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概要 スキングラード?にあるオール・シングズ錬金術店?の2階に置いてあるスキル書物。 営業時間中であれば適法に読書ができるので、大変ありがたい。 ただし、取得する場合は違法になるので注意。 価値 25 重量 1 見た目 本(小) 上昇スキル 錬金 本文 全17ページ。 デ・レルム・ディレニス ヴァリアン・ディレニ 著 私は611歳である。自分自身の子を持ったことはないが、歴史があり、華々しく、時には悪名高いディレニ一族の物語や伝統とともに育ったたくさんの甥や姪や親族がいる。タムリエルの一族には、様々な運命のなかで強大な権力を行使したような有名な人物は多くない。我々の戦士や国王は伝説の題材となり、彼らについて多くを語る伝説の中で、その名誉や功績が存続している。 私自身は剣を取ったり、重要な法律を取り決めたりしたことはない。しかし私もまた、ディレニの伝統の中ではあまり知られていない側面であるが、いまだ重要な位置を占める役割を担っている。それはウィザードである。私自身の伝記はきっと後世には興味を持たれないだろう。私の甥や親族たちには混沌とした第二紀のタムリエル?の物語をせがまれるが。しかし、語らねばならない祖先の話がいくつかある。より有名な親族が行ってきたことと同じくらい劇的に彼らは歴史を変えたのかもしれないのだが、彼らの名前がいまや忘れ去られようとしている。 最も近いところでは、ダガーフォール?の国王であるライサンダスが、宮廷妖術師メドラ・ディレニのおかげで、昔ながらの敵対国センチネルの征服に成功した。彼女の祖先ヨヴロン・ディレニは、ダンマー?のタムリエル?女王カタリアに仕える帝都の魔闘士で、女王が混乱を収め平和な時代を築くのを助けた。彼の曾祖父ペラディル・ディレニは初代の支配者の下で同様の役割を担い、今日あるような専門的な組織がない中、ギルド法令の制定に尽力した。時代をさらに遡ると、その祖先の魔女レイヴン・ディレニは彼女のいとこであるアイデンとライエインとともにその名を知られている。レイヴンは後期アレッシア帝都の暴政に終止符を打つ役割の一端を担った。彼女はアルタウムのサイジック以前に、付呪術、つまり魂を宝石に封じ込める方法や、それを使って兵器に魔法をかける学問を考案したとされている。 しかし、私が今から語ろうとするのはさらに昔、レイヴンよりはるか昔の祖先の物語である。 アスリエル・ディレニは我々一族の慎ましやかな初期を思い起こさせる存在で、カウマスの河岸にあったタイリゲルの村で小さな農園をやっていた。その地がディレンといい、後の我が一族のファミリーネームとなった。当時のサマーセット島?のほかの人々と同様、彼はただの農園主であった。しかし、他の家族が自分たち家族が食べる分だけを賄うのに対し、ディレニ一族は縁戚が集まって共に働いていた。彼らは集団で仕事をしたほうが小麦や、果樹園、蔓、家畜、養蜂場などには効率がよいと考え、毎年、個人で畑を耕しているところがそれまでに記録した最大の収穫量と同じくらいの収穫を得ていた。 アスリエルは、どのような農耕にも向かない、特に土壌のひどい農地を持っていたが、いくつかの小さな薬草は、この石だらけで痩せた酸性の土でもよく育った。必要に迫られてだったが、彼は薬草の活用方法については熟練者と言えるまでになった。もちろん薬草の多くは料理の香り付けに使われるのだが、この地上のどのような植物もマジカの潜在力なしに育たないのは自明のことである。 それほど昔であっても、すでに魔女は存在していた。アスリエル・ディレニこそが錬金術を発明したなどというとばかげていると思われるかも知れない。彼が成し遂げたこと、その業績には私たち一族も大いに感謝しているが、それは彼が錬金術を芸術や科学へ組み立てあげたということである。 タイリゲルには魔女の集団はいなかった。もちろん、魔術師ギルドができる何千年も前の話だ。そこで人々は治療を求めてアスリエルのところへ訪れた。彼は黒い苔とルーブラッシュを組み合わせた、あらゆる毒に対応可能な薬の正確な製法や、柳の雄しべを細かく刻み、チョークウィードと混ぜ合わせて病気を治療したりする方法を独学で編み出した。 当時のタイリゲルには、病気やうっかり毒を飲んでしまった、というのを除けば大した驚異はなかった。確かに荒野には、トロール?やチャイマーなどの時々害を及ぼす妖精族やウィル・オ・ウィスプ?もいたが、どんなに若くて知恵のないアルトマー?でさえ、それらを避ける方法は知っていた。しかし、まれにアスリエルが降伏を余儀なくされてしまう脅威が訪れることもあった。 私が真実と信じている彼にまつわる物語の1つに、彼がどのようにして原因不明の病から姪を救ったかという話がある。彼の懸命なる介護にもかかわらず、彼女は日を追って衰弱していった。最終的に彼が苦味のある飲み物を飲ませたところ、翌朝には彼女のベッドの周りは灰だらけになっていた。どうやら彼女には吸血鬼?がとりついていたようであった。アスリエルの薬は、彼女自身にはまったく害を及ぼさずに彼女の血液を毒に変えるものだった。 この製法が歴史の霧の中で失われなかったとしたら! このことは彼をささやかではあるがすばらしい人物として、サマーセット島?初期の記録に残されるに十分な功績であった。一方そのころ、ロックヴァーと呼ばれる野蛮な軍隊がディレン川を進行しており、タイリゲルを格好の標的と判断した。この当時、ディレンの人々は戦士どころかただの農作民にすぎず、助けも得られず、ロックヴァーが彼らの収穫物を奪い、襲撃に次ぐ襲撃を重ねるのから逃げ、見ていることしかできなかった。 しかし、そのころアスリエルは吸血鬼の残していった灰?を使って試行錯誤の研究を重ねていた。そして、いとこにある提案を持ちかけた。次にロックヴァーがディレンに現れたら、健康で丈夫なものは彼の研究室へ来るようにという知らせが回った。ロックヴァーがタイリゲルの村に到着すると、農場はひっそりとして、いつものように皆逃げてしまっていたように見えた。しかし、農作物を盗み出そうとすると、自分たちが何か見えない力によって攻撃されているのが分かった。この村は何かにとりつかれていると思い、ロックヴァーは一目散に逃げていった。 ロックヴァーは恐れをなしながらも強欲に勝てず、その後も何度か村を襲おうとしたが、いつも何か恐ろしいものに襲われ、攻撃されるのであった。野蛮な性格ではあったが愚かではなかったロックヴァーは、この敗北の原因究明に努めるようになった。農場が呪われているわけではないのは、作物がよく育ち、豊作で、動物たちに恐れが見られないことからも明らかであった。ロックヴァーはこの農園に偵察を送り込んでその秘密を探ろうとした。 偵察係はロックヴァーの元へと戻り、ディレニの農園には血の通った人間たち、アルトマー?が暮らしていると報告をした。彼はロックヴァーの軍隊が河をくだっていく時に見張りを続け、年寄りや子供が丘へと逃げる一方で、健康で丈夫そうな農作民とその妻たちはアスリエルの研究所へ行くのを見た。偵察係は彼らが研究室に入り、その後は誰も出て来ないことに気づいた。 いつも通りロックヴァーは目に見えぬものたちにこてんぱんにやられたが、偵察係は研究室で起こったことを報告した。 次の晩、2人のロックヴァーがアスリエルの農場へこっそりと近づき、他のディレンの人たちに気づかれないようにアスリエルを誘拐した。ロックヴァーの族長は、ディレンの人々がこの錬金術師なしでは姿を消せないことが分かっていたので、すぐにでも農園を襲撃しようと考えた。しかし彼は復讐心に燃え、自分がこんなただの農作民に屈辱を受けてしまったのだと思い至った。その時、彼の心にあるずる賢い計画が浮かんだ。もし、ディレンがいつも見ている野蛮な軍隊が見えないとしたら? 誰にも逃げ延びるチャンスのない大量虐殺が目に浮かぶ。 偵察係は族長に、アスリエルが吸血鬼の灰?を使って、農作民の姿を見えなくしていると報告をした。しかし、吸血鬼の灰?以外の材料は分からない。偵察係はアスリエルが灰と一緒に混ぜ合わせていた光り輝く粉について説明した。アスリエルは当然ロックヴァーの手伝いをすることを拒んだが、彼らは略奪同様、拷問の名人だった。アスリエルはしゃべるか死ぬかだと悟った。 何時間にも渡る拷問のあと、とうとう彼は材料を教えることに同意した。彼自身、そのものの名前は知らなかったが、「輝く灰」と呼んでいた。それは殺されたウィル・オ・ウィスプ?の残骸であった。彼は襲撃するにあたって軍隊全体の姿を見えなくするにはその材料が大量に必要だと教えた。 ロックヴァーは吸血鬼?だけではなく、ウィル・オ・ウィスプ?も見つけて殺し灰にしなければならないことに文句を言ったが、それでも数日の間に錬金術師が求めた材料すべてをそろえた。族長は愚か者ではなかったので、まず最初にアスリエルに薬を試させた。彼の言ったとおりに、彼の姿が見えなくなってしまった。これでこの薬が本当に効くことが証明された。族長はその薬をもっと大量に作らせた。この時、アスリエルが黒い苔とルーブラッシュをかんでいたことには誰も気づかなかった。 ロックヴァーたちは薬を渡されるとすぐに飲んだが、たちまち、とはいっても苦しむ暇はあったが、全員死んでしまった。 アスリエルが姿が消える薬を調合しているところを盗み見ていた偵察係は、明らかに研究室のロウソクの灯の光のせいで2つ目の材料が何か光るものだと見間違えていた。消える薬にはそのような材料が調合されることはない。2つ目の材料はただの紅花草?で、タムリエル?で育つもっとも一般的な薬草であった。ロックヴァーが拷問をしながらしきりに問い詰めて来たとき、アスリエルは前に一度、「輝く灰」と吸血鬼の灰とを混ぜ合わせて強力な毒薬を作ったことを思い出した。彼らの宿営地から紅花草?を盗み出し、吸血鬼の灰?と「輝く灰」に混ぜ、姿の消える毒薬を作るのは簡単だった。彼は自分で解毒し、ロックヴァーには毒薬のみを渡した。 ロックヴァーは死んでしまい、二度とディレニの農園を襲うこともなく、その後そのほかの敵も現れなかった。彼らディレニはその後ますます繁栄していった。幾世代も過ぎ、彼らはサマーセット島?を去り、タムリエル?本土へと移り住み、その歴史的な活躍を始めた。アスリエル・ディレニは錬金術師としての堂々たる業績から、アルタウムへ招かれサイジックとなった。現在のわれわれが知る錬金術のうち、どれほど多くのものが彼によって発明されたものであるか定かではないが、今日に伝わる科学と錬金術は彼なしでは存在しえなかったであろうことは疑う余地もない。 しかし、それも遠い過去のことである。アスリエルの起こした革新は、私のささやかな実績や、歴史に残るディレニの偉業と同様、未来の驚異につながる布石にすぎない。私がその未来の出来事を目撃できればよいのだが、私にできるのは過去の出来事をディレニの子供たちやタムリエル?の子供たちと共有することであり、私は残りの人生をそうやって過ごしたいと考えている。 スキル書物 書物 アイテム autolink
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概要 コロール?にあるステンダール聖堂?の地階にあるスキル書物。 容器?の中にあったため、固定かたまたまかは不明。 通常は侵入自体違法だが、クエスト「巡礼」を進めて九大神教団に所属すると普通に入ることができるうえ、書物の取得も適法となる。 価値 25 重量 1 見た目 本(小) 上昇スキル 回復 本文 全4ページ。 種族別の系統発生論および生物学 第7版 帝都大学治癒師会 著 治癒師会では、遠い昔に生体標本を使った分析をおこない、その結果、全ての人間やエルフの「人種」は互いに交配可能であり、繁殖可能な子を産むことができるという結論に達した。通常、子は母親の人種的特徴を受け継ぐが、部分的に父親の特徴が現れることもある。カジート?やアルゴニアン?と、人間やエルフが交配可能かどうかはわかっていない。これら異種間交配やデイドラ?との交配で子が生まれたという報告は時代にかかわらず数多く存在するが、信用に足る記録は残されていない。カジート?と人間、およびエルフとの違いは骨格や皮膚にとどまらず(カジート?は「毛皮」で全身が覆われている)、代謝系や消化器系にまで及ぶ。アルゴニアン?は、ドゥルー?のような半陸半水生の人間型生物とされているが、アルゴニアン?の生物学的分類がドゥルー?なのか、人間なのか、エルフなのか、それとも先人の考えたようにブラック・マーシュ?の木に住むトカゲに近いのかは不明である。 オーク?の生殖については不明な点が多い。また、ゴブリン?、トロール?、ハーピー、ドゥルー?、ツァエシ?、イムガ、デイドラ?などについても同様である。強姦や魔術での幻惑によるこれらの「人種」間の性交の例があるのは事実である。しかし、それらによる妊娠は報告されていない。また、これらの生物と文明を持つ人型生物との間の交配の可能性については検証されていない。これは文化的な差異が大きすぎるためであると思われる。つまり、オーク?によって妊娠させられたボズマー?やブレトン?は恥をおそれて事実を隠すし、人間の子を妊娠したオーク?もまた彼女らの社会から追放されると考えられるのである。我々は治癒師であり、残念ながら科学的検証のためにこれらの人種を強制的に交配させるということはできない。しかし、スラスやスロードは幼生時は両性具有で、陸上を動き回れるほどに成長して初めて雌雄どちらかの生殖器を持つようになるという点については確証がある。このため、これらの種と人間やエルフとの交配は理論上不可能であると言える。 これらの「人種」の分類についても疑問は残る(人種というのは不適切ではあるがわかりやすい擁護なのでここでも誤解を恐れずに用いる)。人種の特徴そのものが「地の骨」を操作する魔術的な実験の過程で作り出された共通の特徴や相違点などによるものなのか、世代を経ての段階的な変化によるものなのかという問題にはまだ結論が出ていないのである。 スキル書物 書物 アイテム autolink
