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#blognavi ハンナに及第点をもらえるメニューがいくつか揃った。 海に面した比較的雰囲気の良い場所になりそうだということで 体育会系のメニューで押すのは良くないというアドバイスのもと とりあえずできたレシピのうち キノコソースのオムライス カルボナーラ風ヘルシー豆乳パスタ 油控えめスパイシー焼きコロッケ トマトベースの冷製スープパスタ の四つがハンナの眼鏡に適ったようだ。 ちなみにハンナが一番美味しいと言った料理は 高麗人参と鶏肉の白湯水餃子だったが、 ニンニクが強く効いているため昼食に向かない、 見た目が完全に中華料理のため店の雰囲気は壊す、 学生に出せる値段を考えろ、等の点から最低評価を頂いた。 カレーやハンバーグも作ったが カレーは一皿づつ作るタイプのものは効率が悪すぎ、 ハンバーグは手間をかけて仕上げた割りには工夫が足りない、 と言われ、大量消費に合わせた形にしないと使い物にならないという 短時間に大量の学生が押し寄せる学食を強く意識した点で要改良となった。 美味いだけでは話にならない。難しいものだ。 カテゴリ [普通] - trackback- 2012年06月02日 01 07 52 #blognavi
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書籍情報 あらすじ 既刊一覧 書籍情報 タイトル 君がいる世界で。 聖少女と黒の英雄 著者 羽鳥 紘 イラスト キヲー 出版社 アルファポリス レーベル レジーナブックス レジーナ文庫 Nコード N6749Q 連載開始 2011年 02月05日 備考 Web版タイトル「IN BLOOM~聖少女と黒の英雄~」Web版本編削除済(2012年) あらすじ 平凡な男子高校生・咲良はある日突然押し寄せる光の洪水に包まれた!気づくとそこは戦場。咲良は聖少女リディアーヌの生まれ変わりとして異世界召還されてしまったのだ。その場を逃げ出した彼は、黒の英雄と呼ばれる男装の麗人・エドワードに助けられ、彼女のもとで暮らすうち、やがて恋心を抱くようになる。咲良はエドワードを戦乱の世界から救うために、命懸けで奮闘するのだが――。胸に熱いものがこみあげてくる、異世界召還ラブファンタジー! 既刊一覧 タイトル 発売日 分類 ISBN 値段 詳細ページ ストア ランキングデータ 君がいる世界で。 聖少女と黒の英雄 2012年 04月27日 一般書 978-4-434-16645-7 1,200円 アルファポリス Amazon honto 書籍データ 君がいる世界で。 聖少女と黒の英雄 2013年 11月15日 文庫 978-4-434-18459-8 640円 アルファポリス Amazon honto 書籍データ
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ブルーム・ライフ UC 自然 (2) 呪文: ■S・トリガー ■自分の山札の上から1枚をタップしてマナゾーンに置く。それが多色カードなら、タップするかわりにアンタップしてマナゾーンに置く。 作者:シザー・ガイ きわどいラインですが、いかがでしょうか。 収録 パロディ・パックSG-01「邪神帝アイビス君臨!?」 フレーバーテキスト この時空の超獣世界には、「ギガント・インセクト」などと言う種族は存在しなかった。しかし、多くの自然文明の民にその名が知れ渡ったことで、フィオナの森に謎の裂け目が発生。その中からギガント・インセクトの大群が押し寄せたのだ。そしていつしか、自然文明の民全体に「ギガント・インセクトはこの世界にかつて存在した種族」と言う認識が埋め込まれていった。 評価 現代でも2コスマナブ界の採用率tear2位にぐらいになりそうでいい感じだと思います!もし、不安なら「2色ならアンタップイン」とかにしたら少しは弱くなるかと。3色タップインは今の所セルカードだけで目立ちますし。うーん逆に3色なら。でもいいかもですね。 -- 巡るときのか (2023-05-04 00 09 09) 名前 コメント
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モーニング娘。 (狼) 板 悪口系で素直じゃないモ娘(狼)くん モ娘(狼)「俺、明日モ娘のコンサート行ってくるんだ。小春めっちゃ可愛いし楽しみ」 女向けゲ「モ娘(狼)、小春ちゃんの事すごく好きなんだね」(少し寂しそうに) モ娘(狼)「そ、そりゃ小春は可愛いけど、その、なんだ。お前もかわぃ……」 女向けゲ「えっ?何か言った?」 モ娘(狼)「いや、何も言ってねーよ!うるせーこのブス!やっぱ小春最高!ちくしょー!」 >「余談だがモ娘(狼)板がサーバーダウンした場合、一気に住民が押し寄せ、モ娘(狼)板にあるタイトルのスレッドが上位を占めることになる。」 >普段は過疎板も多いから難民にもともとあったスレはどんどん落ちてったんだよな そんで「居心地良いからもう少し居るか」と狼が復活しても残ってるやつも居たしw 上記の事から難民板の家に居候することも? そして狼男をどこにしようか考え出してる自分 モー娘。(狼)あ、いやなんでも…… 私も一瞬(狼)がよぎった もしくは(羊)の皮を被っ(ry ごめん正直言うと自分も(狼)が浮かんだんだ いっそ(鳩)をなんとかして(ry いっそ皆モフモフ(ry
