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「あはは、ねこって可愛いよね~」 「つかさはネコ並みに無邪気だねぇ」 「まぁ、気持ちは分からなくもないけどね。ふわふわで‥‥っ!」 「? どうしたのかがみん?」 「なななっ、何でもないわよこなた!!このふわふわの毛並みが猫にしてはちょっと変わってるなーとか思っただけで、決してそんな‥‥!!」 「アタシまだ何も言ってないんですケド」 「ぅ‥‥そ、それより、ネコだって一応動物なんでしょ?!こーんなだらしない格好して寝そべっちゃって。警戒心ってものは無いのかしら?!」 「うふふ、猫という生き物は基本的にこうやってお腹を相手に見せたりすることはありません。敵に狙われやすくスキの多い体勢ですからね。 つまりこうやってお腹を見せてるというのは、それだけ相手への信頼を抱いているというわけです。信用されてるんですね」 「へぇ~さすがみゆきさん」 「じゃあこのネコちゃんは私達のことを味方だと思ってくれてるんだね~よしよし~」 「ぉ、嬉しそう」 「お腹出したままのびーってしてる~。ネコちゃん可愛いね~☆」 「‥‥かわいぃ‥‥」 「へ?何か言ったかがみん??」 「んななっ、何でもないって言ってんでしょ!!」 「ぁ、毛づくろいしてるよかがみん。可愛いねぇ」 「ぺろぺろ~」 「うふふ」 「(何よ、なんなのよこの猫‥‥も、もうダメっ!可愛すぎて‥‥!!)」 さて、オーバーリミット状態になったかがみが「猫」と称したのは一体誰のことでしょう。 ①まぁ普通に、目の前の猫ちゃんだろ。 ②つかさ。妹を愛しく思って何が悪い! ③ある意味王道なこなた。 ④ダークホース的候補のみゆきさん。 ⑤それ以外の誰か。
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稜桜学園を卒業して年から5年。 かがみは法科大学院で司法試験の勉強。 みゆきは東京の一流大学で、医者になるために必死に勉強をしているようだ。 つかさは本格的に料理の勉強をし料理番組のアシスタントとして活躍しているようだ。 私… ―泉こなたは、1浪して東京の二流大学でとりあえず勉強をしている。 前以上にゲームとアニメをする生活を送っている。 高校時代の友人とは4年ほど連絡をとりあっていない。 会ったりもしない。 明日は大学の卒業式。 就職活躍に失敗したため進路は決まらずに卒業式を迎える。 大学卒業式より1ヶ月後。 私は、大学卒業を期に東京で一人暮らしを始めた。 一日中自由で咎める者もいないのでゲームとアニメ漬けの生活を送っていた。 仕事も勉強もしない。 いわゆるニート。 毎日、淡々とゲームとアニメをするだけ。 そんな生活を送っていた。 大学卒業式の2ヶ月後のある日。 一ヶ月経っても、私の生活は変わらなかった。 人とも話をしていないような気がする。 ずっとこの生活で良いとも思った。 しかし、高校時代のような刺激のある生活を送りたいとも思った。 けど―私には無理。 この生活は止められない。 お父さんから電話がかかってきた。 早くネトゲを再開したかったので手早く電話を終えた。 用件は… 『誕生日は家に帰ってこい』 私は誕生日が一週間後だということさえ忘れていた。
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1.お正月の小さな事件 1月2日。 東京、秋葉原。 そのど真ん中に居を構える柊かがみ法律事務所。 その主である柊かがみは、自室でパソコンに向かってなにやら打ち込んでいた。 今日は、事務所は閉めている。裁判所はお役所であるから年末年始は閉庁しているし、当番弁護士の当番日でもなかったから、よほどのことでない限り仕事が入ることはない。雇っている若手弁護士(自分自身も若手弁護士であるが)や事務員たちにも全員休暇を与えていた。 かがみがそこにいる理由は、そこが事務所兼自宅であるからだ。 正月は実家に帰省するのが普通なのだろうが、彼女の実家は神社で正月は多忙である。臨時巫女として手伝うのならともかく、ただ帰省するだけなら、邪魔なだけだ。 遠いわけでもないし、いつでも帰れるのだから、ことさら帰省にこだわる必要もなかった。 正月だからといってこの街から喧騒がなくなるわけもないが、すっかり慣れた。というか、それに慣れない限り、ここで弁護士などやってられない。 彼女は、20代で独立開業したやり手弁護士として、そして、オタク文化に理解のある弁護士として業界では有名だった。 それゆえ、秋葉原ではオタクの味方として一種のカリスマであった。 秋葉原にあまたいるカメコたちでさえ事務所の入り口に掲げられている「写真撮影厳禁」の看板に素直に従うほどだし、事務所の建物も同人関連の企業から格安で借り受けている物件だった。 当然、テレビ取材などの申し込みもあるのだが、全部断っている。彼女は別に有名になりたくて弁護士をやっているわけではない。 困っている人には偏見なく救いの手を。そのポリシーに基づいて仕事をこなしてきただけだ。 パソコンに打ち込んでいるのは、とある裁判での被告弁護人側の主張の草稿だった。 かがみは、著作権侵害で訴えられた同人関連企業の弁護を引き受けていた。その公判が近いのだ。 過去に何度かその類の弁護を引き受けたことがあったが、裁判では連戦連敗。やはり、著作権法の壁は厚い。 それでも、その主張は鋭く洗練されたもので、知的財産法学会や、知的財産問題を専門に扱う弁護士たち、そして、知財高裁の裁判官にも、彼女は一目おかれていた。 それに加えてオタクの味方という評判もあり、その手の弁護を頼まれることは多かった。この分野で一定程度以上の腕前をもつ弁護士の中では、弁護報酬が格安だということもあるのだろうが。 ピンポーン。 インターホンが鳴った。 事務所側ではなく、自宅側の玄関だ。 相手を確認するまでもなくドアをあける。正月にここをたずねてくるような人物など限られているから。 「あけおめ~、かがみん」 予想どおり、長年の友人である泉こなたの姿がそこにあった。 「おめでと。相変わらずね、あんたは」 こなたは、大きな袋をたくさん抱えている。いわゆる福袋だ。 