約 159,675 件
https://w.atwiki.jp/game_rowa/pages/50.html
泣くことならたやすいけれど 悲しみには流されない 恋したこと この別れさえ 選んだのは 自分だから □ 気づくと私は、床に倒れていた。 起き上がり周囲を見回すと、そこが通い慣れた八十神高校の教室だと分かった。 「え、ここって……」 黒板や机の配置を見て、二年二組の教室だと気づく。外が暗く、人がいないこと以外は、いつもの教室と同じだ。 私はなんとなく、自分の席に着いた。 もしかして、さっきの光景は全て夢なのか。そんな想像が頭をよぎる。 ほっとしたのも束の間、喉のあたりに違和感を覚えて、手を触れた瞬間、現実に引き戻された。 「これ、首輪……」 呟くのと同時に、脳内についさっきの光景が浮かんだ。 マナと名乗る金髪の少女が、笑いながら話す姿。そして、完二くんの首輪が爆発して、勢いよく血が噴き出している姿。 思い浮かんだ光景を振り払うように、私はぎゅっと目をつぶる。 それなのに、脳内からその光景は消えない。 「じゃあ、完二くんは本当に」 声が震えた。その先は口に出せそうにない。 頭では理解していても、それを認めたくない。 私は考えを断ち切るために、別のことを考えようとした。 「……千枝はどうしてるかな」 さっきの場所には、千枝もいた。 親友がいつも着ている緑ジャージを見間違えるはずがない。 正義感の強い千枝は、殺し合いを強制するマナに対して、怒り心頭だろう。 顔に靴跡をつけてやる、と息巻く姿が、容易に想像できた。 「もしかして、他のみんなもいるのかな……」 完二くんに千枝、それと私。 この殺し合いには“自称特別捜査隊”の仲間が、三人も巻き込まれている。 想像したくはないけど、他の仲間もここにいるかもしれない。 花村くん、クマさん、りせちゃん、直斗くん。そして、リーダーの鳴上くん。 みんな信頼できる仲間たちだ。殺し合いの場にいて欲しい、とは言えないが、もし会えたなら心強い。 花村くんや直斗くんなら、もう脱出する方法を考えついているかもしれない。 「……でも」 ぽつりと声が漏れていた。 無意識のうちに出てきた、私の心の声。 私の頭に浮かんできたのは、鳴上くんの姿。 頼れるリーダーであり――私にとって初めての特別な人だ。 「鳴上くんには、いて欲しいな……」 私は自分で自分の肩を抱いた。 こうすると、鳴上くんに優しく抱きしめられたときの感触を思い出す。 この先ずっと、忘れることはないだろう記憶。 「って、私ったら何を……!」 仲間が死んでいるのに、あまりにも不謹慎だ。 少しだけ熱いほほを手で扇いで、私は窓から空の月を見上げた。 そのとき、私はあることに気が付いた。 どこかから、声が聞こえてくる。 いや、これは単なる声というより、歌声だろうか。 耳を澄ますと、歌声は上の方から聞こえてくるように感じられた。 (行ってみよう、かな) 私は教室を出て、歌声のする方へと歩き出した。 □ 群れを離れた鳥のように 明日の行き先など知らない だけど傷ついて 血を流したって いつも心のまま ただ羽ばたくよ □ (やっぱり、屋上から聞こえるみたい) 屋上に向かう階段に着くと、女性の歌声がはっきりと聞こえてきた。 とても澄んだ声だ。曲はゆっくりとしたバラードで、歌詞も聞き取りやすい。 (上手……悲しい曲なのかな) 歌手に精通しているわけではない私でも、この歌は上手いと感じた。 けれど同時に、悲痛な感情が含まれている気がした。 (どんな人なんだろう) 屋上のドアをそっと開ける。 外は暗いものの、何度も来ている場所なので、恐怖心はない。 ぐるりと見渡すと、少し離れたフェンスの前に、人影が見えた。 少しずつ近づく内に、女性は私と同じ長髪だと分かった。 「……っ、誰!?」 私に気づいたのか、女性は歌を中断して叫んだ。 その声に私はビクッとしたが、ここで怯えていても仕方がないので問いかける。 「あの……あなたも、参加者ですよね?」 「……はい」 「あっ、名前……私、天城雪子です」 「……如月千早です」 私が名前を言うと、若干の間はあったけど、相手も名前を返してくれた。 立ち話もなんだし座ろうか、と促すと、これにも応じてくれた。 そして、よく鳴上くんとご飯を食べるときの場所に、二人で並んで腰掛けた。 「えっと、高校生?」 「はい」 「そっか、私も高校生なの。偶然だね」 「そうですね」 「……」 「……」 「千早ちゃんって呼んでもいいかな?」 「お好きにどうぞ」 「そ、そっか……」 「……」 会話が途切れてしまう。 私は千枝や花村くんのように、初対面からどんどん話に行けるタイプではない。 かといって鳴上くんのように、話をさせる雰囲気作りが上手いタイプでもない。 それは相手も同じようで、どうにも会話が弾まない。 沈黙を断ち切るために、私はいちばん気になっていたことを尋ねた。 「ねえ、どうして歌っていたの?」 「……」 「あ、もし言いたくないなら……」 これまでよりも気まずい沈黙。 これは言葉選びを間違えたかもしれない、と焦りながらフォローを入れる。 すると、断定的な口調での返答が来た。 「私には、歌しかないんです」 「え?」 私は千早ちゃんの横顔を見た。その横顔から感情は見いだせない。 ただ、もともと落ち着いている声のトーンが、より暗く低くなったように感じた。 「人は死んだら、歌えなくなりますよね」 「それは……」 私は何か言おうとしたけど、思いつかなくて口をつぐんだ。 死んだら歌えなくなる。それは、当然と言えば当然のことだ。 急にそんなことを言い出すなんて、ネガティブになっているのだろうか。 あるいは殺し合いというマイナスのイメージの言葉が、そうさせたのかもしれない。 「歌えない私に、意味なんてない」 暗い声でありながら、千早ちゃんの言葉には強い意志が感じられた。 「まだ死ぬって決まったわけじゃ……」 「じゃあ!」 叫ぶと同時に、千早ちゃんはいきなり立ち上がって私を見た。 