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「ミィィィッ!」 タブンネが叫び声を上げながら殴りかかる。 殴られた相手は「ミィッ!?」と悲鳴を上げ、床の上を転がる。 殴ったのはタブンネ。殴られたのは子タブンネ。血のつながった実の親子だ。 実はこの親タブンネ、生まれた時から飼い主によって虐待を受け続けてきたのだ。 愛護団体に助け出してもらい、さらに保護施設内の他のタブンネと結婚して子どもも生まれたのだが、 幼いころから愛情を受けることなく育ってしまったため、子どもを愛する方法がわからないのだ。 子どものことはかわいいし、たくさんかわいがってあげたい。 しかし、暴力以外に思い出せることは何もなく、子どもに手を上げることしかできないのだ。 殴られるたびに立ち上がり、親の元に向かいヨタヨタと歩いていく子タブンネ。 その努力が実り、ついに親タブンネが両腕で子タブンネの体を抱きしめる。 子タブンネの触覚を通して、親タブンネの気持ちが流れ込んでくる。 大好きだよ。ごめんね。大好きだよ。ごめんね。大好きだよ………… 子タブンネは安心し、親タブンネの大きなお腹にもたれかかる。 しかし、いきなり親タブンネに突き飛ばされ、転んだところを何度も殴られる。 優しく抱きしめてもらうこともできず、子タブンネは涙を流す。 そんな子タブンネの姿を見て、親タブンネもまた涙を流す。 ここは愛護団体の所有するタブンネ保護施設のひとつ。 虐待を受けていたタブンネたちが集められているのだが、彼らは愛情というものを知らない。 そして、ここで生まれた子タブンネたちも愛情を知らずに成長する。 悲しみの連鎖は終わることなく、延々と続いていく。 (おわり)
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ストーリー № タイトル 条件 1 旅立ち 2 猫?それとも少女? 3 黒猫のまどろみ 4 銀のトロフィー ファイナル優勝 5 栄光 ファイナル優勝 6 これから! フルボイス 7 伏兵 フルボイス 8 進むために フルボイス 9 魔法のヴァイオリン フルボイス 10 たのしい陶芸 フルボイス 11 アスレチックバトル フルボイス 12 バトラーズ フルボイス 13 鳥たちと フルボイス 14 憩いの時間 フルボイス 15 和菓子作り フルボイス 16 コーヒーカップ フルボイス 17 足湯にて フルボイス 如月響也 № タイトル 条件 1 嵐の夜 ストーリーイベント「台風襲来」時に響也(ないし律)の親密度が一番高い 2 傷ついた心 イベント9 無責任な評価に傷つくなら 3 自嘲 (スチル2の微小変更Ver.) 4 いたわり イベント9 無責任な評価に傷つくなら 5 手に入れた音楽 イベント12 真価を見せる 6 B.B.Q ストーリーイベント「バーベキュー」 7 花言葉は「純愛」 夏祭り 8 生まれ変わる日々 通常ED 9 積もる日々 フルボイス 如月 律 № タイトル 条件 1 部長・如月律 2 恋人未満 サブイベント デート未満 3 まばゆい思い出 4 古楽器にかこまれて イベント7 古楽器展 5 心をひとつに イベント8 五重奏(ファイナル) 6 夕立から逃れて ドルチェタイム1回目 7 ふたりの距離 (スチル6の微小変更Ver.) 8 新しい季節へ 通常ED 9 誓い フルボイス 10 誓いを交わす フルボイス 榊 大地 № タイトル 条件 1 内緒の入り口 イベント1 忘れ物 2 よしよし イベント2 可愛さの中身 3 副部長対決 サブイベント「副部長対決」 4 魔性? 肝試し 5 まったく俺らしくない イベント6 恋に変わっていた 6 夏祭りの夜に 夏祭り 7 共に歩む道 通常ED 8 アクシデンタルキス フルボイス 9 アンコール フルボイス 水嶋悠人 № タイトル 条件 1 プールサイド プールイベント時 2 遊園地を楽しもう 遊園地イベント時 3 震える肩を抱きしめて イベント8 救出劇 4 澄んだ眼差し サブイベント「さわやかな朝に」 5 相合傘 ドルチェタイム1回目 6 意識 (スチル5の微小変更Ver.) 7 木漏れ日の中で 通常ED 8 一歩ずつ フルボイス 八木沢雪広 № タイトル 条件 1 敗北とは 地方大会後 2 水もしたたる フルボイス 3 証拠写真 観光ガイドイベント時 4 フルボイス 5 愛の調べ イベント7 想いを伝える方法 6 眠る魚たち フルボイス 火積司郎 № タイトル 条件 1 古豪・至誠館 地方大会説明日 2 肝試しロマンス フルボイス 3 動揺 フルボイス 4 指を絡めたままで 花火デート 5 輝ける決意 フルボイス 6 エール 火積の恋愛段階が高い状態でファイナル当日を迎える 7 深呼吸 フルボイス 8 男を見せる フルボイス 水嶋 新 № タイトル 条件 1 ジュースいらない? 地方大会説明日 2 ぎゅーっと! 3 涙の理由 イベント3 心の変化 4 夏の終わり イベント5 遠く離れても 5 夏の醍醐味 サブイベント「スイカ割り」 6 至誠館との交流 (スチル5の微小変更Ver.) 7 神南との交流 神南滞在時(スチル5の微小変更Ver.) 8 全員集合 (スチル5の微小変更Ver.) 9 背中ごしの温度 肝試し 10 可愛い反応 肝試し(スチル9の微小変更Ver.) 11 答えを聞かせて 通常ED 12 ラバーズ・ワルツ フルボイス 東金千秋 № タイトル 条件 1 突然の来訪者 2 神南ライブ 3 浴衣に着替えて 温泉デート発生時 4 ソロ対決 ソロファイナル中 5 乙女の口付け ソロファイナル前夜 6 勝利の祝福 ソロファイナル後 7 プライベートの時間 夏祭り 8 可愛いってことだよ 夏祭り(スチル7の微小変更Ver.) 