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「―――そう、事情は分かりました」 正気に戻った医師がハヤテをまず押しとどめ、何とか対話の方向まで持っていくことに成功した。 中々抵抗は厳しかったのだが、「お金の事は今回は何とか考えます」の言葉が効いたのか、少なくとも隙あらば逃げようという姿勢は鳴りを潜めたようだ。 保険証はともかくお金も無いから逃げるという患者は少なくは無いが、こんな若さならの少年がどうして、と思わなかったわけではない。しかし、カルテとは別に脳内に纏めたメモの、今ベッドで横たわらせている患者から聞いた事情を見直して納得する。 綾崎ハヤテ。現在高校一年生の十六歳。 幼少の頃より浪費癖かつ借金まみれの両親のもとで食うにも困る生活を続け、年齢を誤魔化して普通は成年が就くようなアルバイトを幾つも行う事で食いつなぎ、学費や生活費も全て自分で賄ってきた。 が、今日夕方に両親から強制的に借金を押し付けられる事で、かろうじて支えてきた生活の堤防が決壊。借金取りからは着のみ着のまま命からがら逃げ延びたものの、身体に限界が来て―――その後の顛末が今だ。 お金も貴重品も、私物の一つすら持ち出さず。 「要するに、原因は栄養失調と睡眠不足、疲労にストレスと、それに伴う肉体の消耗―――若いから何とかなってる、ってぐらいね」 言外に普通なら危険なのよ、という意味を込めて告げるが、相手は今さら慣れっこなのか、反省しているからなのか、反応が鈍い。 事情が事情なだけに強くは言えないが、念を押すように問いかける事でようやく返事を引き出した。 「はぁ……すみません」 「ほんまびっくりしたんよ? あんな夜中にいきなり倒れるから、どないしたらええんか分からんかったし」 「そういえば、その事についても聞いておかなきゃね。どうして、外出してたのかな?」 矛先がこちらに向いてしまい、うわ薮蛇、とはやてはうめく。医師の顔は笑っているが、目が笑っていない。 「えっと、それは、まあ……ごめんなさい」 「ふう……まあいいわ。それはまたおいおい、ね」 ちっ、ごまかされへんかったかと突然黒く舌打ちするはやてに驚きおののきつつも、ハヤテは肝心な事を聞き忘れていた事に気付いた。 「あの、すみません。結局、僕はいつまでここにいればいいんでしょう?」 少年はさっきからずっとそわそわとしている。これも彼曰く、病院みたいな場所に来るのすら生まれて数回しか無いと言うのに、ましてやベッドでのんびりと寝ているなんてブルジョアな行為がひどく落ち着かないとの事だ。 「今日一日は、安静の為にここで入院してもらうわ」 「えっ!? そ、そんな―――」 「今の貴方に必要なのは休養よ。それも身体だけじゃない、心も。特に身体に関しては、数日は絶対安静必須よ。 せめて今日一日ぐらい、働くことも借金も忘れて、ちょっと話を聞かせて貰ってから、ゆっくり眠ってても罰は当たらないと思うわ。今日はクリスマスイヴなのだから」 そう微笑んで告げる医師に、しばらく躊躇ってはいたものの、やがてハヤテは決心して眠り出そうとする。 すきま風が吹き荒れ、ボロボロの畳の上に敷く布団の上で、借金取りからの油断を欠かすこと無く警戒しながらの睡眠とは、天と地の差であった。 ハヤテを入院させ、あまつさえ金の工面をつけると申し出たのは、特別憐憫の情や同情からだけでは無かった。 いや、そこから繋がると言えば否定は出来ない。八神はやては幼い頃から両親と死に別れ、親類の遺産管理があるとはいえほぼずっと一人暮らし。綾崎ハヤテも両親はいたが、味方どころかほとんど敵の状態で、幼い頃から友達と遊ぶ前に夜逃げや身の合わぬ労働続き。 両方とも、本質的には独りぼっちなのだ。 だからこそ、同じ家に住まわせてみればどうだろう、と思ったのだ。 はやての脚の病気に対しては様々な手段を講じてはいるが、どれも効果的な手段であるとは言いがたく、むしろ長年のうちに悪化の気配すら見せている。 精神的な方向からの支えも行ってみたいとは思うものの、自分は忙しい医者の身、どうしてもはやてだけにかかりきりという訳には行かない。ましてや一緒に暮らすこともかなわない。 その代わりといっては何だが、この少年を一緒に住まわせ、支えてもらうことで、はやての精神的な、またはいざ発作が起きたときの支えとなってもらうように考えた。 そして、病状が回復に向かうのであればそれは重畳である。 ただ、彼がそれに相応しい人間か、見極めなければいけない。はやてが初めて会った人間にあんなに遠慮無しに突っ込みを入れる相手は珍しく、さっき少し話した程度でも良い性格であるとは思う。 だが、はやてを任せて良いのかはもう少しはっきり話をしてから、と判断する。自分とて生まれて三十年を越えている医師だ、それなりに人間の見分けはつくつもりである。 そんな自己中心的だと自覚した腹積もりで、彼女はハヤテを入院させた。結局、他人にしてははやての事を十分すぎるほど考えているのだが。 「話をするのは、はやてちゃんを送ってからかしらね」 しかし、その話の予定は二度と達成される事が無くなるとは、今の彼女には知るよしもなかった―――。 結局石田医師にしぼられてから、はやては我が家の前に帰還した。 さっきまでの賑やかな空気の時間が、まるで数日前のように遠く感じる静寂。日々が同じ事の繰り返しの中、何が起こるか分からないような―――楽しかった出来事はどれほどぶりだったろうか、と思い返すが、殆んど思い返せないので考えるのをやめた。 先程の少年を思い返す。貧相な顔の、からかうと面白そうな少年。直感だが、あの人は多分いい人だ。そして、いろんな意味で楽しい人。 あんな人と一緒にいたら、日常が面白いだろうなと考える。きっと、誘拐事件に巻き込まれたり、豪華客船沈没事件に巻き込まれたり――― 「……あかん、何かおかしい考えになってる」 夢の時間は終わり、今からは再び現実の時間、ひとりぼっち。 防犯のために、出掛ける前に電気付けっぱなしやったかなと思い出しながら玄関の扉の鍵を開け、 ―――お願いです、話を聞いてください どこからか聞こえる囁くような声を、受け取ったのだった。 天使と言う言葉を聞き、普通の人々はどう連想するだろうか。 神に仕える存在。無垢なる者。白い翼を生やした、想像上の産物。 だが、世界にはごくまれに存在するのだ。黒い翼を生やし、俗世に堕ち、神に仕えることを止めてまで、一つの感情を知ろうとする者が。 天使は無垢であり、それ故に愛を知らず、知ろうともしない。 それを知る事が、知ろうとする事自体が、自らを傷つけなければいけないからだと、本能で感じ取っていたからかもしれない。 それでもなお、自分を傷つけても、苦しめても、その感情―――愛情とは何かを知るために、人の世界に降り立つものがいた。 彼女―――遊羽もまた、その一人であった。 尤も、彼女に関しては事情が多少異なってはいたが。 「あちゃー……参ったわね」 遊羽は俗に言うゴスロリドレスで包まれた華奢な身体を、地面で汚れることに何の躊躇いもなく倒れ伏しながら、少しも参っていない様子のおどけた声で現状をぼやく。 だが第三者から見れば顔は血の気が引いており、指の二、三本や顔以外はほとんどピクリとも動こうとせず、軽口で済ませるような状況ではないのは一目瞭然だった。 むしろ、刻々と命のろうそくが消え去ろうとしていた。周囲の寒さが、灯火を弱らせていく。 少しでも早く、助けを呼ばなければ―――そんな事はとうに理解しているのだが、まず周りがよく見えず、何処にいるのか分からない。大声を出す元気もない。這って進む気力すらない。 以前の人間界でのとある問題行動から遊羽は『病気』にかかり、天界の病院に入院を余儀なくされた。 が、彼女の友人の調べた結果、遊羽は治療をされていると見せかけ、徐々に衰弱して死んでいくように毒を投与されていたと判明。 幸い友人が天界でエリートの位置にいた事と、遊羽自身が入院当初は抜け出して人間界に降りていた事から、病院から抜け出すことは何の不自然もなかった。 せいぜい、「ああ、久しぶりにまたやったか」と思われるぐらいだろう、それはそれで複雑ではあるが。 「ずっとは無理だけど、しばらくはこっちで誤魔化し続けるわ。その病気ですぐ死ぬって事は無いはずだから、逃げなさい」 「……うん、またね」 天界での最後のやりとりをかわし、遊羽は人間界へのゲートに飛び込む。 また、出逢える事を信じて。 ただ、誤算が存在した。地上へと降りる前に、今まで投与されていた毒物が予想以上に遊羽の身体を蝕んでおり、ゲート転移に耐えきれなかったこと。 そのせいで、彼女の予想していない場所に飛ばされた事。 そして、今まさに身体を動かす体力すら残っていない事。 故郷には居る事も出来ず、人間界の知人の元にも向かえず、このまま誰知らず朽ちていくしかないのか。 微かな幸いと言えば、彼女がここがどこかを全く理解していないところか。 空には静かに舞う白い雪、木々がほんの少しやさしくざわめく夜。 その音を子守唄として、僅かに開かれていた瞳が今まさに閉じようとしていたその時。 「だ、大丈夫ですか!」 「え……誰? どこにおるん?」 開けたドアの奥や左右、後ろを見ても人の姿形は見当たらない。なんや空耳かあと気を取り直したが、 『そこの、車椅子に乗ったあなたです』 確かに、少年の声が聞こえる。聞き間違いでは、無い。しかも頭の中に聞こえるような気がするが、それにしても何処にいるのだろうか? 「なあ、どこにおるん?」 『待っててください、今姿を現しますから』 その言葉と共に、はやての前に姿を現したのは――― 「……茶色いねずみ?」 本当はフェレットが近いのだが、想定外の生き物が現れた為、つい大雑把なまとめ方の言葉しか出てこない。これは色々な意味でツッコミを待っているのか、素人ドッキリで本人は暗闇の奥で笑いをこらえているのか、そもそも何を話せば良いのか。 そしてフェレット―――ユーノ・スクライアの方も、この世界に来たばかりでねずみとフェレットの違いが分からず、否定も肯定もしなかった。こちらも、どう話を切り出すべきかで悩み、反応を窺いながら黙りこくる。 しばしの沈黙が流れる。両手の指で数えられないぐらいの秒が経過した時、ユーノがこらえきれず用件を話そうとして、 「ようできたぬいぐるみやねえ」 「って、違いますよ! 僕はぬいぐるみじゃないです」 「冗談やって」 いったいどんなからくりかは分からないが人語を話しているフェレットを前にして、はやてはあっけらかんとしている。つい先程の変人の件で、耐性が出来ていたのかもしれない。 もしくは、そんな細かい事を気にしない性格であるのか。 実際のところ、はやてにはもちろん驚きの思いはあった。この現代日本において、一般的に動物が喋ることがあるという夢物語や妄想を信じるほど、はやては子供ではない。 だが、それを些細なものとするほど、強い感情が彼女の心を塗りつぶす。 ―――こんな面白いコト逃したら、また退屈な日に逆戻りや! 小さな胸の中に響き渡る鼓動が、止まらない。友達とも遊べず、身体をめいいっぱい動かしたい盛りであるだろうにそれもできないはやてだからこそ、沸き上がる強い思い。 今自分は、普通には出会わない事に足を突っ込んでいる! 嬉しかった。嬉しいとしか言葉が浮かばなかった。騙されているならとことん騙されてやれとも思った。 もし足が動かせるのなら、冷凍マグロを抱えて水中エレベータに乗り込んだり、忍者ごっこをして記憶喪失の兄を困らせたりするぐらい奇抜な行動を起こしていただろう。 非論理的で支離滅裂ではあったが、それぐらいユーノという存在の登場は、はやてにとって衝撃を与えた。 もっとも、衝撃が大きすぎて、結局当たり障りの無いボケをかます事しか出来なかったが。 どちらにせよ、特に驚きも怯えもしない相手に慌てる必要は無いと感じたのか、ユーノは本題を切り出す事にした。 「僕は、ユーノ・スクライアです。公園で先程、赤い宝石を拾いませんでしたか?」 「私は、八神はやてって言うんよ。……ああ、そういえばさっき拾ったよ」 言われてようやく思い出し、ポケットの中にしまったままの赤い石を取り出した。今の今までまで人生で一、二を争うほど濃すぎる時間を送り、つい忘却の彼方に放り投げていた。 