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赤ずきんが完結するのとぬいぐるみとケーキが出来上がるの、どっちが早いかしら……… 「うーん、やっぱり気持ちだけでいいわ」 あんまり遅くなると、お婆ちゃんやお母さんにも心配かけちゃうし。 「そうか?」 「うん!えっと、ありがとうございます!」 「いや……どういたしまして」 2号さんはちょっと残念そうだけど、それでも笑いかけてくれた。 うん、初めて会ったのにこんなに優しいんだもの。やっぱり良い人なんだわ。 「なぁ、もしかして何処かに行く途中だったのか?」 良い人狼のお兄ちゃんが、私の抱えていたバスケットを指さして言う。 「うん!お婆ちゃんのお家まで、お見舞いに行くのよ」 「…………婆さん?」 あれ?お兄ちゃんの顔、なんか引き攣ってる? 「そうよ、お薬にとっても詳しいの!ちょっと気難しいところもあるけれど、本当はとても優しい人なのよ!」 「………………」 急に何かを考えるような顔で、人狼のお兄ちゃんは黙り込んだ。 なんだか顔色もどんどん悪くなって……… 「お兄ちゃん?どうしたの?具合悪いの??」 「いや……平気だ。何でもない」 人狼のお兄ちゃんはそう言って首を振る。 でも、やっぱり顔色悪いよ………本当に大丈夫かな? 「ほら!それより見舞いに行くんだろ?時間取らせちまったし、近道教えてやるよ」 「近道?」 「そ、近道」 人狼のお兄ちゃんは、背負っていた1号さんを顔をぶつけた木の側に下ろして、近くに落ちてた小さな小枝を拾ってきた。それから目の前にしゃがみ込んで、地面に絵を書きはじめる。 「あーっと、今居んのがこの辺だから……」 ―― 数分後 ―― 「お兄ちゃんありがとー!」 「おう!気ィつけてな!」 手を振りながら去ってゆくアイツに、俺もひらひらと適当に手を振る。 (扱いやすくて助かった……) さて次は。 「……兄貴?」 「……………」 言葉こそ返してこないが、微妙に張り詰めた気配が後ろから伝わってくる。 俺はもう一度、声をかけた。 「兄貴」 「………ぐー」 「ンなイビキかく奴いねーよ」 まったく、ため息しか出てこない。 (なんでコレが『兄貴』なんだ……) そう思いながら木の幹に寄りかかった格好の兄貴を見ると、何故か睨まれた。 「………スコールは……ずるい」 「は?何がだよ?」 言ってる意味が分からない。 「俺だって!赤頭巾と話したかった!!」 そうだ、こういう兄貴だった。 「………………あぁ、そう」 俺が目を逸らした事が気に入らないのか、兄貴が更に睨んでくる。 俺にどうしろと。 「あぁそう?何だよ!あぁそうって!!だいたいお前は昔か……ら………」 兄貴の声が途中から小さくなって、遂に途切れた。 なんだ?まさか泣き……!? 「……兄貴?」 兄貴は俺が地面に書いた地図を見ていた。 それはもう、穴が開くほどに。 ………………頼むから見んな。どうせ俺は絵が下手だよ。 しかし兄貴の言葉は、俺が危惧しているようなものじゃなかった。 「スコール、この道……あの子に教えたの?」 「ん?あぁ」 だって婆さん家までの近道だし。 悪戯を仕掛けるために俺が通ってた道だ。間違えるはずは無い。 「この道ってさぁ、お婆さんが研究してた薬の材料の……アレが群生してなかったっけ?」 (アレ、ねぇ……チッ、気付いたか) 確かにいた。 臭くてでかくてウネウネしてて、気持ちの悪い………花が。 (確か食虫花だっけ?) あんなでかい口で、一体どんな虫を食べるというのか。 まぁ目標が人では無いのだから、大丈夫だろう。 が。 それを兄貴に言っても意味はなさそうだし……… 「んー……そうだったか?」 適当に誤魔化しておこう。 「そうだよ!少し前にお前が滅茶苦茶にして怒られたばかりじゃないか!!」 「いや、だってあれは……」 兄貴が虫と間違えられて食われそうになってるのかと…… だって薬の材料集めで、その対象(植物)に襲われるとか聞いたことねぇよ。 「とにかく!あんな危ない道教えるなよ!!」 「いや、アイツなら大丈夫じゃねぇ?婆さんの孫だし」 そう、アイツは兄貴を引き付けて走ってた時も中々の走りだった。 機転も利くようだし、何事も無ければ良いが……正直アイツの将来が恐ろしい。 しかし兄貴はそれに全く気付いてないらしく、親が子を心配するが如く焦っている。 「あんな小さいのに大丈夫なわけ無いだろ!?もういい!行くぞ!!」 ガシィッ 兄貴は俺の腕を掴むと、アイツが消えた道へ走り出す。 「…………俺も?」 「当たり前だ!」 「……………ハァ」 (面倒くさい……) だいたい、何で兄貴を取られるかもしれない相手を、俺が助けに行かなきゃならないんだ。 (そんなモン兄貴がひとりでやれば………) いや、でも……また兄貴が食われかけるなんて、俺は御免だ。 あの時は本当に心臓が止まるかと思った。 それに比べたら、猟師に撃たれたときの痛さなんて、比にもならない。 (仕方ない。面倒だし、アイツのお守りも嫌だけど、兄貴の為だしな……) 兄貴が心配だから、手伝うんだ。 兄貴と一緒に居たいからじゃない。 一緒に居たいからじゃないんだからな! (弟視点は家族愛だと自分に言い聞かせて書いてます) 続きは本編で。←鬼
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16ページ目 魔法の森 アリス「な、中々に速いけど……」 熊川二曹「でしょでしょ!?」 アリス「き、気持ち悪……!」 熊川「吐かないでよ!?」 アリス「が、我慢するわよ、それくらい……」 高島三尉「まだ東ですか」 アリス「……ん、そうなるわね……」 アリス「……でも、田畑が見え始める辺りからもう警戒しときなさい……森の瘴気が消えるから……」 高島「あぁ、そうするよ……大丈夫かい?」 アリス「……う」コクン 次へ トップへ