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【登録タグ V ポン酢P 初音ミク 曲】 作詞:Hal(ポン酢P) 作曲:Hal(ポン酢P) 編曲:Hal(ポン酢P) 唄:初音ミク 曲紹介 金星探査機「あかつき」の応援ソング。 疾走感あふれるテクノ。 歌詞 (PIAPROより転載) In this world we need to dream. ほら光見えてきたから みんな勇気だして 立ち上がって 今すぐに近づけ少しでもこの風にのって まぶたを閉じて見える世界それは君が 行き着くはずのところ皆もっている夢の場所 白い心で見つめてていつでも 君のままでいられるよきっと I realize a dream by all means. 今 旅立つ時がきたよ 立ち止まっていても始まらない これからは何でも出来るよ だから さあ飛び立とう 見えない先に怯えただ震える事も 小さな波に揉まれ前に進めない事もある 不安や焦りが押し寄せる夜でも いつかやって来る追い風をまって 綺麗な瞳で見つめてていつでも 君のままでいられるよずっと I realize a dream by all means. 今 旅立つ時がきたよ 立ち止まっていても始まらない これからは何でも出来るよ だから さあ飛び立とう さあ! In this world we need to dream. ほら光見えてきたから みんな勇気だして 立ち上がって 今すぐに近づけ少しでもこの風にのって コメント 名前 コメント
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最近のお勧め記事 ■ 不景気に苦しむ国民をよそに別々のジェット機で避暑地を訪れたオバマ国王とそのお妃 「In the Strawberry(2011.8.20)」より ・昨日からオバマ王とミッシェル・貧乏人はハンバーガーを食うな・妃マーサズビンヤードで休暇をすごしている。しかし夫より一足先に避暑地を訪れたミッシェル妃のため、別のプライベートジェット機があてがわれ、それにかかった費用数千ドル。いや、ジェット機の費用だけではない。おつきの車や警備などをいれたら何万ドルという単位になるはず。たかが4時間くらいのことならオバマ王と一緒に行けば半分ですむのに。 ・この休暇は宿泊費だけで一週間なんと五万ドルという費用がかかっているのだという。 そのほか警備にかかる人件費や交通費などを加えたら、2~3十万ドルはくだらないはず。これを誰が払っているのかといえば、いわずと知れた我々納税者である。 ■ 開高健、心の闇の正体(1/4) 「新・心に青雲(2011.8.22)」より ・私は開高健のファンだったけれど、それは主に初期の「非私小説」つまり「外へ向かって書いた作品」やルポの類いであって、彼がヴェトナム戦争取材以降、内部の己にこだわって小説を書くようになってからのものは評価できなくなった。 引用したような心の闇を、私は共有し得なかった。 ずばり言えば、精神病者の繰り言には付き合いきれない、という思いである。 ・開高は己の心の闇を、科学的に(医学的に)分析することなく、華麗な修辞の実力で描写してみせた。実に描写の巧みさには感心するけれど、開高のような“人格剥離”などとはこちらは無縁だった。 ■ 右翼の嫌韓デモ - 安穏とギャラ稼ぎする「韓流スター」 「世に倦む日日(2011.8.22()」より ・昨日(8/21)、右翼4千人が大挙してお台場のフジテレビに押し寄せた事件について、一部のスポーツ紙を除いてマスコミの報道はなかった。ネットでも、右翼同士が盛り上がって騒いでいるだけで、政治問題として関心を向けて批判的に考察する者がいない。こうした動きが、確実に日韓関係を変え、そして日本の将来に影響を及ぼしている弊害について、正面から言及し、問題視しないことは嘆かわしいことだと思われる。 ・不思議なのは、これほど日韓関係が危機になり、嫌韓運動を大衆的レベルで右翼が扇動している状況にもかかわらず、それに警鐘を鳴らすべき者が、テレビに出演して何も言わず、電波芸人のギャラ稼ぎに精を出している異常な光景である。姜尚中のことだ。韓流芸人とは、まさしく姜尚中のことではないか。 ・ちゃらけた「韓流スター」で遊興している。問題を正視せず、右翼と対決しようとしない在日の論者の不感症と自己欺瞞に、辟易とさせられる。 -------------------- ■ 6000人集結!マスゴミVSバカウヨ!どっちもどっちの21日フジテレビ抗議デモの実態 「憂国世界(2011.8.22)」より ・しかし、今回の騒ぎはマッチポンプ臭いな。 小寺信良「フジ韓流ごり押し騒動はブームの火付けに失敗した証拠」「韓国からの広告宣伝費も相当入ってるだろう」 m(_ _)m いやあ、あまりにもそのものズバリなのでコメントしようもありませんな。 ■ オールシカトってすげーなw 「qazx(2011.8.22)」より ・スポニチはデモ参加者数として400人の見出しを付け、記事には4000人と書き換えている。 -------------------- ■ 日本人は韓流に嫉妬している 「ネットゲリラ(2011.8.22)」より ・もともと人口が少なくて国力がないんだから、日本と同じやり方では市場競争力がない。なので、国家を挙げて、特定の商品をゴリ押しで売るというのが韓国のやり方で、自動車でも電化製品でも同じ。 .
