約 1,939,101 件
https://w.atwiki.jp/kyogokurowa/pages/22.html
「やれやれ…本当に困ったわねぇ…」 F-7、北宇治高等学校内。そのひとつの教室内で考え込んでいる巫女服を着た少女、博麗霊夢がそこにいた。 霊夢はこの殺し合いが始まる前の事を思い出し、主催への怒りを募らせていた。 殺し合いが始まる前のセレモニーで、少年ドールという少年が無残にも殺され、更に1人の少女が首輪を爆破されて殺されて── 気がついたら霊夢はこの教室内にいた。辺りを見回してみても、参加者らしき人影は見当たらない。 『博麗の巫女』として、こんな無益な殺し合いなど真っ平御免だ。ましてや幻想郷の仲間達とも殺し合えなど、言語道断にも程がある。絶対にテミスとμを倒し、この異変を解決してみせる。 (随分物騒なものに巻き込まれたけど……ここには魔理沙達もいるみたいだし、まずは合流を目指しましょう) そう結論づけた霊夢は支給品袋に手を伸ばす。そこには『滅』と刻まれ、炎のような鍔を持つ黒い刀に、メルランが使いそうなトランペット、そして黄色い猫耳のヘルメットが入っていた。 「お祓い棒もお札もアイツに没収されたみたいだし、武器になりそうなのは刀だけ、かぁ…贅沢は言えないけど、何も無いよりはマシね」 そう呟きながら刀を手に持ち、後は全て支給品袋に戻していく。 マップを見るに、近くには紅魔館があるようだ。どうしてこんな場所に紅魔館があるのかはさておき、紅魔館といえば咲夜が住んでいて、その主であるレミリア・スカーレットが主を務める場所だ(もっともレミリアはこの殺し合いに呼ばれていないのだが)。咲夜は真っ先にそこへ向かうだろうし、他の皆もまずは自らの知る施設へと行きたがるだろう。 その道中で他の参加者も探していこう。その人がゲームに乗っていなければ共闘していきたいし、ゲームに乗っていたら容赦はしない。徹底的に打ちのめしていく。 今回の『異変』の難易度はLunatic。恐らくはこれまでの異変の中で最も過酷で残酷なものだ。しかし霊夢のやる事は変わらない。異変を解決するべく、霊夢はその第一歩を踏み出す。 ──博麗霊夢は巫女である。 【F-7/北宇治高等学校/1日目/深夜】 【博麗霊夢@東方Project】 [状態]:健康 [服装]:巫女服 [装備]:竈門炭治郎の日輪刀@鬼滅の刃 [道具]:基本支給品一式、高坂麗奈のトランペット@響け! ユーフォニアム、セルティ・ストゥルルソンのヘルメット@デュラララ! [思考] 基本:この『異変』を止める 1:まずは紅魔館に向かいましょう。他の皆もそこに向かうはずよ。 2:テミスの奴、どうやって紫の目をかいくぐったのかしら…? [備考] 緋想天辺りからの参戦です 前話 次話 何れ花となるモノ 投下順 私、もう不用意にフラグは建てないって言ったよね! 前話 キャラクター 次話 GAME START 博麗霊夢 不安定な神様
https://w.atwiki.jp/kirbystarwiki/pages/9.html
プログラムであそぼう プログラムでいろいろ作っていろいろ遊んでみようと言うことで、自分で出来ることを色々書きためてみました。 みんなもプログラムの楽しさを味わってみよう! …最初のうちは難しいかもしれないけど大丈夫、大丈夫!! コンテンツリスト 人生いろいろ、プログラム言語だっていろいろ。 さぁあなたはどの言語で遊ぶ? Microsoft Visual C# プチコン3号 SmileBASIC JavaScript
https://w.atwiki.jp/nemuiyo/pages/13.html
いそいで大きく1_みんな大好き塊魂 できるだけ早く目標の大きさ(15cm)にするステージ 居間の中を転がす イトコ・ハトコ:ガッツ、王子 流れ星 1分20秒以内 最高評価 55秒以内 個人ハイスコア 33秒06 ルート (メモ中) スタート地点:戸棚の上(皿の上)1.右下の鈴を巻き込む2.麻雀牌を巻き込む3.皿の上を通り、右上の鈴×2を巻き込む
https://w.atwiki.jp/ogasawara/pages/1340.html
月光ほろほろ@たけきの藩国様からのご依頼品 追いかけて宰相府 /*/ この物語を始める前にちょっとした予習をしよう。 そんなものが無くても物語を読むのに支障はないが、予め知っておけば多少は話の落ち着きがいい。その程度のものだ。 登場人物は二人いる。 一人の名は月光ほろほろ。 変わった名前だが、多少夢見がちなところと、やや自分の心情に正直な口をもっている以外は至って普通の気の良い青年である。普段は母国で画を描いて暮らしている。 もう一人の名をBLという。 ブラックレイディという名の、女性である。かつて第6世界の火星という惑星で火星独立を目指す夜明けの船に密偵として乗り込んでいたことがある。 もっとも、ほろほろと会うときは専らヨーコを名乗っている。 解る人には解る。まあ今回の物語には関係のない話だ。 この二人の間にどのような引力が働いたものか。余人にはいささか窺い知ることの出来ない紆余曲折を経てほろほろはヨーコとの見合いの場に臨んだ。 その場は極和やかに進み、その後は二人きりで会ってもいる。 ところが二度目のデートの時、ちょっとした誤謬が元でヨーコはその場から走り去り、以来ほろほろは彼女に連絡を取れないでいる。 世間一般に良くある失恋話、あるいはその一歩手手前の話ではある。 果たしてこの物語が良くある結末で終わるのか。今回はそれを物語るとしよう。 物語は、ほろほろがヨーコの手がかりを求めて宰相府を訪れるところから始まる。 /*/ 白亜の、という形容詞が思わず頭を掠めるその建造物の前でほろほろは汗の浮いた手の平を握りしめた。 わんわん帝國宰相府藩国宰相府。 実質的な帝國の要として建造されたその建造物は下手な政庁城よりもよほど豪奢な作りをしている。念のために近くの公衆端末から教えられた番号をコールしてヨーコに繋がらないことを確認すると、ほろほろは正面玄関の脇に設えられた衛士の控え室兼受付へと歩を進めた。 握りしめた手の平が一層汗ばむのが解る。だがそれも、ヨーコを失うかもしれないという恐れや焦燥に比べれば何ほどのこともなかった。 受付で簡単な書類にサインし首からパスを提げると重厚な扉が音もなく開いた。想像していたよりあっさりと宰相府内に入れたことにやや拍子抜けしながらほろほろは大扉を潜った。手入れの行き届いた前庭とロータリを眺めながら屋内に入る。 適度に抑えられた照明に目が慣れるまで少しかかった。 正面に飾られているのは見事な筆致のぽち王女の肖像。柔らかな笑みを湛えて巨大な額の向こうからほろほろを迎えていた。左右に視線を巡らせれば東西に延びる廊下。 意を決してここまで来たとはいえ、ほろほろには文字通り右も左も解らない。 ひとまず右から当たろうか、と踵を返しかけたとき廊下に面した扉から一人の女性が出てきた。携帯端末を手にしたその女性は制服から推し量るにどうやらこの宰相府の住人、秘書官の一人であるらしい。 秘書官はすぐにほろほろに気付くと首から提げたパスを一瞥してこちらに歩み寄ってきた。決して威圧的にならないよう、穏やかに微笑みを浮かべて会釈する。 「どうされました?」 「初めまして。たけきの藩国所属の月光ほろほろと申します。ヨーコさ…BLさんに面会したくここまで来たのですが、お取次ぎ願えますでしょうか?」 柔和な表情の秘書官はほろほろがそう切り出すと僅か困惑したように眼鏡を押し上げて口を開いた。 「BLさんは……つとめていませんよ? 在籍しておりません」 秘書官の答えを聞いてほろほろは瞬間、唖然とした。そう、ヨーコの手がかりを求めて宰相府を訪れたのは一重に彼女が宰相府に勤務するACEだと思いこんでいたためである。 自分の勘違いに気付いたほろほろはいささかばつの悪さを感じながら狼狽を振り払うようにかぶりを振った。だからといって手ぶらで帰るわけにはいかない。 この際藁だろうが何だろうがすがりたい心境だった。 「すみません、自分の勘違いでした。BLさんに面会したいと思っているのですが、連絡方法はご存知でしょうか?」 「えっと…あ、はいわかりました。すぐ調べます」 事情が分からないなりに真剣そのものといったほろほろの表情から察するところがあったのだろう。その秘書官は逡巡するそぶりを見せたのも束の間、壁に備え付けられた内線を取ってどこかに連絡を取り始めた。 漏れ聞こえる会話から察するにどうやら相手は別の秘書官らしい。ACEの名簿から近縁者の検索を、という言葉が聞こえた。内線の向こうと遣り取りを続けながら手にしていた端末を開いて色々と打ち込んだりしている。 「お手数をおかけします」 きびきびと調べ物をしている秘書官に軽く会釈すると彼女は僅かに微笑んで目礼を返した。微妙な居心地の悪さを感じながら廊下の端に寄って立ったまま調べ物が終わるのを待つことにする。 「しらべてきましたっ」 「ありがとうございますっ!」 待つこと数分で秘書官は同僚との会話を終えて内線を壁に戻した。語尾が少し弾んでいるのは彼女が人助けを出来たと感じているせいだろうか。ほろほろも見知らぬ自分に対しての親切を感じて勢いよくお辞儀した。 秘書官が笑みを浮かべて端末の画面を示しながら検索結果を教えてくれる。 「BLさんは1.廃役されてません。2.直接連絡手段はないんですが。間接ならどうにか」 「そうなんですね…分かりました。間接の方法をお聞きしても宜しいでしょうか?」 「血縁で知恵者さんという人がいます」 秘書官が端末を操作すると見覚えがある、というより一度会えば決して忘れられないであろう男のバストアップがディスプレイに表示された。知恵者はヨーコ、BLと同じく夜明けの船に乗り込んでいた男である。 何を考えているか解り難いが、その名の通り銀河で随一ともいわれる知恵を持ち、一名をグレートワイズマンともいうヨーコの実の父親だ。 「はい。一度だけ、お会いしたことがあります。はい…お見合いの時に。 