約 1,871,737 件
https://w.atwiki.jp/girlgame/pages/495.html
※容量が足りず、これ以上追加できません 簡易紹介、データの方はこちら ひたすらガールズゲーを挙げるスレ 18 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/10/24 19 50 ID ??? シエスタ AMEDEOのガルゲ第二段。世界観を同じくする、というわけで「ススキノハラ」(18禁)もやって、兄の余りの変わりぶりに仰け反ったのもいい思い出です。 112 名前:名無しって呼んでいいか? :03/11/24 11 58 ID ??? 『シエスタ』 「アメデオ」二作目は、兄ブランド「クルマレテル」のススキノハラの約束の乙女バージョンです。 基本設定、背景および一部立ち絵にススキノハラで使われたものが見られます。 話も一部重なってる模様・・・ (ってか、フランチェスカとかスージーとかデライラとかパティとか、このあたり全部、ススキノハラの攻略対象キャラってのは正直どうかと思いました) システムは前作ファーストライブを踏襲。相変わらず安定した動作です。 原画も同様。CG枚数、立ち絵ともに及第点でしょう。 今作では音声もつきました。さりげなくガオレッドがいたり、サンジがいたりします。 個人的にはアラン以外はイメージにあっていると思います。 メインヒーローである涼兄の平田さんが賛否両論のようですが、ここは好みの問題かと。 さて肝心のシナリオですが、夢の世界と現実が少しずつ交錯していくファンタジー。 物珍しい設定ではありませんが、ファンタジー世界を舞台にすることで盛り上がりを大きくすることに成功しています。 一部雑多な展開や、不可解な展開もあるのが残念です。 もっと丁寧な話作りをしてもらえたら、名作と呼べたかも知れません。 個人的に、バッドエンドも丁寧に作ってあるのが好印象でした。 今回もボイス曲があります。クライマックスで挿入され、ドラマを盛り上げるのに一役買っているでしょう。 ただ、女性ボーカルバージョンの方が聞きやすく、どうせなら全部こっちに・・・いえ、これも好みの問題ですが。 アメデオにはシナリオをメインとしたゲーム作りを期待しています。 今後もオーソドックスながら良作を世に送り出すメーカーであり続けてほしいものです。 乙女ゲー総合雑談スレ 146 名前:名無しって呼んでいいか? :04/04/09 20 55 ID ??? そういえばシエスタの主人公ってどれくらい自我ある? 貴重なノベルゲーだから興味はあるけど、絵と乙女ちっくらしいのが引っかかってなかなか購入に至らず… もしシンフォニーくらい主人公のキャラが確立してればプレイしたいけど 148 名前:名無しって呼んでいいか? :04/04/13 15 55 ID ??? いわゆる気の強い女の子。 自己主張は強い方だと思う。自分は好きだよ、前向きで。 149 名前:名無しって呼んでいいか? :04/04/13 16 10 ID ??? シンフォニ程ではないと思う 彼女を期待すると 肩透しかも・・・ 乙女ゲー総合雑談スレ Part2 929 名前:名無しって呼んでいいか? :05/12/22 00 00 08 ID ??? アメデオは移植しないから安心して買ってるなぁ。 移植するようになったら発売日デフォ買いはしなくなると思う。 930 名前:名無しって呼んでいいか? :05/12/22 16 49 02 ID ??? アメデオはバグとかないのもいいよね 乙女ゲー総合雑談スレ Part3 220 名前:名無しって呼んでいいか? :06/01/15 18 00 43 ID ??? 先輩キャラってあまりいないよね。需要ないのかな 227 名前:名無しって呼んでいいか? :06/01/17 00 34 52 ID ??? シエスタにも先輩キャラいるよ。 乙女ゲー総合雑談スレ Part4 512 名前:名無しって呼んでいいか? :06/09/24 12 27 54 ID QAjDORUD MACでプレイできる乙女ゲーで評判がいいのってなにがありますか? 513 名前:名無しって呼んでいいか? :06/09/24 12 47 32 ID ??? Mac対応乙女ゲは選ぶ程無い。思いつくところで、 「シエスタ」はまあ評判いいけど、選択肢一つでも間違えたらダメなのと結構前に出たので古くさい感じがある。 「Yo-Jin-Bo」は評価が二分している。 内容に関しては各スレか検索で確認して貰いたい。 他は販売終了か18禁。 乙女ゲー総合雑談スレ Part5 621 名前:名無しって呼んでいいか? :07/04/20 20 55 15 ID ??? 「結婚がハッピーED」 ありそうで意外に見ないよねコレ ED数年後結婚式~という古風な流れ大好きなんだけど 悲しい事に乙女ゲーで見た記憶が一度もない 何かある? 622 名前:名無しって呼んでいいか? :07/04/20 21 00 50 ID ??? パッと思い浮かぶのではシエスタの兄、同級生EDが結婚式だった 632 名前:名無しって呼んでいいか? :07/04/20 22 08 06 ID ??? シエスタは正確には結婚式後(初夜明けだか新婚旅行だか)だったと思う。 ガールズゲーソフト購入相談所 92 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/10/22 14 40 ID ??? 林檎で窓モノを問題なく出来ると仮定して。 私は雨でおモノがいいかなーと思う。少女マンガの世界が苦手でなければ、だけどね。 93 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :03/10/22 15 41 ID ??? 窓エミュ使わなくてもプレイできるのは雨デオ作品かな。 シエスタはハイブリッドで、ファーストライブは窓版と別に林檎版も出てるし。 92さんが書いてるけど、王道少女漫画が苦手な人にはダメかも。 それ系大好きな人にはオススメ。 164 名前:名無しって呼んでいいか? :03/11/14 15 22 ID ??? ストーリーがしっかりしてるのってありますか? PS、PC問わないです。 それともストーリー重視しちゃいけないジャンルなんでしょうか。 165 名前:名無しって呼んでいいか? :03/11/14 15 56 ID ??? んー、PCでいいなら、アメデオ作品はもうやった? 特にシエスタの方。 もし未プレイならぜひ。しっかり・・・ってほどではないんだけど、 数少ない物語性の強い作品。その分ゲーム性は皆無なADVだけどね。 乙女ゲーは、物語にしろシステムにしろ、作りこみの甘さが目立つんだよね。 システムに関してはGSっていういい前例ができたからまだマシだけど、まだどのメーカーもストーリー的に完成度の高いものは出してない印象だなー。 206 名前:名無しって呼んでいいか? :03/11/26 03 35 ID ??? キャラごとに濃い設定や盛り上がる展開を楽しめる乙女ゲーを探してます。 遙かやフェバのように、キャラが突然行方をくらますイベントがあったり他のキャラや敵との深い因縁がうかがえるイベントがあったり・・というような。 アンジェやときメモGSではそういう点やや物足りませんでした。 プレイ済み乙女ゲーは上記4シリーズのみ。 乙女ゲーではないけどサーカディアあたりも好みです。 ハードはPS・PS2で。 キャラごとのストーリー展開が楽しめればRPGや戦略SLGなんかでもかまいません。 210 名前:名無しって呼んでいいか? :03/11/26 09 42 ID ??? アメデオのシエスタ(PC)はどうだろう。 夢の中の出来事と現実が交錯していく話なんだが、 夢の世界がファンタジーで、そっちが舞台になると国同士の戦争に巻き込まれ、命がけの物語が展開される。 個人的には遥かよりは話が盛り上がったと思ってる。 (遥かの展開があまり好みでなかった、とは自己申告しておく) まあ、まだまだ雑な展開もあるし、不可解な点もないこたないが、 ストーリー系アドベンチャーなら、シエスタか 208で挙がったエチュード(SS)を推すね。 290 名前:名無しって呼んでいいか? :04/01/08 20 23 ID ??? 購入しようと思っている候補があるのですがどれがいいか迷ってしまっています。 「シエスタ」「FIRST/LIVE」「e'tude 」 の3つなんですが・・・。 個人的に、杏や案やGSっていった系統が好きなので(イベントやEDに力を入れている作品が好きなんです^^;) それに近いソフトを購入したいんですけど、この3つの中でこれらに近いのってありますか? 逆にストカフェやリプルといった系統は苦手です・・・。 ご助言宜しくお願いします。 291 名前:名無しって呼んでいいか? :04/01/08 20 50 ID ??? ごめん、個人的にどれもお勧め出来る・・・ ただ「シエスタ」はイベントがどうではなく、物語そのものを楽しむ感じなので290タン的にはどうだろう。 どれか選べと言われたら、イベント重視なら「e'tude」かな。 「FIRST/LIVE」も萌えなイベントはあったYO ゲーム的には案やGSではなく、どっちかって言えばみんな杏に近いよ。 682 名前:名無しって呼んでいいか? :04/11/14 12 02 08 ID ??? いろんなところで「シェスタ」がいいって言うのを聞くのですが 絵がアニメすぎて・・どうも苦手です。 やっているうちに気にならなくなるものでしょうか? バッククラッシュも以前絵が男臭くて苦手だったのですけどやっているうちに気にはならなくなりましたがそれ以上にシェスタの絵が苦手です。 個人的には遥かやコルダみたいな絵が好きなので。 今までアメデオやTAKUYOのゲームをやったことがありません。 もし、↑のメーカーでおすすめがあれば教えてください。 686 名前:名無しって呼んでいいか? :04/11/14 14 16 58 ID ??? やっているうちに気にならなくなるものでしょうか? これも人それぞれだしなぁ… 絵がどうしても苦手なら止めた方がいいし、「いい」という評判がどうしても気になるなら苦手な絵は我慢するしか。 AMEDEOでおすすめといっても、シエスタの絵がダメならFIRST/LIVEもダメだよね、たぶん。 あと質問する方、とりあえず 1を参考にしてできるだけ細かく好みを提示してくれると( ゚д゚)ウレスィ 個人的にはTAKUYO3作はどれもおすすめ。 しっかりしたシナリオがいいなら 684タンも言うようにエチュードとシンフォニーがいいよ。 絵はやはりどれもある意味個性的なので、オフィでよく調べてみてね。 (エチュードはどちらかというと万人受けしやすいかな…?) 695 名前:名無しって呼んでいいか? :04/11/15 10 14 40 ID ??? 私も、絵的には遙かやコルダの方が好きだが、シナリオではシエスタの方が好きだ。 ついでにいうと、私の乙女ゲーお気に入り度もシエスタの方が上だ。 絵の好みも、気になる気にならないも、結局個人によって違うからなんとも言えないよ。 私は気にならなくなったというか、それ以上にキャラやらシチュやらエンディングを気に入ったし萌えたけど、 682がそうとは限らないし。 それでもいいなら、私のお勧めは AMEDEOはシエスタ、TAKUYOはシンフォニー。 (エチュードと言いたいところだが、きっと手に入らない) どちらも絵よりシナリオ優先推し。 705 名前:名無しって呼んでいいか? :04/11/29 02 12 29 ID ??? 質問スレから誘導されてきました 学園ヘヴンの副会長のようなキャラがでてくるPCでできるゲームで おすすめのものを教えてください。 正確は副会長ほどきつくないほうがいいです。 お願いします 706 名前:名無しって呼んでいいか? :04/11/29 12 02 33 ID ??? 難しいな。鬼畜なキャラがお好みということか? PCということなら「金色のコルダ」に黒いキャラがいるがキャラとの絡みがちと薄いのでキャラを堪能できんかも。 他に思いついたのは「シエスタ」。眼鏡キャラがいてちょっと主人公にきついとこが最初あったような。 詳しいことはそれぞれの該当スレで聞いてくれ PS2でヘヴンのおかわりがでるけどね。 707 名前:名無しって呼んでいいか? :04/11/29 12 04 54 ID ??? 書き忘れた。「シエスタ」はAMEDEOのゲーム 該当スレはAMEDEO総合で 708 名前:名無しって呼んでいいか? :04/11/29 15 36 56 ID ??? シエスタの眼鏡は全然鬼畜じゃない。 710 名前:名無しって呼んでいいか? :04/11/29 18 08 22 ID ??? 708 いや、鬼畜じゃないのはわかってて挙げてみた。 眼鏡のクールな先輩ならいいのかと思ってさ 798 名前:名無しって呼んでいいか? :04/12/12 06 27 01 ID ??? 主人公に兄弟姉妹がいるゲームってありますか? ハード、値段、攻略の可・不可は問わないです 探してみてはいるんですが年齢制限のあるものしか見つけられなくて とりあえずGSはプレイ済みです 800 名前:名無しって呼んでいいか? :04/12/12 14 30 16 ID ??? 兄→AMEDIOの「シエスタ」 姉→AMEDIOの「ファーストライブ」 弟→コナミの「ときめきメモリアルGS」 兄萌えならシエスタがお勧め 928 名前:名無しって呼んでいいか? :05/01/14 13 57 01 ID ??? 最近このジャンルをやりはじめ、 3で紹介されている ゲームを探しています。(ネオロマ系はプレイ済みです。) で、先日「卒業M」「ファーストライブ」「シエスタ」の3つを見つけました。 全て欲しいんですが予算の都合上、買うならコレっていうのはありますか? 929 名前:名無しって呼んでいいか? :05/01/14 16 48 23 ID ??? 希少価値という意味じゃ卒M。公式でも黒歴史扱いされてるんで今更ベスト版が出るとも思えないし 次はロットアップしてるファーストライブ。 でもその3つのうち、評価が最も高いのはシエスタ 乙女ゲーム購入相談所2 85 名前:名無しって呼んでいいか? :05/02/13 16 11 25 ID ??? ハッピーエンドではなく、鬱になるようなバットエンドがあるゲームって乙女ではないですか? 単純な死にネタとかではない方がいいのですが、こんなのどう?っていうのがあったら教えていただけないでしょうか? 92 名前:名無しって呼んでいいか? :05/02/14 03 24 56 ID ??? PCだけど、Siestaは?死にネタはあるけど、それ以外のちょと鬱なBADEDもあるよ PS2なら 86で出てるファンタ2は、鬱ゲー(でもキャラは可愛くて、コミカル) 浪漫茶房のBADEDもなかなかだと思う 350 名前:名無しって呼んでいいか? :05/04/11 22 31 20 ID ??? アンジェ全部、遙か1、GSはプレイ済み。 好きキャラは「アンジェ」ジュリアス・エルンスト、「遙か1」頼久、「GS」氷室ですが、真面目で固くて近寄りがたいキャラが出てくる乙女ゲなにかありませんか? ジャンルや難易度は気にしません。絵も萌えれば多分慣れます。 よろしくお願いします。 353 名前:名無しって呼んでいいか? :05/04/12 00 38 07 ID ??? シエスタの草薙先輩とかは? 612 名前:名無しって呼んでいいか? :05/05/23 19 07 59 ID bkmFopCz CGの綺麗なゲームってなにがありますか?オススメ教えてください。 613 名前:名無しって呼んでいいか? :05/05/23 19 18 42 ID ??? 絵柄は問わんの? だったらPCゲームがベスト。PS2に移植されたのでもやっぱりPCのが解像度高くて鮮明。 アメデオゲーあたりがいいと思う 810 名前:名無しって呼んでいいか? :05/06/26 03 46 31 ID ??? アドバイスお願いします。これまでプレイしたゲームは 無印アンジェ、遙か123盤上、GS、マイネ、コルダ、フルキスで、特に遙か3とコルダに嵌りました。 攻略キャラの心情変化が、段階を踏んで丁寧に書かれている ゲーム途中ではカップルにならない 各攻略キャラに必ずハッピーEDがある(死、禁断EDは避けたい) …の条件に当てはまるゲームはありますか? セリフの糖度は低めでもよいので、カップル成立までの過程を 切なくorこっ恥ずかしい気分で味わえるもの希望です! 814 名前:名無しって呼んでいいか? :05/06/26 19 19 08 ID ??? Siestaはどうかな?ヒロインと相手が上手く行くまでの展開は丁寧。 重めのストーリーが途中で入って氏にオチBADEDもあるけど正しい選択肢を選べは回避できる。(隠しキャラシナリオ見たり、全CGコンプしようと思ったらBADEDも全部見なきゃいけないけど) ストーリーに重たい部分がある反面、トゥルーEDはどれも非常に甘い。 システム的には選択肢ミスが1度も許されない完全紙芝居状態だけど、その分ストーリー性は高い。 攻略を見ずに自力クリアを目指すなら、結構難易度は高めだと思う(攻略見れば楽勝)。 あとハイブリッドなので貴方が携帯でここに来てるんじゃなければ 林檎でも窓でもプレイできる。スペックもそんなに要求しないし。 825 名前:810 :05/06/30 04 54 32 ID ??? 814さんのアドバイスを参考にシエスタ買いました。 結果…すっごくいいです! 展開が段階を追って丁寧で、ストーリーも練られてて、サウンドノベル好きな自分にはシステムも良く、まさに理想通り。 ここで紹介されなかったら買ってなかったです。ありがとうございました! フルコンプしたら、 812さんオススメの杏も買ってみますー。 乙女ゲーム購入相談所3 197 名前:名無しって呼んでいいか? :05/08/27 13 00 13 ID ??? 外国人を落とせるゲームないですか? といってもゲームの舞台が元から外国で登場人物全員が外国人という訳ではなく、できたら日本が舞台になっていてその中にちょこっと交じってる程度で良いです。 今までプレイした乙女ゲーは遥かのみです。宜しくお願いします。 199 名前:名無しって呼んでいいか? :05/08/27 13 18 13 ID ??? 機種が指定されてないので分からないがシエスタ、ペット探偵(両方共Win)は日本舞台で外国人キャラ攻略可。 というかアメデオ作品全部そうか。(カレ彼以外) 200 名前:名無しって呼んでいいか? :05/08/27 13 58 33 ID ??? シエスタはハイブリッド。MacもOK。一応補足。 213 名前:名無しって呼んでいいか? :05/08/30 15 03 01 ID ??? 一般板にいる姐さん方に相談したいのですが乙女PCゲでオススメは何かありませんか? ちなみに今までBLやエロゲ中心にプレイしていたのですが、18禁みたいなエロを求めるのではなく、「ときめき」が得られるゲームがしたいです。 できれば女キャラは主人公一人マンセーは避けたいのですが… ちなみに一般乙女系は全くの初心者です。 お手数ですがどなたかよろしくお願いします。 214 名前:名無しって呼んでいいか? :05/08/30 15 14 11 ID ??? AMEDEOゲーあたりが無難じゃない バグもないしシステム快適だし。 乙女チックな世界観で主人公恋愛脳なとこは人を選ぶが 583 名前:名無しって呼んでいいか? :05/10/03 23 52 17 ID ??? ちと購入相談したい。 最近女向ゲーにはまり出したんだけど、異世界にトリップするという内容の女向ゲーってあるのかな。 絵は古臭い感じじゃなかったらおK 宜しくお願いします。 585 名前:名無しって呼んでいいか? :05/10/04 00 05 36 ID ??? シエスタ(夢のなかでトリップ) サモンナイトの1(一般ゲーだが恋愛要素あり) も合わせてどうぞ 乙女ゲーム購入相談所4 112 名前:名無しって呼んでいいか? :06/01/08 07 04 08 ID ??? 攻略対象男キャラと同居(俗に言う一つ屋根の下)している設定を ちゃんと活かしている乙女ゲーってありますか? 希望ハードはPS2です。 ちなみにテニスの王子様のS&T2は、そういう意味では期待外れでしたorz なのでS&T2がボーダーライン(これよりも上)でお願いします 113 名前:名無しって呼んでいいか? :06/01/08 07 16 19 ID ??? 一応、PCだがアメデオのシエスタとペット探偵は攻略キャラの一人と同居してる 146 名前:名無しって呼んでいいか? :06/01/14 12 40 58 ID ??? シエスタというPCゲームが気になっているのですが、これって難易度高めですか? どんな感じのゲームなのかさっぱり分からなくて…。 スチルの質が綺麗なのか、とかが気になってます。 あと他にも切ない系のEDがあるゲーム(悲恋じゃなくても) 教えていただけると嬉しいです。 150 名前:名無しって呼んでいいか? :06/01/14 19 26 28 ID ??? シエスタのCGは塗りも構図も全体的にとっても綺麗です。 ギャルゲーっぽいキャラデザが嫌、というのでなければお薦めできます。 154 名前:名無しって呼んでいいか? :06/01/15 20 44 51 ID ??? 一つ注意しておくけど、塗りと構図はよくてもデッサンはかなり狂ってる。 318 名前:名無しって呼んでいいか? :06/02/05 16 35 14 ID ??? ストーリーが切なく(悲恋ものとか)エロちっくで、キャラに遥か3の将臣と知盛っぽい人が出てくる乙女ゲーってありますか? できればさくさく進めれて、パラ上げなどがないものがいいです。 