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バークレイズ・ピーエルシー 本店:英国 ロンドン市 E14 5HP チャーチル・プレイス 1 【商号履歴】 バークレイズ・ピーエルシー 【沿革】 バークレイズ・グループの起源は、17世紀にまで遡ることができるが、最初の企業体であるバークレイ・アンド・カンパニー・リミテッドは、銀行組合であるバークレイ・ベヴァン・トリットン・ランサム・ブヴァリー・アンド・カンパニーが英国の20の私立銀行と合併した1896年に、有限責任会社として設立された。1917年には、バークレイズ・バンクという名称が採用されている。英国における銀行業務は、1968年にマーティンズ・バンク・リミテッドを買収し、その活動をバークレイズ・バンクの活動と統合させることにより拡張された。そして1982年、同社は公開株式会社として再登記された。 バークレイズ・バンクは、英国と関係の存する諸国の銀行の出資持分を取得することによりその事業を海外に拡張した。1925年にこれらの海外事業活動は単一の会社に統合され、それに引き続いてバークレイズ・バンクD.C.Oという名称を付された。バークレイズ・バンクは1971年まで、その過半数を占める株主であったが、同年、少数株式を取得して同社を完全子会社とし、名称をバークレイズ・バンク・インターナショナル・リミテッド(以下「BBI」という。)に変更した。 1985年1月1日、英国の1984年バークレイズ・バンク法の条項の下で、バークレイズ・バンクは、バークレイズ・ピーエルシーと改称され、BBIの株式保有を除く全ての事業活動は、BBIに移転され、BBIは、バークレイズ・バンク・ピーエルシーと改称された。このようにして、バークレイズ・バンク・ピーエルシーは、当グループの主要な事業会社となり、英国及び海外における事業活動に責任を有している。バークレイズは、多くの海外諸国において事業活動を営んでいる。 (2) 日本における当社の沿革 バークレイズ・グループは、1969年3月東京に駐在員事務所を設置した。同事務所は1972年11月に、支店に格上げされ、現在同支店は通貨及び金利リスク・マネージメント等のキャピタル・マーケット商品、マネー・マーケット業務及び対企業金融を中心とする包括的な銀行業務を提供している。 1984年5月の外国銀行の信託銀行業務への参入規制撤廃の発表後、バークレイズは、現在バークレイズ・グローバル・インベスターズ信託銀行株式会社(Barclays Global Investors Japan Trust Banking Co., Ltd.)として登記されているバークレイズ・ピーエルシーの完全子会社に対する信託銀行免許(日本の信託銀行により営まれる業務と類似する。)を大蔵省に申請し、免許を取得した。この会社は、1996年4月1日正式に設立された。この会社は、受託者としての資格において、国内及び国際的な投資運用業務を提供している。 1985年中には、バークレイズ・デズート・ウエッド(BZW)の前身であるデズート・アンド・ベヴァン及びバークレイズ・マーチャント・バンク・リミテッドが、外国証券業者に関する法律の下で、日本に駐在員事務所を設立するための認可を取得した。BZW証券会社は1987年に「支店」の地位を付与され、また大阪駐在員事務所(1990年に開設)は1991年に同様の地位を獲得した。 1993年1月、バークレイズ・サービセス・ジャパン・リミテッドは、日本における当グループに対して、情報技術並びに人事及び一般管理サービスを提供する業務を開始した。 バークレイズによるウェルズ・ファーゴ・ニッコー・インベストメント・アドバイザーズの買収後、1996年1月から、当グループは、日本において日興證券株式会社と共に、国内の年金基金スポンサー向けの定量的投資運用手法を専門とするバークレイズ日興グローバル・インベスターズ株式会社という名称の合弁会社を設立した。バークレイズは2003年9月30日に、同合弁会社に対してパートナー会社が有する持分のすべてを取得し、この会社はその後、バークレイズ・グローバル・インベスターズ株式会社へと商号変更された。 1997年、バークレイズ・グループは、これまでBZW(当グループの投資銀行部門)の一部であった、国際的な株式業務、株式資本市場業務及びM&A助言業務の売却又は閉鎖を行うことを発表した。日本では、この決定により、1997年に株式業務が廃止された。 残りの投資銀行業務活動(債券売買取引、デリバティブの売買取引、先物、負債性資本市場及び仕組商品)に変更はなく、(ケイマン諸島法人)バークレイズ・キャピタル証券会社東京支店という新名称の下で再構成されている。バークレイズ・キャピタル証券会社東京支店は、東京証券取引所(当初1990年11月承認)、大阪証券取引所(当初1990年6月承認)及び東京国際金融先物取引所(当初1991年2月承認)の会員資格を引き継いでいる。 1998年3月31日、バークレイズは投資信託の委託会社の免許を受け、これにより日本において投資信託業務を行えるようになった。この会社の名称はバークレイズ投信株式会社であった。2004年4月に、バークレイズ・グローバル・インベスターズ株式会社とバークレイズ投信株式会社は合併し、現在はバークレイズ・グローバル・インベスターズ株式会社(バークレイズ・ピーエルシーの間接的100%子会社)となっている。 1998年3月31日、バークレイズ・キャピタル証券会社の大阪支店は閉鎖され、その業務は東京支店に移された。バークレイズ・キャピタル証券会社東京支店は引き続き大阪証券取引所の正会員である。 1999年10月、バークレイズ・キャピタル証券会社東京支店は、株式業務及びエクイティ・デリバティブ業務を再開し、2000年10月以降これを日本国内の顧客にも拡大した。 2000年12月21日、バークレイズ・キャピタル証券会社東京支店は、バークレイズ・バンク・ピーエルシーの(間接的)100%子会社となった。バークレイズ・キャピタル証券会社東京支店は2006年4月末に、その事業の全てを、日本で設立された「バークレイズ・キャピタル証券株式会社」という新設会社に移転し、同社は2006年5月1日付けで同商号の下で事業を開始した。バークレイズ・キャピタル証券株式会社は、バークレイズ・バンク・ピーエルシーの間接的100%子会社である。
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概説 超心理学の研究対象 超心理学の起源 超心理学の成立と発展 超心理学の現状 超常現象の「とらえにくさ」と実験結果に関わる要因 哲学的展望 概説 超心理学(parapsychology)は、「超能力」のようなこれまで知られている科学法則では説明のつかないような人間が発揮する能力や、心と物あるいは心同士の相互作用研究対象とすると学問だとされる。超心理現象という用語は、いわゆる「超能力」を指すが、個人が発揮する能力という先入観を避ける意味合いで、学術的に使用される。 超心理学の研究対象 超心理学の典型的な研究対象はPSI(サイ現象)とサバイバルに大別され、前者にはESP (Extrasensory Perception、超感覚的知覚) 、PK(psychokinesis、念力)を含む。さらに、ESPには、テレパシー、予知、透視などが含まれ、PKには、肉眼で観察できないレベルの念力現象であるミクロPKと肉眼で直接的に観察できる念力現象であるマクロPKが含まれる。ただし、ESPとPKは、論理的にも実験的にも一体化している側面があると言え、区別を明確に行えることは稀であると言え、ロバート・H・タウレスは両者を包含する総称としてサイという用語を提案した。 そして、サバイバルは死後生存を裏づけるような現象の研究であり、臨死体験や体外離脱、生まれ変わり事例や憑依、心霊現象をも研究対象に含む場合がある。これらは人間が体験報告する現象のうちで、幻覚などの心理的説明以外に、通常の物理学では説明のつかないような現象の一部分をなしている。超心理学が対象としない超常現象としては、例えばUFOの飛来、ネッシーの生息、占星術、雪男、ピラミッドパワーなどが挙げられる(*1)。因みに、占星術、心霊現象、超能力、UFOなどの現象を秘教的知識や神秘的、超自然的な力を借りて実践し解明できるという思想は、オカルト(occultism)に含まれるが(*2)、超心理学は心霊現象や超能力と称する現象を人間のもっている未知の心理作用に起因するものとして(学術的なアプローチによって)検証する事を目標とする学問と言える。 超心理学の研究方法は主に3種類あり、科学的に厳密に管理した実験を行う「実験研究」、日常生活で偶発的に起きた超常的体験や、超常現象を信じる度合いなどを調査する「調査研究」、記録資料や文献にあたって過去の研究動向や社会動向を考察する「歴史研究」がある(*3)。 超心理学の起源 広く超常現象研究の起源は、中世ヨーロッパのルネサンスに遡る。18世紀に入るとスウェーデンの科学者であるエマヌエル・スウェーデンボルグがスウェーデン南部の港湾都市ゴッテンバーグから400キロメートルほど離れた首都ストックホルムでの火災を透視した事で知られ、スウェーデンボルグは霊界を霊視したという記録も残している。 超心理学の基本的方法論は19世紀の心霊主義のなかで培われ、実験的に調べる着想も発展した。しかしながら、心霊主義はある意味で信仰に基づく教義及び活動であり、心霊研究は科学的研究分野である定量的、統計的超心理学とは共通する面もある一方で異なる面もあると言える。また、交霊会の場でトリックなどを用いた演出や詐欺行為が発覚するに至って1910年を過ぎたころから心霊研究は低迷期を迎える。 超心理学の成立と発展 ESPカード(『超常現象を科学にした男 J.B.ラインの挑戦』より) 超能力の問題が近代科学の方法論に則って取り組まれ、超心理学(parapsychology)という言葉が用いられるようになった起源は、1920年代に遡る。神学校から改組され、心理学部が設置されたデューク大学に研究スタッフとして植物学者であったジョゼフ・バンクス・ラインが心理学者のウィリアム・マクドゥーガルによって招聘された。それまでの心霊研究は、霊魂の作用とされる現象を交霊会の場で霊媒を介して引き出し研究する方法がとられたが、ラインはその問題点を実感していたので、交霊会を開くのではなく、実験室で透視などの超心理現象として研究できないかと、新しい方法を模索した。そのような中で、ラインは5種類の図柄を印刷したESPカードを開発して一般人を対象に実験を行なった結果、ESPの存在が有意に示された。ラインは1934年、『ESP』という著書でその結果を発表し、世界の注目を集めたが、心理学と並走する「パラー心理学」という意味を込めて「超心理学(parapsychology)」という言葉もこの頃から使われ始めた。(*4) ラインの登場は、超心理学の対象や方法論に大幅な変更をもたらしたと言え、透視とテレパシーの区分などサイ現象の概念が明確化された事や、ESPやPKの研究領域に大半の関心が移行した事、定量的統計的実験法がサイの証明の最有力手段とされた事、実験法が定式化され同一の方法を用いた実験が世界中で行われるようになった事、能力者ではなく一般人を多数用いた実験が大勢を占めるようになった事などが挙げられる。(*5) 1965年にラインはデューク大学を退官し、自ら設立していたFRNM(The Foundation for Research into the Nature of Man)という財団で研究を続けた。