約 632,170 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2146.html
段ボール箱を両手で持ちながら、私はとある部屋に入った。窓も無く白い壁のみで構築された部屋だ 元は物置だったらしいが、諸事情により今は単なる空き部屋であるらしい。 まあちょうどよく空いてたのだから理由などはどうでもいいのだが。 私は部屋の真ん中にその段ボール箱を静かに置いた。そうして箱を開けて、中で眠っている生物を一匹一匹丁寧に取り出す。 ゆっくりである。 3年ほど前から現れ始めた謎の生命体。というか生命なのかも疑わしい。なにせ中身は餡子だのカスタードだの肉まんだの、 既存の生命体を馬鹿にしているとしか思えないもので構築されている。 そのくせ簡単な人語を話し意志の疎通が取れる。しかも全世界の人間に伝わるらしい。書いてるだけで頭が痛くなってくる。 そんな生物なので、現在進行形で様々な研究がなされている。まあ分かっているのは生物としての行動や特性などぐらいで、 何故動けるのかなど根本的な事は何一つわかっていないのだが。 そんな訳で私もゆっくりの生態を解明するために日夜実験に励んでいたりする・・・・主に教授の思いつきを実践してるだけなのだが 私は箱の中にいたゆっくりを全部取りだす。すると同じく実験に参加している研究員がやってきた。彼らはれみりゃとふらんの家族 捕まえてきた。ぐっすりと眠っている。 それらを床に置くと別室に行ってしまった。この実験は交代で見張るので、仮眠を取りにいったのだ。本来は二人一組で監視するのだが、 急病により私の相方は休んでしまっている。・・・誰か代わりにこいよ。 そんな事を思いつつ実験の準備を終える。部屋にはゆっくりが18匹。そしてテーブルとイスと実験に使用する物が諸々。 ゆっくりの詳細は 親れいむと親まりさ、子まりさ1匹・赤まりさ1匹・赤れいむ3匹の家族 まりさ1匹 ぱちゅりーとありす、赤ぱちゅりー れみりゃザウルスと親ふらん、赤ふらん一匹と赤れみりゃ2匹 胴なしれみりゃ1匹 実験には参加しない赤れいむ 捕まえるのは中々大変だったと語る友人A。その笑顔は何かを達成した者にしか出せない輝きを放っていた。眩しくて直視できなかった。 準備が整った俺は時間を確認する。後30分ほどで実験スタートか。そろそろ起こすか。 ゆっくり達の体を軽く叩いてやり、出来る限り優しく起こす。可愛らしいと言うか図々しい寝顔のゆっくり達を見るのは結構楽しい。 れみりゃは「さくや~~だっこぉ~」などとふらんを抱っこしながら寝言を言っている。ふらんの方も意外と擦り寄っている。 ふらんとれみりゃは天敵同士と聞くが、時折中のよい個体も居るという。見てるだけなら幼い姉妹である。 こうやって寝てるだけでも色々と面白い。これを二度と見れないだけに起こすのは勿体なくは感じる。 「ゆぅ・・・ゆ!ゆっくりおきたよ!みんなゆっくりしていってね!!!」 「おきゃーさんゆっきゅりちていってね!!!」 「とかいはのあさははやいのよ~」 「うー・・・れみぃはまだねむいんだぉ~ねむるのぉ~」 「うー・・・あまあまのにおいがする。あまあまたべる!」 「れみりゃとふらんはゆっくりできないんだぜ!さっさとまりささまはにげるんだぜ!」 目が覚めたゆっくり達の反応は様々である。とりあえずれみりゃ達をなんとかしなければ。実験前に食われては洒落にならん。 「れみりゃとふらんー。あまあまは食べちゃ駄目だよ。その代わりいっぱいプリンをあげるからね。」 「うー?ぷでぃんがあるのー?れみりゃとふらんにわたすんだぞー。」 「それじゃあ、あまあまは食べないと約束する?」 「するどぉ~。あかちゃんたちもあまあまを食べちゃ駄目だどぉ~。えれがんとなれみぃたちはぷでぃんをたべるんだどぉ~」 成功したようだ。プッチンプリンの偉大さと経費持ちの教授に感謝する。 「はーいみんな目が覚めたかな~。ここはゆっくりできる場所なんだよ~」 ハッキリ言って恥ずかしい。なんか教育番組の司会みたいな喋りだ。しかし出来うる限り警戒心は解いておきたい。 「ゆゆ!ほんとにゆっくりできるの?うそついたられいむゆるさないよ!」 このれいむは意外と賢い個体のようだ。普通なら即信じるのだが。 「もちろんさぁ。ご飯もあるしベットも玩具も。お風呂もあるしマッサージだってやってもらえるよ。 ただし、守ってもらいたいルールがあるんだけどね。」 「うー!さっさといえ!」 ふらんが喚きだす。一応食いついたみたいで安心である。最初のプリン攻撃が効いたか。 「それはですね・・・この部屋で暮らす三日間。絶対に寝てはいけません!」 れいむの夫の方のまりさが不満げに文句を言ってきた 「おにーさんばかなの?ねなかったらゆっくりできないよ!あほなの?」 「いやいや。とってもゆっくりできる物を取りそろえたからね。きっとゆっくりできるさ。 でもね・・・もしゆっくり寝ちゃったら・・・」 そういって箱の奥から赤れいむを取り出す。野生の巣から適当に取ってきた赤ゆっくりだ。 「ゆ?おにーしゃんゆっきゅりちていってね!!!」 そういって元気そうに跳ねる赤ゆっくりに砕いたクッキーを与える。お腹いっぱいになったのか案の定すぐ眠り始めた。 「ゆゆゆ・・・・ゆぴー・・・ゆぴー・・・」 寝息を立てる赤ゆっくりの目の前で静かに指で10数える 10・・9・・8・・7・・ヒャア、がまんできねぇ0だ! 手に持っていた赤れいむを思いっきり床に投げつける。べちゃりと嫌な音をと共に床に餡子と皮がぶちまけられた。 何一つ云わぬまま永眠したようだ。 「むきゅん!なにしてるのおにーさん!ひどいわ!」 「でいぶいや゛ぁぁぁぁぁ!!!もうおうちかえる!!!」 「ざぐやぁぁぁ!!こわいどぉー!」 あちこちから抗議や怯える声が。しかし気にせず説明を続ける。 「・・・とまあ、こんな具合になりますので、みなさん注意してください。なお、三日間過ごしたら、 私達から、素晴らしいおうちといっぱいのご飯をプレゼントします。」 「ゆゆ!おうちとごはんはほしいんだぜ!」 これに反応しないゆっくりは居なかった。ゆっくりの多くは他人の住居もすぐに自分の家にしてしまう。 自然では巣が手に入りにくいのか・・・はたまた手間を省いてゆっくりしたいのか。どちらでもいい。 こうして家と食料を釣らせば簡単に釣れるのである。 「それと、もうひとつ!寝た子を起こしたら子と寝た子を隠した子にも罰を与えます!いいですね。」 「ゆっくりりかいしたよ!!!」 そうして全員から了承を得られたところで時計を確認・・・よし、実験スタート 「はーい。ではみんなにおにーさんから朝ごはんです。いっぱいたべてね!!!」 そうやってクッキーやプリンや野菜などを目の前に差し出す。 「うめっ!うめっ!めっちゃうめえ!」 「とかいはのもーにんぐね!ぱちゅりーもゆっくりたべるのよ!」 「あかちゃんたちこれもおいしいよ!ゆっくりたべてね」 「むーちゃ、むーちゃ、ちあわせー!」 「うー!うー!」 「うー☆おいしいんだどぉー♪あまいんだどぉー♪」 「うー、おいしい」 実に美味しそうに食べている。しかもバクバクと。よほど腹が減っていたのか。ちょっと期待が持てる。 一日目の午前は、ゆっくり・人間共に実にゆっくりと過ごした。 部屋はお世辞にも広いとは言えないが、ゆっくり用の滑り台などの遊具が置いてあるので遊ぶには不自由しないはずだ。 れみりゃ達もよくわからないダンスを踊ったり、自分達がどれほど『えれがんと』か語り合ったりしている。 ふらんの方はというと、置いてあった人形を楽しそうに噛みちぎったり、自分の手で突き刺して遊んでいる。 そうして俺は記録用の映像を回したり、メモを取ったりしていたが、特に変化がないためノートパソコンで遊んでいた。 「おいおい、開幕一秒で試合終了とか世紀末すぎる・・・」 と、私が驚いている横で、親まりさは帽子の唾を利用して子供を高い高いしてあやしていた。意外と器用である。 「ゆー!おそらをとんでるみたいー!」 「ゆゆ~ゆっくりおそらをとんでね!」 赤れいむは初めての感覚を楽しんでいた。 「れいむはゆっくりしてるかしら?」 「とってもゆっくりしてるよ!」 といいながらすりすりしているありすとれいむ。 「れみ☆りゃ☆うー!ふらんもおねーさんといっしょにおどるんだどぉ~」 さて、昼時になった。ここからが本番とも言える。 私は昼ごはんをゆっくり達に与えた。彼らがガツガツ食べてる横で朝方買ったおにぎりを摘んでいる。 塩が足りねえ。足すか そしてランチタイム終了。ここからである。赤ゆっくり達に変化が訪れたのは。 「ゆゆ・・・おきゃーしゃんねむいよ・・・・」 「まんまぁ~れみりゃおやすみするどぉ~」 午前中にあれだけ遊び、たんまり飯も食べたのだ。人間でも眠くなるだろう。現に俺も眠い。 しかし親たちは必死に止める。ゆっくりの記憶力はあまり良くないらしいが、午前中の出来事を忘れるほど馬鹿ではない。 「ゆ!だめだよ!おうたでもうたおうね!ゆ~ゆゆ~ゆ~ゆ~♪」 「ねむっちゃだめだどぉー!おかーさんのしんさくだんすをいっしょにおどるんだどぉー」 「むきゅん!ねちゃだめよ!おかーさんとごほんをよみましょうね。」 各々が必死で子供たちを寝かせないようにしている。しかし子供たちからは不満の声がでる。 赤ゆっくりの記憶力は思った以上に低いのかもしれない。 「れいみゅはねむいんだよ!なんでねかちぇてくれないの!」 「うー。ねむい。ねかせろ!」 「ねたらゆっくりできなくなるんだよ!ゆっくりりかいしてね!」 「うそだよ!ねないとゆっきゅりできないみょん!れいみゅをゆっきゅりさせないおきゃーさんたちはちね!」 「ゆっくりちぬんだぜ!」 「まんまたちきらいー!れみりゃはおねむなんだどぉー」 我慢の限界なのか、子供たちの眼はうとうとしている。れみりゃ種なんて半夜行性らしいから余計辛かろう。 しかし親もそんなことで引くわけにはいかない。 「どうじでぞん゛な゛ごどい゛う゛の゛お゛お゛お゛お゛!!!おがーじゃんはみんながゆっぐりできるよ・・・なにじてるのおお!!」 そうして遂に来てしまった。最初の脱落者が。 「もういいもん!おねむするから!・・・・ゆぴー・・・ゆぴー・・・」 鼻息を立ててスヤスヤと。しかしはえーな寝付くの。 まあいいや。はい寝ましたねこれは。なんだか必死に寝た子を親まりさが後ろに隠していますが無駄ですっと。 ルール違反なのか曖昧だがこのレベルならスルーしよう。 「おに゛ーざん゛おねがい゛じま゛・・」 「はいどいたどいた。」 そうやって両手でまりさをどかし、後ろの赤れいむを見つける。そうして10カウントを指で数える。 流石に実験中はちゃんと数えます。・・・・3・・・2・・・1・・・0 「脱落決定。」 そう小声で言うと赤れいむを起こさないようにそっと手に取る。しかし一応気を使ったこの行為も、親の声で台無しである。 「おちびちゃんにげでええええええ!!!!」 「ゆ!うるちゃいよおとーしゃん!れいむおねんねできにゃいよ!」 お怒りなのか、ぷくーと体を膨らませる赤れいむ。ゆっくりの基本的な威嚇行動らしい。 私はどうしようか考えていた。教授からは目の前でなるべく惨たらしく殺し、絶対にその様子をカメラで撮れと言われている。 実験そのものより力が入っていた気がするが気にしないでおこう。 少し考えた私は、昼食時に使ったストローを手に取る。 そうして文句を言っている赤れいむの後ろから、後頭部に向けストローを突き刺した。 「ゆげぇ!おにーしゃんなにちゅるのお゛お゛お゛!れいみゅいちゃいよおおおおお!」 上手く刺さったのを確認すると、そのままストローにブラックコーヒーを注ぎ込んでみる。一瞬餡子を吸おうかと思ったが、なんとなく止めといた。 ストローからゆっくりとコーヒーを流す。ぶっちゃけこぼれたりしてるが拭けばいいや。全く甘くない液体を頭に注入させられた赤れいむは、 「いぎゃい!やべででいぶのあだばがじみ゛る゛の゛おおおお!!!!あだみゃばれづずるううう!!!」」 なんともまあ表現しづらい顔で悲鳴を上げている。それと同時に 「おにーしゃんやめてえええええ!!!でいぶががわりになるがらあああ!!!」 と、なんとも泣かせる発言が飛び出す。ふと赤れいむの様子が変わったのに気づく。いや正確には言語が。 「でいぶぼういやあああああ!おうdじがえdぶあおがーjyaんおしねえおおおおもこいいやああががっしいいいい!!!」 意味不明の言葉を発しながら暴れ狂う赤れいむ。異物を頭に注ぎ込んだせいか、言語に異常が発生したようだ。 「yっゆっゆおひいぃ!おkぁゃーsん%kたちゅいあ!いあ!0##お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」 そろそろ楽にしてやることにしよう。フラフラと新たな言語を話しながら歩きまわる赤れいむを摘みあげ、そのまま握り潰す。 「げhっう!」 などと聞き取りずらい断末魔を最後に永眠した赤れいむ。 「ばりざのおじびぢゃんがああああ!!!!」 「でいぶだぢを゛がえ゛ら゛ぜでえ゛え゛え゛え゛」 という声と共に、私は今の変化を記録した。 意外にも午後は何事もなく過ぎた。昼の出来事がよほど堪えたのか、みな眠らないよう必死で歌ったり遊んだりしていた。 表情を見る限り、午前中とは違いとても楽しそうには見えなかったが。暇だった私は、手持ちの小説を読み終えると、 家から持ってきたはずの最新のガンガンを鞄から取り出した。そこではたと気づく。これ先々月号じゃん。 愕然とした私はしょうがないので、適当な絵本を取り出し、赤ぱちゅりーに読ませてあげた。 「おじしゃんおりがとね!ぱちゅりーこのごほんでかんげきちたわ!」 などとお礼を言われた。おじさんとな。 そうこうしてるうちに、時間は午後8時。夕食を食べてるゆっくり達の横で、私は彼らをゆっくりさせるための準備に取り掛かる。 あらかじめ用意していた子供用プールを膨らませる。そしてそこに外から持ってきた水を入れる。 後は適当な桶にお湯を張ったやつを持ってきて完成。 「よしみんな。今日は疲れてるだろう?お風呂を用意したからゆっくりしていってね!!!」 「ゆゆ?お風呂?とかいはなありすはおゆにもきをつかうのよ~」 とりあえず一匹一匹桶の中に入れて寛がせる。れみりゃ達はプールで遊んでいる。事前に青シートを敷いておいてあるので床も大丈夫 「ゆ~きもちいいねまりさ~」 「そうだね~ゆゆゆーゆゆ♪」 「ありすのはだもすべすべよ~」 そんなこんなで全員気持ちよさそうではあった。 そして風呂上がり。砂糖たっぷりのコーヒー牛乳をプレゼント。こちらは飲めるようだ。 更に火照った体を覚ますために小型扇風機のスイッチを入れる。ここまで教授の指示通りである。 そしてここで第二の脱落者が。 「む・・・みゅきゅ・・・ん」 みんなが涼しんでいる少し後ろで今にも眠りそうな赤ぱちゅりー。 よほど風が気持ちいいのか。この場合、親のぱちゅりーかありすが気づくべきなのだが、彼らはと言うと 「ゆゆ~とかいはのおふろはにどぶろなのよ~」 「ありすはかしこいわね~」 夫婦で二度風呂を満喫中。そうこうしてるうちに眠気に負けた赤ぱちゅりー。 夫婦円満の邪魔をするのも引けるのでこのままカウントしてしまおう。・・・(省略)0。 赤ぱちゅりーをそっと掌に載せる。それをみてやっと状況を察したのか、ぱちゅりーが吠えた。 「ぱちゅりーのあがちゃんがぁあああ!!!!どうしてねてるのおおおおお!!!!」 ゴホゴホとせき込みながらこちらに近寄る親二匹。さて、教授が納得するようなやり方は・・・本か。 私は、ガンガンの真ん中あたりを開くと、そこにそっと赤ぱちゅりーを乗せた。 そうして起こす。 「やあ!おはよう。」 「む・・・みゅきゅん!おにーさん!ぱちゅりーはねてないわよ!かんがえごとしてだだけよ!」 必死な言い訳を並べる赤ぱちゅりー 「わかってるよ。だから君に御本をプレゼントするんだ。とても厚い本だよ。」 「む・・・?ごほんくれるの!おにーさんありがとう!」 「あ゛がぢゃんにげるのよおおおおお!!!」 どうやら親の方は気づいたらしい。さっさとやるか。私は本を持つと思いっきりその本を閉じた。 べちゃ!っという何かが潰れた音と甘い匂いが部屋に立ちこめる。せめて換気扇のある部屋にするべきだった。 放心している親の前でページを開いてみせた。 そこには本の一部となった赤ぱちゅりーがいた。 「ぱぢゅり゛ーの゛あがちゃんがああああああああ!!!」 「ごべんねあがぢゃんんんんん!!!」 泣きながらそのページに向かって謝る親二人。せっかくなのでガンガンはプレゼントしておいた。 これで残り14名。予想以上に残ってはいるが、夜はまだ長いのだ。 午後11時。普通のゆっくりならば巣の中でゆっくり眠る時間であろう。活発なのはれみりゃ種などぐらいだ。 全員の様子を観察する。全員が細目になっていた。気を抜けば寝てしまう状況。本来ならばゆっくりできる時間なのに、そのゆっくりを我慢しなければならないのは想像以上に辛かろう。 そろそろベットを準備して明かりを消そうかと思った時、異変に気づいた。2匹足りないのだ。 数えてみれば足りないのは赤まりさと赤れいむだ。出入り口が一つだけのこの部屋。隠れる場所もない。 私は親まりさに聞いてみた。すると 「ゆゆ!!・・・まりさはしらないよ。おにーさんがみのがしたんだよ!」 そんな事を言ってくる・・・さては隠したか。 子ゆっくりの隠れ場所といえば親の口の中が一般的であるが、このまりさも他のゆっくりを見ても隠れてる様子はない。 するとどこかなのか。少し考えた私は目の前の帽子に気づいた。ああなるほど。 「ゆ!なにするの1ぼうしをとったらゆっぐり゛でぎな゛い゛い゛い゛い゛!!!」 慌てふためく親まりさ。予想通り帽子の中にはスヤスヤと眠る2匹が。 「すーすー・・・おとーしゃんちゃかいちゃかいちてえ・・・」 幸せそうな寝息を立てる2匹。しっかりカウントを数えた私は2匹を手に取り ガヤガヤと騒いでいるゆっくり達に向かって話す。 「静粛に……!このまりさは今帽子の中で子供たちを寝かせた 最初に言ったはずだ、そういう行為は一切認めていないと・・・・・・! 繰り返す!寝た子を隠す行為は無条件で別室行きだっ・・・・!」 私が三匹の処理に悩んでいると、扉から誰かが入ってきた。友人Aである。交代しに来たのだ。 「うぃーす!どうよ実験の調子は。」 「ちょうどこの二匹と邪魔をした親まりさが脱落です。・・・やりたいならこの2匹をどうぞ。」 「ありがとよ!ああ後、もう一人はちょっと食い物買いに行かせてるからすぐ来るわ。」 子供たちをAに渡す。するとAはそのまま丸飲みした。実にあっけない。 「おおうめえ!ちょうど腹減ってたからなあ。」 「あんまり適当だと教授がキレますよ。」 そういいながら私は足で親まりさを踏んでいた。 「やべでえ゛え゛え゛え゛お゛に゛ーし゛ゃん゛!!!ばりざのあ゛んよ゛がぁぁぁ!!!」 踏む箇所は下の部分。徐々に力をこめて踏んでいく。しかし物足りなく感じた私は足を離すと、まりさを持ち上げた。 「ゆっくりすりすりしてきもちよくなろうね。」 そういって壁にあんよを激しく擦りつける。 「いだい゛い゛だい゛い゛だい゛い゛だい゛い゛!!!だいぶだづげでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!でも゛ぎもぢい゛い゛!!」 痛みと過剰な刺激での発情に二段攻撃がよく効いたようだ。 「やべでえ゛え゛え゛ずっぎりじぢゃうううううう!!!づっぎぢいいいいいいいいい!!!!」 そうしてすっきりとした顔のまま逝ってしまった親まりさ。壁には餡子がこべり付いていた。 「ばりざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 そんな声を聞きながら、私は部屋を後にした。シャワーでも浴びて部屋でゆっくり寝ようと思う。 外では虫の鳴き声が鳴り響いていた。実に心地よい響きである。 彼らの夜はまだ長い。そしてこの夜を超えてこそが辛いのだが、それをまだ彼らは知らない。 現在生き残っているのは12匹 親れいむと、子まりさ1匹・赤れいむ1匹の家族 まりさ1匹 ぱちゅりーとありす、 れみりゃザウルスと親ふらん、赤ふらん一匹と赤れみりゃ2匹 胴なしれみりゃ1匹 この中で生き残るのは誰だ! 次回へ続く。 【あとがき】 れみりゃ達の影が薄いのは仕様です。 もしかしたら次回大活躍かもしれません。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/847.html