その表情は先程までとは異なり、焦燥がありありと浮かんでいる。 「殺せって言うんですか!?歌うために、他人を殺すの!?」 「……」 「そんなこと、できるわけがない……」 殺すという強い言葉。それが同年代の口から出たことにも驚いた。 それでも、それ以上に、千早ちゃんの苦しそうな表情が、印象的だった。 呼吸を整えた千早ちゃんは、再び腰を下ろした。 「……だから、私は歌い続けます。 歌い続けることで、如月千早という自分が、ここにいたという証拠を残したい」 「千早ちゃん……」 私は何も言うことができず、下を向いた。 声をかけたときは、人が来て危ないかもしれないから歌うのは止めた方がいい、と言うつもりだった。 けれど、歌うことに対する千早ちゃんの熱意、あるいは執念とも呼べるそれは、あまりにも強い。 まさに命を懸けてでも、歌いたいのだろう。 (……でも、なんでそこまでして歌うのかな?) 少し考えたけど、その気持ちは分からない。 きっと、千早ちゃんの心の深いところに、その原因があるのだろう。 そんなことを思っていると、ふと、ついさっき耳にした歌の歌詞を思い出した。 □ 蒼い鳥 もし幸せ 近くにあっても あの空へ 私は飛ぶ 未来を信じて □ 蒼い鳥が、未来を信じて独りで飛んでいく歌。 この歌は千早ちゃんにとって、どれくらい大事な歌なのだろうか。 今の私には、想像することしかできない。 「……話はもういいですよね?私はここから動くつもりはありません」 そう言うと、千早ちゃんは私に顔をそむけた。 その動きからは、若干の後ろめたさが感じ取れた。 私はそんな姿を見て、意思を固めた。 「わかった。じゃあ、私もここにいる」 「え?」 キョトンとした顔を私に見せる千早ちゃん。 私は微笑んで、はっきりと自分の意思を伝えた。 「ここで千早ちゃんの歌を聴くね」 「ど、どうしてですか?何の理由が……」 困惑した様子を見せる千早ちゃん。 もちろん、捜査隊の仲間がここ、八十神高校に来てくれるかもしれない、という打算的な考えもあるにはある。 けれど、それ以上に私は千早ちゃんのことを気にしていた。 「私と千早ちゃん、どこか似ている気がするの。 なんていうか……他人事だと思えないっていうのかな」 他人事だとは思えない。これは私の本心だ。 歌に執着して――囚われて――いる千早ちゃんの姿が、かつて見た私のシャドウと重なるのだ。 どうにかしてあげよう、何かできるはずだ、などとは思っていない。 ただ、なんとなく近くにいてあげたいという気持ちが湧いた。 「それに、千早ちゃんの歌、聴きたい。 ここにいる理由、それじゃダメかな?」 「……まあ、なんでも、いいですけれど」 千早ちゃんの返事は、今までよりも少しだけ上ずって聞こえた。 【E-5/八十神高校・屋上/一日目 深夜】 【天城雪子@ペルソナ4】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品(未確認) [思考・状況] 基本行動方針: 1.千早ちゃんの歌を聞く。 2.八十神高校にいれば千枝が来るかもしれない。 ※(少なくとも)本編で直斗加入以降からの参戦です。 ※鳴上悠と特別な関係(恋人)です。 【如月千早@THE IDOLM@STER】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品(未確認) [思考・状況] 基本行動方針:歌う。 1.この場所で歌い続ける。私にはそうするしかない。 Back← 016 →Next 014 Abide 時系列順 017 For a future just for the two of us. 015 後戻りはもう出来ない 投下順 NEW GAME 天城雪子 041 奪う者たち、そして守る者たち(前編) NEW GAME 如月千早
https://w.atwiki.jp/45kssos/pages/121.html
月夜に照らされ輝く女が1人立っていた。 ただ怖がるわけでも、笑うわけでも、怒るわけでもなかった。 ただ無表情にただその場に居るだけの様に。 C.C.は立っていた。 「ゲームか。あいつもまたよくわからん事を始める」 月の光で首輪を照らす。 C.C.にはどの様になっているかはわからない。 上から見るそれは不釣り合いにキラキラと銀色の首輪がキレイに輝いていた。 人の血を求める様にわざとキレイにしていると感じさせる。 「久し振りな面子を見た。相変わらず変わらない2人だなぁ」 常に上から見下ろすシャルル。 常に父親や権力を嫌悪するルルーシュ。 どちらも良く知る人間で、死んだ人間。 「しかし私はまだ呪いに縛られているはずだ。そんな私でも死ねるのかシャルル?」 元々生や死にはもうこだわらない。 既に死に、生きたから。 C.C.には不死の呪いに縛られ、それをギアスの暴走した者に不死の能力を渡さなければ自分はまた何回でも蘇ってしまう。 そんな体質の魔女は何年、何十年、何百年と生きた。 その過程で何人にも不死を渡そうとしたが全て失敗をしてきて今に至っている。 「問いは返らぬかシャルル」 昔の協力者への問いは闇に消えていった。 誰にも聞こえる事もないまま言葉は消滅する。 「首が爆発する首輪、意味なく参加者を殺して脅した見せしめ、ランダムに渡される武器、24時間以上人が死ななければ終わる制限時間、金や願いを叶える報酬、海に囲まれ出れない島(フィールド)、時間が経つにつれ狭くなる島、6時間ごとに発表される死亡者、1日ぶんしかない食料、摩訶不思議な未知なる力……本当に極限にまで人を殺す為だけに縛ったルールだな」 1本1本と指を折っていく。 そしてちょうど指が10本折り終えた。 「自由度が高そうでかなり低いゲームなのではないかこれは?」 地図を見る。 まるでルルーシュへの当てつけの様にチェス盤を傍観させるなと、彼女は思った。 