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702:ナイ神父Mk-2:2022/12/31(土) 00 30 20 HOST p618133-ipngn1902akita.akita.ocn.ne.jp 憂鬱スパロボ 台詞集その87 マブラヴネタ 事の真相或いは絶望的な事実 「真実を聞かせなさい。」 「真実…とは?」 「惚けないで。確かにG弾の存在は次元へと大幅な影響を与えるのは事実よ。けどそれだけじゃ足りない…仮に他の次元転移システムを連鎖的に暴走させたとしても生まれるのはこの連合の宇宙ではなく他の宇宙に出現することになる。」 「…」 「私達の世界をこの世界に呼んだのは何?」 「成る程、その為に我々の誘いに乗ったと…」 「そうよ、あんた達は明らかに何かを知っている。」 香月夕呼と連合高官との会話の一部。夕呼としては兼ねてより連合の行動の意図を探っており一連の戦闘の後に連合への所属を条件に機密案件の開示を求める事となっている。しかし、それは更なる絶望への片道切符で有った事に彼女は気が付いてはいなかった。 「…この融合惑星を形作るに至る事に成った現象に関しては幾つか可能性が有ります。しかし、一番可能性が高いのはこれです。」 「…何これ…仮面を被った天使見たいだけど…」 「アダマトロン…とある異星人が作った禁断の技術を使用した機動兵器…」 「まさかコレに?」 「クロスゲートパラダイムシステム…因果律を自在に操作し、新宇宙の創造すら可能とする新人祖を名乗る存在ですな」 「…冗談でしょ?そんな事もう神様の領域の話じゃない…」 「冗談なら良かったのですがね…」 アマダトロンの存在を明かされた夕呼と連合の高官の会話の一部。アマダトロンの存在は連合でもトップシークレットでありその存在を公表した事はそれだけ彼女を重要視して居た事が理由であるが、それと同時に彼女を大きく驚かせる情報が次々と明かされる形となっている。 703:ナイ神父Mk-2:2022/12/31(土) 00 31 01 HOST p618133-ipngn1902akita.akita.ocn.ne.jp 「ちょっと待って…貴方さっき複数可能性が有るって言ったわよね?」 「はい。言いましたが…」 「こんな存在がまだ居るの?」 「単純な存在や力の規模と言う意味では他にも存在する事は事実です。こればかりは受け入れてもらうしか…」 「笑うしかないわ…創世神話の真っ最中とでもいうつもり?」 同上の会話の一部。連合としては融合惑星の出現は基本的にはアマダトロンが主原因と考えつつも、複数の同規模事例を観測していた事から直近で最も因果律に干渉した事態を明かす形となっている。 「それで、あの怪物以外に考えられる原因は?もう何を聞いても驚かないわよ…」 「…もう一つの有力候補としては逢魔と呼ばれる組織の作り上げたこの存在が挙げられます。」 「…今度のは大分小さいけど…くっ付いてるのコレ人間?」 「…逢魔は人類の認識に於いては妖怪と認識される存在の一種が構築した組織です…本来は我々の世界とは違う並行世界に属する存在なのですが…その逢魔が行った九十九計画。ソレこそが多数の次元融合を行い新世界を作るという事でした…本来不可逆である筈の時間軸やそれどころか生と死の境界すら曖昧にするそれは一時的な死者蘇生すら実現させるに至り成就寸前の計画はそのファクターを確保する為の作戦に於いて敵対した複数の勢力との戦闘によって頓挫しました。 その計画の要と成る存在こそ九十九…多数の次元融合を可能とする付喪神です…」 「SFときて今度はファンタジーって事?」 「既に原理的には解析できている事を考えれば科学の範疇では在りますがね…」 「…家の世界のアメリカもそうだった訳だけど、あんた達の世界ポンポン世界の危機に陥り過ぎじゃない?」 同会話の一部。連合としては融合惑星誕生のファクターの重要な一部をなった存在として、複数の世界を強制的に引き寄せ融合させる逢魔の九十九計画も連合宇宙等における大規模な融合事案の原因の一つと目しており、博士に伝える事となるが、完全に既存の常識を覆すそれは更に博士を困惑させる結果と成って居る。 「最後に教えなさい。こういった事は今後も続きそうなの?」 「我々の宇宙は現在歪みは更に大きくなっており大規模な次元融合は今後も続くと想像されます…」 「…その為に私の技術を危険視したと…」 「今だから話ますが…連合では一時AL4を進める博士に対しては排除案も検討されて居ました。」 「そうなるとどの道、選択は限られてたって事ね…」 同上の会話の一部。連合では接触最初期余りに危険な分野を研究している香月博士の研究を危険視しており一時は排除案も出ていたものの、彼女があくまでも完成を目指している段階なのに対して、緊急の対応が必要とされた案件が多かった事や人格的に信頼できる事から博士の取り込み案が採用される形となっている。 704:ナイ神父Mk-2:2022/12/31(土) 00 32 11 HOST p618133-ipngn1902akita.akita.ocn.ne.jp 以上です。WIKIへの転載は自由です。取り敢えず前々から言ってた博士への真相の公表の話を少し… 時系列的にはマブラヴネタの一連の事態の終結後ですね…
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ベスフレともっちとかいうスタメンにはまったく起用されないのに採用率1位のやつ セカンドスタメンおらんけどセサ原か一強いなくてばらけてるんかなあ - 名無しさん (2018-12-16 21 29 01) 料理委員長がセカンド次点なんやが、母数が少ないからなんともや。スタメンセカンドはこれって選手おらんねんな。 - 名無しさん (2018-12-16 23 17 40) 個の強さでは委員長3種(料理・花火・レアチケ)だろうね。あるいはベスフレをスタメンにして全体バフ増やすのもありかもしれない。鬼桐は圧倒的な味方守備バフ・敵打撃デバフを持つが火力重視のランクマ向きではなさそう。勝ち抜き戦では強いが - 名無しさん (2018-12-17 16 38 46) またやってやー - 名無しさん (2018-12-17 22 16 17) 最終順位だけじゃなく途中経過もデータに入れたらええかと思ったけど、ハチナイのランクマは1日で上位の顔ぶれ変わるから難しいわね。今後データを頑張って蓄積してもらいたいけど - 名無しさん (2018-12-18 02 37 20) 続き。そうなった場合これまでの累計と3回ずつくらいで区切ったものを残していってくれると息の長い選手とトレンドの移り変わりが見えて面白そうやね。何にしても編集おつやで。 - 名無しさん (2018-12-18 02 39 26) 【めげずに飛び込め!】宇喜多 茜 (右)は守備範囲拡大の極意持ちやから、球春軍団の中でも一番優先度高くなったな - 名無しさん (2018-12-21 15 08 25) 反映したで~ - 名無しさん (2018-12-24 01 48 37)
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109: ナイ神父MK-2 :2016/07/07(木) 00 55 54 憂鬱日本大陸化ネタ 1942年編 其の7 1942年4月以降、ドイツとの壮絶な陸上戦を行っているソ連であったが、目下の問題はドイツではなく国力・戦力共に劇的に 向上した日本であった。海を挟んで隣国と言っていい仮想敵国の強大化だけでも頭が痛い問題なのだが、更に問題と成ったのが 最近の日独の接近であった。未だ日ソ中立条約は有効であるもの疑心暗鬼の強いスターリンは、常に日本に襲われるもしもを 考えながら対独戦を進めていた。 「ベリヤ、対日工作の進行状況はどうなっている?」 「その事なのですが・・・」 「話せ、日本の状況が混沌としているのは以前の報告からも解かっている」 珍しく言葉を濁すべリヤに違和感を覚えながらもスターリンは答えを促した 「はい、如何にも信じられない事なのですが、日本に共産系の政党が出来ています。」 「なに?一体如何言う事だ、あの帝国主義者達は共産主義を嫌っていたのではないのか?」 「これは、同士尾崎からの情報なのですが、念を入れて他の同士複数からも情報収集を行いましたので 確かだと思われます。」 「其れならば話しは早いではないか?増えた同志たちを使い、我々を支援する様世論を誘導すれば良い」 「其の増えた人間達が問題なのです。現在、日本の多数派と成っている共産主義者達の思想は我々の物から 歪曲された物であり、大きく食い違いが見られます。また、彼等は武力による革命を好んで居ません。ですから 一概に同士が増えたとは言わず、寧ろ寄り日本国内で我々の思想を流布する事が難しく成ったと思われます。」 「・・・あの島国の人間は文化や思想を自分好みに変えると言われているが、我々の思想を斯くも歪める事ができるとは」 流石に予想外であったのか、スターリンは思わずそう漏らして言葉を失ったが、其の後にベリヤが続けた言葉を聞いて持ち直す 事となる。 「これは、スパイ網ではなく外交筋からの話しですが、日本はドイツに対して海上戦力を売った様に此方にも兵器を融通する意思が有るようです。」 「詳しく聞かせてくれ。」 「はい、正式な報告や資料の方は後に担当官が持っ来ると思われますが、日本は鹵獲戦車と航空機を此方に向けて販売するとの事です。」 「鹵獲したと言うことはイギリスやアメリカの物か?」 「はい、資料を見る限りでは其れが中心となり、航空戦力に関しては型落ち機も一部はいります。烈風等には劣りますがそれでも スピットファイアクラスの機体とならば互角に戦えると思われます。」 「戦力に関しては主力には成らない物の補助にはなると言う事か・・・解かった考えておこう。引き続き対日工作は任せたぞ」 「はい、同士スターリン」 退室したベリヤは内心でガッツポーズをしながら廊下を歩いていた (よし、此れで道筋はできた、情報自体も有益だが本命は此方だな。) 110: ナイ神父MK-2 :2016/07/07(木) 00 56 27 そう考えたベリヤの手には先ほどスターリンに見せた資料の予備が存在していた。そして其処には備考として、ロシア語翻訳した日本製の 兵器の教導書が同時に贈られるという趣旨の発言が記載されていたのである。その後、購入された兵器はソ連領域の各部隊に渡ったが特に 人気であったのはイギリスのガヴェナンターであり、極寒のシベリアでの運用で重宝され続けたと言う。 ソ連が日本からの援助に色めき経っている頃、ドイツでは第二弾の輸出戦力見た総統が思わず資料を手落としそうに成っていた。 「日本は何処まで力を得たと言うのだ、あの海上戦力も相当なものであったが今度は戦艦に正規空母、それに此れだけの補助艦艇とは・・・」 「スペックが事実であれば、日本の長門やイギリスのネルソンとも対等に渡り合える艦で、正規空母もかなりの物に成ります」 「しかし、空母となると艦載機の開発が必要に成るのかそうなれば予算掛かりすぎるな、唯でさえソ連との戦いで新型の開発を余儀なくされているのだ 流石に此処に来て艦載機まで製造する余裕は無いぞ・・・」 「それは問題ないかと思われます。