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色違いタブンネの復讐 タブンネ短篇集番外編「おさきにどうぞ」 バースデータブンネの活用法 タブンネ虐待愛好会の失敗企画その2 お仕置き デンリュウさんと遊びましょ♪ タブンネのあなをほる タブンネ収穫祭 タブンネパパのお仕事 タブンネちゃんクイズ2 タブンネ短篇集「朝三暮四」 タブンネ故事成語「断腸の思い」 リアクション芸人 タブンネちゃんの育児日記 子タブンネの愛情焼き タブンネの肉球 タブンネ短篇集「タブ工船」 タブンネとキリキザン 般若男の発狂 拷豚号
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826:名無しさん、君に決めた! 2010/12/23(木) 10 20 53 ???0 タブンネ「今日は楽しいクリスマス。よい子にプレゼントを届けにいこう!」ジングルベール タブンネ「あそこの煙突から中に入ろう!早くプレゼントあげたいなぁ」ズルズル ~煙突の中~ タブンネ「あれ?おなかが引っかかって動けないよ!」アタフタ ~家の中~ 俺「寒いから暖炉に火を点けよう」パッ パチパチ 俺「うー暖っけー」ヌクヌク ~煙突の中~ モクモク タブンネ「ゴホゴホ!煙がくるしいよ…息がで…きな…」 数時間後、おいしいタブンネの燻製ができあがりましたとさ めでたしめでたし 872:名無しさん、君に決めた! 2010/12/23(木) 17 45 23 ???0 タブンネ「今日も人間いっぱいからかえたな~♪」 タブンネ「そういえば明日はクリスマスだなぁ…サンタさん来てくれるかな」 翌日 タブンネ「ふあぁ…プレゼントあるかな…?」 タブンネ「何これ!?何かの内臓が入ってる…サンタさんひどいよぉ…」 悪い子の家にはサンタじゃなくてクネループヒトヒネがくるかもよ? 934:名無しさん、君に決めた! 2010/12/24(金) 00 56 59 ???0 手持ちのPTで盛大にクリスマスパーティをするけどタブンネちゃんだけハブる 外から部屋の様子を覗いて寂しそうにしているタブンネちゃん 暫くしてからタブンネちゃん呼び出すと、嬉しそうに駆け寄ってくる そこで買い物のパシリを命令すると、パーティに混ぜてくれると思ったタブンネちゃんは涙目 でも容赦なく蹴りを入れて部屋から追い出す 誰もいない夜の道で号泣するタブンネちゃん可愛い
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毎日涙を流す町民達を後目(しりめ)に町長の顔は常に笑顔だった。 人が毎日大勢訪れるので、相当儲かっているようだ。 「まさにタブンネ様様だなぁwwwwww」と町長はつぶやいた。 そこへ、町民たちがやってくる。 町民「もう限界だ!タブンネのせいで私たちの暮らしは大きく壊れてしまった。」 町民「私のポケモンを返してよ!全部タブンネと町長のせいだ!!」 町民「町を壊した大嫌いなタブンネの糞尿の世話なんかもうしたくない!」 と皆思い思いの言葉を泣きながら発する。 町長「そんなに辛い想いをさせていたのか・・済まなかった。」 町民達「町長!!」 町長「これでタブンネ達を許してくれんか?」町長はそう言うとお金を渡してきた。 町民「お金だけ渡されても困ります!もうここでの生活自体したくないんです!」 町長「足りなかったかな?」と町長はお金を倍にして渡してくる。 町民達は絶句した。お金の事しか見ていないこの町長に。 自由に町を散歩する事・子どもが外で遊ぶことが出来なくなり、色んな物が壊され、色んな物が犯されたこの町に対し絶望してしまったのだ。 町民「・・・・もう、いいです・・・」町民は辛そうな声で言う。 町長「そうかwwwそうかwww解ってもらえて結構だよwHAwwHAwwwHAwwww」 町民達が出て行くと、町長はつぶやいた。 「結局金がありゃいいんだろうにwwwタブンネちゃんみたく上手に物乞いすればもうちょっと上げたんだけどなwww」 そのつぶやきを、町民達は聴いてしまった。怒りがどんどん湧いてくる。頭に血が登ってくる。町民達は完全に限界に達していた。 町民たちは全員復讐することを誓った。昔タブンネにエサを与え可愛がってしまった人達はずっと後悔し続け、皆に泣きながら土下座して謝っていた。 町民たちは、「まぁ最初は仕方ないよ。それを言うなら何もしなかった俺らも同罪だからね。」皆そう言って彼らを許した。しかし町長だけは絶対に許さない。と一人がつぶやくと、皆同時に大きく頷いた。 さて、どうやって復讐しようか皆は考えた。その復讐のやり方と、かかる資金などをそれぞれが考えながら、3日に一度会合し、話し合っていった。 それからの我慢は、それまでの我慢とは違った。今までは家族の為、お金の為、町の為と希望が無い状態だった。しかし今は違う。 皆の怒りをどれだけ上手くタブンネ達にぶつけられるかを考えながらの我慢だった。 以前は媚びた笑顔と声を聴いて腹が煮えくり返っていたのに、今はその笑顔と声を聴くとうれしくなってくる。 目の前の醜い贅肉の塊の笑顔を潰せるんだ。媚びたお強請り声を悲鳴に変えられるんだ。と考えると、自然と町民達に笑みがこぼれた。 ①タブンネの住処はどこか? ②タブンネの捕獲方法はどうするか? ③どこで復讐するか? ④どのように復讐するか? 課題はまずその4つだった。それらについて話し合いを進めた。暗くなってきたので、今日はお開きとする。 その帰り道、町民達の前に子タブンネを5匹連れたタブンネが居た。 子タブンネ達は警戒をする素振りも見せず、こちらに擦り寄って来る。町民達は仕方ない、復讐までの我慢だ。とその子達を笑顔で撫でた。 母親だろうか?その親タブンネも媚びるような目付きと鳴き声を発しながらでこちらによってくる。 撫でてやると嬉しそうな声を発した。子タブンネを撫でていた町民が、誤って子タブンネを爪で引っ掻いてしまった。 子タブンネは驚いて「ピィ!ピィ!」と泣き叫んだ。母親タブンネの顔が強張り、引っ掻いてしまった町民にとっしんした。 レベルが低いとはいえぶくぶくに太ったタブンネの一撃で、町民は尻餅をついてしまった。 母親タブンネは心配そうに子タブンネを見ると、無事なのがわかって安心したようだった。 空気が悪くなり、タブンネは子タブンネ達を連れて、町の外へゆったりとした足取りで出て行った。 突き飛ばされた町民の友人が親タブンネを殴ろうとしていた。いや、むしろ殺そうとしていた。 「これだ!」突き飛ばされた町民がニヤリと笑いながらつぶやいた。その言葉がなければきっと友人は殺していたであろう。 町民「もう少し時間くれるかい?いい方法見つけたよ。腹は立ったが、害獣共を苦しませる素晴らしい案が浮かんだから良しとするよ。」 町民達は今日の会議に使っていた家に戻り、再度話し合う。そして、先ほど思いついた事を皆に話すと、皆が賛成した。今日居ない町民達も喜んで賛成してくれそうだ。 ④どのように復讐するか?という課題はとりあえずクリアとなった。課題③の場所・使える道具・協力者により、変わる事になるので④の具体的な事は最後に決まりそうだ。なのでとりあえず。と表記することにした。 次の日、いつものように清掃員の仕事をする農家の人が居た。腹が立つが、これからすることを考えると、全く苦にならなくなっていた。 お昼頃の事。観光客にエサをもらいすぎて嘔吐していたタブンネが居た。こんなのの処理も清掃員の仕事だ。今は我慢だ・・・ 目の前嘔吐にまみれた豚を渋々ながらも洗ってやった。そうすると、タブンネは笑顔で「ミィミィ♪」という鳴き声を発した。 きっと、こちらを良い人だ!と思った・・・・・んじゃなさそうだ。 タブンネの媚びた笑顔と、媚びた鳴き声をずっと聴き続けた結果、少し感情が読み取れるようになっていたのだ。 今のは媚びたり、単純に嬉しいだけの声じゃない。 この汚い糞豚はは「使えそうな人間を見つけた♪」という鳴き声だった。心の底まで醜いんだな・・と考えつつ、それを顔に出さないように笑顔で返す。 タブンネは腹をさすり、何か食べたそうな顔をしていた。食い過ぎて吐いたのにまだ食べ足りないつもりか、この豚は。頭の中も醜くいんだなぁ・・と思った。 ふと、課題①タブンネの住処はどこか?を思い出した。「笑顔で木の実を持ってきてあげるから待っててくれるか?」と言うと、タブンネは「ミィミィ♪」という声で鳴く。 農家の人はニヤりと笑いながらエサ売り場の方に行く。そして、大量にまぜた超がつくほどの強力な下剤入の飲み物を用意し、タブンネの方に持っていった。 タブンネは喜び、それをあっという間に平らげた。 タブンネは甘ったるい臭いのゲップをして、こちらに礼も会釈もせずに歩いて行く。本当に醜いだけの生物だ。自分が上とでも思ってるのか?と考えつつ、そのタブンネをゆっくりと追いかける。 タブンネはまた腹を抱えた。くぎゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~ぐっきょぉぉぉぉという、水っぽい醜い音も聞こえた。そしてタブンネは振り返る。そして「ミィミィ・・」と囁くような声で鳴いてきた。 この声は媚びるときに使う声だった。助けてくれ・・ってか。 とりあえず清掃しやすい所で糞尿をさせる。そして、また洗ってやる。汚いが・・・計画のために我慢だ。 タブンネは少し悲しそうな顔をしていたので、頭を撫でてやる。「ミィ♪」という鳴き声を発しながら腹を抑えていた。 農家の人「お腹の具合悪いんだね。今日はもうお帰り。具合がよくなったらまったいっぱい遊びにくればいいんだよ。」 タブンネは「・・・ミィ・・」と少し悲しそうな声を発する。 農家の人「おてて繋いでいってあげるから、お家に帰ろう。」と言ってあげると、タブンネは「ミィ♪」と少し嬉しそうな声を発した。 ゆっくり少しずつ町の外へとタブンネと出て行く。草むらから離れ、木々が生い茂る所にタブンネ達の集落はあった。規模はかなり大きかった。 ここに皆居るのかい?とタブンネに聴くと、「ミィ♪」と声を発した。今のはYESの鳴き声だな。 ここに穴蔵や、藁、草で簡素な寝床を作っていたのだ。どいつもこいつもも殆どぶくぶく太っている。タマゴも沢山ある。子タブンネも大勢いた。周りを見渡してみると全部でざっと200は居た。 タブンネは昼行性だ。にも関わらずこれだけの数が住処に溜まっているということは、町や他の所にふらふら出かけていたタブンネを合計すると、最低でも500は居るだろう。 考え事をしていると、ミィミィ甘えてくる子タブンネ達に囲まれていた。計画のためにこいつらと仲良くなっておくか。。沢山撫でてあげる。沢山抱っこしてあげる。 暗くなってきたので、今日はここまで。といい、手を振った。子タブンネ達はミィミィ泣きながら手を振ってきたが、あの介抱してやった糞と嘔吐にまみれたタブンネはこちらを見ることもなく寝ていた。 とりあえず課題①住処の位置はどこか?をクリアした。課題②の捕獲についても、子供やその親に信用された自分が役に立ちそうだと考えつつ、町に向かっていた。 意外とあっさり復讐の準備が進んでいった。これからの展開を考えると笑わずには居られなかった。 彼はとても良い笑顔で帰路につく。途中ですれ違うタブンネ達は彼の来る方角を見て少し何かを考えたようだが、彼の笑顔を見ると安心したのか、皆笑顔で返し集落に帰っていった。 次の会合では人が多く集まる事ができた。今まで見なかった顔がちょくちょく居る。 復讐方法と、判明した住処の位置、そして皆の意見をまとめつつはなしを進める。 町民A「幾ら何でも数が多すぎるな・・・そんなに居るなんて。」 町民B「全くだ。俺らの生活が犠牲になってやつらを肥させている状態なんて腹が立つだけだな。」 農家A「気持ちはわかるが、今は課題について話そう。課題②は、楽しい所があるよ~とか言いって誘導すれば大丈夫だろう。」 農家B「だなwあいつら本当に無警戒だし、余裕でいけると思う。残る問題は③どこでやるかだな。」 農家C「なら、今は使われていない工場と、結構でっかい土地があるぜ。そこどうだい?」 他全員「え?」農家Cは家族の具合が悪く、ずっとCが介抱していたので今までの会合には来たことがなかったのだ。 農家C「あれ?皆知らなかったのか?俺の爺ちゃんがやってた所だよ。町の外れの方にあるんだけど結構でかかったみたい。かなり前だけどね。元々俺の家は農家じゃなかったらしいんだ。今の町長が嫌がって、廃業させられたらしい。」 町民A「やりたい放題だな・・あの野郎。それは何の工場だったんだい?」 農家C「・・・だよ。町長が猛抗議してきたっていう理由が今ならなんとなくわかる気がする。」 農家C「皆来てみるか?親父も殺る気になっているから見せられるよ。」 皆が期待に膨らませて顔を緩ませつつ、Cの実家へ向かう。 そしてそこへ到着し、中へと入る。 町民A「これなら収容できそうだな!防音もしっかりできてそうだ。」 町民B「しかし設備は動くのか?というか、使い方わかるんか?」 農民C親父「それなら大丈夫。私が知っているよ。昔やっていたからね。だが、ちょっとしっかりしたメンテナンスや、テストを行う必要があるから少し手伝ってくれると助かる。」 皆「はい!喜んでお手伝いします!!」 皆の士気は大きく上がった。 いよいよピンクの豚共復讐する準備がほぼ揃ったのだから。 そして、その工場のメンテナンスと中の掃除・道具の調達等で、3日程の時間がかかった。 後はテストのみだった。 町民達にとってさぞ待ち遠しかった3日間あったろう。 復讐の時がもうすぐそこまできているのだ。 テストが上手く成功すれば、後は町長と桃色の糞豚共に復讐するだけなのだ。 テストは実際にタブンネで行う。工場のそばでタブンネと遊ぶ者、中でテストと拷問をする人と2チームに別れることにした。 外でタブンネと遊ぶ物は外部にタブンネの絶叫が聴こえないかをチェックすることが仕事であった。工場内の防音はかなりしっかりしているそうだが、念のためにテストをすることとした。 もしも中での絶叫が聴こえるようならば、表情を変えて逃げるだろう。その場合は叫ばないようにムーランドにタブンネの喉を食いちぎって貰う事にした。 テスト用のタブンネは、睡眠薬入のオレンの実を食べさせ眠ったところでボールに入れ、工場の中で出す事にした。ボールを3個用意し、 町民達がタブンネを町の人目につかないところに誘導し、オレンで眠らせ捕まえていった。簡単すぎて拍子抜けした。 工場内の一部屋にタブンネが入った3個のボールと今日は非番でテストに参加できた人達が揃った。皆大切な木・大切な畑・大切なポケモンを殺された人達だった。 一斉にボールからタブンネ達を出す。耳障りなイビキをかきながらタブンネ達はぐっすり眠っている。これから起きる惨劇をほんの少しでも考えたら絶対に出来ないような気持良さそうな寝顔をしている。 