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大宇宙連合会議(帝連語:Uvamcuoigelens aie Gions antveed、エルミア語:Ellag Saxent la Skol-Hecagt)は、大宇宙銀河にある知的生命体による主権国家のための国際機関である。 主な目的は大宇宙銀河における加盟国の経済発展及び国際平和・治安維持(安全保障)であり、諸国間の経済・文化・社会などに関する国際協力のためのあらゆる活動を行っている。 目次 概要 名称各言語による「大宇宙連合会議」 沿革設立前の背景 機関主要機関 専門機関 基金 関連機関 連合総会通常総会 臨時総会 緊急臨時総会 公用語 活動内容 加盟国 提言・見解 批判国際的な実力への批判 エピソードヴァルエルク代表によるアポラ除名動議 リスヒューメ王国加盟拒否事件 関連記事 概要 大宇宙連合会議の代表は各議会議長の代表である代表議長が務める。代表議長は、各議会議長の中から1名をそれぞれ投票で選出する。 大宇宙連合会議で最も権威のある役職を四つ挙げるとするならば、大宇宙連合会議を代表する代表議長、大宇宙安全保障理事会の長である最高理事、大宇宙連合総会の総会議長、大宇宙連合事務局の事務局長の順である。 名称 大宇宙連合会議の名称は一般的にエミュンス語の「ウヴァムツオイゲェンシュ・アイエ・ギオンシャントヴェード、Uvamcuoigelens aie Gions antveed」またはエルミア語の「エルラー・サグレント・ラ・スコル・ヘサート、Ellag Saxent La-Skol-Hecagt」の名で呼ばれている。 各言語による「大宇宙連合会議」 言語名 ラテン文字転写 カタカナ転写 エミュンス語 Uvamcuoigelens aie Gions antveed ウヴァムツオイゲェンシュ・アイエ・ギオンシャントヴェード エルミア語 Ellag Saxent La-Skol-Hecagt エルラー・サグレント・ラ・スコル・ヘサート マーカス語 GANKEMGEZ DINTAL AVNAUZ ガンカムガス・ディンタル・アンヴォース ヴァルエルク語 Geolfodun Feolmion Arzeon ゲオルヴォデン・ヴェオルミオン・アルゼオン ダン=ラ=ハン語 Pnaiul gatûch kun-la-ta-jait プナイユル=ガトゥーチ=クン=ラ=タ=ジャイト エルトリア語 Gilнsreorcaiet Feurmнs Evнest ニロンラシェ・フュアモン・セヴォン メロー語 Scotothiscano Prodaino Entindiccerrauna Laivo スコトティスカーノ・プロデーノ・エンティディッチェローナ・レーヴォ スレフィスレメン語 Macii Ela Ansseins Ensenseshla マヒー・エラ・アンゼインス・エンセンセシュラ ヒューヴル語 tairaxandaa fayamondakkamakaran タイラシャンダー・ファヤムンダッカマカラン リパライン語 enomionasersse'd lkurfal ystj fon xantvert エノミョナゼースゼド・ルクーファル・ユスティ・フォン・シャントヴェート ヴェフィス語 Le tufait alfiais fanqaut de Gionchantvaiédaut ル・トゥフェ・オーフィエ・ドゥ・ギオンシャントヴェードー チャンタ語 t͡ʃḛːñuʈ͡ʂuʈl̩a giont͡ʃaɳʈobeːɖa チェーニュチュトルア・ギオンチャントベーダ ロアニャク語 ҧелу ики аиу љапика プセル・イキ・アイウ・リャピカ 全シルア共通語 Qulsole Nashlaetlanlya-fla kal-Unihakla クルソーレ・ナシュラエトゥラヌー・リャ・フラ・カルー・ウニファクラ ギ語 sua hre sua fi goeng-san-ben スア・フレ・スア・フィ・ゴエン=サン=ベン 沿革 設立前の背景 当時の大宇宙銀河の各国は、エルミア革命及びグロスクロイツ共産主義革命によってエルミア帝国の支配を脱し、新たな自由主義の時代が訪れた。多くの国々が独立を宣言し均等なパワーを持つ国家が多数出現した。その中で、ベリオン共和国はリーエス連邦に宣戦布告しベリオン=リーエス戦争が勃発した。 エルミア帝国の圧政から解放されたばかりで、平和を望んでいたドルムント共和国最高議長エドガー・フィッツジェラルドとゲルデン・リーエス宙域の均衡を望むジエール帝国連邦のジヒラート8世によってシンテーア暦1623年に大宇宙連合会議は設立された。 機関 主要機関 機関名称 主催国 本部所在地(所在惑星) 概要 大宇宙連合総会 なし スモラク(ラヴェルト)ヴェオンレイオネンデンクト(レーウス) 大宇宙連合会議事務局 エルミア スモラク(ラヴェルト) 旧ボルガード宙域委任統治領モンタク代理政府 なし ノイウ(モンタク) 大宇宙安全保障理事会 エルミア スモラク(ラヴェルト) 大宇宙国家承認委員会 エルミア スモラク(ラヴェルト) 大宇宙連合会議加盟申請国の審査と国家の承認 専門機関 機関名称 主催国 本部所在地(所在惑星) 概要 大宇宙超国家経済協力委員会 アクース 嶺宮() 大宇宙国際遺産機構 天嶺皇国 ミヨウト() 自然遺産、文化遺産、天文遺産の認定と保護 大宇宙生態系保全委員会 スレフィエ 気象や生態系等の惑星環境の保護と持続可能な開発の達成 大宇宙伝統文化保存委員会 エルトリア エルエン(レーウス) 大宇宙銀行グループ エルトリア フィラール(レーウス) 大宇宙加盟国に融資財政破綻、債務問題、経済危機への経済支援アポラの経済危機でファルとバチバチやりあう(予定) 大宇宙国際エネルギー資源機構 ウビウリ バティウ・ククタ(アブブ・ペダ) 資源やエネルギーの生産・開発の管理と促進 大宇宙スポーツ振興委員会 ヴァルエルク クレストル(レーウス) オリンピックの開催 大宇宙頭脳スポーツ・娯楽文化・創作振興委員会 ジエール ヴェオンレイオネンデンクト(レーウス) eスポーツや娯楽文化、創作活動の推奨と振興 大宇宙国際技術倫理シンポジウム エルミア スモラク(ラヴェルト) 人体実験、遺伝子改造等の非倫理的なテクノロジーの規制 大宇宙健康機関 エルミア スモラク(ラヴェルト) 知的種族の健康による幸福の達成、災害時の健康確保、感染症対策 大宇宙救護常置医師会 アクース リヒヴィ・=アーレ(ハレ=ア=ポ=エ) 大宇宙特殊技術審議会 ファルトクノア イ・ルヴィツァー(スラーン) ウェールフープなどの通常科学外の技術に関して審議 シンクトレア協定 ジエール シンクトレアレギトレインスネルク(レーウス) 大宇宙国際図書館連盟 コユール (フェーム) 大宇宙における文書記録の保存に携わる星間著作権武装組織と対立(予定)見境なしに同人誌とかも収集するくらいの組織になってほしい 大宇宙貿易通商機構 サーヴァリア サーヴィン(レーウス) 大宇宙の貿易に関わる機関不平等交易の摘発など 大宇宙新興国開発会議 エルトリア フィラール(レーウス) 大宇宙常設国際法廷 毎年総会で選出 プルスティア? 戦争犯罪者や国際的な刑事裁判歴史修正における戦争の元締めをやってほしい 星間労働社会保障機関 大宇宙知的生命体研究機構 グライニア→不明→リスヒューメ ユリーナ 大宇宙に色々いる知的生命体の研究 大宇宙知的種族尊厳保護委員会 ヴァルエルク ルスタ 知的種族の尊厳と権利を保護を目的とする機関 大宇宙連合会議特務機関「連合情報局第6委員会」(通称:EPS6) 不明 不明 連合会議の秩序維持のための情報収集連合会議の脅威となる勢力の排除・交渉 基金 関連機関 大宇宙連合会議とは別の国際機関のうち、大宇宙連合会議との提携をしているもの。 大宇宙国際すらんち倫理委員会(L.D.S.G.) 本部:ニーネン=シャプチ スライエン 大宇宙連合会議シンクトレア協定 本部:ジエール シンクトレアレギトレインスネルク 大宇宙連合会議ラジオアクティヴ同好会 加盟国プルスティア ウビウリ首長国共同体 スレフィエ国 大宇宙変態規制理事会 本部:ジエール シンクトレアレギトレインスネルク 大宇宙亡命哲学者学士院 本部:エルミア共和国 スモラク 連合総会 大宇宙連合総会は基本的に大宇宙連合会議加盟国が参加する大宇宙連合会議の議会である。 基本的に毎年シンテーア暦2月(暫定)に開催される他、臨時総会が開催される場合もある。 通常総会 大宇宙連合総会通常総会は毎年シンテーア暦2月の3週から4週目にかけて開催される。 特に理由のない場合、大宇宙連合会議本部で開かれる。何らかの理由で別の場所で開催される場合はその都度、総会議長から通達される。 臨時総会 大宇宙連合会議臨時総会は大宇宙連合会議加盟国のうち、開催を要請する国が3分の1以上で開催される。 開催が決定した場合、60日後に開催される。総会議長が各国政府及び各国代表に通達する。 緊急臨時総会 大宇宙連合会議臨時総会は大宇宙連合会議加盟国のうち、開催を要請する国が過半数以上で開催される。 開催が決定した場合、直ちに各国代表が招集される。 これまで緊急臨時総会は現時点では1679年のダーケフオス危機における大宇宙金融危機緊急臨時総会のみである。 公用語 大宇宙連合会議設立当時の1620年代からエルミア語とエミュンス語の両方が使われていた。これはお互いの宙圏(レーウス宙圏とラヴェルト宙圏)が離れていたからで、両宙圏の公用語として利用されていたという経緯から定められた。 現在でもレーウス宙圏、スラーン宙圏、スカリア宙圏に関する記述にはエミュンス語を、ゲルデン宙圏、ラヴェルト宙圏、スカリア宙圏に関する記述にはエルミア語が用いられている。現在でもこのように複数の公用語を採用しているのはエルミア的東西の名残と影響が見られる。 活動内容 加盟国 提言・見解 批判 国際的な実力への批判 ファルトクノア共和国はギゼヴトラ・ZHL条約を締約しない理由を現実的な段階的廃棄も行われてこなかった大宇宙連合会議の責任に帰している。この立場を追認するプルスティアは、大宇宙連合会議の戦略兵器の段階的削減、戦争犯罪の追求、平和への努力を失していることを批判し、独自の国際的な影響力を構成している。 これに関しては、大宇宙連合会議がそもそもレーウス・リーエス・ゲルデンの影響圏において構成され、新たな宙域に対する影響力を意欲的に求めなかったことなどの事由も考えられており、幾らかの批判も存在するがアクース内戦以降新たな宙域における大規模な紛争による疲弊を受けた諸国の支持により、プルスティアの国際的な発言力は次第に上昇していくことになった[要出典]。 エピソード ヴァルエルク代表によるアポラ除名動議 リスヒューメ王国加盟拒否事件 1740年の建国当初、リスヒューメ王国を承認する国は少数派であった。 ○○からの提案で国家承認委員会にかけられ主権としては承認されるも△△を中心とする「惑星ユリーナはグライニア領であり『リスヒューメ王国』は正当性を持たない」という派閥の影響で加盟は叶わなかった。 後にスラーン宙域紛争の結果南サニス王室は「クシェル王国」の形で代表を送ることが叶う。 後にローナ星系獲得に伴い(ラヴェルトorゲルデンorデスペア)宙圏所属の国として加盟。国際的にはローナ星系のみの領有を認められていた(*1)が後の決議でユリーナを首都星とする事がようやく正式に認められスラーン宙域に移動となる 関連記事 大宇宙の国家 大宇宙の歴史 大宇宙各国/宙圏 大宇宙の陣営
