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ゆっくりを拾ってきた 7KB ※駄文、稚拙な表現注意。 ※俺設定注意 ※フリーターお兄さんがあるゆっくりを拾ってきました。どのゆっくりを拾ってきたか推理してください。 ※短いです。 ※あとがきでアンケートがあります。 ゆっくりを拾ってきた 作、長月 ふん、ふ、ふーん。世界の皆様こんにちわ。フリターお兄さんだよ。 今日の俺はとても上機嫌なんだ。鼻歌をくちずさむ、もとい鼻ずさむ程に。 理由はこの手に抱えているゆっくり。仕事から帰る途中空き地にいた見慣れないゆっくりだ。飼ってやろうといったらおとなしくついてきた。 名前は知らないがこいつは確か前に数十万する希少種だとテレビでやっていたやつだ。 こいつをゆっくりシヨップ店員である兄貴に裏ルートで売ってもらえば大もうけだぜ。 そう思うとゆっくりのふてぶてしい顔がいとおしく思えてくるから不思議だ。緑色の髪や変わった帽子もチャーミングに見えるぜ。 ふうやっとアパートに帰ってこれたぜ。俺は手に抱いていたゆっくりを部屋に放す。 ゆっくりは俺の部屋を見回すとやれ汚いだの、ズボンが脱ぎっぱなしだの文句を言い始めた。 不思議饅頭の分際でこの野郎と思ったが、大事な金づるだ。大目に見よう。 このままだとえんえんと文句を言ってそうなのでなにかおもちゃを与えよう。 そう思い俺はおはじきとビー玉をゆっくりに与えた。帰る途中このゆっくりのためにおもちゃ屋で買ったものだ。 しかしゆっくりはそれには興味を示さずなぜかあさっての方向を見ている。 なんだろうと思いそちらを見るとそこには、出しっぱなしにしていたオセロのゲーム盤があった。こないだ兄貴とやったまま出しっぱなしにしていたのだ。 ためしにオセロを与えてみる。 さっきとは違い興味しんしんの様子だ。オセロのコマをひっくり返したりしながら遊んでいる。どうやら気に入ったようだ。 ゆっくりは普通地味なオセロのコマなんかより、きらきらしたおはじきとビー玉を好むものなのに。 おかしなやつだ。 続けて俺はゆっくりが寂しがらないようにぬいぐるみを与えることにした。本来ならつがいのゆっくりを用意したいところだがけんかでもしてこのゆっくりが潰されでもしたら元も子もない。どうせすぐに兄貴が引き取りに来るのだからぬいぐるみで十分だ。 そう思いながら押入れからぬいぐるみを出す。一時期UFOキヤッチャーにはまって、とったぬいぐるみの処分にこまったものだがこんな形で役に立つとは。やっぱりゆっくりの相手だからゆっくりのぬいぐるみがいいよな。 そう思いぬいぐるみをゆっくりの前に並べていく。れいむ、ありす、ちぇん、みょん。通常種オールスターだ。 最初はもじもじと遠目に見ているばかりだったがやはり一匹でさびしかったのかすぐにぬいぐるみにすーりすりし始めた。 そんな姿を横目で見つつ、俺は押入れの奥にまだゆっくりのぬいぐるみがあることに気づいた。 ゆっくりまりさだ。 こいつがいないと通常種オールスターとはいえないな。 そう思い何気なくゆっくりまりさをぬいぐるみたちの列にに加えたところ・・・・ 奴の表情が急速にこわばった。 えっ、と思った瞬間 「までぃさはゆっくりでぎないぃぃぃぃぃ!!!!」 とひきつけを起こしたごとく泣き出した。なんだなんだ、いったいどうしたんだ!?昔まりさにいじめられでもしたのか? 「ゆびぇぇぇぇぇぇん!!!」 とにかくこのままじゃ近所迷惑だ。大家さんに怒られる。 俺は慌ててまりさのぬいぐるみを押入れに隠し、なにかこのゆっくりをあやせるようなものがないか探す。 おっ、これなんかいいんじゃないか。そう思い、ある動物のぬいぐるみを手に取る。 こいつなら老若男女、万人に人気があるからこいつも気に入るはず。 そう思いそのぬいぐるみを奴の前に出す。 「ほーらかわいいパンダちゃんだよー。」 これで泣き止むはずと思ったが 「ゆぎやぁぁぁぁあああああああああああ!!!!!!」 と恐ろしいものでも見たかのように目を見開いて叫び、そのまま白目をむいて気絶した。 結果的静かになったものの・・・何か俺こいつに悪いことしたんだろうか? 俺は気絶したゆっくりの前で首をかしげた。 まあとにかく応急処置のほうが先だ。元気になってからわけはじっくり聞けばいい。 そう思い俺は冷蔵庫からオレンジジュースを探す。ゆっくりはオレンジジュースさえかければ大抵の怪我なんかは治るから安上がりでいい。 冷蔵庫の上から下まで全て見たがオレンジジュースが見あたらない。どうやら昨日飲んだので買い置きは最後だったらしい。オーマイゴッド、なんてこったい。あるものといえばビールや麦茶などゆっくりには飲ませられないものしかない。 しょうがない、これを使うか。俺は冷蔵庫の下の段を開け紙パックを取り出す。本当は今日風呂上りに飲むつもりだったんだけどしかたない。あいつを売った金があればこんなものいくらでも買いなおせる。 こいつなら適度に甘みもあってゆっくりの治療にはもってこいだ。ゆっくりは甘いジュースでも治療できるからな。 俺は紙パックからゆっくりの顔に茶色の液体をすこしづつたらした。効果てきめん。すぐに奴は目を覚ました。 「ゆう・・・おにいさん・・・」 まだ意識ははっきりしていないようだがもう大丈夫だろう。俺は紙パックから少しずつジュースをたらしてやる。 「な・・・なにそれ?」 「なにって・・・コーヒー牛乳だがそれがなにか?」 「うぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」 町中に響きわたるような大声をあげ、痙攣するゆっくり。そして 「もっとゆっくりしろくろつけたかった・・・・」 そう言い残しそのまま死んでしまった。 次の日、兄貴は俺に教えてくれた。 こいつがゆっくりえいきと呼ばれるゆっくりであること・・・ 白黒はっきりしないものにアレルギー体質をもっていることを・・・・ 今日の希少種 ゆっくりえいき 希少度 A ゆっくりの群れにおいて裁判官の役割をするゆっくり。こまち種をおともに連れていることもある。 白黒はっきりつけないと気がすまない性質で、説教くさい。 また本作のように「白黒はっきりしないもの」に強いアレルギー体質を持つものもいて、こういった個体にはコーヒー牛乳などは猛毒なので絶対に飲ませてはいけない。 あとがき いつも読んでくれてありがとうがざいます。長月です。前回は「あるまりさの一生」で多くのコメント本当にありがとうございます。 希少種のゆっくりSS作家をめざす長月としては通常種ネタが一番人気があるというのは少し複雑ですが、やはり多くの人に面白いといっていただけるのはうれしいです。 ゆっくりSSに推理の要素を加える今回の試みでしたがいかがだったでしょうか? 補足説明させてもらいますと なぜまりさやパンダのぬいぐるみをいやがるか→白か黒かはっきりしないから。(まりさの通称は白黒) なぜコーヒー牛乳で死んだのか→白(ミルク)か黒(コーヒー)かはっきりしないから。 となっています。 今回はもうひとつ新しい企画として次に長月が書く話を読者の皆さんに選んでもらおうと思います。 読みたい話をコメント欄で書いてもらい、次に書く作品の参考にさせていただくことにしたいと思っています。 (題名は全て仮題です。変わる場合があります) 今自分の考えている話としては 「ある○○○の一生シリーズ」 ?寂しがりやのありすが主人公 「あるありすの一生 偽りの楽園」 ?母性の高いれいむが主人公 「あるれいむ一生 我が子のために」 ?ドスまりさが主人公 「あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ」 その他 ?ある群れに伝わる因習。 「奈落」 ?「またにてゐ」のてゐの過去 「昔々のおはなし」 ?「選ばれしゆっくり」ののーぶるれいむは生きていた。のーぶるれいむの飼いゆっくりになるための秘策とは。 「ゆっくり Change the World」 ?絶対にばれない虐待方法を見つけた男の話 「終わらない悪夢」 以上の話の中から読みたいと思うものがあれば番号をコメントに書いてください。 こんなことしないで全部書けよと思われるかもしれませんが、すいません、遅筆なのでとても全部書く時間がないんです。そのくせ書いてる途中アイデアが出たらそちらのほうを書きたくなるし・・・ たくさんのコメントお待ちしております。 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 176 ゆっくりちるのの生態(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 185 選ばれしゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 196 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 ふたば系ゆっくりいじめ 208 ゆっくり見ていってね ふたば系ゆっくりいじめ 218 またにてゐ う詐欺師てゐの日々 ふたば系ゆっくりいじめ 227 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い ふたば系ゆっくりいじめ 247 夢と現実のはざまで ふたば系ゆっくりいじめ 264 あるまりさの一生 長月の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る じゃあれいむもか(紅白饅頭) -- 2016-01-29 17 34 13 えいきっきがあ… -- 2015-08-14 12 45 48 知らなかったとはいええいきをタヒらせたのはもったいないですね -- 2013-06-06 13 41 09 くそぉ、もっと白黒(ryまで気づかなかったorz -- 2012-12-10 00 12 41 コーヒー牛乳は普通のゆっくりでもあぶなくね? -- 2012-06-02 11 33 51 小言の時点ではえいきとかゆうかりんとかのしっかりしてる系かな? オセロの時点でえいきかな?ってなって パンダとゴミ黒白の下りでこれはえいきで決定だな。 ってなる。ちょっとひねりが足りないんじゃないかと思った。 おもしろかったけど。 -- 2011-11-09 02 08 14 そのえーきをこっちによこせ! -- 2011-08-25 07 58 01 えいきっきの中身はイカスミまんだと思う -- 2011-03-13 19 37 56 価値を知らないというのは恐ろしいことだな -- 2011-01-10 18 23 08 緑の髪、変な帽子で、40秒ほど悩んだらえーきが出てきた。10秒ぐらいできづかないとなーとおもったけど、 気付いたでけで俺的には満足 -- 2010-12-11 23 03 11 えいきの中身ってなんだろ? -- 2010-09-12 06 01 28 オセロの時点でバレバレ -- 2010-08-27 00 24 52 えいきっきが…もったいない… -- 2010-06-21 11 39 06
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仕事からの帰り道。寒さが襲いかかる夜。 俺は我が家へと帰宅すると、玄関前に5つの影があった。 そのうち2つは最近家に住み始めたまりさとれいむ。残りの見慣れないゆっくりは・・・ふらんかな? 家族連れの胴体無しとは珍しい。ここら辺では見ない種類だ。 「うー! うー!」 激しい形相でまりさとじゃれ合ってる。まりさの頭に噛みつきブルンブルンと振りまわすその姿は実に楽しそうだ。 まりさの方も涙目で 「いぎゃああああああああああ!!!! はなじでふらんんんんんん!!!!」 れいむの方は子供たちにガシガシ噛みつかれている。 「あぎゃああああ!!!! でいぶのぽんぽんがああああああああ!!!!」 俺はそのフレンドリーな光景が羨ましかった。 「お前ら楽しそうだな・・・こっちは残業で疲れてるのに。」 「このじょうきょうでばがじゃないのおおおおおおお!!!! ばや゛ぐでいぶだぢをだづけでえええええ!!!!!」 「ぼうじがどれるうううううううう!!!!」 夜中に騒ぐとは感心しませんな。最近のゆっくりはやんちゃで困る。 とりあえず親っぽいふらんの方を全力で蹴り飛ばす。流石のふらんも蹴りには耐えられないのか、 ドアに叩きつけられた。牙が刺さったままのまりさと一緒に。 「ゆべえ・・・もうどうでもいいからはやくたすけて・・・」 OKOK。まずはれいむに噛みついてる子ゆっくりを蹴り飛ばしつつ、まりさの頭から牙を抜いた。 このまま帰るのならば見逃すのだが、ふらん達はこちらに向けて「うううう・・・」 と明らかに殺意を抱きながら唸っている。まあ殺さない程度にやろうか。 「うーーーー!」 飛びかかってきた親ふらんを右の振り下ろしで叩きつける。そのまま持っていた傘で貫いた。 「ううう!!!!」 苦しんでいるふらんに追い打ちをかける。刺さって身動きの取れないふらんの顔面に蹴りをいれた。 「ううっ!」 思いっきり顔が凹んだふらん。歯を折れたのか口からボロボロと落ちた。 そしてそのまま動かなくなった。・・・大丈夫。まだ息してるから。傘を外せば帰るだろう。 れてるし。早く寝よう。 さて家へ・・・まだ子供が残って 「ほらとっとと家に入るぞ。ていうかなんでお前ら外に出てるんだ?」 「おにーさんがひるごはんはじぶんでとってこいっていうからでしょ! おうちにはいれなくてこまってたんだよ!」 「ゆっくりあやまってね! しゃざいとばいしょうをせいきゅうするよ!」 あーもういいや。今日は疲れたから。後は子ふらんの始末をどうするかだな。 可哀想だがれいむの口の中に入れてあげた。まあ美味しく頂いてねれいむ。 「あがあああああああ!!! でいぶのおくちのなかがむしゃむしゃされてるううううううう!!!!」 「でいぶうううううううう!!!」 俺が風呂から上がり、居間に行くと二人がテレビを見ていた。珍しく真剣な目である。 「んー? ゆっくり虐待ドラマでも見てるのか?」 「そんなひどいことするのはおにーさんだけだよ! ほかのひとたちはきっとやさしいよ!」 「ならばこのネットで見つけた秘蔵の虐待ムービーを・・・」 「それよりおにーさん! ゆっくりこれをみてね!」 どれどれ。ってニュースか。えー何々ゆっくりの群れが権利を訴えてデモ行進・・・な、なんだってー! 「このぱちゅりーはすごくゆっくりしたゆっくりなんだよ!」 