こなた御用達の数々の店で買い込んできたものなのだろう。 「今年も戦利品でほくほくなのだよ。疲れたから、ちょっと休ませて~」 「はいはい」 こなたは、部屋に上がりこむと、荷物をその辺において、ソファーに腰をかけた。 かがみがお茶を出す。 「ありがとさん。調子はどうだね、かがみん?」 「まあ、悪くないわ。そういうこなたはどうなのよ?」 「実は、原稿の締め切りが近いんだけどね」 こなたは、人気のラノベ作家だった。 「こんなとこでだべってないで、さっさと帰らんか」 「ツッコミの切れ味は鈍ってないね、かがみん」 「あんたのボケ具合もね」 ボケに切れ味なる概念が当てはまるのかどうかは、微妙なところだが。 トゥルルルル……。 電話が鳴った。 「はい。柊です」 『ああ、よかった。今日もいたのね』 「先輩。どうかしました?」 電話の相手は、かがみが過去に世話になった先輩弁護士だった。 『ちょっとお願いしたいことがあるのよ』 内容を聞く。 痴漢容疑で近くの警察署にいる男への面会要請だった。 「今日の当番弁護士は、先輩だったはずですけど」 『そうなんだけどさ。まだ逮捕されてるわけじゃなくて任意同行だから、厳密にいえば当番弁護士の対象外なのよね。まあ、何もなかったら手弁当で行ってもいいんだけど、今ちょっと仕事がつまっちゃってて』 「そういえば、先輩は大きな事件を抱えてましたね」 『そうなのよ。それに、任意同行ってところが気にならない?』 先輩の意味ありげな口調に、かがみの脳は素早く推論を働かせた。 「冤罪の疑いあり、ですか?」 『さすが、かがみちゃんね。そもそも、任意同行なのに当番弁護士に連絡があること自体、普通じゃないでしょ?』 逮捕された当人またはその親族等が弁護士を呼んでくれといわない限り、警察には当番弁護士に連絡する義理はない。それなのに、任意同行の段階で早々に連絡してきたということは、暗に何かを示唆していると勘ぐるのも的外れではないだろう。 逮捕してしまったあとで冤罪だと判明すれば警察にとって汚点になる。 かといって、冤罪であるという確証を固めるにも手間がかかる。痴漢被害を主張する女性に対して、確証もないのに、あんた嘘ついてるでしょとはなかなかいいづらい。警察は公権力であるゆえに「国民」に対してはいろいろと気を使わねばならないのだ。 ならば、絡め手のアプローチで女性側を揺さぶるのも一つの手段ではある。もちろん、警察は警察で冤罪であるという確証を固めるために動いてはいるだろうが、手段は多いに越したことない。 「そうですね」 『痴漢の疑いがかかってるのはいわゆるオタク。そして、冤罪疑惑あり。こういうのは、かがみちゃんの得意分野よね?』 過去にその手の冤罪事件にかかわったことは何度かあった。 ひ弱なオタクを狙った痴漢容疑での虚偽告訴。面白半分でそんな馬鹿なことをする女子高生・女子大生は少数ながら存在した。 未成年者に対しては説教ぐらいですませたが、20歳を越えた女子大生を相手に慰謝料をふんだくってやったこともある(微々たる金額ではあったが)。そのときは、被害者のオタク男子に土下座で感謝されて、苦笑したものだ。 「分かりました。引き受けます」 警察の思惑に乗せられているようでシャクだが、だからといって、冤罪被害を放置するわけにもいかない。 警察には貸しということにしておけばいい。商売柄、警察との関わりは今後もあるはずだから。 受話器を置く。 「ごめん、こなた。急な仕事が入っちゃったわ」 「オタクの味方かがみんの出番かね?」 「その言い方はやめい。私は仕事をしてるだけなんだから」 「仕事人を気取るかがみん、萌え~」 「あのなぁ」 「ツンデレ弁護士かがみん。いいねぇ。書いてみようかな。ディープなマニアには売れそうだし」 「やめてくれ」 かがみも、こなたが本気でないことは分かっている。 こなたの作風は、ティーネイジャーから30代までの幅広い一般層を主要なターゲットとしつつ、男女を問わぬあらゆる分野のオタク層にウケる要素をちりばめていくというもので、それこそがベストセラーを連発する秘訣でもあった。 「冗談だよ、かがみん。まあ、仕事なら仕方ないね。邪魔者は退散するとしよう」 こなたは、おもむろに荷物を手にとった。 かがみは、こなたが出たあとに続いて、玄関に鍵をかけた。 「体を壊さない程度に頑張ってくれたまえ」 「あんがと」 かがみは軽く答え、そして、さっそうと歩き去っていった。 その後姿は、女のこなたから見ても、惚れ惚れするほどかっこよかった。 「うーん、やっぱり、書いてみようかな。『みこみこ弁護士かがみん』でもいいかも……」 そんなつぶやきが、街の喧騒の中にかき消されていった。 2.黒歴史を思い出した日 秋葉原に居を構える柊かがみ法律事務所。 大きな仕事もない通常業務体制。そんなある日のこと。 事務所にやってきたのは、この街には似つかわしくない中年の女性だった。 話を聞く。 彼女は、この秋葉原の近くで起きた交通事故で、息子を亡くしていた。 ただ、死因にどうしても納得がいかない。 事故現場に居合わせた友人たちの証言では、意識はしっかりあったし、あれぐらいのケガで死ぬとは思えない、とのことだった。 しかし、病院は、死因については簡単に書かれた紙切れを渡してきただけで、詳しい説明は一切してくれなかった。 ここまで聞けば、かがみにも依頼人がいいたいことは分かった。 搬送先病院での措置に過失があった可能性、つまり、医療過誤の疑いだ。 「ご依頼の趣旨は分かりました。でも、どうして当事務所に? あなたも息子さんも住居はここからは遠いようですが」 「柊先生のことは、息子がよく話していましたので」 秋葉原に集うオタクの間では、かがみは有名人だ。 こういうことも珍しくはない。 「そうですか。それはともかく、確認しますけれども、息子さんの死の真相をどうしても解明したい。そういうことでよろしいですね?」 「はい。私は本当のことが知りたいだけなんです」 「分かりました。私は医療過誤事件は不得手なので、知り合いの弁護士を紹介します。ちょっとお待ちください」 かがみは、電話をとると、とある番号をプッシュした。 「こちら、柊かがみ法律事務所と申します。○○さんはいらっしゃいますか?」 ○○さん──その単語に、事務所に雇われている若手弁護士や事務員たちが、一斉に顔をあげた。 その名は、かがみと交際して三日で破局したという最短記録をもつ男のものであった。 エリート意識丸出しで、オタクなんて最下層民のごとく見下すような鼻持ちならない弁護士。弁護活動でも、金になる事件しか扱わない。テレビドラマに出てくる悪役弁護士が似合いそうなやつだ。 かがみにとって、そんな男と三日間だけとはいえ交際していた事実は、忘却の彼方に追いやりたい黒歴史であるはずだった。 それでも躊躇なく電話をかけたのは、その男の弁護の腕だけは確かだったから。 男が電話に出た。 『君から電話とは珍しいね。復縁したいという申し出だと嬉しいんだけど』 「そんなわけないでしょ。あんたの好きなビジネスの話よ」 『ほう。どんな内容かな?』 かがみが簡潔に説明すると、男はすぐに反応した。 「あの病院か。あそこは、過去にも医療過誤で問題になったことがある。医師の過密労働なんてどこでも聞く話だが、あそこは特に酷い。まあ、そんな病院を救急搬送先に指定せざるをえないほど、医療崩壊が進んでいるということでもあるがね」 『引き受けてくれるかしら?』 「報酬次第だね」 『ぶんどった賠償金の中から、好きなだけ持ってけばいいわ。依頼人の目的は、あくまでも真相解明。忘れないでよね』 「分かってるよ。そこをしっかりやらないと、賠償金もとれないからね。その辺は手抜きはしないさ」 『よろしく頼むわよ』 「ほかならぬ柊さんの頼みだ。引き受けよう。ところで、今度、一日ぐらいデートなんてどうかな?」 『お断りよ。私だって暇じゃないんだから』 そのセリフを最後に、電話を切る。 連絡先と地図、そして簡単な紹介状を書いて、依頼人に手渡す。 「柊からの紹介だといえばすぐに分かるはずです。鼻持ちならない男ですけど、腕前だけは確かですから」 「ありがとうございます。何かお礼を……」 「そんな、いいですよ。他の弁護士を紹介しただけですから、相談料をとるほどのことでもないですし」 「いえいえ、是非ともお礼をさせてください」 押し問答のすえ、結局、規定の相談料を受け取ることになった。 「ありがとうございました」 依頼人は何度も何度も頭を下げた。 「頑張ってくださいね」 かがみは、そういって依頼人を送り出した。 「さぁて、仕事仕事」 かがみは、わざとらしくそういって、机についた。 誰もさきほどの電話の相手である男のことは口には出さない。 仕事のこと以外誰も一言も発しない微妙な雰囲気がただよう。 その雰囲気は、その日一日、事務所を支配していた。 3.孤独な戦い (心神喪失及び心神耗弱) 第39条 心神喪失者の行為は、罰しない。 2 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。 その条文の意味を、柊かがみは充分に理解しているつもりではあった。 刑法の考え方の一つとして自由意思で行なった行為に対しては自ら責任を負うべきだというものがあり、また、刑法の目的の一つには犯罪者の更生がある。 心神喪失者には自分で自分を制御する能力はなく、自由意思による行為などありえない。そして、そもそも更生できる能力すらないのだ。 そういう人間に対して必要なのは、きちんと「治療」することだ。効果のない無意味な刑罰を科すことではない。 「治療」が不可能なのなら社会に損害を与えないように永久に隔離するしかないが、それは現行の法体系が認めるところではなかった(そういう法制度を整えようという主張は存在するが)。 どちらにしても、「目には目を」の応報主義は、日本刑法の採るところではない。 分かってはいるつもりだった。 でも、その重みを噛み締める日がこようとは……。 秋葉原で起きた連続殺傷事件。死傷者は34名。過去最悪だった。 警察が拳銃を使わなかったことを非難するマスコミもあったが、馬鹿な主張だった。あんな人ごみで拳銃なんか使ったら、流れ弾で余計な被害を出すだけだ。拳銃は百発百中ではないのだから。 それはともかく、親から要請されて容疑者に面会にいった当番弁護士は、まともにコミュニケーションがとれずに退散することとなった。 この手の案件を進んで引き受けたがる弁護士はそうそうおらず、結局のところ、秋葉原を縄張りとするかがみが引き受けざるをえなかった。 まっとうにコミュニケーションがとれない容疑者。 彼の人生のほとんどを埋め尽くす精神病院への通院歴。 刑事裁判の争点はただひとつしかありえない。すなわち、刑法第39条の要件に該当するか否か。 容疑者に面会したかがみは確信した。 彼に必要なのは、刑罰ではなく治療だと。 山と積まれた紙の山に目をやる。 おまえは殺人者の味方をするのかとか、おまえも殺人者の仲間だとか、その他いわれのない誹謗中傷が書かれた手紙の山だった。 刑事弁護の意義を理解しない者は、一般市民には多い。 身に危険が及ばないとも限らないので、雇っている若手弁護士や事務員には一ヶ月の有給休暇を与えて帰らせた。 そんな状況を見て、所轄の警察署の顔見知りの誰かが気を利かせたのだろう。事務所には警察官が警備につき、かがみが出歩くときは護衛にもついてくれた。 刑事事件では対立する関係である警察が進んでこんなことをしてくれるのも、彼女の人柄によるところが大きい。 司法は民主主義に屈してはならない。ましてや、世論に屈するなどもってのほかだ。司法の独立とはそういうことである。 しかし、そんな気概をもつ裁判官や検察官はすっかり少なくなっているようにも思われる。 そして、この事件では、素人が法の理念や意義を理解しないまま法的判断まで下してしまうという裁判員制度の問題点が噴出しそうだった。 心神喪失該当性の判断は、事実判断ではなく法的判断であるから。 それでも、後に退くわけにはいかない。 孤独な戦いになるが、できることをできるだけやらねばならない。 まずは、手元に武器をそろえることだ。 かがみは、電話を手にとった。 プッシュした番号は、とある総合病院のもの。 「こちら、柊かがみ法律事務所と申します。精神科の高良先生はいらっしゃいますでしょうか?」 しばらくして、 『はい。お電話、変わりました。高良です』 「あっ、みゆき。久しぶりね」 『お久しぶりです、かがみさん。