「名簿の知り合いのメンバーには笑わざるをえないな」 声を高くするだけ。 顔は笑ってはいなく、また無表情であった。 「ルルーシュ、スザク、ユフィ、ロロ。参加者を見ると嫌らしいチョイスだな」 † ルルーシュはもちろんナナリーの騎士であるスザクを護ろうとするだろう。 ユフィとロロなんかは邪魔でしかない。 だがスザクはどうだ? 親友のルルーシュを護ろうとするだろう。 これだけなら面白くもなんともない。 だがスザクが忠誠を誓い、初恋の相手であったユフィを混ぜる。 これだけでスザクはどちらを護るか苦悩する事になる。 ロロとルルーシュなんか真逆だな。 ルルーシュはロロの事が嫌いで邪魔な弟役の存在。 ロロはルルーシュに懐き過ぎている。 知り合いの人間関係を見ると複雑過ぎるな。 本当にこの人選はシャルルが面白がって入れたのだろうな。 死んだルルーシュとシャルルの姿を見たんだ。 きっとユフィとロロだってどうせ本人だろうしな。 † 「おそらく他の参加者にも5人ぐらいずつ知り合いを入れているのではないのか?そういう葛藤をシャルル達は嘲笑っているのだろうな」 C.C.は他の参加者達とは違い、動くつもりがない。 それは方針というわけでもなく、本能に近い感情であった。 「まぁ良い。このゲームどの様になるのか私が見届けよう」 これから起こるであろう惨劇。 それはわからないし自分に降りかかるかもしれない事。 だがこのC.C.は他人事の様に言った。 それなのにC.C.はこの島に連れられ、始めて妖艶に楽しそうに笑うのであった。 【E-3 川周辺(北側)/未明】 【C.C.@コードギアス 反逆のルルーシュ】 【装備:なし】 【所持品:支給品一式 ランダム支給品×3】 【状態:健康】 【思考・行動】 1:ゲームを傍観する。 2:まだ行動を起こすつもりはない。 【備考】 ※本編最終話後からの参戦。 031 歪曲スル正義 時系列 019 俺の救世主さま 046 三千院ナギの驚愕 投下順 048 にげないで 過ちも 真実も 嘘も 全て赦す魔法へと変えよう START C.C. 055 堕ちないネイロ
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/8979.html
403 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 20 24 17.55 ID DRI7ISe6I 色々あってもうぐったりだけど報告しちゃう 4月から転勤する事になった俺はキャンペーンGMをやっていた それで面子にその旨を伝え、帰還がいつになるか分からないので 今のキャンペーンを畳むかオンセか何かでゆるく続けるか聞いたりしてた 大半は、まぁしょうがないよね、向こうでも元気で的に言ってくれ オンセ環境が整ったら続きやろうくらいだったんだが 参加者となぜか鳥取にはいるが別に卓内じゃなかった奴が声を上げて来た 俺都合で中止とかオンセとかは許さない、オフに敵うものはないから当然オフだと言い出し 新幹線で2時間以上の所から来れるかと言ったんだが 転勤は俺都合でサークルに迷惑かけてんだからそれは甘んじて受けろとかいう訳 当然そんなの嫌だからサークルにぶちまけたら 向こうの吊るし上げ状態になったんだけど最後まで奴らは 迷惑かけるの俺なんだからコスト払わないとずるいとか 転勤を最初に拒否すれば良いだけだったのに上司に流されて転勤決めたのが悪いとか 流され易いんだから鳥取の意見にも流されてろとか言って来た あと転職すれば良いだけなのにとかな 俺は流されるを連呼されてめちゃくちゃ凹んだんだがな 当たってただけに 404 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 20 27 28.12 ID aLy3xnmp0 [2/3] 報告乙 (ここで何か言われたらやっぱり流されるのだろうか…) 405 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 20 28 34.50 ID /cAe8AUT0 [2/3] そこで凹むから流されやすいのは分かる でも全く非はないよね乙 遊び理由に仕事やめろとか馬鹿じゃないのかと 406 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 20 28 52.40 ID xqmB2zCQ0 乙。 転勤を断ればいいとかいうが、実際問題断れるわけないだろうに。 まあ他人事だから好き勝手言えるんだろうが。 407 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 20 30 58.98 ID DBpUoTAv0 [3/3] ネトゲのために仕事やめろコピペ思い出したわ なんつーか壊れてるよな 408 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 20 35 47.93 ID 9sD2gPWt0 403 まあ、実は糞鳥取だったわけで、縁が切れるきっかけが出来て良かったじゃん。 転勤先で良い環境見つけるといいじゃん。 