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魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st 魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st Ticket CD SPECIAL Side F imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 発売元・販売元 NANOHA The MOVIE PROJECT 発売日 2009.08.14 価格 2858円(税抜き) 内容 プロローグ フェイトとアルフ・エリオとキャロ 資料いろいろ クラウディア ユーノとクロノ エリオとキャロ なのはからの連絡 おみやげです フェイトとアルフ 想い出のこと 写真 君がくれた奇跡 歌:フェイト・T・ハラオウン(水樹奈々) 備考 ドラマCD付き劇場前売り券
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狼の群れの中に、羊がいました。 羊飼いは、狼の群れから必死に羊を守ろうとしました。 狼と戦えるほどの刃を手に入れたとき…… 羊飼いは、いつの間にか狼になっていました。 物語本編を読む web版 舞台 ルーイガルド 15429年 登場人物 七巫女関係者 アルティナ ルシーダ エレーナ ティファ リーザ イリア ディナ バルニア システィ カトレア エスクード シャクティアナ帝国 サラ領土 サラ サーシャ ミスティ スーリア シャクティアナ帝国 ファルサス領土 ファルサス デュアー エディス ソフィア ゴッズ ガズエリア メネシアス カゼミナ シャクティアナ帝国 ギード領土 ギード シュシュ カティ シャクティアナ帝国 トルティアナ領土 トルティアナ スレイベル 白狐 アザミ イノ フリージア ユーノ
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魔法少女リリカルなのはStrikerS 第21話【決戦】 ヴィータ「闇の書の守護騎士。あたしたちはたぶん、レリックや空へ上がったゆりかごと同じような、 ただの兵器だったんだと思う。はやてが、あたし達に生きる意味をくれて、 罪を償いながら一緒に過ごしてきて、いつの間にか10年、大切なものはずいぶん増えちまった。 はやてと仲間たちと、教え子たちと。守らなきゃならねぇもんがある。だから、戦うんだ!」 ユーノ「聖王のゆりかごのデータ、さすがにかなり少ないけど、発掘は無事完了。今送るよ」 クロノ「ああ。こちらから艦隊と前線全てに送信する」 リンディ「あの船の危険度は?」 ユーノ「極めて高いです。先史時代の古代ベルカですらすでにロストロギア扱いだった古代兵器。失われた世界、アルハザードからの流出物とも…」 クロノ「…アルハザード」 リンディ「我が家にとっては、あまり思い出したくない名前だけど」 ユーノ「その真偽はともかくとして、最大の危険は軌道上に到達されること。軌道上―二つの月の魔力を受けられる位置を 取ることで、極めて高い防御性能の発揮と地表への精密狙撃や魔力爆撃が可能となるっていうのは、 教会の伝承にあるとおりだけど。こっちの調査では、次元跳躍攻撃や次元空間での戦闘すら可能とある」 クロノ・リンディ「!」 ユーノ「その性能が完全に発揮されれば、時限航行隊の艦隊とも正面から渡りあえるかもしれない」 リンディ「軌道上に上がる前に、止めないといけないのね」 クロノ「対抗策は!?」 ユーノ「鍵となる聖王がそれを命じるか本体内部の駆動炉を止めることができれば」 クロノ「鍵の聖王、ヴィヴィオがスカリエッティの戦闘機人に操作されてる可能性が高い」 リンディ「スカリエッティの逮捕でも、止まる可能性はあるのね」 アルフ「お母さん、クロノ。スカリエッティの逮捕はフェイトがやってくれるよ」 リンディ「アルフ」 アルフ「フェイトがずっと頑張って、今まで追いかけてきたんだ。きっと捕まえてくれる」 ゆりかごのほうでは、はやてを中心に航空魔道師たちが必死にガジェットと応戦中。 はやて『それにしても、大きい。外からやと、魔道師が何人集まろうとどうにもなれへんなぁ』 「ミッド地上の航空魔道師隊。勇気と力の見せ所やで!」 魔道師一同「はいっ!!」 魔道師『高町一尉!奥へと進めそうな突入口が見つかりました!突入隊20名が先行しています!』 なのは「はやてちゃん!」 はやて「外周警戒はあたしが引き受ける!なのはちゃん、ヴィータ。いってくれるか?」 ヴィータ「おう」 なのは「了解」 ヴィータ「AMF!?」 なのは「内部空間、全部に?」 魔道師『別働隊、通路確認。危険物の順次封印を行います』 フェイト「了解!各突入ルートはアコース査察官の指示通りに」 魔道師『はい!』 フェイト「ありがとうございます、シスターシャッハ。お二人の調査のおかげで迷わず進めます」 シャッハ「探査はロッサの専門です。この子達が、頑張ってくれました。このまま奥へ!スカリエッティの居場所まで!」 フェイト「はい」 ティアナ「確認するわよ。あたしたちはミッド中央、市街地方面。敵戦力の迎撃ラインに参加する。 地上部隊と協力して向こうの厄介な戦力、召喚師や戦闘機人たちを最初に叩いて止めるのが、あたし達の仕事」 スバル「他の隊の魔道師たちはAMFや戦闘機人戦の経験がほとんどない。 だからあたしたちがトップでぶつかって、とにかく向こうの戦力を削る!」 キャロ「後は、迎撃ラインが止めてくれる、というわけですね」 ティアナ「そう」 エリオ「でも、何だか。何だかちょっとだけ、エースな気分ですね!」 ティアナ「そうね」 キャロ「ガジェットも戦闘機人も、迎撃ラインを突破されたら、市街地や地上本部までは一直線です」 スバル「市民の、安全と財産を守るのがお仕事の管理局員としては、絶対!行かせるわけにはいかないよね」 ティアナ「後は、ギンガさんが出てきたら」 エリオ「優先的に対処」 キャロ「安全無事に確保」 スバル「うん」 ティアナ「よっし、行くわよ!」 ティアナ『こっちは結界の中。ライトニングもスバルも分断距離と戦力負担はかなり大きい。 背中を見せたら、その瞬間で終わる!』 『ライトニング、スバル!作戦、ちょっと変更。目の前の相手、無理して一人で倒す必要はないわ。 足止めして削りながら、それぞれに対処。それでも充分、市街地と中央本部は守れる』 ノーヴェ「ばっかじゃねぇの!そんなに時間かかんねぇよ!」 ウェンディ「あんたは捕獲対象じゃねぇっすから。殺しても怒られねぇっすからね~」 ティアナ『念話が聞かれてる?』『通信は以上!全員、自分の戦いに集中!!』 シャッハ「これは、人体実験の素体?」 フェイト「だと思います。人の命をもてあそび、ただの実験材料として扱う。あの男がしてきたのは、こういう研究なんです」 シャッハ「一秒でも早く、止めなくてはなりませんね」 フェイト「はい」 フェイト「シスター!」 シャッハ「フェイト執務官。こちらは無事です、大丈夫。戦闘機人を一機、捕捉しました。 この子を確保しだい、すぐにそちらへ合流します」 セイン「……」 フェイト「了解しました」 トーレ「フェイトお嬢様」 フェイト「っ…」 トーレ「こちらにいらしたのは帰還ですか?それとも、反逆ですか?」 フェイト「どっちも違う。犯罪者の逮捕、それだけだ」 なのは「ヴィータちゃん。あんまり飛ばしすぎる」 ヴィータ「はぁ、はぁ、うるせぇよ。センターや後衛の魔力温存も、前衛の仕事のうちなんだよ」 なのは「うん」 管理局員「突入隊、機動六課スターズ分隊へ」 なのは「はい!」 管理局員「駆動炉と玉座の間、詳細ルートが判明しました」 ヴィータ「っ…」 なのは「真逆方向?」 ヴィータ「突入隊のメンバーはまだそろわねぇか?」 管理局員「各地から緊急徴兵していますが、後、40分は」 ヴィータ「仕方ねぇ。スターズ01とスターズ02、別行動で行く」 管理局員「了解しました。急いで応援をそろえます」 なのは「ヴィータちゃん!?」 ヴィータ「駆動炉と玉座のヴィヴィオ。かたっぽとめただけで止まるかもしれねぇし、 かたっぽとめただけじゃ止まらねぇかもしれねぇんだ。こうしてる間にも、外は危なくなってる」 なのは「でも、ヴィータちゃん。ここまでの消耗がっ」 ヴィータ「だからあたしが駆動炉に回る。おまえはさっさとヴィヴィオを助けて来い」 なのは「でも!」 ヴィータ「あたしとアイゼンの一番の得意分野、知ってんだろ? 破壊と粉砕。鉄槌の騎士ヴィータと鉄の伯爵グラーフアイゼン。砕けねぇものなぞ、この世にねぇ。 