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2ページ目 のび太「やあ、ママとドラえもん」 のび太ママ「のび太!一体どういうことなの!?」 ドラえもん「そうだよ!のび太君が人殺しなんて嘘だよね!?」 のび太「本当、あんたら平和ボケし過ぎ」 のび太ママ「!?」 ドラえもん「な、に?」 のび太「僕はジャイ子を殺した。将来あいつと結婚するんだろ?未来を変えるためにやったんだ」 ドラえもん「この、クズヤローがぁぁぁぁぁぁ!!!!!」バシッ のび太「・・・痛い。痛いなぁドラえもん」ニヤニヤ のび太ママ「狂ってる」 のび太「まあ僕は子供だからすぐ出られるからね。ママ、ドラえもん。覚えてろよ?」 のび太ママとドラえもん「ひいっ」 次へ トップへ
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4ページ目 のび太パパ「のび太はどうだった?」 のび太ママ「あの子狂ってるわ。出てきたら殺される」 のび太パパ「のび太が?ははっ!そんなわけないだろ?「 のび太ママ「けど実際一人殺してるのよ!?」 のび太パパ「きっと何かの間違えさ。のび太を信じよう」 のび太ママ「あなた」 その後、二人は熱く絡まり合った。 次へ トップへ
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ドラえもんたちは牛魔王を倒し、脱出に成功した。 そして、三蔵とリンレイとの別れの時が近づいてきた。 リンレイ「みなさん。本当にご迷惑をおかけしました……」 ドラえもん「迷惑だなんて。元はと言えば僕の不注意で……」 ドラミ「そうよ。お兄ちゃん……」 ドラえもん「三蔵様、とんだご迷惑をおかけしまして……」 三蔵「いや、私も大変勉強になりました。それからこのリンレイ、私に預からせていただけないでしょうか?」 のび太「そりゃいいや。ねぇドラえもん」 ドラえもん「重ね重ねご迷惑をおかけします……」 一同「あははは!」 のび太「頑張ってね、リンレイくん」 リンレイ「ありがとうございます。悟空様……」 のび太「実は僕、本当の名前は……」 ジャイアン「お前は孫悟空だよ!」 のび太「そう。聖天丹精、孫悟空!」 スネ夫「よっ、悟空ちゃん!」 一同「あははは!」 リンレイ「さようなら! さようなら!」 一同「さようなら!!」 ドラえもん「さぁ、僕たちも帰ろう……」 一同「うん!」 ドラえもんたちはタイムマシンで現在に帰還している。 のび太「本当に元の時代に戻ってんだろうね?」 ドラえもん「大丈夫……」 野比家。 のび太「ママ、ただいま!」 ママ「いったいこんな遅くまでどこ行ってたのよ!?」 のび太「戻ってないんじゃない?」 ママが部屋に入ってくる。 ママ「のびちゃん…… あら? どうしたの!? みんな……」 一同「ああっ……」 のび太「角がない。ママ!!」 ママ「ど、どうしたのよ?」 のび太「ママ……」 しずかたちもそれぞれ母親たちの胸に飛び込む。 (終)
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のび太のBIOHAZARD Death Play ENDはのび太のバイオハザード最新作として計画された。のび太の生き様が復活する。今回は新しい敵であるレゾナントやライダーも登場する他、武器(重火器類)は26。コンバットナイフだけでなく日本刀や鉄パイプなども武器として登場する。
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前へ ─305番道路─ のび太「て…敵が強すぎるよ…!」 のび太達は305番道路に入った辺りから既に危ない状態だった。 トレーナーの平均レベルは32。野生は28。 しかしのび太達は最高でのび太のピカチュウの30。 ドラえもんの最高レベルも28とかなり低い。 ジャイアンも苦戦した訳だ。 なんとかミナンの戦闘後に回復してくれるお陰で進めると言った感じだ。 ドラえもん「仕方ないよ…ここ進まなきゃ行けないんだもの…」 ようやくドラえもんが野生のナゾノクサを倒す。 のび太「そうは言ってもねぇ…えいっ!」 隙を見てロゼリアにスーパーボールを投げつける。 のび太「どうだ…?」 一回…また一回揺れる。一瞬止まった後もう一回揺れて、カチッと音がする。 のび太「やった!見てみてドラえもん!」 その時、ドラえもんの方でもカチッと言う音がする。 ドラえもん「のび太君、僕も捕まえられたよ!」 それに対してポケモン自体見ていなかったのび太は何を捕まえたか質問をする。 のび太「ねぇ?ドラえもんは何を捕まえたの?僕はロゼリアさ!」 それに対して少々ニヤついた後、こう答えた。 ドラえもん「それは秘密さ。また今度ね。」 そう言うと、また先へ進んで行った。 が、その後ドラえもんがトレーナーと目が合ってしまい全滅しかけた事は黙っておこう。 305番道路の半分辺りまで来ただろうか? ポケモン図鑑によると現在の時刻は15時13分。 305番道路へ入ったのは約40分前だ。 ここまで来るにはミナンの回復無しでは厳しかっただろう。 手持ちのポケモンも大分鍛えられ、余裕もやっと出来てきた。 と、そんな時一つの関門に差し掛かった。 のび太「これ…細い木だよね?」 そう、初代からずっと同じの秘伝マシン01『居合い切り』で切る事が出来る木だ。 ドラえもん「どうしよう…?ここまで来て引き返すわけには…」 細い木の前で立ち往生する二人。 ミナン「全くしょうがないわね…はい、秘伝マシン01。オオタチに覚えさせておきなさい」 そう言うと秘伝マシン01をのび太に渡す。 のび太「ありがとう…って何で君が持っているの?」 オオタチに居合い切りを覚えさせつつミナンに質問する。 ミナン「何言っているの?ジムバッチを入手するとそれに応じてポケモンセンターから秘伝マシンがもらえる」 ミナン「これ位トレーナーの常識でしょ?」 まだ意味が理解できないのび太にドラえもんが耳元でこっそり教える。 ドラえもん「つまりね、一人用ゲームを多人数プレイにするとそれなりの修正が入るんだ。」 ドラえもん「だから秘伝マシンはポケモンセンターで貰える風になっているわけ。」 まだよく理解していなかったが、オオタチが目の前の木を切ってくれたのでとりあえず先へ進む。 そこからはサクサク先へ進む。 ゲートに着いたと同時に上からオオスバメが降りてくる。 そう、ミナンのメタモンだ。 ミナン「お疲れ様、メタモン。」 そう言うと黒フードをバッグへとしまう。 のび太「あれ?黒フード着ないんだ?」 デリカシーの無い奴…そう思いつつもミナンは答えた。 ミナン「これを着ていると『私は警察に追われているミナンです』と言っていると同じでしょ?」 それだけ言うと二人に質問する。 ミナン「で。これから特訓するの?ポケモンセンターで休むの?」 それに対してのび太はすぐに答える。 のび太「もちろん特訓だよ。」 それを聞くとミナンが返答する。 ミナン「分かったわ。私はこの辺りに居るから、終わったら呼んでね。」 ドラえもん「分かったよ。じゃ、行こう!のび太君!」 そう言うと二人は特訓を開始する。 ─2時間後─ 辺りはもう真っ暗。明かりも無く星だけが頼りだ。 しばらくして、のび太達が特訓を終わらせ、ゲートで一休みする。 それに気づいたミナンはのび太達の方へ駆け寄ってくる。 ミナン「特訓はもう終わりにする?」 その質問にはのび太が返答する。 のび太「うん、もう疲れたよ…」 それを聞くと、分かった。とメタモンを戻し、三人でクリスタウンへ入る。 のび太の手持ち 【ピカチュウ36Lv】 【オオタチ33Lv】 【ロゼリア32Lv】 ガーネット、アメジスト、アクアマリン所持 ドラえもんの手持ち 【カメール(?)30Lv】 【ミズゴロウ(?)34Lv】 【メノクラゲ(?)32Lv】 【他不明】 ─クリスタウン─ 無色は 輝き 虹の町 町に入った瞬間、耳を痛めるような大きな音がする。 そして、大きなバイクに乗った連中がのび太達の周り集まってきた。 見た感じ暴走族のようだ。 その中の親玉と思われるスキンヘッズがのび太の後ろに居るミナンに対して話しかけてくる。 スキンヘッズ「よぉ!俺達と一緒にデートでもしない?」 説明しなくても分かるだろう。ナンパだ。 それに対してミナンは即答する。 ミナン「えぇ、いいわよ。この町から出てってくれるならいくらでも付き合ってあげるわ。」 それに対して子分達が反論してくる。 子分A「おうおうおう、生意気言ってんじゃねぇよ!」 子分B「俺達の溜まり場サイクリングロードに入れない事位しらねぇとは言わせねぇぞ!」 その後、ミナンが提案する。 ミナン「じゃ、私にポケモンバトルで勝ったらでもいいわよ。」 その言葉に暴走族達は乗ってくる。 子分C「上等だぁ!」 子分D「その言葉を言った事を後悔させてやるぜ!」 そう言うとドガース、ベトベターが数匹、マタドガスが一匹現れる。 そこに、今まで話が掴めず黙っていたのび太が質問する。 のび太「ね、ねぇ、手伝おうか?」 それに対して軽く返答する。 ミナン「出されると邪魔になるから一人でいいわ。メタモン!」 そう言うとメタモンを繰り出す。 のび太は「一人でいいわ」の意味は理解できたのだが「邪魔になる」の方は分からず 未だに混乱する。が、その意味は数分後に分かる事になる。 子分達「全員ヘドロ爆弾だぁ!」 沢山のヘドロ爆弾がメタモンへ向けて放たれる。 メタモンはそれを上手く回避し、接近する。 持ち物にスピードパウダーでも持たせていると思われる。 ミナン「変身!」 そして子分達のドガース、ベトベター達の奥に居るマタドガスの前まで来ると メタモンはマタドガスへと姿を変える。 ミナン「そして大爆発!」 マタドガスに変身したメタモンは大爆発を起こし 周りのドガース、ベトベター。そして親玉のマタドガスを道連れにして瀕死になる。 ミナン「はい。これで引き分け。じゃね~」 その様子を黙って見ていたのび太とドラえもんは、今の様子を見ているしかなかった。 後には、しぶしぶ違う人を再度ナンパする暴走族の姿が会った… がんばれ!暴走族! そして数分後、のび太達はミナンの案内でポケモンセンターへと辿り着く。 とりあえずのび太達はポケモンを預けた後、 待ち時間の間、地下に設置されている食堂へと向かう。 適当に食事を取った後、会話は始まる。 最初の始まりはのび太の一言からだった。 のび太「ねぇ、ミナン?」 その後すぐにミナンからの返事が来る。 ミナン「ん、何?」 返事を確認すると続けて質問を出す。 のび太「さっきの暴走族、『サイクリングロードに入れない』って言っていたけどあれ何でなの?」 その後ドラえもんもつけたす。 ドラえもん「それ、僕も気になったよ。何でなんだい?」 それにミナンは少し考えた後答える ミナン「カビゴンがサイクリングロードの前で寝転がっちゃったのよ。」 ミナン「そのせいで暴走族達はストレスが溜まって…元はいい人なんだけどね。」 一瞬の沈黙。その後のび太が提案する。 のび太「ねぇ?僕達でそのカビゴンをどけてあげれば事件解決じゃない?」 それにドラえもんが賛同する。 ドラえもん「いいね!そうしたら皆困らなくて済むよ!」 その話を打ち切ったのが、そう。ミナンだ。 ミナン「残念ね。ポケモンを起こす笛を持っている老人はパァルタウン。サイクリングロードの先よ。」 ミナン「もっとも、現在は行くにはロッククライムと岩砕きが必要ね。」 ミナン「岩砕きの秘伝マシンはトパーズジム倒したみたいだからもらえると思うけど。」 それだけ言うとまた食べ始める。 のび太はまた考えたがいい方法が思いつかない。 その時、ドラえもんが提案する。 ドラえもん「じゃ、ロッククライムを手に入れればカビゴンを退けられるんだね!」 それにミナンは少し意表を突かれたみたいだが、落ち着いて答える。 ミナン「え、えぇそうよ。ジムがあるし必ず行く事になると思うけど…」 その後、ドラえもんは一気に食事を食べ終わらせ、のび太に伝える。 ドラえもん「じゃ、明日9時にジム戦挑むよ!ロビー集合ね!」 それだけ言うとポケモンを受け取りに一階に上がっていった。 ミナン「じゃ、私も色々やりたい事あるし。また明日ね。」 そう言うとミナンも一階へ上がっていった。 のび太「僕も今日疲れたし、ポケモン受け取って寝るかな…」 そう言うと、食器を片付けて一階へ上がり、部屋を借りて寝た。 ─次の日。朝9時ポケモンセンターロビー─ ゲーム開始から二日目。 もっとも、現実世界では1分弱程度しか進んでいないのは気にするな。 のび太がロビーに着いた頃にはもうミナン、ドラえもんが居た。 ミナン「遅い!10分遅刻!」 いや、丁度なんですが。 あぁ、10分前に来なきゃいけないルールとかあるんですか。 そんな妄想での突っ込みは気にせず、ミナンが何かをのび太の手の中に持たせる。 ミナン「罰としてこれも保管してね!」 それを聞いた後に手の中の中身を確認した。分かりやすい無色の輝き。 『ダイヤモンド』 あれ?そういや最近宝石繋がりで何か思い出しそうなんだけれど…あれ? そんな事を考えているとドラえもんがやってくる。 ドラえもん「じゃ、ジム戦に挑みに行こうか。」 のび太はそれに答える。 のび太「うん。分かった。」 それを聞くとミナンを先頭に場所を案内してもらう事になった。 その前に受付で秘伝マシンの居合い切りと岩砕きを貰って。 クリスタウン。 夜来た時はもう疲れて周りを見る余裕など無かった。 しかし、今改めてみるとかなり美しい町だ。 そんな町を眺めながら、細い川に架けられた橋を渡り、ジムまで辿り着く。 ミナン「ここがクリスジムよ。じゃ、そこのベンチで待ってるね。」 そう言うと道の横に作られたベンチにミナンは腰掛ける。 のび太「じゃ、僕から先に行くよ。」 それを聞いたドラえもんはこう伝えた後ベンチへ移動する。 ドラえもん「分かった。気をつけてね。」 のび太の手持ち 【ピカチュウ36Lv】 【オオタチ33Lv】 【ロゼリア32Lv】 ガーネット、アメジスト、アクアマリン、ダイヤモンド所持 ドラえもんの手持ち 【カメール(?)30Lv】 【ミズゴロウ(?)34Lv】 【メノクラゲ(?)32Lv】 【他不明 ─クリスジム─ のび太「ジム戦お願いします!」 その大きな声を聞くと、奥から小学4年生位だろうか? 幼女がやってくる。 ???「君が挑戦者?」 