~ゆっくりレティの生涯(前編)~ 前書き あまり登場しないゆっくりレティが登場するため、SS中の所々に生態の説明などを書きました。 より詳しい生態はおまけで述べるので、途中「?」と思うところがあるかもしれませんがご安心下さい。 -春- 春、それは冬の寒さが和らぎ様々な動植物が活動を始める季節である。 長い冬を乗り越えることができたゆっくり達も巣穴から続々と顔を見せ始める。 『ゆ~っ~く~り~!』 ふとましい声を上げて1匹の大きなゆっくりが地中から顔を出す。 このゆっくりはゆっくりレティ、捕食種の中でも上位に君臨するゆっくりである。 特徴は何と言ってもその巨体、このゆっくりレティの体長は1m程あるが、これでも成体でないというのだから驚き である。 『ま~ぶ~し~。』 初めて見る眩しすぎる太陽の光にゆっくりレティは目を瞑った。 巣穴から出たゆっくり達がまず初めにやる事は食糧の調達であり、ゆっくりレティも同様である。 鈍重ではあるが跳ねて食料を探しにいく。 『む~しゃ~む~しゃ~・・・しあわせ~♪』 ゆっくりレティは特徴である長い舌を使い、この春芽吹いたばかりの柔らかい新芽を器用ににちぎって口に運ぶ。 ゆっくりレティは捕食種ではあるが、ゆっくりを主食とするゆっくりれみりゃ、フランとは違い雑食性が強い種であ る。 ゆっくりの中身は基本甘味であり栄養価も高い。 春先で空腹なゆっくりレティが通常種を見つけたら当然捕食する。 「「ゆ ゆ ゆ ゆ ゆ!!!」」 食糧を探していたゆっくり霊夢と魔理沙が不運にもゆっくりレティに遭遇してしまったようだ。 ゆっくりレティは声のする方へ体を向けると目線の先では2匹がガタガタと震えていた。 『ゆっくりくろまく~。』 独特の声を上げて2匹目掛けて舌を伸ばす。 「いやあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!」 ゆっくり霊夢が震えながら悲鳴を上げ恐怖のあまりその場から動けずにいる。 その時、突如ゆっくり霊夢の体に衝撃が走った。 ゆっくり霊夢の体はゆっくりレティ目掛けて一直線に転がっていく。 「まりさがゆっくりするためにれいむがみがわりになってね!バイバイ!」 ゆっくり霊夢は転がりながら相方の突然の裏切りに言葉を失った。 ゆっくりレティは転がるゆっくり霊夢を器用に舌に巻きつけるとそのまま口に運ぶ。 「ゆっぎりでぎない ぃ ぃ ぃ ぃ ぃ !」 ゆっくり霊夢の悲痛の叫びが木霊した。 一方、自分が助かるためにあっさり相方を裏切ったゆっくり魔理沙は必死に逃げていた。 「のろまなれいむがいたおかげでたすかったよ!・・・ゆ?」 ずん!ずん!ZUN! 突如地響きが響き渡った。 ゆっくり魔理沙が何事かと周りを見渡すと後方からゆっくりレティがものすごい勢い(ゆっくり比)で迫っていた。 「ゆ ゆ ゆ ゆ ゆ あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ !」 あまりの迫力にゆっくり魔理沙は発狂してしまった。 ゆっくりレティはその巨体に似合わず通常種と同様に跳ねて移動することが出来る。 また、鈍重ではあるが体が大きい分一回の跳躍で進む距離が長いため、通常種が必死に逃げたとしても簡単に追いつ く事が出来る。 『ゆっくりくろまく~。』 ゆっくり魔理沙に追いついたゆっくりレティはすかさず舌を伸ばす。 涙を流しながらガクガク震えるゆっくり魔理沙にはもはや逃げ延びる術は残されていなかった。 「ゆるじでえ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ !」 舌を巻きつけられたゆっくり魔理沙は、相方と同様に悲痛の叫びを上げながらゆっくりレティの口の中へ消えていっ た。 ゆっくりレティはリスのように食べきれない分を頬に貯蔵して蓄える習性を持っているが、今は空腹であるため2匹 はあっという間に噛み潰され消化された。 もし、ゆっくりレティが空腹ではなかったら2匹は長期間頬の中でゆっくり出来ない時間を過ごす事になっただろう。 一瞬で噛み潰された2匹は、ある意味運が良かったのかも知れない。 『ゆ~ゆ~ゆ~♪』 新芽と2匹のゆっくりでお腹がいっぱいになり、ゆっくりレティはご機嫌である。 ゆっくりレティは狩りのほとんどを舌を使って行い、体はあまり動かさないので非常に燃費が良い。 そのため、通常種よりは食べるものの、大きな体の割にはあまり食べないのだ。 ゆっくりレティは何かを探すように辺りを飛び回り、通常種が住んでいそうな洞や穴を見つけると舌を伸ばして中に 入れていた。 「ゆゆ?」 「おかしゃんこれにゃに?」 「こっちにこないでえ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ !」 「みょーん!」 「わからないよー!」 様々な巣穴に舌を入れるが、不思議な事に巣穴の中から響き渡る声を聞くと捕まえずにそのまま舌を口に戻している。 しかしある穴に舌を入れた時、ゆっくりレティの対応が変わった。 「むきゅー!こないでえ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ !」 巣穴の中から独特の鳴き声が聞こえると、ゆっくりレティはすかさずその声を出した饅頭に舌を巻きつけ巣穴から引 きずり出す。 巣穴から引きずり出されたのはゆっくりパチュリー、体は弱いが通常種中一番の頭の良さを持つゆっくりである。 「むきゅぅ~。」 ゆっくりレティは舌に絡めたゆっくりパチュリーを自分の前に置き、舌を口に戻す。 そしてずりずりと体を地面につけたままゆっくりパチュリーに近づいていく。 「むっきゅー!むきゅきゅーん!」 あまりの巨体を目の当たりにしたゆっくりパチュリーは動揺して鳴き声を上げることしかできない。 ゆっくりパチュリーはもう押しつぶされてしまうと観念したのか目を瞑っていた。 しかし、ゆっくりパチュリーには予想外の事態が待っていた。 『ゆっくりしていってね~!』 ゆっくりレティはゆっくりパチュリーを潰してしまわないように注意しながら頬ずりをしていた。 頬ずり、それはゆっくり達の間では友好を示す行為である。 「ゆっくりしていってね・・・むきゅぅ・・・。」 張り詰めた糸がプチン!っと切れてしまい、ゆっくりパチュリーは気絶してしまった。 -晩春- ゆっくりレティの頭の上にはゆっくりパチュリーが乗り、その周りには4匹のゆっくりが集まっていた。 『ゆっくりしていってね~。』 「むきゅー、今日もみんなでご飯を集めるのよ。」 そう、ゆっくりレティは小規模な群れのリーダーになっていた。 春先、巣穴に舌を入れて探していたのは相方となるゆっくりパチュリーを探していたのだ。 「れてぃがいればこわいものはないね!」 「まりさたちはあんぜんだね!」 「わかるよー、りーだーがまもってくれるんだねー。」 「こころづよいみょん!」 ゆっくりレティの群れの一員はすべて通常種であり、ゆっくり霊夢、魔理沙、パチュリー、ちぇん、みょんが1匹ず つである。 「むきゅ!れてぃはあまりうごくのがすきじゃないからよぶんにしょくりょうがとれたられてぃにわたしてね!」 「「「「ゆっくりりかいしたよ!(よー!)(みょん!)」」」」 頭の上から降ろされたゆっくりパチュリーも4匹に混ざり食糧を探しにいく。 ゆっくりレティはお気に入りである大きな木の木陰で眠る体勢に入っていた。 ゆっくりパチュリーを相方に迎え、小規模ながら群れを作ったのはゆっくりレティ自身がゆっくりするためである。 ゆっくりレティが群れのリーダーであれば、よほどの事が起きない限り群れの一員は安全が保障される。 そして安全を保障してもらう代わりに通常種はリーダーに食糧を提供するのである。 『ゆぅ~・・・z z z z z 。』 気持ちよさそうに食糧が集まるのを寝て待つゆっくりレティであった。 梅雨、春から夏への季節の変わり目である。 この季節は雨の苦手なゆっくりにとって様々な脅威が襲い掛かる季節である。 とある巣では・・・。 「「「ぴぎゃあ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ !おみじゅこわいよお ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ !」」」 「いそいでおかあさんのおくちのなかにはいってね!」 立地条件の事など考えもせずに偶然見つけた木の洞を巣にしていたゆっくり霊夢の一家に災難が降りかかっていた。 周囲よりも少し窪んだ場所に洞があったため、連日の雨で巣に水が流れ込んできていた。 「いやあ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ !からだがとけちゃうよお ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ !」 「「「おかあしゃあ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ん!」」」 一方、ゆっくりレティの群れでは・・・。 雨が降る中、ゆっくりレティはいつもと変わらずお気に入りの大きな木の根元でスヤスヤと眠っていた。 ただ、いつもと違うのは口の中に群れの通常種が避難しているという事である。 「むきゅ~、れてぃはみずにつよいからあんしんよ!」 「れてぃはすごいね!」 「さすがまりさたちのりーだーだね!」 「わかるよー、ここならとけないんだねー!。」 「あんしんみょん!」 冬眠に使っていた巣穴をそのまま巣にしているゆっくりレティ達であったが、連日の雨で水没とまではいかないまで も水が入り込み、ゆっくりできない状況に陥ってしまっていた。 いくらゆっくりレティが皮が厚く、水に強いといっても長時間水に浸っていたらさすがに皮が溶け出してしまう。 そこでゆっくりレティは群れの通常種達を口に避難させ、比較的雨の当たる量が少ないお気に入りの場所へ避難した のだ。 『ゆ ぅ ぅ ぅ ・・・z z z z z 。』 ゆっくりレティは呑気に眠りながら雨が止むのを待つのであった。 翌日、久しぶりに雲の中から太陽が顔を覗かせた。 ゆっくり霊夢一家の巣穴には黒色に染まった水にデロデロニなった皮が浮かんでいた。 ゆっくりレティの群れでは全員が無事生き延び、久しぶりに晴れた森の中を通常種達は食糧を探し跳び回っていた。 -夏- 夏、それは一年で最も気温が上がり、ゆっくりの食糧となる虫や草花が活気に満ち溢れる季節である。 『ゆぅゆぅ・・・z z z z z 。』 雨や寒さに強いゆっくりレティではあるが、体が大きい分熱がこもりやすいため暑いのは苦手である。 体温が上がるのを嫌うゆっくりレティは、今日も木陰で涼みながら気持ちよさそうに眠っている。 通常種達は豊富な食糧を集めに森中を駆け巡っている。 「まりさ、このおはなさんとってもおいしいよ!」 「れいむ、こっちのむしさんもとってもおいしいよ!」 ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙は互いに見つけた食糧を交換し合い、笑顔で頬張っている。 「「む~しゃむ~しゃ、しあわせ~♪」」 普段から仲の良い2匹は、お腹がいっぱいになったところで頬ずりをし合い信頼を確かめ合う。 しかし、今日の2匹の様子はいつもとは違った。 「れいむ~なんだがあたまがほわ~ってしてきたよ~。」 「まりさ~、れいむもなんだかあたまがほわほわしてきたよ~。」 2匹は無意識のまま頬ずりを続け、相手に振動を与え続けている。 そして振動は次第に強くなっていく。・・・・・そして。 「「ゆ ゆ ゆ ゆ ゆ!んほお お お お お!」」 「「すっきりー!」」 初めに意識がはっきりしたのはゆっくり魔理沙であった。 「ゆ?とってもからだがすっきりしてるよ!ねぇれい・・・ゆ!」 ゆっくり魔理沙はゆっくり霊夢のあたまを見てびっくりした。 緑色の蔓が生え、枝分かれした先端にはプチ霊夢とプチ魔理沙が実っていた。 「ゆゆ!まりさとれいむのあかちゃんだね!みんな、ゆっくりしていってね!」 ゆっくり魔理沙の「ゆっくりしていってね!」に反応し、次々とプチ達が地面へ落ちていく。 「「「「「ゆっくりちていってね!」」」」」 プチ霊夢5匹、プチ魔理沙5匹の総勢10匹の饅頭がこの世に誕生した。 すべてのプチゆっくりが切り離されるとゆっくり霊夢の意識が戻り、同時に頭の蔓が抜け落ちる。 「れいむ!このこたちはまりさとれいむのこどもだよ!」 「ゆゆ!?・・・れいむのこども?」 蔓に栄養をとられている最中、お母さんゆっくりは気絶してしまうことがある。 このゆっくり霊夢も同じで、突如目の前に赤ちゃんが現れ困惑していた。 「おか~しゃんおなかしゅいたよ。」 1匹のプチ霊夢の「おか~しゃん」と言う言葉を聞くと、ゆっくり霊夢の困惑も吹き飛んだ。 「みんな、このみどりいろのものをたべてね!」 お母さんゆっくりは本能か、記憶の奥底に眠っている初めてのご飯の事を思い出すのか、皆同じように抜け落ちた蔓 をプチゆっくりの初めてのご飯として与える。 「「「「「む~しゃむ~しゃ、ちあわせ~♪」」」」」 プチ達が蔓を食べ終わると、ゆっくり魔理沙が口を開いた。 「れいむ!あかちゃんをりーだーにしょうかいするよ!」 「ゆゆ!そうだね、かわいいあかちゃんをみたられてぃもきっとゆっくりできるね!」 2匹は赤ちゃん達を連れてリーダーのもとへ向かった。 『ゆっくりくろまく~』 「「「「「たちゅけて ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ !」」」」」 先ほどこの世に生を受けたばかりの10匹のプチゆっくり達にはゆっくりレティの舌が巻きつけられていた。 「なんでこんなことするのお ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ !」 「れいむの、でいぶのこどもがえじでえ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ !」 2匹は今にも食べられそうな我が子を見て泣き叫んでいた。 「むきゅぅ・・・、ふたりともわすれたの?れてぃのむれにはいるときのやくそくを。」 「「やくそく?・・・ゆゆゆ!」」 突如何かを思い出したのか2匹は凍りついた。 ゆっくりレティが群れを作るのはあくまで自分がゆっくりするためである。 プチゆっくりは成長するために見た目以上の食糧を食べる。 親は我が子のために必死で食糧を集めるため、当然ゆっくりレティに差し出される食糧は減ってしまう。 ゆっくりレティにとってプチゆっくりは「ゆっくりできなくなるもの」以外の何ものでもないのだ。 「むきゅぅ、おもいだしたみたいね。あかちゃんができたらここからでていくか、れてぃにあかちゃんをさしだすかの どちらかしかせんたくしはないのよ。・・・ふたりともどうするの?」 悲しそうな顔でゆっくりパチュリーはゆっくりレティの意思を伝える。 2匹にとってこの場所は最高のゆっくりプレイスであり、ずっとここに住みたいと思っている。 しかし、自分達の赤ちゃん達とゆっくりしたいとも思っている。 この二つを天秤にかけ2匹は答えを導き出した。 それは・・・。 「「れいむ(まりさ)たちはここでゆっくりするよ!」」 2匹は自らがゆっくりする事を選んだ、そしてそれは同時にプチ達への死の宣告でもあった。 「「「「「ぴぎゃあ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ !れいみゅ(まりしゃ)たちをすてにゃいでえ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ !」」」」」 泣き叫ぶプチ達はゆっくりレティの口の中へ消えていき、口が閉ざされると泣き声は聞こえなくなった。 「ごめんね、ごめんね、れいむ(まりさ)がすっきりしたせいで・・・。」 2匹は泣きながら食べられた赤ちゃん達にひたすら謝り続けるのであった。 -晩夏- 夏の暑さも和らぎ、ゆっくり達にとって過ごしやすくなる季節。 しかし、この季節は時としてゆっくり達に悲劇をもたらす事もある。 とあるゆっくり魔理沙の一家では・・・。 「ゆゆ!?あめがふってきたよ!いそいでおかあさんのぼうしのしたにかくれてね!」 「おかーしゃん、あめさんはいつやむの?」 「これぇじゃゆっくりできにゃいよ・・・。」 急な夕立で辺りに雨をしのげそうな場所がなかったため、お母さん魔理沙は仕方なく自分の帽子の下に子供達を避 難させる。 「ゆぅぅぅぅぅ・・・なかなかやまないね・・・。」 「あめしゃんゆっきゅりしすぎだよ!」 「ゆっきゅりしないではやくやんじぇね!」 なかなかやまない雨に子供達はストレスが溜まり、ゆっくりできなくなっていた。 そして、お母さん魔理沙の体に変化がおとずれる。 「ゆゆ!?うごけないよお ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ !まりさのからだがあ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ !」 「おかーしゃんたちゅけち ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ !」 「とけちゃうよお ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ !」 いくら川を渡るのに使えるほどの耐水性の帽子でも体を雨から完全に守る事はできない。 ゆっくり魔理沙の一家は強い雨に打たれどんどん溶けていく。 「も・とゆ・・り・・かっ・・・・・。」 一方ゆっくりレティの群れでは・・・。 この時期突然の雨が降りやすい事をゆっくりパチュリーは知っていた。 そのため、曇ってきたらすぐにゆっくりレティの下へ戻るように指示されており、通常主達は皆無事にゆっくりレテ ィの口の中へ避難していた。 「むきゅーみんなからだはだいじょうぶ?」 「ぱちゅりーとれてぃのおかげでたすかったよ!」 「まりさのからだはだいじょうぶだよ!」 「わかるよーからだがとけてないかしんぱいしてくれてるんだねー!」 「すこしからだがやわらかくなったけどだいじょうぶみょん!」 突然の夕立など気にもしないゆっくりレティは雨がやむのを寝て待っていた。 30分後、先ほどの雨が嘘であったかのように太陽が光り輝いていた。 ゆっくり魔理沙一家のいた場所には3つの帽子とデロデロになった皮が黒く濁った水溜りに浮いていた。 ゆっくりレティの群れでは通常種達が再び食糧を探すためにゆっくりレティの口から勢いよく飛び出していった。 夕立以外にもこの時期はゆっくり達にある脅威が襲い掛かる。 「ゆゆ!おひさまがゆっくりしてないよ!」 ゆっくり魔理沙はいつものように食糧を集めゆっくり過ごしていた。 この季節、日が沈む速度は日に日に早くなっているため、夜になる前に巣に戻ることが出来ないゆっくりが現れだす。 天気が良かったため遠出していたゆっくり魔理沙はもうすぐ日が沈むと言うのに群れからだいぶ離れた位置にいた。 「いそがないとゆっくりできなくなっちゃうよ!」 ゆっくり魔理沙は急いで群れの所まで戻ろうとするが、元いた場所から半分の距離も進まない場所で日が完全に沈ん でしまった。 「いやあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!くらいのはいやだあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!」 辺りが暗闇に包まれると、ゆっくり魔理沙は恐怖に耐えられずに発狂しだしてしまった。 しかしそれがいけなかった・・・。 バッサ、バッサ、バッサ 「がおー!たべちゃうぞー!」 ゆっくり魔理沙の悲鳴が捕食種ゆっくりれみりゃを呼び寄せてしまったのだ。 暗闇の中でも遠くが見通せるゆっくりれみりゃはすぐに見つけたゆっくり魔理沙目掛けて襲い掛かる。 そして、ゆっくりれみりゃがかなり接近したところでようやくゆっくり魔理沙は自らに迫る危機に気づいた。 「れ、れみりゃ!」 時既に遅し、ゆっくり魔理沙の運命は既に決まったように見えた。 しかし・・・! 『ゆっくりくろまく~』 「うあ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ !」 牙がゆっくり魔理沙の頬に突き刺さる直前、ゆっくりれみりゃにゆっくりレティの舌が巻きつけられた。 そして悲鳴を上げながらゆっくりれみりゃはゆっくりレティの口の中へ消えていった。 そしてゆっくりレティの口の中からは群れの通常種たちが続々と飛び出してゆっくり魔理沙を取り囲む。 「むきゅー!まりさだいじょうぶ?」 「まりさ!しっかりして!」 「わかるよーこわかったんだねー。」 「もうだいじょうぶみょん!」 あまりの出来事に放心状態のゆっくり魔理沙であったが、次第に状況を理解し・・・。 「うわあ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ん!ごわがっだよお ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ !」 張り詰めていた精神の糸が緩んだゆっくり魔理沙は安心感から泣き出してしまった。 「ありがとう、まりさはもうだいじょうぶだよ。」 ゆっくり魔理沙は落ち着きを取り戻していた。 「むきゅ、れてぃにもおれいをいいなさいよ、わたしたちをくちにいれてまりさをさがしにきてくれたんだから。」 「ゆ!?そうだったのれてぃありがとう!」 『ゆっくり~♪』 ゆっくりレティは滅多に食べられない肉まんを食べる事ができ、とてもご機嫌であった。 -秋- 秋、それは様々な花が咲き、果実が生じ、多年生の生物は冬を越す準備を始める実りの季節である。 その寿命が極端に短い(様々な要因で潰されるため)ゆっくり達も越冬のために巣に食糧の貯蔵を始めだす。 『ゆっ!ゆっ!ゆっ~!』 ゆっくりレティは食糧の貯蔵場所の拡張のため、舌で巣穴の拡張工事を行っていた。 通常種による越冬のための巣穴の作製は数週間かかるが、ゆっくりレティはもともと自分の生まれた巣穴が越冬用で あり、さらにその巨体のおかげで拡張工事は数日のうちに終わった。 『ゆっくり~!』 「むっきゅー!すごいわれてぃ!」 「うわぁ、すごくひろいね!」 「まりさたちのりーだーはやっぱりすごいね!」 「わかるよーゆっくりできるいえなんだねー!」 「すごいみょん!すごいみょん!」 群れの通常種達はゆっくりレティを褒め称えた。 そして越冬の食糧確保のため、本格的に活動を始める。 「ねぇまりさ、このきのこはたべられるの?」 「だめだよれいむ!そのきのこをたべるとゆっくりできなくなっちゃうよ!」 「みょんたちはおちばをあつめるみょん!」 「わかるよーべっどにするんだねー!」 「むきゅー、ちょうきかんほぞんできるしょくりょうはこっち、いたみやすいしょくりょうはこっちよ。」 『ゆ~!』 