今までやった乙女ゲーは、 遥か1・遥か3(十六夜記両方)・ときめもGS・テニスR&D・マイネ 遥か3は簡単っぽくさくさくできました。GSも攻略サイト見ながら地道に。マイネは挫折… 320 名前:名無しって呼んでいいか? :06/02/05 16 47 29 ID ??? 前半部分だけならシエスタも該当しそう 874 名前:名無しって呼んでいいか? :06/04/12 01 47 02 ID ??? 主にギャルゲーやってきましたが、乙女ジャンルにも手を出そうと思います。 そこで相談なのですが 【ひたすら泣ける、思い切り泣ける、バケツ2杯くらいの涙を流せる】 そんなゲームないでしょうか?ギャルゲーはAIRやクラナドの様ながっつり読み物ノベル系が好きです。 泣ける系ですが、幕末恋花は絵が好みではなく、未プレイです。 遥か3は借りてみたものの、それほど泣けませんでした 880 名前:名無しって呼んでいいか? :06/04/12 22 08 40 ID ??? PCゲームでも良ければシエスタはどうだろうか。 バケツ2杯分とかAIR並は無理だけど…自分は結構泣けたんだ。 選択肢選ぶだけで思いっ切りノベルゲーだしどうかな。 乙女ゲーム購入相談所5 492 名前:名無しって呼んでいいか? :06/07/10 10 34 01 ID ??? 質問なんですが、乙女ゲームで泣けるソフトはありますか? もちろん泣ける感覚は人それぞれだと思いますが…少しでも泣けたというゲームを教えて下さい。 感動ものでも悲恋ものでも構いません。 プレイ済みで泣けたのは幕恋、遙か3です。 因みに一般ゲームでは幻水2、サモンナイト2で泣きました。よろしくお願いします。 512 名前:名無しって呼んでいいか? :06/07/12 12 16 12 ID ??? 相談です。 プレイ済。遙かシリーズのみ。 水野絵と、切ない系が好きでどっぷりはまりました。 はまったキャラは、鷹通、幸鷹、譲、景時、と真面目ウダウダ悩む系です。 糖度よりもバッドEDが充実してそうな遙か以外のノベルゲーありますか? 幕末は、イラストが受け入れられませんでした。 515 名前:名無しって呼んでいいか? :06/07/12 15 30 18 ID ??? PCソフトでも良ければ、アメデオの「Siesta すすき野原の夢物語」がお薦め。 個人的に、今までプレイした乙女ゲーの中で一番、バッドEDが切なくて良かった。 数が多いんじゃなくて、内容面でバッドのためのバッドじゃないというか。ボロ泣きした。 でもこのゲームの絵柄も好き嫌い分かれるからどうかなぁ…(自分は好きだけど) 566 名前:名無しって呼んでいいか? :06/08/05 20 34 57 ID ??? 感動出来る、切ない気持ちになれる乙女ゲー紹介してください 悲恋ものとか敵との許されざる恋とかが好きなのでそのへんを紹介してくれると嬉しいです それと出来れば主人公の性格はサバサバした感じだと良いです 今までやったことのある乙女ゲーは、遙かシリーズとアンジェリークトロワで、所持ハードはPS,PS2,PCです よろしくおねがいします 567 名前:名無しって呼んでいいか? :06/08/05 21 38 53 ID ??? PCゲーのシエスタはどうだろう ハッピーエンドではあるものの、全体的にシナリオが悲恋ネタで主人公がサバサバした性格(というか気が強め) 570 名前:名無しって呼んでいいか? :06/08/06 23 39 55 ID ??? いわゆる禁断の愛と呼ばれるもの(教師×生徒、兄×妹、身分違いetc)や、敵対関係など切ない恋愛が有ったり、泣けるゲーム何か有りますか? 内容的には伝奇ものやファンタジー系がいいですが特にこだわりは有りません 悲恋大歓迎ですが、できれば悲恋が有るなら、攻略キャラ全員に悲恋EDとハッピーED両方有る方がいいです 今までやったゲームは 学プリ、転生八犬士、GS。 好きなキャラは、日吉、柳、幸村(学プリ)村崎、塚野(転生八犬士)三原、氷室(GS)です。 絵やシナリオはともかく、設定は八犬士が1番気に入ってます。 未プレイで気になってるのは緋色の蛇、狗と、ラブレボの兄、病弱ですが、緋色はテキストが… ちなみに、所持ハードはPS2とPC(WinXP)で、パロ上げも育成も嫌いじゃないですが、難易度は高くない方がいいです(コルダとかも気になってるんですが、難易度が不安で) 571 名前:名無しって呼んでいいか? :06/08/07 00 15 06 ID ??? シエスタはどうでしょ。 ファンタジー的要素あり、兄×妹(義理関係)あり、悲恋もあるが 全員(隠し以外は、かな)ハッピーEDあり。 選択肢選んで進めていくタイプのゲームなので攻略は簡単かと。 (ただ、選択一つ間違うとアウトだった筈なので、攻略サイト探して 見ながらやるのがいいかと) あと、似たような質問が少し上でも結構出ているので、その辺と 1のまとめサイトも参考に。 846 名前:名無しって呼んでいいか? :06/09/20 11 02 17 ID ??? 最近乙女ゲーにはまってしまいまして何を購入しようか迷ってるんですが、お勧めやアドバイスをお願いします。 ■所有ハード PSP・DC以外なら一通り ■プレイ済み フルキス1・2、緋色、薔薇、GS1・2、マイネ1(GBA版)、 ファンタ1・2、アンジェ1、ネオ案、アプリコット、アトリエシリーズ(すべて) ■好き作品 緋色、薔薇、マイネ1、GS1 基本的にキャラが立っててストーリー性の高いものが好きみたいです。 くさい台詞をはくキャラ(GS1の先生みたいな)や保護者?タイプとかいる ミニゲームとか時間の掛かるものがないもの(GSみたいのはOKです) 中古買いはしたくないので今新品で買える範囲でお願いします ファンタジー要素はあったほうがいいですが無理になくても構いません ストーリー、シナリオ性の高いもの(又はキャラが立っている) プレイできる時間が限られているので、出来るだけ1本くらいに絞りたいのでお願いします。 847 名前:名無しって呼んでいいか? :06/09/20 11 14 03 ID ??? ストーリー性の高いものというとどうしても「シエスタ」を薦めたくなる……。 一応保護者タイプはいるしミニゲームはないし、選択肢だけなのでサクサク出来ると思う。 ただ何年か前のなんで店で新品となると微妙だが。 ネット通販ならまだ新品ありそうだけど。 943 名前:名無しって呼んでいいか? :06/10/03 23 51 54 ID ??? 乙女ゲー初心者なのでお薦めのものがあれば教えてください。 ときめきGSで王子、あと金色のコルダ清水がお気に入りです。 とにかく王子キャラ、そしてクール系好きです。熱血体育系はあまり… あと絵柄、ストーリーが良いものであれば、難易度や時間は気になりません。 944 名前:名無しって呼んでいいか? :06/10/04 01 08 05 ID ??? ストーリーがいいのは、恋華、遙か3、シエスタ辺りかな。 どれも死にネタあるけど。 GS2、ラブレボ、学プリ、恋華、遙か3、シエスタを挙げてみる。 SLGかADVかノベルゲーかで絞ってみるといいんじゃないかな。 965 名前:名無しって呼んでいいか? :06/10/09 02 16 42 ID ??? 同じ人に想いを寄せているのを隠して、友情優先などの理由から 他の子との仲を取り持とうとするという、いわゆる「応援」属性のキャラが攻略できるゲームありますか? ただ、別キャラルートでそういった風になるのではなく、本人のルートで。 あと対象=想い人が主人公でなくても構いません。 主人公は相談相手とかでもOKです 966 名前:名無しって呼んでいいか? :06/10/09 02 23 16 ID ??? プレイ済みタイトル書くの忘れてました。 それらしいのでは、アプリコット、ファンタ2プレイ済みです。 967 名前:名無しって呼んでいいか? :06/10/10 12 57 20 ID ??? ファンタのアークとリュート系な、揉める→仲直り→失恋したほうはもう一人を応援系でもいいならPCだけどシエスタとかにもある。 乙女ゲーム購入相談所6 8 名前:名無しって呼んでいいか? :06/10/28 04 28 58 ID ??? 過疎ってるから質問ついでにageさせてもらいます 【プレイ済みゲーム】 恋華、浪漫茶房、エト案、遙か2・3、Gs無印・2、金色のコルダ、用心棒 【欲しいゲーム】 水の旋律、ネオアンジェ、学プリ、シエスタ 休み中にサクサクとクリアしたいため難易度が低く、1人攻略3~5時間程度で終わるゲームを探しています。 主人公はコルダ・Gs無印みたいな無個性系、 攻略キャラはやさしく穏やかなキャラが好きです。 ハードはほとんど持ってますので問いません。お願いします。 12 名前:名無しって呼んでいいか? :06/10/28 11 07 26 ID ??? とりあえず未回答なシエスタについて ノベルゲーで選択肢を選ぶだけなのでサクサクは進むけれど シナリオが濃いから1周クリアするには結構かかるかもしれない 主人公は無個性ではない カテゴリ分けするとすれば元気系かも 優しく穏やかな攻略キャラも居る(義兄と幼馴染)し、キャラによってはバッドEDが悲恋ルートにもなるのでそこそこ希望にはあってるんじゃないかな 102 名前:名無しって呼んでいいか? :06/11/05 22 02 26 ID ??? 新しく買う乙女ゲームについて、アドバイスお願いします。 ●プレイ済み GS、GS2 テニプリ全般 遙か3(無印・十六夜) ●希望 ゲーム性よりはストーリー重視 金太郎飴はNG ある程度甘さもほしい ゲーム性は高くてもいいですが、ストーリーが薄いのはちょっと; 一周やコンプの時間は問いません。 よろしくお願いしますm(__)m 104 名前:名無しって呼んでいいか? :06/11/06 12 49 07 ID ??? PCでもいいならシエスタはどうかな。ノベルゲーだけどシナリオ重視で共通部分もあるけどシナリオも金太郎飴ってことはないと思う(遙か3で平気なら) 途中切なかったりBADEDもあるけどトゥルーやグッドEDは甘い(メインキャラ2人はトゥルーだとハネムーンEDだから特に) 585 名前:名無しって呼んでいいか? :07/03/16 21 29 48 ID ??? おすすめを教えて下さい。 ハード:PS2、PSP、PC 好きな乙女ゲ:水の旋律、遥か1(殆どやった事がないのでこれくらいしかないんです…) 好きな主人公タイプ:優しい、おおらか系 萌えるキャラ:大人・大人っぽい人、ツンデレ、器の大きい人 苦手なキャラ:子供っぽい(背伸びしてる、というのは好き)、ひたすら冷たい人(徐々に心を開くのならOK) 好きな絵柄:柔らかい線、色使い。 苦手な絵柄:キラキラしすぎているもの それなりに長い時間楽しめて、ストーリーが個性があるものがいいです。ゲーム性はこだわりません。 声優などもよほど「ド下手」と聞こえるものが無い限りなんでもOKです。 よろしくお願いします。 586 名前:名無しって呼んでいいか? :07/03/16 21 52 48 ID ??? ぱっと見、何となく合いそうな気がするのはSiesta辺りが 思い浮かんだけど、どうでしょう。 乙女ゲーについて真面目に議論してみるスレ 828 名前:名無しって呼んでいいか? :07/04/12 21 12 05 ID ??? 曲がり角でぶつかりケンカになった相手は主人公のクラスの転校生だったとか、落し物を拾おうとしたら手が重なっちゃって慌てるとか一昔前のベタなラブコメって乙女ゲーマー的にどうなんだろ もうどこかのメーカーがこういうのやってるかな 829 名前:名無しって呼んでいいか? :07/04/12 21 14 58 ID ??? そのへんはアメデオが得意だな 乙女@D3パブリッシャー総合スレ vol.3 318 名前:名無しって呼んでいいか? :06/01/06 04 31 36 ID ??? パソゲーでは確かシエスタが尻見えてたりの色っぽい裸シーツEDだったっけ。 やっぱりコンシューマは厳しいね。 恋愛ゲーにセクースシーンを導入してほしい人の数→ 112 名前:名無しって呼んでいいか? :05/04/22 16 57 24 ID ??? フルハウスキス→それらしきセリフあり シエスタ→相手がシーツ被ってるスチルあり ペット探偵→最中のモノローグ、スチルあり 幕末恋華・新選組 少女革命ウテナ→主人公が裸でシーツに包まってるスチルあり 後裔以外の女性向けゲームスレッド その3 195 名前: 名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日: 02/04/11 23 16 ID Qw3p47XJ シエスタ思ったよりムズカシイYO・・・ 198 名前: 名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日: 02/04/11 23 55 ID gSD7QTcE 801板にも入手者がいて、ファーストプレイの感想書いてあったけど 声優の声がキャラに合ってないらしい。高校生にしてはおじん臭いとか(笑 あと主人公の独白が多くてシナリオがダラダラと長くてクリアに時間がかかる、男性向け版の設定と絡めているのか解り難い部分が多いとか批判ばかりが目についたyo。私も購入はレビュー待ちなんだが、このままでは買わないかも…。 200 名前: 195 投稿日: 02/04/12 00 10 ID rJiGNBBO オニーヤン狙いでレッツプレイ。・・・大した予備知識なしに普通にやったらバトエンディーング。 この手のゲームは適当に好感度あげときゃエンディング見れる様なヌルイやつばっかやってた自分には難しかったYO。 とりあえず個人的には攻略のしがいがありそうだけど、ほぼヌルゲーマーの意見なんで余り気にしない方がよいかもしれん(ニガワラ 204 名前: 名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日: 02/04/12 01 57 ID 4/Dx1yWU シエスタね1キャラだけ完全にクリアしたけどイロイロためした結果 本編に入った場合一つでも選択間違えるとバットエンディングみたいだよ 話的にはちゃんと進むので気がつきにくいけど。 自分的には杏よりは、話が楽しめたよ 205 名前: 名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日: 02/04/12 03 06 ID ZRpYRpTK 204 どのキャラ落としました?キャラは萌えられそうですか? 声に期待できないとなると、後はキャラ萌えに期待するしか…。 後ラブラブ度とか。ちゅーくらいはあるんじゃろか。 206 名前: 名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日: 02/04/12 11 46 ID 9hSSWOQW 205 ゲームはまだプレイしていないけど、絵だけ見てみたらちゅ~している画像がいくつかあったので、ターゲットとうまくいけばちゅ~できるのだと思う 207 名前: 204 投稿日: 02/04/12 12 45 ID 06gXF1JR >205 落としたのは部長だよ。 キャラ萌えはできそうだな~声萌えはちょっとね無理っぽい。 声が耐えられないキャラは音声なしでクリアしようかと思うくらい。 エンディングはチュ~だよ。なかなかいいね。 208 名前: 名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日: 02/04/12 15 20 ID YZ27icbt 声はオフにすればいいだけの問題だからね。でもオフにされるぐらいなら声入れなくても良かったのでは…。 ところでガオレッドの演技はどーなのよ。あの兄一番人気キャラなんでしょ? 209 名前: 名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日: 02/04/12 20 58 ID grb/qQDI ガオレッドはサッカー少年のハズ。 一番人気(なの?)涼兄は平田さん。 210 名前: 名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日: 02/04/12 21 24 ID XpK0tYqe 今やっとサッカー少年のエンディングみたよ… バッドEDの連続でなんか疲れた。 211 名前: 名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日: 02/04/12 23 20 ID mHBdqsVN 客寄せパンダもとい平田広明以外の声を耳が拒絶する。声優のレベルの低さ想像以上ダターヨ。 ガオレッドは慣れで克服したが外人のやつが駄目だ・・・何で声裏返ってんの 213 名前: 名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日: 02/04/12 23 56 ID HCuk8RpJ 1周目兄EDクリア。 前作よりボリュームUPしてるけど、難易度は今回の方が低く感じた。 個人的には杏子よりもツボにはまった(w
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2613.html
前ページ次ページKNIGHT-ZERO 夜空を見上げるたび、奴の事を思い出せ ナイト ライダー それが奴の名前だ MADMAXより ルイズとシエスタが争い、時に共闘し、KITTを巡って騒動を繰り返していた日々を突然の政変が襲った ルイズの暮らすトリスティン王国、それを擁するハルケギニア大陸の上空を回遊する浮遊大陸アルビオン 最強の竜騎兵と巨大な飛行戦艦を擁する空の軍事国家が、トリスティン王国に宣戦布告をしたという 続々と入ってくる戦局の趨勢に学院の生徒や職員は無関心で、日々の授業はいつもと変わる事無く行われた 戦地の情報を王宮に報告する伝令騎兵の中継地となっているトリスティン学院に、あるニュースが入った アルビオン軍旗艦レキシントン号及び竜騎兵部隊、タルブ村に置いてトリスティン本土侵攻作戦開始 タルブ ここから早馬で丸二日ほどの場所にある風光明媚な農村、王都と隣国に等距離の位置にある要衝 この学院に住み込みで働いているシエスタの出身地、彼女の父母と弟妹達が暮らし、曽祖父が眠る故郷 ルイズとはKITTを巡るライバルであるシエスタ、その帰るべき地が戦乱に踏み荒らされつつあった ニュースを聞きながらも淡々とメイドの仕事を続け、気丈に振る舞うシエスタを見ていたルイズは その報せを聞いた日の深夜過ぎ、祈祷書をドアポケットに放り込み、KITTのエンジンを始動させた エンジン音をほぼ無音にするウィスパーモードで学院の敷地を出ようとするルイズとKITTは 門の前に立つシエスタの姿を認めた、私服のワンピースの上にマイケルの革ジャンを羽織っている 「・・・・・・ミス・ヴァリエール・・・お待ちしていました・・・・・・さ、助手席のドアを開けて頂けますか?」 ルイズがKITTと共にタルブに向かうと聞いたシエスタは、自分も一緒に戦いに行くと言い張った 「バカっ!これから私とKITTが行くのは戦場よ!メイドのあんたに出来ることなんて何もないのよ! あんたなんか嫌いよ、死んじゃえばいいと思ってるけど、死なせるわけにはいかないの・・・・・・絶対に・・・・・・」 KITTから出て、シエスタの両肩を掴み怒鳴るルイズの目を、シエスタは覚悟を宿した黒い瞳で見つめる 「もし本当に・・・死ぬような目に遭うんなら、なおさらミス・ヴァリエールを一人では行かせられません 私は自分の故郷とKITTさん、大切なものを全部無くして生きていけるような強い女じゃありません」 ルイズはシエスタの一途な瞳から目をそらした、月に照らされたKITTの黒い肌を指でそっと撫でる 「KITTは何があっても大丈夫よ、でもわたしは違う、だから・・・だからこそあなたは連れていけないの!」 ルイズがもう一度シエスタの瞳を見つめる、鳶色の瞳からは高慢さは消え、ただ彼女の想いと願いを映す 「もし・・・わたしが死・・・ダメになった時・・・あなたがKITTを……お願い・・・・・・あなたにしか頼めないの」 ルイズは決めていた、使い魔として一方的に召喚したKITTを、この世界で決して一人にはしないと シエスタはKITTのフロント・インジケーターを見て、それから長い間ルイズの瞳を見つめていたが いつも着ている黒い革ジャンを脱ぐとルイズにそっと手渡した、着古した革ジャンにルイズは目を落とす 「この季節・・・タルブはまだ寒いですから、特別に貸してあげます・・・勘違いしないでください・・・ ミス・ヴァリエールが必ず、KITTさんと、この学院まで帰って来て、その手で、私に返してください それが出来ないのはわたしへの・・・KITTさんへの裏切りですから・・・約束、していただけますね?」 ルイズは自分のマントを外し、マイケルの革ジャンを着込むと、メイジのマントをシエスタに投げつけた 「これ洗っときなさい!わたしはちょっと竜騎兵と戦艦落っことして夕食までには帰る予定なんだから あんたがそのナマイキな体でKITTをいやらしく洗う時みたいに、丁寧に洗って私に届けなさいよ!」 ルイズはリトラクタブル・ライトをポップアップさせると、ヘッドライトの白光と暗視装置で夜道を照らし グッドイヤーのタイヤで芝を蹴りたてながら学院を飛び出した、バックミラーを見ることは出来なかった ミラーに映る学院と掌を合わせ祈るシエスタを見てしまうと、自分の決心が鈍ってしまいそうだったから 「・・・・・・帰ったら・・・・・・あんたと一緒に、KITT洗ったげなきゃいけないんだから!」 