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……かつん 聞こえてきたのは、足音 女子トイレに潜む裂邪とミナワは、その気配に息を潜めた 「おばーちゃん、ここよね?」 『あぁ、そうだよ』 ……? 瑠璃と、もう一人……壮年の、女性の声? もしや、追ってきていた、都市伝説の気配? 裂邪は警戒を強める… その時!!! っぼん!!と 裂邪とミナワが潜んでいたトイレの個室に、真っ赤な色が広がる!! 「うわっ!?」 「きゃっ!?」 「あぅあぅあぅ!?転移先に人がいた上に、また男女でラブきゃっきゃとかどんなデジャヴですか!?」 「むぅ、まったくだ。そして、あの時ほどではないが明らかに容量オーバーだな、この個室に」 現れたのは、真っ赤なマントを羽織った男性と、真っ赤なはんてんを着た幼女 そして、ついでに言おう マントの男性が口にした通り、この狭いトイレの個室に四人など、明らかに容量オーバーであり どさどさどさどさっ!!! 扉が開き、裂邪達はトイレの個室の外へと出てしまった!! 「む、何かよくわからないけど、あんまり関わりたくない雰囲気がするのです、赤マント、ここはとっととずらかるのですよ。そして、花子さんの契約者がやってる執事とメイドの店に行くのです!」 「はっはっは、相変わらず自分勝手だな、君は。まぁ、関わりたくない気配に関しては同感なので、ロリの気配を前にいささか名残惜しいが退散しようか」 ひらりっ、と 真っ赤なマントを翻す男性 次の瞬間、男性と翻されたマントに包み込まれたはんてんの幼女が消えた 場を引っ掻き回すだけ引っ掻き回して、無責任にとっとと逃げたのだ 「とりあえず、見つけたわよ」 じ、と 裂邪を見下ろしてくる瑠璃 じと、と裂邪を見下ろして 「………女子トイレに逃げ込むなんて、変態?」 「変態じゃないよ!?ちょっとちっちゃな女の子が好きなだけな紳士だよ!?」 「それはロリコンという名称の変態でしょ………それは、さておき。あの箱、渡しなさい。本当に危険なんだから」 …仕方ない 観念する事にした裂邪 ミナワも心配してきているし、大変と惜しいが手放し… 「…って、あら?あんた、箱は?」 「え?」 ……あれ? そう言えば、さっき、トイレの個室から出てしまった時に…… あれ??? 「あ、ご、ご主人様、あれ……」 …恐る恐る ミナワが、指をさす その、先に l^丶 | ゙" ゙ y-―, ミ ´ ∀ ` , ; ハ,_,ハ ミ ヤター、ダッシュツセイコー ; ⊃;´∀` ;(ヽ, ; ; " ; ,; ミ ` ;,, "'" ,,, "゙'~"^゙"" 「蓋開いちゃった!?出てきちゃった!?」 「っちょ………父さんと母さんが始末した奴と、何か違う!?あんなもっさりしてた覚えはないわよ!?」 裂邪の持っていた箱は、放り出されていて 中身が、普通に脱出していた もっさりして、微妙にピンクのオーラをまとう、それらは l^丶 | ゙" ゙ y-―, ア、ソレニゲロヤニゲロ ミ ´ ∀ ` , (丶 (丶 ミ ニゲロ! ニゲロ!! (( ミ ; ハ,_,ハ ハ,_,ハ ; ミ ;´∀` ; ;´∀` ;, , ` ; , c c.ミ c c.ミ U"゙ ~"^ 丶) u ゙"J u ゙"J と あっという間に、裂邪達の前から、逃走してしまったのだった 続くかどうか不明で未定 前ページ連載 - 花子さんと契約した男の話
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begin The Cheep 「…あれが例のマゲイアでテウルギアを二機も倒したってようh傭兵か?」「…あぁ、そうらしい。壮絶な戦いだったらしいぜ…」 聞き慣れた噂話だ、気分が悪いね。 そう言うと彼はそそくさとラウンジからコップとディッシュが乗ったトレイを持ち逃げした。 私は口に油ぎったコテコテのブリトーを詰め込み、彼の後をつけて行った。 「おいアンタ、金」 無愛想なレジの黒人にブリトーの料金を投げつける。 「アンタの彼氏の分もだ」 … あのダメ男のエサ代もサイフから台に叩き付ける。 「お粗末さま」 ドアを蹴り開け、大股でダメ男を探す。10日近くもアイツに振り回されてるんだ、今日こそ絶対聞き出してやると息巻いて血眼で見回す。 ー見つけた、アイツはそう離れてはいないベンチで座ってしなしなのフライドポテトを齧っていた。 近付いてトレイの上のポテトをかっさらい、何度も言ってきた言葉を言う。 「アンタの大仰な伝説、今日こそ聞かせて貰うわ」 記者ってのも面倒くさい仕事だな、やってたから分かるけど。彼はそう言うと紙で手を拭いてから、無い顎髭をさすりながら 「じゃあ教えてやる、メシ代の礼だ、ビジネスマンさんよ」 「 ̄ ̄ ̄今回の作戦目的は単純明快、敵テウルギアの撃破になります。えぇ適材適所、貴方はえぇ…リンド・エイリークさんですか。貴方にはマゲイアにて砲撃支援部隊の支援を行って頂きます。」 その任務は確か、独立傭兵だかの軽量級テウルギア一機相手に多数の車輌やマゲイアの部隊、果てはテウルギアがあったから受けた。成功報酬はそこまで高くない、弾薬費抜きで1週間食えるかどうかって所だ。なんせ俺は大量に雇われたうちの1人だったし、そもそもテウルギアの2機で片がつくはずだったからな。 「それでは獅子奮迅、皆様のご活躍を期待しております」 寒空の中俺らは雪原にほっぽりだされて、作戦開始…確かニセの依頼で呼び出して盆地で囲んで叩くって話だったか、それまで待機だった。 まぁ、俺たち砲撃支援部隊やらは隠れてなきゃいけなかったから、ジェネレーターを切って、んでもって寒いんで、焚き火囲んで缶詰食ったりしてた。 『敵テウルギアが作戦エリアに到着、皆様直ちに準備を』 無線で合図が入ったんで、雪で焚き火を消して、急いで乗り込んだ。ただ、封鎖部隊の様子がおかしかったんで、指示から外れてジェネレーターを起動してた。嫌な予感がしたんでな。 本来なら2機のテウルギアの一方、青い重装の…名前は忘れちまった。そいつが囮になって封鎖が完了した時点でもう一機の白いテウルギア、確かポーン系の機体だったか?買おうと思ってたから覚えてる。とにかくそいつが先陣を切って包囲、各自砲撃開始って言う運びだったが、何時までも合図が入らないんで、俺は狙撃位置から離れて補給部隊の方に向かった。1番基地に近かったからな。 ECMを大気に充満させて部隊を隠してて、俺たちもレーダーが使えなかったから直接状況を見なきゃならなかったんだ。 小型偵察機を飛ばして、状況を見たんだが、もうそこには一切反応が無かった。 そん時に2つ、俺の置かれてる状況を考えた。 先ず1つ、依頼主が俺らをハメた、理由なんてのは幾らでも浮かんだからな。 