約 1,297,634 件
https://w.atwiki.jp/sakuraba/pages/115.html
前 な、な、なんだこりゃ~!ちょっ、ばっ、キスなんて早くないか!いきなりすぎるじゃないか! うぅっ、私らしくない。なんで時めいちゃってるんだよぅ…。 ていうか、キスする勇気があるなら「抱く」くらい楽勝だろうよぉ…。 もう頭がわけわかめだよ! 私は知りたかっただけなんだ。自分のことを「愛してる」とまで言ったこん野郎の温もりを知りたかっただけなんだ。 なのに、こんな、こんな!キスだなんて、温もりってレベルじゃねえぞ!あぅぅ うまい下手の問題ではなく、藤岡とキスをする、その事自体が私にとって大事件~快感~だ。 その人生初の『大事件』に私は翻弄される。 キスだけじゃ温もりなんてわかんないよ!もっと、躰で触れあって…、って私はなにを言って…! あぁっ!身体が勝手に動…!うわぁぁぁん。 私の四肢は藤岡の身体に絡みつく。「本能」なのだろうか。女としてのそれが、藤岡をこんなにも求めているのか。 なら仕方あるまい。私の所有者であるこの男にすべてを委ねよう。 「委ねる」。そう決めたばかりなのに、私は藤岡の舌に自分の舌をコンタクトさせていた。 南の舌に触れた。何とも言えない感動を覚えた。しかし、それと同時に我に返った。 やっぱり、違うよ。俺が求めていたのはこんなことじゃない。「愛する」イコール「性行為」ではない筈だ。 今からしようとしていることは、俺の中では正しくない。せめて、ちゃんと段階を踏んでから至りたい。 真面目くん、いいや、イデアリストだ。ずっと夢見てきたんだ。南といちゃついて、南とデートして、幾日か過ぎて漸くキスができて、そして…! 俺は、唇を離した。一瞬、唾液の橋が架かる。 「ふじおか…?」 「ごめん…」 「え?…ん、あぁ」 どうにか、このマズい空気を変えたいな。 俺は、今何と声をかけるべきか考える。 「ま、まあ、そのだな。」 南が沈黙を破る。 「か、カップルなら、き、キスくらい、普通、だろ?」 「で、でも!」 「えい!」 「うわぁっ!」 南が俺に抱きついてきた。む、胸が! 「藤岡、お願いがある。」 「は、はい」 「私を、私を強く抱きしめてくれ!」 えぇっ! 俺が狼狽えるのをよそに南は俺を強く抱きしめる。うわはぁ、匂いが! 「ダメ、なのかぁ?」 み、南ってこんなキャラだったか!?「活発的」は「積極的」とは違うぞ! 「ふじおかぁ…!」 あぅぁぁぁああ…。もう!だ、抱けばいいんだな!抱けば! 俺は意を決して、けど恐る恐る南の背中に腕を回す。 この心臓の鼓動は、南にはどう伝わっているのだろうか。 「えい!」 私は、これでもか!という位力を入れて抱きしめた。恥ずかしくて、首まで熱い。というか全身が熱い。 ふと、自分が胸を押しつけている状況に気がつく。私の鼓動、こいつは感じているのだろうか。 そして、私の温もりを感じているだろうか。 はぁ… なんからしくないな。藤岡なんかに、こんなにも心を奪われるなんて。 ずっと、私には彼氏なんてできないだろうな、と思っていた。 女らしくなくガサツで、しかも際だった長所もない。私を好きになる物好きなんていないと思っていた。 けれど… 切なくなる。胸が締め付けらる。想えば想うほど締め付けは強くなる。 それに比例して、藤岡への「締め付け」も強くなる。 俺は、遂に南を抱きしめた。南の体がピクリと反応する。 「…もっとぉ」 今にも消えてしまいそうなか細い声で甘えてくる。俺は、反射的に強く抱きしめた。 南の温もりをより強く感じる。俺は更に強く抱きしめる。 「あっ…」 「南、…南!」 俺は思わず名を叫ぶ。 「好きだ。南。」 「…私も」 「え…?」 「私も、藤岡が好き。好きなんだ。」 「…ああ」 確信した。もう南は俺のモノだ。 「南、顔をあげて。」 「え?」 南が顔を上げる。 「南、改めて、これからよろしく。」 「あ、ああ!その、こちらこそよ」 俺は南の唇に自分のそれを重ねた。 次
https://w.atwiki.jp/qnqbikby/pages/2.html
