨拶すると、横に置いてあったバッグを持つ。 「お父さん!行ける行ける?」 「慌てなくてもまだ九時よ。全然時間はあるわ」 「でもお母さん……」 そわそわする養娘に、実の娘の姿が重なって見え、養父は寂しい気持ちを隠して苦笑いした。 「よしよし分かった。直ぐ出ようか」 「やった!お父さんありがとう!」 愛歩はこの日を楽しみにしていたのだ。動物園なんて、話には聞いていたが実際に行けるとは思ってもいなかった。 のじゃロリ猫もいてほしいと誘ったが、生き物なら何億匹も見とるからいいと断られてしまった。 愛歩は嬉々としてお父さんの車に乗せてもらったのだった。 青空町には天号の祖母がやっているみくもやと言う駄菓子屋がある。 「もうすぐ着くよ、準備しなさい」 「はーい」 愛歩は開いていた本から目を上げた。読んでいた本は『鐘明家・その血の呪い』だ。 あれからも愛歩は、定期的に図書館に通い、玲亜や龍香と共に、色々と調査していた。 大石家の実の娘ーーー大石早生の行方と共に、自分のルーツも突き止めようとしていた。 自分の母と思しき女性が朱夏と言う名前だった。 家督を継ぐ女性の名前、あ.い.う.え等の25文字から繰り返されている表を見ると、しの名前は確かに朱夏だった。 もう一度だけ本に目を向ける。 母親が朱夏だとしたら、自分の本当の名前はすから始まる名前になるはずだ。 さ、し、す、あった。表には墨亜と表記されていた。 「変な名前……」 愛歩も変わった名前だけれども。どうして母はこの名前をつけなかったのだろう? 「愛歩?どうかしたのかい?」 「あ、いや何でも!」 お父さんの声に、愛歩は思考することを止めたのだった。 みくもやに着くと、天号ちゃんが待っていた。 「天号ちゃんおはよう!」 「お、おはよ~!」 林間学校が終わってからと言うもの、天号ちゃんがよそよそしい…… 愛歩はそう感じていた。 理由を聞くべきだろうか?聞かれたくないだろうか?そんな事を何度も考えていた。 「おやおや、号姫のお友達かい」 駄菓子屋のおばあちゃんがこちらに気が付いて話しかけてくれた。 私のおばあちゃんだよと、天号が紹介してくれた。 「おや、随分懐かしい顔だね」 「え?」 「その髪色、その瞳、お嬢ちゃん、鐘明家の子だろう。懐かしいなぁ。あの頃はやんちゃしてたもんだよ」 愛歩は天号のおばあちゃんを凝視した。この人は自分の母を知っているのか? 「あの…教えてください!その人の事!」 おばあちゃんは顔を綻ばせる。 「ああいいよ。わたしゃ若いもんに青空町の事を教えるのが大好きでね……そう、わたしと才花はいつも一緒でね……」 「お、おばあちゃん!今日は友達と遊びに行くから!」 天号が慌てて止め、愛歩に向かって謝った。 「ごめん、おばあちゃんこの話すると長いから……」 「そっか、こっちこそごめん。おばあちゃん、また今度来てもいいですか?」 「おおいいよ。いつでもおいで」 おばあちゃんはそういって店の奥に引っ込んでいった。 「こんにちわ~」 「あ、きゅーばんちゃんだ!」 愛歩はきゅーばんを出迎えるために外に駆け出す。何かが引っかかっていたが、それが何なのか分からなかった。 「これ、なんて動物やっけ?」 「何かで見たような…なんだったかな」 「えっと確か……オカピだって」 縞模様の足をした鹿のような生き物を見て首をかしげるむらサメに、同調する天号。古代はマップを確認しながら回答する。 「愛歩ちゃん、あっちにはパンダがいるんだよ!」 「へえ~生で見るの初めて!」 初めての場所に瞳をキラキラさせる愛歩と、そんな愛歩に道案内してくれるきゅーばん。 「ふぁぁぁ」 楽しんでいる子供らを見て、欠伸をする影がひとつ。 「遠くに行くと言うから隠れて着いてきたが、全くもって暇じゃの…」 のじゃロリ猫だ。愛歩達には姿を見せず、遠くから見守っている。その顔はひどく退屈そうだ。何千年の時間を過ごしたのじゃロリ猫にとって、動物なんて、珍しくもなんとも無いのであろう。 もう帰ろうかと考えていると、のじゃロリ猫の背中を冷たい殺意が貫いた。 「んぉ!」 ゾクゾクして思わず辺りを見渡すと、熊コーナーの檻に見知った妖気を見つけた。 チッと舌打ちする。 「面倒いの……くっそ面倒の」 厄介な事になってくれるなよ……そう思いながらのじゃロリ猫はその場に留まることにしたのだった。 愛歩はパンダの檻に駆け寄った。 「わぁ!生パンダ!」 白と黒の模様の愛らしい熊が3頭、笹を食んでいる。 その内の1頭が愛歩にウインクしてくれる。 愛歩は嬉しくなって、そのパンダに手をふった。 「アユミン、走ると危ないで!」 むらサメ達もやってくる。 「パンダって言うとさ、中国のイメージだよね」 「そうそう、この動物園の2頭も中国から来たんだよ!」 「でも、3頭いるよ?」 きゅーばんの言葉に、愛歩はパンダを見つめながら言い返した。 「あれ?おかしいな。3頭もいたっけ?」 「愛歩ちゃん、あれ……」 「ん?何……」 古代が愛歩をつついて異変を知らせる。 愛歩が古代の指差した方を見ると、パンダが立っていた。 二足歩行でスクっと立ち、耳を立ててこちらの話をじっと聞いている。 「あ、やっぱりこの動物園、パンダ2頭しかいないよ。だってここに書かれてるもん!このパンダは珍しい種で日本にこの2頭しかいませんって!」 きゅーばんの言葉を合図に、パンダが動き出した。 「ちょ…」 「やば……」 周りの人もざわつきだす。パンダが檻をねじ曲げようとしているのだ。 檻がメキメキと弛み軋む。パンダがこちらに手を伸ばしてきた。 「愛歩ちゃん!逃げよう!」 「え?!う、うん!」 危険を感じたきゅーばん達は、愛歩の手を引っ張って逃げ出した。 後ろで悲鳴が聞こえる。バキッと言う音と悲鳴、飼育員の慌てぶりから、パンダが檻を壊したと直ぐに分かった。 「あー、やはりそうなったか……」 のじゃロリ猫が嫌そうに呟く。 「うーむ、厄介な敵じゃの……」 頭をポリポリ掻いて、のじゃロリ猫は立ち上がった。