9 情熱の円舞曲 通常ED 10 可愛い恋人 フルボイス 土岐蓬生 № タイトル 条件 1 海へ行こう サブイベント 海を遠目に 2 このままどこかに イベント4 蛍の庭 3 はかない光 イベント4 蛍の庭 4 ひざまくら ドルチェ「花火大会」で土岐を選択 5 窓越しの誘い フルボイス 6 フルボイス 7 熱を覚えて フルボイス 冥加玲士 № タイトル 条件 1 対峙 2 金色の弦を張る少年 イベント1 夢1 3 屈辱をかみしめる イベント3 夢2 4 唇をかみしめる イベント7 夢3 5 傷ついたプライド イベント7 夢3 6 生と死の狭間で 7 護るべきもの イベント10 サバイヴ 8 ファムファタル イベント12 輝きを取り戻した太陽 9 ありえない夜 花火デートスチル1 10 メインディッシュ 花火デート(スチル9の料理変更Ver.) 11 腕の中の運命 フルボイス 天宮 静 № タイトル 条件 1 ノスタルジア 2 星空の下で愛を待つ イベント5 恋人同士のように 3 夢に向かって デート約束日(&ファイナル当日) 4 あふれる感情 デート約束日 5 心の向かう先 ファイナル当日・天宮にむけた演奏をする 6 ピアノへの情熱 ファイナル当日・主人公が天宮が来ると信じる 7 この恋を抱きしめる イベント10 最後のステージ 8 味見をさせて? フルボイス 七海宗介 № タイトル 条件 1 夕暮れの橋で 2 夕焼けタックル フルボイス 3 そばにいる イベント5 勇気をくれる人 4 安らぎをくれる人 スチル2の目瞑りVer. 5 フルボイス 6 勇気 イベント10 決意をこめて 7 未来の日 フルボイス
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第3弾で~~~~~す!!! -- 龍斗 元亞蓮 (2008-03-09 18 57 12) 最高です~!!!!(><)マジ上手い~!!!!! -- らぃむ (2008-03-09 19 02 26) さりげなく冬を抱きしめてがあるのがいいですよねwwてヵデザインとかマジかっこぃぃんですけどっっ!!(>∀<)惚れます!! -- らぃむ (2008-03-09 19 03 30) この調子で第4弾も作っちゃってください!!リクエストは、『二宮和也』って名前をいれてほしいです★あたしはニノファンなのでww(>///<) -- らぃむ (2008-03-09 19 05 33) サンキューです!!!らぃむさんのリクエストやります!!! -- 龍斗 元亞蓮 (2008-03-09 19 09 57) 名前 コメント
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【検索用 きみかあふれてる 登録タグ UTAU がるぅ き 曲 曲か 重音テト】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:がるぅ 作曲:がるぅ 編曲:がるぅ 唄:重音テト 曲紹介 曲名:『きみがあふれてる』 がるぅ氏の3作目。 歌詞 (動画より書き起こし) おはようのメールから 始まる忙しい朝 おやすみって打つまでに 何回あなた思い出す? 歩いたり走ったり のんびりしたり急いだり ただそれだけの一日が すごく長く感じてる 「さびしい」なんて 言うつもりはないけれど なんでも見透かすんだね 愛しさを抱きしめて 心の奥まで強く 激しさが増すほどに 求めたくなるよ もっと でもそれだけじゃ足りない 愛してると言ってほしい 君が好き 愛してる 言葉だけじゃ表しきれない わたしの中 君だけがあふれてる コメント 名前 コメント
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澪をみると、何かを反芻するように目を瞑っていたけど 目をゆっくりあけて、ためいきをつくように言葉を吐いた。 澪「・・・・・そっか」 律「・・・・・そうなんだ。だから、ごめん。澪の隣にはいられない」 数ヶ月で色々な梓を知った。 でも、色々な澪をその倍以上に知っている。 それでも思い浮かんだのは梓の顔だった。 どうして、とたずねられてもわからない。答えられない。 むしろ自分自身に尋ねたい。 『どうして澪ではなく梓なのか』と。 両想いだったのに、どうして、と。 部活とか、雰囲気っていざとなったら頭の中になんてなかった。 梓、お前の言葉、案外正しいのかもしれない。 自分が答えられないものに答えを出すときは結局、 そのとき、そのしゅんかんに自分の中にあるものを信じるしかないんだな。 私の場合、澪と梓の2人ともを失うかもしれないけど。 澪「・・・・なぁ」 ちょっと気持ち、力のない声で澪が聴いてきた。 律「ん?なに?」 澪「りつは・・・・その・・・・・」 律「?」 澪「私を好きだったことって・・・・・一回もない?」 律「・・・・・・」 律「・・・・・ないよ」 澪「ほんとに?」 律「・・・・うん。本当に。一回もない」 律「澪は私の友達で、最高の親友だよ」 澪「そっか・・・・。わかった」 澪「なんか、ごめん。引き際が、悪いね・・・・」 律「いや、私こそ・・・・ごめん」 澪「あ、謝られても・・・・私がみじめになるだけなんだけどなぁ~・・・・」 律「・・・・」 澪「・・・・」 澪「・・・・梓に」 律「ん?」 澪「梓に告白とか・・・するの?」 律「それは・・・・まぁ・・・・するかな・・・・」 澪「そっか・・・・」 律「うん・・・」 澪「・・・・りつ」 律「ん?」 