今回日本は航空機の販売も艦載機を中心に行う様です、我が国の機体には劣るでしょうが其れなりの 性能は有るかと思われます。又値段も相当に良心的です。」 「此処まで来ると呆れて物が言えんな・・・だが、後方の憂いを絶ちソ連に集中するのには好都合か、他には何かあるか?」 「はい、日本からは他に戦車を売りたいとの話がありました。」 「戦車を?」 「戦車に関しては一部資料用としての機体と中国において鹵獲したイギリスの主力巡航戦車だそうです。」 「ふむ、イギリスの戦車は兎も角、この資料用と明記されている戦車は気に成るな・・・資料は有るのか?」 「資料を読む限りでは九七式戦車のモンキーモデルとでも言うべき物の様です。解析すればそれなりの情報は得られるかと・・・」 「ソ連のT-39は確か日本の九七式戦車を撃破する為に開発されたのだったな、研究用途ならば問題はない購入するように 指示を出しておこう。」 「有難うございます。」 この後、ドイツのキール軍港には日本から輸入された戦艦が堂々と並び始め、イギリスに悲鳴を上げさせアメリカではサウスダコタ の設計図が流出したのでは無いかと騒ぎに成っている。 太平洋に続き、インド、エジプトをそれぞれ日本と枢軸に奪われ、完全にお通夜状態となったイギリスではあったが、此処に来て枢軸の日本からの 水上戦力の購入や判明したインド共和国軍の戦力を見て唯でさえ低い士気を更に下げると言う自体と成っていた。 「・・・この資料は事実なのか?・・・」 「残念ながら・・・」 戦争開始時から既に10年分は老けたハリファックスは僅かな希望を込めて、報告を持ってきた部下に情報の信憑性を確かめたが、返って来たのは 絶望的な応えであった。 111: ナイ神父MK-2 :2016/07/07(木) 00 56 59 「現在、枢軸国は日本より購入した海上戦力で増強されています。得られた情報だけでも主要3国を合わせて戦艦5隻、正規空母6隻が配備内 戦艦3隻はネルソン級と同じ41cm砲艦です。・・・」 「日本は正気なのか、長門や我が国のネルソンに比肩する戦力なのだぞ・・・なぜ、それをこうも容易く他国へ売り渡せると言うのだ、既に枢軸に 渡った数の船舶だけで東洋艦隊を容易くあしらえる戦力になると言うのに・・・、インドヤエジプトについてはどうなっている?」 「インド・エジプトについても同様です。日本や枢軸からの教官の派遣に加え、旧式と思われる兵器ながら既に数と形は軍隊としての形を 十分に形成しています。」 「兵器の性能は?」 「陸軍に関してはインド防衛の際のように数で押してこない限りは問題は無いかと、しかし、航空に関しては我が国の一線級の機体に匹敵します。 また、海軍に関しても大型の正規空母2隻と伊勢級戦艦、及び水雷戦隊が整備されている為非常に強固かと・・・」 「仮に日本と枢軸を突破したとして現状の我が国の国力でインドの再征服は可能か?」 「それは・・・」 応えに窮する様子を見たハリファックスは、此処にきて完全に大英帝国は崩壊が目の前に迫っているという事を嫌が応にも理解せざるを得なかった。 イギリスが帝国としての黄昏を迎えている頃、フィンランドには増大するソ連の脅威から防衛を目的として日本から送られた多数の戦力が鎮座していた。 送られてきた戦力の中には九七式戦車の他にも和製SU-100とでも呼べる戦力が追加され、フィンランドに対する日本の本気度が見える支援と成り、 此れには思わずマンネルヘイム元帥も驚いた様子を見せている。 「・・・確かに支援を要請しはしたが、まさか此処までの戦力を融通してくれるとは・・・」 「日本としては我が国の対ソ連への楔として期待しているのでしょう、追加の支援も約束してきています。」 「確かに支援は魅力的だが、我が軍で維持できるのか?」 「流石に日本も其処は考慮しているようで、我が国の内情に合わせて販売する数を決めているので問題ないかと・・・」 「まあ、もらえる物を貰っておくことに問題は無いだろう。ソ連の動きについてはどうなっている?」 「現状は相変わらずドイツとの戦線に戦力を集中させて、此方には余り戦力を割いて居ないようです。」 「引き続き独ソの情報を集めろ、赤い皇帝にしろ伍長にしろ、厄介な事には変わりはないからな」 その後もフィンランドは日本の援助を受けながら戦力を拡大、ソ連としては目の上のたんこぶになる物の、対独戦に戦力を集中している ソ連は手を出すことはできず、戦後も日本との友好を崩したくないソ連の頭の痛い問題と成っていく事となる。 112: ナイ神父MK-2 :2016/07/07(木) 00 58 30 以上ですWIKIへの転載は自由です。尚、作中書いていませんでしたが、フランス送られた戦力は金剛型と雲竜型となっております。
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418 :ナイ神父MK-2:2016/06/28(火) 01 31 14 憂鬱日本大陸化ネタ 1942年編 其の4 フィリピンが敗北しオーストラリアが制圧された頃、セイロン攻略を任された第3艦隊が南下を始めていた。 そして、其れを察知したイギリス東洋艦隊の残存戦力も南下を開始、レイテ沖海戦で増援分を含めて 最新鋭艦のKGV2隻と『リヴェンジ』、『ロイヤルサブマリン』、『インドミラブル』を失う大被害を受けていたもののそれでもまだ 戦艦3隻と軽空母含む空母2隻を有する大艦隊であり、空母主体の第3艦隊を破るには十分な戦力があると思われていた。 しかし、その考えは実戦にて覆されることと成る、フィリップス提督が負傷した為東洋艦隊の指揮を執ったサマヴィル中将は 航空隊の傘を失った臨時旗艦『ラミリーズ』の中で其れを痛感していた。 「旧式艦とは言え、戦艦が航空機に沈められるとは・・・我が国と日本何時の間にあそこまでの差が開いていたのか」 「『ウォースパイト』、『レゾリューション』共に雷撃を受け、撃沈!」 「『フォーミダブル』、攻撃機の投下した爆弾が直撃、航行不能です!」 「敵攻撃機が魚雷を投下!此方に向かってきます!」 「回避運動を・・・」 「間に合いません!」 艦長が回避運動を指示した直後、流星から放たれた魚雷が『ラミリーズ』に着弾、当たり所が悪く旧式艦だった事も災いして 退艦を指示する間もなく沈没し、内部に数千の将兵を抱えたまま海の底に沈んでいる。この戦いで最終的に降伏した駆逐艦数隻と 空母『フォーミダブル』を除いて大英帝国の誇った東洋艦隊は壊滅、第3艦隊と後続の神州丸を中心とした揚陸艦部隊との上陸戦により セイロン島及びモルディブ諸島のイギリス軍拠点が制圧され、イギリスは太平洋とインド洋から締め出されることとなる。 そして、同年9月末には日本陸軍によって飛行場が建設されインド沿岸部を中心に富嶽を中心とした戦略爆撃機による爆撃が始っている。 一方で戦艦が一方的に空母機動艦隊に敗れた事は、欧米各国に動揺を広げていた。特に今回の東洋艦隊の壊滅で大打撃を受けたイギリスは 其の分動揺や混乱は大きくなっており、ハリファックスは執務室で頭を抱えていた。 「アメリカ軍は何をやっていたのだ、此れでは約束が違うではないか・・・」 「現在、インド航路が封鎖された影響で物資に影響が出てくる可能性があります。アメリカへ支援を要請しますか?」 「そうするしか無いだろう、ドイツや枢軸国とは停戦しているとは言えお互いに敵対している事には変わりは無いのだからな・・・」 「インドの奪還についてもやはり?」 「考えたくは無いがインドやアフリカの一部市場の開放も視野に入れて大西洋艦隊に派遣してもらわねばなるまい、其の前に日本の講和できれば良いのだが・・・」 「それは難しいかと、現状日本は裏切った我々を強く憎悪しています。下手をすれば戦争を仕掛けた主犯であるアメリカやWWⅠ以来敵対を続けた来たドイツ以上に です。」 「そこまでか、せめて満州事変までの時点で戦力を把握できていれば植民地人の口車になど乗ることは無かったものを・・・アメリカに日本が大敗してからならばどうだ? 其れならば向こうも遺恨が有っても断れないのではないか?」 「・・・諜報部からの情報を見る限りそれも難しいかと。」 「なぜだ?多少国力が上昇した程度ではアメリカに勝つ事は難しい筈だ、彼等も其処は理解しているのだろう?」 「諜報部が情報を精査した限り、信じられない事ですが国土が10倍と成った事は事実様です。元の日本の国力を考えても推定で最低3倍 最悪は当初の日本の発表どおり5倍までに膨れ上がっています。其の状態であればアメリカと互角に戦えるかと・・・」 「つまり、最悪日本は合衆国自体を滅ぼせると?」 「集めた情報が確かであればそうなります・・・」 その絶望的な答えを聞いて、ハリファックスは目の前が真っ暗なった気がしたがそんな事を吹き飛ばす情報が耳に入って来る事となる。 419 :ナイ神父MK-2:2016/06/28(火) 01 33 29 「し、失礼します!」 「顔色が悪い様だが、なにかあったのかね?」 「先ほど、インド軍指令部より通信が入り、インドの東部沿岸で大規模な反乱が発生したと連絡がありました。現在反乱の規模は徐々に拡大しており、中には離反したインド兵が 戦車や銃火器を持ったまま反乱軍に加わっている模様です。」 この言葉通り、インドではセイロンが日本に制圧されたのと時を同じくして大規模な反乱が発生、反乱を起こした集団は出所不明の銃火器を装備しながら拡大を続け、後にインド全体に 反乱は広がっていくこととなる。 イギリスがインドの反乱を聞いている頃、ドイツベルリンでもヒトラーが日本との関係に頭を悩ませていた。 「此の侭では、不味い・・・何とかしてソ連と日本の関係を切らねば欧州の地はスラブ人と其の背後に居る黄色人種に蹂躙される。其の最悪のシナリオだけは回避せねば・・・」 「現状、日本にはイギリスへの敵対心の影響で、イギリスと敵対していた我々枢軸に対する反感は薄れてきています。其処を利用するのは如何でしょうか?」 「だが、国民が納得するのか?日本への反感を煽ったのは他ならぬ余だ、それが急に態度を急変させたと成れば日本に媚を売ったと執られるのではないか?」 「しかし、此の侭ソ連と戦いで悪戯に損耗を増やせば、ドイツ自体の枢軸の盟主としての立場が揺るぎ兼ねません。」 「其れは解かっているが、しかし・・・」 そんな中でアイディアを出したのは、意外な事にオカルト好きで有名なヒムラーであった。 「いっその事、日本を巨大化を利用してアーリア人の混じっていると流布してみるというのは如何でしょうか?」 「如何言う事だヒムラー?」 「ですから、日本人には僅かばかりアーリア人の血が混じっていると市民に流布するのです、勿論純血などと認める必要は有りません。 あくまで僅かばかりです、そのアーリア人の血が本来は劣った黄色人種である筈の日本人を白人に匹敵するほど優秀にしている。 そう市民に信じ込ませて、関係緩和に利用すれば如何でしょう?」 「それと日本の巨大化に何の関係が有るのだ?それに市民に情報を流した所で早々信じるとは思えんが・・・」 「普通なら信じにくいでしょう、普通なら、しかし、今の日本は通常ではありえない現象が起きています。