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アンコ アンコとは、お菓子と本の店「オウマがトキ」で働く見習いパティシェである。 こちらもどうぞ、お客様 オウマがトキへ 最近になって出来た妹 創作注意事項 ネタやパロディOK 各種創作に自由に使ってOK カラーや服装のアレンジ可 むしろ描いて頂けると泣いて喜びます。 タグ一覧 オウマがトキ ハーフ モノトーン 料理人見習い 符号保持者 翼 うちの子に声がついたよ! アンコの声優 柚春マツリ様のTwitter 一周年記念!ゆうちゃん様!ありがとうございます! プロフィール 本名 アナスターシャ・デビルケーキ あだ名 アンコ あだ名の由来→モノクロ狂想曲番外編『始まりのイチ』 イラスト提供 KMD先生 年齢 150歳くらい(外見・精神年齢10歳) 身長 140㎝ 体重 40㎏(翼と脚の重みも含めて) 誕生日 4/4(あんこの日) 髪の色 黒から白のグラデーション 瞳の色 紅 肌の色 透き通るような白 口調 他者に対しては基本的に敬語(独り言や独白はちょっと淡泊な感じ) 一人称 私 二人称 基本○○さん呼び 友達にはちゃん付けで仕事の先輩には○○先輩 好きなもの 餡子を使った和スイーツ(特にぜんざい) 空腹の人がご飯を食べて満腹になった時の笑顔 ⬛⬛⬛⬛⬛ 読書(主に料理の本) お肉 他人に褒められる事 嫌いなもの お肉 ⬛⬛⬛ ⬛⬛⬛ 趣味 読書(お菓子作りの本が多い) デリバリー帰りに少しだけ休憩する事 対応絵文字 👼🍵 アンコ表情①,② アンコ表情③,④ イラスト提供 木馬先生 性格 明るい性格だが、他人に嫌われることを恐れている。思ったことは大抵言葉に出さずに飲み込むし、他人の過去に対して深く関わろうとしない。(ロリポップ七姉妹の事は、本当に血の繋がった姉妹だと思っている) また、自分に対して正直に生きる人にコンプレックスのような物を抱いている。 将来の夢 一人前のパティシエになる事 セリフ例と口癖 イラスト提供 kの⑨番先生 セリフ例 他の人と会話してる時 「今夜もお疲れ様です。息抜きにお茶会などいかがでしょう?」 「フロートさん、お疲れ様です。糖分補給しますか?」 「ヤスカタ先輩、お待たせしました!差し入れのアップルパイです!」 「お待たせしました!オウマがトキの空飛ぶ宅急便です!」 独り言 「あ!ボーッとしてまた砂糖と塩間違えた!いまお店忙しいし・・・誰も見てないよね・・・?えい!メイキング・ライ・スイーツ!」 「アイさん、またチャンバラやってる・・・羨ましいなぁ」 「のじゃロリ猫さんがまたサボり?どんな神経してるのかしら?」 「うぅ・・・勝手にあんな事したら駄目だったかな・・・皆に嫌われたくないよ・・・」 口癖 「はい喜んで!」 仕事内容 イラスト提供 るっち先生 オウマがトキのパティシエール(スイーツの他に軽食も担当) 特に和菓子が得意であり、お客さんや疲れた同僚に振る舞っている。 空を飛ぶ能力を有している事から、オウマがトキのデリバリーをする事もある。 と言っても人手不足な為、上手く歩けない老人や、店にこれない病人などが限定である。 身体能力 イラスト提供 ウトウ先生 頭と背中に白と黒の翼を生やしており、空を飛ぶ事が出来る。 上半身は翼がある程度で人間とあまり変わらないが、脛の辺りから赤い皮がまるで臑当てのように垂れている。(この臑当てはワニ革のような感触) その足の爪は怪鳥のように鋭く、自分の体重の約500倍の物まで運ぶ事が出来る。 また同年代の少女に比べ胸の発育がよく、臀部から小さな尻尾が生えている。 容姿・服装 イラスト提供 奇桜八重先生 頭と背中に翼を生やした少女。透き通るような白い肌に、黒と白のグラデーションのような髪色。深紅の瞳をしている。 服装はチャイナ風のワンピース型エプロン、下に黒いスカートを履いている。 足が異形なので、靴などは履くことは無い。 また、肘ぐらいまである髪を、父から貰った赤いリボンでお団子にしている。 種族 イラスト提供 猫丸又三郎先生 精霊と悪魔のハーフ。父が精霊で母が悪魔。 風を司る精霊の父と、満腹による幸福感を引き起こす悪魔の母の合間に生まれた子で、空を飛ぶ能力は父から、味覚を操る女児符号は母から受け継いだもの。 親は仕事で忙しい為、モーゼフと言う悪魔に育てられた。 しかし、アンコと両親の関係は良好である。 女児符号 女児符号 メイキング・ライ・スイーツ(嘘で 彩る甘味) 他人の味覚を操る能力。 苺の味がするカレーパンだとか、ラーメン味のパフェだとか、おかしな物が出来る。 (対象の望みを読み取り、求めてる味になるように暗示をかける) 甘いものが苦手な人や苦い薬が苦手な人、急にお袋の味が恋しくなった新社会人に人気。 アンコは普段、この符号を人助けの為に使っているが、オウマがトキで忙しいときに急いで作った料理に使い、味を誤魔化している事もある。 アナザー・アンコについて イラスト提供 KMD先生 アンコに似た謎の存在。アンコの夢の中に現れる。 赤黒い瞳以外アンコとそっくりだが・・・? アナザーの詳細 + 以下ネタバレ アナザーの正体は、アンコが抑圧してきた本心そのもの。 普段はアンコの心の中にいて、アンコに話しかけるだけの存在だったのだが、とてもショックな出来事が起きて本体と分離する事になった。 自由になった彼女は、今までの鬱憤を晴らすかの如く好き勝手する事になる。その姿はまるでイカれた子供のよう。 仕事仲間達(とその呼び方と紹介) イラスト提供 シヴァ化け猫先生 メローナさん 私を雇ってくれた人。私の作ったスイーツを美味しそうに食べてくれる。包容力のあるお母さんみたい。 フロートさん 私を信頼してくれてる人。普段怒ってばかりだけど、ほんとはとても可愛い。でも、怒ってる時は本当に怖いんだよね。教育ママみたいな人。 アイさん 格好いい人。正にヒーローって感じで憧れてる。あなたみたいになりたかったな・・・とっても素敵な先輩だと思う。はぁアイさん今日も格好いい・・・/// シトロンさん おどおどしている人。私もあなたと同じ、本当の自分を出せない臆病者よ。こんな自分、死んでしまえばいいのに・・・いや、こんな事皆には言えないけどね。 マーマレードさん 一緒に料理する事が多いけど、少し怖い。でもシトロンさんを大事にしてる。 プラムちゃん 友達であり先輩。一緒に働けて光栄だわ。でも、仕事中に抜け出すのは感心できないな・・・こんなこと、本人には言えないけど ピオーネさん あんまり笑わなかったから、初めのうちは怖かったけど、不機嫌って訳じゃなかったみたい。物語を書くのが得意なんだね。 のじゃ猫先輩 生き方が羨ましい。他人にどう見られても気にしないんだろうな。羨ましいけど真似できないわ・・・。ズルいよ・・・。ズルいわ・・・。 ヤスカタ先輩 とても可愛い先輩。私が焼いたアップルパイを喜んで食べてくれる。でも、体力が無さ過ぎてちょっと心配・・・ご飯はちゃんと食べてくれてるけど・・・ くゆりさん 装飾がとっても上手な蜘蛛の少女。 