約 1,475,951 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6814.html
和「…………」 原村和は憂鬱だった。 水曜日の3限目と4限目は体育だからだ。 別に、自分が運動が苦手だからという訳では……ないとは言い切れないのだけれども……理由は別の所にあった。 清澄高校では、男女共学の精神がナンチャラという校風に則って、体育が男女合同で行われる。 そうなると、例えばバレーボールなんかに決まった日には……必然的に男子の視線が自分に集まる。 より正確に言えば自身の類い希なる豊満な胸部に、だ。 和「まったく……あと3サイズも小さければ良かったのですが」 見られるだけなら何も減るものは無いではないかと言われるが、減るのだ。何か、メンタル的な面でゴリゴリと。 今も、チラチラとあらゆる目線がこちらを針のむしろのように突き刺していた。 不快だ、まるで監視されているようで………… 優希「贅沢な話だじぇ」 和「優希には解りませんよ、この悩みは……」 咲「隣の芝生は青く見える、ってヤツだね」 優希にしても咲さんにしても、身体のラインの凹凸が無い体系をしている。 貧相だ、なんて言われて蔑まれる傾向にあるが、私からすればファッションの自由度が広くて羨ましく感じる。 何より、ジロジロと見知らぬ男の視線に四六時中苛まれる事も無いだろうに。 優希「どうせいずれはその服の下も男に見せるときが来るんだから、予行演習だと思えばいいんだじぇ」 和「ちょっと優希!ハレンチですよっ!!」 優希「でも、事実だじぇ?」 確かに、その……私も、お嫁さん……というモノに憧れる気持ちがないでも無く……女の子ですし、いずれは、と思います。 でもそれはやっぱりきちんと清き正しい手順を踏んだ上でお互いに晒す物であって、予行なんて不純な事をすべきでは…… 咲「和ちゃんって、好きな人いないの?」 和「えっ……?」 その発言に、頭の中で小さな稲妻が落とされたような錯覚を感じた。 好きな人……そう言えば、異性に対して遠慮というか抵抗感を覚える余り、そういう目線で男の人を見たことがありません。 今までの人生をチラと振り返っても……まともに会話した男性と言えば父くらいしか思い浮かびません。 和「…………」 考えてみれば、それはそれで寂しいでは無いですか。 花も恥じらう乙女と言いますが、幾ら注目を集めるとはいえ此方からも反応を返さねば美人画と何ら変わりありません。 咲さんの貸してくださった恋愛小説のような展開が実際にあるとは微塵も思ってませんが……憧れないとは言っていません。 でも、そう言った恋愛だって相手がいなければ成立しません。 優希「そう言う咲ちゃんはいるのかー?」 咲「わ、私!?アハハ……ざ、残念ながら……」 優希「まあ、咲ちゃんは若干コミュ障だからな」 咲「ひ、酷くない!?まあ、あまり否定できないけど……」 コミュ障……コミュニケーション障害の略ですが、この場合は実際の病気では無くコミュニケーションが苦手な人の事を茶化して称する言葉でしたっけ。 ある意味……私もそうなのでしょうか。 事務的な、当たり障りのない会話なら出来ますが、自分から話しかけるなんてとてもとても………… 「おい、また入れたぞ!」 「誰か止めろよ!」 「無理だよ、あんな鋭いスパイク……」 「キャー!」 「えっ、誰々!あの金髪?!」 「良く見たら結構イケメンじゃん!」 私達のグループの出番も大分後なので雑談と考え事に耽っていると、何やら騒ぎ声が聞こえてきた。 和「何事でしょうか?」 咲「んー……?あっ、京ちゃんだ!」 咲さんがその愛称で呼ぶ人は1人しか心当たりが無かった。 京ちゃん、つまり須賀京太郎くん……私達の所属する清澄麻雀部の唯一の男子部員だ。 優希「おうおう、犬の癖に案外活躍するじゃないか」 咲「京ちゃん、中学の時はハンドボールで県大会のレギュラーメンバーだったからね。 球技は全般的に得意だって言ってたよ」 和「へー……」 不覚にも、格好いいと思ってしまった。 …………いえ、不覚にもって何がでしょうね、別に格好いいと思っても何も支障は無いでしょうに。 ともかく、部室ではあまり目立つことの無い彼が活躍して注目を集めている様子は新鮮だった。 気が付けば、先程までの嫌らしい視線も途絶えて、彼に尊敬の念が射し込まれていた。 和「あっ……」 彼の普段の姿を思い浮かべると、何度か彼と会話をかわしていた事を思い出した。 時に茶化すように、時に励ますように、時に無難に、時には…………軽い下ネタまで挟んできて。 でも、それを不快に感じたことは無かった。 彼がそれを本気で言っているようには聞こえなかったし、周りの空気を和ませるために敢えてヘイトを向けさせているのが見て取れたから。 思えば、自分もその軽口に何度となく応対しているでは無いか………… 和「余りにも、自然だったから……」 それが、クラスメイトの男子であったならば、もう二度と口もきかないとばかりに無視を決め込んでいただろう。 にも関わらず、何故か自然に彼の作り出す空気に取り込まれて…………いつの間にか、それを心地良いと感じていた。 だけど、それは今思い返したから理解した事であって、普段はまるで挨拶を交わすように自然とその空気に浸かっていた。 和「何故、なんでしょうね……」 何故、須賀京太郎という存在にだけ心を許せるのか、考えても答えは出てこなかった。 少なくとも……初めのウチは、自身の胸部に視線を向けてくる不快な男子の一人、という印象しかいだいていなかった筈なのに。 また、彼が点を入れた。 攻撃をすれば堅牢な防御を打ち破り、守れば鋭いボールの動きを素早い身のこなしで空中に反らしていた。 その姿はスポーツに詳しくない和でも、単純に格好いいと感じられた。 気が付けば、視線は彼に釘付けになっていた。 もっと彼の姿を見ていたい、もう少しだけで良いから…… その願いは、しかし時間の経過を留めるには至らず、やがておわりを迎えた。 京太郎「うっしゃー、また勝ったぜぇ!」 「須賀がいたらどこのグループも勝てねぇよ……」 「京太郎を獲得した俺の功労だね!」 「やっぱり編成替えようよ、これじゃワンサイドゲームだ」 京太郎「おっけぇー、どこに行けばいい?」 彼の所に、自然と人が集まる。 気が付けば、男子だけでなく女子も群がるように集まっているでは無いか。 「京太郎くん、凄かったね!」 「何かスポーツやってるの?」 京太郎「中学の時にハンドボールをね。今は麻雀やってるけど」 「えー、麻雀?」 「麻雀って、なんか地味だよねー」 むっ 京太郎「そんな事無いさ、麻雀って結構面白いんだぜ? ちょっとでも油断したら直ぐに失点しちまうしさ…… 上手くかいくぐって、綺麗な手で和了った時って、滅茶苦茶気持ちいいんだよ、これが!」 和「…………!」 心の中で、清々しい気持ちとモヤモヤした気持ち悪さとが、混在していた。 このモヤモヤは、麻雀が蔑まされた故になのか、それとも………… その感情の正体を知るには、まだ原村和は初心すぎた。 カン!