澪「きっと、大丈夫だよ」 律「え・・・っと・・・・なにが?」 澪「梓も、きっとりつのこと、好きだよ」 泣きそうなのに、澪は私に笑ってくれた。 律「・・・・・」 律「・・・・そうかな」 なんとかそういうと、ひざの間に顔をうずめた。 やばい。なんだか泣きそうだ。澪の顔をみることができない。 澪「うん。そうだよ。だから、絶対だいじょうぶ。自信もちなよ」 律「おう・・・・。ありがと・・・・」 時間、止まってくれないかな。 澪を傷つけたかったわけじゃないのに。 澪にこんな笑顔させたくなかったのに。 澪のことが好きだったのに。 こんな気持ちになるために人を好きになったわけじゃないのに。 そう思うと、もうダメだった。 「みお・・・・ごめん・・・・」 私のほうが、泣き出してしまった。 一度泣くと収まりがつかなくなりそうで怖かった。 でも、泣かないのもそれはそれできつかった。 だから、私はあの場所でたまに一人でひっそりとないていたわけだ。 膨らんだ風船が割れないように、空気を入れたり抜いたりしていた。 澪の前では、小さい頃からいままで一度も泣いたことがなかった。 「澪」と「ごめん」の単語2つのみを何度も繰り返しながら泣きじゃくる私を 澪はぼーっと見ていた。 私の泣き顔をはじめてみて澪はどう思ったのだろう。 いきなり、暖かいものが私を包んだ。 気づくと澪に抱きしめられていた。 驚きのあまり、あんなに流れていた涙がやっと止まった。 律「・・・・・み、お・・・!?」 澪「・・・・やっと、泣き止んだか?」 律「う・・・・うん・・・ご、ごめん。いきなり泣いたりして・・・」 澪「いいよ、別に」 怒っているのか、あきれているのか、よくわからない声色だった。 澪の顔は見えないのに、澪の声が耳元で聞こえてくるのはなんだか 変な感じがした。 澪はしっかり私の背中に腕を回してきていたので、身動きはとれなかった。 澪「りつ」 律「う、うん」 澪「おまえ意外と小さいな、抱き心地微妙。うさちゃん以下」 律「う、うるないな!!こんな状況でそんなこというなよ!!」 澪「ふふ」 律「なに笑ってんだよ」 澪「いつもからかってくれてたおかえしだ」 律「なんだそりゃ・・・」 澪が私の肩にあごを乗せてきた。 こんな風に澪からしてくるなんて、はじめてだ。 さっきまで泣いていた顔を見られなくてすむのはとても都合がいいんだけど。 澪「あのさ」 律「う、うん・・・」 澪「さっきの私がどんな顔をしてたか、私にはわからないけど」 律「うん」 澪「それを見て、おまえに同情なんて私はされたくない」 律「・・・・」 澪「私とじゃないほかの誰かといることになるからって」 澪「私はりつの隣で笑うことはやめたくない」 澪「べつに友達のまま、隣で笑ってくれてそれでいい」 律「・・・・みお・・・・」グスン 澪「だから、泣くな!」 そう言って、澪は私の背中を少しつねった。 律「いたい!!」 澪「耳元でわめくな!うるさい!!!」 律「(・・・・この状況でいえないけど、なんか理不尽)ご、ごめん・・・・」 澪「さっきの・・・・」 澪「さっきの私はきっとりつに悲しい顔を向けたんだと思う。だろ?」 律「う、うん」 澪「・・・悪かったよ、それは謝る」 律「いや、べつに」 澪「でも」 律「?」 澪「でもな、さっきはおまえはそれを見なかったフリしなきゃいけなかったんだぞ?」 律「・・・・・・」 澪「・・・・おまえは、」 澪「私より梓がすきなんだから、「ごめん」なんていう立場じゃないし、泣いてもいけなかったんだ」 澪「私は確かに悲しかったよ」 澪「でも、その悲しみは私だけの悲しみだ」 澪「・・・私だけが悲しんでいい悲しみなんだよ・・・・りつ・・・・」 そういうとさらにギュっと抱きしめられた。 肩のしめりを感じながら、私は澪の背中を抱くのをためらった。 そのためらいは一瞬だったけど、でもそれですべてのような気がした。 律「みお・・・・・」 私は少し高いところにある澪の肩にあごを乗せる。 澪「なんだよ・・・・」 泣き声が答える。 律「誰か1人を好きってなんなんだろうな」 そうたずねると、おまえがそれをいうな、と返ってきた。 律「うぅぅ~・・・そんな風にぶっきらぼうなことをおっしゃらずに」 澪「なんだよ?何がいいたいんだ?」 律「変なこというと思うんだけど、おどろかない?」 澪「え?なんだよ・・・・変なことって・・・・・」 律「おどろかない?」 澪「いや、おどろくだろ」 律「じゃ、やめた」 澪「おい!気になるだろ!!!いえよ!!!!」 声は泣いてるのに、口調は強気だ。 律「おどろかない?」 澪「な、内容による....」 律「・・・・・あのさ」 澪「う、うん」 律「きっと理解してもらえないと思うけど澪だけにはちゃんと言っとくよ」 澪「・・・なにを?」 律「・・・・・・」 澪「・・・・・・?」 律「私は、梓が好きだけど」 律「一緒に居たくて、一緒にいろんなことしたいと思うのも梓だけど」 澪「え?・・・・なに?おまえは私の傷を増やしたいのか?」 律「いいから、だまってきいとけ」 澪「・・・・なんだよ」 律「世界で一番大好きなのは」 律「澪、おまえなんだよ」 澪「・・・・・は?」 澪をぎゅっと抱きしめ返した。 勢いで抱きしめてしまったんだけど、どうしよう。 そんなことを思いながら、すんごく自分の心音だけがやかましく響いてた。 でも、そういう緊張じゃなくて、いつもじゃないこの状況にただ緊張してるだけなんだ。 澪は何も言わない。とりあえず、場をもたせなくては。 