確かに・・・テレビに映っているゆっくり達は皆凛々しそうだ。特にリーダーっぽいぱちゅりーの答弁は 一応ちゃんとしてるような気がする。 「ひととおなじようにかんがえ、しゃべれるゆっくりにもけんりがあたえられるはずだわ!」 「そうだよ! じぶんよりよわいものをいじめるなんてさいていだよ!」 「ゆっくりだってるーるやほうりつがりかいできるんだぜ!」 「ぎむをはたさせてすらあげないなんて、とかいはのすることじゃないわよ!」 「チーンポ!」 「でもかつどうなんだねーわかるよー」 「ゆっくりたちにゆっくりぷれいすを! ぱちゅりーたちはたたかいつづけるわ!」 なるほど、ゆっくりにもデモクラシーの時代が来たか。まあここまで頭がいいのは おそらく捨てられた元飼いゆっくりだからだろう。 「ゆっくりのみらいについてかんがえるなんてすてきだよ!」 「ぱちゅりーたちがいればゆっくりのみらいはあんたいだね!」 こいつらも気がつけば語彙が増えてきたな・・・・ 「まあいいや。じゃがりこ食べる?」 「ゆ~♪ たべるたべる!」 「ゆっくりたべるよ! むーしゃ!むーしゃ!しあわげぇ!」 むしゃむしゃしていたれいむの頭に踵を乗せて、俺は仰向けになった。 「あーそういや。明後日からあの地域に出張なんだが、なんなら会いに行く?あのぱちゅりーに。」 「ゆゆ! ゆっくりあいにいくよ! だからはやくれいむからどけてね!」 「ゆゆゆゆ・・・・ゆっくりじだいよお・・・・」 そんな訳で到着いたしました。 とりあえず二人をホテルに預けて仕事をこなし、時間が取れた最終日にぱちゅりーたちに会いに行くことにした。 とある公園の一角。なにやらマスコミと警察と加工所の職員らしき人達でごった返していた。 人ごみに近づいてみると、なんとぱちゅりー達は空き缶拾いをしていた。 「ゆーしょ! ゆーしょ! あるみはこっちだね!」 「ゆっくりなげるよ!」 数匹がかりで缶を運び、どこから持ってきたのかゴミ袋に入れているようだ。 「ゆゆ! ゆっくりはたらいてるね!」 「でもれいむたちははたらかなくていいよね! かわいいからいいよねおにーさん!」 「今日の夕飯は饅頭かな・・・」 「「ゆっぐじお゛でづだいじまずがらゆるじでえ゛え゛え゛!!!!!」」 「むきゅん! どなたかしら!」 三人で騒いでいると、どこからか例のぱちゅりーがやってきた。 「「ゆっくりしていってね!!!」」 「ゆっくりしていってね!!!」 「だが断る。」 「おにさーんはだまっててね!」 はいはい黙ってますよ。ゆっくりはゆっくり同士。俺は人間と話すさ。 「ぱちゅりーはすごいゆっくりだね! ゆっくりのみらいのためにこうどうするなんて!」 「れいむたちもゆっくりおうえんしてるよ!」 「むきゅん! ぱちゅりーたちのうったえがとおれば! ふとうにいじめられるゆっくりはいなくなるわ!」 「すうこうなもくてきのためにがんばるんだねー。わかるよー」 「ゆっくりにもせんきょけんを! ゆっくりにもじんけんを!」 「ゆっくりのゆっくりによるゆっくりのためのとかいはなせいじがひつようだわ!」 中々盛り上がってるじゃないか。俺は近くの暇そうな加工所の職員を捕まえて疑問に思ってた事を聞いてみた。 「てっきり駆除とかされてると思ったんですが、やらないんですか?」 「って言いましてもねえ~。マスコミが大々的に放送してますし。強制的な手段に訴えるのはちょっとねえ・・・ それに捕まえる口実がないんですわ。あいつら元飼いゆっくりなんで上手く生きてるみたいで・・・」 成程成程。確かに口実が無ければ流石にゆっくりと言えど捕まえるのは難しいだろう。 「むきゅん! あなたがあのまりさとれいむのおにーさんね!」 なんか血縁関係みたいな言い方だな。まあ突っ込むのはメンドイからいいや。 「うんそうだよ。どうしたの?」 「まりさとれいむにひどいことしないでもらいたいわ! しょうがいざいよ!」 チクられたか。遠くであの二人がニヤニヤしながらこちらを見ている。 「「おお、ぶざまぶざま」」 「いやあれはどうかんがえてもスキンシップだね。」 「うそつきは、うさぎのはじまりだわ!」 「あーあーキコエナイキコエナイ!」 「ゆっくりもにんげんとおなじようにあつかうべきだわ!」 う~ん。全く真実なのでこちらが不利。しかし口喧嘩で負けるのは誰相手でも悔しい。 何か会心の一手は・・・・ん? 「なあぱちゅりー? 人間と同じく扱えって事は、当然刑罰も受けるんだよな?」 「むきゅん! わるいことをしたならばしかたないわね! でもぱちゅりーたちはわるいことなんてなにもしてないわ。」 「あいよ。んじゃ許可取った?」 「む?」 「いや『む?』ではなくてですね。デモ活動には許可が必要なのではないかと思うのですが。しかも公共の場所だし。」 「む・・・むきゅん! な・・・なにいってるのおにーさん! きょかなんてそんな・・・」 「ついでに逮捕されるんじゃないか?無許可だと。」 1分ほど公園は静寂で包まれた。そして誰かの声で静寂は破られた。 「青島・・・確保ォオオオオオオ!!!!!」 加工所の職員は一斉に動き出した。 ジャージの軍団は馴れた手つきでゆっくり達を次々と袋の中に入れていく。 「ぐらいよおおおおおおおおお!!!! ごごがらだぢじでええええええええ!!!!」 「でいぶぼういやああああああああ!!!! おうぢがえるうううううううううう!!!」 「ゆるじでぐだざいおねえざあああああああん!!! ありずははんぜいじでばずうううううう!!!!」 一部トラウマのスイッチが入ったゆっくりも居るようだ。可哀想に。 ついでにぱちゅりーはと言うと。 「主犯のぱちゅりー容疑者緊急逮捕いたしました! 今から連行します!」 「むきゅん! これはふとうたいほよ! べんごしをようきゅうするわ!」 「どうなってるんだぜぱちゅりー! どうしてまりさたちがつかまってるんだぜ!」 「ひもでしばるなんて・・・そんなとかいはなぷれい・・・もえあがるわ!」 こうしてぱちゅりー他幹部たちはパトカーで連行されていった。 他のゆっくりは加工所に連れていかれるようだ。 「だまじだなぱぢゅりいいいいいいいいいいいいい!!!!」 「ゆっぐじじね! ゆっぐじじね! ゆっぐじじねえええ!!!!」 「がごうじょはいやですうううううううううう!!!! ゆるじでぐだざいいいいいいいいい!!!!」 こうして一つの活動家たちの熱き戦いは終わった。政府という大きすぎる壁に挑んだ彼らは皆散っていった。 しかし彼らの意思は受け継がれていくだろう・・・私はそう願いたい。 「おにーさんのせいだよ! ゆっくりはんせいしてね!」 「ゆっくりはんせいしてね!」 なんか怒られてる俺。仕方がないので今日の夕飯はしゃぶしゃぶにしてあげよう。 久しぶりの我が家に戻った俺はニュースを見ていた。 「今日未明、無許可のデモ活動で逮捕されたぱちゅりー容疑者は、調べに対し、『にんげんによるじんけんしんがいだわ! かっこくに、このひどうなこういがしれわたるのをねがってるわ!』などと答えており、容疑に関しては全面否認しております。 なお他のゆっくりに関しては全匹加工所に送られたとのことです。」 大変だね。ホント。 俺は肉を箸で掴むと、鍋の中にすうっと通した。あまりお湯につけないのが俺の好みだった。 「あぎゃいよ! そしておにくをゆっくりたべさせてねおにーさあづいッ!」 鍋の中にすっぽりと入っているれいむが何か言っているが気にしない。しかし鍋を風呂代わりとは失礼な奴だ。 「まりさ。このお肉美味いか?」 隣でキチンと座っているまりさに肉を食べさせてあげた。 「むーしゃ♪ むーしゃ♪! しあわせー♪ ありがとうおにーさん!」 「いいがらだづけでよねばりざ! でいぶおごあづぃ!」 だから喋ると口の中にお湯が入るとあれほど言ってないねそうえば。 「このまえみすてたれいむは、ゆっくりおゆにつかってね!!!」 「だっであればおにーざんがついッ!」 「あーそろそろまりさの番かな」 「ゆ! なにいってるのおにーさん! ゆっくりやめてね! おててをちかづけないでね!」 【あとがき】 まあ虐スレだし。こんなオチになりますね。 by バスケの人 このSSに感想を付ける
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※注意※ さなえしか出てきません。 文章が単調な気がします。 直接的な虐待描写はありません。 タイトルに肉便器とありますが性描写はありません。 幸せな肉便器* 近くの高架を列車が走るたびにその部屋はカタカタと揺れた。 部屋には窓がひとつしかなく、その上その窓はスモークガラスで外の様子を伺うことはできない。 だが、外から漏れて来る楽しげな音楽や呼子の声からここが繁華街であることは容易に想像できる。 ビジネスホテルのような内装。その中で存在感を際立たせているのは白で統一され嫌に清潔感を放っているベッドだ。 男はベッドのそばのいすに前後逆さにすわり、背もたれの上に腕を組みながら白いベッドに横たわる一匹のゆっくりを眺めていた。 不意に男は立ち上がりその部屋を後にする。 静かに扉を閉めると外にいる若い女に声をかけた。 「……このサービスの調子はどうだい?」 「いたって好評です。マネージャー」 「そうか。グレーっちゃグレーだけど今のところお咎めは無いからね」 「ええ。する側、される側、両者とも同意の上ですから」 廊下の突き当たりにあるエレベーターの前に立つ。相変わらず外は騒がしい。 「同意の上、ね。まあ確かにそうだよな」 そういうと男は後ろを振り返る。 どこか遠くを見るような目で先ほどの部屋の扉を見つめた。 「そんなことしても、あの子の気持ちは分かりませんよ」 女の言葉に決まり悪そうに視線をエレベーターのボタンに移すも、男のその視線は泳いでいた。 「そりゃあそうなんだけどね」 男は背負ったものを降ろすように肩を下げため息をついた。 「きっと幸せですよ、あの子は」 「だといいんだけど」 男は逃げるように足早にエレベーターに乗り込んだ。 その背中を心配するような、あきれたような、細い目で眺めながら女もその後を追い、閉まる扉の向こう側へと姿を消した。 ゆっくりさなえはある夕立の激しい午後に、ゆっくり専門のペットショップで生まれた。 生まれたのは3匹のゆっくりさなえ、そのうちの末っ子としてそれは生まれた。 血統書(といっても、ゆっくりに血などないが)が付いた所謂「高級希少」なゆっくりとして、比較的幸せな星の元に生まれたといえるだろう。 すぐさま職員が泣き喚く母親から強引に赤ゆっくりを奪い、生まれた子供たちをそれぞれ別のケージに隔離する。 3匹それぞれが別の職員の手によって丁寧に育てられてゆく。 そのさなえを担当したのは研修が取れたばかりの新人の職員。 毎日毎日規則的に体を洗い、食事を与え、やさしく語りかけるその姿はまるで母親の様であった。 ある日を境に度々ゲージの外へと出られるようになった。 狭いが静かで快適なゲージと比べ、外はすこし寒くてうるさかったが、今まで見たことのない広い世界に目を輝かせるさなえ。 ゲージを出されてすぐに、さなえは「ごはんのとりかた」を教わった。 手取り足取り丁寧に教えてくれる「母親」の期待にこたえようと、さなえはがんばって手ではなく道具を使うことを覚えた。 「さすがはさなえ、いい子ね」 「血統書付きだけのことはあるな」 「母親によく似て飲み込みの早い子だ」 みんなに褒められた。「母親」に似ていると言ってなでてもらえた。 嬉しそうに周りに頭を下げる「母親」の姿に、さなえも思わずほころんだ。 やさしく諭すように教えてくれる「母親」にさなえはとてもあこがれていた。 さなえは飲み込みが早く、新しいことを覚えてぐんぐんと前に進む度に、「母親」はさなえを良い子だと言って褒めた。 暖かい寝床があり、おいしいご飯があり、やさしい「母親」がいた。 さなえにとって世界はそれが全てだった。 やがて品評会で第一級品の印を押されたさなえは、すぐにある老夫婦に引き取られることが決まった。 だがさなえはどこに行ってもゆっくりできる事を確信していた。 自分の「母親」が教えてくれたこと、それさえ守っていれば思う存分ゆっくりできる事を知っていたからだ。 だからもう、「母親」に頼らなくても、一人でも大丈夫だと思った。 「この世界」で生きていけると信じていた。 ペットショップを去るその日まで、彼女は「自分のいる世界」を知ることはなかった。 「それに比べてお前はなんだ」 「どうしてあの子のようにできないの」 「お前はそれでも姉なのか」 「悪い子!きっと父親に似たのね」 さなえがゲージの中にいる間、どんな言葉が飛び交っていたかを彼女に知る由は無い。. 姉達がどんな目で自分のケージを眺めていたかなど、知る由は無い。 さなえはひとつ、大きな間違いを犯していた。 そしてさなえは気づかない。その世界の根底を覆す大きな誤りに。 * 「母親」の言いつけを守ったさなえは、ますますゆっくりした日々を送っていた。 老夫婦は礼儀正しいさなえをとてもかわいがった。 広い屋敷を自由に歩き回り、起きている間はずっと老夫婦が遊んでくれた。 老婦人が作るご飯はとてもおいしいものだった。 さなえが絵を描けば、老夫婦は上手上手と褒めてくれた。 さなえが踊りを踊れば、手拍子して一緒に楽しんでくれた。 さなえが家事を手伝えば、偉い偉いとなでてくれた。 何一つ不自由は無かった。 子供が独り立ちし、田舎に二人暮らしとなった老夫婦にとってさなえは「孫」そのものであった。 さびしい思いをしていないかと心配した息子が老夫婦にゆっくりを買うことを勧めたのだ。 さなえの世界は全く変わらなかった。 「母親」という存在が、老夫婦という存在にかわっただけであった。 まださなえは気づかない。その世界の根底を覆す大きな誤りに。 * ある日、老夫人が亡くなった。 夫がいなくなり、管理に負えなくなった老婦人はその家を明け渡すことにした。 老婦人は都会の息子家族の元へと行った。 だが、息子家族が住んでいた集合住宅にペットを持ち込むことはできなかった。 老婦人はさなえを手放すことに気を揉んだがどうすることもできなかった。 これから居候する身である。無理を言って息子夫婦に迷惑を掛けることはできなかった。 だが、さなえを飼う事を勧めたのも息子だった。 息子は仕方が無いよと老婦人を諭し、ある若い男にさなえを託すことにしたのである。 彼はその男に強い信頼を置いていたし、その男の人柄を良く知っていた。 決して悪いようにしないでくれ、と強く念を押し、彼はさなえをその男に渡した。 若い男はゆっくり喫茶というゆっくりにウェイトレスをさせるカフェレストランを取り仕切っていた。 