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簡易チャットシグナル CHAT1-応答・呼びかけ CHAT2-挨拶 CHAT3-戦術 シグナルその他 CHATその他 定型文メッセージデフォルトのメッセージリスト セットできる全てのメッセージ エモーション アップデート履歴 コメント欄 簡易チャット 戦闘中に方向キーを押すことで発せられる固定チャットメッセージ。簡単な意思疎通ができる。 方向キー左1回でシグナル一覧表示。方向キー右・上・下1回でチャット一覧表示。方向キー上下で選択して、右で発信。挨拶や気持ちを伝える。 試合終了時にもメッセージを伝えることができる。 シグナル同士、チャット同士を連続で出すことは出来ないがチャット→シグナル、シグナル→チャットは連続して出すことが出来る。 シグナルは画面中の頭上のプレイヤー番号および、レーダー上のアイコンを点滅させて位置を強調する。連動してオペレーターも喋る。倒されて戦場にいない時も使用可能。 H.A.R.O.→オプション→簡易チャット設定で、カスタマイズを行える。 簡易チャット種類 一覧の表示方法 ジャンル シグナル ← 味方への要請 CHAT1 ↑ 応答・呼びかけ CHAT2 → 挨拶 CHAT3 ↓ 戦術 シグナル 方向キー左(←)で表示。 以下は、デフォルトで設定されている簡易チャット。 番号 内容 使用用途 備考 1 援護頼む!! 味方の助けがほしい時に 2020/01/30以前は「支援頼む!!」だったが、支援機のことと誤認されやすかったので変更された 2 集結してくれ! 味方が分散しているが集結してもらいたい時に 3 密集隊形で行こう 戦力を集中して進軍したい時に 4 護衛を宜しく! 支援機に乗っている時に敵強襲機から守ってもらいたい場合にエースになった時に味方に守ってもらいたい時に 5 ここで防ぐぞ! 防衛線を構築したい時に 6 ステルスに注意! アッガイ・ピクシーなどのステルス機を見かけたら打っておこう 7 高台を警戒! 敵支援機の射線が通る場所で戦い続けている時などの注意喚起等 8 敵歩兵、注意! 緊急脱出した歩兵がいる時に爆弾解除時に敵歩兵が潜伏している時に CHAT1-応答・呼びかけ 方向キー上(↑)で表示。 以下は、デフォルトで設定されているメッセージ。 番号 内容 使用用途 備考 1 了解! 味方の要請を受諾した時に 2 任せろ! 味方の要請を自信満々に受諾した時に味方に何かを任された時にその場を自分または第三者に任せてほしい時に 3 ナイス! 称賛。味方が敵を撃破した時など 4 クリア! 敵MS、歩兵を倒した時に 勝利時にも 5 今は無理だ! 味方の要請を実行することが不可能な時に敵歩兵を排除せずに爆弾解除を試みる味方がいた時に 6 出撃を合わせよう リスポできる中継地点が沢山有って各自がバラバラに出撃してしまった時各人がリスポ合わせせずに出撃して各個撃破されてしまった時に 7 トドメは任せた! ミリ残りの敵を味方エースに回したい時に 8 気にするな! 味方に懺悔されたことを気にしない時に敵に爆弾設置された際に無視してほしい時に誤って必要のない要請を出してしまった際に CHAT2-挨拶 方向キー右(→)で表示 以下は、デフォルトで設定されているメッセージ. 番号 内容 使用用途 備考 1 よろしく! 開幕時の挨拶に味方に何かを任せたい時にエースが確定した時の挨拶に 2 がんばろう! 開幕時の挨拶に味方を励ます時に 3 楽しもう! 開幕などに味方に本気になりすぎず楽しもうぜ!と言いたい時に 4 ありがとう! お礼。修理してもらったりHPミリで庇ってもらえた時等 5 申し訳ない! 謝りたい時に味方にFFした時にMSを奪取された時に バグで出撃出来なくなったり動けなくなったりした時にも 6 皆のおかげだ! 皆のおかげで得られた結果に対して 戦闘終了間際から使用可能敗北時には使わないように 7 楽しかった! 試合が楽しかった時に 戦闘終了間際から使用可能 8 おつかれさま! 試合終了時の挨拶に 戦闘終了間際から使用可能 CHAT3-戦術 方向キー下(↓)で表示 以下は、デフォルトで設定されているメッセージ。 番号 内容 使用用途 備考 1 前進!! 皆で進撃したい時に 2 一時後退する! 後退する前に伝えておくと味方との足並みを揃えやすくなる 3 一気に攻めるぞ! 点数が負けてる時や敵の戦力が手薄な時など 「守ったら負ける!攻めろ!!」 4 守りを固めよう! 一旦引いてもらいたい時に 5 エース選出近いぞ 残りHPが心許ない時にはエース選出30秒前に打ってから敵軍に吶喊しよう エースマッチ推奨 6 エースに回すぞ! エース不在時にミリ残りの敵がいた時に エースマッチ推奨 7 爆弾を設置する! 爆弾設置時に打つと味方が囮になってくれたり援護してくれたり、爆弾設置しようと思ってる人が戦闘に復帰するかもしれない 8 爆弾を解除する! 爆弾解除に向かう旨を伝える時に爆弾解除に向かうプレイヤーの人数が過剰にならないようにしたい時に爆弾解除中に味方のFFによるよろけを喰らいたくない時に シグナルその他 H.A.R.O.→オプション→簡易チャット設定で、シグナルの項目に以下のメッセージへ変更可能。 シグナルには属性が付いており、味方のオペレーターがそれに沿ったセリフを喋る。 内容 属性 使用用途 備考 援護頼む!! 救援要請 味方の助けがほしい時に 集結してくれ! 集結要請 味方が分散しているが集結してもらいたい時に 護衛をよろしく! 救援要請 支援機に乗っている時に敵強襲機から守ってもらいたい場合にエースになった時に味方に守ってもらいたい時に ついてきてくれ! 集結要請 集結した味方を導きたい時開幕突撃したい時 リーダーシップを取りたい時 誰か来てくれ! 救援要請 味方の助けがほしい時に 「支援頼む!」だと稀に砲撃支援要請と勘違いされることがあるため、単純な味方の援護を必要とする場合はこちらを使ったほうが良い 射線をあけてくれ その他 後ろから盛大にFFしてしまった時に 砲撃誘導可能! その他 機体スキル「マーカー」をもつ機体のためのチャット。味方がデスしたときにこのチャットを使ったら誰か砲撃してくれるかも ここで防ぐぞ! その他 防衛線を構築したい時に 畳みかけるぞ! 集結要請 集中攻撃を仕掛けたい時 「一気に攻めるぞ!」の代用 一旦退いてくれ! その他 突出しすぎてる味方がいる時などに 密集隊形で行こう 集結要請 集団行動の合図。味方が分散している時など とどめだエース! その他 味方エース機に敵機の撃破を促す時敵エースに引導を渡す時 エースマッチ推奨 敵発見! その他 不意にステルスや偽装機と遭遇した時またはファーストコンタクト時に 敵歩兵、注意! その他 緊急脱出した歩兵がいる時に爆弾解除時に敵歩兵が潜伏している時に ステルスに注意! ステルス注意 アッガイ・ピクシーなどのステルス機を見かけたら打っておこう 高台を警戒! スナイパー注意 敵支援機の射線が通る場所で戦い続けている時などの注意喚起等 スナイパー注意! スナイパー注意 狙撃MSがいる時に。宇宙には高台がないのでこれ一択か 偽装機に注意! 偽装注意 ゲム・カモフやスレイヴ・レイスなどの偽装機を見つけた時に MSを奪われた! その他 前線が手数不足に陥ることがあるため、後退要請や謝罪とセットで使おうMSを捕られて、ボマーせざるを得なくなった時や戦車を使わざるを得なくなった時の言い訳に。 ヤツはとんでもないモノを盗んでいきました!!私のMSです! ここは任せろ! その他 囮として敵を引きつける場合に 敵を引きつける! その他 どちらかと言うと敵から逃げ回る時に 足止めする! その他 味方に意思を託し華々しく散りたい時 「別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」 リロード中! その他 ガンダム4号機のメガビームキャノンなど大技を使った後に 回り込む! その他 強襲機を使ってる時など、裏取りをする場合に 制圧を優先する! その他 戦線を伸ばすより中継地点を優先したい場合に 歩兵を排除した! その他 爆弾設置・中継制圧中の歩兵を倒した時に。 これがあるのとないのとでは歩兵掃討の速度が違う。歩兵を排除してもそれを味方がログから確認できるとは限らないので、最悪の場合味方機が延々とコンテナに群がることもある。このチャットがあればすぐに爆弾解除行動に移ったり前線に戻ることが出来る 修復する! その他 リペアする時に CHATその他 H.A.R.O.→オプション→簡易チャット設定で、CHAT1~3の項目に以下のメッセージへ変更可能。 内容 使用用途 備考 よろしく! 開幕時の挨拶に味方に何かを任せたい時にエースが確定した時の挨拶に がんばろう! 開幕時の挨拶に味方を励ます時に 楽しもう! 開幕などに味方に本気になりすぎず楽しもうぜ!と言いたい時に 勝つぞ! 試合開始時に フラグ 次こそは勝利を! いい勝負だったが敗北してしまった時に 戦闘終了間際から使用可能 楽しかった! 試合が楽しかった時に 戦闘終了間際から使用可能 おつかれさま! 試合終了時の挨拶に 戦闘終了間際から使用可能 良い戦いだった! 戦闘終了時に 戦闘終了間際から使用可能 また会おう! 良き戦友(とも)と会えた時、またはフラグを立てたい時間違っても事前の相談なしにこの簡易メッセージだけ送りつけて、二手に別れたり断独行動するのはやめよう 戦闘終了間際から使用可能使用例・「今度会ったらゆっくりと酒でも飲もう」 もう1戦行こう! もう一戦戦(や)りたい時 戦闘終了間際から使用可能 惜しかった! 僅差で負けてしまった時 戦闘終了間際から使用可能 次は頑張ろう! 負けてしまった時用だが、あまり使用はオススメしない 戦闘終了間際から使用可能 やったぞ! 勝てそうな時に フラグ 任せたぞ! 中or拠点確保などを頼む時 指示を頼む! レーダー範囲が広い支援機に支持して欲しい時パーティチャットのVCを利用しているが自身はマイクがない時など 頼んだぞ! 中継地点の確保やミリ敵の始末を同行している友軍に依頼。野良部屋だと使えないかも・・・ 申し訳ない! 謝りたい時に味方にFFした時にMSを奪取された時に バグで出撃出来なくなったり動けなくなったりした時にも 着いていくぞ! 支援機や一部の強襲機などで、汎用機の後ろに着いて行く時などに 悪かった! 味方を誤射等で妨害してしまった時 すまない! 中継確保失敗時、連続被撃破時。お礼にも使える しくじった! 失敗した時に。謝罪なら上の2つか、「申し訳ない!」を使った方がいい 了解! 味方の要請を受諾した時に 任せろ! 味方の要請を自信満々に受諾した時に味方に何かを任された時にその場を自分または第三者に任せてほしい時に 今は無理だ! 味方の要請を実行することが不可能な時に敵歩兵を排除せずに爆弾解除を試みる味方がいた時に 気にするな! 味方に懺悔されたことを気にしない時に敵に爆弾設置された際に無視してほしい時に誤って必要のない要請を出してしまった際に OK! 味方の通信に応える時に。初期配置の「了解!」含め使用はお好みで わかった! 今は動けない! リペア中やリロード中の時に援護、同行ができない旨を伝える それが運命だけど、諦めはしない時に 登場したらシルエットと違った顔になってそうな時に ありがとう! お礼。修理してもらったりHPミリで庇ってもらえた時等 ナイス! 称賛。味方が敵を撃破した時など 頼りになるな! 味方を誉める時 劣勢時に使うのは厳禁 皆のおかげだ! 皆のおかげで得られた結果に対して 戦闘終了間際から使用可能敗北時には使わないように 最高だ! さすがだ! 助かった! 窮地を助けられた時に 心強い! 味方を誉める時 ナイスアシスト! 合いの手が上手い味方を誉める時 GOOD! 味方を誉める時に。リペアツールGOOD! 前線を上げる!! 敵チームを押し込みたい時に 前線を下げよう! 勝ち逃げしたい時に 後ろは任せろ! 裏取りしてくる強襲機から支援機を護衛する際など 後ろは任せた! 腕のいい味方に信頼を置く時に 狙撃手がいるぞ! 狙撃タイプの機体が敵にいる時に シグナルの「スナイパー注意!」ならオペレーターも喋ってくれるので、枠があるならそちらを推奨 誤射注意! 味方に射撃を当てられてしまった時に 自分の動きにも注意しよう 中継確保頼む! 一刻でも早く中継地点を取ってほしい時に リロード中! ガンダム4号機のメガビームキャノンなど大技を使った後に シグナルにも同じものがあるが、こちらはオペレーターが喋らない。そこまで重要でもない物なので、使い分けを 時間稼ぎを頼む! 孤立した味方の意図を汲んだ時に 無理するな! 前線を下げたい時 突出した味方を退かせたい時 戦闘終了間近で逆転されかねない時 A地点に集結! 集結シリーズ。味方がバラけてしまった時に B地点に集結! C地点に集結! D地点に集結! E地点に集結! 特に熱帯砂漠でよく見る F地点に集結! Aから出撃する! 出撃シリーズ。出撃合わせに。「出撃を合わせよう」で事足りるので、使う機会は少ない Bから出撃する! Cから出撃する! Dから出撃する! Eから出撃する! Fから出撃する! 拠点から出撃する 汎用機を狙う! 支援機で汎用をバシバシ狙い撃つ時に 汎用機を止める! 汎用の相手をするので他のカテゴリの敵を倒してもらいたい時に 汎用機を頼む! 味方に敵の汎用機を狙ってもらいたいときに 強襲機を狙う! 厄介な強襲機を付け狙う時に 強襲機を止める! 汎用機で強襲機を倒し、支援の活躍を助ける時 イフリートなど 強襲機を頼む! 味方に敵の強襲機を狙ってもらいたいときに 支援機を狙う! 強襲機として支援機を叩きに行く時に。…まぁそれが強襲の仕事だが 支援機を止める! 特に遠距離仕様の強襲機で支援機を狙い撃つ時に 支援機を頼む! 味方に敵の支援機を狙ってもらいたいときに 拠点を攻める! 敵の前線を崩せた時、または爆弾設置する時など 中継地点へ行く! 制圧中に援護が欲しい時 制圧行動に移る! 制圧の援護を頼みたい時などに 爆弾を設置する! 爆弾設置時に打つと味方が囮になってくれたり援護してくれたり、爆弾設置しようと思ってる人が戦闘に復帰するかもしれない 爆弾を解除する! 爆弾解除に向かう旨を伝える時に爆弾解除に向かうプレイヤーの人数が過剰にならないようにしたい時に爆弾解除中に味方のFFによるよろけを喰らいたくない時に 一気に攻めるぞ! 点数が負けてる時や敵の戦力が手薄な時など 「守ったら負ける!攻めろ!!」 北側から攻める! 方角・攻勢シリーズ。方角はレーダーに表示されている。…が、ちょっとわかりづらい 西側から攻める! 東側から攻める! 南側から攻める! 上方から攻める! 宇宙用攻勢シリーズ。方角よりはわかりやすい 下方から攻める! 支援要請を行う! 支援要請を実施する時に 支援要請を頼む! 支援要請をして欲しい時に。マーカースキルを持っているのなら一考の余地ありか 守りを固めよう! 一旦引いてもらいたい時に 一時後退する! 後退する前に伝えておくと味方との足並みを揃えやすくなる 拠点まで後退! 点数が充分で籠城した方がいい場合や爆弾を解除しないと確実に敗北する場合に 散開してくれ! 味方が敵からの支援砲撃に気付いていない時に ベーシック推奨 誰か拠点を頼む! 拠点に爆弾設置された時、または拠点が攻撃を受けて破壊されそうな時 各自逃げ切れ! 終了間際、僅差で勝っている時に 北側を警戒! 方角・警戒シリーズ。どうにも直感的に判断しづらい 西側を警戒! 東側を警戒! 南側を警戒! 上方を警戒! 宇宙用の警戒シリーズ。上下移動を駆使する敵がいる時に 下方を警戒! 上空を警戒! 地上戦で飛行する機体がいる時に 拠点方向に敵影! 拠点に敵が迫っている時に。特に味方が落ちている時などは拠点からの出撃で対応しやすい 拠点は諦めよう! 爆弾解除が間に合わない時、拠点交換をしたい時に エースを護衛中! 味方エースに護衛が付いていることを友軍に知らせるエース機と連携して敵機を攻撃しているということを他の友軍に知らせる エースマッチ推奨 エースが危ない! エースマッチではステルス機発見時などアンチステルス機はこれを付けておくと良い エースマッチ推奨 敵エース損傷大! 敵エースを削っている時に。オペレーターも教えてくれるのであんまり意味はない エースマッチ推奨 敵エースに集中! 敵エースを一刻でも早く撃破したい時に エースマッチ推奨 エース選出近いぞ 残りHPが心許ない時にはエース選出30秒前に打ってから敵軍に吶喊しよう エースマッチ推奨 諦めるには早い! 劣勢の味方を鼓舞する時に 削れるだけ削る! 戦場で1人ぼっちになってしまったものの奮戦する時に EXAM切れで再出撃で補給のために敵陣へ突っ込む時などにも エースに回すぞ! エース不在時にミリ残りの敵がいた時に エースマッチ推奨 少し数を減らす! エースにミリを残したはいいが、枚数不利すぎる時に エースマッチ推奨 攻撃目標に集中! 一刻でも早くターゲットを撃破したい時に エースマッチ・シャッフルターゲットの特殊ルール用 防衛目標を守る! ターゲットが危険な時に 私は帰ってきた! 出撃時のおもしろ文句として 三年ぶりにソロモンに帰ってきた時 勝利の栄光を君に 味方の士気を上げたい時味方にフラグを立てたい時 出撃時にわざわざ見送りに来たガルマに対してシャア・アズナブルが言った言葉。この後シャアはガルマを裏切ることとなる。この経緯から負けフラグとしか取れず使いにくい ジーク・ジオン! 戦闘後の決めゼリフ(ドヤァ) 士気高揚時の掛け声。開幕に使うことも多い。連邦に潜り込んでいたジオン兵のスパイが使う ニュータイプか? この感じがNTだった時(ティキーン!) 乾坤一擲のフルチャを緊急回避された時 あきらめないぞ! くじけそうな時 諦めたらそこで試合終了 敵が…見える…! 味方全機修理中に敵がリスポンしてきた時に敵発見!の代わりにも使えなくもないがネタとしてとられる可能性が高いので注意 NT能力が覚醒して敵NTに感応した時 やらせはせんぞ! エースがやられそうな時爆弾設置されそうな時 ソロモンが落とされそうな時脱出したあとパイロットの豆鉄砲をばらまく時 私を導いてくれ… 「着いていくぞ!」のかわりに使える? どうしてもガンダムが倒せそうにない時に 倍返しだぁぁ! ビルを滑り降ちる時 怯えろ!竦め! 強襲機の実力を思い知らせたい時に 課金機体の性能を生かせぬまま死んでいけ! 勝ったぞ…!! 勝った時負けた時 環八に斬られながら量タンをガトリングで落とした時 突貫します! 敵陣に突っ込むが護衛はいらないと知らせる時 突貫とは1.つきとおすこと、つらぬきとおすこと2.短期間で一気に仕上げること3.時の声をあげて、敵陣へ突き進むこと 無茶しやがって… 南無三! しくじった時 弾幕薄いぞ! なにやってんの! 手強い…しかし! 敵が強者だった時に 敵パイロットの思いきりがよかった時 オレは生きる! HPがギリギリな時に アイナと添い遂げたい時 守ったら負ける! 攻めろ!! 一発あれば十分だ HPミリの敵を倒す時に ただの一発では十分ではない時戦車で刺し違える時 男達の命の輝きだ 勝ち逃げする時に 星の屑が成就した時 間に合えぇぇー! 制限時間があと少しでスコアが足りない時 間に合わない時 選り取り見取り! 倒せそうな敵がいっぱいいる時に バーゲンセールの時 やられたいのか! 味方が突出した時に かわいい部下がガイドビーコンを出してくれた時 なんともないぜ! なんともなくない時の強がりに「気にするな!」の代わりに こいつはエースだ 手玉に取られた時に 好きだぁーっ!! (*´ω`*)ポッ敵兵と愛を育みたい時に 後は落ちるのみ… コロニーを落としたい時にエース選出前にデスルーラしたい時に EXAMなどが切れて再出撃で補給するために敵陣に突っ込む時など 戦いは数だよ兄貴 味方と一緒に行動したい時 リックドムがもらえない時 臨機応変にな 味方に状況に応じて臨機応変に対処して欲しい時に 戦争なのよね! 味方のFFを受け流す時 ビグ・ザムに特攻する時 俺は…行くよ… なんとかする! 歯車の意地がある 一泡吹かせる! 協力されたし! 君に託す… ここから先は競争だ 定型文メッセージ ベースキャンプや出撃待機画面にて L2ボタン を押すことでコミュニケーションリストを表示。選択することで定型文メッセージを送ることができる。 プレイ中の言語に応じて翻訳されて表示されるので、他言語圏の人とも意思疎通が可能。 H.A.R.O.→オプション→コミュニケーションリスト設定で、カスタマイズを行える。 それぞれのカテゴリに12個のスロットがあり、カテゴリごとのメッセージを選択する。 カテゴリからメッセージをすべて消した場合、コミュニケーションリストの該当カテゴリそのものが消滅する。 全てのカテゴリから選択できるカスタム項目が3つ存在する。リストの一番上なので、有効に使おう。 膨大な量があった演出のカテゴリは、カスタマイズ機能が追加された際に表示される量が半分以下になった。 デフォルトのメッセージリスト 以下は、デフォルトのメッセージリスト。 武器申告系のメッセージはセットされていないので、できれば最優先でセットしたい。 カテゴリ メッセージ 備考 賞賛 ありがとう! お褒めの言葉を貰った時の返事に おめでとう! 味方が昇進した時などに いいね! いい試合が出来た時 最高だ! さすがだ! 味方を誉める時 助かります! 味方が機体を変更してくれた時など 挨拶1 よろしくお願いします 開始直後の挨拶&お約束 よろしく! おはようございます こんにちは こんばんは はじめまして おやすみなさい ただいま お待たせしました 席を外します 頑張っていきましょう 楽しみましょう! 挨拶2 おつかれさまでした 戦闘終了の挨拶 お約束 おつかれさま! おかえりなさい やったぞ! フラグ 良い戦いでした 楽しかったです また会いましょう 次は頑張ろう! 次こそは勝利を! 「僕は…あの人達に…勝ちたい!」 惜しかった! 僅差で負けてしまった時 次で最後にします 帰還します ドンマイ! 質問 準備OK? 大丈夫ですか? 一緒にやりませんか? どうすればいいですか? どんな戦術でいきますか? どなたか汎用機で出撃できますか? どなたか支援機で出撃できますか? どなたか強襲機で出撃できますか? クランマッチに行きませんか? フレンドになってくれませんか? 返答 了解! OK! 賛成です はい。お願いします 差し支えなければお願いします わかりました わかりません ごめんなさい お任せします 好きな機体で大丈夫です 謝罪 ごめんなさい すみません 間違えました 行動 汎用機でも出撃できます 支援機でも出撃できます 強襲機でも出撃できます 他の機体でも出撃できます 前線で戦闘します 前線でサポートします 後方支援します 密集陣形で行きましょう 開幕に中継地点を制圧します 開幕は中継地点を無視しましょう カスタマイズをしてきます 激励を使います 施設 物資配給局に行ってきます 物資配給局に行ってきます 報酬窓口に行ってきます 強化施設に行ってきます クラン宿舎に行ってきます 昇格任務窓口に行ってきます 出撃受付に行ってきます 演出 敵MSは化物か! 敵に白い悪魔がいた時MSの性能の違いが戦力の決定的差だった時 ニュータイプか? この感じがNTだった時(ティキーン!) やらせはせんぞ! ソロモンが落とされそうな時 手強い…しかし! 敵パイロットの思いきりがよかった時 敵が…見える…! NT能力が覚醒して敵NTに感応した時 守ったら負ける! 攻めろ!! やられたいのか! かわいい部下がガイドビーコンを出してくれた時 倍返しだぁぁ! グフカスタムにリベンジをしたい時 突貫します! 突貫とは1.つきとおすこと、つらぬきとおすこと2.短期間で一気に仕上げること3.時の声をあげて、敵陣へ突き進むこと 無茶しやがって… 間に合えぇぇー! 間に合わない時 ひとつ!! 無双する時3分で(リック)ドムを全滅させる時 一発あれば十分だ ただの一発では十分ではない時 セットできる全てのメッセージ 種類 チャット 備考 賞賛 ありがとう! お褒めの言葉を貰った時の返事に おめでとう! 味方が昇進した時などに いいね! いい試合が出来た時 グッジョブ! いい腕だ! 最高だ! 皆のおかげだ! 味方を誉める時 さすがだ! 味方を誉める時 ナイスアシスト! 合いの手が上手い味方を誉める時 感動しました! 助かります! 味方が機体を変更してくれた時など 挨拶1 よろしくお願いします 開始直後の挨拶&お約束 よろしくお願いします! 挨拶をもっと元気に言いたい時に よろしく! おはようございます こんにちは こんばんは はじめまして お久しぶりです 私は帰ってきた!の合いの手などに おやすみなさい ただいま お待たせしました 席を外します 頑張っていきましょう 楽しみましょう! 挨拶2 おつかれさまでした 戦闘終了の挨拶 お約束 おつかれさま! おかえりなさい やったぞ! フラグ 良い戦いでした 楽しかったです また会いましょう 次は頑張ろう! 次こそは勝利を! 「僕は…あの人達に…勝ちたい!」 惜しかった! 僅差で負けてしまった時 残念です リベンジしましょう 次で最後にします 帰還します ドンマイ! 質問 ちょっといいですか? 何でしょう? もう一戦やりませんか? 準備OK? 大丈夫ですか? 空きはありますか? 一緒にやりませんか? 助けはいりますか? どうすればいいですか? どこですか? どんな戦術でいきますか? どなたか汎用機で出撃できますか? どなたか支援機で出撃できますか? どなたか強襲機で出撃できますか? ゲームルールを変更していいですか? マップを変更していいですか? コスト制限を変更していいですか? クランに招待してもいいですか? クランマッチに行きませんか? フレンドになってくれませんか? 返答 了解! OK! 賛成です はい。お願いします 差し支えなければお願いします なるほど わかりました わかりません ごめんなさい お任せします 好きな機体で大丈夫です そのままで大丈夫です 前線構築が難しそうです 火力が不足しそうです 謝罪 ごめんなさい すみません 間違えました 申し訳ございません とてもへりくだりたい時に 行動 汎用機でも出撃できます 支援機でも出撃できます 強襲機でも出撃できます 他の機体でも出撃できます 前線で戦闘します 単独で支援機を狙います 前線でサポートします 後方支援します 狙撃で支援します 支援機の護衛を意識します マシンガン系の兵装で出撃します バズーカ系の兵装で出撃します ビーム系の兵装で出撃します 密集陣形で行きましょう 拠点爆破を狙います 開幕に中継地点を制圧します 開幕は中継地点を無視しましょう ついていきます ついてきてください カスタマイズをしてきます 報酬貰ってきます レーティングマッチに行ってきます クイックマッチに行ってきます ランクマッチに行ってきます クランマッチに行ってきます 週末限定戦に行ってきます 汎用機に変更します 支援機に変更します 強襲機に変更します 機体を変更します マップを変更します 激励を使います 施設 物資配給局に行ってきます 物資配給局に行ってきます 報酬窓口に行ってきます 強化施設に行ってきます クラン宿舎に行ってきます 昇格任務窓口に行ってきます 出撃受付に行ってきます 案内所 報酬窓口 昇格任務窓口 物資配給局 出撃受付 モニタースペース 強化施設 クラン宿舎 クラン端末 演出 敵MSは化物か! 敵に白い悪魔がいた時MSの性能の違いが戦力の決定的差だった時 ニュータイプか? この感じがNTだった時(ティキーン!) やらせはせんぞ! ソロモンが落とされそうな時 手強い…しかし! 敵パイロットの思いきりがよかった時 敵が…見える…! NT能力が覚醒して敵NTに感応した時 守ったら負ける! 攻めろ!! やられたいのか! かわいい部下がガイドビーコンを出してくれた時 倍返しだぁぁ! グフカスタムにリベンジをしたい時 突貫します! 突貫とは1.つきとおすこと、つらぬきとおすこと2.短期間で一気に仕上げること3.時の声をあげて、敵陣へ突き進むこと 無茶しやがって… 間に合えぇぇー! 間に合わない時 ひとつ!! 無双する時3分で(リック)ドムを全滅させる時 一発あれば十分だ ただの一発では十分ではない時 ひと思いにやれー 環八の中で死を覚悟した時編成が勝利を度外視したものだった時 こいつ動くぞ! ぬるぬる動く時這いつくばりながらウネウネ動くラグゾンビを見た時 弾幕薄いぞ! なにやってんの! 選り取り見取り! バーゲンセールの時 男達の命の輝きだ 星の屑が成就した時 圧倒的じゃないか 圧勝した時 私は帰ってきた! 三年ぶりにソロモンに帰ってきた時 オレは生きる! アイナと添い遂げたい時 勝ったぞ…!! 勝った時負けた時環八に斬られながら量タンをガトリングで落とした時 私を導いてくれ… どうしてもガンダムが倒せそうにない時に 嘘だと言ってよ! うすうす嘘じゃない気がする時編成が嘘としか思えない時 南無三! しくじった時 あんなの飾りです タンク開幕のお供に脚部を飾りだと思う偉くない人用キャクブガー 後ろにも目をつけるんだ! レーダーをガン見する時 俺の体をみんなに貸すぞ! 敵の大将機に特攻をかける時 まだだ、まだ終わらんよ! 技量の負けてる敵に挑む時 見くびっては困る! 窮地から脱出する時 戦い方を教えてやる! 新兵訓練 ジオン再興のために! モビルスーツを奪いたい時 なんと他愛の無い 敵を全滅させた時に。↓と合わせて使おう 鎧袖一触とはこの事か 敵を全滅させた時に。↑と合わせて使おう パワーがダンチだ! 火力の高い機体を使う時 皆の力がガンダムに! みんなが激励を使ってくれた時 シャングリラ魂だ! コロニー育ち用 ハマーン様バンザーイ! ハマーン様に忠誠を誓いたい時 エモーション キャラクターに感情を表す特殊な動きをさせることができる、ベースキャンプ内の他プレイヤーとのコミュニケーションツール。 ベースキャンプで L2 でコミュニケーションリストを出し、 R1L1 でリストを切り替えるとエモーション一覧が表示される。 種類 エモーション 備考 挨拶 敬礼 「STAFF ONLY」の扉の前で使うと……? お辞儀 手を振る 招集 賞賛 GOOD 腕を前に伸ばしてb。人が多いところだと見えづらい 拍手 昇格した人がいた時など 乾杯 ビールらしき飲み物を持ち出して一気。お酒は20歳になってから 感情 ガッツポーズ 抽選配給で大当たりした時など 喜びジャンプ 抽選配給で大当たりした時など 照れる 称賛を大量に貰った時など 落胆 抽選配給で大外れした時など ごめんなさい 試合でやらかしてしまった時など 待機 休め 座る 中腰 体育座り 自分の人生の意味について深く考え直したい時に 腕を組む ベガ立ちしたい時に その他 ターン スクワット 姿勢の悪いスクワットは腰を痛めるので注意! 腹筋 テンダ「コラッ、そこの君!私のスカートの中を覗こうとしても無駄だよ!スパッツはいてるんだから」 腕立て伏せ ベースキャンプが雪景色の時、雪の深い場所ですると埋まる ナラティブポーズA ガンダムNTキービジュアルの姿勢を取る。ヨナ・バシュタのポーズ。3人で息を合わせよう ナラティブポーズB ガンダムNTキービジュアルの姿勢を取る。ミシェル・ルオのポーズ。3人で息を合わせよう ナラティブポーズC ガンダムNTキービジュアルの姿勢を取る。ゾルタン・アッカネンのポーズ。3人で息を合わせよう 手持ち花火 花火を取り出す。人に向けないように 打ち上げ花火 打ち上げ花火を設置。炸裂する高度は低い アップデート履歴 2018/04/20:βテストにて新規追加. 2018/07/26:サービス開始より実装. 2018/08/09:ルーム内での定型文チャットリストの表示方法が、変更変更前:L2ボタン長押し → 変更後:L2ボタン 2018/09/28:簡易チャットを入力方向別にグループ分けし、使い勝手を向上. 