領土の突如とした巨大化に 膨大な人口の出現、これらの情報と上手く混ぜながら情報を流布すれば普通ではありえないと考えることでも有り得る様に見えるかと・・・」 「奴等をアーリア人と見るのは納得行かんが、他に手が無い事も事実だやってみろ、ただし、失敗したときは解かっているな?・・・」 「はい、ラインハルトを含めゲシュタポも動員ての流布を行います吉報をお待ち下さい。」 その後、何処からとも無くドイツ国内では日本人は東に国を作ったアーリア人の血が入っているという説が各地で聞かれるように、 一部日本の神話やドイツ内の民話に共通点が見られる等証拠と言えなくもない物が出始め少しずつでは有るが、日本人はアーリア人である と言う話が出始めていた。また其処から日本人に対する偏見が少しではありながら薄れた事から効果は有りとヒトラーに見なされヒムラーの首は 繋がってる。 420 :ナイ神父MK-2:2016/06/28(火) 01 33 59 ドイツ、イギリスがそれぞれ日本との関係を考えている中で変わらなかったのはアメリカである。アジア艦隊の壊滅は確かにアメリカにとっても 其れなりのダメージを与えたが、本土が無事であり生産力も落ちていないアメリカからすればまだ巻き返せる程度の物であった。 しかし、だからと言って無視できるものではなくロング大統領は陸海の司令官を呼び出して今回のフィリピン陥落とアジア艦隊壊滅の責任追及 を行っていた。 「君達、軍は日本と開戦してもフィリピンで半年は防衛できると言っていた思ったのだが、私の半年と君たちの半年では随分と感覚に違いが有った様だな?」 「日本軍の海軍戦力は当初此方が想定していた物より遥かに高いものでした。また、日本の巨大化により戦力が増大したことも原因と考えます。」 「陸軍も同様です、日本はタイプ97の他に多数の重戦車を使用しており、情報が不足しておりました。」 「ふむ、ではなにか?君達は日本の事前情報無く負けたそう言いたいわけか?」 「情報不足に加えて性能不足も一因であったと考えます。タイプ97に対して此方の主力であるM2は歯が立ちませんでした。 早急な兵器の行進が必要だと考えます。これは海軍も同じ考えです。」 「兵器開発への追加予算は考えておこう、次こそは勝って欲しい物だなこれ以上日本に負けると成れば今度は南米で面倒ごとが 起りかねないからな。」 この言葉の通り、アメリカでは新型兵器の開発が活発化しM4や新型航空機、新たな戦艦建造計画などアメリカの生産力を見せ付けるような 兵器製造を行っていくが、それが対日本で役にたったかはまた別の話しである。 421 :ナイ神父MK-2:2016/06/28(火) 01 34 30 以上です。WIKIへの転載は自由です。
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【夢のスタート地点】有原 翼 (遊) 最終更新日時 2021/07/18 10 02 22 このページを編集 属性 レア 守備適性 - - - - △ 〇 〇 ◎ - - - キャラ総評 ハチナイの実質的な主人公である有原翼の野手版SSR。通称としては「スマ原」と呼ばれることが多い(「スマブラ原」を略したもの)。 「勧誘原」と共に、野手としての翼の代表的な存在として扱われる傾向にある。 素ステータスとしての全能力値が3000超えというオールラウンダー型。スキル、才能は走力バフがマシマシであり、専用ピンクスキル「夢への第一歩」が特に強力であることが特徴。このため、特に1番打者向きの構成になっているが、チーム事情によっては例えば3番打者での起用も考えられる。 打順起用縛りはないが、専用ピンクスキルの発動は遊撃手での起用が必須であることに充分に留意しましょう。 試合評価 * ミート パワー 走 力 守 備 備 考 素パラメータ 3310 3390 3400 3300 恒常スキル後パラメータ 4410 3640 5550 3800 1~3回 +600 - +700 - 打席時/ランナーがいないとき +700 - +1200 - 打席時/2打席目まで - - - - 敵守備-600 最大バフスキル後パラメータ 5710 3640 7450 3800 敵守備-600 +チームスキル発動条件 チームスキル発動条件 * チームスキル 発動ライン 限界突破数 信頼ランク ミ パ 走 守 超俊足打線・先鋒 走4200 - - 2 - 7-5 超俊足打線・中堅 パ4200 - 2 - - 7-5 俊足打線・殿 ミ3500 1 - - - - - - - - 7-5 鉄壁のセンターライン 守3800 - - - 2 - - - - 1 7-5 鉄壁の内野陣 走3500守3800 - - 1 2 - - - - 2 5-3 - - - 1 7-5 胡蝶之夢はLv100なら凸と信頼度無しで発動する。超俊足打線・殿は2凸すこ8でも発動しない。 素の能力はオールラウンダー型だが、実は先頭バッター向きの安打製造機。竹富君に優った脚力は伊達ではなかった。 【弾ける笑顔と玉の水】有原 翼 (遊)と比べると、スキル、才能ともに一貫して打撃能力を上昇するものでまとまっている為、打撃成績を期待したいときはこちらがおすすめ。 ミート型のSSRキャラとヒロインを争う程度に打つ。 打順としてはスキルがチャンスメイクに関するものが多いので1~3番に置いて打線の起点になることを期待したい。 万能型が災いしてか凸する際☆3のTSが発動させづらいのが難点。ひとまずは守備に2凸か走力orミートに振っていこう。 デレスト評価 メニュー ランク カード名 属性 力 速 技 効果 練習メニュー ★★ 投げ込み 蝶 0 20 9 - 追加メニュー ★★ 円陣 - - - - バクダンと同時に実行爆弾を破棄させ追加で1回行動 実行した後消滅する 追加メニュー ★★★ 素振り 蝶 17 35 0 - SSRとしては標準的なメニューを持っている。 ターン消費無しで爆弾が除去できる円陣は優秀。 だが、今のところ円陣が役に立つ場面が楽しさに潜むものの赤or黄染め時に逆色の爆弾が来た時のみなのが残念。 スキル解説 ランク スキル名 条件 効果 入手可能デレスト1 入手可能デレスト2 ★★★ 夢への第一歩 ショートの時 自身の走力が超絶に上昇し、ミートと守備が大幅に上昇する 楽しさに潜むもの0-50-8 重なる気持ち5-50-13 ★★★ 起点の奥義+(条件あり) 打席時/走者がいないとき 自身のミートが大幅に上昇し、走力が超絶に上昇する 絆の結晶(極)1個 起点の奥義を取得済み ★★ 城塞崩しの秘奥義 打席時/2打席目まで 敵守備の守備を超大幅に減少させる 清城高校 5-39-0 一本足 7-44-0 ★★ 起点の奥義 打席時/走者がいないとき 自身のミートが上昇し、走力が超バツグンに上昇する 楽しさに潜むもの 0-35-2 一本足 5-34-0 ★★ 走力の奥義 なし 自身の走力が超バツグンに上昇する 楽しさに潜むもの 0-35-2 清城高校 2-32-0 ★ 電光石火の極意 打席時/3回まで 自身のミートが少し上昇し、走力が上昇する 清城高校 - ★ 長打の極意 なし 自身のパワー・走力が少し上昇する 踏み出す勇気 シェイプアップ ★ 走塁の心得 なし 自身の走塁が上昇し、走力も少し上昇する ★ 好打者の心得 なし 自身のミートと走力がわずかに上昇し、パワーもごくわずかに上昇する ★ 走力の基礎 なし 自身の走力がわずかに上昇する 走力に特化し長打と内野安打を量産しやすい構成。 ヒットが出やすくなるスキルが多く、才能と併せ試合序盤に発動するスキルが多いため、 序盤から大量得点でコールドを狙うようなイベントでは特に猛威を振るうだろう。 才能 才能名 Lv 条件 効果 チャンスメーカー 7 打席時/走者がいないとき 自身のミート・走力が大きく上昇する 元気担当 5 守備時/2点差以上で負けているとき 味方投手のコントロールがバツグンに上昇する 暴走特急 7 3回まで 自身のミート・走力が大きく上昇する ミート◎ 5 なし 自身のミートが超大幅に上昇する +ネタバレ注意!固有悩み文 向こう見ず(→暴走特急) 『私さ、考えるよりまず行動!ってつい動いちゃうんだけど、 人の話を聞かずに突っ走っちゃったり失敗することの方が多いんだ… こういうクセは直したいって思うけど、いざって時は体が勝手に動いちゃうんだよね~。 どうしたものかなぁ…』 トップバッターとして活躍できる構成となっている。 ミート・走力バフを多く持ち、出塁能力が非常に高いと言える。 セリフ集 +押すと開きます 状況 セリフ ホーム みんな行くぞー!ファイトー!オー! 強豪だろうがなんだろうが、全力だよ! 私達の伝説は、ここから始まるんだから…。 よし!気持ち切り替えてここで守りきろう!技術では負けても、気合ならみんな負けないよ! 絶対に勝とう!いっぱい練習したもん、大丈夫! 9回裏2アウト!ここが正念場!あと1ナウト!バッター、勝負だよ! よーーし、あの夕日に向かって走ろう!って、1回言ってみたかったんだよねー♪。 …はっ!遠征バスが来た!ビリが今川焼き奢りね!それじゃあ、ヨーイドン! 試合/試合前 みんながついて来てくれるなら…出来る! 試合/開始 九人十脚のスペシャルプレー!今!ここで! 試合/カットイン 絶っ対勝つんだ! みんなのためにも決める! 試合/勝利 みんなで掴んだ勝利だよ! うわぁ~、あっっぶなかったー。フォローありがとう。 試合/敗北 ドンマイドンマイ。いっぱい練習して、もっと強くなろう! デレスト/特訓 よぉ~しっ、行こう!みんな!! みんな行くぞー!ファイトー!オー! セリフ例:【キセキの始まり】有原 翼 (遊) ※ネタバレ回避のために折りたたみにしとるで(暫定なんで枠は適宜追加してクレメンス) ホーム:お気に入りにしてホーム画面タップで聞けるやつ(挨拶やプレゼントあるときのは省いてる) 試合/試合前:試合前確認の画面から試合開始タップで聞けるやつ(※キャプテン変更時も同じセリフ) 試合/開始:スコアボード画面になるときに聞けるやつ 試合/勝利・敗北:WIN・LOSEが出てるときにそれぞれ聞けるやつ。 試合/カットイン:ヒットやナイスピッチのときにカットインと共に聞けるやつ デレスト/特訓:特訓でカード選択時に喋るやつ。 有原 翼のシーンをチェック! アイコンタップ or クリックで各シーンのページへ UR SSR or 強豪N SR シーン名でチェックしたい方はこちら コメントフォーム ログを開く 試合前台詞、普通に考えて「9人10極の~」→「9人10脚の~」やろ(二人三脚の9人版)直しとくで - 名無しさん (2018-08-13 14 28 29) これがスマ原?いわれは何? - 名無しさん (2018-11-20 08 13 16) 用語集のスマブラ原の項目に書いてあるよ - 名無しさん (2018-11-20 11 01 36) いまさらだけど倉敷初瀬いたらアニメのメンツなんだな。なんかアニメのメンバーに納得したわ - 名無しさん (2019-04-09 20 16 17) ハチナイは初期構想では今ほどメンバー多くなかったんや。その初期メンバーがアニメでメイン張るんやと思う。ハチナイ PVでググってみるとええで - 名無しさん (2019-04-09 23 24 19) 名前