メニュー トップページ プラグイン紹介 まとめサイト作成支援ツール メニュー メニュー2 リンク @wiki @wikiご利用ガイド 他のサービス 無料ホームページ作成 無料ブログ作成 2ch型掲示板レンタル 無料掲示板レンタル お絵かきレンタル 無料ソーシャルプロフ ここを編集
https://w.atwiki.jp/83452/pages/17939.html
■ 「律……?」 嘘だ。 「律っ!」 嘘だろ。 部屋には誰もいなかった。 静かで痛々しい沈黙を貫いていて、私の荒々しい動悸の声が漏れてるだけ。 なんで。 なんで律がいないんだよ。 私はベッドの上を見た。 携帯電話だけが、ポツリと置いてあった。 なんで。 私はゆっくりベッドに近付いて、携帯を手に取った。 『早く帰ってこいよ。待ってるかr』 打ちこんでる途中。 どういうこと? 何かあったの? 打ちこんでる途中に、『打ちこめなくなる』状況になった? 「……嘘」 嘘、だよね。 そんなの、私、認めない。 嘘でしょ、律。 ねえ。 返事しろよ。 決壊した。 泣くの、別に堪えてたわけじゃないのに。 私は膝をついて、声を張り上げた。 律――。 嫌だ、嫌だよ。 おいてかないで。消えないで。 私、律の隣にいたいんだよ。一緒にいたいんだよ。 だから、行かないで! 「りつ……りつっ……ひっく、っ……りつぅ……」 名前を呼んだ。 律。 帰ってきてよ。 律がいなきゃ、私、駄目なんだ。 別に、失ったから気付いたわけじゃなくて。 律がいなきゃ駄目だから、幽霊になっちゃって悲しんだし、泣いたんだよ。 律がいなきゃ、駄目なんだ。 律じゃなきゃ嫌なんだ。 律が、いなきゃ。 だから、いなくならないで。 戻ってきてよ! 後は何にも要らないから。 もうそれ以外、何にも望まない。 知りたいこともないから。 律が傍にいれば。 隣にいてくれれば。 笑ってくれれば。 話せれば。 それで、十分だったのに。 私はそんなささやかな日々が、本当に大好きだったのに。 なんで、なんでこんなの――。 「律――」 呼びかけは虚しく響いて、誰も返事はしなかった。 私は、泣いた。恥なんて知らなかった。 叫んで、もうわけがわからなくなるぐらい泣いた。 その時、階段を誰かが駆け足で上がってくる音が聞こえた。 えっ? 恥ずかしながら、私は律のなんでもを知ってる。 手を見ただけで律だってわかるし、当然お互いそうだった。 もちろん、足音も。 それが例え、走ってたとしても。 律の駆け足はわかる。 例え、階段を上がる音でも――。 まさか。 「律っ!」 「澪っ!」 ドアを突き破って入ってきたのは。 緑の患者服を着た、律だった。 「り、律――うわっ」 私が立ちあがって何かを言おうとする前に、律は思いっきり私に抱きついてきた。 その勢いで、私たちは倒れて。私は尻餅をつきながら律の抱擁を受け止めた。 律はその両腕を私の肩の上から首の後ろまで回して、きつくきつく抱きしめた。 私は、いろんなことが一気に頭に入ってきて、何も言えなかった。 「あっ……」 私は気付いて、声を漏らした。 ――触れてる。 声も、聞こえてる。 「り、律……触れるの?」 「澪……澪……」 私が呆気にとられてるのに、律は私の鎖骨の辺りに顔を埋めて、私の名前を呟き続けた。 律は泣いていた。私は驚きすぎて、もう何にもよく掴めなかった。 「澪…………っ……う、ひっく……みおぉ……」 律は喘いで、咳と嗚咽を漏らしながら、名前を呼び続ける。 律の泣き声は、悲痛だったけど、でも安堵に満ち溢れていた気がした。 ただの、悲しみじゃなくて。 いろんな感情が混じった、律の本気の泣き声だった。 「り、律…………」 「……怖かった、澪……みお……っ……」 「――……馬鹿」 震えてた私の指先が、ゆっくり律の背中に回る。 律の背中を掴めた。 撫でることができた。 ほんのりと暖かい。 私は、律の言葉に、声を震わせた。視界が滲む。 触れる、声も聞こえる……! そのことが、私の琴線をゆっくり撫でた。 「ばか、ばか馬鹿律……私だって、怖かったんだからなっ……」 ずっと、怖かった。 私は、律との距離が離れていくのが。 消えちゃうのかなって思うのが。 いつだって怖かった。 誰にも見えないことも律に触れられないのも。 