そして2つ目、敵がここまで来て壊滅させた、合図が入って来ないってのは前線基地がやられたって事も考えられた。こっちだとしたら十数機のマゲイアと2機のテウルギアをいなしたって事だ、俺はどっちに転んでも良いように、反対側の山に隠れた。 とりあえずさっき来て無かった事を考えるに、入れ違いで逃げれるかもしれないからな。 「騙して悪いが、これも仕事なんだ。ここで消えてもらう」 山の中腹まで来てECMの濃度が下がったおかげで無線が通じる様になって聞こえたのがそれだ。状況としては最悪だったな、俺はテウルギアのパイロットの事を知らなかったから、どっちが言ってるのか分からなかった。 仕方が無いから中腹から少し下って、盆地が見渡せる…と言っても吹雪やら霧やらで視界はあんまり良くは無かった、が無いよりマシだ。 FCSをオフにして狙撃姿勢で見てたんだが、どうにも青い重装のテウルギアが敵の側についたらしい。 白い機体が二機を相手に立ち回ってたがどうにも不利のようだった。 他のマゲイアが増援に来るのを待ってたんだが、来なかった。ツンドラの林みたいに鉄屑がそこらに散らばってるだけだった。 多分、どいつもこいつも不意を突かれて各個撃破されたんだろう。 となると俺の出るタイミングが重要だった、逃げるにしても、戦うにしても。 どちらにせよ、このままじゃ逃げられないんで、狙撃姿勢を維持したまま、動きが止まるのを待った。FCSを起動して被ロックを悟らせちゃ面倒だったし、俺も自分が近接格闘しまくるテウルギアの装甲の薄い部分を的確に狙えるとは思ってなかったしな。 「ラクな任務だと思っていたのか?二人掛かりでも私を落とせんとはな」 俺がいる事を知ってか知らずか、青い重装のテウルギアに向けられた銃口を弾きながら、その白い騎士は挑発してみせた。 挑発に乗ったのかどうかは知らないが、そもそも標的だった軽量級テウルギアが背中のキャノンを起動するために立ち止まってくれた。 ー千載一遇のチャンスだ、とそん時の俺はリスクも何も考えずに、軽量級の脚の基部を撃った。 140mmが関節をひしゃげさせる音って聞いた事あるか?ありゃいいぜ、オマケにテウルギアも倒した扱いに出来る。 発砲の音と崩れ落ちかけたテウルギアという想定外の事態によって、どいつもこいつも動きが止まった。 崩れ落ち“かけた”やつを除いて。 そいつは機体をブースターで無理やり飛ばして、白いテウルギアに捨て身で体当たりしやがった。 それで二機が沈黙、一応どっちもその場で稼働できそうではあったが。 まぁ、そいつらは良いんだ、問題は残った青い機体でな。両手にショットガン、両脚には撃ち切りのHEAT弾頭、背中にバズーカを2本背負った、近接重装機でな、俺のソリッドスナイパーとは全く相性が良く無かったんだ。 俺は必死で後退しながら…つっても歩くだけだが、全部の武器を撃ちまくったんだが、ライフルは正面装甲に弾かれるし、ガトリングは問題外、オマケに途中でコックピットの上側をブン殴られた挙句撃たれて、オープンカー仕様だ。青空コックピットだ、寒い寒い雪原でな。 何とかこっちも盾で防いでたんだが、いよいよもって盾が持たなくなってな。 寒さと恐怖と緊張で全身を震わせながら何かないか操作パネルを弄りまくってた。とまぁ、完全に不注意だ、ショットガンを立て続けにマトモにに食らってな、俺が改造した正面装甲が殆ど吹き飛んだ。ただ、そのおかげで、機体に元々付いてたらしい機能が使用可能になった。二度と使いたくねぇがな。 脚部ヒートクロー、脚で蹴るって事だ。そん時の俺はどう起動するか知らなかったからな、思いっきり近付いてから起動してやった。 まぁ腕も脚もショットガンで吹き飛ばされたが、片脚ずつありゃ問題無かった。 いくら120mmを弾く正面装甲でも、単純な質量は耐え切れ無かったって話だな、腕と脚が引き千切れてコックピットが吹っ飛んで行ったらしい。 らしいってのは、俺がそれを見れてないからだ。 どういう事かって?言ったろ?オープンカー仕様だって。 要は起動した瞬間に前脚を振り上げたんだが、下手くそなジョッキーの如く後ろに投げ出されてな、気を失ってたらしい。 んで、ポーンに引きずられてデブリーフィングして、そこでテウルゴスになんやかんや俺の功績って事にされたのが俺の英雄譚ってわけだ。 あぁ、報酬は変わらずだ。 ふざけた話だよな?コレのせいで俺は格安でテウルギア並みの戦力を持つ傭兵って事にされちまった。 殆ど幸運で成り立った英雄ってのは続くと悲惨な未来しか待ってねぇんだな、これが。 ん?あぁ、コレで終わりだよ。なに?… 「 ̄ ̄と、以上です」 再生の途中で停止ボタンを押す。 「ご苦労、こっちの封筒は?」 「あぁ、辞表です。今日付けで辞めさせていただきます」 「…は?」 「いえ、ただ、やりたいことが出来たので。ではそういう事で」 足早に角の一室から出て、後ろ足でドアを閉める。 エレベーター、誰もいない。 イヤホンを刺して続きを再生する。 …………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………2ヶ月後… 「状況は?」「もう始まってるわ、今回の戦闘も支援担当。こっちに来るやつ全部撃ち落として」 「うへぇ、マジでこの数か?…了解、じゃあ、始めようか?ビジネスパートナー?」「えぇ、そうしましょ。ダメ男?」 「進展しねぇなあ?」「そうかしら?最初よりはマシじゃない?」 「はぁー、今日も稼いで貢ぎますかね〜!」「次は指輪辺りね」「はぁ!?」「ほら集中、敵有効射程範囲来てるわ!」 ……………… どうも、主任。です。(名前打つ度文法チェックされます) この短編未満をここまで読んでみて多分あなたが思った事はナンダコレハだと思います。 続ける気はありますが別作品です。 コレはまぁ、リンド・エイリーク(本作の主人公)の性格と成果から一人歩きした伝説がどんな物か説明する役目です。 急に独白するわ、時間が飛ぶわ、セリフは断片だわ、終わってないわ様々あると思いますが、それらの半分は考えての事です。 半分はどうしようも無かったやつです、俺の非力な脳を許してくれ、こいつは筋肉なんだ。 あ、マジで続編作るの?って方に朗報です。 完全に形は変わります、普通な感じになります、普通ってなんだ。 ではこれにて、読んで頂きありがとう御座いました! じゃあね!