この季節になると普段寝てばかりいるゆっくりレティも越冬のための食糧の貯蔵作業に加わる。 長い舌を使って通常種達では届かない位置に実っている木の実を次々と頬に貯め込んでいく。 ゆっくりレティの群れは順調に越冬の準備を進めていった。 -晩秋- 少しずつ寒さが増し、豊富だった食糧も少なくなり、木枯らしが吹き荒れる季節。 この季節になると外で活動するゆっくりの数が減少を始める。 そして、越冬に向けての準備もいよいよ大詰めとなる。 とあるゆっくり霊夢の一家では・・・。 「みんな、あしたすのいりぐちをふさぐからきょうはおそとでおもいっきりあそぼうね!」 「「「おしょとであしょぶよ!」」」 このゆっくり霊夢の一家には片親となるゆっくりがいない。 仲の良かったゆっくり魔理沙と越冬の準備をしている最中(さなか)、豊富に食糧を蓄える事ができた安心感から成 体でもないのに「すっきり」してしまったのだ。 ゆっくり霊夢が我に返った時には時既に遅し、目の前でゆっくり魔理沙が黒く朽ち果て、3つの実を実らせていた。 自らの犯した過ちを後悔したが、ゆっくり魔理沙の忘れ形見であるプチ魔理沙達に心の傷は癒されていった。 食糧も「すっきり」する前に十分に集めていたため、無事に越冬の準備を終わらす事ができた。 「みんなあんまりとおくにいっちゃだめだよ!」 「「「わかったよおかーしゃん。」」」 プチ魔理沙達は無邪気にはしゃいで追いかけっこをして遊んでいる。 その姿を見てお母さん霊夢は越冬中の巣の中での幸せな生活を思い描いていた。 しかし知識のなかったお母さん霊夢に悲劇が襲い掛かる。 びゅー!びゅーー! 突如冷たくとても強い風が吹き荒れた。・・・木枯らしである。 成体ではないがそれなりに体が大きいお母さん霊夢は、その場で体勢を崩してしまった。 「ゆ!?れいむのあかちゃんたちは!」 お母さん霊夢でさえ、体勢を崩すほどの木枯らしである。 当然子供達は・・・。 「うわぁ~♪おそらをとんでるよ~♪」 「おか~しゃ~ん♪」 「まりしゃたちおそらをとんでるよ~♪」 プチ達は風で飛ばされ、自分達がその後どうなるかも知らずに無邪気にはしゃいでいた。 「あ、あ゛、あ゛がぢ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ん!!!」 お母さん霊夢は顔を青ざめて絶叫した。 「ど~したのおか~びぎゅ!」 1匹は木に勢いよく激突して潰れた。 「ぴぎゃあ ぁ ぁ ぁ ぁ びゅ!」 1匹は先に潰れたプチ魔理沙を見て絶叫しながら木の枝に突き刺さりあの世へ旅立った。 「おかあしゃあ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ん、たしゅげ!」 1匹はそのまま地面へ激突し、物言わぬ潰れた饅頭となった。 「・・・・・。」 辺りには木枯らしの吹き荒れる音だけが響き渡っていた。 一度にすべての子供を失ってしまったお母さん霊夢はその現実を認めたくないのか呆然としていた。 しかし、一度潰れた饅頭が帰ってくる事はなく、次第に現実を理解し始め・・・。 「・・・あ、あ、あ゛、あ゛がぢぁんがあ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ !ゆぴべぴゅびゃあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!」 大好きだったゆっくり魔理沙の死、そしてそのすべての子供の死。 餡子脳で受け止められるキャパシティを超えてしまったお母さん霊夢の精神はボロボロになってしまった。 お母さん霊夢の目からは光が消え、辺りが暗くなっても笑い続けていた。 「ゆふふふふふふふふふふ!ゆはははははははははは・・・・・!」 「うー!ゆっくりしね!」 次の日の朝、お母さん霊夢のいた場所には赤いリボンがぽつんと落ちていた。 一方ゆっくりレティの群れでは・・・。 『あしたからゆっくりするよ~。』 「むきゅー、しょくりょうあつめはきょうがさいごよ。ゆうがたにはすのいりぐちをふすぐわよ!」 「「「「ゆっくりりかいしたよ!(よー!)(みょん!)」」」」 この時期食糧はとなる木の実や草花はほとんど無くなってしまっている為、通常種達は自らが冬の間ベッドにする落 ち葉を集め巣穴に持ち帰った。 食糧が取れないとわかっているゆっくりレティは巣穴の奥でスヤスヤと眠っている。 未の刻から申の刻へ移り変わる頃、帽子いっぱいに落ち葉を入れたゆっくり魔理沙が巣穴に戻り、群れの一員がすべ てそろった。 「むきゅ、いまからおくにいるれてぃをよんですのいりぐちをふさいでもらうわよ!」 「「「「ゆっくりり・・・。」」」 「「「あら、なかなかとかいてきなすあなね。」」」 突如3匹のゆっくりアリスが巣穴に入り込んできた。 3匹は落ち葉を集めるゆっくり魔理沙を偶然発見し、こっそりと跡をつけていたのだ。 「ゆ!ここはまりさたちのおうちだよ!ありすはでていってね!」 ゆっくり魔理沙は体を膨らませて3匹の侵入者を威嚇する。 ゆっくり霊夢、ちぇん、みょんも警戒態勢を取る。 「あら、まりさったらはずかしがっちゃってかわいいんだから。」 「なかなかひろいはうすね、とかいはのありすたちがふゆのあいだつかってあげるわ。」 「どうしてもっていうならあなたたちをるーむめいとにしてあげてもいいわよ。」 この巣穴の主が誰なのかも知らず傍若無人に振舞う3匹であった。 しかし、当然その行為を後悔することになる。 「「「ふくれたまりさもかわいいわ!すっき・・・あ゛っ!あ゛っ!あ゛っ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」」」 奥から現れたゆっくりレティの姿を見て3匹は悲鳴を上げ硬直した。 「れてぃ、あのありすがしんにゅうしゃよ!」 3匹が進入してすぐゆっくりパチュリーはゆっくりレティに助けを求めに行っていたのだ。 「「「あ、ありすがわるかったわ!す、すぐにここからでていき・・・。」」」 『ゆっくりくろまく~!』 逃げようとする3匹にゆっくりレティは容赦なく舌を巻きつける。 「おねがいじまず!だずげでえ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ !」 「いやあ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ !ごべんなざい ぃ ぃ ぃ ぃ ぃ !」 「ありずはいながものなんでず!ゆるじでえ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ !」 必死に助けを請う3匹であったが、聞き入れられるはずもなくゆっくりレティの口の中へ消えていった。 空腹でないゆっくりレティに捕まったこの3匹は、長期間頬に蓄えられ地獄の苦しみを味わうことになるのであった。 「「「「「れてぃ、たすけてくれてありがとう!(とー!、とうみょん!)」」」」」 『ゆっくり~♪』 お礼を言われた当のゆっくりレティは、越冬を前に栄養豊富な3匹のカスタード饅頭を得ることができ、ご機嫌であ った。 その後、ゆっくりレティによって通常種の巣穴と比べ類を見ないほど頑丈に入り口が塞がれ、本格的な越冬が始まっ た。 後編に続く このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2860.html
(編注:3ファイルのものをスレッド内で示された作者の意向により統合) 1. 「ゆ〜♪ゆ〜♪」 ゆっくりまりさは、上機嫌に餌を狩っていた。 愛する妻・ゆっくりれいむの為に。 昨日、ゆっくりまりさの告白によって夫婦となったのだ。 愛する妻は、巣作り中だ。 「ゆ!ただいまだぜ、れいむ!!」 「ゆゆ!おかえり!!れいむたちのおうちができたよ!!」 「ごはんをたくさんとってきたんだぜ!!」 「「ゆっくりしていってね!!」」 会話がちぐはぐな気がするが、スルーしておこう。 ゆっくり夫婦は、楽しく笑い合っていた。 そして、この夫婦の幸せを壊そうとしている者がいた。 「うっはw滅茶苦茶楽しそうw虐待してーw」 口調の最後にwをつけるほど、ニヤけている男。 そう、彼はゆっくり虐待が趣味の男なのだ。 「やるか」 男はそう言い、たった今完成したゆっくり夫婦の巣へと向かった。 「ねぇ、君達」 「ゆゆ!れいむはなれるんだぜ!!にんげんはあぶないんだぜ!」 「大丈夫、僕は何もしないよ。」 嘘だ。何もしないで普通巣に来るやつなんかいない。 だが、夫婦は簡単に騙された。 「ゆゆ!おじさんゆっくりできるひと?」 「うん。ほら、おかしあげるよ」 そう言って、巣の入り口にお菓子を置いてやった。 「ありがとうだぜ!もっともってくるんだぜ!!」 「ゆっくりもってきてね!!」 「うーん。僕の家にならあるよ? 広いし、ゆっくりできるからおいでよ!」 「ゆゆ!いこうよ、まりさ!」 「ちょっとこわいけど、おかしをくれるんならいくんだぜ!!」 「じゃあ行こうか」 (ククク、準備完了かな?) そう言って俺は、ゆっくり夫婦を腕に抱え自宅に向かった。 俺は自宅に着いた途端、ゆっくり夫婦を虐待専用部屋に放り投げた。 二匹は勢いよく飛び、床で顔全体を擦ってしまった。 「ゆゆ!いたいよおじさん!」 「あやまるんだぜ!あとおかs・・・」 バタン 俺は、虐待専用部屋のドアを閉めた。 防音加工の部屋なので、耳に入っていたゆっくりまりさの声も途切れた。 「うははははは、準備完了だ!!」 俺は作戦成功を喜んだ。 そして、虐待専用部屋のコントロールルームへ向かった。 エアコン温度の調節、スピーカーから音を出したり、証明のオン・オフなど すべての操作ができる部屋だ。 俺は、困惑しているゆっくり夫婦へスピーカー越しに話しかけた 『やぁ、元気かい?』 「ゆゆ!お兄さんどこにいるんだぜ?!」 「ゆっくりしないであやまってね!!」 『おお、恐い恐い(笑) これから君達には地獄を味わってもらうよ。』 「なにいってるんだぜ!!」 『ま、明日から始まるからゆっくり休んでね。』 そう言って俺は、「ホラー」と書かれたスイッチを押した。 虐待専用部屋の照明が突然消えた。 「ゆ!くらくてみえないよ!!」 「れいむ!どこにいるんだぜ!?」 『キャアアアアアアアアアアアアアアアアアア』 「「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆ!?!?!?!?」」 突然何処からか聞こえた女性の悲鳴に、ゆっくり夫婦は驚いた。 『ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア』 今度は、虐待専用部屋の壁にグロ画像(ホラー系の。)が映しだされ 男の悲鳴が聞こえるのだ。 「ゆゆ!こわいよ!まりさたすけて!!」 「おれもこわいんだぜ!!」 そう。男が押したスイッチは、ホラーで精神を痛めつける仕掛けを発動するスイッチだったのだ。 仕掛けは単純。女性や男性の悲鳴が様々な方向から聞こえ、 そして壁全体に、さまざまなグロ画像(ドッキリ系の画像、同族ゆっくりの殺された画像など。)が映るのだ。 これは、普通の人間でも精神が病んだり痛んだりしまうであろう。 ゆっくりにとっては、人間よりも苦痛だろう。 「「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」」 二匹とも、泣きながら絶望に浸るしかない。 「ゆゆゆゆゆっ、ゆっくりさせてね!!!」 「ゆっくりしていってね?!?!?!?!?!?」 壁に映るグロ画像に向かって、ゆっくりしていってね、と呼びかける。 機械に話しかけても無理だ。 「あ”あ”あ”あ”あ”、ゆ”っぐり”ざぜでえ”え”え”え”え”」 「ゆ”う”う”う”う”う”う”う”う”う”」 しばらく経ってから、音と画像の嵐が去ったかに見えた。 照明も付いて最初と同じ状態だ。 ゆっくり夫婦も、嵐が去ったことに気づき お互いに心配をしあった。 「………… ゆ・・・?まりさ!!こわかったよ!! だいじょうぶだった?」 「………… だいじょうぶだぜ!!れいむは?」 「れいむはだいじょうぶだよ!!」 「くそじじいはさっさとしね!!」 「ゆっくりしないであやまってね!!」 どうやら、俺からの謝罪を求めているようだ。 四方八方へ謝罪しろ、死ね、と叫んでいる。 あー、その部屋のどっかに俺がいると思ってるのか。はずれ。 俺は、ゆっくりのコールがウザったく思ったので 催眠ガスを撒いてやった。 「ゆぅ・・・、なんだかねむくなってきたよ・・・!」 「おれはねるんだぜ・・・」 「「ゆっくりねてね」」 Zzzz...Zzzz.... これから、この夫婦の愛が壊れるとは ゆっくり二匹は知らなかった。 2. 二匹は眠りについてしまった。 よぅし、と俺は思い次の作戦へと移った。 二匹は、数時間後、深い眠りから覚めた。 今が朝なのか、それとも夜なのか、 この部屋に窓が無い為、それがわからない。 「ゆ!まりさおはよう!」 「おはようだぜ!」 二匹は顔を向かい合って寝ていたため、 部屋の変化が分らない。 ゆっくりれいむが、周囲を見渡すと地獄が広がっていた。 「ゆ”う”う”う”う”う” な”ん”でい”る”の”お”お”お”お”」 「どっがい”ぐん”だぜ!!」 そう、ゆっくり夫婦の周りには 数十匹のれみりゃがいたのだ。 「うー♪たべちゃうどー♪」 同族の仲間がいるためか、れみりゃ達はご機嫌だった。 「うー♪」 一匹のれみりゃが、ゆっくりれいむへと手を伸ばした。 「ゆ”う”う”う”う”う”う”う” ゆ”っ”ぐり”ざぜでえ”え”え”え”え” ゆ?」 「う”ー!なんでれみりゃたべられないのー!」 れみりゃがもう一度手を伸ばしたが、れいむがつかめない。 何故なら、ゆっくり夫婦が寝ている隙に男が 「ビックサイズ・透明な箱」にれいむとまりさをいれたのだ。 透明なため、その場所にいるかに見えたが、 実際には箱の中である。 「ゆ・・・?れみりゃはばかなんだぜ!!」 「そこでゆっくりおびえてね!!」 昨日のホラーをれいむが覚えていたのか、 ざまあみろと、勝ち誇ったように言う。 お前だって同じ部屋にいるんだから、ホラーを味わうことになるんだぞ。 まぁいい、と俺は思い、エアコンの温度を上昇させた。 今は夏であり、エアコンをかけなければとても暑い。 なおかつ、虐待専用部屋は窓が無い為、換気をしたり出来ない。 結論、虐待専用部屋はとても暑い。 「ゆ!なんだかあついよ!」 「れみりゃあづい”い”い”い”い”」 「ゆっくりしないですずしくしてね!おにいさん!」 ゆっくりまりさは、媚を売るように発言した。 この野郎。さっきまではくそじじいとか言いやがって。 おいおいおじさんはないだろ、これでもまだ二十歳なんだぜ? 数分経つと、れみりゃ達は一か所に集まった。 集まると余計暑いのに。 「れ”み”り”ゃ”・・あ”づい”の”い”や”ぁ”・・・」 「う”ー」 れみりゃたちも熱で滅入ってるのか 呻きながら喋っている。 中には、倒れている奴もいる。 室内の温度は、42度。 冬場に入るとちょうどいいお風呂の温度ぐらいだ。 だが、ゆっくり達には耐えられない。 だんだん、体が乾いてくるのだ。 「ゆ”・・・れ”い”む”の”か”ら”だがあ”・・・」 「ま”り”さ”も”だぜ・・・」 ふはははは、と思い、最後の仕上げをすることにした。 今さっきまで、ゆっくり夫婦を囲んでいた透明な箱を外すことにした。 俺は室内に入りたくないので、機械が自動的に取ってくれる。 「ゆ”!な”ん”がどれ”だよ”!!」 「う”・・・!う”ぅ”・・・・・」 れみりゃは、れいむ達を食べようとしたが いつもの狩りを実行するほどの元気がない。 室内のゆっくり達が、暑さでぐったりとしていた。 俺は、放水スイッチを押した。 なんと、天井から水が降ってくるではないか。 「ゆ!おみずおいしいよ!」 「うー♪」 「れみ・りあ・うー♪」 「だけど、溶けそうなんだぜ!!」 突然の水に戸惑ったが、すぐさまゆっくり達は水を飲み始めた。 だが、体にも水がかかる為、体が解け始めた。 「ゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 「れみりゃのぷりちーなからだがぁぁぁぁぁ」 ドロドロである。 アイスを砂漠に置いたみたいに、どろどろと溶けている。 そろそろか?と、思い俺は放水を止めた。 ゆっくり達は、元気を取り戻したものの、体がどろどろな為 さっきと同様、動けなくなってしまった。 とどめだ!と思い、俺は室内に入室した。 「ゆ!おにいさん!まりさをたすけてね!」 まりさは助かりたいのか、気持ち悪い笑みで助けを求めた。 そんな偽りの笑顔にだれがだまされるか。 どろどろのからだを粉砕しないようにデコピンをした。 「ゆ”ぅ”っ”!」 そして俺は、ゆっくり達全匹を中心に集めた。 れみりゃの一匹がゆっきりましたを食べようとしたから 羽をもぎ取ってやった。 「あ”あ”あ”あ”あ”あ” れ”み”り”ゃ”の”ぶり”ぢーな”お”ばね”があ”あ”あ”」 (れみりゃのぷりちーなおはねがあああ) ざまあみろ。 もぎ取った羽の根の部分を、羽なしれみりゃの目に突っ込んでやった。 「ぶり”ぢーな”お”め”め”があ”あ”あ”あ”」 うわすっげ。 俺は任天堂64のスティックを動かす様に、ぐりぐりと動かした。 「う”う”う”う”う”ざぐや”ー!!だずげでぇ”ぇ”ぇ”」 目的を忘れるところだった。 ゆっくり達の溶けた体を、もう一度、一か所に集め、 小麦粉を降り注いでやった。 体が解けているためか、小麦粉はスムーズに付着した。 全体が小麦粉で覆われると、オレンジジュースをかけてやった。 「じゃあな」 そう言い残し、おれは部屋を出た。 数時間後。 部屋を開けると、すごかった。 これまでいた数十匹のれみりゃと、ゆっくり夫婦が合体していたのだ。 塊魂で出てくる玉の様だった。 読者の方は、ゲームソフト「塊魂」をご存じだろうか? ご存じない方は、yahooやgoogleなどで調べてもらいたい。 「う”ー!う”ー!!」 一匹のれみりゃが、背中にくっついたゆっくりまりさを食べようとした。 だが、他のれみりゃの頬とくっついてしまい、腕を動かすことができない。 「う”ぅ”ぅ”ぅ”ぅ”ぅ”ぅ”」 今さっき、暑さのせいで倒れていたれみりゃは、ゆっくりの塊の玉の一番下にいた。 ちょうど、うつ伏せに寝ていたため、顔や体などに、ゆっくり全体の重さがかかっていた。 声も十分に出せず、呻いている。きもちわるい。 俺は、どうしよう・・・。と思い、食べてみることにした。 ゆっくりゃは、肉まん、ゆっくりれいむとゆっくりまりさは、餡子 二つの食材が合体しているのだ。 正直ミスマッチな気がする。 そう思い合体している、れみりゃの足の部分とゆっくりれいむの頬を食べてみることにした。 ちなみに、このゆっくりゃは今さっき目を潰したやつだ。 「ゆぎゅっ!」 「う”ー!いだいんだどぅぅぅぅ!!」 二匹にとっては苦痛だったのか、とても辛そうな顔をしていた。 食べてみると、ミスマッチだった。 れいむは、昨日のホラーと今日の虐待が原因で あんこが、とても甘くなっていた。 ゆっくりゃは、餌も食べられず目を潰され羽をもぎ取られた所為か 肉汁がしたたり、内部の肉がぎっしりしていて まるで高級ステーキを食べているようだった。 まずい。 俺の味覚ではそう感知していた。 だが、頬だけ。足だけ。の場合はとてもおいしかった。 他にも面白いことはないかな?と思い見渡してみると 俺は重大な事を発見した。 今さっき食べられそうだったゆっくりまりさの目の前にゆっくりゃの顔があるのだ。 いいことを思いついた! 3. いいことを思いついた! そう思った俺は、すかさず実行した。 「ゆっ?!くそじじい!!」 今さっきまで虐待されていた事を覚えていたのか ゆっくりまりさは怯えた。 俺はゆっくりまりさの両頬に、両手の両指を付けた。 「はなせ!!くそじじい!!ゆっくりしないでたすけろ!!」 ゆっくりまりさは、助かる為には仲間を見放したり 媚を売ったりするのだが、そんな事をしなかった。 珍しいな、と思いながら指で頬を啜ってやった。 「ゆ!ゆ!ゆ!ゆ!ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ」 発情し始めた。 続いて、れみりゃにも同じことをしてやる。 「うー!うー!すっきりさせるんだどぉぉぉぉぉぉ!!」 発情し始めた。 作戦成功。 案の定、ゆっくりまりさとゆっくりゃは交尾を始めた。 普通ではありえない。 だが、この状況では気が狂ってしまったのか お互いの性欲を解消すべく交尾をし始めた。 それを眺めながら、片方頬が千切れたゆっくりれいむに話しかける。 「おい。お前の夫、浮気してるぜ?」 「ゆ!そんなことないよ!! まりさはれいむのことだいじにしてるっていったもん!!」 「じゃああれを見てみろよ」 俺は、交尾し合ってる光景を見るようにれいむに言った。 「ゆ・・・」 れいむは黙ってしまった。 愛しの夫が、天敵であるれみりゃと交尾しているのだ。 しかも、妻の目の前で。 れいむは口を開けっ放しに交尾を見ていた。 交尾の光景を移す目は「ありえない」と言っている気がした。 ちょっとだけ、千切れた頬の部分から餡子をすくいだして食べてみた。 うん、さっきより甘い。こんなの毎日食ったら、体脂肪率が一気に上がりそうだ。 「「すっきりー!」」 二匹が交尾を終えた。 まりさの頭から、茎が出てきた。 まりさやれみりゃの、赤ちゃんが見える。 「おいみろよ。茎はやしてるぜ。しかもあいつ夫だろ」 「・・・」 れいむは、黙ってしまった。 あんなに仲良かったのに・・・。 一緒に遊んだのに・・・。 同じ餌を分け合って食べたのに・・・。 「ゆ・・・。こどもができたんだぜ・・・。」 「うー♪」 一方、まりさとれみりゃはご機嫌に話し合っていた。 天敵との会話、交尾、そして友好関係を築くこと どう考えてもありあえない。 「ゅ・・・ゅ・・・ゅゅゅぅぅぅぅぅぅ!!! まりさ!!どういうこと!!」 「ゆ!どうしたんだぜれいむ!?」 「あたまのうえになんであかちゃんがいるの!!」 「ゆ・・・これは・・・」 「うー♪れみりあとのこもどだどぅー♪」 「そうだぜ!」 「いっしょにくらそうっていったじゃない!!」 「・・・」 まりさは戸惑った。 れいむのことをすっかり忘れて、すっきりしてしまったのだ。 だが、まりさ種の悪い癖が出た。 「ゆ?・・・れいむだれ? まりさはしらないんだぜ!!」 「うー♪」 「そんな・・・」 れいむは唖然とした。口を開いたままだ。 俺はまた頬をほじくり、餡子をなめてみた。 おえぇ、と吐きそうなぐらい甘い。 ちょっとー。これお茶ないとくどいよー。 「わけわからないこというれいむはそこでゆっくりしぬんだぜ!!」 「ゆゆ!」 れいむは、精神をズタボロにされた為か 最後の言葉を発して失神してしまった。 またまた餡子を舐めてみると、これまで味わったことが無いぐらい甘かった。 すげえ! 「うー♪たべちゃうどー!」 れいむの隣にいたれみりゃが脅かすように言った。 だが、体が動かず食べることができない。 ああ、こいつもストレスたまってるんだろうなぁ。 しかし、れいむの反応はない。 俺は、よし。と思い、加工場へ持っていくことにした。 ここまで美味しいゆっくりはないだろう、と判断したからだ。 加工場にとっても、 新種のストレスを溜める方法、とても美味しいゆっくりと言う事で 大変うれしいだろう。 そう思い、俺はゆっくりの塊を蹴りながら加工場へ向かった。 サッカーの練習みたいだ。 ああ、これもストレスが溜ってるんだろうなぁ。 時折、塊が回転して塊の一番下にいたれみりゃの顔が見えた。 すごかった。 顔がつぶれてるし、発せられる声も潰れた「う”」ぐらいしか出ない。 これを渡したら、多額の金額が貰えそうだ!! あとがき ごめんなさい。ゆるして。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4498.html