「もしかして、これユーノさんの?」 「ユーノでいいよ、同い年ぐらいみたいだし。そう、この世界に来てしまった時に落としてしまったんだ」 「この世界……って?」 「なるほど、そこからだね。実は……」 綾崎ハヤテは、病院を抜け出していた。何て事はない、忘れ物をしたからである。 普通の人間がたった一晩、しかも二、三時間程度では、いくら命の危険から生まれる火事場の馬鹿力で全力疾走しても、三つも遠くの街まで逃げることは出来ないのである。 自称一般人のハヤテもそれは例外ではなく、もっと速く逃げる手段―――途中借りた放置自転車で相手の車とカーチェイスを繰り広げながら逃げてはいたものの、時速二百キロ以上の平均速度走行に先に自転車が息絶えてしまい、仕方無く偶然見つけた廃ビルに置いて眠らせてきた。 短時間ながら苦楽をともにしたもはや相棒とも呼べる存在、後で取りに来ようとは思っていたのだが、後は知る通りの顛末である。はやてと出逢い、倒れて病院へ行き、安静を命じられる。取りに行く暇など、無かった。 (少し眠って回復出来ましたし、書き置きを残して来たから大丈夫でしょう) そんな事をしても怒られるのは必然であるのだが、ハヤテは行ってすぐに戻ってくるつもりであるので、たかをくくっていたのであった。 そして、そんな考え方こそが、死亡フラグもといトラブルフラグである事に本人は気付いていないのである。 廃ビルに到着して、果たして自転車はすぐに見つかった。そろそろ本気で寒くなって来た夜風にコートがはためくが、臨時の相棒を眠らせた屋内はそれほどでもない。 ついさっき雪まで降ってきたのに、やっぱり直接風が来ないからだろうか、とどうでも良いことを考えながら、自転車の容態を確認する。 フレームがボコボコに折れ曲がり、チェーンが外れてはいたが、タイヤは奇跡的に無事だった。ドリフトが平気で出来そうなぐらい磨り減っていたが、これなら病院に戻って落ち着いて直してやれば息を吹き返すだろう。 「……え?」 ほっとしたその時、ハヤテの視界の片隅にキラリと光る何かが飛び込んで来た気がした。 見間違いかと思い、目をパチクリと瞬かせるが、月の光を呼び寄せては弾いているのか、暗闇の中で確かに何かが光っている。 いや、よく見ると…… 少女が、仰向けになって倒れていた。顔は美少女と言っても通用する形、中肉中背で、遠くから見る限りでは外傷、暴行の痕ならびにひどい出血は無さそうだと分かり、少しほっとする。 だが、ハヤテをそのまま絶句させたのは、廃ビル内にあるまじきその姿に驚いたからでは無かった。 全身が黒一色の、ひらひらがこれでもかと付いた、ゴスロリと言われるワンピース風の衣装、おまけに頭部にはメイドのようなヘッドドレス。しかもこんな冬の夜中だと言うのにそれ一着。それだけでも十分おかしいと言うのに、僅かに見える背中の部分から黒い一対の翼の飾り。 これをコスプレと言わずして何と言うのか。年に数回ある大型イベントにて見られるような姿ではないか。ついそんな言葉が脳裏をよぎったハヤテは、内心まずい人に出会ったなあと思いつつも、流石に見なかった事にも出来ず、近寄って呼び掛ける。 「だ、大丈夫ですか!」 つい言葉が上ずってしまったが、何も反応が無い。いや、彼女の開きかけの瞳が逆に閉じてしまった事で、何やら嫌な予感を感じた。 もう一度状態を確認。熱は無く、平熱程度か。服の乱れも外傷も無い。手首を握って脈拍を確かめる……生きてはいるが、かなり小さい。 「ん……う?」 色々探られている事に気が付いたのか、閉じた瞳が重々しくながら再び開き、困惑と疑問の視線で見られていることにハヤテは気付く。とりあえずまだ生きていることにほっとしながらも、ハヤテは出来るだけ不審がらせないように声をかけた。 「大丈夫ですか? 今すぐ、病院に連れていきますから」 「ん……たい、き……じゃ、ない?」 一瞬何の事か分からなかったが、それが人の名前だと言う事に気付く。 それは誰なのか、どうしてこんな奇妙な格好で、こんなところにいて、まるで息も絶え絶えな状態で倒れているのか。聞きたい事はそれなりにあったが、まずはそれを棚上げにして病院への帰還を優先する事を選択。 「痛いところとか、ありますか?」 「全身が……軋んでるみたい。かなり、痛いかも」 「今から背中に背負います、病院で見てもらわないと」 「え……っと、多分、こっちの病院は無駄だと思う」 「なんで、そんな事を? 諦めちゃダメですよ、コートで縛って固定しますから、背中に掴まっていて下さい」 「うん……これ、向こうの病気だし。そもそも、病気なのかな?」 後半の言葉はしかしハヤテには届かず、少年は少女を背負い、有らん限りの速さで走る。この状態での二人乗りは流石に危険な為、再び自転車を置いていかざるを得なかったが。 ユーノ・スクライアは異世界からの来訪者である。 彼らの世界は魔法が科学とならんで発達しており、宇宙人どころか異世界人の存在も特に珍しいものでは無い。 そして、魔法は既に一般生活には無くてはならないものとして、浸透しきっているものだ。 ちなみにそれを聞いたはやては、「ようある魔女っ娘やのうて、えすえふの方なんやね」と感想。 閑話休題。 彼は若くして、一族とともに世界を巡る考古学者として働いており、主に遺跡の調査・発掘を行っていた。彼らの世界は年齢よりも魔導師としての実力やその仕事の知識量で上下が重視されるが、弱冠9歳にして一つの発掘現場の指揮を任されると言えば、その実力も知れるだろう。 今回も、とある世界で新たに見つかった謎の魔導遺跡を調査中だった。最奥部に未知なる装置の存在する、年代すら不明の遺跡。 しかし、調査中に不意に遺跡の中心にあった謎の装置が起動し、気が付けばこの世界に飛ばされていたのだと言う。 「管理内世界では今まで知られていない魔導体系。何千年も昔と思われる材質。そして、その遺跡はかつて『根の世界への門』と言われていたそうです……話を戻します」 その後、突然異なる世界に飛ばされたという事は理解したものの、元の世界―――せめて見知った世界に戻る事すらすぐには難しいのだという。 突然海の真ん中に放り出され、地図と大した装備の無い船だけを渡されたのと同じようなもの。目的地は分かる、向かう手段もある。だが、そもそも自分がどこを出発地点にしているかが分からない。 無闇に世界移動を繰り返すわけにはいかない。それにも魔力が必要だし、いざと言う時のために魔力は温存しておきたい。 そういった話を一通り聞き、はやては頷いた。 「つまり、帰り方がハッキリするまで、置いといてほしいってことやね」 「ええ……って、そこまで飛躍していいの?」 ユーノ個人としては数日、せめて一日身体を休められる場所があればよかっただけなのだが、はやては何言うてるのとカラカラ笑う。 「ええんよ、ユーノ君みたいなかわええ動物がおったら、大歓迎やって」 (動物……って、今の姿はそうだった) 「それに、誰も知り合いがおらんと、世界にひとりぼっちってのも、寂しいで?」 妙に実感のこもったような言葉に少しつかえる何かを覚えたものの、それは脇に置いておき、ユーノは長いフェレットの首を丸く曲げて感謝を言葉に変える。 「……ありがとうございます」 「ええねん、そんなかしこまらんでも。それで、この石は返した方がええんやった?」 「いいえ、それは―――はやてが預かっていて」 思わぬ返答に、目を丸くする。そして視線で問いかける、これは君のとちゃうの、と。 声に出していない思考を読み取ったか、ユーノは懐―――動物体のどこに懐があるのかは謎だが―――から石を取り出し、掲げる。 はやてが拾ったのとそっくりの、赤い石。 「僕には、こっちのレイジングハートがあるから」 「この石って、そんな名前なん? レイジング……えっと、ストーム?」 「ハートです。これはデバイス―――分かりやすく言えば、魔法の杖の元なんだ」 「って、そこは魔女っ娘なんやなあ。それと、ツッコミ薄いで」 SFからファンタジーへ逆戻りした話に苦笑しながらもその目は、はよ教えてえなと食い付きを見せる。 はやてとて年齢一桁の少女、まだまだそういったものに対する興味は、強い。テレビから出てきたような存在が目の前にいれば、尚更だ。 ただ、魔法の杖と聞いたとき、この時はやては呪文を唱えてマハリクマハリタやぴんぷるぱんぷるなどの幻想的なものを想像していたのも無理はないだろう。 まさか数ヵ月後に、友人になった相手の杖から荷電粒子砲まがいの一撃を食らわされようとは、神ならぬはやてには想像しようがない。 「僕の―――いえ、僕らの世界のデバイスは、調整と本人の努力があれば、ある程度は誰でも起動できて、使用できる。だけど……」 きゅい、とマッチ棒のような指でユーノははやての持つ石を指差す。 「それは、デバイスとしては異質な存在なんだ」 「使ってる人が、大変な目に逢うとか?」 「そんな危険なデバイスは無い……訳じゃなかった気がするけど、その話は今は置いておくね」 言葉通り右から左へ物を運ぶ仕草をするフェレットを見て、和む。かわええなあ。 「以前ある遺跡から発掘されたそれを解析したところ、それもまた偶然『レイジングハート』って名前だって分かったんだ」 「じゃあ、ユーノのは発掘されたんや無いって事?」 「僕のは……って、それもまあ置いといて」 しかし、それ以外に分かることが全くといっていいほど無く、おまけに今まで何人もの魔導師が装備しようとしたが、誰もが反応すら無かった。 はっきり分かっているのは、どうやら意識がある―――インテリジェンスデバイスではないかという事だが、 「その意識がやっかいなんだ。この石は人を―――適合者を選ぶ」 「適合者? 使って欲しい人の事?」 「まあ、そうだね。それは今まで誰にも反応を見せなかった。光ることすらしなかったんだ。だけど―――」 「もしかして、私が公園で拾ったときの事?」 急いてはやてが尋ねると、ユーノはただ頷くのみ。語らず、あの時光ったのを見た、と目で告げられているように感じた。 「何か、心当たりはある?」 「ええっと……」 公園でこれを見つけたとき、光っているのを見たから拾えたわけだが、よくよく考えると暗い所で光っているからといって、そんなに簡単に闇の中で見つけられたものだろうか? もしかしたら、この石が私を呼び寄せていた? と考え、 「……いや、なんもあらへんわ」 「そうか……いや、別に気にしなくていいから」 「あ、うん。 さっきの話やけど、持っててええんやったら、私が持っとくわ。せやけど、ほんまに私が持っててええの?」 指でつまみ上げた小さく新たな知人は、しかし公園の時とは反応がまるで嘘のように沈黙していた。 「それに、私は具体的に何すればええの? 魔法とか言われても、私は何にもでけへんし」 「持っていてくれるだけでいい。正直、何が出来るかもそれが何を伝えたいのかも全然分からないし、選ばれたはやてと一緒にいれば、もしかしたら何か分かるかも―――」 ふと、言葉が途切れる。言い間違えて言葉を訂正しようとしているのか、さもなくばして欲しい事を思い出したのかとも思ったが、それにしては妙に表情が厳しいのに気付く。 何を考えているのか、呆然としているだけなのか、フェレットは長い首を天に向けたまま硬直している。 きょろりきょろりと、細長い首の先にある頭が二度三度、何かを確かめるように振られる。 迂濶に尋ねられず黙り込む事数秒、小動物の豆のような口から零れた呟きは、驚き。空中で鮫が泳いでいるような非常識を目撃したような、あり得ないと否定したがっている声。 「どうして……」 「ん、どないしたん?」 「―――行かないと!」 復帰するが早いか、ユーノは突然駆け出していく。逃げたわけでは無さそうだが、いきなりの奇行にはやては無視された事も忘れ、車椅子を動かし始めた。 ついさっき知り合った友達を、追いかける為に。 「何なんやろ……いったい……」 胸騒ぎがこだまする。さっきまでの面白さを覚える非日常では無く、嫌な予感がする方のそれを、彼の突如の言動からはやても感じずにはいられなかった。 銃を持った奴が相手なら、覇王○○拳を使わざるを得ない。そんなフレーズが浮かぶ程に、ハヤテは窮地に立たされていた。 