かわいい、心を癒されると若い世代にとどまらず、中年層でも話題になっているちょっとした有名店だった。 ゆっくりにストレスの無い様に職場を調整していた彼は、さなえもここに加えてみてはどうかと考えたのだ。 さなえは人間慣れしている上に、きちんと躾をされており、尚且つ希少種であった。 きっとさなえも寂しい思いをせずにすむだろう、と彼はそのままさなえの配属を決めた。 だが、彼はここで気づいてしまった。さなえの世界の大きな誤りに。 さなえはまだ気づきたくなかった。その世界の根底を覆す大きな誤りに。 * ウェイトレスとしての船出はきわめて順調だった。 さなえはすぐにその愛らしさから店の人気者となり、ほかのゆっくりとも難なく打ち解けた。 やさしいマネージャーがさなえに店のルールや配膳の仕方を教えていた。 さなえはショップに居た頃を取り戻したような、懐かしい気分になっていた。 だが同時に、さなえはある事に不安を覚え始めていた。 それを肯定する事は「自分の世界」を否定する事を、さなえはもしかしたら知っていたのかもしれない。 一方の男は安心していた。まださなえは「自分の世界」に居たからだ。 だが男は気が気でしょうがない。 もし、さなえが「本当の世界」を知ってしまったら。 「さなえの世界」と「本当の世界」は180度の違いを持っていた。 きっとさなえは本当の世界を受け入れることはできないだろう。 それは余りにも残酷だった。 きっとさなえは壊れてしまう。 悪いようにはしない、といった以上、彼女の世界を守ってやらなくてはならない。 男が悪いわけではない。だが、男はさなえの痛々しいほどの愛嬌に、胸を締め付けられる思いだった。 だが、男の恐れる事態は程なくして現実のものとなる。 それはたった一言の簡単な言葉。 「きみのような礼儀正しいゆっくりをはじめて見たよ」 ……なにをいってるんだろう? さなえは不思議そうに首をかしげた。 「はは、やっぱりゆっくりはかわいいなぁ」 そういって、客はさなえの頭をなでた。 ……ちがうよ。さなえはそんなんじゃないよ。 「謙遜しちゃってさ、あー、俺も飼いたいなぁ、ゆっくり」 ……だからちがうっていってるでしょ。 「さなえは……さなえはゆっくりじゃないもん!」 そう叫ぶとさなえは持っていたトレーを男性客に投げつけた。 「うわっぶ!」 男の白いシャツが炭酸飲料水で薄黒く染まる。 それはまるで早苗の真っ白な世界に、一気に広がってゆく深い雨雲のようで。 その黒い雲はとどまることなく、その面積を広げていく。 騒ぎを聞きつけた男が飛んできた頃には、もうさなえは壊れてしまっていた。 さなえは「自分の世界」から「自分の居る世界」に引き戻されてしまった。 ――本当はきっとどこかで分かっていた。 自分がゆっくりであり、人間ではないことを。 でも、自分は人間に育てられてきた。 人間を母親とし、人間に囲まれて、人間の為に生きてきた。 だから当然、自分も人間であるに違いないと思ってしまった。 でも、考えてみればおかしいことばかり。 どうしてゲージに入れられていたのだろう? どうして同じご飯を食べられなかったのだろう? どうして他人の家に引き取られていったのだろう? どうして自分だけ、連れて行ってもらえなかったんだろう? どうしてまわりにゆっくりしかいないんだろう? どうして……わたしと良く似た姿をした子がこんなにたくさん居るんだろう? どうしてわたしは――人間として生まれてこれなかったのだろう? 「ちがうもん!ざなえはゆっぐりじゃないもん!ぢゃんどじだにんげんだもん!ほんどぉだもん!」 暴れるさなえを抱きかかえると、男はバックヤードへ飛んでいった。 教育係だった女性が男性客に頭を下げている。 「いやぁツンデレ?あぁヤンデレかな?いいねぇ、斬新でゾクゾクしたよ」 男性客はいいよいいよとあっけらかんと笑っていた。 きっと彼に悪気は無い。いや、きっと彼が言わなくともさなえはが悟る日はそう遠くなかったはずだ。 その後、さなえは仕事に戻ろうとはしなかった。 あのカフェが「ゆっくり喫茶」であることが分かっている以上、さなえはあの仕事を二度としようとは思わないだろう。 たださなえのプライドだけが、自分が人間であるとしてさなえを支えていた。 さなえの世界は正しい世界に戻った。 だが、さなえは正しい姿に戻ることはできなかった。 生まれてきてずっと信じていたことを否定されて、ホイと投げ出せるわけが無かった。 男の姿を見ると、さなえは駆け寄りこういうのだった。 「にんげんのしごとがしたい、にんげんのしごとがしたい、にんげんのしごとがしたい……」 輝きの無い瞳でそうくりかえすさなえに、男は押しつぶされそうになっていた。 だが、人間の仕事がそう簡単にゆっくりにできるわけが無かった。 どこに行ってもかならずゆっくりとしての扱いを受ける。 そんな折、彼は上層部から新しい企画がある事を聞いた。 最初こそ反対していたものの、彼はその企画に救いを見出した。 それは、救いと呼べるとは到底思えない余りにも酷い商売。 だが、さなえがそれで満足してくれるのであれば…… * 10号室は現在1番人気の部屋だ。 従順で可愛らしい「彼女」に魅入られたリピーターと、口コミを聞いてやってくる客。 10号室にはある特別ルールがあったが、それさえ守ればあとは何をしても構わない。 従順な彼女は、頼まれたことは何でもやってくれるだろう。 そのうえ希少種胴付きである。マニアから言わせれば所謂「生唾もの」らしい。 ゆっくりヘルス「TIE」、10号室はさなえの為に設けられた特別室。 特別ルールは「ゆっくり」という単語を口にしないこと。 その部屋からは、今日もまた甘い声が聞こえてくる。 「彼女」は今日も腰を振る。 その場でのみ、彼女は人間との対等な関係を許されていた。 彼女が「人間」で居られる場所。「彼女の世界」そのもの。 それが例え「性の対象」という意味でも、彼女はきっと幸せなのだろう。 彼女の世界は小さくなってしまった。 でも、彼女はその世界で生きていけた。 「人間として」生きていけた。 あとがき-- 大富豪の御題作品。 さなえがクセが無くて一番書きやすそうだったのでさなえで書かせてもらいました。 さなえ好きなヒトごめんなさい。 すまれみりゃ? ゆっくりいじめ系1989 ゆっくりいじめ系2006 ぱちゅりーと鉄塔 ゆっくりいじめ系2011 満月の夜とひとりぼっち ゆっくりいじめ系2034 紙のさくやさくや ゆっくりいじめ系2092 はじめてのチュウ ゆっくりいじめ系2222 7本の稲荷寿司を捜し求める虐待お兄さんと愛と勇気のヌビビビンビドゥ ゆっくりいじめ系2432 SSがあっぷされるまで ゆっくりいじめ系2925 つきのいなば ゆっくりいじめ小ネタ366 爆裂資産 ゆっくりいじめ小ネタ540 YUKKULIFE7月号 切り抜き記事 じんちゅー 選択肢 投票 超カリスマ (319) 無カリスマ (29) このSSに感想をつける
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このページには、ゆっくりいじめ系2501~2750までの一覧となっています。 作品の後ろにある文字の説明はジャンルマークについてに纏めてあります。 2500以前および2751以降につきましては下記から。 ゆっくりいじめ.250 ゆっくりいじめ.500 ゆっくりいじめ.750 ゆっくりいじめ.1000 ゆっくりいじめ.1250 ゆっくりいじめ.1500 ゆっくりいじめ.1750 ゆっくりいじめ.2000 ゆっくりいじめ.2250 ゆっくりいじめ.2500 ゆっくりいじめ.3000 ゆっくりいじめ.3250 ゆっくりいじめ.3500 ゆっくりいじめ系2501 普通のゆっくり制裁虐制家巨無 ゆっくりいじめ系2502 ゆっくり玉虐改家無 ゆっくりいじめ系2503 「ある赤ゆっくりれいむの生活 」虐制家共ゆ ゆっくりいじめ系2504 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系2505 『Y・K達はなぜ加工所が嫌いなのか?』制実家無 ゆっくりいじめ系2506 「ゆっくりしてない 」虐滅家希ゆ ゆっくりいじめ系2507 函の中制環無 ゆっくりいじめ系2508 ゆっくり○○○りー虐制共強無 ゆっくりいじめ系2509 魔剣ゆギャリア虐家無 ゆっくりいじめ系2510 ツバメと雨虐滅環ゆ ゆっくりいじめ系2511 ぶんぶん虐家無 ゆっくりいじめ系2512 おや、ぱちゅりーの様子が…虐制家共強ゆ ゆっくりいじめ系2513 『ゆっくり契約』制巨無 ゆっくりいじめ系2514 『虐殺お兄さん』虐滅家無 ゆっくりいじめ系2515 ゆっくりクジ制他家希無 ゆっくりいじめ系2516 町内の動物3虐制性家無 ゆっくりいじめ系2517 ちぇんマー投げ虐無 ゆっくりいじめ系2518 『N極とS極』虐滅共巨ゆ ゆっくりいじめ系2519 この世の終わり虐滅環家汚ゆ ゆっくりいじめ系2520 グルメ番組のお姉さんになりたかった虐家料無 ゆっくりいじめ系2521 僕なりの愛で虐性家無 ゆっくりいじめ系2522 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系2523 目が見えない少女虐環家無 ゆっくりいじめ系2524 ゆっくりに騙されるな!虐無 ゆっくりいじめ系2525 ドランク・モンキー虐環家無 ゆっくりいじめ系2526 ゆンペルダウン制家巨無 ゆっくりいじめ系2527 ユテーシー プロローグ ゆっくりいじめ系2528 テンプレート制性家無 ゆっくりいじめ系2529 まりさと煙草虐緩無 ゆっくりいじめ系2530 屋上のゆっくり虐制環実家共無現 ゆっくりいじめ系2531 豆れみりゃ喫茶虐無 ゆっくりいじめ系2532 やかんほいくじょ虐環家ゆ ゆっくりいじめ系2533 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系2534 ゆっくりのじんぢゃ制希無 ゆっくりいじめ系2535 げすとじじいと吹雪の日虐他無 ゆっくりいじめ系2536 ゆっくりですれ違った男女の悲しい愛の物語 加筆修正版 ゆっくりいじめ系2537 クイーンの奇形ゆっくり4 ゆっくりいじめ系2538 作者さんの要望により削除しました症]]虐制汚無 ゆっくりいじめ系2539 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系2540 子供のオモチャ虐性家無 ゆっくりいじめ系2541 おともだち(前編)虐家無 ゆっくりいじめ系2542 おともだち(後編)虐家無 ゆっくりいじめ系2543 だって赤ちゃんだもん 前編 ゆっくりいじめ系2544 だって赤ちゃんだもん 中編 ゆっくりいじめ系2545 だって赤ちゃんだもん 後編 「ゆっくりいじめ系2546 まりさがゆっくりできない話は作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系2547 ゆーぶつえん虐巨希無 ゆっくりいじめ系2548 ゆっくりにひたすら足焼きしてみた虐家希料無 ゆっくりいじめ系2549 ゆっくりと共存制他巨無 ゆっくりいじめ系2550 痙攣鬼異惨の日曜日虐無 ゆっくりいじめ系2551 好きだよ虐無 ゆっくりいじめ系2552 はにーはんたー滅家ゆ ゆっくりいじめ系2553 永遠に(前編)虐性汚家共無 ゆっくりいじめ系2554 永遠に(後編))]]虐家共無 ゆっくりいじめ系2555 ゆでん虐改性汚家無外 ゆっくりいじめ系2556 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系2557 肉饅が肉饅を憎まんとするお話制家共強無 ゆっくりいじめ系2558 ゆっくり育て虐無 作者により削除されました ゆっくりいじめ系2560 分からないだらけのゆん生虐環家無 ゆっくりいじめ系2561 怖い人間とゆっくりするには(前編)虐無 ゆっくりいじめ系2562 怖い人間とゆっくりするには(後編)虐制無 ゆっくりいじめ系2563 英国無双虐他無 ゆっくりいじめ系2564 変なまりさ虐実家原幻 ゆっくりいじめ系2565 緑の目の怪物虐家希ゆ ゆっくりいじめ系2566 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系2567 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系2568 Biohazard Yukkuri 4 ①虐環改共ゆ外 ゆっくりいじめ系2569 ゆっくり地球を守っていってね!_前編他改強原幻 ゆっくりいじめ系2570 馬鹿とゆっくりは使いよう虐家無 ゆっくりいじめ系2571 Biohazard Yukkuri 4 ②虐環改共ゆ外 ゆっくりいじめ系2572 亜空饅頭旅行記(前編)虐他家料無 ゆっくりいじめ系2573 亜空饅頭旅行記(後編)虐他家料無 ゆっくりいじめ系2574 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系2575 信じてたのに 前編制家無 ゆっくりいじめ系2576 風呂緩希無 ゆっくりいじめ系2577 初めての制裁制家無現 ゆっくりいじめ系2578 ゆっくりを瓶詰めにして海に流してみた制環無 ゆっくりいじめ系2579 信じてたのに 中編 ゆっくりいじめ系2580 僕のうさばらし制無現 ゆっくりいじめ系2581 れいむには長所がない制他ゆ ゆっくりいじめ系2582 Biohazard Yukkuri 4 ③虐環改共ゆ外 ゆっくりいじめ系2583 Biohazard Yukkuri 4 ④虐環改共ゆ外 ゆっくりいじめ系2584 UFOキャッチャー虐無現 ゆっくりいじめ系2585 ゆっくり飼育書虐制無 ゆっくりいじめ系2586 まりさと子るーみあ虐家共希ゆ ゆっくりいじめ系2587 ゆっくり水の底滅家ゆ ゆっくりいじめ系2588 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ系2589 初めてのゆ虐 1制家無 ゆっくりいじめ系2590 おうちは誰のもの? 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通常のSSに比べると小さめのものと作者ないしは編者が判断した作品の一覧。 ゆっくりいじめ小ネタ.250? ゆっくりいじめ小ネタ.500? ゆっくりいじめ小ネタ.750?