https://w.atwiki.jp/83452/pages/13930.html
▼ そこにいたのは勝者と敗者だった どうやら勝ったのは、帽子を後ろ向きに被った少年で 敗者は 律「あっー!! 泥棒!!」 赤毛の少年だった 律の声に、勝者と思われる少年は、え?という顔を見せる 律「いいから、そいつ捕まえてー」 帽子の少年へと叫ぶと しかし直後 赤毛の少年が動きを見せた 赤毛の少年「っち……退くぞ、ヒノアラシ!」 ボールに今まで戦わせていたポケモンを戻し、逃げ出した 律「ワニノコ、追うぞ!」 叫ぶようにワニノコを見ると…… ワニノコ「ワニワニ!」 チコリータ「チコッ!」 帽子の少年のポケモンとじゃれ合っていた。 そして 帽子の少年「えっと、何がなんだか分からないんですけど、説明してもらっていいですか?」 律はその疑問に一瞬まよった顔を見せるが、 律「(今から追っても……まぁ追いつけないか…)」 「はぁ……」 大きな溜息をつき、少年へと説明を始めた ▼ ゴールド「えぇー!!ウツギ研究所で泥棒!?」 ゴールドと名乗った少年は驚きの声を上げた 律「あれ、ウツギ博士は知ってるの?」 ゴールド「あ、はい。実は自分も今日ポケモンをもらって旅にでたんです」 その言葉に律は 律「(あぁ、そういえばウツギ博士が私の前にポケモンをあげたっていってたっけ)」 「で、君はなんでさっきの赤毛の子とバトルしてたのさー」 ゴールド「博士のところへの届けるものがあったから、 ワカバに戻ろうとしたら急にバトルをふっかけられちゃって……」 まぁ、勝ちましたけどね とキリっとした表情を見せたゴールドの言葉を律は相手にせず考える 律「(アイツの目的はなんなんだ……?バトルしたってことは売買ってわけじゃなさそうだけど……)」 ゴールド「えっと、律さん聞いてますー?」 律「えっ?あぁ、聞いてる聞いてる。それじゃ、あいつの名前とかわかんないよなー?」 ゴールド「あぁ、それなら分かりますよー。たしかシルバーって……」 律「だよなー。やっぱり、わからないよなー……って、えええええ!!」 ゴールド「うわぁ、びっくりしたなぁ。いきなり大声をださないでくださいよー」 律の声に体を一歩のぞけらせたゴールドがのんきな声をだした 律「なっ、なんでわかったんだ?」 ゴールド「いや、バトルのときにアイツのトレーナーカードがチラっとみえましたから」 なんて視力してるんだ……と律が内心呟くと、 ゴールド「これでも視力も動体視力もいいんですよ!」 またしてもキリッっとした顔で答えた だが、律は 律「(シルバー……か。忘れないぞ)」 そして 律「君、えっとゴールド君だっけ?ウツギ博士のところに行くならこのこと伝えておいてよ」 ゴールド「律さんはどうするんですか?」 律「えっと……私は……」 ポケモンセンターで寝る とは言えず 律「この先の30番道路に待たせてる人がいるんだよ!」 嘘はついていない、と律は頭の中でオーキド博士を思い浮かべ うんうん、と頷いた ゴールド「?」 「はぁ……まぁわかりましたけど、それじゃぁ早速僕は向かいますね」 そういってゴールドはチコリータと呼ばれていたポケモンを抱え、律に背を向けた 律「まっ、私だって女の子だし、夜くらいは男の子パシらせても罰は当たらないよなー」 ゴールドがいなくなった後、律が一人で呟き ワニノコ「ワニッ!!」 よくわかっていないワニノコがとりあえず頷いた 1人と1匹の向かう先は、街で最も灯りを発している場所 ポケモンセンターだった 律「(よっし、野宿はまぬがれたなぁー)」 ▼ ――30番道路(翌朝) 律「おおっ、やっぱりトレーナーって感じのやつも結構いるなぁ」 目の前に広がる道を見渡した 東の道と西の道に別れており、その中心には林のような木が邪魔をしている 西側の道ではどうやらトレーナー同士が対戦しているようで 律「えっと、博士に会いに行かないといけないから、道はコッチだな」 東側の道へと歩みを進めることにした ……それにしても、やっぱりカントーにはいないポケモンもいるなぁ あちらこちらで顔を出す野性のポケモンを見て律は思う 律「お、ポッポはやっぱりこっちにもいるんだなぁ。あっ!あの木はコクーンの巣か!」 懐かしいなと思う気持ちは故郷のトキワシティを思い出したからだ 律「(小さい頃よく澪と遊びにトキワの森にいったっけ……あいつ薄暗い雰囲気が苦手で怖がってたなぁ)」 ――ブンッ その時なにか音が響いた あまり気持ちいい音ではない 律「なんだぁ……?」 言ったとき、気付いた ここはコクーンの巣だということの意味に つまり 律「スピアーもいるってことかぁ!!」 後ろを振り向いた そこには3体の並んだ蜂が自分の両手の針を鳴らし威嚇している 律「でっ、ですわよねー……」 一歩仰け反った律は、すぐに反転し 逃げる体勢にはいった 律「くそおお、スピアーの縄張りだったのかあああ」 ▼ 律はほとんど全力で走っていた 後ろにはスピアーがついてまわっている が、 そろそろ自分の域が切れ始めた 律「あぁ、もう。疲れたしめんどくさい!」 言った律が急に足をとめ、3匹のスピアーと向き合った 律「ふふふ、私を怒らせたことを後悔させちゃる……いけ、ガーディ、イーブイ!」 ガーディ「ガウ!!」 イーブイ「ブイッ!!」 三匹に対して繰り出されたのは二匹だ 本当はワニノコも出せればいいのだが、と思うが 律「(正直、そこまで指示がまわらないよなー)」 だから、二匹でスピアーに向かうことにした 律「本当は二匹への指示も慣れてないけど、まぁ野生ポケモンだし、追っ払えればいいし大丈夫かな」 一方、3匹のスピアーは繰り出されたポケモンに対して、戦闘態勢をとっていた 先制を仕掛けるのはスピアーだ スピアーは集団行動時のできるモンスターだ。 だから、攻撃を仕掛けるときには、より効率的な形を取る スピアー「――!!」 まず一匹目が直線で来た 狙われたのはイーブイだ 律「よけろ、イーブイ!!」 直線の動きに横にずれる形で対応するが スピアー「――!!」 二匹目のスピアーが横から加速しながら針を突き出してきた 律「イーブイ、上だ。ジャンプ」 今度はジャンプして、かわす形を取る そして スピアー「――」ブンッ 3匹目の羽音が上から来る 本命の攻撃だ 落ちる形になったスピアーは真下に針を振り下ろす形で攻撃にきた だが 律「へっへん、こっちもスピアーには襲われ慣れてるから、行動はわかってるぜ!!」 トキワにいた頃の経験だ。 「ガーディ、火の粉だ!!」 律の斜め前で構えていたガーディに指示をだす 指した先にあるのは、真下へと落下しようとしていたスピアーだ ガーディ「ガルッ!!」 チリッと空中に散った火の粉はスピアーに襲い掛かり その羽を少し焦がした 羽が焦がされたスピアーは、もがき ――ボタッ 落ちた 律「よっし、まずは一匹。次、イーブイでんこうせっか!!」 ジャンプから着地したイーブイはすぐに行動にでた 目指す先は、二匹目のスピアーだ 反転して再び襲い掛かろうとしていたスピアーへとイーブイが体当たりした 完全に不意をついた攻撃となったそれは、スピアーを木に叩きつけるには充分すぎ る威力だ ぶつかる音に次いで、再び落ちる音を律の耳は捉えた 律「こうなったら、あとは簡単だな」 残すは一匹のスピアーだ どこかたじろぐ様子をみせるそれに 律「ガーディ、ほえろ!!」 