KITTは緊急走行のパースート・モードで平原を飛ばし、馬で二日かかるタルブまで3時間で着いた 夜が明け、陽の光の下に晒された戦地、美しい風景を誇っていたタルブの村はひどい有様だった 村人の多くは森に逃れていたが、家々は焼き尽くされ、村の自慢である葡萄畑は無残に踏み荒らされていた 「ルイズ、戦線は草原地帯の東端に展開されています、どうやら状況は当方に不利なようです」 ルイズはタイプライター式にキーの並んだKITTのセンターコンソールをブラインドタッチで操作した メインモニターにイージス艦のCICに似た三次元図が表示され、地形と移動物の位置をルイズに教える それらの装置とこれから必要になるであろう装備の操法はここに来るまでに速成でKITTに教えられた 攻めるアルビオン勢と守るトリスティン兵士はほぼ同数、しかし戦艦の支援を受けた50騎の竜騎兵の 波状攻撃により、トリスティンの少数の火竜は地上に釘付けにされ、騎兵はその数を減らしつつあった モニターに赤く表示される小さな三角形、ルイズはズームカメラを起動させ、モニター画像を切り替えた 肉眼の356倍に拡大しモニターに表示されたデジタル画像の中に、ルイズは見紛うはずもない姿を認めた 白いユニコーン、短く切ったドレス、水晶の杖で臆すことなく劣勢の自軍を指揮するトリスティンの王女 アンリエッタ姫の姿がそこにあった、ルイズはこの凛とした風格を持ち、しかし誰よりも繊細な姫が 戦場で危険に身を晒している様に胸を千切られるような気持ちになった、敬愛する王女、幼馴染のアン この戦場で、一人のメイジと一台の移動機械に一体何が出来るというのだろうか、ルイズは考えた 貴族の名の元に参戦する戦、使い魔のKITTじゃなく、このわたしが判断し実行しなきゃいけない 「ねぇKITT、あんたの分子結合殻はこの世界のあらゆる物にも破壊不可能なんだったわよね」 「ええ、火竜の火炎放射も、魔法と称される自然現象兵器も、私の前には無力です、しかし・・・」 「それなら・・・方法はあるわ!」 ルイズは身を隠していた森の縁から急発進し、トリスティン王国軍の屯す陣地にKITTを突っ込ませた 「KITT、あんたがするべき事はわかってるわね?、遠慮はいらないから思いっきりイっちゃいなさい」 KITTはルイズの求めに応じステッペンウルフの「Born To Be WILD」を大音響で流した アンリエッタの乗るユニコーンまで真っ直ぐKITTを走らせる、目視で確認出来る距離まで近づいた 途端にトリスティンの騎兵隊が動き出し、アンリエッタ姫を守るようにKITTの前に立ちふさがる 精強と聞くマンティコア騎兵隊が展開するのを見て、そりゃそうだ、と思いながらルイズは頭を掻いた 自分達の姫様に向かって奇怪な黒い物体が突っ込んでくれば、普通は敵方の魔法か何かだと思う ルイズはジョン・ケイのギターにリズムを合わせるようにKITTを前後左右に動かながら騎兵陣を見渡す 「ルイズ、まずは斥候兵と接触して、書面か伝令で本部に着任をお伝えしたほうがよろしいのでは」 「悪いけどそんな時間は無いのよ、姫様にはちょっぴり『ろっくんろーる』な方法で挨拶しましょうか」 ルイズはKITTの進路を左に振る、統率の取れた騎兵隊が即座に左に集り、厳重な防御陣を敷く 今度は右に振ってみた、向こうもこちらから見て右側に騎兵を集中させ、銃を持った歩兵も同調する 厄介なのは軍勢が左に集中した時には右に数騎残り、右に集中した時には左に残る騎兵だった 防備の主力が他所に偏っても絶えず持ち場を守り、自分の側が重点になった時は騎兵が集まる中核となる 同様の警備は全方位に敷かれているらしく、士気の高いトリスティン兵士達の堅固な守りには穴が無い ルイズは目視とKITTのレーダー画像を見比べて少し考え、その防備の中央にKITTを突っ込ませた 火竜の炎と騎兵の魔法攻撃が届きそうになる距離までKITTを近づけた、騎兵の顔がはっきり見える 一応、姫の女官として知られてたこっちの顔も見えたんだろうが、怪しい乗り物への警戒は解かれない まともに兵士と接近していたら今ごろ疑われ殺されていただろうと思いながら、操縦桿を素早く切った ルイズはアクセルを全開にしながら前輪の駆動をカットし、ほぼ一回転のスピンターンをした、爆音が響く 普段ルイズが好む、アクセルの微妙な操作で草原上をスケートのように四輪で滑り抜けるドリフトではなく KITTの後輪のトルクを思い切り地面に叩きつけるパワーターン、大量の草と土と小石が跳ね上げられる 機能のひとつであるテールからの煙幕も作動させ、KITTの姿を一瞬の間、兵士達から隠したルイズは 前方を見ずモニターの赤外線画像だけを見ながら、盲となった防備陣の隙間にKITTを突っ込ませた 騎兵達の間を斜めに滑りながら通過したKITTは、そのままアンリエッタまで一直線に駆け抜けた 姫の乗るユニコーンを直近で守るグリフォン近衛隊の最終防衛線の頭上をターボジャンプで飛び越える 「ルイズ、私は故郷のデトロイト・ライオンズに、あなたをクォーターバックとしてお招きしたい」 アンリエッタ姫の目前で着地したKITTをスピンさせてスピードを殺した、軽い草が少し舞い上がる ルイズは立ち上がり、足で操縦桿を回しながらTバールーフを開いて上半身を出すと、手を振って叫んだ 「ルイズ・フランソワーズ・ラ・ヴァリエール、使い魔のKITTと共に、ただ今馳せ参じました!」 ……Born To Be Wild…… ……Born To Be Wild…… 前ページ次ページKNIGHT-ZERO
https://w.atwiki.jp/moejinro-log/pages/76.html
ラエスリール は言った さわやかな朝がやってきました 村の外れに無残に引きちぎられたシエスタXXさんの死体が見つかったようです… 2 (もぐもぐ) ラエスリール -------------- 1 (ラエス村) ラエスリール ---------------- ラエスリール は言った /chjoin 挟まれ部屋 ラエスリール は言った 村人の皆様、今日も頑張ってください 3 (挟まれ部屋) ウツボン いらっしゃーい 1 (ラエス村) ラエスリール ---------------------------- ラエスリール は言った 昼の部スタートです 1 (ラエス村) SEIRIOS 占いCO すもでんぱ○ 何か静かだったから狐疑い。昨日のうちにCOしなかったのはごめんね。占いCOに人外引き出したかったので遅れて出ました。 1 (ラエス村) メルーファ おはようございますー 1 (ラエス村) せんこ おそよーですー 占い結果 じゃれさん○でした~ とりあえずは無難なお人から 1 (ラエス村) Jareky やっほい 1 (ラエス村) xバーバラx おはようございます 1 (ラエス村) yukomac おはようございます 1 (ラエス村) ふらみゅー おはやうー 1 (ラエス村) サイア はい。おはよーございます 1 (ラエス村) アリスイ 占いCO。SEIRIOSさんは村人です。追従や確認発言ばかりで内容寡黙。最低限目立たぬようにしている狐かもしれないと疑ってみました 1 (ラエス村) Pertsovka oheru 1 (ラエス村) リュファ おはようございます・・・。 1 (ラエス村) すもでんぱ おはよーございます 1 (ラエス村) ナナツボシ おはちゃーい 1 (ラエス村) シエスタXX おはようペーター 1 (ラエス村) サイア あら 1 (ラエス村) せんこ せいさん占いでてきた 1 (ラエス村) メルーファ んん?SEIさんが占いCOしてる 1 (ラエス村) ナナツボシ 3COだと・・・ 1 (ラエス村) アリスイ エー 1 (ラエス村) サイア 占いCOしたSEIRIOSさんに○ 1 (ラエス村) yukomac ん? 1 (ラエス村) xバーバラx 3人目把握 3 (挟まれ部屋) ラエスリール すまぬ… 1 (ラエス村) リュファ え? SEIさん占い? 1 (ラエス村) yukomac 占い3人だと・・・ 1 (ラエス村) SEIRIOS うん、占いです 1 (ラエス村) アリスイ ってことはSEIRIOSさん狂人かねー? 1 (ラエス村) サイア んむ シエスタXX は言った 神は言っている さっさと死ねと 1 (ラエス村) Jareky 一気に情報が増えたぞ。○ばっかりだけど 3 (挟まれ部屋) ウツボン GMさんは大変そうなので頑張ってくださいw 1 (ラエス村) yukomac 真狂狼 かな? 1 (ラエス村) サイア 昨日〆たとき、なんで出なかったのか聞いてみる 1 (ラエス村) アリスイ 面白くなってきたw 1 (ラエス村) Pertsovka どうすっかね 1 (ラエス村) SEIRIOS で、占いに人外入ってるので、最終的にローラーをしてね 1 (ラエス村) メルーファ 1日潜伏した理由が気になりますね 3 (挟まれ部屋) ラエスリール 頑張る! 3 (挟まれ部屋) ウツボン 流石に後から出てくるにしてもこの出方はあやしぎるでしょう>占い 1 (ラエス村) SEIRIOS いや。COするまえに〆たから切が悪くて。 1 (ラエス村) ナナツボシ く、くるしい 1 (ラエス村) サイア ふむー 1 (ラエス村) Pertsovka 1案. SEI●アリスイ狂せんこ真で決めうち 1 (ラエス村) メルーファ なるほど・・ 3 (挟まれ部屋) ウツボン 頑張れー!頑張れー! 1 (ラエス村) すもでんぱ 14>12>10>8>6>4 1 (ラエス村) リュファ ・・・アリさんとSEIさんが組んでない限りは、SEIさんは少なくとも狼ではないことになりますね。 1 (ラエス村) Pertsovka 2案。もうちょっと泳がす 1 (ラエス村) アリスイ 共有指定が早かったとはいえ、今出るより昨日出るべきでしたよね? 1 (ラエス村) サイア ウチの〆発言で出るのを躊躇った、と 1 (ラエス村) SEIRIOS あとは、ギリギリでスライドされたくなかったってのもあるかな 3 (挟まれ部屋) シエスタXX ん、やってるかい? 1 (ラエス村) Jareky サイアさんが普通に気になるかも。流れをコントロールしてるように見える 3 (挟まれ部屋) ウツボン いらっしゃーい 3 (挟まれ部屋) ラエスリール おつかれさーん 1 (ラエス村) アリスイ たしかに 1 (ラエス村) サイア ぇー 1 (ラエス村) yukomac 確かに 1 (ラエス村) サイア (まだ早い) 1 (ラエス村) SEIRIOS 躊躇ったんではないよー。 1 (ラエス村) Pertsovka でさ、yukoさんかバーバラさんどっちでもいいんだけど、シエスタさん噛んだのは狐探しかね? 1 (ラエス村) ナナツボシ サイアさんはいつもどおりなきがするけど・・・ 1 (ラエス村) せんこ いきなりwww 1 (ラエス村) yukomac ・・・へい? 3 (挟まれ部屋) シエスタXX 突発人狼で早死にするほど悲しいものはないねい 1 (ラエス村) Pertsovka 君たち二人のどちらか、あるいは両方が狼だと、私は言ってるんだが 1 (ラエス村) リュファ 一応、決まらなかったときの指定は、昨日予約の入ったメルーファさんになります。 3 (挟まれ部屋) ウツボン サイアさんは占って、寡黙を吊るべきかなー?発言多い人を吊るのはありえん。 1 (ラエス村) ナナツボシ Pertさんもなんか決めつけてくるね 1 (ラエス村) メルーファ 14>12>10>8>6 狼3、狐残りで4吊りかな 1 (ラエス村) yukomac ギクッ 1 (ラエス村) ナナツボシ なんか違和感 1 (ラエス村) アリスイ Pertsovkaさんの決め打ち発言気になりますなー 1 (ラエス村) メルーファ 1日様子見することはできるかも 1 (ラエス村) サイア せんこさん真の根拠はどんなんがあるかな? 3 (挟まれ部屋) ウツボン というわけでjarekyさんやや黒く見えるかも 1 (ラエス村) yukomac 一体なぜ私を・・・ 1 (ラエス村) Jareky すもさん、存在を忘れた。気配が消えてるぬ 1 (ラエス村) Pertsovka なぜかというとね 1 (ラエス村) Pertsovka 共有に従いすぎ 1 (ラエス村) ナナツボシ うん 1 (ラエス村) SEIRIOS すごい決め打ち。理由は~? 1 (ラエス村) アリスイ 可能性の話であって、決め打ちに至るまでの根拠がないですよ 1 (ラエス村) yukomac フム 1 (ラエス村) サイア ウチはまだ3人とも怪しいけど、SEIRIOSさんは少し黒い 1 (ラエス村) xバーバラx 狐探しのように思います 1 (ラエス村) メルーファ あ、リュファさんの指定また見逃してた、私指定ですか? 1 (ラエス村) ナナツボシ 共有さんが間違えてたら怖いって事か 1 (ラエス村) せんこ ぽし 1 (ラエス村) アリスイ 許由に従いすぎってどういうこと? 1 (ラエス村) SEIRIOS 私を疑うのも構わんよ。ローラー対象だしね 1 (ラエス村) yukomac 一応質問に答えておくと、狐探しってよりは霊媒噛めたらいいね!みたいなことじゃないかな! 1 (ラエス村) せんこ 最近ぴょこたんアグレッシブだなー 1 (ラエス村) メルーファ リュファさんの発言待ち[ニコッ] 1 (ラエス村) SEIRIOS ロラまでに狐当てられればいいんだが・・・ 3 (挟まれ部屋) ウツボン 今回はグレスケとかもつけて頑張ろうと思ってたのにこの展開は悲しいw 1 (ラエス村) リュファ はい、メルさんです。 3 (挟まれ部屋) シエスタXX んーサイアさんは元々占われるヘイト高いからねー 1 (ラエス村) xバーバラx 指定把握 1 (ラエス村) Pertsovka 共有の言うことを素直に聞く、村のためになることを言う 1 (ラエス村) メルーファ 了解です。【霊媒CO】します 3 (挟まれ部屋) ウツボン 推理で頑張ります・・・ 1 (ラエス村) yukomac !? 1 (ラエス村) せんこ おぉ? 1 (ラエス村) Pertsovka こういうのはまず人外です 1 (ラエス村) メルーファ ウツボンさんは○でした 1 (ラエス村) アリスイ それは真でもそうなんじゃないの・・・? 1 (ラエス村) サイア んじゃ一旦メルーファさんと仮定して、他に怪しい候補でも 1 (ラエス村) サイア って 1 (ラエス村) ナナツボシ 霊媒CO把握 1 (ラエス村) サイア 霊媒出た 1 (ラエス村) せんこ 霊かー 1 (ラエス村) Jareky 霊媒出たのか。対抗出た方がいいと思う? 1 (ラエス村) サイア さて対抗いるかな? 1 (ラエス村) アリスイ おお霊ですか 1 (ラエス村) Pertsovka 出た方がいいな 1 (ラエス村) yukomac 霊媒対抗かもーん! 1 (ラエス村) サイア うん。ウチは出てOKと思います 1 (ラエス村) ナナツボシ 対抗はでてほしいな 3 (挟まれ部屋) シエスタXX 狼サイドから狙われることも多いし ラエスリール は言った 後1分 ラエスリール は言った 後1分 1 (ラエス村) Jareky じゃ霊媒だよ!!!!!!!!!! 1 (ラエス村) xバーバラx 霊媒把握 1 (ラエス村) せんこ お 1 (ラエス村) yukomac !? 1 (ラエス村) ナナツボシ でてきた 1 (ラエス村) アリスイ ほほー 1 (ラエス村) メルーファ 対抗きたな! 3 (挟まれ部屋) ウツボン このタイミングで霊媒COってとういうことだろ?ローラーされに出てきたのかな? 1 (ラエス村) Jareky 2日 ウツボン○ 1 (ラエス村) リュファ む。ならば指定はすもさんで。 1 (ラエス村) せんこ 無難な人かと思ったら霊だった 1 (ラエス村) Jareky ちなみに初日は村長はどうだったか聞いたけど、「村長死んでないですよ?」と言われた。先走っちゃった。テヘペロ 1 (ラエス村) Pertsovka いや 1 (ラエス村) サイア これで狼x2混ざり or 1狐 1 (ラエス村) アリスイ ライン戦だー 1 (ラエス村) Pertsovka 霊ロラろう 3 (挟まれ部屋) ラエスリール 時間によっては2回戦できるかもしれんから、そっちでガンバ… 1 (ラエス村) せんこ ん すもさんね? 1 (ラエス村) Pertsovka メルーファさんからをおす 1 (ラエス村) すもでんぱ 仮白のウチを指定の意味は? 3 (挟まれ部屋) ウツボン はーい! 1 (ラエス村) サイア んま狼x2二法が濃厚かなー 1 (ラエス村) すもでんぱ 霊ローラーじゃないの? 1 (ラエス村) メルーファ 全ロラするなら5吊りで足らないから、 1 (ラエス村) xバーバラx 霊ローラーでいいかと 1 (ラエス村) yukomac ロラかな 1 (ラエス村) アリスイ あ、ライン見ないんだ? 1 (ラエス村) ナナツボシ 共有さんの指示はしたがうけど ラエスリール は言った 20秒前 1 (ラエス村) サイア ウチもぴょこたんに乗ってみる。メルーファさんを推します ラエスリール は言った 20秒前 1 (ラエス村) リュファ あ、白でした。じゃあかわりにバーバラさん。 1 (ラエス村) ナナツボシ 理由はほしいかも 1 (ラエス村) メルーファ 私からローラーでいいですよ。人外3人吊れるから 1 (ラエス村) Pertsovka 占いロラは状況をみてきめる 1 (ラエス村) せんこ 時間ががが 1 (ラエス村) yukomac もうちょっと吊っていくのは後にしたいかも 1 (ラエス村) すもでんぱ ラインみてる時間はない 1 (ラエス村) メルーファ 安心してしねる! 1 (ラエス村) xバーバラx COなし 3 (挟まれ部屋) ウツボン まだ3日目だし、共有の判断もはやいから、ここで従ってるのは間違ってないと思うんだけどなー 1 (ラエス村) リュファ 一応疑いかかってたので。 1 (ラエス村) ラエスリール -------------------------- ラエスリール は言った 投票は私にTELLでお願いします ラエスリール は言った (会話ストップ) ラエスリール は言った 日が傾いてきました。皆様今日の尊い犠牲をお選びください。 1 (ラエス村) ラエスリール ------------------------- 1 (ラエス村) サイア あと6吊りだっけね yukomac は ラエスリール に言った xバーバラx様に投票いたします ふらみゅー は ラエスリール に言った バーバラさーんに投票しまし サイア は ラエスリール に言った メルーファさんに投票しまっす 2 (もぐもぐ) せんこ ぴょこたんはこれ村か共有どっちだろうね 3 (挟まれ部屋) シエスタXX うーんどうだろうね 微妙なCOだとはおもうけど SEIRIOS は ラエスリール に言った メルーファさんに投票します シャルリーン は ラエスリール に言った xバーバラx さん吊り指定 Pertsovka は ラエスリール に言った メルさんからだなー 2 (もぐもぐ) メルーファ ぬううう申し訳ないorz 2 (もぐもぐ) ナナツボシ 狐だったりしてw リュファ は ラエスリール に言った バーバラさんで。 2 (もぐもぐ) せんこ 共有の後ろ盾があるからこそのアグレッシブさじゃないかなと アリスイ は ラエスリール に言った せんこさんに投票します 2 (もぐもぐ) せんこ あー 吊りにはならんと? 2 (もぐもぐ) メルーファ せんこさんを真で見る理由がわからないから、狐もありえそうw>Pertさん 2 (もぐもぐ) せんこ さてどうしようね xバーバラx は ラエスリール に言った 自分に投票できないので ナナツボシさんで 2 (もぐもぐ) メルーファ あれ、指定はバーバラさんなのかな 2 (もぐもぐ) ナナツボシ とりあえずバーバラさんにいれよう 2 (もぐもぐ) せんこ 途中で噛みはしたいけどね 2 (もぐもぐ) メルーファ バーバラさんおk! ナナツボシ は ラエスリール に言った バーバラさんに1票~ 2 (もぐもぐ) せんこ あ そうなんかw 2 (もぐもぐ) せんこ ローラーしか見えてなかたtw すもでんぱ は ラエスリール に言った メルーファさん メルーファ は ラエスリール に言った xバーバラxさんに投票します ラエスリール は言った 後1分 ラエスリール は言った 後1分 2 (もぐもぐ) ナナツボシ いやわからんけど あつまるとすればそこかなと せんこ は ラエスリール に言った バーバラさんでー 2 (もぐもぐ) メルーファ でも私が吊られそうだw 2 (もぐもぐ) せんこ うーむ 2 (もぐもぐ) せんこ 多分w 2 (もぐもぐ) ナナツボシ そしてしゃるさんが空気 3 (挟まれ部屋) ウツボン SEIさんが出てきたからロラされに出てきた狂人と考えるべきか・・・うーむ 2 (もぐもぐ) せんこ いつものことです 2 (もぐもぐ) せんこ さてどうしようかな 2 (もぐもぐ) メルーファ あの世で挟まれながら応援してますd(´Д⊂ 3 (挟まれ部屋) ウツボン でもSEIさんは狼だとは思えんし・・・ 2 (もぐもぐ) ナナツボシ SEIさんは狂人だよなぁ ラエスリール は言った 20秒前 ラエスリール は言った 20秒前 2 (もぐもぐ) せんこ いやーわかんないよw 2 (もぐもぐ) せんこ 真かもw Jareky は ラエスリール に言った バーバラさんに投票 2 (もぐもぐ) メルーファ 狐はなさそうかなぁ 2 (もぐもぐ) せんこ 真にしては迂闊だけどね ラエスリール は言った さようならxバーバラxさん…あなたの勇姿は忘れない ラエスリール は言った /chjoin 挟まれ部屋 2 (もぐもぐ) せんこ お 2 (もぐもぐ) ナナツボシ よし ラエスリール は言った 夜になりました 良い子も悪い子も寝る時間です 3 (挟まれ部屋) シエスタXX SEIさん狂人なら何となくだけど占い騙りそうだけどなー 2 (もぐもぐ) メルーファ おっしゃー! xバーバラx は言った ぬわーーっっ!! ラエスリール は言った 役職の方は私にTELLお願いします Pertsovka は ラエスリール に言った おはステのふらさん、相方かね。