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~インハイ会場~ 優希「おー…ここがインハイ会場かー!」 和「長野のモノとはやはり規模が違いますね」 久「まぁ、日本中の高校生が集まる訳だしね」 まこ「高校生だけじゃなくてマスコミまでやってきとる訳じゃしのぅ」 咲「うぅ…なんだか緊張してきた…」ブル 京太郎「…先にトイレでも行っておくか?」 咲「こ、これは武者震いだよ!!」カァァ 京太郎「じゃあ、案内はいらない?」 咲「…………後でお願いします」メソラシ 優希「ホント、咲ちゃんはポンコツだじぇ」 咲「ぽ、ポンコツじゃないよ」 咲「ちょっと緊張するとトイレに行きたくなって、たまに方向が分からなくなるだけだから」 まこ「それが方向音痴と言うんじゃと思うがなぁ…」 久「さて、それじゃあ、派手に乗り込みましょうか」 優希「ヒャッハー!」 まこ「長野の品性が疑われるような真似だけはしてくれるなよ」 和「大丈夫ですよ…………多分」 咲「その多分に不信感がにじみ出てるよ、和ちゃん…」 優希「ま、今日の私は大人しくしてるじぇ」 優希「どの道、一回戦からは否応なく目立つ訳だからな!!」ドヤァ 京太郎「あぁ、あの赤マントでか」 優希「麻雀の腕で!だじぇ!!」 久「…そうね」 久「私達は地方予選からさらに強くなった」 久「今なら全国の強豪達にもそうそう負けたりしないはずよ」 久「だから…リラックスして目にもの見せてあげましょう」 咲「はい」 和「えぇ。頑張りましょう」 まこ「(…ふふ。自分がいっちゃん、緊張しちょる癖に)」 久「…で、京太郎君は…」 京太郎「あぁ。俺は適当に会場の中をぶらついてますよ」 京太郎「いざと言う時、迷子になった咲を見つけてやらないといけませんし」 咲「そ、そんなに簡単に迷子になったりしないよぉ」 和「…私が咲さんと知り合ってから今までの間に五回は迷子になってたと思うんですが」 咲「少ないよね?」キョトン 優希「…いや、普通は一回でも多い方だと思うじぇ」 咲「うぅぅぅ…何処もかしこも道が複雑なのが悪いんだよ…」 京太郎「幾ら複雑だからってバックヤードに紛れ込んだりしないと思うがなぁ…」 久「まぁ、京太郎君はそんな咲発見のエキスパートだからね」 京太郎「何を隠そう、俺は迷子探しの達人だ」キリッ 優希「キャー!」 久「最悪の事態は彼に任せて、私達は行きましょうか」 優希「京太郎、ステイ!ステイだじぇ!!」 京太郎「犬じゃねぇっての」 京太郎「…ま、開会式だから何かあるとは思わないけど…皆、気をつけてな」 咲「…京ちゃんの方もね」 京太郎「(…さーって…ではどうするかなぁ)」 京太郎「(一人だと色々と手持ち無沙汰だ)」 京太郎「(まぁ、スマホは持ってきたから時間潰すの事態は楽なんだけどさ)」 京太郎「(でも、折角、インハイ会場まで来てるのにスマホ使うのもなんか勿体無いし…)」 京太郎「(ここはやっぱり探検だな!!)」 京太郎「(まぁ、所詮、インターハイの会場だからそんなに見るものもないだろうけれど)」 京太郎「(でも、やっぱり新しい場所って言うのは冒険心が疼くもんだ)」 京太郎「(いざいかん神秘を求めて…なーんて)」 尭深「…あの」 京太郎「え?」クルッ 京太郎「(…こ、これは…なんて素敵なおっぱいなんだ…!)」 京太郎「(流石に和には負けるが…制服をここまで持ち上げるのは…!)」 京太郎「(おっぱいマイスターである俺としては是非B級おっぱいの称号を差し上げたい…!)」 尭深「…その、不躾で申し訳ありません」 尭深「私と同じ制服を着た金髪ロングの女の子を見ませんでしたか…?」 京太郎「え…いや、ごめんなさい。見てないです」 尭深「そうですか…もう。何処に行っちゃったんだろう…」 京太郎「…もしかして迷子ですか?」 尭深「はい。ここに来るまでは一緒にいたんですけれど…」 尭深「ちょっと目を離した隙にいなくなってしまって」 尭深「まぁ…方向音痴と言う訳ではないので何時か帰ってくるとは思うのですが…」 京太郎「あー…もうすぐ開会式ですもんね」 尭深「はい。流石にそろそろ帰ってきてくれないとまずいなと…」 京太郎「では、俺も手伝いましょうか?」 尭深「…良いんですか?」 京太郎「えぇ。丁度、俺も暇していますし」 京太郎「それに何を隠そう。俺は迷子探しの達人なので!」ドヤァ 尭深「……え?」 京太郎「…………すみません。滑っちゃいましたか」 尭深「あ、いえ…その、ごめんなさい」 尭深「ちょっとびっくりしちゃって反応が…」 尭深「…あの…達人さんなんですか?」 京太郎「…まぁ、達人と呼べるほど大したものじゃないですけど」 京太郎「でも、日常的に迷子になる幼馴染がいるんで、迷子探しには慣れてます」 尭深「…そっちもですか」 京太郎「そっちも?」 尭深「…はい。その…身内の恥を晒すようで恥ずかしいのですが」 尭深「こっちにも一人、迷子の常習犯がいまして…」 尭深「その人は何とか全員で監視して迷子にならずに済んだのですが…」 尭深「結果、もう一人の監視が薄くなってしまって」 京太郎「あぁ、なるほど」 京太郎「それで白糸台としてもそっちの監視が必要であんまり人員を裂けないって感じですか」 尭深「…ご存知だったんですか?」 京太郎「この会場にいる奴で、白糸台の制服を知らない奴はモグリですよ」 京太郎「ついでに貴女の事も知っていますよ」 京太郎「そのおっぱいは渋谷尭深さん…ですよね」キリ 尭深「…おっぱい?」 京太郎「(…は、しまった…!?)」 京太郎「(あ、あんまりにも素晴らしいおっぱいだったんだ口が!口が素直に!!)」 京太郎「…ごめんなさい。口を滑らせてしまいました」 尭深「…ふふ。ユニークな方なんですね」クス 尭深「よろしければ、貴方のお名前を聞かせてもらって良いですか?」 京太郎「あ、清澄一年の須賀京太郎です」 尭深「清澄…?」 尭深「(…照さんと同じ名字の子が大将で…特に気にしてたあの…)」 京太郎「まぁ、清澄なんて言われても分かんないですよね」ハッハッハ 尭深「ううん。知ってますよ」 京太郎「マジっすか」 京太郎「やっべぇ。初出場だからあんまりマークされてないと思ったのに…」 京太郎「流石ですね、渋谷さん…!」 尭深「まぁ、地方予選に出てくる学校の数なんて知れてますから」 尭深「それにあの魔境・長野を勝ち抜いてきた学校となれば当然、チェックもしてます」 京太郎「あ、やっぱ外でも魔境扱いなんですか」 尭深「うん。…と言うか、地方予選決勝、すごかったですよね」 尭深「去年より強くなってた龍門渕と言い、ダークホースの鶴賀と言い、名門の風越と言い…」 尭深「何処が勝ち上がってきてもおかしくなかったと思います」 京太郎「そう言って貰えると有り難いっす」 京太郎「清澄が勝ち上がったことで長野が弱くなった…なんて事言う人もいますし」フゥ 京太郎「あ、いや、まぁ…敵である白糸台さんには油断しててもらった方が嬉しいんですけど」ワタワタ 尭深「…ふふ」 尭深「やっぱり須賀くんって面白い人ですね」 尭深「ううん、ただ面白いだけじゃなくて、とても学校思いで良い人」クス 京太郎「あー…ぅ」カァァ 尭深「…もしかして照れてます?」 京太郎「そりゃ面と向かって言われたら照れますよ」 尭深「…可愛い」 京太郎「うーあー…!」カァァァ 京太郎「そ、それよりもアレっすよ、アレ!」 尭深「アレ?」 京太郎「俺の方が年下なんて敬語とかいらないっす」 京太郎「気軽に京ちゃんって読んでくれても良いんですよ?」 尭深「…うん。じゃあ、京ちゃん」ニコ 京太郎「ごふ」 尭深「ど、どうかしたの?」ビックリ 京太郎「…いや、何処ぞの貧乳幼馴染と違って、破壊力が凄いな、と」 尭深「…そんなにおっぱいが好きなの?」 京太郎「大好きです」キリリ 尭深「そうなんだ…変わってるね」 京太郎「…変わってますか?」 尭深「うん。男でおっぱい好きなんてあんまり聞いたことないよ」 尭深「まぁ…私自身、あんまり男の人と面識ないけど」 京太郎「あー…白糸台って女子校ですもんね」 尭深「うん。まぁ…麻雀は好きだから白糸台に進んだことは後悔してないけど…」 尭深「…たまーに自分の灰色の青春が気になる事も…」ズーン 京太郎「(…そうか。女子校って事は、俺の感覚で言えば、男子校みたいなもんだし…)」 京太郎「(周り皆が男の中、青春を終えるって思ったら、そりゃ凹むよな)」 京太郎「…でも、ほら、俺とこうして友達になれたじゃないですか」 尭深「…え?」 京太郎「あ、馴れ馴れしすぎました」 尭深「う、ううん。そんな事ないけど…良いの?」 京太郎「昔の偉い人も、一度会ったら友達で毎日会ったら兄弟だって言ってますしね」 尭深「…それNHKじゃなかった?」 京太郎「細かい事は良いんです。大事なのは自分が感銘を受けたかどうかって事ですし」キリ 京太郎「それにまぁ、おっぱい大きい渋谷さんとならこっちの方がお友達になってほしいくらいですし!」 尭深「…もう。そんなにおっぱい好きなんだ」クス 尭深「…………じゃあ、触ってみる?」 京太郎「え?」 尭深「あ、勿論、服の上からだよ?」 尭深「直接、触られるのは流石に恥ずかしいし」 京太郎「い、いや…ふ、服の上からって…)」 京太郎「(って、それでも十分ヤバイんですけど!?)」 京太郎「(つーか、どうなってんの!?これホント、どうなってんのよ!?)」 京太郎「(おっぱい好き公言してたら、初対面の美少女に触っていいって言われるとかホントマジそれどんなエロゲ!?)」 京太郎「ほ、本当に良いんですか…!?」 尭深「うん。別に減るものじゃないし」 京太郎「(な、なんという痴女…!!)」 京太郎「(おとなしそうな顔してコレとかもうヤバイっすわ)」 京太郎「(股間にギュンギュンくる…って言うか…正直、辛抱堪らん…!!)」 京太郎「(正直、何も考えずパイタッチしてしまいたい…!)」 尭深「(…触ってくれるかな?)」 尭深「(正直、こんなに大きく育ったおっぱいとか…あんまり良いものじゃないと思うんだけど)」 尭深「(でも、これだけフェチ公言してるなら…きっと触ってくれるはず)」 尭深「(…と言うか、触ってくれないとちょっと凹むかも)」 尭深「(おっぱいフェチの美男子とか…絶滅危惧種に近いくらいだし)」 尭深「(正直…結構、触れてもらえるのに期待しちゃってる私がいたりして…)」ドキドキ 京太郎「じゃ、じゃあ…ちょっとだけ…」プニ 尭深「ん…♪」ピクン 京太郎「(うぉおお!うぉおおおおお!!)」 京太郎「(分かる!分かるぞ…!!)」 京太郎「(服とブラ越しだが…はっきりと分かる!!)」 京太郎「(この柔らかさ…!おっぱいだ!!)」 京太郎「(俺の探し求めていたおっぱいがここにある…!!)」 尭深「(…京ちゃん、凄い顔しておっぱい突いてる…)」 尭深「(本当にこの子おっぱいフェチなんだ…)」 尭深「(すっごい可愛い…出来ればこのままお持ち帰りしたいくらい…)」 プルルル 尭深「」ビクッ 京太郎「あ…っと」ハッ 尭深「(…もう。良いところだったのに…)」 尭深「…はい。もしもし」 尭深「…え?淡ちゃん見つかった?」 尭深「うん…うん…」 尭深「…あぁ、そうなんだ」 尭深「暇になって抜けだした…と…」 尭深「淡ちゃんらしいね」クス 京太郎「(…くぅぅ…良いところだったのに!)」 京太郎「(我が世の春がそこにあったはずなのにいいいい!!!)」 京太郎「(…まぁ、でも、おかげで少し冷静になれた)」 京太郎「(実際触っても、特に表情、エロいって感じじゃなかったし)」 京太郎「(多分、女の子にとっておっぱいは以前ほど大事なセックスアピールじゃないんだろう)」 京太郎「(つーか、その価値観が大分、男に近くなってる事を考えれば…)」 京太郎「(男で言う筋肉とか…そういう感じなのかもしれない)」 京太郎「(実際、初対面なのにあっさり触らせてもらえたしな)」 京太郎「(だから…)」 京太郎「(…その気になれば、その辺の女の子の胸も触らせて貰えるんじゃないか?)」 京太郎「(いや、仲良くなっていけば、触るだけじゃなくて揉ませて貰う事だって…)」ゴクッ 京太郎「(って…お、俺は何を考えてるんだよ…!)」 京太郎「(この世界は俺の所為でおかしくなってるんだぞ…!)」 京太郎「(そんな世界で役得を味わおうなんざゲスにもほどがある…!)」 京太郎「(今の事は忘れてしまおう…うん、忘れろ忘れろ)」 京太郎「(…………まぁ、でも、今の感触で一回くらいオナニーしても…)」 尭深「…京ちゃん」 京太郎「ひゃいっ」ビクッ 尭深「…どうしたの?」 京太郎「あ、いや、何でもないっす。本当に」シドロモドロ 尭深「…そう?なら良いけど…」 尭深「後、ごめんなさい。探してる子が見つかったから私もそろそろ戻らないと」 京太郎「あ、そうですか」 京太郎「俺は何もしてないですけど、見つかったようで何よりです」 尭深「うん。ありがとう」ニコリ 尭深「…それで…ね」 尭深「あの…おっぱい触ったからって訳じゃないけど…その…」モジモジ 京太郎「…えっと、連絡先、交換します?」 尭深「っ、い、良いの!?」 京太郎「良いも悪いも、俺も渋谷さんと交換したかったですし」 京太郎「渋谷さんさえ良ければ、またお話もしたいですから」 尭深「…私もだよ」 尭深「私も…京ちゃんともっともっとな…仲良くなりたいし…」カァァ 京太郎「はは。じゃあ、お揃いですね」 尭深「ぅん…」コクン 京太郎「じゃあ、もっと仲良くなる為にさっさと交換しましょうか」 京太郎「あんまり待たせちゃうと渋谷さんの方が迷子扱いされちゃうかもしれませんし」 尭深「…流石にそれは嫌だなぁ」 尭深「だから…うん。交換お願いします」スッ 京太郎「喜んで」スッ 咏「はぁー…」 咏「(まったく…何も開会式からプロが出なくても良いと思うんだけどねぃ)」 咏「(解説の本番は明日からなんだし、打ち合わせとかも当日で良いじゃん)」 咏「(なのに見栄の為にもう出勤させられるとか…ホントわっかねー)」 咏「(…まぁ、一応、ギャラは発生するからちゃんとお仕事するけどさー)」トテトテ 尭深「ん…♪」 京太郎「おぉぉぉ…」 咏「(…ってなんだよ、あのカップル)」 咏「(こんなところで胸なんか触らせてさー)」 咏「(こっちは万年貧乳かつ喪女だってのに…魅せつけるなんて)」 京太郎「…」ゴクッ 咏「(…ってか、男の方、結構、格好良いよなぁ)」 咏「(まぁ、流石に夏場だって言っても、第二ボタンまで開けてるのはちょっと恥じらいがなさすぎるけど)」 咏「(でも、愛の無いお付き合いをするには悪くない相手かもねぃ)」 咏「(…ま、こっちは処女だけどさ!!)」 咏「(でもさ、一応、腕力としてはこっちの方が強い訳だし)」 咏「(無理矢理、手錠でもハメて、驚いてるところを唇奪って…)」 咏「(そのまま顔中ベタベタにする勢いでなめまわしながら、服の中にてぇ突っ込んで…)」 咏「(乳首とか色々と触りながら前戯して、勃起したら即座に合体)」 咏「(そのまま処女穴で射精するまで何度も何度も生レイプ…)」 咏「(…うん。良いね、すっごく良い)」 咏「(あんなに大きな身体の男が私の下で泣きじゃくりながらよがり狂うの想像しただけで…)」 咏「(子宮からドロドロっとしたのが漏れでて来ちゃうくらい…)」 咏「(…………ってあれ?)」 咏「(なんであの二人、連絡先交換してんの?)」 咏「(…え、もしかして私、援交現場とか見ちゃってる?)」 咏「(なんて羨ま…い、いや、違う。そうじゃない)」 咏「(…とりあえず観察して……)」 咏「(ふーん…なるほど)」 咏「(…あの二人、まだ出会ったばっかりなんだ)」 咏「(あの男も…出会ったばっかりなのに…あんな事するような淫乱なんだ…)」キュン 咏「(だったら…)」ゴクッ 尭深「…じゃあ、京ちゃん、またね」 京太郎「えぇ、また」 京太郎「(ふっふっふ…やったぜ、俺)」 京太郎「(これで俺の持つ巨乳連絡先が一つ増えたぞ!!)」 京太郎「(…まぁ、増えたところでどうこうなる訳じゃないんだけどさ)」 京太郎「(まだ友達にはなったばかりでお互いに恋愛感情はない訳だし)」 京太郎「(だが、巨乳の連絡先と言うだけで、俺にとっては黄金に値するほど尊い…!!)」 京太郎「(これを縁に仲良くなって、今度はあのおっぱいを直接触ったり…)」グヘヘ 咏「見ちゃったぞー」 京太郎「うぇ?!」ビクッ 京太郎「ってみ、三尋木プロ!?」 咏「って、私の事知ってるんだ」 京太郎「そりゃ当然じゃないですか」 京太郎「日本でもトップクラスの女子プロとなれば、顔と名前くらい覚えてますよ」 咏「そっかそっかー」 咏「若いのに関心だねぃ君」ケラケラ 咏「(…こりゃ思いの外、簡単に食べられちゃうかもねぃ)」ペロ 咏「ところで君はどうしてここに?」 咏「今日は女子の開会式だぜ?」 京太郎「あ、俺は付き添いです」 京太郎「俺の通ってる学校…えっと、清澄って言うんですけど」 京太郎「そこが今日の開会式に出るんで」 咏「清澄清澄……あぁ、長野の?」 京太郎「えぇ。そうです」 京太郎「ご存知なんですか?」 咏「まぁ、これでもプロだからねぃ」 咏「わっかんねー事は沢山あるけど、調べ物は欠かさないぜ」 京太郎「すげー…っ」キラキラ 咏「(…なんて純真な目)」 咏「(淫乱そうな見た目とは裏腹に、割りと清純派なのか?)」 咏「(…まぁ、どっちにしろ…超そそる)」ゾク 咏「(こんな子を穢すと思っただけで…もう今日は眠れなくなっちゃいそうだよ…)」 咏「しかし、清澄の男子は…」 京太郎「あぁ。俺は初戦敗退でインハイには来れなかったッス」 京太郎「まぁ、初めて数ヶ月ですし仕方ないんですけどね」 京太郎「でも、来年は必ず自分の足でここにやってきてみせますよ」 咏「(これは…チャンス…!)」キュピーン 咏「ほうほう。最近の男子にしちゃ随分とやる気に満ちてるねぃ」 咏「気に入ったよ、それだけやる気があるなら私が直接指導してあげる」 京太郎「ま、マジっすか!?」 咏「うんうん。まぁ、私も解説の仕事とか色々とあるけれど…」 咏「インハイが終わるまではあっちこっち飛び回ったりはしないからねぃ」 咏「君一人の指導くらいはしてあげられるよ」 京太郎「で、でも…ほ、本当に日本のトッププロが俺なんかの為に…」 咏「後進の育成もプロの務めだよ」 咏「それにわっかんねーけど、君には見どころがありそうだしねぃ」 京太郎「ほ、本当ですか!?」パァァ 咏「(…うん。まぁ、精液奴隷としての見どころだけどねぃ)」 咏「(麻雀の腕?そんなの本気でわっかんねー)」 咏「(一喜一憂するこの子をどう穢すかで頭が一杯で、麻雀の実力なんかまったくこれっぽっちもわっかんねー)」 咏「で、良ければ私とも連絡先を交換しない?」 咏「こっちの都合が良い時になるけれど、指導してあげるぜぃ」 京太郎「お、お願いします!」ペコ 咏「(…掛かった…!)」 咏「(ふふ…これでこの子は半分、堕ちたも同然…)」 咏「(まぁ、今日はこのままお仕事だから、そのままパクリって訳にはいかないけどさ)」 咏「(でも、さっき私が言った通り…時間をつくる事は可能なんだから)」 咏「(今日は肉が熟成するのを楽しみに待ちながら…)」 咏「(思いっきり部屋でオナニーでもしよう)」ジュン 京太郎「ふんふふんふんふーん」スキップ 京太郎「(やべー。今日マジやっべー)」 京太郎「(東京に来て一日目でおっぱい美少女のおっぱい触った上、知り合いになって…)」 京太郎「(さらには日本のトッププロから直接指導を受けられるようになったなんて…!)」 京太郎「(東京ってすげぇよ…マジチャンスの宝庫だよ…!)」 京太郎「(やっぱり若い内は無理をしてでも東京出てチャンスをつかむべきなんだな…!)」ルンルン ツル 京太郎「っ!?」 京太郎「(って、しまっ!?)」 京太郎「(床すべ…ワックス…!?)」 京太郎「(ダメ、止まれな…)」 由暉子「…ん?」 京太郎「(前…人…!?逃げ……!!)」 由暉子「ひあ…!?」ガツン 京太郎「ぬぉあ…!!」ドシン 京太郎「い…ててて…」 京太郎「(…くっそ…ワックスか何かが残ってたのか…)」 京太郎「(アソコだけやけに滑って…人にぶつかってしまったじゃねぇか)」 京太郎「(…まぁ、何とか反応間に合って俺の方が下になれたけれど…)」 由暉子「………」ウマノリ 京太郎「(って口で愚痴ってる場合じゃないよな)」 京太郎「(ほぼ曲がり角での事故だったとは言え、俺が巻き込んだのは事実なんだし)」 京太郎「(まずこの子にお詫びしないと…)」 京太郎「あ、ごめんなさい」 由暉子「あ、いえ、こちらこそごめんなさい」ペコ 京太郎「え…?」 由暉子「…この態勢…所謂、ToLoveってしまったと言う奴です」 京太郎「(…あー…まぁ、確かに服さえなければ騎乗位っぽい態勢になってるけど)」 由暉子「なので、私は責任をとらなければいけません」 京太郎「はいぃ!?」 京太郎「(責任!?一体、何の!?)」 由暉子「大丈夫です。安心して下さい」 由暉子「不慮の事故とは言え、私は責任逃れするつもりはありませんから」 由暉子「この子と一緒に強く生きていきましょう、アナタ」サスサス 京太郎「ちょ、ま!?待って!待ってください!!」 由暉子「…?」クビカシゲ 京太郎「あ、可愛い」 由暉子「…いきなりそんな事言われると恥ずかしいです」 由暉子「出来れば、そういうのはベッドの中で…」モジ 京太郎「あ、う、動かないで!そ、そこ真上だから!!」 京太郎「って言うか、その早くどいてくれると嬉しいんですが…!!」 由暉子「……そうですね」 京太郎「(何故、今、一瞬の躊躇があったのかは聞かないでおこう)」 由暉子「…まずは役所に婚姻届を出しに行かなければいけません」 京太郎「どうしてそう飛躍するんですか…!」 由暉子「幸せな未来に羽ばたかなければいけないので」 京太郎「誰が上手いこと言えと…!!」 由暉子「上手い事…?」キョトン 京太郎「しかも、素かよ!くっそ可愛いなぁ、マジで!!」 由暉子「…」テレテレ 京太郎「…まぁ、それはさておきですね」 由暉子「はい」 京太郎「そろそろ本気でどいてください」 由暉子「…このままじゃダメですか?」 京太郎「ダメです」 由暉子「…そうですか。残念です」 京太郎「(…ふぅ。渋々って感じだけどのいてくれたか…)」 京太郎「で、まずお聞きしたいんですが」 由暉子「あ、私は有珠山の一年、真屋由暉子といいます」ペコリ 京太郎「これはご丁寧に」 京太郎「俺は清澄の一年、須賀京太郎です」ペコリ 由暉子「…なるほど。同い年なんですね」 由暉子「安心しました」 由暉子「これで二人一緒に大往生を迎えられる可能性がグっと上がりましたし」 京太郎「とりあえず結婚から離れて下さい」 由暉子「…でも、私が押し倒してしまった訳ですし」 由暉子「現実は少女漫画のように甘くはないのですからちゃんと責任をとるべきだと思います」 京太郎「その責任感の強さは魅力的ですが、今は発揮しなくて大丈夫です」 由暉子「…魅力的ですか」テレテレ 京太郎「はい。ですが、個人的には後ろの方をより注目してくれると嬉しかったです」 由暉子「ちなみに須賀くんは男の子と女の子はどれだけ欲しいですか?」 京太郎「男1女1が理想だと思ってますが、結婚の話題からそろそろ離れて下さいお願いします」 由暉子「そうですか。私も同じです」 由暉子「やっぱり私達、相性が良いですね」 京太郎「はい。真屋さんほどの美少女と相性が良いのは俺も嬉しいですが、とりあえず話を先に進めましょう」 由暉子「あ、私は由暉子で結構ですよ。後、敬語も必要ありません」 京太郎「いえ、お願いですから敬語でいかせてください」 由暉子「……須賀くんは意地悪です」 京太郎「寧ろ、俺は今、人生で最も寛容だと言っても良いと思います」 京太郎「後、押し倒したとかそういうの気にしなくて良いですよ」 京太郎「つーか、ぶつかったのはこっちの方なんですから」 京太郎「真屋さんは被害者です」 由暉子「…そう言えばそうでしたね」 京太郎「(普通に忘れてたのか、この人)」 由暉子「男の人を押し倒してしまったって事で頭が一杯でした」 京太郎「あー…その、ホント、ごめんなさい」ペコ 由暉子「謝らなくても大丈夫です」 由暉子「…と言うか、須賀くんの方こそ大丈夫でしたか?」 由暉子「私の下敷きになって重かったのでは…」 京太郎「いや、重いなんて事はなかったですよ」 京太郎「買い出しの荷物の方がよっぽど重かったくらいです」 由暉子「……そうですか」テレ 京太郎「(…女と男の価値観なんかが逆になってる感じだけど…)」 京太郎「(やっぱり今でも女の子はこの辺、気になるもんなんだな)」 京太郎「(ただ、真屋さんは本当に軽かったし、気にするほどでもないと思うんだけど)」 京太郎「(…つーか、身体もびっくりするほど小さいし、もっと食うべきだって言っても良いと思うんだよな)」 京太郎「(そうすれば和並の巨乳もさらに大きく…ってそれはさておき)」 京太郎「真屋さんの方は怪我とかありませんか?」 由暉子「はい。須賀さんが庇ってくれたおかげで何ともないです」 由暉子「…女としては情けない話ではありますが」 京太郎「いやいや、そんな事気にしないでください」 京太郎「大体、真屋さんは有珠山の選手でしょう?」 京太郎「それが怪我で牌を握れなくなった…なんて事になったらこっちの方が申し訳なくなっちゃいます」 由暉子「ご存知だったんですか?」 京太郎「勿論です。これでも全国に出てくる学校は全てチェックしてますから」 京太郎「(…世界が変わってから買い出しに行かされなくなって暇になったからなぁ)」 由暉子「それは素直に嬉しいですね」 京太郎「はは。まぁ、俺は敵側の人間なんで、素直に応援してあげる事は出来ませんけれど」 由暉子「敵…?」 由暉子「…………あれ、もしかして男の人じゃなくて女の人だったんですか?」 京太郎「男です」キッパリ 由暉子「そうですか。安心しました」 由暉子「こんなに可愛い女の子がいたら、ちょっと太刀打ち出来ないので」 京太郎「いや、俺は可愛いとは縁遠い気がしますよ」 京太郎「と言うか、太刀打ちって一体、何ですか?」 由暉子「有珠山は打倒瑞原はやりを掲げていますので」 由暉子「ゆくゆくは牌のお姉さんの座を奪うのが目標…らしいです」 京太郎「らしいって」 由暉子「個人的にはあまり興味がないものですから」 由暉子「ただ、皆と色々な事をするのは楽しいですし…」 由暉子「何より、先輩たちには返しきれないほどの恩があります」 由暉子「それを返すためにも全力で取り組む所存です」 京太郎「(…あぁ、なるほど)」 京太郎「(この子、ちょっと変…と言うかかなり天然入ってるけど)」 京太郎「(でも、一生懸命で友達思いの良い子なんだな…)」 京太郎「(さっきその独特の勢いにびっくりして敬語のままで…なんて言ったけれど)」 京太郎「(ちょっと悪い事をしてしまったかもしれない)」 由暉子「まぁ、そういう訳なので、今はこのインハイで目立とうと思っているんですが」 京太郎「ですが?」 由暉子「…ちょっと不安もあります」 由暉子「ここに来て周りを見れば私よりも可愛かったり綺麗な子ばっかりで」 由暉子「そんな人達の中で、一際目立つ事が出来るのかな…と」 由暉子「先輩たちは私ならば大丈夫だと言ってくれていますが…」 京太郎「…大丈夫ですよ」 由暉子「え…?」 京太郎「真屋さんは色々と独特な雰囲気のある人ですから」 京太郎「そのまま自然体でいれば、人の目も惹くでしょうし」 京太郎「何より、貴女はとても可愛くて魅力的です」 京太郎「顔立ちも整っていますし、スタイルだって抜群じゃないですか」 京太郎「正直、うちの貧乳幼馴染にも分けてあげて欲しいくらいですよ」 由暉子「…ごめんなさい、流石にそれは無理です」 京太郎「分かってます、言葉の綾ですから」 京太郎「まぁ、何はともあれですね」 京太郎「俺が言いたいのは真屋さんならインハイで一番目立つのも不可能じゃないって事ですよ」 京太郎「それは他の出場校全部をチェックしている俺が断言します」 由暉子「…須賀さん」 京太郎「まぁ、麻雀ではウチも負けませんけどね」 京太郎「こっちの雀士は粒ぞろいですから」 京太郎「アイドル勝負では負けても、麻雀では勝ってみせます」 由暉子「…ダメですよ」 由暉子「アイドル勝負でも麻雀でも…勝つのは私達、有珠山です」 由暉子「先輩たちはとっても欲張りで…そして頑張り屋なんですから」 由暉子「清澄がどれだけ強かろうと、私達が優勝してみせます」 由暉子「……でも」 京太郎「ん?」 由暉子「…ありがとうございます、須賀さん」 由暉子「こんな事先輩達には言えなかったので、少し…いえ、とても気が楽になりました」ニコ 京太郎「(うぉお…や、やべぇ…今の笑みドキッとした…)」 京太郎「(さっきまでほとんど表情が変わらなかったのに、この瞬間だけ子どもみたいに嬉しそうにして…)」 京太郎「(こんなの絶対反則だろ…!)」 由暉子「…須賀さんは不思議な人ですね」 京太郎「そ、そうですか?」 由暉子「はい。初対面の私がついつい弱音を漏らしてしまったのもそうですけど…」 由暉子「私が男性器に触れてしまったのにあっさりと許してくれるなんて…」 京太郎「その話はもう忘れましょう」 由暉子「…責任とらなくて良いですか?」 京太郎「とらなくて大丈夫です」 由暉子「……やっぱりこういう事に慣れてるんですか?」 京太郎「慣れてません」 由暉子「じゃあ、責任…」 京太郎「話題、ループしてますよ」 由暉子「…じゃあ、せめて連絡先だけでも聞かせてもらえないですか?」 京太郎「連絡先…ですか?」 由暉子「はい。さっき励まして貰ったお礼もしたいですし」 由暉子「それに生殖器同士で接触してしまった縁をここで終わりにするのも寂しい話ですから」 京太郎「接触はしてません」 京太郎「って言うか、それお願いですから他の人に言わないで下さい」 由暉子「……ダメですか?」 京太郎「ダメです」 京太郎「…まぁ、でも、連絡先交換してくれるのであれば、喜んでお受けしますよ」 京太郎「他の部員と違って、俺、麻雀弱いんで色々とアドバイスなんかも欲しいですし」 由暉子「私で良ければ何時でもお付き合いしますよ」 由暉子「ネト麻のアカウントも持っていますから対局も可能です」 京太郎「あ、じゃあ、そっちもまた聞かせてください」 由暉子「はい。勿論です」 京太郎「…はい。登録完了っと」 京太郎「…あ、そう言えば、真屋さんはどうしてここに?」 京太郎「そろそろ開会式も始まる頃だと思うんですが」 由暉子「………あ、そう言えば」 京太郎「そう言えば?」 由暉子「…私、トイレに行こうとしてたんでした」 京太郎「え?」 由暉子「……思い出したら尿意が」ブル 京太郎「ちょ、ストップ!ストップです!真屋さん!!」 京太郎「ここでやっちゃうと色々とアウトですから!!」 由暉子「頑張ります」 由暉子「…でも、トイレってどっちの方角にありますか?」 京太郎「…俺が入り口まで案内しますね」 由暉子「宜しくお願いします」フルフル ~インハイ会場~ 京太郎「(って訳でインハイもスタートした訳だけれど)」 京太郎「(あんまり俺がやる事がある訳じゃないんだよなぁ)」 京太郎「(勿論、俺の立ち位置はほとんどマネージャーだし、色々とサポートする事はあるけれども)」 京太郎「(でも、皆が見れない試合を見に行くくらいで牌譜作りとかを任されてる訳じゃなく)」 京太郎「(暇って程じゃないけれど…なんとなく手持ち無沙汰って言うか)」 京太郎「(もうちょい色々とやらせてくれても良いんだけどなぁ)」 京太郎「(気遣ってくれるのは有り難いんだけれど、俺だって皆の事をもっとサポートしたい)」 京太郎「(まぁ、とりあえずタコス娘のタコスは俺でも作れるようになったし)」 京太郎「(わざわざ外に補給しに行かなくても良くなったって言うのは大きいはずだ)」 京太郎「(これを期にまたいろんなことを任せてくれれば良いのになぁ…って)」 ネリー「んーっ!」ノビー 京太郎「(…あの特徴的な服は…)」 京太郎「…どうしたんです?」 ネリー「え?」 京太郎「もしかしてボタン届きません?」 京太郎「俺で良ければ押しましょうか?」 ネリー「…あ、じゃあ、そこの剛拳武茶って奴を…」 京太郎「はい」ピッ ガコガコン ネリー「ありがとう。助かった」ニコ 京太郎「いえいえ」 京太郎「じゃあ、俺はこれで」 ネリー「あ、ち、ちょっとまって」 京太郎「はい?」 ネリー「……」ジィィィ 京太郎「(…なんで俺は自販機の前にいた合法ロリを助けたらじっと見つめられているんだろう)」 京太郎「(しかも、視線に隙がない…って言うか、思いっきり値踏みされてるみたいな感じだし…)」 京太郎「(…とりあえず相手は臨海の大将だって事は分かるけど…何か気に障ってしまったんだろうか)」 ネリー「うーん……分かんない」 ネリー「…資産レベルは中金持ちってところだと思うのに…」 ネリー「なんでこんなにヤバイ匂いがするのかなぁ…」 京太郎「…え?」 ネリー「ねぇ。君のところって何かすっごいお宝とかない?」 ネリー「それも…多分、普通の資産では換算出来ないような奴」 京太郎「そんなものあるはずが…」 京太郎「(…いや、あるわ)」 京太郎「(結局、封印出来ないまま放置してたあの石版)」 京太郎「(今は実家のタンスに幾重にも布被せて隠してはいるけれど…)」 ネリー「…へぇ、あるんだ」ニヤ ネリー「ね、ちょっと色々と『お話』しない?」 京太郎「い、いや、俺、ちょっと忙しいんで…」 ネリー「忙しいって言っても、どうせ他校の偵察かなんかでしょ?」 ネリー「それなら大丈夫。私も同じだから」 ネリー「良ければ、色々と解説してあげたりもするよ」 京太郎「う…」 京太郎「(…確かにそれは魅力的だ)」 京太郎「(ド素人の俺とは違って、この人はあの名門臨海の大将)」 京太郎「(いずれ世界でも活躍する事を約束されている若手ホープなんだ)」 京太郎「(その人が解説してくれるとなれば、俺一人で色々と見て回るよりも効率が良い)」 京太郎「(それは…俺も分かってるんだけど…)」 ネリー「…どうどう?」 ネリー「『お話』するだけでこんなにサービスして貰えるなんて滅多にないよ?」 ネリー「普段ならお金取るからね!それもガッツリ!」 京太郎「どんだけ守銭奴なんですか」 ネリー「そりゃ未来のトッププロの解説だもん」 ネリー「安売りしちゃ相場崩して他のプロにも迷惑掛けちゃうしね」 ネリー「それくらい当然です」キリリ 京太郎「(…それっぽい事言ってるけど、確かこの人、まだプロじゃなかったんだよなぁ)」 京太郎「(それにまぁ…性格的にどう考えても守銭奴だし)」 京太郎「(多分、この人、まず何よりお金が好きってタイプだ)」 ネリー「あ、それと私に敬語使わなくても良いよ」 ネリー「もうわかってると思うけど、私一年だから、多分、同い年か、君の方が年上だから」 ネリー「呼び方もネリーで良いし」チラッ 京太郎「(…だから、話しようぜって事ですね分かります)」 京太郎「……分かったよ」フゥ ネリー「ホント!?」