また、1957年に設立されていた超心理学協会(PA)は、1969年、ガードナー・マーフィーらの尽力で全米科学振興協会(AAAS)に登録され、学術団体として認知され、その頃には、超心理学の研究拠点は全米各地に拡大していた。また変性意識状態との関連性などに関する多くの研究がなされ、今日ではコンピュータ技術の発展により有力な証拠を提示する実験手法が確立されてきた。 日本では、東京帝国大学心理学助教授であった福来友吉が科学的な意味での超心理学研究を最初に行った事で知られ、透視の研究に入り、念写という可能性を世界に先駆けて考えるに至る。福来は、大学を退職に追い込まれた後も研究を続けた。現在の日本では、日本超心理学会(初代会長、小熊虎之助→2代目会長、大谷宗司)や日本サイ科学会において、行動科学から認知心理学、さらには素粒子物理学を基にした検証や論究が継続されている。 超心理学の現状 超心理学の現状として、心理学との間に大きな溝があると言え、米国科学振興協会(AAAS)のメンバーへの調査では、ESPを信じている人の割合が工学者の40パーセント、生物学者の34パーセント、医学者の28パーセント、物理学者の18パーセントであったというが、心理学者は5パーセントで最も少なかった。(*6) また、超常的な能力については、過度な思い込みや社会の対応が封印している虞もあるといえる。また、超常現象の研究に対しては、没論理的論理を用いて、その研究や研究領域を、高飛車に否定する人が多いのも否定できない。科学者に因る超心理学批判の圧倒的多数は極めて不当なもので、その戦略として、感情的レベルであからさまに拒絶する、哲学的トリックを利用して拒絶する、超心理学を非科学的信仰と関連付ける、サイ現象を取るに足らないものだとする、超心理学の方法論を槍玉に挙げる、正統科学が満たすべき要求が満たされていないとする、インチキが横行しているので全て間違いだとする、超心理学者に対して人身攻撃を行う、データとして逸話的証拠を取り上げているとして批判する、正統的専門誌への掲載を拒絶する、正統的専門誌に掲載された超心理学論文の価値を低めるような策略を用いるなどが挙げられている。(*7) 超常現象の「とらえにくさ」と実験結果に関わる要因 超常現象には「とらえにくさ(elusiveness)」とでも言うべき特徴がある事が100年以上昔に研究が開始された当初から知られており、典型例として人の視線やカメラのレンズなど客観的な証拠を残さないような形で現象が起こりやすいと言われる。このような傾向は目撃抑制(witness-inhibition)や「恥ずかしがり」現象(shyness-effect)等と言われる。英国の超心理学者ケネス・バチェルダーは、PKを起こりにくくする原因として、目撃抑制と保有抵抗の2つの心理的要因を挙げているが、具体的にはポルターガイスト現象での物体移動やPKによる金属変形も人の視線やカメラのレンズの行き届かないところで起こりやすく記録しようとすると現象が全く起こらなくなったり、証拠にならない程度の記録しかできなかったりするという。当然の事ながら、批判者から見ればこれは「逃げ口上」に過ぎないと考えられ、事実、そういった側面もあるかもしれないが、必ずしもそう言い切る事は出来ないであろう。実際、不正やミスなどが原因とされるものもあるが、笠原敏雄は自身で観察した事実からPK現象が稀ながら実在する事を確信しているという。(*8) また、石川幹人は超心理学において、意識のコントロールを離れた無意識が幽霊の正体として捉えられる事もあるが、こうした無意識の現れ方には、遠慮がちな印象を受けると言え、超能力を無意識に発揮する構図の実験の方が、成功率が高い。また、外向的な性格の人が超能力を発揮しやすい、開放的な状況に於いて実験の成功率が高まるといった心理的・社会的傾向も判明しているという。(*9)。 超能力実験において重要視される要因として、俗に「羊と山羊の問題」と呼ばれるものがあり、超能力の信奉者(羊)が主催した実験では超能力の存在が証明される結果が出るのに対し、懐疑論者(山羊)が実験すると理論的期待値をわずかに下回る結果となる。ニューヨーク市立大学のガートルード・R・シュマイドラが1958年に報告したのが最初であるが、かなりの追試が行われ、実験状況でのサイの生起を肯定する者は成績が良く、否定したがる者では低い成績を示すという現象はサイの重要な一側面を示していると考えられている。 さらに、超常現象は全般医的に再現性が低く、誤解や研究者としての能力欠如、自己欺瞞、不正行為が稀ながら存在する事も否定できない。超心理学がいまだに一人前の科学として認められていない事も認めておかなければならない。(*10) 哲学的展望 超心理学の証拠、サイの実在を受け入れる理論的方向について、ジョン・ベロフはこれまで提出されてきた多数の理論は便宜的に、物理的カテゴリーないし準物理的カテゴリーと超越的カテゴリーに分類される事を指摘している(*11)。ここでの物理的理論とは現代物理学と矛盾しない理論の事であり、準物理的理論とは、現行のパラダイムをある程度拡張すれば物理学と矛盾しなくなるような理論の事である。一方、超越的理論とは心的なものであれ、霊的なものであれ、物質的実在を超えた別の存在様式を前提とする理論を指している。また、ベロフは心の哲学における学説について、心を実在しないものとみなしたり、脳内の情報処理と等価なものとみなしたりすることについて以下のように述べている。 二十世紀の世界観の際立った特徴と言える、心をこのように軽んずる傾向に対して、通常科学を超える要素を考慮することなく、異議申し立てを行なう主張は、概念的なものであれ経験的なものであれ、数多く存在する。しかしながら、サイ現象を考慮に入れると、心の還元主義的見解を擁護する主張は支持されえなくなる。脳を無線送信の送受信機とするアナロジーを、当然のことながら放棄すると、私たちは、ESPやPKを行使する能力を脳が持っていることをわずかであれ正当化してくれるような、器官としての脳に関する知識を、まったく持っていないことがわかる。(*12) そして、ベロフは、最近、弱い二元論(随伴現象仮説)、強い二元論(相互作用仮説)、一元論的唯物論という3通りの心の哲学の仮説を改めて掲げ、最後の仮説を「はなはだしく直観に反している」として却下し、著しく直観に反し、不合理な結論に帰着するのみならず、これまで知られている脳の特性を考えると説明できない超常現象が存在するという理由から、随伴現象仮説を棄却するに至っている。(*13) 参考文献 宮城音弥『神秘の世界 超心理学入門』岩波書店 1961年 天外伺朗『「超能力」と「気」の謎に挑む 〈宇宙のしくみ〉の根本原理に迫る』講談社 1993年 笠原敏雄編『サイの戦場 超心理学論争全史』平凡社 1987年 笠原敏雄『超心理学ハンドブック』ブレーン出版 1989年 笠原敏雄『超心理学研究』教文堂 1994年 笠原敏雄『超心理学読本』講談社 2000年 渡辺恒夫/中村雅彦『オカルト流行の深層社会心理』ナカニシヤ出版 1998年 石川幹人『超心理学 封印された超常現象の科学』紀伊國屋書店 2012年 石川幹人『「超常現象」を本気で科学する』新潮社 2014年 J・B・ライン/C・G・ユング『超心理学入門』長尾力 訳 青土社 1993年 ジョン・ベロフ『超心理学史』笠原敏雄 訳 日本教文社 1998年 ステイシー・ホーン『超常現象を科学にした男 J.B.ラインの挑戦』石川幹人 監修 ナカイサヤカ 訳 2011年 アーサー・ケストラー『ホロンの革命 部分と全体のダイナミクス』田中三彦・吉岡佳子 工作舎 2021年 参考サイト http //www.02.246.ne.jp/~kasahara/ http //www.isc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/2-3.htm
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Data 【名前】シロード・スィヴエア/srowd civer 【性別】男性 【種族】亜人/ホルロウ人 【外見】身長183㎝ 体重68㎏ 長身痩躯の若い男性、撫でつけたオールバックの銀髪は毛先が透けるような青色を呈している。 常に赤錆の瞳を覆い隠す真っ黒なサングラスと、さらに深く黒い手袋を愛用している。 Profile 岩窟洞界ホルロウという穴蔵だらけの世界に住んでいた亜人種。 ある日突然、異世界から歪みを通ってこの都市に落ちてきたと自称する。 そのわりに都市についてなぜか詳しく、本人は好奇心の賜物だよと述べる。 元の世界に帰る方法を探しているポーズはとるものの、自らアクションは起こさない。 定住の地を持たず、その日暮らしのテキトウな生活を続けている。 言動の真偽は疑わしく、感情もその場限りに見える。 あっさりしていると言えば聞こえはいいが、薄情だと言い換えることもできる。 おおよそ、そんな男である。 Skill 名も無き異能力 通称『メイカー』 金属質な闇色の武装を召喚する異能。 構成素材こそ大幅に異なるが、多くは実在する兵器、武装と同様の規模又は構造をしている。 基本的に、魔法や異能などの特異な力を持たないため、凡そ見かけ通りの性能に留まる。 材質は妄想構造体(Delusional structure)という架空の物質。 これは脳内で思い描く《形を伴う想像》を、実体として現実化するためのインターフェースとして機能する。 金属光沢を持ち、硬質で、靱性に富む、電気を伝導し、高熱で変容する…など、大まかに金属質な特徴を備える。 これを自在に物質として現実化する事がシロードの異能ともいえる。 しかし、特定の幾何学的な紋様が刻まれた武装はこの限りではない。 なんらかの理論に則って、特異な力をエンチャントをしているようだ。 壊れたり、溶けたりして、紋様の形が損なわれると、同様にその力も損なわれる。 大まかに、魔法陣やルーン文字と似た性質を備えているらしい。 はたしてこの紋様がどのような理論体系に則っているのかは、未だ断言できない。 強感覚 Rank.-- 進化の過程で獲得したホルロウ人としての種族特性。 特に視覚が顕著で僅かな光量でも知覚できるうえに動体視力が高い。 また、聴覚及び触覚がホモ・サピエンスと比べ鋭敏で索敵と状況把握に長ける。 このおかげで、夜間でもサングラスは必需品。 暗中戦闘技術 Rank.C 種族間の苛烈な生存競争を経てホルロウ人が培った視覚に頼らない戦闘技術体系。 主に閃虫類への対処法だったが、弱点の克服にも繋がっている。 しかし習得は中途半端。生兵法はなんとやら。 広汎学習術 Rank.B 好奇心の赴くままに興味の対象をレッツラーニング。 実践力 Rank.F 分かっててやらないからタチが悪い。 Item Weapon サングラス 「あなたの視界をブラックアウト」 そんなキャッチコピーのサングラス、発売元は天涯工業らしい。 異様に高い遮光率はUVどころか日光までも大幅カットアウトする。 謳い文句に寸分の偽りも無い製品。 実にニッチな客層に合致したシロードにとっては必需品。 黒い手袋 薄手で丈夫、肌触りが良い、汚れても目立たない。 なぜか少しひんやりしている、販売元不明の謎の品。 防刃性に優れ、熱と電気をよく通す。 そんな布地でできています。 両手に装備しているか、懐にしまっているか、そのどちらか。 メイクドアームズ 魔法や異能のような特異な力を持つ闇色の武装群。 それぞれ、どこかに固有の幾何学的紋様が刻まれている。 何処からともなく召喚される。 +一覧 ハウリング 刻印装備 身体を隠せるほどの幅広肉厚の刀身を持つ大剣 刻印位置 諸刃の刀身片面 効果 音波の輻射及び圧縮と解放による極指向性音圧波の射出 発射角 90° ~ 120° 射程距離 60m ~ 70m 有効射程圏 10m ~ 45m 平均速度 およそ70km/h 最大瞬間速度 255km/h トリガー 剣先の接地による響音 インフェルノ 刻印装備 二尺三寸胴の鎚頭を持つ単頭の戦鎚 刻印位置 鎚頭打面 効果 打面(刻印)に接触した点が爆轟現象を引き起こす 爆破範囲 最大直径90cmの全球範囲 トリガー 接触後、柄に備え付けられた引き金を引くことで爆破 ストリング 刻印装備 短剣、苦無、矢、針……など 刻印位置 おおよそ持ち手部分 効果 術者を起点とする一定範囲内における特定物質の円運動と引き戻し 効果範囲 10cm ~ 15m(丙),30m(乙),45m(甲) 最高速度 130km/h(1m圏内) 平均速度 45km/h(30m圏内) 運動力 術者に近いほど増強 可能同時操作数 8箇所 トリガー “糸”を留めた指先を引く リパルション 刻印装備 砲弾、弾頭 刻印位置 底面一ヶ所 効果 同一素材の物質から常に強力な斥力を受ける 効果範囲 1m ~ 15m トリガー 常時発動 エイリアン 刻印装備 ガントレット 刻印位置 手の甲 効果 物質を遮断する球形の障壁を形成する 効果範囲 接地点を起点とした直径5m、球形外周面 持続時間 30秒 トリガー 刻印装備の接地、使い切り 補足 +種族について 異能都市では異世界人、または亜人種にカテゴリーされる。 しかし厳密に定義すれば「岩窟洞界ホルロウの人間」となる。 観測者の違いによって、三通りの解釈があるともいえる。 シロード自身は「少なくとも自分は人間である」と思っていたいようだ。 ちなみに身体構造については次のような特徴がある。 脳のニューロン構造が集積回路と近似したウェーハー状になっている部分が点在。 感覚器官の細胞が、微量ではあるが常時一定量のマナを蓄蔵しつつ消費している。 脊椎に血管でも神経でもない、別の何かが通っている。 など、現生人類とは身体の構造、主に神経系や感覚器官の細胞組成と構造が異なる。 生物学的には「人間によく似たなにか」つまり、亜人種としか言いようがない。
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冬の太陽はなぜ天涯に身を没するのを急ぐのか.また冬の夜はなぜ長々と,いつまでも続くのか ―――アエネーイス第一歌745行 はじめに 以下に記すのは,私が気象予報士になるために記録している勉学ノートをまとめたものである.タイトルの「RES GESTAE」というのは,ラテン語で「なされたもの」という意味である.はじめは過去問の計算問題を解く際に使っていただけの勉学ノートであったが,八冊目に到達し煩雑になってきたため,ネット上に整理し記録しようと思い立った. それは,なにより自分のためであるし,また同じく気象予報士を志す仲間へ少しでも参考になっていただければという目的も兼ねている.この場をきっかけになんらかのコミュニティができれば私としては至上の喜びである. ―――進行形の,とても具体的な気象予報士の勉学ノートを目指して. 準備編 日々のトレーニング 「合格率5%」という評判を捨てる 「むずかしい資格だから受からなくてもいいや」,「間違っても仕方ないよね」などという思いで受験するのは控えた方がいい.あなたはどうしてこの資格を取りたいと思ったのか? 苦手意識,「なんとなく」意識をなくすために素早く対策を講じる 学科試験は多肢選択問題である.勉学したての頃は,「この分野苦手~」,「なんとなくこれっぽい」などという気持ちで選択肢を避けたり選んだりすることがある.しかしこれでは絶対に受からない.苦手な分野を真面目に学んで克服すべきである.気象予報士は最新技術に関わる分野であるので,常に「学ぼう」という意識が必要である. 集中力のリズムを知る 試験時間は,学科は1時間,実技は一回につき75分である.普段のうちに集中力を高める練習をしておかないと,力尽きてしまう.特に実技の試験時間は酷である. 実例にあたる テレビの気象予報を見て,「なぜ今,この気象予報士はこう言ったのだろう?」と疑問に思ってみるのが一番に勉学の動機付けになるのではないだろうか.そして,テレビや新聞の速報天気図を見て,見慣れることにしていこう.気象予報士が言う専門の言葉に注目してみるのも手である.「上空1500m付近に強い寒気が」,「大気が非常に不安定になりますので」,「寒冷前線の通過に伴い」などなど.現職の気象予報士から学べることはかなり多い. 毎日の気象予報に関わる NHK第二放送で午後四時から気象通報が行われているので,ラジオ天気図を入手して(いまは困難であるが),ラジオを聞いてその日の正午の天気図を作ってみよう.特に,どんなところにどんな地名があるのか,どんな地名・海域名が表示されているのかを知ることができる.これは,実技試験の(特に擾乱の移動を記述する際に)大きな準備となるし,実際に役立つ. 総観気象学を学ぼう 「文系が理系が」などと耳にするが,もうそのようなことを言って言い訳するような時代ではないと私は思う.そのような壁を作る行為が間違いなのだとも私は思う.気象予報士を目指すのなら,本当に目指すのなら,どんな資格かをはっきり把握し,謙虚に資格の勉学をすべきである. 気象予報士はもちろんのこと気象学の知識が必要なのは言うまでもない.しかし必要なのはそれだけではなく,気象に関する法規の知識や現象を作文する技能も必要である.また日本の地理の知識だって必要だ. 気象学や数値予報で用いる「物理学の方程式」を学ぶことはかなり大事だと私は考える.なかでも高校卒業程度の力学と熱力学の知識は最低でも持っていたい.数学としては微積分とベクトル解析,三角関数は必須なように思える.そうしてプリミティブ方程式の意味はおさえておきたい. 気象予報のためにコンピューターに慣れよう 気象庁のホームページには欠かさず訪れるようにしたい.特に学科専門知識のためには必須だと考える.また,高層天気図や解析図を日頃から見慣れるためにも,訪れるのは重要だと私は思う. 気象要素のデータや予報確率の処理を,Excelなどの表計算ソフトで自分でまとめてみるのもいいかもしれない.気象予報は,大量のデータを扱うがゆえに確率と切っても切れない関係にある.そうすれば,気象予報の分野にだいぶ近づけることは間違いないと思う. 解答の心構え ベストコンディションでのぞむ 気象予報士の試験時間を想定し,自身の集中力についてはもちろんのこと,体のことを知っておく必要である.例えば私はトイレが近いと集中力が著しく低下する.そうなる前に,あらかじめトイレを済ませておいてから勉学にのぞむことにしている.試験本番へ向けて,30分から1時間の間に充分にコンディションを整える練習をしよう. 気象予報士の資格を取得して,実際に業務をすることになった際,この「コンディションを整える」ことは重要であるように思える.というのも,現象の予想は常に最新情報を見ていかねばならないものであり,体力も精神力も使うので,自分自身をまず管理せねばならないからである. 問題文をよく読む 問題文をよく読もう.特に多肢選択の学科試験は注意が必要である.1問当たり平均4分しかない学科試験では,出題者が問いていることを間違うことがある.正しいものを選ぶのか,誤っているものを選ぶのか? 問題の意図,すなわち題意を明確にするべく,問題に名前をつけることを薦めたい.これは「大気の熱力学」の問題だ,これは「大気の力学」の問題だ,などといったふうに.そうすれば記憶のひきだしが整理されてゆくと考えられるし,知識の整理もできる. 早とちりしない これは学科試験でも実技試験でもあり得ることだが,題意を汲み取ることを怠ると,後になって響く.学科試験ではそれぞれの問題は独立しているのでまだよい.実技の場合は,前の問題で解答した事項についてまた問われることがあるので,殊更注意が必要である. なにを求めるかはっきりさせる 正しいものを選ぶのか,誤っているものを選ぶのか,といった問題形式自体を読み取ることはできたとして,次は「なにを問われているのか」を意識する必要がある.これは計算問題でよくあることである.どんな物理量を求めればよいのか?ということだ.風速か?温度か?相対湿度か?まずはそれをはっきりしなければならない. そのためには,問題文中の求める物理量を丸で囲むとよい.実技では,用いる資料の図表番号を丸で囲むとよい.そうすれば,解答への道筋が少なからずみつかるだろう. 注意点 時間的制約によるあせり 試験時間はどうしても限られている.よって,いつもの勉学時と違う思考をしてしまうかもしれない.例えば私の場合は,こうである. 「いつもは何分もかけてじっくり解いてきたが,いざ試験会場で解答を行なうと,『早く答えねば!』というあせりが生じてしまい集中力が揺らぐ.結果,知識のひきだしを開ける手がぶれてしまい開けることができない,あるいはちがうひきだしをあけてしまうことなる」 といったものである.こういったことに対してはどういう対策を講じたら良いだろうか. 私がまず考えたのは, (壱,普段から問題を解きなれる (弐,普段から時間を設定して勉学する このふたつである.やはり日々のトレーニングが大事なんだと思ったものだ. 自身の弱点,注意すべきことを見出し,対策をとるようにしていこう. 計算テク 限られたスペースでも正確に計算できるように 試験では計算問題も出る.学科一般・専門でも実技でも言えることだが,机には指定されたものしか置けない.そのなかには,白紙の紙などは入っていない.問題用紙のすみっこで計算を行なうしかないのである. 手計算の正確さ・素早さを鍛えるのは重要だが,きちんと整理して計算を行なうことも大事である.そのためには,基本となる法則・定理・過程などをしっかり頭に入れておかねばならない. また,過去問を解いているひとは,わざと小さいノートや紙で計算を行なうというのも手である. 値・与式・条件・単位を正確にまとめ,追う これも一般・専門・実技の計算問題で言えることだ.値は,問題文中で与えられたものを使うこと.値を丸で囲み目立つようにすれば,その数値が映えて,計算しやすくなると思う.与式についても同じで,問題文中で与えられたものを忠実に使う. 値・与式を把握したら,早速計算をしたくなるところだが,その与式が成り立つ条件は何か,もう一度問題文をよく読み確認する.例えば「北半球中緯度のX地点で」とか「空気隗は乾燥断熱減率にしたがって変化するものとする」といったふうに.問題文中から得られる情報は実は多く,解答のヒントも多くあるのだ. あとは単位をしつこいくらい確認することである.「単位時間あたり」,「単位面積当たり」,などという言葉には慣れておこう.気象学・気象予報で使う物理量の単位は,すぐに出せて,変換できるようにしておこう. 変換例:ノットと毎時,海里とキロメートル,などなど. 一時間は何秒か?五日は何時間か?sin30°はいくらか?2や3の平方根はいくらか?渦度の単位は?パッと言えるようにしよう. 丁寧に定量化をおこなう 問題によっては,図を見て読み取るのもある. たとえばフェーン現象の問題だ.「大気の熱力学」,「気象現象」に分類される基本的な問題であるが,山のふもとからどの温度減率でどの高度まで上がったら飽和し(あるいは湿潤でなくなり),どのようにしてもう一方のふもとまで下るのか? この「どの」とか「どのように」を具体化していく行為は非常に大事である.数字や方程式で具体化していく(定量化,と呼ぶ)と,現象が見えてくるのだ. ただ,やみくもに数字や方程式を使っても意味がなく,法則・定理・過程について慣れる必要がもちろんあるし,数学の基礎知識だって必要だ.初めは,正確にそういったことを追っていくことから行なうようにしよう. 図やイメージを描いて整理する 問題文だけでは情報がつかみにくい場合がある.