タブンネ達2匹を縄で縛った。少し重かったが、よく寝ているので簡単に縛れた。たぷたぷの贅肉が縄で網目のようになっていた。実に醜い光景だ。 縛らなかった一匹は最初に拷問する。縛らなかった理由は、タブンネがどれくらいの力なのかをチェックするためであった。 町民達の待ちに待った復讐が今始まる。 縛っていないタブンネの顔に熱湯をかけ、目を覚まさせた。 「ぐがぁ・・・ごぉ・・・・・!!ミ゛ッギァ!ブミ゛ィィィィィィ!」 気持よさそうな寝顔とイビキから一転、絶叫をあげながらタブンネは目を覚ました。今まで幸せそうな顔しか見ることが出来なかった肉の塊が苦しむその様子はまさに滑稽の一言だった。 タブンネは真っ赤になった顔を短い手で抑えていた。「ブミィ、ブミィ。。」と普段の媚びる声とは全く違う醜い声で息を切らしていた。 自分の置かれている立場がわからないのか、タブンネは怒った顔をして「ミ゛ィィィィィィ」と町民の一人に殴りかかってきた。 しかし「ミ゛ビャ゛ッ!」という声を発しながら壁に向かってタブンネは吹っ飛んだ。 町民はタブンネの短い手で殴られる前に、たぷたぷに膨らんだ腹に向かって渾身の蹴りを喰らわしていたのだ。 「弱い。こんなに弱くて醜い害獣共のせいで・・・」 蹴飛ばされたタブンネは「ウ゛ボォ゛ウ゛ェェェ」と水温が混じった実に汚らわしい声を吐きながら、消化不良の実と胃液と血を吐きながらうずくまって腹を抑えていた。 町民はうずくまったタブンネの後頭部に思い切りかかと落としをした。「ミ゛ギィ゛ッ」と絶叫を言い終わらないまま嘔吐にまみれた床に顔がのしかかる。そのまま後頭部を踏みつけた。タブンネは短い手足で無駄にもがいていた。 その姿も実に滑稽であった。町民達は笑いながらその姿を見ていた。 縄で縛ったタブンネ達はまだ寝ている。自慢の聴力とやらは全く役になっていないようだ。ポケカバリーチャンネルで見た通りだ。 町民達が寝ているタブンネ達にも熱湯を顔に沢山かける。 ミ゛ッギャ゛ァァァァァァァ!ミ゛ィィィィィ!ミ゛ミ゛ミ゛ーーーーッ゛!! それぞれ醜い声で絶叫し、目を覚ました。そして熱湯をかけてきた町民達を真っ赤にした顔で睨み付けている。迫力なんていう物は一切感じなかった。縛られたタブンネは皆叫び続けていた。 抵抗できないタブンネ達を殴りたいけどほんの少し我慢し、先ほどの嘔吐まみれのタブンネを皆で暴行することにした、その光景を見せて、泣きさばせたかったからだ。 「汚れた体を綺麗にしてあげよう。」と呟き、熱湯を大量にかぶせた。 「ミ゛イ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛」今度は全身を真っ赤にしながらタブンネは叫んだ。叫びすぎたのか、「ミフィ、ミフィ、」と少しかすれた声で息をしていた。 タブンネは「ミィ・・・・ミィ・・・」と媚びる声をしてきた。助けてくれと言いたいのだろう。町民達は笑顔になった。その笑顔を見たタブンネは安心したのか、ため息をついた。 その瞬間、町民の蹴りが顔面に見事に炸裂した。「ミ゛ギ゛ッ!」またタブンネが叫ぶ。そして仰向けに倒れた。鼻が潰れたタブンネはもう豚の顔のようだった。。 その豚にしか見えないタブンネを皆で沢山殴り、蹴飛ばした。熱湯をかぶせたせいか、肌が敏感になっているようだ。タブンネの体は傷だらけだった。 殴られてる間ミ゛ッギァ!ミ゛ッギァ!ミ゛ッギァァァァァ!と叫び続けた。そして20分ほどリンチされ続け、タブンネは倒れた。 縛られたタブンネ二匹ははその光景を見て、目をまん丸にしながら震えながら黙っていた 倒れたタブンネを、縛ったタブンネ達のすぐそばに蹴飛ばして運んだ。 倒れたタブンネを押え、両目に超激辛のマトマソースを注入した。 「ミ゙グビァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙」ものすごい絶叫を上げるタブンネ。タブンネは立ち上がり、目を必死に擦りながら部屋をウロウロとしている。 目に注入口を入れておもいっきり注入したのだから、こすった程度でマトマソースが取れるわけがない。この世のタブンネとは思えない絶叫をあげながら必死で目を擦るタブンネの姿を見る町民達はすごい笑顔だった。 楽しい。タブンネを苦しませる事がこんなに楽しいなんて!皆がそう言い、苦しむタブンネを殴る・蹴るの暴行を加え、倒す。倒したタブンネの口を無理やり開き、喉の奥にも激辛のマトマソースを注入した。 「ミ゙ィ゙ヴォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙」またもすごい絶叫を発しながらタブンネは大暴れした。その姿を見ていた縛られたタブンネ達は、恐怖に震えていた。しかし何故か震えながら笑っているタブンネがいた。 本当に恐怖のドン底に落ちると笑うというやつか。気味が悪いので、顔を思い切り蹴飛ばしておいた。血を噴出させながらまだ笑ってる。気持ち悪いのでそのまま置いておいた。 やがて、マトマソースで大暴れしていたタブンネは倒れた。肩で息をしている。まだ死んだわけではなさそうだ。 「こんなに早く死なれても困るしなw」笑いながら町民は言う。そして熱湯を今度は顔以外の体にぶっ掛ける。 「ミ゙ブィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙!」かなり掠れた声になっていた。また暴れたが、先ほどまでと違いかなり弱々しかった。 そろそろ仕上げにすることにした。 タブンネを抑えた。暴れるが大分体力を消耗していたらしく簡単に抑えることができれた。まずハートの形をした腹の立つ足を、大きな金槌で何度もおもいっきり打った。 「ブビ゙イ゙ィ゙ィ゙ィ」タブンネは醜い声で叫び続ける。。もう他者に媚びる事だけに特化された声ではなくなっていた。足がぐちゃぐちゃになったところでもう片方も同じように潰す。 再び絶叫するタブンネ。顔は旅行者に可愛いと褒められていたような顔ではなくなっていた。縛られたタブンネ達も同様であった。 続いて両手を潰した、それが終わるとタブンネは叫び疲れたのか、「ヒヒュァァァァ」という声になっていた。 タブンネは赤い涙を垂らしていた。その表情はものすごい苦痛と恐怖に満ちていた。その顔を見た町民は、耳障りすぎるし、ちょっと飲ませてやるか。 そう言い、熱湯をタブンネの口に入れた。タブンネは「ミ゙ギョ゙ァァァァ」と叫ぶ。少し喉が潤ったようだ。 タブンネを再び抑えつけ、刃物を取り出した。そしてタブンネの腕目がけて振り下ろした。 「ミ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙」タブンネが叫ぶ。そこにマトマソースを塗ってみる。タブンネはさらに絶叫してくれた。 同様のやり方で四足を全て切断する。その間ずっとタブンネは下品な声で絶叫し続けた。 切断した四足は縛ったタブンネ達に向けて投げた。。血塗れになっているシッポも要らないので引き抜き、縛ったタブンネ達に投げ捨てた。縛られたタブンネの恐怖に満ちた顔がたまらなかった。 さて、これからは工場のチェックをする。元々の本題はこちらだったのだが、ついついそれを忘れてしまう程の楽しさをタブンネは教えてくれていた。 C父は今までの光景にとても満足し、ダルマ状態になったタブンネの首をつかみ、町民達と一緒に違う部屋に入った。縛られたタブンネはそのままにしておく。きっと恐怖に震え続けているんだろうな。 ダルマタブンネを沢山あるテーブルの内の一つに乗せる。そして刃物を持ち、タブンネを横から線を引くように切った。 血と叫び声が口から出てくる。「ミ゙ギ゙ッ!」と掠れた声で叫ぶ。C父は刃物の持ち方をかえ、毛皮を少しずつ剥いでいった。 「ミ゙ブィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙!」叫び続けるが、C父は変わらずに皮を剥いでいった。 そう、ここは毛皮を加工する工場だったのだ。Cの言っていた広い土地とは、タブンネを放牧するための土地だったのだ。 若者でなくともこの工場があったことを知らない人は多い。ここら辺には野生のタブンネが居なかったのだ理由はそれだったのだ。だから皆はタブンネを珍しがったのだった。 タブンネの皮は完全に剥げた。血ダルマの状態でもタブンネはまだ生きている。恐ろしい生命力だ。特性が再生力でもないのに、野生とは到底言えない甘ったるい環境で育ってきたこのタブンネがこれだけの生命力があるのだ。町民達は少し驚いていた。 もう一つ驚いた事があった。普通の人でも大嫌いな生物であろうと、こんな状態になったら普通はもうやめたげてよぉ!と言うだろう。しかし彼らは・・・・そう、タブンネによって壊されていた。 Cの父は生身の状態になったタブンネを大きな箱の中に投げ入れた。その箱はエレベーターのようになっていて、工場の奥にある部屋までボタン一つで持って行ってくれる物だった。 ボタンを押し、箱を奥に送る。町民達も奥の部屋へと足を運んだ。 奥にある部屋はとても広かった。この部屋はタブンネを食肉として加工する所だった。先ほどの箱がボタンを押されるまで待っていた。そこには赤いボタンと青いがボタンがあった。C父が赤いボタンを押すと、 箱からまだ息をする血だるまのタブンネがベルトコンベアに移動させられ出てくる。 ベルトコンベアに流され、にタブンネは穴の開いた箱に入っていく。「ビボァァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙」と今日一番の絶叫と、グチャグチャという音を上げていた。 静かになったなぁと思っていると、中から解体されたた何個かにバラされた肉の塊が流れてきた。骨は肉の塊には無かった。 C父「本来なら先に首落としておくんだけどね。まぁ上手く作動するかのテストだし、どうせこいつなんて食べないしいいよなぁw」と笑って言った。 この箱の中の中身は、食用動物の自動骨剥離装置だったのだ。科学の力ってスゲー! 「どうやらここまでは大成功だね。それじゃ青いボタンも試そうか^^」皆と笑って縛ったタブンネの元に行く。 Cの父は縛られたタブンネの触覚を掴んだ。するとタブンネ達の顔がみるみる内に真っ青になり声にならない絶叫を上げ、糞尿を垂らした。 まだまだテストは終わらない。否、終わらせない・・・ 触覚を掴まれ、青ざめた顔をしたタブンネ達を見ると、何か違和感があった そうだ二匹とも顔が普通なのだ。(普通と言っても人から物を媚びるような表情では無くなっていたが。) 先ほど笑っていた方は気持ち悪いので殴った。それで顔を殴り、血を流していた。今見ると血の跡しかない。 こいつの特性は再生力だったのか!再生力のタブンネの見分けが付くように、全身の毛を刈る事にした。 糞尿で汚れていたので消毒も兼ねてタブンネ達に大量の熱湯をかけ洗ってあげた。「ミ゙イ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙」全身を真っ赤にしながらタブンネ達は悶えながら絶叫した。 町民たちはタブンネ達を硬いタオルでゴシゴシと拭いてあげた。「ミ゙グッ~~゙゙ミ゙ギィ~~゙゙」タブンネ達は泣き喚くほど嬉しかったらしい。 再生力のタブンネの縄を解き、カミソリで丁寧に・・・してあげるわけがない。 町民達に抑えられ、乱雑にカミソリで毛を剃られる再生力のタブンネ。「少しでも動いたら目玉ほじくるよ」その言葉に恐怖し、震えるだけしかなかった。 全身の毛を刈るとなんとも情けないというか恥ずかしい姿のタブンネが出来上がった。鑑を見せると物凄く恥ずかしそうな顔をしている。とても面白い光景だ。 もう一体のタブンネは縄を外さずに虐待することにした。町民たちは二匹のタブンネを暴行した。 タブンネ達は最初は媚びた声で「ミィ・・・ミィ・・・」と上目遣いで許しをこいていた。しかし、許されるわけがなかった。 町民達に虐待され続け、「ミ゙ブィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙!」「ミ゙ッギァァァァァ!」とタブンネ達は沢山叫んだ。 それは暴行の音と絶妙に絡み合い、とても聴き心地の良い音楽となっていた。 どれくらいの間暴行していたのだろう?タブンネ達はもう原型が無くなるほどボコボコになっていた。 二匹とも過呼吸になり、掠れた声で喘いでいる。さっきまで居たタブンネのように熱湯を飲ませてあげる。 「ミ゙ヴォ゙ォ゙ォ゙ッボホッ゙ブベェ゙」醜い咳をしつつ、少し喉が潤ったようだ。 とりあえず再生力のタブンネはまた体力が戻るので、 青いボタンの実験台には毛の有る方のタブンネにすることになった。 両手と両足を抑えつけ、金槌で何度も打つ。 「ミ゙ブィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙!」という鳴き声とズドン!、グチャ!という音が鳴り響く。 四足を破壊されているタブンネは酷い顔になっていた。一方全身禿のタブンネは耳を短い手で必死に抑えながらうずくまっていた。 四足を完全に破壊し終える。次は切断する。 町民の一人がニヤリと笑いながら皆に言った。「どうせなら全身禿に切らせないか?」 皆も思わずニヤリとした。大きめの木の板と釘を沢山持ってくる。ぐちゃぐちゃになったタブンネの両手足に、木の板に固定されるように沢山の釘を刺した。 釘を軽く手に指すと、「ミギィッ!」という声を上げた。まだ神経は無事らしい。釘に向けて金槌を一気に振り下ろす。 「ミ゙ボァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙」とタブンネは叫んだ。釘と一緒に手を更に潰してしまったらしい。まぁいいか 暴れるタブンネをしっかり抑えながら、その手に何本もの釘を刺していった。 釘を指すたび、金槌を振るうたびにタブンネは絶叫した。 それを四足全てに施し、タブンネが動けなくなる。顔は涙と涎でぐちゃぐちゃになっていた。 全身禿のタブンネは叫び声をなんとか聴かないようにしようと耳を必死に抑え続けていた。そのタブンネに渾身の蹴りをおみまいする。 「ミ゙ギョッ!」タブンネが吹っ飛んだ。タブンネは脇腹を抑えていた。フリーになった耳を掴んで磔にされたタブンネの所へ放り投げる。 全身禿はその姿を見て愕然とした。そして、磔の隣にある銀色に光る物が目に写った。 銀色に光る物を町民が取り、タブンネに渡す。そして、耳にささやいた「これで磔にしたタブンネの手足を切れ。」 その声を聴いたタブンネは目をまん丸にして驚き、「ミィィィィィィィィ」と首を横に振りながら叫んだ。 「やらなかったらお前もこいつももっと苦しむ事になるけどいいのかな?」と強い口調で言うと、タブンネの首の動きは止まった。 