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名称 取得場所 使用場所 備考 鉄の鍵 下水道内のゴブリンシャーマンの死体から取得 すぐ側にある扉 ボーラスの鍵 下水道内のイベントでボーラスからもらう 下水道出口 鍵 アイテム autlink
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概要 アルファベットの最初の1文字がきれいな飾り文字で書かれている書物がある。 草や蔓などをモチーフにデザインされており、これが多用されたデイドラ全書などはとても美しく、一種独特の雰囲気である。 当wikiでは、ゲーム中の飾り文字と同様の色に加工したwindows標準搭載のTiranti Solid LETフォントを使用した。 一覧 用語 autolink
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概要 価値 1 重量 1 見た目 本(中) 本文 全7ページ。 九大神教団の十戒 聖アレッシア?の代祷によって、人は神の恵みや、そこから得られる力や知恵で満たされることだろう。その結果、これらの教えから九大神教団とその栄光の神の意味に至ることもできよう。九大神?の知恵が大空というインクで、大海原という羊皮紙に記されているとしたら、多岐にわたる真理と美徳の機微のすべてを人の心に伝えることはきわめて難しい。それでもアカトシュ?は、人というものがせっかちで、悟りまでの苦しい道のりを嫌うとわかっていたため、その知恵において、力強い明確さと簡潔な定義でもってこれらの単純な十の訓戒をはっきりと書き記すことをお許しになられている。 一の戒:ステンダール?いわく、優しさと寛大さをもってタムリエル?の人々に接すること。弱者を守り、病人を癒し、貧民に施すこと。 二の戒:アーケイ?いわく、生と死を分け隔てることなく、大地、生物、精霊を敬うこと。この世の恵みを保護し、慈しむこと。また、死者の魂を冒涜しないこと。 三の戒:マーラ?いわく、まじめに穏やかに暮らすこと。両親を尊敬し、家庭や家族の平和と安息をいつも心がけること。 四の戒:ゼニタール?いわく、懸命に働くものは報われ、賢くお金を使えば心が救われるだろう。盗まなければ、罰せられないだろう。 五の戒:タロス?いわく、戦いに備えて強くなること。敵や悪にもひるむことなく、タムリエル?の民を守ること。 六の戒:キナレス?いわく、母なる自然の恵みを賢く使うこと。自然の力を敬い、自然の怒りを恐れること。 七の戒:ディベラ?いわく、美や愛の神秘に心を開くこと。友情という宝を大切にすること。謎めいた愛のなりかたちに喜びや創造力を見いだすこと。 八の戒:ジュリアノス?いわく、真実を知ること。法を守ること。疑念があれば賢者の知恵を借りること。 九の戒:アカトシュ?いわく、皇帝に奉仕し、従うこと。誓約を学ぶこと。九大神?を崇拝し、務めを果たし、聖人や僧侶の言うことを聞くこと。 十の戒:九大神?いわく、何にもまして、お互いに優しくすること。 おのおのがこの十戒という鏡をのぞきこみ、そこに天の恵みが写って見えたのなら、これらの訓戒を忠実に守っていれさえすれば、人は悲しみ、悔い改め、慎み深くなるだろう。従順なものが九大神の祭壇?を訪れれば祝福され、九大神?の慰みや癒しを授けられ、さまざま慈悲に感謝の意を表することだろう。 聞き分けのない不道徳なものは、顔を背け、全知全能の九大神?より授けられる純粋な知恵をないがしろにし、罪過と無知に満ちあふれた毎日を過ごす。犯した罪の耐えがたい重荷を背負い、人にも神にも邪念を見とがめられ、九大神の祭壇?や神殿を訪れても祝福や安息をを与えられることはないだろう。 それでも、悪人や愚者が救われないわけではない。どこまでも慈悲深い九大神?はこう言っている。「悔い改め、善行を積むのだ。さすれば、恵みの噴水のしぶきはまたおまえにも降りそそぐことだろう」 罪を悔い改めよ。過料として皇帝に金銭を納めるがいい。信仰とその恵みを人々にあまねく伝えるために使われよう。 善行をするがいい。輝かしい徳を積み、汚名をそそぐがいい。正義感としての名声を世の中や九大神?に知らしめるがいい。そのときこそ、九大神の祭壇?や九大神の祠?に歩を進めれば、九大神?の慰みと恵みを授かることができよう。 アイテム 書物 autolink
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概要 一覧 詳細ローランドの丸太小屋/概要/保管できる容器/メリット/デメリット 概要 他人の家を勝手に自宅のように使ってしまおう! いろんな所に拠点があると便利かも? 鍵を盗んだり、不慮の事故で亡くなったNPCの死体から鍵を取ったりする場合もあるが、基本的にシナリオ進行などで自然に使えるようになる家のみを載せています。 一覧 オススメ度 名称 寝具 保管できる容器 家具等 メリット デメリット ★☆☆☆☆ ローランドの丸太小屋 ○ なし 暖炉、棚、机など 安心できる寝具 保管容器なし 詳細 ローランドの丸太小屋 概要 帝都からシェイディンハルへ向かうブルーロードの途中にある小屋。 クエスト「高潔なる血の一団」を進めると無人になるので、以後自由に使うことができる。 保管できる容器 なし メリット ベッドが使えるので、病気におびえることなく安心して眠れる。 デメリット 小屋内外のすべての容器がリスポンしてしまう。 容器を使わずに棚に飾るしかない。 他人の家 自宅 autolink
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概要 ノルド?族の、声を使った特殊な能力について記載された書物。 でも実際にはそんな能力はない気がするのだが。 店で売られている書物なのに、店以外で見ることがほとんどない。 価値 65 重量 1 見た目 本(大) 本文 全3ページ。 天空の子供たち ノルド?族の者は自らを天空の子供たちだと信じている。スカイリム?を天が大地に息吹を吹きかけて彼らを作り出した場所とし、世界の喉と呼んでいる。ノルド?族は自分たちを永遠の外来者かつ侵略者と見なしており、たとえ他の一族を打ち破り支配下に入れたとしても、それらに対して親近感を感じることはない。 ノルド?族にとって息と声は生命の粋というべき要素であり、強大な敵を倒したノルド?は相手の舌を戦利品として持ち帰る。これらの舌から作られたロープは、魔術のように言葉を蓄えておくことができる。ノルド?はアカヴィリ?のソードマンの気合同様、自らの力を叫ぶ声に込めることができる。ノルド?族最強の戦士たちは「舌」と賞される。ノルド?族は街を攻める場合、攻城兵器や騎兵などは用いない。門の前にくさび状に陣形を組むと隊長が気合として力を発声して門を打ち破り、斧で武装した歩兵たちが街の内部へと雪崩れ込むといった按配である。この叫び声は武器の刃を研いだり、敵に直接打撃を与えたりもできる。しばしば見られる結果は敵を押し戻したり、操ったりすることである。強靱なノルド?は雄叫びで仲間の士気を高めたり、突撃してくる敵の戦士を怒号で止めたりできる。最も偉大なるノルド?ともなると、何百マイルもの遠方から特定の相手に呼びかけたり、叫び声を投げかけてその到達点に転移することで素早く移動することもできる。 最も強大な部類のノルド?は口を開くだけで破壊を巻き起こしてしまうため、通常は猿ぐつわをはめ、手話とルーン文字?を使って意思疎通を行う。 スカイリム?の奥地へと進むにつれ、人々の秘める力とその精霊的な側面が強まっていき、それに伴って住居などの必要性が減っていく。風はスカイリム?およびノルド?族にとって根本的な要素であり、遥か遠方の荒野に住む者たちの体には常に風がまとわりついている。 書物 アイテム autolink
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概要 レベルアップ時に表示される、なんというか、とても含蓄のあるメッセージたち。 レベル2 これまでの君は、甘い夢に浸りながら徒(いたずら)に人生を送ってきた。しかしここ数日で数々の試練に直面し、君はようやく真の人生を歩み始めたのだ。 autolink
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【海覇】ポセイドン(SR) 基本情報 名前 【海覇】ポセイドン 種族 海種 ジョブ マジシャン 召喚コスト 70 <タイプ> 大神 タイプ オリンポス HP 600 ATK 80 DEF 120 覚醒 可 超覚醒 可 アームズ 有 CV 中島 沙樹 アビリティ 召喚 海の王の矜持 自身が攻撃した敵ユニットの最大HPに応じて、与えるダメージが上がる。 覚醒 なし 超覚醒 真揮『トリアイナ』 攻撃力が上がる。さらに、【アームズ】「深淵のトリアイナ」が使用できるようになる。 アームズ 深淵のトリアイナ 【アームズ】一定時間、範囲内にいるターゲット中の敵ユニット1体の移動速度を一定にし、HPを徐々に減らす。この「HPを徐々に減らす」効果は、対象の最大HPが高いほど上がる。 効果時間 5秒 wait時間 15秒 ステータス 状態 HP ATK/DEF 召喚 600 80/120 覚醒 650 110/150 超覚醒 700 230/220 DATA・フレーバーテキスト +Ver3.5 Ver3.5 最近お気に入りの身長 1.72[meter] 最近お気に入りの体重 55[kg] 趣味 兵器開発 自慢 全種族一の科学力 配偶者 無し(未婚) 兄妹 長兄:ハデス 次兄:ゼウス イラストレーター 麻谷 知世 フレーバーテキスト episode:【海覇】ポセイドン(from "Ver.SS 【妻】キマ")『アルカニア海戦 Ⅰ』 どうやら、ほぼ趨勢は決したようだ。島沿岸のそこかしこで上がっていた黒煙は細くなり、絶え間なく響いていた喧騒も幾分収まってきたように思える。「ふん――」船体に「銀の兜」が描かれた船で埋め尽くされた海――300隻はあろうかという艦隊の中央にひと際大きな旗艦が浮かぶ。その舳先にどかりと腰を下ろし、沖より見える遠方の島――アルカニア島を眺めていた巨躯の海神は、長く伸ばした白髭を撫でつけながら鼻を鳴らすと海面を見下ろした。周囲には、彼の艦隊によって破壊された艦船の残骸と無数の躯が、寂し気に波間を漂っている。島の東岸から海に逃げた者たちはあらかた殲滅しただろう。辛くも包囲網を抜けた者たちには、足の速い船50隻の追撃隊を向かわせた。今頃はこの木っ端と同じく海の藻屑となっているに違いない。「――反乱軍だと? 人間の英雄気取りどもが、笑わせる」言いつつも、まったく笑みを浮かべることなく海神は嘆息した。やはり今回もまったく歯ごたえの無い相手であった。愛用の鉄球を振るい、その黒光りする表面に一点の染みを作ることすらかなわなかった。そもそも、人とは異なる次元に住まう超常の存在である彼が、たかが人間相手にそれを期待すること自体間違っているのだが、今回ばかりはいたしかたない。この『レムギアの牙』と名乗る人間の反乱軍の中に、『アルカナ』の力を揮う"ロード"がいるというのだから。