例えば地衡風や温度風の風の向きを調べる時などは私は厄介に感じる.ベクトル解析の知識さえ頭に入っていたならば,右ねじを手で作ることにより両者の問題は解決される. 特にベクトル解析の「外積」が定義のなかに入っている地衡風,温度風,渦度はイメージだけではなかなか解けない.ゆえに私は問題用紙のすみっこにいろいろと矢印を描くようにしている. 次元解析はマスターすべし 次元解析,とパッと文字だけを見て難しそうなイメージがついてしまうのではないだろうか.しかし実際に行なうことは簡単だ.例を挙げよう. A地点で北東へ15ノットで進む擾乱Xがある.12時間後には何海里進んだことになるか?ただし擾乱Xは12時間の間,方向と速度を変えないとする. まずあなたがすることは,ノットと海里の関係を思い出すことである.ノット(kt)というのは速度の単位のひとつで,海里(NM)というのは距離の単位のひとつである.hourは一時間(3600秒)で, kt=NM / hour (1) という関係があるということを思い出すことができたとして,次にすることはなんだろう? そうだ,「なにを求めるかはっきりさせる」のだ!今の場合は海里(NM)を訊かれているので,(1)式を次のように書き換える. NM=kt × hour (2) となる.もちろん(1)と(2)は意味が同じである.次元解析とは,「単位を一つの方程式のように書き,求めたい量について解く」ことだと思って良い. これで,問題文の情報・条件と(2)より,15(kt)×12(hour)=180(NM),つまり「北東へ180海里移動した」と答えることができるのである. 日頃から計算に慣れる 小数第二位のかけ算・割り算は,慣れていたほうが良い.「なんだそれくらい」と思うかもしれないが,実際に計算を行なうとなかなかこたえるものである.学科試験は,選択肢のなかに近い値があるので助かるが,実技となると「小数第〇位で」,「有効数字〇桁で」などと指定されたりするので,気を付けよう. 「気を付ける」という意味では,日頃から数字と仲良くしたほうがよいと私は考える. 大敗を期してこその、力なのだ。 学科一般知識編へ 学科専門知識編へ 実技編へ
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周囲の人に不自然な生理反応(咳・くしゃみ・吐気等)を与える体臭のようなもの に関しての情報交換のスレッドです。体臭だけの方は体臭スレをお探しください。 小さな情報でもいいので、あれば常時書き込んで下さい。 【気のせい】【自臭症】【ワキガ】の可能性は無いのでそれらの指摘、スレッドの 雰囲気を損なう【固定叩き】【荒し】【言動】は控えてください。 尚、このスレはワキガや自臭症などの悩みが混合したスレから分離した スレですのでワキガの可能性についてや自臭症の可能性を問うようなレスに ついてもお控えください。 又、この症状で悩んでいる方で、「自分は確実に自臭症じゃない」という 人でも万が一自臭症ですと、大切な時間を無駄にしてしまいますので メンヘル板や他のメディアなどでご確認ください。 ※ここでの自臭症とは、他人の咳くしゃみが自分の思い込みである事を指 します。 避難所 http //jbbs.livedoor.jp/sports/35002/ くどいようですが、悩んでいる人に対して自臭症の可能性を問う方へ( ´∀`) 注:この謎の症状に悩まされている『自分は自臭症の可能性もあるかも知れない』 と思っている本人ではなく『貴方達の一部は自臭症でなやんでいるんじゃない?』 と問う方へです。 ================================= 1にあるように自臭症の確認を促しています。「自分が自臭症か確認した 人間」「自分は自臭症じゃないので確認しなかった人間」に自臭症の可能 性を疑うよう啓蒙したところで誰も問題解決する人間は出てきませんし、 根本的なスレッドのルールを守れていません。啓蒙する自分に酔いたい方は 他のスレでどうぞ。 ================================= ※ここでの自臭症とは、他人の咳くしゃみが自分の思い込みである事を指 します。 この問題でお悩みの方へ( ´∀`)_且~~ ================================= 同じ悩みをお持ちの方は案外大勢いらっしゃいます、以下に分類を・・・。 1.無臭だが人に何らかの刺激を与える物を身体から出している。 2.有臭で、人に何らかの刺激を与える物を身体から出している。 3.無臭か有臭かわからないけど刺激を与える物を身体から出している。 このスレは1~3に該当する人の為のスレですが、3が多いようです。 このスレではOFF会なども開いており、お互いの臭いの確認や刺激具合に ついての話し合いや生活の話、悩みの相談などで多少のカタルシスがある かもしれません。幹事さんがOFF会事に大まかな説明もしてくれていますの で自分にあったOFF会があったら参加してみてはどうでしょうか。 この症状の改善例はいくつか報告されていますが、元の症状(体質)がばら ばらですので詳しくは過去ログをご覧下さい。 具体例を挙げますと諦めていたら知らない間に(歳とともに)無くなった、 大量の水の摂取とジョギングなど(有酸素運動かどうかはわからず)の運動 により軽減した、腸内洗浄で軽減など他にも諸々あります。 これまでにこの症状で悩む人達が医療機関等にかかっても、過去に症例が ない、あらゆる検査をしても原因が導きだせずにまともに取りあってもらえない、 こちらが強く申し出ると精神疾患と診られ、精神・心療内科を勧められることも あるために各人が手探りの状態で日々を過ごしている。 この症状自体は実際にあると考えていいだろうけど、症状の酷くなりかたには 2通りあると考えられる。 まずは、本当に拡散量が増える、または汗や気温などで強くなるという定量的な 意味のもの。 もうひとつが、本来関係ない事象に対して、この症状との因果関係をついつい 見出してしまい、そればかりに意識が行くために、あたかも全て自分のせいだと 気持ちが塞ぎこんでしまうような意味のもの。 前者は当然だが、後者も言わば合併症としてノイローゼになるようなものなので 取り扱うべき範囲ではあると思う。 自分の精神状態によって、現実の認識が歪み、客観性がなくなってるだけなの だけど、どうしても抜け出せない、みたいな悩みは共有できる。 しかし、歪んだ認知を客観と取り違えたまま振る舞うのは 統失という病気なので、 まずはそちらで頑張っていただきたい。 (前スレ327氏より引用、加筆しました) PATMログ倉庫 ttp //testblogsokuhou0001.blog27.fc2.com/ この症状で無臭の人専用 ttp //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/35002/1226045819 原因を考えるスレ ttp //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/35002/1238243770 カンジダの簡易テスト ttp //nutmed.exblog.jp/8986173/ People Are Allergic To Me (PATM) ttp //www.medhelp.org/posts/show/4415?page=1 同じ症状の人たちが書き込んでいる医療系掲示板(英語) PATMまとめ ttp //patmnote.web.fc2.com/ 前スレ926氏がまとめてくれたサイト 病院のサイト ttp //orthomolecule.jugem.jp/?cid=9 ページ一番下(2005.12.04)から始まり、ページ中央あたり(2006.07.10)まで LGSとカンジタの関連性、治療法について記述があります。 なお、LGSは別スレがありますのでこちらへ 【LGS】リーキーガットシンドローム http //uni.2ch.net/test/read.cgi/body/1311597081/ Part36の188氏による改善報告 ttp //www.geocities.jp/patm_shigekix/index.html まとめwiki アンケートがあるのでご協力お願いします http //www38.atwiki.jp/qbee/ 合計 - 今日 - 昨日 -
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作成者:管理人 概要 ソウルポイントを貯めてソウルを獲得するのではなく、ソウルをアイテムの様に入手する。 手に入れたソウルはアイテムを装備する様な感覚でキャラに宿す事が出来る。 ソウル収集 詳細 ソウルがアイテムのように各地に点在していて(または誰かが宿していて)それをアイテム収集のように集めていく。 ソウルの入手方法は、「拾う」「特定クエストの達成」「特定条件を満たす」「仲間にしたキャラから剥がす」など。 メモ このシステムだと、例えば「ウルグの生まれ変わりの人間が全てのソウルを集める旅をする」とか、「全てのソウルを集めるとインフィニティアのソウルが手に入る」とか色々な設定が出来そう。(主人公がウルグの生まれ変わりなんて設定も面白そう) ソウルの争奪イベントなんかもありかな。ネガヴァニティアを奪われた!とか。 ソウルにゆかりのある場所やキャラからソウルを手に入れるなんて、なかなかリアリティがあっていいかも。(「魔導の塔でマノンを拾う」とか、「ネメア(あるいはその子孫)からシャイニングレオを受け取る」とか) ダンジョンの攻略、クエストの進行、キャラの攻略などに「ソウル獲得」という目的が生まれる。全ソウルを集めるのはやりこみがいがありそう。 ソウルポイント 詳細 ソウル毎に、宿すために必要なBrave・Kindなど(ややこしいけど以下ソウルポイントと呼びます)の条件を設定し、条件を満たしていないキャラは宿す事が出来ない。 メモ キャラ毎にBraveが上がりやすい、Searchが上がらない、などの特性を設定する事で、早めに宿しやすいソウル、宿す事が出来ないソウルがあると面白いと思う。(例えば、筋肉キャラはSearchが上がらずSearch系のソウルが宿せない、など) 「インフィニティアは全てのソウルポイントが一定量ないと宿せない」ものとし、「全てのソウルポイントが上昇するのは主人公だけ」とすれば、無限のソウルの持ち主である事が見た目にも分かりやすいと思う。 その他 ソウルポイントを割り振るタイミングを、原作仕様にするかレベルアップにするか悩み中。 コメント この案について、意見等あればコメントを頂けると参考になります。 僕の考えた新しいソウル! 原作のキャラがソウルで登場とか 仲間は死んでしまったけどソウルになっていつでもそばにいるよとか 一周目の主人公が二周目はソウルになって引き継げるとか ソウルがカスタマイズできるとか -- (名無しさん) 2009-08-17 16 41 55 名無しさんへ コメントありがとうございます。 まとめるとこんな感じですね。 「ソウルはカスタマイズが可能」 「原作のキャラがソウルで登場」 「死亡したキャラはソウルになる→入手可能」 「主人公は、前回主人公のソウルを持っている」 ソウルのカスタマイズは盲点でした!面白そうですね。 実際にやるとなるとバランスが難しそうですが、考えてみます。 -- (管理人) 2009-08-17 20 26 07 ソウルポイントというシステムと、 アイテム型ソウルというシステムは相性が良くない為、 ソウルに関しては、ソウルポイントを廃止し、仲間のソウルは固定で、 主人公のソウルのみ変更可能にすると良いかもしれません。 -- (名無しさん) 2009-11-15 19 47 34 管理人です、コメントありがとうございます。 >ソウルポイントというシステムと、 >アイテム型ソウルというシステムは相性が良くない為、 最近のMMORPG等でよくある装備のシステム (力・体力などにポイントを割り振り、装備毎に必要な値が設定されている) に似た形になるのかなぁと考えていました。 このシステム自体は割と自然に感じるのですが、指摘されている点を 自分が履き違えているのかもしれませんね。 >ソウルポイントを廃止し 上記のシステムをわざわざソウルポイントでやらなくても…という意見もあるかも知れませんが、 ソウルポイントとは、ジルオールの象徴の一つだと思うのです。 やはり、「ソウル」と「スキル」はジルオールからは外せませんよね。 とはいえ、ソウルポイントに代わる「ソウルを象徴するシステム」を模索する事も 今後の課題ですので、良い案が出てきた場合、もしかしたら必要がなくなるかも知れません。 >仲間のソウルは固定で、 >主人公のソウルのみ変更可能にすると良いかもしれません。 仲間のソウルを固定にすべきか、変更可能にすべきかは、現在の悩みの種です。 主人公が、他とは違う存在である事を示す方法として 「仲間のソウルを固定、主人公のソウルは変更可」 とするか、または原作の様に 「仲間もソウルを変更可、ただし、全てのソウルを宿せるのは主人公だけ」 とするか、悩んでいたところなのです。 これはシステムというより、設定・演出上の問題ですが、 作品のイメージに大きく関わると思っています。 -- (管理人) 2009-11-16 06 47 52 死んだ仲間のソウルを宿せるシステムは、だいぶ面白そうですね。 これを起点にして、主人公の特異性を作ってみてはどうでしょうか? 例えば 『死んだ仲間のソウルを宿せるのは、主人公のみ』 とか。 こうすれば、主人公が明らかに特別視される要因にもなるし。 ついでに 『死んだ仲間キャラがソウル化するのは、好感度が高い場合のみ』 とかにするのはどうでしょう? 好感度上げが難しいキャラほど、ソウルが手に入れにくい。でも、手に入れた時の達成感もある。 あと 『死んだ仲間キャラのソウルを宿すと、そのキャラを象徴するようなスキルや技が手に入る』 とか。いろんな仲間キャラの特徴的な技が使える主人公は、まさに『無限のソウル』だと言えるし。 全てのソウルを集めれば『インフィニティア』取得という流れも、より納得感があるのでは? -- (名無しさん) 2010-05-01 22 55 43 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ザンビア共和国 Republic of Zambia 1 基本情報 1.1 地理・経済情勢 人口:1,294万人(2009年:世銀)、人口増加率2.5%(2009年:世銀)※1 首都:ルサカ(人口約140万人) 海抜1,227m 主要産業:農業(とうもろこし、たばこ、落花生、綿花、コーヒー等)、銅鉱業・加工、建設、食品、飲料、化学品、繊維、観光 ※1 GNI:125.6億米ドル(2009年:世銀)※1 一人当たりGNI:970米ドル(2009年:世銀)※1 経済成長率:6.3%(2009年:世銀)※1 成人識字率(1999~2007年、15歳以上の割合):70.6% ※2 総就学率(2007年):63.3% ※2 (その他、基本情報は後日一覧表から一括で転記) 1.2 年表 年台 出来事 備考 1950年台 (当該国の歴史的経緯と水に関連する主要なイベントの発生時期を記述) 2 水資源と水利用 2.1 水資源 (水資源の豊富さ、雨期と乾期、どのような水源が使われているか、等) 年平均降水量 1020mm/年 ※4 一人あたり水資源賦存量 8994m3/年/人 ※4 一人あたり水使用量 160.0m3/年/人 ※4 用途別水利用 農業75%、工業7%、家庭用16% ※4 現在、給水人口は約100万人、1日平均給水量は約20万m3で、その水道水源の約50%が地下水で52カ所のさく井、残りが市の南部を流れるカフェ河から取水した原水を通常の急速砂ろ過法で処理した浄水を給水している。この浄水場の標準処理能力は10万m3/dである。なお、地下水は塩素処理だけで市内に給水されている。市内には8カ所の配水池があり、その容量は11.8万m3であるが、更に3カ所新しく配水池を新設する計画である。この以外に451カ所の配水塔がある。配水管の総延長は約1,097kmで、その材質の大半は、アスベスト、亜鉛メッキ鋼管で、その他鋼管、PVCが使用されている。給水戸数は、一般家庭30,783件、商業施設2,717件など。※5 2.2 水利用 (農業用・工業用・家庭用の配分、廃水の再利用など、水の使われ方の特徴、等) 2.3 家庭用水需要 (水道の一人一日使用水量やその範囲、都市村落給水の間での違い、等) 3 水に関する住民意識 3.1 徴収率 (水道料金の徴収率、あるいは水供給に対してお金を払う気持ちや文化があるかどうか、等) 3.2 料金体系 (平均的な水量あたり料金、料金の決め方、等) 3.3 水に対する不満・クレーム (平均的な水ニーズ、特徴的な水に関する意識、等) 4 水関連の政策・法規制・基準 4.1 政策と計画(policy and plan) (国の開発計画、水セクターのマスタープラン、等) 4.2 法規制 (上水下水などの水関連の個別法、基準のうち環境基準や水質基準) 4.3 水行政機関 (法規制を執行する機関) 地方政府・住宅省(Ministry of Local Government and Housing) エネルギー・水開発省(Ministry of Energy and Water Development) 5 上下水道事業の実施状況 5.1 上下水道の普及状況 (上下事業の数、当該国における分布状況、普及率、安全な水アクセス率、等) 改善された水供給へのアクセス率(2006年) 58%(都市:90%、村落:41%)※3 改善された衛生施設へのアクセス率(2006年) 52%(都市:55%、村落:51%)※3 ザンビアでは、給水、衛生サービスの普及率が低く、ルアプラ州における水道普及率は17%以下と極端に低い。※5 5.2 その他パフォーマンス (漏水率、24時間給水の実現度、その他水供給事業の水準を定量的に把握できる数字) 6 上下水道への援助・民営化 6.1 国内援助 (中央政府から地方事業への援助等) 6.2 その他の援助 (外国からの援助等) 給水施設の不足する村落では、手掘りの浅井戸や数km離れた河川のたまり水など、不衛生な水に生活用水を依存している。このため、水因性疾患の増加、婦女子の水汲み労働負担など、住民の経済活動、教育、健康等に深刻な影響を与えている。このため政府は、日本が実施した開発調査「全国水資源開発計画」に基づく「全国給水政策」を策定した。同政策では、現在の全国の水道普及率37%を75%に向上させることを目標としており、政府は本政策に則り、給水施設の整備を進めているが、ルアプラ州等緊急に整備する必要がある地域が多数存在し、同国の厳しい財政事情から全計画を自力で実施するのは困難な状況にある。このため、ザンビア国政府は、給水およぴ衛生状況が劣悪なルアプラ州の7郡を対象に、給水施設の建設等に必要な資金につき、日本に無償資金協力を要請。日本はサンビア地方自治・住宅省に、同国北部のルアプラ州において、ハンドポンプ付き深井戸の給水施設200カ所を建設、運営するとともに、維持管理指導を行う計画を実施するために必要な資金を供与して、約5万人に安全で安定した給水に寄与した。※5 6.3 民営化 (民営化、公民連携の進行状況) 7 水技術 (どんな技術が使われているか、現場の技術レベルはどうか、技術基準は、その国発祥の技術は、その他おもしろネタ等) 出典 ※1)外務省ホームページhttp //www.mofa.go.jp/mofaj/area/zambia/data.html ※2)Human Development Report 2009 ※3)Progress On Drinking Water and Sanitation Special Focus on Sanitation, UNICEF and World Health Organization, 2008 ※4) FAO AQUASTAT Database ※5) 水道年鑑 世界の水道事情
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第78話 カレアント戦線 1483年(1943年)8月12日 午前9時 カレアント公国東ループレング この日、ポーラインの空は昨日と引き続き、雨模様であった。 ループレング戦線に駐屯する第20軍は、戦線の左翼に布陣している軍である。 シホールアンル側は、第3軍、第8軍、第14軍、第20軍の計4個軍を配備し、残りは後方で待機していた。 第20軍は、前線から4ゼルド離れた、石造りの建物の多い東ループエング市に司令部を構えていた。 軍司令官であるムラウク・ライバイスツ中将は、青色の軍服に身を纏い、窓ガラスの外に見える最新式のゴーレムに見入っていた。 そのゴーレムは、ストーンゴーレムに属しているが、外見は犬か、猫のような形をしており、8体が伏せているような状態で置かれている。 背中の後ろには、大砲らしき物と、人が3人乗れる台座が設けられている。 これは、今年始めに出来たばかりの機動用のゴーレムであり、通称はキリラルブスと呼ばれている。 キリラルブスは、シホールアンル帝国内にいる犬型の肉食動物の名前であり、その姿形が件の肉食動物に似ている事からこの名が付けられた。 キリラルブスの前面には、新式の野砲がずらりと並べられている。 このゴーレムと野砲は元々、前線部隊に運ばれる途中であったのだが、街道が空襲を受けて破壊され、工兵部隊の修復が出来ていないため、 一時的に軍司令部のある市庁舎前に置かれている。 (満足に、兵器も運べぬ状態なのだ。上からの決定も、致し方ないのだろうが・・・・) ライバスツ中将は苦しげな表情でそう思った。 彼の年齢は既に50を超えている。黒髪で短い身長、厳つい顔にでっぷりと太った体系であるが、温和な性格から彼はおやじさんという渾名を頂戴している。 指揮官としての才能はシホールアンル有数であり、彼が佐官時代、尉官時代の頃には様々な戦場で抜群の戦功を挙げてきている。 また、彼は部下の面倒見も良く、最近シホールアンル帝国内にも増えてきた、20代後半から30代前半の若い将官も、彼の薫陶を受けて育った者が多い。 そんなライバスツ中将ではあるが、彼は今、悩んでいた。 (これほど、後ろを振り返るという動作が辛いとは・・・・・) 彼は今、司令部の会議室で、各軍団長、師団長を集めて作戦会議を開こうとしていた。 集まった者達には、前もって重大な知らせがあるから至急司令部に集合せよと命じてあるが、その詳細は教えていない。 詳細は、軍団長、師団長の全てが集まってから話すつもりであった。 内心、彼は戦いたかった。新式のゴーレムは、従来のストーンゴーレムよりも機動性は上で、敵戦車に対抗できると見込まれている。 新式の野砲は、シホールアンル軍で初めて3.8ゼルドの射程距離を誇り、近距離の対戦車戦闘にも応用できる。 このような装備は、第20軍のみならず、前線部隊や後方部隊全てに行き渡っていた。あとはそれを支えるものが揃えば、攻勢に持ち込めた。 なのに・・・・・ 「軍司令官閣下。全員集まりました。」 彼の傍で、参謀長が声をかけてきた。 「そうか。」 ライバスツ中将はそう言うと、重そうな体を振り向けた。 