「やり方教えてあげるよ」と、町民は銀色に光る物をタブンネから分捕り、磔の右足首に当てた。 町民はそれを縦に挽いた。「ビギャァァァァァァア」磔のタブンネはまたも叫ぶ、暴れようとするが、磔にされているので自分を苦しめる事にしかならなかった。 その道具は挽く事で、タブンネの足を少しずつ切り裂いていった。それは鋸だったのだ。 全身禿はその光景を震えながら見ている。そして骨に達した所でタブンネに鋸を渡した。 「さぁやってごらん。これを挽くだけの簡単なお仕事だからね~」町民は笑顔で言う。 全身禿は震えながら最初は首を横にし、拒否していたが、町民に殴られるとゆっくりやり始めた。 ただでさえ力のないタブンネが、長い暴行によって体力がかなり消費されている状態だった。素早く鋸を使えるわけがなかった。 ゆっくりと足首の骨を削っていくそれは、磔にされたタブンネにとって地獄でしかなかった。 「ミ゙ビァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙」という絶叫がずっと部屋に鳴り響き続けた。 全身禿は泣きながらなんとか右足を切り終えた。そして磔にされたタブンネの顔を見てしまう。その顔は憎悪にまみれ全身禿を威嚇するように見ていた。 全身禿はそれを見て震えていた。町民達はそれを見て、更にタブンネの事が嫌いになった。何故か?ー自分ではかなわない者には媚びる事しかしないくせに、自分と同等以下の者だけにしか怒りを当てられないその醜い習性にイラついたのだった。 腹の立った町民は、全身禿にもう一本の足もやるように命じる。全身禿はまたゆっくり少しずつ、磔の残った一本の足を鋸で削り始めた。 その間に町民は、先ほど虐待したタブンネに使った激辛のマトマソースを用意していた。 その激辛マトマソースを、磔にされたタブンネの傷口に大量に塗りたくなった。 「ミ゙ブィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙!」と叫ぶ。少しかすれた声だった。耳障りなので、マトマソースを沢山口に入れ、テープで口を縛った。 その時のタブンネの表情は血走った目を見開き、とても良い表情になっていた。 全身禿は泣きながら少しずつ少しずつ足を削っていく。その作業中磔にされたタブンネは「ン゙ム゙ュ゙~~~~」と篭った声で叫んでいた。 それが延々と続いた。両足が削り終わると、次は手の番だ。 全身禿を狂気に満ちた顔で見つめる磔の顔は、腹がたつが、全身禿の恐怖と涎と涙にまみれた表情と「ミヒィ・・ミヒィ・・・」という鳴き声に満足していたので別によくなった。 両手足とお別れしたタブンネは暴れた。しかしサッカーボールを蹴るような足取りで腹に渾身の一撃をぶちかまされる。壁に激突し、ダルマタブンネはおとなしくなった。 「次は毛皮を剥いでやる」町民の一人が小さな声でつぶやいた。 毛皮を剥ぐ部屋にダルマになったタブンネを持ってきた。全身禿も連れてきて、見せつけることにした。 今度は別の人がやってみることになった。Cの父に指導してもらいながらやることになった。、 素人に毛皮を剥がれるその激痛は、プロとは比較にならないほど強烈な物だった。 まず横に線を引くように切る。これは割とスムーズにいった。タブンネは口をふさがれたまま、「ン゙ム゙ュ゙~~~~」と篭った声で叫び続けていた。全身禿は涙を流し、震えながら見ている(見せている)。 しこしここからが難しい。Cの父はスムーズに皮と肉を分離させていったが、町民がそれをやろうとすると、肉を裂いたりして、いびつな形で切れてしまった。タブンネはいつしか叫ばなくなっていた。泡を拭いて気絶したようだ。 Cの父がレクチャーして見せた。とても滑らかに切っていくその姿はまさに職人だった。泡を吹いてるタブンネを軽く叩く。すると一瞬目がキョロキョロした直後「ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ーッ゙」と体を揺らしながら叫び続けた。全身禿の恐怖に満ちた顔がたまらなかった。 叫び続ける肉の塊をよそに、今度は内蔵をとることになった。下腹部を切り裂き、タブンネの内蔵をこれまた見事に取り出していくCの父。その間タブンネは白目を向きながら更に大きな声を閉じられた口の中で叫んでいた。 内蔵をとると、さすがにもうと思ったが、叫んでる。町民たちは愕然とした。まだこのタブンネには意識があるのだ。その恐ろしすぎる生命力に少し震えた。 全身禿に再び鋸を渡す。タブンネの首を切りとれ。と冷たく言う。逆らうことが出来ない全身禿は、またゆっくり、少しずつタブンネの首を刳っていく。 タブンネはもう叫ぶことが出来なくなっていた。事切れたようだ。泣きながら首をなんとか切り終える全身禿。既にその目に光は無くなっていた。 そして骨と肉だけになったタブンネだったものを箱の中へと投げ入れた。そしてボタンを押し、奥の部屋へと肉塊を送った。 タブンネの首の触覚と全身禿の触覚をきつく縛っておく。全身禿も縛り上げ、暴行していた部屋へと蹴り飛ばし、放置した。全身禿の表情は絶望という一言がお似合いだった。 部屋をかえ、青いボタンを押すと、ベルトコンベアが作動し、先ほどとは違う穴に入っていく、そして、その肉は出てきた。ミンチになっていた。青いボタンは食用動物の自動骨剥離装置と自動でミンチにしてくれるボタンだったのだ。 先ほどと同じように生きたままそちらに送っても良かったのだが、どの道自動骨剥離装置に先に入り、死んでしまうのだ。なら掃除が大変になる事を、わざわざすることはない。 テストは大成功だった。 長い間ずっと運動した後に新鮮な生肉の塊を見て食欲が出ない者は居ないだろう。先ほどは食べないつもりだったが、今までの贅沢で裕福な生活をしていたタブンネの肉だ。さぞかし美味しいのだろう。と誰かが言うと、皆が喉を鳴らした。 工場内の調理室でタブンネの肉塊と、ミンチになった肉を食べてみることにした。内蔵はかき集め、ゴミ袋にしまっておいた。 ミンチはハンバーグに、肉塊はそのまま鉄板で素焼き、軽い塩のみで食べてみる。味は・・・・ 微妙だった。食べられないという程でもないけど、普段食べているタブンネの肉とはなぜか味が違った。食感は霜降りになっていたので口のなかでとろけるような食感だったのだが・・・ 『屑肉』と言われる所以がわかった気がする。しかし、あれだけやりたい放題にしてぶくぶく太ったタブンネの味がこんなもんとは少しおかしい。 せっかく無駄に多いタブンネの使い道があったと思ったのに・・・と皆ため息をついた。しかし一人の町民が「気になるから調べてくるわ。」と言ってくれた。 味の方は彼に任せ、残った屑肉と内蔵と、全身禿をどうするか考えた。 とりあえず今日は大分遅くなっていたのでお開きとすることになった。全身禿はそのまま放置・・ではさすがにかわいそうなので、食事をさせてあげることにした。 食べさせる物は・・・屑肉の塊と、ミンチと、二体のグチャグチャになった四足である。 それらを大きめのミキサーで混ぜて、無理やり開かせ、全身禿の口に少しずつ流しこむ。タブンネは「ミ゙ヴォ゙ォ゙ォ゙ッボホッ゙ブベェ゙」と汚い声を上げ、腹を何度も痙攣させながらそれを飲んだ。 町民達は全員体が偉い臭いを発すことになっていたので、工場の備えつけのシャワールームとCの実家のお風呂を使用させてもらい観光客やタブンネ達に怪しまれないようにした。 工場内部では狂気に満ちた事が起きていたが、 外部はどうだろうか?シャワーを浴びた町民が外に出ると、外は暗くなりはじめていた。 しかしタブンネは未だに外部のチェックをする町民と戯れていた。あれだけの絶叫が聞こえてなかったらしい。 工場の防音設備が素晴らしいのか・・タブンネという生物が全てにおいて無能なのか・・・ タブンネは出てきた町民がものすごく良い笑顔をしていたので中で楽しいことがあったの?と言いたいようなジェスチャーをしながら「ミッ♪ミィ~♪」と媚びた声を出した。 町民は更に満面の笑みになり、「じゃあ、キミも一緒に遊ぼうか。」と答えた。タブンネは喜んで「ミミィ~♪」という声を発しながら笑顔で小躍りをしながら中に入っていった。 しかし、その笑顔は一瞬で終わることとなる。拷問をしていた部屋に連れられたタブンネは、絶句した。 全身の毛を剃られ、口には生臭い何かの液体がこびり着いて涙と鼻水が大量に出ている縛られたタブンネと触覚に縛られる阿鼻叫喚の表情をした、タブンネの頭部を見てしまったのだ。 その光景を目の当たりにしたタブンネは少しの間を置いて、「・・・ミ゙ミ゙ミ゙ミ゙ミ゙ィィィィィィィ!!」と叫んだ。そして軽くでは済まない暴行を町民達にされた後縛られ、全身禿の隣に放置される事となった。 部屋は後から入れられたタブンネの寂しそうに泣く声だけが虚しく響き続けた。 しかし、その声は虚しく反響するだけだった。 この日以降、非番の町民とポケモン達が工場へと足を運ぶ。タブンネ達を暴行し、ストレスを発散させ続けた。 中で暴行され続けるタブンネ達は地獄でしか無かったであろう。再生力の全身禿は毎日暴行され続ける。それ以外にも刃物で切られたり刺されたり、至る所の骨を折られたりと、色んな事をされていた。いっそ死んだ方がマシだっただろう。 再生力を持たないタブンネは暴行され続け、死にそうになったら毛皮を剥ぐ練習台にされ、絶叫し続ける。肉は生き残ったタブンネのエサとなった。 工場の外で遊ばせていた実験台は、遊んでもらった人にたっぷり可愛がってもらい、たった一日で死んだ。一日中沢山遊んでもらって信頼をしていた人に暴行されたタブンネの表情や、絶叫はとてもストレスの発散に役立ったそうだ。 死んだタブンネが出た時は、町から睡眠薬入のオレンの実で釣り、捕まえる。捕まえては暴行し続けるというループが起きていた。 こんな地獄がそばにあるにも関わらず、町に来るタブンネ達の数は一向に減らなかった。むしろどんどん増えていった。居なくなっていく仲間に気づかないのだろうか? どうせ気づいたところでここのタブンネ達に野生で暮らす能力は一切ない。近隣の実の生る木は、タブンネに採り尽くされていたのだ。タブンネ達はどの道この町に来るしか生きる事ができない状態だったので全く問題はなかったのだが。 町民達は、たまに来る旅のトレーナーさんにお願いして、あるポケモンを捕まえてきて欲しいと依頼していた。 ポケモン達を手に入れた町民は、ポケモン達に少しでも慣れてもらうため、タブンネとバトル(一方的な虐待)をしたり、肉を食べてもらって、慣れてもらった。 普段美味しいタブンネの肉をたべている人間からしたらここのタブンネの肉は屑肉でしかなかったが、野生で暮らし続けたポケモン達にとってはご馳走だった。 ポケモン達は町民と、とても信頼し合った関係になることができた。 こんな日々を送り続けて、町長に復讐するチャンスを町民たちは狙っていた。 怒りと復讐心に満ちた町民達と言えど、わざわざ町まで来てくれている観光客に迷惑をかけることはしたくなかったので、すぐに復讐することはしなかった。 しかし、復讐をしなくとも町民や、ポケモン達は皆笑顔だった。 非番の日はタブンネ達を思う存分暴行出来る。腹の立つタブンネを見つけたら、その場で捕まえ、非番の日に暴行することも、虐殺することも可能だからだ。
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おかあしゃあん!おなかしゅいたあ!まんまぁ!おちちちょうらい! 「はいはい、みんな仲良くね。」 チュパ…チュパ… おいちい!おちちおいちいよ!…げぷう! もうおなかいっぱい…おひるねしよう! わたしタブンネ!おかあさんときょうだいたちとなかよくくらしてるの! うふふ、おとなりのあかちゃんみてたらちっちゃいころをおもいだしちゃった。ほんのちょっとまえのことだけど。おとなりのあのこはもうおはなしもできるからおちちはそつぎょうね。それともおちちがすきなのかな?あまえんぼさん! わたしはもうおちちはそつぎょうしたの。いまはおかあさんとおんなじごはんをたべて、おはなしもばっちりできるようになったの。きょうだいでいちばんはやかったんだから!えらいでしょ! チリンチリーン… あ!いつものスズのコがきた。やさしいおとでわたしたちをいやしてくれるいいコなの!だからニコッ!ってタブンネのかわいいえがおをみせてあげるんだ!スズのコはゴキゲンそうなかおでフワフワうかんでいっちゃう。いちどいっしょにあそんでみたいなあ。 わーい、ごはんがきたよ!タブンネ、ごはんだいすき!いつもニンゲンさんとポケモンさんがもってきてくれるんだ!でもニンゲンさんたちはだれにごはんをもらってるのかな? ごはんをおなかいっぱいたべたらおかあさんときょうだいとあそぶの。いちばんちっちゃいおとうともごはんをたべられるようになったの!おとうとはあまえんぼさん。でもみんなもおかあさんにあまえたいから、みんなおかあさんにべったりくっついてねるの。やわらかくてあったかくて、とくんとくんってやさしいおとがして、すっごくしあわせなきもちになるの! そんな…おかあさんとおわかれなんて…。とつぜんニンゲンさんたちがやってきて、わたしたちをべつのところにつれていこうとしたの!。 いやだ!いやだよう!おかあさーん! でも、おかあさんはかなしそうなかおをして 「うう…ごめんね…りっぱにそだってね…かわいいおちびちゃんたち…!」 っていったの…。おかあさんもじぶんのおかあさんとはなればなれになったのかな…。 タブンネたちがつれていかれたところにはたくさんちいさなタブンネさんがいたの。みんなおかあさんとはなればなれにされたこどもみたい。 ニンゲンさんたちはみんなにおいしいごはんをたくさんくれたの。タブンネたちもあんしんしてごはんをたくさんたべたの。 みんなさびしそうにしてるけど、タブンネはおねえさんなんだもん、くよくよしちゃだめ! よるになってどこからかタブンネたちにふしぎなこえがきこえてきたの! 「可愛い可愛い子タブンネ達…心配することはありません。貴方達タブンネはお母様のもとを離れ、立派な大人になるべくここでみんなで暮らすのです。沢山ご飯を食べてすくすく育ってくださいね。私も応援していますよ…。」 やさしいこえ…。タブンネたち、ここでくらすんだ!おうえんされてるんだ!…よおし!タブンネ、りっぱなおとなになってたくさんこどもうむ!それだけじゃない!こどもとしあわせにくらして、みんながりっぱなおとなになるまでそだてるんだ!タブンネはじぶんのこどもはじぶんでそだてるもん!そんなタブンネがいたっていいはずだもん! それからタブンネはいっしょうけんめいごはんをたべたの。みんなもタブンネにまけないくらいたくさんたべてたよ。がんばってたべて、おそとにだしてもらったときはみんなでたのしくあそんで、またがんばってたべて…。 これならみんなりっぱなおとなになれるはず!