2018/10/24:戦闘中に使用する簡易チャットのカスタマイズ機能を追加.戦闘中に使用可能な簡易メッセージの種類が増加. 2020/01/30:戦闘中の簡易チャット「SIGNAL」に設定できる文言変更味方への援護を要請するチャットとして用意されたものだが、機体カテゴリ「支援機」に対する要請と誤認させてしまう内容であったため変更「支援頼む!!」 → 「 援護頼む!! 」 2020/02/27:コミュニケーションリスト設定機能の追加それに伴い、簡易チャット設定画面のデザインを変更 2021/04/22:迷惑行為への対応強化として、戦闘中に同一の簡易チャットを送信できる回数に制限を設けました。1回の出撃につき、同一の簡易チャットを送信できる回数は「 6回 」までとなります。 2022/06/30:一部メッセージの使用条件を変更対象メッセージの使用条件を戦闘終了間際から使用可能に変更 対象メッセージ次こそは勝利を! 楽しかった! おつかれさま! 良い戦いだった! また会おう! もう1戦行こう! 惜しかった! 次は頑張ろう! 皆のおかげだ! 2022/07/28:簡易チャット定型文の追加 ※OVA『機動戦士ガンダムUC』の台詞俺は…行くよ… なんとかする! 歯車の意地がある 一泡吹かせる! 協力されたし! 君に託す… ここから先は競争だ コメント欄 過去ログ 1 名前 どうもミックスアップは戦闘終了間際の条件がおかしいのか。戦後チャットが反応しませんねぇ。フィニッシュシーンがあるせいなのかな - keasemo (2022-07-02 12 17 44) チャット打ったらカーソルが初期位置に戻る設定が欲しいな。即出せるように1に「申し訳ない」を入れてるのに、毎回「よろしく」誤爆してしまって訂正もできないから煽りと取られてそう - 名無しさん (2022-05-31 21 31 50) 味方への煽りチャットは害悪だけど、そういう毒を吐く原因として味方(自分含む)のクソプレイがあったかもしれないというのも考慮すべき。煽りチャットは悪だけど、煽られる原因を取り除く必要もある。 - 名無しさん (2022-04-20 12 43 27) ↓誤送信すみません - 名無しさん (2022-02-04 19 00 02) ハマーン様 - 名無しさん (2022-02-04 18 59 25) (続きです、すみせん)相手、味方に敬意を示すものになっていてバトオペも一種のスポーツなのかと思いました。 - 名無しさん (2021-12-25 19 36 54) もはや「よろしく」はスポーツと同じように相手、味方 - 名無しさん (2021-12-25 19 35 09) ピクシー使っている人ってだいたい手数少ないけど、チャットでの口数が多いよなー。(真面目にステルス活かしてキルリーダーになっている人を除いて) - 名無しさん (2021-12-25 19 33 43) 自分がボロボロの時に味方が修理してくれた時はとてもほっこりしました。それ以来空気をを読みつつ味方を修理するようにしています。正しい「ありがとう」は世界を救う!。 - 名無しさん (2021-12-25 19 29 52) 「情報連結頼む!」みたいなのほしい。支援機に前出てもらうために。 - 名無しさん (2021-12-12 16 40 30) いい加減「皆のおかげだ!」「皆のおかげだ!」「頼りになるな!」は消してもいいだろ。全部「ナイス!」で通じるだろうし、煽りで使われてるメッセージが消えたところで誰も不幸にならんでしょ - 名無しさん (2021-12-03 19 02 31) 汎用がアホみたいに突っ込んで自滅してるのに支援機を頼むとか連打するやつほんとふざけんなって思う。そもそも汎用がライン押さなきゃ支援機に近づけねーんだよって場面多すぎる。 - 名無しさん (2021-10-29 03 11 57) 野良で意思疎通のためのチャットなのに連続で打てないって… - 名無しさん (2021-05-20 02 12 28) ↓誤送信すいません。もしかしたらどこかの過去ログにあるかもですが、宜しければ教えてください。編成画面でフリーチャットはできる方法はないんですね?300の部屋に200の機体で出撃完了してたりとか、それでいいのか確認とかしたいんですけどね、、、 - 名無しさん (2021-05-20 00 30 29) もしかしたらどこかに - 名無しさん (2021-05-20 00 26 33) 北米版のチャットがどうなっているのか知りたい - 名無しさん (2020-11-25 21 39 43) 使ってるのがPS4かPS5かは知らんけど、設定から普通に英語表示にしたら分かるんじゃね? - 名無しさん (2022-01-04 20 01 50) オプションの言語設定から、日・英・繁(台)・繁(香)・簡・ハングルが選択できるよ。設定変更する度にセーブしてタイトル戻るけど - 名無しさん (2022-01-04 20 06 29) 支援機乗ってて敵強襲ステルスでチャットでステルス注意から強襲頼む打って了解て来たんだよ。でもいざ強襲に絡まれて援護求めても誰一人来やしない。レーダーにうつってなくても味方のHP減ってるならステルスてわかるだろ。挙げ句にチャット打てなくなるし意味わからねぇよ - 名無しさん (2020-10-29 00 04 25) クソも役に立たない簡易チャット廃止してほしいです。 - 名無しさん (2020-09-27 20 24 18) 支援機を頼む 味方支援に敵支援機を牽制して欲しいも含まれます。 汎用を - 名無しさん (2020-08-09 15 32 12) 汎用機を頼む 敵汎用が複数フリーだから味方汎用はヘイト率あげて欲しい 強襲機を頼む 味方によろけ頼むとか複数の意味で使いたいです - 名無しさん (2020-08-09 15 39 16) <どなたか汎用機で出撃できますか?>と出撃時にお願いされ、送ってきたのが支援機(フルアーマーガンダム)出撃というのもあり、汎用で出撃したが支援の一つも出来ない芋だった。というか、山岳マップの洞穴拠点に引き籠って前線への火力支援もしてこない上に劣勢になったらシグナルロスト。壁|lll´ω`)))ブルブルブル やってる姿には誤射バズ入れるくらいにはムカついた。 - 名無しさん (2020-06-06 16 13 53) あのフルアーマーまだ同じことやってたのか?自分も誤射バズ入れたわ。 - 名無しさん (2021-04-27 22 52 11) 最新の20件を表示しています.全てのコメントを見る ▲トップに戻ります▲
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久城学園の運動会~した~ 14KB ※久城学園の運動会~うえ~の続きです。続いちゃったよ。 コメントで考えてたネタ全部取られちゃったよ! でも、途中まで書いてたから投稿しちゃうよ! キーンコーンカーンコーン ではなく、「次の競技はゆん害物競走、ゆん害物競走でーす!」との拡声器の音。 そう、今日は此処、遊栗久城学園の運動会なんですね! あ、申し遅れました、私は理事長の久城枝葉です。 ええ、もちろん後半からでも見学なされて結構ですとも! ささ、あちらの保護者席にどうぞどうぞ。 後半からいらっしゃった方も居るようですし、折角です。 チーム分けを整理しておきましょう。 れいむチーム 逆多偉大(さかたグレート) 中等部一年A組担任 「ゆっくり?生徒の教育に悪いですね」 逆多本質(さかたイデア) 初等部六年A組 「ゆっくり?べつにどうでも良い・・・」 他、中等部、初等部のA組の皆さん。 ぱちゅりーチーム 芽出益代(めで ますよ) 中等部一年B組担任 「ゆっくり?可愛いですよね。」 鬼居山四郎(おにい さんしろう) 初等部六年B組 「ゆっくり?美味いよな。」 森崎先生(もりさきせんせい) 初等部六年B組担任 「タイガーシュート怖い・・・」 他、中等部、初等部のB組の皆さん めーりんチーム 鬼居三太郎(おにい さんたろう) 中等部一年C組担任 「ゆっくり?・・・ヒャァ。」 芽出陽華(めで ようか) 初等部六年C組 「ゆっくり?きれいなゆっくりは好きだよ」 他、中等部、初等部のC組の皆さん ちぇんチーム 応雅安子(のうが やすこ) 中等部一年D組担任 「ゆっくり?ご、ごめんなさいD組が飼育できなかったのは買って来た時に転んでつぶしちゃったんです」 他、中等部、初等部のD組の皆さん その他裏方 久城枝葉(くじょう しよう) 学園理事長 「私です!わ・た・し!」 甘霧先生・江迎一先生 (あまきり・えむいちせんせい)高等部担任 「・・・はい、こんなチーム編成となってます。 ではではでは! ゆん害物競争、始めますよー! えー高等部の甘霧先生、甘霧先生、ありすを良く振ってから持ってきてくださいねー はい皆さん、こちらにご注目! ゆん害物競争のルールを確認しましょうね。」 そう言って、生徒に一つずつ、帽子やリボンが渡されていく。 「みなさんは、その飾りを付けてグラウンドを1周してゴール。 ルールはそれだけですが、ゆん害物の名の通り、ありすちゃんが君たちの邪魔をしますよー。 リボンの子は飾りを取ったら失格、帽子の子は取れた場合付け直して最初から走ってください。 さあさあ、みんなはどうやってありすちゃんたちをくぐり抜けるんでしょうか! ちなみに、これは中等部のお兄さんお姉さんの競技になりますから、初等部のみんなは応援よろしく!」 久城がそう言っている間に、元気の良いありすたちが校庭に投げ出された。 「理事長?どうして中等部限定なんです?」 「危ないじゃあないですか、初等部の生徒入れたら」 「なるほど・・・」 パアン 開始を告げる音がして、ゆっくりの飾りを付けた生徒達が、バトンを持ってグラウンドを走り出す。 それと同時に、 「「「んほおおおおおお!なんて大きくてとかいはなまりさなのおおおおお!!!」」」 「「「こんなにいっぱいいたらめうつりしちゃうわあぁぁぁぁぁ!!!」」」 と、アリス達が飾りを付けた生徒達に飛びかかった! 「うわっ、くるな、くるなよっ!!」 「いやああ、気持ち悪い、気持ち悪いっ!!」 群がるありす達を踏み、振り払い、前に進もうとする生徒達。 しかし、多少傷ついただけでは止まらない! レイパーとは、守りを捨てた狂戦士。 死ぬまで止まらぬ性欲の使徒なのだ。 「あなたたち・・・退けぇぇぇぇぇ!!!」 と、そこへ帽子を被った女子生徒が、バトンを手に走り寄ってきた。 彼女、春にショッキングな事件に見舞われて暫く休んで居たのだが、先生や友人の励ましによって今日、 運動会という機会に復帰を果たしたのだ。 それでも競技には参加する気になれず、見学をしていたが、 グラウンドに放たれたありすを見るや第一走者の帽子とバトンを奪取。 強引に割り込み、第一走者となった。 先生や友人も、彼女がふさぎ込んでいたことを知っているため何も言わずに送り出した、という訳だ。 「そんなにすっきりがしたいか、あんた達はあぁぁぁぁぁ!」 そう、叫び声を上げ、前方に腕を突き出す。 「じぶんからとびこんでくるなんて、だいたんなのねぇぇぇぇぇ!」 自分の方へ、喚起の雄叫びを上げ突っ込んでくるまりさ(ありすからはそう見える)を発見し、その体へダイブするありす。 刹那・・・二人の体が交差し、 「あんたが悪いんだ!あんたが裏切るから!」 ありすの体を、バトンと腕が貫通した。 「ゆべっ・・・すっき・・・り・・・」 もう、そのありすには目もくれず、腕を一振りし払い落とすと、グラウンドのラインを無視して次のありすへ。 「明日香ちゃん、ちがうちがう、コース外れてるよっ」 「もう私は選んだんだ!!この道を!!なら行くしかないじゃないかっ!!」 それっきり、彼女を元のコース(人として)に戻そうとする友人の声に応えることもなく・・・ 明日香と呼ばれた女子生徒はありすの群れに吶喊した。 「まりさあああ、そんなにいやがるふりをしてつんでれねぇぇぇぇぇ」 「うるさい、うるさい、うるさいっ!饅頭が口を開くなあっ!」 顔面に飛びかかるありすをチョップで分断する。 「ゆううう、みんなあああ、みんなですっきりがったいよおおおおお!!」 あにゃる、ぺにぺにでお互いを繋ぎ、あたかも巨大な蛇のような姿となって向かってくるありすたち。 「邪魔だあぁぁぁっ!!」 それを、まとめてドロップエルボーで叩きつぶす。 「あのまりさがいちばんいきがいいわああ!みんなですっきりしましょおおおお」 「「「すっきりよぉぉぉぉ!!」」」 「アンタらは私が討つんだ!今日!ここで!」 明日香を囲んで一斉に飛びかかってきたありすを、回し蹴りで墜とす。 「ゆっ、あのまりさはたかいところにいるからとかいはのあいがつたわらないのねえええぇ!」 「みんなでとかいはのあいをつたえるのよお!!」 「いくら見た目は可愛く見えてもっ!」 トーテムポールの様に縦に並び、彼女と同じ目線にあわせたありす達をかかと落としで粉砕する。 「醜態が全てをふきとばすっ!」 潰す。叩く。墜とす。分断する。潰す。潰す。墜とす。貫く。踏み抜く。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。 潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。 潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。潰す。 潰す。潰す。潰す。潰す。 「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」 グラウンドにいる全てのゆっくりを叩きつぶし、ようやく安堵の笑みを浮かべた明日香。 「明日香・・・ちゃん?」 「あだゆっぐりが居だがあっ!!」 「ひいいっ」 恐る恐る声をかけ、そのクリームまみれの姿に腰を抜かした芽出先生を見て、彼女は正気に返ったのだった。 「あ・・・先生・・・クリームって・・・甘いんだね・・・」 「そ・・・そうね・・・」 恍惚の笑みを浮かべる彼女を引き連れ、芽出先生はクラスの列へと戻っていった。 人並みが十戒の如くざああと割れたとかなんとか。 「えー・・・ちょっとハプニングはありましたが、競技の結果を発表します。 ひそひそ・・・鬼居先生・・・ちょっと、彼女に見とれてて結果見てなかったんですが・・・」 「ひそひそ・・・あー確か・・・ちぇんチームがこっそり・・・」 「はい、結果発表です! 一位、ちぇんチーム 二位、れいむチーム 三位、めーりんチーム 残念ながら、ぱちゅりーチームはゴールできませんでしたっ! えー、グラウンドの掃除が終わり次第、次の競技に移りたいと思います。 甘霧先生、ちぇんとぱちゅりーと大玉を持ってきて下さいねー あと、ごめんなさい、クリームが足りないことが分かったので、シュークリームを作る予定でしたが 今回の商品はありません・・・みんな、ごめんねー!!」 そうして、グラウンドにまき散らされた全てのクリームをちぇんがなめ終わる頃、ようやっと競技が再開された。 「はいみなさん、次の競技はーあーあーあー ドス玉転がしです! ルールは簡単、この、ドスマリサに似せて造った大きな玉を転がして、 グラウンドの先にあるぱちゅりーに似せて造ったピンに当てて倒してもらいまーす。 大きな玉を使ったボーリングですね! この競技は、初等部の皆さんの参加でーす! あ、それと、小さい玉の前には先生達がいてみんなが転がした玉を止めますからねー 先生に止められないように、頑張って下さいね!!」 その言葉が終わると、帽子のないドスマリサ、といった感じの大きな玉が運ばれてきた。 口に見える部分はしっかり縫い止められ、声・・・じゃなくて、中の小豆が出ないようになっている。 また、転がしやすいようにか、全身はこんがりと丸くなるように焼かれていた。 同じく、まるでゆっくりが伸びをしたかの様な形をしたピンが並べられる。 こちらは全身をノリで止められてかちかちになっている。 「理事、似せてって、付ける必要有るんですか?」 「ゆっくりと遊ぶのは問題なくても、ゆっくりで遊ぶとうるさいのが居るでしょう?ん?」 「はあ・・・」 「ではではー、れいむチームからスタートしましょう!」 れいむチーム 「みんな、行くわよ。」 「どういう作戦で行くんだ?イデア。」 「大丈夫。止めようとするのはお兄ちゃんだから。」 「私の邪魔をするわけがないっ・・・てか?」 「違う違う。貧弱なお兄ちゃんにこんな重い球止められるわけないでしょ。 このまま挽き潰すわ。」 「ちょ、おま」 ぴーっ 開始を告げる笛の音と共に、ドス玉を転がし始める子供達。 その前方では、逆多偉大がドス玉を止めようと待ち受けて居た。 子供達の指摘通り、彼ではこの回転する巨大な質量を止めることは出来ないだろう。 ―――素手ならば、だが。 彼は、巨大なトゲの付いた盾を両手に装備していた。 足も、スパイクシューズに履き替えている。 その姿、まるで、悪魔六騎士ジャン○マン。 ドス玉を盾で受け止め・・・ がりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがり 焦げた皮に刺さったトゲが、表面に傷を付けていく。 それでも、玉は止まらない。 がりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがり 皮はえぐれ、中の小豆で造ったペーストが剥き出しになる。 それでも玉は止まらない。 がりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがり ざざざーーーーーーーーーーーっ そのまま、後ろへ、後ろへと押し戻される。 それでも玉は止まらず、結局ピンを全てクリームに変えたところで、ようやく玉は回転を止めた。 回転を止めた玉が崩れないように、先生達が玉の周りに集まって簡単な補修を施していく。 そうして、次のチームの前に玉が転がされた。 「おおーっれいむチーム、全てのピンを倒したぞっ これは高得点だーっ! 次は、ぱちゅりーチームです!」 ぱちゅりーチーム 「どうして森崎先生なのかな?」 「益子姉ちゃんだと危ないだろ?一応女の人だし。」 「うーん、鬼居先生より強いって噂なのになあ・・・」 ぴーっ 開始を告げる笛の音と共に、ドス玉を転がし始める子供達。 その前方で、玉を止める使命を帯びて待ち構える森崎先生。 サッカー選手時代のユニフォームに身を包み、待ち構えるその姿はまさにSGGK! 「そこだっ!うおぉぉぉぉぉぉ!」 巨大な玉の軌道を読んで、今まさに飛びかかり! 「おおっと、もりさきくんふっとばされた! 」 森崎先生はお星様になった。 「はい。予想通りですね、次はめーりんチームですよー」 めーりんチーム 「うーん・・・」 「どうしたの?陽華」 「三太郎お兄ちゃん変な特技持ってるからなあ・・・ダメかも~」 「そうなの?でも、逆多先生と違って何も持ってないよ?」 「だから不安なんじゃない・・・」 ぴーっ 開始を告げるドス玉。 その前方には、上半身を露わにした鬼居三太郎が大玉を止めようと待ち構える。 どすどすどすどすどすどすどす・・・・・ 少し、補修を施された事でドス玉はゆがみ、地面にぶつかり音を立てる。 それは、ドスの悲鳴なのだろうか・・・? どすどすどすどすどすどすどすどすどすどすどすどすどすどす それでも、玉は止まらない。 鬼居三太郎を挽き潰そうと、その質量を持って彼に迫る。 それでも慌てぬ三太郎。 ゆっくりと玉を見据え。 その、回転の中心に向かって、 「秘技!餡斗柔破斬!」正拳を繰り出した。 ドス玉は三太郎の腕にめり込み、ひしゃげる。 それでも、腕はぶれることなく、真っ直ぐに前に繰り出される。 ぶちっぶちっぶちっ・・・ ドス玉の口を縫い付けていた糸が衝撃に切断され 「ゆでぶっ!」 次の瞬間、ドス玉は破裂した。 「お前はもう、死んでいる・・・」 「って、鬼居先生!ちぇんチームまだなのに玉壊してどうするんですかっ!!!」 「あ・・・」 ちぇんチーム ドス玉の代わりに鬼居先生を転がし、見事ストライクでした。 「どぼじでどずのがわりがいないのおぉぉぉぉぉぉぉ!!」 「はいはい、さくさく次の競技に行きますねー時間もありませんから。 つぎは、ネコ争奪戦ですよー ちぇんちゃんが可愛いからみんなに奪われちゃいまーす」 「「「わかるよーっ」」」 「ルールはこれまた簡単です。 タイヤ争奪戦のタイヤが無いので、代わりにちぇんを奪い合って下さいねー これもちぇんが可愛いからですねー」 「「「かわいくてごめんねーっ」」」 「では、奪ったちぇんが勝手に陣地から抜け出せないようにあんよは焼いちゃいましょう!」 「「「わがらに゛ゃいよぼーーーー」」」 足をこんがり焼かれたちぇんが、グラウンドの真ん中に置かれる。 はじめはぐずっていたが、羊羹を渡されると簡単に機嫌を直したようだ。 とりあえず、足が動かないのは忘れたらしい。 「今回は、右側がぱちゅりー&めーりんチーム、左側がれいむ&ちぇんチームです。 女子限定競技なので、男子の皆さんは応援ヨロシクゥ!!」 パーン 開始の合図と共に、女子がグラウンドの中心に置かれたちぇんに殺到する。 足の速い子が、まず中心に到達すると、ちぇんを持ち上げた。 「わあい、おそらをとんでるみたいー、わかってるよー」 そのまま、自軍陣地に運ぼうとするが、そうは問屋が卸さない。 追いついてきた子達が、相手の運ぶちぇんに飛びつくと、引っ張り始めた。 「いだっ!いだいよらんしゃまあああぁぁぁ!わがらにゃいよお!」 「ちょっと、離しなさいよっ!」 「離すわけないでしょ!?」 「ちぎれるっちぎれちゃうっ!わがらにゃ!?」 あるちぇんは、尻尾をつかまれ尻尾が一本になって運ばれた。 「もっど・・・ゆっぐ・・・」 「あっ!ちぎれた!?」 「ちいぃ、次のちぇんに行くわよみんなっ!」 あるちぇんは、頬を両側から引っ張られ真っ二つになっりその場に放置された。 「あぶないよーっちぇんがいるにゃ゛!?」 「大体、前からあんたはねっ!」 「なによなによっ」 あるちぇんは、リアルファイトに発展した女子に、足下に居ることを気づいて貰えずに踏みつぶされた。 「そんなにすっきりがしたいかあんた達はーっ!!」 ある女子は、最初から運ぶことを考えずに潰して回っていた。 「にゃーっ」 「らんしゃまーっ!!」 「もっど・・・ゆっぐり・・・」 「・・・・・・」 こうして。 グラウンドがチョコまみれになってようやっと、競技は終わりの合図を迎えた。 これを見ていた男子生徒達は、女子怖い・・・としか言わなくなったとかなんとか。 「理事長」 「おや、どうしました?甘霧先生。」 「そろそろ、残りのゆっくりが少なくなって来ました。」 「あれま」 「後は、赤ゆしか残っていません。」 「では、赤ゆ入れをやって終わりにしましょうかねえ」 「しかし・・・あの時はどうなるかと思いましたよ」 「ん?」 「高等部に愛護団体が乗り込んできたときです」 「ああ・・・『畑に入り込んだからって、処分するなんてとんでもない! こんなに可愛いゆっくりちゃんが可愛そうじゃないザマスか!?』ってやつね」 「ええ、それに対し理事は『その通りです!目がさめました!これからは処分ではなく、生徒とゆっくりのふれ合いに力を入れます!』と・・・」 「だってぇ、『じゃああげるから持って帰れ』って言っても、 『そちらで逃がしてあげる!いえ、ゆっくりさせて上げるのがスジというものザマス! ゆっくりちゃん達がどんなに怖い思いをしたか分かってるザマスか!?』だもんねえ。 逃がして、また畑に入られちゃたまんないっての。」 「ええ・・・全くです。我々にとっては畑を荒らす敵でしかありませんからなあ。」 「だめだよ?敵なんて言っちゃ。触れあい、触れあいの精神が大切なんだから。 僕は、嘘は嫌いなんだ。ねぇ?」 おまけ 「ところで、鬼居先生。運動会用に確保してあったまりさ種、飼育用にって持って行ったらしいけど?」 「え、あ、はあ・・・」 「たしかに二匹分のお金、渡しましたよねえ?ん?」 「いえ・・・その・・・」 「なんです?」 「めーりん買ったらお金がなくなっちゃいました」 「君、減給ね」 あとがき 落ちが見つからない・・・うーん、もっと勉強しないとダメだね~ 書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 349 久城学園のボランティア ふたば系ゆっくりいじめ 351 久城学園の飼育 ふたば系ゆっくりいじめ 354 久城学園の運動会~うえ~ これ トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 森崎君が顔面直撃したのは小学校のときで、小次郎君は まだタイガーショットは身に付けていません 確か中学・・・中学?!Σ(゚Д゚|||) -- 2011-10-07 01 02 32
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登録日:2011/07/25(月) 21 15 22 更新日:2024/05/05 Sun 18 32 48NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 06年秋アニメ BA 政治 PUMPKIN SCISSORS 「シィザ・アァーーアアァズ・・・・(低音)」「しざ・あーーず!!(高音)」 「バストアナライズ!!」 もっと評価されるべき アニメ パンプキン・シザーズ マガジン マガジンGREAT 一般向け道徳教科書 上官と部下 兵器 冨岡淳広 名脇役共 名言 名言の宝庫 尿瓶 岩永亮太郎 戦争 戦災 月刊少年マガジン 正義 漫画 答えのない疑問に答えが出るかも知れない漫画 良作 講談社 軍事 戦争があった… 永きにわたる戦乱は社会を腐敗させ、あらゆる悪を蔓延させた ─だが─それら“戦災”を討つための部隊がここに存在する… 部隊の名は ─陸軍情報部第3課─ 『パンプキン・シザーズ』!! 『パンプキン・シザーズ(PUMPKIN SCISSORS)』とは、月刊少年マガジンにて連載中の漫画である。 作者は岩永亮太郎。 アニメ化もされており、制作はイズミプロダクション。 作中で起きた戦争の残した負の面を扱う漫画であるため、一度戦闘に入れば容赦ない描写が展開される(腕が千切れる位は序の口)ので耐性の無い人は読むのに覚悟が要ると思われる。 一方でギャグや燃える展開も多く、一辺倒というわけではない。 ◆あらすじ 戦争が、あった。フロスト共和国と帝国の間で生じた永きにわたる戦争は、「薄氷の条約」と呼ばれる条約により停戦したものの、 その永い永い戦争により、帝国各地には飢餓、疫病、兵隊の野盗化といった──“戦災”という名のもう一つの戦争があった。 現状を憂慮した帝国は「戦災復興」を掲げた陸軍情報部第3課を設立する。しかしその実、第3課は戦災復興とは名ばかりの言い訳(プロパガンダ)であった。 そのような立場でありながらも、社会を覆う“戦災”というブ厚い皮を切り裂くことを真に実践する彼らは、自らを誇りを持って呼ぶ。「パンプキン・シザーズ」と。 (一部巻頭より抜粋) ◆主な登場人物 ▼陸軍情報部第3課(パンプキン・シザーズ) 〇ハンクス(CV.チョー) 階級:大尉 3課課長。のどかな印象を受ける人物だが、ときおり見せる鋭い眼がただ者ではないことを物語っている。 「八つ裂きハンクス」なる異名を持っており、平時と戦場どちらでも人間を血の海に浸した経験を持つ。 過去に深い負い目を抱く何かをやらかしたらしく、彼から真実を聞いたらしいオレルドも苦言を少し漏らしていた。 ▽実動第1小隊 〇アリス・L・マルヴィン(CV.伊藤静) 階級:少尉 本作品の主人公。第1小隊の隊長であり、拝命十三貴族の一つ「マルヴィン家」の第3公女。 性格はよく言えば誠実、言い方を変えればかなりの堅物で、一度口にした言葉を撤回することすら「不誠実」と拒む程。 事あるごとに突っ走るので「吶喊(とっかん)少尉」と呼ばれることも。 皇帝印入りの短刀(継承器)を肌身離さず持っており、様々な騎士戦術に長けている。 ガチで戦場に出る際は自身の身長より長い双身剣「メーネ」を用いるが、いずれにせよ体格には恵まれないため相手や乗り物の力を利用する戦い方をする。 多くの出来事にかかわる中で、自分の持っていた正義と現実の間で苦悶していたが伍長とのやりとりである種の振っ切りを得ていく。 〇ランデル・オーランド(CV.三宅健太) 階級:伍長 本作品におけるもう一人の主人公。ヒロイン。 元901ATT所属の身長230cm、顔に大きなサンマ傷をもつ大男。 性格はかなりの臆病者で、作中で銃すら持たない農民相手に尻込みをしていた。 だが根はとても優しいので、3課の面々からは大切な仲間と認識されている。 戦闘時は「901ATT」に所属していた頃に配給された青いブルースチールのランタンと、13mm対戦車拳銃「ドア・ノッカー」及び三式装甲剥離鋏を使用し、 普段からは想像もつかない文字通り“異常”な戦闘能力を発揮する。 戦法が戦法なため(後述)度々入院する。 〇オレルド(CV.鳥海浩輔) 階級:准尉 ひょうひょうとした振る舞いをする「懲罰房からの脱獄魔」なる呼び名を持つ問題隊員。「個人的な」交友関係が広く、度々その広さを利用した情報収集を行っている。 その軽い言動とは裏腹に根は意外と真面目で責任感も強く、マーチスを諭したり、ランデルを叱ったりしていた。 他のメンバーが一般人からは割とかけ離れた視点で物事を考える一方、 彼は情報部としての考えを理解しつつも、あくまでも一般市民的な考えが前面に出ているためもっとも3課の理念に合致している人物と言える。 戦闘においては正面切っていくのは苦手なものの不意打ちや細工を使用した搦め手を得意とし、「路地裏喧嘩なら無敗」と言っている。 〇マーチス(CV.鈴木千尋) 階級:准尉 眼鏡をかけた大人しそうな青年。手先が器用でよく兵器局のお手伝いをしている。 作中で唯一の常識人なのだが、オレルドとつるんでいたりするため、そうと言い切れない。体術が苦手。 官民のバランスを考えた視点で考えることが多く、そういった面もオレルドと良いコンビになっている。 印象が薄そうなイメージだが、9歳児をホテルに連れ込みナニかを反応させるなど、なかなか印象深いことをしている。 皮をかなり気にしている様子。でも地獄極楽鉄砲の持ち主らしい。 〇リリ・ステッキン(CV.植田佳奈) 階級:曹長 子供の様な印象を受ける女性…だと思っていたら案の定まだ子供だったことが判明。 磨きがかかった天然で、よくオレルドの頭にコーヒーカップを立ててサディスティックな気持ちにさせる。 計算能力が非常に高く、経済管理庁が管理している膨大な数字を一目見ただけで計算してのけた。 でも天然。萌えないデコ。 〇マーキュリー号(CV.小川一樹) 階級:上等伝令兵待遇 3課に所属する伝令犬。空中でナイフを受け止めるなど、軍用犬としての能力は高い。 しかし性欲をあまりにあましているため、外にでると大概わふんわふんなことになる。 ステッキン曹長からの愛称は「マー君」。 ▼陸軍情報部 〇ケルビム 階級 中佐 情報部部長。頭部全体が火傷に覆われており、一切の毛髪が失われている。 見た目はおっかなく情報部の長だが部下に対しても『ですます』口調を崩さず、上手くも下手でもない落書きを描くのが大好きなお茶目な性格。 同時に国を守るためならば手段を選ばず冷酷な判断、物言いを行うことも。 たまにピッコロ大魔王みたいな顔になるが、狙ってやっている模様。 元々幼少期は裏表のない人物だったようだが帝国の知識を司る「ケルビム」を継ぐにあたり、交渉事でアドバンテージを得るため自ら頭部を薬品で灼いた。 自身を凡人と自認しており、その凡庸なセンスと情報を司る立場と非凡な部下を駆使して事に当たる。 〇シューリット 階級 補佐官 部長の補佐官。ショタ。 作中で提言されている「統合見解者(スクリプター)」。もっぱら作中では質問役、お茶汲み係の役回りが多い。 部長によく普通の意味でいじられている。 ▼陸軍情報部第1課 〇コネリー(CV.志村知幸) 階級:少佐 1課課長。