第20軍団は、第109軍団、第32軍団で編成されている。 この編成を細かくすると、第109軍団は第202歩兵師団、第122重装騎士師団、第21騎兵旅団。 第32軍団は第173歩兵師団、第123石甲騎士師団、第82石甲機動旅団となる。 総兵力は実に76000人を数える。この2個軍団を1個軍にまとめているのが、第20軍だ。 第20軍は今年の2月にカレアント公国ループレング戦線に配備された。 今日まで最前線に配備された第20軍は、アメリカ軍機の空襲によって若干の損害は受けているが、被害の度合いは 第20軍全体から見れば、かすり傷にすらなっていない。 他の第3軍、第8軍はそれほど幸運でもなく、第8軍では1個師団が空襲のため消耗が魅し出来ぬほどまで大きくなり、後方の師団と入れ替えられた。 第3軍の方では1個旅団が、7月の大空襲で丸々壊滅するという損害を被り、これもまた後方の部隊と交替された。 そんな中でも、シホールアンル軍前線部隊の将兵は、それほど士気を落とさなかった。 だが、2日前に各軍司令部に送られてきた魔法通信が、ループレングのみならず、南大陸全ての戦線を揺るがしていた。 「忙しい中、急に呼び出して済まなかった。」 ライバスツ中将は、始めにそう切り出した。 「今日は皆に重大な発表がある。先日、本国の司令部から、各軍司令部宛の命令を受け取った。内容はこの紙に書いてある。」 彼は、懐から1枚の紙を取り出した。この紙は、その時知らされた命令文が一字一句もらさずに書き込まれている。 「どのような命令なのでしょうか?」 第32軍団司令官がライバスツに聞いてきた。 「それを今から教える。」 ライバスツはそう言いながら、紙に書かれた命令文を読み始めた。 「発 本国総司令部 宛 南大陸侵攻軍各軍司令部 南大陸各侵攻部隊は、8月15日を期して順次撤退準備に入られたし。撤退開始日は、ヴェリンス方面部隊は9月2日、 カレアント方面部隊は9月5日とする。尚、連合軍に撤退を察知させぬため、撤退は後方待機部隊から小部隊ずつに分かれて順次行う事。」 紙に書かれていたのは、たった数行程度の文章。 されど、数行程度だ。 この淡々と書き綴られた命令文は、第20軍の軍団長、師団長を驚愕させた。 「て、撤退ですと!?」 「我々は再び、南進するために派遣されたのではないのですか!?」 「どうしてです!?装備の質も以前より上がっているのに何故!」 将官たちが、信じられないと言った口調で次々と質問して来る。 「落ち着け!」 ライバスツ中将は鋭い声音で一喝する。ざわめいていた会議室はシーンと静まり返った。 「君達は思っているだろう。どうして撤退するのか?戦わずに逃げるのか?と。しかし、そうやらざるを得ない状況に落ち込んでいるのだ。 パルメイカル君、先月の補給量は定量に達していたか?」 彼は、第32軍団長のパルメイカル少将に聞いた。 質問を受けたパルメイカル少将は、一瞬答えるのを躊躇ったが、意を決して答えた。 「いえ、達していません。補給量は定量の7割、いや、6割ほどです。」 「そうか。マレィンパル君、君の所はどうだったかね?」 「私の所も、先月は定量に達しませんでした。」 「先月も、だろう?」 ライバスツ中将は被せるように言い放った。 「先月も、その先月も、そのまた先月も・・・・・前線にはアメリカ軍の爆撃や、地域住民の連合軍派民兵が妨害工作を行っているせいで、 送られて来る補給物資は減りつつある。今の所、我が軍や他の軍も、なんとか飢えぬ程度で収まっているが、食料の他に必要な衣類、靴や、 剣や魔法石などの必要物資は目減りする一方だ。これでは、攻勢が成功しても伸び切った補給線を断ち切られて侵攻軍全体が消耗してしまう。」 アメリカ側が行っていたシホールアンル側の補給線攻撃は、シホールアンル南大陸侵攻軍に重大な影響を及ぼしていた。 アメリカ軍は、太平洋艦隊所属の空母部隊や潜水艦部隊が1月から南大陸や、北大陸南部の主要部に散発的に空襲を加えるか、潜水艦によって輸送船を撃沈している。 陸軍はこれに呼応するかのように、前線は勿論、前線後方の物資集積所や街道を執拗に爆撃し続けた。 当然、シホールアンル軍もあらゆる対策を立てて猛反撃した。 今も続く補給線を巡る攻防は、アメリカ、シホールアンル双方に手痛い損害を与えている。 アメリカ側はしばしば沖の機動部隊にも打撃を与えられている。 陸軍航空隊の犠牲も大きく、米側の発表では1月に198機、2月に300機、3月に389機、4月に202機、5月に270機、6月に268機、 7月に201機、計1828機を失った。 対して、シホールアンル軍はこの半年以上の期間に戦闘ワイバーン1089騎、攻撃ワイバーン923騎、飛空挺4機を失っている。 一方、海上での戦いでは、アメリカ側が潜水艦19隻を撃沈され、シホールアンル側は輸送船53隻と巡洋艦1隻、駆逐艦4隻を撃沈された。 このように、双方の被害はかなり大きな物となっているが、アメリカ側の目論見通り南大陸侵攻軍の補給物資は、日を重ねる毎に減って行った。 補給物資の供給不足は、必要な武器や備品の整備状況に影響を及ぼし、第20軍に所属する各師団の砲兵隊の中には、部品が足りずにそのまま修理が 滞っている大砲等が出始めている。 特に高射砲や魔道銃は、アメリカ軍機が来襲する度に戦闘を行っているため消耗が激しく、8月現在までに21門の高射砲と42丁の魔道銃が、 整備不良で使い物にならなくなった。 7月からは、それまで一応満足に行われていた魔法石の供給も減少傾向にある。 戦闘状態にない時期でさえ、この有様だ。 これで戦闘状態に突入すれば、満足に戦えるのはほんの一時期で、遠からぬうちに補給不足で自滅するのは目に見えていた。 オールフェスは、アメリカ軍や民兵の妨害工作で、補給線が細くなりつつある南大陸侵攻軍の現状を憂慮していた。 シホールアンル軍は、陸軍の地上兵力が270万で編成されている。 そのうち、南大陸にはヴェリンス戦線に50万。カレアント戦線に90万を投入している。 ちなみに、カレアント戦線の要であるループレングには、第20軍のような軍が9個あり、総兵力は68万を超える。 合計140万の地上兵力が南大陸戦線に投入されているのだ。 しかし、この140万の兵員を生かす補給物資が減りつつあり、各部隊からは物資不足が次々に報告されていた。 シホールアンル軍上層部は、補給部隊を増やして定量を満たそうとしたが、アメリカ側の爆撃や、潜水艦の攻撃はより激化し、成果は一向に上がらなかった。 このまま敵の大攻勢を受ければ、補給不足によって継戦能力が低下しつつある南大陸侵攻軍は危ないかもしれない。 軍上層部には、撤退も視野に入れる者が増え始めたが、上級将官の大半は撤退を認めようとはしなかった。 「既に南大陸の過半は我らの領土だ。これを連合の蛮族共に引き渡す事なぞできるか!」 「状況は完全に不利という訳ではない!撤退する必要は無い!」 撤退論が出る度に、上級将官達は口々にそう言い放ち、撤退を認めようとはしなかった。 しかし、オールフェスは苦悩の末、南大陸侵攻軍の全部隊を、段階的に北大陸まで撤退させる事を決めた。 本来ならば、オールフェス自身も撤退を認めぬ立場にいたはずだった。 上級将官達の意見は、一昔前ならばそれで通じたであろう。 だが、シホールアンル地上軍の相手は、本気を出せば蹂躙できる南大陸軍のみではない。 連合軍には、去年4月の攻勢を頓挫させたアメリカ陸軍が含まれているのだ。 それも何十万という大軍である。 アメリカ軍には、シホールアンル軍には無い多数の戦車や自動車があり、それによって今までには考えられないスピードで前線を突破できる。 それに加え、砲兵隊も、シホールアンルのそれを上回っている。 このような状況で攻勢を行っても、前回以上の損害を出す事は確実だ。 それに、アメリカ軍に攻め込まれれば、更新された野砲やゴーレムを除き、未だに剣や弓、槍などを使用している地上部隊では太刀打ちできない。 一般の歩兵部隊にも、魔道銃や砲が配備されているが、これらは対空用であり、一部は対地用に手直しされているが、大半は南大陸軍と似たような装備だ。 これでは、アメリカ軍を始めとする連合軍を食い止める事は難しい。 いや、食い止めるどころか、戦線を各所で突破されて包囲される部隊が続出する可能性すらある。 そうなれば、何十万という兵員を失うだろう。 実戦経験を積んだ140万の軍は、失うには惜しい数だ。 犠牲を省みずに、あくまで南大陸防衛に固執するか。それとも、この140万の兵を有効活用すべく、一旦は後退させるべきか・・・・・ オールフェスは考えた末に、後者を選んだ。 前者なら、確かにアメリカ軍にも一泡吹かせられるかもしれない。だが、強力な装備を持つアメリカ軍相手には、一時的な作用でしかない。 結果、味方地上軍を、僻地同然の南大陸で無為に失う事になる。 そうなるよりは、補給もしやすく、地の利がある北大陸で戦ったほうが良い。 その事から、オールフェスは南大陸侵攻軍の撤退を決意したのである。 「この命令は、送り主こそ本国の総司令部だが、実際には皇帝陛下が熟慮の末、直々に下した物だ。諸君らも、足枷を付けられたまま 相手とは戦えないだろう。南大陸侵攻軍は今、補給不足という足枷を付けられている。このような状態で、あのアメリカ軍と戦えるかね?」 ライバスツ中将はそう言いながら席を立ち、窓を開けた。 窓の外には、彼が先ほどまで見ていた新型ゴーレムや野砲が置かれている。 「これを見たまえ。本来ならば、とっくに前線に付いてもいいはずの兵器だ。その兵器が、敵の空襲で足止めされ、この司令部の近くで たむろしている。満足に補給が行っていない証拠だ。」 ライバスツ中将は鋭い口調で言いながら、参加者全員を見回す。 誰もが、失意の混じった表情を浮かべている。 「私も、この第20軍をもって敵と戦いたかった。この中で、敵との決戦を一番望んでいたのは、私かも知れん。だが、兵力はあっても、 支える物が満足に行かぬ状態で攻勢なぞできる筈もない。強行すれば、兵を無駄死にさせるだけだ。皇帝陛下は、それを知っていたのだろう。 それでも、君らは納得行かんか?」 ライバスツ中将は、皆に問うた。 失意の表情を浮かべる軍団長、師団長の面々であったが、同時に現状を理解したうえで、ライバスツ中将の言う事に納得していた。 「軍司令官閣下の言う事は良く分かりました。」 唐突に、第32軍団長のパルメイカル少将が言って来た。 「我々は、この地に派遣されてから敵との決戦を夢見ておりましたが、確かに現状は厳しく、攻勢に出ても頓挫する事は火を見るより明らかでしょう。 軍司令官閣下、それに皇帝陛下の言われるとおり、満足に力を発揮出来る状態で戦ってこそ、敵に最大の損害を与えられるでしょう。」 「軍団長閣下の意見に私も賛成であります。」 「私も同意見です。」 他の師団長や旅団長も賛成の意を表した。 やはり、彼らも減りつつある補給物資に何らかの不安を抱えていたのだろう。 「納得してくれたか。ならば、後は敵に悟られぬように撤収準備を進めたい所だが、先にも話したとおり、撤収準備は敵に悟られぬよう、 段階的に行う必要がある。我々最前線軍は10月まではここから動けん。まず、後方の予備軍が撤収し、最後に我々となるだろう。 敵の11月攻勢が始まる頃には、我が第20軍も北大陸に布陣している筈だ。」 11月攻勢。それは、連合軍の反攻作戦が開始される時期を示した言葉だ。 スパイからの情報によると、現在、連合軍は11月の反攻作戦に向けて着々と戦備を整えているようだ。 11月となると、今は8月であるから、後2ヶ月もない。 このような状況で11月を迎えていれば、南大陸侵攻軍は今よりも酷い物資不足に喘ぎ、まともな反撃が出来なくなったであろう。 アメリカ軍が空や海から、執拗に補給線を狙ったのは、この事も見越しての事であろう。 (アメリカと言う国は、なんて戦上手なものか・・・・) ライバスツ中将は、内心でそう思った。 その後、ライバスツ中将は軍団長、師団長、旅団長と共に今後の事を話し合った。 話し合いは3時間にも及び、互いに納得した状態で会議は終わった。 8月14日 午後7時 カレアント公国ロゼングラップ 南西太平洋軍司令官であるドワイト・アイゼンハワー大将は、ロゼングラップ郊外の草原地帯に待機している 第4軍配下の第4機甲師団の視察を終えた。 彼はその後、第4軍司令官と話し合った後、割り当てられた宿舎で泊まる事になった。 午後7時 アイゼンハワーは個室で本を読んでいると、訪問客が彼の部屋に訪れた。 ドアが開かれると、第4軍司令官であるドニー・ブローニング中将と、参謀長のフリッツ・バイエルライン大佐が中に入ってきた。 「おお、来たか。待ち侘びていたよ。」 「先輩と勤務時間以外で飲むのは久しぶりですな。」 ブローニング中将は微笑みながら、持って来たバーボンを掲げた。 「1週間前にヴィルフレイングで手に入れたバーボンです。どうですか?」 「嬉しい手土産だね。まあ、そこに座りたまえ。」 アイゼンハワーは2人にソファーに座るように促した後、従兵にグラスを持って来るように命じた。 「先の視察時は、仕事上の話しか出来なかったが。それにしても立派になったな。」 「はい。士官学校時代やパナマ運河勤務時には大変世話になりました。自分がこうしていられるのも、先輩のお陰です。」 「買い被り過ぎだよ。私はただ、サポートしたまでさ。」 そう言うと、アイゼンハワーは苦笑した。 「司令官とアイゼンハワー閣下は昔なじみのようですな。」 隣で話を聞いていたバイエルライン大佐が、ブローニング中将に聞いた。 「ああ、そうだ。先輩には色々世話をかけてしまったよ。軍を辞めようとした俺を引き止めたのも、アイゼンハワー先輩のお陰さ。」 「パナマ運河勤務の時だな。あの時、君は心労から軍を辞めたいと言っていた。当時、君は少尉で、酷い大尉の下で働いていたな。」 「ええ。本当に酷い野朗でした。」 「その酷い大尉の下で、君は頑張っていたが。ある日、とうとう限界に近い状態になった。私はその時、たまたま彼と再会して相談に乗ったんだ。」 「その酷い大尉というのは、ゼークト流に言うと勤勉で無能な働き者、と言う感じの者ですか?」 バイエルライン大佐が口を挟んだ。 「そう!まさにその通りの奴だった。ろくに考えもしないで訳の分からない事ばかり抜かすものだから、何度ぶん殴ってやろうと思った事か。」 ブローニング中将はわが意を得たりとばかりに返事した。 「しかし、私の説得でブローニングはなんとか耐えた訳だ。」 「ええ。そうして、今の私がある。まあそう言う事かな。」 ブローニング中将は苦笑しながら、バイエルライン大佐に言った。 従兵がグラスと氷を持って来た。 「閣下、お持ちいたしました。」 「ありがとう。どれ、私がやろう。」 アイゼンハワーは従兵が持って来た酒と氷を置くと、ソファーの前にあるテーブルに置いた。 「ちなみに、その酷い大尉さんはどうなったのです?」 バイエルライン大佐はブローニングに聞いた。 「確か、先輩と相談して3ヵ月後に、窃盗を起こして逮捕。後は軍法会議に掛けられて軍から叩き出されたよ。その後は知らない。」 「なるほど。これが戦場なら、後ろから撃たれても文句は言えないでしょうな。」 「確かにそうだ。あの役立たずが逮捕された時は、それ見た事かと思ったよ。」 ブローニングはやや毒気のある口調で言った。彼はそれほど、その大尉の事が大嫌いであった。 「まっ、人間は生きている間に、一度や二度ほど馬鹿な上司に巡り合うものだ。」 アイゼンハワーはしんみりとした口調で言いながら酒を注ぎ終わると、音頭を取って3人で乾杯した。 「バイエルライン大佐。すっかりアメリカ軍の空気に馴染んで来たね。」 アイゼンハワーはバイエルライン大佐に話を振った。 「はあ。お陰さまで。」 バイエルライン大佐は照れ臭そうな表情で返事した。 フリッツ・バイエルライン大佐は、元はドイツ陸軍の将校であった。 彼は1940年1月に開始されたイギリス、フランスとの本格戦闘で、エルヴィン・ロンメル少将の指揮する第7装甲師団の作戦参謀として戦ってきた。 泥沼化の様相を呈していくフランス戦役の中で、第7装甲師団はよく戦い、イギリス、フランス軍の攻勢を頓挫させ、あるいは逆包囲する等、 イギリス、フランス軍にに多大な損害を与えてきた。 転機が訪れたのは1941年2月の事であった。 いつもの通り、前線で戦況を見ていたロンメルら司令部一行は、フランス軍機の空襲を受けてしまった。 ロンメル少将は全治8ヶ月、バイエルライン大佐は全治5ヶ月の重傷を負い、残りの司令部要員も半数が戦死し、半数が負傷すると言う事態に陥った。 それから半年後の8月。待命状態にあったバイエルライン大佐は、病気で倒れたアメリカ駐在陸軍武官の代わりにアメリカへと赴任した。 アメリカ駐在大使館には、海軍から3名、空軍4名、陸軍から7名の駐在武官がおり、まとめ役は陸軍のモーデル中将が担っていた。 当時、ドイツはアメリカの参戦を気にしていた。アメリカはイギリスやフランスに対し、駆逐艦50隻の供与や、必要物資の輸送を行っていた。 誰が見ても、アメリカがドイツを挑発している事が分かっていたが、アドルフ・ヒトラー総統はルーズベルトの企みに乗らなかった。 逆に、アメリカの駐在ドイツ大使館から情報を得ようと、有用な将校をアメリカに送り込んでいた。 万が一、アメリカと開戦しても、駐在武官は外交官であるため、交換船で悠々と本国に戻る事が出来る。 バイエルライン大佐は、いずれはドイツ本国に戻れると思い、アメリカの しかし、思い掛けぬ事態が起こった。 10月、原因不明の突然の転移が起き、ドイツ大使館の面々は、他の大使館、領事館と同様に祖国を失った孤児と化したのだ。 アメリカ国内から貴重な情報を送るというドイツの試みは、有用な将校共々、アメリカ自体が消えた事で幕を閉ざされた。 駐在武官達は、しばらくは失意のどん底に叩き落された。 だが41年12月にアメリカが駐在武官の合衆国軍志願を認めた時、バイエルライン大佐は迷わず志願した。 バイエルライン大佐は42年3月には第4機甲師団の作戦参謀に任命され、自らがフランス戦で培った知識を、師団の参謀や部隊指揮官達に教え、 同師団の錬度向上に貢献した。 43年5月には、南西太平洋軍指揮下の第4軍参謀長に抜擢されて、6月に第4軍と共に南大陸に派遣されたのである。 「仕事のほうは順調かね?」 「ええ。万事順調です。あとは11月攻勢を待つばかりです。」 「そうか。」 アイゼンハワーは満足そうな表情を浮かべる。ふと、彼はある事が気になり、しばらく黙考した後、バイエルライン大佐に聞いた。 「そういえば、バイエルライン大佐とはあまり話す機会が無かったな。」 「ええ。私は南大陸に派遣されるまでは本土にいましたからね。何か聞きたい事でも?」 「あるよ。ドイツの軍人から見て、アメリカ陸軍と言う物はどう見えたかね?」 その質問に、バイエルライン大佐は一瞬戸惑った。 どう言って良いのか・・・・・ 「なあに、正直に言っても構わん。オフレコだから心配するな。」 心中を察したのか、ブローニング中将が陽気な声で言って来た。 「そうだよ。ここには君とブローニング、それに私の3人しかいない。」 2人にそう言われると、離さない訳にもいかない。バイエルライン大佐は意を決して話し始めた。 「はあ、それでは・・・私が合衆国陸軍大佐の階級を得て、第4機甲師団の作戦参謀に任命されたのは、 今から1年半近く前の42年3月でした。最初、私はアメリカ陸軍がどのような軍隊であるか期待しながら 見定めようとしました。最初の3ヶ月間は、正直言って呆れてしまいました。 素行不良が目立つ者が余りにも多くて。」 アメリカ軍は、外見は立派ではあるが、実際は驚くほど不真面目な兵隊が多い。 バイエルラインが勤務した第4機甲師団も、例に漏れず不真面目な兵隊が散見された。 最も、陸軍や海軍はまだましなほうで、海兵隊になると素行不良の兵隊など部隊のあちこちにいる。 だが、勇敢さでは3軍の中で海兵隊を一番に挙げる者が多い。バイエルラインもその1人である。 バイエルラインはまず、徹底的な訓練によって師団の士気を高めると共に、ドイツ式戦法を師団に取り入れる事を決めた。 最初は試行錯誤の連続で、ミスを生む事もあったが、師団の士気は大いに上がった。 又、ドイツ式戦法の有用性を認めた他の機甲師団も、バイエルラインが教えた通りの物を師団の訓練で取り入れた。 「ですが、訓練を重ねる毎にそのような者も少なくなりました。私が驚いたのは、アメリカ兵の飲み込みの早さです。 最初、師団は私の提示した戦法に戸惑うばかりでしたが、慣れたら上達が早い。去年11月に行われた、第5機甲師団との 戦闘訓練では、ドイツ陸軍のお家芸をほぼマスターし、第5機甲師団を打ち負かしてしまいました。」 「その話なら私も知っている。第5機甲師団の師団長は、最初はドイツ式の戦法を取り入れなかったようだが、 この演習の結果がショックだったのか、12月の演習で早速取り入れていたようだな。第5機甲師団のみならず、 他の師団や、今や新設されたばかり機甲師団まで、君の教えた戦法を伝えようとしている。全く、大したものだよ。 第4軍に配属が決まった時、師団長は何か言わなかったかね?」 「はい。第4機甲師団から第4軍の参謀長に任命された時は、師団長からそんな命令書など屑篭に捨ててそのまま 居座って欲しいとまで言われましたよ。」 バイエルラインは苦笑しながらそう言った。 「その師団長の言葉はよく分かるよ。俺だって、同じ事を言うぞ。」 隣のブローニング中将も笑いながら言う。 「あの転移は災難だったが、こうして見ると、悪い事ばかりではなかったな。合衆国軍は君達のような駐在武官によって、確実に変わりつつある。 転移に巻き込まれた君らには悪いと思うが。」 「いえ、とんでもありません。むしろ、失意に暮れている我々駐在武官にも、働き場所を与えてくれたアメリカには本当に感謝しています。」 アイゼンハワーの言葉に、バイエルライン大佐は慌ててそう言った。 「そうか・・・そう言ってくれると、私も励みになるよ。こうして、君達駐在武官にも感謝されているのだから、今度の反攻作戦は絶対に失敗はできんな。」 彼はそう言いながら、来るべき反攻作戦に思いを馳せていた。 連合軍80万が参加する9月の一大反攻作戦。 作戦名11月攻勢の開始までは、あと16日。 アイゼンハワーにとって、その16日がとても長いように感じられた。