いろいろと大変そうですけど、大丈夫でしょうか?』 「まあ、なんとかやってるわよ。これも仕事だしね」 『ご用件は、そのお仕事に関係することですね?』 さすがに、鋭い。 「その通りよ。単刀直入にいうと、精神鑑定をお願いしたいの。検察でも既にやってるし、裁判所も職権でやるかもしれないけど、弁護側としても証拠として提出したいのよ」 『分かりました。でも、私がすることは、客観的に鑑定することだけです。その結果に対する法的評価は、私の職分ではありません』 「分かってるわよ。そこまでみゆきに押し付ける気なんてないから。じゃあ、日程はこちらで調整してから連絡するわ。巻き込んじゃってごめんね」 裁判所に提出する鑑定書を作れば、法廷に召喚されて尋問を受ける可能性もある。 『いえいえ、これも私の仕事ですから。かがみさんも、あまり無理はなさらないでくださいね』 「ありがと。恩に着るわ」 電話を切る。 やはり、持つべきものは友人だと、つくづく実感した。 かがみの戦いは、まだ始まったばかりであった。 終わり
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まつり「あれ?自転車の鍵がないや…。ま、いいや、つかさの使おっと」 翌日 まつり「財布がどっかいっちゃったなぁ…つかさのが丁度ここにあるし、これでいいか」 まつり「自転車…あれ?…あ、そうだ。昨日隣の駅に自転車置いてきたんだった。ま、いいや、かがみの使おっと」 まつり「あれ?ちょっと目を離したスキに自転車盗られたかな?…いいや、この鍵かかってないの使っちゃお」 まつり「あ、また財布なくした。かがみの(ry」 まつり「あ、代わりに持ってきた姉さんの財布落としたっぽい。」 まつり「あれ?つかさの携帯もどっかに置いてきちゃったかな?」 まつり「うわ、代わりに乗ってきたお母さんの自転車もなくなってるよ!」 まつり「ま、いいか。全部かがみのせいってことで…。あ、この鍵かかってない自転車に乗って帰ろー」 2分後 こなた「ああ、このちょっとの間に自転車が消えたぁ!!」 その夜 かがみ「あれ!?これはこなたの自転車…。何でここに…?ハァハァ…」 つかさ(うわwお姉ちゃんが自転車舐め出したwwついに気が狂ったかwwwああ、写メって皆に送りたいのに何で携帯がないの~~!?) いのり「つかさ、まつりとかがみがケンカしてるけど何かあったの?」 つかさ「かがみお姉ちゃんのこなちゃんから盗んだサドルの付いた自転車をまつりお姉ちゃんが勝手に使って失くしたらしいよ~」 かがみ「待ってたわよ。まつり姉さん。」 つかさ「ずいぶん遅かったけど、何かあったのかな?」 まつり「どうして、ここに」 まつり(クールになれ!柊まつり。まずは今の状況を整理しよう。 かがみ達が私の部屋にいる。どうして?私には思い当たる事は……) かがみ「そこにあるお菓子は何なの?」 まつり「!!」 つかさ「どうして私の財布がこんなところにあるのかなぁ?」 まつり(クールになれ!柊まつり。今の状況を整理しよう。 私の財布の中は残り少ない。こういう時はどうする?もちろん借りるしかない。 ということでかがみの財布を持って行こう。) かがみ「後できっちり返してもらうからね。」 まつり「わかってるよ」 数日後 かがみ「私の財布返してくれる?」 まつり「あれ……どっかに逝っちゃったな。」 かがみ「逝っちゃったなじゃないわよ!」 まつり(今度はいのり姉さんから借りようかな。) まつりの伝説 完 まつり「今日は誰のにしようかな?」 まつり「今日はお父さんのにしよう。」 ただお「パンツがないんだが、どこにあるんだ?」 みき「さっきまつりが持ってったわよ。」 ただお「……」 ただお(パンツで何をする気なんだ…) まつり「カモフラージュに使ったこれ、いらないからゴミ箱に」 ただお「待ってくれ!」 まつり「捨てたわよ。」 ただお「さっき財布の中を見たんだが、なんか少なくなっているような……」 まつり「知らない」 ただお「そうか…」 ただお(まつりがパンツと一緒に持ってったのか…) まつりの伝説2 完 こなた「この前貸したゲーム、ドコまで進んだ?」 かがみ「それが………」 (回想) まつり『ん、このゲーム面白そうじゃん。ちょっと借りるよ~。』 かがみ『言っとくけど、それ人のものだからね。』 まつり『少しくらいいいじゃない。』 かがみ『返すの忘れるなよ。』 数日後 かがみ『そろそろいいでしょ?』 まつり『あともうちょっと待って。』 (回想終了) かがみ「まつり姉さんに貸すとなかなか戻ってこないのよ。」 こなた「…何というジャイアニズム」 かがみ「私も返すように言ってるけど……」 こなた「返さなくても大丈夫だよ。そのゲームあと2つあるし。」 かがみ「複数買う良さに初めて気が付いた……」 まつりの伝説 3 完
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ここは埼玉県春日部、陵桜学園高校3年B組。 いつもの用にあの四人が昼休み弁当を食べている。 こ「あいかわらずかがみが作ったお弁当は質素だね~」 か「う、うるさいわね。料理が下手で悪かったな!!」 つ「お、お姉ちゃん落ち着いて!」 み「泉さんとかがみさんは仲が良いですね」 いつもの用なやりとり。だが、今日は少し違う日になる事はこの四人は知るわけもなかった… 場所は変わって、天界。 そこには若い青年とお着きとみれる女の人が居た。 何やらあせっているようだ。 神「くっ、もうこんな所まで来ているのか、ヤツは!」 女「はい。ヤツらはすでに地上に降りるすんぜんです!」 神「くっ、どうしたら・・・もう結界も効かない所まで・・」 女「そうだ!地上の人に力を与えて地上を守らせましょう!うん!決まりね!」 神(い、いいのかな~?ま、いっか。) こんな強引なやりとりがあり、なんやかんやで地上の人四人に力が与えられる事に… そして神は指さした。(適当に) そこがこなた達のいる、陵桜学園だった。 神「pgjakdagmgajag(ry」 神が中2病っぽい事を言うと、指さきから光がはなたれた。 神「届け!我が力!ペペロンチーノ!!」 ボシュウウウウウウと言う音と共に地上に降りる光そして。 