アルカナ――全宇宙を創造したという『創世主』の力の結晶――それを身に宿したロードは無限の力を有し、仕える神魔霊獣に永遠に滅びぬ体を与える。そして彼の主たる『紅蓮皇帝』は、まさにそのロードであり、永久に強者と戦い続けることを望んだ海神は、その恩恵を賜るかわりに覇道を共に歩むことを誓ったのだった。そうしてここレムギアに侵攻する段となり、どのような敵とまみえることができるものかと勇んで臨んだのだったが――結果は、海神の望みとはかけ離れたものだった。この世界に皇帝軍に対抗しうる戦力はなく、レムギア世界はほぼ抵抗らしい抵抗を見せることなしに、皇帝の手に落ちてしまったのである。つまり皇帝に仕えて後、彼を満足させる強者はなく、未だ彼の口の端に笑みを浮かばせることが出来た者はいない。――やはり"定め"を受け入れても、強者である皇帝と戦う道を選ぶべきであったか――しかし、母に"造られ"、その手駒としてのみ生きることにどれ程の意味があろうか――。そう惑う中で耳にしたのが"人間のロード"たちの噂であった。なんと、蹂躙しつくされたこの世界に、皇帝と同じ力を持った者たちが現れたというのである。皇帝の思惑は計り知れない。しかし、おそらくは"それ"を予見しての侵攻だったのだろう。実際に皇帝は、すぐさま「紅蓮の子ら」と呼ばれるその幾人かを捕らえ、軍門に下らせていた。しかし、残りのロードたちは徒党を組んで反乱軍を率い、あろうことか次々と皇帝軍を退けた挙句、遂には各国の残党をかき集め、大挙して本拠地たるこのアルカニア島に攻め入って来たのだ。アケローンにて『紅蓮の王』が誕生した後、宇宙にただ一つとなったアルカナを持つ者が、何故そのように同時に幾人も現れたのか、その理由は知らぬ。だが、強者と戦えるのならばそれで良し――そうして海神は胸を躍らせこの島にて待ち受けていたのだが、その期待はまたもや裏切られることとなる。反乱軍は上陸してすぐ、皇帝側のロードの一人である「アルス」と対峙した。そして戦いの末、アルスと刺し違えて"赤狼"と呼ばれるロードを失った反乱軍は、突如踵を返し、散り散りに撤退を始めたのである。――たかが将の一人を失った程度でこの体たらくとは、所詮はそれだけのものであったか……。海神は無念の拳を握りつつ命じられるがまま艦隊を率い、こうして島の東岸より逃げる反乱軍の追撃に繰り出し、今に至る。せめて残りのロードと手合わせできれば良かったが、追った敵の中にはロードがおろか、"使い魔"たる神魔霊獣の影すら無かった。――こちらはハズレか……今からでも西へ行けばまみえることができようか。ただし、西側に向かった「テレーゼ」と新参の「テオ」――皇帝軍の二人のロードに殲滅されていなければの話だが。そうして再び戦火に燃えるアルカニア島を眺めやり、部下に島の西側に回りこむよう回頭を指示したとき、「アルビオン閣下! 哨戒艇より連絡です!」伝令係のシーコボルトが慌てて駆け寄ってきた。「何ごとだ」「沖に敵影ありと……!」「……"沖から"だと?」海神――アルビオンは、沖に顔を向け目を凝らした。確かに、遠方に帆を下ろした黒い船影が見える。縦列陣形で固まっている為確かな数は分からないが、凡そ20隻程の船が真っ直ぐこちらに向かって来ていた。――今さら援軍か? しかし、あの方角ならば我が追撃隊と鉢合わせしたはず……まさか人間如きの船に破れることなど……いや、もしそこにロードがいるのであればあるいは……。「囲い込む。艦隊を両翼に展開させろ――クラーケンどもはまだ腹を空かせているな?」「はい。5日ほど餌を断っていましたので、先程の人間たちくらいではまだまだかと」「敵艦はなかなか速度が出ている。もし囲う前にこちらに届くようなら、クラーケン隊で先頭の鼻っ面を抑えておけ」「あの程度の数に全艦……それにクラーケンまで出すのですか?」「……そう言ったが?」低い声で睨むと、シーコボルトは身をすくませて艦橋へと飛んで行った。――期待はしないでおこう。だが、如何に格下の敵であれど手を緩めず全力で叩き潰す。それが流儀よ。その後すぐ、アルビオンが艦橋に立った頃には、既に陣形の半分は出来上がっており、アルビオンは部隊の変わらぬ練度の高さに満足気に頷いた。この早さならば、あとものの数分で陣が整うだろう。「さて、どう出るか」アルビオンは次第にはっきりと輪郭を現し始めた黒い船団を睨みつける。そのシルエットがにわかに横に膨らんだ。どうやらこちらの動きに気付いたらしい。左右の舷より大砲の砲身が突き出されたようだった。アルビオンは目を細め、「囲まれることがわかってなお、速度を速めるどころか迷わず"角"を突き出す……火力に相当自信ありというわけか――だがそれも、弾が"届けば"の話だがな」そう呟きつつ自軍の様子を確認する。艦隊は左右に翼を伸ばし切り、敵を大きな器に納めるが如き理想的な陣形に整っていた。そこですかさず腕を振り、轟雷のような号令を発っした。「甲板開け! 敵艦隊を殲滅せよ!!」傍に控えるスケルトンメイジが復唱と共にオーブに念を込めて指令を送る。すると次々に各艦の甲板に大きな昇降口が開き、そこかしこからけたたましい鳴き声が漏れ響いた。中から現れた鳴き声の主が、ぬるりとした肌を陽光に煌かせながら長い首をもたげ、虹色の翼を広げて一気に飛び立つ。それは、300ある艦船と同じ数のシー・ワイバーンであった。シー・ワイバーンたちは弧を描きながら高く飛び、さながら空にできた巨大な渦のように敵艦を包み込んで包囲を狭めていく。一方敵艦隊は飛竜の群れを撃ち落とそうと砲塔を上空へ向けるが、あくまで対艦戦を想定された大砲は、仰角いっぱいまで上に向けても的を射線に捕らえることなどできやしない。ひしめく飛竜の天蓋は敵艦を中心に限界まで縮まると、一斉に翼を大きく広げて風に乗り、その場に滞空した。飛竜たちはいったい何をしようとしているのか――見よ、その虹色の翼が陽光を受けて燈色に輝き、熱エネルギーを吸収している。さらに吸収されたそれは体内で増幅され、喉袋をぶうぅと赤く、大きく膨らませた。その口腔から吐き出されるものは三百条もの"ヒートブレス"――たかが50隻の艦隊など一瞬で灰になるだろう。その時――「むぅ?」敵艦隊中央の海中より、巨大な何かが浮上した。それは、長い触手を垂らした円盤状の物体――クラゲを思わせるそれは、垂らした触手から海水を滴らせながらふわりと空中に浮かび上がると、ゆっくり回転し始める。すると、どういう理屈であろうか、その緩慢な回転に反して周囲の空気が激しく渦を巻きはじめ、瞬く間に巨大な竜巻を纏ったではないか。シー・ワイバーンたちは慌てて後退しようとするも、"集光"の最中で動きが鈍っていたことに加え密集していたことが仇となり、仲間同士でぶつかり合い思うように飛ぶことができない。そうしているうちにあえなく皆、竜巻の餌食となってしまった。「……なんだ、あの兵器は……!?」目の前で起こった予期せぬ展開にアルビオンは目を見張った。生物のような、機械のような、彼はかつて戦ったアケローン大陸にてあの円盤と似た"生物"を見たことがあった。――『機甲』、なのか……?強烈な竜巻に体を捻じ切られて海に墜ちるシー・ワイバーンたちと"兵器"を尻目に、黒い敵艦隊はそのまま速度を落とすことなく真っ直ぐアルビオン艦隊へと突っ込んでくる。「ならば"人"ではあるまいな……どこぞ神魔か――やはり『ロード』か……!!」驚きと共に、腹の底に沈んでいた興奮の蛇がゆらりと鎌首をもたげる感覚を覚えた。「いいだろう……空からの襲撃を予測しての突貫、なかなかの戦巧者よ。搦め手が効かぬのであれば、直にぶつかり合おうぞ! 伝令! 左右に展開している船の半分を戻せ、我が旗艦と共に受けて立つ! 残りはそのまま敵艦隊の背後に回り込み挟撃! クラーケン隊を先行させろ!!」矢継ぎ早にアルビオンの指令が飛ぶ――しかし、各所に指令を伝達するスカルメイジからの復唱がない。スカルメイジはオーブを抱えたまま、表情の読めない顔を歪めていた。アルビオンが眉をひそめて振り向くと、「申し上げます閣下、何やらクラーケンどもの念が乱れており、命令を受け付けませぬ……」「……何?」急ぎ艦橋を飛び出して舳先へ立ち、海を見下ろす。見ると、クラーケンたちが正体なく触手を振るい、海中の何かを追い回しているではないか。何事かと凝らした目に映った、触手の間を縫い高速で逃げ回るものは――「"キラーフィッシュ"だと……!? なぜこの世界に!?」それは、海魔クラーケンの好物とされる異界の怪魚だった。何故かそれが群れを成し、クラーケンの周囲を回遊しているのだ。戦に際し獰猛さを上げるため、空腹の状態を保ち続けていた十数体のクラーケンは命令を聞くことなく、夢中で獲物を追いかけていた。そうして怪魚を追う内に、広く展開していたクラーケンたちが導かれるように一つ所に集まっていく。――これは……まずい。アルビオンが顔を上げ沖を見る。敵艦隊は、はっきりとその黒い船体の形が見えるほどまでに迫っていた。不意に、その甲板に何やら青黒い影が立った。武骨な四本の足に巨大な顎、太古の恐竜を思わせるその影は、がばりと大口を開けると――大きな咆哮を上げた。<ヴ ォ ォ ォ ォ ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!>悲鳴にも似たその咆哮は、聞くものに頭を芯から揺さぶるような振動を与え、耳にした誰もが思わず耳を塞いで屈み込む。アルビオンもまた頭を押さえつつ膝をついたが、状況を把握しようと歯を食いしばって立ち上がる――が、その目に映ったものは、先程まで怪魚を追っていたはずのクラーケンたちが互いに触手を絡ませ合い、"共食い"をする姿だった。「"扇動装置"……あれも、『機甲』なのか……!? 全艦あの声からできるだけ離れろ!! 後退しつつ艦首砲で敵艦隊を撃て!!!」アルビオンの怒号と共に即座に全船が後退を始め、落雷のような数百の砲撃音が海域一帯に響き渡る。「撃てええ!! 撃ち尽くせえええ!!」砲弾が飛び交い、山のように高い水柱が上がる。爆炎が赤く海を染め、黒煙が空を黒く覆っていく――。やがて弾も尽きたか、どの艦となく砲撃は収まっていき、風と波の音だけが残った。黒煙が風に押し流されて晴れたあとに敵艦隊の姿はなく、海中へ没したか、"咆哮する兵器"の姿も無かった。跡には粉々になった敵の黒い船体の残骸が波間に揺れるのみ――――のみ? いや、そんなわけはない。アルビオンは縁に身を乗り出して海面を見た。――無い……人間どもの"躯"が……!!そして目を見張った。漂う木切れの一つ、木板の黒色が波に洗われ"溶けて"いく。その下から現れたのは、"銀の兜"の紋章だった。「これは、我が艦隊の……」波の奥に影が揺らぎ、小さく光が反射した。"鎖"だった。その先を大量のマーマンが握り、海底へと潜っていくのが見えた。――つまり、先程の艦隊は我が"追撃隊"だったというのか……拿捕したそれを黒く偽装し、マーマン共に引かせていたと……!? だとしたら、こんな真似ができる者は……。その時、甲板が大きく傾き、アルビオンは思わず膝をついて船縁を掴んだ。旗艦背後の海面が小山の如くせり上がり、中から巨大な白い獣が上半身を露わにする。――水中から……!? "そういう"、ことか……。獣は腰から後ろに豪奢な装飾の船を引いており、その甲板の上にしつらえられた絢爛な椅子には、眼帯をした女が足を組んでふんぞり返っていた。「やぁ、ずいぶん撃ったねぇ。もう撃ち止めでしょ?」この女が対峙していた敵の正体――こちらの手を読み切るだけでなく、海の魔の生態を知り尽くした上でそのことごとくを打ち破る手腕――。「全てはこうして我が背後を取る為の陽動でしたか――」そのような"強者"を、アルビオンはただ一人だけ知っていた。「――ポセイドン王」女はどこかあどけなさの残る笑みを浮かべ、「あはは! 久しぶりだね、アルビオン――"母上"と呼ぶようにと教えたろう?」と、深く椅子にもたれたまま、膝をつくアルビオンを見下ろした。「してやられました――あの短時間で、どのようにして我が艦隊に偽装を?」「ああ、アレ? ささ~っと"シュクラケン"の墨を吹きかけさせたのさ。おかげであいつらも腹を空かせちゃっててね。あとでそこで共食いしてるクラーケンでも餌にやろうかな」「なるほど、あの海魔を……そして、先程のは『機甲』ですかな?」「そうだよ。海底で見つけたちょっとした"遺産"の技術も加えてある。そもそもさ、古いんだよなぁ、キミの戦い方は。ああいうのはもう通用しないよ? 戦上手になりたかったら、もっと最新の科学を識らなきゃね」「身につまされました……しかし、あなた程の方が、何故『ロード』の使い魔に?」「久しぶりなのに質問が多いなぁ……私は誰とも契約してないよ。私は私の意志でこの戦いに参戦することにしたんだ。ちょっとした"お宝"を手に入れたくてね。