言葉が届かないのも。 手を伸ばしても掴めないのも。 怖かった。嫌だった、悲しかった。辛かった。 だから余計に愛しくて、胸が苦しくて。 だけど今。 律の声、聞こえる。 律を、この手で抱きしめられてる。 「律……っ」 律が、帰ってきた。 そう思うと、私も律の肩に目を押し当てて泣いた。 もうこの数日で、涙をどれだけ流したんだろう。 わかんない。 でも、どうでもいいや。 律が戻ってきた。 触れる。 抱き締められる。 名前を呼んでくれる。 「澪……」 「律……」 ずっとずっと、長い間、名前を呼び合って抱きしめあった。 二人とも、ここにいて、お互いのこと、確認し合うように。 ■ それから少しして、携帯に電話があった。 おばさんだった。 内容は、律が病院で目覚めた途端病院を抜け出したこと、そして多分秋山さん――つまり私の家に来ると思うから来たら連絡してくださいとのことだった。 律は、目が覚めた後の検査もせずに駆け出してきたらしかった。 律らしいと言えば律らしいのかな。それだけ、私のところに早く帰ってきたかったのだろうか。 そんな律は、まだ私のお腹に顔を押し当ててメソメソしていた。 私はおばさんにわかりましたと伝えて、電話を切った。 「律、おばさんが、もし律に会ったら連絡してくれってさ」 「しないで、いいよ」 「なんで?」 「だって、病院に連れ戻されちゃうだろ。嫌だ。まだ澪とくっついてたい」 「……ふふ」 私は律の頭を撫でた。私だって、今、律に思いっきり甘えて、ずっとずっと律と触れ合っていたいって気持ちだった。 だからおばさんごめんなさい。もうちょっとだけ、一緒にいたい。 この温もりも声も、すっごく久しぶりな気がするから。 連絡遅くなるといろいろ迷惑だから、あと十五分……いや、二十分。 いや、ずっとずっとそうしてたいよ。 律のこと抱き締めていたいよ。 こういうの久しぶりだから。失ってたものだから。 「……澪」 「……本当、おかえり律」 「ただいま澪……ごめん。いろいろとさ」 律は顔を上げ、目を細めた。見つめあう。 この眼差しも。全然悲しそうじゃない、律のいつもの瞳で見つめられるのも、本当に久しぶりだった。 もう何もかもが久しぶり。 触られるのも触るのも、その声で名前を呼ばれるのも……本当に、私が取り戻したかったものなんだ。 「いいよ、謝らなくて。こうしてまた、元に戻れたんだから」 「うん……そうだな。本当によかった……」 「……触れる、律」 「うん、触れるよ澪」 「……よかった。すっごく心配したんだからな……」 「そろそろ、病院戻ろうか」 「嫌だ」 「……でも、このままじゃおばさんたちに心配かけたままだろ? 律は無断でここに来たんだから……」 「でも、澪といたい」 「そりゃ……私もいたいよ」 私は律の甘い声に応えるように、さっき律がしてくれたみたいに思いっきり律を抱きしめた。 律の匂い、とか息使いも、全部懐かしく思えて。 「……澪が一緒ならいいよ」 「えっ?」 「だから、澪も一緒に来てくれるなら病院に戻る」 「……馬鹿律。当たり前だろ。一緒に行くよ、病院に」 ありがと、と律が小さく言った。 今はお互いに抱き締めあってて、顔や表情は見えなかったけど、私の背中に回ってる律の手が、ギュッと服を摘んだ気がした。 私もそれを受け入れるように、まだちょっとだけ震えてる律を、愛おしく抱きしめた。もうずっと抱きしめてたい。 「じゃあ電話するぞ」 「うん」 「おばさんたちにも謝れよな」 「うん……あはは」 「何笑ってんだ?」 「なんか、可笑しかったんだ。嬉しいんだよいろいろ」 私も吹いてしまった。確かに、なんでもないのに可笑しかった。 嬉しいな。 こうやって律と笑いあえるの、やっぱり最高に楽しいよ。 12
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/8041.html