「ゆ? ゆっくりうごいてるよ! もうすぐうまれるね!」 「ゆゆ! ほんとだわ! いまやわらかいばしょをよういするわ!」 ありすは急いで脇の方に置いてあった枯草を、れいむの前に敷き詰める。 ちょうどそこは、れいむの頭から生えている赤ちゃんたちの落ちる場所である。 「ゆっくりうまれてね!」 「「「ゆっゆ!」」」 産まれる直前ともなると、親の言葉に反応してプルプルと震える事ができる。 れいむはその振動を感じ取って幸せに包まれた。 もうすぐ愛する我が子と会える事に。 「ゆゆ! うまれるわ! ゆっくりがんばってね!」 ありすが掛け声をかける。れいむは子供たちが無事に生まれる事を願っていた。 ポロリと。頭の茎から一匹のありすが落ちた。そしてそれを皮きりに残り七匹も枯草の上に落ちてくる。 たっぷりと敷き詰めた枯草の上は柔らかいのだろう。落ちた後も枯草の上でモゾモゾとしていた。 親である二匹は心配そうに見つめていた。 やがて、三匹が目を開けた。そして二匹の方を向いて、生まれたてとは思えないほど大きな声で 「「「「ゆっきゅりちていっちぇね!!!」」」 そう言った。れいむはその光景を見て思わず涙ぐむ。 「ゆぐ、ゆぐっ!・・・ゆっくりしていってね!!!」 ありすもとても幸せそうな顔で挨拶を交わす。 「ゆーゆ♪」 「ゆっきゅりごひゃんたべちゃわ!」 「ゆっくりー!」 ありすが三匹とれいむが五匹。植物型でも少々多い。 が、両親は特に気にしなかった。今の季節は春である。食料も出産前から十分に溜めている おうちの方も、ゆっくりにしてはかなり広い方なので、狭いという事もない。 「おちびちゃんたち! ゆっくりごはんをたべてね!」 れいむがそう言うのと同時に、頭の上から茎が落ちてきた。 子供に送られていた栄養がたっぷりと詰まっていて、味もほどほどに抑えられている茎は 最初に子供が食べるものとしては最高の餌だ。 ありすとれいむはそれらを口の中に入れて、むーしゃむーしゃと噛み砕いた。 「ゆゆ! ゆっきゅちごひゃんをとらないでね!」 一匹の赤れいむが怒り出す。れいむは謝りながら 「ごめんねあかちゃん! でもこれでやわらかくなったからゆっくりたべれるよ。」 「ゆっくりたべてね!」 生まれたての赤ちゃん達はむしゃむしゃと柔らかくなった茎に被りつく。 そして生まれて初めての食事を楽しむ。 「「「「「「「むーちゃ!むーちゃ! ちあわちぇー!」」」」」」」 「ゆっきゅちちちぇいってね!!!」 「ゆ?」 両親は何か違和感を感じた。が、この時はそれは何なのかはわからなかった。 食事を終えた赤ちゃんたちは、さっそく家の中で遊んでいた。 「ゆっっきゅちおうたをききちゃいよ!」 「ありちゅはとかいちぇきなおうちゃをききちゃい!」 「れーみゅはすりすりしちゃいよ!」 無邪気に親に甘える赤ちゃん達。その中で変な言葉が聞こえてきた。 「ゆっゆっー! ゆっきゅりちちぇいっちぇね!」 一番小さい赤れいむである。 「ゆゆ? れーみゅたちはゆっきゅちちちぇるよ?」 「どうしたのあかちゃん? ゆっくりしてるわよみんな?」 赤れいむに話しかける家族。しかし帰ってくる答えは 「ゆっゆっゆー!」や 「ゆっくりー♪」 「ゆ?」 といった言葉しか返さない。というか基本的に「ゆっくりしていってね!!!(発音修正済み)」 か、「ゆー」とかしか言わないのだ。 「ゆ? どうちちゃったのれーみゅ?」 心配そうに見つめる兄弟 「ゆゆ! どうなってるの? まさかびょうきなの!」 れいむはソワソワと落ち着きなくおうちの中をうろついている。 ありすは家族を落ち着かせようとした。 「おちついてねみんな! いまぱちゅりーをよんでくるわ!」 そういって大急ぎで近くのぱちゅりーを呼びに行った。 「むきゅん! これはせんぞがえりね!!!」 「ゆー? なにそれぱちゅりー?」 ぱちゅりーの言った言葉の意味がわからないれいむ達。ぱちゅりーは話を続けた。 「むかしむかし、ゆっくりがだれにもじゃまされずにゆっくりしていたじだいとがあったのよ! むかしはみんな『ゆっくりしていってね!!!』しかいわなかったそうだわ!」 「それで! だいじょうぶなのあかちゃんは!」 ぱちゅりーはあくまで冷静にみんなに話す。 「おちついてねありす。これはとてもうんのいいことなのよ! むかしのゆっくりはぜったいにゆっくりできるっていいつたえがあるの! このこもとてもゆっくりできるはずよ!」 「ゆゆーん! さすがれいむたちのこだね! とってもゆっくりできるなんてすごいね!」 「とってもとかいはなこね! ありすはうれしいわ!」 「れーみゅはとちぇもゆっきゅりできるんだね!」 家族はとてもゆっくりできるという事を大いに喜んだ。 そして家族の生活は始まった。 最初の頃は、言葉が伝わらずに大変苦労したが、それでも長い間暮していると、言葉が伝わるようになっていった。 元々、ゆっくり達の話す『ゆっくり』にはかなり広い範囲の意味が込められている。 それこそ『おいしい』という意味から敵がいるかいないかまで、状況に応じて意味が違ってくる。 太古のゆっくりはその微妙なニュアンスの違いを感じ取っていたのかもしれない。あるいは意志の疎通など必要なかったのか。 とにかく、進化したとはいえ現在のゆっくり達の遺伝子にもそれは受け継がれている。 要は馴れれば分かるようになってくるのだ。 「ゆっくりしていってね!」 「そうねれいむ! きょうはおそとでとかいてきなひなたぼっこをするわ!」 「ゆっくりおひさまにあたろうね!」 「おかーさんもゆっくりいくよ!」 「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆー!」 この一月の間に完璧なコミュニケーションが取れるようになった。 家族は近くの野原で思い思いに遊んだ。 「ゆっくりころがるよー!」 「ゆゆー! まってねばったさん!」 「ゆゆーん! とかいはのたんぽぽよ! れいむにあげるわ!」 「ゆっくりー! ゆっくりしていってね!!!」 「おねーちゃん! れいむもほしいよ!」 両親はその光景を眺めていた。 「みんなとってもゆっくりできてるね!」 「そうよね。ありすたちはとってもしあわせものね。」 互いに頬を寄せ合う二匹。それは親愛の証でもあった。 その時だった。二匹の後頭部ががっちりと何かに掴まれたのは。 「ゆゆ! だれなの! ゆっくりはなしてね!」 「そうよ! ありすたちはとってもよっくりしてるのよ!」 「ぷくううううううううう」と膨らんで怒り出す二匹。しかし掴んだ相手はそんな事はまるで気にしなかった。 「う~♪ あっまあまだっどぉー♪」 間抜けな声が聞こえた。そしてそれは近くで聞いてはいけない声だった。 「「でびりゃだあああああああああ!!!!!」」 「やめてね! おかーさんたちをはなしてね!!!」 子供たちは両親を掴んだ敵に対して体当たりを繰り出す。しかしそんなものは効果がない。 「うー? じゃまなんだどぉー! ちっちゃいあまあまはおちびちゃんたちのぶんなんだからー! だまってるんだどぉ♪」 そういって足でガッ!っと踏みつける。 「やべちぇえええええええええ!!!!」 「いたいですうううううううう!!!! 「ありすもういやああああああ!!! だれかたすけてえええええええええ!!!!」 次々に踏みつぶされる兄弟。あのれいむも家族を助けようとするが、 「まってねれいむ!」 長女のありすに止められた。 「ゆ! ゆっくりしていってね!」 「わたしたちじゃかてないわ! どすをよんできて!」 れいむ達の家の近くにはドスまりさが住んでいる。群れは持っていないが、ドスの周りには大勢のゆっくりが住んでおり れいむ達もその一つだ。 ドスならばみんなを助けられるとありすは考えた。 「ゆっくりしててね!!!」 れいむはそれを理解して急いでドスの家へ向かっていった。 れみりゃは家族を踏むのに夢中で気づかなかった。 「う~? ぷにぷにしておもしろいどぉ~♪」 「いじゃいよ! やめてよ! ゆっくりできないよ!」 れいむは走った。途中で何度も転びそうになりながらも必死で走った。家族の為に。 その思いが通じたのか、何の障害もなくドスの家の前についた。 「ゆっくりしていってね!!!」 そういってドスの家へ飛び込むれいむ。 「ゆゆ? ゆっくりしていってね!!!」 中にはドスと何匹かのゆっくりがいた。その中にはぱちゅりーのつがいのまりさもいた。 「どうしたの? ゆっくりはなしてね!」 ドスの声に反応して、さっそく助けを求めようとするれいむ。 しかし 「ゆゆ? ちゃんとはなしてくれないとわからないよ! ドスだっておこるよ!」 「ゆ・・・ゆっくりしていってね!!!」 「さっきからなにいってるかわからいよ! れいむはちゃんとしゃべってね!!!」 「ばかなの? しぬの?」 かれこれ10分はこんな調子である。 れいむの言葉は馴れた家族には伝わったが、初めて会話する他のゆっくりには通じなかったのだ。 「ゆ・・・ゆっゆっくりしていってね!!!」 ついには泣きだしながら喋るれいむ。 「だからわからないっていってるでしょ? ばかなの?」 だんだんとドスは苛立ってきた。そしてもう家から追い出そうかと考えたちょうどその時 「どすー!たいへんなんだよー!れいむとありすたちがれみりゃにおそわれてるんだよー!」 「れみりゃのこどもたちもいっぱいきてるみょん!」 運よくれみりゃ達を目撃したちぇんとようむがドスに伝えに来たのだ。 「ゆ! わかったよ! すぐいくね!」 「ゆっ!ゆっくりしていってね!!!」 ドスがやっと動き出した事に喜ぶれいむ。 そして一目散に家族の元へ向かった。 助けを連れて戻ってきたれいむ。しかしそこに居たのはれみりゃ達とただの皮だった。 「うー! おいしかったどぉー! れみ☆りあ☆うー☆」 「とってもえれがんとだどぉ~♪ れみりゃのおちびちゃんはとってもかりしゅまなんだどぉー!」 「さくやー! のどがかわいた~♪ れみりゃはおれんじじゅーすがのみたいどぉー!」 「うっうー! のう☆さつだんすでふみふみだどぉ~♪」 そこには餡子を失って皮だけになった家族で弄ぶれみりゃ達がいた。 既に光のない眼で空を見ている両親と兄弟。先ほどまで元気に動いていた家族。 それが今ではただの動かない皮。 「ゆ・・・・ゆっくりじでいっでねぇえええええええええ!!!!!!!」 れいむは半ば半狂乱になりながらゴロゴロと転がりまわった。 それを周りのゆっくりが止めてるうちに、ドスはれみりゃ達に近づいた。 「ゆっくりできないれみりゃはゆっくりしんでね!!!」 それだけ言い放つと、口からドススパークを放ち、れみりゃ達をあっという間にやっつけた。 このれみりゃ達はみんなのごはんとして分けることになった。 ドスの家の前。近くのゆっくりが全員集まり、れいむとありす達を土の中に埋葬していた。 そこには当然れいむが居るはずである。しかしれいむはそこから少し離れた場所にいた。 近づけて貰えないのだ。 ゆっくり達は最後の別れを済ませた後に、口ぐちにれいむを責め立てた。 「れいむがちゃんといわないからありすたちはしんだんだみょん!」 「こどもなんだからしゃべれるでしょ! ほんとにできそこないのゆっくりだね!」 「ありすたちがしんだのはれいむのせいだね! はんせいしなくていいからゆっくりしんでね!!!」 「ことびゃもまちょもねはなちぇないなんて、ゆっきゅちできにゃいね!!!」 「ほんとはきょうだいをゆっくりさせたくなかったんでしょ!」 遂にはドスまでも 「れいむのせいだからね! ドスがもっとはやくついたらみんなぶじだったんだよ! わかってるの? ばかなの? しぬの? ゆっくりしないでどっかいってね!!!」 「ゆゆ・・・ゆっくりしていってね!!! ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくじでぎるわげないでしょおおおおおおおおおおおお!!!! どっどどでていってねえええええええ!!!!!」 こうしてれいむはこの付近から立ち退くことになった。れいむにとって嬉しかったことは ぱちゅりーだけは最後まで味方でいてくれた事だ。 「れいむ、たべられるものやかりのしかたはおぼえてるわね?」 出発当日、ぱちゅりーは朝早くからやってきて真剣な目で問いかけてきた。 「ゆっくりしていってね!!!」 ぱちゅりーには言葉の意味がわからなかったが、おそらく肯定したのだと思って話を続けた。 「そう、おうちのつくりかたもだいじょうぶね? これはあさごはんよ!」 そういって口から差し出したのは、はちみつだった。 野生のゆっくりにとっては滅多に食べれない貴重なものである。 「ゆっくりしていってね!!!」 「れいむもゆっくりしてね!!! がんばってねれいむ!!!」 帰って行ったぱちゅりーの後ろ姿を寂しげに見つめながら、れいむは新たな家を求めて旅立った。 【あとがき】 昔書いて途中でほったらかしたヤツ うん。何に影響を受けてたかよくわかるな俺 あと、久々に発掘した時に書かれてたメモが 【メモ】 ジャギ様登場 どういうことなの…… byバスケの人 このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/180.html
※0962の続きです。スレがヤバイほど考えていたネタを消化していったんで明日テストだけど書きました。 ※テストなのにどうすんだよ俺…… 「ここで、ゆっくりしていくといいよ」 ゆっくりまりさに案内した小屋は大体一畳半ぐらいの広さだ。 小屋の中央に円形の台座があって、壁にはロール状に巻いた紙をつけた仕掛けがあって、引っ張ると紙が出てくる。 人間では少し狭いと感じるかもしれないが、ゆっくりには充分な広さだった。 「きにいったよ おにいさん! きょうからここがまりさのおうちだね!」 ゆっくりできる場所とわかれば、自分の土地として扱う。 緩い脳味噌特有の「おうち宣言」だ。 これだけで殺したくもなるが、せっかくいいお仕置きを思いついたのだから我慢した。 「好きなだけゆっくりするといいよ。まずケガを治そうか?」 「ゆっくりしていくね! おにーさんはやくまりさをなおしてね! まりさはここでゆっくりするよ!」 ゆっくりできると信じてる糞饅頭を絶望のどん底に叩き込めると思うと、自然と顔がにやける。いかんいかん。 ニヤけた顔を見られないように、お仕置きの準備のために家まで戻った。 それからゆっくりまりさは、心ゆくまでゆっくりできた。 案内されたお家で、ゆっくり待っていると、おじさんが戻ってきてケガの治療をしてくれた。 治療のあと、「汚れているからキレイにしてあげる」と言って、井戸の水で洗ってくれた。 井戸に行く途中、れいむが居たところを見ると、棒切れと少しの餡子が残ってるだけで、れいむが居なくなったのを、不思議に思ったが、 体を洗ってもらってすっきりすると、そんなこともすぐに忘れた。 ご飯を自分で採ってこなくても、おじさんがご飯をくれた。大体は野菜で、たまにお菓子もくれた。 野菜とは別にケシの実もくれた。野菜のほうが美味しいけど、何でかケシの実をたくさん食べたかった。 外には出してくれなかったけど、ご飯の後におじさんが遊んでくれた。 背中を突付いたり、ほっぺをひっぱたりして、いやだったけど、ケシの実を食べた後だからか、すごくゆっくりできた。 あるとき、おじさんがケシの実を持ってこなかった。 「足りなくなったから、少しの間、ゆっくり我慢してね」 言われて、おじさんの足にぶつかったりしたが、お菓子をくれたのでガマンした。 お菓子は美味しかったけど、なんだかゆっくりできなかった。 ケシの実が食べられない日が何日が続いた。 最初はガマンしたけど、だんだんゆっくりできない感じがしてきた。 おじさんが何日か分のご飯を置いていったけど、なんだが食べたくなかった。 無性にイライラして、跳ねたり、壁にぶつかったり、壁の紙を引き千切ったりした。 ゆっくりできているハズなのに、ちっともゆっくりできなかった。 何をしていても、ケシの実のことばかり考えていた。 ゆっくりできずに暴れているときおじさんがケシの実を持ってきた。 「はやくケシのみちょうだい! ゆっくりしてないではやくたべさせてね!」 ケシの実を食べると、すごくゆっくりできた。 久しぶりにゆっくりできた気がして、おじさんと遊びもしないで、ゆっくりお昼寝した。 ゆっくりまりさを捕まえてから、いくつか実験してみた。 ケガのところを、カラシを練りこんだ小麦粉で塞ぎ、塩水で体を洗ってみた。 ゆっくりには耐えられない痛みが発生するハズだが、反応は無い。 ケシの実を食べさせた後、背中を熱した鉄串で刺したり、頬を洗濯バサミで挟んだりしたが、反応は随分薄かった。 痛覚、触覚が随分マヒしているようだ。 次の実験はとても楽しかった。 エサからケシの実を抜いてみた。禁断症状の具合を調べる。 伝えた時、かなりご不満のようだったが、菓子をやったら、渋々諦めていた。ちなみにお菓子はワサビ入りだ。 様子を見るために加工場で買った監視カメラで、観察してみた。 最初はワサビ入りの菓子を食べて、静かにしていたが、次第に様子が変わってきた。 「ゆひぃっ!!? なんがゆっぐりでぎないぉぉぉぉっ!!?」 禁断症状が出てきたようだ。定期的にケシを与えていたので、初めて起こる禁断症状だ。 しきりに飛び跳ねたり、壁にぶつかったりしだした。 ゆっくりのくせにゆっくりしていない。いや、できないのか。その様子を見て大爆笑した。 用意したエサもブチまけ、壁の紙を引き千切ってるから、小屋の中は酷く荒らてしまった。 「ゆ゙ぎゅ゙゙いいいぃぃぃぃっ!!? ぴゃぶっ!? ゆっぐヒじドいっ!!?だびゅ!!」 何度も何度も壁にぶつかったりしてるから、皮が破れ、餡子が漏れている。ゆっくりまりさは気付いていないようだが。 これ以上暴れて死なれてもツマラナイので、ケシの実を与えた。三日ぶりのケシの実だ。 監視していたので、オレはゆっくりまりさの様子を知っていたが、ゆっくりまりさにとって三日ぶりの対面である。 今のゆっくりに時間の感覚があるとは思えないが。 「やぁゆっくりしてたか?」 「お゙ビびゃん~~~~~!!? ドぼじでぇぇ!? ゆ゙っぎゅびヅぎでぃよ゙ぼぉぉぉっ!!?」 監視カメラで様子を見ていたが、生で見ると一段と酷く感じになっていた。 目が窪んでゲッソリとした感じになっている。皮か餡子が腐り始めたのか異臭までする。水分も取っていないからガサガサしていた。 「い゙だびぃぅ゙いっぃぃぃ!! ゆ゙っギひざじでぇぇ!!?」 痛覚も戻っているようだ。そろそろだな。 「ほらケシの実だ」 ケシの実といった瞬間、ゆっくりらしからぬ速度で反応した。 「ケフィっ!? ケフィアっ!!? ケフィのみ!! ぢょびゃいぃぃぃx!!!」 涎や、よく分からない汁を撒き散らして、足に擦り寄ってきた。 あまりのおぞましさに、少し遠くにケシの実を投げつけた。 「ゆ゙ブヒぃぃぃぃぃ!! ゲブ゙ィぃぃぃぃぃぃっ!!」 床に落ちたケシの実を飛び掛って食いついた。 「びょ゙゙めっ!! め゙っぢゃぶめ!!」ものの数秒で食い尽くしやがった。 「ゆっくりすっきりー!」 ケシを食べ終えたゆっくりまりさは急に叫んだと思ったら、眠りだした。 気持ち悪い、安らかな寝顔だった。 寝ている間にケガを補修した。普通の小麦粉でだ。 そろそろ頃合だろう。 これ以上時間をかけて精神が壊れてもつまらん。 実験は辞めて、お仕置きに入るとしよう。 「さぁお仕置きの時間だよベイビー」 次の日はケガも治っていた。 「ゆっくりー! おじさんゆっくりしていってね!」 ケシの実を与えたお陰で、精神も安定しているようだ。 「おじさんごはんちょうだい! ケシのみももってきてね!」 