でもまぁ、事と次第によっちゃあもう一度くらい『アルカナ』に触れるのもやぶさかじゃないよ――だとしても、あの『紅蓮皇帝』とかいうヤツじゃあないかなぁ」ポセイドンはそう言ってニヤリと笑みを浮かべた。「そうですか……」アルビオンは下を向いて立ち上がると、傍でひっくり返っているシーコボルトを叩き起こし、「皇帝陛下に"最悪の敵"が軍勢を率いてきたとお伝えしろ」と告げる。「まだやるの? キミの"生成"には結構苦労したからさ、いつ戻って来てくれても歓迎なんだけどなぁ。でも逆らうなら――可愛い我が子といえど、暫く復活できないくらいには叩き潰しちゃうかな」「結構。わが身の至らなさ、それこそ身をもって教えて頂きましょう」そう言ってアルビオンは愛用の鉄球を手に取ると、その黒光りする表面に一つだけでもシミを残すべく、久方ぶりに口の端に笑みを浮かべてみせた。* * * *厚い灰色の雲が覆う空と、その色をまま写したかのような暗い海――そこに漂う粉々になった船の残骸をかき分けながら、ポセイドンの大船団が威風堂々前進してゆく。船団を成す船たちは"船"と呼ぶには異様な体で、帆も櫂も無いかわりに車輪を備え、半獣半魚の巨大な海馬に船体を引かれるその様は、さながら海上を走る戦車といったところか。その中の一つ、黄金で装飾されたひと際豪奢な旗艦と思われる船の上では、魚人たちが次の戦闘に備えてせわしなく動き回っていた。甲板中央の玉座に座する眼帯の女王はこの軍団の主――ポセイドン。しかしそのすぐ傍にいる者たちはというと、甲殻に覆われた細長い腕で、奇妙な機械を嬉しそうに弄り続ける異形の老人――船縁につかまり物憂げに海を眺める人魚――水槽の中でのんきに眠りこけているセルキー ――怪しげな箱の上に座り、焦点定まらぬ目で鼻歌を歌っている少女――と、戦場に似つかわしくない面々で、船上の緊張を奇妙に和らげていた。そんな中、間近に近づいてきた目的の島を見つめるポセイドンは、「とっくに哨戒域は抜けてるし、そろそろアルカニア島からの迎撃部隊がくるかもね。博士、『テンペスタ』と『イヌダンテム』は回収できた?」と老人に語りかけた。だが老人に返事はなく、「うぅ~~」「なんじゃぁ~?」「お、ほ、ほひょ!?」と一人奇声を発しながら機械をいじり続けるのみ。「博士~、お~~い、ノーチラス博士ぇ~~」ポセイドンが白んだ目で何度も呼び続けていると、老人――ノーチラスはやっと「ん~」と煩わし気に振り返り、「騒がしいですぞ、陛下。今ワシは観測で手一杯……手?? そうじゃ、もう何本か手を"増やせ"ばいいのじゃないか!? そうすれば……いや、それより今はそのテンペスタにイヌダンテムの観測じゃ。せっかくの"改造機甲"の実戦テストじゃったからの。再格納後のバイオリズムデータ集積を……ふひ、それにしてもあの『機甲制御装置』は上手く動いとった、さすがワシ……ほ? ということは? さらにあれをあんな風に弄りゃあ……」と、そのままブツブツ呟きながら、再び機械のつまみをクリクリ回しつつモニターにかぶりつき、一人の世界に戻っていってしまう。「……聞こえてるんじゃないか。それって無事ってことだよね? ならいいんだけどさ」ポセイドンは嘆息すると、気を取り直して前を向き、手元の伝声管に大きな声で叫んだ。「ヒッポ! ここからは何が仕掛けられているかわからない、慎重に行こう!」すると、戦車を引く白い海馬――ヒッポカムポスが耳をヒククと動かしつつ、ゴロロと喉を鳴らして船の速度を微速に緩めた。島に近づく程に船の残骸が増えていく。ゴツリゴツリと船体にぶつかるそれらを見ていると、いつの間にか残骸の種類が、先程破った皇帝軍のものとはまた別のものに変わってきていることに気付く。その内の一つ、波間に揺れる破れた戦旗には「牙と騎士」の紋章が描かれていた。頼りなげに波に弄ばれるその旗を、船縁につかまる人魚が不安げに見つめる。「『レムギアの牙』か、ずいぶん劣勢のようだね……大丈夫かい、コジュート」「うん……」ポセイドンの問いに、人魚が海を見つめたまま返すが、「……って、シリアスな口調で聞くからついつい返事しちゃったじゃない! だから"コジュート"じゃなくて"ハルフゥ"だって言ってるでしょ!?」と、勢いよく振り返って抗議する。「それだけの口がきけるなら問題なさそうだ」「あ、あたしだって『レムギアの牙』の一員だもん。いつまでも沈んでばかりいられないわよ。それにしても、あんたって本当にすごかったのね。あたしたちみたいな普通なのに『仲間になれ』とかいうから、実はあんまりたいしたことないやつなのかな、とか思っちゃってたわ」「失礼だなキミは……キミも海種の一人なら覚えておくがいい。これでも海の世界では『深淵の王』と恐れられているんだぞ? だから、"約束"は果たすよ」言いつつポセイドンは、再び島に目を向ける。その瞳には、灰色の島と、その中央にて雲を突く程にそびえ立つ高い塔が映っていた。「あれが『紅蓮の塔』か……『紅蓮皇帝』、何者なのかな。確かにさっきのやつらにはアルカナの力を感じた。けど、私の知ってる『紅蓮の王』はあんなに禍々しいものではなかった」「………」ハルフゥもまた、ぎゅっと手を握り魔の巣食う塔を見つめる。「もう一度確認するよ。私はあの島にいるであろうキミの想い人を救い出す、そうしたらキミは正式に私の仲間になって『ノア』は私のもの――本当にいいんだね?」「お、想い人とかそんなんじゃないわよ! でも、それであいつが助かるなら……」勢い言い返してはいるものの、ハルフゥの目は不安と迷いで揺れていた。――それは"『レムギアの牙』に居られなくなる"という事なんだけどね。どうやら、こちらもこちらで複雑そうだ。ポセイドンは顎に手をやりそう思案気にしていたが、"箱"の上で膝を抱えて鼻歌を歌う『ノア』に目をやると、――しかし、こいつを確実に手に入れる為には、今はこれ以上つっこまない方が良さそうだ。と話題を変えることにした。「しかし、やはりあの"禍々しさ"は気になるな……『紅蓮の力』というより、あれじゃまるで『混沌』だ。ねぇノア、キミはどう思う?」『ふん、ふんふふふん ピピ ふふふん♪』「ノアちゃ~ん、聞こえてる? 聞こえてるよねぇ~」『ふんピピ ふふふん ピピふふふん♪ 聞こえてなんかいませんよ~♪』「……………コジュ――じゃなくてハルフゥ、聞いてくれるかな?」「ほらノア、ポセイドンさんが質問してるわよ。答えてあげなさいよ」『ピピピ あ、すみません 私に尋ねていたんですね。何やら王様プレイ中の妄想系眼帯女子っぽいのが話しかけてくるなー、私を"ワールド"に引き込もうとしているのかなー、やばいなやばいなー、こわいなー、とつい無視してしまいました。そもそも私は登録者以外の要求は受け付けかねる人見知り設定ですのでご容赦くださいね、テヘ』「ぐぅ……こいつ……博士といい、お前らこの私相手にホントいい度胸だよな。このままキミを手に入れたとして、ちゃんと扱えるのか少し不安になって来たよ……で、どうなんだい?」『まぁ? そんな気もするような? しないような?』「おいおい、あらゆる"歴史"を詰め込んだ『叡智の匣』と伝承されるキミがそんないい加減な……」『ピピ 私を手に入れるとか入れないとか、好きとか嫌いとか最初に言い出してしまう前に、まずはアレを避けた方がよいと思いますよ?』「避ける?」その時、ヒポカムポスが前進を止め、緊張したように首を上げた。同時にアルカニア島の入り江の奥で、眩い光が瞬いたと思った瞬間、「何だ――」ポセイドンが言い終わらぬうちに、空気を焼き貫く一条の極太い光線が、旗艦の側面をかすめつつ背後に続く艦船数隻を貫いた。光線はそのまま遠方の海面に着水すると、小島一つはあろうかという巨大な光球と化し、触れた海水を瞬時に蒸発させる。「ヒッポ、最大船速だ!! "引っ張られる"ぞ!!!ポセイドンが叫ぶや否や、突然海に空いた大穴に水が流れ込み、船団を巻き込みつつ怒涛の勢いで波が沖へと引いていく。ヒッポカムポスは大きくいななくと、他の海馬たちもそれに応えるように鳴き、一斉に強く波を掻き始めた。船体が大きく揺れ、ハルフゥが悲鳴をあげて縁にしがみつき、眠っていたセルキーの少女が水槽から飛び出して、それでも構わず機械を弄り続けるノーチラスの頭にゴチンと当たる。「んぎゃ!!」「いったーーい!!」「キマ! だいじょうぶ!?」「うにゅう、コジュートのおねえちゃん……へんな貝にあたまぶっけた」「いたた、"へんな貝"とは何じゃ! こりゃワシの大事な"七色の脳"をあらゆる衝撃から守るよう設計した――んん? なんじゃ、この"エネルギー波"は……」頭をさするセルキーのキマをよそに、ノーチラスが食い入るように機械のモニターを覗き込んだ。そこに慌てて玉座から飛び降りたポセイドンが駆け寄る。「博士、わかるかい?」「ふむ、この独特な波形には見覚えあるぞ。確かこりゃあ…………なんじゃったかの?」「むぅ、"はけー"より"つま"にだいじなのは"かけー"だっておかーさんがいってたよ! いたいのしたんだからあやまってよ!」「煩いわい! え~と、確かだ~~いぶ昔に見たことあるようなぁ……」「む~~、"むし"と"うわき"は"ふうふ"のじゅーだいな"つみ"なんだよ! わるい貝には"つまパンチ"!!」(バキンッ!!)「あいた!! な、なんじゃそのパンチ!? セルキー如きの手打ちが何故ワシの超強化外骨格に衝撃を……あ、思い出した! そうじゃそうじゃ、この波形は大昔、プトレマイオスとかいう人間の小僧が上級精霊をとっ捕まえてこさえた巨大兵器のもんじゃ。ありゃまだアトランティスが地上にあった頃じゃたわい、懐かしいのぉ~。え~とたしか"大闘台"? 『ファロス』とか言ったかの。しかも、今のエネルギー量、どうやら『機甲』の技術が加わっとるんじゃないかな~」「『機甲』だって……? 私の他にも……」ノーチラスの言葉にポセイドンが目を細める。「ねーねー、おそらからもなんかおりてくるよー」「わ……本当だ」キマとハルフゥの視線を追うと、曇天の雲間より、不気味に濁った音を響かせながら黒い群れが降下してきていた。「何あれ……すごく、気持ち悪い」眉根を寄せるハルフゥの言葉通り、現れた生物は一見巨大な羽蟻のようではあるが、思考を感じ取れないやけに大きな目、およそ生物の機能としてあり得ない箇所に複数生えた"脚"、昆虫がまま人の皮を被ったような表皮と、その姿は一同に言い知れない悍ましさを感じさせた。『ピピピ ああ、あれは皆さんご存知の異次元存在『クトゥルー』の眷属、『バイアクヘー』さんですね。見た目はキモい虫さんですが、意外に知能は高いとっても危険な虫さんです。雲の上にはその主人、"旧支配者"の一柱『ハスター』さんもいるようですねー。はっはっは、私のエネルギーが満タンならどうにかなったかもしれませんが、こりゃーだめだー、おしまいだー』のんきな声で危機を告げるノアの言葉に、ポセイドンはニヤリと笑みを浮かべる。「ふ~ん……『紅蓮皇帝』、やるじゃないか。ノア、お気楽にあきらめちゃってんじゃないよ? 私たちには強力な"兵器"があるんだ。博士、『フォッサ』と『デルビウム』を出すよ」「無理ですじゃ」「なんでさ」「いいデータとれたから改造しようと思って、さっき『機甲制御装置』バラしちゃったんじゃもん」「は……?」ポセイドンの顎がかくんと落ちた。「え、どうしたの……? やばいの??」「やばいの? コジュートのおねーちゃんこうるさすぎて、"けんたいき"がきて、"だんなさま"にフラれちゃったの!?」「キマは黙ってなさい! ポセイドンさん、どうにかしてよ! "あいつ"を助けてくれるんでしょ! あいつはもう目の前なんだから!!」呆然と立ち尽くすポセイドンだったが、肩を掴む涙目のハルフゥにガクガクと頭を揺らされ、「はっ!」と正気を取り戻す。「ごめんごめん、戦の真っ最中とは思えないあまりに緩い展開に、一瞬意識が飛んじゃったよ――うん、だいじょーぶだって!」「ほ゛ ん゛ と゛ に゛??」「ホントホント、だから鼻水こすりつけないで……」そう言うと、ポセイドンはひらりと飛んで玉座に立ち、アルカニア島と空の襲撃者を交互に見やった。「ふん、『機甲』混じりの古代兵器に『クトゥルー』? 上等じゃないか。それならこちらにも十分対抗しうるカードがある」そうして玉座の横に刺さった三叉槍を手に取ると、「我は海を統べる"海皇"が一人、『深淵の王』――」暴風といえるほどに強く吹き始めた風に赤金色の髪をなびかせ、力強く掲げた。「そして、海皇は"一人ではない"のだよ。ゆくぞ! あの敵を破り、これより、ポセイドン軍はアルカニア島に侵攻を開始する!!」to be continude…≪ Continued to "【粛醒】ムー(ver.SS)"≫ 考察 召喚からアームズまで一貫して、敵の最大HPを参照してそれに応じた固定ダメージを与えるクトゥルフにも似た海種の大型マジシャンである。 