律「そういえばさ」 澪「・・・・」 律「『あからさまに』って」 律「『にわかに』とか『ついちょっと』って意味なんだよね」 澪「・・・・・いや、今そんなこというの期待してないから」 律「あ、そう」 澪「うん」 律「・・・・・」 澪「・・・・・」 どうやら、なにか間違えたみたいだ。 律「・・・・なんか、話ずらいから離してもいい?」 自分から抱きしめといていうセリフじゃないな。 澪「・・・・・」 あ、ダメなんですね、わかりました。 ならこのまま話をしよう。 それにしても、澪は胸がでかいですね。言ったら絶対殴られるから言わないけど。 澪「てか、・・・・説明は?」 いろいろなことをすっ飛ばして、なんかおかしなテンションになってますよ? なんでそんなに怒ってるんですかね、澪さん。 律「・・・・・えっと、まぁ多分ぼやかして言ってもわからないと思うけど、でも雰囲気でわかってほしいんだけど」 澪「・・・うん」 律「澪は、もう好きすぎて何もできない」 澪「・・・・は?・・・なんだよ、それ」 律「なんというか、ヤル前から萎えてるって気分というか」 澪「やるって?なにを?」 律「いや、だから・・・その・・・ナニを・・・」 澪「?」 え?わかんないの?そこ詳しく言わなきゃダメなの? 家出してたメルヘンチックな少女このタイミングで帰ってきちゃった? 今の澪、げにまっこと唯といい勝負ぜよ。 律「えっとですね・・・そのね・・・・まぁ、恋人同士がするようなことを」 澪「!?」 あ、やっと気づいたか。身体ビクってなってやんの。 まぁ、こんな話、澪にとっては恥ずかしくていたたまれないよね。 澪「ちょ、いきなり何いいだすんだよぉ!?」 律「いきなりって。でも、付き合うってなったらきっとそういうことするだろ?」 澪「そ、そうなのか・・・・?」 律「え、そうでしょ・・・・」 これ素で言ってるんだろうな。 そんな風に純粋だから、汚せないんだよ、まったく。 律「だから、というか、なんというか・・・・澪のことすごく好きなんだけど」 律「自分の中でもうそれが当たり前のことになってて」 律「一緒に居てもドキドキしないし、そういうことを澪としたいって思えないんだよ、どうしても」 澪「・・・・・」 そこから澪がまた黙ってしまって、何を言えばいいのかわからなくて私も黙ってしまって。 1、2分が2時間くらいの体感時間になるくらいの沈黙に押しつぶされてしまって 本当にどうしようか、と私が思い始めた頃に澪が口を開いた。 澪「律、離して」 いきなり言われたから、なにを話すのか?と最初思ったけど あ、「話す」じゃなくて「離す」か、と自分の中で漢字の変換ミスを正した後 おそるおそる澪を抱きしめてた手の力を緩めた。 抱きしめてたままの形でしばらくいたから、動かすときに腕の関節が少し痛かった。 澪と身体が離れたときに、スッと胸のあたりの温まっていた空気が抜けて その部分が少し寒くなった。 電気もつけてない部屋の中は暗くて、 部屋の中に入ってくる街頭の明かりだけでなんとかお互いの顔はぼんやり確認できていて 澪の表情をなんとか見ようとしたけど、 今どんな表情をしてるのか見たくないと思う自分もいた。 私の制服のボタンあたりを見ながら澪が静かに言った。 澪「じゃあさ、律は梓とそういうことしたいの?」 まさか、ここで澪の口から梓の名前が出てくるとは予想だにしていなかった 。 土管の中に入ろうと思ったらそこからパックンが突如として出てくるような そんな不意打ちを見事に食らってしまった。 マリオなら1P減るとこだが、私はマリオでも永遠の2番手でもない。 私にHPはあとどれくらい残っているだろう。 律「え!?・・・・えっと・・・・・あの」 律「・・・・・なんというかその・・・・///」 顔が自分でも赤くなるのがわかったし、明らかに誰が見ても動揺してた。 今日だって、ふざけた雰囲気を出しながら手を握るのが精一杯だったのに そんなことをいきなり言われても恥ずかしくなるばかりだ。 場面を想像してしまいそうになる自分のそんな幻想をどうか、ぶち壊せ。遠慮なく。 澪「・・・・・私の前じゃいつもそんな顔しないのにな」 律「え?」 澪「だからさ、律がそういう風に照れてるの、初めて見た」 さっきまでと違って、いつもの飽きれたような声色で言われた。 律「照れてる?」 澪「いや、顔真っ赤だから」 律「(やっぱり・・・)」 律「そですか・・・・///」 指摘されると、もっと恥ずかしくなるのはなんでなんだろうな。 もう、とそう言ってため息のようなものをついた。 澪「そんなの見せられたら] 澪「どうしようもないじゃないか・・・・・」 律「えっと・・・・」 澪「りつのこと大好きだったけど、今は」 澪「世界で一番だいっっきらいだ」 律「・・・・・」 9
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『 は じ め て の B D 』 クリスマスまであと○日――というカウントダウンの声が町の至るところで聞こえていた。麦 端町はもうすでに純白のベールをまとい、自然界のほうではホワイト・クリスマスの準備が終わ っているようだ。 先日、比呂美は第一志望の大学の推薦枠に見事に合格した。つまり、高校での学業をいち早く 修了したことになり、大学受験を控えたクラスメートの応援役に回った。学校の休み時間、比呂 美の周辺にはいつも、片手ならぬ両手に参考書やノートを抱えた女子生徒が群がり、比呂美がト イレに席を立つことすらままならなかった。加えて、仲上家のお店の手伝いも容赦なく激化した。 早い時期に大学受験を突破してくれて、理恵子の遠慮がなくなったこともあるが、それ以前に、 これからの時期はお店にとって一年で一番忙しくなるので比呂美を頼りにせざるを得なかったの が理恵子の本音だ。 