約 3,555,388 件
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/5012.html
175 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/12/30(木) 23 10 44 ID ??? これがメタルアムロだッ / ヽヽ_ /) / ,.,....._ / l l  ̄`'''-<_ l ,..-''" )) ヽ、 / ゙,ヽ ,'/"´ ,,.-( _,.ィ-、 ヽ、 ,,.-イ // ̄`` ''' ' (/ -''" _ .ノ、 ヽ ..// ヽ、_ _ノノ ヽ. ヽ,,.-''" ) \ .l l /-、_ ̄/ ヽ_,人_,. ,. -'"`; lヽ-、._ ヽヽ /──'´ _,...-、,-、.,_ ,、.,、 ( ,.+" / .! -、._`` ' -.、 ヽ.ヽ、 _,.,.-'´ ∩∩,.'i<_ヘ_ii_/冫-' i'''i' '、 `<人 ,..' ,..' 、 `' x ,_`` ``/ .i'"ニi--ヒ i`''_-イ__ヽ'"i ̄ ] ` - -'ヘ ヽ, 、. ` -、 /./ /、_ ゙、 __ i- 、l _,.!/i- '' "´ ,.r-' ' ' ' ─-z、、、_,,ヽ. ヽ、. `'.、' 、 / / ,,,_ ~'''-─-x,,─-- 、 _ ``'' - 、,/\_i__,!/ヽ _r-─- /./-_,..! ヽヽ ` 、 ` 、 / ./ | '-`,','--ヽヽ. `<"' ' -、,.,.,.,__/ l ヽ ヘヽ7"´ .ヽヽ ~ヽ、 l. i. ̄ ヽ. ヽ.ヽ ` 、 ./ リ  ̄"'''i i ヽヽ ヽヽ ` =±ュ_ヽ_,./ ヽヽ ヽ. l i,.,.-'' ',ヽ、 ヽ.ヽ、 // ./ ,.- 、_ .l l ヽヽ. ヽヽ ヽヽ ヘヘ. ヽ. l. i-'" ̄_,.,.ヽ、._`-' ''" ./ `'''- ニ_'''-nl l l. l. ヽヽ ヽヽ. ヘヘ ヽ ヽ.ヽ、-'".-''" _>─'''" ,.'  ̄7 / l. l. ヘ.ヘ ,r- 、 ヽヽ ,.--、. l. l. ヘ ヽ、ヽ,_,.- ''" '" (`` '-x、_ ./ / .l. l ヘ.ヘ ((,,;;;)) ヽヽ ((,,;;;)) l. l. ,x、 ヘ >' ─- ~`'' -、.~f// ././ ._ l. l `'' '´ .ヽヽ l. l (´;;;) l ,.r'  ̄~''c-'",..'´ ,/./ /r,,,;ヽ l. l _,.,.r-─ '''`-゙ ̄``' '- .!_j. l-'"´  ̄` -、 .// .ヾzン _,r !_j'"´_,.,.,.r--z──-、- 、 _ `` -、 / `'─z---=='-''´ ,r'´ ,..-' "´ /,r''"~``'' 、ヽ `` '-、 / ヽ、 ,r'´ ,r'´ / /,.',.、 ~ '`ハヽ`` ' ' -、_l´ ヽ、 ,r' ,r'´ .,.--'´,. l i )) /m゙、コ.、i````' -、ノ ヽ、 ,.' ,.'´ ,,..-'´,.r-'''"´l. l l (( iElll3 i l r'"/~`` 、 ヽ、j / ,r'´ _-''"-'" ̄.iヘ ! ゙、フ 、W,' c l l l. l ` 、_ ヽ r'´_,-'´ ./ ヘ、ヽ.ヽニ/yr ,'/ !./ / ヽ、_ _ _ イ / ヽ`ヽ、- .....r',./.' ,,-' ,,.- ,r-''" i `7 `-l,,,.-''" `' -~、. ̄,.,.r-'" ,-'"´// ヽ. ヽ ,-'´  ̄ ////`` '-、 ヽ ヽ 176 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/12/31(金) 00 06 42 ID ??? 175 メタルアムロ「もとと言えば貴様のせいだ!シャア!!!」 シャア「だからといってアクトヅダを出すなど!ナンセンスだ!!!」 メタルアムロ「死ねぇぇぇぇ!!!ジーク!!ブリィィィカァァァァ!!!!」 179 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/12/31(金) 02 13 00 ID ??? アマクサ「なんだ、僕と同じか」 A.R「僕に近いんじゃないか」 D.O.M.E.「なに、生前の僕の過去という事は、いずれ僕になるんだから」 リボンズ「……………………」
https://w.atwiki.jp/jcbr/pages/349.html
0221:そして少女は居場所を見つけた 「そうか……そんなことがな……」 ボンチューとの会話後、落ち着いてきたルキアは、世直しマンたちにこれまでの経緯を話していた。 北海道で起こった激闘と、死んでいった者達。その全てを。 『でもなぁ、やっぱりナース服の魅力には逆らえねぇし…こんなことならスッチーのにしとくんだったか』 人外の化け物を目の前にしても、たわけたことを言い続けた銀髪天然パーマの男。 『其奴が何であろうと、オレの誇り高き龍の僕を汚されてしまってはかなわん!』 一般人でありながら、高貴なプライドを持って向かっていった海馬瀬人。 両名共、炎と氷を扱う化け物、フレイザードに殺された。 ――そのきっかけを作ったのは、紛れもない、自分。 「私は、死神なのだ……」 そう、ルキアが呟いた。 銀時も海馬も、自分が招いた災いで死んだ。 二人の死は、私の罪なのだ――と。 ゴチンッ 鈍い音、が頭に。 上を見上げると、傍らにいたボンチューのゲンコツの姿があった。 「あだっ!? な、なにをするか馬鹿者がっ!」 「バカはてめぇだ。そういうこと言うんじゃねえよ」 ボンチューはルキアに向き直り、全てを自分の責任にしようとする少女に何気ない言葉を浴びせる。 「べつにそいつらが死んだのはお前のせいじゃねぇ。殺したバケモンが悪いだけだろ」 ボンチューは、このゲームが始まって自分が体験した戦闘――ピッコロ戦のことを思い出す。 このゲームには、自分のいた世界では考えられないような化け物がいる。 弱い奴が強い奴に向かっていけば、当然殺される。 悔しいが、それがこの世界の現実。 「ボンチューの言うとおりだ。許すまじはその炎と氷の化け物。君が気負いするべきことではない」 「ああ。俺もそう思うぜ」 世直しマン、そしてバッファローマンも、ルキアを咎めようとはしない。 「し、しかし……私があいつに追われなければ、あの二人は……あだっ!?」 ルキアの頭部に、ボンチューの二撃目のゲンコツ。 「だーかーらー! いつまでもうじうじ言ってんな!」 「ぬぅ……貴様、二度もこの私をぶったな!? 助平のくせに!」 「なっ!? だから俺はべつになにもしてねぇって言ってんだろうが!」 「ふん、わかるものか。介抱とは名ばかりに、私の横でずっとよからぬことを考えていたのであろう!?」 「んなわけあるか!!」 ルキアとボンチューの、他愛もない口げんか。 最初は重苦しい雰囲気だったその空間も、だいぶ和やかになった。 「おいおい、今がどんな状況か分かってんのか?」 「ふっ、まあいいではないかバッファローマン」 四人の間にあった緊張は、いとも簡単に崩れた。 しかし、現実から目を背けることはできない。 ここ青森の現状を考えれば、今こうして話している時間も惜しい。 「しかし……北海道からやってきた、炎と氷の化け物か……おそらくまだこの近くにいるんだろうな」 ルキアを襲った炎と氷の化け物――フレイザード。 海馬との戦いで自爆したように見えたが、火竜鏢が見当たらなかったのは、奴が生きていて持っていった可能性が高い。 「ああ。それにボンチューを襲った緑肌の男もな。そいつら二人はまず間違いなくマーダーだ。このまま放っておくわけにもいかんだろう」 「もちろんだ。このまま奴らを野放しにしていたら、また犠牲者が出ちまう。正義超人としても、ああいう輩は見過ごせねぇ」 かたや宇宙のヒーロー世直しマン。かたや正義超人バッファローマン。 二人に共通するのは、悪を見過ごすことのできない正義。 まだ東北にいるであろう二人の悪を、見て見ぬふりなどできない。 「あんたら、あの緑野郎を追うのか?」 「ああ。北海道から南下してきたはずの炎と氷の化け物も一緒にな。奴らが他の参加者に手をかける前に、なんとしても倒さねば」 「正気か!? その緑肌の男というのは知らんが、あやつは……あの化け物は危険すぎる!」 ルキアはもう、誰にも死んでほしくなかった。 北海道で知り合った海馬も、わざわざフレイザードに向かっていって死んだ。 私がフレイザードに出会わなければ、私が海馬瀬人に出会わなければ。 ひょっとしたら、この者たちもまた―― ゴチンッ 「っだぁ!?」 ルキアの頭に三度目の衝撃が。 今度はボンチューではない。 目の前の、角を生やした大男……バッファローマンのゲンコツだった。 