知恵者さんにお会いすることは可能でしょうか?」 「生活ゲームであれば、10マイルで呼べると思います」 それなら正に今がそうである。 「分かりました。ありがとうございます」 思わぬ方面からの手がかりにほろほろは快哉を叫びたくなった。どうやら天の配剤は実在するらしい。 その場でマイルの追加消費を申請する。手続きを終えた秘書官はにっこり微笑んでほろほろに会釈すると廊下を曲がって歩み去った。彼女にも自分の仕事があるのだろう。 思えばあの秘書官に出会えたことはほろほろにとって随分な幸運だったと言える。 そこでふとほろほろは気付いた。申請は済んだものの知恵者と何処で会えばいいのか聞くことを失念していた。先程の秘書官はもう見えなくなっている。 受付の方で待っていれば向こうから見付けてくれるだろうか。そう判断して再び踵を返しかけた瞬間。 ほろほろの視線の先、階段が伸びている二階への吹き抜けから当の知恵者が、降ってきた。 何がしか物理法則を無視した軟着地でエントランスに降り立った知恵者はその場にホバリングしてくるりとほろほろの方に向き直った。 その余りに奇態な登場にほろほろは束の間硬直し、それから慌てて勢いよくお辞儀した。なんといってもほろほろにとって目の前の奇態な男はヨーコの父である。つまりは将来の舅である。 徒や疎かにできるものではない。 「ご、ご無沙汰しておりますっ!」 「どうしたね?」 「お忙しいところすみません…。その、BLさんと連絡が取りたくてですね。知恵者さんのお力を借りたく、お呼びしました」 「娘が?」 後ろ手を組んだ知恵者は常の通りの口調で表情を変えずに先を促した。それだけでもほろほろは見透かされている心地がして手の平に先程とは比較にならない量の発汗を感じていた。 兎に角、なるべく簡潔かつ正確に現状を伝えようと務める。 「はい…その、自分が原因で、泣かせてしまって。 それから、連絡が取れないのです」 「泣かせた内容次第だな」 知恵者の応えも至って簡潔だった。内容次第、でどうなるか僅かに上げた右の眉だけで十分に知らしめた。 ほろほろの背中を汗の滴が伝い落ちる。ここが分水嶺だと報せるように。 「その、知恵者さんには少し話しにくいのですが。ええと、自分はBLさんとお付き合いさせて頂きたいと真剣に考えていまして」 「見合いするくらいだからな」 「はい。そうでした」 そう。その場には知恵者がいた。だからほろほろにとってはヨーコとの初対面の場は目の前にいるこの未来の舅との初対面の場でもある。 「それで?」 知恵者の声で幾許か過去に滑り落ちた意識をほろほろは無理矢理現時点に引き戻した。緊張した全身の筋肉を和らげようと手の平を開いて軽く振ってみる。 「それで前回彼女と会ったときに、こう、彼女が目を閉じまして…。 自分はただ驚いてしまって、口づけも、何も、そうです、何も出来なくて」 「それで?」 知恵者の声は相変わらず平坦だ。どうも当時の状況と結果が結びつかないようだ。 暴露してしまえば前回のデートにおいて少し良い雰囲気になってヨーコがちょっとした勘違いから口づけを待つそぶりを見せたにもかかわらずほろほろはは咄嗟のことでそれに応えられず、結果勘違いに気付いたヨーコは気恥ずかしさの余りその場から逃走した。ということなのだが。 何というか恥ずかしい。 流石に実の父親には打ち明けられまい。多くの行間を呑み込んだ挙げ句、ほろほろはやはり簡潔にこう結ぶに留めた。 「そうしたら彼女は泣いて、走り去ってしまいました」 「……。 なるほど。協力しよう」 ほろほろの説明よりは呑み込まれた行間の方をより多く知恵者は読み取ったらしかった。暫し沈黙して虚空に視線をやるとおもむろに懐から黒電話を取り出した。 どう見てもワイヤレス対応ではなさそうな古風な電話機のダイアルを回すこともなく知恵者は電話の向こうの人物と言葉を交わす。 「ほ、本当ですか!!ありがとうございます!」 ほろほろは知恵者の言葉に感極まって駆け寄り手を取ろうとして直前で思い留まった。電話中で両手が塞がっている知恵者の邪魔になるのでは、というのと今更ながらに手の平の発汗量を思い出したからであった。 「あー。陽子。そなたの想い人が鼻水たらしてさがしている。 おいで」 知恵者はほろほろにも聞かせるように電話の向こうに優しげに声をかけると右目を瞑って見せた。 ウインクのつもりだったかもしれない。 手の平にハンカチを握りしめて待機していたほろほろは顔を輝かせた。 『それはいけるって事ですかお義父さん!』 雄弁に目顔でほろほろが語るのを受けて知恵者は深く頷いた。カールコードの付いた受話器を耳から離してほろほろに差し出す。 「かわるかね?」 「お願いします」 震えがちな手で受話器を受け取り耳に当てる。この電話線の向こうに彼の想い人が存在する。ほろほろは唇を湿らせて擦れた声で一声を放つ。 「よ、ヨーコさん…?」 受話器はここ最近聞き慣れた断線を報せる信号音を実に無機質に聴覚神経へと届けた。 ほろほろが膝から崩れ落ちかけ、辛うじて受話器を電話機に戻す。チン、という軽快なベルの音も今の彼には届いているまい。 涙と鼻水で彩られた蒼白な顔で知恵者を仰ぎ見る。一縷の望みは、残されているのか。 「ち、知恵者さん、電話切れていたんですが、BLさんはこちらに向かっているのですか?」 「おそらくな」 請け負うように知恵者は微笑んでほろほろを見下ろした。 「孫が見れそうだ」 「そ、それは…期待してもいいということですか…! お、お義父さんと…お呼びしても」 再びほろほろの顔に歓喜が灯る。握りしめていたハンカチで盛大に鼻をかんだ。そうしたところで余り代わり映えはしなかったのだけれども。 「…呼ぶ前にキスの一つでも」 知恵者がくるりと旋回して虚空に視線を投げると、宰相府の廊下に響き渡る靴音がこちらへと近付いてくるのがはっきりと聞こえた。 それは愛しい人の元へ駆ける息せき切った響き。 長く悲しい夜は終わりと夜明けを告げる騒々しい足音だ。 今廊下の角を曲がって太陽が姿を現した。 こちらも涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにして。 「ヨーコさん…ヨーコさんヨーコさん!」 ほろほろは床を蹴って立ち上がると掛け替えのない太陽を迎えて走った。 手を取って何事か言葉を交わして。 それから二人はゆっくりと唇を重ねた。 騒々しく幕が下り。再び静寂が宰相府に戻ると、知恵者は娘と娘婿にもう一度微笑みを投げ。 何処へともなく姿を消した。 どうやらこの物語は、めでたしめでたしで終われるらしかった。 /*/ 拙文:ナニワアームズ商藩国文族 久遠寺 那由他 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 正に自分の生活ゲームを完全版にした出来…ありがとうございました!照れながら読ませていただきましたw感謝しますw -- 月光ほろほろ (2008-11-25 00 01 54) ちょっとほろほろさんをいじりすぎたかと反省したりであります(汗 わたしの依頼を受けていただいた上にご指名いただき誠にありがとうございました。こういうお話は書いていて楽しいものです。どうぞ末永くヨーコさんとお幸せに。太陽と月の関係そのままなお二人の行く末を影ながら応援いたします。 -- 久遠寺 那由他 (2008-11-26 01 39 12) 名前 コメント ご発注元:月光ほろほろ@たけきの藩国様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/cbbs_om/cbbs.cgi?mode=one namber=1445 type=1394 space=15 no= 製作:久遠寺 那由他@ナニワアームズ商藩国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=1678;id=UP_ita 引渡し日: counter: - yesterday: -
https://w.atwiki.jp/ogasawara/pages/1801.html
優羽カヲリ@世界忍者国様からのご依頼品 世界という機構の中に、小さな小さな運命の時計が存在した。 これはその時計を動かす、二つの歯車のお話。 最初からその二つがぴたりと互いに噛み合って動くように定められ、創り出された、二つで一つ、一つで二つの部品のお話。 工房の喧騒に、優羽玄乃丈は顔をしかめた。常人でさえ耳に響く騒々しさに、人一倍鋭敏な感覚を持つ彼がそんな表情をするのも無理もない事。そんな彼の特性を知る妻のカヲリは、喧騒に小さく声を漏らした後、彼を気遣った。 「音、気になります?」 ついで、聴覚の鋭い玄乃丈ではあるものの、もしかしたら、元来の小さなカヲリの声では騒音に紛れて聞こえないかもと思い、カヲリは大きめに口を動かして問い直す。 「大丈夫ですか?」 玄乃丈はそれに対し、肩をすくめるようにした後に帽子を軽く押さえながら、まあまあ、だな、と答え、それより、と言葉を繋ぐ。 「作業はいいのか?」 「あ、は、はい。ええと」 聞かれたカヲリは、一瞬慣れない工房の使用方法に気を巡らせて、勝手に作業――父親の形見である時計の修理を始めて問題無いと判断すると、自分自身に確認するかのように軽く頷いてから、材料や工具を並べだした。そんな様子を見て微笑む玄乃丈に気がつくと、 「が、がんばります」 そう、意気込んだ。そんなカヲリに対して、顔に微笑みを浮かべたまま 「よし。終わったらデートにでもいくか」 「はいっ」 嬉しい提案に、思わず、声の上ずるカヲリ。既に夫婦ではありながら、まるで付き合いた初めの恋人たちのように頬を真っ赤に染めた。 「がんばりますっ」 と改めて宣言するように意気込み、父の形見である腕時計の分解に取り掛かった。故郷である廃園のエリート層であった技術者の父の血を継いでか、元来こういった機械いじりが得意中の得意である彼女は、緊張で顔がやや強張っているもののその手先は震えることなく、内部の構造を確認しながら順調に個々の部品を取り外していく。 