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沖ノ鳥島(おきのとりしま)は、小笠原諸島に連なる太平洋上に浮かぶ日本最南端の島(サンゴ礁)。満潮時に沈まないのは東小島、北小島と呼ばれる二つの露岩で、大部分は海面下にある。沖ノ鳥島の法的地位については古くから論争があり、近年では中国政府より日本国政府の排他的経済水域(EEZ)の主張に対する異議が申し立てられている。 地理 東小島(ひがしこじま)と北小島(きたこじま)の2つの島から成り、太平洋の絶海に孤立して形成された南北約1.7km、東西約4.5km、周囲約11kmほどのコメ粒形をした環礁の中にある無人島である。Template ウィキ座標度分秒国土地理院 都道府県の東西南北端点と重心の経度緯度に浮かぶ。日本では小笠原諸島の一部として、東京都小笠原支庁小笠原村に属し、住所は郵便番号「100-2100」、東京都小笠原村沖ノ鳥島1番地(北小島)及び、2番地(東小島)となっている。ただし、東京都だけでは保守費用を負担しきれないことから、1999年6月以降は、国(所管は国土交通省)が中心に管理をしている。電話の市外局番は小笠原村の04998だが、この島に加入者は存在しない。 第二次世界大戦の前の調査では最大2.8mの北小島(昔は北露岩と呼ばれた。現在は数十cm)を含め6つの島があったようだが、現在では北小島と東小島(同、東露岩)の2つのみである(正確なところは不明ながら、1933年当初の記録では5つ確認されており、1968年に日本へ管轄権が返還された後も、1982年以前は4つとされていた)。このため、残りの2つも消滅する恐れがあり、この頃から国際的に大きな話題となっていた、半径200海里の排他的経済水域を失うことになるため、日本政府は1988年から、これらの島に消波ブロック設置とコンクリート護岸工事を施し、チタン合金の金網をかぶせて保護している。 なお、この島は過去100年あたり1cmという、地盤の沈下が極めて小さいことでも知られ、地球温暖化などに伴う海面の水位変化を調べるのに役立っている。ただし、近年のGPS調査によると沈降こそ無いものの、N70°W5.0cm/年(1年間に進む距離が、真北から西へ70度回った方向に5cm)で、西北西に移動しているようである。 島とは関係ないが、1988年から、戦前に建設を試みて中断していた灯台の足場に大規模な観測施設を建設したが、通常は無人の気象観測のみをしている。 沖ノ鳥島周辺は、海面と海底の水の温度差が、年間を通じて20度程あり、海洋温度差発電にふさわしい条件がそろっているという。 島の歴史 16世紀頃からスペイン船などに知られ、国外ではダグラス礁などと呼ばれていた。 1920年(大正9)国際連盟により日本の委任統治領となる。幻想諸島航海記によると伝聞による誤りだと指摘されている 1931年(昭和6)7月6日に「内務省告示第百六十三号」によって、東京府に編入される。 1940年(昭和15)ごろから、島に飛行場や灯台を建設しようと、調査・工事が始まる。しかし、太平洋戦争(大東亜戦争)に突入し、戦局が悪化すると工事は中断。現在はサンゴ礁の爆破の跡と、灯台の基礎部分のみが残っている。この灯台の基礎工事を発見した米艦艇が砲撃を加えたという記録もある。 1952年(昭和27)のサンフランシスコ平和条約によって日本は領有を放棄。小笠原諸島と共にアメリカ合衆国が軍政下に置く。 1968年(昭和43)4月に日米間で小笠原返還協定に調印。6月に小笠原諸島と共に日本に返還される。 1976年 日本アマチュア無線連盟、創立50年を記念して5月30日から6月2日まで、アマチュア無線の移動運用(DXペディション)を行う。コールサインは7J1RL(のち、別のハム達からの異議申し立てにより、別エンティティとは認められなくなり消滅扱い 現在は小笠原諸島の一部)。 1988年(昭和63)から、波の侵食による島の消失を防ぐため2つの島の周りに護岸工事を行う。 1999年 (平成11年)、海岸法を改正し、日本で唯一、国土交通大臣による海岸の直轄管理が行われることとなった。維持管理については国土交通省京浜河川事務所が所管。 2004年(平成16)ごろに中華人民共和国が「岩」だと主張。日本に無断で周辺の海洋調査を進める。 2007年(平成19)3月16日、海上保安庁は、同島の周辺海域を航行する船舶や操業漁船の安全と運航能率の増進を図ることを目的として灯台(名称:沖ノ鳥島灯台)を設置し運用を開始した。[1] 沖ノ鳥島の意義 日本政府は沖ノ鳥島を中心とする半径200海里(370.4km)、約40万km²の排他的経済水域(EEZ)を設定することを国際連合に届け出て以降、国際社会から「島」と認められているとしている。 風化防止策 沖ノ鳥島が風化などで満潮時に海の下に隠れてしまうと、日本の国土の面積(約38万km²)を上回る排他的経済水域が失われてしまうということで、1988年から段階的に2つの島の周りに消波ブロックとコンクリート護岸工事を行った。ところが、消波ブロックが島を傷つけるという事件が起こったため、島の上をチタン合金の金網で覆ってある。これらの工事費用合計は約300億円と推定されている。 自然による造成策 地球温暖化に伴う海面上昇により、島その物が将来水面下に没する事が予想されている。そこで、自然の力により島を高くしよう、との構想がある。具体的には、島の周囲の珊瑚礁を活性化し、大規模な珊瑚礁を作成させる。これが砕けて砂となり堆積や波による集積を行う事により、自然の力により島の高さを上げてしまうという構想である。この構想の調査のために、水産庁は実施期間を平成18年度から2年間とする「生育環境が厳しい条件下における増養殖技術開発調査事業」を創設、業務取りまとめ機関として「サンゴ増養殖技術検討委員会」を設置し、初年度に3億円の予算を当てている。 地位に関する論争 現在の国際海洋法の基礎となっている海洋法に関する国際連合条約(1982年締結、1996年正式発効。国連海洋法条約)では、「島」 (island) について以下のように定義されている。 第121条第1項 島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、満潮時においても水面上にあるものをいう。 この定義に従い日本政府は、満潮時でも水面上に出ている部分がわずかにある沖ノ鳥島は島であると主張している。 しかし同条約では、以下のように定められている。 第121条第3項 人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩は、排他的経済水域又は大陸棚を有しない。 第60条第8項 人工島、施設及び構築物は、島の地位を有しない。これらのものは、それ自体の領海を有せず、また、その存在は、領海、排他的経済水域又は大陸棚の境界画定に影響を及ぼすものではない。 これに対して日本政府は同条約でいう「岩」の定義が、国連海洋法条約上存在しないことを根拠に排他的経済水域を主張している。(1999年4月16日の第145回国会衆議院建設委員会の場における、政府委員の大島正太郎・外務省経済局長の主張) 沖ノ鳥島は同条約でいう「岩」に当てはまるとする意見は以前からある。海洋法専門家のヴァン・ダイク・ハワイ大学システムマノア校教授は1988年、「沖ノ鳥島―せいぜいキングサイズのベッドくらいの大きさしかない、二つの浸蝕された突起から構成される―は、独自の経済的生活を維持することのできない居住不可能な岩、という記述に間違いなく当てはまる。従ってそれは、200海里排他的経済水域を生み出す資格を与えられない」と主張した。「沖ノ鳥島補強しても経済水域保てない/米学者が主張」『讀賣新聞』1988年1月22日附夕刊2面。) ヴァン・ダイク教授は日本の立場は、英国が1990年代にEEZの主張をあきらめた大西洋のロッコール島の例に酷似していると指摘した。 中国の主張 2001年頃から、中国海洋調査船による調査が沖ノ鳥島の排他的経済水域内で多く行われ、この件について日本は2004年、事務レベル協議で抗議した。これに対し2004年4月11日、中国側は、沖ノ鳥島は「島」ではなく「岩」であり、日本の領土とは認めるが、排他的経済水域は設定出来ないと主張した。 この中国の主張は、米国との軍事的対立に備えて、この海域の詳細な海図を製作するためといわれている。中国は南西諸島を「第一列島線」、小笠原諸島からマリアナ諸島、グアム、パラオを結ぶ線を「第二列島線」として、自国の防衛網に組み入れている。この両列島線のほぼ中間に位置するのが沖ノ鳥島であり、この周辺の広大な海域が確保されていないと、軍事行動に大きな支障をきたすため、近年になってこのような主張を行っていると考えられている。 日本の対抗措置 2005年1月31日に石原慎太郎東京都知事は首相官邸で小泉純一郎総理大臣と会談、経済活動の実証のため沖ノ鳥島周辺での海洋深層水と表層水の温度差を利用する実験的発電所の建設計画や漁業活動の計画があると明らかにした。沖ノ鳥島周辺は深海底から陸まで、稀に見る急勾配でせりあがる地形のため温度差発電に適している。 5月20日、石原都知事は沖ノ鳥島の視察を行い、周辺海域へシマアジの稚魚を放流した。6月にはチタン製の看板を設置する。内容は「沖ノ鳥島、日本国最南端の島、設置場所『東京都小笠原村沖ノ鳥島1番地』」とされ、沖ノ鳥島の北緯、東経が記されている。 2005年8月24日に海上保安庁が、経済活動実証のため沖ノ鳥島に灯台を設置することを決定し、2007年3月16日に灯台を設置し運用を開始した。これにより灯台が海図に記載されることとなる。 関連項目 ロッコール島 第一列島線 外部リンク 沖ノ鳥島 - 国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所 沖ノ鳥島 - 海上保安庁 海上保安リポート2005 Okino Torisima web page - 独立行政法人海洋研究開発機構(沖ノ鳥島に設置した気象、海象自動観測システムのデータ) 平成18年度第1回サンゴ増養殖技術検討委員会の結果について(PDF) - 水産庁 沖ノ鳥島 - 田中邦貴(戦前の灯台基礎工事概要、保全工事関連年表、及び排他的経済水域等) Googleマップ 沖ノ鳥島 脚注 Template 日本の極地 Template 画像提供依頼
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前ページ次ページKNIGHT-ZERO 「なぜなら私が深海で手に入れる物は 人類の未来に対する永遠の希望なのです」 かわぐちかいじ著「沈黙の艦隊」より ルイズは眠るシエスタを置いてKITTから出た、かつてアルビオン皇太子だった男に駆け寄る 着の身着のままニューカッスルから脱したウェールズの姿は、見るも無残なものになっていた 裂けたズボンとシャツの下に覗く青白い肌は痩せ衰え、それをボロ布と化した王家のマントで隠していた 美しかったと聞く金髪は伸び放題で、顎鬚に覆われた頬は削げ、白目の黄ばんだ瞳だけが爛々と輝いている KITTはルイズだけに聞こえる声で目の前に現れた人間を生体モニターで診断した結果を淡々と伝える 「彼は栄養失調の状態にあります、果実と木の実を主食にしていて、動物蛋白を殆ど摂ってないようです」 変わり果てた姿のウェールズにルイズは絶句した、テューダー王家の継承者、動乱の渦中にある人物 ルイズは昔、アンリエッタに彼へ寄せる想いを打ち明けられていた、そして・・・今、最も救いが必要な人間 痩せ衰えたウェールズは体中傷まみれで、悪化した傷口が放つ膿の匂いは、彼の健康状態を物語っていた 若く壮健な王子として知られた彼でさえこの有様なら、高齢と聞く国王の状態は推して知るべしだろう ウェールズはマントの下、血で汚れたシャツの上から襷掛けした平民の猟師が身につける様な布袋を探り 二通の封筒を大事そうに取り出した、一通は変色して生成りに近い色で、もう一通は真新しい王室の便箋 彼の今の姿には不似合いな封書には、トリスティン王室とテューダー王家の花押が捺されていた 「・・・多くを話す時間が無い事を許して欲しい・・・この森に君が来てくれたのは・・・きっと始祖ブリミルが 私に授けた最後の救いだ・・・君にお願いがある・・・アンリエッタにこの手紙を渡してはくれないか…ルイズ」 何か言おうとしたルイズを赤黒く変色した手を振って遮り、ウェールズは二通の手紙をルイズに押し付ける その手は震え、眼窩の目立つ瞳はルイズを見ながらも数秒に一回、周囲の森を落ち着き無く見回していた かつてアンリエッタがウェールズに送った恋文が存在する事は、アンリエッタ自身から聞いていた 彼女は婚姻の直前に、それを妨げる物として、密かな回収任務をルイズに頼ろうとも思っていたが 婚姻話が消滅した今となっては政治的な価値の薄い手紙、将来のそれへの影響力もそう大きくはなかった 始祖ブリミルへの結婚の誓い、少女の頃の恋文など発表されたところで政治的な縁戚は揺るぐ物ではない それが神への裏切りになるというアンリエッタの憂いは、結局のところ何の意味もないものだった 何の意味も無くなってから、その本当の意味を取り戻す物も存在する 妙に迷いの無いウェールズの瞳を見たルイズは微かに歯噛みした・・・男って奴はいつも・・・女の事なんて・・・ 「皇太子様は学業を怠りこんな所に遊びに来ている不逞の者に、姫様への手紙を託そうというのですか?」 