この日も、クラスメートに後ろ髪をひかれる思いで学校を後にした比呂美は、仲上家に着くな り、お店で伝票の打ち込みと電話注文の対応をはじめた。最近では比呂美にお店のことを任せる ことが多くなったので、以前のように携帯音楽プレイヤーで音楽を聞きながらパソコンに向かう わけにいかなかった。 夕方六時を回ると電話対応が極端に減り、頭の中でいろいろと考えを巡らす余裕が生まれる。 (今年のクリスマスは、どうしようかな……) この時期、恋人のいる女性が妄想することの第一位にランクされるのは、当然クリスマスの過 ごし方だ。 (コスプレ……もいいかも……) パソコン画面に向かう比呂美の口もとがにまっと笑う。昨年、愛子が通っていた学校の文化祭 で、愛子がメイド服を着て男子に囲まれていたのを比呂美は思い出していた。そのときの男子の 熱狂ぶりに比呂美は衝撃を受けた。同じ女性から見ても、愛子のメイド服姿は可愛らしく、何か 甘酸っぱいものを感じずにはいられなかったが――愛子の胸の大きさには腹立ったが――これほ どまでに、男子が釘付けになっていることに、眞一郎に新たな刺激を与えれるのでは、という考 えが浮かんだのだ。たぶん、最初、眞一郎は恥ずかしがるだろう。そして、だんだんに……。 そんな比呂美の妄想が深みに入りかけたときだった。 最初、比呂美には何が起こったのか分からなかった。とにかく、いきなり耳から入ってきた音 に、頭で認識するより先に全身が反射的に反応して比呂美の体を椅子から飛び上がらせた。一呼 吸置いて、その音がぶっ飛んできた方向を比呂美は見た。店内ではなく玄関の土間の方だ。 眞一郎が、立っている。それも仁王立ちのような格好で。少し俯き加減だったので顔の表情が うまくつかめなかったが、どうやらさっきの音の正体は、眞一郎が大声で「比呂美!」と叫んだ ものだったようだ。 比呂美の心臓はまだばくばくと暴れている。眞一郎が自分のことを何回も呼んだのに、それに 気づかなかったことに痺れを切らせて大声を出したのだろうか。そう考えると、ちょっとまずい な、と比呂美は思った。 「び、びっくりしたぁ~」 比呂美は右手を胸にあて、わざと大げさに振舞った。眞一郎の怒りが早く治まるようにだ。で も、眞一郎をよく観察してみると怒っている風ではなかった。顔は真っ赤にしていたが、どちら かといえば、今にも泣きそうな顔だ。それと肩から腕にかけてぷるぷると小刻みに震えている。 何かよくない知らせかもしれない。比呂美はそう思い、眞一郎に声をかけた。 「どうしたの? 何かあったの?」 できるだけ平静を装ったつもりだったが、眞一郎のただならぬ様子に思わず声が上ずってしま った。比呂美の問いかけに反応したらしく、足場を確認するように一歩踏み出した眞一郎は、そ のあと、最初の一歩とはうってかわって力強い足取りで比呂美に一直線で向かってきた。 そして、比呂美を抱きしめた。比呂美の耳元で眞一郎は洟をすすりあげる。 「ねぇ! どうしたの? 黙ってちゃ分からないじゃない」比呂美は眞一郎の背中を力強く二度 叩いて答えを促した。だか、眞一郎すぐに答えず、比呂美を抱きしめる力をさらに強めた。比呂 美は観念した。眞一郎の心が落ち着くまでこのまま待ったほうがよさそうだ。 (こうやって抱きしめられるの、何回目かしら……) 比呂美は心の中でそう呟きながら眞一郎の背中をさすった。そうすると、眞一郎は案外すんな り比呂美の体を離した。比呂美を見つめる眞一郎の表情はさきほどと違って微笑みに満ちていた。 そして、こう言った。 「決まったんだ……」 「決まった? 何が?」比呂美は思い当たる節がなく、訊き返した。 「決まったんだよ!」 分かんないのかよ、と少し非難めいて語気を強めた眞一郎は、比呂美の肩をゆすった。それで も、比呂美は何のことなのか思い出せない。 「だから、なんなのよー」眞一郎がさっさと教えてくれないので比呂美もムキになる。 比呂美の態度にかちんときた眞一郎は、「ばかやろ~」と優しく言うなり、また比呂美を抱き よせた。 「もう、ばか。お店で抱きつかないでよ」 比呂美は体をよじり、まず、店の外から誰かが覗いていないか確認した。車が一台通り過ぎた だけで通行人はだれも足を止めてはいなかった。そして、玄関のほうに顔を向けると、案の定、 理恵子が立っていてこちらを睨んでいた。眞一郎が大声出したからかけつけたのだろう。比呂美 の背中にじわりと冷や汗がにじみ出る。とりあえず、比呂美は苦笑いして「わたしも被害者で す」と目で訴えてみた。そうすると、理恵子も無言でこう答えた――。 (お店でいちゃつくのは止めてもらえないかしら。ただでさえ忙しいんだから。 さっさとそのバカを引っ叩いて、夕飯の支度を手伝ってちょうだい――) それだけ伝えると理恵子はさっさと中へ引っ込んでいった。比呂美はほっと胸を撫で下ろす。 そして、眞一郎のお尻をつねった。「イテッ」と奇声を上げて眞一郎は飛び退き、「なんだよ ~」とぼやいた。 「だからっ。何が、決まったのっ」と比呂美。 比呂美がまだ思い出さないことに愕然となった眞一郎は、一瞬固まったのち、大声を出した。 「ブルーレイだよっ! ふたりでお金を出し合って買おうって決めたじゃないか。予約数が目標 値を突破したんで、ブルーレイ版の発売が決まったんだよ!」 「ああ~、そのこと。おもいだしたおもいだした」と比呂美は軽くこぶしを打った。 当然のことながら、比呂美がすっかり忘れていたことに眞一郎は抗議した。 「マジで忘れていたのかよ~」 「だって、予約したのって一ヶ月も前じゃない。それに、わたし、推薦の試験とかあったし」 推薦入学の試験のことを持ち出されると、眞一郎はこれ以上食ってかかれなくなったが、それ でもやっぱり心にもやもやが残ってしまう。