このページはこちらに移転しました 千は風になった 作詞/304スレ92 あたしのお墓の前とかで 泣かないで ほしい☆ そこにあたしはいないの 眠ってなんかいないんだよ♪ 風は千に 千は風になったよ♪ この大空を 吹きわたっちゃうんだから! 春には桜になって お花見おおさわぎ☆ 夏はビキニのように きらめく水しぶき♪ 夜は月になって あなたを抱きしめて☆ 朝は太陽になって あなたに微笑むの♪ あたしのお墓の前とかで 泣かないで ほしい☆ そこにあたしはいないの 死んでなんかいないんだよ♪ 風は千に 千は風になったよ♪ この大空を 吹きわたっちゃうんだから! 風は千に 千は風になったよ♪ この大空を 吹きわたっちゃうんだから! この大空を 吹きわたっちゃうんだから♪
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/35052.html
おわるせかいのこうふくろん【登録タグ お ゆら 初音ミク 曲】 作詞:ゆら 作曲:ゆら 編曲:ゆら 唄:初音ミク 曲紹介 『いつしか君は 世界の回路に』 世界を救う力を持った、普通の女の子のお話。 アルバム『そしていつかはサヨナラを』収録曲。 歌詞 (動画より書き起こし) 消える影 灰の空 僕から君を攫う いつか見た 夕景は いまはどこにもない 満ち足りた日常と 御伽噺のような 現実が入れ変わり 時計は針を早めていく 君の傍にいる それすら叶わない 選択が 運命の 歯車を 廻して 君の眼の その奥の 光を 翳らせる 背が伸びて 昔より 上手く扱えるようになった 身体と心 君の涙を拭えるかな 君を抱きしめて 温もり伝えたい 不可逆が 押し寄せて 君の目は 憂いで 光すら 声さえも 届かぬ底へ墜ちてゆくんだ いつか語った夢も 共に過ごした日々も 壊れた世界が全て 上書きしていく 僕はここで歌っている いつか風に乗り届くように 言の葉が 想いと 違う様に 響いて すれ違い 残された 僅かな時を奪う 運命が 選択を 僕たちに 求めて 後悔と 愛しさが 僕らの距離を埋めるんだ いつしか君は 世界の回路に その小さな手が 繋ぐ世界の果て コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/83452/pages/10501.html
「……え?」 私は耳を疑った。 ……なに? セックスするか、死ぬか……? なぜ、先輩はそんなことを言うのだろう。 「先輩」 「ん?」 「先輩は、わたしの気持ち、信じてくれてないんですか?」 こんなにも、好きなのに。 なぜ、こんな脅迫するようにして聞いてくるのだろう。 私は、先輩の柔らかい頬に右手を添える。 「好き、なんですよ」 「うん」 「信じてくれないんですか」 「ううん」 「じゃあ、なんで」 そんな聞き方するんですか。 「私もあずにゃんのこと、好きだよ」 いつもの、柔らかい笑顔、なのに。 「でもね」 私の右手に、先輩の左手が添えられる。 その手は小さく震えていた。何かに脅えるように。 「せん、……ぱい?」 「ねぇあずにゃん、しようよ」 先輩の顔が近づいてくる。私は、そっと瞼を伏せた。 唇が触れ合う。熱い。柔らかい。気持ちいい。 「……ん、せんぱ……」 離して、また触れ合わせる。 触れるだけだったキスは、次第に深く、長くなっていく。 頭がじんとする。とろけていくような感覚。 「……ちゅ、んっ……っは」 「せ、んぱ……いっ、……どうし、……んぅっ」 もう、何も考えられなくなってくる。 先輩のこと以外。 「……は……っ……」 やっと唇を離してもらえた。 舌と舌とを細い唾液の橋がつなぐ。それは細く細くなっていき、名残惜しそうに、ぷつりと切れた。 唇の周りの唾液が外気に触れて冷たい。 もっと、もっと、先輩の熱が欲しいよ。 「……いいですよ、先輩。セックス、しましょうか」 肩で息をしている唯先輩。どことなく不安げだった表情が、少しだけ明るくなった気がした。 先輩は、甘い声で私の名前を呼びながら、嬉しそうにすり寄ってくる。 「あずにゃあん……」 「はい、唯先輩……」 唯先輩を、やさしくベッドに押し倒していく。 赤らんだ顔がいつもより余計に可愛く思える。 「なんで、死ぬか、セックスするかなんですか」 私は唯先輩の顔のすぐ脇に両手をついて、覆いかぶさる。 私から、そして質問から逃がさないように。 「だって」 それが、当り前だといわんばかりに。 