一瞬でぶっ壊しておまえの援護に行ってやる。さっさと上昇を止めて、表のはやてに合流だ」 なのは「うん。気をつけて!絶対、すぐに合流だよ!?」 ヴィータ「あったりめーだ!」 そしてティアナのほうは一人にナンバーズ二人で悪戦苦闘。 幻影を作るも看破され、ノーヴェに攻撃をもらってしまう。 ティアナ『こんな狭いところで二人相手じゃ、持ちこたえるのが精一杯。 結界破壊スタッフが来るまで、なんとしてでも生き延びなきゃ!』 ウェンディ「ディード!あんたも?」 ディード「オットーの指示。あの幻術使いは確実に仕留めておかないと、面倒だって」 キャロ「あなたはどうして?何でこんなことするの!?」 ルーテシア「…」 エリオ「こんなところで!こんな戦いをする理由はなんなんだ!?」 キャロ「目的があるなら教えて!悪いことじゃないなら、私達、手伝えるかもしれないんだよ!?」 ルーテシア「っ…」 ゼスト「局の騎士か?」 シグナム「本局機動六課、シグナム二尉です。前所属は首都防衛隊。あなたの後輩ということになります」 ゼスト「そうか…」 シグナム「中央本部を、壊しにでも行かれるのですか?」 ゼスト「古い友人に、レジアスに会いにゆくだけだ」 シグナム「それは、復讐のために?」 ゼスト「言葉で語れるものではない。道を、あけてもらおう」 シグナム「言葉にしてもらわねば、譲れる道も譲れません!」 アギト「グダグダ語るなんてな!騎士のやるこっちゃねぇんだよ!」 リイン「騎士とか!そうでないとか!お話をしないで意地をはるから戦うことになっちゃうですよ!」 アギト「うるせぇバッテンチビ!剣精アギト、大儀と友人ゼストがために!この手の炎で!押して参る!」 リィン「祝福の風、リィンフォースツヴァイ。管理局の一員として、あなた方を止めさせて貰います!!」 スバル『ギン姉に怪我させちゃうから、振動はさいは使えない。狙うのは、打撃や破壊じゃなくて、 魔力ダメージでのノックアウト。ギン姉と、本気の勝負なんて生まれて初めてだけど』 「私が絶対!助けるから!」 ヴィータ「ここまでくりゃ、もうちょっとだ。カートリッジもまだある。大丈夫。楽勝だ」 「あんとき、なのはを落としたのは、てめーらの同類か!ざけんなよ。一機残らず、ぶっ壊してやるうぅぅ!」 次回予告 なのは「続く戦い、傷ついてゆく隊員たち。立ち向かう痛みと立ち向かえない痛み。 消せない過去とそれぞれの傷跡。次回、魔法少女リリカルなのはStrikerS第22話、Pain to Pain、Take off!」
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地図 地図画像は作成中です……しばらくお待ちください。 01 02 03 04 05 06 07 A 山 展望台山 川 山 川 ゴミ処理場山 B 山 ダム山 川 川 電波塔山 C 山 川 雀荘 工場 山 D 運動場 川橋 デパート 病院 山 E 図書館 学校 川 海 キャンプ場山 F 海 ホテル 海 教会島 海水浴場 G 港 海 灯台海 海 海 海 簡易現在地 01 02 03 04 05 06 07 A B 善吉、鷲士、紅愛 阿久根シベール C 綾那、デイモン、優希 半月、阿頼耶フェイト南雲 D ギヨーム 弑王土ゆみ夕歩咲スプレイ E 真黒、ユーノ、風巻、美沙めだか、はやて侑実子、夭歌 夕日、なのは、半月、ほたる F シンシア桃子 G
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ヤ ユ ヨ ヤ ヤアン ヤコブ やっつけ負け やっぱり 弓兵は 弓兵どうし 仲が いいんじゃないの 夜刀神 ヤナフ 山口せーら 山口宏 闇のオーブ 闇の司祭 闇の誓約書 闇のブレス 闇魔法 槍 ユ ユアン 勇者 勇者シリーズ 勇者の証 勇者の斧 勇者の剣 勇者の槍 勇者の弓 勇将 勇将+怒り ユーノ 遊牧騎兵 遊牧民 ユグドラル大陸 輸送隊 ユフィール ユベロ 弓 ユミナ ユミル ユリア ユリウス ユリシーズ ユルブリザー ゆるりと進撃せよ ゆるんだ弓 ユングヴィ ユンヌの加護 ヨ 妖狐 陽光 妖術 傭兵 傭兵(敵兵) ヨーデル ヨシュア ヨツムンガンド ヨハルヴァ ヨハン ヨハン死すとも愛は死なず…ぐふっ ヨファ 弱い奴ほどよく育つ 4・・・8・・・12・・・
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第9話「仮面の男」 「タリャアアァァァァッ!!」 「グゥ……ッ!!」 M78星雲、光の国。 その訓練場において、二人の赤い巨人が対峙していた。 真紅の若獅子ウルトラマンレオと、その師ウルトラセブン。 レオはセブン目掛けて勢いよく拳を繰り出すが、セブンはそれをタイミングよくガード。 そのまま、セブンは拳を打ち上げてレオの腕を大きく払った。 「ジュアァッ!!」 「イリャァァッ!!」 そのまま、がら空きになったレオの胴目掛けてセブンが蹴りを繰り出す。 だが、レオは素早く膝と肘を動かし、その一撃を受け止めた。 攻防一体の技術、蹴り足挟み殺し。 セブンの足に激痛が走る……しかしセブンは、ここで引かなかった。 強引に足を捻って技から脱出し、そのままレオの喉求目掛けラリアットをかましにいったのだ。 しかし、レオは大きく体を反らしてこの一撃を回避。 そのままオーバーヘッドキックの要領で、セブンの肩に一撃を入れた。 「ジュアッ!?」 とっさにセブンは、後ろに振り返りレオに仕掛けようとする。 だが、振り向いた時には……レオの拳が、セブンの目の前にあった。 勝負はついた……レオは拳を下ろす。 セブンは首を横に振り、溜息をついた。 「参った……やっぱり格闘戦になると、お前の方がもう俺より上だな。」 「ありがとうございます、隊長。 でも、途中で俺も危ないところがあったし……」 「おいおい……隊長はもうやめろと言っただろう?」 「あ……はい、セブン兄さん。」 一切の光線技や超能力を使わない、格闘戦のみによる組み手。 勝負は、レオの勝利に終わった。 こと格闘戦において、今やレオは、光の国でも最強レベルの戦士の一人になる。 しかしそれも、全てはセブンがいたからこそである。 レオはかつて地球防衛の任務に就いた際、セブンから戦う術を教わったのだ。 当時のレオは、光線技を殆ど使えなかった為に、格闘技術をとことん磨かされていた。 時には、「死ぬのではないか」と言いたくなる程の、とてつもなく辛い特訓もあった。 だがそれも……地球防衛の為に、やむを得ずのことであった。 セブンはその時、ある怪獣との戦いが原因で、戦う力を失ってしまっていたのだ。 その為、まだ未熟であったレオを一人前にする事で地球を守ろうと、あえて心を鬼にして接していたのである。 そしてその末、今やウルトラ兄弟の一人となるほどにまで、レオは成長を遂げたのだ。 ちなみにレオがセブンの事を隊長と呼ぶのは、その時の名残である。 「でも、光線技やアイスラッガーを使われたら、どうなっていたか……」 「はは……じゃあ、今日はこれまでだな。 後少ししたら、交代の時間だ……それまで体を休めておけ」 「はい。」 光の国では今、二人一組によるメビウスの捜索が行われていた。 もうしばらくしたら、セブンとレオは前の組との交代時間である。 それまで体を休めるべく、二人は一息つこうとした。 だが……そんな時だった。 訓練場の上空へと、文字―――ウルトラサインが出現したのだ。 「ウルトラサイン……ゾフィー兄さんからのメッセージだ!!」 「『メビウスかららしきウルトラサインを、見つけることが出来た』……!!」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ちょ、やめろ!! アリア、何とかしてくれ~!!」 時空管理局本局。 クロノとエイミィは、ユーノを連れてある人物の元を訪れていた。 クロノに魔術の基礎を叩き込んだ師匠、リーゼ=ロッテとリーゼ=アリアの二人。 この二人は、グレアムの使い魔でもある。 久々の再会という事で、ロッテはクロノにじゃれ付いている訳で、エイミィ達はそれを面白そうに眺めている。 クロノからすれば、はっきり言って迷惑この上ないのだが。 「……なんで、こんなのが僕の師匠なんだ。」 「あはは……それで、今日の用事はなんなの? 美味しそうなネズミっ子まで連れてきて……」 「っ!?」 身の危険を感じ、ユーノが顔を強張らせた。 リーゼ姉妹は、ネコを素体として作られた使い魔。 フェレットモードのユーノからすれば、天敵とも言える存在なのだ。 人間状態である今は、何の問題も無いが……万が一動物形態へと姿を変えたら、どうなる事やら。 「闇の書の事はお父様からもう聞いてるけど、やっぱりそれ関連?」 