益があれば汚いことも平然とする冷徹な男だが、実は部下の面倒みが良いなどの面もある。 また、作品が進んで他の面子が分かってくるに従って、汚過ぎることもしうることを除けば組織人として至極全うな思考をしていることがうかがえるようになってきた。 ハンクス大尉とは昔からの付き合いでよくもめている。 当然ハンクスの過去を知っているらしく、度々ハンクスが贖罪のために3課で活動していることに言及している。 ▼陸軍情報部第2課 〇ラインベルカ 階級:少佐 2課課長。独特な感性を持つ女傑。眉毛がない。1課に妹がいる。 レズ疑惑。と思いきやバイっぽい。逆境が大好物。 ▼回転草の兄弟団(タンブル・ウィード) 〇ウルスラ ツンデレなランデルの妹分。ランデルに好意を寄せるが本人は気付いていない。 化粧で隠しているが、そばかすがある。 幼女。 ▼カウプラン機関 〇ミュゼ・カウプラン 冷酷な印象をうける女性。極秘の研究などを行っている。 「不可視の9番」、そしてその名の通りカウプランについて何か知っている様子。 連載が進むにつれて冷酷な仮面が剥がれ、いつのまにやら伍長にイニシアチブをすっかり握られている。 ▼銀の車輪 〇JACK 銀の車輪の幹部。冷静沈着で常に仮面を付けている。 よく「お前に何ができるのか?」と問いかけるので挑発的に受け取られることが多いが、本人としては他意のない質問である。 その矜持から自分に多少は不利になることでも『何かする気のある』者のことを見届ける場面がある。 後述の908HTTとの対話からインビジブルナインに何かしらの思い入れがある様にも思えるが、実情は不明。 〇ビロゥズ 非常に好戦的な女性。JACKと同様仮面を付けているが、彼とは対照的で嫉妬深く激情的な人物。 「統合見解者(スクリプター)」の可能性が強く、他人の劣等感に対して凄まじい嗅覚を持つ。 読者からするとブーメランに感じる発言も多いものの、その能力を活かし自分の意のままに他者を動かすことに長けている。 〇レオニール・テイラー 貴族。アリスの婚約者。 端正な顔立ちに引き締まった大柄な肉体。洗練された佇まいに政財界で活躍する才覚。およそ人がうらやむ全てを持つ完璧超人。 だが『そうだった』からここまで持ちえたのか、それとも全てを持つが故に『そうなった』のかどちらが先かはわからないが自身を含むあらゆるものに無関心で退屈しきっている。 銀の車輪のメンバーに加入しているのも、単に退屈しのぎなだけ。精神性は幼児の時点で止まっており、素が出ると一人称が「ボク」になる。 そんな彼だがアリスへの愛情は歪んでいるもののマジ惚れしており、伍長とアリスのライブ中継告白の後半で大ショックを受けるハメに。 ▼その他 〇ウェブナー 階級:三等文官 面倒見のいい姐御肌の女性。貴族出だが喧嘩が強く、「門限7時の紅夜叉」なるあだ名まである。 現在では整備士として戦車や部隊で使用する自動車を代表とした機材を整備している。 〇セッティエーム・ローデリア ローデリア王国の第7公女。驚異的な記憶力を持つ幼女で、子供とは思えない戦略も行う。 〇ハーケンマイヤー 階級:三等武官 チェストォォォォオ!!ホァアアァア!! オープンファイヤァァァァアァアアア!! ジャスティス!!! と元気の良い少女。アリスを尊敬している。 ……が、その崇拝した『英雄』の現実を目にし、一度は完膚なきまでに心が折れた。 〇アベル ランデルの義兄弟。物事を冷静な眼でみることができる。 仕事はボルモンの帳簿係。 〇コルトゥ博士 「戦車の父」と呼ばれている人物。 銀の車輪結社と何かしらの繋がりがあるようで、新技術を搭載した戦車の破壊などを依頼したことも。 カウプランとの因縁が深く、この人が生み出した兵器もまた伍長に関わっている。 〇ロンダリオ 実業家。「0番地区編」のボス的人物。 徹底した利益主義にして現実主義者。建前や面子ばかりを気にして国としての本懐を全うできない帝国の現状に不満を持っている。 目的のためなら血も涙もない計画を立てて実行するが、根本の目的が経済的成功なのでそれに反しない提案ならば受け入れるし、部下に対しても真剣に接する度量の深さも持つ。 〇バーニー・スプリューウェル 「赤帽子事件」を出版したリーゼントヘアーの若い記者。マーウィン少尉の依頼でランデルを調査をしている。 その一件から後述の不可視の9番の真相を知ることになった。 メタ的な視点で言えば、読者にわかりやすく世界観設定を教えてくれる人。 弾除けにしちゃおうぜ。 〇ハリィ・ハミルトン 娯楽作家。「もし世界が○○だったら」「もし世界が△△になっていけば」というような作風の小説家。 だがその作風がお上の逆鱗に触れるものだったらしく、現在投獄中――と長く思われていたが、情報部部長のケルビム中佐と取引して自ら獄中入りした。 いくつかの作中用語を生み出している。 というより、劇中が進むにつれ、過去作には「MSもどきが登場し、その背景を語った宇宙戦争もの」「インターネットのようなあらゆる情報が電気でやりとりさせる世界における人の葛藤」といった、ついこの間まで騎士の時代とは思えないほど時代錯誤すぎる小説を多数生み出していることが判明し、カウプラン同様に異常といえる未来的発想がうかがえる。 ◆用語解説 〇不可視の9番(インヴィジブル・ナイン) 帝国軍にとって戦場では不吉とされる“9”の番号を頭に持つ非公式部隊の通称。 非公式でありながら戦場では頻繁に情報が飛び交っていた。しかし信憑性はあまり無く、その実態を知るものはほぼいない。 ↓で紹介している901ATTの他にも、903CTT「死灰を撒く病兵(クランクハイト・イェーガー)」や、908HTT「単眼の火葬兵(アルト・シュミート・イェーガー)」などがある。 ▽901ATT(Anti Tank Trooper) ランデルが元所属していた対戦車猟兵部隊。 戦車との戦闘を主眼に置いた部隊で、零距離射撃で真価を発揮する13mm対戦車拳銃「ドア・ノッカー」を装備している。 青い鬼火を纏い、一切の保身行為をせず、自身がどれだけ傷ついてもただただ相手を肉薄し零距離射撃を敢行するその姿から、「命を無視された兵隊(ゲシュペンスト・イェーガー)」と呼ばれ、戦車乗りの間で畏怖されている。 〇カウプラン機関 カウプラン博士が設立した、正式名称「帝立科学研究所」。 様々な技術の特許権利を持っており、帝国の発展に貢献した。 機関のもつ特許を取得しない限り自由に開発が行えないため、特許が各国家の技術革新の歯止めとなっている。(*1) 劇中の後半になると、このカウプランの技術があまりにも世界に幅を利かせていることを「カウプラン文明」などと称した人もいる。 〇統合見解者(スクリプター) ハリィ・ハミルトンが提唱した概念。 ざっくり言えば「情報全体を俯瞰して穴空き情報をズバリ言い当てられる人」。 決して正しい正解ではないこともあるが、概ね当たっていることが『多い』。 個人個人で情報全体を「どう感じる」か「どう見る」かは変わるが、結果として大体正解に『近い』結果を当てる。 極端に言ってしまえば、"感覚"で現代の高性能コンピューターが行う機械学習における「数理最適化による誤差が少ない答」を出すようなもの。 三課のステッキン曹長が単純な計算ミスはするのに高度な暗号を読み取れるのは、暗号や文面全体を「音楽」として感じそこに隠された「音」を見出すことができるため。 実のところ人外めいた能力ではなく、「極めて普通の人」「凡人の中の凡人」みたいな感じで、いわば空気を読んだり多数派・少数派を読み取るなどが得意な人のこと。 追記修正をお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 『好きな言葉は正義!』ってアホの子発言が後々の涙腺崩壊兵器になるとは -- 名無しさん (2013-07-03 13 39 33) もう十年連載か、でもダレ無いのがすごい -- 名無しさん (2013-07-03 13 42 30) 道徳の教科書としてこれほど素晴らしい漫画はない -- 名無しさん (2013-07-03 15 44 40) 回を追うごとに面白くなっていく 続きが気になって吐きそう -- 名無しさん (2013-12-07 01 06 22) 本家の時から思ってたけど、この項目書いた奴臭すぎるだろ -- 名無しさん (2013-12-07 22 40 14) 月マガが誇る厨二病の金字塔だよね。絵柄も見やすくて良い -- 名無しさん (2014-01-14 23 24 31) 陰謀の中様々な思想が飛び交いその中で自分の答えを見せるこの感じ。そして溜めに溜めてからの逆転劇。合わない人には全く合わないけどハマるとやばいくらい面白いピポ -- 名無しさん (2014-01-15 08 55 36) ↑努力は認めましょう -- 名無しさん (2014-02-03 19 26 30) アニメでこの作品知ったけど伍長可愛い -- 名無しさん (2014-04-13 01 39 34) ジャス子ぉ…… -- 名無しさん (2014-07-02 12 08 31) リリ・ステッキン 髪下ろすと別人になる -- 名無しさん (2014-08-19 15 42 01) ↑2 ジャス子の最期ぐう泣ける。 -- 名無しさん (2014-08-27 19 57 06) ランデル伍長もアリスも人間やめて片や殺人鬼に、片や英雄という名のイコンになりつつあって絶望しかありませんよ… -- 名無しさん (2014-09-02 20 41 32) ヒロインの死亡フラグがビンビン -- 名無しさん (2014-09-27 12 02 12) 面白いんだけど中々進まないし謎が解明されない -- 名無しさん (2015-07-14 20 24 33) 個人的にマイヤーは、最期よりもっかい奮い立つ所が鳥肌&泣ける。力の限りッ 叫んでみせろ!! -- 名無しさん (2015-09-24 11 04 40) 今月号のパンプキンシザーズがやりやがった -- 名無しさん (2017-04-08 01 34 18) 毎巻面白いんだけどなんか影薄めだなあアニメ化したとはいえ今から見ると半端なところまでだし、もっともっと日の目を見てほしい漫画だ -- 名無しさん (2019-12-02 09 55 46) 20年3月発売号から数えて14ヶ月なんの説明も無しの休載だとそろそろ作者に何があったか心配になる -- 名無しさん (2021-05-09 00 47 39) 作者のプロフィールがほとんど出てこないんだけど何者なんだろう。どういう経験してたらこんな漫画描けるんだ。 -- 名無しさん (2021-12-04 15 39 05) おかえり。パンプキンシザーズ。 -- 名無しさん (2024-05-05 18 32 48) 名前 コメント
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235: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 11 23 大陸SEED MS戦記 13―――反抗(中編その2) ビックトレー級ヴィリー・イェーデのCICで広い卓上の立体映像―――戦況図を見ながらデザート・ロンメルはふむ…と小さく唸った。 「南部の敵はカミンスキー大尉率いる隊の打撃を受けて後退…これは良いが―――」 ロンメルは微かに首を傾げる。 「東部の敵部隊……MS部隊も交戦もそこそこに下がり始めるとは…」 彼の言う通りクルツが受けたように敵MSは、一斉放火に紛れて閃光弾とスモークを広くまき散らし味方MS部隊の動きが鈍化した隙に後退している。 それに合わせてか、北アフリカの機甲部隊も波を打ったように急速に下がりつつある。 「…………」 ロンメルは腕を組んで考え込む。 南部が痛打を受けた為に防衛線の引き直す為か、それとも市街地戦…ゲリラ戦を狙っての物か。 もし後者だとしたら余りに上手くない。戦闘の気配を察知して多くの民間人は避難してはいるが、残っている者も決して少なくない。それにせっかく無傷で済んでいる都市を傷つける事にもなる。数多の国際機関があり、貴重な遺跡が残る文化的価値も高いアレクサンドリアを戦火で焼いたとなれば政治的に非常に拙い。今後の統治にも大きく影響が出る。戦中にも拘らず未だ多くの資本が残っている事もだ。財界も黙ってはいないだろう。 ……だからこそ、軍事的な目的以上にここを連合が抑える意味が大きいのだが。 「…各MS部隊に通達しろ進軍を急げと! 特殊混成機甲師団にもこれに遅れるなと伝えろ。MS部隊に遅れぬように前進せよと! 包囲の輪を狭める!」 デザート・ロンメルは決して凡庸ではなく、直属の上官であるノイエン・ピッターが知将と呼ばれように彼もまた智謀に優れた名将だ。だがこの時、覚えた危惧によってこの拙速ともいる命令を下した。 結果的にみれば、これは正しい物ではあったが離脱を試みるザフトの指揮官オダリス・マトスにとってはある種の機を与える事になった。 ■ 「南部および東部の部隊と合流しました」 「キルシャーより通達。機関部の応急修理により出力が安定、速度も問題なく行けるとの事です」 「マリエット艦長より連絡。退艦作業が完了との事です」 オペレータ―からの報告にマトスは頷く。 「よし! タイミングが良いな。キルシャーに伝えろ、最大船速で移動を開始! 方位2-4-0、南西の方へ舵を切れ! 敵の足並みに乱れが見える。この隙を突くぞ! 西部の部隊もこっちに呼び寄せろ!」 マトスは卓上に映る戦況図を見つめながら命令を下した。 その南東部を睨むように、その見えた隙…急速に狭まる包囲の中で鈍った動きがある南西の敵勢を示す赤い無数の印を。 最初は罠かという思いもあったが、この包囲下にあって優勢な敵がそうする理由がないとマトスは判断した。 この数分後、オペレーターから例の北アフリカからの大佐の通信があったとの報を聞くが、マトスはそれを無視して以後、オペレーターに北アフリカ軍からの通信を切れとだけ命じた。 それに副官が後に問題なるかも知れないといった風な不安そうな顔を見せたが、マトスは気付かないふりをした。今は、そんな事に思考を割いている余分はないと思い。 「対空部隊、絶対に敵攻撃機を近づかさせるな! ディン部隊とグゥルの部隊を先行させる。彼等にもだ!」 マトスはここが賭け時だと言わんばかりに強く叫んだ。 236: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 12 10 ■ 南西の方面を任されたユーラシア陸軍第3特殊機甲師団の分割部隊…アレクサンドリア攻略において臨時に第2混成旅団と冠された部隊は、突然の敵の猛撃に混乱の極みに合った。 『があぁぁっ!!』 『ば、馬鹿なッ!』 『後退! 後退! 下がれ!』 『きょ、距離を―――…うわぁ!』 当然、全体の指揮を預かるロンメルより敵接近の知らせは飛んだ。だが、第2混成旅団はこれに対応できなかった。 理由は率直に言えば、油断である。或いは慢心。 敵は小勢で、此方は圧倒的大多数。それもザフトよりも優れたMSあり、それに劣らぬ戦果を示した新型のMAやMTもある。 さらに言えば、これら優れた兵器の力によって彼等は先の戦いで勝利を得た。損害も僅かな圧倒的な勝利を! 故に彼等は酔った。勝利と言う美酒に。これまでザフトに押され、苦渋と苦杯を舐めさせられた事が嘘のような甘い甘い蜜ごとき味に。 ―――その結果がこれだった。 「ああ…」 辛うじて爆発から逃れ、潰れずに済んだコックピットから這い出たガンタンクのパイロットが見た光景は……無残な鉄の骸とそこから上がる炎と黒煙。 ―――ガンタンクが、―――ケンタウロスが、―――護衛のグフが…砲撃、斬撃、爆発など様々な破壊痕《死因》を形を失った躯体に刻まれ、赤い炎で燻られて黒煙を上げている。 「―――ああ…」 彼は思う。 このような現実が起こるなど考えもしなかったと。勝って当然の戦いなのだから……そうだろう?と。 なのに――― 「こんな事になるとは…」 脳裏に蘇る。 敵がこちらに来ると知って意気揚々と迎え討とうした自分と同僚達の言葉。 もうザフトがなんだ! コーディネーターなんて怖くも無いぜ! 今度も叩き潰してやる! 俺達戦車乗りの力をまた見せてやる! 威勢よくそんな事を自分と皆が言った。 けれど、迫った敵―――陸戦ディンとグゥルに乗ったMSを見て、AMSMや対空砲に散弾を装填したMAやMTの主砲で迎撃に映った途端、敵は自分達と己の間に地上にも届くほどの広範にスモークを撒いて姿を隠し、さらに閃光弾を放ち、此方の目を奪った………が、これ自体は問題無かった。 その手の対策は叩き込まれてたし、目が無くとも散弾ならまず外れる事はない。それに濃密な砲火に晒されては敵は迂闊に接近出来ない筈だった。 そう、その筈だった。 実際、遮光モードで閃光弾の目潰しを回避した自分は、スモークの中で爆発の光を見た。 しかし今更の事であるが、それを見て内心で喝采を上げていた自分―――多分、同僚達もだろう―――がとても愚かしく思えた。 「…そうだ……」 そう、それに気付いた時はもう遅かった。距離500を切る位置に…地上に敵機…ジンや陸戦ディンの姿があったのだから。 「ほんと愚かで、馬鹿だった…」 気付いた次の瞬間には更に距離が縮まり、もう此方の距離ではなかった。不意の事であったが為に真っ先に護衛MSがやられ。自分達MAやMT、他の機甲車両も次々と撃破されていった。 その時になって自分達が対空砲火で落とした物が何であったのか気付いた。 グゥルだった。それも〝荷物が空〟のだ。 今にして思うと、まんまとしてやられたと自分はこの時に心の何処かで呟いていたように思う。 敵は空から接近すると見せかけたのだと。 空に目を引き付け、スモークで姿を隠し、こちらの砲火に合わせてグゥルを派手に爆発させて囮に使い―――ああ、それも今にして思うと爆発の光が大きかったように思う―――自分達の油断を誘って不意を突いたのだ。 「…なんて間抜け」 更に思えば、迎撃にする距離も変に近くて、距離を置いて戦わなければならない部隊にも拘らず、敵機の姿を補足しながら進んで距離を詰めていたように思う。 「ああ…くそぉ…皆…皆、変になってやがったんだ」 この容易に勝てると思った戦いに楽観視してだらけていた癖に、敵の接近を聞いた途端、馬鹿みたいに揚々としていた。 この旅団で一体何処のどいつがそんな空気を持ち込んで伝播させたのか……もしかすると自分がそうなのかも知れない。 「…くそぉ……」 膝を突く。痛い。脇腹から流れ出る血が止まらない。おまけに熱い。内臓をやられているのが分かる。コックピットにまで及んだ破損で何かの破片が右の脇腹に刺さったのだ。 目も……霞む。 「こ…んな……と…こで…死―――」 ああ…くそぉ…もう………――― そうして彼は愛機の胸の下で眠りに付いた。朝闇の砂漠の中でもう熱を持つことはない愛機と同じく、冷たく静かに…。 237: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 13 03 ■ ―――上手く行ったか? ポッカは内心で呟く。 「うおおおッ…!!」 マシンの右腕に握る重斬刀で分厚い装甲を持つ敵のタンク擬きを切り裂き、同時にワイヤーを伸ばしてくる敵新型MSのそれを躱して左腕で重突撃砲を放つ。 左には間に合わせにジンの上腕を付けたが問題はないらしく、銃撃は違わず〝ワイヤー持ち〟に吸い込まれるように直撃し、装甲を穿ち爆散させる。 「短い時間の中で整備班は良くやってくれたようだ」 思わず声が漏れた。 兎も角、彼等の作戦は上手く行った。空からの攻撃に見せかけての奇襲。だが――― 「―――…ッ、間合いを開けさせるな! 飛び込め! 連中の殆どは距離を詰めさえすればこちらに手を出せん!」 後退しようとする敵機を見、小さく舌打してポッカは味方へと叫けぶように指示を飛ばした。 奇襲は成功したとはいえ、この場に居る敵だけでも20数機程度のこちらの5倍以上の物量がある。 (奇襲の利がある内に……敵が立ち直る前に可能な限り、これを削らなければ…!) そう考えるが…しかし、とも思う。 (タンク擬きやMS擬きもそうだが、先のワイヤー持ちも意外に硬い! 一機仕留めるのに消費する弾薬が大きすぎる! 頼りになるのは…) そう内心で半ば罵り呟きながらペダルを踏みこんでスラスターを噴かせ…接近、慌ててシャベルのような物を振るうタンク擬きのそれを一瞬制動を掛けて空振りさせ、再度踏み込んで重斬刀を深く突き刺す。 「一番頼れるのはやはりこれか…」 動きを止めた敵機から引き抜き、オイルか何かに濡れた白刃を見てポッカは一人語る。その次の瞬間には新たな敵機へと踏み込んで白刃で切り裂いていた。 周囲の味方機もそれに続き、敵機へと突撃して白刃を振るい、突き立てに掛かる。猛然と勢いに乗る味方に敵勢は、成す術もなくほぼ一方的に狩られていく。 ■ ―――してやられた! いや、深読みし過ぎたか!? ギリッと奥歯を噛みしめてロンメルはその言葉を飲み込む。動揺を出す訳にはいかないとでも言うように。 (防衛線の引き直しでもなく、市街地でのゲリラ戦狙いでもなく。離脱とは…!) ロンメルにしてみれば、この状況でそれを選ぶとは全くの予想外であった。 無論、可能性は考えてはいたが…北アフリカの部隊にそれらしい動きはなく、全体的に見れば部隊の移動・再配置にしか見えなかった。 況してやこの包囲下で今更の離脱など分が悪すぎる。やるなら初めからザフトと北アフリカ軍の全部隊を持っての一点突破しかない。 だというのにそれが突如、この場面でザフトの部隊のみが南西方向へ移動――― (―――が、ここまでは良い。十分対処できる範囲だった。しかし…!) 南西に配置した臨時の第2旅団の動きが鈍いと思ったら、敵の接近を通達する成り……―――そこまで考えてロンメルは奥歯だけでなく、拳も強く握り締める。 (何という体たらくか! 敵に対処しようと自ら距離を縮めるまでは許せるが、足並みが浮ついてるようにしか見えん! 砲撃開始のタイミングも遅い! 敵との距離が近すぎだ!) 鈍い味方の動き、部隊内で乱れる足並み、攻撃の拙さ、それらが見事合わさり不協和音を奏でて本来出す必要のない損害が生じている。 ロンメルは不甲斐ない味方を怒鳴りつけたい感情に捉われると同時に、その原因を明確に察知しており、それを取り除く事を怠った指揮官たる自分の愚かさを呪った。 「…先の戦いを楽に勝ち過ぎた弊害」 思わず呟く。 カイロ制圧までの戦いで勝ちに勝ち、常に敵を圧倒し続けた為に出た油断、慢心、楽観。言うなれば心の隙。 特殊混成機甲師団……つまり元戦車乗り達で主に構成される彼等であるが故に余計にそれが出たのだろう。MSの登場が彼等を陸の主役の座から降ろさせ、取って代わられると言われていた所で劇的な勝利を収めたのだ。 「その浮かれ具合を見抜けないとは…」 悔し気に言葉を零した。 だがそんな彼を弁護するとそうとばかりは言えない。戦車乗りの彼等は緒戦の大敗北以来、長く鬱屈していたのだ。しかしこの反抗作戦で散々苦戦を強いられたザフトのMS相手に勝利を経て士気が大きく上がっていた。第2旅団に蔓延した空気をそれによる高揚感だと思い、油断や楽観であると見抜くのは指揮官としても難しい所だろう。 238: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 14 22 「…………」 ロンメルは静かにかぶりを振る。後悔するのは後で良い。それにこの場でそれが出たのはむしろ幸いだった、とも考える。 この後、アレクサンドリアの制圧以後の大詰めの戦いでこれが出ていたら……その方がゾッとする。 故に、今回の件は犠牲になった兵士達には申し訳ないが幸運と考えるべきだった。この一件を教訓にし、例として他の機甲部隊を戒められるのだから。 「第2旅団に通達! 敵の突き進む先を無理に防ぐなと! 一切の交戦は避けて損害に顧みず全速後退、そのまま敵を通過させてこちらと合流するようにと!」 非情な考えを胸にしながらロンメルは、指示を出した。 その彼の声に、第2旅団の様相に俄かに焦りの表情を見せていたCIC要員達が落ち着きを様子を取り戻し、通信士が了解!と応えてロンメルの指示を通達する。 (第2旅団は恐らくもうこの戦いでは使えまい。戦意と士気はどん底だろう。ならばそれに合わせて交戦させずに下げた方が良い。戦意を失ったと見た敵は追撃を避ける筈だ。況してや敵の目的は離脱なのだ) 無論、今も敵部隊の矢面に立っている隊は壊滅は避けられないだろうが、それを盾に…犠牲になっている内に下がれるのであれば―――そこまで考えて憂鬱な溜息が出そうなるがロンメルは堪える。それが指揮官の務めであり、また今も逝く兵士達への最低限の礼儀だった。だから溜息の代わりに、 「それとシュバリエ大尉とカミンスキー大尉へ繋げろ!」 してやってくれた事を敵へ返礼する為に、そして逝った兵の犠牲を無駄にしない為に、次なる手を打たんと声を張り上げた。 ■ 『…という訳でブラウン、俺の隊を任せるぞ。俺は第2大隊に混ざる』 「了解です。大隊の指揮を預かります」 『よろしく頼みますよ、ブラウン〝特務〟少尉殿』 「嫌味ですか、ミュウラー中尉…」 特務という部分を強調するように言う中尉に半ばゲンナリしながら答える。 『はは…冗談ですよ、けど頼りにしてるのは確かです』 「…分かりました」 軽く笑う中尉にはその言葉通り口調や表情に悪意は見えない。緊張を解す為の冗談のようだ。だが僕はそんな中尉に苦笑を返すしかない。 特務少尉というのは、ロンメル大佐麾下にあるMS部隊に限り大尉相当の権限を有するという文字通り特殊な階級だ。これに自分とクルツが任命されており、シュバリエ大尉とカミンスキー大尉達も特務という文字が階級の上に付いて、同じくMS部隊内で中佐相当の権限を与えられている。 何故こういうややこしい事になっているかというと、MS運用部隊というのは当然の事ながら歴史が浅く。また適性を持ったMSの機動に耐えられる人間は基本的に若く軍歴も浅い兵士達ばかりという事もあって、中隊以上の部隊指揮を預かるに見合った階級を持つ士官や佐官が少ないのだ。 宇宙軍では、MAパイロットから転向出来た者が多いからその心配は余りないそうだが……地上の各軍ではそうもいかない。航空機から転向している者もいない訳ではないが、空軍にしても階級と練度の高いパイロットを手放す事は出来ない。 同じ陸軍の人間としては機甲部隊を貶める言い方はしたくはないが、戦車と違って航空機は未だ有力な戦力でそのパイロットも貴重な戦力なのだ。 以上の事から、僕やクルツなど一部の士官達には特殊な階級が与えられている。云わば戦時下の特例処置という訳だ。 『ブラウン少尉、急ぎましょう。敵が逃げてしまいます』 特務なる不相応な階級に付いて少し思い馳せていると、マイヤー准尉から声が掛かった。 239: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 15 36 「…」 う…と思わず呻きかかった。 声はとても落ち着いてはいるが、モニターに映る彼女の眼は爛々とした輝きがあり、今にも一人勇んで飛びかねない様子だ。 幼い容貌を残す美少女には非常に似付かわしくないその表情に引いてしまいそうになるが―――とりあえず顔には出さず、 「ああ、第101大隊はこれより敵の離脱の阻止及び第2旅団の救援に向かう。全機移動開始、僕の後に続け」 告げると了解との34名もの兵士達の声が返り、僕はフットペダルを踏み込む。 僕達だけでは数の上では不利だが、カミンスキー大尉の方からもクルツの隊ともう一個ドム編成の中隊が来る。これで数の不利は埋められると思うが……。 「…どうも胸騒ぎがする」 いや、恐らく大丈夫だと思うが油断するのは危険だと脳裏に囁くものがあり、何となくマイヤー准尉の機体がある方へ視線を向ける。 「………」 しかしそこから〝何か〟を感じられる事は無かった。…まあ、自分にはその〝適性〟が無い訳だから当然なのだが。 ■ マトスは軽く安堵の息を吐いた。 場当たり的な戦術だったが予想以上に上手く行った。南西の敵部隊は大きく後退し…いや、此方を避けるように南の敵後方部隊の方へと移動している。戦意は完全に失ったと見るべきだろう。 「上手く行きましたね」 「ああ、流石はポッカだ。敵に5割近い損害を与えたようだ」 「ええ、アジャイル部隊とウォード隊のバクゥも加わりましたしね」 副官の言葉に頷く。 敵にとっては哀れな事だが、ポッカ隊の精鋭に加えてアジャイルの支援を受けたウォード率いるバクゥの猛撃を受けたのだ。これが決め手になったと言って良い―――ロンメルの決断を知らないマトスはそう思った。 「よし、最大船速だ。機関部が壊れても良いから戦域を離脱するぞ。キルシャーにもそう伝え―――」 「―――上空、索敵機より入電! 西部と南部の敵MS部隊に動きアリ、一部が分離しこちらに向かう模様! 機種は全て〝十字目〟です!」 「ッ…!」 通信オペレーターの報告にマトスの顔が一瞬強張る。 「やはり簡単には逃がしてはくれないか…」 十字目の速度を思えば、そう間を置くことなく接敵するだろう。 「……………一部分離と言ったが数は?」 マトスは対処策を考えながらオペレーターに訪ねる。 「は、西部の敵部隊からは凡そ30、南部の方は20機程…との事です」 「……」 此方とほぼ同数ほど…。 「敵はMSだけなのだな?」 「そのようです」 MSの数はほぼ互角。だが十字目と正面から迎え撃てるのはウォードとハーマンのバクゥの二隊…18機と、ディンで構成されたハワード隊の10機、ポッカ自身は後れを取らないだろうが、ジンタイプで隊を構成している彼等ではキツイ。 (尤もこれとて楽観的に見た場合だ。MSの性能差は明らかであり、ウォードにハーマンにハワードの隊にしろ、例によって〝成人〟が過ぎたばかりの若造が混じっている。先程の戦いでも先走りかけた連中を諫めるのを苦労していたようだし…) アジャイルも先ほどの戦闘で弾薬がほぼ付きかけている。仮にMSの支援が出来たとしても厳しい…というか、まず抑えるのは無理だろう。それに…、 (…〝狼食い〟の二機、〝銀の双星〟がいる可能性が高い) その厄介な敵エースがいる事は確認されている。ここに来てその二人をこちらに向けない理由はない。 幾らハーマンやウォードでもあの敵エースの相手は無理だ。‟狩人〟の見せたあの空中機動を見れば相当な技量である事は判り、‟銃士〟の方もポッカがあっさり撃墜されかけたのだ。 仮に性能が互角だとしても勝ち得るのは無理に思えた。あの〝子鬼〟に乗っていた時点でバクゥを複数相手取り、砂漠の虎に挑んで生き延びたパイロットなのだ。 (しかし、それでも何とか抑えなければ…) ここが踏ん張り時だとマトスは強く感じ、方策を考える。 (――――――――――――……………か、これでどうにかなるか分からんが…) 一分ほどの沈黙の後、マトスは重く口を開く。CICにいる皆を見渡して。 240: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 17 17 ■ 「ん?」 相対距離が15kmを切る頃に敵に動きが見えた。 サブディスプレイに映る高々度を飛ぶ索敵機やバルーンからレーザー通信で送られてくる情報―――戦況図から離脱に徹していた敵艦…レセップス級が急遽こちらに向けて回頭し、クルツの方にもピートリー級が舵を切っている。 敵MSも同様だ。艦の前方に展開しこちらを待ち受けるように布陣しつつある。 「……マイヤー准尉、どう思う? 敵に何かを感じるか?」 少し考えた後、彼女に情報を回してそう尋ねていた。 『少尉、私はエスパーではないのですが……そうですね。何かの意図、固い意志、決意のようなものが敵にあるのを覚えます』 僕の問い掛けの意味を理解し、モニターに映る准尉は微かにムスッとした表情を見せたが、それでも思う所を述べてくれた。 「そうか、なるほど…」 彼女がそう思うのなら警戒した方が良いようだ。離脱を諦めての玉砕覚悟ではないのだろう。 マイヤー准尉は、シュバリエ大尉と同じ空間認識能力者だ。洞察力は高く、勘も良く当たる。若い所為か大尉以上に鋭い感覚で。 そう思うと同時に僕は通信をクルツに繋げる。 『何だブラウン? こっちも直に接敵するんだが…』 「マイヤーが嫌な予感を覚えている」 嫌な予感と言った訳ではないが、簡潔に伝える為にクルツにそう言う。 