繰り返すようだが、ハヤテは長年の貧窮生活によって、大抵の事なら何でも切り抜けられる力を身に付けている。 背中に妙齢の少女を背負っている程度、重荷にも感じない。雪が降るような寒空の下でも、大した活動阻害にもならない。 が、それも体調が万全の時には、だ。精神と肉体がともに消耗しきっている現在であれば、取るにも足らなかった筈の障害がとても邪魔なものとなる。 「くっ、は―――あっ」 骨や神経を通じて全身に染み渡る、まるで氷のナイフで抉られるような冷えた痛みに、ともすれば後ろの荷物を落としそうになる。が、堪えて背負い直し、一歩を進める。 「やっぱり、安静にしておけばよかったかな」 誰にも聞こえないように、後悔しつつ呟くハヤテ。彼女は再び気を失ったのか、静かなものだ。 医師の言う事を聞かず、勝手に自転車を取りに行った自分が悪いとは分かっていたのだが、 (取りに行かなきゃ、この人はどうなっていたか分からないだろうし……うん、いい方向に考えよう! 大丈夫、借金取りから逃げ切りましたし、何とかなります! ……なるのかなあ) 空元気で気勢をあげようとするが、いかんせん大元の元気が足りない。 脚の感覚が薄い。スポンジになってしまったかのように、一歩一歩の安定性が足りなくなっている。 手に力が入らない。自分が何の何処をおんぶしているのか、つい忘れそうになる。 そして、目がほとんど開かない。視界が狭い。きっと自分の顔を見ている誰かに感想を聞けば、遮光型土偶のような目だと言うだろう。 「―――あ」 転んで倒れ伏したのに気付いたのが、その事実から数秒も経ってから。 何故か何とかしないとと言う意識が働かず、身体は指一本も動かせない筈なのに、感覚だけが鋭敏になっている。 我が身を冷やす原因は、薄く積もった雪が原因か、それともコンクリートか。頭の回転が妙に速くなっているのか、段々と周囲の時間がゆったりと重みを増してくる。 同時に、昔に振られた彼女の事、ここで肉を食えとサファリパークで放り出された事、ついさっき親に売られた事。俗に言う走馬灯が頭の中を流れつつも、目の前を横切る雪の塊の粒々一つ一つや地面のでこぼこすらもはっきり認識できた。 (確か、これは頭の処理速度が向上されている事で起こることだって、どこかで聞いたかな) 目が覚めたら、自分は新たな世界の創造主になっているのか、どこかの女の人と人格交換でもしているのか。あるいは、時の滅びた世界に魂だけが投げ出されてしまうのだろうか。 こんな時でもそうつまらない事を考えてしまえる余裕がある辺り、もしかすると自分は心の片隅で終わりを望んでいたのかもしれない。 守られる筈の両親から押し付けられる枷。急激に何度も訪れる環境変化。終わりの見えない借金。 そして、願ってももがいても手に入らない、普通の生活。 (もう、――――――) 最期に想ったのは何だったのか。 全てのしがらみから解き放たれたかのように、ハヤテの瞳は固く閉じられた。 強く強く、何者をも寄せ付けないかのように―――。 前へ 目次へ 次へ
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「それでは、フェイトちゃんの嘱託魔導師試験合格を記念して・・・」 「乾杯!」 アースラ艦内では、本局で試験を終えたフェイトのささやかな祝賀会が開かれていた。最低限のオペレーター以外は食堂に集合し、そ の主役のフェイトはその中で恥ずかしそうにしつつ、皆に持ち上げられていた。 「あ・・・ありがとございま」 「飲めー!歌えー!騒げー!デストローイ!!!」 「ハイ、ハイ、ハイハイハイハイリンディ提督のちょっといいトコみてみたーい!!!」 「YEAAAAAAAAAAAAAAAAAAHUUUUUUUUUUUUUUUU!!!!」 ささやかと言うには騒ぎ過ぎである。この艦の理性でもあったクロノ・ハラオウンがいないと言う事はこれほどまでに混沌を呼ぶのか。 「どーしたのー?フェイトちゃんの為の宴なのに~」 「リンディ提督、いえ、その・・・うわ、酒臭」 「ぶふ~ん、リンディママに全部話して御覧なさ~い、っていうかなのはちゃんでしょ~?」 「・・・はい」 その時、通信音が響き、ヘッドセットをつけっぱなしのエイミィが出た。 「はいはい~ああ、クロノ君?」 通信に応対するエイミィのさりげない言葉に戦慄が走り、全員が一瞬で凍りつく。 「うん、今フェイトちゃんの試験終わって・・・え?組織の人と連絡取りたい?わかった・・・最寄の電話ボックスと組織の人を繋ぐから」 「組織・・・?」 フェイトがリンディに怪訝な顔をして尋ねる。リンディは少々顔を引き締める。 「ええ・・・クロノとなのはちゃんには今、捜査の依頼が来ていたからそちらに向かってもらっていたの、後数時間で定期連絡が来るだろう し、その時に一度戻ってもらうように言っておきましょうか?」 「いえ・・・大丈夫です、ですが」 フェイトは真っ直ぐにリンディを見つめ、言った。 「私の方から会いにいきます」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ネアポリス市内のケーブルカー 車掌の笛の音が響く。 「ふぇぇー!!待ってぇ!待ってください!」 ドアが閉まりきる前に間一髪滑り込んだなのは、周りの乗客の注目の的となり、軽く誤魔化し笑い。 「危なかったぁ・・・」 「もう少し待ってくれてもいいよね・・・外国の交通はしんどいよ・・・」 席を探すなのはとユーノだがその最中とんでもない人物を見つけてしまった。 「あ」 「あ」 「あ」 先程空港で自分達を騙した人物・・・ジョルノ・ジョバーナと聞いた彼がボックス席にいた。 「えと・・・座ってもいいですか?」 「え?いや、ああ、どうぞ・・・」 ジョルノと向かい合って座るなのは、荷物は通路側に置く。なのはの横の座席にユーノがちょこんと座る。 「君は・・・いや、覚えてないのか・・・?」 「さっき、空港で会った、ジョルノ・ジョバーナさんですよね?」 「・・・ああ、そうだけど・・・」 「荷物・・・無いんですか・・・」 若干落胆した顔を見せるなのは、ジョルノはそこで話を切り出す。 「その・・・さ、こう言うのは何だけど君は危機感が足りないように思えるんだ、僕が泥棒まがいの事をしていると知っているならわざわざ近寄ったりしないと思うし、荷物だって抱えて持つほうが安全じゃないか?」 「じゃあ、また盗むんですか?」 流石のジョルノも頭痛を覚えた。 「出来るなら今やってみてください」 「(なのは・・・ちょっと怒ってる・・・?)」 「(うん)」 念話での会話すら・・・いや、念話だからこそなのはの静かな怒りが伝わってきた。元よりなのはは曲がった事が嫌いであった、如何なる 理由があっても、どんな境遇であろうと、犯罪に手を染める事を許せない、頑固で真っ直ぐな性格であった。 「出来るのなら今すぐに、盗んでみてください」 「・・・なら、遠慮無く」 ジョルノは即座になのはの荷物を掴む、だが、そこまでだった。 「これは!?重い・・・!!」 出発前 「はいこれ、なのはちゃんは女の子だから色々入れなきゃいけないでしょ?盗まれたりするかもしれないし、特性のスーツケースを用意したのよ」 「なのはちゃんの魔力波動を登録すれば他の人には開けるどころか持つ事すら出来ないようにしてみたよ、開けっ放しには注意してね」 「ありがとうございます、エイミィさん、リンディさん」 「提督・・・僕には・・・」 「それじゃあいってらっしゃい」 「・・・はい・・・」 ジョルノは自分の判断が間違っていた事に気付いた。 この少女は・・・危機感が無いのではない。 危機感を持って、あえてこの場所にいるのだ・・・と 「そうか、お前がジョルノ・ジョバーナか・・・」 そんな中、唐突に話しかけてくる男がいた。ケーブルカーの上の方からゆっくりと歩いてくる、おかっぱ頭の男。 「・・・あんた、誰です?」 「あ、すみません、今ちょっと取り込み中なのでお話なら後にして・・・」 なのはの言葉が途切れる、そばで見ていたユーノは男がなのはに向かって手を突き出したのを見た。 「すまないが・・・ちょっと話したい事があってね、少し時間をもらうよ」 男がすぐに手を離した、にも拘らずなのはは口を塞がれたかの様に呻いている。 「むぐッ!?むぐう!!?」 『ジッパー』がなのはの口に縫い付けられている所為で喋れないのだ。 「ば、馬鹿な!?こんな事が・・・」 「ジョルノ・ジョバーナ、率直に聞きたい・・・このような能力を使う者を見た事は無いか?」 「この様な・・・他にも能力を持つ者がッ!!」 殴った。振り下ろすような拳がジョルノの顔を打ち抜く。 「質問はいらない、ただ答えればいい・・・ここ数日ギャングの中で腕に心得のあるやつが連続して狙われている・・・俺の仲間もその襲撃にあっている、それはどうやら特異な能力を持った奴らが、何らかの目的で集中してここ一帯を狙っている・・・という事なんだ・・・」 「・・・」 「お前が空港周辺で稼いでいるのは知っている・・・だから、妙な奴が来たなら一番お前が詳しいと思ってな・・・」 「・・・魔術士連続襲撃事件か」 「(ゆ、ユーノ君!)」 男が声の方向に向き直る、しかしフェレットであるユーノを当然無視してなのはへと。 「今のは君の声かい?オカシイ、な?口を閉じているのに喋るなんて・・・それに何やら・・・連続襲撃事件と聞こえたが気の所為かい・・・?」 「(ごめんなのは・・・!!)」 「・・・」 なのはは何も言わずじっと堪えた。男はそれを恐怖で緊張していると感じ取ったのか、少し優しい口調で 「じゃあ一つだけ答えてくれないかな・・・?俺の言ったギャングが連続して狙われている事件について、君は心当たりがある・・・イエスかノーか首を動かして答えてくれ」 イエスと応じれば、当然更なる追及を受けるだろう。 ノーと応じれば・・・解放してはくれないだろう、解放してくれたとしても背後関係を洗われる。 どちらも選べない状況で逡巡するなのは、顔に一筋流れる汗を ベロンッ! 男が舐め取った。 「!!??!?!?」 「(こいつ・・・!!)」 「・・・」 「俺ね・・・人が嘘をついてるかどうか汗の味で解るんだ・・・この味は答える事に嘘・・・つまり答える事を隠したい・・・って事」 今度はなのはの肩口から二の腕の辺りまでがジッパーで大きく開かれた。 「ムゥー!!ムグゥー!!」 なのははすっかり気が動転していた。無理も無い、こんな身の危機では成人男性ですら悲鳴を上げて逃げ出す程だ。 「もう少し、話を聞く必要があるようだな・・・俺の名はブローノ・ブチャラティ・・・あまりにだんまりが続くようなら質問を『拷問』に変える必要があるぜ・・・」 「(なのは!!目くらましと解呪をセットでぶつける!!この場は脱出だ!)」 念話の声に理性を取り戻すと同時に、閃光弾の様な光が炸裂した。 「ぐぅっ!!?」 「うああッ!!」 ジョルノとブチャラティが目を押さえて仰け反る。 解呪によって身体のジッパーが無効化した事を確認すると、脱出経路を探そうと目を走らせた刹那、なのはに見えた。 『Protection』 窓の外で鉄槌を振りかぶる少女の姿が 「おらあああぁぁぁ!!!!」 窓ガラスを突き破って来た少女の鉄槌がなのはのプロテクションに食い込み・・・ぶち破った。 衝撃でそのまま反対側の壁まで吹っ飛ばされるなのは 「っかはっ・・・」 瞬時にバリアジャケットを展開していなかったら壁に叩きつけられて気絶していただろう・・・同時にレイジングハートを展開し、対峙するなのは。 「誰なの!?」 「命はもらわねぇ・・・おとなしくやられてくれ」 to be continue・・・ 前へ 目次へ 次へ