ガーディ「ワオーン!!」 吠えた 音が威嚇行為となり、そのまま残ったスピアーへと向かう スピアー「――…!?」 そして ――ブンッ 羽音を残し、林の中へと消えた 律「ふぅ~、なんとかなったなぁ」 一息つき、 律「よくやった、ガーディ。いつも澪とやってた追い払い方を覚えててくれて助かったよ」 「それにごめんなぁ、イーブイ。おとりみたいな役をさせて」 律が二匹の頭をやさしく両の手で撫でた ガーディ「ガウガウ♪」 イーブイ「ブーイ♪」 ▼ ――ポケモンじいさんの家 律「ま、なんとか着いたな」 目の前には家がある。 あきらかに、場違いな場所にあるその家が律の目的地だ 律「すいませーん、こちらにオーキド博士がいるって……」 オーキド「おおっ!!ようやくきたか、待ちくたびれるところじゃったぞ」 なにやら慌てた様子のオーキドが、ドアを開けたばかりの律に反応した 律「……? なにかあるんですか?」 オーキド「おー、これからラジオの収録でな、とりあえずこれを」 オーキドが白衣の内ポケットを探る様子をみせ オーキド「ほれっ、ポケモン図鑑じゃ」 律に差し出されたのは、赤い手のひらより少し大きめの機械だ たしか唯がポケモン図鑑ってのをもってたなぁ と思うが 律「あれ?でも、これ唯が持ってたやつと形が違う……?」 オーキド「最近になって新しく作ったやつじゃからな。まぁ、唯のと中のデータはほとんど同じじゃ」 「唯に図鑑を渡したのはいいんじゃが、あの子もあまりポケモンを集めるということはしていないからのお」 「まぁ、ミュウのデータを持ち帰るという補って余りある働きをしてくれたんじゃがの」 少し苦笑気味に笑みをみせたオーキドが言い おっと、と話がずれたことを元に戻そうとし、一度咳払いをした それから、だからと繋ぎ オーキド「君にも図鑑の収拾を手伝ってもらいたいんじゃよ。君が悪い子じゃないっていうのはわかっておるしの」 律「いいんですか?」 オーキド「まぁ、昨日面白そうな少年にも託したことじゃしのう。それに、澪君にも手に渡るように手配したところじゃ」 律「(澪にも……!!)」 律「わかりました。ありがたく頂きます」 そういって両手でその図鑑を受け取ると オーキド「おっと、ワシも早く行かんとな。それじゃぁ、図鑑のことは任せたぞ」 オーキドはポケットからボールを取り出し オーキド「ピジョット、コガネまで急いでおくれ」 現れたピジョットの背中に乗り、空へと飛び出し やがて、消えていった 残された律の手のひらには赤い図鑑がある ……ようやく同じ舞台に上がった 唯の手にも同じものがあり、澪の手にも渡るという。 それを見て思うことは ……負けられないな 顔を上げた 見るのは西の方向だ その方角には 律「行くか、一つ目のジム。キキョウシティへ」 「VSスピアー」 〆 26
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256 名前:1/4[] 投稿日:2011/08/02(火) 21 59 04.56 ID GjT+bBycO [22/25] 嫁いいんちょの手帳 男「……ん?」 男(なんだこれ、手帳?) 男(多分いいんちょのだよなぁ。あいつ、手帳なんか持ってたのか……) 男(……そういや、こういうのって浮気した日付とか書いてあったりするらしいな) 男(いいんちょに限ってそんなことはないと思うが、念のため……)パラリ 女「ただいま、別府くん。すぐ夕飯作りますから」ガチャ 男「……」 女「あら、どうかしました? そんな怖い顔して」 男「どうしたもこうしたもねぇよ。この手帳はなんだ?」 女「あっ、それ……」 男「朝起きたら、リビングに落ちてたぞ」 女「そ、そうですか。確か部屋に置いてたと思っていたんですが」 258 名前:2/4[sage] 投稿日:2011/08/02(火) 21 59 55.45 ID GjT+bBycO [23/25] 男「まぁ、そのことはいいんだよ。けど、日付のとこについてるこのハートマークはなんだ?」 女「えっ、中身を勝手に見たんですか!?」 男「あぁ。でもまさか、いいんちょが浮気してたとは思わなかったよ」 女「……はい? 何を言ってるんです?」 男「とぼけるなよ! このマーク、浮気相手と会った日に着けるんだろ?」 女「なんでそうなるんですか。意味が分かりませんよ」 男「俺はこんなマークが着くようなこと、頻繁にやってねぇぞ!」 女「……本当に、あなたって人はそそっかしいんですから」 男「まだしらを切るつもりか? 証拠は上がってんだぞ!」 女「ハァ……あまり言いたくありませんけど、説明するしかなさそうですね」 259 名前:3/4[sage] 投稿日:2011/08/02(火) 22 00 59.20 ID GjT+bBycO [24/25] 男「おう。言い訳があるなら聞いてやらぁ」 女「……そのマークは、別府くんが私にキスしてくれた日に着けてるんです」 男「……へ?」 女「それを勝手に見たあげく、浮気と勘違いするだなんて…」 男「う、嘘だ。俺がこんなにチュッチュしてるはずが……」 女「7月8日、寝る前に一回。7月10日、お出かけ前に。7月12日、酔った勢いで何回も」 男「なん……だと……?」 女「手帳を見ればこれくらい思い出せます。……けど、別府くんは覚えてないんですね。失望しました」 男「……す、すまんかったぁーーーーー!!」 女「本当に、あなたは何を考えているんですか? いかに夫婦の間といえど、守られなきゃならないプライバシーはあるはずです」 男「うおぉ…申し開きのしようもないぜ…」 260 名前:4/4[sage] 投稿日:2011/08/02(火) 22 01 43.46 ID GjT+bBycO [25/25] 女「それに……あなたはそんなこと言いますけど、本当は私の方が不安なんですからね」 男「……え?」 女「私みたいな地味な女、別府くんは本当に愛してくれてるのか分から なくて、それでわざわざキスの回数なんか手帳に着けてたのに…」 男「……すまん。俺は最低の男だな」 女「……私のこと、愛してますか?」 男「あぁ、もちろんだ」 女「今回の件も、悪いと思ってます?」 男「猛省しております」 女「そうですか。それならこれからは、毎日朝昼晩、ずっとキスしてくださいね」 男「は……え? そんなんで許してくれんの?」 女「そうしたら、手帳にハートなんか着ける必要なくなるじゃないですか」 男「……いいんちょがそれでいいなら、俺に拒否権はございません」 女「じゃあ、それで決まりですね。あぁ、明日から楽しみだなぁ」ニヤニヤ 男「まぁ、なんて皮肉な言い方なんでしょ……」