パァ 京太郎「あぁ。…でも、家の資産の事とか突っ込まれても応えられないからな」 京太郎「流石にそこまでは俺も知らないし」 ネリー「大丈夫。流石にそこまでは聞いたりしないよ」 ネリー「ただ、ちょっとお話して仲良くなって…それからちょっと調べるだけだから」ニヤリ 京太郎「…調べるって?」 ネリー「日本って便利だよね」 ネリー「お金は掛かるけどこーしんしょってところでほとんど資産が丸裸になっちゃうんだから」ニッコリ 京太郎「こえぇ…」 京太郎「(…なんだ、この合法ロリ)」 京太郎「(普通の高校生と発想が違うぞ)」 京太郎「(まぁ、外国育ちだから、価値観が違うのも当然かもしれないけど…)」 京太郎「(普通の高校生で興信所の事しってる奴なんてどれだけいるんだってレベルだと思うんだが…)」 ネリー「それに私はあんまり君のトコの資産には興味ないし」 ネリー「これでも色々とパトロンもいるから、大金持ちレベルとの付き合いもあるしね」 ネリー「中金持ちレベルだって分かってる君のところを調べて無駄金使いたくないもん」 京太郎「…ちなみにそれ何で分かるんだ?」 ネリー「え?匂い」 京太郎「こえぇよ、マジで」 ネリー「えー。なんとなくだけど分かるでしょ」 ネリー「お金の匂いとかそういうの」 京太郎「いや、普通は分からないし、分かったとしても相手のレベルを判断出来るレベルじゃないと思う」 ネリー「まったく…これだから平和ボケしてる日本人は」 京太郎「平和ボケは関係ねぇよ」 ネリー「むむむ…」 京太郎「何がむむむだ」 ネリー「まぁ、私が興味あるのは君の家の資産以外」 ネリー「それも私がビビビって来るような何かだけだから安心して」 京太郎「まったく安心出来ねぇよ」 ネリー「あ、もしかして私の事好きになった?」 ネリー「ダメだよ、私の事、好きにしたいならせめて大金持ちレベルになってくれないと」 京太郎「安心してくれ。貧乳にはまったく興味はない」 京太郎「(…ただ、どうしてだろうな)」 京太郎「(あまり人を見る目があるってつもりはないんだけれど…)」 京太郎「(この子はあんまり悪い子には見えない)」 京太郎「(まぁ、確かに守銭奴だし、価値観が違うって感じる事も多いけれど)」 京太郎「(でも、ここまでオープンだといっそすがすがしいって言うかさ)」 京太郎「(ちょっと変わった子ではあるけれど…まぁ、嘘のつけない子ではあるんだろう)」 京太郎「(まぁ、その価値観が独特ではあるから、色々と警戒が必要だけれども)」 京太郎「(こんな子にあの石版の事知られたらどうなるか分からないからなぁ…)」 京太郎「ま、それよりもそろそろ行こうぜ」 京太郎「あんまりここにいて試合始まっちゃ偵察の意味がなくなるし」 ネリー「そうだね。ってあ、そうだ」 京太郎「ん?」 ネリー「私、まだ君の名前聞いてない」 京太郎「あぁ。須賀だよ」 京太郎「清澄一年の須賀京太郎」 ネリー「あ、じゃあ、やっぱり同い年なんだ」 ネリー「多分、そうだと思って普通に話してたけどちょっぴり安心した」ニコ 京太郎「(…この子、守銭奴な癖に笑顔だけは綺麗なんだよなぁ)」 京太郎「(ロリロリしい外見に相応しい純真な笑みにころっと騙されそうに…)」 ネリー「…後、名前もあっさり教えてくれたし…これで調べるキッカケも出来たよ」ニヤリ 京太郎「ホント、油断も隙もねぇのな」 ネリー「ふふーん。油断する方が悪いんだよー♪」 京太郎「(…で、まぁ、色々と話しもしていたけれど)」 京太郎「(なんつーか、思った以上に常識的な話しかしなかった)」 京太郎「(まぁ、勿論、油断も隙もないのは確かなんだけれども)」 京太郎「(でも、思ってた以上に踏み込んだ話はしなかったっていうか)」 京太郎「(ごくごく普通の友人同士としての話で始終してた)」 京太郎「(本人は油断を誘う為だって言ってたけど…まぁ、そのとおりなんだろうな)」 京太郎「(実際、ネリーに用事が出来た頃には連絡先くらい交換してもいいかって気になってたし)」 京太郎「(…なんだか上手く乗せられちゃってる気がするんだけど…)」 京太郎「(まぁ、それがあんまり嫌じゃないっていうか)」 京太郎「(あっちも割りと正直で、打てば響くような会話を続けられるからそれなりに楽しかった)」 京太郎「(…まぁ、それももう終わっちゃったけど…あのネリーの事だ)」 京太郎「(まだ石版の事に何も確信を得られてないって事で、頼んでもないのに話しかけてくるだろう)」 京太郎「(それよりも今は喉が乾いてるしジュースジュース…っと)」 照「……あ」バッタリ 京太郎「あれ?」バッタリ 京太郎「(…ってアイエエエエエエ!?チャンピオン!?チャンピオンナンデ!?)」 京太郎「(いや、まぁ、一応、ここインハイ会場だし、エンカウントしてもおかしくないんだけども!!)」 京太郎「(でも、相手はチャンピオンだぞ!!去年一位だった人なんだぞ!?)」 京太郎「(まさかこんな普通の草むらみたいな場所でバッタリ会うなんて想像出来るか!!)」 照「……やっぱり京ちゃんだった」 京太郎「え?」 照「京ちゃんの匂いが尭深に染み付いてたから…きっと京ちゃんもこっちに来てると思って…」 照「一生懸命、探した甲斐があった…」ニコ 京太郎「いや、連絡先知ってるんだから、LINEの一つでもくれればよかったのに」 照「……久しぶりの再会には、やっぱりロマンが必要かなって」 京太郎「(あ、これ完全に忘れてたな)」 照「…それより久しぶり、京ちゃん」 京太郎「ですね。まぁLINEとかで連絡はしてますけど」 照「…以前に比べて連絡してくれる事は減った」 京太郎「い、いや、その…照さんも忙しいかなって思って」 照「忙しいけど、幼馴染をないがしろにするほどじゃない」 照「…………どうせ、おっぱいの大きい子に夢中になってたんでしょう?」 京太郎「い、いやぁ、んな事ないですよ、えぇ」メソラシ 京太郎「(…丁度、照さんが引っ越した時期とモモと知り合った時期が重なるけれど言わないでおこう)」 照「…隠してもバレバレ」 照「これでも私はお姉ちゃんだから」 照「京ちゃんがどういう本を何処に隠してるのかもバッチリサーチ済み」フンス 京太郎「プライバシー侵害で訴えるぞ、宮永」 照「…大丈夫。私はお姉ちゃんだから」 京太郎「それは何でも許される免罪符じゃないんだよなぁ…」 照「…それより京ちゃん」 京太郎「はい?」 照「お姉ちゃんに何か言う事ない?」 京太郎「あー…その、綺麗になりましたね」 照「…」テレテレ 照「…って違う。そうじゃない」 京太郎「あー…それじゃあ咲の事ですか?」 京太郎「知ってると思いますが、あいつもこっちに来てますよ」 照「…それも違う」 照「と言うか私に妹なんていない」スネー 京太郎「はいはい」 京太郎「じゃぁ…えっと…」ウーン 京太郎「…………すみません。分かんないっす」 照「…京ちゃんは本当にダメな弟」 照「略してマダオ過ぎ」 京太郎「マはどっから来たんだポンコツ姉」 照「そんなマダオな京ちゃんに私が応えを教えてあげる」 京太郎「聞けよ」 照「…………私の胸、2cm大きくなったよ」ドヤァ 京太郎「…………あ、おめでとうございます」 照「うん。ありがとう」 照「日頃頑張ってた成果が出ました」ニコリ 京太郎「…うん。で、それを俺に言った意味は?」 照「…京ちゃんおっぱい好きだから、大きくなった私の胸揉むかなって」 京太郎「まな板にどれだけ+してもまな板である事には変わらないんだよなぁ」 照「…」ゲシゲシ 京太郎「い、いてててっ」 照「まったく京ちゃんは素直じゃないんだから」 照「どれだけ釣らない態度をとっても私には京ちゃんの視線が胸にいってる事はお見通し」 京太郎「いや、照さん小顔だからそっち見ると自然にまな板まで視界に入るだけなんですが」 照「…」ゲシゲシ 京太郎「いてて!だ、だから脛は!脛はNGだって…!」 照「…揉みたいでしょ?」 京太郎「いや、まったく」 照「…揉みたいに決まってる」 京太郎「貧乳に興味はねぇよ」 照「揉みたいって言え」ギュルルル 京太郎「ちょ、待って!それ洒落にならない!!」 京太郎「それ絶対にダメな奴だから!!!」 照「…大体、尭深の胸を揉んだのに私の胸を揉まないとか不公平…」スネー 京太郎「貧乳と巨乳が同じ権利を享受出来ると思うなよ」 照「…私はこの日の為に頑張ってバストアップに勤しんできたのに…」 京太郎「どうせお菓子食べてたとかそんなのだろ」 照「…どうして分かったの?」 照「まさか私と離れてる間に京ちゃんがエスパーに…」ハッ 京太郎「目覚めてねぇよ」 照「…良かった」 照「私が京ちゃんに対して行ってるアレやコレやと言った妄想を知られたら生きていけない」 京太郎「俺も出来ればそれを知りたくなかったかなぁ」 照「ちなみに京ちゃんの匂いで私の下着はもうグチョグチョになってるから」 照「…後で履き替えるけど、今のショーツいる?」 京太郎「いらねぇよ!!!」 照「一応、シルクのだから扱き心地は良いと思うよ」 京太郎「そういう問題じゃねぇんだよ」 照「…………あ、すべすべよりもゴワゴワの方が好み?」 照「ごめん。私、あぁいうの肌があれて苦手だから…」 京太郎「種類の問題じゃないって言ってるダロォ!」 照「…………で、こうやって隙見せてるのに何時になったら揉んでくれるの?」 京太郎「俺はもう今の会話で完全に手一杯だったよ!」 照「…京ちゃんの癖に中々、上手な切り返し」 京太郎「そういう意味じゃないから!!」 京太郎「…と言うかアレだよ」 京太郎「久しぶりに会った幼馴染との会話がコレってどうなんだよ」 京太郎「他の男にこういう会話してないよな…?」 照「…もしかして独占欲?」クス 京太郎「寧ろ、照さんが嫁入り出来るかどうか心配してるんだよ、こっちは」 照「大丈夫。他の人の前では猫かぶってるから」 京太郎「…まぁ、記者会見とかだと結構、マトモっぽく見えるけどさ」 照「…見ててくれたんだ?」 京太郎「そりゃ…まぁ、幼馴染の晴れ舞台だしさ」 照「…そっか」ニコ 照「…でも、ごめん。私、京ちゃんの晴れ舞台とか見てなかった…」 京太郎「あぁ、うん。折角、いい話になりかけてたのに台無しになったな」 照「…だから、その分、身体でお詫びを…」 京太郎「いらねぇって言ってるだろ」 照「……京ちゃんのイケズ」 照「私…京ちゃんとズッコンバッコンするのを楽しみに今日まで待ってたのに…」 照「どうしてエッチな事してくれないの?」 京太郎「公衆の面前でそんな事言い放つ幼馴染の相手で一杯一杯だからだよ」 照「…普段は我慢してるんだからこれくらい許して欲しい」 京太郎「まぁ、それだけ信頼してくれてる事に感謝する気持ちがない訳じゃないけど」 京太郎「でも、出来れば異性って事で控えてくれると俺は嬉しいかな」 照「…まだこれは先走りだよ?」 京太郎「何故、それで例えようと思った」 照「こっちの方が京ちゃんも馴染みがあるかなって」 京太郎「うん。そういう心遣いはいらないかな」 照「…………まぁ、でも」 京太郎「ん?」 照「……こうやって私が自分を曝け出せるのは京ちゃんだけだから」 照「私が私でいて引いたりしないのは…京ちゃんだけだから」 照「だから…久しぶりに会えて…本当に嬉しい」ニコ 京太郎「照さん…」 照「…………じゃあ、再会を祝して、一緒にラブホ、行こっか?」 京太郎「せめて一分はこの雰囲気持たせろよ!!!」 京太郎「はぁぁぁ…」 京太郎「(疲れた…いや、ホント、マジ疲れた…)」 京太郎「(なんかこうアレだけ世界観が違うレベルで疲れきったわ)」 京太郎「(まぁ…決して楽しくなかった訳じゃないけどさ)」 京太郎「(初対面の他人ならともかく、相手は照さんだし)」 京太郎「(子どもの頃から見知った相手との会話はやっぱり久しぶりで…)」 京太郎「(まぁまぁ…楽しかったとそう言えるものではあったんだけど…)」 京太郎「(この前まで普通だったじゃん!!)」 京太郎「(俺が照さんと別れた時はあくまでも普通だったじゃぁああん!?)」 京太郎「(なのに、なんで再開したらオープンスケベの変態になってるんだよおおおお)」 京太郎「(いや、石版の所為なんだろうけどね!)」 京太郎「(ひいては俺の責任なんだろうけれども!!)」 京太郎「(…なんか俺が知らないだけで昔からあんな感じだったのかなぁって思うと)」 京太郎「(ちょっと…いや、結構、ショックを受けてる俺がいて…)」フゥ 竜華「…ね、そこの君」 京太郎「ふぇ?」クル 京太郎「(って、こ、この人は…!?)」 京太郎「(大阪の名門、千里山の大将…清水谷竜華さんじゃないか!!)」 京太郎「(おぉ…雑誌で見てたけど…やはり良いおっぱいだ…!)」 京太郎「(千里山はあまりおっぱい偏差値高くはないが…)」 京太郎「(その分、一人で他校のおっぱい担当と渡り合えるほどの大きさ…!!)」 京太郎「(だが…彼女が特筆すべきはおっぱいだけじゃない)」 京太郎「(生まれた時からおっぱい派閥であった俺でさえ認めざるを得ない…その太もも!!)」 京太郎「(く…思わず宗旨替えが脳裏に浮かぶほど…魅惑的なむっちりさ加減じゃないか…)」 京太郎「(これもう凶器だろ、どう考えても青少年の育成に不適切だって)」 京太郎「(18歳未満は見られないようモザイクを掛けるべきだとボクぁ思うな)」 京太郎「(…いや、それだったら余計にエロくなってダメか、うん)」 竜華「あ、あの…」 京太郎「あ、い、いや、ごめんなさい」 竜華「ううん。うちの方こそいきなり話しかけてごめんね」 竜華「その、さっきから結構、ため息吐いとるからちょっと気になって」 京太郎「あー…もしかして心配させちゃいましたか」 竜華「心配って程大したもんやないけどね」 竜華「でも、まぁ…目の前でそうため息を吐かれるとやっぱ気になるし」 竜華「何か悩み事があるんやったら吐き出していかへん?」 竜華「これでも口は硬い方やで」ニコ 京太郎「…天使だ、天使がいる」 竜華「え、えぇぇ…」カァァ 竜華「い、いきなりそんなん言われたら照れるやないの…」モジ 京太郎「(あぁ、なんて常識的な反応…)」 京太郎「(照さんで荒んだ心が癒やされていくのを感じる…)」 竜華「それに…うちは天使とかやあらへんよ」 竜華「一応、これでも下心もあって…あ、いや、その…別にナンパとかやないんやけど…」 竜華「で、でも、あの…君、可愛えぇし仲良くなれたらええなって…」 京太郎「お近づきになるどころか、もうそのまま恋人までいっちゃっても良いくらいっす」キリリ 竜華「え、えぇぇ…!?」カァァ 京太郎「はは。まぁ、流石に冗談ですけれど」 竜華「そ、そうやね。幾ら何でも早すぎやもんね…」 京太郎「でも、そんな風に気にしてくれて有難うございます」 京太郎「清水谷さんほどの美少女に気にしてもらえるなんてちょっと…いや、かなり嬉しいです」 竜華「…アレ、うちの名前…まだ名乗っとらへんよね?」 京太郎「あ、すみません」 京太郎「一応、これでも麻雀部員なのでめぼしい人はチェックしてて」 京太郎「その関係で清水谷さんの事も事前に知ってました」 竜華「そ、そうなんや…」 竜華「ちょっと照れくさいなぁ」テレテレ 京太郎「(可愛い)」 竜華「…で、君の名前は?」 京太郎「あ、申し遅れました」 京太郎「俺、清澄一年の須賀京太郎です」 竜華「あー…清澄っちゅーと、確かインターミドルチャンプの原村さんがいる…」 京太郎「です。まぁ、他にもポンコツとかタコスとか色々いますけど」 竜華「ぽ、ポンコツ?タコス…?」クビカシゲ 京太郎「あ、気にしないでください」 京太郎「清水谷さんのおっぱいに比べれば、あまりにも貧しい連中なので」 竜華「…おっぱい?」キョトン 京太郎「あ、いや、その…」 竜華「…須賀くんっておっぱい好きなん?」 京太郎「大好きです!」キリリ 竜華「へ、へぇ…そうなんや」 竜華「でも、今時、おっぱい好きって珍しい子やね」 京太郎「そうですか?」 竜華「うん。だって、今の流行りって手のひらに収まるサイズくらいやろ?」 竜華「あんまり大きすぎても見栄えが悪いっちゅーて相手はされへんらしいよ」 京太郎「何と勿体無い…!」 竜華「え?」 京太郎「良いですか!おっぱいとは宇宙の心です!真理です!!」 竜華「う、うん」 京太郎「その中には人類の夢と希望…!いや、ありとあらゆるロマンが詰まっていると言っても過言ではありません!」 京太郎「それを見栄えが悪い!?」 京太郎「手のひらサイズが流行だああ!?」 京太郎「清水谷さん、そのような流言に耳を貸す必要はありません!」 京太郎「おっぱいは常に正義! おっぱいイズびゅーてぃふる!!」 京太郎「貧乳や普乳よりも遥かに尊いのが貴女のおっぱいなんです!!!」 竜華「そ、そうなんやー…」 竜華「う、うん。まぁ…ともかく」 竜華「須賀くんがうちのおっぱいを気に入ってくれたのは良く分かったよ」カァァ 京太郎「(…ハッ、この流れ…!)」 京太郎「(昨日の尭深さんの時と同じだ…!!)」 京太郎「(さっきは意識してなかったけど…もしかしたら…)」 京太郎「(本当にもしかしたら…このまま清水谷さんのおっぱいを揉ませて貰えるかも…)」 竜華「……だーめ」カクシ 京太郎「え?」 竜華「そんな目で見ても触らしてあげへんよ」 竜華「流石に初対面の男の子にポンポン触らせるほどうちのおっぱい安くはないしね」 京太郎「ですよねー」 京太郎「(…まぁ、幾ら男と女の立場が入れ替わったってそう上手くいくはずないよなぁ)」 竜華「…まぁ、仲良くなってくれたらちょっとは考えてあげるかもしれへんけどね」クス 京太郎「な、仲良くなります!もう滅茶苦茶、仲良しになります!!」 京太郎「クレジットカードの暗証番号教える勢いで仲良くなりますとも!!」 竜華「さ、流石にそれはこっちが困るかなぁ…」 竜華「…まぁ、でも、須賀くんは本当におっぱいが好きなんやね」 竜華「さっきとは雰囲気、全然、違うよ」クス 京太郎「あー…まぁ、ちょっと色々あって気疲れしてただけですから」 京太郎「清水谷さんのおかげでおっぱいパワーも溜まりましたし元気百倍です」 竜華「ふふ。安い子やね」 竜華「じゃあ、おっぱいは触らせてあげんでもええかなー?」チラッ 京太郎「あ、すみません。俺、ちょっと今にも病院に運ばれそうなくらい元気がないんで…」 竜華「もう。流石にそんなんじゃ騙されへんよ?」 京太郎「ダメですか」 竜華「ダメでーす」クス 竜華「ま、元気になったんやったら良かったよ」 京太郎「すみません。そちらも忙しいでしょうに」 竜華「んーん。大丈夫」 竜華「うちは今、休憩中やったから」 竜華「寧ろ、ちょっと暇やったし須賀くんが通りがかってくれて渡りに船やったんや」ニコ 京太郎「なら、良かったッス」 竜華「それに…ちょっとコンプレックスやったおっぱいの事、褒めてくれたのなんて君くらいやしね」 京太郎「間違っているのは世界の方ですから」キリリ 竜華「…うん。いっそそこまで自分を信じられるのは凄いと思うよ」 竜華「それがおっぱいの事やと思うと、あんまり見習いたくはないけど」 京太郎「解せぬ」 竜華「まぁまぁ、一応、これでも2割くらいはほめとるし」 京太郎「残りの八割は?」 竜華「ドン引きしとるよ」 京太郎「ぐぬぬ」 竜華「ま、それでも須賀くんが面白い子やって言うのは分かったしね」 竜華「暇やったら君もここでちょっと一服していかへん?」 京太郎「え?良いんですか?」 竜華「うん。折角やし、色々と話も聞いてみたいしね」 京太郎「そ、そう言って俺から仲間の事を聞き出すつもりなんでしょう!?」 京太郎「俺がそのおっぱいに逆らえないって知ってて!!」チラッチラッ 竜華「うーん…」 竜華「じゃあ…こんなんどう?」タニマツクリ 京太郎「ぐふっ」 竜華「うわぁ…効果絶大やな」 京太郎「何でも聞いて下さい、貴女の下僕となった須賀京太郎が全てお答えします」キリリ 竜華「ホンマに安い子やねぇ」クス 竜華「まぁ、そんな風にかしこまらんでええよ」 竜華「今のところ、清澄の事にあんまり興味ないしね」 竜華「それよりも単純に須賀くんと仲良ぅなりたいから」ニコ 京太郎「ふんふふんふんふーん」 京太郎「(いやぁ…清水谷さんと過ごした時間は素晴らしかったな)」 京太郎「(流石にあのおっぱいは触らせてもらえなかったけど、すっごく常識的な人だったし)」 京太郎「(俺のくだらない会話にも何だかんだ言って付き合ってくれてた)」 京太郎「(やはり巨乳は心が大きくて余裕があるんだな、ハッキリと分かったよ)」 京太郎「(…まぁ、あんまり深くは言わなかったけど…あっちにも色々とあるんだろうけれどさ)」 京太郎「(一瞬、清水谷さんが見せた自己嫌悪の色は決して小さいものではなかったし)」 京太郎「(おっぱいが大きすぎるとあんまり良い顔をされないっていうのは事実だったんだろう)」 京太郎「(それを正す為にもあの石版を……い、いや、ダメだろ)」 京太郎「(確かに俺がやった事の責任を取る意味ではそれはアリかもしれないけれど…)」 京太郎「(でも、アレはそうそう簡単に使って良いものじゃないんだ)」 京太郎「(それが世界に与える影響を考えれば、もっと良く吟味しないと…)」 明華「あ、あの…」 京太郎「ん?」 明華「もしかして貴方…須賀京太郎さんでは…」 京太郎「(…なんか俺の方が名前知られてるって珍しいパターンだな)」 京太郎「(しかも、こんな美乳っぽい子に知られているなんて…)」 京太郎「(今日は清水谷さんとも知り合えたし、空から隕石でも降ってくるんじゃないだろうか)」 京太郎「(ってそれはさておき)」 京太郎「はい。そうですが…」 明華「や、やっぱり!」ガシッ 京太郎「お、おうふ」 明華「わ、私、フランスで貴方の記事を読みました!」 明華「日本のハンドボール界に世界で通用する逸材が現れたって!」 明華「試合のシュートもすごくて…!こっちでもすぐにでもやっていけると私も思います!!」ブンブン 京太郎「(な、何故だ…)」 京太郎「(どうして美乳美少女が俺の手をいきなり掴んだ挙句、ここまで興奮しているんだ…!?)」 京太郎「(い、いや、まぁ、中学の頃にやってたハンドボールでファンになってくれたっていうのは分かるんだけど!!)」 京太郎「(いきなり過ぎてちょっと…い、いやかなり追いつけないんだけれども!!)」 明華「で、でも、どうして、急にハンドボールを止めてしまったのですか?」 明華「私、貴方の試合を生で見られる事を楽しみにしていたのに…」シュン 京太郎「あー…その…深い理由はないんですが…」 京太郎「(…ぶっちゃけ、ハンドに行き詰まりを感じたってだけだからな)」 京太郎「(怪我とかそういう大した理由じゃないし…)」 明華「…」ゴクッ 京太郎「(…しかし、それをこのままこの人に言ってしまっても良いだろうか)」 京太郎「(明らかに俺に対して期待してくれているのが伝わってくる眼差しだし…)」 京太郎「(こ、ここはやっぱり…適当に誤魔化してしまおう)」 京太郎「じ、実は…膝に矢…もといボールを受けてしまいまして」 京太郎「以前のような動きが出来なくなってしまったんです」 明華「そ、そんな…」 明華「須賀さんはこちらでも特集が組まれるほどの逸材だったのに…」 明華「それが世界に羽ばたくのをずっと楽しみにしながら…貴方でオナニーしていた私は…一体、どうすれば…」 京太郎「(…うん。今のは聞かなかった事にしよう)」 京太郎「(と言うか、割りとマジで忘れてしまいたい)」 京太郎「(海外から俺のファンだって言ってくれる子が来たのに、それが照さんに並ぶオナニストだったとか…)」 京太郎「(正直、俺の人生の中でも2位にランクインするほどの黒歴史だからな)」 京太郎「(勿論、不動の一位は照さんだけれど)」 明華「で、でも、大丈夫です!」 明華「私の母は最先端医療にも関わる技術者ですから!!」 明華「きっと母の同僚ならば、貴方の傷を治してくれます!!」 京太郎「(うわぁ…とんでもない事になっちゃったぞ…)」 京太郎「い、いえ、大丈夫です」 明華「で、でも…」 京太郎「それにハンドボールへの未練って実はもうなくって」 明華「え?」 京太郎「元々、行き詰まりのようなものを感じてたんです」 京太郎「だから、俺は自分の怪我も積極的に治すつもりがなくって」 京太郎「それに今は麻雀をやってる方が楽しいので大丈夫ですよ」 明華「そ、そう…ですか…」シュン 京太郎「(やべぇ。目に見えて落ち込んでるよ)」 京太郎「(憧れの選手が再起不能だっただけならばまだしも…)」 京太郎「(昔の情熱を完全に失っている状態だからなぁ…)」 京太郎「(そりゃファンとしては落ち込んで当然だろう)」 京太郎「(正直、その気持ちが分かるだけに何とかしてあげたいけれど…)」 京太郎「(でも、ここで下手に何か言って希望を持たせる方が可哀想だ)」 京太郎「(だから…)」 京太郎「それに男ばっかりに囲まれているよりも、やっぱり女の子がいる環境の方が楽しいですしね」 京太郎「やっぱり男はボールよりもおっぱい追いかけてる方が正しい姿かなって」 明華「…………」 京太郎「…アレ?」 明華「…………私、貴方の事を誤解していました」 明華「私が貴方のファンになったのは…ただ実力や才能だけではありません」 明華「誰よりもハンドボールを楽しそうにプレイしていたからです」スッ 京太郎「え、えっと…」 明華「…でも、そんな人は最初からいなかったんですね」 明華「まさかそんな不真面目な人だったなんて…」 明華「…幻滅しました」プイッ スタスタ 京太郎「あ…………」 京太郎「(…やっちまったなぁ…)」 由暉子「~♪」 爽「あれ、珍しく上機嫌じゃん」 爽「何か良い事でもあった?」 由暉子「はい。さっき新しく友達が出来たので」 爽「へぇ。どんな子?」 由暉子「えっと」ポチポチ 由暉子「この人です」シャメミセ 爽「…………え?」 由暉子「どうかしました?」キョトン 爽「…男?」 由暉子「はい。男性です」 爽「イケメン?」 由暉子「多分、一般的にはそう呼べる顔立ちだと思います」 爽「…友達?」 由暉子「はい。馬乗りになった私をトイレに連れてってくれました」 爽「どんな過激なプレイしてんの!?」 由暉子「はい。生殖器同士が触れ合った私をトイレに連れてってくれました」 爽「どんな過激なプレイしてんの!?」 爽「つ、つーか、ちょっとまって」 由暉子「はい。待ちます」 爽「(お、落ち着け、私)」 爽「(これはかなりの大事件だぞ…)」 爽「(今まで私達以外にろくな友達がいなかったユキに友達が出来るだけならともかく…)」 爽「(しかも、男!イケメン!ただならぬ関係っぽい!!)」 爽「(その上、ユキがここまで上機嫌になるって事はかなり気に入ってる訳で…)」 爽「(割りとチョロいユキが堕ちないはずないじゃん!!)」 爽「(でも、この写メ見る限り、相手は大分遊んでる感じだし…)」 爽「(恋愛初心者なユキの手に負える相手じゃない…!)」 爽「(私としても出来れば応援してあげたいけれど…)」 爽「(でも、私だって今まで男の子と遊ぶ以上の事はした事ないし…)」グルグル ピポーン 由暉子「…あ」 爽「ど、どうかしたの?」 由暉子「京太郎さんからのLINEです」 爽「き、京太郎さん!?」 爽「(も、もう下の名前で呼んでいるなんて…)」 爽「(あの根暗だったユキがって思うと感慨深いものを感じるけれど…)」 爽「(でも、それ以上に騙されてるような気がしてお姉さん、心配だよ!?)」 由暉子「…~♪」 爽「(…で、でも、幾らユキが素直だって言っても、騙されてるかも、なんて言ったら気分を悪くするだろうし…)」 爽「(実際、私もその男の人を知ってる訳じゃないもんね…)」 爽「(……だから、とりあえず今は様子見に徹しておこう)」 爽「(で、後で皆を招集してその男の子の情報を集める…のがベストかな)」 爽「(しっかし…ユキに男友達かぁ…)」 爽「(…テンパって結婚しようとか言い出してなきゃ良いんだけど……)」 ネリー「んー…」ゴロゴロ ネリー「(夜になるとやっぱり暇だよねー…)」 ネリー「(これは自分の家だと電気代もったいないから早く寝よう!って気になるけど…)」 ネリー「(基本、寮暮らしで電気代掛かんないしー)」 ネリー「(何かお金稼ぐネタ探そうにも株価や為替のチェックも終わっちゃったしー)」 ネリー「(とは言え、寝ようとしても眠気が出てくる訳じゃないしー)」 ネリー「(今日は偵察ばっかりで麻雀も打ってないから疲れてないしー)」 ネリー「(それも特に得るものがなかったからちょっと今日一日無駄にしちゃった気分…)」 ネリー「(…あー、いや、でも…あのキョータローが居たか)」 ネリー「(私でも価値が分からないようなお宝を持ってる人)」 ネリー「(でも、その割には正直で…表情もコロコロ変わって)」 ネリー「(ちょっぴり馬鹿っぽいけど…でも、まぁ、男は多少、馬鹿っぽい方が愛嬌があるし)」 ネリー「(外見からして大分、チャラそうな感じだったから、きっと女をとっかえひっかえして遊んでるタイプだと思うんだけど…)」 ネリー「(それでも…あんまり嫌いなタイプじゃないんだよね)」 ネリー「(体を売る男の人とか見てきたし、貞操観念じゃお金稼げないって思ってるからかもだけど…)」 ネリー「(でも…キョータロー、私の事、嫌ったりしてなかった)」 ネリー「(この国では私の事を知ると嫌そうな顔をする人がほとんどなのに…)」 ネリー「(お金お金って言っても特に嫌わず、私の事を受け止めてくれて)」 ネリー「(まぁ…正直、名前が分かった以上、もう会う必要もないんだけどさ)」 ネリー「(名前さえわかれば、芋づる式に色々と調べる事が出来るし)」 ネリー「(寧ろ、出会ったところで特にお金になったりしないんだから適当に煙に巻くべきなんだろうけれど…)」 ネリー「(でも、また会っても良いって思うくらいには気に入っちゃってるし)」 ネリー「(…予定が合えば、また解説してやっても良いかなぁ)」 ネリー「(もしかしたら、私の金づるにもなってくれるかもしれないし…ね)」 咏「あ…あぁ…っ♪」クチュクチュ 咏「このままイかせてやる…ぅ♪」 咏「私の中でっ?子宮…でえっ♪」 咏「あは…はっ♪今更、嫌だって言っても…遅いぃっ?」 咏「このまま一滴も金玉の中に残らないくらい…にぃっ♪」 咏「レイプ…してやるぅっ?搾精レイプぅ…♪」 咏「泣きじゃくってもっ♪嫌がってもっ♪壊れてもぉおっ♪」 咏「容赦してやらな…いからあぁぁああああっ?」ビクン 咏「あ…あぁぁ…あぁぁぁ…っ♪」フルフル コテン 咏「(…あー…凄かった…)」 咏「(今のオナニー…人生で一番、気持ち良かったかもしれない…)」 咏「(今日初めて会った男をオカズにしたとは思えないほど妄想がマッチして…)」 咏「(子宮からイけちゃったぜ…♪)」ハフン 咏「(運命の赤い糸とか信じるほど子どもじゃないけど…)」 咏「(これだけ相性が良いなら…もしかしてあの子が私の運命なのかもねぃ)」 咏「(…ま、一般的に言う恋人とか夫婦とかじゃなくて…)」 咏「(精液奴隷としての運命…だけどさ…?)」ペロ 咏「(まぁ…でも、仕方ないよね…)」 咏「(こんなにエロい身体なのに…第二ボタンまで開くような格好しちゃってさ)」 咏「(その上、子どもっぽいくらい素直に喜ばれたら…もう我慢なんて出来るはずないって)」 咏「(存在そのものが女にレイプされる為にあるような子だよ)」 咏「(…だから、私が保護してあげないとねぃ)」 咏「(このまま放置してたら、どんな酷い女に奴隷されるかわっかんねーし…)」 咏「(私だったら多少はほら、大事にしてやらなくもないから…さ♪)」 咏「(…だから…早く私のモノになりなよ、京太郎…?)」ペロ 咏「(壊れるまで…ううん、壊れても…)」 咏「(その骨の髄まで…レイプし続けてやるからねぃ?)」 照「…うーん」 照「(私の誘い方は完璧だったはず)」 照「(その上、京ちゃんと離れてる間に、胸も大きくなって…より大人っぽくなったのに)」※当社比 照「(どうして京ちゃんは私とラブホに行ってくれなかったんだろう?)」 照「(…やっぱり照れてる? 照だけに)」 照「(………うん、今のは良かった)」 照「(心のボキャブラリーの中に登録しておこう)」ウンウン 照「(…まぁ、それはさておき)」 照「(問題は京ちゃんの事…)」 照「(渾身と言っても良い誘い文句が効果をなさなかった今、次の策を考えないと)」 照「(…折角、京ちゃんが東京にいるのに何もしないとか耐え切れないもんね)」 照「(インハイ中だったら邪魔者の咲も、私を止められないだろうし…)」 照「(このままグチュンと一発、京ちゃんとヤってセフレになりたい)」 照「(…って言うかならないと欲求不満で死んじゃう)」 照「(幼いころから私の性の対照は京ちゃんだけだった)」 照「(どれだけ格好良い男の子を見ても、どれだけ可愛い男の子を見ても…)」 照「(私はまったく心を動かされる事はなかった)」 照「(多分、それは私の身体が、もう京ちゃんじゃないとダメだから)」 照「(幼いころから一緒にいて、弟みたいに思っていて…)」 照「(私の事をお姉ちゃんって呼んでくれた京ちゃんじゃないと興奮出来ない変態が私…)」 照「(急にオスの匂いをさせるようになった京ちゃんで、一日中オナニーしまくった時から…)」 照「(私の身体は京ちゃん以外を受け付けなくなってしまった)」 照「(どれだけエッチにAVを見ても、オマンコが濡れないのに…)」 照「(京ちゃんの顔を思い浮かべただけで、もう疼いて止まらないくらいに)」 照「(…そんな私がもう一年以上も京ちゃんから引き離されて…マトモでいられるはずがない)」 照「(もう頭の中で何回だって犯した)」 照「(こそっと持って帰ったパンツで何百回もオナニーした)」 照「(…でも、もう妄想や匂いの薄れたパンツじゃ我慢出来ない)」 照「(私は…私は京ちゃんが欲しい)」 照「(ほかの人なんていらないから…京ちゃんとセックスがしたい…)」 照「(だから……)」 憧「(う、うわぁ…)」コソコソ 憧「(たまたま会場の中歩いてたら…なんか凄い光景を見ちゃった…)」 憧「(人が人を軽蔑する瞬間なんて普通見れるもんじゃないよね)」 憧「(いや、まぁ…正直、見たいもんじゃないけどさ)」 憧「(普通の修羅場とはちょっと違ったけど…下手に動けずに困ったくらいだもの)」 憧「(…しっかし、あの男も酷いよね)」 憧「(一体、何があったのか知らないけど…)」 憧「(ファンだって言ってくれてる女の子の前で、あんな事言うなんて…)」 憧「(見た目通りと言えば見た目通りなんだろうけど…それでも最低)」 憧「(なんか困った顔してるけど軽蔑されて当然でしょ)」 憧「(…ただ、あの男ほど酷いのは稀だろうけれどさ)」 憧「(多かれ少なかれ、世の中の男ってそんなもんだよね)」 憧「(どれだけ清純そうな男でも、腹の中には黒いもの溜め込んでいるだろうし)」 憧「(綺麗な笑みを浮かべて、内心、相手の事を軽蔑してるなんて珍しくともなんともない)」 憧「(勿論、例外はいるだろうけれど…そんなのは極少数でしょ)」 憧「(昔は良く日本男子なんて言ってたらしいけど…)」 憧「(でも、そんなの最初から幻だったか…)」 憧「(或いは男の社会進出によってほとんど絶滅しちゃってる)」 憧「(…だから、やっぱり女の子を裏切らない二次元が一番だよね)」ポチポチ 憧「(はぁ…今日も加州はイケメンだなぁ)」 憧「(綺麗だし一途だし…)」 憧「(リアルとは大違いだわ)」デレデレ 京太郎「(うーん…失敗だったなぁ)」 京太郎「(出来れば暗い雰囲気吹っ飛ばせれば…ってそんな風に思ってたんだけど)」 京太郎「(暗い雰囲気だけじゃなくて好感度までふっ飛ばしてしまうとは)」 京太郎「(ぐああああっ!