409 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 20 37 40.66 ID /cAe8AUT0 [3/3] 408 馬鹿が数人いただけでちゃんとそいつらが吊るしあげられる程度には良い鳥取じゃないか 410 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 20 41 19.96 ID oLf3Hdg70 409 馬鹿を諌める人がいる分マシではあるだろうけど このレベルの馬鹿が数人徒党を組むような鳥取が果たしてまともなのであろうか… 411 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 20 47 39.70 ID aLy3xnmp0 [3/3] 410 一人馬鹿が居ただけで鳥取全体が腐った報告がいくつあったかを考えれば 403の所はまともだ 413 名前:ゲーム好き名無しさん[] 投稿日:2014/03/04(火) 20 49 36.53 ID MaswJ7Hx0 [5/5] こういう事言うクソ共に限ってちゃんと働いたことないとかだったらと思うと 415 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/04(火) 20 56 19.37 ID xKuvKL7C0 [2/2] 403にはまったく非が無いし、離れる鳥取にとってもいい掃除の機会になってよかったと思うぞ わがまま言って尻切れにならずにキャンペーン終わらせる機会をみすみす逃すというのもポイントだな 410 単体では微困すぎて罪状不足だったところに群れごと捌ける罪状が出来たってところじゃないかとゲスパー スレ376
https://w.atwiki.jp/takugess/pages/33.html
609 名前:いつふた 投稿日:2006/05/26(金) 21 21 47 ID ??? ゲーム:-(コテハンネタ) 形式:いつものふたり。 レス数:2+1 分割:なし。 時節:五月。 注意:本日作成。つい今し方書き上げたとこ。校正はほとんどしていない。 610 名前:コテハンネタ 1/2 投稿日:2006/05/26(金) 21 23 40 ID ??? ◇Janus 嬢は卓ゲ板の夢を見るか 「ねぇねぇ」 「あ~?」 「 592にさ、『こうしてみると私を猫に喩えるという伏線』って書いてあるん だけど」 「ああ」 「凄いよねぇ。流石だよねぇ。わかぞーさんてば、そこまでちゃんと計算して 書いてるんだねぇ。 そしてまた、そのことにちゃんと気が付くJanus さんも凄いよね。流石って 感じだよね」 「さて、それはどうかな? むしろ穿ちすぎ、深読みのし過ぎではないか?」 「え? ど、どうして?」 「猫に喩える伏線として、Janus 嬢に猫耳カチューシャを被せた。 ならば、犬に喩える場合は犬耳カチューシャなのか? 狐に喩える場合は狐耳カチューシャなのか?」 熊に喩える場合は熊耳カチューシャなのか?」 「そ、それは……犬耳娘や狐耳娘は普通によく見るし、熊耳娘も、割と可愛い と思うし」 「赤カブトみたいな熊でもか?」 「あまりにもあんまりな例を出してくるなよっ!」 「大体、喩える対象は哺乳類ばかりとは限るまいが。 ミミズに喩える場合はミミズ耳カチューシャなのか? オケラに喩える場合はオケラ耳カチューシャなのか? アメンボに喩える場合はアメンボ耳カチューシャなのか?」 「なんでいきなり虫なんだよう!?」 「みんなみんな、生きているんだ友達なんだ」 「違っ! ぜんぜん違っ!」 「要するに、Janus 嬢に猫耳カチューシャを被せるというシチュエーションが 出て来たのは、物語の必然ではなく、単なる猫耳萌えのゆえである、という可 能性は、絶対的に否定できるものではないわけだ」 611 名前:コテハンネタ 2/2 投稿日:2006/05/26(金) 21 26 23 ID ??? 「わかぞーさん、ぬこ飼ってるし?」 「ぬこ可愛がってるし」 「って、そんなこと言ったら、わかぞーさんに対する判決がまた死刑に逆戻り しちゃわない?」 「なに、物事が一周まわって元に戻ることはよくある話さ」 「おいおい、他人事だと思って……。 てゆーかミミズとかに喩えられたらJanus さん怒るよっ!?」 「しかし彼女はミミズに似ていると俺は思う」 「何でさ!?」 「卓ゲ板に、あるいは土壌に、コツコツと働きかけることによって、Janus 嬢 は板を活性化させ、ミミズは大地を耕す。 一見してウザがられることもあるが、たとえば農業、ガーデニングの世界で は、ミミズは神様扱いの益虫。Janus 嬢にもそのような一面はあるまいか」 「や、確かにその存在が皆さんの為になっている、という一点では共通してい ると言えなくもないけど」 「更にJanus 嬢は、地味だ地味だと自称しているものの、こうして単独にSS が成立するほどの目立ちっぷりだ。 一方のミミズは土中に暮らしており地味なようだが、たとえば雨上がりの公 園など、道のそこここでのたくりまくるほど目立った活動をしている」 「あの、ミミズの場合、あれを称して『目立った活動』とするのはどうかと」 「そしてまた、黒っぽく湿った土の中に隠されているが、ミミズは可愛らしい ピンク色の身体。 同様に、黒っぽくかっちりした服に隠されているが、Janus 嬢も可愛らしい ピンク色の」 「わーっ! わーっ! ここ地上! そーゆー不穏当な発言は地下スレ逝って からにしろーっ!」 「ん? 可愛らしいピンク色の洋服がきっと似合うに違いない、と言いたかっ ただけだが?」 「……ごめん、地下スレへは一人で逝ってくるよ……」 612 名前:コテハンネタ 投稿日:2006/05/26(金) 21 27 04 ID ??? ・・・・・おしまい。 以上、夢にまで見るほど卓ゲ板にハマっているようじゃあ、リアルの生活は 覚束ないよなぁというお話でした。
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/855.html