「そう言わないと、あずにゃん何もしてくれないでしょ?」 ……え? がつんと、頭を殴られたような気がした。 それだけの衝撃が私のなかを駆け巡っていった。 「どういう、ことですか……」 やっとそれだけ、声を絞り出せた。 「だって」 悲しげな、表情で。 「いつも、私からじゃん」 抱きつくときはもちろん、「好きだ」って気持ちを伝えた時も、初めて手をつないだときも、初めてキスをしたときも。 いつも、全部、唯先輩から。 「あずにゃん、ホントに私のこと好き?」 そうか。そうだったんだ。 「好き……ですよ」 先輩は、にっこりと微笑んで。 「嘘だぁ」 先輩は、私の首に両手を回しながら言う。 「あずにゃんはいつもそう言ってくれるよね。私が『好き』って言ったら、『好き』ってちゃんと返してくれる」 それに、偽りはないんですよ……? 好きで、好きで、好きで、もうこれ以上ないってくらいに、あなたのことが好きです。 「でもね」 気がつけば、先輩の目は涙であふれていた。 「同情なんか、しなくていいんだよ? あずにゃん」 私、は――――。 「ごめんね、さっき、嘘ついた」 ――――私の気持ち、信じてくれてないんですか? 「信じて、なかったよ」 信じれなかったよ、と。先輩は、嗚咽まじりの声で、悲しそうにつぶやいた。 「唯……せんぱ……」 私は、なんてことをしていたのだろう。なにをしているんだろう。 先輩は、不安だったんだ。 「……あずにゃん、ごめんね。『死ぬかセックスするか』っていうのはちょっと言い過ぎたね」 いつも、先輩はどんな気持ちで接してくれていたのだろう。 先輩は私を好きでいてくれて、それを少しでも行動で伝えようとしてくれていたのに。 「私たち、もう終わりにしよっか」 その言葉は、私に重く、重くのしかかって。 「……やです」 「え? だって、あずにゃん私のこと好きじゃないでしょ? もう無理しないでいいんだよ」 きっと、さびしい思いをいっぱいさせてしまった。 私は、自分のことしか考えてなかったんだ。 すごく、くやしくなる。 「あ、でもね、さっきはちょっと嬉しかったよ」 まだ…………、まだ、やり直しはききますか。 今からでも遅くはないですか。 「あずにゃんから押し倒してくれたとき。えへへ、決心がちょっとにぶっちゃったよ」 最初から、これで最後にするつもりだったんですか。 「でも、もういいやぁ……」 そう言って、ふっと笑う。 そんな、こと、言わないで、ください。そんな、ふうに、笑わないで、ください。 「あずにゃん?」 苦しくて、でも唯先輩はもっともっと苦しかったんだ。 「なんで、泣いてるの?」 「……え」 真下にある唯先輩の顔に、ぽたりぽたりと、私の涙が落ちていく。 唯先輩のと私の。ふたりの涙が混ざりあって、悲しみの色をさらに濃くしていく。 「すみませ……っ、わた、しっ……」 「ううん……」 先輩は、ぐいと私の顔を引き寄せて、目元に口づけてくれた。 「しょっぱい」 至近距離で、先輩の甘いにおいがひろがって、目には唯先輩以外映らなくて。 「でも、あったかいね」 そう言って、先輩の唇が私のそれに軽く触れた。 先輩のほうが、あったかいです。 「ごめんね」 先輩は、今にもこぼれ落ちそうなくらい、目に涙をためていて。 「キス、しちゃって」 ぐっと肩を押されて、唯先輩の上からどけられる。 先輩は座りなおして、私の目を真っ直見て言った。 「……ぃ、え……」 私は先輩の目を見れなかった。 自分が、嫌になる。 否定の言葉でも、叫べばいいのに。言葉だけじゃ解決しないとわかりながらも。 「……もう、帰るよ」 バイバイ、あずにゃん、と。 真っ暗な、闇の底へと突き落とされた気がした。 ――瞬間、私は。 「……あずにゃん?」 「……ゃだ…………っ」 部屋を出て行こうとする先輩を、ぎゅっと抱きしめていた。 私より、ちょっとだけ背の高い先輩。 あったかくて、やさしくて。 「いかないで、くださぃ……っ」 涙が、あふれてくる。 私は、こんなに幸せなぬくもりを失いたくない。 すごく、すごく愛しくて、抱きしめる両腕に力を込めた。 私はやっぱり、こんなにも唯先輩が好きなんだ。 「すき、です。せんぱい」 今までも、これからも。 