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1662.html
25 :名無しさんなんだじぇ:2010/10/14(木) 05 22 19 ID m7hvSV5g ふじのん「…ん…?」 コクトー「あ、やっと目覚めたね」 ふじのん「…せ、せんぱい!な、なんでここに。…え、あれ、ここは?」 ライダー「ここは死者スレ、あの会場で死んだ人が集まる場所ですよ、フジノ」 ふじのん「ライダーさんも…それじゃあ、私は…」 ライダー「残念ですが…あなたもあの時に死にました」 ふじのん「そんな…私はまだあそこで罪を償いきれていない…まだ謝っていない人がいるのに…」 コクトー「…それで、目覚めて早々悪いけど、君に会いたい人物がいるんんだ」 ふじのん「私に、会いたい、人?」 ???「お久しぶりですね、浅上藤乃さん」 ふじのん「あ、あなたは!」 ???「そういえば、私の自己紹介はちゃんと済ませていませんでしたね」 ムギ「私の名前は琴吹紬です。…ちょっとあなたとお話したいことがあります」 26 :名無しさんなんだじぇ:2010/10/15(金) 15 21 19 ID aptkVaek ふじのん「……う、そ…!」 ムギ「まあ、死後にこんな場所があってあの学校にいた私が目の前にいるなんて、最初は信じられないよね」 ふじのん「……琴吹さん、ごめんなさいっ!!!」 ムギ「謝らなくていいわ…貴女も分かっているでしょう?」 ふじのん「……こんな言葉で許されるとは思ってもいません。…でも、謝りたいのです」 ムギ「もういいわ。それでは本題です…藤乃さん、今から貴女もこのたまり場の住人となります」 ふじのん「…はい」 ムギ「でも、ここには貴女に殺された人、傷つけられた人、恐怖した人がいます」 ふじのん「……っ」 ムギ「会うのが怖い?」 ふじのん「…(…怖い、けど)私は、その人達に会いたいです。会わなければなりません!」 ムギ「何があっても、受け入れられますか?」 ふじのん「…恨まれても、罵られても、何をされても構いません」 ムギ「わかりました。では藤乃さん、私の後についてきてください」 27 :名無しさんなんだじぇ:2010/10/15(金) 16 29 32 ID MZSEDdKs ~戦場の絆プレイ中~ 幸村「ふぉぉぉぉぉっ!」 ヴァン「………」 幸村「どおりゃあぁぁぁぁぁぁっ!」 ヴァン「すいません」 幸村「でぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇいっ!!」 ヴァン「うるさいんですけど」 幸村「みぃなぁぎぃるぁあああああああああっっっっ!!!」 ぼきっ ヴァン「あーあ、また機械ぶっ壊しやがって。知らねーぞ」 幸村「そ、そんな!まさか某を見捨てるつもりでございまするか!?」 ヴァン「俺は関係ないからな」 幸村「…………お」 ヴァン「あ?」 幸村「親方様ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」 ヴァン「うるせぇっつってんだろ!」 藤乃「あの」 紬「彼は後にしましょう」
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/976.html
310 :名無しさんなんだじぇ:2011/01/31(月) 23 49 25 ID 0RyTdXA2 池田「再び訪れたこの季節……今年こそ昨年のリベンジを果たすし!」 マリアンヌ「というわけで、今年も豆まき大会を始めるわよ」 黒桐「はあ……またですか……」 唯「なになに、またなにか楽しいことでも始めるの?」 藤乃「豆まきのようですが……(『死者スレ』で行われる『大会』だから)絶対まともな気がしません…」 トレーズ「なに、ルールは簡単だ。各自に支給された死者スレ特注の豆鉄砲で他者の頭上にある的を撃ち取り合うだけだ」 男A「そして、最後まで勝ち抜いた者が優勝者となります」 小萌「ちなみに、今回の優勝者にはご褒美として『死者スレ限定!一度だけなんでも命令できる権利』を与えます」 ファサリナ「なんだかバトルロワイアルに似ていますね」 ひたぎ「『なんでも命令できる権利』ねぇ……」 C.C.「なるほど、なかなか魅力的なご褒美ではないか」 セイバー「なんでも……うふ、ふふふふふ……」 幸村「な、なにやらせいばー殿から異様な気配が……!」 利根川「もうここまで言えば分っているとは思うが、前回同様今回も個人戦だ。徒党を組んでも構わない、各自自由に行動したまえ」 透華「では、只今より豆まき大会を始めますわ!」 【たまり場 豆まき大会開催確認】 しかし、自分で開催しながらリアルの都合上で続きが書けない…… 311 :名無しさんなんだじぇ:2011/02/01(火) 21 43 16 ID Ueho7z9A 唯「あれ、そういえば…豆鉄砲っていえば…」 ガシャコッ 律「――ついにこの時が来たんだな…」ゴゴゴゴゴ 唯「ひいいいいぃいい!!」 刹那「別人のような気迫だな」 梓「律先輩の真・豆鉄砲は去年の豆まき大会で使われた豆鉄砲を改造したものですからね。豆鉄砲の方もホームで活躍できるから調子がいいようで…」 ヴァン「おい待てよ…。あの豆鉄砲使うのか?俺たちのと威力が桁違いだろ!?」 池田「体が吹き飛びかねないし!」 キャスター「大丈夫よ。律ちゃんの腕なら正確に的だけ打ち抜いてくれるわ。抵抗さえしなければ」 池田「怖いこと言うなし!!」 ズバアアアアアァン!! 池田「は…はれ?」 キャスター「ね?」 唯「華菜ちゃんの的が消えたよ」 池田「何であたしだけ!?」 【律 絶好調】 312 :名無しさんなんだじぇ:2011/02/02(水) 19 53 10 ID lTACYLbw 神原「ふふふふふふ……今日の私は一味違う! この豆まき大会に優勝し、戦場ヶ原先輩にあーんな事やこーんな事を」 ガガガガガガ!!! 神原「ぐはっ!!」 律「ちっ、的に当たらなかったか」 神原「た、田井中殿……? 今、わざと背中を狙ってなかったか?」 律「気のせいだ。 さて、今度こそ」 ガガガガガガ!! 神原「ぎゃあああああ!!」 律「ちっ、また外した」 神原「い、いや、今のは絶対わざと尻を」 ガガガガガガ!! 神原「ぎゃあああ(ry 律「ちっ、また外(ry ガガガガガガ!! 神原「ぎゃあ(ry 律「ちっ(ry 上条「……なあ、止めなくていいのか?」 ひたぎ「いいのよ、あの子が優勝したら厄介には違いないし。 それにほら、見なさい。 あの子、嬉しそうにはしゃいでるわよ」 上条「い、いや、あれどうみても痛みでもがいてるだけのような……」 313 :名無しさんなんだじぇ:2011/02/02(水) 21 23 05 ID uYngnaJM 兵藤「ひっひっひ…去年の恨み…晴らさせてもらうぞぉ!」ゴゴゴ 小十郎「な、何だありゃあ!」 とーか「性懲りもなくまたガトリング砲台を…」 真宵「しかし今回は移動式みたいですね」 兵藤「全員まとめて血祭りにしてくれるわ!」ゴゴゴ ~敗者部屋~ 池田「リベンジするつもりが敗者一番乗りだし……」 ガチャッドサッ 神原「………」ボロッ 池田「ひいいぃ!?一体何をどうしたら豆まきでこんなボロボロになるんだし!?」 神原「ふふ…私は、Mだ……。律さんのツッコミも…いつも待ちわびているさ…だが……」 神原「今回ばかりは、少し…きつかったようだ……」ガクッ 池田「駿河ああああぁ!!」 【会長はノリノリのようです】 【神原、豆まきで力尽きる】 314 :名無しさんなんだじぇ:2011/02/04(金) 22 56 33 ID GfhKMj.c ?「ふふっ、調子良さそうね、りっちゃん」 律「その声は…ムギか」 ムギ「ええ」 律「何を…って言うのは野暮だよな」 ムギ「当然じゃない、こんな機会なんだから」 律「そうだよな、運動会では結局直接対決ができなかったからな」ガシャガシャ ムギ「うん、本気でいきましょう」チャキチャキ 律「キャスターさん、これは真剣勝負だから手出しは無しだぜ!」ダッ キャスター「はいはい」 ムギ「えいっ!」ダッ ズガガガガガガガガガガ ドパパパパパパパパパパ あずにゃん「なんか次元が違う…」 唯「パワーならりっちゃんが圧倒的に優位だね!でも二丁拳銃でガンカタのムギちゃんのほうがスピードがあって小回りが効く…この勝負、わからないよー」 あずにゃん「唯先輩が的確な解説してるー!」 【律VSムギ開戦】 315 :名無しさんなんだじぇ:2011/02/05(土) 02 06 15 ID B9VkUNUc ガガガガガガ パパパパ 唯「あれ?これってチャンスじゃない?」 梓「はい?」 唯「今二人ともお互いを相手するのに夢中になってるでしょ?」 梓「その隙をつくってことですか?」 唯「いえす!」フンス 梓「えー……私昨年の大会で律先輩に助けてもらってるんですけど……」 唯「その恩を仇で返そう!大丈夫、りっちゃんだもん!」 梓「先輩今凄く酷いこと言ってる自覚あります?」 唯「とにかくりっちゃんの背後に回ろう」コソコソ ズガガガドドド パンパンパンビシッチュイン 梓「まったりティータイムやってた人達とは思えませんね……」 唯「ここからならいけるかなぁ。よーし、あとはりっちゃんの動きが止まるのを待つだけだよ」 ザッ 梓「止まった…!」 唯「もらっ――」 ズドドドドドドド!! 唯「ひいいいいいっ!!」 梓(片方の真・豆鉄砲でムギ先輩を撃ちつつもう片方でこっちに威嚇射撃!?一回もこっちを見たようには見えなかったのに……) 律「――唯」 唯「は、はい!!」 邪 魔 す ん じ ゃ ね ぇ ぞ 唯(ひいいぃ!!りっちゃんのキャラじゃないよおおぉ!!) キャスター「そうよ、邪魔しちゃダメじゃない二人とも」ニコッ 唯梓「あ……」 キャスター「お仕置きが必要かしら?」チャキッ 梓(何で私までー!?)