作業台の上に置かれた間仕切りのある箱の中に次々と、分別されて部品が入れられていく。時計にとって大切な、サファイアで出来た軸受けは破損していない事を丁寧に確認し、何処かへ紛れたり、傷が付いたりしないよう、これは専用の入れ物に入れた。 「それから…」 其処で一つ、息をついてから、今度は次々と箱の中から部品を取り出し、ある時は適切に材料を補完して、時計の外枠の中に部品を組み立てていく。分解された時と同様の速度で、まるで部品が元の位置に戻ろうとする自らの意思を持っているかのように組み合わさって行く機械達。隣で感心するかのような玄乃丈の声が漏れたが、集中しているカヲリの耳にはそれは届かず、普段のように頬を赤らめる事もなく淀みなく手を動かし続ける。 そうして数分の後、最後にと文字盤を嵌め、よし、と思った瞬間、目を疑った。やった視線の先に本来嵌るべきだろう部品が転がっていたのだ。 「あれ?」 玄乃丈がそれを眺めて笑うのに対して、カヲリは耳まで赤くなるのを感じながら、違和感を覚えた。今まで時計の修理の手順などは手に染み付いており、部品が余ろうものなら即座に気がつかなければおかしいはずなのに、と。先程分解するときに記憶した内部の構造と照らし合わしても、特に違和感がない。だからこそ、違和感を覚えた。緊張して間違えたのだろうか。緊張の理由は、父の形見の時計だからか、横で玄乃丈が見ているからか、それともその両方か。 「も、もう1回…」 分解を始めながら、考えた先に心当たりが一つ。 「土屋さんが以前、分からない回路があったって、言ってたんです」 かつて、かの地で友が時計を調べてくれた時の言葉を思い出す。そして、建設者――機械の群れを惹きつけていた時計の力。しかし、さっきはそんな回路が存在しただろうか? 時計に視線を集中させながら、カヲリは口を開いた。 「あ、あのそういば、廃園で壊れた時計を、玄乃丈さん、修理して私にくれたのですけど、修理はどなたにお願いしたのでしょうか?」 「そりゃもち・・・」 造作もなく答えようとした玄乃丈の声が途中で止まる。そして、 「秘密だ」 そう、回答を打ち切った。 えっ、と振り向いて問いたげな表情を作るカヲリから目を逸らして、 「いいから修理しろ」 「は…はい…」 と、そう答えるばかりで、カヲリは多分これ以上問い詰めても教えてもらえないであろうことを長年の付き合いから直ぐに判断し、割り切れない感情を抱えながらも、時計の分解を終え、再構築に移ったが。 「あれ?うー…」 再び、部品が余った。 余ることがないように先ほどよりも丁寧に気をつけて組み立てていたにも関わらず、だ。 傍らで心配そうに時計とカヲリを見ている玄乃丈に軽くもたれかかりながら、友が構造を調べてくれた時に述べていた言葉を辿る。 「なんていってたかな…」 冒険者然とした格好でありつつも、線の細い記憶の中の友が思い浮かぶ。 あの日は、酒場で、時計を前にして、友は眼鏡をはずして少し下を向いて……。 そうだ、顔をあげたと思えば、 『わかんないのをあまったところにつめこんだ』 にっこりとした笑顔で、更には握りこぶしに親指を立ててそう言い放ったのではなかったか。 「だ、だめな気がしますっ」 ばん、と思わず机を叩いて記憶の中の友に突っ込むカヲリ。あの時も確かこんな風に突っ込まなかったか。既視感と軽いめまいを覚えて、すこしふらっとしたカヲリの頭を、玄乃丈が撫でる。そして、カヲリを包み込むような優しい声色で問いかけた 「余った部品はなんだ?」 「え、ええと」 再び余った部品を手にとって、間違って何処かに行くことのないよう、手元でそれを示す。 「これです」 玄乃丈は顔は近付けずに遠目にそれを見て、何事か考えだした。 「…ど…どう思います?」 おずおずと問うカヲリに対し、いや、と首を横に振ると、 「詳しく調べてみろ。なんの役割をするのかを」 そういって、傍に置いてあった拡大鏡をカヲリに手渡した。 「は、はい」 そう言われて、改めて丹念に部品を調べだす、カヲリ。まずその形状は一目見てわかるようにネジだった。ただし、それは酷く古風なもの。 「ネジ…です。」 そして、そのネジの内部が何か動いているような気がして、カヲリは更に覗き込む。すると、動いていたのは小さいネジの中に存在するさらに無数の小さいネジで、更に驚くべきはそれらの内部にはそれぞれさらに小さいネジがあり、万華鏡のようにくるくると回り続けていた事だった。思わず感嘆の声が漏れる。 「…これ、すごいです」 「そうなのか?」 「からくり…?歯車みたいです」 「どこにはめるんだ?」 成程、と頷いた玄乃丈が導くように質問を続ける。最初に腕時計として存在していた時、ネジが何処に存在していたか、記憶を辿る。何故か記憶が曖昧になっているが、文字盤を支えるところだった気がした。そういえば、時計をきちんと修理してくれた人はどうやって直したのだろうか。 「…あの、時計をなおしてくれた方…何か言っていませんでした?」 「めずらしいとはいってたな」 「でもその方は、ちゃんとこのネジつけられたのですよね…」 「まあ、そりゃ、な」 おぼろげな記憶を頼りに、ネジを其れらしき場所にはめようとするも、どうしても嵌らない。なんで、どうして、とカヲリは涙目になりながら、玄乃丈を上目使いに見た。 「はまらない…」 何処にはまっていたか、思いだそうとすれば思いだそうとするほど記憶は拡散していくような感覚に襲われる。 「な…なんか記憶が」 まるで、魔法をかけられているかのようだ。そう思ってから、その可能性に思い当たる。 「玄乃丈さん、ネジを間近で見てないですよね?」 「ああ。見てない」 これが、魔法か、もしくはそれに準じる不思議な力によるものだとしたら?そんなものは存在しないなどと鼻で笑って考慮から外してしまうことなど、今までそういった類の力を実際に目の当たりにしてきたカヲリには出来なかった。だとしたら、その発動条件は? 「ネジ、どの位置にあったか、覚えていますか?」 振りむいて問うカヲリに、玄乃丈は片眉をあげ、疑問そうな表情を作った。 「時計の中にあった時。私が分解する前です」 腕を組んで、其処から顎に片手をやると、宙に視線を彷徨わせ、記憶を辿る風な玄乃丈。そうして数舜の後、カヲリに視線を戻し、 「真ん中だな。たしか」 「真ん中…」 玄乃丈の言葉を、確認するように呟くカヲリ。 自分の記憶と誤差がある。 カヲリはすぐさま作業台の上に目を走らせると作業用の細い錐を手に取り、玄乃丈に渡した。 「どこだったか、触らないようにしてこれで細かくしめしてください」 玄乃丈の記憶も改竄されていないとは限らないが、改竄されていなかったとしたら大切な情報だ。既に改竄されているらしき自分の記憶とは食い違っているところをみると、玄乃丈の記憶は改竄されていない可能性の方が充分に高いように思われた。出来る限り、不思議な力の発動条件を満たさないように注意を払わなければならない。一先ず、玄乃丈の所から視認するだけでは、記憶の改竄は行われないようだ。ならば、発動条件は接触だろうか?そう思考を巡らせての行為である。 「細かくじゃなくて、詳しく、でした」 と、ネジの取り扱いばかりに気がいって、言葉がうまく言えていない事に気が付く。そう訂正してから、一度深呼吸をして気を落ち着かせると、 「この桐の先で、示してみてください」 そういって玄乃丈を見上げた。頷いて錐をとった玄乃丈の指示した先は、カヲリが先程挑戦した場所とは違い、まさしく時計の中心部だった。其処にネジを持っていこうとするが、ネジを嵌めるためには全体の構造を変えなければいけないことに気が付き、手を止める。 「ど…どうしよう…」 少し悩んだ末、玄乃丈に時計の中を見せた。 「あなたの記憶の中の腕時計の構造と、今の構造、違って見えますか?」 「今の私が組みなおしたほうの構造です。違うように見えますか?」 カヲリの質問に、玄乃丈は記憶を辿るまでもないといった風に即座に頷いた。 「全然違うな」 「ありがとうございます」 玄乃丈の言葉に、現状の時計の構造に見切りをつけ、真中にネジが入るように組み直していく。頭の中の霧がさっと晴れていくかのように、ネジに纏わる記憶が形を変え、鮮明になっていき、だんだんと時計の完成形を頭の中で形作っていく。それに従って手先を動かし、とうとう一つの部品も余らせることなく時計の内部構造が完成した。 「あ…」 そう声をもらし、カヲリは玄乃丈に振り向く。 「でっできましたっ」 「よしよし」 「よかったですー。」 玄乃丈は、カヲリの頭にぽんぽんと手をやる。それに対して、カヲリはえへーと微笑んだ。 今まで辺りに張り詰めていた緊張が霧散し、一気にほのぼのとした雰囲気になる。 「ありがとうございます。玄乃丈さんっ」 その言葉に玄乃丈の口元が緩めば、 「ふふっ」 カヲリの口からは笑いが漏れた。 「どういたしまして」 玄乃丈は芝居がかったように帽子をとって胸に当て、軽く頭を下げる。 カヲリはにこにことそれに笑顔を作ってから、掌を組んで上に大きく伸びをした。作業台に向かって凝った筋肉が伸ばされ、思わず声がでる。ふぅ、と軽く息をつくとともに腕を下ろして、カヲリは玄乃丈を見上げながら口を開いた。 「途中で記憶が変になっちゃってどうなることかと思いました」 頭の中に先ほどまで巣食っていたもやもやの残りを払うかのように、カヲリはぶんぶんと軽く頭を振る。 そして机の上の、まだ内部構造が丸見えになっている時計に目をやった。 「…これで蓋が閉まれば、音漏れもしないですし」 「防御の守りだろうな。うるさいのはこの工房だ。他でも作業してるだろ」 カヲリを気遣って、長い事耐えていたのだろう。修理も終わって気が抜けたのか、ぼそっと玄乃丈の口からそんな文句が漏れた。 「そうですね。」 頷いてカヲリは周りを見渡す。作業中は集中していた為に気にならなかったが、集中が途切れると一気に様々な音が耳に押し寄せてきていた。心なしか、先程よりも更に人が増えた気がする。 「工房、かしていただけてよかったです。お礼言わないと」 多少、周囲は煩かろうが、作業出来ただけでも重畳である。