「ああ……二人は、駐屯地方面には出てこれないか?」 「私達にも、仕事があるからね。 そっちに出ずっぱりって訳にはいかないよ。」 「分かった……いや、無理ならそれはそれでいいんだ。 今回の用件は、彼だからな。」 「?」 「ユーノの、無限書庫での捜索を手伝ってやってくれないか?」 「無限書庫……?」 「今から、早速頼みたいんだ。 ユーノを案内してやってくれ。」 「うん、そういう事ならいいけど……」 「ユーノ君、二人についていって。」 ユーノはロッテとアリアの二人に連れられ、無限書庫へと向かう。 無限書庫とは、様々な次元世界の、あらゆる書籍が治められた大型データベース。 幾つもの世界の歴史が詰まった、言うなれば世界の記録が収められた場所。 まさしく、名が示すとおり無限の書庫である。 しかし……文献の殆どは未整理のままであり、局員がここで調べ物をする際には、数十人単位で動かなければならない。 必要な情報を一つ見つけるだけでも、とてつもない作業になるのだ。 ユーノはそこへと足を踏み入れた時、正直度肝を抜かれたものの、すぐに冷静さを取り戻す。 クロノが自分に頼むといった理由が、これでやっと分かったからだ。 「成る程、確かに僕向けだね……」 ユーノは術を発動させ、とりあえず手近な本を十冊ほど取り出す。 複数の文章を一度に同時に読む、スクライア一族特有の魔術の一つ。 これを駆使すれば、大幅に調査時間を短縮する事が可能である。 その術を目にし、ロッテとアリアは感嘆の溜息を漏らした。 「へぇ~、器用だね……それで中身が分かるんだ。」 「ええ、まあ……あの、一つ聞いてもいいですか?」 「ん、何かな?」 「……リーゼさん達は、前回の闇の書事件の事、見てるんですよね?」 「あ……うん。 ほんの、11年前の事だからね。」 ユーノは、前回の闇の書事件について詳しく知ってるであろう、二人に尋ねてみた。 闇の書の情報を集める上で、この話はどうしても聞いておきたかった。 ただ……クロノ達には、それを聞けない理由があった。 先日、局員の一人から聞いてしまったのだが…… 「……本当なんですか? クロノのお父さんが、亡くなったって……」 「……本当だよ。 私達は、父様と一緒だったから……近くで見てたんだ。 封印した筈の闇の書を護送していた、クライド君が……あ、クロノのお父さんね。 ……クライド君が、護送艦と一緒に沈んでくとこ……」 「……すみません。」 「ああ、気にしないで。 そういうつもりで聞いたんじゃないってのは、分かってるから。」 やはり、悪い事を聞いてしまった。 これ以上、辛い過去を思い出させるわけにはいかないと思い、ユーノは話を打ち切った。 すると、その時だった。 ユーノはある本のあるページを見て、ふと動きを止めた。 「え……?」 「ユーノ君、どうしたの?」 「まさか……これって……!!」 術を中断し、ユーノは直接本を手に取った。 そこに記載されていたのは、ある世界の太古の記録。 光の勢力と闇の勢力との戦いの記録だった。 こういった戦い自体は、多くの次元世界の歴史中にもある為、なんて事は無かった。 だが……問題は、その本の挿絵にあった。 挿絵に描かれている戦士の姿……それは、紛れも無くあの戦士と同じものであった。 「どうして、ウルトラマンダイナが……!?」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「たっだいま~」 「おかえりなさ~い。」 それから、しばらくした後。 まだ本局で用事のあるクロノを残して、エイミィは一人ハラオウン家へと帰宅した。 ちなみにリンディも、別件で先程本局へと出向いた為、不在である。 エイミィは帰り際に近所のスーパーで買い物を済ませていたようであり、その手には買い物袋があった。 フェイトとミライ、それに遊びに来ていたなのはの三人で、早速冷蔵庫に食品を入れ始める。 「艦長、もう本局に出かけちゃった?」 「うん、アースラの追加武装が決定したから、試験運用だってさ。」 「武装っていうと……アルカンシェルか。 あんな物騒なの、最後まで使わなければいいけど……」 「クロノ君もいないし、それまでエイミィさんが指揮代行ですよね。」 「責任重大よね~……」 「ま、緊急事態なんて早々起こったりは……」 その時だった。 ハラオウン家全体に、緊急事態を告げる警報音が鳴り響いた。 エイミィの動きが止まり、その手のカボチャがゴロリと床に落ちる。 言った側からこんな事になるなんて、思いもよらなかった。 すぐにエイミィはモニターを開き、事態の確認に移る。 そこに映し出されたのは、ヴォルケンリッターの二人……シグナムとザフィーラ。 「文化レベルはゼロ、人間は住んでない砂漠の世界だね…… 結界を張れる局員の集合まで、最低45分はかかるか……まずいな……」 「……フェイト。」 「うん……エイミィ、私とアルフで行く。」 「そうだね……それがベストだね。 なのはちゃんとミライ君はここで待機、何かあったらすぐ出れるようにお願い。」 「はい!!」 フェイトは早速自室へと戻り、予備のカートリッジを手に取る。 アルフがザフィーラの相手をする以上、シグナムとの完全な一騎打ちになる。 先日の戦いでは、超獣の乱入という事態の為に勝負はつけられなかった。 今度こそ、シグナムに勝利する……フェイトは強く、バルディッシュを握り締めた。 「いこう……バルディッシュ。」 『Yes sir』 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「くっ……!!」 その頃。 二手に分かれ単独行動に移ったシグナムは、現地の巨大生物を相手に苦戦を強いられていた。 先日現れたベロクロンよりも、その全長はさらに巨大。 シグナムは一気に片を付けようと、カートリッジをロードしようとする。 だが、その直後……背後から、十数本もの触手が一斉に出現した。 まさかの奇襲に反応しきれず、シグナムはその身を絡み取られてしまう。 「しまった!!」 何とかして逃れられないかと、シグナムは全身に力を込める。 だが、力が強く振りほどく事が出来ない。 そんな彼女を飲み込もうと、巨大生物は大きく口を開けて迫ってきた。 ザフィーラに助けを求めるにも、今は距離が離れすぎている。 こうなれば、体内からの爆破しかないか……そう思い、覚悟を決めた、その矢先だった。 『Thunder Blade』 「!!」 上空から、怪物へと光り輝く無数の剣が降り注いだ。 とっさにシグナムが空を仰ぐと、そこにはフェイトの姿があった。 フェイトはそのまま、剣に込められた魔力を一気に開放。 剣は次々に爆発していき、怪物を一気に吹き飛ばした。 触手による拘束も解け、シグナムは自由になる。 『ちょっとフェイトちゃん、助けてどうするの!!』 「あ……」 「……礼は言わんぞ、テスタロッサ。 蒐集対象を一つ、潰されたんだからな……」 「すみません、悪い人の邪魔をするのが私達のお仕事ですから……」 「ふっ……そうか。 そういえば悪人だったな、私達は……預けておいた決着は、出来るならもうしばらく先にしておきたかった。 だが、速度はお前の方が上だ……逃げられないのなら、戦うしかないな。」 「はい……私も、そのつもりで来ました。」 空から降り、二人が地に足を着ける。 シグナムはポケットからカートリッジを取り出し、怪物との戦いで失った分を補充し、構えを取った。 それに合わせて、フェイトもバルディッシュを構える。 しばしの間、二人の間に静寂が流れる……そして。 「ハァッ!!」 「うおおぉぉっ!!」 勢いよくフェイトが飛び出し、それに合わせてシグナムも動いた。 二人のデバイスがぶつかり合い、火花を散らす。 すぐさまフェイトは一歩後ろに下がり、再び一閃。 シグナムも同様に、カウンター気味の一撃を放つ。 直後、とっさに障壁が展開されて互いの攻撃を防ぎきった。 「レヴァンティン!!」 「バルディッシュ!!」 『Schlange form』 『Haken form』 二人はそのまま間合いを離すと、カートリッジをロードしてデバイスの形態を変えた。 フェイトは大鎌のハーケンフォームに、シグナムは蛇腹剣のシュランゲフォームに。 シグナムは勢いよく腕を振り上げ、レヴァンティンの切っ先でフェイトを狙う。 フェイトはそれを回避すると、ハーケンセイバーの体勢を取って静止。 その間に、レヴァンティンの刃が彼女の周囲を包囲する。 しかし、フェイトは動じることなくシグナムを見据え……勢いよく、バルディッシュを振り下ろした。 「ハーケン……セイバー!!」 「くっ!!」 光の刃が一直線に、シグナムへ迫ってゆく。 シグナムはとっさにレヴァンティンの刃を戻し、その一撃を切り払う。 