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536 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/09/12(火) 21 40 45 ID softbank126036058190.bbtec.net [56/133] 憂鬱SRW アポカリプス アウター・ワールド編設定集【エレクトロ兵装】 概要: 地球連合が開発した対宇宙怪獣兵器の一つ。 カテゴリーとしてはバスターマシンに搭載されたコレダー兵器に類する。 即ち、宇宙怪獣の弱点である高電圧電流を流し込むことで撃破することを狙う兵装となる。 構造・特徴: 本兵装は主に近接格闘兵装に分類される。 MSやACのような機動兵器でもバスターマシンが採用するような、宇宙怪獣に効果的な兵装を搭載することを主眼としている。 同時に、撃破効率の向上により天文単位で押し寄せる宇宙怪獣を漸減を狙ったものである。 実体ブレードであるエレクトロ・ソードがあり、これを例にとって解説する。 まず、本武装には宇宙怪獣を屠れるだけの電気を蓄えられるバッテリーが搭載されており、これが刀身に流れる形となる。 刀身自体がコレダー兵器であるのは言うまでもないのだが、その側面、刀身自体にもナノレベルの電極が何兆・何京という単位で敷設されている。 このため、擦過の一瞬間だけでも相当量の電気を流し込むことが可能であり、外皮を切り裂ける刀身と合わせればまさしく必殺武器たり得る。 その為、大型種のジャイアントキリングも容易であるという点は評価された。 問題点: 問題であるのは、相手が途方もない数で押し寄せてきて、近接格闘戦になるというのは相応にリスクがあることである。 一体一体を格闘兵装で倒すよりも、より広範囲を攻撃できる兵装の方がはるかに需要が大きかったのである。 その為バスタービームを再現したバスタービームカノンなどの方が評価は高かった。 また、多くのテスターに支給してテストをしたのだが、一般兵の戦闘力の一定程度の底上げは実現できても、それ以上ではない、という声が多かった。 コレダー兵器に限らず、宇宙怪獣を倒すための兵装は多岐にわたっており、わざわざ新規の武装を使うよりも使い慣れた武器の方がよいというわけである。 前線での運用: とはいえ、これらの兵装が完全に無意味かといえばそうでもなかった。 常に万全の体制で宇宙怪獣と対峙できるわけでもないため、戦闘力の底上げはわずかでも求められていたのである。 MSなどで携行できるサイズでも、大型の宇宙怪獣個体に致命傷を容易に与えられるというのは評価できる点だった。 主兵装として、というよりはサイドウェポンとしての需要は大きかったのである。 また、手ごろな対宇宙怪獣兵器ということもあり、アポカリプス期においてかかわった国家や勢力などに提供される兵器としての需要は高かった。 地球人類史に類似した発展を経ていれば核兵器などには到達できるが、残念ながら宇宙怪獣に対しては効果がないためであった。 何かその他に宇宙怪獣を倒せる武器や技術を有していないことも多くあり、導入しやすさなどから評価を受けたのである。 最も、宇宙怪獣の速度域にはいるのがこれまた大変であるのは言うまでもないことであるが。 537 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/09/12(火) 21 41 39 ID softbank126036058190.bbtec.net [57/133] 以上、wiki転載はご自由に。 以前書いたSSに登場した奴の設定を今更ながらも
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651 :創る名無しに見る名無し:2014/07/19(土) 23 51 21.99 ID J/5sVEdX 自衛隊の調査隊が鋼蟷螂と交戦するよりも少し前、トワビトの村の周りに、武装した自警団が集まっていた。 鋼蟷螂の群れとの衝突に備え、鉄板を張り付けた荷台を並べ、即席のバリケードを築き、長槍を持った戦士たちが横一列に並んでいる。 「鋼蟷螂は薄い鉄の皮膜を持つ鎧虫だ、魔法の威力を幾らか減衰させられてしまうが、外殻に傷をつけられれば魔法も通じる筈だ。」 「タルカス、ようやく良い仕事が出来そうじゃないかい?大物という訳ではないけどさ」 「数で勝負しろ、とでも言いたいのか?アルティシア。生憎、俺にはそう言うのには興味が無いんでね、俺は俺の仕事をさせてもらうだけさ」 「張り合いの無い人だ事、さて、そろそろ見えてくる頃合いだ、気を引き締めて行こう」 暫くすると、森の奥にキラキラと何かが反射するのが見えた、森の中で素早く獲物を発見する視力に優れたトワビト達の目は、すぐにその正体を見破った。 ギチギチと金属が擦れ合うような音と共に、無数の巨大昆虫が、トワビトの村へと押し寄せてきたのである。 「幻覚魔法で全ての群れの進行方向を逸らす事は出来なかったが、それでも数は大分減ったはずだ、残りは直接我々で叩こう。」 