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3436.html
優希「うむ! こいつは極上のタコスだじぇー! 腕をあげたな、京太郎!」 京太郎「ハギヨシさんに新しいレシピを教えて貰ったんだ。ありがたく食えよ」 イチャイチャ 和(……困りました。ここ最近、須賀くんと優希の距離がぐんぐん縮まっているような気がします) 和(これはまずい。このまま行き着く所まで行ってしまったら2人が恋人同士に、なんてことも……) 和(……認めません) 和(……そんなことは、認めません!) 和(だって私は――!) 和(咲さん×優希がジャスティスですから!) 和(何を隠そう、私は百合が大好きです) 和(阿知賀に居た頃から穏乃×憧を始め穏乃×先生、穏乃×玄さん) 和(玄さん×憧といった面々で常日頃百合妄想をしていた程の重症レベル……) 和(そんな私が長野に転校し、出会った2人の友達……咲さんと優希) 和(この2人は、百合妄想が捗るなんて度合いじゃないほどの似合いっぷりじゃないですか!) 和(天真爛漫で明るい優希と、おとなしくて控えめな咲さん……これほど素晴らしい百合王道なカップリングがありますか!?) 和(否! 断じて否! この2人以上にお似合いな存在なんて、存在し得るはずがない!) 和(世界は咲さん×優希を望んでいるのです! 須賀くんには悪いですが――) 和(私の大いなる眼福の為! 優希から手を引いて貰いますよ!) 和「すみません、ちょっといいですか?」 京太郎「ん?」 和「須賀くん、私とデートをしましょう!」 京太郎「……」 京太郎(なんだとぉ!?) 京太郎(和が俺をデートに誘って来ただとぉ!?) 京太郎(そんな馬鹿な! そんな馬鹿な!) 京太郎(和は俺のことを好きだってのか!?) 京太郎(認めねぇ――そんなのは認められねぇ! だって……)チラッ 咲「の、和ちゃん……?」プルプル 優希「嘘、のどちゃんが京太郎を……?」ガタガタ 京太郎(俺は和×咲がジャスティスなんだよ!) 京太郎(最初は邪険な雰囲気だったのに、いつしか1つの目標へ向けて手を取り合う仲へ発展した女の子同士) 京太郎(そしてその友情は固く結ばれ、いつしか恋心へ昇華される) 京太郎(そして2人が創りだす空間は男子禁制の理想郷と成るはずだったのに……!) 京太郎(その和がっ、なんで俺をデートに誘う!?) 京太郎(百合男子である俺をデートに誘う暇があったら咲を誘ってくれよ!) 京太郎(そして妄想させてくれよっ!) 京太郎(……いや、待て) 京太郎(そうだ! このピンチをチャンスに変える手段がまだあった!) 京太郎(百合男子を舐めんなよ――和!) 京太郎「デートって、おいおい。遊びに行くのを英語にする必要はないだろ、ハハッ」 和「――なっ!?」 京太郎(このごまかし方は正直無理があるかもしれんが、勢いで押し通す!) 京太郎「なあ咲、和が遊びに誘ってくれたんだが、一緒にいかないか?」 咲「へっ?」 京太郎「なっ、行こうぜ! みんなで行ったほうが楽しいって!」 京太郎(これだ! これがベストだ! ここで咲をデートに巻き込む! そして俺は当日風邪を引いたとか適当な理由でぶっち!) 京太郎(そうなれば咲と和は2人で遊ぶしかなくなる! そして完成する和×咲という究極のカップリング!) 咲「えぇ、でも……」チラッ 和(くっ!? どういうことですかこれは!? 何故須賀くんはここで咲さんを――!?) 京太郎「頼むよ―」 和(……まさか須賀くん、咲さんのことが好きなのですかぁ!?) 和(なんてことですか! これは予想外です! 2人は純粋に仲のいい幼なじみくらいだと考えていたのに!) 和(これは計画を練り直す必要がありますね――! 百合の邪魔はさせませんよ、須賀くん!) 咲(なに、どういう状況なのこれ!?) 咲(いきなり和ちゃんが京ちゃんをデートに誘ったと思ったら、京ちゃんが私も来いって……) 咲(困るよそんなの! 2人のデートに私が行くのも困るし、それ以前に和ちゃんと京ちゃんのデートなんて認められないよ!) 咲(だって私は――) 咲(優希ちゃん×京ちゃんがジャスティスなんだよ!?) 咲(口ではツンツンなところもあるけどその態度は実際デレッデレな優希ちゃん!) 咲(それに口答えしつつも満更でもない京ちゃん!) 咲(まさに青春! まさに王道!) 咲(世界よ、これが日本のカップルだ!) 咲(……ひょっとしたら、和ちゃんは京ちゃんのことが好きなのかもしれない) 咲(友達として、応援してあげるのが筋ってもんなのかもしれない) 咲(だけど私は優希×京派!) 咲(――だから、私は!) 咲「いいよ。だったら優希ちゃんも一緒にね!」 優希「じぇ?」 咲(優希ちゃんの背中を押す! 悪いけど邪魔はさせないよ、和ちゃん!)ゴッ 京太郎(なんだとぉ!?) 和(咲さん×優希キマシタワー!) 優希「え、私も?」 咲「うん、京ちゃんもみんなでいった方が楽しいって言ってたもん!」 咲「遊ぶなら、私もみんなで遊びたいな」 咲(これっ! これっきゃない! 優希ちゃんもデートに巻き込むんだ!) 咲(そしてデート当日、私は出来るだけ和ちゃんを拘束して、優希ちゃんと京ちゃんのイチャイチャを見守る!) 咲(どうしようどうしようどうしよう、メリットしかないよこれ!)ハァハァ 優希「う、うーん……」 優希(うわあああああん、なんか私も誘われちゃったじぇー!) 優希(……はっ!? けどこれはこれで美味しいんじゃ?) 優希(いきなり和ちゃんが京太郎をデートに誘って) 優希(和ちゃんが京太郎を好きなのかも知れない、って考えてたら気が動転しちゃってたけど……) 優希(これは――あの2人の背中を押すチャンスだじぇ!) 優希(なぜなら私は――!) 優希(京太郎×咲ちゃんがジャスティスなのだから!) 優希(2人はとっても仲のいい幼なじみ!) 優希(面倒見もよくってちょっと嫉妬もしちゃう咲ちゃん!) 優希(一見チャラいけど実は優しい京太郎!) 優希(旗からみれば理想のおしどり夫婦だじぇ!) 優希(今までは私が京太郎にちょっかいだして咲ちゃんに危機感を持ってもらって) 優希(出来るだけはやくカップルになって貰おうと画策してたけど) 優希(一向に進展する気配なし。むしろ私が京太郎と仲良くなっちゃった体たらく) 優希(だったらもうここで行くしかない! あの2人の中を、デートで発展させる!) 優希「よっしゃー! 私も行くじょ!」 優希(咲×京太郎は復活するんだ。悲しみの弔鐘はもう鳴り止んだ。) 優希(お前たちは輝ける人生の、その一歩を、再び踏み出す時が来たんだじぇ!) 咲「やった! みんなで楽しもうね!」 咲(わーい! 優希ちゃんが乗ってきた! 京優! 京優!) 和「し、仕方ありませんね。みんなで行きましょう」 和(優希いいいいいいいいいいぃ! やっぱりあなたは最高です! 咲優! 咲優!) 京太郎「だな。じゃあ遊びにいく場所でも決めるか」 京太郎(やべぇ、これじゃ咲と和がイチャイチャするかわからねぇ! 俺も参戦して暗躍するしかねぇな! 和咲! 和咲!) 優希「遊園地がいーじぇー!」 優希(待っててくれよ咲ちゃん! 京太郎! 今私が恋のキューピッドになってやるじぇ! 咲京! 咲京!) 咲(この集団デートで!) 和(決めます!) 京太郎(絶対に!) 優希(徹底的に!) 咲(理想のカップルを成立させるよ!) 和(理想のカップルを成立させます!) 京太郎(理想のカップルを成立させるんだ!) 優希(理想のカップルを成立させるじぇー!) 4人「「「「あははははは!」」」」 カン
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/8364.html