この数日ですっかりオレを信頼し、今日もエサを貰えると思っているようだ。残念。もうエサは必要ないんだなぁ。 「もうエサはないよン」 ものごっつい満面の笑顔を浮かべた。 「ゆゆ!!? ふざけないでねじじい! ゆっくりしてないではやくごはんもってきてね!」 じじいだってよ。おおウザいウザい。随分尊大な態度になったもんだなぁ。このドマンジュウ。最初は媚びへつらってお兄さんお兄さん呼んでたのに。 「ばかなじじいはいらないよ! まりさのおうちからゆっくりでてってね!!」 「いまならごはんもってきたらゆるしてあげるよ!」 「何勘違いしてんだこの糞饅頭? ここはお前の家じゃないし、もうエサはやらないよん♪」 さっきオレも阿片を使ってきた。こいつに使ったヤツの数倍の濃度だ。今の俺テンションめちゃくちゃ高ぇ!! 「残念でした! あなた騙されちゃったの!!」 どこぞのアニメキャラの顔をして、ゆっくりまりさの帽子を奪った。 「ゆゆっ!!?」 帽子を掴んで、小屋の中央のオブジェの蓋をずらす。穴が開いていて、覗くと、コンクリ状の地面が見えた。小屋の地下は空洞になっているのだ。 「まりさのぼうしかえしてぇぇぇぇっ!!?」 帽子を奪い返そうと体当たりしてきた。止まって見えるので、避ける。 「う~☆ こんなばっちぃぼうじいらないど~♪ ぽ~い♪」 ゆっくりれみりゃのマネをして、帽子を穴に捨てた。阿片のお陰で顔も似ていたと思う。 「ま゙り゙ざの゙ぼゔ゙じぃぃぃぃっ!!? ゆ゙ぎゅっ!!?」 飛び跳ねて、ゆっくりまりさは穴に飛び込んだ。しかしギリギリ入らない大きさだったため、ゆっくりまりさは穴の淵に引っかかってしまった。 ゆっくりにとって、頭の飾りは命よりも大切なものらしいから、何があってもとりかえそうとする。個のアイデンティティーらしい。 「ゆぎゅゅぅぅぅぅぅ!!!!」 「う~♪ う~♪ おれ☆う~♪」 穴にハマっているゆっくりまりさを、れみりゃダンスをしながら眺めてた。テンション高くてマジ楽しい。 「お、おじさん! みてないでまりさをたすけてね! ぼうしもかえして!」 『じじい』から『おじさん』にランクアップ。まだ足りない。 「う~♪ てつだってあげるど~♪…………メメタァ!!」 カエルを潰さない程度の能力で、穴に押し込んでやった。これが『仙道』だ!! 「ゆ゙゙゙ぎぃぃぃぃ……ゅ゙ぷっ!!?」 ラバーカップを引っこ抜いたような音をだして、ゆっくりまりさは落っこちた。底に落ちていた帽子がクッションになって、ケガはしなかったようだ。 「ゆゆ!! くそじじいとはゆっくりできないよ! まりさをたすけたらでていってね!」 素早く帽子を被って、穴の底から見上げて怒っていた。助けを求めながらなお尊大な態度。故にゆっくり。最低の害獣。 「ハハ! ごめんよ、いま助けるからね。その前にご飯を食べてゆっくりしないかい?」 れみりゃ顔から一転、素の顔に戻した。ナイス顔芸。もちろん助ける気もエサをやるつもりもない。 「ゆ! ゆっくりまってるから ごはんちょうだいね!」 落とされたことも忘れて、能天気な笑顔になった。もうエサは必要ないという言葉を忘れたのかねぇ? オレはおもむろにパンツとズボーンをおろした。 さて。もうお気づきの方もいるだろう。 中央のオブジェ。壁にあるロール状の紙。そう。この小屋は便所だ。 中央のオブジェ――便器は妙な形をしているが、なかなかにキレイだ。 ナイスガイの俺は、トイレの汚いのだけはガマンならんタチだからな。 スポッと尻を便器に乗せた。穴が塞がったので、光が届かなくなった地下は当然真っ暗になる。 「ゆ!!? くらくなったよ!!?」 急に暗くなって慌てたゆっくりまりさが飛び跳ねる。このトイレはインドでも珍しい方式をとったものだが、設計ミスのせいで、底が浅くなっているので、 飛び跳ねると、ゆっくりが顔を出してくるのだ。 今は俺の尻があるので、まりさの帽子があたって肛門を刺激する。ぬふぅ…… これからゆっくりまりさに起こることを考えると興奮する。やべぇ勃起してきた。 阿片で腹も緩くなってしたし、肛門も刺激されているので、限界は早くきた。 「……うっほぅぅっぅぅ!!! だすぞぉぉっぉお!!」 ブチャベチョッッヂュビョ! ブビュビュビュビュ!! プピ 「ゆ!? ぎィにゃああああ!!?」 ケツ穴の真下に居たゆっくりまりさは、俺の下痢便の直撃を食らう。 噂の『うんこまりさ』の誕生というわけだ。 「ぐざい゙よ゙ぉぉぉぉっ!! どうじでぇぇぇぇ!!?」 まだ座っているので、ゆっくりを見ることはできないが、どうなったかは想像はつく。 しかし暗闇の中、いきなり汚物が降りかかってきた、ゆっくりまりさは何が起こったのかまだ分からないでいた。 ケツを拭くために尻をあげる。それで、便器に光が差し込み、まりさは自分に降りかかったモノを確認することができた。 「ゆううぅぅぅぅぅっ!!??」 おっと。とうもろこしが。 半端に消化しかけた排泄物を見て、まりさはやっと何が起こったのか、わかった。 「ぐざいよぉぉぉぉっ!!? ど゙ゔじでごんな゙ごとずる゙の゙ぉぉぉぉっ!!?」 「それがごはんだよ! ゆっくりりかいしてね!」 ゆっくりの声マネをしながら、ゆっくりが喋る言葉で俺がかなりムカついた言葉をやってみた。確かにムカつくわ。 さて。こうして糞まみれのうんこまりさをつくったワケだがこれからどうするか? このまま此処で飼って、バキュームカーにするのもいいし、ウォシュレット代わりにケツ舐めさせるのもいいかな? 発情したありすを入れて、糞まみれでやりまくるっていうのはどうだろう。 期待に胸が膨らんでくる。やべぇ勃起してきた。ケツ拭かなきゃ。 こうして僕の、ゆっくり虐待はくそみそな結果に終わったのでした。 終わり。 ※ごめんなさい。終わりません。二部構成で終わらせようと思いましたが、纏めきれませんでした。 ※後編でかならずオチをつけるので、ゆるしてください。 ※テストさえなければ、じっくり書けたのに……あとたぶん修正します。 ※めっちゃスレでポルナレフの便所ネタ言われて、前から考えていたのでコレはアカン!と思って、急いで雑に書きました。 ※ゆっくりしていたからテストやばいよ! このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1666.html
精神的にゆっくりをいじめたい話 (なまぬるいよ!) 「はい!今日は待ちに待ったれみりゃの特別な日です!」 「うーっ♪」 「何の日かわかるかなぁー!?」 「う?うーうー!」 「人の言葉を喋れよ豚まん!」 ドゲシッ 「うえええええん!!!」 「あ、泣いてしまった。まあいいか、エムっけあるしこいつ」 やあ。僕は虐待お兄さん。 エムっけのあるれみりゃを飼っているよ! 今日はゆっくりを精神的にいじめるトレーニングをしよう! 虐待お兄さんたるもの、トレーニングはかかさないよ! じゃあ、一つ目いってみようか! このトレーニングでは、れみりゃと、適当なれいむやまりさを使うよ!飼っているれみりゃに協力してもらうことにしよう! さて、今回使うれいむとまりさは、番だけども、 このまりさ、一度試したことがあるからわかるけど、れみりゃに襲われたりしたら番を見捨てちゃうんだ! 前のお嫁さんはそれで死んじゃったんだよねー。 じゃあ、早速虐待部屋にれいむとまりさを放そう! 虐待部屋はバカがつくほど広いんだ。虐待お兄さんたるもの、虐待ビデオでお金を稼いだりもするから虐待部屋は広くて損はないよ! 「ゆゆっ?おにーさん!なにここ?ゆっくりできるの?」 「ゆっくりできるんだぜ?」 「ゆっくりできるよ。ほら、草もいっぱい生えてるし、ちょうどいい洞穴だってあるよ。ほら、あっちに」 「ゆゆ!!まりさたちはここをゆっくりプレイスにするんだぜ!!」 どうやら気に入ってもらえたらしい。 虐待部屋は自然に近い状態にするのもアリだと思うよ。 ま、洞穴のとこは、火炎放射器とかを壁に隠してあったりするけどね…。 「ゆっ!まりさ!きょうはれいむがごはんさんとりにいくよ!」 「いいのぜ?」 「れいむにまかせてね!」 「わかったぜ。いってらっしゃいのぜ!」 ぜっぜぜっぜうるさいなあ。あ、監視カメラやマジックミラーでの観察は必須だね。状況がよくわかるから。 しかしれいむは健気だね。新居に移ったその日から食料集めかあ。 「ゆゆーん!おいしそうなりんごさんだよ!」 「ゆ?あまあまさんだあああ!!わーいわーい!ゆっくりできるよぉ!」 リンゴを見つけたか。栄養たっぷりだぞ、ふふふ。 え?あまあまさん?あ、レイパーれいむを3ヶ月かけて作り出した時に犠牲になったゆっくりの亡骸が残ってやがった! 「まりさ!これできょうとあしたはゆっくりできるよ!」 「あまあまさんもあるのぜ!れいむはすごいのぜ!」 「ゆふふふー、まりさには負けるよぉ」 「ゆふふふふ」 結構仲いいのな。さて、1日ゆっくりさせたら、翌日まで放置していて大丈夫。 あ、レイパーれいむの話でもしようか? レイパーれいむは、お兄さんが秘蔵の妄想自作マンガや工口画像を見せたり、 すりすりしまくったりした結果に出来たものだよ。 完成した後は虐待部屋でテストしたんだけど、レイパーありすと違って警戒されないから、どんどん犠牲になっていくんだよ。 でも一応母性が強いれいむだから、レイパーありすと違い、犠牲になったゆっくりの子供には子守唄を聞かせたり、 朽ちた犠牲者の中身を食べさせたりするんだよね。なんか偽善者っぽくて笑える。 この前はゲスなドスの群れに潜入させたっけな。 さて、朝になったられみりゃを放して虐待部屋のゆっくりを蹂躙! といきたいところだけど、 れみりゃと適当なれいむをセットで放す。 放すタイミングが重要で、そうだな、今回はれいむが出てきた時にしよう。 そら、出てきた。二匹とも!!いけ!!! 「ゆ〜、きれいなおそらさんだよぉ〜♪」 「ゆ?なにかきこえるような?」 「ゆぎゃあああああ!!!いだいよおおおお!!!」 「う〜♪う〜♪」 「ゆっ…れみりゃだ!見つかるまえににげるよ!」 このれみりゃにはわざとセットになったれいむのみ食べるように言ってあるけど、 野良れみりゃとかにやらせるとトレーニングの予定が狂うこともあるので、気を付けないとね。 「まりさぁ!!れみりゃがいたんだよ!!」 「なにいってるんだぜ?ここはゆっくりできるはずだぜ?」 「でもほんとにいたんだよぉ!!」 「ゆう…ゆっくりできないのぜ」 「だいじょうぶかなぁ、みつからないよね…?」 「だ、だいじょぶにきまってるぜ!まりさはさいきょうだからみつかってもたおせるぜ!」 「そそそそうだよね!大丈夫だよね!」 2匹に「ゆっくりできないれみりゃがいる」と思わせるのが先の行動の目的さ。 では、2匹とも出てくるまで待とう。 出てきたら、少したったぐらいでれみりゃを放す。 れみりゃには「れいむを頭に乗せて一緒に遊んでやってくれ」と言ってある。 ここが今回のトレーニングの要さ! 「ゆゆーん、すてきな花だよぉ」 「れいむにあげるのぜ!」 「ゆっ!すてきなぷろぽーずだね!」 「ゆへへへへ…」 「うー♪」 「「どぼじでれみりゃがいるのおおおおおおおおおお!!!」」 「れ、れみりゃだよ!まりさ!」 「わわわかってるのぜ!!でも、でも…まりさはたたかわないのぜ!!!」 「ゆううう!?どぼじでえ!」 「れいむがおとりになって、まりさをにがしてくれるからだぜ!あばよ!!」 「ゆぎゅうううう!おいてかないでよおお!ひどいよ!うらぎりものぉ!!」 想定通り、まりさはれいむを見捨てたよ。語尾にぜが付くまりさはこういう行動が多いんだよなあ。 「うー♪」 「ゆうう…ひとりでもたたかうよ!」 あれ、勇敢だな。ボインボインとれみりゃに体当たりしているぞ。 「うー!」 「きいてるの!?きいてないの!?わからないよおお!ううう!!」 そんなちぇんみたいなセリフを喋らなくても。 「うー」 「…ねえ、たべないの?どうして?」 「うー!」 「ゆー、ふしぎなれみりゃだよ!」 「うー♪」 「のっけてくれるの?」 よしよし。 「おそらをとんでるよお!すごいよ!れみりゃはゆっくりできるよ!!」 「うーうー♪」 それじゃ、ここでお兄さんが登場だ。 「れいむ、楽しんでるね」 「ゆゆっ!お兄さん!ちょっとこわかったけど、ゆっくりできるれみりゃもいるんだね!!」 「そうだよー。実はそのれみりゃはお兄さんが飼っていたんだよ」 「じゃあおともだちになれるの!?」 「なれるよ。あ、心配しなくてもいいよ。れいむをエサになんかしないから」 「あんしんしたよ!!ゆ、でも、あのまりさは…」 「せっかくだからからかってやろう!」 「いいあいであだよ!!れみりゃ!まりさをおいかけてね!」 お兄さんは退室して、また外から様子を見るよ。さあクライマックスだ! 「ゆっぐ、ゆっぐ、ばかれいむはぎせいになったのぜ!まりさはいきのびるのぜ! ごはんもひとりじめできるし、ばかれみりゃさまさまなのぜ!!」 「まりさ!ゆるさないよ!」 「どぼじでれいむがいるのおおおお!!ばかれみりゃにのってるじいいいいい!!」 「れみりゃがのっけてくれたんだよ!ひどいまりさはれみりゃものせないっていってるよ!!」 「う゛ー!!」 「ぢぐじょおおおお!!!ばがでいぶどもどもぶっごろしでやるうううううう!!」 「うーーーー!!!」 「どぼじでだいあだりあだらないのおおおおおお!!」 いいぞ!れいむと一緒にまりさの攻撃をよけ、自分から手は出さない! 精神的に追い詰めるんだ! 〜30分後〜 「ゆ…ゆ…つかれた…」 「うー」 「まりさはゆっくりれっとうかんをかんじてね!」 「ゆ…ゆ…もうやだ…」 まりさはかなりストレスがたまっているはずだ! もう少しだ! 「まりさはもうたのまれてもけっこんしてあげないよ!」 「ゆ…ゆ…ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆっゆゆyっゆゆゆゆゆゆゆうゆゆゆゆゆいうるゆゆるうゆうゆゆゆゆゆゆゆゆ」 「ゆ?まりさのあたまがおかしくなったよ!」 「うー♪」 「そうだね!おにいさんのところにいこうね!」 フィニッシュだ!まりさはストレスのあまり気が狂った! しかし、トドメがあの一言か。まりさも一応れいむの事を好きではいたようだなあ。 あ、れみりゃきた。 「おまえたちはれいむの部屋で一緒にゆっくりしててね」 「うん、わかったよ!」 乗せてしかも飛んだまま移動しているって不思議な光景だわ…。 さて、後始末はお兄さんがやらないとね。 「YUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYUYU」 「まりさ」 「湯があああああああああああああああああああああああああああああ愛wf呪医あああああああああああああ ああh著tvwskkhvwヂvhfdvgfgvhsfsgrjjtbsjvレkjjkレjjgレjjgレjhgrhケvkレwjvgkjvgrケtvkレvghレvhレgvjレvgレkvgレkvgレkゲrkj」 「死ね」 ブチッ 「……ゆ゛っ゛…」 悲しい最後だなぁ。それじゃあ二つ目いこう。 二つ目のトレーニングは、シンプルに、レイパーありす50匹をつめこんだ部屋に適当なれいむを入れるんだ。 レイパーありす50匹は一歩間違えれば危険な代物。トレーニングが終わったら、潰すなり、鎮めるなり、 はたまた君がHENTAIならその性欲を自らの性欲でうちたおすのもアリだよ! ともかく、れいむを入れる前に、ありすのいない空間を作って、外から入れないように仕切りを作るんだ。 そうしないと、こうなる。 「ゆっくりしていっでねえええええ!?でぎないよおおおお!!!」 「はあっ、はあっ、はあっ、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」 3匹のありすにこすられまくって、犯し殺されてしまうよ。 運が悪いと、子供が生えたのに反応してキモいことを口走るよ。 「はあ、はあ、ありすとれいむのあいのけっしょうなのねえええええ!! さらなるあいをあたえてあげるわあああああああああああああああ!!!」 と産まれてもいない子供に突進。これはひどい。死ね。 本番といこうか。 「ゆっくりしていっで…エレエレエレエレエレエレ」 「はいてるれいむもがわいいいよおおおおおおおおお!!!!」 周りを囲むレイパーに気付いた瞬間、激しく嘔吐した。 一応れいむがいる場所を居住空間として、嘔吐物やうんうん、しーしーをする穴(穴の先は排泄物置き場。これはまた別の虐待に使うこともあるよ!)や、 水飲み場、おふろ(浅いものじゃないと溺れちゃいます)、遊具やベッド、緊急時のオレンジジュースを用意しておこう。 「はあ…はあ…おれんじじゅーすさんがあるよ…ゆ、ゆう、あぶなかったよ…」 「はあはあはあはあ…どぼじでれいむにごのあ゛いをづだえられないのがじらあああああ!!!!!」 「こ、こないでね!!!…あれ?これって、ありすはこれないの?」 「ううううううううううううううう!!!!ぐるじいいい!!あいをおおお!!!」 「ゆ、ゆう…うるさいしきもちわるいからゆっくりできないけど、これならやっていけそうだよ」 と、まあ、ありすを放置プレイしつつ、れいむに普通に生活させる。 一度でもお兄さんとか元の母親の姿をみているゆっくりだと、ストレスですぐにさっきのまりさのようになるから気を付けて。 さて、ここでこのトレーニングのターゲットを明かそう。 そう、ターゲットは実はれいむではなくレイパーなんだよ! レイパーは実はその愛(笑)を受け止めてくれる相手がいないと…おっと、これはヒミツ。 それじゃ、一日1体、ゆっくりを投下するよ。 「ゆっ?レイパーだああああ!どぼじでごんなにいるのおおおおおお!!!」 「まりさああああああ!ありすがあなたをほねぬきにするからねええええ!!」 「やべでよおおおおおお!ずっぎりじだぐないいいいいい!!」 五日経ったら、二日に1体にシフトするよ。 さらに三日経ったら、一気に1週間に1体にする。 こうなると、ありすは阿鼻叫喚。 「ぐるじいいいいい!!!!」 「ゆゆう、きもちわるいよ!こっちこないでね!」 「でいぶうううう!!ごっぢぎでずっぎりじまじょうよおおおお!!」 「やだよ!あっちいってね!」 人間のようにはいかず、一人では性欲をためこむばかり。 レイパーどうしですっきりはしないので、どうにもならない。 ありすたちが不満を口にし始めたあたりで、まりさをれいむの居住スペースに投下。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!ゆ!?レイパーだ!!!」 「大丈夫だよ!こっちにはこれないから!ゆっくりしようね!」 「ゆ、ゆ!ほんとだ!ゆっくりしようね!」 しばらく置いて、仲良くなったら照明を薄暗くする。 夜のような感じでね。 「ゆ…夜なの?」 「でもいままで夜にはならなかったよ?」 「ゆゆう、まあいいよね」 「そうだね。…ねえまりさ…」 「ゆ?なに?」 「れいむ、あかちゃんほしいよ」 「でいぶうううううう!!!まりざああああああああ!!!!わだじの゛ごどもはらんでええええええええ!!」 「…むししようね。うん、いいよ。」 ありすの目の前ですっきりをさせるというわけ。 「「すっきりー!」」 「ああああああああああああああああああああああああずっぎりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいじだいいいいいいいいいい」 「ゆゆう、いきなりレイパーがいたら怖がらないかな?」 「たぶん、目を開ける前にあんぜんだっていってあげたらだいじょぶだよ」 「そうかなあ」 さて、これでゆっくりした家族生活をはからずもれいむとまりさは見せつけることになる。 ありすは、性欲がたまって、だんだんヤバい状態になる。 「ゆげっ、ゆげっ、、ずっぎり、ずっぎり!!!」 「ゆげじ!!ずぎ!ずぎり!あい!あい!」 「あかちゃん、あれがれいぱーだよ」 「ゆ?きょわいよお!」 「ゆっくりできるよ。あんしんしてね」 「ゆっきゅりちゅるよ!!」 「あぎゃ!!!ずううう!ぎぎぎい!」 これをお兄さんは自爆症候群と呼んでいるよ。 自爆症候群とは、ありすがすっきりできなすぎて自爆することをいうよ。 あ、ほら… パァン!!! 「ゆげええええええええげげげげげげっげえ!!!」 パァン!!!!! 「あああああああ!あいがだりないのおおおおおお!」 パンッ!! しかし中にはあまりのキツさや本来の家族愛を目にして正気に戻る者もいる。 「ああああああああああ!!!……ゆ…ゆ?どぼじでれいぱーがいるのおおおおお!?」 「ゆげっ!ずぎり!ずぎり!」 「いなかもの!ずっぎり!じだくないよおおおおすっきり!!うわあああああすっきり!」 正気に戻ると最早同種ですっきりするのも厭わないようで、即犠牲になる。 このような犠牲者から生えてきた茎を、素早くマジックアームで確保。 オレンジジュース漬けにして素早く赤ゆっくりとして誕生させる。 それら全てがありすであり、またレイパーと元レイパーの子ということで、 ちょっとすりすりしてやったら性欲狂いになる超過敏な爆弾だ。 これを、成長を早める薬を使用しつつ、 レイパーをその愛でうちたおすことを教える。 「ゆゆ!ときゃいはのありしゅがいなかもののれいぱーにときゃいひゃのあいをおしえりゅのね!!」 まあ自覚のないレイパーということで。 大きくなったらレイパーありすの部屋に投下。よく見たらもうありすが30匹ぐらいになってるな。 「あがぢゃあああああああん!!!!ありずのあいをうげどめでえええええ!!!」 「ゆっ!いなかものね!ほんとうのあいをおしえてあげる! んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 「っ゛!!!っ゛!!!っ゛!!!…もっ…っ゛!!!ずっぎ…!!!」 レイパーをレイパーが犯し殺す。不思議な光景である。 また、普通のレイパーとは性質が違うので、なんか、こう、ものすごい。 犠牲になったレイパーの頭からは茎が50本生えている。うわあ。 「すっきりー!!ふう、いなかものはいなくなったわ!!」 「たしかにいなくなったけど、やっぱりきもいよおおおおお!!」 「どぼじでぞんなごというのおおおおおおおおおおお!!」 パァン!!! 成長を早める薬は、精神的な面での成長が遅くなるという欠点を持つ。 ようするに豆腐メンタル、いや饅頭メンタルということで、罵倒されると素早く爆発する。 レイパーが全滅したら、れいむとまりさの家族の待遇は自由だ。 トレーニングの一環として、殺すことにしよう。 「ゆっ!おにいさん!ゆっくりしていってね!」 「うん!ゆっくりしていくよ!れみりゃも仲間に入れてね!」 「え?」 「うー♪」 れみりゃにエサをあげよう! 「れみりゃはむりだよおおおおお!!」 「うー!!」 「いだいいだいいだいいだいいだい!!!!!」 「おかあしゃあああああん!!!」 「うあー!!」 「ああああああああああ!!!」 「うーうー♪」 全滅したぞ! さて、トレーニングはここまで! みんなもゆっくりトレーニングしていってね!!チャオッ☆ 「おにーさん、なんなのこれ…」 「虐待お兄さんに捧ぐトレーニングビデオ 第一弾!らしいけど…」 「なんか…やだ…」 「…もう借りるのやめるよ」 「それがいちばんだよ…」 終 このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/303.html