気づいたらこのあたり来るかもしれない。ふらさんで 2 (もぐもぐ) せんこ 誰占おう ラエスリール は Pertsovka に言った 了解だーがっちりガードよろしくね! 2 (もぐもぐ) ナナツボシ バーバラさん ラエスさんがでてったのかとおもったwww 2 (もぐもぐ) せんこ うちの中では 2 (もぐもぐ) メルーファ 黒出したら、ローラー悩んでくれるかな・・?危ないか 3 (挟まれ部屋) ウツボン でもわざわざ3日目に出てくるってのが・・・黒出してるわけでもないし・・・ 2 (もぐもぐ) メルーファ www 2 (もぐもぐ) せんこ 村に黒だして、霊噛んで ってやるのもいいなと思ったり 3 (挟まれ部屋) xバーバラx めいどいん! 3 (挟まれ部屋) シエスタXX おつかれー 3 (挟まれ部屋) ウツボン いらっしゃーい 3 (挟まれ部屋) ラエスリール おつー 2 (もぐもぐ) ナナツボシ ふむ 2 (もぐもぐ) せんこ でも共有トラップが怖い 2 (もぐもぐ) メルーファ そのときは、ナナツさんにあとを託そう!w yukomac は ラエスリール に言った ぴょこたんコワイ ガクブル(独り言) 2 (もぐもぐ) ナナツボシ 誰かもうかね 3 (挟まれ部屋) シエスタXX まあ明日の噛み先によるかな SEIRIOS は ラエスリール に言った うーん、悩む。yukomacさんを占おうかな・・・尻尾はあるかな? 2 (もぐもぐ) せんこ 噛みはー・・・ 2 (もぐもぐ) ナナツボシ ぴょこたん噛んじゃう? 2 (もぐもぐ) せんこ まだ早いかも 3 (挟まれ部屋) ウツボン そうですね 2 (もぐもぐ) せんこ ある程度うちを真決めうちが浸透するかどうかで噛みたい 2 (もぐもぐ) メルーファ すもさん噛んでおく? ラエスリール は SEIRIOS に言った ユコさんはただの村人でした! 2 (もぐもぐ) ナナツボシ 仮白か・・・ 2 (もぐもぐ) せんこ 狐探しは真に任せて○消し か SEIRIOS は ラエスリール に言った ああん・・・うなぎ・・・ 2 (もぐもぐ) メルーファ グレーまだ多いから、グレーでも大丈夫そうかな・・? 2 (もぐもぐ) ナナツボシ すもさんでいいか 2 (もぐもぐ) せんこ すもさんでいいやw Jareky は ラエスリール に言った 狼吊れた? 2 (もぐもぐ) メルーファ おk!wすもさんでいってきますー 2 (もぐもぐ) ナナツボシ いてらー 2 (もぐもぐ) せんこ ゆこさん占って○だそうっと 2 (もぐもぐ) せんこ 怪しかったし メルーファ は ラエスリール に言った すもさんの肩と頭の狼が牙をむいてすもさんに襲い掛かる・・!食べます! 2 (もぐもぐ) せんこ おそよーでーす 占い結果ゆこさん○でした! さすがに真贋つけたかった ラエスリール は Jareky に言った 残念ながら村人です! ラエスリール は言った 後1分 ラエスリール は言った 後1分 2 (もぐもぐ) メルーファ tellおkですー。霊媒結果はバーバラさん○かな? 2 (もぐもぐ) ナナツボシ んじゃ明日は霊媒は両白 Jareky は ラエスリール に言った 了解です ラエスリール は メルーファ に言った がぶっとどうぞ! 2 (もぐもぐ) メルーファ おkkb 2 (もぐもぐ) ナナツボシ 占いはゆこさんで白進行か 2 (もぐもぐ) せんこ おそよーございまーす 占い結果 さん○でした! 狐探しでグレーからとりあえず・・・ ラエスリール は言った 20秒前 ラエスリール は言った 20秒前 2 (もぐもぐ) せんこ これで狐でてもなんとかいいはず 3 (挟まれ部屋) ウツボン Pertさん怪しいなー、まだ信頼度はSEIさん除くと5 5がいいとこくらいだと思うのに決めうちは・・・
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/5548.html
前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!! 次回予告 「バルカだよーん。ワオ! シエスタが連れてかれちゃった! そんな時、新たなガイアーク・デルフリンガーが現れてもう大変! GP-07 女給(メイド)ダッカン ――GO ON!!」 翌朝、食堂に向かうルイズと洗濯場で別れる事にしたケガレシアだったが、見知った顔がいない事に訝しがる。 「そういえばあのメイド……シエスタといったでおじゃるか、遅いでおじゃるな」 「何か用事でもあるんじゃないの? ケガレシアこそ何か用事でも?」 「いや、数日前に渡した洗濯用の秘薬がそろそろ切れそうだと言っていたので、新しく作ったもっと強力な秘薬を渡そうと思っていたでおじゃるが……」 話しているうちに厨房前を通りかかったので、中を覗いてみる。 「突然すまないでおじゃる」 「ケガレシアが聞きたい事があるそうよ」 突然現れた2人にマルトーは驚愕の色を濃くした。 「シエスタが見当たらないでおじゃるが」 「シエスタは……、もういねえ」 それは腹の底から搾り出すような悔しさに溢れる声だった。 「先日王宮からの勅旨で来てた、モット伯って貴族に見初められて仕える事になってな。今朝早く迎えの馬車で行っちまった」 「その口調から察するに無理やりでおじゃるな」 「結局、平民は貴族の言いなりになるしかねえのさ」 「……気に入らぬでおじゃるな」 「……ケガレシア、宮殿に戻るわよ」 ――GP-07 女給(メイド)ダッカン―― 場所は変わってヘルガイユ宮殿。 「ケガレシアが世話になったシエスタという娘が、モット伯とやらに連れていかれたぞよ」 「何!? マジックワールドの貴族はろくでなしが多いなりか!?」 「そんな者、ルイズとデルフリンガー、そしてわらわが作り出した刺客で捻り潰してくれるわ」 苛立った表情のルイズに笑いかけて、ケガレシアはコンソールを操作する。 「あははははは……、生まれ出でるでおじゃる、わらわの可愛い子供よ!」 最後に大型のレバーを上げると、デルフリンガーの時よりは若干ささやかな放電が小部屋で発生した。その放電の中で人型の影が形成されていく。 ケガレシアが開いた扉から出てきたのは、金属板で額と左眼を覆い隠し錨を模した槍を軽々担いだ蛮機獣。 「アンカカカカッ! おい、身の程知らずの田舎もんがよお……。わかってんだろうなあ? このイカリバンキを楽しませろよ!」 不敵な笑みを浮かべるイカリバンキと憤懣やる方ないという表情のルイズにケガレシアは真剣な表情で、 「シエスタをろくでなしの好きにさせる事は絶対阻止するでおじゃる!」 月は沈んで星影も無し、闇が迫るモット伯邸。 ルイズ・デルフリンガー・イカリバンキを乗せた蛮ドーマが、ケガレシアの操縦で目視困難なほどの上空に迫っていた。 「敵数12、犬が8匹に衛兵4人でおじゃる。着地地点まで障害無し。ルイズ達が突入したら、混乱に乗じてウガッツ部隊による増援を送るでおじゃる」 「ありがとう。ここから先は私達で大丈夫だから下で準備してて」 そう言い終えるが早いか、3人は次々蛮ドーマから飛び降りていく。 瞳を憤怒に吊り上がらせて大剣形態のデルフリンガーを逆手に構え、衛兵の1人に狙いを定める。 「おい、今何か音しなか――」 「別にしねえよ。気のせいじゃねえのか? それでそいつがな……って聞いてんのか?」 衛兵が返事をしない相棒の方を振り向くと、そこには頭から股間まで大剣で串刺しにされた相棒の姿があった。 「な……?」 現実離れした光景に体が硬直した彼の前に、海賊を思わせる荒々しい男のようなゴーレム。 「俺と出会っちまったのが運のツキよ!」 「し、侵入――」 その言葉を最後まで言い終える事を、イカリバンキの鎖分銅は許さなかった。即座に首に巻きついて男の頚椎をへし折る。 時を同じくしてウガッツ部隊による急襲作戦が開始されたようで、表門方面が騒がしくなってきた。 そちらに向かう衛兵達をやり過ごし、3人は手近にあった勝手口から屋敷内に侵入した。 「よし、俺はウガッツと一緒に屋敷を荒らす。お前らはアネキに言われた真の目的ってやつを果たしな」 ルイズ・デルフリンガーによるシエスタ・モット伯捜索部隊は、ここでイカリバンキと別れる事にした。デルフリンガーは捜索のしやすさを考えて害魔機士形態となる。 「おい、誰かいるのか? 何ぼんやりしてんだ。早く外に行く準備を……!」 不運にも、ルイズ達の足音をまだ屋敷内に残っている仲間のそれと勘違いした衛兵が顔を出した。 ――ザン! デルフリンガーの右手から伸びた3本の刀身状の鉤爪が一閃、4枚におろされる衛兵。 「て、てめえ!」 室内から聞こえた怒声に反応し、ルイズは即座に適当な呪文を声のした方向にかける。 当然室内は爆発、ルイズはデルフリンガーにかばわれて無傷だったが室内では呻き声が響いていた。 「次行くわよ」 「おいお嬢、可愛い顔して随分えげつねえ事やるもんだなあ」 「ケガレシア達と同じよ。ケガレシア達は何か目的があってヒューマンワールドで苦しい戦いを続けてきた。私にもシエスタを助けたいっていう目的がある以上、私1人楽をするわけにはいかないのよ」 「目的……か。俺にはよくわからねえな。俺は剣、使い手に振るわれるのが仕事だったからな」 「でも今は違うわ。その意思とその力を私達のために役立てなさい」 「おうよ!」 仲間の大半を蹴散らされて敗走した衛兵を追うルイズは、やがて他の扉と一閃を隠す精緻な彫刻の施された両開き扉の前に来た。 衛兵達が曲がった分岐点の先の突き当たりに位置するこの扉以外、逃げ込める場所は無い。衛兵達がここに逃げ込んだのは確実で、おそらくはここがモット伯の私室だろう。 ありったけの力を込めて扉を押し開けるルイズ。 扉の向こうには見事な作りの杖を構えた1人の男がいた。その男がルイズ達へ向けて杖を突きつける。 「貴様らが侵入者か!」 「いかにも私達が侵入者よ」 ルイズ達は室内にゆっくり入っていく。 「俺の名は害魔機士デルフリンガー。そこの嬢ちゃんを返してもらうぜ」 「返してもらうとは人聞きの悪い物言いだ。決して拉致をしたわけではない。同意の元モット家の正式な使用人として雇い入れたのだからな」 「ああそうかい? まあどうでもいいぜ。どっちにしろ連れてく事に変わりは無えんだからな」 「下がってなさい、シエスタ」 ルイズがシエスタを下がらせた後、デルフリンガーがにやりと笑って鉤爪の1歩でした手招きがゴングとなり、戦いが始まった。 「私のふたつ名は『波涛』! 『波涛』のモット。トライアングルメイジだ」 次の瞬間、水が意思があるかのように舞い上がって高速でルイズ達めがけて飛来する。 「そんな水鉄砲、効くかよ!」 デルフリンガーがルイズ達を庇うように無造作に上げた手の鉤爪に水が当たると、途端に水の勢いが無くなりその場に落ちていった。 「こういう事もできる!」 声と共に床に落ちた水が次々と氷つぶてに変化する。 しかしデルフリンガーはその全部を鉤爪の1振りで粉砕した。 「へっ、これで終わりか?」 「な!? ば、馬鹿な……!! ならば!」 即座に杖を振って大波を発生させ、それを目くらましにして逃走を図るモット伯。 「くそっ、逃げんな!」 「待ちなさい!」 モット伯の作戦が図に当たった……かに見えたその時、 ――バサアッ! モット伯の足元をすくうように出現した網が、彼を吊るし上げて動きを封じた。 「アンカカカカッ! 油断すんじゃねえぞ!」 そう笑いつつ現れたのは、金目の物が入っていると思しき袋やら何やらを運ぶウガッツ達を指揮しているイカリバンキ。 「き、貴様! 私の財産を……!」 「知るか」 モット伯の怒声をその一言で切り捨て、イカリバンキは悠々とモット伯を吊り上げている網に近付いていく。 「お宝はあらかた頂いたし、最後の仕上げだな」 「な、何だそれは!?」 自分の目と鼻の先にぶら下げられた錨のような物にモット伯は困惑した。 「爆弾だ。しかもただ爆発するだけじゃねえ、中に仕込んであるヤバい廃油をそこら中に撒き散らかすって代物よ!」 「何だと! そんな事になったら私は……」 「骨になって見つかりゃツイてる方だな。ついでに言うとこいつを屋敷のあちこちに仕掛けといたぜ。命が惜しけりゃ爆発までに屋敷を抜け出しな」 「せいぜい頑張りなさい。……そろそろ引き上げるわよ、デルフ、イカリバンキ、シエスタ」 「おうよ!」 「ヤロードモ! 引き上げるぜ!」 「あ、は、はい……」 ルイズ・デルフリンガー・イカリバンキは意気揚々と、シエスタは戸惑いながら、ウガッツ達は機械的にモット伯邸を後にした。 「く、くそっ……、どこの誰かは知らんが、この私の屋敷に押し込みメイドと金目の物を奪った挙句私にこのようなまねを……。必ず後悔させてやるぞ……!」 何でできているのか、3桁の大台に届くかという回数の水撃を持ってしても網を構成しているロープは切れるどころかわずかな切れ目も入っていない。衛兵や使用人達は襲撃で全員やられたか逃げ出したかしたようで、声を張り上げてもまったく来る気配が無い。 唯一の希望といえば、水撃によりゴーレムが爆弾だと言った錨が全部水に浸かっている事。爆死は免れるだろうが、いつまでもこんな網の中に宙吊りにされているわけにいかない。 「くそっ! くそっ! くそっ! ……はあ、はあ……」 ひとしきり声を荒げて息を吐いたモット伯の耳に、信じられないような音が聞こえてきた。 ――チッチッチッチッ…… 今までさんざん聞いてきて焦りを誘ってきた忌まわしい時を刻む音。 「そ、そんな馬鹿な!? 水中でも爆発するというのか!?」 それがモット伯の辞世の句となった。 次の瞬間、すぐ下から放たれた激しい閃光にモット伯の意識は塗り潰された。 それとほぼ時を同じくして、モット伯邸内各所で同様の爆発が発生した。 しかも錨爆弾はただ爆発するだけにとどまらなかった。イカリバンキの言葉通り内蔵されていた廃油が爆発によって撒き散らされ、モット伯邸を床・壁・天井の区別無く溶解させていく。 さらにモット伯を吊り上げていた網に仕掛けられた錨爆弾の廃油が、溜まっていた水全部に混ざって一気に室外に溢れ出した。 モット伯邸は廃油自体の質量に押し潰されそれに耐えた物も化学反応で溶解し、5分とかからず完全に廃油の池と貸した。 「そういや、あいつ水属性のメイジなんだろ? 肝心な事言い忘れてたな。あの爆弾、綺麗な水の中で爆発すると威力が上がるんだった。アンカカカカカカッ!」 「あ、あの、ミス・ヴァリエール……」 帰路、蛮ドーマからモット伯邸の最後を見届けていたルイズに、シエスタがおずおず声をかけた。 「どうしたの、シエスタ」 「助けていただいて言うのも失礼なんですけど、こんな事して大丈夫なんですか? 貴族のお屋敷に……」 「シエスタ」 そう言ったシエスタの目をルイズは真剣な表情で見据えた。 「は、はい」 「私はモット伯が間違ってるとは言ってないわ。強い者が正しいというのも1つの真理。でも弱者を踏みにじる権利を持つ者は、自分以上の強者に踏み躙られる義務も負うの。殺されても文句は言えないわ、自分が同じ事をしたんだから」 「ミス・ヴァリエール……」 その時のルイズの瞳には何かしらの信念の芽が確かに存在した。 蛮機獣イカリバンキ 【分類】害水目 【作製者】害水大臣ケガレシア 【作製モデル】錨 【口癖】「アンカカカカッ」「ヤロードモー」 【身長】231cm 【体重】259kg 「錨」をモデルとして製造された蛮機獣です。 錨とは、船舶等を水上の一定範囲に留めておくために海底や湖底、川底へ沈めて使う道具です。 イカリバンキは、様々な錨型の武器を持っています。 直接攻撃に使う錨型の槍や鎖分銅、相手を捕獲する網の他、体内で作り出された廃油を錨爆弾の爆発で撒き散らす事によって、周囲の水を汚染する事が可能です。 注1)錨爆弾は綺麗な水の中で爆発すれば、化学反応によってより激しい爆発を起こす事のできる爆弾です。 注2)金銀財宝といったいわゆるお宝を好むため、時々海賊行為をさせましょう。 前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!!
https://w.atwiki.jp/ocg-o-card/pages/6690.html
<< part17-221 >> 召喚師のシエスタ 《召喚師のシエスタ》 永続魔法 このカードを発動する場合、自分は発動ターン内に通常召喚できない。 お互いのプレイヤーは自分のターンに通常召喚できない。 お互いのプレイヤーは相手のスタンバイフェイズ時に モンスター1体を通常召喚する事ができる。 part17-221 作者(2007/08/07 ID FMqyC2BD0)の他の投稿 part17-238 コメント 名前 コメント << part17-221 >>
https://w.atwiki.jp/moejinro/pages/1815.html
7日目 あらぐむ 夜が明け、朝となりました。痛ましくも Mrチキンさん の無残な死体が見つかったようです あらぐむ chjoin 天界部屋 へどうぞお入りください あらぐむ 7日目の朝です 2 (狼がぶがぶ) あらぐむ ------会話STOP------- 1 (もぐら村) あらぐむ -----------スタート-------------- Mrチキン 今夜は焼き鳥な気分・・・あぢぃぃぃぃぃ! 3 (天界部屋) ミクかわいい チキンさん村だったの・・ 3 (天界部屋) ラスフィーノ お、最終日きた 3 (天界部屋) BBL オペこさんは私が昨日P鯖人狼にいたの気が付きましたか? 1 (もぐら村) シエスタBC まじかー 3 (天界部屋) かこちん チキンだったのか 3 (天界部屋) オペこ 告発され自供し疑われても勝ち残ったか 3 (天界部屋) オペこ えええええええええええええええええええええええ 3 (天界部屋) BBL 芸が細かいw 1 (もぐら村) ニキハウス 白囲い吊り押しのMrチキンさんが噛まれましたか 3 (天界部屋) Linstant わりと疑ってたのに 1 (もぐら村) いあん おはようさんです 1 (もぐら村) ワルノス どっちでみるか よね 3 (天界部屋) オペこ っっもっもももっももおもおもももちろんですきづいていましたとも 3 (天界部屋) ラスフィーノ ルマンダさん=BBLさんだったみたい 1 (もぐら村) シエスタBC 最終日とか 3 (天界部屋) ラスフィーノ なるほどw 3 (天界部屋) ラスフィーノ まぁあれですみなさん 1 (もぐら村) シエスタBC LANケーブルひっこぬきてぇ 3 (天界部屋) BBL うわー疑ってる所かなり残ったなあ 3 (天界部屋) Mrチキン やきとりうめー 3 (天界部屋) かこちん ここはシキワロス吊りたい 1 (もぐら村) ワルノス やめてwww 3 (天界部屋) ラスフィーノ 銃殺だしたのはいいけど、グレラン展開って 3 (天界部屋) オペこ メモには ルマンダ+って書いてあるな・・・ 3 (天界部屋) BBL お疲れ様でした 3 (天界部屋) cozy 最終日は想定の範囲内 3 (天界部屋) かこちん やぁみすたー 1 (もぐら村) いあん w 1 (もぐら村) シエスタBC ぶっちゃけ 3 (天界部屋) オペこ 式さん最近見てない・・・ 3 (天界部屋) ラスフィーノ 村結構、不利だと思いますよ 1 (もぐら村) ニキハウス んー、単純に考えると白囲いに狼なんだろうか… 3 (天界部屋) BBL ですね 3 (天界部屋) Mrチキン いあんさん以外おもいつかない 3 (天界部屋) かこちん シキワロスじゃなくてニキハウスでした 3 (天界部屋) BBL 情報がなさ過ぎます 1 (もぐら村) シエスタBC いあんさんが白く観てます 3 (天界部屋) ラスフィーノ 対抗占いは悪手です 3 (天界部屋) オペこ うーむ 相互は悪手か・・・? 3 (天界部屋) オペこ 占い4とかのときって 1 (もぐら村) いあん ありがとです^^ 3 (天界部屋) オペこ 相互するべきですか? 3 (天界部屋) ラスフィーノ こないだ僕が狐で占いCOしたら 3 (天界部屋) BBL やるなら狩人に占い護衛させるべきでしたね 1 (もぐら村) シエスタBC だってとりだもん 3 (天界部屋) ラスフィーノ 4COになったw 3 (天界部屋) かこちん 対抗占いは妥当だよ 1 (もぐら村) いあん それでかw 3 (天界部屋) オペこ してくれると思ったんだけどなぁ・・w 3 (天界部屋) オペこ 4-2になりましたねw 3 (天界部屋) ラスフィーノ 銃殺もされたけど 1 (もぐら村) シエスタBC マジな話だと 3 (天界部屋) Mrチキン 対抗占いは霊2の時点で妥当だとおもいますけど 1 (もぐら村) いあん さて 3 (天界部屋) Linstant 今回は霊が複数出たからだと思います 3 (天界部屋) ラスフィーノ 結局あのときも、占い抜かれて 3 (天界部屋) BBL ローラー方針だったから適当に守ってたと予想 1 (もぐら村) シエスタBC ワルのすさん疑ってる 3 (天界部屋) かこちん えっとね 1 (もぐら村) シエスタBC 理由は 1 (もぐら村) ワルノス そうなのかー 3 (天界部屋) オペこ うーん 3 (天界部屋) ラスフィーノ LWがグレラン大会残って勝ち 3 (天界部屋) かこちん 今日の3COの中で初日ならかこちんが一番真に近かったから狩人もかこちん守ったと思う! 1 (もぐら村) シエスタBC 発言に自信というか確認っぽいのが多いから 1 (もぐら村) いあん 自分はやっぱ微妙にニキさんかも 3 (天界部屋) オペこ ん?^^ 3 (天界部屋) ラスフィーノ まぁさっきも言ったけど 1 (もぐら村) ワルノス それは困った 3 (天界部屋) オペこ じゃぁ普通に占わせたほうがいいのかな・・・? 