「一体何故こんなに湧いて出て来たかねぇ、普通は縄張りの鉱山から滅多に出て来ない筈なのに・・・。」 「鉱山で何かが起きたのかも知れんな、食糧が減ったのか、天敵が現れたのか・・・どの道、我々に危害を加える者は排除するのみだ。」 「そろそろ、射程圏内だ、魔法の一斉攻撃と同時に突っ込むぞ!」 村を覆う石材で固められた外壁の上から魔術長の指示が飛び、呪文の詠唱によって高められていた魔力が解放され、色とりどりの魔光弾が鋼蟷螂の群れに殺到する。 最前列の鋼蟷螂は、鋭い氷の槍に貫かれ、唸りを上げて飛来した火の玉に焼き潰され、青白い雷撃に身を焦がされた。 しかし、威力が高かったのは最初のみで、詠唱時間の短い魔法では、魔法を遮断する金属質の外殻に僅かな傷をつけるだけだった。 「魔術師部隊は再度魔力を集め、高威力魔法の準備を!自警団は、時間を稼げ!」 「アドル魔術長!ひよっこ共が魔力を使いすぎて目を回しています、後退させた方が・・・。」 「やはり無茶をさせてしまったか、しかし、ここで全力を出さねば明日は無い、見習いは牽制攻撃だけで良い、自警団を援護しろ!」 「了解、伝えてきます。」 「しかしこんな規模の襲撃は初めてだ、一体何が起きたと言うのだ?」 魔法の一斉攻撃で出来た鋼蟷螂の死骸の山を踏み越えて、次々と新たな鋼蟷螂が自警団に殺到する。 鋼蟷螂の群れの勢いが激しくなると、自警団はバリケードまで後退した。 バリケードの上から長槍で這い上がろうとする鋼蟷螂の頭部を潰し、あるいは熱湯や熱した油を浴びせ、鋼蟷螂の足止めをするが、早くも自警団に疲れが見え始めていた。 「ぐぅっ!何という数だ、このままでは押し破られる!!」 「タルカス!!持ちこたえるんだ!次の一斉攻撃まであと少しだ!死骸の山も積みあがってきたし、そろそろバリケードを後退させよう!」 「分かっているアルティシア、仲間の死骸を足場に上ってこられては困るからな!」 「一向に減る気配がないね、全く、暫く蟷螂の丸焼きには困らないかもね。」 「戦いに敗れれば俺たちが食われる!くそっ!一斉攻撃はまだか?」 ドオオォン!!! その時、村から少し離れたところから、火炎魔法の炸裂と似た轟音が響いてきた。 別働隊が鋼蟷螂の群れを引き受けたのだろうか?断続的に聞こえてくる音に耳を傾けつつ、目の前の鋼蟷螂を倒し続けるトワビト達 「鋼蟷螂の群れが音のする方向に逸れて行く?別働隊が引き付けてくれたのか?」 「いや、そんな話は聞いていないが・・・。」 「っ!!まて!、確かあの方向は、森の外の連中が集まっていた場所ではないか?」 「馬鹿な、奴らは魔力を持たない種族ではなかったのか!?どういう事だ!アドル魔術長!!」 「分からぬ、あの者たちは魔力を持たず、幻惑魔法が効かぬ見た事も無い亜人だった筈、魔力を持たない者が魔法を使える訳がない・・・。」 「断続的に聞こえる炸裂音は魔法以外の何だと言うのだ!もしや、我らに感知されない方法で魔力を抑えていたと言うのか?」 「その可能性もあるな・・・いや、しかし、これは逆に好都合だ、鋼蟷螂どもが分散したお蔭で、我々もやり易くなる」 「そろそろ、次の一斉攻撃が撃てるな・・・・自警団に後退命令を出せ!」 一方、自衛隊のベースキャンプは、無数の鋼蟷螂の襲撃に忙殺されていた。 「良く狙って撃て!弾を無駄にするな!!」 「あんなデカい蟷螂が出るなんて聞いていないぞ!?」 「本部に支援要請は出したのか!?」 「イロコイの編隊が此方に向かっています、それまで持ちこたえてください!」 「畜生、どんどん集まってくるぞ!?持ちこたえられるのか?」 「耳長の連中は大丈夫なのかねぇ、槍や弓でこんなのしのぎ切る自信なんてねーぞ!」 「今は自分たちが生き残るのが先決だ、持ちこたえるぞ!」 鋼蟷螂の群れは、クレイモア地雷の炸裂で大きく数を減らしていたが、最後のクレイモアの爆発の後、勢いを取り戻した巨蟲達は、一気に自衛隊のベースキャンプに押し寄せてきた。 MINIMIやカールグスタフ、その他火砲類が次々と火を噴き、鋼蟷螂の肉体ごと地面を耕し、大量の死骸を作り上げ、物量で迫る鋼蟷螂の群れの進行を止めていた。 「意外と硬い、ロクヨン1発じゃ倒れねぇ!!」 「MINIMIがそろそろ弾倉が空になる、カバーしてくれ!!」 火線を集中させ、鋼蟷螂の群れを蜂の巣にするが、弾が尽きるのは時間の問題だった。 そんな中、一人の自衛隊員が、天幕の中から何か小さな缶の様な物を複数持って、おもむろに地面に設置した。 「おい、お前何やっているんだ?缶に水なんて注いで?」 「城塞都市で起きた鎧虫襲撃事件の時に偶然発見された、奴らの弱点さ。」 「それって、部屋でゴキブリが出たとき使う奴だろ?こんな開けた空間で使ってもあまり意味がない気がするんだが・・・。」 「ところがどっこい、こっちは風上なんだな、生態系汚染とか言ってられんよ、生きて帰ることが先決だ。」 「ったく、効果なかったら怒るからな!」 水を入れると大量の殺虫性の霧を発生させる室内用殺虫剤が、自衛隊のベースキャンプをモクモクと灰色に染め上げる。 日本のドラッグストアで誰でも手軽に買えてしまう室内殺虫剤は、途中まで凄まじい勢いで接近していた、鋼蟷螂の群れに劇的な効果を発揮した。