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紺野俊介「検索連動型広告を成功に導くSEM戦略」(2008) 検索連動型広告を成功に導くSEM戦略 増補改訂版 評価 ★★★☆ ひとこと SEM本はいい加減にやめよう、と思いつつも、 仕事が行き詰まるとついつい手を伸ばしては、後悔という繰り返しでしたが、 この本は新たな知見(品質スコアのバッティング回避)も得られて良かったです。 分類 電子通信 単行本 目次 Introduction SEMの基礎知識SEMとは リスティング広告とは SEOとは リスティング広告とSEOの関係性 多様化する検索エンジンのサービス 今後のSEMの動向 Chapter 01 Google/オーバーチュアと検索連動型広告の仕組み検索連動型広告のサービス企業 Googleとオーバチュア 選考のポイント 広告が表示されるサイト Web解析結果の差で選ぶ アドワーズ広告が表示されるWebサイト スポンサードサーチが表示されるWebサイト 料金・予算管理の違い アドワーズ広告の料金と予算管理 スポンサードサーチの料金と予算管理 検索連動型広告の掲載順位決定の仕組み クリック単価の高騰と安定する要因 アドワーズ広告の品質スコアと順位の関係 Chapter 02 費用対効果を最大化するキーワードの方程式成功するか失敗するかは始める前に分かる クリックされるキーワードを見つけるための大原則 検索されるキーワードの傾向を調べるには 検索数からクリック数を予測する計算式 主なビッグキーワードのクリック単価の相場 アドワーズ広告でキーワードごとにクリック単価を調べるには クリック単価の損益分岐とコンバージョン率の関係 検索連動型広告の予算と費用対効果の見積り 予算をベースにした損益分岐の見極め Chapter 03 ターゲットを逃さないキーワードの選び方キーワードを収集する基本的な考え方 効率的にキーワード収集する流れ 収集したキーワードをグループ化する 語句の組み合わせでキーワードを作る 限定したキーワードを優先して登録する キーワードをマッチさせる4つの判別方式 最初は「完全一致」で予算消化を抑える Chapter 04 売れる広告文と初期運用のポイント広告文はランディングページとセットで考える 競合サイトとは「勝てるポイント」で勝負する 「一度作ったら終わり」の広告文では売れない 運用の準備とコンバージョントラッキング 掲載を開始しても2週間は様子を見る 開始2週間で見るべき予算のチェックポイント 明らかに予算消化が早いときの対処法 Chapter 05 クリック率を上げる運用メンテナンスクリック率は検索連動型広告の生命線 クリック率を上げる基本戦略と下がる原因の見つけ方 掲載順位を見直す① 平均クリック率から目標順にを見極める 掲載順位を見直す② プレミアムポジションは特別な場所 広告文を見直す① 「キーワード入り」は効果てきめん 広告文を見直す② キラーポイントで訴求力を高める 広告文を見直す③ 「何でも訴求」でセオリーの逆を突く マッチタイプを見直す① 見せない工夫で分母を減らす マッチタイプを見直す② 「ひらがな検索」はフレーズ一致で登録 地域をターゲットにしてユーザーを限定する Chapter 06 クリック単価を抑える運用メンテナンス掲載枠数を把握して入札額を抑える 上位10%のキーワードを集中的に管理する アドワーズ広告を見直す① クリック率を上げれば単価は下がる アドワーズ広告を見直す② 品質スコアのバッティングを回避する Chapter 07 コンバージョン率を上げる運用メンテナンス測定ツールを精査して原因と対策を見つける ランディングページを見直す① トップページに誘導するのは論外 ランディングページを見直す② あえてユーザビリティを崩す ランディングページを見直す③ 選択肢を与えすぎてはいけない ランディングページを見直す④ 間口は縦ではなく横に広げる SEOを施したキーワードに出稿する意義 Chapter 08 ライバルを蹴散らす入札・運用テクニック分析で差をつけるコンバージョン測定ツール 自動入札ツールの特長と運用上の注意 曜日・時間帯による戦略的配信コントロール 曜日時間帯別の自動配信で時間帯効果を最大化する 広告の集中配信でライバルを封じ込める 最適な掲載順位へ自動的に表示させる Chapter 09 コンテンツ連動型広告の運用コンテンツ連動型広告の仕組み コンテンツ連動型広告の配信パートナー オーバーチュア コンテンツマッチ 特徴と広告掲載の仕組み Googleコンテンツターゲット広告 特徴と広告掲載の仕組み Googleプレースメントターゲット広告 特徴と広告掲載の仕組み 広告出稿のポイント① グルーピングのテーマ性 広告出稿のポイント② ターゲットを絞り込む 広告出稿のポイント③ 選べる広告フォーマット 運用効果を高めるメンテナンス 広告価値が高まるコンテンツ連動型広告 Chapter 10 モバイルにおけるSEM・リスティング広告脚光を浴びるモバイル検索 モバイル検索の特性① キャリアで異なる導入検索エンジン モバイル検索の特性② キャリア別検索結果画面の構成 モバイル検索の特性③ パソコンとは異なる部分を理解する Googleモバイル広告 特徴と広告掲載の仕組み オーバーチュア スポンサードサーチモバイル 特徴と広告掲載の仕組み 効果的に運用するには① キャリアごとの特徴を理解しルール作成 効果的に運用するには② ユーザーのシチュエーションを考える リファラー情報から効果を測定する モバイルSEMの将来性 Column検索連動型広告の総広告費は1078億円 Google / オーバーチュア以外の検索連動型広告 ロングテールと検索連動型広告 キーワードの流行を調べる「Google Trends」 テレビやブログの流行キーワードをいち早くキャッチ PC検索とは異なるモバイル検索市場 競合分析の3つの落とし穴 検索連動型広告を揺さぶる商標権問題 Googleが提供する新たな検索キーワードツール 拡大するCGM 気になる表現 メモ 平均クリック率プレミアムポジション(1位):7% プレミアムポジション(2位):6% プレミアムポジション(3位):5% 通常の掲載枠(4位):3~4% 通常の掲載枠(5位):1.6% クリック率が下がる原因を見つけるヒント部分一致のキーワードが多すぎないか? 1語のキーワードばかりに出稿していないか? キーワードと関係が薄い広告文を出していないか? 広告文でいろいろな訴求をしすぎていないか? 品質スコアのバッティング単独ワード(部分一致、入札額:高)と複合キーワード(完全一致、入札額:低)の場合、ビックワードの広告ランクが高くなるため、複合キーワードが表示されなくなり、クリック単価が高騰してしまうことに注意 対策は単独ワードの完全一致にするか、戦略的に入札額に差をつける 競合比較の注意点バックリンク数の代章やPageRankの高さなどの定量的なデータだけで比較しない KEIはキーワード有効性の目安にならない 順位の差だけで判断しない 参考文献
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この心理機能は、内向性の心理機能であるので、意識の内面に注意が向けられます。また、 思考の心理機能であるので、論理や原理に従って合理的な意思決定を行います。 内向的思考(Ti)が主機能であるタイプは、ISTP,INTPです。 Tiが補助機能であるタイプは、ESTP, ENTPです。 Tiは、内向なので、意識の内面において論理的に判断の基準を築きあげ続けます。 また、個人の中で洗練されてゆくものです。 その思考による判断基準は、慣習的なものではなく、誰にでも受け入れられるものであるとは限りません。 定義、公理、原理、基本的原則から出発して、推論を行い到達した結論を信頼します。 これも内向ゆえか、単に実用的なことや慣習に価値を置くのではなく、懐疑的な姿勢で深く理解しようとします。 仮説や原理を基にした推論を頭の中で継続して行い、矛盾があるとすぐに気がつくことができます。 何が何故間違っているのかという点において目ざとく個人的な感情に流されることなく追及しようとします。 独自の思考過程を経て、エレガントな解決法を思いつくことがよくあります。 一方、思考が複雑になり過ぎるとその帰結をどうやって導いたのか他の人が理解できないことがあります。 また、自分自身でさえも考えに耽っているとき出口を見失うことがあります。 深く継続的な推論と膨大な知識に基づいているので、その推論過程を他者と共有することは困難であり、相当の努力を要します。 もし、その必要に迫られることがあれば、要点のみを簡潔に説明することで済ませようとするかもしれません。 正しいと確信を持つには時間がかかり、延々と推論を積み重ねて確からしさを増してゆこうとします。 それゆえに、正しいと確信するというよりは、間違っているとは考えられない、もしくはより効率的であることが判断の基準になります。 言葉の定義をなるべく厳密に行い、自分が意味することを正確に伝えようと努力します。 そうすることで、曖昧な思考を排除し、効率的な説明ポイントを見つけ出すことができるからです。 Tiが強いタイプは、合理性の強い心理機能なので、効率性を重視して自分に対して厳しい規律を要求します。 曖昧な推論や、“甘えに基づいた“非現実的な希望的観測に従うことは馬鹿げていると考えます。 いつでも、理論的な思考から導かれた結論に従うことこそ、最終的には利益をもたらすと考えているのです。 それゆえ、自律的に物事を考え判断し、主体的で独立しています。 分類や分析,推論によって、どのようにして物事が進行したり、システムが機能していたりするのかをとことん理解しようとします。 自然物であっても、人工の装置であっても、中身がどうなっており、どのような仕組みになっているのか興味を持ちます。 各部分の働きと、部分どうしの関連を知るために、実際に分解してみることもあるかも知れません。 しかし、いつでもそうできるとは限らないので、あれこれ考えたり、本を読んだりして知識を蓄えることになります。 内向的思考が強く働くタイプにとって欠陥や矛盾は致命的です。 問題の根源と、それに起因する結果を突き止めようとします。 信頼できる理解に達すると、そこから理論的に考えて問題解決のための戦略を立てます。また、情報受容機能が外向性なのもあってか、何度も同じことをやるのは非効率であると感じられ、我慢できません。 定量的な比較においても、厳しい目を持ちます。 一貫性を求めて推論を行い、導かれた帰結が、モデルによって正確に評価できるかどうか考えます。 この過程を繰り返して、蓄積された知識は、より大きな理論の枠組みへと矛盾なく統合されてゆきます。 そのようにして、内面において思考の判断基準となる知識が育ち続けます。しくみをとことん追求し、各部分の働きを知っているので、問題解決の効率的なアイデアを得ることができます。 どの部分をどのように変えれば、どの程度改善されるのか、そして、もっとも効率よく改善するには どの部分に手を加えればよいのかといったことに気がつくことができるからです。 一方で、他者の感情や結びつきに対する配慮に欠いてしまうことがあります。 他の人から見ると、どこかよそよそしく冷徹に見えることがあるでしょう。 そして、実はそのことで孤立したり、肯定的なフィードバックを得ることができず、 自分の不利益につながってしまうということには気がつかないでいます。 関心が狭い範囲にのみ向けられるときは、利己的になってしまいます。 そして、特にこのタイプは、利己的な性質からなかなか抜け出せないようです。 人の意識は自分を中心に発達し、徐々にその範囲が拡大してゆきますから、 内向的思考によって導かれた結論や知識はまず自分の利益のために利用されることは自然なことです。 知識を隠しておくことで、利益を占有できるならばそうしたいと思うことでしょう。 一方で、知識を広め、協力関係を築き、他者と利益を共有することが有益かどうか考えてみることをおすすめします。 内向的思考の働きは、個人的な知識と行動指針を与えますが、深く追求しようとする性質があるので、 その確からしさにおいて際立っており、他者に対しても利益をもたらすことができる類のものであることは稀ではありません。 知識の共有と適応の範囲がグループ、地域、世界へと広がるにつれ、全体に利益をもたらすようになります。 Fe - 外向的感情(Extraverted feeling) 参考サイト1:https //web.archive.org/web/20160316225045/http //mbti-reflection.club/psf_ti.php 参考サイト2:https //wikiwiki.jp/16types/%E5%86%85%E5%90%91%E7%9A%84%E6%80%9D%E8%80%83%EF%BC%88Ti%EF%BC%89