1 (もぐら村) シエスタBC 狼で失言が多いのかなって見とる 3 (天界部屋) かこちん 3占いの中で 3 (天界部屋) ラスフィーノ 今回の村の最善手は 1 (もぐら村) ワルノス 個人的にシエスタさんは完全に白目なんだけど 3 (天界部屋) BBL 占いはがるがるさんが印象的に真ぽかったけどなあ 1 (もぐら村) ニキハウス 私が疑わしいというのは、やはり占残しを提案したからでしょうか 3 (天界部屋) BBL 実際そうでしたが 1 (もぐら村) シエスタBC 俺の考えはこのくらいしか無いな 3 (天界部屋) かこちん え( 3 (天界部屋) ラスフィーノ きっと普通にグレー占いさせて情報残させた後に 3 (天界部屋) Mrチキン でも、これ今回負けたら私ミスリードにもほどがあるってことですよねorz 1 (もぐら村) いあん まあねぇ 3 (天界部屋) ラスフィーノ 霊ロラ>占いロラが勝率高いと思いますよ 1 (もぐら村) ニキハウス でも、一応あの時点では、狐以外全部可能性があったわけですし 3 (天界部屋) BBL 気にしない気にしない 1 (もぐら村) いあん ただ決定的じゃないから微妙なんだよねw 3 (天界部屋) cozy 今回負けてもいいじゃない 1 (もぐら村) ワルノス なのでいあんさんかニキハウスさんが怪しいと思ってるんだよね 3 (天界部屋) かこちん 霊ロラは最初からじゃなくてよかったとおもうよ 3 (天界部屋) オペこ どうせ噛まれてしまうなら、狐はローラーしてしまって、少しでも他に情報を出すべき 3 (天界部屋) BBL 断末魔の演出楽しかったのでよし! 1 (もぐら村) いあん まあ 3 (天界部屋) オペこ ということですかね 3 (天界部屋) ラスフィーノ あーそれはあるかもな 1 (もぐら村) ワルノス グレー吊り発言が引っかかるのですよ 3 (天界部屋) ラスフィーノ ってないや 3 (天界部屋) Linstant 遅くなりましたがお疲れ様です。囲みを疑うのは当然のことですから全然問題じゃないと思いますよ 1 (もぐら村) いあん かこちん●だとすると疑われてもしかたないしね 3 (天界部屋) ラスフィーノ 占い吊りきれば、LW確定するし 3 (天界部屋) BBL お疲れ様でした 3 (天界部屋) Mrチキン ローラータイミングはいつもむずかしいですよねぇ・・・ 3 (天界部屋) ラスフィーノ 霊ロラの意味があまりない 3 (天界部屋) かこちん 囲むわけないじゃないかHAHAHA 3 (天界部屋) オペこ チキンさんは僕のメモに+って書いてあるよ☆ 1 (もぐら村) ニキハウス 疑われてますけど、私はいあんさん白目で見てます 3 (天界部屋) ミクかわいい 霊は真狂派CO 1 (もぐら村) ワルノス あらばらばら 3 (天界部屋) BBL かこちんさん誰に○出したんでしたっけ? 1 (もぐら村) ワルノス ということはこれは僕が吊られるフラグ? 3 (天界部屋) かこちん 占は真狐村派CO 3 (天界部屋) かこちん リンス いあん 3 (天界部屋) ミクかわいい うちのメモにはなんにも書いてないよ!! 1 (もぐら村) ニキハウス どっちかと言うと、ワルノスさん黒かなっと 1 (もぐら村) いあん fm。となると・・・ 1 (もぐら村) ワルノス それは困るな。村負けちゃうかな 1 (もぐら村) シエスタBC 村なら反論ガンバw 3 (天界部屋) ブロクター 村なじりですかいw 3 (天界部屋) ラスフィーノ いあんさん吊られて、村負けとみた 3 (天界部屋) ブロクター まじり 3 (天界部屋) BBL 村っぽいとこだけに○出したっぽいなあ 1 (もぐら村) いあん なんかあっさりしてるなw 3 (天界部屋) Linstant それだと偶然真占いが狐を占って、狼占いが偶然真占いを噛んだ事に 3 (天界部屋) Mrチキン 殴り合いですね! あらぐむ 残り時間2分です 1 (もぐら村) ワルノス チキンさんの考えから 白囲いの線はあるにはあるんだけど 3 (天界部屋) かこちん りんすさん 1 (もぐら村) ワルノス あの時点のグレー吊り発言だけはないと思うんですよ 3 (天界部屋) BBL 占い結果ありがとう御座います>かこちんさん 3 (天界部屋) かこちん 偶然じゃないんだよ必然w 1 (もぐら村) シエスタBC そこまで悪手かな 1 (もぐら村) ワルノス その後かこちんさんが黒出せば 混乱して終わるので 3 (天界部屋) オペこ 白囲いって 誰でしたっけ? 1 (もぐら村) シエスタBC あのグレー釣り 1 (もぐら村) ニキハウス ないと言われても、濃厚だったというだけで確定狼ではないんですから 3 (天界部屋) かこちん りんす いあんだと 3 (天界部屋) かこちん 何階言ったら 1 (もぐら村) ワルノス あれ?悪手でもない?? 3 (天界部屋) オペこ なるほど どもです 3 (天界部屋) Linstant 3日目私、4日目いあんさんですね あらぐむ 残り時間あと1分です 1 (もぐら村) ワルノス もしかしてあの時点でかこちんさん黒目なし?? 3 (天界部屋) オペこ 囲いには見えないなぁ 3 (天界部屋) Mrチキン だから私はもういあんさん以外わからんw 1 (もぐら村) シエスタBC いやどうかなw 1 (もぐら村) ワルノス ってことはないってはなし 3 (天界部屋) BBL ワルノスさんが村に見えてきた 3 (天界部屋) Mrチキン 正直囲いの自信はない! 1 (もぐら村) シエスタBC やべぇじぇんじぇんわかんねぇ 3 (天界部屋) かこちん かこちんが偽占いだったら●出しても良いけど 3 (天界部屋) BBL シエスタさんかなあ 3 (天界部屋) Mrチキン 単に情報なさすぎてそれ以外わからんだけw 1 (もぐら村) ワルノス わりと混乱してるんだけど 狼は 3 (天界部屋) かこちん 出した辞典で吊られるから出すわけないんだよね 1 (もぐら村) ワルノス 意見に乗るだけ 1 (もぐら村) いあん うん。正直悩みまくりw 3 (天界部屋) ミクかわいい チキンさん超狼だと思ってた! 1 (もぐら村) ワルノス なので 多いほうにつくと思うんですよ 3 (天界部屋) オペこ シエスターニキハウスを吊れば勝てたにカット スイカをかける 3 (天界部屋) Mrチキン そうなのか! 1 (もぐら村) シエスタBC だねぇ 3 (天界部屋) Mrチキン まぁ誘導しまくってるねw 1 (もぐら村) ワルノス なので個人的にはニキハウスさんと 1 (もぐら村) ワルノス おもってます 3 (天界部屋) かこちん ほぅ あらぐむ 日は落ちて、村人たちは今日の処刑者を決めなくてはいけません。 3 (天界部屋) ミクかわいい かこさん飼おうとか仰ってましたし囲い吊り強調してましたし 1 (もぐら村) あらぐむ ------STOP----------STOP------ 2 (狼がぶがぶ) あらぐむ ----会話可能時間です---- あらぐむ 各人は処刑する人の名をTELLでお願いします 1 (もぐら村) いあん ニキさんか 1 (もぐら村) あらぐむ ------STOP----------STOP------ 3 (天界部屋) かこちん かこちんは今回のエースでした 3 (天界部屋) ミクかわいい はい・・・! 3 (天界部屋) かこちん これ最後 3 (天界部屋) Mrチキン かこさん飼おう発言の夜に (T) いあん > ニキハウスさんをつりますー 3 (天界部屋) ラスフィーノ さ、どうなるかな 3 (天界部屋) BBL オペこさんと同じ意見だなあ 3 (天界部屋) かこちん ワルノスさんうまい具合に 3 (天界部屋) ラスフィーノ かこちん、真っぽくみえたね 3 (天界部屋) かこちん 狼あぶったな (T) ニキハウス > ワルノスさんに投票お願いします。反論って苦手だなぁ精進しないと (T) ワルノス > ニキハウスさんで・・・一人でもいいので心を動かしてほしいさ (T) シエスタBC > ニッキーにいれとこう ニキハウス3 ワルノス1 3 (天界部屋) ラスフィーノ 今回はそれが一番よかった 3 (天界部屋) Mrチキン 全パターン見て、霊媒狼なしで考えたらかこさん●じゃね?で意見かえたw 3 (天界部屋) かこちん ww 3 (天界部屋) cozy かこちんさん、1番初めに占いCOしてますね 3 (天界部屋) かこちん いあん狼透けました 3 (天界部屋) Mrチキン 霊媒狼なしが間違ってたらしらん! 2 (狼がぶがぶ) いあん ニキさんやけに自分のこと庇うな・・・ 3 (天界部屋) ミクかわいい 霊に狼はないと思います! 3 (天界部屋) オペこ 普通はそれでいいんだけど かこちんさんが飛び出しCOしてるってのと yukomacさんがどうも狂のふりをする狼にも見えた 3 (天界部屋) cozy もしかして、真占いかもしれませんね 3 (天界部屋) オペこ まぁどちらにしろローラーだしいいんだけど 3 (天界部屋) かこちん かこちんしょっぱなCOは意味があるのだよ 3 (天界部屋) ブロクター 私も霊媒は真狂と見てたな 3 (天界部屋) BBL 狂人に騙らせないためですね! 3 (天界部屋) かこちん いいえ 2 (狼がぶがぶ) いあん 格別○に思われる発言してないと思うんだが あらぐむ 残り時間あと1分です (T) かこちん > 届け!この思い! 3 (天界部屋) cozy 狼に騙らせないためですか? 3 (天界部屋) かこちん 本当は占い4CO狙ってた あらぐむ 残り時間あと30秒です 3 (天界部屋) BBL えっ!? 3 (天界部屋) ミクかわいい カオスw 3 (天界部屋) かこちん 真狐狼狂 3 (天界部屋) ミクかわいい 4CO狙いならCOは引き伸ばさなきゃいけないかと思いますが・・・ あらぐむ 村人たちの話し合いにより ニキハウスさん は処刑されてしまいました 3 (天界部屋) かこちん 吊られて狐がCO あらぐむ 役職の方はTELLをお願いします あらぐむ /chjoin 天界部屋 へどうぞお入りください あらぐむ まもなく夜となり狼たちの時間です。各々狼に怯えつつも推理し、明日の昼へと備えましょう ニキハウス あーらら 3 (天界部屋) かこちん ! 3 (天界部屋) ラスフィーノ さてどうなるか 3 (天界部屋) BBL さてどうなる 3 (天界部屋) ミクかわいい どきどき 3 (天界部屋) ラスフィーノ 確率2分の1村 3 (天界部屋) Mrチキン この最終日のどきどきは毎度ながらたまらんな 2 (狼がぶがぶ) いあん なんか勝ち目でてきた? 2 (狼がぶがぶ) かこちん gj 3 (天界部屋) ニキハウス いんでーす 3 (天界部屋) ラスフィーノ おつかれさまー 3 (天界部屋) ミクかわいい いらしゃんせ~ 3 (天界部屋) Mrチキン おつかれー 3 (天界部屋) BBL お疲れ様でした 3 (天界部屋) ブロクター おつかれー 3 (天界部屋) かこちん おつかれさまー 3 (天界部屋) Linstant お疲れ様ですー 3 (天界部屋) ラスフィーノ まぁ狼は誰かにのっかればいいから (T) いあん > ワルノスさんをがぶりb 3 (天界部屋) ラスフィーノ 楽ちんだよなー、ここまできたら 3 (天界部屋) ニキハウス 疑われてしまった。反論苦手だなぁ 3 (天界部屋) かこちん ここで 3 (天界部屋) かこちん 狩人生存の (T) > いあん 〆はタレですかね! 3 (天界部屋) かこちん GJ 3 (天界部屋) Mrチキン 何そのミラクルw 3 (天界部屋) ニキハウス すばらしいファインプレーですね (T) いあん > ですです^^ (T) BBL > それはないんだ… 3 (天界部屋) かこちん そして狩人CO二人 3 (天界部屋) ミクかわいい 狼の勝利です!! 3 (天界部屋) Mrチキン 殴り合い宇宙 3 (天界部屋) Linstant また殴り合い… あらぐむ さて、ご存知かと思いますが あらぐむ 最終日です (T) シエスタBC > 今回のむらの最中何回トイレ行ったと思う?6回だぜ もうメンタルがやばい あらぐむ GJはあるのか ミクかわいい どきどき オペこ わくわく あらぐむ もぐら村長は復活できるのか かこちん イートーまき巻きイーとまきまきひーてーひーてーとんとんとん cozy あると思います かこちん それはない オペこ むりです Mrチキン じらすなーΣ(>д<) 3 (天界部屋) BBL あるのかって狼がいるってこと? ニキハウス 再度投票寄せます あらぐむ こぐねえはきてくれるのか ミクかわいい こぐねえはもう・・・ Mrチキン それはない 3 (天界部屋) BBL こぐねえはこないなw あらぐむ そんな希望もありますが 3 (天界部屋) Linstant すべてはNaviさんの采配次第 ラスフィーノ 狩人のかわりに、狐覚醒! あらぐむ 時間をすっとばしますか? いあん おk かこちん YES はい ワルノス OKす ニキハウス YES、私視点結果がわかってる オペこ ニア はい YES Mrチキン キンクリ発動 シエスタBC イイノヨ ラスフィーノ ドキドキ ミクかわいい ダララララララ あらぐむ では あらぐむ 時間をとばして 3 (天界部屋) ラスフィーノ 既に負けてるのは私のみ 3 (天界部屋) ラスフィーノ ハハハハ 3 (天界部屋) BBL w あらぐむ 夜が明け、朝となりました。痛ましくもワルノスさんの無残な死体が見つかったようです 3 (天界部屋) ミクかわいい ホロリ・・・ あらぐむ 夜が明け残りの村人はすべて襲われ、為す術も無く村人は生き絶えたようです。 あらぐむ 人狼の勝利です! かこちん ひゃっはー!!!!!!!!!! あらぐむ ざんねん、この村は狼たちによって滅ぼされてしまった! オペこ ほわああああああああああああああああああ 3 (天界部屋) ラスフィーノ 終わったw Mrチキン アッー ワルノス 我が人生が一遍で台無し! 1 (もぐら村) ミクかわいい うわああああああああああ 3 (天界部屋) BBL だよなあ かこちん 俺たちが人狼だ! ラスフィーノ おつかれさまー 3 (天界部屋) yukomac ギャー 1 (もぐら村) ニキハウス ワルノスさん村人か! 3 (天界部屋) Mrチキン ですよねー 1 (もぐら村) シエスタBC とりにんげんんんんんんn いあん おつかれさま~~~~ 1 (もぐら村) かこちん きゃー ブロクター おつかれさまー ワルノス orz ごめんなさい オペこ 無念 1 (もぐら村) かこちん いあん愛してるー Linstant おつかれさまー がるがる おつかれさまー 3 (天界部屋) cozy お疲れ様でした 3 (天界部屋) BBL お疲れ様でした いあん なんか、何もしてないのにかてたw 1 (もぐら村) ニキハウス お疲れ様ですー 1 (もぐら村) ラスフィーノ おつかれー 1 (もぐら村) Mrチキン やっぱいあんさんだよなぁぁぁぁぁぁ 1 (もぐら村) ワルノス 過去いだったのね かこちん おつかれさまでしたー 1 (もぐら村) ミクかわいい おつかれさまでした~ 1 (もぐら村) BBL お疲れ様でした ラスフィーノ いあんさんGJw いあん かこちんナイス!!^^ 1 (もぐら村) ニキハウス あら、恥ずかしい事してしまった 1 (もぐら村) yukomac お疲れ様でしたー 1 (もぐら村) ワルノス すみませんでした・・・ 1 (もぐら村) BBL うまく隠れてたなあ あらぐむ みなさま、おつかれさまです 3 (天界部屋) かこちん 囲ったわけじゃないんだけどねー あらぐむ それでは 3 (天界部屋) ラスフィーノ 最終日の追従あやしかったねえwやっぱりw あらぐむ 役職発表をしたいとおもいます 1 (もぐら村) かこちん 囲い狙ったわけじゃないのよー 3 (天界部屋) Mrチキン ちなみに私かまれなかったら絶対つってましたよ・・・ シエスタBC あれだな LANケーブル抜けばよかったな Linstant 思いっきりミスリードしてしまった。ごめんなさい! オペこ シエスターニキハウスを吊れば勝てる(キリッ あらぐむ 敬略で発表させてもらいます 1 (もぐら村) かこちん 狼会話で囲ったら絶対そこ吊ろうって言われるって言ってた オペこ 勝てませんでした すいませんでした 3 (天界部屋) BBL 確かにあれは怪しかったですね あらぐむ 狼 かこちん・いあん あらぐむ 狂人 ミクかわいい 3 (天界部屋) Mrチキン かまれるなーとも思ってましたけどね! あらぐむ 占い がるがる 1 (もぐら村) BBL えっ!? 1 (もぐら村) ニキハウス やっぱり、Mrチキンさん噛まれたのは、そういうことだったのか あらぐむ 霊能 yukomac 3 (天界部屋) かこちん ミクカワ・・・ 1 (もぐら村) cozy yukomacさん・・・・ 1 (もぐら村) BBL ミクわか・・・ 3 (天界部屋) かこちん あなた 1 (もぐら村) ニキハウス 無駄な読みしてしまった あらぐむ 妖狐 ラスフィーノ オペこ yukoMAXさん本物かよ!色々とすまなかった 1 (もぐら村) ワルノス あまりにもストレートすぎるがな 1 (もぐら村) ラスフィーノ まじかwwww あらぐむ 狩人 BBL 1 (もぐら村) yukomac みくかわちくしょおおおおおおおおおおおお! 3 (天界部屋) かこちん 狂の役割してないやない あらぐむ となっております 1 (もぐら村) ラスフィーノ ミクさん、そこで出るのかw 1 (もぐら村) ワルノス いきなりですがな 1 (もぐら村) BBL 役職消えすぎw 1 (もぐら村) ミクかわいい はい! 1 (もぐら村) BBL 日記貼りますね 1 (もぐら村) ラスフィーノ でちゃだめだーw 1 (もぐら村) BBL 狩人日記 1 (もぐら村) BBL 2日目 護衛先 いあんさん 理由 寡黙気味であり狩人候補として噛まれそうだったので護衛しました 占いは噛まれたらローラーするので護衛しません 1 (もぐら村) ミクかわいい だ、だって! 1 (もぐら村) BBL 3日目 護衛先 cozyさん 理由 yukomacさんの意見が矛盾していることを指摘できたり冷静に村の様子が見えているようなので護衛します 1 (もぐら村) BBL 狼守っちゃった 1 (もぐら村) cozy 結果、ミクかわいいさんが連れてよかった 1 (もぐら村) ミクかわいい 狼に狐の存在を伝えなきゃじゃない!? 1 (もぐら村) かこちん お 1 (もぐら村) ラスフィーノ いやいや 1 (もぐら村) ミクかわいい ひどい 1 (もぐら村) かこちん BBLさん狩人か 1 (もぐら村) いあん ニキさんが○目でみてくれて助かった^^ 1 (もぐら村) yukomac (´;ω;`)ウッ… 1 (もぐら村) かこちん うまい具合に噛めてよかった 3 (天界部屋) オペこ あやっぱBBLさん狩人か 1 (もぐら村) オペこ あやっぱBBLさん狩人か 1 (もぐら村) Mrチキン 狩人だったか 1 (もぐら村) ラスフィーノ 途中で、狂人COすればいいんだよ、狐占いにいるよ!ってw 1 (もぐら村) cozy 護衛ありがとう>BBLさん 1 (もぐら村) BBL バレてた? 1 (もぐら村) ミクかわいい そ、そうなの・・・・? 1 (もぐら村) ワルノス orz 最後の投票全部僕に来ると思ってた 1 (もぐら村) ラスフィーノ そのタイミングまではこし淡々とニヤニヤすればいいw 1 (もぐら村) オペこ 挙動不審っぽく写ったのはそのせいか 1 (もぐら村) かこちん 勝てた・・・奇跡的に勝てた 1 (もぐら村) BBL cozyさん鉄板で行こうと思いました 1 (もぐら村) ニキハウス 投票まではMrチキンさんに乗っかろうと思いましたが、流石にチキンさん噛みが露骨だったので、白囲いはないと誤解してしまいました 1 (もぐら村) ミクかわいい [どうでもいい報]初日の再投票はわたしがかこちんさんに投票していましたごめんなさい 1 (もぐら村) BBL 噛まれたけど 1 (もぐら村) かこちん ミクカワ 1 (もぐら村) かこちん チネwww 1 (もぐら村) ミクかわいい ハイ 1 (もぐら村) ミクかわいい え・・・ 1 (もぐら村) ワルノス 完全に同じしそうですニキハウスさん 1 (もぐら村) オペこ これはひどい 1 (もぐら村) BBL うーんどのへんでバレたんだろう 1 (もぐら村) かこちん 狂人が狼に投票ってw 1 (もぐら村) ワルノス 最後ごめん のっかったんで狼かと思った 1 (もぐら村) ミクかわいい だって・・・w 1 (もぐら村) cozy また、勉強ですね 1 (もぐら村) オペこ BBLさん わざと挙動不審になってなかったですか? 1 (もぐら村) シエスタBC 最後ワルさんと思わせてニキさんに入れてどや顔しようと・・・ 1 (もぐら村) かこちん こまっくさんのほうがよっぽど狂人だった 1 (もぐら村) オペこ 気のせいかな? 1 (もぐら村) ニキハウス いえ、こちらこそ申し訳ない… 1 (もぐら村) いあん チキンさんに●で見られてもう終わったと思ったのになw 1 (もぐら村) yukomac かこちん●確定 ってことに気づけなかったのがアレでした・・・ 1 (もぐら村) ラスフィーノ BBLさん狩人正解じゃんww あらぐむ 買った陣営も負けた陣営もおつかれさまです 1 (もぐら村) BBL そんなことはありませんでしたよ 1 (もぐら村) オペこ そ、そうか・・・ 1 (もぐら村) Mrチキン 結局生き残った以上は あらぐむ ご参加ありがとうございました 1 (もぐら村) BBL もうバレバレだよw 2 (狼がぶがぶ) かこちん ここで勝てるなんて ミクかわいい おつかれさまでした~ オペこ 進行ありあgとう! 2 (狼がぶがぶ) かこちん 思わなかった 1 (もぐら村) Mrチキン いあんさんはいい仕事したってことですw ブロクター おつかれさまー 1 (もぐら村) cozy とりあえず、yukomacさんには悪いことを・・・ ミクかわいい 進行おつかれさまっ 2 (狼がぶがぶ) かこちん ありがとういあん yukomac おつかれさまでした! あらぐむ 今回ぼーっとしてて時間マクロ忘れ多めでごめんね! がるがる おつかれさまー 2 (狼がぶがぶ) かこちん 最後あれ再投票なったら 1 (もぐら村) ワルノス どやがおしたかった シエスタBC おつつ~ 1 (もぐら村) yukomac いえいえ 1 (もぐら村) BBL なんでばれたんだよー 1 (もぐら村) ミクかわいい 私もyukomacさんにはひどいことを・・・ 1 (もぐら村) いあん みんなお疲れ様っした~ 2 (狼がぶがぶ) かこちん 狼透けて見えたと思って怖かった Linstant みんなお疲れ様です! 1 (もぐら村) BBL お疲れ様でした 1 (もぐら村) yukomac ミクカワさんは許しません 1 (もぐら村) ミクかわいい [ガーン] 人狼勝利 役職 狼 かこちん・いあん 狂人 ミクかわいい 占い がるがる 霊能 yukomac 妖狐 ラスフィーノ 狩人 BBL 6日目へ 2012年8月25日全ログへ