幼女がそう聞くと質問を質問で返すようにのび太が答える。 のび太「うん。そうだけど、ジムリーダーは何処?」 それに対して笑いながら幼女が答える ???「あははっ!私がこのジムリーダーのトゥナだよ!」 のび太はこんな子供でもジムリーダーになれるんだと驚く。 トゥナは話し続ける。 トゥナ「私の専門タイプは氷!凍てつく寒さで凍えちゃえ~♪行くよぉ~デリバード!」 前置きが妙に長いが…サンタの様な鳥ポケモン、デリバードを繰り出す。 のび太「行けぇ!オオタチ!」 のび太はオオタチを繰り出す のび太「先手必勝!乱れ引っ掻きだぁ!」 オオタチはデリバードに近づいて引っ掻こうとする。 トゥナ「デリバードに近づくなんて無謀だよぉ~高速スピン!」 デリバードは近づくオオタチを振り払うように高速スピンを繰り出す トゥナ「周って周って冷凍ビーム!」 デリバードは高速回転したままオオタチの足元を冷凍ビームで狙い続ける。 のび太「空中から居合い切りだぁ!」 横が駄目なら上からとジャンプして頭上から。と居合い切りを放つ。 トゥナ「残念でした!燕返し!」 オオタチの攻撃を下すれすれで回避。そして空中に居る間に頭上から燕返しを思いっきり当てる。 タイプ一致もあり、ダメージは大きく壁に叩きつけられるが。ギリギリ体力は残っているようだ。 のび太「くっ…戻れ、オオタチ。行け!ピカチュウ!10万ボルトだ!」 のび太の次に出したポケモンはピカチュウ。 すぐさま電気ショックを放ち、デリバードを一撃で瀕死にさせる。 トゥナ「あいたッ…負けないよ!ウリムー!穴を掘る!」 次に出したポケモンはウリムー。 すぐさま地面に潜り込む。 のび太「相性的に不利だな…戻れ、ピカチュウ!行け、ロゼリア!」 ロゼリアが出た瞬間、ウリムーの穴を掘るが炸裂する。が、致命傷にはまるでなっていない。 トゥナ「うっ…ウリムー!粉雪…」 のび太「させない!ギガドレイン!」 ウリムーよりロゼリアの方が先に動き、ギガドレインで相手のHPを吸収する。 効果抜群もあり、一撃でウリムーを倒す。 トゥナ「あ~あ、二匹目もやられちゃった。じゃ、行くよ!私の切り札!」 そしてトゥナは切り札…『ニューラ』を繰り出してくる… のび太「くっ!相性面では不利…なら!毒毒!」 しかし、勝負の決着はもう着いていた。 トゥナ「先制技『氷の礫』。切り札を出したからにはもう敵わないよ…!」 それを聞くと、次に出すポケモンを考える… オオタチしか無い。最後に残ったって氷の礫で一撃だ。 のび太「オオタチ!電光石火!」 トゥナ「氷の礫!」 HPが僅かなオオタチを繰り出し、少しでもダメージを与えるしかない。 が、相手の方が先立ったようだ。 氷の礫で一撃…かと思ったらそれを突き破り電光石火を当てる。 その後、オオタチは倒れた。 のび太「オオタチ、ありがとう。ピカチュウ!」 そしてのび太も、切り札のピカチュウを繰り出す。 トゥナ「冷凍パンチ!」 のび太「10万ボルト!」 激しい技がぶつかる。 少々ピカチュウの方が押しているようだ。 トゥナ「そう簡単には!負けられない!メタルクロー!」 爪が鋼鉄化し、ピカチュウに致命傷を負わせる。 が、ピカチュウは残り数HPで耐えた。 のび太「叩きつける!」 ピカチュウも尻尾を使い思いっきり相手に攻撃。大ダメージを与える。 両者残りHPは僅か…最後に両者は叫んだ。 のび太「電光石火!」 トゥナ「氷の礫!」 だが、ニューラは動けない…そう。特性静電気による麻痺だ。 動けないニューラに止めの電光石火が当たる。 電光石火を当てられたニューラは壁に叩きつけられ、瀕死となる。 トゥナ「あ~あ。負けちゃった。久々に熱くなれたよ。そんな君にこれをあげる!」 そう言うと、クリスバッチと技マシン13(冷凍ビーム)を渡してくれた。 のび太「ありがとう!」 そう言うと、のび太はクリスジムから出て行った。 外に出ると、まずドラえもんが話しかけてきた。 ドラえもん「ジム戦どうだった?」 それに対しては、以前誰かにやられた様にジムバッチを見せ付けてこう言った。 のび太「この通りさ。」 それを聞くと、ドラえもんは一言伝えてジムへ入っていった。 ドラえもん「行って来るね。 のび太の手持ち 【ピカチュウ38Lv】 【オオタチ34Lv】 【ロゼリア34Lv】 ガーネット、アメジスト、アクアマリン、ダイヤモンド所持 ドラえもんの手持ち 【カメール(?)30Lv】 【ミズゴロウ(?)34Lv】 【メノクラゲ(?)32Lv】 【他不明】 ドラえもんがジムに入って行った後、ミナンが駆け寄ってきた。 ミナン「ジム戦終わったんだね。さっきの様子から勝ったのかな」 のび太はコクリと頷く。 ミナン「そっか。そういやちょっと用事あるからここで待っててね!」 そう言うとミナンはボールからピジョンを繰り出し何処かへ飛んでった。 仕方が無いのでさっき二人が座っていたベンチに座る事にした。 ─5分後─ ミナンが帰ってくる気配は無い。 ドラえもんもジム戦にもう暫く掛かりそうだ。 ─10分後─ 二人共まだ帰って来そうに無い。 仕方が無いので近くの自販機でサイコソーダを買って飲む。 ─15分後─ そろそろ終わってもいいんじゃないか…? いい加減ドラえもんの方が心配になってきた。 ─30分後─ ようやくドラえもんがジム戦を終わらせる。と同時にミナンも帰ってきた。 ドラえもん「ごめん、遅くなって。予想以上に強くてさ…」 ドラえもんはバッチを見せながらそう言う。 のび太「それでも勝ったんだ。おめでとう!そういやミナンは何処行ってたの?」 一瞬戸惑った後、ミナンはこう答えた。 ミナン「ちょ、ちょっとトパーズシティに買い物にね。」 とりあえず痛い所突いたみたいだ。それ以上の詮索はのび太はしなかった。 のび太「ふ~ん。じゃ、一旦ポケモンの回復したいしポケモンセンター戻ろうか。」 そう言うと、クリスタウンのポケモンセンターへ皆で戻る事になる。 ─ポケモンセンター─ まだ昼時前なのに先客が居たようだ。 何か聞き覚えのある声…そう。出来杉達だ。 出木杉「ふぅ…クリスタウンに着くのに予想以上に時間が掛かっちゃったね。」 それに隣に居るジャイアンが答える ジャイアン「あぁ、全くだぜ。」 その時、ジャイアンの隣に居るリーゼントもどき…そう。スネ夫だ。スネ夫が僕たちに気がつく。 スネ夫「あ!のび太にドラえもん!」 その声で二人も気がつく。 出木杉「やぁ、のび太君達もこれからジム戦かい?」 それにはドラえもんが答える。 ドラえもん「いや、僕達はついさっき終わらせてきたよ。」 それに驚く三人だったが、とりあえずおめでとうと言った後ジャイアンが質問する。 ジャイアン「そういえばそっちの姉ちゃん誰だい?」 そう。ミナンの事だ。 ミナン「私はミナンと言います。貴方達は…?」 ミナンが自己紹介。そして三人に質問する。 一番最初にスネ夫が自己紹介した。 スネ夫「僕は骨川スネ夫。この中で一番強いチャンピオンになる男さ。」 それを聞いた瞬間ジャイアンが首根っこを掴んで反論する。 ジャイアン「俺が一番強いんだぞ!分かっているのか?」 その間に出木杉が自己紹介する。 出木杉「僕は出木杉英才。宜しくお願いします。ミナンさん。」 その様子に気がつき、ボコボコにされて瀕死状態のスネ夫を捨て自己紹介する。 