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シングルモード VSCOM アーケードモード タイムアタック サバイバル トレーニング シングルモード シングルモードはいずれもコンティニュー不可。 VSCOM 初期解放。 キャラクターを選んで対戦する。2本勝負でドライブストックは2つ。 難易度設定が3段階で可能。 CPU戦ではこのモードのみ、試合内容をバトルレコーダーで記録することが可能。 アーケードモード ストーリーモードのクリアで解放。 キャラクターを一人選んで勝ち抜いていく一般的な格闘ゲームスタイルのモード。2本勝負でドライブストックは2つ。 登場キャラクター順は1~6戦目はランダムだが、7戦目はプレシア、最終戦はU-Dになる。 3戦目・6戦目までをそれぞれ無敗で進むと「WARNING」コールとともに乱入が発生。 3戦目後はヴィヴィオ・アインハルト・トーマ、6戦目後は星光・雷刃・闇王の誰かになる。 順番 登場キャラクター 1~3戦目 クロノ・ユーノ・アルフ・リーゼ・リニス・アミタ・キリエ WARNING 1 ヴィヴィオ・アインハルト・トーマ 4~6戦目 なのは・フェイト・はやて・シグナム・ヴィータ・シャマル・ザフィーラ WARNING 2 星光・雷刃・闇王 7戦目 プレシア 8戦目 U-D 乱入キャラはスキルをランダムで2~3個装備しており、クリア時にそのうち1つを入手できる。 乱入キャラたちは撃破してクリアすることでシングルモードで解放される。 クリアするだけなら比較的簡単だが、6戦目以降は無敗で進んでいるとかなり本気で殺しに来る。 特に6戦目後の乱入キャラは難易度MAX状態なので、慎重に戦わないとコスチューム解放条件に辿り着くのはなかなか難しい。 攻撃力の低いキャラを使う場合は、最終戦のU-Dは無理にKOを狙わずタイムアップ勝利も視野に入れておいた方がいい。 乱入キャラが誰になるかについては完全にランダム。 「同じキャラが連続しやすい」という報告もあるが、それぞれ3人ずつからランダムで選出されるため、3回とも同じキャラになる確率は11%、5回続く確率も1%ある。 3回続けば体感的には「固定では?」と感じてしまい、5回連続も100回に一回は発生する。 タイムアタック アーケードモードのクリアで解放。 8ステージを勝ち抜くタイムを競うモード。1本勝負でドライブストックは1つ。 スキル制限があり、ドライブストックプラスは装備しても無効になる。 1~6戦目は以下のキャラからランダム、7戦目はプレシア・最終戦はU-Dになる。 順番 登場キャラクター 1~2戦目 クロノ・ユーノ・アルフ・リーゼ・リニス・アミタ・キリエ 3戦目 ヴィヴィオ・アインハルト・トーマ 4~5戦目 なのは・フェイト・はやて・シグナム・ヴィータ・シャマル・ザフィーラ 6戦目 星光・雷刃・闇王 7戦目 プレシア 8戦目 U-D サバイバル タイムアタックのクリアで解放。 体力が尽きるまで戦い続け、何戦勝てるかを競うモード(100勝でクリア)。一本勝負でドライブストックは1つ。 No. 順番 難易度+α 勝利時 1 1~23戦目 難易度普通 勝利するとHP20%回復 2 24~46戦目 難易度難しい 勝利するとHP20%回復 3 47~69戦目 2+CPUがスキル所持 勝利するとHP20%回復 4 70~100戦目 3と同じ 勝利してもHP回復無し 登場キャラクター順は以下の順で進む。 順番 登場キャラクター 1~7戦目 クロノ・ユーノ・アルフ・リーゼ・リニス・アミタ・キリエ 8~10戦目 ヴィヴィオ・アインハルト・トーマ 11~17戦目 なのは・フェイト・はやて・シグナム・ヴィータ・シャマル・ザフィーラ 18~20戦目 星光・雷刃・闇王 21戦目 プレシア 22戦目 リインフォース 23戦目 U-D 24~92戦目 上記の順の繰り返し 93~94戦目 クロノ・ユーノ・アルフ・リーゼ・リニス・アミタ・キリエ 95戦目 ヴィヴィオ・アインハルト・トーマ 96~97戦目 なのは・フェイト・はやて・シグナム・ヴィータ・シャマル・ザフィーラ 98戦目 星光・雷刃・闇王 99戦目 プレシア 100戦目 U-D(赤) クリアするとリリカルポイント約7万入手。 トレーニング 初期解放。 自キャラと対戦相手を選んで自由にトレーニングができる。スキル装備可能。 以下の三種類からモードを選択可能。 モード名 詳細 オートドライブ 普通のCPU戦(難易度設定可能) ミミックリィ 自キャラの行動を2秒ほど遅れて相手が真似る スタンディング 相手が無抵抗で棒立ち ゲージやストックは使えば消費し、体力が減るとダウンするが、セレクトを押せばいつでも初期状態に戻る。 このモードのみ「相手との距離」と「ダメージ数値」が表示される。 「シングルモード」ページに関するコメント 名前 コメント すべてのコメントを見る アーケードモードの7戦目でリインフォースと戦いました -- (Fate) 2012-08-17 02 40 48 ↓途中で送信しちゃった。で、アタックを優先してくるからタイミングよくブロックしてればハメられる。アインハルトはアタックとキャッチの間合いが同じになってるっぽいのと、レヴィはこちらが何もしてなくてもブロックしたりと行動パターン違うので注意 -- (名無しさん) 2012-05-04 12 31 41 集中力次第だけど、CPUはクロスレンジだと一定の間合いで攻撃してくる。 -- (名無しさん) 2012-05-04 12 26 48 ↓追記、雷刃衝を敵がガードし、そこに追の太刀をあてる使用。 -- (force) 2012-05-04 10 13 46 ↓雷刃衝(長押し)後追の太刀(長押し)でダメージ入れるMP消費がすごいけどなんとかなるだろ。 -- (force) 2012-05-04 10 10 46 自分はレヴィが好きなのでサバイバルにはレヴィで挑んでいるのですが最高で70WINまでしか行けません。誰かレヴィでクリアした人いませんか?もしいたら装備したスキルとか実際に使った戦法とか教えていただけるとありがたいです。 -- (名無しさん) 2012-04-11 12 19 23 ↓正月の時かな出したの -- (名無しさん) 2012-04-01 19 56 31 リインフォースでTA 43.67secを記録 -- (名無しさん) 2012-04-01 19 54 22 サバイバルはユーリにバーストLv.3、ドライブストックプラス、ドライブローダーでFDB二回当てで大体倒せる。防御高いから回復なくなる70戦目以降はかなり重宝する。 -- (名無し) 2012-02-23 20 22 14 ↓タイムアタックでリインフォース使用時です。 -- (名無しさん) 2012-01-24 01 06 02
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種族 ランク コスト 成長 リミマ報酬 神 SR 14 早熟 前衛 光 豪閃光弾 25 後衛 光 豪煌光の矢 20 サポート 光 本気 0 最終進化画像
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【名前】ギロロ伍長 【出典】ケロロ軍曹 【種族】ケロン人 【性別】男 【年齢】不明 【外見】二足歩行の赤いカエル(アニメではよく「赤ダルマ」と表現される) 【性格】きまじめな軍人気質。ツンデレ。 【口調】ハードボイルド 【備考】ケロロ小隊で最も軍人らしい男。射撃・サバイバル技術などに長ける。 以下、動物キャラ・バトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する ギロロ伍長の本ロワにおける動向 初登場話 011 いくら動物といえど知性はあるさ 死亡話 登場話数 6話 スタンス 対主催 現在状況 1日目正午の時点で生存 現データ 080 Crossfire キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 ケロロ軍曹 仲間 ケロロ 元の世界の上官 ユーノ 仲間 情報交換をする 011 いくら動物といえど知性はあるさ 因幡てゐ 友好 てゐ 情報交換をする 051 白兎は秘かに笑う カエル 警戒 銀の同行者。水魔法で反撃される 069:罪穢れの澱みを着せて グレッグル 警戒 銀の同行者 069:罪穢れの澱みを着せて 銀 警戒 ヒグマの大将殺害の犯人 069:罪穢れの澱みを着せて ラルク 友好 助けられる。シエラのことを頼まれる 080 Crossfire パスカル 敵対 襲われる 080 Crossfire 最終状態 【F-5/F-5駅内/一日目/午前】 【ギロロ伍長@ケロロ軍曹】 【状態】:疲労、脚部等に軽い火傷、腹部と右腕部に爪傷(小) 【装備】:ガトリングガン@サイボーグクロちゃん(残り50%)、ベルト@ケロロ軍曹 【道具】:支給品一式、バターナイフ、テーブル、キュービル博物館公式ガイドブック・世界編 【思考】 基本:死ぬ気はさらさらないが、襲ってくるものには容赦しない。 1:F-5駅を捜索。 2:対主催のメンバーを集める。 3:てゐの捜索。 4:てゐに少し違和感。 5:ケロロ、ザフィーラとの合流。 6:F-5、F-3、D-2、C-2、B-4の順に駅を回る。 7:シエラに会ったら協力する。 【備考】 ※銀、カエル、グレッグルを危険な動物かどうか、判別しかねています。 ※ユーノを女と思っています。 ※A-6やF-2の駅付近の建物に疑問を感じています。 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 A■■■■■■■ B■■■□□■■ C■■■■□■■ D■■■■□■■ E■■■■□■■ F■■■■□■■ G■■■■■■■
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高、愛順 コヴァチ、リカルド コヴァレフスキー、ローゼマリー コーチャ、アウグスト コーディー、ヒルダ ゴーティエ、ガビー コーデリア、ナタリエ コーラ、ユールフェン コーリング、イーリス コール、アシュレイ コール、ジェーン コールウェル、ロリィ ゴールデンロッド、キャラウェイ ゴールドスミス、エリナ コールハース、コゼット コールマン、ナタリー 谷、英美 コクー、イリス コスタ、フェルナンド コスタクルタ、キッカ コスト、ダニエル コストイリョーフ、ガリーナ コダケビッチ、デヤン ゴッツ、フランツィスカ ゴッドフリー、ジェーン 後藤、育美 コニャック、カイル コマセビッチ、スザンナ ゴメス、ルーリット コリンズ、ソフィア コルチ、アレッシア コルテス、レオニード コレー、フランセット コレン、ユーノ ゴロプ、グレーテ コンティ、カーリー