近所のおばさんのところに行った時いい方法が思いついた。 おばさんの家には最近あまり見ることのなかった吊るし柿がしてあった。 これだ!これしかない!俺に電流走る。 早速実行に移そうと俺は山へ出かけた。 ソフトボールくらい大きさのゆっくりがちょうどいいだろうなとかいろいろ想像していると ついにゆっくりれいむの家族を見つけた。親と思われるバスケットボールくらいの 大きさの親ゆっくりを先頭に子供が10匹列になって森の奥のほうにゆっくりと進んでいた。 子供の大きさは約15cmであっただろう。あまりに思い通りだったためかなり興奮したが ここで焦っては台無しと思いゆっくりと家族の後をつけた。 「きょうもゆっくりしようね!!!」 そう言って親ゆっくりが先に家に入っていった。そこを見計らって俺は子ゆっくり達に すばやく近づき持っていた袋に素早く放り込んだ。 「ゆっ!ゆっ!?」 ゆっくり達は少し混乱していたが他の姉妹と一緒だったためそこまで大騒ぎはしなかった。 「はやくはいってきてね!!!」 という親の言葉を背に俺はさっさと自宅へ向かった。 家に帰ると取ってきたゆっくりを箱に移し変えた。 「ここはどこ!?」「おかーさーーん!!!」 などと口々に言うゆっくりたち。 「ここはお兄さんの家だよ。ゆっくりしていってね!」 といって箱の中に飴玉を入れてやった。 「うめぇ!めちゃうめぇ!!」「おにいさんありがとう!!!」「ゆっくりしていくよ!!!」 なんて単純なやつらだ・・・。親とはぐれたことはもうどうでもいいようだ。 ゆっくりたちを安心させると俺は早速次の作業に入った。いよいよ「干しゆっくり」作りだ。 おばさんに教えてもらった干し柿の作り方のメモを参考につくってみる。 えーと、[まず皮を剥きます]だと・・・!? ピーラーを台所からもってきてまず1匹を箱から取り出した。 「おにーさんあめちょーだい!!!」 などとほざいているがそんなの関係ねー。ピーラーを当てて皮を削ぎ落とす。 「い"ーーーーだい"い"い"い"よ"おおおおおお!!!!」 くそ!皮が柔らかくてうまく剥けない。なので表面を少し削ぎ落としただけでやめてあげた。 「ゆ"っ!ゆ"っ!」 剥かれたゆっくりは涙目だ。2匹目も同じように皮を剥いてやった。 「ぎゃあ"あ"あ"あ"ーーー!!!!」「お"う"ぢがえ"る"ぅぅぅーーー!!!」 後のほうのゆっくりは他のゆっくりの悲鳴を聞いているため箱を出る前からすでに泣いていた。 えーと、次は[2個1組になるように紐の両端で結びます]か。 ちょうどいいことにれいむにはリボンがあるためそこに紐を通す。 それから[熱湯に通すと乾きが早くなる]らしいので熱湯を用意する。 皮を剥かれてよほど痛かったせいかゆっくりたちは泣くばっかりで動こうとはしなかった。 お湯が沸いたので紐をもって2匹のゆっくりをなべの上まで持っていった。 「や"め"でぇぇーー!!」「あづい"のい"や"あ"あーーー!!!」 お構いなしに湯につける。死なないように10秒くらいで出してやる。 「あ"づっ!あ"づい"よお!」「お"にい"ざんやめ"でね!!!」 また湯につける。死なない程度に。 「おにいさんもうやめてあげてね!!!」「おかあさんのとこにかえしてね!!!」 その他のゆっくりが必死に抗議してきたのでこの辺にしてやる。次はお前らなんだけどな。 10匹分終わったがもうかなりぐったりしている。でもまだ生きてるからたいしたもんだ。 次は[日当たり、風通しのよいところに干す]という作業だ。 縁側に吊るしてやった。そのころにはもう日も落ちて満月が昇っていた。 障子を閉めると月夜に浮かぶ10個のシルエットがなかなか趣深い。 今日はこの辺にして寝ることにした。饅頭だから1週間もすれば乾くだろう。 朝起きて様子を見てみる。 「おにいさんはやくおろしてね!!!」「おうちかえる!!!」「あめ!あめ!」 まず驚いたのがこいつらの剥いた皮がもとの厚みに戻っていることだった。剥き損だったのか。 しかも昨日のことはあんまり覚えてないみたいだ。 「おまえらゆっくりだったらどこでもゆっくりできるだろ?ゆっくりしていけよ。」 そう言い残して俺はさっさと仕事へ向かった。 「おにいさんまってね!!!」 無視した。 仕事から帰る途中今度はゆっくりまりさの家族を見つけた。しかもまた子供が10匹も。 昨日と同じ手順で素早く子供だけを回収。家に帰って同じように干し柿の作り方に従い 作業をする。皮を剥くのが無駄だと今朝知ったばかりだが面白いので剥いてやった。 縁側にいってれいむの様子を確認する。 「お"な"がずい"だよ"ー!」「ゆ"っぐりでぎないよー!」 泣けば泣くほど水分が失われることをこいつらわかんないのだろうか。 「よしよし。今日はいいものを持ってきてやったぞ!」 「えー?なになに?」「ごはんたべるー!」 とたんに泣き止み俺に期待を寄せてくるれいむたち。そこで紐に結ばれた10匹の ゆっくりまりさを見せてやった。 「友達が増えてうれしいね!」 といってれいむたちと同じように吊るしてやった。 「ま"り"ざぁ"あああ!!!」「お"に"い"ざんひどい"いいいぃ!」 皮が透けてて白目むき出しの湯気が出まくったまりさを見てまたれいむたちは泣き始めた。 3日くらいたつとさすがにしなびはじめているのがはっきりと確認できた。 「おにいさんおなかすいたよぉ」「もうおうちかえるぅ」 泣いてはいなかったがもう元気はなくなってきた。 「もっとゆっくりしたかっ・・た・・・」 と弱音を吐くヤツも出てきた。 そろそろだなと期待を膨らませて仕事に出た。 帰ってくると何か騒がしい。泥棒か!?と思い聞き耳を立てる。 「いまたすけるよ!!」「ちょっとまっててね!!!」 「おかあさんはやくしてね!!」「はやくおろしてね!!」 どうやられいむとまりさの親が助けに来たらしい。急いで縁側へ向かう。 「おかあさんうしろ!!」 「!!」 2匹の親ゆっくりは一瞬驚いたが間髪いれずに体当たりをくらわせてきた。 「こんなことしたのはおにいさんだね!」「ゆっくりしね!!」 ドカッ!ドカッ! あまり痛くない。逆に今度は俺が親れいむにかかと落としをくらわせる。 「ゆ"っぐっ!!ゆ"っぐうううんっ!!!」 頭のてっぺんが凹んで涙目の親れいむ。 「はやくおろしてね!!」 あいかわらず体当たりをしてくる親まりさ。 今度は両頬を掴んで思いっきり引っ張った。 「い"い"いいいだい"よお"おおお!!!」 そしてねじる! 「い"や"あ"あ"あああああああああ!!!!!」 最後は床に叩きつける! ビターーーン! 何かものすごくすっきりした。 「ゆ"っぐ!ゆ"っ!」「も"う"や"め"でぇええええ!!」 観念したのかもう体当たりはしてこなくなった。 「おかあさんたちをいじめないでね!!」 と聞こえたのでこのへんにしておいた。 2匹の親ゆっくりは透明な箱に入れて逃げられないようにした。こいつらには子供が 干からびていく様子を見てもらおう。 5日目になるととうとう干からびて死ぬやつが出てきた。 「ゆっくりおきてねっ」 「・・・」 「ゆ"っぐりおぎでよ"ぉぉ!」 「・・・」 死んだのは一匹のれいむだった。周りが呼びかけても起きることはなかった。 そいつの死を理解すると今生きているゆっくりたちに絶望が襲ってくる。 「い"っい"や"だああああ!!」「じに"だぐな"いいいいい!!」 絶望が隣、また隣へと伝わっていく。極度の空腹、渇きが絶望を加速させる。 俺は死んだヤツを紐からはずした。他のゆっくりたちの視線が集まる。 「お前おなかすいてるだろ?ほら!」 そしてそれを親れいむの入っている箱に入れてやった。 この親は子供達が家の前で消えてから2日間森の中を探し続けただろう。そして見つけたこの家。 さらにそこから2日間身動きが取れていない。空腹は限界のはずだ。 「う"う"ぅ・・・」 しなびた自分の子供を見つめる親れいむ。 「おかあさんたべちゃだめだよ!」 必死にとめる子供達。 1時間くらい見つめていただろうか。葛藤の末ついに親れいむが動いた。 「むーしゃむーしゃ」 「お"があ"ざんな"んでぇぇぇぇぇ!!」 子供達がさらに絶望する。 「うめぇ!めっちゃうめぇ!しあわせ~♪」 親れいむは涙を流しながら食べた。 面白いもんだ。自分の子供を食べといて幸せとは。 面白かったので今度は子まりさを1匹離してやる。 もちろんまりさは全部生きてるので生きたやつをということになる。 「おにいさんたすけてね!」 残り少ない体力で必死にお願いしてくる。 「よしよし。お前はお母さんのところに返してやろう。」 そして親まりさの箱に入れてやった。 「お"がーざーん!!」 泣きながら母の元に寄る子まりさ。 「はぁ・・はぁ・・・」 親まりさの口からよだれが垂れる。 「おかあさん・・・!?ってぎゃあああぁああああ!!!!」 「むーしゃ♪むーしゃ♪」 「どうじでぇぇぇぇぇぇ!!!」 「うめぇ!はんぱねぇ!」 れいむとはちがってまりさは迷いなく食らいついた。これが種別による差なのだろう。 「お"があざんな"んで・・・・」 吊るされた子供たちは親も信じられずどうしていいのやら分からなくなっていた。 次の日朝起きると吊るされていた子供達が無くなっていた。 「もしかしてお前らが食ったのか!?」 箱に入れていたため不可能だとは分かっていたが一応聞いてみた。 「ぢがう"よ!うー!うー!ってやつがれ"いむ"とま"りざのごども"をおおお!!!!」 2匹の話によれば昨日の夜にゆっくりれみりゃ(胴体付き)がうーうー言いながら全部食べたそうだ。 それにしてもこいつら自分が食べるのはおkでれみりゃにはだめなのか。 「そりゃ痛かっただろうなぁ。」 子供が全部いなくなった今こいつらを監禁してても意味がないので2匹を箱から出してあげた。 2匹は安心した様子だ。 「おにいさんおなかすいたー。」「なにかもってきてね!」 図々しいなぁ。お前らの子供死んでんだぞ。 「じゃあちょっと待ってろ。」 俺は奥の部屋に行ってちょっと太目の紐を持ってきた。 「ちゃんとたべものをもってきてね!」「はやくゆっくりさせてね!!」 その言葉にムカつきつつも紐をリボンと帽子に結びつけた。 そして子供たちと同じように縁側に吊るしてやった。 「「はやくおろしてね!!」」 抗議する2匹。 「親なら子供の痛みわかってあげなきゃね。じゃ、ゆっくりしていってね!!!」 「ゆッッッッ!!!!?」 暑い日差し、渇き、空腹を何日も耐え抜いた末助からなかった自分達の子供たち。 しかも1匹は自分が食べてしまった。 過酷な試練がこの2匹に今襲いかかろうとしている。 2匹は白目になり口をガッと開き震えた。 自分の犯した過ちを悟ってしまったのだ。 BAD END いなくなった子供たちは諦めよう!
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1442.html
※現代にゆっくりがいたら、という話です。 ※某ゆっくりの飼い方のマンガに影響を受けてます。 ※虐め分はいつも通り軽いです。 『ゆっくりペットショップ』 ゆっくりペットショップの朝は早い。 部屋の明かりをつけ、窓のブラインドを上げる。 そして店内に並んでいるゆっくりの入ったケースに掛った暗幕を外していく。 「ゅ…ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 光に反応してケースの中のゆっくり達が目を覚まして鳴き声を上げた。 れいむ種とまりさ種がほとんどだが、他のゆっくり種も大抵取り揃えている。 レティ種やゆゆこ種、もこう種などのレア種はさすがに高価なので入荷できてない。 成体のゆっくりは基本二匹組でケースに入れ、子ゆっくりは最低でも5匹以上セットでケースに入れてある。 赤ちゃんゆっくりはある程度育つまで親ゆっくりと一緒に倉庫の飼育用ケースの中だ。 ゆっくりはさびしがり屋なので一匹だけではゆっくり出来ないし、 赤ちゃんゆっくりに至っては親がいないと食事もままならなず死んでしまうのだ。 「ゆっゆっゆっゆ」 「ゆっゆ~」 「ゅ~」 「ゆゆゆーっ」 ケースの中のゆっくり達は鳴きながらケースの中を自由に飛び跳ねている。 中に入れてあるボールで遊んでいるゆっくりもいる。 「ゆっくりしていってね!!」という定番の挨拶は感情が高ぶった時や挨拶時にしか言わない。 普段は「ゆっ、ゆっ」と鳴く。 インコみたいに簡単な言葉なら覚えるのだが記憶力の良い生物ではないので数日で忘れてしまう。 餌を持った皿をケースの中に入れてあげると中のゆっくり達は皿に殺到して餌を食べていく。 満腹になると幸せそうな表情を浮かべ、体を震わせて喜びを表現する。 この時に食べカスが散らかるが、放っておけばゆっくり達が舐めとるので掃除する必要がなくて楽だ。 後は給水器の水を取り換えて店内のゆっくり達の準備は完了だ。 次は倉庫の飼育ケースへ向かう。 倉庫の飼育ケースにはゆっくり家族のケースと子ゆっくりだけを集めたケースが複数あってこちらも皆ゆっくりとしている。 私がケースに近づくと親ゆっくりはこちらを向いて鳴いてくる。 「ゆっくりしていってね!!!」 それに続いて赤ちゃんゆっくり達も親を真似て鳴く。 「「「「「「ゆっくりちていっちぇね!!」」」」」」 まだ舌足らずな鳴き声だが、何度か繰り返すうちにちゃんと鳴けるようになる。 赤ちゃんのいる方のケースに餌を持ったお皿を入れると、お皿へは親ゆっくりだけが近づいてくる。 赤ちゃんゆっくり達はまだ親ゆっくりが咀嚼して柔らかくなった餌しか食べられないのだ。 「ゆむゆむゆむ…ゆぺっ」 親ゆっくりがお皿に柔らかくなった餌を吐き出すと今度は赤ちゃんゆっくりがお皿の周りに集まって食事しだした。 赤ちゃんゆっくりが食事する様子を親ゆっくりは優しい笑みを浮かべて見ていたのでこの時に親ゆっくりにも餌を手渡しで食べさせてあげる。 何せ親ゆっくりがいないことにはこの商売が成り立たなくなるので特に大事にしている。 まずゆっくりを大量生産出来ないし、赤ちゃんゆっくりを育てるのも親ゆっくりが一番上手い。 その調子で他のゆっくり家族にも餌を与え、水を取り換えてあげる。 次は親離れさせたばかりの子ゆっくりだけを集めたケースの世話する時間。 ゆっくりをペットとして売り出す以上、気性の荒いものや傷モノは店に出すわけにはいかない。 なので店に出す前に子ゆっくりだけのケースを作って生活させ、『選別』を行う。 この時間が何よりの楽しみである。 最初にれいむ種とまりさ種の入ったケースを見ると隅の方で震えているゆっくりれいむがいた。 特に外傷は見当たらない。親と離れたばかりで寂しいのだろう。もう数日待ってもこの調子なら処理が必要になる。 他を見ると複数のまりさが一人のれいむに飲み水を吹きかけて虐めていた。 ゆっくりは水に弱い。飲むのならば良いが体に長く吹きつけられると皮がふやけ、最終的に皮が破れて中身の餡子が漏れて死に至る。 水をかけられたれいむはというと起きてからずっと水を吹きかけられたのか皮がぶよぶよになって今にも千切れそうだ。 「ゅ…ゅ…」 体を小さく震わせて声にも元気がなくなっている。餡子が外に漏れ出してないが放っておけば死ぬだろう。 「ゆー!」 「ゆっゆ~」 対してまりさ達は弱い者いじめをして楽しんでいる。 ゆっくりは大抵親から離れたストレスからこうして他のゆっくりにストレスを発散することがある。 しかし周りのゆっくりもその様子を見て怯えているし、許せるレベル悪戯でもないのでまりさ達と死にかけのれいむをケースから取り出した。 小型のケースにまりさ達とれいむを分けて入れておいてまずはこのケースの餌と水を取り換えておく。 「ゆっゆっゆ」 「ゆむゆむゆむ…」 怯えていたゆっくり達もその原因のゆっくりがいなくなったので元気に食事を始めた。 小型のケースに入れたゆっくり達だが、残念ながらここまでだ。 悪戯するまりさ達はこのまま育っても気質は変わらないだろうし時間を割いてまで更生させるつもりもない。 れいむも同じでわざわざ治療する時間も勿体ないので『ミキサー』と書いてある箱の中に放り込んでおく。このれいむが死んでも代わりは居るもの。 まりさ達はミキサーする前にすることがある。 まりさ達を倉庫の水道近くへ運んでいく。 そこには子ゆっくりが入るぐらい直径のあるメスシリンダーを複数置いてある。 これは水を使って他のゆっくりを虐め、商品価値を無くさせた悪いゆっくりを処刑するための道具だ。 いくつかのメスシリンダーには水が満杯で、底には生気のない瞳をしたゆっくり達が沈んでいた。 棒でも差し込めばゆっくりの体は抵抗なく棒を通すことだろう。 試しにパチンコ玉を落としてみたらメスシリンダーの中が茶色に染まった。 このメスシリンダーの中に悪戯したまりさ達を一匹ずつ別々に入れる。 「ゆっ! ゆっ!!」 「ゆっくりしていってね!!」 「ゆゆゆっ!!」 十分に動くことのできない場所に入れられてご立腹のようなので早速頭を冷やしてあげよう。 メスシリンダー上部にある蛇口の栓を少しだけ緩める。水滴が一滴ずつゆっくりと滴るように緩める。 ポツン 「ゅ?」 ポツン 「ゆー?」 水滴が帽子にかかって不思議そうにするまりさ達。 まりさ種にとって幸せなのはメスシリンダーの底に水が溜まり始めるまで自分の危機に気付かないことか。 しかし最後には例外なく同じ結末を辿る。 まりさの帽子に落ちた水滴は帽子の傾斜に従ってまりさの背中側へ流れていく。 「ゅ?」 背中に冷たい何かが当たってまりさはきょろきょろし始めた。 また水滴が落ちる。また背中側へ流れる。 まりさ達がその正体に気が付いたのはメスシリンダーの底に水が薄く張ってようやくだった。 「ゅゅ…? ゆゅーっ」 「ゆー! ゆー!」 ゆっくりにとっての足である体の底が濡れて危機感を覚えたらしく いつも餌をあげている私に向かって激しく鳴いてくる。 瞳には涙が浮かび、足元をひどく気にしている。 「ゆっ、ゆっ、ゆっ」 一匹のまりさがジャンプし始めた。 ジャンプすることで少しでも水に浸り続けるのを避けようとしたのだろう。 だがそれは時間稼ぎにすらならない。そうしている間にも水滴が天から落ちてきて徐々に水かさは増していく。 時間さえあればずっと眺め続けていたいものだが、他の子ゆっくりの世話もあるのでこの場は放置しておく。 後でまた見にくることとする。 次はぱちゅりー種のケースを見る。 数匹中身を吐いて死んでた。 しかし体の弱いぱちゅりーにはよくあること。これ以上他のぱちゅりーにストレスを与えないためにも手際よく死体をミキサーの箱に放り込んだ。 ぱちゅりーはペットに申し分ない性格をしてるが体の弱さが玉に瑕(きず)だ。 ありす種のケースは安全だった。今日は、何事もないようだ。 というのもありす種は基本的に大人しい性格なのに荒れるときは激しく荒れる。 ひどいときはケース内のありす種が全滅していたこともあった。 なのでデリケートな飼育が必要だ。 れみりゃ種のケースには体無しのれみりゃが数匹いる。体ありのれみりゃは希少なので個人経営のこの店にはおいてない。 「うー、うー」 と上機嫌なれみりゃ達の中、一匹のれみりゃが他のれみりゃに噛みつかれていた。 牙は危ないので幼少のときに抜いているのだが、そうとう強く噛まれたようで中身が流れ出ている。 「う"ー、う"あー」 噛まれた方は顔をゆがませ、涙を流しながら逃げようと必死だ。 だが逃げるにはこのケースは狭すぎて逃げられずに何度も噛まれて体中至る所に噛み傷があった。 再生力の高いれみりゃ種なのでこの程度の傷は放っておいても治る。 噛まれた方は放っておいても良いとして、噛んだ方の悪いれみりゃをケースから取り出す。 「うー! うー!」 楽しんでいる所を邪魔されて不機嫌そうに唸り声を上げる。 そんなれみりゃを店の裏へと運んでいく。 店の裏にはすでにカラスが獲物を狙って待っていた。 他のゆっくりを噛む悪いゆっくりは啄まれて死んでもらう。 店の裏にある柵に囲まれた中にはリボンや帽子の残骸が散らばっている。ここがれみりゃの最後のおうちとなるのは言うまでもない。 「うー、うー♪」 柵の中に放たれたれみりゃは初めて味わう外の気持ちよさに機嫌が直っていた。 朝の暖かな日差しとケースの中では味わえない自然の風。そして見たことのない生き物。 「うー、うー、うあうあ♪」 これがれみりゃ式の挨拶だ。