だってがんばってるんだもん! 「おねえちゃーん!おねえちゃーん!いやあ!おねえちゃんもつれてってー!」 なんで!?なんでタブンネだけみんなといっしょにいけないの? おとうとたちもないてるよ…。みんなががんばっておおきくなってきたから、もっといいところにつれていってもらえるとおもったのに…なんでタブンネだけのこされるの…?ひどい…。 でもそのときあのふしぎなこえがきこえたの!やさしいこえが…。 「落ち着いて下さい…可愛い可愛い子タブンネ達…。心配は要りません。貴方達はこれから最高のタブンネとなるために旅立つのです。多くの生き物を幸せにするために。皆さんが幸せになるために。…覚えておいて下さい。私はいつでも貴方達を応援していますよ…。」 「ぼくたちもっとしあわせになれるんだ!」 「やったあ!」 「もっとごはんがたくさんたべたい!」 え!?じゃあタブンネはどうなるの?タブンネはしあわせになれないの? 「わたしたちは…?」 あ、タブンネのほかにもつれていってもらえないコがいたのね。 「おねえちゃん!おねえちゃーん!!おねえちゃああ…あ………くう……すう……」 あれ?みんなねちゃった…。…あっ、みんながいっちゃう!まって、まってえ!! 「待ちなさい。」 え?またあのこえだ…。 「貴女達は選ばれたタブンネなのですよ。寂しいでしょうが気を落とさないで。」 えらばれた…? 「貴女達は彼等とは違う生き方ができると見なされた、素晴らしいタブンネなのです。胸を張って下さい。勿論、私は貴女達のことも応援していますからね…。」 タブンネたち、すごいタブンネなの?がんばってたくさんごはんをたべたから「えらばれた」のかな? 「やったあ!わたしたちトクベツなんだ!」 「あたしもっとごはんいっぱいたべたい!ごはんたくさんもらえるかな?」 そうだよね!タブンネたち、すごいタブンネなんだ!タブンネはぜったいぜったいこどもをたくさんうんでしあわせになる!しあわせなおかあさんになるの!だからみんなもしあわせになってね…! わたしはタブンネ!からだはまだまだお母さんより小さいけど、それでもだいぶ大きくなったよ。 チリンチリーン…チリンチリーン… タブンネはお耳がとってもいいの。だからスズのコのいやしの音もとおくからきこえるのよ!すごいでしょ! きょうもたくさんごはんを食べよう!たくさん食べてげんきなこどもをうまなくちゃ! きょうはごはんを食べたあとタブンネたちはちがうばしょに連れていかれたの。どうしてだろう? そしたら、なつかしい声がきこえたの。わすれるわけがない、あのふしぎな声…。 「御機嫌よう…選ばれたタブンネ達。いよいよ貴女達が役目を果たす時が来ましたね。」 やくめ?やくめって? タブンネは声にきこうとしたんだけど、なんだか急にねむくなっちゃった…。 うふふ!タブンネ、もうすぐおかあさんになれるの!タブンネのおなかの中にはタマゴがあるんだ! …それはうれしいんだけど…なんでタブンネつながれてるんだろう…。またおそとを走りまわりたいよお…。 …だめだめ!タブンネはもうすぐおかあさんになるんだから、くらいきもちじゃだめ!そうだ!こどもをうんだらみんなでおそとであそぼう!きっとすっごく楽しいはず!…ふふ!かんがえただけでえがおになっちゃう!はやくうまれてきてね、タブンネのあかちゃん! うーん、うう~ん… …やったあ!タブンネのタマゴ、これで5コもうまれたよ!タブンネ、やっとおかあさんになれるんだ! …あれ?タマゴがない…あああ!!タマゴがおくのほうにころがっていっちゃってる!やああ、タブンネ、つながれててとどかないよう!タマゴぉ、タブンネのタマゴ、タブンネのあかちゃん、タブンネのなのぉ!タマゴ、タマゴ、タマゴぉ!おねがい、だれかタブンネのタマゴとってえ!!タブンネ、こどもがほしいよぉ! うわあああん…だれかぁ…! ザッザッ… だ…だれ!?ああっ!いつものニンゲンさんだ!やったあ!ニンゲンさあん、タブンネのタマゴとってぇ! …えっ!?…いやあああああああああ!!やめてええええ!!タマゴもっていかないでええ!!なんで、なんでえ!!なんでタブンネのタマゴもっていっちゃうの!?タブンネのタマゴなのよう!!おねがい、かえして、かえして、かえしてええええええ!! タブンネ、こどもたちとずっとしあわせにくらすのがゆめなの!初めてのタマゴ、やさしくあっためてかえしてあげたいの!あかちゃんがうまれたら、ぺろぺろってからだをなめてキレイにしてあげたいの!おいしいおちちをあかちゃんにあげたいのぉ!ふわふわのあかちゃんといっしょにぐっすりねむりたいのぉ!おねがいぃ!タブンネのタマゴおお!! まって、まってえ!いかないでええええ!!タブンネの…タブンネのかわいいあかちゃあああん、あかちゃあああああああん!!いやあああああああああん!! タマゴぉ、タマゴぉ…!あかちゃん…あかちゃあああん……う…ううう……うわああああああん……………ひどいよお………初めての…タブンネの初めてのタマゴぉ………ぐすん……………。 「あたしのタマゴがあぁ…なんで……」 「あかちゃん…あかちゃん……わたしの…初めてのあかちゃああん……」 みんな…みんなタマゴ、とられちゃったの…?そんな…どうしてタブンネたちがこんな目にあうの…?えらばれたのに…なんにもわるいことしてないのに…。 「御機嫌よう…選ばれたタブンネ達。なかなかにいい仕事でしたよ。マスターもご機嫌のようでした。」 ふしぎな声だ!…それってどういうこと?…ひょっとして、タブンネたちのタマゴがほしいの…? 「おや、貴女はタブンネにしては賢いのですね、…ああ、マスターが目を付けたタブンネでしたか。」 タブンネの目のまえに、ときどきタブンネにごはんをもってきてくれたりしてたみどりと白のキレイなポケモンさんがあらわれたの!まさか…ふしぎな声はこのポケモンさんだったの!?…そんなことより、タブンネたちはこれからどうなるの? 「フフ…そこまでは教えてあげません。辛いでしょうが、今は身体を休めて…。覚えておいて下さい。私はいつでも貴女達を応援していますよ…。」 おうえん…?なんなの?タブンネたちはどうなっちゃうの…?ニンゲンさんとポケモンさんはごはんをくれて、おそとであそばせてくれて、でもタマゴはとりあげて……うう……あかちゃん……もうタブンネつかれたよ……。 …ごめんね…あかちゃん…。 タブンネのおなかにまたタマゴができたよ! でも……ううん、だめだめ!こんどこそタブンネはおかあさんになるんだから!ぜったい!ぜったい! いやああ、くさりじゃまあ!タマゴおさえきれないよお!タマゴまってえ! ううう…けっきょく1コしかとれなかった…。 い…いやあ……あとの4コもタブンネのタマゴ、タブンネのあかちゃんなのぉ!ぜんぶタブンネがそだてるのお! こうなったら…こんな…くさりぃ……タブンネがこわすもん!ぜったい…おかあさんに…なるもん…! んぎぃ…んぐう…!あかちゃん…!タブンネのあかちゃん…! コロコロ… …!!ああああああああ!!タ…タマゴぉぉ!! たった1コ…たった1コだけタブンネの手にのこったタマゴ…!初めての…ほんとうに初めてのあかちゃんになるはずの…。 ザッザッ… あ…ああ……あしおと……やめて……やめてええぇ………。 そのあとのこと…タブンネはよくおぼえてないの…みんなのさけび声がすごかったことしか… いちどは手にはいったのに…まもったのにぃ……タマゴ……あかちゃん……。 こんどこそ…こんどこそ…タマゴ、まもってみせるもん…! こんどは2コまもってるもん…!…ごめんね…タブンネにはぜんぶのタマゴはまもれないの…。ゆるしてね…まもれなかったあかちゃん…。 ザッザッ… ニンゲンさんがきた…タブンネは、タブンネはぜったいぜったいこどもをそだてる!この2コのタマゴはわたさないから!なにがあっても! あっ…声のポケモンさんもいっしょ…タブンネのおうちのまえにきた…。なにするの…?た…たすけて…くれる…? 「今回もありがとう。」 スッ… ええっ!?タブンネのタマゴがきゅうにうごいておくのほうに…。 い…いやああああ!!やっと、やっと、やっとタブンネ、おかあさんになれるとおもったのに!やめて、やめてぇ、やめてええええ!やめてよおおおおお!! なんでタマゴとりあげるのおおおおお…!なんでずっととりあげるのおおおおおおお…! なんでタブンネはこんなひどいことされるのおおおおおおおおぉぉぉ………。 うっぐ…なんで…なん…でぇ…。 「いつでも応援していますよ…。貴女達の立派な働きをね…。」 タブンネはタマゴがかえるところ…見られないの…?かわいいあかちゃんのかお…見られないの…? いや…いやだぁ…いやあだあぁぁ……………。 ねそべってタマゴをおなかの下にかくせばぜったいにとられないもん…! タブンネ、あきらめない…ほかのみんなとはちがうもん! タブンネはぜったいあきらめないもん…!あかちゃんとくらすんだもん…ぜったいにしあわせになるもん…! ググッ… い…いぎゃあ…!く…くるしいよお…おもいよお……。これ…ポケモンさんのふしぎなチカラなの…? や…め…てえ…タブン…ネの…から…だ…こ…わ…れちゃ…う…。 ビシィ…ベキバキ…グチッ… …あ……あ…あああ……!あああああ……!! グシャ…グチャア…バチビチビチ… い゙やあああああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!やめでえ゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙!!! もう…たった1コでいい…たった1コでいいから…じぶんの手とあしでかかえてまもりきるんだ…! ザッザッ… ひぃっ…こわいよお…からだがふるえるよお…でも、タブンネはたたかうもん…!タマゴをまもるもん… こんどはニンゲンさんだけ…ならなんとか、なんとか…!わたしの初めてのあかちゃん…! ガッガッ! いたい!いたいよう!つつくのやめてよお!やあん!ゆるして、ゆるしてえ! タブンネ、おかあさんになりたいだけなのよう!ニンゲンさんにひどいことしたいんじゃないのよう! らんぼうしないでえ!おねがいよぉ! 「健気で本当に可愛いねえ君は。今回も美味しそうなタマゴをありがとう。 お礼にこれからも食べ物や安全な寝床をしっかり用意してあげるから…ね!」 ドスッ! いたあい!…あっ…。 「タマゴ、ありがとね。ちゃんとご飯、食べるんだよ。」 ……………いびゃあああああああ…!!いじわるううううゔゔゔゔ… がえじでええええ゙え゙え゙え゙!だぶんねのだまごおおおおお゙お゙お゙ぉ゙ぉ゙……!! 「おかあさん…なんでぼくたちをまもってくれないの…。」 「たべられちゃった…くるしいよお…おかあさん…。」 『おかあさん…おかあさん…おかあさん… おかあさん…おかあさあああああん………』 いやあああああ……ごめんなさい…ゆるしてええええ……。 おかあさん…こんどはぜったいに…ダマゴかえしてあげるからぁ…あああ……。 タブンネ、かしこいってポケモンさんに言われたから、いっしょうけんめいかんがえたよ。 タマゴを1コかかえて、もう1コはうしろにくさと土でなんとかかくしたの。かかえたタマゴがまもれなくても、うしろのには気づかないはず…! かわいそうだけど、かかえたタマゴをはなせばつつくのだってやめてくれる!きっと! いたあっ!いたい!いたい!やめてぇ、いたいよお!いやあん、おなかやめてよう…。 ああっ…かかえてたタマゴがあ……。 はあ…はあ…うしろのタマゴ…なんとかかくしとおせたよ…。やった…!ぜったいにこのタマゴ、かえしてみせるんだ! くさと土でおおってタブンネのからだでかくしてあればばれないはず…! 「フフ…いつもタマゴをありがとう。」 「いやあああ……!!」 「やあああん…!」 うう…1コのタマゴをかくそうとしたらほかのタマゴがかくせないよ…。 …だめよタブンネ!たった1ぴきでもタブンネのだいじなだいじなはじめてあかちゃんなんだから、くらいかおはだめ! とびきりのえがおでむかえてあげなくちゃ! 早く…早くうまれてきてちょうだい…。かわいいかわいいタブンネのあかちゃん…。 カタ…カタ… ああ…タマゴの中からおとがきこえてくる…! もうすぐ…もうすぐ…タブンネ、おかあさんになれるんだ…!うふふ…おもわずえがおになっちゃう! ね、ね、あかちゃん、うまれたらおかあさんがたくさんたくさんかわいがって、いっしょにおねんねして、おいしいおちち、おなかいっぱいのませてあげるからね! だからがんばって、タマゴのからをげんきにやぶってうまれてきてちょうだいね!おねがいよ! タブンネがそう言ったら、タマゴからカタカタってへんじがきたの! あああ…タブンネさいこうにしあわせ…これがおかあさんなんだ…!あかちゃん、ありがとう…ありがとう…! ぜったいにしあわせになろうね! ザッザッ… いけない!ニンゲンさんだ!タマゴをかくさなきゃ! …あっ、ポケモンさんもいっしょだ…。でもこんどはぜったいにかくしきる!あかちゃんのかわいいおかおを見るの! ザッザッ… やった…こっちを見ただけでとおりすぎていったよ…! あしたにはあかちゃんうまれるはず…!あかちゃん、早くかわいいおかおを見せて…ね! ふああ…なんだかもうねむくなっちゃった…。じゃああかちゃん、おやすみ…。 カタカタ…カタカタ… ……!たいへん!今にもうまれそう!タマゴタマゴ…。あれ?タマゴはどこ? ………あああああ!!タマゴがおくのほうにうごいてるぅ!なんでぇぇ!? いやあああああ!!ニンゲンさんたちにばれちゃううう!タマゴぉ、おねがいぃ、こっちにきてえ! 「御機嫌よう。もうすぐタマゴが孵るのですね。」 ポ、ポケモンさん…。おねがい…おねがい!みのがして!タブンネのゆめなの!1ぴき…1ぴきだけでいいからあかちゃんをそだてたいの…!おねがいぃ…。 「いいですよ。見逃しましょう。」 え…いいの?ありがとう…ありがとう…!ありがとうポケモンさん…! 「それより、今まさにタマゴが孵ろうとしていますよ。」 えっ…? ピキ…ピシピシ… あっ…。 ピシピシ…パキ… ああっ…あああ…! パキパキパキッ… 「ちぃぃ…。」 ああああ…!タマゴの中からちっちゃくてかわいいあかちゃんタブンネが出てこようとしてる…!早くなめてあげなくちゃ…! ポケモンさん、タマゴとってちょうだ… フッ… ひゃああ!え…えええええ!ニ…ニンゲンさん!?なんでぇ!?いきなりでてきたよ!? あああああ!!だめえええ!それはタブンネのあかちゃんなのぉ!! 「てゅああ……!」 いやああ、あかちゃんいじめないでえ!おねがいおねがいおねがい…! 「ちびぅ…みぶう!みぴいぃ…まぶぅ…。」 やあああん…!あかちゃんさくにしばりつけないでよぉ…!タブンネ、あかちゃんだっこしたいよぉ! べとべとのあかちゃん、ぺろぺろしてきれいにしてあげたいのよぅ…!おちちあげて、あかちゃんがおいしそうにのむのを… …あれ?