衣装がとっても可愛いと思ってる。あ…あと、おやつに甘いものや虫をあげると喜んでくれるわ…… 淡雪さん 初めてできた後輩。寝顔は可愛いけど、仕事中に寝ないでほしいわ。なにか理由があるのかしら? ジュジィさん 元気な悪戯っ子とおとなしい後輩。吊坂さんと逆吊様なら逆吊様の方が付き合いやすいと思ってる。どうして二人で一人なんだろう? リクさん オウマがトキのアダルティ代表。お酒の事に興味しんしんだから、よく話しかけるよ。バーでも働いてみたいなぁ。お酒は作れないけれど、おつまみを作る自信ならあるし。 マリネッタ なんだか一緒にいると落ち着かなくて苦手。自分の本心をさらけ出しちゃうって言うか・・・ フルーチェさん 元気なのはいいけれど、お皿を割ったりはしないでね……? ピネさん 初めて出来たお弟子さん!お菓子作りを教える……と言うか、一緒に作るのが楽しいの!……ただ、お客さんやお店の仲間を口説くのはどうかと…… オウマがトキ店員以外との関係 オリバーさんとオリヴィアさん お得意様。よく色々注文してくれる。ノアさんとも仲がいいみたい。 ノアさん マリネッタの友人らしい。喫茶店には殆ど来ない。 初さん 覚声機に戸惑っていたときに色々教えてくれた。オウマがトキのアイドル。初めてみた時は女性だと思ったけれど、男性かもしれない。・・・キラキラ輝いてみえて格好いい/// + 昔々の物語 昔々、あるところに、一人の女の子がおりました。 その子は泥んこ遊びやら追いかけっこやらチャンバラ等が大好きな女の子で、遊んだ後に親代わりがくれたお肉もまた大好きでした。 ある日その子に数人の友達ができました。 瑠璃色の半魚人のタイム。赤紫色の猫娘セージ。えんじ色の髪がよく似合う小人のローズマリー。そして人間の少女、夏目恵(なつめめぐ)あだ名はナツメグ。 Ⅰ Ⅰ Ⅰ Ⅰ Ⅰ Ⅰ Ⅰ Ⅰ Ⅰ Ⅰ その子にとっては、もう忘れてしまったお話です。 登場作品 モノクロ協奏曲 (語り手兼主人公として登場) モノクロ狂想曲 (主人公として登場予定) その他、コラボ作品など、随時募集中です。 頂いたイラスト 鮎先生作 鮎先生のTwitter はもはも先生作 ゆうちゃん先生作 すこふぃ先生作 あかね先生作 ラト先生作 かるポテ先生作 あどそん先生作 ぐれあ先生作 天号先生作 DUPK先生作 よみ先生作 奇桜八重先生作 裂先生作 タマモーシャ先生作 らくちゃ先生作 ぴの先生作 シヴァ絵師先生作 ウトウ先生作 オウマがトキ一周年記念お祝いイラスト! オウマがトキ厨房風景(ドット) いとり先生作 玄音先生作 すす様 るっち先生作 むらサメ先生作(大アルカナ) 【節制】タロットカード【Temperance】 正位置 職業上の成功、業績を上げる、名誉、宝石、生命力 逆位置 短気、頑固、わがまま、贅沢、浪費
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『亀裂』 更新日:2020/08/08 Sat 00 28 17 タグ一覧 目次 「のじゃロリ猫ちゃん!」 愛歩は急いで窓を開けた。 「おう愛歩。オウマがトキに行ってたようじゃな」 のじゃロリ猫は軽く言う。 「のじゃロリ猫ちゃんは、知ってたの?その、オウマがトキが出来た原因とか…」 「本当はわしからお主に伝えようと思っとたんだが、メローナのやつ、柄にもなく焦ったようじゃの」 愛歩はショックを受けた。 「のじゃちゃんは何とも思わないの?親と引き離された子を見て」 「そうじゃの~、何とも思わん訳じゃないが、あいつらはもうどうにも出来んのじゃ、下手に動かすと逆に精神崩壊するぞ」 どうしようもなかったのかと、愛歩は唇を噛んだ。 その様子にのじゃロリ猫は慰めるように囁いた。 「お主にとって大切なのはなんじゃ?大石早生が戻る事か?大石夫妻を悲しませないことじゃないか?」 愛歩はまたもや言葉につまる。暫くしてから漸く認めた。 「うん、メローナにもそう言われた」 愛歩は悔しくて歯噛みする。 「私のした事は、無意味だったのかな」 「それは違うぞ。お主の考えは立派じゃ。わしには親と言う存在はないが、好きなものの為に行動することは称賛に値するぞ」 愛歩は俯いた。もうどうすればいいか分からない。 「のじゃロリ猫ちゃんは…」 気が付いたら勝手に言葉が出ていた。 「どうして私の味方をするの?」 のじゃロリ猫の耳がその言葉にピクリと動いた。 「……どうしてとは?」 「怖いよ…何か理由があるんじゃないの?」 愛歩はのじゃロリ猫の目をまっすぐ見れなかった。 「のじゃロリ猫ちゃん。私のおばあちゃんと友達だったんだよね?」 「お主、どこでそれを……」 のじゃロリ猫は驚いていた。 「答えて!」 「うむ、確かにわしは才花と面識がある」 愛歩は確信に触れた。 「おばあちゃんを…食べたの?」 のじゃロリ猫は目をしばたかせ、薄く笑う。 「なぜそう思うた?」 「ちょっと前、梟の怪物……だもんロリ梟だっけ?に言われたんだ。のじゃちゃんのアナザーが私を食べたがってるのは、のじゃロリ猫ちゃんが私と同じ能力を……鐘明家の能力を持っているからだって」 「うむ…それは……」 「私のような貴重な符号、アナザー達に使われたくなくないから守っていたの?」 愛歩の言葉に、のじゃロリ猫はかける言葉を失った。 「やっぱりそうなんだ」 なんと言おうか考えていたのじゃロリ猫を見て、愛歩は早とちりした。 「ごめん、今日はもう帰って」 「おい愛歩、話をーーー」 のじゃロリ猫の言葉を聞かず、窓とカーテンを締めた。 愛歩は再びベッドに戻り、何をすればいいのか分からなくて、なにも信じられなくなって泣いたのだった。