しょげている眞一郎を見て、比呂美もすこし眞一郎 に悪い気がした。たとえ、夏休み以降、推薦入学の試験に集中していたとはいえ、恋人が感動し た作品に自分が同じように共感できた喜びを、眞一郎としてはそう簡単に忘れてほしくなかった のだろう。もちろん、比呂美は忘れているわけではなかった。ただ単に、比呂美は物欲がそれほ ど強くなかったのだ。漫画や小説を買って揃えることなどしない。音楽CDもそう。だから、作 品自体に強く感動しても、それが収録されたDVDなどのパッケージには、それほど感心が湧か ないのだ。 眞一郎の機嫌をどうやって取り戻そうか悩んでいた比呂美は、とりあえず話を別の方向へ進め ることにした。 「それにして、眞一郎くんが泣いて喜ぶなんて、よっぽど欲しかったのね」 「あたりまえだろ」眞一郎はまだ少しむくれている。 「なんか、ちょっと、悔しい……」と眞一郎から視線をそらして比呂美はつぶやいた。 比呂美の表情が急にかげったので、眞一郎はハッと目が覚め、比呂美の顔を覗き込んだ。それ と同時に比呂美の気持ちを傷つけるようなことを言わなかった思い返した。 「悔しいって、なんでだよ……」眞一郎はおそるおそる比呂美に尋ねた。 「だってさ。眞一郎くんが涙が出るほど喜ぶところなんて、はじめて見たんだもん。わたしのこ とじゃなく、わたしたちのことじゃなくて、ブルーレイのことで。なんか、悔しい」 比呂美にここまで言われて、眞一郎はようやく比呂美の気持ちが分かった。確かに、いきなり 比呂美に抱きつくなどやりすぎだったことは否めない。たとえ、相手がブルーレイの商品とはい え、比呂美がやきもち焼くのも無理からぬことのように眞一郎には思えた。 だから、眞一郎は比呂美のやきもちを吹き払う勢いで言った。 「これから、いくらでもあるさ。おれたちのことで泣いて喜ぶこと」 比呂美の視線が、眞一郎の目に照準を合わす。 「たとえば、どんなとき?」 「え?」 勢い余って先に口走ったせいで、眞一郎は具体的なことまで考えておらず、比呂美の質問に慌 てた。そして……とっさに思いついたことを口にした。 「そうだな~、たとえば、あかちゃんができたときとか……」このセリフを言う途中で、眞一郎 の顔はまたしも赤くなる。今、自分はとんでもないことを言ってしまったと。自分の描いた絵本 が書店に並んだときとか、そういう夢のあることにしておけばよかったかなと眞一郎はちょっと 後悔した。でも、後の祭り。比呂美の顔がすーっと近づいてきて、眞一郎は驚きの声を上げる間 もなく、唇を塞がれた。 その直後、「比呂美っー!!」という叱責の声と共に理恵子の雷が落ちた。 了 【注記】「ある日の比呂美・BD編」の設定を一部使わせていただきました。
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__ 梓「……あっ」ジャッ 澪「梓どうしたんだ? 今日は音外してばかりでらしくないじゃないか」 梓「す、すいません、でも澪先輩もさっきからミス多い気がしますけど…」 澪「う……やっぱり当の本人を前にすると意識しちゃうのかな」 梓「え?」 澪「あ、いやなんでもないよ」 梓「なんでもなくありませんっ、何か私に問題があるなら言ってほしいです」 梓「その、私は澪先輩になら何言われても大丈夫……ですから」 澪「……あのな、そんな悲しそうな顔で何言われても大丈夫なんて言われたら何も言えないよ」 梓「う……すいません」 澪「でも別に梓に問題があるわけじゃないことを証明するためにもちゃんと話すべきか……聞いてくれる?」 梓「はっ、はい」 __ 澪「……とそんなわけで、昨日の皆の話を聞いてから梓を抱きしめたらそんなに心地いいのかなって気になってて」 澪「今朝、梓とぶつかった際にほんの少しだったけど梓の感触は確かに心地よくて…」 澪「それでもう一度きちんと梓を抱きしめてみたいって思っちゃっててさ」 澪「それを払拭しようとして昼休みにちょっと一人で練習しに部室に来てたって所」 梓「…………」 澪「だから別に梓が何か悪いって訳じゃ……」 梓「……払拭なんてされたら、嫌です」トコトコ 澪「え?」 ポスッ 澪「あ、梓!?」 梓「私だって、昨日から澪先輩に抱きしめられたらいいなってずっと気になっていて」 梓「今朝、澪先輩にぶつかって少しだけ澪先輩のあったかさや柔らかさを感じることが出来て……」 梓「それで私も澪先輩に抱きしめられたいって思いが強くなってたんですから」 澪「梓……」 梓「澪先輩も同じように私を抱きしめたくなっていたっていうのにそれを払拭されたら私、困ります」 梓「その、同じ気持ちなんですから……だから、えっと……」 澪「……そっか、ごめんな」ギュッ 梓「んっ……」 __ 澪「梓、落ち着いた?」 梓「はい……すいません」 澪「梓が謝ることなんてないよ、私が梓の気持ちを分かってなかったんだから」 梓「いえ、澪先輩も私と同じ気持ちだったのなら私から後輩らしくもっと甘えに行くべきだったんです」 澪「いや、でも私の方が」 梓「いいえ、私の方が」 澪「…………」 梓「…………」 澪「……ぷっ、ふふふ」 梓「ふふふっ」 澪「何か私達ってほんと不器用だな、お互いにやりたい事とか我慢してばっかりだ」 梓「相手と触れあいたかったり甘えたかったりしたいのに、きちんと出来なかったり伝えられなかったり……そんな所でしょうか?」 澪「そうだな……色々考えてばかりだったけど今はこうして触れあったり、甘えたり出来てる」 梓「はい、いい形ではないかもですけど今こうしてちゃんと出来てるのは……よかったって思います」 澪「うん、本当に梓をこうして抱きしめてると心地いいな……梓の鼓動が直に伝わってくる」 梓「私も澪先輩に抱きしめられているとあったくて心地よくて……澪先輩の鼓動が直に伝わってきます」 澪「もうしばらくこうしてたいけど……」 梓「?」 