時計のような精密機械、更には元々中の構造が理解できていないものを扱う場合には作業場 所は非常に重要だ。勿論集中できるような静かな環境があれば十全ではあったが、細かな部品の働きを阻害しないよう塵ひとつ落ちていない作業場はそれなりに 立派であった。 「防御の守りってなんですか?」 その前に玄乃丈の言った聞きなれない言葉がカヲリの気を引いた。 「まあ、なんだ。魔法の用語だ。被ってるように聞こえるが、お守りってあるだろ」 少しばかり面倒くさそうにしながらも、説明しだす玄乃丈。 「はい。」 一般的なお守りを頭に思い浮かべ、成程、そっちだったか、とカヲリは頷いた。 「機械に…魔法がかかっているのですか?」 一般的にはファンタジーと科学は相容れないように思う。とはいえ、思い返してみれば故郷である廃園にも、今思うとその両方が絡んでいたのではないか、と思われるようなものは存在する。 「ああ。守りを護符(タリスマン)という。正確には付与なんでエンチャントだな。防御のエンチャントが掛けられている。で訳すと防御の守りで」 玄乃丈は其処まで話しながらカヲリの様子を見、あまり理解できていないのを見て取ると肩をすくめた。 「まあ、どうでもいい」 詳しく説明するには時間がかかるし、難しい。ある程度重要な事項ではあるが、大切なのは原理ではない。その言葉に、えーという表情を作るカヲリ。何かしら考え込むように下を向いてから顔をあげ、小首を傾げた。 「今後気にしなくて大丈夫そうでしょうか、このことについて」 「いや、知っておいていい。その時計は何十にも防御策が張り巡らされているし、コピーは作れないようにしてある」 大切なのは原理ではなく、それが存在する意味。 何故、時計はこうも護られているのか。あのネジの意味は。 如何にこの時計が廃園という舞台にとって重要な位置を占めるのかが、思い知らされる。 「はい」 カヲリもそれを感じ取って、神妙に頷いた。 「ありがとうございます」 説明してくれてありがとう、と。 「効果があるんだ」 「あ、あとは何か…効果、どんな効果ですか?」 自分の声が被った玄乃丈を聞き返した後に、すぐさま言葉の意味にカヲリは思い当たった。 「あ、コピーされないようにですね」 「組み立て、したんだろ? もう使えるはず」 玄乃丈はカヲリの言葉に頷くとそう言って、何時までも開けっ放しになっている蓋を視線で示した。 「は、はい」 促されて、カヲリは時計の蓋を閉め、時計を起動させる。 すると、かちり、と音がして時計の全ての針がくるくると一斉に回りだし、二人が見つめる中、それらはやがて、まるで羅針盤のように一つの方向を示して止まった。 「あ…」 思わず、声を漏らすカヲリ。時計の角度を変えても、それに合わせて時計の針は位置を変え、一つの方向を指し続ける。指示される方向、其処には丁度 窓があり、その向こうには青空が覗いていた。二人でしばし、その方向を見つめた後、まだその先に何か見えはしまいかと目を凝らす玄乃丈に、カヲリは振り向 いた。 「行ってみていいですか?」 時計を握りしめ、逆の手で玄乃丈の服の裾を掴む。 「一緒に」 置いていかないで。共に歩んでほしい、と。 行動こそ、比較的控え目ではあるが、その眼には強い意志が宿っていた。 「はいはい。まあ、結婚前からそうなるとは思っていたよ」 玄乃丈はそれに対し、苦笑の端に少し嬉しさと優しさを滲ませて笑うのだった。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 所々の玄乃丈さんの描写が優しくてかっこよくてどきどきしましたっ。ありがとうございましたー。 -- 優羽カヲリ (2009-10-16 23 21 32) 名前 コメント ご発注元:優羽カヲリ@世界忍者国様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/cbbs_om/cbbs.cgi?mode=one namber=2093 type=2050 space=15 no= 製作:緋乃江戌人@るしにゃん王国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=2263;id=UP_ita 引渡し日:2009/10/15 counter: - yesterday: -
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/518.html
第2話「ショタコンは欲望であり、母性は義務感である。」 9月某日 ドイツ ミュンヘン市街地 310平方キロメートルの面積と135万人の人口を誇るベルリン、ハンブルクに次ぐドイツ第三の都市である。 失業率が低いために道行く人々は笑顔を見せ、警察のモラルも高いためか、ドイツ国内でも1、2を争うほど治安が良い。各種インフラも整備されており、「世界で海外駐在員が最も住みやすい都市」で8位に選ばれている。 ザルツブルク、インスブルック及びドイツとイタリアを結ぶ交通の要衝であり、ヴィッテルスバッハ家の宮廷都市として栄えた。ドイツのみならずヨーロッパ文化の中心地の一つである。 ゴシック様式の建築が立ち並び、街が一つの芸術作品として構成されている。 そんなミュンヘンにある国立美術館「アルテ=ピナコテーク」 世界最古の部類に公共美術館であり、もとはバイエルン王家ヴィッテルスバッハ家の収蔵品を市民を対象に展示する目的で作られた。その後、バイエルン王国のドイツ帝国への編入を経て、国有化され、現在にいたる。 ちなみに「アルテ(alte)」は「古い」を意味しており、「新しい」を意味する「ノイエ(neu)」の名を冠する「ノイエ=ピナコテーク」が新館として隣接している。 美術館の前にある広場の片隅で男、尼乃昂焚は待っていた。 人の目を引きつける棺桶のようなトランクを携えているが、幸い、今は平日の昼間なので誰も広場にはおらず、美術館の職員がたまに通り過ぎるのを軽く会釈するだけである。 彼はとある女性と待ち合わせしているのだが・・・約束の時間から既に5分も過ぎているのに、相手は一向に姿を現さない。 10分後:一人しりとりを開始 12分後:一人しりとりの虚しさに気付く。 12分30秒後:美術館前にある奇怪な形状の像は一体、何を表現しているのかを考える。 20分後:魔術の知識として、美術・芸術の知識に自信はあったのだがやっぱり分からなかった。 21分後:あまりにも遅いので、連絡をとろうとするが、電話に出てこない。 22分後:トランクの凹みや傷が気になり始める。 25分後:携帯ゲーム機で遊び始める。ソフトは「超機動少女カナミンインテグラルぽ~たぶる!“嵐を呼ぶ暴食シスターの逆襲!”」という学園都市で新発売されたソフトであり、内部にいる友人から裏ルートで発送してもらったものだ。ジャンルはアクションらしい・・・。 1時間後:騎兵メイド“魔依渦”の強さに涙目になりながらも第4ステージクリア そして、1時間10分後 トランクを横に倒し、そこを椅子にしてゲームに熱中する昂焚の姿があった。 「なんてことだ・・・・。魔依渦を倒した途端、冥土王“喪賭覇流”が現れるなど、不測の事態だ。」 そう言いつつも少ないHPとアイテムでやりくりしながらゲームをプレイする昂焚。 そんな彼の背後から、一人の女性が近付いて来る。 23歳くらいの灰色の髪の美女だ。氷のような白い肌に男性の性欲を掻き立てるF~Gカップの爆乳の持ち主。そして冷徹な性格を表すかのような冷たい表情をしている。 見下すような冷たい目をしながら、彼女はゲームに熱中する昂焚を見つめ、こう言った。 「遅れてすまなかった。」 その一声で、昂焚はゲームを一時停止して振り向いた。 目の前にあるのは、母なる大地と二つのボイン。女性にそれほど興味があるわけでもない昂焚でも危うく、飛び込んで顔を埋めたくなる。 「ミランダ=ベネットか。遅かったじゃないか。」 だが、そんな欲望にも全く動じず、昂焚はゲームの電源を切って、ポケットに入れる。そして、立ち上がってトランクを立てる。 ミランダの表情は冷徹なものから、サンタクロースからオモチャを欲しがる子供の様な輝いた目へと変わり、頬を染めながら昂焚に訊いて来た。 「その・・・例の物は・・・あるんだろうな?」 「ああ。苦労したが、ちゃんと手に入れた。」 そう言うと、彼のこれからの行動を予測したのか、トランクの蓋が自動で開き、昂焚が中に手を突っ込んで例の物を取り出そうとする。 「ああああ!」 突如、ミランダは慌てふためき、無理やりトランクの蓋を閉める。 「どうした?」 「いや・・・その~ここじゃ、色々とマズイからな。私のホテルで開けてくれないか?」 「まぁ・・・そうだな。この国だと違法な物かもしれないし、警察に見つかったら大変だ。」 そうして、昂焚はミランダについて行って、彼女が部屋を借りているホテルへと向かった。 ミランダの借りているホテルはミュンヘン界隈では最高級のホテルだ。 しかもその最上階のスイートルームとなると、一般人の常識では考えられないほどの莫大なお金がかかっているのだろう。 ミランダの借りた部屋は正にゴージャスそのものであり、何もかもが快適で、煌びやかで、ビジネスホテルやカプセルホテルばかり利用する昂焚にとっては何もかもが触れがたく、眩しかった。 「さすが、イルミナティ幹部となると、こんな部屋も借りられるのか。」 「昔はフロアを貸し切りにすることも出来たのだが、最近はメイラの散財が酷いんだ。」 メイラというのは、彼女と同じイルミナティ幹部であるメイラ=ゴールドラッシュのことだ。金銭魔術という特殊な魔術の使い手であり、その魔術の特性と彼女の性格のせいで散財が酷いらしい。 「ああ。彼女の浪費癖はどうしようもないからな・・・・。」 彼女は着ている上着を脱いでベッドに放り投げる。上着を脱いだことで彼女の爆乳が更に強調され、更に下着が透けて見えるんじゃないかと心配(期待)したくなるほどの薄いワンピース1着のみの姿となる。 