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えだまめちゃん 概要プロフィール 人物像 容貌・服装 趣味 女児符号女児符号 深々読心(ハート・リード) 加速符号 穿心掘黒(フラッシュバック・パニック) 究極符号 堂廻目眩(ドグラ・マグラ) 各作品での活躍登場作品名 関連人物家族 関連イラスト Twitterアカウント 概要 プロフィール 相棒のヨモギと 「人生とは如何に歴史に名を刻むか、なのですよ」 「夢、罪、功。あなたが満足出来たなら、どのような方法でも良いのです」 愛称 えだまめちゃん 本名 成城 こまり 年齢 11歳? 誕生日 7月7日 身長 153cm 体重 46kg 一人称 わたし 二人称 あなた 好きなもの ずんだ餅 嫌いなもの ルールを破る人 趣味 錬金術 人物像 駆け出しの錬金術師。相棒のヨモギと一緒に勉強をしています。 意外と激情家だと言われます。 種族…?人間ですよ。 容貌・服装 緑色のぱっつん髪を後ろでまとめています。 服装は緑が多めです。 趣味 錬金術が趣味です。釜を使うタイプと陣を描くタイプがありますが、ここでは前者です。 女児符号 女児符号 深々読心(ハート・リード) 最大20mの実態のない錨付きの鎖を誰かの胸に刺し、対象の心を読みます。 素材の声が聞こえるこの力が錬金術をより良いものにしてくれるのです。 加速符号 穿心掘黒(フラッシュバック・パニック) 最大10mの実態のない穿孔機付きの鎖を相手の頭に刺し、相手のトラウマをえぐり出す力です。最低だと思います。 究極符号 堂廻目眩(ドグラ・マグラ) あなたはお母さんの体の中で体験したこと…具体的には見た夢を覚えていますか?覚えていない?分からない?大丈夫。わたしが再現してあげますから、すぐに思い出せますよ。 各作品での活躍 登場作品名 まだないです。裏方も悪くありませんが、表舞台に出てみたいですね。 関連人物 家族 ヨモギ 謎の生き物。多分猫だと思います。 成城 竜吾 お父さん。植物を使った錬金術が得意です。 成城 弓子 お母さん。金属を使った錬金術が得意です。 食堂なるしろ 家族ぐるみで経営している食堂。駅近なので食事時にはまぁまぁ混雑します。 関連イラスト れんきんじゅつし こまり
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ここに作品タイトル等を記入 更新日:2022/07/15 Fri 00 21 56NEW! タグ一覧 セブンスカラー 紫水龍香 魔龍少女 あらすじ 今回のあらすじを担当させていただきます、紫水家に仕えておりますばぁやこと冴子です。 前回は雪花様が孤独と焦りを感じながらも龍香お嬢様を含めた周りの人間に支えられ、見事それらを張り切り姉の仇であるシードゥス、アンタレスに一杯食わせたのですね。 だが、当然シードゥス達がこれで終わるハズもなく…どうなるのでしょう第17話 痛い、痛い。 「✖️✖️。お前は今日から男として生きるんだ。」 痛い。殴らないで。 「男が泣くな!男は涙を人前では見せん!」 痛いよ。やめて。 「飛鳥。こんな女々しいものは捨てろ。男らしくない。」 痛いのが止まらない。もう無理だ。これから先ずっとこうならいっそもう死んーーーーー 「ねぇ。アタシが付き合ってあげるからさ。ちょっとだけまだ、生きてみない?」 君は。誰? 「アタシは」 目を開く。一面に広がる白い見知った天井。黒鳥はベッドの上で目を覚ます。 「…夢、か。」 黒鳥はため息をつくと、身体を起こす。眠気が残る顔を水で洗い、着替えを済ませると部屋を後にしようとドアノブに手をかけ、ふと。机の上にある写真を見つめる。 「…行って来るよ。シロ。」 その写真には仲良さげに手を繋ぐ、黒鳥と白髪の少女の姿が写っていた。 剥き出しの配管やひび割れた壁、見るからに荒れた廊下を老年の男性を筆頭にライフルなどを持って武装した複数人が歩いていた。 「海原さん。ホントにこんなところにいるのでしょうか。」 隊員の一人が老年の男性、海原に尋ねる。 「うむ。情報が確かならあの男が最後に目撃されたのはここだ。」 海原は廊下を歩いて進みながら隊員達に答える。 「“新月”から情報を抜き取り、姿を眩ませた…黒鳥天鳥(くろとり あとり)…。」 「その天鳥が抜き出した情報と言うのはそんなに重要なものなんですか?」 その隊員の質問に海原の目が険しくなる。 「奴が抜き取ったのは“新月”内でもトップシークレットに危険な情報…雪花亜美のとある研究内容だ。」 雪花亜美……“新月”の技術の大半を開発し、実用化させた若き天才。妹である雪花藍が使用している“デイブレイク”など彼女の技術はロストテクノロジーに片足を突っ込んでいるレベルで高度だ。 そんな彼女の研究内容ともなればその重要性は計り知れない。 「その中でもとびきりの情報…魂の定着、取り出しに関する技術を奴は盗んでいきおった。」 「魂の…取り出し?」 「最早半分オカルトだよ。一度亜美君に仕組みを聞いたがこれっぽっちも理解出来んかった。」 海原はドアを開ける。 「だが、仕組みは分からんが何が出来るのかは分かる。魂を肉体から抜き取り、他の物に定着させる。不思議に思わないか?シードゥスに何故現代兵器が通用しないのか、何故同じシードゥスを介していない“デイブレイク”の攻撃は通用するのか。」 海原は呆気に取られる隊員達に言う。 「やつらは“魂の皮膜”を張っている。彼らの身体から放出される謎のエネルギー…そして、それを破れるのは同じ“魂の皮膜”を纏った攻撃のみ。」 「し、しかしその“魂の皮膜”とやらはシードゥスにしか発現しないのでは?」 隊員の一人の言葉に海原はカッカッカッと快活そうに笑うと隊員の胸をトンと叩く。 「何を言っている。あるじゃないか。ワシら人間にも。魂が。」 「…!なら、まさか“デイブレイク”には…」 「あぁ。君が思っている通りだ。“デイブレイク”には現装着者の雪花藍の姉、雪花亜美の魂が宿っている。だから攻撃が通用するのだ。」 海原の言葉に隊員達はざわつく。 「まさか、彼女は生きて…」 「いや、雪花亜美は死んでいる。そもそも魂を完全に定着させるのは彼女の頭脳を持ってしてもなしえなかった。まぁもしまだ生きていたならあるいは出来たかもしれんが。だからこそ彼女は死の間際に妹に託したのだろうが。」 海原達は物々しい鉄扉の前に立つ。そして、一瞬時間を置いた後、その重い鉄扉を開ける。開けた先には天井から垂れたチューブがそこかしこに拡がる何とも不気味な空間、そしてその中央に黒い一機の人型の人形のようなモノが鎮座していた。 その人形を見て、海原は懐かしそうな顔をして言った。 「……久しぶりだな。ようやく見つけたぞ、天鳥。」 氷で出来た結晶があちらこちらに並ぶある種幻想的な洞窟内に三体の怪物が歩を進めていた。 シードゥスのボス、プロウフを先頭に後ろをアルレシャ、ルクバトが続く。 「着きましたね。」 そう言ってプロウフは歩を止め、だだっ広い空間の中央にある氷の玉を見上げる。 「…ホントに目覚めさせるのか?」 「しょうがないだろう。スピカも倒れた今、こっちには戦力が必要なんだ。」 今から仲間を復活させると言うのに渋い顔をするルクバトにアルレシャは諭すように言う。 