「ななっ!? あなたまでなにをする!」 「なに、俺もちょっとボンチューに倣ってみたまでさ」 「?」 「ようするにだ、自分が死神だとか、自分のせいで死んだとか、そういうことはもう気にすんなってことだ」 自分が死神であることは紛れもない真実なのだが……考えているうちに、 「バッファローマンの言うとおりだ」 ルキアの頭上に、今度は鎧の男の拳が振り下ろされる。 ゴチンッ!!! 今まで以上に強く、鈍い衝撃音だった。 「く~~~~」 「俺達は簡単には死なん。俺は宇宙をまたにかけるヒーロー。バッファローマンは悪行超人から人々を守る正義超人。 相手が怪物であろうが、臆したりはしない。だからルキア、君の心配も全く無用だ」 世直しマンの言葉は、自惚れではなかった。 世直しマン、バッファローマンともに、数々の死線を越えてきた歴戦の戦士である。 たとえ相手が誰であれ、自分の正義が崩れることもなければ、悪に屈することもない。 少女を泣かせるような、死に様を見せることも。 それは、ヒーローとして当然のこと。 「……なあ、世直しマン」 一人心に誓う世直しマンに話しかけたのは、ボンチューだった。 「なにも、あんたまでゲンコツ入れることはなかったんじゃねえか?」 「いや、この流れだと私も一撃与えておくべきだと思ってな」 「でも、こいつさっきからずっと頭押さえてんだが」 「~~~~」 「む……」 見下ろすと、床にしゃがみこんだ状態で、頭を押さえながらぷるぷると震えるルキアがいた。 「おい、世直しマン……まさかとは思うが、ちゃんと手加減したんだろうな?」 「~~~~~~」 ルキアはなおも、ぷるぷる震えている。 「…………」 「言っておくが、俺はちゃんと手加減したぞ。超人のパンチなんて、一般人が耐えられるもんじゃねえからな」 バッファローマン、ボンチュー、そしてしゃがみこんだ状態のままルキアの視線が、世直しマン一点に注がれる。 「…………すまん」 この者たちは似ている。 現世で出会った、死神代行などという訳も分からないものを引き受けてくれた少年に。 来るなと言ったのに、わざわざ 尸魂界(ソウルソサエティ)まで助けに来た愚か者達に。 (こんな私を受け入れてくれる者たちが、この世界にもいるとはな……) 「ところで、君が持っていた荷物なのだが」 世直しマンが取り出したのは、一枚のカード。「青眼の白竜」という名の、モンスターカードだった。 「それは……海馬瀬人のカード!」 ルキアはそのカードを確かに覚えていた。 最初はフレイザードが所持していたものだが、このカードは元々海馬の持ち物らしい。 なかでも「青眼の白竜」のカードは、海馬が最も信頼するカードであったと聞いている。 「使用方法は?」 「分からない。これと同じ種類のカードは、名前を呼ぶだけで中のモンスターが具現化したのだが…… どういうわけか、この「青眼の白竜」のカードだけは、名前を読んでもなにも起こらなかった」 ルキアは知らない。このカードがどれだけ強力なのかも、「青眼の白竜」が次の0時まで使用不可能ということも。 「ふむ……説明書はその炎と氷の化け物が持っているのか。どちらにせよ、使用方法が分からなければ使い道がないな」 「……遊戯」 海馬が口にしていた名前。 フレイザードと交戦する前、自分を追っていたあの獣「幻獣王ガゼル」は、元は遊戯という名の参加者のカードだと聞いていた。 「遊戯という者に会えば、このカードのことが分かるかもしれない」 言われて、バッファローマンが名簿を確認する。 「遊戯……武藤遊戯、これだな。こいつならさっきの第二放送でも呼ばれてなかったし、まだ生きているはずだ」 「そいつは信用できる奴なのか?」 「分からない……が、海馬瀬人の知り合いならば、少なくともこの助平のような一般人であることは間違いないと思う」 「おい、誰が助平だって?」 もちろんボンチューのことだが、ルキアたちは彼を無視して話を進める。 「遊戯か……じゃあそいつに会うまでこのカードはあてにできないな」 「しかしなにが原因で使えるようになるかは分からん。やはりこのカードはルキアが持っていろ」 世直しマンがルキアに「青眼の白竜」のカードを手渡す。 海馬瀬人が、フレイザードを倒す最後の切り札に使おうとしたカード。 はたしてこのカードは、自分を守ってくれるのだろうか……? 「さて、これからどうするかだが」 「世直しマンは緑肌の男と炎と氷の化け物を追うんだろう? だったら俺も当然付き合うぜ」 世直しマンとバッファローマン。この二人が悪を追うのは当然のこと。 「だったら俺も行くぜ」 しかし、それにヒーローでも正義超人でもないはずの、一般人であるボンチューが名乗り出た。 彼としても、このままピッコロになめられっぱなしというわけにもいかない。 ルキアを襲ったフレイザードを、放っておくことも。 「お前は駄目だ」 が、ボンチューの名乗り出は即座に却下された。 「なんでだよ!?」 「ボンチューはまだダメージが回復していないだろう。 それに、俺たちが追う二人は明らかにお前の住む世界とは次元の違う化け物だ。こう言っちゃ悪いが……」 「はっきり言おう。足手まといだ」 「!!」 気を使おうとしたバッファローマンの意も酌まず、世直しマンがきっぱりと言い放った。 「……役立たずだってぇのか、この俺が」 「そうだ」 瞬時に流れる、世直しマンとボンチューの間の一触即発の空気。 このままでは、無駄な争いが生まれてしまう。 (……ったく、こんな時にキン肉マンみたいなムードメーカーがいればいいんだがな) バッファローマンの気持ちを代弁するかのように、緊張を破ったのはルキアだった。 「やめんか馬鹿者っ!」 「がっ!?」 ボンチューの顔面に直撃するルキアのチョップ。 その一撃が、ボンチューから威圧感を取り除いた。 「っ……なにするんだテメー!」 「ふん。さっきのゲンコツのお返しだ! それにこんなもので痛がっているようでは、彼らについていったところで、足手まといになるのは目に見えているわ!」 「んだと、このヤロー!」 「馬鹿め! 私は女だ。野郎などではないわ!」 繰り返されるルキアとボンチューの口論。これにはバッファローマンもほとほと呆れるしかなかった。 「全くこの二人は……しかし世直しマン。連れて行かないにしても、この二人をこのままここに残すのは危険じゃないか?」 「そうだな……」 世直しマンは考える。 ピッコロにフレイザード、まだどちらも必ずこの付近にいる。 ひょっとしたらもう関東地方に渡っているかもしれないし、ひょっとしたら今いる青森に潜伏しているかもしれない。 ここに残して襲われる、というのも十分に考えられる。 「世直しマン、私としてはここに残るよりも、関東方面へ南下して仲間を探したい。 ここは日本のようだし、人の集まる地区の方が仲間を見つけやすいからな」 日本出身のもので、仲間との合流を目指す者なら、必ず大都市へ向かうはず。それは、一護も例外ではないはずだ。 「世直しマン」 今度は、ボンチューが世直しマンに提案する。 「確かに俺は、あの緑野郎に手も足も出なかった。それは認める。だからってビビッてここでおとなしくしてろってのも納得いかねぇ」 「……」 「だから、やっぱり俺もあんたらについていく。 足手まといになるつもりはないが、戦いの時邪魔だってんなら、おとなしくどっかの陰にでも隠れとくことにするからよ」 それは、ボンチューの口から出たとは思えないほどの、精一杯の譲歩だった。 「どうした? 先ほどとは打って変わって聞き分けがよくなったではないか。急に臆したのか?」 「うるせー。そんなんじゃねえよ」 「どうする? 世直しマン」 皆の視線が世直しマンに注がれる。 いつのまにか、決定権は世直しマンに託されていた。 「……分かった。では私たち四人、全員で関東方面目指して南下する。 途中、緑肌の男や炎と氷の化け物に出会ったら、戦闘は私とバッファローマンが行う。ボンチューはルキアを守れ。これでいいな?」 「ああ」「おう!」「うむ」 返事は全員一緒のタイミングだった。 これからの行動方針は決定したが、ボンチューはそれに完全に納得したわけではない。 願望としては、ピッコロもフレイザードも、自分の手で倒したい。 だが、それには決定的に実力が足りない。 このままでは、ルキアを守りきれるかも怪しい。 それを自覚していたからこそ、ボンチューはこんな一言を漏らすのだった。 「……もっと、強くならなきゃな……」 【青森県/日中(放送後)】 【ボンチュー@世紀末リーダー伝たけし!】 [状態]ダメージ中(多少は回復しましたが、まだダメージが残っています) [装備]なし [道具]荷物一式、蟹座の黄金聖衣(元の形態)@聖闘士星矢 [思考]:1、ルキアを守る。 2、もっと強くなる。 3、これ以上、誰にも負けない。 4、ゲームから脱出。 【朽木ルキア@BLEACH】 [状態]:若干の疲労、右腕に軽度の火傷 [装備]:コルトパイソン357マグナム、残弾21発@CITY HUNTER [道具]:荷物一式、遊戯王カード(青眼の白龍・次の0時まで使用不可)@遊戯王 [思考]:1、黒崎一護、武藤遊戯(カードの使用方法を知る者)を探す。 