その影響で、フェイトのいた場所が一気に切り刻まれ、凄まじい砂煙が巻き起こった。 だがその中から、三日月状の影―――二発目のハーケンセイバーが、その姿を見せてきた。 一発目との間隔が短すぎる為に、切り払う事は出来ない。 すぐにシグナムは、上空へと飛び上がる……が。 「ハァァァァッ!!」 「何っ!?」 上空には、既にフェイトが回り込んでいた。 バルディッシュの刃を、シグナム目掛けて勢いよく振り下ろしてくる。 だが、シグナムはこの奇襲を思わぬ物を使って回避した。 それは、レヴァンティンの鞘。 彼女にとっては、鞘もまた立派な武具だった。 これは流石に予想外だったらしく、フェイトも驚かざるをえない。 その一瞬の隙を突き、シグナムはフェイトを蹴り飛ばした。 だが、フェイトも一歩も引かない。 落下しながらも、カートリッジをロード……バルディッシュの矛先を、シグナムへと向ける。 『Plasma lancer』 「!!」 光の槍が放たれ、シグナムへと真っ直ぐに迫る。 彼女はとっさに剣を通常形態へと戻し、鞘とそれとを交差させる形で防御。 一方フェイトも、着地と同時にバルディッシュを通常形態へと変形させた。 両者がカートリッジをロードさせる。 フェイトが前方へと魔方陣を展開し、魔力を集中させる。 シグナムがレヴァンティンを鞘に収め、魔力を集中させる。 「プラズマ……!!」 「飛龍……!!」 「スマッシャアアァァァァァッ!!」 「一閃っ!!」 膨大な量の魔力が、同時に放たれた。 その威力は、完全な互角。 両者の一撃は真正面から真っ直ぐにぶつかり合い、そして強烈な爆発を巻き起こした。 それと同時に、二人が跳躍する。 「ハアアァァァァッ!!」 「ウアアアアアァァァァァッ!!」 空中で、バルディッシュとレヴァンティンがぶつかり合った。 雷光の魔道師と烈火の将。 二人の実力は伯仲……完全な五分と五分だった。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ヴィータちゃん……やっぱり、お話聞かせてもらうわけにはいかない? もしかしたらだけど……手伝える事、あるかもしれないよ?」 丁度、その頃。 別の異世界では、なのはとヴィータが対峙していた。 フェイトが向かって間も無く、ヴィータがこの世界に出現した為、なのはが向かったのだ。 なのはは今、ヴィータと話が出来ないかと思い、相談できないかと持ち掛けていた。 だが、ヴィータはそれを受け入れようとしない。 「五月蝿ぇ!! 管理局の言う事なんか、信用出来るか!!」 「大丈夫、私は管理局の人じゃないもの。 民間協力者だから。」 (……闇の書の蒐集は、一人につき一回。 こいつを倒しても、意味はない……カートリッジも残りの数考えると、無駄遣いできねぇし……) 「ヴィータちゃん……」 「……ぶっ倒すのは、また今度だ!!」 「!?」 「吼えろ、グラーフアイゼン!!」 『Eisengeheul』 ヴィータは魔力を圧縮して砲丸状にし、それにグラーフアイゼンを叩きつけた。 直後、強烈な閃光と爆音がなのはに襲い掛かった。 足止めが目的の、言うなれば魔力で作ったスタングレネード。 効果は十分に発揮され、なのはの動きを止める事に成功する。 その隙を狙い、ヴィータはその場から急速離脱する。 「ヴィータちゃん!!」 『Master』 「うん……!!」 レイジングハートが、砲撃仕様状態へと姿を変化させる。 なのははその矛先を、ヴィータへと向けた。 一方のヴィータはというと、かなりの距離を離した為か、流石に余裕があった。 この距離からならば、攻撃は届かないだろう。 そう思っていた……が。 「え……!?」 『Buster mode, Drive ignition』 「いくよ、久しぶりの長距離砲撃……!!」 『Load cartridge』 「まさか……撃つのか!? あんな、遠くから……!!」 『Divine buster Extension』 「ディバイイィィィン……バスタアァァァァァァァッ!!」 「っ!?」 絶対に届く筈が無い。 そんな距離から、あろうことかなのはは撃ってきたのだ。 そして彼女の照準には、寸分の狂いも無い。 放たれた桜色の光は、まっすぐにヴィータへと向かい……直撃した。 ズガアアァァァァァン……!! 「あ……」 『直撃ですね。』 「……ちょっと、やりすぎた?」 『いいんじゃないでしょうか。』 思ったよりも威力が出てしまっていた事に、なのはも少し驚いた。 まあレイジングハートの言うとおり、非殺傷設定にはしてあるから、大丈夫ではあるだろう。 少し悪い気はするが、これでヴィータが気でも失っていたら、連れ帰るまでである。 数秒後、徐々に爆煙が晴れていくが……その中にあった影は、一人ではなかった。 「あれは……!!」 「……」 ディバインバスターは、ヴィータには命中していなかった。 先日クロノと対峙していた、あの仮面の男が姿を現れていたのだ。 仮面の男は障壁を張って、直撃からヴィータを守っていた。 なのはもヴィータも、呆然として仮面の男を見るしかなかった。 「あ、あんたは……」 「……行け。」 「え……?」 「闇の書を、完成させろ……」 「!!」 仮面の男の言葉を受け、ヴィータがこの世界から離脱しようとする。 とっさになのはは、二発目の長距離砲撃に入ろうとする。 だが、それよりも早く仮面の男が術を発動させた。 この距離からの発動は、通常ならばありえない魔法―――バインド。 光が、なのはの肉体を拘束する。 「バインド……こんな距離から!?」 『Master!!』 とっさになのはは魔力を集中させ、バインドの拘束を解いた。 しかし、時既に遅し……その場には、ヴィータも仮面の男も姿もなかった。 身動きを封じられた隙に、逃げられてしまったのだ。 『Sorry, master』 「ううん……私こそごめんね、レイジングハート。 エイミィさん、すぐそっちに戻りま……!?」 仕方が無い。 そう思い、帰還しようとした……その矢先だった。 突然、強烈な地震が発生したのだ。 空に浮いていた為に、なのはには一切影響は無いが…… 「地震……驚いたぁ。」 『待って、これ……なのはちゃん!! 急いで、そこから離れて!!』 「え……?」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (ここに来て、まだ……目で追えない攻撃がきたか……!! 早めに決めないと、まずいな……!!) (クロスレンジもミドルレンジも、圧倒されっぱなしだ……!! 今はスピードで誤魔化せてるけど、まともに喰らったら叩き潰される……!!) フェイトとシグナムの一騎打ちは、更に激化していた。 スピードで勝るフェイトと、技術で勝るシグナム。 どちらも、決め手になりえる一撃を相手に打ち込めないままでいた。 フェイトにとっては、なのはとの一騎打ち以来の激戦。 シグナムにとっては、何十年ぶりとも言える激戦。 ここまでの苦戦を強いられるのは、お互いに久々だった。 勝負をつけるには、やはり切り札を使うしかないだろうか。 (シュトゥルムファルケン、当てられるか……!!) (ソニックフォーム、使うしかないか……!!) 二人が同時に動く。 次の一撃でもなお決められなければ、もはや使うしかない。 奇しくも、二人の思いは一致していた。 しかし……この直後、思わぬ事態が起こった。 フェイトの胸を……何者かの腕が、貫いた。 「あっ……!?」 「なっ!?」 シグナムは、フェイトの背後に立つ者の姿を見て驚愕した。 その者とは、先程までヴィータと共にいたはずだった仮面の男だった。 彼がヴィータの元に現れたのは、ホンの数分ほど前の出来事。 この世界に転移するまで、最低でも十数分かかる……ありえないスピードである。 いや、この際それはどうでもいい。 今の最大の問題は、彼がフェイトに攻撃を仕掛けたという事実。 フェイトは、完全に意識を失っている。 シグナムはそれを見て、最悪の事態―――貫手によるフェイトの殺害を、考えてしまった。 「貴様!!」 「安心しろ、殺してはいない。」 「なんだって……なっ!?」 「使え。」 男の手のは、フェイトのリンカーコアが握られていた。 使えという言葉の意味は、勿論決まっている。 フェイト程の魔道師のリンカーコアを手に出来たとあれば、一気に相当数のページが埋まる。 シグナムは、こんな形での決着は望んでいなかった。 だが……自分は、はやてを救う為ならば、如何なる茨の道をも歩もうと決意したのだ。 全ては彼女の為……ならば、敢えて汚れ役となろう。 『ザフィーラ、テスタロッサのリンカーコアを摘出する事が出来た。 ヴィータも引き上げたようだし、我々もここで引くぞ。』 『心得た……テスタロッサの守護獣には?』 『ああ、テスタロッサを迎えに来るよう伝えておいてくれ。 