小ネタ 生と死の間で 2 ~当麻~ 上条当麻は不幸だった、いつものように。白いシスターに噛みつかれ、クラスメイトに殴られ、補習で干されるといういつものメニューを消化しきって満身創痍の家路の途中、いつもと違うことが起きた。不意に後ろから電撃のはじける音がした。振り向き右手をかざそうと思う間もなく、上条の意識は闇に落ちた。「ここは……?」何やら遠くで声が聞こえる。誰の声だろう。「……っと、……た!…っかり……さい!」ああ、御坂か、何やら必死だな。そうか、電撃が当たったからか。よし、起きて返事を……そう思った時、上条は自分の体が動かないことに気付いた。目も開けられない。声も出せない。意識もぼんやりとした闇の中だ。「俺、もしかして死んだ?」病院に運ばれ、処置されるらしい。顔なじみのあの医者だ。最善は尽くすだろう。そんな、どこか他人事のように考えている自分に驚きつつ、もう一度上条は闇の中に落ちて行った。それから、どれくらい時が経っただろう、どうやら助かったらしい。坊さんは訪ねてきてないもんな。それでも、体は動かず、暗い世界の中、独りでいた。「独りって、さみしいんだな」そう漏らしても、誰も聞いてくれるわけでもない。そんななか、美琴が訪ねてきているときは、唯一、上条が孤独でない時間だった。彼女が語ることは、学校での出来事、怖い寮監の話、変態ルームメイトの愚痴など、とりとめのないものだった。それでも、少年の心は救われた。だが、徐々に美琴の声が弱弱しくなっていった。そんな美琴の声を聞くのが辛くて、何もできない自分に腹が立った。そして寂しかった。真っ暗な世界に一人取り残されるようで。今回も、美琴が話を始めた。うれしい反面、辛くもあった。だが、今回は違った。弱弱しくも思いのこもった言葉だった。「よく考えてみたら、まだアンタに謝ってなかったわね。本当にゴメン。これまでは『鈍感なアンタのせいよ』とか何とか言ってごまかしていたけど、それは違うわよね、悪いのは私。……ほんとはね、アンタにかまってほしかったの。アンタと一緒にいたかったの。でもアンタを前にすると何を話せばいいかわからなくて。今考えるとバカな話よね、素直に言えばよかったのに。でも、アンタが断ったらどうしようとか、くだらないこと考えて怖くなって身動きとれなくなってた。そう、私は……アンタが好きなのよ、どうしようもないくらい。だからさ、だから……早く、目を覚ましてよ……」上条の胸に熱いものが流れ込んできた。その時、右手に微かな、確かなぬくもりを感じた。あいつはこんなに正直に向き合ってくれた。こんなに温かい言葉をくれた。あいつの望みをかなえたい。あいつと一緒にいたい。心の底から願った時、右手のぬくもりが一層強くなった。独りのさみしさから救ってくれた、そしてこんな自分を好きになってくれた。そんなあいつのいるところへ帰りたい。そう願った時、上条の意識は暗い世界から飛び出した。久しぶりに見た明るい世界。見慣れた病室もなんだか新鮮だ。そしてそんな上条の前には、涙で顔をぐしゃぐしゃにした少女がいた。必死に伝えようとする彼女は、とても痛々しくて。「大丈夫、全部聞いてた」気づいたらこう言っていた。「俺さ、今まで真っ暗な世界にいる悪夢みたいなもの見てたんだ。いや、夢……じゃないな、外の声とか、ちょっとは聞こえてたし。そこで俺はずっとひとりきりでさ、寂しかった。御坂は何回もここにきて俺に話をしてくれたよな。あれ、すっげえ嬉しかったんだぞ。その時間だけは、なんつーか、あったかかった。独りじゃないって思えた。今さっきだって、お前の声はちゃんと届いてたんだ。だからもういい。ありがとな、美琴」そう言い終わると、より一層激しく泣きじゃくる美琴を抱き寄せた。腕の中にはさっきより確かで強いぬくもりがあった。
https://w.atwiki.jp/nightmareofmio/pages/105.html
契約を交わそう 悲鳴を上げて逃げる獲物は、青には酷く緩慢な動作に見えている。 あの時獲り逃した"ジュプトル"に比べれば、こんなの、歩いたって捕まえられる。 「遅いよ」 神速を使うまでも無い。というか、技を出すまでも無い、相手はほんのちっぽけな人間だ。 「逃げるならもっと真剣にやってよね」 獲物は脚をもたつかせて、倒れそうになりながらも走って行く。 獲物の前に、人間が見えた。獲物はその人間を突き飛ばしてなお逃げた。 「ど、退けっ!」 仲間同士でやりあうなんて、これだから人間は…。 青があきれ返ってその獲物を捕まえようとしたときだ。制裁は彼ではなく、別のものの手で与えられた。 真っ赤な血をびたびたと飛ばして、獲物は地面に叩きつけられた。 突き飛ばされたほうの人間が、ゆらりと影のように、その横に立っている。 「…これだから人間は」 ぼくの獲物だったのに。研いだ爪が所在無く垂れ下がる。 人間は面倒くさそうに血糊を払って、青を見た。 血に汚れた琥珀の瞳は、奇妙そうに、それから驚いたように、最後には、絶望した。 「……まほろじゃ、ない」 懐かしい声だったのだけれど、青はその声を思い出せなかった。ただ、引っかかったのはその言葉のほう。 「『まほろ』?」 忘れてはいけない名前だったような気がした。 心の片隅に刻み付けられていたのに、いつの間にか風化してしまった、そんなような…。 人間は恐る恐る、汚れた赤い指で、青の頬に触れてくる。 暖かい指だ。以前にもこうして、撫でられたことがあったのだろうか、感触が懐かしい。 「違う」 「ぼくは青、『まほろ』じゃないよ」 人間もそれはきっとわかっていただろうけれど、あえてトドメを刺しておく。 突き放さなければ、溺れてしまいそうだ。 「まほろ」 「違うんだってば」 一生懸命引き剥がした。獲物は横取りされてしまったし、目の前のも、空気は違うけど、人間には違いない。 ならば、青は任務を全うする義務がある。赤い爪を振り上げた。 「…死んでもらうからね」 琥珀の目はぼんやりと爪を見上げていた。 逃げすらしないが、甘受しようとしているわけでもない。ただ、底の見えない琥珀の硝子に、爪を映しているにすぎない。 その、自らの死を他人事のように(という喩えすら成立するか怪しい)、眺める様子があまりにも奇妙で、爪をなかなか振り下ろせなかった。 青が躊躇っている間に、人間は青の爪を掴んで、沢山の人間の血と脂に濡れた指に唇を落とした。 