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金ヶ崎撤退戦 出現条件 戦前・戦後好感度イベント 勝敗条件 武将データ ミッション アイテム配置 攻略情報 金ミッション情報 出現条件 第一章・最終話 稲葉山城の戦いをクリア 戦前・戦後好感度イベント 前・後 イベント名 選択肢 友好度上下 武将 戦前 兄との決別 選択肢なし ── お市 長政の決断 浅井長政 浅井急襲 ── 魔王を追う 主人公 戦後 死地の果て 信長たちに向かい、うなずく 織田信長上昇 ── 恥ずかしげにうつむく 勝敗条件 制限時間 60分 勝利条件 浅井長政と朝倉義景の撃破 敗北条件 敵武将いずれかの退却地点への到達 武将データ 織田・徳川軍 備考 浅井・朝倉軍 取得品 備考 羽柴秀吉 プレイヤー 浅井長政 武器 勝利条件 明智光秀 朝倉義景 武器 勝利条件「朝倉義景を撃破せよ!」の撃破対象 徳川家康 お市 アイテム 「乙女の信念」の撃破対象 本多忠勝 磯野員昌 武器 柴田勝家 新庄直頼 ランダム 前田利家 宮部継潤 ランダム 竹中半兵衛 遠藤直経 武器 黒田官兵衛 朽木元綱 ランダム 濃姫 阿閉貞征 アイテム 「押し寄せる敵兵」の撃破対象 池田勝正 浅井政澄 武器 松永久秀 「久秀の調略」の護衛対象 朝倉景鏡 ランダム 丹羽長秀 ステルス武将の対象なので注意 朝倉景恒 ランダム 森可成 魚住景固 巻物 「朝倉の進撃」の撃破対象 可児才蔵 真柄直隆 ランダム 佐々成政 高橋景業 ランダム 蜂須賀小六 河合吉統 武器 榊原康政 前波吉継 お金 酒井忠次 六角義賢 ランダム 朝倉景健 ランダム 真柄直澄 アイテム 増援「北西砦包囲」の阻止対象 溝江長逸 巻物 赤尾清綱 巻物 増援「浅井軍の追撃」の撃破対象 海北綱親 武器 雨森清貞 武器 山崎長徳 ランダム 増援 富田長繁 巻物 ミッション No. 名称 難易度 内容 ボーナス条件 ボーナス 備考 1 押し寄せる敵兵 ★★☆☆☆ 浅井政澄と阿閉貞征を撃破し、防衛隊長の敗走を阻止せよ! 防衛隊長の体力が半分以上の状態で成功 金 2 朝倉の進撃 ★☆☆☆☆ 魚住景固と真柄直隆を撃破せよ! 1分以内 金 3 久秀の調略 ★★☆☆☆ 松永久秀を朽木元綱のもとまで護衛せよ! 松永久秀の体力が半分以上の状態で成功 巻物 下記攻略情報参照 4 浅井軍の追撃 ★☆☆☆☆ 海北綱親と赤尾清綱と雨森清貞を撃破せよ! すべての敵を主人公が撃破して成功 金 「久秀の調略」成功が発生条件 5 北西砦包囲 ★★★★☆ 真柄直澄と溝江長逸の北西砦侵入を阻止せよ! 徳川家康の体力が半分以上の状態で成功 アイテム 6 工作隊、侵入 ★★☆☆☆ 森に潜む工作隊長を探し出して全て撃破せよ! 1分以内 巻物 下記攻略情報参照 7 乙女の信念 ★★★☆☆ お市を撃破せよ! 1分以内 武器 8 朝倉義景を撃破せよ! ★★★★☆ 朝倉義景を撃破せよ! すべての敵を〇〇が撃破して成功 武器 朝倉義景が進軍開始する前に、砦内の朝倉義景に接近する必要あり 9 華麗なる撤退劇 ★★★★★ すべての味方武将を退却地点まで援護せよ! 羽柴秀吉の体力が半分以上の状態で成功 アイテム 下記攻略情報参照 アイテム配置 No. アイテム種類 場所 1 アイテム 2 3 武器 4 般若湯 5 攻略情報 「工作隊、侵入」が最も金ミッション発生を左右する。安定してこなしたい。 基本的に開始直後の進軍ルートが3本なので、黄、青、紫の誰か一人が余る筈。その一人を最も遠い北の森へ直行させるのが吉。南側は森の南東と北西へ朝倉砦方面以外でひと仕事終えた二人を向かわせよう(ミッション1+敵将1人撃破の緑、ミッション2撃破の黄か青)。あとは家康の智謀を絡めればほぼ確実。 ミッション3の松永久秀に、工作隊周りが落ち着くまで雑魚の相手をさせておくことで、次の「浅井軍の追撃」発生時期を調節できる。 戦闘面では朝倉攻略のルートが最も過酷だが、基本的に初期紫武将の家康が無双奥義も含めて強力。さらに朝倉砦へ東に右折する曲がり角に般若湯もある。智謀を使用しつつ、朝倉軍殲滅までは家康で十分こなせる。 金ミッション情報 ○条件 ミッションを6つクリア? ミッションに失敗していない 味方武将が敗走していない ※「工作隊、侵入」のクリアが必須? 「乙女の信念」「朝倉義景を撃破せよ!」は発生させてなくても良い事を確認。 浅井長政に注意しつつ、雑魚に引っかかっている武将が居ないかマップで確認していれば、特に問題はない筈。北西の森や南底ラインの柴田勝家がよく引っかかっている。仮に勝家が浅井長政に反応してしまったら、自ら長政を誘導して勝家を引き離すと良い。