レグルス、その実力はツォディア内でも上位に位置し、その忠誠心からプロウフが信頼を置いていたシードゥスの一人。だが、前の他戦いにてアルテバラン亡き後にその忠誠心が仇となり、無理な強襲を仕掛けて壊滅させたもののツォディアの半数と多くのシードゥスを失った責任でプロウフに封印された。 「アルレシャ、お前が言ったんだからお前が面倒を見ろよ。俺は関与しないからな。」 「わーってるよ。プロウフ、早く始めてくれ。」 「分かりました。」 プロウフはそう言うと手を翳し、力を込める。するとパキィンという音と共に氷が砕け、氷片が雪の如く舞い散る。 そしてその中から一体の怪物が解放され、プロウフの前に跪く。 そんな怪物、レグルスを見下ろしながらプロウフは尋ねる。 「頭は充分冷えましたか?レグルス。」 「ハッ!私が至らぬあまりプロウフ様にご不快な思いをさせてしまったこと、償え切れぬものではありませんが十二分に反省しました!」 「今回は封印という処置を取りましたが…次はありませんよ。」 「ハッ!肝に銘じます!」 「…相変わらず気持ち悪ィなアイツの忠誠心。」 プロウフの前に傅き、忠誠の意を示すレグルスを見てアルレシャはぼやきながら近づいて肩に手を置く。 「レグルス。もう勝手な真似はすんな」 「触るな汚れる。」 置いた瞬間パチンと腕を弾かれる。 「あ?」 「お?」 二人は睨み合いながら一瞬で一触即発の状態になる。 「テメェ……久しぶりに出てきたくせに随分なご挨拶じゃねぇか。」 「私に触れていいのはプロウフ様だけだ。何やら随分とイメチェンしてるみたいだが私に勝てると思うなよ。」 「上等だテメェ表出ろや。」 「はいはい。そこまでにしなさい。」 バチバチと火花を散らす二人をプロウフが諫める。これではどっちが保護者なのか分からないな、とルクバトが二人を眺めながら思っていると。 「「テメェ今失礼なこと考えただろ。」」 二人が揃ってルクバトに言う。 …やっぱりこの二人仲が良いのでは?ルクバトは二人に睨まれながらそう感じた。 「むむ…むむ……」 「どうしたの雪花ちゃん?」 ミーティングルームで何か広告のようなものを見ながら唸る雪花に龍香が声をかける。 気になった龍香が雪花が見ているものに目を落とすと、そこには色とりどりの果物を使ったスイーツの写真が並んでいた。 「今丁度期間限定のスイーツフェアをこの喫茶店でやってるんだけど…ただ、ここに行ったら間違いなく今月のお小遣いが無くなる…」 どうやら雪花はこのスイーツフェアに行きたいようだが、懐事情を考えると行きあぐねると言った様子だ。 「え?そんなに高いの?」 気になった龍香がその広告に目を落とす。その値段を見て、龍香はキョトンとした顔をする。 「え?そんなに高くなくない?」 「は?お前だってこれ」 突然価値観の違う素っ頓狂なことを言う龍香に抗議の声を言いかけて雪花は思い出す。 「…そういやアンタ、普通にばあやとかいるような良いとこの出だったわね…。」 「?」 不思議そうな顔をする龍香を何処か複雑そうな目で雪花が見つめていると。 「あら、ユッキーとリコピン。何を見てるの?」 「あ、風見さん。」 ミーティングルームに入ってきた“新月”のメンバー風見が二人に尋ねる。 風見は雪花が見ている広告を見ると。 「あら、これ町外れの喫茶店じゃない。何?二人で食べに行くの?」 そう言うと風見はポケットからチケットを取り出す。 「それは?」 「福引で当たった一時間食べ放題半額券よ。マイマイかヤマピー誘おうかと思ったんだけど、二人で行くならあげようか?」 「ホント!?」 初めて見る目を輝かせた雪花に龍香は少しビックリするが、風見はどうやら慣れた様子で。 「うんうん。沢山食べてきなさい。」 「ありがと!風見!」 雪花は嬉しそうにそれを受け取る。そして雪花はそのまま龍香の方を振り返る。 「さぁ龍香!早速行くわよ!」 「え、今から!?」 「あ、それ四人までだからせっかくだしハーちんとクロクロも誘えば?」 風見が赤羽と黒鳥を誘うことを提案すると、雪花は少し嫌そうな顔をして。 「えー、黒鳥はまだしも、アイツとっつきにくいのよね。なんか常にしかめっ面だし絶対誘っても断ってくるわよ。」 (……正直初めにあった頃の雪花ちゃんに似てるよね赤羽さん。) (あぁ。今言ったことまんま会ったばかりの雪花だもんな。) 「なんか言った?」 「い、いや。何も?でも誘うくらいはした方が…」 龍香がそう言うが、雪花はハッと鼻で笑うと。 「絶対断るって。頭でっかちで頑固そうだし常に怒りっぽいし面倒臭いじゃないあの人。」 雪花はべらべらと悪口を言い連ねるが、何かに気づいた龍香は顔を青ざめさせると恐る恐る雪花に言う。 「そ、その。雪花ちゃん。そこまでにしといた方が。」 「え?だって龍香も思うでしょ?絶対人付き合い苦手よあの人。」 「へぇ。悪かったわね。人付き合い苦手な面倒臭い頭でっかちで。」 その声にビックリした雪花が振り返るより早く、いつの間にか背後に立っていた赤羽は雪花のこめかみに拳を当てるとグリグリとめり込ませる。 「いだだだだだだだだだだだ!!?黒鳥!黒鳥ィー!」 悲鳴をあげながら雪花が助けを求めると。 「なんだどうした?」 騒ぎを聞きつけたのか黒鳥が部屋に入ってくる。そして雪花のこめかみに拳をグリグリする赤羽、呆れ顔の風見を見ると。 「…雪花、赤羽に何言ったんだ?」 「何で察してんのよいだだだだだ!」 悲鳴をあげる雪花をほっといて黒鳥は龍香に尋ねる。 「何があったんだ?」 「いや、そのこのスイーツ一時間食べ放題に赤羽さんと黒鳥さんを誘おうか、みたいな話をしてて。」 「スイーツ!?あの、町外れの!?」 “スイーツ”という言葉に反応したのか大きな声を出す黒鳥。珍しい彼の行動に全員が固まる。そのことに気づいた黒鳥はコホンと咳払いをすると。 「む、失礼。はしたないところを見せたな。」 《いやいやいやいやこっから取り繕える訳ねーだろ。》 流そうとする黒鳥にカノープスがツッコミを入れる。 「黒鳥さん。スイーツ好きなんですね。」 「スイーツ好きなんて、あなたも結構“女々しい”とこあるのね。」 「ッ」 赤羽の言葉に黒鳥が一瞬、複雑そうな顔をする。 「コラコラ。男だってお菓子が好きでもいいじゃない。」 「っ、とにかく。早くスイーツ食べに行きましょ!んで、結局二人は来るの?」 宥める風見に雪花が早く行こうと催促する。 「あ、ああ。行かせて貰う。」 「私はやめとくわ。なんせ、頭でっかちの面倒くさい女が一緒じゃ楽しめなあでしょうし。」 「悪かったわよ!悪口言ったのは謝るわ!」 「んもう。根に持たないの。