これじゃあタブンネ、あかちゃんにおちちあげられない…? …いやああああああ!!まって、まって、あかちゃんをはなしてぇぇぇぇぇ!! このままじゃあかちゃん、おなかすかせて、しんじゃううう!!やだあ、やだあやだあやだあやだあやだああああああああ!! ポケモンさあああん!たすけてよおおおおおお!!みのがしてくれるっていったのにぃぃ…!! 「…子供の顔が見たかったのでしょう?見放題ですよ。ただし貴女はタマゴを産むことが最優先、 よって期間限定です。…それと、マスターは最初から貴女のタマゴのことに気付いていました。 私が見逃す見逃さないの問題ではないのですよ。それでは。」 いやああ…まってよぉ…。 「応援していますよ…。貴女達がタマゴを沢山産んでくれることを…ね…。」 ……………。 なんで……。なんでタブンネはずっと……ずっとずっと……。 ・ ・ ・ あかちゃんは水はもらえてるけど、おなかがすいてずっとないてるよ…。 「あぶう……び…うびぁ…。びうう…。」 もうなくげんきもあんまりないみたい…。 このままじゃあかちゃんしんじゃうよう…。 でもまだあかちゃんはタブンネのおちちしかのめない…。どうすればいいの…? 「みゃ……うぎゅ…ぐぴいぃ…。」 あかちゃん…くるしそう…。 だれか…だれでもいいからたすけてよお…。 タブンネじゃああかちゃんをそだてられないよお…。 「うるさい!じぶんだけこどもうんでおいてないてるんじゃないわよ!」 「いいきみ!あーあ、ずるいママのせいでおなかがすいてしんじゃうなんてかわいそうなあかちゃん!」 う…う…。なんでみんなタブンネをいじめるの…。 なんでタブンネはしあわせになれないの…。 ひどい…ぐすん…ひどいよおぉ……。 「びゃう…ぴゅいぃ……ばぶ…ぶう…。」 やめてえ…。そんなくるしそうなおかおでタブンネを見ないでぇ…。 タブンネ、あかちゃんのこんなおかおが見たかったんじゃないのに…。 うう…うえええええええん………。 「ばび……ぴ…。」 いやああん!あかちゃんしんじゃうよおぉ! あたらしいタマゴなんかうんでるばあいじゃないのよう! 「タマゴを貰いに来ましたよ。」 ポケモンさあん、おねがい…たすけてぇ…たすけてぇ…。 あかちゃんくるしそうだよう…。 くるしそうなあかちゃんなんて見たくないでしょう…? 「フフ…タマゴありがとう。」 きいてよお゙お゙お゙!!だすげでよお゙お゙お゙お゙…!! 「うるさいのよ!さっさとあきらめなさいよ! わたしたちにこどもなんてむりなのよ!…うう…。」 いやだもん…タブンネ、こどもそだてるもん…! タブンネの、タブンネだけのかわいいこども…。 ゆうがたになったらもうあかちゃん、ぜんぜんなかないよ…。 やああああ…おねがいだれかあ…。 「ふぃ…ぉ…」 …あかちゃん…? 「…おぢ……ぢ……。」 あかちゃん…!おちち…?おちちほしいの? まってね…!おかあさん…がすぐ…に…こんな…くさり…こわ…し…て…うぐう…。 おち…ち…おなか…いっぱい…のませて…。 「………。」 もう少し…もう少しだけがんばって…あかちゃん…! うぎい…もうあさになっちゃったけど…タブンネ…あきらめ…ない…もん…。 はあ…はあ…あかちゃん…。 ザッザッ… ニンゲンさんとポケモンさんがきたけど、かんけいないもん…! タブンネはあかちゃんをたすけるんだもん…! プチッ ポイッ ニンゲンさん!?あかちゃん、かえしてくれるの? や…やった…!あかちゃん、あかちゃん、あかちゃん…! つめたい…さむかったの?さあおかあさんのおちち、いっぱいのんで!ね! 「………。」 あかちゃん…?どうしたの?おかあさんのおちち、おいしいよ? …ね?おねがい…ね?おちちのんでちょうだい? 「………。」 …あかちゃん…?ねえあかちゃん、へんじしてよう! かわいい声、おかあさんにきかせて!おねがい! 「………。」 え…あかちゃん…?タブンネの耳にはなにもきこえないよ…? うそだよね…?げんきがないだけだよね…? タブンネはじまんのしょっ角をあかちゃんにおそるおそるあててみたの…。 でもあかちゃんからはなんにもかんじない…。 うそ、うそ…。あかちゃんのとくんとくんっていのちの音…。 タブンネがおかあさんにぎゅーってくっついて、 やさしいきもちがつたわっていつもあんしんしてたあの音…。 「………。」 ……!!……あ…ああ…。うそ…うそ…うそ…。 …うびゃああああああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙……………!!! ゆめ…タブンネのゆめ… あかちゃんにかこまれていっしょにねんねして、 おちちせがまれたらじゅんばんよってやさしくなでて、 おなかいっぱいになったあかちゃんがにぱってわらって…。 タブンネ…の……ゆ…め…。 ………。 まだ…あき…ら…め……。 「………。」 あかちゃあん、どうしたの?おなかすいたの? よしよし…。ほうら、おかあさんのおちちだよ! おなかいっぱいになるまでのんでね! 「………。」 あかちゃんおなかいっぱい? うふふ、いっぱいのんでえらいよ!なでなでしてあげる! おなかいっぱいになったらおかあさんといっしょにおねんねしようね! ぎゅうーっておかあさんとくっつくと、すっごくあったかいよ! おかあさんのむねのところから「とくんとくん」って音がするでしょ? おかあさんがげんきであかちゃんのそばにいるってことなの。 おかあさんはずっといっしょにいてあげるからね。 ずーっとしあわせにくらそうね!タブンネのかわいいかわいいあかちゃん…! 「………。」 ………。あさになったけど…あかちゃん…やっぱりうごかない…。 あかちゃん…ほんとにしんじゃったんだ…。 タブンネ…しあわせになんかなれないんだ…。 もう…いやあ…。 ザッザッ… タマゴ、またとられちゃった……。 タブンネはこれからもずっとずうっと、タマゴをとられるだけなんだ…。 あかちゃんをそだてるなんて…はじめからむりだったんだ…。 ひどい…。 ひどい…ひどい…。 ……………ひどい…………。 わたしはタブンネ。この家に入れられてからずうっと タマゴを産まされては取り上げられ、産まされては取り上げられを繰り返しているの…。 いやあああ…またタマゴが産まれそう…。 産みたくないよぉ…。辛いよぉ…苦しいよぉ…。うぐうぅ………。 「やあああああ!いやああああん…!」 「タマゴいやああああ!いやよおおおお…!産みたくないのぉ…!」 タマゴは産まれたら必ずニンゲンさんやポケモンさんが来て持って行っちゃうの…。 タブンネ、自分の赤ちゃん一匹しか見たことないよ…。 その赤ちゃんも…タブンネの目の前で…お乳も飲めずに…。 …最後に「おちち…」って…。 うううう…。お腹が空いて苦しかったんだよね…。 ごめんね…。ごめんね…! ここのタブンネは絶対にお母さんになんかなれないの…。 タブンネには分かっちゃった… タブンネ達のタマゴを外のニンゲンさん達はみんなで美味しく食べてるのよ…。 でもタブンネにはどうしようもないの…。ずっとここにいるしかないのよう…。 「いやああ!タマゴ、出て来ないでぇ!」 「うぎいいいいい!!はあっ…はあっ…、助けて…助けてえええ…!」 うええええん…うぐうぅ…。ひぃ…ひぃ…。 タマゴなんか産みたくないよおおお……。 うぐ……ひっく…ひぎっ……。あ…ああ…タマゴが産まれちゃう…。 やああ…やああ…ううっ…うああ…うぐううああああ゙ぁ゙ぁ゙…! ……うう…全部で5コ産まれちゃった…。 また持って行かれちゃう…。 みんな叫んでも意味がないってとっくに分かってるけど、 それでも泣いたり叫んだりするの…泣くしかないの…。 しかもタマゴを側に置いておくと苛められるから もう誰もタマゴを守ろうとしないの…。 タブンネも…もう、いや…。 今日もタマゴ取られちゃった…。 うっ…ぐす…。ポケモンさんがゴキゲンそうな顔してる…。 なんで、なんでタブンネ達はこんな目にあうの…? なんにも悪いことした覚えないのに…。 誰かこのかわいそうなタブンネに幸せを下さい…。 ガチャン! 夜になって、突然タブンネの鎖が外れて目が覚めたの!どういうこと…? ギィ… えっ…?扉が開いた…、外に出られる…?タブンネ、自由になれるチャンス…? ザッザッ… あっ…向こうからニンゲンさんが来ちゃう…!早くあっちに逃げないと…! ドテッ いたあい! うう…ずっと走ってなかったから体が重いよお…。 早く、早く逃げなきゃ…。 ゾワッ… ひぃっ!?なに?今の…。 ひゃ…ひゃあああ…黒い目が暗闇からタブンネを見てるよ…。怖いよう…怖いよう…。 グググ… うぎゃああ…!頭…締め付けられて痛いよお…! なにこれぇ…!体もつぶされちゃう…! …そうだ…思い出したよ…確かこれはあのポケモン…さんの… パアン!パアン!パアン! ぎゃあああ!!痛い!痛い!なにか飛んできたよう! やめてぇ、やめてえ!!血がいっぱい出ちゃうう!タブンネ、ボロボロになっちゃうよお!! びゃあああ!ごめんなさい…!ごめんなさ…びぎっ!ぐぎぃ!!うぎゃあっ…! …うぎいぃ…もう…限界……。タブンネ…ここで死んじゃうんだ…。 うう…ううう……おかあさん…おとうとたち……あかちゃん……。 ザッザッ… 「コイツか…。」 ニンゲン…さん……?いつものニンゲンさんじゃ…ない…みたい…。 「~~~。」 た…たす…け……。 ………。 続く(第一章終了)
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「ミッミッ♪」 パソコンに向かって仕事をしていたら、飼っているタブンネが何かを持ってきた。 ん、タブンネちゃんどうしたの? 「ミィミィ♪」 タブンネが持ってきたものを見てみると、それは博物館の広告だった。 『シッポウ博物館でタブンネ展を開催!いろいろなタブンネを見ることができます!』か…タブンネちゃん、これに行ってみたいの? 「ミィ!」 よし、それじゃあ今度の日曜日に行ってみようか! 「ミィミィ♪」 タブンネは嬉しそうに鳴いた。 そういえばこの子、生まれてから一度も自分以外のタブンネを見たことがなかったからなぁ… そして日曜日、タブンネを連れてシッポウ博物館に行った。正面には大きく、タブンネ展のポスターが貼られている。 「ミィミィミッ♪」とタブンネは早く入りたいのか服を掴んで引っ張ってくる。 タブンネちゃん、この日をずっと楽しみにしてたもんなぁ、そんなに急がなくても大丈夫だよ。 タブンネ展の会場に入ると、さっそく数匹のタブンネが展示されているのが目に入る。 タブンネは、展示されているタブンネに嬉しそうに駆け足で近付くと「ミッミッ♪ミィィ?」と話しかけていた。 展示品に話しかけるなんてタブンネちゃんはお馬鹿さんでかわいいね♪ 「ミィィ?ミィ?」 いくら話かけても返答がないので、展示品のタブンネの胸に触覚を当ててみるタブンネ。 「ミ…ミ?ミィ……ミギャアア!?」 もう、何びっくりしてるの?剥製から心臓の音が聴こえる訳ないでしょ?ホントタブンネちゃんは天然なんだから♪ あ、ホラ、あそこに色違いのタブンネさんの剥製もあるよ。綺麗だね~、こんなのめったに見られないよ。あれっ、タブンネちゃんどうしたの? タブンネは隅の方でブルブルと震えていた。 人がたくさんいるから怖かったのかな?大丈夫よ、私がおててをつないであげるから♪さっ、次のコーナーに行ってみようか。 次のコーナーにあったのは、ホルマリン漬けの子タブンネやベビンネだった。 「ミキャアアアア!!」 またタブンネちゃんびっくりしてる。たしかにホルマリン漬けっておめめが白くなってたりお口をパックリ開けてたりしててちょっとグロテスクだもんね、でも子タブンネちゃんやベビンネちゃんだったらかわいいから私は平気だよ♪ あ、見て!このホルマリン漬け、卵の中のベビンネちゃんの成長過程がわかるようになってるよ。すごいね~。 「ミヒィ…ミヒィ…ミヤァ…」 プルプル タブンネは泣き出してしまった。 どうしたの?もしかしてベビンネちゃんや子タブンネちゃんのことを見て童心に帰っちゃったのかな?甘えんぼさんだなぁ♪ じゃあもう次のコーナーに行こうか。 次のコーナーにも、タブンネのホルマリン漬けがあった。しかしそれは先程のものとは違い、腹を切られて内臓が見えるようになっていた。 へー、このコーナーはタブンネの体の構造とかがわかるんだ…ふぅーん、タブンネの体の中ってこういう風になってるんだね。勉強になるなぁ… 「ミ…ミヤァ……ァ…ァ…」 ガタガタ タブンネは展示されている同族の骨格標本に戦慄していた。 タブンネちゃん、骨格標本を指して何か言ってるよ、きっとあれに触ってみたいのね。 でも骨格標本は触ったりするのはダメって注意書きがしてあるからダメみたい…どこかに触れるコーナーはなかったっけ? あ、あそこに触れるコーナーがあったわ! 「ミ…ミィミヒィ?』プルプル そこには、プラスチックのケースに入れられた何かがあった。そして、そのケースには人間の手が入るサイズの穴があり、中の物を触れるようになっている。 ねぇねぇタブンネちゃん、あれ、タブンネの脳味噌が直接さわれるんだって! 「ミヤァアアア!!」 ポロポロ これでタブンネの脳味噌の感触や重さがわかるのね、すごいわ!ねえ、タブンネちゃんもせっかくだから触ってみようよ。 「ミャ、ミャア!」 フルフル 遠慮しなくていいのよ、ここは展示品に触ってもいいコーナーなんだから♪ グイッ タブンネの手がケースの穴に入り、中の脳味噌に触れた。 「ミィィイイイイィィィ!!!」 急いで手を穴から抜こうとするタブンネだったが、太い腕が穴にすっぽりとはまってしまっていた。 「ミィャア!!ミィィィ!!ミピィィィ!!」 フルフルフルフル なかなか穴から手が抜けず、タブンネは同族の脳味噌の感触を味わい続けた。 もう、タブンネちゃん興奮しすぎだよ♪ 帰り道 今日は楽しい一日だったね、お土産コーナーでかわいいベビンネちゃんの触覚ストラップも買えたし♪ 「………」 タブンネ皮でできたおそろいの帽子も買っちゃったわ、タブンネちゃん似合ってるよ♪ 「ミ……」 あれ、タブンネちゃん疲れちゃったの?まぁ、たくさんはしゃいだもんね。そうだっ、今度の日曜日には世界のタブンネ料理展に連れてってあげようか! 「ミギャァァアアアアア!!」 終わり