ミランダに「荷物を置いて、好きなところに座れ。」と言われるがまま、昂焚はスイートルームの中心にあるソファーに腰掛ける。 「それじゃあ、例の物を出してもらおうか。」 ああ―――と答えると、昂焚はトランクの中から1枚のDVDを取り出した。 学園都市外部で販売している市販のDVDであり、これといって特筆するようなものではなかった。 それを見た途端、ミランダは震えながらもDVDへと手を伸ばす。 「それは・・・まさか・・・?」 「ああ。そのまさかだ。全ての魔法少女アニメの始祖とも言える“魔女の子ハニー・ベル”から最新作“超機動少女カナミン・インテグラル”まで古今東西、全ての魔法少女アニメの全裸変身シーンのみを編集して作り上げた“魔法少女変身のスベテ”だ。」 「やっと来たか・・・。それほどではないが、待ちわびていたぞ。何せ、この前、ニコライに全裸変身ショーを見せたのだが・・・・」 それは数週間前の出来事だった。 ~~~ 不定期で行われるイルミナティ幹部会議。それが終わり、隠れ蓑としている聖堂の中を一人の男が歩いていた。 金髪碧眼でそこそこ鍛えられた身体付きの男だ。自身が使う魔術の為に目は目隠しで覆われており、自らの視覚を遮断している。しかし、視覚を遮断しているとは思えないほど、しっかりとした足取りで聖堂の中を歩き、遮蔽物や人を避けていた。 彼の名はニコライ=エンデ。イルミナティの幹部である。 「ニコライ。ちょっと頼みがあるんだが・・・」 同じ幹部であるミランダが彼の背後から話しかける。 「どうした?またヴィルジールにでもいじめられたか?」 「いや、その件とは別なんだが、私の魔術を見て欲しい。」 「黙示録の四騎士のことか?」 「ああ。」 「目隠しで視界を覆っている私に“見てくれ”とは、随分と皮肉だな。」 「どうせ、別の魔術で視力を補っているんだろ?」 「ふん・・・。いいだろう。見てやる。」 ニコライが鼻で笑いながら承諾すると、ミランダは少しニコライから数メートル離れた位置に立つ。 「apocalypsis666(黙示録を警鐘する者)の名において、黙示録の四騎士の招聘をここに宣言する。」 そう言うと、周囲に虹が出現し、ミランダを包みこんでいく。 薄く張られた虹の膜からは彼女の着ている服がどこかに飛ばされ、全裸になっていることが容易に窺える。そして、手の甲、足先、腕、太股という身体の先端部分から装着するというエロチックで色々と順番を間違えている鎧装着シーン。 そして、最後に胸部の鎧が装着されると、彼女が魔術で出現した馬に跨った状態で虹が消え去った。 「誰も逆らえない王の矢を射る者。支配の第一騎士!白騎士!」 どこぞの特撮ヒーローみたいなポーズとダヴィッドの「アルプス越えのナポレオン」の構図を組み合わせた決めポーズで彼女は締めくくった。 「どうだ?この変身ショーは?」 ミランダはニコライに感想を求めるが、当のニコライは自信に湧き上がる欲望を亡き妻への愛で押さえつけ、活性化するアドレナリンを聖書を脳内で復唱することでなんとか冷静を保つ。 「まだ、これだけではない。」 そう言って、ニコライの理性を破壊するかのように、赤騎士、黒騎士、青騎士バージョンを次々と見せていった。それらが全て終わった頃、ニコライ=エンデは多量の鼻血を流し、聖堂の床を真っ赤に染めながら倒れていた。 ~~~ 「あまりにも変身シーンが酷かったのだろう。鼻血を出しながら倒れるほど私の変身シーンの酷さに憤慨していたようだ。」 (いや、それは違うと思うが・・・・。) 彼はそこを指摘するつもりはない。何故なら、そうした方が面白いことになりそうだからだ。 「じゃあ、この魔法少女(以下略)DVDで変身エフェクト、決めポーズ、セリフを勉強するんだな。」 「ああ。今度こそ、ニコライに「素晴らしい!」と言わせてやる。」 (多分、心の中ではそう思ってるだろ・・・・。) ミランダはDVDをテーブルの上に置くと、更に輝く様な眼差しで昂焚に土産の催促をする。 「服と本、どっちが先がいい?」 「本の方だ・・・。早くしろ・・・!私はもう我慢できないんだ。」 顔を真っ赤にし、息を荒げるミランダに対し、昂焚は紙で包まれた一冊の本を渡す。 まるで誕生日プレゼントを受け取った子どものように彼女は本を受け取ると、すぐに紙を破いてその辺に放り投げる。 昂焚がミランダに渡した本、それは「月刊ショタコンホイホイ」という名の“あれな趣味の紳士・淑女”のための雑誌だった。ショタに関することなら何でもござれというショタコン歓喜本だ。 「おおおお!!!流石、変態の国ニッポン!!頼んではいたが、まさか本当にこんな本があるとは!!」 我を忘れて歓喜し、暴れまわるミランダ。 そのまま本を胸に抱いてダイブし、ベッドのスプリングと自身の胸部の弾力性ではね上がり、寝転がって喰いつくようにショタコンホイホイを読みあさる。 あまりのテンションの上がりっぷりに自分がショタコンであることを隠そうともせず、本を読んだ感想をそのまま大声で叫んでいる。 「フォォォォォォォォォォォォォォォ!!!これだ!これぞ、私が求めていた少年だ!!」 ―――と叫び、 「何っ!数年後設定という禁忌を犯しつつも少年が少年であることを失わせないとは!!この作者め・・・分かっているではないか!!」 ―――と称賛を贈り、 「クソッたれ!!ショタは愛でるものだ!虐めるものではない!こいつは全然、分かっていない!こんな奴まで少年愛を語るから、世界は滅ぶしかないんだ!!」 ―――と批判と世界滅亡論を唱え、その全身全霊を以って喜怒哀楽を表していた。 そんな光景を見ながら、昂焚は勝手に頼んだルームサービスで調達したソーセージとビールでその光景を眺めていた。 (やっぱり、ドイツに来たらビールとソーセージだな。) 昂焚は、ベッドの上で自身の性癖を的確に刺激する魔導書(ショタコンホイホイ)の毒に侵されるミランダのことなど気にせず、高級ホテルのルームサービスを(勝手に)楽しんでいた。 だが、そこで彼はあることに気付く。 彼の視線の先にある衣装箪笥だ。先ほどからドンドンと音を鳴らして箪笥が揺れているのだ。 ミランダがベッドの上で激しく暴れる(性的な意味ではない)からなのでは?と思っていたが、どうやら彼女による振動とは別の原因で揺れているようだ。 昂焚は知的好奇心からなのか、衣装箪笥の前に立った。 衣装箪笥は鎖で厳重に扉を固定され、中で暴れる何かを必死に抑えているようだった。 『んんー!・・・んんー!』 中からは何かの鳴き声のようなものも聞こえ、必死に叫んでいるのが窺える。 厳重にロックされているにも関わらず、昂焚は何のためらいも無く扉を開ける。 神道系魔術である擬神付喪神で鎖を疑似的な付喪神とすることで意志のようなものを与える。昂焚の場合には「既に契約を交わした従順な意志」を与えるため、実質的にはモノを使役する為の術式である。 その「既に契約を交わした従順な意志」を示す言葉(東洋版のルーン)が書かれた紙を単語帳から抜き取り、それを鎖に張りつけたことで鎖に「開錠せよ」と命じた。 鎖はそのまま解かれ、箪笥にも同様の術式を使うことで扉を開かせた。 観音開きの扉を開けると、そこには一人の少年がルーンが刻まれたロープで縛られていた。 年齢が10代中頃、茶髪に青い瞳、ミランダの直球ど真ん中のストライクゾーンを狙うような童顔だった。上半身は脱がされ、半裸の状態だった。 「んんー!んんー!」 少年は昂焚に助けるように必死に求めるが、当の昂焚は何か遠い目をしたまま、少年の懇願を無視して、そっと扉を閉めた。 (運び屋とは点と点を結ぶ線であり、あくまで点ではない。ならば、線である運び屋は点である依頼人のプライベートに干渉してはならない。我々はあくまで運ぶための人間なのだ。例え、俺が副業だとしても、片足を突っ込んでいれば、運び屋の流儀には従わなければならないだろう。) 彼は再び箪笥に「扉を閉じろ」と命じ、鎖には「元に戻れ」と命じた。 そして、テーブルに戻って残りのソーセージを食べようとした。 その頃にはミランダもショタ(以下略)を読み終えており、その余韻に浸っていた。 そこにビールの注がれたジョッキを片手に昂焚が話しかける。 「どうだ?ショタコンのお前としての感想は?」 昂焚がそう問いかけた途端、ミランダは顔が真っ青になった。そして、すぐに顔を真っ赤にして反論する。どう考えてもフォローは出来ない。 「こ、これはショタコンの友人のために発注したものだ!断じて、私がショタコンではないからな!」 「だったら、来月号からはその友人のところに直送するように書店と契約しておこうか?」 「・・・・・る、ルーシーは同居人がいるから、同居人に受け取られると、まずいんだ・・・。」 「ほう?ショタコンの友人はカレンじゃなかったか?」 「る、ルーシーもカレンもショタコンなんだ!」 こうして、彼女の(架空の)ショタコンの友人は日に日に増加していくのであった。 「お前の周囲にはショタコンしかいないのか・・・。」 昂焚の問い詰めに反論する度にミランダは墓穴を掘っていく。 「つ、次だ!服の方はちゃんと準備しているんだろうな!!」 「ああ。こいつが一番苦労した。」 昂焚はトランクの中からゴソゴソと紙袋に包まれた何かを取り出した。 「これだろう?」 中身を見てもいないのに感涙し、昂焚から包を奪うと獣の如く紙袋を引き裂き、中にあるものを取り出した。 「ついに手に入れたぞ!ゲテモノ執事服シリーズの最新作!エンジェルポロリ執事服を!!」 「良かったな。」 「ああ!!これをルシアンに・・・フフフフフフ腐・・・・」 ミランダがエンジェルポロリ服を着たルシアンの姿を妄想し、競市のマグロのようにヨダレを垂らしていた。 ―――が、突然、少年が閉じ込められていた衣装箪笥が吹き飛んだ。 2人は衣装箪笥の方を振り向くと、そこには先ほど閉じ込められていた少年がU字型の霊装を背中に抱え、周囲に小さな竜巻を起こしていた。 彼の名はルシアン=ハースト。情けない姿だが、ミランダと同じイルミナティの幹部である。 「はぁ・・・はぁ・・・やっと出られた。」 