『…! そうか、分かった。他に何かあるか?』 「いや、注意しろよ」 『ああ、そっちもな。警告ありがとよ』 微かに驚き目を見開いたクルツだが、神妙に頷くと礼を言って通信を切った。その直後、 『―――少尉!』 「分かっている。エスパーじゃないっていうんだろ」 『そうです! だというのにッ…!』 「う…悪いと思うけど、准尉の勘は無視できないんだ。戦場なんだし…ほら、ゲンを担ぐのも分かるだろ」 「………………分かりました」 超能力者扱いに怒る准尉に良い訳にもならない宥めの言葉を口にしたが、准尉は渋々頷いてくれた。多分直に戦闘が始まるからだろう。敵には気の毒だが矛先になって貰うとしよう。きっと彼女の気も晴れてくれる筈だ……うん。 ―――と、そう考えたのは甘かった。 彼女は確りと根に持ってくれて、このアフリカでの反抗作戦の後、僕はマイヤー准尉に色々と振り回される事になるのだ。 そんな事を知る由もなく、僕はホッと息を吐きながらもう既に視認距離にある敵に意識を向ける。 『敵艦前方、距離4000を置いてバクゥタイプ18、ディンタイプ5、両翼に距離2000を置いてザウートタイプ8を確認…』 「艦の後方にまだいるようだが、これもザウートタイプ…にジンタイプが複数か。それに攻撃ヘリ…アジャイルも多数いるな」 距離が縮まる中でブリックが言い、僕はそれに補足を加える。 「…ザウートタイプは全て対空仕様だな。あれの砲撃の脅威だが地上での目標探知能力は低い。それに空に目が釘付けだ。然程気にする必要はない。全機、バクゥとディンへの対処を優先! アジャイル部隊の動きに注意しろ!」 『了解…少尉、先ずはランチャーで―――』 「―――ああ、恐らく直撃はしないだろうが、出し惜しむ必要もないな。準備出来次第一斉発射だ!」 ブリックの進言に頷いて指示を出す。了解との返事から然程間を置くことなく、幾人もの準備完了との声が聞こえ、 「よし…撃て!」 相対距離は凡そ8km、発射後2秒でマッハ4に達するAMSM《対MSミサイル》計72基が噴炎を上げて敵に向けて突き進む。 だがミサイルの向かう先、朝闇の中で赤い光が無数に地上と上空に出現する。フレアだ。その赤い光に噴炎の多くは引き寄せられ、寄せられなかった物もフレアの赤い光に照らされて火の粉のように舞う銀粉…チャフに触れて爆発する。 予想通りの結果に動揺はない。…ただ少しばかりの期待も無くはなかったが。…その所為か、 241: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 19 43 「チッ…」 無意識に舌を打つ音が自分の口から零れるのを耳にした。それと同時に返礼とばかりに向こうからもミサイルが放たれる。ディンとバクゥからだ。レセップス級は空爆による損傷が大きい為か撃ってくる様子はない。 「各機散開、回避機動、2機連携《エレメント》を崩すな! フレアを打つ必要はない!」 迫る敵ミサイルにそれだけを言い。皆が回避に移るのを確認しつつ僕も自機を蛇行させるように砂上を駆けさせる。 先の追撃戦でも見られたようにザフトのミサイルはMS戦を想定していないものだ。機動力の足りないそれではMSの全力機動に付いては来れない。況してやドムでは尚更――― 「―――!」 ふいに嫌な感じを覚え、その勘に任せて機体を右へと大きく回避させ―――直前までいた位置に二条の閃光が通り過ぎるのを見た。 「ビーム兵器!?」 まだ6000もあるこの距離で正確にこちらを狙ってきた! 拙い! そう思うや否や、 『ぎゃっ…!?』 『ぐ―――!?』 ノイズの混じった声が通信に流れ、モニターに味方機の撃墜を知らせる表示なされ、レーダーからも青い点が二つ消失した。 一瞬覚える悔しさ、だがそれを感じるよりも早く……閃光を見た時点で僕は指示を下す為に口を開いていた。 『前進停止! 全力回避! スモーク前方へ投げろ! 機体を隠す!』 その命令を下すより数瞬早く僕の物も含めて幾つかのスモークが放り投げられた。直前にスモーク投げます!…とブリックとマイヤーを他、何人かの声が聞こえた事から察しの良い人間が指示を出す前から行動を取っていたのだろう。 しかし、その間にもさらに二機がビームに射抜かれている。 「くっ…」 味方機が落とされた事に改めて悔しさを覚えながらもスモークの壁が前方に出来た事で安堵も覚え、複雑な感情が胸の内に灯る―――が、それを無視して僕は次の指示を出す。 「マイヤー准尉《イェーガー03》、僕に続け! 煙を抜けて突っ込むぞ! それ以外は煙が晴れるか、指示があるまで前に出るな!」 これに直ぐに了解と返る声と、それに数秒遅れて返る声が微妙に混じる。 直ぐに返事をしたのは僕の中隊の物で、遅れたのはミュウラー中尉を始めとした他の隊の物だ。同じ中隊である事からの信頼と無謀な行いをしようとする僕への戸惑い別れたといった所か…。 一瞬そんな事も考えるが、僕は構わずマイヤー准尉と共に全速でスモークの中へと機体を進ませる。 「…!」 3秒ほど濃密な煙の中を駆け抜けて視界が開ける直前に右へ回避機動! 予想通り熱く鋭い二条の光線が機体左側面にある空を焼いて通り直ぎた。だが安心はできない。僕は勘に任せて続けて右へ左へ、また右に…左へと見せかけてさらに右に、そして左に。制動も織り交ぜた乱数的に高速で蛇行を行い、ビームを躱しながら砂上を突き進む。 一方、マイヤー准尉の方はシンプルだ。大きく蛇行せずほぼ直線。僕の方が狙われているという事もあるが、〝適性〟持ち特有の勘の良さがある為だ。必要な時しか回避機動を行わない。 僕も戦場…戦闘中ではそういった敵意や害意といったものを感じ取れるが、どうしても彼女やシュバリエ大尉には劣る。 「あれか!」 回避機動を行いながらモニターの一部を望遠・拡大、ビームの射線元を確認してバクゥタイプの中に混じる見慣れない機体を視認する。 確かラゴォというザフトの最新鋭機だ。コンピューターもその考えに答えるように自動でデータ照合を行い、それを裏付ける。 『少尉、私がビーム持ちの新型を抑えます!』 僕より若干先行してる事もあるのだろう。好戦的な彼女が意気込んでそう言うが、僕はいや…と答え、 「狙いはこちらだ。だからそのまま僕が引き付ける。03は他の敵を抑えてくれ。それに多数の敵を相手にするのは准尉の方が向いている」 『…了解しました』 戦闘開始前のように准尉は渋々頷く。議論している時間も無い為に大人しく引き下がったのだろう。 それに〝銀弾を持つ狩人〟たる僕に新型機だけでなく、他の敵の目も引く筈だ。准尉にはそこを突いて貰いたいという考えも察してくれた筈だ。 意図を理解した准尉の機体は大きく速度を落とす。すると当然、僕はマイヤー准尉を抜いて彼女よりも先行する事になる。 242: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 21 41 「さて、」 もう距離は3000を切る。そうなると新型のビームだけでなく、バクゥのレールガンも電光を飛ばして来る。そうなれば流石にキツイ。少しでも向けられる砲口の数を減らしたい所だ。なら――― 「准尉、前進停止、スモークを落とす―――」 機体に制動を掛けて胸部にある残りのもう一つを手にせず、そのまま切り離して起爆させ――― 「――――狙撃任せる」 ―――そう告げた。 『了解!』 起爆し煙が辺りを覆うや否や准尉は返事をし、直後にレールガンが特有の雷轟にも似た砲声が断続的に響く。 ラケーテンバズの代わりに彼女の機体が持つ170㎜レールキャノンの砲声だ。特殊ガスのスモークでカメラは勿論、センサーもレーダーも碌に効かない中で彼女は砲撃を行う。それでも8、9割の確率で敵機に直撃させているだろう。恐ろしい事に彼女にはそれが出来る。見えない位置にいる敵をほぼ正確に掴めるのだ。 未だ負けはないが、彼女との模擬戦は正直僕でもヒヤリとさせられる事が多い。クルツとボルス大尉もそうだが、同じ〝適性〟を持つシュバリエ大尉も同じ事を口にしている。その為、そう遠くない内に彼女の技量は自分達を追い抜くというのが共通の見解だ。 正直この予感は頼もしく思う一方で、不安の方が大きいのだが………。 「…今、考える事でないか……」 胃が重くなるのを感じつつ、戦闘に集中する為に逸れかけた意識を戻す―――煙の中で一応左右に回避機動を取っていると、間近で爆音が響いて僕達を隠す煙が吹き飛んだ。 「…衝撃弾《ソニッカー》か」 見るとレッセプス級の甲板の上に500㎜バズーカをこちらに構えているジンがいる。此方がスモークの壁を作った時に慌てて用意したといった所か。しかし―――直後、そのジンがマイヤー准尉に撃ち抜かれたように開けた視界と回復したセンサー・レーダーを見るに少し遅かったようだ。 「良くやった、准尉」 『はい、少尉!』 准尉の戦果を褒めて、それに嬉しそうに答える彼女の声を耳にしながらフットペダルを踏み込み。僕は自機を再び全速で駆けさせる。 目の前の敵部隊はディンが残り2機に、バクゥタイプは13機にまで減っていた。 「全機突撃! 敵機の掃討に当たれ!」 距離が詰まった事でこちらに眼を大きく向いたと判断し、僕は未だ晴れないスモークの壁の向こうにいる味方に指示を飛ばした。 ■ 「くっ! フィーネ!」 「駄目、当たらないっ!」 バン・フライハイトはガンナー席に座る相方の怯えの混じる悲鳴めいた声に焦りがより大きくなるのを感じた。 目の前の現実は、彼女の能力に全幅の信頼を置いていた彼にとって信じがたい事だ。先程も距離6000以上あった敵機を次々と落とし、その能力を我が事のように自慢げに思っていた矢先にそれが崩された。 スモークの壁から飛び出した2機の敵。片方はあの〝狼食い〟。エースであり、恐らく指揮官でもあるその敵を落とせば、確実に優位に立てる。 だからこそ狙ったのだが、 「どうして!?」 怯えに加えて困惑も混じった声。 もう距離2000にまで迫ったその敵エースは、尚も彼女の正確な筈の射撃を躱しながらこちらに接近してくる。それも味方のレールガンをも避けながらだ。 無数の砲火に晒されながら気にも留めずに突き進む十字目の巨人。そんな光景に恐怖と戸惑いを覚えない方がおかしいだろう。加えて、 『な、何だコイツは!?』 『ぐあぁっ―――!』 『レイン!…く、よくも―――がぁあぁ!?』 エースを援護するもう1機も異常だ。高速で回避機動を織り交ぜながらレールガンを放ち、電光が奔る度に味方機は損傷…ないし撃墜を受けている。恐らくスモークの中から攻撃を行ったのはそっちの方なのだろう。 彼の相方もこの戦争で、数多の戦場で同じ事をしてきたが……バンの目から見て、その敵には相方以上の凄みのようなものが感じられた。 「ッ!?」 「バン!」 通信に響く仲間の声と怒声に気を取られかけたが、モニターに映る敵エース機がバズーカを構えるのを見てとっさに回避機動。 右前方へと飛び、左に逸れるように噴煙が通り過ぎるのを見る。さらに続く二つの噴煙を左右前方へ俊敏に動いて躱す―――が、当然、そうすると距離が詰まる。 バクゥ以来、彼の乗るラゴォも四足によって高い走破性・運動性こそ得ているが真横への機動は構造上の問題で不得手なのだ。 「くそっ!」 思わず罵る。距離が詰まった事でバズーカの弾より早いマシンガンの銃撃が襲い掛かり、必死に避ける。相方もそれを支援する為、牽制の射撃を行う。 敵機はバズーカを捨ててマシンガンに切り替えたのだ。左に持っていた盾も何時の間にか放り捨てている。身軽にしようという意図もあるのだろう。 400km/h超える速度出す敵機。その本領を活かそうという事か―――バンはそう思うが、 243: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 22 53 「けど! このラゴォをそう簡単にやれると思うなッ!!」 射撃で仕留めるのが無理ならば…とフットペダルを踏み込み、愛機の四肢により力を込めさせ、スラスターも噴かせて銃撃の隙間を縫って彼は接近を試みる。 ■ 「素直だな」 周囲のバクゥからのレールガンではない。敵の新型機―――ラゴォから向けられる射撃にそう思った。 或いは真っ直ぐというべきか。牽制と本命を織り交ぜてはいるものの、その意図が読み易いのだ。どれが牽制や誘導を誘うものか、本命なのかが良く分かる。恐らく性格的なもの現れているのだろう。 だから素直と表現したのだが……あと、何処となく准尉やシュバリエ大尉に近しい感じがある。ただ凄みというか、相手に喰らい付いてやろうという意欲が足りない感じだが。 「…まずはこれで!」 ビームを躱しながらラケーテンバズを撃つ。相手の射撃の素直に感化された訳ではないが、自動照準《オート》に任せてトリガーを引く。 当然、これは躱され、続けて二度オートのままトリガーを引くもやはり避ける。その間もビームが襲い来るがこちらも当たる事はない。しかし、 「素直だが、あの機動でこちらを補足し狙ってくるか」 高速で機動しながら向けられる砲塔の動きにそう思う。自動照準のような機械的なものとは異なる。 やっぱりマイヤー准尉やシュバリエ大尉に近い感覚を持つという事か…? いや、そこまでの先読みの良さはない。技量があの二人に追い付いていないと見るべきか? それともそこまで勘が…感覚が鋭くないのか? バズーカを捨てて少し考えるが……まあ、良い。 「どちらにしろ、やる事は変わらない!」 此方の接近と敵機に3度の回避を強いて詰まった距離にマシンガンにメインアームを切り替え、オートからマニュアルにして照準を付け―――発砲! 「ッ…やる!」 挙動を読んで射撃を加えるが敵機は上手く避ける。 牽制を混ぜた射撃にも、狙い付け一泊置いてからのフェイントにも読みを入れて絶妙に四肢を駆使し、或いは引っ掛かりそうになってもスラスターで挙動に強引に修正を入れ、逆に向こうもこちらを翻弄し、躯体の移動とスラスター機動をチグハグにし、フェイントを入れて機動を読ませないように動いて見せる。加えて素直さはあるものの、決して不味くはない射撃もある。 「動きは悪くない。勘も中々に良い。新型機を任されるだけはあるという事だな!」 そうして互いに弧を描き、まるで戦闘機のドックフェイトのように死角を、隙を突かんと動き、機動し、そして――― 「―――来る!」 より距離が縮まり、敵機は銃撃の合間…こちらの弾倉交換の隙を突いてスラスターの墳炎を大きくし、頭部に二対のビーム刃を生やして接近。数瞬ならばドムにも負けない速力を持つ吶喊。 こちらもこれに合わせてホバー全開で後退つつ、早いな!とその瞬間思う。 後退である以上、背部のスラスターを活かせず敵機の吶喊には追い付かれる。 ―――が、 「掛かった」 ■ 乱れる息、額に浮かぶ嫌な汗、何度も何度も装甲を掠め、コックピットに嫌な音が響いた。何とかスラスターは無事だが左右の機動補助翼は被弾して使い物にならなくなった。 その被弾と装甲を掠める音を聞く度に相方が怯えと不安を見せ、それに引き摺らされそうにもなった。だがそんな彼女が時折入れる回避の指示のお陰で敵の恐ろしいまでの鋭い射撃を避け続けられて、ここまで喰らい付けた。 そう、その機が来た。 二度目の弾倉交換。一度目はまだ距離が足りず、また敵機の持つマシンガンの弾数が分からない事からタイミングを計りかねてその機会を逃した。 だが、それが良かったとバンは思う。お陰で上手い具合に距離に詰まった位置でタイミングを計れたのだから。 もし一度目の弾倉交換時に突貫していたら距離が足りず返り討ちにあっていただろうし、距離が今と同じでもタイミングが合わせられず危険だった筈。 そう、敵機が空弾倉をマシンガンから落とし、―――その瞬間に構え、―――敵機が予備弾倉に手を回して両手がふさがったのを見、―――その瞬間にマシンの四肢を踏み込ませてスラスターを最大に噴かした! 同時にビーム刃のトリガーを引く! 瞬く間に迫る距離、慌てたように後退する敵機を見て確信する。 「―――勝った!」 が―――、 「バン、だめぇ!!」 244: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 24 09 ■ フィーネ・エレシーヌはその瞬間かつてないほどの寒気を覚えた。 それは勘とはまた違うと自分でも思える確かな予感。これまでもその感覚のお陰で窮地を脱し、この戦争で…厳しい地上での戦いで生き延びてこれた。 今、こうして恐ろしく強い敵と相対する事となったこの戦闘でもだ。予感を覚えるその都度に大切な相方であるバンにそれを伝え、幾度もあった危機を脱している。 だから叫んだ。 「バン、だめぇ!!」 相方が勝利を確信する言葉を発するよりも早くその声は出ていた。 「な―――!」 フィーネの今までにないほどの大きな叫び声に、バンは機体の進路を慌てて右へと逸らす。 ―――だが、 ―――いや、 「うわぁぁあっ!?」 「きゃぁああっ!?」 強烈な衝撃が襲い掛かり、機体共々コックピットを激しく揺らした。 強烈な衝撃は襲ったが爆散を逃れ、死もまた逃れられた。 ■ 「驚いたな」 思わずポツリと呟く。 完全に掛かったと思ったのだが土壇場で気付くとは……その勘の良さに感心せざるを得ない。そう思いながら爆発のあった個所を一瞥する。そこにはひしゃげたシールドと棒のような物が転がっている。 それは、マシンガンに切り替えるより前、ビームを躱しながら接近していた時に投棄した僕の機体のシールドとその裏にあったシュツルム・ファウストのチューブ部分だ。 エース乗りと思われる新型相手にデットウェイトになると考えたのもあるが、布石として使う積りでもあった。バズーカも同様だ。 敵機との打ち合いと回避機動に紛れて秘かに砂の下に隠し、良い具合に距離が詰まったのを見、二度目の弾倉交換を行う際にそれを背後にした。そこまで仕込めばあとは言うまでもない。 敵機の突撃に合わせて後退し、その罠の上を乗り越えて敵機がそれの直上に位置したタイミングで起爆させるだけで終わりだ。 況してやバクゥタイプのコックピットは下部にある。致命傷は免れない――― 「―――と、思ったんだが」 傍に過ぎるビームを躱す為に回避機動を取り、今度こそ弾倉の交換を行う。 こちらの右ではなく、左に回避してそのまま駆け抜けたのも良い判断だ。もし右への回避を選んでいれば、即座にマシンガンを捨て、ヒートサーベルで抜き打ちしていた所だ。 「といっても…」 弾倉交換を終えたマシンガンを構え、さらに左腕に背後から抜いたシュツルム・ファウストを持たせ、ビームを撃ちながら距離を稼ごうと離れる敵機へ照準し、 「ここまでだ…!」 これまでのような俊敏な機動も取れないであろう敵機へ向けてトリガーを、 245: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 25 15 ■ 衝撃で気を失ったのかぐったりして動かない相方の無事を確認するよりも先にバンは機体を駆けさせた。自動照準でビームを撃たせ。兎に角、全速で距離を取る。 機体のダメージは深刻だ。頭部は半壊しビーム発生器共々センサーの半分は潰れ、走る事は出来ているものの左前足のダメージカラーはレッドで可動負荷。左後足もイエローでやや危険。左スラスターはオレンジで危険。胴体部も左側を中心にダメージ表示が幾つも見られた。 いっそ左前足はパージした方がマシなのだが動作不良で切り離せない。他の部分も……特にスラスターは何時使い物にならなくなってもおかしくはない。 相方の状態、愛機の状態、それに不安を覚えてどうするかを考え――― 「―――!」 瞬間、背筋から首筋に奔る悪寒に思わず背後を振り向く。 生きている後方カメラがあの狼食いを捉えていた。此方のオート射撃に怯まず距離を詰めながらマシンガンと何やらファウストとかいう武器でこちらに狙いを定め、 「あ、」 ドクンと心臓が大きく鼓動して時間が引き伸ばされるような感覚に陥り、これは躱せないと予感した。 それでも何とか生き延びようと操縦桿と動かし、 『うおおぉぉぉッ!!』 通信に響く雄叫びと共に敵機に猛然と飛び掛かるバクゥが見えた。 『逃げろぉッ! バン! フィーネ!』 「! 隊長…!?」 その機体から通信が飛び、モニターに映る男性がバンに告げる。 『行け! 時間だ! 戦場を脱出しろ! あとは俺たちが引き受け―――ぐおおっ!?』 バンの驚く声を気に留める様子もなく言い、悲鳴が混じる。 上官の乗る機体が敵エースのマシンガンを受けて被弾し、右の肩部とスラスターが火を噴いた。 「隊長! 今、援―――!」 『行けっ!! 構うなっ!! 行くんだぁ!!!』 「―――…!」 頬が強張るのを覚えた。喉もそうだった。 怒声の中に込められた必死の訴え、或いは願い。言葉にされなかったものを感じた。 それに無下にしない為にもそうすべきだと分かったが……迷い――― 「―――バン」 「!…フィーネ!?」 何時の間にか目を覚ましたのか、相方の少女が彼の方へ視線を向け、 「くぅ…」 その悲し気ながらも悟ったような瞳と表情に歯を食い縛って頷いた。 「各機の離脱の準備だ! ハーマン隊他、予定に従い俺に続け!」 そう、これは予め決まって事だった。 不利な状況の中で少しでも仲間が生き延び、離脱する為にはそれしか方法が無かった。 それでも―――…… 「……何とかなると思ってたんだ」 隊長と自分達ならこの状況を切り抜けられると。 ■ 左側面から襲ってきた敵の横槍に思わず舌打ちするも、機動力を失ったラゴォよりも脅威度が高いと見てその敵機への対応を優先する。 「こいつは…」 正面に捉えた敵機のデータ照合はバクゥとなっているが、補助翼の根元近くにスラスターが追加されているカスタムタイプ。確かジン・ハイマニューバという奴のだ。…となるとこれもエース機か。 数瞬、その標的の確認と考える間にも敵機は執拗にこちらの死角に回ろうと動きつつ、背中のレールガンを幾度となく放つ。だが、 「甘い!」 死角を取らせまいと旋回しつつ蛇行機動でそれを避け、 「お返しだ!」 蛇行機動を続けたままシュツルム・ファウストをまず撃ち―――敵機の追加スラスターの向きと機体の傾きから回避先を読み。一泊おいてマシンガンのトリガーを引いた。 伸びた火線は左へと飛んだ敵機の右前腕の付け根とスラスターに直撃。そこから大きく火を噴く。 先程のラゴォと違って、意外にもあっさりと被弾した敵機に一瞬拍子抜けた感覚が芽生えるが、気を引き締めて直ぐに止めを刺さんと再度トリガーを引こうとし――― 「―――なんだ!?」 突如、地面が揺れた。 246: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 26 23 ■ 凡そ一分近く前。 「…あの敵艦、何をする気!?」 スザンネ・マイヤーは逸早くそれに気付いていた。 残ったディンを落とし、尊敬する上官を狙うバクゥも2機ほど大破ないし撃墜した。 しかし、直後にレセップス級が動き始めた。ここからまだ4000ある位置から前進してこちらに向かっている。 …何か嫌な感じだった。空爆で主砲を始めとした多くの兵装を失っている筈なのに強い戦意がある。 (直ぐに少尉に―――いえ、駄目。新型を相手にしている。あの機体……操縦者《オペレーター》だけならまだ少尉の敵ではないけど、砲手《ガンナー》の女が厄介。気を逸らさせるのは少し危険) マイヤーは、人から言われればエスパーだと否定するその特有の鋭い感覚で敵新型機には2人のパイロットが乗っている事を察知しており、さらにその一人、砲手担当の女…少女が自分に近しい存在だと明確に感知していた。先程スモークの中で何度か狙ったが…その少女の意思が邪魔をし、見事回避していた事からもそれは確実だった。 その為、上官の意識をその敵機から逸らすのは危険のように思えた。 (ブリック曹長達はまだ動き始めたばかり、ここまで来るのにあと40~50秒は掛かる。なら私だけで突貫…を?) それも駄目だ。まだバクゥが多く残っている。少尉の背中を守る為にも―――と! 「このッ! 邪魔!」 自機の近くを掠める電光と着弾し舞い上がる砂煙に、マイヤーは苛立たし気に叫び、自分を狙い…いや、気を逸らそうと自機を囲みながら牽制射撃する3機のバクゥに対して腰裏のグレネードを一つマシンの左手で掴み、回避機動を取りながら左側面の敵機に放り投げ。続けて同じく左腕のシールド裏にあるシュツルム・ファウストを二つを素早くコマのように左急旋回しつつ後方と右にいる敵機に撃ち放って牽制。 そして正面に向かい直ると、左、後方、右へに生じる爆発を目にすることも無く、ブラウンの背中や側面を狙う敵機にレールキャノンを狙い撃つ。流石に高速旋回の後の射撃の為、正確さは欠くが、 「1機撃墜! 3機を小破…!」 マイヤーがそう言うようにブラウンを狙う8機あるバクゥの内、1機がレールガンをまともに受けて胴体が吹き飛び。3機がスラスターや脚部、背中の武装にダメージ受けて火花を散らしている。 見ると彼女を囲うように動いていた敵機も、後方と右の奴は爆風に煽られて僅かながらダメージがあるようだった。しかしそれでも高い戦意をもってマイヤーの動機を牽制しようと動き出す。 射撃の他、ビーム刃を形成して近接戦の挑む気配もある。或いは少しでも気を逸らさせようとの威嚇か? 「……」 キリッと軽く歯が鳴った。少しばかり顎に力が入ったらしい。 (この3機、少し動きが良い。多分ベテランが乗ってる。けど脅威ではない。直ぐにでも落としてやりたい所……だけど、) 上官への援護が優先だ。両腕で構えるレールキャノンの矛先を周囲の敵機ではなく、やや遠くにある敵機の方へ向けながらマイヤーは歯噛みする。好きに動けないもどかしさもあるが、 (あと40秒ほど……余り上手くないかも知れない) ブリック達がこの戦域に参戦すれば、一気に形成は傾く。しかし――― (―――ほんと嫌な感じ) マイヤーは一瞬レセップス級の方を一瞥してそう内心で呟いた。 247: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 27 09 ■ シーラ・ウォードは投げられたグレネードを大きく機体を後退させて躱しながら、カメラを遮光モードにする。だが投げられたものは通常のグレネードで爆炎と破片を巻き散らすだけだった。 「ッ…手強い!」 自分が預かる隊の中でも腕に覚えのある者を2人選んで抑えに掛かったが、それを物ともしない様子で〝狼食い〟を援護し、また1機味方が落とされた。 「これ以上は…! これ以上はやらせるな! 何としてもコイツの動きを封じるんだ!」 一瞬強く歯を噛みしめ、彼女は部下に叫んだ。それに強く了解との返事があるが……。 (あと少しなんだ。一人でも多く生き残らせなければ…) 内心で決意を新たに呟く。 しかし、何だコイツは?…とも思う。狼食いならいざ知らずあっと言う間に5機…いや、先ほどのスモークの中からの狙撃を含めれば、10機もこの目の前の敵機に落とさている。 狼食いの片割れかとも思ったが、それは既に別に確認されている。 (無名のエースとでも言うか…ッ!) 思わず吐き捨てるように罵り、 「落ちろぉーー!」 シーラはビーム刃のトリガーを引きながら飛び掛かる。スラスターを噴かせて頭部カメラを正面に向けて注視する敵機の側面から一気に接近し、300ある距離を3秒にも満たない時間で駆け抜けて高温プラズマの刃で胴体を溶断しようとするが……正面を向いたまま敵機はまるで見えているかのように紙一重に躱してホバーで時計回りで小さく旋回。先程見せたコマのような動きだ。そしてそのまま突貫した彼女の背後に回り、レールガンの矛先を向けようとして―――電光が敵機の周囲を掠め、 「く…!」 背筋が凍るような感覚を覚えながらシーラは機体を右へと切った―――が、結局は発砲はされなかった。 『『隊長!』』 そこの声に背後に回られた瞬間、部下達が援護してくれたお陰で危機を脱したように思えた…が、 「!…躱せ、回避しろ!」 敵機を確認するとレールガンの矛先は、また遠くの方を向いており、シーラは通信に向かって叫びつつ、 「やらせるかっ!」 素早く反転しつつレールガンを敵機に撃ち、部下2人もこれに続く。 そして彼女は再度吶喊。これが功を奏したのか、それとも彼女の叫びが味方に聞こえたお陰なのか、機体を大きく動かさざるを得ない敵機は狙撃を行うも今度は味方が落とされる事は無かった。その事に動きを止めずに安堵するが、 (名の知れぬエース…か。今になってナチュラルを侮る訳ではないが、こうも……) ザフト製の物を上回る性能を持つMSの存在もそうだが、このパイロットは技量は明らかに己を上回ってる。恐らくハーマンとあのポッカをも。 ナチュラルを侮る事こそ無くなったが、それでもコーディネーターの優位性を少なからず信じていた彼女にとっては衝撃的だった。 (……基地司令も言っていたが結局の所、同じ人間という事か…我々コーディネーターも) 遺伝子を弄り、幾ら進化した種だと主張しようと人類である事は代わりなく。人間という枠を出るものでは無い…という事なのだろう。 「……」 己の高慢さを突き付けられたようでシーラは微かに唇を嚙む。だが意地を通すように彼女を操縦桿を握り締めて目の前の敵機に挑む。 「はぁあああっ!」 部下の援護の下、己も射撃を加えながらビームの牙で敵機を裂かんとして。そして――― 248: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 28 07 ■ 「しつこいっ!」 苛立たし気にマイヤーは罵る。此方の狙撃を何度邪魔されたか。お陰であれから2機しか撃墜できていない――― (―――いえ、こいつらだけの所為じゃない。何か消極的な物が…?) そう、マイヤーは違和感を覚えいた。自分を囲む敵は違うが上官を囲もうとする敵の動きが変わった。上官を討とうとするよりもこちらの援護射撃に警戒を……意識を大きく割いている。 「………」 レールキャノンを遠くの敵に向けつつ幾度も襲う電光とビーム刃を避けながら、マイヤーはモニター隅にあるレセップス級に意識を向ける。 相変わらずの高い戦意。もう直に距離2000に達する。嫌な予感もあってか、それを見て一瞬、レールキャノンの矛先をそちらに向ける事を考えるが、即却下する。巨大で厚い装甲を持つ敵艦の動きを止めるには火力が足りないのだ。せめて機関部を狙える位置でないと。 (けど、もうブリック曹長達が到着する。それに少尉の方も次で…そうすれば―――え? 少尉のアレを躱した!? 見破った!?) それを感じ取りレセップス級から意識を戻す。驚き拡大した映像にはシュツルム・ファウストの爆発に呑まれる直前に機体の右へと切った敵の新型機が映った。 「また…あの女ッ!」 マイヤーに怒りが沸く。トラップを避けられた理由が分かったからだ。 ここで自分の狙撃を邪魔する奴らのように何度目だ! 本当ならばとっくに決着はついている筈だった! 新型に乗るガンナーの少女が居なければ! そうすれば自分は自由に動けてこの邪魔なバクゥ3機を片付けられてあの嫌なレセップス級も止められるのに! ガンナーの少女が存在しないという意味のない過程を持ち出して、マイヤーは理不尽な怒りを見せる。 そんな十代の半ばの少女らしい…若さ故の未熟さと言うべきか。それが僅かな隙となった。 「!…しまっ―――!?」 モニターの隅に躍り出る影と光刃。ラゴォに気を取られ、怒りに思考を占められたマイヤーは反応が遅れてしまった。 「ッ! 迂闊!」 後ろに下がってすれ違い、ギリギリ何とか回避できたが代償にレールキャノンの砲身が半ばから切り取られた。 モニターに短くなった砲身の先端が灼熱に発光しているのを見、マイヤーは止む無くレールキャノンを放り捨て、左腕で素早くサブに持ってきたマシンガンを右腰部から引き、 「やらせないっ!」 すれ違い反転し、砲撃しながら尚もこちらにビーム刃を向けんとする敵機へ牽制射撃しつつ右腕にヒートサーベルを抜き、斬り掛からんとしたが――― 「―――少尉!」 強い戦意の塊が上官の方へ向かうのに気づき、ついそちらに視線を送ってしまう。1機のバクゥ…大型スラスターを持つカスタムタイプが、敬愛する上官に襲い掛からんとしており、さらに気付いた。 「何!?…くっ!」 またしても気を取られて敵機を切り裂く機会を逃がし、加えて電光を纏った砲弾が傍を掠めて慌てて距離を取る。しかしそれでもマイヤーは今ほど見た物に思考が捉われた。 (少尉からバクゥが離れた。