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14: ナイ神父MK-2 :2016/08/18(木) 01 17 18 憂鬱大陸化 50年代までの各国家状況 日本 戦後は単純計算で5億以上に増えた人口を分散させる為、オーストラリア、セイロン、ウラジオストク含む旧ソ連の太平洋側沿岸部、旧アメリカ本土等へ 移民を推奨、農家の次男・三男や企業家、海外進出を目指す企業を中心に入植を開始する。因みにセイロンやアメリカ領には日本へ帰化した住民 も居る為、一種の同化政策を兼ねている。同時にインフラ整備や軍事拠点の整備も平行して実施中 陸・空戦力に関しては前回提示他のネタで提示した為、割愛 海軍は現在各世界の大鳳型・大和型を中心に新たに原子力空母と原子力潜水艦を建造中 東南アジア地域 太平洋航路安定の為日本が出来る限り確保、その後概ね史実に近い国境で独立、日本の支援の元でインフラ、教育、軍事、行政等を整備及び 維持できる人材の育成を実施中、50年代初頭でやっと軍の教導は終わり、現地人間を中心とした形に徐々に移行し始めつつも支援を継続、史実で 有った汚職の横行やクーデターによる政治不安を排除する為、長い目で見た支援計画を実施中。 陸・空戦力に関しては以前紹介した為割愛、海軍は基本小型巡視船と史実松型、史実海防艦が主力と成っている。 インド 東南アジアより先に本格的支援を受け始めた為、史実より早期に発展を始めている。又、枢軸への壁役を期待されているので 兵器の支援も比較的大規模なものが進み、治安も向上している為企業の進出も増えている。 50年新規増加戦力 戦車 憂鬱九七式中戦車(T-34相当) 日蘭八九式重戦車(IS-3相当) 日蘭九七式中戦車(T-55相当)※1 航空機 憂鬱九十六戦闘機 憂鬱烈風 橘(MIG-15相当) 船舶 史実大和型 史実翔鶴型 15: ナイ神父MK-2 :2016/08/18(木) 01 18 16 ドイツ 日本との本格的対立を想定しながら戦力を拡充中、独ソ戦ではソ連を破りウクライナ辺りで補給線が苦しくなった事と、今ソ連を撃破すれば 更に日本との接触域が出来て負担が洒落に成らない事に成る為ウクライナ周辺の東欧地域までと引き換えにソ連と停戦する。現在は アメリカ東南部と東欧の新領土を安定させるべく開発や移民を実施中戦中は問題であった燃料の問題も解決し比較的余裕は多くなっている。 50年新規増加戦力 戦車※2 パンター中戦車 ティーガー重戦車 航空機 Me262 船舶 アイオワ級戦艦2隻 エセックス級航空母艦2隻 イタリア 戦後はアメリカに残された戦艦建造計画等を続行、エセックス級の一部はドイツへと販売してアイオワ級はしっかり自分の懐に納めている。 序に5大湖の工業機械を利用して工業化の推進も平行して実施中、軍備は海外に大きな領土が出来た為本格的名外洋海軍へと組織改変中となっている。 又、枢軸では数少ない比較的日本と関係が良好な国家でもある。 50年新規増加戦力 戦車 M26中戦車 航空機※3 P-51 P-47 Me262 F-86 船舶 アイオワ級戦艦2隻 エセックス級航空母艦2隻 ミッドウェイ級?※3 16: ナイ神父MK-2 :2016/08/18(木) 01 22 05 フランス 恐らく現行最も日本と関係の薄い枢軸国、現在はアメリカの日本領とも近くなっている為、戦力を拡充中亡命政権が事実上崩壊した事と 枢軸国として積極的に貢献した事で少しずつ枢軸内での地位を上げている。又、ニューヨーク条約締結時にドイツより兵器の独自開発権を もぎ取り戦力増強を加速させている。 50年新規増加戦力 戦車 ARL-44 AMX-13 航空機 新規は無しドイツより一部機体を購入 船舶 サウスダコタ級戦艦2隻 ヨークタウン級航空母艦2隻 フィンランド 基本的に日本陣営に入るには距離の壁がある為、反ソ連の中立国に収まり、日本から支援を受けている。ドイツとしても攻めれば確実に落せる物の、 日本の反応やソ連からの横殴りの可能性、此れに加えてフィンランドの強力な戦力等を勘定に入れると割に合わない被害が出る事は確定な為下手な 侵攻は出来ないでいる。 戦車 日蘭八九式重戦車(IS-3相当) 日蘭九七式中戦車(T-55相当) 航空機 橘(MIG-15相当) メキシコ 憂鬱本編と比べて大躍進、テキサス周辺をもぎ取って国力を回復させ、ドイツへの壁として期待されている。戦力的には イタリアと交渉して得た旧アメリカ軍の兵器を主力へ据えている。 50年新規増加戦力 戦車 M4中戦車 M26重戦車 航空機 P-51 P-47 船舶 史実松型駆逐艦 憂鬱旧式軽巡洋艦 17: ナイ神父MK-2 :2016/08/18(木) 01 23 58 イギリス 現在イングランドとスコットランドに分割され、スコットランドはフランス占領下に置かれ、イングランドはドイツが占領していたが ソ連との決戦や新領地の安定の為の戦力が必要になり早期に再独立させられた。条約の為、戦力の新規開発は認められず警察予備隊 や国境警備隊には日本やフランス等から旧式兵器が供与されている。 戦車 ソミュアS35 史実八九式中戦車 戦闘機 M.S.406 船舶 史実松型 史実海防艦 ※1 様子を見て少量ずつ提供が始っている ※2 イギリス製やアメリカ製の空冷エンジン・戦車砲等を研究、試験的にパンターやティーガーに乗せて砲口径のアップや軽量化 次世代戦車の開発に繋げる為の研究中 ※3 アメリカ系の技術吸収の一環としてジェット戦闘機が主力に成るまでの繋ぎが主目的の機体が大目、余剰分は枢軸側のイギリスから 独立した植民地へと販売 ※3-2 大型である為維持を考えて新領土の安定化まで開発を停止していた為、間に合うかぎりぎりな所がある。 18: ナイ神父MK-2 :2016/08/18(木) 01 25 13 以上ですWIKIへの転載は自由です。尚投下中にミスを見つけた為、米印3の船舶側の説明は3-2とさせて頂いています。
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272: ナイ神父Mk-2 :2017/07/02(日) 21 21 12 大陸SEED ゲート編 その9 ユウナの苦悩と連合の準備 CE73年9月、東アジアの旧日本地域ではそろそろ辛い残暑も終わろうかと言うこの時期にユウナの姿は再びタケミカズチのブリッジに有った。一見すると意気揚々と乗り込んで指揮官席に座っている彼だが、心の中を占めるのはこの一言だった。 (どうしてこうなった・・・) ユウナが思い返すのは一月程前の出来事である。 「欧州への戦力派遣要請?」 自宅の執務室に居たユウナは自身の元に来た秘書が言った事をオウム返しに聞き返す。それに大して秘書は頷きながら 言葉を続ける。 「先ほど大西洋連邦より外務省へと入った通信がそれです。」 「参ったなあ。もう戦力地に部隊派遣をした後なんだけど・・・」 「では断りの通達を?」 「いや、現状で断るのは不味い、一回協力したからと言ってもまだまだオーブの信頼度は低いんだ。断れば又不審の目で見られるよ。」 秘書からの言葉に対して片手で頭痛のして来た額を押さえながらユウナはそう答えた。 「しかし、現状ユウナ様の派閥で派遣が出来るほどの戦力は・・・」 「其処はアスハ派の人間を使うしか無いだろうね」 「大丈夫なのですか?」 「嫌でも使うしか無いよ、現状の多数派はアスハなんだ使わないと数が足りない。それにタケミカズチ級も2番艦が完成間近だから万一の際も最低限の攻防は出来る。」 アスハ派を使用するというユウナの言に秘書は不安を覚えるものの、現状では手はこれしか無いとしてユウナはアスハ派を中心とした部隊編成を行いタケミカズチを含む10隻の艦艇を率いてユウナは態々大西洋の欧州近海まで足を運んだのである。そして、回想から復帰したユウナの目の前には現実が広がっており、水平線の向うには多数の揚陸艦や空母を有した連合の主力艦隊が見えてきていた。 (まあ、何は如何あれアレだけの大艦隊と陸軍からの挟撃だ、今のザフトに此れを防ぐ手立てが有るとは思わないけど、未だに出てこないアークエンジェルが気に成るかな?前大戦でアレだけ出張って来た彼らが大人しくしているとは思えないけど、なんだか嫌な予感がするなあ・・・) 内心でそんな事を考えて居るユウナでは有ったが、表面上は何時も通りの薄い笑いを浮かべた表情の侭目の前の近づいてくる艦隊を目に入れながらモニターに写る作戦概要を眺めていた 273: ナイ神父Mk-2 :2017/07/02(日) 21 22 01 オーブ艦隊が大西洋上の連合艦隊を間もなく合流しようとしてたのと同時刻、ユーラシアに於ける旧ドイツとポーランドの国境線近くの拠点には次々と連合軍所属の陸上戦艦や周辺基地から合流してきたダガーLや戦車等が所狭しと並べられている。この光景に新型の大型MSを受領して合流してきたネオは思わず声を漏らす。 「何時も見ている機体でも此処まで集まれば壮観だな」 「それだけ上も欧州奪還に本気と言うことでしょう。我々に配備された兵器もそうですが相当数のMAまでも投入しての 作戦ですから」 「あれか・・・アレを市街地で使うって事がどういう事か解ってんのかねぇ・・・」 「ヨーロッパ側の住民は大多数がザフトに協力しています。上としては最早向うはザフトの陣営と考えて居るのでしょう。」 ネオの言葉に副官であるイアンは表情も変えずにそう堪えると沈黙し、ネオも表情の見えない仮面の中で格納庫内を写すカメラの画面に映る巨大な機体が写っていた。調度その時、後方扉が開くと軍艦には似つかわしくない様な青髪の少年が一人入って来たがその表情は如何にも不満ですと言った表情してる。 「おい、ネオ!何で俺のアビスが出撃出来ないんだよ!」 「アウル・・・仕方が無いだろ?アビスは海戦用なんだ、今までは他の機体より強力だから使わせたが今回はステラがデストロイに乗るから空いているガイアを使ってくれ。」 「ちぇっ、ステラには新型で、俺にはお古のガイアかよ・・・」 「我慢しろ、これから陸戦中心に成るならその内新型を申請してやるから」 「頼んだぜ」 アウルは未だに不満だという顔をしつつもネオの言葉に渋々と言った様子で引き下がると、入ってきた時と同様に部屋から騒がしく退室していった。その様子を見ていたイアンは若干呆れた様子でネオへと話掛ける。 「上は何時までああした子供を使うのでしょうか・・・」 「さあな、少なくともこの戦争が終わるまでは無理だな・・・」 ネオのその言葉以降、イアンも会話を切った事でこの話は終了した。この数日後、連合軍は国境を越えてドイツ側へと侵攻を開始し欧州奪還作戦「レコンキスタ作戦」が発動される事に成る。 274: ナイ神父Mk-2 :2017/07/02(日) 21 22 34 新型の配備とザフトの準備 連合が日に日に戦力を欧州方面へと集中するのに対抗する様に、ザフトでも北アフリカや中東に展開していた部隊を欧州へと集中させ、陥落したカーペンタリアから撤退してきた部隊も含めて再配備を行っていた。