れみりゃは満面の笑みを浮かべて柵の中に降り立ったカラスへ飛び跳ねて近づいていく。羽は飾りなので飛べないのだ。 「うーう"っ!?」 再び楽しそうに鳴き声を上げたれみりゃの頭にカラスの鋭い嘴が刺さった。 二羽目のカラスが後頭部をつつく。三羽目は頬だ。 「う"っ、う"あ"っ!? ぅ"……ぁ"っ…」 瞬く間にれみりゃはカラスたちの波に飲み込まれた。苦しそうな鳴き声も徐々に聞こえなくなる。 たまに帽子の切れ端や髪の毛が辺りに散らばる。 5分もしないうちにれみりゃの生きていた証は帽子の切れ端と少しの髪の毛だけしか無くなっていた。 そんな調子で倉庫のゆっくり達の世話と処理を終えた。 後は店の出入り口の鍵を開けて扉にかかった看板を裏返し、『営業中』を表にして開店だ。 開店後しばらくするとお客さんがバラバラと来客してくる。 買いに来たもの3割。見に来ただけのもの5割。残りの1割は「うちのゆっくりが~なんですけど」と飼育方法を聞きにくる人だ。 誰もお客のいない時間はゆっくりを苛めていたいけどそんな所を見られたらイメージダウンもいいところ。 外ではゆっくり好きの店長さんで通っているのだ。 いや、内でもゆっくりは大好きだ。ただゆっくりのいろんな顔を見たいだけ。 愛なのだから仕方がない。 「ゆーっ! ゆーっ!」 「ゆっゆっゆ~」 「ゆゆゆ~」 昼時になると店内のゆっくり達が騒がしくなる。 飯はまだかと俺の方を向いて飛び跳ねるゆっくり達の元へ餌を持っていく。 後は朝と同じように餌を分け与えていくがここでもゆっくり達は悪さを行う。 「ゆー! ゆっくりしていってね!! ゆっくりしていってね!!」 「ゆゆゆゆ~♪ ゆっくりしていってね!!!!」 れいむ種がまりさ種の分まで餌を食べてしまったので涙ながらに抗議するまりさ。 そんなまりさに対してれいむは見せつけるように食べカスも舐めとっていた。 「ゆ"~! ゆ"~!」 悔しそうに泣くまりさとは対照的にれいむは勝ち誇って胸、いや顎を張っていた。 このケースのれいむとまりさのペアは、ここ数日いつもれいむがまりさを押しのけて餌を奪っていた。 ゆっくり種の食事の取り合いは珍しいことではないので一々処罰してもキリがない。しかし何度も餌を奪うようなら処罰せざるを得ない。 れいむをケースから取り出し、残ったまりさには餌を与える。 食事を奪ったれいむは倉庫へ連れていく。 ちょうど見ていたお客さんに「そのゆっくりをどうするの?」と聞かれたので、 「悪い子は躾をやりなおすんですよ。明日にはケースに戻ります」とだけ言っておく。 だが明日ケースに入るのは別のれいむだったりする。 倉庫の隅、仕切りで囲まれた中に大きめの机がある。 机の上には釘を脳天から貫かれて机に固定された数匹のゆっくりがいた。 「ゆ"っ…」 「ゅっゅっ……」 「ゅ"、ゅ"、ゅ"」 体を貫かれた痛みに苦しんで涙を流すもの、体をなんとか動かそうともがき続けるもの、焦点の合わない瞳で空を見ているだけのもの。 この机にいるゆっくりはどれも餌を奪った悪いゆっくりだ。餌を与えず運動も出来ない状態にしてゆっくりと餓死させている。 釘で刺して机に張り付けなくても透明な箱に閉じ込めれば済む話だが、釘で貫いたのは単なる趣味だ。 「ゆ、ゆゆ…ゆっくりしていってね!!」 れいむは腕の中で恐怖で震えながら鳴き声を上げた。仲間の苦しそうな姿が怖いようだ。 そんなれいむを机に設置させて釘を頭に打ち込む。柔らかい体なので釘は簡単に貫通する。 「ゅゅーっ!? ゆっゅゅぃ!」 突然の痛みに暴れだすれいむを押さえつけ、金槌で釘を打ちつけてれいむを机に固定した。 「ゆぅぅ…ゆっぐりじでいっでね…!」 泣きながら脱出しようと体をよじる。 「ゆ"っ!?」 動こうとすると貫かれた部分を中心に激痛が走り、悲鳴をあげる。 ここでれいむは痛みをかき消そうとしたのか体をさらに激しく動かした。 「ゆ"ゆ"ゆ"ゆ"ゆ"!! ゆ"ゆ"っ、ゆ"ゆ"っ!!!?」 少し動いただけでも激痛が走るのに激しく動けばどうなるのかは想像に難くない。 ここでれいむはやっと大人しくなった。 それでも断続的な痛みに苦しそうな顔をしてプルプルと震えてはいたが。 後はこれを放っておけば周りのゆっくりのように体の痛みよりも空腹感の方が苦しくなっていくのだ。 店を長く開けるのも良くないのでそろそろ店に戻ろうとしたが、空腹のゆっくり達が物欲しそうな顔でこちらを見ていることに気が付いた。 そう言えば自分の昼飯を食べていなかった。 せっかくなのでこのゆっくり達の目の前でおにぎりを食べることにした。 「ゆ、ゅ…」 「ゅっぐりじで、いっでね…」 「………」 「ゆぎ、ゆぎぃっ! ゆゅ」 ゆっくり達の反応は様々だ。 痛みで目の前のおにぎりどころではないゆっくり。 羨ましそうにおにぎりを見つめて涎を垂らすゆっくり。 おにぎりを見ているものの声も出せないほど衰弱したゆっくり。 そんなゆっくり達を見ながらの食事はなかなか乙なものだった。 お礼に動けないゆっくり達の目の前にご飯粒を置いてからその場を離れた。 最後に振り返ると、舌を必死に伸ばしてご飯粒を食べようと無駄な努力をしていたのでつい微笑ましくて笑ってしまった。 店に戻る前に、朝にメスシリンダーへ入れておいたまりさ達の様子を見ることにした。 「ゅ"…ゅぶぷ…!」 「ゆっぷっ! ゆっ…ぶくぶく」 「ゆっ……ゆっ……ゅっ…」 メスシリンダーに溜まる水はまりさの下半身ほどの高さまでになっていた。 ゆっくりの体型上そのままでは口が水の中に沈んでしまうので、まりさ達は必死に跳ねていた。 しかしその跳ねる高さは低い。 足代わりでもあるゆっくりの底がふやけたのも一因だし、そもそも水の中で飛び跳ねるのは相当体力を使うので子まりさには飛び跳ね続けるのは辛いだろう。 まりさ達のうち一匹なんかは跳ねて息を吸い込もうとして水も一緒に飲み込んでしまったらしい。 跳ねることが出来なくなり暗い瞳で宙を見ていた。 水滴が帽子に当たるとピクリと反応するからまだ生きているみたいだが、こんな状態ならもう沈めてやってもいいだろう。 そのゆっくりの上にある蛇口を緩めて一気に沈めてやることにした。 数秒もしないうちにそのまりさの入ったメスシリンダーは満杯になり、底には完全に光を失った瞳でこちらを見続けるまりさの姿があった。 そんな仲間の様子を見て隣のまりさ二匹は泣きながらジャンプしつづけていた。 しかしそんなまりさ達の努力は報われる訳もなく、一分もしないうちにまりさ達は水の底の住人となった。 店に戻るとちょうどゆっくりが喧嘩していた。喧嘩と言っても一方的なものだ。 子ゆっくり達の入っているケースでちぇん種がありす種に体当たりしている。 「わかるよー。わかるよー!」 「ゆっ、ゆ"っ! ゆ"ゆ"っ」 ちぇん種は他のゆっくり種とは違って「わかるよ」「わからないよ」の二通りの鳴き声を発する。 快適なら「わかるよー」と鳴き、不快なら「わからないよー」と鳴くだけで実際には何も分かってない。 ありすは涙をこらえながらちぇんの体当たりを受け続けている。 見るとちぇんの尻尾が荒れていて、床には尻尾の毛がハラハラと散らばっていた。 どうもありすがちぇんの尻尾を噛んだのが原因らしい。しかしひどいことをする。 尻尾が汚いちぇんはそれだけでも価値が下がる。このちぇんは尻尾の一部が禿げているのでもはや価値は無いに等しい。 よって処分だ。 体当たりしているちぇんを取り出してまたも倉庫へ連れていく。 ありすも処分しようかと思ったが今はありすの在庫が少ないので我慢する。 ちょうど来客したがきっと冷やかしだろうと決めつけてイソイソと奥へ。 過剰な暴力をしていたちぇんには体罰こそふさわしいだろう。 「わからないよー! わからないよー!!」 ちぇんは私の手に捕まえられて不満そうな声をあげてジタバタする。 尻尾をパタパタさせながら私の手の中でもがくちぇんが可愛いのでデコピンで顔を打つ。 「わか……わからないよ! わからないよぉぉぉ!!!」 デコピンされて一瞬何をされたのか分からず固まったちぇんだが、すぐに顔に響く痛みに泣き出してしまった。 二本の尻尾をピーンと立たせて泣きわめくちぇんの姿にに苛めたい感情が刺激され、さらにデコピンを続ける。 「わからな、に"ゃ!? わがらないに"ゃ!? わ"がっ!? に"ゃっ」 ちぇんが泣く暇もないほどのデコピンの連続。泣く隙はなくとも猫のような悲鳴で鳴いてくれる。 なおもデコピンを続けるととうとう人間で言う鼻の辺りから餡子が漏れ始めた。 「わ"がら"っ、な"い"…っ!!」 デコピンにも飽きたので今度は尻尾を握る。 尻尾の感触をいくらか楽しんだあと、二本ある尻尾のうち一本を引きちぎった。 「わ"、わ"がら"な"い"よ"!?」 大事な尻尾を千切られて、デコピンで潰れかけた顔をさらにゆがませて苦しそうな鳴き声をあげた。 もう一本の尻尾も引きちぎる。再び悲鳴が響く。 ちぇんの尻尾の生えていた部分からは中身が少しずつ流れ出てしまっている。 「わがら、わがらない…よ……」 尻尾が無くなって途端に元気、というよりも生気を失っていくちぇん。 そろそろ終わりにしようか。 左右の手の平でちぇんを潰していく。 「わ"っ、がっ、ら"っ、な"い"ぃぃぃ!!」 おてての皺と皺を合わせて幸せとはまさにこのこと。 手の平で押し潰したちぇんはもうわかることもわからないことも無くなった。 ちぇんの処理の終わり、もう用はないのでミキサーの箱に放り込んだ。 夕方の六時にゆっくりペットショップは閉店する。 店の出入り口を施錠して窓のブラインドを下げてゆっくり達の餌を替える。 この時にも喧嘩したり他のゆっくりの分まで餌を食べるゆっくりは処分する。 例えば他のゆっくりを押しつぶそうとしたありすは万力で押しつぶし、 ゆっくり苛めに参加した冷たい性格のゆっくりは冷凍庫に入れたりと色々だ。 ケースの中のゆっくりがゆっくりし始めたらケースに暗幕をかける。 「ゅ…」 「ゆっくりしていってね…」 「ゆー…ゅー…」 ゆっくり達は暗くなればすぐに眠りだす。暗幕をはずせばすぐに目を覚ますだろうけどゆっくりのストレスになるのでやめておく。 倉庫のゆっくり達も同じように寝かしつける。 ゆっくり親子のケースでは、私を見て寝る時間だと気づいた親ゆっくりが赤ちゃんゆっくりを自分の傍へと呼びよせる。 赤ちゃんゆっくりが集まると私の方を向くと合図の鳴き声を発する。 「ゆっくりしていってね!!!」 「「「「「ゆっくりちていってね!!!」」」」」 暗幕をかけると中からは早速寝息が聞こえる。 そんな感じで他のゆっくり親子も寝かしつけると倉庫には幸せそうな寝息と、苦しそうなゆっくりのうめき声だけが響いた。 ゆっくり達を寝かしつけたが私の仕事はまだ残っている。 明日のゆっくり達の餌を寝る前に準備するのだ。 ミキサーと書かれた箱の中には数匹のゆっくり達が詰まっていた。 大半は死んでいるが何匹かは力の無い鳴き声を上げて何とか生きている。 言うまでもないが、この箱に入ったゆっくりの結末はミキサーで刻まれることだ。 タイ焼き屋や工場なんかで見られる巨大なミキサーに箱のゆっくり達を放り込んでいく。 中に放り込まれたゆっくり達は明日の朝までゆっくりとかき混ぜられて他のゆっくりの餌になる。 一説には遺伝子が取り込まれるとかなんとか。 少なくとも恐怖を味わわせただけあって美味しい餌になるのでゆっくり達は残さず食べてくれている。 とにかくこれで今日の業務は全ておしまい。 自分の時間を過ごしたらもう寝よう。 何せゆっくりペットショップの朝は早い。 明日も問題を起こすゆっくりが出ることを願いつつ、私は眠りについた。 終 by ゆっくりしたい人 キャラに個性を出さないように虐めようかと思ったけど難しいものですね。 個人的には机に刺したゆっくりを一日中ゆっくりと眺めたいなぁと自分で書いてて思ったり。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2750.html
台車に乗せられた檻の中にいるのは10匹の胴体の無いゆっくりれみりゃ。 この最もメジャーな捕食種は、空を飛ぶことでゆっくりとしてはでたらめな速さで移動することが出来る。 その高い機動力と旺盛な食欲を武器に通常種を追いまわし、蹂躙する恐るべき存在。 「うー!うー!」 「ううーーー!」 「ぎゃおー!」 人語を話すことの出来ない彼女達は一見すると楽しそうな笑顔を浮かべながらもここを出せと訴えてくる。 そんな要求を適当に聞き流しつつれみりゃ達をゆっくり達の姿が見えるところまで連れてゆく。 白い牙を光らせて、いっそう元気良く鳴いた直後、れみりゃ達を檻から解き放った。 「うーうー!」「うーっ!」 「れれれ、れみりゃだあああああああ!?」 「れびりゃいやああああああ!」 これが本能のなせる業なのか、生気を失った瞳で怯えていたゆっくり達は蜘蛛の子を散らしたように逃げ始める。 もはや絶望しきって微動だにしないのではないかとも思っていただけに、これは嬉しい誤算だった。 しばらく餌を与えていなかった10匹のれみりゃは涎を垂らしながら獲物めがけて一直線に飛んでゆく。 「うーうー!」 「や、やべでえええええええええ!?」 「ま、まりざああああああ!?」 最初に襲われたのは1匹の成体のゆっくりまりさ。 彼女の頭に食いついたれみりゃは本能の赴くままにその中身を吸い上げる。 そして、まりさが襲われたためについ足を止めて振り返ってしまったれいむ目掛けて2匹のれみりゃが牙を剥いた。 「ゆぐっ!いぢゃ、いだぃい!?やべでね!ゆっぐぢやべでね!?」 「「うーっ!」」 「ゆっぐ・・・やめでよぉ、ゆっぐぢぃ・・・!」 毒による理解不能の死や人間による不条理かつ一方的な暴力とはまた違った恐怖がゆっくり達を包み込む。 毒ならば、人間相手ならばもはや諦めるしかなかった。 しかし、れみりゃならば逃げれば死なずに済むかもしれない。 「ゆっぐぢやべでね!あでぃず、ゆっぐぢぢだいわ!?」 「おちびちゃんはまもるよ!ぷくうううううう!」 「「おかーしゃん!?」」 若いありすが喚く傍らで1匹のれいむが頬を膨らませてれみりゃを威嚇していた。 恐らく子どもを守るためなのだろうが、空を飛べるれみりゃに通常種が一対一で勝つ事は不可能。 1匹のれみりゃが彼女の頭に噛み付いている隙に、別のれみりゃが子ゆっくりに迫る。 「おぢゃああぢゃ・・・ぎゅ!?」 「うーうー!」 「ゆゆっ、おちびぢゃ!?やべでね、ゆっくぢはなれでね!?」 が、そうそう簡単に食うものと食われるもの関係が変わるほど世の中は甘くない。 何とか対抗策を考えようにもそれを仲間に話す前に食われ、よしんば話してもうまく実行できる保証も無い。 ましてや、こんな平坦で開けた場所でれみりゃを相手にするなど自然では愚の骨頂でしかない。 「ゆ゛っ・・・」「まぢざぁ・・・」 「おきゃ、ゆびぃ!?」 「おぢびぢゃあああ、ゆぎぃ!?」 「ごんなの!どかいはぢゃ、ないいいいい!」 そうこうしているうちにも全てのれみりゃが適当なゆっくりを見繕ったらしく、満面の笑みを浮かべて食事に取り掛かる。 彼女達は狡猾にも上から覆いかぶさるようにして食いついているので他のゆっくりから攻撃を受けにくい。 もっとも、幸いにも狙われなかったゆっくり達は離れたところで固まって怯えるばかりなのだが。 「ゆっぐ・・・れいぶのおぢびぢゃ・・・ゆ゛っ」 「ぢんぼおおおおおおおお!?まらっ!?まらっ!?」 「むっきゅううううううう!」「ゆげぇ・・・」 やがて最初に襲ったゆっくりを食べ終えたれみりゃ達は次の標的を探し始めた。 うーうー!と先ほどよりも力強い声で鳴きながらふらりふらりと飛び回る。 それを見たゆっくり達の中には立ち向かおうと頬を膨らませるものもいたが、大半は逃げ惑う。 「ごわいよおおおお!ゆぐっ、おみずざっ、やべっ・・・やべでぇ!?」 「おびずざん、どがいはぢゃないわああああ!?」 「ゆゆっ、やべでね!こっぢごないでね!?」 逃げ惑う最中に柵のあった場所の外側にはみ出してしまい、3匹ほどのゆっくりが落とし穴に落ちた。 それを見た他のゆっくり達は方向転換しようとするが、前が見えていないゆっくり達とれみりゃが行く手を阻む。 こうして思うように身動きが取れなくなったところに更にれみりゃが悠然とゆっくり達の頭にかじりついた。 「ゆ゛っ!や、やべでねぇ!?」 「ゆっぐりぃ!ゆっぐりぃ!?」 「ゆっくりやべでね!ゆっぐぢぢでね!?」 必死になって許しを請うゆっくり達。 しかし、れみりゃ達にそれに応じる理由がない以上、止めるはずがない。 それどころか、悲鳴を楽しむためにいっそう勢いづいてしまった。 「うーうー!」 「やべでー!でいむのあがぢゃああああん!?」 「おきゃああああぢゃあああああ、びぃ!?」 あえて死なない程度に衰弱させてから子どもを狙うれみりゃ達。 身動きひとつ取れない彼女達の前で、必死に助ける子ども達が無残にもれみりゃの中に消えてゆく。 そして、喪失感に絶望する親達は落とし穴の中の水へと落とされた。 「やめぢぇえええええ、びゅ!?」 「あぢずのおぢびぢゃああああああん!?」 「やべでね!おびずざんはゆっぐぢでぎないよ!?ゆぐぅぅぅ!?」 「わきゃりゃに゛ゃいよおおおおお!?」 流石は捕食種とでも言うべきだろうか。 自分とさほど変わらない大きさの成体を含めた相当の数のゆっくりがあっという間に消えてゆく。 れいむ、まりさ、ありす、ぱちゅりー、ちぇん、みょん・・・いろんな味を楽しむかのように。 「ゆひぃ!こっち、ごないでね!」 「「おきゃあああぢゃあああ、まっぢぇえええええ!?」」 「もうやだ!れいむおかーさんやだあああああ!?」 中には恐怖のあまりに子どもを見捨てて逃げ出すものもいた。 しかし、そういった個体を追うときはあえて子ゆっくりを狙わず、とにかく成体の捕獲に全力を上げる。 恐らく、そうやってじっくり恐怖を味あわせることで甘味が増すことを理解しているのだ。 「ゆっぐ・・・もうやだ!おうぢがえる!?」 「「おきゃーしゃあああああん!」」 「うーっ!!」 こうして次々にゆっくり達の中身を吸い出し、あるいは面白半分に嬲り殺してゆく。 哀れな餌達はなすすべもなく食われ、時には食われることさえなく次々にはかない命を奪われる。 その、傍目には間抜けだが凄惨な宴は10匹のれみりゃが遊びつかれておりに戻ってくるまで続けられた。 「ゆゆっ!なんだかへんなこがいるよ!」 「ゆぅ・・・なんだかゆっくりできないよ・・・」 「りーぐるんるん!」 れみりゃが去って一息ついたゆっくり達に新しい脅威が差し向けられる。 その名もゆっくりりぐる。成体でも赤ゆっくりの半分ほどの大きさしかない希少種のゆっくりだ。 彼女達の特徴はその小ささと、古いゆっくりが持っていたとされる壁のぼりの能力を受け継いでいる点。 そして・・・・・・ 「ゆゆっ、やめてね!?れいむのおくちにはいら・・・ゆ゛ゆ゛ゆ゛っ!?」 「ゆ?・・・れ、れいむ?!」 「やめちぇね!れーみゅ、ゆぐっ!?」 何よりも特筆すべきは相手の体内に侵入し、中から食い破ると言う恐ろしい捕食方法だろう。 真っ先に標的にされたれいむ親子がりぐるの集団に進入を許し、内側から食い破られていた。 泡を吹き、白目を剥いた恐ろしい形相で呻きながらのた打ち回り、やがて赤れいむの皮を破ってりぐるが飛び出してきた。 「りーぐるんるん!」 「おくちをとじるよ!むん!」 「むーしゃむーしゃ!」 そう言ってまりさは思いっきり口を瞑った。 しかし、りぐるは口内で生成される微量の鬼胃酸でいとも容易く皮を破って体内への侵入を試みる。 結局、まりさはその拍子に声を上げてしまい、他のりぐるの口からの侵入を許してしまった。 「ゆぐっ!やべでね!まぢざ、おいぢ、ぢぢ・・・ぢ、ぢ・・・ゆ゛びぃ!?」 「りーぐるんるん!」 「ゆぅぅぅううう!そうだわ!」 その凄惨な光景に驚愕し、多くのゆっくりが逃げ惑う中、1匹のありすが敢然とりぐるに飛び掛った。 圧倒的な体格差に物を言わせてのボディプレス。 平地であることが幸いしたのか、りぐるはくぼみに身を隠して攻撃をかわすことが出来なかった。 「ゆゆっ!いっぴきやっつけたわ!」 「「「「りーぐるんるん!」」」」 「ゆゆっ!どおぢでー!まだいっばいいるよおおおおお!?」 が、解き放たれたゆっくりりぐるの数はおよそ100匹。 あっという間に取り囲まれてしまったありすは、わずかな隙にりぐるに侵入される。 こうなってしまえば後はただ食われるばかり。 「ゆ゛っ!いだっ、いだいいいいいい!?ごんなの、どかいはぢゃないわ!?」 「「「りーぐるんるん!」」」 「や゛べ・・・でぇ・・・」 またたく間にありすの柔らかい皮は外と内から溶かし、食いちぎられてみるも無残な姿になってしまう。 破れた皮からカスタードが漏れ出し、彼女がもはや助からないことを示している。 10秒後、中に侵入したりぐるが飛び出してきたときには、ありすはすでに息絶えていた。 「「「「「りーぐるんるん!」」」」」 「「「りーぐるんるん!」」」 「ゆうううう!ゆっくりしね!」 カサカサと地面を這いながら逃げ惑うゆっくり達に近づいて行くゆっくりりぐるの群れ。 衝動に任せて若いまりさがその群れの中に飛び込んで行くが、2匹ほど潰しただけで大半が健在。 今度はそのまりさに目を付けたらしく、彼女の周りをくるくる回りながら、歯と酸でじわじわと嬲る。 「ゆぐっ!いだいよ、やべでね?!」 「りーぐるんるん!」 「ゆぶぅ!やべでえええええ!?おぐぢさんはまりざのゆっぐぢぷれいずだよ!?」 が、必死の抵抗もむなしく、まりさもまた中と外から食い破られてずっとゆっくりしてしまった。 その後もりぐる達は今までと同じように集団からはなれた個体を襲う戦法を繰り返した。 その度に数を減らしながらも1匹1匹確実に食い散らかしてゆく。 「むきゅ・・・ここまでね。でも・・・!」 「「「りーぐるんる、びぃ!?」」」 「さあ、ぱちぇのおくちにはいってきなさい!」 集団の中にいてこそ力を発揮するはずのゆっくりぱちゅりーが意外な奮戦を見せていた。 