腹を探るようなルイズの礼を失した物言い、しかしウェールズは少年が英雄譚を語るように瞳を輝かせた 「我々は情報に重きを置いている、貴国のタルブ村奪還に君と使い魔の力が関与してる事は知ってるよ」 ウェールズは海賊や行商人、密輸屋の間に敷いた独自の情報収集ルートで、タルブでの戦闘についての 様々な風評を集め続けていた、それは皮肉にも彼らが活動し続ける意義を再考させる情報をももたらした ルイズはウェールズの手を手紙ごと両手で包む、こちらの背筋が寒くなるほど冷たく、痛んだ皇太子の手 「ウェールズ様、一応お聞きします、この使い魔には貴方を姫様の元までお連れする事が可能ですが」 ウェールズはルイズの手をそっと解き、森の汚れが染み付いた自分のマントを摘みながら寂しげに笑った 「私は国を追われ、尾羽打ち枯らしたお尋ね者に過ぎない、それでも私はアルビオンの皇太子なのだ 自分のすべきことはわかってる積もりだよ・・・アンリエッタに伝えたい事は、全てその手紙に書いてある」 ウェールズが指を鳴らすと、周囲の藪から音もなく四人の貴族が現れた、五人はこちらに深く一礼すると 襤褸のマントを翻し、赤外線モニターの目に気づいているかのように悠然と森の奥へと歩き去って行った ウェールズが渡した二通の封書を握りしめたまま、ルイズはKITTの操縦席で黙りこんでいたが ずっと寝息をたてていたシエスタの「もう寝たふりはやめていいですか?」の声に我に返った彼女は KITTのセレクターをDに入れると、帰路を表示するジャイロ式カーナビも見ずに森から走り出した 私がこの使い魔と虚無系統によって得た力、空と大地を繋ぐ魔法と、距離と空間を飛び越えるKITT それは歴史を動かす波の前にはあまりにも小さく無力で、出来るのはといえばただの使い走りに過ぎない 王と呼ばれる者達もまた同じような物なんだろう、そんな事を考えながらKITTのアクセルを踏み込んだ 夕方 丸一日の学院滞在で少し疲れた表情のアンリエッタ姫が、王宮に戻る馬車に乗り込もうとした時 黒い影が地平線の彼方から土煙を上げて突っ込んで来た、お忍び訪問を護衛する精鋭の近衛兵が身構える 彼らが警戒していたのはそのスピード、そして近づいてくるキャロルの「紫のハイウェイ」のリズムだった アンリエッタだけは瞳を輝かせた、彼女が生来持っていた周囲が華やぐような笑顔をその機械に向ける 「・・・あれは・・・わたくしの・・・皆さん、あれはわたくしの・・・騎士です・・・どうか失礼の無いように願います」 KITTは馬車の前でスキーのパラレルターンのように急停止する、操縦席にはシエスタが乗っていた 「ほらごらんなさいミス・ヴァリエール!わたしとKITTさんなら湖から学院まで88分ですわ!」 「あんたズルしてんじゃないわよ!ターボジャンプで近道なんて反則よ!次の虚無の曜日にやり直しだわ!」 近衛隊や学院の教師が咎めるような目で見る中、KITTはフロントサスペンションの車高を落とし リアを車高を上げる、ウォルト・ディズニーの映画に出てくる擬人化された車のように姫に頭を垂れた 「見目麗しき姫様のお姿を拝謁できることを光栄に存じます、タルブでのご英断には感服いたしました」 あの時コミュニケーター・リンクから聞いて以来忘れられぬ声、アンリエッタは少女のようにはしゃぐ ルイズはKITTから出て、少し不機嫌な顔でKITTのフロントフェンダーに肘撃ちを入れ黙らせると アンリエッタに籐のボックスを渡した、献上品はお付きの者が受け取るという慣習は知らないフリをする 「姫様、品評会の欠席、誠に失礼をしました、替わりといっては何ですがお土産をお納めくださいませ」 桃りんごの香り漂うランチボックス、アンリエッタも何かに感づき、随行の女官を制して手づから受け取る アンリエッタは好物の桃りんごが詰まったランチボックスよりもKITTの方をチラチラと見ていた ルイズはアンリエッタに渡したランチボックスの蓋を、他の人間には見えない角度でパっと開ける 「ほら!アルデンの森で取れたての桃りんごです、……姫様の……とっても好きなものです・・・・・」 ボックスの中、桃りんごの詰まった上に載せられた手紙、かつてウェールズに送った恋文と、もう一通 ランチボックスの中を見つめていたアンリエッタは潤んだ瞳をルイズに向け、その手を両手で握りしめた 「あぁ・・・・・ルイズ・・・・・やっぱりあなたはわたしの一番のおともだち・・・・・・ありがとう、本当にありがとう」 柔らかく温かい手、ルイズは一瞬ウェールズの手を思い出した、きっと、彼はこの綺麗な手を守るため・・・ シエスタが横からひょこっと顔を出し、奇跡的に一本残ってたワインの瓶をアンリエッタに差し出す 「桃りんごをご賞味の折りには、是非タルブのワインをご一緒にどうぞ!ご注文はいつでも承ります」 シエスタがアンリエッタに渡したタルブ特産のワイン、曽祖父による製法改良の結果、その白ワインは 辛口の、日本酒に近い風味を有していた、桃りんごとの相性も既にルイズとシエスタが帰路で確めている 「メイドさん、あなたにも心から感謝します、タルブの産品を我が王宮のご用達にして頂けますか?」 シエスタは飛び上がって喜んだ、戦乱での作物被害で苦しかった今年の税も無事、皆済できそうだ ルイズとシエスタの頬に唇を軽く当てるガリア式のキスをしたアンリエッタは、KITTに近づき跪く 「KITT殿、あなたに会いたくてここまでやってきました…わたくしの心を受け取ってくださいまし…」 アンリエッタはKITTのフロント・ノーズに覆い被さると、往復する赤い光の中心に深々と唇を合わせた いつの間にか学院の門前まで見物に来ていたキュルケが「さすが私のKITTクン!」と口笛を吹く 一緒に居たタバサは、結構気に入ってたらしい品評会優勝の冠を頭から外し「優勝はあれ」と呟いた 夕陽の沈む中、王都の方角へと走り去っていくアンリエッタの馬車、KITTはそれを眺めながら 今、自分にげしげしと蹴りを食らわせているルイズとシエスタの怒りをどう鎮めようか、と考えていた アルビオン王家亡命政権の存在と、ただアルデンの森から健在を表明し続けるだけの活動はその後も レコンキスタの内部にあった不協和音を日増しに拡大し続け、新生アルビオン政権は迷走を重ねた 国を超えて集まった貴族達、当初は聖地奪還の手段だった政権奪取、それが元より目的だった貴族や エルフの資源から生まれる利権が目当ての者、ただ他国よりも高価な報酬に釣られてきた食い詰め者 様々な思惑の絡み合った集団の温度差は大きく、それは諸々の外的な不安要因で容易に揺らいだ 出身国や新政権内での立場から複雑な派閥を形成し始めた貴族達は、衝突と離散を繰り返した あの王族達が、いつかガリアの艦隊やトリスティンの未知の魔法兵器を従え自分達の頭上にやってくる 王族帰国の誤報が幾度も流れ、その度に幻影に怯えた上層部は醜態を晒し、下位の者達は見切りをつけた そして、混乱を続ける新生アルビオンにトリスティン、ゲルマニア、ガリアが共同で発した宣戦布告の前に レコンキスタ政権は、戦わずして事実上の降伏である委任統治の提案を発表し、それは即日受諾された アルビオンは新国家への第一歩を踏み出し、森の奥で耐える事で戦ってきた王族の最後の役目は終わった アルデンの森で奇跡的な逃亡を続けていたウェールズと亡命政権のメンバーの消息はその後、途絶えた ロマリアで修道士になった、森の奥深くで自刃した、また異世界に連れ去られた等の憶測が流れたが アンリエッタだけはその行く末について知っていた、彼らがただ静かに消え去る道を選ぶ事はわかってた ウェールズからの手紙には、今までの厚意への礼と誰か愛する人と幸せになって欲しい旨が綴られていた 彼の遺書を手に一生分の涙を流したアンリエッタはほどなく、トリスティン女王としての戴冠を了承した きっと、母マリアンヌから王位の継承を求められるずっと前からその覚悟は出来ていたのかもしれない アンリエッタは心の中でどんどん大きくなるKITTの姿を意識しながら、人知れずその手紙を焼いた もう涙は出なかった、決して流し去ることのできない記憶を残し、少女は祖国トリスティンと結婚した 前ページ次ページKNIGHT-ZERO
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第12章 開かれる戦場への道 山脈群島一帯は、ネワディン王国軍によって完全に制圧されていた。 花崗岩で形成された起伏の激しい丘陵地帯を、ネワディン軍自慢の重装甲歩兵と騎兵が進軍してゆく。 海岸には多数の船が接岸し、兵士や物資を次々に陸揚げしていた。 スラウ・カフカルドは高台に設けた司令部から、望遠鏡でその様子を見ていた。司令部といっても、小さな椅子とテーブルが1つずつあるだけである。そして、それは彼の直属の上官であるアール・レーマールに占領されてしまっていた。 作戦指揮は本来、カフカルドが執ることになっていた。しかしレーマールは、精強な軍の指揮を自らしたいと言って聞かず、強引に付いてきてしまったのである。もっとも、危険な前線に出る気などは毛頭なかった。 「作戦の進み具合は、どうか?」 両腕と両足を組んだレーマールが、横柄な口調で訊いてきた。見れば判るだろうと心中に吐き捨てたカフカルドは、俗物へのせめてもの抵抗として彼に背を向けたまま、「順調であります」と無感情に言った。 「本国の国境から山脈群島、パスキル国境までの全域を確保しました。現在、要所要所に陣地を構築中です。海路からも増援が続々と到着しており、兵力は逐一増強されています。なお、各地に潜入した撹乱部隊は破壊活動を展開中であります」 「完璧だな。帝都の占領はどのくらいでできるか?」 有頂天のレーマールは、彼の無礼には関心が行き届かなかったらしく、長靴を履いた足をゆさゆさと揺すりながら重ねて訊いた。 「は。帝都周辺の防備は地方と比べて格段に固いため、潜入部隊はいまだ動けていません。そこで、我が本隊が帝都まで進撃するのに呼応して、一斉に行動に移る予定であります。1週間もあれば可能でありましょう」 「ならば、よい。暴動を煽って小娘を引きずり下ろし、傀儡を仕立てて降伏……いや、委任統治を認めさせればな。それで幕だ。成功の暁には、国王陛下もさぞお喜びになるだろう」 「……さようで」 「重装甲歩兵軍団3万に加えて、トアケン将軍の戦竜軍団から借りたヴェロキラプトルと騎兵が700ずつだ。この大軍勢を防ぐ術など、この星の上には存在せん」 ガハハと大声で笑ったレーマールに対し、カフカルドは今度こそ無視を決め込んだ。 「参謀閣下!」 屈強な重装甲歩兵の指揮官が、坂をものともせず駆け上がってきた。 「何か」 「兵達の間に妙な動揺が広がっています。先刻飛来した、奇妙な翼竜に関することであります」 「ああ、一応話は聞いている。高空をかなりの速さで羽ばたくこともなく飛び、しばらくして去っていったらしいな」 「はい。パスキル国内には未知の恐竜が複数いて、我々を待ち構えているのではないかと……」 「ははは。未開の国ならば、いてもおかしくはあるまい」 横槍を入れてきたレーマールを改めて侮蔑しながら、カフカルドは指揮官に言った。 「分かった。士気とは関係ないのだな?」 「ありません」 「それでいい。新種の恐竜が出てこようと、我が軍の勝利は不動だ。そのようなことは、後から来る連中に任せればよい。次の進撃までに十分な休息を取っておけ」 「ハッ!」 指揮官は坂を下りていった。 どちらにせよ、早く終わって欲しいとカフカルドは思った。これ以上、立場が高いだけの俗物に手駒としていいように使われるのは、我慢できなかったからである。また、小国を圧倒的な力でねじ伏せるというのは好みではなかった。それが自国の生き残る道であったとしてもだ。 雑念を抱いている自分に気付いた彼は、再び望遠鏡を手にした。 梨林、安達原、丸ノ内、今井の4人は、王座の前で直立不動になり、リネル・シェルカの声を待っていた。周りには帝国の重臣らが勢揃いしている。 梨林の決断が帝国側に伝達されてからわずか約1時間後、リネルは彼に大至急会談したいと打診してきた。延期を要請する理由は何もなかった。梨林はすぐさま、護衛の隊員も引き連れぬまま帝宮へ向かうことを即決した。 一行は、丸ノ内が自ら運転する連隊長用の大型ジープで練兵場を出た後、オルニトミムスに乗った近衛騎士団員に護衛され、その20分後には高台にそびえ立つ帝宮に到着し、城門をくぐっていた。 「我が国の防衛に協力していただけると聞きましたが……ナシバヤシ閣下、本当によろしいのですね?」 リネルは梨林らを見下ろし、いつもの物静かな口調で切り出した。 「はい。ぜひ協力させていただきたいのです」 梨林は即答した。 「では、もはや私から言うことは何もありません。よろしくお願いします」 「ははっ!」 彼らは自然のうちに腰を折った。 「ただし」 リネルが付け加えた。 「これだけはお忘れなきよう。この世界には、私やあなた方のような人間だけでなく、恐竜達も暮らしているということを。人間と恐竜の力の均衡が取れ、それぞれの領域が分かれているからこそ、この国は平穏を保つことができたのです」 「………」 「あなた方の力は、人の知恵と技が生み出した偉大なものでしょう。しかしそれは、決して自然と相容れるものではないということも想像できます。これはネワディン王国軍の戦力にも言えることです」 「は……つまり、可能な限り野生の恐竜らを刺激しないように戦え、ということでしょうか?」 「そうです。自然の秩序を乱すことは、できるだけ避けるようにして下さい」 「心得ましょう」 梨林は答えながら、再び頭を下げた。 