それまでの間は……私が、彼女を見ておこう。』 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『待って、これ……なのはちゃん!! 急いで、そこから離れて!!』 「え……?」 エイミィが、切羽詰った声でなのはに告げた。 解析してみた所、この地震はある自然災害を併発する可能性が極めて高いと出たのだ。 それは、なのは達の知る自然災害の中でも、最高クラスの危険度を持つもの。 『近くの火山が、もうすぐで噴火しちゃうの!!』 「ええっ!?」 火山の噴火。 テレビなどで何度かその光景は目にしてきたが、それが齎す被害は凄まじいものがある。 この世界には文明が存在しない為、犠牲者は出ないのがせめてもの救いだろう。 すぐになのはは、エイミィに指定された火山から離れる。 それから数十秒後……爆音を上げ、山からマグマが噴出した。 ドグオオオオォォォォン……!! 「うわっ……凄い……」 灼熱色の光が、辺り一面を照らす。 初めて目にするその光景に、なのははただただ呆然とするしかなかった。 それは、モニター越しに見ていたエイミィとミライも同じだった。 しばらくして、噴火は収まるが……その直後。 モニターからけたたましい警報音が鳴り響いた。 なのはの耳にも、それは届いている。 『これって……!!』 「エイミィさん、何があったんですか?」 『気をつけて、なのはちゃん!! 何かが、火山の下から出てこようとしてる!! これは……現地の、大型生物……!?』 「大型生物って……もしかして、この前の超獣みたいな奴……?」 その、次の瞬間だった。 山の麓から、唸りを上げてそれは出現した。 全身が蛇腹のような凸凹に覆われた、色白の怪獣。 足元から頭頂部に向かって体全体が細くなっていくという、特徴的な体躯。 ミライはその姿を見て、驚愕した。 出現したのは、かつて彼が戦った経験のある相手。 どくろ怪獣……レッドキング。 『レッドキング!? そんな、あんなのが異世界にも生息しているなんて……!!』 「ミライさん、もしかして……あの怪獣って、かなり強いんですか?」 『うん、僕も直接戦ったことがあるから分かる。 それに、兄さん達もそれなりに苦戦させられたって聞いてるし……なのはちゃん、相手にしちゃ駄目だ!!』 『見つからないうちに、早く逃げ……え!?』 「……エイミィさん、ミライさん?」 『そんな……大変、なのはちゃん!! フェイトちゃんが……!!』 「えっ!?」 エイミィとミライは、モニターに映し出された光景を見て驚愕していた。 仮面の男により、フェイトのリンカーコアが摘出されてしまった。 幾らなんでも、仮面の男の移動が早すぎる……完全に、予想外の事態だった。 すぐにエイミィは、本局へと連絡して医療スタッフの手配を要請。 その後、アルフにフェイトを救出するよう指示を出した。 「エイミィさん、フェイトちゃんは!!」 『リンカーコアをやられちゃった……!! 今、急いで本局の医療スタッフを送ってもらってる!!』 「分かりました、私もすぐそっちに……キャァッ!?」 フェイトの元へと駆けつけようとするなのはへと、無慈悲な一撃が繰り出された。 それは、レッドキングが投げつけてきた大岩だった。 不運にも、彼女はレッドキングに見つかってしまったのだ。 とっさになのはは、上空へと上昇してそれを回避する。 レッドキングはなのはを一目見るや、敵と判断してしまっていた。 その強い闘争本能に、火がついてしまっていた……最悪としかいいようがなかった。 この様子じゃ、戦う以外に無い様である。 「こんな時に限って……!!」 『なのはちゃん、僕がすぐそっちに行く!! それまで、何とか持ちこたえて!!』 「はい……分かりました!!」 敵のサイズを考えると、確かにミライが一番の適任になる。 彼の到着まで持ちこたえるか。 もしくは……彼が到着する前に、レッドキングを撃破するか。 今は、一刻も早くフェイトの元に向かいたい。 撃破とまではいかなくとも、ミライの到着までにある程度のダメージさえ与えられれば、大分楽になる。 幸いにも、消耗は殆どしていない……やれなくもない。 「いくよ……レイジングハート!!」 『Yes sir』 戻る 目次へ 次へ
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魔法少女リリカルなのはBR Stage03 紡がれる絆 ◆19OIuwPQTE /07「死闘」 黒い戦斧を振り上げ、迫り来る黒い短剣を弾く。 それだけでバルディッシュを持つ手が痺れ、取り落としそうになる。 それをどうにか堪え、続く二撃目をシールドで防ぐ。 そのまま一旦距離をとり、再び斬りかかる。 ハッキリ言って、僕は戦いには向いてない。 僕が得意とする魔法は、防御や結界などの支援魔法ばかり。逆に、攻撃魔法全 般には全く適正がなかった。 そんな僕が金居を相手にして、今なお接近戦を挑んでいる理由は一つだけ。 金居には遠距離攻撃が効かない。 それは射撃魔法であろうが、砲撃魔法であろうが変わりない。そのどちらもが 金居のバリアに弾かれてしまう。 おそらく、ゼロ距離からならバリアも発生しないだろう。だが、それでは接近 戦を行うのと変わりがない。 つまり僕の目論見は、前提から崩れていたのだ。 どんなになのはが強くても、金居に遠距離攻撃が効かない以上、“砲撃魔導師” であるなのはの攻撃は、そのほとんどが無意味。必然的に接近戦をしなければ ならなくなる。 そして今のなのはに、そんな危険を冒させる訳にはいかない。 倒すのなら、金居を先に倒すべきだったのだ。 だけど後悔している暇はない。 今僕に出来る事は一つ。 限界まで時間を稼ぎ、崩落によって出来るだろう空間の穴に、金居を叩き落と す事だ。 そうすれば金居は、少なくともこの会場には戻ってこれなくなる。 問題は、それまで僕が生きていられるかだ。 現在僕の有利な点は一つ。相手に姿が見えないという事だけだ。 けど金居は、その見えない僕に容易に対応している。 おそらく地面を踏んだ時の足跡とか、バルディッシュを振るった時の風斬り音 とか、あるいは僕自身の気配だとか。 そういった些細な物から判断しているんだろう。 もしこれで僕の姿が見えていたのなら、きっと僕は既に死んでいる。 つまり一瞬でも油断すれば、その場で死ぬ。 けど、他に手段はない。 緊張で呼吸が乱れる。 疲労から足が縺れそうになる。 あまりの実力差に心が挫けそうになる。 その全てを堪えて、眼前の敵へと挑む。 その時だった。 「もう貴様の時間稼ぎにつき合う気は無い!」 「ッ! バルディッシュ!」 『Sonic Move.』 金居が地面を攻撃し、土煙が舞う。 すぐにその意図を察し、離脱する。 だが僅かに遅く、左腕に熱が奔る。 『大丈夫ですか?』 「大丈夫。深くはない。 それよりも、問題は」 金居を中心に土煙が舞っている。 そこには、僕が移動した跡がはっきり残されていた。 これではステルスの意味がない。 「これで終りだ。無駄な抵抗は止めて、大人しく死ね」 「っ…………!」 そこに僕が攻め入れば、土煙がまた僕の軌跡を残すだろう。 そして僕の居場所を完全に把握できる金居は、容易に僕を殺せる。 かと言って逃げだせば、あいつはなのは達を殺しに行くだろう。 それだけはさせる訳にはいかない。 だから逃げる事は絶対に出来ない。 故にこれで詰み。 戦う事も、逃げる事も封じられた僕は、ただ死を待つしかない。 …………だからと言って、諦める事だけは出来ない! 「ッ! オォォォォオオオオオオッッッッ!!!!!」 せめて一矢報いようと、渾身の力を籠めてバルディッシュを振りかぶる。 ステルスに使っていた魔力さえ攻撃に回す。 金居はそれを当然の様に受け止める。 ブリッツアクションで四肢の動きを加速し、怒涛の連続攻撃を叩きこむ。 だがその全てを、金居は防ぎ続けている。 一度でも守勢に回ればそこで負ける。 息つく間も惜しんで攻め続ける。 その中に僅かな隙を見つけた。 残された体力も少ない。 その僅かな隙に、渾身の力でバルディッシュを叩きこむ。 だがそれを、金居は深くしゃがみ込んで躱した。 それが作られた隙であると理解する間もない。 金居はしゃがんだまま、まま背中が見える程に体を捻じり、黒い短剣を斬り上 げるように降り抜ぬく。 咄嗟に回避しながらシールドを張る。 だが―――― 「ジェェアァァァアアアアッッッッ!!!!!」 「――――ッ!!」 敵の渾身の一撃の前に、僕のシールドは容易く切裂かれた。 そのまま上下からの挟み込む様な一撃。 それを見て僕は、ここで死ぬんだと理解した。 「――――ごめん、なのは」 そう諦めの言葉を残す――――直前。 「セイクリッド、クラスター!」 