惜しかった!本当に惜しかった…!!!)」 京太郎「(俺に対して、あそこまで好意を示してくれる美乳少女なんて少ないのに!!)」 京太郎「(絶滅危惧種だって言っても良い女の子にあそこまで失望されるなんて…!!)」 京太郎「(……出来れば連絡先の一つくらい聞きたかったけど…アレじゃもう無理だよなぁ)」フゥ モモ「…京さん?」ムスー 京太郎「ってモモ、どうしたんだ?」 京太郎「…なんか不機嫌そうだけど」 モモ「…これが上機嫌に見えたら、眼科言ったほうが良いと思うっす」スネー モモ「(…京さん、さっきの子にデレデレしてたっす)」 モモ「(近くに私が来たら…大抵、気づくはずなのに)」 モモ「(そんなの気づかないくらいにあの人に呑まれてて…)」 モモ「(まぁ…確かにあの人は綺麗だったと思うっすけど…)」 モモ「(…でも、やっぱりどうしても釈然としないっす)」 モモ「(胸の中、モヤモヤして…腹が立つっすよ」スネー 京太郎「えーっと…モモ?」 モモ「…何っすか?」 京太郎「…なんでそんなに怒ってるんだ?」 モモ「ふーんだ…」 モモ「京さんには教えてあげないっすよ」ツーン モモ「(…と言うか言えないッスよ)」 モモ「(私自身、どうしてこんなに腹が立つのか分かってないんっすから)」 モモ「(ううん…分かっているけれど…それはわかっちゃいけない事で…)」 モモ「(だから…)」 京太郎「もしかして、嫉妬か?」 モモ「~っ!」カァァ 京太郎「そっかー嫉妬かー」 モモ「ち、違うっすよ!」 モモ「と、言うか…ど、どうして私が京さんに嫉妬しなきゃいけないんっすか!」 モモ「べ、別に私は京さんの事なんてどうとも…」 京太郎「思ってない?」 モモ「…そ、そういう訳じゃ…ないっす…けど…」 京太郎「じゃあ、嫌いか?」 モモ「う………き、嫌いと言う訳でも…」 京太郎「なら、好きか?」 モモ「~~~~っ」プシュゥ 京太郎「はは。ホント、モモは可愛いなぁ」ナデナデ モモ「ふ、ふにゃあ…」フルフル モモ「(あうぅぅ…ま、また京さん気軽に私の頭撫でて…)」 モモ「(わ、分かってるっすか?)」 モモ「(それって…男の人のオチンチン周りを撫でるに近い行為なんっすよ…?)」 モモ「(ただ、心地良いのとはまた別の気持ち良さを…相手に与えるんっすから)」 モモ「(…普通、こんな事しちゃったら…そりゃもうオッケー状態だって思われても仕方ないっす)」 モモ「(何時でもレイプされても構わないんだって言う…ビッチアピールっすよ…っ)」 京太郎「まぁ、アレだ」 京太郎「嫉妬なんかさせちゃってごめんな」 モモ「べ、別に嫉妬してた訳じゃ…」 京太郎「でも、なんか俺が不機嫌にさせちゃったのは事実なんだろ?」 京太郎「だから、ごめん」 モモ「……………京さんは卑怯っす」 京太郎「何故かモモにはそう言われる事が多いけど、俺は普通だと思うぞ」 モモ「(ど、何処が普通なんっすか…)」 モモ「(自分で友達だって言ってる女の子の頭をこんなに気軽に撫でて…)」 モモ「(優しく…暖かく…胸の奥まで幸せにしてくれて…)」 モモ「(…そんな男の子が普通な訳ないっす)」 モモ「(…正直、私じゃなかったらレイプされてるっすよ?)」 モモ「(そっちから誘ったんだろうって…一滴残らず絞りとるような本気レイプされちゃうんっすからね?)」 モモ「(…まぁ、それが分かっているからこそ、京さんもこうして私の事をなでてくれているのかもしれないっすけど…)」 モモ「(…どっちにしろ、京さんが危なっかしい事には代わりがないっす)」 モモ「(今は良くても…何時か絶対、誰かにレイプされて…心から傷ついちゃうっすよ)」 モモ「(外見は淫乱そのものだし…色々と誤解されがちな仕草もするけれど…)」 モモ「(でも、京さんは今時めずらしいくらい純情なんっすから)」 モモ「(…だから、それを防ぐ為にも…)」 モモ「(私が…護ってあげなきゃ)」 モモ「(私の家で…他の誰にも合わないように…)」 モモ「(私だけを見て…私だけを撫でてくれるよう…にぃ…?)」ハァ 京太郎「…モモ?」 モモ「ハッ…」 モモ「(…私、何を考えてたっすか)」 モモ「(……いや、流石に監禁とかそういうのはダメでしょう)」 モモ「(そもそも監禁とか…ガチ犯罪じゃないっすか)」 モモ「(今はストーカーしても京さんが見逃してくれるっすけど…)」 モモ「(流石に監禁までやったら、京さんでも誤魔化せないっす)」 京太郎「…大丈夫か?」 モモ「だ、大丈夫っすよ」 モモ「(………でも、もし)」 モモ「(もし、絶対に見つからなくて…)」 モモ「(二人でずっと一緒になれるなら…私は……)」グゥ 京太郎「…ぷっ」 モモ「あ、い、いや、その…」カァァァ 京太郎「分かってる分かってる」 京太郎「たまたま腹が鳴っただけだよな」 モモ「そ、そうっすよ」 モモ「じ、実は最近、お通じが悪くてお腹の調子が」ワタワタ 京太郎「はは。じゃあ、健康に良い物でも食べに行こうか」 モモ「…良いんっすか?」 京太郎「俺も丁度、小腹がすいてきたところだしさ」 京太郎「折角だし、一緒にコンビニにでも行こうぜ」 京太郎「また今日も奢ってやるからさ」 モモ「…もう。普通、逆だと思うんっすけどね」 京太郎「いいんだよ、可愛い子におごるのは俺の趣味みたいなもんだからさ」 モモ「…また調子の良い事言って…」 モモ「…何時か監禁されたりしても…知らないっすよ?」 ~清澄宿泊所~ 和「…ふぅ」 京太郎「…あれ、和?」 和「あ、須賀くん」 京太郎「どうしたんだ、なんだか疲れてるみたいだけど」 和「…そう見えますか?」 京太郎「あぁ。だって、普段はため息なんか吐かないだろ?」 京太郎「なんかあったのか?」 和「いえ、改めて何かあったと言う訳ではないのですけれど…」 京太郎「けど?」 和「…少しネト麻に集中し過ぎまして」 和「何時もならリクライニングチェアであまり疲労も感じないんですが…」 和「ここはそういうのはないので何時もよりも疲れやすくって」 京太郎「あぁ、なるほど」 京太郎「(確かにここ和室ばっかでちゃんとした椅子もあんまりないもんなぁ)」 京太郎「(長時間ネト麻やってれば、そりゃネト麻魔神の和でも疲れるか)」 京太郎「(ましてや、和の場合、胸に重たいものぶら下げてる訳だしなぁ)」 和「…須賀くん?」 京太郎「え?」 和「また胸見てるのバレバレですよ」 京太郎「う…い、いや、ほら」 京太郎「なんだか重そうだって思ってさ」 和「…まぁ、実際、重いのは否定しませんけれど」 京太郎「だろう?だ、だからさ」 京太郎「俺がマッサージしようか?」 和「マッサージ…ですか?」 京太郎「あぁ。俺はこれでも元運動部だしさ」 京太郎「ストレッチやマッサージに関しては日常的にやってたし」 京太郎「そういうのには手馴れてる方だし、きっと和にも満足して貰えるんじゃないかと…」 和「…そう言って胸を触るつもりなんでしょう?」 京太郎「そんな事はしないよ!」 京太郎「でも、マッサージ中の事故は仕方ないよね!!」キリリ 和「…本当にもう…理解出来ないくらいのおっぱいフェチなんですから」フゥ 和「まぁ、良いですけどね、別に揉まれても減るものじゃないですし」 京太郎「…え?」 和「…いや、え、じゃないですよ」 和「自分から言ったんじゃないですか」 京太郎「あ、い、いや…でもさ…」 京太郎「(エロい事に忌避感持ってる和にそう言われるなんて思ってもなかったんだよ!)」 京太郎「(日頃から俺がおっぱいネタ言ってるのは知ってるし、引かれる事はないと思ってたけれど…)」 京太郎「(でも、拗ねた顔で釘の一つでも刺されると思ったのに…そんな事言われたら…)」ゴクッ 和「…?」タユン 京太郎「(…首傾げるだけでも揺れるあののどっぱいを心ゆくまで堪能してしまいたくなる…!)」 京太郎「(マッサージにかこつけて…思いっきり揉みしだいてやりたくなるじゃないか…!!)」 和「……それで、どうするんですか?」 京太郎「あ、え、えっと…」 京太郎「や、やるよ。い、いや、やらせてください!」 京太郎「何でもしますから!」 和「…いえ、何もそこまで言わなくても最初からやって貰うつもりですし…」 和「(…そんなにこのおっぱいが好きなんですかね)」 和「(正直、ここまで育っちゃうと男の人に引かれるだけであんまり好きではないんですけれど…)」 和「(…何だかんだと仲良くしていますが、やっぱり須賀くんは理解できないです)」ウーン ~京太郎の部屋~ 和「じゃあ、お願いしますね」ゴロン 京太郎「お、おうふ…」 京太郎「(あ、あの和が…俺の部屋に来て寝転んでる…!)」 京太郎「(い、いや…まぁ、正確にはここは俺の部屋じゃなくって、俺が寝泊まりしてるだけの部屋なんだけど…)」 京太郎「(それでも興奮するって言うか…もう夢見心地って言うか…)」 京太郎「(浴衣姿の和が布団にうつ伏せになってる光景だけで…もうムスコがウェイクアップしちゃいそうだ…)」 京太郎「(正直、浴衣を持ち上げるその安産型なお尻に思いっきりこすりつけたいけど…)」 京太郎「(でも、和がこうして俺に無防備な姿を晒してくれているのは信頼が故なんだ)」 京太郎「(その信頼は絶対に裏切りたくはないし)」 京太郎「(何より…仮にも気になってる女の子を傷つけるなんて男のやる事じゃないからな)」 京太郎「(ここはまじめにマッサージしよう)」 京太郎「じゃ、じゃあ…ちょっと重いかもしれないけど我慢してくれよ」ヨイショ 和「…いえ、これくらいなら大丈夫です」 京太郎「そ、そうか。じゃあ…始めるぞ」モミモミ 和「ん…♪」 和「(…須賀くん、言うだけの事はありますね…)」 和「(私の気持ち良いところを的確に揉みほぐしてくれて…)」 和「(思わず…声が出ちゃうくらいに気持ち…良い…)」 和「(…その上、一つ一つがとても丁寧で…じっくりやってくれるから…)」 和「(須賀くんのマッサージが終わったところはもう軽く火照って…)」 和「(筋肉も甘く蕩けちゃってる…みたいです…)」 和「(…正直、癖になっちゃうかも…しれません)」 和「(こんなの味わったら…電動マッサージとかじゃ満足出来ません…)」 和「(血の通った…人の手の…)」 和「(とても丁寧で優しいマッサージ…)」 和「(身体がこれじゃないと受け付けなくなっちゃいくらいに…)」 和「(私…ダメになっちゃいます…よぉ)」トローン 和「(それに…何より…)」チラッ 京太郎「しょっと…」モミモミ 和「(…須賀くん、きっと気づいてないですよね)」 和「(私の前に窓があって…その姿が見えちゃっている事…)」 和「(さっきまではちょっとぎこちなかったけれど…)」 和「(でも…今はとっても真剣です)」 和「(私の身体に全神経を集中してくれているのがハッキリと伝わってくるくらいに)」 和「(…そんな顔見たら…意識…しちゃうじゃないですか)」 和「(ただの友達だってそう思ってたのに…初めての男友達なんだってそう思ってたのに…)」 和「(そんなに真剣に私の事マッサージされたら…)」 和「(幾ら鈍感な私でも…気づいちゃうじゃないですか…)」 和「(本当は…須賀くんの事好きだったんだって…)」 和「(咲さんの言う通り…ずっとずっと意識しちゃってたんだって…)」 和「(…恋なんて知らなかった私が…それを知ってしまうじゃ…ないですか)」ギュゥ 和「(…私、嬉しくなって…しまってます…)」 和「(須賀くんが…私にこんなにも真剣になってくれている事)」 和「(私を誠心誠意癒やそうとしてくれている事)」 和「(…何より、今の私が彼の事を独占出来ている事)」 和「(それが…それがとてもうれしくて…堪りません)」 和「(これが…これが恋なんですね)」 和「(誰か一人にこんなにも気持ちが集まって…)」 和「(そして胸の奥から…嬉しく…幸せにさせられてしまうような心地…)」 和「(私、こんなの…こんなの初めてです)」 和「(でも…嫌じゃありません)」 和「(それはきっとマッサージが心地良いだけじゃなくって…)」 和「(相手が須賀くんだから…)」 和「(こんなに大きな胸で…男の人に驚かれる事も少なくない私に…)」 和「(それを好きだって言ってくれて…まったく忌避感なく接してくれて…)」 和「(そんな須賀くんだからこそ…私は…)」 京太郎「ふぅ…」 京太郎「(…とりあえず背中の方は終わったか)」 京太郎「(しかし…やっぱ凝ってるもんだなぁ)」 京太郎「(たまに咲相手にもマッサージするけど…こんなに凝ってないし)」 京太郎「(思わず、マッサージの方に集中し過ぎちゃったぜ…)」 京太郎「(まぁ…その御蔭で、あんまり不埒な事考えなかったんだけどさ)」 京太郎「(正直、和の身体って胸だけじゃなくてそのほかの柔らかいから…)」 京太郎「(下手に意識してたら勃起してたかもしれない) 京太郎「(まぁ、それはさておき…だ)」 京太郎「和、終わったぞ」スッ 和「お、終わって…ないですよ…」 京太郎「…え?」 和「…」コロン 京太郎「…………え?」 和「…まだこっちのマッサージが残ってます…から…」 京太郎「こ、こっちって…」 京太郎「(いやいやいやいやいやいや)」 京太郎「(待ってくれ、ほんとに待ってくれ)」 京太郎「(背中がまだ良いんだ、うん)」 京太郎「(あの素敵過ぎるのどっぱいが見えなくなってるからさ)」 京太郎「(で、でも…こ、ここで…仰向けになんてなられたら…)」 京太郎「(どうしても和のおっぱいを意識しちゃうっていうか…)」 京太郎「(マッサージしたくなるっていうか…!!)」 和「良い…ですよ」 京太郎「…な、何が…?」 和「だから…胸の…マッサージ…です…」 和「…須賀くん、こっちもマッサージ…したいんです…よね?」チラッ 京太郎「~~~っ」ゴクッ 京太郎「(あああああああ!もう!!!)」 京太郎「(ほんっとうにもおおおおおおおお!!)」 京太郎「(何なんだよ!本気でなんなんだよおおおおお!!)」 京太郎「(そんな事言われたらホイホイいっちゃうだろうが!!)」 京太郎「(マッサージとか関係なしに胸にダイブしたくなっちゃうだろおおおおお!!!!)」 京太郎「(正直、これだけ据え膳用意されたら食わない方が失礼だわ!!)」 京太郎「(一も二もなくケダモノのようにむしゃぶりつきたいのが本音だよ!!!!)」 京太郎「(………………でも、さ)」 京太郎「(…でも、これは本当に和の意思なのか?)」 京太郎「(いや、まぁ…ここで強制される理由なんてないし…和の意思である事に間違いはないんだろうけれども)」 京太郎「(それはまったく何の影響も受けていない和の意識なんだろうか?)」 京太郎「(…多分、違う)」 京太郎「(和は元々、そういった事に忌避感を感じているタイプだったんだから)」 京太郎「(自分から男を誘うなんて出来るはずがない)」 京太郎「(…だから、これはきっと俺が石版に書いてしまったあの言葉の所為)」 京太郎「(女が男に対して積極的になるっていう…あのルールに従った故なんだろう)」 京太郎「(…だから、俺はここで据え膳を食べる訳にはいかない)」 京太郎「(渋谷さんの時みたく軽く振れるだけならばまだしも…)」 京太郎「(マッサージまでしてしまったら…俺は間違いなく…最後までいってしまう)」 京太郎「(そして…最後までいったら、俺はきっと一生、後悔する事になるはずだ)」 京太郎「(気になってる女の子に酷い事をしてしまったんだと…負い目を抱え込み続ける事になる)」 京太郎「(…それは、嫌だ)」 京太郎「(だから…)」 京太郎「ご、ごめん!」 和「え…?」 京太郎「お、俺、ちょっと急用を思い出したからさ!!」 京太郎「ほ、本当は和の胸も丹念にマッサージしたいけど…!!」 京太郎「こ、今回は急いでるからナシにしてくれ…!」 和「え…あの…須賀くん…?」 京太郎「じゃ、じゃあ…またな、和!」ダッ 和「あ…」 和「(…逃げられてしまいました)」 和「(……相手から言われるのはともかく、自分から言うのは結構、勇気が必要だったんですけど…)」 和「(正直、ちょっと…いえ、かなり残念ですけれど…)」 和「(…でも、なんだか安心…と言うのは初心な須賀くんの姿が見れたから…ですよね)」 和「(あんなに派手でエッチな格好をしているけれど…あの反応を見る限り、やっぱり彼は純情で…)」 和「(そんなところが可愛いとそう思ってしまうほど、私はもう彼の事を好きになってしまっているんですから…)」 和「…………次は逃しませんよ、須賀くん」
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1364646357/ 和「お疲れ様です。あ、まだ須賀君と咲さんだけですか?」 咲「ほら、和ちゃん来たよ」 和「はい?」 京太郎「あ……でも」 咲「今更何言ってるの」 和「あの、どうかしましたか?」 咲「あー、えっとね……どうする、京ちゃん? 私が言おうか?」 京太郎「……いや、ここはやっぱり俺が自分で言うべきだろう」 咲「うん、そうだね」 京太郎「あ、でもやっぱりもしもの時は頼む」 咲「はーい」 和「一体なんですか」 京太郎「あー、和、さん」 和「え? なんですか急にさん付けとか」 京太郎「実は……ですね。ちょっとお願いがありまして」 和「はあ」 京太郎「ぅぁ……あ……ええい!」 和「な、いきなり土下座とかどうしたんですか!」 京太郎「お願いします! おっぱいを見せてください!」 和「………………はい?」 京太郎「いきなりで本当に申し訳ないのですが、僕に! 僕におっぱいを! 見せてください!」 和「嫌ですよ! 嫌に決まってるじゃないですか! なんで私が須賀君に、 そ、その、おっぱ……お……胸を見せなければいけないんですか!」 咲「和ちゃん……混乱するのもしかたないけど、ここはどうか一つ」 和「ちょっと、なんで咲さんまで土下座なんて!」 咲「お願いします、京ちゃんにおっぱいを見せてあげてください」 咲「私が頭なんて下げても意味が無いのは分かってる……でも」 咲「京ちゃんが。どうしてもおっぱいが見たいって言ってるの」 咲「だから……ね? ほんの少しの時間でもいいから、和ちゃんのその大きなおっぱいを見せてあげてくれないかな」 京太郎「お願いします! お願いします!」 和「ちょ、何言ってるんですか咲さん」 京太郎「お願いします! お願いします!」 和「須賀君は少し黙っててください!」 和「あの……一体どうして須賀君は急にこんな事を」 咲「………………急じゃあ、ないよ」 和「はい?」 咲「和ちゃんだって気付いてたでしょ? 京ちゃんがいつも和ちゃんのおっぱいを見つめていたこと」 和「それは……まああれだけ見られていれば嫌でも気付きますけど」 咲「京ちゃんは……もう、制服の上からだけじゃ我慢できなくなっちゃったんだって」 和「だからって嫌ですよ、私。須賀君にむ、胸を見せるだなんて」 咲「……そう。うん。そうだよね」 和「分かっていただけましたか」 和「ま、まあ須賀君は、その、なかなか気配りも出来ますし料理も上手ですし、顔も整っていますので」 和「む、胸は彼女が出来てからいくらでも見せてもらえばいいじゃないですか」 和「って、一体なんで制服を脱ごうとしているんですか咲さぁぁぁぁぁん!」 咲「え? だって和ちゃんがおっぱい見せたくないって言うから……仕方ないから私が代わりに見せるしか」 和「どんな理論の飛躍ですか! 大体須賀君はそれでもいいんですか!」 京太郎「おっぱいが……見たいんです……!」 京太郎「どうしても……! どうしても見たいんです……!」 咲「ほら、血の涙まで流してる」 和「」 咲「ほら京ちゃん、和ちゃんは嫌がってるから……あっちで私のおっぱい見て我慢してね?」 京太郎「うう……はい……」 和「ちょっ! ちょっと待ってください!」 咲「ん? どうしたの?」 和「……せます」 咲「何?」 和「む、胸を……須賀君に見せます……ですから、咲さんが犠牲になることはありません!」 咲「聞いた、京ちゃん!? よかったね!」 京太郎「いよっしゃああああああああ!!」 和「あ、あの、それでですね」 咲「うん! 何かな!」 和「さ、流石に須賀君と二人きりでその……む、胸を見せることには抵抗がありますので」 咲「大丈夫! 分かってるよ和ちゃん! 私も一緒に居るから安心してね!」 和「あ、ありがとうございます」 京太郎「やった……! やった……!」 和「え、っと……」 咲「大丈夫だよ和ちゃん! ドアに鍵かけたから! さ、どうぞ!」 京太郎「やったぞ……俺はついに……」 和「は、はい。それでは……」 和は顔を赤らめながら背中に手をまわす。 いくら覚悟したとはいえ、いきなり男子生徒である京太郎の前で制服を脱ぐことに抵抗があるのだろう。 ぷちり、とした音をたてブラジャーのホックが外されると、和のその大きな胸がたぷんと揺れる。 京太郎がおお……と小さく歓声をあげるのも無理はない。 和がするすると制服の裾からブラジャーを引き出すと、いつの間にかそばに来ていた咲がそれを受け取る。 咲はそのブラジャーを見て一体何を思うのだろうか。 可愛い? 自分の付けているものと形が違う? それとも単に重量の違いに愕然とする? 否。 断じて否。 咲はその時、ブラジャーなど見ていなかった。 そう。制服越しにはっきりと見えるのどかの胸の先端を凝視していたのだ。 それは勿論京太郎もである。 和「あ、あの……やっぱり制服も脱がないと……だめ、ですよね?」 咲「勿論だよ! そうだよね、京ちゃん!」 京太郎「はい!」 和「う……うう」 咲「上手くいってよかったね、京ちゃん」 京太郎「ああ、咲のおかげだ」 咲「それにしてもすごかったね、和ちゃんのおっぱい」 京太郎「ああ……やはり多少重力に負けて垂れぎみではあったものの、素晴らしいものをおもちであったな」 咲「で、次はどこにしようか」 京太郎「そうだな……ううむ」 京太郎「鶴賀でどうだろうか」 咲「鶴賀? ああ、妹尾さん? 確かにあの人なら土下座したら見せてくれそうだね」 京太郎「だろ? 確か清澄の応援に東京まで来てくれてたはずだよな」 咲「うん」 咲「こんにちはー」 加治木「おや、宮永じゃないか。どうしたんだ、こんな所まで」 咲「今日はちょっとお願いがありまして」 加治木「お願い? まあいい。こんなところで立ち話もなんだから入るといい」 咲「おじゃまします」 加治木「それで、一体どんな頼みごとだ? 麻雀の練習なら別に来て貰わなくとも連絡をもらえればこちらから」 咲「あ、今日は麻雀関係ではないので」 加治木「?」 京太郎「あ、それよりこれ、お土産です」 加治木「ありがとう。……あー、たしか須賀君、だったな」 京太郎「名前を覚えていてもらえたとは恐縮です」 咲「それで、あの」 加治木「ああ」 咲「妹尾さん、いらっしゃいますか?」 加治木「妹尾? 妹尾に何か用事だったのか……しかし参ったな」 京太郎「どうしたんです?」 加治木「妹尾は今、津山と一緒に蒲原に付き合ってドライブの最中だ」 咲(ど、どうしよう京ちゃん!) 京太郎(待て、まだ慌てる時間じゃ無い) 京太郎(確か、まだ鶴賀にはすばらしいものをお持ちな方がいらっしゃるはずだ) 京太郎「そうだったんですか……まあこちらもアポなしでしたのでしかたありませんよね」 京太郎「あ、お土産ケーキなんで、是非早いうちに」 加治木「すまない、なら早めに頂くとしよう。モモ、お前も」 モモ「はいっす」 加治木「ふむ……これはなかなか」 モモ「美味しいっすね、先輩!」 咲(なるほど! 確かに東横さんもなかなかのものを!) 京太郎(だろう!? そして頼み込むなら今がチャンスだ) 咲「あの、妹尾さんがいらっしゃらなくて残念ですが、妹尾さんの代わりに東横さんにお願いしてもよろしいでしょうか」 モモ「はい? 何っすか?」 京太郎「お願いします!」 加治木「な、何故いきなり土下座を!」 京太郎「東横さん! おっぱいを! おっぱいを見せてください!」 加治木「な、ななな」 モモ「いきなり何を言ってるっすかあああああ!」 モモ「嫌っす! 私の胸は、ていうか私の全部は先輩のものっす!」 モモ「いくら土下座されようと見せないっすよ!」 京太郎「そこをなんとか……!」 モモ「だ、大体清澄にはおっぱいさんがいるじゃないっすか! そっちに見せてもらえばいいっす!」 京太郎「お願いします、お願いします!」 加治木「み、宮永! 須賀君はいきなり何を言っているんだ!」 加治木「なんでモモのお、おっぱいを見たいだなどと」 加治木「そ、それにモモも言っているが清澄には原村がいるじゃないか! 原村でいいだろう!?」 咲「……同じ部活でそんなこと……できるわけないじゃないですか」 加治木「何!?」 咲「いきなり京ちゃんが土下座しておっぱいを見せてくれるよう頼んだとして、それ以降部活の雰囲気は……」 加治木「だからと言って他校のだな、私達にそれを頼むのもお門違いと言うか」 咲「加治木さん達も言っていますけど、うちには和ちゃんがいます」 咲「それはそれは大きなおっぱいです」 咲「ですが」 咲「そんなものを毎日見て、京ちゃんはもう、我慢できなくなってしまったんです」 咲「お願いします……京ちゃんに東横さんのおっぱいを見せてあげてくださいませんか」 加治木「だがしかし……」 京太郎「お願いします! お願いします!」 モモ「ええいしつこいっす! 先輩、もうこいつら追い出すっすよ!」 加治木「う、うむ」 咲「ケーキ」 加治木「!?」 咲「おいしかった、ですか? おいしかったですよね? それはもうお高いケーキでしたもの」 加治木「宮永……?」 咲「いえ、いいんです。私達はただ遊びに来て、そしてお土産のケーキを置いて行った。そういうことですから」 咲「京ちゃん、ほら立って」 京太郎「お願いしま……咲?」 咲「やっぱりこんなお願い無茶だったんだよ……ね?」 モモ「やっとわかったっすか!」 咲「あ、さっき買ったケーキのレシートが」 モモ「!?」 加治木(な……なんて値段だ) 加治木「み、宮永……もうすこしゆっくりして行っても」 咲「え? ですがご迷惑じゃ」 加治木「いや、いいんだ……それに須賀君」 京太郎「はい?」 加治木「その、だな……モモの物とは流石にサイズが違うが、わ、私の胸で我慢してもらえないだろうか」 モモ「先輩!?」 加治木(仕方ないだろう、モモも見ただろうあの値段!) モモ(でも……!) 加治木(私が須賀君に胸を見せることでいいなら、それで) 咲「どうする? 京ちゃん、加治木さんのおっぱいでいい?」 京太郎「……………………」 加治木「…………」 モモ「…………」 京太郎「お願いします!」 加治木「な、なら今から脱」 京太郎「おっぱいを見せてください、東横さん!」 加治木「」 加治木「な、なあ須賀君、私じゃやはり駄目か……?」 京太郎「お願いします、お願いします!」 モモ「こいつ……っ! 先輩の好意を……!」 咲「まあまあ加治木さん。ちょっといいですか?」 加治木「あ、ああ」 咲(東横さんが顔を真っ赤にしておっぱい出してる所、見たくないですか?) 加治木(!?) 咲(以前合宿で一緒にお風呂に入った時思いましたが、東横さんいつも加治木さんにべったりですよね) 加治木(あ、ああ) 咲(東横さん……加治木さんの前であまり恥じらったりしないんじゃないですか?) 加治木(そんなことは) 咲(ない、かもしれませんね。ですが、今回はまた別ですよ) 咲(加治木さんの眼の前で、他校の男子生徒におっぱいを見せる……その屈辱と恥ずかしさの入り混じった東横さんの顔) 咲(見たいと思いませんか) 加治木「!!!!」 京太郎「お願いします! お願いします!」 モモ「ええい! このこのっ!」 加治木「なあ、モモ」 モモ「先輩こいつを追い出すの手伝っ」 加治木「そこまでお願いされてるんだ……少しおっぱいを見せるくらいいいんじゃないかな」 モモ「」 京太郎「東横さんのおっぱいもなかなか良かったな」 咲「そうだね。まさか」 京太郎「乳首までもステルスだとはな」 咲「巨乳の人には多いって聞くけど、ねえ」 咲「そう言えば京ちゃんは陥没乳首でもよかったの?」 京太郎「ああ……確かに陥没乳首の魅力は乳首をたたせてこそだが……」 咲「今回は見るだけだしね。どうしても刺激できないと難しいよね」 京太郎「だが、あの東横さんの真っ赤な恥じらい顔を見たらそんなことは小さなことだと思えたからな」 咲「だよねー。すっごく可愛かったよね」 京太郎「うむ」 咲「それじゃあ次はどうする? 龍門淵の沢村さんもなかなかだったと思うけど」 京太郎「あそこはアカン」 咲「え?」 京太郎「アカン」 京太郎「ハギヨシさんに素敵滅法されたくなければ近づかない方がいい」 咲「あ……うん」 京太郎「それよりあそこはどうだ?」 咲「! なるほど! なら今回は前もって連絡しておいた方がいいよね!」 京太郎「頼むぞー咲」 咲「と言う事でこんにちは姫松高校のみなさん」 京太郎「どうもー」 漫「あ、あの、これは一体」 絹恵「どういうことですか?」 恭子「ごめん……ごめんなあ……」 漫「ちょ、なんで手錠なんかするんですか!」 絹恵「お姉ちゃん!? 悪ふざけは」 洋榎「せ、せやかて……なあ」 京太郎「はいはーい、さっさと準備していただけますかー」 漫「末原先輩!?」 恭子「アカン……宮永に逆らったらあかんのや……堪忍やで漫ちゃん」 絹恵「お姉ちゃん何してんの?」 洋榎「絹……インハイで原村のペンギン蹴っっぽったやん?」 絹恵「ああ……うん」 洋榎「あれなあ、ごっつ高いぬいぐるみだったらしいんや……」 絹恵「え……?」 洋榎「これが許してもらう条件やって言われて……」 咲「あ、写真など撮影はしませんから安心してくださいね」 咲「じゃあ京ちゃん」 京太郎「あ、ちょっと待て。一応形だけでも頭下げとかないと」 京太郎「てなわけで今からお二方のおっぱい、見せて頂きますね」 ぺっこりん 漫「何がそういうわけやあああ!! 嫌や嫌や嫌やああああああ! 末原先輩放してくださいいいいいいい!!!」 恭子「ごめんなあ漫ちゃんごめんなあ……」 絹恵「…………」 洋榎「絹……お姉ちゃんがついとるから……」 絹恵「…………うん」 京太郎「ありがとうな、咲。咲が居てくれなかったらこんなにスムーズにおっぱい見せてもらえなかったぜ」 咲「えへへ……しかしすごかったね、上重さんのロケット」 京太郎「だな。重力にあそこまで逆らっていながらおっぱいとしての柔らかさを兼ね備えているとは」 咲「触ってないのになに言ってるの、もう」 京太郎「見た感じだって。あのおっぱい揉める人が羨ましいぜまったく」 京太郎「愛宕の妹さんの方はあれだな、あの大きさに対して少し乳輪が小さめな気がしたな」 咲「でも乳首自体は普通だったね」 京太郎「うむ。あれもいいものであった」 咲「それで、次はどうする? 宮守でも行く?」 京太郎「ああ……いや、あそこは臼沢さんの腰のラインはすばらしいが、おっぱいとなるとなあ」 京太郎「それよりやっぱりあそこ行こうぜ」 咲「永水、だね!」 京太郎「お願いします、おっぱいを! おっぱいを見せてください!」 霞「どうぞ」 初美「いやーん、ですよー」 京太郎「」 初美「あれ? どうしましたー? もしかして見とれちゃってますー?」 京太郎「」 春「黒糖、食べる?」 咲「あ、ありがとうございます」 京太郎「……う」 初美「はい?」 京太郎「……がう」 咲「あ、美味しい」 春「竹井さんにもお土産持って行って」 咲「あ、はい」 京太郎「違う! 俺が求めているのは! 薄墨さんの胸じゃない!」 京太郎「神代さんの圧倒的存在感を持つ! 石戸さんの他者を寄せ付けないほどの重量感を持つ!」 京太郎「おっぱいなんだああああああああ!!!!!」 初美「失礼な子ですねー」 霞「あらあら」 京太郎「それに薄墨さんの乳首チラは県予選の映像から大量にキャプってありますので」 初美「あうう……流石に照れますねー」 京太郎「お願いします! 神代さんと石戸さんのおっぱいを見せてください!」 霞「ええと……それだけ額に小石が食いこむほどお願いされてるのになんなんだけど」 巴「何してるんですかー、もう時間ですよー」 小蒔「宮守のみなさんが待ってますよー」 初美「これから宮守の人達と海水浴なのでー」 春「それじゃあ」 京太郎「ちくしょおおおおおおおおお!!!」 咲「何してるの京ちゃん……ついて行って宮守の人達のおっぱいも見せてもらえばよかったのに」 京太郎「あのなあ、咲」 咲「何?」 京太郎「しつこい男は嫌われるだろう?」 咲「何をいまさら」 京太郎「さーて次は阿知g」 咲「ああ、阿知賀は駄目だよ? 和ちゃんの幼馴染がいるらしいし」 京太郎「マジか……なら白糸台だな」 咲「新道寺は?」 京太郎「お前分かってて聞いてるだろ……あそこはおっぱい担当いないだろうが」 咲「うん……でも白糸台はちょっと……」 京太郎「ん? どうして……ってそうか」 京太郎「白糸台にお前のお姉さんいるんだったな……」 咲「うん」 京太郎「さすがにそれは気まずいな。せめて咲とお姉さんが仲直りした後なら行きやすかったかもしれないけど」 咲「ごめんね京ちゃん」 京太郎「まあいいさ。今日はありがとうな、咲。こんな俺の我儘を手伝ってもらっちゃって」 咲「ううん、別にいいよ」 京太郎「何かお礼しないとなあ」 咲「それなら今日鶴賀の人達に持って行ったケーキ奢ってもらおうかな」 京太郎「了解です、姫」 咲「あはは、なんか懐かしいね、それ」 京太郎「だな。ははは」 京太郎「それでだな……咲」 咲「何、京ちゃん?」 京太郎「咲のおっぱいを! 俺に! 見せてください!」 咲「嫌」 おわり