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/989.html
スターダストは砕けない 新章! 日食の終わり 日食が終わり――太陽がその姿を現す。 アルビオン艦隊の沈んだ空は、まさに青一色。どこまでもどこまでも晴れ渡っていた。 その青い空の中を、彼等は、彼女等は探す。 あの竜は何処。竜の羽衣は何処。承太郎とルイズは何処。 そして――青空の中、タルブの村に向かって降りてくる竜の羽衣を発見する。 「あら残念、どうやら失敗しちゃったみたいねぇ」 「でも、彼の望み通り村は守れた」 草原の上で目を回しているシルフィードに寄りかかりながら、 キュルケとタバサは竜の羽衣を眺めていた。 ワルドとの空中戦で、もう精神力をかなり消耗してしまっていて、そのワルドもどこにいるやら解らないときた。多分逃げられたとキュルケは思う。 「でも、ま、一応私達も役に立ったわよね? 褒美とかもらえるかも」 「……私はこの件から手を引く。関わる気は無い」 どうやらトリステインとアルビオンの戦争に介入した事を知られたくないようだ。 タバサがそうなら、自分だけ同盟国だからってちゃっかり褒美を――何て、浅ましい考えは綺麗さっぱり捨てるべきだと思った。 「それじゃ、私達の事を村人に口止めしとかないとね。 あの二人はさすがにそうはいかないでしょうけど」 「……来る」 キュルケは空を見た。竜の羽衣はもうすぐそこまで来ている。 でもタバサは森の方を見ていた。 草原は広いため、ギーシュとフーケの戦いで焼けてしまったのはほんの一部だ。 シルフィードが落ちた場所は火で焼かれていない綺麗な場所で、そこに向かってシエスタが走ってきた。 「ミス・ツェルプストー! ミス・タバサ! よくご無事で……!」 「あら、シエスタじゃない。あなたこそ無事だったのね、よかった。 ところでギーシュは? 生きてる?」 「はいっ、森の所で休んでます。相当お疲れの様子で……」 「ところで、ジョータローの援護に夢中で見てなかったんだけど、土くれのフーケはどこに消えたの? ギーシュが倒した訳じゃあるまいし」 「やっつけましたよ、ギーシュ様が」 笑顔全開でシエスタが言うと、キュルケは引きつった笑みを浮かべた。 「ははは、こやつめ。うろたえるな小娘ー。これは孔明の罠よ。かかったなアホめ」 「落ち着いて」 タバサに杖で頭を小突かれて、キュルケは正気を取り戻した。 「……いやっはははは……あはは……マジ?」 「ギーシュ様があんなにお強いだなんて、私、感動しちゃいました」 今、キュルケのプライドというやつが相当ヤバい事になっていた。 質問。微熱のキュルケは土くれのフーケと一対一で戦ったら勝てますか? 答え。いいえ勝てません。同じトライアングルでも実力が違いすぎます。 質問。青銅のギーシュはドットメイジですが土くれのフーケに勝てますか? 答え。勝ちました。 「あ……あり、あり、あり……」 「アリーヴェデルチ?」 「ありえな~~~~~~イッ!!」 キュルケの絶叫が空に吸い込まれていくのと入れ替わりに、竜の羽衣がタルブの草原に着陸した。 「…………」 竜の羽衣の風防を開ける承太郎。爽やかな風が入ってきた。 だが、表情は固い。さっきからずっとだんまりだ。 「あ、あの……ジョータロー。次の日食に、またやってみましょう」 「……そうだな…………」 ルイズは知っている。次の日食まで十年以上かかると。 承太郎も知っている。実はコルベールから説明を受けていたから。 元の世界に帰る、たったひとつのチャンスを失って、鋼の精神力を持つ承太郎もさすがにガックリときていた。 そんな承太郎を、何とかして励ましたい――とルイズは思った。 「あの、ジョ……」 「ジョータローさーん!」 ルイズが声をかけようとした途端、竜の羽衣に向かってシエスタが走ってきた。 それを見た承太郎は安堵の笑みを浮かべて、竜の羽衣から降りる。 するとシエスタは力いっぱい承太郎の胸の中に飛び込んで、承太郎も抱き返しはしないもののしっかりとシエスタを受け入れた。 「よかった、ジョータローさんが無事で……よかった……!」 「……タルブの村の連中は、無事か?」 「はい、はいっ……ジョータローさんやギーシュ様達のおかげです」 「そうか……」 それを聞き、承太郎は今回の戦いが無駄ではなかったと思った。 帰れなかった事は残念だ。だが、守りたいものを守る事はできた。 ――花京院。アヴドゥル。イギー。……ウェールズ。 今は亡き戦友に思いを馳せる。 確かな達成感を手に、承太郎は拳を握り締めた。 (なななな、何よ何よ。何よ! 何でシエスタと抱き合ってんのよ! そりゃ、タルブの村が襲われたって聞いた時は、私も心配したけど。 でで、でも、抱き合うなんて、そんな、そんなの……) 竜の羽衣に取り残されたルイズは顔を真っ赤にして二人を睨みつけていた。 ああしかし、二人はそれに気づかない。 「……ごめんなさい、私達を助けるために……元の世界に帰れなくなってしまって」 「気にするな……俺が好きでやった事だ」 「ああっ! ジョータローさん……!」 ラブロマンス展開中。と、ルイズの目には映った。 だから、ルイズは、竜の羽衣から、華麗に――。 「オラァッ!」 さすがに後ろに目はついていないらしく、承太郎の後頭部にルイズの飛び蹴りが炸裂。 「ぐうっ!?」 「きゃっ!?」 ああしかし、その衝撃で承太郎が倒れ、シエスタが下敷きに。 ルイズ・フランソワーズ。 大噴火大決定。 「何押し倒してんのよぉぉぉぉぉぉっ!!」 「てめーこそいきなり何しがやるッ!!」 こうしてルイズと承太郎の怒鳴り合いが始まり、シエスタは呆然とそれを眺め、その様子を見て呆れながらキュルケとタバサが近づいてきた。 それから村に戻って負傷したギーシュと再会し、村人総出で村を救った英雄達を称える宴が始まった。 もちろんヨシェナヴェにはしばみ草を入れて。 「うぐっ……うう……」 「大丈夫ですか? ジョータローさん」 みんなが宴で盛り上がってる中、承太郎は気分を悪くして部屋で寝込んでいた。 付き添いのシエスタが、薬草と水を持ってきてくれた。 「ああ、すまないな……」 「いえ。でも、急にどうしちゃったんです?」 「……多分……アレが後から効いてきたんだろう……」 「アレ?」 承太郎の言うアレとはタバ茶七号である。 実はタバ茶七号を飲んだ時、ガンダールヴのルーンが反応していたのだ。 ゼロ戦を武器として反応していたのか、タバ茶七号を武器として反応していたのか、それは些細な問題なのでどうでもいい。 重要なのはガンダールヴの力でパワーアップした承太郎の身体は、タバ茶七号の持つ色々なパワーと奇妙にブレンドして、受け入れる事に成功したのだ。 だからガンダールヴの力が切れて時間の経った今、タバ茶七号の猛威が承太郎の身体を襲っていた。 「例えるなら……腹の中でアクの強い親父二人が大喧嘩をしているような気分だ」 「どういう気分ですか」 「二度とあいつのお茶は飲まねー」 こうしてせっかく開かれた宴を、承太郎はベッドの上ですごす事となりましたとさ。 そして――。 「さあさあミスタ・グラモン。どうぞ一杯」 「あはは! なかなかいけるね、このワイン!」 「うちの村自慢の一品でさあ。さあ、こっちには魚料理のシャシミがありますよ!」 「へえ、生で食べて平気なのかい? どれどれ……ふむ、うンま~~い!」 「おーい! ミスタ・グラモンにジャンジャン料理を持ってきてくれ! ワインもだ!」 「いやあ、貴族として当然の事をしたまでなのに、悪いねえこんなにしてもらって」 竜の羽衣を操った承太郎がいない今、 土くれのフーケを倒したギーシュが村一番の英雄だった。 キュルケとしては、自分も命懸けで戦ったのに納得がいかないようだ。 タバサはそんな事どうでもいいらしく、 はしばみ草の入っている料理をピンポイントで食していった。 もちろんヨシェナヴェに入っているはしばみ草も忘れない。 ルイズはというと、シエスタが承太郎の看病に行ったのが気になって、もう無茶苦茶にワインを煽っていた。 そんなこんなで夜も更けて、酔いに勢いを任せてキュルケがギーシュに決闘を申し込み、フーケに勝利した事でかなりいい気になっちゃってたギーシュは堂々と決闘を受け、七秒ほどで手を火傷して杖を落とし、十三秒目からキュルケの拳でコテンパンにされ、三十秒も経った頃にはノックダウンしてそのまま朝まで眠りについたそうな。 成長してもギーシュという人間の本質は変わらないのかもしれない。 そう、なぜなら彼は『ポルナレフポジション』なのだから!! (能力が微妙故に強敵に勝利したり最後まで生き残ったりする子。 例を挙げれば空間を削り取ったり、セックスと叫んだりする人達の事である) そして後日――シエスタの休暇が終わった頃、タルブの村に王室の衛士がやって来た。 捕虜にしたアルビオン軍から得た情報で、竜の羽衣の存在を突き止めたのだ。 恩人達の事をペラペラ喋っていいものかと村人達は悩んだが、ギーシュ達貴族が村を守ってくれたんだから、話してもいいだろうと判断した。 こうして竜の羽衣と、それに乗っていたらしいルイズとその使い魔の存在が判明。 国を指導すべく戴冠し、女王となったアンリエッタは、あのアルビオン艦隊を壊滅させた白い光もルイズ達の仕業だろうと思い、下手に騒がれる前に二人を城へと呼んだ。 ルイズと承太郎。 あの二人からいったいどんな話を聞かされるのか? アンリエッタは期待と不安にさいなまれながら、二人が来るのを待った。 戻る
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4607.html
前ページ次ページZERO A EVIL ルイズは夢を見ている。 夢の中のルイズは6歳のころに戻っており、ヴァリエールの屋敷にある池に浮かぶ小船の上にいた。 母親からの説教、平民の使用人からの陰口、優秀な家族に対する劣等感。 様々な出来事により負の感情が高まり、どうにも耐えられなくなった時、ルイズはこの場所にやってくる。 人から忘れられた中庭にあるこの場所は、抑えていた感情を吐き出すのに丁度よかった。 ルイズは小船の上に置いてある毛布を被り、大声で泣き始める。こうでもしなければ心が押し潰されそうだった。 その時、ルイズの頭上から優しい声がかけられる。 「泣いているのかい? ルイズ」 それは、一番泣き声を聞かれたくない相手である憧れの子爵様の声だった。 自分の惨めな姿を見せたくないルイズは必死に誤魔化そうとする。 「ち、違いますわ。目にごみが入って痛かったから泣いてただけです」 「誤魔化さなくてもいいよ。辛いことがあったんだね」 慰めの言葉をかけながら子爵様は頭をなでてくれる。たったそれだけのことで、顔が真っ赤になり俯いてしまう。 自分の婚約者で好きな人でもある子爵様に優しくしてもらい、嬉しいやら恥ずかしいやらで頭がいっぱいだった。 「さあ、僕と一緒に屋敷に戻ろう」 「はい」 ルイズが差し出された手を掴もうとすると、急に突風が吹き、子爵様が被っていた羽帽子が飛ばされる。 だが、そこに現れた顔は子爵様ではなかった。 「あ、あんたは!?」 現れたのは以前見た夢に出てきた金髪の男、オルステッドだった。 気が付くとルイズは16歳の姿になっており、オルステッドと対峙するように向かい合っていた。 オルステッドは何も言わずに立っているだけだが、その目は何かをルイズに伝えようとしているように感じられた。 「な、何か私に伝えたいことがあるの?」 「……」 だが、結局オルステッドは何も言わずにルイズの前から立ち去ろうとする。 「ま、待って! あの力は一体なんなの? あなたと関係があるの?」 その問いかけに答えは無く、オルステッドの姿は見えなくなってしまう。 「オルステッド!」 そう言って腕を伸ばすが、目の前にあるのは魔法学院の自分の部屋だった。 夢から覚めたルイズは、ベッドの上で虚しく伸ばされている腕を下におろす。 「どうしたよ相棒、オルステッドって誰だ?」 「なんでもないわ」 デルフリンガーが不思議そうに聞いてくるが、誰と聞かれても答えようがなかった。 これ以上答えられない質問をされないように、素早く制服に着替えているとドアがノックされる。 「誰?」 「ロングビルです。ちょっと話したいことがあるので中に入れてもらえませんか?」 ルイズは無言で扉を開ける。 あの宝物庫の一件以来、ロングビルはこの部屋までやってくることが度々あった。そして特に何をするでもなく、ただの世間話をして帰っていく。 おそらく、約束を守っているかどうか様子を見に来ているんだろうとルイズは思っていた。 「それで、話って何?」 「そろそろこの学院から出て行こうと思ってね、お別れの挨拶をしに来たのさ」 「えっ!」 「そんなに驚くことじゃないと思うけどね。私が挨拶に来たのが意外だったのかい?」 ルイズが驚いたのは、ロングビルが学院の宝物庫を諦めていないと考えていたからだ。 再び宝物庫を襲うために、シエスタをだしに自分も何か手伝わされるのではないかとも考えていた。 だが、ロングビルは宝物庫を諦め出て行くという。ルイズの頭には疑問しか浮かんでこなかった。 「な、何で急に?」 「まあ、あんたになら話してもいいか。今まで正体を黙っててくれたしね」 そう言った後、一呼吸置いてからロングビルは話し始める。 「実は私の故郷のアルビオンで戦争が始まってね。残してきた家族も心配だし、戻ることにしたんだよ」 ロングビルの話によると、アルビオンで王党派と貴族派に別れて争いが始まり、大きな戦争が行われているとのことだった。 現在は貴族派が優勢であり、王党派が負けるのは時間の問題らしい。 「そんなこと全然知らなかった」 「あんたが知らないのも無理ないさ。トリステインじゃあまり話題になってないようだしね」 「でもそんな大事なこと、どうして……」 「この国のお偉いさんにとっては景気のいい話じゃないからね。あまりおおっぴらにしたくないんだろうさ」 確かに王党派が負けそうなアルビオンの現状は、あまり気持ちのいいものではない。 アルビオンと同じ王国制のトリステインが、このことを大事にしたくないと思うのも無理はなかった。 「そうそう、お偉いさんといえば、今日トリステインのお姫様が魔法学院に来るらしいよ」 「姫殿下が!」 「そう、なんでもゲルマニアの訪問の帰りに行幸するんだとさ」 幼い頃に遊び相手を務めたアンリエッタは、深い絶望に落ちそうになっていた幼いルイズの心を救ってくれた人の一人だ。 あれから随分時がたったが、今でもアンリエッタには感謝していた。 「姫殿下がいらっしゃるなら、今日は授業どころじゃないわね」 「私も歓迎の準備でこれから忙しくなるよ。まあ、秘書としての最後の仕事はきっちりこなすけどね」 「その後に魔法学院を辞めるの?」 「そういう事。それじゃね、今まで正体を黙っててくれてありがと」 そう言うとロングビルは部屋を出て行った。 最初は憎しみや嫌悪の感情しか抱けない相手だったが、わざわざ挨拶に来たり、アンリエッタのことを教えてくれたりと意外に良いところもあったようだ。 本当なら、魔法学院を出て行った後にでも正体をオールド・オスマンに報告しなければいけないのだが、このまま何もしないのであれば報告する必要はないかもしれない。 それに、今はそんなことよりもアンリエッタがやってくることの方が重要だ。 「身だしなみにも気をつけないとね。デルフ、私の髪の毛はねたりしてないわよね?」 「ああ大丈夫だ。相棒はいつも通り綺麗だぜ」 「そんなお世辞なんて言っても何も出ないんだからね」 とは言うものの、容姿を褒められたルイズは嬉しそうに身だしなみを整えていた。 その後、授業は全て中止になり、生徒達は姫殿下を出迎えるため正門に整列していた。 やがてユニコーンが引く豪華な馬車が現れ、中から先王の忘れ形見であるアンリエッタ姫殿下が降りてくる。 多くの生徒達から歓声が沸き起こり、アンリエッタは微笑みながら手を振り、生徒達の前を歩いていく。 そんな中、ルイズはアンリエッタではなく、別の人物に目が釘付けになってしまう。 その人物はアンリエッタを守るように付き従っている。羽帽子を被り、凛々しい口髭と長髪が特徴的な美男子だ。 他の女子生徒達もその人物をうっとりとした目で見つめていた。ルイズの隣にいるキュルケもその中の一人である。 「さすがに王女様の護衛ともなるとやっぱり学院の男子生徒とは格が違うわよね」 「確かにかっこいいけど、私のギーシュの方が断然上よ」 「ありがとう、モンモランシー。君の美しさも姫殿下に引けは取らないさ」 「……バカップル」 だが、騒いでいるキュルケ達の言葉は横にいるルイズの耳には入ってこない。 当然だ。ルイズの頭の中は、アンリエッタの護衛として自分の目の前に現れたワルド子爵のことでいっぱいだったのだから。 その日の夜。ルイズはシエスタに髪を梳かしてもらっていたが、心ここにあらずといった感じだった。 シエスタはそんなルイズの様子を心配したが、ルイズから反応が返ってくることはなかった。 「デルフさん、ルイズ様の様子がおかしい理由に心当たりはありませんか?」 「さあね。朝はいつも通りだったんだが、部屋に戻ってきてからずっとこの調子だよ」 そんな風にシエスタとデルフリンガーが話していると、ドアがノックされる音が聞こえてくる。 ノックは最初に長く二回、続いて短く三回とまるで何かの合図のようにも聞こえる。 「……まさか!」 ノックに気付いたルイズが何やら慌てた様子で扉を開けると、頭からすっぽりと黒い頭巾を被った人物が部屋に入ってきた。 その人物は部屋に入ってくるなり杖を取り出し、それを小さく振る。すると、光の粉が部屋の中を舞い始めた。 「な、なんですかこれ!」 「驚かなくてもいいわよ。これはディティクトマジックっていって、ただの探知魔法だから」 いきなり魔法を使われたことにシエスタは驚いてしまうが、ルイズの説明で落ち着きを取り戻したようだ。 ディティクトマジックで異常が無いことを確認した後、部屋に入ってきた人物は頭に被っていた頭巾を取る。 「お久し振りね。ルイズ・フランソワーズ」 「やはり姫様でしたか!」 ルイズの部屋にやってきたのはアンリエッタだった。突然の姫殿下の登場にシエスタは驚いて立ちすくんでいる。 そんなシエスタの様子など目に入っていないアンリエッタは、感極まった表情でルイズを抱きしめた。 「ルイズ! 本当に久し振りね! 元気そうでなによりだわ!」 「姫様こそ! お美しくなられましたね!」 二人は再会できたことをお互いに喜びあい、幼少時の思い出話に花を咲かせ始める。 最初は驚いていたシエスタも、今は嬉しそうに話している二人を静かに見守っていた。 しばらくして話が一段落したころ、ようやくアンリエッタはシエスタの存在に気が付いたようだ。 「あら、ごめんなさいね。あなたのメイドの前で恥ずかしい姿を見せてしまって」 「この子は私のメイドじゃなくて、この学院に勤めているメイドですよ」 ルイズがそう言うと、シエスタはアンリエッタに向かって頭を下げる。 「私はシエスタと申します。ルイズ様にはいつもよくしていただいております」 「学院で働いている者にも気配りができるなんて、立派になったのねルイズ。わたくしとは大違いね……」 「ひ、姫様?」 急に自分を卑下し始めるアンリエッタにルイズは驚きを隠せなかった。 そんなルイズを見ながら、アンリエッタは何かを決心したかのような顔で話し始めた。 「ルイズ。ここに来たのは、あなたにあるお願いを聞いてほしいからなの」 「お願いですか?」 「ええ、そうです。ここから先は信頼の置ける者しか話せないのですが……」 そう言ってアンリエッタは、ちらりとシエスタの方を見る。 「シエスタなら大丈夫です。この学院で私が一番信頼している人間ですから」 「ルイズ様……」 「ルイズがそこまで言うのなら信頼できますね。実は……」 アンリエッタは真剣な顔で語り始める。その話の内容は、ルイズが今朝ロングビルから聞いた話と関係があるものだった。 アンリエッタの話は、ロングビルからすでに聞いていたアルビオンの動乱から始まった。 王宮はアルビオンの戦争のことだけではなく、王党派の敗北が近いという情報も掴んでおり、次に狙われるのはトリステインの可能性が高いことも予想された。 その対抗策として、隣国のゲルマニアの皇帝とアンリエッタが結婚することで両国の間に同盟を結ぶ案が採用された。 今回のゲルマニア訪問もその下準備のためだったのである。 アンリエッタの胸の内を考えると心が痛んだ。何故なら、ルイズはアンリエッタの好きな人を知っていたのだから。 幼い頃、ルイズとアンリエッタはお互いに好きな人について話し合ったことがあった。 ルイズが好きな人はもちろん婚約者のワルド子爵であり、アンリエッタの好きな人はアルビオンのウェールズ皇太子だった。 将来は好きな人と結婚したいという夢を、二人で楽しそうに話していたのを今でも覚えている。 今、アンリエッタは好きでも無い人と結婚しようとしている。