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小ネタ 上琴夏祭り2014 『浴衣』(浴衣女子見るとトキメキますよね☆)<原作っぽい版>上条「……相変わらずカエル柄なんだなお前」美琴「カエルじゃなくてゲコ太!!」<バカップル版>上条「悪ぃ悪ぃ、すっかり遅くなっちまっ…!?////」美琴「ど、どうしたよの当麻?」上条「…い、いやぁその…いつにも増してすっげぇ可愛くてビックリしちまって…////」美琴「か、可愛ッ!?//// …もう、当麻ったら////」『クレープ』(種類多くて迷いますよね…)<原作っぽい版>上条「ん~…よし、コレに決めた」美琴「あら、メニュー数の割りに選ぶの早いわね」上条「ん?あぁ上条さんの財布事情では一番安い3種類から選ぶしかないから悩む時間も少ないんですよ」美琴「……そういえばそうだったわね(苦笑)」<バカップル版>上条「ん~…美琴はどれにするんだ?」美琴「どうしたの?急に」上条「いやぁ敢えて違う味にして後で交換してみようかなって」美琴「ちょ//// こ、このテの食べ物でそれって、か、間接キ…////」上条「あぁ、それも含めて美味しく味わいたいなぁって思ってるんだが」美琴「え…////」『焼きそば』(おかかの場合もあるけど今作では青のりです)<原作っぽい版>美琴(う~ん、どうしようかなぁ…)上条「あー、コレ美味しいけど歯に青のり付いてみっともねぇんだよなぁ…」美琴「そ、そうね…やっぱやめとくわ」<バカップル版>美琴(う~ん、どうしようかなぁ…)上条「ん?『あとでキスついでに舌で青のり取ってもらおうかな?♪』的な思考中ですか美琴たん?」美琴(!?////…い、意外とアリかも…////)『カキ氷』(学園都市だと色々ありそうな予感)<原作っぽい版>美琴「が、ガラナ青汁味っていったい…」上条「一番安いけど、いくら何でもコレはないだろ…」<バカップル版>美琴「い、いちごおでん味って…すごく甘そうね」上条「そうだな…まぁ美琴とのキスのがもっと甘くて幸せな味だけどな(チラッ)」美琴「あ、あとで二人っきりになったらしようね?////」『ホットドッグ』(上琴好きには思い出深いメニューですよね)<原作っぽい版>美琴「懐かしいわね…」上条「今思い出してもあの値段は頭痛モノですよ…」<バカップル版>美琴「懐かしいわね…」上条「あの時は偽だったけど、今は正真正銘デートだよな♪」美琴「そうね。…せっかくだから買ってみようか?♪」『わたあめ』(やっぱコレは外せません♪)<原作っぽい版>上条「あーコレ原料の量考えると割高だし、その場で食べると多すぎるし、持ち帰るといつの間にか縮んでるし…」美琴「せっかくの祭りの雰囲気ぶち壊しね…」<バカップル版>上条「あーコレ美味しいけど1人だと量多いから半分っこしようか♪」美琴「そうね♪はい、あーん♪」『射的』(楽しいけどあまり命中しないですよね)<原作っぽい版>上条「み、御坂さん!?こういうのは人に向けるもんじゃないですよ!?」美琴「うん、知ってる。電撃効かないからコレで仕返しをしようかと」<バカップル版>上条「美琴たん、向けるまでもなく既に俺は美琴たんのものですよ♪」美琴「えへへ~ありがとう♪ 私も当麻のものだからね♪」店主「…早く始めろや。後ろ並んでるんだぞ」『金魚すくい』(これもなかなか難しいですよね)<原作っぽい版>美琴(う~ん…やっぱ体から出る電磁波で金魚たちも逃げちゃうか…)<バカップル版>美琴(う~ん、電磁波防止のため右手で頭触っててくれてるけど、嬉しすぎてかえって集中出来ない////)『帰り道』(家に帰るまでがお祭りです)<原作っぽい版>上条「あー楽しかった。んじゃ上条さんは宿題が山のように残ってるんでこのへんで」美琴「そ、そう、じゃあね~(寮まで送ってくれるとか無いんかい!)」<バカップル版>上条「遅くなっちまったし、美琴の寮まで送っていくよ(にこっ)」美琴「えへへ~ありがとう当麻♪(ぎゅっ♪)」
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ある日 唯「みーおちゃん!おはよう!」 澪「・・・あぁ、おはよう」 唯「んー」 澪「どうした?」 唯「澪ちゃん、その腕のむぐっ!?」 律「おっす!唯!だーれだ!?」 唯「むっむんむむー!?(りっちゃんでしょー!?)」 律「おー?聞こえないなー?」 紬「りっちゃん、離してあげて?」 律「おぉ、ムギおはよ」 紬「おはよう」ニコッ 澪「律、そろそろ離してやれって」 律「え?」 唯「」チーン 和「なんか、唯の顔色やばいわよ?」 律「おぉっと。ごめんごめん」パッ 唯「げっほげっほ・・・りっちゃんひどいよー!」 律「和、おはよ」 和「おはよ。今日は早いのね」 唯「無視!?」 紬「朝から唯ちゃんは元気ね」ニコニコ 唯「ねぇねぇ、澪ちゃん」 澪「ん?」 唯「その腕・・・どうしたの?怪我?」 澪「・・・」 律「そういえば唯、宿題やってきたか?」 唯「ううん、りっちゃんは?」 律「お前を裏切るような真似するかよ・・・」キリッ 唯「りっちゃん・・・!!」 和「あんた達・・・」 澪「どうしょうもないな」 ・・・ ・・・ 昼休み 唯「ねぇ」 律「どうした?」 唯「なんで澪ちゃんの腕のこと教えてくれないの?」 律「・・・そんなに気になるなら澪に聞けよ」 紬「私も、実はずっと気になってたの」 澪「・・・」 唯「ねぇ、澪ちゃん」 澪「この能力で、もう・・・誰も傷つけたくないんだ」 唯「」 紬「あ、唯ちゃんのお弁当美味しそうね」 唯「うん、憂が作ってくれたんだー」 澪「無視か」 律「そりゃ今のは無視したくなる」 澪「そうか・・・でも、よかった」ボソッ 律「・・・」 唯「ねぇ、りっちゃんも今日はお弁当?」 律「あぁ、なんてったって早起きしたからな!・・・母さんが!」 唯「そうなんだ、珍しいね!」 律「うるせー!」 ・・・ ・・・ 放課後 梓「・・・」ジー 唯「あずにゃん?」 梓「・・・」ハッ 唯「どうしたの?」 梓「え、えっと・・・澪先輩、その腕」 唯「あずにゃんのケーキ食べていい?」 梓「駄目ですよ!いきなりなんてこと言ってるんですか!」 唯「えへへー」 律「お前らイチャつくなよ」 唯「うん、ごめんね」エヘヘ 紬「否定しないんだ」タラー 澪「ムギ、鼻血拭こうな」 梓「私は否定させてもらいますけどね」 唯「あずにゃんひどいよ!」 梓「ひどくないです、当然です」 唯「えー」 紬「いいのよ、自分に嘘をつかなくても」ニコニコ 梓「嘘じゃないです!」 澪「なぁ」ボソッ 律「ん?」 澪「あれも?」 律「あれ・・・?」 澪「あぁ、今のムギの・・・」 律「あぁ・・・まさか」ハハッ 澪「・・・律って、よくわかんない」 律「悪かったな」 唯「なんの話してたの?」 律澪「え?」ギクッ 唯「あれ?今なんか話してなかった?」 律「あー、唯と梓はお似合いだなって話してたんだよ」 唯「やっぱりぃー?」 梓「律先輩、唯先輩が調子に乗るんでそういうこと言うのやめてください」 唯「えへへー、どんどん乗ってこー!」ギュー! 梓「あーもう!///」 律「私達に遠慮しなくていいからな?」 唯「うん!」 梓「むしろ私に遠慮してください!・・・っていうか」 唯「ん?」 梓「澪先輩、腕・・・」 唯紬「・・・」ギクッ 梓「怪我ですか?」 澪「・・・」 梓「先輩?」 澪「あぁ・・・梓も『見える』側の人間だったんだな・・・」 梓「はい?」 