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タブンネの簡単クッキング! 今日はタブンネのヒラヒラ揚げ巻を紹介します まず、タブンネを鍋一杯の醤油の中に入れてゆで上げます。 ピィピィうるさいですが、気にせずゆでましょう。 タブンネがゆで上がるまでの間、ラルトスの頭と手足を切り落としてひらひら部分だけにします。 らるらるうるさいですが、気にせず切りましょう そしてニンジン、タケノコ、ピーマンを炒め、ゆでてもまだ生きてるタブンネをハンマーで無理やり縮めて、 ラルトスのひらひらの中に野菜と一緒に入れます。 このとき、豚が野菜を食べないように口を閉じておきましょう。 そして油の中に入れてカラっと揚げれば出来上がりです。 これでもタブンネはしつこく生きてますが、口の中に含めれば一気に昇天します あと、ぴくぴく動いているラルトスの頭はポチエナの餌にするといいです。 ラルトス調理するとはグッジョブ!! -- (名無しさん) 2014-06-10 17 49 09 この作品はタブ虐とラル虐との友好の証に残しておくべきですね! -- (名無しさん) 2014-06-10 19 28 10 代理管理人(笑)がこの作品を消そうとしてる件www -- (名無しさん) 2014-06-10 19 33 15 いやこれは代理管理人(笑い)じゃなくても削除安定だわ… -- (名無しさん) 2014-06-11 00 36 35 違反している部分を削除して掲載いたします -- (名無しさん) 2014-06-11 00 46 46 ↑勝手なことすんな自称代理 -- (名無しさん) 2014-06-11 00 54 16 ラルトス虐待とかキチガイだろ。なんであんなか弱いのを虐待するんだ?タブンネはいいけど。 -- (名無しさん) 2014-08-25 00 17 26 ↑弱いラルトスやタブンネよりも強いサザンドラでも虐待してろよwwww -- (名無しさん) 2014-08-27 16 27 46 名前 コメント すべてのコメントを見る
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タブンネのいる生活_前編 タブンネのいる生活_後編
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第二章 さあて、今日も仕事っと。 俺はとあるタブンネ農場の経営者。タブンネの肉やタマゴを出荷している。 タブンネの苛められたときの反応を楽しむという趣味も満たせる素晴らしい職業だ。 そんな俺だが、一つ特技がある。 「チィ~チュイ!テュアア!」 (わーい、ごはんがきたよ!タブンネ、ごはんだいすき!) 俺はいわゆるサイキッカー、いくつか超能力が使えるのだ。 昔からこの能力があった俺は例に漏れず超霊ポケモンと波長が合い、 トレーナーとしての実力もそれなりにあると自負している。 余談だがポケモンとナチュラルに会話ができる人がいるなんて話を聞いた。 世の中色んな人がいるもんだ。 まあそれはともかく、俺はテレパシーが得意で人間以外の生物と意思疎通ができる。 つまりタブンネのリアクションも二倍楽しめるという訳だ。つくづく得したなあと思う。 「チィ…チャアッチュイ?」 (ニンゲンさんたちはだれにごはんをもらってるのかな?) ここのきょうだい達の中で一番上の姉ベビンネだ。 タブンネ自体は知能は高くないが、コイツはその中ではなかなか賢そうだ。 ここのママンネ達は食用タブンネの生産用、 ベビンネ達も基本的にはいずれ出荷されるのだが…これは期待できるかも。 「ビッギャアアアアアアガッギビィィギギィ゙ィ゙!!!」 タブンネとは思えない叫び。♂ベビンネの去勢だ。 麻酔無しで直接睾丸を切り取るという拷問、悲鳴も最高だ。 もっとも、意思も感情もあったものじゃなく、完全に翻訳不可能だが。 いやあこの暴れるベビンネの凄まじい形相、ホント良いなあ。 なお当然だが後続のベビンネは仲間の悲鳴に曝される訳で…。 「ピヒィ!ビピィィィィィ!!」 はい、次キミね。 「ヂィィィィィィ!!ヂュビャアアアアアアア!!」 はいグサッとな。 「…ッッギッビュアッアアア゙ア゙ア゙ッギヂィィィィ゙ィ゙ィ゙!!!」 うーん楽しいなあ~。この作業は本当に楽しい。 まあ結構疲れるが、色々な意味でやりがいのある仕事だ。 「ミィィン…。ミヒィン…ミィィィィィン…!」 (うう…ごめんね…りっぱにそだってね…かわいいおちびちゃんたち…!) 「チィィィ!チヒィィン!」 (おかあさあん!いやだよう!) 「チュィィィン…ピィィィ…ピィィ…!」 (おかあしゃあん…やあん…やああん…!) やっぱり母子引き離しは良いなあ。 ママンネはもう止めることはできないと分かっているが、 それに対してベビンネ達の必死な声が実に可愛い。 これからベビンネ達には立派な食肉になってもらうために快適な暮らしをしてもらう。 ここで俺のサーナイトの出番。 彼女は慈愛に満ちた励ましでベビンネ達に生きる活力を与えるのだ。 話が終わるとベビンネ達は寂しさよりも期待と希望の表情を見せた。 まあ暮らしが快適になればベビンネは親のことなんて大抵どうでもよくなるものだ。 さて、姉ンネはどうかな? …子供を沢山産んで幸せに暮らしたい。子供が一人前になるまで自分で育てたい…。 期待通り…!苛めがいがありそうじゃないか…! (フフ…楽しみですね…) ああ…。 それからベビンネ達は沢山の飼料や放牧など快適な環境の中ですくすく育つ。 美味しいお肉になってくれそうだ。外に出てはしゃぐベビンネ達も見ていて和む。 こうして数ヶ月が経ち、ベビンネ達がある程度大きくなると出荷される。 実は飼育費などの関係上、ある程度大きくなったらさっさと出荷する方が得なのだ。 「ミィ!ミィィ!ミィィィン!」 (おねえちゃあん!おねえちゃあん!わああああん!) 「ミィィ…ミィィィィ…!」 (おねがい…おねえちゃあんもいっしょがいいよう…!) いよいよ出荷の時期だ。こいつらは加工工場に運ばれたり、 別のグループは生きたまま店に出されたり…。まあ末路は変わらない。 サーナイト達がさいみんじゅつで眠らせタブンネ達は出荷された。 そして姉ンネを含む一部の♀タブンネはタマゴ生産用にする。 望み通り沢山タマゴを産ませてあげるよ、姉ンネちゃん…。 『ミッミッ!ミッミッ!ミッミッミッ…』 (トクベツなんだ!)(あたしもっとごはんがたくさんたべたい!)(わたしも!) (やったあ!)(おねえちゃん、わたしりっぱになるよ…) ふんふん、良い反応だ。 「ミミッ!ミッミィィ!」 (こどもうむ!ぜったいしあわせになるんだ!) 姉ンネちゃん、君は本当に立派な子だよ…。 さて、姉ンネ達にもそろそろタマゴを作ってもらうかな。 という訳で姉ンネ達をタマゴ生産用の建物の檻に移す。 檻はタマゴが勝手に転がって繋がれたタブンネ達(繋いでおくと色々やりやすい)の 届かない手前側にくるようになっているのだ。 (マスター、終ーわったよー!) チリーン、お疲れ様。 チリーンの役目はいやしのすずやいやしのはどうによるタブンネ達のケアだ。 いやしのすずを聴かせてまわるだけでもタブンネ達はかなり体調を崩しにくくなる。 繋がれたものもいるから体調には気を配らなくては。商売だからね。 タブンネには人工受精で妊娠してもらう。 ♂に襲わせてみたりすることもあるが、こっちの方が色々と楽だ。 眠らせる手段は多いし。でもまだ若い♀が成体♂に襲われた時の 「ミビャア!ミビヒィ!ミヒッ!ミヒッ!ミヒッ!ミヒッ!ミヒッ!ミヒヒィィン!ミュヒイイイ!!」 って悲鳴は最高だったなあ。またいつかやりたいな。 閑話休題。姉ンネ達はしっかり妊娠したようだ。 サーナイトの「応援」もそうだが、コイツらには自分達が幸せ者だと思ってもらわなくては。 幸せなタブンネは苛めがいもあるし、何より大事な商品だ。優しく飼育は行う。 「ミィミッ、ミィミミュイ!」 (はやくうまれてきてね、タブンネのあかちゃん!) 姉ンネちゃんも自分のお腹をさすって嬉しそうだ。いやあ良かった良かった。 「ミィーーーーーーーーーーーーーー!!」 「ミィミィミィ!ミィィ!ミィィ!ミィミィミィミィィィィィィ!」 「ミュビィィィィ!テュィィイイイ!ミビュイイイイイイイイイ!!」 「ミィィッ!ミィィィィッ!ミ!ミ!ミ!ミ!ミ!ミ!ミ!ミ!ミ!ミィッ!ミィッ!ミィッ!ミィィッ!」 「ミヒッミヒッ!ミヒィミヒィッ!ミヒイミヒイ!ミヒイイ!ミヒ…ミビィィィィィィィィ!!」 「ミィィン……ミィィィィン……ミャフッ…ミフウ…ミアアアアアアアアアン……。」 「…ッンミギィッ!ミギュィィ!ミビィィィ…!ミッギ…ミギィーーーーーー!!」 「ミヒィィィィ……ミビィィィィィィィィィィィ!!ミャミュィィィィイイイ!!」 「…ミャフウ!ミィ…ミィィ!ギュイイイ!ンミィィィィィ! ミィ、ンミィ、ンミビヒィッ!ンミュビュイアアアアア!!…………ミィッ、ミヒ…ミヒィィ……。」 ……キターーーーーー!!阿鼻叫喚!やっぱ初めては良いなあ!よっしゃ、仕事仕事ォ! 姉ンネちゃんの様子はどうかな? 「ミィ、ミィィン、ミィィィン!ミュィィ…ミュヒィィィィィ…!ミィィィミヒィィィィィ…ミィィィィィィィィン…!」 (タマゴ、タマゴぉ、タマゴぉぉ!だれかあああ…タブンネのタマゴとってえ…! タブンネこどもほしいよう…おかあさんになりたいよおぉ…!) 「ミィ!ミッ!ミィィィン!ミィミィミィィィィィ…」 (ニンゲンさあん!おねがい!タブンネのタマゴとってえ!タブンネ、タマゴじぶんじゃとれないよお…。) お、(予想通り)助けを求められてしまった。となれば当然… 「ミアアアアア!ミィィィィ!ミィィミヒィィ!ミヒャアアアアン! ミィィィン、ミィィィィ!ミィィ、ミィィ!ミビィィィィィ!」 (いやあああああ!やめてえええええ!タブンネのタマゴもっていかないでええええええ!タブンネのタマゴなのよう! タブンネ、こどもたちとくらすのがゆめなの!おねがい、かえして、かえしてええええええ!) 姉ンネちゃん期待通りの反応!最高だなあ! 君達のタマゴはみんなが美味しく食べてくれるよ!良かったね! しかしまた最初は全滅か。まあ産卵のために仰向けになると産んだタマゴは見にくいだろうし、 ぽっちゃりお腹や短い首と手足では仕方ないのかもな。 このあたりに野生のタブンネの生存率の低さのカラクリがある気がする。 サーナイトによると、やはり姉ンネは他のタブンネよりは賢いようだ。ますます期待大だな。 実は、最初は良いなあと言ったが、むしろこれからが本番なのだ。 いきなりでは仕方ない…では二度目以降、タブンネ達はどうするのか、どう反応するのか、そこが面白い所なのだ。 姉ンネのようなちょっと(だけ)賢いタブンネがいるとより面白くなる。次も楽しみだ。 そしてタブンネ達の反応をカメラで録画して後で見るのが最高の娯楽になる。 さあてまた姉ンネ達が妊娠したぞ。 カメラの映像を別室で見ると、姉ンネは1コだけながらタマゴの確保に成功したようだ。やるじゃないか。 しかし届かない位置にある残り4コのタマゴに向かってミィミィ喚いている。 ぜんぶタブンネのタマゴなのぉ!といったところか。 だが残念、君のタマゴから命まで全て俺の手の中です…申し訳ない! …あっ!姉ンネちゃんやらかした!鎖に無駄な抵抗をしてる間に確保したタマゴが転がって行っちゃった! 「ン゙ミ゙ィィィィィィィィィィィィ!!」 絶望の叫び声!さてすぐに回収に行かないとな! 近くで姉ンネの顔を見ようと思ったのだが、タマゴを回収したら気絶してしまった。 この時の目を見開き涙を垂れ流し、口をあんぐりと開けて硬直した姉ンネの顔! 勿論即写真を撮った。タブンネの定番の表情だが、姉ンネちゃんのは格別だなあ。よっぽど子供が欲しいんだな。 さて、次はどんな行動に出るかな?姉ンネちゃん。まだまだ楽しませてもらうよ。 ほう、今回は2コ手元に残せたんだね、偉いね。 だけどサーナイトが念力で取り上げるからね。 「ミギュイイイイイ!ミィィン…ミギャアミュビャアアアアアア!」 (なんでタブンネのタマゴとりあげるのおおおお!いやああああん!タブンネのタマゴかえしてよおおおお!) さて、他のタブンネ達からもっと。 「ミィアアア!ミビアアア…!」 (やああああ!やめてええ…!) 「ビグウ!ビギュィィ!ミギィィィ!」 (かえして!あたしのタマゴかえしなさいよおおお!) うんうん、威勢のいいコも居ていいね。 でも姉ンネちゃんは2コ手元に残せたのに、君達は良くて1コ!だらしないぞ~! 口ばかり喧しい子にはお仕置きだ! 「ミギィィ…ミヒッ!?ミビャッ!ミギアアアア!ミギィ!ミギィ!ミヤア!ミヤア!」 (タマゴぉ…みひゃあ!?いたあ!いたあい!いだいいだい!やめてやめてえ!) 念力で左の触覚を引っ張って…そうだ!結び目をつけちゃおう! そして最後にもう一度ギューッと引っ張って…。 「ンミュギュア゙ア゙ア゙ア゙!ッビィイイイイ!!」 (いだいよお゙お゙お゙お゙!っぎゃぁああああ!!) ブチッ あっ…。 「ッ…!イッビャアアア゙ア゙アガッアアア゙ア゙ア゙!!」 あーあ、触覚が千切れてしまった。まあ想定内だけど。 まあコイツはさいせいりょくだし、日を置けば触覚でも治るだろう。 「…ビヒッ!…ミ゙…ミバッ…!…カヒッ…カヒ…。」 しかし今にも死にそうな痙攣具合だな。これは触覚プレイの道が開けるかも? …キタ!来たぞ!姉ンネちゃん、寝そべってお腹の下にタマゴを隠してる! あの「キリッ」って感じの表情!前回も大絶叫だったのにまだまだ希望を捨てていないようだな! 素晴らしい!…が、君は最悪の方法を選んだ!サーナイト! ググッ… 「ンミ!?ギュ…ギュミ…ミ…ミュ…ビィアア…ンビ…!」 ビシィ…ベキバキ…グチッ… 「…ミッ…ミヒ……ビィ…ンビヒィ…!」 ビシィ…ベキバキ…グチッ… 「ビビャアアアアア!ギュギャアアアッアアア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」 最高だよ姉ンネちゃん!特に大事な大事なタマゴにヒビが入り始めたときの表情! 自分のお腹に直に伝わってくる感触はどうなんだろうなあ~。 自分で赤ちゃんを殺したという罪悪感はどれほどなんだろうなあ~。 これで姉ンネちゃんも限界かな?別に精神がどうなろうとタマゴを産んでくれればいいんだけどね。 …なん…だと…? 姉ンネちゃん、タマゴをしっかり抱えて守っている!おお、あれでも折れないかあ。 しかも正面からタマゴを守るつもりのようだ。その意気や良し!たっぷり苛めてあげよう! 「ミッ…ミヒッ…ミヒィィ…。ミ…ミィ…!ミィミィミィィ…!」 (ひっ…ひぃぃ…こわいよぉ…。…でも、タマゴはぜったいにまもるもん…!) 恐怖で震えながらも我が子のために敵に立ち向かう…か。うん、徹底的に苛めたくなるんだ、すまない。 ガッガッ! 「ンミヒャア!ミギュッ!ンビィ!ミュギッ!ビヒィミュギヒィッ!」 (やあん!いやあ!ゆるしてえ!うぎゃっ!いたいいたいいたい!) 健気で本当に可愛いねえ君は。今回も美味しそうなタマゴをありがとう。 お礼にこれからも食べ物や安全な寝床をしっかり用意してあげるから…ね! ドスッ 「ミギュイッ!…ミッ…。…ミッビャアアアアアア!」 (いたあい!…あっ…。…いびゃああああああ!) タマゴ、ありがとね。ちゃんとご飯、食べるんだよ。 