そして、現状ザフトの最高戦力と言って良いミネルバにも新型機が配備されようとしていた。 「此れを俺に?」 そう呟くシンの目の前には巨大な羽を持ったGタイプの機体が鎮座しているMSを見ていた、整備を担当するヨウランは得意気に機体に付いての説明を始める。 「新型MSデスティニー、此れまでのインパルスで収拾したデータをベースに完成させた新型機だ。此れがあれば連合のトロイMA位簡単に落せるぜ。一機がお前でもう一機がハイネ隊長専用に調整された奴さ」 「そうなるとインパルスはどうなるんだ?レイ辺りが乗るのか?」 「インパルスはルナに任せるって話だ、このディスティニー以外にも新型機が一機来ているからそっちに乗るんだと」 「新型が未だ居るのか・・・」 「チラッと聞いた話だと上も相当危機感を感じてるみたいだぜ?ハイネ隊長の部下の部隊も地球に降りてきてるらしい」 その言葉を聴いてシンは納得したのか再び目線を目の前のデスティニーに移した。その目にはあの時何も出来ずに落され掛けた様子を思い浮かべて居るのか拳を握り目には強い決意が浮かんでいた。 しかし、新型機が配備されているミネルバ組は未だ幸福と言えた。現状欧州に集結しているザフトの多くはザクやグフへと更新出来ているがそれでも完全とは言えず中にはゲイツやザウートを有している部隊も少なくない。しかし、もっと悲惨なのはザフト側へと義勇軍として参加した欧州の義勇軍とでも言うべき部隊だった。 現状の旧欧州地域の多くは反連合に舵を切り始めザフトへと協力して居たのだが、元々戦力の供給を行っている連合に反抗している以上最新のウィンダムやダガーLは先ず手に入らず、戦力の殆どはジャンク屋からの購入したレイスタによって賄われ、足りない分はジンやストライクダガーで補完されていると言う状況だったのである。 この報告を受け取ったザフトの欧州駐留部隊の総指揮官は手に持った報告書を眺めながら頭を抱えたい思いに駆られていた。 「この戦力で3倍以上は戦力を揃えている連合に打ち勝てと?」 「評議会からの命令に変更は有りません・・・」 「・・・幾らエースに最新機種を回した所で所詮は一個人なのだがな」 「しかし、実際に前大戦ではラクス様が率いるフリーダムやジャスティスが少数で戦果を上げている以上は如何しようも有りません。」 「戦争の才能はコーディネイトでは生まれないのだがな・・・やるしかないのか・・・」 司令官がそう言う様に上層部の一部は一抹の不安を感じてはいるものの、始まろうとしている決戦を遅らせる事は出来ず、今後の戦いを大きく左右する欧州防衛線へと雪崩れ込んで行く事となる。 275: ナイ神父Mk-2 :2017/07/02(日) 21 24 13 以上ですWIKIへの転載は自由です取り合えず原作とは異なる作戦と各勢力の直前の動きを出させていただきました。 誤字脱字誤変換修正
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578: ナイ神父MK-2 :2016/08/10(水) 23 52 22 憂鬱大陸化 朝鮮転移ネタ2 朝鮮無双其の2 レイテ島の都市部制圧と、日本軍の排除を持って韓国政府はこの世界の大日本帝国が史実の旧日本軍と そう変わらない軍備であると判断、目下の問題である燃料不足を解決する為に更なる戦域拡大を容認 する事となる。更に政府は人的資源の不足を懸念して、一部の協力的な在韓外国人の徴兵とサービス業等の 戦中は不要と判断された職種の人間を徴兵を実施し戦力を補充している。 レイテ陥落の10日後韓国軍は続けてインドネシア スマトラ島のパレンバンに前回のフィリピンと同じ 手法で上陸、攻撃を開始した。人員を増やし始めたばかりのインドネシア軍も韓国軍に対抗するため 九七式戦車を中心とする部隊をぶつけるも、対抗は不可能であった。 「クソ、57mmじゃダメだ!」 「嘆いてる暇が有るなら少しでも近づけ!後ろには市民も居るんだぞ!」 「奴等、見境なしか逃げてるのは如何見ても非武装の市民なんだぞ!」 「日本製に見えない戦闘ヘリに見慣れない戦車、おまけに言葉も通じないまるで宇宙人だ!」 「愚痴を言う暇が有るなら少しでも前へ行け!撃破は出来なくとも市民を守る盾位にはなれる!」 一部の部隊は少しでも相手の敵戦力の目を市民から逸らそうとするも、其れをあざ笑うかの様に韓国軍は 戦闘ヘリを増員、市民に向けても上空から次々に20mm機関砲を浴びせていく。 「碌な対空火器も無ければ、戦闘機も居ない楽な仕事だ」 「逃げているのは市民ではない、全て親日派だ!吹き飛ばしてかまわん」 「所詮70年も前の旧式だ、簡単すぎてあくびが出る」 韓国兵の言葉の通り、インドネシア軍のスマトラ守備を担って居た部隊は市民の盾になる形で壊滅、しかし、其の思いも 空しく戦闘ヘリからの機関砲掃射やミサイル攻撃によって多数の被害を出し、更に駐留した韓国軍によって更なる二次被害が 発生している。 日本の対応と本番の開始 「やってくれましたね・・・」 辻のその一言が示すように、会合に集まった夢幻会のメンバーは誰もが苦々しい表情をしていた。そんな中、嶋田は 南雲に対して、接触してきた史実アメリカ兵への対応を嶋田に尋ねていた。 「所で例の接触してきた在韓米軍はどうなっているんですか?」 「現在は海上保安庁から身柄を内地に移して陸軍監視の下情報収集中みたいですね、彼等の話だと転移してきた韓国は2016年のものだそうです。」 「今から70年以上先か・・・戦力は如何なんだ?其の手の事は俺よりお前達の方が把握してるだろ?」 「無茶を言うな、転生前は一般人だったんだぞ・・・一般に公開されてるレベルの話しか知らん、実際に其の時代の関係者だった 尋問中の彼等の方が俺達より把握してるだろ」 話の途中で加わってきた山本へ嶋田がそう返すと改めて全員へ向き直り、此れからの対応に付いての意見を取り始めた。 「それで、実際の所如何しますか?穏便に接触する前に彼等はルビコン川を渡ってしまった訳ですが」 「元の時代のやらかし振りを見るともう数ヶ月もすれば戦力がガタ落ちする気がしますがねえ・・・」 「そうは言うがな辻君、その数ヶ月の間にフィリピンやインドネシアをこれ以上荒らされれば被害が洒落に成らないぞ。それに 列強としての威信にも傷が付くそうなれば外交的なマイナスも考え泣ければ成らなくなる」 579: ナイ神父MK-2 :2016/08/10(水) 23 52 54 「それなら俺達海軍が動くのは如何だ?向こうからの資料や推測される戦力を見る限り連中は陸軍国家だ、海軍を先に潰せば 足の長い航空機か弾道弾の類でも使わない限り他の島への侵攻は出来なくなる。」 「しかし、対艦ミサイルは如何します?レーダー等の性能で言えば流石に向こうに分が有りますよ?」 「例の新戦術を使えば良いだろ?」 「あれも金が掛かり過ぎるんですがねえ・・・」 「それでも本番で外洋海軍に脱皮中の枢軸海軍に試すよりはマシだ」 「・・・まあ、最近は下手な兵器より動かす人間の値段の方が遥かに高くなってますからね、人死にを減らせるなら安いものですがね。」 会議が辻と山本の一騎打ちになり始めた所で、今度は東条が有る事を思い出して話し始めた。 「連中を孤立させるのは其れで良いだろうが、原発は如何する?記憶が正しければ韓国には20基以上の原発があった筈だ、下手に日干しに すれば経年劣化で洒落に成らない放射能が漏れ出すぞ」 「其処は陸軍を上陸させるしかないのでは?事前に芙蓉で爆撃すれば問題は無いと思いますが?」 「いや、芙蓉は不味い、地対空ミサイルが厄介だ」 「其処は芙蓉でなく先に三式弾頭弾でルソン辺りから攻撃を仕掛ければ良いだろ?」 「いっそ、高高度で核EMPを発生させれば・・・」 「まて、万が一影響が大きく出て発電所に影響が出れば、其れこそ元の木阿弥だ止めた方が良い」 その後、一通り出た意見を嶋田が纏め、改めて今後の方針をメンバーの前で提示した 「では、基本方針としては敵海軍撃滅後、三式弾頭弾による対地攻撃へと移りその後に芙蓉を使用する。此れで良いですか?」 「異議なーし」 こうして、方針を決定した各軍は動き出し、表向きは正体不明の武装集団の排除を行うべく動き出していく。 580: ナイ神父MK-2 :2016/08/10(水) 23 53 27 韓国の現状とレイテ沖海戦 日本が動き出そうとしている頃、韓国では早くも戦勝ムードで溢れていた。国民は口々に 「邪悪な日帝は我々に手も足も出ない」 「もう直ぐ日王が降伏宣言を出してくる」 「東南アジアは我々の様な偉大な民族の下、日帝から解放された」 等と言っているが、それを冷やかな目で見つめる人物も居た、其の人物は軍の将官ではあったが普段から親日派として見られており 今回の東南アジア開放作戦にも異論を唱えていた人物であった。 「いい気な物だな、まだ戦争は始ったばかりだぞ・・・此方はまだ日本の本土すら見る事ができていないのだからな」 「しかし、既にフィリピン、インドネシア等で日本軍と戦っていますが日本軍の戦力は我々の歴史とそう代わりの無いものです。気にしすぎでは?」 「其処が可笑しいと言うんだ。幾ら当時の日本が陸軍戦力が貧弱だったとは言え戦中には既に5式戦車までは開発していたんだ。其れが影も形も無いんだぞ それに、仮にアメリカらが此方の歴史と同じ兵器を開発しているのならM4やM26といった強力な戦車も存在したはずだ、ならば其れを打ち破れるだけの 戦車はあってしかるべきだろう?」 「では其の事を本部や政府へ・・・」 「もう伝えたがこう返されたよ『それは日本に対する過大評価であり、信じるに値しない』とな・・・」 「それは・・・」 「兎も角、日本との戦争は此れからが本番で有る可能性の方が大きい、いざと言う時の準備が必要だな。」 581: ナイ神父MK-2 :2016/08/10(水) 23 53 57 そう不安を語る将校であったがこの不安は後に的中する事となる。 一方で韓国軍無いでは傍受した日本軍の暗号から日本がレイテ奪還の為に艦隊を派遣する事を察知していた。 そして、其の情報は政府の一部からマスコミへと漏れ、国民にも知れ渡る事になるそうなれば当然、今まで連戦連勝であった国民は過熱し、一部の民衆は 青瓦台を取り囲む勢いで周辺まで詰め掛けていた。 「悪の枢軸、日帝を倒せ!」 「慰安婦を攫った悲劇の原因である大和を撃沈しろ!」 「日本海軍を打倒して、日本に負けを認めさせろ!」 「日帝からの謝罪と賠償を!」 相した過熱した民意の中、日本海軍討伐の為に軍をレイテ沖まで進めた韓国海軍だが、其の表情には慢心と言って良いほど、自信に満ち溢れていた。 当然といえば当然であるが、韓国海軍は想定していた日本海軍は史実の旧日本海軍であり時代遅れな戦艦や空母程度、最強の攻撃力を持つ世宗大王で沈めてみせる そう息巻いての出航であった為であるが、彼等を待ち構えていたのは総排水量14万tを越える規格外の戦艦であった。 「馬鹿な、なんだアレは・・・」 「あんな巨大艦が有るなんて聞いてないぞ!」 「落ち着け、大きくても戦艦だ此方の射程の方が・・・」 「敵戦艦及び周辺の護衛艦隊から多数の対艦ミサイルが発射されました!」 「ミサイルだと!?そんな馬鹿な話が・・・」 艦隊の混乱が収まりきらない中、日本艦隊から行われた対艦ミサイルによる飽和攻撃は韓国海軍の艦隊へ大打撃を与え、其の戦法が有効であることを 如実に示していた。