まず召喚アビリティの海の王の矜持によって、敵の最大HPが高いほど与えるダメージが上がる。 最大HP 追加ダメージ 250~350 10ダメージ 400~550 20ダメージ 600~750 30ダメージ 800~??? 50ダメージ また、この固定ダメージはシューターやスプレッドでも入る。 超覚醒すると攻撃力が50上がり、アームズが使えるようになる。アームズの有効範囲はマジシャンの攻撃の射程範囲とほぼ同程度。こちらも対象の使い魔の最大HPを参照してスリップダメージが入る。 最大HP スリップダメージ 250~350 3ダメージ 400~550 6ダメージ 600~ 9ダメージ 上記のスリップダメージに加えて移動速度を固定する効果もあり、この固定がかなり強力で召喚ディフェンダーよりも移動速度が遅くなるほどまで下がる。 このアームズの効果時間は5カウント。アームズを叩いた敵には上記のダメージ×5が入ると思って良い。アームズのクールタイムも15カウントと回転率も高い。 召喚アビリティとアームズ共に50コストの超覚醒と60コスト以上からは入るダメージがかなり高いため大型に対するアンチ力は高い方。ディフェンダーとマジシャンに対しては有効に立ち回っていける。 50コストの超覚醒60コスト以上からはアームズを叩いて攻撃を当てればダメージカットを持っていなければそれだけで75ダメージが約束されるので、速度ディレイも相まってそれ以上の打点を叩き出せるだろう。 一方で防御力が220と少々頼りない数値。アタッカーに対してもある程度のダメージを期待できるが、その分アタッカーからの攻撃には滅法弱いため引き際も重要。 撤退時にアタッカーにアームズを打てばアタッカーはダッシュアタックで追撃することが不可になるため、アームズを打つ相手とタイミングを間違えないようにすることが重要になってくる。 キャラクター説明 本文 +編集用コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします 名前 コメント 余りにも当Wikiやゲームから逸脱した無関係な雑談や、誹謗中傷めいた暴言、ページに関係ないコメントはおやめ下さい。 wikiは不特定多数の人が利用する場です。プレイヤーの個人名や所属ギルドなどを書き込む行為は慎んで頂きますようお願いします。 個人的な日記として使用するのも控えて下さい。 +コメント *雑談や使用方法などの相談にご利用下さい 名前 コメント
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登録日:2020/03/13 Fri 14 32 45 更新日:2024/06/19 Wed 00 28 42NEW! 所要時間:約 8分で読めます ▽タグ一覧 0083 イギリス ガンダム ガンダムOVA ガンダム登場人物項目 グリーン・ワイアット バーミンガム 地球連邦軍 大将 戦略家 提督 政略家 機動戦士ガンダム0083 田中秀幸 紅茶 紳士 老人 英国紳士 「お茶の用意を。私はダージリンが良いな」 グリーン・ワイアット(Green Wyatt)は『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の登場人物。 CV:田中秀幸 地球連邦宇宙軍ルナツー方面軍第2守備艦隊所属の大将。 艦隊旗艦のバーミンガムと共に、デラーズ・フリートが引き起こしたデラーズ紛争に対抗する。 ◆経歴 ◆活躍 ◆人物像 ◆漫画「REBELLION」 ◆ゲーム作品 ◆観艦式での演説 ※紺色の部分は小説版のもの ◆余談 ◆経歴 「うむ……紳士は時間に正確でなくては、な」 一年戦争から連邦軍に所属する白髪の老将。 一年戦争時は中将で、ア・バオア・クー攻略にも参戦。レビル将軍亡き後の混乱する連邦艦隊をまとめて再編成し、困難な戦いを勝利に導いた殊勲者のひとりである。 連邦軍内のタカ派であり、自らの派閥も持っている政治屋。そのため他のタカ派連邦高官とは折り合いが悪い。 大将という階級と宇宙軍を任される立場にありながら、デラーズ紛争の収束のために活動する。 ◆活躍 「ふっ、これでは内通したがる者が出るのも、無理ならんかな」 八話の「策謀の宙域」から登場。 シーマ・ガラハウに接近し、「シーマ艦隊への永住権を手配する代わりに星の屑作戦阻止に協力する」という条件の密約を交わそうとする。 疑われないために総旗艦である自分たちが護衛もつけないで接触するという非常に危険な行為を行っているのだが、艦隊を半壊させられる核弾頭の威力を考えれば当然の行いだろう。 お互いのメリットは大きく交渉はうまくいきそうだった… ……のだが空気の読めないアルビオン隊に発見されると、密約を誤魔化すため、やむなくシーマ艦隊を攻撃して離脱する。 その気になればシーマ艦隊の三隻を丸ごと消滅させることも可能ではあったが、あえて僚艦のムサイだけを撃つことで「シーマを逃がす」ことを伝えていた。(*1) 彼女も「いい男だったかねぇ……」(*2)とこぼしており、案外気性は通じた模様。 シーマ艦隊から見れば交渉に来るのはバーミンガムだけの約束だったのに 現場に来てみれば以前交戦したアルビオンが一緒にいて苦渋を舐めさせられたガンダムが向かってきた上にバーミンガムも砲撃するという 最初から ワイアットもグルで罠を仕掛けてきたとしか見えない状況 で、実際にシーマの部下はそう判断したのだが シーマは「罠なら優先して旗艦を狙うはずだが撃てば当たる角度なのにそのまま回頭を続けている」という時点で 前述のワイアットの本意を汲み取り 「もうすぐわかるよ」と発言。 バーミンガムが旗艦ではなく僚艦に当たる位置で砲撃したことでワイアットはシーマを撃つ気がないことを理解して部下にも告げた。むしろシーマ様の洞察力が凄い。 結果的にこのアルビオン隊の介入は、シーマ様の攻撃でバニング大尉は戦死し、貴重な情報を失い核攻撃阻止を失敗させ、シーマ様はコウ・ウラキに恨まれ最終的に殺されるという、三方一両損どころではない大惨事を引き起こすハメに……。 というか、「総旗艦であるバーミンガムが護衛も連れず、迎撃も救援要請もせずに、ジオン艦隊と接近している」という、ちょっと頭を働かせれば「なにかあるかな」と察せられる状況である。 戦略を俯瞰するワイアット大将とあくまで戦術レベルしか考えないアルビオンの齟齬といえばそれまでだが、「愚直であればよいというものではない」といえるだろう。 そして 砲撃と指揮通信に長けているがMSがないバーミンガム を守るためにMS隊を差し向けて シナプスとバニング両方が「任務はバーミンガムの援護で敵を寄せないのが第一」と言っているのに現地についてバーミンガムの指揮や連携を取らずに各個戦闘をしてそのまま帰投する時点で戦術的にも疑問符が付く。 両艦が本気で戦闘や離脱するならバーミンガムの周囲を飛び回るMS隊と意思疎通できなければバーミンガムが困るのだが。 …一応アルビオン側の擁護としては、「ミノフスキー粒子下の戦闘において自体を正確に把握することは難しく、連邦旗艦を守るため拙速を重んじて出撃するのもやむなし」というのも一応として考えられるのだが。 それならば通信が取れた段階で意思疎通の確認をするべきだろう。 アルビオンはバーミンガムに信号を送っておりそれはちゃんと 伝わっていて、 その信号の内容は「敵艦を見つけたので攻撃 します (現代語訳)(*3)」で、 ワイアットを完全に無視した内容であり、状況の確認や指揮権の譲渡等一切考えていない内容であった。 またバニングたちMS隊もバーミンガムに対して一切通信を行わずに戦闘開始するなど連邦旗艦であり大将が乗艦している艦の意向を勝手に推断して完全に無視している、 普通に考えてこれはありえない行動で、相手の頭がおかしいこと以外にアルビオン隊の目的自体が理解することが難しい状況であった。 少し疑り深ければ「コーウェンがチャンスにかこつけて自分たちを亡き者にしようとしている」と考えてもおかしくはない。 だからこその「バカめ、盛りおって…バカが!」であり、バーミンガムはシーマ艦隊に発砲したのである。 この時点のワイアット達は丸腰状態であるため他にできることは他に殆ど無い。 アルビオンに対して発砲したら軍法会議で銃殺刑は免れない上に、 そもそもアルビオンにはまだ他にもベイト達のMSがあり、戦えばまず間違いなく負ける状況でもあった 失態続きで 上官である自分を無視する アルビオン隊を信用できるはずもないので、停戦信号を送ったとしても自分たちに対して攻撃してくる危険性が高い。(*4) その場合は確実に先手を取られるアルビオン隊と「裏切られた!」と判断したシーマ艦隊の両方から攻撃を受けるので敗北必至である。 この件に対してワイアットの非は「アルビオン隊に対しての警戒を怠っていた」以外殆ど無い。 なにしろアルビオンのこの行動を認めていたら誤射や投降兵を誤って撃つ可能性も考えられる。 電信を送ってもミノフスキー粒子のせいで届かず自己判断を迫られる可能性は常にあるが、相手が大将を擁する総旗艦である以上「指揮下に入る」と打電して指揮権はワイアットに渡すべきである。 戦後、艦長であるシナプス大佐が極刑に処されたのだが、 この一件だけでも「四階級上(*5)の上官を無視して独断専行で戦闘を起こす」という大問題な行動であるため当然ともいえる。 MS部隊の隊長であるバニングも生き延びたとして仮定してもかなり重い罰が下されることは間違いないだろう。 繰り返しになるが、 アルビオンから見てバーミンガムとシーマ艦隊が戦闘中かどうかは発砲の光や救援要請を両方出していないことからすぐにわかりそうなものであり、 戦闘中はともかく戦闘後も前述の通り総旗艦がいるのに「何かある」と気が付かないのはもはや擁護できない。 『Z』本編で従わない者は類縁を含めて死刑という「停戦せよ」の発光信号が登場したが、もしかしたらこの件が理由で制定されたのだろうか…? この場面の小説版では、基本的な流れはアニメと同じだが記述が細かくなっており、 14 35過ぎ:バーミンガムの近くに不明艦を発見。アルビオンが 不明艦に呼びかけを行う が無視される。 シーマが無視するのは当然で、無視されたアルビオンが敵と判断するのも当然なので第一種戦闘配置とMSスクランブル。 14 50:バーミンガムにアルビオンから 唯一の 緊急電文が届き、この時点でコウ達の機体が回敵寸前。 15 15:25分で戦闘が完全終了してシーマ艦隊も離脱。 戦う気がなかったためかこの前後のミノフスキー粒子はクリアで音声通信すらできたが事後に至るまでアルビオンからバーミンガムへの連絡はなし。バーミンガム側からは簡素な電文の返答のみ。 15 27:帰投中に仲間と最後の会話をした後バニング大尉死亡(*6) 単純計算でMSの移動に15分、戦闘に15〜20分といったところだがシーマ艦への信号はすぐに送っているのに バーミンガムへの電文は15分後の戦闘開始直前に送り、バーミンガムを守るためのMS隊も現地で連携等は取っていない。 バーミンガムを救うために動いているのに何とかして早く伝えようという意志が見られず、もう少し早く伝わればワイアット側も選択肢はあったろうが実際は作中の通り。 本来戦う気がなかったためシーマ艦隊とバーミンガムは「撃てば当たる」というほど接近しており その中に護衛のために入り込んでいるのにバーミンガムと連絡をせずに勝手に戦うというのは誤射の危険が高くバーミンガムにも負担となる。 なんというかアルビオン隊は全般的に意思疎通に欠けていると言わざるを得ない。 「来るなら来いだ! このような散漫な攻撃でなにをしようというのだ」 その後、コンペイトウに戻り、連邦の総力を結集した観艦式を挙行。 同時に、軍艦はいつでも攻撃できる体勢のうえ、MS隊、有人偵察機・無人攻撃衛星など、あらゆる監視網・迎撃網を張り巡らせていた。 果たしてワイアット大将の読み通り、デラーズ・フリートは各地のジオン残党を呼び込みつつ攻撃を仕掛けてくる。 しかし迎撃網は極めて堅固で、接近する敵を手当たり次第に迎撃、デラーズ・フリート本隊にも主力ジム隊を差し向け、優位に立つ。 しかし敵の切り札であったアナベル・ガトーの2号機は、もっとも侵入困難とされた区画を突っ切りコンペイトウの真上に出現。 放たれた核攻撃を受け、艦隊ごと戦死した。死の間際、 「これが……星の屑か!」 と絶句していたが、時既に遅しであった。 なお、彼の死後も艦隊はステファン・ヘボン(ヘップバーン)少将が再編して追撃を開始する。 彼は核攻撃直後にアルビオン隊が助けると言い出した時には「何を今さら!!!! 無用だといってやれ!! 港は混乱してむしろ迷惑だと!!」と激怒している。 