さんまだいすき【登録タグ さ 初音ミク 曲 猫虫P】 作詞:猫虫P 作曲:猫虫P 編曲:猫虫P 唄:初音ミク 曲紹介 だいたい二作目になると思います。(動画紹介文から) いわゆる「だいたい一作目」は恐らくこれ。 すこし歌詞の意味が解らなくても、だいじなのは諦めないこと。 きあいで読み取るか、歌詞の先頭を縦読みしてみよう。 歌詞 さんま 君は秋刀魚 んーっと 上手く言えないんだけど まだまだだねって だいたいなんでここにいるの いらないで す きらいです さんま 君は秋刀魚 んーっと 上手く伝えられないんだけど まんがみたいに だらだらしてる猫に食べられちゃえ い すから転げ落ちる程 きらいです さんさん輝く海の中 んー 眩しくて目を閉じた まるかばつかなんて だいだい色の空にばいばい いろとりどりのお家にそれぞれ帰っていくけど すすんでく きょうの道 さんま 君は秋刀魚 んーっと 上手く言えないんだけど またたびの方が だいたいの猫は喜ぶよ いらないかな す きまから観察 さんま 君は秋刀魚 んーっと 上手く伝えられないんだけど まつりのときは だいぶ金銭感覚狂うね いらないもの す きじゃないもの さくさく進んだ海の中 んー 寂しくて目を閉じた まいなすな思考ばかりだけど だいじなのは諦めないこと いろいろあったね 辛いことばかり思い出すけど すすんでく きょうの道 さんざん悩んで苦しんで んー 悲しくて泣きたくなって まけそうなときもあったけど だいすきな君が居たから いまはまだちっぽけで出来ないことばかりだけど すすんでく きょうの道 コメント 歌詞の頭文字が「さ ん ま だ い す き」にw -- 名無しさん (2013-04-07 23 29 47) ネタ曲!ヤフーでググれ以来ですね。縦読みになるように歌詞を作ったのでしょう。しかし、秋刀魚をやたら推してますね…。 -- 名無しさん (2014-12-30 20 01 18) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/1032.html
496 :名無しさんなんだじぇ:2011/10/17(月) 21 47 35 ID XB5QP2vE 安藤「はい本番いきまーす。3、2、1…」 戦場ヶ原「戦場ヶ原ひたぎと!」 C.C.「C.C.の!」 C&戦「「………」」 遠藤「…どうした?」 C.C.「よくよく考えたら、タイトルを考えていなかった…」 戦場ヶ原「まあ別にいいんじゃない?所詮『ラジオ紛い』なんだし」 遠藤「…その割にはわざわざ本家から安藤を呼んだりしてるじゃねぇか…」 C.C.「ああ、すまなかったな安藤。わざわざ来てもらって…」 戦場ヶ原「本当は上条君に頼もうとしたんだけど、まだ直ってないみたいで…」 安藤「いえ、これくらいしか俺出番ないんで…むしろありがたいです…」 遠藤「…おい、『なおる』の漢字が違うだろ…あいつまで物扱いk」 C&戦「「黙れ」」 遠藤「本当に何なんだよこの扱い!!仮にも俺ゲストだろう!?」 戦場ヶ原「あれだけ言ったのに全裸待機してた男に、文句を言う資格はないわ」 遠藤「はぁ!!?嘘つくなよ!服着てただろ!!」 C.C.「何を言っている…私達が食事から帰ってきたら、パンツまで脱いで胡坐をかいていたじゃないか」 遠藤「デタラメ言うな!!デタラメを!!…ってこの流れなんか見たことあるぞ…」 戦場ヶ原「ねえ、真実って何だと思う?」 遠藤「やっぱりその質問か!!ふざけんな!!」 C.C.「もう面倒だ…これも読み手に決めてもらおう」 戦場ヶ原「という訳で、『遠藤全裸待機疑惑』も投票募集しま~す」 遠藤「ふざけんなーーー!!!」 C.C.「ちなみにこれを書いている者の投票は『全裸に葉っぱ1枚』だそうだ」 遠藤「何だよその恰好!!?」 戦場ヶ原「今更だけどゲストの紹介で~す」 C.C.「小物、遠藤勇次だ」 遠藤「適当!紹介があまりに適当過ぎる!!」 C.C.「CM…はないが、いったん切るぞ」 497 :名無しさんなんだじぇ:2011/10/17(月) 21 48 25 ID XB5QP2vE 戦場ヶ原「それじゃあロワ内での動向に行くわよ」 ロワ進行をやった。麻雀やって死んだ。 C.C.「以上だ」 遠藤「ちょっと待てーーー!!!」 戦場ヶ原「何よ?」 C.C.「何か問題が?」 遠藤「端折り過ぎだろ!!これ練習の為にやってたんじゃねぇのかよ!!?ここ端折ったら意味がないだろ!!」 戦場ヶ原「ちょっと、何これを書いている人の為にならない、みたいなツッコミしてるのよ…」 C.C.「そこは俺の活躍をもっと詳しく伝えろ、みたいなツッコミだろう…」 遠藤「俺に一体何を期待してるんだお前ら!?」 C&戦「「何も期待してねーよ」」 遠藤「だよな!そう返ってくると思ったよ!!」 C.C.「まあ冗談はこれ位にして、ロワ内動向だ」 「オープニング――《開会式》」で初登場。立場は大出世の進行役。『なにせ我々は……《金》で《魔法》を買ったんだからなッ!!』という名台詞を残し、華々しくアニロワ3rdのスタートを切った…ように見えた…。しかし始まってみると出番は定時放送位で、後はちょくちょく事務を行うのみ。仕舞にはジョーカーである荒耶宗蓮の死亡(実際には転移して生き残っていた)、会場に仕掛けた結界を次々に破壊されたことに焦り、参加者の首輪を回収する為、「首輪換金制度」を投入する。しかしさらに問題が発生。スポンサーが「ギャンブルによる殺し合いを見せろ!」と騒ぎ出したのだ。参加者に強要することもできない遠藤は、原村和に対する人質である宮永咲を相手に、自ら殺人麻雀を行う。咲に羞恥を煽る露出の多い衣装を着せ、更に部下の黒服二人と共にイカサマを行うという念の置きようで、序盤は優位に進めるも、「咲-saki-」世界でも魔物と呼ばれる雀士である宮永咲に、勝てる道理などある訳がなかった。四槓子役満による逆転を許し、完全に勢いを失った。最後は咲に跳満直撃を食らい、トビで終了。あっさりその人生を終えた。その後は言峰綺礼が代わりを務め、問題なくゲームは進行していった。現在は黒幕、リボンズ・アルマークによって蘇生の実験台にされているが、今後復活はあるのか…。 戦場ヶ原「以上よ。CM…はないけど、いったん切るわ」 498 :名無しさんなんだじぇ:2011/10/17(月) 21 49 09 ID XB5QP2vE C.C.「やはり小物だったな」 戦場ヶ原「小物が魔物に勝てるわけないじゃない」 遠藤「…うるせぇな…あの時はいっぱいいっぱいだったんだよ…」 C.C.「まあ復活フラグがまだあるが…」 戦場ヶ原「今更こんなの戻ってもしょうがないわよね…」 遠藤「ちっ…自分でもそう思うよ…どうせ復活してもすぐにこっちに戻って来ることになるだろう、ってな…」 C.C.「ほう…よく分かってるじゃないか」 戦場ヶ原「ようやく自分の器を知ったのね」 遠藤「ああ…俺は下っ端の方が性に合ってる…」 C.C.「現世にメッセージ…などあるはずないか…」 遠藤「…いや、一応一言…」 戦場ヶ原「あら、誰に?」 遠藤「おい書き手の奴らと読み手の奴ら、俺のことを忘れるんじゃねぇぞ!!」 C&戦「「帰れ」」 遠藤「…冗談だよ」 戦場ヶ原「さて、ラジオ書き手氏さん…どうだったかしら?」 C.C.「とりあえず出来を評価してくれ」 戦場ヶ原「今回の『ラジオ紛い』はこれで終わりよ。お相手は戦場ヶ原ひたぎと!」 C.C.「C.C.と!」 C&戦「「小物の遠藤でお送りしました!!」」 遠藤「最後に自分の名前くらい言わせろ!!」 499 :名無しさんなんだじぇ:2011/10/17(月) 22 41 22 ID XB5QP2vE 戦場ヶ原「そういえば、リレー、続いたわね… 495」 C.C.「ああ、そうだな…」 戦場ヶ原「この調子で続くといいわね…」 C.C.「ああ、運動会の結果は、まだ分からないからな…読み手の者達には…」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2934.html