ジャイアン「俺は剛田武。ジャイアンって呼ばれている。宜しくな。」 その後、瀕死状態のスネ夫を掴む。 出木杉「じゃ、僕達はジム戦挑んでくるよ。また今度ね。」 そう言うとジャイアン達はポケモンセンターから出て行った。 それを見た後、ポケモンを預け少々早い昼飯を食べる事とする。 ─1時間後 in 食堂─ 食事も終わった。ポケモンの回復も終わった。 後はアストタウン目指すだけ! のび太「よし!そうと決まったらアストタウンに…」 その瞬間大きな声でミナンが反論した。 ミナン「嫌よ。307番道路は平均して12時間も掛かる道。」 ミナン「"運動神経無"の貴方となら"良くて14時間"は計算しているわ。」 ミナン「"今から行けば着くのは夜中"。多分"野宿"するわね。」 ミナン「しかも町を歩いているから"途中で『疲れたぁ…サイコソーダ無いの?』とか言いかねないし"」 ミナン「これらの事から今日はもう休む事を推奨しますッ!」 場が沈黙する。 いや、大部分がのび太に対しての皮肉なのだが図星(図星部分は見たとおり)。 仕方無しに今日は一日部屋で休む事となる。 影でのび太が泣いていた様な気もする…見なかったことにしよう。 一言ドラえもんは言い残し、部屋へ戻っていった。 ドラえもん「許してね、のび太君。」 その日の昼、隣ののび太の部屋に、泣き声が響いた。 ─次の日 朝4時─ 昨日早く休んだ分、今日は朝早くから起こされた。 先にドラえもんとミナンがロビーの椅子で待っていた。 ミナン「うんうん。今から行けば夕方には着くわね。一気に行くわよ!」 それを言うとのび太においしい水(2リットル)を手渡した。 多分『聞かれるのが面倒だから』先に渡しておいたのだろう。 もっとも、夜中の内にリュックにおいしい水がのび太の持っている他 先に買っといた3本に加えて6本入れられているのだが。 それを聞くとのび太の疲労ゲージが通常の二倍早く溜まるので秘密だ。 ─307番道路─ 第1感想。306番道路とさほどトレーナーの強さが変わり無い。 第2感想。予想以上に野宿している人が少ない。 ミナンと同じで到着時刻を予想して朝早くに行く人が多いのだろう。 他に気になったところは無い。普通の道と同じだ。 しかし… のび太「さ、先が見えないような気がするのは気のせいかな?」 息切れしつつ前に居るドラえもんに質問する。 ドラえもん「うん。気のせいだよ。」 嘘だ。先は薄い霧と暗闇で見えない。 のび太「は、はひぃ…リュ、リュックが重たい気がするんだけど気のせいかな?」 続けざまにドラえもんに質問する。 ドラえもん「うん。気のせいだよ。リュックの中は四次元ポケットと同じ構造だから。」 こっちは本当だ。ドラえもんの言っている事が正しい。 のび太「そ、そう言えば22世紀にもなって新ポケモン出てないの?」 更に続けざまに質問する。 ドラえもん「いや、ワールドプレイヤーには時代補正機能があってね」 ドラえもん「その時代までに出ているポケモンしか出ないようになっているんだ。」 こちらも本当。じゃなかったら既に新ポケモンとか現れるはずだ。 それから暫くはのび太の「はひぃ」「ふぅ」と言う声しか聞こえなくなった。 そしてもうすぐ夜が明ける。 そんな時、一つのセリフを思い出す。 ─ミナン「1週間後には間違いなく会うわね。」─ …後4日後か… その日に一体何が起きるのだろうか…? のび太の手持ち 【ピカチュウ39Lv】 【オオタチ36Lv】 【ロゼリア35Lv】 ガーネット、アメジスト、アクアマリン、ダイヤモンド所持 ドラえもんの手持ち 【カメール(?)??Lv】 【ミズゴロウ(?)??Lv】 【メノクラゲ(?)??Lv】 【他不明】 次へ
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宇宙空間。 宇宙船が惑星に突入。 戦車が街を襲撃。 「大統領! 反乱軍が迫ってきました! 早く脱出を」 反乱軍の襲撃が続く。 大統領「いや、僕も君たちとともに最後まで戦うぞ!」 「いけません! 大統領は我が国にとってはなくてはならぬお方です……」 大統領「断る!!」 「では、腕ずくでも!」 大統領「ああっ。何をする!!」 ロケットが発射。 大気圏を飛び出し、ブースターを分離する。 大統領「愛する祖国、愛する友を残して僕はこれからどこ行くのだ?」 円盤が宇宙を飛んでいた。 のび太「ハックション!!」 ジャイアン「お、おいのび太。うわあっ!!」 ジャイアンが地球のセットに落下。 頭に脚立が当たる。 のび太「ご、ごめん……」 ジャイアン「の、の、のび太!! ガオーッ!!」
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前へ 目の前には戦闘不能状態のヒコザルが倒れている。 手持ちのビッパ、ナエトルは戦える状態ではないので仕方がなくポッチャマで戦 ったのだが、相性を関係なしに見てもその実力は圧倒的だった。 「お前強いなァ。俺のヒコザルじゃ全く歯が立たなかったよ。」 彼がそう言うとのび太は照れながら右手を差し出した。 「ありがとう、君のヒコザルだって強かったよ。 僕の名前はのび太。君は?」 のび太の右手にもう1つの手が重なる。 「俺はコウジ。よろしくな!」 それから僕はトレーナーズスクールを案内してもらった。 そこには何人もの人が勉強しており、活気づいていた。 塾長にタイプの相性の事や性格によるステータスの変わり方を教えてもらっている間に日が暮れかかっていた。 「あ、もうこんな時間か!そろそろ行かなくちゃ。今日はありがとうコウジ。」 「ああ、また勝負しようぜ。」 塾長にも礼を言い、建物を飛び出して噴水の前へ向かった。 外は朝とは違い雨雲が広がっていた。 その場に着くと既にヒカリが待ちくたびれた様子で座り込んでいた。 「遅~い。何してたのォ?」 「ゴメン。ちょっと勉強してたんだ。」 ヒカリはのび太が勉強していた事が信じられなかったが、今にも雨が降りそうだったので早足でポケモンセンターへ向かった。 どうやらヒカリが先にチェックインしていたらしく、僕はビッパとナエトルを受付に預けて自分の部屋へ向かった。 と言っても自分の部屋、謙ヒカリの部屋だ。 「ゴメンのび太!部屋一つしか借りられなかったんだァ。その代わりにホラ!」 ヒカリは青い腕時計を手渡した。 「これポケッチって言うの。とっても便利なんだから!」 のび太はポケッチしげしげと眺めた後、腕にはめ、窓際にある椅子に腰掛けた。 「そういえばのび太の友達の事あまり聞いてないよね。教えてよ!」 それから約1時間。 外はどしゃぶりになりながらも、のび太は目をキラキラさせながらずっとみんな の話をしていた。 「でさ、ジャイアンって奴がいつも僕をいじめてくるんだよ。オレンジ色の服を着ていてね…。」 ヒカリがのび太の話を遮ぎり、窓に向かって指を指した。 「あんな感じの色?」 ヒカリの指の指す方向には体格のいい子供が傘もささずに雨の中フラフラ歩いていた。 「ジャイアン…?」 「ジャイアン!」 のび太はそう叫ぶと部屋を出て走って行った。 「またァ~?」 ヒカリは溜め息を付きながらも、のび太の後を追った。 間違いない!昼間に見た人もやっぱりジャイアンだ!今度は見失わないぞ! 