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序章「混乱の幕開け」 テリウス大陸の安定を見届けてから2ヶ月。 アイクはまだ見ぬ別天地を、更なる強者を求めてセネリオとともに旅をした。 道なき道を通り、平和に馴れぬものたちを倒し、己自信を磨いた。 そんなある日の出来事だった。 「セネリオ。この魔道書は一体なんだ?」 その声に気づき食事の手を休めるセネリオ。 アイクの手には茶色魔道書が握られていた。 「ええ。2ヶ月くらい前にララベルさんが僕にくれたんです。あ、あと伝言も頼まれてました。」 「何て?」 「・・・・・・その、その魔道書を私だと思って大切にしてね、と。」 しばらく沈黙が訪れる。 「・・・ま、まあ見た感じ古臭いのは同じですので。そういう意味ではないかと・・・」 そんなはずはない。 むしろ、これをララベルに聞かれたら武器を二度と売ってくれないんじゃないか。 と、アイクが嫌な予感を感じる。 これを遠まわしの告白と気づかないアイクもたいしたものである。 「さて、話を逸らしてすまんな。この魔道書は一体なんだ?」 アイクがさっきと同じ話題を持ちかける。 「この魔道書はララベルさんから、僕たちが旅立つときにもらったものです。彼女いわく、いろんな意味で、掘り出し物、だとか。」 「その魔道書はどんな能力を持っているんだ?」 「それが・・・その・・・」 セネリオが言いづらそうにしている。 誰の目からも彼の瞳から同様が見て取れた。 「全くわからないんです。この色からして理系の魔法ではない。そして、光魔法でも闇魔法でもない。分類されるカテゴリーがないんです。」 セネリオの理解できない魔法とは一体どんなものなのだろうか。 興味がわいたが、自分で調べようとはしなかった。 本来、魔法を扱うものは「精霊の護符」か先天的な才能が必要になってくる。 アイクにはそのどちらにも恵まれることはなかったのである。 それに、「精霊の護符」は寿命を縮めるという。 こんなもので寿命が縮むなんてたまったもんじゃない、とアイクは思っているからだ。 そのかわり、アイクは「蒼炎の勇者」神将(ヴァンガード)などと呼ばれるにふさわしいほどの剣の達人である。 以前持っていた愛剣「ラグネル」を使って倒した敵は数え切れない。 なのでアイクにとって魔法は「興味の対象」ではあるが「極める対象」ではない。 だから、自分から調べようとはしなかったのだ。 「セネリオ、それは解読できない、という意味か?」 「ええ。少なくとも、読めるページは表紙の「空間転移魔法」としか。」 アイクがいぶかしげな顔をする。 彼の記憶によれば、転移魔法が使えるのはリワープではなかったか? しかも、「杖」の。 セネリオ以上に詳しいやつを探すしかなさそうだ。 ただ、そいつは一体どこにいるか、である。 いろいろ考えるうちにある考えにいたった。 あいつに聞こう。 「セネリオ。べグニオンにいくぞ。」 「え?ちょっと、アイク!?」 あわてて用意をするセネリオに対し、アイクはほんの少しだけ楽しそうだった。 べグニオン帝国 帝都「シエネ」 ある大きな建物にそいつはいる。 神使であり、ミカヤの妹。 神使、サナキ。 サナキに会おうと建物の門をくぐろうとしたときだった。 「誰だきさま!!」 門番に止められた。ひるんでも仕方ないのではっきりと用件を伝える。 「・・・サナキに会いに来た。」 「神使さまを呼び捨てするなっ!この無礼者め!!!」 ………更に怒られてしまった。 と、そこに 「よい。その者を通せ!!」 と大きな、しかし幼さの残る声で門番に命令する。 「サナキ様!しかし・・・」 「わしが良い、といっているのじゃ。通せ!!」 「ハ・・・ハッ!!」 門番はしぶしぶといった感じで道を開ける。 これで通れそうだ。 「ついて来い。」 サナキにそういわれ、2人はサナキについていった。 客間に案内され、座る二人。 「ちょうど良かった。おぬしに渡すものがあったのじゃ。」 そう言ってサナキがアイクに渡したのは、「ラグネル」と「エタルド」だった。 いくらなんでもこれは受け取ることは出来ない。 「何故俺に?」 「おぬししかこれを扱えるものは折らんじゃろ。いつまでも飾られているより、戦いを求めるものの手に渡ったほうが剣としての勤めも果たせるというもの。 とにかく、おぬしにしかと渡したぞ。」 …こんなものを渡されても困る。 「とりあえず受け取っておく。」 ……そういってアイクはラグネルとエタルドを受け取った。 後で門番にでも渡しておくか。 そう思ったアイクだった。 「ところでおぬしら、ワシに何か用か?」 「はい、サナキ様。折り入って頼みがあるのです。」 ……… 「なるほど。そういうことか。」 事の顛末から今に至るまでを簡潔かつわかりやすく説明する。 この魔道書のことも、ただひとつ読める文字のことも。 「どれどれ・・・」 サナキが魔道書を覗き込む。 それに続いてアイクも覗き込む。 ふと、アイクは気がついた。一行だけ、色の違う文がある。 「この色の違う文は何だ?」 そう尋ねると、二人は驚いたようにアイクを見た。 「アイク・・・あなた読めるんですか?」 「そなた、何かわかったのか?」 とアイクに詰め寄る。 どうやら色の違うところだけ、アイクだけが読めるらしい。 その文字を凝視すると、頭の中にその意味が浮かび上がってくる。 これが、読める、という感覚らしい。 アイクはその文を声に出して呼んでみた。 「デバイス・・・起動・・・?」 アイクがそういった瞬間だった。 ゴウッ!!!! 突然風が舞い上がり魔道書が光り始める。 風圧に耐えれなかったのかサナキが吹き飛ばされたがアイクは気にしている余裕はなかった。 ラグネルとエタルドをつかみ、何があってもいいように構える。そのそばでセネリオが一生懸命風圧に耐えている。 そして、魔道書が一瞬だけとても大きな光を放ち、アイクとセネリオを飲み込んでいった。 起動六課内:無限書庫 「ユーノさん!ちょっとこれを見てください!」 そういって女性がユーノに本を差し出した。 「これは・・・!?」 驚くのも無理はない。本が光っているのだ。 ユーノが恐る恐る本に触れる。 何が起こってもいいようにバリアジャケットだけは着ていた。 そして一気に本を開いた。すると、 「うおっ!?」 「うわっ!」 ……人が出てきた。 一人は黒髪で赤い瞳をした無愛想な顔をした少年だ。 そしてもう一人は…上手く言い表せないが覇気というか歴戦の戦士だけが身にまとうようなオーラがあった。 「あの・・・お二方は?」 恐る恐るユーノがたずねる。 「俺の名はアイクだ。こっちはセネリオ。」 「それじゃ、アイクさんにセネリオさん。僕についてきてください。」 アイクは一瞬セネリオと目を合わせる。 セネリオは静かにうなずくだけだった。 セネリオが言いというなら、危険は恐らくはないだろう、と信じてユーノについていく。 起動六課内:執務室 「要するに、アンタら二人は迷子っちゅーことや。それも、空間規模のな。」 言ってることの半分くらい理解できなかったアイクだが、この一言で全てが理解できた。 つまりはもといた世界からこちらの世界へと飛ばされたのである。 「一応、次元漂流者用の宿があるから、そこで寝泊りしてや。」 と、アイクとセネリオは宿に案内された。 アイクは、同じ部屋でもいいといったのだが、セネリオが遠慮したので別の部屋にしてもらった。 幸い、他に次元漂流者はいなかった。 ベッドに座り、持ってきてしまったラグネルとエタルドを眺める。 この剣が、親父を殺し、ミカヤたちを救った剣だと改めて見直す。 そして、アイクが長いこと使ってきた剣。 これが、漆黒の騎士を殺し、女神アスタルテに止めを刺した剣。 「……フッ、神を崇めていない俺が髪と戦うことになったとはな。」 独り言をつぶやく。 今にして思えば、アイクはとても大きな事を成し遂げたのだ。 ラグズとベオクの隔たりをなくし、人類を救った。 だからこそ、英雄という言葉がしっくり来るのだ。 アイクは思い出した。 自分は何故旅をしたのか。何故ほとんど誰にも何も言わずに去っていったのか。 何故だかわからない。が、いつかは見つけねばならぬ答え。 この世界を去るまでには見つけるだろう、と頭の中で思いつつ。 「Zzzz・・・」 彼は眠りに落ちた。 目次へ 次へ
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ラクシュミー 神族。知の女神で、非常に物知り。 ダイギン城武道大会に興味本位で参戦した事により、 勇者軍と出会う。その後何度かやむなき事情から 勇者軍と衝突を繰り返すも、その動機は ほとんどが他愛ないものであり、 彼女の本分はあくまで研究畑にこそある。 後にユーノの策略にかかり、オーディンと結ばれたが、 本人はむしろ願ったり叶ったりの感が強く、 めちゃめちゃ喜んでいる。 その後は夫婦随伴のイメージが強く、 何かにつけ出てくる時は一緒であった。 性格的に元来インテリ肌で、好奇心が強いものの、 それ故に常人に意味不明な言動をする事もあった。
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リリカル☆パーティーV 2013年3月23日(土)、3月24日(日)横浜アリーナで開催されましたリリカル☆パーティーVの上演内容をまとめ…中です。 記入ルール コメントは行頭に半角スペースを入れる 後は自由に クイックリンク 工事中 リリカル☆パーティーV:1日目 オープニング~出演者紹介 なのは: あの日から、すこし時間が経ったけど、みんなは今も変わらずにいる? はやて: 変わっていく日々の中、変わらずにいてくれてありがとう。 フェイト: みんなのおかげで、私達はまたこの場所に来られました。 はやて: さあっ、今日も笑顔と愛を山盛りに。 フェイト: 魔法少女リリカルなのはThe Movie 2nd A sスペシャルイベント。 なのは: リリカルパーティⅤ、in横浜アリーナ。 なのは・フェイト・はやて: はじまります。 2chスレより転載 アイゼンの台詞がわかる人、お願いします お絵かき対決 お題:なのはとフェイトの再会シーン 描いた人 絵の概要 勝敗 田村ゆかり なのはが嬉しすぎて浮いてるフェイトはブルマを履いている 水樹奈々 二人とも正面向いて並んでいる(「カメラワークとか無理なんで」)みっしー「昭和の絵」 高橋美佳子 水橋かおり 二頭身 桑谷夏子 百合ん百合ん 勝ち 植田佳奈 みっしー「夜見ると怖い絵」 清水香里 真田アサミ 棒人間絵を見せた後みっしーに「事故、事故」と、すぐに伏せられた 柚木涼香 「あはん」のセリフ 負け 一条和矢 泣いてる目のアップみっしー「亡くなった後に評価される」 お絵かきタイム中のやり取り 一条さん「ヴォルケンチーム、レベル低い。あっちはレベル高いんですよね?」 みっしー「いや…高い人もいれば極端に低い人もいます」 お絵かき対決では何を書けばよいのか… とりあえず適当に絵がどんな感じだったかでいいんじゃないかな? 表作ってみました。 ゆかりんはなのはが嬉しすぎて浮いてる絵、奈々さんはゆかりんに上手くなってる! と言わしめた横向きの絵、桑谷さんは百合ん百合んな絵、真田さんは棒人間、一条さんは泣いてる目のアップだったかな お題:ナハトヴァール 描いた人 絵の概要 勝敗 田村ゆかり 一反木綿「はぁ~っ」のセリフ付 負け 水樹奈々 暴走ナハト(本人曰くなっちゃんと同じ)「目が怖い」 高橋美佳子 水橋かおり 桑谷夏子 暴走ナハトの女性体(ベルカ組から今の時間で書いたの!? と驚きの声) 植田佳奈 勝ち 清水香里 真田アサミ 柚木涼香 壺から蛇が出ていて笛を吹いている人がいるみっしー「スネークカモン」 一条和矢 投票開始後 ゆかりん「みんなの勇気をちょうだいなのー」 ゆかりん「みんな大好きなのー」 ゆかりん「でもフェイトちゃんの方が好きなのー」 一条さん「心の闇が深すぎるだろ!」 チームベルカのみなさん「主も何か言わないと」 主「わたし…」ゆかりん「あーあー」と主のアピールを妨害 みっしー「はい、誘導なしよ」 多分ミッドだったと思うけど、ナハトが壺から出ているのがあった。 ゆかりさんがなんか蛇から羽生えてる感じで、ネタ要因で代表で出されてなかったっけ んで、植田さんだっけ?が真面目に書いたの出してた感じで、ゆかりさんが必死になのはボイスで観客に媚びてた。 投票を誘導してたけど、結局負けたが誘導が功を為したのか大差つかなかったんじゃかったっけ 覚えてる限りだと、ゆかりん→はぁ~って言ってる羽の生えた蛇、奈々さん→暴走ナハト(本人曰くなっちゃんと同じ)、桑谷さん→暴走ナハトの女性体(ベルカ組から今の時間で書いたの!? と驚きの声) 壺から出てるのはたしか柚ねえだった様な気がする 壺は柚木さんじゃなかったっけ。スナフキンっぽいのが笛を吹き、壺から蛇がにょろにょろ出ている謎の絵だったような 名台詞を蒐集せよ キャストにそれぞれ自分のデバイスが配られる。 ユーノはフェレットぬいぐるみ(しっぽを持ってた)。アルフとザフィーラはデバイスがないので耳としっぽ (製作費で)車が買える Byみっしー クラールヴィントがきつかった。設計ミスだそう。 チームミッドチルダ1回目 キャラクター 台詞 蒐集頁数 なのは フェイトちゃん、フェイトちゃん、フェイトちゃーん! フェイト 友達だ、友達だ、友達だー! クロノ ユーノ 長距離転送! アルフ チェーンバインド! チームベルカ1回目 キャラクター 台詞 蒐集頁数 はやて そんなんちゃう!そんなんちゃうやろ! シグナム 止まれんのだ! ヴィータ うっせえチビガキ! シャマル ちょっとだけじっとしてて…シャマルビーム! ザフィーラ うおおー! 100 チームミッドチルダ2回目 キャラクター 台詞 蒐集頁数 なのは セーットアーップ! フェイト プラズマザンバー ブレイカー! クロノ 凍ーてーつーけー! ユーノ ケイジングサークル! アルフ このぉデカブツ! Raising Heart CAUSION! Emergency! チームベルカ2回目 キャラクター 台詞 蒐集頁数 はやて あかん、やめて、やめて・・・やめてええええええ! 