か「そうだよね~くさいよね~」 ボシュウウウウウウウゥ・・・!! 突然空から光が降って来た! こか「な、何!?」 二人が叫んだ時にはもう四人は光に包まれていた。 気付けば暗闇の中。何も見えない。 か「こなた!つかさ!みゆき!どこ?」 こ「痛たた…ここにいるよ。」 つ「あじゃぱぁ~」 み「眼鏡、眼鏡はどこですか?ああ、イタ☆」 どうやらみんな無事の用だ。ここは、何処なんだろうか? 気付けばそこには変な格好の男がいた。 (ここのログ抜けてますすまない) こなた達は呆然していた。 目の前に人が浮いている。しかも、その人は、ゆい姉さんだった。 こ「ゆい姉さん!?どうして!?」 ゆ「貴様らか…あのお方の言っておられた娘共は…」 一同「………??」 こ「はは、ゆい姉さん何言ってるの?しかもなんで浮いてるの?」 ゆ「ゆい姉さん…?ああ、この体の事か…。この体は今は私が借りている」 一同「借りている…!?」 ゆ「そうだ。今は私がこの体の持ちぬしだ」 こ「な、何を言って(ry」 ゆ「率直に言おう。貴様らには消えてもらう」 こ「消える?まさかゆい姉さんが神の言ってた…」 ゆ「ご名答。待つのは嫌いでね、さっそく消えてもらおう」 そう言ってゆい姉さんはポケットから銃を出した。 か「え?成美さんちょっと待って(ry」 パーン! かがみが言い終わる前にゆい(?)は撃ってきた。 こ「やるしか…ないのか」 ゆ「さあ!私と戦え!」 こ「みんな、たとえゆい姉さんでも今は違う。全力で戦って」 か「わかった」つ「うん」み「はい」 ゆいはまた銃をかまえた。引き金を引く。 ダーン! 銃弾の音が響く。 こなたはゆいの後ろにまわり首に一撃をくらわせた。 ドスッ ゆいは倒れた。 こ「ふう…なんとかなった」 ゆいは地面に倒れた…が、まだ立てるようだ。 こ「!?なんで?最大の一撃をあてたはず…」 ゆ「うう…少しはやるようだな…しかし…今の貴様らでは私には勝てん!」 ゆいはそう言いはなつと、今度は指を重ねて十字にした。 指先に光が集まってくる。少しずちつ、大きく、そして人ひとり分程になった。 ゆ「くらえ!ナルミ光線!」 ゆいが叫んだ瞬間閃光弾はみゆきに直撃した。 ほとばしる電流、そしてうめく声。 み「ううう…うぁ… あぁ…」 みゆきは地に倒れた。煙が体から発つ。 こ「みゆきさん!」か「みゆき!」つ「ゆきちゃん!」 一同がみゆきの元へ駆けよる。 こ「みゆきさん!しっかりして!」 み「わ…私…な何もできずに…すみません…」 か「しゃべっちゃだめ!静かにしていて!」 つ「ゆきちゃん!しっかりしてよ!やだ…ゆきちゃん…わぁぁ」 つかさは泣きだしてしまった。みゆきがやられた事がよほどショックだったのだろう。 か「つかさ!泣かないの!みゆき、待ってて。今あいつを倒してくるから」 み「かがみ…さん…」 ゆ「おい…馴れ合いはそこまでにしな…私は待つのが嫌いでね…」 こ「つかさ、かがみ、いこう。ゆい姉さんを、いや、あいつを倒しに!!」 ふたりはみゆきの方を向いてうなずきこなたとゆいに向かっていった。 ゆいはそう言いはなつと、今度は指を重ねて十字にした。 指先に光が集まってくる。少しずちつ、大きく、そして人ひとり分程になった。 こ「ゆい姉さん。今度は本気でいくよ?」 ゆ「ふん。どんな力で来ようと無駄だ。お前らもさっきの娘のように無惨に私に倒されるのだ!」 こ「さっきの娘?みゆきさんの事…?みゆきさんの事かー!!」 こなたの力がさっきよりあがった。あきらかにオーラが違う。 ゆ「ほう…?さっきよりはましになったか…だが…無駄だ!」 ゆいはまた指を十字に組み力を集中させた。光が集まっていく。 か「させない…!」かがみは拳に力を込めゆいに向かっていった。 ゆ「遅い!!ナルミ光線!!」 閃光がかがみをつつむ… かがみに閃光がせまる、そして こ「かがみ!危ない!!」 こなたはかがみをつき飛ばし、閃光の中に包まれた。 光が視界をさえぎる…。 か「こなたあああぁぁぁ!!!」 光が晴れるとそこには…ボロボロのこなたが倒れていた。 か「こなたぁ!!」こなたの側にいく。 こなたはかがみを見ると言った。 こ「かがみ…大丈夫だった?」 こなたが傷だらけの体で言う。 かがみ「あんたはまた馬鹿な事して!!私なんかを…助けて…」 かがみは涙を浮かべながら言った。 こ「ははは…さすがのあたしも少しキツイかも…ごめんね…」 つかさは我を忘れて呆然としている。 か「こなた…絶対…私達が仇を…」 こなたは気を失ったようだ。 かがみはゆいの方を向き言った。 か「こなたとみゆきの仇…取らせてもらうわよ!いくよ!つかさ!」つ「うん!」 ふたりはゆいに向かって行く。かがみが拳を振りかざそうとしたその時、 ゆ「無駄だ!!はあああ!!!」 ものすごい気合いでふたりは吹き飛ばされた。 か「うぅっ…気合いだけでこんなに…」 つ「勝ち目がないよ…私達ふたりじゃ…」 み(かがみさん!つかささん!諦めないで下さい!) か&つ「!!」 み(私は今あなた達の心に話しかけています。声に出さなくても大丈夫なのです) か(どうしよう…勝ち目ないよ…こなたもみゆきもいないのに…) み(ひとつだけ…思いあたるすべがあります…) か(その方法って…?) み(合体です…。) か(合体!?なによそれ!?) み(その名の通り合体です。うまくいけば普段より力がかなり上がる筈です。ただし、合体者の波長があってないとダメなんです。) か(ふたり…の波…長?) み(はい。波長です。おふたりは双子ですから波長も似ている筈です。) か(どうやるの…?) み(簡単です。おふたりの波長があった時に強く思うんです。) か(強く…思う…) み(はい。何の事を思ってもいいですから強く思うんです。) か(…わかった…やってみる。でもなんでみゆきがそんな事を?) 気付いたら声は聞こえなくなっていた。 合体の方法を知ったかがみ達はこれに賭けてみた。 かがみ「つかさ!私と波長を合わせて!」 つかさ「波長…?よくわからないよ…」 かがみ「じゃあ、私の前に立って目をとじてこなたの事を考えて!」 言われるがままにつかさはかがみの前に立って目をとじた。 ゆい「…?何をする気だ…」 かがみとつかさは同じ姿勢で立ち、目をとじた。 