しかし、一部の艦は他の艦が盾になり健在であった一部の艦からは反撃のミサイル攻撃が開始された。攻撃の多数は敷島へと殺到し複数が迎撃されるも 落し切れなかった一部が命中した。生き残った韓国海軍の兵士達は其れに対して喜びの声を上げるもその後に見えてきた光景は彼等を絶望させるには十分であった。 「馬鹿な、直撃の筈だぞ・・・」 「嘘だろ・・・」 「何で、何で沈まないんだよ!」 兵士達のその言葉が示す通り、爆煙が晴れて見えてきたのは所々から煙が上がって居る物の殆ど無傷といって良い敷島の姿だった。 その中では敷島の艦長が不適に笑っている。 「ふん、向こうのミサイルも可也の命中精度だな。システムが良いのか兵士の腕からは判断に困るところだが、残念だったな戦艦がこの程度で沈むか!」 「しかし、操舵や指揮所に直撃していたら危険だった事も事実です。後で報告するべきでは?」 「其処は私が後で海軍本部へと伝えておく、其れより当初の予定通り前進を開始するぞ他の艦にも連絡を入れろ」 其処から先は一方的と言っても過言ではない状況であった。先制攻撃と世宗大王級自慢の対艦ミサイルが効かない事に焦った韓国海軍は生き残った 艦を引き連れて撤退を図るも、ミサイルの被弾によって遅れた艦から1隻1隻敷島型や摩耶型の砲撃のよって沈められ、最後は別働隊として動いていた 大和率いる艦隊に補足され挟み撃ちに遭う形で壊滅している。この海戦によって韓国海軍は世宗大王級を含む駆逐艦6隻を失い、韓国海軍の作戦行動に 大きな支障が発生する事となる。 582: ナイ神父MK-2 :2016/08/10(水) 23 54 27 以上です。WIKIへの転載は自由です。
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518 :ナイ神父Mk-2:2016/10/31(月) 00 36 11 大陸SEEDネタ その16 オーブ攻略戦開始と艦隊の各陣営 C.E71年7月11日、逃げ込んだと思われるザフト残党の引渡しや大西洋連邦が建造したギガフロートの返還を求めてオーブに圧力をかけ、従わなければ其の侭武力行使に移る為に集められていた艦隊は、静かにオーブの動向を見守っていた。特に大西洋連邦より派遣されたアークエンジェルは元々オーブから連合軍に志願したメンバーも居る為、家族が本土に居る彼らとしては他人事では無かった。 「オーブは大丈夫なの?まさか本当に開戦なんて・・・」 「其処まで心配するなよ。流石にオーブも此れだけ連合が戦力を出してるんだ。戦うなんて有る筈無いよ」 そう言い聞かせあうオペレーターの二人に対して、それ以上に気が重いのは実際にオーブと戦う事と成りえる二人であった。 「ヘリオポリスからこっち、ずっと連合で戦ってたけど、まさかオーブ軍と戦う事に成るなんて・・・」 「うん、僕も考えてなかった・・・」 「まあ、お前等が予想外なように、俺達も予想外だけどな・・・」 「フラガ少佐・・・」 「今はもう中佐だ。しっかしオーブの方は何考えてるんだ?こんな時にギガフロートをジャンク屋に渡すなんて」 「そんな事、僕達にわかる訳無いじゃないですか・・・」 そう言って暗かった顔を更に暗くするトールとキラであったが、フラガは二人を元気付ける為に声を明るくして話す。 「そう暗い顔するなって、オーブがきちんと対応してくれればそうならないんだからよ。お前等の国を信じてみようぜ」 「「・・・」」 フラガからの元気付けを貰った二人であったが、その可能性はこの数時間後に出されたオーブの拒否によって無残にも打ち砕かれ、オーブ攻略艦隊に帯同していたアークエンジェル隊もオーブ攻略戦に参加する事となり、オーブからの志願兵だったキラ達からすれば最悪の帰郷という事態になって行く。 一方で今回のオーブ攻略戦で大西洋以上の戦力を動員していた大洋はと言うと、空母鳳翔の中で草鹿中将が想像通りといった表情でオーブの返答を聞いていた。 「やはりこうなったか・・・」 「ギガフロートの返還、ザフト残党の受け渡しを共に拒否。しかも中立国である事を理由に軍を引く様に勧告。彼らは我々が此れで納得すると思ったのでしょうか?」 「さあな。或いは返答したのがサハク家の党首だったならザフト辺りに何らかの当てがあってやったとも考えられるが、理想主義者のアスハではな・・・。其れより予定通り攻撃を開始するが、準備は出来ているか?」 「各艦共に準備は完了しています。」 「解かった。では各艦に通信を送れ。我々は此れよりオーブ攻略作戦を開始すると」 「オーブ攻略戦を開始せよ」 その通信が各艦に行き渡った事で、俄かに活気付いた大洋艦隊からは事前攻撃として吹雪型ミサイル駆逐艦より次々にミサイルが放たれ、蒼龍型からはズゴックやハイゴックを護衛に巨大な影が3機ほど出撃。部隊は一路、オーブ群島を目指して進撃を始めた。 大洋、大西洋共に海軍国家らしい大艦隊を出す中、別の意味で目を引いたのは大西洋連邦の艦隊に同行する東アジア共和国と、大洋連合の艦隊に同行するユーラシア連邦の艦隊である。ユーラシアの艦隊は比較的大規模であり、大洋連合への支援であると見て取れるが、東アジア共和国艦隊は非常に少数な空母を含む艦隊であり、支援にしても戦力に成るとは思えない数である。 実際の所は、パナマでの防衛戦に置いてザフトの水中用MSに襲われた事が原因で、戦力が補充され切っていない事が理由であるが、そんな惨状でも艦隊を送る事と成った現状に、思わず艦隊を指揮するヤオ准将はため息を付く。 519 :ナイ神父Mk-2:2016/10/31(月) 00 36 44 「未だ半壊状態の艦隊を率いてオーブに向かえとは、上も無茶を言う」 「仕方有りませんよ。我が国は未だ、今大戦では明確な戦果を上げて居ません。戦後を見据えれば、確実に勝てる此処で何らかの成果を上げたいのでしょう・・・」 「それは理解できるが、この戦力ではな・・・」 「確保出来たのは、空軍で管理していたスカイグラスパーと元々の残って居た航空機。ジャンク屋から購入したMSは陸軍が頷かずに未配備のままですからね。何とかグーンとゾノは手に入りましたが、それも艦隊護衛で手一杯ですし」 「我が国も他の理事国同様、高い工業力は持っているが、流石に設計図が無ければ意味は無いからな」 「どちらにせよ、今回の作戦でどれだけ成果を上げられるかだな」 そう艦橋から見える自国の航空隊を見ながら呟いたヤオ准将であったが、祖国の未来には今外に見える様な快晴は無く暗雲が立ち込めている事を感じていた。 そして、各々の思惑が絡んだ連合と敵対したオーブ陣営はと言うと、ある意味で予測は出来る事であったがアスハ派の多い地上軍は、祖国防衛の為に気炎を上げていた。 「いいか!我々が此処で敗北すれば、我々の守るべき理念が、そして国民が暮らしていくためのオーブその物が連合の攻撃によって蹂躙される!オーブの明日はお前達兵士一人一人の双肩に掛かっているのだ。いいな!」 そのオーブ軍将官の演説に対して多くのアスハ派の兵士達は士気を上げ、此れから侵攻してくる連合軍に対して戦闘配置に就いていった。 しかし、一方でオーブ軍の中にも其れを冷やかに見る兵士も居る。実際に山の中腹を通した道路上でリニアガンタンクに乗る面々も、そうした数少ない反アスハ派である。 「そもそもがアスハの撒いた種だと言うのに、この調子か」 「車長、余り言えば聞こえますよ」 「聞こえていなくとも、もう知られているだろうが。まあ向こうから見れば、アスハの理念を理解しない愚か者といった所だろうが」 「それなら余計に・・・」 「構う物か、新兵器であるMSは基本アスハの管轄だ。我々にはどうせジャンク屋から購入したジンも回って来ないだろうよ」 「・・・」 其処まで言われて何も言えなくなり、口を噤む砲手であったが、直後になったサイレンとミサイルの着弾音にハッとなり、他の面々も戦闘が開始された事に気が付いた。遠くの海上ではビームか爆発なのか不明だが、光が瞬いているのが見えた。 520 :ナイ神父Mk-2:2016/10/31(月) 00 37 42 オーブ攻略戦と水上の様子 オーブ攻略作戦が開始された直後に連合の各艦から放たれたミサイルの多くは、イージス艦やフリゲートに阻まれて殆どが着弾する事無く撃墜され、オーブ海軍はダメージを最小限に押し止め、次に向かってきた敵MSに対してはオーブ軍所属のコーディネイターや地上での時間稼ぎに選ばれたザフト兵達が水中用MSや航空戦力に搭乗して、海空で激しい争いが繰り広げられていた。そんな中、ボスゴロノフ級の直掩に回っていたゾノのパイロットのヨップはおかしな音を音響センサーで拾っていた。 「なんだ?この音は・・・」 「何か有ったのか?」 「いや、さっきからおかしな音がセンサーに混じってるんだよ。潜水艦隊に配属される前に一度聞いたんだが、ゾノの方にはデータが・・・」 「どれだ?」 「12時の方から来る音だ」 「おっワプスの方にはデータが有ったぞ。此れは・・・旧式の潜水艦?」 「潜水艦?そうだ!!アレは水中用MSに乗る時に聞いた、旧式の潜水艦の音だ!」 「しかし、なんだってこんな・・・え?」 センサーが捉える音が大きくなり、視認が可能な距離まで音源が近づいてきた時にそれは現れた。全長は裕に70mを越えるであろうその赤いMAは、護衛機なのか周囲に40m近いMAを引き連れてやってくる。その姿は正に圧巻であり自身が乗る20m級のゾノと比べてもまだ巨大である。 「て、敵・・・」 慌てて敵機の襲来を知らせようとしたジンワプスは、次の瞬間横から近づいてきた蟹の様な爪を生やしたMAに突如として脇腹を貫かれ沈黙、それに慌てたヨップは急いで機体の体勢を変えてその小型MAに魚雷の照準を合わせようとして、直後に下から急浮上したズゴックに後ろから貫かれた。そして、彼の最後の姿を目撃したボスゴロノフ級も、赤いMAシャンブロに殴られて海の底へと消えて行った。 シャンブロの中ではサイコミュの使用によるパイロットの負担を避ける為なのか、サイコミュが一時切られた状態で運用が成されている。 そして、そのサイコミュ担当のパイロットであるロニを気遣う様にカークス少佐がロニに声を掛ける。 「さっきの攻撃の後一旦サイコミュを切ったが、体調は大丈夫か?」 「は、大丈夫です。負担も初期の頃よりは大分軽減されていますし、先程も其処まで負担は感じませんでした。」 「それなら良いんだが、気を付けてくれ。負担は少ないとは言え、消えた訳じゃ無いんだ。」 「解かっています。何かあれば報告しますから・・・」 「そうしてくれ。ん、通信か?」 会話を終わらせようとカークス少佐が画面を向きなおすと其処には通信を示すマークが表示されていた。発信元を確認すると、其れは護衛として付いてきているグラブロからだった。通信に出ると力強い声がスピーカーから聞こえてくる。 『少佐、そろそろ我々は対艦攻撃へ移ります。少佐は其の侭オーブ本島へ』 「ああ、護衛を感謝する。後は我々だけで十分だ。其方は攻撃に集中してくれ」 『解かっていますよ。オーブ海軍にこのグラブロの恐ろしさ、タップリと教えてやりますとも!』 その言葉を最後に通信は切れ、外を写したモニターには離れていく2機のグラブロが写っていた。