2、とりあえず関東方面へ移動。 3、ゲームから脱出。 【世直しマン@とっても!ラッキーマン】 [状態]健康 [装備]世直しマンの鎧@とっても!ラッキーマン、読心マシーン@とっても!ラッキーマン [道具]荷物一式 [思考]:1、ピッコロ、フレイザードを倒す(ルキア、ボンチューの安全を優先)。 2、関東方面へ移動。 3、ラッキーマン、黒崎一護、武藤遊戯を探す。 4、ゲームから脱出し主催者を倒す。 【バッファローマン@キン肉マン】 [状態]健康 [装備]なし [道具]荷物一式 [思考]:1、ピッコロ、フレイザードを倒す(ルキア、ボンチューの安全を優先)。 2、関東方面へ移動。 3、ラッキーマン、黒崎一護、武藤遊戯を探す。 4、ゲームから脱出し主催者を倒す。 時系列順で読む Back 火炎交響曲 Next 魁!一護100%~Frame framin SAITAMA MIX~ 投下順で読む Back 火炎交響曲 Next マッド・ティーパーティ 199:眠れぬ朝は君のせい・後編 ボンチュー 249:崖っぷちの正義と悪 前編 199:眠れぬ朝は君のせい・後編 世直しマン 249:崖っぷちの正義と悪 前編 199:眠れぬ朝は君のせい・後編 バッファローマン 249:崖っぷちの正義と悪 前編 199:眠れぬ朝は君のせい・後編 朽木ルキア 249:崖っぷちの正義と悪 前編
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3337.html
世界的名探偵『L』。 一部からは熱狂的な支持を受けた『キラ事件』と戦い続けて死んだ。 結果的に彼の後継者が彼の悲願を果たすのだが、とにかくLは死んだのだ。 敗北、という形になる。 『キラ』夜神月を、『L』はあと一歩まで追い詰めながらも敗北した。 だが、しかし。 今ここにいる猫背の男は、紛れもなく『L』本人である。 原理もロジックも最初から成立していない、推理不能の事項。 死者の生き返り―――そんなものは存在しないのが一般常識だ。 生命活動を停止した死体を再生させる、と言えばまだどうにかトンデモ理論の範疇としては理解できる話だが、彼の場合は少しばかり話が異なってくる。 探偵『L』の死は、俗に言う『死』とは異なる死に方だったのだ。 死神のノート『デスノート』。 そのノートに名前を書かれた人間は―――――――死ぬ。 科学的原理など文字通り存在しない、『不可避の死』。 死亡状況、死に至る課程、死因まで設定できる最悪の殺人兵器だ。 ただし、偽名では殺害できない。 逆に言えば、幾つかの条件を満たせば確実に殺害出来るのだ。 Lはデスノートによって殺害された。 だから回避できない。 デスノートによる死は不可避だ。 当然、蘇生などするはずがない。 ――――なら、何故自分は生きている? 死神という非科学が存在するなら魔法というモノがあってもおかしくない。 ここでは科学の範疇で考えること自体が愚策だろう。 最初から非科学の領域で考えた方が的を射ているかもしれない。 Lは参加者名簿を取り出し、幾つかの名前を確認した。 夜神月、弥海砂、松田桃太―――――この三人の名前は重要だ。 夜神月は確定で『キラ』。 目的の障害となるものは全て排除する危険思想家。 だとすれば弥海砂も『キラ』であった可能性が高い。 弥海砂はどちらにしろ夜神月を生還させる為に殺し合いに乗ると思われるため、ある種夜神月以上の危険因子ともいえる。二名共に用心しておくに越したことはない。 松田桃太。彼が殺し合いに乗ることはまず無いだろう。 同じチームに所属していたのだから、彼が善良であることは知っている。 ただ、騙されやすい辺りは心配だが………。 しかしながら、夜神月の頭脳があれば殺し合いの打倒も夢ではない。 彼の力を取り付けられれば、それだけで大きな助けになる筈。 皮肉な話ではあったが。 「…………綺麗な星空ですね」 猫背の男は、寝そべって星空を眺めてぽつりとそんなことを漏らした。 寝そべらざるを得ない状況ではあったのだが。 彼の腹からは、真っ赤な鮮血が溢れ出していた。 助かる量ではない。もう視界も白く霞み始め、様々な思い出が去来する。 「(………月君、君になら………この、ゲーム…を……)」 探偵人生最大にして最強の敵に、叶わぬ望みを託して。 既にその『敵』は、殺し合いを制覇するスタンスを確立したとも知らずに。 ――――――――――探偵『L』は、再び生命を終えた。 【L@DEATH NOTE】 死亡 【残り137/148人】 □ 倒れ伏していた男が完全に息を引き取ったことを確認して一息吐く。 片手に握られているM9ミリタリーをポケットにしまう。 腰まで伸びた金髪に抜群のプロポーション、俗に言う『美女』。 彼女の名を、折原マヤという。 幾つもの犯罪組織を金で雇われて渡り歩くフリーの工作員、それが彼女。 つい最近までは『神島一派』の手駒として暗躍していた。 結局儲けようとして失敗し、再びフリーに戻るのだが、今は違う。 今のマヤは、殺し合いを陰で傍観する『潜入員』の役割を得ているのだ。 主催側。 彼女のかつての雇い主を参加者とした主催側に彼女は雇われている。 条件は『ゲームにおいて不穏因子を殺害し、尚かつ役目がバレないこと』。 尚、参加者数が30人以下になった時点で彼女は元の世界に送還される。 報酬は最大級に、二世代は遊び尽くせるだけの額。 折原マヤが探偵Lを殺害した理由は、保身の為であった。 最初はただの情報交換の筈だったのに、彼はマヤの素性に迫ってきた。 素性がテロリストということまで暴かれた時には、引き金を引いていた。 仕方なかったと思う。 それにあの男を生かしておくのは少々危険とも思えた。 彼の推理の能力と、それを可能にする頭脳は非常に厄介な代物だ。 今は『潜入者』の彼女は、とにかく厄介な奴の殺害を始めることにした。 参加者名簿を見てみる。 既に死亡している『L』の名前に赤線を引き、その続きに目をやる。 高木藤丸。天才ハッカー『ファルコン』。かつての敵。 だが今回ばかりは彼を警戒する必要はない。機械仕掛けのシステムは何一つないのだから、かの『ファルコン』などただの小鳥に過ぎないというものだ。これには少し安堵する。 神崎潤。言うまでもない危険人物。かつての上司。 神島一派。 一癖も二癖もあるような連中を異常なカリスマ性で束ねていた『J』。 多くの組織を渡ってきたマヤでさえ、素直に狂っていると思った。 彼がどう動くのかは予想できない。 殺し合いに乗るかもしれないし、案外殺し合いに反抗してもきそうだ。 会いたくはない。会ったならマヤは、きっと彼を殺してしまう。 主催の指示に反抗してでも、神崎潤を殺す。 「…………ま、考えても仕方ないわね」 マヤは一言呟くと、Lの死体に背を向けて歩き出した。 【深夜/A-3】 【折原マヤ@BLOODY MONDAY】 [状態]健康 [所持品]M9ミリタリー@現実、『逃亡日記・レプリカ』@オリジナル [思考・行動] 0 『潜入者』として行動する。 1 殺し合いの運営としての立場から見た危険人物を抹殺する。 2 神崎潤とは会いたくない。 ※Season1終了後からの参加です ※逃亡日記はレプリカで、破壊されてもペナルティがありません ■ 「…………銃声、か?」 テロリスト・『9th』雨流みねねはその音を聞き眉を顰めた。 『逃亡日記』に異常はなく、幸い彼女の身に迫る危機はなさそうだ。 右手に持った携帯電話。 これが彼女の未来日記、本物の『逃亡日記』。 彼女の逃走ルートを予知する未来日記で、殺し合いでも健在だ。 雨流みねねは、すぐに中断していた名簿の確認を再開する。 赤く囲んである名前は四つ。 『天野雪輝』『我妻由乃』『夜神月』『弥海砂』以上四名だ。 天野雪輝と我妻由乃に関しては、ほぼ間違いなく殺し合いに乗る。 雪輝は全てを“0(チャラ)”にするなんて戯言のために。 由乃は雪輝を何としてでも生かすために。 我妻由乃は最悪だ。みねねが彼女と戦ったとして勝率は五分だろう。 この二人に―――特に我妻由乃に会ったなら、覚悟を決める。 殺される覚悟ではなく、殺す方の覚悟だ。 「で、後はあの『名探偵』さんが言ってた『キラ』とやらか」 夜神月と弥海砂。 彼女が何故二人のことを知っているかといえば、数分前に遡る。 みねねが殺し合いの場をうろつき始めた頃、猫背の男と出会った。 いかにも怪しげな男だったが、男は探偵『L』と名乗った。 根暗で陰気そうな見た目に反して、彼の語り口は饒舌だった。 みねねがテロリストであることはその『思想』により看破された。 逮捕だの何だの言い出したなら虫の居所次第では殺していたかもしれないが、この状況下でそんな些事を気にするほどみねねは追い詰められてはいなかった。 結論から言うと、『L』と交わした情報は非常に有益な事柄だったと言える。 にわかには信じ難いが『デスノート』なる物の存在。 そしてそれを用いて大量殺人を行った二人の『キラ』。 片方の夜神月は敵なら厄介―――しかし味方なら百人力の頭脳。 弥海砂はほぼ間違いなく殺し合いに乗ってくると思われる危険人物。 みねねからの情報提供では『未来日記』に軽く触れておいただけだったが。 その後すぐに彼とは別れた。 特に理由があった訳ではないが、本当に何となく別れた。 みねねとしては、『キラ』二人は出来るだけ早く殺害したい。 夜神月の頭脳がどれほどであれ、最後に寝首を掻かれる危険も少なくない。 それほどのリスクを払うくらいなら何かされる前に殺すのが得策と考えた。 「………にしても殺し合いねえ。チッ、面倒臭ぇな」 気だるそうに、しかし反逆の笑みを浮かべて。 『9th』雨流みねねの善行(はんぎゃく)は幕を開けた。 【雨流みねね@未来日記】 [状態]健康、左眼に眼帯 [所持品]逃亡日記@未来日記、不明支給品 [思考・行動] 0 バトルロワイアルとやらをブッ壊す。 1 雪輝はひとまず警戒しておく。2ndは出会った場合殺害もやむなし 2 『夜神月』『弥海砂』の二名をなるべく早く始末する。 ※9巻、西島にプロポーズされた直後からの参加です ※Lから『DEATH NOTE』の世界の情報を得ました