入り口の自動ドアが開き外に出る。 靴に水が染みるがそんなことどうでもいい。 「ジャイアン!」 のび太はジャイアンの肩を掴んだ。 だが彼は無反応で、ただ立っているだけだった。 「ジャイアン…?」 のび太は前に回り込み彼の顔を覗く。 目の焦点が合っていなく足元もフラフラだ。何を言っても反応を示さない。 「ジャイアン!僕だよ!のび太だ!」 のび太が自分の名前を叫ぶと彼の身体がブルッと震えた。 「のび…太…。のび太…?のび太…!ハハハ…ハ!」 ジャイアンがいきなりおかしな様子で笑い始めた。 「のび太!ギッタ…ん…ギッタ…にして…やる…。」 そう言うとジャイアンはのび太に殴りかかって来た。 しかしその攻撃はあまりにもひ弱なものだった。 のび太の薄い胸板の上でかろうじて音をたてる程度の威力。 笑いながらひたすらのび太を殴りつけるジャイアン。 「ジャイアン…。」 「ハハ…ハ。どうだ…のび…太。思い…知ったか…。」 のび太の目から漫画の様な量の涙が溢れてきた。あんなに…力強かったジャイアンが…こんな…こんな…! 嘘だ…!きっとこれは夢だ…! だが激しく打ち付ける雨がのび太の思考を冷静にさせた。 「ジャイアンはもう…壊れている…。」 「のび太…。たけし君は…?」 ヒカリがのび太を心配そうな目で見る。 「ジャイアンは病院で精密検査を受けてる。 悪いけど…一人にしてくれないか。」 そう呟くとのび太はセンターの屋上へとゆっくり足を進めた。 びしょ濡れの状態で屋上への階段を登る。 階段を1段1段登るたびに水の染み込んだ靴が小さく叫び声を上げた。 ザ―――……。 激しい雨がのび太の足元に叩き付けられる。 服も水を吸いすぎて重たくなっている。 のび太は青いポケッチで時間を確認し手すりに寄り掛かった。 ボーっとするのび太の頭の中で忘れたくても忘れられない言葉がこだまする。 『お前の物は俺のもの、俺の物は俺のもの』 『のび太のくせに生意気だ!』 『おお心の友よ~。』 まどろみかけた彼の目には灰色の雨雲で覆われた空しか映る物はなかった。 決して…鮮かなオレンジ色など映る事はなかった…。 朝日がのび太の身体を包み込む。もうすっかり雨は止んだようだ。 屋上にいたはずなのに何故かベッドの上にいた。 びしょ濡れの服は既に洗濯してあって干されている。 今は白のシャツにスウェットをはいていた。 隣のベッドにヒカリの姿は見えなかった。 ドアに目をやると、ちょうど良くドアノブが回った。 「おはよう、のび太。よく眠れた?」 ヒカリが満面の笑みで部屋に入って来た。 「ジャイアン…は?」 「…意識はまだ戻ってないみたい。でもあの時のび太が見つけなければ命の保障はできなかたって。」 ヒカリの話が終わるとのび太は再び布団に潜りこんだ。 その瞬間聞き覚えのあるうるさい声が部屋を圧迫した。 「のび太!何してんだ!早く起きろォ!」 「コウジ!」 コウジがのび太の布団をはぎ取る。 ヒカリが彼の名前を叫んだ事から見てコウジを知っているのだろう。 「ちょっとヒカリ。席外してくれないか?」 のび太の真上に乗っているコウジは言った。 しぶしぶ部屋から出て行くヒカリをしっかり見送った後のび太の胸ぐらを掴みコウジは叫んだ。 「てめぇ…なにヒカリに心配させてんだよ…!」 「まさかのび太がヒカリの知り合いだったとはな…。」 コウジが胸ぐらを掴みながら続ける。 「お前…ヒカリが心配してやってんのにその態度はなんだ?ああ!?」 のび太はコウジの手を払い再び布団に潜りこんだ。 「もう…どうでもいいよ…。」 気弱になっているのび太の態度を見てコウジの怒りが爆発した。 「どうでもいい!?お前ヒカリの記憶取り戻すって誓ったんじゃねえのかよ!? 自分にちょっと嫌なことがあったからってもう諦めんのか?」 「ヒカリにこの気持ちはわかんないよ…。」 その言葉を聞いたからかコウジはあきれたようにドアノブに手をかけた。 「ああ、ヒカリにはわかんねぇだろうな。 何しろ友達との記憶が一切ないんだもんなァ。 悲しみたくても悲しめないんだもんなァ。 いいか…ヒカリはなァ…お前の何倍も絶えてるんだよ!そんな事もわかんねぇのか。 少しでもお前をライバルと思った俺が恥ずかしいぜ!」 そう言うとコウジはドアを力一杯閉め、去って行った。 「ヒカリは僕の何倍も絶えている…か。」 ヒカリはポケモンセンターのロビーでうろたえていた。 「何すればいいんだろ…。」 朝食は食べ終えたし、のび太はコウジと何やら話しているし…。 何もすることのないヒカリはとりあえずテレビを見て時間を潰すことにした。 『次のニュースです。 昨夜、ズイタウンの育て屋が何者かによって破壊される事件が起きました。 警察はハクタイの森半焼事件と手口が類似している事から、同一犯として捜査を進めています。 また育て屋の老夫婦が行方不明になっており…。』 「ヒカリ。」 名前を呼ばれ後ろを振り向くとのび太が立っていた。 「コウジと話は終わったの?」 「うん。さあ行こうか。」 「もう大丈夫なの?のび太。」 ヒカリが目を丸くする。 「ああ。ヒカリに励まされたからね。」 首を傾げるヒカリ。 私何かしたっけなァ? ま、何はともあれ出発のために荷物整理しなきゃね! そう呟くとヒカリは嬉しそうに部屋へ走って行った。 ヒカリが完全に立ち去ったのを確認したのび太はこう言った。 「ここを出る前に…もう1回勝負だ!コウジ!」 「チッ、ばれてたか。流石は俺のライバルだな。」 コウジはポケモンセンターから出てボールを構え、空中に放った。 「行け、ヒコザル!」 全身が炎に包まれたポケモン、ヒコザルがボールから飛び出した。 「コウジ。一つ謝らなければいけないことがある。 あのポッチャマは僕のじゃない。ヒカリのだ。」 「ヒカリの!?ヒカリ、あんなに強くなったのか…。」 コウジの話を遮って、のび太は続ける。 「でも僕はヒカリのポッチャマに負けないぐらいのポケモンが…相棒がいる…! 行くぞ!ビッパ!」 太陽の下、二人はお互いのパートナーと供に戦っている。 朝だというのにその日の太陽はのび太の白いシャツをオレンジ色に染めていた――― 203番道路 「クロガネシティ!? 止めた方がいいよ。悪いことは言わない。すぐに引き返しなよ。」 あっけにとられるのび太とヒカリ。 颯爽とその場から立ち去ろうとする短パン小僧、トモキのTシャツの裾を掴んだ。 「行かない方がいいってなんで!?僕はバッジを貰いに行くんだ。理由を教えて!」 「離せよ。少し年上だからって調子にのるなよ。 クロガネシティ…。あんな終わっちまった所…クソッ!」 そう言うとトモキは腕を振りはらい走ってコトブキシティの方へ走って行った。 「終わっちまった所…ね」 「ヒカリ、終わっちまった所ってどういう意味か分かる?」 ヒカリはのび太の問いにゆっくりと顔を縦に動かした。 「私聞いた事ある…。 数年前に炭鉱から全く石炭が出なくなって…、町の人々は職を失い、他の町に引っ越した。 町の人達は次々と引っ越して僅か1週間で町の人口は10%にも満たなくなった…。 今は全盛期の頃とは見る影もないみたい…。」 なるほど… それで終わっちまった所って事か… しかし一つ疑問が生まれた。 何故トモキはクロガネシティに行くことを反対したのだろう…? 