「すでに承知しているとは思うが……」 王座の脇に控えていたギブソムが、相も変わらず友好的とは思えぬ声で言った。 「いかに名目上とはいえ、お手前らは我がパスキル帝国軍の指揮下に入ることになっている。軍事行動に関して、独断専行は一切認めん。必ず我が軍との協議を経てからにしてもらう」 ギブソムの言は、自衛隊に対する牽制であった。彼のみならず、帝国軍内部には自衛隊の存在を快く思わない人間が複数いた。仮に自衛隊がネワディン軍を領内から駆逐した場合、新たな脅威になり得ると考えていたのである。 「皇帝と違って、軍の連中の態度は快く思えませんな」 ジープのシートに座ってドアを閉めてから、安達原が憮然として言った。 「期待と信頼は、我々が自ら勝ち取ることができる。今後の働きによってな」 梨林はあくまでも落ち着いていた。 「司令の言う通りだぞ、安達原。真っ先に参戦を進言したお前が、彼らの姿勢などに気を取られていてどうする」 丸ノ内が彼の後を引き継いだ。 「言われるまでもない」 「そういうことだ、安達原君。さて、戻ったらすぐに作戦の調整だ。我々だけでできることは、やっておかなければならん。戦場となる地域の気候や地形、恐竜の生息状況なども、早急に調べ上げておく必要があるぞ」 「了解」 丸ノ内はエンジンを掛けた。 「ニッポン国の軍隊、自衛隊か……」 力強いエンジン音を上げて発進するジープを柱の陰から見ながら、ミジャータ・ミグドットは呟いた。 「味方に付いてくれたこととは別に、彼らはこの世界の秩序を保つのか、それとも根底から覆す存在なのか、見極める必要があるな……」 彼女は切れ長の目をわずかに細めると、宮殿の中へ戻っていった。 同じ頃、ネワディン王国のとある城塞都市の某所。 「カフカルドの軍はさしたる抵抗も受けることなく、順調に進撃中との報告が入っておる。トアケン、貴様はどう考えるか?」 ガース・パルプは白髪をぼりぼりと掻きながら、眼前のクウド・トアケンに訊いた。 「私の勘では」 トアケンが口を開いた。 「我らの真の敵は、まだ牙を隠し続けています。もし奴らがパスキル軍の部隊であれば、カフカルドの軍が国境を越え、私の部隊が各地で攻撃を始めた時点で動いていたでしょう。とすれば……」 「何だ?」 「奴らはここ数日の間に、その本性を現すはずです」 「フン、小娘め。我々にいい顔をしながら、裏では密かに用心棒を招き入れていたということか。それがはっきりすれば、いよいよ貴様の出番というわけだな。あの国を徹底的に叩き潰し、後顧の憂いを消し去ることができる。大陸と同様の活躍を期待しておるぞ」 「ありがとうございます。私も正直なところ、カフカルドが苦もなくあの国を制圧してしまうのはつまらないと思っていましたのでね」 トアケンはクククと喉を鳴らした。 「じゃあこれ、食後に3錠、水と一緒に飲んで。5日分あるから。先生も大丈夫だって言ってたから、もう心配はないと思うけど」 「ハァ……」 衛生士の横井二曹が、やつれた小野寺と尾川に消化剤と胃腸薬の入った紙袋を手渡した。 衛生科のテントだった。彼らは3日の間、昼夜を問わず腹痛と下痢に苦しみ続けた後、ようやく原隊復帰を許されたのだった。 「どうも、ありがとうございました……」 「ハイ、お大事に」 テントの外に出た小野寺が、天を仰いで呟いた。 「くそ……空気が澄んでるせいだろうが、太陽の光が強過ぎるな。日本を出る時にサングラスでも持ってくればよかった」 「小野寺さんには似合いませんよ。それよりも大丈夫ですか? まだ顔が青いですよ」 「一応な。当分、恐竜の肉は食いたくないけどな」 彼は無理に笑った。 「それにしても、糧食班長がたった半日で快復したのはすごかったですね」 「ああ。海外派遣に何度も行って、サルモネラ菌や赤痢菌とかと格闘してた人だからなあ」 「それより、戦争が始まったって話ですよ? 部隊も出動待機に入ったとか」 「海自の司令が参戦を決めたって話だな。そりゃまあ、生き残るためには分からないこともないけど、どうもピンとしねえんだよなあ」 まるで他人事のように話していた、その時だった。 「総員集合!! 各隊ごとに完全武装で表に整列しろっ! 10分でやれ!」 中隊付先任陸曹の張り上げた大声が鼓膜を震わせ、なぜと考える以前に反射神経が肉体を動かしていた。大急ぎで班のテントに走り込み、仲間と挨拶を交わす間もなく、防弾チョッキを着込み、弾帯を吊るサスペンダーを装着し、ガスマスク入れを肩から掛け、背嚢を背負い、ヘルメットを被り、小野寺は84ミリ無反動砲と9ミリ機関拳銃を、尾川は89式小銃をそれぞれ持って外に駆け出した。 総勢1040名の連隊員が整列を終えた後、田中川副連隊長が号令を掛けた。 「全体、気を付け! 連隊長に敬礼!」 丸ノ内が壇上に立って連隊員に答礼をし、「休め」と言ってから話し始めた。 「隊員諸君も知っての通り、パスキル帝国は現在、隣国・ネワディン王国の軍事的脅威にさらされている。これを受けて、自衛隊がパスキル防衛に参加することも聞いていると思う。我が第1危機即応連隊の任務は、侵攻中のネワディン軍との直接戦闘を行い、撃退することである。決して楽なことではないが、これにはパスキル国民のみならず、我々自身の生存も懸かっている。日頃の訓練成果を最大限に発揮せよ。以上である」 小野寺は再び胃腸の痛みを覚えたが、それは腹下しのように不快なだけの痛みではなく、興奮と不安とがないまぜとなって神経を圧迫した痛みだった。 前項 表紙 次項
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副官スキル 生産委任 五種類の基本生産スキルそれぞれに存在。 マイスター自動生産と同じくバックグラウンドで連続生産を行うスキル。行動力回復やトレードその他の行動ができるのがメリット。生産速度が通常より遅いのがデメリット。 ただし、こちらは洋上限定という縛りがあり、使用中はスキル発動枠1つを埋める。よって、通常航海時に使うにはやや難あり。 管理技術上げで大量生産するときや原料を買い付けながらある程度の航海を行う必要があるときにあると便利なこともある、程度。 必要性は高くない。 調理委任 習得副官:エルダ、クラウディア、シルビア 調理は生産数多め&火事に対応できるメリットが大きい。生産委任の中では一番使いやすい。 鋳造委任 習得副官:ケマル、ジューリオ、チェスター、ピエトロ、ユルバン 非優遇時に東南アジアでマスケットを洋上生産する場合、火事に対処しやすい。が、実際には鋳造+1があれば、R9のマスケでは火事にならない。 そして、ケマルとチェスター以外は鋳造+1を持っている。 縫製委任 習得副官:キッカ、シャルロット、ハンス、ローレンシオ 縫製修行時にオスロ-コペンでブメるときにあると便利な気がするが、実際には舵を切りやすい場所なので、通常の生産画面でもほぼ問題なく移動できる。 必要性は低いが縫製副官の片割れのハンスが持ってるので管理上げなどでは便利。 工芸委任 習得副官:ウリエル、ベルンハルト、ユルバン 青銅像やワインビネガーのような材料1個→製品1,2個という管理上げ向きの生産があるので、相性自体は悪くないはず。 問題は、そもそもこの3人を雇うことがあるかどうか。ユルバンはともかく他2人は工芸しかできない副官なのでかなり厳しい。 保管委任 習得副官:イヴァン、カルディナ、カレン、フェルナンド もともと、洋上生産できるレシピが4種類しかない。 生産してると船倉があっというまに魚肉であふれるとか、1回で5個ずつ原料を消費してすぐ終わるとかなんで、あまり使わない。 航海中のみ。スキルスロット1つ消費。数秒置きに任せた生産品を作り続けてくれる。行動力はその分吸い取られる。 -- 名無しさん (2007-11-14 17 32 32) まあいらないスキル。少なくとも生産委任で副官を選べば確実に損をする。優秀系副官がたまたま持ってればラッキー程度の感覚で。 -- 名無しさん (2008-11-07 22 14 10) あればあるで使い道はあるスキル。特に調理・鋳造生産時の火災に素早く対処出来ること。飯喰いながら生産が出来るのが楽なのもよい -- 名無しさん (2009-06-28 13 37 34) たまに勘違いしてる方がいますが、生産委任や工作室・調理室等がなくても洋上生産は可能です。生産中でも生産ウィンドウの外の洋上をクリックすれば舵を切れます。移動しながら生産すると時間が大幅に節約できるので、料理アイテムを充分に調達できるようになったら積極的に活用しましょう。 -- 名無しさん (2009-11-01 11 10 08) 名前 コメント
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記述論点 ―憲法・統治機構― 選挙制度 国会の地位 国会議員の特徴 二院制・衆議院の優越 参議院の緊急集会 会期の種類 条約の手続き 財政の監督 議院の自律権 国政調査権 衆議院の解散 独立行政法人 司法権の範囲・限界 地方自治の本旨 条例制定権 選挙制度 1.平等選挙(14条1項、44条) ①1人1票+価値の平等 -衆議院議員定数不均衡ー (4.99 1 合理的期間内8年は違憲、全体として違憲、事情判決) ②立法不作為 -在宅投票制度廃止事件ー (立法の内容が憲法の一義的な文言に違反しているにもかかわらず国会があえて当該立法を行うというごとき容易に想定しがたいような例外的な場合で無い限り合憲といえない) 2.普通選挙(15条3項) ①制限選挙に対するもの、成年者であれば選挙権を有する ②立候補の自由 選挙権の自由と表裏の関係 最高裁はみとめてる 3.秘密選挙(15条4項) 誰に投票したかを秘密にする制度 投票用紙に自発的に著名等もダメ 4.自由選挙 投票を強制されない 選挙権の行使を強制によって妨げられない 5.直接選挙・間接選挙 ①直接:有権者が直接自ら公務員を選定する制度 間接:有権者がまず選挙委員を選び、その選挙委員が公務員を選ぶ ②地方公共団体の長、議員の選挙は93条2項に明記 国会議員の選挙は名文の規定は無いが直接選挙を要請してると解釈 6.非拘束名簿式比例代表制の合憲性 ①選挙人の意思と関係なく、候補者個人に対する投票を所属政党に対する投票として計算し、議員が離職・離党した場合でも投票が有効に存続することは国民の選挙権を侵害し15条に違反? →国会の裁量権の限界を超えるものではなく、違反しない ②得票数の多い候補者への投票が、その候補者以外の得票率の少ない候補者を当選させるために用いられ、各政党の候補者の間で投票の流用が認められる結果は、直接選挙とは言えず、憲法43条1項に違反? →違反しない 国会の地位 1.代表機関制 ①命令委任ではなく自由委任 最近では国民意思と代表者意思の事実上の類似性が重視されるように 2.最高機関性 ①41条は国会は国権の最高機関であって~ 国会が内閣や裁判所より上位の機関である統括機関説 ↑権力分立に反する ②国会が政治的・理念的に国政の中心的地位を占める機関←政治的美称説 3.唯一の立法機関 ①国会中心立法の原則 立法は国会のみが行い、他の機関は行えないという原則 個別的・具体的な委任があるなら、行政権が立法権を行使(委任立法)可 例外:衆参両議院の規則制定権、 最高裁判所の規則制定権 ②国会単独立法の原則 国会による立法は国会以外の機関の関与を必要としないで成立 内閣提出法案→国会が法律案を修正・否決できるから例外ではない 国務大臣の著名、内閣総理大臣の連著・交付→形式的、または義務的だから例外ではない 国会議員の特徴 1.歳費受領権 国庫から相当額の歳費を受けることが保証 減額までは保証されてない 昨年11月臨時国会で月割りから日割りへ 2.不逮捕特権 ①内容 法律の定める場合を除いては、国会の会期中、逮捕されない 会期前に逮捕された議員は、その議院の要求があれば、会期中は釈放しなければならない ②理由 議員の身体の自由を保障して、政府の権力によって議員の職務の執行が妨害されないようため 議員が拘束されることによって議院の審議権が侵害されないようにするため ③法律の定める場合(逮捕できる場合) 院外での現行犯 議院の承諾 ※院内での現行犯の場合には、議院自身の自主的な措置にゆだねられる ※逮捕の請求の理由が正当の場合は、議院は逮捕を許諾しなければならない(通説) ※「釈放しなければならない」にはかからないから現行犯逮捕でも議院の要求があれば釈放しなければならない ④会期中:○国会 ○参議院の緊急集会 ×委員会の継続審査中 ⑤逮捕 ○逮捕 ○勾引 ○勾留 ○保護措置 ○保護拘束 ×訴追 広く公権力による身体の拘束を指す 3.