「離れたくないです……っ」 ずっと。 「バイバイなんて、や……です……」 さよならをしたら、もう、きっとあなたに会えない気がした。 「…………」 唯先輩は、何も返してくれない。 「先、輩……」 でも、いい。 私は、もっともっとたくさん、先輩に返さなくちゃ。 「ごめんなさいっ……、わたし……っ」 「……ごめんね、あずにゃん」 言葉をさえぎるように、唯先輩は言った。 先輩の手が、彼女に回している私の両手に触れた気がした。 「ほんとは、わかってたんだ」 ぽつりと、小さな声で先輩は続ける。 「……ぇ?」 「あずにゃんが、ちゃんと私を好きでいてくれたこと」 気持ちは、ちゃんと伝わっていた。 なら、どうして。 「ずっと、私を大切にしてくれてたんだよね」 部屋には、唯先輩の声だけが響く。 この部屋だけ、外の世界から切り離されたような感覚だった。 ふたりだけの、世界。 「わかってたよ」 唯先輩となら、永遠に、この世界の中でもいいと思えた。 相変わらずこの世界は、風の音も、鳥のさえずりも、時計の秒針の音さえも聞こえない。 その中で、唯先輩の声だけが私の鼓膜を震わせる。 「あずにゃんが照れ屋さんなことも」 部活中に抱きつくのは、私との仲の良さをみんなにも見せつけたかったから。 私は恥ずかしくていつも、やめてください、と突き放していた。 「あずにゃんが、私のためを思ってくれてたことも」 ふたりで遊びに行こうと誘われた時も。 先輩は、今年受験なのに。私を気づかってくれている。すごく、うれしいかったけど。 邪魔はしたくない。きっと私がいたら、先輩は私に構ってくれる。重荷になってしまう。 先輩は、やさしすぎるから。 だったら、私が、初めから距離を置いておこう、と。 「でもね、つらかった」 そう、思ってた。 先輩の意見を聞かずに、自分で、勝手に。自分のことしか、考えてなくて。 「ホントは、私のこと好きじゃないんじゃないかなって」 だいすきだから。 大切にしたくて、彼女を一番に考えて、最善だと思ってとった行動が、逆に彼女を傷つけていた。 「ちっちゃな不安だったんだけどね、それがだんだん大きくなって、胸が押しつぶされそうだった」 そんなことも知らないで、私は、なんて自分勝手なことを。 先輩は、それ以上、なにも言わなかった。 「っ……、わたし、……ごめ、んなさ……っ。せっ、先輩の気持ちもっ……かんがえ、ないでっ……」 私より、先輩のほうがつらかった。 わかってるけど、あふれる涙を止められない。 「あずにゃん、泣かないで」 こんな時でも、なんでこんなに優しいんですか、唯先輩。 あなたのほうがつらかったでしょう。 「せっ、せんぱ、い……っぅ、すき……ですっ、すきです……っ」 「ありがとう、あずにゃん」 私は、先輩の背中を涙で濡らし続けた。 部屋には、しばらく私の嗚咽だけが響いていた。 ……どれくらい、時間がたったのだろうか。私は落ち着きを取り戻していた。 「唯先輩」 やっぱり、私は先輩と終わりになんてしたくないです。 「キス、していいですか」 先輩が、その言葉にびくりとする。 少しの間沈黙が流れて、やがて先輩は小さく、こくりと頷いた。 「…………」 私が抱きしめていた力を緩めると、先輩は何も言わずにこちらに向き直ってくれた。 ――先輩も泣いてたんですね……。 さっきされたように、今度は私が先輩の目元にキスを落とす。 「しょっぱいですね」 「……涙だもん」 「でも、すごくあったかいです」 「…………ん、ぅ」 言って、唇を重ねる。 さっきキスしたときよりも、そこは熱く感じられた。 軽く押しつけて、ゆっくりと離していく。 「……もう一度しても、いいですか」 「……う、ん………」 先輩の顔が真っ赤だったのは、窓から西日が差しこんでいるから、だけではないと思う。 きっと私も、真っ赤だ。 「先輩」 「……ん?」 「だいすきです」 その言葉に、小さく微笑んでくれる。 さらに赤く染まる先輩のやさしい顔に、からだの芯が、じんと熱くなった。 先輩を正面から抱きしめて、唇を合わせる。 舌で、さらりと先輩の唇をなでると、遠慮がちに小さく隙間を空けてくれる。それを押し広げて先輩の口内へ入っていく。 