慌てて腕を引き戻す時に頬を引っ掻いてしまったが、人間はすこし見ただけで、血が筋をつくる頬から、興味なさそうに視線をそらす。 「なに、するの」 「…綺麗な指だ、幻も同じくらい、綺麗な、白い指をしていた…でも、目が違う」 「はぁ」 「幻の目は空みたいに青くて、とても青かったから」 うっとりと目を閉じた。夢でも見るような仕草だった。 「空は赤でしょ? 何言ってるの?」 何かの事情で、この人間は、『幻』と離れ離れになったのだろう。 それできっと、幻を探して歩いているのだろうが、青には人間の都合は関係ない。 ライオンは狩りをするとき、ガゼルが子育て中だろうが、生き別れの兄弟を探していようが、ガゼルを食べるものなのだ。 …なのだけれど。 「……だれか探してるの」 何の気まぐれか、そう尋ねてしまった。 人間の琥珀の目が、悪戯っぽく微笑む。唇は三日月型に釣り上がり、白い歯がかすかに覗く。 「…同情してくれるの?」 「んー…同情っていうか」 「どんなに酷くしたって構わない、慰めてよ」 そっと近寄って、頬についた傷を舐める。珍しいくらいに甘い血だった。 挑戦的に笑っている琥珀の眼と、自分の真紅の瞳を真正面に合わせて。 「…いいよ、そのかわりだけど、ぼくを手伝ってよ」 なんせ呆れるくらい沢山殺さなくてはならないのだから。 一人くらい、手駒を持ったっていい、んじゃないかな。機能性ってもんがあるし、ね。
https://w.atwiki.jp/nounai_story/pages/44.html
174 名前:1 sage 投稿日:2007/11/28(水) 05 10 12 いない歴=年齢の俺。 そんな俺にもまた今年のクリスマスがやってきた。 「受験で忙しいから」「バイトがあるから」 そんな言い訳を今年は使えない。俺はふらりと一人で繁華街へと繰り出した。 ただセンチメンタルな気分になる自分に酔っていた。 誰とも目を合わせず、何の表情も作らず、クリスマスの雰囲気に自分を 溶け込ませようとする。 旗から見れば、溶け込むどころか浮いていただろう。 結局自分に酔ってただけなのだから。 前を向いて歩いてないんだから当然なのだが、ホスト風の男性と肩がぶつかった。 「なにぶつかっとんじゃコラ」 いつもは即座に謝る俺も、今日ばかりは虚勢を張らずにはいられない。 無言で睨みつける。 相手はさらにぶち切れる。 「おまえ喧嘩売ってんのか?こっち来いや」 (クリスマスに喧嘩ってのも面白いな、ははは・・・) 他人事に思ってしまうほど、今日の俺には現実を直視する力が抜け落ちていた。 175 名前:2 sage 投稿日:2007/11/28(水) 05 11 36 (ニャー・・・) 何の泣き声!? 俺は路地裏で目を覚ました。 どうやらフルボッコにされて今目を覚ましたみたい。 口から血は出るし、全身が痛むけど、そんなことより俺の意識は 目の前の一匹の野良猫に向けられていた。 今にも死にそうなほど衰弱してる。だけど目には強い意志が宿されてるように思えた。 「かわいそうにな・・・」 たまたま持っていたコンビニのパンをあげるが、一向に食べようとしない。 「食べなきゃ死ぬぞ?」 パンを食べもせず、くわえたままこちらをじっと見ている。 意味不明。 ただ、その猫に妙に愛着を持ってしまったのは確かなことだった。 理由はわからない。 不幸な境遇という点で自分をその猫に重ねることができたから? いや、その猫と俺とは何か根本的に違うように思えた。 176 名前:3 sage 投稿日:2007/11/28(水) 05 13 35 トボトボと足取り重く帰路に着く。 食卓には普段より豪華なごちそうと、ケーキがあった。 両親と中学生の弟、と俺という4人の食卓。 姉は彼氏とどこかへ出かけてるようだ。 それなりに料理はうまいし、会話も意外と弾んだ。 しかし。「不幸な俺」「彼女にすら恵まれない俺」 悲劇のヒローインぶってる俺には素直に楽しめるはずもない。 勢いにまかせて酒を流しこんいた。 177 名前:4 sage 投稿日:2007/11/28(水) 05 14 10 (ニャー・・・) 何の泣き声!? 酔って寝てしまってから、数時間して目を覚ました。 なんだ、今の泣き声? どう考えても空耳なのだが、俺は路地裏で会った猫を思い出した。 なぜかもう一度会いたくなって、牛乳と食べ物を持って同じ場所へ向かってみる。 その場所にはさっき会った猫とその子供?みたいな猫が3匹いた。 身を寄せ合って、今にもこごえそうな身を寄せ合っている。 (そういうことか・・・) 「理解」するのに時間はかからなかったし、それと同時に 自分の中に熱い気持ちが湧き出てくるのを感じた。 178 名前:5 投稿日:2007/11/28(水) 05 15 03 (死にかかっているのに目の前のパンを食べないのは子供のため だったんだね・・・。) 猫と自分との間に感じた根本的な違い。 それは愛する者を持つか持たないかの違い。 異性だろうが家族だろうが関係ない。 俺は傷つくのが怖くて、誰も愛そうとしない。だから愛されもしない。 ただ、「不幸だから」で終わらせてた自分が情けなくなった。 猫は「不運」であっても「不幸」ではなかったのかも。 俺は猫に持ってきたクリスマスプレゼントを残し、その場を立ち去った。 「来年もどうせ彼女なんてできないし」じゃなくて 「来年までに彼女作りたい」 そう思えるようになるのは少し後のことだが、 クリスマスイルミネーションが今までよりも少しまぶしく見えた。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4847.html