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須賀母「でね、その再婚相手がこちらの岩館さん」 岩館父「どうも、よろしくな京太郎くん」 京太郎「はい、よろしくお願いします」 岩館父「ほら揺杏、お前も挨拶しなさい」 揺杏「う、うん」 揺杏(なんだよ) 揺杏(再婚相手に息子が居るとか言うからどんな奴かと思ったら) 揺杏(イケメンだし性格も良さそうだし、なんかイイカンジじゃん……?) 揺杏(いやいや、何ドキドキしてんだ私。相手はこれから弟になる奴だぞ) 揺杏(でも、これからコイツと三日間二人っきりとか……ちょっと、期待しちゃうじゃん) 岩館父「それじゃあ後はよろしく頼むぞ京太郎くん」 須賀母「二人で仲良くするのよ~」 そう言い残すと二人は俺たちを置いて去っていった。 さて、新しい姉とどう接すればいいか……。 揺杏「京太郎くん、だっけ?」 京太郎「はい。あ、呼び捨てで大丈夫ですよ」 揺杏「じゃあ京太郎ね、私のことは……」 揺杏「まあ姉さんとでも呼び給え」 京太郎「わかりました」 揺杏「あはは、そんなに堅苦しくしないでタメ口で良いよ、姉弟になんだからさ」 京太郎「そうです……そうだな、わかったよ姉さん」 揺杏「うんうん」 京太郎「それじゃ取り敢えず中に」 揺杏「おうよ」 なかなか気さくそうな人で良かったな、これならすぐ馴染めそうだ。 それに、結構可愛い。コレ重要。 揺杏「んー、まだ昼までは時間があるか」 京太郎「何かする?」 揺杏「そうだねー、どうするかは京太郎に任せるよ」 京太郎「姉さんがそう言うなら……」 【午前】 京太郎「取り敢えずお互いのことを話す、とか?」 揺杏「何かお見合いみたいだねー、良いけど!」 京太郎「お見合いって」 揺杏「そんじゃまずは私から行こうか」 揺杏「私は岩館揺杏、春から高2だよ。他は……そうだな、手先が器用で裁縫とか得意かな」 京太郎「ほお」 揺杏「ほら、次は京太郎の番だよ」 京太郎「ああうん、えっと、俺は須賀京太郎。そんで春から高1」 揺杏「他は何かないの?」 京太郎「そうだなー、あ、髪は染めてるわけじゃなくて地毛。あと中学の頃はハンドボールやってたかな」 揺杏「ハンドボールかぁ、珍しいね」 京太郎「そう?」 揺杏「いやわかんないけどさ、高校でも続けんの?」 京太郎「どうだろ、特に考えて無かったかな」 揺杏「ふーん」 京太郎「~で、その同級生が迷子になって」 揺杏「なにそれ、その子面白いね」 京太郎「今度会う?ってもうこんな時間か」 揺杏「そんじゃ昼飯にするかー」 姉さんとの会話は弾みなかなか楽しい一時を過ごせた。 この人となら上手くやって行けそうだな。 やばい。 ちょーやばい。 何がやばいって胸がドキドキすんの。 いやこんなん柄じゃないはずなんだけど、おかしいな。 一目惚れとかありえねーって。 なのに、何でだろ。 ドキドキが止まんなくて。 「ああ、恋しちゃってるなー」って感じ。 まさか自分がこんなに乙女だったとは、爽が聞いたら絶対笑うよなぁ。 でも……この気持も悪くは無い、かな。 京太郎「姉さん?」 揺杏「へっ?どうかした?」 京太郎「いや、ぼーっとしてるから」 揺杏「ああ、悪い悪い」 京太郎「それで、午後はどうする?」 揺杏「そうだねー」 【午後】 揺杏「じゃあ家事でもしよっか」 京太郎「わかった、それなら今日は……」 京太郎「色々買いたい物もあるんで買い物に行きましょう」 揺杏「了解」 京太郎「ええと、あと必要なのは」 揺杏(何か、二人でこうして並んで買い物してると夫婦みたいだなー……って何考えてんだ私はっ!?) 揺杏(あー顔あっつ、こりゃ真っ赤になってるわ、あそこのトマトみたいに) 京太郎「姉さん他に要るものある?」 揺杏「ん?あ、あー無い……んじゃないかな」 京太郎「わかった」 揺杏「そんじゃ私はこれを持って」 揺杏「って、重たっ」 京太郎「ああ、俺が持つよ。姉さんはこっちね」 揺杏「へ?あ、ありがと」 京太郎「大丈夫?」 揺杏「ああ、これくらいなら」 京太郎「それじゃ行こうか」 京太郎(姉さん、何か上の空だけど大丈夫かな……?) 揺杏(やべー、二人で買い物とかやべー) 揺杏(重い袋持ってくれるのとかもうね) 揺杏(あー、これがデートだったらなぁ……) 京太郎「ただいまー」 揺杏「ただいまっ」 京太郎「結構たくさん買い物したし疲れたな」 揺杏「それじゃあアナタ、ごはんにする?お風呂にする?それともわ・た・し?なんて言ってみたり……」 京太郎「じゃあ姉さんで」 揺杏「へっ!?」 京太郎「自分で言ったんだからそんな驚かなくても……」 【夜】 揺杏「疲れただろうしお風呂入ってきなよ、私が夕飯の用意しとくからさ」 京太郎「いやでも」 揺杏「いーのいーの、あの袋結構重かったでしょ?このくらいはお姉ちゃんに任せときなって」 京太郎「じゃあ風呂入ってくるよ、ありがと姉さん」 京太郎「上がったよ―」 揺杏「お、丁度よかった。今できた所だよ」 京太郎「おお、美味そう!」 揺杏「でしょー?さあ冷めないうちに召し上がれ」 京太郎「そんじゃあ、いただきます!」 京太郎「あー美味しかった、姉さん料理上手いんだね」 揺杏「そうかな?」 京太郎「うん、美味しくってつい食い過ぎちゃったよ」 揺杏「そっかそっか」 揺杏(まあ、最高の隠し味が入ってるからねー……なんて) 京太郎「布団の準備しないとな」 京太郎「姉さんの部屋は空き部屋で良いよな?」 揺杏「あ……」 京太郎「ん、どうかした?」 揺杏「いや……えっと」 京太郎「へ?でも俺の部屋だと布団二組は入らないけど」 揺杏「い、一緒でいいからっ」 京太郎「姉さん?」 揺杏「あぁ、いや京太郎が嫌なら良いんだ、ゴメン」 京太郎「……わかった、それじゃあ一緒に寝よう」 揺杏「う、うんっ」 俺の部屋に布団を敷いて二人で寝る。 女の子と同じ布団で寝るなんて否が応でも意識させられる。 横をチラリと見ると姉さんと目が合った。 揺杏「あ……」 何故か頬を染めてそっぽを向く姉さん。 うーん、どうしたもんかなぁ。 京太郎「あのさ」 揺杏「何?」 京太郎「なんで一緒に寝ようなんて?」 揺杏「……」 沈黙。 これからどうするべきかと困っていると姉さんの顔がくるりとこちらを向き、急接近した。 揺杏「ん……」 姉さんの桜色の唇が俺に触れる。 突然のことに思わず戸惑い、姉さんの顔に視線を向けるとそこには頬を紅潮させ潤んだ瞳を此方に向ける少女がいた。 京太郎「姉さん……?」 揺杏「……好きだ、京太郎」 京太郎「好きって、え?」 揺杏「今日会ったばっかなのに何言ってんだこいつって感じかもだけど、好きなんだ」 揺杏「ゴメン、気持ち悪いよな、私やっぱり隣の部屋で」 そう言って起き上がる姉さんの腕を咄嗟に掴む。 揺杏「京太郎?」 京太郎「変じゃないよ。俺も姉さんのこと、好きだから」 京太郎「だから、一緒に寝よう」 揺杏「……うん」 腕の中でモゾモゾと何かが蠢く感覚で目が覚める。 そう言えば昨夜は姉さんを抱きしめたまま寝ちゃったんだっけ。 もう朝だけど、このままもう一眠りしたい気分だなぁ。 どうしようかな? 【朝】 うん、このまま寝よう。 それにしても姉さんの抱き心地、最高だ。 揺杏「うぅん……」 揺杏(朝?) 揺杏(なんか、抱きしめられてて気持ちいな) 揺杏(このままもう一眠り……って、目の前に京太郎の顔がっ!?) ガスッ 京太郎「げふっ!?」 京太郎「寝起きでぼーっとしてたのはわかるけど何も膝蹴りを入れんでも」 揺杏「ゴメンナサイ」 京太郎「いってえ……」 揺杏「マジゴメンって」 京太郎「痛みも引いたしそろそろ何かしよう」 揺杏「ごめんね、ほんとに」 京太郎「いやもういいからさ、んで何する?」 揺杏「京太郎に任せるよ」 【午前】 京太郎「じゃあ何かして遊ぼうか」 揺杏「それならトランプとかあるけど」 京太郎「二人で?」 揺杏「おう、二人で遊べるゲームも結構あるよ」 京太郎「じゃあトランプにしようか」 揺杏「よーし、爽達と散々やったからな、私の腕を見せてやるよ」 京太郎「俺だって簡単には負けないからな?」 揺杏「いやあ、また私の勝ちかぁ」 京太郎「全然勝てねえ」 揺杏「ん?簡単には負けないんじゃなかった?」 京太郎「こんなに強いなんて考慮しとらんよ……」 揺杏「まあ、あいつらとやってたら嫌でも上手くなるからねー」 京太郎「すっげえ悔しい」 揺杏「お姉さんはいつでもリベンジを待っているぞ?」 京太郎「くっそぉ」 揺杏「午後はどうしようか?」 京太郎「んー、そうだなあ」 【午後】 京太郎「どっか出かけようか」 揺杏「デート?」 京太郎「デート」 揺杏「よっしゃあ!大好き京太郎っ」 京太郎「おわっ!?くっつくなっ」 姉さん手を繋いで街を歩く。 普通のつなぎ方では無く指を噛みあわせた俗にいう恋人繋ぎ。 鼻歌交じりに隣を歩く姉さんの嬉しそうな笑顔に思わず顔を綻ばせていると姉さんが問いかけてきた。 揺杏「そう言えばどこ行くの?」 京太郎「どこだと思う?」 揺杏「いやわかんないから」 京太郎「っと、わざわざ教えるまでもなく着いた」 揺杏「ここ、手芸屋?」 京太郎「正解、姉さん裁縫とか得意って言ってたから喜ぶかなって」 揺杏「あーもう、可愛いなあこいつぅ」 京太郎「ちょっ、こんなとこで抱きついてくんなっ」 京太郎「で、品揃えはどう?」 揺杏「なかなか良いねー……おっ、これはユキの衣装に使えそうだ」 京太郎「姉さんが楽しそうで良かった」 揺杏「ああ、連れてきてくれてありがとな京太郎」 揺杏「いやぁ、帰るのすっかり遅くなっちゃってゴメンね」 京太郎「気にしなくていいよ」 揺杏「そう?」 京太郎「ああ、それでこれからどうしようか?」 【夜】 京太郎「よし、出来上がりー」 揺杏「おお」 京太郎「昨日は姉さんが作ってくれたからな、今日は俺がご馳走する番」 揺杏「なかなか美味しそうじゃん?」 京太郎「自信作なんだ、さあ食べて」 揺杏「わかったよ。あむっ……うん、美味しい!」 京太郎「それは良かった」 揺杏「あー、美味しかった」 京太郎「姉さん、口元に付いてる」 揺杏「へ?」 布巾で姉さんの口元を拭ってやる。 うん、綺麗になった。 京太郎「はい、取れたよ」 揺杏「ぁ、ありがと」 そう俺に礼を言う姉さんの顔は真っ赤だ。 可愛いなぁ。 京太郎「今晩はどうする?」 揺杏「え?」 京太郎「布団」 揺杏「あー」 揺杏「その、今夜も……」 京太郎「今夜も?」 揺杏「一緒が、いいな……だめ?」 答える姉さんは恥ずかしいのか顔が真っ赤だ。 そんな姉さんを見てついついからかいたくなってしった。 京太郎「そうかー、今日は一人で寝たかったんだけど」 揺杏「あ……それなら今日は別でも……」 姉さんの表情が寂しげな表情に変わる。 いちいち反応が可愛い。 京太郎「なんて、嘘だよ。駄目なわけないだろ」 揺杏「嘘?」 京太郎「だから今日も一緒に寝よう」 揺杏「ばかっ」 ボコッ 京太郎「いたっ!?ごめんって」 殴られた。 ちょっと調子に乗りすぎたかなぁ。 鳥のさえずりで目を覚ます。 春だなぁ。 それじゃあ起きて……。 っと、姉さんが抱きついてて起きれねえな。 いや姉さんを起こしちゃえばいいんだけどさ。 【朝】 まあ、起きますかね。 早く起きないと母さん達帰ってきちゃうし。 ということで。 京太郎「姉さーん、朝だぞー」 揺杏「んぅ……朝?」 目を覚ました姉さんはとろんとした瞳で俺を見つめてくる。 京太郎「ほら、さっさと起きて」 揺杏「えぇ、まだ眠いんだけど」 京太郎「良いからはよ起きろ、それか俺が起きれるように手を離せ」 揺杏「えー、やだぁ」 そう言って二度寝に入ろうとする姉さんを何とか起こそうとする。 揺杏「むー、それじゃあチュー」 京太郎「はい?」 揺杏「おはようのチュー」 何言ってるんだこの姉、寝ぼけてるのか。 揺杏「しないなら寝るもん」 完全に寝ぼけてるなこれ。 こうなったら仕方がないか。 まあ、嫌じゃないしな。 京太郎「わかったよ……んっ」 揺杏「んぅ……ふぇ?」 ぼーっと俺を見つめていた姉さんは突然目を見開くと顔を真っ赤にして飛び出していった。 まあ起きてくれたようで何より……かな? 俺たちが起きてしばらくしてから母さん達が帰ってきた。 二人は俺達が馴染んだ様子を見て満足したらしい。 まあ二人が思ってる姉弟よりも深い仲になっちゃったけど、気付いてないみたいだし良いか。 そして別れ際。 揺杏「三日間、楽しかったよ」 京太郎「俺も」 揺杏「一緒に暮らすの、その……楽しみに、してるから」 京太郎「うん」 そうして姉さん達は一足先に北海道へと発って行った。 姉さんとの北海道での生活、楽しみだなあ。 《岩館揺杏編 カンッ!》
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京太郎→理沙 京太郎「野依さん?」 京太郎「あの人、可哀想になるぐらい口下手だよな」 京太郎「話してたら怒ってるように見えるってのもな」 京太郎「その顔がかわいいってのは置いておくとして」 京太郎「でも、きちんとこっちに気を使ってくれるし良い人だよ」 京太郎「正直、からかったら面白そうだよな」
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http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377983742/ 陽光を遮る葉と梢の天蓋。木の根と緑の苔の絨毯。 緑葉の合間から差した日差しに一瞬だけ視界が眩み、俺は目を細めながらそれを手で遮る。 真夏の暑さを感じさせない木々の隙間を縫うように、僅かに湿った苔に脚を取られない様に気を配りながら緩く傾斜した地面を進む。 何故、俺がこんなところを1人で歩いているのかと問われれば単に高鴨穏乃のお目付け役を仰せつかったからである。 宿泊施設から少し行った場所にある森林の先にある小高い丘へ行きたいと言い出し穏乃が俺を誘い、 拒否しようとしたところをその友人と顧問に言い包められてこんな場所までわざわざ付き合ってここまで来たのだが、 現地に着いた穏乃は俺の存在など忘れてしまったかのように、 弾かれたように走り出し俺が声をかける間もなく木々の奥へと消えていった。 仕方なく穏乃の走り去っていった方向へとゆっくりと歩き出し林へ足を踏み入れて今に至る。 アウトドアやサバイバルの経験も知識も皆無な俺は、 森の中で他人を追跡する術など存在せず脚と目と耳を使って地道に少女を探すことにした。 京太郎「とは言え、見付からない」 もう少し先まで行ってみようか、そう思いさらに歩を進めようとしてふと違和感に気付く。 鼻先を掠める、濃い緑の匂い。 まるで深い森に迷い込んだかのような感覚。 一陣の風が吹き抜ける。耳朶を打つ音。 京太郎「…………っ」 俺はそれを声と認識した。誰かが呼んでいる。 何故そう思ったのか、そう感じたのかは俺にもわからない。 不思議と恐怖心はなかった。俺は向かおうとしていた方から踵を返し、 風が吹き抜けていった方、俺を呼ぶ声の方へと歩き出した。 歩き続けていると開けた場所に出た。 展望台、っというほど整備はされていないがハイキングコースかなにかのなのか歩くには さほど苦労はしない程度には均された高台といった感じか。 落下防止の欄干が左右に伸び、その向こう側には街並みが見える。 視線を巡らせると、見慣れたポニーテールと上半身をすっぽりと覆ったぶかぶかのジャージ姿の背中が目に入った。 俺はガシガシと後頭部を掻くと、そちらへゆっくりと近付いていく。 後数歩というところまで来て、俺は先にも感じた違和感を再び感じた。 目と鼻の先にいる少女から漂う、霞にも似た儚さ。 これは本当に俺の知る高鴨穏乃なのか? 普段の騒がしさをまるで感じない、なんて静かな気配。 俺は違和感を振り払い穏乃の背後に立つ。 京太郎「おい」 俺は緩く拳を握り、手の甲で穏乃の頭を後ろから小突く。 穏乃「お?」 そこまで来てようやくこちらに気付いたのか、打たれた頭を片手で押さえながらこちらに振り返る。 穏乃「お! おっす京太郎」 手を上げて気軽に挨拶してくる穏乃、同じように片手を挙げてそれに応じる。 京太郎「おっす。…………じゃねぇよ、勝手にどっか行くなよ。心配するだろ」 穏乃はそんなことを言われるとは思っていなかったのか目を丸くする。 穏乃「心配してくれたの?」 京太郎「まぁ多少はな、いくら穏乃がこういうとこに慣れてるっていっても目の届かないところに行かれるとな」 穏乃「そっか」 小さく微笑む。 穏乃「私はずっと京太郎の近くにいたけどなー」 京太郎「あん?」 穏乃の言葉に俺は怪訝な声を上げる。ずっとというのはここに着てから、っということだろうか? 京太郎「いやいや、お前ここに着いた途端俺のことなんて放って1人で突っ走っていったじゃん」 穏乃「ん~、そうだけどそうじゃないというか」 顎に人差し指を当て天を仰ぎながら考え込むように言葉を選ぶ。 穏乃「京太郎、途中で道に迷ってたよね。あのまままっすぐ進んでたら急な坂になってたよ?」 穏乃「もしかしたら、足を滑らせて転んで怪我してたかも知れなかったよ」 京太郎「は?」 穏乃の言葉が理解できなかった。俺とこいつはつい今再会したばかりで、森を抜ける間は別々に行動していたのだから、 こいつが俺がどの道をどう歩いてきたのかなど知っているはずがないのに。 穏乃「だから呼んであげたんだ。そっちじゃないこっちだよって」 京太郎「……」 あの音……俺が感じていた風の中にあった声は俺を呼ぶ穏乃の声だったというのか? そんなバカな。和ではないが、そんなオカルトありえない。 普段ならそう考えるはずなのに、何故か穏乃の言葉がゆっくりと身体に浸透していきすんなりと受け入れることができた。 京太郎「穏乃は、ずっと俺と一緒にいたのか?」 穏乃「うん!」 元気よく朗らかに頷く。よく知る穏乃らしい笑み。 穏乃「私はいつでも、何処にでもいるよ。京太郎の見るもの感じるもの」 自由を知る鳥が両翼を広げるように、穏乃はその両腕を左右に目一杯広げる。 穏乃「風の先にも大地の上にも」 そしてその右の人差し指の先がゆっくりと俺の胸に触れる。 穏乃「京太郎の中にもね」 そういって笑う穏乃の笑顔にはどこまでも透き通るような純真さがたゆたっていた。 京太郎「俺は……」 胸に触れる穏乃の指。 京太郎「俺はそういう観念的な話はよくわからないけど」 そこから繋がる右手をそっと握る。 京太郎「そのどれでもない今、目の前にいて手に触れられる『この』穏乃がいいな」 ハッと息を呑むのが聞こえた。 穏乃「あは、そうだね」 頬を掻きながら照れたように笑う。 穏乃「私もそう思う」 そういって穏乃は俺の手を握り返してきた。 京太郎「なにをしてたんだ?」 穏乃「風と話してた」 京太郎「そっか」 抽象的でいまいち要領を得ないが、俺ははっきりと頷く。 俺達は肩を並べて眼下に木々の群れとその先に見える街並みを眺めている。 穏乃「中学生の頃……」 急な切り出しに、俺は疑問に思うでも戸惑うでもなく静かに耳を傾ける。 穏乃「流れでみんなバラバラになっちゃって、だから山に1人でいることが多かった」 穏乃「だから自分ってものがハッキリと感じ取れたし、いろいろ考える時間もあった」 穏乃「いつしか意識は自然の中に溶け込んで、深い山のすべてと一体化してるようなそんな感覚」 京太郎「風……いや、大地と語るって感じだな」 穏乃「! そっか。うん、そうだね」 穏乃「ほっ!」 掛け声ひとつ。穏乃は勢いよく地面を蹴ると、その勢いで欄干の上に立つ。 京太郎「おい、あぶな、」 穏乃「とう!!」 そこまで言いかけて俺は言葉は霧散して消えた。細い手摺りの上で器用にターンを決めると、俺のほうに向かって跳びかかってきた。 穏乃は身長も相まって身体が非常に軽い。けれど勢いがあればそれなりの運動エネルギーが生まれ、当然衝撃もある。 それでも俺はなんとか踏ん張り、背中と膝裏に腕を回して横抱き、所謂お姫様抱っこの状態で受け止める。 ここで倒れ込んでは男の沽券にかかわる! 京太郎「バッカ野郎! 危ねぇだろ!」 穏乃「京太郎なら受け止めてくれるった信じてた」 一点も曇りもなく本当にそう思っているかのように言われ、俺は僅かに言葉に詰まる。 京太郎「それでもダメなもんはダメ。次はないからな」 穏乃「はーい!」 わかってないなこいつ。 俺は穏乃を落としてしまわないように、しっかりと抱き上げる。 肌に感じる体温と、微かに聞こえる吐息の音。 穏乃は俺の中にも自分はいるといっていた。けれど当の本人は今、俺の腕の中にいる。 それは俺の内なる世界と外なる世界。 俺の見ている世界と、穏乃の見ている世界は別々でそれは互いに不可知の領域のははずだが。 京太郎「なにを見てるんだ?」 穏乃「空、かな」 視線をたどり同じように空へと目を向ける。 晴れ渡った何処までも続くような青空。 俺の見ている青空と穏乃の見ている青空は果たして同じものなのか。 感覚所与、感覚与件、センス・データそう呼ばれる外界からの情報を内面で構築して世界を感じている。 だから人は内なる世界と外なる世界の二重構造を持っている事になる。 ならその世界はどうやって線引きされるのか。 人は外なる世界の共通部分で間接的にしか交われないのか。 自分、青空、木の根、虫、土、梢のざわめき、穏乃。 そよ風が吹き抜ける。 京太郎「!」 一瞬、自分が何処にいるのかわからかった。 ただ俺が感じるすべての中に俺自身も含まれているんだと、上手く言葉にできないがそんな気がした。 京太郎「穏乃」 穏乃「ん?」 下から穏乃の大きな瞳が俺を見上げてくる。 京太郎「少しだけわかった気がする」 これが穏乃の感じている世界。 穏乃「~♪」 それを感じ取ったのか穏乃はなにもいわず俺の首筋に鼻先を近づけてくるだけ。 穏乃「もっと、いろんな世界を感じたい」 穏乃「もっとずっとずっと遠くへ行きたいね。京太郎と一緒に」 京太郎「たとえば?」 穏乃「そうだな~」 再び青空を、その先にあるずっと向こうも見据える穏乃。 穏乃「この深く蒼い瞳のような空の終わりまで……かな」 幕間- __ ´ ` 、 / / \ / / 、 ヽヘ / / / | ヘ ヽ ィ ,. -――-j / /l / / | l _ λヽ . { ( /" ̄ ̄ ̄ ̄/ / / | !__/;イ /l 斗!| { | | l 「!i } \.、 /´ / / /彡| ´| ///ノ/ ムリ.lλ|| |j |リ ` `ー――- __ , イ/ / / ,. 、 l l伝丁` ム '乏灯ハn /.ハ `二ニ=‐- / / {⌒゚l 代ツ ゞ' ハ 〈イ ヾ { , -‐ 二_____ __// 人___l |"" ` ". l ヽ_ У`ー-. __ \、 // ̄ , ィ´ ア //__ イ l | ( ̄ア イ | |入 ̄ `ヽ_ヽ\マ、 `ー//===テ´ ,、 >-‐´ ̄ ̄ 八 l ト` x _´ .イ .l | ⅰ `ト \.\` ` ==イ`ー┴' ̄`´ ̄`ー….  ̄ - _ \ | ヽlλ|/Yヽ_レ、 人/イ ハ ` 、 } .r- ` /ミ ` ー _ - _ \ .| ヾ「 ̄`r{ . . . .{ { 彡イ ヽ_ ヘ __ノ . `  ̄└- _ ― ` / 入 . . 水\__ト |  ̄ ヽ ヾ、  ̄ ̄ ̄ ̄¨¨ ̄ アァ―ァ‐‐ァ‐-‐ァ…'ー―‐-- ____/ ー、 .` ./ λ . / . } |ヽ. // { /_ イ / / `ヽ、. ヽ∧/ ´ | l j | リ `ー=ニ二二__ イ /_r‐く ` o 丿 ノイ ノ `ー―一' /| ̄`>‐  ̄ ヽ、 ィ __ ´ ー‐ ' ` ー―一「 ̄ ̄ . / くヽ ー一o / マ . . . . ./ \\ o r´ あいむしんかーとぅーとぅーとぅーとぅとぅートゥットゥルー } . . . ハ ー` -―一 ´ r'ーf クロチャー☆なのですのだ! rー ´ . . .ヽ \ o __ィ /__ . | ヽ . . . . . . /\__ ` 大o / . . . `ヽ \ . / ./ . . . . . `ヽ /{ . |ヽ/ . .ヽ . . ./ `У . . . . . . . ハ`´ . . . ヾ、 . . . . . . . 〉´| ィ'`ー、 . . . . { . . | . . . . . . . . \_/ λ {三三三天 ̄ ̄| . . . . . ._イト----一 /| ` ̄` <_入  ̄ ̄_ハ|////////| `マ ̄ ̄///ハ.////////| V//////∧/////// ∨/////.∧//////’ ヽ//////ハ/////.j /! ______,イ//∟_____________イi , _, r '' " " _,._,._,._,._,._,_,._, ~`''ー-.、 // _,r''""◎ ヽ _,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._~`''ー-.、 / / ゙ヾ,, | _,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,.. ~`''=´ | ∠´___ ノ_,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,. _..-‐'''" \ ヽ ~`''ー-.、_______________________________,,...-‐'''" \ ヽ \ | \| / 、 \ r三ミY_ソヽ _/ / / / / ヽ ヽ / iソ \ /// /< ハi Vハレ ! ハ / / \ / ハ ! ハ! V\ イ´Vハ ハ / / <魚ぉぉぉぉぉぉぉマグロォォォォォォォッ!!! \ / i V ハ { r≠ミ r≠ミ } ノ リ ,.´ / \ V i ゝ 、、 丶 、、イ レ´ / /、 \⌒{ { /⌒ ┐ ! } / / \ \{ .{ i ′ ィ レ / \ { .ト\ ー ´ / ,.} } / / \ V{ Y  ̄ Ti ´} _/ } .j /. / \ V ゙三 ニ 〉〉彡 レ / i {\ / ヽ《 / Vi ハ { ヽ }} ヽ ; ´ ハ ハ{ V }} V / V { \ { }} V V\ 、 ! }} ', ` ゝ } }} ; l }} i. } }} ' ! }} } __,.ィ ̄ ̄`ヽ/ヽ__ > ´ ̄ / ` `、 、 、 - ´ / ' } ヽ ヽ\ \ `  ̄ >' / , | ∧/! | } ヽ ヽ /,ィ / ' / /| _/,.ム斗}-/ ハ . {/.' ,| ,.|-}/-{ | / ,ィチ斧ミ }/ } | . <それカツオだけど… / イ/{ ! ィ斧从}/ Vzソ ノ /イ , <__ ´// 从{ Vソ / / イ- 、 | {'{ { , ' /' ⌒ } | 从Ⅵ u /. ノ | 叭 v_ ̄ヽ ,rー' 从 、 イj / / . < |' /}/ 、__ ´ } イ从/ | |/ 「 ̄| 「 ̄ ̄ ̄ ̄} |//l| |//////// 、 ,. <// ∧ |//////////> 、 / \ ,.' \ / \ / . . . . . . . . ', . ` .、. / ヽ ヽ 、 Χ 、 . !¨ヽ 、 ヽ 牌 / \、 . /`ΧV ', 「 } . . . . \\. . / ヽ/ヽ代J}ヽN !) / . . . . . ヽ の / ; イ ハ \__ `' V ! 「 ! ! ヽ ヽ }ヽ} // |/ .V 〉 ` リ .| /! ハ } ハ } \! ヽ 悪. / | V ト、 ,_ァ / ´ ̄¨| √} 厂 }!、 j V / `i r- 、 j . . !/`、| / >、 魔. V j! } 「! l / /\ `>、 j ハ l l ヽ ... ≧x を 叩 /y ! 〉、 > 7/ /=l ,_... / } /´ V / い 〃 { /=≦ム //' ∨ _ ,小 `ー―.v´ >'"¨∨/ て x ´ / ハ Lヘ´ 'i / / / , , ,. 砕 / ;イ / く ` , , l / | / }` } ! く | / l / / . . l l l / l / / . , ! N / ,7 ..... . j | 〃 ,’ { _.. -‐……‐- .._ ´ `丶、 / 、 \\ \ `、 ヽ /, i i、 `、 `、 // i | 「\ \ ゙, ゙, ; .. . '/ , i |j `、-‐…‐-ミ.゙. 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V / 〃 ̄ i / ヽ ヽヽ ) V 〃 // Vハ ハ / 〃 / ノハ ハ / 〃 / ∨ / 》 ′ / 〃 { / 〃 l /〃 〃 ヾ ヽ 〈〃 《 》 〉 /三三三〃三三三ミY └┬―‐ Tニl ̄  ̄! ' { / l }´ { l l l | l 、 l { ,′ ! ,′ r 、 ! ,′ ', ├  ̄ \ } l ! -<\_ミ} | | └ '´ ,. ´ ̄ ̄ ` 、__ / , / /⌒Y / / , | ̄\ . ' ' /__/ , | \__ / / ///\/ / .' 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' ! l / / l ! l! l l !l } '; 丶、! !/ / / ,' l ,' l l ! }l ; ', Y 从 _ / // // / 〃l /,' ,' /.}/ ∧ γ! | .斗均弍ミ、-' ' /_ _ / ./ /// / / 〃 ヽ { ! |,《 ) 汽 戔芝ミt-'-- ' ' / ヽ, l ! ..{ リ ) 灼 ! くヽ l |. ゝ ==' { // l \ , ! ¨ ,' l \ /. , ! ' / l / < .', |ヽ __ ィ ! / /, ! >..., ィ ´| ,' / ´ / ', l /` ー ´ .! /(自販機で飲み物を選んでるはるる) ハ ヽ / / l l l ', ∨ l , ヽ ! / ,' l! l ', ∨ ! ' ! l / / l ! l! l l !l } '; 丶、! !/ / / ,' l ,' l l ! }l ; ', Y 从 _ / // // / 〃l /,' ,' /.}/ ∧ γ! | .斗均弍ミ、-' ' /_ _ / ./ /// / / 〃 ヽ { ! |,《 ) 汽 戔芝ミt-'-- ' ' / ヽ, l ! ..{ リ ) 灼 ! くヽ l |. ゝ ==' { // l \ , ! ¨ ,' l \ /. , ! ' / l / < .', |ヽ __ ィ ! / /, ! >..., ィ ´| ,' / ´ / ', l /` ー ´ .! /(今日の晩御飯は筑前煮がいいなと思ってるはるる) ハ ヽ / / l l l ', ∨ l , ヽ ! / ,' l! l ', ∨ ! ' ! l / / l ! l! l l !l } '; 丶、! !/ / / ,' l ,' l l ! }l ; ', Y 从 _ / // // / 〃l /,' ,' /.}/ ∧ γ! | .斗均弍ミ、-' ' /_ _ / ./ /// / / 〃 ヽ { ! |,《 ) 汽 戔芝ミt-'-- ' ' / ヽ, l ! ..{ リ ) 灼 ! くヽ l |. ゝ ==' { // l \ , ! //// ///,' l \ /. , ! ' / l / < .', |ヽ ー ィ ! / /, ! >..., ィ ´| ,' / ´ / ', l /` ー ´ .! /(黒糖を食べてるはるる) ハ ヽ / / l l l ', ∨ l , ヽ ! / ,' l! l ', ∨ ! ' ! l / / l ! l! l l !l } '; 丶、! !/ / / ,' l ,' l l ! }l ; ', Y 从 _ / // // / 〃l /,' ,' /.}/ ∧ γ! | .斗均弍ミ、-' ' /_ _ / ./ /// / / 〃 ヽ { ! |,《 ) 汽 戔芝ミt-'-- ' ' / ヽ, l ! ..{ リ ) 灼 ! くヽ l |. ゝ ==' { // l \ , ! ¨ ,' l \ /. , ! ' / l / < .', |ヽ __ ィ ! / /, ! >..., ィ ´| ,' / ´ / ', l /` ー ´ .! /(スクエア三大ゲーは武蔵伝とアインハンダーと後1つなんだろうと考えてるはるる) ハ ヽ / / l l l ', ∨ l , ヽ ! / ,' l! l ', ∨ ! ' ! l / / l ! l! l l !l } '; 丶、! !/ / / ,' l ,' l l ! }l ; ', Y 从 _ / // // / 〃l /,' ,' /.}/ ∧ γ! | .斗均弍ミ、-' ' /_ _ / ./ /// / / 〃 ヽ { ! |,《 ) 汽 戔芝ミt-'-- ' ' / ヽ, l ! ..{ リ ) 灼 ! くヽ l |. ゝ ==' { // l \ , ! ¨ ,' l \ /. , ! ' / l / < .', |ヽ __ ィ ! / /, ! >..., ィ ´| ,' / ´ / ', l /` ー ´ .! /(純刃マラソンに飽きてきたはるる) ハ ヽ / / l l l ', ∨ l , ヽ ! / ,' l! l ', ∨ ! ' ! l / / l ! l! l l !l } '; 丶、! !/ / / ,' l ,' l l ! }l ; ', Y 从 _ / // // / 〃l /,' ,' /.}/ ∧ γ! | .斗均弍ミ、-' ' /_ _ / ./ /// / / 〃 ヽ { ! |,《 ) 汽 戔芝ミt-'-- ' ' / ヽ, l ! ..{ リ ) 灼 ! くヽ l |. ゝ ==' { // l \ , ! ¨ ,' l \ /. , ! ' / l / < .', |ヽ __ ィ ! / /, ! >..., ィ ´| ,' / ´ / ', l /` ー ´ .! /(京太郎に会いたいなーと思ってるはるる) ハ ヽ / / l l l ', ∨ l , ヽ ! / ,' l! l ', ∨ ! ' ! l / / l ! l! l l !l } '; 丶、! !