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ゆき合戦 9KB 小ネタ 赤子・子供 現代 借ります 雪降らないかな 靴底が雪を踏む感触は、独特だと思う。 冬のとある日。 滅多に雪が降らないこの地域がここまでの大雪に見舞われたことなど、何年ぶりだろう。 見渡す限りの白、白、白。 まさしく銀世界と呼ぶに相応しかった。 吐き出す息は白く、一晩雪を降らせた空は、それが嘘のように青い。 雪が日光が照り返し、普段よりも明るく見える。 恐らくこの感情は幾つになっても変わらないのだろう。 処女雪が未だ残る道を、一人歩く。 後に残るのは足跡だけ。 こんな楽しみを味わえるのも、今の内だけだ。 やがて、近場の空き地に辿り着いた。 見慣れた光景が、今日は目に痛いほど白い。 「……行くぞーっ!……」 「それっ……!……」 「………うわーっ……」 ふと見てみると、空き地には既に人影があった。 遠くからでも分かる、子供の背丈。 それが5つ。元気に動き回っていた。 手にした雪玉を次から次へと投げる、雪合戦。 彼らはそれに興じていた。 やはり雪が降った日の遊びと言えばこれなのだろうか。 いつになっても変わらぬものがある、というのは嬉しいと思う。 そのまま呆と立ち、彼らを見つめる。 ―――子供は風の子。元気な子、か。 近年云われている「運動力の低下」など、今この場には似つかわしくなく目の前には雪玉が 「ぢゅびゅ」 「ッ!?」 顔面に衝撃。 視界に弾ける白。 そして、どこか場違いな悲鳴。 一瞬の動転の後、脳はこの事態の原因を調査する。 ――前後を総合するに、俺はどうやら顔面に雪玉を食らったらしい。 弾き出された結論は、極めて簡素なものだった。 成る程、分かり易い。 案山子のように突っ立っていた男に、偶然飛んできた雪玉が、偶然当たる。 何一つ不思議など無い。 「す、すみませーん!大丈夫ですかー!?」 雪遊びに興じていた5つの影が、こちらに走り寄ってくる。 先頭は元気そうな男の子だった。中学生ほどの大きさだろうか。 おそらく、先の1球は彼が誤って投げてしまったのだろう。 その後に続くのは、身長、年齢もまちまち。 明らかに小学校低学年と分かるような女の子や、中間程度の背丈を持つ子供もいる。 兄妹なのだろうか?だとすれば納得もいく。 彼はこちらを見るなり、頭を下げてきた。 後ろの子供達も同じように謝ってくる。 「あ、あの、ごめんなさい!俺達以外には誰もいないと思ってたから、ついうっかり……!」 「……いえ。大丈夫です。別段、怪我をしたような事もありません」 言いつつ、直撃した額に手を伸ばす。 礼儀正しい少年だった。 元より怒るつもりなど毛頭無いが、これでは尚更怒る事など出来そうに無い。 人にすぐ謝れるというのは美徳だ。 俺も出来ることならば、そうした人間でありたい。 そう思いつつ、額を撫でた手のひらを見遣る。 やはり怪我などしていない。そこには僅かに残った雪と、 何か黒いものが、べったりとこびり付いていた。 「………!?」 仰天する。 何だ、これは。 「あっ、大丈夫です!それ、変なものじゃありませんから!!」 俺の様子に気付いたのか、少年は慌てて付け加える。 この黒い何かは、彼の仕業なのか。 「これは……雪玉の中に、何かを?」 思わず、問うた。 彼は曖昧に頷きながら、申し訳なさそうに告げる。 「……はい。それ、中にゆっくりが入っていたんです」 「昨日の夜の内に雪合戦やってたんですけど、あいつらが『これだけじゃつまらない』って言って。 だから中にゆっくりを入れてやってみれば面白くなるんじゃないかって」 「………成る程」 額の汚れを拭き取りつつ、少年の話を訊いてみた所によると、どうもそういう事らしい。 「宜しければ、もう少し『それ』の事についてお教え下さい」 「え?………あ、はい」 訊けば、つい先程の一球で特製雪玉は無くなり、またこれから作るのだとか。 「良ければ自分にも、その雪玉を作らせて貰えないでしょうか」 「え、ええ!?………いや、いいですけど」 快諾を頂いた。 実に有難かった。 「実際作ってみると結構面白いんですよ、コレ」 少年に連れられ、やって来た空き地の中央。 そこには彼らと不釣合いな程に、巨大なバケツが置かれていた。 「ぶつかったらちゃんとそこが黒くなって分かるし、ペイント玉、って感じで。 それに作ってみてから気付いたんだけど、こいつらぶつかった時に悲鳴上げて、それが面白くって」 バケツの中を覗き見る。 ……ああ。予想はしてたが、これは、 「ゆ゛ぁ゛ぁぁ!!れいみゅまじゃちにたくにゃいぃぃぃぃ!!」 「ごろしゃにゃいでえぇぇぇぇ!!!!」 「まりじゃよりあっぢのれいみゅをやっぢぇね!!まりぢゃをたぢゅけでにぇ!!」 「どぼちてじょんなこというにょおおおぉぉぉ!!?」 「ゆけっ!!ゆけけけけっ!!ちぬぅ!!みんにゃちんじゃうぅ!!ゆきゃきゃきゃきゃ!!!」 分かり易い程の阿鼻叫喚だった。 バケツの中にはぎっしりと詰められた赤ゆっくり達が、もがき苦しんで泣き喚いている。 「これ程の赤ゆっくりを、一体何処から?」 「うちの兄ちゃんが甘いもの好きで、ゆっくりを沢山飼ってるんです。 だからその中のれいむとまりさをちょっと借りて、こうやって増やして」 少しばかり自慢そうに、手を擦り合わせるゼスチャーをする少年。 これ程の量を生産すれば、母体もただでは済まないと思うのだが。 「そのれいむとまりさは、何処に?」 「あ、なんか死んじゃって……しょうがないから、今はそこに」 指差された向こうには、雪だるまがあった。 一見すれば何の変哲も無いだろうが、よく見てみると異常極まる。 目に当たる部分には、ゆっくりの眼球が嵌め込まれていた。 口を構成する部分は歯が。 胸元には、れいむ種のリボン。 そしてまりさ種の帽子を被っている。 ……中々どうして、独創的というか、猟奇的な代物だった。 おそらく、と言うよりは十中八九、れいむとまりさは雪だるまの『頭』と『胴』の中に埋め込まれているのだろう。 「えっと、じゃあ作り方教えますね。 まず適当に赤ゆっくりを一匹取り出す」 そう言いながら彼はひょいとバケツの中に手を伸ばす。 一匹の赤まりさの頬をひょいとつまみ、そのまま持ち上げた。 「ゆびぇえぇぇぇっ!!!にゃにしゅるんだじぇ、くしょじじぃ!! しゃっしゃとまりしゃしゃまからしょのきちゃないてをはにゃして、ゆっきゅりしにゃいでちんでにぇ!」 「あ、口悪いなコイツ。こういう口の悪い奴は、こうして」 空いた方の手で、地面の雪を掬う彼。 「こうやって」 「ゆ?にゃんにゃの?しにゅの?きちゃないかりゃやめちぇにぇ―――」 赤まりさを持ち替え、口の中に親指を突っ込んだ。 ぽきぽきぽき、と軽く歯の折れる音。 「ゆぎぃぃぃぃ!!いぢゃい!!まりちゃのきれいにゃはが――」 「こう!」 そのまま雪を詰め込んでいく。 歯の折れた赤まりさには、それを防ぐ手立ては無い。 「ぐびゅっ!ぶぃ゛っ!ばびぢゃ、ぶーぢゃぶーぢゃじぢゃぐっ、にゃぶぇっ!!」 どんどん膨らんでいく赤まりさ。 口の中に出来うる限りの雪を詰め込まれ、目が飛び出しかける。 あっという間にパンパンに膨れた饅頭が出来上がった。 「ぎゅぅゅぐっ……ぢぬ゛……ばびびゃ、ぢんじゃびゅ……」 「口の悪い奴はこんな感じで口ん中に雪詰めて下さい。 あとは雪に包むだけなんですけど、」 赤まりさを中心に、雪を握り込めていく少年。 圧迫されるのか、赤まりさはその度に苦しそうに声を上げる。 「………ぎゅぶっ!」 「あ、目ん玉飛び出しちゃった。 こんな感じで、強くしすぎると赤ゆっくり破裂しちゃいますんで、気をつけて下さい」 少年本人は、あまりそう気をつけていない風に告げた。 この程度の失敗は慣れているのだろう。 周りの子供達も、ゆっくりの悲鳴などなんら気にする所無く雪玉を作り始めている。 ゆっくりを生物としてではなく、そういう扱いをするものだと思っているのだろうか。 或いは、蛙に爆竹を云々と変わらないのかもしれない。 「ある程度雪玉にしたら、そこからは固めちゃっても大丈夫っぽいですから。 これでゆっくり玉の作り方はおしまい。おじさんもどうぞ。やってみて下さい」 「おじ……」 おじさんとは。俺はまだ一応、二十代なのだが。 それは兎も角。 「分かりました。やってみます」 「やべちぇええええぇぇぇ!!!れいみゅちゅめたいのや」 雪を被せる。 赤れいむの声は届かなくなった。 「おねがいしましゅうぅ!!まりしゃはおとなになってたくしゃんゆっきゅ」 雪を被せる。 赤まりさの声は聞こえなくなった。 「れーみゅはゆっきゅりしちゃいんだよ!?ばかにゃの!?ちぬ」 赤れいむの歯を全部折って、雪を詰められるだけ詰めて、雪を被せる。 最期に力を込めて握ると、中から「ぎゅぐぇ゛っ」とくぐもった悲鳴が漏れた。 「お…おにーしゃん…?やさちそうなおにーしゃんなら、まりちゃをにがちてく」 雪を被せる。 赤まりさの声は聞こえなくなった。 ・ ・ ・ ・ ・ 「そーれ!行くぞーっ!」 「ぷぎゅぇ゛っ!」 「やったな、このっ」 「びょっ!!」 「えびぞりハイジャンプ投法ーッ!」 「もっちょ、ゆっぎゅぢぃっ!!」 「なんのこっちは大回転投法ーッ!!」 「ゆぎゃあ゛あ゛ぁぁぁぼぇ゛っ!!」 「あたしも、なげる……」 「ゆぎぃっ!!……ゆっ!?いきちぇる!れいみゅ、いきちぇるよ!!ゆわーい!! れいみゅがゆっくちちてたからたしゅかったんだにぇ!!きゃわいくってごめんにぇ! きゃわいいれいみゅがおうちゃをうちゃってあげりゅよ!ゆ~ゅゆゅ~♪ ・・・ゆっ?なにじじぃ、かっちぇにれいみゅをみにゃぶぢゅぅっ!」 元気に遊ぶ少年少女を、雪の上に座りながら眺める。 やはり、子供は風の子だ。多少の寒さをものともせずに遊んでいる。 雪合戦は先程のように、このような場所でやると無関係の人に迷惑が掛かるかも知れない。 通常の場合も、ましてや中に餡子が入った雪玉はその『もしも』の時に多大な迷惑になりうる。 ――そう告げられたとき、彼ら5人は明らかに残念そうだった。 だから、こういう遊びは大人の監督下でやった方が良い。 幸い此処に大人が一人居るし、人が来るまでは遊んでいても大丈夫だろう。 ――そしてそう言われて喜ぶ5人の顔は、こちらまで嬉しくさせた。 普段なら彼らが遊ぶことに、苦渋の色を浮かべていた筈だ。 しかし何故か今は、そんな気持ちは起こらない。 やはり、自分も雪のお陰で心が浮かれていたのだ。 時々こちらに悪ふざけで飛んでくる雪玉もあったが、全て手で打ち払った。 雪の中に閉じ込められた赤ゆっくりの断末魔は、奇妙で可笑しさを覚える。 子供たちの笑い声。 赤ゆっくりの悲鳴。 穢れの無い雪の白。 命が零れ出た餡子の黒。 あまりにも似つかわしくない両者を一度に味わう、この遊び。 『赤ゆっくりを雪の中に入れて雪合戦』。 略して、ゆき合戦。………捻りが無さすぎる気もするが。 成程、意外と面白いのかもしれない。 おわり * * * * * 凍死って面白いんじゃね?第三段、のつもりだったんだけど何だこれ。 あと激しくネタ被りしてそうな気もする。陳腐だし。 でも知ったことではない。ゴミ箱に捨てるよりかはまだマシ。 あー雪降らないかなー。かまくらとか作りたいなー。 byテンタクルあき 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 2 散歩した春の日に ふたば系ゆっくりいじめ 3 ちょっと鴉が多い街のお話 ふたば系ゆっくりいじめ 22 伝説の超餡子戦士 ふたば系ゆっくりいじめ 38 とある野良ゆっくり達の話 ふたば系ゆっくりいじめ 46 散歩した5月の日に ふたば系ゆっくりいじめ 48 ゆうかにゃんと色々してみよう! ふたば系ゆっくりいじめ 128 れいむとまりさがだーい好き!! ふたば系ゆっくりいじめ 136 つむりはとってもゆっくりできるんだよ! ふたば系ゆっくりいじめ 324 散歩した秋の夜に ふたば系ゆっくりいじめ 372 新世代清掃工場 ふたば系ゆっくりいじめ 385 どうしてそう思ったの? ふたば系ゆっくりいじめ 386 最終地獄 ふたば系ゆっくりいじめ 635 散歩した冬の日に ふたば系ゆっくりいじめ 645 捨てゆっくりin 冬 テンタクルあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る さわやかなSSさんだね -- 2011-05-27 23 48 13 やってみたい -- 2011-03-06 19 10 59 微笑ましい光景だな。楽しそうだw -- 2010-10-22 22 43 22 面白そう -- 2010-07-16 18 45 08 俺も。 -- 2010-07-07 20 14 00 めっちゃ作ってみたい -- 2010-06-27 00 35 44
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『くものいとさんはゆっくりしてるね!!』 28KB いじめ 虐待 制裁 観察 自業自得 野良ゆ 都会 現代 虐待人間 カルマあきを名乗らせていただきます 特にひねりのない短編、直球型の作風でやっていくことになりそう 作/カルマあき 過去作 anko1548(前)/1744-5(中)/2170-1(後) 『よわいものいじめはゆっくりできないよ!』 anko2263-4『ゆっくりいじめはゆっくりできるね!』 anko2424-5『かけがえのないいのちなんだよ!』 anko2889『いっしょにゆっくりしていってね!』 anko3521『ゆっくりつかいすてていってね!』 anko3542(前)/3549.3563-4(中)/3578-80(後) 『おちびちゃんはとってもかわいいんだよ!』 『くものいとさんはゆっくりしてるね!!』 「おでがいじばずっ!!にんげんざんっ!!ごばんざんをぐだざいっ!! おぢびぢゃんがおだがをずがぜでじにぞうなんでずううぅ!!」 「ゆ゛っ…………ゆ゛ぅ………おにゃが、じゅい……だ……」 ありふれた光景。 薄汚れた野良れいむが、通りに出てきて道行く人々に施しを求めて叫んでいる。 泥と糞とカビにまみれ、ばさばさした髪には蜘蛛の巣が少量こびりついていかにも汚く、 歩道の真ん中でわめくれいむを遠目に認めた人々は回れ右して手前の横断歩道まで戻るのが大半だったが、 足早にれいむの横を通り過ぎる者もおり、そんな通行人にれいむはしがみつかんばかりに這い寄り、右往左往していた。 「どっでもゆっぐじじだおぢびぢゃんなんでずっ!! おがあざんのいうごどをよぐぎぐいいごでっ!!ごーろごーろががわいぐでっ!!おうだもどっでもじょうずでぇぇ!!」 れいむは両のもみあげで「おちびちゃん」とやらを支え、頭上に載せて人間に見せつけている。 涎としーしーの跡も真新しくぬらついているその子ゆっくりは痩せ衰え、球形の身体はぐにゃりとひしゃげている。 うつろな目は虚空を泳ぎ、ゆぅ、ゆぅと断続的な呻き声を上げるだけだ。 しかしゆっくりの扱いに慣れている僕の目は、まだまだ余裕があると見てとった。 もともとゆっくりはひどいものぐさで、必要がなければ動きたくないのである。 