四人とも、車出してあげるから乗りなさい。」 風見が四人を乗せて町外れの喫茶店に案内しようとすると、龍香がおずおずの申し訳なさそうに手を上げる。 「あ、あの〜ごめんなさい。せっかくのお誘いなんですけど私、遠慮させて貰います…。」 「え」 申し訳なさそうに辞退を表明する龍香に雪花が詰め寄る。 「な、何でよ!アンタ一番来そうなのに…!」 「…いや、別に皆が嫌いとかそう言うのじゃなくて、個人的な問題と言うか……」 モジモジとして何故か辞退の理由を口籠る話そうとしない龍香に代わってカノープスが。 《あぁ。それがな。毎晩夜食してたのが祟って増量して今龍香は》 「わあああああああああ!!」 《もが》 余計なことを言おうとしたカノープスを頭から素早く取って握りしめて黙らせると、龍香は取り繕うように笑って。 「あ、あはは!お、おかしなことを言うな〜カノープスも!わ、私!実は甘いものがそんなに得意じゃないから!行ってもあんまり元が取れないかな〜って思って!」 「……ま、その。がんば☆リコピン」 「また今度、行こうな…。」 必死に言い訳をする龍香を全員が少し生温かい目で見守るのだった。 「あれー?あれあれー?」 「…何探してんの?」 キョロキョロと辺りを見回し、時には机の下やタンスを開けたりするカストルを見ていたアンタレスが声をかける。 「いやーボク、プロウフからプロキオンの面倒を見るように頼まれたんだけどさぁ、いなくなっちゃって。」 「あぁ、あのガキ?」 カストルが探し人の名前を言うと、アンタレスは面倒くさそうに言う。 「まぁまぁ、プロウフのお気に入りだからさぁ。それにあの子結構愛されてるよ?アルレシャとかルクバトが結構可愛がってるの見るし。」 「随分と丸くなったもんね全く…。」 「もしかしたら、外出ちゃったかなぁ。なんか、色んな広告とか新聞見てたし。」 カストルは拾い上げた紙切れを放り捨てて、パンパンと手を叩く。するとヌッと大柄な鯨のような外見をした怪物が姿を現す。 「お呼びになりましたかぁ?」 妙に間延びした声でカストルに呼ばれた怪物が尋ねる。 「メンカル。呼び出して悪いけど、お目付を頼んでたプロキオンがいなくなっちゃったから探しに行くよ。」 「はい〜。」 そう言うと二人は扉を開けて、館を後にする。アンタレスはそんな二人を見ながら呆れたようにため息をつく。 「ツォディアもガキのお守りをする時代、か。」 「もう!もう!カノープス!何で皆の前で言っちゃうのな〜!」 ぷりぷりと怒りながら龍香は今はいないカノープスに文句を言う。それが発覚したのは昨夜のことだった。 昨夜風呂上がりにアイスを食べていた時だった。たまたま帰っていた龍賢は龍香の様子を見て。 「龍香、丸くなったか?」 「……え。」 恐らく龍賢は特に気にしてはおらず、なんとなくで言ったのだろうがその言葉に龍香は固まる。 「り、龍賢ぼっちゃま…!」 そのことに気づいた冴子が龍賢に声をかける。だが龍賢は。 「良いじゃないか。この時期は丸いくらいが将来良く成長すると母が言っていたのだが…」 「そういう問題ではありません!いいですかおぼっちゃま。そもそも…」 龍賢はそう言うが、冴子はデリカシーがないと龍賢を説教し始める。 龍香はすぐに洗面所に向かい、置いてある体重計に乗る。 緊張の瞬間。体重計が示した数値に龍香は目を見開く。 《あー、…その、全然気にする必要はねぇって…》 カノープスがショックを受けた龍香にそう声をかけると。 「そ、そうだ!カノープス着けてるからだよ!全くもう!カノープスったら〜!」 《いや、絶対そんな変わんない…》 そう言うと龍香はカノープスを外すともう一回チャレンジする。 だが、その程度のことで劇的な変化が起こるはずもなく。龍香の悲鳴だけが響いた。 なんてことが昨夜あり、龍香はちょっとピリピリしていたのだ。そこにカノープスが失言をしたものだから龍香はカノープスを投げ捨てると“新月”基地から走り出してしまった。 龍香がカノープスにブツクサ文句を言いながら道を歩いていると。 「う、うぅ…。」 道端に倒れ伏している女の子がいた。その子は帽子を被り、ぶかぶかのジャケットを羽織った何処かバックパッカーのような服装をしていた。 「だ、大丈夫!?」 「うぅん…」 龍香は慌ててその少女に駆け寄る。少女は外傷こそはないものの、苦しそうな顔をしている。 もしかして何か病気か…?と龍香が携帯で救急車を呼ぼうか少し迷った瞬間。 ぐぅぅぅぅぅ……と腹の底から響くような音が少女から聞こえる。 「……え?」 「お、お腹空いた…」 少女は死にそうな声でそう呟いた。 「はぐっ!ふぐっ!もぐっ!うぐうぐ!」 「お、落ち着いて食べて?喉に詰まっちゃうよ?」 公園まで倒れていた彼女を運んだ龍香は近くのコンビニで今持っている手持ちのお金で出来る限りパンを購入した後、彼女にそれらを渡すと恐ろしい勢いで彼女は食べ始める。バクバクと勢いよく食べる様はまるで獣のようだ。 そしてしばらくすると彼女はウッと声を上げ、苦しそうに呻いて顔を青ざめさせる。 「あぁもう言わんこっちゃない!」 龍香がお茶を渡すと彼女は一気にそれを飲み込んで、ドンドンと胸を叩いて飲み込むと、フゥと一息をつく。 「ふぅ、助かった!ありがと!ホントに死ぬかと思った!この恩は一生忘れないよ!」 「それはよかったけど…何であそこで倒れてたの?」 龍香が尋ねると、彼女は遠くを見つめると。 「実は…ケーキ屋に行こうと思ったんだけど、お金を持ってくるのを忘れて…」 「一旦取りに帰れば良かったんじゃ?」 「こっそり抜け出して来たから…怒られる。」 「な、成る程。」 彼女は何処か恥ずかしそうに答える。そして彼女は切り替えるように龍香に尋ねる。 「それにしてもありがとう恩人!その、名前を教えてくれ!」 「えっと…龍香だよ。」 「りゅーか……龍香だな!ありがとう!この恩は忘れないよ!私の名前は…プロ…」 そこまで言いかけて少女はバッと口を押さえる。 「プロ…?」 龍香が不思議そうに見つめる中、少女は上を見たりと目をギョロギョロ動かせて何か考える素振りを見せた後、何かを思いついたようで。 「な、なんでもないよ!そ、でね!私の名前はプローク・シオンだよ!」 「へー、シオンちゃんって言うんだ。外国の人?」 「う、うん。」 赤い瞳と帽子から赤茶色の髪を見て、龍香がへー、興味深そうに見ていると、シオンは慌てたように立ち上がって。 「龍香!この恩は絶対今度会った時に倍にして返すから!そ、それじゃまたね!」 「あ、ちょっと待って……行っちゃった。」 