彼もワイアット大将の腹心であったと思われ、シーマ様との取引も知っていたとすると、冷静沈着な彼がこれほど怒った理由も察せられる。 作中の行動に一切ミスはなく、シーマ艦隊との交渉がうまくいけば、ガトーを仕留め核攻撃とコロニー落としの両方を阻止して連邦の英雄として語り継がれる事だっただろうに。 …つくづく運の無い人である。 ◆人物像 「デラーズの艦隊こそ、海の藻屑だ」 「モビルスーツのない艦隊はどうなるかを、教えてやる……!」 腐敗した連邦軍人の代名詞のような扱いを受けることが多いが、星の屑阻止とジオン残党の弱体化のため、割と筋の通った行動をしている。 密約の件もアルビオン隊とは違った方向から星の屑阻止へ動いているのであり、シーマ艦隊の「戦争犯罪者」という悪評を考えても、十分取引可能な相手だったと考えられる。 シーマ様を取り込むことでジオンの悪行を白日の下に晒し、ジオン残党の大義名分を叩き折り、精神的に弱体化させることを目論んでいた模様。 実際、ジオンの悪業(コロニーへの砲撃や毒ガス注入や地球墜落、条約を破っての核攻撃、休戦協定の一方的な蹂躙と奇襲、etcetc……)は枚挙にいとまがなく、証人・生き残りも非常に多い(*7)ため、シーマ様からの告発と合わせて公表すればジオンの大義を徹底的に崩せた可能性は高い。 一方で「ジオンの脅威からスペースノイドを庇護する慈悲深き地球連邦」を演出することで連邦による支配を盤石なものにしようと画策していたともされるので、真の意味でアースノイドとスペースノイドの共存を願っていたかは不明。イギリスの二枚舌は旧世紀からのことだし。 ただ、たとえ「共存」が建前にせよ、「スペースノイドを殺してアースノイドの利権を優先しよう」という考えは言動からは一切読み取れない。 真意はともかく、自ら密約に出向いたり、元々の予定でもあったにせよあれだけの戦力を導入したりなど、この事態を非常に重く捉えていたのは間違いなく、 ジオンに裏切られ猜疑心に溢れている上に何かと辛辣だったシーマ様も彼のことは一定の評価を下していたことも、その姿勢故と言える。 柔軟な対応により被害を最小限に抑えた上で事態の収束を図り、後のことまで考えているなど、ジョン・コーウェン中将やアルビオン隊以上に、政治面で有能な存在として描かれている(無論場当たり的とはいえ緊急出動して追い続ける彼らも必要な役割を担っているが)。 一方で「テロリストに核兵器搭載MSを盗まれる」という非常事態にもかかわらず、連邦内の派閥争いから逃れられていないことに関しては、「腐敗した~」という評価もやむを得ないかもしれない。 密約を潰されたのもアルビオン隊に発見されたからであるが、アルビオンを支援していたコーウェンと意思疎通が取れていれば回避できた可能性はあった。 非常事態にもかかわらず、自ら観艦式に臨むというのもかなりリスキーな選択であったが、自動砲台やMS部隊に守られた状態で37機のMSを撃破しているので、ジオン残党を一網打尽という目的は結構果たせている。 核バズーカ背負っただけの鉄砲玉みたいなMSが、鬼神のような強さで単騎駆けして防衛線を突破して、更に射出した核弾頭も妨害されなかったのが異常なだけであり(作劇上の都合にも近い)、発想は何らおかしなものではなかった。 仮に観艦式を中止したとして、それは矮小な勢力のジオン残党の一部に戦略的敗北を喫する形となる上に、問題の先延ばしに過ぎず、 むしろその後いつどこでこの核を撃たれるのか分かったものではなくなり、更に厄介な事態が予想される。 先述したように連邦軍内で派閥争い中であったが、シーマ様との密約を利用して星の屑を阻止できていれば、その後の歴史が大きく変わったことも考えられる。 デラーズ・フリートの行動はティターンズの設立に大義名分を与えたが、それを与えずに済むことに加え、 対立していたジーン・コリニー中将はジャミトフ・ハイマンの上司でもあるので、上手く行けば連邦軍内から急進派を一掃することも夢ではなかったか。 あのジャミトフのことなので、「ジオン贔屓」とでもレッテルを張られて逆に追放されそうであるが。 あるいは、これほど大局的な視野・手腕・権力を持つワイアットがジャミトフと組んでいれば、ジャミトフの「真の理想」も叶っただろうか? 少なくともワイアットについて、スペースノイドを「ども」をつけて見下すセリフこそあれ、アースノイドを特別視する発言はないのである。 一指揮官としても、バーミンガムの指揮管制能力と防衛衛星などを組み合わせた迎撃の巧みさや、艦隊を集めた状況でありながらMSの重要性に言及する点など、 大艦隊の司令官としての優秀さが演出されている。 ◆漫画「REBELLION」 「観艦式が終了次第わたしはスペースノイドにジオン公国の凶行を大々的に喧伝し、そしていまだジオンの思想にかぶれた者どもを一掃する!!スペースノイドどもは知るであろう!! ジオンが「悪」で我々が――――……地球連邦が彼らの「絶対的守護神」であったのだと!!これが政治的「征服」というものだよ。諸君!!」 リメイク漫画である本作では、ワイアットの思想がよりわかりやすく描かれている。 上記のセリフのように、戦略家のみならず世界の政治そのものを導ける(※少なくとも間違ったことは言っていない)政略家であることも強調されている。 その意味では、(劣悪な環境という違いも大きいとはいえ)どこまでも戦略レベルしか見れないエギーユ・デラーズとは対照的である。 ビグ・ザムを「ソロモン戦の象徴」としてあえて回収・改造し、嫌がらせを兼ねてぶつける一面も。それがなかなか強力であるから侮れない。 また「ジオンの大義」によって立つデラーズやガトーの正体を「一年戦争の敗北を受け入れられずに宇宙を徘徊していた連中」とも喝破している。 例えばガトーのセリフに「怨恨のみで戦いを支える者にこの私は倒せん! 私には義によって立っているからな!!」というものがある。 しかしガトーの「義」とは本人も無自覚ながらその前大戦の『怨恨』によるところが大部分であり、彼らの言動はまさしく「敗れたという現実を認められず徘徊していた連中」のそれである。 またアルビオン隊に「まるで厄介事の元凶だ!!」とも発言しているが、 上司のコーウェンが核兵器の製造を主導し、責任者にも拘らず核兵器をまんまと奪われ(*8)、追撃作戦もことごとく失敗し、黒星ばかり重ねた彼らの行状を考えるとこれも正鵠を射ている。 そのため本来なら何かしらのツッコミどころを担いそうな役回りなのに、こちらでもツッコミどころが意外と少ないという問題が生じた。 また上記の「地球連邦こそがスペースノイドの絶対的守護神」というのも、宇宙世紀の歴史を俯瞰すれば結局的中する。 当時より数十年後、地球連邦がスペースノイドの守護をやめてしまった結果、スペースノイドは迷走と暴走を繰り返し、慌てて連邦に泣きつくも助けてもらえず、結局文明すら退行させる「宇宙戦国時代」を引き起こしてしまったのである。 以上のように戦略と政略を掘り下げられたワイアットではあるが、一方で周囲との連携があまりに拙い、という欠点もこの作品では強調されている。 前述のヘボン少将はワイアットが死んだと見るや「気取り屋」などと死者に鞭打つような罵倒を行い、部下たちはシーマより先に寝返っていたジオン海兵隊員を殺そうとする有様。 他の派閥はもちろん、部下にさえも彼の考えが受け入れられていたとは言い難い(*9)。 なお前述のシーマとの密約をアルビオンに邪魔された際にはアルビオン隊は威嚇射撃を行った上で説明を求めるという当然の行いを行っているにも関わらずに こちらのワイアットはバーミンガムで何の非もないコウ達を撃って交渉を継続することを検討したが友軍を撃墜したログを改竄する目処が立たないため断念した。 つまり改竄が可能なら コウ達を殺して黙らせる気だったという ことであり、身内に「気取り屋」くらい言われてもおかしくない人物となっている。 更に終盤ではジャミトフが「デラーズ紛争は全てコントロールしている」という旨の発言をしているため、ワイアットが死んだことも想定内だったようである(*10)。 ◆ゲーム作品 ギレンの野望シリーズには『ジオンの系譜』から登場する。 しかし異常に能力が低いステータスが与えられている。某無能大将よりは使えるレベル……と言いたいが、無駄に耐久だけは高いあのお方に対して「万遍なく弱い」のでどうしようもない。 原作ネタを拾おうにも、バーミンガムも「耐久力だけはある固定砲台」なので、高耐久のあのお方に乗ってもらった方がいい。とはいえたまには僻地でティータイムを楽しんでもらうのもいいだろう。 様々な連邦軍人のなかでも、もっと腐敗してそうなコーウェンとかコリニー、さらには裏切ってた上に作戦中に酒を飲むようなエルランよりも弱いのは謎である。 ちなみにこのゲームには、隣に並ぶと能力が上がる「友好キャラ」が設定されているのだが…… 片や連邦軍どころか全勢力最弱である我らがゴップ大将、もう一人はどこかで連邦軍から居なくなるエルランと、シリーズ屈指の役に立たない友好キャラを与えられている。 例外的に『ジオン独立戦争期』では策略や内政要素と登場と軍団制(*11)によってそれなりに利用価値が上がった。 また、彼をオリジナルモードの総大将にすると「皆が紳士の心を持てば世界は平和になるのだ。」というニュアンスの政策を打ち立てて本当に世界を平和にしてしまうと言うレビルでも出来なかった快挙を成し遂げた(*12)。 その後の『アクシズの脅威』では従来通りの無能キャラクターという扱いに戻った。 『新ギレン』ではゴップとともにちゃんと前線で司令塔として戦えるステータスにパワーアップした。 将官らしく指揮する部隊の攻撃命中率を上げるスキルを持ち、さらに占領した拠点の開発度低下を抑える珍しいスキルも持ち合わせている。 ◆観艦式での演説 ※紺色の部分は小説版のもの 「宇宙暦、0079。つまり、先の大戦は、人類にとって最悪の年である。 この困難を乗り越え、いままた、三年ぶりに、宇宙(そら)の一大ページェント、観艦式を挙行できることは、地球圏の安定と平和を具現化したものとして、喜びに耐えない。 そも、観艦式は、地球暦1341年、英仏戦争の折、英国のエドワード三世が、出撃の艦隊を自ら親閲したことに始まる。 以後、スペインの無敵艦隊、アメリカの白艦隊、日本の連合艦隊などあまたの艦隊が大いなる歴史の中にその名を刻んでいった。 そして今、大宇宙の望洋たる海原に、我が地球連邦宇宙軍の勇壮なる姿を誇示すべく、観艦式の開催を高らかに宣言するものである。 諸君、煌めく星々の光を、恵みの光を放ち続ける太陽を、そして眩くも美しい母なる地球を見てほしい。 この共有すべき大宇宙の恩恵を、一部の矮小なるものどもの蹂躙に任せることは、 すなわち人間としての尊厳を捨て去ることに他ならない。諸君、我々は新たなる決意の時を迎えたのだ。」 宇宙世紀にもなって英仏戦争のうんちくは必要だったんですかね。 ◆余談 エドワード3世の話を持ち出す、紅茶を好む、「紳士は時間に正確でなくてはな」と言いながら観艦式へ向かうなど、イギリス紳士(*13)としての立ち振る舞いが目立つ。 冒頭のセリフもその一つ。しかし「ダージリン『が』いいな」ということは、宇宙勤務なのに種類を選べるくらい多様な紅茶を用意しているのだろうか……(*14) 宇宙世紀は西暦の延長線上にある設定だが、彼のように「旧世紀の事象に明確に触れる」人物は珍しい。 宇宙世紀元年=西暦2045年という説を採れば、英仏戦争は900年近く過去の話。 これだけ進んだ宇宙世紀にありながら旧世紀について流暢に語る将軍は、博識かつ勤勉なのかもしれない。「紳士は学問に正確でなくてはな」 Wiki篭りは追記・修正が好きだと、相場は決まっている。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 耐久が高いっていってもギレンの野望じゃゴップの方がずっと上。エルランは元々裏切り者だしゴップは政治家として再評価されてるのに、こいつときたら…… -- 名無しさん (2020-03-13 14 56 31) 新ギレンだとゴップ共々ちゃんとしたパラメータになってるな 正直ジオン贔屓の能力調整が過ぎる野望シリーズは資料として不適当 -- 名無しさん (2020-03-13 15 11 57) 物語の分岐点って感じなお方 -- 名無しさん (2020-03-13 15 15 25) MS搭載能力無しのバーミンガムと0083版マゼラン・サラミスのせいか、昔は大艦巨砲主義推しでMS母艦軽視という考えが古い軍人扱いされてたり。