狙う気配も完全に消えた…?) そう、先ほど見た光景には上官に飛び掛かるカスタムバクゥ以外に敵機の姿はなかった。 そしてハッとする。自分を囲む敵も2機から殺気が無く……それに気付いた瞬間、その2機が機体を翻してこちらに背を向けて一気に駆け出す。 それに僅か遅れてレセップス級からミサイルが放たれるのを見る。 「―――拙い!」 強い悪寒を感じてマイヤーは回避機動を取りながら、通信機のスイッチを入れる………が、 249: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 29 17 ■ 彼…ブリックからそれは見えていた。 直に上官に、ブラウンとマイヤーの下へ辿り着き、ようやく交戦可能な距離へと入るかと思われた時に残ったバクゥが大きく右へ―――再び南西の方へ移動し始めた。 『チッ…逃げる気か!? 追うぞ!』 信頼する上官に代わって指示を出すミュウラーの声が聞こえ、異論なくブリックは了解と返事をして自機の進行方向を離脱せんとするバクゥの方へ向け……ピピっと軽い警告音が鳴った。 「ミサイル接近! レセップス級から…!?」 今になって敵艦から噴煙が上がり、無数のミサイルが射出されるのを確認。 『っ…全機停止! 爆発に巻き込まれるぞ!』 ミサイルの軌道を読んだミュウラーが叫び。29機のドムが一斉に停止する。その直後、前方数十m先に大小様々なミサイルが着弾し爆炎と砂煙を上げた。恐らくはバクゥの追撃を妨げる為だろう。さらに続けてミサイルは降り続け、幾つかがブリック達の方を向き、慌ててミュウラーが後退を命じ、 「!?…これは!」 『な、なんだ!?』 飛来するミサイルが途絶えた瞬間、大地が大きく揺れ始めた。 『じ、地震かッ!?』 「そ、そんな筈は…!?」 ミュウラーの声にブリックが首を振り、設置させた脚部…足裏にあるソナーを働かせてモニターに表示される情報を確認する。 「! 震源が敵艦にッ!?」 ■ その瞬間、マトスはモニターに映るレーダーの表示を確認して叫ぶように指示を飛ばした。 「ここだ! 艦を停止させろ! ただし機関は最大出力を維持! スケイルモーターもだ!」 『了解! 機関最大出力! スケイルモーター全力稼働!』 「よし! スモーク、チャフを撒け! こちらも出る! あとは任せるぞ! だがお前も機を見て必ず離脱しろよ、いいな!」 『………はい』 コックピットのモニターに映る副官の姿と共に、CICとリンクさせたレーダー他、様々な情報表示も消えた。 さて、とマトスは思う。 (やれる事はやった。アイツもそうだが、他も出来ればもう少し逃がしてやりたかったが……) だが、それは出来なかった。この損傷を負った艦を前面に立てれば怪しまれ、被弾は免れず、スケイルモーターに影響が出ては作戦が台無しになる。だからなるべくMSに目を引き付けさせる必要があった。 (何という矛盾か。多くの人員とそれら貴重な戦力を逃がす為の作戦なのに、彼等に犠牲を強いらなければならないとは………いや、エゴだな。ただ―――) 己の不甲斐なさか、それとも犠牲になった仲間の無念にか……それとも―――彼はそれを思い、二秒ほど瞑目する。そして、 「さあ。行くぞ!」 眼を見開き、これから成す事への成功を祈るように操縦桿を強く握り締め、フットペダルを踏み込んでマトスは格納庫から一気に機体を外へと躍らせる。 「最後の出撃だ!」 250: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 30 07 ■ 揺れの後に起こったのは、強烈な砂嵐だった。だが自然現象ではない。その原因は、 「…スケイルモーターを推進に使わず、艦を停止させて全力で稼働させたのか!」 ソナーの反応にそう判断する。 今のも続く揺れの震源は敵レセップス級からだ。間違いなくスケイルモーターを使ってこの砂嵐を引き起こしている。アレにそんな使い方があるのかは知らないが…その可能性しかない。その所為で視界が利かない。しかも…。 「視界だけでなく、レーダーもか! チャフを撒いたな!」 砂煙の中にアルミ片の銀粉は混じっているらしい。接敵時に撃ったランチャーを迎撃する為に撒いた物も混じっているかも知れない。最初からこの砂嵐に狙っての物かは積りだったかは分からないが、敵艦は新たにチャフを撒いたのも確かだろう。 赤外線も舞い上がる砂が津波のように濃密な所為か利きが悪い。これでは迂闊に動く事は出来ない。 「ブリック、状況はどうなって―――!?」 レセップス級から離れた位置にいるブリック達ならばと思い、通信で尋ねようとするが―――至近で動体反応! 「―――!」 瞬間、正面モニターに迫る影を視認し、反射的にマシンの右足で蹴り上げた。 バクゥだ。先程揺れの所為で止めを刺しそこなったカスタム機。恐らく向こうも視界やセンサーが利かなかった所為だろう。碌に狙いを付けられず、頭部の左右に生やす光刃はこちらを斬りつける事はなく――― 「―――このっ!」 蹴りを受けて仰け反った敵機にそのままマシンガンを叩き込こみ、敵機の腹部に無数の火花が咲いて弾痕が刻まれた。 『のぉおぁああッ!!』 被弾による誤作動か、オープン回線が開いたらしく敵機から悲鳴が聞こえた。 『ぐぅっ…がはッ…こ、ここまでか……バン、フィーネ…お前、お前らは…こんな死に方を…するなよ。生きて…生き延びろ。お前達のよ…ような…若者が……こ、こんな馬鹿げ…馬鹿げた戦争の犠牲になる必要など……―――』 苦し気に何かを言い残し、そこでその声は途絶えて敵機は崩れ落ちた。 「…………」 誰かに向けた遺言。かつての上官達を主起こさずにいられないそれに思わず考え込み、感傷に耽ってしまい――― 『―――少尉!! みんな!! そこから離れて下さい!!』 聞き覚えのある少女の今までにない焦燥に満ちた声が聞こえた。 ■ マイヤーは砂嵐で閉ざされた視界の中、なおもこちらに襲い掛かる敵機を軽くいなして素早くヒートサーベルで両断。見知らぬ女性の悲鳴が聞こえた気がしたが、気にせずに再度通信スイッチを入れた。 「少尉!! みんな!! そこから離れて下さい!!」 感じる予感と悪寒に任せてそれだけを叫んだ。強い意志と不吉な気配を纏った物がレセップス級の背後とその中から飛び出し、上官と仲間の下へと向かったからだ。無論、彼女の方にも! これに彼女はさらに叫んだ。 「駄目!!」 と。 ―――直後、砂嵐と中で大きな閃光が瞬き、光と熱が辺りを覆った。 ■ ブリック達は突如起きた地震とも見間違える揺れと砂嵐の中、レセップス級がスモークとチャフを撒くのを見、直後に上空から迫る無数の影に気付いて咄嗟に迎撃した。 『アジャイル!? だがそんな位置では!』 ミュウラーが言い放ち銃撃を向ける。 砂嵐の中心…レセップス級から離れた位置でもある為だが、上空を飛ぶお陰でその戦闘ヘリの姿は容易に捉えられた。 だが、ブリックは接近するヘリに射撃を加えながら違和感を覚える。まったく回避する様子もなく、真っ直ぐ飛ぶだけで数…10機ほどあるがそれに見合わない攻撃の薄さ。そして気付く。 「! 無人!?」 カメラに一瞬捉えたキャノピーには人の姿が無かった。 恐らく自動操縦。その為に動きが単調なのだ。それを示すかのように至近弾も無く、全機が瞬く間に落ち――― 『―――少尉!! みんな!! そこから離れて下さい!!』 通信で呼びかける少女の声を聞いた。 それとほぼ同時に砂煙の中から飛び出す影…猛烈な勢いで迫るジンが3機見えてブリックは咄嗟に照準、トリガーを――― 『―――駄目!!』 トリガーを引いた。 「え―――?」 トリガーを引いてから微かに遅れて少女の必死な…制止を呼びかける声に気付き、唖然とし―――モニターが閃光に包まれ、機体が何かに殴りつけられた様な強い衝撃を受けてブリックの意識は途絶えた。 251: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 31 38 ■ 「…くっ! ダメージチェック!」 倒れた機体を起こしながら操縦にある音声入力スイッチを押して告げた言葉にコンピュータが応え、正面モニターに情報が示される。 ……ダメージは、左腕関節部がオレンジ、脚部関節がイエローになっているが、他は問題ない。多少正面装甲に歪みが見られる程度か。左腕のダメージが大きいのは頭部を…センサーを庇った所為だろう。 「にしても……」 砂嵐も消え、周囲に脅威が無い事を確認しつつ先程の事を思い出す。 マイヤー准尉の叫びが聞こえたあの瞬間、直感に任せて全速で機体を後退させてその直後、また近くに動体反応を感知した。 視界に移るシルエットからジンタイプだと何となく判り、直ぐに迎撃しようとしたが、 『少尉! 無事ですか!?』 「准尉か、ああ、お陰でさまで大丈夫だ」 『よ、よかったです…本当に』 マイヤー准尉のドムが傍に来て、モニターで切迫した表情を見せていた准尉の顔が緩む。ホッと息を吐いて安堵しているようだ。 「……」 その様子に何となく笑みがこぼれる。 この彼女の駄目だと言う声を聞き、迫るジンタイプを直ぐに撃たず、危険を覚えて距離を取った―――それが正解だった。 「まさか特攻とは…」 そう、砂嵐の中で辛うじて見えたそのジンタイプは特攻仕様ともいうべき代物だった。 城塞攻略用の…確かD装備という奴の大型ミサイルを両腕に持ち、脚部や胴体にも爆薬らしい物を機体に付けて、まるでダイナマイトを身体に巻いた大昔のテロリストみたいな感じだった。 それを確認し、背筋に悪寒が奔った直後に凄まじい閃光と共に爆発した。 「とんでもないな」 そこまでして敵を……僕達を押し止めようとするとは。感心すべきか、愚かしいとなじるべきか判断に悩むところだ。 『ブラウン少尉…』 「ミュウラー中尉! ご無事で!?」 通信が入り、直ぐにそれに答えた。 同時にデータリンク機能を回復し、距離もそう遠くない事もあって中尉の機体と隊の皆の状態が知らされる。 『…面目ない。してやられました』 「……ええ、そのようですね」 所在なさげな様子で中尉は頭を垂れる。 中尉の機体の状態は深刻だ。両腕に両足の関節ダメージがオレンジに達してる。所々は赤に近い。イエローの部分もあるが…これではまともな戦闘機動は不可能だろう。 他の機体も似たり寄ったりの物が多い。まともに動け戦闘可能なのは10機もいない。だが――― 「―――ですが、死者が居ないのは幸いです」 『ええ、マイヤー准尉の呼び掛けと、このドムの重装甲のお陰です。これがもしザクやゴブリンだったらと考えるとゾッとしますよ』 僕の言葉に中尉は力なく苦笑する。僕はそれに何と言って良いのか分からず、黙って受け流そうとし…途端、 『ブラウン、無事か!?』 「クルツ! そっちこそ大丈夫か!?」 クルツの慌てた様子にあっちの状況も何となく察して尋ね返すと、クルツは首を横に振った。 『いや、半分が爆発に喰われてまともに動けねえ』 「そうか、こっちも動けるのは10機程度だ」 『くそ! やっぱそっちもか! マイヤー嬢ちゃんの警告もあったってのに…』 「ああ、まったくだ。―――情けない!」 今更ながらに悔しさが込み上げてきて、自分の不甲斐なさにも腹が立った。 「ともかく逃げた奴らの追撃は無理だ。動けない機体がある以上はこの場で待機・警戒するしか―――」 252: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 32 41 動けない味方の警護も兼ねてそう言おうとし、 『ブラウン少尉! クルツ少尉! 無事か!?』 今度はロンメル大佐から通信が入った。 「は、自分は無事です!」 『自分も何とか…』 と、僕はクルツと答え、そうして無事を伝えると共に現状とここまでの経緯を説明する事になり――― 『―――そうか、止むを得んな。貴官らはその場で待機してくれ。直ぐに応援をよこす』 「ありがとうございます。それと申し訳ありません。敵の完全な撃滅を果たせず」 『いや、気にする必要はない。逃げた敵は小勢だ。そう大局に影響はしないだろう。それに貴官らが無事なのだしな。もし貴官らが失われでもしたらそれこそ大事だ』 『は、恐縮です』 クルツが畏まった声を出す。それがおかしいのか大佐は口元を歪めるが、直ぐに真面目な表情に戻り、 『ともかく、貴官らは良くやってくれた。休憩だと思って暫くはそこで待機していてくれ』 「了解しました」 通信が切れて僕は溜息を吐く。 『…気を使われたかな?』 「だろうな」 溜息を吐く僕にクルツが憂鬱気に言い、それに同意する。 『やはりそうなのでしょうね』 マイヤー准尉もそれに続いた。 「ああ、戦死者も出てるし任務も成功とは言い難く。ドムの多くが中破相当のダメージを受けてるからな」 『それでも失敗だとは思わせたくないという事ですね』 准尉の言葉に頷く。 そこには、僕達MS部隊やこの作戦に関わる全部隊の士気に影響するというのもある。ただでさえ第2旅団が手痛い打撃を受けたのだ。だが、それ以外にも僕達の勇名に傷付けないという意図もあるだろう。 それを思うと何とも複雑で本当に情けなくなってくる。……また溜息を吐いた。 『…少尉、そんな気になさるのもどうかと思いますよ。確かに損害を受け、敵にしてやられましたが、敵MSはほぼ壊滅に追い込み、敵艦も降伏しました。ですから―――』 「そうだな、気落ちしていても仕方がない。ありがとう、マイヤー准尉」 『あ、いえ……少尉の部下としては、その…当然、ですから』 准尉の慰めにとりあえず気を取り直す。こうも年下の部下に心配させるのは宜しく無い。 第一、まだ作戦は終わっていない。それに准尉が言ったように大佐との通信中に降伏を申し出てきた敵艦へ対応もある。 「よし、准尉。動ける奴を5人任せる。あのレッセプス級の警戒をしてくれ。僕は撃残りと共に動けない奴らの面倒を見る」 『了解です』 「クルツ、そっちと通信を繋げた状態にした方が良いと思うが…」 『ああ、それがいいだろうな。上空《うえ》を飛んでる奴に話を付けておく』 「頼む。こんな状態だからな。周囲の状況も出来る限り正確にリアルタイムで把握しておきたい」 クルツはまったくだ、とでも言うように僕の言葉に頷くと高々度を今も飛んでいるであろう電子作戦機に連絡を取る。准尉も5機のドムを率いてレセップス級の周囲に展開。 僕は、動けない味方の方へ自機を進めて周囲の警戒に入った。 253: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 35 28 ■ そうして2時間と少し経過した所で連合…ユーラシア軍のアレクサンドリアの攻略は完了した。 北アフリカ軍の指揮官…マトスが毛嫌いしていた陸軍大佐は、戦闘中にも拘らず取り巻き等と共に離脱を図るが秘かに都市に潜入・潜伏していた特殊部隊に拘束された。 これが決め手となり、北アフリカ軍も降伏した。 また海軍も活躍し、海から離脱を図っていたザフトの潜水部隊および北アフリカ軍の海軍部隊を壊滅させている。 これによってユーラシア軍は北アフリカ北部地帯及び沿岸部の制圧へ大きな一手を指した事となる。 「隊長…」 マトスの副官は艦橋に上がり、耐爆性の高い分厚い窓から外を眺めた。 敬愛する上官は散った。特攻仕様に間に合わせに改装した1機の旧式のジンに乗って敵MS部隊に吶喊した。 その間に副官がしたことは、スケイルモーターで砂をかき乱し、艦後方に滞空していた無人のアジャイルを陽動に直進させ、砂とチャフで見えない敵位置を補足し、同じく後方で随伴していた特攻ジンにそれを伝えて合図を送っただけ。 そのお陰で1機のラゴォと7機のバクゥに12機のザウート、そして輸送車両に乗った多くの兵達、それらに空で護衛に付いた幾つかの航空機が戦場を脱出できた。しかし、 「貴方はいなくなった……」 自分は止めた。もっと良い手段があるのではないかと、それにマトスは代案を副官たる自分に求めたが……決して頭が良いとは言えない自分では、短い時間でそんな方法が考え付く訳が無かった。それでもそれでも……――― 「―――それでも私は………すみません、隊長…オダリスおじさん、貴方の命令に…願いに背きます。ごめんなさい」 そう言うと副官はこめかみに固く冷たい鉄を押し当てる。周囲に人はいない。残ったクルーには艦橋から立ち去るように命じたからだ。だから誰も止める人間はいなかった。 そしてタンっと乾いた音が響き、誰知る事も無く副官―――彼女は息を引き取った。 この後、ユーラシア軍が臨検するまで彼女の遺体は発見されず、臨検に訪れたユーラシア兵は死亡状況から〝ケジメ〟をつける為に自殺を図ったと見る。 だが念のために行われた司法解剖の結果、驚くべき事に副官とされる女性はナチュラルである事が判明。 これを不可解に感じたユーラシア軍は、この事実を調査する為に降伏したクルーを始め、他のザフト兵の尋問を行うもその事実を知る者はなく、聞いたものは皆驚きを示し、彼女の顔を知る北アフリカの将校達も同様であった。 しかし、ユーラシア軍へ不可解に思わせたこの一件は戦争の激動の中で直ぐに忘れ去られ、後においても詳しく調べられる事はなかった。 ただ一つ、その女性はオダリス・マトスと親しい仲であるという証言がなされたという事だが……当人達が亡くなった以上はそれも定かではなかった。 254: ゴブ推し :2017/01/11(水) 21 36 31 以上です。 マトスの副官は前回、今回共に性別を明確に示すものがありませんでした。〝彼〟とも書いてません。唐突に女性という。 詳細はキャラ設定を纏めた物を後に投下する積りなのでその詳しい事はその際に。戦争の中で消費されるちょっとした人間模様と悲劇のようなものですが。 しかし今回も結構苦労しました。 連合側…ユーラシア軍の戦力が圧倒的なので如何にマトス達を奮闘させるか、ブラウン達に手古摺らせるかが難しかったです。 バンとフィーネが居なかったら、マイヤーとブラウンだけで片が付いてましたから。 その二人に付いては未完成版の方でも捕捉しましたが、一応コピペですがもう一度補足しておきます。 バンとフィーネについてはこの次回に出す積りでしたが、ブラウン達の足を止められるエース級のパイロットなのでここで使わせて頂きました。 霧の咆哮氏の設定では、戦闘の混乱で本隊を逸れて彷徨っているとなっていましたが、戦闘中に離脱とし、バルドフェルトと合流を目指すものの…と、あとは設定通りです。 戦闘に関しては、バンはラゴォも扱えるパイロットではあるものの未だ成長途上にあり、虎さんとやり合う前のブラウンみたいな感じです。 この戦闘での苦い経験を糧にし、スカンジナビアでの霧華の厳しい指導を受けて才能が開花するとしました。 フィーネについては、ガンバレル適性者ではある事からその空間把握能力を活かした高い狙撃・射撃能力を持ち。超感覚的に〝向けられる〟敵意や殺気などには敏感である一方、自分から意識を〝向けて〟相手の意識や気配を掴むのは苦手としました。 こっちもまだ途上にあるという感じです。…尤も戦後は主婦に専念するとの事ですので才能が開花しても戦闘で生かされる事はないでしょうが。 マイヤーが彼女を上回る能力をこの時点で持っているのは、シュバリエ大尉という己と同じNT適性者が近くに居り、彼と毎日のように模擬戦を繰り返していた為に感覚が磨かれた為です。 マイヤーは最終的にはハマーンクラスの能力を持つとしてます。 この2人以外にもポッカなどもいますが、彼等に付いてもマトスを合わせて詳しい事は後にしたいと思います。 ジン特攻仕様やバクゥの改良型もその時に設定を投下します。 またブラウン主体で二番煎じにもなるように思えたので、ポッカとクルツの戦闘は省く事にしました。ポッカの隊はベテラン揃いなのでグゥルを使った高機動戦闘をやらせようと思ったのですが…またの機会にします。南米編で別のキャラにやらせたいとも思いましたので。 スケイルモーターによる砂嵐に付いてはうろ覚えなのですが、アストレイにそんな描写があったのでその応用です。 砂をかき乱してMSの頭上まで津波のように巻き上げてます。それにレセップス級が艦周囲に撒いたチャフ及びスモークの特殊な煙も混ぜてブラウン達のレーダーやセンサーを一時的に潰しました。 普通にスモークやチャフを撒くだけではソニッカーで吹き飛ばされるので、こんな回りくどい手を使ってます。砂嵐と揺れ自体にもブラウン達の動きを封じる意図もなくも無いですが。 次回は後編か、番外や幕間としてバンとフィーネのこの後の様子か、ロンメル大佐の事後処理的な話のどれかにしようと思ってます。 ………実質、もう第2部ですよねこれ。反抗作戦編とでも呼ぶべきかも知れません。
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(投稿者:店長 挿絵:オルサ氏 感謝!) - 飾り気が限りなく少ないという印象があるが、ベットの上のくまのぬいぐるみを見ればそうではないことに気づくだろう部屋。 この部屋の主であるジークフリートの朝が今日も始まる訳だが、目覚めると何故か片方の腕に軽い痺れを覚えた。 寝巻き姿のジークフリートはそのまま眠気の残る眼をゆっくりとあける。 ──隣に誰かがいた。というかアースラウグだった。 しかも自分から彼女を抱きしめる格好。 つまり腕の中に寝巻き姿のアースラウグが包まれているという状態だった。 その中でアースラウグは気持ちよさげに腕の中で丸まって寝ている。 まるで暖かいところで丸くなっている猫の様に愛くるしい表情を浮かべるアースラウグは、見ている分には和ませたりするに十分な魅力を持っていた。 そう、傍目からみているという状況であれば。 だが、当事者である彼女の精神はそんな状態に耐え切れなかった。 彼女とは無論ジークフリートのほうだ。 「──!?」 「んぅあ!?」 突然飛び跳ねるように起き上がったジークフリートによって、眠ってたアースラウグが暖かな人肌から放り出される。 ひんやりとする外気とのギャップと相まって、アースラウグは目をぱちくりさせるほどに突然の覚醒をさせられる。 暫く両者の間に微妙な沈黙が跋扈する。 「…………あ、あー…アースラウグ………おはよう」 「ふはぁっ……おはよーございますジークねー様っ」 先ほどの起こし方にすまなさを感じていたジークフリートの挨拶に、アースラウグは曇りの無い笑みを浮かべながら返事するのであった。 その笑みは日向のように明るく元気そのもの。 その笑顔に、ジークフリートはひとまずの安心を覚える。 アースラウグ。 ブリュンヒルデのコアを用いて再生された転生体で……ジークフリートが突然教育担当官になってしまったメードである。 ブリュンヒルデはジークフリートより身長があったが、アースラウグは低い。 髪の毛も同じ色をしているが、長さはうなじが隠れる程度のセミロング。 顔も体も少女然としており、成人女性の落ち着きの代わりに明るさと元気をその体に秘めている。 ただ時々みせる仕草の一旦に、ブリュンヒルデを連想させるものがあった。 「…………アースラウグ。身だしなみを整えよう」 「はいっ。ねー様」 きっとカッツェルトらのような亜人であれば、尻尾を振っているであろうアースラウグの姿を見て。 ジークフリートは数日前から変わった自分の日常の始まりを再確認する。 ☆ 朝から昼までのジークフリートとの訓練を終えたアースラウグは、武装を解いて宮廷の廊下を歩いていた。 明るい日差しで漸く明度が増した廊下を二人並んで歩いていくジークフリートとアースラウグ。 寒い中、運動したためか体は程よく温まっている。 力量といった点で言えば、アースラウグはまだまだジークフリートには及ばない。 それでも、成長著しい彼女はメキメキとその才覚を伸ばしてきている。 ジークフリートはその中に、嘗て自分を育ててくれた彼女のことを思い出す。 ──ブリュンヒルデも、私に対して同じ思いを抱いたのだろうか。 彼女が思考に頭を占有させている最中、反対側からよく見知った小さな女の子の集団を見つける。 彼女らもこちらを確認すると、二人の下にやってきた。 「ジークー、アスち~。こんちゃー」 「「こんにちは~」」 「あ、ねー様がた、おはようございますっ」 三人組……ベルゼリアを先頭にプロミナとカッツェルトである。 なにやら隊列を組んで宮廷内を歩いているようだ。 おそらくこのまま昼食のために食堂にいくのだろう。 因みに彼女らメードは皇帝の計らいか知らないが、基本的に施設の大半は顔パスである。 「アスちー。ご飯食べる?」 「あ、えっと……」 昼食の誘いに対し、おどおどとジークの顔と三人とを見比べる。 どうやらジークフリートに許可を出してもらいたいようだった。 その様子にくすり、とジークはほほえましいものを見る様子で。 「……アースラウグ。行ってきなさい」 「あ、……はいっ、ねー様!」 ぺこり、とお辞儀をしたアースラウグは他の三人に混じっていっしょに食堂に向かう。 その後姿を追うジークフリートはちょっぴり寂しい思いをするのであった。 ☆ 食事をし終えた四人はテーブルの上で雑談を始める。 「みんなー、暇?」 机につっぷすベルゼリアが顔だけ持ち上げて尋ねる。 「大丈夫ー」 「大丈夫だと思いますけど。アースちゃんは?」 「あ、はい……午後からの予定は開いていますよ」 「ん、……ぼーけん、する!」 「「「冒険?」」」 ベルゼリアは目を輝かさせながら言う。広い宮廷の中で面白いものを見つける冒険がしたいということだ。 時々トレジャーハントーとかいっているあたり、 以前ベルゼリアがクロッセルでエターナルコア発掘に携わる人といたことが影響しているかもしれない。 この中で一番年長者となってしまったプロミナ、なにかと他の年少組との行動の多いカッツェルトは同意。 一方のアースラウグはいろいろと考えてた上で。 「私も宮廷を歩き回ったことはないので……ごいっしょさせて下さいっ!」 「ん、アスちーもいっしょ」 こうして”皇室冒険隊”なるものが急遽結成されることになった。 ☆ 四人は宮廷の方に隊列を組んで歩いていく。 先頭をベルゼリアが歩き、その後ろにアースラウグ。三番目にプロミナ、最後にカッツェルトという順番である。 廊下を歩く他の将兵らはそんな彼女らを見ては黙って見送る。 別に彼女らに悪意があるわけがない、そんな信頼感が彼女らの行動の自由を許したのだ。 最も、悪意があっても悪戯に過ぎないに違いないが。 「んー、あっちいこー」 「「「やー♪」」」 そんな皇室冒険隊は次第に人が少ないところへと歩んでいく。オドロオドロした空気が少しだけ漂っている気がする。 だが、無邪気な彼女らはそこに冒険の匂いを感じたのか。迷わずに其の奥へと向かう。 そしてたどり着いた扉にはしっかりと木製の扉に黄金の文字で、 『帝国宰相執務室』と記された札がかかっていた。 そう、彼女ら四人は宰相の部屋に偶然たどり着いてしまったのだ! 「おじ様の部屋、ですか……」 「閣下の部屋ー」 「ん、開いてるー?」 「あ、ホントだ」 ドアから伸びる光、少しだけ開いた隙間──好奇心が彼女らに覗きを強要する。 余りにも無邪気さに、彼女らが見ていることに気づかず、 観察対象にされてしまった帝国宰相ギーレンは洗面台の前に鼻歌交じりに立っていた。 その手にはなにやらボトルが握られている。表面には何もかかれてはいない。 恐らくは正規に販売されていない特別な薬品なのだろう、とアースラウグは推測する。 「──技術部はいい仕事をしているな。この試作品育毛剤で私の懸念材料が払拭できるかもしれん」 そのまま、頭部にその怪しげなボトルの中身を振り掛けている様子を伺う四人。 振りかけた液体を満遍なく頭皮に送り込むように念入りにマッサージしていくギーレンの表情は真剣勝負に挑む騎士のようであった。 「あれってなんですー?」 「うー。いくもーざい?」 「なんでしょうかー?」 「おじ様、なんだかとっても幸せそーです」 部屋の内側から彼女らを見たら、まるでトーテムポールみたいに頭を連ねているように見えるだろう。 一方で見られていることにまだ気づかないギーレンは毛根にくる刺激に感激を覚えていた。 電撃に似た衝撃が頭部の、後退してしまった髪の毛前線前の荒野に走る。 「来た来た来たぁ……!」 「「「「ぉぉぉぉ……」」」」 普段クール──言い過ぎる表現では冷徹──な人柄で有名な宰相の奇声に四人は思わず驚きから声が漏れる。 その声も高まる興奮に包まれた宰相には聞こえていなかった。 感動に浸る彼の元へ、奥から現れるのはスィルトネート……ギーレン閣下の配下にして閣下好き。 文字通り閣下のために死ねるを体現するほどに閣下への忠誠を誓う彼女であるが、流石の奇声に驚いた様子で尋ねた。 「閣下?」 「……うぉっほん。何かね?スィルトネート」 咳払いをするまでの微妙な沈黙。 その間スィルトネートは完全に体勢を整えなおした閣下の冷静な顔に躊躇しつつも、 「ああいえ……先ほど、その……声が」 聞こえていた、と発言する前に。 ちらりと目線がドアの隙間のほうに注がれた。 無論、中の様子を観察していた四人は頭を連ねた様子のままで。 「「「「「あ………」」」」」 そうなれば無論、皇室冒険隊は実にあっけなく発見されてしまう。 当然、両者ともに一瞬ばかり……お約束通り時が止まったかのように固まる。 ──止まるな! 誰の声なのだろうか。 少なくとも女性の声だと、アースラウグは気づいた。 彼女の心の中に響くその声に従うことが、最善だと直感したアースラウグは、 「戦術的撤退を進言しますっ!」 「──んっ!」 「了解っ!」 「逃げますーっ!」 浮かんだ声に従い、咄嗟に叫んで静止を振り払う。 それが今回良い方向に働いた。 硬直の呪縛から解き放たれた四人は一気にドアから宮殿の別箇所のほうに戦術的撤退を開始する。 その鮮やかな逃走劇にスィルトネートは二度目の驚きを受ける。 「なんて逃げ足の速い……」 ──流石は槍の継承者です。アースラウグ。 咄嗟に自軍を掌握し、命令を下す。普通は真似できないことだろう。 スィルトネートはアースラウグが咄嗟に見せた才能の片鱗に感嘆をもらす。 しかし次の瞬間には、 「──スィルトネート」 「は、はい……なんでしょうか?」 「──あの四名は機密を見た。口封じしてこい」 「は?」 「何度も言わせるな。口封じしてこい」 ギーレンのとても冗談に見えない目を見て……スィルトネートはいきなり突きつけられた難題に頭が痛くなった。 ☆ 冒険隊は今、追跡者から追われている。 猟犬の名前はスィルトネート。四本の剣鎖が時より彼女らを捕まえようと迫ってくる。 それらを迎撃せずに回避する。たまに壁とかに突き刺さる剣に彼女が本気であることをうかがわせる。 後ろから、スィルトネートの静止を促す脅迫紛いな言葉が飛んできているのは気のせいだろうか? 少なくとも、このときの四人には死刑執行人の言葉にしか聞こえなかった。 「アスちー!」 「何ですかー!」 「どーするの?」 その言葉に残りの二名も注目する。 このままでは、数を生かせるほどの広さを確保できないこちらが不利である。 迫るスィルトネートの最大の特徴であり武器である剣鎖グレイプニールの回避が難しいからだ。 どーにかしてスィルトネートを止めねば、何故か命の危機を感じてた四人は打開策をアースラウグに求めた。 アースラウグならどーにかしてくれる、そんな予感を抱かせるものが彼女にはあった。 少しだけ彼女は沈黙し、 「──私に考えがありますっ!ひとまず広い場所へっ!」 アースラウグの本能か、前世の記憶の残照か。 その歩みの先にあるのは……薔薇園があった。 ☆ 「やっと追いつきましたわ……あら、ここは」 薔薇園の薔薇は、冬の風においても健気に枯れずに残っている。 スィルトネートの真正面では、四人組が既に各々の得物を構えている……相手はやる気のようだ。 「ねー様方っ、手筈通りいきますよっ!」 「「「ヤー!」」」 先ほどからリーダーがアースラウグへと変わっている。そう、少数といえども部隊の先頭に立つ様は。 ──血は争えない、といったところでしょうか? 最も、メードに血縁なんてものはないけれど。そうスィルトネートは心の中で呟く。 「──吶喊!」 最初に飛び込むアースラウグ。スィルトネートに対して、傷つけないように振るうヴィーザルの払い。 回避か防御を促すための一撃にたいし、 「今ですっ」 スィルトが余裕をもって交代したところで飛び込むのは赤毛──ベルゼリアのうーくんパンチ! 白い兎グローブの一撃はスィルトネートの、鎖の根元を狙っている。 ──あ、アースっ…! 流石は軍神の再来か。咄嗟にスィルトネートの剣鎖グレイプニールの弱点を突いて来るとは……! スィルトネートは相手の作戦の一旦についつい口元を上に歪めていく。 グレイプニールはスィルトネートの操作能力でその運動を得る。そのため本体である彼女と鎖が繋がっているという制約がある。 つまり、鎖が千切れるといった本体との繋がりが断ち切られると操作ができなくなるのだ。 「けど、つめが甘い…!」 右腰を狙ったベルゼリアに対し、咄嗟に狙われた鎖が金属同士が擦れ合う音をたてて伸び、絡んでは締め上げようと迫る。 「──プロミナねーさまっ!」 「いきますよぉ──爆・熱!ばーにんぐなっくるぅぅ!!」 その正反対のところから、プロミナが燃える拳を振りかざして迫る。 位置的にいえばベルゼリアとプロミナが、スィルトネートをはさむこむそれだ。 「くっ!」 反撃の左腰の鎖で、燃えていない肘と手の間を捉える。 反対ではベルゼリアをぐるぐる巻きに梱包。じたばたと暴れるベルゼリアを逃がさない程度に締め上げ…。 「カッツェねーさまっ」 ──ちょ、とぉぉぉぉ!? 「鎖の根元……っ!」 スィルトネートは動けない。腰から伸びる1対は二人を抑えている── 否、あえて動きを止めるために二人はかかったといったほうが正しい。 鎖を二人は綱引きのように引っ張ることで、鎖の担い手の動きを封じているのだ。 カッツェルトの狙撃による基部破壊に対し、流石にそうはさせないと、正確無比な狙撃を先端の剣状の部位で弾く。 これで──! 「貴方で終わりですっ!」 咄嗟に、背後から迫る気配に対し、残った鎖を伸ばす。 案の定、首だけ振り向かせた目線の先にはヴィーザルが鎖に絡め取られているアースラウグの姿が見える。 すでにカッツェルトは既に先ほどの鎖でそのままゲットしている。 ソレに対する全員の表情は──笑ってる!? 「──今ですっ!」 今度は全員、絡まったままの状態でスィルトネートを中心に回転運動を始める。 それもアースラウグとカッツェルトが右回り、残りが左回り……ッ!? 「え、あ、あぁぁぁ!?」 彼女らが一周するときには、自身が放った剣鎖の鎖がスィルトネートをがっちりと締め上げる。 巻き取り器の心棒となってしまったスィルトネートに、どんどん鎖を巻き取ることを強いる。 こうして、スィルトネートの鎖和えという謎の物体が生成されることになった。 ☆ 四人の勝利の勝ち鬨を上げる間もなく、次に薔薇園にやってきたのはメディシスとジークフリートだった。 「貴方達! 何をしているのかしら?」 「………」 メディシスは言葉で、ジークフリートは目線で追及する。 その視線に四人は狼狽し、頭を垂れる。 ここで助け舟は意外な人物が出してきた。先ほど鎖巻きにしたスィルトネートである。 「アース、少し話を合わせてくれます?」 「スィルトねー様? あ、はい……」 「ちょっと、そこ何しゃべってますの?」 「ああー、そうそう。それはですねメディ……訓練です」 「……はいっ、スィルトねー様に稽古つけてもらってましたっ! ですよねっ?」 スィルトネートの言葉に咄嗟にアースラウグが合わせ、残りの三人もアースラウグに合わせて頷く。 その様子に怪しいと感じる年長組であったが、スィルトネートの言葉を信じるほかは無い。 「はぁ、まったく……せっかくパスタを自作しようとしてたましたのに。呼び出させるような事、もう二度としないでくださらない?」 「ははは……何分、緊急時における訓練でしたので。善処いたします」 「………アースラウグ」 「……はい、ジークねー様」 「………心配、させないでほしい」 ジークフリートの叱咤ではない言葉は、怒られるよりもアースラウグに堪えた。 その後、ベルゼリアやカッツェルトやプロミナにもそれぞれお叱りが飛ぶが、それだけで済んだのが幸いだ。 いつの間にか自力で鎖を解いたスィルトネートと四人を残して、ジークフリートとメディシスはさっさと帰る。 「さて……ベルゼリア、カッツェルト」 「ん?」 「はい?」 「部屋で見たこと、お菓子をあげる代わりに黙っててくれますか?」 二人にはお菓子による買収を、残る二人には言いつけることでギーレン閣下のオーダーをクリアするスィルトネートであった。 ☆ 「ねー様っ、今夜も一緒に寝てくれませんか?」 「……」 可愛い妹が姉との添い寝を頼むようにしか見えないこの構図に、ジークフリートは大いに悩んだ。 アースラウグと寝るのが恥かしい彼女と、アースラウグの思いに答えようとする彼女とがせめぎあう。 最も脳内のジーク達もまた、普段の彼女らしくボソボソと呟き合いをしているあたりが彼女らしいといえばらしいのだが。 「ダメですか?」 「わ、わかった……一緒に、寝よう」 結局のところ、アースラウグの見上げる少し潤んだ目線の破壊力でジークフリートは打ちのめされる事になったわけだが。 そして二人の一日が終わり、新しい日がやってくる……。 関連