キーンコーン・・・ 澪「……休み時間終わりだしもう戻らないといけないな」 梓「そう、ですね……あっ」 澪「どうした?」 梓「その、ちょっと相談というか、提案なんですけど……」 __ ~数日後! 律「いやー今日は疲れたぜー」ノビー 唯「今日は二時間も練習したから流石にふらふらだよ~」フラー 紬「うふふ、二人ともお疲れさま」 澪「今日は一段と梓のギターが冴えてたからな、私も頑張らないとって熱が入っちゃったよ」 梓「いえ、澪先輩のベースが今日はよく走っていたので私も頑張らないとと思ってやってただけですよ」 澪「いや、私なんてまだまだ梓には……」 梓「いいえ、私は澪先輩のこと……」 紬「まあまあ♪」 澪梓「!///」 律「ううむ、なんか最近の澪と梓、随分と仲良くなりましたなあ?」 澪「い、いや別にそんな……なあ梓?」 梓「そ、そうですよ、私は前から澪先輩のこと慕っていますし」 澪「私だって前から梓のことは大事に思ってるしさ」 梓「澪先輩……///」 紬「うふ、うふふふふふ♪」ホワーン 唯「おーいムギちゃん、ムギちゃーん?」ツンツン 律「全くお二人とも、おあつい仲を人に見せつけるのは感心しませんな?」 澪梓「な///」 律「近頃の黒髪女子はやんちゃで困るぜー」ニシシ 澪梓「……///」 __ 唯「じゃあ、土日は休みだしまた来週ね!」 紬「ええ、また来週ね」 律「おう、またなー」 澪「ああ、また来週学校で」 梓「はい、また来週よろしくです」 唯「あれ? あずにゃんは帰りこっちじゃないの?」 紬「そっちは澪ちゃんとりっちゃんのお家の方向だけど…」 梓「えっと、今夜はその、両親が泊まり掛けの仕事で家を空けているので…」 澪「明日は休みだし、それで有り体に言うと私の家に泊まることになってるというか…///」 紬「まあまあまあまあ!」 唯「二人でお泊まり会か~、楽しそうでいいなあ」 律「おい待て澪、そんなこと事前に聞いてなかったぞ?」 澪「別に律に事前に言う必要はないと思うけど……」 律「いやしかしだな」 澪「梓の事情もあってだし、それに私も一度、梓と二人で過ごしたいって思ってたし…///」 梓「私もその、澪先輩とならいいなって思ってたので…///」 律「な、なんとおまいさんら…」 唯「は、はれんちなー!?」 紬「唯ちゃん、それは別の唯ちゃんの台詞よ」 唯「ありゃ?」 澪「梓、誤解を招く発言はよそう///」 梓「す、すいません、とにかくそういうわけなので唯先輩とムギ先輩とは今日はここで…」 唯「むー分かった、じゃああずにゃんもまた来週」 澪「じゃあ律もこっちだし行こっか」 律「いや~わたしゃ今日はちょっと駅前の方うろついてから帰りますのでどうぞ梓と二人で帰ってくださいまし、おほほほ」 澪「え?」 律「じゃあ唯さんとムギ様、私らは駅前でエイティーンアイスでもかじるとでもいたしましょうか、ほっほっほ」 唯「(りっちゃんのキャラが変だけど)やったー! アイスアイス~♪」 紬「じゃあよかったら一緒に過ごした感想、来週聞かせてね?」キラキラ 澪「か、考えとくよ……じゃあ行こうか梓?」 梓「は、はい」 __ 澪「梓、適当な所に座ってくつろいでくれていいよ」 梓「は、はい、失礼しますっ!」 梓(ここが澪先輩のお部屋なんだ……綺麗で、それになんだかいい香りがする)クンクン 澪「梓、部屋の匂い嗅がれると何だか恥ずかしい…///」 梓「す、すいません///」 澪「ほら、座布団もあるから適当に座って」 梓「そ、その……私は」 澪「ん?」 梓「澪先輩の隣にいっても…いいですか?」 澪「あ……うん、いいよ」 梓「ありがとうございます…失礼します」ピタッ 澪「ちょっと恥ずかしいけど梓となら嬉しさの方が大きい、かな」 梓「私はこうして澪先輩と一緒にいられると嬉しいというか、気恥ずかしいというか、ドキドキするというか……」 梓「何だかいろんな感情がない交ぜになってて、自分でもよく分からない感じです」 澪「それは…他の人と接している時はそういった事にはならない?」 梓「そうですね…こういった感じになるのは澪先輩といる時だけです」 澪「そっか……」 澪(そう言われると私は……どうなんだろう?) 梓「澪先輩?」 ギュッ 梓「み、澪先輩?///」 澪(こうして梓を抱きしめてると私も梓の言った事と同じように嬉しいというか、気恥ずかしいというか) 澪(こないだと違って、胸がドキドキするというか……) 梓「澪先輩……?」 澪(心地よさも勿論あるけど、梓をちゃんと意識し始めたからなのかな……) 澪(私は……) 澪「……私、梓が好きだ」ボソッ 梓「えっ……ほ、本当ですか?」 澪「え?」 梓「ですからその今、私のこと好きって///」 澪「な……え?///」 澪(今、無意識に口に出ちゃってたのかな……ぼんやりと心に思っただけなはずなのに) 澪(でも梓が好きってことは嘘じゃ……ないと思うし) 澪(何より上手に嘘付いたり、ごまかす事が出来る程私は器用じゃないし……) 澪(そっか……なら) 梓「澪先輩、それで今の……」 澪「……うん、私は梓が好きだよ。ただの後輩としてじゃなくて」 梓「あ……///」 澪「梓はその、私のことどう思ってる?」 梓「……恥ずかしがりやの澪先輩の方から告白していただけるなんて、予想外でした」 澪「私もその……告白しちゃってたのは予想外だったというか///」 梓「でも嬉しいです、その、私も……」 澪「う、うん」 梓「わ、私も澪先輩のこと……すっ、すす、すっ……」 梓「す……好きですっ!」 