かがみ(こなたこなたこなたこなたこなた) つかさ(こなちゃんこなちゃんこなちゃんこなちゃん) ふたりの間に光が生まれる。 ゆい「!?何だ?この光は!?うっ!」 閃光がふたりを包み赤く光る。 合体!! そんな声が聞こえた気がする。 光の消える音がする。ゆっくり消えていく。 ゆ「何が…!?起こった?」 光の中から煙と共にひとりの少女が現れた。 ???「ふう…合体完了…」 現れたのは人の良さそうな顔をしたツインテールにリボンの少女だった。 ゆ「お、お前は!?さっきの娘じゃないな!」 つかがみ「うん?そうだね~つかさとかがみでつかがみって所かな。」 ゆ「ふん!姿が変わってもなんら変わりないさ!かかってキナ!」 つかがみ「こちらから行くわよ」 そう言うとつかがみは手のひらにビンを浮かべた。 ゆい「そんなガラスビンで私を倒すつもりか?」 つかがみ「ただのビンじゃないよ。これはバルサミコビン。このビンの中には酢が入ってるの。このビンは触れると爆発する!」 つかがみは手に浮かべたビンをゆいの方に飛ばした。 ゆいはピストルを構えビンに発砲した。 銃声と爆音が轟く。視界を邪魔する煙が立ち込む。 ゆい「どうやら、ただの雑魚ではないようだな」 つかがみ「お姉ちゃんとのこの体、甘くみないで!!」 つかがみはビンを複数浮かべ、飛ばす。空気の切れる音がし、ゆいに近づく。 ゆいは銃をしまい回避した。さっきの爆撃がきいていて、服が少しやぶけていた。 ゆい「確かに強い一撃だ。だが、遅い!」 ゆいのスピードが上がる。 ゆいはつかがみのビンをかわし、懐に飛び付く。銃を胸にかまえ、はなつ。 銃声が響き、つかがみの体が倒れる。 つかがみ「か・・・あぁあぁ・・・」 ゆい「終ったな・・・直撃だ。」捨てゼリフを吐き立ち去ろうとするゆいの後ろで、何かが蒸発する音が聞こえた。 つかがみ「それは人形よ。さっきあなたが飛び付いた時に入れかわったの」 ゆい「な、何!?私のスピードにはついてこれないはず・・・私より・・上?」 ゆいは銃を手に持ちつかがみに向けた。手が震えていた。 ゆい「私は、私は貴様なんぞにはまけん!!うわぁぁぁ!」 銃をまったく違う方向に放ちながらゆいは言った。 つかがみ「あなたの負けです。成美さん。さよなら」 つかがみはビンを数個出し、ゆいに放った。 爆音と共に硝煙が起こる。つかがみは、その場を後にした。 つかがみを光が包む。つかがみはつかさとかがみに別れた。 つかさ「はぁはあ、終ったんだね」 かがみ「う、うん。それよりこなたを・・・」 かがみは眠ってしまった。その場にかがみを残しつかさはこなたの元へ向かった。 つかさ「こなちゃん、大丈夫?こなちゃん?」 こなた「つかさ?ゆい姉さんは?それに・・かがみも」 こなたはそう言うと眠ってしまった。 この後また起こる事もわからずに・・・ 第一部完
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ゲーセンにやってきたこなた達4人 つかさ「ねぇねぇ、こなちゃん。ポップンミュージックやってこ?」 こなた「つかさがポップンとは意外な…」 かがみ「あんた、太鼓が全然駄目だったのに大丈夫なの?」 つかさ「えへへ、ちょっと練習したんだ」 こなた「じゃ、やろっか。みゆきさんもやる?」 みゆき「うまくできるか分かりませんが御一緒させていただきます。」 こなた「それじゃあ、1人1曲ずつね。わたしが3番目でチャレンジポイント調整するから、あとの順番決めて」 みゆき「わたしは自信がありませんのでご迷惑かけないようEXステージでお願いします」 つかさ「じゃあ、わたしが最初にやるよ。最初なら失敗しても大丈夫だし」 かがみ「失敗しても大丈夫じゃないわよ。EXが出なくなるでしょ」 つかさ「あ…。でもがんばる」 かがみ「しっかりやりなさいよ」 こなた「じゃ、つかさが最初で、かがみが2番、わたしが3番で、みゆきさんがEXだね」 STAGE 1 つかさ つかさ「まずはわたしだね。えっと…」 こなた「おぉ、コナンを選んだか」 かがみ「コ、コナン…」 つかさ「ノルマは6万点以上、BAD50未満っと…」 プレイ中 つかさ「うわっ…え、えっと…」 かがみ(コナンとこなたって似てるわよね…こなたハァハァ) みゆき(かがみさんはまた別の世界に行ってしまいましたね) つかさ「ふぅ。なんとかクリアできたよ。」 かがみ「やるじゃない。ノルマもクリアしてるし。」 こなた「次はかがみの番だよ」 チャレンジポイント 17 STAGE 2 かがみ かがみ「じゃあ、わたしはパーカッシヴHYPERで」 こなた「おおぅ。これはかがみが走り幅跳びで倒れまくるMADの曲」 かがみ「うるさい。…ノルマは7万点以上、BAD30未満っと…」 かがみ普通にクリア かがみ「ま、こんなもんね」 みゆき「さすがですねかがみさん」 つかさ「じゃあ、次はこなちゃんの番だね」 チャレンジポイント 47 FINAL STAGE こなた こなた「チャレンジポイント47か…じゃ、これ」 かがみ「スキップEXなんてあんたらしくないわね。もっと高難度やらなくていいの?」 こなた「ふふふ…かがみんや。高難度をクリアするだけが楽しみ方じゃないのだよ」 こなた「ノルマをNO BAD カエルにセットっと。これでチャレンジポイント97だからExtra出現だよ」 ♪ちゃららら~ら~ら ちゃららら~ら~ら たたたたたたたた たーん かがみ「さすがに慣れてるわね」 こなた「誉めるな誉めるな」 つかさ「こなちゃん前!」 こなた「あ…。」 かがみ「緑ポップ君が通り過ぎてったわね…」 こなた「最後の1つあるの忘れてた…」 かがみ「忘れてたじゃないわよ!」 チャレンジポイント 84 EXTRA STAGEは出ず かがみ「何やってんのよあんたは!みゆきの順番はどうなったのよ!!」 こなた「…みゆきさん、ごめん」 みゆき「こういったのはあまり得意ではないので、どうぞお構いなく」 翌日 ななこ「あー。みんなに悲しいお知らせや。泉が昨晩、交通事故にあって病院に運ばれた」 ななこ「幸い、命に別状はないが当分入院するそうや。みんな見舞いにいったってな」 つかさ(まさか…) みゆき(泉さんはこのみゆき様を怒らせたらどうなるか分かって頂けたでしょうか?)