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【レス抽出】 対象スレ:民主党ですが、逆さ拳銃です キーワード:シル子 223 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/22(土) 23 35 21 ID ??? 212 シル子 おかえりケイレイたん シャル子がものの見事に駄目人間化している。どっかのニート王みたいだwwwww 229 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/22(土) 23 36 21 ID ??? 223 シル子 www 247 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/22(土) 23 40 55 ID ??? 229 シル子 万能な人間だとやっぱり何か面白みがないんだよ わたしがやきもの好きだからそう思うかもしれないんだけど だからシャル子は剣技の代償にニート王化、オフ子は愛で苦労する、と言うタイプにw 254 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/22(土) 23 42 49 ID ??? 223 シル子 真人間になれる日が来る予定はおありで? 267 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/22(土) 23 44 58 ID ??? 254 シル子 戦いのときはまともになるよ! なるよ! まあアホの子だし 271 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/22(土) 23 45 25 ID ??? 247 シル子 食っちゃ寝、食っちゃ寝のシャル子を思い浮かべたw おなかをぷにぷにしてやるw 276 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/22(土) 23 46 24 ID ??? 247 シル子 ベンメイルは無能の代償に何を得たんだろう… 家柄か! 285 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/22(土) 23 47 42 ID ??? 271 シル子 体の香化と走り回っているおかげで逆に食べた分を食いつぶしかねない勢いな件 貴族に属してないとあっという間に栄養失調になりかねない 290 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/22(土) 23 48 53 ID ??? 285 シル子 エロの子とアホの子で消耗と理解した>< 297 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/22(土) 23 50 23 ID ??? 271 シル子 むしろ、メイドの真似事をして壊滅的なことになる屋敷が頭に浮かんだ。 303 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/22(土) 23 51 29 ID ??? 290 シル子 おおむねあってる しかしながらリリアだけではちょっと趣に欠けるんだよねー(マテ シャル子担当の子、誰か作ろうかしらん 309 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/22(土) 23 52 34 ID ??? 303 シル子 軽く責任を感じている。 増幅したのはウリかもしれないwww 担当、というと、エロの? 331 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/22(土) 23 56 55 ID ??? 309 シル子 うん、エロの 基本おはなしのエロ要員(某淫獣にあらず)はオフ子に属していたから、オフ子が一時でも退場するとごっそり抜けるんだよね でもシャル子は積極的にモーションをかけるタイプじゃないんでさてどうしよう、などと 343 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/22(土) 23 58 34 ID ??? 331 シル子 まずは、喪失エロだよ。 オフ子を恋しがり、けれど思い切らないといけないと思い込み、しかしできない。 その前提でエロをやらなくちゃw 366 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 01 42 ID ??? 343 シル子 その前振りが今回のえろだったり>喪失 元気になったようで思いっきりリリアに甘えるけど、何かが足りない。 でもねえさまを裏切るなんて、と思っちゃっているわけで オフ子は思いっきり手を出しているけどな! 376 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 04 04 ID ??? 366 シル子 まあ、先んじて、ウリは楽しませてもらったけど>喪失エロw 384 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 06 26 ID ??? 376 シル子 ええいこの鬱エロマニアめ! さて、ホントにどうしようかな 387 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 07 20 ID ??? 384 シル子 マニア言うなwww だって見つけられちゃうし、見えちゃうんだもん>チャンスw 389 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 08 28 ID ??? 384 シル子 そこを吹っ切ってシャル子もエロ魔神化? 393 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 10 25 ID ??? 387 シル子 それは嗜好の差と見ていいかにゃ 389 そうなるだけの素質はあったり 何せ下級生に人気があるし、やろうと思えばあっという間にハーレム形成できたり しかし、それってなんとなくシャル子らしくない、と言うか 394 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 11 14 ID ??? 393 シル子 困った後輩の相談に乗った上に、ライト百合すればいいw 398 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 13 39 ID ??? 394 シル子 それだ で、噂が広まってシャル子の技(=皇帝陛下の技)が流出、グラロザは晴れて百合のすくつに! 嫌な未来だなおい 400 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 15 15 ID ??? 398 シル子 いや、そこで、後輩が震えながら言うんですよ。 わ、わたしを、好きなように、していただいて、構いませんって でもシャル子は爆笑しちゃって、額にキスして分かれるんだw 402 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 17 11 ID ??? 394 シル子 そして喪失感を埋めるため多数の女生徒と関係を持ってしまい、姉様に対する罪悪感を忘れるため今日も… こんなネタ考えるなんてケイレイ氏は本当に鬱エロ好きだな 405 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 18 02 ID ??? 400 シル子 爆笑じゃないと思う 「なんで?」ってものすごく真剣な顔をして聞くかと で、返答次第で額にキスか、本番までやっちゃうかですな(ぉ 408 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 18 41 ID ??? 402 シル子 多数じゃないけど、そのラインは既に実行中w 405 本番まで言っちゃったら駄目じゃないwww 410 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 20 58 ID ??? 408 シル子 ルキで? 411 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 21 34 ID ??? 408 シル子 だって慰めるためなら何でも使っちゃう子だし>シャル子 で、アホの子なので割と見境なし といっても本番はよっぽど惚れないと無理かと 412 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 21 37 ID ??? 410 シル子 彼自身はそういう複雑なことを考えられないんだけれど。 419 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 23 57 ID ??? 412 シル子 彼が性愛に対する罪悪感を持つようなイメージはあまり無かったり。 421 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 24 47 ID ??? 419 シル子 うん。 たぶん、大好き。 425 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 25 46 ID ??? 411 シル子 貝合わせはセフセフ? 429 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 26 22 ID ??? 421 シル子 でも受け身なんだねそうなんだね ところでルキ子ってちょくちょく帝都に来れるかな? 434 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 27 34 ID ??? 425 シル子 処女奪っちゃうわけじゃないからわりとセフセフ シャル子秘芯ついてるし 440 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 29 02 ID ??? 421 シル子 だからこそエロ小悪魔みたいな真似が出来るのだろうと。 他人の感情を想像出来ない訳じゃ無いんだろうけど… 441 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 29 24 ID ??? 429 シル子 来られるはずだよ。 13Rは帝都配置の近衛軍団所属で、 たぶん帝都郊外に駐屯地を持っている。 日本の第一師団は、練馬だっけ。 もう少し遠いだろうけど、時々帰れるでしょう。 458 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 34 20 ID ??? 441 シル子 ほいほい 時々逢引させちゃっていいかな? 463 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 35 22 ID ??? 458 シル子 うん。 そのうち、ずーっと官舎にいることに耐えられなくなるから>< 471 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 37 58 ID ??? 455 シル子 ただ、それをやるためにはやっぱり覚悟が必要かと オフ子と違ってハーレムするほどの心構えはまだないですから それに、レズ子の甘い恋心を打ち砕くという課題も残っていますし 474 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 38 55 ID ??? 463 シル子 また何かやらかすんかい 480 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 39 45 ID ??? 474 シル子 だって、官舎は個室じゃないと思うんだ。 491 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 42 43 ID ??? 480 シル子 つまり肉欲の味を覚えちゃったねこ状態? うん、責任があるのでいつでもウェルカム(何 493 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 43 16 ID ??? 471 シル子 個人的なイメージとしては、何人か慰めた後に慰めた女の子同士が仲良くなって…みたいな? 一歩間違うとバットエンドみたいなルートですがね 504 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 45 11 ID ??? 491 シル子 そのたとえを出すかw そのたとえで言うと、床下でにゃあにゃあ鳴く濡れ子猫に腹立って 床をひっぺ換えして引きずり出したのが アレ子。 こっそり飼っていたんだけど、卒業しなければならなくて困っていたら、 子猫は一年生の男子に懐いていた、というお話だったのさ(AA略w 510 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 46 48 ID ??? 493 シル子 うーむ、そうなると恋の相談からはじまるみたいな? 起点は剣戟部の後輩かしらん。最近稽古が乱れているような気がして……、みたいな 516 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 49 12 ID ??? 504 シル子 想像して和んだ(ぉ そしてぬこだから定住せずにいろんな人を渡り歩くんですね! 520 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 50 39 ID ??? 516 シル子 その猫が、秋祭りの日にふといなくなってry って話だったのさ(AA略 526 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 52 57 ID ??? 520 シル子 で、惹かれて行ったらなぜかエロ魔人に見染められたんですねわかります オフ子はともかくシャル子は適当にえろスキルを発揮するから困る 533 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 54 49 ID ??? 510 シル子 いつも柱の裏からシャル子を見てる手芸部とかにいそうな三つ編みメガネも捨てがたい。 534 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 54 51 ID ??? 526 シル子 だから、その男子のところに戻ってきて、のどをグルグル鳴らして、 しかもなぜか腰を振っていて、 なんだか驚いてしまった男子ry そんな話だったのさ(AA略w 535 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 55 32 ID ??? 533 シル子 あと、図書館から中庭を見下ろしている病弱少女もよろさく。 546 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 58 05 ID ??? 534 シル子 いろんな意味でいけないトリガーを引いたような気がするwwww 533,535 出せと言うのか ならばやってやる! 適当な設定キボンヌ(ぉ 548 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 58 28 ID ??? 534 シル子 朝、ふてぶてしく煙草をふかす猫とベッドの端で枕を濡らす男の子 553 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 00 59 41 ID ??? 546 548 シル子 大丈夫、その夜、男子がうとうとしていたら、子猫が猫耳、猫尻尾で人間の体を得る爪を見てry そんな話だったのさ(AA略 566 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/23(日) 01 02 38 ID ??? 546 シル子 正直、ダウナー版恋子になるわけですが… 573 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 01 04 53 ID ??? 566 シル子 それは相方にレズ子がいるソフトレズ子では 580 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/23(日) 01 06 03 ID ??? 573 566 シル子 それは相方にレズ子がいるソフトレズ子では 602 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/23(日) 01 11 07 ID ??? 580 間違った 573 シル子 いつも図書館にいる病弱娘で、レズ子と関係は有るものの最近はシャル子に対する胸の高鳴りが押さえきれない百合子(仮) 613 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 01 14 06 ID ??? 602 シル子 そして微妙に百合ネットワーク形成 古人なのに>< 642 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/23(日) 01 19 55 ID ??? 613 シル子 そうなったときシャル子自身はどうしようとするんだろう? 651 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 01 21 03 ID ??? 642 シル子 ひたすら困惑しながら関係が壊れないようにするのかと つまりオフ子化(マテ 674 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/23(日) 01 24 46 ID ??? 651 シル子 突っ込むだけでは打破できない状況を知るという意味では成長に繋がるのかしらん? 無理かしら 684 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 01 26 22 ID ??? 674 シル子 いや、統率のヒントをつかむかもしれません えろ方面でではなく、みんなに利益を与えることがリーダーたる資格だ、というくらいに あとコネも 690 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 01 27 57 ID ??? 684 シル子 ぶっちゃけ、エロに逃げないようになることが、 かなり成長じゃないか、とw 702 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 01 29 58 ID ??? 690 シル子 オフ子ならえろに逃げるという言い方は問題ない。 ただシャル子がその言葉を使われると違和感がある ぶっちゃけ作者がもにょる。そういう子じゃないってば 707 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 01 31 22 ID ??? 702 シル子 そこで傷つかれても困る>< エロじゃないシャル子も描いてよ。 なのは組では、まだ戸惑う一方だったし。 712 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/08/23(日) 01 32 23 ID ??? 684 シル子 あれ…意外と案配の良い成長話になりそう? 吶喊以外のコマンドを覚えてくれれば万々歳? 719 名前:わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 01 33 52 ID ??? 707 シル子 うぃさ そこら辺も含めて書いてみる ただ本能的にわたしはえろえろ大好きなので保証できな(パーン 724 名前:∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. [sage] 投稿日:2009/08/23(日) 01 35 03 ID ??? 719 シル子 いや、ぶっちゃけ、シャル子はともかく、わいるどさんが戸惑ってねーか、と 老婆心を引き起こしてさwww ウリは非エロシャル子はいけると思ってるし、 そっちをちゃんと突付いても普通に面白いと思うよ。 ちゃんと描けたしw 抽出レス数:69
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や~ら行の死者名鑑 【ライダー】 【リリーナ・ドーリアン】 【レイ・ラングレン】 ライダー __,,,,,,,,,,,,_ ,,,r'´;;;;;;. . . . . . . .``,,,、 ,r ´;;,r . . . . . .,rヘ,;;;;;;; . . . . . .`ヽ、 ,i´;;;;;,i . . . . . . ,i;;;;;;;i;;;;;,,r i, . . . . i. `、 ,i;;;;;;;;,i;. . . . . . ,i ` ´'i,. . . . i. . `, ,i;;;;;;;;;i;. . . . . . . i 己 i, . . . . .i, ..i ,i;;; ;;;,i;;. . . . . . i""" ‐‐‐i, . . . .i;,. . i ,i;;; ;;;,i;;. . . . . . i> ⊆⊇ <i, . . . . .i;,. i ,i;;; ;;;;i;;. .; . . . . i. ⊂⊃ i, . . . . .i;. i ,i;;,i ;;;;i;;;. ;;. . . . iヽ,,r ´` ヽ,,r‐、i, . . . i;, . i i;;i ,;;;;i;;; ;;, . . . .i ゝ i;. . . . .i .i ,/,i;;;;;i,;;; ;;;. . . . . i - ,/i;. .i,. i;;. i ,i . i;;;;;;;i;;;;;;;;. . . . i, ,, "/i;;i;; . i, i. .i, ,i . i,;;;;;;;;i,;;;;;;;. . . . i丶、,_,r "l;; ./;;;;i, .i,;;, ヽ,i, .iヽ ,i . i,;i;;;;i;;;i,;;;;;;; . . . . i-‐‐' i; i;;;;;;;;;i,;ヽ;;;, . ヽ、 .`、 i . ;i,;i;;;;;i;;;;i,;;i;;;; . . . .i,Rider. i. !;;;;;;;;;;ゝ,,,i;;;;. . . .`、 .`ヽ、 i . ;i;i;;;;;i;;;;;;;!,;i;;;; . . . .i,,,-‐‐'、,_,,,,ノ i;;;;; . . . . ヽ, . . . `、 i, .;;i;;;;,i;;;;;;;;ヽi;;;;;; . . . i;;;,, 【名前】ライダー 【作品】Fate/stay night 【登場話】17話 【死因】射殺(胸をベクトル操作でのコーヒー缶で貫かれる) 【スタンス】優勝 「魔女は晩餐」で初登場。マスターたる間桐桜のためにもいち早く元の世界へ帰還する道を選ぶ。 え?ワカメ?なにそれおいしいの? 手始めにC.C.を捕獲し魔力補充の名目でカプリと吸血。初っ端からエロスを見せてくれる。 その際C.C.の記憶を読み取りちょっとだけ共感してしまう。この行為が後に尾を引く事に……。 そのままお持ち帰り(?)中の時に遠距離からのアーチャーの狙撃を受ける。もう一口血を吸ってから、名残惜しみながらも置いていくことに。 次に駅の電車内にて福路美穂子、そしてそれを守る片倉小十郎と交戦。 ライダーの予想に反して小十郎は互角に渡り合う。勝負を決めたのは知識と、守る人の有無だった。 美穂子を襲うと見せかけ小十郎の隙を誘い、戦国武将と違い最低限の現代知識を与えられているライダーはスタングレネードで感覚を潰し、小十郎に致命の一撃を加える。 無防備の美穂子から血を吸おうとするが、信念で立ち上がる小十郎に阻まれる。小十郎に止めを刺し、美穂子は障害にならないとして放っておく。この行為が後に(ry 1回放送を聞き、補足したのはふじのんこと浅上藤乃。既に壊れてる彼女を利用すべく、魔眼使いとしての格の違いを見せコンビを組むことに。 その姿に自分の主の面影を感じつつも、表面には出さず振る舞う。 魔眼組みとして初めての活動は、なんと予備の車両を使っての電車運行。線路損傷もなんのその、ライダーの本領発揮で華麗に乗りこなす。 そして―――D-6駅に激突!!電車でGO!ていうか電車がGO! 並の相手なら即死モノだが駅にいたのはサーヴァント・セイバーに熱血戦国武将・真田幸村。色んな意味で並の奴らじゃなかった。 吶喊電車を人力で受け止められるがセイバーの魔力消耗には成功、殿の幸村と対決する。 人質もなく地力も高い幸村にやや苦戦するもふじのんスパイラルウェーブの援護により殺害。早くもコンビネーションの良さを発揮した。 続いて駅に向かっていたスザク、レイ+神原と対戦。疲労に加えレイの狙撃に手間取るも格の違いを見せスザクを圧し、神原を瀕死にし残ったレイも追い詰める。 あわや殲滅というところにレイニーデビルと再契約した神原が強襲する。更に一方通行も加わり分が悪いと見て負傷したふじんを連れて離脱する。 放送を待つ間、魔力補充も兼ねてふじのんとイチャコラちゅっちゅ。エロスその2。ごちそうさまです。 2回目の放送で黒桐幹也の名が呼ばれたことで動揺したふじのんを慰める。この辺からお互い感情移入が強くなってきてしまったようだ。 首輪を狙ってギャンブル船へ向かおうとした矢先、現れたのは戦争屋、アリー・アル・サーシェス。 情報を餌に狡猾に同盟を持ちかけるサーシェスを警戒しながらもメリットの面から藤乃と共に行動させ自分は単独行動に移ることに。 ……だったのだが、やっぱりふじのんが気になりストーキング。案の定サーシェスが離反とも取れる動きに出たため結局現状維持に。 べ、別にフジノのことが心配だったんじゃ(ry そして遭遇したのは阿良々木暦。出方を窺うため藤乃単独で会話をさせるが、用済みと見て凶げにかかる途中に突然藤乃が恐慌、阿良々木共々海にダイブしてしまう。 捜索するも発見は叶わないまま第3放送を聞き届ける。