https://w.atwiki.jp/kyoronosuke/pages/263.html
日下部さんは水溜りの中で動かなくなっていた。 苦しそうな呻き声だけが雨音に混じってかすかに聞こえてくる。 「本来ならば、これで男さんと同じ痛みを味あわせてあげたいところですが……」 みゆきが日下部さんから奪ったナイフを見つめながら言った。 「やめろ! もういいみゆき! 十分だ!」 「……ええ、そうですね。男さんならそう仰ると思いました」 ナイフを日下部さんから遠い場所へ放り投げる。 「しっかりしてください。今、救急車を呼びますから」 駆け寄ってきたみゆきは俺の体をゆっくり起こしてくれた。 俺は、上半身を遊歩道と芝生を分ける低い柵に預け、みゆきが119番に電話するのを眺める。 腰と脚の痛みがひどくてとても立ち上がれそうにない。 互いの服を裂いて作った即席の包帯を使って、みゆきに簡単な止血を施してもらった。 だが、まだ出血はなかなか収まってくれない。 血を失ったからか、頭がボーっとする。 ふと、脇に目をやる。 日下部さんは、うずくまったまま、小刻みに身体を震わせているだけだった。 「一緒に警察にも連絡しておきました。すぐに駆けつけてくれると思います」 みゆきが傘を差した状態で俺の横にしゃがみこんだ。 「今更な感じはしますが…… 傘をお持ちしました」 ばつが悪そうに苦笑するみゆき。 俺も思わず、苦笑い。 「……みゆき、強いんだな」 「お恥ずかしながら…… 少々、合気道を含め武道の心得がありまして…… 昔取ったなんとやら、です。うふふ、私ドジなところがありますので、実力を発揮できないことが多いのですが、運動が苦手というわけじゃないんですよ?」 そうか、こなたが前に言ってたな。みゆきは運動もできるって。 「今日は、ドジを踏まずにできて良かったです」 と、にっこり。 「……でも、あんなに躊躇なく日下部さんの腕をへし折ったり、投げ飛ばしたりするなんて…… ちょっと驚いたよ」 「いえ…… あれは肩の関節を外しただけですから、病院に行けばすぐに元通りになりますよ。手荒なマネでしたが、彼女の動きを止めるにはあれが一番効果的だったと思います。それに、彼女は男さんを……」 「……俺を傷つけたから、か?」 「はい…… こんなにそれもこんなにひどい傷を……」 「ああ、正直ヤバかった…… 助けてくれてありがとう」 「いいえ、当然のことです」 「みゆき…… さっきは、ほんとにごめん。みゆきの手をはたいて、走って逃げたりして……」 「いえ…… いいんです」 「……なあ、正直に答えてくれ。みゆきは本当にかがみを殺したのか?俺はみゆきがかがみを殺したものと思い込んでて…… それでみゆきのところから逃げ出したんだけど。でも、日下部さんもかがみを殺したって言ってて、俺わけがわからないんだけど……」 「……私だって、かがみさんを殺したようなものです」 「だからそりゃ、どういう意味なんだ?」 「男さんの話によると、直接的に手を下したのは日下部さんなのでしょう…… ただ私には動機がよくわかりませんが……」 「ああ、動機なら日下部さん本人から聞いたよ。正直理解に苦しむ内容だったけど……」 俺は日下部さんが俺に語ったことを掻い摘んで説明した。 「愛する人を傷つけるなんて…… 本当に理解に苦しみますね……」 俺はどっちか言うと、百合の部分のほうが理解できなかったんだが…… ……まあ、いいか。 「それより、さっき言った直接的がどうとかってのは……?」 「私も、かがみさんに対し敵意を持って行動しました。ただ方法が間接的な方法だった、というだけです」 「間接的?」 「ええ。うちに…… 高良家に、伝わる禁術を行使したのです」 「……は?」 「黒魔術のようなものといえばお分かりでしょうか? 父の書斎で偶然見つけた本に記されていたのですが……」 「ぷっ!は…… ははは。黒魔術って…… いくらなんでも、このご時世に……」 「亡舞『生者必滅の理』と幽曲『リポジトリ・オブ・タカラ』このふたつを行使すると、行使された対象はさまざまな、そう、場合によっては死に至らしめるようなものを含めてさまざまな厄災を被ると言い伝えられています」 ……それ、なんてスペルカード? 「確かに迷信の類に過ぎないのかもしれません…… しかし、現にかがみさんは亡くなりました。日下部さんがかがみさんを手にかけてしまったのも、もしかしたら私の禁術のせいかも……」 「そんなバカな…… 少なくとも俺は信じねーよ」 「でも…… でも…… そこに私の悪意が働いていたのは確かです。私の悪意が間接的とは言え…… かがみさんを……」 みゆきはぐっと唇をかみ締める。 「……私、さっき日下部さんに偉そうなことを言っておきながら、私だって力を行使することで男さんのことも傷つけていたんです。そのことにも気づいていたんです」 「俺のことも傷つけてた?」 「私がかがみさんに敵意を向けるたびに、男さんが傷ついていたことはわかっていたはずなんです。しかも、それは私よりかがみさんが好きだからという理由からではない、ということも」 「ああ…… そうだな…… 」 「そもそも…… 考え方が間違っていることもうすうす気づいていました。大切な人のためなら自分を含め、周りの人間はどうなってもいい…… そんな考え方…… でも他に男さんに対する誠意の表し方がわからずに…… 気づかないフリをしてたんです」 誠意…… 受け取る側の俺にも問題があったってことだ…… 俺がもっとみゆきのことを一番に思ってやれば…… 「最低ですね、私。散々かがみさんに嫉妬しておきながら、散々かがみさんに敵意を向けておきながら、散々かがみさんのこと『許せない』だとか『邪魔だ』だとか言いながら……」 涙を必死にこらえているようだった。 「今更、悲しむ資格なんかないのに…… なのに……」 搾り出すように言う。 「かがみさんとの思い出が…… 頭の中でぐるぐる回ってるんです。」 涙は流さない。 こらえている。 それはかがみに対する精一杯の誠意なのだろう。 「かがみさんがもういないって実感が今頃になって湧いてきたんです…… いなくなって初めて……」 「じゃあ、かがみに謝ろう」 「え?」 「天国のかがみに」 「許してもらえるでしょうか?」 「許してもらえるまで。一生かけてでも」 「……はい」 「ま、許してもらえるんじゃないかな? だって……友達だったんだろ?」 「本来ならこんなこと口が裂けても言える立場じゃないですが…… 『だった』だなんて過去形に…… したく…… ないです……」 「………」 「かがみさんは…… 私の高校での最初のお友達…… 少し遠いところに行ってしまいましたが…… 今だって……」 肩を震わせる。 ……みゆきは気づいた。 自分の過ちに。 ……そして、俺も共犯者みたいなもんだ。 俺は、それ以上の声をかけることはできなかったが、 そっと、肩を抱くことはできた。 「男…… さん……」 雨で冷えたからだに互いの体温を感じる。 「暖…… かい…… です」 救急車だかパトカーだかのサイレンがかすかに聞こえた。 なんだか、頭がボーっとする。 とんでもなく眠い。 血を流しすぎちまった…… かな……? 「ごめん、みゆき。ちょっと…… 寝るわ……」 「ふふ、男さんたら、風邪をひきますよ」 「………」 「男さん?」 「男さん!?」 「男さんッ!?」 「……そんなッ!?また出血がひどくなってきてるなんてッ!?」 みゆきが必死で俺の下半身を押さえて止血しようとしてくれるのが見えた。 しかし、きつく縛った即席の包帯も、渾身の力を込めたみゆきの手も、血の染みがどんどん広がっていくのを止めることはできない。 「男さん!男さん!目を閉じちゃダメです!もうすぐ救急車が来ますからッ!」 みゆきの声がなんだか遠くに聞こえる。 同時に、俺の頭に一つの言葉が浮かんだ。 今、この瞬間に、どうしても伝えなきゃいけない、と。なぜだかわからないが強くそう思った。 俺は必死に口を動かした。 空気の漏れるようなか細い声にしかならなかった。 みゆきが何か言ってるようだが、俺の耳に聞こえてくるのは、もはや耳鳴りのような音だけだった。 目も霞み始めて、みゆきの姿がどんどんと滲んでいく…… 俺の言葉は、ちゃんと届いただろうか? 真っ暗な闇の中に落ちていくように俺の意識は、ゆっくりと途切れていった。 「俺、やっぱ、みゆきのこと、大好きだ……」