免責特権 両議院の議員は、議院で行った演説、討論または表決について、院外で責任を問われない →国会における議院の言論活動を最大限に保証し、議員に全国民の代表としての任務をよりよく遂行させるため ①国会議員の名誉毀損的発言と免責特権 その職務とかかわりなく違法または不当な目的を持って あるいは虚偽であることを知りながらあえて ↑このような特別な事情があるときのみ国家賠償法上の責任を肯定 ③注意点 国会議員のみ ×国務大臣 ×地方議会議員 議員の職務執行に付随したものも含む ×ヤジ ×私語 ×暴力行為 民事・刑事・行政上の懲戒処分をうけない ×院内での懲罰 ×政党の除名等の処分 二院制・衆議院の優越 1.二院制 ①目的:審議を慎重にするため。 同じ問題を異なった角度から慎重に審議 ②相互独立の活動 同時活動の原則:衆議院が解散されたときは参議院は同時に閉会する 例外、参議院の緊急集会 独立活動の原則:両議院はそれぞれ独立して議事を行い、議決する 例外、両院協議会、衆議院の優越 2.衆議院の優越 ①目的:国政が渋滞し、しいては国民の権利を害する危険性の回避 ②解散もあり、人気の少ない衆議院の意思を参議院よりも優越 3.衆議院の優越の種類と内容 ①内閣不信任決議 ②予算先議権 ③法律案の議決 60日以内 両院協議会:任意的 ④予算・条約の議決 30日以内 両院協議会:必要的※ ⑤内閣総理大臣の指名 10日以内 両院協議会:必要的※ ※異なる意見のときのみ。 参議院が期限いないに議決しないときは不要 参議院の緊急集会 1.緊急集会が開かれる場合 →衆議院が解散されて不存在 ※任期満了はダメ 2.緊急集会を要求する機関 →内閣 (×天皇 ×内閣総理大臣 ×参議院) 3.緊急集会の会期 →国会ではないのであらかじめ定めて求めるものではない 4.緊急集会の機能 内閣に開催の要求権があるので、内閣提出の案件およびその関連事項のみ ※予算の議決も可能 ×憲法改正の発議は出来ない 5.事後措置 →次の国会開会後10日以内に衆議院の同意 ※同意がないと効力を失うが、遡及しない(将来に向かって効力を失う) 会期の種類 1.常会 毎年1回 ・通常1月中に召集 会期150日(国会法) 延長1回(国会法) 2.臨時会 いずれかの議員の総議員1/4以上の要求 + 内閣が職務によって召集 任期満了による衆議院選挙、参議院の選挙後は召集が必要(国会法) 延長2回(国会法) 3.特別会 衆議院解散後、総選挙が行われた場合 常会とあわせて召集可 会期? 延長2回(国会法) 4.会期 ①会期不継続の原則 会期中に議決されなかった議案は、次の会期に継続されない(国会法) ②一時不再議の原則 一度議決した議案は同一会期中には再び提出できない(国会法) (明治憲法には明文規定もあった) 5.国会の召集 内閣の助言と承認に基づき天皇が召集 6.その他 休会 閉会 7.公開の原則 原則として公開 出席議員の2/3以上で秘密会を開くことが出来る ※委員会は原則非公開(報道関係者は傍聴できる) ※両院協議会は非公開である 8.表決 出席議員の1/5以上の要求で、各議員の表決は会議録に記録される 条約の手続き 1.条約とは、文書による国家間の同意 内閣が締結 予算と違い先議権はない 2.国会の承認が得られなかった場合 ①事前承認が得られなかった場合→条約は有効に成立しない ②事後承認が得られなかった場合 無効説: ←相手国にとっては知りにくい国内事情で迷惑させる 有効説: ←国会承認を要求した趣旨を無意味にしてしまう 条件的無効説:相手国にとっても明白な憲法上の手続き違反といえる場合に限って無効 ③国会の修正 すでに条約は成立しているため、内閣に再交渉を注文するという政治的な意味合いをもつにとどまる 財政の監督 1.財政民主主義(83条) 国の財政を処理する権限は、国民代表機関である国会の議決に基づいて行使しなければならない 2.租税法律主義(84条) 新たに租税を課したり、現行の租税を変更する場合には、国民代表機関である国会が制定する法律または法律の定める条件によらなければならない 課税要件と・手続き ①租税の意義 国または地方公共団体が、対価なしにその経費を調達するために、国民から強制的に徴収する財貨 →国家の独占企業の料金や、手数料は84条直接ではなく趣旨から類推して、国会の議決が必要と解される(旭川国民健康保険事件) ②永久税主義 明文規定はないが、永久税主義によるものと考える 3.国費の支出、債務負担の議決 ①皇室関係の財産 国に属する。 国会の議決を経なければならない ②公金支出の制限 宗教上の組織または団体 便益もしくは維持のため 公の支配に属しない慈善、教育、博愛の事業 ↑この3つに対し、公金支出を制限している (政教分離原則の財政面。 文化財の補助金や私立学校補助金は合憲) (美名の下に濫費される恐れがある+私的団体への不当な干渉防止ため) 議院の自律権 1.各議院は、他の国家機関や他の議院からの干渉を受けずに自らの職責を全うできるように、その組織や運営について自主的に決定することが出来る 2.組織に関する自律権 ①議院の資格争訟の裁判 当選した議員が、被選挙権を有していたか、兼職の禁じられた公職についていないかなどの資格の有無を判断する 出席議員の2/3以上の議決が必要 ②役員の選任権 議長その他の役人を選任する ③議員の逮捕の許諾および釈放要求権 不逮捕特権に対して ④議員の辞職の許可(国会法) 3.運営に関する自律権 ①議院規則制定権 ←国会中心立法の例外 法律と議院規則が矛盾・接触 → 法律が優先 (ただし参議院の自立性が害される。 国民に関係することは法律(証人や傍聴など)に限られるとする) ②議員懲罰権 院内の秩序を乱した議員を独自の判断で懲罰することができる ただし除名するには出席議員の2/3以上の議決が必要 (院内とは物理的な議事堂内ではなく、議場の外も含まれる) ③議長の秩序保持権(国会法) 国政調査権 1.両議院に、証言や記録の提出を求める強制権が与えられている(捜索押収はダメ) 2.独立権能説 国権の最高機関性に基づく国権統括のための独立権能とする説 ↑三権同格型の権力分立原則と相容れない 3.補助的権能説 立法を行うに際しての調査等の、各議院に与えられた権能を実効的に行使するために認められた補助的権能とする説 ↑調査できる範囲が狭すぎるのではないか ↑立法権は広範な事項に及んでるので、国政のほぼ全域にわたる 4.限界 ①行政権との関係:×検察権(司法に準じた扱い) ×公務員の職務上の秘密 ②司法権との関係:いちおう及ぶが、司法権の公正・独立を侵害できない (判決確定後も判決の当否について調査できない) 衆議院の解散 1.意義 衆議院議員の任期満了前に全員の議員としての身分を失わせる行為 ①自由主義的意義 内閣に衆議院の不信任決議に対抗する手段を認めることにより権力の抑制と 均衡を図る意義 ②民主主義的意義 国会と内閣が対立する問題や国政の重要案件について民意を国政に反映させる意義 2.解散権をめぐる見解 ①69条限定説:衆議院の不信任決議が可決された場合にのみ解散できる ↑民意が反映していない国会は解散させるべき ②非限定説ー自律解散肯定説 ↑自らが優位なときに解散できる ③非限定説ー自律解散否定説ー65条説 解散は立法でも司法でもないという行政権控除説に立つ考え ↑行政の肥大化 ④非限定説ー自律解散否定説ー制度説 議院内閣制の制度として解散権がある ↑循環論法に陥る(解散権があるから議院内閣制) ⑤非限定説ー自律解散否定説ー7条3号説 7条の国事行為は内閣の助言と承認を通じて行うものであり、すなわち7条の行為は内閣が実質的決定権をもつ ←コレで書こう 3.限界 無制限に解散できるわけではなく、国民に対して内閣が真を問うという解散の民主主義的意義からすれば、解散権には一定の事由が必要である ①衆議院で内閣の重要案件が否定され、または審議未了になった場合 ②総選挙の争点ではなかった新しい重大な政治的課題に対処する場合 ↑このどちらかを満たす必要がある 4.裁判所の違憲審査権が及ぶか 判例は統治行為論を採用し、違憲審査権は及ばないとしている ↑採用権の逸脱・濫用が極めて明らかな場合は司法審査を排除すべき理由がないので、審査が及ぶと解すべき? 独立行政法人 1.意義・趣旨 人事院・公正取引委員会のように、特定の行政について内閣から独立してその職務を行うことを認められている合議制の行政機関 政治的中立性が要求されることが特に必要な行政事務、専門性が要求される行政につき、内閣から独立的に行わせる趣旨 2.独立行政委員会の合憲制 (行政権は内閣に属する) ①65条との対立 予算と人事権を内閣が有する ↑これでは裁判所も内閣に属してしまう。司法権の独立の見地からダメ 65条の自由権的側面 65条の趣旨とは、行政が立法、司法をすることを禁止し、行政権力に対して抑制原理として働くというもの 65条の民主権的側面 にもかかわらず65条が行政作用を内閣に属せしめたのは、国会に対する内閣の連帯責任を通じて行政への民主的コントロールを確保するため →よって国会に対する報告義務等の国会によるコントロールが可能であれば同条の趣旨からは反しない ②41条との対立 独立行政委員会は準立法作用を行うことがある→委任立法の問題に民主的コントロールが及ぶよう、個別具体的な委任が必要(白紙ダメ) ③76条との対立 裁決等の準司法作用を行う→前審としてなら行政権による裁判も許される 司法権の範囲・限界 1.意義 ①当事者間の具体的権利義務ないし法律関係の存否に関する争いのこと →警察予備隊訴訟:訴え却下 ②法を適用することにより終局的に解決することが出来ること →板まんだら事件:訴え却下 2.限界 ①明文上の限界 議員の資格争訟の裁判 裁判官の弾劾裁判所 ②解釈上の限界 国会または議員の自律権事項 自由裁量行為(堀木訴訟)←裁量の範囲を逸脱するか、濫用するかだけ 統治行為論(直接国家統治の基本に関する高度に政治性のある国家行為) ↑その判断は主権者たる国民の政治判断にゆだねられるべきであるから、国会等の政治部門の判断にゆだねられ、裁判所の判断は及ばない 団体の内部事項 それぞれの団体の自主性を尊重する趣旨により原則およばない(↓部分社会の法理) ※団体内部事項であっても、それが一般市民法秩序と関連する場合には例外的に司法審査は可能である(富山大学事件・地方議会) ※党の除名処分に関しては、適正な手続きがとられていたかについての審理に限られる 地方自治の本旨 1.92条:地方公共団体の組織および運営に関する事項は、地方自治の本誌に基づいて、法律でこれを定める 2.地方自治の本旨=住民自治 + 団体自治 ①住民自治:地方団体の政治は住民の意思について行われる(民主主義要請) 地方公共団体の長および議会の議員の直接選挙 地方自治特別法の住民投票 ②団体自治:地方団体が国家から独立して自己の責任において事務を処理する(自由主義要請) 地方議会の設置 条例制定権、財産管理権、行政執行権、事務処理権 3.地方自治の本質 (地方公共団体の自治権) ①固有権説:基本的人権のように、前国家的な固有の権能 ↑国家に帰属する主権の単一不可分性からいっておかしい ②伝来説:国家の承認した範囲のみ認められる ←わざわざ8章を設けた趣旨 ③制度的保証説:歴史的・理念的に形成されるべき地方自治制度の確信を保証 条例制定権 1.条例設定権(94条)の条文・趣旨 条例:地方公共団体が制定することの出来る自主立法 地方自治の本旨(92条)の要請から団体自治の理念を実現する趣旨 2.41条との競合 94条には「法律の範囲内」とあり、法律>>条例は明らか ①法律先占論:かつての考え。法律があると条例はだめ ↑地方自治の本旨の要請より実質的に判断されるべき ②規定文言だけでなく、その趣旨・目的・内容・効果を比較し考えるべき 明文規定が無い場合→原則OK 法律の欠如がいかなる規制を施すことなく放置する趣旨ならばダメ 明文規定がある場合→基本ダメ 別目的に基づくものであり、法律の規定の意図を阻害しなければOK →道路交通法(交通秩序の安寧)と公安条例(地方の安寧と秩序の維持) 同一目的でも、法律が全国一律に同一内容の規制をほどこす趣旨かでみる →公害規制条例 (法律は最低限度をさだめたもの(ナショナルミニマム)) ※法律よりきびしい上乗せ条例も、無い項目を追加する横だし条例もOK