自分以外のサーヴァントが消えた事に安堵する暇もなく、治まりかけていたノイズも再発する。 Dエリアの4と5を挟む橋で衛宮士郎、ファサリナを補足。敵にはならないと見て奇襲にかかるも謎の不調もあり予想以上に健闘される。 だが次々と参加者が集まってくることで不調の原因、孤独によるコードの呪いが消える事で本領発揮、2人を歯牙にかけず一蹴する。 圧倒的優勢の中で、突然出現する泥の悪魔。レイニーデビルと聖杯の泥により徹底的に魔改造された福路美穂子が怨敵ライダーに躍り出る。 その存在を危険と見つつ、だが確実に斃すべくライダーは市街地へと誘導する。 サーヴァントキラーとでもいうべき聖杯レイニー美穂子だが所詮は元女子高生。拙い一撃を悉く防ぎ、徐々にその命を削ぎ落す。 このまま地道に消耗させるだけで十分だが、そこまで時間を長々と使うほどライダーは暇ではなかった。自分の加護を待っている少女がいるのだから。 自身の血飛沫を飛ばし、切り札のペガサスを召喚、上空での突撃で一気にたたみかける。 だが、知れず美穂子の意識はライダーの抹殺から自身の生存に切り替わっていた。『それ』を避けるために美穂子はライダーをかわし、そして『それ』に気付かぬライダーは、無防備な状態で『それ』を―――、織田信長の発した特上の瘴気を叩きつけられてしまう。 天馬も消え、一命は取り留めたものの既に死に体。それでも自分を待つ少女の元に向かうべく足を引き摺矢先に、今度は白い悪魔に出遭う。 胸に突き刺さるコーヒー缶。撃発する痛み。殺人に哄笑する白い悪魔、一方通行。だがそれらに意識を傾けることなく、最後に思うのは主と同じく不幸を突きつけられた少女の幸福―――。 序盤からコンスタントに活躍、堅実にスコアを重ねていき、光秀やバーサーカーといった超大物には及ばないまでもかなり有力なマーダーだった。 サーヴァント勢の中ではそれほど強力ではないのに関わらず最後まで残ったことからもそれが窺える。 要所要所で詰めを誤りそれが後々自分に帰ってくる、百合ったりツンデレったりしているなどネタ要素にも事欠かなかった。 住人から幾度なく「美穂子とヌルヌルマッサージ」が熱望されていたことといい、どうやらエロス要員としても期待を持たれていたらしい。 死亡話が非常に濃密だったことと、タンヤオドラという偉大な前例があったことから目立たないが、「(ベクトル操作による)コーヒー缶で胸を貫かれる」と死因もネタっぽい。 バトル、百合、エロス、ネタ諸々……幅広い要素を備えた非常に使いやすいキャラだった。 称号≪ドジっ子≫ リリーナ・ドーリアン ,,.- " ,,. `ヽ、 / "´ ヽ ,,.- "´ ゙ヽ、 ゙、 / \ ゙i、 / ,. / 、 ヽ 〉゙i / ; / / / / , ゙、 ゙、 i、. , ;;; / i i , i , 、 ゙i, ゙i; ( /k i;;;;;; /; l l ;; i | i ゙i, i l;; ;|;;;( ノ〉, i,;;;;;i;;i;; |; |;; i;; i |;; i, i, i; ゙、ヽ;ノ//゙i li, ヾ、i、l;;、;i,;;;; ; ;il;;;;;;i゙、;; ;i;゙i、;; ゙、; ; ゙、;゙、; _ノ,,..,;/ i l ゙、 _`i゙ -.,,ゞ、,_iヽ、;゙、ヽ;;;;,ゝ_,,=-一‐ ̄i;;/r ´Yi l l ゙、 r ´ ‐l `i´i゙゙ iヽ,.  ̄ "r、‐‐、‐,.、 ` ) 〉,ノ | l; ゙、 ゙、 . / ヽi _l ヽヾ ソ i 、ヽ,.,,ソ,. "/;i |i l,;゙、゙、゙、 / `ニ゙、、i l ` " r,- i; l l ! i,;;;; ヽ ゙、 ゙、 l, ノ / l;;;| i l l;; i,; ; ;;; ヾヽ ゙、 ヽ ヽ / /l;/ ; i l;; l;;; ; i ; ; ヽ ゙、 <ヒイロ……はやく私を殺しにいらっしゃい…… ヽ \ ー -‐ // l/; i i i゙ヽ;;;゙、; ヽ ゙、 _,,,.- "ヽ ゙ヽ、 ゙゙" ,.- "/ !;; , i ;l i l;;;;;;\゙i,; ゙、 ゙、 _,.- ";;;;;;;;;;;;;;;;i ヽ、 _ ,,. - ",,.- " , ;; //;;i | |;;;;;;;;;;;;゙ ‐-.,_ ゙i, /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i /く`‐‐ " /;; 〃;;, i l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙ -.,, , ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ /;;;;;〉, /;; //;;;/ i i ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙ヽ、 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r "´" ‐- ., /;;;;/i、 ,,.- /i ; ;/;;;/ , , ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ, |;;;;;;;;;;;;;;;;;;/-、 ヽ ;;;;/l i! ヽ、__,,,.- "/ /i;l; ;;/;;;/ / /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙i |;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;\ 〉/ .! i! -‐ " / /;;i i;/;;;;/ / /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 〉;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;\ /;/ i! / /;;;;li ;;/;/ / /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i 【名前】リリーナ・ドーリアン 【作品】新機動戦記ガンダムW 【登場話数】3話 【死亡要因】射殺 【スタンス】完全平和主義 「今は亡き王国の姫君」で初登場。参戦時期は36話(サンクキングダム崩壊)~38話(女王リリーナ戴冠)の間。 突然ロワに放り込まれる状況にも落ち着いた姿勢でいられるところはやはり一国の指導者か。完全平和主義を貫くべく明かりを付けたビルにて人を待つ。 だが軽いトラップにも気付かず物音に警戒せず近づくところはやはり甘い。銃を突きつけられた状態で最初の遭遇者、アーニャと出会う。 (元)女王と騎士同士波長があったのか行動を共にすることに。 互いの世界観について情報交換をしている際に現れたのは、レイ・ラングレンと、それを追う織田信長。 よりにもよってリリーナの思想とは180度真逆に位置する人間である。言葉を出す間もなくアーニャ共々先頭の余波に巻き込まれてしまう。 頭上に落ちる瓦礫。だがそれがリリーナらに降り注ぐことはない。何故ならこの争いを駆逐するべく現れた「俺とホンダム」コンビが駆け付けたのだから。 始まる戦闘。己の力でどうにもできない状況で歯噛みする中、レイと戦う刹那に援護へ向かうアーニャを送り出す。 刹那、ホンダム、アーニャの3人相手でも信長の優位は覆らない。膠着状態に陥った戦況を、完全平和主義を唱える少女の声が破る。 意外にも話を聞く姿勢を持った信長に向かって己の理想を問いかける。武器を捨て、手を取り合う道を理解させる為。 だがやはりというか当然というか、征天魔王には聞き入られることなくその細い首を刈り取られようとする。 それを阻んだのは、一時戦線離脱していたレイの銃撃。自身の口にした「夢」という言葉が彼を動かしたのは知る由もない。 アーニャにより身を潜められるがさらなる混乱を狂戦士―――バーサーカーが引き連れる。 バーサーカーが沈黙した後、改めて停戦を呼びかけるが、いた場所が悪かった。 すぐ横の「墓標」から、バーサーカーが蘇生を果たす。疾駆する目標はリリーナ―――の手にしていた騎士王の聖剣。 用なしとばかりに放り捨てられ直後、全身を貫く銃撃。 痛みを感じる暇もなく絶命する少女。その死がこの戦闘を終結する切欠になったのは皮肉としかいいようがない。 掲げた理想は踏みにじられた。だが魔王に臆せず訴えたその理念は、戦争根絶を掲げ戦う青年へと確かに引き継がれていった……。 称号≪理想は届かず、されど理念は次代へと受け継がれた≫ レイ・ラングレン /ヽ __ |0 |>‐ j l‐.-`_ー、 /´ ! | ̄ / 弋‐‐,、ヽ- ヽ、 _, --、 | .! | | ,=、 `l `r /ヽヽ ,r / ,-─ニ- 、  ̄\ /二ー`ヽ、 | |l.リヘ| .! ∟ l│ / , ¬r  ̄ ー、ヽ ̄ヽ | / │ .! .| | " | |」 ̄ 7.! /// / .ll ヽ iヽ .ヽヽ-- / |.| | | ┌ / / !_ -‐  ̄\ |l !| || ト--‐ イ ! | レ / . |/ __-, !l /ヽ、./| | `Tニ 二 ̄ー- 、! | _/- 、 __ !| ,/〃´ ` ‐=┐ .!/ | .| /li l! `‐|´ |__二‐ .ヽ._||. /〃ヽ、 _, _,| li/!. | 〈 .l!l` ー‐- ─ / _ ,/、ヽ\\ . .|. .| /l il゙ / ´ " ´ |. | ! .| ,ハー-┐ L``!〉ヽ| |.| ヽ、、ヽ l、 . . .| /トl! ./.l l、 ヽ l .! l |┬─r "´`=イ| | | | | .! . . .ll .! |ヽ `ニ / /l . !i」 │丶、 |.| o..!| ヽ-/、 ,イフ/ | | | |. .! . ./ .| | `‐-. ´ _/ | | ! . ヽ〉 リ/ .!| .|」`ー||. "´ ̄ lリ / .!.| . | . | .l . .l `| .|--‐ | | | l| l . . . . `! || .l/\l.ート-‐イ / . . /│ |. .ヽ ヽ . l | .| -‐/ l | .| /. . / / .l|.!/\.|X |_, -i|=-< .l_. / . |. . | . . . . 、 、 ! | / / | ! . . / / 〉 / |/イーl |X l-- |/ |`  ̄ ! . ..! . 〈 .r ´ `ヽ┴ ´ イ / / / / / // ´ .| |X | || |、 |. . . . . . . `ー . . . .`. . . . .〉 〉 !/ / | . / / /L..-‐| !X | ー | 、 | .! . . . . . . . . . . . . . . . .ー. ". . . /- , - ! / ./ / ./ ||X_| .| ヽ ヽ . . . . . . . .─‐ , - . ./l ̄´ _ _| / / / / ||X.ト‐ ゙| ヽ .|\ . . . . . . . . . ´. . . ./ |.「 ̄ | 【名前】レイ・ラングレン 【作品】ガンXソード 【登場話】15話 【死因】自殺(自ら心臓を撃ち抜く) 【スタンス】特殊→奉仕?(スザク) 「復讐するは我にあり」で初登場。原作終了のヴァンと違いカギ爪の男を追っている真っ最中。 参加者にカギ爪がいることを知り真っ先に復讐心のままに行動を開始する。 だが当のカギ爪は1話にて、悟り切った顔で自ら死を選ぶ。この時点で色々報われないことは確定だったといっていい。 不注意にも懐中電灯で遊ぶ律の隣にいる玄霧をドラグノフで射殺、残った律をブラッドチップで薬漬けにしカギ爪以外を殺させるよう命じるという良い感じに外道ぶりを発揮。本当にイキイキしてます。 次は馬に跨った魔王信長。距離を取りつつ牽制に徹する間に刹那&忠勝の俺とホンダムコンビが介入。刹那と、近くにいたアーニャ2人を相手取る。 一端追い込まれるもガンダリウム合金製麻雀牌で形勢逆転。攻勢に転じようとした矢先、壁をぶち破ったホンダムに巻き込まれ意識を失う。 命に別条はなく意識を取り戻すも重傷を負う。続く戦況からこのまま漁夫の利を狙い息を潜めていたが、信長と交渉を行うリリーナの「夢」という言葉に心をざわつかせる。 気付いたころには、リリーナの首を刎ねんとした信長の剣を撃ち弾いていた。 バーサーカーの乱入もあってなし崩し的に刹那達と共同戦線を張ることに。しかしリリーナが死に撤退に移る隙に刹那から首輪探知機を奪い逃走するしたたかさは変わらず。 だがここでタイムアップ。放送によりカギ爪の死が伝えられる。この瞬間レイの活躍も、命も同時に終えたと言っていいだろう。 復讐の対象を牛なたことで茫然自失、心あらずのまま彷徨う所に、同じように大切な人を失いうずくまる東横桃子と遭遇する。 2、3言葉を交わしそのまま何もせず去る。この邂逅が桃子にとって意外な形で表層化することになるが、彼にとっては何の因果もないことである。 腰を落ちつける場所を求め政庁に入るが、そこで枢木スザクと神原駿河に鉢合わせ。 声や、その境遇が似ている2人はお互いが気に喰わず交戦するも、既に目的が消えていたレイは戦意を失くし、スザクに自分を殺させよう仕向ける。 だがスザクにそれを見抜かれ、自分の結果を見届けろと生存を命じられ、承諾する。以降の全ての行動はスザクに一任するようになる。 D-6駅でのライダー狙撃など要所で活躍するが、今まで彼を燃やし続けていた復讐の念が消えた今となってはもはや動く骸、次第に体が朽ちていくのを感じながら動き続ける。 そして、上条当麻とアリー・アル・サーシェスとの戦いの後に最後の火が燻ぶった。 復讐を止め生きろと訴え続ける上条に、復讐の重さ、憎しみ、どうしようもなさを叩きつけ、駄目押しに上条が背負う御坂美琴の遺体を撃ち抜き、激昂した上条と一戦を交える。 結局、既に燃えカスであるレイは倒れ、灰になった人生に自ら幕を閉じる。最後に美琴を撃った事を詫びて。 ……それでも上条は己の行いを悔やむことがなかったのだから本当にどうしようもない。 燃えも萌えも感動も、一切のカタルシスもない。最後まで救われず、報われぬ最後。それがレイ・ラングレンという男の人生だった。 称号≪救われず、報われず、男は灰に還る≫ .
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I=Dの改良:サイバミーズ イラスト設定 文章設定 #新記述 L:I=Dの改良 = { t:名称 = I=Dの改良(イベント) t:要点 = 現在生産されているI=Dを手直ししたもの t:周辺環境 = 工場 t:評価 = なし t:特殊 = { *I=Dの改良のイベントカテゴリ = ,,,藩国イベント。 *I=Dの改良の位置づけ = ,,,生産イベント。 *I=Dの改良の対象 = ,,,藩国で生産することができる乗り物。 *I=Dの改良の内容 = ,,,このイベントを取得した国は、その国用のマイナーチェンジI=D(乗り物)を作成できる。作成したものにあわせてアイドレスが作成、公布される。作成されたマイナーチェンジI=Dは任意の1つの能力を評価-1して、任意の1つの能力を評価+1する。また、出撃時に資源を必要としない。ただし、作成されたものに応じて付与されないことがある。 } t:→次のアイドレス = 独自I=Dの設計(イベント),人騎兵・騎士専用機の設計(イベント),人騎兵・王専用機の設計(イベント) } #旧記述 L:I=Dの改良 = { t:名称 = I=Dの改良(イベント) t:要点 = 現在生産されているI=Dを手直ししたもの t:周辺環境 = 工場 t:評価 = なし t:特殊 = { *I=Dの改良のイベントカテゴリ = 藩国イベントとして扱う。 *I=Dの改良の位置づけ = 生産イベントとして扱う。 *その国用のマイナーチェンジI=D(乗り物)を作成できる。 *マイナーチェンジI=Dは1つの評価を1減らして、代わりに1つの評価を1増やせる。 *マイナーチェンジI=Dは出撃時に資源を必要としない。 } t:→次のアイドレス = 独自I=Dの設計(イベント),人騎兵・騎士専用機の設計(イベント),人騎兵・王専用機の設計(イベント) } #新記述 L:サイバミーズ = { t:名称 = 06NANIWA サイバミーズ(乗り物) t:要点 = なし t:周辺環境 = なし t:評価 = 体格12,筋力14,耐久力13,外見6,敏捷13,器用8,感覚13,知識7,幸運7 t:特殊 = { *サイバミーズの乗り物カテゴリ = ,,,I=D。 *サイバミーズのイベント時燃料消費 = ,,,(戦闘イベント参加時)燃料-4万t。 *サイバミーズのイベント時資源消費 = ,,,(戦闘イベント参加時)資源-5万t。 *サイバミーズの必要パイロット数 = ,,,パイロット2名。 *サイバミーズの必要コパイロット数 = ,,,コパイロット2名。 *サイバミーズの搭乗資格 = ,,,搭乗可能(I=D)。 *サイバミーズの人機数 = ,,,15人機。 *サイバミーズのアタックランク = ,,,AR18。 *サイバミーズの宇宙戦闘行為 = 宇宙戦闘行為,,条件発動,なし。 *サイバミーズの夜間戦闘行為 = 夜間戦闘行為,,条件発動,なし。 *サイバミーズの白兵距離戦闘行為補正 = 白兵距離戦闘行為,,条件発動,(白兵距離での)攻撃、評価+3、燃料-1万t。 *サイバミーズの近距離戦闘行為補正 = 近距離戦闘行為,,条件発動,(近距離での)攻撃、評価+3、燃料-1万t。 *サイバミーズの中距離戦闘行為補正 = 中距離戦闘行為,,条件発動,(中距離での)攻撃、評価+3、燃料-1万t。 *サイバミーズの遠距離戦闘行為補正 = 遠距離戦闘行為,,条件発動,(遠距離での)攻撃、評価+3、燃料-1万t。 } t:→次のアイドレス = 航空機・軽偵察戦闘機の開発(イベント),ロッテ戦術(技術),I=D・グラスランナーの開発(イベント),重偵察I=Dの開発(イベント) } #旧記述 L:サイバミーズ = { t:名称 = 06NANIWA サイバミーズ(乗り物) t:評価 = 体格12,筋力14,耐久力13,外見6,敏捷13,器用8,感覚13,知識7,幸運7 t:特殊 = { *サイバミーズの乗り物カテゴリ = I=Dとして扱う。 *このユニットは宇宙で戦うことが出来る。 *サイバミーズは白兵戦闘行為ができ、この時、白兵戦の攻撃判定は評価+3される。燃料を1万t消費する。 *サイバミーズは近距離戦闘行為が出来る。この時、近距離戦闘の攻撃判定は評価+3される。燃料を1万t消費する。 *サイバミーズは中距離戦闘行為が出来る。この時、中距離戦闘の攻撃判定は評価+3される。燃料を1万t消費する。 *サイバミーズは遠距離戦闘行為ができる。この時、遠距離戦闘の攻撃判定は評価+3される。燃料を1万t消費する。 *サイバミーズは戦闘時に1機につき燃料4万tを使用する。 *サイバミーズは戦闘時に1機につき資源5万tを使用する。 *サイバミーズはパイロットの他、コパイロット2名を必要とする。 *サイバミーズの人機数 = 15人機として扱う。 *サイバミーズのアタックランク = ARは18として扱う。 } t:→次のアイドレス = 軽偵察戦闘機の開発(イベント),ロッテ戦術(技術),グラスランナーの開発(イベント),重偵察I=Dの開発(イベント) } イラスト設定 (画像作成:イズナ)/(画像クリックで原寸大でご覧になれます) 文章設定 ●サイベリアン改良型 ”サイバミーズ” サイバミーズはナニワアームズ商藩国が次期主力I=D開発のためのテストベットとして設計した機体である。 ナニワアームズ商藩国が得意とするセンサー系など、索敵用装備の再評価や問題点の洗い出しを行うため最新鋭機であるサイベリアンをベースとして設計が行われた。サイベリアンは従来の機体と比べ大型であり改良の際に余裕があった点や、宇宙戦や対空戦闘などそれまでの量産型I=D以上の汎用性から様々なデータ取得が期待できると評価されたためである。 基本カラーはブラックとグレーで鮮やかなブルーを基調としたオリジナルと比べるとやや地味である。 主な変更点は頭部である。 サイベリアンは従来機と比べセンサー・通信系装備の強化が図られているが、機体の大型化のため、大幅な強化とはいかず従来機と同程度の性能しか発揮できていなかったため、サイベリアン・B(仮)は首から上を丸ごと挿げ替えることでセンサー系を大幅に強化した。 そのため本機の頭部は前方に大きく張り出した形となり少々、頭でっかちとなっている。 その点を「かっこ悪い」とする声もあったが、後方に伸ばすとブースターと干渉する可能性があり、前方に伸ばさざるを得なかったのである。 また、アメショーと同様の偵察ヘルメットを装備してはどうか、という意見もあったが機能が一緒であるなら既存機の規格に合わせた装備を開発するよりも、頭部そのものを作り直した方が早いとして最終的に頭部ユニットそのものを変更することとなった。 これはバーミーズに搭載された操縦者との感覚共有機能も実装しており、短距離の無音通信などの基本的な機能を継承している。 他の大きな変更点はバーミーズに装備されていた物を発展させた新型光学迷彩装置の装備である。 バーミーズに装備された光学迷彩装置は一定の成果を収めたものの、屈折率の低さや燃費、熱量の増大などの問題点も多かった。サイベリアン・B(仮)にはこれらの問題点の改善を試みた新型の光学迷彩装置が搭載されている。 まず屈折率が低い、という問題点は「そもそも、ある物体にガラスのような屈折率を持たせるのが無茶である」という根本的な指摘を受け、基本的な透明化機能の見直しが図られている。 「見えない」ことではなく「気づかれない」ことを重視した迷彩、すなわち擬態(保護色)である。 センサーで取得した周囲状況を元に機体全体を包み込む立体映像を構築、その中に隠れれば通常視界では姿を捉えることはまず不可能となる。機体全ての機能に連動が必要だった屈折率変化による透明化に比べ、消費する燃料、放射熱などは大幅に改善され、以降の光学迷彩装置はこのタイプがスタンダードモデルとなるだろう、とは開発者の弁である。 この結果を元に開発部ではさらなる完璧な隠蔽能力を目指し、暗視装置・サーモグラフィーなどにも対応した熱光学迷彩機能の実装、電磁波吸収素材による電子的な迷彩の開発など、研究を進めている。 その他、細かな改良点としては歩兵が取り付くための手すりが取り付けられたことである。 宇宙戦や対空戦闘を含む高速での戦闘を行うサイベリアンに歩兵が取り付いての移動は通常は大きな危険を伴うが、歩兵・パイロットともにサイボーグを主力とするナニワアームズ商藩国においては宇宙戦・高速戦闘とも対応は容易であり、その機動力についていけることは非常にメリットがあるとして取り付けられた。 手すりは複数段ついており、四肢でしっかりと姿勢を保持した状態で取り付けるようになっている。またこの改良と合わせて新型のハーネスも開発されており、歩兵部隊の装備として正式採用が決定した。 (文章設定:サターン) 要点:現在生産されているI=Dを手直ししたもの ==新型光学迷彩と其の恩恵== 新型光学迷彩の搭載時の問題とその対処 新型光学迷彩の実働テストで問題が発生した。 静止状態では正常に作動していたが、迷彩を展開したまま機体の動作を行った際に、迷彩の映像にチラつきが発生したり、周囲の風景とずれたりしたのである。 また機体の操縦レスポンスが大幅に落ち、パイロットの操縦に対して動作が随分と遅れたり、機体が停止してしまうこともあった。 また、静止状態においても周囲状況の変化が激しいと同様の問題が発生することがわかった。 旧型の光学迷彩は、装甲を透過させるだけなので制御はさほど複雑では無かった。 しかし新型の光学迷彩はセンサで取り込んだ周囲環境を処理して、機体形状、体勢に合わせて立体映像の構築を行うというプロセスが必要となった。 しかも、それをリアルタイムの変化に合わせて処理し続けなければならない。 そのため膨大な処理が必要となり、コンピューターの処理能力が追いつかなかったのである。 サイベリアンは現状の最新型だけあって、搭載されたコンピューターも高い能力を誇っていたが、それでも新型光学迷彩の運用には足りなかった。 本来なら対処に悩む所であるが、時間的猶予も無かったことから最も単純であろう解決方法を選択した。 ――だったらもう一機コンピューター積めばいんじゃね? つまりは、そういうことである。 もう一基積んで並列処理、或いは光学迷彩専用にすれば何とかなりそうだったのである。 もともと各種拡張の余裕を持って設計されていたサイベリアンは、出力等の問題も無くもう一機のコンピューターの運用を可能とした。 各種システムの設定や調整、搭載に伴う配線やコクピットレイアウトの変更等を経て、二機のコンピューターを搭載。 その強化された処理能力により新型光学迷彩の運用が可能となった。 コンピューター処理能力の向上に伴う恩恵 新型光学迷彩による問題が発生しなければコンピュータは各種制御系の調整、更新程度で、その能力向上は考えられていなかった。 しかし上記のように演算性能の向上を行ったため、各種制御系の変更と調整を行い、幾ばくかの性能の向上に成功したのである。 まず、機体の動作入力に対するレスポンスが向上した。 伝達には限界があるものの、演算性能の向上によりコマンドに対する処理が速くなったのである。 これにより、特に格闘、つまり白兵距離での戦闘が若干なりとも有利になるものと思われた。 そして、何より射撃管制機能の向上が著しかった。 バーミーズの技術を導入した新型の索敵系により、得られる観測データの精度が高くなり、其の量も増えた。 そして、機体の演算性能の向上により、目標の未来位置予測や弾道計算をより高速かつ正確に行えるようになった。 その結果、中遠距離と対空の射撃管制機能が大幅に向上することとなった。 ただ、これら能力の向上はコンピューターを二機積んだことにより向上した演算能力のオマケのようなものである。 本来の目的である新型光学迷彩の使用時には、その処理のため従来のサイベリアン並みか、それ以下の能力となってしまう。 また能力は向上したものの、機体のバランスを崩すことになりピーキーな操縦性を持つこととなった。 ただ、操縦性がピーキーになった問題は、 ――努力と根性で強化されたナニワのホープやパイロット達なら問題なし! とのことで、一先ず忘れることになった。 もちろん、今後時間をかけて解消はされて行くだろう。 新型光学迷彩搭載の際のこれらの試行錯誤は、当然ながら次期主力I=D用のメインシステムの開発にも大きな影響を与えることなる。 (文章設定2:真輝) 要点:現在生産されているI=Dを手直ししたもの //**// I=D設計には必ずといって良いほど付きまとう命題がある。 工場の生産ラインに乗せてどれだけ品質、コスト、納期を維持できるかと言う命題である。 専門用語で生産技術とも言う。 サイバミーズのように装甲素材から見直されているI=Dを「現在生産されているI=Dを手直ししたもの」とか言ってゴリ押しされては現場サイドにはたまらないのである。 工場長は真っ先にぶちきれて入院し、副工場長が代理に付く勢いである。 特に新型光学迷彩、新型センサー、特に頭部は1から設計を見直しており、新技術をふんだんに盛り込まれてマッチングに一苦労している。 ナニワアームズの国民は仕事に妥協が無い人間が多く、内戦問題でみんな神経質になってることも手伝って一触即発の雰囲気の中、開発が進められていた。 光学迷彩を張るのにリソースが足りないからコンピューター2機の並列処理で押さえ込めと言う指示をマイナーチェンジなどとは狂気の沙汰でしかありえない。 プログラムはほとんど1から組みなおし、開発が遅れて工場のライン稼動納期は削りに削られてPC総動員なのである。 あれ? この風景どこかで見た事があるぞ? 加えて、難民対策の職業斡旋の影響で臨時雇用された技術系国民(これからのナニワアームズI=D開発の一翼を担っていただける新戦力である)の皆さんとで総チェックの体制である、相手は12mのサイバミーズ、バーミーズを作るのとは訳が違う。 整備士の面子と若干名の巻き込まれたホープと1人明るくて職場の花になっている乃亜さん(結婚おめでとうー…えっ?まだなの?)と工場に泊り込みいくつもの夜を越えた。 全員の心は藩王に対する呪詛の言葉で満ち溢れていた。 短期間の設計期間は設計の考察不足と言う形で現れ、特に新素材周りで悪影響を及ぼした。 よくある話だが、熱による特性変化である。 ナニワの新兵器研究所「カボ研」よりもたらされた電磁波吸収素材は熱変化に弱く、溶接加工時の高熱に耐えられないのであった。 サイベリアン装甲の熱変化設定値が通常の金属より遥かに高く設定されている為に起こったエピソードだが納期厳守の厳命を死守しようと、カボ研の机上計算の話にクルクルっとだまされて採用した愚かな拡張ボンクラ設計陣の末路なのである。 ”人の悪が生んだ災いなら人の善がこれを収めるでしょう。 ” ”設計のミスが原因なら設計のアイディアがこれを救うでしょう。” 何処かで聞いた言葉だが起死回生の言葉は改良提案をした真輝の口から紡ぎだされた。 「溶接できないなら部品を始めっから一体化してしまえばいいんじゃない?」 部品一体化と言うのは精度向上やコスト減のために検討されるものだが普通熱変化の回避に使われない。 試行錯誤、工場にスペースをもらって検討を始める事1週間、なんとか形状変更と通常装甲と二枚重ねにする事で強度と隠蔽を両立する方法が確立されたのである。 こうしてサイバミーズの装甲は図面変更で一体化と通常装甲にカバーをつけた形で製作される事が決まったのであった。 この考え方は、次期I=Dジャバニーズ(この時点では開発中)設計の方針に引き継がれていくのである。 工法が確立すればあとはそれを実際に作るだけ、納期まで残り48時間。 ナニワアームズ商藩国が誇る整備陣は、新人を巻き込んでこの難題へと立ち向かった。 工場内にシャワールームと仮眠室が新たにが作られる勢いである。 労働基準法何それ? な勢いで1人、また1人と脱落していく中、サイバミーズは完成した。 (文章設定3:うさぎ) 要点:現在生産されているI=Dを手直ししたもの 周辺環境:工場 ///余談/// 「終わった……」 早朝。最後のボルトを閉めたところで整備士うさぎは工具を取り落としてぶっ倒れた。 周囲には似たような死体……もとい、作業半ばでぶっ倒れた他の整備士達が転がっている。 ナニワアームズ商藩国の整備工場、T10から作業を続けていた改良型I=D、サイバミーズの開発は内戦の煽りを受けて遅れに遅れていた。 内戦がひと段落してやっと開発再開できるよ、と思った矢先、「もしかして、T12の生産間に合わなくね?」という誰かの一言によって整備班は半ば恒例となった吶喊作業へと駆り出されたのであった。 その甲斐もあってか、なんとかT12生産フェイズまでの完成にこうして漕ぎ着けたわけである。整備士達は冷たい床にぶっ倒れながらも「俺たちよくやったよ」と完成したI=Dを誇らしげに見上げるのだった。 ――とりあえず、一眠りして、風呂入って、飯食って、その後のことはまた後で考えるか。 そんなことを考えながらも、うさぎは思考を放棄して泥のような眠りへ誘われるままに落ちていった。 ///余談の余談/// 2時間後。 「おー、出来てるねー」 「あ、藩王……」 「じゃあこの勢いで高機動兵器もヨロ」 「死ね、死んでしまえ」 (文章設定4:サターン) 周辺環境:工場