久「はーい。今日の部活終わりー!」 久「みんな、明日が休みだからって遅くまで起きてちゃダメよ?」 『はーい』 久「それじゃ私は学生議会の仕事があるから、先行くわねー」 まこ「さて、わしも雀荘の店番せんといけんから帰るけぇ。おんしら、ちゃんと戸締りせぇよ?」 京太郎「おつかれっしたー部長」 優希「染谷先輩もおつかれだじぇ!」 和「ふぅ、少し肩がこりましたね」 優希「のどちゃんはその大きなおっぱいのせいだじぇ」 和「なっ、ゆーき!」 咲「・・・」ぺたぺた 京太郎「…咲」 咲「はっ!?な、何でもないよ京ちゃん!?」 京太郎「いや、わかってる。大丈夫だ。おっぱいがなくてもお前は十分魅力的な女の子だよ」 咲「うぅ、嬉しいけど嬉しくないよぉ…」 優希「あー、京太郎が咲ちゃん泣かしてるじぇ」 和「いけないですねぇ。先生にチクってしまいましょう」 「「「いーけないんだいけないんだー。せーんせいにゆってやろー」」」 京太郎「三人がかりで俺をいじめるお前らが一番いけねぇよコラ」 和「うわ、須賀くんにこめかみをグリグリされているゆーきの顔がムンクのようになってます」 咲「見ちゃいけません和ちゃん。馬鹿がうつっちゃうよ」 京太郎「んだとバカチクショウ咲チクショウ」 優希「うぅ、いてて。ったく、このバカ犬が。タコスカウンターが減ってしまったじぇ」 京太郎「タコスカウンターって遊戯王みたいだな」 和「私のTG代行が火を吹きますよ?」 咲「スーペル植物ってまだ現役かな京ちゃん」 京太郎「展開だけならな。オピオン出されたら大概詰む…よいしょ、俺は掃除してから帰るから先帰っと「私ちりとりやるねー」オイ」 和「なら私はベッドまわりを」 優希「牌磨きはまかせろー」バリバリ 京太郎「おい、麻雀しろよ」 咲「いいからいいから。早く終わらせようよ京ちゃん」 優希「早くおわらせて、みんなでタコスを食べに行くじぇ!」 和「タコスはともかく、寄り道はしましょうか。たまにはやってもバチは当たらないでしょうし」 咲「うわー、みんなわるいこー」 京太郎「本心は?」 咲「本屋よりたい」 京太郎「素直なお前が大好きだよ」 ――――― 久…ふふっ」 まこ「なーに扉ん前でにやにやしとるんじゃお前さんは」 久「あ、あらまこ。まだいたの?」 まこ「あぁ、ちぃと忘れもんがな」 久「あらそう、私もよー奇遇ねー」 まこ「それいうんはカバン中からはみ出しとうジュースを隠してからにせぇや」 久「・・・」こそこそ。 まこ「遅いわ」 久「うぅ、いいじゃない。恥ずかしいのよ後輩に差し入れとか」 まこ「なんじゃ、ええ先輩やればいいだけじゃろ?」 久「うぅ、それが難しいから困ってるんでしょー」 まこ「うわぁ、めんどくさ。ええからさっさといってきんさい」 まこ「あいつらなら喜んで受け取ってくれるじゃろ」 久「…ホントいい子よねぇ」 まこ「はいはい、いっしょにいったるけぇ行くぞ」 久「はーいお母さん」 まこ「こんな大きい娘はいらんわ」 久「もう…」 久「(・・・最後の一年で、こんな素敵な仲間が揃っちゃうんだもの)」 久「(やっぱり麻雀って、楽しい)」 カンっ!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1393.html
京太郎「どうだ優希、新しいタコスの味は?」 優希「うむ!なかなかのなかなかだな!」 京太郎「そりゃよかった。今日は色々作ってきたから、どんどん食べてくれ」 優希「言われるまでもないじぇ!」 優希「…うっぷ」 京太郎「大丈夫か?」 優希「た、多分大丈夫だじぇ…けほっ」 京太郎「…胃薬買ってくるよ」 優希「きょ、京太郎…ごめんね」 京太郎「お互い様だし気にすんな。タコスを作りすぎたのは俺なんだし」 優希「う…うん」 京太郎「それじゃあ、ちょっくら行って来るわ」 優希「気をつけてね」 京太郎「さて…胃薬もそうだが、この余ったタコスはどうしたらいいんだろうか」 京太郎「俺一人じゃ全部は食べきれないし…」 それから、京太郎が胃薬を買って控え室に戻る途中のこと。 「お腹空いた…ダルい」 いかにも気だるそうな雰囲気をした女の子が、道のど真ん中に寝転がっていた。 京太郎「…あんな所で一体何やってたんですか?」 白望「お腹空いて動くのがダルかったから、つい」 京太郎「不審者と間違えられても知りませんよ、俺は」 白望「何と言われようと、ダルいものはダルいから仕方ない…ん?」 京太郎「どうしました?」 白望「君の持ってるその小袋から、何だか良い匂いがする」 京太郎「ああ、コレですか。ウチの先鋒に用意したタコスですよ」 白望「…良かったらそれ、食べさせて貰えないかな?」 京太郎「どうぞどうぞ。作りすぎて持て余していた所ですから…どうぞ」 白望「では遠慮無く…いただきます」 京太郎「…味はどうですか?」 白望「…」 京太郎「…小瀬川さん?」 白望「…もう一個、頂戴」 京太郎「…喜んで!」 白望(本当に嬉しそうだなこの子…まあいいか、タコス美味しいし) 京太郎(凄い勢いで食べるなこの人…ひょっとしたら優希より良い食べっぷりじゃないか?) 白望「…ごちそうさま」 京太郎「美味しく食べてもらえたようで何より」 白望「実際美味しいのだから当然」 京太郎「そう言って貰えると、雑用冥利に尽きます」 白望「…一応、マネジャーではなく部員の扱いなんだよね?」 京太郎「一応その通りなんですけど…現状ではそう言えやしませんよ」 白望「…そう」 京太郎「それより、もうダルさは無くなりましたか?」 白望「…お陰様で」 京太郎「それはよかった。じゃあ俺、そろそろお暇しますね」 白望「…また」 京太郎「?」 白望「また…機会があったら、タコスを食べさせて貰ってもいいかな?」 京太郎「勿論ですよ!」 白望「清澄が決勝に行ける様、私…応援してるから」 京太郎「…ただいま、優希」 優希「…」 京太郎「…遅くなってすまん。水と胃薬ならちゃんと買ってきたし、ほら…」 優希「…そんな事で怒ってるんじゃないんだじぇ」 京太郎「え、何だよそれ?」 優希「…宮守の小瀬川さんに、私が食べるはずのタコスをあげてたでしょ?」 京太郎「な、何でお前がそれを」 優希「…見てた」 京太郎「見てたってお前」 優希「だって帰り遅かったし…心配になって様子を見に行ったらアレだもん」 京太郎「…どうにもほっとけなくてな」 優希「小瀬川さんがタコス食べてるのを見てた京太郎、すっごく嬉しそうだったじぇ」 京太郎「生憎それは、誰であっても同じだし」 優希「でも私の前じゃ、そんな様子一度も見せたことなかったじぇ」 京太郎「…照れ隠し」 優希「え?」 京太郎「お前とは気兼ねなく接していたいからそうしたんだよ…言わせんな恥ずかしい」 優希「…京太郎」 京太郎「だからさ、あんまりこの件には拘るな」 優希「ごめん、多分無理」 京太郎「何でだよ?」 優希「…何でかははっきりしないけど、大事なものを盗られたようで嫌になるから」
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1873.html
754 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/14(水) 00 31 09 ID apimWG32 >>742 律「だぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!ちょっと待って!」 部長「な、なによ?!」 律「久、あんた福路の事はどうでもいいのかよ?!」 部長「あの子がなんで今関係あるのよ?!」 律「質問に質問で返すなぁ!恋人が居るのに他の女に手を出していいのかよ!」 部長「あー…うーん、とね。それはね…?」 ジョワッ! キャスター「竹井久ぁぁぁぁぁぁッッ!よくもりっちゃんに手を出したわねぇぇぇぇぇ! 私だって粘膜接触しかしてないのにぃぃぃぃぃぃ!」 部長「ヤバッ!」 律「キャスターさん!なにもそんな憤怒の弾幕モードにならなくても!」 部長「そうよ!ここでそんなのぶっ放したら歓迎会会場が!」 キャスター「問答無用!覚悟ぉぉぉぉおぉおおおおおおおおお!!!!」 部長・律「きゃあああああああああああああああああああああ!」 ズババババババババババババババ 755 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/14(水) 00 34 13 ID apimWG32 筆頭「おい、なんの音だ、ありゃあ」 幸村「第二安土城の方でござるな!」 ホンダム「~~~~~~!」 刹那「なんだって?!おい、みんな行くぞ!」 ヴァン「おし!」ダッ カギ爪「ヴァンくん、そっちは逆方向ですよ」 756 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/14(水) 00 41 00 ID apimWG32 とーか「なにか表の方が騒がしいですわね」 ぐつぐつぐつぐつぐつ 美穂子「そうですね」 ぐつぐつぐつぐつぐつぐつ とーか「シチューを煮込んでる場合じゃないのではありませんの?」 ぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつ 美穂子「なんでですか?(にっこり」 ぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつぐつ とーか「…い、いえ!なんでもありませんわ!