僕と金居の周囲に、複数の小さな魔力弾が穿たれ、爆散した。 金居はその攻撃に驚き動きを止め、土煙が相手の姿を隠せそうなほどに舞い上 がる。 その隙にどうにか距離を取り、安全圏まで離脱する。 目の前に、今の攻撃を行った人物であろう、どこか見覚えのある少女が降り立 った。 この少女は一体誰なのかと考えて、そもそもこの会場には、残り四人の人物し かあり得ない事に思い至る。 「君は……一体……?」 「大丈夫? ユーノさん」 そのどこか聞き覚えのある声を聞いて、少女の格好にも見覚えがある事に気づ く。 なのはと同じ結い方の金色の髪。似通った形状のバリアジャケット。 そして、緑と赤のオッドアイ。 「まさか、ヴィヴィオ!?」 「うん。そうだよ、ユーノさん」 改めてその顔を確かめれば、確かに面影が色濃く残っている。 それに今更ながらに気付いた事だが、彼女はその手足にマッハキャリバーとケ リュケイオンを装備している。 これで気づかない方がおかしい。 「でもその姿は、一体……」 「それは後で。今はあの人の相手をしなきゃ」 「――――ッ! そうだね、話はあいつを倒してからだ」 ヴィヴィオの視線の先では、晴れていく土煙の中に金居の姿が見えている。 あいつの表情は判らないが、その気配が険呑としている事は感じ取れる。 「ヴィヴィオ。君は前衛と後衛、どっち?」 「前衛だよ」 「それならバルディッシュを渡す。代わりにケリュケイオンを渡して。 後方支援は僕の領分だ」 「うん、わかった。 バルディッシュ、力を貸してくれる?」 『Of course.』 バルディッシュと交換したケリュケイオンを装着する。 ヴィヴィオも慣れたような手付きでバルディッシュを構える。 金居との距離は十メートルもない。 「気をつけて。あいつに遠距離攻撃は効かない。 射撃にしろ、砲撃にしろ。撃つならゼロ距離からだ」 「わかった。行くよ、バルディッシュ!」 『Yes sir. Haken Form.』 先制はヴィヴィオ。 バルディッシュがその姿を光刃の大鎌へと変化させ、僕とは比べ物にならない 威力の力で、金居に向けて一撃する。 僕は攻撃対象にならないよう、再びステルスで姿を隠す。 対する金居は、ヴィヴィオの一撃を金色の短剣で防ぎ、もう一つの短剣でヴィヴィオへと攻撃する。 だがそれは、突如出現した虹色の障壁に阻まれた。 「今だ! ケリュケイオン!」 『Boost Up. Acceleration.』 「もう一つ!」 『Boost Up. Strike Power.』 その隙にヴィヴィオにブーストを掛ける。 それによりバルディッシュの光刃は、通常よりもさらに大きな刃となっていた。 大鎌による攻撃の特徴に、防御の難しさがある。 生半可な防ぎ方では、肝心の刃が回り込むように届いてしまうのだ。 ましてや、ブーストにより巨大化した今の光刃なら尚更だ。 金居とてそれは百も承知している。 大鎌を防ぐうえで最適な、面での防御手段を持たない金居は、ヴィヴィオの攻撃を全て回避するか、受け流している。 「ハアッ!」 「チィッ!」 ヴィヴィオが金居へと攻撃すれば、金居はそれを躱す。 その隙にもう一つの短剣で斬りかかれば、障壁に阻まれ距離を取られる。 攻撃の速さはヴィヴィオが。手数の多さは金居が強く。一撃の威力はほぼ同等。 双剣と大鎌がぶつかり合う度に、激しい衝撃が大気を揺るがす。 ―――それはもはや、僕では届かない領域の戦いだった。 /08「受け継がれるもの」 光刃の大鎌を振り抜く。 金居はそれをうまく躱し、隙だらけとなっている私の懐に斬りこんでくる。 だがそれは、私の体から発生する虹色の障壁――聖王の鎧によって防がれる。 その隙にバルディッシュを振り抜き、僅かに距離を取らせる。 そこにもう一閃。今度は刃を引っ掛けるように旋回させる。 金居はそれを双剣で受ける。 だがそのまま堪えるのではなく、体と双剣を逸らして受け流す。 マッハキャリバーで急速後退。 反撃を受ける前に距離を取る。 金居の攻撃は、その大半が魔力の障壁――聖王の鎧によって防がれている。 だが、それに安心する事は出来ない。 ゆりかごに直結していない今、聖王の鎧の防御力は以前に比べて数段劣る。 ある程度力を籠められた攻撃ならば、その筋力と相まってバリアを抜いてくる 事もあるだろう。 だから、それを可能とする程の隙を与える訳にはいかない。 故に取りうる戦法はヒット ウェイ。 ソニックムーブとマッハキャリバーによる一撃離脱―――ではない。 その姿から、金居とキングはおそらく同じ存在だろう。 つまり、なのはママから伝え聞いたその回復力も同じである可能性がある。 現に、私達が金居から逃げ出した時に、金居はユーノさんによる砲撃の直撃を 受けたはずなのに、大してダメージを受けた様子がなかった。 ならば金居を倒すには、その回復力を超えた一撃が必要と言う事。 つまりこの戦いは、先に必殺の一撃を決めた者が勝者となるのだ。 バルディッシュの柄を短く持ち、小さく半回転する様に刻む。 ブーストによって強化された魔力刃は、もはやそれだけで脅威だ。 その巨大な刃は、双剣を交差して受け止めた金居を僅かに後方へと弾く。 そこにバルディッシュを槍の如く突き出す。 金居は状態を逸らして躱し、そのままバク転で距離を取る。 金居の視線が私から外れた僅かな隙に、その背後へと高速移動する。 そのままバルディッシュを一際大きく振りかぶり、 『Haken Slash.』 「ッ――――!?」 力の限りバルディッシュを振り抜く。 強化された大鎌の光刃は、受け止めた所でその守りごと切り裂くだろう。 金居はそれを深くしゃがみ込むことで躱す。 私の体は慣性に従い、金居に背を向ける事となる。 それを好機と見た金居が双剣を振り上げ、力を籠める。 聖王の鎧を破るには十分な威力が籠められた双剣が、私へと襲いかかる。 直前、下方からの奇襲があった。 私に必殺の一撃を叩き込まんとした金居に、巨大な刃が襲いかかる。 慣性によって金居に背を向けた私は、魔力刃にマッハキャリバーで更なる遠心 力を与え、その回転方向を制御したのだ。 地面から刃が生えたと錯覚しそうな振り抜き。 金居は辛うじて半身になって避ける。 そこに左手を突き付ける。 「プラズマスマッシャー!」 ゼロ距離から砲撃を叩きこむ。 それにより金居は大きく撃ち飛ばされる。 「バルディッシュ!」 『Zamber Form.』 バルディッシュを大剣へと変化させる。 金居の強さはもう理解している。 故に、敵が体勢を立て直す前に、強大な一撃で打ち倒す。 「撃ち抜け、雷神!」 『Jet Zamber.』 長大化した魔力刃による一閃。 武器の延長と判定されたのか、遠距離攻撃を無効化するバリアは発生せず、その身体を魔力刃が切裂いた。 だが、金居はまだ倒れてはいない。 マッハキャリバーで金居へと接近する。 あれで倒せないのなら、直接その首か心臓を断ち切る。 流石にダメージがあったのか、金居は片膝を突いたまま動かない。 バルディッシュを金居に向けて振り下ろす。 「……俺を……」 「――――っ!」 ガキィン、と音を立てて防がれた。 バルディッシュは交叉された双剣によって受け止められている。 金居が立ち上がる。 双剣はバルディッシュを受け止めたままだ。 その両腕は、見て判る程に力が込められている。 「俺を、舐めるなァァアアアッッッ!!!!」 「なッ――――!!!」 そのあまりの斥力に、バルディッシュを持つ手が跳ね上げられる。 その瞬間バルディッシュが蹴り飛ばされ、さらに足払いを掛けられる。 私の体が崩れた体制のまま宙に浮いた。 「オォオオラァアアッッッッッッ!!!!!!!」 「ッ――――――ガハッ!!!」 顔を掴まれ、一回転。そのまま地面に叩き付けられた。 あまりの衝撃に呼吸が止まり、心臓が不整脈を起こす。 地面からのバウンドでありながら、かなりの高さまで跳ね上げられる。 そこへさらに金居の追撃が入る。 「ジェアァァァアアアアアアッッッッッ―――――!!!!!」 「ッッッ―――――!!!!」 振り上げられた双剣。 そこに膨大な量のエネルギーが集束し、二色の光に輝きだす。 そこから想定される威力に背筋が凍りつく。 「ラウンドシールド!」 『Enchant. Defence Gain.』 反撃も回避も間にあわない。 全魔力を防御に集中させ、少しでもダメージを減らそうと試みる。 そこへさらに、ユーノさんとケリュケイオンによる防御支援も加えられる。 だが――― 「ハアァァァァァ――――――ッッッッッ!!!!!」 「ッガァァアアアッッッ――――――!!!!!」 極限まで高められたその一撃は、それの守りを全て粉砕した。 勢い良く地面に叩きつけられる。 体は何十メートルも転がり、一つの大きな瓦礫に激突した。 