無駄に好奇心の旺盛な赤ゆっくりはやたらと動くが、 それでさえほんの少しの間ぴょんぴょん跳ねれば疲れてすぐに座り込み、そのまま眠ってしまうのだ。 「ぼんのぢょっどだげでいいんでずっ!! ごばんざんっ!!ごばんざんぐだざいっ!!おぢびぢゃんをだずげでぐだざいいいぃ!! がわいいおぢびぢゃんがっ!!ずぐにむーじゃむーじゃざぜだいどじんじゃうんでずうううぅぅ!!」 顔中を涙でぐしゃぐしゃにしながら母親は大袈裟に叫んでいるが、ゆっくりが動かないのはわりと当たり前のことなのである。 ただピーピー囀っていれば親に餌を運んできてもらえる子ゆっくりなら尚更だ。 ゆーゆー呻き声を上げていられるならまだ大丈夫だ。それでもこのまま食べなければあと一日もつかどうかだが。 そういった時間的余裕を見てとり、俺は一旦その場を離れ、嫌がらせの下準備にかかった。 ―――――――― 「だずげでぐだざい!!だずげでぐだざい!! ゆっぐじざぜでっ!!がわいぞうなおぢびぢゃんをだずげでぐだざいいいぃぃ!!」 喉も裂けよと叫び続けても、人間さんは一人も立ち止ってくれなかった。 れいむは歯噛みし、悔し涙にくれる。 野良ゆっくりの自分がお願いしても、人間さんが施しをくれるわけがないのはわかっていた。 それでも他に手はなかった。 狩りの得意だった番のまりさがある日帰ってこなくなり、他に食糧補給の手段がないれいむ一家は飢えた。 れいむが狩りをするわけにもいかない。 今まで親や番に養われるばかりで狩りをしたことがない標準的なれいむであることもあったが、家を開けることができないのだ。 おちびちゃんは連れて回るにしても、住処を求めて目をぎらつかせている宿なしゆっくりがそこらを徘徊する街中で、 家を開けるということは「どうぞご自由にお使いください」と書かれたプラカードを軒先に吊るすに等しい。 食糧供給が断たれ、取り置きの食糧もあっという間に食べ尽くし、 たった一人のれいむ似のおちびちゃんは、日に日に弱っていった。 とうとう、緊急手段、否、手段とも言えない暴挙に出るしかれいむには道は残されていなかった。 路地裏のどん詰まりから這い出て、背後にダンボールのおうちを守りながら、れいむは人間さんに物乞いをした。 街中のあらゆるゆっくりプレイスと食糧を独占し、 どれだけ友好の意を表しても汚いものを見るかのように忌み嫌いゆっくりできない侮蔑の視線を向け、 普段は関わろうとしないくせに少しでも住み心地のよさそうな所を見つければすぐさま飛んできて追い出しにかかり、 諦めて迷惑をかけないようひっそりと静かに隠れ住んでも、わざわざ探し出して嬉々として虐め殺してくる。 そんな憎く恨めしい人間さんに、ゆっくりとしてのプライドも矜持も捨ててれいむは惨めに慈悲を乞う。 「どっでもいいごなんでず!!がわいぞうなんでず!! おぢびぢゃんのだべにっ、ごばんざんわげでぐだざいいいぃ!! ずごじだげっ!!ずごじぐらいわげでぐれでもっ、いいでじょおおおぉぉ!!?」 「よう、大変そうだな」 「ゆ゛っ!!?」 絶叫していたれいむが声に気づき、顔を上げると、そこに人間さんが立っていた。 「ゆっ………ゆゆゆゆっ!!? ごばんざんっ!!ごばんざんわげでぐれるのっ!!?」 「あー、こんなところにあまあまさんがあるぞー」 そう言い、人間さんは信じられないものを手にかざした。 平たくて薄い、銀色のぴかぴかさんに包まれた茶色いもの。 知っている、見たことがある、あれはチョコレートさんだ。人間さんが食べているあまあまだ。 前に会った元飼いのゆっくりが、とってもゆっくりできるあまあまさんだと言っていた。 「これを食べさせたら、そのおちびちゃんも元気いっぱいだろうなー」 「ゆううううぅぅ!!ちょうだいね!!あまあまさんおちびちゃんにちょうだいねっ!!」 「ゆ゛………あみゃ、あみゃ……?あみゃあみゃっ!!ちょうだいいぃ!!」 ぐったりしていたおちびちゃんも身を起こし、遥か頭上のチョコレートに舌を伸ばしはじめた。 見ただけで起き上がってくれた。これなら食べさせれば確実に生き返るだろう。 嬉々として顔をほころばせるれいむだったが、しかしお兄さんは手を引いた。 「いいや、あげるとは言ってない。 なんで君達にあまあまをあげなきゃならないんだい?」 ぱきん、と音を立ててチョコレートをかじるお兄さん。 「あー、おいしいなぁ。あまあまでゆっくりできるなぁ」 「ゆああぁぁ!!?たべないでねっ!!ちょうだいねっ!!おちびちゃんにあまあまわけてねええぇ!!」 「あみゃあみゃ!!あみゃあみゃちょうだいいぃ!!おにゃかしゅいちゃああぁ!!」 「だから、なんであげなきゃならないのかって聞いてるのさ。 君達にあまあまをあげなきゃならない、と僕に納得させてみなよ、そしたらあげるからさ」 にやにやとチョコレートを振るお兄さんに、腸が煮えくり返そうになる。 自分たちをおちょくって楽しんでいることぐらいはわかった。こっちは今にも死にそうだというのに。 あまりの怒りと悔しさに、れいむは歯噛みしてまた涙をこぼす。 しかし、それでもそんな人間さんに頭を下げなければならないのだ。おちびちゃんのために。 「おねがいしますっ!!わけてください!!れいむはどうなってもいいですからあぁ!!」 「だから、どうして?」 「おちびちゃんがしにそうなんですっ!!ごはんをむーしゃむーしゃしないとしんじゃうんですうぅ!!」 「だから何?死ねばいいじゃない」 「ゆ゛っ………そんなっ…………ひどすぎるよおおおおぉぉ!!!」 「ええっ、何がひどいの?僕そんなにひどいかな?」 「ひどいよおおおぉぉ!! こんなにちいさな、なにもわるいことしてないおちびちゃんに、なんでそんなひどいこといえるのおおぉ!!? れいむたちだっていきてるんだよっ!!かけがえのないいのちなんだよおおぉ!!」 「いや、いくらでも代えはきくって。ゆっくりなんてそのへんでほいほい増えるだろ、あとからあとから、きりがない。 ウザいし、頑張ってさっさと死んでくれよ」 ぱきん。 またも一口チョコレートをかじるお兄さんに、れいむはいよいよ声を荒げる。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!やべでだべないでえぇぇ!! おでがいでずっ!!おぢびぢゃんに!!どうが、どうがああぁ!!」 「だからー、あげる理由を」 「にんげんさんがゆっくりをきらいなのはわかってるよっ!! でも、でぼおおぉぉ!!ごはんさんっ!!たったひとつでしょおおぉ!!? にんげんさんはつよいし、かしこいから、そんなごはんさんはいくらでもてにはいるでしょおおぉぉ!! たったひとつぐらいわけてくれてもいいじゃないのおおぉぉぉ!!!?」 「うん、もちろんいくらでも手に入るよ。十個でも百個でも、簡単さ」 「だったらあああぁぁぁ!!わけてよおおぉぉ!! おちびちゃんをたすけてよおおぉぉ!! かけがえのないいのちなんだよっ!!?いくらでもてにはいるあまあまをいっこわけてくれるだけでたすかるんだよっ!!?」 「そう言うけどなあ、分けてあげてもこっちはなんにも得しないしなあ」 「しにそうなんだよっ!!?なんともおもわないのっ!!? じぶんだけがよければそれでへいきなのおおぉぉ!!?」 「君は違うのかい?」 「ゆ゛っ!!ちがうよっ!!しにそうなゆっくりをみすてたりしないよっ!! にんげんさんとちがって、ゆっくりはみんなでたすけあっていきてるんだよおぉ!!」 「おお、なんと立派なゆっくりなんだ!これはあまあまを分けて助けなければならないな!」 「ゆっ!!?」 お兄さんは叫び、チョコレートを足元に放った。 食べかけのチョコレートはそう大きくはない。 しかし、おちびちゃんが助かるには充分な量だ。感涙し、れいむは礼を言う。 「ゆううぅ!!おにいさんありがとうううぅ!!」 「いやいや、とっても可哀想な生き物には施してあげなくっちゃな。生き物は助け合いだもんな。 れいむには教えられたよ」 「とっても可哀想な」「施してあげなくちゃ」という言い様はさらにれいむのプライドをえぐったが、 それでもおちびちゃんの命には代えられない、れいむは大急ぎでチョコレートに跳ね寄っていき、拾い上げた。 「それじゃあ、そのチョコレートさんでおちびちゃんをゆっくりさせてあげてくれ。 それだけあれば、大切に食べれば三日はもつだろう。すぐに食べきったらゆっくりできないぞー」 「ゆゆうううぅぅ!!あじがどう!!おにいざんあじがどうううぅ!!」 地面に頭を打ち付けんばかりにぺこぺこと頭を下げ続けるれいむを尻目に、 お兄さんは手を振りながら立ち去っていった。 「あみゃあみゃ!!あみゃあみゃ!!はやきゅちょうだいいぃ!!」 「ゆゆっ、おちびちゃん、ちょっとまってね!!すぐにおうちにかえってごはんさんにしようね!!」 こんなに人目につく通りであまあまをあさっていると、どんなゲスに目をつけられるかわからない。 ぴこぴこともみあげをばたつかせて喜ぶ頭上のおちびちゃんに頬をゆるめながら、 れいむはチョコレートを抱えて路地裏の奥のダンボール箱に引っ込んでいった。 おうちの中に入り、れいむはチョコレートを小さく折っておちびちゃんの前に置く。 貴重なあまあまだ、次に食糧が手に入るのはいつになるかわからない。 だからなるべく大事に、少しずつ食べて長持ちさせるつもりだった。 「さ、おちびちゃん、ゆっくりむーしゃむーしゃしてね!!」 「ゆううぅぅ…………ゆっくちむーちゃむーちゃしゅるよっ!!」 おちびちゃんがあまあまにむしゃぶりつこうとしたその時、家の外から弱弱しい声が聞こえた。 「ゆ゛………あば…あば…………」 「ちょうだぃ…………あばあ…………ちょうだいいぃ………」 「おばしゃ………きょきょ、なにょ………?」 「………あばあば、わけちぇ…………おにぇがいぃ………」 おうちから顔を出し、外を見ると、れいむの視界に声の主が飛び込んできた。 それは十人近くのおちびちゃんだった。 れいむ種、まりさ種、ありす種の三種類、総勢八人のおちびちゃんが、このおうちを目指して這いずってきている。 どれもれいむのおちびちゃん以上に痩せ衰え、その上身体に一つずつ傷をつけられて餡子を漏らしていた。 「ゆ………ゆ………ゆゆううぅぅ!!?」 「あばあば………ちょうだい………」 「……おばちゃ、あばあば、もっちぇるんでじょ………?」 「しん、じゃう…………あばあば、にゃいと………じんじゃううぅ」 「じにだくにゃい………おばちゃ…………おにぇが、あばあば………」 どの子の怪我も無視できる度合いではなく、痩せ衰えているのも相まって、すぐにも死にそうだった。 助けるには、あまあまがなければならないだろう。 そして、このおちびちゃん達は………自分が家にあまあまを持っているのを知っている!? お兄さんにもらったあまあまは、決してたいした量ではない。 おちびちゃんだけに食べさせて、必死に切りつめて三日持つかどうかだ。 その程度のものを、あのおちびちゃん達に分けたりしたらどうなるか? ただのカスになって、一瞬で消え去っておしまいだ。 れいむは、反射的に叫んでいた。 「ゆ………ないよっ!!あまあまなんかれいむもってないよおぉぉ!!」 「ゆぅぅ………?にゃんでぇぇ………」 「きょきょにありゅって………きいちゃよ…………おにぇがぃ、わけちぇよおぉぉ………」 それでも引き下がらず、おちびちゃん達はずりずりとおうちに迫ってくる。 背後におうちを隠し、れいむはその前に立ちふさがった。 「ないよっ!!あまあまもってないよっ!!ほかへいってねえぇ!!」 「むーちゃむーちゃ………あみゃあみゃちあわちぇえええええ~~~~~~!!!!」 その時、背後から大声が響き渡った。 おうちの中のれいむのおちびちゃんが、チョコレートに舌鼓を打って叫んだ歓喜の声だった。 「…………!!」 「ゆゆうぅ…!やっぱり!!やっぱりあばあばあるんだよおぉぉ………!!」 「わけちぇ………!!あばあばわけちぇえ………!!まりちゃたち、ちんじゃうよおぉぉ………!!」 「ありしゅたちをたしゅけちぇぇ………しにちゃくにゃいよおぉぉ……!!」 あまあまの存在を確信したおちびちゃん達が、いよいよ切実な声をあげる。 れいむはぶるぶると震えていたが、意を決して威嚇行動にでた。 「ぷくううううぅぅっ!!!」 「「「「ゆ゛…………ゆ゛びゃあああああっ!!!?」」」」 息を吸い込み、全身を膨らませて大きく見せる『ぷくー』は、ゆっくりの間では非常に強い敵意の表現である。 ことに大人相手にぷくーをされた子ゆっくりの恐怖たるや。 おちびちゃん達は泣き叫び、しーしーを漏らした。 「「「「ぎょわいいいぃぃぃ…………!!!」」」」 「あまあまなんかないんだよっ!!ききわけのないこたちはあっちへいってねぇぇっ!!」 「ちあわちぇえええええ!!うみぇっ!!めっちゃうみぇっ!!あみゃあみゃまっじぱにぇええぇぇ!!」 「たべちぇるよっ………!!あみゃあみゃたべちぇるよおぉ………!!」 「にゃんでえぇ………?にゃんでおばちゃん、うしょちゅくにょおおぉ……?」 「おにぇがい………たしゅけちぇえぇ………れいみゅたち、ちにちゃくにゃいよおぉぉ………!!」 「…………!! う………うるさいよっ!!だまってねぇぇ!! このあまあまはれいむたちのものなんだよっ!!れいむがもらったものなんだよ!! あのこわいこわいにんげんさんにあたまをさげて、ひっしでおねがいして、ようやくもらったあまあまなんだよっ!! なんにもしてないくせに、あとからきてねだらないでねっ!!ほしかったらじぶんでとってね!!」 「ひぢょいよおおぉ………!」 「しんじゃうよおぉぉ………ほんちょに………ほんちょに、ちんじゃうよおぉぉ………」 「たしゅけちぇ………たしゅけちぇ………おにぇがい………たしゅけちぇよおおぉぉ………!」 「う………うるさい!!うるさいうるさいうるさいうるさあああああいいい!!!」 れいむは叫び、おちびちゃん達を跳ね飛ばした。 「「ゆぎぇべっ!!?」」 潰さないよう手加減はしていたが、それでも傷を負って衰弱した子ゆっくりには致命的なダメージだったらしい。 二匹のおちびちゃんが跳ね飛ばされたまま地面に横たわり、びくんびくんと震えたまま起き上がる様子がなかった。 「ゆ゛……おにぇがい……おにぇ、が………」 「おば、ちゃ……ちにちゃくなぃ……ちにちゃく、にゃいよおぉぉ」 「ゆああああああ!!!」 恐怖にかられながら、れいむは迫り寄ってくるおちびちゃん達を必死に跳ね飛ばした。 どれも即死というほどではなかったが、倒れたまま動かなくなった。時間の問題だろう。 「ゆひぃ……ゆひぃ………!! わるくないよっ………れいむはわるくないよ!!おちびちゃんのためなんだよおぉ!!」 れいむは叫び、可愛い自分のおちびちゃんの待つダンボールのおうちの中に駆け戻っていった。 「ゆぴぃ………ゆぴぃ…………」 今日の分のあまあまを食べ終え、すーやすーやと眠るおちびちゃんの涎をもみあげでぬぐってやる。 れいむは憔悴していたが、我が子の寝顔を見ることでなんとかゆっくりできていた。 この子のためなら、どんなことでも耐えられる気がした。 「もしもーし、よろしいですかー?」 その時、おうちの壁を叩く音がした。 びくりとして振り返ると、あまあまをくれたあのお兄さんがおうちを覗きこんでいた。 ―――――――― 「ゆっ………?な、なに、おにいさん………? おちびちゃんならゆっくりできてるよ……?」 的外れなことをほざいているれいむを腕でどかし、汚いダンボール箱の中を探る。 「いや、もし残ってたら返してもらおうと思ってさ。……おお、あったあった、よく食べ尽くさなかったなあ」 箱の角に溜め込んでいるゴミの山の奥に、食べかけのチョコレートが隠してあった。 それをさっさと奪い取ってしまう。 「ゆ………ゆあああああぁぁぁ!!? どぼじで!?どぼじでどっぢゃうのおおおぉぉぉ!?」 「いや、君達はやっぱ助けなくてもいいかなーってね」 「どぼじでええぇぇえ!!?どぼじでぞんなごどいうのおぉぉぉ!!?」 「へーえ。じゃあ、あの子たちはどぼじで助けなかったのかな?」 「ゆ゛っ……いだいいぃぃ!!?」 リボンごと髪を掴み、叫び散らすれいむを外に引きずり出す。。 「ゆ゛っ…………?!」 自ら跳ね飛ばした子ゆっくり共の前にれいむを引き据え、自分のしたことを見せ付けてやる。。 十数分の時間が経っていたが、跳ね飛ばされた姿勢のままで子ゆっくり共は動かず、黒ずんでいた。 全員が死んでいた。 「ゆ゛………!ゆ゛……!!」 「この子たちはどうして助けなかったのかって聞いてるのさ。さあ、教えてくれよ」 「………!!」 「死にそうなゆっくりは見捨てないんじゃなかったっけ? 人間と違って、ゆっくりはみんなで助け合うんじゃなかったっけ?」 「……………だ…………だって………だってだってだってえええぇぇぇ!!! しょうがないでしょおおおぉぉぉ!!!?」 「何が?」 「あのあまあまをみんなでわけたら、すぐになくなっちゃうでしょおおぉぉ!!!」 「だから?」 「だ……だからっ………れいむのおちびちゃんがしんじゃうでしょおおぉ!! しょうがなかったんだよおおぉぉ!!みんなをたすけるなんてできるわけないでしょおおぉぉ!!!?」 「助けなかっただけじゃなく、殺したよな、わざわざ?」 「ゆ゛ぐっ………うるざいうるざいうるざいいぃぃ!!しょうがなかったんだあああぁぁ!!」 「みんなで分けるだけの量はあったはずだぞ。一回分だけどな」 「ぞれじゃずぐおわりでじょおおお!!?りがいでぎるううううぅ!!?」 「いいや、まだまだ持ってきてあげたさ」 「ゆ゛っ………!?」 そこで鞄を開き、中身をれいむに見せてやった。 その中には十数枚の板チョコがある。今しがたコンビニで買ってきたものだ。 「助け合いの精神を持った立派なゆっくりに、追加で持ってきてあげようと思ってね」 「ゆ゛…………?………………!?」 「君なら助けてくれるはずだと思って、道で出会った可哀相なおちびちゃんにここを教えてあげたのも僕さ。 あの時はもうあまあまを持ってなかったけど、そういえばあのれいむにあまあまを渡しておいたっけ、 あのれいむの所へ行かせれば優しいれいむがあまあまを分けて助けてくれるはずだ、そう思ってね!」 「…………あ゛………あ゛………………」 「とりあえずれいむが当面の面倒は見てくれるだろうから、その間に僕は家に戻って追加のあまあまを持ってきてくればいいや。 そう思ったんだけど………なあ、れいむ。説明してくれないかな?」 「………あ゛………あ゛…………あ゛あ゛……………あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 今頃になって絶叫するれいむ。楽しい。 ちなみにあの子ゆっくり共は、そのへんにごろごろいる餓死手前の子ゆっくりをさらって集めてきたものだ。 より切羽詰った状況を演出するために軽く傷もつけてやった。 「どうして助けなかったんだい、と聞いてるんだけど?」 「…………あ゛………あ゛………だっで…………だっでぇぇ…………!!」 「要するに、れいむも自分さえよければどうでもよかったんだな。 他人がいくら死にそうになっていても、自分達さえ助かれば平気なんだ? うまいこと言って人間からあまあまをかすめ取っておいて、他人は踏みつけにするんだー。世渡り上手だねぇ~、ドロボウさん!」 「………!!……でぼ………でぼおおぉぉ!!」 「でもも何もないよ。 人間たちもそうなのさ。自分さえよければいいんだ。まして同じ人間ならともかく、ゆっくりなんて助ける理由はないのさ。 りかい、で・き・りゅ?」 そう言いながらひらひらと板チョコを振り、新しいやつを一枚開封してばりばりと目の前で食ってやる。 「あーあ、れいむが他人を助けるゆっくりだったら今頃チョコを山盛りあげてたのになー。 あまあま沢山のパーティをみんなで開いて、さぞゆっくりできたろうなあ~」 「ゆ゛っ…………ぎぃっ……………」 れいむはぎりぎりと歯噛みしながらただ涙を流していた。 「あーあー、ガッカリだ。れいむにはガッカリだ。もうゆっくりなんか助けるのやーめたっと。 そういうわけだよ、君達。ゆっくりにはガッカリしたんで、あまあまの話もなしだから!」 「ゆ゛っ?」 道端に寄せて置いてあったポリ袋を開き、中のゆっくり達を取り出す。 まりさ種が二匹、れいむ種とありす種が一匹ずつの合計四匹、二組の番だ。道端でさらってきた。 騒がないように口にはセロテープを貼って塞いであったが、 その目は、ぎらぎらと光ってれいむを焦がさんばかりに射すくめている。 「いやあ、他人を助ける優しいれいむがいるからと、ここを教えてあげたんだよね。 僕はそのれいむに、これからあまあまを定期的にあげるつもりだから、君達も生活が苦しいなら分けてもらうといいよってね。 いやあそれがまさか、こんなことになるとはねー」 「……………そ、んな…………そんなこと…………」 「だって助けると思うじゃないか、あんなに言ってたんだから。 あ、それから、さっき君が殺したおちびちゃん達ね、こいつらのおちびちゃんだから。 大人のゆっくりは運ぶの大変だけどおちびちゃんならすぐだから、一足先に運んできてあげてたんだよね。 いやあそれがまさかねぇ~」 「…………………!!!」 「じゃ、お兄さんは興醒めしちゃったからもう帰るよ。あとはみんなで話し合ってくれ」 ゆっくり共の口に貼ったセロテープを剥がし、俺はその場を離れた。 全く、綺麗事を並べたてるゆっくりの仮面を引き剥がしてやるのは何度やっても面白い。 子供や愛護派の中には、ゆっくり如きの口車に乗せられて同情を惹かれるやつも多いが、 結局のところ、やつらは人間の会話から自分に都合のいい理屈だけを抜き出して利用しているだけなのだ。 自分の頭で考えた理屈ですらない、浅いものだ。 そんなやつらだからこそ面白い。 稚拙な正義感、身勝手な倫理観を暴いてやる痛快さ。 不毛で幼稚な遊びではあるが、まだまだゆっくり虐めから卒業できそうにはない。 あのれいむがどうなっているか、明日見に行くのが楽しみだ。 ―――――――― 「ゆ゛ぁ…………ぁ……………」 れいむは追い詰められていた。 あの四匹が、涙を流し、食いしばった歯の間から餡子交じりの涎さえ垂らして、地獄の鬼もかくやの形相で迫っていた。 「あ…………あ………ゆるじ、で…………」 「っっっっっはああああああああああぁぁぁぁぁあ!!!?」 「なにをゆるずんだああああああああああ!!!いっでみろおおおおぉぉぉぉ!!!」 「ゆひぃ(プシィッ)!!!」 れいむとまりさの番が怒号を発し、恐ろしさにれいむはしーしーを漏らす。 「よぐもっ!!よぐもおぢびぢゃんをごろじだなあああああ!!!」 「まりざのおぢびをっ!!よぐも!!よぐもよぐもよぐもおおおおおお!!!」 「ひぃっ………だ、っで………おぢ、おぢびぢゃんっ、が…………じに、ぞうで……」 「ありずだぢのおぢびぢゃんもじにぞうだっだのよおおぉぉお!!?」 「なんでだずげながっだあああああ!!!?なんでえええええええええええ!!!」 「あ゛………あ゛…………ず、ずぐなぐで……あばあば……おぢびぢゃんの、ぶん、じが…………」 「あれだげあっだらおぢびぢゃんみんなでわげられだでじょおおおおおお!!!? おにいざんももっどもっでぐるっでいっでだでじょおおおおおお!!!?」 「ぞ、れは…………ゆ゛ぁ………あ゛……………ごべな、ざ…………」 「おぢびはどごっ!!?」 「ゆ゛びぃ!!?」 ありすが詰め寄ってきた。 れいむは青ざめた。なぜ、なぜそれを聞くのだ。おちびちゃんの場所を聞いて、どうしようというのだ。 れいむの、たった一人残された可愛い可愛いおちびちゃんに、何をする気なのだ。 「ごべんなざいいいいいいぃぃぃ!!」 れいむは地面に、文字通り頭を打ち付けた。 「ごべんなざいっ!!れいむがげずでじだ!!おぢびぢゃんをごろじでごべんなざいいいぃ!!」 「あやまられたっておぢびちゃんはもどってこないんだよっ!!」 「いいからおちびのばしょをいってね!!」 「ごべんなざい!!ゆるじでぐだざい!!れいむの!!だっだびどりの!!がわいいがわいいおぢびぢゃんなんでずううう!!」 「ありすのおちびちゃんをころしておいてよくもそんなことがいえるわねえええ!!? よくも!!よくも!!よくもそんなことがああああぁぁ!!!」 「ごべんなざい!!ごべんなざい!!ずびばぜんでじだ!!ごべんなざい!!」 「おちびのばしょをいえっていってるんだぜえええ!!まりさのめをみるんだぜええええぇ!!」 「おぢびぢゃんだげは!!おぢびぢゃんだげは!!でいぶはどうなっでもいいでず!!おぢびぢゃんだげは!!」 「れいむ!!あのおうちをしらべるんだぜ!!」 「ゆっくりりかいしたよ!!」 「ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛や゛べでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 阻止しようとするれいむを、まりさ達が抑えつける。 「おぢびぢゃんにげでえええええええええええ!!!!」 「ゆぴぃ…………ゆぴぃ………ゆぅ………あみゃあみゃ………」 ダンボール箱の中に潜り込んだまりさの番のれいむがすぐに叫んだ。 「ゆゆっ!!くそちびがいたよっ!!」 「こっちにつれてくるんだぜ!!」 「ゆっ?ゆっ………いぢゃいいいぃぃ!!きゃわいいれいみゅのかみのけしゃんひっぱらにゃいでえぇぇ!!」 眠りからたたき起こされた子れいむが髪を噛まれて引きずり出され、れいむの前に投げ出された。 「ゆびっ!!………いぢゃいよおおぉぉ!!」 「おぢびぢゃあああああああんんん!!!」 「ゆっ!?おきゃーしゃああん!!きょわいよおおぉぉ!!」 母親の元に駆け寄ろうとしたおちびちゃんを、まりさが遮る。 「ゆっ?ゆゆっ?おばちゃん…?きゃわいいれいみゅをとおしちぇね?」 「ゆふ、ゆふふ、ゆふふふ………………」 暗い光を目に宿したまりさ達が、小さなおちびちゃんを取り囲んだ。 「これがこいつのおちびなのぜぇ…………?ゆふふふ…………」 「ゆふ………ゆふふ………このいなかもののために、ありすのおちびちゃんがころされたのねえぇ………」 「ゆふふ、ゆふふふふ………… れいむのおちびちゃんがえいえんにゆっくりしたのに、なんでおちびちゃんはいきてるのかなぁ………? とっても、わるいこだねえぇ…………ゆふ…………ゆふっふっふ、ゆふふふ…………」 「ゆ?ゆ?にゃんだきゃゆっくちできにゃいよ………?おきゃーしゃん?」 「おでがいいいいいいい!!おぢびぢゃんにげでええええええええええ!!!」 れいむの絶叫は、木の枝を片目に突き刺されたおちびちゃんのさらに甲高い絶叫に掻き消された。 「あ゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!いぢゃああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 「おぢびぢゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 れいむとまりさの番に両側から木の枝を突き刺され、おちびちゃんはつるし上げられていた。 木の枝は共に目玉に刺さっており、顔を下にした状態でおちびちゃんは叫び狂い、うんうんを漏らして身悶える。 「だじゅげでだじゅげでだじゅげでだじゅげぢぇぇぇぇぇぇ!!!!」 「やべでぐだざいいいいいいいおぢびぢゃだげはあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 「うるさいんだぜっ!!」 「ゆぎゅ!!」 もう一人のまりさに頭を捕まれ、地面に顔を叩きつけられる。 その前には黒ずんだまりさ種のおちびちゃんがいた。 「さっきからやかましいのぜぇぇぇ!! おちびちゃんだけは、おちびちゃんだけは、おちびちゃんだけは、おちびちゃんだけは!!! じぶんがなにをやったのかおもいだすんだぜえええええ!!!」 「ありすのおちびちゃんをいきかえらせなさいっ!!そうしたらあのこもゆるしてあげるわ!!」 「ゆ゛…………ぐ……………!!! ごべんなざい!!ごべんなざい!!ごべんなざい!!ごべんなざい!!」 「ちっ…………またおなじことをくりかえしはじめたのぜ」 「なら、ぴこぴこさんをちぎってあげましょう」 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛やべで!!やべでえええええ!!おぢびぢゃんがあああああぁぁ!!」 「ほらほら、やめてほしけりゃもっとおもしろいいのちごいをするのぜぇぇ~~♪」 ぶちぶちぶち………… 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!れいびゅのぎゃわいいびこびこじゃんがああぁぁぁぁあ!!!」 「おぢびぢゃあああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」 「いぢゃいいいいぃぃぃいいいぢいいいいいいーーーーーーっ!! じにだぐにゃい!!じにだぐにゃい!!じにだぐにゃい!!じにだぐにゃい!! だじゅげで!!おぎゃあじゃ!!だじゅげじぇええええーーーーーーーーーーーーっ」 れいむは命乞いをした。 餡子が漏れるまで地面に頭を打ちつけ、命じられるままにうんうんを漏らしながらダンスをし、自らの体を枝でぐさぐさと刺した。 しかし、まりさ達のおちびちゃんに対する制裁は止まらなかった。 両目を抉られ全身を突き刺され、お飾りを奪われ髪を引きちぎられ、歯を砕かれ口はずたずたに裂け、 もはや元が何だったのかすらわからないボロ雑巾のようになったおちびちゃんが、れいむの前に投げ出される。 「…………ゅ゛………………ぃ゛…………」 それでもおちびちゃんはまだ生きていた。 か細い、文字通りの虫の息で、それでもびくりびくりと震えながら、命の灯をかすかに灯していた。 「ゆっふぅ~~♪これでかんべんしてあげてもいいのぜぇ!」 まりさの言葉にわずかに頬を緩め、れいむは震えるわが子に舌を伸ばす。 「ゆっとおぉぉ~~~~あんよがすべったのぜええええぇぇ!!!」 助走をつけたまりさが、横からひき潰すようにおちびちゃんの上にのしかかった。 「っぎゅべぇっ」 まりさが体をどかすと、ぬちゃぁとねばついた餡子がその底部にへばりつき、わずかに糸をひいてすぐに切れた。 後に残っているのは、砕けた玉のような中枢餡が混じった、ぐちゃぐちゃに引き伸ばされた餡子のシミだけだった。 