(怖い・・・)」 757 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/14(水) 00 58 33 ID 4gQwVjDk 撫子「真宵ちゃん、東の空が燃えてるよ…」 真宵「あれは憤怒の色…ソドムとゴモラを討ち滅ぼした神の炎よ…」 撫子「そんな!人類がなにをしたっていうの!」 真宵「我々は自らの愚行に気付くのが遅すぎたのかもしれない 考えてもみたまえ。人は森を切り開き、山を削り、湖を干拓し、海を汚してきた 神からしてみれば人は地球を汚す害獣に過ぎないのだよ」 撫子「でも!それでも私達には生きる権利があるわ!」 真宵「それすら神が貸与した権利にすぎない… 我々は神に…見放されたのだ!」 撫子「あぁ神様!わたしはこれから人参もたべます!ピーマンだって食べてみせます! だから…だからどうか人類を…!」 池田「またやってるし」 758 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/14(水) 01 27 34 ID apimWG32 【第二安土城天守閣】 キャスター「ふふふ…毎分3900発…射程12200m…初速1,067 m/s… 一キロ先にある三㎝の鉄板すら粉砕する大魔術… これだけやれば…あのスケコマシだって蜂の巣ね… (ピコーン)…なんですって?生命反応…?」 律「うぅ…」 部長「りっちゃん、大丈夫?」 律「久…さん?私達生きてるんですか?」 部長「なかなか微妙な質問だけど、生きてるわ。 天守閣という閉塞空間。そして飽和攻撃。 普通なら確率論的に行っても必殺のコンボね」 律「なら…なんで…」 部長「天守閣って言うのはね、見張り台なの。 だから砲撃の的にされやすくて、いざという時の避難ルートってのが用意されてるのよ」 律「(頭上を見る)…平たく言うと落とし穴をわざと発動させたんですね」 部長「とはいってもすぐに見つかるわ…早く逃げないと…」 シュン キャスター「逃がさないわよ」 律「キャスターさん!?」 部長「チッ!」 キャスター「ふふふ…今の私は魔法に等しい力すら使える…! 何故だか分かるかしら、竹井久!」 部長「さぁ…?カスピ海ヨーグルトでも食べたのかしら?」 キャスター「貴女への怒りによって多大なる魔力を手に入れたからよ! りっちゃん?これからこのスケコマシを保健所の雑種犬のようにぶちのめしてあげるからね」 律「キャスターさん、やめて!わたしが久さんを誘ったの!」 部長「りっちゃん・・・」 キャスター「りっちゃん…なんて嘆かわしい…。そこのスケコマシに洗脳まで受けたのね…。 でも安心して。洗脳は解くわ。 竹井久の死を持ってね!」 スチャ 部長(あ…あたし死んだ…) キャスター「アディオス(死ぬがよい)」 759 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/14(水) 01 53 54 ID apimWG32 セイバー「む?キャスター?んぐっ。はい、知ってますよ。実際に手合わせしましたからね。 えぇ、長い魔術師の歴史の中でも彼女の才能は飛びぬけてますね。 まぁわたしの周りの魔術師は、一番腕の立つ人間ですら性転換魔術が関の山でしたが。 そうですね、接近戦には弱いですよ。生身の人間相手でも多少の武術の心得があれば対抗できます。 ことに私みたいな抗魔力が高い三騎士クラス相手ではなかなか勝てないでしょうね。 なら何故おくれをとった…?私は今の今まで敵におくれをとったことなどありませんよ? ともかく…彼女が聖杯戦争において生き残るには周到な準備が必要という事です。 接近されないように白兵戦のプロ。魔力を高めるための霊場。 そうそう。彼女、魔術の才の割には魔力量がさほど多くないようですね。 その為に霊場にこもって魔力を蓄える必要があるようです。 素の状態では大規模な術式を発動させる事もギリギリでしょうね。 逆に言えば魔力さえ蓄えておけばどんな魔術でも…それこそ魔法でも使いこなせるでしょう。 瞬間移動?あぁそれはもう魔法の域に近いですね。 霊場にてキャスターと遭遇したら? そうですね…サーヴァントでないのならば、すぐに逃げる事をお勧めします。 まぁ…逃げる事が出来れば…の話ですが…(ずずー) 士郎、おかわりはまだですか?」 760 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/14(水) 08 48 33 ID K9JQTzMA >私は今の今まで敵におくれをとったことなどありませんよ? ダウト
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3064.html
『親バカれいむのスパルタ教育(前編)』 17KB 虐待 制裁 観察 育児 親子喧嘩 飼いゆ 野良ゆ 赤ゆ 虐待人間 割りとありがちなネタで申し訳ないです ※ 前回は中途終了の作品を投下して不快な思いをさせてしまいすみませんでした 今回は内容はともあれ一応完結しているものです 独自設定やネタ被りはご容赦ください お時間の許すようでしたら是非ご一読の上ご感想ご指摘ください 【親バカれいむのスパルタ教育(前編)】 「おねがいでずううううう!!れいむをがいゆっぐりにじでぐだざいいいいい!!」 やあ、今 野良ゆっくりを求めて都会の喧騒を眺めている僕は加工所に勤めるごく一般的な男の子だ。 強いて違いをあげるとすればゆ虐に興味があるってことかナ― 名前は逆田井 鬼威惨。 そんなわけで今日は人通りの多い繁華街にやってきたのだ。 「れいむはぎんばっじさんでじだっ!! おうだもうだえばずっ!!のーびのーびもでぎばずっ!!うんうんもおドイレでできばずっ!! にんげんざんをゆっぐりさぜであげらればずっ!!」 「くしょにんげんんんんん!! まりしゃたちをかうんだじぇえええええ!!」 ふと路上を見ると市の迷惑防止条例を絶好調侵害中の2匹のゆっくり親子がいました。 成体れいむと赤まりさの2体。 所々染み付いたリボン、クシャクシャに折れ曲がった帽子、全体的に薄汚れた体、 んほっ いいレゲエ饅頭… 「・・・。」 ヘッドホンを耳に当てたまま無表情で通り過ぎる若者、疎ましい表情を浮かべてそそくさと通り過ぎるOL、 反応は人それぞれだが、皆一様に無関心な態度であることに変わりはないようです。 「おねがいじばずっ!!れいむだぢはもう3っかもなにもだべで(ドガッ)ゆ"うっ!!?」 携帯電話を耳に当てて走ってきたリーマン風の男に蹴られたようだ。 れいむは蹴飛ばされた勢いでゴロゴロと転がっている。 「おきゃーしゃん!?くしょにんげんんん!!おきゃーしゃんにあやみゃれえええ!!」 謝罪を求めて男を追いかけようとする赤まりさだったが、男はすぐにまた雑踏の中へと消えて行った。 赤まりさは涙を浮かべてその場に立ち竦んでいる。 どうやら男はれいむを蹴り飛ばしたことにも気付いていなかったようだ。 「げほっ!げほっ!… おちびちゃん、おかあさんはだいじょうぶだよ。 ほんとうはにんげんさんのじゃまになっているれいむたちがいけないんだから、 にんげんさんをわるくいっちゃいけないよ…」 「にゃんでなのじぇええ? こんにゃにきゃわいいまりしゃたちをかおうとしにゃいにんげんしゃんはとってもおろかなのじぇ! こうにゃったらまりしゃがてきとうなにんげんしゃんをこらしめてどれいにしてやりゅのじぇ!」 「ゆうぅ… おちびちゃん、にんげんさんのきげんをそこねるとれいむたちはかってもらえないんだよ… ゆっくりりかいしてね」 「うるしゃい、くしょおやあああああ!! きゃわいいまりしゃはもうずっとなにもたべてにゃいのじぇえええ!!? しゃっしゃとあみゃあみゃくわせりょおおおおお!!」 「ゆうぅ~~ にんげんさん!!だれかれいむたちをかってくださいいいいい!!」 あのれいむは元銀バッジと称するだけにそこそこの分別は弁えているようだ。 それに比べあの赤まりさはどうやら― 「よし、今回はちょっと変わった試みでいくか」 傍観をやめた僕は立ち上がり、れいむたちに歩み寄った。 「おでばいじまずううううう!!でいぶだぢをがっでぐだざいいいいい!!」 「いいよ。」 「ぞんなごとをいわずにどうかっ!どうかっ― ゆ"?」 「いいよ。条件によっては飼ってあげなくないよ。」 「―。」 僕の言葉がよほど衝撃的だったのか、暫し呆気を取られた表情をするれいむ。 