その衝撃で瓦礫は崩れ、私の体はそこでようやく止まってくれた。 瓦礫で体を支え、ふらつく頭を手で押さえながら立ち上がる。 その時だった。 パシャリと、水溜りでも踏んだかのような音がした。 周囲からは、どこか鉄のような臭いがする。 それを不思議に思い、足元を見れば、 そこには夥しい量の血溜まりがあった。 僅かに混乱していた頭が漂白され、一気に冷静さを取り戻す。 まるで冷水を頭から被ったかの様に青ざめる。 それ程までに、この光景は衝撃的だった。 この血溜まりは自分の物ではない。 防御が功を奏したのか、私には大出血をするような傷はない。 それに、これがただ一人の人物からの出血だとすれば、 これは既に致死量を超えている。 私は思わず周囲を見渡してしまい、一目で “ソレ”を見つけてしまった。 “ソレ”は両足を潰され、首を切断された、私の知ってる誰かの死体だった。 ホントは、何となく予想していた。 あれほど激しく戦っても、いっこうに姿を現さない二人。 最初に金居から逃げた時の、ユーノさんの言葉。 きっと二人はもう、死んだのだと分かってた。 …………出来れば、知らないままでいたかった。 それが現実逃避だという事も。いつかは絶対に知る事になるのも理解している。 けど、だからと言って、せめてこんな風に死んだなんて知りたくなかった。 心の底から、怒りが沸々と湧き上がるのがわかる。 あいつを許せないという感情が強くなる。 けど――― 『ヴィヴィオ』 「……大丈夫。ちゃんと、頑張れるから」 怒りも悲しみも、憎しみも受け入れる。 どれも大切な私の感情の一つだから。 けど二度と、それに飲まれたりはしない。 なのはママに、強くなるって約束したから。 だから負けない。他の誰かに負けるのはいい。 けど、自分にだけは負けられない―――! 私の戦う理由は、怒りや憎しみじゃなくて、大切な人たちを守るため。 こんな、悲しみしか生まない争いを終わらせるために、戦うんだ。 だからこんな所で、立ち止まってなんかいられない。 スバルの亡骸から、リボルバーナックルとデイバックを受け取る。 彼女がそれらを装備したままだったのは、瓦礫に潰され隠れていたからだろう。 それが、私がぶつかった際に瓦礫が砕け、露出したのだ。 デイバックからもう一つのリボルバーナックルを取り出し、装備する。 サイズは私に最適化されたが、色彩は白系統のまま。 多分、マッハキャリバーがそうしたのだろう。 リボルバーナックルが装備された両拳を打ち鳴らす。 両手首のナックルスピナーが唸りを上げる。 瓦礫に潰されたせいで多少傷が入ってはいたが、使用に問題はないようだ。 「―――行こう、マッハキャリバー。 こんな事を、全部終わらせる為に」 『ええ、行きましょう』 ガチャリと、両手のリボルバーナックルが音を鳴らす。 その音はまるで、反撃を告げる狼煙の様だ。 金居はユーノさんの支援だろう、緑光の鎖に囚われている。 ウィングロードで金居の頭上まで跳び上がる。 スバルのリボルバーナックルのスピナーが高速回転する。 「リボルバー、キャノン!」 「また不意打ちか!」 その渾身の一撃を金居に向けて叩き込む。 それに気付いた金居は渾身の力で鎖を引き千切り、大きく飛び退いて躱す。 交わされた一撃が地面を砕き、大量の粉塵を巻き上げる。 「てやぁぁあ―――!」 『Storm Tooth.』 「チィッ!」 それを煙幕に金居へと追撃し、ギンガのリボルバーナックルで打ち下ろす。 金居はそれを、双剣を交差して受け止めるが、その威力に防御を崩す。 そこへ再び、スバルのリボルバーナックルを打ち上げるように叩き込む。 胴体に直撃を受けた金居は大きく殴り飛ばされるが、空中で体勢を立て直し着 地する。 「貴様。その武器は……」 『そうです。あなたが殺した、スバル・ナカジマとギンガ・ナカジマの武具で す』 「そうか。そう言えばあの女を殺したのは、この辺りだったな」 そのどうでもいいような言い方に、頭に血が上るのがわかる。 それはマッハキャリバーも同じなようだ。 『今なら解る気がします。これが、「怒る」という感情』 「マッハキャリバー……」 その言葉が、酷く尊く、そして悲しいモノの様に感じた。 けど、今は感傷に浸る暇は無い。 金居がスバルやギンガの敵だというのなら、なおの事ここで倒す必要がある。 マッハキャリバーに戦闘準備を告げ、カートリッジをロードする。 「最初から全開で行くよ、マッハキャリバー」 『All right.』 「フルドライブ!」 『Ignition.』 「ギア・エクセリオン!!」 『A.C.S. Standby.』 マッハキャリバーに魔力翼が発生する。 両腕を上げ、前方へと構える。 応じるように、金居も双剣を構える。 『金居。あなたに、最後に一つだけ言っておきます』 「ほう。何だ?」 『―――わたしは、あなたを決して許さない』 その言葉を合図に、金居へと向けて突撃する。 攻撃方法は単純な正面突破。 だが単純であるが故に強力な一撃は、金居の防御を容易く崩す。 続く一撃は回避されるが反撃はない、否、反撃を当てる隙など与えない。 A.C.Sによって強化されたマッハキャリバーの加速は、反撃された所で当たる 前にその射程から逃れる事が出来る。 今の私達に攻撃を当てるには拘束して動きを止めるか、同等かそれ以上の速度 で迫るか、防御か迎撃によるカウンターが条件となる。 だが金居には私達を拘束する術はなく、またそれ程の移動速度もない。 故に金居が取れる手段はカウンターの一つしかない。 「たあッ―――!」 「グウッ―――!」 ナックルダスターにより強化された一撃を、金居は双剣を交差して受け止める。 そこに残ったもう一つの拳を叩き込む。 「リボルバーキャノン―――ッ!?」 「セヤアッ!!」 瞬間、金居がわざと上体の力を抜き、私を加速させる。 A.C.Sによる加速と、リボルバーキャノンの撃ち抜きに合わせて前蹴りを打ち 込まれる。 聖王の鎧による自動防御が発動するが、金居の人外の筋力に私自身の加速も相 まって、その防御は容易く破られた。 その衝撃のよってお互いに弾き合う。 どうにか着地するも、大きくせき込む。 『大丈夫ですか?』 「……どうにか…ね」 インパクトの瞬間なら威力はこちらが上。 だが、金居は基礎能力で勝る。力比べになれば、こちらが不利だ。 「なら、プラズマアーム!」 両腕に稲妻を纏わせる。 それは両腕のリボルバーナックルと相まって、より強力な効力を得る事となる。 おそらく、単純な一撃の威力はこれで互角。 金居へと突撃し、雷撃を纏った拳を打ち抜く。 それに合わせるように、金居が双剣を振りかぶる。 一撃目。ぶつかり合った右拳と黒い短剣が、周囲に衝撃波を起こす。 二撃目。速度で勝る私の左拳が、筋力で勝る金居の金色の短剣に防がれる。 三撃目。お互いの上段蹴りが激突し、一時的に距離が出来る。 四撃目。私のリボルバーキャノンと、金居の双剣による一撃が激突する。 五撃目。ノックバックで距離の開いた金居に突撃し、追撃の一撃を入れる。 六撃目。プラズマアームの電気エネルギーを圧縮し、直接金居へと撃ち込む。 七撃目。先の一撃で体の浮いた金居に、再びリボルバーキャノンを叩き込む。 大きく金居が吹き飛ばされ、瓦礫の山へと突き刺さる。 乱れた息を急いで立て直す。 十秒に満たない攻防で、もう息が上がっている。 魔力の限界はまだ遠い。だが体力の限界が近づいている。 瓦礫の中から金居が姿を現す。 その姿に目に見えるダメージはない。 やはり金居を倒すには必殺の一撃を決める必要がある。 腰を深く落とし、必殺の一撃に神経を集中させる。 こちらの覚悟を見てとってか、金居が双剣に力を籠め始める。 即座に金居に向けて突撃する。 金居の全力での一撃は驚異的だ。 完全に力を溜めきる前に、必殺の一撃を叩き込む。 「おおおおオオオオオ――――!!!!!」 「ハァアアアアッッッ――――!!!!!」 それを認識した金居が、合わせるように双剣を振り抜く。 魔力を可能な限り聖王の鎧へと注ぎ込む。 金居の双剣はやはり聖王を切り裂き、その先の私を切り裂かんと迫り来る。 それを、ナックルバンカーで強化したギンガのリボルバーナックルで防御する。 リボルバーナックルに阻まれた双剣が妖光を放ち、全てを断ち切らんと軋みを 上げる。 双剣を受け止めたナックルスピナーが高速回転し、二つの刃を弾き飛ばさんと 火花を散らす。 それは十秒か、一分か、それ以上か。 筋力で劣る私が、金居に圧され始めた時だった。 ビシリと音を立て、リボルバーナックルと金居の双剣に亀裂が入る。 ギンガのリボルバーナックルが、金居の双剣と共に破砕する。 残るカートリッジを全てロードする。 「一撃……、必倒―――!!!」 「ッッッッ――――――!!!!!!」 