「…………あ゛…………あ゛……………あ゛…………………あ゛……………」 「ゆふぅ…………かわいいかわいいおちびちゃん、しんじゃったのぜぇ~~?」 「まったくばかなれいむね………ありすたちのおちびちゃんをたすけてれば、こんなことにならなかったのにねぇぇ?」 「……ゆ゛………あ゛……………あ゛……………う゛……………ぅ………」 「ふん、まだまだおわりじゃないのぜ。まりさたちのきはすんでないのぜ!!」 ―――――――― ヒュウ、と思わず口笛を吹く。 ゆっくりでもここまでやれるものだとは。 翌日になってあの路地裏に戻ってくると、あのれいむの残骸があった。 体の四隅に割り箸を突き刺されてゴミ袋に縫い付けられ、体に穴を開けられている。 穴といってもひどく大きいもので、まるで解剖をするように大きく裂けられた穴は内部を剥き出しにしており、 その内部も餡子をほとんど掻き出され、代わりに路地裏の埃や小石やゴミの類を詰め込まれていた。 自分の子供の死骸、そして抉り出された自分の両目も突っ込まれている。 生きたまま詰め込まれたのか、死んでから詰め込まれたのか。 裂け目に分かたれた、上部の顔面に刻み付けられた苦悶の表情から、おそらく前者だろうと思う。 見回すと、れいむが住んでいたダンボールの中に蠢くものがあった。 まりさとありすの番らしい。 覗き込むと、ぐったりと弛緩していた身を起こし、弱弱しい声をあげてきた。 「ゆ………おにいさん…………」 「あまあま………わけてちょうだい………… ゆっくりできないゆっくりはせいっさいしたわ……だから………」 昨日れいむへの嫌がらせに使ったあの四匹のうちの一組らしかった。 れいむにコレをやった張本人か。 ここまでやっておいて、自分達はゆっくりできるゆっくりだとでも言うつもりらしい。 俺はほくそ笑み、板チョコを取り出して言った。 「おやおや。なんで君たちにあまあまをあげなきゃならないんだい?」 そこでカンダタは大きな声を出して、「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸は己のものだぞ。 お前たちは一体誰に尋いて、のぼって来た。下りろ。下りろ。」と喚きました。 その途端でございます。今まで何ともなかった蜘蛛の糸が、 急にカンダタのぶら下っている所から、ぷつりと音を立てて断れました。 ですからカンダタもたまりません。あっと云う間もなく風を切って、独楽のようにくるくるまわりながら、 見る見る中に暗の底へ、まっさかさまに落ちてしまいました。 後にはただ極楽の蜘蛛の糸が、きらきらと細く光りながら、月も星もない空の中途に、短く垂れているばかりでございます。 ――芥川龍之介『蜘蛛の糸』 〔終〕
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町ゆっくりの食料事情 6KB ・秋コンペの没ネタ お題を推測して2~3本小ネタ書いてたけど、全部はずしちゃった。 また一から練り直しだー。 ・小ネタ・単品という普段やらない形式で行きそうだったので、 普段使いどころの無さそうなネタをひねりだしてみました。 『町ゆっくりの食料事情』 D.O 脆弱かつ本能に忠実なゆっくりに対して、世界は常に厳しい。 中でも、人間にとってのみ都合よく整備された『町』は、 四季を通じてゆっくりを絶望的な環境に追い込み続ける。 町では、ゆっくりを追い詰める存在には枚挙いとまがない。 あんよを痛める舗装道路、全ての饅頭を蹂躙する巨大なすぃー、そして人間さん。 だが、特に絶望的なのが、食料事情であった。 冬どころか、四季を通じて自然の恵みはほとんど存在せず、 わずかな草地や、生ゴミの多く出るゴミ集積所を求めて熾烈な縄張り争いが行われる。 町で生まれた野良ゆっくり達には安息の日は訪れないのだろうかと思われた。 だが最近、町ゆっくりの食料事情が多少改善される変化があらわれはじめた。 「「「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー。」」」 まりさ一家は、今日もごはんを無事手に入れることができた。 「おきゃーしゃん、しゅうまがさんはぱりぱりしちぇ、とっちぇもゆっくちしちぇるにぇ。」 「ゆぅ、でもしんぶんさんのほうがおみずによわいから、さきにむーしゃむーしゃしようね。」 「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!」」 ・・・・・・町のゆっくり達が今食べているのは、古新聞や古雑誌。 全ては、食料争奪戦についていけなくなり空腹に苦しむ一匹のぱちゅりーが、 最近町内でオープンしたとある店の前で、甘党お兄さんに偶然出会ったことがきっかけであった。 「むきゅ・・・お・・・おにーさん、なにたべてるのぉぉお!?」 ・・・・・・。 「何って、クレープだよ。」 「か、かみさんはごはんじゃないわ、むきゅ?」 「(紙って・・・)うまいぞ。ちょっと食ってみるか?」 ぴり。ぽいっ。 「む、むきゅ・・・むーしゃ、むーしゃ。・・・・・・し、し、し、しあわせー!」 それから2週間後、紙を食べるゆっくりは町中のいたるところで見ることができる様になっていた。 一体どれだけのゆっくりが、クレープと紙を勘違いしているかはわからない。 ゆっくりがいくら思い込みに感覚を左右される饅頭とはいえ、おそらくは最初のぱちゅりーくらいであろう。 しかし、勘違いはともかくとしても、紙自体はとてもゆっくりした食料だった。 野生時代は草ばかり食べていたゆっくりの、本能を刺激する味と食感。 薄っぺらくて、水でぬらすと柔らかくなり、非常に食べやすいこと。 生ゴミと違って保存も利くこと。 さらに、多少散らかしても人間さんも大目に見るし、紙製のゴミなどそこらじゅうに転がっていた点も魅力であった。 以前は防寒用だった新聞紙さんや段ボールさんも、今では非常食として重宝している。 公園では野良ゆっくり達が集まってワイワイと何かやっている。 中央にいる数匹は、何やら目隠ししながら紙ゴミを食べているようだ。 「わかるよー。かめばかむほどこくがでるなかに、さわやかなかおりがひろがるよー。 これはしっぷさんのあきばこだよー。」 「ゆぉぉぉぉおおお!!せいかいだよっ!」 「すごいよ、またせいかいしたよ。」 「さすがは『ぼーるがみのちぇん』だみょん。」 「むきゅぅ、つぎはこっちよ。むーしゃ、むーしゃ。 むきゅっ!このかるいしょっかんとにがしょっぱいあじ、それにいかさんのにおい・・・これは、てぃっしゅさんね!」 「ゆぉぉぉぉおおおお!!!またせいかいしたよ!!」 「さすがは『かみそむりえのぱちぇ』だみょん。しょうぶがつかないみょんね。」 ・・・ゆっくり達がやっているのは『利き酒』ならぬ『利き紙』。 どちらの味覚がより優れているか勝負しているようだ。 野良ゆっくり達は、大量の新しい食料を手に入れることで、 食事を、生命をただ明日へつなぐためのモノから、一つの娯楽へと高めることに成功したのだ。 とある他の公園では、ご近所の人間さん主催による新聞紙大食いバトルが行われている。 「はふっ、はふっ、めっちゃうめ!まじぱねぇっ!」 「おきゃーしゃん、がんばっちぇ~!」×5 「ゆうしょうはれいむだみょん!あっとうてきだみょん!しょうひんは、でんわちょうさんだみょん!」 「ゆふぅーん。おちびちゃんたち、きょうはおなかいっぱいむーしゃむーしゃしようね!」 「ゆっくちー!ゆっくち!!」×5 「・・・・・・面白えなあ、ゆっくり。」 一方別の広場では、特に味の良い紙と生ゴミ等を交換する、美味紙オークションが行われている。 「つぎはこの、ぎゅうにゅうぱっくさん3たばなのぜ!」 「ゆゆっ!ありすはきのうひろった、とかいはなおべんとうさんをだすわ!」 「それじゃあちぇんは、ふかふかのたおるさんだよー!」 「まりさはたおるさんとこうかんするのぜ!!」 「わかるよー!」 「ゆぁーん、みゃみゃー。ありしゅ、ぎゅうにゅうぱっくしゃんがたべちゃいわ。」 「ごめんねぇ、おちびちゃん。いなかもののおべんとうさんでがまんしてね。」 今はゆっくり飽食の時代。 はたしてこの、ゆっくりした生活はいつまで続くのであろうか。 食料の量に町ゆっくりの数が追いついたとき?それとも・・・・・・ 「・・・・・・ねぇ、ゆっくり。お前紙とか食ってるけど、うまいの?」 「む、むきゅん!かみさんはとってもあまあまなのよ!おにーさんもたべてるでしょ!?」 「んなわけねーだろ。何と勘違いしてんのやら。むーしゃ、むーしゃ。」 そう言ったお姉さんの手にはクレープ・・・ 「いや、餃子の皮とか紙に似てるけどさぁ。あとコレとか。」 「む・・・むきゅぅ?・・・おにいさんが、かみ・・・?むきゅ・・えれえれ・・・・・・」 最近、何描いても誰かとかぶっているような気がしてなりません。 このくらいのネタだと、誰かが書いててもおかしくない気がするんですけどねー。 餡小話掲載作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 376 飼いゆっくりれいむ プラス本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけのおまけのおまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 翌年 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(おまけ) D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 再生紙は最大手紙器業者すら赤字になるくらいコスト莫大なので、なんでも食うゆっくり は業界の救世主だよ・・・。 -- 2017-10-24 13 44 38 再生紙が作れなくなって紙資源が枯渇するぞ。 そんなこともわからないのか…ばかなのしすの? -- 2014-05-03 12 50 37 思い込みの力ってすごいね -- 2012-12-29 12 10 46 紙食べてさせて>うんうん・しーしー集めて> バイオ燃料の材料と絞りかすは肥料にして木材用の樹木の栄養 木材>紙>ウンシー>燃料・肥料 これ・・・すごくね? -- 2012-08-12 12 29 51 栄養にならんだろあっ!そうかゆっくりの何でも餡子に変換する能力のおかげか -- 2012-07-11 14 51 38 いかさんのにおいwww -- 2012-04-21 17 21 46 あんまり紙食べ過ぎると、再生紙とか作れなくなるんじゃ、とか思ったりする -- 2010-10-10 04 08 24 面白いです。そのうち誰かが入れ知恵して空き缶なんかも食べちゃうんじゃ・・・。 紙を食べ物と思いこんでるゆっくりから良いやつだけ抜き出し古紙ポストっなーんてね -- 2010-08-13 21 26 46
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ふたばゆっくりいじめSS一覧 1101~1200 anko1222ふたば系ゆっくりいじめ 1101 老夫婦とまりさ1 anko1223ふたば系ゆっくりいじめ 1102 ゆっくりサスペンス劇場 anko1224ふたば系ゆっくりいじめ 1103 あるちるのの一生 ずっと続いていく物語 絵×2 anko1225ふたば系ゆっくりいじめ 1104 森から群れが消えた日(前編) 絵 anko1226ふたば系ゆっくりいじめ 1105 森から群れが消えた日(後編) 絵 anko1227ふたば系ゆっくりいじめ 1106 ふらまりんぐないと anko1228ふたば系ゆっくりいじめ 1107 老夫婦とまりさ2 anko1229ふたば系ゆっくりいじめ 1108 きめぇ丸?いいえしゃめい丸です anko1230ふたば系ゆっくりいじめ 1109 ノリノリまりさ anko1231ふたば系ゆっくりいじめ 1110 いほうありす anko1232ふたば系ゆっくりいじめ 1111 ゆ虐ツアー お宅訪問編 anko1233ふたば系ゆっくりいじめ 1112 スポーツでゆっくりを虐待!!in魔界 anko1234ふたば系ゆっくりいじめ 1113 少女とまりさ後編 01_02 anko1235ふたば系ゆっくりいじめ 1114 老夫婦とまりさ3 anko1236ふたば系ゆっくりいじめ 1115 ある中華料理人の3倍返し anko1237ふたば系ゆっくりいじめ 1116 雪原のまりさ 絵 anko1238ふたば系ゆっくりいじめ 1117 ゆっくり漂流記 漂う命 anko1239ふたば系ゆっくりいじめ 1118 ゆっくりのおもちゃ anko1240ふたば系ゆっくりいじめ 1119 本当ですよ anko1241ふたば系ゆっくりいじめ 1120 ゆっくり教材Vol.1『野良に憧れるれいむ』 絵×3 anko1242ふたば系ゆっくりいじめ 1121 職業見学 加工所のふらんちゃん 後編 anko1243ふたば系ゆっくりいじめ 1122 ゆヤンワーク anko1244ふたば系ゆっくりいじめ 1123 いまじん anko1245ふたば系ゆっくりいじめ 1124 おひさまさんをつかんでしまった 絵 anko1246ふたば系ゆっくりいじめ 1125 特集『ゆっくりに脅かされる農家』 anko1247ふたば系ゆっくりいじめ 1126 老夫婦とまりさ4 anko1248ふたば系ゆっくりいじめ 1127 天井に近い所 絵 anko1249ふたば系ゆっくりいじめ 1128 おそらをとんでるみたい! anko1250ふたば系ゆっくりいじめ 1129 まりさの思い出 絵 anko1251ふたば系ゆっくりいじめ 1130 世界一頭のいいれいむと、それを生んだれいむの話 anko1252ふたば系ゆっくりいじめ 1131 あまあまプレイス anko1253ふたば系ゆっくりいじめ 1132 ゆっくりと毛皮のフード anko1254ふたば系ゆっくりいじめ 1133 タラ○「ゆっくりはいきてるかちがないでーす」 anko1255ふたば系ゆっくりいじめ 1134 いつもの風景 anko1256ふたば系ゆっくりいじめ 1135 ユグソウ 前半 anko1257ふたば系ゆっくりいじめ 1136 ゆっくり教材Vol.2『大人になれないまりさ』 anko1258ふたば系ゆっくりいじめ 1137 農家の悩み anko1259ふたば系ゆっくりいじめ 1138 ゆっくり漂流記 抗う命 anko1260ふたば系ゆっくりいじめ 1139 ゆっくり実験するよ!! anko1261ふたば系ゆっくりいじめ 1140 夕暮れ 絵×2 anko1262ふたば系ゆっくりいじめ 1141 ゆっくりってなんだ? anko1263ふたば系ゆっくりいじめ 1142 スポイラー anko1264ふたば系ゆっくりいじめ 1143 電球 絵 anko1265ふたば系ゆっくりいじめ 1144 別れと出会い まりさのトラウマ編 anko1266ふたば系ゆっくりいじめ 1145 のるま 01_02 絵 anko1267ふたば系ゆっくりいじめ 1146 ゆっくりしていただけの群れ anko1268ふたば系ゆっくりいじめ 1147 虐待鬼意山の流儀 anko1269ふたば系ゆっくりいじめ 1148 愛でたいお姉さん 絵 anko1271ふたば系ゆっくりいじめ 1149 ゆっくりシャンティー anko1272ふたば系ゆっくりいじめ 1150 ゆっくり教材Vol.3『ゆっくりありすの注意点』 anko1273ふたば系ゆっくりいじめ 1151 ゆっくり漂流記 漂流の果てに anko1274ふたば系ゆっくりいじめ 1152 まりさとつむり anko1275ふたば系ゆっくりいじめ 1153 自慢のゆっくり anko1276ふたば系ゆっくりいじめ 1154 ゆっくり種 anko1277ふたば系ゆっくりいじめ 1155 ゆっくりスクール 絵 anko1278ふたば系ゆっくりいじめ 1156 ゆっくり種2 anko1279ふたば系ゆっくりいじめ 1157 学校:春 絵 anko1280ふたば系ゆっくりいじめ 1158 新製品・慢慢地醤 anko1281ふたば系ゆっくりいじめ 1159 ゆっくりの寿命 anko1282ふたば系ゆっくりいじめ 1160 まりさとおにいさん anko1283ふたば系ゆっくりいじめ 1161 ありすの婚活 絵 anko1284ふたば系ゆっくりいじめ 1162 臭いつき anko1285ふたば系ゆっくりいじめ 1163 ラブドール anko1286ふたば系ゆっくりいじめ 1164 ゆっくりをハサミで切るだけの話 anko1287ふたば系ゆっくりいじめ 1165 ゆっくりクラブ anko1288ふたば系ゆっくりいじめ 1166 罠 anko1289ふたば系ゆっくりいじめ 1167 春きたるらし anko1290ふたば系ゆっくりいじめ 1168 癒しを求めて anko1291ふたば系ゆっくりいじめ 1169 ゆっくり種3 anko1292ふたば系ゆっくりいじめ 1170 感性の違い anko1293ふたば系ゆっくりいじめ 1171 微笑みの代償 前編 anko1294ふたば系ゆっくりいじめ 1172 益虫? 