102 シグナム 駆けよ、は や ぶ さー! ヴィータ 邪魔すんなー シャマル 癒しと補助が本領でーす! ザフィーラ 鋼の軛! 闇の書 Das Schutzrittersystem eliminieren. はやて二回目って「やめて、やめて・・・・やめてええええええ」じゃなかったっけ?多分・・・思い出した人よろしくお願いします 闇の書もちょっと曖昧だけど「Das Schutzrittersystem eliminieren.」か「Die Sammlung der Seiten ist fertig.」のどっちかだったような気がする。 前者有力っぽいのでそうしておきます 遠かったからはっきり聞こえなかったけどそんな感じのニュアンスに聞こえた ゲストの2人だけ通常運転 リリカルランキング お題:この中で一番お金を貯めていそうなのは? 順位 人 コメント 勝敗 1位 水樹奈々 勝ち 2位 3位 4位 真田アサミ 騙されやすいお腹がすくとキレる 負け 5位 6位 7位 8位 9位 10位 田村ゆかり 生まれ持ったベースが雑結婚すれば金運が上がる 結果発表 まずミッド代表水樹さんの勝利が告げられて続けて2~9位表示後、名前が出ていないのが水樹さん、ゆかりんだけ ということは最下位は・・・? みっしー「これ、答え隠す必要ないね」 ゆかりん「どっちだろー?」の後、ゲッターズ氏に「おい」と凄む ゆかりん占い結果コメント ゲッターズ氏「結婚すれば金運が上がります」 ゆかりん「じゃあわたしすぐに結婚する」 みっしー「なんという爆弾発言を」 ゆかりん「だってお金欲しいもん」 みっしー「カメラさんここ切って」 ゲッターズ氏「」(忘れた) ゆかりん「ゆかりんの悪口はそこまでだぞ」 お題:この中で一番恋愛運があるのは? 順位 人 コメント 勝敗 1位 桑谷夏子 積極的で甘えん坊麺類が好き 2位 一条和矢 根が女性。出演者の中で一番女々しい 勝ち 3位 4位 5位 6位 7位 8位 田村ゆかり 負け 9位 10位 植田佳奈 やさしいタイプで身を引いてしまう お題発表後 ゲッターズ氏「びっくりするくらいモテない人がいます」 ゆかりん「やな予感しかしない、この人きらい」 みっしー「まだわからないよ、びっくりするくらいモテるかもしれないよ」 ゆかりん「だったら何でこの歳まで…」 みっしー「大丈夫、17歳で結婚している人はそんなにいないよ」 結果発表後 桑谷さん「旦那様募集中です」 観客「うおー」と立ち上がる人が続出 みっしー「立たんでいい」 恋愛運最下位の植田さんの占い結果解説中に暗いBGMが流れる ゆかりん占い結果 ゲッターズ氏「2013,2014年に新しい出会いがあります。3,4年前の男は駄目です。」 みっしー「この中にいるかもね」 ゆかりん「みんな来たことあるでしょ。3,4年前の人はだめだって」 シャッフルアフレコ シーン1:騎士達の誓い キャラクター オリジナルの台詞 チームミッドチルダ チームベルカ キャスト 台詞 キャスト 台詞 シグナム 主の体を蝕んでいるのは闇の書の自動防衛システムの呪縛! 柚木涼香 Blu-rayの特典映像でヴォルケンリッターの野望が叶った シャマル はやてちゃんが闇の書の主として”まことの覚醒”を得れば 一条和矢 でもピクチャードラマってただの紙芝居でしょ ザフィーラ 我らが主の病は消える少なくとも進みは止まる 植田佳奈 我らの野望は尽きることはない少なくともテレビシリーズ化までは ヴィータ はやての未来を汚したくないから人殺しはしねえだけど それ以外なら! 清水香里 はやてのイメージを汚したくないから18禁はしねえでもそれ以外なら シグナム 申し訳ありません。我らが主 柚木涼香 申し訳ありません、都築先生 - - 柚木涼香 ラジオ - - 一条和矢 キャラソン - - 植田佳奈 OVA - - 清水香里 テレビシリーズ シグナム ただ一度だけあなたとの誓いを破ります 柚木涼香 会場の皆さんどうぞよろしくお願いいたします 投票システムがダウン。以降会場全体の拍手によるアナログ投票に 一回戦を終えて みっしー「両極端やったね。真面目に攻めたミッドチルダと100%ヴォルケンのプロモーションに徹したベルカでした」 ゆかりん「先生が書いてくれたシナリオを変えるなんてありえない」 みっしー「このコーナーの存亡の危機やな。最初の頃はボケなしだったけどヴォルケンが入ってからおかしくなったね」 拍手投票でベルカ勝利後 一条さん「芸とはな、お客さんが求めているものなんだよ」 でゆかりんが悔しそう シーン2:全力全開 手加減なしで キャラクター オリジナルの台詞 チームミッドチルダ チームベルカ キャスト 台詞 キャスト 台詞 ユーノ なのは フェイト! なのは ユーノくん! アルフ フェイト 聞こえる? フェイト アルフ! ユーノ 融合状態で主が意識を保っている今なら 防衛システムを融合騎から切り離せるかもしれない フェイト 本当? なのは 具体的にどうずれば? ユーノ 二人の純粋魔力砲でその黒い塊をぶっ飛ばして!全力全開 手加減なしで! フェイト さすがユーノ! なのは わかりやすい! RH BA Indeed. ミッドは相撲部屋 最後がデバイスかなのは&フェイトのところが「ごっつぁんです!」だった記憶があるが、どっちだか忘れた ベルカはポロリもあるよ 拍手がほぼ同じくらい→「もう1回」コール→急遽part2へ シーン2:全力全開 手加減なしで part 2 キャラクター オリジナルの台詞 チームミッドチルダ チームベルカ キャスト 台詞 キャスト 台詞 ユーノ なのは フェイト! なのは ユーノくん! アルフ フェイト 聞こえる? フェイト アルフ! ユーノ 融合状態で主が意識を保っている今なら 防衛システムを融合騎から切り離せるかもしれない フェイト 本当? なのは 具体的にどうすれば? ユーノ 二人の純粋魔力砲でその黒い塊をぶっ飛ばして!全力全開 手加減なしで! フェイト さすがユーノ! なのは わかりやすい! RH BA Indeed. ベルカが先に演じてほぼオリジナルのまま ミッドは幼女 罰ゲーム~風船&リンディ茶 リンディ茶配合中のやりとり みっしー「(お茶を飲ませたい)意中の人を決めてください」 清水さん「待ってろ、テスタロッサ」 水樹さん「シグナムッ!?」 真田さん?「(角砂糖が)足りるかな?」 ゆかりん「食べ物を粗末にしちゃいけないんだよー」 一条さん「じゃあ全部飲めよ」 水樹さん「ゆかりさん、余計なこと言わないでー」 一条さん?「主のお茶の淹れ方はばっちり」 真田さん「はやてのお茶はギガウマだからな」 柚木さん「シャマルのお茶は駄目ですかー?」 リンディ茶を負けチームに渡すときの台詞 清水香里 → 水樹奈々:「飲むんだ、テスタロッサ」 真田アサミ → 田村ゆかり:「チビガキっていうな」 植田佳奈 → 高橋美佳子:「」 柚木涼香 → 水橋かおり:「はーいシャマル特製ですよー、召し上がれ」 一条和矢 → 桑谷夏子:「使い魔ではない、守護獣だ!」 ベルカチーム勝利 緑茶(でよかったっけ)に角砂糖とミルクをどばどば 奈々さん手をバタバタさせて挙動不審 清水さん「待ってろ、テスタロッサ!」「飲め、テスタロッサ!」、真田さん「はやてのお茶はギガウマだからな!」 リリカルランキング~おかわり~ ゲッターズ飯田さん、みっしー、高橋さん、桑谷さん 高橋さんの精神年齢は生まれたときから小6(あってる?) 一週間ずっと麺類でも平気な人は転びやすい。桑谷さんはよく転び、過去に二度複雑骨折してる あとみっしーのほくろのことはみんな秘密だぞ! ライブパート 植田佳奈 Snow Rain ~Ver.Holy night~ 水樹奈々 ETERNAL BLAZE Silent Bible Sacred Force -Extended Mix- SECRET AMBITION BRIGHT STREAM BRAVE PHOENIX 最後に「これで私の曲は最後ですが、この後は私の嫁が歌いますので」みたいなことを言ってゆかりんにバトンタッチ 田村ゆかり Little Wish ~lyrical step~ Spiritual Garden Tiny Rainbow 微笑みのプルマージュ 星空のSpica 滑空の果てのイノセント リリカル☆パーティーV:2日目 オープニング~出演者紹介 なのは: 出会ってから、もうどれくらい時間が経ったのかな? フェイト: 初めて会った日のこと、今も、覚えてくれていますか? はやて: ずっと見守っていてくれてありがとう。おかげでまた、みんなで集まれたよ。 フェイト: 今日もまた、みんなの笑顔に会いに来ました。 はやて: 魔法少女リリカルなのはThe Movie 2nd A sスペシャルイベント。 なのは: リリカルパーティⅤ、in横浜アリーナ。 なのは・フェイト・はやて: はじまりまぁ~す。 2chスレより転載 アイゼンの台詞がわかる人、お願いします 最初の挨拶の時、柚姉が服の色をシャマルのイメージカラーの緑にしてきたことを話題に。その後下着の色を会場に問い、緑と答えられ正解と言う。 一日目にはなかった小林さんの席が追加。スタッフが一日で作ったらしい。 お絵かき対決 各々お題の絵を描き、チームのリーダー(ミッドチーム ゆかりん、ベルカチーム 植田さん)が代表を選出。勝敗は会場の投票にて。 お題:リンカーコアを抜かれるなのは 描いた人 絵の概要 勝敗 田村ゆかり アヘ顔 水樹奈々 魔法陣に「リリカルナノハ」 高橋美佳子 謎の生命体 水橋かおり 桑谷夏子 あぁ~んなエロイ絵 勝ち 植田佳奈 清水香里 真田アサミ 柚木涼香 胸からピース。ゲットだぜ!のセリフ 一条和矢 リンカーコアが胸から出てるアップな絵(何気にああいうカットがあった) 小林沙苗 負け 誘導 桑谷さんのセリフ入りの絵が発表され、ゆかりんが「ああーん」 観客「うおー!もう一回!もう一回!」 ゆかりん「投票してくれたらもう一回やってもいいよ」 柚ねえ「エロで釣っていいんですかー!」 みっしー「このままだと4時間超えるからこのくらいで」 ゆかりんの絵 水樹さん「レベルは同じくらいじゃない?」 ゆかりん「奈々ちゃんのなのは、喜んでいるじゃん」 ゆかりん「わたしの絵はちゃんとアヘ顔になっているから」 みっしー「アヘ…これ、全身麻酔が効いているみたい」 ミッドチーム勝利後の生アフレコ 夏ちゃんの絵を見ながら ゆかりん「ああーん、ああー」 観客「うおーっ!」 みっしー「君たち、女性になにをやらしてるの」 夏ちゃん「ゆかりちゃん、ごめんね」 みっしー「ゆかりんもサービスしすぎや」 お題:トラックの運転手 描いた人 絵の概要 勝敗 田村ゆかり ハンドルに乗ってる絵 負け 水樹奈々 驚いてハンドルから手を離す絵 高橋美佳子 ぱよっ! 水橋かおり 桑谷夏子 植田佳奈 清水香里 真田アサミ 柚木涼香 運転手が「あっ、やべえ」とはやてを轢いてしまった事故後の絵 一条和矢 小林沙苗 勝ち ミッドチーム ゆかりんは拒否していたが、他のチームメイトに後押しされ面白路線に走ったがベルカチームに敗北。 名台詞を蒐集せよ 各担当しているキャラのセリフを言う。それの大きさの合計を競う。単位はデシベルだが闇の書に因んで頁に変換。さらに臨場感を出すために各々のデバイスを持って演じる。 二日目は小林さんが追加されたため人数が合わなくなってしまった。なので奈々さんがフェイトに加えアリシアも演じることに。 会場からは「あきおー!」というミッシーが加わることを望む声も。 最初の3つくらいは気合が入って金属製(かなり重い)だが、途中から納期の影響でウレタン感のするデバイスに 高橋さん、デュランダルを軽々と上下させる 柚姉、クラールヴィントが薬指の第一関節あたりまでしか嵌らず、「みんなはきつい方が好きなんでしょ?」みたいなことを言っていた。 