彼と何か関係があるのだろうか? いくら考えても答えが出る訳でもないので考える事を中断し、行動に移した。 「とりあえずバッジを手に入れたらさっさと出て行こう。 「うん…それが一番いいと思う…。 何か嫌な予感がするから…。」 気のせいかヒカリの顔がいつもよりも青白く見えた。 クロガネシティ のび太達は真っ暗なクロガネゲートを出、目的の町に着いた。 「ここが…クロガネシティ…。」 建物という建物が全て錆び付いており、人っこ一人いない。 まるでゴーストタウンだ。 「のび太…早く行こう…。なんかここ怖いよ…。」 やっぱり変だ。 ヒカリはこんな弱音は吐かない。 一体どうしたんだ!? 「おや、珍しいね。観光…な訳ないよね。」 ヘルメットに作業服を着ている長髪の若い男がツルハシを持って話しかけてきた。 のび太は少し戸惑いながら答えた。 「あ、あのう…僕、ジムに挑戦しにきたんですけど…」 「へえ…ジムね…。道分かる?教えてあげようか。」 「本当ですか!?ありがとうございます!」 その男は作業服に汚れをほろうと背中を見せて歩き出した。 「良かったね、ヒカリ。 早くこの町から出られそうだよ。」 「…うん……。」 ジムに行く道の途中で色々な物を見た。 折れたツルハシ、地面に転がっている持ち主のいないヘルメット、壊れている機械、そして乞食や浮浪者…。 「酷いもんだろ? 昔はこんなんじゃなかったんだけどなぁ…。」 長髪の男がふと呟いた。 「なんで…アナタはここに残っているんですか? まだ若いし、違う仕事もたくさんあるのに…。」 「僕はここで生まれてここで育った。 他のみんなは出て行ってしまったけど、僕のふるさとはこの町だ。他のどこでもない。 だから石炭が出るまで堀続ける。 石炭が出たらきっとみんな帰って来てくれるはずだ。 昔みたいに笑いながら暮らせる様になりたいから…。」 ふるさと…か。 僕はまだそんな自覚はないけど、大人になって町を出て行くことになったら、きっと懐かしく感じるんだろうなァ…。 そんな事を考えている内にジムの目の前に着いた。 僕はお礼を言おうとしたが、彼の行動に口をあんぐりと開けていた。 なんと勝手にジムの中に入り、奥のジムリーダーが座る椅子に寛いでいるのだ。 「それともう一つ。 僕がクロガネジムのジムリーダー、ヒョウタだからだ!」 「な、なんで!?相性はいいはずなのに…!」 「のび太くん。 ポケモンバトルは相性だけで決まるような甘いものじゃないんだよ。 いいかい?僕のズガイドスは君のナエトルより『すばやさ』が高かった。 だから先制攻撃ができたんだ。」 『すばやさ』…か くそォー… ズガイドスは攻撃力が高いはずだ。 だからナエトルが一発で… でももう僕の手持ちは一匹しかいない。 頼むぞ…!! 「いけ!ビッパ!」 「何度やっても同じことだよ? 僕のズガイドスは攻撃とすばやさが高いんだ。 また一発で倒してやる!」 ズガイドスがヒョウタに頭突きを命じられ、ビッパのとぼけっ面に自慢の頭を突 っ込ませた。 「一発だ…あっけないね、のび太君?」 「ビッパ!体当たり!」 「な…!?」 ビッパは勝ち誇ったズガイドスの顎に思い切り体をぶつけた。 「な、何故倒れない!?」 ヒョウタは驚きの表情を隠せないようだ。 「ヒョウタさん。僕のビッパは特別でね? 異常なほど打たれ強いんですよ。」 ビッパからの不意打ちを食らったズガイドス。 その目はビッパを鋭く捕らえていた。 「チッ…だが、体当たりはノーマルタイプの技だ! このまま続けても僕の圧倒的有利には変わりない!! ズガイドス!もう一度頭突きだ!」 「ビッパ!体当たり!」 クロガネジム内は30分ほど土煙に覆われた。 その中心で戦っている二つの影、ビッパにズガイドス。 その姿にただ見とれている少年がいた。 彼の名前はトモキ。 自分を倒したのび太がヒョウタに負けるのを笑いに行く予定だった。 だが 「のび太のヤツ…強いじゃないか…」 意外にものび太はトモキの憧れであるヒョウタと互角に戦っているのだ。 「あッ…少しずつだけど… ビッパが押されてる…!?」 「のび太君…このまま続けても僕の勝ちは変わらないよ? さあ…どうする?」 確かにそうだ。 いくら打たれ強いといってもズガイドスの頭突きを何発も食らってたらいつかは倒れてしまう。 反撃の体当たりは相性的にいまひとつ…どうすればいい!? のび太が必死に考えていると、ビッパの足元がふらついた。 しまった! もう限界か… 「よしとどめだ!ズガイドス!頭突き!」 一瞬の隙。 それが命取りになる。 ズガイドスの頭は確実に獲物を捕らえ、大きく鼻を鳴らした。 「僕の勝ちだよ…のび太く…!?」 ヒョウタの目線にのび太の姿はなく、その代わり下方で腹を押さえてのたうち回 ってる姿があった。 「まさか…ビッパをかばう為に自ら…!?」 そう。 ズガイドスの頭突きはビッパをかばったのび太の腹に直撃したのだ。 「ゲフッ…ビッパァ……… 大丈夫…かい…? 君は…僕が守るから…ね?」 「なんてバカな事を…! ズガイドス!戻れ!早く病院に行かないと…」 ボールから発する一直線の光がズガイドスに向けられる。 だがズガイドスはその光を避け、ビッパを前に戦闘態勢を崩さなかった。 「な…!ズガイドス…?」 突然黄色い光がビッパの体を覆い輝き始めた。 「まさか…」 「よくもこの俺様を痛ぶってくれたなあ…コラァ… 慰謝料は高くつくぜ?」 「ん…僕の気のせいかな…」 トモキは目をこすりもう一度よくジム内を覗いた。 ビーダルがヤンキー座りをして、ズガイドスをにらみ付けている。 確かビッパが黄色い光に包まれた後にあのビーダルが出てきたはずだ。 「まさか…進化した…!?」 「ビッパ…?」 「よォのび太ァ… 身をかばってまで助けてくれてありがとよ。 それでこそ親友だぜ。 さあて…今は目の前にいる敵さんをどうにかしないとなァ…!?」 ビーダルは立ち上がり、にらみ付けてるズガイドスをにらみかえした。 「この俺様にガン付けで勝てるとでも思ったか?ああー!?」 「ちょっと待て…」 ヒョウタがビーダルを制した。 「なんでビーダルが喋ってるんだよ!?」 「ビーダルが…人の言葉を…?」 そう呟いた瞬間のび太のまぶたは閉じた。 「そりゃお前…あれだろホラ… ……な?お前空気読めよ。 んなことよりもよォー… てめえのせいでのび太が気絶しちまったじゃねえか。 そっこーでシメてやるからとっととかかってこいや!」 「フフ… 人語を話すビーダルか… 面白い!いくぞ!ズガイドス!!」 「上等だコラ!! シンオウの鬼爆と呼ばれた俺様の体当たりをくらいやがれ!!」 「ズガイドス!! 今までで一番最高の頭突きをお見舞いしてやれ!!」 足で地面を蹴り、もはや突進ともいえるスピードで突っ込んだ。 進化してもそんなにすぐには能力面は変わらないはず… だとしたら、頭突きで倒せるはずだ! 「ククク…かかったな…」 ズドンという鈍い音と共にズガイドスが地に伏していた。 「何!?」 「ヒャハハハ!! あらかじめ俺様が水鉄砲で溝を作っといたのよ! 勢いにのったてめえはコケちまうって寸法よォ。 おっと俺様のバトルフェイズだ… 勿論体当たりなんてしねえぜ? さっきのはてめえを突っ込ませる為の嘘! 進化して覚えた技、使わせてもらうぜえ… 食らえや、水鉄砲!!」 