国のことを考えれば一番良い選択肢に思えるが、アンリエッタの気持ちを考えると納得できるものではなかった。 そんなルイズの気持ちを他所に、アンリエッタの話は続いていく。どうやらここからが本題のようだった。 アルビオンの貴族派はこの婚約を潰す材料を血眼になって探しており、その材料になる物をアンリエッタはウェールズ皇太子に送っていたのだ。 それは、一通の手紙だった。その手紙にはウェールズ皇太子に永遠の愛を誓うアンリエッタの想いが書かれていた。 もしこれが貴族派の手に渡れば、婚約は解消となりトリステイン一国でアルビオンに立ち向かわなければならない。 「姫様、もしやお願いというのはその手紙を……」 「いいえ。手紙の件は別の者に任せてあります。ルイズにお願いしたいのは、その者と一緒にアルビオンに行って……」 アンリエッタは言いにくそうにしていたが、やがて覚悟を決めると静かに話し始めた。 「ウェールズ皇太子にトリステインへ亡命するように説得してもらいたいのです」 「えっ!」 「こんな事を言うのは間違いだとわかっています。でも、たとえ結婚できなくとも好きな人には生きていてもらいたいの!」 涙混じりに訴えるアンリエッタの言葉は、ルイズの心に深く響いた。 幼少時に自分を救ってくれたアンリエッタが苦しんでいる。今こそ自分が力になる時だと思った。 「姫様! 私に任せてください! ウェールズ皇太子に姫様の想いを伝えてみせます!」 「ルイズ……ありがとう」 アンリエッタは、本当は自分がアルビオンに行ってウェールズ皇太子に会いたいと思っているが、国のことを考えればそんなことできるわけがない。 手紙の件を任せた人物は、ルイズのことを命懸けで守ってくれると信じているが、それでも絶対に安全とはいえない。 幼馴染に縋り、危険なアルビオンに送り出そうとしている自分を情けなく感じた。 「ルイズ様……」 アンリエッタの話を黙って聞いていたシエスタだが、ルイズがアルビオンに行くとなると黙っているわけにはいかない。 争いが起こっている国に行けば、ルイズがあの不思議な力を使う可能性も高くなる。 その時に誰か止める人が側にいなければ、今度こそルイズは別人になり、戻ってこなくなってしまうかもしれない。 それだけは避けなければならないとシエスタは思った。 「ルイズ様! 私も一緒にお供します!」 「シエスタ! 何言ってるのよ!?」 「足手まといにならないようがんばりますから、どうかお願いします!」 シエスタの行動にルイズは戸惑ってしまう。シエスタがついてきてくれれば心細くはないが、危険なアルビオンに連れて行くわけにもいかない。 どうすべきかルイズが考えていると、突然ドアがノックされる。 「誰!?」 「学院長の秘書のロングビルです。失礼だとは思ったのですが先程のお話を聞かせていただきました。その上で、提案があるのですが中に入れてもらえませんか?」 まさか話を聞かれているとは思わなかったアンリエッタはうろたえるが、ロングビルの正体を知っているルイズは冷静だった。 ロングビルがここで騒ぎを起こすとは考えられないし、提案というのにも興味がある。 そう考えたルイズは部屋の扉を開けることにした。 「失礼します」 「それで提案って?」 「はい。私もアルビオンまで同行させていただきたいのです。アルビオンは私の故郷なので道案内ぐらいはできます」 「ですが……」 「それに、そこにいるメイドと私でミス・ヴァリエールの使用人を装えば、貴族派の目を誤魔化すこともできると思います」 確かに相手の目を欺くことはできる。だが、アンリエッタはロングビルを信用していいのか不安でもあった。 ルイズに視線を向けるが、自分と同じように何やら悩んでいるような表情をしている。 「お願いします! アルビオンにいる家族が心配でどうしても早く戻りたいのです!」 「私もお役に立てるなら何でもします! ですからどうかお願いします!」 二人から頭を下げられ、アンリエッタは困惑してしまう。 だが、ロングビルの家族を思う気持ちとシエスタのルイズを思う気持ちは偽りがないように思える。 悩んだ末に、アンリエッタは二人の同行を認めることにした。 アンリエッタが同行を認めてしまえばルイズが反対できるわけがなかった。 こうなったら自分がシエスタを守るしかない。あの不思議な力を使えばそれは可能に思えた。 それに信用できるかどうかは別だが、ロングビルは土くれのフーケと恐れられた凄腕のメイジだ。戦力的には申し分ない。 その後、ルイズはお守りにとアンリエッタから水のルビーを手渡される。 お金に困ったら売り払ってもいいと言われたが、こんな大事な物を売る気は毛頭なかった。 「最後に、あなた方と一緒にアルビオンに向かう者のことなのですが」 「姫様が手紙の件を任せた方ですね。どんな人なのです?」 「ルイズがよく知っている人ですよ。あなたが信頼しているあの者なら、きっと頼りになるはずです」 そのアンリエッタの言葉でルイズの脳裏に浮かんだ人物は一人しかいなかった。 「姫様! その人はもしかして!」 「ええ。あなたの婚約者のワルド子爵です」 その名前を聞いた瞬間、ルイズの顔は真っ赤に染まってしまうのだった。 前ページ次ページZERO A EVIL
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/5747.html
前ページ次ページ鋼の使い魔 『ファイアブランド』と『折れたギュスターヴの剣』をギュスターヴに渡したロベルト老人は、もう一つ、袋を取り出してから鉛の箱を閉じた。 「その二つはな。本来、人が常に持っていなくちゃいけない代物なのさ」 彼はそういうと、取り出した三つ目の袋をシエスタに手渡す。 「こっちは『シエスタ』。お主への贈り物だよ」 受け取ったシエスタも袋を開けた。中身は使い込まれた一本の杖だった。 「ジニーがまだ若い頃に使っていた杖だ。こいつも元は強力なグヴェルだったが、今じゃ只の丈夫な杖でしかないな。 …あの墓碑が読めた奴が居た代の者に渡してくれと、ジニーに頼まれていたんでな」 「お祖母ちゃんの…杖…」 杖は白と黒、そしてうっすらとした緑と蒼の四色で出来ていた。質感は木材のような木目を感じさせるのに、ひんやりとしていて、まるで石のようでもあった。 ギュスターヴにもシエスタにも、それが一体何で出来ているのかまったくわからない。 「『プリムスラーヴス』…だったかな。ジニーはそう言っていた」 「…でも、どうして私?お父さんが持つものだと思うけど…」 「あやつはお主に持っていて欲しいとさ。ま、大事にしなさい」 「…うん」 大事に杖を抱えるシエスタだった。 「…さて。これでもう此処の用はない。一度家に戻るぞ」 帰りの藪道を降りていく中で、シエスタはギュスターヴの隣に並ぶと、木漏れ日にプリムスラーヴスを空かしたりしながら話しかける。 「ギュスターヴさん。アニマってどんなものですか?」 「え?…うーん、そうだな…」 はっきり言って、ギュスターヴに答えられるはずもない質問ではないのだが、シエスタにとってはそんな自覚があろうはずもない。 「…多分、シエスタのほうがよくわかると思う」 「そうですか?」 困り顔で話を濁すギュスターヴ。そんな話を聞いて、ロベルト老人は呵呵と笑った。 シエスタの家に戻ってみると、出入り口、つまりシエスタの父エドの仕事場には見慣れない人物が立ち寄っていた。 「ただいまー。…お客さん?」 見えた客人らしき人は、煌くラメラーコートに、同じ素材で出来た帽子を被っていた。 両手両足はがっちりとくみ上げられた手袋とブーツが嵌められている。風貌はコートの襟と帽子の陰になっていて、よく分からない。 背はそれほど高くなかったが、背がまっすぐ伸びていて、それほど年嵩があるわけではないらしい、位は分かった。 「この辺の地理について、色々と聞きたいことがあるんだが」 意外にも声の調子から見て女性らしかった。 「ここより先はあなた方の一族が管理していると聞いた。中を歩かせてはもらえないだろうか」 単調直入に聞いた訪問客だが、エド氏はギュスターヴ達に見せたのとは打って変わった渋い表情を見せる。 「悪いけど知らない人間を山に入れるわけには行かないんだよ。まぁ、他に聞きたい事があるなら聞いてやらんでもないが」 「そうか…」 一言言うと訪問客は懐から折りたたまれた大きな一枚の紙を取り出して広げた。一辺が一メイルは裕に超える紙には 微細なタルブの村を中心とした地図が書き込まれていた。 訪問客は広げた地図のうち、南西の部分を指した。シエスタの一家が管理する山の周辺だ。 そこも他の部分と同じように地図が書き込まれてはいたが、他の部分よりも大雑把で空白が多い。 「はて、貴方は地図屋か何かなのですか?」 「まぁ、そのようなものだ。で、このあたりについてなんだが…」 と、訪問客はエド氏に対して色々と質問を投げかける。この辺りに木々は生えているのか、生えているならどの程度か。岩地なのか土砂でできているのか。 斜面の傾斜はどれくらいなのか……。 エド氏は質問一つ一つを値踏みながら答えている。慎重に質問の意味を考えて答えているようだった。それだけエド氏は一族の管理する山を大事にしているのだろう。 同時に、そこをみせてくれたということがどれだけ大きなことなのか、という事にギュスターヴの思いは向く。 下衆な考えかもしれないが、自分のアニマゼロを感じ取ったからエド氏は山に入れてくれたのではないだろうか、などとも思ってしまうのだった。 『seventy years ago/fortytwo years ago』 暫くの間エド氏と訪問者が質問の応酬を繰り返すと、訪問者は地図をしまいこんで頭を下げた。 「ご協力感謝します。助かりました」 「いえいえ…」 礼を言い終わると、奇妙な訪問者は何事もなかったようにシエスタの家を出て行った。 店先の話し声が静かになると、それに耳を傾けていたギュスターヴ一行とシエスタ、ロベルト老人も一息つく。手元の薬湯の注がれたカップを転がす。 「帰ったみたいだな」 カップに口を付けていたロベルト老人は、そういうと空のカップを残してテーブルを立つ。 「…んじゃ、私は帰るぞ」 「帰る?」 「大爺ちゃんは村の方に家があるんです」 「うむ」 ギュスターヴはてっきり、この老人はシエスタの一家と一緒に暮らしているのだと思っていた。 「『シエスタ』や。おぬしは暫く居るんじゃろ?」 「うん。おやすみをもらったから」 「そうかい。…なら、心配は要らんな…」 そう言って、ロベルト老人は愛用らしい杖を突いて家を出て行ってしまう。 「…変なご老人だ」 「そうね」 キュルケとギーシュは翻弄されっぱなしだったことを思い出して秘かにため息を漏らす。 「…ところでギュスターヴ。君は一体彼に何をされたんだい?」 ギーシュの視線はギュスターヴの抱えている二つの袋に注がれている。 「それは?」 「これは…あのご老人が俺にくれたものだ。シエスタにもな」 「なんだ。結局貴族に財宝をせしめられるのが嫌だったと見える」 ふん、と鼻を鳴らすギーシュ。 「ま、いいんじゃない。貴族の嫌いな人なんてざらに居るわよ」 「しかしだねー、こう、無碍に扱われるのはトリステインの貴族としてはだねー…」 勝手にお邪魔しておきながら随分と好き勝手な事をいうギーシュである。 そんな具合に色々、キュルケとギーシュが何やかやと話し始めている中、店先からエド氏が戻ってくる。 「お帰りなさい。お父さん」 「ふぅ。たまにああいうお客さんが来て困るのさ。石切の弟子にしてくれとか、山の中を見せろって迫るから」 エド氏はテーブルについているギュスターヴに向かい合う。 「…ロベルトの爺さんから、色々と贈り物があったみたいで」 「えぇ、まぁ…」 どこか曖昧にギュスターヴも答えた。 「実は私からも一つ、お見せしたいものがありましてね」 「あら、面白そうね」 身を乗り出して間に入ってきたキュルケが上目がちにエド氏を見た。緩く明けられた胸元から逃げるようにエド氏は席を一度立つと、 部屋に掛けられていたレリーフに手を添えた。 「ふふふ…お嬢様方もご覧になりますか?」 「いいんですか?」 そう聞いたのは誰でもなくギュスターヴだったが、エド氏は変わりなく頷いた。 「構いませんよ。…もっとも、これが何なのか、分かるのであれば、ですが…」 意味ありげに言葉を濁したエド氏は、手を掛けたレリーフを裏返す。レリーフの裏は物入れになっていたようで、そこから一冊の本を取り出すと、テーブルに置いた。 「これです。どうぞ、ご覧になってください」 サッとキュルケは本を手にとってページを捲った。そのまま暫くの間、開いたページと睨みあいをしていたが、やがてテーブルに本を戻した。 「…いいわ。これ」 「そうですか。…では、ギュスターヴ殿、どうぞ」 キュルケの挙動に不審を感じたものの、ギュスターヴは渡される本に手を掛けてページを開いた。 「これは…」 「もぅ、エドさん。もったいぶって悪戯するなんて酷い人ですわね」 膨れ面で咎めるキュルケにエド氏は苦く笑う。 「いえいえ。これは私の母、つまり『シエスタ』の祖母が残したものでして。何でも古い友人が自分に譲ってくれたとてもありがたい本だと言うのですが、 母以外に誰も読むことが出来ない代物なのです。今では一家の誰も読むことが出来ない有様で、貴族の方なら読めるかと思ったのですが…」 と、エド氏は話したが、ギュスターヴの注意はその『誰も読めない本』に書かれている文章に注がれていた。 「…どうかしまして、ミスタ」 「…ぇ?あ、いや…」 キュルケの声に答えながらも、やはりギュスターヴの意識は本に向かっていた。 (すこし癖があるが…これはサンダイルの文字だ) 誰にも読めない本…それはまさしく、サンダイルで使われる文字で書かれていた。 長い間に虫食いや紙魚でかなり紙が劣化してはいるものの、中の文字を読み取る事は十分に可能だった。 村の作るブドウ畑の丘陵が夕陽を受けて黄金色に輝いていた。 最初に宿を取ろうと提案したのはキュルケだった。 「せっかくタルブまで来たんだし、ワインの一本でも手土産にしたいじゃない?」 そこで一行は一晩をタルブで過ごし、翌朝ワイン倉を巡って各々ワインを手に入れてから帰ろうということになった。 タルブの村主幹部で尋ねた宿は集落の規模から見ると随分と立派だった。 掲げられた看板には『北の門』亭と書かれている。 「一番いい部屋を用意できる?一晩でいいんだけど」 キュルケが店に立っている若い女性に話しかけていた時、店の奥に続く扉が開けられた。 「なんだおぬし等。うちに泊まるのかい」 店先の扉から出てきたのはロベルト老人だった。シエスタの家で見たときよりも心持ゆったりとした格好だったが、受付にいた女性は恭しくロベルト老人に頭を下げている。 「あらお爺さん。ここの宿の人?」 「ここは私の店だよ。タルブはそれなりに来客が多いからな、繁盛して助かってる」 「ではご主人。一番上質の部屋を用意してくれます?」 「生憎一番上は二部屋しかないぞ」 老人の目は四人を統べるように眺める。 「それじゃ僕とギュスターヴは辞退しようじゃないか」 ギーシュがかっこつけて言ってみせる。 「ま、いいけどな。っていうか胸張って言う事でもないだろ」 「ぅ」 「あらんギュス。相部屋でもいいのよ?」 「からかわないでくれ」 手を振って答えるギュスターヴだった。 暮れなずむ空の下、丘から村まで続く斜面に作られた葡萄畑からタルブ全体を見渡すように、ギュスターヴは立っていた。 ギュスターヴはデルフを抜くと、路傍に転がる大きな石に向かって突き立てた。デルフは石に剣先が突き刺さって止まり、畑を区切る石垣に腰掛けると、 デルフの鍔がちょうどギュスターヴの顔の部分に並んだ。 「ん?どうしたよ相棒」 「ご老人からの贈り物をどうしようかと思ってな。少し話がしたくなった」 宿に置いておく気が起きなかったので、今もギュスターヴの手元には二つの袋がある。 「どうしたらいいかね?まったく…」 「さーな。俺様は剣だからな。振るう人間の悩みまで背負ったりしねーよ」 「勝手なことを。…こっちは打ち直してみるかな……」 袋から取り出された折れたギュスターヴの剣。剣身の中ほどから綺麗に二つに折れている。 「グスタフという男はよほど剣の腕があったんだろう。俺の剣が折れるくらいだからな」 「もしかしたらすっげー硬いものを切ろうとしたのかもよ?」 「おいおい。自慢じゃないが、サンダイルで俺の剣より硬いものなぞ、滅多にあるまい」 はは、と笑うギュスターヴ。 「…問題は、こっちだな……」 折れた剣を袋に戻すと、もう片方の袋から生白いFBを取り出した。山際に沈みかけた太陽に掲げて見せると、あたかもFB自体が光り輝いているかのような錯覚を一瞬、 ギュスターヴに見せたが、やはりその刀身は変わらず塗り固めた灰の如き白だった。 「使えないのかい?」 「俺はな。……使えたとしても使いたくはない」 グヴェルを始めとした術社会が嫌いなわけではない。しかし、今手元にあるこれだけは、自分の側にあるものとして容認できない気持ちが、ギュスターヴにはあった。 「……とはいえ、捨て置くわけにも行かないし…」 「相棒、俺様にそれをちょっと当ててみてくれ」 変なことを言う、と思いながらギュスターヴは白いFBをデルフの剣身に重ね当てた。 「ほー……こいつぁすげー。おでれーたよ。この剣、周りから何かを引き寄せようとしてるぜ。うまくできてないみてーだけど」 「よくわかるな」 「これでも一応、伝説の剣だしな」 FBが機能を発揮していないというのはある意味幸運だ。間違って誰かが手にすれば大惨事を起こす可能性もある。 「やれやれ…」 FBを袋に戻しながら、夕日に光る丘を眺めつつギュスターヴのため息が漏れた。 「ギュスターヴさーん!」 「ん…?」 遠くから自分を呼ぶ声に振り向くと、バスケットを抱えたシエスタが手を振っている。 シエスタはバスケットをひざに乗せ、ギュスターヴの傍に腰を下ろした。 「大爺ちゃんの宿に皆さんが泊まったと聞いたので、差し入れをしようと思いまして」 「気を利かせてもらってすまないな」 バスケットの中には陶器の器が入っていた。 「野鴨のオレンジクリームパイですよ。皆さんで召し上がってください」 ほのかに漂うパイの香ばしさが胃を刺激してくれる。 「あと、これも…」 といって、シエスタはバスケットのそこからあの『読めない本』を取り出した。 「どうしてこれを…?」 「お父さんが、ギュスターヴさんは読めるみたいだからって」 どうやら顔色をしっかりと見られていたらしい。 「そうか…ありがとう。でもこれは受け取れないな」 「えっ…」 ギュスターヴは半目でシエスタを見て言う。 「一晩、借りることにしよう。ロベルト老人に渡しておくから、後で受け取ってくれ」 「どうしてロベルト老人は、一人で村に住んでいらっしゃるのかな」 バスケットを代わりに持ち、シエスタと並んで歩いたギュスターヴが問うた。 「そうなんですよね…もういい年だし、一緒に住まないかってお父さんも言ってるんですけど…」 「首を縦に振らない、と」 シエスタは静かに頷く。 「あいつの家に世話にはならん、とか何とか言ってるんです」 「あいつの家、ね…」 宿に着き、食堂を見ると既にキュルケたちが卓を囲んでいる。 「あら、お帰りなさいミスタ。先に頂いているわよ」 ギーシュはワインを愉しんでいるらしく静かで、タバサは食べるのに真剣で静かだった。 シエスタの差し入れを美味しく頂いてから、一同は部屋に戻ろうとした。 「それじゃ私も家に帰りますね」 「パイ、ありがとう」 律儀にタバサが礼を言っていた。 振り返って再度頭を下げ、シエスタが宿の出入り口から続く闇の中に消える。 「…じゃ、明日は早いから、私もう寝るわ…」 あくびを殺しながらキュルケが食堂を出ていくのを皮切りに、それに続くようにタバサ、ギーシュも食堂を辞した。 食堂には窓際の安楽椅子に座るロベルト老人と、テーブルでワインを傾けるギュスターヴだけが残った。 「……お主は部屋に行かんのかね」 「まだ寝るには早い。女子供と同じに見られては困ります」 「私から見ればおぬしもあの娘子らも大して違わないさ……」 ランプの明かりと窓からの月光が食堂の二人に掛かっていた。 「ご老人は幾つになるので?」 「ん…こっちに来た時が32かそこらで、もう70年も昔になるな…」 「随分とお若い」 「褒めてももう何もやらんよ」 カップの中でワインが減っていく。 「…とはいえ、そのお年では日々も大変でしょう。なぜシエスタの家に行かないのですか」 「……忌々しい。ジニーを掠め取った憎らしいあの男の家に、老い衰えたからと厄介になるのつもりなどない」 老人はふん、と鼻で息を切ってみせる。ギュスターヴはロベルトの言葉を手繰り寄せるようにして考えた。 「……シエスタの祖父ですか」 「そうさ。…勤勉で朴訥とした男でな。少しの間タルブを離れた隙に、まんまと取られてしまったよ!このロベルト様一生の不覚さ」 そう言って笑ってみせるロベルト老人はどこか若々しく、ギュスターヴの脳裏に見たことのない飄々とした若者を想像させた。 「…シエスタもエドも、ジニーの家族だ。だから私は仲間が皆逝った今もこうして彼等を見守ることにしたのだ。しかし同時にあの男の家族でもある。施しを受けようとは思わんよ」 「……矜持ですかな」 「意地だよ。男としてのな」 遠く去った過去。ヴァージニア・ナイツへの想いを語るロベルト老人を前に、ギュスターヴは思う。 はたして自分だったら、遠い異界でそのようにして生きられるのだろうか、と。 それほどまでに、ロベルト老人はヴァージニア・ナイツを愛していたのか、と。 既に夜も更け切り、二つの月が天頂を過ぎて徐々に西に下がろうと言うほどの頃。 トリステイン魔法学院、ルイズは当然、女子生徒寮の一室に眠る。普段なら近くでもう一つの寝息がするのだが、今日はルイズ一人の寝息だけが部屋を渡っている。 毛布の裾を手繰り寄せ、ルイズは眠っていた。身体を丸め、夏が近いはずなのにまるで寒さに耐える幼子のようだった。 部屋主の寂心を見透かすように、引き出しに仕舞われた『水のルビー』が、『始祖の祈祷書』が仄かに、光を漏らしていた……。 その時、ルイズはどこかの神殿に居るようだった。 点在する蝋燭の光だけが薄暗い神殿の中に浮かんでいる。 左右の壁に添うように石の兜を被った兵隊が立ち並び、次に年嵩の高い男性が数人立っていた。 