どうやら彼女は現在のりぐるの戦法が最善のものでないことに気づき、身をもって仲間に戦い方を示しているようだ。 小さなりぐるがその力を遺憾なく発揮するのは一箇所に固まっている集団の中に潜り込んだその時である。 「む゛ぎゅ・・・」 「「りー・・・ぐ、るん・・・る・・・」」 「「「!!?」」」 何故かぱちぇを食い破って出てきた仲間が虫の息であることを知ったりぐる達は驚愕した。 1匹はぱちゅりーに食われ、もう1匹は彼女があらかじめ含んでいた土を彼女の中で被って痛手を負わされた。 平坦な場所で、死を覚悟して戦えば体の弱いぱちゅりーでさえも5匹は倒せる。 その事実がゆっくり達を励まし、りぐる達を恐怖のどん底へと陥れた。 「れいむ、おちびちゃんのためにがんばるよ!」 「まりさもゆっくりがんばるよ!」 「わかるよー」「ちーんっぽ!」 生き残ったゆっくり達の中でも勇敢な数匹がぱちゅりーの遺志を継いで、りぐる達めがけて飛び跳ねてゆく。 一方のりぐる達は一応抵抗するものの、先ほどまでの勢いは微塵もなく明らかに逃げ腰だった。 「ゆっくりふまれてね!」 「「ゆぎっ!?」」 「「「りーっぐるんるーん!?」」」 れいむの一撃で2匹のりぐるが潰され、続く2度目の踏みつけで更に1匹のりぐるが潰される。 りぐるの攻撃には先ほどまでのキレも統率の取れた動きもなく、それがさらにれいむ達を優位に立たせる。 こうして、たった1匹のれいむを倒すために最終的に9匹ものりぐるが犠牲になった。 「ゆーっ!ありすもいくわ!」 「むきゅ・・・ぱちぇもがんばるわ~」 「りーっぐるんるーーーーん!?」 更に続々と参戦するゆっくり達を前にりぐる達は完全に戦意を失って逃げ惑う。 が、必死の逃亡も逃げられない状況ではジリ貧を招くだけ。 1匹、また1匹と潰されながら徐々にその数を減らし、更に10匹ほどのゆっくりを道連れにりぐるは全滅した。 「ゆふぅ~ん、ゆうかすっきりしたいわ!」 「ゆゆっ!ゆうかだよ!?」 「ゆうかがたくさんいるよ!ゆっくりぃ?」 思った以上に不甲斐なかったりぐるの代わりに、今度は発情しているゆうかを20匹ほど差し向ける。 ゆっくりゆうか。何故か畑を耕すことを好むゆっくりで、一般に捕食種とされている。 しかし、正当防衛でもない限り積極的に他のゆっくりを食べようとしない彼女の捕食種たる所以はあまり知られていない。 「ゆっくりしていってね!ねえ、まりさ、ゆうかとすっきりしましょ?」 「ゆゆっ!?ま、まりさは・・・ゆ、ゆっくりぃ・・・?!」 「まりさのほっぺ、とってもすべすべでゆっくりできるわ!」 本来ここまで積極的な種ではないのだが、すでに発情しているがゆえにすぐにすっきりーを求めるゆっくりゆうか。 まりさはその申し出にためらうが、ゆうか種は総じて美ゆっくりとされている。 このゆっくり出来ない地獄の中でそんなゆうかに積極的に迫られて抗うことなど出来るはずもなかった。 「ゆぅ~ん!ゆ、ゆうかのほっぺもとってもゆっくりしてるよ!」 「す~りす~り」 「す~りす~り・・・ゆっくり~」 ゆうかの美貌を間近で目の当たりにしたまりさはもう彼女の虜。 他のゆっくりの目もはばからずにすりすりに興じる彼女の頬はとてもだらしなく緩んでいる。 今、柵?の中ではそんな痴態が差し向けられたゆうかと同じ数だけ繰り広げられていた。 「ゆぅ~ん、ゆうかおーねちゃんとってもゆっくりしてるね!」 「れいむもとってもゆっくりしてるわ!す~りす~り」 「ゆぅぅうん・・・とってもとかいはだわ!」 最初は軽いスキンシップ。 その行為を徐々に激しくしていくと、頬をこすり付けあう2匹の体から汗のようなものが噴き出す。 汗のようなものをお互いの頬に練りこむように、いっそう激しく頬を擦り付ける。 「ゆ~ん、ゆふん・・・ゆぅぅぅうん・・・」 「ゆぅ・・・まりさぁ~、ゆっくりぃ~♪」 やがて、2匹の頬が赤く染まり、体温も若干上がって本格的にすっきりーの体勢に入る。 と言っても人間の目には今までの頬ずりを体が湿った上体で続けているだけにしか見えないのだが。 それでも2匹にとっては情熱的な愛の舞踏であることに違いはなく・・・お互い、徐々に昂ぶって行く。 「ゆっ!まりさぁ・・・ゆっくりぃいいぃぃい!」 「ゆぅぅぅぅうん・・・ゆうかぁあぁぁ・・・!」 「「すっきりー」」 お互いのゆっくりした気持ちが最高潮に達した瞬間、同時にすっきり宣言をした。 直後、まりさの額からにょきにょきと茎が生え、そこにいずれ赤ゆっくりとなる小さな実が実る。 他のゆっくり達もゆうかでないほうの種がにんっしんっしたらしく、それぞれ額に赤ゆっくりを実らせていた。 「ゆゆ~ん・・・すごくゆっくりしたあかちゃんだよ~♪」 「ゆうかとありすのとかいはなあかちゃんだわ!」 「みんなとってもゆっくりしてるね!」 本人達ばかりでなく、周りに居た他のゆっくり達も子どもの誕生を祝福する。 こんなゆっくり出来ない場所でようやく見つけたゆっくりをかみ締め、分かち合うように・・・。 後のことを考えていないのか、考えたくないだけなのか、ただ目の前のゆっくり出来るものを眺めながら微笑んでいる。 「ゆぅ・・・ゆうか、みんながみてるよ!ちゅっちゅははずかしいよぉ」 すでに公開交尾をしているにも関わらずゆうかにキスを迫られて照れる彼女のつがい達。 しかし、その表情はまんざらでもなくあっさりとゆうかのキスもといちゅっちゅを受け入れた。 「~~~~~~~っ!!?」 「おああああああ!?」 「うあ゛あ゛ーーーーっ!?」 直後、ゆうかと口づけを交わしたゆっくりがろれつの回っていない悲鳴を上げた。 当のゆうかは涼しい顔をしてつがいから引きちぎった舌を地面にはき捨てると、再びパートナーに擦り寄る。 そして、茎を折らないように彼女達をひっくり返すと、底部を容赦なく食いちぎり始めた。 「あ゛あ゛あ゛・・・!?」 「う゛い゛い゛いい゛ぃ!?」 「ゆゆゆっ!や、やめてあげてね!いたがってるよ!?」 周囲のゆっくりはその凶行を必死に止めようとするがゆうかは一向に止めようとしない。 何匹かは力づく止めようとしたが、ゆうかの方が圧倒的に身体能力が高くそれも叶わなかった。 そうこうしているうちにも茎を生やしたゆっくり達の底部は二度と使い物にならないほどに傷つけられていった。 「う゛う゛・・・うい゛ッ!?」 「・・・ゆっくりかんせいしたわ」 「ゆえーん、ぎょわいよおおおお!?」 今や周囲のゆっくり達はゆうかに近づこうとすらせず、遠巻きから様子を伺いながら怯えるばかり。 が、ゆうかは舌と底部を失いただの鉢植えとなってしまったつがいを眺めながら満足げに笑っている。 それから傷を付けすぎて中身が漏れ出している場所がないかを念入りに確認し終えると、大事な鉢植えに頬ずりをした。 「ゆうかのあかちゃん・・・ゆっくりうまれてね」 総勢20匹、もとい20個のゆっくり植木鉢というのは中々の壮観で、虐待家にとっては悪くない光景だろう。 しかし、今回の目的はあくまで虐殺。そんな有様になったゆっくりを生かして嬲るというのは目的外。 と言うわけで、全力で植木鉢どものそばまで駆け寄ると彼女達を踏み潰し、放り投げ、水の中に落として処分した。 「ゆゆっ、ゆうかのあかちゃ・・・ゆ゛っ!?」 「なにするの、ゆっくりやめて・・・ぎぃ!?」 ついでに文句をたれてきたゆうかも処分し、いつの間にやら100匹以下にまでを数を減らしたゆっくり達と向かい合った。 (その5へ?)
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1619.html
みなさんはゆっくりがおそれるゆっくりをどこまで知っているだろうか ゆっくりれみりゃ?メジャーですね ゆっくりふらん?それもメジャーですね れてぃ?ゆゆこ?それも比較的有名ですね ですが、ゆっくりがれみりゃ以上におそれるゆっくりがいます。 そいつの名は・・・・ 恐るべきゆっくり 「ゆ~~、ゆ~、ゆ~~~~~~!!!」 「「「ゆ~~、ゆ~、ゆ~~~~~!!!」」」 れいむ親子の音痴な歌がれいむ親子のお家に響き渡る。 ここはドスが治めるゆっくりの群れである。れいむ親子はドスの群れに所属するどこにでもいる ゆっくり家族であった。 夫のまりさは今は狩りにいっており、妻のれいむは子供たちとゆっくりできるお歌 の練習をしている。 「ゆっゆっゆ~~~~~~」 「「「ゆっゆっゆ~~~~~~」」」 雑音がようやくフィナーレを終え、れいむは子供たちを褒め称えた 「ゆ~~ん、さすがれいむとまりさのおちびちゃんだよ!! とてもゆっくりできるおうたさんだったよ!!」 「ゆん!!とうぜんだよ!!れいむはぷろのあーてぃすとなんだよ!!」 「れいみゅおねえちゃん、とてもおうちゃがうまっきゃったよ!! れいむのあきょがれだよ!!」 「さすがまりさのいもうとだよ!!」 家族はにぎやかにとてもゆっくりできたよと誉めたたえあった。 特に長女れいむはゆっくりからしたらとても歌がうまく、皆の歌姫であった。 群れのゆっくりからは将来の歌姫だよ!!と期待を寄せられていた。 「ゆっくりただいまだよ!!」 家族がわいわくと談話していると一家の大黒柱である親まりさが帰ってきた。 口は大きく膨らんでいる。どうやら今日は大漁だったようだ。 「「「ゆわ~い、おとうさんおかえりなさい!!!」」」 子ゆっくり達は父親の姿を見るや否や親まりさへと駆けて行った。 親れいむも夫であるまりさに微笑みで返した。 「おかえりなさいまりさ!!かりはじょうじょう?」 「もちろんだよ!!まりさはもりいちばんのかりうどさんなんだよ!!」 そうまりさが返答すると、口を大きく開け今日の狩りの成果を広げた。 出てきたのは食べられる山菜やキノコなどなどゆっくりから見れば御馳走の山だった。 「「「ゆわ~~い、ごちそうがいっぱいだよ!!」」」 大はしゃぎする子ゆっくり達。三匹とも美味しそうな御馳走に我先と駆けだしたが 親れいむが子供達を止めた。 「だめだよおちびちゃんたち!!ちゃんとわけてからね!!」 そういうと親れいむは均等になるように御馳走の山を分けて行った。子ゆっくり達も納得し、 率先して母の手伝いを始めた。実に微笑ましい光景であった。 そうこうしているうちに配分が終わり、一家はきれいに整列した。 「それじゃあおちびちゃんたち!!きょうもがんばってかりをしてきてくれたおとうさんに ゆっくりおれいをしてからいただきますをしようね!!」 「「「ゆ!!ゆっくりわかったよ!!」」」 子ゆっくり達は親まりさの方を向いた。 「「「おとうさん!!きょうもおいしいごはんをありがとう!! ゆっくりいただきます!!!」」」 「「ゆっくりいただきます。」」 親ゆっくりのいただきますを皮切りに御馳走の時間が始まった。 美味しそうな木の実にキノコ、山菜、どれもゆっくりにとっては御馳走であった。 ただ一つ、長女れいむのごはんに白い木の実があった。 「ゆ?」 長女れいむは今まで見た事もない白くて大きな木の実に気が付き父に聞いた 「おとうさん!!このしろいしろいさんはなぁ~に?」 「ゆ?それはね、おとうさんがにんげんさんからもらったごはんだよ!! むかしにね、それとおなじようなごはんがあったんだけどねもうどくがあったんだよ!! でもね、このしろいしろいさんはおとうさんがどくみをしたからだいじょうぶだよ!!」 長女れいむはそれを聞いて安心し、おそるおそる口に含んだ 「む~しゃ、む~しゃ・・・・・し、しあわせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!! ヘブンじょうたいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 長女れいむはあまりのおいしさに飛び跳ねながら叫んでいた。 「おちびちゃん!!おしょくじちゅうにおぎょうぎわるいことしちゃだめでしょ!!」 親れいむは長女をたしなめようとしたが、聞く耳持たずだった。 あまりに革命的なまでにおいしかったのだろう。 「ゆぅ~~、おねえちゃんだけじゅるい!!れいみゅもたべちゃいぃぃぃ!!」 妹れいむが駄々をこね始めた。だが、あの白い木の実はすでに長女が平らげてしまっていた。 親れいむはどうにかしてなだめようとしたが、耳に入る様子もなかった。 「しょうがないね!!あしたおとうさんがにんげんさんからまたもらってくるから がまんしてね!!」 親まりさがそういうと妹れいむはピタっと泣きやみ大喜びで跳ね始めた。 「ゆぅ~~、まりさも!!まりさも!!」 長女まりさも欲しがっていたようだ 「しょうがないね!!みんなの分をもらってくるよ!!」 「「「ゆわ~~い!!おとうさんだいすき!!」」」 子ゆっくり達は皆大喜びであった。 かくして一波乱食事は終わり、辺りを片づけた後皆床に着くことにした。 「それじゃあ、ゆっくりおやすみ!!」 「「「「ゆっくりおやすみなさい!!!」」」」 家族はそれぞれのベッドに健やかな眠りにつき始めた。 ベッドといっても枯れ葉や落ち葉を敷き詰めたものなのだが。 「ゆぴー、すぴー」 「しろいしろいさん・・・・れいむにたべられ・・・・」 「まってねぇ~~・・・・」 子ゆっくり達は皆幸せそうに寝ていた。 一方そのころ、とある暗い所で新しい命が誕生した。 「・・・・・・・」 ソレは辺りを見回し始めた。黒くて生暖かいものが辺りに敷き詰められていた。 否、自分が埋まっていたのだ。 ソレは本能的に分かっていた。ご飯だ。 ソレは生まれたばかりの小さな口を小さくあけ、少しずつ食べ始めた。 本当にほんの少しの量を何度も回数を分けながら食べて行く。 少しずつ食べて行くと腹はさすがに満たされ、ソレは生まれた所から少しずつ移動を始めた。 「・・・・・・・」 目の前にあるご飯をかき分けながら進むと自分と同じ生き物がいた。 ソレは本能的に分かった。あれは自分の姉妹だ。 ソレは少しづつ姉妹に近づいて行った。姉妹の方も気づいたらしく、自分の方へと寄ってきた。 少しずつ、少しずつ。 そしてお互いが頬ずりが出来る位近くにたどり着いた。 ソレと姉妹はさっそく信頼の頬ずりを始めた。 あまり空間がないのにも関わらず、姉妹は器用に頬ずりをしていく。 そして本能が呼びかける。子孫を残せと 姉妹の方も本能の呼びかけに答えたらしく、ゆっくりと後ろを向いた。 どうやら「受け」をやってくれるようだ ソレは姉妹と交尾を始めた… 1時間後、姉妹の腹は非常に大きく膨らんでいた。 ソレは交尾の成功に満足したのか少し眠りについた。 さらに数時間後、ソレは目が覚めると姉妹のお腹はさらに膨れ上がっていた もうそろそろ頃間であると本能が語り始めた。 ソレは姉妹にそろそろだという事を伝えると姉妹は適当な空間に生殖器を向けた。 姉妹は体に力を入れ始めた。必死に力を入れているのが見て分かるぐらいに顔を歪めていた。 そして ぼん!!ぼん!!ぼん!! 姉妹は空間目掛けて何かを自分の生殖器から射出した。 それは非常に早く何か良く分からなかったが白い物体にであるように見えた。 ぼん!!ぼん!!ぼん!! 姉妹はまだ射出を止めない。腹の中にそれだけ大量の物が詰まっていたのだろう、今だに止む気配がない 結局、射出が止まったのは100個ほど飛ばしてからだった。 朝、ゆっくり一家はゆっくりと目を覚ました。 とある一匹は除いて 「ゆ~ん・・おかあさん・・ぽんぽんさんがいたいよぉ・・・」 昨日しろい木の実のような物を食べてヘブン状態になったあの長女れいむだった。 翌朝起きるとお腹が痛く、食事もほとんど取れない状態になった。 「おねえちゃん、いたいいたいさんはやくなおってね・・・」 「れいむぅ・・・」「おちびちゃん・・・」 親まりさは狩りをお休みして長女れいむの看病したり、腹痛に効くお薬を飲ませても一向に 良くならなかった。 それどころか、痛みが少しずつ増してきているようだった。 「おかあさぁぁぁぁぁん、ぽんぽんがゆっくりいたくなってきたよぉぉぉぉぉぉ!!!」 娘の状態が一向に良くならないどころかますます悪化してきたことに親達は、このままではまずい と考えぱちゅりーの診療所に長女を連れていくことにした。 長女れいむは大きな葉っぱの上に横になり、両親はその両端を咥えゆっくりと運び始めた。 姉妹の子ゆっくり達は横について長女れいむを励まし続けていた。 「おねえちゃん!!もうすぐびょういんだからね!!」 「ゆっくりだいじょうだからね!!」 だがそんな励ましの声も今の長女には届かなかったようだ。 長女の顔色はますます青白くなっていき、呼吸は少しづつ小さくなっていった。 「ゆぅ・・・・ゆぅ・・・・」 必死に痛みに耐える長女。だが、その緊張した空気は突然の悲鳴に打ち砕かれた 「ゆぴぃ!!ゆぷぅ!!」 長女の苦しみ方が変わった。今までは痛みに耐えるような様子が尋常ではない痛みに苦しむものに かわったのだ。 「ゆぷぅ!!うbひfふsぅvfvふぃおwぇjjjねいぁj」 突如として発せられる解読不能な言語。これには両親はただ事ではないと悟り 歩みが自然と速くなっていた。 「jkhbtkぶjひlすぇrbふlうぇr・・・fykhうぇjkbち・・・・ふ」 病院に近づくにつれ、長女の叫びは少しづつ小さくなっていった。 駆けること30分、一家はどうにか群れ唯一の診療所にたどり着いた。 長女はぐったりとしており、両親は心配そうに戸を叩いた 「ぱちゅりー!!おちびちゃんがたいへんなの!!たすけてあげてね!!」 2,3度叩いた辺りでぱちゅりーが出てきた 「むきゅ!!こんなあさはやくからどうしたの?」 「おちびちゃんがたいへんなの!!はやくたすけてね!!」 ぱちゅりーは群れの中でも歌姫として有名な子れいむの身になにかあった事を理解し すぐに家の中に家族を招きいれ、容態を見た 長女の体は青白くなり、呼吸は停止しており、瞳孔も開ききっていた… 「むきゅ……、もうえいえんにゆっくりしちゃっているわ…」 ぱちゅりーは少し悩んだが、素直にそう告げた。 家族はそんな馬鹿なという顔でポカンとしていた。 「ぱちゅりー…なにいってるの…ぽんぽんがいたいだけでしんじゃうなんてそんなこと ないでしょ…」 親まりさはそうか細い声で喋った。 だが、ぱちゅりーは辛い現実を続けた 「残念だけど…もうえいえんにゆっくりしちゃってるわ…さわってみなさい…もうこんなにつめたいわ…」 信じられないような顔をしながら両親は頬ずりをした。とても冷たかった。 昨日あんなにゆっくりしていたのに…たった一日で…たった一日で皆に愛されていたおちびちゃんが …おちびちゃんが!! 「おちびちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」 「どぼじでごんなごどにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」 両親の叫びが残りの姉妹に全てを語っていた。 「しょんな…うしょだよね!!おねえちゃんがえいえんにゆっくちちちゃうわけないよね…」 「うそだぁぁぁぁ!!ばりざのいぼうどがじぬわげないんだぜ!!」 言葉ではそうはいっているものの、目には涙が溜まっていた。 姉妹はその場で耐えきれなくなり、両親と一緒に泣きだしてしまった。 「おねえぢゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」 「でいぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 家族はわんわんと泣きだしてしまった。 両親は頬ずりしながら泣き、姉妹はその場で両親以上に泣きだしてしまった。 あんになゆっくりしていたのに…死んだなんてうそだ… あんなに群れのみんなに愛されていたのに… あんなに(ゆっくり基準で)きれいなお歌を歌っていたのに… そんな思いが錯綜する中、あり得ないことが起こった。 むくっ… 死んだはずのれいむが体を起こしたのだ。 体を器用に動かし、何事もないように起き上がったのだ。 この光景にぱちゅりーは驚き、家族は喜んだ。 「ゆ?おぢびぢゃぁぁぁぁぁぁん!!いぎがえっだんだねぇぇぇぇぇ!!」 「よがっだよぉぉぉぉ!!よがっだよぉぉぉぉ!!」 「おねえぢゃんがいぎがえっだぁぁぁぁ!!」 「ゆぅゆぅ…ゆわ~~~ん!!」 家族は大喜びでれいむにすり寄り、さっそく頬ずりしはじめた。 だが、ぱちゅりーは見逃さなかった。 そう、れいむは間違いなく死んでいた。 瞳孔は完全に開いており、すでに死臭が漂い始めていた。 つまり、れいむは死んでいるはずなのになぜか起き上がったのだ。 家族はれいむが起き上がった=生き返ったとみなして大喜びのあまりその事実を完全に 見落としていた。 ぱちゅりーはあり得ない光景に目を丸くしてその様子を見守るしかなかった。 ぱちゅりーが見守っていると、一瞬ではあるがれいむの腹がふくらんだ。 「むきゅ!?な、なに!!」 れいむの腹から何かが出ようとしているように見えた。 れいむの腹は一瞬膨らんだらすぐしぼむを繰り返し、さすがの一家もただ事でないことに 気づいた。 「ゆうぅぅぅぅ!!どうしたのおちびちゃん!!」 「またぽんぽんいたいの?いたいの!?」 「おねえちゃん、ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!」 「こわいことしないでねぇぇぇぇぇ!!」 家族は皆恐慌状態に陥った。 そして一拍おいてれいむの腹が裂け、中から何かが出てきた。 それは…… とりあえず前半はここまで あとがき ここ最近書いていなかったせいか腕が落ちた気がします。 ですので一旦ここでとめて数日後に後半を挙げます。 作者 アイアンゆっくり 過去作 まりさの馬鹿 ゆっくり地縛霊 れいむ親子の場合 ゆっくりおしえてね!! 1~2 世界で一番短い虐待 ゆっくり地縛霊 まりさ達の場合 鬼斬 1~ 怪奇現象 ゆっくり自縛霊 ありすの場合 このSSに感想を付ける