澪「この戒めのことさ。・・・ごめん、わかってたことだよな。この、軽音部に入ったときから」 梓「あの」 澪「梓にも全ての事情を話すときがきたということか・・・」 梓「さ、そろそろ練習しましょう」 紬「それがいいわ!」 澪「・・・いいな、これ」 律「他にもっとやり方はなかったのか」 澪「誰のせいだと思ってるんだよ」ボソッ 律「・・・ごめん」 澪「別に、いいよ」 律「・・・さてと、練習するか」 唯「りっちゃんまで練習って言うのー?」 律「おー?唯こそ、嫁さんが練習したいって言ってるんだから同意してやれよ」アハハ 唯「嫁!いいね!あずにゃん嫁だね!」 梓「いえ違いますけど」キッパリ 唯「私そろそろ泣いていいかな」 ・・・ ・・・ 帰り道 律「・・・」 澪「・・・」 律「・・・ん」スッ 澪「うん・・・」スッ ギュッ 律「手・・・」 澪「ん?」 律「冷たい」 澪「あぁ、血が足りないせいだよ」 律「え・・・マジ?」 澪「冗談だって」 律「さすがにわかりにくい」 澪「ごめん」 律「いや、謝るのは私の方だし」 澪「そんなこと・・・ない」 律「それに、今日澪に変な嘘つかせちゃったし」 澪「・・・」 律「あの能力がどうとか」 澪「わかってる。頼む、あの話はしないでくれ」 律「もう既に思い出したくない過去か」 澪「あぁ」キッパリ 律「でも、まぁ・・・」 澪「なんだ?」 律「ああ言ったお陰で、明日からは誰もその包帯について聞いてこないだろうな」 澪「あぁ、そう思ってああ言ったんだ」 律「澪ってたまに大胆だよな」 澪「大胆にもなるさ。バレたら・・・きっとお終いだ」 律「・・・」 澪「・・・」 律「ごめん」 澪「さっきも言っただろ、律は悪くないよ」 律「でも・・・!」 澪「ねぇ、りつ」グイッ 律「え?」 澪「・・・」 律「・・・」 澪「私は、後悔してないから」 律「澪、道端でキスはちょっと・・・///」 澪「駄目だったか?」 律「・・・私は、構わないけど」 澪「・・・なら、いいだろ」 律「澪がこんなことするなんて思ってなかったから、ビックリしただけだ」 澪「そうか・・・そうだな。私も自分でビックリしてる」 律「今日は早く寝ろよ」 澪「・・・そうだな、ちょっと疲れてるのかも」 律「・・・それじゃ、また明日な」 澪「あぁ。またな」 ・・・ ・・・ 帰って来てから彼是一時間程経っただろうか。 ベッドに横たえた体を起こす気にはまだなれない。 制服が皺になってしまう。 わかってはいるけれども、どうにも体が動かなかった。 仰向けのまま左手を天井に伸ばす。 「……。」 まだ、律の手の温もりが残っているような気がして。 今度は左手から視線が離せなくなる。 「……。」 このところ、帰ってきてからはこんな風に無気力状態が続いている。 正確な原因は私にもわからない。 律のせいか。 答えはバツでもあるし、マルでもある。 少なくともきっかけは律にあると思う、でも全て律が悪いかと言われるとそうでもない。 結局、私はあの日からどこかおかしくなってしまったんだという結論に至る。 だけどおかしくなるまでの過程を考えることができない。 「…面倒だ。」 そう、面倒だった。 私は…私のことを考えるのが億劫になっていた。 「律に逢いたい。」 その言葉は届くわけもなく、私はただ包帯を巻かれた右腕をいとおしげに抱えたまま眠りに就いた。 -あぁ、なんて不恰好なんだろう 眠りに就く直前にはきっとそんな事を考えていた。 ・・・ ・・・ 2
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PREV:第4話 水の守護者の思惑 NEXT:第6話 観測される決闘 ストーリー …………マスター ??? おぉ~~!実験は成功したようじゃの! Dr.ルート あぁ……!素晴らしい発明だ……! 水の守護者 カイト わぁ! 可愛らしい子ですね!……え、実験って、この子で!?じ、人体実験ですか!? ルピコ そんなわけがないだろう……よく見ろ、作りは確かに精巧だがただの人型のロボットだ 水の守護者 カイト 実験というのは、このロボット…いや、「キリコ」ちゃんを起動させるためのものじゃよ Dr.ルート キリコ……?なぜそのロボットにエンペラー・キリコの名を? ダピコ 前回のマシンは、決闘者が放つデュエ粒子を介してカードの声を聞く仕組みだったじゃろ? Dr.ルート まずそれをエンペラー・キリコのカードが放つ微細なデュエ粒子だけでも反応するよう改良しての Dr.ルート そこからさらに、喋る以外の動作も行えるよう開発したのがこのキリコだ 水の守護者 カイト ……エンペラー・キリコがいや、カードの力が、機械の身体に定着した……!? ダピコ そんなことができるなんて……! ルピコ ……フフッ 水の守護者 カイト あれ、カイトさん……? ルピコ ……フハハハ!完璧だよ!実験は成功だ! 水の守護者 カイト 本当に素晴らしい……!膨大な粒子で具現化させずともカードと意思の疎通ができる! 水の守護者 カイト これでキリコのタクティクスを完全に理解できるぞ……!!フハハハハハ!! 水の守護者 カイト またなんか悪役風に…… ジャスミン キリコ! さあ、私の元へ!共に最強のデュエリストに! 水の守護者 カイト マスター キリコ 覚悟 キリコ なっ……!?やめろ、キリコ!なぜ私を襲う!? 水の守護者 カイト ぼ、暴走したじゃと!?一体どこの回路に不具合が…… Dr.ルート そ、そんなことよりカイトさんが……!あー!!! ルピコ カイトさん! 危ない! ジャスミン !! キリコ お、お姉ちゃん!?すごい、キリコさんの鉄拳を受け止めちゃった! ルピコ く……! ジャスミン!危ないのはお前の方だ!なんであそこに飛び出す! ダピコ だ、だって……カイトさん死んじゃうかもだし…… ジャスミン お前……どれだけ自己犠牲好きなんだ…… ダピコ 生まれもっての性分というかなんというか…… ジャスミン いや、そういうダピコさんだって飛び出してるじゃないですか! ジャスミン でも、とりあえず……ありがとうございました…… ジャスミン あっ! これは別に完全に信用したとかじゃないですからね! ジャスミン ……あぁ、それだけのことをやってしまったからな ダピコ ……とっとりあえず、全員でキリコさんを押さえましょう! ジャスミン ……ああ! ダピコ く……待て! 暴れるな!すごい馬力だな……! ダピコ しかし、いきなりカイトを襲うとはの……お前さん、キリコに何か悪さでもしたんか? Dr.ルート ……いや、少なくともキリコに害を為すことは何も…… 水の守護者 カイト 解放を要求キリコはマスターを強化する必要あり キリコ マスターというのは、私の事でいいのかな? 水の守護者 カイト YES、マスターこの後に来る危機に備えるそのため、キリコを解放すべき キリコ 【プレイヤー】さん!キリコさんの説得を手伝ってください! ルピコ キリコとデュエルですか?了承勝てば解放を キリコ 勝利時 敗北……これではマスターを鍛える目標を達成不可…… キリコ のうキリコや、お前さんどうしてそこまでカイトを鍛えたいんじゃ? Dr.