その服装はいかにも上質で、物腰からも高位の官職を得ているような人たちだとわかった。 左右に並ぶ人の列の中心を一人の男が歩いていた。 周囲の兵隊が一斉に敬礼していき、そして進む男がそれを一目もしないところから、男がこの人たちの上に立つ人間だとわかった。 その顔がどこか、ギュスターヴを思わせるところがある。 男は列の途切れた先にある、祭壇のような場所に上った。 祭壇は周囲がガラスが入っているかのように外界を見渡せる展望を備え、祭壇の中心部にはなんと剣が置かれていた。 剣はなんらかの力によってなのか、台座に置かれず浮遊している。 台座に上った男は浮遊する剣を手に取る。剣を天井に高く掲げると、静かに目を閉じた。 すると漆喰のように真っ白だった剣の周囲にゆらりと陽炎が立ち、次に純白の剣身が焼けた鉄のように赤く光った。 男は満足したのか剣を台座に戻した。 暫くすると左右に並ぶ人の中を、一人の子供が歩いてくる。かわいらしい服装ながら、上質の生地と、その顔立ちから、祭壇に登った男の子供であろうことがわかった。 子供は緊張した様子で祭壇に登り、台座をはさんで男――父親の反対側に立った。 すると不思議なことに、祭壇から外界を見渡す大きな窓が石壁でふさがれる。 そして父親が今さっきしてみせたように、台座から剣を降ろし、天に向かって掲げてみせた。 目をぎゅっとつむり、一生懸命父親のように剣を光らせようとしているのがルイズにも判った。 (……がんばれ!がんばれ!) ルイズは神殿を取り囲む空気と、子供の真剣な、緊張した姿を応援したかった。 しかし声がでない。それどころか、自分が神殿の何処から子供を見ているのかも、はっきりとしなかった。 子供は暗くなった神殿の中で一人、懸命に剣を光らせようとしていた。 しかし父親がものの数秒で光らせたのに、子供は数分を過ぎても剣には何の変化も起こせなかった。 子供は手が痺れてきたのか、掲げた剣がふらふらとして、…ついに剣は降ろされる。 「なんということだ!」 それを見た父親は子供にに向かって怒鳴りつけた。子供は驚いて身をすくませる。 父親は驚愕と同時に、言葉にするには重過ぎるほどの軽蔑をにじませて子供を見ると、脱力したように身を投げてどしどしと歩いて神殿を出て行った。 その姿を見て動揺する配下の兵士や高官たち。その誰も祭壇に残された子供を見ず、各々が神殿を後にしていく。 そして子供は数人の女官とともに神殿に残される……。 視界が暗転し、気が付くとルイズは別の光景を見ていた。 さっきまで神殿に居た子供は身の服も代わり、父親らしき男の代わりに女性の傍らに立って大きな石の門の前にいた。 女性はルイズの目で見ても美しく、またどこか繊細な雰囲気を与えていた。にも関わらず、その目はぱっちりと輝くような力が込められていた。 彼女は傍らの子供を撫でて、ともに石門をくぐっていく…。 石門の先は広い通りになっていた。トリスタニアを二回りは広くしたような、立派なものだ。 だが、通りには人影がまったく存在しなかった。それどころか建てられた家という家の窓や扉が閉められていて、淋しい空気を作っている。 暗い夜道を歩くように、女性と子供は身を寄せて通りを歩いていく。 不意に窓の一つが開けられて、暗くて見えない家の奥から誰かの声が飛んだ。 「このできそこない!フィニー王家の面汚し!」 そう叫ぶとまた始めのように窓を閉め切った。 子供はビクッと身体を縮めたが、女性が背中を促し、通りを耐えるように歩いていった…。 通りを囲む住宅はあんなに立派だったのに、二人が歩いていく先の家はどんどんとみすぼらしく、貧しいものになって言った。 女性が足を止めた時、子供が見上げた先にある家は朱塗りの板葺き屋根が所々剥げ落ち、窓が割れて蜘蛛の巣が貼っていた。 「今日から此処が私たちの家よ……我慢できるわね?」 女性が始めて声を出した。その声は今にも掻き消えそうなのに、凛としてルイズにも聞こえてくる。 「うん。僕、お母様と一緒ならどこでも大丈夫だよ!お父様はあの日以来、僕とお話してくれなくなったけど…」 「お父様が此処に住むようにとおっしゃったのよ…これからは、今までのように好きにして上げられないと思うけど…ごめんなさいね」 母親と言われた女性は子供を抱き上げると、そのくすんだ金髪を優しく撫でる。 「良い子よ、良い子……ギュスターヴ。私の子」 ギュスターヴと呼ばれた子供は無邪気に母親に身を預けていた。 「ギュスターヴ……?!」 バッとルイズが飛び起きた時、外はまだ夜だった。 遠くに見える山際がようやく明るくなってきたか、というほどだった。 「……夢…だったのよね」 ルイズは夕食を過ぎても帰ってくる様子が無いギュスターヴ達に憤慨しつつも、明日になれば帰って来るでしょ、と見切りをつけて早々に寝床に入ったのだった。 無論、それは無意識にとった強がりでしかなかったのだが。 「なんだったのかしら…今の夢」 くしくしと頭を掻きながらルイズはベッドに身を投げる。 「今の夢…ギュスターヴの夢?……子供の頃のギュスターヴ……だったのかしら?」 変な時間に眼が覚めてしまったルイズは、暫くベッドの上でごろごろしていたが、寝苦しくなってきたので寝間着のまま起き上がり、机に向かってみた。 「……ギュスターヴぅ……」 (まったく、変な夢見ちゃったわ。これも全部ギュスターヴのせいよ!きっとそうよ。ご主人様がとっても大事な仕事を任されたっていうのに、手伝いするどころか、 ツェルプストーなんかと遊びに行っちゃって。…まぁ、それを良いって言ったのは、私なんだけど……) べたっと机に突っ伏したルイズは、視界の端に見えるギュスターヴの持ち物に目をやった。 「……ギュスターヴって、私に召喚される前は何をしていたんだろう……」 夢で子供の頃っぽいギュスターヴを見たせいかもしれないが、ルイズはそんなことを考えていた。 (前に話した時、焼け落ちる砦にいたって言ってたわね。格好は立派な鎧を付けて…礼儀作法はまぁ、それなりに出来ているのよね、悔しい事に) ふと、夢の中にでた子供のギュスターヴが脳裏をよぎる。 「……案外、大貴族とか、王様の子供だったりしてね。…ないか、あいつ魔法使えないっていうし…」 ましてや話に聞くにギュスターヴの世界では誰もが魔法を使えるというではないか。と、ルイズは自分に結論付けようとした。しかし… 「………」 夢で見た謎の儀式。剣を掲げた少年ギュスターヴが父親に向けられた落胆と軽蔑の表情が頭を離れない。 「……あれは只の夢、よね……」 突っ伏していたルイズは徐々に催してきた睡魔をたたえたまま、再びベッドにもぐりこんだ。 「…さっさと帰ってきなさいよね…ほんと……」 二、三の言葉を呑みながらルイズは再び眠りにつく。 …引き出しの中で祈祷書とルビーは、ルイズの見えぬところで静かに、だが確かに光っていた。 前ページ次ページ鋼の使い魔
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/298.html
前へ / トップへ / 次へ アサー!と谷岡ヤスジみたいに夜が明けた。 というか正確にはまだ明けてはいない。 まだ夜は完全に明けきっておらず、朝もやが立ち込めていた。3人は馬に鞍をつけ、旅の準備をしていた。うち一頭はロデムが変身した 馬である。ロプロスとポセイドンは万一のことを考えすでに出発させている。 ヨミは自分の居場所をフーケの件から突き止めている可能性がある。そのときヨミ自身がくれば、しもべはあやつられ周囲に大惨事を 巻き起こしてしまうだろう。そのためにもいったん移動させておくべきと考えたのだ。 ポセイドンは目的地近くにあるという池に、ロプロスは岩山の陰に隠れているはずだ。 ルイズはいつもの姿に加えて乗馬用のブーツを履いている。ギーシュは履いていない。 と、出発前にギーシュが妙なことを言い出した。 自分の使い魔である巨大モグラを連れて行きたいというのだ。 モグラである。とてもじゃないが地面を掘っていては間に合わないだろうし、かといって地上に出せば弱りそうだ。 おまけにルイズにまとわりついて、「こんなの置いていきなさい!」派と「そんなかわいそうなことできないよ!」派に出発前から分裂 してしまった。すごく前途多難な予感だ。 「だけど、宝石を集めるというし、路銀集めに役立つ可能性もある。連れて行ってもいいだろう?」 というバビル2世の一言で、馬に車を引かせてその上に乗せ毛布をかぶせてやることにした。 さて、どの馬に乗せるかと思案していると、一陣の風が舞い上がった。 現れたのは確か昨日見た魔法衛士隊にいた男、ルイズの病の対象だ。 「姫殿下から、同行を頼まれてね。女王陛下の魔法衛士隊、グリフォン隊隊長、ワルド子爵だ。」 帽子をとり一礼する長身の男、ワルド。 魔法衛士隊と知りギーシュが姿勢を正す。魔法衛士隊は全貴族の憧れ。ギーシュも例外ではない。 「ワルド様…」 なんだか悪役っぽい名前だなあ、と思っているバビル2世の横を、ふらふらとルイズが名前を呼んで歩いていく。 「久しぶりだな!ルイズ!僕のルイズ!」 ワルドは人懐っこい笑みを浮かべ、ルイズに駆け寄り、抱えあげる。 どうやら知り合いのようだ。 心を読まなくてよかった、とバビル2世は思った。下手に読めばまたルイズが気づいて激怒しかねない。 バビル2世たちも紹介される。 「あ、あの……、ギーシュ・ド・グラモンと、使い魔のビッグ・ファイアです。」 「ルイズの許婚のワルドだ。ぼくの婚約者がお世話になっているよ」 婚約者!思わずワルドに同情しそうになる。なるほど、ルイズの病は久しぶりに婚約者に会ったことで発病したのかと感心してしまう。 「はは、まさかルイズの使い魔が人とは思わなかったな。」 ワルドとルイズは楽しそうにおしゃべりをしている。この分だと病は酷くなるか治るかわからない。 ワルドの使い魔なのだろう。グリフォンがやってくる。このグリフォンに乗っていくらしい。よほど馬よりも頑丈そうだ。 というわけで、ギーシュの使い魔ヴェルダンデはワルドのグリフォンに運んでもらうことになった。 「まさかモグラを運ぶことになるとは思わなかったな…。」 ものすごく面白い光景だった。グリフォンに乗るかっこいいあんちゃんの背中に、毛布をかぶってしがみつく大モグラ。目だってこの上 ない。 「やっぱり置いていこう。」 衆議は一致した。代わりに、というわけではないがルイズがワルドの前に乗ることになった。 しばらく待っていると来たシエスタを後ろにバビル2世を乗せて、ロデムは疾走する。もっとも正確には馬に化けたロデムだが。 「シエスタの村によったついでにアルビオン作戦」はなんとか受け入れられた。 アルビオンの反王室組織の目を誤魔化すという点で、「急ぎ旅だが、察知されるよりはマシだろう」とワルドが納得してくれたのだ。 ただ、シエスタは4人も集まっていることになぜか肩を落としていた。どうやらバビル2世1人、多くてもルイズがついてくる、ぐらい にしか想定していなかったようだ。 もっともバビル2世の後ろに乗るという条件にあっという間に機嫌を直した。 出発して一日―――。 風景はどんどん山が増えてきている。渓谷に差し掛かったのか、星空が狭まり、月が欠ける。 グリフォンは前にもルイズを乗せているというのに、いっこうに堪えず走りっぱなしであった。 バビル2世もロデムもその意味ではまったく堪えていないのだが、シエスタとギーシュの2名はかなりばてている。もっともシエスタは、 ロデムがかなり乗り心地を考えているようで、ギーシュほどは疲労していないようであるが。 「ファイアさん……こんなに、急がなくても……わたしの故郷は逃げませんよ~」 必死に訴えるシエスタ。気持ちはよくわかる。 「ふむ、ならそろそろ休憩するか。」 ワルドがグリフォンの速度を緩めようとしたそのとき、バビル2世は異常な気配に気づいた。 周辺を賊らしい連中が固めているのだ。 「ワルドさん、緩めず、走ってください!」 だが、一瞬早く疾駆するグリフォンの足元に突き刺さる矢。つんのめり、空中に投げ出されるワルド。 しかし、瞬時にフライをとなえ、ルイズを抱えてふわりと着地する。 「何者だ!?」 あわてて全員馬を止め、円陣を組む。シエスタは背中で震えている。 ズラッと現れる黒い人影。ヨミの手先か、山賊か? 「き、奇襲だ。」 馬に乗り続けて青い顔をしたギーシュが喚く。 あっという間に、矢ぶすまが5人めがけて殺到した。 「このままではぼくたちははりねずみだ。」そう思い、念動力を使う覚悟を決めるバビル2世。だが、次の瞬間―― 突如起こった竜巻が、飛来する矢を飲み込み、あさっての方向に弾き飛ばした。 ワルドだ。ワルドが杖を掲げている。 「退け―――」 暗闇の中でする声。バビル2世の目に飛び込んだのは… 『あれは、ジャキと一緒に走っていた白仮面の?』 やはりヨミの!と飛び降り追いかけようとするバビル2世。しかしそこに飛び込んできたのは、大きな羽音であった。どこかで聞いた事 のある羽音だ。羽音の方向から詠唱が聞こえる。小型の竜巻が発生し、崖上の男たちが転がり落ちてくる。 見慣れた幻獣が姿を現した。タバサの幻獣、シルフィードだ。 「お待たせー」 キュルケが着地したシルフィードから飛び降りる。ルイズが怒鳴った。 「お待たせ~、じゃないわよッ!何しに来たのよ!」 「助けてあげにきたんじゃないの。朝方、窓から見てたらあんたちが馬に乗って出かけようとしてるじゃない。話を聞くとそこのメイドの 故郷に遊びに行くって言うから、急いでタバサを起こして後をつけたのよ。」 しまった。そういう落ちがあったのか。ここで引き返せ、と言っても遊びに行くのだから説得力がない。 とうのタバサは……本当に寝起きらしく、パジャマ姿だ。しかし本は携帯している。服よりも本か。すごいな。 襲ってきた連中を見る。 「む?」 妙だ。ヨミの手下にしてはどうもこう……現地人そのままだ。拳銃ぐらい携帯していてもよさそうなものであるというのに。 『さては、ヨミは現地の盗賊やそういった連中をやとって、ぼくに超能力を使わせて、疲労させるつもりだったのか?』 そう考えるなら納得がいく。超能力を直接対決前に使わせて疲労させる戦術は、お互いよくとってきた戦法だ。 ワルドと話していたキュルケが戻ってくる。 「どうしたんだい?」 「ちょっとね。」 聞くと、小声で「あの男、ルイズの許婚らしいけどずいぶん冷たい目をしてるのね。」と言ってきた。 冷たい目か。まあ、警護部隊の隊長らしいし、職業柄の目つきなのだろう。 やがて尋問していたギーシュが戻ってきた。 「子爵、あいつらはただの物取りで、逃げた男に雇われただけだ、と言っています。」 心を読むが、どうやらギーシュのいう通りらしい。仮面の男も、あのときの男で間違いないようだ。 「ふむ、なら捨て置こう。」 ひらりとグリフォンに跨る。バビル2世も、雇われただけでは何も知らないだろうとロデムの傍による。 「諸君、明後日はスヴェルの月夜だ。その翌日、アルビオン行きの船が出る。その風竜に乗って、そこのお嬢さんの故郷で ゆっくりと英気をやしなってきたまえ。私はこのような自体もあった以上、先行し偵察をしてこよう。」 落ち合うのはこの宿屋だ、とルイズにさらさらっとメモ書きを渡し、ワルドは闇の奥に消えて行った。 ルイズは必死に引き止めるか自分も連れて行けと言いたかったらしいが、あっという間の出来事であった。 一向は、風竜に無理矢理乗り込み、シエスタの誘導にしたがって故郷に向かった。 シルフィードが苦しそうだったが、かわいそうだがこれって戦争なのよね、と見ないふりをした。 ロデムは…あ、忘れてた。 まあ、あとで呼べばいいだろう。そう考え、闇の空の上をバビル2世は風を受けて空を見ていた。 月が、二つ明後日に重なるのだという空を見ていた。 「ところであなた、シエスタとか言ったわね。」キュルケが問う。「あなたの村、何か名物とかあるの?温泉とか」 「え、えっと…景色とか………あ、ヨシェナベって名物料理があります!あとは……」 うーんうーんと頭を捻ってうなるシエスタ。やがて、何かに思い当たったようだが、 「すいません、名物はこれ以上は…」 とそそくさと引っ込めたようであった。 「なんだ、気になるな。」 「別に隠さなくてもいいんじゃないかしら?」 「うむ。」 「わ、わかりました…」 全員に責められて、シエスタは逃げ場をなくしたらしい。 「その……『竜の羽衣』とか、一応村の寺院に飾ってあるんですけど…」 「竜の羽衣?」 シエスタの説明はあまり要領を得なかった。とにかく、村の近くに寺院があり、そこに竜の羽衣や鉄の巨人と呼ばれるものを安置 してあるらしい。 「どうしてそんな変わったものが置いてあるの?」 「というか名前の由来も気になるね。」 「フンガー」 待て、一人フランケンが混ざっているぞ。 「それはですね、竜の羽衣は纏ったものは空を飛べるからだそうです。」 シエスタは言いにくそうに話す。 「空を?『風』系のマジックアイテムかしら?」 「そんな……たいしたものじゃありません。だってそれ、インチキなんです。どこにでもある、名ばかりの秘宝。ただ地元の皆はそれ でもありがたがって……。寺院に飾ってありますし、拝んでるおばあちゃんとかいますけど。」 それから、ものすごく恥ずかしそうにシエスタは続けた。 「実は……それの持ち主、わたしのひいおじいちゃんなんです。ある日ふらりとわたしの村にひいおじいちゃんはあらわれたそうです。 そしてその竜の羽衣で、東の地からわたしの村にやってきたって、皆に言ったそうです。」 「すごいじゃないの」 「でも、誰も信じてません。ひいおじいちゃんは頭がおかしかったんだって、皆言ってます。」 「どうして?」 「誰かが言ったんです。じゃあその竜の羽衣で飛んでみろって。でも、ひいおじいちゃんは「もう飛べない」って。理由は色々言うん ですけど、皆は信じるわけもなく。それで私の村に住み着いて、一生懸命働いてお金を作って、そのお金で仲良くなってた貴族様 にお願いして、竜の羽衣や鉄の巨人に固定化をかけてもらって、大事に大事に保管を。」 「変わり者だったのね。さぞかし家族は苦労したんでしょうね。」 「いえ、それ以外は働き者のいい人だったんで。皆に好かれたそうです。」 「でも村おこしには使えそうだと思うな。」 「でも、我が家の私物みたいなものだし……使い方なんか孫ひ孫は無理矢理教えられたんですけど、皆嫌がって誰も覚えずにいま すし……」 「操縦?」 「ええ。でも、わたし女の子だからあんまり興味がなくて。」 「特殊な使い方をするマジックアイテムかしら。」 「そうですね。だから誰も欲しがらないと思います。ただ家の近くだから、着陸の目印になると思いますけど」 一行を乗せて、夜空の中、風竜は一路タルブの村へと急いだ。 バビル2世は目を丸くしてそれらを見ていた。 ここはシエスタの故郷、タルブの村である。寺院はまるで宝物を保護するように建てられていた。シエスタの曽祖父が建てたという 寺院は、どことなく東大寺だとかの日本のお寺に似ていて、懐かしさを覚える外見であった。 そして、たしかにそこにそれらは安置されていたのだ。 皆その迫力に度肝を抜かれているようであった。固定化のおかげか、よほど大事にしていたのか、どこにも錆は浮いていない。 タバサが珍しく、興味深そうに見つめている、といえばわかりやすいだろうか。 バビル2世のただならぬ様子に気づき、シエスタが声をかけてきた。 「ファイアさん、どうしたんですか?わたし、みなれてるからあんまり思いませんけど、皆さんびっくりしてますし、観光名所になるんで しょうか?桂小枝さんが「ここが楽園ですな~」って着ちゃうんでしょうか?」 探偵ナイトスクープはこんなところまで取材にこないと思うのだが。 「いや、これは…間違いない。教科書に載っていた。」 「教科書?」 その言葉にルイズたちが反応する。 「なによこれ。ひょっとしてあんたの世界の…?」 「ああ、間違いない。テレビや本で見たことがある。」 「そういえば、なんとなく言われて見れば似てるわね。」 だが、ギーシュは符に落ちないと行った感じでそれらを鑑定している。 ふと見ると、タバサがそれの前に、まるで宝を守るように建てられた石碑の前に立っていた。 「あ、それ。わたしのひいおじいちゃんのお墓です。死ぬ前に自分で作ったお墓で、異国の文字で書いてあるので誰も銘が読めなくて。 なんて書いてあるんでしょうね?」 シエスタが呟いた。思わずバビル2世はその文字を読み上げる。 「え?ファイアさん、これが読めるんですか?」 こくりと頷くバビル2世。鉄の巨人をおそるおそる見ていた4人がその声にこちらに振り向く。 「ああ、間違いない。これは――」 「こら!」 突然、入り口側から烈とした声。 「物音がするから来てみれば…盗賊か!?それに触るな!」 「ひいおじいちゃん!」 「え?」 皆、きょとんとする。死んだんじゃないのか? 「え?あ、言ってませんでしたっけ?まだ生きてますよ、ひいおじいちゃん。」 たしかに、今まで死んだとは一切言ってない。よく見ると墓の銘が朱字で書かれていた。生前に建てる縁起のいいとされている墓、 寿陵であった。 「シエスタか。どうしたんだ、帰ってきていたのか?じゃあ後ろの方たちは……?」 杖を持っているのを見て、メイジらしいと気づいたのだろう。言葉に慇懃なものを感じる。 坊主頭の老人であった。年齢はいくつぐらいだろうか、矍鑠としていて想像もつかない。 「すいません。」バビル2世が声をかける。 「失礼ですが、人違いなら申し訳ありません。あなたはひょっとして、あの有名な少年探偵の…?」 その言葉に目を丸くする老人。すぐにバビル2世の傍に駆け寄ってくる。 「お、おお……まさか、まさか。とうとうボク以外にこの世界に呼ばれた人間に会えた…。」 バビル2世の手をとり、力強く握り締めて感動に打ち震える老人。その手に刻まれた年輪のような皺が、苦労を物語っていた。 「……いや、少年探偵ではない。ボクは、いや、わしはその兄だ。」 「兄?」 ああ、といい老人は寺院に安置された巨人の前へと歩を進めた。 「そうだ。ボクは、少年探偵金田正太郎の兄、ショウタロウ。」 そして鉄の巨人を誇らしげに腕を広げて指し示した。 「そしてこれが鉄人―――鉄人28号だ。」 月光を受け、威圧感のある鉄の巨体がにび色に輝いてた。 前へ / トップへ / 次へ