大量の水がズガイドスの全身に降り注いだ。 「そうか…さっき体当たりと宣言したのはポケモン自身… トレーナーの命令ではないから、自分の意思で変更できる。 さらに体当たりを宣言することで新しく覚えた水鉄砲の存在を隠し、罠をしかけ、一気に勝負にでた…」 「参ったな… 僕の負けだよ、ビーダル」 「ホラ、約束のバッチだ。 受け取ってくれ。 久しぶりに楽しいバトルができたよ。」 「ふーん… これがバッチか。 高く売れそうにもないなこりゃ。 てかのび太いつまでのびてんだ。 さっさと起きな。」 ビーダルはのび太の首根っこを掴み無理矢理立たせた。 そして口から少し水を発し顔にかける。 するとのび太のまぶたが少しずつ開きだした。 「………あれ… ビーダル…それバッチかい…? そうか…僕…勝ったんだね… ビーダル…君は強い…なあ………」 そう呟くと再び深い眠りに落ちてしまった。 ズガイドスの1発はそう深くはなかったのだが精神的なダメージが大きかったようだ。 「チッ…だらしねぇ。 早いとこコトブキのポケセン行ってコイツ寝かさないとな。ここのポケセンは設備が悪すぎる。 おい、そこの嬢ちゃん。 なにガタガタ震えてんだ。早く行くぞ。」 ヒカリは微かに頷いて だがしかし下を向いたまま これから起きる何かを悟ったかのように 顔をこわばらせ ゆっくり歩き出した 気絶したのび太を背負ったビーダルはクロガネジムの扉を開く。 扉をくぐろうとした時、ヒョウタがビーダルを呼び止めた。 「ビーダル。 のび太君に『済まない』と伝えてくれないか。」 「あんたは悪くねぇよ。 勝手に飛び出したコイツが悪い。」 「頼む。」 やれやれといった表情で了解し、そのまま扉を閉めた。 「順調な滑り出しとはいかないが… まぁバッチも手に入ったことだし良しとするか。」 203番道路 「う…うう…」 うめき声をあげたのび太。 「お、起きたかのび太。 コトブキシティまであと少しだからもうちょっと寝ててもいいぞ。」 「ありがとうビーダル。 でも僕歩くよ。 君だって疲れているだろう?」 「ん…まぁな… でも無理はすんなよ。 あ、そうだ。ヒョウタがすまな…」 ビーダルがそう言いかけた時、強烈な爆音と粉塵が彼らを襲った。 爆発があった方向は今通った道の先。 つまりクロガネシティだ。 クロガネゲートをはさんでいるのでよく見えないがもの凄い量の煙が立っている。 「いやああぁぁぁぁぁ!!」 ヒカリの叫び声が煙に包まれた空に響き渡った。 叫び終わるとヒカリは気を失い倒れてしまった。 「マジかよ…」 どす黒い煙から人の焼けた臭いがする。 人だけじゃない。 微かにだがポケモンの焼けた臭いもする。 炎はさらに勢いを増しクロガネシティ全体を包み込んだ。 黒い煙、真っ赤な炎から小さな何かが飛んできた。 焼け焦げたモンスターボールだ。 そのボールはのび太の足元に転がっていった。 「そのボールはヒョウタの遺物だ。」 炎のなかから黒のリザードンに乗り、黒の衣装に体を包んだ若い男が姿を現す。 そしてのび太を指差し話し始めた。 「美しいだろう? これが哀れな人間を浄化する炎だ。 まるでカトリック教理の煉獄がここにあるみたいだね。」 のび太は無言でモンスターボールを開いた。 ボールから姿を現したのはズガイドス。 ズガイドスは体をこわばらせ脅えていた。 「お前がヒョウタさんを… クロガネシティを燃やしたのか。」 のび太が黒服の男に問う。 「ああ。 俺も彼には注意したんだがどうにも頑固でね。 しかたなく炭になってもらったよ。」 ビーダルは察知した。 「ヒョウタの野郎… すまないってこういうことかよ…」 次へ
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地球。 「金色に光る不思議な彗星を発見しました! 軌道がめちゃめちゃなんです。星を見つけては近づいていって木星、火星、地球や金星、まるで生き物みたいに嗅ぎ回っています!」「ん? あははは! そんな彗星があるもんか」「本当ですったら! ちょっと見てください。あっ、もうどこかに行っちゃいました……」「はっはっは! 何か見間違えたんだろう」 空き地では馬が走り回っていたが、壁にぶつかってしまう。 のび太「あっ! もう。パカポコ、はしゃいじゃダメだろう? ここは狭いんだから。誰かに見つかったらどうすんのさ? さぁ、今日の散歩はここまで。もう寝ようね…… 広い牧場でもあったらいいんだけどねぇ……」 「どこでもドア」が消える。 翌日。 スネ夫「見渡す限りの広〜い牧場を、僕と愛馬スターローンは小高い丘に登り、真っ赤な夕日が地平線の彼方に沈んで行くのをじっと見つめているのでありました……」 ジャイアン「おい! 何遍その話をしたら気が済むんだよ?」 スネ夫「いい話は何遍でもいいでしょ?」 のび太「今更馬の話をしても……」 スネ夫「じゃあのび太、馬持ってるのかよ?」 のび太「うん……」 スネ夫「ええっ? じゃあ牧場もあるのかよ!?」 のび太「えっ? ああっ、もちろん!」 ジャイアン「本当だな? のび太……」 しずか「のび太さん!」 のび太「ああっ、本当だよ!」 スネ夫「じゃあ今、牧場見せてよ!」 のび太「い、今はダメ……」 ジャイアン「じゃあ今夜見せろよな!」 のび太「ええっ?」 ジャイアン「今夜みんなで見に行くかんな!」 スネ夫「絶対の絶対だぞ!」 のび太「ドラえもーん!」 野比家。 ドラえもん「またつまんない自慢話したんでしょ!」 のび太「自慢なんかしないよ。でもあんまりスネ夫が威張るからつい……」 ドラえもん「それが余計なの!」 のび太「お願い! 夜までに牧場を作って」 ドラえもん「ダメ×2……」 のび太「そこをなんとか……」 ドラえもん「絶対にダメ! この地球には余ってる土地なんかどこにもないの!」 のび太「お願い!」 ドラえもん「ダメ」 のび太「お願い」 ドラえもん「僕はこれから用事があるの。22世紀のどら焼き大売り出しに行ってくる!」 のび太「あっ、ドラえもん! ドラえも〜ん!!」 ドラえもんのび太のねじ巻き都市冒険記
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571 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします[] 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 01 15 32.21 ID kaBaLdHG0 その頃のび太達はジョルジュの家で夕食を囲んでいた。 どうしてもジョルジュはのび太について調べたくて仕方がなくなり、のび太としずかを夕食に誘ったのだ。 「どうだい、なかなかいけるだろう? 俺が作ったんだぜ」 「すごくおいしいです!」 のび太はそう言いながら口いっぱいにジョルジュの料理をほおばった。 「男の人なのに料理が上手なんですね」 と、ジョルジュに尊敬の眼差しを向けるしずか。 「何、昔っからこういった手先で何かを作るのが得意でね。喜んでもらえて何よりだよ」 そう言いながら笑顔を作るジョルジュ。 「おかわりください!」 もう食べ終わったのか、のび太はそう言いながら皿を差し出した。 