「……ん……、ちゅ……っ、ふっぁ」 ふたりの息が重なる。どちらのものかわからない唾液が、口の端からこぼれおちる。 もう、わからない。このままとけて、ひとつになってしまいたい。そんな幸福感が私を支配する。 もっと、先輩が欲しい。 「っ、……は、ぁ……」 先輩も、同じ気持ちでいてくれたら嬉しいんだけどな。 「……ぅ、……ひっ……く」 「え……!? ……ぁ、唯……先輩?」 突然、唯先輩の嗚咽が響く。 どうしよう、何かマズイことをしてしまったのだろうか。 原因はさっぱりわからない。 「……っ」 先輩が、私の背中に手を回して、ぎゅっと抱きしめてくれた。 「……あ、の……」 先輩の抱きしめる力が更にきつくなる。 だけど私は、力を込めて抱き返すことができなかった。 力を込めたら、先輩が壊れてしまいそうで。 「うっ……、ぇ、……っ」 嗚咽に混じって、ごめんね、と聞こえた気がした。 「あずにゃん、……っ」 「…………はい」 「っ、ぁ、……あずにゃんがっ、すきっ……だよぉ……っ」 先輩は、私を抱きしめたまま、泣きじゃくったまま、それでもはっきりと、言ってくれた。 「唯……先輩」 きゅっと、先輩が抱きしめる腕に力を込めてくれる。 私に、もう離さないよ、って。全身で伝えてくれているように思えた。 あったかくて、うれしくて。 苦しいとか、きついとか、そんなのどうでもよくて。 「……せんぱい……」 何よりも。 私をすきだと言ってくれたことが嬉しくて。 「あずにゃん……っ、ごめんねっ……わたし、が、」 先輩は泣きながら。 「ひっ、ひどぃ……ことっ……!!」 ……もう、いいですよ先輩。 「やっぱり、ね……っ、だめ……だよぉ……、っ……あずにゃんと、じゃなきゃっ……ぁ」 あずにゃん、ごめんね、と。 あずにゃん、だいすき、と。 「……先輩」 先輩は、泣きながら、泣きながら。 泣かないでください、そう言っても、涙は止まらずに。 言葉と想いも、一緒にあふれてくる。 全身で、「ごめんね」と「だいすき」と一緒に。 私はただ、唯先輩をだきとめる。 今度こそ、先輩を、ぎゅっと抱きしめる。 壊れてしまうんじゃないかと怖かったけれど。 きっと先輩も、そうしてほしいって思ってる、はず、だから。 今度こそは、しっかりと。 「先輩」 もう離さないよ、と。 「だいすきです」 終わり 2 ※おまけ(別の話)
https://w.atwiki.jp/sscvap/pages/73.html
※最新の情報ではない場合もありますので、過信しないでください。。。 12月1日(水) 12月5日(日) 12月8日(水) 12月9日(木) 12月10日(金) 12月11日(土) 12月12日(日) 12月27日(月) 12月28日(火) 12月1日(水) 秋葉原ROCKET GATE 【娘式】 渡部優衣(予定) 綾瀬ゆこ ほか →◎ 行けるようにしよう 12月5日(日) ? 【誕生日イベント】 →◎ 詳細が決まってから。でも行きます。 12月8日(水) ? 【星のオトメ歌劇団「涙の海で抱きしめて」発売日】 →なんかありますよね? 12月9日(木) ? 【星のオトメ歌劇団「涙の海で抱きしめて」発売日】 →なんかある? 12月10日(金) ? 【星のオトメ歌劇団「涙の海で抱きしめて」発売日】 →なんかある? 12月11日(土) ? 【星のオトメ歌劇団「涙の海で抱きしめて」発売日】 →なんかありますよね? 12月12日(日) ? 【星のオトメ歌劇団「涙の海で抱きしめて」発売日】 →なんかありますよね? 12月27日(月) 渋谷TakeOff7 【星のオトメ歌劇団 第4回舞台公演】 →◎ 行けるように調整をなんとか。 12月28日(火) 渋谷TakeOff7 【星のオトメ歌劇団 第4回舞台公演】 →◎ 行けるように調整をなんとか。
https://w.atwiki.jp/tmnet_spg/pages/5.html