一条さんと桑谷さん、皆の持つデバイスの代わりにつけ耳と尻尾を渡され渋々つける。一条さんは席に帰るときに尻尾を振るなどのサービスをしてくれた。 小林さんのためにナハトヴァールが用意される チームミッドチルダ1回目 キャラクター 台詞 蒐集頁数 なのは 話を聞いてってばー! フェイト この駄々っ子! アリシア フェイトばっかりずるーい! クロノ 凍ーてーつーけー! ユーノ 全力全開手加減なしで! アルフ あんたもー!誰かのー!使い魔だろー! チームベルカ1回目 キャラクター 台詞 蒐集頁数 はやて いいことなんかなんもあらへーん! 98 シグナム この身の未熟を許してくれるかー! 98 ヴィータ ぶち抜けー! 99 シャマル つーかーまーえーたー! 98 ザフィーラ うおおー! 99 リインフォース ナハトが止まりませーーーーーーーーん! 94 合計 586 チームミッドチルダ2回目 キャラクター 台詞 蒐集頁数 なのは スターライトブレイ・・・カーーー! 102 フェイト ありがとう お姉ちゃん大好きー! アリシア あ、ま、や、ど、りー! クロノ エイミー!例の最終手段の方はー! ユーノ 正式名称は夜天の魔導書! アルフ プ レ シ アー!あ た し もー! チームベルカ2回目 キャラクター 台詞 蒐集頁数 はやて ラグナロク ブレイカー! シグナム 紫電一閃! ヴィータ ぶっ潰せー! シャマル すみませーん シャマルビーム! ザフィーラ 守護獣だー! 102 リインフォース 夜天の魔導書の終焉だー! 2戦ともベルカチームの勝利でした 三島さん「ぜんぶ格好よかった。ヴィータは”ぶ”ナニナニばかり」 リリカルランキング 各チーム順位が高い人を選出。順位が高いほうに100ポイント、低い方は0ポイント。さらに一番の人を選んだ場合には追加で100ポイント、最下位の人を選んだ場合にはマイナス100ポイント。 お題:この中で一番精神年齢が低いのは? 順位 人 コメント 勝敗 1位 高橋美佳子 小6でとまっている 勝ち 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位 11位 柚木涼香 心が60歳 負け 結果発表 2~10位表示後、名前が出ていないのが高橋さん、柚ねえだけという1日目と似たような状況に みっしー「これ発表するまでもないで」 全員の結果発表で ミッドチームは1位を推したのでボーナス+100ポイント ベルカチームは最下位を推したので-100ポイントという悲惨な結果に 柚ねえ占い結果 ゲッターズ氏「柚木さんは心が60歳です」 一条さん「高すぎだろ!ばばあじゃねえかよ」 柚ねえ「この前脳トレのゲームをやったら脳年齢60歳って出たの」 一条さん「それを先に言えよ!」 ゲッターズ氏「柚木さんは冷静に物事を分析するタイプ」 柚ねえ「酸いも甘いもかみわけてきたから段々穏やかになっちゃった」 ゲッターズ氏「あと人を小ばかにしますね」 みっしー「シャマルビーム的なやつ?」 柚ねえ「愛です、愛情がある人にしかそういうの言わないから」 ゲッターズ氏「でも悪意がまったくないですね」 柚ねえ「わかってるじゃん」 1位高橋さん(中学生ぐらい?)、11位柚ねえ(60歳)、ゆかりん(17歳?) ちなみに都築先生は小学生高学年から中学生ぐらいだそうです 1位:高橋美佳子さん 2位:水橋かおりさん 3位:小林沙苗さん 4位:真田アサミさん 5位:植田佳奈さん 6位:田村ゆかりさん 7位:一条和矢さん 8位:清水香里さん 9位:水樹奈々さん 10位:桑谷夏子さん 11位:柚木涼香さん だった気がする お題:この中で一番エロいのは? 順位 人 コメント 勝敗 1位 田村ゆかり 年々エロくなる、30過ぎたらどエロ 1位 柚木涼香 生まれたときからどエロ 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位 小林沙苗 さっぱり 勝ち 11位 水樹奈々 むっつり 負け 1位ゆかりん&柚ねえ、3位(4位?)一条さん、10位小林さん、11位奈々さん ゆかりん→年々エロくなる、30過ぎたらどエロ 柚ねえ→生まれたときからどエロ 小林さん→さっぱり 奈々さん→むっつり 一条さん→甘えん坊、寂しがりや 照れ隠しに「ママー!」と叫ぶ 1位:田村ゆかりさん 1位:柚木涼香さん 3位:高橋美佳子さん 4位:一条和矢さん 5位:清水香里さん 6位:真田アサミさん 7位:植田佳奈さん 8位:桑谷夏子さん 9位:水橋かおりさん 10位:小林沙苗さん 11位:水樹奈々さん だった気がする 結果発表 1位が2人で3~10位発表後、ミッド代表の水樹さんの名前が出ていないというまたしてもな結果に 1位のゆかりん占い結果 ゲッターズ氏「田村さんは年々エロくなると出ています。」 みっしー「18歳のころには更にエロくなるのでしょうか」 ゲッターズ氏「そうですね、まだ10代でしたね。まだエロくないかもしれません」 みっしー「はいまだ17歳ですしね」 ゲッターズ氏「30過ぎるとやばいですね」 みっしー「30過ぎの場合ね」 ゲッターズ氏「はいドエロくなります」 同1位の柚ねえ占い結果 ゲッターズ氏「柚木さんは生まれながらのエロい星を持っています」 柚ねえ「うそだー!」 柚ねえ「びっくりするくらい私生活でエロに縁がないんです」 ゲッターズ氏「知ってます」 一条さん「私生活を知ってますだと?」 ゲッターズ氏「2013年に素敵な出会いが訪れます」 柚ねえ「やったー!まじですかー!彼氏できたらtwitterで報告するわよー」 一条さん「やめとけ!」 一条さん占い結果 ゲッターズ氏「一条さんはいちゃいちゃするのが好きで寂しがりですね」 みっしー「寂しがりですか?」 一条さん「はい、家に帰ったらママーと言います」 シャッフルアフレコ 各チーム、そのシーンに出演しているキャラをランダムで演じる。そして会場の投票により勝敗はつけられる。 シーン1:リンディとシグナムの会話 キャラクター オリジナルの台詞 チームミッドチルダ チームベルカ キャスト 台詞 キャスト 台詞 シグナム 我らには我らの目的と理由がありますあなたに答える理由もない 水樹奈々 ゆかりさん!出会った時からすすすすすすきd 小林沙苗 我らには我らの夢と希望がありますあなたに協力してもらいたい リンディ 私が11年前暴走した闇の書に家族を殺された人間だとしても? 田村ゆかり 待って奈々ちゃん 私に言わせて初めて会ったときから奈々ちゃんのこと愛していたの! 真田アサミ 山吹色の菓子とおいしい茶は用意したんだろうな シグナム あっ… 水樹奈々 ゆかりさん… 小林沙苗 もちろんです - - 田村ゆかり 奈々ちゃん… 真田アサミ お主も悪よのう - - 水樹奈々 ゆかりさん…! - - 田村ゆかり 奈々ちゃん…! グラーフアイゼン Schwalbe fliegen, Claymore! 水橋かおり お前らもう結婚しちゃえよ! 柚木涼香 リリカルヴォルケン! ヴィータ おおおおぉっ! 桑谷夏子 ひゅーひゅー ヴィータ シグナム!なに ボーッとしてやがる! 桑谷夏子 ご結婚おめでとうございます! 一条和矢 シグナム!キングレコードへ営業だ シグナム ああ…すまない 水樹奈々 幸せになります! 小林沙苗 ああ…アニプレにも~ - - 田村ゆかり 区役所に行ってきまーす チームミッド演技後 観客大歓声 みっしー「何この本日一番の盛り上がりみたいなの。台詞が一文字もあってなかったけど」 みっしー「過去で一番拍手が長かったんじゃない」 チームベルカ演技後 一条さん「営業編です。しっかり営業します」 みっしー「キングレコードにアニプレにもって。面白いですね。ぼくベルカチームの好きですよ」 柚ねえ「こっちは可愛いだけじゃないのよ!そこの二人と違ってー!」 投票中 みっしー「ミッドチルダチーム、手応えはどうです?」 ゆかりん「昨日の相撲よりはあります!」 夏ちゃん?「やめてー思い出させないで!」 みっしー「昨日相撲ネタで挑んだのですが滑り方が半端ありませんでした。その後の反省会が非常に長かった」 シーン2:悪魔でいいよ キャラクター オリジナルの台詞 チームミッドチルダ チームベルカ キャスト 台詞 キャスト 台詞 ヴィータ くっ…悪魔め… 高橋美佳子 くっ…ロリなのは 植田佳奈 くっ…お寿司だ なのは 悪魔で…いいよ 水樹奈々 ロリで…いいよ 真田アサミ お寿司でいいよ なのは わかってもらえるなら…悪魔でもいい! 水樹奈々 だってわたし、17歳だもん 真田アサミ 焼肉じゃないなら、お寿司でもいい! ヴィータ うう…うあーっ! 高橋美佳子 うーらーやーまーしーい 植田佳奈 トロいくらうにを食わせろー (シャマル) - 水橋かおり わたしも17歳よ! シグナム シャマル お前は離れて通信妨害に集中しろ 桑谷夏子 シャマル お前は無理がある 柚木涼香 シャマル、今すぐかっぱ寿司に電話だそれとエビ茶碗蒸しも人数分追加だ シャマル うん 水橋かおり すみませんでした 一条和矢 えっと何人前? フェイト 闇の書は 悪意ある改変を受けて壊れてしまってます今の状態で完成させたらはやては… 田村ゆかり あれ?体が熱い…わたしおかしくなっちゃう 清水香里 領収証はキングレコード三島でお願いしますあの、茶碗蒸しはエビじゃなくてカニのほうが... シグナム お前達たちが あれをどう決めつけようとどう罵ろうと聞く耳は持てん 桑谷夏子 そんなに持て余しているなら服を脱げ 柚木涼香 お前がカニだろうと茶碗蒸しはエビだ聞く耳は持たん フェイト そうじゃないそういうことじゃない 田村ゆかり らめーっ!らめなのー! 清水香里 でもカニじゃないと... シグナム 聞く耳はないと言ったこれ以上 ジャマをするなら… 桑谷夏子 これ以上持て余すようなら… 柚木涼香 聞く耳は持たんと言ったこれ以上邪魔をするなら - - 柚木涼香 シグナム、セーットアップ シグナム 切り捨てて通るだけだ 桑谷夏子 私が先に脱ぐ! 柚木涼香 1人前減らすだけだ! - - (全員が「私が脱ぐ」発言) - - 高橋以外 どうぞどうぞ ミッドチーム演技前~演技後 ゆかりん「わたしたちキャラクターに命を吹き込む仕事をしているんだからイメージを崩しちゃだめだよね」 一条さん「それ、昨日おれが言ったことだろ!」 ミッドチームの演技終了後 一条さん「ネタじゃねえか!」 罰ゲーム~風船&リンディ茶 ミッドチーム勝利(ミッドチーム 400ポイントVSベルカチーム 300ポイント) 緑茶(でよかったっけ)に角砂糖とミルクをどばどば ゆかりん、いい笑顔で容赦なく角砂糖を入れる。混ぜるときにマドレーやトングで砂糖を砕き一条さんに渡す。 一条さん「液体がない」→一条さん、飲んだ後解答席の裏に 角砂糖を使い切る。水橋さんが空の容器を見せる。 奈々さん、お茶を注ぐだけ キャスト退場後、みっしーと一条さんが湯呑を確認 リリカルランキング~おかわり~ ゲッターズ飯田さん、みっしー、清水さん、柚姐 柚姐、都築先生と相性がいい→次は結婚式? みっしー今年から運気が徐々に上がるとのこと。理由は去年までやる気がなかったため。もちろん会場中からブーイング。 ライブパート 植田佳奈 Snow Rain ~Ver.Holy night~ はやての語り いつも一緒にいてくれて 見守っててくれて 本当にありがとう あなたが一緒にいてくれるから 私は今日も笑顔でいられます これからも ずーっとずーっと 一緒にいてください 水樹奈々 ETERNAL BLAZE ROMANCERS NEO Sacred Force -Extended Mix- SECRET AMBITION BRIGHT STREAM BRAVE PHOENIX MC「衣装黄色と黒、ストライプ、阪神タイガースみたい」って感じのこと言っていた 柚姉は会場に紛れてみんなと一緒に飛んだとのこと 田村ゆかり Little Wish ~lyrical step~ Spiritual Garden Tiny Rainbow 微笑みのプルマージュ Beautiful Amulet 滑空の果てのイノセント MCで客のキンブレに興味を示す。借りて遊ぶ。(色を言って会場の皆がその色に合わせる) ゲッターズさんのことを、インチキ占い師だと思っていたけどいい人だった、ところりと態度を変える