其れを見送ったカークスはグラブロが向かった方向からは目を離し、真っ直ぐこの先にあるオーブ本島を見据えた。 水中では巨大なMA達が蠢いているのと同時刻、空中では現在大洋のアッシマーを中心とする航空部隊と、ディンやオーブ軍所属の戦闘機部隊が空中で戦闘を行っていた。しかし、空中での性能と数は大洋のアッシマーとガ・ゾウムが圧倒的であり、オーブ軍側は徐々に後退を始めていた。この一方的な状況に、海軍航空隊仕様の灰色のアッシマーを駆る菅野は思わず拍子抜けした声を上げる。 521 :ナイ神父Mk-2:2016/10/31(月) 00 38 12 「なんだ、アフリカじゃ戦闘機中心とは言え100機近く落されたのに、こっちだと随分とまあアッサリ落ちていくな?」 『だからと言って気を抜くな。ディンに落されるようじゃアッシマー乗りとしては恥も良い所だぞ』 「解かってますって、おっと」 隊長機からの通信に応えようとした瞬間、菅野は前方からディンが散弾銃を撃ちながら接近している姿を発見してバレルロールで回避を行った。下からの攻撃を避けられたと判断したディンは、其の侭上昇して再度射撃を行おうと銃口をアッシマーへと向けた。しかし、次の瞬間アッシマーは変形して運動性を上げた状態で散弾を再度回避、再びMAへと変形すると、猛然と攻撃を仕掛けたディンへと向かって来たのである。ディンは焦った様に散弾を再度発射するが、今度は避弾経始に優れる丸みを帯びた装甲に弾かれ、其れを見た菅野は獰猛に笑いながら機体を変形させる。 「幾ら腕が良くても散弾じゃあ、アッシマーの装甲は抜けねえよ!」 そう言ってビームライフル側面に付属させたビームサーベルを引き抜くと、其の侭唐竹割り、ディンを両断し再び変形して離脱、ディンはその直後に爆発を引き起こして四散した。その様子を見て菅野は笑う 「ざまあ見ろ、アッシマーを甘く見るからだ!」 『馬鹿野郎!、ディン一機に時間を食いすぎだ。サッサと行くぞ』 「解かっていますよ」 隊長機から再び来た通信に菅野はそう答え、僚機の居る位置まで向かおうとした。その時、ふと水面が目に入り様子を見ると、オーブ海軍のイージス艦が船底から受けたビームで真っ二つに溶断されている光景だった。その横では、真下からのメガ粒子砲によって艦橋ごと艦中央を貫かれる護衛艦の様子も見て取れる。 「おお、他の奴等も派手にやってんなあ」 そう菅野は呟くと、又隊長から怒鳴られる前に戦域へと急行した。この30分後、航空隊の大多数を失ったオーブ空軍は本土上空まで後退を始め、海上の制空権は連合の物となり始める。そして、其れと同時にユーラシアの空母ではあるMAの発進準備が終了していた。その知らせを聞いたユーラシア艦隊司令も時計を確認する。 「そろそろ時間か・・・。艦長、アッザムの発進準備を」 「はっ、直ちに」 アッザム発進の命令を各所に送るオペレーター達を尻目に艦隊司令は艦長にこう話し掛ける。 「艦長、私はこう考えるのだ。コーディネイターが作り、そして大洋が更に昇華させたMSが新たな歩兵の一種と考えるなら、その歩兵を守り随伴する装甲車や戦車が必要では無いかとね・・・。あれはそうした考えのもと作られた物だ。」 艦橋から見えるアッザムの様子を見ながら司令官はそう話すと、再び専用の椅子へと腰掛けた。其れと同時に艦隊旗艦であるキエフからは巨大なMAが飛び立ち、それに続く用にSFSへと搭乗したザクが護衛として帯同していく。そして、このMAの動きはオーブ艦隊からも捉えられる物であった。その機影を発見したイージス艦は、即座に艦載されている対空ミサイルランチャーを使用するように命じ攻撃を開始した。 「機長、前方イージス艦よりミサイルが」 「此方でも確認した。陽電子リフレクターを展開しろ」 「了解しました。リフレクターを展開します。」 アッザムに搭乗した機長の言葉に従いアッザムはスラスターを動かして機体上部を攻撃の来る方向へと向け、機体上部に取り付けられた陽電子リフレクターを展開、ミサイルを受け止めた。しかし、出力が足りなかったのか一部の部品が通り抜けた様でリフレクターの内側にも若干の装甲の凹みが見られる。 522 :ナイ神父Mk-2:2016/10/31(月) 00 38 42 「どうやら陽電子リフレクターは無事作動した様だな」 「はい、一部部品が此方の防御を突破して来ましたが・・・」 「それは後で技術部に報告しておく。此れから攻撃に移るが、其方は問題ないな?」 「実弾砲、ビーム兵器共に運用可能です。」 「よし、ならば予定どおり対艦攻撃を開始する。」 攻撃を防ぎきったアッザムは再度、機体を元の状態へと戻し、再び進行を開始した。先程のイージス艦は、ミサイルが防がれたと解かると艦前部に有る主砲を使用しようとしたが一歩遅く、アッザムの前足部分に取り付けられた大型ビーム砲の直撃を受け轟沈、周辺に居た護衛艦も此れに気が付き迎撃しようとするが、四肢の上部に取り付けられた単装砲によって艦橋や艦首砲を潰され追撃のビームや護衛機として付いていたザクからのバズーカ攻撃によって沈められている。 この戦闘結果、大洋・ユーラシア艦隊の前面に展開していた艦隊は壊滅し、各艦隊からは上陸の為の戦力が次々と発進して戦闘の舞台は海から陸へと変わり始める。 簡易機体紹介 YMAF-X5アッザム 全長:46.97m 武装:M534 複列位相エネルギー砲「ガムザートフ」×4 GAU111 単装砲×4 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×16 Mk79 低圧砲×4 試作陽電子リフレクター 概要 ユーラシア連邦が建造した試作大型対艦用MAであり、発表された際に一部の大洋の高官がアッザムと言う愛称を付けた事でこの名前が定着した。デザインとしてはザムザザーの四肢を青色へと塗装して、アッザムの胴体へと付けた様な見た目である。武装に関しては現状で、ザムザザーと謙遜無い武装が用意されているが、後に格闘用のクローや陽電子リフレクターの出力の弱さが改良された機体がザムザザーとして完成し、本機は数ある試作品の一つとして戦闘データを取った後に解体、量産はされる事無く終わっている。 523 :ナイ神父Mk-2:2016/10/31(月) 00 40 23 以上です。WIKIへの転載は自由です。アッシマーの色に関してはゲーム等で連邦軍仕様として出る黒と灰色中心のカラーの機体だと考えて頂ければ・・・
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/4088.html
866 :ナイ神父Mk-2:2016/10/26(水) 00 46 12 大陸SEEDネタ その14 北米防衛戦と自由と正義の敗北 C.E71年6月15日、南アメリカ軍陸軍の増援部隊を待ってザフト軍は再度北上を開始した。進軍を開始したザフトは南アメリカの戦力を加えた事によって力を増しており、ザフト軍は初期のザフトがそうであった様に、破竹の快進撃を続け、遂には北アメリカの大西洋連邦本土目前までその戦力を進めていた。しかし、パナマでの敗北から体勢を立て直し、直ぐ後ろに本土がある為、背水の陣と成った大西洋連邦は本土の防衛部隊も糾合して戦力を増強、南米・ザフトの連合軍を待ち構えていたのである。 そして、両軍は旧メキシコとテキサスを隔てていた嘗ての国境で激突する事となる。 侵攻してきたザフトを最初に迎えたのは最早誘導が宛てにならない為に半ばロケット弾同然の感覚で弾幕となって飛んでくる無数の対空・対地ミサイルであった。腕の良いディンのパイロット達やジャスティスとフリーダムの居た中央戦線はミサイルを迎撃、或いは回避するも、其れの出来ない南アメリカの戦闘機部隊や新兵の乗ったディンはそれだけで次々と撃墜されていき、更には地上に着弾したミサイルが咲かせた大輪の爆炎の華が足の遅いMS形態のザウードやジンを飲み込みながら花開いていく。 最も、それに巻き込まれた側はそんな様子を気にする事無く、悲鳴を無線へと響かせ進撃してきたザフト兵士達の足を止めさせる事と成る。そして、その悲鳴は連合からパナマで奪った陸上戦艦内にも響き渡り司令部を混乱させる事となる。 「ミサイル着弾地に居たショーン隊、通信途絶!同行していた南米の戦車大隊からも連絡が有りません!」 「先程の対空ミサイル群により我が方の航空機部隊約20%の通信がつながりません。恐らく撃墜された物かと・・・」 「中央戦線のフリーダムより通信、対空ミサイル群の撃墜に成功。しかし、対地ミサイルは3割ほどがフルバーストを抜けて地上に着弾したと報告がありました!」 「くっ、警戒していたのに此れか!バクゥを中心として機動力を持って敵の防衛ラインを食い破れ。出し惜しみはするな!」 陸上戦艦に乗るクライスラーが指示を出すと同時に、出撃したバクゥ隊は迎えたのはバスターダガーやリニアガンタンクによるバクゥ部隊に対する大量の鉄量の投射であった。 「くそ、アフリカから逃げて漸くあの雨から逃げられると思ったのに!」 「あ、足をやられた。助けてく・・・」 「ば、爆炎でなにも見え、うわあー!」 「は、話しが違う!ナチュラルがこんなに・・・」 それに対して元アフリカ方面所属のザフト兵達は、アフリカの経験を活用して何とか被弾を避ける様に動いている物の、経験の無い南アメリカや新任のザフト兵達は次々と被弾箇所を増やし、動けなくなった機体から次々にビームや砲弾の直撃を受けて断末魔を上げながら機体ごと砲撃に粉砕されていく。又、其れ何とかして弾幕による鉄の檻を抜け出した先でザフトの部隊を待っていた物は更なる試練だった。 「おっと、此処は通さないぜ!」 そう言ってオープン回線で通信を繋げ弾幕を突破したバクゥを切り裂いて登場した一機のソードカラミティがストライクダガー隊を引き連れ、行く手を阻んだのである。 「まさか、切り裂きエドか!?」 「畜生、こんな所で!」 「落ち着けエースとは言っても人間だ。連携で・・・」 隊長格と思われる機体から指示が出るより早く、エドは再び機体を操作して即座に接近、近場に居たバクゥを切り裂いた。其れと同時に部下であるストライクダガー隊も射撃やビームサーベルに寄る接近戦を開始して、周辺の敵機の掃討に移っていた。そして、掃討と同時に、部下であるストライクダガー隊より通信が入ってきた。 867 :ナイ神父Mk-2:2016/10/26(水) 00 46 44 「隊長、周辺掃討は完了しました。」 「おお、ご苦労だったな。上にはこっちから連絡しておくからお前等は待機していて良いぜ」 「了解しました。」 そう言って通信を切った部下を尻目にエドは通信司令部へと通信を入れ、突破した敵MSの撃破に成功した事を司令部へと告げた。この報告を聞いてザフトに対する面制圧を進めた司令官はにやりと笑う。 「どうやら、作戦は順調に推移している様だな・・・」 「はい、上空から偵察を行うスカイグラスパーからの報告では、確実に敵MS部隊は活路を探して意図的に薄くされた箇所に飛び込み始めています。」 「そうか、それならば問題は無い。例のGAT-Xに似たザフトの新型は?」 「其方はアークエンジェル隊が対応しています。理事肝いりの部隊か・・・。コーディネイターが居るのは気に入らんが、まあ、クラウス議員の手前も有るのだろう。我々は此の侭・・・」 「緊急通信!第12戦車大隊にザフトのMSが喰らい付きました。