聡「…」ゴソゴソ パクッ 聡「火は…っとと、いらねぇんだよな、これは…」 聡「はぁ…なんで俺がこんなもん…」フー 京太郎「なんだよ、しけてんなー」 聡「あぁ?…んだ、クソガキか」 京太郎「そうだよクソジジイ。久しぶりだな。…隣、座らせてもらうぜ」ストン 聡「勝手にしな…にしても、何年ぶりだ?お前がここに来んのは」 京太郎「俺が高校卒業してからだから…大体四年ぶりぐらいだな」 聡「あぁ、もうそんなになんのか」 京太郎「なんだよ、反応うっすいな。耄碌したんかよ?」 聡「はっ、寝言言ってんじゃねーよ。そういうのはまず俺に麻雀で勝ってから言えってんだ」 京太郎「ちっ、なんだよ…お元気そうなことで。ま、それでこそじーさんだよな。しおらしいじーさんなんて鳥肌ものだわ…」 聡「余計なお世話だっつの」 京太郎「へっへ」 聡「はんっ」 ……………… 京太郎「そういやさっきから気になってんだけどさ」 聡「あん?」 京太郎「何くわえてんだ?それ。煙草じゃねぇだろ?」 聡「あー…これな…」 京太郎「?」 聡「…ココアシガレット」 京太郎「…は?」 聡「ココアシガレット」 京太郎「ココアシガレット?」 聡「あぁ」 京太郎「…」 聡「…」 京太郎「…ぶふっ」 聡「…ちっ」 京太郎「ぶふっ…くくっ…いい年した…ジジイが…縁側で…お菓子くわえてるって…シュール…ぶはははは…」プルプル 聡「っせーな、自分でもわかってんだよ…」 京太郎「はー、腹いて…なんでそんなことになったんだよ?」 聡「…数絵がな」 京太郎「へ、あいつが?」 聡「『おじい様の楽しみを奪ってしまうのは心苦しいのですが、そろそろ禁煙をなさって欲しいのです』って言ってきてよ…」 京太郎「…数絵がじーさんに意見するのもそうだがじーさんがそれを素直に実行…珍しいこともあるもんだなぁ」 聡「なーにを他人事のように。これはてめぇのせいなんだぞ?」 京太郎「?そりゃどういうこったよ?」 聡「お前とのガキさっさとこさえたいから周りに悪影響与える煙草はやめてほしいんだとさ」 京太郎「」 聡「ったく、お前らは俺の知らん間にどんどん進展してやがってよぉ…」ハァ 京太郎「なっ…そん…あいつ一言も…」 聡「で、申し開きは?」 京太郎「…なんの?というかどっちの?」 聡「黙ってた方」 京太郎「あー…えっと」ポリポリ 聡「まぁ大体想像はつくがな。生真面目なお前のことだ、どうせ就職して暮らしが安定するまでは俺にゃ黙っとくつもりだったんだろ?」 京太郎「ぬ…」 聡「図星ってとこか。そんで数絵にもその旨を伝え、納得していたはずなのに…ってところか?」 京太郎「…麻雀プロってのは皆そんなに勘がいいのか?」 聡「バーカ。そもそも何年お前らを見てきたと思ってんだ。いい加減くっつかねぇのかと悶々してたくらいだわ」ケッ 京太郎「…それはつまり、俺と数絵の仲を認めてくれるってこと…」 聡「ま、それとこれとは話が別だァな。まずは一発ぶん殴らせろや」ニッコリ 京太郎「さすがにそれは理不じ危ねぇ!?」サッ 聡「避けんじゃねえクソガキィ!」ブンッ 京太郎「無茶いうなや!あんたの一発クッソいてえんだよ!」 聡「うるせぇ!大切に育てた孫娘を傷物にされた爺の心の痛みを知れァ!」ドゴォッ 京太郎「ごふぅっ!」 聡「ついでに全然顔見せなかった分だオラァ!」バキィッ 京太郎「うぼぁっ!」 ――――――― 数絵「あちゃあ…寂しかったからって素直に言えばいいのになんで手を出しちゃうかなー…」 ツイデニツイデニツイデニィ!! ナグリスギナンダヨクソジジィテメェェェェェ!!!! 数絵「あーあ、今度は殴り合ってやんの…両方とも素直じゃないわねぇ…」ハァ イッデ…テメェクソガキホンキデナグリヤガッタナ! アンタガサキダロガァ!! 数絵「…ふふっ」クスッ 数絵「湿布と氷嚢、用意しとこっかー…」トコトコ カンッ
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/1186.html
226 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/12(木) 20 10 27 ID eTeBu6Mg 【固有結界[無限の文房具(Unlimited Stationery Works)]内】 キィン バキッ ドガガガガガ ひたぎ「ふぅ…埒が明かないわね」 撫子「全くだね…イライラするよ」 ひたぎ「大分落ち着いてきた?」 撫子「落ち着いてはいないよ…貴女をぶっ殺すのは確定だから」 ひたぎ「はぁ…もう何か馬鹿馬鹿しくなってきたんだけど…」 撫子「だったら早く死んでくれる?」 ひたぎ「どっちにしろ私たちもう死んでるじゃない…」 撫子「そういう問題じゃないんだよね」 ひたぎ「わかってるわよ…それで撃墜王さん」 撫子「誰が撃墜王だ!?それはふなちゃんの呼称だろ!?」 ひたぎ「墜☆(ツイスター)…プッ…」 撫子「ぐっ…!!」 ひたぎ「これからはふなちゃんと撃墜コンビとして頑張りなさい」 撫子「ふざけんなあぁぁぁーーーッ!!!」 シャーーシャーーシャーー ひたぎ「ふん…ゴムゴムの盾」 ドーン 撫子「某有名漫画のキャラの技名パクっといて…ただの巨大な消しゴムじゃないかあぁぁぁッ!!」 ひたぎ「中々のツッコミね。でも盾にはなるわよ」 ビシ バシ 撫子「ちっ!」 ひたぎ「次は私の番よ」 ビチャアァ 撫子「なっ…!?水のり!?」 ひたぎ「私はあらゆる文房具を出せる…のりだって文房具の一種よ」 撫子「くそっ…!ベタついて気持ち悪い…!」 ひたぎ「そして…」 バサバサァ 撫子「今度は紙…!?」 ひたぎ「のりまみれのその状態じゃ紙が引っ付いて動きにくいでしょ?」 撫子「この野郎…!!」 ひたぎ「さて…そろそろ決着をつけましょうか…」 227 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/12(木) 21 17 34 ID eTeBu6Mg 【50マス目】 撫子「くそぉ離せー!」ジタバタ ひたぎ「暴れないで欲しいわね」 撫子「だったらこのセロハンテープ外せ!」ジタバタ ひたぎ「嫌よ、外したら………何だったかしら?」 撫子「おいこら!」ジタバタ ひたぎ「とにかく貴女の指図は受けないわよ」 撫子「くそぉー!」