けど「そもそもバーミンガム・マゼラン・サラミスといったMS非搭載艦の大量建造がワイアットのせいだとは一言も言われてない」「全艦にMS搭載しなくても砲戦艦とMS母艦を別々に建造し使い分けるというドクトリンもアリ」「実際観艦式には護衛MS隊やペガサス級もちゃんといてサイサリス以外は撃墜できてた」といった擁護論が近年は大分定着してきた感じ -- 名無しさん (2020-03-13 15 51 08) 2号機がイレギュラー過ぎただけで劇中描写だとむしろ有能感ある -- 名無しさん (2020-03-13 15 58 53) 「良い男かもしれないがツキは無いようだねぇ」とはシーマ様の談。結構的確かも。 -- 名無しさん (2020-03-13 16 25 26) この人がいたらグリプスやネオジオン抗争はひどくならなかったと思う。ごっぷほどじゃないけど俗物で有能。 -- 名無しさん (2020-03-13 17 00 16) 0083の再評価が進むとアルビオン隊サイドの描写もどんどんきな臭くなってくるな -- 名無しさん (2020-03-13 20 46 17) 0083の前半は派閥のボスの失態をどうにか内々に処理しようとしていたところに、事態を知った他の派閥が手を突っ込んできたところ足並みが乱れたところに核を食らったって展開だしそらね -- 名無しさん (2020-03-13 21 02 48) シーマとの取引ができたらデラーズをつぶせたかもな…そうするとコリニー派の躍進もないからティターンズもやばめの組織じゃないになった可能性も… -- 名無しさん (2020-03-13 21 44 43) 調べてみたらスパロボの方にはワイアットは2020年時点で未だに出てないのね。そろそろ0083のストーリーを本格再現して(その上でIF展開に持ち込んで)ほしいなぁ…… -- 名無しさん (2020-03-13 21 50 51) ↑スパロボは基本的に「地球侵略する悪に対して逆境から立ち向かう話」なので……。0083はその悪役側が逆境からの逆転を狙っての星の屑なので、スパロボとはある意味真逆になってる -- 名無しさん (2020-03-14 04 35 12) 0083は連邦内は戦争が終わった驕りで腐敗が進み始めてるし、ジオンもジオンで一枚岩じゃないし、ほんと敵も味方もグダグダなんだなぁ。 -- 名無しさん (2020-03-14 06 28 47) ↑ところがどっこい1年戦争の頃からエルランはいたし腐敗は今更なのだ -- 名無しさん (2020-03-14 06 56 36) そろそろゴップの記事も欲しい、初期>冷遇時代>ORIGINでの兵站トップとしての活躍 再評価という流れで -- 名無しさん (2020-03-14 07 32 34) ↑2そういやそんな人もいたな。あと思い返してみればジオンも一年線戦争の頃から派閥分かれてギスギスして一枚岩ではなかったわ -- 名無しさん (2020-03-14 08 51 03) ↑むしろそれがジオンの敗因の一つだしなぁ -- 名無しさん (2020-03-14 18 39 32) 余談のとこの紅茶の件だけどUCのオットー艦長も紅茶にこだわりがあったから一種の文化になってるんじゃないかな? -- 名無しさん (2020-03-14 21 04 12) もっと評価されるべき人物。というか、ジオンにはこれぐらいの戦略家や政略家がいない。 -- 名無しさん (2020-03-15 00 49 09) ↑ジオンはザビ家(ギレン)のワンマン経営みたいなところあったしなぁ… -- 名無しさん (2020-03-15 09 33 56) こうやって他の視点からアルビオン隊を見るとなんかこう…ままならないというか報われない事ばっかりだなぁ的な… -- 名無しさん (2020-03-18 12 03 20) ↑コーウェン配下になったのが最大の不幸というかなんというか・・・ -- 名無しさん (2020-03-18 17 28 23) コーウェンは他派閥への根回しとか全然やってない……どころか自派閥の人心掌握すら出来てないっぽいしね。アルビオン隊がワイアットやシーマ様と連携取れていたら0083は全く違う物語になってただろうな -- 名無しさん (2020-03-18 20 48 21) 最初はド無能扱いだったけど最近の連邦系二次SSだと優遇されているんだよな -- 名無しさん (2020-03-22 22 08 49) シーマ様との裏取引=腐敗してる=無能、みたいなレッテルと、GP02の核で消し飛ばされた点で「とりあえず連邦側のやられ役にしとこう」みたいな風潮があったのかねぇ。劇中の描写見る限りはむしろコーウェンよりずっと有能なんだけど -- 名無しさん (2020-03-23 00 03 34) 決して善良とは言えなかったり色々とアレなコーウェンは主人公サイドの理解者という立場だったからかスパロボだとマイナス面はほぼ描かれなかったな(αシリーズだと初作の途中でフェードアウトするわ、第四次に至っては生存が絶望的だわと別のマイナス補正がやや大きいが) -- 名無しさん (2020-04-14 10 48 35) 「コンスコンだけど二周目はなんとかしたい」での話を追記しました。もしNGだったらすみません; -- 名無しさん (2020-04-25 14 54 51) あのさあ、漫画とかゲームとか公式の許可を得た作品ならまだしも、一般投稿サイトの二次創作なんてNGに決まってるでしょ -- 名無しさん (2020-04-25 15 23 53) ↑ありゃ……すみません; -- 名無しさん (2020-04-25 15 24 51) この人が生き残ってたらティターンズは発足せず、再建された主流派連邦艦隊も健在で少なくとも連邦は正史よりはずっと平和かつ長く存続したんじゃねーの?という割と凄いターニングポイントなおじさん -- 名無しさん (2020-05-06 23 24 02) 殺人前提の軍隊で善人も悪人ないんだよなあ。自国の利益を生み損失を防げば有能なわけで、そういう意味では星の屑防ぎそうだったこいつは超有能。ちなみにアルビオン隊とデラーズフリートはゴミの極致だが -- 名無しさん (2020-09-14 06 49 02) そういえばコ―ウェン、ガンダム戦記の漫画版でマット・ヒーリィの上官として出てましたな・・・。当時の夏元は「不殺と軍務のはざまで悩むマットを温かく見守る理想の上司」のつもりで描いてたかもしれんが、あれもよくよく考えれば「自分のこだわりで部下を死なせ被害を増やす士官を更迭できない信賞必罰がまるでできなダメ人間」ともとれるな・・・ -- 名無しさん (2021-04-05 19 44 50) 政治家ではあるが、戦場の霧を理解できない点で兵法家としては落第点。結果この有り様だし。 -- 名無しさん (2021-04-06 11 31 41) ワイアット有能で話を止めときゃいいのに、結局↑↑↑みたいに、アルビオン隊やデラーズフリートを叩く叩き棒にするために持ち上げてるとしか思えない言い草の奴が居るから反感を買うだけでコイツの評価が上がることには繋がらない -- 名無しさん (2021-04-06 11 58 54) アンチジオン派が元気になった結果、なんか連邦サイドに気持ち悪い主観むき出しの擁護記事が増えたな……わざわざ太字で協調してる「可能性は高い」とか「間違いないだろう」とか、コレ書いた奴の妄想でしょ? 資料集なりスタッフインタなりで明言されてるならともかくさぁ -- 名無しさん (2021-09-11 01 02 07) 中の人がウッディ大尉(TV)・・・ -- 名無しさん (2021-09-19 15 58 21) ↑↑でもガルマ辺りも作中であっさり死んだ割に擁護論多いしなあ -- 名無しさん (2021-12-19 22 45 00) 人物像のところ描いた人の主張ゴリゴリに強いな -- 名無しさん (2023-06-08 01 41 23) 英仏戦争に詳しいと言っても、デギンもヒットラーのことを話題にしているから、違和感は別にないな。歴史に詳しい人もいるだろう。 -- 名無しさん (2023-07-25 14 15 47) まぁゲーム等では無能の代表格みたいな扱いだったから多少鼻息荒くなるのもわからなくはない。他人物や勢力下げは論外だけど -- 名無しさん (2023-07-30 22 30 59) >>ちょっと頭を働かせれば「なにかあるかな」と察せられる状況である。 -- 名無しさん (2023-09-09 21 22 09) 、ちょっと頭を働かせれば「なにかあるかな」と察せられる状況である。 ←これこそ派閥争いして水面下の政治工作やらに忙しいアホ策士側の言い訳でしかない。逆に護衛いないなら心配されて当然、特殊任務で艦隊旗艦出すのがアホ。アルビオン隊の到着は事前に人払い出来てんなかったワイアットのミスだろ・ -- 名無しさん (2023-09-09 21 25 14) ↑頭がキレる上司だからできないバカのことを読みきれずに失敗、ってのはたまにあるけどまさか軍隊で上位者を無視して攻撃しかけるとか思わなかったんだろう -- 名無しさん (2023-09-09 23 17 37) ↑2 まったくの逆意見 護衛がいない理由を推察できない方がアホ、またそうだとしても安全圏まで護衛をするのが普通。戦闘終わったらハイさよならはあり得ない。 -- 名無しさん (2023-09-11 18 56 44) 特殊任務で艦隊旗艦出すのがアホ ← 観艦式の艦隊の半数以上を壊滅させられる核弾頭の情報が取引条件である以上最高責任者が出て当然。実際疑いあっていたし、シーマが不審に思って逃げられたら取り返しのつかない状況になっていた。臆病者でないなら軍人として前に出るべき状況だよ。 -- 名無しさん (2023-09-11 18 59 48) 有能か無能かは別として、劇中では「スペースノイドども」とか言って見下す言動を多く言っていたんだから。やはり腐敗した連邦軍将校ではあったと思う。 -- 名無しさん (2023-09-22 08 06 11) 裏取引の件に関してはアルビオン隊だけの落ち度とは言えなくね?そもそも -- 名無しさん (2023-09-22 09 19 34) 途中送信失礼。取引の現場も事情を知らない部隊からしたら戦闘じゃあないとしたら内通を疑われる場面でもあるし。実際一年戦争で将官が内通してた前例があるしどの道アルビオン隊以外でも直属でもなければ接触しないと察するも糞もないんでは? -- 上1 (2023-09-22 09 27 16) ↑旗艦側に先に接触したならその言い分も通るんだけどアルビオンは先にシーマ達に攻撃をしながらバーミンガムに「今から敵を攻撃するね」って電信を送ってるのよ。つまり電信でまず交信できるのにワイアットが止めようがないタイミングで攻撃しかけてる -- 名無しさん (2023-09-22 09 38 39) 本編再確認したけど上1言い分の不正確過ぎだろ。まずアルビオン側が補給中足が止まってる状態でミノフスキーの干渉逆探知機からバーミンガムとシーマ艦隊発見。ミノフスキー散布下なら交戦状態とも考えられる異常自体。少なくとも裏取引を察する材料がこの時点で事情を知らない部隊には無理。ニュータイプでも無理なタイミング。でMS隊緊急発進と同時にバーミンガム側に連絡いれてる=交戦前。少なくともワイアット側が止めようがないのは否定しないが裏取引失敗をアルビオン隊のみの責任にするのは酷としか言えん。ワイアットがここで芝居打ったのは良策には違いない。派閥争いで内通疑われ失脚に繋がるリスクを考えたら。 -- 名無しさん (2023-09-22 20 33 13) ↑いや旗艦の時点で気が付くべき、現代で例えるなら「県警のトップが【護衛なしで】自分の管轄の地域で情報提供者のやくざと密会をした」状態なんだぞ?やくざからの内通ならともかく県警のトップが内通すると思う?普通威嚇射撃はしても即攻撃はしないよ。 -- 名無しさん (2023-09-23 09 18 49) ↑というかワイアットの内通を疑ったなら「問いただす」「逆に刺激せずにバーミンガムとシーマ艦隊の接近を写真撮って上に訴える」とかならともかくいきなり攻撃って尚更愚策だよね。バーミンガムからの砲撃という「誤魔化し」をさせちゃうし -- 名無しさん (2023-09-23 12 05 41) 彼だけじゃないけど、連邦はジオンが自分たちとはまったく違う価値観を持つということを理解しきれずに傷を広げてしまった感があるね。アルビオン隊が景気づけのために敵前で信号弾を上げて出撃したガトーを「そんな馬鹿なことをする奴がいるはずがない」って見逃してしまったのも、ジオンへの無理解に伴うミスだし。