救援を求めています!」 「な、あそこにはストライクダガーが中隊規模で護衛に着いていた筈だ!そいつ等は如何した!!」 「敵のデュエルとバスターに突破された様です!又、其処の弾幕が弱くなった事で其処を中心にザフト兵が群がり始めて居ます!」 「こんな所でもあの間抜けのせいで足を引っ張られるか!ソウキス共を出せ、奴等に対処させる!」 「しかし奴等はコーディネイターですよ!」 「こんな時に言っている場合か!役に立つなら強化人間だろうが、コーディネイターだろうが変わらん。いいから出すんだ!」 「り、了解しました!」 司令からのその言葉に司令の近くで控えていた副官やオペレーター達は再び忙しく動き始めた。一方で、火線を突破したデュエルとバスターに乗る二人はと言うと、近場から応戦に来るストライクダガーへの対処に追われていた。 「くそ、次から次へとうっとおしい!」 「全くだ。切りがないぜ。アレだけパナマで叩いたのに此れだけ居るのかよ・・・」 「ふん、ナチュラルの数が多いのは元からだ。其れより敵もビーム兵器を標準装備化している。うっかり落されるなよ、ディアッカ」 「解かってるよ。お前こそ気をつけろよ。何だかんだで突っ込んで行くし」 何時もの軽口を叩き合いながら敵機を処理しているとその時、突然多数のビームが先程まで二人が居た地点へと直撃して地面を融解させた。ビームが飛んできた方を見ると、複数のデュエルと支援用と思われるバスターが小隊を組んで現れる。 「オイオイ、マジかよ。ドンだけ金使ってるんだ。連合の奴等・・・」 「言っている場合か!其れより気を引き締めろ。さっきの様に簡単に通してくれる相手じゃ無さそうだ」 そう言ってビームサーベルを構えたデュエルは、連合側のソキウスが操作するデュエルへと白兵戦を挑んでいった。 イザークとディアッカが此れまでに無い強敵と相対している頃、戦闘が行われている上空では護衛であったディンや戦闘機が落とされ半ば孤軍奮闘となっているニコルとアスランが搭乗しているフリーダムとジャスティスの姿があった。遠くから牽制の為なのか、大量の空対空ミサイルが発射され、被害は無い物の、衝撃で幾度と無く体勢を崩されそうになっている。 868 :ナイ神父Mk-2:2016/10/26(水) 00 47 19 「くそ、他に味方は居ないのか!?」 「先程の対空ミサイルで他の部隊にも相当な被害が出ています。恐らくは他の戦線の支援に行って居るんだと思います。」 「だからと言って・・・」 アスランが其処まで言いかけた所で突如として大型のビームがフリーダムとジャスティスを分断する様に通過、直撃は避けた物の2機の距離は離される事と成った。其処に2機、フォビドゥンがそれぞれに鎌で切りかかる。その時フリーダムの方は明らかに胴体を切り裂く様な軌道をしていた為、後から追いついたフラガはシャニの乗るフォビドゥンへと通信を入れる。 「おい、撃墜するなって言われていただろ!初っ端からヤル気満々で行って如何する!?」 「だって何かウザかったし・・・」 「命令なんだから仕方ないだろ。それに情報だとあいつ等には原子炉が積んであるんだ。切ったりしたらどんな被害が出るか・・・。 兎に角、あの2機は鹵獲しろって命令だ。解かったな!」 「・・・ハーイ」 「怒られやんの、バーカ」 「ウザイ」 「馬鹿はお前もだ。サッサとやんぞ」 フラガからの通信が途切れた直後、通信を繋げて馬鹿にしてきたクロトに対してシャニは一瞬切れそうに成るも、オルガの言葉によって再びフリーダムを見据えて鎌で切り掛かる。下からはカラミティが砲撃を開始していた。対するフリーダムもレールガンや片羽根のビーム砲で対応するが、フォビドゥンのバックパックに取り付けられたゲシュマイディッヒ・パンツァー装備の盾に防がれ、その隙に背後からレイダーのハンマーがフリーダムを落とそうと振り回される。3対1の形に成ったフリーダムは徐々に追い詰められている。 其れと同時にジャスティスも又、キラの操縦するフォビドゥンと2機のストライクによって追い詰められ始めていた。アスランはキラを説得しようと試みるもキラは聞く耳を持たない。 「まだ、地球軍で戦っていたのか!いい加減引いてくれ!」 「前も行った筈だよアスラン、僕には守りたい友達が居るんだ!それにサイの事もある。此処で君を落す!」 そう言って通信を切ったキラはフォビドゥンを操作してジャスティスを蹴り飛ばした。その隙を付く様にフラガのストライクがビームライフルを発射してくる。体勢を立て直したアスランは素早くそれに対処して盾を構えるがそのタイミングが悪かった。フラガのストライクのビームを弾いた直後、下方から放たれたトール機のライフルから放たれたビームへの対処が遅れてしまい、其の侭突き出した腕を貫通、伝達機器を破壊されて左腕はPS装甲も含めて完全に停止した。その隙を突く様にキラの機体からフレスベルグが放たれジャスティスへと迫る。腕を破壊された隙を突いたこの攻撃はジャスティスから両足を奪い去り、一気に機動性を失わせた。完全にバランスを崩す形となったジャスティスへとキラは思い切り鎌を振り上げる。 「此れで!」 その一言と共に放たれた一撃は斬撃としては機能しなかった物の、その衝撃は防ぎきれずに地面へ向けてジャスティスは叩き落され、地面に突っ込む形で停止した。その背後では四肢と頭部、背中の羽まで破壊されたフリーダムを抱えたレイダーが下りてくる。フリーダムとジャスティスの撃墜。この報告は戦線に居た両軍の兵士に大きな影響を与えた。特に切り札を失ったザフト軍の衝撃は大きく、これ以上の戦闘は不可能だと悟ったクライスラーは部隊へと撤退命令を出して撤退を開始した。 その後、南アメリカが降伏を決意した事でザフトは南アメリカからも出て行かざるを得なくなり、宇宙への出口を求めてザフト兵達は中立であるオーブへと向かい始める。 869 :ナイ神父Mk-2:2016/10/26(水) 00 47 49 盟主の憂鬱と協力体勢 C.E71年6月20日、ブルーコスモスの盟主であるアズラエルの財閥の本社の会長室には現在5人の人間が集まっていた。 此処の持ち主でもあるアズラエルとその側近的存在であるサザーランド、元ブルーコスモスの穏健派代表マリア・クラスウス上院議員、そして、残るは連合内の反ブルーコスモス派の筆頭であるアンダーソン提督とその腹心のカナリスである。 「皆さん、お忙しい中集まってもらえて感謝しますよ。」 「それでアズラエル理事、我々を呼んだ理由を尋ねたいのだが?」 「そうですね。元ブルーコスモスの私だけなら何となく察しは付きますが、アンダーソン提督までとなると・・・」 「お察しの通りですが、どうやら状況の不味さまでは聞き及んで居なかった様ですね・・・。単刀直入に言いますが、僕と協力してジブリール君、延いては東アジアを押さえてはくれませんか?」 その言葉を聴いた二人は思わず怪訝な顔をする。現在の所二人が知らべて居る限りではブルーコスモスの勢力はアズラエル派がジブリール派を押している状況なのである。その筈であるのに、自分の勢力で抑えられるジブリールを押さえろとは何時ものアズラエルらしくない言葉である。これは並々ならない理由か、自分達の及ばない部分で何かが動いていると考えた二人は話を聞く体勢へと入る。 「話を聞いていただける様で何よりです。ご存知かとは思いますが、先日の戦闘で我々は見事ザフトを退け、その勢いで南アメリカを降伏させました。」 「その件については要望を通してくれた事に感謝します。」 「ああ、その件については構いませんよ。僕としても必要な事だったので」 マリア・クラウスが言う要望とは、コーディネイターのイメージアップ計画の一環である連合所属のコーディネイター達のアピールである。 その為に送られた機体はすべてアズラエルの系列の会社の機体であり、アズラエルが協力した事業でもあった為だ。 「その作戦とジブリールを押さえる事に何の関係が有るのだ?確かにパナマでの戦闘時はジブリール派の兵士達や議員が忙しく動いていたが、あの時点で我々がザフトに対抗できるだけの力を持っていると大洋に見せるのは手としては悪くないはずだが?」 「それは、問題ないんですよ・・・。問題は此れです。サザーランド君お願いします。」 「解かりました。理事」 そう言ってサザーランドが二人に見せたのは2機のMS。連合が鹵獲したフリーダムとジャスティスであった。 「この機体はたしか、北米防衛戦で鹵獲された・・・」 「向こうの呼称で言えばフリーダムとジャスティスと呼ばれています。ジブリール君の影響下に居る部隊が密かに鹵獲する様に命令を受けていた機体です。僕の方で調べた限りでは、この2機にNJCが搭載されているという情報が入り、僕も伝のある部隊に戦力を送って鹵獲を頼みました。結果はこの通りドンピシャですよ・・・」 「此れをジブリール派の兵士が鹵獲しようとしていたと?」 「正確には東アジア共和国の兵士が、ですけどね。此れによって大西洋連邦でもエネルギー復活の目処が立った訳ですが、同時に核兵器も復活した事に成ります。」 「核をジブリール派が使うとでも?大西洋の物は厳重に保管・・・まさか」 870 :ナイ神父Mk-2:2016/10/26(水) 00 48 25 自国の核の管理状況について述べようとしたアンダーソン提督であったが、何かに気が付いたのか言葉を止める。そして其れを引き継ぐようにアズラエルは話し始めた。 「そうです。彼らは再び東アジア軍に核を使用させる積もりなのですよ」 「しかし、東アジアが頷きますか?彼らも血のバレンタインで痛い目を見たはずです」 そうクラウスはアズラエルに自身の考えを伝えるが、アズラエルは其れを否定するように首を振る。 「残念ながら彼らは、自国民の生死以上に面子を重視します。そんな彼らに、目障りなザフトを一掃できる手段が転がり込んでくる。使わない手は有りますか?」 「それは・・・」 「残念ながら、東アジアは粗完全にジブリール君に近い思想で軍、政権共に染まっています。そして、一回使った物は引き金が軽くなる。 僕としては大金をかけて作ったプラントを壊されるなんて真っ平です。ですからお二人にこうして協力をお願いしているわけですよ。」 その1時間後、来客であった二人は退室し、後にはアズラエルとサザーランドの二人が残った。ゆっくりと飲みかけだったコーヒーを飲むアズラエルに大してサザーランドは心配そうに声を掛ける。 「あの二人、頷くでしょうか?」 「クラウス議員は兎も角、アンダーソン提督は微妙かな?最悪は妨害が無い事だけでも期待しましょう・・・」 「しかし理事、あのままジブリール様の暴走を止められなければ何れ・・・」 「解かっていますよ。だから下げたくも無い頭を対立しているアンダーソン提督にも下げたんじゃないですか。兎も角、後は結果を待つだけです」 そう言ってカップを置いたアズラエルは自身の机へと戻り、再び書類の処理を始めた。この会合より3日後、二人より協力する旨の返事があり、アズラエルの誠意は一応伝わった形と成っている。 871 :ナイ神父Mk-2:2016/10/26(水) 00 50 07 以上です。WIKIへの転載は自由です。正義と自由はオーブまで生き残らせる気でしたが、戦力や流れを見て不可能と判断し、此処でアスランとニコルには退場してもらいました。