「ンッギュミ゙ィィイイイイ!ミ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙イ゙イ゙イ゙イ゙!!」 いじわるぅ!とか喚いてる。…俺の声は届いてなさそうだな…。 姉ンネちゃんもいよいよ精神がヤバいか。よおし…。 「ミグィィ…。ミギュウウゥ……。」 (よーし、ハマったな…ケケケ…。) ゲンガー、お疲れ。姉ンネちゃん、素敵な“あくむ”を楽しんでいるようだね。果たして再起できるかな? あれ、姉ンネちゃんまた1コキープしてるだけ?まあいいか。 んじゃドスドスつついて…はい没収!お疲れ様で~す。 …なんて気付かないとでも思ってるのかね? 姉ンネに限ったことじゃないが、タマゴを隠したのバレバレもいいとこだよまったく。 …でもその足掻きに免じて特別サービスをあげよう。タマゴ、大事にしてくれよ? そろそろタマゴが孵る頃合だな。姉ンネも幸せそうにタマゴにミィミィ話しかけている。 しかしカメラでの監視云々の前に態度が違い過ぎてタマゴの存在がやっぱりバレバレ。 というか生まれた後どうするつもりなんだ?流石にそこまで考えは及ばないか。 でも本当に幸せそうだなあ。タマゴから返事が返ってきて最高に幸せだそうだ。 ではその幸せをズタボロに壊して差し上げよう! 夜、チリーンが可愛らしいあくびでタブンネ達の眠気を誘う。 姉ンネはタマゴに神経を使っていた反動か、もうすぐタマゴが孵る安心感か、ぐっすりだ。 さいみんじゅつで操っても面白そう…いやいや!姉ンネへの仕打ちはもう決まっている。 タマゴをこっちに寄せて…さあ、明日が楽しみだ。 「ミヒィィン!ミビィィィン!」 キタキタキタ!俺は待機して…さあサーナイト、姉ンネちゃんに僅かな希望を抱かせるんだ。 …OKOK、いいよいいよ。おっ、タマゴが孵るぞ姉ンネちゃん! 「ミィ…ミュヒ…!ミアア…!ミッ!ミィミィミィ!」 赤ちゃんを舐めてあげたいんだね、でも残念だけど君の幸せな時間はここで終了です!ネイティオ、テレポート! (…了解ダヨ。) 「ミッヒィアアア!?ミンミャア!?」 なんでぇ!?だって。驚いてる驚いてる。 さて、ベビンネちゃんは柵に縛りつけて、すぐには死なないように水を用意して…と。 「ミィィ!ビィィィ!ミィミィミィィ!ンミギィィ!ミュビィ!ミギャアアア!」 赤ちゃんの末路に気付いた姉ンネちゃんが喚く喚く。タブンネは“さわぐ”なんか使えたっけ? とにかく姉ンネちゃん、念願の赤ちゃんと楽しく過ごしてね! じゃサーナイト、そっちはよろしく。 「ミィィ…。ミュィィ…ミィィィン…。」 姉ンネちゃんはずっとベビンネに届かない手を伸ばしている。 ベビンネが空腹で弱ってきてからはより一層訴えるように鳴いているが…。 「ミギィ!ミィミィィッ!ミグウゥ…!」 「ミフッ!ミィッ!ミヒィミィィィ!」 他のタブンネ達からうるさい!いい気味!などと罵られてしまった。まあなんでアイツだけ…って思うよな。 「チヒ…ヂィ…。」 一方のベビンネは弱々しく母親に向かって鳴いている。 目の前の母親に触れることもできずに、空腹の苦しみの中短い生涯を終えることになるのだ。 悪いけど、君は姉ンネちゃんの心にトドメを刺す為に生まれてもらったんだ。自分の運の悪さを恨むんだね。 夕方。恐らくベビンネはそろそろ限界だろう。殆ど鳴かず、水も飲んでいない。 姉ンネちゃん、いよいよだよ。 「…ヂィ……ヂ……。」 (…おぢ……ぢ……。) あ、最後にお母さんにお乳をねだれたんだね、偉い偉い。でもこれが遺言になっちゃったね。 …?姉ンネは何をしてるんだ?今まさに自分の子供が事切れたというのに、必死で鎖から逃れようとしている。 まさかまだ気付いてないのか?…暫く放っておくか。いつ気付いて泣き叫んでくれるかな。 なんと姉ンネは朝になっても鎖と格闘していた。タブンネに壊せるような鎖ではないが。 それより、哀れな姉ンネちゃんに現実を教えてあげないと。 さあ、すっかり冷たくなった可愛い可愛いベビンネちゃんだよ。ようやく念願の赤ちゃんを抱けるよ。 「ミッミッ!ミィィ~♪ミィミィ!…ンミィ?ミィ!ミィ!ミィィ!」 おいおい、冷たくなってても気付かないのかよ。それ程赤ちゃんへの想いが強かったのか。 でも流石に無反応のベビンネにはおかしいと思ったようだな。触覚で心臓の音を聞いて生きているかを確かめている。 「ミ…ミッ…ミグッ……ミビャアアアアア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァ゙ァ゙ァ゙……!」 哀れ姉ンネちゃん、ようやくベビンネの死を理解したようだ。 目を付けたタブンネを撮影した映像は資料という名のコレクションにしている。 姉ンネちゃんは泣き声が特にイイ。楽しませてくれてありがとう姉ンネちゃん! 「ミギウウウウウゥゥゥ…ビイィィィィィ゙ィ゙ィ゙ィ゙…!」 「ミィミ、ミュイ!ミィミィ♪」 姉ンネちゃん…君という子は本当に… 姉ンネはどうやら我が子の死を受け入れられないようだ。ベビンネの死体を幸せそうな笑顔で可愛がっている。 本気で哀れになってくる…のだがやっぱり死体を可愛がる姉ンネの姿を見ると呆れから笑いが出てきてしまう。 タブンネにはこの様に我が子の悲惨な死を受け入れられず、暫くの間親が死んだ子供を世話するということが稀にある。 それを狙って子タブンネを目の前で惨たらしく死なせる連中もいるらしい。 (無惨で理不尽な死に方が重要で、毒殺が効果的だとか) 他人のことを言えた身ではないが、まったく良い趣味をしている。 「ミンミ、ミィッミィ!ミィア~ミィィ!」 ずーっと幸せに暮らそう…か。まあ現実逃避する権利くらいはあげよう。 結局、姉ンネはベビンネの死体を大事に大事に抱きしめて幸せな顔で眠りについたのだった。 翌朝。姉ンネは我が子の死をやっと受け入れたらしく、ベビンネの死体を放り出して 虚ろな表情でミ…と弱々しい声を出していた。 どうやら遂に、遂に姉ンネちゃんの心は完全に砕けたようだ。 おめでとう!君は母親になんかなれない、ただの産卵マシーンだ! やっとそのことを分かってくれたんだね。じゃあこれからもしっかり働いてくれよ。 「ミ……ミ…………ミィ…………。」 …ふう、今日も仕事終わりっと。 プルルルルル… ん、電話…おや、アイツからか。また「新調」するのかな?もしもし…。 よーし、身を隠して…。 ガチャン!ギィ… 念力であの姉ンネの鎖と柵の鍵を外してやった。姉ンネちゃん、ここから逃げるなら今だよ! ポテポテポテポテ… 本当に足遅いな…あっ、コケた。はあ…まあいいか、始めよう。ブラッキー、くろいまなざし。 (間抜けめ…。ビビれ!) ゾワッ… 「ミピィ!ミ…ピヒャアア……。」 姉ンネはもう逃げられない。じゃあいつものようにやるか。サーナイト、ルカリオ。 グググ… 「ギュ…グピ…ャア……ンビ……。」 パアン!パアン! 「ミ゙ュギィ!ビュィッ……ヂュビャア!ビッ…ギャッ…!ビヒィ!ビヒィ!ビヒュイァ!」 サーナイトが念力で拘束し、ルカリオがしんくうはの連射でボロボロになるまで痛めつける。 もう何度もやった連携だ。無力な姉ンネにできることなど許しを請うくらいだろう。 そして姉ンネが限界というところでいつものようにアイツに合図をして…。 ザッザッ… 「コイツか…。」 「……ミ゙………ミ゙…ィ……。」 「んじゃ、貰っていくぞ。」 ポン! 姉ンネはボールに入れられた。…ってコラコラ!金金! 「おっとそうだった。…ほらよっと。んじゃ、ありがとさん。」 はいはい。姉ンネちゃんを「可愛がって」あげてね! 「分かってるよ、フッフッフ…。」 (マスター、良かったのですか?) ルカリオ。…そうだな、ちょっと惜しいかな。 ま、アイツの所にやるならもう苛め尽くした今の姉ンネが一番良かっただろうし、 触覚を弄ったタブンネの観察も進んでるし、別に良いさ。さあ、寝よう寝よう。 (あの娘はあの方の所で夢が叶うと良いですね。ウフフフ…。) サーナイト…(全く、ホント父親に似てゴーストタイプじみた奴だなあ…)。 …でもまあ、確かにそうだな。頑張れ、姉ンネちゃん! 終わり
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皆覚えているだろうか、あのタブンネ狩り大会を・・・あの大会要項にはなぜか生け捕りの方が得点が高く設定されていた。 そうすれば当然参加者は生きたままタブンネを捕獲する。何故生け捕りにするのか?捕えられたタブンネは一体どうなるのだろうか? 今日は大会後のタブンネの処遇について見ていこう。 「大会中」 捕えられたタブンネはどんどん本部へと送られ得点に換算される。どのタブンネも不安の表情でいっぱいだ。 計算の終わったタブンネはタマゴと一部反抗的なものを除き大きな檻へと入れられ、ある建物へ連れていかれる。 その屋内には大きなスクリーンがあり、タブンネが集まるとある映像が流される。 それは一匹のタブンネが捕らえられた後、街へと行きとても幸せな生活を送るというものだ。 映像内のタブンネはオボンを頬いっぱい頬張り、寝たい時に寝て、何かあればすぐ人間が駆けつけて世話をしてくれる。 さらに特殊な訓練を受けてバトルに出れば百戦百勝のまさにタブンネにとって夢のような生活をしていた。 当然捕われたタブンネは自分にもそのような未来が待ち受けていると思い込み、 それまでの不安顔から一転いつものニヤケ顔に変わる。この一見無駄なような作業も、この後タブンネの反応を楽しむためには必須だという。 「大会後」 結果発表が終わり、優勝者が決定すると大会も閉幕だ。次の大会は秋なので、それまで今回狩られたタブンネは生き長らえる。 当のタブンネはこれからの甘い生活を確信して、狩られた直後は一言も発しなかったくせにあの映像を見た後ではあらゆる檻からから 「ミッミッ♪」「ミィミィ♪」という媚びた声が聞こえてくる。ここまで来ると滑稽を通り越して可哀想である。 後片付けが終わるとタブンネたちは多数のトラックに分載され街へと向かう、無論トラックの中でも「ミィミィ♪」の大合唱、 街が見えてくるとその声は一段と大きくなる。しかし皆知っているようにタブンネが幸せになることはない、 いや、なってはならないのだ。 トラックは街の直前、つまり郊外で停まる。そこには周りの広大な土地に不釣合な鉄筋コンクリートの建物が数十棟に分かれて建っており、 タブンネは檻から出された後、建物群の入り口で数列に並ばされる。 列の先頭ではタブンネが次々と振り分けられ、どの棟に入るか指定される。実はこのグループ分けが後々重要な意味を持つのだがタブンネ達は知る由もない。 タブンネたちが振り分けられた棟へと入っていく、先程のグループ分けだが、どうやら棟によってばらつきがある。 数百匹いるところもあれば、数匹しかいないところもある。また子タブンネや赤ちゃんタブンネのみの棟もある。 タブンネたちはこのような場所に連れてこられたことに疑問を持ちながらも、まだあの映像のことを信じていた。 太陽はとっくに沈み、見える明かりは各棟の照明ぐらいである。タブンネたちにはオボンのみが与えられ、 軽い洗浄の後就寝となる。数が多いので雑魚寝だが、昨日までは野生のタブンネ、そんなことは気にならない。 さて夜が明けると各棟ごとに活動が始まるのだが、先述したとおりここには多くの棟が偏在しており、 グループも数多である。よって便宜上ここからタブンネのいる棟及びグループをAやBというふうに記述して、個別に末路を見ていく。 けいとん編 「A棟」 A棟は200匹ほどで成る大規模グループである。Aグループはこの敷地内の馬場のような場所へ行き、 朝から晩まで走らされる。走ると言ってもマラソンではなく、各10匹ほど集まってかけっこをする。 かけっこで1位のタブンネにはオボンのみが与えられるので、それが競争意識を高める。しかしタブンネは短足である。 たしかに努力しているのはわかる。1位をとろうとする気迫も伝わる。だがあのピンクの塊がトテトテ走っている姿を遠目から見るとつい笑ってしまう。 それでも走ることに向いていない種族であるタブンネたちは、オボンによるアメと途中から追加されたビリに対する罰走のムチによって、 他のタブンネと比べて非常に足が速くなった。 そんなうちに秋となった。タブンネ狩り大会の季節である。A棟のタブンネたちは競技場の外にあるイベント会場へと連れていかれる。 半年前まで住んでいた場所を見てタブンネたちも「ミッミッ♪」とはしゃいでいる。タブンネたちの載ったトラックは大きな運動場のようなところへ入っていった。 その入口には「タブンネ競豚」と書いてある看板が・・・ついにA棟のタブンネたちがこれまでずっと走ってきた意味が明かされる。 時間が来て大会が始まったが、多数の見物客が競技場ではなくこの運動場へと入っていく、彼らの目的は狩りではなく同時開催される前回狩られたタブンネを使った興行である。 そしてここではタブンネ競豚が行われる・・・。 運動場内のタブンネは、8匹ごとに分けられ、色の違うゼッケンを着せられる。ゼッケンには番号が書いてあり、 指示が受けたらその番号のゲートに入るよう命令される。タブンネは観客がたくさんいるという、いつもと違う雰囲気に戸惑っていたが、 今回の賞品である山のように積まれたオボンを見るや、今か今かと待ちきれない様子になった。 「タブンネ競豚場、第1レースタブンネ記念、芝500、右回り、天候晴れ」 出走豚一覧 1白タブンネ 今回は厳しいか 2黒タブンネ 芝は苦手 3赤タブンネ 逃げ豚の本領発揮か △ 4青タブンネ この距離では・・・ 5黄タブンネ 調子上々 ○ 6緑タブンネ 実力上位 ◎ 7橙タブンネ 冷静になれない 8桃タブンネ 出遅れなければ ▲ タブンネ達がゲートに入り、ファンファーレが鳴る。そして観客の歓声と共にゲートが一斉オープン! タブンネ競豚第1レースは、スタート直後はもつれたが、そのあと黄と緑のゼッケンを着たタブンネ2匹が抜け出し 200メートル時点で他に8豚身の差をつけ圧倒的リード、下馬評通りこの二匹の勝負となると思いきや、残り100メートルで緑が転倒! これで誰もが黄の勝利だと思った。しかしそうはいかないのがこの競豚、緑の転倒を見た黄が突如Uターンして緑に近づくと、 なんと足をくじいて動けない緑の肩を持ち一緒に歩き始めたではないか!結局ゴールするまでに他のタブンネに抜かれ最下位となったが、 タブンネ同士の厚い友情物語に我々も感動・・・・・・・・・するわけがねえだろ。 確定結果 1青タブンネ 2桃タブンネ 3白タブンネ なんという大番狂わせ、しかしレース結果などどうでもいい、ここからがこのレースの醍醐味なのだから。 1位のタブンネにオボンが渡される間、運動場内にそれ以外のタブンネが集合させられる。どのタブンネも状況がわからず 「ミィミィ?」とあたりを見回している。そのタブンネたちの前に運ばれてくる7つのミキサー。