そのまま武器破壊により体勢の崩れた金居に左拳を打ち込み、その先端に魔力 スフィアを形成して押し当てる。 「ディバイン―――!!!」 押し当てられたスフィアは膨張し、金居の体勢をさらに崩す。 そこに渾身の力で、スバルのリボルバーナックルを叩きこんだ。 「―――バスター―――ッッッ!!!!!」 撃ち出された閃光は金居を飲み込み、必殺の威力を以って吹き飛ばした。 「はぁ……はぁ……、っはあ……」 肩で大きく息をする。 どうにか敵は倒した。 だがマッハキャリバーはフルドライブを維持している。 金居はバスターの直撃を受けた。 ならばその生死はともかく、少なくとも戦う事は出来ないはずだ。 だが、聖王としての闘争本能が、まだ気を緩めることを良しとしないのだ。 そしてその直感が正しかった事を、私はすぐに知る事になる。 「ヴィヴィオ!」 ユーノさんが近づいてくる。 その手にはバルディッシュを持っている。 弾き飛ばされた時に回収してくれたのだろう。 その表情には金居を倒した事による安堵が浮かんでいる。 だがそれは、今この場においてはあまりにも致命的だった。 「ダメ! ユーノさん、逃げて!!」 「――――ッ!? しまった!!」 瓦礫の中から、金居が飛び出してくる。 その手には機械仕掛けの剣――パーフェクトゼクターが握られている。 金居はそれを大上段に構え、ユーノさんに向けて振り下ろす。 「ハアァァアアアッッッ!!!」 「このおッ―――!!」 マッハキャリバーがまだフルドライブであったことが幸いした。 辛うじて二人の間に割り込み、聖王の鎧とスバルのリボルバーナックルで防ぐ。 だが、パーフェクトゼクターによる攻撃は強力過ぎた。 聖王の鎧は容易に斬り裂かれ、攻撃を受け止めたスバルのリボルバーナックルに亀裂が奔る。 そしてそのままの勢いで、ユーノさん諸共に弾き飛ばされた。 すぐさま体勢を立て直し、ユーノさんを抱えて距離を取る。 「……やっぱり、無事たった」 「気付いていたのか」 「何となくだけどね」 相対する金居には目立った傷がない。 否。僅かに見える傷もあっという間に再生していく。 不死身、という言葉が脳裏を過ぎる。 それは奇しくも、確たる事実でもあった。 「ユーノさん、バルディッシュを」 「わかってる」 「もう少し頑張らないとね、バルディッシュ」 『Yes, sir. Riot Blade.』 「レヴァンティンも、手伝って」 『Jawohl.』 バルディッシュを受け取り、ライオットブレードへと変形させる。 更にデイバックからレヴァンティンを取り出し、左手に装備する。 「バルディッシュ」 『Thunder Arm.』 「ケリュケイオン」 『Boost Up Acceleration. Enchant Defence Gain.』 バルディッシュの詠唱により電撃が左手に集中発生し、握られたレヴァンティ ンが帯電する。 そこにユーノさんの支援が行われ、移動と防御が強化される。 「行くよ、みんな!」 紫電を纏う双剣を構え、金居へと突撃する。 これが金居との、最後の戦いになるようにと願いながら。 Back 魔法少女リリカルなのはBR Stage02 心の力を極めし者 時系列順で読む Next 魔法少女リリカルなのはBR Stage04 虹の星剣 投下順で読む 高町なのは(StS) ユーノ・スクライア ヴィヴィオ キング 金居
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ら行の用語集 【リリカルカワイソスの現象】 【リリカルカワイソスの現象】 アニメ&漫画作品「魔法少女リリカルなのはシリーズ」からの参加者が必ずといっていい程、碌な目に遭っていない現象の事。 元々リリカルなのはシリーズは数多くのパロロワに参戦しているが、その度に可哀想な目に遭うケースが多い。 適度に熱血バトルを繰り広げている作風と、登場人物の大半が美少女であることから鬱&悲劇展開の格好の餌食となっているのだろう。 え、魔法『少女』なのに一人だけ男が混じってる? こまけぇこたぁ(ry それにユーノ君は男の娘d(ry そんな彼らのカワイソスぶりを現時点(第79話時点)で纏めてみた。 高町なのは 未来の愛弟子であるスバル・ナカジマを元に戻そうと頑張ったが結局報われず、撲殺された挙句に死体を食われてしまう。 フェイト・テスタロッサ 一期からの参戦でマーダーとなったことによって読者が驚愕する中、登場話から相性最悪な上に強豪のグロンギであるゴ・ガドル・バと交戦する破目に。 一度は何とか退けたがその後の再戦ではパワーアップをしていて、左翔太郎と杏子を逃がしてからユーノ・スクライアと仲良くガドルに殺されてしまう。 ユーノ・スクライア 登場話に左翔太郎、その後の話で佐倉杏子とフェイト・テスタロッサと合流して順調に行動できるかと思いきや、それから杏子とフェイトを狙ってきたガドルと交戦。 後方支援に徹するがそれでも勝てず、その身を犠牲にして翔太郎達を逃がした。しかしそれから戻ってきてくれたフェイトの腕の中で息を引き取るも、直後にフェイトも殺害される。 ぶっちゃけ、彼からすればとばっちりを受けたと言っても過言ではない スバル・ナカジマ 別欄の【青の子】でも触れられているように、登場話では熱血対主催だった。 しかし問題はその後。現れたノーザによって洗脳されてしまい、それから恩師を含めた多数の参加者を殺害して捕食しまくる。結果、変身ロワのトップマーダーとして君臨する破目に。 更に今度は筋殻アクマロの人形にされた挙句、ソレワターセ無しでは生きていけない肉体にされてしまった。 きっと、リリカルなのは勢どころか全参加者の中でもトップクラスに碌な目に遭っていない。このロワ限定で言うなら、不幸と名高いあのさやかあちゃんも超えるかもしれないだろう。 一体どこのロボロワだ。 ティアナ・ランスター Strikers第7話からの参戦によって、フェイトと同じ優勝狙いマーダーとなる。 登場話から速攻で殺し合いに乗ってトリガー・ドーパントとなって相羽ミユキを殺害しようとするも、その後駆け付けた照井竜によって阻止されてしまう。(しかもその二人は次の話は別の参加者に殺される) その後、井坂深紅郎を襲撃するも返り討ちにあって、手駒扱いに。それから黒岩省吾と桃園ラブを襲撃するが、キュアピーチに変身したラブに負けて撤退を余儀なくされてしまう。 井坂からの進言で黒岩と行動することになったがどちらも腹黒なので、相棒とは別ベクトルで不幸に遭うフラグが立ってしまった。 高町ヴィヴィオ 最初に遭遇したのは園咲霧彦と、最強のグロンギであるあのン・ダグバ・ゼバ。 当然ながら戦闘になってしまい、霧彦を助けようと奮闘するがあっさり負けて半殺しにされてしまう。 山吹祈里や早乙女乱馬と出会えて、何とか人安心かと思われたが同じエリアにはあのダグバがいるのでまだまだ不安は尽きない。 アインハルト・ストラトス ズ・ゴオマ・グを前に窮地に立たされていた所を本郷猛と鹿目まどかに助けられるが、その際にスバルが洗脳されていることを知ってしまう。 何とかして助けようと決意する中、再びスバルと戦闘する破目に。しかもその際、まどかとなのはが目の前でスバルに殺害されて錯乱状態となり、気絶。 駆け付けた沖一也によって何とか戦場から離脱できたが、目覚めた直後に本郷と池波流ノ介の死も知ってしまい、自分が厄病神なのではないかと思いこんでしまう。 と、第一回放送前からA’sまでの前期組は全滅し、Strikersの二人はマーダーとなり、Vividからの二人は心身ともにボロボロとなってしまう。 序盤からこんな現象が起こるのは、恐らく同作キャラのジンクスが働いたのもあるかもしれない。 果たして残された彼女達は救われるのか、それともまだ更なる不幸が襲いかかるのか……
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【奴隷リスト】 エヴァ ↑【安価】やる夫のは海上都市で奴隷商人になるようです【18禁】 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 【安価】やる夫は奴隷商人になるようです【R-18】 【奴隷リスト】 桂ヒナギク モブ・ギャル キョン子 フェイト【家族:義妹】 ユーノ【家族:義弟】 八神はやて【家族:ペット】 高町なのは【家族:義母】 現世↑ 前世↓ 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 前世奴隷 ギルガメッシュ 【監視奴隷】【売却不可】 初音ミク【売却済み】 国木田【売却済み】 八雲紫 ナギ マジカル ゴッドアイドル ビッチ キョンの妹 キョン子 鶴屋 丸井みつば 朝比奈みくる