澪「梓……///」 梓「ぷはっ、はあ、よかった……何とか、私も言えました、はあっ」 澪「ん……ありがとう梓、落ち着くまでこうしてるからゆっくり息整えて」ギュッ 梓「はあ……ありがとう、ございます……」クタッ __ 澪「……えーと梓、流石にもう落ち着いたんじゃないかな?」 梓「はい、澪先輩のおかげで落ち着きましたし……そういう仲になれましたし」ギュー 澪「そ、それでさ、もう一時間近く私に抱きつきっぱなしだからそろそろ……」 梓「嫌です、今まで甘えられなかった分を今取り返してる最中ですから」ギュー 澪「はあ、ならこれからは定期的に梓を甘えさせて上げないと後が大変だな……覚えとかないと」ナデナデ 梓「えへへ……」ゴロゴロ 澪「とはいえ、そろそろ……」 澪ママ『澪ちゃーん、梓ちゃーん、ごはんよー』 澪「……な、晩ごはんの時間だからいい加減離れなさい」グイッ 梓「あっ、もう少しだけ……」シュン 澪「もう、なら晩ごはん食べ終わった後でその……」 梓「?」 澪「一緒にお風呂入ったり一緒の布団で寝たりとか、梓とならいいかなって思ってるから」 澪「甘えるのはその時でいいんじゃない…かな///」 梓「……わ、分かりました、なら今は一旦離れますね///」パッ 澪「ん、じゃあ行こう。改めてママに梓のこと紹介しないといけないしさ」 梓「よ、よろしくお願いしますっ!」 おしまい! 戻る
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にんぎょうのうた【登録タグ いぬわた に 曲 雪歌ユフ】 作詞:いぬわた 作曲:いぬわた 唄:雪歌ユフ 曲紹介 乾いた涙に錆びたギターロック 歌詞 (bandcampより転載) 僕が生まれた意味はきっと 君を愛し、愛されること でもね 僕には口が無いの だから君に『愛してる』を言えない 君が僕を抱きしめても 僕には動く手足が無いの だから君に愛を返せない この身体を 呪った どうしてこんな僕を愛してくれるの 夢の中の僕は 歌を歌い踊っていた 夢から覚めた僕は 流れもしない涙を 流した でもね それは君の涙 今日も昨日も君は泣いて 僕を抱いて零れた涙 僕の身体に滲んだ どうしてこんな僕を愛してくれたの 何もできない僕は 悲しむ君の腕の中 命が欲しいと哭いて 非力な自分を嗤うんだ いつかは僕も飽きられて さよならするその時は お願い 君が大人になっても 愛を忘れず生きてほしい さよなら 僕から愛しい君へ 僕はずっと愛してるよ コメント 名前 コメント
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【検索用 くりすますいうのよるにしあわせさいと 登録タグ 2008年 KAITO MEIKO VOCALOID く マチゲリータP 曲 曲か】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:マチゲリータP 作曲:マチゲリータP 編曲:マチゲリータP 唄:MEIKO・KAITO 曲紹介 曲名:『クリスマスイヴの夜に-幸せサイド-』(くりすますいゔのよるに-しあわせさいど-) マチゲリータPが贈る3つのクリスマスソングのうちの1つ。 「独り身サイド」「不幸せサイド」も是非どうぞ。 歌詞 「さむいね。」と手を握る 空からは白い雪だ 愛しているだなんてね 僕には似合わないんだよ でもね、ずっと言いたかったんだ 心に閉まってた 白い雪が舞い降りる 今日の夜は聖なる夜 蝋燭の光に映る君の顔が綺麗で 白い雪が舞い降りる 今日の夜は聖なる夜 僕と君の吐息が混ざって黒い空に消えてった 静かな街の喧騒 キラキラ冷たく光って 握った手のぬくもりがいつもよりあたたかくて 鐘の音が響いてく 星屑の空 白い雪 僕と君の距離が離れないように抱きしめた 白い雪が舞い降りる 今日の夜は聖なる夜 ずっと一緒にいたくて手を離さずに歩いた 君は微笑んで僕の頬にやさしくキスをした 「大好きだよ」って呟いて、僕を抱きしめてくれたんだ コメント この歌詞に共感できるようになりたい… (´・ω・`) でも、ラブソングとしてはめちゃイイ! -- ヲタ高校一年 (2009-11-25 22 54 47) ああああ他二つの見ると切ない -- 名無しさん (2010-10-06 00 32 29) リア充…ニコォォォォォォ -- 月音ルナ (2011-03-07 17 10 04) マチゲ最高! -- YUKO (2012-03-29 00 30 36) リア充さんですね、わかります♪ -- みゆ(非リア)← (2014-02-09 16 15 49) リア充爆発しろ…の歌詞が吹っ飛んでいく音を聴いた -- minya (2016-09-13 08 52 16) 名前 コメント
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失われてしまった 遠い記憶 遥かな木陰 煌く日差し それら全てを抱きしめて ひとつの世界は消えた 挨拶もなしに 別れもなしに 誰か見知らぬ 大きな力の所持者 その者によって創られた 新しい世界 そこには記憶もなく木陰もない 夜明けを知らせる日差しもない そもそもヒトはいない そもそも木は茂っていない そもそも太陽は照っていない 荒地に甦るひとつの魂 すさんだ時代の終わり 希望の始まり 魂はやがて 形を持って 失われた世界の存在に 気付く 動き始めた物語 「この世界を創ったのは誰?」 「僕は何故ひとりでこうしている?」 「失われた世界は何処へ?」 砂地に佇む 一人の少女 「この世界を抜け出すには 私が必要」 彼女は言った 「失われた世界を 取り戻したい?」 ■アトガキ■ とある物語のほんの序章。 モドル