もうお解りだろう、負けたタブンネがどうなるのかが。 係員によってミキサー内に入れられるタブンネ、まだ判っていないようで、「ミッミッ♪」とミキサー内でガラスにペチペチと手や触覚を当てて興味津々だ。 そんなタブンネに構わず係員がボタンをひとつ押した。 「ミブャァァァァァくぁwせdrftgyふじこlp・・・・」 ギュイーンという起動音と共に起こる一匹のタブンネの悲鳴、下半身から溶けるようにペースト状になっていき、悲鳴が消えたと思うと、 ミキサー内はタブンネだったもので満ちていた。この瞬間観客席のボルテージは最高潮、逆に残ったミキサー内のタブンネと次のレースの準備をしていたタブンネ、 あと1位となってミキサーから逃れたタブンネがこの光景に体を硬直させた。特にミキサー内のタブンネは次は自分だとやっと悟り、渾身の力を込めてミキサーからの脱出を図った。 「ミギャアアァァァァ!!!」「ミグアアァァァァ!!」 しかし間に合うわけがない、次々とペースト状になっていくタブンネ達、一斉にではなく順番にやっていくのがなんとも心憎い、最後の一匹となるともう茫然自失となり悲鳴も挙げずに散っていった。 だがこれで終わりではない、係員たちはミキサーを1位だったタブンネの周りに並べ、あたかもシャンパンファイトのように頭から浴びせかけた。これが勝者の権利である。 「ミギュアアアアァァァァ!!」 1位タブンネはかつての仲間のペーストをかぶると、発狂したように暴れだした。まだ次のレースがあるというのにここで無駄な体力を使っていいのだろうか? 第2レースは開幕と違い16頭立てで行われたがハプニング発生、ゲージが開いてもタブンネたちが出てこない。全員座り込んで「ミィィィ・・・・」と呟いている。 成程、レースが終われば誰かが死ぬ、ならばそのレースを全員でボイコットすればいいということか。 タブンネにしてはよく考えた方だが、甘い、甘すぎる。何年もこの競技を続けてきた本部がこんなハプニングを予測していないとも思っているのか、 その証拠に誰一人慌てていない、ただ時が過ぎるのを待っている。タブンネたちの本性が現れるその時を・・・ そして10分後、ついにその時が訪れた。 「ミッ!!」 突然一匹のタブンネが抜け駆けを図った!そう、いくら示し合わせたとは言え、どのタブンネも極限状態、とても信じあえる心理ではない。 互いに疑心暗鬼となっている中、一匹のタブンネがその重圧に耐えられず仲間を蹴落してでもこの地獄から抜け出すことを選んだのだ。 もちろんこの展開を読んでいた観客たちは大爆笑、観客席の雰囲気と必死に仲間を見捨ててトテトテ走るタブンネとのギャップは見事である。 さてまだゲージ内に残っていたタブンネたちは仲間のまさかの裏切りに呆然としていたが、やがて事態の重大さに気づき慌てて裏切りタブンネを追いかけ始めた。 しかし時すでに遅し、コースの中ほどに来たときにはとっくに裏切りンネはゴール板を過ぎていた。 「ミィ・・・・・・・ミィヤーーーーー!!」 悲鳴と共にコース上に倒れるタブンネたち、ピンクの体がブルブル震えていた。 その後タブンネたちは係員にミキサーに押し込まれる時も、そしてピンクのペーストになる時も一言も発しなかった。 代わりにただ只管裏切ったタブンネをものすごい形相で睨みつけていた。 裏切ったタブンネは最初顔を背けていたが、係員によって顔をミキサーに向けられたときに、 今まさにすりつぶされる瞬間のタブンネと目を合わせてしまい、「ミヒッ!」と一言鳴いた後動かなくなってしまった。 ペーストによるシャンパンファイトにも反応なし、どうやら精神がイカれてしまったらしい、 この分では次のレースでこのタブンネも仲間のところへ行けるだろう。その時謝ればいいじゃないか、良かったな。 その後残りのレースも順調に進められ、多くのタブンネが原型を留めず死んでいった。 競豚に敗者は要らない、敗者から天に召されるまさに命がけのレース、この地獄から抜け出すには裏切りンネのように 他者を蹴落さなければならない、それも一度ではなく最後の勝者が決まるまで。 そうして200匹の頂点に立ったタブンネだけが、ミキサーではなくみんなのサンドバックとして生涯を終えることができるのである。 タブンネ競豚編 終 ダンスダンスタブンネ編 「B棟」 B棟30匹ほどの少数グループ。このタブンネたちは最初棟内で一日中ポケモンミュージカルの映像を見せられる。 するとどうだろう、なんとタブンネたちがミュージカルの真似事をし始めた。まあ娯楽がこれしかないから当然だろうが、 それにしても酷い、全くダンスというものではない、ただ贅肉を見せびらかしているだけである。しかしそんな肉踊りも3ヶ月の間インストラクターの指導や、 ドレディア等による移動公演見学などによってだいぶ上達したようだ。ここで私はあることに気がついた。タブンネの顔が違う、 ダンスが少しうまくなっただけで自信に満ち溢れている。練習が終わると観ていた私に対して「ミッミッ!」と手を振って来る。 その時のタブンネたちの顔は俗にいうドヤンネ顔なのだろう。なるほど勘違い此処に極まりか・・・ そんなこんなで秋、タブンネたちは自信満々の顔で特別に用意されたバスへと乗り込む。他のタブンネは皆トラックなので、ここでも優越感を感じるのである。 会場は大きなホール、タブンネたちはそれぞれ綺羅びやかな衣装をつけ、入念にリハーサルを行う、どのタブンネも頭の中で今まで観てきた映像のように、 大観衆から拍手喝采を浴びる自分を想像しているのだろう。いや、現にムシャーナがそう見せてくれた。 とうとう開演である。会場内は満員、タブンネたちは舞台裏で円陣を組み「ミッ!!」と気合を入れると、インストラクターに一匹ずつ背中を押され、笑顔で観客の前に飛び出した。 「ミッ♪ミッ♪」 音楽に合わせて今までの練習の成果を見せるタブンネたち、しかし観客席は水を打ったように静まり返っている。 それもダンスに見入っているわけではなく、何かをずっと待っているようだ。 「ミッ♪・・・・・・ミィ?」 それでも精一杯踊るタブンネ、だがそろそろクライマックスだというのに全くダンスに集中していない観客たちを見て、 さすがのタブンネも疑問に思って来たらしい。 「ミィ・・・・・」 とうとう全演目が終わったが、観客席からは拍手ひとつ起きない、何故?どうして誰も拍手しないの?ドレディアなんかダンスが 終わったら花がたくさん投げ入れられていたのに・・・ 自分の予想とは真逆の展開に、タブンネたちは上のセリフでも言いたそうな表情で「ミィミィ・・・」 とうなだれている。その時!突然観客席から何かが投げ込まれた! 「ミギャ!」 それは見事にタブンネに命中し、タブンネのピンクの体を黒く汚した。タブンネが恐る恐る投げられたものを確かめる・・・・・・・泥だ。 「ワアーーーー!!」 それが合図だったらしく、今まで沈黙していた観客席から鬨の声が上がり、次々とものが投げられ舞台上のタブンネを襲った。 「ミギャーーーー!!」 泣きながら必死に逃げ惑うタブンネたち、投げられているものは泥、石、ゴルフボール、ゴミ、パチンコ玉、黒い鉄球・・・おそらく観客にカイリキーがいるな・・・。 「ミブッ!」「ミビャッ!」 それらは面白いようにタブンネたちに当たっていく、これは最初不思議に思ったがすぐに分かった。タブンネの背中にいかりのこなが付けられている。だが一体いつ付いたのだろう。 「ミナブッ!」 衣装も体もボロボロにしたタブンネが転んだ。見るといつの間にか舞台上に水が撒かれている。いや、その水からは鼻をつくような強烈な臭いが放たれている・・・ガソリンだ。 最前列の客が撒いたらしいガソリンはタブンネたちを滑らせては体の毛に染みこんでいく、そして全てのタブンネがガソリンまみれになったと思うと、何か光ったものが舞台へと飛んでいったのが見えた。 「ミビャアアア!ミヤアアアア!!」 よく見るとそれはロケット花火、これもいかりのこなの効果でタブンネめがけて一直線に飛んでいく、 いつもはちょっと危険なだけの夏の風物詩も、ガソリンが染み込んだタブンネにとっては死神同然である。 「ミグバァァァァァ!!!!」 ついに一匹のタブンネに命中し、そのタブンネは炎に包まれた。これはほのおタイプのデルタ種か? 「ミガガガガ・・・・・・・・」バタッ 違った。ただのタブンネだった。炎によって黒焦げになったタブンネが息絶え倒れこむと、体からは香ばしい匂いが立ち込めた。 「ミィィィギャアアアァァァァアア!!!」「ミニャアアァァァァ!!!」 死んだタブンネに続けとばかりに、続々炎を身に纏うタブンネたち、床に残っていたガソリンにも引火し舞台は一瞬にして業火のステージとなった。 「ミビャアァァァァアアァアア!!!」 タブンネたちは体と床の炎から逃れようと身をよじったり、スッテプを踏んだりしている。はっきり言って、先程の肉踊りよりもこちらのほうが格段に面白い。 バタリバタリと図ったかのように一匹ずつ倒れていくタブンネたち、とうとう最後の一匹が「ビィィィ・・・」と言って旅立ち、 舞台に30匹分のステーキが出来上がると会場内は拍手喝采。これこそタブンネたちが夢見てきたものではないのか、しかし哀しいかな、 そのタブンネたちはもういない、あるのは黒焦げの中にほどよくレアになった肉が覗ける死体が30体のみだった。このダンスダンスタブンネに出るタブンネは、 数ヶ月の練習の成果は認めてもらえないものの、己の命を張った即興ダンスは高く評価してもらえるので、 他のタブンネよりも幾分ましである。まあどうせ死ぬのでタブンネにとっては同じかもしれないが。 「ダンスダンスタブンネ編」 終
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特性が不器用のタブンネに掃除道具を押し付けて俺が仕事から帰ってくるまでに家の中を掃除しておけと言う。 タブンネは俺が自分を頼りにしているとでも思ったのかまかせてくれとでも言うような顔で「みいっ!」と元気よく鳴いた。 威勢だけはいい。 だがこの不器用なタブンネに掃除道具がまともに使えるはずもなかった。 まず初日。 言えに帰るとタブンネは廊下で雑巾がけ用のバケツをひっくり返し廊下も自分自身もびしょ濡れだった。 俺が帰ってきたことに気づいたタブンネが申し訳なさそうな顔で近づいてくる。 そのまま目の前まで来るとタブンネは頭をぽりぽり書いて照れくさそうな笑みを浮かべた。 俺は目一杯害のない優しそうな笑顔で返して、それから、狙いを定め、思い切りタブンネの腹をつま先で突き上げる。 「ミギャアァッ!」 タブンネは体をくの字に折り曲げふっ飛んだ。 ずざざっと廊下を滑り、呻き声をあげながら「どうして?」とでも言いたそうな顔で見てくる。 俺はさらにタブンネの腹やケツを蹴り飛ばし、首根っこを掴んで顔面を殴りつけ、時に壁や床にたたきつける。 「ぎゃっ!みぎゃっ!ひぎっ!ごがっ、ぎいいっ!ぎゃあああ!」 タブンネはなぶる度にいちいち無様な悲鳴をあげた。 そしてタブンネがボロボロになって動けなくなった頃に耳元でささやく。 明日も今日みたいにちゃんと掃除ができてなかったらまたなぶる、と。 タブンネはぶるぶる震えながら何度も頭を縦に振った、よほど恐ろしいらしい。 だがやはり不器用なタブンネに掃除ができるわけもなく、次の日もその次の日もそのまた次の日も、タブンネはまともに掃除ができずなぶられた。 やがて掃除道具がどうしても使えないタブンネは動かし慣れている自分の尻尾を使って掃除をするようになった。 尻尾を揺らしてカーペットのゴミや埃を払い、フローリングの床には尻尾をごしごし押し付けて汚れをふき取る。 そのため少しは綺麗になるようにはなったが、所詮は使いにくい尻尾で無理矢理やったものだ。 カーペットの上にはゴミや埃はいくらでも残っているし、フローリングの床は汚れのある所しか拭いていないようであるのがよく目立つ。 ある日帰ってきた時にタブンネが廊下にちょこんと座り尻尾のある背中の方に首を伸ばして廊下を拭いている所に遭遇したので「それじゃやりにくいだろ」と言って尻尾を引きちぎってやった。 尻尾のあった所からは血が吹き出しタブンネはこの世のものではないような悲鳴をあげてのたうち回る。 その傍らに千切った尻尾を叩きつけ血で廊下が汚れたから掃除しておけと言う。 それからタブンネは千切られた尻尾をホウキや雑巾のように使い始めた。 不器用なタブンネにはそれをかろうじてホウキや雑巾の代用にすることはできても洗うことまではできないようで、2・3日もするとすっかり汚れてしまった。 元々自慢の毛並がよく真っ白な尻尾が使い古した雑巾のようにボロボロになってしまったのが悲しいらしく、タブンネは時々その尻尾を抱いて静かに泣いていた。 さてこうなってくると一応タブンネは掃除ができるようになってしまい、俺が帰ってくるまでに掃除を終えてしまうことも出てくるので、次はどうしようかと考えた結果、家に帰ってくる時間を早めるこにした。 掃除ができるとは言っても、特性不器用の影響でその能率は非常に悪くまともにやろうとすればかなり時間がかかってしまう。 そこをついて適当な日にいつもより早く帰ってくる。 するとタブンネは案の定まだ掃除を終えておらず、早く帰ってきた俺に驚くと同時にまだ掃除が終わってないことを思い出し青ざめた。 そして俺は掃除が終わっていないことを指摘しまたタブンネに暴行を加える。 次の日も早く帰る、次の日も、しかし時にはあえて普段通り帰り緩急をつける。 タブンネはいつ俺が帰ってくるかがわからないので日に日に精神をすり減らしていった。 やがてそれはある事件を引き起こす。 虐待の痛みや恐怖、いつ俺が帰ってくるかわからない過度の緊張によるストレスに耐え切れなくなったタブンネがある日自分で自分の腹に包丁を突き刺し自殺を図ったのだ。 傷口から血を溢れさせピクピク痙攣しているタブンネを見た時には心底哀れだと思った。 そこまで追い詰められていたのか、などではなく自殺をすれば解放されると思っていることに。 俺は腹の包丁を抜き、モンスターボールからサーナイトを出していやしのはどうを撃つように命じる。 サーナイトが技を使い始めるととたんにタブンネの傷が治り始め、数分もすると元気を取り戻したタブンネが飛び起ききょろきょろしだした。 その顔には死なずに済んだ安堵ではなく、死ねたと思ったのに死ねなかったという絶望のようなものだあった。 俺は不安気にこちらを見上げるタブンネに意地悪っぽい笑みを向け、それから血で床を汚したと言って殴り始める。 その後もタブンネは何度も自殺を試みた。 自殺して死のうとして、俺が見張りにつけておいたサーナイトに治された。 サーナイトに治されて、帰ってきた俺に虐待された。 何度も自殺の苦しみだけを味わい治されて、その後さらに虐待された。 耐え切れなくなったタブンネはじきに発狂するだろう。 その日が楽しみだ。