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3007.html
「って私がこんなことするかーーーーーーーーーーーー」 森あいが目を覚ます。 冷や汗をたっぷりとかきながら。 夢の中では、ツインテールの遊撃士の首を絞めていた。 夢ではないのだけど。 「―――て何よこれ……」 そんな中、森はとあるものを見つける。 目の前には、茶色い封筒。 結構分厚いようだ。 そしてその封を切る。 「な、何?この大金……」 その封筒の中には、大金。しかもその額は並々ならぬ額であった。 その時、封筒の中から、一通の手紙が落ちた。 「えーと何なに?」 近くの机に置いてあった眼鏡を掛けて、そこに書いてあった文を音読していく。 「『The World、特別イベントを受けてくださった皆様方へ。 弊社が行った特別イベントを受けてくださって誠にありがとうございます。 しかしながら、弊社の都合によりこのイベントの事が 森 あい 様に正しく通達されていなかったようでした。 その謝礼と参加されてくれた元々の賞金を 森 あい 様に届けさせていただきました。 何か、ご不明な、不鮮明な点がございましたら下記の番号にまでお気軽にご連絡ください。 それではまたのご利用、心よりお待ちしております。 住所:×××~ 電話番号:△△△―~ CC社より』」 「ご不明な点って……、一杯あり過ぎて聞けないわよ……けど、夢じゃ、なさそうね」 森は知らない。 この伝達はほとんど出鱈目である。 住所、電話番号も。 だからといって彼女にとっては関係ない話であるが。 「そうだっ!!植木たちは!?」 彼女は思い出したように、携帯電話を取り出して、植木の番号にかける。 プルルル プルルルル 「出ないし……」 森は明らかに焦っていた。 植木が電話に出ないことに。 すぐにそれが杞憂であることは思い知らされるが。 しかしそれを知らない森は出かける準備を急いで行った。 そして準備が終わった頃。 「ん?お出かけかい」 「いってきまーす!!」 「あ、そうだ。あい!帰りメロンパン買ってきて。最近はまって「行ってきます!!」 「ついでに、最近この辺で『ダブル長谷川』って強姦魔がいるらしいから気をつけてね~」 「どこの佐藤よっ!!っていうかそれをしってながらあんたはお使い頼んだのっ!?」 「まぁいいかなって」 「よくないわぁ!!」 と。いって勢いよく家から飛び出した。 ◇ 「変態だぁあああああ!!」 森は逃げていた。 『長谷川』という連続強姦魔から。 偶然にしては偶然。 奇跡にしては必然。 麻薬犯でもある『長谷川』は狂うように森を求める。 勿論森は逃げる。誰であってもそうするのかも知れないが。 しかしそんな時だった。 『長谷川』という者の頭の上から、木が、降ってきた。 「―――――へ?―――へぶしっ!!」 その木は、見事『長谷川』に命中した。 そんなことができるのは、植木耕助しかいなかった。 それが意味するは森は、植木を見つけた。ということ。 植木からしたら最悪の場面で。 簡単に説明すれば、能力で無能力者(一人)を傷つけた場面での再会だった。 「ってなにやってんのよーーー!!」 「―――ぶはっ!!」 殴られた。 しかし、彼も阿呆では無い(馬鹿だけど)。 これも彼の信念、一日一善の心がけの下、強姦魔から森を守った。 だけれども、 「――――はぁ…、何やってんのよあんたはっ!!」 再び殴られていた。 助けてもらった身でありながら。 「はぁ……起きなさい」 「―――――へんじのないただのしかばねのようだ」 「起きなさい!」 「うぅぅ……」 「あんたはホントに消滅したいのっ!?―――あんたは覚えていないの?殺し合いって感じの奴」 「――――うーん?あんま覚えてないなぁ。なんか夢で怪物に追いかけ回された夢をみたけど」 植木の出番はあまりに短い。 それゆえにあまり記憶にもない。 それはそれで考えものであるが。 そんな時だった。 「植木様!森様!お迎えに参りました!」 上空から、大きな笠が二人の前に降り立つ。 森は忘れていた。 今日から、第三次試験が、再開されるのだから。 「わ、忘れてた――――――――!!」 しかし、容赦なく神の使いは植木たちを天界に引き連れる。 植木は本来の歴史より才が1個減っている。 森は本来の歴史より眼鏡の代えは少ない。 これがどう修正されるかは分からない。 もしくは修正されないのかもしれない。 けれど、歴史は動き出す。 平和を手に入れるために――――――!! 【うえきの法則:終了】
https://w.atwiki.jp/kokoakurabu/pages/19.html
今一番HOTな情報を書いていこう!熱くなれよ! -3.0情報
https://w.atwiki.jp/avatotugekitai/pages/79.html
プロフィール 接続時間帯: 好きな兵種: 好きな武器: 好きなMAP: 今の階級: 座右の銘: 得意戦術: 自己PR:
https://w.atwiki.jp/ln_alter2/pages/84.html
そして2人は殺し合いに乗った ◆76I1qTEuZw “それは汚い仕事だ。故に紳士にしか務まらない” 僕はそう教えられ、そう信じてきた。 たくさんの人を裏切り、時に見捨ててきた。 たくさんの人を悲しませ、時に殺してきた。 僕は祖国を愛し、もう1つの祖国も愛してきた。 僕は祖国に尽くし、もう1つの祖国にも尽くしてきた。 僕は2つの祖国を愛す。2つの祖国が愛してくれなくても。 僕は2つの祖国に尽くす。2つの祖国がそれに応えてくれなくても。 しかし――なぜこうなる? どうして――こんなことになる? 運命の女神よ。 このとびきりの阿婆擦れよ。 僕は負けない。 どのような手段をとってでも。 さあ考えろ。 考えろ。 考えろ。 やがて銃声は鳴る。 * * * ――眼鏡をかけた30代半ばの男性が、川を挟んで建つビルの屋上から、全てを見ていた。 向こうから感づかれないよう身を伏せ、長細い筒を片目に当て、一連の事態を全て見ていた。 路上で無防備に食事を始めようとする少女。 その少女に銃を向けた男。 その2人の間に割って入ったメイド服の女性。 「これは、分かりやすい構図だね」 その男・トラヴァス少佐は、まるで街中でカップルの痴話喧嘩を目撃した程度の、何でもない口調で呟いた。 何やら言葉を交わした後、白い男が再び銃を女たちに向け、下ろし、そして空中に飛び上がる。 まるで重力を無視したその動きに、トラヴァス少佐はしかし、少し芝居がかかった驚きの声を上げたのみで、 「ほう……。 あれは“魔法遣い”、なのかな。 僕と違って“名前だけ”じゃないようだけども」 そのまま観察を続ける。 路地に残された女性が、何やら箱のようなものを少女の前に置く。 視線を移せば、襲撃しようとした男はそのまま市街地の上空を飛んでいく。 その影が百貨店の屋上に着地したのを見届けて、 「最初の“ターゲット”は、あちらにするか。“魔法遣い”なら、“これ”も使えるかもしれないしね」 トラヴァス少佐は手元に置かれたデイパックを、ぽん、と叩く。 普段どおりの軽い微笑を浮かべたまま、トラヴァス少佐は動き出した。 * * * 商業施設の集まる市街地の一角に、その百貨店は建っていた。 屋上には、少し時代に取り残された感のある遊戯設備の数々が並ぶ。 ワンコインで動くパンダや象の遊具がある。色褪せたぬいぐるみたちを抱え込んだUFOキャッチャーがある。 広い屋上の一角は柵と古タイヤに囲まれて、ささやかなゴーカート用のコースとなっていた。 暗がりの中に不気味な影を落とすそれらを眺め回し、純白の衣装に身を包んだ男は奇妙な韻で呟いた。 「“あの街”で拠点を構えたのも、こんな場所だったね、マリアンヌ……」 口にしてからようやく、普段の“相方”の不在に気づいたらしい。 彼はハッとした表情を一瞬だけ浮かべ、軽く首を振る。 1人でもやるのだ、そんな決意を笑みで覆い隠し、フリアグネは確認するように言葉を紡ぐ。 「うふふ、こういう場所ならば、マネキンや人形には事欠かないからね。 数多の自在法が封じられた今、大した“燐子”も作れまい。 “燐子”を爆弾と化す『ダンスパーティ』のない今、さほどの戦力にもなるまい。 それでも『万条の仕手』ほどの者を相手にせねばならぬ現状では、兵隊は多いに越したことはないからね」 ただ無闇に危険から逃れてきただけではない、と言わんばかりの笑顔で両手を広げた彼は、次の瞬間、 微かな風切り音を、聞いた。 聞こえた時には、その美しく整った顔の右頬に、浅い傷が生まれていた。 * * * 「……損害確認。初弾はクリーンヒットせず。 しかしこれで、この銃のクセは分かった。サイレンサーも高性能だし、いい銃だ。 “フルート”とか言ったかな? できれば持ち帰って、皆にも撃たせてやりたいものだね」 先ほどまで望遠鏡代わりにしていた狙撃用スコープ越しに 白い男を眺めながら、トラヴァス少佐は呟く。 その手に構えた組み立て式のライフル(正確にはパースエイダー)の銃口から、うっすら煙が上がっている。 何が起こったのか咄嗟には理解できない様子の男を、なおも射程に収めたまま、彼は再び集中力を高める。 「先ほどの着弾のズレを補正してやると、狙いはこんなところ、か……。 頼むぞ。次の一発が勝負だ」 そして、彼は再びその引き金を引いた。 * * * 「……狙撃、だと?! “気配”はなかったはず……っは!?」 一言呟いて、フリアグネは己の勘違い、心得違いを理解する。 そうだ。フリアグネたちにとって普段感じている気配は、『この場』においては極めて限定されたモノなのだ。 通常、“紅世の徒”やフレイムヘイズは、互いの気配を感じながら戦う。 “紅世”に関わる者同士の、共感覚にも近い感覚。世界にとって異質なモノが混じった、違和感に近い感触。 いかに気配遮断の自在法をかけていても、近距離では“徒”もフレイムヘイズもその“気配”を隠しきれない。 そしてその“気配”に含まれる、僅かな動きの予兆や、“存在の力”の集中の様子をいかに捉えるか。 “気配”に含まれる“殺し”の流れをいかに捉えるか。 そういった感覚こそが、“徒”やフレイムヘイズにとって最も重要な技術であり、強さなのだった。 けれどもそれは、基本的に対“徒”、あるいは、対フレイムヘイズ用の技術。 相手が『万条の仕手』でもない限り、人間、それも遠距離の相手を前に頼れる感覚ではない! もちろん常であれば、ただの人間・ただの銃など“紅世の徒”の敵ではない。 破壊力の面から言っても脅威ではないし、封絶を張ってしまえば一瞬で勝利が確定する。 だが、今のこの状況では――数多の自在法が封じられた、常ならざる今は――! 「……っ!」 しかし実際には、そんなことを考えている余裕すら、本当は無いのだった。 驚愕と思索に費やしたほんの数秒の間に、再びの風切り音。 音とほぼ同じ速度で飛んでくるライフルの弾丸は、音を認識してから反応していては間に合いはしない。 それでも、 「き」 刹那の間に身をよじろうとして、だがそれさえも遅かったことを嫌でも悟らざるをえず、 「っ」 銃弾が、そんな彼の肩を掠めるように飛び去っていった。 肩にかけていたデイパック、その肩紐が片方、はじけ飛ぶ。 ――それだけだ。 それだけ、だった。 「……っははは!!」 2発目も外れた。 フリアグネの回避の結果ではない、純粋に狙撃手側の要因によって、当たらなかった。 おそらくは一方的な狙撃が出来る最後の機会にも、“敵”の弾は彼の身体を捉えられなかったことになる。 慣れない銃のせいか、それとも緊張のせいなのか。 この絶好の機会に、“敵”は、当てることができなかったのだ。 その意味を理解し、フリアグネは緊張の面持ちから一転、哄笑を上げる。 笑いながらも落下しかけたデイパックを掴み、拳銃を片手に跳躍する。いや飛翔する。 1発目の時には、どこから撃たれていたのかも分からなかった。 しかし2発も撃たれれば流石に分かる。発射音が聞こえなくても分かる。 百貨店の屋上を飛び出し、眼下に広がる深夜の市街地。 百貨店と大通りを挟んでそびえる、商業ビルの屋上。 ……いた。 ライフルを構えた男が、そこにいた。 「“気配”などに頼らずともね……見えてさえいれば、人間如きに負けはしないのだよ!」 調律が狂ったような独特の口調で、フリアグネは嘲笑う。拳銃を片手に哂う。 脆弱な人間に対する絶対の勝算をもって、そのままの勢いで上空から襲い掛かろうとして、 * * * 「……ここまで計算通りだと、申し訳なくなってくるな」 トラヴァス少佐は眼鏡の奥の目を軽く細めながら、一見無造作にも見える動きで銃口を動かした。 先ほどの狙撃とは一転、ほとんど狙いをつける間もない状況だったが、しかしその狙いは実に正確だった。 軽く引き金が引かれる。 消音器を駆け抜けた弾丸が気の抜けたような音を立てる。 そしてその弾丸は、トラヴァス少佐の狙い通りの軌道を描き、飛んでいった。 空中から今まさに襲い掛からんとしていた純白のスーツの男は、間の抜けたような表情で、 「……っは?!」 反撃のタイミングを逸し、そのままトラヴァス少佐の居るビルの屋上に、落下した。 * * * 「……うふふ。これはどういうつもりなのかな?」 「おそらく、貴方が思っている通りの意味ですよ」 3発目の銃弾が放たれ、フリアグネが着地してから、たっぷり5秒ほどの沈黙の後。 奇妙な韻に僅かに苛立ちと怒りを滲ませた問いに、どこか慇懃無礼な響きのある答えが返された。 あの瞬間――空中にあったフリアグネが、撃たれたか、と思ったあの瞬間。 一瞬、被弾すら覚悟したその弾丸は、彼の肩を掠めて飛び去ったのだった。 3発続けての、命中弾なし。 普通に考えれば、狙撃手の技量不足としか思えない結果だ。 そう、ただ外しただけであったのなら、こんな質問などする間も置かず、襲い掛かって殺していただろう。 しかし。 3発目の軌道は、しかし、相互の位置関係が大きく変化していたにも関わらず。 2発目と全く同じ、フリアグネの右肩を軽く掠める“だけ”の位置を、貫いていたのだった。 フリアグネの右肩を掠めるように疾走った、2発の弾丸。 純白のスーツに残されたのは、綺麗に重なり1本にしか見えない、破れた筋。 銃器の扱いには疎いフリアグネにも、その意味ははっきり分かる。 目の前の男は……この、優男と評しても良さそうな容貌の、眼鏡をかけた男は。 「お気づきの通り、同じ場所をあえて狙ったのですよ。 あえて、貴方の身体に当てなかったのですよ。 もし私がその気なら、どちらも貴方の頭の中心に当てることが可能でした。 1発目はまだ銃のクセを掴みきれていなかったので、少し逸れてしまいましたが」 大したことでもないかのように淡々と語るが、しかし、冷静に考えれば、その意味する所はとんでもない。 ぶつけ本番で、たった1発の試射だけで、この精密射撃。 そしてその1発目さえも、決して直接当てず、さりとて、無視できないあたりを掠めるように撃ち抜いている。 内心の微かな動揺を抑えつつ、フリアグネはこの男の技量を賞賛する。 「なるほど、この私を相手に、やるものだね。ただの人間のくせに」 「ええ、ただの人間の、確かな技術です。 そういう貴方は、やはり“ただの人間”ではないようですね。童話などに登場する“魔法遣い”か何かですか? ……あ、申し遅れました。私はトラヴァス、少佐の階級を持つ軍人です」 「魔法使いか。 うふふ、人の世ではそのように呼ばれていた時代もあったね。 “紅世の徒”、それが“紅世”から渡り来た“我ら”の名。 “紅世の王”、それが“徒”の中でも特に強き者に贈られる名。 そして“フリアグネ”、それが“紅世の王”として知られる私の名だ」 「フリアグネ、ですか。 いえ、まがりなりにも王であらせられる以上、“フリアグネ様”、とお呼びした方が良いのでしょうかね」 尊大さを隠そうともしないフリアグネの言葉に、トラヴァス少佐、と名乗った男は嫌な顔1つしない。 それどころか、真顔でフリアグネを立てるかのような言葉遣いをしてくる。 これには流石のフリアグネもその整った顔をしかめて、 「うふふ、おべんちゃらなら、いらないよ。 それよりも、私の聞きたいことの半分しか答えて貰っていないのだけどね」 「と、おっしゃいますと?」 「君は、わざと外したと言ったね。 それが君の技量に裏打ちされたものだ、というのも、まあ理解した。 けれども、その背景……“なぜ、そんなことをしたのか”。これを答えてくれていないよ」 「ああ、そんなことですか」 言わねば殺す。つまらぬことを言っても殺す。 そんな殺気を柳と流し、トラヴァス少佐は軽く微笑みすら浮かべ、静かな口調で“答え合わせ”に応じた。 「ではお答えしましょう、フリアグネ様。 全てはこうして、交渉する余地を作るため。 そしてあわよくば、この私と“共闘”して頂けないだろうか、と思ってのことです。 現にこうして、私の話を聞いて頂けてますしね」 * * * 「これは、幸運もあったのですが…… 私はここから、フリアグネ様が他の参加者と接触している様子を、目撃していたのです。 ええ。法衣らしきものを着た少女と、メイド服を着たあの女性です。 流石にこの距離です。声も聞こえませんし唇も読めませんでしたが、しかし十分でした。 貴方が“優勝”を目指していると、十分に理解できました。 そして貴方が慎重な性格で、興味さえ惹ければ会話は可能だ、ということも」 「マリアンヌ? なるほど、そのお方のために最後の1人の座を得たい、ということですか。 お気持ちはよく分かりますよ。私にも、この命に替えてでも生きて帰したい、愛する者がいますから。 私の場合、私自身の生き残りではなく、その“愛する者”の生き残りを図ることになります。 ……ああ、名前はまだ勘弁して下さい。 