ルート マスターを最強デュエリストに強化それがキリコの使命 キリコ 最強、デュエリスト…… 水の守護者 カイト だがのう……鍛え方にも方法っちゅーもんがある飴と鞭の使い分けが大事じゃぞ Dr.ルート なるほど……飴と鞭 キリコ 飴……飴…………思考完了 キリコ それならば、マスター キリコ 何だい 水の守護者 カイト キリコとマスター、その他一同一緒にデートすることを要求 キリコ …………何だって? 水の守護者 カイト 鍛錬には飴も必要ならば、キリコとのデートこそマスターにとっての飴 キリコ ひゃ~!!そ、そうなんですか!? ルピコ 馬鹿を言うな……おそらく何かのバグでそう言っているのだろう 水の守護者 カイト は? キリコ こわ……マジギレしてますよ ジャスミン 以前、マスターはキリコのため世界全てを敵に回すと発言ログにもある キリコ ……………… 水の守護者 カイト 自業自得だな ダピコ さらにマスターを知っている方とも交流を深めることにより キリコ キリコもマスターを理解 キリコ ……私としてもキリコのことを理解したい気持ちはある 水の守護者 カイト デート……という表現は適切ではないが…… 水の守護者 カイト まぁ……皆と出かけるくらいなら……構わないか 水の守護者 カイト 【プレイヤー】、それにルピコ達も付き合ってくれるかい? 水の守護者 カイト 私は大丈夫ですよ!【プレイヤー】さんはふむふむ……OKですって! ルピコ ……私も今は、【プレイヤー】にレンタルされている身だ ダピコ それにキリコの回収ができないなら一緒にいるしかないしな ダピコ デートはありえんがついていくだけなら構わない ダピコ えっ? ……え?あー、じゃあ私も! ジャスミン ホッホッホワシは実験データちゃんの分析で忙しいから、皆で遊んどいで~ Dr.ルート 了解では、参加者6名の了承を確認 キリコ なのでそろそろ解放すべき キリコ 敗北時 キリコの勝利約束通り、解放すべき キリコ ……キリコ! もう少し、【プレイヤー】とデュエルをしてみないか? 水の守護者 カイト その……君の君の事が知りたいんだだから…… 水の守護者 カイト マスターがキリコの事を……了解 キリコ 【プレイヤー】、再戦を要求キリコの性能を見せる キリコ 【プレイヤー】!私の安全は君にかかっている!このチャンスを活かしてくれ! 水の守護者 カイト PREV:第4話 水の守護者の思惑 NEXT:第6話 観測される決闘
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「あの、師匠…いい加減、どいてもらえませんか?」 「嫌だ。」 「ご飯は僕が作りますから、どいてください。」 「嫌ダ。」 「子供ですか、貴女は。」 こうして押し問答を繰り返して既に数十分 どうしてもこの人は、“料理”という物が作りたいようだ。 でもそんなことを任せたら、命がいくらあっても足りない気がする。 否、足りないだろう。 「…どいてください。」 「イヤダ。」 いつまでもこんなことを繰り返していれば、昼食が夕食になってしまうに違いない。 台所の支配権を争っているうちに、店内の扉の鈴が鳴った なんともタイミングの悪い来客だ。 慌てて、カウンターへ戻る 「ん?」 「あ、あの…?」 男性客は、自分に気付くなり顔をジロジロと見てくるのだ。 「え、えぇと。」 顔に何かついてますか? なんて、言えない。 「紫水晶の瞳に、その髪の色…。」 ぼそり、と特徴を言うと不精髭を撫でて首を傾げる男性客 「ルキウスの息子か?」 真剣な表情で問いかけてきた。 「父を、ご存知なのですか?」 「まぁな…、話してやってもいいんだが。 この臭いは何だ?実験に失敗でもしたのか?」 ―しまった。 「師匠、ダメですっ!! 一体何を作ろうとしてるかしりませんけど、ダメです!! 貴女がそこに立っていていい事が起こった例なんて何一つ無かったじゃないですか!!」 そう、例えば― 油の使いすぎで、天井が燃えて火事になりかけたり― 調味料と劇薬を間違えたり― とりあえず、あの人が台所に立って“料理”といえる物を上手く作れたことなど一度も無いのだ。 台所へ駆け用とした瞬間、思い出した。 バルツァー・エールリヒがルールのこの家では “廊下は走るな” これがルールだ、背いたら反省文100枚というふざけた仕置きが待っている。 しかし、今は一刻を争うのだ。 歩いていたら、間に合わない。 男性客に待っているように告げて、慌てて台所へと駆け抜けた 「参ったな……。」 慌てた様子も無く、ましてや参っている様子など微塵にも見せず まるで実験の失敗作を目の前にしたような態度で師はそこに立っていた。 「おぉ、ジャック。廊下を走ったな?反省文100枚だ。 と言いたいところだが、どうしたらいい?」 知るか。 「今日は、何と何を間違えたんですか…。」 呻きながら、鍋を覗き込むとそこには食材と言えない物が!異物が! 「いや、本の手順通りにやってみたんだけどな。」 手元にある、本。 “あなたにもできる料理100” 図書館のエンブレムシールがついている 「どうして、魔獣の肉や骨が入っているんです?」 「ん?あぁ、それはだな。ダシをとる、と書いてあったからな。 適当に放り込んでみたんだよ。まぁ、どれも同じだろう?」 「馬鹿じゃないですか?」 「なんだって?」 「言い方が悪かったですね。すいません、言い直します。」 溜息をついて、大きく息を吸っていった。 「―あたま、だいじょうぶですか?」 どちらにせよ、言い方が悪いのは変わらない。 ―――― “料理”という皮を被った“兵器”を処理。 「エールリヒ、お前。まだ諦めてなかったのか?」 「こいつに出来ることが私に出来ないはずが無い。」 「昔から、料理がダメだったくせにな。」 「そうなんですか?」 「あぁ。初めてのときはビックリした。 真っ黒な煙の汚染物質が漂ってやがる!!って思ったからな。」 「汚染物質とは失礼な。」 余っていたパンと残り物で作ったスープを口に運ぶ 「あ、師匠。言い忘れてましたけど… これからは、台所に一人で入らないでください。」 「何?」 「せめて、僕の目が届く場所で料理というものをしてください。 本当は、立ち入り禁止にしようと考えたんですけど。」 それではあんまりだ。 「ここは一応、私の家だぞ?」 「汚染物質を振りまかれたらたまりませんから。」 「おせっ…汚染物質とは失礼な!!」 「エールリヒ、いい加減に認めろ。 お前が製造するのは料理ではなく汚染物質であるということを。」 「ディスケンス、お前まで…。」 うぅ、と低く呟くとしょんぼりとした顔で昼食を黙々ともぐもぐと食べ始めた。 「あ、そうそう。勝手だけど、しばらく居候させてもらうかんな。」 「こき使ってやるから、覚悟しろ。」 「こき使われるのは慣れてるからな。覚悟なんていらねぇよ。」 「毛布一切無しで床で寝ろ。」 「それは…。」 「言っておくが、ジャック。こいつに毛布の類を貸したら原稿用紙に」 「はい、わかりました。」 「な、お前まで!?」 ごめんなさい、ディスケンスさん。 僕にはもう、原稿用紙に書くネタが無いんです。