http //www.geocities.jp/nakao_1959_july_26/03.htm 3.ニャムニャム 少女売春は危険なので置屋の内部にロリを隠すのが普通である。外出できないのはかわいそうだと。少しすると二人の少女が現れた。 キュン♪マジで可愛い。。。しかも小さい。スワイパーならまだしも、プノンペンの街中でこんな商品があるなんて。。。 今までなら、ロリは小さいだけで可愛い子はなかなか見つけるのが難しかった。私は言葉を失った。あぁ~、持って帰りたいよぉ。お人形さんみたいだぁ。 少女は純粋なまなざしでこちらを見ている。う~ん、そういえば昨日の事前調査では「巻き毛の少女」は本番可能で、もう一人の可愛い少女はニャムニャム(舐)だけで本番がないらしい。 ママさんは二人ともニャムニャムだけだと言っている。 私は悩んだ。それほどLevelが高いのである。そうこうしているうちに、私が2人を気に入ってないとでも思ったのか2人は退散して、他のロリが 出現してきた。この小さな置屋には内部に何人のロリを隠しているのか? そんな疑問はどうでもいい。私は先程の二人を呼び戻した。"巻き毛"に差し込むか、それとも少女に舐めてもらうかである。 私は、基本的にChallengerである。チャンピオンで防衛なんて、絶対できないと思う。そうそう、ニャムニャム少女に差し込めるかにtryしてみることにした。 値段は、$10だったと思う。 窓のない木造の古びた部屋に入った。ニャムニャム少女はあっさりと洋服を脱いだ。う~む、やっぱり服を脱がすのも楽しみの一つだと思う。 しかし、そこまで要求するのは酷であるだろう。彼女は思っていたより胸があった。手でおさまらないほどのちょうどいい大きさである。 さすがに張りがある。私はニャムニャム少女を抱きしめてみた。そうすると少女も私を抱きしめてくれる。えっ、なんかすごく性格のよさが私に伝わってくる。 私は少女にニャムニャムを求めた。そうすると少女はとても優しく私のあそこを「舐」してくれる。私はその心地よさに脱力気味であった。 ふと気付くともう15分以上は「舐」ていた。このソフト・タッチの「舐」は素晴らしい。でも、そうなのだ。それがニャムニャム少女の宿命である。ニャムニャム少女からの解放である。 まずは、こわばった両足をリラックスさせることから始まる。 http //www.geocities.jp/nakao_1959_july_26/air_rock.swf
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1450.html
58 :名無しさん@ピンキー [sage] :2011/11/30(水) 04 27 37.72 ID +XjZ8+3m 昔々、お兄ちゃんがいました とても頼もしいひとでした 困っていれば助けてくれました泣いていれば慰めてくれました 寂しがっていれば抱きしめてくれました 私はお兄ちゃんのことが大好きでした 昔々、お姉ちゃんがいました とても頼もしいひとでした 困っていれば助けてくれました泣いていれば慰めてくれました 寂しがっていれば抱きしめてくれました 私はお姉ちゃんのことが大好きでした 昔々、お兄ちゃんにはお姉ちゃんがいました とても頼もしいひとでした 困っていれば助けてくれました泣いていれば慰めてくれました 寂しがっていれば抱きしめてくれました 私はお姉ちゃんのことが大嫌いでした 昔々、お姉ちゃんにはお兄ちゃんがいました とても頼もしいひとでした 困っていれば助けてくれました泣いていれば慰めてくれました 寂しがっていれば抱きしめてくれました 私はお兄ちゃんのことが大嫌いでした 昔々、私には誰もいませんでした とても頼もしいひとでした 困っていれば助けてくれました泣いていれば慰めてくれました 寂しがっていれば抱きしめてくれました 私は私のことが大嫌いでした 昔々、私には誰もいませんでした
https://w.atwiki.jp/animesongs/pages/2821.html
素敵探偵ラビリンス 抱きしめて/シータ θ シータ θ「抱きしめて」(Amazon) 発売元・販売元 発売元:Index Music 販売元:キングレコード株式会社 発売日 2007.11.14 価格 1190円(税抜き) 内容 抱きしめて 歌:シータ θ SO-MA-TO 歌:シータ θ Again 歌:シータ θ 備考