嵐のような子だったなー、と龍香が走り去るシオンを見ていると、ピリリリと携帯に着信が入る。 「?着信?」 龍香が携帯を操作して、通話に出る。そこから告げられた一言で驚きのあまり龍香の目が見開かれる。 「えっ、シードゥスが出た!?」 「爆弾セット完了しました。」 「黒鳥天鳥が抜き出したと思われるデータも削除完了しております。」 「うむ。ご苦労。この技術は最早我らの手に負えん禁忌の技術。葬り去るしかあるまいて。」 中心に黒い人型のロボットが鎮座する空間に隊員達が手際よく情報抹消のための準備を進めていく。 準備完了した合図を受けた海原は部下なら起爆装置のスイッチを受け取ると、チラッと部屋の片隅にあるベッドに横たわる一つの遺体に目をやる。天鳥は外傷一つなく、祈るように両手を握って、眠るように死んでいた。 「天鳥……妻と息子を失ったお前がどれだけの苦しみを味わったかは知らん…だがそのために娘を差し出してまでこの禁忌の情報を得て、お前は何がしたかったんだ…?」 海原が遺体の天鳥に問うが、当然返事が返ってくることはない。何故なら彼はもう既に死んでいる。死体が返事をするハズがないのだ。 そう、結局の所これは海原の感傷から出た独り言。答える者などいない。“そのハズ”だった。 《強者になるためだ。》 何処からともなく男性の声が聞こえる。その声に隊員達はどよめき、海原はこの見知っていた男の声だと言うことに気がつく。 「なっ、この声はどこから…」 全員が辺りを見回し、声の発生源を探していると。ギョロリと部屋の中央に鎮座していた人形の瞳が輝き、動いたかに見えた。 次の瞬間人形はガラスケースの扉を叩き壊すと、海原を突き飛ばす。不意の事に面食らった海原の身体は宙を待って地面に叩きつけられる。 隊員達が狼狽えながらも銃を構えるが、人形はそれよりも早く腕に付いている亀の甲羅のような手甲から刃を展開させると、それを一振りする。 するとポロポロと銃口が切断され、発射不可能となったライフルの部品が床に落ちる。 「そ、その声は…あ、天鳥なのか…?」 思い切り地面に叩きつけられた衝撃に悶えながらも海原が黒い人形に尋ねる。 人形はちらと海原を一瞥すると、その場に転がっているスイッチを拾い上げて言う。 『そうだ。俺は今度こそ強者となって再びこの世に舞い戻ったのだ。』 そう言うと人形、天鳥はスイッチを押し込む。起爆装置が爆発までのカウントダウンを知らせる中、天鳥はポイとスイッチを投げ捨てその場を後にする。 天鳥はその去り際に独り言のように呟いた。 『……飛鳥。』 「お、ようやく見えてきたわね。」 龍香が諸事情で抜けたため、風見の運転で雪花、黒鳥、赤羽を乗せた車は町外れの喫茶店へと向かっていた。 「雪花的にはどれが食べたい?」 「ん〜やっぱこの旬の桃を使ったタルトね。これは外せないわ。赤羽は?」 「和風の奴ないの?」 後ろの席でワイワイと皆が楽しそうにしているのを見て風見がフッと笑ったのも束の間。 目的地が何やら騒がしいことに気づく。しかも満員御礼と言った様子ではなく、周りの人間の慌てぶりからどうやら何かトラブルがあったようだ。 「何かしら?」 風見が何事かと車を一旦止めて、店の方を注視するとその騒ぎの中心に異形の怪物が二体見えた。 「シードゥス!?」 「え!?」 風見の声に三人は一斉に外を見る。風見の言う通り、そこには半身を所々繋ぎ合わせたようなグロテスクな外見の怪物と、ブヨブヨと醜く太った鯨のような怪物がいた。 「だーっ!?なんだってこんな時に、しかもこの場所に出るのよ!?」 せっかく楽しみにしていた喫茶店でシードゥスがトラブルを起こしたことに雪花は怒りを隠せないようで、すぐに“デイブレイク”に指を這わせる。 「とにかく、今は戦うしかない、風見さん。俺達が行きますので、龍香ちゃんに連絡を!」 「分かったわ。気をつけなさい!」 「クソシードゥスが、ブった斬ってやるわ。」 黒鳥が風見に龍香を呼ぶように頼み、赤羽は血気盛んに外へと飛び出す。 そしてそれと同時に変身し、武装を身に纏った三人はパニックになって蜘蛛の子散らすように逃げる人々を飛び越えて、怪物達の前に立つ。 「そこまでよシードゥス!」 「お、もう来ちゃった?」 雪花が“マタンII”を構えて、その切先をシードゥスに向ける。だが、突きつけられたツギハギのシードゥスは両手を上げておどけて見せる。 「ふふっ、君達が“新月”かァ。話はかねがね聞いてるよ?それにしても若くて可愛い子ばっかだねぇ。ふふっ。」 「なんでここにきたのか知らないけど、会った以上ブった斬らせて貰うわ。」 「おぉ、血気盛んだね〜!いいね〜!嫌いじゃないヨォ。」 赤羽が殺気を放つが、目の前のシードゥスはおちゃらけた様子のままだ。 「シッ!」 次の瞬間、雪花と赤羽は同時にツギハギのシードゥスに仕掛ける。雪花と赤羽の斬撃が左右から襲い掛かる。だがその刃が届く前に、隣にいた鯨のシードゥス前に立ちはだかる。 「ッ!仲間が盾に!」 「関係ないっ!」 二人の斬撃が目の前の鯨のシードゥスに炸裂する。そしてその一撃が目の前の怪物の命を……終わらせることはなかった。 「!?」 てゅるん、と二人の刃はこの怪物を滑るだけで傷を一切与えられていなかったからだ。 「な、に?」 「か〜ゆ〜い〜」 「はははははは!面白いだろうメンカルの身体は!」 ツギハギのシードゥスが笑う。見ればメンカル、と呼ばれたシードゥスの体表はヌメヌメとした油が分泌されており、どうやらこの油が斬撃を滑らせ攻撃を無力化したようだ。 「このっ!」 雪花が躍起になって、何回も“マタンII”を振るうが全ての攻撃がダメージを与えることはなく、滑るだけだ。 「なら!」 赤羽が一旦距離を取って太腿のホルダーから針型の徹甲弾“椿”を抜き取ると、メンカルに向けて投げ飛ばす。だがその攻撃はメンカルが猛烈な勢いで腕を振るったことにより放たれた油の散弾が全てを撃ち落とし、メンカルに届くことはなく途中で爆発する。 「!この技、あの魚野郎の…!」 「お、アルレシャを覚えてるんだ。そうだよ。コイツはアルレシャの一番弟子って奴さ。」 まぁ、あっちは水分だけどね。とツギハギのシードゥスが言う。 「だが、迎撃したと言うことは!その攻撃は有効打になると見た!」 黒鳥は両腕に蜘蛛を模したような手甲を装着すると、そこから粘性の糸を噴出させる。 そしてその糸は瞬く間にメンカルに絡みつく。動きを制限し、その隙に攻撃を当てようという算段だ。 だが絡み付いた糸はメンカルの全身の油によって粘着することなく、するすると地面に落ちて無力化されてしまう。 