少年は部屋全体を見渡すと、そこにはゲテモノ執事服を抱えるミランダの姿が目に映った。 「ミランダさん・・・、まさかその服を着せるために閉じ込めたわけじゃないよなぁ、オイ。」 「着たい♪」 「着たいわけないだろうがぁ!!!」 ルシアンの背中にあるU字型の鷲の翼を意識した霊装「鷲人の翼《フレースヴェルグ》」によって操作された風が4つの竜巻を作りだし、ホテルの家具や絨毯を吹き飛ばしながらミランダに襲いかかる。 しかし、昂焚が咄嗟にベッドを擬神付喪神で使役し、竜巻の盾にしたことで攻撃を防いだ。ベッドは粉々に吹き飛ばされた。 「さっきも見たけど、あんたも仲間か?」 「俺は単に副業として運び屋をしているだけだ。」 「だったら何で助けなかったんだよ。どう考えても誘拐じゃねぇかよ。オイ。」 「依頼人のプライベートには干渉しないのが運び屋の流儀だ。(と言われた。)」 「ああ。そうかい。仲間ってことには否定しないんだな!!」 ルシアンは再び、鷲人の翼《フレースヴェルグ》で起こした竜巻を昂焚に向けて攻撃する。圧縮された4本の風の槍が昂焚に向けて一直線に向かう。 昂焚は咄嗟にしゃがみ込んで捲れ上がった絨毯に擬神付喪神の札を張る。 すると、絨毯は突然、宙を舞い、大きく大の字に広がってルシアンの視界を塞いだ。 (しまった!) ルシアンの操作を失った風の槍はそのまま絨毯を突きぬけて穴を開け、天井に激突して消滅した。 その隙を突いて昂焚はルシアンに急接近し、彼を蹴り飛ばした。 突然の接近戦に対応できなかったルシアンは彼に蹴り飛ばされ、尻もちを突く。 「確かに俺は彼女の味方かもしれないが、別に君に敵意はない。だが、君たち十字教関係の魔術師は戦う時に殺し名として魔法名を名乗るのが礼儀だと聞いた。魔法名を名乗らずに魔術で攻撃を仕掛ける無礼者は気に食わない。それに・・・」 昂焚がルシアンにミランダを方を向くように促すと、ミランダはニコライに見せた時と同じ全裸変身ショーを披露していた。 あまりの光景に昂焚とルシアンは敵同士でありながらも「胸がでかい」という意志は共通していた。 「誰も逆らえない王の矢を射る者。支配の第一騎士!白騎士!」 ニコライの時と同様のポーズと構図で2人に黙示録の四騎士の一人を披露した。 「変身シーンと詠唱、あと感動シーンの間は静かに待ってやるのが戦いのルールだ。」 「んなこと、知るかぁ!!」 怒りに任せて自分を中心とした突風でルシアンは昂焚を吹き飛ばした。 そして、その怒りの矛先を全ての元凶であるミランダへと向ける。 「caelum523(大空を抱く者)!」 「apocalypsis666(黙示録を警鐘する者)!」 互いに魔法名を名乗るとミランダとルシアンは激突した。 ミランダは屋内で白馬に跨りながら、ルシアンに対して数本の矢を同時に射る。 これは黙示録の四騎士の一人、白騎士が支配を司る存在である神話から作り上げたものであり、個の矢に命中したものはミランダに絶対の服従を誓うのだ。 そんな矢に当てられてしまえば、どんな辱めを受けるか分からないルシアンは突風で吹き飛ばす。 「やっぱり、矢は効かないのか・・・。だったら・・・」 ミランダは某ライダーのようなポーズをとると、「換装!」と叫び、再び全裸変身ショーを開始する。 真っ白な鎧が弾け飛び、代わりに彼女に精錬中の金属のように真っ赤な鎧が装着される。白馬の代わりに真っ赤な馬に跨り、燃え上がる炎のような大剣を携えている。 「その闘争心を力に変える者。紅蓮の第二騎士!赤騎士!」 ルシアンのカマイタチのような斬撃の風を炎剣で弾き、代わりに焔の斬撃をルシアンにお見舞いする。 風と炎の一進一退の攻防となっていた。 そして、その光景を尼乃昂焚は奇跡的に無事だったソーセージを食べ、ビールを飲みながら観戦していた。だって、もったいないじゃないか。 昂焚が見積もるには、勝つのはミランダである。 彼女の戦闘スタイルは4つあり、風の攻撃一辺倒のルシアンでは歯が立たないという見立てだ。 彼の予想通り、戦いはルシアンが不利だった。 彼が仕切りに窓の位置や外を確認しているのは、逃げるための算段を立てているのだろう。 そして、昂焚の見積もり通り、ルシアンは窓を突き破って十数階の高さから飛び降りて逃走したのだ。 その際、狼の毛皮を着た戦士であり、狼男の原型となったウールヴへジンの伝承を応用し、鷲の羽毛に対応させることで4m級の「鷲の巨人」に変身していたのだから、そのまま地上から見えないくらいの高さまで飛び立って行った。 「逃げるな!せめてエンジェルポロリ執事服を着てから・・・ルシア~ン!」 彼を求めて空に手を伸ばすミランダだったが、彼が戻ってくるはずもなかった。 「そんなことより、その炎剣でソーセージ焼いてくれないか?ちょっと生っぽいんだが・・・」 そして、彼女の怒りの矛先は昂焚に向けられる。 突如、彼女が馬で突進し、炎剣で斬りつけて来た。 昂焚はギリギリのところで攻撃を避ける。そして、獲物を失った炎剣はそのまま壁や床に火を灯していた。 「どういうつもりだ?」 「ルシアンに・・・ショタに嫌われてしまった。だから、もうこの世界は滅ぶしかないんだぁぁぁ!!」 怒りに身を任せて炎剣を周囲に振り回すミランダ。彼女が剣を振るえば振るうほどに部屋は炎で真っ赤に染まってく。 (流石に丸腰で勝てる相手ではないか・・・) 昂焚の意志を察知したのか、トランクが一人で蓋を開け、剣の柄のようなものを突きだした。昂焚はそれを握り、一気にトランクから引き抜いた。 そして、ミランダの炎剣とぶつかり合い、鍔迫り合いになる。 小さな刃物が千羽鶴のように幾重にも折り重なり、枝分かれした異形の剣が昂焚の霊装だった。見た目は1m50cmもの七支刀(ナナツサヤノタチ)であり、蛇の腹を彷彿させる。 それが尼乃昂焚が持つ霊装「都牟刈大刀(ツムガリノタチ)」である。 八岐大蛇の尾から取り出された伝説の剣のレプリカであり、蛇が雨や雷をもたらす天候神であることから、剣は常に水がしたたり、水がミランダの炎剣によって蒸発することで蒸気が発生していた。 「だから、何ですぐに世界滅亡論に辿りつくんだよ・・・。よく考えろ。この世界には60億人の人間がいるんだ。その中にショタが何人いると思っている?その中にはお前のことが大好きなショタだっているはずだろ。それに今現在、人類は1日に4人は増加している。この世界のどこかで、お前の大好きなショタが毎日、生まれているんだぞ。むしろ、希望に満ち溢れた世界だ。そんな世界を、たった一人のショタに嫌われた程度で破壊するつもりなのか?」 「そ・・・それは・・・・」 「お前を嫌うショタがいれば、お前を好むショタだっている。喜べ。お前が思っている以上に世界は希望が散らばっている。」 昂焚の都牟刈大刀の枝分かれした剣の一つが伸びて、まるで蛇のようにミランダに襲いかかる。 剣の枝の一つがミランダの身体に巻きつくと、そのまま彼女を振り回して赤馬から引きずり降ろした。 ミランダの黙示録の四騎士は馬に跨っていることが発動条件だ。ならば、落馬させられた彼女はそのまま鎧が無くなり、変身前の下着の透けそうな薄いワンピース姿へと戻った。 その後、ホテルのスプリンクラーが発動したことでミランダの赤騎士が起こした火災は無事に鎮火した。昂焚の服が半分ほど焼け焦げる程度で済み、2人は大きな怪我も無く、無事にホテルを出ることが出来た。 ~~~ それから3日後 昂焚はミュンヘン国際空港にいた。 ミランダから受け取った金で黒を基調とした高級スーツに新調し、魔術で焦げ付きを修復したトランクを傍らに置き、航空チケットを握っていた。 ホテルでの一件から3日間はドイツ観光を楽しんでいた。 そして、大量のお土産を買い、自分の土産を待つ依頼人のところに飛び立つ為に飛行機に乗るのだ。 彼はロビーにある椅子に腰かけ、目の前にある大型テレビでニュースを見ていた。 今はミュンヘン界隈の地域的なニュースを放送していた。 『最近、幼い少年に声をかけては卑猥な服を着せようとする女性の通報が相次いでおり、警察は不審者としてその女性の捜査を開始しました。犯人の特徴は20代前半の女性でグレーの髪、胸はF~Gカップあり、帽子とサングラスで顔を隠しています。付近の住民の皆さまは―――』 そんなニュースを昂焚は流し眼で見ていた。そして―――― (『世界は希望が散らばっている』とかカッコつけて言ったけど、最近のミュンヘンの物騒になったな・・・・。) ―――とこの街の治安について心配していた。 どう考えても元凶は昂焚だが、本人はそれに無自覚であった。 そして、とある公園 幼い少年たちが楽しげに遊んでいる光景が見える・・・と思ったのだが、皆が一方向に走って逃げていた。 「わー!魔女が来たー!逃げろー!」 「捕まると悪魔の服を着せられるー!」 「びぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」 半分、おふざけで逃げたり、本気で泣き喚いて逃げたりする少年たち。 その背後を帽子とサングラス、そしてマスクで素顔を隠し、F~Gカップの爆乳を揺らせながら一人の女性が追いかけていた。彼女の手にはゲテモノ執事服が握られている。 「あ・・ちょっと待て!逃げるな!別に怪しいものではない!待て・・・・・・」 だが、彼女はどの子どもを捕らえるか悩んでいる間に全員に逃げられてしまった。 そして・・・ 「私がショタに嫌われる世界なんていらない!今度こそ!今度こそ、私は世界を滅ぼす!!」 彼女の人生で何度めかの世界滅亡宣言が欧州で叫ばれたのであった。
https://w.atwiki.jp/ogasawara/pages/1486.html
むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦様からのご依頼品 貴方と雲より高い場所で 思えば、あの人と出会ってから本当に色んな事があった。 もうどうしようもない絶望に襲われた事も、悲しくて悔しくて仕方がない事もあった。 でも、それ以上に温かく。優しく。楽しくって嬉しい思い出も。あの人と多く分かち合ってきた。 これから、また色んな事が起こるかもしれない。世界の移り変わりは目まぐるしいから、きっとまた辛い事も。 でも、きっと立ち向かっていける。 これから行うのは、私達の絆を確かにする為の儀式・・・・・・・・・のようなもの。 /*/ 「でも、まさかこんな事になるとは思わなかったなぁ・・・・・・・・・」 むつきは笑いながらペダルを踏みやすいようドレスの裾を僅かに上げる。苦笑ではないのは、純粋に状況を楽しんでいるからだ。 これから彼女達は、それぞれ戦闘機に乗り宰相府に向かう段取りらしい。ちなみにサクとヤガミ夫妻は双子の赤ん坊連れだった為一足先にきゃりっじで飛び立っている。 「嫌でしたか? こういう演出」 前方座席から蝶子が不安そうに尋ねた。先程までのがくがくは、愛すべき国民と一緒のうちに多少和らいだようだ。微妙にまだ震えているけど。 「いいえ? 大好きです」 笑いながら、むつきは後ろから手を伸ばして「頑張りましょうねー、蝶子さーん」と愛しき藩王の背をさすった。機体はこの日の為か、調整が完璧でありパイロットが弄る箇所はほとんどなく。 彼女達は、その瞬間を待ち。彼女達を乗せた戦闘機は、空へと上がった。 /*/ 夜明け前が1番暗いと最初に言ったのは誰か。 星が瞬く中、己のライトの灯りを頼りに。 ラスターチカが他の戦闘機と三角矢(デルタアロー)を描き飛翔していた。さながら、鳥の群れのように。下から仲間の飛翔を見守るようにゆっくりデルタアローは回り、仲間を群れに加えるように移動し、砂漠の海を抜けて行く。 暗闇の中広がる砂丘は、静かな水面のよう。 しかし、むつきは以前姿が見当たらない夫の事が気にかかった。 念の為、共に飛ぶ他の機体の通信を拾ってみるが、自身が招待した貴賓含め、他の戦闘機のパイロット・コパイの返事は皆「I don‘t no」だった。一部、笑いをこらえるような声を上げていたけど。 「蝶子さん。そういえば蝶子さん最初からパイロットスーツを着てたって事は予めこの結婚式はこういうものだって知ってたのですよね? だったら・・・・・・・・・」 「知ラナイデスヨ、キットソノウチ来テクレマスヨ」 蝶子藩王、片言になっています。動揺で機体が揺れなかったのが幸いである。 と、機体のスピードが上がるのを感じた。燃料が減ったから速度を上げられるようになったらしい。 燕姫の愛称の白と青の機体は、同じく白と青の、猛禽と称された他国の機体と並んだ。 むつきが設計に携わったラスターチカと、久珂夫妻の藩国戦闘機、Whirling leaf。個体名・東雲。 戦闘機を愛する者にとっての夢のコラボだった。 美しい2体の戦闘機が並ぶ姿に、むつきが息を飲むと。 遠く、東の空が白くなっているのが見えた。 「きれいだ・・・」 「新しい朝だー」 その光が、銀翼を照らし輝く姿にパイロット・コパイ達は皆、声を上げた。 「こちらFEG.夜明けはとても綺麗だ」 あゆみの夫からの通信に頷いていると、一足先に飛び立ったきゃりっじの姿が確認できた。 むつきと蝶子の乗る機体は、何故かきゃりっじの下に並んで。 そして、むつきは「わはははは・・・・・・」と乾いた笑いを上げた。 彼女の愛する人・カール・瀧野・ドラケンはきゃりっじの後部ランディングデッキにいた。 何で、と思っていたら蝶子はカタカタと機体のキーボードにに暗号を打ち込み。 「脱出!」 「了解」 むつきは答えてから一瞬目を点にした。 そして、コクピットからの衝撃に耐えながら慌てて後方から機体を持ち直させた。 蝶子が前方から落ちて行ったのと同時に、カールはパラシュートも付けずにきゃりっじから飛び降りた。 2人とも、笑っている。て事は・・・・・・・・・。 「おーい」 むつきは落下していくカールに手を振ると、操縦桿を握り直した。 もう、男の人って悪ふざけが好きなんだから。 機体を彼の落下して行く方に寄せて、両手を広げた。蝶子が爆破させた方から強い風が入りドレスの裾が大きくなびく。ちょっとだけ呼吸しにくく、義体でよかったと後で常々思った。 そしてカールは、見事彼女の広げた腕に飛び込み。自身より随分小柄な妻を抱き締めた。 普通、女の子が落ちて来るのを男の人がキャッチするんじゃなかったかな。 思いながらも、一瞬だけ彼の胸に頭をもたれさせ。すぐに座席に座り直した。前方は、生憎蝶子が脱出したせいで座席がなくなってしまったのでカールは中腰の姿勢で操縦桿を握った。 「まずは機体を立て直そうか」 「了解」 横を飛んでいた東雲がふわりとラスターチカに覆い被さると、キャノピーを落として行った。白い天幕上のものが前方の穴を綺麗に防いでくれた。 「いやあ、緊張した!」 そしてそのままくるくると回りながら降下し、落下して行く蝶子を回収するのを確認し。夫婦は笑い合った。 「さて、カール、これからどうするの?」 「もちろん、結婚式だ」 「了解しました、行きましょうか」 微笑むむつきに応じるように、カールもまた指輪を見せながら微笑んだ。 外を見ると、他の戦闘機が夫婦を乗せた燕姫を追い越して集団らせんループに入った。 既に空を覆っていた闇は晴れ、どこまでも澄んだ透明な青空に真っ白な輪が幾重にも連なっていた。 「パイロットの結婚式か・・・派手だ!」 その光景にむつきが呟くと、カールは指輪をはめ、微笑んだ。 一瞬、きょとんとしてから。察したむつきもカールに指輪をはめた。 大きなごつごつした手。この手の持ち主である人と、私は・・・・・・・・。 そして、2人は示し合わせるように顔を寄せ合い口付けた。 顔を離すと、カールは笑い。 「儀式終了」 通信で呼びかけると、瞬間通信越しに歓声が響いた。 「おめでとうー!」 あゆみのすぐ側で蝶子も愛すべき国民に祝福を叫んだ。 「おめでとうございますー!」 サクは、夫と2人の子供をあやしながら。 「おめでとう! お幸せに、ご両人!」 「おめでとうー!末永くお幸せにー!」 城とミロは同じラスターチカから口々に。 沢山の声援を通信越しに受けながら。 ラスターチカ、アフターバーナーON。 皆が作った輪をマッハでくぐり抜け、また歓声が響いた。 /*/ あの時に見た真っ暗な空も。その直後に見た朝焼けと蒼穹。 そしてあの後広がって見えた蒼い海。 そして、音速を楽しむあの人の楽しそうな顔も。 全部が全部、忘れられない。 ここまで来るのにも沢山の困難があったんだ。 きっと、またいろんな事があるのだろうけど。 その時は、この幸せな週間を思い出そう。 大丈夫、何があっても私はあの人と共にあるのだから。 /*/ まさか、人様の結婚式のSSを書く事になるとは思いませんでした。 改めて、むつきさん、カールさんご成婚おめでとうございます。末永く、お2人が共に歩み続けられますように。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 素敵なSSをありがとうございました。確かに空から落ちてくるのは逆だと思いマスw 今もこれからの色々ありますが、このときを忘れずに頑張っていきます。ありがとうございました。 -- むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦 (2009-03-18 20 48 10) こちらこそ、思い出を形にする大役をさせていただきありがとうございました。どうか、ごしあわせに。 -- 芹沢琴@FEG (2009-03-20 18 21 34) 名前 コメント ご発注元:むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/cbbs_om/cbbs.cgi?mode=one namber=1691 type=1623 space=15 no= 製作:芹沢琴@FEG http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=1880;id=UP_ita 引渡し日:2009/03/18 counter: - yesterday: -
https://w.atwiki.jp/gensouiri/pages/2433.html
おいでよ、幻想の郷 動画リンク コメント・レビュー おいでよ、幻想の郷 何人目の幻想入り 作者 ひとこと 主人公 長月 十夜 mylist/17013442 動画リンク 新作 一話 コメント・レビュー 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/puyoquearc/pages/214.html