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============ その頃――小田原城・本丸 ============ 成田軍が緒戦を制したことは、北条家が関東中に放った忍びによって、ここ小田原にも伝えられていた。 北条家前当主ながら、いまだ実権を握っている北条氏政は、さわ子を大広間に呼びつけた。 氏政「喜べ!桜が丘城が緒戦に勝利したぞ!」 さわ子「えぇっ!」 氏政「石田三成らの軍勢二万を手もなく退けおった。今なお頑強に抵抗を続けておる!さわ子よ、お前も城の家臣どもに負けぬよう、励むのだぞ」 さわ子「は、はい……」 ~~~~~~~~~~~~~~ 大広間を退出したさわ子は、まるでぬけがらのように一人呆けていた。 さわ子「(……どうなってんの?何で戦してんの?そしてどうして勝ってるの?)」 さわ子「(いったい誰が戦をするなんて言い出したの?和ちゃんは死んだって聞いたし……澪ちゃん?いや、あの子に限ってそんなことは……)」 さわ子「(りっちゃん?確かに押しは強いけど、大勢の兵をまとめ上げられるかしら……)」 さわ子「(梓ちゃん……いやいや、あの子は戦したことなんてないし)」 さわ子「(…………唯ちゃん?)」 さわ子「(……まっさかね~。あの子は絶対にないわ!だいたい戦を嫌がってたじゃない!)」ブンブン さわ子「(…………)」 さわ子「(……って、あいつらあああ!内通ホゴにしやがってえええっ!!)」ゴゴゴゴゴ 氏政「(おぉ、さわ子め……関白打倒に燃えておる!)」コソコソ ===== 数日後―― ===== 晶の思惑通り、労働対価に釣られた百姓達が、丸墓山の陣所に大挙して押し寄せた。 利根川と荒川の間には人の大行列が出来上がり、七里にもわたる人工堤建設がいよいよ始まった。 未耕の土地から掘られた土が、俵に詰め込まれていく。そうして出来た土俵が、次々と積み上げられ、堤の形を成していく。 人夫達は報酬のために、ただひたすらに土俵を作り、それを高く積み上げて行く。 何が目的で作るのかも知らされず、ただ黙々と―― 純「えっほ、えっほ」ザクッザクッ 人夫「よう、嬢ちゃん。随分頑張ってるな。そんなに髪ボサボサにして」 純「フン!これは元からだもん!」モフモフ 人夫「おぉ怖えー。なぁ、あんたどっから来たんだ?」 純「下桜村」ツーン 人夫「おいおい、桜が丘城下じゃねえか。嬢ちゃん、不忠もんだなぁ」 純「うるさいなー、百姓に忠も不忠もないわよ!侍じゃあるまいし!」 人夫「へへ…まぁ、桜が丘軍じゃ、どんなに働いても銭や米はもらえねえもんな」 純「(見てなさいよ、桜が丘城の侍共……)」ザクッザクッ =========== 夜――桜が丘城・佐間口 =========== 唯と澪が、やぐらの上から丸墓山の方角を眺めている。 暗闇の中、間を置いて、ポツポツと明かりが点っている。人工堤に沿って、かがり火が焚かれているのである。堤では、昼と変わりなく工事を行われていた。 唯「一体何をしてるんだろうね……はっ、まさかお祭り!?夜店!?」 澪「堤だ、堤!堤を作ってるんだ!利根川と荒川を結んでるんだよ!」 唯「川と川を?」 澪「城の裏の上流で川を決壊させて、水をあそこでせき止めれば、どうなると思う……?」 唯「遊泳場ができる!」 澪「城が沈むんだっ!!」 唯「へ?」 澪「水攻めだ……八年前、関白が備中高松でやった戦法だよ。やられた城方は降るしかなかった……」 唯「ほえ~、そんなにすごいんだ~」 澪「何でそんなに他人事なんだ!唯、水攻めは防げない!このままじゃ私達の負けだ!」 唯「ねえ澪ちゃん……あれを作ってるのは誰?」 澪「城外の百姓達だろ。きっと報酬目当てでやってるんだ。高松でもそうだったらしいし……」 唯「なら、大丈夫だよ!」ニコッ 澪「何が大丈夫なんだ!!」 唯「え、澪ちゃん分かんない?分っかるかな~、分っかんないだろうな~ぁ」クネクネ 澪「くっ……もういい!私一人で策を練る!」 澪はやぐらを降りていく。 澪「(全く、唯のやつ……人をバカにして!)」 地上に足をつけた澪は、睨みつけてやろうと思って、やぐらの上の唯を見た。 澪「……えっ?」 唯は、堤の方をじっと見つめていた。 夜風になびく髪以外は、微動だにしない。その表情は、喜怒哀楽全ての感情を覆い隠しており、読み取ることはできない。 つい先ほどまでの、なよなよとした姿はそこにはなかった。 得体の知れない、底知らずの将器というものを、澪は感じずにはいられなかった。 澪「(まさか……水攻めを破る方法が本当にあるのか?)」 ===== 四日後―― ===== ついに堤は完成した。 利根川と荒川を半円形に繋いだ、七里にもおよぶ堤の上に、すでに上方軍二万の兵が配置されている。 晶は堤の上から桜が丘城を眺め、実に満足げな顔をしていた。 晶「この出来映えを、殿下にお見せできないのが残念だな!」ツヤツヤ 幸「本当に四日間で作っちゃうなんて……」 菖「まぁ何にせよ、これで桜が丘のやつらに一泡吹かせられるね~」 晶「私はこの戦を伝説にするぞ!だから、これを石田堤と名付ける!」 菖「え~、なんかありきたりじゃない?」 晶「は?じゃあ何ならいいんだよ」 菖「そうね~……菖堤とか?」 晶「何でお前の名前なんだよ!だったら晶堤にしろよ!」 菖「どっちも似たようなもんじゃない?」 晶「んだとぉ!?」 幸「あの……恩那堤ってどう?」 晶「お、それいいな」 幸「え」 菖「うん!