「ッ、なら!」 黒鳥は今度は背中きら黒翼を拡げると飛び立ち、翼から黒い羽根を飛ばす。勿論放たれた羽根はメンカルの油の膜に阻まれ、その身体を傷つけることはない。だが、顔を中心に攻撃することで、その視界を塞ぐことは出来る。 「み〜えな〜」 「今だ!」 これを好機と見たか、赤羽と雪花はそれぞれ徹甲弾を取り出すとメンカルに投擲する。 音もなく放たれるこの攻撃には視界が塞がれたメンカルでは防ぎようがない。 「これで終わりよ!」 二人が直撃を確信した次の瞬間。横から飛んできた円盤状の物体がそれらを叩き落とす。 「なっ!?」 「ッ!下よ黒鳥!」 「え」 赤羽の叫びで黒鳥は間一髪下から襲いかかってくる円盤の存在に気づく。 「くっ」 ギリギリ仰反るようにしてその攻撃を回避するが、黒鳥の胸元の衣服が切り裂かれる。 「お〜か〜え〜し〜!」 「何……きゃっ!?」 さらには目隠しの羽根を全て流し終えたメンカルが頭頂部の穴から猛烈な勢いで油を発射する。それは黒鳥を捉えて地面へと叩き落とす。 「おやおや?ボクを忘れてないかい?」 円盤を投げた張本人であるツギハギのシードゥスが可笑しそうに三人に言う。 「お前ッ!」 雪花と赤羽がそのシードゥスに飛びかかる。同じように二方向からの同時攻撃。だが、そのシードゥスはその二人の攻撃をゆらりと簡単にかわすとお返しと言わんばかりに雪花に肘打ち、赤羽に膝蹴りを叩き込む。 「がっ!?」 「ぐぅふ!?」 手痛い仕返しに二人は慌てて距離を取る。そんな二人を眺めつつ円盤を掌でクルクル回しながら。 「自己紹介がまだだったねぇ。ボクの名はカストル。アルレシャの同じツォディアの一人さ。」 そう言うとカストルは雪花達に円盤状の武器を投げつける。 「喰らうか!」 雪花は横へと跳んで、その一撃を回避すると反撃の為に距離を詰める。メンカルと違ってカストルには油のような防護膜はない。そして雪花が“マタンII”を振り上げた瞬間。 「ッ!」 何かに気づいた赤羽が横から雪花を蹴り飛ばす。不意の一撃に雪花は対応出来ず、ズサァと地面に倒れる。 「へぶっ!?、って、何すんのよこの…」 雪花が文句を言おうとした瞬間、さっきまで雪花が立っていた場所をカストルの円盤が通り過ぎる。 「あの武器、紐のようなものがついてるわ。ただ投げるだけの道具じゃなさそう。」 「おっ、気づいちゃった?ま、でも流石にボクも“サダルメルクの瞳”を誤魔化せるとは思っちゃあいないからね。」 どうやらカストルが操る円盤状の武器には紐がついており、ヨーヨーのように器用に投げつけた後も操作出来るらしい。 「それにしても、カノープスはいないのかい?彼がいたらもっと楽しくなりそうなんだけど。」 「あいつなら今ダイエット中だよ!」 そう叫ぶと雪花は腰から取り出した銃をカストルに向けて発砲する。 「ダイエット?ふふっ、面白い冗談だね。いいよ気に入ったよ君。」 だが、放たれた弾丸をカストルは涼しい顔をしてかわす。 「マジなんだけどね…!」 雪花は一旦銃を牽制するようにカストルに放って動きを制限すると、メンカルの攻撃で撃ち落とされた黒鳥の元まで下がる。 「黒鳥大丈夫!?言っとくけどここで倒れられたらめっちゃ困るんだから!」 「あ、あぁ…何とか、大丈夫だ…。」 頭を押さえながら黒鳥がフラフラと立ち上がる。どうやら軽い脳震盪を起こしているようで、足元が覚束ない様子だ。 「おいおい、大丈夫な…の…?」 黒鳥の方を振り返った雪花が固まる。その視線は黒鳥の胸に向いている。 「どうし…た?」 「あ、あんた……“女”だったの!?」 「ッ!?」 雪花の視線が釘付けになっていたのは。先程のカストルの攻撃で切り裂かれた衣服よりとても男性のものとは思えない円弧を描く乳房が露わになっていたからだ。 「み、見るな!!わ、私は?俺は、男だ!男…なんだ!」 「は、はぁ!?いや、どう見てもそれは女…?」 「違う!違う違う違う!」 “女”。その一言に黒鳥は酷く動揺し、顔が青ざめ、若干半狂乱になりつつある。赤羽も黒鳥が女という事に少し驚くが、今はそれどころではない。 「あんたが男だろうが女だろうが知ったこっちゃないけど!今は…!」 赤羽が一瞬気を取られた瞬間、メンカルが赤羽に対して襲いかかる。メンカルの巨体から繰り出される猛烈な体当たりに、赤羽はギリギリ刀を盾にするが衝撃は殺せず、大きく吹っ飛ばされる。 「赤羽!?」 「ふふっ、女であることを隠すなんて、何か“トラウマ”でもあるのかい?」 「ッ!?」 いつの間にか距離を詰めていたカストルが武器を振るう。雪花はその一撃を“マタンII”で受け止める。 「クッソ!今アンタなんかに構っている暇ないのに!」 「つれない事言わないでヨォ。その子から面白そうな闇を感じるのサ。ドロドロして、最高に最低な闇を!」 「こんの悪趣味野郎が!」 “マタンII”を振るって斬り払うと銃をカストルに発砲する。カストルは身体をイナバウアーのように倒して回避すると、お返しにと逆立ちするように足を上げ、雪花の銃を蹴り上げて弾き飛ばす。 「くっ」 「まずは1人!」 カストルが拳を振り上げた瞬間。横から黒い影がカストルに襲いかかる。 「!」 咄嗟のことだったがカストルはギリギリ腕をクロスさせて影の攻撃を防ぐ。しかしどうやら体勢不利だったらしく倒れながらも直ぐ様立ち上がってバク転しながら後退する。 「新手か!?」 黒い影が黒鳥と雪花の前に降り立つ。そこにいたのは黒い、のっぺりした曲線が大きく多様された装甲を持つ機械の人形だった。 機械の人形はギョロリと黒鳥を見る。その瞳を見た黒鳥はゾクっと背筋が凍るような思いをする。 忘れていた瞳。忘れたい瞳。その瞳は忌々しい記憶を呼び覚ます。暴力、冷遇、強制。 震えが止まらない。気のせいだと思い込もうとしているとその人形が喋り始める。 『飛鳥……なんだ、そのザマは。』 「!」 人形の声を聞いた黒鳥がさらに震え始める。今までに見たこともないあまりの怯えぶりに雪花は不審がる。 「く、黒鳥大丈夫?って言うかアンタ何よ!」 雪花が黒鳥の前に立つと“マタンII”を人形に突きつける。 『……勇敢な子だな。それなのに、お前はなんたるザマだ。』 人形は何処か呆れたようなそんな佇まいで黒鳥を見つめる。 『それでも私の子か?』 その言葉に雪花は目を見開く。 「え、そ、それって」 雪花は思わず声を上げる。この人形の言うことが本当なら、今ここにいる人形が。 “黒鳥の親”ということなのだから。 To be continued… 関連作品 セブンスカラー