害虫? 絵 anko1295ふたば系ゆっくりいじめ 1173 縁日に行こう anko1296ふたば系ゆっくりいじめ 1174 まりさとまま anko1297ふたば系ゆっくりいじめ 1175 微笑みの代償 後編 anko1298ふたば系ゆっくりいじめ 1176 ゆっくりにかけるかね anko1299ふたば系ゆっくりいじめ 1177 僕はゲスが嫌いだ anko1300ふたば系ゆっくりいじめ 1178 まりさひどい目に遭う anko1301ふたば系ゆっくりいじめ 1179 飼いゆ無双 絵×2 anko1302ふたば系ゆっくりいじめ 1180 自動販売機(ゆっくり) anko1303ふたば系ゆっくりいじめ 1181 巨餡族のお兄さん anko1304ふたば系ゆっくりいじめ 1182 れいむと・・・ anko1305ふたば系ゆっくりいじめ 1183 はじめてのぎゃくたい 絵 anko1306ふたば系ゆっくりいじめ 1184 オレンジジュースを買いに anko1307ふたば系ゆっくりいじめ 1185 ぷちぷち 絵 anko1308ふたば系ゆっくりいじめ 1186 すろーりぃな計画 anko1309ふたば系ゆっくりいじめ 1187 あなたの町のお医者さん anko1310ふたば系ゆっくりいじめ 1188 ゆっくり種4 anko1311ふたば系ゆっくりいじめ 1189 スィークリング anko1312ふたば系ゆっくりいじめ 1190 銀の翼は呪いの翼 anko1313ふたば系ゆっくりいじめ 1191 まりしゃ脱出行 絵 anko1314ふたば系ゆっくりいじめ 1192 まりさとおちびちゃん anko1315ふたば系ゆっくりいじめ 1193 老夫婦とまりさ5 anko1316ふたば系ゆっくりいじめ 1194 ゆっくり亡き改革 anko1317ふたば系ゆっくりいじめ 1195 売れるゆっくりを開発せよ!! まりさつむり量産計画Ⅰ 絵 anko1318ふたば系ゆっくりいじめ 1196 必然の死 anko1319ふたば系ゆっくりいじめ 1197 漁夫の利 anko1320ふたば系ゆっくりいじめ 1198 プレミアムゆン ~餡子~ anko1321ふたば系ゆっくりいじめ 1199 爆竹でどーん anko1322ふたば系ゆっくりいじめ 1200 雑な飼い方 いじめSS 一覧 1001~1100 いじめSS 一覧 1201~1300 トップページに戻る
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ありすの婚活 5KB 自業自得 飼いゆ 現代 ありすは可愛いと思う 『ありすの婚活』 D.O 「おにーさん!ありす、このまりさとけっこんするわ!」 「まりさはありすと、ずっとゆっくりするのぜ!」 今日は日当たりもよく、程よい気温で何とも心地いい。 そんなわけで、庭で縁側に座りボーっとしてたら、 薄汚いありすが、さらに汚らしい野良まりさを連れてやってきた。 何やら結婚報告をしているらしいが、 ありすの頭上の茎には、すでに3匹の赤ゆっくりが実っている。 ・・・できちゃった婚じゃねえか。 「で?」 「だから、まりさもかいゆっくりにしてくれなのぜ!」 「ゆっくりおねがいするわ!」 ・・・・・・。 「なんで?」 「だ、だって、ありすのだーりんなのよ?」 「ま、まりさ、とってもゆっくりしてるのぜ?ありすのだーりんなのぜ?」 「いや、だって・・・ありす。お前、俺ん家の庭に、勝手に住み着いただけだろ。」 ・・・・・・。 「そんなのきいてないのぜぇぇええ!?」 「こ、これは、いなかもののじょうだんよぉ!?おにーさん、へんなこといわないでね!?」 「お前みたいに薄汚くて、おまけにバッジもついてない飼いゆっくりが居てたまるか。」 俺からすれば当たり前の事実に対して、茫然とした表情を2匹は見せていたが、 野良まりさの方が多少早く立ち直り、野良ありすに向かってすごい剣幕で怒鳴りつけ始めた。 「・・・うそついたのぜぇええ!!ありすがかいゆっくりだっていうから、まりさはすっきりーしてやったのぜぇ!? まりさのこの、いたたまれないきもち、いったいどうしてくれるのぜぇえええ!!」 「まりさぁぁあ!これはなにかのまちがいなのぉぉおお!!」 「うるさいのぜっ!!もうありすなんて、はにーでもなんでもないのぜ!! ここでひとりで、ゆっくりしてればいいのぜ!!」 「ま、まって、まりさぁぁああああ!!」 野良まりさは、そのまま踵を返し(?)庭からゆっくりらしからぬスピードで走り去っていった。 なんだかんだ言っても、人間と関わる危険くらいは理解していたのだろう。 「まりさ、まりさぁぁ・・・」 そして、捨てられた方の野良ありすはメソメソ泣いていた。 このままほっといてもウザったいので声をかけてやる。 「お前、これで7度目だろ。いいかげん懲りろ。スルメ食うか?」 「おにーさぁん・・・ばたぴーさんがいいわぁ。」 バタピーを2、3粒食べている内に、ありすも多少は落ち着いてきたようだ。 「むーしゃむーしゃ・・・。ありす、『おとこうん』がないのかしら」 「馬鹿にはクズしか寄ってこねえんだよ。」 「むほぉ・・・」 理解したのかしないのかはわからないが(多分何もわかっていないが)、 食事を終えたありすは、心の隙間を埋めるためなのか、 縁側から投げ出していた俺の脚にすり寄ってくる。 「すーりすーり」 「汚ねぇ、べとべとする!すっきりーしてそのまんまのクセに触りやがって! ・・・洗ってやるからタライに水張っとけ。」 「ゆっくりりかいしたわぁ。」 ありすが足洗い場のタライに水を張ってる間に、 洗面所からゆっくり石鹸を取ってきた。 じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ・・・ 「いつものことだか、そのガキ共どうする気だ。」 「・・・おちびちゃんにつみはないもの。ちゃんとうんで、そだてるわ。」 「馬鹿なクセに?」 「むほぉぉおお!?ありすはばかじゃないわ!とかいはなのよぉぉおお!!」 「・・・・・・(意味変わんねえじゃねえか)」 まあいい。 こいつはゆっくり平均と比べても頭がかわいそうなヤツなので、1と複数の区別しかつかない。 パッと見では子供の種類もわからない今日の夜のうちに、黒帽子の方は間引いておくか。 「ふぅむ。・・・ガキの引き取り先もまた探さんとなぁ。」 せめてもの救いは、ありすのガキ共は揃いもそろって馬鹿な上にレイパー気質も無いくせして、 素直で扱いやすいと、引き取ってもらった同僚達に評判がいいことくらいか。 「ゆぅん・・・ありすは『ふこうなおんな』ね。いつか、『うんめいのであい』がおとづれるのかしら。」 「そんな日は一生来ねえよ。不幸なガキが増えるだけだ。止めとけ。」 「・・・むほぉ。」 ホント、野良にここまでしてやるなんて面倒見のいい人間、珍しいぞ・・・まったく。 挿絵 by嘆きあき 餡小話掲載作品 その他(舞台設定のみ共有) ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 854 ごく普通のゆっくりショップ ふたば系ゆっくりいじめ 873 ゆっくり向けの節分 ふたば系ゆっくりいじめ 924 みんな大好きゆレンタイン ふたば系ゆっくりいじめ 934 暇つぶし ふたば系ゆっくりいじめ 943 軽いイタズラ ふたば系ゆっくりいじめ 1016 お誕生日おめでとう! ふたば系ゆっくりいじめ 1028 ゆっくり工作セット ふたば系ゆっくりいじめ 1148 愛でたいお姉さん 本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ 前日談 ふたば系ゆっくりいじめ 522 とてもゆっくりしたおうち ふたば系ゆっくりいじめ 628 ゆきのなか ふたば系ゆっくりいじめ 753 原点に戻ってみる ふたば系ゆっくりいじめ 762 秋の実り ふたば系ゆっくりいじめ 1104 森から群れが消えた日(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 1105 森から群れが消えた日(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 1134 いつもの風景 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけはそうでもない) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道(おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 734 未成ゆん(おまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 678 飼われいむはおちびちゃんが欲しい(おまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけ) 夏-1-6. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけ) 夏-1-7. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 冬-1. ふたば系ゆっくりいじめ 490 ゆっくりしたハロウィンさん 冬-2. ふたば系ゆっくりいじめ 910 寒い日もゆっくりしようね 『町れいむ一家の四季』シリーズ 後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(仮) ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 376 飼いゆっくりれいむ ふたば系ゆっくりいじめ 409 町ゆっくりの食料事情 ふたば系ゆっくりいじめ 436 苦悩に満ちたゆん生 ふたば系ゆっくりいじめ 662 野良ゆっくりがやってきた ふたば系ゆっくりいじめ 807 家出まりさの反省 D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る お兄さんは聖人か何か? -- 2015-08-19 02 07 49 このありすの子供は俺が引き取る -- 2014-06-28 10 21 03 うちも外猫が5匹います・・・うち3匹は住み着いてる・・・ 可愛いからいいけど それにしてもこの人間さん愛でなのか?なんか判別つかない。 ゆっくりに対する接し方が面白いSSです。 -- 2011-02-08 01 23 24 そ〜〜なんだよな…。俺もつい野良猫甘やかしちゃって…気付いたら飼い猫6匹になってたよ。 -- 2011-02-08 00 23 59 勝手に住みついたゆっくりは潰すか放置するのが無難、タライで洗う行動事態が矛盾してるし、そのせいで飼ゆと勘違いするだよ。 犬猫の場合も然り -- 2011-01-28 19 05 37 レイパー化しないなんて、とってもとかいはな子供たちだね。 -- 2010-12-23 22 17 24 ありすもろとも死ねよ -- 2010-09-26 02 55 07 飼いゆじゃなくて、ちょっとホームレスな饅頭ってだけの友人だよ -- 2010-09-15 02 41 50 >バッジも無いのにありすが犯罪を犯すと 権利無しの責任なんて無いよ なのでありすが何処で何しよーがお兄さんには関係ない -- 2010-09-05 22 30 16 まあこのありすが犯罪おかす可能性はかなり低いから大丈夫だよ -- 2010-08-29 22 35 59 「野良が勝手に庭に住みついたんです。知りませんね。」って訳にはいかんのか・・・ バッジも無いのにありすが犯罪を犯すとお兄さんが責任取らなきゃならんのか・・・厳しい・・・ だとしたら・・・ ありすが虐待されたり殺されたりした場合、お兄さんには相手に対する損害請求権が発生するんだろうか 人間でいえば「婚姻関係は無いが内縁関係であることを尊重し浮気の慰謝料を認める」なんて感じで・・・? -- 2010-08-28 16 50 31 野良猫で似た例があるが帰巣本能がある場合。 このありすが犯罪した場合このお兄さん責任取るはめになるよ。 -- 2010-08-28 14 49 59 飼いゆにしか見えないなあ…それかこれがお兄さんなりのゲスゆ判別法なのかも知れない ありすが飼いゆじゃないと知って逃げ出すのはゲス 逃げ出さないのは良ゆ 良ゆならありすといっしょに飼ってもらえるのかも知れない……もちろん、庭で -- 2010-07-23 23 25 07 これ飼いゆっくりじゃね? -- 2010-07-23 17 05 53 だよなぁ…飼いゆだよな -- 2010-06-27 10 40 53 もはや飼いゆだろ -- 2010-06-06 00 54 48 ゆっくりした気持ちになれる話だった -- 2010-06-03 01 03 48