「ゆゆ!ようやきゅちょっとははなしのわかりゅにんげんしゃんがあらわれたのじぇ!」 「に、にんげんさんは…れいむたちをかってくれるの?」 「あはは、何度言えばいいんだい。 君たち2匹、僕が飼ってあげるって言ってるのさ。」 「ほ、ほ、ほんとうですかああああああああああああ!!」 「ただし、条件があるんだけど、それでもいいかな。」 「ゆ!れいむはどんなルールだってまもるよ!!じょうけんってなあに?」 「条件は2つあるんだ。 ひとつは、飼い主である僕の言うことは絶対に従うこと。 もうひとつは、飼い主である僕を常に敬い、反抗的な態度はとらないこと。 この2つさ。 犬にしても、馬にしても、ゆっくりにしても、 主人に真摯な忠誠を誓ってくれることが飼われる側の使命だと僕は考えるんだ。」 「ゆ!おにーさんにさからわなければいいんだね! かんったんだよ!れいむはぎんばっじさんだったんだよ! かいぬしさんのいうことはぜったいだよ!」 「おやおや。 その飼い主さんに逆らって野良のまりさとすっきりしたから捨てられちゃったんじゃないのかい?」 「ゆゆゆ!!たしかにおにーさんのいうとおりだったよ… まりさはにんげんさんの『いっせいくじょ』でしんじゃったけど… どーしてれいむがのらのまりさとすっきりしちゃったのをしってるの?」 「まぁ、テンプレだからね。 (子供が赤まりさだから番の種類も一目瞭然だし…) そんなことより、本当にこの条件は呑めるんだね? ルールを破ったら厳しいお仕置きを受けてもらうよ?」 「ゆゆ…おしおきはゆっくりできないよ…」 「約束を破ることは主人への裏切りだからね それ相応の罰は覚悟してほしいんだ」 「ゆっがああああ!! いちゅまでブツブツはなしてるのじぇえええ? さっさとまりしゃたちをおうちにつれていくのじぇ!! ぐじゅはきりゃいだよ!!」 「お、おちびちゃんんんんんんんん!? おにーさんにそんなくちのききかたしたらだめでしょおおおおおお!?」 「うるしゃいんだじぇ、このくしょおや!! ばきゃなにんげんしゃんはしゃっしゃとまりしゃのいうとおりにするんだじぇ!! ぷきゅー!!」 「どぼじでぞんなごどずるのおおおおおおおおお!?」 「おやおや… 君の子供は随分反抗的な子だねえ」 遠くから一部始終眺めて察した通り、赤まりさは母れいむと違い中々のゲスだった。 どうやら優秀で善良な母親よりも、生粋の野良で粗暴な父親の餡子が多く遺伝してしまった子のようだ。 「おにーさん、ごめんなさいいいいっ!! おちびちゃんはまだせけんしらずさんでにんげんさんのすごさがわからないんですっ!!」 「うーん。 こんなに反抗的な子じゃあ僕の飼いゆっくりとしての条件には不向きのようだ。 残念だけど、今までの話はなかったことにしようか。 それじゃあさようなら」 「ゆ"うううううう!! おにーさん まっでぐだざいいいいいいい!! れいむがっ!!おちびちゃんをりっぱにそだててみせばすっ!! おにーさんにはさからわないようにしつけてみせばす! だがらっ!れいむたちをみすてないでねえ"え"え"え"え"え"!!」 れいむの涙ながらの訴えに、一度は親子に向けた背中を翻し、再び僕は彼女に問いかけた。 「『しつけてみせる』か… 確かに、君が躾けてくれるのなら僕は苦労しなくて済むね。 ただし、僕は気が短い。 赤まりさを出来る限り早く僕に逆らわなくなるように躾けるんだ。 いつまでも反抗的な態度が改まらないようなら、僕もお仕置きをしてしまうかもしれない。 それでもいいかな?」 「じゅうぶんですううううううう!! おちびちゃんはれいむがちゃんとしつけてみせばすっ!! ぎんばっじさんをとれたれいむがおしえればきっとうまくいくはずですっ!」 「…わかった。 それじゃあ条件付きに君たちを飼ってあげよう」 「ありがどうございばすっ!!ありがどうございばすうううっ!!」 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ゆっくり親子を自宅に連れ帰ってきました。 「ゆわあああ!おにーさんのおうちはあたたかくてとってもゆっくりできるね!」 「ゆふん。まぁまぁのおうちなのじぇ! ここをまりしゃのゆっくりぷれいしゅにするのじぇ!」 「おおおおおおちびちゃん!?」 「ははは…」 「ごめんなさい!おにーさん!ごめんなさい!」 「じゃあ早速風呂場に行こうか。 れいむも長い野良生活ですっかり汚れてしまってるだろう? お家でくつろぐ前に体を綺麗にしておこう」 「ゆぅ~ん!おふろさんはゆっくりできるよ!」 「ゆう?おふろってにゃんにゃのじぇ?」 「おふろさんはね、あったかいおみずさんでばーしゃばーしゃするところなんだよ!」 「ゆうううう!?おみじゅしゃんはゆっくちできないのじぇええええ!!」 「ち、ちがうよおちびちゃん! おふろさんはあめさんとちがってとってもゆっくりできるんだよ!」 「はぁ…。 言うこと聞いてくれないと困るんだけど…」 「ご、ごめんなさいおにーさん。 おちびちゃんもゆっくりいうことをきいてね!」(ヒョイ) 「ゆわああああん!!はなしぇえこのくしょおやああああ!!」 赤まりさをれいむが咥えて連れて来ることでどうにか2匹とも体を洗うことができた。 ただ、赤まりさがひたすら僕に悪態をついては母れいむをハラハラさせていました。 「ゆぅ~ん!とってもすっきりしたよ! かみさんもすべすべーで、おはだももっちもちだよ! おかざりさんもきれいになったよ!おにーさんありがとうね!」 「ゆふぅ。 まりしゃがちゅよいからおみじゅしゃんにもたえられたのじぇ」 お飾りも洗濯・乾燥し、親子はすっかりと綺麗になりました。 これなら居間にあげても差し支えないだろう。 念のため言っておきますが、親子がお湯で解けなかったのは偏に僕の加減の効いた洗浄技術のおかげであり、 決して赤まりさの体が強いわけではないです。 「さあ、お腹が空いているだろう。 こっちの部屋にご飯を用意してあるよ。 好きなだけ食べてくれ」 「ゆわあああっ!ミカンさんがおいてあるよ! おにーさん、ありがとう!ゆっくりいただくよ!」 「ゆぅ?きいろいたべものなのじぇ」 2匹が3日ぶりのご馳走を食べている隙に、僕は隣の部屋に移動した。 その部屋にあるテレビの電源を付け、自主製作のDVDを見れるようセッティングする。 「みゅーしゃみゅーしゃ ち、ち、ちちちちあわちぇー!! はふっ!みゅっちゃうめこりぇ!ぱにぇ!」 「お、おちびちゃん、にんげんさんのおうちでごはんをたべるときは 『むーしゃむーしゃ』『しあわせー!』はきんしっていってるでしょう?」 「うるしゃいんだじぇ! きょんなにおいしいもにょをたべちぇ『ちあわちぇー!』できにゃいにゃんて、 ゆっくちできてにゃいしょうこなんだじぇ! くしょおやはきゃわいいまりしゃをみなりゃってにぇ~!」 「あーあ。こんなに食べ散らかしちゃって…」 僕が親子のいる部屋に戻ると、床には赤まりさの食べカスが散らかっていた。 やはり母れいむは赤まりさの教育に悪戦苦闘しているようだ。 「ゆゆっ?にんげんしゃんもまりしゃたちのごはんしゃんがほしいのじぇ? きゃわいいまりしゃのたべかすしゃんにゃらたべちぇもいいよ! きゃわいくっちぇごみぇんにぇ~!」 「ゆ、ゆぅ。 おにーさん、ごめんなさい。 れいむはきっとおちびちゃんをりっぱにしつけてみせるから…」 「あぁ、いいよいいよ。 ちゃんとれいむが教育してくれるのなら今はまだお仕置きはしないであげるさ…」 実のところ、飼いゆっくりとしての心構えに問題があるのは赤まりさに限らず、この母れいむもだ。 このれいむは気の優しい個体であるためか、ゆっくり特有の母性()のためか、どうも自分の子供に甘い。 ゲスに生まれたゆっくりの気性というのは、並大抵の教育や躾けで改善されるものではない。 それこそ一方的な暴力の行使によって徹底的に屈服させ、一度は完全に自我を崩壊させるレベルの矯正が必要となる。 赤まりさの増長の陰にはれいむの親馬鹿ぶりもあったことだろう。 まず、本当に教育が必要なのは、れいむの方だ。 「ところでれいむ、その『躾け』や『お仕置き』について見ておいてもらいたい資料があるんだけど、 ちょっと隣の部屋に来てもらえるかな。」 「ゆぅ?『しりょう』ってなあに?」 「飼いゆっくりだったれいむなら『テレビ』のことも知ってるでしょう? あれを使って今後の赤まりさへの躾けの方針をわかりやすく学ぶんだ」 「! てれびさんっ! ふしぎなはこさんだね! てれびさんはおもしろくてゆっくりできるよ!」 