私達女がこれだけのもんを作ったんだもんねー!」 晶「よし、この堤を恩那堤と名付ける!!」 幸「(冗談で言ったのに……)」 晶「それじゃあ、いくぞ――決っ壊!!」 ジャンジャンジャンジャン!! 『うおおおおおーぅ!!』 恩那堤の上、二万の兵が一斉に鉦を鳴らし、鬨の声を上げた。 ~~~~~~~~~~~~~~ 大地をも揺るがすその音は、利根川の堤にまで届く。そこには、火を携えた兵達が待機していた。 『合図だ!火薬に点火しろ!』 ドカ――――ン!! ドカンドカ――――ン!! 堤の数カ所で爆発が起こり、土手が跡形もなく吹っ飛ぶ。 ドドドドドドドドド!! 河の水がどっと溢れ出した。桜が丘城目指して、凄まじい勢いで流れ込んでいく―― ========= 同時刻――荒川の堤 ========= ドカ――――ン!! ドカンドカ――――ン!! ドドドドドドドドド!! ここでも爆発が起こり、決壊した箇所から川の水がとめどなく溢れ出ていく。 やがて二つの川の水は合流し、怒涛となって城へと押し寄せていく―― ┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”・・・ ======== 桜が丘城・長野口 ======== 敵軍の鉦の音と鬨の声は、ここにも聞こえてきていた。 律「来やがったな……」 律は城門を開け放って、城外を見渡す。 目の前には、荒れ果てた田んぼが広がっており、敵軍の姿はない。 律「さて、どう出てくる……」 ふと、音が止む。 静寂が訪れたのもつかの間、地平線の果てから地鳴りと共に、津波のような濁流が迫ってきた。 律「げっ!なんだあれ!?」 ┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”・・・ 律「に、逃げろおおおぉ!!」 ~~~~~~~~~~~~~~ ┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”・・・ 濁流から一番遠い佐間口でも、地鳴りは強くなっていた。 恵「は、早く外へ出なきゃ!!」 澪「お、おお、落ち着いてください!ほほ、本丸の方が高いです!そそそ、そ、そっちに逃げましょう!!」オロオロ 曜子「秋山様もどうか落ち着いて!」 ~~~~~~~~~~~~~~ 轟音は、下桜口にも響いてきた。 ┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”・・・ 姫子「ちょ、ちょっと!これはヤバイよ!」 エリ「あああ、阿弥陀如来様!薬師如来様ァ!!」 梓「みなさん、早く本丸へ!ここも水がきます!!」パカラッパカラッ ~~~~~~~~~~~~~~ ┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”━━━━━━━━━━━━・・・ 長野口に押し寄せてきた濁流は、城門を突き破り、中へと流れ込んでいく。 無人となった城下町では、濁流が目抜き通りを勢いよく突き進む。みるみるうちに水かさを増し、町家を跡形もなく押し流していく。 濁流は、無人となった佐間口の内側に達すると、城門を打ち抜いて、鉄砲水のごとく城外へと噴出した。 ┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣” ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・・ 城と田んぼを洗い浚った濁流は、恩那堤にも押し寄せてくる。 晶「……来るぞ!」 菖「ちょっと晶?近づき過ぎじゃない!?」 幸「流されても知らないよ?」 晶が笑みを零した瞬間―― ザッッバアァ―――――――――――――ン!!!! 怒濤が堤に激突した。 土手に激震が走る。波から散った無数の飛沫が、晶達に降り注ぐ。 菖「うわわっ!も~、またビショビショだよ……」 幸「……あの時と一緒だ」 八年前、香奈が自分の目の前でやってのけた大技――いつか自分もやってみたいと思っていた戦が、今現実のものとなった。 晶は、桜が丘城に大打撃を与えたことよりも、秀吉に近づいたと思ったことに、恍惚の表情を浮かべた。 晶「(これだよ!これこそ私の求めた戦だ!!)」 堤を反射した大波は、高さを増して、再び城を飲み込まんと突き進んでいく―― ┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”・・・ ======== 桜が丘城・二の丸 ======== 本丸を目指して逃げていく城兵と百姓達。背後からは迫り来る轟音が聞こえる。 澪「(二波目が来る……ここも危ない!)」パカラッパカラッ 『誰かー!』 澪「えっ?」 後方から子供の呼ぶ声が聞いた澪は、馬を止め、もと来た道を引き返す。 太郎「誰か来てくれよおー!」 澪「ひいっ!また四つ子……」クラクラ 次郎「三郎が足ケガしてるんだ!」 澪「え?」 花子「誰か助けてよぉ!」 足を抱えてうずくまる三郎の周りを、他の三人が困った様子で叫んでいる。 澪「(みんな逃げるのに必死で、この子達を放ってるんだ……)よし、みんな!