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国旗 概要 麗州民国(れいしゅうみんこく)は、東エイシアに位置する民主共和制国家である。通称は麗州。 1800年代前半には八洲連邦による統治が行われており、第二次世界大戦が集結した1848年に分離独立を果たした。 鈴仙戦争終戦後から麗州半島南部、及びその島嶼群を実行支配する。 一時期政治情勢の不安定から、八洲連邦に委任統治されていたが、現在は主権を回復している。 各種統計 公用語 東夷語 首都 景安特別市 最大の都市 清華特別市 人口 約8100万人 通貨 錠(DIN) 総統 崔桂日 首相 蒋利輝 略号 RoF(Republic of Formosa) 標語 民主、民族、民権 国章 大白紅青経国紋 国歌 三民主義 国花 白梅 国鳥 ゴシキドリ 宗教 神道/儒教 建国記念日 3月1日(三一独立記念日) 地理 麗州民国の国土は麗州半島南部、及び4つの大島と、蒼海・南エイシア海に位置する島嶼に広がる。 北部は峻険な山々が頂を連ね、南部は温暖で穏やかな平野が広がる。 +... +... 1 清華府(府都 清華広域市) 2 成慶府(府都 成慶広域市) 3 神鶴県(県都 神鶴特別区) 4 高雄県(県都 高雄広域市) 5 菖香県(県都 名浜広域市) 6 有津県(県都 有津市) 7 巌城県(県都 巌城広域市) 8 明泉県(県都 桃苑市) 9 中海県(県都 中海広域市) 10東海県(県都 東海広域市) 11景安府(首都/府都 景安市) 12東雄県(県都 彰義市) 行政区分 鈴仙の行政区分は3府9県から構成されている。 それぞれの行政区には県都ないしは府都が設置され、地方自治機能の中核を担う。 歴史 +... 気候 国土の大半は温帯(C)に分類されているが、4つの気候区分に詳しく分類することが可能である。 +... 国境付近の半島中北部は険しい山々が広がり、亜寒帯湿潤気候(Dfb)に属する。高地では冬季に積雪が伴う。 鈴仙半島中南部は、夏季も涼しく一年間かけて過ごしやすい、西岸海洋性気候(Cfb)が広がる。 高雄を始めとした海沿いの都市は国防上重要である。 麗州半島南端と青華島、及び成慶島を隔てる中海沿岸は、夏季の降水量が少ない地中海性気候(Csb)が広がっている。 島嶼部の大部分は、一年間かけて温暖な温暖湿潤気候(Cfa)に分類される。 政治 「立法」「司法」「行政」の三院から成立し、三権分立制を採る。 +... 行政院 民国の最高行政機関。 八つの「省」及び特別委員会から構成される。 直接選挙によって最高指導者である総統を選出する。 立法院 民国の最高立法機関。 法律の制定や予算の審議、会計審査や行政院が行う国政の監督を行っている。 立法委員は直截選挙によって選出され、任期は6年。 現在の与党は国民党。野党は汎緑党、鈴仙民進党が大多数を占める。 司法院 民国の最高司法機関。 各種裁判や訴訟を調整し、取り纏める。司法院の大法官は総統によって直接任命される。 経済・産業 +... 戦後まもなく、西側諸国からの経済援助の引付けと軽工業から重工業への転換を行い、「薫江の奇跡」 と呼ばれる急速な復興を遂げた。 機械類や半導体、バイオが産業の中核を占めるのに対して、農業や水産業の規模は小さい。 軍事 近年、同盟国の援助なしでは国防が成り立たず、危機的状況にある中、国民の世論に押され、 装備の一斉更新を進めている。 A.麗州陸軍 +... 光華三号計画を採択、発動。 山岳戦闘に特化した従来ドクトリンから、広い場面での対応、そして自己完結した防衛力を確保する戦術へ転換し始めている。 ドクトリン +... 鈴仙民国の仮想戦場は、大きく分けて「平原・高地・丘陵地帯に於ける戦闘」及び「山岳渓谷に於ける戦闘」の二種類に分けられる。 山岳における戦闘では、独特な地形を有する鈴仙半島中部に適した、極めて独特な戦術/戦略が必要とされている。 戦車師団(他国における機甲師団)が平原地に重点的に配備されているのに対し、精鋭部隊の自動車化狙撃連隊は、起伏の激しい地域における機動的な戦術行動が可能であることから、山岳部に多く配備されている。 鈴仙陸軍の機甲戦力は、C型戦車、及びG型戦車が主力を担っている。 これは、山岳部に於いても機甲戦力の運用を可能とするために、機動力に的を絞ったC型、平原戦闘に特化したG型を用いることで、環境に適した戦力が配備できることを意味している。(なお、近年では性能の汎用性が高まっており、差異は少なくなっている) 補助車両も豊富であるが、高射防空、及び砲兵戦力が目下の課題とされている。 人員は12個師団及び16万人、華鳳との有事が現実味を帯びる中で、鈴仙民国軍の中でも最も大きな兵力を有している。 編制 +... 麗州民国陸軍の編成を記す。 凡例 師団(12000) 旅団(6000) 連隊(3000) 大隊(600)(単位 人数) 編制規模 総軍 方面群 師団 旅団 連隊 大隊 ■北方コマンド 北方コマンド(北方総軍)は、国境を直に接していることから、鈴仙民国陸軍において極めて重要な機能を担っている。 当然のことながら、最新鋭装備が優先的に配備され、最も大きな兵力を有している。 高雄方面群(第1山岳打撃師団・第3山岳打撃師団・第1北方師団)(38000) ├3個戦車連隊「雄馬」(8500) ├2個砲兵連隊「紺弓」(6000) ├5個自動車化狙撃兵連隊(14000) ├2個防空連隊「天槍」(4300) ├3個特別任務大隊「神雷」(1500) └支援部隊(2個通信大隊・2個敷設大隊・2個航空大隊(3000)) 第1山岳打撃軍は、2個師団から構成、主に高雄山地(4,8北部)及び上河高地の防衛に当たる。有事の際には華鳳人民陸軍との正面戦闘を想定している。 香鶴方面群(第2山岳打撃群)(18500) ├1個戦車連隊「迅馬」(2500) ├1個砲兵連隊「碧弓」(2800) ├3個自動車化狙撃兵連隊(9000) ├1個防空連隊「剛槍」(2800) ├1個特別任務大隊「神鳴」(500) └支援部隊(1個通信大隊・1個敷設大隊・1個航空大隊(1400)) 第2山岳打撃軍は東雄山脈(3,12北部)の防衛に当たる。 ■首都警護群 独立首都警護師団「景安」(14000) ├3個自動車化狙撃連隊(8800) ├1個特別任務大隊(600) ├3個空挺降下大隊(1800) ├2個特殊作戦大隊「紅熊」(1000) └支援部隊(1個特殊通信大隊・1個化学大隊他)(1200) 独立首都警護師団「青華」(12700) ├2個自動車化狙撃連隊(6000) ├1個海兵連隊(3000) ├1個特別任務大隊(600) ├1個空挺降下大隊(600) ├1個特殊作戦大隊「蒼熊」(500) └支援部隊(1個特殊通信大隊・1個化学大隊他)(2000) 陸軍兵器一覧 +... ■主力戦車 C1「白虎」 C2「玄武」 C3「林彪」 C4「勇虎」 C4A1「勇虎改」 G4「新馬」※教導用戦車 ■歩兵戦闘車 C3歩兵戦闘車(9幅)(退役) C4歩兵戦闘車(7幅) ■装甲車 C105装甲兵員輸送車 C106軽装甲機動車 C107装甲砲兵指揮車 NBC装甲偵察車 ■トラック C301特大トラック C302小トラック C303中トラック ■火砲 C200自走榴弾砲 C201M1対戦車砲 C201M2榴弾砲 C202自走多連装ロケット砲 C203自走機関砲 C204自走高射機関砲 ■需品装備 C400弾薬運搬車 戦車橋 弾薬補給車 重レッカー車 戦車運搬車 装甲回収車 ■工兵装備 C500装甲ブルトーザー 工兵戦闘車 地雷撤去車 ※系統番号が振られていないものは計画中の装備を示す。 B.麗州海軍 +... 武進一号計画を発動。腐敗した体制にメスを切り込み、指揮系統および編成を一新。 また、装備の大更新を開始した。 ドクトリン +... 鈴仙海軍の戦術は大きく分けて「外敵からの沿海域における海上護衛作戦」「対潜水艦作戦」「シーレーンの確保」に分類される。 「対潜水艦作戦」 我が海軍にとって、最も火急の問題とも言える問題が対潜水艦作戦である。 華鳳海軍の正規戦力は老朽化・陳腐化が進んでおり、同海軍では半潜水艇・潜水艦を用いた奇襲作戦、及び上陸作戦が画期的な策として提唱されている。 1860年代から頻発していた華鳳所属の潜水艦の活動は益々エスカレートし、近年では領海境界線付近の高雄沖(3左)での急浮上が華鳳海軍そのものを体現しているとともに、麗州海軍の対潜水艦能力が如何に不十分かを痛感させた。 1881年,対潜網構築を目的とする「光華二号計画」が発令され、海軍所属艦艇の一新を図った。 編成 +... 凡例:任務部隊 艦隊 戦団 戦隊(2〜3隻で構成される) 麗州海軍総司令部(巌城)ー海上大学校,海上医学校 │ ├東方艦隊(神鶴) │ ├第2潜水戦団 │ ├第4駆逐戦団 │ ├第14護衛戦団 │ │ ├第101護衛戦隊(護衛駆逐艦+コルベット) │ │ └第102護衛戦隊(〃) │ └第15護衛戦団 │ └第103護衛隊 ├西方艦隊(高雄) │ ├第1打撃戦団 │ ├第2打撃戦団 │ ├第1駆逐戦団 │ ├第2駆逐戦団 │ ├第1機動戦団(英雄剣システム艦を中核とした部隊) │ ├第2機動戦団(〃) │ ├第18護衛戦団 │ ├第19護衛戦団 │ ├第1特殊攻撃戦隊 │ └第1潜水艦戦団 ├中海艦隊(中海) │ ├第1航空戦団(軽空母) │ ├第5駆逐戦団 │ ├第3駆逐戦団 │ ├第16護衛戦団 │ └第17護衛戦団 └GATO東洋方面艦隊総司令部(成慶) 艦艇一覧 +... 軽空母 艦種 艦級 番号 艦名 状況 軽空母 洛陽級 CV-701 洛陽 西方艦隊 軽空母 洛陽級 CV-702 洛陽 計画 巡洋艦 艦種 艦級 番号 艦名 状況 ロケット巡洋艦 彰化級 CAG-501 彰化 西方艦隊 ロケット巡洋艦 彰化級 CAG-502 屏東 西方艦隊 駆逐艦 艦種 艦級 番号 艦名 状況 汎用駆逐艦 鳳陽級 DD-105 鳳陽(フェイズ1) 東方艦隊 汎用駆逐艦 鳳陽級 DD-106 明陽(フェイズ2) 西方艦隊 汎用駆逐艦 鳳陽級 DD-107 遼陽(フェイズ2) 西方艦隊 汎用駆逐艦 鳳陽級 DD-108 進陽(フェイズ2) 西方艦隊 汎用駆逐艦 鳳陽級 DD-109 麗陽(フェイズ2) 西方艦隊 汎用駆逐艦 鳳陽級 DD-110 済陽(フェイズ3) 西方艦隊 汎用駆逐艦 鳳陽級 DD-111 開陽(フェイズ3) 西方艦隊 汎用駆逐艦 鳳陽級 DD-112 併陽(フェイズ3) 西方艦隊 汎用駆逐艦 鳳陽級 DD-113 燐陽(フェイズ3) 西方艦隊 汎用駆逐艦 鳳陽級 DD-114 早陽 サズガディナ共和国連邦へ派遣 汎用駆逐艦 鳳陽級 DD-115 凛陽 サズガディナ共和国連邦へ派遣 汎用駆逐艦 鳳陽級 DD-116 黄陽 サズガディナ共和国連邦へ派遣 汎用駆逐艦 景陽級 DD-117 0158a先進技術艦 廃艦 汎用駆逐艦 景陽級 DD-118 0158b先進技術艦 廃艦 汎用駆逐艦 改-鳳陽級 DD-119 重陽 計画 汎用駆逐艦 改-鳳陽級 DD-120 高陽 計画 汎用駆逐艦 改-鳳陽級 DD-121 建陽 計画 護衛駆逐艦 艦種 艦級 番号 艦名 状況 護衛駆逐艦 守月級 DE-406 守月 東海艦隊 護衛駆逐艦 守月級 DE-407 夕月 東海艦隊 護衛駆逐艦 守月級 DE-408 名月 中海艦隊 護衛駆逐艦 守月級 DE-409 観月 中海艦隊 護衛駆逐艦 守月級 DE-410 凛月 西方艦隊 護衛駆逐艦 守月級 DE-411 雅月 西方艦隊 護衛駆逐艦 守月級 DE-412 遼月 西方艦隊 護衛駆逐艦 守月級 DE-413 佳月 西方艦隊 護衛駆逐艦 秀月級 DE-414 秀月 計画 護衛駆逐艦 秀月級 DE-415 計画 計画 コルベット 艦種 艦級 番号 艦名 状況 コルベット 遼江1型 ROFSRM-1 以下7隻 中海艦隊7隻 コルベット 遼江10型 ROFSRM-10 以下17隻 西方艦隊9隻 東海艦隊8隻 コルベット 遼江12型 ROFSRH-12 以下6隻 西方艦隊2隻 中海艦隊1隻 東海艦隊3隻 潜水艦 艦種 艦級 番号 艦名 状況 潜水艦 金門級 SS-701 金門 西方艦隊 潜水艦 金門級 SS-702 澎湖 西方艦隊 潜水艦 海神2型 1501号艦 計画 計画 補給艦 艦種 艦級 番号 艦名 状況 補給艦 盤石級 AOE-801 盤石 西方艦隊 揚陸艦 艦種 艦級 番号 艦名 状況 揚陸艦 鄭和級 LST-901 鄭和 西方艦隊 航空機一覧 +... 機種 番号 愛称 運用 哨戒ヘリ RH-20 白鷺 退役 哨戒ヘリ RH-30 七鷹 退役 哨戒ヘリ RH-31 七鷹改 運用 哨戒ヘリ RH-40 浪鷹 運用 艦載戦闘機 S-21A 経国改 運用 艦載固定翼哨戒機 Asa-01 光波 運用 C.麗州空軍 +... 武進一号計画を発動。 国産戦闘機の更新、および国産機体のバラエティを拡大し、広い範囲での活動を可能とする改革を開始した。 空軍兵器一覧 +... 戦闘機 +... 兵器名 運用 S-20「雄鷹」 現役 K-10「幻影」 現役 S-21「経国」 計画 練習機 +... Tfa-01「雄飛」 現役