/ / / ,' l ,' l l ! }l ; ', Y 从 _ / // // / 〃l /,' ,' /.}/ ∧ γ! | .斗均弍ミ、-' ' /_ _ / ./ /// / / 〃 ヽ { ! |,《 ) 汽 戔芝ミt-'-- ' ' / ヽ, l ! ..{ リ ) 灼 ! くヽ l |. ゝ ==' { // l \ , ! ¨ ,' l \ /. , ! ' / l / < .', |ヽ __ ィ ! / /, ! >..., ィ ´| ,' / ´ / ', l /` ー ´ .! /(京太郎に会えて嬉しいはるる) ハ ヽ / / l l l ', ∨ l , ヽ ! / ,' l! l ', ∨ ! ' ! l / / l ! l! l l !l } '; 丶、! !/ / / ,' l ,' l l ! }l ; ', Y 从 _ / // // / 〃l /,' ,' /.}/ ∧ γ! | .斗均弍ミ、-' ' /_ _ / ./ /// / / 〃 ヽ { ! |,《 ) 汽 戔芝ミt-'-- ' ' / ヽ, l ! ..{ リ ) 灼 ! くヽ l |. ゝ ==' { // l \ , ! //// ///,' l \ /. , ! ' / l / < .', |ヽ ー ィ ! / /, ! >..., ィ ´| ,' / ´ / ', l /` ー ´ .! /(京太郎が黒糖を持って来てくれて嬉しいはるる) ハ ヽ / / l l l ', ∨ l , ヽ ! / ,' l! l ', ∨ ! ' ! l / / l ! l! l l !l } '; 丶、! !/ / / ,' l ,' l l ! }l ; ', Y 从 _ / // // / 〃l /,' ,' /.}/ ∧ γ! | .斗均弍ミ、-' ' /_ _ / ./ /// / / 〃 ヽ { ! |,《 ) 汽 戔芝ミt-'-- ' ' / ヽ, l ! ..{ リ ) 灼 ! くヽ l |. ゝ ==' { // l \ , ! ┘└ ¨ ,' l \ /. , ! ┐┌ ' / l / < .', |ヽ __ ィ ! / /, ! >..., ィ ´| ,' / ´ / ', l /` ー ´ .! /(京太郎が黒糖を持って来なくて怒ってるはるる) / | |.. . ゙、 . ゙、゙、. \ |. i | i |. ∧ 、.i. .i . ` 、. ! | |、 | | i | ! | | | 、 > | | i 「! ヽート!、 リ ! |ハ ト | ̄ ̄. ,..-、| i | !゙、 _、!二゙、-| イ リ ! |ヽ | / へ.゙、 丶ヾヽ ´{ i` ヽ! 1!| /| !ノ゙、リ ヽ \ !丶  ̄ Vイ ハ |\ i. 丶 \゙、 ` リ ` 「ちょっと待てなんかおかしくないか?」ヽ `┬ 、 ヾ / i ;ィノ U ,....-ィ /,, ‐レリ _  ̄ /゛=!_ \ `ー-、_ _/ ゛== 、 \ / ̄ヽ、 ゛===-、 ハ ヽ / / l l l ', ∨ l , ヽ ! / ,' l! l ', ∨ ! ' ! l / / l ! l! l l !l } '; 丶、! !/ / / ,' l ,' l l ! }l ; ', Y 从 _ / // // / 〃l /,' ,' /.}/ ∧ γ! | .斗均弍ミ、-' ' /_ _ / ./ /// / / 〃 ヽ { ! |,《 ) 汽 戔芝ミt-'-- ' ' / ヽ, l ! ..{ リ ) 灼 ! くヽ l |. ゝ ==' { // l 「?」 \ , ! ¨ ,' l \ /. , ! ' / l / < .', |ヽ __ ィ ! / /, ! >..., ィ ´| ,' / ´ / ', l /` ー ´ .! / / | |.. . ゙、 . ゙、゙、. \ |. i | i |. ∧ 、.i. .i . ` 、. ! | |、 | | i | ! | | | 、 > | | i 「! ヽート!、 リ ! |ハ ト | ̄ ̄. ,..-、| i | !゙、 _、!二゙、-| イ リ ! |ヽ | / へ.゙、 丶ヾヽ ´{ i` ヽ! 1!| /| !ノ゙、リ ヽ \ !丶  ̄ Vイ ハ |\ i. 丶 \゙、 ` リ ` 「なんで俺に会えた時より、俺が黒糖持って来た時の方が嬉しそうなんだよ」ヽ `┬ 、 ヾ / i ;ィノ U ,....-ィ / 「そんでなんで俺が黒糖持って来なかったらそんな怒ってんだよ」,, ‐レリ _  ̄ /゛=!_ \ `ー-、_ _/ 「その感情を式で表すと、俺+黒糖=正の値で、俺-黒糖=負の値」 ゛== 、 \ / ̄ヽ、 ゛===-、 「この不等式を解くと黒糖>俺という事になるが?」 / / / | ∨ |∨ | l | |./ l | ||V ∨ 斗-l l | /  ̄ \i/ | |i| | l ∨ l\ | l | l | /||! | |l| ⊥ヽ ∨ \\l └‐' || l 自 そ||l l ぃイ l \\>‐'´ x-‐==气 | 慢 れ.l |l l ぃヽ ´ ‐'´勹 |」 l : が{ l ヽ斗 x_=气 ∨二ノ| 〉 |i 〈'´ ) | /// | //\ _ / |i ∧ 乂ン | l | .(つ li ∧ /// ′ | | l lニ⊇|i ∧ . ‐ ァ / | | |/ ̄└ュ | |i ヽ ` | | |l /└‐┘|i ||  ̄ ¨ ―-< /| | 八 さ す が は る る ! 最初に耳にしたのは水音。 勢いよく噴出した水が地面を叩く音に、徐々に意識が覚醒してくる。 小さく震えた目蓋の隙間から夏の日差しが差し込み、視界が白く染まる。 右手で目元を擦りながら現状確認すると、どうやら場所は屋外。 いまだにぼんやりとする頭でようやく状況を把握する。 夏の昼下がり、旅館の中庭の木陰にベンチを見付けた俺は食後の昼休みとばかりにそこで優雅に昼寝を決め込んでいたのか。 ?「ごめんね。起こしちゃったかな?」 この頭がふにゃふにゃしてきそうな癒し系ボイスは……。 京太郎「宥さん?」 声の方に視線を向けると、中庭の隅に設置された花壇に水遣りをやっている宥さんの姿が目に入る。 8月の太陽光の下、相変わらずのコートにマフラーの重武装形態。マスクとメガネはしていないのでフル武装形態ではない。 俺が投げ出したいた両脚を地面に下ろし、ホースで水遣りをやる宥さんをしばらく観察する。 宥「~♪」カタカタカタカタ 表情だけなら機嫌が良さそうなんだが、その実は全身を駆使して凄まじいビートを刻んでいる。 夏場と言えど冷水は宥さんには堪えるようだ。大丈夫かなこの人? 京太郎「あの」 宥「ん~?」 故につい声をかけてしまった。 京太郎「よかったら代わりましょうか? 水遣り」 宥「ありがとう。でも大丈夫だよ? 私、慣れてるから」ニコ 笑顔でやんわりと断られてしまった。 食い下がってもいいのだがあんまりしつこいのも鬱陶しいかなと思うので、ここは静観することにする。 宥「~♪」カタカタカタカタ 可愛い。 高く上げたられた水流の放物線が太陽の光を反射、屈折させ円弧状の大気光学現象。所謂、虹を作り出す。 花壇に植えられた花々と、水滴と光の乱反射。その中に立つ宥さん。それは間違いなく現世に光臨せし女神そのものだった。 ああ゛~ゆうキチになる~。 宥「ごめんね。待たせちゃって」 京太郎「いえ、俺が勝手に待ってただけですから」 さすがに後片付けは手伝わせてもらう。 水を抜いたホースを巻いて、蛇口の脇に寄せておく。 宥「うう……ちめたい……」 両手と両目をギュッと瞑り寒さに震える宥さん。 俺は無言で両の手の平を前に差し出す。 意図を察した宥さんが俺の両手を握る。 宥「あったか~い」ポヤァー あら咲いてる。 京太郎「喜んでもらえてよかったです」 宥さんは手があったかくて幸せ。俺は宥さんと手を繋げて幸せ。 誰も損をしない完璧な構図。これこそ世界平和の第一歩である。 京太郎「他のメンツには俺の手は冷たいとあまり評判はよくないんですけどね」 宥「そうなんだ」ムム なにやら考え込む宥さん。 宥「手が冷たい人は、心も冷たいっていうよね?」 京太郎「……」 本当は逆で手が冷たい人は心が温かいというのが通説だが。とは言えそれを自分で訂正するのはなんかイヤだ。 俺が渋い顔をしていると、俺を観察していた宥さんと視線が衝突する。 宥「~♪」ニコ 微笑む宥さん。脳裏に雷光。 からかわれたんだ、からかわれたんだ! ちくしょうなんか恥ずい! 京太郎「まったく、人が悪いですよ宥さんも」 宥「ごめんね? なんだか京太郎君が可愛くって」 可愛い……か。 まぁ宥さんがそれで笑ってくれるんなら俺は甘んじて弄られキャラに徹しようか。 京太郎「そういえば宥さん手袋も持ち歩いてましたよね? そっちを使ってもよかったんじゃ」 宥「あ……そ、そうだね」ゴソゴソ 普段、腰の辺りに紐で吊られている宥さんの手袋。 宥「あ、あれ……」 京太郎「どうしました?」 宥「あの、手袋なくなっちゃって……」 京太郎「え? 落としちゃったとかですか?」 宥「う、うん……たぶん……」 宥「どうしよう……」 心なしかいつもより振るえが大きい気がする。目元もフルフルしている。 京太郎「あれって大事なものなんですか?」 宥「うん……玄ちゃんがプレゼントしてくれた大切な……」グス あちゃ……そういうことか。 京太郎「じゃあ、探しにいきますか」 なんでもないことのように言う。 宥「え、でも……」 京太郎「いいからいいから。どうせ俺、昼寝くらいしかやることないですし」 そういって俺は宥さんの手を取って歩き出す。 京太郎「狭い旅館ですし、2人ならすぐ見付かりますよ」 いまだオロオロしている宥さんに笑いかける。 宥「うん」コクン 俺の言葉に少しだけ笑ってくれた。 宥「それで、どこを探せば」 京太郎「まぁ中庭周辺にはなかったですし、あるとすれば館内ですね」 ?「あれ?」 俺と宥さんがこれからの捜索方針を話し合っていると横合いから声がかかる。 玄「おねーちゃんに京太郎くんではないですか」 それは宥さんの妹さんの玄さんだった。 京太郎「こんちは、玄さん」 宥「く、玄ちゃん……」 罪悪感か、少したじろぐ宥さん。 玄「御二人はなにをしてたですのだ?」 京太郎「ああ、花壇で少し」 玄「ボードゲーム?」 京太郎「玄さん、そのボケめっちゃ突っ込み辛い。流しで」 玄「う、はい……」 俺はこっそり宥さんに耳打ちする。 京太郎「この際だから玄さんにも協力してもらいます?」 宥「でも……」 京太郎「大丈夫、玄さんはそんなことで怒ったりしませんよ」 京太郎「逆の立場なら。宥さんは玄さんを怒りますか?」 宥「ううん」フルフル 京太郎「なら大丈夫ですよ」 宥「うん」 玄さん「2人ともどうしたの?」 京太郎「ああ。玄さん、実は……」 玄「ふ~む、なるほどなるほどなるほど~」 宥「ごめんね玄ちゃん。玄ちゃんがせっかくプレゼントしてくれたのに」 玄「おねーちゃん!」ダキ 宥さんに力一杯抱き付く玄さん。 玄「そんなに大事にしてくれてたなんて感激だよ!」 宥「玄ちゃん……///」 玄「おねーちゃん……///」 見詰め合う2人。 京太郎「あの」 宥玄「わわわっ!?」 俺が声をかけると慌てて離れる宥さんと玄さん。前々から思ってたけどなんかこの2人怪しくない? 京太郎「それで、玄さん。なにか心あたりとかないですか? どこかで見掛けたとか。もしくわ宥さんがうっかり仕舞い込みそうな場所とか」 玄「おねーちゃんがうっかり置いてきそうな場所…………………………………………こたつ?」 宥(妹にダメな子って思われてる!?) それからあーでもないこーでもないと議論し玄さんは別れて別の場所を探すことになった。 じゃあ三手に別れようと俺も別の場所に向かおうとしたところ、玄さんに宥さんに着いててほしいと頼まれた。 理由を聞いても教えてくれず、玄さんは「真実はいつもじっちゃんの名に懸けてたった一つのQ.E.D.!」 とか言いながらさっさと行ってしまった。大丈夫かなあの人? 少し心配だ。 京太郎「ね? 言ったとおりでしょう」 宥「うん」 京太郎「いい妹さんですね」 宥「私には勿体無いくらいの、自慢の妹だから」 京太郎「それ、玄さんに直接言ってあげるといいですよ。まったく同じ返ししてきますから」 その光景を想像すると、つい口元がニヤけてしまう。 松実姉妹恐るべし。 阿知賀女子の泊まる部屋。 初日に俺が炬燵を運んだあの部屋にやってきた。 宥「う~ん」 着くや否や。宥さんは炬燵布団を捲るとそのまま炬燵の中に頭を突っ込んで探し出す。 京太郎「ま、宥さん! ちょっと」 四つん這いで頭を突っ込んでいる姿勢はまぁなんというか臀部を突き出すような姿勢でもあるわけで、 なんというか……物凄く目のやり場に困る。 宥「ない~」 ないなら早く出てきて下さい! 俺の切なる願いなど露知らず宥さんはさらに腹ばいになってどんどん奥へと潜っていく。 ああっ! そんなズルからスカートの裾が捲くれ上がって……いいぞ、もっとやれ! いや違う! 目を覚ませ俺! 京太郎「宥さん! ちょっと待って」 自分の欲望に決して屈したりしないという内なる絶対律。感情を理性で屈服させ、制止に入る。 宥「京太郎く~ん……」 布団越しに聞こえる篭った声。 宥「引っ張り出して~」 ええ~、もうなんなのこの人ぉ~? 京太郎「もしかして、もしかすると俺を誘惑してるんではなかろうか」 宥「なに~?」 京太郎「なんでもないです」 俺はいわれたとおり宥さんを引っ張り出そうとし、……て、硬直する。 京太郎「」 どこを持てというんだこの人は。 京太郎「あの、どこを持って引っ張れば……」 宥「脚でいいよ~」 そういって自らの脚をパタパタと漕ぐ。 これに触れろというのか。 京太郎「わ、かりました……」 搾り出すような声で承諾。俺はゆっくりと宥さんの脚に触れる。 フニッ 柔っこい! 温かい! 俺の理性は脳髄をぶち抜き成層圏まで達しそうだった。 落ち着け俺。ここで不埒な事をして宥さんからの信頼を損なっては俺の築いてきた人物像とかなにか大事なものが失われる、永久に。 そうだ。俺はただ宥さんの脚を持って後ろに引き宥さんを炬燵から引っ張り出すだけの機械。 心を無にしろ。心象風景は深山の清流。 ガラッ 憧「は~暑、い……」 京太郎「」 穏乃「憧~どうしたんだよ、早く入れよー」 憧「……」 ピシャリ 1mmの弁解を挟む余地もなく、戸は無常にも閉められた。 憧のあの目が忘れられない。 男子高校生が巨乳物のエロ本をこっそり購入しているのを目撃した時のような、 そいつをゴミとしか思っていような氷結地獄の冷血な視線だった。 いや、その状況に実際に出くわした事があるのでかなり正確な表現だと思う。 宥「京太郎君。大丈夫?」 気遣わしげに声をかけてくれる宥さん。 京太郎「はい、まぁなんとか……」 乾いた笑いを浮かべつつ、なんとか返事を返す。 女性の前では弱さを見せない。 女性の目の届く範囲で格好をつけたがるのは男の悪い癖だが、一方で見栄を張らなくなった男は最低の生き物だと思う。 そんなことは今はどうでもいい。 京太郎「ここにもなかったですね」 俺はフラつく膝でどうにか立ち上がる。 京太郎「ありませんでしたね」 宥「うん……」 意気消沈の宥さん。 京太郎「宥さんは本当に玄さん、大切なんですね」 宥「うん……うちおかーさんいなくて」 そういえば少し聞きかじっただけだが宥さん達のお母さんは2人が小さかった頃に他界しているらしい。 詳しくは知らされていないががないが、その辺りのことも伺っていいのだろうか。 宥「私、こんなだから玄ちゃんいつも私のこと助けてくれて」 宥さんの独白が続く。 宥「それで、ある時に玄ちゃんがあの手袋をプレゼントしてくれて『これでもいつでも寒くないね!』って……」 思い出は記憶。想いは無形。けれど形に残しておきたい大切なものも確かに存在する。 京太郎「元気出してください。絶対見付けますから!」 それにないより俺はこの人に笑っていてほしいから。 ?「あ、いた」 俺が宥さんを励ましていると、背後から声がかかる。 この平坦な声の主は、 灼「やっと見付けた」 鷺森灼先輩がゆっくりとこちらに歩いてくるところだった。 京太郎「チューッス!(舎弟風)」 灼「ん」 俺の挨拶に目礼で返してくる鷺森先輩。いやん、もっと構って! 灼「宥さん、これ」 そういって差し出したのは件の、 宥「これ、私の手袋」 灼「落ちてるのを見付けて、汚れてたから洗ってから返そうと思って」 灼「それで乾くのを待ってたら玄が探してたって」 灼「だから持って来、」 宥「」フルフル 灼「宥さん?」 宥「灼ちゃん!」ダキッ 灼「わぷ!?」 宥「ありがとう。本当にありがとう」 感極まったのか鷺森先輩に抱き付く宥さん。身長差の所為で先輩の顔の下半分くらいが胸元に埋もれている。けしからんもっとやれ! 俺も宥さんに抱き付かれたい。そして、俺も先輩に抱き付きたい。 2人ともそこ代わってくんないかなぁ。 ………………それ俺が俺と抱き合ってるだけじゃねぇか。恐ろしく最悪な絵面だ。 一瞬でも想像してしまった自分の妄想力を呪い殺してやりたい。 灼「宥さん、胸……苦し」 宥「わわ、ごめんね。灼ちゃん!?」 鷺森先輩の言葉に慌てて拘束を解き、解放された先輩に紅潮した顔で謝る宥さん。 なんか和んだ。 かくして今回のちょっとした騒動は解決した。 小説の物語のように劇的な顛末など存在せず、終わってみれば俺達が無駄に騒いだだけになってしまったようだ。 鷺森先輩と別れて中庭。 俺と宥さんはさっきまで俺が昼寝をしていたベンチに肩を並べて腰を下ろしていた。 宥「ありがとう。京太郎君。おかげで無事に見付かって」ニコニコ 両手に手袋を嵌めた宥さんが嬉しそうに笑いながらお礼を言ってくれる。 京太郎「いやいや、俺はなんにもしてないですから」 謙遜でも過小評価でもなく事実そのものでもある。 もうちょっと俺の活躍する場面があっても良かったんじゃないかなぁ~とも思う。 宥「そんなことないよ。京太郎君が励ましてくれたときとっても嬉しかったから。だから」 俺の手を取る宥さん。布越しに伝わる宥さんの手の温もりが心地良い。 宥「ありがとう。これからもよろしくね」 そういって微笑む宥さんの手を俺は優しく握り返した。 それを俺の答えとして。
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第20回週間ギャルゲロワ(11/23) 先週の主な出来事 私にだって……わからないことぐらい……ある ;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;; ヽ ;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;; , ´/ `´ ヽ ;;;;;;;;;; ;;;;;;;;; l !ノノリ))ソ ;;;;;;;;; ;;;;;;; |!(l|TヮTノl| ;;;;;;; ;;;;; ノ, /i _i ノ_i リ .;;;; ;; ( とんU )U ノ ;; なんとMADが投下されました。 総員gu氏に敬礼!! とうとう第六回放送。 鈴凛頑張る。 さすがにここまで来ると書けるパートも少ないか…… お姉さまチームと梨花が合流! これは希望が見えてきた! ……遊んでる様にしか見えないとか言わない事。 カニ、立ち直る! 第二ボタンは何を齎すのか! しかしうがーも丸くなったな…。 Ucお姉さまの成長速度は異常。 無論いい意味で。 ONi氏の負傷、一人の書き手の負傷、それはただそれだけの物、ギャルゲ・ロワイアル、終焉への序曲(ォィ とりあえず氏が積尸気から帰って来るまで頑張りましょう。 先週(11/16-11/22)の投下数:3+1(MAD)作 死者:1名(蟹座氏) 現時点での予約:2件(◆gu氏、◆/Vb氏 ) 第21回週間ギャルゲロワ(11/30) 先週の主な出来事 l ヽ ,.ィ / / l /l l , , . キ 、 イ // l/,.,l ト、 // , . .キ\ // ./ l____l , /. // ゙、. . キ \. l . / / l ___L__. ,/. . .// ゙、 . .\ \// /´=、Li l. , / / \ . .\ / // ト, ll l. l , / ゙丶、l / // リ.l l i | ll l l l /===‐ァ .l.l l l l ついに出番が来たよ、マ・マー!!!! / l ll. l l l /\ニ.__,、/ リ / l l / l l l. l l , `ー‐ //./ l/ / /l l.l , トハ i、 -‐ / / / / . / / l l ヽ , .l___ , l ゙丶 __/ィ / / / / / l l l iヽ ヽ ̄L¨゙,トi. l// ./l / ̄¨゙゙ ー 、 l. l. l T l /j/l l l / ; ` ー ´ ー- ;;_ l l / l l / ;  ̄フ `-‐‐-‐ ¨゙ヽ 200話突破! 完結まであと少しか!? ギャルゲーを攻略し、首輪解除に成功。なんかスパゲッティが好きそうな人や桑古木が出撃してきました。 次は電波塔攻略合戦!? 熱すぎるぜ。 チャット開催。雑談が本編だったなんて言わせない。 最終話分担制……なんて素晴らしい響き。これは間違いなくキャラが被る。 しかし、うちの書き手のチャット出席率の良さは異常。 先週(11/23-11/30)の投下数:2作 死者:なし 現時点での予約:1件(◆tu4氏 ) 第22回週間ギャルゲロワ(12/8) 先週の主な出来事 | \ | | / / .\\ | | / / \\ _____ / / / ヽ _ヾ} / ___|o ヽ| ←カニ i∧ (o/~~) )x____ ヾ | >ゝ-へニ/##iト---、 _______ ∠` x  ̄ ̄`x#i/ ̄ ̄ / ∠ 彡j |\\ < お持ち帰りぃ~♪ ─── ∠____\ ̄ \ ──── |ニニニニ| }/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |______| / i i i ヽ `¨|¨||¨|¨´ \\ . / ~~| .| \\ // |_| \ .// ~~~~~ レナ「はうぅ~、死者スレにお持ち帰りぃ~!」 カニ「ま、待ちやがれえええええええ!! ボクまだ死んでねえぞ!!」 死亡フラグを統べし皇、ハクオロ。数多の死を乗り越えた彼も、美凪と共にとうとう力尽きた……合掌 次は電波塔攻略戦と、ウグ・カムゥvs武チームか。誤解フラグもあるし、惨劇の悪寒 ギャルゲロワ作品投票のレベルの高さは異常。激戦ってレベルじゃねえぞ! ギャルゲロワ男キャラの女装率の高さは異常。変態ってレベルじゃねえぞ! 先週(12/1-12/7)の投下数:1作 死者:遠野美凪、ハクオロ 現時点での予約:2件(◆/Vb氏、◆4Jr氏 ) 第23回週間ギャルゲロワ(12/14) 先週の主な出来事 / / {/ 丶 \ `ヽ\_\ / / ./ / / / ヽ ヽ \ \ヾ /\ / | / / / / / / } │ | l ヽ ヽ ヽ \ // i// / | | j| / l ハ | | | l ! ハ > l /! レ,′ |_l, 斗匕/ / / !`ト/、_ | | l | l | / j / | i| | ハ {仏ト // ノ仏<| / │! l ∨ ゝ、 / / / | ハ l Ⅳf伏_,イ! 代_ノj/} 〃 / いやだなぁ、まさかこんなか弱い子が l{// ___ 人r小 |ヽ{ {r j| {r i| / // /`ヽ トップマーダーな訳ないじゃないですか……うぐぅ。 |l / ̄ ミヘi| ヽ{ 从 ゞ ,,ン ヾ,_リイ//∠-=ミ小、 \ } /  ̄了二ニ=― -、 cァ, -=<  ̄ ̄`ヽ ヽ __(\{ /. . .├‐-/ . . . . . .\ \ l_______ \| / }} . {{ . . . . . . . . ヘ l | |l l } . { . . . . . . . . i| | / ヾ | i . . {i . . . . . . . . }j /=‐ \ \ j . . \ _____,∠>‐ ´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ー── ‐一 ´  ̄ ̄ UGu、七人殺しで大活躍の末、死亡! 後半の輝きっぷりは前半からは考えられないほど。 アブ・カムゥと智代&武の戦闘コンビの大迫力バトルはまさに佳境。 アセリア、エターナル化。しかしお姉さまとスパゲッティはどうなる? 速報を待て! さぁついにギャルゲロワも大詰め、しかしもう放送がないのは寂しいやね。 先週(12/8-12/13)の投下数:2作 死者:月宮あゆ、坂上智代 現時点での予約:1件(◆Uc氏 ) 第24、5回週間ギャルゲロワ(12/28) 先週の主な出来事 年末特大合併号! いえ、……ただ先週忘れていただけですorz やはり誤殺フラグと数多の死亡フラグは覆せず、ことみ涙の死亡。 桑古木にボコボコにされた舞、ついに本拠地に乗り込むことが濃厚に。 メカ鈴凛=ターミネーター。リアルに血の雨が降ります。 最終チャット開催。最終話の分担も決まり、書き手さん達は勢作作業に入っている模様。 年末チャット大会開催? 書き手も読み手もワイワイやろうぜ! 先週(12/14-12/27)の投下数:4作 死者:一ノ瀬ことみ 現時点での予約:1件(◆ONi氏 )
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桃子(どうも、東横桃子っす……突然の告白ってどう思うっすか?私は……) 桃子「ウチの高校は駅から遠くて嫌になるっすねー」 桃子(バスは混んでるからむぎゅ……押し潰されるし、こんなときも影の薄さが嫌に、むぐっ) 京太郎「あの、よかったら座りますか?」 桃子(?……ご老人も妊婦さんもいないみたいですけど) 桃子「……もももも、もしかして私に言ってるっすか!?」 京太郎「?ああ、女子でこの混雑は大変でしょ?」 桃子「あ、ありがとうっす!」 桃子(この人、清澄の人っすよね!?私が普通に見えるっすか!?) 桃子「……清澄の麻雀部員さんっすよね?」 京太郎「そうですよ、鶴賀の東横桃子さんでしすよね。須賀京太郎です」 桃子(普通に会話できる!?しかも覚えられてるなんて……) 桃子「た、タメ口でいいっすよ!どうしてこっちに?」 京太郎「実は買い出しで……」 桃子(普通に会話……それに男子となんて、もしかして久しぶりどころか初めてじゃないっすか?) 桃子「あはは、面白いっすね……あ、着いたみたいっす」 京太郎「いつの間にか、なんだか時間が経つのが早く感じるな」 桃子「なんっすかそれ、おじいちゃんの台詞っすよ。本当に京太郎は面白いっすね、それじゃあ」 桃子(本当……こんなに楽しい『普通』、時間が経つの早すぎるっすよ。あーあ、メアドとか聞ければよかったっすねー……もう会えないかも、とか、思っちゃ……) 京太郎「桃子!」 桃子「え、京太郎!?ど、どうしたっすかバス降りるのここじゃ」 桃子(も、もしかして同じようにまた、話したいから連絡先とか思ってくれたり) 京太郎「好きだ!一目惚れした!俺と」 京太郎「付き合ってくれ!」 桃子「え」 桃子「……ええええええええっ!?」 桃子「……ッハ!?いつの間にか自分の部屋に」 桃子(そ、そうだ少し考えさせて欲しいっすって言って連絡先だけ、交換して……) 桃子「突然の告白なんてどうしたらいいか分からないっすよー!もー!」 桃子「こういう時、どうすればいいっすか?……そもそも京太郎とは会ったばかりで」 京太郎(美化30パーセント増)『あっはっはっは、おもちおもち』 桃子「そりゃかっこいいし、話してて楽しいし……あれ?断る理由ないっすね?」 桃子「……いやいやいや!そもそも一目惚れって、私のどこが……そうだ!こんな時は友達に相談っす!」 桃子「友達いなかったっす……いや!麻雀部のみんなが私にはいるっす!」 桃子「えーと、ケータイ取りだしポパピプペっと、『私のいいところってどこっすか?』」 桃子「三通しか返ってこなかったっす……」 桃子「妹尾先輩は多分メールに気づいてないっすね……」 睦月『悩みがあるなら相談してほしい』 桃子「違うっすよ津山先輩……そうじゃな、いや、でも悩みではあるっすね」 智美『モモは麻雀が強いなー』 桃子「智美先輩、そうじゃなくてこう外見とか特徴とか……」 加治木『モモは特徴がなくとも、それを逆手にとり武器にする……言うなれば特徴のないことこそが特徴に……』 桃子「それはその通りですけど!うう、どうすれば……余計こんがらがっただけっす、いや、これは悩むだけ無駄ってこと。そもそもそんなこと京太郎にしか分からない、なら私は当たって砕けていくだけっす!いや、砕けたくはないっすね」 桃子「兎に角京太郎にメール、そうだ!デートに誘ってそこで答えを出すっす!ポパピプペっと」 桃子『今度の土曜日、駅前で待ち合わせっす!』 桃子「……よし、送ったっす。あれ?妹尾先輩から返信が」 妹尾『桃子ちゃんはふくよかで可愛いよ』 桃子「……」ふにっ 桃子「ど、土曜日まで後三日!とりあえずダイエットっす!」 桃子「グロスを塗って……アヒル口ってどうやるんっすかね?い、いや別にキスを期待してるわけじゃないっすけどね……一応!一応!あ、いいものが 」 アヒルちゃんプロペラ「」 桃子「……むー?こ、こうひゅかね?」 智美「なんでモモはアヒルとにらめっこしてるんだー?」 桃子「わっひょい!?」 桃子「ね、ネイルって……今時の女子高生ってそんなことまでやるっすか?」 ゆみ「むしろ私は今までやってなかったことに驚きだよ」 佳織「駄目だよーちゃんとしないと」 桃子「うひっ、くすぐったいっすよ!」 睦月「カラコンとマスカラ、とりあえず色々揃えてみたけど……」 桃子「ありがとうございます!」 睦月「こういうのはやり過ぎても……って行っちゃった」 桃子「よし!装備は完璧っす!あとら明日に備えて寝るだけっす」 桃子「ぜ、全然眠れない」ドキドキ 桃子(だ、大丈夫っす目覚ましも三個セットしてあるし安心して寝れる……会うだけ、会うだけでそんな緊張する意味なんて) 桃子(……可愛いって言ってくれるっすかね、みんなと相談して、多分人生で一番のオシャレっす) 桃子(だ、か、ら!寝ないといけないっす!クマだらけの顔で京太郎に会うわけには……) 桃子(もしかしたら、明日から彼氏が……できるかもしれない、本当に今までだったら考えられないこと……) 桃子(あ、あはは……もう外が明るいっす……こうなったらこのまま起きてハイテンションのまま乗りきるしか……よく、考えればその方がいいっす、素面のままあったら恥ずかしくて顔みれな) 桃子「ぐう」 桃子「……んが」 桃子「……」 桃子「……」 桃子「……」 時計『待ち合わせ十分前やな』 桃子「ね」 桃子「寝坊したぁあああああああ!?」 桃子「あ、ど、どうしよう、と、とりえず顔洗って、着替え、着替え、あ、化粧……諦めるしかないっすね……と、にかく早くしなきゃ、京太郎が……」 桃子「はぁ、はぁ……急げばバスに間に合うっすね、ちょっとマナー悪いっすけど、バスの中で髪は整えるしか……」 桃子「痛っ……あ、ああ……ヒール折れたっす……これじゃあ間に合わない……こうなったらもう片方も折るっす!えい!」 桃子「ああ、もう時間が……とりあえずバスに乗って、って、なんでこんなに混んで、むぎゅ……押さないで欲しいっす、服が、今日のために用意した綺麗な服……」 京太郎「……どうしたんだろ、桃子。電話も出ねーし、なんかあったのか?」 京太郎「振られた?……いやいや!探そう、行き違いになってるかもしれないし」 京太郎「……ああ、いたいた。どうしたんだ桃子?」 京太郎(街路樹の下で、隠れるようにうずくまる桃子がそこにいた) 桃子「……今日ほど、消えたいと願った日はないっす」 京太郎「どうしたんだ?具合でも悪いのか?」 桃子「なんで怒らないっすか?遅刻したっすよ、私……遅刻して、髪もぐしゃぐしゃで、化粧もしてないし、部活のみんなで選んだ服もぐちゃぐちゃになって、背伸びして履いたヒールも折れて……」 桃子「こんな、こんなんじゃ、京太郎に会わせる顔なんて、ないっす」 桃子「私が、目立とうとしたのが間違いだったんっす、恋人なんて、誰かに、好かれるなんて、夢みたのが……」 京太郎「えーと、さ、それってつまり、いつもの桃子ってことだろ?」 桃子「……そうっすよ、いつもの、地味で、影の薄い」 京太郎「そんなことねえよ」 桃子(頭、撫でて……) 京太郎「俺は、その、なんだ、いつもの、普段の、バスで隣通し喋った桃子がとっても魅力的で、ぴかぴかして惚れたんだ。地味でもないし、影なんて薄くない、めちゃくちゃかわいい女の子だよ」 桃子(涙を流す私の顔を見て、京太郎はそう言ってくれたっす……そのとき、私が京太郎を気になっていたのは顔でも性格でもなくて……その) 京太郎「あ、また告白しちまったな……これで恥ずかしさおあいこってことでさ」 桃子(その、まっすぐに私を見てくれる眼が……) 桃子「京太郎」 京太郎「元気でたか?それじゃむぐっ!!???」 桃子「……っぷは、あ、アヒル口忘れてたっす」 京太郎「も、桃子今の……」 桃子「モモって呼ぶっすよ、だって」 桃子「恋人っすから」 京太郎「……へーへー、じゃあ買い物にでもいくか、モモ」 桃子「ってうわぁ!?お姫様だっこって……恥ずかしいっすよ……」 京太郎「お返しだ」 桃子「買い物って、どこに……」 京太郎「そうだな、服屋に化粧品……とりあえずは」 京太郎「靴屋だな」 桃子(その日、私は彼氏に買ってもらった靴を履いて帰ったっす) 桃子「と、言うわけでこれが私の告白作戦っす!同じようにすればきっとその好きな人と恋人になれるっすよ!」 咲「あーうん、もういいや、っていうか目的がなくなったというか、試合になってなかったっていうか……うぅ」 桃子「どうしたっすか?加治木先輩から恋愛相談されたときはビックリしたっすけど、大丈夫っす!他にも色々話すことはあるっすよ!」 咲「うう、部長に相談したら恋愛経験ある人紹介してくれるって言ったけどこれじゃああんまりだよ……」 桃子「代わりにと言ってはあれっすけど、ちょっと京太郎のことで聞きたいことがあって……宮永さんは幼馴染みっすから色々……」 咲「うわぁあああああん!」 カンッ!