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~ほんわか姉妹~ つかさ「ゆたかちゃん、いつの間にか私たち姉妹だね~」 ゆたか「ほんわかしてるからね~」 にゃーん ゆたか「あ、つかさお姉ちゃん。子猫がいるよ」 つかさ「本当だ。あ、こっち来た」 ゆたか「人なつっこいね~。全然怖がらないよ」 つかさ「本当だね~。おなかさすっても気持ちよさそうにしてるね」 ゆたか「癒されるね~」 つかさ「ほんわかだね~」 ゆたか「あ、この子男の子だ」 つかさ「立派なふっさふさのふぐりがあるね」 ゆたか「つんつんしちゃお」 つかさ「じゃあ、私も」 ゆたか「子猫ちゃん気持ちよさそ~」 つかさ「更に癒されるね~」 ゆたか「ふぐりって触るとほんわかな気分になるんだね~」 つかさ「そうだね~」 ゆたか「あ、子猫ちゃん帰っちゃった」 つかさ「でも、癒しを堪能できたね」 ゆたか「うん」 つかさ&ゆたか「ほんわか~」 ~ほんわか姉妹~ つかさ「癒しってのはいろんなところに転がってるね~」 ゆたか「ほんわかもね~」 ぴっかー つかさ「あ、ぴかちゅーがいる」 ゆたか「ほんとだ……野生のかな?」 つかさ「あ、こっちに来るよ」 ゆたか「かわいい~」 つかさ「なでなでしても電撃出さないね」 ゆたか「出しているみたいだけど、数メートル先の……白石さんだっけ? あの人に全部当たってるよ」 つかさ「私たちには危害を加えないんだ~。いい子だね~」 ゆたか「そうだね~」 つかさ「あ、このぴかちゅー男の子だ」 ゆたか「ほんとだ、ぴりぴりしたふぐりがあるね」 つかさ「にぎにぎしちゃえ~」 ゆたか「私も~」 つかさ「ぴかちゅーも気持ちよさそ~」 ゆたか「白石さんに当たってる電撃の量が3倍くらいになってるね~」 つかさ「あ、ぴかちゅー帰っちゃった……」 ゆたか「でも、すっごく癒されたよ」 つかさ「そだね~」 つかさ&ゆたか「ほんわか~」
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「あー、こんなのわかんねーよ」 私は柊の家にあやのと勉強会に来ていた。 まったく大会前の大事な時期だって言うのに宿題なんか出すなよな。 大会が近いのに最近調子が上がらず、タイムが伸び悩んでいる私はいつも以上にイライラしていた。 「あら、何かいいにおいがするわね」 「ああ、つかさがクッキー焼いてるのよ」 そういえばさっきから食欲をそそる香りが階下から漂ってくる。 コンコン… 「お姉ちゃん、入っていい?」 「いいわよ~」 「クッキー焼いたからよかったら食べてね」 「ちょうど良いから休憩にしましょうか。妹ちゃん、ありがとうね」 柊の妹が持ってきたクッキーと紅茶で一息入れることになった。 私は紅茶を飲みながらクッキーには手をつけなかった。 「日下部、クッキー食べないの?」 「うん、今大会前で体重には気をつけてんだ」 「そうなんだ」 そう言いながら3人はクッキーを食べている。 自分が食べられないのに3人がおいしそうに食べてるのを見ると恨めしくなってきた。 「食べたいんでしょ?一枚くらいならいいんじゃない?」 そう言って柊がクッキーを持ちながら食べさせようとしてくる。 別に柊に悪気があったわけじゃないのはわかってる。 でもその時の私には柊の言葉が大会に向けて体調管理に気をつけている私を馬鹿にしてるように聞こえた。 多分、相当イライラしてたと思う… 「だからいらないってヴぁ」 思わず柊の手を払いのけてしまった。 「あっ…」 柊のもっていたクッキーがフローリングの上に落ちた。 場に何とも言えない気まずい空気が流れる… 「あ、その…」 本当ならすぐ謝るべきだった。 でも言葉が出てこなかった。 「だ、大丈夫だって…ほら、日下部が言ってた3秒ルール、3秒ルール…」 無理やり明るい声を出して、柊が落ちたクッキーを食べる… 悲しそうな顔をして落ちたクッキーを見つめている柊の妹の顔が忘れられなかった。 翌日 「みさちゃん、昨日のこと、やっぱり謝った方がいいと思うな」 「うん、わかってる」 結局あのとき謝る機会を逃してしまった。 そのあとの勉強会は重苦しい雰囲気の中で行われ、誰からともなくすぐにお開きになってしまった。 教室の扉を開けるとすでに柊が自分の席に座っていた。 「あのさ、柊。昨日はゴメンな」 「あ~、いいわよ。私も気が利かないっていうか悪かったし」 「ありがとう。で、妹の方にも謝りたいんだけど…せっかくクッキー焼いてくれたのに食べなかったし」 「そうね。じゃあ昼休みにでも謝りに行こっか」 しかし結局それが実現することはなかった。 今日に限って柊は委員会の仕事があるとかで先生に駆り出されてしまったからだ。 やばっ…どうしよ…一人で行くのもビミョーだしなぁ… 「みさちゃん、謝るんだったら早い方がいいよ」 そう言ってくれるあやのの言葉をもっともだと思いながらも謝りに行く勇気は持てなかった。 午後の授業も終え、部活の時間がやってきた。 とりあえず柊に謝れたことで憂鬱の種は一つ減っていたものの根本的な原因は全く解決していない。 「日下部、またタイム落ちてるぞ」 言われなくても自分の体の感覚でわかる。 あ~なんで苦しい思いしてこんなことしてるんだろう。 もーやめちゃおうかな。 そんなことを考えていると後ろから声をかけられた。 「日下部ー、お前に話があるって人がいるんだけど」 話?練習中に?誰だろ? 「ほーい。今行くぜ」 呼び出された先にいた人物は柊の妹だった。 「えっ!!」 予想外の人物の登場に思わず声が出てしまう。 というか一番2人きりで会ったら気まずい人物だ… 話ってなんだろう…もしかして昨日のこと怒ってんのかな… 柊の妹はおとなしいイメージで切れるとかは想像できないけど切れたら姉より怖かったりして… それはマズイ…!早く謝んなきゃ…えと…え~ 「あの…ごめん。練習中迷惑だった?」 私の動揺は柊の妹には別な風に映ったようだ。 ふう…とりあえず怒ってないようでホッとする。 「あの…話って?もし時間あるようならもうちょっと待っててくんね?あと少しで部活終わるから」 クッキーのこと謝んないといけないし、そのためにもゆっくり話したかった。 「あ、じゃあ待ってます」 部活が終わった後、待っていた柊の妹と二人学校を出る。 あやの以外とこうやって帰るのは想像してなかった。しかも柊の妹と… 「日下部さんってホントに速いんだね。見ててびっくりしちゃったよ~」 感激した様子で目を輝かせて言う。 本音なんだろうけどタイムが落ちている今の私からすれば素直に喜べなかった。 「それで話ってなんだったの?」 「そうそう。