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「灯の綱」(中) 「どことも青い石も赤い石も暴騰気味だな。最近、入荷してもすぐに出てしまうからな…、あんな石の何が良いんだろうな。お客さんの前で言うのもなんだがね…」 イザナミはそんな店主の聞きなれた愚痴と文句を確認すると南東にある商館街へと向かう。 「あんな石か…自らに価値のない物で儲けている自分こそ一番の恩恵に肖ってるのにね」 店主のしたり顔を思い浮かべながら思わず口をつく言葉、それはなによりもその心胆に向けられていた。突き刺すような日差しは変わらず街の石畳を熱し、揺らめく空気が視的にも熱気を与えている。薄曇りで霧の街と呼ばれる地で育った者には最初こそ好奇心にその日差しも嬉しく思えたものの、時が経つにつれ疎ましい存在へと変貌するのは誰しもが抱く感情でもあった。 「ったく、本当に暑いわねっ。なんで皆は平気で歩けるのかしら。」 手傘で目を守りながら、建屋の影を活かしながら目的地へと歩き進む。 この欧州から離れた地にも商会が存在している、無論、異文化の人々が作り上げたものであのだが、街の一角にその拠点を設けて商館街を作り上げている。一応に外見こそはその地の職人によって建てられた為か独特の風貌で佇んでいるが、当地の人々からしてみればその存在価値すら詮索と憶測の域を出ないものであった。 「…これなら充分に黒になるわね。」 数件目の商館でイザナミは即決してサインする。利は少なくても採算さえ取れればそれなりの評価と得ることができる。懐が痛まなければそれ以上のバックが取れる事を確認して即日積み込むように商館事務員に告げるとその館を後にした。 再び厳しい日差しが彼女を襲う、じっくりと掻く汗で眼鏡が薄く曇るのを我慢しながら長逗留する気もさらさらないようにその足は再びカリカットの街中へと消えていった。 「これさえなければ少しは良い街だと思えるのに…」 「出るよ。」 3日後の朝、普段と変わらない口調で出航を告げる。これから役100日を越える航路を前にしても、それはさも西地中海を軽く流す程度に思えるほど平静な声だった。 船員達の大きな掛け声と共に鎖を巻き取る音が船中に響くき碇がその姿を海中から現すと枷の外れた船体が左右に揺れ重力から解き放たれたような感覚を船に乗る全てが確かめる。 「宙に浮く感覚もこれと同じなのかしらね…」 熱せられた甲板に歩み出でた提督はそう呟きながら行く先を見つめている。 熱風に押し出されるようにして船は桟橋からゆっくりと離れていく。港を抜けて船の帆が全て解き放たれ、風向きを見逃さずその全身に一杯の推進力を含ませる。号令と共に漕ぎ手たちの腕に力が入り船は見る見る加速するとカリカットの街を後にした。この先の数海里が最も危険な領域で数多の商船がその運命を海底へと終焉させ、数ある財宝が運命をそれと同じくしている。 「さて、私は部屋に戻るわ。いつものようにお願いね。何もかもが吶喊で大変ね。」 「了解しやした。」 副官の心強い返事を受けイザナミは船室へと戻る。大砲の鋳造からインドへの移動、大した休養もとらずに再び欧州路に就くそれでも彼女が抱える仕事量は一向に減る様子もない。机の上に山積する書類から1部を手に取ると次なる注文への向けての試算を始める。 これだけの量を捌く間にも再び次なる注文がやってくる、慣れているとはいえなんとも先の見えない発注の連鎖反応に目処が立つ心算はなかった。 「これでも原価を頂戴している分まだ成り立つけど、セイジ卿のように無料配布する器量は驚嘆に値するわね。」 同商会に所属するセイジはメンバーに対し調理品を気前良く無料提供している。よく破綻しないものだと受け取り側はその恩恵に肖っている。さすがに調理品と大砲では単位コストが正しく桁違いとなるものの数と1点豪華主義と手間を考えるとその姿勢は到底真似できるものではなかった。 「あれで成り立つんだから、1番のやりくりと商売上手は彼なのかしらね…」 知らずと蓄積させれている疲労のためか整理の手が進まない、いつの間にか眼鏡も外し目頭を押さえては軽く揉み解すような動作が増えている。船中にファースト・ドッグ・ワッチの終わりを告げる八点鐘が響く、気が付けば窓外は朱色から群青の空へと変わろうとしている。元より手に取った1部が1日で片付く書類でもないが想像以上に進捗状況は芳しくなく半減以上の処理速度に辟易していた。 「もう1日の終わり?手早く片付けて残りをゆっくり休養に当てたい所だけどね…」 ペンを綺麗に片付けると同時に食事が出来たとの呼びかけがドアの外から聞こえる。 「こんなときはアレコレと考えても埒が明ける事もないか、一杯飲んでからゆっくりするのも手よね。」 外した眼鏡をかけ直す。眼鏡をかける人種はその外した顔を見られることを極端に嫌う、それは長く付き合っている仲間内でも言いえていた。提督へ面と向かって観想を言う者も居ないのだが、あるはずのない眼鏡を上げようとする癖は視界のぼやけた感覚がずれているという錯覚と共に現れ、その指が目的物を捕らえられない眉間を空回りする感触は不快感以外のどれにも当てはまらない心情であった。 「今日は何かしら?」 食堂へと向かう通路で先を行く船員にメニューを尋ねる。 「ダールです。」 振り向いた船員は少し不安な顔を見せている。 「…ダール?誰が作れるの?」 「はぁ、何でも自信作の試作だそうで…」 「またなの?」 「はい、なんでもあの短い間で極めたとか…」 「そう…」 「あっ!て、提督ー逃げないで下さい!」 船室に戻ろうとしたイザナミの袖を掴んで必死に船員は彼女の足を止める。 「1人で逃げるなんてズルイじゃないですか。…そう言わずに。」 「その『極めた自信作の試作』って料理の勝率知ってるの?」 「1勝23敗です…」 「それじゃ、私は部屋にいるからネ。」 「待って下さいよ。今日が2勝目になるかもしれないじゃないですか!」 「そうなる公算はきわめて低いじゃない。」 「それは否定しませんが…苦しみは分かち合いましょう。」 変哲のない天井を見上げて一つ溜息をつくイザナミ。 「仕方ないか…」 食事を終えたイザナミは自らの部屋へと戻っていた。眉間に皺を寄せて何かを真剣に考えている。 「あれは…」 大きな溜息と共に素直な感想が零れている。 必死の説得に折れた形で料理長自慢の『自信作の試作』なるものを食すために食堂へと入ったが、先立って食していた船員は皆一様に沈黙だった。普段、談笑が耐えない夕食の場も過去に23回ほど同じ雰囲気に包まれた事があった。 「(マズイ雰囲気ね…)」 この場へ来たことを後悔するイザナミ。 「とりあえず何かお酒を頂戴…」 飲まずにはやっていられない重い空気を感じながら所定の席へと座る。 そして、それを待っていたかのようにブランデーと今までこの船では出された事のない一皿がイザナミの前に運ばれる。 ダールとはそもそも豆を使ったカレー料理を総称で、それに鶏肉やほかの具材を取り合わせてその店や家庭毎にオリジナルの味を持っている。ただ、その複雑な味わいは長い歴史が織り成してきた伝統であり、胡椒という単体のスパイスがこのほど重宝とされている欧州列国出身の人間がそう易々と会得できるものではなかった。 シルバーを手に取り手の中でクルクルと回転させる。不調法なのは承知の上だが「意を決する」為にはその行為しか許されてない状況でもあった。横目に注がれる船員達の視線がシルバーに写っては消えてゆく。 ブランデーで軽く喉を通し、一見してそれっぽく見える皿に手を付ける。 「提督~どうです。今回も良い出来でしょう。」 調理長が得意気な面持ちで食堂へと入ってくる。 「ん…。特有の味が出ててるわね。」 「そうでしょう。複雑な香辛料の組み合わせは正にミステリアス、互いに主張し合わず、さりとて埋没するような事もない調合方法は…」 イザナミの心意を汲み取り違えている調理長は滔滔と薀蓄を語り続けている。 その口調は滑らかでいやに静かな食堂に響く。イザナミは隣で語り続ける調理長を気遣うように相槌を打っているがその顔はいまいち優れていないようにも見える。 「おぃ…まだ語ってるぞ…。」 船員達は可哀想にも見えるその様子を見ながら耳打ちしている。ただ、彼らの皿は誰も残す事無く綺麗に平らげられている。互いが互いを気遣う事がこの船の一番の特徴でもあった。 まだまだ続きそうな調理長の言を遮りながらイザナミが口をひらく。 「調理長、今回修めたのは後何種類あるのかしら?」 その場にいる全員が実に興味ある質問だと再び沈黙が訪れる。 「皆さんの期待に添えまして。そうですね…喜望峰を越えるぐらいまでは用意してます。」 調理長が発したその言葉に食堂の所々でうなだれる頭が見えている。 「そう、期待してるわね。ごちそうさま、後でブランデーを1本部屋へ持ってきてくれる?」 「了解しやした。」 綺麗に平らげた皿を後にイザナミは席を立った。 「なんて言えば良いのかな…。なんとも表現しがたい味…」 この調子で喜望峰までの食事が続くのだと思うと少々気が殺がれる。結論は難しかった、「ダール」という名前を聞いて食するには全くの別物だだ、それ自身をダールととは異なる一品と考えると充分に口にできるものであった。 「うーん。ダールって言ってたし…今日も負けかな…」 船窓から望む夜のインド洋は穏やかで船中の些細なイベントを意に介さないように装っている。イザナミは途中で止まっている書類へと目を戻すと、下がっている意欲を奮い起こすように「よしっ」と力強く発すると再び椅子へと座った。 そして、食堂と自室で悩み続ける日々は彼の発言通りアラガス岬沖へ到達するまで続いたのであった。 イザナミを提督とする船は徐々に高くなる波を受けてアフリカ大陸の南へと進入する。 これより南にはアラガス盆海という海域が待ち構えている、年中を通して海が荒れており熟練した船員と耐波性能に優れた帆船をもってしても航路を確実に保つ事が難しい海域になる、無論、ガレー系統の船では船の損傷は著しく交易品の荷崩れや高波による船員の被害が続出する海域でもあった。それゆえ大陸からアラガス盆海までの狭い海域アラガス岬沖を航行するのが現状の航路として最もオーソドックスで確実な選択になっていた。しかし、それは逆に往来する商船を食い物にする海賊にとっては狭い海域を逆用し、年間を通しかなりの数の船がその犠牲になっている海賊多発域の名所としても名高い海域でもあった。 ようやく整理する書類も少なくなり、さらに、船中の食事も普段どおりの欧州食へと戻って船中は平和が訪れていた。面白いことに食環境が合わないということはここまで人の精気を減退させるのかというぐらい、覇気のなかった船員達はようやく本来の動きを見せていた。イザナミの手も軽やかに紙上を踊っている。 そして、取り戻した平和と平静を共に船はアフリカ大陸最南端喜望峰沖へと進んで行く。喜望峰近くにはケープという街がある、その場所は軍人、商人、冒険家全てにおいて格好の中継地点でもある、それは海賊を生業にする者にとっても同じで寧ろ拠点として活動する者が発生するぐらい利便の良い街であった。特にケープ付近はダイヤモンドが豊富に採取され、いまや一攫千金を求める者がこの未開の地を発展させ続けるという奇妙な現象を生んでいた。イザナミはそんなケープに寄港する事もなく喜望峰を抜けようとその船首を大きく北西へと向けて航行していた。 「提督っ!国籍不明の船が1隻こちらへと向かってきます!」 慌しく入ってきたのは見張りの報告を受けた船員だった。 「そう…。で、どうなの?」 ペンを走らせる手を止めず、状況を聞きなおす。 「はい。まだ望遠鏡で確認できるほどの距離ですが、相手はアラビアンガレー。しかし、こちらの航路と追尾するように向かってきています。」 「なるほどね。」 ようやくその手を止めたイザナミは自らも確認する為に甲板へと出た。手渡された望遠鏡には報告の通りの船がこちらへと船首を向けている。 「1種兵装準備、信号が確認できる距離になるまでに完了させること。戦闘になるわね。」 一気に船内が荒れる。指示や命令が隙間なく飛び交っている。自らも兵装するために自室へ戻り着慣れた甲冑へと腕を通す。 「面倒ね…」 カリカットから続いた料理長の気まぐれに海賊襲来、これまで平和な時間は極僅かな期間しか得られていない、イベント続きに少し辟易しながらイザナミは兵装を終えて甲板へと戻ろうとしていた。 喜望峰沖の空は欧州の空より濃い青色をしている。 「こんなに良い天気なのに…」 この変事に空を見る余裕があることが自分でも不思議だった。 「生きるか死ぬかの瀬戸際と言うのに我ながら変ね…」 同じくして兵装を完了した船員が厳しい顔を保って持ち場へと戻る。 「状況は?」 「最悪です。信号を送りましたが…返事を聞きたいです?」 「いいわ。」 手を軽く振って答える。 「副船長、貴方に舵を任せるわ。向こうは白兵勝負に来るのは船からして当然ね。それを逆手にとりましょう」 「では並行のままで宜しいですね。タイミング指示をお願いします。」 「よろしくね。」 一言で十を理解する。頼もしい船員に囲まれている事を今更ながらに確認したイザナミは迫り来るアラビアンガレーを甲板から凝視していた。 「間もなく戦闘域に入ります。こちらからの信号にも反応なし!」 大声の報告が轟くと同時に警鐘が船全体に響く。 「来るぞ!」 船員の誰かがそう叫んだ。 不気味なほどに静まり返った喜望峰沖で2隻の船が対峙している。海賊に遭遇したイザナミは最高レベルの兵装を布いてこれを迎え撃とうとしていた。 両船の細やかな位置取りが始まりつつもイザナミの船は逃げる体勢だと見せ付けている。 「かならず引っかかる。」 この喜望峰沖を西進する船の大半はその船倉に莫大な利益を生む交易品を満載している。自然とそれを狙った海賊も多発し、そして交易品を得るために接舷してくるのが海賊の常套手段だった。 副船長は上手く船尾への直撃被弾を避けるような位置を保ちつつ指示を待っていた。 「そろそろかな…」 イザナミは大きく手を振って合図する。そして船はアラビアンガレーの正面で横向く格好を見せる。 「砲撃手は指示を聞き逃すな!」 自らを鼓舞するように大声で指示を飛ばす。 この横向きになった船を見て、海賊船は一気に向かってくる速度を一気に上げて突進してくる。 「来たっ!こっちの策が勝つか、それとも…」 もしもの時に備え腰に提げる剣を抜く。 アラビアンガレーは真っ直ぐにイザナミの船側面真ん中めがけて突進してくる。 船中の誰もが固唾を飲んで指示を待つ。 相手の船に乗る海賊の人影が充分に目視できるほどまでに2隻の距離が縮まる。 剣を握る手にぐっと力を込めて高らかに振り上げる。 「今だ!放てー!」 アフリカの日差しを反射しながら剣が振り下ろされる。轟音が静かな海に響く、この一瞬に賭けた全砲弾が一直線に向かってくるアラビアンガレーの船首を捉え一方的な破壊音を伴ってアラビアンガレーは推進力を失い大破し船体を大きく傾けている。勝負は一瞬で幕を下ろした。 「よしっ」 思わずガッツポーズする、船中は歓声に沸いている。 「お見事でした、さてアノ船はどうします?まだ動ける人間もいるとは思いますが」 操舵室から駆け出してきた副船長はいずれ沈むだろう傾いたアラビアンガレーを指しながら言った。 「ほっときなさい。これまで数多くの商船を食い物にしてきたんでしょう、襲われ沈む事がどれだけ恐怖になるか身を持って知るが良いわ。」 「そうですね。」 「1種兵装を2種へ、まだ近隣に仲間がいるかも知れないしね。」 「了解」 「それにしても…」 「はい?」 「いぁ、なんでもないわ。ただ、武装してる船を襲うのにあの戦術じゃダメね。」 「まったくですな。」 イザナミは緊急時に備えて搭載可能最大数の大砲を装備していた。大砲を外して少しでも多くの交易品を積もうとする商船が多い中、イザナミは0か100かというギャンブルよりも90を確実に取る事を優先した結果だった。 喜望峰の一戦を終えて海域を抜けたイザナミの船はその後、再び襲撃を受けることなくアフリカを後にした。そして、北海へと戻ると片付けた書類を元にハンブルグへとその足を向けた。 (続けー)
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【クラス】 ライダー 【真名】 アシュレイ・ホライゾン 【出典】 シルヴァリオ トリニティ 【属性】 中立・中庸 【ステータス】 筋力C 耐久C+ 敏捷C 魔力EX 幸運E 宝具C 【クラススキル】 騎乗:EX ライダー自身にさしたる騎乗スキルはない。事実上の彼の騎乗スキルランクは、D相当。 ライダーは騎乗するのではなく、規格外の『もの』を運んでいる存在、と言う意味で、EXランクに相当する。 【保有スキル】 話術:EX 言論によって人を動かせる才。裏表のない、誠意ある態度は、多くの人間の態度を軟化させ、ライダーを信用させるに至る。 ライダーの話術スキルは表記上はEXランクとあるが、実際上のそれはDランクのそれである。 ライダーは、相手との交渉の際、交渉にかける時間が長ければ長い程、行った回数が多ければ多い程、成功率が跳ね上がる性質を持つ。 そのため、どのような気難しい、それこそどうしようもない破滅願望の持ち主であっても、方針を転向させる事も理論上は不可能ではない。 人類史上最も対話が難しい……と言うより、心変わりは勿論最低限の譲歩すら引き出せぬような相手に対し、無限大に等しい時間を掛けて粘り強く交渉し、見事対話に成功したライダーの話術は、ある意味で規格外のスキルランクなのである。 心眼(真):C 修行・鍛錬によって培った洞察力。窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。 逆転の可能性が数%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 戦闘続行:C 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死の間際まで戦うことを止めない。 溶け逝く蝋の翼:- 本来ライダーは、後述するスキルに関係する存在の力がなければ、生きているのも不思議な程、存在そのものが摩耗していた人物だった。 実際ライダーは英霊、サーヴァントとなった現在の身になってなお、その力関係は変わっていない。このスキルは現在は発動していない状態だが、このスキルが発動した瞬間、ライダーの霊基は急激に崩壊して行き、最終的には消滅する。 煌めく嚇怒の翼:EX ライダーの中に眠る存在、即ち、『ヘリオス‐No.α』が宿っていると言う事を証明するスキル。 ヘリオスはライダーの精神の中に宿る意思を持った存在であり、状況に応じてライダー自身に対話を行ってくる。 ライダーが活動する上で最も重要となるスキルであり、サーヴァントとなった現在では竜の炉心に並ぶか上回るレベルの魔力を供給する炉心としての役割を果たしている。 魔力ステータスのEXに起因するスキルであり、このスキルが存在する限り事実状、ライダーに魔力切れの要素はない。 但し、このスキルによる魔力供給が断たれた場合、急速にライダーの霊基の崩壊は加速する。また、何らかのエラーが重なり、ヘリオスそのものが三次元世界に現れた場合も、ライダーは無条件に消滅する。 【宝具】 『白翼よ、縛鎖断ち切れ・騎乗之型(Mk Ride Perseus)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1 ライダーの保有する星辰光。星辰光とは自身を最小単位の天体と定義することで異星法則を地上に具現する能力であり、すなわち等身大の超新星そのもの。 この能力の本質は、相手の能力の制御及び奪取。この宝具を発動中のライダーに対して放たれた魔術や異能、宝具による攻撃を吸収、無効化。 そして、その吸収した攻撃によるエネルギーを纏い、放出する事が可能となる。爆発を放つ魔術であれば、その爆発を無効化して相手にお見舞いする事が出来る 水を放つ能力なら、それを刃状に圧縮して放つ事も、雷を迸らせる宝具なら、その威力の雷をそのまま剣に纏わせたり放ち返す事も当然可能な芸当である。 また、能力による追加効果や、状態異常のみを与える攻撃であっても、この宝具による制御の範疇であり、当然これらもコントロール可能。 相手の能力を吸収・制御する過程で、相手の宝具やスキルの推測や看破もやろうと思えばできる為、初見での対応力も抜群に高い。 相手の力を我が物とし、己の力の如くに振るうその様子はまさに、メドゥーサの首を刈り取り盾に取り付け、石化の力を我が物とした英雄ペルセウスのようである。 このように防御に長けた能力だが弱点も存在し、解りやすいものとしては、『吸収出来る量には限界があり、その超過分は当然ダメージとしてライダーが受け持つ事』になる。 但し、その超過分にしても、宝具ランク分ダメージ量と追加効果の威力を削減出来る為、実際上の防御能力は想像以上にタフ。 だが最も大きな弱点は、魔術を初めとした超常の力に頼らぬ、単純に物理で殴ってきたり斬りかかる攻撃については、この宝具は全くの無力。 受け損ねれば、そのままダメージを負う事になる。例えば、超常の力を纏わせて殴って来る相手にしても、超常の力の方は吸収出来るが、殴った際の衝撃はそのまま100%伝わる。 『煌翼たれ、蒼穹を舞う天駆翔・紅焔之型(Mk braze Hyperion)』 ランク:C+++ 種別:対人~対軍宝具 レンジ:1~10 最大補足:1~50 ライダーの保有する星辰光。厳密に言えばこの宝具、もとい星辰光はライダーに由来する能力ではなく、ライダーの中に住まうヘリオスと言う存在を介して居なければ発動が不可能な為、 ライダーそのものが有する完璧自前の能力であるかと言われれば否と言うべきである。 能力の本質は火炎操作。物に対して能力を付与(エンチャント)する能力に極めて長けたライダーの力であり、この才能を用い、自らに炎を纏う事が出来る。 これを利用し、自らに焔を纏わせて生きた火球にする事で攻防一体を成立させたり、シンプルに刀に纏わせて攻撃能力を恒常させたりも出来るし、 炎を勢いよく噴出しその時の推進力を利用して高威力の吶喊攻撃を行う事も可能。またこの炎をエンチャントすると言う特質により、相手の炎による攻撃をレジストする。 この能力の最大の特質は、自らの意志力に呼応するように威力と出力が向上すると言う点。 この特質により、逆に言えば心を折られてしまえばこの宝具は機能する事がなくなると言う事をも意味する。が、それでも特筆するべきはその性能の向上振り。 ライダー自身の精神的な昂りによって、本来不得手とされる遠距離の攻撃も、超高密度に圧縮された炎熱の光線を放つ事でカバーしたり、 炎熱を爆発させ、その爆発を不規則に拡散させ広範囲に被害を及ばせたり、纏わせる炎熱の鎧の熱量を急上昇させて埒外の防御力を得たりなど、 ライダーが意気軒昂の状態になればなるほどその炎熱の威力、そしてその操作の玄妙さが増して行く。 ただ、意志力が一定を超えると、この炎はライダーの制御出来る限界を超え、ライダーそのものに熱によるスリップダメージを与えてしまうと言うデメリットを負わせてしまう事になる。 『天地宇宙の航界記、描かれるは灰と光の境界線(Calling Sphere Bringer)』 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:- 最大補足:- ライダー自身が到達した、覇者の王冠。その人生の旅路で気付いた悟り。遥か高位次元に叫び、刻み付けた命の答え。 ライダーのいた世界において浸透していた、星辰光と呼ばれる能力の究極の到達点。 勝利とは、あらゆる想いを許すこと。誰かや何かの強さや弱さを、認めてやれる雄々しさ(優しさ)だということ。即ち、他者を許容できる寛容さ。 その事に気づいたライダーが手に入れた、異星の真理。世界の法則をもやがては塗りつぶし得る、侵食異星法則。 能力の本質は星辰光と呼ばれる能力の共存共有。聖杯戦争に際しては更に拡大解釈され、宝具の共存や共有すら可能となる。 ライダー自身が得意としていた、能力を付属させると言う才能が究極の領域にまで特化された宝具。 自他や空間を問わずあらゆる星(能力・宝具)を自在に付属させながら、それでいて打ち消し合わず共存・融合させると言う驚異的な特性を秘めた、究極の付属能力を持つ。 複数の能力や宝具を自在に操り、且つ打ち消し合わずに組み合わせながら、そこに反動は見られない。 この能力の真に脅威的な所は、ではそういった星や能力、宝具は何処から借り受けて共有させるのかと言う点。 この星辰光もとい宝具は、高位次元、今回の聖杯戦争に於いては英霊の座と言った高位次元、あるいは界聖杯内に溜め置かれたサーヴァントのデータベース、 またはそう言った星々の歴史を保存してあるアカシックレコード。そういった場所にアクセスし、嘗て存在した人物、それこそ故人が保有していた能力や宝具、星辰光をも、 現世に発現させ、自由にエンチャントさせてしまうのである。また、同盟相手や仲間と共に戦っている事で、その人物達に縁のある誰かが、高位次元ないし英霊の座、各種データベースから力を貸してもくれるのだ。そして、そのレンタル出来る数に、限界はない。力を貸そう、と言う者がいればいる程貸してくれる為である。 要約すれば、この宝具は『任意の人物の宝具をレンタルしあい一切の制約なく共有する』ことと、『高位次元に接続し聖杯戦争の舞台に存在しない人物の宝具や能力を行使出来る』、 と言う極めて反則的な汎用性を持ったもの、と言える。が、弱点が幾つか存在する。一つはこの宝具自体、魔法級の権能をこの世に成立させる代物の為、 スキル・『煌めく嚇怒の翼』で供給出来る魔力の限界を超えて常時魔力を消費し続けてしまうと言う点。 本来この宝具は『同じ想いを共有している他人がいる事』によって成立する宝具であり、この条件を無視して今回の聖杯戦争では発動させている為、 魔力消費など起こる筈もないのにそれが起きてしまうと言う事態が成立してしまっている。逆に言えば、今回の部隊に於いても思いを共有する誰かがいるのなら、魔力の消費は帳消しになる。 またこの宝具は完全に発動する為にはどうしても『他人の存在』が必要不可欠である為、ソロでの発動は無意味に近い。何故ならばこの宝具のキモである、能力のレンタルも何も出来ないからである。 そして最大の弱点は、この宝具は相手を互いに認め合うと言う事実を以て初めて発動が可能なのであり、能力の借主或いは貸主が要求を拒否すれば、レンタルは成立しないと言う点。 また借り受けられたとしても、能力を借り受けた相手との相性や同調に応じてステータス共有が発生する為、相性の良い相手であれば優れた性質ごと借り受けられるが、 相性の悪い相手であればライダー自身の能力値でしか借り受けた力を使用できなくなる欠点も有している。 『森羅超絶、赫奕と煌めけ怒りの救世主(Raging Sphere Savior)』 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:∞ 最大補足:∞ これは厳密にはライダーの有する星辰光ではない。ライダーの中で彼とともにある、ヘリオスと呼ばれるサーヴァントの星辰光である。 ライダーに登録されている宝具の内、この宝具だけはライダーの自由意志で発動する事は出来ず、ヘリオスと呼ばれる人格が、三次元世界上に顕現しない限り発動は不能。 三次元世界上に出現する条件は、ライダーがヘリオスに主人格を明け渡す事。その瞬間、ライダーと言う殻からヘリオスが飛び出してくる。 能力の本質は光速突破・因果律崩壊能力。 ヘリオスは一挙手一投足が物理学の大原則である、『光より速くものはない』を無視しており、早い話光より速く動いている状態となる。 極限まで爆熱と光熱を圧縮させたものを剣に纏わせ、それを振るって攻撃する。ただそれだけで空間を破壊し、万物万象を粉砕する超弩級の一撃になる。 ただ疾駆するだけで次元の位相に亀裂を生じさせ、光速突破という矛盾を以て攻撃する事で、凡ての道理や摂理を打ち砕く。 またこの宝具の真価は、『気合と根性“だけで”あらゆる不可能を破壊・突破するという事実』にあり、殺されたのに死んだと言う現実を気合と根性でぶち壊して再生する、 と言う意味不明な真似すら可能とする。正しく、万象の否定、因果の蹂躙そのもの。意志力だけで世の真理全てを征服する、不条理の体現。 ……めっちゃ要約すると、発動してしまうと聖杯戦争が終わってしまうレベルで強い馬鹿が出てきてしまう宝具。 生前この星辰光の持ち主であるヘリオスが現れたせいで、マジで世界が終わる一歩手前の状態に陥ってしまった為、ライダーは絶対に自発的にこの宝具を発動する事はない。 と言うより、このヘリオスと言う存在自体が、顕現する為には膨大な、それこそ上述のライダーの第三宝具を維持するのに必要な魔力が水の一滴にしか思えない程埒外に必要となり、 事実上出してしまえばライダーも消滅するし何ならヘリオスも消滅してしまうと言う、途方もないアホ宝具と化す。勿論、その条件をクリア出来てしまうのなら……。 【weapon】 アダマンタイトの刀: ライダーが振るう武器。アダマンタイトとは星辰光と呼ばれる能力を発動する為に必要な媒体の事を指し、本来ならこの媒体がなければ彼らは能力を発動出来ない。 サーヴァントに際しては、そもそも星辰光そのものが宝具として登録されている為、そのような制約はない。この為、ライダーが振るうこの刀は、非常に物理的な堅牢性に優れる刀にとどまっている。 【人物背景】 特筆するべくもない普通の人生を歩んでいた子供が、廻り続ける運命の車輪に蹂躙され、その果てに至った姿。 本人のあずかり知らぬ政治的な思惑で、家族を失い、幼馴染と散り散りになり、傭兵団の一員となりうだつの上がらない日々を過ごし、 戦いの最中に拉致され語るも無残の拷問を味合わされ、人格を塗りつぶされ、寿命の殆どを消費されてしまった、燃え上がる英雄を生み出すための舞台装置。蝋で出来た男。 その壮絶かつ、誰かの為に消費される為でしかなかった生涯の中で、友と出会い、愛するべき女達と再会し、敬愛する師匠から教えを授かり、『答え』を得た青年。 【サーヴァントとしての願い】 生前の時点で叶っている。今は、マスターの為に動く 115話:逆光(後編)での追加情報 + ... 『月照恋歌、渚に雨の降る如く・銀奏之型(Mk-Rain Artemis)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補足:1~50 ライダーが発現した星辰光であり、彼の内部に存在するヘリオスを介した異能。 その能力は火炎発生能力。能力の太源それ自体はハイペリオンと全く同一であり、発生した膨大な熱量による攻撃や、高い付属性を活かした炎の鎧を纏っての攻防一体の力など、能力の使用法も共通する。 この能力の本質は、核となるヘリオスを炉心として最適化させることに成功しているという点である。 今まで行使していたハイペリオンは、ヘリオスという炎をそのまま握りしめて使用していたに等しい。例えるなら、焚火をするために火のついた薪を素手で握りしめ、体を温めるため暖炉の中に直接身を投げていたようなものである。 対してこの星辰光は、ヘリオスを正しく炉として機能させ、必要な分の熱量だけを抽出することに成功している。必要な手順を踏めば魔の恒星ですら制御できる、安定性と安全性を突き詰めた能力と言えるだろう。 具体的にハイペリオンとの違いを挙げると以下のようになる。 暴走や自傷の危険性が存在しない。 余剰火力は常にストックされ、力の枯渇が発生しない。 発動中は常に魔力が体を満たすようになり、癒しの力に変換された炎により常時回復状態となる。 代償として火力上限が設定され、今までのように意志力による威力向上は見込めない。 ヘリオスを炉心として最適化させる手段として、異なる世界線では「距離」を利用していた。 近づけば全てを焼き尽くす太陽でも、適切な距離さえ取れば命を育む暖かな陽の光となるように。アポーツ(空間転送)の異能を複合させることでヘリオスを物理的に世界の果てまで遠ざけることで、疑似的に再現されたのがこの星辰光である。 しかしこの聖杯戦争の舞台において、ヘリオスは遠ざけられるどころかアシュレイ・ホライゾンと一心同体であり、隣に並び立って戦う無二の相棒となっている。 これが意味するところはただ一つ。万象焼き尽くす恒星であるはずのヘリオスが、手加減を覚えたということ。対峙する全員を焼き殺さねば気が済まない光の奴隷が、只人の尺度と視座に立つことができたという何よりの証である。