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ハギヨシ「LOVEしちゃったでござる!」 京太郎「マジかよ?ついにハギヨシにも好きな人出来たってか!」 ハギヨシ「お恥ずかしながら」 京太郎「で、その相手って誰なんだよ?」 ハギヨシ「それはでござるな……」 透華「ハギヨシ、夕食の準備お願いしますわ」 ハギヨシ「かしこまりました」 ハギヨシ「では京太郎、後ほど」スタスタ 京太郎「ああ、うん」 透華「何を話してましたの?」 京太郎「ハギヨシに好きな人が出来たんだよ」 透華「まあ、ハギヨシにですの?お相手は誰でしょう」 京太郎「それを聞く前にトーカが夕食作らせに行ったんだけどな」 透華「まるで私の責任みたいに言いますわね」 京太郎「まーなぁ」 透華「そこは『そんな事無いよ』と言う所でしょーがぁ!!」グルグル 京太郎「冷静になれよ。アホ毛が大回転してるぜ?」 透華「誰のせいだと思ってますの!!」ムキー 一「なにを怒ってるの?」スタスタ 透華「はじめ!聞いて下さいます?また京太郎さんが私を虐めますのよ!」 一「京太郎も飽きないねぇ」 京太郎「そう言うなよイチ君」 一「だからボクは“はじめ”だって何度言えば分かるのかな」 一「で、何が理由で透華が怒ったの?」 透華「そうでしたわ!なんとハギヨシに好きな方が出来ましたのよ」 一「えっ?あの萩原さんが!?」 透華「そうなんですのよ。お相手は誰でしょうか?」 透華「でも、ハギヨシが好きになった方ですからきっと私の様な才色兼備に決まってますわー」 透華「おーっほっほっほっほ!!」 一「透華の戯れ事は置いといて本当に誰なんだろうね」 京太郎「さあな。だけど俺はどんな人だとうとハギヨシを応援するぜ!」 一「ボクもだよ」 透華「おーっほっほっほっほ!!」 一「……」 一「ボク萩原さんのお手伝いしてくるから京太郎は衣の相手をしてあげて」 京太郎「分かったぜ」 透華「おーっほっほっほっほ……げほっげほっ!む、むせましたわ……はじめ、お水を……」 透華「って、誰もいませんわーーー!!」 -食堂- ハギヨシ「本日のメニューは衣様からご要望のありました。エビフライを初めとした魚介類を中心とした料理でございます」コトッ 衣「わーい!!」 京太郎「うひょー相変わらず美味そうだなハギヨシ!!」 ハギヨシ「恐れいります」 透華「二人ともはしゃいで無いで座りなさいな」 一「透華様どうぞ」スッ 透華「ありがとうはじめ」 ハギヨシ「衣様と京太郎もどうぞお座り下さい」スッ 京太郎「おーし」 衣「うむ」 透華「では、はじめとハギヨシも一緒に食べますわよ。特にハギヨシには聞きたい事がありますので」 ハギヨシ「かしこまりました」 一「はい。お嬢様」 透華「では頂きます」パンッ 京太郎「頂きます!……うん、美味い!」 衣「美味しいぞハギヨシ」 ハギヨシ「ありがとうございます」 京太郎「んでさクチャクチャ、ハギヨシのモグモグって誰なんだよ?」 透華「お行儀が悪いですわよ。ですが、私も気になりますわ。ハギヨシが好きになった方の事」 ハギヨシ「京太郎?まさか言ったのですか?」 ハギヨシ「駄目ではありませんが……恥ずかしいでござるよ」ポッ 一「」ポカーン 透華「」カランッ 一「……はっ!?と、透華!フォーク!」 衣「エビフライ美味しいー!」 京太郎「それは悪い事したな。悪い」パンッ ハギヨシ「お気になさらず京太郎」 透華「」 一「透華、帰って来てよー」ユサユサ 透華「はっ!?」ビクンッ 透華「わ、私とした事が思考停止していましたわ」 透華「……で、誰が好きになりましたの?私達が知っている方ですの?」 ハギヨシ「はい」 一「うわっ!誰なんだろ?」 衣「お魚骨があって食べ辛い……」グシュグシュ 京太郎「ほれ、俺が取ってやるよ」スッスッ 衣「きょうたろー恩に着るぞ!」 透華「だ、誰ですの?」 ハギヨシ「……先ずは、髪は金色でして」 透華「ま、まさか……」 一「それって……」 透華「京太郎さんですの!?」 一「京太郎なの!?」 京太郎「んー?俺がどうしたって?」スッスッ ハギヨシ「お二人はまずそのBL脳をどうにかして下さい」 透華「そ、そうでしたわね。私とした事が……」 一「ごめんなさい……」 ハギヨシ「女性です」 京太郎「へぇ、金髪で女性で俺達が知ってる人か。もしかしてトーカか?」 透華「へっ?」 一「わおっ!」 透華「わ、わわわわわ……私ですの!?」 衣「どうしたのだトーカは?」 京太郎「発情してんだよ」 衣「発情?」 一「わー!衣に変な事教えないでよー!」 透華「ハ、ハギヨシ……わ、私ですの?その、好きな人って……」 ハギヨシ「違うでござる」キリッ 透華「」 一「あっ……」 ハギヨシ「その方はもっと巨乳でございます」 透華「」 京太郎「トーカは貧乳だもんな!」 一「ちょ、京太郎!!」 透華「……」ペタペタ 一「と、とうか?」 透華「……ひ」 京太郎「ひ?」 透華「貧乳で悪かったですわねぇぇぇぇ!!どーせ私は胸がありませんわよーーーー!!」ブンッ 京太郎「えっ?」グサッ 一「あっ……」 京太郎「のわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ブシュゥゥゥゥゥ 一「わーーーーー!!」 衣「ど、どうしたのだ!きょうたろーの額にフォークが刺さっているぞ!!」 京太郎「」バターン 透華「……はっ!」 京太郎「」ドクドク 透華「きゃぁぁぁぁぁぁ!!やってしまいましたわーーー!!」 -数分後- 京太郎「いやー、まさかトーカがフォーク投げるとは思わなかったぜ」 透華「京太郎さんが悪いのですわよ!」 衣「よく分からんがきょうたろーにフォークを刺したトーカのその態度は良くないぞ」 透華「うっ……」 透華「ごめんなさいですわ」 京太郎「気にすんなって。あっ、俺巨乳も貧乳も大丈夫だからさ」 一「フォローになってないからそれ」 透華「うぅぅ……色んな意味で恥ずかしいですわ。穴があったら埋まりたい」 京太郎「んじゃ掘るか」ザッ 一「掘っちゃ駄目だよ!!」 京太郎「うーん、でも金髪巨乳で尚且つ俺達が知ってるのは……」 ハギヨシ「因みに長野の方です」 一「だったら二人くらいだね」 透華「そうですわね。風越の福路美穂子と鶴賀の妹尾佳織」 京太郎「どっちなんだよ?」 ハギヨシ「それは……」 一「それは?」 ハギヨシ「……」 透華「早くお言いなさいな」 ハギヨシ「……前者でござる」 京太郎「わおっ!みほみほかよ!」 一「みほみほってなに?」 透華「そうですか。あの方ですか」 ハギヨシ「はい」 京太郎「さすがハギヨシ!見る目あるぜ!」グッ ハギヨシ「……京太郎」パシッ 透華「京×ハギですわ!!」 一「それ違うって言われたでしょ」 透華「コホンッ、ハギヨシが好きな方が誰がは分かりましたわ。それでどうしますの?」 京太郎「もち、告りに行くんだよな!」 ハギヨシ「出来ればそうしたいでござる」 京太郎「だってよ。よーし、メシ食ったら全員に召集かけよーぜ!」 一「全員ってともきーと純くん呼ぶの?」 京太郎「ちげーよ。風越以外のみんなだよ!」 一「えっ?今から!」 京太郎「当然」 透華「そんなに大袈裟にする必要がありますの?」 京太郎「おいおい、告白ってのは一世一代の大イベントだぜ?」 京太郎「もし俺らだけで作戦練って失敗して見ろよ?トーカが戦犯になっちまうじゃねーか」 透華「どうしてそこで私ですの!!」 京太郎「なんとなく」 透華「なんとなくで戦犯にされたらたまったもんじゃありませんわよー!!」グルグル 一「またアホ毛回ってる」 衣「やはりきょうたろーが来るとトーカは一段と賑やかだな。愉快愉快」 透華「笑い事ではありませんわよ」 京太郎「じゃあハギヨシ。連絡したらみんなの送り迎え頼むぜ」 ハギヨシ「かしこまりました」 透華「はぁ……疲れますわ」 -食後 娯楽室- 京太郎「さてと、全員に連絡したからみんなが来るまでなにしようか?」 透華「我が龍門渕グループが開発した試作ゲームでもやりませんか?」 京太郎「おっ!やるやる!」 透華「では、スタンバイですわ」パチンッ ウィィィィン ガシャン 京太郎「おおー」 透華「本日のゲームはこちらですわ」 京太郎「カンバイオ ワハハザード。ガンシューか」 衣「これ怖いから余り好きではない……」 一「また京太郎にモニターやって貰うの?」 透華「そうですわ」 京太郎「こっちは何時でもいいぜ」ガシャコ 透華「先ずは使用キャラを選んで下さいませ」 京太郎「なら俺はせっかくだからコンバット桃子を選ぶぜ!」ピッ 透華「それではミッションスタートですわ!」 -数十分後- 桃子『死ねっす!』パンッ カマボコ『ワハハ』グシャ 一「いつ見ても気持ち悪いね。このカマボコってクリーチャー」 衣「カ、カマボコ怖い……」ガクガク 赤カマボコ『ワハハ』 京太郎「ボスか!」 透華「この赤カマボコは通常のカマボコの三倍速いですわよ」 京太郎「おーし、やってやろうじゃん」カチャカチャ 桃子『くたばれっす!この疫病神め!』ドンッ 赤カマボコ『ワハハ、当たりはせんよ!』スカッ 京太郎「速い!」 赤カマボコ『ワハハ、戦いは非情さ!』ガブリッ 桃子『いてぇっす!』ガブカブッ 京太郎「ヤベェ」ガチャガチャ 赤カマボコ『ワハハ ワハハ ワハハ』ガブカブッ 京太郎「って、これ連続ダメージじゃねーか!」 透華「このゲームはリアルさを追求する為にダメージ後の無敵時間なんてありませんわよ」 京太郎「マジかよ!」 桃子『ぐはっ!カマボコ恨んでやるっす……』グシャ 赤カマボコ「ワハハ、桃子である不幸を呪うがいい」 GAME OVER 京太郎「死んだ」 透華「残念でしたわね」 京太郎「もう一回!」 透華「分かりましたわ」プルル 携帯「新世界でー 人は未来をーティッシュのように~ 飲み干せるかさーえ知らーず 全て放り投げた~」 透華「……失礼」ピッ 透華「私ですわ。ええ、全員連れて参りましたのね?では、大広間に案内なさいな」 一「到着したの?」 透華「ええ。私達も参りましょう」 京太郎「おう。衣も行こうぜ」 衣「カマボコ怖い」ガタガタ 京太郎「ほらよ」スッ 衣「きょうたろー?」 京太郎「俺と手繋いでたら怖くないだろ?」 衣「きょうたろー……うん」ギュ 京太郎「行こうか」 -大広間- 透華「えー、本日は急な召集にも関わらず集まってくれてありがとうございますわ」 京太郎「あれ?何人か足りなくね?」 ハギヨシ「その件ですが蒲原様とワカメ様は別便のオスプレイで移動中、不慮の事故で墜落した衝撃で潰され病院送りになりました」 京太郎「あちゃーオスプレイ怖いなー」 一「なんでオスプレイなんかに乗せたのさ」 透華「どうでもいいですわ」 京太郎「んじゃ、みんなで会議始めようぜ」 モモ「始めるって何を始めるんすか?お兄ちゃん」 京太郎「そうだった。今、モモが良い事言った!」 一「なんで東横さん京太郎の事お兄ちゃんって呼ぶの?」 モモ「それが知りたければ北海道が舞台のファミレスアニメを見ろっす!原作は咲-Saki-と同じヤングガンガンで連載中っすよ」 透華「ステマモモ乙ですわ」 京太郎「今回のお題は……ハギヨシー」 ハギヨシ「はっ」スッ 第1回ハギヨシ告白大作戦 京太郎「これだ!」バンッ 咲「ハギヨシさんの告白?」 モモ「ハギヨシさんってあそこにいる執事さんっすよね」 智紀「そう。でも驚いた」 純「だよな!まさかハギヨシに好きな奴が出来るなんてよ」 京太郎「おいおいモンプチのメンバーがそれじゃ駄目だろー」 透華「私の名字を猫のエサにしないでくださいますか!!」 一「透華どうどう」 久「で、ハギヨシさんが告白する相手って誰なの?もしかしてこの中にいるとか?」 加治木「ふむ、だとしたら……ん?よく見れば風越のメンバーがいない」 一「オスプレイに潰された二人もいないんだけどね」 和「そんなオカルトはどうでもいいです」 優希「で、ハギヨシさんが好きな人は誰なんだじょ?まさか池田か?」 透華「池田華菜のような雑種をハギヨシが好きになると思いまして?」 透華「ハギヨシの好きな女性はこちらですわー」バンッ 深堀「」 咲「わっ、ドムだ!」 モモ「ハギヨシさんドム専だったんすね……」 透華「間違えましたわ!因みにドムの由来はグフ同様『そんなやられ方』をするからと言う理由で付けられたらしいですわよ」 透華「気を取り直してこの方ですわ!」バンッ 透華「福路美穂子さんです」 久「へぇ、あの子ね」 加治木「ほぅ」 智紀「ハギヨシさんは年下好きと」カタカタ 純「んでハギヨシが好きな奴は分かったが、どう会議するんだよ?」 京太郎「分かってねーなぁ純は。さすがあしゅら男爵だぜ」 純「だぁれがあしゅら男爵だぁ!!」バンッ 京太郎「みんなよーく聞いてくれよ。告白ってのは凄く大事なイベントなんだぜ?エロゲみたいにそうほいほい行くもんじゃねーんだ」 衣「エロゲってなんだ?」 一「わー!衣は知らなくていいから!」 透華「京太郎さん!衣の情操教育に悪い発言は控えてくれますか!」 咲「そうかな?私がもし京ちゃんに子供作ろって言われたらすぐ子作りするけど」 モモ「なに言ってんすかこの脳内リンシャン畑は。私の目の黒い内はそんな事させないっすよ」 咲「はぁっ?なに保護者面してんの?私と京ちゃんは『幼馴染み』なんだよ!昨日今日で兄弟の杯交わした女とは年期が違うね!」 モモ「知らないんすか?一昔前ならともかく今の幼馴染みは『負け犬』フラグなんすよ!」 咲「言ってくれるねステマモモ」 モモ「そっちこそっすよリンシャンマシーン!」 透華「喧嘩なら他所でやりなさい!今度、言い争いをしたら罰金バッキンガムですわよ!」ビシッ シーーーーーーーーン 衣「はじめ……なんだか寒い」カタカタ 一「……うん、ボクもだよ」 純「ここは北極はたまた南極って奴か?」 智紀「つまんね」カタカタ 透華「ブチ殺しますわよ!」 和「あっ、それ私の台詞なんで勝手に使わないで下さい」 透華「ムキーーーー!!」ブンブンッ 京太郎「身内からボロクソ言われたら世話ねーな」 透華「うぅぅ……このままでは話が進まなくてハギヨシが玉砕してしまいますわ」 ハギヨシ「お気になさらず透華お嬢様」 透華「その張本人が他人事とはどう言う事ですのよ!」 京太郎「ハギヨシはトーカを気遣ってくれてんだよ。それを怒ってやんなよ」 透華「そ、そうですわね。済みませんでしたわハギヨシ」 ハギヨシ「お気になさらず」 京太郎「つー事でハギヨシが一発でばら色人生歩む為に俺達が良い案を出してやろうぜ?なんかある人、挙手ー」 咲「はい!」 京太郎「ほい、咲」 咲「先ずは福路さんに刺客を送ります。送る相手は蒲原さんと染谷先輩でいいかな?」 咲「で、暴漢を襲わせてピンチに陥る福路さんを颯爽とハギヨシさんが登場」 咲「二人を病院送りなるまでボコボコにしてお怪我はありませんか?と言い介抱するってのはどうかな」 京太郎「なるほどなー」 透華「少し強引過ぎませんか?それに病院送りになった二人をまた病院送りにしますの?」 透華「そんな暴力を目の前で見せられたら好意を抱くどころか危ない人間と思われるんじゃないでしょうか?」 モモ「そうっすよ。ラノベばっかり読んでるからそんな程度の低いアホみたいな発想しか出来ないんすよ」 モモ「こんなのがお兄ちゃんの幼馴染みなんて聞いて呆れるっすね」 咲「だったらモモちゃん言ってみてよ!それだけ私の案をこき下ろせるんだからよっぽど凄い案なんだよね?」 モモ「当然。ここからはステルスモモの独壇場っすよ!」 モモ「ここは偶然を装って好感度アップ作戦っす。先ずは死角に待機していて福路さんが見えたら体当たり モモ「倒れた福路さんを申し訳なさそうに介抱してお怪我はありませんか?」 モモ「良かったらこのハンカチを使って下さいと言って渡した後に立ち去るっす」 モモ「福路さんの事っすから必ず反そうとするはず。ここでも偶然を装いばったり再開。そこで話の花が開いて二人はラブラブっすよ」 咲「何それ?そっちの方がよっぽどアニメや漫画の見すぎじゃないかな?」 モモ「私の案にケチ付けるんすか?」 透華「まあまあ。確かに咲さんよりはまともですわね」 モモ「どうっすか?これで私の方が優秀って事が証明されたっすね」 咲「ぐぎぎぎぎぎ……」 京太郎「他に案がある人!」 和「はい」 京太郎「はい、のどっち」 和「恋文を渡すのはどうでしょうか?」 和「変な手段を使わなくても今の自分の気持ちを素直に伝える事が出来ると思うんですが。相手の方もドキドキするかも知れません」 京太郎「ほうほう。なるほどな」 和「例えば……須賀くんこれを」スッ 京太郎「ん?手紙か?」 和「はい、どうぞ読んで下さい」 京太郎「ああ」パラッ ─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─ 須賀くんへ 好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです 好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです 好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです 愛しています 貴方だけの和より ─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─◆─ 京太郎「……」 透華「何を書いてましたの?」チラッ 透華「……」 京太郎「俺、いまスゲェドキドキするんだけど気のせいかな?」 透華「気のせいですわよ。きっと……」 優希「京太郎になにを渡したじょ?」 和「ふふっ、内緒ですよ」 和「うふふふふふふっ」 透華「ほ、他にあるか方どうぞー」 加治木「フォイ!!」 透華「加治木さんどうぞ」 加治木「セックスでござる!」 透華「ブフゥゥゥゥゥゥ!!」 加治木「セックスをすれば仲良くなれると聞いたでござる!」 京太郎「おー大胆なの来たな。さすがはストーカーキャラに定評があるゆみちんだ」 透華「な、なななななな……ぬわぁにを言ってますのこの方はぁぁぁぁ!!」 純「セ、セック……ってお前なぁ!」 京太郎「ほうほう。純クンも純な所があるんだな純だけに」 純「テ、テメェ!ブッ殺すぞ!」 衣「せっくすってなんだ?」 モモ「セックスって言うのはっすね……」 一「わーわーわーわー!!」 モモ「なんで遮るんすか?」 一「当たり前だよ!」 咲「セックスってのはね。好きな男の人と女の人が……」 透華「黙らっしゃい!」ブンッ 咲「へぶっ!?」ベコーン 透華「却下も却下!大却下ですわよ!ハギヨシを犯罪者にするつもりですか!」 久「もう拉致して催眠凌辱堕ちでいいじゃない」 透華「だからハギヨシを犯罪者に仕立て上げるのはやめさない!それと破廉恥ですわよ皆さん!」 透華「それでハギヨシはどの案が良かったですか?」 ハギヨシ「そうですね。私としましては……」 ハギヨシ「ちょっとそこのお嬢さん、自分はおぱーいソムリエでござる」 ハギヨシ「良ければ貴女のおぱーいを触らせてくださらぬか?そこから始まる恋もあるかもでござるよ?……こんな感じでしょうか?」 透華「ハギヨシそこに立ちなさい!」 ハギヨシ「はい」 透華「どアホーー!」スパンッ ハギヨシ「申し訳ありません」パシンッ 透華「はぁはぁ……」 ハギヨシ「透華お嬢様。血圧が上昇致しますよ」 透華「誰のせいだと思ってますのーー!!」 透華「全く、どうしてこんなにアホばかりなんですの!?この世界線は間違ってますわ!」 京太郎「なら飛べよ」 透華「やりませんわよ。取り敢えず東横さんの案が一番まともそうですからそれを採用しましょう。ハギヨシ、分かってますね」 透華「間違えてもおぱーいを触るなどと言う愚行をしないように」 ハギヨシ「お任せあれ」 京太郎「こりゃトーカの戦犯フラグかもな」 透華「だからどうして私が戦犯になりますのよ!」 透華「はぁ……先行き不安ですわ」 -翌日 風越女子前- 池田「だーしだしだしだし」 ドム「」ギュゥゥゥン ドム「」ギュゥゥゥン ドム「」ギュゥゥゥン ハギヨシ「こちらウルフ1持ち場に着きました」 透華『こちらドラゴン1ターゲットは確認出来まして?』 ハギヨシ「いいえ。鬱陶しそうな学生とドムが3機です」 透華『そうですか。まだ来ませんのね』 京太郎『焦んなよ。直に来るさ』 透華『そうですわね』 美穂子「」スタスタ ハギヨシ「来ました」 透華『チャンスですわ!』 池田「キャプテン一緒に帰りましょう!」 美穂子「いいわよ華菜」 池田「やったしー!」 ハギヨシ「イレギュラーが発生しました」 透華『チッ、あの女は何時でも邪魔ですわ』 京太郎『和、池田華菜を排除しろ』 和『分かりましたゼロ……いえ、須賀君』 和「はぁ!」ダッ 池田「ん?」 和「くたばれ池田華菜ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」グワッ 池田「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ズドォォォォン 和「池田は絶対に許さない!許すもんか!!」ガシャコ 美穂子「華菜?」 和『だーしだしだし。急用を思い出したし。キャプテン済みませんし』 美穂子「分かったわ。また明日ね」 和『イレギュラーは排除しました』 京太郎『よくやった和』 和『では約束は守って下さいね』 京太郎『ああ、分かったよ』 ハギヨシ「京太郎、指示を頼むでござる」 京太郎『おう、じゃあ……』 京太郎『全速力で相手の顔面にラリアット。その後にキン肉ドライバーをやればいいと思うよ』 ハギヨシ「かしこまりました」 -司令部- 透華「誰ですの?」 咲「私だ」 京太郎「咲、お前なにやってんだよ!」 咲「モモちゃんの案が採用されるが我慢出来なくて」 透華「そんな私情でハギヨシの告白大作戦を失敗させるつもりですか!」 咲「私は我慢弱く、落ち着きのない女なのさ」 咲「しかも、自分の思い通りにならない事が大の嫌いときている。ナンセンスだが動かずにはいられない」 透華「なんて自分勝手な方ですの!」 咲「なんとでも言うがいいよ。もう手遅れだけどね」 透華「え?」 音声『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』ゴキッ ボキッ メキッ 京太郎「あちゃーハギヨシやっちまったな」 透華「咲さん貴方と言う人は!」 京太郎「もういないぜ」 透華「許しませんわよーーーー!!」 -龍門渕邸- 透華「それで福路さんの容態は?」 京太郎「まあ何日か入院だけど大した事ないとさ」 透華「そうですか。ハギヨシは?」 京太郎「ハギヨシはまあ……自分でやった事とはいえ落ち込んでるかな」 透華「これも全て宮永咲のせいですわ!あの女がいなければ全ては上手く行っていたかも知れませんのに!」 京太郎「起きちまった事は仕方ないさ。俺達はタイムマシーンも無ければデロリアンも無い。タイムリープマシンすら無いんだからよ」 京太郎「ここはどうしたら汚名挽回出来るか考えようぜ」 透華「汚名を挽回してどうしますの!返上ですわよ!」 -食堂- 一「宮永さんの妨害で失敗しちゃったんだ」 透華「そうですわ!もう我慢なりませんわ!」 衣「きょーたろーが作ったご飯おいしいー!」モグモグ 京太郎「ありがとな」ナデナテ 衣「はふぅ~」ホワホワ 透華「で、京太郎さんは何か良い案はありまして?」 京太郎「なんの?」 透華「決まってますわ。宮永咲をブチのめす案ですわ」 京太郎「咲は貧弱だからトーカでもボコれるんじゃないか?」 透華「暴力的には嫌ですわ。なんと言いますか、もっと精神的に効くのを」 京太郎「分かんねー」 一「だったらさ、透華と京太郎が付き合ったらどうかな?」 透華「」ガチャン 京太郎「んー?なんで?」 透華「は、はじめ!何を言ってますの!」 一「だって精神的打撃でしょ?だったらそれが一番かなーって」 京太郎「じゃあ付き合うか?」 透華「!!」 透華「そ、それは……」カァァァ 透華「……あの、その」モジモジ 透華「きゅ~~」バタンッ 京太郎「どわっ!?トーカ!」 一「あーあ、もう透華は情けないなぁ」 一「透華はボクが片付けとくから二人はご飯食べててね」グィ 透華「」ズリズリ 京太郎「フォーイ」 衣「分かったぞ」 衣「……」 衣「きょーたろー」 京太郎「ん?」 衣「ハギヨシが全然元気ないんだ」 京太郎「ハギヨシには好きな人がいるんだ」 衣「うん、知ってる」 京太郎「でもな、ハギヨシはその好きな人にユベリズムやっちまったんだ」 衣「そうなんだ。怖いなユベリズム」 京太郎「そう言う訳で元気ないんだ」 衣「どうすれば元気出るかな?」 京太郎「今はそっとしてやろうぜ。少し経ったらGバウンサー作ってと誘えばいいかな」 衣「分かった。しからばきょーたろー。ご飯食べ終わったら衣と遊ぼう」 京太郎「いいぜ」 -休日 龍門渕邸- 透華「福路さんと面会出来るようになりましてよ」 京太郎「そっか。んじゃ行こうぜハギヨシ」 ハギヨシ「はい」 純「ちょっと待てよ!」 京太郎「なんだよジュンジュン」 純「福路を病院送りにした奴が見舞いに行ったら問題だろ!」 一「確かにそれは言えてる。どうするの?」 透華「それなら心配いりませんわ。医者が調べた所その時の記憶が無いとか。目撃者もいないようですし事故と片付けました」 純「おいおい」 智紀「問題ない」モグモグ 衣「カロリーメイトおいしそう」 智紀「はい」スッ 衣「わーい」 一「その問題はクリアしたとしてどうやってその状況から仲良くするのさ」 京太郎「それなら簡単だ。助けた奴をハギヨシにすればいい」 透華「そうですわね。記憶が無ければ捏造するのも簡単」 純「いいのかよ」 透華「純はハギヨシが幸せになって欲しくありませんの?」 純「そりゃなって欲しいけどよぉ。なんか犯罪まがいじゃねーか」 智紀「問題ない」カタカタ 衣「カロリーメイトおいしい」モキュモキュ 透華「そんな事を言っていたら何も出来ませんわよ。とにかく行動あるのみですわ。さあ、行きますわよハギヨシ!」 ハギヨシ「はい」 -龍門渕総合病院- 透華「失礼しますわ」ガラッ 美穂子「……龍門渕さん?」 透華「この病院は私のグループのでして、お知り合いの福路さんが入院されたと聞いてお見舞いに参りましたわ」 美穂子「わざわざありがとうございます」 衣「みほこミイラ見たいだ」 一「駄目だよ。そんな事言ったら」 衣「……ごめんなさい」 純「身体はどうなんだ?」 美穂子「大した事はないですよ。一週間程で退院ですから」 智紀「大きな怪我じゃなくて良かったですね」カタカタ 京太郎「でも本当に災難だったな。まさかトランスポルターに轢かれるなんてよ」 美穂子「そうなの?」 透華「ええ。でも彼が助けてくれたんですのよ。ハギヨシ」 ハギヨシ「どうも」スッ 美穂子「貴方が?」 ハギヨシ「私が福路様を助けた時には気を失っておりまして」 美穂子「そうだったんですか。ありがとうございます」 ハギヨシ「いえ、私は当然のことをしたまでです」 透華「あー私、飲み物が欲しくなりましたわー」 一「透華?」 透華(私に合わせて下さいませ) 純(お、おう) 純「あ、オレもー」 智紀「ブログアップしないと」 一「ボクは何か食べ物が欲しいなー」 衣「衣もお菓子食べたい!」 京太郎「んじゃ、行こうか」 透華「ハギヨシ、頼みましたよ」 ハギヨシ「お任せ……」 透華「それは死亡フラグですわ!」 ハギヨシ「合点承知でござる」 透華「よろしい!」 -院内売店- 一「上手く行くかな?」 京太郎「さあな。後はハギヨシ次第って所だ」 一「京太郎は良かったの?」 京太郎「なにが?」 一「萩原さんが、その……誰かと付き合う事」 京太郎「おいおい今更だぜ。じゃなかったらここまでしないだろ?」 一「そ、そうだね。なに言ってんだろボク」 京太郎「変なイチ君だな」 一「だからイチ君じゃないから」 透華「さあ、私達はハギヨシの成功を祈りつつ適当に時間を潰しましょう」 一「そうだね」 ハギヨシ「うぉぉぉぉぉぉん!!」ダダダダダッ 一「……って、萩原さん!?」 透華「ハギヨシストップですわ!」 ハギヨシ「嫌でござる!」ダダダダダッ 京太郎「和!」 和「はい!」サッ 純「どっから出て来たんだよ!!」 京太郎「いっちょ一発ズドンて行ってみっか!」 和「ズドンじゃありません!」 透華「そんな事はどーでもいいですから早くやって下さいませませ」 和「……分かりました」ガシャコ 和「白砂台座、梅椿接続」グッ ハギヨシ「……」ダダダダダッ 和「距離算出……」グググッ 「拍手」パンッ ハギヨシ「……」ダダダダダッ 和「あいましたっ!!」グググッ バッ ズドンッ!! ズギュゥゥゥゥゥゥン ハギヨシ「ぐへらっ!!」チュドーン 和「……」ドヤッ 京太郎「おー!さすがズドンのどっち」 一「射殺のどっちだね」 透華「お見事ですわ。ケガレのどっち」 和「……絶対に許さない」 -待ち合い室- 透華「なにがありましたの?」 ハギヨシ「いえ、少しおぱーいの弾力のほどを」 透華「ハギヨシはもう死んでいいですわよ」 ハギヨシ「ほんの冗談です」 一「萩原さんがどんどん壊れていく……」 智紀「これもまた運命」カタカタ 純「取り敢えず言ってみ?」 ハギヨシ「はい。実は福路様の好みは執事ではないと……」 衣「デュエルパンおいしいー」モキュモキュ 透華「どんなタイプが好みですの?」 ハギヨシ「最近の好みは勇者らしいです」 透華「はっ?」 純「勇者だと!?」 京太郎「ガガガッ!ガガガッ!」 一「僕は太陽のが好きなんだけど」 純「そこは熱血最強だろ!」 一「いやいや、それ勇者シリーズじゃないから」 透華「もう特急でも司令でもなんでもいいですわよ!」 透華「福路さんは勇者がお好きと言ったのですか」 ハギヨシ「はい。武力による戦争を根絶する勇者らしいです」 透華「困りましたわね」 純「もう諦めろ」 智紀「諦めたらそこで試合終了」カタカタ 京太郎「武力による戦争根絶か……」 京太郎「まてよ?」 一「なにか思い付いたの!」 京太郎「宮守女子ってあったよな」 透華「ええ。清澄と当たった高校ですわね」 京太郎「こうは考えられないか?」 京太郎「宮野真守女子高校。略して宮守!」 京太郎「俺がガン●ダム●だ!!」 一「いやいや!こじつけにも程があるよ!しかも伏せれてないから!」 一「透華も何か言ってよ!」 透華「そうですわ!流石は京太郎さんですわー」 一「駄目だこの二人……」 衣「……ハズレだ」ショボーン 透華「そうと決まれば岩手に出発ですわ!」 -空港- 蒲原「今日は蒲原ミサゴ航空をご利用頂きありがとうございますワハハ」 蒲原「機長は私、蒲原智美です。暫しのフライトをお楽しみワハハ下さいませワハハ」 透華「早く出発なさいませ」 蒲原「では出発しますワハハ」 #aa(){{{ ,r ^ =ァ- , -、 , - ´_,,r " _______.. 、、-ァr| i´_ ,r _´__ _ _  ̄¨``…= |-─ヒ!---… "゛´ il「~lii r亠、 | rへ,、 |・._ | __.. 、、---‐─…! ├^ー‐_ =====━… , -| `´ |  ̄  ̄ ̄  ̄二ニ! ̄ |`¨ ̄ _,. -1 |¨¨i | _ | 。 ⌒L、 _ , 、-_ ´‐ " _,ゝ._| /7 / `l | rz─=,ニ=-─===z二 ̄ _< _,. - " _」 = 「´ / .| . | (  ̄//  ̄`l¨`i ``T F ̄  ̄丶. -<´ l凹 | / | | /´ ̄rュ` ー┘ ° L0!_ r‐、 ` ┴==-┴--、__/ | …==i=(_ o 。 ° ロ  ̄ ‐┴-⊥., -‐- 、 _≦ 、_ | |┘゙コド"--、- - _ /F、-、 )イ ̄  ̄´  ̄ (O  ̄ ̄"``ー- 二 _  ̄ __王ニ-‐ ´ ̄´ r !!、 ̄ ¨¨ ̄(.○゙ ゙‐ - }}} -機内- 衣「うぅ……なんだか気持ち悪い」 透華「もう少し優しく飛べませんの?」 蒲原「ワハハ、これが限界玄界灘だぞー」 純「……」 一「……」 智紀「……寒い」ガクガク 京太郎「大丈夫か?」 