ジタバタ ひたぎ「全く…もはや原作も関係無くなって…る訳でもないのかしら…?」 撫子「知るか!」ジタバタ ひたぎ「……貴女次の登場までにはその口調だけでも直しておいた方がいいわね。出番が減るわよ」 撫子「ああん?お前の指図なんざ受けるか!!」ジタバタ ひたぎ「……それよりすごろくはどうなってるのかしら?」 黒子「………」ズーン セイバー「………」ズーン 撫子「……どうしたの?」 黒子「……ゴールできないんですの…」 セイバー「……もう他のチームはゴールして、食堂でご馳走を食べているというのに…」 ひたぎ「悲惨ね」 撫子「珍しく意見が合ったね」 黒子「他人事みたいに…」 セイバー「貴女方も元々は参加していたではないですか…」 ひたぎ「まあそうね、でももう結界は消えてるわよ。さっさと中に入ったら?」 黒子「そういう訳にはいきませんの…」 セイバー「リタイアして入ったら…」 2人「ご馳走が食べられない!!」 撫子「……まあ頑張って」 ひたぎ「私たちはもう中に行くわ。別にご馳走に興味はないし」 228 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/12(木) 21 24 18 ID BGxMt4Uo 【50マス目】 セイバー「2っ…」 黒子「また2っ…」 セイバー「これが抑止力っ…」 士郎「おーい、二人とも早く来いよ。皆が中で待ってる」 セイバー「シロウ…これは私たちの問題なのです!」 黒子「そうですわ、これは意地と意地の…」 グーギュルギュル×2 士郎「そんなにおなか鳴らしてないで早く来なよ。俺とアーチャーが腕を振るって作ったご馳走がたんとあるからさ」 黒子「…そうですわね。腹が減っては戦もできぬといいますし、今日のところはこれくらいにしておきましょう」 セイバー「同感です。では行きましょう」 【黒子、セイバー 棄権】
https://w.atwiki.jp/tohofight/pages/1512.html
身長30cm減な衣玖さん(胸はそのままロリ巨乳バンz) VS 四季映姫・ヤマザナドゥ 種目:全長10mに巨大化したキスメちゃんが地霊殿で暴れてるぞ! はやくなんとかしてあげよう! さっそくその舞台となる地霊殿へやってきた二人。 そこに居たのは、紅い目で暴れまわる超ビックなキスメちゃんと その肩のあたりに立つ楽しそうなヤマメの姿があった。 そもそも事の始まりは、灼熱地獄から発生する濃厚な放射線が、たまたまキスメちゃんに直撃したからだった。 運命の悪戯か、キスメちゃんは巨大化してしまった。桶はぶっ壊れてしまった。 この時点ではまだキスメちゃんはただでかいだけのいつものキスメちゃんだったのだが 桶が無い事による不安がキスメちゃんの心を蝕み、あろうことか暴走。 無事に止められそうなのは彼女の親友でもあるヤマメだけだったが、 「おぉー!面白そうー!」 と言ってキスメちゃんの肩に飛び乗ったらしい。(by旧都住民より) ここで話は今に戻る。 これを主に胃に穴が開きそうな仕事を担当する椛によって二人は伝えられ、 衣玖さんは「私も土曜日が無かったら・・・」と呟いていた。 一方四季様は地霊殿についたあたりから震えていた。怒りで。 「 全長 10mというのですから、てっきり桶も巨大化したと思っていたら・・・」 さすが四季様、色々とズレてます! よく分からないが四季様はブチ切れてスペカ発動。 ラスボスのスペカを一面中ボスが受けるのだから、勝負は一瞬かと思った。 が、それはあっさり裏切られた。 キスメちゃんが片手を振り下ろした瞬間、地が割け、風が荒み、弾幕が弾き飛ばされた。 さすがラスボスの放射線の恩恵を受けただけあった。キスメちゃんはかなりのモンスターと化していたのだ。 一方衣玖さんはまだ土曜日が無い事を想像してガクブルしていた。 後ろからキスメちゃんの手が迫って来てる事にすら気が付かず。 「あっ!」 衣玖さんが声を上げた瞬間、キスメちゃんの手は衣玖さんを摘み、キスメちゃんの口の中に放っていた。 「こ、これはまずいんじゃないですかぁ!?」 司会助手の椛が焦りの言葉を漏らすが、 「おーっとぉ衣玖選手食されたぁーー!やはり衣玖選手は魚類だったのでしょうかー!?」 文は相変わらずの他人事アナウンスで試合実況。 頼みの四季様のラスペですら、キスメちゃんの両腕で消し飛ばされる始末だった。 ヤマメもまたハイになり、どうみてもキスメちゃんを止める気にはなりそうになかった。 このまま終ってしまうのか!?その時!観客席(スキマ)に居た天子ちゃんが叫んだ! 「衣玖ー!早くしないと土曜日が終っちゃうわよー!!!今日はまだ土曜日の39時よーー!!」 その声はキスメちゃんの胃に居る衣玖さんにしっかり届いていた! 「ど・・・・ようび・・・・・!!!どようび・・・・!!!!土曜日・・・・・!!!!」 そして、キスメちゃんが青白く光ったと思った瞬間! ピカッ!! 「フィイイイイイイイイイイィィィバァアアアアアアア!!!」 もの凄い叫びと共にキスメちゃんとヤマメに迸る電流! 衣玖さんは高速でキスメちゃんの口から脱出し、そして、キスメちゃんとヤマメは真っ黒に焦げて倒れた。 ズシィイイイイイイン!!という轟音と共に、試合終了のゴングも鳴った。 勝者:衣玖さん(ちなみに身長は口から出てきたときには元に戻っていたらしい) 後日談:お空は管理を忘れないようにとさとり様に手厳しく説教され 雷撃をまともに喰らった二人は救急班によって無事治療され キスメちゃんは勇儀さんに頼んで最大限壊れた桶からの材料で桶を作り直してもらい ヤマメは十分に反省し、キスメちゃんにもしっかり謝り 身長が元に戻った衣玖さんは天子ちゃんに感謝し、天子ちゃんはツンデれ 四季様は修行が足りないと有給を取り旅に出て、小町は堂々とサボれると歓喜し 崩壊した地霊殿は鬼の方々によって一週間で直りました。 キスメ ヤマメ 天子 建物 映姫 肉体変化 衣玖