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有賀長雄 著作目録 1883(明治16) 社會進化論 / 有賀長雄著. -- 東洋舘書店, -- (社會學 / 有賀長雄著 ; 巻1) 1883(明治16) 宗教進化論 / 有賀長雄著. -- 東洋館書店, 1883. -- (社會學 / 有賀長雄著 ; 巻2) 1883(明治16) 西洋哲學講義 / 井上哲次郎, 有賀長雄講述 ; 巻之一 - 巻之六. -- 阪上半七 1884(明治17) 近世哲學 譯解 / ぼうゑん原著 ; 有賀長雄譯解 ; 巻1 - 巻4. -- 弘道書院 1884(明治17) 族制進化論 / 有賀長雄著. -- 東洋館書店 -- (社會學 / 有賀長雄著 ; 3) 1884(明治17) 羅馬法綱要 / 發度黎原著 ; 土方寧, 有賀長雄譯述 ; 1巻. -- 弘道書院 1884(明治17) 哲學字彙 / [フレミング原編] ; 井上哲次郎, 有賀長雄増補. -- 改訂増補. -- 東洋館 1885(明治18) 教育適用心理學 / 有賀長雄講述 ; 第1冊 - 第7冊. -- 牧野書房 1885(明治18) 教育適用心理學 / 有賀長雄講述 ; 上巻, 下巻. -- 牧野書房 1885(明治18) 経済哲学 / ヘンリー・ダンニング・マクラウド(麻氏)著 ; 田口卯吉訳 ; 有賀長雄閲 ; 上巻, 中 巻. -- 元老院 1885(明治18) 譯註如氏教育學 / 惹迷斯、如安諾原著 ; 有賀長雄譯註 ; 上巻, 下巻. -- 牧野書房 (発兌) 1885(明治18) 萬国形勢総覧 / 岡田好成,内村邦蔵訳 ; 有賀長雄閲. -- 弘道書院 1885(明治18) 文学論 / 有賀長雄著、丸善商社書店 1886(明治19) 譯註如氏教育學 / 惹迷斯、如安諾原著 ; 有賀長雄譯註 ; 上巻, 下巻. -- 3版. -- 牧野書房 (発兌) 1886(明治19) 教育適用心理學 / 有賀長雄講述 ; 上巻 [新装版], 下巻 [新装版]. -- 校正再版. -- 牧野 書房 (發兌) 1887(明治20) 社會進化論 全 / 有賀長雄著. -- 増補. -- 牧野書房 1887(明治20) 社會進化論 単 / 有賀長雄著. -- 増補. -- 牧野書房 1887(明治20) 標註斯氏教育論 / 斯邉撤原著 ; 有賀長雄譯註. -- 牧野善兵衛 1887(明治20) 標註斯氏教育論 / 斯邉撤原著 ; 有賀長雄譯註 ; 上巻. -- 第2版. -- 牧野善兵衛 1888-1890(明治21-23)「社会学史略 1-5」『哲学会雑誌』19,21,27,33,43号 1888(明治21) 日本現在國家哲論 / 有賀長雄著. -- 牧野書房 1888(明治21) 近世哲學 再版 / ぼうゑん原著 ; 有賀長雄譯述 ; 上巻. -- 日本書籍會社 1888(明治21) 宗教進化論 / 有賀長雄著述. -- 増補. -- 牧野善兵衛 1888(明治21) 通信教授教授法 全 / 有賀長雄著. -- 通信講學會 1888(明治21) 麟氏教授學 / リンドネル著 ; 有賀長雄訳述. -- 牧野善兵衛 1889(明治22) 麟氏教授學 / リンドネル著 ; 有賀長雄訳述. -- 牧野善兵衛 1889(明治22) 如氏教育學 / 惹迷斯、如安諾原著 ; 有賀長雄譯註 ; 上卷, 下卷. -- 訂正増補4版. -- 牧野 書房 (発兌) 1889(明治22) 須多因氏講義筆記 / 丸山, 有賀長雄 [著]. -- 3版. -- 小山彦次郎 1889(明治22) 國家學 / 有賀長雄編述. -- 牧野書房 1889(明治22) 國家學 / 有賀長雄編述. -- 増補再版. -- 牧野書房 1889(明治22) 帝國憲法篇 / 有賀長雄講述. -- 弐書房 1890(明治23) 族制進化論 / 有賀長雄著. -- 増補. -- 牧野書房 1890(明治23) 大臣責任論 國法學之一部 完 / 有賀長雄編述. -- 明法堂 1890(明治23) 行政學 / 有賀長雄編述 ; 上巻(内務篇). -- 牧野書房 1890(明治23) 社會進化論 / 有賀長雄著. -- 増補4版. -- 牧野書房 1892(明治25) 教育論(斯氏) 校正標註 / 斯辺撤(スペンサー)著 ; 有賀長雄訳注. -- 4版 -- 三木佐助 1893(明治26) 日本古代法釋義 / 有賀長雄編. -- 牧野書房 1894(明治27) 万国戦時公法 陸戦條規 / 有賀長雄編. -- 陸軍大学校 1894(明治27) 赤十字条約編 / 有賀長雄編. -- 日本赤十字社 1894(明治27) 麟氏教授學 / 有賀長雄訳註. -- 訂正第4版. -- 牧野善兵衛 1894(明治27) 帝國史略 / 有賀長雄編 ; 上巻, 下巻. -- 第2版訂正版. -- 牧野書房 1895(明治28) 行政學講義 / 有賀長雄著編. -- 講法會, (法律政治講義録 ; 號外) 1896(明治29) 日清戦役国際法論 / 有賀長雄著 ; 全. -- 哲学書院 1896(明治29) 日清戦役國際法論 / 有賀長雄著 ; 全. -- [陸軍大學校] 1896(明治29) 帝國史略 / 有賀長雄編 ; 上巻, 下巻. -- 増訂三版. -- 牧野書房 1896(明治29) La guerre sino-japonaise au point de vue du droit international / par Nagao Ariga ; ouvrage accompagne d une preface par Paul Fauchille. -- A. Pedone. 1897(明治30) 帝国史略 / 有賀長雄編 ; 全. -- 増訂. -- 博文館 1898(明治31) 近時外交史 / 有賀長雄著. -- 再版. -- 東京専門学校出版部, (早稲田叢書) 1898(明治31) 近時外交史 / 有賀長雄著. -- 早稲田大学出版部 1898(明治31) 近時外交史 / 有賀長雄著. -- 再版. -- 早稲田大学出版部 1898(明治31) 行政法講義 / 有賀長雄著. -- 講法會 1898(明治31) 帝國憲法講義 完 / 有賀長雄講述. -- 講法會 1899(明治32) 国際海事公法 / ヱフ・ペレルス(白列留斯)著 ; ヱル・アラン仏訳 ; 伊藤乙次郎訳 ; 有賀長雄 閲. -- 海軍大学校 1899(明治32) 「社会学研究の範囲」、『社会』1巻1号 1900(明治33) 「国家と社会の関係」、『社会』2巻12号 1900(明治33) 國際公法講義録 將校教育資料 / 有賀長雄述. -- 海軍教育本部 1901(明治34) ホウェイト氏ソールスベリー第三内閣 / [ホウェイト著] ; 有賀長雄解説.東京專門學校出版部 1901(明治34) 國法学 / 有賀長雄著 ; 上, 下. -- 東京專門學校出版部, (早稲田叢書) 1901(明治34) 国法学 / 有賀長雄著 ; 上巻, 下巻. -- 再版. -- 早稲田大学出版部, (早稲田叢書) 1901(明治34) 近時外交史 / 有賀長雄著. -- 5版. -- 東京専門学校出版部, (早稲田叢書) 1902(明治35) 國家ト軍隊トノ關係 / 有賀長雄編述. -- 偕行社 1902(明治35) 中學校用國史教科書 / 有賀長雄著 ; 上. -- 三省堂 1902(明治35) 帝國史略 全 / 有賀長雄編. -- 増訂, 12版. -- 博文館 1903(明治36) 日清戦役國際法論 全 / 有賀長雄著. -- 再版. -- 哲學書院 1904(明治37) 文明戰爭法規 / 有賀長雄[著]. -- 金港堂書籍 1904(明治37) 日本法制史 / 有賀長雄講述. -- 早稻田大學出版部 1904(明治37) 戦時國際公法 / 有賀長雄著 ; 上巻, 下巻. -- 早稲田大学出版部, (早稲田叢書) 1905(明治38) 滿洲委任統治論 有賀博士陣中著述 / 有賀長雄著. -- 早稻田大學出版部 1906(明治39) 保護國論 / 有賀長雄著. -- 早稻田大學出版部 1907(明治40) 大日本歴史 / 有賀長雄著 ; 上巻, 下巻. -- 博文館 1907(明治40) The Japanese Red Cross Society and the Russo-Japanese War a report / presented by the Japanese Red Cross Society to the Eighth International Conference of the Red Cross Societies held in London in June, 1907; compiled by Nagao Ariga. -- Printed by Bradbury, Agnew and Co.,. 1908(明治41) 日本古代法釈義 / 有賀長雄編. -- 増訂. -- 博文館 1908(明治41) La Guerre Russo-Japonaise au point de vue continental et le droit international / par Nagao Ariga. -- Pedone. 1909(明治42) 大日本歴史 / 有賀長雄著 ; 上巻, 下巻. -- 再訂増補第15版. -- 博文館 1909(明治42) 「戊申詔書と倫理教育」、『丁酉倫理会講演集』76輯 1909(明治42) 「歴史に於ける社会政策」、『日本社会学研究所論集』、第8輯 1910(明治43) 最近三十年外交史 / 有賀長雄著 ; 上, 下. -- 早稲田大学出版部 1911(明治44) 日露陸戰國際法論 / 有賀長雄編. -- 東京偕行社 1911(明治44) 大日本歴史 / 有賀長雄著 ; 上, 下. -- 博文館 1912(大正元) 西洋歴史 / 有賀長雄著 ; 上巻. -- 博文館 1914(大正3) 「支那に関する社会学的考察」、『日本社会学院年報』第1年 1915(大正4) 帝室制度稿本 / 有賀長雄著. -- 渡辺八太郎 (印刷) 1918(大正7) 支那正觀 / 有賀長雄著. -- 外交時報社 1920(大正9) La Chine et la grande guerre europeenne au point de vue du droit international d apres les documents officiels du Governement chinois / par Nagao Ariga ; ouvrage accompagne d une preface par Paul Fauchille. -- A. Pedone. 1921(大正10) 東亜美術史綱 / フェノロサ著 ; 有賀長雄訳 ; 上, 下. -- フェノロサ氏記念会 1922(大正11) 大日本歴史 / 有賀長雄著 ; 上巻, 下巻. -- 再訂増補. -- 博文館 1928(昭和3) 大日本歴史 / 有賀長雄著 ; 上巻, 下巻. -- 再訂増補第24版. -- 博文館 1938(昭和13) 東亞美術史綱 / フェノロサ著 ; 有賀長雄譯註 ; 第1巻 - 第4巻. -- 再版. -- 創元社 -- (日 本文化名著選 ; 第1輯) 1947(昭和22) 東亜美術史綱 / フェノロサ著 ; 有賀長雄訳 ; 上, 下. -- 創元社 --(日本文化名著選) 1977(昭和52) 社会学史 / 有賀長雄著. -- 社会学通信会, -- (社会学文庫 ; 1) 1980(昭和55) 哲学字彙 / 井上哲次郎, 有賀長雄増補. -- 改訂増補. -- 名著普及会 1989(平成元) 族制進化論 / 有賀長雄著. -- クレス出版 -- (「家族・婚姻」研究文献選集 / 湯沢雍彦監修 ; 1) 1994(平成6) 和漢洋諺 / 里見法爾編輯 . 英和対訳泰西俚諺集 / ヘンリー、ジ、ボーン原著 ; 有賀長雄校 訂補註 ; 平石嘉久太訳. -- 大空社(ことわざ研究資料集成 / ことわざ研究会編集 ; 第10巻) 出版年等不明 1xxx() 日本政治史 / 有賀長雄著. -- [出版者不明] 1xxx() 社會學 / 有賀長雄著. -- 東洋館書店 18xx() 帝國憲法講義 完 / 有賀長雄講述. -- 講法會出版 18xx() 帝國憲法講義 完 / 有賀長雄講述. -- 講法會出版 18xx() 近世外交史 完 / 有賀長雄 [講述]. -- [出版社不明] 18xx() 國家學 / 有賀長雄講義 ; 利光孫太郎編輯. -- [東京専門学校出版局] 18xx() 帝國憲法講義 完 / 有賀長雄講述. -- 講法會出版 18xx() 帝國憲法講義 完 / 有賀長雄講述. -- 講法會出版 18xx() 大日本帝國憲法 / 有賀長雄講義 ; 利光孫太郎編輯. -- [東京専門学校出版局] 18xx() 日本政治史 / 有賀長雄講述. -- [東京專門學校出版局] 190x() 戰時國際公法 完 / 有賀長雄講述. -- 早稻田大學出版部 19xx() 歴史に於ける社會政策 / 有賀長雄著 . 社會學と社會生活 / 三輪田元道著 . 客觀教育の資料調査 に就て / 菊地綱之助著. -- 弘道館(日本社會學研究所論集 ; 第8編) 19xx() 平時國際公法 / 有賀長雄述. -- [出版者不明] 19xx() 國法學 / 有賀長雄講述. -- [早稲田大學出版部] □ □ □ □ Go to top page of brilliantmistake@wiki http //www7.atwiki.jp/brilliantmistake/pages/12.html □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