衣「駄目そうだ……」プルプル 透華「ハギヨシ酔い止めを」 ハギヨシ「衣様どうぞ」スッ 京太郎「ちょいまち」スッ 透華「京太郎さん?」 京太郎「ハギヨシこれ14歳以上からだぞ」 ハギヨシ「なんと!?」 82 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/06(月) 18 03 23.56 ID t5cnyUyDO [50/116回(携帯)] 透華「困りましたわ……」 一「いやいや、衣も17歳だよ!ボク達と同い年だから!」 透華「そうでしたわ!!」 京太郎「そう言えばみんな誕生日近いんだよな?」 透華「そうですわね。因みに私の誕生日はセンチメンタリズムな運命を感じられずにはいられない乙女座の人と同じですわよ」 京太郎「この気持ち、まさしく愛だ!!」 智紀「……」カタカタ 透華「はて、ですが一人だけ違ったような……」 智紀「……」カタカタ 透華「智紀」 智紀「な、なに?」 透華「この、裏切り者がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 智紀「どうしてそうなるの!」 一「はいはい、いいから。早く薬飲ませないと衣吐いちゃうよ」 衣「ぎもぢわるぃぃぃぃぃ」 純「ヤベェぞ!」 透華「衣、これをお飲みなさい」スッ 衣「……に、苦くない?」 透華「大丈夫ですわよ。さあ」 衣「う、うん……」 衣「……んぐ」コクコク 衣「……飲んだ」 透華「よく飲めましたわね!偉いですわ」 ハギヨシ「おめでとうございます」 京太郎「今日はエビフライだな」 衣「わーい!うぷぅ……」 一「わわわ!!」 純「すぐには効かねえんだからはしゃぐなよ」 衣「わ、分かった」 京太郎「よし、ころたん俺に膝乗りだ」ポンポン 衣「うん」ポムッ 京太郎「よしよし」ナデナデ 衣「やはりきょうたろーの膝の上は落ち着くぞ~」ホワホワ 透華「……」 一「羨ましいとか思ってない?」 透華「なっ!?そんな訳ありませんわよ!!」 透華「いきなり何を言う……」 ガクンッ 透華「きゃ!?」ヨロッ 純「な、なんだ!!」 蒲原「ワハハ、これはマズイなー」 透華「何が起きたんですの!」 蒲原「皆様、左手をご覧下さい。エンジンが燃えておりますーワハハ」 一「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」 純「テメェ!笑ってる場合か!なんとかしやがれ!」 蒲原「ワハハ、無理無理。では私は脱出を……」ダッ 透華「ハギヨシ!」ビシッ ハギヨシ「チェストー!!」ゲシッ 蒲原「ぐはっ……」メリッ バタッ 透華「どうしますの!?」 智紀「私、まだ死にたくない……」 衣「怖いよー……」 京太郎「なんとかするしかねーな。いっちょやって見るか」 ハギヨシ「京太郎?」 一「操縦経験は?」 京太郎「KMFとVFを少しかな」 純「よ、よし!なら京太郎に任せた!」 ハギヨシ「京太郎、ファイトですよ」 京太郎「おう、任されてー」グッ -機内- 京太郎「ッ……みんな無事か?」 透華「え、ええ……」 純「痛てて……死ぬかと思ったぞ」 智紀「生きてるって素晴らしい」 一「もう二度したくない体験だよ……」 ハギヨシ「全くです」 京太郎「衣は?」 透華「そうですわ!衣!」 衣「うぅぅ……」 透華「衣!!」 京太郎「大丈夫か?」 衣「吐いちゃった」ゲローン ハギヨシ「お怪我はないようですね」 透華「良かったですわ。さあ、こんな所は早く出ましょう」 -山- 京太郎「みんな全力でオスプレイから離れろ!」 一「分かったよ!」 透華「さあ、衣!」スッ 衣「うん」ギュ 純「みんな伏せろーー!!」 #aa(){{{ __,, ========= ,,_,__ ...‐ ゙ . ` ,_ ` ‐... || ..‐´ ゙ `‐.. ── /\ / ○ \ /\/........;;;;;;;;;;;;;;;; ´ (⌒,) .l ヽ. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;................. ||| ─── / ゙ ゙ .  ̄ ヽ __ , ─| ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......。・ ・ ・ / / ヽ .| ゙ ゙゙゙゙゙;;;;;; ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ヽ l ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. .ヽ ./ ..................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ____ 日F|xxx・,` ゙゙゙゙タ.゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ./゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙!!゙゙゙゙゙ ` *[] H]. |[][]| 日日II[][] l* ノキli; i . .;, 、 .,, .V ` ; 、 .; ´ ;,i!!|iγ j;‘日/ .|[][]| 口旦 E=Д;‘` /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ; .` .; il,.;;. ||i .i| ;il|!!|;(゙ "‘、Дロ Д日T† ;j; `;;i|l|li||lll|||il;i ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;; `ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ ・;日日T 日 Hvv´+" ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;, ,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙ ´. 田#v[][]†~~† v[] ・ ゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii ;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙ +` F|ロxxx 田#YYv、*; ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´ ,,・、 日旦 ロ|=|E」vxxx `l ; `+E| ∩v |=| }}} 京太郎「あぶねー、もう少しでオスプレイと運命共にする所だったぜ」 透華「ええ」 純「だな……で、ここは何処なんだ?」 ハギヨシ「GPSが壊れてて確認出来ません」 一「携帯も圏外だよ」 京太郎「ノーパソは?」 智紀「……オスプレイに置いて来た」ズーン 京太郎「あー……悪い」 透華「とにかく此処に止まっていても仕方ありませんわ。進みますわよ」 一「そうだね」 -十数分後- 透華「なかなか下山出来ませんわね……」 衣「……疲れた」 一「もしかして同じ所を回ったりしてない?」 純「そうじゃないと信じたいぜ」 智紀「……待って」 京太郎「どうした?」 智紀「なにか聞こえない?」 ハギヨシ「何かとは?」 智紀「なにか……そう、ぽぽとか」 透華「ぽぽ?ミスターポポ?」 一「違うと思うよ」 ぽぽぽぽ 智紀「聞こえた!」 透華「た、確かに!」 ぽぽぽぽ 純「なんだこの声はよ」 衣「こ、怖いぞ……」 京太郎「……」 ぽぽぽぽ ハギヨシ「近いですね」 透華「……」 ガサガサ 智紀「ひっ!?」 ぽぽぽぽ ぽぽぽぽ ぽぽぽぽ ぽぽぽぽ ぽぽぽぽ ぽぽぽぽーん!! ガサガサ 巨人「……」ヌッ 一「で、出たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「どうしたのー?」 透華「……」 透華「……で」 「で?」 透華「でけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 透華「ですわ!!」 「???」 透華「ど、どどどうしてゼントランがいますの!?」 一「と、とととと透華落ち着きなよ!!」 智紀「ヤックデカルチャー」 透華「ダイダロスアタックですわ!!」 純「お前ら落ち着け!よく見ろ、人間だろ」 透華「えっ?」 一「へっ?」 京太郎「とよねーじゃんかよ」 透華「とよねー?」 豊音「わー!京太郎くんだー!!」トテトテ 京太郎「久しぶり」 豊音「お久しぶりだよー」ダキッ 京太郎「おっ?」ギュ 透華「!?!?」 一「なに?京太郎の知り合い?」 純「って、この女宮守の!」 智紀「姉帯豊音」 透華「姉帯豊音ってあの、姉帯でけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!の姉帯豊音ですの?」 一「そうみたいだね」 豊音「京太郎くん岩手に来てくれたんだね。ちょー嬉しいよー」 京太郎「まあ、訳ありでな」 豊音「訳あり?」 京太郎「そうそう」 透華「なんだか馴れ馴れし方ですわね……」 一「嫉妬してるの?」 透華「してませんわよ!」 京太郎「……って、訳なんだよ」 豊音「そうなんだーこの人達が京太郎くんのお友達なんだねー」 京太郎「YES」 豊音「皆さんはじめまして。姉帯豊音です。本日は岩手にようこそいらっしゃいましたー」ペコリッ 透華「い、いえ。私は龍門渕透華です。よろしくお願い致しますわ」 衣「大きい……」 豊音「わー、ちょー可愛いよー!」 衣「ひぃ!?」ビクッ 京太郎「そう怖がんなよ。とよねーはとてもいい子なんだぜ?ころたんご挨拶だ」 衣「う、うん。衣は天江衣だ。宜しく頼む」 豊音「うん。よろしくねー」 京太郎「所でなんでとよねーがいるんだ?」 豊音「校舎の裏で凄い音がしたから見に来たんだよー」 純「は?」 ザワザワ なになに? ハギヨシ「どうやら宮守の裏山に落下したようですね」 一「うわっ!人が沢山集まって来てるよ!」 透華「ですが好都合ですわ。姉帯さん、校舎に案内してくれます?」 豊音「えっ?今から?」 透華「そうですわ。お願いします」 豊音「う、うん。分かったよーみんなこっちだよー」 -宮守女子校舎内- 純「騒がしいな」 一「そりゃ校舎裏にあんなの落下したら騒ぐでしょ」 純「それもそうだな」 透華「おかげで私達が校舎に侵入しても誰も気付きませんが」 京太郎「しっかし女の子ばっかりだなー」 一「女子校だから当然だと思うよ」 京太郎「そりゃそーか。でも可愛い子いっぱいだで嬉しいぜ」 豊音「むー、京太郎くん!」グイッ 京太郎「おわっ!?」 豊音「あんまりよそ見したら嫌だよ」ギュ 京太郎「お、おう」 ハギヨシ「ほうほう」 智紀「ふむふむ」 透華「……」 一「あーあ」 衣「探検しいる見たいで楽しいぞ」 純「だよな」 豊音「ここが麻雀部だよ。どうぞ」 透華「失礼しますわ」 -麻雀部 部室- 京太郎「よー!道場破りにきたぜー」 一「なに馬鹿な事言ってんのー!!」 透華「いいですわね、それ」 一「透華も便乗しない!」 塞「はっ?道場破り?」 シロ「……ダルい」 胡桃「道場破りって何処の誰よ!」 京太郎「オレオレ」 胡桃「なんだ詐欺師か……えっ?」 豊音「京太郎くんだよ!それから京太郎くんのお友達も来たよー」 透華「どうも」 エイスリン「キョタロー!」 エイスリン「……」カキカキ スッ #aa(){{{ / . . . / / /. . ト、. . . . . . .ヽ ヽ ヽ . / . . . / / /. . . . . | | ト、 . 、. . . ヽ ヽ ヽ、 . . / / /. . . . . .ト. !ハ. | -`¨ヽ . ! 丶 Y / / . . / , /. . . . . . . .|| | i!|レ ¨ ̄},, ! ノ . . 〉 ! . . / / . . . . .. . . {. . .i| レ|||{ {j,∠.ノ . . . ./ アイタカッタゾ!! | . / , /. . . .| .、. . .\ヘ ,j| ` ^ー -‐ァ | . i ∧. . . .ト、ヽ、 . ヽY__, // | . | | | ||. . .ヽ \ マ {フー‐ ´ 〈ヽ.ヽ、 / ヽ | | ∨!. .|、 、ヽ ,>′ , --=、ヽ ゙ / \ 、 ノ∧ | ヽ\ヘ、 ^ //¨¨^y ´ `´ `Y- =、ヽ ̄\ー、ヽ_ ,ノ/、 ; ィ ¨ `ヽ ヽ. \\___`__Vヽヾ、‐′,イ 弋 ノ ヽ. `ー----∨ヘ ` ´!ヽ、 `¨´_,. \ ∨j/ ヽ、`¨ ´__,. `ヽ、 / ´ `ア¨.ィ ´ \/ // / // / { // / \ // /}}} 京太郎「おー!相変わらず絵がうめーな」 エイスリン「////////」テレテレ 一「なんなのこれ?」 透華「絵ですわね」 京太郎「エイちゃんは留学生であんまり日本語が得意じゃないんだよ」 豊音「だからホワイトボードに絵を書いて表現するんだよー」 純「変わった奴だな」 胡桃「ほえー君も豊音並に大きいねー」 純「なんだこのチビは?」 胡桃「チビって言うなーーー!!私には鹿倉胡桃って立派な名前があるんだから!!」 胡桃「それに、これでも私も3年なんだからね!」 純「分かった!分かった!悪かったよ!」 胡桃「分かればよろしい」 衣「……」 胡桃「ん?」 衣「……」ジィィィ 胡桃「……ふむ」 衣「うむ」スッ 胡桃「うん」ギュ 一「なんだかよくわからないけど感じるものがあったみたいだね」 透華「そうですわね。なんだかよくわかりませんけど」 京太郎「ころたんとくるみん。ちっちゃい子が仲良くするっていいよな!!」グッ 一「ロリコン」 智紀「シャア」 透華「セロリですわ」 京太郎「分かってねーなぁ、俺はロリコンじゃなくてミニコンだぜ」 塞「どう違うのよ?あっ、因みに私は臼沢塞ね。みんな覚えてよ」 京太郎「ロリコンってのは小さい子にハァハァするだろ?ミニコンはただ愛でるだけなんだ」 豊音「ハァハァって?」 塞「豊音は知らなくていいのよ」 エイスリン「カクラクルミハ ワタシノハハニナッテクレルカモシレナカッタジョセイダ!!!」 胡桃「エイちゃんはなに言っててんのさ……」 エイスリン「タイサノオコトバ」 胡桃「それは分かってるから」 塞「で、胡桃は須賀君の母親になりたい訳?」 胡桃「ななななっ!?」 胡桃「何を言ってんの塞はっ!!わ、私は京太郎の母親なんか……ゴニョゴニョ」 塞「ほうほう」 智紀「ふむふむ」 豊音「う~~~」 胡桃「変に納得するなぁぁぁぁぁ!!」 白望「胡桃うるさい」グテー 透華「あそこでダレているゾンビさんは誰ですの?」 塞「小瀬川白望。愛称はシロよ」 透華「しろみ?卵みたいな名前ですわね」 京太郎「俺の姉ちゃんきみだぜー」 透華「貴方にそんなお姉さんはいませんわよ」 京太郎「おのれシュナイゼル!」 一「お兄さんもいないよね?」 京太郎「久姉さんは?」 透華「許可します」 白望「……ダルい。でも大歓迎する」 透華「ありがとうございますわ」 透華「それで、貴方が……エイちゃんさんでしたわね」 エイスリン「……」カキカキ スッ #aa(){{{ \ / ハl\; ト、 . \ / / \ / > \l \ト、 \ / /^ヽ / \ト、 \ / \ \ / ヘ | / \ /、 _ -‐ ´ \. / /ノ / ヘ | `\ \ーヽ -‐ "´ ___j |/ ノ __\. | ./ / ;\i | .| . / . / ´ tテ‐≧__ノ / //´ / し /  ̄_ , r≦___、 / \ .ソ厶/ /<tj ヽ. ′ノ -‐‐‐‐ "´ _/^7 .// / \ ` ´ / エイスリン・ウィッシュアートデス ヨロシク! //レ′{ / 、 / / ____/ |. ヽ/ ._ -‐ _ - ´ ノ / 八 l \ |^l ヽ ` -、_ ./ `゙ ー- 、_ { \ 、 \\__ 〉/ / \ `゙ ー- _ | ヽ ヽ\`‐---‐ ´ ,. ィ´} \ | \ \  ̄ / / .|\ \ \}}} 透華「……個性的ですわね」 エイスリン「……」ニコニコ 智紀「エイスリン?確かワカメに瞬殺された……」 胡桃「ダメ!!」 智紀「え?」 エイスリン「ワ、ワカメ……」ガタガタ 豊音「エイスリンさん!」 エイスリン「ア……アァ……ワカメ……」ガタガタ エイスリン「ウワァァァァァァァァァァァァァ!!」 一「な、何が起きたの!?」 塞「フラッシュするワカメよ」 ハギヨシ「フラッシュするワカメとは?」 胡桃「エイちゃんは清澄のワカメと対局した時に精神的に深い傷を負ったんだ] 胡桃「そのせいでワカメって単語に過剰なまでに拒否反応を起こしてしまう」 一「それがフラッシュするワカメ?」 京太郎「そうだ。エイちゃんは今でもワカメの呪縛から逃れられないでいる。同じ清澄の人間として何も出来ないのが情けない……」 透華「貴方は同じ部の仲間と他校の人間だと他校を選びますの?」 京太郎「当たり前だろ!エイちゃん可愛いだろ!!」 透華「納得しましたわ」 エイスリン「ウッ、ウァァァァァ……」ガクガク 豊音「大丈夫だよー怖いワカメさんはいないよー」 白望「そう、私達がいるから」 エイスリン「ウァァ……」ガクガク 京太郎「エイちゃん大丈夫だよ。此処には俺がいる、宮守のみんながいる。龍門渕のみんなもいる。だから……」ギュ エイスリン「……キョタロー?」 京太郎「もう何も怖くない、怖くはないんだ」ポンポン 胡桃「そうだよ。今度あのワカメ王子が来たら私達が仕留めてやるんだから」 塞「そうね。同じ眼鏡属性としと野放しには出来ないわ」 エイスリン「……ウン」 エイスリン「アリガトウミンナ。アリガトウ、キョタロー」 京太郎「気にすんなよ」 透華「こんないたいけな方を貶めるワカメ、絶対に許しませんわ」 衣「怒髪衝冠ワカメにはそれ相応の処罰を衣も与えたくなったぞ」 エイスリン「キョタロー」 京太郎「ん?」 エイスリン「……」カキカキ スッ #aa(){{{ _.. -‐……‐- .._ ´ `丶、 / 、 \\ \ `、 ヽ /, i i、 `、 `、 // i | 「\ \ ゙, ゙, ; . . . / , i |j `、-‐…‐-ミ.゙. Wハ / ,′,′ i 圦 、 ゙; 、 iハ 【_Vハ . ´ ; /\ \ }iハハj止_ハ; Г)、} / ; ; i ij jⅩ ` ‐-- ,㌢゙⌒¨ ,′ Г \ {{ ; iiⅱ jⅣ __ ″ / ; \ . \ !iⅱi{ {い. \ ,㌢⌒ / ,゙ ; .. `、 ‘リ从W辷} } } # .゙ / ;゙; . ゙, 》 ´ ノ人__ _,ノ ; / ,! }ii ; }} } ,´ , 厂}込、 . ; . / ,;゙| ,ハj / ,゙ / . /. √ ` ._;ァ=‐‐ ´! ;゙_jWル1 },゙ / / ; .゙i; . /{ {い 7「 Vv , . { }トミ」|__/イ} {ノ ;; ii ; ;゙{_V゛ ;; | Vv/^゙ 、 ゙、]  ̄ミメ、 i ‘i八{ i{ ヤ ;、 ii | ,氷 \` ハ U ! \〈 ゙, ⅱ| /⌒^\ ` ‐- } ハ __ /` ‐- }i 从|__/_____\/ ノ/ ,ハ xzx_ i毯i二二二二二二二二二|亠亠亠亠亠亠|二二二二二二二二二爬i |[|「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄] 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||]| | || | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ===========  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| || | | || | . +∽o, | || | | || | o∽*o。 .+° ゚% | || | | || | +゜ %。...。゚ $ | || | . _」乢j」__ ゜ ゚$゚ ∮ _」ユL| , ´_.. ..__,ノ ; ∮ ´_.. .._\ . / ´ _.. `` $. ∫ _.. .._ `、 . { ´ .._ ゚ ° ど __ } . ! ´ __,ノ .゜ と___ } イ]「「| ゚。 . |`Tハ / . \__| || | ゚+ . | || l/ | || | ゚+. _ . o ゚ | || | | || | ゜+.、__ (♂° | || | | || | ゜ +心 | || | | || |________________________」| || | | ||_________________________|| | Lこ二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ごノ / ∧ \ \ / ハ / /` .._ ,゙ ハ _.. ∧ / ⌒ ‐--┘ └---‐ ⌒ ∧ / ∧}}} エイスリン「ダイスキ!」 京太郎「エイちゃん……ああ、俺もだよ!!」 ~HAPPY END~ 透華「……って、勝手に終わらすんじゃありませーーん!!」 京太郎「なんだよ。ムードブチ壊すなよなー」 透華「これはハギヨシの恋愛成就の作品ですのよ!京太郎さんが成就してどうしますの!!」 透華「そ・れ・に!告白されたからって簡単に受けすぎですわ!」 京太郎「いや、アレだよ。来る者拒まずって奴?」 透華「はぁ!?なんなんですの?でしたら私が告白したら京太郎さんは受けてくれますの?」 京太郎「うん」 透華「私と付き合って下さいませ!!」 京太郎「いいぜー」 透華「やりましたわーー!!」 一「おいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」 ハギヨシ「いやはや羨ましいですな京太郎」 胡桃「だ、だったら私も!」 白望「立候補する」 豊音「だ、ダメだよー!私もだよー!」 一「わけワカ……っと、ヤバイ、ヤバイ」 智紀「わけがわからないよ」 一「そう!それそれ!」 純「オレら何しに来たんだっけ?」 衣「観光か?」 智紀「違うと思う」 塞「で、本当に何しに来たの?」 透華「そうでしたわ!!」 京太郎「ハギヨシを勇者にしに来たんだった」 塞「はい?」 エイスリン「ユウシャ?ヨシヒコ?」 一「そんなインチキな勇者じゃないから」 胡桃「どうしてこの人を勇者に?そもそもなんでこの学校な訳?」 京太郎「イチくーん」 一「なんでボクが説明役なの?」 透華「お願いしますわ」 一「まあ、いいけど。じゃあ詳しく、優しくコンパクトに説明しましょー」 ワーーーー!! ~なぜなにはじめクンのコーナー~ パンパカパーン パンパカパーン パパパパパン 一「どうもこんにちは。はじめお姉さんだよ。で、ころたんウサギさんとくるみん青眼の白龍さんだよ」 衣「ウサギだぞー」 胡桃「なんで私はブルーアイズなの!?」 一「因みに、なぜなにナデシコって曲は実はTV版には無くて劇場版が初めてなんだよ」 透華「そんなの誰でも知ってますわ」 エイスリン「カイバシャチョウ!」 京太郎「二人共可愛い!!」 豊音「滅びのバーストストリームかっこいいよー」 智紀「でも凡骨カード」 一「はいはい、分かったから聞こうねー」 一「今回ボク達が何故、宮守に来たと言うと発端は京太郎の発言から始まったんだ」 一「宮野真守女子高校。略して宮守!」」 一「京太郎はこう考えたんだと思う。俺がガンダムでありながら銀河美少年でもある厨二病全開の勇者は宮守に行けば見つかると」 京太郎「さすがイチ君ニュータイプ!」 一「褒めても何も出ないよ」 塞「無茶苦茶な発想ね」 白望「聞いてるだけでダルい」 一「だからボク達は宮守女子校に行く事になったんだ」 一「えっ?勇者だったら松本や檜山でもいいだろって?そんなのボクは聞かれても困るなー」 胡桃「お姉さん質問!」 一「なにかな?」 胡桃「そんな事言ったら勇者を題材とした作品って腐るほどあるよね?」 一「シャラップ!!そんな事を言い出したらキリがないでしょ!」 一「とにかく今回は宮野なの!理由が知りたかったら犬日々見なさい!」 透華「ステマはじめお姉さん乙ですわ」 エイスリン「ステマーステマー」 胡桃「エイちゃんはそんな単語覚えなくていいから!」 豊音「それで勇者さんはいるの?」 一「その言葉をそのまま返すよ」 豊音「え?」 豊音「うーん……勇者さんいないよ」 透華「えっ?」 塞「残念だけどその理論は間違っているわ」 透華「どうしてですの?」 塞「だって、この学校宮野真守とは一切関係無いから!!」 京太郎「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」 透華「ぬわぁんですってぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 ハギヨシ「……」 一「だと思ったよ」 純「だったら行く前に言えよ!」 一「止めれると思う?」 純「……無理だな」 一「でしょ」 透華「そんな……では私の努力は……」 一「無駄だったんだよ」 京太郎「まあいいじゃん」 一「そりゃ京太郎はいいだろうね……」 豊音「私もいいよー」 エイスリン「イイ!」 白望「ダルいい……」 一「そりゃ君らも好きな人に会えたんだからねー」 透華「私ももういいですわ」 一「透華は諦めちゃ駄目でしょ!!」 塞「ああ、でも宮守で転職は出来ないけど出来る場所は知ってるわよ」 透華「本当ですの?」 塞「ええ」 京太郎「何処なんだ?」 塞「ダーマ神社って場所があるの。そこで転職出来るはずよ」 ハギヨシ「ダーマ神社」 透華「知っていますの?」 ハギヨシ「はい、名前だけは。伝承だけの存在だと思っていましたが……」 一「場所は分かる?」 塞「確か……鹿児島だったかな?」 透華「鹿児島。また遠いですわね。でも、ハギヨシの恋の為には仕方ありませんわね」 ハギヨシ「ありがとうございます」 一「だそうだよ京太郎」 エイスリン「キョタロー」スリスリ 豊音「京太郎くーん」ギュ 京太郎「よーしよーし」ナデナデ 一「話聞けよコラ」 透華「そうと決まれば鹿児島にGOですわ!」ビシッ -鹿児島- 京太郎「とう!!」スタッ 透華「到着しましたわ!」 白望「……ダルすぎ」グデーン 衣「鹿児島だー!」 豊音「鹿児島だねー!」 胡桃「鹿児島には桜島って火山があるんだよ」 エイスリン「カザン!!マグマ!?マグマダ!」 胡桃「お願いだから日本の負の部分は覚えないで」 一「所で道中でも挙がった話題だけど、岩手組は無理に付いて来なくて良かったんだよ」 胡桃「いいじゃん。なんで駄目なの?」 一「駄目に決まってるよ!いい?タダでさえ人数多いから描写が面倒なのにこれ以上増えたら全く出なくなる人も出るんだよ!」 胡桃「例えば?」 智紀「私とか」 塞「私とか」 ハギヨシ「私とかですね」 透華「ハギヨシが出なくてどーしますの!」 衣「衣もあんまり出番無い……なんか悪い事したのかな?」 一「衣はなんて言うか、台詞回しが面倒?」 衣「酷いぞ!!」 京太郎「ころたんは側にいるだけでいいんだよ」 衣「そ、そうか?」 京太郎「そうだよ」 衣「きょうたろー」ジーン 透華「さすがですわ京太郎さん!」 豊音「京太郎くん優しいよー」 エイスリン「カッコイイ!」 胡桃「やっぱり京太郎は良い事言うね!」 白望「京太郎のそう言う所、いいと思う」 一「あーもう!だからイチャイチャすんなーー!!」 ハギヨシ「うらやま私刑でござる」 透華「取り敢えず観光しましょうか」 純「ダーマ神社に行くんじゃなかったのかよ?」 透華「そうでしたわね」 一「透華がどんどんアホな子になって行くよ……」 京太郎「鹿児島まで来たのはいいけどダーマ神社って何処にあるんだよ?」 塞「今はダーマ神社って呼ばれてないらしいわね」パラパラ 胡桃「どうやって見つけるの?」 塞「大丈夫。ここに載ってるから」スッ 一「霧島神宮?」 塞「そう。ダーマ神社と呼ばれてたのは今から1万年と2千年前の話。現在はなんやかんやあって霧島神宮と名を変えてるみたい」 京太郎「そいつはさぞかしスゲー戦いがあったんだろうな」 ハギヨシ「なるほどザワールド」 豊音「場所は分かるの?」 塞「大丈夫よ。スカウターにインプットしたから」カチッ ピコンッ 衣「おー!カッコイイぞ!」 エイスリン「……」カキカキ サッ #aa(){{{ \ / / ̄ ̄/ヽ / o ゴ た 闘 | ゙̄ヽ、 | ,,-─ """" ̄,,-ヾ、l| ̄ ̄" l" || / |/ ミ っ 稗 ヽ、;;;; ゙ヽ、 | / □[二]⊿__ヾ|| . ┌┤ || | |/ め た 力 | ゙ ヽ、 ゙ヽ、 | .l .| 「L[]‐ " ;;-‐ l ̄ .||. | | || | o ・ の ・ | ゙ o、;;; ゙ | l .|,|,,,-‐、o‐ ∧__∧ノ口 l || | | || | |/ ・ 5 ・ |‐-------‐ ゙ 、- | ヽ、 ( ) || | | || | |/ ・ か ・ | ,,,,,,, | ,,,, ̄ ( )<l .|| _ ̄| || < ・ | ,,,- " | ヽ "" | | ,,-‐、 ゙,ノ // | ・ ・ >,,- " l| ゙ヽ、 (_、___) // /  ̄ ll // | ・ ・ | / | ゙" ‐----‐ " | .| .. l .// ヽ ・ | ヽヽ- " _,,,‐ " | | .... 、/ \ | ,,,、-─ "‐ " | |_ ;;;;- " ゙ヽ、 /  ̄ ̄ / ̄, ./\ ,,-‐ "‐ ... ,,‐" | / ゙ヽ、 " ,,‐ "/ / | }}} 胡桃「……」 一「あの子どうにかからないかな?」 胡桃「無理だから」 塞「こっちよ!」スッ 豊音「おー!」 透華「目指すは霧島神宮!待っていなさいな!オーッホッホッホ!!」 一「透華気合い入りすぎ」 白望「……ダルい」 -霧島神宮- 京太郎「到着!!」 透華「一瞬でしたわね」 豊音「だよねー」 一「いやいや、違うから!何時間も掛かったから!」 ハギヨシ「驚異のボソンジャンプでした」 京太郎「フォールドだろ?」 エイスリン「ハイパードライブ!」 白望「次元波動超弦励起縮退半径跳躍重力波超光速航法」 塞「シロの長過ぎ」 豊音「???」 白望「……全カロリー消費したダルい、京太郎抱っこ」 京太郎「しょうがないお姫様だな」 エイスリン「ワタシモ!」 透華「でしたら私も!」 一「みんな……少し頭を冷やそうか?」ゴゴゴゴゴッ 透華「は、はじめが怖いですわ……」 白望「ダルこわ」 純「国広クンどうどう」 智紀「このままだと一が早死にしそう」 一「やめてよね」 「騒がしいわね」 一「す、済みません……ってデカ!?」 「デカい?」 京太郎「その豊満なビックバンは!!」 「京太郎くん?」 京太郎「かすみん?」 一「かすみん?誰?」 京太郎「かすみんのおぱーい!!」ピョーン ニギッ 霞「あらあら、久しぶりに会ったと思ったらいきなりおぱーいを鷲掴みなんて酷いわ」タプン タプン 豊音「はわわわ////////」 一「待てやコラ!」 胡桃「ちょっ、京太郎なにやってんの!!」 京太郎「なにって?かすみんのおぱーい揉んでるんだけど」 胡桃「揉んでるんだけど、じゃないよ!」 透華「そうですわよ!それに気安く殿方に胸を触らせるなどなんてはしたない!それでも巫女ですの!?」 霞「正真正銘の巫女よ」タプン タプン 一「とんだ痴女巫女だね」 霞「貴女の格好で言われたくはないわね」 純「だとよ」 一「……」 衣「ちじょってなんだ?」 