ワイアットも優秀だだけに「自分たちが馬鹿な事だと思うことをする連中」を理解できなかったのかも -- 名無しさん (2023-09-23 12 23 41) 上2 1 そもそも護衛無しの密会自体がリスクでしかない行為だし例えそのものが的外れ。第一情報提供者が接触前に消される可能性を考慮してない上性質上味方にも露見するのは避けるべき。第二にアルビオン即攻撃じゃなくて『MSを急行させた』だぞ。現場に到着したらいざ戦闘もなく接触してたのを目撃されたらあらぬ嫌疑も掛かる。旗艦がそんな事してたら尚の事。既に一年戦争で前例もあるから余計に。あとかなり読み違いしてるけどアルビオン隊はまず疑いすらしてないぞ。実際現場に着いたらバーミンガムが不利な状態でも迎撃してると感心してるしで裏取引の露見は阻止してる。 -- 名無しさん (2023-09-23 21 33 56) あと一応ガンダムじゃあかなり軽視されてるけど民主主義形態の組織で軍の将校が裏取引をテロリスト、しかも戦犯級の相手としてる事自体大問題だぞそもそも。これが許されるのは露見せずは前提条件だし加えて組織が腐敗してる証だよ。全うな民主国家組織ならお偉いさんの首が飛ぶレベルの不祥事だ。 -- 名無しさん (2023-09-23 21 42 05) ↑2 アルビオンがワイアットを疑わず「助けに行った」つもりなのは明白。それでも事実確認をせず攻撃かけたのは稚拙、もしワイアットを疑ったのであれば尚更攻撃が稚拙って話だから特に矛盾はしてない -- 名無しさん (2023-09-23 22 23 33) ↑2 ワイアットが情報もらうのに失敗しただけで結局コリニー達がシーマと裏取引して終盤でシーマ艦隊を公式に味方として戦闘に入れてるからしょうがない…というか後の「Z」で一軍閥やアナハイムの代表がアクシズと交渉してザビ家容認の「悪例」作っちゃったからそのフォロー(前例)の意味もあるので仕方がない -- 名無しさん (2023-09-23 23 14 05) ↑2 事実の確認が歪んでるぞ。あの取引現場で最初に攻撃したのはワイアットだぞ?順序がアルビオンが異常発見→MS隊急行させ派遣→同時に連絡→MS隊到着にあわせてバーミンガムが偽装の為に発砲って流れ。アルビオン隊の攻撃はその直後だぞ?だから事実確認のタイミングはワイアット自身が潰してる。それは何故か?裏取引の現場自体が取引成立前に露見すれば面倒だから。上1もそれに関して劇中シナプス艦長が真っ当に批判してるよ。軍閥政治だ、と。でどのみちフォローの内容がそれだと軍人及び組織としての腐敗度の強調でしかない。 -- 名無しさん (2023-09-24 01 12 54) ↑ワイアットが「今からシーマ艦を攻撃しに行きますbyアルビオン」の伝聞を受け取るのと同時にMS隊が向かってることを知る→「バカが!(せめて確認取れ)」→(リベリオン版ではコウを撃って黙らせることも考えるがやめる)→もうコウ達を止めようがない→仕方ないからシーマのムサイ撃って誤魔化そう…の流れだぞ。結果的に後ろ暗い密約だったというだけで実は「投降」とかの何の問題もない行為だったらどうする?だから「なんで確認より先に攻撃なんだよ」って言われてるの。「警察とヤクザ」の例えでわからないなら「ヤクザの抗争中だけど『自分の親分と敵の組の幹部が喫茶店で武器も出さず話をしてる」って段階で何もわからんうちに敵の幹部に銃を撃つ」くらいヤバいことしてんの -- 名無しさん (2023-09-24 01 27 39) 上1、だからヤクザの例えそのものが間違ってる訳(第一ヤクザの取り決めなんざ成立させるために武力がある前提。さもあり得ない仮定を例とするのが誤り)。で何度もアルビオンの電文捏造してるけどあの段階だと『急行して派遣する』としか言ってない。攻撃するとは言ってない訳。であの取引は現場で露見したらアウト、現場で確認なんて持っての他。だからワイアットが芝居打ってアルビオン隊加勢に入った形にした。そもそもいきなり攻撃って認識が間違い。てかあのタイミングじゃ少なくともバニングが現場にいるんだから投降だった精々武装解除に立ち会うか(過去に襲撃されてるし悪名高い相手ならこれは当然)そのまま帰投して済んでるだろう。後のシーマ艦隊への攻撃がバニング戦死が引き金になってる事を考えれば。つまる所アルビオン責任論のいきなり攻撃そのものが事実と違う間違い -- 名無しさん (2023-09-24 03 12 18) ↑なんでバーミンガムに黙って行う、たった一つだけで全て台無しになる件はスルーしてんの?相手は上司で指揮通信能力に長けた旗艦に乗ってるのに誤爆の危険もあるのにそのバニングまでがバーミンガムに連携をしようとしないで攻撃始めて、そのまま戦闘後も距離的に近いバーミンガムにはほとんどアクションせず。アルビオン隊にはホウレンソウがないのかと -- 名無しさん (2023-09-24 03 47 14) あとアニメと同一設定かはさておき小説版は描写や時系列が細かくなってて旗艦バーミンガムに近づく不明艦を発見して、不明艦に先に警告してから10分以上後のMSが到着直前にバーミンガムに緊急電文送ってる。最初に守らないといけない相手に一番最後に警告というよくわからんことに -- 名無しさん (2023-09-24 03 56 58) 上2 スルーしてないし明確にバーミンガムに現場到着前にアルビオン打電してるの書いてるよね?後アルビオン側からしたら異常自体で現場の状況わからないから把握も兼ねてMS急行させた、と同時にバーミンガムに打電。これだけなら職務や権限の範疇の動き。黙って行うも間違ってる認識。で君はアルビオンの電文内容曲解してるのずっとスルーしてるよね?それにバニングが連携しようとせず、って書いてるけど読解が間違ってると言わざる得ない。まずバニングは戦闘目的を『退避するバーミンガムの援護』と言ってウラキにも促してる。誤爆危険云々もバーミンガムの付近で戦う所か間に入るでもなくシーマ艦隊側へ向かってる(数の上で不利な状況でこれはバーミンガムに配慮してる証左)離脱した時点で護衛せず放置も間違ってる読解。でバニングが星の屑全容の資料入手してるからMSで護衛しないは間違った判断じゃない。途中亡くなったからこのファインプレーも帳消しだけど。 -- 名無しさん (2023-09-24 05 50 05) 大体ミノフスキー下で旗艦付近に所属不明反応があるなら現場に急行して確認するのはアルビオンでなくともおかしい行動じゃない。裏取引を誰であろうと断定出来る材料が無い以上。しかも哨戒任務の艦ならともかく足の止まってる艦にキャッチされる位置で取引しようとするのはセッティングが甘いと言わざる得ない。指揮通信能力に長けた艦にいるなら尚の事。 -- 名無しさん (2023-09-24 05 52 17) そもそも観艦式に出るはずの主賓がなぜか変な位置にいることについて疑問に思わないことがおかしい、戦時中ならともかくなんだが、分別のある人間なら「なんでコンペイトウにいないんだ?」って思考になるはず。普通なら偽物を疑うべき状況。 -- 名無しさん (2023-09-24 09 37 51) 今確認してきたけど 観艦式二日前の出来事だぞ?普通に考えて最低でも何の理由でこの空域にいたのか聞くべきだろ。 -- 名無しさん (2023-09-24 09 45 40) 本来はルナツー防衛するバーミンガムがコンペイトウへ向かうコースではあるのよ。シーマも星の屑のためにソロモンへ目立たないコースで向かっている途中で会うって流れ。それでも敵が近い位置を単艦で?とはシナプスも疑問に思った -- 名無しさん (2023-09-24 10 02 48) 都合の悪い部分スルーして話変えてるけど上2に関してはその為のMS派遣 打電な。加えて偽物疑うなら尚の事現場に派遣は正当性増す行動。で上1 3に関してはバーミンガムの位置をそもそも艦長把握してる=バーミンガムの予定行路。主賓が現地入りするのが数日前なら然程不思議ではないタイミング。但し護衛無しは不審か心配のどちらかを確実に生む。それに戦時中なら~って書いてるけど劇中では立派に戦時です。上1はアルビオン以上にワイアット無能にしてるって気づかない?公にしてる行路で裏取引とかバカのする事だぞ?後何故かアルビオンを必要以上に貶めてる割にワイアットやコリニーの軍閥行為は仕方無いって擁護してるけどはっきり言えば無能通り越して害悪レベルだからな?民主国家組織の将官なら。 -- 名無しさん (2023-09-24 11 04 58) 「戦時に」「わざわざ敵側に先に連絡してから」「守るべき旗艦には既に出撃したMSが到着する頃に連絡」「そんで最後まで勝手に戦闘して何も言わず帰投」ワイアットに非はないとは言わんけどこの時点で大概帳消しになるくらいやらかしてるって話だよ。本当にワイアットがピンチで命を救われたとしても連絡の遅れは叱責されるレベル -- 名無しさん (2023-09-24 11 32 08) 加えて偽物疑うなら尚の事現場に派遣は正当性増す行動。←だったらバーミンガムに攻撃しろという話、真偽を確かめないのがおかしい -- 名無しさん (2023-09-24 14 43 01) バーミンガムの位置をそもそも艦長把握してる=バーミンガムの予定行路。主賓が現地入りするのが数日前なら然程不思議ではないタイミング。 ワイアットが最高責任者なのだから最低でも一月前に入るのが普通でエンジントラブルなどで数日遅れれば超赤恥になるところだった。予定からしておかしい -- 名無しさん (2023-09-24 14 48 19) 観艦式の観閲官ってどっちかと言えば主賓だからそれでいいんじゃね。そりゃギリギリになるのも問題だけどルナツーで(派閥争い以外にも)デラーズ対策で仕事がある人だし -- 名無しさん (2023-09-24 15 09 55) ワイアット擁護にアルビオン中傷が余りにも穴だらけだから一つ一つ教えるわ。まず「」書きしてる奴は全部本編描写と異なるから論外。既に説明済み。偽物云々も勝手に出してる話でそれならどのみち現場で確認は間違いじゃない。で偽物疑うならまずバーミンガムを攻撃しろ?それこそ確認せずやったらただのFFじゃねえか。てかそもそも偽物論自体間違いの自体出るのが間違いだろ。その前に目視確認してるんだしお前本編見てねえで適当に書いてるだろ?か読解力の極端な欠場 -- 名無しさん (2023-09-24 17 32 21) で、現実の式典やサミットの類いで現地議長開催国でもなければ主賓やトップが前日入り所か当日入りだってままあるからな。下手したら議長開催国でも外遊の都合前日入りだってあるしな。第一予定がおかしいも何も本編で予定はしてたが強行開催の旨該当話冒頭で出てるからな。それに艦隊司令クラスが一月もたかが式典ごときで任地から離れるなんて現実でもねえよ。あるなら実例複数あげろな?それが普通なら: -- 名無しさん (2023-09-24 17 40 52) ↑2 長々と議論かどうか微妙な流れが続いたがついに反証を諦めて読みにくい文章で否定して終わりに見えるよ -- 名無しさん (2023-09-24 17 52 26) 上1 確かに一部文章読みにくいから偽物論自体のくだりは訂正する。そもそも偽物論が間違いとして明確なのは本編でアルビオン側がバーミンガムを目視確認した上で識別信号確認してる。こっからは偽物論自体が出る事が間違いであり本編を見てないか読解力欠如してる誤った認識をしてると言える。で反証はすれど都合悪い話は逸らしてるか既に言った事で説明つく事しか帰って来ない訳だが -- 名無しさん (2023-09-24 18 16 55) コロニーやアクシズで上質な農産物を生産できてる世界だから宇宙産の新鮮な紅茶が艦艇では珍しくない世界かもしれないね。ワイアットは無理にでもダージリンとか地球産にこだわるとか -- 名無しさん (2023-09-24 18 46 19) 記事ちょくちょく自分の主観で本編曲解内容で編集してるけど(しかも指摘されてる部分結局スルーして)露骨に話逸らしてるのはどうなの?てかそもそも主観的過ぎる内容や誹謗中傷は実在、非実在共に規約違反だよね?規約に -- 名無しさん (2023-09-24 20 30 48) 主観と言われてもむしろ反対してる人間が「本編見てるのか」とかの汲み取りようがない意見ばかりじゃね -- 名無しさん (2023-09-24 20 36 47) 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-09-28 17 56 02) 記事そのものが偏った印象を受けますねこれは 善悪を決めようとしている感覚 -- 名無しさん (2024-06-19 00 28 42) 名前 コメント