私に任せろ!」 太郎「あ、侍のねーちゃん!」 澪「その子を、私の馬に乗せるぞ」 次郎「うん、分かった!」 澪は三郎の体を抱えると、馬の背中に乗せた。 ┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”・・・・・・ 澪「くっ、水がもうそこまで……みんな乗れ!」 澪は残りの三人も抱えて、全員馬の上に乗せた。 澪「よいしょっと……振り落とされないよう、しっかり捕まってろ!」 太郎次郎三郎花子「「「「うん!」」」」 澪「行くぞ!やああぁ!!」 パカラッパカラッパカラッ…… 太郎「すっげー!」 次郎「はえーっ!」 三郎「ねーちゃん、かっこいー!」 花子「もっと行けー!」ワーワー!ギャーギャー! 澪「こ、こら!頼むから大人しくして!やっ、ちょっと!どこ触ってるんだ!?///」 ~~~~~~~~~~~~~~ 大急ぎで馬を駆け、本丸へと繋がる橋まで辿りついた澪達。ここまで来れば、安全な場所まであと僅かなのだが―― 『何やってんだー!』 『さっさと前進めー!』 『水が来ちゃうー!』 『死にたくないよー!』 澪「人がいっぱいで橋がつかえてる……?」 梓「あ、澪殿!」 澪「梓!先に来てたか」 梓「澪殿……知らなかったです。こんな可愛い子供が四人も……」 澪「ち、違う!この子達は百姓の子で……」 梓「ち、父親は百姓なんですか!?」 澪「違う違ーう!!///そんなことより、これは一体何が起きてるんだ!?」 梓「どうやら、本丸が満杯らしいんです!」 澪「そんな!館に入れば全員収まるはずだぞ!?」 律「二の丸が沈むぞーっ!!」パカラッパカラッ 澪「律!無事だったか!逃げ遅れた人はいないか!?」 律「なんとかな……って、澪!?その子らはまさか……」 澪「だーかーらー!断じて私の子じゃなくって!」 梓「酷い!澪殿あんまりです!この子達がかわいそうです!」 律「澪の鬼母!人でなし!」 ボカンッ! 律「あいったぁ!どうしていつも私だけ!」ギャーギャー 本丸を目の前にして、騒ぎは増すばかりだった―― ====== 本丸の居館前 ====== 敷地内はすでに群衆で溢れかえっていた。しかし、百姓達は玄関に上がろうとしない。 紬「みんな、館に上がって!早く!」 憂「とは言われましても……」チラ 紬「え?私の足を見つめてどうしたの?///」キラキラ 憂「私達の足で御館に上がるのはちょっと……」ドロドロ 菫「百姓の身分で上がってよいものでしょうか」 紬「お百姓だろうと構わないから!早く!後ろの人達が間に合わないわ!」 憂菫「「うぅ……」」 唯「あれ?どうしてみんな入らないの?」タタタタ 紬「あ、唯ちゃん!みんなが土足を気にして……」 唯「はっ!」ピョーン 紬「え?」 ベチャッ 唯「ほらほら、みんなも上がってね~!私一人泥だらけだと、澪ちゃん達に怒られちゃうからね」ドロドロ 憂「……くすっ。しょうがないなぁ、お姉ちゃんは」 紬「……えいっ!」ピョーン 唯「ムギちゃん!?」 菫「お姉ちゃん!?」 ベチャッ 紬「ほら、これで私も一緒よ」ドロドロ 菫「…………ふふっ」 唯「……はは、あははは」 全員「あははははははは!!」 ベチャッ! 紬「きゃっ!」 菫「あぁ!姫様のお顔に泥が!」 唯「ふっふっふ、スキあり!」ブイッ 紬「……やったな~♪」 ベチャッ! 唯「ぶわっ!!」ドロドロ 全員「あははははははは!!」 憂「さぁみんな!上がろう!」 ダダダダダダダ…… 百姓達が一斉に居館に上がっていったことで、人の流れは良くなり、二の丸で立ち往生していた者達も、皆本丸へ辿り着くことができた。 その直後―― ┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣” ┣”┣”┣”┣”━━━━━━━━━━━━━━・・・・・・ 濁流が二の丸を飲み込んでいった。 ======= 本丸・城塀辺り ======= 澪「やれやれ……これで全員助かったか」 太郎「あっ、ねーちゃんだ!」 直「みんな!探したんだよ!」ダダッ 太郎次郎三郎花子「「「「ねーちゃーん!!」」」」ダダダッ 澪「良かったな……ほら見ろ!あの子達の姉は私とあまり変わらない娘だぞ。私が母親なわけないだろ!」 律「いや、あの娘は腹違いってことも……」 澪「まだ引っ張るか!!」 太郎「このねーちゃんは、かーちゃんじゃないよ」 澪「ほらな!」 律「え~、なんだよー」ブー 太郎「かーちゃんもとーちゃんも、いくさで死んだんだ」 律澪「えっ……?」 次郎「だから、ねーちゃんが一人でおれ達を育ててくれてるんだ」 律「そっか……悪かったな」 直「もう、姉ちゃんから離れちゃダメだからね?」 三郎花子「ごめんなさい……」 澪「…………」 『おい、見ろよ……』 『これはひでぇ……』 百姓達は、城塀から外を眺めていた。 城塀の向こうは一面水に浸かり、湖のようになってしまっている。彼方に見えるのは、丸墓山と恩那堤ぐらいであった。 『田んぼは全滅だぁ……』 『ちくしょう……俺たちゃどうやって暮らしていけばいいんだよ……』 『戦さえなかったら……』 澪「………………」 8