エイスリン「……」カキカキ サッ #aa(){{{ ┏┓ ┏┓ ┏┓ ┏┛┣━━┓┏┛┗┓ ┃┃ ┗┓┣━┓┃┗┓┏╋━┓┃┃ ┏┓ ┏┫┃ ┃┃ ┃┃┗━┛┃┃ ┃┃ ┏━┓ ┗┫┃┏┛┃ ┃┃┏━┓┃┗━┛┃ ┗┓┗┓ ┗┛┗━┛ ┗┛┗━┛┗━━━┛ ┗━┛ __________________________________ . . . . . . . |. |」 . |│ | | ! | |. . . |. . |. . | | | | . ! |. . .|. . . | | |. . . . . . . . . . . . . |. | | . トL」.j |」└‐┴┴┘l」 |__」ム斗. . | | |. . . . . . . . . . . . ハ. .|」ー┘_ `ヽ / _└ 、 」 | |. . . . . . . . . . . . | |/_≫“,ニミ≪ ≫,ニミ≪、|」イ. . . . . . . . . . | 〃 〃 _ ハ 〃 _ ハ Y |. . . . . . . . . . l 7 ) r ハ . ) r ハ . 豺. . . . . . . . . ト{ { { 乂ソ } { 乂ソ } ,} !イ. . . . . . . . | 乂辷彡ノ 乂辷彡ノ ′| . . . . . . . | `ー-`¨ ´ `¨ ´ー ´ │. . . . . . .ハ ハ. . . . . . . . i . i .i. . . . . . . . . 从 从. . .  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ┏┳━━━┓ ┏┓ ┏┓┏┓┏┓ ┏┓ ┏┓ ┏━┓ ┃┏━━┳┛ ┏┓┏━┓┏┛┗┓┃┃┃┃┃┃┏┛┗┓┏━┛┗┓┃ ┃ ┣┻━━┻┓ ┃┃┗━┛┗┓┏╋╋┛┃┃┃┃┣┛┗┫┗┳━┏┛┃ ┃ ┗┳┳┳┓┃ ┃┃ ┃┣┛┗┓┗┛┃┃┣┛┗┫ ┃囗┃ ┗━┛ ┏┛┏┛┃┗┓┃┃┏━┓ ┗┫囗┏┛┏━┛┃┃囗┏┛ ┣━┃ ┏━┓ ┗┻┛ ┗━┛┗┛┗━┛ ┗━┛ ┗━━┛┗━┛ ┗━┛ ┗━┛}}} 豊音「私もだよー」 胡桃「三人は一生知らなくていい単語だから」 霞「それに、これは京太郎くんとの挨拶みたいなものよ」 京太郎「そうだぜ!」 透華「くっ……この売女巫女、許せませんわ!!」 胡桃「京太郎をダークサイドに堕とす女は倒すべき!」 塞「ちょと待って。この痴女巫女……永水の石戸霞じゃない?」 霞「今頃気付いたのかしら?岩手の宮守に……長野の龍門渕」 透華「どーでもいいですわ。今から消す売女の名前など、覚える必要はありませんので」 霞「……あのね、さっきから痴女とか売女とか言ってるけど、私一応処女なのよ?流石に傷付くわ」 一同「「……」」 エイスリン「ショジョってなに?」 衣「こ、衣は!一応知っているぞ……うん」 胡桃「えー……あー、これもエイちゃんは知らなくていい単語だよ」 エイスリン「キニナリマス!」 一「うん、だから知らなくていい……」 エイスリン「ワタシ、キニナリマス!!」 塞「だからね……」 エイスリン「キニナリマス……」ウルウル 一「あっ……」 京太郎「エイちゃん泣かすなよ!」 塞「だ、だってね……」 透華「困りましたわ」 霞「困る事ないでしょ?むしろ隠す事が罪よ」 透華「巫女の貴方がそれをいいますの!?」 霞「そうでしょ?あの子もいつかは経験する事なのだから。まあ、私は京太郎くんに捧げるけどね」 京太郎「任されてー」 一「ダメだコイツら」 透華「んま!安売り巫女のなんて汚らわし事でしょう!」 エイスリン「ショジョー!ショジョー!!」 豊音「あわわわわわ!エイスリンさんダメだよー!!」 塞「ちょ!大声で連呼しないの!」 エイスリン「ダッタラオシエテ」 胡桃「どーすんのよ」 白望「ダルい。適当にごまかせばいいだけ」 京太郎「んじゃ俺が」 一「京太郎は駄目だよ」 京太郎「なんで?」 一「平然とおぱーいとか言いながら胸を揉む人間は信用ならないからね」 京太郎「ひでーな」 ハギヨシ「ならば私が説明を」 透華「ハギヨシ、ちゃんとオブラートに包んで話しますのよ」 ハギヨシ「承知しております。ではエイスリン様」 エイスリン「オネガイシマス」 ハギヨシ「処女と言いますのは一度も性交渉をした事がない女性を指す言葉です」 エイスリン「セイコーショー?ワカラナイヨ!モット、クワシクヤサシク、コンパクトニセツメイシテヨ!」 ハギヨシ「簡単に述べますと、セックスした事がない女性の事です」 一「あちゃー……」 胡桃「君達の執事ってバカなの?」 エイスリン「!!」 エイスリン「セ……セク……」カァァァァ エイスリン「ハズカシイ!!」バッ 透華「このバカヨシがーーーー!!」ゲシィ ハギヨシ「おうふっ!!」キーン 京太郎「うへぇ、痛そう~」 霞「あははははっ!そこのバカ執事のおかげで隠す努力が台無しね!貴様らの頑張り過ぎよ!」 透華「くぅぅぅ……ハギヨシのバカさ加減は認めざるを得ませんわ……」 一「ボクの知ってる萩原さんは死んだ。そう考えないとやって行けないよ」 純「そもそもハギヨシの為に来たんじゃなかったのかよ」 透華「だからこそ余計に悲しいですわよ!!」 霞「それで、貴女達は何の用事で来たのかしら?無いなら他の参拝客の邪魔になるので京太郎くん以外は帰って結構よ」 透華「ぬわぁんですって!ありますわよ!」 霞「なら何かしら?」 透華「この霧島神宮、転職が出来るらしいですわね」 霞「ええ、そうだけど。よく知ってるわね」 塞「鹿児島パーフェクトガイドに載ってたわ」バッ 霞「そう……道理で最近転職希望の参拝者が多かった訳ね」 京太郎「このハギヨシを転職させたいんだ」 ハギヨシ「はい」 霞「この執事さんを?」 京太郎「勇者にして欲しいんだよ」 霞「勇者?」 透華「ええ。可能かしら?」 霞「出来ない訳じゃないけど、勇者は定員1名よ。それに……」チラッ 京太郎「ん?」 透華「む?」 霞「勇者になって貰いたい人は他にいるから駄目よ」 胡桃「あの汚れ巫女、一瞬だけど京太郎の事見てた」 白望「汚れ巫女ダルい」 エイスリン「ケガレミコ!」 霞「貴女達はぁぁぁぁ……」ギチギチ 透華「そこをお願い出来ませんか?」 霞「無理」 一「人助けだと思ってお願いします」ペコリ 霞「頭下げても駄目」 胡桃「ケチ!」 霞「ケチで結構」 純「男らしくねーぞ」 霞「私は女性ですので。貴女と違って」 純「んだとぉ!!」 エイスリン「オネガイ、ケガレミコ!」 霞「ぜっっっっったいに嫌よ!!」 ハギヨシ「ならば私の裸で……」ヌギヌギ 霞「死ね!」ブンッ ハギヨシ「ごはぁ!!」バゴーン バタッ 豊音「うーん、どうすればいいのかな……あっ!そうだ!」ガサガサ 豊音「どうぞ!!」スッ 霞「これは……ひよこ饅頭ね」 豊音「お願いします!」 衣「ひよこ饅頭の前に屈服しない者はいないな」 透華「ひよこ饅頭美味しいですからね」 京太郎「俺だったら3秒だな」 純「1秒だろ?」 塞「低レベルな争いしないでよ」 エイスリン「マンジュウコワイ!」 霞「……このひよこ饅頭は頂くわ」 豊音「じゃあ!」 霞「それとこれとは話は別よ」 豊音「ガーーーン!!」 透華「ならばひよこ饅頭を返しなさい!」 胡桃「そうだよ詐欺師!」 霞「なんとでも言うといいわ」 透華「……ならば、京太郎さんお願いしますわ」ボソッ 京太郎「ん?ああ。俺でどうにかなるか分かんねーけど」 一「やってみる価値はあると思うよ」 京太郎「わかった。なぁ、俺からも頼むよ」 霞「え?」 京太郎「ハギヨシは俺の大切な友人なんだ。だから無理は承知で勇者にしてやってくんねーかな?」 霞「で、でも……」 京太郎「頼む!土下座しろって言うならトリプルアクセル土下座だってする!!」 霞「うぅぅぅ……」 透華「フフフッ、効いていますわ」 胡桃「案外チョロイんだね」 エイスリン「チョロリア!」 一「君達には言われたくないと思うよ」 霞「でもね……」 透華「あらあら、せっかく京太郎さんがお願いしてると言うのに断るつもりですの?やはり、胸は大きくても器は小さい人ですわね」 霞「くっ……この私を恫喝するつもり?」 透華「なんとでも言えばいいですわー」 智紀「ここぞとばかり口撃してる」 一「性格悪すぎ」 豊音「ちょー怖いよー」 京太郎「俺からももう一度頼む!」パンッ 霞「……」 霞「……はぁ」 霞「分かりました」 京太郎「おっしゃ!かすみん愛してるー!」 霞「うっ……」カァァァ 塞「なんともまぁ」 純「以外と純なもんで」 胡桃「純なだけに?」 純「うるせー」 霞「ただし!条件があります」 透華「いいですわよ。ただし変な条件でしたら霧島神宮の巫女は痴女で売女なケガレ巫女と言い触らしますわよ」 透華「龍門淵を敵に回したら恐ろしいですわよー」 一「悪魔だ」 白望「食券乱用」 豊音「それを言うなら職権乱用だよー」 白望「訂正するのダルい」 胡桃「それってさすがにやり過ぎでしょ!」 透華「黙らっしゃい!!いいですか?」 透華「もし仮に婿にでも入れなど言われたら、京太郎さんは一生窮屈な神社で生涯を過ごさなければなりませんのよ」ビシッ 胡桃「それは……」 透華「それでしたら、我が龍門淵で最高に満喫した生活を優雅に送る方がいいに決まってますわ」 霞「金を掛ければいいってもんじゃないのよ?必要なのは愛」 透華「貴女が愛を語ると胡散臭く聞こえますわね」 純「にしてもコイツら初対面でよくもまあこんだけいがみ合えるな」 塞「誰だって好きな人は取られたくないでしょうからね」 エイスリン「」カキカキ スッ #aa(){{{ 発 者 同 . 。_ ____ 争 生 同 .じ . /´ | (ゝ___) い .し 士 .レ .__/ r-┴ ゝi,,ノ ro、 は、 .な で .ベ ∠ゝ (ゝ.//` ./`| }⌒j .い し .ル } ⌒ /`ヽ、_∠l,ノ ・ヽ´ .! ! か の / ´.. .} >、、___, .r、 ソ、`\ / .. . .} / |∨ ` ̄ / .. . ./ | 丶 / _、 .. . . .{ .{. . . \ { .. Y .ゝ、 {. . . . . ヽ |、 .. / 丿 . 〉 .- ⌒ . ヽ / {. .. ./ ソ .. ./ .( .. . . ` .. } ./.. . }. . ./ ヘ、 .. ./ .\ .. . r_,ノ、. . } ./.. . /|. / {. ./ X. . }.} X X /.. . / .}. | } / .Y丶ヽ Y. Y . __/. / { } 《.〈、 _,,__ . 》丶 Y. \ /. . . . . / !. . ゝ ゝ. . ̄ヾ ´ . . . . . . . . ヾゝ \.  ̄>}}} 智紀「愛が愛を重過ぎるって理解を拒み憎しみに変わってく前にどうにかしないと」 衣「きょうたろー二人の醜い争いに終止符を打つんだ」 京太郎「へいへい」 京太郎「はいはい、二人とも喧嘩は止め止め」 透華「ですがこの売女巫女が!」 霞「高飛車女に言われたくないわよ!」 京太郎「俺は可愛い女の子が喧嘩する所、見たくないなー」 透華「……」 霞「……」 京太郎「仲直りの握手だ」 透華「分かりましたわ。石戸さん」スッ 霞「ええ」ギュ 透華「……」グググッ 霞「……」グググッ 一「……駄目じゃん」 胡桃「目も血走ってるんだけど」 衣「一件落着だな」 エイスリン「ソウダネ」 一「そう見える君達はお気楽でいいね」 霞「……それで、先程の条件だけど大した事じゃないわよ。用件が終わったら勇者の職業を返してくれればいいだけだから」 透華「そ、そうでしたの……おほほほほ」 一「これは透華が悪いね」 エイスリン「センパン!!」 胡桃「だからエイちゃんは何処からそんなの覚えてくるの……」 京太郎「謝っとけよ」 衣「トーカ、己に非がある時はきちんと謝罪するのが礼儀だぞ」 透華「わ、分かってますわよ」 透華「済みませんでしたわ。はやとちりをしてしまって」 霞「いいのよ、過ぎた事だし。それに、罪を認め赦すのは巫女のお仕事です」 透華「ありがとうございますわ」 霞「……」チラッ 京太郎「おー、さすが巫女さんは言う事が違うぜ」 霞「フフッ……」 一「……腹黒巫女だ」 塞「ええ」 霞「では参りましょう」 京太郎「所で他のみんなは?」 霞「小蒔ちゃんならいるわよ」 京太郎「残りの3人は?」 霞「近くに妖怪ワカメ王女が出たって話だから退治に向かったわ」 エイスリン「ワ、ワカメ……」ガクガク 胡桃「エイちゃん!」 京太郎「大丈夫だぞ。怖いワカメは巫女さんが退治してくれるからな」 エイスリン「ウ、ウン」 霞「なるほどね……」 京太郎「あーでも残念だな」 霞「なにが?」 京太郎「はっちゃんがいたらロリプルロリスターが出来たのに」 塞「ロリって……須賀君ってロリコンなの?」 一「本人はミニコンって否定してるけど、多分そうだよ。アニメ見てても小さい子ばっかり気に入るし」 塞「良かったわね胡桃」 胡桃「だったらあの胸だけBBAはどう説明するのよ?」 霞「聞こえてるわよミジンコ」 胡桃「ミジンコより大きいわ!!」 一「京太郎はおっぱい魔人でもあるからね」 胡桃「それって要するに誰でもいいんじゃ……」 豊音「私にもチャンスあるかなー」 一「大丈夫じゃないかな?姉帯さん美人だし」 豊音「び、美人って、そんな事ないよー」フリフリ エイスリン「トヨネカワイー」 霞(巨人族がぶりってんじゃないわよ) 霞「さぁ、着いたわよ」 -転職の間- 霞「小蒔ちゃん、お客様よ」 小蒔「はい。どちら様ですか?」 京太郎「こんにちは」 小蒔「京太郎様!!」 京太郎「久しぶり」 小蒔「お会いしたかったです!!」タッ ギュ 京太郎「……っと、俺もだよ」 一「あー、やっぱりそうなるんだ」 ハギヨシ「京太郎爆発しろです」 一「萩原さん京太郎の親友じゃないの?」 ハギヨシ「勿論です」 胡桃「脆い友情だね」 小蒔「そちらの方達は?」 霞「京太郎くんのお連れよ。インターハイでも見た事あるでしょう」 小蒔「わざわざ遠路遥々起こし下さってありがとうございます。私はこの霧島神宮の巫女をやっております神代小蒔と申します」 エイスリン「ジンダイコマダ?」 霞「こまきよ。間違えるんじゃないわよエイドリアン」 エイスリン「……」カキカキ スッ #aa(){{{ ∨  ̄. ―< .. .| ,.ィ二ヽ │ { ノ .〉 __\ / ⌒ヽ | | /ゝ ニ==〉 レ ィ/ `ヽ { { 〉 . | ,.< 艾//ミ {-丐 乂 ∧ } 〈 | .. | / , } > . 小、__j .. { \ ∨ /レ{ ト、{ r= . . | │ - .>′ ´~| \乂_| / .. \ } , /  ̄ ̄ 〈 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .....| \ `¨フ .. . \ { ィ ´ ̄Yハ` < 話は聞かせてもらったぞ! .....{ 丶 `ヽ \ ー=== } い、 | 胸だけBBAとワカメは殲滅する! .......丶 丶 \ .. \_,ィ_,ィノヽ八 ヾ\ \____________ ............\ \ ヾ } \ 、}}} 霞「……」 小蒔「お上手ですね!」 エイスリン「アリガトウコマダ」テレテレ 霞「だからコマダじゃなわよ」 エイスリン「?」 小蒔「構いませんよ。えっと……」 京太郎「エイちゃん……エイスリン・ウィッシュアート。ニュージーランドからの留学生なんだ」 小蒔「よろしくお願いしますねエイスリンさん」 エイスリン「オマエモナコマダ」 小蒔「はい。そうだ!あれを差し上げますね」スタスタ ガサガサ 塞「何を渡す気かしら?」 霞「まさか……」 小蒔「どうぞ。これを読んで日本語を沢山覚えて下さいね」スッ エイスリン「オー!アリガトウ!」 透華「なんの本ですの?」 エイスリン「コレ!」スッ 純「なになに、『ペガサス・J・クロフォードのジャパニーズ講座 これでアナタも日本語マスターになれマース』だって」 ハギヨシ「ほぅ」 一「うわっ、インチキくさっ!」 胡桃「そんなので覚えてられるの?」 エイスリン「スゴイ!コレヨンダラニホンゴスラスラハイル!」ペラペラ 小蒔「良かったですね」 エイスリン「アリガトウデースコマダ!」 霞「いい加減コマダを直しなさい」 エイスリン「カスミババアムダチチデース☆」 エイスリン「HAHAHAHAHAHAHA」 エイスリン「マインド☆スキャン」 霞「ウザい……」 胡桃「やめて!ペガサスの日本語講座で、インチキ日本語を覚えたら」 胡桃「宮守で浮いてるエイちゃんが更にハブられて精神まで燃え尽きちゃう!」 胡桃「お願い、覚えないでエイちゃん!あなたが今ここで覚えたら、私達との約束はどうなっちゃうの?」 胡桃「ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、トシBBAに勝てるんだから!」 胡桃「次回、「エイスリン死す」デュエルスタンバイ!」 塞「わけがわからないよ」 小蒔「お茶をお持ちしますね」 透華「それには構いませんわ。私達は転職に来ましたの」 小蒔「まあ!では京太郎様が?」 霞「所が違うのよ」 小蒔「え?」 小蒔「霞ちゃん、違うって?」 霞「転職するのは京太郎くんでは無くそこの執事さんよ」 ハギヨシ「どうも」 霞「しかも勇者にね」 小蒔「えっ!?ですがそれは!!」 霞「分かってるわ。一時的だから安心して」 小蒔「……分かりました。京太郎様は転職のご希望はありませんか?」 京太郎「今の所は無いかな」 小蒔「そうですか。では執事の方、こちらへ」 ハギヨシ「はい」 小蒔「この転職一覧から成りたい職業を選んで下さい」 ハギヨシ「畏まりました」 ハギヨシ「……むふ」 転職一覧 んふっ ふんもっふ 戦士 魔法少女 魔法使い 決闘者 コック ニート ガンダムパイロット 忍者 騎士団長 超魔王 勇者 ハギヨシ「たくさんありますね」 京太郎「気になるのはあるか?」 ハギヨシ「んふっ ふんもっふに心惹かれます」 京太郎「なるほどなー」 透華「おかしいですわね。情報の伝達に齟齬が発生してますわ」 京太郎「なんか世界を大いに盛り上げたくなるな」 一「そんな事はどーでもいいからさっさとやりなよ」 京太郎「巻きに入って来たなイチ君」 一「だからそう言うフリはいいから!」 京太郎「しょうがねーな。ハギヨシ、サクッとやろうぜ」 ハギヨシ「そうですね。では……」スッ 衣「ハギヨシ、衣も見たいぞー」グッ ハギヨシ「おっと……」グニッ ピッ 京太郎「あっ」 透華「え?」 一「……」 純「おいおい」 小蒔「では執事さんが転職する職業は『魔法少女』ですね」 透華「ち、違いますわ!ころもー!」 衣「こ、衣も悪くないぞ!」 胡桃「やり直せばいいじゃん」 小蒔「残念ですが一度決定したら最低三ヶ月はその職業に就いて貰います」 京太郎「なんで?」 霞「最近、自分に合わないってすぐに職業を変える人間が多いのよ。だから規約変更した訳」 京太郎「なるほどな」 エイスリン「ザンネンデシター」 小蒔「では、転職の儀式を行います。はっ!」カッ ハギヨシ「これは!!」グワッ 豊音「見て!ハギヨシさんが!」 ハギヨシ「レイジングハート!セーットアーップ!!」バッ 胡桃「うげーー」 白望「気持ち悪過ぎてダルい……」 エイスリン「グロチュウイ」 京太郎「じゃあ俺もネイキットセーットアーップ!!」 透華「京太郎さんはいけませんわよ!!」グイッ 一「女の子ばっかりなのに脱いだら駄目だよ!」グッ 京太郎「ノー!!」 霞「はぁはぁはぁはぁ……京太郎くんの裸」 智紀「ヤバイ奴がいる」 ハギヨシ「魔法少女リリカルハギヨシ!全力全壊頑張ります!」バーンッ 塞「キモ過ぎ」 透華「うぅぅ……ハギヨシが魔法少女に」ガクッ 小蒔「お似合いですよ」 ハギヨシ「ありがとうございます。私、告って参ります!」 一「うん、頑張って。結果は見えてるけど」 ハギヨシ「では!」ドシュゥゥゥン 京太郎「行っちまったな」 胡桃「うん」 純「俺らも帰るか」 透華「私達は、なんの為にここまで来たのでしょうか……そう問わずにはいられない気持ちですわ」 -長野 龍門渕邸- 透華(あれから一ヶ月。ハギヨシは予想通りフラれ変質者扱いされてしまい) 透華(気が動転した彼は福路さんに全力全壊零距離スターライトブレイカーを撃ち込んだ後その場を逃走。未だに帰って来てません) 透華「今頃ハギヨシは何をしてるのでしょうか」 京太郎「トーカ、なにしてんだ?」 透華「いえ、空を見上げていると何時かハギヨシが帰ってくるかと思いまして」 京太郎「そっか。でも、きっとハギヨシは自分の居場所を見付けてるさ」 透華「それは何処ですか?」 京太郎「俺達とよく似た場所。そうだな『極めて近く、限りなく遠い世界』……そんな場所かな?」 透華「そうですか……ハギヨシは本当の魔法少女になったのかも知れませんわね」 透華「……そうそう。例の件、考えてくれましたか?」 京太郎「俺が龍門渕の執事になってこっちに転校する話か?」 透華「ええ。もしこっちに来てくれれば皆さんも喜びますわ」 透華「もちろん、私も」 京太郎「……トーカ」 透華「京太郎さん……」スッ エイスリン「キョタロー!トーカガール!!」バンッ 透華「ひゃう!!」ビクッ 京太郎「ん?」 エイスリン「ヌケガケハユルシマセーン!」 透華「エイスリンさん、これは……」 エイスリン「バンシニアタイスル!」 豊音「エイスリンさん駄目だよーそんな言葉を使ったら」 胡桃「いいのいいの。抜け駆けしようとしてる人なんだもんねー」 白望「……透華はあくどい」 透華「うっ……」 一「当分は無理かもね」 塞「ごめんなさいね」 透華「……はぁ、いいですわよ。お招きしたのは私ですから」 透華「それに、時間はまだまだありますわ!」 京太郎「そうだな。みんなこれからもよろしくな」 ~END~
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. 竜華「ご、ごめん、待った?」 京太郎「全然ですよ、今来たとこです」 竜華「そうなんか、良かったぁ。ほな行こか」 京太郎「おっとまずはその前に……」 竜華「?」 チュッ 京太郎「さ、行きましょうか」 竜華「///」 竜華「なあなあ、今日はどこ行くん?」 京太郎「えっと……まずは映画ですね」 竜華「ええやん、はよ行こ!」グイッ ギュッ 京太郎「うわっ、いきなり掴まないでくださいよ!」 竜華「こうせえへんと迷子になるやろ?」 京太郎「なりませんよ!子どもじゃないんだから」 京太郎「……あ」 竜華「?どうかしたん?」 京太郎「ちょっと……トイレに」 竜華「……」カァァ 竜華「ほなウチ、待ってるから」カァァ 京太郎(かわいい) 京太郎「未だに子どもが何人欲しいかーって聞いても顔真っ赤にするんだよな」 京太郎「清純なのか、むっつりなのか……」 京太郎「まあかわいいからいいけど」 「ギョギョギョギョギョ!」ササッ 京太郎「ん?」 「ギョギョ!」 「科学ノ進歩、発展ニ犠牲ハツキモノデース」 ビビビビビビビビビビッ! 「ギョギョギョギョ!」ササッ 京太郎(竜華)「あれ、今ウチ……」チラッ ポロン 京太郎(竜華)「……え」 竜華(京太郎)「ふぅ……」 竜華(京太郎)「ん?なんか全然出ないような……」チラッ ポヨン 竜華(京太郎)「……は?」 ドタドタドタ 京太郎「え!?」 竜華「なっ!?」 京太郎「ウチ!?」 竜華「俺!?」 京太郎「ウ、ウチがおる……」ワナワナ 竜華「えっと、目の前に俺がいて、竜華さんの関西弁を喋ってるってことは……」 竜華「俺と竜華さんが、入れ替わった?」 京太郎「い、いや、そんなんありえへんやろ」 竜華「でもこの状況はどう考えても……あ、トイレ行きたくなってきたんで行ってきます」 京太郎「やめてぇぇぇえぇぇえええ!」ガシッ 竜華「ぐえっ、力強っ!」 竜華「早くしないと漏れちゃいますよ!」 京太郎「そ、それは……嫌や」 竜華「じゃあ行ってきますね」 京太郎「いやぁあぁああああ!」 竜華「ぅぐっ!」 竜華「わかりました!わかりましたから!こうしましょう!」 【トイレ】 京太郎「は、早くしてーな」 竜華「わかってますよ」ヌギヌギ 京太郎「やっぱりウチが脱がす!」 竜華「えっ!?」 京太郎「京くんは目ぇ瞑っとって!」 竜華「は、はい」 竜華(なんだろうこの状況) 竜華(俺と竜華さんが入れ替わって、俺の身体の竜華さんが竜華さんを脱がそうとしてる、しかもトイレの中で……) 竜華(おかしいだろ) 京太郎「お、終わったで」 竜華「じゃあ出しますね」 竜華(ここは男と同じ感じでいいのかな?)シャァァァ 京太郎(何やろこれ……何か変な感じする……)モゾモゾ 竜華「よし、次は竜華さんですね」 京太郎「へっ?」 竜華「入れ替わったの出す前でしたからね、我慢してたんでしょう?」 京太郎「ぅ……せやけど」 竜華「自分が漏らすとこなんて見たくないんで、早くやっちゃってください」 京太郎「でもぉ……」ジワッ 竜華「」ゾクッ 竜華「失礼しますね」 竜華(つっても俺の身体なんだけど) 京太郎「京くん!?」 ポロン 京太郎「きゃあっ!」 竜華(なんで勃ってんだよ……) 竜華「竜華さん、なんか興奮してました?」 京太郎「興奮……?」 竜華「興奮するとここ大きくなるんですよ」 京太郎「そうなん?お父さんそんなことなっとらんかったけど……あっ、小っちゃい頃に一緒にお風呂入っとったときの話やで!」アセアセ 竜華「まあそれはこの際置いておきます」 京太郎「こ、これどうやって出せばええの?」 竜華「押し出す感じで、ちゃんと便器の中を狙ってくださいよ」 京太郎「う、うん……」ジョロロロ 竜華(映画見て今年用の水着とか買いに行くつもりだったんだけど、これじゃあ無理だな) 京太郎「さっ、はよ映画館行こっ!」 竜華「あーもう待ってくださいよ!」 怜「竜華、何しとるん?」 京太郎「と、怜!?」 セーラ「オレもおるで!」 竜華「セーラさんまで!」 怜「ああ、そういえば今日が初デートやったっけ」 竜華(これはめんどくさいことになる予感……!) 竜華「せ、せやで、ほな京くんはよ行こ!」グイッ 京太郎「またなー怜ーセーラー」フリフリ 竜華「はぁ……はぁ……なんでいるんだあの二人……」 京太郎「もっと話したかったなぁ」 竜華「バレたらどうするんですか!完全にオカシイ人になりますよ!」 京太郎「うっ、それは嫌やな……」 竜華「まあ多分もう誰にも会わないと思うんで、さっさと行きましょう」 咏「お、京太郎じゃーん」 照「竜華もいる」 京竜((言ったそばから!?)) 京太郎「はぁ……ぜぇ……」 竜華「はぁ……はぁ……」 竜華「なんでどこにでもいんだよあいつら……」 竜華「道にも映画館にも店にも、レストランにも……」 京太郎「なんか……疲れた」 竜華「じゃあ膝枕でもしましょうか」 京太郎「ふふっ、いつもとは逆なんやな」 竜華「はい、どうぞ」ポンポン 京太郎「おおきに」ポスン 竜華「気持ちいですよね、竜華さんの太もも」ナデナデ 京太郎「せやな、こんなん初めてや」 竜華「……俺たち、いつ元に戻るんでしょうね」 京太郎「……わからん」 竜華「……あ」 京太郎「どうしたん?」 竜華「竜華さん、俺にキズしてください」 京太郎「へっ?」 竜華「ほらあれですよ、おとぎ話の法則、王子様がキスすると魔法が解けるっていう」 京太郎「ほんまに……?」 竜華「ほら早くしてください王子様」 京太郎「ふふっ、自分のこと王子様って言うんやな」スクッ 竜華「竜華さんにとってはそうなんでしょう?」 京太郎「……せやで」 京太郎「ウチを、ウチが抱えとった重みをわかってくれて、救ってくれたんやから」 京太郎「京くんは、ウチの王子様や」 竜華「その言葉、竜華さんの口から聞きたかったです」 京太郎「何回も言うたるわ、いつでも、どこでも」 チュッ 竜華「ずっと、一緒やで」 京太郎「あ」 竜華「あ」 京太郎「戻り……ました、ね」 竜華「せ、せやな……」カァァ 竜華「……はずい、はずいわ……」 京太郎「そんなこと、ないですよ」 京太郎「ずっと、一緒です」ギュッ 竜華「……うん」カァァ 京太郎(かわいい) .
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注意 安価、コンマスレのまとめなので話が途中でわからなくなることがあります 詳しくは下記の元スレを参照 本まとめはセリフのあるレスのみを抜粋しました(だいたい) 変なところで区切れていますがご了承ください(時間があれば、また修正します) この物語はループものです | | は 安価です、修正がめんどくさいので…時間があれば修正します だいたい1時間で適当にまとめました、ミス多々あります 始めに 京太郎「ヤンデレ……?」0 本編 京太郎「ヤンデレ……?」1 京太郎「ヤンデレ……?」2 京太郎「ヤンデレ……?」3 京太郎「ヤンデレ……?」4 京太郎「ヤンデレ……?」5 京太郎「ヤンデレ……?」6 京太郎「ヤンデレ……?」7 京太郎「ヤンデレ……?」8 京太郎「ヤンデレ……?」9 京太郎「ヤンデレ……?」10 京太郎「ヤンデレ……?」11 京太郎「ヤンデレ……?」12 京太郎「ヤンデレ……?」13 京太郎「ヤンデレ……?」14 京太郎「ヤンデレ……?」15 京太郎「ヤンデレ……?」16 京太郎「ヤンデレ……?」17 京太郎「ヤンデレ……?」18 京太郎「ヤンデレ……?」19 京太郎「ヤンデレ……?」20 京太郎「ヤンデレ……?」21 京太郎「ヤンデレ……?」22 京太郎「ヤンデレ……?」23 京太郎「ヤンデレ……?」24(終) 京太郎「ヤンデレ……?」座談会 元スレ -京太郎「ヤンデレ……?」【安価】 京太郎「ヤンデレ……?」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398960866/ 京太郎「ヤンデレ……?」照「その2……」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399179751/ 京太郎「ヤンデレ……?」霞「その3ね」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399656717/ 京太郎「ヤンデレ……?」白望「その4……だるっ」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1400606625/ 京太郎「ヤンデレ……?」ゆみ「その5だな」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401001615/ 京太郎「ヤンデレ……?」洋榎「その6やでー」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401377079/ 京太郎「ヤンデレ……?」煌「その7……すばらな数字です」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402751995/ 京太郎「ヤンデレ……?」怜「その8や」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1403445335/ 京太郎「ヤンデレ……?」衣「その9だ!」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1404540082/ 京太郎「ヤンデレ……?」小蒔「その11……復讐……ですか?」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406217308/(10スレ目) 京太郎「ヤンデレ……?」淡「その130……なんてねっ」【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407660402/(11スレ目)