これを渡そうと思って」 妹が出してきたのはかわいくラッピングされたチョコレートだった。 「その…お菓子食べないようにしてるのは知ってたけど、これなら小さいし、調べたらチョコレートには集中力とか高める効果があるっていうからこれならいいかなって」 「わざわざ、私のために…?」 「うん!」 といって天使のような笑顔を浮かべる柊の妹。 柊が妹を可愛がる理由が少しわかった気がした。 「これ食べてみてもいい?」 「うん、もちろん」 袋から一つチョコを取り出し口に入れる。 甘い…けど決して甘すぎず絶妙に加減された味が口の中に広がっていく。 「うま…すげーな!柊妹」 今まであやのより料理のうまいやつなんていないと思ってたけど認識を改めなくちゃいけないようだ。 「えへへ、ありがとー」 そういってさっきより輝いた笑顔を見せる柊妹。 いつの間にか憂鬱な気分は晴れ、私も自然に笑顔になっていた。 しばらく談笑しているとふいに柊の妹が言った。 「でもよかった。日下部さん元気そうで」 「え?」 「お姉ちゃん、よく心配してたもん。最近元気なさそうだって」 柊にも心配かけてたのか…確かに最近柊やあやのと話していても心の底から笑ってなかった気がする。 その原因は…それに思い当たったとき思わず一つの疑問が口に出た。 「なぁ、なんで柊妹は調理師になりたいんだ?」 唐突な質問だったと思う。それはどちらかというと私自身に対する問いかけであった。 なんで私は陸上をやっているんだろう… 「うーん、自分が作ったものを誰かが食べてくれて「おいしい!」って言ってくれるのがうれしかったり…」 あー、確かに。私も記録更新したり、入賞したとき「おめでとう」って言われるとうれしい。 「でも…」 んっ? 「一番はやっぱり私自身がお料理好きだから…」 そうだ… 「好きなことをやりたいって思うのに理由はいらないかなって」 風が吹いて私の髪をかきあげた。 小さい頃走るのが好きだった。 見渡す限りの広い草原を息が切れても走り続けた。 走っているときの風と一体化したような疾走感が好きだった。 「みさちゃ~ん、待ってよ」 「遅いぞー、あやの」 よく夕日が沈むまであやのを連れまわして親に怒られた。 そうだ…私は走るのが好きだから陸上をやってるんだ。 「日下部さん、どうしたの?」 「いや…なんかもやもやが晴れたっていうか、出口が見えたっていうか…ありがとな、柊妹!」 「え?何が?」 頭に?マークを浮かべている柊の妹。 そうだ。それよりももっと前に言わなきゃいけないことがあった。 「あの~、クッキーのことごめんな。あんときは、私もイライラしてて」 「ううん、全然いいよ!」 「お詫びに何か一つ言うこと聞くよ」 「え…そんな、悪いよ」 「でも私の気が晴れないからさ」 そういうと柊の妹は難しい顔をしてしばらく考えてから笑顔になりこう言った。 「じゃあ、迷惑じゃなかったら…峰岸さんみたいに日下部さんのこと『みさちゃん』って呼んでもいい?」 そういえば中学の時から顔見知りなのにお互いずっと他人行儀な呼び方だったなー。 というか柊の妹ってずっと呼んでる私って失礼じゃね? 「全然いいぜ。私も柊やちびっこみたいに『つかさ』って呼んでいいか?」 「うん」 そうやって話しているうちに分かれ道にきた。 「じゃあ私こっちだからバイバイ、みさちゃん!」 「おぅ、じゃあなー、ひぃ…、つかさ!」 翌日 「あら?みさちゃん何かいいことあったの?」 朝、出会いがしらにあやのに言われる。 鋭い…あやのにかかるとすぐに私の精神状態は見透かされてしまう。 「なんですぐそんなのわかるんだよー」 「何年付き合ってると思ってるの?それにみさちゃんはわかりやすいわよ」 なんか単純な人間といわれているようで面白くない。 「おはよー、柊」 「おはよう、あれ?なんかいいことでもあったの?」 柊、お前もか…って私そんなにわかりやすいのかな。 「まあなんにしてもみさちゃんが元気になってくれたみたいでよかったわ」 「昨日はごめんね。今日の昼休みつかさのところ謝りに行こうか」 「あっ、そのことなんだけどな…」 その先の言葉は始業のチャイムでかき消されてしまった。 呪文のような数学の公式を聞かされ、眠気と格闘しながらなんとか2時間目が終わった。 「あんた、何寝そうになってるのよ」 「げー、柊。見てたのかよ。しょうがないじゃん。眠いんだから」 「集中力が足りないのよ、あんたの場合」 「あれ?あれ妹ちゃんじゃない?」 「ほんとだ」 あやのに言われて扉の方を見るとつかさがもじもじしながら立っている。 「つかさ~、入ってきなよ」 姉に言われてつかさが申し訳なさげに入ってくる。 「何?今日はどうしたのよ」 「あの、世界史の教科書忘れちゃって」 「え、また?でも私のはさっきこなたが借りてっちゃったよ。いつもは置き勉してるのに小テストに勉強とかで珍しく持って帰ったら今日忘れたんだって」 「え、どうしよう」 「つかさ、私のでよければ貸してやるぜ~」 私が『つかさ』と呼んだことに2人が「えっ?」という反応をする。 「ほんと?ありがと~、みさちゃん」 それに対して、あたかも以前からそう呼び合っていたかのように自然に受け答えるつかさ。 そんな私たちをみてあやのと柊はキョトンとしていた。 「ちょっとあんたたち、いつの間に…」 そんなあやのと柊を横目に私はつかさに目配せをして笑った。 つかさも私の笑みに対して笑顔で返してくれた。 昨日見せてくれたのと同じ、天使を思わせるような笑顔だった。 終
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モデル:泉 こなた モデル:柊 かがみ モデル:柊 つかさ モデル:高良 みゆき モデル:峰岸 あやの モデル:日下部 みさお モデル:小早川 ゆたか モデル:田村 ひより モデル:岩崎 みなみ モデル:永森 やまと モデル:その他
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エントリーNo.01:ID Cp/qHN60氏:二人たちの断片 ・セリフと地の文のバランスがよかった。キャラの口調も出てて○ ・一番二人っていう感じが出てた エントリーNo.05:ID Cb.9n6Q0氏:呪縛 ・いい話だった ・うまいです。ああいう発想は私には到底・・・ エントリーNo.06:ID nOJaCMs0氏:二人の手 ・感動の一言。よかった ・お題にあっていてすごくよかった エントリーNo.07:ID RPfLcVg0氏:ドア ・読みやすかった エントリーNo.08:ID GFlf.5M0:ーまつりのプレゼントー ・分かりやすかった ・まつりの特徴を捉えてる感じがしました