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83: 635 :2021/04/13(火) 10 04 19 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの先は神崎島もヤルバーンも無いようです 総督リシュリューは憂鬱なようです 戦艦リシュリューの一室、遣ゲート日本親善艦隊の一隻として派遣された彼女。 豪奢な内装で王侯貴族の執務室にも見えるその場所で金髪の美女が仮想造成されたキーボードに指を走らせ電子書類を決済していく。 そんな彼女は艦娘のリシュリューだ。 中にはリシュリューのサインが必要なものもあり彼女がスラスラと直筆のサインを書くとスタッフがその書類を外へ持ち出す。 しかし部屋の外、戦艦リシュリューの通路を見ると扉から出ていった筈のスタッフが存在しない。 そして執務室に備え付けられた窓、船舶によくある舷窓ではない。 ヨーロッパの宮殿などでよく見られる装飾が施され室内への採光を目的とした大きいものだ。 書類の処理を一通り終え、一息吐くとリシュリューはその窓辺に移動し外を見る。 窓の外にはよく手入れされた広大な庭園が広がり、その中央にはギリシャ神話のレトとアポロンの像のある巨大な噴水が存在する。 そう仮想造成されてはいるがここはヴェルサイユ宮殿の一室である。 より正確に言えばこの部屋は銀河連合日本のある世界のヴェルサイユ宮殿内の一室と量子通信で同期しており、 ここでの行動がゲートの向こうのヴェルサイユ宮殿にも反映される。 先程出ていったスタッフも向こう側のヴェルサイユ宮殿にいる人物だ。 そしてこの部屋こそは神崎島の信託委任統治領、実質的な保護国となっているフランスの総督リシュリューの執務室である。 ヴェルサイユ宮殿には現在リシュリューをトップとする行政機関フランス総督府が置かれ、 立法機関代行として神崎島、ティ連関係者による総督諮問機関が設置されている。 少しずつフランス人に三権を移行していくという話もあるがいつになることかとリシュリューは溜息を吐く。 現在のフランスは政治に関して関心が高い、しかし人が政治をすることに忌避感が強い故に妖精や異星人が政治家や役人をし、 挙句の果てには元無機物で元人間の被創造物の自分が国の舵取りをしているのだ。 それもこれも同じ欧州連合である筈のドイツによって軍を除くフランス政府機関関係者が開戦とほぼ同時に尽く根切りされからだ。 地域共同体は地域安全保障の意味を成さず、国家は守るべき国民を守るどころか指一つ動かせなかった。 フランス人という枠が作った第四共和制という国家、ヨーロッパ人という枠が作った欧州連合という地域共同体、 血筋や存在に重みもない人間の生み出した共同幻想なぞ所詮は夢想であったと断じたがフランス人にとってのあの大戦であった。 しかし故に神授王権或いは賢者(人除く)或いは神そのものによる政治を求めるに至るとは。 リシュリューはまたしても溜息を吐く。 あの日、対馬での神話大戦が終結してから少し後に神崎島は他に先行してドイツが占領を進行中のフランスへの介入を開始した。 ドイツと軍事同盟を組んでいた中韓と戦端を開いていたので開戦に問題は無かったが日米英露などは暫しの間軍事行動は不可能だった。 日本は対馬の痛手からの回復、政軍両面での体制の刷新中、 英は第二次BOBと第二次アシカ作戦で消耗した戦力の補充とロンドンを中心に受けた被害の復興中、 米は在日米軍に加え、欧州に駐留するNATO派遣軍に大きな被害を受け特に東欧方面は露方面に敗走中であった。 また東欧に展開したロシア軍も同様に被害を受け戦線を後退、近いうちに国境まで押し込まれるとの予測もあり救援部隊が編成中である。 それもこれも旧ナチスの残したサマルカ系技術や何処から入手したのかガーグデーラ系技術を使用した兵器が投入されたからだ。 数は少ないがの機動兵器両が東部戦線で暴れていた。 機動兵器は機体各部のユニット化が進められており、 四肢の換装により歩行型、多脚戦車型、無限軌道戦車型と一見同一機種と見えない機体でも互換性があることが確認されている。 神崎島の某米軍事メーカーヤル研と神崎島マッドのすくつ支社製のWAPとかいう歩行戦車を生み出したが、 以前中東で試験運用中に一機が上海条約機構側のゲリラに鹵獲されており関連性が疑われている。 そしてそれ以上に猛威を振るっていたのが人間が忘れ去った筈の過去の遺物、いや神々も表に戻ってきたのだから遺物というのもおかしいか。 とにかく呪い、呪術、魔術、魔導なんでもいいがそう呼ばれるもの兵器としてを戦場に投入したのだ。 差し詰め呪術兵器や魔導兵器とでも呼ぶべきか。 初期の研究は艦娘に対抗し人造神や人造英雄、神々を改造し使役する等の神を神とも思わぬ研究だったが結局は全て失敗に終わっている。 しかしその副産物は人間に対して効果的だった。 84: 635 :2021/04/13(火) 10 06 53 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 脈絡なく人間が死ぬ、病気の大流行を引き起こすや死体を操る、精神を操り同士討ちさせる。 倫理的に使用に問題あるが使えば戦争に有利になるものばかりだ。 またそれらの開発の為に少なくないドイツ人が犠牲となっている。 手段を達成する目的の為には国民さえ必要な犠牲なのだ。 また研究対象や兵士として術者の存在も重視された。 しかし大量にそこいらに存在する筈もなく欧州のカルト魔術結社やアフリカや中南米の先住の宗教の影響を受けた後ろ暗い宗教組織、 内乱に明け暮れる国でそういった術が磨かれた部族等が集められた。 その異常さ、異質さはそれらが通り戦場となった街には文字通り人一人いなくなるという噂が流れる程であった。 そんな事を思い出しながらリシュリューの記憶はフランスへ降りた日を振り返る。 ドイツの電撃的侵攻により首都パリは開戦初期早くに陥落した。 軍はもとより政府首脳部も壊滅、指揮系統、補給網が寸断された現代の軍に組織的抵抗を行える筈もなく、 残っていた民間のインターネット網や通信回線を用いてどうにか通信こそ可能であったが焼け石に水であった。 フランス戦線のドイツ軍は既存の兵力や兵器で占められていたがそれは何の慰めにもならなかった。 そして開戦時ブレストにおり生き残った数少ない高官の一人が臨時に軍最高指揮官を代行し、 全軍に被害を受けなかったフランス西部の軍港ブレストへの集結と国民の護衛を命じた。 フランス軍はフランス国民を護衛しながら西部への敗走を重ねた。 難民?速攻でドイツに寝返った者がいる奴らを守る必要があるのか。 その最中、神崎島鎮守府は密かに動き始めていた。 ヨーロッパ全土に張り巡らせた電子、人的諜報網と探知偽装を行った偵察からドイツ軍の行動を常に把握。 軍や民間人の脱出を妖精達が影から支援していた。 しかしドイツの主力部隊に補足されてしまった者達も存在した。 ある部隊は多くの老人や女性、子供を守りながら退避していたがドイツに補足され損害をだしながらもなんとか逃げ続けた。 しかし元城塞であった街に入った所で街はドイツ軍に包囲された。 包囲するのはフランスはもとより本国ドイツでも悪名高い憂国騎士団の部隊、降伏すれば如何なる惨劇が待っていることか。 街へ逃げ込んだはいいが連日攻撃が行われた。 重なる部隊への損害、負傷する兵や民間人達と日々減っていく物資。 使用できる火器と動ける人員は減っていき、老い先短い老人や母が子供に自らの少ない食事を分け与え、 市民達にとって国も自治体も警察なぞ意味がなく、内輪もめが日に日に増えていき唯一頼られる軍人が仲裁に乗り出す始末。 これが国を守れなかった結果かと軍人たちは惨めだった。 兵士も、民間人も、子供も、老人も人々の表情の何処かに人間への絶望と達観の影がちらつく。 国家連合も国も政府も自分達を守ってはくれない、人の生み出した共同幻想なぞ幻だったのだろうと。 包囲するドイツ軍が舐めているのか攻撃を行わない夜間だけが安らぎだった。 そしてこのドイツの慢心により長く籠城出来たことが彼らを救うこととなる。 そしてついにその日が来た。 食料も物資はもとより弾薬もすらも殆ど尽きた。 明日の攻撃を防ぎ切ることは出来ず、この街は陥落し地獄が生まれるだろう。 そして夜を迎え残った物資でささやかながら宴が行われた。 そして日が明け、民衆が教会に祈りを捧げに集まった。 最早、国や国家連合という共同幻想に絶望し縋れるものは神をおいて他になかった。 これから地獄が生まれるが自殺は出来ない天国へ行けないからだ。 だからせめて苦しまず安らかに眠れる様にと信心深い者はもとよりただキリスト教徒であるというだけの者も、 無神論者さえも祈ろうと集まった。 85: 635 :2021/04/13(火) 10 07 54 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp しかし先に教会の扉を開くとそこには先にいるものがいる。 鎧を纏う金髪の美しい女性が膝をつき祭壇の主に祈りを捧げていた。 差し込む朝日が女性を照らしその髪が金の光を放つ。 一枚の宗教画の様な状況に人々は息を飲む。 祈りを終え女性は足元に置いていた布を巻き付けたポールを片手に立ち上がり人々の方を向く。 慈愛を湛えた青い瞳が人々を映し涼やかな声が人々を諭す。 死ぬ必要はないと死に怯える必要はないと、我々はその為に来たのだから。 教会の外、街の城壁の上や外でフランス軍部隊は必死の抵抗を行っていた。 しかし蟷螂の斧、全ての弾薬が尽き城塞の街を守る城壁の門が戦車の主砲で粉砕された。 野蛮な兵士たちが街に雪崩込む。 男たちは少しでも抵抗しようと農機具や工具など武器になりそうなものを手に取る。 母は子を抱きしめ、祖父母は孫達を抱きしめその時を迎えようとしいた。 しかし怒号も銃声も聞こえず静寂だけが街を支配する。 一人の幼子は母の腕の中で身体を必死に動かして母の腕から顔を出すと門の方を見る。 敵と味方の間に広く間が空き、敵も味方の兵士も男も女も老人も皆空を見上げている。 幼子も空を見上げる。 そのどんぐりのような丸い瞳が大きく開かれ朝日の昇る空より舞い降りるものを映す。 その瞳一杯に白と黒の羽衣がはためく。 「女神さま…?」 帽子より溢れるプラチナブロンドを靡かせ彼女はふわりと大地に舞い降りる。 降り立ったのはフランス人とドイツ兵達の間、フランスの民衆と軍人達を背にまるで守るかの様にドイツ兵達の前に立ち塞がる。 その金色の瞳がドイツ兵を睥睨すれば気圧された様に後ずさる。 教会から出てきた人々もその光景を呆然と見つめる。 彼女の流れるプラチナブロンドが朝日を浴びて神秘的に輝き白と黒のドレスを纏う女性、その背からは守り抜くという意思を感じる。 天から降りた女神か天使が民衆を守らんと悪魔の前に立ちはだかる、言葉にすればそんな光景。 女神の降臨、そんな言葉が人々の脳裏に浮かぶ そして鎧、正確に言うならばロボットスーツであるそれを纏い主に祈り捧げていた金髪の女性が民衆たちの前に出る。 教会、神の家のその前、城塞の中心の広場の更に中心に立つと手にした布を巻き付けたポールを高らかに掲げた。 巻き付けられたその布が風を孕み広がっていく。 それは太陽の御旗。 朝日を浴びて輝きながらたなびくそれは光を放つ赤き太陽。 心悪しき者を消し去り、穢を浄化し、生命を育む朝日。 神が降り、主が奇跡を示された地の証。 人々が思うドンレミの女の如く威風堂々と鎧を纏う女性は太陽の御旗を掲げる。 我らは神と共にあり、ここに神は共にある。 国という拠り所を失い迷える仔羊となっていた者達は涙を流し膝を折り、両手を握り祈りを捧げる。 救いはあった。 御旗の威光と女神の言葉に悪しき者達は狼狽える。 女神は言う、悪しき者達よ去れと。 「狼藉はこの戦艦リシュリューが許さないわ。野蛮人共どきなさい!!」 86: 635 :2021/04/13(火) 10 09 25 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 以上になります。転載はご自由にどうぞ。