「ゆゆ? おきゃーしゃんどこいくのじぇ?」 「おっと、まりしゃちゃんはこの部屋で待っていてね。 おかあさんはこっちの部屋でお勉強するんだ」 「『おべんきょう』…? なんだきゃゆっくちできにゃさそうなのじぇ。 まりしゃはここでみゅーしゃみゅーしゃしてるのじぇ! はふっ!うんみぇっ!ぱにぇ!」 「おちびちゃん、いいこにしてまっててね!」 赤まりさを残してれいむを隣の部屋に連れてきた僕は、テレビに相対するソファーに腰掛けた。 「さぁれいむ、ここにおいで。」 「ゆゆっ、おにーさんのひざまくらさん!」 (ポフンッ) 「とくっとうせき!げっとだよっ!」 れいむを膝に乗せた僕はDVDプレーヤーのリモコンからDVDの再生を始めた。 「おっとこいつを忘れていた」 「モッ、モゴ!?」 傍に置いてあったガムテープをれいむの口にしっかりと貼り付けた。 れいむはガムテープが煩わしそうで多少暴れたが、 「僕の言うことを聞く約束でしょう?」というと大人しくなってくれたようだ。 『(…ザ…ザザザ…)』 「モゴッ!モゴゴッ! (ゆ!てれびさんのなかにおにーさんがもうひとりいるよ! おにーさんのあしもとには…れいむ?)」 一方でテレビの方は既に再生が始まっていた。 DVDには過去にこの部屋であったことが記録されており、 テレビには僕と、今僕の膝にいるれいむとはまた別のれいむが映されていた。 「いいかい、れいむ。 このテレビは過去に僕がどんな『お仕置き』をゆっくりたちに していたのかを映し出してくれるものなんだ」 『くそじじい!なんどいったらわかるの!? れいむはちゃんとおうちせんげんしたんだから、このおうちは(メギョ)』 「モゴ…!?」 『(ドゴッ)(ミシッ)(バキッ)』 『ゆんやああああああ!! ぼうやべでええええええええ!!』 『嫌だ』 『もっど…ゆっぐ…り…』 テレビにはお家宣言をした野良れいむを虐殺する僕の姿が映された。 僕の膝のれいむはショックが大きいのか、身じろぎひとつせず、 目を見開かせたままテレビ画面を凝視している。 僕はそんなれいむをよそにリモコンで次のチャプターへと再生を進めた。 今度はまりさとありすの番が映し出された。 『おい!そこのくそどれい!さっさとあまあまをもって(ドムッ)(ボグッ)(ズムッ)』 『もっど…ゆっぐ…り…』 『いながものおおおおおおおお!!ばりざをがえぜええええええええ!!(ザシュッ)』 『もっど…ゆっぐ…り…』 「~~~!!」 ブルッっと一瞬大きく体を震わせたれいむはそこで顔を伏せてしまった。 気の優しいれいむには刺激が強すぎたのだろうか、あまりの不快さに餡子を吐きそうになったのだろう。 ゆっくりにとって吐餡は命に関わる恐れがある。 口に貼ってあげたガムテープはその配慮だ。 「おいおいれいむ。 これは僕が頑張ってれいむのために用意してあげたビデオなんだ。 ちゃんと最後まで見ておくれ。 僕の言うことが聞けないのかい?」 「…!」 僕の言葉に反応したれいむは再び顔を上げ、テレビを見続けた。 れいむの体は小刻みに震え、表情は青ざめ、目も段々と虚ろになっていった。 その後のチャプターにおいても、 殴打、針刺し、あんよ焼き、アマギリ、擦り下ろし、宙吊り、ピーラー、髪の毛引抜き、お飾り細断焼却などなど、 多種多様な虐待を、色々なゆっくりたちが受けたうえで僕に殺されていった。 中には赤ゆっくりを虐殺するシーンもあった。 れいむは何度も吐きそうになって顔を俯かせたが、僕に諭されて再び画面を見直すというやりとりが多々あった。 そうして、約30分にわたる動画は終了した。 (ビリリ…) 「はぁー… はぁー…」 テープを剥がしてあげたれいむは弱々しく息を切らしていた。 れいむにはとても長く感じる30分だったことだろう。 「ビデオは参考になったかい、れいむ」 「ゆ… ゆんやああああああああああああああああ!!」(ドサッ) 僕の顔を見上げたれいむは膝から転げ落ちてずりずりと床を這い、 僕から逃げようとしているようでした。 「こっ!!このゆっくりごろしいいいいいいいい!! れいむにちかよるなぁああ!! おにいさんはゆっくりできるひとじゃなかったのおおおおおおおお!? おにいさんは『ぎゃくたいおにいさん』だよっっ!!」 「れいむ、落ち着いてくれ! このビデオに映っていたゆっくりたちはみんな僕に横柄で反抗的な態度をとった奴らだったんだよ」 「ゆ"ううう??」 「仕方がなかったんだよ。 僕はちゃんとみんなに忠告はしてあげたんだ。 『僕に反抗的ならお仕置きするぞ』ってね。 でも、みんな態度を改めることはなかった。 一見厳しく見えるこれらのお仕置きは、君たちゆっくりでいうところの制裁。 極めて正当なものだったのさ」 「でもっ!!でもおっ!! だからってころさなくてもいいじゃない!!」 「ひょっとして、れいむは『お仕置き』を甘く解釈していたんじゃないかい。 ましてや、一度忠誠を誓った飼い主さんに対する裏切り行為は決して許されるものではない。 れいむはそんな中途半端な気持ちで飼いゆっくりになろうと考えていたのかい?」 「ゆ、ゆうぅ…。 ―たしかにれいむはかんちがいしてたよ…。 まえのかいぬしさんはデコピンさんやごはんさんぬきを『おしおき』ってよんでいたから…」 「あぁ、それはとても優しい『お仕置き』だね。 でも普通お仕置きっていうのはもっと厳しいものさ。 例えば… 君が前の飼い主さんに捨てられたのも標準的な『お仕置き』の一つさ。 「ゆがーん! 『おしおき』ってそんなにきびしいものだったんだね…」 「でも大丈夫! 今のれいむはとっても良い子じゃないか。 こんなに優しくて賢いれいむを僕がお仕置きできるはずがない。 れいむは何も心配する必要はないんだよ」 「ゆぅ~ん!それほどでもないんだよっ…! おにーさん、ごめんなさい!れいむかんちがいしてたよ!」 「ああ、わかってくれたならいいんだよ。 さぁ、これで嫌なお勉強はおしまいだ。 早く食事の続きをしようか」 「ゆわあああい!れいむもっともっとミカンさんたべたいよ!」 僕の説明ですっかり安心したれいむは食事の続きをするべく、 再び僕と共にミカンのある部屋に戻った。 しかし― 「ゆふぅ~、くったくったのじぇ。 ゆ!にんげんしゃん! あみゃあみゃしゃんがなきゅなったからしゃっしゃとついかしておきゅのじぇ! しょれとそこにありゅ まりしゃしゃまのありがちゃいうんうんをかたじゅけちぇおくのじぇ! べちゅにたべちぇもいいんだじぇ? ゆっきゃっきゃっ!」 「「…。」」 固まる一人と一匹。 渋い表情の僕とは対照的に、れいむの顔からは再び血の気が引いていくようでした。 「なにをかたまってるのじぇ? ゆぷぷ!まりしゃしゃまにあみゃあみゃをひちょりじめしゃれたのがよっぴょどくやしいのじぇ? おぉ、みじみぇみじみぇ。 おい、くしょじじい! まりしゃしゃまはねみゅいのじぇ! ゆっくちしちぇないでふかふかしゃんをもってきゅるのじぇ!すぎゅでいいよ!」 「―やっぱこのチビは今すぐお仕置きしてやろうか、うん。」 「ゆ"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"う"う"う"う"う"う"う"う"う"!!」 (バチーンッ!) 「ぴゅげぇえ"え"!?」 僕の言葉に硬直を解かれたれいむが赤まりさに駆け寄り、 その勢いのまま揉み上げで赤まりさをはたき飛ばした。 そんな僕は、赤まりさに駆け寄った時のれいむが 実にゆっくりらしからぬ速度と機動をしていたことに感心していた。 「ゆやああああ!!いちゃいいいいい!! きょのくしょお「どぼじでおにいざんにぞんなごどいうのおおおおおおお!!?」」 「まりしゃしゃまは「おにいざんは でいぶだぢをひろっでぐだざっだおがだなんだよおおおおおおお!!?」」 「ゆっくちしゃせ「おにいざんをみぐだしぢゃあダメっでなんどいっだらわがるのおおおお!?」」 「うるしゃ「おにいざんにあやばれえええええええええ!!」」(バチーンッ!) 「ぴゅぎゃあ"あ"あ"!?」 いい感じにエキサイトしてまいりました。 ビデオのおかげでれいむにも事の重大性が充分に伝わったようで一安心です。 一見厳しく見えるれいむの躾けも、我が子を想うが故の愛のムチでしょう。 果たして、れいむの躾けは成功し、赤まりさはお仕置きされずに済むのでしょうか。 (後編に続きます)