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「くそー! 放せ! 放せ――――!!」 バインドによって縛られた桜花は、さらに幾重にもなった厳重な結界の中に閉じ込められ、 その間に機動六課のメンバー全員で桜花に対する分析を行っていた。なお、今回は特別ゲストとして 無限書庫司書長のユーノ=スクライアの姿もまたあった。 「彼女がロストロギアとして発見された世界は既に滅んでしまったワケだけど… 実はその世界が滅ばなかったら? って言うIFを辿った並行世界がある事が判明してね、 その世界の書物を幾つか持って来た。」 桜花の手によって機動六課の施設が殆ど破壊され、現在は再建中である為に室外で青空教室ならぬ 青空会議みたいな状態になっていたが、それさえ構わずユーノは何冊かの本を出していた。 「その世界は97管理外世界に極めて似ているけど、微妙に違う世界みたいなんだ。」 「微妙に違うって…具体的にどんな風に違うのかな?」 「うん。地形や各国の文化と言う点は97管理外世界と殆ど同じなんだけど、97管理外世界で 言う所の日本がスットンって国名になっていたり、アメリカがアメリコって国名になっていたりと、 どの国も国名が微妙に違うんだ。そして、97管理外世界がそうだった様に、その世界にも 第二次世界大戦があって、大日本帝国がアメリカと戦争をしていた様に、スットン帝国もまた アメリコと戦争をしていてね、大日本帝国同様に戦況が不利になって、その戦況を覆そうと スットン帝国が作り上げた一発逆転用超兵器が桜花…つまり先程ここで暴れたあの女の子なんだ。」 「マジでぇ!? マジでそんな時代に作られたの!?」 97管理外世界の事を良く知らない者からすれば意味不明の事かもしれないが、逆に97管理外世界を 良く知るなのは、フェイト、はやての三人からすればこれは信じられない事実に違いない。 「あの子って本当に第二次世界大戦中に作られたの!? ユーノ君!」 「う…うん。そうみたいだよ。」 「だって第二次世界大戦って言ったら…まだ飛行機がプロペラで飛んでた時代なんだよ! どうしてあんな高性能かつ自我を持つ様なロボットが作れるの!?」 なのは達三人が慌てるのもわかる。確かに普通なら第二次大戦中の技術レベルで桜花の様な 高性能なロボットなど作れるはずがないと誰でも考える。 「でも97管理外世界の大日本帝国でも不利な戦局を覆す為に色んな超兵器を作ってたと言うよ。 轟天号って言う海底軍艦や鉄人28号って言う遠隔操作式ロボット、メタルダーって言う 人造人間やらその他もろもろに色々なのが。だからスットン帝国が彼女を作っていても 不思議では無いんじゃないかな?」 「マジでぇ!? マジでそんな事言ってるの!?」 流石のなのは達三人でも大日本帝国が轟天号、鉄人28号、メタルダーなどを作っていた事は 知らなかった。だからこそ信じられなかったのだが、そこをとやかく言うよりまずは桜花の 話の方が大切だろうと。 「とりあえず…桜花はスットン帝国の最終兵器として作られ、ひたすら敵国人… つまり97管理外世界で言う所のアメリカに位置するアメリコ人を攻撃する様に プログラムされてるっぽい。」 「あ! そうか! だからフェイトちゃんの金髪を見て敵だと思ったんだ!」 「なるほど…。」 ここでやっと桜花がフェイトを敵と認識し、殺そうとしていた理由が明らかになった。 「あと、スットン人と日本人は全く同一の人種みたいでね、なのはとはやてが襲われなかったのは 多分桜花は純粋日本人である二人を味方と認識したからだと思う。」 「なるほどなるほど…。」 とりあえず諸所の問題が解決した所で後はこれからの桜花に対する処遇の問題だった。 「とりえあえず…どうしようか…?」 「どうしようかと言われても…。」 「あの子の世界がもう滅んだと説明しても信じてくれるかどうか…。」 「そこが問題なんやね。スットンとアメリコの戦争以前に世界そのものが 滅んだ言うてもあの子が信じるかどうか…。」 誰も良い案が浮かばなかった。そして暫し誰もが腕組みして悩み込むのであったが… 「世界が滅んだだと!? 何馬鹿な事を言うか!!」 「え!?」 なんと皆の背後にバインドによって身動き取れない状態にされながらも いつの間にか芋虫の様に這い出て来た桜花の姿があった。 「うそ! あれだけバインドされながら結界を突破して来たと言うの!?」 「お前達の話など信じられるか!? スットン帝国は不滅だ! 滅んでたまるものか!」 桜花はなおも叫ぶ。確かに自分の知らない間に自分の世界が滅んだなど誰だって信じたくない。 「けど…残念だけどこれは事実なんだよ…。」 「そうや…ほんま残念やけど…。」 なのはとはやてが口を揃えて桜花に言い聞かせていた。純粋日本人である自分達なら 桜花を説得出来ると考えたのだろう。 「なんなら…証拠を見てみる?」 「こ…ここが…スットン帝国…。」 機動六課の面々は態々桜花に現実を教える為だけに次元航行船を手配し、 桜花を桜花の生まれ故郷の世界へと連れて来ていたのだが、そこに広がる 荒涼たる大地を見た桜花は呆然としていた。 「申し訳ありませんね~。私がうっかりくしゃみしたせいで滅んじゃいました。」 とかどさくさに紛れてとびかげが現れて状況を軽く説明して去って行く始末。 「嘘だ…嘘だ…嘘だ…嘘だぁぁぁぁぁぁぁ!!」 桜花は叫んだ。そしてやたらめったらに熱線を放ち始めたのである。 「嘘だ! 世界が滅んだなんて嘘だ! 私は信じない! こんなの信じないぃぃぃ!!」 荒涼たる大地に爆音が響き渡り、次々に彼方此方が吹き飛び、桜花をここまで 連れて来た機動六課の面々はある者は逃げ回るが… 「あれ…? 桜花の動きが…止まった…。」 突然何の前触れもなく桜花が停止した。さっきまでヤケクソになったかのように 暴れていたと言うのに動きを止めたのはどういう事だろうと皆は恐る恐る 桜花に近付いてみるのだが… 「機能…停止してる…。」 桜花は白目を剥いて立ったまま気絶していた。おそらく自分の世界が滅んでしまったと言う 事実による精神的なショックが桜花の電子頭脳をショートさせてしまったのかもしれない。 皆がミッドチルダに帰還した後、桜花の機能は自動的に回復していたが、 やはり精神的なショックは大きかったのか、そのまま塞ぎ込み、ただただ空を眺める様になっていた。 フェイトが近くを通りかかっても何もしない位だから相当な物である。 「そんな…博士も…みんなみんな…死んでしまったのですね…。」 ミッドチルダの空に向かって桜花は空しくそう独り言を言う。 この姿は機動六課の者達にとっても胸が痛かった。しかし…かと言って一体彼女に 何をしてやれば良いのか…良いアイディアが思い浮かばなかった。 「とりあえず…あの子の構造解析が完了したみたいだよ。」 「で…どうだったの?」 ユーノからの報告に皆が耳を傾ける。 「とりあえず…あの子を作った科学者は天才だね。もうそれしか言い様が無い。」 正面モニターに管理局技術班が構造解析した桜花の構造図が映し出され、 素人では何が何だか理解出来ない程高度に作りこまれた構造に皆は驚嘆していた。 「第二次世界大戦レベルの技術でこれだけの物を作ってしまうなんて…凄いね…。」 「凄いどころの問題じゃ無いよ。そうでなくても彼女の存在はミッドチルダにおける 人型機動兵器に対する考え方と常識を全部覆せてしまう。」 ミッドチルダ時空管理局の管理下に置かれている様々な世界で人型機動兵器の研究が 行われていたが、形になった例は一つも無いと言うのがミッドチルダでの常識であった。 であるにも関わらず、管理外世界であり、技術水準レベルも高くないと言うのに 超高度なロボットである桜花を作ってしまえた事実がマスコミに知られようものなら ミッドチルダの常識の全てが覆る様な大事件に発展しても可笑しくなかろう。 「ただ…本当に問題なのは彼女の動力源なんだ。」 「そういえば…あの子って何をエネルギーにして動いてるの?」 「あの子の背中にバックパックみたいなのがあったろ? あれ…どうやら原子炉みたい…。」 「げ…原子炉!?」 「あの~げんしろ? って何ですか?」 なのは・フェイト・はやての三人は思わず驚嘆した。ミッドチルダで生まれ、ミッドチルダで 育った者は意味が分からずに首を傾げていたが。 「あ…あんな小さな原子炉なんて出来るの?」 「そ…そうや! 当時は精々広島長崎原爆程度で精一杯やったんよ! と言う以前に今の最先端技術でもあそこまで小型化出来へんよ!」 「しかもそれを日本に相当するスットンが作ってのけるなんて…。」 「あの~げんばくって…何ですか?」 なのは達三人は滅茶苦茶に慌てた。他の者は相変わらず理解出来ていなかったが… 「おまけに言うと…あのサイズでその辺の原発なんて足元にも及ばない出力が出るみたい。」 「マジでぇ!? ユーノ君それひょっとしてマジで言ってるのぉ!?」 「あの~げんぱつって何ですか?」 やっぱり97管理外世界を知らないグループは置いてけぼりだった。 「とりあえずあの超小型高性能原子炉が桜花のパワーの秘密だと言う事が分かったと思う。 でも…これは同時に桜花そのものが超強力な核爆弾だと言う事も言えるんだ。」 「か…核爆弾!?」 「あの~かくばくだんって何ですか?」 なのは達三人は真剣にビビッていたが、やっぱり97管(以下略)だったので、 とりあえずユーノが分かりやすく説明する事にした。 「なのはとはやての出身世界、97管理外世界は魔法が無く、質量兵器主体の世界だと 言う事はみんなも知ってると思うけど、そこでの現時点における最大のエネルギーが 原子力であり、最大最悪の兵器がその原子力を利用した核爆弾なんだ。そして、 なのはとはやての出身国である日本は唯一の核被爆国でもある。」 「で…その核爆弾って言うのはどの位凄いんですか?」 「うん。まず軽く半径数キロは吹き飛ぶ。」 「何だ。思ったより大した事無いんですね。」 スバルやティアナなど、ミッドチルダで育った組は拍子抜けしていた。確かに次元震を 起こすロストロギアによる次元災害に比べれば核爆発など遥かに可愛い物だと言えるが… 「でも核爆弾の一番恐ろしい点は『放射能』と言う猛毒をばら撒く点なんだ。」 「そうだよ…放射能で被爆したら大変な事になるんだから。」 なのは・フェイト・はやての三人は中学校まで日本の学校に通っていた。 その間、平和授業と称して原爆についての学習をした事もあったし、 全校集会でアニメ版はだしのゲンを見せられて原爆投下後のシーンが あまりにもグロすぎて吐いてしまったと言う辛い思い出があった。 特に中学の図書館に置いてあった原作漫画版はだしのゲンもまた軽くトラウマにもなっている。 「まあ具体的に言うとな、髪の毛が抜けてもうたり、血を吐いて苦しみながら死んだり、 皮膚が焼けただれてもうたり、血便出てもうたり、ガンになりやすくなったり、 その他もろもろにとにかく爆風で一瞬で死んだ方が遥かに幸せなくらいに苦しい目にあうんや。 しかも放射能と言う奴は何百年…何千年経過しても消えへんから性質が悪い。」 「そ…そんなに恐ろしい物なのですか…。」 スバルやティアナらも何とか理解出来ておののいていたが、ここで改めて 桜花に対する処遇への話に戻るのである。 「で、あの子はどうしよう? 上の方では既に機動六課で暴れた前科もあるからと 言う事で解体しようと唱える人もいるけど…。」 「そんな! 解体なんて可哀想すぎるよ! あの子はロボットだけど… 人間みたいに心があるんだよ! 笑ったり泣いたり怒ったり出来るんだよ! 確かに機動六課を破壊したけど…あれにだって理由があったんだし…。」 なのはは桜花の解体には反対だった。これにはユーノも頷いて賛同する。 「うん。それに今のあの子は信じていた物を全てを失って凄く落ち込んでる状態だしね。 それでさらに落ち込ませる様な事はしたくない。」 皆は再び桜花の方を見るが…やはり桜花は悲しげな目でただただ空を見上げるのみだった。 序章 編 完 前へ 目次へ 次へ