「おう! どんどん食べてくれ」 そう言いながら差し出された皿を受け取るジョルジュ。 ただの子供にしか見えないのだが、とジョルジュは思った。とてもあの神がかったスコアを叩き出した人間には思えない。 だがしかし、この目の前に居るひ弱そうな少年にはエースの素質が眠っているのだ。 そう、正規の訓練さえすればあの赤い彗星や蒼い巨星に届くかもしれないほどの素質が。 593 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします[] 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 01 25 01.26 ID kaBaLdHG0 「ふあ~、美味しかった。ご馳走様でしたジョルジュさん!」 「ご馳走様でした」 「どういたしまして」 とジョルジュはニコリと笑った。 「また食べたい時はいつでも言ってくれ」 「はい」 のび太としずかは完全にジョルジュに気を許した様子だった。 その様子を見て、ジョルジュはもうそろそろ本題を聞く頃合か、と思った。 「食事に限った事じゃない。僕に協力できることがあれば何でも頼ってくれてよい。君たちには何か特殊な事情があるんだろう?」 ジョルジュがそういうとのび太としずかは顔を見合わせた。 2人ともドラえもんやタイムマシーンの事を話してもどうせ信じてもらえるはずが無いと思って黙っていた。 しかし、ジョルジュの顔は真剣である。2人はこの人なら信じてくれるかもしれないと思い口を開いた。 627 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします[] 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 01 40 55.36 ID kaBaLdHG0 「つまり、君達はそのドラえもんというロボットと一緒に、未来から20世紀に帰る途中だった。だけど突然何かの事故に遭いこの時代に来たっていう事だね?」 ジョルジュがそう言うとのび太としずかはそろって頷く。 二人の話はジョルジュにとってとても信じられないものであった。 2人は20世紀の人間で、タイムマシーンの故障でこの時代に来てしまったというのだ。 まだ俺はこの子達に信用されてないのかな?とジョルジュは思った。 しかしのび太としずかの顔は真剣そのもので、とても嘘をついているようには見えない。 少なくともただの迷子でない事だけは確実だった。 「わかった、君達の言った事は信じる。それで俺に何か手伝える事はないかい?」 「ドラえもんが何処にいるか分からなくて。どうかドラえもんと友達を探してください!」 のび太としずかはそうジョルジュに懇願した。 「わかったドラえもんだね。あとはゴウダタケシ君とホネカワスネオ君でいいんだね?」 「はい!」 ドラえもんや彼の友人と言う人物の名前をメモに書き取るジョルジュ。 「他に何かあるかい?」 「今は他には何もないです。とにかくみんなに会えれば……」 645 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします[] 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 01 48 52.65 ID kaBaLdHG0 そう言って俯くのび太としずか。 ジョルジュはそんな二人に歩み寄ると、肩を掴んだ。 「大丈夫さ、絶対に見つかる! 安心するんだ」 そう言うジョルジュの姿に、のび太としずかは元気を取り戻した。 「はい!」 「それじゃあ今日はもう遅いから帰ったほうが良いな。帰り道は分かるね?」 そう尋ねると、のび太は不安そうな顔をしたが、しずかは「大丈夫です」ときっぱり答えた。 「よし、じゃあ気をつけて帰るんだぞ」 「はい。夕食本当にありがとうございました」 3人は玄関まで歩いていく。 「バイバイ、ジョルジュさん! 今度来たらまたあのゲームやらせてね!」 別れ際、無邪気にそう言ったのび太の姿をジョルジュはずっと見送っていた。 689 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします[] 投稿日:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 02 13 50.20 ID kaBaLdHG0 「ジョルジュノリョウリオイシカッタロ?」 ホライの家に戻ると、ホライ一家とのび太たちは雑談にふけっていた。 と言ってもカタコトの日本語やジェスチャーを交えたもので、とても普通の雑談とはいえないが。 「はい美味しかったです」 と頷くジェスチャー付きで答えるのび太としずか。 「ヨカッタ」 ホライの父はなぜか自分のことのように誇らしげに喜んだ。 「ノビタ君達はジョルジュの料理が気に入ったみたいだよ。アイツの料理は学生の頃からプロ級だったからな」 のび太達の反応をみると、ホライの父は今度はホライ達に向かってしゃべりだした。 「あらそうだったの? それなら私も今度ジョルジュさんの料理を食べてみたいわあ」 と、ホライの母は羨ましそうな目でのび太たちを見つめた。 「そうだな、今度みんなでアイツの家に押しかけるか。行くんなら早いうちがいいな、なんせアイツはしょっちゅう出張でほとんどこの町に居ないからな」 「そうね。ジョルジュさんがこの町に戻ってきたのは1年ぶりだものね」 「あぁ、その上に一月も経たないうちにまた出張だとさ。こんどはの出張先は月らしいからな。今回を逃すともう当分アイツの料理は食べられないぞ」 「それじゃあ、明日にでも伺おうからしらね」 そう言いながら笑うホライの母。 「それもいいな。どうだホライ、お前も食べに行かないか?」 「ん、別にいいけど」 「じゃあ決まりだ、明日また行こう!」 「あら本当に行くつもりだったの? 私冗談のつもりだったのに」 ホライの母がそう言うと、ホライの父は「俺も冗談だ!」とガハハと一人で笑い出した。
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ゲーム ドラえもん のび太の月面探査記 パッケージ版/ダウンロード版 版権キャラ 造成 6,458円(税込)540MB ドラえもんたちと一緒に月の世界を大冒険! 「映画ドラえもん のび太の月面探査記」のゲームがNintendo Switchに登場! 何もない月面に映画オリジナルキャラクター"ムービット"たちの家や工場、映画館を建てて、自分だけのウサギ王国を開拓しよう! さらに、映画に沿ったストーリーやミニゲームなど、映画の世界を楽しめる内容が盛りだくさん! さぁ、ドラえもんたちと一緒に月の裏側へ出発だ! メーカー フリュー 配信日 2019年2月28日 対応ハード Nintendo Switch セーブデータお預かり対応 対応コントローラー Nintendo Switch Proコントローラー タッチスクリーン プレイモード TVモード, テーブルモード, 携帯モード プレイ人数× 1 対応言語 日本語 レーティング CERO A 名前 コメント