フリアグネ様と共同戦線を張りたいとは思っていますが、しかし人質などにされたらたまらないので」 「しかし、その“マリアンヌ”嬢は、この殺し合いの場には本当にいらっしゃらないのでしょうか? ……もし居れば“紅世の徒”の感覚で分かるはず? 自分が作った“燐子”だから? 詳しい理屈は私には分かりませんが、しかしそれも、“常ならば”、でしょう? フリアグネ様ご自身が“名簿に名のない10人”の1人だったように、可能性はあると思いますよ」 「話が逸れました。フリアグネ様の姿を見かけた所から、でしたね。 ええ、本当に驚きましたよ。 あのメイドがリボンで銃弾を止めたかと思ったら、フリアグネ様は空を飛んだのです。 正直言って、私も、私の愛する者も、とても正攻法で勝てるような相手ではない、と思いました」 「しかし、そんな“魔法遣い”2人が、膠着状態に陥ってしまっている。 片方が一時退却を選ばざるを得ないような状況に陥ってしまっている。 これは、チャンスだと思いましたよ。 膠着状態を崩したいのなら、戦力を増強するしかないですからね。 そして戦力増強を図るなら、他者を襲って武器を強奪するか、他者と図って一時的に手を組むか。 普通に考えて、取りうる選択肢はこの2つです。 興味を惹けるだけの“価値”を提示できれば、同盟受諾の可能性は見い出せる。そう判断しました」 「見たところ、フリアグネ様はこの銃程度なら勝てるおつもりのようですね。 ……いえ、違いますか。 “普段通りの実力が発揮できるなら”勝負すら成立させずに一方的な勝ちを収める自信がある、と。 けれども“普段通りの実力が封じられている”今、銃の脅威をどう評価すべきか、計りかねている。 私がもっと攻撃的な態度を取れば危険を冒してでも強攻策を取るけれど、話が通じるなら無理は避けたい。 ……どうでしょう? こんなところでは?」 「いえいえ、私は“ただの人間”ですから。 “心を読む自在法”? そんなもの、もちろん使えませんよ。貴方の行動や表情から推理しただけです」 「ええ。銃口を向けられた時の貴方の態度は、実に分かりやすかった。 “これは本気で対応すべきなのか? それとも黙殺してもいいのか?”――そんな迷いが見えましたから。 いくら空を飛べる身とはいえ、あんなに無防備に飛び掛ってきたのもヒントになりました。 戦闘経験は浅くない様子なのに、銃器に対して慣れていない様子を示す…… ここまで読めれば、あとはすぐに分かりますよね」 「それで、本題です。 私は、“愛すべき者”を最後まで生き残らせたい。 そのために他の参加者、特に強く危険な者を優先的に消していきたい。 しかし、えーっと、確かフレイムヘイズ……でしたか? 銃弾を止めてしまえるような力を持つ者を、単独で倒せる自信はありません。 そんな“敵”に対抗しうる力を持つ“紅世の王”のお力を借りられるのなら、それに越したことはない」 「そして貴方は、自身が生き残りたい。 そのために、さっきのメイドの女性のような強い者を倒す戦力が欲しい。均衡を崩す戦力が欲しい。 私の射撃の腕前は、フリアグネ様も既にご理解なされたと思います。 その他にも、私は軍でも特殊な部隊に所属しておりましてね。人間心理には人よりも通じているつもりです。 作戦立案や部隊の指揮なども、それなりには。 様々な面で、フリアグネ様のお役に立てると思います」 「もちろん、いつまでも仲良く手を取ってはいられないでしょう。 いつか私と貴方の願いがぶつかる時がくる。 けれど、それまでは。 共闘、しませんか」 「……ありがとうございます。 ええ、信用しきっていないのは、こちらも同じですよ。お互い背中には気をつけることとしましょう」 「ところで、フリアグネ様。 話は代わりますが……“これ”、フリアグネ様になら使えるでしょうか? 『吸血鬼(ブルートザオガー)』という名の剣だそうですが。 私には重すぎて、まともに持ち上げることすらできませんでした」 「おっと、タダでお渡しするわけには参りませんよ。いくら“狩人”とはいえ。 我々はあくまで、互いに利用しあう関係であることをお忘れなく。 そうですね、その拳銃と交換、ということではどうでしょうか。 私としても、使える武器は多いに越したことはありませんから」 「……はい、では確かに受け取りました。 そんなに軽々と振り回されるとは、流石ですね。 “紅世の王”とは改めて凄いものです。つくづく敵に回したくない存在だ」 「それでは、ひとまず――これからどこを目指しましょうか。 百貨店? ええ、構いませんよ。では参りましょうか――“フリアグネ様”」 * * * 【C-5/百貨店の隣に建つビル・屋上/一日目・黎明】 【フリアグネ@灼眼のシャナ】 [状態]:健康。 [装備]:吸血鬼(ブルートザオガー)@灼眼のシャナ [道具]:デイパック(肩紐片方破損)、支給品一式、不明支給品1~2個 [思考・状況] 基本:『愛しのマリアンヌ』のため、生き残りを目指す。 1:当面、トラヴァスと組んで他の参加者を減らしていく。ただし、トラヴァスにも警戒。 2:百貨店のマネキンなどを素材に、“燐子”を作れるかどうか試しておきたい。 3:他の参加者が(吸血鬼のような)未知の宝具を持っていたら蒐集したい。 4:他の「名簿で名前を伏せられた9人」の中に『愛しのマリアンヌ』がいるかどうか不安。いたらどうする? [備考] ※坂井悠二を攫う直前より参加。 ※封絶使用不可能。 ※頬と右肩のかすり傷は、傷とも呼べないレベルです。 【吸血鬼(ブルートザオガー)@灼眼のシャナ】 “紅世の徒”の1人、“愛染自”ソラトが所持していた大剣の宝具。 “存在の力”を扱えない者には、持ち上げることすら難しい重さを持つ。 しかし“存在の力”を込めれば軽々と振るえるようになる。その際、刃には血色の波紋が揺らいで見える。 ただの剣としても優れた武器だが、 “存在の力”を込めることで、この剣に直接・間接に触れている者の身体を傷つけることが出来る。 傷は込められた“存在の力”の量に拠る。 そのため、この剣と鍔迫り合いなどをするのは非常に危険。 (なお、アニメ版では両手持ち可能だが、小説版では柄が短く、片手で持つのが精一杯とされている。注意。) * * * “それは汚い仕事だ。故に紳士にしか務まらない” この僕・トラヴァス少佐は、“アイカシア学校”でそう教えられ、そう信じてきた。 ロクシェ首都の大使館勤務の駐在武官、トラヴァス少佐は、平たく言えば、スー・ベー・イルのスパイだ。 惑星にたった1つだけある、ジャガイモを横倒しにしたような形の大陸に、その2つの巨大国家は存在する。 東半分が、ロクシアーヌク連邦。通称ロクシェ。 西半分が、ベゼル・イルトア王国連合。通称スー・ベー・イル。 その両者を、北半分は大河ルトニ川が、南半分は険峻な中央山脈が分断している。 長年に渡って憎しみあい、争っていた東西の両陣営は、しかし近年になって融和の方向に向かっている。 僕は東側で生まれ、紆余曲折の末に西側の貴族と縁を得て、大学卒業後に留学し、養子となった。 そしてそこで、尊敬する“ある人”に従い、その人と同じ道を選んだ。 “トラヴァス少佐”となり、ロクシェの首都に赴任したのだ。 そしてスパイとして武官として、東西が再び戦争に陥ることのないよう、“汚い仕事”に精を出している。 さて、そんな折に、この突飛なイベントだ。 状況は未だに把握しきれていないけれども、こうなると僕のやることは1つしかない。 つまり――普段通り、スパイとしての仕事をするだけだ。 多分アリソンやリリアは、この残酷な椅子取りゲームを否定しようとするだろう。 彼女たちの性格なら、間違いない。きっとトレイズ殿下も同様だ。 他にも同じように、「椅子取りゲームの構図自体を否定する者」は数多く現れるだろう…… そう、フリアグネから少女を守った、あのメイドのように。 だが同時に、この椅子取りゲームに積極的に乗る者も、また同じく現れる。 このフリアグネなどがいい例だ。 「愛しのマリアンヌのため」などと言っていたが、言動の端々に他人を害することに慣れている様子が伺える。 おそらく“紅世の徒”にとっては、“ただの人間”を殺すことも日常茶飯事なのだろう。 他にも“紅世の徒”の同類がいる可能性はあるし、“ただの人間”でも危険な思想の持ち主はいるだろう。 さて、そうなると……。 参加者は、大きく分けて“椅子取りゲーム否定派”と、“椅子取りゲーム肯定派”に分類できるわけだ。 そして“ゲーム否定派”のまとめ役などは、アリソンやまだ見ぬ善良な人々を信頼して任せてしまうとしても。 ゲーム肯定派の側にも“誰か”が居て暗躍できるようにしておいた方が、色々と都合がいい。 ならば――それは、僕の仕事だろう。 この残酷な椅子取りゲームに積極的な連中も、全てが自らの力だけを頼みにするわけではないだろう。 理性的に確実な勝利を目指すのなら、裏切りの危険も計算に入れた上で、“同盟”に走る者は出る。 僕のような“モグラ”が潜り込む余地も、あるというものだ。 “ゲーム肯定派”であるかのように振る舞い、“ゲーム肯定派”の行動をある程度コントロールする。 さりげなく“ゲーム肯定派”同士がぶつかるように誘導し、“ゲーム否定派”への被害を最小限に抑える。 