出現条件: 消費げんき:60 •難易度:★×1.5 ターン数:8 元気ブースト進行度:+9%(消費げんき+15) 特別ルール:フィーバーゲージがとってもたまりやすい 報酬初Sランククリアで「[R]スケルトンT」獲得 クエスト進行度20%で「[R]けんじゃの書」獲得 クエスト進行度40%で「[G]青大ぷよ」獲得 クエスト進行度60%で「[R]けんじゃの書」獲得 クエスト進行度80%で「[R]ごうかな宝箱」獲得 クエスト進行度100%で「[R]ヴィルシー」獲得 クリア報酬ゴールド:2000(マッチングボーナス+635) 経験値:65(マッチングボーナス+36) ランク S A B C 平均れんさ 4.0以上 3.6 2.7 以下 ターン数 6以内 7 8 以上 ゆうじょうスター 2以上 1 0 クエスト進行度 +20% +15% +10% ステージ1 敵 スケルトンT HP 15000 こうげき 1 ドロップアイテム [R]けんじゃの書、[R]ごうかな宝箱、[GR]ことわりの書、[GR]でんせつの宝箱、[G]スケルトンT(※1~2DROP) ターン数 ターン詳細 1 「お茶!」貫通付与(どことなく懐かしい響きがする・・・・・・) 2 「おぬし!」or「ほうじ茶!」強化攻撃 8(+7)(どことなく懐かしい響きがする・・・・・・時間が経つほど強力にこうげきアップ) 3 「茶の湯の心!」or「ハトムギ茶!」強化攻撃 16(+15)(※以後のテキストは同じ) 4 「分かっておるか?」or「プーアール茶!」強化攻撃 32(+31) 5 「なにっ!?」or「シルベスタギムネマ茶!」強化攻撃 64(+63) 6 「分からぬとな!?」強化攻撃 96(+95) ※2ターン目以降のスキル名が「ほうじ茶」~「シルベスタギムネマ茶」となるパターンも有り(効果&解説は強化攻撃と変わらず) Ver1.2以降に追加されたクエストの中では 数少ない上級者以外も対象とした内容になっている。 いきなりボスのスケルトンTとの戦いとなる。 ボスの攻撃は弱いため、全滅させられる可能性は極めて低いが、 HP15000を削り切る必要があるため、 CPU3人と挑戦することになると高いHPに苦労する可能性がある。 ここでは銀本、銀宝箱が高確率で手に入るので、 大ぷよのドロップがある「むらさきのアイツ」と並行して攻略するといいだろう。 ソロプレイでなければ、くれぐれも初期パーティーでの特攻だけは避けよう。 ちなみに、ソロプレイなら、赤ぷよを絡めた4連鎖が毎ターンできれば初期パーティーでも問題なくS判定が取れる。 勿論、毎ターンロージーの技を使うのを忘れずに。 S判定の取り方 中級者以上の人でS判定を容易に取りたいならソロプレイをするほうがかなり安定する 上級者は飽和連鎖など簡単に組めてしまうため初ターン発火ミスというヘマをしてしまうとそのターンで決着し、連鎖判定でのSをとり逃し総合A判定という結果に終わってしまうことも多々あるため ボスのみかつターン猶予も6ターンと長めに設定されている割にHPは15000と低いので初心者以外を除けばソロプレイでのS狙いがやりやすいだろう ソロでやるなら大魔法も自分のスタイルにあわせて設定もできる、全国だとちから一択になるだろう + エクストラステージ攻略 エクストラステージ(エクストラクエスト専用・パターンA) 敵 スケルトンT HP 50000 こうげき / ぼうぎょ 700 / 0 ドロップアイテム [R]あおい岩ぷよ、[GR]あおい星ぷよ、[GR]ことわりの書、[GR]でんせつの宝箱[GR]スケルトンT、[SR][UR]①※下記参照(※3DROPあり) ターン数 ターン詳細 ランダム? 「玉露!」強化攻撃(永続) 1200(+500)(玉露ー!!!っと叫び、こうげき力をアップ。基本攻撃を500アップ) 「新茶!」通常攻撃 700+回復 6000(新茶のちからで若返り?体力をかいふく!) 「ほうじ茶!」通常攻撃 700+リフレッシュ(たまには普段飲まないほうじ茶もいいよね。ちょっと変わった味で盤面をリフレッシュ。) エクストラステージ(エクストラクエスト専用・パターンB) 敵 スケルトンT ②※下記参照 HP 50000 2424 こうげき / ぼうぎょ 700 / 0 10 / 0 ドロップアイテム ドロップはパターンAと同じ ③※下記参照 ターン数 ターン詳細 1 攻撃はパターンAと同じ 通常攻撃 10 ※ 2015年8月26日(水)10 00~2015年9月15日(火)27 59 ①[SR]ネメア ②プレーゼ ③[G]ケルビィ 2016年4月13日(水)10 00~2016年5月3日(火)27 59 ①[SR]ハルティ ②プレーゼ ③[G]リッカ 2016年9月28日(水)10 00~2016年10月18日(火)27 59 ①[SR]ハル ②プレーゼ ③[G]コリート+[G]聖獣シリーズのどれか1枚 2017年1月11日(水)10 00~2017年1月31日(火)27 59 ①[UR]テハ ②プレーゼ ③[G]エメル+[G]虹極意シリーズのどれか1枚 2017年3月15日(水)10 00~2017年3月31日(金)27 59 ①なし ②プレーゼ ③[UR]蝶妖精シリーズのどれか エクストラステージに関する共通事項はこちらのページの「エクストラステージについて」を参考にしてください。 特記する事は無いが、だいまほうを打つタイミングだけ注意。通常ボス時はだいまほうを打たず温存しておこう。 ソロプレイの場合、1ターン目にミスしてもターン数に余裕があるのであせらず次ターン以降で着実に連鎖を組んでいきたい。 多人数マッチングの場合、通常ボス戦が1ターンで片付きやすいうえに、1人でも必要連鎖数を満たせないと門前払いになってしまう。プレイヤー人数が多いほど事故りやすく、EXステージへのハードルは意外と高い。連鎖に自信が無い人は、とにかく「1ターン目は確実に4~5連鎖を発動させる」ことを意識して、欲張らず堅実にプレイしよう。 情報提供欄 やっぱり元気消費は50妥当だな・・・60は多いし追加で5支払えばほほうどり回せるし スケTのおとも効果狙いで回る感覚か? -- 名無しさん (2014-11-07 22 25 45) 連鎖を溜めれば勝てる -- ツバサt (2014-12-06 17 54 37) ほとんどの場合溜めるまでもなく1ターンで瞬殺されてますが - 2014-12-07 01 22 39 初期PTが4人ならそれなりにターン使うけどな - 2014-12-07 15 33 10 ↑2 全国だとそれが普通だしなあ・・全員発火ミスして1ダメ食らった時は吹いた - 2014-12-08 10 54 21 野菜+ロージーの初期パーティ*4だとそもそもそれなり以前にクリア不可能なんじゃねーの。初期パはおろか本当の適正レベルが4人揃うこと自体果たしてどれ程度あるのやら - 2014-12-09 00 01 28 最短1ターンで終わるから、忙しくて5分以内に終わらせたい時に使われるクエだねこれ。ただ、この頃は毎日イベなので過疎っているがw - 2015-04-06 17 41 35 EX骨の強化は永続でしかも+500は重ねがけアリなので玉露が続くと1200→1700→2200と大変な事にw - 2015-08-30 22 21 12 ※2014年10月21日(火) 10 00~ 追加 - 2015-10-11 04 40 56 EXの基本攻撃アップは、連続でしてくる事は無いみたいね - 2016-04-14 18 34 16
https://w.atwiki.jp/ecovip/pages/232.html
名前:支援おいしいです $ 能力:デッドマーチを反射されて凄い勢いで状態異常になる程度の能力 10/31 こんな感じになりました ゆっくりしていってね!!! パー子と +SS いっぱいになってきたからわけた サムネイル?なにそれこわい +SS1 旧私 チャンプ記念 ばらしーのおかげでラブリー装備が手に入った ゴルゴ→眼鏡っ娘 水晶→赤いリボン 西瓜→赤タリスマン 所持金が63kになった +SS2 9/19まで はじめてのとかちけ いや二回目かもしれんけどしらん めりっさと 左の人は通行人 ほんとです しらないんです ふるいSSで貼るの忘れてたやつです 誰かわすれてなんかいないよ 今はいえないけど覚えてるよ 9/19の攻防戦 このあとですとろーいもきた まじきち ですとろーい3匹 59分でバッドカンパニーみたいにズラッと人型DMEが出てLose しめつしろ +SS3 10/3の攻防戦。やだよゆう!まんどらちゃんかわいい! ひいい ちーん ぷかぷかいいきもち バイク売れたんで見納め BGM:太陽にほえろ +SS4 わかりづらいがorzに座って突っ伏している 何プレイなのか ヌコマタ三連星 ひい ^p^! ありがとうざるおた! +お庭 8/1くらい お庭 ラピュタっぽくしたい メイオウたんを3匹くらい置きたい 8/7 やだメイオウたんかわいい! 黒ペンキ使えるとこは全部使ったお 無計画に買いすぎて1個余ったお 8/7 メイオウたん寝てる!かわいい! 左上は白い空間 メイオウたんが襲わないように囲っています 左下のベッドは囚人用 主にぼく用 2/12 更新してないうちにずいぶん変わったNE! クリスマスを目指す 天然のお絵かきおわた ずっとお絵かき中にしてた +天然水 まだ下書きだけど 本書きしてヘタになったら嫌だし 8/8 ペン入れおわり 色塗りのターン 8/9 ピャーが色塗ってくれた 完璧すぐる ありがとう皆! +日記 8/19 小倉いってきた 都会こわい 9/7 CPが15000越えー おいFEZもしろ おい シルコG鯖だけ遅れるとかやめろ 9/14 FEZで短カス装備と笛装備が手に入ったし 9/19 めりっさにLV上げ手伝ってもらって装備いっぱいもろたお! SS更新したお! 1/5 しんねーんwwww バイク売れないままゴーレム壊れて萎えてしばらくやめてたら やってる人一覧からも消えててワロス そのうち始める・・・ かも 1/9 バイク売れたお! 羽入の角とかモイストシルバー買ったけど巫女服ない困る 1/10 おりひめに羽入の巫女服売ってもらったし! あぅあぅ 10/31 ふぁっそんそーにでた 受賞できなかった LV上げとかどうすりゃいいんでしょうね +ぼくのエロ絵///※R-16 本当はいきなり表示されて精神ブラクラにしようかと思ったけど思いとどまった 腐女子でもガチホモでもないのにここまで見ちゃったマジキチの人は 「不覚にも勃起した」とコメントしていくこと ないとは思うけど何かあったらコメントしろし ドルおめすwww -- さり (2009-08-01 00 21 01) あり☆(ゝω・)v -- 支援 (2009-08-03 11 23 13) りあるえ! -- みねらる (2009-08-05 21 58 50) 色塗りむずかしい だれかやって -- 支援 (2009-08-08 19 53 55) 塗ってみたhttp //up2.viploader.net/pic/src/viploader1123665.jpg -- ☆(`ェ´)v (2009-08-09 05 13 37) 早いし完璧 もうこれで完成!!1 -- 支援 (2009-08-09 11 39 06) はげかわいい -- おまん (2010-02-19 11 13 22) 名前 コメント