一歩間違えば“ゲーム否定派”からも命を狙われることになるが、それでも、やる価値はある。 もちろん、これだけでは単なる時間稼ぎにしかならない。最後は時間切れで、全員終わりだ。 けれども……僕は、少し疑いを持っている。 そして、その疑いに微かな希望を見出している。 つまり、「この状況を作り上げた者は、果たしてそんな結末で満足するだろうか?」ということだ。 あの、獣を抽象化したような仮面の男……『人類最悪』と名乗った人物は、この状況を作った者ではない。 本人も否定していたし、その言葉を疑う材料は今のところない。 この状況を作った存在は、あの男の背後にいる。 個人か組織かはまだ分からないけれど、仮にここでは、“主催者”とでも呼称することにしよう。 さてその“主催者”は、これだけのお膳立てをしておいて、『時間切れ』なんて結末を喜ぶだろうか。 “主催者”の顔が直接は見えてないこともあって、その真意を推測することも難しい。 難しいが……よほどの理由が無い限り、「それは勿体無い」と思うはずだ。 これだけの準備を整えるのに、費用も手間もかかったはずだ。 フリアグネを上回る“魔法遣い”のような存在なら、あるいはコストの概念も違うのかもしれない。 それでも、きっと容易なことではなかったはずだ。 そしてその手間もコストもかかった会場で、全員に武器を渡し、たった1人の生き残りを目指せと言う。 “主催者”は、明らかに「殺し合い」の発生と、その果ての「優勝者」の発生を望んでいる。 さて、そんな状況下で“ゲーム肯定派”が減っていったら、“主催者”はどうするか。 1つの可能性として、“ゲーム肯定派”の支援に踏み切る展開が考えられる。 情報の提供、武器弾薬の補充、あるいは、“主催者”側の息のかかった参加者の追加。 もしかしたら、最初から参加者の中には“主催者”側のスパイ、とでも呼ぶべき者がいるかもしれない。 少なくとも――僕がこの悪趣味なゲームの管理運営を命じられたら、そういった仕掛けを仕込むところだ。 そして。 そうやって“主催者”が、“ゲーム肯定派”に接触する可能性が僅かでもあるのなら―― その接触の瞬間は、“ゲーム否定派”にとっては、絶好の機会となる。 絶好の反撃の糸口になる。 だが“主催者”が接触を図るのは“ゲーム肯定派”であって、“ゲーム否定派”ではない……。 希望は細く、望みは薄いが、現時点ではこれ以外の手がかりは見出せないし思いつかない。 ならば、そのためにも、僕は“ゲーム肯定派”の中に潜入しておこう。 「愛する者を優勝させたいから」という嘘を抱え、“ゲーム肯定派”であるかのように振舞おう。 アリソンにリリア、トレイズ殿下と、守りたい者が3人もいる時点で、それは本来ありえないのだけどね。 しかしどう考えても、これは“汚い仕事”だ。 まあ、いざという時に恨まれる者は、少ないに越したことはない。 まずは、臣下なき王様・フリアグネを利用させて貰うことにしよう。 口調や態度は王族やお偉いさんたちを相手にする時の要領で良いだろうか? いまいちまだ“紅世の王”という存在が分からないのが、不安要素と言えば不安要素かな。 * * * 【C-5/百貨店の隣に建つビル・屋上/一日目・深夜】 【トラヴァス@リリアとトレイズ】 [状態]:健康 [装備]:ワルサーP38(7/8、消音機付き)、フルート@キノの旅(残弾6/9、消音器つき) [道具]:デイパック、支給品一式、不明支給品0~1個、フルートの予備マガジン×3 [思考・状況] 基本:殺し合いに乗っている風を装いつつ、殺し合いに乗っている者を減らしコントロールする。 1:当面、フリアグネと『同盟』を組んだフリをし、彼の行動をさりげなくコントロールする。 2:殺し合いに乗っている者を見つけたら『同盟』に組み込むことを検討する。無理なようなら戦って倒す。 3:殺し合いに乗っていない者を見つけたら、上手く戦闘を避ける。最悪でもトドメは刺さないようにして去る。 4:ダメで元々だが、主催者側からの接触を待つ。あるいは、主催者側から送り込まれた者と接触する。 【フルート@キノの旅】 キノが旅の途中で入手した、自動式ライフルタイプのパースエイダー。 作られた国での正式名称は、『五ニ式国民ライフル分解型』。『フルート』はキノが名付けた愛称。 簡単に分解・組み立てが可能なため、運搬の際にかさ張らないのが特徴。 狙撃用のスコープ、円筒形の消音器、分解して収納するためケースもついている。 弾倉は9発入り。なお今回、予備の弾倉(9発入り)が3つ、同時に支給されている。 投下順に読む 前:あの夏は終わらない 次:鬼畜眼鏡 時系列順に読む 前:あの夏は終わらない 次:鬼畜眼鏡 前:盤曲の台は食い違い フリアグネ 次:粗悪品共の舞踏会 トラヴァス 次:粗悪品共の舞踏会
https://w.atwiki.jp/srwogskouryaku/pages/200.html
第10話 『再会、そして巨大なる盾』 勝利条件 敵の全滅。 敗北条件 母艦の撃墜。 熟練度獲得条件 4ターン以内にユーリア、またはレオナを撃墜する。 ステージデータ 初期味方 ヒリュウ改(レフィーナ)/選択出撃7機 初期敵 SF-29ランゼン 敵増援1 3EP/敵全滅 コスモリオン・タイプV 敵増援2 ユーリアまたはレオナ撃墜/6EP グルンガスト零式 敵データ 初期 機体名 パイロット Lv HP 最大射程(P) 獲得PP 獲得資金 数 E N H 撃破アイテム 備考 SF-29ランゼン C軍兵 9 2400 5(5) 1 1200 - 9 7 ---------- ---- 増援1 機体名 パイロット Lv HP 最大射程(P) 獲得PP 獲得資金 数 E N H 撃破アイテム 備考 コスモリオン・タイプV ユーリア 12 15000 7(4) 10 5000 1 1 1 サーボモーター ---- コスモリオン・タイプV レオナ 10 7700 7(4) 8 3000 1 1 1 カートリッジ ---- コスモリオン・タイプV トロイエ兵 10 7700 7(4) 8 3000 - 9 10 気力↑ 弾数↓/クリティカル↑ 命中↓ 援護行動 増援2 機体名 パイロット Lv HP 最大射程(P) 獲得PP 獲得資金 数 E N H 撃破アイテム 備考 グルンガスト零式 ゼンガー 14 27000 7(6) 11 7300 1 1 1 ---------- ロボットブロック 敵撤退情報 ゼンガー以外の敵全員(ユーリアもしくはレオナ撤退後/6EP) ゼンガー(HP70%以下) 戦闘前会話 敵 味方 ユーリア キョウスケ、エクセレン、ブリット、ギリアム、カチーナ、ラッセル レオナ キョウスケ、エクセレン、ブリット、カチーナ ゼンガー 味方全員 攻略アドバイス 敵増援1はマップ北東に出現する。あらかじめ主力を向かわせるといいが、SF-29ランゼンをEPに全滅させると敵増援の先制攻撃を受けることになるため、あらかじめ集中などを使用しておくかランゼンを2ターン目PPに全滅させよう。 第8話と同様、ユーリアとレオナはALLW武器を使えば両方撃墜するのも不可能ではないが、特定のキャラを狙ってこないので誘導は難しい。普通に倒すなら強化パーツが有用なユーリアを狙うといい。HP減少による撤退はしない。 ゼンガーはHP70%以下で撤退。GBA版と違いツイン精神の魂があるため落とすのはさほど難しくない。どうしても落とせないならエクセレンの脱力や、ゼンガーの性格が超強気である事を利用して避けに徹する等の手段で気力を下げると良い。 EXハードでも必要キャラにSP回復とアタッカーを付けておけばギリギリゼンガーを落とすことは可能。まずゼンガーのHPを21700ギリギリまで削り、回避とエクセレンの「脱力」で気力を50まで下げる。その後、キョウスケとカチーナの「魂」を使った攻撃にエクセレンとラーダのツインで援護すればクリティカルなしで撃破可能。(「闘志」を使えるブリットに援護攻撃を付けた場合は、ラーダの替わりにエクセレンと組むことで少し与ダメージに余裕が出る) ここに限らず、トロイエ隊はこの時点ではかなりの量のPPをくれるのでPPが欲しいキャラ優先で戦うのもあり。覚えておこう。 クリア後入手物資 機体 ジガンスクード 第9話『月からの使者』 第11話『月灯りと銃身』
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/4510.html
「25体の素材により攻撃力は20000!そして25回の連続攻撃!」 「マジックシリンダ(ry 「予めトラップスタンを使っておいたのさ!」 「――――」 人気はあったのに、強すぎたために粋なガーディアンは犠牲となった。 公式の、よくわからない制限基準の犠牲にな…… 【一日目・0時45分/長崎県/天候・晴れ】 【キメラテック・オーバー・ドラゴン@遊戯王OCG】 【状態】健康 【装備】25本の首 【道具】支給品一式 【思考】基本:サーチアンドデストロイ 1:オーバーロード無制限キター! 【ゴヨウ・ガーディアン@遊戯王OCG】爆☆殺!確認